--REIの映画感想--

全体的にネタばれがありますので、未見の方は注意して下さいませ
評価の★の内容は次の通りです
管理人の独断に基づいておりますのでご了承くださいませ
★★★★★:大好き!何度も観たい作品!
★★★★:好き!強く心に残る作品!
★★★:なかなか良い
★★:まあまあ損はしない
★:いまいちかも・・・
X:二度と観たくない


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spink.gif チアーズ!(2000)   アメリカ
  BRING IT ON  [100分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/青春/スポーツ
監督 ペイトン・リード
出演者 キルステン・ダンスト    (トランス・シップマン)
エリザ・ドゥシュク     (ミッシー・パントーネ)
ジェシー・ブラッドフォード (クリフ・パントーネ)
ガブリエル・ユニオン    (イシス)
クレア・クレイマー     (コートニー)
ニコール・ビルダーバック  (ホイットニー)
ナティナ・リード      (ジェネロペ)
ハントリー・リッター    (レス)
リンゼイ・スローン     (ビッグ・レッド)
ビアンカ・カジリッチ    (カーヴァー)
ホームズ・オズボーン    (ブルース・シップマン)
コディ・マクマインズ    (ジャスティン・シップマン)
コピー この試合、この恋、ゆずれない。
あらすじ
新しくチア・リーダーのキャプテンになった女子高生トーランス。
彼女の所属するトロスは、全国一にもなった優秀な部なのだ。
しかし、大会前に一人怪我をしてしまい、急遽オーディションする事になった。
彼女たちのライバルは、近くの高校のクローヴァーズ。
次の全国大会の優勝目指してライバル心剥き出しで激しい練習に励む。
感想
何とも爽やかな青春スポーツ映画です。
嫌味が全くない爽快感が心地良いですね。
純粋に楽しめました。

キルスティンの可愛さも良いです。
魅力的なキャラでしたね。

クリフ役の男の子もキュートでした。
この人も子役出身なんですね。

ミッシーの鋭い感じも好きでした。
気が強いけど、品がある雰囲気が良い!

とにかく登場人物全員に好感が持てました。
潔さが好感持てたポイントかな。

肝心のチアリーディングもカッコ良かったです。
ヒラヒラダンスはまずかったけどね。(苦笑)
最後の大会でのチアは、トロスもクローヴァーズも素晴らしかったです。

クリフとトーランスの恋も柄にもなくドキドキしちゃって。(照)
恋って良いよねとか、本気で思ってしまったわ。

何かに打ち込める、本気になれる、熱くなれるって羨ましいですね。
私も学生の時、何かやっとけばよかったな。
その反省を、子供に伝えていければいいな。

エンドロールは私も知っている「ミッキー」。
大好きだからうれしかったです!
鑑賞日 2007.03.20

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spink.gif チア☆ダン 〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜(2017)   日本     [121分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 青春/実話/スポーツ
監督 河合勇人
出演者 広瀬すず   (友永ひかり)
中条あやみ  (玉置彩乃)
山崎紘菜   (紀藤唯)
富田望生   (東多恵子)
福原遥    (永井あゆみ)
真剣佑    (山下孝介)
柳ゆり菜   (村上麗華)
健太郎    (矢代浩)
南乃彩希   (絵里)
大原櫻子   (南青山女子高校チアダンス部の主将)
陽月華    (大野)
木下隆行   (ひかりの父)
鈴木杏    (ひかりの母:写真)
安藤玉恵   (多恵子の母)
矢柴俊博   (薫子の夫)
緋田康人   (教頭先生)
きたろう   (校長先生)
佐々木萌詠  (真美)
長谷川里桃  (由美)
天海祐希   (早乙女薫子)
コピー 行こっさ、アメリカ!
あらすじ
県立福井中央高校に入学した友永ひかり。
サッカー部に入った中学時代からの憧れの同級生・山下孝介を応援したくてチアダンス部に入部する。
しかし顧問・早乙女薫子のスパルタ指導に反発して先輩部員が全員退部してしまい、残ったのはひかりをはじめ新入生ばかりのほぼ全員素人集団。
それでもチームメイトの彩乃と切磋琢磨しながら練習に打ち込むひかり。
そんな中、ついに廃部かという時、校長たちの前で思わず“全米で優勝します”と啖呵を切り、どうにか廃部を免れた。
感想
スポーツもののセオリーを丁寧に描いた感動作でした。
素人だらけの部が3年間でいかに成長したか。
汗あり、挫折あり、涙あり。
分かり切っている展開のはずなのに、目頭が熱くなってしまいました。

