--REIの映画感想--

全体的にネタばれがありますので、未見の方は注意して下さいませ
評価の★の内容は次の通りです
管理人の独断に基づいておりますのでご了承くださいませ
★★★★★:大好き!何度も観たい作品!
★★★★:好き!強く心に残る作品!
★★★:なかなか良い
★★:まあまあ損はしない
★:いまいちかも・・・
X:二度と観たくない


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spink.gif ロイヤル・セブンティーン(2003)   アメリカ
  WHAT A GIRL WANTS  [105分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 青春/ドラマ/コメディ
監督 デニー・ゴードン
出演者 アマンダ・バインズ    (ダフネ・レイノルズ)
コリン・ファース     (ヘンリー・ダッシュウッド)
ケリー・プレストン    (リビー・レイノルズ)
ジョナサン・プライス   (アリスタ・ペイン)
アイリーン・アトキンス  (ジョスリン・ダッシュウッド)
アンナ・チャンセラー   (グリニス・ペイン)
オリバー・ジェイムズ   (イアン・ウォレス)
クリスティナ・コレ    (クラリッサ・ペイン)
ジェイムズ・グリーン   (パーシー)
コピー おしゃれで、ロックで、ラブリーな
女子高生プリンセス誕生。

やっと探し当てた父親は、
なんとイギリス社交界の貴族(ロイヤル)だった!?
あらすじ
17歳のダフネは、母子家庭に育ち、一度も父にあった事がない。
父の話といえば、いつも誕生日に母が話してくれるお話だけ。
父は高貴な身分の人で、一般市民の母は泣く泣く別れてきたのだ。
その後、妊娠が発覚したが、それ以来一度も会っていないという。
ずっと父に会う事を夢見ていたダフネは、一大決心をして一人ロンドンへと向う。
感想
もう最後まで展開が分かり切っているのですが、それなりに楽しめました。
最後はちょっと泣かされそうになったし、悪役は悪役、良い人は良い人という非常に分かり易い構図も完璧でしたしね。

プリティ・プリンセス」の匂いがプンプンするな〜。
でも、こういうロイヤルな世界が舞台の作品は結構好きです。
豪邸とか豪華なドレスとか、見ているだけでウキウキしてきます。
まあ、周りが豪華なだけで、ダフネはNYっ子のままだけどね。
一番お気に入りのドレスは、やっぱり最後のパーティーで着ていた白のドレス。
その時付けていたティアラが、すごくゴージャスで素敵でした。

そんな主役のダフネを演じたのはアマンダ・バインズ。
あんまり可愛くないな〜と思っちゃたのは私だけ?
だから、皆が彼女を素敵だ綺麗だって持ち上げるのが嫌でした。
そもそも美人のリビーと美男子のヘンリーの娘がブサイクじゃおかしいと思うけど…。
って言い過ぎか。(汗)

突然そんな可愛い(!)娘がいると知らされるヘンリー。
リビーに電話した彼が「人生の半分、娘がいると知らなかった」と言って目頭を押さえるシーンではジーンと来ました。
そんな彼も昔は遊んでいただけあって、ノリは良いんです。
ダフネと一緒に町へ繰り出しハメをはずしたあと、家に帰って鏡の前で昔の皮ジャンを着てノリノリでクネクネしている姿に大爆笑です。
あのはじけっぷりが良かった!

そして、クラリッサの陰湿ないじめもこれみよがしで笑えました。
古典的な「シンデレラ」そのものじゃないですか。

単純な話でも女の子はこんなシンデレラストーリーに弱いんです。
私にも隠された秘密ないかな〜。
鑑賞日 2005.08.29

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spink.gif ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出(2015)   イギリス  PG−12
  A ROYAL NIGHT OUT  [97分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ
監督 ジュリアン・ジャロルド
出演者 サラ・ガドン      (エリザベス王女)
ベル・パウリー     (マーガレット王女)
ジャック・レイナー   (ジャック)
ルパート・エヴェレット (国王ジョージ6世)
エミリー・ワトソン   (王妃エリザベス)
ロジャー・アラム    (スタン)
コピー ティアラを置いた、世界が輝いた。

若き日のエリザベス女王、生涯はじめての自由時間。
あらすじ
1945年5月8日。
イギリスではヨーロッパでの戦勝を喜び国中がお祝いムードに包まれていた。
19歳のエリザベス王女は妹のマーガレットと共に、この特別な夜を国民と共に祝いたいと、エリザベス王妃に外出を願い出るが却下されてしまう。
しかし父である国王ジョージ6世の粋な計らいで、深夜1時の門限厳守を条件に姉妹は外出を許可される。
しかし、お転婆なマーガレットが、護衛の目を盗んでリッツホテルから出てバスに飛び乗り、喧噪の中へと消えてしまう。
感想
かなり出来過ぎていますね。
ちょっと苦手なタイプの作品でした。

まず、あんな人だかりの中、妹を探すのも大変なのに、ジャックとは何度も会うのが不自然です。
そして、エリザベス王女がすぐにジャックを信用して頼るのも早過ぎますよね。
まあ、お金を貸してくれるくらいだから、下心のある男性ではないとは思いますが・・・。

あと、マーガレット王女もかなりアホの子として描かれていましたが、これは大丈夫なのでしょうか。
危ない目に遭ってもおかしくない状況でしたが、その都度助けがあってちゃんと行きたい所に行け、楽しい夜を過ごせたようです。
ここが一番出来過ぎでした。

エリザベス王女とジャックは、妹の後を追って色々な場所を訪れます。
王宮から出た事のない彼女にとっては、夢のような時間だったようです。
そして、イギリス国民の現実も見れました。
こんなに皆が国王万歳状態だったかは分かりませんが、王女としては嬉しかった事でしょう。

一番コミカルに描かれていた護衛の二人。
王妃直々に頼んだのに、派遣されたのが、こんな無責任な人たちという事が衝撃でした。
彼らがミスしてくれないと物語が始まらないので仕方ないですが、任務中にお酒を飲んだり、女性とベッドで戯れたり、やり過ぎていて笑えません。

「王女たちが臣民と共に戦勝を祝った」というのは史実なのですね。
本当はもっと厳重な警備体制の中、形ばかりの外でお酒を飲んだとかなのでしょうか。
日本では考えられないので、イギリス王室の方がおおらかな方針のようです。

もっとコミカルなものを想像していたので、史実を基に膨らませた大人しめのストーリーで驚きました。
二人は自由な夜を体験出来た事で、良い刺激になったでしょうね。
でも、やっぱり出来過ぎの展開が評価を下げます。
そこが残念でした。
鑑賞日 2022.10.31

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spink.gif 老後の資金がありません!(2020)   日本     [115分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/ドラマ
監督 前田哲
出演者 天海祐希   (後藤篤子)
松重豊    (後藤章)
新川優愛   (後藤まゆみ)
瀬戸利樹   (後藤勇人)
加藤諒    (松平琢磨)
柴田理恵   (神田サツキ)
石井正則   (桜井秀典)
若村麻由美  (桜井志津子)
友近     (本間)
クリス松村  (城ケ崎君彦)
高橋メアリージュン (レイナ)
佐々木健介  (松平金造)
北斗晶    (松平美和)
荻原博子   (荻原博子)
竜雷太    (太平)
藤田弓子   (波子)
哀川翔    (天馬)
毒蝮三太夫  (大泉健三)
三谷幸喜   (森口)
六平直政   (山崎)
綾田俊樹   (後藤昭一)
草笛光子   (後藤芳乃)
コピー
あらすじ
節約をモットーに、日々家計のやりくりに奮闘してきた主婦の後藤篤子。
その甲斐もあって、2人の子どももようやく手を離れ、コツコツ貯めた資金でどうにか老後も安泰のはずだった。
ところがそんな折、義父の葬儀に、長女の結婚と、予定外の大きな出費が重なってしまう。
感想
何かと身につまされる話のオンパレード。
マイホームもあって、子供も大きいのにこんな事になるなんて、うちなら完全に破産です。

今から老後の事なんか考えられないけど、あと10年もしたらこれが現実となるのですね。
コメディなんだけど笑えない事が多くて、評価が上がりませんでした。

うちとは比べ物にならないほど裕福に見える家庭でも、思わぬ出費がかさむと一気にピンチに陥るのですね。
何と言っても葬式代が高すぎる!
1回のお葬式に400万って普通なんですか?
またそれが出来ちゃうくらい貯金があるから、こんな失敗をするんですよね。
ない袖は振れないですから。

この作品には沢山の芸人さんが出演してます。
吉本が提携しているのかと思うほど、多数派芸人さんが登場してました。
やっぱり友近さんは芸達者ですよね。
彼女の口車に乗せられて、結局400万円のお葬式になっちゃいましたからね。

しかし、一番インパクトがあったのは浪費家のお姑さん。
草笛光子さんが活き活きと演じてらっしゃいます。
自分のお金はないくせに、お高いランチに高級すき焼きとやりたい放題。
良くこんな金銭感覚で今まで破産しなかったですね。
しかも、あっさりとオレオレ詐欺に引っかかってしまうし・・・。
本当にお金はいくらあっても足りません。

またおじいさんに変装する振り切った演技も見所です。
美人女優さんなら絶対断るような変装なのに、楽しそうに演じてらしてこちらまで笑顔になってしまいます。
でも、それが年金詐欺なのが玉に瑕。
悪い事なのに軽い感じで引き受けてしまう所は、かなり違和感がありました。

テーマとしては面白いし、今時のシェアハウスとか生前葬とか取り入れていて勉強にはなりました。
役者さんたちも良かったけど、苦手な笑いが多くて疲れちゃったんですよね。
せっかくの雰囲気に乗り切れず残念です。

小説原作作品。
鑑賞日 2022.04.15

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spink.gif 老人と海(1958)   アメリカ
  THE OLD MAN AND THE SEA  [87分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ
監督 ジョン・スタージェス
出演者 スペンサー・トレイシー (サンティエゴ)
フェリッペ・パゾス   (マノリーン)
ハリー・ビレーヴァー  (マーティン)
コピー
あらすじ
キューバ、9月。
老人の漁師サンティエゴは、もう84日も収獲なしだった。
今までのパートナー:マノリーンも他の船に乗ってしまい、とうとう一人になってしまった。
今日こそはと漁に出るサンティエゴ。
ついに久しぶりの獲物がかかった。
感想
小説を読んでいるかのように見れる作品です。
最初は、映像は挿絵程度の役割にしか思えませんでした。
しかし、巨大魚との戦いから空気が変わってきます。
直接魚を叩いている絵はなかったけど、あの死闘シーンは迫力ありました。

カサブランカで黒人相手に一晩中腕相撲をして勝ったという話を思い出している時の誇らしげな目が印象的です。
お爺さんにもそんな時代があったんですねぇ。

少年がすごくしっかり者で、おせっかいなくらい世話を焼いて、老人を支えています。
孤独な時も「あの子がいたら・・・」と言っていたし、心の支えでもあったんですね。

有名な作品なのでタイトルだけは知っていたのですが、こういう内容だったんですね。
そこに意味を見いだせず、作品のメッセージが読み取れなかったのは残念です。

60歳くらいになったら、老人の気持ちがわかるのかも。
その頃、また見てみたいと思います。
鑑賞日 2006.03.08

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spink.gif ローサのぬくもり(1999)   スペイン
  SOLAS  [98分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 ベニト・サンブラノ
出演者 アナ・フェルナンデス        (マリア・ヒメネス)
マリア・ガリアナ          (ローサ・ヒメネス)
カルロス・アルヴァレス=ナヴォア  (老紳士)
アントニオ・ペレス=デシェント   (父の主治医)
パコ・デ・オスカ          (マリアの父)
ミゲル・アルチバル         (ゴルド)
ファン・フェルナンデス       (フアン)
コピー 母ローサ、
娘マリア、
犬と暮らす老人
三人の心が寄り添うとき、
一条のひかりが射す
あらすじ
清掃員のマリアは、父が街の病院に入院したため、看病する母ローサを自分のアパートに泊める事になった。
その頃、好きでもない男の子供を妊娠した事が発覚し、いつもより酒を飲み、イライラする日々。
そんなマリアを心配しながらも、ローサは慣れない街で苦労していたが、親切した事をきっかけに同じアパートに住む老紳士と仲良くなる。
感想
地味映画推進委員会の一本。

地味ながらとても良い作品でした。
しかし、最後はそんな手もあるのか〜という、想像もつかない結末だったので、感動と言うよりは驚きの方が強かったです。

しかし、しかし、2人にとってはこれが最良の決断だったと思います。
母になりたいマリアと、祖父になりたい老紳士。
お互いの利害が一致する唯一の方法でしょうね。
そして、堕落していたマリアを救ったのは母と子供、2人のローサなんだろうなと感じました。

老紳士がローサに感じていたのは、やっぱり恋なんでしょうね。
ここまで年を召した方の恋となると、返って新鮮に感じますね。
ずっとバス停を見つめて、バスが着く度にドキドキするなんて、乙女の初恋のようです。

それを知ってか、知らずか、ローサも彼の事が気になる様子。
旦那に「男の匂いがする」って言われたときにすごく驚いていたけど、私もかなり驚きました。
そんな事分かるのか〜!
しかも、「同じ男の匂いがする」とは!あなどれない人ですね〜。
それか、本当にぷ〜んと匂うほど、強烈な匂いだったかでしょう。(笑)

世話を焼くのが好きなローサは、老紳士にあれこれ言って世話している時が、1番輝いていました。 旦那には逆らえないけど、彼には強気でせっせと言いくるめてましたからね。
「ずっと豚の世話をしてたから大丈夫」ってのは、ちょっと気の毒だった気もしますが…そう言ってもらった方が慰めになるかな。

旦那には暴力を振るわれ、娘は冷たくても、そこまでローサが不幸には見えなかったです。
きっと編物の袋に入れていたマリアとの写真を見て、静かに微笑みながら暮らしていたのではないかと想像します。
あの写真を見た時には、泣いちゃいましたね。

地味で面白みのないお母さんだけど、彼女の優しいぬくもりと落ちつける匂いは、誰にも真似できないんだな、きっと。
口癖のように「母のようにはなりたくない」と言っていたマリアだけど、子供が出来た今は「母をお手本にしたい」と思っているんじゃないかと思いました。

気になった事が一つ。
ローサが言おうとした「生まれ変わったら1つ変えたい事」って何だったのかな?
鑑賞日 2005.02.26

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spink.gif ローズ(1979)   アメリカ
  THE ROSE  [134分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/音楽
監督 マーク・ライデル
出演者 ベット・ミドラー       (ローズ・フォスター)
アラン・ベイツ        (ラッジ)
フレデリック・フォレスト   (ヒューストン・ダイアー)
ハリー・ディーン・スタントン (ビリー・レイ)
バリー・プリマス       (デニス)
デビッド・キース       (マル)
サンドラ・マッケーブ     (サラ・ウィリアム)
ルディ・ボンド        (モンティ)
コピー 私は歌う
喝采よりも
愛を求めて
命つきるまで……
あらすじ
1969年。
大人気歌手ローズは、毎日忙しく全国を飛びまわり、かなり疲労していた。
彼女はマネージャーのラッジに、このツアーが終わったら1年間の休みが欲しいと頼むが、冗談じゃないと断られる。
疲れからイライラしているローズは、周りのスタッフにもついつい当たってしまう。
そんな中、ラッジに無理やり歌手のビリー・レイの所へ連れて行かれ、無理して笑顔を作って会いに来たのに、もう俺の歌を歌わないでくれと言われる。
傷ついたローズは、その場から逃げ去り、一人町へと向かう。
感想
人気歌手ローズの壮絶な人生を描いた作品です。
ずっと誰かの伝記映画だと思っていたんですけど、見終わって調べてこれはフィクションだと知りました。
一応ジョニス・ジョップリンをモデルにしているけど、架空の人物という設定だそうです。

