--REIの映画感想--

全体的にネタばれがありますので、未見の方は注意して下さいませ
評価の★の内容は次の通りです
管理人の独断に基づいておりますのでご了承くださいませ
★★★★★:大好き!何度も観たい作品!
★★★★:好き!強く心に残る作品!
★★★:なかなか良い
★★:まあまあ損はしない
★:いまいちかも・・・
X:二度と観たくない


[ List ]
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[] [シ] [] [] []

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spink.gif シュウカツ[就職活動](2015)   日本     [73分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス/オムニバス
監督 千葉誠治
出演者 第1次面接『見えない相手』
戸谷公人  (河東シュンスケ)

第2次面接『拡散』
横浜流星  (柏原達哉)
諌山幸治  (諌山面接官)

第3次面接『生き残り』
廣瀬智紀  (武内)
肘井美佳  (高梨面接官)

最終面接『控え室』
桜田通   (高浜)
渡部秀   (草加部)
小野村麻郁 (案内の女性社員)
コピー ブラック企業VS5人の学生
あらすじ
密室の会議室で繰り広げられる究極の就職試験。
面接官たちにより会議室に半ば監禁されながらも、内定を獲得しようともがく学生たちによる、インテリジェント・サバイバル・サスペンス。
全4話のオムニバス形式。
第1次面接『見えない相手』
第2次面接『拡散』
第3次面接『生き残り』
最終面接『控え室』
感想
横浜流星くんが出ているのを知って見る事にしました。
全4話のオムニバス形式の作品ですね。
横浜流星くんは第2次面接『拡散』の主人公でした。
最初は無理難題を押し付けられて劣勢に見えましたが、後半の怒涛の反撃はスッキリしました。
就職面接って究極の情報戦ですね。
こんな細かい情報を知らないと騙されるなんて・・・。
シュウカツした事ない私がこんな面接を受けたら、ほいほいサインをしてしまった事でしょう。(汗)

他のお話も同じような展開でしたね。
最初は劣勢に見える方が、後半反撃に転じると。
同じ形式なんだなと分かってからは、あまり面白いと感じませんでした。

どうやらこの『シュウカツ』シリーズは4まであるようです。
もう横浜流星くんは出演していませんが、渡部秀くんと戸谷公人くんの名前があるので、この続きなのでしょうか?
でも、同じパターンなら横浜流星くんのお話だけで良いかな。
鑑賞日 2020.10.21

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spink.gif 秋菊の物語(1992)   中国/香港
  秋菊打官司  [101分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ
監督 チャン・イーモウ
出演者 コン・リー      (チュウチュイ)
リウ・ペイチー    (ワン・チンラン)
レイ・コーション   (ワン・シャンタン)
カー・チーチュン   (リー)
ヤン・リュウチュン  (メイツ)
ワン・チェンファ   (ウー弁護士)
ツォイ・ルオウェン  (イェン局長)
イェン・チュン    (医師)
リン・ツ       (宿の老人)
コピー
あらすじ
中国の山奥。
チュウチュイの夫チンライは、村長と喧嘩をして大事な所を蹴られてしまう。
痛がり続けるチンライを連れて、遠く離れた町の医者の所まで行くチュウチュイ。
その後、村長と直接やりあうが彼女の怒りは収まらず、町の警察まで行って訴える。
仕方なく担当の巡査が二人の間に入って和解させようとするが、村長は和解金を床にばら撒いて、余計に事をこじれさせた。
感想
え!!これで終わり??
何ともはや皮肉な最後でした。
チャン・イーモウ監督は、こういう最後が好きなのかな。
いや、得意なのかも…。

しかし、コン・リーの田舎っペぷりがすごいです!
今を知っているだけに、そのリンゴほっぺが微笑ましい!
菊豆」より後なはずなのに、こっちの方が初々しいわ。
役になり切ってるのね。
彼女の着ていたモコモコ服が「初恋のきた道」を思い出させます。
やっぱり監督の趣味なんだ。(笑)

そして、そんな姉さんに黙って付いて行く義妹のメイツに感動です!
ただただ付いて行く忍耐強さは感動に値しますよ。
見上げた根性だわ。登場人物の中で一番同情したのは彼女でした。
なんでこんなに従順なんだろう?
義姉は絶対なのかな。

村長とチュウチュイの意地の張り合い合戦が主なストーリーです。
段々と大きな所へ話を持ちこんで、事をややこしくして行くチュウチュイ。
村長に旦那があそこを蹴られたという小さな事が、すごく大事に成長してしまうのです。
こうなると両方とも引くに引けない状況に。

しかし、「事を大きくしたくない」と言いながら、どんどん火に油を注ぐチュウチュイたちが滑稽です。
最初はチュウチュイに同情していたけど、最後の方は村長が可哀相になってました。

でも、公安局長は何であんなに優しかったのかな?
てっきり相手にされないと思ってたのにね。
宿屋の親父さんも優しかったけど、立場が違うからね。
不思議だわ。

山のような唐辛子を売ってお金を作り、そのお金でバスに乗って市や県に行くという過程が面白かったです。
本当にきっちりした流れで、ちょっと笑っちゃった。
意味無いじゃない?と思うけど、チュウチュイは必死なんだよね。
笑っちゃダメか…。

世間一般的には「菊豆」より「秋菊の物語」の方が評価高いんですね。
私は反対だったわ。
ここまで見たらチャン・イーモウ監督作品を制覇したいですね。
ちょっと頑張って見ようかな。

ヴェネチア映画祭金獅子賞受賞作品。
鑑賞日 2003.12.24

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spink.gif シューティング・スター(1997)   フランス
  LE CIEL EST A NOUS  [90分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/犯罪
監督 グレアム・ギット
出演者 ロマーヌ・ボーランジェ    (ジュリエット)
メルヴィル・プポー      (レニー)
ジャン=フィリップ・エコフェ (ジョエル)
パトリック・リザナ      (フィセル)
ジャン=クロード・フラマン  (クロデュース)
イザック・シャリー      (サミー)
フランソワ・ルヴァンタル   (ルー)
エロディ・ブーシエ      (ローラ)
コピー 手ごわい奴らをキッスでカワせ!
星にみちびかれて出会ったふたり……
ちょっとだけ運命みたいにね。
あらすじ
1973年。
レニーが赤ん坊の頃、両親を殺された。
その為、彼は孤独に生きてきた。
それから22年後。
レニーは女からお金を騙し取りヤクを買うダメ男になっていた。
彼は買ったヤクをパリで売ろうと、クロデュースを訪れる。
売人のジョエルを紹介され、100g5万フランで売る事に成功した。
感想
最後がマシだったから★2つにしたけど、限りなく★1つに近い作品でした。

もう最初からダメな感じはしてたんですけど、途中で「これはダメだ〜!苦手な映画だ。」って気づいてからは修業のようでした。

本当に頑張って最後まで見ました。
ず〜〜〜っと我慢して見るのは精神的によろしくないですね。
短いから我慢出来たけど、長かったら断念してたかも。

まず主役のレニーが苦手でダメでした。
理不尽に弱いため、物語の展開も受け付けず、ノックアウト寸前。
レニーは赤ん坊の時も運良く助かったし、そういう星のもとに生まれたって事なんでしょうね。
彼の一人勝ちって事で良いんでしょ?!
ろくでもない奴だけど、運が良いというだけで生き延びてしまう。
理不尽に感じてしまうけど、現実はこういう事の方が多いのかもと、妙に納得させられました。

ジュリエット役にはロマーヌ・ボーランジェ。
彼女、久しぶりに見たな〜。
私の中では「太陽と月に背いて」の印象が強いんです。
今回は自慢の巨乳は拝めませんでした。
あんなにヒョロヒョロした奴に、ジュリエットが一目惚れするというのがまた不思議。

主題歌は有名なカーディガンズの「ラブフール」でした。
「ラブ・ミー、ラブ・ミー」ってずっと耳に残りますね。

唯一良かったのはサンペドロの星空。
本物が見てみたいな〜。
鑑賞日 2005.08.17

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spink.gif 重力ピエロ(2009)   日本     [119分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ミステリー/青春/ドラマ
監督 森淳一
出演者 加瀬亮     (奥野泉水)
岡田将生    (奥野春)
小日向文世   (奥野正志)
吉高由里子   (夏子)
岡田義徳    (山内)
渡部篤郎    (葛城由紀夫)
コッセこういち (大学の研究員)
熊谷知博    (奥野泉水:幼少期)
北村匠海    (奥野春:幼少期)
鈴木京香   (奥野梨江子)
コピー 家族の愛は、
重力を
超える。

連続放火事件に隠された家族の真実──
溢れくる感動のミステリー
あらすじ
泉水と春は、優しい父と今は亡き美しい母の愛情に包まれて育った仲の良い兄弟。
兄の泉水は遺伝子の研究をする大学院生。
一方、街中で落書き消しの仕事をしている弟の春。
彼らが暮らす仙台市内は、頻発する連続放火事件に揺れていた。
あるとき春は、放火現場の近くに必ず謎のグラフィティアートが描かれていることに気づく。
事件との繋がりを直感した春は、泉水を誘って夜の街で張り込みを開始する。
感想
前に見た事あると思って見始めたんですけど、見事に最後のオチは忘れてました。
だから、意外と新鮮に見る事が出来ました。

仲良し兄弟には、あまりに残酷な現実が待ち受けていました。
街中が知っているその秘密は、いつしか兄弟の耳にも入るのですが、家族は何もなかったかのように仲良しで、屈折する事なく育ってきたんですよね。
しかし、憎むべき相手が同じ街にいると知ってしまうと、じっとしてはおれないのです。

お父さんの決断は素晴らしい!
神様に聞いてみた・・・の件も良かったですね。
そんな時だけ頼ったって駄目。
自分で考えるしかないんです。
その結果、兄弟は色々と悩む事になったけど、”最強の家族”になる事が出来ました。
これからも兄弟、力を合わせて生きていってくれる事でしょう。

夏子さんの存在も面白かったです。
春を追いかけ続ける夏子さん。
これだけ写真に写り込む為には、常に後ろにいる必要がありますからね。
尋常ではない執着心です。
でも、その行動のおかげで、兄弟が助かったんだから、ちゃんと意味があったんですよね。

配役が絶妙ですね。
異父兄弟という設定にぴったりです。
中でも、影のある美青年を演じた岡田将生
彼がとても重要な役所だったので、その尖がった空気が良い雰囲気を醸し出してました。

最近、昔の作品を再見するのにはまってます。
時間が経ってから見ると、印象が違いますからね。
これからもちょくちょく見ていきたいと思います。

伊坂幸太郎小説原作作品。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2018.09.02

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spink.gif シュガー&スパイス 風味絶佳(2006)   日本     [125分]
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス
監督 中江功
出演者 柳楽優弥     (山下志郎)
沢尻エリカ    (渡辺乃里子)
大泉洋      (所長)
チェン・ボーリン (マイク)
木村了      (マッキー)
濱田岳      (尚樹)
岩佐真悠子    (ヨウコ)
サエコ      (沙絵)
佐藤二朗     (豊田)
板倉俊之     (村松)
光石研      (山下情)
奥貫薫      (山下夏子)
金田明夫     (SS社長)
高岡蒼甫     (矢野)
夏木マリ     (グランマ)
コピー 「冷静と情熱のあいだ」のスタッフが贈る珠玉のラブストーリー
あらすじ
米軍基地が隣接する東京・福生市。
平凡な毎日を送る志郎は、高校卒業後は大学へは行かず、“とりあえず”ガソリンスタンドで働いていた。
そんなある日、ガソリンスタンドに新しいバイトとして乃里子が入ってきた。
彼女にかつて感じたことのない感情を抱く志郎。
2人で会う時間が増えるにつれ、次第にうち解けていく乃里子と志郎。
そして、乃里子に頼まれ、元カレのもとへ一緒について行った志郎は、それがきっかけで乃里子への気持ちが初めての恋だと気づく。
感想
う〜ん、何と言ったら良いのか。
ある男の子の失恋なんだけど、それを見ても可哀想にとしか思えません。
誰かに感情移入する事も出来ず、ただただ見ていた感じです。

まあ、志郎には良い経験になったよね。
失恋は誰でも経験するものですから。
大切なのは、そこから何を学ぶか。
次の恋愛でも同じ事繰り返してたら、意味ないですからね。

エリカ様がぶりっ子役をやってると思うと、プークスですが、これはこれで楽しめます。
可愛さはやっぱりピカイチです。
それは認めざるを得ないです。

夏木マリさんも良い味出してます。
アメリカかぶれのグランマ。
富士山の見える湖で佇む後ろ姿が、何とも切ないですね。
背中で語れる女優さんです。

えええ〜〜〜!!!!
元カレを家に入れちゃうのは反則でしょう。
もうその時点で、答えは決まっているようなもんだよ!
結局、志郎は繋ぎだった訳だ。
あんまりじゃないか。
切ないなぁ。

志郎は今回の失敗を生かして、シュガー&スパイスを上手く使う事が出来るかもしれません。
万里子はたぶん矢野と喧嘩しても、新しい男を簡単に見つけそうです。
したたかでしぶとそうですもんね。
幸せを力づくで手に入れるタイプ。

ガソリンスタンドのスタッフは、個性的な人たちばかりで楽しかったです。
特に所長と豊田さんの掛け合いが良かったな。
鑑賞日 2008.05.24

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spink.gif シュガー・ラッシュ(2012)   アメリカ
  WRECK-IT RALPH  [101分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル アニメ/ファンタジー/アドベンチャー/ファミリー
監督 リッチ・ムーア
出演者 ジョン・C・ライリー   (ラルフ)
サラ・シルヴァーマン   (ヴァネロペ)
ジャック・マクブレイヤー (フェリックス)
ジェーン・リンチ     (カルホーン軍曹)
アラン・テュディック   (キャンディ大王)
ミンディ・カリング    (タフィタ・マトンファッジ)
コピー いま、ゲームの世界の“裏側”で
“悪役キャラ”ラルフの冒険が始まる!

「誰だって、ヒーローになりたいんだ…」
あらすじ
子どもたちを夢中にさせるゲームセンターには、閉店後に始まるもう一つの世界があった。
そこでは、一日の“仕事”を終えたゲーム・キャラクターたちが集い、仲良く談笑しながら日々の疲れを癒していた。
そんなゲームの世界で30年間も悪役を演じてきた大男ラルフ。
本当は心の優しい彼は、みんなに愛されるヒーローになりたいと願っていた。
そんなある日、ついに我慢できなくなって自分のゲームを飛び出してしまう。
感想
やっと見れました!
以前やってた時、何故か興味を惹かれなくて途中で止めてしまってたんですよ。
今回、「2」が出ると聞いて、見なかったことを後悔。
先週Dlifeでやってたのを後から知ってがっくり。
そしたら、今日からGYAO!で配信開始〜♪
念願の鑑賞となりました。

何で前回途中で止めたのか理解出来ないくらい面白かったです。
ゲームが好きだとより楽しめるし、知らなくても十分楽しめると思います。

メガマインド」に似てる感じですけど、こういうギャップものに弱いみたいです。
悪者が実は良い人みたいな。
悪役特有の哀愁が、物語にも深みを与えますよね。

嫌われ者のラルフは、ゲームの30周年パーティーに呼ばれなかった事に気づき、自らパーティーに乗り込んでいきます。
ここでも物を壊し、厄介者扱いされた彼は、悪役がもらえるはずのないメダルを取ってくる!と宣言。
他のゲームに入り込み、メダル獲得に成功したものの、誤ってお菓子の国のレース・ゲーム“シュガー・ラッシュ”に迷い込んでしまいました。
そこで出会ったのは、同じく厄介者扱いされている女の子ヴァネロペ。
自分と似た境遇の彼女に同情した彼は、彼女がレースに出れるように協力する事にしました。

最初はいがみ合っていた二人が、段々仲良くなっていく過程は、とても微笑ましかったです。
同じような境遇だから、どこか通じ合う所があるんでしょうね。
相手の寂しさは理解出来るし、どうされたら嬉しいかも分かってるんです。

底意地の悪いキャンディ大王は、ラルフの優しい性格を利用して、ヴァネロペのレース参加を阻止。
全ての元凶はこのおじさんだったのに!!!
まんまとひかかってしまいました。

真実を知ってからは、待ってましたの巻き返しが始まります。
二人は協力してレースに参加。
ここからはリアルマリオカートの世界です。
監督もそういう思いで作ったようですね。
正にカートレースをしているような迫力でした。

最後は自己犠牲の精神に感動してウルウル。
こういうのに激弱です。(泣)
展開としては良くあるパターンなんですけど、メントスがコーラに入って爆発するとか、お菓子を上手に使った設定が面白かったです。

これは俄然「オンライン」が楽しみになりました!
ゲームセンターだけだった世界が、オンラインになったら更に面白くなりそうですよね。
子供たちと一緒に見たいと思います。

ディズニー作品。
ディズニー長編アニメ第52作。

《関連作品》
シュガー・ラッシュ:オンライン(2018)
鑑賞日 2018.12.18

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spink.gif シュガー・ラッシュ:オンライン(2018)   アメリカ
  RALPH BREAKS THE INTERNET: WRECK-IT RALPH 2  [113分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/アドベンチャー/コメディ/ファミリー
監督 リッチ・ムーア
フィル・ジョンストン
出演者 <声の出演>
ジョン・C・ライリー   (ラルフ)
サラ・シルヴァーマン  (ヴァネロペ)
ガル・ガドット     (シャンク)
タラジ・P・ヘンソン  (イエス)
アラン・テュディック  (ノウズモア)
ビル・ヘイダー     (JP・スパムリー)
コピー 「こんな世界、見たことない・・・」
あらすじ
アーケード・ゲームの世界に暮らす大親友のゲーム・キャラクター、ヴァネロペとラルフ。
ある日、レースゲーム“シュガー・ラッシュ”のハンドルが壊れてしまい、ゲームが廃棄処分の危機に陥ってしまう。
そこでヴァネロペは、何でもあるというインターネットの世界で新しいハンドルを手に入れようと、ラルフと一緒にインターネットの世界へと飛び込んでいく。
感想
前作と比べると少し落ちますが、こちらもインターネットの多様性と友情の普遍性を描いた良作だと思います。

限られた狭い世界で暮らしていた二人にとって、世界と繋がっているインターネットは、革命的な新世界です。
ボタン一つで買い物からゲーム、動画投稿など様々なコンテンツにアクセス出来るのですから。

右も左も分からない二人が、ネットオークションで自らどんどん値を吊り上げる様は、ちょっと滑稽でしたが、そこからの冒険は見応えありました。
ただ私がおバカ過ぎて「2万7001ドル」(約400万円)が日本円でいくらぐらいなのか分からなかったのが痛かった!!
高いんだろうなぐらいの感覚でしか分からなかったので、日本円だともっと身近だったのかなと思います。

ネットの楽しい所ばかりではなく、悪質コメントやウィルスと言った悪い部分も、子供たちに分かりやすく描かれていました。
ヴァネロペを追う大量の自分を見て、ラルフが客観的に自分を見て成長しているのが良かったですね。

ずっと一緒に夢を追うのも友達だけど、違う夢を応援して送り出してくれるのも、やっぱり友達。
後半の二人の友情には涙が溢れてしまいました。
お互いを認め合って、それを尊重する事は、そんなに簡単なものではありません。
難しいからこそ彼らの友情が美しく素敵に見えました。

そして、今回大活躍だったディズニープリンセスたち。
これぞディズニーだからなせる業ですね。

アナログとデジタルの融合が面白い反応を見せた作品です。
やっぱりディズニー作品は、一定の水準を超えて来ますよね。
あと13作品で制覇出来るので、少しづつクリアしていきたいと思います。

ディズニー作品。
ディズニー長編アニメ第57作。

《関連作品》
シュガー・ラッシュ(2012)
鑑賞日 2022.09.26

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spink.gif ジュディ 虹の彼方に(2019)   アメリカ
  JUDY  [118分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/伝記/音楽
監督 ルパート・グールド
出演者 レネー・ゼルウィガー   (ジュディ・ガーランド)
ジェシー・バックリー   (ロザリン・ワイルダー)
フィン・ウィットロック  (ミッキー・ディーンズ)
ルーファス・シーウェル  (シド・ラフト)
マイケル・ガンボン    (バーナード・デルフォント)
ダーシー・ショウ     (十代のジュディ)
ロイス・ピアソン     (バート)
リチャード・コーデリー  (ルイス・B・メイヤー)
ベラ・ラムジー      (ローナ・ラフト)
ルウィン・ロイド     (ジョーイ・ラフト)
ジェマ・リア=デヴェロー (ライザ・ミネリ)
コピー スポットライトの中、愛を求めて――
あらすじ
1968年。
かつてミュージカル映画「オズの魔法使」に17歳で抜擢され、一躍大スターとなったジュディ・ガーランド。
30年後の今は若いころからの薬漬けがたたって心身ともにボロボロ。
映画出演のオファーもなく、巡業ショーで生計を立てるも借金は膨らむばかり。
愛する子どもたちと一緒に暮らすこともままならず、やむなく彼らを元夫に預けることに。
そして自らは、いまだ根強い人気の残るロンドンに活路を見出し、再起をかけて単身渡英する。
感想
切なくも素晴らしい作品でした。
ジュディ・ガーランドは「オズの魔法使」で知っているくらいで、晩年どういう活動をしていたのかまでは知りませんでした。
まさかアルコールと薬物依存で、こんなにボロボロの状態とは・・・。

でも、子供の時から酷い労働条件の中、長年苦労して来た結果なんですよね。
それまでも遅刻や出勤拒否を繰り返し、それが原因で仕事が無くなると自殺未遂を繰り返していたようです。
結婚離婚を繰り返し、子供も3人いたそうで。
2番目の夫との子供が歌手のライザ・ミネリなんですね。

知名度はありながらも悪い生活態度のせいでアメリカでの仕事は無し。
お金を稼ぐ為、大好きな子供と離れ、ロンドンで長期の公演に臨みます。

最悪な精神状態の中、何とか初日の舞台に立ち大成功させた時は、さすがスターと思わせてくれました。
生まれ持っての才能が、彼女の身を助けてくれたようでした。

しかし次第に病状は進み、舞台で客に悪態をついてしまうジュディ。
誰にも頼れず、一人で苦しんでいる姿が痛々しくて胸が押しつぶされそうでした。

解雇されて臨んだラストステージ。
歌が大好きだったあの頃の輝きが戻ったジュディは、光り輝いて見えました。
もう聞けないと思っていた彼女の歌声に、自然と涙がこぼれます。

舞台でしか生きれなかったジュディ。
その為に体を酷使して、ボロボロになってしまった・・・。
大好きな子供たちにも会えなくてどれだけ辛かったか、想像に難くありません。

ジュディを演じアカデミー賞主演女優賞を受賞したレネー・ゼルウィガー
歌唱も全て吹き替え無しでやったんですね。
本当に素晴らしかったです。

最初出てきた時、彼女だとは全然気が付かない程でしたよ。
彼女のなりきり具合はそれほどそっくりでした。

この作品を見て、ジュディ・ガーランドの作品が見たくなりました。
ちょうど録画してあったので、「イースター・パレード」を見てみようと思います。

アカデミー賞主演女優賞受賞作品。
鑑賞日 2021.10.13

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spink.gif ジュニア(1994)  アメリカ
  JUNIOR  [110分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ
監督 アイヴァン・ライトマン
出演者 アーノルド・シュワルツェネッガー  (アレックス・ヘス)
ダニー・デヴィート         (ラリー・アーボガスト)
エマ・トンプソン          (ダイアナ・レディン)
パメラ・リード           (アンジェラ)
フランク・ランジェラ        (ノア・ベインズ)
コピー シュワ一大事!
あらすじ
不妊治療薬の研究者ヘス博士と、産婦人科医のアーボガスト博士のチームは、流産傾向にある女性が正常に出産できる新薬"エクスペクテイン"の開発に成功した。
しかし、医薬品局の認可が下りず、研究室は閉鎖される事になった。
その空いたラボには、冷凍卵子の研究者レディン博士が収まった。
ヨーロッパに帰ろうとしたヘスは、出資者でもあるアーボガストに説得され、自ら新薬の実験台になる事にした。
男性の腹膜に卵子を植え付け、新薬"エクスペクテイン"を飲み、実験を開始する。
感想
シュワちゃんが妊娠!というとんでもない発想が面白いです。
よりによってこんなたくましい男性を"妊夫"にしてしまうなんてね。
そんなわけないとは思いつつも、段々彼が一人前の妊婦さんに見えてくるから不思議です。
しぐさや言葉遣いが女っぽくなって来るのも楽しいです。
淋しがりやになったり、涙もろくなったり、嫉妬深くなったりと、女性らしさ全開で笑わせてくれました。

強烈なインパクトを残すのが、ヘスの夢に出てくるヘスそっくりの赤ちゃんです。
かなり厳つい顔でした〜!
あんな子供が生まれたら、ショックから立ち直るのに10年はかかりそう…。

アンジェラの子種がエアロ・スミスってもの良いですね〜。
アーボガストがエアロ・スミスのポスターをダーツの的にしてました。
しっかりオチはついてるものの、それまでは誰が父親なのかな〜と予想したりして楽しめました。

シュワちゃんの女装も必見です!
かなり怖いけど、意外に似合ってるんですよね〜。
元西ドイツの陸上選手って嘘がありそうで笑えました。
しかし、デカイ妊婦だな〜。

小さいダニー・デヴィートと大きいシュワちゃんのコンビが良かったと思います。
二人の掛け合いも面白いし、シュワちゃんが彼に甘えるというアンバランスさがツボでした。

最後はやっぱり感動的です。
出産に感動は付き物ですが、こんな有り得ない状況でも感動できるんだと実感しました。

エマ・トンプソンが演じたレディン博士の強烈なドジぶりもお楽しみ下さい。
鑑賞日 2003.08.25

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spink.gif ジュマンジ(1995)   アメリカ
  JUMANJI  [104分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ファンタジー/ファミリー/アドベンチャー
監督 ジョー・ジョンストン
出演者 ロビン・ウィリアムズ    (アラン・パリッシュ)
ジョナサン・ハイド     (ヴァン・ペルト/サム・パリッシュ)
キルステン・ダンスト    (ジュディ・シェパード)
ブラッドリー・ピアース   (ピーター・シェパード)
ボニー・ハント       (サラ・ウィットル)
ビビ・ニューワース   (ノラ・シェパード)
デヴィッド・アラン・グリア (カール・ベントレー)
パトリシア・クラークソン  (キャロル・パリッシュ)
アダム・ハン=バード    (少年時代のアラン)
ローラ・ベル・バンディ   (少女時代のサラ)
コピー 死にたくなかったら、
ゲームを
続けるしかない。
あらすじ
100年前に封印された奇妙なボードゲームを手に入れた少年アランは友だちのサリーとゲームを始める。
だが、ボードのメッセージ通りの事が起きた上、アランはどこかに消えてしまった。
それから26年後。
売りに出されていた屋敷に移り住んできた幼い姉弟ジョディとピーターは屋根裏部屋でそのゲーム“ジュマンジ”を発見。
実は26年前のゲームはまだ続いていたのだ。
感想
子どもの頃見た覚えがあるんですけど、思ったより怖いという微かな記憶がありました。
でも、今観るととても面白く、最後はほろっとさせられる素敵な映画でした!

いじめられっ子のアランが見つけたのは、100年前に封印されたボードゲーム。
しかし、それが出た目の事が本当に起こる恐怖のゲームだったのです。
マス目通りゲームのジャングルに閉じ込められたアランは、行方不明という事で26年の月日が経ってしまうんです。

確か舞台は現代だったと覚えていたので、こんな始まりだったとは意外でした。
ロビン・ウィリアムズが大人になったアランだと言うのもすっかり忘れてました。

コミカルなパートも大爆笑!
白バイが来ても同僚だから大丈夫って言っていたのに、猿だった時は本当にお腹が痛かったです。(笑)

何か起こる度に「あ!」「それ!」とか声が自然と出てしまうくらい入り込んで見てしまいました。
ライオンとか猿とか象とか大自然の動物が沢山出てくるんです。
地震かと思ったら大群が襲ってきたり、大雨が降ったらワニが襲って来たり。
そんな中、足の遅いサイがいてちょいちょい笑いを誘ってくるのが良いですよね。

マス目には良い事なんかほとんど書いてありません。
だけど、ゴールしないと出てきた動物たちが消えないから、危険を承知でサイコロを振り続けるしかないのです。

あのしつこく追いかけてくる残忍なハンターとアランのお父さんは、同一人物だったんですね。
キャラが全然違うので気が付きませんでした。
さすが俳優さんはふり幅が広いですね!

