--REIの映画感想--

全体的にネタばれがありますので、未見の方は注意して下さいませ
評価の★の内容は次の通りです
管理人の独断に基づいておりますのでご了承くださいませ
★★★★★:大好き!何度も観たい作品!
★★★★:好き!強く心に残る作品!
★★★:なかなか良い
★★:まあまあ損はしない
★:いまいちかも・・・
X:二度と観たくない


[ List ]
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[] [] [] [レ] []

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spink.gif レイクサイド マーダーケース(2004)   日本  R−15+
  THE LAKESIDE MUDER CASE  [118分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ミステリー/サスペンス
監督 青山真治
出演者 役所広司   (並木俊介)
薬師丸ひろ子 (並木美菜子)
柄本明    (藤間智晴)
鶴見辰吾   (関谷孝史)
杉田かおる  (関谷靖子)
黒田福美   (藤間一枝)
眞野裕子   (高階英里子)
豊川悦司   (津久見勝)
牧野有紗   (並木舞華)
村田将平   (藤間直人)
馬場誠    (関谷拓也)
コピー お受験合宿の夜、お父さんの愛人が殺されました。
あらすじ
ある日、中学受験を控えた子どもを持つ3家族が塾の講師を招き、湖畔の別荘で一緒に勉強合宿を開くことに。
家族とは別居中の並木俊介も、中学受験には疑問を持ちつつも、妻・美菜子と娘のためとこの合宿に参加した。
そして講師・津久見の指導のもと、子どもの勉強や面接の訓練などに打ち込む3家族。
そんな時、俊介の仕事仲間で愛人でもある英里子が突然別荘にやって来る。
やがてその夜、俊介は別荘のリビングで英里子の死体を発見する。
感想
なるほど。
すごい問題提起されたされた気がする。

最後まで「どうなるんだろう?」と引きつける力がありました。
絶対オチがあるはずと思って頑張って推理したけど、やっぱりギリギリまで分からなかったです。

何書いてもネタばれになりそうなので、↓で語りたいと思います。

東野圭吾小説原作作品。
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鑑賞日 2006.06.04

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spink.gif レイジング・ブル(1980)  アメリカ   白黒
  RAGING BULL   [128分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/スポーツ
監督 マーティン・スコセッシ
出演者 ロバート・デ・ニーロ   (ジェイク・ラモッタ)
キャシー・モリアーティ  (ビッキー・ラモッタ)
ジョー・ペシ       (ジョーイ・ラモッタ)
フランク・ヴィンセント  (サルヴィ)
ニコラス・コラサント   (トミー・コモ)
テレサ・サルダナ     (レノーラ・ラモッタ)
コピー 男はだれでも一人ぼっちのボクサー!
あらすじ
元世界ミドル級チャンピオンのジェイク・ラモッタという実在のボクサーをモデルに、彼の壮絶なボクシング人生の栄光と影と引退した晩年を描いた作品。
感想
私にはちょっと分かり辛かったです。
最後の聖書の引用も理解するのに時間がかかりました。
というか真の意味では、理解出来てないかも…。

しかし、アカデミー賞主演男優賞を受賞したロバート・デ・ニーロの役者魂は、しっかりと心に刻みつけました!
この役の為に体重を25kgも増やしたなんて、すご過ぎます。
始めに出てきた初老の男性が、ロバート・デ・ニーロとは気づきませんでした。
何の情報も無い状態で見て、一目で彼だと分かる人は少ないのではないでしょうか?
絶対特殊メイクだと思って粗を探した自分が恥ずかしい…。

1980年に作られたにもかかわらず、白黒で撮られているのが興味深いです。
中盤でホームビデオ風なカラーの映像があったりして、スコセッシ監督のこだわりを強く感じました。
鑑賞日 2002.12.23

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spink.gif 冷静と情熱のあいだ(2001)  日本   [124分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス/ドラマ
監督 中江功
出演者 竹野内豊         (阿形順正)
ケリー・チャン      (あおい)
ユースケ・サンタマリア  (崇)
篠原涼子         (芽美)
マイケル・ウォン     (マーヴ)
椎名桔平         (高梨)
コピー 忘れられない。 そんな愚かな愛の果てに――。
あらすじ
フィレンツェの工房で美術絵画の修復士を志す順正は、修復の修行に明け暮れれる毎日を送っていた。
しかし、彼の心には常に空虚な気持ちが渦巻いていた。
それは、かつて愛した一人の女性、学生時代を共に過ごし、運命の女性だと思えたあおいの存在をどうしても忘れる事が出来ないからだった。
お互いの全てを分かり合え、愛する事は孤独だと教えてくれた唯一の女性:あおい。
ある日、順正はあおいが今ミラノにいることを知るが、彼女は実業家の恋人マーヴと幸せな生活を送っていた。
感想
原作は読まずに見たのですが、とっても良かったです。

イタリアの風景がとっても綺麗で行ってみたいと思わせる魅力がありました。
順正とあおいの一人の人を思いつづけ、離れていても変わらない強い絆が心に響きます。

お互い新しい恋人がいながらも心ではあの人でなくではだめなんだと思っている。
しかし、ひどい別れ方をした為なかなか素直になれない。
それでも絶対に守りたい、あの日二人で決めた10年後の大事な約束。

二人の学生時代のピュアな感じがとっても素敵でした。
ケリー・チャンの髪の結び方とか肩にかけるカーディガンとかとっても可愛かったです。

竹野内さんのおしりもカッコ良かったです。

江國香織小説原作作品。
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鑑賞日 2002.11.10

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spink.gif レイダース 失われたアーク(1981)  アメリカ
  RAIDERS OF THE LOST ARK   [115分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/アドベンチャー
監督 スティーブン・スピルバーグ
出演者 ハリソン・フォード    (インディ・ジョーンズ)
カレン・アレン      (マリオン)
ドン・フェローズ     (マスグローヴ)
ロナルド・レイシー    (トート)
テンホルム・エリオット  (マーカス)
コピー 巨大な面白さが襲いかかる
空前絶後の冒険スペクタクル映画が
やって来た!
あらすじ
伝説の秘宝アークを使って世界征服を企むヒトラー率いるドイツ軍。
その野望を阻止する為に米国陸軍情報部は、考古学者のインディ・ジョーンズを訪ね秘宝について教えて欲しいと持ちかける。
ドイツ軍の野望を知ったインディは、エジプトのカイロに飛び、秘宝アークを求め冒険を開始する。
感想
やっとインディ・ジョーンズ第1作目を見れました。
予想通り楽しかったですが、魂の井戸にいた大量の毒蛇には肝を冷やしました。
気持ち悪過ぎですよ〜!
燃やしてもいっぱい生き残ってるし、あの映像が映る度に目を覆いましたね。

ドイツ軍の暗殺者トートの細かいギャグが笑えました。
特にヌンチャクと見せかけてハンガーだったのにはやられました。(^_^;)
小太りで眼鏡という暗殺者らしからぬ風貌もいいですね。

秘宝のアークが日本のお神輿みたいでした。
全体が黄金色で豪華なお神輿みたいです。
ちょっとは意識しているのかしら?
それともそう見えたのは私だけ…?

個人的には「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」が一番好きです。
ハリソン・フォードはいつもカッコイイけど、今回アクションは控えめでしたね。
もう少し暴れている方が好きです。
冒頭の謎解きしながら洞窟探検が、シリーズに受け継がれているんですね。
罠にかからないインディってかなり強運の持ち主なんでしょうね。(笑)

《関連作》
インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説
インディ・ジョーンズ 最後の聖戦
インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国
鑑賞日 2003.02.28

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spink.gif レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019)   アメリカ  PG−12
  A RAINY DAY IN NEW YORK  [92分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/ロマンス
監督 ウディ・アレン
出演者 ティモシー・シャラメ  (ギャツビー)
エル・ファニング    (アシュレー)
セレーナ・ゴメス    (チャン)
ジュード・ロウ     (テッド・ダヴィドフ)
ディエゴ・ルナ     (フランシスコ・ヴェガ)
リーヴ・シュレイバー  (ローランド・ポラード)
コピー 恋の魔法がNYの街に降りそそぐ、
甘くて苦いロマンティック・コメディ!
あらすじ
ギャツビーとアシュレーは同じヤードレー大学に通う学生カップル。
ある日、アシュレーは学校の課題で有名な映画監督のポラードにインタビューできることになり大はしゃぎ。
場所がマンハッタンということで生粋のニューヨーカーであるギャツビーも同行し、2人で週末のニューヨークを楽しむことに。
ところが、簡単なインタビューだけで終わるはずのアシュレーの取材はずるずると長引き、取り残されたギャツビーは地元のニューヨークを一人歩き回る。
感想
なかなか面白いお話でした。
大学生カップルがニューヨークで別々の週末を過ごし、色々な出来事を経て考え方を変えるというお話です。

いまいち分からなかったのですが、アリゾナ娘というのは田舎娘という意味になるのでしょうか。
ニューヨークのすれた大人達から見たら、アシュレーは純粋で可愛い魅力的な女の子に見えるという事なんでしょうね。

確かに何事に対しても真面目で影響されやすいアシュレーは、とても可愛くて何をしても微笑ましかったです。
大人達に言われるがまま色々と連れまわされ、ギャッツビーとの週末を過ごせなくなるんです。
関わった大人たちは皆良い子のアシュレーに好意を持ってしまいます。
最後は下着にコート姿で雨の街に追い出され散々でしたが、ニューヨークでの出来事は良い経験になったのではないでしょうか。

そんなアシュレーを演じたのはエル・ファニング
有名子役だったダコタ・ファニングの妹です。
こんなに可愛く魅力的な女優さんになっていたんですね。
驚きました。

ギャッツビーも地元を歩いて、昔の知り合いに再会しました。
姉と付き合っていた頃は、まだ子供だった妹のチャン。
口は悪いけど良い女になっていて、気になる存在となりました。

また善良の女王だと思っていた母との会話も、大きな影響を与えました。
世界最古の職業という表現が、その仕事を表すとは勉強になりました。
自分に与えられたものの全ての理由が判明し、ギャッツビーは人生観が変わったようでしたね。
これからどのような職業につき、どう生きて行くのか、気になる最後でした。

ウディ・アレンの作品は、当たり外れが激しいのですが、この作品は当たりでした。
ニューヨークでロケ地巡りしてみたいです。
それくらい魅力的な街に見えました。
鑑賞日 2022.06.20

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spink.gif レイルウェイ 運命の旅路(2013)   オーストラリア/イギリス
  The Railway Man  [116分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/戦争/実話
監督 ジョナサン・テプリツキー
出演者 コリン・ファース     (エリック・ローマクス)
ニコール・キッドマン   (パトリシア・ローマクス)
ジェレミー・アーヴァイン (若きエリック)
ステラン・スカルスガルド (フィンレイ)
サム・リード       (若きフィンレイ)
石田淡朗         (若き永瀬)
真田広之         (永瀬隆)
コピー 人は、憎しみを
断ち切れる。
あらすじ
鉄道オタクの初老男性エリック・ローマクスは、列車の中で出逢った女性パトリシアと恋に落ち結婚する。
幸せな結婚生活を送る2人だったが、ほどなくパトリシアはエリックが第二次大戦のトラウマにいまも苦しめられていることを知る。
英国軍兵士だった彼はシンガポール陥落の際に日本軍の捕虜となり、鉄道建設に駆り出されて悪夢のような日々を送ったのだった。
そんな中、退役軍人仲間から、憎き日本軍の通訳・永瀬隆が今も生きてタイに暮らしていると知らされる。
感想
何と言ったら良いのか。
戦争はルールがあってないようなもので、どこまで行ってもやってやられての応酬です。
今回は日本軍の捕虜となった英国軍兵士のお話です。

自国の戦況を知る為に、ラジオを作ったエリック。
しかし、それを日本側に発見され、スパイ容疑をかけられ拷問を受けるのです。
終戦後もその非道な拷問がフラッシュバックし、苦しめられるエリック。
そんな時に、当時の日本兵の生存を知るのでした。

この状態になると、もう当事者同士じゃないと解決出来ないですね。
第三者が何を言おうと、どちらも納得は出来ないはずです。
しかし、当事者同士では感情が高ぶり過ぎて、最悪の事態にもなりかねません。

エリックの追い詰められ方なら、永瀬を殺してもおかしくなかったと思います。
親友が命を懸けて送ってくれたメッセージ。
それを受けてタイに来たエリック。
それでも最悪な行動は取らなかった事に、心から感謝したいです。

これが実話という事が、本当に素晴らしいです。
綺麗ごとでは済まされない戦争の傷跡。
殺したいくらい憎かった相手を許すという事が、いかに難しい事か、想像に難くありません。
それだけに、最後の和解のシーンは涙無しには見れません。

こうした交流もあったという事実を知れて、本当に嬉しかったです。
また俳優さんたちがベテランばかりで、素直にお話に入り込めたのも良かったと思います。
鑑賞日 2022.10.25

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spink.gif レインディア・ゲーム(2000)  アメリカ
  Reindeer Games   [104分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス
監督 ジョン・フランケンハイマー
出演者 ベン・アフレック    (ルーディ)
シャーリズ・セロン   (アシュリー)
ゲイリー・シニーズ   (ガブリエル)
デニス・ファリナ     (バンクス)
ジェームズ・フレイン   (ニック)
  ドナル・ローグ      (パグ)
ダニー・トレホ      (ジャンピー)
コピー 罠は仕掛けられた。ルールなしの6日間!
あらすじ
あとニ日で刑期を終え出所できるルーディとニック。
ニックは文通で知り合ったアシュリーと出所後に会うのを楽しみにしていた。
しかし、刑務所食堂内で暴動が起こり、ニックはナイフで刺されて死んでしまった。
二日後、出所したルーディはニックになりすましてアシュリーと会い、その日の内に彼女を抱いた。
次の日、彼女の兄カブエリルとその仲間数人が部屋に乗り込んできて、ニックが前に働いていたカジノを襲う手助けをしろと強制され、ルーディはニックと間違えられたまま事件に巻き込まれていく。
感想
これにはすっかり騙されました。
っていうか私の推測って当った事なかったりして…。^_^;

でもアシュリーの兄ガブリエル達の計画って、ルーディに頼りっきりで危なっかしいのが見ていて気になりました。
こんなに大それた事をしようとしている割には無用心というか詰めが甘いというか、普通はもっと粘密に計画を立てると思います。
まぁそれがラストのどんでん返しに繋がるんですけどね。