厳しく大変な世界だから、皆クスリと酒に溺れてしまいますね。
名声を得る代わりに、命を削るというすごい商売です。

ステージシーンは、ベット・ミドラーのコンサートを見ているような臨場感です。
「男が女を愛する時」は素晴らしい曲ですね。
彼女の熱唱に引き込まれて、すっかり見入ってしまいました。

しかし、大スターって世間知らずで、一人じゃなんにも出来ないんですね〜。
怒って切れては暴力をふるい、それを後悔して泣き叫び、一人で混乱する。
スターという職業は、並みの精神力ではつとまらないようです。

ヒューストンに去られた後コンサートで歌った『Stay With Me』は、感情がこもっていて感動しました。
歌ってそういうものですよね。
メッセージと言うか、魂がこもってないと人を感動させたり出来ないですよね。
最後、エンドロールでかかっていた『ローズ』もすごく好きでした。

でも、自分の身勝手さを棚に上げて「皆どこに行くのよ!」って泣き叫ばれてもちょっと共感は出来ないな〜。
一人で抱え切れずに混乱するのは分かるけど、限度ってもんがあるよね、限度がさ。

フロリダのローズの故郷は、どいつもこいつもヤクを勧めて来る。
本当に腐っている所なんだな。
こわや、こわや。
鑑賞日 2004.03.29

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spink.gif ローズ家の戦争(1989)   アメリカ
  THE WAR OF THE ROSES  [116分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ
監督 ダニー・デヴィート
出演者 キャスリーン・ターナー    (バーバラ・ローズ)
マイケル・ダグラス      (オリバー・ローズ)
ダニー・デヴィート      (ギャビン・ダマート)
マリアンネ・ゼーゲブレヒト  (スーザン)
ショーン・アスティン     (ジョシュ・ローズ)
ヘザー・フェアフィールド   (キャロリーン・ローズ)
G・D・スプラドリン     (ハリー・サーモンド)
ピーター・ドゥナット     (ララビー)
コピー 家もベッドもまっ2ツ
ローズ夫妻が
ハデに繰りひろげる
離婚戦争!
あらすじ
運命的な出会いをきっかけに、結婚したオリバーとローズ。
その後、子供が二人でき苦しい生活を強いられたが、ローズはウェイトレスの仕事をして家計を助ける。
子供も小学生になり一段落付いた頃、偶然が重なって豪邸を格安で手に入れる事が出来た。
それからというもの、何から何まで自分の思い通りに改造し、誰もがうらやむ家と家庭を作った。
しかし全てをやり終えた時、彼女は激しい虚しさに襲われ、心が満たされていない事に気がつく。
それと同時にオリバーにも今まで以上に嫌悪感を抱くようになってしまう。
感想
誰でもこんなひどい話を聞かされたら、うちはまだマシだと思うだろうな〜。
あっさり引いた方が身の為だと教えるためには、とても効果的なやり方だと思います。

これが本当の泥沼ですよね。
明石家さんまが良くこの映画を話の引き合いに出していたので、どんなものかと思ってたけど、ここまでひどいとはね。
そりゃ、ネタにもなるわな。

何不自由無く見える暮らし。
しかし、趣味の良い高級家具に囲まれてても、心は満たされないのですね。
ただ、その理由というのがいまいち分かりません。
旦那にほったらかしにされたのがよっぽど寂しかったのか、所謂燃え尽き症候群というやつなのか?
女心は複雑ね〜。

お互いが家にこだわったばっかりに、こんな悲惨な結果になってしまいました。
良い大人が2人も揃って、子供みたいに仕返しの応酬。
見方によっては楽しんでるとも取れますよ。
主役の2人が迫真の演技だったので、一緒に笑ったり、一緒に痛がったりして、入り込んで見る事が出来ました。
特にバーバラが階段から落ちた時の側転が良かったです!
思わず笑っちゃいました。

それにしても、男女の温度差がこんなにも開きのあるものとはね〜。
最後までバーバラを愛していたオリバーと、死にそうになっても彼の手を払ったバーバラ。
この差が切なくもあり、おかしくもあります。
さすが、究極のブラック・コメディ!!

ギャビンの「話し合いで円満に離婚する」という言葉が笑えました。
離婚も円満に!って発想があり得ないでしょ。
でも、この映画で説得力はありましたわ。
鑑賞日 2004.02.25

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spink.gif ローズの秘密の頁(ぺージ)(2016)   アイルランド
  THE SECRET SCRIPTURE  [108分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/ロマンス
監督 ジム・シェリダン
出演者 ルーニー・マーラ      (若かりしローズ)
ヴァネッサ・レッドグレーヴ (老年のローズ)
ジャック・レイナー     (マイケル・マクナルティ)
テオ・ジェームズ      (ゴーント神父)
エリック・バナ       (スティーヴン・グリーン医師)
エイダン・ターナー     (ジャック・コンロイ)
スーザン・リンチ      (看護師)
トム・ヴォーン=ローラー  (マッケイブ )
コピー めくるたびに
あふれる、
真実と愛
あらすじ
取り壊しが決まったアイルランドの古い精神病院、聖マラキ病院。
患者たちは新たな病院に転院することになるが、ただ一人老女のローズだけはここを動こうとしなかった。
彼女は自分の赤ん坊を殺したとの罪で40年間もこの病院に収容されていた。
そんなローズの問診をすることになったグリーン医師は、彼女が一冊の聖書に自らの人生を書きつづっていることを知り、彼女の語る過去に耳を傾けていく。
感想
GYAOの無料映画の中で評判が良かったので見てみました。
評判通りの素敵な作品でした。

話としては酷い話なんです。
男性にモテるローズは、色々な男性から声をかけられるのですが、その中にゴーント神父もいたのです。
彼女を自分のものにしたい神父が、彼女を色情症だと訴えて、精神病院に入れられる事に。
いくら何でも酷くないですか。
権力のある人に勝手に好きになられて、自分の人生を制限されるなんて・・・。
昔はこんな事がまかり通っていたんですね。

ローズは軍人のマイケルの事が好きで、ひっそりと式をあげ子供も妊娠していたんです。
でも、その事をいくら訴えても聞いてもらえないローズ。
子供を取り上げられると知った彼女は、病院を抜け出し逃げました。
そこで子供を生み落とし殺したという罪をかけられているのです。

転院の為、再診察を担当する事になったグリーン医師。
ローズが書き続けている聖書の日記を読みながら、彼女の人生を聞きました。
彼女の言葉を信じられたのは、日記の内容と合致していたからでしょう。
どうしてローズが現在の状態になったのか、先が気になる展開でした。

現在と過去の話が行ったり来たりしますが、混乱なく見る事が出来ました。
長年精神病院にいた為、彼女の話は全て妄想だと思われているのに、グリーン医師はきちんと彼女と向き合い、ゆっくりと話を聞いてあげました。
そして、真実へと辿り着くのです。

だから、最後はやっぱり泣けましたね。
真実が公にならないまま終わらなくて良かった。
グリーン医師がここの担当になったのも、教会の最後の誠意だったのかもしれません。

40年間も精神病院に入れられていたローズの人生は辛く悲しいものですが、最後の終わり方が素敵だったので高評価となりました。
世間の評判も当たりはずれがあるけど、今回は当たりでした!
鑑賞日 2022.05.16

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spink.gif ローズマリーの赤ちゃん(1968)   アメリカ
  ROSEMARY'S BABY  [137分]
管理人評価   ★★
ジャンル ホラー
監督 ロマン・ポランスキー
出演者 ミア・ファロー      (ローズマリー・ウッドハウス)
ジョン・カサヴェテス   (ガイ・ウッドハウス)
ルース・ゴードン     (ミニー・カスタベット)
シドニー・ブラックマー  (ローマン・カスタベット)
モーリス・エヴァンス   (エドワード・ハッチ)
ラルフ・ベラミー     (ドクター・サプスティン)
エリシャ・クック・Jr  (ニクラス)
パッツィ・ケリー     (ローラ・ルイス)
チャールズ・グローディン (ドクター・ヒル)
ヴィクトリア・ベトリ   (テリー)
ハンナ・ランディ     (グレース・カーディフ)
エマリン・ヘンリー    (エリーゼ・ダンスタン)
コピー 人間が 人間以外の 赤ちゃんを産む…
信じられない この事実が、
現代のニューヨークのど真中に起こる――
あらすじ
ローズマリー・ウッドハウスと売れない役者の夫ガイは、ニューヨークのアパートに引っ越してきた。
隣人のローマン・カスタベットとミニーの夫妻は、お節介なほど世話好きな人達だった。
ガイたちはカスタベット夫妻と親密になり、毎日部屋を行き来するほどの仲になる。
ガイとローズマリーの夫婦は計画を立てて子供を作ろうとするが、その当夜ローズマリーは気分が悪くなって失神し、悪魔に犯されるという、夢とも幻覚ともつかない体験をする。
感想
アカデミー賞受賞作品という事で、苦手なホラーという分野に挑戦してみました。
見てみると一般的なホラー映画とは違いましたね。
悪魔が関係しているのか、ローズマリーの幻想なのか。
最後までドキドキの展開です。

アカデミー賞助演女優賞を受賞したルース・ゴードンの怪演はさすがです。
過剰なほどローズマリーの世話を焼くお隣のミニー。
妊婦のローズマリーに毎日届けていた飲み物には何が入っていたのでしょうか。
優しい顔して残酷な事をする人達。
本当に怖いと感じました。

お腹の痛みのせいでどんどん痩せていくローズマリー。
本当にゲッソリしていて演技なのが驚きです。
こんな状態なのに治療してくれないのは不信感が湧いても仕方がないでしょう。
親身になって相談に乗ってくれる友人たちが頼もしいです。

しかし、肝心の夫ガイが自分の仕事で頭がいっぱいで頼りにならない!
初めての妊娠なんて不安で仕方がないのに、何を言っても取り合ってくれないなんて信頼関係も揺らぎますよ。
一人で頑張るローズマリーが可哀そうで仕方がなかったです。

最後は思いがけない展開に唖然となりました。
私はあまり良く思えなくて評価もあがりませんでした。
詳しくはネタバレコーナーで語りたいと思います。
興味のある方はそちらをどうぞ。

アカデミー賞助演女優賞受賞作品。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2021.06.29

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spink.gif ロード・オブ・ウォー(2005)   アメリカ  R−15+
  LORD OF WAR  [122分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/サスペンス/アクション
監督 アンドリュー・ニコル
出演者 ニコラス・ケイジ     (ユーリー・オルロフ)
イーサン・ホーク     (ジャック・バレンタイン)
ブリジット・モイナハン  (エヴァ・フォンテーン)
ジャレッド・レトー    (ヴィタリー・オルロフ)
イアン・ホルム      (シメオン・ワイズ)
ドナルド・サザーランド  (オリヴァー・サザン大佐)声のみ
サミ・ロティビ      (アンドレイ・バプティスト Jr.)
イーモン・ウォーカー   (アンドレイ・バプティスト Sr.)
ユージン・ラザレフ    (デミトリー・ヴォルコフ将軍)
コピー ――史上最強の武器商人と呼ばれた男――

弾丸(タマ)の数だけ、
札束(カネ)が舞う――。
あらすじ
ソビエト連邦崩壊前のウクライナに生まれ、少年時代に家族とともにアメリカに渡ったユーリー・オルロフ。
やがてニューヨークにレストランを開いた両親を手伝い、そこで働くユーリーはある時、ギャング同士の銃撃戦を目撃する。
この時彼は、食事を提供するレストランと同じように、いまの世の中では武器を必要としている人に武器を提供する仕事が求められていると気づき、弟のヴィタリーと2人で武器売買の事業を始める。
危険と隣り合わせの裏社会で天性の才覚を発揮し、世界有数の武器商人へと成長していくユーリー。
しかし、そんな彼にインターポールのバレンタイン刑事が迫ってゆく。
感想
吹き替えで見たから見易かったのかな。
R−15+というからもっと残酷な描写があるのかとビクビクしながらの鑑賞でしたが、それほどでもありませんでした。

ただテンポがずっと一緒なので、見ていて疲れてきちゃいました。
最初はテーマが重いわりに、ノリが軽くて良いなと思ったんです。
「自分の売った銃で撃たれてはいけない」
とか出てくる格言がいちいち笑えるんです。

あと、飛行機でリビアへ向かう途中、インターポールに捕まりそうになって舗装されていない小道に着陸。
銃を村人にあげる所までは予想できたけど、機体を全部持って行ってしまうとは、予想外過ぎて開いた口が塞がりませんでした。
それ持って行ってどうするの!?
何に使うの!?
解体する技術があるのにも驚きました。

始めは銃の使い方の説明書見ながら仕事するくらい素人だったユーリ。
銃の虜になり、銃に食い尽くされ、何もなくなってしまいました。

こんなに個人の武器商人に需要があるとは思ってませんでした。
死ぬまで堅気になれそうにありませんが、仕事は絶対切れずにあるんでしょうね。

ニコラス・ケイジが史上最強の武器商人を軽快に演じています。
命知らずの奴ばかり相手にしても、引けを取らない冷酷ぶりでした。

しかし、インターポールの人は何がしたかったの??
結局捕まえても釈放するしかないのに・・・。
詰めが甘かったのかな。
鑑賞日 2017.03.21

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spink.gif ロード・オブ・ザ・リング(2001)   アメリカ
  THE LORD OF THE RINGS:THE FELLOWSHIP OF THE RING  [178分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ファンタジー/アドベンチャー/ドラマ
監督 ピーター・ジャクソン
出演者 イライジャ・ウッド     (フロド・バキン)
ヴィゴ・モーテンセン    (アラゴルン)
オーランド・ブルーム    (レゴラス)
イアン・マッケラン     (ガンダルフ)
ジョン・リス=デイビス   (ギムリ)
ショーン・アスティン    (サム)
リヴ・タイラー       (アルウェン)
ケイト・ブランシェット   (ガラドリエル)
ビリー・ボイド       (ピピン)
ドミニク・モナハン     (メリー)
ショーン・ビーン      (ボロミア)
アンディ・サーキス     (ゴラム)
マートン・ソーカス     (セレボルン)
イアン・ホルム       (ビルボ・バギンズ)
クリストファー・リー     (サルマン)
コピー 宇宙を変えた指輪のものがたり
あらすじ
様々な人の手を経て、ホビット族のビルボの手に渡った不思議な指輪。
それは悪の王者サウロンが、全世界を支配するために作った邪悪で強大な力を持つ指輪だった。
ビルボが指輪を手に入れてから60年後。
彼の111歳の誕生日パーティーが開かれ、古い友人のガンダルフがホビット族の村にやって来た。
彼の助言により、ビルボは指輪をフロドに譲り、村から姿を消した。
ガンダルフから指輪の事を聞かされたフロドは、指輪を火山に捨てに行く旅に出る事になった。
感想
前見たときは、ホビットの縮尺がおかしい気がして、かなりの違和感を感じたのですが、今回はぜんぜん気になりませんでした。
すごい技術に目が慣れてなかったのかな??