本当にハラハラドキドキのアドベンチャーで、大人から子供まで楽しめる最高のエンターテインメントです!
また最後の締めが良いんですよ!
観て良かったと思える素敵な作品。
是非多くの方に見て欲しいです。

《関連作品》
ザスーラ(2005)
ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017)
ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019)
鑑賞日 2021.11.15

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spink.gif ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017)   アメリカ
  JUMANJI: WELCOME TO THE JUNGLE  [119分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アドベンチャー/アクション/コメディ
監督 ジェイク・カスダン
出演者 ドウェイン・ジョンソン  (スペンサー/スモルダー・ブレイブストーン)
ジャック・ブラック    (ベサニー/シェリー・オベロン)
ケヴィン・ハート     (フリッジ/ムース・フィンバー)
カレン・ギラン      (マーサ/ルビー・ラウンドハウス)
ニック・ジョナス     (アレックス)
ボビー・カナヴェイル   (ヴァン・ペルト)
リス・ダービー      (ナイジェル)
アレックス・ウルフ    (スペンサー(高校生)
マディソン・アイズマン  (ベサニー(高校生)
サーダリウス・ブレイン  (フリッジ(高校生)
モーガン・ターナー    (マーサ(高校生)
マーク・エヴァン・ジャクソン (校長先生)
コピー 4人の高校生を吸い込んだゲーム[異世界]
その名は…
ジュマンジ
あらすじ
学校で居残りをさせられていた4人の高校生スペンサー、フリッジ、ベサニー、マーサ。
彼らは地下の倉庫で“ジュマンジ”という古いテレビゲームを発見する。
試しにそれぞれキャラを選んでプレイしようとしたところ、いきなりゲームの中に吸い込まれてしまう。
気がつくとそこは鬱蒼としたジャングルで、4人は性格も性別も真逆のゲームキャラの姿になってしまっていた。
現実世界に戻るためには、敵キャラ:ヴァン・ペルト一味の追撃をかわしながら、難攻不落のステージをクリアしていかなければならなかった。
感想
テレビ放送で「ジュマンジ/ネクスト・レベル」を録画したのですが、見始めてこれは「1」の続きじゃないと気付き、「2」を待っていた所、Gyaoで無料配信が始まりました。

時代に合わせてTVゲームになるなんて、ジュマンジもやりますね。
主人公たちはゲームのキャラになり、ライフ3機でゲームに挑みます。
最初は説明書もないので、あっさり死んで1機失ったりしますが、案内役に出会い、本来のゲーム開始です。

一番可愛い女の子が、むさ苦しいチビなおじさんになってしまうのが面白い!
スマホ中毒だったので最初は「スマホ!スマホ!」と騒いでいたけど、ゲームをこなしていく事でどんどんまともになって行きました。
おしっこの仕方を知らないのも可愛かった!
確かにいきなり男性になったら、一番困る所だと思います。

ゲームのキャラはそれぞれに得意な事があって、本来の自分では出来ない事が出来るんです。
頼りないオタクのスペンサーは、筋肉ムキムキの大男で、パンチも相手を吹っ飛ばしてしまう威力の持ち主。
ブーメランも得意で、ピンチの時に凄く役に立ってました。

そんな中、1996年にゲームに取り込まれてしまったアレックスと出会い、みんなで彼を元の世界へ戻す為に力を合わせます。
それぞれの特技を活かし、次々に襲ってくる攻撃をクリアしていくのが小気味良かったです。

ゲームの中に入って冒険してみたいというのは、子供の頃誰もが憧れる夢ですよね。
それを上手く描いていて、とても楽しめました。
これで録画した「3」が見れます。
この勢いで見ちゃいたいと思います。

《関連作品》
ジュマンジ(1995)
ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019)
鑑賞日 2022.07.20

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spink.gif ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019)   アメリカ
  JUMANJI: THE NEXT LEVEL  [123分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/アドベンチャー
監督 ジェイク・カスダン
出演者 ドウェイン・ジョンソン(祖父のエディ/スモルダー・ブレイブストーン)
ジャック・ブラック    (フリッジ/シェリー・オベロン)
ケヴィン・ハート     (マイロ・ウォーカー/ムース・フィンバー)
カレン・ギラン      (マーサ/ルビー・ラウンドハウス)
ニック・ジョナス     (シープレーン/アレックス)
オークワフィナ      (フリートフット/スペンサー)
リス・ダービー      (ナイジェル)
ロリー・マッキャン    (ユルゲン)
アレックス・ウルフ    (スペンサー)
マディソン・アイズマン  (ベサニー)
サーダリウス・ブレイン  (フリッジ)
モーガン・ターナー    (マーサ)
コリン・ハンクス     (現在のアレックス)
ビビ・ニューワース    (ノラ・シェパード)
ダニー・グローバー    (マイロ・ウォーカー)
ダニー・デヴィート    (祖父のエディ)
コピー これ、無理ゲーってレベルじゃねえぞ。
あらすじ
2年前、世にも恐ろしいゲーム“ジュマンジ”から辛くも生還した高校生のスペンサー、マーサ、フリッジ、ベサニー。
今は大学生となり、あの悪夢は忘れてそれぞれの道を歩んでいたはずだった。
ところがスペンサーは、粉々に破壊したジュマンジをこっそり修理し、またしてもゲームの中に吸い込まれてしまう。
それに気づいたマーサ、フリッジ、ベサニーの3人も彼の後を追ってジュマンジにログイン。
しかしキャラクター選択さえ出来ず、おまけに家にいたスペンサーの祖父エディとその幼なじみのマイロも一緒に吸い込まれてしまう。
感想
前作から2年後の世界を描いた作品です。
同じキャラクターでも中身が違うというのは、面白い設定でした。
家にいた祖父のエディとその友人のマイロもゲームに取り込まれてしまい、キャラと中身がバラバラに。
新しいキャラも登場して、ゲームはますます難しくなります。

最初は仕事の事で揉めていて、仲が悪かったエディとマイロ。
しかし、ゲームの中で友情を取り戻し、卑屈になっていたエディの心も素直になって行くのでした。
年を取ると物事を見る目が狭くなってしまいますよね。
それが新しいゲームという世界を体験する事で、視野が広くなり、周りの人の気持ちも受け入れられるようになったのです。
このエピソードはとても良かったですね。

そして、もう一組。
進学先の大学でリア充生活を送るマーサを見て、地味で暗い性格の自分とは釣り合わないと連絡を取らなくなったスペンサー。
気まずいままゲームを始めたけど、違うキャラのお陰で本音を話す事が出来ました。
お互いの誤解を解いて仲直り。
もう二人の絆は切れない強靭なものになりましたね。

新しいキャラで馬が出てきた時は意外過ぎて驚きましたよ。
でも、動物と話せるフィンバーのおかげで、意思疎通が出来て大活躍です。
しかも、最後に大技を隠し持っていて一番おいしい役でした。

また、中身をシャッフル出来ると言うのも新しい設定でした。
不思議な水に浸かった後、握手すればキャラが変更になるので、前回と同じキャラになる事が出来ました。

今回も前回同様楽しめました。
ゲームという特性を活かせば、まだまだ色々面白い展開に出来そうです。
続編があれば、また見てみたいと思います。

《関連作品》
ジュマンジ(1995)
ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017)
鑑賞日 2022.08.04

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spink.gif ジュラシック・パーク(1993)   
  JURASSIC PARK  [127分]
管理人評価   ★★★
ジャンル SF/パニック
監督 スティーヴン・スピルバーグ
出演者 リチャード・アッテンボロー  (ジョン・ハモンド)
サム・ニール         (アラン・グラント博士)
ローラ・ダーン        (エリー・サトラー博士)
ジェフ・ゴールドブラム    (イアン・マルコム博士)
アリアナ・リチャーズ     (アレクシス・マーフィ)
ジョセフ・マゼロ      (ティモシー・マーフィ)
マーティン・フェレロ     (ドナルド・ジェナロ)
ボブ・ペック         (マルドーン)
ウェイン・ナイト       (デニス・ネドリー)
サミュエル・L・ジャクソン  (レイ・アーノルド)
B・D・ウォン        (ヘンリー・ウー)
ジェリー・モーレン      (ジェリー・ハーディング博士)
コピー 6500万年を翔けた夢とアドベンチャー!
あらすじ
大富豪ジョン・ハモンドの招待で、古生物学者グラントとサトラー、そして数学者マルコムが南米コスタリカの沖合いに浮かぶ島を訪れた。
そこは太古の琥珀に閉じ込められたDNAから遺伝子工学によって蘇った恐竜たちが生息する究極のアミューズメント・パークだったのだ。
だがオープンを控えたその“ジュラシック・パーク”に次々とトラブルが襲いかかる。
感想
最近、「ジュラシック・ワールド」の録画が出来たので、これを機に一気に制覇しようと、「1」から見てみる事にしました。
子供の頃に見た朧げな記憶のはずなのに、キッチンでの攻防は覚えてましたね。
でも、子供たちだけで逃げ回っていたとは!!
今でも十分楽しめる作品です。

オープン前の“ジュラシック・パーク”に招待された古生物学者たち。
第三者の意見書をもらう為の軽いツアーのはずだったのに、パークで働くエンジニアの悪だくみにより、パークのセキュリティシステムが切られてしまいます。
電気柵が切られたパーク内は、恐竜たちが自由に行動出来る状態に。
そんな所に取り残されたグラントとハモンドの孫たちは、恐竜たちの猛攻を掻い潜りながら逃げまくります。

安全なはずの車の中も、恐竜にかかるとおもちゃ同然です。
有名な車窓の外に見える恐竜の目が、緊迫感あってゾクゾクさせられます。
パニックで懐中電灯を消せなくて、恐竜を呼び寄せちゃうとか、最高にハラハラさせられる展開。
この危機的状況をどうやって生き残るのか。
最後まで目が離せない展開の連続です。

獰猛なティラノサウルスももちろん怖いけど、一番厄介なのは小型の肉食恐竜(ヴェロキラプトル)でしたね。
人間の入れる所は大抵彼らも入れてしまうから、逃げても逃げても追いかけてくるのです。
子供たちが取り残されたキッチンでの攻防もドキドキの展開。
もうダメだ!と思った時のおまぬけな恐竜が印象に残りました。

登場する恐竜たちも、CGで生き生きと描かれていて、違和感は全くありません。
首の長い草食恐竜との触れ合いは微笑ましいくらいです。
恐竜の皮膚の色は分かっていないと聞いた事がありますが、もうこの作品の印象が強いですよね。

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」の感想を読み返して、パニック映画が苦手だった事を思い出しました。
この数十年で私も成長したんだな・・・。
素直に楽しめるようになったようです。
この調子でシリーズ制覇したいと思います。

《関連作品》
第2作「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997)
第3作「ジュラシック・パーク III(2001)
第4作「ジュラシック・ワールド(2015)
第5作「ジュラシック・ワールド/炎の王国(2018)
第6作「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2022)」
鑑賞日 2023.03.17

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spink.gif ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997)   アメリカ
  THE LOST WORLD:JURASSIC PARK  [129分]
管理人評価   ★★
ジャンル SF/パニック
監督 スティーブン・スピルバーグ
出演者 ジェフ・ゴールドブラム    (イアン・マルコム)
リチャード・アッテンボロー  (ジョン・ハモンド)
ジュリアン・ムーア      (サラ・ハーディング)
ピート・ポスルスウェイト   (ローランド・テンボ)
ヴィンス・ヴォーン      (ニック・ヴァン・オーウェン)
アーリス・ハワード      (ピーター・ルドロウ)
リチャード・シフ       (エディ・カー)
ヴァネッサ・リー・チェスター (ケリー・マルコム)
ピーター・ストーメア     (ディーター・スターク)
ジョセフ・マゼロ       (ティモシー・マーフィ)
アリアナ・リチャーズ     (アレクシス・マーフィ)
ハーヴェイ・ジェイソン    (アジェイ・シドゥ)
コピー そして
何かが生き残った…
あらすじ
命からがらジュラシック・パークから逃げ出した科学者イアン。
あれから数年後、イアンは前のような普通の生活に戻っていたが、サイトBを隠そうとする企業の隠蔽によって、証言をもみ消され世間からは嘘つき呼ばわりわれていた。
そんな中、サイトBを管理するインジェン社の社長ハモンドから、もう一度調査に行ってくれと頼まれる。
なんと、すでに先遣隊が行っており、そのメンバーには恋人のサラもいるという。
イアンは彼女を救助するために、再びジュラシック・パークへと足を踏み入れた。
感想
ずっと苦手な分野だと思って見ないでいたのですが、そろそろ挑戦してみるかという気になったので見てみました。
結果から言うとやっぱり苦手でした。
アクションはまあまあ良かったけど、展開自体がダメなんですよね。
主人公たちに感情移入できないと、作品も楽しめないでしょ。
残念です。
ジュラシック・パーク」の方がまだマシでした。

敵であるピーターたちもさる事ながら、サラたちの行動も共感出来ません。
危ないと分かっていて乗り込んだんだから、どう考えても自業自得でしょ。
正義と悪の構図で描いているのかもしれないけど、どちらも同じようにしか見えませんでした。
そんな事言ってたら身も蓋もないと思いつつ、やっぱりダメなものは受け入れられませんね。

人間達にはイライラさせられたけど、恐竜たちは素晴らしかったと思います。
獰猛で巨大なT−REXから、小さくでも狂暴な恐竜たちまで、色々な種類の恐竜たちが描かれていました。
一番ハラハラしたのが、T−REXの子供を手当てしようとして親にイアンたちが襲われるところです。
トレーラーが崖から落とされそうになって右往左往するイアンたち。
それをエディが一人で必死に助けようと奮闘するのだが…というシーンで手に汗握りました。
かなり長かったので、見終わった後の疲労は尋常じゃなかったです!

あと、気になったのがイアンとケリーの親子が全然似てない事。
やっぱりこれはツッコんどかないとまずいでしょ。
ケリーは新体操やっているだけあって、得意の鉄棒技を使って恐竜たちと戦います。
これはことごとく上手くいって小気味良かったです。

そして、いよいよアメリカ本土に恐竜上陸。我がもの顔で街をねり歩きます。
しかし、ゴジラに慣れひたしんでいる私たちには、ゴジラのスケール小さい版だなくらいの印象です。
あんまり建物も壊れてなかったし、獰猛加減が伝わってこない感じ。
でも、あの大きさでバンバン建物壊すのは無理があるか。
ということは割とリアルに描かれているって事かも。

多少は楽しめましたが、全体的にはあんまりでした。
もともと得意なジャンルでないので、ダメだとは思っていました。
仕方ないですね。
「3」もあるようですが、それが見れるようになるのはいつの事だか…。
もう少し修行を積んでから、チャレンジしたいと思います。

《関連作品》
第1作「ジュラシック・パーク(1993)
第3作「ジュラシック・パーク III(2001)
第4作「ジュラシック・ワールド(2015)
第5作「ジュラシック・ワールド/炎の王国(2018)
第6作「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2022)」
鑑賞日 2005.12.04

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spink.gif ジュラシック・パーク III(2001)   アメリカ
  JURASSIC PARK III  [94分]
管理人評価   ★★★
ジャンル SF/パニック
監督 ジョー・ジョンストン
出演者 サム・ニール          (アラン・グラント博士)
ウィリアム・H・メイシー    (ポール・カービー)
ローラ・ダーン         (エリー)
ジョン・ディール        (クーパー)
マイケル・ジェッター      (ユデスキー)
ティア・レオーニ        (アマンダ・カービー)
ジュリオ・オスカー・メチョソ  (エンリク・カルドソ)
トレヴァー・モーガン      (エリック・カービー)
アレッサンドロ・ニヴォラ    (ビリー・ブレナン)
テイラー・ニコルズ       (マーク)
マーク・ハレリック       (ベン・ヒルデブランド)
ブルース・A・ヤング      (ナッシュ)
コピー 恐竜の<知力>(インテリジェンス)は人間を超えるのか…
あらすじ
かつて、恐竜の島で恐怖の体験をしたグラント博士。
その経験を買われて、あの恐竜たちが棲息する島の近くまでの案内役を頼まれる。
しかし、実はパラセーリング中に恐竜の島で遭難した少年を助ける為の口実だった。
不本意ながらもチームに同行するハメになった博士の不安は案の定的中。
今までに見たこともない巨大で凶暴な恐竜と対峙する。
感想
ジュラシックシリーズを制覇するべく、早速「3」を見てみました。
今回も恐竜の大迫力が体験出来る作品でした。

騙されてまたしても恐竜の島に上陸したグラント博士。
来たからにはと、行方不明の男の子エリックを探す事に。

こんな絶望的な環境の中で2ヶ月も、子供が一人で生き抜いていたなんて驚きです。
グラント博士の本も読んでいたみたいだし、元々頭の良い子なんでしょうね。
彼の活躍で博士も助けられました。

今回は巨大な鳥かごに迷い込んでしまった時の、空飛ぶプテラノドンとの戦いが印象的です。
子供をいとも簡単に掴んで飛んでしまうので、エリックがプテラノドンの子供の餌になりそうになってました。
恐竜の子供だから人間くらいの大きさで、この子たちから逃げるのも大変です。
そこで大活躍したのが、遭難のきっかけにもなったパラシュート。
博士の助手ビリーの命懸けの救出劇がカッコ良かったです。

要所要所でキーアイテムとなった衛星電話の存在も良かったです。
エリックと再会したり、排泄物の中から見つかったり、アメリカの仲間に助けを求めたり。
あまりの臭いに恐竜がそっぽを向いてしまうシーンには笑ってしまいました。

今回も素直に楽しめました。
恐竜の知能が高いと、人間なんて相手にならないでしょうね。
その辺りが今後どんな展開になっていくのか。
この勢いに乗って、続きを見ていきたいと思います。

《関連作品》
第1作「ジュラシック・パーク(1993)
第2作「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997)
第4作「ジュラシック・ワールド(2015)
第5作「ジュラシック・ワールド/炎の王国(2018)
第6作「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2022)」
鑑賞日 2023.03.20

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spink.gif ジュラシック・ワールド(2015)   アメリカ
  JURASSIC WORLD  [125分]
管理人評価   ★★★
ジャンル SF/アクション/アドベンチャー
監督 コリン・トレヴォロウ
出演者 クリス・プラット      (オーウェン)
ブライス・ダラス・ハワード (クレア)
ビンセント・ドノフリオ  (ホスキンス)
タイ・シンプキンス     (グレイ)
ニック・ロビンソン     (ザック)
オマール・シー       (バリー)
B・D・ウォン       (ウー博士)
イルファン・カーン     (マスラニ)
ジュディ・グリア      (カレン)
ローレン・ラプカス     (ビビアン)
ブライアン・ティー     (ハマダ)
アンディ・バックリー    (スコット)
コピー あのテーマパークが、ついにオープンする。
あらすじ
コスタリカ沖のイスラ・ヌブラル島では、かつて多くの犠牲者を出した“ジュラシック・パーク”に変わる新たな恐竜テーマ・パーク“ジュラシック・ワールド”がオープンし、連日多くの観光客でにぎわっていた。
この日は、パークの監督官クレアの甥で16歳のザックと11歳のグレイの兄弟が来園していた。
折しもパークでは、Tレックスよりも巨大で凶暴な新種の恐竜“インドミナス・レックス”を遺伝子組み換え操作で創り出し、新たな目玉アトラクションとして準備中。
そんな中、パーク内で大事件が発生してしまう。
感想
ジュラシックシリーズの第4作目です。
アナログぽかったジュラシックパークから、一気に近代化した世界にパワーアップしましたね。
未来の動物園って感じで、一気にこの世界に引き込まれました。

しかし、恐竜と意思疎通出来るというのは、あんまり受け入れられなかったです。
大きな爬虫類だとしか思えないから、知能が発達しているとは考えずらいですよ。
それも一瞬だけで隙を見て狙ってくる訳だし、そんなに重要な事には思えませんでした。

ブライス・ダラス・ハワードはこういうキャリアウーマンがはまりますね。
お人形さんみたいなきっちりした見た目が、どんどん野性味溢れる汚れ具合になって行くのが、とても印象的でした。

そして、大事件に巻き込まれてしまった兄弟も良かったです。
叔母のクレアより頼りになるオーウェンに「もう離れないで!」と頼むシーンが微笑ましかったですね。
特に弟くんは恐竜が大好きでこのパークに来たけど、こんな目に遭ったらトラウマになりそうです。

やっぱり遺伝子組み換えは、色々な危険をはらんでいるんだと再認識させられました。
色々な動物の良い所を集めて作られた“インドミナス・レックス”。
擬態したり、熱感知されないように体温を変えたり、埋め込まれたGPSをえぐり取ったり。
あまりの知能の高さに驚かされます。

こんな知能の高い大型恐竜に、小さな人間が勝てるのか、と絶望感が襲ってきます。
ただただ逃げ回る事しか出来ない人々。
最後の希望はラプトル4体を手なずけているオーウェン。
小型恐竜たちと森を疾走するシーンは、これから戦いが始まるという期待が高まる良いシーンでした。

最後は恐竜VS恐竜になるというのは、「1」の最後と重なります。
やっぱり意識はしてますよね。
知能の高い恐竜は、動物園の動物たちのようにはいきません。
これは続きが気になりますね。
この勢いのまま、「5」も見ていきたいと思います。

《関連作品》
第1作「ジュラシック・パーク(1993)
第2作「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997)
第3作「ジュラシック・パーク III(2001)
第5作「ジュラシック・ワールド/炎の王国(2018)
第6作「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2022)」
鑑賞日 2023.03.24

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spink.gif ジュラシック・ワールド/炎の王国(2018)   アメリカ
  JURASSIC WORLD: FALLEN KINGDOM  [128分]
管理人評価   ★★★
ジャンル SF/アクション/アドベンチャー
監督 J・A・バヨナ
出演者 クリス・プラット      (オーウェン)
ブライス・ダラス・ハワード (クレア)
ジャスティス・スミス     (フランクリン・ウェブ)
ダニエラ・ピネダ       (ジア・ロドリゲス)
ジェフ・ゴールドブラム    (イアン・マルコム)
B・D・ウォン        (ヘンリー・ウー博士)
ジェームズ・クロムウェル   (ベンジャミン・ロックウッド)
テッド・レヴィン       (ケン・ウィートリー)
イザベラ・サーモン      (メイジー・ロックウッド)
ジェラルディン・チャップリン (アイリス)
ピーター・ジェイソン     (シャーウッド上院議員)
レイフ・スポール       (イーライ・ミルズ)
トビー・ジョーンズ      (エヴァーソル)
コピー 生命は、新たな道を見つける
あらすじ
3年前の惨劇以来、人間が放棄したコスタリカ沖のイスラ・ヌブラル島。
今では“ジュラシック・ワールド”の恐竜たちが文字通り野生化し、島中に棲息範囲を広げて生き続けていた。
しかし島の火山活動が活発化し、大噴火が迫っていることが明らかとなる。
パークの元運用管理者クレアは、恐竜たちを絶滅の危機から救うため、恐竜監視員だったオーウェンに協力を要請し、救出隊を組織して島へ向かう。
感想
ジュラシックシリーズの第5作目です。
今回も恐竜たちが大暴れする迫力満点のアクション映画となっています。
やっぱりこの迫力は大画面で見た方がスリル満点でしょうね。

野生化していた恐竜たちに、火山噴火の危機が迫っている事が判明し、それを助けたい恐竜保護優先のクレアたち。
一方、金儲け目的で恐竜が欲しい組織が、元“ジュラシック・ワールド”から野生恐竜たちを持ち帰ります。

まずは、そんな両者のぶつかり合い。
人間同士の醜い争い合いの中、被害に遭う恐竜たち。
迫りくる溶岩から逃げながら、恐竜も人間も入り混じって逃げる様子は、すごい迫力でした。

巨大なお屋敷に広大な敷地だとは思っていましたが、地下に恐竜を保管出来る施設まで備えていたとは…お金持ちは発想のレベルが違います。
またそんな恐竜たちをオークションにかけるとは…。
人間に恐竜を支配し切れるはずもありません。

しかし、いくら新種の恐竜が賢いからと言って、部屋に隠れている人間を探したりするでしょうか。
ここはちょっと違和感を覚えましたね。
主役がカッコ良く登場するシーンにしたかったというのは、凄く伝わって来ます。
もう少し別の展開だと良かったかなと思いました。

そして、資産家ロックウッドの孫娘メイジー。
大人でもトラウマレベルの状況で、健気に頑張っていました。
そんな彼女に隠された秘密が、また切ない。
金持ちは何しても許されるのでしょうか。
彼女の行動により、地球は新たな展開を迎えてしまいました。

これは俄然続編が楽しみになりましたね。
早く最新作が見てみたいです。

《関連作品》
第1作「ジュラシック・パーク(1993)
第2作「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997)
第3作「ジュラシック・パーク III(2001)
第4作「ジュラシック・ワールド(2015)
第6作「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2022)」
鑑賞日 2023.04.02

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spink.gif ジュリオの当惑(とまどい)(1985)   イタリア
  LA MESSA E FINITA  [95分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ
監督 ナンニ・モレッティ
出演者 ナンニ・モレッティ      (ジュリオ)
フェルッチョ・デ・セレサ   (ジュリオの父)
エンリカ・マリア・モドゥニョ (バレンティーナ)
エウゼリオ・マシャリ     (アントニオ)
マルガリータ・ロサーノ    (ジュリオの母)
マウロ・ファブリッチ     (シモーネ)
マルコ・メッセリ       (サベリオ)
ダリオ・カンタレッリ     (ジャンニ)
カリーナ・トロタ       (アリアンヌ)
ロベルト・ヴェゾォージ    (チェーザレ)
コピー 風の吹く処へ、友の求める処へ……青春は愛と蹉跌の天才か
風は、僕を狂わせろ!!
友よ、僕を抱きしめろ!!
あらすじ
司祭のジュリオは、田舎の島からローマの郊外の教会へと移る事になった。
そこは廃墟同然の教会で、ゼロからの出発だった。
今まであまり帰らなかった実家にも近い為、ちょくちょく寄るようになったジュリオ。
そんなある日、父から好きな人が出来たから一緒に暮らすと知らされる。
それから、ジュリオは怒りっぽくなり、周りにも迷惑をかけるようになってしまう。
感想
ダメだ。
何も理解できなかった。

神父の悩みというよりは、ある人間の悩みですね。
孤独では幸せは手に入れられない。
それは分かるのですが、それと神父という立場がどう関係あるのか。
そのままの意味なら、神父は結婚できないから、幸せは手に入らないという事になってしまいます。
そう受け取って良いのかな?

神父さんって思ったより大変そうですね。
相談される事は多くても、彼が相談する人がいない。
だから、気兼ねなく話せる家族が重要になってくるのかも。

なのに、周りには自分勝手で自己中心的な人たちばかり。
悩みが多すぎて、次第に精神的に不安定になってしまう神父。
しかし、彼を救ってくれる人はいません。
誰かの心の支えになる人は、それ以上に強靭な心と健康な肉体が必要なようです。

そんな中、迷走するジュリオ神父。
こんな神父は嫌だってコントを見ているかのような、ネタのオンパレードには閉口。
子供のおもちゃを横取りしたり、法廷で癇癪起こしたり。
父親の家出でストレス堪ってるのは分かるけど、周りに当たり散らすのは違うでしょ。
しかも、ご飯をご馳走になっているお宅で、飯がまずいだの、子供は特別ではないだの、言いたい放題。
穏やかな家庭をぶち壊す神父って…必要ある!?

愚痴と悩みばかりで、本当に気分の悪くなる作品でした。
癒しは日曜学校にまじっているおじさん。
神父になりたくて通っているらしい。
彼のキャラが唯一ほっこり出来る存在でした。
鑑賞日 2005.07.07

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spink.gif シュレック(2001)   アメリカ
  SHREK  [90分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/ファンタジー/コメディ
監督 アンドリュー・アダムソン
出演者 <声優>
マイク・マイヤーズ     (シュレック)
エディ・マーフィ      (ドンキー)
キャメロン・ディアス    (フィオナ姫)
ジョン・リスゴー     (ファークアード卿)
ヴァンサン・カッセル
ピーター・デニス
ジム・カミングス
コピー 未だかつてない驚異のCGアニメーション!
あらすじ
森の中にひっそりと住んでいる怪物シュレック。
誰も恐れて近づかない森に、人間に捕まりそうになったロバのドンキーが迷い込んだ。
ドンキーはシュレックを見ても怖がらず、行く所がないから泊めてくれと仲良くなった。
その夜、彼の家の前におとぎ話の主人公たちが捨てられるという事件が発生。
それを受けて、シュレックは国の君主ファークアード卿の元を訪ね、事情を説明する。
感想
爆笑とまではいかないですが、終始クスクス笑えました。
まあ、それなりだな〜って感じですね。

汚くてお下品なシュレックだけど、心根は優しい人。
見た目で皆から嫌われるので、心に壁を作って殻に閉じこもっているんです。
そんな人にこんな事を言うのは酷ですが、本当にブサイクだな〜。(笑)

一番のお気に入りはドンキーです。
彼の前向きさには元気をもらえます。
根っからの天然で、全てを素直に受け取って、良い解釈するんですよ〜。
なんかちょっとイラッとするのはご愛嬌ということで・・・。

見所はシュレックたちがドラゴンの塔でフィオナ姫を助ける所かな。
本格的なアクションでドキドキワクワク。
ドラゴンちゃんに好かれちゃうドンキーがまた良い!