登場人物も個性的でキャラに合っていて良かったです。
特に部長を演じた中条あやみちゃんが可愛かった!
スタイル抜群、頭脳明晰、性格も真面目で欠点なしの完璧人間。
だけど、部長としての責任、センターで踊る責任を常に抱えていて、なんとも健気なんですよ。
私は完全に部長押しでした。

鬼と呼ばれた顧問の先生も良かったです。
彼女の裏での頑張りがあってこそのあの舞台ですよね。
そのシーンも胸が熱くなりました。

これが実話だというのが凄いですよね。
廃部寸前だった部活が世界を制するなんて!
人生の最も輝かしい高校3年間を部活に捧げて、ちゃんと成果が出せるのは一握りの人たちだけだと思います。
高過ぎると笑われていた目標を実現させた彼女たちが誇らしいですね。

単純だけどこういうスポ根ものに弱いんですよ。
もうタイトルで結果は分かってるのに見ると泣いちゃいます。

彼女たちの話す福井弁がまた良いんですよ。
ちはやふる」でアラタが話していたのが印象深い福井弁ですが、何と今回も真剣佑くんが登場。
しかも、広瀬すずちゃんとのコンビですから、どうしても「ちはやふる」がちらつきます。

とても良かったと思うのですが、もっと国内での戦いとかあった方が全米大会の凄さが際立つと思いました。
国内は敵なしだったんですかね。
そこはあっさり全国優勝しちゃうから、彼女たちの凄さが分かり辛かったかなと・・・。
なので、ちょっと評価が伸びませんでした。
鑑賞日 2020.11.09

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spink.gif 小さいおうち(2013)   日本     [136分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/ミステリー
監督 山田洋次
出演者 松たか子   (平井時子)
黒木華    (布宮タキ)
橋爪功    (小中先生)
吉行和子   (小中夫人)
室井滋    (貞子姉さん)
中嶋朋子   (松岡睦子)
あき竹城   (カネ)
松金よね子  (花輪の叔母)
笹野高史   (花輪和夫)
ラサール石井 (柳社長)
林家正蔵   (治療師)
秋山聡    (平井恭一:幼年期)
螢雪次朗   (酒屋のおやじ)
片岡孝太郎  (平井雅樹)
吉岡秀隆   (板倉正治)
妻夫木聡   (荒井健史)
木村文乃   (ユキ)
夏川結衣   (荒井康子)
米倉斉加年  (平井恭一:平成)
小林稔侍   (荒井軍治)
倍賞千恵子  (布宮タキ:平成)
コピー あの小さな家に閉じ込めた、私の秘密
あらすじ
大学生の健史は、亡くなった大伯母:布宮タキから彼女が遺した自叙伝を託される。
そこには、健史が知らない戦前の人々の暮らしと若かりしタキが女中として働いた家族の小さな秘密が綴られていた。
昭和初期、山形から東京へと女中奉公に出たタキは、小説家の屋敷に1年仕えた後、東京郊外の平井家に奉公することに。
その家は、赤い三角屋根が目を引く小さくもモダンな文化住宅。
そこに、玩具会社の重役・雅樹とその若い妻・時子、そして幼い一人息子の恭一が暮らしていた。
3人ともタキに良くしてくれ、タキはそんな平井家のためにと女中仕事に精を出し、とりわけ美しくお洒落な時子に尽くすことに喜びを感じていく。
ある年の正月。
平井家に集った雅樹の部下たちの中に、周囲から浮いた存在の青年:板倉正治がいた。
美術学校出身の心優しい板倉に恭一がすぐに懐き、時子も妙にウマが合って急速に距離を縮めていく。
感想
確かずいぶん前にTVで放送していたのをながら見した記憶があるんです。
でも、ちっとも覚えてなかったので、新鮮な気持ちで見る事が出来ました。

タキさんの自叙伝を読む事で、戦争中の日本で懸命に生きていた人たちの生活が知れて、とても興味深かったです。
意外に昔の方がこういう秘めた恋というのは盛んだったのかも。
裕福なお家の奥様ってそういうイメージありますよね。
旦那と年が離れているから、なおさらそういう事が起きてもおかしくありません。

そんなふたりを静かに見ていた女中のタキ。
奥様の事も好きだし、板倉の事も好きだし、どうしたら良いのかパニックになってしまうのは仕方がない事ですね。
そんなふたりの一番大事な時に、秘密をもってしまったというのが、後々まで残る傷となってしまったのでしょう。
おばあちゃんが泣く姿は、あまりに切なくてこちらもウルウルしてしまいます。

最初は遠い国で起こっている小さな戦争だったのが、だんだん身近になっていき、小さなおうちに爆弾が落ちてくる様は、本当にぞっとしました。
凄く印象的な映像です。

さすが山田洋次監督ですね!
物語にぐいぐい引き込まれて、あっという間に終わってしまったという印象です。
赤い屋根の洋風な可愛いお家は、今見ても素敵でうっとりしてしまいます。
昭和の頑固爺である主人が建てたというのが不思議な感じがしますが、若奥様にはぴったりのお家です。