何と言っても、壮大に広がる独特な世界がすごいです。
ホビットたちの村、妖精たちの森、サルマンたちのおどろおどろしい城、それぞれがイメージにぴったりで、引き込まれる映像です。
ほとんどがCGでしょうけど、それが気にならないくらい世界観がきっちり出来あがっています。

もともとRPGが好きなので、ゲームの基にされたというこの物語も好きですね。 皆が力を合わせて悪と戦い、成長しながら旅を続ける。 自己犠牲の精神に弱いんですよ〜。 皆男らしくて、素敵です。

しかし、何回見てもいまいち関係性が理解できなくて、世間のように盛り上がられないのが残念です。
どこが分からないのかさえ、説明出来ないのですが、細かい関係はほとんど理解できてないと言って良いでしょう。
ただ単に覚える気がないんですけどね。(汗)

キャストが豪華で、みんなスターになりましたよね。
私はフロド役のイライジャ・ウッドが一番好きです。
目はクリクリ、人間とは思えないほど透明感のある肌、思わず見とれてしまいます。
あと、アラゴルン役のヴィゴ・モーテンセンも渋くて素敵でした。

見所は沢山ありますが、やっぱり戦いの場面がすごいです。
ドワーフの鉱道での巨大な化け物との戦いとか、オーク軍との戦いとか、カット割が細かすぎて目が回りそうです。
でも、迫力あって燃えますよ。

やっぱり最後のフロドとサムのやり取りはうるうるしちゃいますね。
ガンダルフとの約束を守ろうとするサムの熱い思いに感動です。
その割にはボロミアの所では普通だったけど。

9人の仲間たちが皆カッコ良く描かれているので、アラゴルンやレゴラスが人気あるのも頷けます。
でも、個人的にはフロドの可愛さがNO1に君臨ですわ。

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spink.gif ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002)  ニュージーランド/アメリカ
 THE LORD OF THE RING:THE TWO TOWERS   [179分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ファンタジー/アドベンチャー/ドラマ
監督 ピーター・ジャクソン
出演者 イライジャ・ウッド    (フロド・バキン)
ヴィゴ・モーテンセン   (アラゴルン)
オーランド・ブルーム   (レゴラス)
イアン・マッケラン    (ガンダルフ)
ジョン・リス=デイビス  (ギムリ)
ショーン・アスティン   (サム)
デビッド・ウェンハム   (ファラミア)
リヴ・タイラー      (アルウェン)
ケイト・ブランシェット  (ガラドリエル)
クリストファー・リー     (サルマン)
コピー 今度の旅は戦いになる。

新しい出会いと別れ――
第一部は序章でしかなかった。
あらすじ
前作で3つに分かれた旅の仲間。
荒野を進むフロドとサムは、指輪を奪いに来たゴラムを捕まえ、モルドールへの道案内をさせる。
一方、アラゴルン、レゴラス、ギムリの3人は、オークの軍に捕らえられたメリーとピピンを追い、太古の森ファンゴルンへと足を踏み入れる。
その森で出会ったのは、悪鬼との戦いで地底へと落ちたガンダルフだった。
再会を喜んだ4人は、白の魔法使いサルマンからローハンの国を守る為に、壮絶な戦いへと身を投じていく。
感想
第1部はよく分からないまま終わったという感じでしたが、今回はだいぶ話しの流れも分かって来て、スケールの大きさに度肝を抜かれて唖然とすると同時に、フロドと旅の仲間たちの心意気に感動しました。
命を懸けた戦いを前にした男達の表情は、一人一人がそれぞれに素晴らしかったです。
一番カッコ良かったのは、ヴィゴ・モーテンセンが演じたアラゴルンです。
男の中の男ってフェロモンが、スクリーンから飛び出るほど漂ってましたよ。
ウフフ…。

やっぱり一番の見所は、ローハンの古い砦であるヘルム峡谷に攻めてきたウルク=ハイ1万の大軍とアラゴルン率いる人間&エルフの軍隊の戦いですね。
最新のCGを駆使して作られた素晴らしい映像は、迫力・緊迫感・臨場感が全て満点で目が離せません!
ウルク=ハイ1万の大軍が攻めて来てはしごを掛ける所とか、城壁を爆破する所とか本当に見応えがあります。
この二つの大軍がぶつかりあうシーンもすごく気迫が伝わってきて、普通に一生懸命応援してしまいました。(^_^;)

個人的にはゴラムがお気に入りです。
最初は憎たらしくて、見た目もみすぼらしいから嫌だなと思っていたのですが、段々愛着が出てきて、最後にはお気に入りになりました。

この映画はスクリーンの大画面で見る事をオススメします。
この迫力を多くの人に味わって頂きたいです。
前作は本当に序章だったんですね…、納得しました。
鑑賞日 2003.03.27

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spink.gif ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003)  ニュージーランド/アメリカ
  THE LORD OF THE RINGS:THE RETURN OF THE KING  [203分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ファンタジー/アドベンチャー/ドラマ
監督 ピーター・ジャクソン
出演者 イライジャ・ウッド     (フロド・バキン)
ヴィゴ・モーテンセン    (アラゴルン)
オーランド・ブルーム    (レゴラス)
イアン・マッケラン     (ガンダルフ)
ジョン・リス=デイビス   (ギムリ)
ショーン・アスティン    (サム)
デビッド・ウェンハム    (ファラミア)
リヴ・タイラー       (アルウェン)
ケイト・ブランシェット   (ガラドリエル)
ビリー・ボイド       (ピピン)
ドミニク・モナハン     (メリー)
バーナード・ヒル      (セオデン)
ミランダ・オットー     (エオウィン)
カール・アーバン      (エオメン)
ショーン・ビーン      (ボロミア)
クリストファー・リー     (サルマン)
コピー 指輪を捨てるその時、初めて明かされる
感動のクライマックス
遂に完結!
あらすじ
冥王サウロンの指輪を滅びの山に葬る旅へ出た仲間たち。
アラゴルンたちと別れてしまったフロドとサムは、ゴラムの案内で滅びの山へと近づいていたが、再び指輪を取り戻したいゴラムは、密かに2人を陥れる策略を練っていた。
一方、ヘルム峡谷の戦いに勝利したアラゴルンたちは、アイゼンガルドへ赴き、オルサンクの塔を襲撃したメリー&ピピンと再会する。
しかし、サウロンが人間の国ゴンドールを襲うと知ったガンダルフは、ゴンドールの執政デネソールに忠告するため、ミナス・ティリスの都へ向う。
シリーズ第3作。完結編。
感想
はじめは見に行かない予定だったんですけど、あまりに皆の評判が良いので、我慢できなくて劇場に見に行きました。
★的には4.5くらいなんですけど、満点とはいかないので4つにしておきます。
ちょっと減点になった要因は、最後の付け足しっぽい部分ですね。
原作を読んでいないから、そう感じたのかもしれませんが、最後のフロドの行動の意味が分からなくて、急に置いてけぼり食わされた気分になってしまいました。
本当なら泣けるであろうシーンなのに、私の目は完璧に渇いてカラカラ状態に…。(-_-;)
ここまではかなり盛り上がって満点コースだったのにな〜。
ここだけがとっても残念でした。

後半はかなり泣かせて頂きましたが、一番号泣したのは、やっぱりフロドとサムが滅びの山についてからですね。
特に健気なサムの頑張りが、私の涙腺を刺激しました。
「指輪を運ぶ事は出来ないが、あなたを運ぶ事は出来る」(うる覚えでごめんなさい)と言って、サムがフロドを担ぐところなんて、感動しなきゃ嘘でしょう!というくらいの名シーンです。

それだけに、ゴラムの卑怯なやり方にはかなりの怒りを覚えます。
サムはこんなにも主人の事を思っているのに!と思うと、ゴラムだけではなく、フロドにまで腹が立ってきました。
彼は指輪の性で誰も信じれず、疑心暗鬼になっているから仕方がないのですが、かなりやきもきさせられました。

あと、ペレンノール平原での戦いも素晴らしかったですね。
圧倒的な数の敵を前に、かなり無謀な戦いだと承知の上でも、絶対に諦めないガンダルフ率いるミナス・ティリスの人々。
絶望的な状況の中での人々の頑張りに涙がこぼれました。
それとこの戦いでアングマールの魔王と戦ったエオウィン姫の活躍も忘れられません。
叔父を助けて、敵に立ち向かう姿は、惚れ惚れするほどカッコ良かったです。

カッコ良いと言えば、「フロドのために」と言ってオーク軍に突っ込んで行くアラゴルンは最高でした。
この作品に出てくる戦士達はみんなカッコ良いけど、個人的にはアラゴルンが一番カッコ良かったと思います。
『王の帰還』って彼の事だったんですね。(知らなかったわ…恥)

幽霊が味方になるなんて反則技だな〜と思ったりもしたのですが、緑色のゴーストたちの映像が美しかったのと、アラゴルンのカッコ良さで「アリ」に落ちつきました。(笑)

やっぱりこれは劇場の大スクリーンで見るべき映画ですね。
思い切って行って良かったです。
しかし、全部見終わった今もちょこちょこ分からない所があるので、いつかは3部作を一気に見ないといけないな〜と思います。
やっぱり原作読んでないと難しいですね。
でも、心配していた上映時間の長さは気になりませんでした。
集中できるとあっという間です。

アカデミー賞作品賞受賞作。
鑑賞日 2004.03.10

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spink.gif ロード・トゥ・パーディション(2002)  アメリカ
 ROAD TO PERDTION   [119分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/犯罪
監督 サム・メンデス
出演者 トム・ハンクス          (マイケル・サリヴァン)
ジュード・ロウ          (マグワイア)
ポール・ニューマン        (ジョン・ルーニー)
タイラー・ホークリン       (マイケル・サリヴァン・Jr)
ダニエル・クレイグ        (コナー・ルーニー)
スタンリー・トゥッチ       (フランク・ニッティ)
ジェニファー・ジェイソン・リー  (アニー・サリヴァン)
コピー 父親は皆、息子にとって英雄となる。
あらすじ
1931年、アイルランド系マフィアの殺し屋サリヴァンは、凄腕のスナイパーでボスのルーニーの信頼を受け、優秀な片腕として働いていた。
しかしサリヴァンの長男マイケルが、ルーニーの息子コナーの殺人現場を目撃してしまった為に、サリヴァンは妻と次男を殺されてしまう。
コナーに家族を殺されたサリヴァンは、生き残ったマイケルと一緒にマフィアから逃げると同時に、ルーニー親子に復讐しようと画策する。
しかしコナーも殺し屋マグワイアを雇い、彼の命を狙ってきた。
感想
久しぶりに見る大好きなジュード・ロウ出演作なので、かなり期待して見たのですが、ジュードのあの髪形には度肝を抜かれました。
わざと薄く見えるように髪を切ったようですが、それにしてもすごい髪形ですね。(汗)
何カットというのか分かりませんが、ザビエルカットが一番近いかな…。
宣伝やパッケージでは帽子を被っていて分からなかっただけに、その衝撃は大きかったです。
しかしさすがはジュード・ロウ!それでもカッコイイから2度ビックリ。
実力派俳優はやる事が違うね〜。
冷酷で平気な顔して人を殺す殺し屋を見事に演じてました。
髪の事でうだうだ言ってた自分が情けないですよ。
本当に恐れ入りました。

トム・ハンクスも渋くてカッコ良かったです。
今までとは全然違う雰囲気で、珍しく本気でカッコイイなと思っちゃいました。
最近は渋いシリアス路線ですよね、彼って。
今度はコメディチックなトムが見たい今日この頃です。

特に印象的なのはサリヴァンがルーニーを追い詰めた時のシーンです。
激しい銃撃戦のはずなのに、銃声は無く、光だけで次々に倒れていく人達を見せるという演出には感動しました。
単純に銃撃戦を見せられるより、こういう風に見せられる方が重いですね。
初めて知りました。

でも難しくないので、先が読めてしまって思ったより感動出来なかったのが残念です。
個人的にはジュード・ロウの演技が見れたというだけで満足でしたけどね。
やっぱりカッコ良いわ〜。(^O^)
鑑賞日 2003.03.26

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spink.gif ロープ(1948)   アメリカ
  ROPE  [80分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス
監督 アルフレッド・ヒッチコック
出演者 ジェームズ・スチュワート  (ルパート・カデル)
ファーリー・グレンジャー  (フィリップ・モーガン)
ジョン・ドール       (ブランドン・ショー)
セドリック・ハードウィック (ヘンリー・ケントレイ)
コンスタンス・コリアー   (アニータ・アトウォーター)
イディス・エヴァンソン   (ミセス・ウィルソン)
ディック・ホーガン     (デイヴィッド・ケントレイ)
ダグラス・ディック     (ケネス・ローレンス)
コピー
あらすじ
摩天楼を見渡せるアパートの一室。
優秀な学歴のフィリップとブラントンは、友人のデイヴィッド・ケントレイを絞殺した。
動機はなく、自分たちがずば抜けて人より秀れていることを試す、ニーチェの理論を実践したに過ぎなかった。
2人はもっとスリルを味わうために被害者の父、恋人、被害者の恋仇だったケネス、伯母、青年たちの先生だった大学教授を招いてパーティを催す。
感想
どういう気持ちで見たら良いのか分からない作品ですね。
ゲスイ奴らのゲスイ行動を見せられて、嫌な気持ちにしかなりません。

殺した友人をチェストの中に入れて、その上に料理を並べてパーティーをするなんて、悪趣味極まりない行為です。
カデル教授が彼らの悪事を暴いてくれる所で、この鬱憤が晴らされるかと思いましたが、鬱憤の比重の方が大きかったようで、モヤモヤの残ったまま終わってしまいました。

これは実際に起きた『ローブ&レオポルト事件』を基にした作品だそうです。
こんな奴らに殺されてしまった被害者が可哀想でなりません。
実際の犯人たちは同性愛者だったようですが、この作品の2人はそういう風には描かれていません。
そういう関係だという方が、まだ動機に意味を見出せそうです。

80分ワンカット風で進行時間と上映時間がシンクロしているという実験的作品でもあります。
教授の推理通りにカメラが動いていく映像は、確かに良かったと思います。
でも、内容が内容なだけに、良い映像も台無しです。