か弱いヒロインであるはずのフィオナ姫が、実はめちゃめちゃたくましいってのは斬新です。
カンフーの達人だったり、ヘビを風船のように膨らませてプードル作ったり、クモの巣で蜂のデザート作ったり。
色々と楽しませてくれますよ。

そして、チビで思い込みの激しいファークァード卿もナイスキャラ!
白馬に足の長く見える工夫までしてあって、彼の涙ぐましい努力は拍手ものです。

今回は吹き替えで見ましたけど、やっぱり大阪弁は合ってないと思うな。
浜ちゃんは大好きなんですけどね。

」を見てから改めて見直したんですけど、どっちが良いという事もなかったです。
同じレベルで同じくらい笑えました。

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spink.gif シュレック2(2004)   アメリカ
  SHREK 2  [93分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/ファンタジー/コメディ
監督 アンドリュー・アダムソン
出演者 <声優>
マイク・マイヤーズ     (シュレック)
エディ・マーフィ      (ドンキー)
キャメロン・ディアス    (フィオナ姫)
アントニオ・バンデラス   (長ぐつをはいたネコ)
ジュリー・アンドリュース  (リリアン王妃)
ジョン・クリーズ      (ハロルド国王)
ルパート・エヴェレット   (チャーミング王子)
ジェニファー・ソーンダース (ゴッドマザー)
コピー おとぎ話の常識を越える、史上最強のファンタジー!
あらすじ
楽しいハネムーンを終えて、家に帰って来たシュレックとフィオナ。
そこへフィオナの父母から、祝福したいから一度家に帰って来いと手紙が届く。
2人は友人のドンキーも連れて、フィオナの故郷:遠い遠い国へと向かう。
折角苦労したやって来たのに、国民は異様な見た目の2人に嫌悪感をしめす。
感想
面白かったけど、爆笑って所まではいかなかったな〜。
それなりで終わってしまいました。

前作同様、描写の細かさは素晴らしいです。
動きがなめらかで綺麗だし、表情も活き活きとしてました。

特に、長靴を履いた猫がお気に入り。
自分の可愛さを知り尽くしていて、ちゃんと使い分けてましたよね。
彼のうるうるキラキラした瞳で、哀願する表情には私もやられました。
そんな計算高い所がツボでしたわ。

あと、妖精のゴッドマザーの意地悪具合も良かったな。
嫌味を言う時の表情が好きだわ〜。

ついでに、バー毒リンゴのママも・・・。
あのごつさがたまりません。

この作品の見所は、色々な映画のパロディですよね。
スパイダーマン」とか「LOTR」とか「MI?」(?かも・・・)とか「フラッシュダンス」とか・・・。
どれもこれも、もれなく面白いのがすごいわ。

あと、「警視庁24時」もありましたね。
黒コショウで黙らすなんて・・・とっても原始的!!(笑)

今回、吹き替えで見たんですけど、やっぱりシュレックの関西弁はおかしいと思う!
浜ちゃんは大好きだけど、これには合ってない!と断言したいわ。
まあ、個人的な意見ですけど・・・。(コソコソ)

色々言ったけど、パルドの正体の時はちょっとうるっと来た!
娘の将来を思うがあまりの行動だったのよね。
良く人間が生まれてきたよな〜。

ロバとドラゴンの合いの子は「ロバゴン」だそうです。(笑)
でも、可愛い・・・。
鑑賞日 2004.12.14

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spink.gif 純愛中毒(2002)   韓国
  ADDICTED  [114分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス/ドラマ/ミステリー
監督 パク・ヨンフン
出演者 イ・ビョンホン  (ファン・テジン)
イ・ミヨン    (ハン・ウンス)
イ・オル     (ファン・ホジン)
パク・ソニョン  (エジュ)
コピー この愛に溺れて、どこまでいくのか

愛しい人を守るため
兄の魂が
弟に宿った
ふたりは
失われた愛の時間を
取り戻すことができるのか…
あらすじ
ホジンとウンスは結婚3年目の仲良し夫婦。
そこに一緒に住んでいるホジンの弟テジン。
彼はカーレーサーで、いつも危険と隣り合わせの仕事をしている。
そんなある日、テジンがレースで事故に遭い意識不明の重体に、同じ日にホジンも事故に遭い、同じく意識不明の重体に陥った。
その後、テジンは奇跡的に意識を取り戻し、リハビリの末ウンスと一緒に家に帰れるまでになった。
しかし、元気になると共に彼の行動に異変が見られるようになる。
まるでホジンのような行動を取り始めたのだ。
ウンスはすぐに医者に相談。
すると、彼の体にはホジンの魂が憑依していると診断された。
感想
えっと、正直これは何と言って良いのか分かりません。
一言で言うなら、『完璧にやられた』ですかね。(汗)
何を言ってもネタばれになるので、↓のコーナーで思いの丈をぶつけております。
興味のある方はそちらをどうぞ。

言える所と言えば、とにかく複雑だと言う事ですね。
どうするんだろう、どうなるんだろう、と終始ドキドキしておりました。

そして、私だったらどうするか・・・ですよね。
やっぱり考えるのは・・・。
う〜〜ん。中身と外見が違ったら・・・。
う〜〜ん。どうするんだろう・・・。
あ〜、ダメだ!分かりません!!
複雑すぎて、今の私じゃ頭が整理出来ませんわ。

そんな中でのゆっくりじっくり描かれるベットシーン。
これがエロい事この上ない!

中身はそうだと思ってても、目を開けば別の人がいるわけですからね。
しかも、ずっと身近に居た人だし・・・。
あまりに複雑な状況に禁断という文字が頭を支配して、ずっといけないものを見ているかのような感覚でした。
また、それを見せ付けるような描き方だから、余計に意識しちゃって何だか照れます。
でも、底はかとなく切ない感じもあって・・・本当に複雑なシーンでした。

ずっとね、ウンス役のイ・ミヨンさんが浅田真央ちゃんに見えてたんです。
彼女が大人になったらこんな感じだなって。
似てません??私だけかな・・・。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2007.01.14

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spink.gif 春夏秋冬そして春(2003)   韓国/ドイツ  R−15+
  SPRING, SUMMER, FALL, WINTER... AND SPRING  [102分] 
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 キム・ギドク
出演者 オ・ヨンス    (老僧)
キム・ジョンホ  (子供)
ソ・ジェギョン  (少年)
キム・ヨンミン  (青年)
ハ・ヨジン    (少女)
キム・ジョンヨン
チ・デハン
チェ・ミン
キム・ギドク
コピー 季節のどこかに、あなたがいる。

人生はめぐる季節のごとく
どんな歓びも、どんな悲しみも
いつかは朽ちて…安らぎとなる。
あらすじ
韓国。
春――深い山間の自然に囲まれた湖に浮かぶ小さな寺。
そこでは小坊主と老僧が静かに暮らしていた。
無邪気な小坊主は、いたずら心から魚と蛙と蛇に石をつけて遊んでしまう。
その結果、魚と蛇は死んでしまった。
命の尊さと罪の重さを知った小坊主は、号泣し自分の行いを悔い改める。
夏――小坊主は17歳に成長し、寺に養生にやってきた同い年の少女に恋をする。
自然の四季に重ね合わせた人の一生を、耽美的な映像で情感豊かに綴る作品。
感想
これは深い作品ですね。
見終わった後、余韻に浸ってしばらく動けませんでした。

すごく山奥の湖があるお寺が舞台なのですが、この景色が本当に素晴らしかったです。
行き来は小舟でしか出来ないはずなのに、突然現れる神出鬼没な和尚。
この謎の答えが最後に分かるのですが・・・そうでしたか。
これは予想外でした。

そんな和尚が猫の尻尾でお経を書いてたのは笑っちゃいました。
真面目なシーンだから余計に笑えます。
また猫の戸惑いっぷりが可愛いのよね〜。
ここは良くも悪くも印象に残るシーンでした。

和尚の「欲情は殺意を抱く」という言葉は、きっと自分の経験から出た言葉ですよね。
小坊主も訳ありな理由で預けられ、和尚も何かしらの罪を背負っている。
そして、それはまた繰り返される。
そういう暗示なのかなと思いました。

しかし、坊主はあんな隔離された環境で育ったのに、良く女性を抱く事が出来ましたね。
情報は何も知らなくても、本能で行える行為という事なのか。

そんな坊主ですが、季節ごとに違う人が演じているように見えました。
それくらい顔が全然違います。
冬は監督自身が演じているんですね。
同じ人物のはずなのに、季節によって顔が違う。
それにも何か意味が隠されているんだろうか。
そう考えさせられるくらい謎が多い作品です。

それにしても、山に登る時の「アリラン」は強烈でしたね。
最後に書きたくなるくらいのインパクトでした。
鑑賞日 2007.09.27

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spink.gif 純平、考え直せ(2018)   日本     [95分]  R−15+
管理人評価   ★★★
ジャンル 青春/犯罪
監督 森岡利行
出演者 野村周平  (坂本純平)
柳ゆり菜  (山本加奈)
毎熊克哉  (北島敬介)
岡山天音  (白神祐)
佐野岳   (ゴロー)
戸塚純貴  (安藤和人)
佐藤祐基  (安田正平)
藤原季節  (草太郎)
日向寺雅人 (キャサリン)
下條アトム (西尾圭三郎)
二階堂智  (水谷栄一郎)
片岡礼子  (坂本よしの)
コピー ふたりの青春、
あと3日――
あらすじ
歌舞伎町で“一人前の男”を夢見ながらも、末端組員として雑用に追われる日々を送る21歳のチンピラ、坂本純平。
ある日、拳銃を渡され鉄砲玉を命じられる。
気持ちが昂ぶる純平は、偶然出会ったOL加奈とホテルで一夜を共にした際、ふとそのことを漏らしてしまう。
加奈も不思議な高揚感を覚えて、決行までの3日間、純平と行動を共にしていく。
感想
テンポ良く綺麗にまとめられていたので、とても見易かったです。
鉄砲玉を命じられたチンピラの最後の3日間。
偶然出会ったOLカナが、SNSでその事を実況した為、ネット上でも純平の事で盛り上がってしまうというお話。

不器用だけど真っすぐで男気溢れる純平は、確かに魅力的な男性でした。
一見ヤクザに見えないというのもコンプレックスだったのかな。
被害を受けた人に頼まれて喧嘩を売りにいくけど、大勢の所に一人で行っちゃうから、簡単にやられてしまうんです。
もう少し上手くやれば良いのに、真正面からぶつかっていくやり方しか知らないんです。
そんな所にカナも惹かれたのかな。

歌舞伎町の人が皆純平の事を知っていると言う事からも、彼の人柄が伺えます。
皆から好かれてないと、あんな風に声かけられないですもんね。

R−15+なだけあって、濡れ場も結構激しめでした。
出会ったばかりだけど、体の相性も良かったという事なんでしょう。
お互いが求めあっているのが、すごく伝わって来ました。

しかし、SNSで実名で写真あげたり、今いる場所を実況するのは危ないですね。
案の定、一番知られたくないヤツに見つかってしまいました。
こういう人の良さそうな顔したヤツの方が腹黒いんですよ。

奥田英朗さんの小説原作作品だったので見てみたのですが、なかなか良かったです。
最後も純平らしい終わり方でした。

奥田英朗小説原作作品。
鑑賞日 2022.02.06

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spink.gif 少女の髪どめ(2001)   イラン
  BARAN  [96分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/ロマンス
監督 マジッド・マジディ
出演者 ホセイン・アベディニ (ラティフ)
ザーラ・バーラミ (ラーマト(バラン))
モハマド・アミル・ナジ (メマール)
アッバス・ラヒミ (ソルタン)
ゴラムアリ・バクシ (ナジャフ)
コピー 君のために。
あらすじ
冬のテヘラン。
17歳のラティフは建設現場で買い出しなどの雑用係をしていた。
ある日、その現場で作業員の転落事故が起こる。
不法に雇っていたアフガン難民ナジャフがケガを負い病院に運ばれ、その息子ラーマトが代わりとしてやって来る。
しかし、ラーマトは小さくて力が無いため、力仕事をこなせない。
そこでラティフがラーマトの仕事と替わることになった。
自分の仕事を取られ不満げなラティフだったが、ある時、偶然にもラーマトが女の子であることを知ってしまう。
ラティフはいつしかこの長い髪の美しい少女に惹かれていく。
感想
良いお話とは思うんだけど、どうも主人公が好きになれず、評価が上がりませんでした。
ラティフの浅はかさ、幼さ、想像力の無さ、下心丸見えの態度、などが、生理的に受け付けない状態です。(汗)
彼にとっては純粋な恋なんでしょうけど、どことなくいやらしさが見え隠れして素直に受け入れられませんでした。

まだ17歳という事もあり、幼いが故の悪さが全面に出てしまっているラティフ。
昨日まで2階からセメントかけたりしてたのに、ラーマトが女だとわかると急におしゃれし出したりしてさ。
これは正直すぎて笑っちゃいました。
しかし、ラーマトがセメントで汚れた台所を綺麗にする手際の良さは気持ち良かった。
あと、彼が松葉杖で歩いて車止めたのに、走って車に駆け寄っていったのには呆れた。
何でもありか!!

恋に落ちてからのラティフの急変ぶりが唐突過ぎてついて行けません。
大好きなラーマトに何かしてあげたい気持ちは分かるけど、自分の大切な身分証まで売ってしまって、これからどうするのか心配でなりません。
人の事心配してる場合じゃないでしょ。
それだけ熱い思いって事も伝わってこないし。
ただただラティフが空回りしているようにしか思えません。

イランって雪降るんですね。知らなかった・・・。
鑑賞日 2006.03.16

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spink.gif 小説家を見つけたら(2000)   アメリカ
  FINDING FORRESTER  [136分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ
監督 ガス・ヴァン・サント
出演者 ショーン・コネリー      (ウィリアム・フォレスター)
F・マーレイ・エイブラハム  (ロバート・クロフォード)
アンナ・パキン        (クレア・スペンス)
ロブ・ブラウン        (ジャマール・ウォレス)
バスタ・ライムズ       (テレル・ウォレス)
マット・デイモン       (サンダーソン)
マイケル・ピット
コピー あなたが教えてくれた、
人生がこんなに美しいこと。
あらすじ
ブロンクス。黒人の高校生ジャマールは、いつもアパートの5階から彼らのバスケを覗き見している男の部屋に、度胸試しのために侵入した。
すると、彼は起きていて、それに驚いたジャマールは自分の鞄を置いて逃げて来てしまう。
翌日、鞄を返してもらったジャマールは、いつも詩を書き溜めておいたノートに赤字で添削してある事に気付く。
それが気になり、再びあの男の部屋を訪ねるジャマール。
実はこの部屋に住むウィリアムは、学校でも教材にされるほど有名な小説家だった。
感想
とても良いお話で感動しました!
最後の作文コンクールでのやり取りには涙がこぼれます。
この時ようやく「そうか〜、ウィリアムも友達を作ると言う夢が叶ったんだな〜」と気付かされたのです。(思いっきり遅い…)

まずはジャマールくんの頭の良さ加減に感動!
どこまで知っているんだ!と問いたいほど素晴らしい知識の深さです。
ジェームス・ジョイズを普通に読んでる時点で只者じゃないよね。
それに加えて、バスケもプロ並みなんですよ。
天も彼には二物を与えたって事ね。

そんな彼がブロンクスの学校にいるのは宝の持ち腐れ、とばかりに有名な私立のメイラー高校が引き抜きにやって来ます。
そこは今までの環境とは一変し、白人の金持ちばかり。
それでも、彼の才能は全然問題なく環境に順応していくのです。
この学校で、可愛いクレアちゃんと良い感じで仲良くなって行く様子は微笑ましいですね。
クレアちゃんは結構押してくるんだけど、ジャマールは自分の身分を弁えてて一歩引いてる感じ。
二人の微妙な距離が初々しさを醸し出してて、一人でにやけてました。(笑)

あと頑固な小説家を演じたショーン・コネリーも良かったです。
コチコチに凝り固まった頑固な性格の親父が、ジャマール少年との関係を深めるに連れて、段々と心を開くようになるです。
一つ、また一つと新しい事に挑戦していく様子がぐっくと来ますね。
また、その芝居が上手いんだわ〜。
さすがですね。
彼の去ったその後のエピソードも良かったと思います!

他にうるるっと来たのは、誕生日プレゼントにヤンキーズスタジアムに行く所。
やっとの事で外に出れた彼には、何よりのプレゼントだったのではないでしょうか。
これを思いつくジャマールもすごいよね。

ただこんな良い話なのに、バスケの試合はあんまりでした。
動きが速いのに、人物がアップになってるから、かなり酔いそうでしたよ。
これがもう少し上手く描かれていたら、★は満点だったかも。

最後の方でマット・デイモンが出てきて驚きました。
ちゃんとセリフがあるからカメオじゃないのかな??

オープニングのラップ少年が妙に印象に残ってます。
鑑賞日 2004.07.16

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spink.gif 小説の神様 君としか描けない物語(2020)   日本     [106分]
管理人評価   ★★
ジャンル 青春/ドラマ
監督 久保茂昭
出演者 佐藤大樹   (千谷一也)
橋本環奈   (小余綾詩凪)
佐藤流司   (九ノ里正樹)
杏花     (成瀬秋乃)
莉子     (千谷雛子)
坂口涼太郎  (野中)
山本未來   (河埜)
片岡愛之助  (千谷昌也)
和久井映見  (千谷優理子)
コピー 2人で1つのベストセラーを生み出せ!
「好き」を、あきらめない。
あらすじ
中学で作家デビューしたものの、SNSで酷評され、すっかり自分を見失ってしまった高校生作家の千谷一也。
同じクラスには売れっ子小説家の小余綾詩凪がいた。
美少女で人気者の詩凪だったが、性格は繊細な一也とはまるで正反対の超ドSだった。
そんな2人はある日、担当編集者から2人が協力すればベストセラーが作れるはず、と共作を提案される。
感想
最初モノクロ映像から始まったり、二人で物語を作る快感が広い草原で表現されたりと、色々こだわっているのは感じられました。
でも、お話としてはあまり魅力が感じられませんでした。

何でもそうですが、何もない所から作り上げるというのは、大変な作業ですよね。
それが人に読んでもらって評価されなければいけない小説となると、その難易度もグッとレベルが上がるのでしょう。

私は映画専門で小説はほとんど読みませんが、夫は小説が好きで部屋には所狭しと本が並んでいます。
そんな彼ならより小説に対する思いも深いだろうし、感じる所もあるのかもしれません。

最近は小説原作の映画作品も多いですが、一般的に映画は原作を超えられないと言われています。
だからという訳ではないですが、私は原作は読まない派です。
単純に読むのが苦手なだけですけどね。(汗)

橋本環奈ちゃんは上から物を言うドSな売れっ子小説家がぴったりはまってました。
普通あんな言い方されたらキレられると思うけど、可愛いって得ですね。

男の子の方もウジウジしている悩み多き売れない小説家が合ってました。
いつも不貞腐れた表情だったから、自信を持ってパソコンに向かう姿は輝いて見えました。

お互いに足りないものを補って、売れる作品を作るプロジェクト。
詩凪の閃いたアイデアをイメージ通りに文章化出来るという相性バッチリな一也。
文字が書けなくても物語を作りたい詩凪にとって、一也は同年代で理解してくれる最高のパートナーでした。

漫画は原作と作画が違うとか良くありますが、小説をこういう形で作るというのは珍しいんでしょうね。
二人が作り上げた物語は、ちょっと読んでみたいなと思いました。

小説原作作品。
鑑賞日 2021.09.12

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spink.gif ショウタイム(2002)  アメリカ
  SHOWTIME  [95分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/アクション
監督 トム・デイ
出演者 ロバート・デ・ニーロ     (ミッチ・プレストン)
エディ・マーフィ       (トレイ・セラーズ)
レネ・ルッソ         (チェイス・レンジー)
ペドロ・ダミアン       (シーザー・バーガス)
フランキー・R・フェイズン  (ウィンシップ警部)
モス・デフ          (レイジー)
T・J・クロス        (リラン)
ドレナ・デ・ニーロ      (アニー)
コピー ロス市警史上最悪の危険物。
この先カメラはお断り!
あらすじ
ロス市警のパトロール警官トレイ・セラーズは、囮捜査をしていたベテラン刑事ミッチの仕事をぶち壊し、その上TVで間抜けな失敗が放送され、皆の笑い者になってしまう。
その後、マクシスTV局はTVカメラを壊したミッチに、告訴しない代わりに警察ドキュメント番組を制作させろと要求、上司の命令もあり彼はしぶしぶ了解した。
ミッチの相棒には、汚名挽回とばかりに熱いアピールで名乗りを上げてきたトレイに決まった。
二人はドラマ仕立ての演出をこなしながら、本当の事件を追いかける。
感想
なかなか面白いアクション・コメディでした。
本当にデ・ニーロは、何でもこなせるすごい役者さんです。

トレイのアピール演技全開でのかっぱらい逮捕寸劇は爆笑でした。
いかにも!って雰囲気がプンプン臭ってましたからね。
バッジ番号言った後の熱い目線でバッチリ決まりました。
その後の密着取材でもカメラ目線でバシバシ決めるトレイ!
滑稽だけど、笑えるからOKです。

そのトレイとTV局の人達に振り回されるミッチが、とっても良い顔するんですよ〜。
ノリノリのトレイを尻目にシラ〜っとしている表情なんかが堪りません!
特設された告白ルームに、必ず一日五分は入らないといけないと言われ、バナナを食べたり、バッジを磨いたり、新聞読んだりしているんです。
その時の嫌そうな顔が、良い感じで歪んでいて上手い表現なんですよ〜。
思わず笑みがこぼれてしまいます。

あとミッチの陶芸作品も忘れてはいけません。
深くて渋みのある作品ばかりなのですが、一目で何か分からないのが素晴らしいです!(笑)
最後の作品も灰皿かと思いました。

アクションシーンは、爆破や派手な車の横転など、映画らしい演出でそこそこ迫力がありました。
でも、これまでドキュメントの演出なんじゃないのかと思えて、リアル感が薄かったようにも思います。

全然気付かなかったのですが、ミッチたちに演技指導していた先生は、「スター・トレック」のウィリアム・シャトナーだったんですね!
顔が全然違うから分かりませんでしたよ〜。

全体的に笑いが散りばめてあって、最後まで飽きずに観る事が出来ました。
中でも一番笑えたのは、レンタル・トラックのキングに電話した時に出た女性の反応でした。
電話の相手が有名なミッチだと知って、「オ〜マイガ〜!!」と眉間の血管が切れそうな声で叫んでました。
思わず巻き戻して、もう一回聞いちゃいましたよ。(^_^;)
その後の落ちつき方もGOODです!

二大俳優の活躍を気楽に楽しめる作品でした。
鑑賞日 2003.08.16

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spink.gif 娼年(2017)   日本     [119分]  R−18+
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/エロティック
監督 三浦大輔
出演者 松坂桃李  (森中領(リョウ))
真飛聖   (御堂静香)
冨手麻妙  (咲良)
猪塚健太  (平戸東(アズマ))
桜井ユキ  (恵)
山崎貴   (田島進也(シンヤ))
西岡徳馬  (泉川)
江波杏子  (老女)
コピー 僕を、買ってください。
あらすじ
名門大学に通う森中領は、恋愛や女性に興味が持てずに無気力な毎日を送っていた。
そんなある日、会員制ボーイズクラブ“Le Club Passion”のオーナー御堂静香と出会い、入店の試験を受けることになった。
こうして戸惑いつつも娼夫リョウとして働き始め、様々な女性たちの心の奥底の欲望と向き合っていく。
感想
なるほど〜。
さすがR−18+ですね。
肌色の割合が高い、高い!
役者さん、みんな体張ってます!

女性も性欲を満たしたいのは一緒ですよね。
色々な事情の女性の相手をしながら、”女”を知っていくリョウ。
彼の女性の原点は、早くに亡くなった母親なんです。
甘えられなかった母親の代わりを、女性に求めていたのでしょうか。

どんどん人気が出てVIP専用の地位にまで上り詰めます。
元々才能があったんですね。
変な夫婦に対する演技なんて、振り切ってて面白かったです。
サングラスしてるから余計に印象的でした。

最後の3人でエクスタシーを感じている演出には苦笑いが止まらない。
思わず、古っ!!!と声が出てしまいそうでした。
まあ、分かりやすくて良いんですけどね。
う、うん。(汗)
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鑑賞日 2019.05.02

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spink.gif 情婦(1957)   アメリカ   白黒
  WITNESS FOR THE PROSECUTION  [117分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/サスペンス/ミステリー
監督 ビリー・ワイルダー
出演者 タイロン・パワー      (レナード・ヴォール)
マレーネ・ディートリッヒ  (クリスティーネ・ヴォール)
チャールズ・ロートン    (ウィルフリッド・ロバーツ)
エルザ・ランチェスター   (ミセス・プリムソン)
トリン・サッチャー     (マイヤーズ検事)
イアン・ウォルフ      (カーター)
ヘンリー・ダニエル     (メイヒュー)
ノーマ・ヴァーデン     (エミリー・フレンチ)
ジョン・ウィリアムス    (ブローガン・ムーア)
フィリップ・トーン     (ハーン警部)
ユーナ・オコナー      (ジャネット・マッケンジー)
コピー
あらすじ
イギリス。
退院したての弁護士ウィルフリッド卿のもとに、殺人事件に関する依頼が舞い込んだ。
付き添いの看護婦プリムソムや執事のカーターは、病み上がりにはまだ早いと反対するが、依頼人の話を聞いたウィルフリッドは、自ら弁護する事を決心した。
依頼人はレナード・ヴォールという無職の男。
彼が仲良くしていたお金持ちのフレンチ夫人が殺されて、彼に容疑がかかったのだ。
感想
途中までは普通かな〜と思ってたんですけどね。
これは、これは、最後の最後にすごい結末が待ってました!
これが法廷物の元祖なんでしょうね。
「なるほど〜!!」っておでこをポンと叩きました。

まず最初に驚いたのが、弁護士事務所にあったリフト。
昔もこんな便利なものがあったんですね。
これが笑いのネタになってて、かなり笑わせて頂きました。

それと対だったのが、ウィルフリッドとプリムソムの掛け合い。
あんなに彼の事を思って安静にして下さいと言っているのに、完全無視されて可哀相なくらいです。
私ならすぐにでもお暇を頂くところですよ。
しかし、彼女の根性は見上げたものでした。

原作はあのアガサ・クリスティですか。
しかし、最後のオチは原作とは違うようですね。
私はこれでも十分驚いたのですが、原作ではどんな結末だったのでしょうか。
気になるところです。

最後まで分からなかったのが、タイトルの「情婦」の意味。
これは皮肉って付けたと受けとって良いのかしら?
そうだとしたらあまりに可哀相で、タイトルの効果によりますます同情してしまいます。
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鑑賞日 2005.01.15

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spink.gif ジョーカー(2019)   アメリカ  R−15+
  JOKER  [122分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス/ドラマ/犯罪
監督 トッド・フィリップス
出演者 ホアキン・フェニックス   (アーサー・フレック)
ロバート・デ・ニーロ    (マレー・フランクリン)
ザジー・ビーツ       (ソフィー・デュモンド)
フランセス・コンロイ    (ペニー・フレック)
マーク・マロン       (ジーン・アフランド)
ビル・キャンプ       (ギャリティ刑事)
グレン・フレシュラー    (ランドル)
シェー・ウィガム      (バーク刑事)
ブレット・カレン      (トーマス・ウェイン)
ダグラス・ホッジ      (アルフレッド・ペニーワース)
リー・ギル         (ゲイリー)
ダンテ・ペレイラ=オルソン (ブルース・ウェイン)
コピー 本当の悪は笑顔の中にある
あらすじ
大都会の片隅で、体の弱い母と2人でつつましく暮らしている心優しいアーサー・フレック。
コメディアンとしての成功を夢みながら、ピエロのメイクで大道芸人をして日銭を稼ぐ彼だったが、行政の支援を打ち切られたり、メンタルの病が原因でたびたびトラブルを招いてしまうなど、どん底の生活から抜け出せずに辛い日々を送っていた。
そんな中、同じアパートに住むシングルマザーのソフィーに心惹かれていく。
感想
アカデミー賞で話題になっていたので、ずっと見たいと思っていた作品です。
でも、私にはちょっと合わなかったかな。
アーサーの人生があまりに悲惨で見ていて辛かったです。
だからと言って人を殺して良い訳ないし、このストレスの持って行き場がなくて評価が上がりません。

しかし、アーサーを演じたホアキン・フェニックスは素晴らしかったです。
急に笑い出す病気がリアルで切ないのなんのって。
病気だと理解していてもずっと一緒にいるのは辛いでしょう。

もう世の中の理不尽が全てアーサーに降りかかっているのではないかと思うほどの不幸ぶりです。
急に笑い出してしまう病気、年老いた母親の世話、自分のせいではないのに会社をクビになる、当てにしていた行政の相談窓口が打ち切り・・・。
お金もなく、薬もなく、あるのは同僚にもらった銃だけ。
ここまで追い込まれた人に銃なんか持たせちゃダメだよ!
使うに決まってるじゃん!