いつ見てもシャーリーズ・セロンの美しさは変わりません。
女から見ても嫌みの無い美しさが彼女の魅力ですね!
でも一番好きなのは「サイダーハウス・ルール」のセロンです。
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鑑賞日 2002.12.16

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spink.gif レインマン(1988)   アメリカ
  RAIN MAN  [134分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ
監督 バリー・レヴィンソン
出演者 ダスティン・ホフマン   (レイモンド)
トム・クルーズ      (チャーリー)
ヴァレリア・ゴリノ    (スザンナ)
ジェリー・モーレン    (ブルーナー医師)
ジャック・マードック   (ジョン・ムーニー)
マイケル・D・ロバーツ  (モーヴァン)
ボニー・ハント      (サリー・ディブス)
ラルフ・シーモア     (ラリー)
ルシンダ・ジェニー    (アイリス)
キム・ロビラード     (街の医師)
ベス・グラント      (農場の母親)
コピー ’89アカデミー賞最有力候補作品!!
あらすじ
高級外車のディーラーをしているチャーリーの元に、自分を勘当した父の訃報が届く。
遺産目当てに故郷に戻った彼だったが遺産の300万ドルは見た事もない自閉症の兄レイモンドの手に渡る事を聞かされる。
なんとか金を物にしようとチャーリーは施設にいるレイモンドを誘拐まがいに連れ出し、ロスに戻ろうとする。
感想
以前見た事あるはずなのですが、1ミリも覚えてなくて新鮮な気持ちで見る事が出来ました。

やっぱりアカデミー賞主演男優賞を受賞したダスティン・ホフマンの演技が見事です。
悲しい程会話が通じない自閉症のレイモンドという役がはまり過ぎてました。

自分の中のルールを守るレイモンドは、何時にTVを見て、何曜日に何を食べると決まっているんです。
それが少しでもずれると大騒ぎ。
最初はそれを軽く見ていたチャーリーですが、紆余曲折あった1週間を経て、最後にはそのルールを完璧に覚えて、いたずら出来るほどになったんです。
生意気だったチャーリーが兄弟愛に目覚めるほど、強烈な1週間でした。

そんなレイモンドの得意技が数字を覚える事。
バラバラに散らばった爪楊枝も一瞬で数えてしまうんです。
それに目を付けたチャーリーは、カジノのブラックジャックで大儲け。
悪い事だと分かりつつも、勝ち続ける二人を見ているのは小気味良かったです。

最後は皆が幸せになれる選択が出来て良かったです。
今回の長いドライブは、お互いにとってすごく意味のあるものになりましたね。
特にチャーリーにとっては、人生観の変わる1週間だったのではないでしょうか。

レイモンドの言葉とチャーリーの記憶が繋がるエピソードが良かったです。
レインマンの歌ってくれた歌とか、熱いお湯を怖がる所とか。
チャーリーはその事を知って、父たちが兄の存在を隠していた理由や自分に対する思いを再認識するんです。
こういう繊細な気持ちの動きが、最後の感動に繋がりました。

やっぱりアカデミー賞受賞作品は素晴らしいですね。
コンプリートは果てしなく遠いけど、コツコツ見ていこうと思います。

アカデミー賞作品賞、監督賞、主演男優賞受賞作品。
鑑賞日 2021.01.05

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spink.gif レインメーカー(1997)   アメリカ
  THE RAINMAKER  [135分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ
監督 フランシス・F・コッポラ
出演者 マット・デイモン      (ルーディ・ベイラー)
クレア・デインズ      (ケリー・ライカー)
ジョン・ヴォイト      (レイ・F・ドラモンド)
ダニー・グローバー     (タイロン・キプラー)
ダニー・デヴィート     (デック・シフレット)
メアリー・ケイ・プレイス  (マーヴェリン・ブラック)
ミッキー・ローク      (ブルーザー・ストーン)
ロイ・シャイダー      (ウィルフォード・キーリー)
ヴァージニア・マドセン   (ジャッキー・レマンジック)
テレサ・ライト       (コリン・バーディソン)
アンドリュー・シュー    (クリフ・ライカー)
ディーン・ストックウェル  (ハーベイ・ヘイル)
ジョニー・ホイットワース  (ダニー・レイ・ブラック)
コピー 「愛する者たちを守る」
理想に燃える若き弁護士が
愛と情熱をかける
あらすじ
ロースクールを出たばかりのルーディは、親のコネもなくバイトをしながら司法試験の勉強をしていた。
大手の事務所にも入れず、歩合制で待遇の良くない小さな事務所で働く事になった。
まずは、学校時代に相談を受けていた2つの相談から始める。
先輩から病院で依頼者を獲得する裏技を教えてもらい、そこで夫の暴力に悩むケリーと出会う。
感想
ついつい入り込んで見てしまう作品です。
ここが面白い!って決め手はないのに、見てるといちいち一喜一憂して目が離せなくなってるんです。

物語は正義VS悪の戦いなんだけど、正義側の人間が未熟だから、これじゃ負けちゃうんじゃないかとハラハラの連続です。
出来過ぎた感は否めないけど、分かりやすくて好きですね。

これは新人ならではのケースでしょう。
初めは誰でも正義感に燃え、怖いものなんか何もない!
だからこそ、誰も立ち向かわないような相手にも向かって行く事が出来るんだと思います。
ルーディがあの弁護士軍団と戦うのは気分が良かったな〜。
しかし、3件とも報酬は入らなかったね…。

今までマット・デイモンのことジミーちゃんみたいだな〜と思ってたけど(ファンの方すいません!!)、今回はちょっとカッコ良く見えました。

あと、ダニー・デヴィートがここでも良い味出してます。
次の司法試験には受かると良いね。
ルーディとの相性もバッチリで、名コンビでした!

マーヴェリンの「テネシー州の無力な女達が、あいつらを破産させたのね」には泣かされました!
あと、頭に鉄板の入ったお父さんも泣きのツボでした。

法廷ものは結構好きなのですが、その理由として勝ち負けがはっきりつくからというのがあります。
しかし、これは何とも宙ぶらりんな終わり方でしたね。
なのに、これで良かったと思えたのは、この作品の雰囲気の良さだと思います。
鑑賞日 2004.06.16

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spink.gif レヴェナント:蘇えりし者(2015)   アメリカ  R−15+
  THE REVENANT  [156分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/ドラマ/アドベンチャー
監督 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演者 レオナルド・ディカプリオ  (ヒュー・グラス)
トム・ハーディ       (ジョン・フィッツジェラルド)
ドーナル・グリーソン    (ヘンリー隊長)
ウィル・ポールター     (ジム・ブリジャー)
フォレスト・グッドラッグ  (ホーク)
コピー 復讐の先に、何があるのか。
あらすじ
1823年、アメリカ北西部。
狩猟の旅を続けている一団が未開の大地を進んでいく。
ヘンリー隊長をリーダーとするその集団には、ガイド役を務めるベテラン・ハンターのヒュー・グラスとその息子ホーク、グラスを慕う若者ジム・ブリジャーや反対にグラスに敵意を抱く荒くれハンターのジョン・フィッツジェラルドなどが一緒に旅をしていた。
ある時、一行は先住民の襲撃を受け、多くの犠牲者を出す事態に陥る。
混乱の中、グラスたち生き残った者たちは、船をおとりにして陸路で逃走することにした。
その途中、グラスがハイイログマに襲われ、瀕死の重傷を負ってしまう。
ヘンリー隊長は旅の負担になるとグラスを諦め、ブリジャーとフィッツジェラルドに彼の最期を看取り丁重に埋葬するよう命じる。
感想
なかなかキツイ作品でした。
最初からエグイ銃撃戦で、グラスはクマにやられて血まみれに、その後もやってやられての繰り返しで、見ているこちらまで体が痛くなるようなリアルな描写で、気持ちが重くなってしまいました。
そういう意味でのR−15+だったんですね。

とにかくグラスの生命力が凄すぎて、見ている時力が入っていたみたいで、見終わった後かなり疲れていました。
クマとの戦いで瀕死の状態だったんですけど、ゾンビのように生き延びて息子の復讐のために仇を追いかけます。
その途中も普通に雪山で野宿だし、川に流されたりしても野宿だし、この状況で生きているのが不思議な事態が次々に襲ってくるんです。
そこを原住民に助けられたり、馬の中に(!)入って寒さをしのいだり、見事なサバイバル術で生き残るんですよ。
というか、時間が経つごとに元気になっている気さえしましたね。
私だったらすぐに死んでるでしょう。

そして、奇跡的に砦へたどり着いたグラスは、仇のフィッツジェラルドと一騎打ちに。
もうここが痛いのなんのって!!!
ナイフと鉈での戦いって、リアルだとこんな感じなのでしょうね。
どっちもダメージを受ける事に「うわ!」「ぐわ!」って声が出ちゃうくらい痛い映像でした。

昔は本当に生きるのが命がけだったんですね。
敵は原住民だけじゃない。
自然とも味方とも戦わなくてはいけないんですから。
よくここまで生き残りましたね。
息子の復讐だけを支えにここまで来たけど、これからは自分のために生きて欲しいです。

アカデミー賞監督賞、主演男優賞受賞作品。
鑑賞日 2019.03.25

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spink.gif レオポルド・ブルームへの手紙(2002)   イギリス/アメリカ
  LEO  [103分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ
監督 メヒディ・ノロウジアン
出演者 ジョセフ・ファインズ          (スティーヴン)
エリザベス・シュー           (メアリー・ブルーム)
ジャスティン・チャンバース       (ライアン・イームズ)
デボラ・カーラ・アンガー        (キャロライン)
メアリー・スチュアート・マスターソン  (ブリン)
ジェイク・ウェバー           (ベン・ブルーム)
デイヴィス・スウェット         (レオポルド・ブルーム)
デニス・ホッパー            (ホラス)
サム・シェパード            (ヴィック)
エイミー・クイングレイ         (ルース・リビングストーン)
ロバート・C・トレヴィラー       (ポール・リビングストーン)
デヴィッド・バーク           (トマス・キングズリー)
トレイシー・ディンウィディー      (ダイアン)
コピー 君の言葉だけが、僕を救ってくれた。
あらすじ
アメリカ、ミシシッピ州。
15年の刑期を終えて出所したスティーヴン。
彼は田舎のレストランに就職し、獄中で書き続けた小説の最後を書き始める。
そんな彼の心の支えになっているのは、レオポルド・ブルームという少年からの手紙だった。
そのレオポルドは学校の課題で手紙を書くことになり、知らない囚人に向けて思いのたけをぶつけたのだった。
彼の母メアリーは、ある事情からレオポルドを愛することが出来なくなり、産まれてからずっと彼に当り散らしていた。
母の愛を知らずに育ったレオポルドだが、健気に母を慕い、信じ続けていた。
感想
地味映画推進委員会の方からおすすめされた作品です。
切なくて、痛くて、悲しいけど、見て良かったと心から思える作品でした。
すごく「なんで?」とか「どうして?」と言いたくなるのですが、物語や演出が素晴らしいので、高く評価したいと思います。

とにかく嫌われても嫌われても健気に母を慕い続けるレオポルドが愛おしいです。
11歳になっても夜中にこっそり母のベッドに添い寝し、母が起きる前に自分のベッドに戻る。
そんな姿が切なくて、胸を締め付けます。

そして、無口だけど目で多くを語るという難しい役をこなしたジョセフ・ファインズが素晴らしいです。
横暴なセクハラ親父ホレスと対峙するときなんかは、あまりのかっこ良さに彼の顔の長さを忘れました。(笑)

そして、罪の意識から自分の息子を愛せない母親を演じたエリザベス・シューも良かったです。
始めのみずみずしさはどこへやら、最後は運命に翻弄されてボロボロになる女性を熱演しています。

実は開始30分で完璧な思い込みが出来てしまったので、思い込んだ方向からしか見れなくなったんです。
だから、他の方とはこの映画に対する感想が違うかもしれません。
そのせいでここに書ける感想がほとんどないんですよ。

これはネタばれなしに語ることが難しいので、↓のネタばれコーナーで思いっきり語っております。
この作品をご覧になった方には、REIはこう見たんだなと思って頂ければ幸いです。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2006.04.13

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spink.gif レオン(1994)   フランス/アメリカ
  LEON  [111分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル アクション/ドラマ/犯罪
監督 リュック・ベッソン
出演者 ジャン・レノ      (レオン)
ナタリー・ポートマン  (マチルダ)
ダニー・アイエロ    (トニー)
ゲイリー・オールドマン (ノーマン・スタンフィールド)
ピーター・アペル    (マイキー)
マイケル・バダルコ   (マチルダの父)
エレン・グリーン    (マチルダの母)
コピー 12才の女の子に愛された殺し屋レオン。
あらすじ
ニューヨークで孤独に生きるイタリア系移民のレオンは、プロの殺し屋として、レストランの店主のトニーを介した依頼を完璧に遂行する日々を送っていた。
ある日、レオンはアパートの隣室に住む少女マチルダと知り合う。
彼女は家族から虐待を受けており、いつも顔に痣を作っていた。
そんな中、彼女の家族が全員殺される事件が発生。
運良く買い物に行っていて難を逃れたマチルダは、隣人のレオンを頼る。
感想
何度か見た事あるのですが、いつ見てもカッコ良い作品です。
無表情で飄々としたキャラのレオンが、仕事の時はキレッキレでスマートなのが、ギャップ萌えです。

虐待を受け、すれた子供のマチルダ。
しかし、4歳の弟を殺された時は、子供らしい表情だったのが印象的です。
復讐する為に、レオンから銃の扱い方を学ぶマチルダ。
幼いながらも仇を取りたいという強い思いが伝わります。

シリアスなシーンが多いだけに、コミカルなシーンが印象に残ります。
マチルダがマドンナやマリリン・モンローの物まねをするのですが、レオンは流行りの女優や歌手は知らないんですよね。
唯一知っていたのは、往年のミュージカル俳優ジーン・ケリー。
レオンのジョン・ウェインもカッコ良かったです。