豪華な俳優陣が少しずつ沢山出演していて、ベテラン監督の贅沢な映画を堪能することが出来ました。
中でも一番良かったのは、若奥様の松たか子。
品があるけど可愛らしさもあって、小さなおうちが似合い過ぎです。
いそいそと出かける支度をしている時は色気もあって、本当に素敵な女優さんだなと再確認できました。
鑑賞日 2020.08.17

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spink.gif 小さな恋のうた(2019)   日本     [123分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 青春/ドラマ/音楽
監督 橋本光二郎
出演者 佐野勇斗   (真栄城亮多)
森永悠希   (池原航太郎)
山田杏奈   (譜久村舞)
眞栄田郷敦  (譜久村慎司)
鈴木仁    (新里大輝)
トミコクレア (LISA CREWSON)
金山一彦   (池原昌盛)
佐藤貢三   (譜久村一幸)
中島ひろ子  (譜久村静代)
清水美沙   (真栄城慶子)
世良公則   (根間敏弘)
コピー 届け。あなたに――。
あらすじ
米軍基地を抱える沖縄の小さな町で、地元の人気を集める高校生バンドがあった。
やがて東京のレーベルからスカウトされ、ついにプロデビューが決まる。
その矢先、メンバーが交通事故に遭い、それ所ではなくなってしまう。
夢を見失い、歌うことを諦めたボーカルの亮多。
しかし、メンバーが遺した未発表曲がある事が判明。
その曲を演奏する為、再び活動を始める。
感想
MONGOL800の「小さな恋のうた」は大好きな曲なので、その曲がモチーフになっていると聞いて観てみました。
物語はありきたりなものですが、沖縄が舞台という事で米軍基地との関係がクローズアップされていました。
フェンス越しにしか会えない近いけど遠い存在。
これはなかなか難しい問題です。

悲しい事故で仲間を失いバラバラになったバンド。
兄が遺した曲を妹が代わりに演奏する事で再生していくのです。
音楽が持つ力が大いに発揮される展開に、結構感動させられました。

やっぱりライブは盛り上がりますね!
こんなバンドが演奏する学園祭なら絶対見に行きたいです。
また青空が背景の屋上での演奏が綺麗で良かったです。

ただもう少しボーカルの声に力があると良かったかなとは思いました。
ソロで弱さが気になるものの、3人の声が合わさると気持ち良いハーモニーになり、盛り上がりは最高です。

学校では自由に活動が出来ませんが、音楽を理解してくれる大人が多く、音楽を続けられる環境なのが救いですね。
唯一反対していた舞の父も、彼女の熱い思いを聞いて受け入れてくれました。
良い音楽は良い心を育てるものだと思います。
それくらい強い力を持っていると信じたいですね。

エンドロールもノリノリで一緒に歌って終われるので、見終わった後の爽快感が最高でした。
音楽って良いなと改めて思える作品です。
鑑賞日 2022.06.12

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spink.gif 小さな恋のメロディ(1971)   イギリス  PG−12
  MELODY  [106分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 青春/ロマンス
監督 ワリス・フセイン
出演者 マーク・レスター    (ダニエル・ラティマー)
ジャック・ワイルド   (トム・オーンショー)
トレイシー・ハイド   (メロディ・パーキンス)
シーラ・スティーフェル (ダニエルの母)
ジェームズ・コシンズ  (校長)
コピー 美しい五月の雨が
メロディの髪をぬらす…
虹のむこうから
あの美しい主題曲が聞こえてくる!
(リバイバル時)
あらすじ
典型的な中流家庭のダニエルと、貧しいながらもやんちゃなトムは大の仲良し。
2人は学校が終わると、いつも一緒に遊んでいた。
そんなある日、ダニエルは学校でひとりの少女に目を奪われる。
その美しい少女の名前はメロディ。
彼は彼女に夢中になってしまう。
感想
有名過ぎてハードルが上がっていた作品です。
この作品は有名な曲が沢山盛り込まれた映画なのですね。
これもあれも聞いて事ある名曲で驚きました。

物語は思ったより普通というか、もっと初々しさがあるのかと思っていました。
しかし、両思いになったら学校をさぼって遊園地でデートしたりするやんちゃな子供たちでしたね。
ダニエルも大人しそうだけど父の読んでる新聞に火をつけるとか、無茶するタイプの子供でした。
日本の小学生より性質が悪いかも・・・。

今、この歳になってから見たからかもしれないけど、こんなやんちゃな生徒たちで先生が大変そうと思っちゃいました。
授業をボイコットして結婚式挙げちゃうし、捕まえに行ったら手製の爆弾で反撃されるし・・・。
こんなに大勢で暴れられたら、手の付けようがないですよ。

