長年連れ添った妻と離婚し、年頃の娘と2人暮らしの営業マン、遠間憲太郎。
50歳を過ぎ人生に疲れた彼に、思いがけない3つの転機が訪れる。
ひとつは、ひょんなことから取引先の社長・富樫に“親友になってくれ”と頼まれ、戸惑いつつも仕事抜きの付き合いが始まったこと。
もうひとつは、独りで陶器店を切り盛りする女主人・篠原貴志子と出会い、淡い恋心が芽生えたこと。
そして3つめは、娘の弥生が母親に虐待されていた4歳の少年・圭輔を連れ帰り、しばらく家で面倒を見るようになったこと。
すっかり心を閉ざしてしまい口もきけない圭輔だったが、遠間たちとの触れあいを通じて少しずつ変化を見せ始めていく。
管理人評価
★★
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ドラマ | |
成島出 | |
佐藤浩市 (遠間憲太郎) 西村まさ彦 (富樫重蔵) 吉瀬美智子 (篠原貴志子) 小池栄子 (喜多川祐未) 中村靖日 (喜多川秋春) 黒木華 (遠間弥生) 貞光奏風 (喜多川圭輔) 吉田羊 (24時間保育園の保母さん) AKIRA (鍵山) 若村麻由美 (道代) 井川比佐志 (富樫茂雄) |
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ぼく、 捨てられちゃった。 血のつながらない子供を愛したとき、 もう一度生き抜くと決めた男二人と女一人。 |
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良い所も多いけど、巻き込まれた遠間たちが気の毒で、素直に受け入れられませんでした。
男の子は可愛くて良い子だけど、やっぱりここは行政に任せた方が良いと思います。
みんな余裕がある訳ではないから、何かを犠牲にして男の子を育てる事になります。
親戚とかなら分かるけど、何の関りもない子を養子に迎えるのって難しいですよね。
思いやりのある日々の関りで、徐々に打ち解けていく過程は良かったけど、それが一生の事となると話は別です。
遠間がお人好し過ぎて、富樫が愛人に灯油をぶちまけられた事をきっかけに、親友になるのは微笑ましかったです。
50過ぎて親友ってなかなか出来ないですからね。
しかも、仕事関係の人だったら尚更です。
男の子の両親があまりに非常識な人たちで怖かったです。
虐待をしていた母親はもちろん、他人に息子を押し付ける父親も父親でした。
なぜ自分たちで施設に行かなかったのでしょう。
この人たちに関わって面倒事を背負ってしまった遠間が気の毒でした。
男の子が良い子なだけに、お人好しの遠間は無下に出来ず、面倒を見る羽目になってしまいました。
この結末を素直に受け入れられると評価も上がるんでしょうけど、私は気の毒にしか思えずこの評価に留まりました。
あと、個人的に外国に対する憧れがないのも要因としてあると思います。
すぐにお腹を壊してしまう私は、あんな山奥に行ってトイレはどうするの?と心配が尽きず、楽しむことが出来ないんですよ。
日本でしか生きれないから、映画でくらい夢見れば良いのにね・・・。(泣)
小説原作作品。