最後の追い詰められたアパートでの攻防。
圧倒的な数の警官隊に一人で挑むレオン。
換気扇の穴からマチルダを逃がす時の言葉に、目頭が熱くなりました。

マチルダに2万ドルで雇われたレオンが、マチルダからの贈り物をスタンフィールドにお見舞いするシーンがカッコ良過ぎます。
マチルダから字を教わったり、一緒に生活していく中で、愛を知ったレオン。
彼の唯一の弱点になったかもしれないが、彼女への想いで強さが増したように感じました。

久しぶりに見直しましたが、やっぱり素敵な作品でした。
人気があるのも納得のカッコ良さ!
何度でも見たいと思わせてくれる作品です。
鑑賞日 2021.12.05

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spink.gif レオン(2017)   日本     [100分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ
監督 塚本連平
出演者 知英         (小鳥遊玲音)
吉沢亮        (一条徹)
大政絢        (サリナ)
斉藤慎二       (朝比奈政夫)
ミッツ・マングローブ (猫田)
原幹恵        (インタビュアー)
河井青葉       (愛梨)
山崎育三郎      (日下)
竹中直人       (朝比奈玲男)
コピー ナイスバディだけが取り柄の地味なOLと
年商500億のワンマン社長が
入れ替わったからさぁ大変!?
あらすじ
地味すぎてナイスバディも宝の持ち腐れな派遣OLの小鳥遊玲音。
ある日、彼女の派遣先のワンマン社長・朝比奈玲男が運転する車にはねられ、気づくと2人の身体は入れ替わっていた。
混乱する玲男と玲音だったが、折しも社内では、副社長とプレイボーイ税理士による会社乗っ取り計画が秘かに進行していた。
元に戻る方法が分からず途方に暮れる一方で、会社乗っ取り阻止の為、二人で立ち向かっていく。
感想
こういう入れ替わり系ってやり切れるかが大事ですよね。
主演の知英ちゃんが入れ替わった社長を振り切って演じてて見事でした。
変顔も照れなくやりきってて見ていて気持ち良かったです。

また良い所で【本来はこんな感じ】と竹中さんと入れ替わるんですよ。
そのタイミングが見事すぎて笑いました。
竹中さん、スタイル抜群で女性用のスーツとかビシッと着こなしてて、また笑えました。

そんな男前な玲音に惹かれていく一条。
訳分からない状況に巻き込まれる感じが、コメディ慣れしててさすがです。
あのきょとんとした顔が堪りません!!

ずっとふざけてる(ように見える)日下に会社が乗っ取られようとしていたなんて、腹が立ちますよね。
最後まで騙してきた女性たちを手玉に取っていて、イライラが溜まっていきます。
また山崎育三郎くんのキレが良いから、良い感じでムカつくんですよ!
そこでステップ踏むの止めろ!!

もっとくだらないかと思っていたけど、知英ちゃんの頑張りによって面白い作品になってました。
日本語、本当に上手いですよね。
そこで引っかかったら台無しですもん。

漫画原作作品。
鑑賞日 2021.09.01

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spink.gif レザボア・ドッグス(1991)   アメリカ
  RESERVOIR DOGS  [100分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/犯罪
監督 クエンティン・タランティーノ
出演者 ハーベイ・カイテル      (ラリー)ホワイト
ティム・ロス         (フレディ)オレンジ
マイケル・マドセン      (ヴィック)ブロンド
クリス・ペン         (エディ)
スティーブ・ブシェミ     (ピンク)
ローレンス・ティアニー    (ジョー・カボット)
カーク・バルツ        (マーヴィン・ナッシュ)
エディ・バンカー       (ブルー)
クエンティン・タランティーノ (ブラウン)
コピー
あらすじ
プロの強盗集団である、それぞれの愛称が色の名前の8人の男たち。
そんな彼らが、ある日、ダイヤの問屋を襲った。
しかし、そこには警官隊が待ち構えており、撃ち合いの末、仲間のオレンジが胸を撃たれて負傷した。
ホワイトは彼を連れてアジトの倉庫に逃げ込む。
続々と仲間が合流する中、仲間の中に裏切り者がいると判明。
彼らはブロンドが連れてきた警官を拷問する。
感想
ほとんどが倉庫での出来事でしたけど、飽きる事無く最後まで見る事が出来ました。
キル・ビル」よりは全然普通で、まともなのにビックリ!もっとB級テイスト満載かと思ってました。

黒いグラサンとスーツで決めた男たち。
なんでこんなにカッコ良いんだろう。
誰でもこのスタイルにするとカッコ良く見てるんでしょうね。
これといい「マトリックス」といい…。
結構キャストも豪華です。ティム・ロスって美形なんですね。
「海の上のピアニスト」のイメージが強いので、そんな風に思った事はないのですが…。
タランティーノ自身も出演してます。
あっという間にいなくなったけど、かなりおいしい役所でした。

話は段々と真実が判明して行く形です。
ホワイト→ブロンド→オレンジの順で、事件までの経過が見えてきました。
この構成も面白くて、飽きずに見れた要素だと思います。

音楽は70、80年代の有名な曲が沢山使われていました。
ラジオがBGMというのが洒落てますよね。

しかし、最後はちと疑問が残ります。
何で本当の事を告白しちゃったんでしょうね。
仲間だと思ったからかな?守ってくれたのに告白したら、その先は見えてるようなもんじゃない?

マーヴィンの耳が切られた切断面が気持ち悪すぎ!
これが見える度に寒気がしたわ…。(汗)
鑑賞日 2004.05.01

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spink.gif レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い(1994)  アメリカ
  LEGENDS OF THE FALL   [132分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/戦争
監督 エドワード・ズウィック
出演者 ブラッド・ピット     (トリスタン・ラドロー)
アンソニー・ホプキンス  (ウィリアム・ラドロー)
ヘンリー・トーマス    (サミュエル・ラドロー)
エイダン・クイン     (アレフレッド・ラドロー)
ジュリア・オーモンド   (スザンナ・フィンキャノン)
コピー 激しい愛におちて…
あらすじ
1931年、アメリカ、モンタナ。
ラドロー家の三男サミュエルが、婚約者スザンナを連れて帰って来た。
母が出て行って以来、女っ気のなかったラドロー家は、彼女が来た事でにぎやかになった。
しかし、第一次世界大戦が始まり、長男アルフレッドとサミュエルは戦争に志願すると言い出す。
元大佐で戦争を嫌と言う程知っている父ウィリアムは反対するが、2人の気持ちは固まっていた。
次男トリスタンも弟を守る為に2人と一緒に戦地へ赴く。
感想
ブラット・ピットの作品だと思って油断していたので(ファンの方すみません!)、こんなに感動するとは思ってませんでした!
いや〜、これは良い作品です!感動というよりは、切なさで涙が止まらないという方が正しいかもしれません。

ジョー・ブラックをよろしく」に続き、またまたブラッド・ピットとアンソニー・ホプキンスのコンビに泣かされました。
どうも私はホプキンスの演技に弱いみたいですね〜。
彼の表情一つで、私の涙腺は開閉可能ですからね。(^_^;)
特に後半のウィリアムには、涙腺開けられっぱなしです!(T_T)

ブラッド・ピットの演技も良かったです。
心を病んで、やり切れないという表情をするトリスタンに何回泣かされた事か!
カッコ良く馬で登場するシーンには、ちょっと引いちゃいましたけど、それを補ってあまりある出来です。

始めにサミュエルが帰って来た時、いい大人が3人揃って無邪気にじゃれ合っている姿は子供のようで微笑ましかったです。
それだけに3人が戦争に行く旅立ちの時は切なかった…。
物語は戦争に行かなきゃ始まらないのに「やっぱり行っちゃうの〜!行かなくていいよ!!」って叫びたかったです。(-_-;)
この時点でどっぷり映画の世界にはまっている私…単純過ぎる…。(笑)

そして私の嫌いな戦争シーンへと突入する訳ですが、ここでも泣き所が沢山あるんです。
というかここから終わりまで色々なエピソードがいっぱい積め込まれていて、新しい展開になる度に涙腺が緩むという感じでした。
この作品を一言で言うと「大型大河ロマン:ラドロー一家(いっか)」かな。
いや、茶化している訳ではないです。
大好きな作品ですからね。(^_^;)

あとモンタナの大自然の風景が壮大で素晴らしいです。
草原と川、青々と茂った緑に癒されます。
ストーリーの切なさを背景で癒しながら見れる親切な映画という印象もあります。

劇中では英語を話なさないインディアンのワン・スタップが、ずっと英語でナレーションしている所も良いですね。
全てを見てきた彼が語るある男たちの物語。
これはおすすめです!!
是非ご覧下さい!
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2003.06.07

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spink.gif レジェンド/光と闇の伝説(1985)  アメリカ
  LEGEND   [95分]
管理人評価   ★★
ジャンル ファンタジー/アドベンチャー
監督 リドリー・スコット
出演者 トム・クルーズ      (ジャック)
ミア・サラ        (リリー)
ティム・カーリー     (闇の王)
ダーヴィッド・ベネント  (ガンプ)
コピー 迫り来る!闇の支配者!
あらすじ
善と悪がはっきり分かれ、人間と妖精が共存している世界での物語。
森に住むジャックは、大好きな王女リリーに珍しい生き物ユニコーンを見せる為、禁断の地に入り込んだ。
リリーは感激し、思い余ってユニコーンに触れてしまう。
しかし、人間が神聖な生き物ユニコーンに触れるのは御法度だった。
突然大地が荒れ狂い、氷河期のように一面氷に覆われた世界になってしまった。
しかし、これはゴブリン:ブリックスが闇の王に命じられ、リリーがユニコーンを手なづけている間に毒矢を打ち込み、角を切り落としたのが原因だった。
元の世界を取り戻す為、ジャックは妖精ガンプ達と共に闇の王に立ち向かう。
感想
すごく幻想的で美しい映像に目を奪われました。
ユニコーンが大量にピンクの花びらが舞散る中を走るシーンや、大雪で氷に覆われるシーン等、すごくこだわりを感じます。
この映像美は一見の価値有りです!
御伽噺からそのまま飛び出してきたような世界で、うっとりしてしまいます。

でもストーリーがいただけません。
単純といえば単純ですが、それ以上に観るのが忍びないのです。
そこにトム・クルーズがいたとしても、返って痛々しい…非常に残念です。(-_-;)

でもビジュアルだけで楽しめれば大丈夫!
出てくるキャラクターが良く出来ているので、不気味なゴブリンや赤鬼のような闇の王、ドワーフみたいな妖精たち、みんな面白いですよ。
特に闇の王はすごく太くて黒い角があって、ドラゴンボールに出てきそうな敵キャラの面構えです。
怖いはずのキャラなのに、愛嬌があって可愛いと感じたのは私だけでしょうか。
とても魅力的でした。

あとティンカーベルのような存在のウーナも好きでした。
蛍みたいに光が飛んでいるように見えます。
実は人間くらいに大きくなれて、しかも変幻自在なのです!
もしなれるなら、こういうキャラになってみたいです。

ウーナが牢屋に入れられて追い込まれたジャックに「何でもするからキスして」と頼む所は笑えました。こういうお願いの仕方って一般的なのかな〜。
そう言えば「マトリックス リローデッド」の中でもありましたよね。
でもそういうお願いしたいのも分かる気がします。
なんせ天下のトム・クルーズですからね〜。(笑)
関係ないか…。(^_^;)

しかし、どうしても王女リリーだけは好きになれませんでした。
我が侭なのか、無知なのか、ダメだと言われた事をやりたがり、これ取って来いとばかりに指輪を川に投げ捨てる。
ダメだ…ジャックが彼女のどこに惚れたのか理解出来ない。(-_-;)
その後もただ足を引っ張るだけの存在で、好きになる機会を与えてくれませんでした。
女優さんは綺麗で魅力的な人なのに、その役柄がどうしようもないと彼女の事まで苦手になってしまいます。

でも、意外に合っていると思ったのが、闇の花嫁衣装を着たリリーです。
胸元がおへそまで大胆に開いた黒いドレスで、いかにも悪!という雰囲気でしたが、とてもセクシーで似合っていました。

単純で捻りがない話ですが、こういうファンタジーは結構楽しめます
。観終わった後、これがリドリー・スコット監督の作品だと知って驚きました。
いや、相当ビックリしましたよ。(^_^;)
こういう映画も撮るんですね〜。
意外でした。
でも、この映像のこだわり方はさすが監督!という所です。
鑑賞日 2003.07.01

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spink.gif レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード(2003)   メキシコ/アメリカ
  ONCE UPON A TIME IN MEXICO  [102分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション
監督 ロバート・ロドリゲス
出演者 アントニオ・バンデラス  (エル・マリアッチ)
サルマ・ハエック     (カロリーナ)
ジョニー・デップ     (サンズ)
ミッキー・ローク     (ビリー)
エヴァ・メンデス     (アヘドレス)
ダニー・トレホ      (ククイ)
エンリケ・イグレシアス  (ロレンソ)
マルコ・レオナルディ   (フィデオ)
チーチ・マリン      (ベリーニ)
ルーベン・ブラデス    (ラミレス)
ウィレム・デフォー    (バリーリョ)
コピー やけどするほど、危険なふたり !!
愛だけが、ただひとつの正義だった。
あらすじ
ギターケースを抱えた伝説の殺し屋エル・マリアッチ。
彼は愛する女性を失い、今は失意の中で悲しみの癒えぬままひっそりと暮らしていた。
しかし、その頃、メキシコ国内は不穏なクーデター計画に揺れていた。
このクーデター計画の鎮圧に乗り出したCIA捜査官サンズは、エル・マリアッチの噂を耳にすると、彼にクーデターの首謀者マルケス将軍と麻薬王バリーリョの暗殺を依頼する。
感想
とても良いと思うけど、「デスペラート」と比べるとやっぱり「」の方が面白かったなと思ってしまいます。

今回も始めから飛ばす飛ばす。
しかも、小道具が充実していて楽しめます。
お気に入りは、ギターケース型のラジコンカー。
何にでも変身できちゃうギターケース。
万能過ぎて笑っちゃいます。
ニスも何も塗っていないボロボロのギターは味があって良いですね。

アントニオ・バンデラスが相変わらずカッコいいですね。
長い髪を振り乱しながら、ガンガン敵を倒していく様がクールでしびれます。

そして、ジョニー・デップの七変化も楽しい!
司祭になったり、ひげ面の男になったり。
胸にCIAと書いてあるTシャツには笑わせてもらいました。

個人的には、もっとカロリーナの活躍が見たかったですね。
5階から鎖で繋がれた二人が落ちてくる荒業には目玉が飛び出そうでした。
また爆破が良く似合う!
正に炎のカップルです。