ヒッチコック作品だから期待してましたけど、こんな作品もあるんですね。
気楽に見れるコメディで口直しをしたいと思います。
鑑賞日 2022.01.17

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spink.gif ローレライ(2005)   日本
  LORELEI  [128分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/戦争/ドラマ
監督 樋口真嗣
出演者 役所広司  (絹見真一)
妻夫木聡  (折笠征人)
柳葉敏郎  (木崎茂房)
香椎由宇  (パウラ・アツコ・エブナー)
石黒賢   (高須成美)
粟根まこと (船田家光)
塚本耕司  (鍋坂定夫)
井上肇   (西島昭司)
近藤公園   (唐木義高)
鶴見辰吾  (大湊三吉)
伊武雅刀  (楢崎英太郎)
上川隆也  (作家)
堤真一   (浅倉良橘)
コピー 祖国を守るため、
彼女を守るしかなかった…
あらすじ
1945年8月。
すでに同盟国ドイツは降伏し、米国軍の日本に対する攻撃は激しさを増し、ついには広島に最初の原爆が投下される。
窮地に立たされた日本軍はドイツから極秘裏に接収した戦利潜水艦<伊507>に最後の望みを託す。
特殊兵器“ローレライ”を搭載する伊507に課せられた任務は、広島に続く本土への原爆投下を阻止するため、南太平洋上に浮かぶ原爆搭載機の発進基地を単独で奇襲すること。
感想
戦争物はやっぱり苦手です。
色々な涙を誘うエピソードも何だか白々しいと感じてしまって、素直に受け入れる事が出来ませんでした。

パウラは超能力を持っているという事で良いんですよね。
兄にもそういう能力があったみたいだし。

ローレライって設定は面白いですね。
ありえないけどあったら面白いな。
あんな鮮明に分かったとしても、するすると魚雷を避けられないとは思うけどね。

あと、映像もすごかったです。
ローレライの映像のニュ〜ンって感じで面白いです。

印象に残ったのは、やはり長崎への原爆投下シーン。
ほのぼのしていて一瞬、戦争の事を忘れていた時に、あの衝撃的な映像。
油断していただけにインパクトが大きかったです。

パウラ役の香椎由宇さんは、目に力のある美人さんで印象に残る人です。
彼女の着ていたものは、戦時中とは思えない物ばかりでしたね。
こういう中途半端なファンタジー感が、素直に受け入れられない要因でもありました。

どこかの方向へ振り切ってくれたら面白くなりそうな設定なんですけど、どこもかしこも中途半端で楽しめませんでした。
面白い日本の戦争映画ってあるのかな。
また探す旅に出ようと思います。
鑑賞日 2005.08.13

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spink.gif ローマの休日(1953)   アメリカ  白黒
 ROMAN HOLIDAY   [115分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ロマンス/コメディ
監督 ウィリアム・ワイラー
出演者 オードリー・ヘプバーン   (アン王女)
グレゴリー・ペック     (ジョー・ブラッドレー)
エディ・アルバート     (アーヴィング・アトリッチ)
テュリオ・カルミナティ   (将軍)
パオロ・カルリーニ     (美容師マリオ・デラーニ)
ハートリー・パワー     (ブラッドレーの上司)
マーガレット・ローリングス (ヴィアバーグ伯爵婦人)
ハーコート・ウィリアムズ  (大使)
コピー 最高に美しい…全世界の恋人オードリー・ヘップバーンの代表作!
あらすじ
某小国のアン王女は、いつも同じの堅苦しい生活に飽き飽きしていた。
そこで、休暇で訪れたローマ滞在中に、城を抜け出した。
街で出会った新聞記者ジョーとローマを観光する。
感想
さすが不朽の名作。
どんなに時代が変わろうと、この作品の輝きは変わりませんね。
デジタルリマスター版で見たので、映像も綺麗で鮮明で素晴らしかったです。

何度見ても素敵なオードリーの笑顔。
彼女にニコっと微笑まれたら、何でも許してしまいます。

とにかく有名なシーンのオンパレード。
髪を短くして、大階段でアイスを食べて、ジョーとベスパでローマを観光。
真実の口でのやり取り、船上のパーティ。
ずっとメインイベントというくらい、削る所がないですね。

そんな中でも一番好きなのは、やっぱり短く髪を切る所かな。
笑顔が正に天使の微笑み。
この時の彼女の笑顔が一番好きです。

1日だけのロマンティックな恋。
人生で初めて心から楽しんだというのが、全身から伝わってきます。

これがオードリーのデビュー作というのが、いまだに信じられません。
それくらい堂々としていて活き活き演じていますよね。
これですっかり彼女のファンになりました

とにかく一度は見ておきたい名作です。

アカデミー賞主演女優賞受賞作品。
鑑賞日 2005.12.24

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spink.gif ロシアン・ドールズ(2005)   フランス/イギリス  R−15+
  LES POUPEES RUSSES  [130分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ロマンス/コメディ/群像劇
監督 セドリック・クラピッシュ
出演者 ロマン・デュリス        (グザヴィエ)
ケリー・ライリー        (ウェンディ)
オドレイ・トトゥ        (マルティーヌ)
セシル・ドゥ・フランス     (イザベル)
ケヴィン・ビショップ      (ウィリアム)
アイサ・マイガ         (カッシア)
エフゲニィヤ・オブラツォーヴァ (ナターシャ)
ルーシー・ゴードン       (セリア)
コピー 25歳のあのときから、
君の人生はどうなってる?
あらすじ
バルセロナのアパートで留学生仲間と過ごした学生生活から5年。
パリで雑誌やTVの脚本などを手掛けるフリーライターとなったグザヴィエ。
小説家を目指すグザヴィエにとって、自分が書きたいものと現実とのギャップに悩みは尽きない。
一方恋愛のほうも、いまだに理想の女性を追い求めてフラフラするばかり。
かつての恋人マルティーヌは、いまやシングルマザーとなり、グザヴィエとは良き友人の関係に。
そんな折り、TVドラマの脚本を書くことになったグザヴィエは、スペイン時代の友人でロンドン在住のウェンディに協力してもらうことに。
そこへ、パリ在住のセレブのゴーストライターという仕事も舞い込み、グザヴィエはパリとロンドンを往復する生活が続く。
感想
やっぱり面白かったです!
冷静に見たら、ただの乱れに乱れてる人たち。
でも、本能のままに自由に生きてる様が、爽快で小気味良い。
自分には真似出来ない体験を、彼らと一緒に楽しんでいる感覚ですね。
2時間で、色々な女性と付き合って、色々な男性と付き合って、ちょっとだけ同性と付き合う疑似体験が楽しめました。

大人になってもあまり変わっていないグザヴィエ。
憎めないキャラなのも相変わらずで、自由気ままに人生楽しんでます。
時々出てくる笛吹きグザヴィエがお気に入り。
陽気なんだけど切なくて好きです。
あと、夜のパリを全裸で疾走するシーンが最高に笑えた!
ウィリアムが出てきて「お〜!これこれ!」と思わず懐かしさに声が出ました。

友人って本当に尊いですね。
似た者同士が集まるからなんでしょうけど、恋人関係が終わってもちゃんと友人に戻れる所が彼ららしくて憧れます。
グザヴィエの場合、友人から恋人に発展する事が多かったですからね。
周りは元カノだらけになりそうだけど、皆で仲良く出来そうだからすごい。

多国籍が当たり前の国なので、色々な言葉が飛び交っていて面白いです。
みんな二三か国語、話せるのが普通なんでしょうね。
ロシア語はさっぱり分からなかったのに、1年かけて話せるようになったウィリアム。
チャラいけど、やる時はやるのよね。
尊敬しちゃいます。

ウェンディの愛の告白は素敵でした。
あんな事言われたらそりゃ追うよね。

これを見るとやっぱり「スパニッシュ・アパートメント」を見たくなっちゃいますね。
続けてみると、さらに楽しめると思いますよ。
鑑賞日 2007.07.25

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spink.gif ロシュフォールの恋人たち(1966)   フランス
  LES DEMOISELLES DE ROCHEFORT  [123分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ミュージカル/ロマンス
監督 ジャック・ドゥミ
出演者 フランソワーズ・ドルレアック (ソランジュ)
カトリーヌ・ドヌーヴ     (デルフィーヌ)
ジーン・ケリー        (アンディ・ミラー)
ジョージ・チャキリス     (エチエンヌ)
ダニエル・ダリュー      (イヴォンヌ)
ジャック・ペラン       (マクサンス)
ミシェル・ピコリ      (シモン・ダム)
グローヴァー・デイル     (ビル)
コピー 素晴らしい恋人を求めて
美しい町ロシュフォールに
胸ときめく愛のドラマが
花ひらく!
(R)
あらすじ
年に一度のお祭りを目前に控える南仏の海辺の町ロシュフォール。
双子の姉妹ソランジュとデルフィーヌは、それぞれ芸術を志しながら、理想の恋人との運命の出逢いを夢見ていた。
そんな彼女たちの母親が営むカフェは、オートバイの曲芸師や画家の水兵など常連客たちで今日も大盛況。
そして、いよいよお祭り当日。
色々な催しで盛り上がる中、ソランジュとデルフィーヌを中心に様々な恋愛模様が繰り広げられていく。
感想
ミュージカル大好きな私にはたまらない作品でした。
楽しいダンスに聞いたことのある音楽。
全編ノリノリで見る事が出来ました。

お話も、小さな町の中に散りばめられた星たちが、惹かれあうようにくっつく過程が見応えありました。
ヒントが色々出ていたから、どこかで会うんだろうと予測出来るのですが、最後にポロポロポロっと出来上がるんです。
それがテンポ良くて小気味いいんです。
上手い演出ですよね。

特にデルフィーヌと画家の兵隊さんの出会いにやきもきさせられました。
あ!この展開は!来るぞ!!と思う所で来ないんですよね。
間接的にしか見せない所がにくいです。

前作に続き、今回もカラフルなパステルカラーが目を楽しませてくれます。
衣装も可愛いものばかりで、パンツがチラチラ見えるのもご愛嬌。
小物までこだわりを感じます。

殺人犯だけはちょっと異質な感じがしましたが、ピリリと効いています。
普通の日常の中にも、こんな驚きが隠されているとは。
油断は禁物です。

シェルブールの雨傘」よりこちらの方が好きでした。
見終わってからもこの映画の「Nous voyageons de ville en ville」という音楽が耳から離れないんですよ。
何かのCMに使われてましたよね。
すっかり気に入ってしまいました。

見終わってから映画情報を調べて、双子は実は本当の姉妹だと知ってビックリ!
しかも、姉のフランソワーズ・ドルレアックが25歳の若さで交通事故死したと知って、二度ビックリです。
鑑賞日 2018.04.04

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spink.gif ロスト・イン・トランスレーション(2003)   アメリカ/日本
  LOST IN TRANSLATION  [102分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス/ドラマ/コメディ
監督 ソフィア・コッポラ
出演者 ビル・マーレイ       (ボブ・ハリス)
スカーレット・ヨハンソン  (シャーロット)
ジョバンニ・リビシ     (ジョン)
アンナ・ファリス      (ケリー)
マシュー南         (マシュー南)
田所豊           (CMディレクター)
林文浩           (チャーリー)
竹下明子          (通訳)
コピー 幸せなはずなのに、ひとりぼっち
トーキョーであなたに会えてよかった。

人生の折り返し点、なぜか寂しい
トーキョーで君に会えてよかった。
あらすじ
映画スターのボブ・ハリスは、ウィスキーのCM撮影のために来日。
しかし、慣れない日本での撮影は大変で、どんどんストレスがたまっていく。
そんな時に頼れる友人もなく、彼は孤独感に押しつぶされそうになる。
夫の仕事の都合で東京にやって来たシャーロット。
しかし、夫が仕事の時は一人でホテルにいるだけの退屈な日々。
彼女もまた孤独感にさえなまされていた。
同じホテルに泊まっていた二人は、バーで出会い仲良くなる。
感想
あんまり良い噂を聞いていなかったので期待しないで見たのですが、そんなに悪くなかったです。
というか雰囲気の良い映画だな〜って感じました。

アイランド」を見てスカーレット・ヨハンソンが好きになったので、かなり彼女に好意的な目で見てたみたいです。
この作品を見ようと思ったのも彼女見たさだったし、とりとめのない会話も微笑ましかったです。
シャーロットの履いてたピンクのパンツ、おけつが透けててドキドキものね。(笑)
しかし、美しい彼女が雑踏の中にいる映像にすごく違和感を感じました。
あと、しゃぶしゃぶ屋にいる時も奇妙だったな。
彼女が浮いてるって事を表わす映像なんでしょうね。

東京って外国の方から見たらこんな感じなんですね。
ガチャガチャしてうるさい街。
なのにその中にいると孤独を感じずにはいられない。
ただでさえ知らない街で心細いのに、冷たい人達により一層寂しさを感じる。
そんな街。私も東京にちょっといたけど、すごい所ですよね。
あんなに人がいるのに誰一人他人に興味がないって感じで。
都会はどこもそうだと思うけどな〜。

ずっといつ2人が関係を持つんだろうとドキドキしながら見てました。
そうなったら嫌だなと思わせる雰囲気があったから、余計にそう感じたんですよね。
最後まで良い雰囲気のままでいてくれて良かったです。

『Best Hit TV』のマシュー南がハリウッドデビューしてましたね。
何だか私も自分の事のように嬉しかったです。
鑑賞日 2005.09.11

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spink.gif ロストケア(2023)   日本     [114分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ミステリー
監督 前田哲
出演者 松山ケンイチ   (斯波宗典)
長澤まさみ    (大友秀美)
鈴鹿央士     (椎名幸太)
坂井真紀     (羽村洋子)
戸田菜穂     (梅田美絵)
峯村リエ     (猪口真理子)
加藤菜津     (足立由紀)
やす(ずん)   (春山登)
岩谷健司     (柊誠一郎)
井上肇      (団元晴)
綾戸智恵     (川内タエ)
梶原善      (沢登保志)
藤田弓子     (大友加代)
柄本明      (斯波正作)
コピー 彼はなぜ
42人を殺したのか
あらすじ
ある日、老人と訪問介護センターの所長の死体が発見された。
捜査線上にセンターで働く介護士の斯波宗典が浮上する。
献身的な介護で介護家族にも慕われていた斯波。
しかし、検事の大友秀美は、彼が勤務する事務所だけ老人の死亡率が異常に高い事に気づく。
感想
とても考えさせられる作品です。
殺人が絶対に許されない事は大前提です。
しかし、描かれていた介護の現実は、とても壮絶で綺麗ごとでは済まされない日々でした。
現実にも老老介護で相手を殺害してしまう事件も後をたちません。
嫌でも「やまゆり園」の事件を連想してしまいます。

良い人の振りをして、裏では老人たちを殺していた斯波。
彼の人生も過酷なものでした。
世の中に絶望した彼が起こした行動は、決して許されるものではありません。
しかし、そこに何かしらの助けが必要なのは確かです。
国でも行政でも良いから、手を差し伸べてくれる所があれば、こんな事件は起こらずに済んだと思います。

穴に落ちた人間を助けてくれる所のない日本。
介護から逃げたいというのが甘えとは思えません。
しかし、お金がないと設備の整った有料老人ホームには入れないし、自分の家庭もありながら、実家の両親を介護する生活には無理が生じます。

痴呆症で正常ではなくなった親も、絶対に子供に迷惑はかけたくないはずです。
だから、親も子も苦しむんですよね。
これは本当にどうしようもないジレンマで、斯波の行動を正当化してしまいそうになる一因だと思います。