もうそこからの転げ落ち方も悲惨でした。
見ているのが辛いくらい。
TVに出てると思ったら笑い者にされているだけだったり、自分の出生の秘密を知りたいと思ったら母親の本性を知ったり。
これだけ材料が揃えば、人を狂わせるのに十分です。

フランクリン・ショーでのジョーカーぶりは堂にいったものでした。
こんなに怖くてドキドキするのは久しぶりです。
思った以上の衝撃でストレスはMAXに。
こうして伝説は生まれたのですね。

とにかく暗くて悲惨で辛い映画です。
見終わった後の疲れが半端じゃない!
この後は楽しいコメディとか見ないとバランスが取れないですよ。
ちょっと録りためてるコメディ漁ってきます。

アカデミー賞主演男優賞受賞作品。
鑑賞日 2020.12.02

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spink.gif JAWS/ジョーズ(1975)   アメリカ
  JAWS  [124分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/パニック/アドベンチャー
監督 スティーヴン・スピルバーグ
出演者 ロイ・シャイダー     (マーティン・ブロディ署長)
ロバート・ショウ     (クイント)
リチャード・ドレイファス (マット・フーパー)
ロレイン・ゲイリー    (エレン・ブロディ)
カール・ゴットリーブ   (メドウズ)
マーレイ・ハミルトン   (ボーン市長)
ジェフリー・クレイマー  (ヘンドリックス)
スーザン・バックリーニ  (クリシー)
ジョナサン・フィレイ   (キャシディ)
クリス・レベロ      (マイケル・ブロディ)
ジェイ・メロ       (ショーン・ブロディ)
テッド・グロスマン    (入江のボートの男)
ピーター・ベンチリー   (TVレポーター)
コピー
あらすじ
平和な海水浴場に突如出現した巨大な人喰い鮫。
観光地としての利益を求める市当局によって対応が遅れ、犠牲者の数は増すばかり。
そこで遂に警察署長ブロディと漁師クイント、海洋学者フーパーの三人の男が鮫退治に乗り出す。
感想
有名な音楽がかかると、来るぞ来るぞ!と気持ちが高ぶります。
それくらい有名な作品です。
子供の頃に見た事あると思うのですが、怖くて全部は見てないのかもしれません。

という事で、改めて見直してみる事に。
作りものだと分かっていても怖い大鮫。
人を次々と襲っていきます。
海に広がる真っ赤な血が恐怖をあおります。

警察の対応も後手後手になり、また一人犠牲者が増えました。
そこで立ち上がったのが、署長のブロディ、漁師のクイント、海洋学者のフーパー。
3人は小型の船で大鮫に向かいます。

後半は大鮫と3人の戦いなんですね。
樽の目印が付いた槍を打ち込むので、その樽の動きで鮫の動きも分かります。
でも、分かっていてもどうする事も出来ないほど大きな鮫なのです。

たまに見える鮫の画が強烈に残っていて、姿が見えなくても緊張感は持続します。
油断してると、急に出てくるんですよね。
これがすごい演出ですよね。
この作品を作った時、監督のスティーヴン・スピルバーグは27歳だったそうです。
天才はこうして世間に名を知らしめたのですね。

最後は1VS1の戦いに。
鬼気迫る迫力に、手に汗握っての鑑賞となりました。

今、見ても素晴らしい作品だと実感しました。
CGなんか使わなくても、こんなに怖いパニック映画が作れるんですね。

《関連作品》
第2作「JAWS/ジョーズ2(1978)
第3作「ジョーズ3(1983)
第4作「ジョーズ'87/復讐篇(1987)
鑑賞日 2018.06.16

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spink.gif JAWS/ジョーズ2(1978)   アメリカ
  JAWS 2  [116分]
管理人評価   ★★★
ジャンル パニック/アドベンチャー/サスペンス
監督 ジュノー・シュウォーク
出演者 ロイ・シャイダー      (マーティン・ブロディ署長)
ロレイン・ゲイリー     (エレン・ブロディ)
マーレイ・ハミルトン    (ラリー・ヴォーン市長)
ジョセフ・マスコロ     (レン・ピーターソン)
ジェフリー・クレイマー   (ジェフ・ヘンドリックス)
コリン・ウィルコックス   (ドクター・エルキンス)
アン・デューセンベリー   (ティナ・ウィルコックス)
マーク・グラナー      (マイケル・ブロディ)
バリー・コー        (トム・アンドリュース)
スーザン・フレンチ     (グレース・ウィザースプーン)
ゲイリー・スプリンガー   (アンディ・ニコラス)
ドナ・ウィルクス      (ジャッキー・ピータース)
ゲイリー・デュビン     (エディ・マーチャンド)
ジョン・デュカキス     (ポール・ローマン)
G・トーマス・ダンロップ  (ティミー・ウェルドン)
デヴィッド・エリオット   (ラリー・ヴォーン・Jr)
マーク・ギルピン      (ショーン・ブロディ)
キース・ゴードン      (ダグ・フェターマン)
シンシア・グローヴァー   (ルーシー)
コピー 海が静かになった時・・・第2の恐怖が始まった!
あらすじ
リゾート地アミティ。
警察署長のブロディは、最近立て続けに起きている海での事故が気になっていた。
スキューバダイビングをしていた富豪が行方不明になったのも、水上スキーをしていた女性とボートを操縦していた女性が行方不明になったのも、巨大鮫の仕業ではないかと推測する。
しかし、リゾート地として売り出したい市長や議会の人々は、口うるさいブロディを警察署長から解雇した。
感想
「1」を全然覚えていませんが、この作品だけでも楽しめました。
今回の巨大鮫は、人間の反撃をくらって、顔に傷を負った鮫でしたね。
こいつが執拗に人間たちを襲ってくるのです。

前回に続き、活躍するのは警察署長のブロディ。
息子たちがヨットで遊ぶのが好きなので、海を危険だと思った彼は、長男マイクにバイトをさせる事にしました。
そして、自ら監視台に立ち、巨大鮫を見張るのです。

しかし、神経質になり過ぎた為、鰯の群れを鮫と勘違いして、海岸の観光客たちをパニックにさせてしまいます。
ここの緊張感も見事でしたね。
怖い経験をしているだけに、慎重になる気持ちも分かります。

一人また一人と鮫の犠牲者が増えていく町。
市長たちも一回経験があるんだから、早急に対処したら良いのに・・・。
金に目が眩んでしまって、今回も同じ過ちを繰り返してしまいました。

何も知らずに友達とヨットで沖に出てしまったマイクたち。
こんな大海原で壊れたヨットの上に取り残されたら、気が変になってしまうのも仕方ない事です。
しかも、巨大鮫が執拗に襲ってくるのですから、尚更です。

パトロールの小型ヘリが鮫に襲われるシーンが印象的でした。
やっと助かったと安心させといて、再び地獄へ突き落すやり口が、本当に見事で恐ろしかったです。
パイロットは鮫の存在すら知らなかったでしょうに。
あっと言う間の出来事でした。

そして、何とか救助に駆け付けたブロディ。
しかし、鮫に邪魔されてなかなか上手く救助が出来ません。
最終手段の高圧ケーブル。
ここでの自分を餌にしたブロディの活躍は、本当にカッコ良かったです!

レベルが下がる傾向にある続編とは思えないクオリティですね。
「1」と同じ水準で楽しめました。
まだ続編があるようなので、ついでにそちらもチェックしたいと思います。

《関連作品》
第1作「JAWS/ジョーズ(1975)
第3作「ジョーズ3(1983)
第4作「ジョーズ'87/復讐篇(1987)
鑑賞日 2024.04.23

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spink.gif ジョーズ・アパートメント(1996) アメリカ
LEO'S APARTMENT   [80分]
管理人評価   ×
ジャンル コメディ/ファンタジー
監督 ジョン・ペイソン
出演者 ジェリー・オコンネル
ミーガン・ウォード
コピー 劇場未公開
あらすじ
ニューヨークにやって来たジョーは、今にも崩れそうなボロボロのアパートに住みついた。
そこでは、さっきまであった食べ物がなくなったり等、奇妙な事が次々と起こる。
何とその部屋には、ゴキブリが5万匹も住んでいたのだ!
ジョーは退治するべく奮闘するのだが、彼らはなんと喋ったり踊ったりする事が出来た。
感想
すごいのを見てしまいました。気分悪いです。
深夜やっている映画を見ようと新聞を見ていて、時間が短いという理由で選んだのが間違いでした。
ゴキブリと超不潔な男の物語でした。
ゴキブリの大群が、歌い踊るというおぞましい光景は目に焼き付いて離れません。
コミカルなミュージカル調にしてあるのですが、茶色いあやつ達はかわいいなんて思えません。
今日安眠できるかしら?
見てしまった自分が許せません!
鑑賞日 2002.05.21

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spink.gif 少林サッカ−(2001) 香港
 SHAOLIN SOCCER/少林足球   [112分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル スポーツ/アクション/コメディ
監督 チャウ・シンチー
出演者 チャウ・シンチー    (シン)
ン・マンタ       (ファン)
ヴィッキー・チャオ   (ムイ)
パトリック・ツェー   (ハン)
コピー 君はまだ、究極のサッカーを知らない。
あらすじ
ある日ファンは、街で屑拾いをしながら少林拳を世間に広めるため熱心に説いていたシンと出会う。
少林拳で鍛えた彼の強靭な脚力に気付いたファンは、シンにサッカーをしないかと誘った。
実はファンはかつて一流のサッカー選手で、"黄金の右"と呼ばれていた。
しかし、ある事件から自慢の右足を折られてしまい、それ以来ライバルのハンの下で屈辱の雑用係をさせられていた。
だが、その事件がハンの仕組んだものだったと知ったファンは、ハンとサッカーで対決することを誓い、シンの仲間を集めて新しいチームを作る。
感想
久しぶりに大笑いしました。
真剣に(?)面白かったです。

監督が「キャプテン翼」を見てこれを作ろうと思ったというのは納得しました。
私的には面白い半分、かっこいい半分ですね。
お得意のワイヤーアクションをふんだんに使って、CGを駆使して実写版「キャプテン少林翼」を完成させた監督に敬礼!!です。

一癖も二癖もある登場人物達もそれぞれの必殺技がバシッと決まってさすが少林寺という感じです。
パンツ被っててもかっこよく見えました。

真剣に火星人みたいじゃないか!っていう台詞にはバカ受けでした。
大人しく地球はまかせて火星に帰ろうかな。(笑)
鑑賞日 2002.10.28

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spink.gif 植物図鑑 運命の恋、ひろいました(2015)   日本     [112分]
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス
監督 三木康一郎
出演者 岩田剛典   (日下部樹)
高畑充希   (河野やさか)
阿部丈二   (竹沢陽平)
今井華    (野上ユリエ)
谷澤恵里香  (玉井千秋)
相島一之   (警察官)
酒井敏也   (来店客)
木下隆行   (内覧客)
ダンカン   (山崎誠)
大和田伸也  (登来柳明)
宮崎美子   (河野典子)
コピー 名前しか知らない、
あなたを
好きになっても
いいですか?
あらすじ
東京でひとり暮らしをしている23歳の河野さやか。
仕事もプライベートも冴えない日々を送っていたある冬の日、ほろ酔い気分で帰宅した彼女は自宅アパートの前で、行き倒れのイケメン男子・樹を拾う。
翌朝、目覚めたさやかは朝食を準備している樹の姿を見て驚くが、朝食の美味しさに思わず同居を提案してしまう。
こうして樹に料理と家事をやってもらい、半年という期限付きの同居生活をスタートさせたさやか。
樹は植物にやたら詳しくて、週末にはさやかを連れて近所の川原や土手で“野草狩り”をしては、それらを使った美味しい料理を次々と作ってくれるのだった。
そんな驚きに満ちた日々を送るうち、樹に対して単なる同居人以上の感情を抱き始める。
感想
明るく優しい雰囲気は良いのですが、ツッコミ所が多過ぎてこの世界に入り込めませんでした。
行き倒れ男子を拾うは漫画に良くあるシチュエーション。
ただしイケメンに限るの通り過ぎて苦笑いです。

そして、朝ご飯の美味しさに感動したさやかは、その男子と半年一緒に住む事を決めます。
得体の知れない男子なのに、自ら家にいるように引き留めた理由が、料理が上手いからはちょっと強引過ぎますね。
このイケメンだから全てOKな展開が、素直に受け入れられませんでした。

イケメンで清潔感ある爽やか男子でも、女子と暮らしてたらそれなりに欲望が湧いてくると思うのですが、そこは鉄壁のイケメンパワー全開で決して手は出しません。
それに不満を持つ女子の気持ちは、どんどんストレスとなって溜まっていき、どこかの女子からもらったハンカチを見て爆発!
やっと想いが通じました。
イケメンも我慢してたんだと思うと、ちょっとだけキュンとしました。

雑草に詳しい樹は、野草料理も得意で、さやかもその料理に舌鼓を打つのですが、美味しそうとは思えず共感出来ませんでした。
でも、お弁当は美味しそうでしたよ。
毎日あんな健康に良さそうなお弁当作ってくれる男子は大歓迎です。

樹の正体は途中何となく分かりましたが、こういう再会になるとは意外でした。
この為に頑張った1年だったんですね。
でも、本気で好きだったなら、ちゃんと話して待ってもらっても良かったのに・・・。
それじゃ映画にならないか。

さらっとした印象の作品で、さらっと見れましたけど、すぐに記憶から無くなりそうです。

GYAOで鑑賞。

有川浩小説原作作品。
鑑賞日 2021.01.22

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spink.gif ショコラ(2000) アメリカ
 chocolat   [121分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ
監督 ラッセ・ハルストレム
出演者 ジュリエット・ビノシュ    (ヴィアンヌ)
ジョニー・デップ       (ルー)
ジュディ・デンチ       (アルマンド)
レナ・オリン         (ジョゼフィーヌ)
アルフレッド・モリナ    (レノ伯爵)
キャリー=アン・モス     (キャロリーン)
レスリー・キャロン      (マダム・オウデル)
ジョン・ウッド        (ギリアム)
ヴィクトワール・ティヴィソル (アヌーク)
コピー おいしい幸せ、召し上がれ
あらすじ
厳しい伝統の根付く小さな町に引っ越してきたヴィアンヌ親子。
彼女はチョコレートショップを開き、お客の好みのチョコレートを当てる等の特技で来た人の心を暖めていた。
しかし無信仰を許さない町の人々は、教会に通わない彼女と話す事も彼女の店に行く事も毛嫌いし、彼女と関わる事を避けていた。
その内だんだんと美味しそうな匂いに誘われて店に入ってくる人が増えていき、食べると幸せになる不思議なチョコを食べて幸せになる人が増えてきた。
感想
見るのは今回2回目ですが、前回思った感想とは違う感情が湧いてきました。
前見た時はなんとなく物足りないと思ったのですが、今回は幸せな気持ちで胸がいっぱいになりました。
出てくるチョコがみんな美味しそうで、よだれが出てきましたよ。(>_<)
ヴィアンガなら私の好みも分かるんだろうな。
是非当ててもらいたいものです。

前回はジョニー・デップが演じるジプシーの男性が少ししか出てこない事に不満があったのですが、彼はあくまで流れ者で束の間の恋の方が自然なんだなと納得しました。
ただ単にカッコイイからもっと見たかった私の願望によるひがみだったという事です。(^_^;)

変わり者の為に娘に会わせてもらえなかった祖母と孫の幸せ、夫婦生活もご無沙汰で冷めきっていた夫婦の幸せ、家庭内暴力に悩む主婦の幸せなど、街の人々のいろいろな幸せが観客の心も暖めてくれます。
今心が冷えきっているなと思っているあなた!
見た方がいいですよ。
見終わった後の気持ちと言ったら、例えようの無い程心地のよいものですよ。(私はですので苦情はご勘弁下さい)

いつもながらラッセ・ハルストレム監督の作品には心が癒されます。
さすが私が尊敬してやまない偉大なる監督です。ありがとうございました。

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spink.gif 女子ーズ(2014)   日本     [97分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/特撮
監督 福田雄一
出演者 桐谷美玲    (女子・レッド/赤木直子)
藤井美菜    (女子・ブルー/青田美佳)
高畑充希    (女子・イエロー/黄川田ゆり)
有村架純    (女子・グリーン/緑山かのこ)
山本美月    (女子・ネイビー/紺野すみれ)
大東駿介    (成瀬輝彦)
安田顕     (皆川)
岡田義徳    (課長)
ムロツヨシ   (電車の男)
黄川田将也   (イケメン)
落合モトキ   (吉村)
皆川猿時    (道明寺公彦)
きたろう    (砧博士)
佐藤二朗    (チャールズ)
コピー 選ばれし5人の女たちが揃ったとき
最強の戦隊が誕生する!
が、なかなか揃わない。
なぜなら女子とは、そういうものだからである…
あらすじ
謎の司令官チャールズによって結成された女子だけの5人組戦隊“女子ーズ”。
選抜基準はただ一つ、名前に色が入っていること。
こうして不本意ながらもチャールズにスカウトされ、平和のために怪人たちと戦うことになったのは、仕事熱心で真面目なリーダーの“レッド”赤木直子、気の強い口ワルギャルの“ブルー”青田美佳、極貧のバイト掛け持ち“イエロー”黄川田ゆり、素直な大根劇団員の“グリーン”緑山かのこ、おっとりお嬢様の“ネイビー”紺野すみれの5人。
そんな彼女たちの武器は無敵の必殺技“女子トルネード”。
それは、5人揃ったときに初めて繰り出せる技だった。
感想
ゆる〜いコメディですね。
女子ならではの理由で、なかなか5人揃わない女子ーズ。
仕事やバイトで忙しい彼女たちが、力を合わせて敵を倒すのですが、どれもこれも本当に地球の命運がかかっているのかと思うほどゆるい展開です。
敵の怪人に「電話をかけるから待って」とか「5人揃うまで待って」とか、怪人が待ってくれていたから良いものの、地球を守るにはあまりにも頼りない正義の味方です。

敵が襲来しても「マツエクしてるから行けない」とか「大事なプレゼンがあるから行けない」とか女子ならではの理由で、5人揃わないんですよ。
しかも、どうでも良いシーンが長いんですよね。
陸橋を渡る人をカウントする仕事をしていたイエロー。
彼女の仕事を理解する為、レッドもしばらくそこに立つのですが、そのシーンの長い事!!!!
ええ!!こここんな尺いる!?
それくらいたっぷり時間が取ってありました。

福田雄一監督の作品は当たり外れがあるんですよね。
これは完全に外れです。(汗)
今見ると超豪華な面々ですが、良い所が活かされていないというか、残念な仕上がりになっていました。
女子をなめるなよ!!!!
鑑賞日 2019.04.21

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spink.gif ジョゼと虎と魚たち(2003)   日本     [116分]  PG−12
管理人評価   ★★★★
ジャンル ロマンス/ドラマ
監督 犬童一心
出演者 妻夫木聡  (恒夫)
池脇千鶴  (ジョゼ)
新井浩文  (幸治)
上野樹里  (香苗)
江口徳子  (ノリコ)
新屋英子  (ジョゼの祖母)
藤沢大悟  (隆司)
陰山泰   (雀荘のマスター)
コピー 忘れたい、いとおしい、
忘れられない。

ある日、恒夫は
乳母車に乗った
脚の不自由な少女と
出会った
あらすじ
雀荘でバイトしている大学生の恒夫。
彼はある日、雀荘で噂になっていた乳母車の不気味なババアと遭遇。
その乳母車の中には、足の不自由な女性が乗っていた。彼はひょんな事から彼女らの家で朝ごはんをご馳走になる事に。
料理は驚くほど美味く、すっかり味の虜になってしまった恒夫は、度々この家を訪れるようになる。
感想
いや〜、これは良い作品ですね。
最後はかな〜り切ないですけど、全体のバランスが抜群に良いです!

なんと言っても登場人物のキャラが良い!
妻夫木くんってそんなに興味なかったけど、この普通の男の子の役は良かったですね。
他が強烈なキャラばかりだから、普通の役はとっても大事なんですよね。
恒夫はヒーローなんかじゃなく至って普通の男の子。
でも、ジョゼにとっては特別だったんだな。

そんなジョゼを演じたのは、池脇千鶴。こちらのキャラは強烈でしたね!
話し方、着てる服、生活環境、同居人、友人、そして身体的障害。
何から何まで特殊でした。
そんな中で強く生きているジョゼ。
彼女の生き方、素敵だな〜。
そっけない態度ですれた感じなのに、中身は前向きな考え方をする器の大きい人。
その懸命に生きている姿には心打たれました。
また1つの恋愛を経て、より一層強くなっているのがすごい。
思わず尊敬です。

それにジョゼの設定が面白くて好きですね。
何やら不気味な風貌なのに、料理上手で本の虫。SMにも理解があるとか。(笑)
足が不自由なのも楽しい会話を聞いていると忘れてしまうくらい。
でも、それはあの家の中だけなんですよね。
一歩外に出ると、色々な弊害が出てくるわけで。
ここらへんが非常に切ない所です。
彼もジョゼと付き合ったことで、人間として男として一回り成長したんじゃないかな。
そう思えました。

あと、ばあちゃんのキャラも良かったですね!
あの不気味さは彼女にしか出せない!と言っても過言ではないでしょう。
でも、孫思いの良いばあちゃんです。

この作品はやっぱりラブシーンについて書かない訳にはいきませんね。
いっぱいおっぱいが出てたけど、まさかジョゼまでボロンしちゃうとは!!
これには正直ビビリました!
またキスシーンがどれもこれも濃厚でね〜。
思わず口を開けて見入っちゃいましたよ。(笑)

特典のコメンタリーで見るとまた違った楽しみ方が出来るんですよね。
本人たちの解説付きで見るラブシーンはドキドキ感が2割り増しです。
一番切なかったのは、ラブホでのジョゼの一人語り。
全部分かってて全部受け入れて、それでも良いって言える強さがすごく切なかったな。

お店では号泣映画というカテゴリーにあったんですけど、私は全然泣きませんでした。
泣かなくても良い作品だったので大満足ですけどね。
やっぱり良い作品を見た後は、心が爽やかです!
切ない内容のはずなのに不思議ですわ。
鑑賞日 2007.06.22

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spink.gif ジョディ・フォスターのママはゴースト(1981)  アメリカ
  O'HARA'S WIFE  [90分]
管理人評価   ★★
ジャンル ファンタジー/コメディ
監督 ウィリアム・バートマン
出演者 ジョディ・フォスター     (バーバラ・オハラ)
エドワード・アズナー     (ボブ・オハラ)
マリエット・ハートリー    (ハリー・オハラ)
ペリー・ロング        (ロブ・オハラ)
トム・ボスリー        (フレッド・オハラ)
レイ・ウォルストン      (ウォルター)
アレン・ウィリアムズ     (ビリー)
マリー・ジョー・カトレット  (グロリア)
ネルソン・ウェルチ      (ネイサン・アトレビー)
コピー TVM
あらすじ
忙しい日常を送るハリーと夫で弁護士のボブ夫婦は、20年間ぶりにスペイン旅行に出かけようとしていた。
だがその前日、ハリーは倒れ脳死状態になってしまう。
ハリーの死後、一人では何も出来ないボブ。
そんなある日、突如ボブの前にあのハリーが現れ、何事もなかったかのように振舞い出す。
自分が死んだことに気付いていないハリーが巻き起こす大騒動を描く。
感想
いい話なのか、つまらない話なのか、すごく微妙な話でした。
ハリーは家族のために出てきたんだけど、仲互いさせたいのか、仲を取り持とうとしているのかも微妙で中途半端なんですよ。
なんかスッキリしなくて、かなり消化不良気味です。

でも、あの曲にはグッときました。『さよならだけは言えない』って内容の曲。
これは良かったですね。
あ、それと、他人から見たボブが、ハリーと絡んでいる姿は面白かったです。
特に一人でキスしている姿は間抜けでしたね〜。
その滑稽さは笑えました。
タイトルにもなっているジョディ・フォスターが、若くてピチピチしてて、初々しかったですね〜。
でも、重要な役でもないし、これといって記憶にも残らなかったです。
言ってしまえば誰でも良かったって感じですかね。
まあ、映画に出始めの頃は、これぐらいの役が普通でしょうね。

スターが昔、チョイ役で出ていた作品を「〇〇の△△」と銘打ってビデオ化した作品って結構ありますよね。
例えば「ブラット・ピットの君にメロメロ」とか。
そういう作品は、私の経験上、まず間違いなく面白くないです。(笑)
こういうのに誰も面白さなんか求めてないかな。
ただファンの人の「何でも良いからこの人の出ている作品を見たい!」って要望に答えて出しているだけでしょうから…。(違うかな?)

この話は進み方が強引で、理解しがたい所が多々ありました。
所謂ご都合主義ですね。
まず、ハリーが何の前触れもなく倒れる所で唖然とさせられます。
あまりの急変に迷子状態ですよ。
まあ、心臓発作は突然来るものだし、これがないと話が進まないのは良く分かるのですが、あまりに急で戸惑いました。

あと、何故ゴーストのハリーがボブに仕事を辞めさせようとするのかが理解できませんでした。
今は良いかもしれないけど、世界中を飛び回ったあと、住む所はどうするのでしょう?
ちょっと無責任ではないでしょうか。

何も知らずに見ていたのに、あまりに内容がまとまっていないので、途中から「これはTVMだ」と確信してました。
そんな雰囲気がそこかしこに漂っている作品です。(意味不明か…)
鑑賞日 2003.11.27

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spink.gif 女帝キャサリン(1997) ドイツ
  Catherine The Great     [104分]
管理人評価   
ジャンル 歴史劇
監督 マーヴィン・J・チョムスキー
出演者 キャサリン・ゼタ=ジョーンズ  (キャサリン2世)
ジャンヌ・モロー        (エリザベス女王)
ハンス・ヤニック        (ピーター3世)
マーク・マッギャン       (グレゴリー・オルロフ)
ブライアン・ブレスド      (フレッド・ベストゥージェフ)
ポール・マッギャン       (グレゴリー・ポチョムキン)
ジョン・リース=デイヴィス   (プガチョフ)
オマー・シャリフ        (ラズモフスキー)
クリストフ・ヴァルツ     (ミロヴィッチ)
コピー 劇場未公開
あらすじ
1745年、ドイツの田舎貴族の娘キャサリンは、ロシアの女帝エリザベスの甥ピーターと結婚した。
それから7年後、いつまで経っても甥夫婦が跡継ぎに恵まれない事を心配したエリザベスは、ピーターに子種が無いと知り、プレイボーイで知られる貴族セルゲイに、キャサリンを誘惑して子供を設けるように命じた。
キャサリンはセルゲイと恋に落ち、無事長男を出産。
しかし、それが女王の差し金と知って彼女は深く傷付く。
その苦しみを抜け出したキャサリンは、男達を利用してのし上がる事を覚え、段々と権力を強めていった。
感想
実在の人物の話みたいですが、話が飛びすぎて訳が分からなくなりました。
キャサリンの成り上がり物語って事でしょうか?
時代背景が良く分からないから、理解出来なかったのでしょうね。
ロシアなのに、皆英語を喋っているとかいう問題じゃないです。(笑)

キャサリン役のキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。(同じですね…)
彼女らしく無いというか、演技が未熟なように思えたのは私だけでしょうか?
いつ撮られたのか不明ですが、「シカゴ」を見ると、この作品の彼女は別人のようです。
見た目は相変わらず美しいですが、輝きが違いますね。
時代劇だからかな?思うように力を発揮出来なかったのかもしれませんね…。
しかし、女王としての貫禄は十分で、誰もが平伏すだけの迫力はありました。
戴冠式は荘厳な雰囲気で、これでもか!というほど豪華な衣装を見事に着こなしてました。
一番驚いたのは、バスケットボール大で全部ダイヤの王冠です。
権力の象徴なのは分かるけど、でかさに限度があるでしょ。(-_-;)
これをかぶったキャサリンは、首が折れそうでしたよ。(汗)
キャサリンの口元のホクロがセクシーでした。

個人的に時代劇には欠かせない豪華なドレスが一番の楽しみでした!
やっぱりいいわ〜。
こういうドレス!!
キャサリンがベストゥージェフと攻撃中止の手紙を出すかどうか話している時に着ていた紺のドレスがお気に入りです。
キャサリンの毎回違うドレスは見ていて飽きませんでした。
しかし、楽しめるのはそこくらいで、後はただ事の成り行きを黙って見てるだけです。
こういう作品は少しでも予備知識を入れてから見た方が楽しめるのでしょうね。
"王族に愛は関係無い"って事だけは良く分かりました。
鑑賞日 2003.06.03

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spink.gif ジョナサン-ふたつの顔の男-(2018)   アメリカ
  JONATHAN  [95分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/サスペンス/SF
監督 ビル・オリヴァー
出演者 アンセル・エルゴート      (ジョナサン/ジョン)
スーキー・ウォーターハウス   (エレナ)
パトリシア・クラークソン    (ナリマン博士)
マット・ボマー         (ロス・クレイン)
ダグラス・ホッジ        (ハンス)
コピー <午前7時と午後7時>に切り替わる、ふたつの異なる人格。
すべては、完璧に制御(コントロール)されているはずだった――。
あらすじ
規則正しい生活を送るジョナサンには、ある秘密があった。
彼の心には、内気なジョナサンとは対照的に、社交的な性格であるもう一つの人格ジョンがいるのだ。
2人は脳内に埋め込まれたタイマーによって正確に12時間ごとに切り替わるように設定され、昼はジョナサン、夜はジョンが活動するようにしていた。
互いに隠し事はせず、毎日ビデオメッセージでその日の出来事を報告し合っていた。
しかし、ある嘘をきっかけに、少しずつ2人の歯車が狂い始める。
感想
多重人格者の日常を描いた興味深い作品です。
良くあるのは、いつ他の人格に切り替わるか分からないとか、寝ている間だけ他の人格が行動するとかだと思いますが、この作品ではきっちり12時間で切り替わるというのが斬新な設定だと思います。

そのおかげで昼間に行動できるジョナサンは、正社員として仕事に就けているし、ストレスなく規則正しい生活が送れています。
一方のジョンは、日雇いのバイトを転々とする日々のよう。
しかし、社交的で友達もいるし、タイプは違いますが、バランス良く出来ているのです。

その均衡が破れたのは、ジョンに彼女がいるという事実の発覚。
お互い彼女は作らないという約束を、ジョンが破ったからでした。
大事な彼女を失くし、出てこなくなってしまったジョン。
ジョンを心配したジョナサンは、彼女のエレナに接触し、ジョンを説得して欲しいと頼むのでした。

エレナからしたら、元カレが現れて自分を説得して欲しいと言われたら驚きますよね。
普通の人ならなかなか受け入れ難い状況だと思います。
しかし、エレナはジョナサンたちの複雑な状況を理解し、今度はジョナサンと付き合い始めるのでした。
普通に寝ていた彼が、「初めてなんだ」と言ってくる状況って特殊過ぎますよ!
でも、このシーンが印象に残りました。

途中から何となく終わりが予想出来ました。
9歳の頃の話を聞いたら、もっと早い時点で一人の人格に出来たんじゃないかと疑問が残ります。
まあ、どちらにせよ、選択が難しい事に変わりはありませんからね。
医者たちからしたら、貴重な人材を手放したくなかっただけなのかも。
自由になった彼の人生が気になります。
鑑賞日 2023.10.04

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spink.gif ジョニー・イングリッシュ(2003)   イギリス
  JOHNNY ENGLISH  [87分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/アクション
監督 ピーター・ハウイット
出演者 ローワン・アトキンソン   (ジョニー・イングリッシュ)
ナタリー・インブルーリア  (ローナ・キャンベル)
ベン・ミラー        (バフ)
ジョン・マルコヴィッチ   (パスカル・ソヴァージュ)
ローランド・デイヴィス   (アンソニー・シェヴェニクス)
コピー 恐れを
知らない
危険を
知らない
そして、な〜にも
解っちゃいない
あらすじ
英国選りすぐりのスパイたちが不慮の事故で全滅したため、唯一生き残った間抜けなスパイ:ジョニー・イングリッシュに任務が与えられた。
その任務とは女王の戴冠式用宝石の警護。
しかし、あっさりと宝石を取られてしまい、ジョニーは必死の追跡調査をすることに。
感想
まあまあ楽しめたけど、苦手な所も多かったです。
私は人が恥をかいてる様子を笑うというスタイルが苦手なんです。
だから「ビーン」も好きではありません。

主人公はいちいちドジを踏むジョニー。
だけど、自分のミスは一切認めようとしない。
最初っから建物の中で迷子になってんじゃん!!(笑)

そんな彼がどうしても好きになれないのです。
あまりにわざとらしいとしらけちゃうのよね。
個人的にはさりげないボケとか、さりげない笑いが好みです。

でも、「君の娘さんたちに、小さなチ○チンがついてますように」という台詞には大爆笑!
これTVCMで流れてる時から爆笑だったけど、実際に見てまた腹を抱えて笑いました。
あのジョニーのまじめな顔が堪りません。
回転寿司ってイギリスにもあるんですね。
ウニが細長いのは何故??