あとは、「エル・マリアッチ」を見ないとな。
これを一番初めに見るべきなんですけどね。
制覇したいと思います。
鑑賞日 2005.01.29

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spink.gif レッズ(1981)   アメリカ
  REDS  [196分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ
監督 ウォーレン・ビーティ
出演者 ウォーレン・ビーティ   (ジョン・リード)
ダイアン・キートン    (ルイーズ・ブライアント)
ジャック・ニコルソン   (ユージン・オニール)
エドワード・ハーマン   (マックス・イーストマン)
イエジー・コジンスキー  (ジノビエフ)
ポール・ソルヴィノ    (ルイス・フレイナ)
モーリン・ステイプルトン (エマ・ゴールドマン)
ニコラス・コスター    (ポール・トゥルリンガー)
ジーン・ハックマン    (ピート・ヴァン・ウェリー)
マックス・ライト     (フロイド・デル)
M・エメット・ウォルシュ (スピーカー)
コピー
あらすじ
高まる労働運動の中、政治意識に目覚める新聞記者ジョン・リード。
第一次大戦からロシア革命という激動のヨーロッパを肌で感じ取り、その革命を記録した『世界をゆるがした十日間』という本を書き上げる。
アメリカでも共産主義運動を広めようとするが、既に大資本主義国家として揺るぎなく屹立したかに見えた祖国で、彼の闘争は空しく映った。
感想
うん。分からん。
時代背景が難しくて、最後まで理解できませんでした。
こういう革命家がいたのね、くらいの理解度しか生まれず、残念です。

妻のルイーズはこの時代に珍しい自立した女性です。
しかし、そんな彼女でも革命にのめり込んでいく夫を止められないんですよね。
結果はあんなに止めたのに・・・というもので。
切ない終わり方でした。

理想を追い求めてロシアに行ったけど、全然思い通りには行かず挫折してしまうジョン。
ロシアからは良いように利用されるだけの日々。
そんな生活に心身ともに疲れ切ってしまうんです。
いくら思いが強くても多数の前では、一人の主張はかき消されてしまいます。
あのままアメリカにいれば、違う形で活躍できたかもしれませんね。

ジョンたちの事を語ってくれていた人たちは、本当に彼らの事を知っている人たちだったんですね。
その情報を基に作った作品なのかな?
でも、ジョン・リードがあまり魅力的な人物として描かれてないので、もっと知りたいと思えないのが残念です。
監督でもあるウォーレン・ビーティは彼のどこに惹かれて、何を描きたかったのでしょうか?

これを見てると、時代を読み損ねた滑稽な人・・・に映ってしまいます。
本当に革命に命を懸けたという意味ではすごいですけどね。
彼のやりたい事のどれくらいを実現できたんでしょうか。
プラスよりマイナスの方が多そうですね。

それよりすごいのが、あの時代に女一人で密航したルイーズ。
あの過酷な旅をやり抜いた根性が凄すぎます。
ジョンに対する愛情の深さが表されていますね。
待ってるかどうか分からないと言っていたのに、投獄されたと聞いたらすぐに実行に移しましたからね。
再会出来て良かったです。

アカデミー賞助演女優賞を受賞したモーリン・ステイプルトン。
彼女が演じたのは、女性革命家のエマ・ゴールドマン。
力強く芯のある女性を好演しています。
ロシアでは二人の頼りになる友人として登場してました。

しかし、ちょっと長すぎます。
小分けにしてじゃないと厳しいですね。
一気に見れるような魅力はなかったです。

アカデミー賞監督賞、助演女優賞受賞作品。
鑑賞日 2018.04.28

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spink.gif レッド・オクトーバーを追え!(1990)   アメリカ
  THE HUNT FOR RED OCTOBER  [135分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル アクション/サスペンス
監督 ジョン・マクティアナン
出演者 ショーン・コネリー     (マルコ・ラミウス艦長)
アレック・ボールドウィン    (ジャック・ライアン)
スコット・グレン        (バート艦長)
サム・ニール          (ボロデイン副艦長)
ジェームズ・アール・ジョーンズ (ジェームズ・グリーア提督)
ピーター・ファース       (イヴァン・プーチン行政官)
ティム・カリー         (ペトロフ軍医)
コートニー・B・ヴァンス    (ジョーンズ水兵)
ステラン・スカルスガルド    (ツポレフ艦長)
ジェフリー・ジョーンズ     (スキップ・タイラー)
リチャード・ジョーダン     (ジェフリー国家安全保障補佐官)
ジョス・アックランド      (アンドレイ・ルイセンコ大使)
ゲイツ・マクファーデン     (ライアン夫人)
トマス・アラナ         (コック)
コピー トム・クランシー原作 巨額の製作費で描く世界的超ベストセラー映画化--
あらすじ
1984年11月。
ムルマンスク港よりタイフーン級原子力潜水艦「レッド・オクトーバー」が出航する。
この新造艦の処女航海に艦長の栄を担っているのはマルコ・ラミウス。
世界の軍事関係者より尊敬と畏怖の念を以って仰ぎ見られるラミウスはソ連の体制に不満を持ち、レッド・オクトーバーを手土産にアメリカ合衆国への亡命を画策する。
感想
面白かった〜〜!!!
やっぱり続編が作られるだけの事はありますね。
「3」→「2」→「1」の順で見ましたけど、この「1」が一番面白かったです。

勝手にソ連VSアメリカだと思って見始めたら、ソ連VSソ連でしたか!!
まさかの展開にぐいぐい引き込まれて、すっかりこの物語の虜でした。

百戦錬磨の艦長ラミウスを演じたショーン・コネリーがカッコ良過ぎます!
頭の中で作戦を巡らせる様が惚れ惚れするほど渋くて素敵でした。

ジャック・ライアンシリーズの割に、今回は彼の活躍は大人しめです。
鋭い観察眼を持つだけあって、ラミウスの行動を読みまくるライアン。
それを「勘だ!」って言ってましたけど、彼の過去に秘密があるんでしょうね。
会った事あるって言ってたし、もう少し彼らの関係が分かると、もっと楽しめたかもな。

海図とか潜水艦の特殊な操作とか分からないことだらけだし、相手の姿が見えなくて手探り状態なんですけど、微かな音で位置を把握するとか金属音で攻撃準備がされている事がわかるとか、少しの情報で今の自分の置かれている状況を冷静に判断していて驚きました。
その微かな音でさえしない”キャタピラー”が大活躍でした。
潜水艦のステルス機能という感じですね。
アメリカも負けじと優秀な人材を駆使してついていくんです。
本当に敵に回したくない相手ですよ。

最後も次々と危険が迫ってきて、手に汗握る展開でした。
あんな大きな的だから、魚雷が当たらない訳ないでしょう。
でも、そこでも色々な駆け引きがあって、目が離せないんです。
このスピード感が堪らないですよね。

やっとシリーズを制覇する事が出来ました。
こつこつ積み上げてきた甲斐がありましたよ。

《関連作品》
第2作「パトリオット・ゲーム(1992)
第3作「今そこにある危機(1994)
第4作「トータル・フィアーズ(2002)
第5作「エージェント:ライアン(2014)
鑑賞日 2019.06.25

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spink.gif レッドクリフ Part 1(2008)   アメリカ/中国/韓国/日本/台湾
  RED CLIFF: PART 1  [145分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 歴史劇/アクション/ドラマ
監督 ジョン・ウー
出演者 トニー・レオン    (周瑜)
金城武        (孔明)
チャン・フォンイー  (曹操)
チャン・チェン    (孫権)
ヴィッキー・チャオ  (尚香)
フー・ジュン     (趙雲)
中村獅童       (甘興)
リン・チーリン    (小喬)
ユウ・ヨン      (劉備)
ホウ・ヨン      (魯粛)
バーサンジャプ    (関羽)
ザン・ジンシェン   (張飛)
トン・ダーウェイ   (孫叔材)
ソン・ジア      (驪姫)
チャン・サン     (黄蓋)
コピー 帝国が、襲ってくる。

信じる心、残っているか。
あらすじ
西暦208年。
帝国を支配する曹操は、いよいよ劉備軍、孫権軍の征討に向け80万の大軍を率いて南下を開始した。
最初の標的となった劉備軍はわずか2万。
撤退が遅れ、曹操軍に追いつかれてしまい全滅の危機に陥るが、関羽と張飛の活躍でどうにか逃げ延びることに成功する。
軍師の孔明は、劉備に敵軍である孫権との同盟を進言、自ら孫権のもとへと向かう。
しかし、孫権軍では降伏論が大勢を占めており、孔明は若き皇帝孫権の説得に苦心する。
感想
三国志は「新解釈・三國志」くらいしか知識がないのですが、だいたいそれに沿って進むので見ておいて良かったと思いました。

登場人物が多いですが、それを見越して何度も人物紹介の字幕が出るので、迷子にはなりません。
それとそれぞれのキャラクターに特徴があるので分かりやすいですね。

壮大な世界が舞台なので、陣地の広さと兵の多さが凄いです。
80万と言われる曹操軍の船が、河にひしめいている映像は圧巻でした。

槍と盾を駆使した作戦で次々と敵を倒していく劉備軍。
こういう陣形が成功しているのを見ると、軍師と呼ばれる人の存在が重要なのが理解できます。
数で圧倒された場合、こういう頭を使った作戦が大事なんですね。
もっと詳しく三国志が知りたいと思いました。

古典的な武器での戦いですが、血しぶきがリアルで迫力がありました。
一人で何人もの兵士をなぎ倒す姿は頼もしくてカッコいいです。
日本人俳優で一人頑張る中村獅童さん。
言葉の通じない現場での撮影は大変だったでしょうね。
見せ場もしっかりあって良かったです。

ここからどのような展開になるのか、気になるので、この勢いで「2」も見ていこうと思います。

《関連作品》
レッドクリフ Part 2 ―未来への最終決戦― (2009)
鑑賞日 2022.07.27

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spink.gif レッドクリフ Part 2 ―未来への最終決戦―(2009)
  RED CLIFF: PART 2  [144分]  アメリカ/中国/ 韓国/日本/台湾
管理人評価   ★★★
ジャンル 歴史劇/アクション/ドラマ
監督 ジョン・ウー
出演者 トニー・レオン    (周瑜)
金城武        (孔明)
チャン・フォンイー  (曹操)
チャン・チェン    (孫権)
ヴィッキー・チャオ  (尚香)
フー・ジュン     (趙雲)
中村獅童       (甘興)
リン・チーリン    (小喬)
ユウ・ヨン      (劉備)
ホウ・ヨン      (魯粛)
バーサンジャプ    (関羽)
ザン・ジンシェン   (張飛)
トン・ダーウェイ   (孫叔材)
ソン・ジア      (驪姫)
チャン・サン     (黄蓋)
コピー 赤壁で、激突。
――信じる心が、未来を変える。
あらすじ
80万の曹操軍をわずか5万で迎え撃つ劉備・孫権連合軍は、軍師・孔明の知略と指揮官・周瑜の活躍でどうにか撃退に成功する。
思わぬ大敗にも依然圧倒的な勢力を誇る曹操は、2000隻の戦艦を率いて赤壁へと進軍する。
そんな中、曹操軍には疫病が蔓延してしまうが、非情な曹操は死体を船に積み、連合軍のいる対岸へと流す。
これにより連合軍にも疫病が拡がり、ついに劉備は自軍の兵と民のため撤退を決断する。
感想
早速「2」を見てみました。
今回はいよいよ赤壁の戦いがメインです。

やっぱり人が沢山いると疫病が流行るんですね。
その疫病で亡くなった兵士の亡骸を敵側に送り付ける悪行。
いくら戦争とはいえ、やって良い事と悪い事がありますよ。
こういう所で曹操の腹黒さが際立ちます。

足りない10万本の矢を敵側から調達するアイデアが素晴らしい!
濃霧を利用して空の藁船に乗り込んでいる孔明がカッコ良く見えました。

曹操との駆け引きは、分かりやす過ぎるかと思いきや、孔明の矢の調達作戦が功を奏し、水軍の将を始末する事に成功。
曹操の憧れの小喬も体を張って攻撃を遅らせてくれました。

鉄壁に見えた曹操軍の守りを、着実に乗り越えていく周瑜軍の活躍が見事です。
ここでも勇ましい姿を見せてくれた甘興役の中村獅童さん。
最期の勇姿が目に焼き付いて離れません。

撤退したように見せかけて援護に駆け付けた劉備軍の活躍も素敵です。
イケメンで強い趙雲が一番のお気に入りでした。

あと、尚香がデブ助としてスパイ活動をしていたのも楽しめました。
あの顔で女と気付かれないとか細かいツッコミ所もありますが、敵兵士との友情も素直に良いなと思えました。

「1」に続き「2」も見ごたえ抜群でした。
もっと三国志について知りたくなりましたね。
まずは色々な関連映画を見てみたいと思います。

《関連作品》
レッドクリフ Part 1(2008)
鑑賞日 2022.07.28

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spink.gif レッド・ドラゴン(2002)  アメリカ
  RED DRAGON  [125分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/犯罪
監督 ブレット・ラトナー
出演者 アンソニー・ホプキンス      (ハンニバル・レクター)
エドワード・ノートン       (ウィル・グレアム)
レイフ・ファインズ        (フランシス・ダラハイド)
エミリー・ワトソン        (リーバ・マクレーン)
ハーベイ・カイテル        (ジャック・クロフォード)
フィリップ・シーモア・ホフマン  (フレディ・ラウンズ)
メアリー=ルイーズ・パーカー   (モリー・グレアム)
アンソニー・ヒールド       (チルトン博士)
フランキー・フェイソン      (バーニー)
コピー 《悪の根源》を知る為には その原点に戻らねばならない。
あらすじ
1980年、ボルティモア。
音楽会の後の食事会で、人間の内臓の料理を振舞ったレクター博士。
連続猟奇事件の犯人が、死体の一部を料理に使っていると気付いたFBI捜査官のウィルは、その事を知り合いのレクター博士に報告に行く。
そして、彼が犯人だと気付いたウィルは、レクターと争い、重傷を負いながらも逮捕する事に成功した。
それから数年後、一線を退いていたウィルの元に、元上司クロフォードがやって来て、捜査に協力して欲しいと言って来た。
断り切れなかった彼は、惨殺された家族の家に赴き、独自の捜査方法で犯人を推理する。
捜査に行き詰まったウィルは、刑務所にいるレクター博士の元を訪れ、助言を求めた。
感想
初めから凄まじい戦いが繰り広げられて、一気に目が覚めました!
怖い系だろうと、かなり気合いを入れて観始めたのですが、全然怖くなかったです。
怖くないのは部屋が明るいせいだと思って、思いっきり部屋を暗くして観ても怖くなかったですから、気合いはとりあえずいらなかったみたいですね。

