少年時代に綱渡りに魅せられ、以来、独学でその技術を磨いてきた青年、フィリップ・プティ。
彼にとって綱渡りとはアートであり、自己表現の方法だった。
そんな自らの欲求を満たしてくれる舞台を求めていた彼は、エッフェル塔を抜いて世界一の高さになるというニューヨークのツインタワー建設の記事を目にする。
その瞬間、この地上110階、高さ411mのワールドトレードセンターで綱渡りをしたいとの欲望に取り憑かれたプティ。
さっそく大道芸人仲間のアニーをはじめ、この壮大な夢を共有してくれる仲間を集め、入念な準備に取りかかるプティだった。
ザ・ウォーク(2015)
アメリカ
THE WALK [123分]
管理人評価
★★★
|
|
ドラマ/サスペンス/伝記 | |
ロバート・ゼメキス | |
ジョセフ・ゴードン=レヴィット (フィリップ・プティ) ベン・キングズレー (ルディ) シャルロット・ル・ボン (アニー) ジェームズ・バッジ・デール (ジャン=ピエール) ベン・シュワルツ (アルベール) クレマン・シボニー (ジャン=ルイ) ベネディクト・サミュエル (ディヴィッド) セザール・ドンボワ (ジェフ) スティーヴ・ヴァレンタイン (バリー・グリーンハウス) |
|
地上411メートル/ワイヤー幅2.2センチ 命綱なし 一生に一度の 狂った世界を楽しめ |
|
|
だって、あのワールド・トレードセンターですよ。
あんなの渡れる訳ないじゃないですか!
それが事実だったなんて・・・。
ビルを無断で上るスパイダーマンの話は聞いたことありましたが、ワイヤーマンもいたんですね。
本当に驚きました。
じゃあ、ノートルダム寺院を渡ったのも事実なんですね。
今は無き、ノートルダム寺院とワールド・トレードセンターを渡ったというのが貴重ですよ。
彼が渡ると不吉なことが起きるのか!?
ただ綱渡りをするというだけの話ですが、ぐいぐい話にのめり込んでいくのが分かりました。
フィリップという人物が愛されキャラなんですよ。
夢に向かって一途だけど、死ぬ危険を冒すような馬鹿ではない。
念には念を重ねて、作戦を成功させるために奔走する姿が、とても頼もしかったです。
フィリップを演じたジョセフ・ゴードン=レヴィット。
彼の堂々とした演技が、綱渡り名人としての説得力になってました。
かなり猛特訓したみたいですね。
素晴らしい演技だったと思います。
本当にビルの間をあんなに行ったり来たりしたり、足の裏に怪我をしてたりしてたんですかね。
ドキュメンタリーがアカデミー賞を取っているようなので、そちらも見てみたいです。