ヒロインのナタリー・インブルーリアって歌手ですよね?
昔CD聞いてたような気がする。
この映画でスクリーンデビューですか?
コメディアンヌが目標なのかな。

そして、こんな作品に出ていて驚いたのがジョン・マルコヴィッチ。
何故あなたがここに?
しかし、そこはさすがですね。
おどけて見せるのもお手のもの。
フランスなまりのテロテロな話し方が上手かったです。

似顔絵の人、いたね。(笑)
鑑賞日 2004.09.21

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spink.gif ジョン・ウィック(2014)   アメリカ/カナダ/中国  R−15+
  JOHN WICK  [101分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/サスペンス
監督 チャド・スタエルスキ
出演者 キアヌ・リーヴス     (ジョン・ウィック)
ミカエル・ニクヴィスト  (ヴィゴ・タラソフ)
アルフィー・アレン    (ヨセフ・タラソフ)
エイドリアンヌ・パリッキ (ミズ・パーキンズ)
ブリジット・モイナハン  (ヘレン)
ディーン・ウィンタース  (アヴィ)
イアン・マクシェーン   (ウィンストン)
ジョン・レグイザモ    (オーレリオ)
ウィレム・デフォー    (マーカス)
ランス・レディック    (シャロン)
デヴィッド・パトリック・ケリー (チャーリー)
トーマス・サドスキー   (ジミー)
ランダル・ダク・キム   (ドク)
コピー 見惚れるほどの、復讐。
あらすじ
愛する妻ヘレンを亡くし、悲しみに暮れる元殺し屋ジョン・ウィック。
そんな彼の心を癒してくれたのは、亡き妻から贈られた一匹の小犬デイジーだった。
ある日、マフィアのボスを父に持つヨセフが、ジョンの自宅を襲撃し、欲しがっていたマスタングを奪い去っていく。
その時にデイジーを殺されたジョンは、たった一人で犯人への復讐に立ち上がる。
感想
義理の実家でこのシリーズを少し見た事があったので、いつか「1」が見てみたいと思っていました。
なるほど!
こういうお話だったのですね。

とにかくジョン・ウィックの銃さばきが見事です。
どんなに敵がいようとも、あっという間にバタバタと倒していく様が爽快でした。
一発当てて動けなくした後は、頭部を狙って仕留めに行くんです。
最小限の弾数で仕事をこなすのは、さすが伝説の殺し屋と呼ばれただけあります。

引退して5年も経っているのに、現役並みの動きが出来るのは、日頃から訓練は怠っていなかったという証拠かな。
それか怒りが頂点に達して、いつも以上の力が出ちゃってるのかも。

あと、長年仕事をしていた街だから、要所要所で友人たちが助けてくれました。
彼らがいなかったら、ジョンの復讐は果たせていなかったでしょう。
しかし、手助けしてくれた友人たちが犠牲になったのは辛いですね。
そういう世界で生きているからこそ、命を懸けて助けてくれたのだと思います。

キアヌ・リーヴスはいくつになっても変わらないですね。
動きのキレも抜群だし、見た目もクールでカッコ良かったです。
こんなに黒いスーツを着こなせる人は、彼以外いないのではないでしょうか。
今回も素敵でした。

今の時点で第3弾まであるようですね。
もう少しで「2」の無料配信も始まるみたいなので見てみようと思います。

《関連作品》
ジョン・ウィック:チャプター2(2017)
ジョン・ウィック:パラベラム(2019)
鑑賞日 2022.08.17

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spink.gif ジョン・ウィック:チャプター2(2017)   アメリカ  R−15+
  JOHN WICK: CHAPTER 2  [122分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/サスペンス
監督 チャド・スタエルスキ
出演者 キアヌ・リーヴス       (ジョン・ウィック)
コモン            (カシアン)
ローレンス・フィッシュバーン (キング)
リッカルド・スカマルチョ   (サンティーノ・ダントニオ)
ルビー・ローズ        (アレス)
フランコ・ネロ        (ジュリアス)
クラウディア・ジェリーニ   (ジアナ・ダントニオ)
ブリジット・モイナハン    (ヘレン)
ランス・レディック      (シャロン)
トーマス・サドスキー     (ジミー)
デヴィッド・パトリック・ケリー (チャーリー)
ピーター・ストーメア     (アブラム)
トビアス・シーガル      (アール)
ピーター・セラフィノウィッツ (ソムリエ)
ルカ・モスカ         (仕立屋)
ジョン・レグイザモ      (オーレリオ)
イアン・マクシェーン     (ウィンストン)
コピー 伝説の殺し屋VS世界中の殺し屋
追う者は、追われる者へ――
あらすじ
ロシアン・マフィア相手に壮絶な復讐を成し遂げた伝説の殺し屋ジョン・ウィック。
その5日後、無事に愛車を取り戻し、再び平穏な生活に戻ろうとしていた彼のもとに、今度はイタリアン・マフィアのサンティーノから殺しの依頼が舞い込む。
一度は断るものの、サンティーノの怒りを買い、思い出の詰まった家をバズーカで破壊されてしまう。
更に裏社会から足を洗う際にサンティーノと交わした血の契約を反故には出来ず、渋々これを引き受ける。
感想
前作と比べると少々スケールダウンした感が否めません。
今回は誓印に縛られて嫌々仕事を引き受けたジョン・ウィック。
殺し屋を辞める為とはいえ、相手の依頼を受けなくてはいけないという約束は、辞めれてないのと同じですからね。
かなり滑稽に思えてしまいました。

まあ、サンティーノもジョンが復帰したのを見て依頼してきただけ、良心的なんだとは思います。
依頼内容からして一刻も早く実行したかったようですからね。
実の姉弟なのに、こんな最期になるとは・・・。
彼らがいる世界はそういう場所だと言う事なんでしょう。
依頼主を聞き、自ら腕を切る潔さに、彼女の生き様を見ました。

相変わらず一人で多数の敵をバタバタと倒していく姿がカッコ良かったです。
撃たれても貫通しない布のような防護服、凄いですね。
あれを盾に銃を持っている敵と対峙出来るんだから、最強の防具です。

どんなに一般人がいようが、容赦なく仕事をこなすのがジョン・ウィック流。
古い遺跡でのコンサートでも、パーティー中の美術館でも、確実に敵を仕留めていきます。
彼の辞書に流れ弾という文字はないのかな。
これが伝説の殺し屋と言われる由縁でしょう。

しかし、絶対に仕事をしてはいけないコンチネンタルホテルで、掟を破ってしまったジョン・ウィック。
今度は組織そのものから除名されてしまいました。
「3」ではどんな展開が待っているのでしょうか。
期待して待ちたいと思います。

《関連作品》
ジョン・ウィック(2014)
ジョン・ウィック:パラベラム(2019)
鑑賞日 2022.08.23

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spink.gif ジョン・ウィック:パラベラム (2019)   アメリカ  R−15+
  JOHN WICK: CHAPTER 3 - PARABELLUM  [131分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/サスペンス
監督 チャド・スタエルスキ
出演者 キアヌ・リーヴス       (ジョン・ウィック)
ハル・ベリー         (ソフィア)
イアン・マクシェーン     (ウィンストン)
ローレンス・フィッシュバーン (バワリー・キング)
マーク・ダカスコス      (ゼロ)
エイジア・ケイト・ディロン  (裁定人)
ランス・レディック      (シャロン)
アンジェリカ・ヒューストン  (ディレクター)
ランダル・ダク・キム     (ドク)
トビアス・シーガル      (アール)
サイード・タグマウイ     (首長)
コピー 世界はお前を許さない

伝説の殺し屋は、復讐の果てに逃亡者となる
あらすじ
伝説の殺し屋ジョン・ウィック。
裏社会の聖域“コンチネンタルホテル”での不殺の掟を破ったため、裏社会の元締め“主席連合”の粛清の対象となり、1400万ドルの賞金首となってしまう。
行く先々で刺客との死闘を余儀なくされ満身創痍のジョン。
かつて“血の誓印”を交わした元殺し屋ソフィアに協力を求めるべく、モロッコへと向かう。
感想
今回も容赦なく向かってくる敵を殺しまくるジョン・ウィック。
志向を変えたいのか、馬や犬といった動物を上手く使っているのも特徴的でしたね。
特にソフィアの忠犬2匹のカッコ良い事!!
彼らとの連携プレイは見応えありました。

そして、敵の防御力が上がったという事で、いつも以上に銃を撃ちまくるジョン・ウィック。
撃つシーンより銃の装填の方が印象に残っているのも、その回数の多さを表しています。

急に日本語の「にんじゃりばんばん」が聞こえて来たので、幻聴かと思ってしまいました。
屋台のBGMにこの曲を選曲するとは、センスが良いのか悪いのか。
拙い日本語でも、使ってもらえて有難いですね。

指をつめるのって日本の風習って訳ではないのでしょうか。
まさかジョン・ウィックが指をつめるとは・・・。
しかし、少しも攻撃力が下がらないのはさすがの一言。

終わり方も続きがありそうで、次回作に期待が膨らみます。
もうここまで来たら、ジョン・ウィックは戦い続けるしかないですからね。

《関連作品》
ジョン・ウィック(2014)
ジョン・ウィック:チャプター2(2017)
鑑賞日 2022.10.14

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spink.gif ジョンQ-最後の決断-(2002) アメリカ
 JOHN Q   [116分]
管理人評価   ★★★★★
ジャンル ドラマ
監督 ニック・カサベテス
出演者 デンゼル・ワシントン  (ジョン・Q・アーチボルド)
ロバート・デュヴァル  (フランク・グライムズ)
ジェームズ・ウッズ   (レイモンド・ターナー)
レイ・リオッタ     (モンロー本部長)
ダニエル・E・スミス  (マイク・アーチボルド)
キンバリー・エリス   (デニース・アーチボルド)
コピー その時、彼は病院を占拠した。
あらすじ
仕事を減らされ、妻の車を借金のかたに持っていかれる程収入が少なくなったジョン。
そんな時、一人息子のマイクが突然倒れ、心臓移植が必要なほど重い病気である事が判明する。
ジョンは法外な額の手術代も保険で賄えると思っていたが、務めている会社が勝手に保険のランクを下げていた為、この場合保険が適用されないと、病院から冷たくあしらわれた。
しかもドナーリストに名前を載せるのにも高いお金がかかると言うのだ。
追い込まれたジョンは、病院に立てこもり、マイクの名前をドナーリストに載せるよう要求するという究極の手に打って出た。
感想
予告を見て絶対に泣くと思っていたけど、案の定号泣でした。(T-T)
親子愛映画を見て泣かないはずは無いんですけどね。
その中でもトップクラスの号泣ぶりだった今回の映画。
"親たるもの、子供の為にどこまでできるか!"と問われているみたいで、胸を絞め付けられました。
可愛い子供の為なら命も捨てられると言うのは簡単ですけど、実行するにはかなりの勇気がいると思います。
私だったら…どうかな?
たぶん出来ないね。(-_-;)

前半はジョンが病院に立てこもるまでの経緯なので泣きはありませんでしたが、後半は切なくて、悲しくて、やるせなくて、何と表現していいか分かりませんが、とにかく涙が止まりません。
どうしようもないですまされちゃたまりません!
でも病院の現状はこんなものなんでしょうね。
劇中の台詞で
「お金を払えばどんな病気でも治してみせる、けどお金が無い人は残念でした」
みたいなのがありましたが、面白いけど笑えない現実って感じて悲しくなりました。

ジョンを説得するグライムズ警部補役のロバート・デュバルや人質の外科医役のジェームズ・ウッズなどは、この脚本に惚れ込んで自ら出して欲しいと申し出たそうで、ハリウッドの最低賃金で出演しているようです。
確かに素晴らしいお話ですね。

息子の為に命をかけるのは親の義務と言い切るジョン。
理想だけど真似出来ない、究極の選択。
見る価値のある作品です。
鑑賞日 2003.04.18

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spink.gif ションヤンの酒家(みせ)(2003)   中国
  生活秀  [106分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 フォ・ジェンチイ
出演者 タオ・ホン  (ライ・ションヤン)
タオ・ザール (ジュウジュウ)
コピー もしも
吉慶街へ行ったなら
ションヤンの酒家に
ぜひ寄ってほしい
けんめいに生きている
女がいて
名物鴨の首が
絶品だから・・・
あらすじ
都市開発の波が打ち寄せる中国・重慶の街中で、かろうじて現状を保ち続ける昔ながらの屋台街。
その一軒を構えるバツイチの女性ションヤンの酒家(みせ)は、名物“鴨の首”を売りに毎夜のごとく繁盛していた。
だが、店では明るいションヤンも、家族のことで色々な悩みを抱えていた。
母は彼女の幼い頃に亡くなり、父は京劇女優と恋仲になった末に家を出た。
さらに兄夫婦は家庭崩壊の危機にあり、母代わりとなって育てた弟は薬物中毒で更生施設に入っている。
そんなションヤンは、いつしか常連客の男と惹かれ合っていく。
感想
何とも切ないお話です。
でも、最後の彼女の笑顔に救われました。
泣きながらも前向きな笑顔。
本当に強い女性です。
彼女が「例え子供を産まなくても女は母親なのよ!」って言ってたのが印象的でした。
彼女だからこそ説得力のある言葉です。

しかし、義姉の奴。
子供を預かってもらってるのに、なんて態度なの!!
人間のクズだな。
トアルが良い子なのが信じられません。

ションヤンは一人で色々と頑張っているのに、周りの人たちが自己中ばかりで可哀想。
唯一味方だと思っていた卓さんも一度寝たら愛人扱いだし。
やっぱり男は分かりません。
性格だけは良いと思っていたのに・・・エロいだけか。

精いっぱい生きているションヤンは、人を惹きつける魅力があるんでしょう。
また画家の青年が一人、彼女に惹き付けられていましたからね。

いつか彼女の苦労が報われますように・・・と願わずにはいられません。
そんなションヤン役の女優さんも良かったです。
美人じゃないけど魅力的です。

「鴨の首」が美味しそうでした。
しかし、持ち帰りの際の袋詰めがあまりに粗雑でびっくりです。
これで成り立ってるのがすごいですね。
鑑賞日 2007.08.19

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spink.gif 知らなすぎた男(1998)   アメリカ
  THE MAN WHO KNEW TOO LITTLE  [94分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ
監督 ジョン・アミエル
出演者 ビル・マーレイ         (ウォレス・リッチー)
ピーター・ギャラガー      (ジェームズ・リッチー)
ジョアン・ウォリー・キルマー  (ローレライ)
アルフレッド・モリナ     (ボリス・ブラバスキー)
リチャード・ウィルソン     (ロジャー・ダゲンハースト)
アンナ・チャンセラー      (バーバラ・リッチー)
ニコラス・ウッドソン      (セルゲイ)
コピー その男は本当に知らなかった!!
あらすじ
自分の誕生日に弟ジェームズを訪ねてイギリスにやって来たウォレス。
しかし、ジェームズはその日に大事なビジネス・ディナーを控えており、兄をどうにかしなければと頭を抱える。
そんな時、ロンドンで人気の"シアター・オブ・ライフ"に参加させるという案を思い付く。
それは素人が一般人になりすました役者に導かれ、作られた世界に入り込むことでヒーロー気分を味わえるという人気のアトラクションだった。
感想
やっぱり私はビル・マーレイが苦手みたいです。
笑える所が全然なかったわ。

本物の事件に巻き込まれる過程も、ベタベタの展開過ぎて面白みがなかったです。
基本的に主人公が苦手だと、どうしても冷めた目で見てしまいますよね。
そんな事情もあり、素直に楽しめませんでした。

"シアター・オブ・ライフ"というのは本当にあるのかな?
これは面白そうです。
役者じゃなくても非現実的な世界を体験できるなんて絶対受けますよ!
私も挑戦してみたいです。

まあ、これは思い込みの激しいウォレスならではの事件でしょうね。
自分もこれはお芝居だよと言われたら、勘違いしてしまうかも。
しかし、大プロジェクトを進めようとしている割には、上層部のお馬鹿ぶりが目に余るな〜。
もっときちんと管理しないとね。ってコメディに真面目にツッコンでも意味ないか。(汗)

あ、あと、役者殺しの件はどうなったのでしょう?
あの人殺され損って事?なんか腑に落ちません。

散々不満を書き連ねましたが、良い所もありました。
オープニングの足の形が歩くのは面白かったです!
鑑賞日 2003.12.05

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spink.gif 白雪姫(1937)   アメリカ
  SNOW WHITE AND THE SEVEN DWARFS  [86分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/ファンタジー/ミュージカル
監督 デヴィッド・ハンド
出演者 ハリー・ストックウェル    (王子様)
エイドリアーナ・カセロッティ (白雪姫)
ビリー・ギルバート      (くしゃみ)
ルシル・ラ・ヴァーン     (魔女)
コピー
あらすじ
昔、白雪姫というとても可愛いお姫様がいました。
しかし、彼女の継母の女王は、美しい姫を妬んでいたのです。
いつか自分より美しくなるのではないかと恐れていた女王は、白雪姫の暗殺を命令します。
暗殺者に見逃してもらった白雪姫は、森の奥にある小人たちの小屋に辿り着いたのでした。
感想
ディズニー長編アニメ第1作目の作品です。
やっと見る事が出来ました。

有名な曲のオンパレードですね。
その曲がかかる度に、一緒に歌って見ました。

一番有名なのは、やっぱり「ハイホー」でしょうね。
7人もいますが、名前が特徴的で、すぐに覚えられます。
やっぱり目が行くのは、ドジなおとぼけですね。
一人だけ髪も髭もなしなので、覚えやすいです。

やっぱりディズニー特有の滑らかな動きが美しいですね。
動物たちもとても活き活きして見えます。
みんなでお掃除する時のコミカルな動きが印象的です。

そして、可愛らしい白雪姫。
透き通るような白い肌で、本当に美しいです。
歌も上手くて、心から癒されます。

意外に7人の小人のシーンが長いのですね。
姫を見つけるまでのゴタゴタ、見つけてからのあれこれ、食事前に手を洗うシーンなどなど。
これらにたっぷり時間をかけられています。
確かに、こんなにキャラが立ってる7人を使わない手はないですよね。

それに比べたら、毒林檎から目覚めまではあっさりといった印象です。
何となくバランスが微妙なんですが、それでも良い音楽で十分補えていると思います。

何といっても、この時代にこんな映画を作ったというのが凄すぎる!
子供たちにも見せて、語り継いでいきたい作品です。

ディズニー長編アニメ第1作目。
鑑賞日 2018.03.11

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spink.gif 白ゆき姫殺人事件(2014)   日本     [93分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ミステリー/サスペンス
監督 中村義洋
出演者 井上真央   (城野美姫)
綾野剛    (赤星雄治)
蓮佛美沙子  (狩野里沙子)
菜々緒    (三木典子)
金子ノブアキ (篠山聡史)
貫地谷しほり (谷村夕子)
小野恵令奈  (満島栄美)
谷村美月   (前谷みのり)
朝倉あき    (平塚)
生瀬勝久    (水谷)
コピー 私は、私がわからない。
あらすじ
国定公園・しぐれ谷で女性の惨殺死体が発見される。
被害者は“白ゆき石鹸”が大ヒットした地元企業“日の出化粧品”の美人社員、三木典子。
ほどなく、被害者とは対照的に地味で特徴のない同僚女性、城野美姫に疑いの目が向けられる。
ワイドショー番組のディレクターを務める赤星雄治は、さっそく美姫の周辺取材を開始するとともにその足取りを追っていく。
そして美姫の犯行との確信を強めていく中、取材で得たホットな情報を無頓着に次々とツイッターでつぶやき始める。
感想
TV局の人がこんなツイートして良いのか!?
SNSはやってないから分からないけど、こんなリアルタイムで上げるのはダメだと思うな。
この感覚が理解出来ない。

だから、利用されたんだな。
不特定多数が見るツイッター。
本当にダメな人発見機です。

正に現在のネット社会を象徴する作品でした。
すぐに関係者の実名が晒されるとか、写真も一気に広まって収拾がつかなくなるとか。
そこを上手く使っているし、使われてる。
方法ひとつでこんなにも違う世界だとは思いませんでした。

湊かなえさん原作の作品は、「告白」しか見た事なかったけど、面白いのでもっと見たくなりました。

あとは何を書いてもネタバレになるので、下のコーナーで思い切り書きたいと思います。

湊かなえ小説原作作品。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2017.04.26

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spink.gif シリアナ(2005)   アメリカ
  SYRIANA  [128分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス/ドラマ
監督 スティーヴン・ギャガン
出演者 ジョージ・クルーニー    (ボブ・バーンズ)
マット・デイモン      (ブライアン・ウッドマン)
アマンダ・ピート      (ジュリー・ウッドマン)
クリス・クーパー      (ジミー・ポープ)
ジェフリー・ライト     (ベネット・ホリデイ)
クリストファー・プラマー  (ディーン・ホワイティング)
ウィリアム・ハート     (スターン・ゴフ)
マザール・ムニール     (ワシーム・カーン)
ティム・ブレイク・ネルソン (ワニー・ドルトン)
アレクサンダー・シディグ  (ナシール王子)
マックス・ミンゲラ     (ボビー・バーンズ)
ジェイミー・シェリダン   (テリー)
ウィリアム・C・ミッチェル (ベネット・ホリデイ・Sr.)
アクバール・クルサ     (メシャール王子)
シャヒド・アハメド     (サリーム・アハメド・カーン)
ソネル・ダドラル      (ファルーク)
コピー 地球は陰謀でできている。
あらすじ
改革に意欲的な王子ナシールが王位継承権を持つ中東のとある小国。
長年危険な諜報活動に従事してきたCIA工作員のボブ・バーンズは、息子の大学進学を機に引退を決意する。
しかし、そんなボブに最後の極秘指令が下される。
ワシントンの大手事務所で働く野心溢れる弁護士ベネットは、アメリカの巨大石油企業コネックス社が絡んだ大型合併を巡る調査を任される。
ジュネーブに暮らすエネルギーアナリストのブライアンは、ある不幸な出来事をきっかけに、ナシール王子の相談役に抜擢される。
感想
世の中、様々な思惑と陰謀が渦巻いていて、いつその巻き添えになってもおかしくないという現実が垣間見れた気がします。
普通に仕事をしていただけで子供を失ったり、命令通り働いただけなのに勝手に関係を切られたり。
そうならない為には、常に自分の立ち位置を考え、上手く行動しなくてはいけないという訳ですね。

しかし、あまりに関係が複雑過ぎて、ついていくのがやっとでした。
主人公が3人いて、その関係者が沢山いるので、誰と誰が関係あるのか、理解出来ない部分が多々ありました。

二つの会社の合併で職を無くした中東諸国からの出稼ぎ労働者たち。
彼らがイスラム過激派に影響されていくのはリアルで怖かったです。
こうして自爆テロが起こっているんですね。

アカデミー賞助演男優賞受賞したジョージ・クルーニーは、確かに素晴らしかったです。
CIA工作員として危険な仕事をこなして来たベテランが、引退前の最後の大仕事として任務に当たります。
命令通り行動し、拷問まで受けたのに、一方的に切られたんじゃ納得行く訳ありません。
だから、最後の行動に繋がる訳ですよね。
その行動が最期のきっかけになるなんて酷過ぎます。

ただ作品の評価は上がりませんでした。
確かにこういう現実があるのでしょうが、見せ方が複雑過ぎて疲れるだけです。
物事は複雑に絡んでいて、一つの出来事がいくつもの不幸を呼んでしまうのは伝わりました。
上層社会にいるほど、落とし穴も多いのでしょうね。
普通に暮らせている事に感謝したくなりました。

アカデミー賞助演男優賞受賞作品。
鑑賞日 2022.06.30

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spink.gif シルミド/SILMIDO(2003)   韓国
  実尾島  [135分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 実話/アクション/ドラマ
監督 カン・ウソク
出演者 ソル・ギョング   (カン・インチャン)
ホ・ジュノ     (チョ2曹)
アン・ソンギ    (チェ・ジェヒョン)
チョン・ジェヨン  (ハン・サンピル)
イム・ウォニ    (ウォニ)
カン・ソンジン   (パク・チャンソク)
カン・シニル    (クンジェ)
イ・ジョンホン   (パク2曹)
コピー 男たちの"運命"が、
切なく痛い――。
1200万人が涙した"真実"の物語
あらすじ
1968年、1月。死刑囚31人がシルミドへと連れて行かれた。
彼らの最終目的は、北朝鮮のキム・イルソン暗殺。全員入隊して684部隊を編成し、厳しい訓練を受ける。あまりの厳しさに死者も出る始末。
そして、いよいよ暗殺決行の日を向えた。
感想
絶対苦手なジャンルだと思って尻込みしてたけど、思い切って見てみるとかなり良い作品でした。
最後が壮絶で涙が止まらなかったです。
こんな事ってあっても良いの!?これは泣くよ。あまりに理不尽だもん。
インチャンの言う通り、あのまま北へ行かせてやれば良かったんだよ。
やっぱりそれはダメなのか…。あ〜、理不尽!