今回はグロテスクなシーンが少ないので、怖いのは苦手という方も楽しんで観れると思います。
物語はかなり凝っているサスペンスで、組み立て方も面白く、どんどんのめり込んで行きました。

ウィルが犯人を推理する独特の捜査方法が面白いです。
実際現場に行き、カセットにその時感じた事を録音、被害者の写真を並べ、直感を頼りに謎を解くって感じですね。
切れ者捜査官ウィル役のエドワード・ノートンが、とてもカッコ良かったです。
彼とレクター博士の微妙な関係も良く描かれていたと思います。

しかし、個人的にはレイフ・ファインズがいまいちでした。
確かに狂気に満ちていて怖いと思う所もありましたが、全体的にはもう少しはじけてても良かったかな〜と感じました。
彼よりも怯えているリーバの表情の方が怖かったですからね。(^_^;)
彼が絵を食べているシーンは、辛そうで痛々しかったです。

怖くないと言ってもドキっとする場面はありました。
目に鏡の破片が埋め込まれた死体とか、急に出てきた人形の映像とか。
急に出てくるのは心臓に悪いですよね。
とりあえずドキドキしてしまいました。(^_^;)

とても見応えのあるサスペンスで、最後まで飽きずに堪能する事が出来ました。
どんどん引き込まれていって、目が離せなくなるんですよ〜。
でも今回はあんまりレクター博士は関係なかったみたいですね。
っていうか何であんなに犯人の事を知っているんでしょう。
不思議です。あれだけ分かれば警察いらないんじゃあ……。
なんて考えもちらほら浮かんできましたが、そんな事は関係なくなるくらい楽しめました。

食わず嫌いしてたら良い作品も見逃しちゃうんですよね。
頑張って観てみて良かったと思います。
私ったら戦争物に続き、怖い系も克服したのかも…。
苦手な分野をすべて克服するのが、当面の目標になりそうです。
あと克服すべきは、ベタベタのアクションかな。

《関連作品》
羊たちの沈黙
ハンニバル
ハンニバル・ライジング
鑑賞日 2003.08.28

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spink.gif レッド・バイオリン(1998)  カナダ/イタリア
  THE RED VIOLIN   [131分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 フランソワ・ジラール
出演者 サミュエル・L・ジャクソン  (チャールズ・モリッツ)
カルロ・セッチ        (ニコロ・プソッティ)
イレーヌ・グラジオリ     (アンナ・プソッティ)
クリストフ・コンツェ     (カスパー・ヴァイス)
ジャン・リュック・ビドー   (ジョルジュ・プッサン)
グレタ・スカッキ       (ビクトリア)
ジェイソン・フレミング    (フレドリック・ポープ)
シルビア・チャン       (シャン・ペイ)
コピー あなたはとても永い旅をするでしょう
あらすじ
1681年にイタリアで作られたニコロ・ブソッティ最後のバイオリン"レッド・バイオリン"が競売にかけられた。
これは、ニコロの妻アンナが出産により死亡した後に作られたという、いわく付きの代物だった。
その後、このバイオリンは様々な人の手に渡り、色んな時代を乗り越えて、モントリオールのオークション会場に辿りついた。
1挺のバイオリンを中心に、それを手にした人々の人生と数奇な運命を描いた作品。
感想
5つの時代を駈け抜けたバイオリンの大河ドラマです。
世界を渡り歩くスケールの大きさが良かったです。
そして、それぞれの弾き手によって、音色や味わいも違う所が深いですね〜。
それぞれの時代の持ち主の人生を面白い構成で見せてくれます。
"レッド・バイオリン"が見て来た人々の歴史。
見応え十分でした!

ウィーンの孤児院で"レッド・バイオリン"を手にした少年カスパー。
この男の子が可愛いんですよ〜。
彼の着ていた子供用の貴族仕様カツラ&衣装がまた可愛い。
でも、すごく早いテンポのメトロノームに合わせて激しく演奏するカスパーの指使いは大人並でした。
子供と言う事を忘れるくらいカッコ良かったです。
この話が結構気に入っていただけに、その終わり方がショックでした。

次の持ち主、イギリスの作曲家ポープ。
彼と恋人ビクトリアの絡みシーンは、ゾクゾクするほど官能的でした。
バイオリンを弾きながらのプレイ。
2つの快感が重なって、より一層二人の高揚感が伝わってきました。

そして中国のシャン・ペイの手に渡る訳です。
彼女と共に文化大革命を生き抜くバイオリン。このエピソードも良かったです。

それぞれのお話が良く出来ていて、現代のオークション会場へと繋がっていく構成も面白いと思います。
5つの時代がチェスカのタロット占いの暗示に従って、上手〜く盛り込まれていました。
色々な時代が入り混じりますが、きっちりセンス良くまとめてあるので、混乱は少ないと思います。

バイオリンが主人公なだけに、各名手の手に渡り奏でられる音楽は、とても美しかったです。
やっぱり印象に残っているのは、カスパー少年のテンポの速い曲ですね。
強烈なインパクトでした。

ミステリアスと言えばそうかもしれませんが、"レッド・バイオリン"という名前から薄々そうかな〜と思っていたので、名器に隠された秘密は分かりました。
ただオークションがああいう形で終わるとは予想出来ませんでしたね〜。
世の中上手く出来てます。(^_^;)

クラッシックな雰囲気で、また眠くなりそうな映画かな〜と思っていたのですが、良い意味で裏切られました。
結構おすすめですよ。
鑑賞日 2003.07.16

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spink.gif レッド・ブロンクス(1995)  香港
  RUMBLE IN THE BRONX/紅番区   [105分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション
監督 スタンリー・トン
出演者 ジャッキー・チェン       (クーン)
アニタ・ムイ        (エレイン)
フランソワーズ・イップ   (ナンシー)
トン・ピョウ        (ビルおじさん)
マーク・エイカーストリーム (トニー)
ガーヴィン・クロス     (アンジェロ)
コピー 恐竜さえも蘇らせたハリウッドの
最後の《不可能》とは、何か?
――その答えは、ここにある。
あらすじ
香港の刑事クーンは叔父の結婚式に出席する為、休暇を利用してNYのブロンクスにやって来た。
しかし、街のチンピラ共とのトラブルをきっかけに、ダイヤ密売シンジケートの巨大組織の犯罪事件に巻き込まれるはめになる。
感想
ジャッキー・チェンの映画は安心して見れるから好きです。
言ってしまえばワンパターンなのですが、必ず笑えるシーンがあるし、最後はジャッキーが勝つと分かっていても見てしまう魅力があります。

今回もジャッキーのアクションを堪能する事ができました。
ビルからビルに飛び移るシーンとか落下しそうなトラック(風船いっぱいの)からの脱出、素足で水上スキー等々、目が釘づけになってました。

個人的にアニタ・ムイは「酔拳2」の面白いお母さんのイメージが頭から離れないので、他の役でも「お母さんだ…」と思ってニヤニヤしてしまいます。
鑑賞日 2002.12.06

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spink.gif レッド・ライト(2012)   アメリカ/スペイン
  RED LIGHTS  [113分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス
監督 ロドリゴ・コルテス
出演者 ロバート・デ・ニーロ     (サイモン・シルバー)
キリアン・マーフィ      (トム・バックリー)
シガーニー・ウィーヴァー   (マーガレット・マシスン)
トビー・ジョーンズ      (ポール・シャクルトン博士)
エリザベス・オルセン     (サリー・オーウェン)
ジョエリー・リチャードソン  (モニカ・ハンセン)
クレイグ・ロバーツ      (ベン)
レオナルド・スバラーリャ   (レオナルド・パラディーノ)
アドリアーニ・レノックス   (リナ)
バーン・ゴーマン       (コーエン)
コピー この男を疑い続けろ。
あらすじ
科学者のマーガレットとトムは、超常現象を科学的に解き明かし、超能力や霊能力を自称するペテン師たちの正体を暴いてきた。
そんなある日、伝説の超能力者サイモン・シルバーが30年の沈黙を破り、復活を遂げる。
トムはそのニュースに飛びつき、シルバーを調査すべきと主張する。
しかし、マーガレットは“彼は危険すぎる”とトムに忠告する。
感想
超能力とか全然信じていないので、マーガレットとトムがペテン師たちを暴いていく様子が小気味良かったです。
しかし、作品としては肯定派という事なのでしょうか。
最後のあいまいな終わり方ですっきりしません。

シルバーは最初から怪しさ満点です。
9日間に渡って行われた実験でも、良い実績は残せませんでした。
やはり限られた状況化では、手品は通用しないのです。

最初から手品だよと言われて、色々な現状が起きる方が、手品師としてのテクニックが凄いと実感できます。
人目を欺く事は、結構簡単なのかもしれません。
たまにテレビでやっていますが、子供たちは夢中になって見てますね。
エンターテインメントとして立派に成立していると思います。

しかし、彼らは何故手品ではなく、超能力と言い張るのでしょうか。
自分が特別な能力を持っていると見せたい自己顕示欲の塊なのかな。
しかも、それが大金を生み出すとなれば、ペテンの仕掛けにお金をかけてでも、そう言い張る事に意味があるという事なのでしょう。

そんなペテン師たちに真っ向から立ち向かう物理学者マーガレット。
化学の力を信じ、超能力など無いと、様々な方法で証明してくれました。
それだけにあっけない彼女の退場は、かなり悲しかったです。

とにかく見終わった後も疑問だらけですっきり出来ません。
あれは?これは?と?のオンパレード。
それが狙いなら、完璧に術中にはまりました。
たまにはこんな作品も良いかなとは思える作品です。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2024.01.28

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spink.gif レディ・イン・ザ・ウォーター(2006)   アメリカ
  LADY IN THE WATER  [110分]
管理人評価   ★★
ジャンル ファンタジー/ドラマ/ミステリー
監督 M・ナイト・シャマラン
出演者 ポール・ジアマッティ    (クリーブランド・ヒープ)
ブライス・ダラス・ハワード (ストーリー)
フレディ・ロドリゲス    (レジー)
ジェフリー・ライト     (デュリー氏)
ボブ・バラバン       (ハリー・ファーバー)
サリタ・チョウドリー    (アナ・ラン)
ビル・アーウィン      (リーズ氏)
M・ナイト・シャマラン   (ビック・ラン)
コピー 「急いで。ハッピーエンドまで、もう時間がないわ」
あらすじ
ごく普通のアパート“コーブ・アパート”の管理人クリーブランド・ヒープ。
彼は廊下の掃除や電球の交換をするだけの単調な毎日を送っていた。
ところがある晩、中庭のプールでストーリーと名乗る謎めいた女性と遭遇する。
彼女は水の精“ナーフ”という存在で、“青い世界”からある目的のために人間界にやって来たという。
やがて、クリーブランドは韓国系親子が語るおとぎ話をヒントに謎を紐解き始める。
そんな中、ストーリーが“青い世界”へ戻ることを阻止しようとする恐ろしい怪物が現われる。
クリーブランドは住民たちの協力を得て謎解きを進めながら、ストーリーが無事に戻れるよう懸命に奔走する。
感想
ホラーかと思ってたけど、100%ファンタジーな物語なんですね。
はっきり言うと、つまらなかったです。(汗)

途中からなんのこっちゃ分からなくて、眠くなっちゃいました。
あまりにご都合過ぎますよ。

もしもおとぎ話が現実になったら・・・というお話です。
ヒントを頼りに仲間を集めたけど、当てずっぽうだったからことごとく外してました。
ファーバーさん、本当に死んじゃったの??

ゲームとか好きだから、はまれば好きになれるはずなのに、全然魅力を感じる事が出来ませんでした。
しかし、シャマラン監督は、作品を重ねるごとに出番が増えてきてますね。
今回はかなり重要な役割でした。
最後には自分が主役で作品を撮るんでしょうね。

ヒープさんの可愛いアピールには笑っちゃいました。
そういう風に無邪気を表現するんだな。
それで納得しちゃうスーン親子も面白い。

ブルーワールドのおとぎ話がとってつけたもののようで、とても陳腐なものに見えてしまいます。
でも、それがだんだん繋がっていく過程は面白かったです。
全然違っていたけど・・・。(汗)

ブライス・ダラス・ハワードは人間離れした透明感で、水の精役にぴったりでした。
すっかりシャマラン監督のマドンナです。
これからの活躍が楽しみな女優さんですね。

ストーリーの声が小さいからそれに合わせて音量を大きくしていたら、スクラウントの登場シーンでは大音量になってびっくりです!!
スクリーンで見てたらさぞかし大迫力だったでしょうね。

エンドロールの後に子供たちへのメッセージがあったけど、テーマとしては子供たちへって感じなのかな。
今度は子供と一緒に見てみたいと思います。
鑑賞日 2008.09.11

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spink.gif レディ・キラーズ(2004)   アメリカ
  THE LADYKILLERS  [104分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/犯罪
監督 ジョエル・コーエン
イーサン・コーエン
出演者 トム・ハンクス       (ゴースウェスト・ヒギンソン・ドア博士)
イルマ・P・ホール     (マンソン夫人)
ライアン・ハースト     (ランプ)
J・K・シモンズ      (パンケイク)
ツィ・マー         (将軍)
マーロン・ウェイアンズ   (ガウェイン)
スティーヴン・ルート    (フェルナンド・ガッジ)
ウォルター・K・ジョーダン (エルロン)
ダイアン・デラノ      (マウンテン・ガール)
ジョージ・ウォレス     (ワイナー保安官)
コピー 映画という名の《完全犯罪》――。
5人の犯罪プロフェショナルによる、
完全無欠のカジノ強奪計画。
ただひとつの誤算は、ひとりの老婦人…。
あらすじ
一人暮しの未亡人マンソン夫人の家に、博士と名乗る男が現れた。
彼は空き部屋を貸して欲しいと言う。夫人は彼に部屋を貸し、快く受け入れた。
しかし、彼にはある企みがあった。
それは新聞広告で集めた仲間と共に、夫人の家の近くにあるカジノの金庫破りをすること。
夫人の家の地下室からカジノへと繋がる穴を掘り始めるが、何も知らない夫人は図らずも彼らの邪魔をしてしまう。
感想
テンポ良く進み、コンパクトにまとまっていて、とても見易かったです。
まず、それぞれのキャラが良いですよね。
ふがふが笑うドア博士、お下品だらけのガウェイン、IBSという奇妙な病気を持つパンケイク、いつもボ〜っとしているランプ、そして煙草を火のついたまま口の中に隠すという特技を持つ将軍。
まともな奴が一人もいないという異様な状況なんです。

特にパンケイクが腹痛で「ウッ!!」と動きが止まる時の顔が最高に面白い!
また、そんな彼らが集まる家のマンソン夫人もかなりの迫力です。
あの胸何キロあるんだ??
あと、犯罪の一部始終を見ていたネコちゃんが可愛いね。
すごく活躍してました。

最後の皮肉もすごく笑えました。
指一本まで…ってやつ。
それにしても、あんなに何人も死体が乗っかっていたら見つかりそうなもんですけどね。
一日何回運行しているんだろう??
良くあんなに都合良く通りかかるよね。
これも皮肉たっぷりで面白かったです!