ただやっぱり音楽は最高ですね。
ビージーズの名曲が爽やかで癒されました。
特に「Melody Fair」は可愛い曲でお気に入りです。

そして邦題の「小さな恋のメロディ」。
これが秀逸過ぎます。

評価は伸びませんでしたが、有名な作品なので見ておいて良かったと思います。
子供たちもいつかこんな恋をして、彼氏を家に連れてくるのかな。
メロディのお父さんみたいに喋りまくるのは止めておこうと思いました。
鑑賞日 2022.05.17

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spink.gif 小さな中国のお針子(2002)   フランス
  Balzac et La Petite Tailleuse Chinoise  [110分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス/ドラマ/青春
監督 ダイ・シージエ
出演者 ジョウ・シュン    (お針子)
リィウ・イエ     (マー)
チェン・クン     (ルオ)
ツォン・チーチュン  (仕立屋)
ワン・シュアンバオ  (村長)
ワン・ホンウェイ   (ネガネ)
シャオ・ション    (ネガネの母)
コピー 本を禁じられた日々、
恋するあの子に物語を語り聞かせたい
あらすじ
1917年、中国。
文化大革命の中、反革命分子の子として再教育のために田舎へと送り込まれたルオとマー。
彼らは何もない田舎で過酷な肉体労働を強いられた。
そんな中、"小さなお針子"と呼ばれている女の子と出会い、すぐに仲良くなった。
彼らから外国の話を聞いたお針子は、禁書となっている洋書を読みたいと言い出した。
ルオたちは禁書を隠し持っていた子から本を盗み、"本の洞窟"に隠してお針子に読んで聞かせた。
感想
なるほど〜。
最後にすごく切なさの残る作品ですね。
始めの3人の恋模様がドキドキだったもんで、最後の切なさは少なからずショックでしたね。
前半の文明の利器や最先端の知識など皆無の村に、少しずつ現代の代物が浸透していく過程がとても面白かったです。
真っ白な少女が知識を得て女になっていく過程とか、少女の祖父が外国の小説を聞いて洋服作ってしまうとか、田舎が変わっていく様子がとにかく好きでした。

特にヤバかったのは、川での絡みシーンですね。
このエロさはたまりません。
その時に、もう一人がロマンティックな歌を習いに行っているというのが、また上手いよね。
彼の健気さが切なかったです。

お針子は短期間で一気に外の情報を知って、かなりの衝撃だったのではないでしょうか。
なんせ、外の世界があるという事を、うっすらとしか分かっていない状況でしょ。
そこにはこんな素晴らしい世界があるんだよと言われたら、惹かれないわけが無いですからね。
私もこんな時代に生きてるけど、知らない世界なんて沢山あるんだろうなと思います。
狭〜〜い世界で生きてるからね。
そこから飛び出して、大海に出てみたいって気持ちは分かります。
18歳まで何も無い田舎でのんびり暮らしていたのに、恋を知り、男を知り・・・って。
一気に変わり過ぎたんでしょうね。

ここまで一人の人間を変えてしまうバルザック。
なんかすごく興味出てきましたわ。
まずは「ユルシュール・ミルエ」からか・・・絶対無理だな。(汗)
人生を変える一冊に出会ってみたいものです。

文化大革命の時、こういう再教育という制度があったんですね。
全然知りませんでした。
この作品の監督自身も再教育を経験されたんですね。
原作は監督の小説だそうで。
終わり方が現実的なのも、そこらへんが関係しているのかもしれませんね。

見終わった後で一番驚いたのは、これがフランス映画だったって事です。(え?そこ?)
監督さんは中国の方ですけど、活動の場はフランスなんですね。

ああ!どこかで見たことあると思ったら、マー役のリィウ・イエは「山の郵便配達」の息子さんですか! あ〜、スッキリした。

最後、切なかったな〜。
お針子、どうなったのかな〜。
成功してくれてると信じたい反面、そうそう上手く行かない世の中だって思う自分もいて・・・。
とにかく切なかったです。
鑑賞日 2007.01.21