それでも、彼の行動はダメだと言い切りたい。
どんなに傷付け合っても、その最終手段だけは取ってはいけない。
何とか追い込まれている介護するご家庭を、救える社会になって欲しいです。

高齢化社会が進む中、この問題はかなり大きな課題だと思います。
自分の身にも絶対にやってくる介護という問題。
他人事とは思えない作品でした。

とにかく俳優さんたちが素晴らしく、鬼気迫る言葉の応酬は、とても見応えありました。
大友と斯波。
正義と悪の構図ですが、悪への同情を引く描写が多く、さすがに可哀想に思えてきます。
しかし、大友は最後まで毅然とした態度で、斯波を断罪しました。
かなり複雑な心境にさせられますが、それだけ心が動いたという事だと思います。

小説原作作品。
鑑賞日 2024.01.14

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spink.gif ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997)   アメリカ
  THE LOST WORLD:JURASSIC PARK  [129分]
管理人評価   ★★
ジャンル SF/パニック
監督 スティーブン・スピルバーグ
出演者 ジェフ・ゴールドブラム    (イアン・マルコム)
リチャード・アッテンボロー  (ジョン・ハモンド)
ジュリアン・ムーア      (サラ・ハーディング)
ピート・ポスルスウェイト   (ローランド・テンボ)
ヴィンス・ヴォーン      (ニック・ヴァン・オーウェン)
アーリス・ハワード      (ピーター・ルドロウ)
リチャード・シフ       (エディ・カー)
ヴァネッサ・リー・チェスター (ケリー・マルコム)
ピーター・ストーメア     (ディーター・スターク)
ジョセフ・マゼロ       (ティモシー・マーフィ)
アリアナ・リチャーズ     (アレクシス・マーフィ)
ハーヴェイ・ジェイソン    (アジェイ・シドゥ)
コピー そして
何かが生き残った…
あらすじ
命からがらジュラシック・パークから逃げ出した科学者イアン。
あれから数年後、イアンは前のような普通の生活に戻っていたが、サイトBを隠そうとする企業の隠蔽によって、証言をもみ消され世間からは嘘つき呼ばわりわれていた。
そんな中、サイトBを管理するインジェン社の社長ハモンドから、もう一度調査に行ってくれと頼まれる。
なんと、すでに先遣隊が行っており、そのメンバーには恋人のサラもいるという。
イアンは彼女を救助するために、再びジュラシック・パークへと足を踏み入れた。
感想
ずっと苦手な分野だと思って見ないでいたのですが、そろそろ挑戦してみるかという気になったので見てみました。
結果から言うとやっぱり苦手でした。
アクションはまあまあ良かったけど、展開自体がダメなんですよね。
主人公たちに感情移入できないと、作品も楽しめないでしょ。
残念です。
「ジュラシック・パーク」の方がまだマシでした。

敵であるピーターたちもさる事ながら、サラたちの行動も共感出来ません。
危ないと分かっていて乗り込んだんだから、どう考えても自業自得でしょ。
正義と悪の構図で描いているのかもしれないけど、どちらも同じようにしか見えませんでした。
そんな事言ってたら身も蓋もないと思いつつ、やっぱりダメなものは受け入れられませんね。

人間達にはイライラさせられたけど、恐竜たちは素晴らしかったと思います。
獰猛で巨大なT−REXから、小さくでも狂暴な恐竜たちまで、色々な種類の恐竜たちが描かれていました。
一番ハラハラしたのが、T−REXの子供を手当てしようとして親にイアンたちが襲われるところです。
トレーラーが崖から落とされそうになって右往左往するイアンたち。
それをエディが一人で必死に助けようと奮闘するのだが…というシーンで手に汗握りました。
かなり長かったので、見終わった後の疲労は尋常じゃなかったです!

あと、気になったのがイアンとケリーの親子が全然似てない事。
やっぱりこれはツッコんどかないとまずいでしょ。
ケリーは新体操やっているだけあって、得意の鉄棒技を使って恐竜たちと戦います。
これはことごとく上手くいって小気味良かったです。

そして、いよいよアメリカ本土に恐竜上陸。
我がもの顔で街をねり歩きます。
しかし、ゴジラに慣れひたしんでいる私たちには、ゴジラのスケール小さい版だなくらいの印象です。
あんまり建物も壊れてなかったし、獰猛加減が伝わってこない感じ。
でも、あの大きさでバンバン建物壊すのは無理があるか。
ということは割とリアルに描かれているって事かも。

多少は楽しめましたが、全体的にはあんまりでした。
もともと得意なジャンルでないので、ダメだとは思っていました。
仕方ないですね。
「3」もあるようですが、それが見れるようになるのはいつの事だか…。
もう少し修行を積んでから、チャレンジしたいと思います。
鑑賞日 2005.12.04

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spink.gif ロッカーズ ROCKERS(2003)   日本     [105分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 青春/音楽/実話
監督 陣内孝則
出演者 中村俊介  (ジン)
玉木宏   (タニ)
岡田義徳  (モモちゃん)
佐藤隆太  (ガクちゃん)
塚本高史  (コーちゃん)
上原美佐  (真弓)
玉山鉄二  (桜井)
コピー この秋<最大>に笑って泣ける青春ムービー
あらすじ
福岡。
気の合う仲間とバンドを組んでいるジン。
それを気に入らない父親にギターを燃やされ、ボーカル一本でやっていく事になった。
その代わりのギターオーディションを行い、一番上手かったタニがメンバー入りした。
あるきっかけで人気のあるライブハウスに立てることになったが、客は1人。
これではいけないと、ビジュアル面、パフォーマンスを見直し、バンドをパワーアップさせていく。
感想
これを初めて見た時は、まだ玉木さんファンになる前だったんですよね。
KIDS」の共演が玉木さんだって聞いて、どんな演技をする人なんだろうと思って、軽い気持ちで見たんです。
で、ライブはカッコ良かったけど、全体的には大したことないってことで速攻削除。
数ヵ月後に後悔した時には後の祭りでした。

正直、始めのわざとらしい笑いにはついていけず、素直に受け入れる事が出来なかったんです。
しかし、徐々にそのペースに慣れてきたのか、細かいネタでも笑えるようになりました。
特にタニ作曲してんのかな?って思ったら、サインの練習って!というシーン。
これはウケた!また「・・・」って表情が良いんだよね。
元になったロッカーズを知らない私も楽しめたので、それを知っている人はもっと楽しめたのかもしれません。

ジンさん役の中村俊介さんは、陣内さんそのままですごく良かったです!
魂乗り移ってるって感じ出てたな〜。
中村さんの方が何倍もイケメン(失礼)なんだけど、動きとか雰囲気は「陣内さんだ!」って思わせるだけの事はありましたよ!

しかし、一番カッコ良かったのは、タニ役の玉木さんですね。
飛んだり跳ねたり。とにかくギターパフォーマンスがめちゃくちゃカッコ良かった!
この作品で初めてギターに触ったというのが嘘みたいに決まってます。
まあ、ファンになった今では贔屓目ってのがかなり入ってると思いますが、初めて見たときからライブパフォーマンスは100点だなって思ってました。

とにかく見所は、コンテストでのスピード感溢れる熱いライブ!
私も首をガンガン振って、ライブに参加しているようなテンションになってました!
大盛り上がりのライブシーンだけでも必見の価値ありですよ。
他のメンバーたちも個性的なキャラがはまっていてよかった!
特に真弓の激変ぶりには多いに笑わせて頂きました。
やっぱり恋をすると女は綺麗になる!非常に分りやすい例ですね!

あ、そうだ!
ライバルの桜井が玉山鉄二だって、最後の廊下でハイタッチまで気付きませんでしたよ。
私がニブ過ぎるだけか。(汗)
カメオ出演もかなり豪華なメンバーが揃ってますよね。
佐藤浩市とか鈴木京香とか小泉今日子とか。特にキョンキョンのキャラは強烈でした!

最初の印象が悪かったのに、ここまでぶり返す力があるとは、かなり意外でした。
ファンになってからは、これでもか!ってくらい繰り返し見てます。
カッコ良い玉木さん見るなら、やっぱりタニですからね!
いつか絶対プレミアムBOXを手に入れてやるぅ〜〜〜!!!!!
鑑賞日 2007.12.27

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spink.gif ロッキー(1976)   アメリカ
  ROCKY  [119分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/スポーツ
監督 ジョン・G・アヴィルドセン
出演者 シルヴェスター・スタローン  (ロッキー)
タリア・シャイア       (エイドリアン)
バート・ヤング        (ポーリー)
カール・ウェザース      (アポロ)
バージェス・メレディス    (ミッキー)
コピー 15ラウンドを闘いぬくことに、ロッキーは永遠の愛をかけた……
あらすじ
ボクサーのロッキーは、ファイトマネーだけでは食べて行けず、借金の取り立て屋もしていた。
ジムから引退をほのめかされたロッキーだったが、ある日、世界チャンピオン:アポロからの指名を受け、試合に出る事になった。
相手は完全にロッキーを格下と思っており、話題作りの為の試合だった。
ろっきーは恋人のエイドリアン、マネージャーのミッキーと共に、より一層トレーニングに打ち込み、世紀の戦いに挑む。
感想
完全に舐めてました。
こんなに面白かったとは!!
目が覚めた気分です。

まず、ロッキーのキャラが最高に良い!
不器用だけど女性のツボは心得ている所がにくいです。
世界中から愛されている理由が分かりました。

そして、奥手のエイドリアン。
有名な「エイドリア〜〜〜ン!!」しか知らなかったから、こういうキャラクターの人だったとは驚きです。
そんな二人のやり取りが可愛いんですよね。
段々綺麗になっていくエイドリアン。
やっぱり恋をすると、女は綺麗になるんです。
密かにあの女教師メガネを気に入っていたので、外したのは残念でした。(笑)

ワンシーン、ワンシーンが有名だから、そのシーンが来る度に「来た〜〜!!」ってテンションが上がりました。
こんな見方が出来る作品は、そうそうありませんからね。

最後の試合のキレの良さに感動です。
あんなに分厚くて重そうな体なのに、パンチが早い早い!
そして、何度倒れても立ち直る姿に心が震えます。

本当にこんなお話だって、知りませんでした。
何故、早く見なかったんだ!私!!
アカデミー賞受賞も納得の作品です。

アカデミー賞作品賞、監督賞受賞作品。

《関連作品》
ロッキー2
ロッキー3
ロッキー4/炎の友情
ロッキー5/最後のドラマ
ロッキー・ザ・ファイナル
「クリード チャンプを継ぐ男」
鑑賞日 2007.04.17

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spink.gif ロッキー2(1979)   アメリカ
  ROCKY II  [119分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/スポーツ
監督 シルヴェスター・スタローン
出演者 シルヴェスター・スタローン (ロッキー)
タリア・シャイア      (エイドリアン)
バート・ヤング       (ポーリー)
カール・ウェザース     (アポロ)
バージェス・メレディス   (ミッキー)
トニー・バートン      (デューク)
コピー ロッキーはふたたびリングに立つ!
その戦いこそ彼にとって愛であり、青春だった――
あらすじ
激闘の末、辛くもアポロに負けてしまったロッキー。
目の不調もあり、これを限りに引退する事に決め、肉体労働についた。
しかし、アポロは接戦で勝った事に満足しておらず、ロッキーに再戦を申し込んでくる。
煽られたロッキーも、それを受けて立ち、現役に復帰する事に。
感想
冒頭の5分は、「」のラストがそのまま流れましたね。
一気にあの興奮がよみがえりました。
上手い演出ですね。

そこからはエイドリアンと結婚し、子供を授かり、今までで一番幸せな日々を送るロッキー。
そこへ、アポロからの再戦の申し込みが。
受けて立ったロッキーは、目の不調を押して再戦へ挑む。

ランニングの時、ついてくる子供の数が多すぎて笑っちゃいました。
無茶苦茶するなぁ〜。

最後の試合は、やはりすごい試合でした。
ひたすら殴り合い。
倒れた方の負け。
ロッキーも終わった後、顔面が血で真っ赤でしたからね。
今度は勝ってくれてスッキリしました。

《関連作品》
ロッキー
ロッキー3
ロッキー4/炎の友情
ロッキー5/最後のドラマ
ロッキー・ザ・ファイナル
「クリード チャンプを継ぐ男」
鑑賞日 2018.04.20

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spink.gif ロッキー3(1982)   アメリカ
  ROCKY III  [99分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/スポーツ
監督 シルヴェスター・スタローン
出演者 シルヴェスター・スタローン (ロッキー・バルボア)
タリア・シャイア      (エイドリアン)
バート・ヤング       (ポーリー)
バージェス・メレディス   (ミッキー・ゴールドミル)
ミスター・T        (クラバー・ラング)
カール・ウェザース     (アポロ・クリード)
トニー・バートン      (デューク)
ハルク・ホーガン      (サンダー・リップス)
コピー 愛と戦いのドラマは
遂に、全世界待望の
クライマックスへ!
あらすじ
宿敵アポロ・クリードとの凄絶なリターンマッチに勝利したロッキー・バルボア。
プロボクシング世界ヘビー級チャンピオンとして快進撃を続け、10度もの防衛に成功。
その人気は国民的なものとなり、私生活でも巨万の富を得て、フィラデルフィアの豪邸で暮らしていた。
そんなロッキーに、クラバーというボクサーが挑戦状をたたきつけてきた。
しかし、ハングリー精神を忘れたロッキーは、野獣のようなクラバーの前に、あえなく敗れ去る。
再起をかけたロッキーに、かつてのライバル:アポロがトレーナーとして名乗りをあげる。
感想
何だか今回は普通な展開に普通な演出で、至って普通の作品ですね。

最初はまず人気レスラー:サンダー・リップスとのチャリティ試合でひと盛り上がり。
このレスラーに扮するのが、日本でも有名なハルク・ホーガン。
ここぞとばかりに大暴れしてました。
こんな所で異種格闘技戦が見れるなんて思わなかったです。

そして、もう一つのビックリが、ロッキーの銅像。
銅像ってこんなに簡単に立っちゃうものですか。
今でも本当にあるみたいで二度びっくり。
今後の作品でも出てくるみたいで楽しみです。

その式典に乗り込んできたのが、新進気鋭のボクサー:クラバー・ラング。
「弱い奴とばかり戦っている」と侮辱的な言葉を浴びせられ、彼との試合を受けて立ったロッキー。
しかし、セコンドのミッキーは引退すると言って聞かない。
ミッキー!!10年間下着を取り換えてないとか!!
ウケル。

スターになったロッキーの練習場所は、人いっぱいのパーティー会場。
金の使い方が典型的な成金で面白いです。

そして、ミッキーの死、アポロの再登場など、今までの作品の集大成みたいな展開です。
アポロの初めて通ったジムがすごい場所でしたね。
気を抜いたらすぐに命を取られそうな所で、見ていてドキドキしてしまいました。

気持ちを切り替え、体も鍛え直したロッキー。
戦い方も変えて、見事クラバーに勝利!
今回もすごい殴り合いで見応えありました。

前2作と比べると、明らかに落ちましたね。
でも、まだまだ続くようなので、そちらに期待したいと思います。

《関連作品》
ロッキー
ロッキー2
ロッキー4/炎の友情
ロッキー5/最後のドラマ
ロッキー・ザ・ファイナル
「クリード チャンプを継ぐ男」
鑑賞日 2018.04.29

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spink.gif ロッキー4/炎の友情(1985)   アメリカ
  ROCKY IV  [91分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/スポーツ
監督 シルヴェスター・スタローン
出演者 シルヴェスター・スタローン (ロッキー・バルボア)
タリア・シャイア      (エイドリアン・バルボア)
バート・ヤング       (ポーリー)
ドルフ・ラングレン     (イワン・ドラゴ)
カール・ウェザース     (アポロ・グリード)
ブリジット・ニールセン   (ルドミラ)
マイケル・パタキ      (ニコリ)
トニー・バートン      (デューク)
コピー いま、ロッキーの心の傷が炎と燃える!