強盗たちの最期が間抜けでクププと笑えます。
やっぱり悪い事は出来ないね。
割とあっさりカジノのお金が手に入ったので、最後どうやって終わるのかとワクワクしました。

ドアの読んだ詩が綺麗でしたね。
何の本だったっけ?
確かエドガー・アラン・ポーだったな。

あと、印象に残ったのが独特の音楽。
ゴミ船のテーマソングが怪しくて好きでした。

リメイク作品。

《関連作品》
「マダムと泥棒」(1955)イギリス
鑑賞日 2004.10.20

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spink.gif レディ・ジョーカー(2004)   日本     [121分]  PG−12
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/犯罪
監督 平山秀幸
出演者 渡哲也   (物井清三)
徳重聡   (合田雄一郎)
吉川晃司  (半田修平)
國村隼   (平瀬悟)
大杉漣   (布川淳一)
吹越満   (高克己)
加藤晴彦  (松戸陽吉)
菅野美穂  (城山佳子)
岸部一徳  (白井誠一)
長塚京三  (城山恭介)
清水紘治  (倉田誠吾)
辰巳琢郎  (城山武郎)
外波山文明 (土肥正行)
矢島健一  (神崎秀嗣)
松重豊   (西村寛司)
谷津勲   (物井清二)
綾田俊樹  (秦野浩之)
永岡佑   (秦野孝之)
斎藤千晃  (レディ)
コピー あんたたちには、わかりやしないよ。
あらすじ
ある日、業界最大手の日之出ビール社長・城山恭介が“レディ・ジョーカー”と名乗る5人の犯行グループによって誘拐された。
その5人とは、小さな薬店の老店主、中年のトラック運転手、信用金庫の職員、町工場の若い旋盤工、下積みのノンキャリア刑事。
恵まれない境遇を生きてきた彼らは競馬場で知り合い、それぞれ異なった理由でこの犯行に至った。
これに対し、合田刑事ら捜査陣も早急に事件解決へ動き出す。
だが誘拐の2日後、犯人側は突然城山を解放し、“人質は350万キロリットルのビール。要求は20億円”と、次なる作戦へと計画を進めるのだった。
感想
最近はほとんど聞かなくなりましたね、誘拐事件。
リスクが高いし、必ず捕まるから少なくなったんでしょうね。

この作品は、「グリコ・森永事件」に着想を得て書かれた小説が元になっています。
古過ぎて良く知らない事件ですが、この作品がきっけかでウィキペディアを見ました。

昔はこんなすごい事件が起こってたんですね。
普通に買い物してるけど、そこに毒入りのものがあるなんて想像もしてませんから。
相当な脅威と戦っていた事に驚きました。

動機は兄と孫への仕打ちですか。
被差別部落の問題は根が深く、いまだにある事だと思います。
時を経ても同じ会社が関係していた事から日の出ビールが標的となってしまいました。
大きな企業ほど恨みを買う事も多いでしょうけど、これを解き明かすのは至難の業です。
まんまとせしめた20億円。
結局、どうなったのでしょうか。

レディ・ジョーカーに関わった人間は、皆不幸になりました。
やはり完全犯罪なんて無理な話ですよ。
お金は人を狂わせますからね。

もっと凄い展開が待っているのかと期待していたのですが、意外とあっけない終わり方でした。
疑問が多々残りますが、原作小説を読むと解決するのでしょうか。
機会があればそちらも読んでみたいと思います。

高村薫小説原作作品。
鑑賞日 2020.11.20

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spink.gif レフト・ビハインド(2013)   アメリカ
  LEFT BEHIND  [110分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/アクション/サスペンス
監督 ヴィク・アームストロング
出演者 ニコラス・ケイジ      (レイフォード・スティール)
チャド・マイケル・マーレイ (キャメロン・“バック”・ウィリアムズ)
キャシー・トムソン     (クローイ・スティール)
ニッキー・ウィーラン    (ハティー・ダーハム)
ジョーダン・スパークス   (シャスタ・カーヴェル)
リー・トンプソン      (アイリーン・スティール)
ゲイリー・グラッブス    (デニス・ビース)
クィントン・アーロン    (サイモン)
マーティン・クレバ     (メルヴィン・ウェイア)
コピー 高度三万フィートで消えた大量の乗客たち
そのフライトで何があったのか?
あらすじ
パイロットのレイは、JFK国際空港を離陸しロンドンへと向かうジャンボ機を操縦中。
ところが、その機内から副操縦士を含む大量の乗客が忽然と消えてしまう。
JFK国際空港へ引き返すレイだったが、管制官とも連絡が取れない。
その頃地上では、同じような人間消失事件が世界中で発生し、未曾有のパニックが始まっていた。
その中には、突如消えた母と弟を捜すレイの娘クローイの姿もあった。
感想
とても良かったです。
宗教については全然分かりませんが、それにまつわる話は展開を面白くするスパイスという感じで理解し、最後までドキドキしながら鑑賞する事が出来ました。

あらすじには重要な展開を書きましたが、映画の中盤まで普通の親子関係を中心にしたドラマなんですよね。
パイロット:レイの誕生日にわざわざ帰省した大学生の娘:クローイ。
しかし、レイは若いCAに夢中で仕事に託けてロンドンでデートを予定。
それを知ったクローイは悲しみの中、宗教にはまっている母を煩わしく思いながらも実家へ。

最初にあらすじを読んでいたんですが、すっかり忘れて普通に楽しんで見ていたので、突然弟のレイミーが消えてビックリ!!!
そうだった!と気づいてからは怒涛の展開でした。

なんせクローイの活躍がすごい!
車が運転できるからって、バイクやトラック、ロードローラーまで運転しちゃうんだからカッコ良過ぎます!
彼女の行動力のおかげで助かったようなものですからね。

不思議な現象は解決出来てないけど、前向きな終わり方で彼女たちなら乗り越えられるだろうと希望を残す後味の良い作品でした。
最近、低評価の作品ばかりだったから、ようやく面白い作品と出会えて嬉しいです。
鑑賞日 2020.03.29

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spink.gif レベッカ(1940)   アメリカ  白黒
  REBECCA  [130分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/ミステリー
監督 アルフレッド・ヒッチコック
出演者 ローレンス・オリヴィエ    (マクシム・ド・ウィンター)
ジョーン・フォンテイン    (ド・ウィンター夫人)
ジョージ・サンダース     (ジャック・ファヴェル)
ジュディス・アンダーソン   (ダンヴァース夫人)
レジナルド・デニー      (フランク・クローリー)
グラディス・クーパー     (ベアトリス・レイシー)
レオ・G・キャロル      (ベイカー医師)
ナイジェル・ブルース     (ジャイルズ・レイシー少佐)
C・オーブリー・スミス     (ジュリアン大佐)
レオナルド・キャリー     (ベン)
フローレンス・ベイン     (ホッパー夫人)
エドワード・フィールディング (フリス)
ラムスデン・ヘイア      (タブ)
コピー 疑惑の愛に包まれて
私はマンダレーの
森にやって来た……
アカデミー作品賞に輝く
ミステリー・ロマンの名作!
あらすじ
ヴァン・ホッパー夫人の付き人としてモンテカルロのホテルにやってきた「わたし」。
そこでイギリスの大金持ちであるマキシムと出会い、2人は恋に落ちる。
マキシムは1年前にヨットの事故で前妻レベッカを亡くしていたのだが、彼女はマキシムの後妻として、イギリスの彼の大邸宅マンダレーへ行く決意をする。
感想
アカデミー賞作品賞受賞作品という事で見てみました。
監督はあのアルフレッド・ヒッチコック
どんどん物語に引き込まれて、あっという間の2時間でした。

大邸宅マンダレーがお城みたいで素晴らしかったです。
どの部屋も重厚な家具や調度品に囲まれていて、一度で良いからこんな所で迷子になってみたいと思いました。
その大豪邸を仕切るのは、元妻レベッカの使用人ダンヴァース夫人。
彼女の気味悪さは見事でしたね。
レベッカを崇拝している彼女は、レベッカの遺品を嫌味なくらい新妻に見せつけるんです。
普通なら気を遣って処分するでしょうけど、この屋敷はどこか異様なんです。

そんな至る事にレベッカのものを表す『R』の刺繍が施されたものが溢れている屋敷で、一人居心地の悪さを感じながら頑張る新妻。
劇中一度も名前が出てこないんですよね。
ド・ウィンター夫人かマダムと呼ばれていました。
元は金持ち夫人の付き人をやっていた「わたし」は、マキシムとは住む世界が違うと思っています。
でも、真剣に愛してくれる彼に答える為、必死に女主人になろうとするのですが、ダンヴァース夫人に邪魔されて上手く行かないのです。

そんな中、お墓に入っているはずのレベッカの遺体が発見されるのです。
ここからの展開は、さすがヒッチコック監督という
スリリングなものでした。
意外な事件の真相にうならされました。

最後のダンヴァース夫人の行動は、どういう気持ちからなんでしょう。
本当に幸せな二人を見ているのが我慢ならないという理由だったのか。
そこが気になりました。

久しぶりにヒッチコック監督の作品を見ましたが、やっぱり素晴らしいですね。
古くても良いものは良い!と再確認させられました。

アカデミー賞作品賞受賞作品。
鑑賞日 2021.01.23

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spink.gif レベル −反逆の青春−(1985)   オーストラリア
  REBEL  [93分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ロマンス/青春
監督 マイケル・ジェンキンス
出演者 マット・ディロン    (レベル)
デビー・バーン     (キャシー・マクラウド)
ブライアン・ブラウン  (ライガー)
ビル・ハンター     (ブローニング)
レイ・バレット     (ビーディーズ)
ジュリー・ニヒル    (ジョイシー)
ジョン・オメイ     (バーニー)
キム・ディーコン    (ハゼル)
イザベル・アンダーソン (パルマー)
コピー 劇場未公開
あらすじ
1942年。
第2次世界大戦で負傷した米兵が集められたシドニー。
海兵隊のレベルは、クラブでキャシーという歌手を見て一目惚れ。
彼女の誕生日パーティに呼ばれ、そのまま一晩泊まられてもらう。
実はレベルは脱走兵で、憲兵から追われる立場だった。
夫と兄が出征しているキャシーは、そんな彼を追い出す。
レベルは裏商人とチリ行きの船に乗せてもらうと話をつけるが、憲兵に追われている間に乗り遅れてしまった。
行き場のなくなった彼は、再びキャシーの元へ行く。
感想
途中まで★2つにしようと思っていたのですが、最後が良かったので★1つ増やしました。
「あなたは私のヒーロー」という曲がすごく気に入ったんです。
これで泣きそうになったもん。
出来過ぎって分かってても、単純だからすぐに感動しちゃいます。

戦争で傷付いた兵士とクラブ歌手。
哀しみに浸るシーンがあっても、次のシーンでははじけたステージに早変わり。
このギャップが余計に哀しみを誘います。
ここまで来るとある意味ミュージカルですよね。
スティーブの戦死通告が来た時の気持ちも歌で表現してたし。
あとから思えば、レベルとの恋の始まりを示唆する歌もあったような…。

しかし、キャシーたちの踊りや歌はどうなの??
戦争中だとこれが喜ばれるのかな。
日本人から見たら「空襲よ!防空壕へ入れて!」なんてダンス見せられたら切なくて泣けてきます。
これが笑いとして娯楽になっているのが怖いです。

あえていうなら、キャシーはもう少し美人の方が盛り上がったかな。
歌が上手いのが絶対条件なのは分かるけど、おばちゃん過ぎて痛々しいぞ。
まあ、それがリアルだと言えばそうだけど…。

一般的にはほとんど知られてない作品でしょうね。
劇場未公開だし。結構良いのにもったいないな。
私だけでも押してみようと思います。
良かったら是非〜!
鑑賞日 2004.10.15

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spink.gif レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで(2008)   アメリカ/イギリス
  REVOLUTIONARY ROAD  [119分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ
監督 サム・メンデス
出演者 レオナルド・ディカプリオ (フランク・ウィーラー)
ケイト・ウィンスレット  (エイプリル・ウィーラー)
キャシー・ベイツ     (ヘレン・ギヴィングス夫人)
マイケル・シャノン    (ジョン・ギヴィングス)
キャスリン・ハーン    (ミリー・キャンベル)
デヴィッド・ハーバー   (シェップ・キャンベル)
ゾーイ・カザン      (モーリーン・グラブ)
ディラン・ベイカー    (ジャック・オードウェイ)
ジェイ・O・サンダース  (バート・ポラック)
リチャード・イーストン  (ギヴィングス氏)
マックス・ベイカー    (ヴィンス・ラスロップ)
マックス・カセラ     (エド・スモール)
ライアン・シンプキンス  (ジェニファー・ウィーラー)
タイ・シンプキンス    (マイケル・ウィーラー)
キース・レディン     (テッド・バンディ)
コピー それは──誰もが逃れられない<運命の愛>