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spink.gif ちーちゃんは悠久の向こう(2007)   日本     [94分]
管理人評価   ★★
ジャンル 青春/ファンタジー/ロマンス
監督 兼重淳
出演者 仲里依紗   (ちーちゃん(歌島千草)
林遣都    (モンちゃん(久野悠斗)
高橋由真   (武藤白)
波瑠     (林田遊子)
奥村知史   (加藤信二)
植松孝行   (橘)
兼子舜    (横田)
小野まりえ  (大島)
霧島れいか  (久野智子)
中山祐一朗  (西一洋)
永山菜々   (歌島千草(少女時代)
飛田光里   (久野悠斗(少年時代)
堀部圭亮   (久野武)
西田尚美   (歌島実奈子)
コピー 死んでも、終わらない恋──
あらすじ
幼なじみのちーちゃんとモンちゃんは高校に入った今も大の仲良し。
モンちゃんは両親の不和に心を痛めていたが、そんな悩みもちーちゃんには素直に打ち明けられた。
やがて弓道部に入部したモンちゃんは、3年生の部長・武藤白から何かと目をかけてもらうようになる。
一方、幼い時から怖い話が大好きなちーちゃんはオカルト研究会に入り、部室で学園に伝わる“七不思議レポート”なる古いノートを見つける。
感想
感想が難しい作品です。
分かる人には分かるだろうけど、何の情報も見ないで見た方が楽しめそうです。

私も何の情報も無しで見始めましたが、タイトルからそうなのだろうという思い込みがあったんです。
結果、その通りのオチだった訳ですが、監督はどういう風に見て欲しかったんでしょうか。
疑問です。

出演者はキラキラの仲里依紗ちゃんと、まだあどけなさが残る美少年の林遣都くん。
可愛い二人がキャッキャ言ってるのが微笑ましかったです。
高校生にもなって学校の七不思議に興味があるのも可愛過ぎます。

そんな中、あまりに棒読みで浮いている武藤部長。
そういう演出だったのかもしれないけど、活き活き演じている主演の二人とあまりに差があり過ぎました。

私の場合は、ずっと決め付けて見ていたから、素直に楽しめなかったです。
お弁当食べてもお腹が鳴るとか、何をするにもモンちゃんにやらせるとか。
少しずつ小出しにされるヒントで答え合わせしながらの鑑賞でした。

小説原作作品。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2022.06.19

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spink.gif チェイシング・エイミー(1997)  アメリカ
 CHASING AMY   [114分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/ロマンス
監督 ケビン・スミス
出演者 ベン・アフレック         (ホールデン)
ジョーイ・ローレンス・アダムス  (アリッサ)
ジェイソン・リー         (バンキー)
ドワイト・ユーウェル       (フーパー)
ジェイソン・ミューズ       (ジェイ)
コピー ちょっと大胆な女の子と、不器用な男の子のラブストーリー。
こんなにエロティックで繊細なアメリカ映画は初めて!
あらすじ
若手の漫画家ホールデンは、コミックコンベンションで、人気女性漫画家のアリッサに一目惚れしてしまった。
彼はアリッサを何とか口説き落として付き合う事になった。
しかし、彼女は男性経験も豊富なレズビアンだったのだ。
この恋愛はやがてホールデンの仕事仲間バンキーも加わって、不思議で奇妙な三角関係に発展していく。
感想
すごく複雑で、ある意味特別な人間関係なので理解はできないけど、愛についてという観点からなら普通の三角関係になるのかな?
どの人が一番自分に近いかなとか考えるのが間違いで、これは客観的に異世界を覗いたという感覚で見て楽しむ映画ですね。

同性愛の人の気持ちはよく分かりませんが、レズの人が男の人を好きになる事もあるのでしょうね。
本人にも心の葛藤があって、男性は好きになってはいけないという気持ちと、それでもやっぱり好きなんだという感情の間で揺れていましたよね。
だから、これはレズの人でも珍しい事なのかなとは思いました。
レズの彼女が女と関係を持つ事は許せるのに、男と関係を持つ事は許せない、というホールデンの考え方はどうなんでしょう?
例え女でも相手はゲイなんだから、関係を持つ以上は、意味合い的に男と関係を持つのと一緒のような気がします。
女なら許せるというのは、男性特有の本能なのでしょうか?
まぁこんな状況は滅多にないから、正しい答えを求める事に無理があるんですけどね…。

最後には「そんな奴ばっかりか!」(笑)と思いましたが、全体的に面白かったので後味は良かったです。

LGBT関連作品。
鑑賞日 2002.03.13

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spink.gif チェ・ゲバラ&カストロ(2002)   アメリカ
  FIDEL AND CHE  [120分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/実話
監督 デヴィッド・アットウッド
出演者 ピクトル・フーゴ・マルティン (フィデル・カストロ)
ガエル・ガルシア・ベルナル  (エルネスト・ゲバラ・デ・ラ・セルナ)
パトリシア・ヴェラスケス   (ミルタ)
セシリア・スアレス      (セリア・サンチェス)
ディエゴ・ルナ        (カストロの仲間の一員)
トニー・プラナ        (バチスタ将軍)
コピー TVM
あらすじ
1949年、ハバナ。
共産主義者のカストロは、大使館の前で抗議活動を行っていた。
そこで出会ったミルタと結婚。
1951年。
政府の不正を暴こうとしたチバス上院議員が十分な証拠を挙げられずに自殺。
それを目の当たりにしたカストロは、自らが率先して国を変えようと活動するようになる。
感想
絶対苦手だと思って構えて見始めたけど、そんなに悪くはなかったです。
キューバの事を何一つ知らなかったので、すごく勉強になりました。
あの有名なキューバ危機というのは、カストロ相手にやっていた事だったのですね。
なるほど〜。(恥)