始めから抹殺されると決まっていた死刑囚たちは仕方ないとしても、指導兵も見殺しか…。
人質の民間人もどうでも良い感じだったし、この国の人の非道さが浮き彫りになってました。

国の命運をかけた一大プロジェクトだけに、部隊の特訓は過酷を極めました。
平気で銃をぶっ放すし、いつ死んでもおかしくない状況。
その甲斐あって、数年後には指導兵よりも出来る精鋭部隊になってました。

一番印象に残ったのはインチャンだな。彼の演技には泣かされました。
あれ?彼って「オアシス」の人?全然雰囲気違うから分からなかったわ!
これが一番驚き!
あと、チョユ軍曹の最後の役所もおいしい。
甘い物買って帰ったのに…。(涙)

この事件が公になって良かったですよ。
あのまま汚名を着せられて終わったら、死んだ人が浮かばれません!
ちょこちょこ分からない部分があったけど、まあ何とか理解出来ました。
あの赤旗の歌とかどういう意味だったのかな?
鑑賞日 2005.08.15

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spink.gif 白い嵐(1996) アメリカ
 WHITE SQUALL   [129分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 青春/ドラマ/実話
監督 リドリー・スコット
出演者 ジェフ・ブリッジス      (シェルダン船長)
スコット・ウルフ       (チャック・ギーグ)
ライアン・フィリップ     (ギル)
キャロライン・グッドオール  (アリス・シェルダン)
ジェレミー・シスト      (フランク・ビューモント)
エリック・マイケル・コール  (ディーン・プレストン)
ジェイソン・マースデン    (シェイ・ジェニングス)
デヴィッド・ラスチャー    (ロバート・マーチ)
バルサザール・ゲティ     (トッド・ジョンストーン)
コピー 本当の勇気、それを
教えてくれたのは、あなたです。
あらすじ
1960年、帆船アルバトロス号に乗って訓練航海に出た海洋学校の12人の少年と教官たち。
自分がわからないと悩むチャック、船乗りには致命的な高所恐怖症のギル、父親の干渉に悩むフランク、勉強が苦手なディーン、それぞれに悩みを抱えている少年達が様々な問題をみんなで協力して一つ一つ解決していく。
男達の熱い友情を描いた作品。
実話です。
感想
こういう熱い友情は男ならではでしょうね。
広い海の上で小さな船から出られないという極限の状況だからこそ、みんなで力を合わせて行こう!という言葉に説得力があると思います。
本当の友情というものは清清しく、爽やかな気持ちにさせてくれるものですね。
この映画を見て良かったなとしみじみ思いました。

キーとなる"WHERE WE GO ONE, WE GO ALL"と書いてある鐘がとても印象的です。
いろいろな場面で使われていましたが、友を送る時、皆の絆を確かめ合う時、それぞれのシーンで胸がジーンとなりました。

それにしてもガラパゴス諸島での彼らの原始人ぶりは笑えました。
あのような大自然を前にすると、裸で走り回りたい気分になるのかもしれませんね。
でも顔に墨などを塗る意味はどこに…。(笑)

ラストの裁判のシーンはとても悲しかったです。
突発的な自然現象なのに誰かが責任を負わなければならないのでしょうか?
確かにまだ大人になっていない少年たちを預かっているのだから、身の安全を守る責任はあるかもしれません。
だからと言って船長だけの責任というのは理不尽なように思います。
でも実際、役職がある人がいつも責任を取らされるんですけどね。

本当の男気というものを見たような気がします。
人間の真の絆とはこういう事なのでしょうね。
ラストは感動しました。
"我ら一丸となり、共に進まん"
いい言葉ですね。
(しみじみ…)
鑑賞日 2003.01.21

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spink.gif 白いカラス(2003)   アメリカ
  The Human Stain  [106分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/ロマンス/サスペンス
監督 ロバート・ベントン
出演者 アンソニー・ホプキンス     (コールマン・シルク)
ニコール・キッドマン      (フォーニア・ファーリー)
エド・ハリス          (レスター・ファーリー)
ゲイリー・シニーズ       (ネイサン・ザッカーマン)
アンナ・ディーヴァー・スミス  (ドロシー・シルク)
ウェントワース・ミラー     (高校時代のコールマン)
ジャシンダ・バレット      (スティーナ・ポールソン)
コピー 傷の、果てに、愛が、見える
あらすじ
1998年、アテナ大学。
古典教授のコールマンは、人種差別的発言がもとで、大学を退職させられた。
それで興奮した妻アイリスが急死した。
その半年後、コールマンは作家ネイサンの元を訪れ、自分のネタを元に小説を書かないかと持ちかける。
それがきっかけで二人は交流を深める。
そんな中、コールマンには自分よりかなり若い恋人が出来た。
郵便局と学校の清掃と農家で働くフォーニアという女性だ。
しかし、彼女の元夫は少々頭のいかれた男で、彼女に付きまとっていた。
感想
なるほど〜、すごい話です。
心に何かずっしりと重い感情が乗っかった感じがします。
「白いカラス」ってそういう意味か!?
これが判明した時、かなりすっきりしてぽん!と手を打ちました。
普通に年の離れた男女のロマンスかなと思ってたので、もっと深いテーマの作品と分かって驚いたのです。

かなりじっくり見入っていたようで、あっという間に終わりました。
ニコールのセクシーな姿に見惚れていたのか…いや、終わった後にはその事はあんまり印象に残ってないんです。
あんなに沢山情事のシーンがあったのに、かなり不思議です。

俳優陣がみんな素晴らしかったですね。
相変わらず美しいニコール。
今回は複雑な過去を持つ影のある女性を熱演してました。
火事で死んだ子供達の遺骨を前にむせび泣く所が、一番印象に残っています。

そして、何と言ってもアンソニー・ホプキンスが素晴らしい。
重い秘密を持って生きてきた人間の深みとはこういうものだと、私たちに見せ付けます。
フォーニアにとても優しいコールマン。
ただ若くて美人だからじゃないですよね。
昔の恋人と重なって見えたのかな。
すごく大切にしている様子に、より一層切なさを感じます。

しかし、エド・ハリスはどこに出てきました??って思うくらい、普通に気付かなかったです。
かなり本格的に変身しましたね。
すごくよ〜く見たら、彼でした。(笑)

全体的にとっても良かったと思ったけど、最後のレスターとネイサンのやり取りはいまいち理解出来ませんでした。
ここが一番大切だと思うんだけど…親切な方の解説、お待ちしております。

この作品、世間的にはあんまり評判良くないみたいですね〜。
私はとっても良かったと思ったけどな。

私は<全米公開版>を見ました。
<日本公開版>とはどこが違うのかな??
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2004.11.22

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spink.gif 親愛なるきみへ(2010)   アメリカ
  DEAR JOHN  [108分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス/ドラマ
監督 ラッセ・ハルストレム
出演者 チャニング・テイタム   (ジョン・タイリー)
アマンダ・セイフライド  (サヴァナ・リン・カーティス)
ヘンリー・トーマス    (ティム・ウェッドン)
スコット・ポーター    (ランディ)
リチャード・ジェンキンス (ミスター・タイリー)
コピー 恋のときめき、愛の痛み。
その2週間は、永遠になった。
あらすじ
2001年春、米軍の特殊部隊に所属する青年ジョンは、2週間の休暇で帰郷した際、女子大生のサヴァナと出会い恋に落ちる。
しかし、愛を深める間もなく、ジョンは赴任地へと旅立つことに。
それでもふたりは、手紙を交わすことで互いの距離を縮め愛を育んでいく。
しかし、そんなふたりの運命を9.11同時多発テロが変えてしまう。
苦悩の末に任務の延長を志願したジョンに対し、孤独に耐えかねたサヴァナの心は揺れていく。
感想
このハイテクの時代に手紙でやり取りするしかないというもどかしいお話です。
出会いから濃密な2週間を過ごした二人。
こんな展開になるとは意外でした。

何も知らずに見たので、監督があのラッセ・ハルストレムだと知った時は嬉しかったです。
昔は彼の作品が好きで良く見ていたので。

そして、この作品をみようと思ったきっかけのアマンダ・セイフライド
最近、彼女の出ていた作品を見たので、GYAOで探している時に手が止まりました。
相変わらずキュートでセクシーです。

軍を1年で辞めると言っていたのに、9.11同時多発テロが起き任務を延期したジョン。
これは軍人なら仕方のない事だと思います。
それでも葛藤のあったジョンが、サヴァナに「どうしたら良いか教えてくれ」と懇願するシーンは胸が痛かったです。

また離れ離れになる二人。
頻繁に行われていた手紙のやり取りが少なくなったと思ったら、サヴァナが婚約するという手紙が届いてしまうのです。
理由が書けなかった心境も察しますが、これはあまりにジョンが可哀そうでした。
一方的な別れなのに理由も知らされないなんて・・・。

でも、敵の銃弾を受け生死の境を彷徨った時、脳裏に過ったのはコインときみ。
こんなに想っているのに結ばれないなんて切な過ぎます。

変わり者の父親も良いキャラクターでした。
毎週食べる物が決まっていて、コイン集めが趣味。
良く1人でジョンを育て上げましたね。
はしゃぐサヴァナの声に驚く表情が可愛かったです。

サヴァナの決断は凄い事だと思いますが、ちょっと納得が出来ません。
いくら孤独が辛いからといって、そこに逃げ込むのはあまりに惨い。
ジョンは何も言えないし、言えば卑劣な人だと思われてしまう。
そこを逆手に取ったティムの勝ちなんでしょうが、病人だからと言って褒められた事ではありません。

二人の合言葉「すぐに会おうね。」は素敵でしたね。
なかなか会えないからこそ効いている言葉です。

だから、ラストの前向きにとらえられる終わり方は良かったです。
アダムがどうなったかだけは気になりました。
鑑賞日 2021.01.12

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spink.gif 新解釈・三國志(2020)   日本     [113分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/アクション/歴史劇
監督 福田雄一
出演者 大泉洋   (劉備)
賀来賢人  (周瑜)
橋本環奈  (黄夫人)
山本美月  (小喬)
岡田健史  (孫権)
橋本さとし (関羽)
高橋努   (張飛)
岩田剛典  (趙雲)
渡辺直美  (貂蝉)
磯村勇斗  (荀?)
矢本悠馬  (黄蓋)
阿部進之介 (夏侯惇)
半海一晃  (魯粛)
広瀬すず  (中の人)
ムロツヨシ (孔明)
山田孝之  (黄巾)
城田優   (呂布)
佐藤二朗  (董卓)
西田敏行  (語り部)
小栗旬   (曹操)
コピー 世紀の大決戦!! 最高のフェスティバル!!
あらすじ
魏・蜀・呉の3国が覇権を巡って激しく争っていた群雄割拠の時代。
荒れ狂う世相を憂い、人々の平穏を願って立ち上がった男、劉備。義兄弟の盃を交わした関羽、張飛とともに激動の乱世の中で力をつけていく。
やがて稀代の天才軍師・孔明を迎え入れ蜀を建国する。
しかし敵対する曹操は圧倒的な統率力で大国・魏を築き上げていた。
そこで容姿端麗で知られる若き武将・周瑜と手を組み、蜀・呉連合軍で魏に立ち向かおうとする。
感想
三国志の入門編と考えれば良いのかもしれませんが、個人的にはいまひとつでした。
最初はいつものやる気のない、福田雄一ワールドが面白いと思ったのですが、終始その調子で飽きて来ちゃいました。
アクションもちょいちょい挟むのですが、お遊び程度で迫力あるとまでは言えません。

登場人物の多い三国志ですが、有名俳優さんが演じる事で相関図が分かりやすいのは良かったです。
オリジナルのイメージがない分、この作品の個々のキャラがそのままイメージになってしまったのが良いのか悪いのか・・・。
でも、10万本の矢を調達する方法は、私でも知っていたので、三国志とは知らないまま、知識として知っている事もあるんだと驚きました。

赤壁の戦いは「レッドクリフ」という有名な作品がありますよね。
今なら何となく関係性が分かるので、面白く見る事が出来るかもしれません。

黄夫人が孔明の知恵袋だったというのは、この作品の新解釈ですよね。
色々な知識のある才女だという裏付けがもう少しあれば良かったかな。
鬼嫁で口が悪い、でも知識が豊富な策士であるとだけ言われても、魅力的なキャラには思えませんでした。

三国志と言う題材は、福田雄一ワールドとはちょっと合わなかったかなと感じました。
でも、謎が多い分、ツッコミ所も多そうですよね。
もっとメリハリがあったら良かったかも。

正に入門編としての見やすさは抜群でした。
一気に三国志への興味が湧きましたもん。
少しずつ三国志関連の作品も挑戦したいと思います。
鑑賞日 2022.01.22

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spink.gif シングルス(1992) アメリカ
 SINGLES   [99分]
管理人評価   
ジャンル ロマンス/コメディ
監督 キャメロン・クロウ
出演者 ブリジット・フォンダ  (ジャネット)
マット・ディロン    (クリフ)
キャンベル・スコット  (スティーブ)
キーラ・セジウィック  (リンダ)
シーラ・ケリー        (デビー)
ジム・トゥルー=フロスト (デヴィッド)
ビル・プルマン       (ジェームソン)
ジェームズ・レグロス   (アンディ)
アリー・ウォーカー     (パム)
エリック・ストルツ     (パントマイム芸人)
トム・スケリット       (ウェーバー)
ポール・ジアマッティ    (キスする男)
ジェレミー・ピヴェン    (ダグ)
コピー ひとりでいるには、理由がある。
いろいろあっていま、シングルス。
あらすじ
男性不信のリンダと彼女に一目惚れしたスティーブ、アマチュアロックバンドのボーカル:クリフと彼にベタ惚れのジャネット。
二組のカップルの恋愛模様を交互に綴るコミカルなラブストーリー。
感想
スティーブ・クリフ・ジャネットは、同じ独身専用アパートに住んでいて常に行き来しているのですが、クリフとジャネットの関係がもどかしくて、ちょっとイライラしました。
クリフにはジャネットの他にも女がいるのに、一生懸命尽くしている彼女を見ていると同情というよりは怒りを覚えました。
だって頭悪すぎるんだもん!
恋は盲目なのかもしれませんが、私は納得いきませんでした。
こういうラブストーリーは苦手です。

ビデオデートでしたっけ?
空飛んだりしていて結構笑えました。
アメリカではこういうのが流行っていたのでしょうか?
サイクリングの派手な服を着込んではりきって会いに行くとか、脇役ですが彼女の事が一番印象に残っています。

若い男に騙されたり、嘘をつかれて傷付いたりした経験を持つ為、男を信用できなくなったリンダも結局はまた恋をしてしまうんですよね。
まぁ世の中悪い事ばかりじゃないから、こればっかりは付き合ってみない事には分かりませんからね。
いっぱい恋愛をして一番いい相手を見つけられたら最高ですよ。

全体的にはいたって普通の映画でした。
最近面白いラブストーリーに出会えないです。
懲りずにいっぱい映画見ようっと。
鑑賞日 2003.01.08

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spink.gif シングル・ファーザー(1996) アメリカ
 Here Comes The Son  [TVM]   [95分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 ポール・シュナイダー
出演者 スコット・バクラ     (ジェイク・ヘンリー)
チェルシー・フィールド  (ジェイミー・フェルチャー)
ダン・ラウリア      (モンテ・クレイグ)
キャシャー・マルテルス  (グレイス・ジェファーソン)
ベリタ・モレノ      (リンダ・ファーマー)
ナンシー・リナリ     (Drグリーン)
ジェーン・モリ      (ジャニス)
コピー TVM
あらすじ
商品評論家のジェイクのもとに、いきなりサンタフェで一緒に一夏を過したジェイミーが息子のザックを連れて現われた。
彼女はザックがジェイクの子供だと言うのだが、彼は信じられない。
次の日彼女について病院に行くと、彼女が路上生活をしていて十分に食べていない為、ザックも栄養失調で危ないという事が発覚。
すぐさまザックは病院に保護され、ジェイミーはカウンセリングを受ける事になった。
ジェイクはザックを引き取りたいと申し出るのだが、病院側も慎重でなかなか認めてもらえない。
感想
普通の親子の問題なのに、こんなに複雑な裁判にまでなってしまうなんて思いもしませんでした。
確かに子供の事を考えれば、栄養失調のままだと死亡する可能性が高いし、幼い頃から住む家が無いというのは衛生上、教育上良くないです。
でも、それが裁判にまでもつれ込むとは知りませんでした。(世間知らず…)
アメリカだからなのか、日本でもそうなのかは分かりませんが、裁判するまでも無く親権は実の父親、母親にあるものだと思っていました。

子供の為が一番と言いますが、実の両親と離れてお金持ちの家に貰われた方が幸せとは限りませんよね。
自分の子供だから命を懸けて守ろうと思うわけだし、愛情のかけ方だって違うと思います。
貧乏だから子供を取り上げられるというのが切なかったです。

結局なぜジェイミーが路上生活をしていたのかという詳しい事情は説明がなかったので分かりませんが、ザックが栄養失調になったから子供と引き離されたのです。
実の父親が預かると名乗りを上げたのだから、彼でいいような気がしますが、病院としてはやはり入念に調べないと引き渡せないものなのでしょうね。

いきなり現われた実の息子に戸惑っていたジェイクが、だんだん自覚していき子供の為に戦う姿がカッコ良かったです。
裁判の時はあまりの理不尽さにやるせない気持ちになりました。

それにしてもザック役の男の子が可愛かったなぁ。
こんな子なら手放したくないのも頷けます。
子供は宝ですね。(しみじみ…)
鑑賞日 2003.02.18

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spink.gif 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(2015)   日本     [98分]  PG−12
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/アドベンチャー/ホラー
監督 樋口真嗣
出演者 三浦春馬   (エレン)
長谷川博己  (シキシマ)
水原希子   (ミカサ)
本郷奏多   (アルミン)
三浦貴大   (ジャン)
桜庭ななみ  (サシャ)
松尾諭    (サンナギ)
渡部秀    (フクシ)
水崎綾女   (ヒアナ)
武田梨奈   (リル)
石原さとみ  (ハンジ)
ピエール瀧  (ソウダ)
國村隼    (クバル)
コピー 運命に挑め――。
戦わなければ、勝てない。
あらすじ
かつて、謎の巨人たちが突如出現し、人類の大半を喰い殺した。
かろうじて生き残った者たちは、巨大な壁を三重に築き、その内側でどうにか平和な生活を維持していく。
それから100年が経ち、人々は壁の内側で平穏な日常を当たり前のように送っていた。
幼なじみのミカサ、アルミンと強い絆で結ばれた青年エレンは、壁の外に広がる未知の世界に憧れを抱き、安穏と暮す周囲の人々に苛立ちを募らせていく。
そんなある日、想定外の超大型巨人の出現によって壁が崩壊し、人々が次々と巨人に呑み込まれていった。
2年後。
惨劇を生き延びたエレンたちは、人類が巨人に対抗すべく結成した武装調査団の一員として、決死の外壁修復作戦に臨もうとしていた。
感想
「前見た時はまだ生きてたんだな・・・。」
途中で見るのを止めていたこの作品を発見して胸が締め付けられました。
まさか次見る時に彼が亡くなっているなんて誰が想像できたでしょう。
見つけたのも何かの縁だと思って、最後まで見る事にしました。

原作漫画もアニメも大好きで見ていた作品でしたが、実写だけは好きになれませんでした。
実写にするとグロテスクなのが強調され過ぎて、気持ち悪さが悪目立ちしますよね。
この作品は漫画やアニメで楽しむのが一番良いと思います。

アニメであんなにカッコ良かった立体機動装置も、実写にするとただ滑稽なだけ。
何でこんなに違うんだろう。

春馬くんのエレンは良かったです。
というか、やっぱり普通には見れなかったです。
頑張ってたな、なんで・・・なんで・・・。
そういう思いの中、作品は残るんだから、またいつでも会えると前向きにもなれました。

どこを取っても残念な作品で、後編を見るのも腰が重いですが、ここまで見たので完走したいと思います。

《関連作品》
進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド
鑑賞日 2020.09.03

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spink.gif 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド(2015)   日本     [87分]  PG−12
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/アドベンチャー/ホラー
監督 樋口真嗣
出演者 三浦春馬   (エレン)
長谷川博己  (シキシマ)
水原希子   (ミカサ)
本郷奏多   (アルミン)
三浦貴大   (ジャン)
桜庭ななみ  (サシャ)
松尾諭    (サンナギ)
渡部秀    (フクシ)
水崎綾女   (ヒアナ)
武田梨奈   (リル)
石原さとみ  (ハンジ)
ピエール瀧  (ソウダ)
國村隼    (クバル)
コピー 運命に挑め――。
戦わなければ、勝てない。
あらすじ
巨人になったエレンは、その巨体の首の裏から助け出されるが、調査兵団長クバルから拘束され尋問を受ける。
そこへ堅い皮膚を持つ巨人が現れ、エレンをさらっていった。
生き残ったミカサ・アルミンたちは、故郷にあった不発弾を思い出し、それを用いて壁を穴を塞ぐ作戦に再挑戦する。
進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」の後編。
感想
原作の設定を借りただけの別物ですね。
あの壮大な世界観を3時間でまとめる為には仕方がないですが、あまりに違い過ぎてこれを「進撃の巨人」として受け入れるのは難しいです。

あの白い部屋でのやり取りは、思わず「何を見せられてるんだ・・・」と呟いてしまうほど取って付けた感がエグイです。
シャンパンいる???
戦いの中で徐々に巨人の秘密が分かってくる、あの世界観が良かったのに・・・。

原作で主要な「鎧の巨人」と「超大型巨人」を登場させるために無理やり作ったお話なので、原作を知っている人からしたら改悪以外の何物でもありません。
そこまでして作る意味ってあったのかな。

というか全部で3時間なら1本の映画で良かったんじゃないでしょうか。
二本に分ける意味が分からないです。

とりあえず上映時間が短かったので完走出来ました。
お口直しにアニメでも見ようかな。
OPソングが大好きなんですよ。
『紅蓮の弓矢』。
ちょっと行ってきます。

《関連作品》
進撃の巨人 ATTACK ON TITAN
鑑賞日 2020.09.03

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spink.gif シン・ゴジラ(2016)   日本
  SHIN GODZLLA  [120分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル SF/特撮
監督 庵野秀明(総監督)
樋口真嗣
出演者 長谷川博己  (矢口蘭堂)
竹野内豊    (赤坂秀樹)
石原さとみ   (カヨコ・アン・パタースン)
高良健吾    (志村祐介)
松尾諭      (泉修一)
市川実日子  (尾頭ヒロミ)
余貴美子    (花森麗子)
國村隼      (財前正夫)
平泉成     (里見祐介)
柄本明      (東竜太)
大杉漣      (大河内清次)
渡辺哲      (郡山肇)内閣危機管理監
コピー 現実(ニッポン)対虚構(ゴジラ)。
あらすじ
ある日、東京湾アクアトンネルが崩落する事故が発生。
すぐさま政府は緊急会議を開き、事故調査に乗り出す。
地震や火山などの原因が議論される中、内閣官房副長官・矢口蘭堂は、未知の巨大生物の可能性を指摘した。
その直後、実際に巨大不明生物が海上に姿を現わし、まもなく東京に上陸。
“ゴジラ”と名付けられた巨大不明生物は、ビルや家屋をなぎ倒し、街を火の海にする。
政府は緊急対策本部を設置し、“ゴジラ”殲滅作戦を開始する。
感想
とにかく初めからテンポが良くて、一気に作品に引き込まれました。
単調なモノローグ、無意味な間、無駄なセリフ、何てものは全て排除。
必要なセリフ、必要なシーンだけ、なるはやで詰め込みました!って感じです。

小学2年生の娘も行くというので、怖いから予告編を見せて免疫をつけておこうと思いましたが、 意外に好評で面白そうだから見たいというので、一緒に劇場へ見に行きました。

率直な感想は、実写版エヴァだな、です。
使途がゴジラなんですよね。
単純に。

ただ舞台は、現在の日本。
第3新東京市のような、実践型の街ではないので、ものの見事に街が破壊されていきます。
これは、本当にすごい迫力で、ハラハラドキドキが止まりません!
ゴジラのレーザー光線は、東京を火の海にし、絶望的な絵を見せつけてきます。
ここは、娘も怖かったかなと感想を聞いてみたのですが、意外にもこういう破壊的行動より、 ゴジラの変化過程の生肉的なものが落ちてくる描写の方が怖かったとの事です。
そうか、意外だな。

そして、登場人物は個性的な面々。
主役の矢口蘭堂をはじめ、政府の人々が中心となって物語は進んでいきます。
やっぱり注目は、無表情の尾頭ヒロミですよね。
無表情で早口で、感情を持ち合わせてないかのような彼女の仕事ぶりには、感心するばかりです。
そして、セクシーなカヨコ・アン・パタースン。
石原さとみがすごく良かったと思います。
英語の発音が良いところ、好きです。

そして、会議の時のBGM。
エヴァそのものでしたね。
ヤシマ作戦かと間違えそうな展開に、少々戸惑ってしまいました。

何だか、終わりはあっさりで、まだもうひと盛り上がりするのかと期待してしまったのですが、 これはこれで良しとします。
ぜひ『シン・ゴジラ2』を作って頂き、その後の日本を見せて頂きたいです!
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2016.08.24

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spink.gif 新婚道中記(1936)   アメリカ   白黒
  THE AWFUL TRUTH  [92分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/ロマンス
監督 レオ・マッケリー
出演者 アイリーン・ダン     (ルーシー・ウォリナー)
ケリー・グラント     (ジェリー・ウォリナー)
ラルフ・ベラミー     (ダン・ローソン)
アレクサンダー・ダーシー (アルマン・デュヴァル)
セシル・カニンガム    (パッツィ叔母さん)
モリー・ラモント     (バーバラ・ヴァンス)
ジョイス・コンプトン   (ディキシー)
コピー
あらすじ
些細な夫婦喧嘩で離婚したルーシーとジェリー。
叔母パッツィの家に帰ったルーシーは、お向かいに住むダン・リーソンと付き合い始める。
そんな二人の元に度々顔を出すジェリー。
愛犬ミスター・スミスに月2回の面会が認められたのだ。
そんな中、ジェリーにも社交界の花形バーバラ・ヴァンスという新しい恋人ができた。
感想
アカデミー賞監督賞受賞作品という事で見てみました。
なるほど。
楽しい作品ですね。
とてもコミカルで今でも十分笑えます。

特にミスター・スミスの芸達者ぶりが凄かったです。
目を隠して物を隠してもらうとか、鏡の裏に隠した帽子を取るとか。
至る所で技を発揮してました。

あと、山荘にいた猫も良かったです。
壊れたドアの前に座って、一生懸命ドアを抑えてる所で吹き出してしまいました。(笑)

一番の見所は、ジェリーの妹のふりして新恋人の家に乗り込んできたルーシーでしょうね。
始め、お店の歌手だったディキシーが、頼まれて来ちゃったのかと思ったんです。
思いっきり間違えてました。(汗)
それ風に演じてたんですね。

ケリー・グラントのコミカルな演技は初めて見ました。
ルーシーが歌の先生と浮気していると疑い、家に乗り込む所が面白かったです。
執事との柔術対決、椅子からの豪快なコケっぷり。
コメディも上手くこなすなんて、さすがスーパースターです。

二人とも些細な事で離婚してしまったことを後悔してたんですよね。
もっと早く素直になっていれば、こんなに遠回りしなくても済んだのにね。
でも、熱くなっていた二人には、必要な90日だったのかもしれません。
お互いに新しい恋人との仲を邪魔しに行くんですから、本当に似た者同士ですね。

そういえば、久しぶりに白黒映画を見たな。
良い映画はどんなに古くても良いって再確認させたもらいました。

アカデミー賞監督賞受賞作品。
鑑賞日 2018.03.08

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spink.gif 紳士協定(1948) アメリカ   白黒
 GENTLEMAN'S AGREEMENT   [118分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/シリアス
監督 エリア・カザン
出演者 グレゴリー・ペック    (スカイラー・グリーン)
ドロシー・マクガイヤ   (キャシー)
ジョン・ガーフィールド  (デイブ)
セレステ・ホルム     (アン)
コピー いま、答えてほしい!あなたも、紳士協定に組する人なのか…。
あらすじ
反ユダヤ主義についての記事を書く事になった記者のグリーン。
彼はリアルな記事を書く為に、8週間ユダヤ人として生きてみることにした。
周りに自分はユダヤ人だと名乗っていたが、そのことで明らかに相手の対応が変わってきた。
今ユダヤ人が置かれている状況の大変さや屈辱を思い知らされたグリーン。
この記事の発案者であるキャシーと恋人になり、結婚しようと思ったのだが、なによりも彼女がユダヤ人に対して嫌悪感を抱いている事が分かり、グリーンは彼女を問いただした。
感想
とても考えさせられる作品です。
日本にいるとユダヤ人問題がどの程度なのか窺い知る事が難しいですが、日本に置き換えてもこれと同じような問題はありますよね。
"ただの傍観者は差別している人と同じだ。"
いじめ問題の時も同じような事が言われていましたが、これは昔からの教訓なのですね。
この映画を見てよく分かりました。

差別は良くないと言葉で言うのは簡単ですが、それに見合う行動が伴わない人が大半だと思います。(かくゆう私もそうですが…)
差別はダメだと言いながら、実際は何もせずに見ているだけ。
こういう人達が多いから、いじめや差別が無くならないのでしょうね。

行動を起こすという事は、すごく勇気の要る事です。
これはしっかりとした信念がなければ続かないし出来ないと思います。
少しづつでも行動に移せる人間になりたいと思いました。

グレゴリー・ペックの演技がすごく上手くて、ユダヤ人の苦しみややるせなさが痛いくらい伝わってきました。
考えないといけないなと思わせる作り方がうまいですね。
個人的にとても勉強になりました。