あなたの最愛のひとは
あなたを愛していますか──。
あらすじ
1950年代のコネチカット州。
“レボリューショナリー・ロード”と名づけられた閑静な新興住宅街に暮らすフランクとエイプリルのウィーラー夫妻は、二人のかわいい子供にも恵まれた理想のカップル。
しかし、その見た目とは裏腹に、彼らはそれぞれ描いていた輝かしい未来と現状のギャップに不満を募らせていた。
元陸軍兵のフランクは事務機会社に勤めるもセールスマン人生の我が身を嘆き、かつて女優志願だったエイプリルも大成せずに至っている。
するとフランクが30才の誕生日を迎えた夜、エイプリルが、家族一緒にパリで暮らしましょう、と持ちかけ、パリでは自分が秘書として働くからフランクは気ままに暮らせばいい、と言い出すのだった。
はじめは妻の突然の提案に戸惑うも希望を膨らませ、ついには移住を決意する。
感想
エイプリルに全然共感出来なくて、ずっと「正気に戻れ〜〜!!」と思いながらの鑑賞となりました。
何の保証もないのにパリに行ったら幸せになれると思い込んでいるのが怖かったです。
しかも、普通の主婦なのに、秘書になれば高給だからとか、訳の分からない事を言ってるし。
どんだけパリに夢を見てるんだか。
周りの皆の言う事が至極真っ当で、それを不満に思うエイプリルは病んでいるとしか思えません。

一度はエイプリルに説得されてパリ行きを決意したフランク。
しかし、彼女の妊娠、自身の昇進話を受け、現実を見直し、現状に留まる事にしてくれました。
これには本当にほっとしましたよ。
二人して夢みたいな話を嬉々として話してるから、早く目を覚ましてくれ!と思ってました。

自分の人生はこんなものじゃないという強い思いがあったんでしょうね。
自分たちは特別だって。
でも、それは根拠のない自信で、自分の思い込みなんです。
彼女の考える幸せって何だったんでしょう。
男女の子供に恵まれ、綺麗で素敵な家もある。
それ以上に何が欲しかったんでしょう。

女優としてやっていきたかったんでしょうか。
でも、パリでも秘書の仕事をするって言ってたし。
良く分かりません。

でも、訳の分からない事を言っているけど、そこまで病んでるとは思ってませんでした。
だから、最後はかなりの衝撃でした。
そんな事して、本当に幸せになれると思ったの・・・。
哀しくて切なくて後味は最悪です。

★1つにしようかと思ったけど、主演二人の熱演に★1つ献上したいと思います。
二人のぶつかり合いは迫力満点でした。
魂と魂のぶつかり合いに見えました。
ここまでして分かり合えないのだから、やっぱりダメだったんでしょうね。
ただただ悲しく痛々しいお話でした。
鑑賞日 2018.10.22

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spink.gif レボリューション6(2002)   ドイツ/アメリカ
  WAS TUN, WENN'S BRENNT?  [101分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/犯罪/サスペンス
監督 グレゴー・シュニッツラー
出演者 ティル・シュヴァイガー    (ティム)
マーティン・ファイフェル   (ホッテ)
セバスチャン・ブロムベルグ  (マイク)
ナジャ・ウール        (ネレ)
マティアス・マシュケ     (テラー)
ドリス・シュレッツマイヤー  (フロー)
クラウス・レーヴィッチェ   (マノフスキー)
コピー 暴発するヤバイ過去。
あらすじ
ドイツ、ベルリン。
アナーキストの若者たち男女6人。
1988年に彼らが仕掛けた手作り爆弾が、11年後に大爆発し大事件に発展した!
大人になり普通に生活していた彼らは大慌て。
仲間だったティムたちのアパートに警察の手入れがあって、彼らの犯行を収めたテープが押収されてしまったのだ。
そのテープを取り替えずべく、6人が再集結した!
感想
昔、学生運動で大暴れしていた人達も、今は普通に生活してますよね。
未だに活動しているのは1%くらい(そんなにいないか…)かな。
そんな生き残りの人と、今は普通に暮らしている人との温度差が面白い作品でした。

しかし、どうもこういう人達が苦手なので、良い評価は付けられません。
どうしてもティムとホッテが好きになれないのです。
過去にしがみ付いていたいのは分かるけど、それが滑稽にしか見えず、返って可哀相なくらいです。
長い間続けられる情熱はすごいけど、もうそろそろ目を覚ませ!とツッコミたいですね。

物語自体はテンポが良くて、とても見やすいです。
面白いほどポンポンと進むので、こちらも飽きずに見ていられます。
ドイツ映画は久しぶりに見たけど、前見た作品(何かは忘れた…)もテンポが良かったと記憶してます。
そういう特徴があるのかもしれませんね。

一番印象的だったのは、消火器の泡が部屋中に舞って皆ではしゃいでるシーン。
昔の思い出とリンクする映像が良かったです。
同じ状況、同じ仲間が集まる事で、自然と時間は埋まるんですよね。
例え11年のブランクがあったとしても…。

人間なんて簡単に時代に流されますよね。
若い時は一瞬だし、信念だって相当な情熱がないと続かないものでしょうし。
そんな中、最後まで仲間を見捨てずホッテの世話をしているティムは、心の優しい人だと思います。
でも、マイクへの態度が気になるんですよね。
裏切り者だから冷たいのかな。
ダメだ…どうしても好きになれない!

俳優さんもこれと言って良い人はおらず、結束が堅いって訳でもないし、なんかダラダラ集まって来て、正直「なんや!」という印象。
「そんなんやったら始めから来い!」とツッコミたくなるよね。
でも、それじゃつまらないか…。

ドイツでもランチに寿司はあるみたい。
マイクが食べてたのはカッパ巻きか??
鑑賞日 2004.08.15

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spink.gif レ・ミゼラブル(1998)  アメリカ
  LES MISERABLES  [133分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/文芸
監督 ビレ・アウグスト
出演者 リーアム・ニーソン    (ジャン・バルジャン)
ジェフリー・ラッシュ   (ジャベール署長)
ユマ・サーマン      (ファンティーヌ)
クレア・デインズ     (コゼット)
ハンス・マセソン     (マリウス・ポンメルシー)
ピーター・ボーン     (老司教)
レイン・ブリノルフソン  (ボーヴェ)
ジョン・ケニー      (テナルディエ)
ジリアン・ハンナ     (テナルディエ夫人)
コピー 愛は 寛容である。
愛は 決して滅びない。
あらすじ
1812年、フランス。
パンを一切れ盗んだ罪で19年間投獄されたジャン・バルジャン。
仮出所した夜に、老司教の家に泊めてもらうが、親切にしてもらった恩も忘れて、高価な銀食器を盗み老司教を殴って逃げた。
次の日、警察に捕まり、老司教の元へ連行されるが、彼は「銀食器は私があげた物だ」と嘘をついてバルジャンを庇ってくれた。
人の優しさに触れたバルジャンは、神に誓って改心すると約束する。
それから9年後。
バルジャンは老司教との約束を守って改心し、ビゴーという町の市長になっていた。
そこへ新任の警察署長としてやって来たジャベールは、バルジャンが囚人の時にひどい暴力を受けた看守だった。
感想
さすが何度も舞台や映画になっている名作ですね〜。
ものすごく感動しました!

どんな人にも分け隔てなく慈悲の心で接すれば、いつかは分かってもらえるものなんですね。
これがキリスト教の精神なんですか。
いつもなら綺麗事だなと捻くれた見方をしてしまう所ですが、今回はとても素直に受け入れる事が出来ました。

その要因としては、リーアム・ニーソン自身が語っていた通り、バルジャンを聖人君子としてではなく、理想に近づこうと努力している一人の人間として演じたのが伝わってきているからだと思います。
心の中での葛藤を乗り越えて、納得した上で行動するジャン・バルジャンの優しさは、うわべだけではないと感じるので、こんなにも心を揺さぶる感動に繋がるのです。
彼の作り上げた人物像は見事でした。

あと体当たりで汚れ役を演じたファンティーヌ役のユマ・サーマンも素晴らしかったです。
彼女がボロボロになりながらも、娘のためにお金を稼ごうとする様には目頭が熱くなります。

そして、身も心もボロボロになった彼女が与えてもらったバルジャンからの優しさで号泣です。(T_T)
ファンティーヌの気持ちが画面から痛いほど伝わってくるので、こっちもつられて助けられたように錯覚してしまいます。
まあ、それだけ入り込んで観れるって事でしょうね。

事情を知らずに過激分子のマリウスと付き合うコゼットには、かなりハラハラさせられましたが、バルジャンの正体を知っても態度が変わらなかった彼女にまた感動させられました。

そして、唯一の悪役ジャベールを演じたジェフリー・ラッシュも素晴らしかったです。
悪役っていうと語弊がありますね。
彼は純粋に法を守っていただけなんですからね。
それぞれの俳優さんが素晴らしく、物語も良い。他に言う事はありません。

こんなにも人を信じるって、とても難しい事ですよね。
誰でも自分が可愛い訳だし…。
だから感動するんだな。
これは後世にまで語り継いで行きたい作品だと思います。
鑑賞日 2003.10.06

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spink.gif レ・ミゼラブル (2012)   イギリス
  LES MISERABLES  [158分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ミュージカル/ドラマ/文芸
監督 トム・フーパー
出演者 ヒュー・ジャックマン   (ジャン・バルジャン)
ラッセル・クロウ     (ジャベール)
アン・ハサウェイ     (ファンテーヌ)
アマンダ・セイフライド  (コゼット)
エディ・レッドメイン   (マリウス)
ヘレナ・ボナム・カーター (マダム・テナルディエ)
サシャ・バロン・コーエン (テナルディエ)
サマンサ・バークス    (エポニーヌ)
アーロン・トヴェイト   (アンジョルラス)
イザベル・アレン     (コゼット:少女時代)
ダニエル・ハトルストーン (ガブローシュ)
コピー 愛とは、生きる力。
あらすじ
19世紀のフランス。
1本のパンを盗んだ罪で投獄され、19年間を監獄の中で生きたジャン・バルジャン。
仮出獄した彼は再び盗みを働いてしまうが、司教の優しさに触れ、心を入れ替えると決意する。
過去を捨て、マドレーヌと名前も変えながらも正しくあろうと自らを律して生きていくバルジャン。
やがて市長にまで上り詰めるが、法に忠誠を誓うジャベール警部に自らの正体を見破られ逃亡を余儀なくされる。
その一方で、薄幸の女性ファンテーヌから託された彼女の娘コゼットに深い愛情を注ぎ、美しい女性へと育てていく。
感想
今回の「レ・ミゼラブル」は全編ミュージカルでした。
始めはずっと歌なのはどうなのかなと思っていたのですが、やはり聞き覚えのある曲に魅了され、最後は涙涙の鑑賞となりました。
ストーリーはアメリカ版の「レ・ミゼラブル」を見ていて知っていたのですが、長い間愛される力のある物語に感動しました。

主役のジャン・バルジャンにはヒュー・ジャックマン
辛い人生のなか懸命に生きる男を、素晴らしい歌声と演技で表現していました。
特に下水道を逃げるシーンが印象的です。
コゼットの為に全身全霊をかけてマリウスを守る姿が胸を打ちました。

そして、アカデミー賞助演女優賞を受賞したアン・ハサウェイ
登場時のキラキラした姿からは想像も出来ないようなボロボロの娼婦に落ちたファンテーヌを体を張って演じていました。
その姿で画面いっぱい「夢やぶれて」を歌うシーンはとても印象的です。

有名な「民衆の歌」も心に響きます。
自由を夢見て戦う若者たちの希望に満ちた表情が忘れられません。
悲しい結果になっても、また続いて立つ者がいる。
とても力強い曲で何度も見直しています。

やはり素晴らしい作品です。
全編ミュージカルなのに一切踊らないというのは斬新でしたね。
舞台のバージョンも見たくなりました。
とにかくお話が良いので、一度原作にも挑戦してみたいと思います。

アカデミー賞助演女優賞受賞作品。

《関連作品》
レ・ミゼラブル(1998)
鑑賞日 2021.01.12

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spink.gif レミーのおいしいレストラン(2007)   アメリカ
  RATATOUILLE  [120分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/コメディ/ファミリー
監督 ブラッド・バード
出演者 〈声の出演〉
パットン・オズワルト    (レミー)
ブライアン・デネヒー    (ジャンゴ)
ブラッド・ギャレット    (グストー)
ジャニーン・ガロファロー  (コレット)
イアン・ホルム       (スキナー)
ピーター・オトゥール    (イーゴ)
ルー・ロマノ        (リングイニ)
ジョン・ラッツェンバーガー (ムスタファ)
ジェームズ・レマー     (ラルース)
ウィル・アーネット     (ホルスト)
コピー 料理が苦手な見習いシェフ リングイニと、
パリ一番のシェフになりたいネズミのレミー──

その出会いは“おいしい”奇跡の始まり…。
あらすじ
天才的な料理の才能を持ち、いつか一流レストランのシェフになるという叶わぬ夢を持つドブネズミのレミー。
ある日、彼は人間に見つかって追い出され、家族とはぐれてしまい、パリのとあるレストランに辿り着く。
なんとそこは、レミーが尊敬する今は亡き名シェフ、グストーの店だった。
一方その厨房内では、見習いシェフのリングイニがスープを台無しにする失態をしていた。
それを見たレミーは、こっそりとそのスープを作り直し、最高の味に仕上げるのだった。
その一部始終を目撃していたリングイニは、自分に料理の才能がないことからレミーの力を借りることを提案。
こうして彼らは秘かにコンビを組み、パリ一番のシェフを目指すことになる。
感想
またすごい設定の作品ですね。
天才シェフのネズミと、見習い雑用係の人間がコンビを組んで、美味しい料理を作るって。
髪の毛を引っ張って、操り人形みたいにして料理するのも面白い!