友よ、君のために闘う。
熱い祈りをこめて巻く
誓いのバンテージ。
あらすじ
ソ連からドラゴというボクサーがやってきた。
彼は最先端技術の粋を集めたやり方で作り上げられた超人ボクサーだ。
その実力は、アポロをリング上で殺すほど凄まじいものだった。
親友を失ったロッキーは、ソ連へ復讐戦を挑みに行く。
感想
もう全て型通りで何も言う事はありません。
友人の死、その敵討ち、そして勝利。
なんて分かり易いんでしょう。
これぞスポ根映画の理想形です!

大自然の中でトレーニングするロッキー。
最新鋭の設備でトレーニングするドラゴ。
この対比は面白かったですね。
やっぱり大作はお金のかけ方が違います。

最後の盛り上げ方も上手いです。
自然と力が入ってしまいます。
ドラゴのフィギアみたいな肉体もすごいけど、ロッキーだって負けてません。
アナウンサーが言っていた「戦争の個人戦」って表現がぴったりです。

しかし、「」と「」を見てないので、アポロとのダイジェストがあんまり分かりませんでした。
やっぱり順番に見るべきですよね。

いつかは制覇したいと思っているのですが、なかなか機会に恵まれず、中途半端な状態が続いてます。
どこかに「」と「」落ちてないかな。(笑)

《関連作品》
ロッキー
ロッキー2
ロッキー3
ロッキー5/最後のドラマ
ロッキー・ザ・ファイナル
「クリード チャンプを継ぐ男」
鑑賞日 2007.04.23

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spink.gif ロッキー5/最後のドラマ(1990)   アメリカ
  ROCKY V  [105分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/スポーツ
監督 ジョン・G・アヴィルドセン
出演者 シルヴェスター・スタローン   (ロッキー・バルボア)
バート・ヤング     (ポーリー)
タリア・シャイア    (エイドリアン)
セイジ・スタローン   (ロッキー・ジュニア)
トミー・モリソン    (トミー・“マシーン”・ガン)
バージェス・メレディス (ミッキー)
トニー・バートン    (デューク)
コピー いつもひたむきに生きてきた…
愛と勇気のフィナーレは感動!
あらすじ
ソ連の強豪ボクサー:ドラゴを破ってアメリカに帰国したロッキー。
空港で行われた会見に、派手な黒人プロモーター:デュークが現れ、対戦を申し込んで来た。
家に帰ると新たな問題が。
会計士が不正を行い、ロッキーの資産を全て奪っていたのだ。
破産したロッキーは、診断で脳のダメージが蓄積している事が発覚。
妻エイドリアンの説得もあって遂に引退を決意する。
フィラデルフィアに帰郷したロッキーは、今は亡きかつてのトレーナー:ミッキーのジムで新鋭ボクサーのトミー・ガンを育て、トレーナーとして第二の人生を歩み始めていた。
感想
今回は弟子とのお話でした。
あんなに一生懸命育てたのに、あっさりと裏切られてしまうロッキー。
トミーの世界タイトル戦の時、純粋に彼の応援をして勝利を喜んでいるロッキーの姿が切なかったです。
お礼くらいは言ってもらえると思ったのに、そこもデュークに取られちゃったしね。

トミーに入れ込み過ぎて、息子との距離が離れてしまうのも悲しかった。
タバコ吸って、悪い仲間とつるんで、グレる一歩手前まで来てましたよ。
何とかわだかまりが解けて良かったです。

このロッキー・ジュニアを演じたのは、実子のセイジ・スタローンだそうです。
どうりでそっくりなわけだ。
しかし、彼はその後36歳の若さで亡くなったと知ってショックでした。

最後はまさかのストリートファイト。
素手で殴り合って、トミーの今後に影響はないのか!?
周りの観客も自然と四角いリングを作って応援。
しかも、テレビで生放送しちゃうとか!!
すごい展開でした。

」の時に建てた銅像。
今回も出てきましたね。
「これがあるから、ハトは休む所に困らない」って!!
最後の最後で爆笑でした。(笑)

《関連作品》
ロッキー
ロッキー2
ロッキー3
ロッキー4/炎の友情
ロッキー・ザ・ファイナル
「クリード チャンプを継ぐ男」
鑑賞日 2018.04.30

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spink.gif ロッキー・ザ・ファイナル(2006)   アメリカ
  ROCKY BALBOA  [103分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/スポーツ
監督 シルヴェスター・スタローン
出演者 シルヴェスター・スタローン     (ロッキー・バルボア)
バート・ヤング           (ポーリー)
アントニオ・ターヴァー       (メイソン・ディクソン)
ジェラルディン・ヒューズ      (マリー)
マイロ・ヴィンティミリア      (ロバート・バルボア・ジュニア)
トニー・バートン          (デューク)
ジェームズ・フランシス・ケリー三世 (ステップス)
マイク・タイソン          (本人役)
コピー NEVER GIVE UP
自分をあきらめない
あらすじ
ボクシング界のかつてのヒーロー、ロッキー・バルボア。
今では引退し、地元フィラデルフィアで小さなイタリアン・レストラン“エイドリアンズ”を経営していた。
妻エイドリアンは既に他界し、息子のロバートは有名人の父に反発して家を出ていった。
ロッキーは心の喪失感を埋めようと再びボクシングを始める。
一方、無敵の現役ヘビー級チャンピオン、ディクソンは対戦相手に恵まれず、マッチメイクに苦しんでいた陣営は、伝説の王者ロッキーとのエキシビジョン・マッチというイベントを企画する。
降って湧いた現役最強ボクサーとの対戦というオファーに対し、悩んだロッキーだったがこれを受けて立つ事に決めた。
感想
ファイナルにふさわしい作品じゃないですか。
ロッキーの最後まで諦めない姿勢に感動させられました。

有名過ぎる自分の影響で、息子との関係が悪くなってしまったロッキー。
息子に試合を反対された時、自分の思いを息子にぶつけるんです。
それがすごく熱くて、感動しました。
息子もその言葉を聞いて、会社を辞め、父のサポートに回ったんですよね。
このシーンはとても良かったです。

ディクソン役の人は、本物のボクサーなんですね。
役者にボクシングを教えるより、ボクサーに演技を教えた方が良いって事らしいです。
どうりで迫力ある試合だったわけですね。

ロッキーの銅像、取り壊されちゃったんですね。
気に入ってたので、すごく哀しかったです。
でも、実際はこの階段の下に移設されてるみたいで一安心。
一度で良いから見に行きたいな。

大先輩の生き様をこれでもかと見せつけられたディクソン。
彼の人生に大きな影響を与えたんではないでしょうか。
こんな良い経験が出来るなんて、ディクソンは幸せ者ですね。

ついに「ロッキー」シリーズを完全制覇しました!
紆余曲折ありましたが、最後はスッキリ終われましたね。
私も達成感でいっぱいです。
スピンオフの「クリード チャンプを継ぐ男」もいつか見たいと思います。

《関連作品》
ロッキー
ロッキー2
ロッキー3
ロッキー4/炎の友情
ロッキー5/最後のドラマ
「クリード チャンプを継ぐ男」
鑑賞日 2018.04.30

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spink.gif ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998)  イギリス  PG−12
  LOCK.STOCK & TWO SMOKING BARRELS   [108分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション
監督 ガイ・リッチー
出演者 ニック・モラン          (エディ)
ジェイソン・ステイサム      (ベーコン)
ジェイソン・フレミング      (トム)
デクスター・フレッチャー     (ソープ)
P・H・モリアーティ       (ハリー・ランズデイル)ハチェット・ハリー
レニー・マクリーン        (バリー)
ステフィン・マーカス       (ニック)
フランク・ハーパー        (ドッグ)
ヴァス・ブロックウッド      (ロイ・ブレイカー)
スティーヴン・マッキントッシュ  (ウィンストン)
ヴァニー・ジョーンズ       (クリス)
スティング            (JD)
コピー 悪を出しぬけ 疾走するイノセンスな完全犯罪
あらすじ
エディ・ベーコン・トム・ソープの4人は、ロンドンで盗品を売って稼いでいるチンピラだ。
彼らは一攫千金を狙う為、一人2万5000ポンドずつ出し合い合計10万ポンドで、裏世界の大物ハリーの仕切る裏カジノに参加する。
カードの得意なエディが代表で勝負に挑むが、ハリーのいかさまにより、結果は惨敗。
1週間で50万ポンドもの大金を返済するはめになってしまった。
放心状態の末、酒浸りになるエディだったが、偶然隣の部屋の会話を聞き、ある作戦を思い付いた。
感想
最初から登場人物がすごく多くて、誰が誰だかさっぱり分かりません!
一応丁寧に説明してくれるのですが、完全に理解するまで置いてけぼり状態でした。(^_^;)

でも主人公の4人組、裏カジノのハリー一味、ハリーに雇われている取り立て屋クリス親子、隣の部屋のドッグ一味、大麻栽培をしているウィンストンと仲間たち、変わり者の黒人ギャング:ロイ一味、骨董品の銃を盗んだ間抜けな強盗コンビ(やっぱり多い!!)の関係が見えてくれば、複雑に絡み合っている仕掛けが面白くなり、後半に繋がって行く過程は見応えありです。

カードで50万ポンドの借金を作ってしまった後、エディが放心状態でその場を後にするシーンが面白いですね。
すごいショックだったんだな〜とストレートに伝わってくる映像で、思わず笑ってしまいました。
画面がぼやけてユラユラと揺れている中に、エディの呆然とした表情が見えるのです。
悲惨なのに笑える絶妙なシーンでした。

あとそれぞれの噛み合わない会話も面白いです。
合ってるようで合ってない感じとか、天然ボケを発揮する所とか、色んな所で色んな人がセンス良く笑わせてくれます。

でも後半は「エネミー・オブ・アメリカ」とダブって見えて素直に楽しめませんでした。
一瞬で片のつく「エネミー・オブ・アメリカ」に対して、たたみ掛けるように連続でそれぞれの結末を描いたこの作品。
個人的には、ちょっとしつこいと感じてしまいました。(^_^;)
全てが繋がる過程にしつこいも何もなのですが、同じ描き方ならばあっさりした方が好みです。
でもカッコ良く、小気味良いのは間違いありません。

密かに気に入ったのが、存在感の薄いグロリアです。
私も全然気付きませんでした。(-_-;)
唯一の女性キャラ、注目です。
鑑賞日 2003.06.29

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spink.gif ロッタちゃんと赤いじてんしゃ(1992)   スウェーデン
  LOTTA PA BRAKMAKARGATAN  [76分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/ファミリー
監督 ヨハンナ・ハルド
出演者 グレテ・ハヴネショルド    (ロッタ・ニーマン)
ベアトリス・イェールオース  (ロッタの母)
リン・グロッペスタード    (ミア・ニーマン)
マルティン・アンデション   (ヨナス・ニーマン)
クラース・マルムベリー    (ロッタの父)
マルグレット・ヴェイヴェルス (ミセス・ペルイ)
コピー 子ブタを抱いてピクニック。
スウェーデンからやってきた。
笑顔と優しさのハッピー・パラダイス
あらすじ
風邪を引いているロッタちゃんは家でお留守番。
しかし、どうしてもお店に行きたい衝動を押さえ切れず、こっそり家を抜け出して怒られてしまう。
数日後、ロッタちゃんは家族とピクニックに出かける。
感想
ロッタちゃん、可愛いんだけどちょっと苦手だな。
こんな子供が産まれて来たらどうしよう…。

前に見た「ロッタちゃん はじめてのおつかい」の時は大丈夫だったのに、今回はダメだという意識が先行して、気分が落ち込んできました。
たぶんこちらの気分によっても違うんですよね。
前回のように心温まるエピソードはなく、ただただイライラさせられるばかりの内容でした。

何にでも反抗したい時期というのはあります。
しかし、大きくなりたいからといって、牛のうんちの上に立って雨にうたれるという発想がわからない。
あと、焼いたニシンを水に返そうとするのもそうですね、子供だからという理由だけでは、納得できないというか、素直に見れません。

今回もスウェーデンの文化や風習に触れる事は出来ました。
子供達にとって聖書は、日本で言う昔話の絵本と一緒のようです。
宗教が一般的に普及している国の子供達は、こうして慣れ親しんで行くのですね。

あと、お医者さんごっこが本格的でした。
白衣なんてどこで入手したの?あの頭に装着する器具とかも。
それと、それと、お母さんが「寝ましょう」と行った時には、まだ外は明るかったですよね。
スウェーデンでは普通なのかな?

しかし、あのバムスは衛生上どうでしょう。
湖で釣り上げられた時の汚さからいって、乾いたからそのまま一緒に寝て良いレベルではないと思うな〜。
ってそんな細かい所まで気にする方がおかしいか。
なんか変な所にばかり目が行ってしまった…。
まとまりなくてすいません。

総合的に「ロッタちゃん はじめてのおつかい」の方が良かったと思います。
鑑賞日 2004.09.26

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spink.gif ロッタちゃん はじめてのおつかい(1993)   スウェーデン
  LOTTA FLYTTAR  [86分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ファミリー
監督 ヨハンナ・ハルド
出演者 グレテ・ハヴネショルド    (ロッタ・ニーマン)
ベアトリス・イェールオース  (ロッタの母)
リン・グロッペスタード    (ミア・ニーマン)
マルティン・アンデション   (ヨナス・ニーマン)
クラース・マルムベリー    (ロッタの父)
マルグレット・ヴェイヴェルス (ミセス・ペルイ)
コピー これがアタシの生きる道。
あらすじ
お母さんとチクチクセーターを着る着ないで喧嘩してしまったロッタちゃん。
怒った彼女は、隣の家の倉庫2階に住む決心をする。
お父さんとお母さんはあらゆる手を使ってロッタちゃんを連れ戻しにかかるが、強情な彼女はなかなか帰らなかった。
しかし、夜になるとさすがに怖くなり、迎えにきたお父さんと一緒に帰宅。
お母さんにも謝った。
そんなロッタちゃんの日常を描いた作品。
感想
ほんわかした作品でした。
スウェーデンの一般家庭を垣間見れて、心が温まりました。
ロッタちゃん、前歯がないのにすごく可愛い。
吹き替えで見たから演技は分からなかったけど、表情がコロコロ変わって楽しかったです。
特に彼女のふくれっつらがお気に入りです。

しかし、始めはロッタちゃんのひねくれぶりにイライラさせられました。
どうも子供のすぐ調子に乗る所が苦手なのです。
自分に子供が出来たら変わるのかな??
これがどうしても乗り越えられません。

あと、私はお人形さんが苦手なので、子供の頃からお気に入りの人形を持つという経験がありません。
だから、いつもバムスを持っている彼女の気持ちが分かりませんでした。
独り言いうのと、人形に話しかけるのと、どっちが怖いかな?
私は人形に話しかける方が怖いのですが…。
一般的にはどうでしょうか。

このブタさんの人形、小汚いけど愛嬌はありますね。
彼女もいつも可愛がっているのかと思うと、しっぽを持ってふりまわしたりもするし。
扱い方がまちまちで、大切なのかどうか分かりません。

しかし、ロッタちゃんのおもしろメイクには噴出しました。
魔女ってブサイクなのね〜。

色々と否定的なことを言いましたが、ツリーを拾うエピソードには感動しました。
もう久しぶりに「ええ話や〜」の雄叫びが出ましたよ!

