こちらは、私がこの世で一番好きな作品です。
なので、熱く、しつこく、語らせて頂きたいと思います。

この世で一番好きなので、最初の「20世紀フォックス」のタイトルロゴから大好きです。
私がミュージカル好きなのもありますが、例えミュージカルが嫌いだったとしても、好きにさせてしまうパワーがあると思います。

お馴染みの20世紀ヒット・ソングが次から次へと出てきて飽きる事がありません。
まずは大迫力の「カンカン」を踊るシーン。
自然と体がリズムを刻んでしまいますね。
ちょっとスピード感があり過ぎて目が回りそうになりますが、どこまでも回ってしまえ！！という勢いに心地よさを覚えます。
決めのシルクハットを蹴り上げて、遠くからでも小さく帽子が見える所もお気に入りです。

そして、クリスチャンとサティーンが"象の部屋"の屋上で「ラブ・ソング・メドレー」を歌うシーン。
ここは本当に鳥肌が立つほど好きなところです。
よくこれだけ集めたね、というほど雰囲気にぴったりだし、詩の内容も二人の気持ちを素直に表していて、涙を誘います。
この詩はオリジナルのままだと言うから驚きです。
そして、歌はすべて本人たちが歌っているのも驚きです。二人ともすごく甘くて美しい歌声ですね〜。
しかも、プロかと思うほど上手い！この歌声を聞いているだけで夢見心になっちゃいます。
アニメチックな特殊効果も全然違和感無くて、情熱的な雰囲気を高めてくれます。

前半がコミカルな作りなので、後半の悲しい展開がより一層切なく感じますね。
二人の"秘密の愛の歌"である「COME　WHAT　MAY」を聞くだけでまた涙が。(T_T)
歌を歌ってお互いの愛を確かめ合う…ロマンティックですよね〜。
こういう恋愛って辛いだろうけど、死ぬまでに一度くらいは経験してみたいものです。

すごく豪華なセットと衣装で、目でも十分楽しめます。
いろんな要素が入っているのに、こんなに魅力的にまとめ上げてしまうバズ・ラーマン監督！！
素晴らしいですね〜。大好きですぅ！
「ロミオ＆ジュリエット」も良かったですが、こちらの方が数倍好きだな。

そして、この世で一番好きな作品で、一番好きなセリフが、こちら。
「この世で最高の幸せは、誰かを愛し、またその人から愛される事」
正にその通り！クサくてもいいんです！
素敵だな〜。理想だな〜。ウットリ。

正に"豪華な映像と珠玉の音楽の世界"。
一回では止められず、何回も繰り返して見てしまう、中毒性のある作品です。