正直、ネズミが作った料理は食べたくないですが、そんなに美味しいなら勇気を出して食べてみたいですね。
大量のネズミが一生懸命料理を作っている様子は、かなり気持ち悪かったので、あの光景を消すのは容易ではないですが・・・。
レミー一匹なら可愛いとも思えるんですけど、数集まるともう寒気しかしません。

レミーとリングイニの友情はいつもの展開です。
喧嘩して仲直りして、力を合わせて一緒に頑張る!
恋人のコレットも理解してくれて、レミーがイーゴへの料理を作るんです。
それはフランスの家庭料理ラタトゥーユ。
これには堅物のイーゴも一瞬で笑顔になってしまいました。

実際食べてみたら、イーゴみたいに止められなくなるかもしれません。
レストランの料理でそんな経験した事ないので、とっても興味はあります。
私が食に興味がないので、美味しいお店とか行かないからなんですけどね。
こんな経験が出来るなら、評判のお店に行ってみるのもありかな。

最後にイーゴがレミーのラタトゥーユに対して書いた記事は、とても良かったですね。
いつも偉そうな評論家の目を覚ますようなストレートな言葉。
ずっしり胸に響きました。

ディズニーピクサー長編アニメ第8作目。
鑑賞日 2018.10.14

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spink.gif レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語(2004)   アメリカ
  LEMONY SNICKET'S A SERIES OF UNFORTUNATE EVENTS  [109分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/ファンタジー
監督 ブラッド・シルバーリング
出演者 ジム・キャリー      (オラフ伯爵)
エミリー・ブラウニング  (ヴァイオレット・ボードレール)
リーアム・エイケン    (クラウス・ボードレール)
カラ・ホフマン      (サニー・ボードレール)
シェルビー・ホフマン   (サニー・ボードレール)
メリル・ストリープ    (ジョセフィーンおばさん)
ティモシー・スポール   (ミスター・ポー)
ビリー・コノリー     (モンティおじさん)
ルイス・ガスマン     (禿げ男)
ジェニファー・クーリッジ (白い顔の女)
キャサリン・オハラ    (ストラウス判事)
ダスティン・ホフマン   (映画評論家)
ジュード・ロウ      (レモニー・スニケット)
コピー どんな不幸もふっとばせ
知恵と勇気の三姉弟妹
あらすじ
裕福なボードレール家の三姉弟妹。
長女のヴァイオレットは、並外れた知恵とひらめきで日常の発明品を作る14歳の天才発明家。
長男のクラウスは本の虫で、普通の人が一生かかっても読みきれない量の本をすでに読破している。
末っ子のサニーは、どんなものでも噛みついたら離さない女の子。
そんなある日、三姉弟妹が海辺で遊んでいたところ、自宅が火事になり、愛する両親は莫大な遺産だけを残し焼け死んでしまう。
感想
不幸な話というから、理不尽が苦手な私は、かなりビクビクしながらの鑑賞となりました。
しかし、予想に反して、この作品の不幸な話は、私の許容範囲内で大丈夫でした。

かなり残酷で非情な犯人なのですが、奇妙な動きと、大胆過ぎる行動に笑わせてもらいました。
こういうブラック・コメディは平気みたいです。

その冷酷非道金の亡者を演じたのは、ジム・キャリー。
彼のやり過ぎ演技のおかげで、不幸な話のリアリティがなくなり(笑)、壮大なファンタジーとして見る事が出来ました。
七変化も面白かったし、見応えありましたね。
人を殺す時も、全くためらわず、悪びれる様子もないので、非常に軽くてコミカルでした。

大人が全然役に立たない中、子供たち3人で良く次々と降りかかる不幸を乗り越えましたね。
子供たちが知恵と勇気で難題を乗り越えるシーンは、どれもうならされました。
特に目玉型の装置でやり返すシーンはスッキリです。

ちらちらと大物が出ているのも見逃せません。
続きがありそうな雰囲気ですが、これっきりだったのかな。
3人姉弟妹の冒険の続きが見てみたかったです。
鑑賞日 2017.06.12

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spink.gif 恋愛寫眞(2003)   日本
  Collage of Our Life  [111分]
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス/青春
監督 堤幸彦
出演者 広末涼子 (里中静流)
松田龍平 (瀬川誠人)
小池栄子 (アヤ)
山崎樹範 (白浜)
西山繭子 (みゆき)
高橋一生 (関口)
原田篤  (河合:モテ男)
江藤漢斉 (市山教授)
佐藤二朗 (医師)
岡本麗  (コインランドリーの女)
大杉漣  (下請広告店社長)
ドミニク・マーカス (カシアス)
ノーマ・チュウ   (ファー)
ステファニー・ワン (コンボイ)
コピー 死んだはずの彼女から、手紙が届いた。
消印は、ニューヨーク。

彼女を探しに、僕は、ニューヨークへ旅立った…。
あらすじ
カメラマンの誠人は大学時代の恋人:里中静流から、ニューヨークで自分の個展を開くから招待するという手紙を受け取る。
静流はプロカメラマンを目指す誠人の影響で写真を撮り始めたが、ある時“プロのカメラマンになるまで待ってる”と言い残して彼の前から姿を消したのだった。
しかし、大学の同窓会でその静流が死んだという噂を耳にした。
誠人は未だ忘れることの出来ない静流を探すため、彼女が同封してきた写真に映っている風景だけを頼りに真冬のニューヨークへ旅立つ。
感想
この作品の関連作品である「ただ、君を愛してる」が大好きなので、テイストの違いに戸惑いました。
役名が同じ、写真、NYなどの共通点はありますが、ほぼ別の作品と言って良いでしょう。

こちらはとても現実的で大人な内容でしたね。
久しぶりに静流から手紙が来たと思ったら個展のお知らせ。
自分より成功している事に嫉妬していたら、彼女の死の噂を聞く。

奇跡的に残っていた1枚の写真を手掛かりに、単身NYに行っちゃうなんて凄過ぎです。
トコトンついてない誠人は、ギャングに襲われちゃうし・・・。
とにかくいつも傷だらけでしたね。
NY、怖すぎます。

でも、そのおかげで日本が大好きなアーティスト:カシアスに出会います。
個人的に”カシアス”というと、”カシアス島田”が出て来て困りました。(汗)
彼のおかげで寝泊まりする所も出来たし、静流のアパートを発見出来ました。

メキシコに撮影旅行に行っているという静流。
彼女の帰りを待つ間に、彼女の観ていたNYを撮ろうと決意する誠人。
彼女ならこう撮るだろうという思考で撮った写真たち。
とっても素敵な写真でした。

まさかの犯人で驚きましたが、振り返ってみたら怪しい点も多かったです。
テレビで見たシーンが役に立つの、カッコ良かったですね。
でも、犯人のキレ方が凄くて、ここだけ恋愛映画ではなくなっています。(大汗)

どうしても「ただ、君を愛してる」と比べてしまうので、普通より評価が上がりません。
私的には可愛い誠人と静流が気に入っています。

でも、関連作品としてずっと見たかったのでスッキリしました。
ただ、君を愛してる」はこの作品を基に市川拓司さんが新たに書き下ろしたものなんですね。
なるほどです。

《関連作品》
ただ、君を愛してる(2006)
鑑賞日 2021.11.13

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spink.gif 恋愛小説(2004)   日本     [105分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ロマンス
監督 森淳一
出演者 玉木宏   (久保聡史)
小西真奈美 (澤井瑞樹)
池内博之  (武井宏行)
平山あや  (大垣美和)
奥貫薫   (遠山千夏)
神木隆之介 (聡史の子供時代)
塩見三省  (久保裕也)
コピー もう誰も愛さない
だって、ぼくは死神だから
あらすじ
法学部に通う大学4年生の宏行は、相手の浮気が原因で恋人の美和とケンカ別れしてしまう。
そんなある日、彼は同じ大学に通う青年、聡史から自分の遺言書作りを依頼されるのだった。
たった独りで豪邸に住み自らを“死神”と呼ぶその青年は、やがて自分自身の過去を語り始める。
感想
最後はやっぱり泣いちゃいました。
「愛してる」って本当に素敵な言葉です。

玉木さんの制服姿は萌えの極み。
暗くて良く見えないのが更に萌え。
これはある意味チラリズムなのか。(笑)

それだけに髪型が変なのが残念です。
顔が綺麗なだけに、違和感だけが強調されているように感じます。

女の子が積極的な恋って大好物なので、そこはツボにストライクでした。
瑞樹の「こうして1つ1つ運命を戦っていこうね」には、「負ける時は死ぬ時だぞ!」と思わずツッコんでしまいました。

武井のこっそり薬を持ち帰るという優しさ、そして、額の裏の愛のメッセージ。
皆が聡史を生かそうと努め、彼を悲運から解き放ってくれました。

これも全て彼の人徳の成せる業でしょうね。
思わず手を差し伸べたくなる魅力があるという事だと思います。
そんな聡史に玉木さんはぴったりでした。

瑞樹役の小西さんも良かったです。
明るくて可愛くて優しくて。
とても愛おしい存在でした。

特典のメイキングでは、玉木さんの面白い表情が見れて嬉しかったです。
こんな面白い人だとは思いませんでした。
意外ですね。
鑑賞日 2008.02.04

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spink.gif 恋愛小説家(1997)   アメリカ
  AS GOOD AS IT GETS  [138分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 ジェームズ・L・ブルックス
出演者 ジャック・ニコルソン     (メルヴィン・ユドール)
ヘレン・ハント        (キャロル・コネリー)
グレッグ・キニア       (サイモン・ビショップ)
キューバ・グッディング・Jr (フランク)
スキート・ウールリッチ    (ヴィンセント)
シャーリー・ナイト      (ビヴァリー)
イヤードリー・スミス     (ジャッキー)
レスリー・ステファンソン   (ウェイトレス)
ルーペ・オンティヴェロス   (ノーラ)
ジェシー・ジェームズ     (スペンサー)
コピー これが、恋というものか。
初めて愛したのは、一匹の犬とウェイトレス。
あらすじ
マンハッタンに暮らす小説家のメルビン・ユドールは、潔癖症でこだわりの強い男。
ゲイの隣人サイモンとは犬猿の仲で、何かある度にぶつかっていた。
行きつけのレストランでも、勝手に自分のテーブルを決めていて、持参した使い捨てのナイフ・フォークを使う徹底ぶり。
しかも、決まったウェイトレス:キャロルの給仕でないと食べられなかった。
感想
アカデミー賞受賞作品という事で、再見する事にしました。
やっぱり良いお話でした。
口の悪い嫌味なおじさんが、恋をして自分を良い人間に変えるお話です。

とにかくメルビンとキャロルの会話が、ボケとツッコミみたいで面白いです。
「俺の話をしようか」「聞きたい人、手を挙げて」「シーーン」みたいな。(笑)
他の人は怖くて近づけないのに、バシバシ突っ込んでいくのが良いですね。

いつも一言多いメルビン。
人を怒らせる天才とでも言いましょうか。
愛する女性にも同じように接してしまい、素直な気持ちが全然伝わりません。

でも、彼女の為に良い人になりたいと、大嫌いな薬を飲んだり、こだわっていた道路の境目を踏んだりして、今での自分を変えていくんです。
あんなに頑固だったのに、ここまで変えられるなんて、愛の力ってすごいです。

そんな変人を演じたジャック・ニコルソンが見事です。
アカデミー賞受賞も納得の演技です。
あんなに嫌だったおじさんが、最後には愛おしく見えるから、本当に不思議ですね。

そんなおじさんが恋しちゃったキャロルを演じたヘレン・ハント。
彼女の演じたキャロルの明るいキャラクターが、キュートでとっても魅力的でした。
親切だけど変な人メルビンとの付き合い方が上手いんですよね。
その分、近づきすぎる時の戸惑い方も絶妙で、彼女の心の動きが手に取るように分かりました。

あと、犬のバーデルの演技も素晴らしかったです。
道の継ぎ目を避けて歩いたり、別れを惜しむメルビンの背中をうるんだ瞳で見つめたり。
ぶちゃ可愛いお顔も、見れば見る程癒されました。

アカデミー賞主演男優賞、主演女優賞受賞作品。

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spink.gif 恋愛適齢期(2003)   アメリカ
  SOMETHING'S GOTTA GIVE  [129分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/ロマンス
監督 ナンシー・マイヤーズ
出演者 ジャック・ニコルソン     (ハリー・サンボーン)
ダイアン・キートン      (エリカ・バリー)
キアヌ・リーヴス       (ジュリアン・マーサー)
フランシス・マクドーマンド  (ゾーイ)
アマンダ・ピート       (マリン)
ジョン・ファヴロー      (レオ)
ポール・マイケル・グレイザー (デイビッド・クライン)
レイチェル・ティコティン   (マルチネス医師)
コピー なぜ、年齢(とし)が恥ずかしいの?
あらすじ
週末はうちの別荘で過ごそうと誘われ、彼女マリンと別荘にやって来たハリー。
ハリーとマリンは親子ほども年の違う年の差カップルだ。
そこへマリンの母で脚本家のエリカもやって来て、妹のゾーイと4人で一緒に過ごす事になってしまう。
到着そうそう、ハリーは心臓発作を起こして倒れて、病院に運ばれる。
感想
普通に楽しめる作品です。 終始微笑ましくて、笑みが絶えませんでした。

この作品で有名なのは、この年のアカデミー賞でパロディにされた裸事件のシーンですよね。
これはやっぱり衝撃的でした。
しかし、シワシワな2人の裸を見ていると、ちょっと痛々しいと感じてしまいます。(汗)

ハリーは大病の後で心の変化があったのも手伝ってエリカに恋をしたのかな?
彼女が魅力的だからだよね。

そんな彼女は表情がコロコロ変わって忙しい人です。
笑っていたかと思うと、次のシーンでは泣いている。
印象的なのは、事が終わった後、お互い泣いてしまうシーンですね。
避妊が必要ないとしになってのSEXというのは、感動に値するのでしょうか。

あと、ハリーと別れて家で号泣するエリカも良かったな。
泣きながらパコソンに向い、大声をあげる姿が微笑ましいです。

しかし、ジュリアンの扱いはひどいね。
同情したわ。
待ちぼうけくらわされて、かなり可哀相でした。
潔くてカッコイイ役だっただけに、あの扱いはないわ〜と思ったね。

"愛すべき女"の舞台が楽しそうなので、そちらも見てみたいです。
まあ、私たちが見たままなのよね、きっと。

恋に年齢制限なんてないんだ!としみじみ思いました。
熟年離婚でシングルになる人も多いみたいだし、年をとってもこんな素敵な恋愛が出来れば良いですよね。
鑑賞日 2004.11.25

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