スウェーデンには年中行事が沢山あるのですね。
復活祭のウサギとか、魔女の変装とか。
色々、興味深かったです。
鑑賞日 2004.08.22

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spink.gif ロビン・フッド(1991)   アメリカ
  ROBIN HOOD: PRINCE OF THIEVES  [143分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/アドベンチャー
監督 ケヴィン・レイノルズ
出演者 ケビン・コスナー        (ロクスリーのロビン)
モーガン・フリーマン      (アジーム)
クリスチャン・スレーター    (ウィル・スカーレット)
メアリー・エリザベス・マストラントニオ (マリアン)
アラン・リックマン       (ノッティンガムの代官)
ニック・ブリンブル       (リトル・ジョン)
マイケル・マクシェーン     (タック修道士)
マイケル・ウィンコット     (ギズボーンのガイ)
ジェラルディン・マクイーワン  (魔女モーティアナ)
ダニエル・ニューマン      (ウルフ)
ウォルター・スパロウ      (ダンカン)
ブライアン・ブレスド      (ロクスリー卿)
ハロルド・イノセント      (ヘレフォードの司教)
ショーン・コネリー       (リチャード王)
コピー 森を城とし、
風を仲間とした。

すべての人のため
一つの愛のため
そして正義を守るため
法をも破り
男は闘った−−。
あらすじ
12世紀後半のイギリス。
十字軍遠征より帰還した貴族ロビンは獅子王リチャード不在の間に変わり果てた故郷の姿を見る。
圧政を強いるノッティンガムの代官に立ち向かうべく、ロビンはシャーウッドの森を居城とし仲間と共に戦いを開始した。
感想
ロビン・フッドの事を良く知らなかったので、「ピーターパン」的なおとぎ話だと思っていました。
まさか良い所のお坊ちゃまだったとは・・・。
シャーウッドの森の事も知らなくて、一緒に見ていた旦那にバカにされました。(涙)

処刑寸前の所から故郷イギリスへ帰り、悪魔崇拝の疑いで処刑された父の仇をうち、親友の妹である想い人マリアンを守る為、シャーウッドの住人たちと一緒に戦うロビン。
得意の弓矢で敵を倒していく姿がカッコ良かったです!

ウィルがまさかの異母兄弟だったとは驚きました。
だから、人一倍恨みを持っていたのですね。
身内が一人もいなくなってしまったロビンにとって、唯一の肉親の存在は大きかったようです。

獅子心王リチャードがいない隙に、やりたい放題の代官をアラン・リックマンが、憎たらしく好演していました。
ロビンたちに追い詰められているのに、結婚してさっさと子供をもうけようとするなんて、あまりに滑稽で笑っちゃいましたよ。

リチャード王のいとこという立場の為、代官に利用されそうになったマリアン。
勝ち気でロビンにも厳しいお嬢様でしたが、最後はあまりの扱いに同情しちゃいました。
女性をなんだと思ってるんでしょう!
ロビンと結ばれて良かったですね。

最後には満を持してリチャード王降臨。
さすがの貫禄でした。

TV放送だったので、結構カットされていたみたいです。
でも、これくらいがちょうど良かったかも。
鑑賞日 2022.01.14

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spink.gif ロブ・ロイ/ロマンに生きた男(1995)   アメリカ/イギリス
  ROB ROY  [139分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル 伝記/歴史劇
監督 マイケル・ケイトン=ジョーンズ
出演者 リーアム・ニーソン     (ロブ・ロイ・マグレガー)
ジェシカ・ラング      (メアリー・マグレガー)
ジョン・ハート       (モントローズ侯爵)
ティム・ロス        (アーチー・カニンガム)
エリック・ストルツ     (アラン・マクドナルド)
アンドリュー・キア     (ジョン・アーガイル公爵)
ブライアン・コックス    (キラーン)
ブライアン・マッコーディー (アラスダ・マグレガー)
ユアン・スチュアート    (コール)
ヴィッキー・マッソン    (ベティ)
コピー いかに虐げられようと
この燃える魂(こころ)は誰にも消せない――
あらすじ
1713年、スコットランド高地地方。
この時代、国は貧困にあえいでおり、多くの国民がアメリカに移住していた。
そんな中、義賊の族長であるロブ・ロイは、貧しいながらも家族と仲間を守る為に、何とか生き残ろうと必死だった。
そして、考えた末、領主のモントローズ侯爵に借金して、牛の売買に乗り出す事にした。
しかし、使いにやった部下のアランが1000ポンドをもって逃げてしまう。
感想
私、こういう単純な物語の方が好きみたいです。
分かりやすく善と悪がいて、最後はちゃんと決着がつく。
ちょっとドキドキさせられたけど、きっちり終わってくれてすっきりしました。
139分と結構ありますが、そんなに長さは感じません。

やっぱり伝説のヒーローと言えばリーアム・ニーソンですね。
実在の英雄を演じさせたら右に出る者はいないでしょう。
また、キルト姿が良く似合うんですよ。
すらっと長い足が綺麗で、思わず見惚れてしまいました。

彼を支える妻メアリーにはジェシカ・ラング。
彼女も強くて頼もしい女性です。
辱められたにも関わらず、その後堂々と外に出た時の毅然とした態度。
それが何とも神々しくて印象的でした。
あまりに強気だったので死ぬ気かと思いましたよ。
その後も屈辱に耐えて夫を支える健気さには感動させられました。
そして、夫の為にアーガイルに直談判しに行く時も、なんて度胸のある人なんだと驚かされました。
貴族なんて同じ穴のムジナってロブも言ってたけど、アーガイルが話の分かる人で良かったね。

そんな善に対して徹底して悪だったのが、ティム・ロス演じるカニンガム。
この悪人ぶりは胃がムカムカするほどです。
女を物としか思っておらず、金の為なら何でもする男。
最悪の極みですね。
この演技が評価されてアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたようです。

これを見る限りでは、ロブ・ロイは家族と仲間を守るために戦った人物ですよね。
何故そんなに有名になったのでしょうか??
貧しい部族の人間ながらも、毅然と貴族に立ち向かったって所が評価されたのかな??
ちょっと疑問だったもので…。

あと、スコットランド高地の大自然も素晴らしかったです。
緑が目に鮮やかです。
鑑賞日 2005.11.08

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spink.gif ロボコン(2003)   日本
  ROBOT CONTEST  [118分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/青春
監督 古厩智之
出演者 長澤まさみ  (葉沢里美・操縦担当)
小栗旬    (相田航一・設計担当)
伊藤淳史   (四谷部長・作戦担当)
塚本高史   (竹内和義・組立て担当)
鈴木一真   (図師先生)
須藤理彩   (保健室の笹木先生)
うじきつよし (葉沢良行)
吉田日出子  (オババ)
荒川良々   (豪原)
平泉成    (脇田先生)
コピー ぼくたちに 足りない部品はなんだろう。
あらすじ
高専に通う里美は何事にもやる気ゼロの落ちこぼれ生徒。
授業の課題だったロボット製作も手を抜いたばっかりに1ヵ月の居残り授業が確実に。
それを免れる条件として担任の図師は“ロボット部に入って、ロボコンに出場する”という妥協案を出してきた。
実は、わずか3人のロボット部は1人がほとんどユウレイ部員と化していたせいで、大会出場規定の3人を満たせずピンチに陥っていたのだった。
他の2人もどうしようもない変わり者だったが、居残り授業よりはマシと、渋々仮入部する里美。
そして、とりあえず地方大会へと出場する。
感想
地元が舞台の映画だったので、ずっと見たいと思ってたんです。
やっと見れました!

見た事ある町並みが映るだけで興奮しちゃいます。
あの3本の煙突とか、懐かしすぎて感動です。

物語の方は、最初はどうなるかと思ったけど、青春映画らしい爽やかな終わり方で良かったです。
自然と笑みがこぼれてました。

学生の時とか、TVでロボコンを見てたので、すごく懐かしかったです。
アイデアと技の駆け引きが楽しいんですよね。
見た目の面白さもありますしね。

主人公の4人は、今では主役級の俳優さんばかり。
やっぱりこの頃から上手いです!

実は、最初はあんまりで開始30分で寝てしまいました。
後半、ぶり返してくれて良かったです。
鑑賞日 2006.10.12

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spink.gif ロミオとジュリエット(1968)  イギリス/イタリア
  ROMEO E GIULETTA  [138分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス
監督 フランコ・セフィレッリ
出演者 オリビア・ハッセー     (ジュリエット)
レナード・ホワイティング  (ロミオ)
マイケル・ヨーク      (ティボルト)
ジョン・マケナリー     (マキューシオ)
ミロ・オーシャ       (ローレンス神父)
ブルース・ロビンソン    (ベンボーリオ)
ポール・ハードウィック   (ジュリエットの父)
ナターシャ・パリー     (ジュリエットの母)
ロベルト・ビサッコ     (パリス)
コピー 美しく永遠に輝く愛と青春…若い人々に捧げる不滅の名篇!
忘れないでほしい…
二人で誓いあった
この溢れる喜び!
(R)
あらすじ
ベローナの町を二分する権力を持つモンタギュー家とキャピュレット家。
両家のいがみ合いは何度も繰り返され、お互い相手を疎ましく思っていた。
三度目の大騒動が起こった晩に、キャピュレット家は盛大なパーティーを開いた。
そこに敵方モンタギュー家の一人息子ロミオと、その友人たちが仮面を被って潜り込んだ。
ロミオはそこで美しい娘と出会い、一瞬で恋に落ちる。
その娘は、キャピュレット家の一人娘ジュリエットだった。
お互いの名前も知らずに恋に落ちた二人だが、お互いの立場を知ってもその恋は冷めることを知らず、二人は情熱的な愛を語り合う。
感想
ストーリーは知っているのに、やっぱり最後は涙が出てしまいます。
こんなに切なくて胸が痛いのに、良い話だな〜と思えるんですよね。
さすがシェ―クスピアの最高傑作です。
いつまで経っても色あせない物語ですよね。
本当に素晴らしいです。

ストーリーが良いのは誰でも知っていますが、それを演じる俳優の良し悪しも重要ですよね。
今回ジュリエットを演じたオリビア・ハッセーの可愛さと言ったら、例えようがないくらいです!
「こんな可愛い人がいたんだな〜」と素直に感心してしまいました。
幼い顔に大人びた体つきのギャップが、何とも魅力的に映ります。

彼女の衣装も素敵ですね。
ちょっと変わった重そうなドレスでしたが、ぴったりとした帽子などと合わせると、独特な美しさを発し魅了してくれました。

ロミオ役のレナード・ホワイティングもかなりの美青年でした。
笑ってしまいそうなぴったりタイツも、彼が履いてると素敵に見えてくるから不思議です。

やっぱりロミオとジュリエットは、最高の美男美女カップルじゃないといけませんね。
これは正に理想通りの組み合わせだと思いますよ。
バズ・ラーマンの「ロミオ&ジュリエット」も好きですけど、あれはまた別物です。

詩的な台詞も良いですね〜。
有名な台詞ばかりですが、特にロミオが国を出る前にベッドの上で交わす「まだ朝ではないわ」という会話が好きです。

さすが名作の中の名作です。
後世にまで語り継いで行きたい作品ですね。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2003.10.16

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spink.gif ロミオ&ジュリエット(1996)  アメリカ
 William Shakespere's ROMEO AND JULIET   [120分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ロマンス/文芸
監督 バズ・ラーマン
出演者 レオナルド・ディカプリオ     (ロミオ)
クレア・デインズ         (ジュリエット)
ジョン・レグイザモ        (ティボルト)
ポール・ラッド          (パリス)
ハロルド・ペリーノ・Jr     (マーキュシオ)
ダイアン・ヴェノーラ       (グロリア・キャプレット)
ピート・ポスルスウェイト     (ロレンス神父)
ザック・オース          (グレゴリー)
ジェイミー・ケネディ       (サンプソン)
M・エメット・ウォルシュ        (薬屋)
コピー 最も偉大な永遠の愛の物語
あらすじ
シェイクスピアの名作を現代風に置き換えた作品。
感想
ストーリーを知っていても最後はやっぱり悲しかったです。
っていうかあまりに悲し過ぎます!!
これって2,3日の間の出来事ですよね?
それに気づいてまた悲しみが深くなってしまいました。

仮面舞踏会のシーンはとても美しくて素敵でした。
水槽をはさんで見つめ合う二人、エレベーターの中でのキスなど印象的なシーンが多く、幸せな二人を見ているとこっちまで嬉しくなってしまいます。
花火を見上げるジュリエットは、本の中から飛び出てきたような美しさでした。

有名な台詞は原作に忠実に使われていてちょっと恥ずかしいくらい臭いのですが、やっぱりいい言葉なのだと改めて感じました。
「おぉロミオ、あなたはどうしてロミオなの?」
私は一生使う事は無い台詞ですが、これがないとロミオ&ジュリエットが成り立ちませんよね。
そのくらい存在感のある言葉ってなかなかないですよ。

アロハシャツ着たロミオは衝撃的ですが、バズ・ラーマン監督の独特で斬新な映像と構成と音楽を持ってすれば、ロミオはアロハシャツでないとおかしいんじゃないかという錯覚さえ覚えます。

ムーラン・ルージュ」を見て、この映像どこかで見た事あるぞと思ったらバズ・ラーマン監督でした。
(知らなかったんですよ…)

この映画もお気に入りです。
鑑賞日 1998.03.15

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spink.gif ロミオ・マスト・ダイ(2000)  アメリカ
 ROMEO MUST DIE   [115分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション
監督 アンジェイ・バートコウィアク
出演者 ジェット・リー     (ハン・シン)
アリーヤ        (トリッシュ・オーデイ)
デルロイ・リンドー   (アイザック・オーデイ)
イザイア・ワシントン  (マック)
ラッセル・ウォン    (カイ)
ヘンリー・オー     (チュー・シン)
コピー マトリックスの進化がここにある。
あらすじ
香港マフィアのボス:チュー・シンの息子ポーが殺された。
これが原因でオークランドで縄張り争いをしている黒人マフィアと一触即発の状態になった。
香港で服役中のポーの兄ハンは、その知らせを聞き、脱獄してアメリカへと飛び立った。
ハンは一人で弟の仇を取る為に、犯人探しを始める。
するとポーが最後に電話をかけた相手が、黒人マフィアのボス:オーデイの娘トリッシュの店であると判明した。 ハンはトリッシュに事情を聞きに向かう。
感想
久しぶりに小気味良いアクション映画を見ました。
ジェット・リーの映画は初めて見ましたが、ジャッキー・チェンに負けず劣らずカッコイイですね〜。
比較的ストーリーも分かりやすく、安心して見ていられるので、結構楽しかったです。