アカデミー賞作品賞、監督賞、助演女優賞受賞作品。
鑑賞日 2003.03.06

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spink.gif 真実(2019)   日本/フランス
  LA VERITE  [108分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 是枝裕和
出演者 カトリーヌ・ドヌーヴ   (ファビエンヌ・ダジュヴィル)
ジュリエット・ビノシュ  (リュミール)
イーサン・ホーク     (ハンク・クーパー)
リュディヴィーヌ・サニエ (アンナ・ルロワ)
クレマンチヌ・グレニエ  (シャルロット)
マノン・クラヴェル    (マノン・ルノワール)
アラン・リボル      (リュック)
クリスチャン・クラーエ  (ジャック)
ロジェ・ファン・ホール  (ピエール)
コピー 「ママ、あなたの人生 嘘だらけね」

国民的大女優が発表した自伝本。
そこに綴られなかった母と娘の物語とは――。
あらすじ
フランスの国民的大女優ファビエンヌが、『真実』という名の自伝本を出版することに。
海外で脚本家として活躍している娘のリュミールは、人気テレビ俳優の夫ハンクと娘のシャルロットを伴い、パリ郊外のファビエンヌの屋敷を訪ねる。
お祝いの名目でやって来たリュミールだったが、気がかりなのは本の中身。
事前に原稿チェックができなかった彼女は、さっそく出来上がったばかりの『真実』に目を通す。
翌朝、リュミールが苛立ち紛れに内容のデタラメぶりを非難すると、“真実なんて退屈なだけ”と平然と言い放つ。
感想
あまり仲の良くない母娘のお話で、何だか他人事とは思えず、入り込んで見る事が出来ました。
また母親が有名女優という事で、プライドが果てしなく高いんですよ。
見栄っぱりで強欲な母を毛嫌いしている娘。
ここまでではないにしろ、母親と合わないと思っている娘は多いですよね。
そういう人には何かしら刺さるものがあるのではないでしょうか。

大女優ファビエンヌにはカトリーヌ・ドヌーヴ
確執のある娘リュミールにはジュリエット・ビノシュ
良く日本の監督がこんなキャスティング出来ましたね!
本当に素晴らしかったです。

特に最後の母娘での会話。
心に沁みてホロリと来ました。
いくつになっても嬉しい言葉ってありますよね。
あんなに憎んでいたのに許してしまう言葉。

母親だって人間ですから娘が欲しい言葉をかけてあげられない事があると思います。
特に女優という特殊な職業なら尚更です。
2人とも良い歳だけど、ここに来て成長出来るなんてすごい!
離れていた心の距離が近づくきっかけが出来て良かったと思いました。

劇中で撮影されていた『母の記憶』も気になりますね。
完成品を見てみたいものです。

最後まで会話の中でしか登場しなかったライバル女優のサラ。
彼女の形見の洋服を着たマノンを見た時の皆の演技に鳥肌が立ちました。
やっとサラに会えたって気持ちになれましたよ。
このシーンは特に印象的でした。
鑑賞日 2020.11.01

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spink.gif シン・シティ(2005)   アメリカ  R−15+
  SIN CITY  [124分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル サスペンス/犯罪/アクション
監督 フランク・ミラー
ロバート・ロドリゲス
クエンティン・タランティーノ (スペシャルゲスト監督)
出演者 ブルース・ウィリス       (ハーティガン)
ミッキー・ローク        (マーヴ)
クライヴ・オーウェン      (ドワイト)
ジェシカ・アルバ        (ナンシー)
ベニチオ・デル・トロ      (ジャッキー・ボーイ)
イライジャ・ウッド       (ケビン)
ブリタニー・マーフィ      (シェリー)
デヴォン青木          (ミホ)
ジョシュ・ハートネット     (ザ・マン)
ロザリオ・ドーソン       (ゲイル)
マイケル・クラーク・ダンカン  (マヌート)
ニック・スタール        (ロアーク・ジュニア)
マイケル・マドセン      (ボブ)
アレクシス・ブレデル     (ベッキー)
カーラ・グギーノ       (ルシール)
ジェイミー・キング      (ゴールディ/ウェンディ)
アレクシス・ブレデル     (ベッキー)
ルトガー・ハウアー      (ロアーク枢機卿)
パワーズ・ブース       (ロアーク上院議員)
コピー この街では、愛さえも闘い
あらすじ
罪のはびこる街シン・シティ。そこでは、日々何かしらの事件が起きている。
<EPISODE 1>――
その醜い容姿から誰も近づこうとしない仮出所中のマーヴ。
そんな自分と一夜を共にしてくれた高級娼婦ゴールディ。
彼女が何者かに殺され、マーヴは復讐の為、犯人探しを始める。
<EPISODE 2>――
罪から逃れるため過去を捨てシン・シティに身を潜めるドワイト。
昔の恋人ゲイルが仕切る娼婦街で警察官が殺されるトラブルが起こる。
発覚すれば警察との協定は破棄され、娼婦たちの身が危なくなる。
彼女たちを救おうと一肌脱ぐドワイトだが、彼も罠にはめられ窮地に陥る。
<EPISODE 3>――
街の実力者の息子を相手に正義を貫くハーティガン刑事。
しかし、相棒の裏切りに遭い無実の罪で投獄される。
8年後、出所した彼はかつて救い出した少女ナンシーに再び危機が迫っていることを知り、最後の戦いへと向かう。
R-15
感想
すごくカッコいい作品ですね。
この世界観にすっかり魅了され、入り込んで見る事が出来ました。

マーヴ、ドワイト、ハーディガン。
この3人のオヤジたちが良いんですよ。
女たちを守るために命を懸けて戦う男たち。
本当に理想的で、絵に描いたような展開なのですが、そのシンプルさがこの作品の良さだと思います。
女を殴る男が多すぎて、外見より中身が大事って思い知らされます。

そして、女たちもカッコ良かった。
普通の女性よりは十分強いんですが、相手する男たちが悪すぎるんですよね。(汗)

モノクロの映像のおかげで、血だらけの見るに堪えない世界が、良い感じに薄められ、あまり抵抗なく見る事が出来ました。
特殊な世界が舞台ですが、かなり取っつき易くなっていると思います。

そんな中で時々現れる目の覚めるようなカラーが効果的に使われています。
瞳の色、ゴージャスなゴールディ、醜いゴブリン。
特に瞳に色がある人物は共通した意味があって、見終わった後、なるほどね〜とうならされました。
どれも印象に残る素敵なシーンでしたね。

豪華な出演陣も見応えあり!
ジョシュ・ハートネットの使い方が贅沢でした。

やっぱりハーディガンとナンシーのお話が一番良かったかな。
キャラとしてはベッキーが気になりました。
旅するジーンズと16歳の夏」の女優さんですよね。
鑑賞日 2007.06.16

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spink.gif シン・シティ 復讐の女神(2014)   アメリカ   R−15+
  SIN CITY: A DAME TO KILL FOR  [103分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/犯罪/サスペンス
監督 ロバート・ロドリゲス
出演者 ミッキー・ローク        (マーヴ)
ジェシカ・アルバ        (ナンシー・キャラハン)
ジョシュ・ブローリン      (ドワイト・マッカーシー)
ジョセフ・ゴードン=レヴィット (ジョニー)
ロザリオ・ドーソン       (ゲイル)
ブルース・ウィリス       (ジョン・ハーティガン)
エヴァ・グリーン        (エヴァ・ロード)
パワーズ・ブース        (ロアーク上院議員)
デニス・ヘイスバート      (マヌート)
レイ・リオッタ         (ジョーイ)
ジェイミー・キング       (ゴールディ/ウェンディ)
クリストファー・ロイド     (ドクター・クローニグ)
ジェイミー・チャン       (ミホ)
クリストファー・メローニ    (モート)
ジュノー・テンプル       (サリー)
ジュリア・ガーナー       (マーシー)
ステイシー・キーチ       (ウォレンクイスト)
レディー・ガガ         (バーサ)
コピー 正義じゃ守れないものがある。
あらすじ
場末のストリップバー“ケイディ”で踊るダンサーのナンシー。
愛する者を奪われた悲しみを胸に、復讐の炎を燃やしていた。
ケイディの常連客で、心優しき野獣マーヴは、そんな彼女をそっと見守り続けていた。
一方、しがない私立探偵のドワイトは、自分を裏切った元恋人エヴァの魅力に抗えず、罠と気づきながらも彼女の計画に加担してしまう。
そんな中、街を我が物顔で牛耳るナンシーの仇、ロアーク上院議員は、大胆不敵な流れ者のギャンブラー、ジョニーとの大勝負に興じていた。
感想
やっぱり「シン・シティ」の方が良かったと思ってしまいますね。
今回も沢山の血が流れますが、白黒映像のおかげで、グロくなり過ぎず、さらっと見る事が出来ます。
しかし、ストーリーの方もさらっとしていて、あまり楽しめませんでした。

切れのあるアクションは、見ごたえ十分です!!
特に好きだったのは、日本刀使いのミホ。
前回はデヴォン青木さんだったのですが、今回はジェイミー・チャンになっていました。
斬鉄剣の使い手:五右衛門みたいに、バッサバッサと人を斬っていく様は、見ていて小気味よかったです。

そして、悪女を演じたエヴァ・グリーン。
男を狂わせる魔性の女を見事に演じ切っていましたね。
登場シーンの8割は裸じゃないか!?というくらい、脱ぎまくってます。
こんな女性になら騙されてみたい!
でも、命がいくつあっても足りません!

一番印象に残ったのは、哀れなジョニーです。
あまりに可哀想でいたたまれないですね。
カードには勝ったけど、人生は負けてしまった・・・。
切な過ぎて落ち込みました。

今回も意味ありげに入るカラーが、目に鮮やかでした。
細かい意味がありそうですが、偽物くらいしか思いつきません。

レディ・ガガは、ちょい役の割に、結構良い役でしたね。
お金、ありがとう!
鑑賞日 2017.02.19

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spink.gif 紳士は金髪がお好き(1953) アメリカ
 Gentleman Prefer Blondes   [92分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/ミュージカル
監督 ハワード・ホークス
出演者 マリリン・モンロー  (ローレライ)
ジェーン・ラッセル  (ドロシー)
コピー
あらすじ
ナイトクラブの踊り子ローレライとドロシーは、玉の輿という夢を求めて旅に出る。
しかし、フランスへ向かう客船の中で、紳士から貰った髪飾りが元となり、二人は騒動に巻き込まれる。
感想
マリリン・モンローの映画は初めて見ましたが、思っていたより感じのいい人なんですね。
彼女のいろいろな噂を聞いていたのであまりいい印象を持ってなかったです。
まあ、この映画も裏側ではマリリン・モンローの遅刻癖や主演女優二人の不仲説などいろいろあったらしいですが、映画を鑑賞するのにそういう問題は関係ないですからね。
ムーラン・ルージュ」の中でも使われていた『ダイアモンドは女の親友』の元祖はこれだったのだと初めて知りました。(厳密には本当の元祖ではないみたいですが…)
お気に入りな曲だったので、思いがけない出会いに嬉しくなってしまいました。
とってもキュートなのに女の色気も嫌みなく醸し出されている女優さんってなかなかいませんよね。
彼女の存在はとても独特で貴重なものだと確認したという意味では、出会えて良かった映画でした。
鑑賞日 2002.12.05

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spink.gif 真珠の耳飾りの少女(2003)   イギリス/ルクセンブルグ
  GIRL WITH A PEARL EARRING  [100分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 歴史劇/ロマンス/ドラマ
監督 ピーター・ウェーバー
出演者 スカーレット・ヨハンソン (グリート)
コリン・ファース     (ヨハネス・フェルメール)
トム・ウィルキンソン   (ファン・ライフェン)
キリアン・マーフィ    (ピーター)
エシー・デイヴィス    (カタリーナ)
ジュディ・パーフィット  (マーリア)
アラキーナ・マン     (コーネリア)
クリス・マックハレム   (ヤンソン)
ジョアンナ・スキャンラン (タンネケ)
ガブリエル・レディ    (グリートの母)
コピー 謎の天才画家フェルメールの
名画に秘められた物語が 今、解き明かされる。
あらすじ
1665年のオランダ、デルフト。
画家フェルメールのメイドとして雇われた少女グリート。
彼女は、タイル職人の父が事故で失明したことから、一家の家計を支えるため働きに出たのだった。
苦労も多い仕事だったが、掃除をしながらフェルメールの絵を見るのが、密かな楽しみになっていた。
夫婦ゲンカが絶えず、子供たちが騒々しい中で、日夜働き続けるグリート。
そんなある日、フェルメールはグリートの窓掃除により生まれた新たな光を見て、新作を描くきっかけを掴む。
フェルメールは彼女の色彩感覚を認め、絵の具の調合を手伝わせるようになる。
感想
有名な絵と名前だけは知っていました。
この作品には、こんなエピソードが隠されていたのですね。

雰囲気の良い作品で、すんなりとこの世界に入り込むことが出来ました。
一番印象に残ったのが、
グリートが「君の絵だ」と言われた絵を見た時、
「心まで描くの」
と言ったんですよね。
これって画家にとっては、最高の褒め言葉じゃないでしょうか。
すごくドキっとしたセリフでした。

グリートをはじめに、人々がとても綺麗に撮られているので、ついつい見入ってしまいます。
特にグリートの透き通るような白い肌は、何から何まで完璧で、じっくりと舐めるように見てしまいました。
本当に美しかったです。

直接的な触れ合いはないのに、そこはかとなく漂うエロい雰囲気は何なんでしょう。
エロいと言っても上品なエロさなんですよね。
時々、ライフェンが現実的なエロで茶々を入れてくるのが、より一層二人の上品なエロを際立たせます。

そんな二人だからなのか、フェルメールは潔白なのに、妻に浮気を疑われて可哀想でした。
こんな環境ならキスくらいしてもばれそうにないのに、一回も手を出さなかったですからね。
本当はろくでもないヤツだったという描かれ方が多いだけに、とても好感が持てました。

一枚の絵からここまで話を広げられるのもすごいですね。
本当のモデルは不明という事で、こうだったら面白いなと素直に思えます。
しかし、あのイスを動かすシーンは、X線写真に映し出される塗りつぶされたイスを基に描かれたエピソードみたいです。

事実と虚構をおりませながら作られた美しいお話。
とても良かったと思います。
鑑賞日 2005.04.26

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spink.gif 人生の特等席(2012)   アメリカ
  TROUBLE WITH THE CURVE  [111分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 ロバート・ロレンツ
出演者 クリント・イーストウッド     (ガス・ロベル)
エイミー・アダムス        (ミッキー・ロベル)
ジャスティン・ティンバーレイク  (ジョニー・フラナガン)
ジョン・グッドマン        (ピート・クライン)
ロバート・パトリック       (ヴィンス)
マシュー・リラード        (フィリップ・サンダーソン)
ジョー・マッシンギル       (ボー・ジェントリー)
コピー スカウトマン、娘1人。
キャリア最後の旅に出る。
あらすじ
数々の名選手を発掘してきたメジャーリーグ:アトランタ・ブレーブスのスカウトマン、ガス・ロベル。
しかし、近年はパソコンを使ったデータ分析が主流で、ガスのような昔気質のスカウトマンはすっかり時代遅れに。
視力も衰え、残り3ヵ月となった球団との契約も延長はなさそうだ。
そんな中、ドラフトの目玉選手のスカウティングに向かったガスのもとに、弁護士としてキャリアの大事な時期を迎えていた一人娘のミッキーがやって来る。
感想
あまり一緒に居れなかった親子の再生物語でした。
その割には、娘ミッキーは野球に詳しくて、父の事が大好きみたい。
だから、まともに向き合ってくれないのが、腹立たしくて悲しいのです。

父親の方もある事件から自分一人で娘を育てる事に自信をなくし、他の人に預ける事になるんです。
それを上手く伝える事が出来ず、愛情も表すのが下手で、何もかも上手くいきません。

私ならこんなに話の通じない父親、早々に諦めてしまいそうです。
でも、ミッキーは父に褒められるために弁護士になり、野球の事も詳しくなっていきました。
本当に泣かせる娘ですよ。

だから、どんなに娘から近づこうとしても、聞く耳持たず、自分の道を突き進む父親にはイライラさせられました。
視力が衰えて、まともに見えてないのに運転して事故を起こすし、手伝おうとすることにいちいち反発するし。
父親としてのプライドかもしれないけど、こんなにしてくれるんだから受け入れてもいいじゃないか!!

そんな二人が仲直りするのに必要なのは、やっぱり野球なんですよね。
こんなところにダイヤの原石が転がってるなんて・・・。
まだまだガスの能力が衰えていない事も証明出来て、めでたし、めでたし。

これからは二人で上手くやっていけそうで良かったです。
新しい彼氏も出来たしね。

まあ、さらっと見れたから★は3つかな。
やっぱりイーストウッドには葉巻が似合いますね。
鑑賞日 2018.02.22

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spink.gif 人生は、時々晴れ(2002)   イギリス/フランス
  All or Nothing  [128分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 マイク・リー
出演者 ティモシー・スポール  (フィル・バセット)
レスリー・マンヴィル  (ペニー)
アリソン・ガーランド  (レイチェル・バセット)
ジェームズ・コーデン  (ローリー・バセット)
ルース・シーン     (モーリン)
ヘレン・コーカー    (ドナ)
ポール・ジェッソン   (ロン)
マリオン・ベイリー   (キャロル)
サリー・ホーキンス   (サマンサ)
ダニエル・メイズ    (ジェイソン)
ベン・クロンプトン   (クレイグ)
コピー 見つめ合えれば、明日はきっと、幸せ
あらすじ
ロンドン。
しがないタクシードライバーのフィルは、スーパーでレジのバイトをしている妻のペニー、大柄で反抗的な無職の息子ローリー、大柄で大人しく心優しい娘のレイチェルの4人暮らし。
家庭内は冷め切っており、会話はほとんどなく、あると言えば反抗的な息子の怒鳴り声くらいだ。
そして、家計の方も寒々しく、ペニーの給料も合わせて何とか暮らせる程度だった。
そんな中、あることをきっかけに、家族の関係を見つめ直す機会がやって来る。
感想
最初から陰気な雰囲気で、見ているこちらも暗くなるようなお話しでしたが、その効果は確実に発揮されました。
例えるなら、悶々としてよどんでいた空が、一気に澄み切った青空になったような気持ちです。
やっぱり親子愛に弱いな〜!

いくら家族とはいえ、きちんと腹を割って話さないと、日頃思っている事はお互い分からないですよね。
自分ではそう思ってなくても、人から指摘されて、初めて気付く事も多々あると思います。
このペニーがそうだったように。自分ではフィルの事をカス扱いしているつもりはないのに、フィル本人や家族からすれば時々ひどい物言いをしている。
本当に無意識で人を傷つけている事ってあるよな〜。
反対に何気ない一言で傷つく事もあるしね。

きっと母が父をバカにしてたら、子供も父を尊敬できないですよね。
でも、こういう事は日本のお父さん方にも多いでしょうね。
これは世界共通の現象なのかな?
うちは子供が出来たら、きちんと旦那をたてられるように頑張ろうっと。

惰性でダラダラと暮らすうちに、大切なことって少しずつ忘れていくものでしょ。
お母さんがご飯作るのは当たり前だし、お父さんが仕事にいくのは当たり前。
気がつけば洗濯、掃除は終わってるし、その事をありがたいと思う事もない。
それが何かのきっかけにより、家族を見つめ直し、何気ない一つ一つがありがたいと思えたら幸せだなと思いました。

そんな事を言いながら、始めはペニー同様「なんでフィルは、こんな大変な時にそんな事いうんだろう。」と思いましたよ。
今まで何も考えてないような顔してたし、家族の問題には目を背けるように黙ってましたからね。
でも、彼の中には静かに着々とストレスが溜まっていたのですね。

しかし、フィルたち家族が結束力を深めた分、どうしようもないロンの家庭が心配になりますね。
あんな両親では、せっかく優しい心を取り戻したサマンサも、すぐに逆戻りしてしまいそうで…。
彼女がもっと強くなって家族を支えてくれる事を望みたいです。

始めイライラさせられた分、後味はとっても良かったです。
私もおばあさんのおならの話で爆笑してしまいました。(笑)

あとから「秘密と嘘」の監督だと知って納得しました。
どうりで同じような雰囲気な訳だ。
どちらも同じ位好きな作品です。
鑑賞日 2005.02.20

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spink.gif 人生はビギナーズ(2010)   アメリカ
  BEGINNERS  [105分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ロマンス
監督 マイク・ミルズ
出演者 ユアン・マクレガー    (オリヴァー)
クリストファー・プラマー (ハル)
メラニー・ロラン     (アナ)
ゴラン・ヴィシュニック  (アンディ)
メアリー・ペイジ・ケラー (ジョージア)
キーガン・ブース     (少年時代のオリヴァー)
カイ・レノックス     (エリオット)
コピー 「私はゲイだ」
父が75年目に明かした真実が、
僕の人生を大きく変えた。
あらすじ
アートディレクターのオリヴァーは、愛に臆病な内向的で真面目な38歳独身男。
ある日、44年連れ添った妻に先立たれ、自らもガンを宣告された父ハルから、ゲイであることを告白される。
厳格だった父の突然のカミングアウトに戸惑いつつも、病に立ち向かいながら新たな人生を謳歌し始めた父と語り合い、少しずつ距離を縮めていく。
やがて父との永遠の別れを経て、大いなる喪失感を抱えたままの彼の前に、フランス出身の女優アナが現われる。
互いに人と距離を置きながら生きてきた似たもの同士の2人は、ほどなく恋に落ちる。
感想
久しぶりにユアンの映画を鑑賞です。
今回の役は、真面目で悲しみを抱えてる普通の人。
こういう何の変哲もない人を演じても、ユアンらしさが心地良くて微笑みながらの鑑賞でした。

特に良い演技してたのは、愛犬のアーサー。
ちょっと野暮ったい見た目ですが、愛嬌たっぷりでとても印象に残りました。
すごく寂しがり屋で、オリヴァーがいなくなると悲しい声で鳴き続けるので、どこに行くのも一緒なんです。
確かにあんな声で鳴かれたら置いていくなんて出来ませんよ。

厳格だと思っていた父親が、実はゲイだった。
その事実を知らされて、常に悲しそうだった母親の思い出が甦るのです。
でも、その母も父の秘密は知っていたんですよね。
それでも結婚したかったんだから、相当好きだった訳です。
なのに何故あんなに不幸せそうだったのか・・・。
現実は甘くなかったという事でしょうか。
女の立場から見て、かなり母親に同情してしまいました。

あまり接点のなかった父と息子だったのに、あの告白と病気のおかげで身体的にも精神的にも急接近した二人。
短い期間だったけど、かなり濃厚な時間を共有出来てましたね。
オリヴァーの優しい性格が良く表れていました。

そんな父を失って悲しみの中にいたオリヴァーは、あるパーティーでフランス出身の女優アナと出会います。
刹那的な関係だったはずなのに、お互いを知れば知るほど深く惹かれあうんです。
共通点は変わった父親ですかね。
ゲイの父と自殺をほのめかす父。
似た者同士だから分かる心の傷を、お互いに癒す存在だったようです。

アナ役の女優さんがとても小顔の綺麗な方で、可愛いユアンとお似合いでした。
甘え上手なユアンを温かく包んでくれるシーンとか、こちらも癒されました。

地味だけどなかなか良かったと思います。
久しぶりにユアンを堪能出来たし、LGBT作品が増えたし!

しかし、ユアン映画出過ぎだよ!!
見ても見ても全然コンプリート出来ない!
まあ、出てくれる事は良い事だ。
少しずつ積み重ねていこう。

アカデミー賞助演男優賞受賞作品。
鑑賞日 2020.08.06

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spink.gif 新選組(1969)   日本     [122分]
管理人評価   ★★
ジャンル 時代劇
監督 沢島忠
出演者 三船敏郎   (近藤勇)
小林桂樹   (土方歳三)
北大路欣也  (沖田総司)
三國連太郎  (芹沢鴨)
中村翫右衛門 (勝安房)
田村高廣   (伊東甲子太郎)
中村賀津雄  (河合喜三郎)
中村梅之助  (山南敬助)
中村錦之助  (有馬勝太)
司葉子    (つね)
池内淳子   (お雪)
星由里子   (お孝)
野川由美子  (お梅)
北川美佳   (香織)
コピー 殺人集団と恐れられ
刀で誠を貫いた
日本最後の侍たち!
あらすじ
文久三年、近藤勇は土方歳三や沖田総司らとともに浪士隊に応募、芹沢鴨たちも加わり新選組が誕生した。
組織の統一を図る近藤と土方に対し芹沢一派は反発するが、芹沢の狼藉を見かねた近藤は芹沢を暗殺する。
残る一派も粛正され、新選組の全権は近藤に委ねられた。
感想
新選組は結構好きで「壬生義士伝」や大河ドラマも見てました。
だから、この映画は有名なエピソードの総集編という感じに思えました。

あと35歳で亡くなったとされる近藤勇を三船敏郎さんが演じると、相当おじさんに感じてしまいます。
今回はそれに引っ張られる形で、全体的に年齢層が高めです。

新選組の映画を初めて見るという方には、説明が少なく分かりづらいのかもしれません。
登場人物も皆さんご存知という感じですね。
最初の出演者紹介の時に、大物の名前が沢山出ていたので、いつ北大路欣也さんが出てくるんだろうと待っていたら、既に出ていた沖田総司役で驚きました。

三國連太郎さんの芹沢鴨は迫力がありました。
本当にこんな人だったのかもと思わせる説得力も見事です。

ただあまりに近藤勇を聖人君主に描き過ぎているのは違和感があります。
妻子がありながら京都で妾を囲ってるし、もっと人間臭い所もあったと思います。

一番の見せ場である池田屋事件は、たっぷり時間をかけて見せてくれました。
派手に飛ぶ血しぶき、沖田の喀血、近藤さんの見事な戦いっぷり。
これぞお手本というシーンでした。

これでもかと新選組を凝縮した作品。
これを足掛かりに色々な作品を見ていくと、他の作品が分かりやすいかもしれませんね。
鑑賞日 2021.05.14

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spink.gif シンデレラ(1950)   アメリカ
  CINDERELLA  [74分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/ファンタジー/ロマンス
監督 ウィルフレッド・ジャクソン
ハミルトン・ラスケ
クライド・ジェロニミ
出演者 〈声の出演〉
アイリーン・ウッズ     (シンデレラ)
ウィリアム・フィップス   (チャーミング王子)
エレノア・オードリー    (トレメイン夫人)
ヴェルナ・フェルトン    (フェアリー・ゴッドマザー)
ローダ・ウィリアムス    (ドリゼラ・トルメイン)
ルシール・ブリス      (アナスタシア・トレメイン)
ルイス・ヴァン・ロッテン  (国王)
コピー シンデレラ姫
乙女の夢を限りなくふくらませる
大ディズニーの芸術大作!
あらすじ
ある所にシンデレラという美しく優しい娘が立派な屋敷に住んでいた。
母親を早くに亡くした後、父親はシンデレラを大切に慈しみながら育てていたが、まだ幼い彼女の身を案じ二度目の結婚相手として新しい母親のトレメイン夫人と、その連れ子である二人の姉・アナスタシアとドリゼラを迎える。
しかし父親が亡くなると継母は本性を表し、義理の娘には辛くあたり、自分の二人の娘だけを可愛がるようになった。
シンデレラはわがままな上に意地っ張りで意地悪な三人にいつもいじめられては罵られ、ついには召使いとして扱われるようになり、屋敷の外れにある塔の部屋に住まわされてしまう。
感想
実写の「シンデレラ」を見たので、始めの短い説明でも分かりましたけど、本家はこれくらいの説明しかなかったんですね。
2015年制作の実写版「シンデレラ」がいかに良く出来ているかがわかりました。
この作品で感じた違和感を、完璧に補っているんですね。
靴だけ元に戻らない訳とか。
合わせて見れてラッキーでした。

あと、無駄に長い動物たちのシーンが気になりましたね。
トムとジェリーのようなネズミと猫の追いかけっこなんですけど、かなりたっぷり時間を取っているんですよ。
そこを長くするんなら、シンデレラの父親の事とかももう少し見せて欲しかったな。
今だから思う事なんですけどね。

子供たちはネズミと猫の追いかけっこが面白いみたいで、何度も繰り返し見ています。
子供たちが見やすいようになっているんですね。
私ごときがすみませんでした。(土下座)

ずっと見たいと思っていたから、やっと実現出来て嬉しいです。
着々とディズニー制覇に向けて、作品数を積み上げてます。
その内、ディズニーまとめページでも作ろうかな。と思ってます。
お楽しみに!(笑)