比較するのは間違っているかもしれないけど、個人的には「モーターサイクル・ダイアリーズ」よりはこちらの方が良かったです。
モーターサイクル・ダイアリーズ」のあとすぐに見たから、非常に分かりやすかったというのもあります。
彼はその後こういう生き方をしたってね。
若い時とは違い、厳しく冷酷な人間になってました。
あんなに人を大切にしていたのに、敵には容赦ないのね。
皆殺しだって先頭きって言ってました。

そんなチェ・ゲバラを演じたガエルくん。
始まって45分間は出てきませんでした。
まだかな、まだかな、と待ちわびていると、出た〜!!髭ぼうぼうでも、やっぱりカッコイイわ〜。

と、チェ・ゲバラのことばかり書きましたが、主役はあくまでもカストロです。
かすかに知っているイメージで、過激なゲリラだと思っていたけど、彼はキューバを国民の手に戻すために戦った人なのですね。
そんな大変な思いをして勝ち取った政権。
しかし、皮肉な事に結果は前任のバチスタと同じになってしまいました。
権力を手にしてしまうと理想なんてなくなってしまうのね。
革命は上手く行かないもののようです。

死んで英雄になったチェ・ゲバラと、生き残って悪者になったカストロ。
何とも皮肉なお話です。
あのままカストロ政権に残っていたら、彼も死なずにすんで右腕として活躍したんでしょうけど。

ガエルくんの親友、ディエゴ・ルナがカメオ出演してました。
しかし、モンカダの時にあっさり死んだけど…。
鑑賞日 2005.07.15

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spink.gif チェリーについて(2012)   アメリカ   R−15+
  ABOUT CHERRY  [102分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/エロティック
監督 スティーヴン・エリオット
出演者 アシュリー・ヒンショウ (アンジェリーナ)
ジェームズ・フランコ  (フランシス)
デヴ・パテル      (アンドリュー)
ヘザー・グラハム    (マーガレット)
リリ・テイラー     (フィリス)
ジョニー・ウェストン  (ボビー)
ダイアン・ファール   (ジリアン)
コピー 少女は無邪気に、裸になる
あらすじ
18歳のアンジェリーナは両親の愛に恵まれず、早く独り立ちしたいと考えていた。
そんな時、ボーイフレンドの提案でヌードモデルのバイトにチャレンジした彼女は、それで手にしたお金で家を飛び出し、サンフランシスコへと上京する。
そこで弁護士の恋人にも恵まれた彼女は、やがてサンフランシスコのポルノ業界に飛び込んでいく
感想
お金が欲しいというのが理由なのは大体予想出来たけど、あまりに軽い感じで出来てしまうものなのだと呆気にとられました。
また、受け入れるポルノ業界も、まずは一人から、次に女の子と・・・というように、抵抗がない方から勧めてくるんですよね。
「もう一回撮ったし良いかな」というように、どんどん過激な内容になっていくのです。

しかし、どうしても彼女の職業が受け入れられない彼氏から「君のやっている事は最低だ。」と罵倒を浴びせられるアンジェリーナ。
誰も信じられなくなった彼女に手を差し伸べてくれたのは、同じ業界のマーガレットでした。
彼女はレズビアンでキャリアウーマンの彼女と別れたばかりです。
お互いがお互いの心の隙間を埋めて支え合う事が出来たんですね。

ポルノに出てる子は、生い立ちに影が付きまといますよね。
アンジェリーナの場合はアル中の母親と暴力的な父親。
一刻も早く家を出たいという気持ちが、お金への執着を生み、手っ取り早く大金の稼げるポルノへと導いてしまう悪循環が発生します。

友達のアンドリューはゲイだと思っていたのですが、違ったんですね。
なのに、アンジェリーナと寝起きを共にしていたのは、ずっと我慢をしていたのか、彼女の事を本当に単なる友達と思っていたのか。
とにかく彼女と同じくショックを受けました。

アンジェリーナは経験から痛みも分かるし、ポルノの映画監督に向いてるんじゃないでしょうか。
女優として成長していくのかと思っていたので、ちょっと意外な最後でした。
鑑賞日 2020.03.28