骨が折れたり心臓に杭が刺さるシーンが、レントゲンのように透けて見える演出でした。
血生臭くないし、表面上では見えない部分ですから、分かりやすくて良かったです。

あとハンとトリッシュのコンビネーションで女スパイと戦うシーンも良かったです。
「女は殴れない」という紳士ハンが、トリッシュを操って彼女の手足で攻撃するんです。
そんなバカな〜と思いつつ、不思議と見入ってしまうんですよね。

バックに流れるHIP HOPの音楽もカッコ良かったです。
トリッシュ役のアリーヤやシルク役で出演したDMXの曲のようですね。
でも、シルクの店に入る時のジェット・リーのHIP HOPスタイルはイケテなかった…。

中国人と黒人で「ロミオ&ジュリエット」を作りたかったようですが、ちょっと無理があったかも…。
っていうかオーデイの部下マックスが「ROMEO MUST DIE!」っていうまで気付かなかったし。 そこんとこどうなんでしょう。(笑)

後でアリーヤが2001年に飛行機事故で亡くなっていたと知って驚きました。
ご冥福をお祈りします。
鑑賞日 2003.04.30

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spink.gif ロリータ(1997)   アメリカ  PG−12
  LOLITA  [138分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 エイドリアン・ライン
出演者 ジェレミー・アイアンズ  (ハンバート・ハンバート)
メラニー・グリフィス   (シャルロット・ヘイズ)
フランク・ランジェラ   (クレア・キルティ)
ドミニク・スウェイン   (ドロレス・ヘイズ)
スザンヌ・シェパード   (プラット校長)
キース・レディン     (リガー牧師)
コピー 少女は風船ガムとダンスと冒険に恋をし、男は少女だけを見つめた。
あらすじ
イギリス人でフランス文学教授であるハンバートは、アメリカに職を得てニューハンプシャー州にやってきた。
下宿先が火事で焼失してしまい、シャルロットという未亡人の家を借りる事となった。
部屋に荷物を下ろし、ふと庭を眺めた彼は、14歳の娘ドロレスの姿に釘付けとなってしまう。
感想
こういうお話でしたか。
一度見た事あるのですが、全く忘れていて新鮮な気持ちで見る事が出来ました。

PG−12なので、直接的な性表現はありません。
でも、ローの挑発的な仕草の数々はいちいちエロくて、ハンバートが反応してしまうのは仕方がないのかもしれないと思いました。
それに肌の露出の多い衣装も印象的です。
特に背中のパックリ開いた水色の服が脳裏に焼き付いてます。

怖いもの知らずで、気のみ気のまま感情をぶつけるロー。
寄宿所に入れられる朝、ハンバートに別れのキスをするんですよね。
彼はこれでシャルロットとの結婚を決意したのではないでしょうか。
何気なくした彼女の行動が、自分の首を絞める事になってしまいました。

人は見た目で判断できないという典型がハンバートのような人ですね。
真面目な大学教授という顔を持ちながら、裏では幼女である養女と肉体関係を持っているのですから。
最後までローが自分を貫いてくれて良かった・・・。
いつまでも夢見ているおじさんに、現実を突きつけてくれてちょっとスッキリしました。

14歳のローを演じたのは、当時17歳だったドミニク・スウェイン。
最初の庭でスプリンクラーの水を浴びながら寝転ぶ姿が美しくて目に焼き付いています。
あと、幼い見た目と不釣り合いの真っ赤な口紅が印象に残ります。
まあ、14歳にしては色っぽ過ぎましたよね。
けだるげに投げ出される長い足がセクシーで、女の私もドキドキさせられました。

そんなローに翻弄されるハンバートは、裏の顔を持つ教授という役がはまり過ぎているジェレミー・アイアンズ
気まぐれなローの行動に一喜一憂するみっともない姿が本当に上手いです。

もっと過激だったかなと思ってましたが、「愛人−ラマン」と勘違いしていたようです。
このくらいの露出でも、ちゃんと怪しげな雰囲気が醸し出せているのが素晴らしい!
ローの人生があまりに辛くて落ち込みますが、最後は好きな人と素敵な時間を過ごせたと思いたいです。

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spink.gif ロング・エンゲージメント(2004)   フランス  R−15+
  UN LONG DIMANCHE DE FIANCAILLES  [133分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ミステリー/ロマンス/戦争
監督 ジャン=ピエール・ジュネ
出演者 オドレイ・トトゥ       (マチルド)
ギャスパー・ウリエル     (マネク・ランゴネ)
ジャン=ピエール・ベッケル  (エスペランザ)
ドミニク・ベテンフェルド   (アンジュ・バシニャーノ)
クロヴィス・コルニヤック   (ブノワ・ノートルダム)
マリオン・コティヤール    (ティナ・ロンバルディ)
ジャン=ピエール・ダルッサン (ビスコット・ゴルド)
ジュリー・ドパルデュー    (ヴェロニック・パッサヴァン)
アンドレ・デュソリエ     (ピエール=マリー・ルヴィエール)
ティッキー・オルガド     (ジャルマン・ピエール探偵)
ジェローム・キルシャー    (クレベール・ブーケ)バストーシュ
ドニ・ラヴァン        (フランシス・ゲニャール)シ・スー
シャンタル・ヌーヴィル    (ベネディクト)
ドミニク・ピノン       (シルヴァン)
ジャン=ポール・ルーヴ    (郵便配達人)
ミシェル・ヴュイエルモーズ  (プチ・ルイ)
ジョディ・フォスター     (エロディ・ゴルド)
チェッキー・カリョ      (ファブリエール大尉)
リュファス          (ベルトン)
アルベール・デュポンテル   (セレスタン・プー)
コピー 予感を信じる
あらすじ
1917年。
第一次世界大戦。戦場で5人の兵士が処刑される事になった。
自らを傷付け、任務を逃れようとした罪を問われたのだ。
しかし、上官は彼らをドイツ軍との中間地帯に放ち、野垂れ死にさせよと命令を下す。
それから3年後。
あの5人の中の一人、マネクの恋人マチルドは、彼の戦死報告を受ける。
しかし、彼を戦場で見たという兵士と出会い、5人の遺品を受け取った。
彼女はあの中間地帯での生き残りがいると確信し、一人パリへと向かう。
感想
なかなか見応えのある作品でした。 一つ一つの情報が繋がって行く過程も上手くて、かなり入り込んで見れました。

とにかく登場人物が多くて、顔も似ているから、誰が誰だか理解するまで時間がかかりました。

あと、戦争ものが苦手なので、激しくリアルな戦闘シーンはまともに見れませんでした。
監督が「戦闘シーンは『プライベート・ライアン』を意識した」と言っていただけあって、すごく生々しいんですよ。
あの映画もかなり苦労しながら見たけど、こちらも同じ位苦しみました。(汗)

宣伝からの印象だと、もっと抽象的で運命の糸だけ信じてるみたいな感じかな?と思っていたのですが、実際はもっと現実的で色々な人の証言から生きているかもしれないという可能性を信じて探して行く物語でした。
これは良い意味で予想を裏切られましたね。

マチルドという女性が、障害を持ちながらも力強く生きている人で、自然と応援したくなる魅力の持ち主でした。
マネクへの深い想いもひしひしと感じられて、彼女を励ましながら一緒に探している気持ちでした。

そんな彼女を残して戦場へと旅立って行ったマネク。
彼を演じたのはフランスの美青年ギャスパー・ウリエルくんです。
もう、彼は私の美青年ツボにぴったりのお顔立ちで、すっかりファンになってしまいました。
(単純過ぎる…笑)

かげろう」のようなちょっと悪っぽい感じも良いけど、個人的にはこのマネクのような純粋さが好きですね。
何かに怯えているような目とか、初めて女性の裸を見た時の戸惑い加減とかがツボでした。

あと、印象に残ったのはティナの復讐劇です。ある意味ここまで出来るのは、愛情が深いからこそですよね。
間違ってはいるけどそのたくましさには感動すら覚えました。
また、あの手紙の入ったオルゴールのエピソードが素敵で、また感動です。

そして驚いたのが、フランス映画にジョディ・フォスターが出てきた事。
「あれ?すごく似てるけど、フランス語話してるから違う人だよね。」
と勝手に思い込もうとしたのですが、見れば見るほどジョディその人で、これにはかなりびっくりしました。
彼女のエピソードも、とても印象的でしたね。

あの過酷な戦場で生き残るなんて、本当に奇跡なんだと改めて感じました。
私のおじいちゃんも戦争から生きて帰ってきた兵隊さんの一人ですけど、きっとすごく大変で想像も出来ないほど過酷な体験をしてきたんですよね。
そう思うと、この映画への思い入れも一段と強いものになりました。

また、あの混乱の中でよくこれだけ情報が集まりましたよね。
これもマチルドの熱意の賜物かな。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2005.08.22

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spink.gif ロング・キス・グッドナイト(1996)  アメリカ
 THE LONG KISS GOODNIGHT   [121分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション
監督 レニー・ハーリン
出演者 ジーナ・デイビス       (サマンサ・ケリー)
サミュエル・L・ジャクソン  (ミッチ・ヘネシー)
パトリック・マラハイド    (パーキンス)
クレイグ・ビアーコ      (ティモシー)
パトリック・マラハイド    (パーキンス)
ブライアン・コックス     (ネイサン)
トム・アマンデス       (ハル)
イヴォンヌ・ジーマ      (ケイトリン)
デビッド・モース
コピー 心臓破りの超アクション!!
あらすじ
教師のサマンサ・ケリーは、記憶喪失で過去の事は何も思い出せないが、夫のハルと娘のケイトリンの3人で幸せに暮らしている普通の主婦。
ある日彼女は事故に合い、過去の記憶を断片的に思い出した。
クリスマス・パレードに参加した彼女をTVで見た囚人が、刑務所から脱獄し銃を持って彼女の家に乗り込んできた。
彼女は手馴れた手つきで囚人を殺し事無きを得たが、自分の過去が気になり始めた彼女は、探偵のミッチと一緒に自分の過去を探す旅に出た。
手がかりを元に、昔の知人だというネイサンに接触した彼女は、信じられない真実を聞く。
なんと彼女は元CIAの特殊工作員だったのだ。
感想
ジーナ・デイビスの女スパイがカッコイイです。
最初の平凡な主婦サマンサから一転、鮮やかな立ち回りと正確な射撃の腕を持つ女スパイチャーリーに変わる変貌ぶりにはビックリしました。
彼女が敵の男共を倒しまくる様は爽快です。
いろんな意味で頼もしい女性なので、女として憧れます。

激しいアクションや迫力のある爆破も見所です。
2階から飛び降りながら、凍った湖に銃を連射し飛び込んでいくシーンやアイススケートで敵の車を追いかけるシーンなど、普通ではあり得ないと思うけど、彼女ならおかしくないから不思議です。

最後は娘ケイトリンの迫真の演技でちょっと感動。
始めは自分の子供ではないと言っていたチャーリー(サマンサ)だけど、やっぱり母親の本能には逆らえないんですよね。
これはアクション親子愛映画です。(笑)

サミュエル・L・ジャクソンが演じた、ちょっと頼りない探偵も良かったです。
最後彼が大爆発で吹き飛ばされるシーンは、笑う所じゃないのに笑えました。
こういう役もはまりますね。彼はこの頃カッコ良くて渋い役が多いので、意外な一面を見れて得した気分です。

久しぶりに面白いアクション映画を見ました。
こういう映画は後味が良くて、見終わった後自分も女スパイになれた気分が味わえるので好きです。
鑑賞日 2003.02.17

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spink.gif ロング・グッドバイ(1973)   アメリカ
  THE LONG GOODBYE  [111分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ミステリー
監督 ロバート・アルトマン
出演者 エリオット・グールド       (フィリップ・マーロウ)
ニーナ・ヴァン・パラント     (アイリーン・ウェイド)
スターリング・ヘイドン      (ロジャー・ウェイド)
ジム・バウトン          (テリー・レノックス)
ヘンリー・ギブソン        (ドクター・ヴァーリンジャー)
マーク・ライデル         (マーティ・オーガスティン)
ウォーレン・バーリンジャー    (モーガン)
ルターニャ・アルダ        (ルターニャ)
デヴィッド・アーキン       (ハリー・スウィート)
アーノルド・シュワルツェネッガー (オーガスティンのマッチョな手下)
コピー 友情と愛を信じた
甘いブルースの口笛
怪事件を追うマーローの影が
気だるい陽光にゆらめく――
あらすじ
私立探偵フィリップ・マーロウは、妻殺しの容疑をかけられた友人テリーをメキシコへ逃した。
彼の逃亡を助けた事でマーロウも牢屋に入れられたが、テリーが自殺した事で釈放される。
別件で行方不明の作家を探し出したマーロウは、彼が死んだ友人夫妻の知り合いだという事を知る。
やがて、友人が持ち逃げした金を返せとヤクザが現れる。
感想
とにかくハードボイルドの代名詞であるフィリップ・マーロウのキャラが見事です。
常にたばこを吸い続け、身近にあるもので火をつける技は秀逸です。
初めて訪れる依頼者の家でも、夜忍び込んだ病院でも、交通事故で倒れた時でも、常にたばこを吸ってましたからね。
1日何箱吸うのでしょうか。

妻殺しの容疑をかけられて自殺した友人の為に、彼の知人でもあるアイリーンの依頼を受けたマーロウ。
調査の過程でテリーの交友関係者も共通している事が判明。
ますます事件の闇が深くなるのです。

マーロウの家が高台にあって、専用のエレベーターがあるのがカッコ良いです。
変わった形のマンションという事なのかな?
向かいの住宅ではいつも上半身裸のダンサーたちがヨガをしているのも時代を感じます。

そのマーロウ宅にやって来たオーガスティンが、情婦の顔面を割れた瓶で殴打するシーンはショッキングでした。
これが俺のやり方だって、弱い女性に暴力振るって粋がるって・・・。
この低能ぶりがギャングたる所以ですね。

色々な疑問は残るものの、あっと思わせる展開はさすがです。
何故アル中作家ロジャー・ウェイドは海に入ったのでしょう。
激しい波の海へ入った彼を助ける為、マーロウとアイリーンも後を追います。
これが凄い大変そうでした。
本人たちじゃないのかな。

あと、ギャングのオーガスティンの手下に若き日のアーノルド・シュワルツェネッガーがいました。
何故か謝る為に全裸になるという無茶ブリをされ、みんなで服を脱ぐのですが、元ボディビルダーのシュワちゃんの筋肉美が素晴らしかったです。

最後も全然予想出来ませんでした。
真面目なマーロウを裏切るまさかの犯人。
これが有名な「長いお別れ」なんですね。
と思ったら、なんと結末が違うとか!
これは原作も気になります。

カレー印のご飯を貰えなかった猫さん。
帰ってきたのかな。

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