ディズニー長編アニメ第12作。

《関連作品》
「シンデレラ2」
シンデレラ3 戻された時計の針
鑑賞日 2017.05.27

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spink.gif シンデレラ3 戻された時計の針(2007)   アメリカ
  CINDERELLA III: A TWIST IN TIME  [74分]
管理人評価   ★★
ジャンル アニメ/ファンタジー/ファミリー
監督 フランク・ニッセン
出演者 〈声の出演〉
ジェニファー・ヘイル   (シンデレラ)
C・D・バーンズ     (王子)
ルーシー・テイラー    (フェアリー・ゴッドマザー)
アンドレ・ストイカ    (国王)
トレス・マクニール    (アナスタシア・トレメイン)
スザンヌ・ブレイクスリー (トレメイン夫人)
ロブ・ポールセン     (ジャック)
コーリー・バートン    (ガス)
コピー OVA
あらすじ
ある日、偶然にも魔法の杖を手に入れた母が時間を戻してしまう。
しかも、アナスタシアに合わせたガラスの靴を作り、王子にはダンスをしたのはアナスタシアであると偽の情報を吹き込んでしまった。
ずる賢い母の思惑に気がついたシンデレラは、王子を取り戻そうと掃除婦としてお城に忍び込む。
そして、王子と再会したシンデレラだったが、魔法でアナスタシアが昨日の娘だと思い込んでいる王子は、シンデレラに気が付かない。
感想
シンデレラ」の続編2作目です。

もし、硝子の靴が自分に合っていたら・・・、王子は自分と結婚してくれるのか。
という、お話ですね。
意地悪な継母は、偶然手にした魔法の杖で、娘のアナスタシアにぴったりのガラスの靴を作り出します。
そして、王子と結婚する事になるんです。

それに気付いたシンデレラは、何とか自分の事を思い出してもらおうと、あの手この手で王子に迫ります。
でも、魔法にかかった王子は、彼女に気が付かないんです。

シンデレラと共に奮闘するのが、ネズミのジャックとガス。
お城に忍び込むために調理場で大暴れしたり、魔法にかかった王子に歌で現状を伝えたり。
青い小鳥たちも王子を誘導したりして頑張ってましたね。
シンデレラは一人じゃない。
動物たちに助けられながら、王子の心を取り戻そうと頑張ります。

バレそうになると、今度はアナスタシアの姿をシンデレラにしてお嫁さんの座を狙う継母。
そこまでして結婚しても幸せにはなれないでしょう。
金と権力に目がくらんでいる継母には、そんな事も分からなくなっていたようです。
でも、アナスタシアは冷静でした。
彼女が幸せになれる事を祈ってます。

OVAにしては良かったのではないでしょうか。
やっぱり運命の相手は、どんな邪魔が入っても変える事は出来ないんですね。
触れるだけで分かるなんて素敵です。

ディズニー作品。

《関連作品》
シンデレラ
「シンデレラ2」
鑑賞日 2018.04.23

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spink.gif シンデレラ(2015)   アメリカ
  CINDERELLA  [105分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ファンタジー/ロマンス
監督 ケネス・ブラナー
出演者 ケイト・ブランシェット  (まま母:トレメイン夫人)
リリー・ジェームズ    (エラ/シンデレラ)
リチャード・マッデン   (王子/キット)
ステラン・スカルスガルド (大公)
ソフィー・マクシェラ   (ドリゼラ)
ホリデイ・グレインジャー (アナスタシア)
デレク・ジャコビ     (王)
ノンソー・アノジー    (キャプテン)
ベン・チャップリン    (エラの父)
ヘイリー・アトウェル   (エラの母)
ヘレナ・ボナム・カーター (フェアリー・ゴッドマザー)
コピー 本当の魔法は、あなたの勇気。
あらすじ
幼くして母を亡くし、彼女の“どんな時でも勇気と優しさを忘れないで”という言葉を胸に、まっすぐな女性へと成長したエラ。
ある日父が再婚し、エラにはまま母とその連れ子としてやって来た2人の姉ができる。
しかし父が亡くなると、まま母と義姉たちはエラに辛く当たるようになる。
そんなある日、城で国中の若い女性を集めて舞踏会が開かれることになり、エラの家にも招待状が届くが、舞踏会に行きたいというエラの願いはまま母によって阻止されてしまう。
感想
ちょっとだけ見ようと思って見始めたのに、結局一気に最後まで見てしまいました。
それくらい面白くて魅力のある作品です。
有名すぎて手を付けるのを躊躇っていたのですが、そんな心配は無用でしたね。
ファンタジックな世界観はそのまま、実写の迫力もすごくはまっていて、理想的な夢の世界でした。

アニメも見た事なくて、あらすじしか知らなかったので、あのお城がシンデレラの物だとは知りませんでした。(汗)
自分の家であんな扱いを受けていたんですか。
それが個人的には衝撃でした。

見所はフェアリーゴッドマザーの魔法のシーンですね。
かぼちゃの馬車も、ネズミの白馬も、トカゲのお付きの者も、ガチョウの御者も。
全てが完璧。
実写なのに違和感ないのがすごいです。
特にシンデレラの破られたピンクのドレスが、青いゴージャスなドレスに変化するシーンが素敵でした。
舞踏会でのダンスで、このドレスが華麗に舞っているのがまた素敵!
すっかり青いドレスの虜になって、ずっと目が離せませんでした。

女の子なら誰でも一度は憧れるシンデレラ。
恥ずかしながら、ここまで面白いお話だとは思ってませんでした。
シンデレラ役のリリー・ジェームズが、初々しくも芯の強い女性がぴったりはまっていたのも大きいですね。
目を奪われっぱなしだった青いドレスも似合ってました。

ディズニー作品。
鑑賞日 2017.04.22

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spink.gif シンデレラマン(2005)   アメリカ
  CINDERELLA MAN  [144分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 実話/親子愛/ドラマ/スポーツ
監督 ロン・ハワード
出演者 ラッセル・クロウ      (ジェームズ・J・ブラドック)
レニー・ゼルウィガー    (メイ・ブラドック)
ポール・ジアマッティ    (ジョー・グールド)
クレイグ・ビアーコ     (マックス・ベア)
ブルース・マッギル     (ジミー・ジョンストン)
パディ・コンシダイン    (マイク・ウィルソン)
コナー・プライス      (ジェイ・ブラドック)
アリエル・ウォーラー    (ローズマリー・ブラドック)
パトリック・ルイス     (ハワード・ブラドック)
ロン・カナダ        (ジョー・ジャネット)
デヴィッド・ヒューバンド  (フォード・ボンド)
ローズマリー・デウィット  (サラ・ウィルソン)
リンダ・カッシュ      (ルシール・グールド)
ニコラス・キャンベル    (スポーティ・ルイス)
コピー 家族の幸せだけを願っていたら、
いつの間にか、"アメリカの希望"になっていた…
――これは、そんな父親の物語です。

――心で語り継がれる《奇跡の実話》――
あらすじ
好景気の1920年代アメリカ。ボクサーのジミー・ブラドックは、美人の妻メイと可愛い3人の子供達に囲まれて、幸せに暮らしていた。
しかし、怪我が重なり、思うように試合が出来なくなった彼は、KOされないとはいえ、締まりのない試合を繰り返していた。
その後、骨折したまま試合をする規則違反をしたため、ライセンスを剥奪される。
おりしも世間は大恐慌を迎え、仕事のなくなった彼の生活は一変する。
感想
大好きな映画「ビューティフル・マインド」のコンビで、これまた大好きな親子愛を描いた作品と聞けば、見に行くしかないでしょ!って事で、早速劇場に行ってきました。

確かにうるうる来たし、素敵なお話だと思います。
でも、何だか手放しで誉められないというか、絶賛出来ない壁がありました。

まず、ちょっとテンポが悪いですね。
単調というか、何だか途中でだれてしまいました。
試合も同じような繰り返しだったし、正直長いな〜と感じてました。

あと、全てが綺麗過ぎて面白い味が少ないのも気になります。
実話を基にしているので仕方のない事かもしれないけど、全てが理想通りすぎて重みに欠けるように思いました。
夫は家族の為に命をかけて戦う理想の夫、妻は夫を献身的に支える理想の妻。
それは素晴らしい事で、あるべき姿なのですが、あまりに完璧過ぎるんですよね。

と、色々書きましたが、やっぱり親子愛には激弱なのです。
ジミーが家族の為にプライドを捨てカンパを求めるシーンで泣いてしまいました。
その後、子供達が家に戻ってきてはしゃいでいる様子を見て、また目頭が熱くなりました。
これがあるから彼は頑張れるんですね。

しかし、これが実話とは本当にすごいですね。
正に奇跡。どん底を経験した人間は強いです。
家族のためだけにひたすら戦った彼ですが、彼の成功を素直に喜べます。
これも彼の人柄あってこそでしょう。

伝説のボクサーを演じたラッセル・クロウは素晴らしかったです。
リングの上での闘争心剥き出しの表情、貧困に苦しみながらも懸命に働く時の表情、子供達と遊んでいる時の楽しそうな表情、メイといる時の幸せそうな表情。
彼の表情に一喜一憂しながら見てました。
試合の時も手に汗握り、勝った時は思わず拍手しそうになりましたよ。

全体的にはもう一歩な感じでしたが、最後の盛り上げ方は良かったです。
夫の安否を心配するメイ同様、ジミーの試合を見守る緊張感を体験出来ました。
どうなるんだろうとハラハラさせられて、最後までドキドキでした。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2005.09.21

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spink.gif シンドラーのリスト(1993)   アメリカ
  Schindler's List  [195分]
管理人評価   ★★★★★
ジャンル ドラマ/戦争
監督 スティーブン・スピルバーグ
出演者 リーアム・ニーソン      (オスカー・シンドラー)
ベン・キングズレー      (イザック・シュターン)
レイフ・ファインズ      (アーモン・ゲート)
キャロライン・グッドオール  (エミリア・シンドラー)
ジョナサン・サガール     (ポルデック)
エンベス・デイヴィッツ    (ヘレン・ヒルシュ)
コピー 一つの生命(いのち)を救う者が
世界を救える――
あらすじ
1939年。
ドイツ軍がポーランドを制圧。
ユダヤ人は強制的にゲットーに集められ、沢山の人々が殺された。
その頃、この戦争に目を付けた実業家のシンドラーは、軍で使う銅釜を作る工場"ドイツほうろう容器工場"を立ち上げ、一財産稼ごうと動き始める。
ユダヤ人計理士のシュターンを相棒に選び、彼のコネと才能により、この計画は成功。
安い賃金のユダヤ人を雇い、たちまち莫大な利益を上げるようになる。
しかし、戦況が不利になると、ドイツ軍はゲットーを解体、シンドラーの工場で働いていたユダヤ人たちも強制収容所に送られてしまう。
シンドラーは彼の元で働いていたユダヤ人を助けるべく、自分の故郷チェコに工場を移し、そこへ送る人々1200人のリストを作る。
感想
この作品、実はずっと気にはなっていたんです。
でも、私、戦争物が苦手でしょう。
だからなかなか手が出なかったんです。
それを見るきっかけになったのが、沖縄でたまたまつけたTVですよ。
さすがに楽しい旅行中に全部は見れなかったのですが、ずっと気になってて、思い切ってビデオを借りて来ました。

って前置きが長くなりましたが、今はどうしてもっと早くに見なかったんだろうと後悔しています。
これはやっぱりすごい作品ですね。
195分もあるのに全然飽きさせません。
それどころか、画面から目が離せないんです。
惨いシーンも沢山あります、理不尽でやり切れないシーンも数えられないくらいあります、それでも顔を背けられない。
そんな力のある映画でした。

主人公のシンドラーという人物が、立派な聖人君子として描かれてないのが良かったですね。
どうしようもない女好きで、妻がいるにも関わらず、愛人を沢山抱える色男。
秘書を選ぶ所では、ぷぷぷと笑いを堪えられませんでした。
シンドラーの食いつき具合で、女性たちの美人レベルがわかります。(^_^;)

そんなシンドラーを演じたリーアム・ニーソン。
彼はこの役にぴったりでしたね〜。
レ・ミゼラブル」でも人を助けるヒーロー的な役を演じていましたが、彼にはただの良い人にならない良さがあると思います。
今回も人間味溢れる人物を見事に演じきっていました。
シンドラーがドイツ軍の上層部に渡しつづけた"感謝の印"。
一体どれくらいの金を使ったのでしょう。
最初は自分の利益を得るための手段として使われていた賄賂ですが、最後には貯金が底をついてもユダヤ人を守るために惜しみなく使っていましたね。
でも、彼の考えだけではこういう結果にはなっていないと思います。
そこまで行く過程には、相棒であるシュターンの存在が全てだったでしょう。
シンドラーは彼との友情を通じて、だんだん彼らを助けたいという気持ちを持つようになるのです。
シュターンという人は、自分の身も危ない状況で、仲間を助ける為に奔走し続け、冷静な判断で皆を導いてきた人物です。
また彼を演じたベン・キングズレーが素晴らしいですね〜。
きっと本人もこんな人物だったんだろうな〜と感じさせる彼の演技にいたく感動しました!

もう最後は号泣、号泣、また号泣で、顔がぐちゃぐちゃでしたね。(TOT)
特にカラーになってからはず〜っと泣いてました。
今こうやって生きている人たちには、こんなにも辛い過去があるんだ…と思うと辛くて、辛くて。
どこかで映画の中の話し、という頭があるから、尚更インパクトがあったんだと思います。
現実なんだと思い知らされた映像でした。
あとシンドラーが「もう一人救えたはずだ」と泣き叫ぶシーンも涙が止まらなかった…。

無残に殺されていく人々、無造作に積み上げられている死体の山、どんなに惨い状況でも今回は顔が背けられなかった。
そこがこの作品のすごい所だと思います。
こんな惨い事は二度と繰り返してはいけない。
戦争映画を見るといつもそう思います。

赤い色がすごく印象に残る作りなのも面白いですね。
赤いコートの女の子、赤いロウソクの火。
白黒ならではの使い方です。
あの女の子が人の波をすり抜けていく様子は、いつまでも忘れられないシーンになりそうです。

やっぱり食わず嫌いはいけないな。
見て良かったと思える作品に出会えました。
この作品に関しては、ただ感動したとか、泣けたから良かったとか、そんな次元の感想じゃないんですよね。
すごいものを見たっていうこの感じ、なんと表現したら良いのでしょう…。(-_-;)
さすがアカデミー賞受賞作です。
ボキャブラリーの少ない私をお許し下さい。

アカデミー賞作品賞、監督賞受賞作品。
鑑賞日 2004.06.09

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spink.gif シンプル・プラン(1998)   アメリカ
  A SIMPLE PLAN  [122分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/サスペンス
監督 サム・ライミ
出演者 ビル・パクストン     (ハンク・ミッチェル)
ブリジット・フォンダ   (サラ・ミッチェル)
ビリー・ボブ・ソーントン (ジェイコブ・ミッチェル)
ブレント・ブリスコー   (ルー・チェンバース)
ゲイリー・コール     (ニール・バクスター)
チェルシー・ロス     (カール・ジェンキンス保安官)
ジャック・ウォルシュ   (トム・バトラー)
ベッキー・アン・ベイカー (ナンシー・チェンバース)
トム・キャリー      (ドワイト・ステファンソン)
コピー 幸せになりたくて・・・誰もが踏みはずす、転落のワン・ステップ
”普通”の人がいちばん、怖い。

始まりは”彼女”だった・・・
そして、みんな静かに狂いだす。
あらすじ
田舎で平凡な暮らしを送るハンク・ミッチェル。
ある日、兄のジェイコブ、その友人のルーと共に父の墓参りに行った。
その帰りに、偶然雪に覆われた森の中に墜落した自家用飛行機の中から現金440万ドルを発見する。
この大金が自分達の未来を変えると信じた彼は、現金を自分達の物にするための“シンプルな”計画を実行に移す。
感想
久しぶりにこういうイライラドキドキ系サスペンスを見たような気がするなぁ。
どうなるのかと気になって、思わず早送りしたい衝動にかられました。
何とかその欲求を飲み込んで、じりじりしながらじっくりと鑑賞。
ああ、ヒリヒリしたぁ!!!

最初は盗みはダメだって言ってたハンクも、段々どうやって誤魔化すかに一生懸命になって、嘘と殺しを重ねていきました。
たまたまキツネを追いかけていたドワイトを殺害。
偽装工作までして、飛行機の事を隠そうとしました。

そして、その殺しを知って脅してきたルーも、撃ち殺してしまったハンクたち。
ルーが脅して来なければ、ハンクが騙して録音しなければ・・・そんな思いが頭をよぎります。

妻のサラもお金の事に関しては悪知恵が働くんですよね。
彼女の言う通りにしたせいで、嘘と殺しが増えていった気もします。
少しだけ返しに行かなければ、ドワイトと出会う事もなかったですからね。

一番良い人そうに見えたハンクが、一番冷酷だったかもしれません。
でも、その冷静さが最後は命を救ったんだと思います。

いや〜、久しぶりに見ていて疲れる作品でした。
でも、その分見応えもありましたよ。
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鑑賞日 2018.10.21

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spink.gif 新聞記者(2019)   日本     [113分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/サスペンス
監督 藤井道人
出演者 シム・ウンギョン  (吉岡エリカ)
松坂桃李      (杉原拓海)
本田翼       (杉原奈津実)
岡山天音      (倉持大輔)
郭智博       (関戸保)
長田成哉      (河合真人)
宮野陽名      (神崎千佳)
高橋努       (都築亮一)
西田尚美      (神崎伸子)
高橋和也      (神崎俊尚)
北村有起哉     (陣野和正)
田中哲司      (多田智也)
コピー 内閣官房vs.
女性記者――
あらすじ
日本人の父と韓国人の母のもとアメリカで育った東都新聞社会部の若手記者・吉岡エリカは、記者会見でただ一人鋭い質問を繰り返し、官邸への遠慮が蔓延する記者クラブの中で厄介者扱いされるばかりか、社内でも異端視されていた。
そんなある日、社会部に大学新設計画に関する極秘情報が記された匿名FAXが届き、吉岡は上司の陣野から調査を任される。
やがて内閣府の神崎という人物が浮上してくるが、その矢先、当の神崎が自殺してしまう。
神崎の死に疑問を抱いた吉岡は、やがて同じようにかつての上司であった神崎の死に疑問を持つ内閣情報調査室(内調)の若手エリート、杉原拓海と巡り会う。
感想
どうも主役の女性記者の日本語が気になりました。
韓国の女優さんがここまで全編日本語で演じる事は、とても大変で凄い事だとは思います。
でも、気になって物語に入っていけないのは残念過ぎます。
日本人の父と韓国人の母のもとアメリカで育ったという設定なのは理解出来ますが、シリアスな内容だからこそ、そこに引っかかるのはあり得ないと思いながらの鑑賞でした。

物語は新聞社に送られた告発情報を元に、国の大きな陰謀を暴くというもの。
その件を追う女性記者の父親も記者で、誤報を流した事を悔いて自殺しているのです。
自死遺族の苦悩、国から尻尾切りなど、大きな敵を相手にした人たちの末路が悲惨過ぎて、そこへ挑んでいく女性記者の行動が危うく見えて辛かったです。

お世話になった元上司の自殺を受けて、自分の仕事にも疑問をもつようになった内調の杉原。
彼も子供が生まれたばかりなのに、こんな件に関わったばかりに追い詰められていきます。
普通の精神ではこんな圧力には耐えられませんよ。
神崎の為にと頑張っていた彼が、段々憔悴していく様が印象的です。

この作品のキーでもあった内閣情報調査室という所が謎過ぎて不気味です。
薄暗い部屋でSNSに国寄りの情報を書き込む部署!?
その作業で忙しく出産に立ち会えなかったなんてね。

日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作という事で期待していたのですが、正直あまり面白くありませんでした。
日本の新聞記者の中にもこういう気骨のある人がいるというのは、明るい情報だと思います。
でも、やはり日本語の流暢な方で見てみたかったです。

しかし、終わり方が気になりますね。
彼は何と言ったのでしょうか。
これには賛否両論ありそうです。
鑑賞日 2021.01.18

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spink.gif 親密すぎるうちあけ話(2004)   フランス
  CONFIDENCES TROP INTIMES  [104分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/ロマンス/ミステリー
監督 パトリス・ルコント
出演者 サンドリーヌ・ボネール   (アンナ)
ファブリス・ルキーニ    (ウィリアム・ファベール)
ミシェル・デュショーソワ  (モニエ医師)
アンヌ・ブロシェ      (ジャンヌ)
ジルベール・メルキ     (マルク)
コピー この話はあなただけに…
あらすじ
パリのとあるビルの一室にオフィスを構える孤独な税理士ウィリアム。
ある日、そのドアを美しい女性アンヌがノックする。
戸惑いながらも部屋へ招き入れるウィリアム。
するとアンヌはおもむろに夫との性生活の悩みを打ち明け始めるのだった。
彼女は同じフロアにあるモニエ医師の診療室と間違えて入ってきてしまったのだ。
しかし、ウィリアムはそのことを言い出せぬまま、彼女のカウンセリングを重ねてしまう。
感想
う〜〜〜ん。
エロい雰囲気につられて見たのに、もどかしいまま終わってしまいました。
大人の心の繋がりを描いたものなんですが、私には合いませんでした。
フランス映画では珍しいタイプの作品なんじゃないかな。

終始モヤモヤ。
終始イライラ。
つまんないから吹き替えで良かったですよ。

ウィリアムもアンナもなんか気に入らない。
いつも高飛車な態度なのは何故??
しかも、間違いって分かってんだから、事務所じゃなくて家で会えば良いのにね。
そうすれば、ウィリアムの仕事に支障がないし、ミランさんの手も煩わさないで済むよ。
自分勝手なのにミランさんを「意地悪な秘書」とか言ってるし。
最悪だ。

何がうっかりだ!!
ゴミ箱に灰を捨てたら燃えるに決まってるでしょ!!
ああ〜〜、ダメだ!
悪口しか出てこない。

人妻の愚痴を聞くおっさんなんて楽しい訳ないですね。
もう好き勝手やって下さいって感じです。

有名な監督さんの作品だったのか。
私には合わなくて残念です。
期待させるエロさは、確信犯的で、悶々として終わっただろうと笑われているみたい。
これが楽しめるのは、本当に大人な人だけだと思うな。
とほほ・・・。
鑑賞日 2008.06.14

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spink.gif 映画 深夜食堂(2014)   日本     [119分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/料理
監督 松岡錠司
出演者 小林薫     (マスター)
高岡早紀    (川島たまこ)
柄本時生    (西田はじめ)
多部未華子   (栗山みちる)
渋川清彦    (長谷川タダオ)
谷村美月    (かすみ)
余貴美子    (塙千恵子)
筒井道隆    (大石謙三)
松重豊     (竜)
光石研     (野口)
安藤玉恵    (マリリン)
金子清文    (金本)
田中裕子    (塚口街子)
オダギリジョー (小暮)
コピー 小腹も心も満たします。
あらすじ
夜も更けた頃に営業が始まるその店を、人は“深夜食堂”と呼ぶ。
メニューは酒と豚汁定食だけ。
それでも、客のリクエストがあれば、出来るものなら何でも作るのがマスターの流儀。
そんな居心地の良さに、店はいつも常連客でにぎわっていた。
ある日、店に誰かが置き忘れた骨壺が。
どうしたものかと途方に暮れるマスター。
そこへ、久々に顔を出したたまこ。
愛人を亡くしたばかりの彼女は、新しいパトロンを物色中のようだ。
感想
旦那のすすめで見始めた深夜食堂。
確かに面白い・・・とずるずる映画までやって来ました。

今回は3話入った作品になってます。

一番気に入ったのは、栗山みちるのお話。
無銭飲食の子を住み込みで雇うマスター。
料理も上手くて、すぐに馴染んでいくんです。
この雰囲気が良いんですよね。
ゆったりまったりしたこの町の感じが好きです。

その裏側が、たまこの話かな。
個人で高利貸しをしているたまこ。
若い子にひどい仕打ちをして、常連さんたちから総スカンを食らってしまいます。
でも、彼女はそんな事くらいじゃへこたれません。
図太いたまこさん。
最後の笑顔が怖かったです。

最後は震災の被災者とボランティアさんのお話。
東京から逃げたくてボランティアに行った女性。
妻の死から逃げたくてボランティアの女性を追い回す男性。
どちらも傍目から見ただけじゃ分からない悩みを抱えていたんですね。

TVの流れ、そのままだったので映画って感じがしないですが、それもまたこの作品の味ですね。
この主題歌が良いんですよね。
哀愁漂う素敵な曲です。

本当にちょっとだけ向井理が出演してました。
お見逃しなく!
鑑賞日 2018.06.02

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spink.gif 続・深夜食堂(2016)   日本     [108分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/グルメ
監督 松岡錠司
出演者 小林薫     (マスター)
河井青葉    (赤塚範子)
池松壮亮    (高木清太)
キムラ緑子   (高木聖子)
小島聖     (木村さおり)
渡辺美佐子   (小川夕起子)
井川比佐志   (小川哲郎)
不破万作    (忠さん)
安藤玉恵    (マリリン)
中山祐一朗   (八郎)
須藤理彩    (ミキ)
谷村美月    (かすみ)
松重豊     (竜)
光石研     (野口)
多部未華子   (みちる)
余貴美子    (千恵子)
佐藤浩市    (石田)
オダギリジョー (小暮)
コピー ふたたび、
心と小腹を満たします。
あらすじ
繁華街の路地裏で、深夜になると開店する小さな食堂。
メニューは酒と豚汁定食だけながら、注文すれば出来るものなら何でも作ってくれる。
そんな“深夜食堂”には、今宵も店ののれんをくぐって、ワケありの客がやって来る。
「焼肉定食」――ある夜、喪服姿の常連客でいっぱいの店に、もうひとり喪服姿の女性が現われた。
しかし彼女は、喪服を着るのがストレス発散という一風変わった女性だった。
ある時、喪服が似合う中年男性と出会い、心惹かれていく。
「焼うどん」――近所のそば屋の息子・清太は、年上の恋人さおりとの結婚を考えていた。
しかし子離れできない母に、なかなかそのことを切り出せずにいるのだった。
「豚汁定食」――九州からやって来たという老婦人。
事情を聞いた常連客は、どうやらオレオレ詐欺に遭ったようだと心配する。
するとそこへ、義弟が迎えにやって来る。
感想
今回も3話のお話が入ってました。

一番気に入ったのは、「焼うどん」かな。
年上の彼女がいる蕎麦屋の息子清太。
母親に会ってほしい人がいると言うのですが、年の差が気に入らず、許してくれないんです。
そんな時、偶々恋人のさおりが母親と深夜食堂で会って仲良くなるのです。
この人ならと言っていたのに、いざその人が恋人だと知ると、反対する母親。
認めてもらえるまで頑張る二人の姿が良かったですね。

あとは、「豚汁定食」のおばあさんのお話。
息子の為にお金を用意して詐欺にあったおばあさん。
深夜食堂にいたみちるに世話になって、息子がいる東京を満喫する事が出来ました。
私も初めは認知症かと思いましたよ。
言ってる事が曖昧で、あまりに頼りないので、大丈夫かなと心配でした。
そんな過去があったとはね。
最後は無事に会う事が出来て良かったですね。

喪服のお話は、良く分かりませんでした。
仕事のストレスを喪服を着て発散するという発想が理解不能です。
それで騙されてるし・・・。
出てきた焼肉定食は美味しそうでしたけどね。
それだけです。

ドラマの続きが3話あったというだけですね。
映画にするほどか分からないけど、ドラマは面白いです。
「3」もあるのかな??
あったら見ちゃいそうな気がします。
鑑賞日 2018.11.10

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spink.gif 心霊ドクターと消された記憶(2015)   オーストラリア
  BACKTRACK  [90分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/ミステリー/ホラー
監督 マイケル・ペトローニ
出演者 エイドリアン・ブロディ     (ピーター・バウアー)
サム・ニール          (ダンカン・スチュワート)
ジョージ・シェヴソフ      (ウィリアム・バウアー)
ロビン・マクリーヴィー     (バーバラ・ヘニング)
クロエ・ベイリス        (エリザベス・ヴァレンタイン)
ブルース・スペンス       (フェリックス)
マルコム・ケナード       (バリー)
ジェニー・ベアード       (キャロル・バウアー)
アンナ・リース・フィリップス  (エリカ・ジョージ)
コピー 記憶から抜け落ちた20年前の列車事故。
少女の亡霊に導かれ、禁断の過去が掘り起こされる・・・。
あらすじ
最愛の娘イーヴィーを亡くした悲しみから、立ち直れずにいる精神分析医のピーター。
友人の支えもあり、徐々に仕事も再開し始めた。
そんなある日、エリザベス・ヴァレンタインという少女が現われ、1枚のメモを残して去っていく。
やがてそのメモが、20年前の列車事故と関わりがあることを突き止める。
感想
久しぶりに本格的なホラーを見ました。
ホラーで苦手なのは、突然の物音と急に現れる幽霊。
それが満載だったので、終始ビクビクしながらの鑑賞となりました。

夜中に現れるエリザベス・ヴァレンタインの幽霊。
何かを訴える彼女の事が気になって、自分で調べ始めるピーター。
すると、自分の患者たちにもある事故が関連している事に気付くのです。

最後はまさかの展開でしたね。
事故の犠牲者の母を持つ女性警察官、その憧れだった元警察官のピーターの父、全てを思い出したピーター。
彼らが突き止めた事故の真相とは・・・。

過去の事件と彼に見える幽霊たちの関係が気になって、最後まで入り込んで見る事が出来ました。
ホラーは苦手ですけど、たまに見てみると新鮮に感じます。
食わず嫌いせず見てみて良かったです。
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鑑賞日 2024.02.04

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