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spink.gif チェルシーホテル(2001)   アメリカ
  CHELSEA WALLS  [109分]
管理人評価   
ジャンル ドラマ
監督 イーサン・ホーク
出演者 ユマ・サーマン         (グレース)
ロザリオ・ドーソン       (オードリー)
ビンセント・ドノフリオ     (フランク)
マーク・ウェバー        (ヴァル)
ケヴィン・コリガン       (クラッチズ)
クリス・クリストファーソン   (バド)
チューズデイ・ウェルド     (グレタ)
ナターシャ・リチャードソン   (マリー)
スティーブ・ザーン       (ロス)
ロバート・ショーン・レナード  (テリー)
ジミー・スコット        (スキニー・ボーンズ)
コピー ぼくたちの、
夢のかけら。
あらすじ
NY。
1905年開業以来、多数の有名アーティストが集まる伝説のホテル、チェルシー。
そこに暮らすアーティスト達の生活を描いた作品。
感想
久しぶりにつまらない作品に出会っちゃいました。
何度寝そうになった事か。
イーサン・ホークは好きな俳優だけど、彼の監督作品は好きになれませんでした。

中身がない、骨組もない、メッセージもない。何も伝わってこない…。
哲学的で詩的なセリフの数々が子守唄のようで、ゆっくりと夢の世界に誘われた。
こんな強い誘惑にも負けず、完璧に寝なかったのが奇跡だわ。
頑張った自分に拍手!(笑)

どの話にも興味が持てず、集中して見る事が出来ません。
途中から字幕を読むのを放棄し、吹き替えで見たくらいです。
それでも頭の中には何も入ってこなかった…。(-_-;)

このチェルシーホテルの伝説として残る人々の事を何一つ知らなかったのが敗因でしょうね。
名前が出てきても???ばかりで、そのすごさがさっぱり分からない。
知ってる人には本当にすごいホテルなんでしょうね。

唯一良かったのは、ユマ・サーマンの美しさ。
「×」を付けようかとも思ったけど、彼女に免じて★1つ献上です。

久しぶりに怒りさえ感じた作品。
私の貴重な時間を返せ!
でも、見てしまった以上、どうしてもイーサン・ホークに教えて欲しい事がある。
どうしてこのホテルを撮りたかったのか、伝説のすごさをどこらへんから感じれば良いのか、作品にどんなメッセージを込めたのか…教えてください。
鑑賞日 2004.08.19

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spink.gif チェンジ・オブ・ハート〜天使が舞いおりた街〜(1998)  アメリカ
 CHANGE OF HEART   [91分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/実話
監督 アラン・メッツガー
出演者 アンドリュー・マッカーシー  (キース)
テリ・ポロ          (キム)
リンダ・ソレンソン
チャック・シャマタ
アンドリュー・ターベット
ジョナサン・ウェルシュ
シャーリー・ナイト
コピー TVM
あらすじ
子供ができない夫婦キースとキムは、二人で考えた末に養子を貰う事にした。
適正資格審査に合格し養子を貰える事になったのだが、夫のキースは趣味のラグビーやゴルフに夢中であまり真剣には考えていない。
しかし、もうすぐ韓国から養女のブリタニーが来るという日になって、キムが子宮ガンにかかっている事が発覚。
養子縁組は先に延ばそうという話が出たが、ブリタニーを諦められないキムは、手術でガンを99%取ったので全快できると斡旋所を説得し、ブリタニーは家に来る事になった。
感想
今まで前例はないけど、片親の父親が養子の親権を獲得する為に戦うお話です。
これが実話だという事を聞いて涙が止まりませんでした。
夫のキースからすれば、愛する妻キムを亡くし、可愛がってきた娘のブリタニーまで無くしてしまうというダブルパンチです。
現実って本当に厳しいのだなというやりきれなさと切なさで胸がいっぱいでした。

キムとその父親の会話がとても印象に残っています。
もうすぐやって来るブリタニーの為に、ベビー用品を揃えて大騒ぎしている中、キースが友達とゴルフに行ってしまう姿を悲しげに見送るキム。

父親がその肩を優しく抱いて
「僕も君(キム)が生まれた時は、狩りに夢中だったよ。でも家に帰ると君の顔が輝くから、狩りをしていても気になってしょうがなかった。キースも変わるさ。」
と言った言葉に、とても感動して涙が止まらなかったです。

今まで養子の話に良い顔をしなかったキースの母親が、ブリタニーを返さなければならないと言われた時に一番怒っていたのにも感動しました。
彼女が一番ブリタニーの事を好きだったのかなと思うと、素直になれない母親の気持ちは複雑なんだと分かってまた泣けました。

これまた私が弱い親子愛映画です。
万歳親子愛!!
負けるな親たち!
子供の為に戦ったキースに拍手を送りたいです。

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spink.gif チェンジング・レーン(2002)  アメリカ
  CHANGING LANENS   [98分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/サスペンス
監督 ロジャー・ミッチェル
出演者 ベン・アフレック       (ギャビン・バネック)
サミュエル・L・ジャクソン  (ドイル・キプソン)
トニ・コレット        (ミシェル)
シドニー・ポラック      (デラーノ)
ウィリアム・ハート      (アル中の会のスポンサー)
キム・スタウントン      (ヴァレリー)
ディラン・ベイカー      (フィンチ)
ティナ・スローン       (デラーノ夫人)
アマンダ・ピート       (シンシア・バネック)
リチャード・ジェンキンス   (ウォルター・アーネル)
コピー たった一度の無謀な車線変更――
その瞬間(とき)、見知らぬ2人の男の
人生が交差した…
あらすじ
ある金曜日。
弁護士のギャビンは重要な裁判に遅れそうになっており、かなり急いで車を飛ばしていた。
その隣の車線には、アル中で妻に別居され子供達の親権をめぐる裁判に出る為に裁判所に向かっているドイルの車が走っていた。
先を急いでいたギャビンが無理な車線変更をした瞬間、ドイルの車と接触、彼の車は中央分離帯に突っ込んで動けなくなった。
急いでいたギャビンはドイルに白紙にサインだけした小切手を渡し、適切な処置をしようとする彼に「ついてなかったな」という言葉を残し、その場を後にする。
しかし、その現場に重要な書類を落としていたギャビンは、その後とんでもない一日を迎える事になった。
感想
「二人共、ちょっとは落ちつけ〜!!」と叫びたくなる映画でした。(笑)
いや、本当。(-_-;)
子供じゃないんだから…。
ギャビンとドイルにとっては、最高に最悪な一日ですね。
こんな経験はしたくないから、こういう時はちゃんとした事故処理をしなくちゃ!と痛感しましたよ。
いや、本当。(PART2)(^_^;)

お互いがお互いの足を引っ張り合う滑稽さは十分伝わってくるのですが、そのやり取りに対するハラハラドキドキ感ってモノがなかったんですよね〜。
普通の私なら絶対イライラする展開なんですよ。
なのに意外と平常心で観てしまいました。(^_^;)

緊張感に欠けるんですよ。
何故か…何故でしょう。(笑)
いや、真面目に分からないです。
でも、もしかすると知らず知らずの内に、この復讐合戦を楽しんでいたのかもしれません。
次はどんな手で行く?
ああ、そう来るか!
それで次は?
それも有りか〜!
という感覚です。
うん?私これ気に入ってるのか?
何か人事みたいですが、微妙なインパクトで戸惑ってしまう作品ですね。(^_^;)

アバウト・ア・ボーイ」では存在感があったトニ・コレットが、今回はかなり存在感消してました。
意図的に?と思いましたが、そうでもないみたいですね。
彼女に全然気付かなかったです。
二人が不倫しているような関係に見えなかったのは私だけでしょうか?
どうも腑に落ちません。

印象的だったのは、出番は少なかったですがウィリアム・ハート演じるスポンサーの「お前はトラブルに取り憑かれている"トラブル中毒"だ」という台詞です。
嫌な中毒だな〜!
これだけにはなりたくない!と強く心に誓いましたよ。(笑)

男達の激しい復讐合戦!も見物ですが、こんな状況になってしまった男達のヒューマンドラマもあります。
こちらの方が俳優陣の良い持ち味が出てると思います。

全体的には良かったと思いますけど、人にオススメする程ではないです。
興味のある方はどうぞ。
鑑賞日 2003.06.11

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spink.gif チキ・チキ・バン・バン(1968)  イギリス
 CHITTY CHITTY BANG BANG   [143分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/ミュージカル・音楽/ファンタジー
監督 ケン・ヒューズ
出演者 ディック・ヴァン・ダイク  (カラカタカタス・ポッツ)
サリー・アン・ハウズ    (トルーリー)
アドリアン・ホール     (ジェレミー)
ゲルト・フレーベ
ライオネル・ジェフリーズ
アンナ・クエイル
コピー
あらすじ
発明家のカラカタカタス・ポッツは息子のジェレミー、娘のジェマイマと父親の4人暮らし。
カラカタカタスは、子供達が見つけてきたオンボロの車を修理・改造し、夢のハイテク車を完成させた。
ドライブの途中で偶然知り合った社長令嬢のトルーリーと共に海へ出かけたポッツ一家。
そこで彼らの想像から壮大な冒険が始まる。
感想
有名なチキチキバンバンの曲がとっても心地よくて、一緒に歌いながら見てしまいました。(一人でこんな事してる私って…)
全体的にミュージカルで、「サウンド・オブ・ミュージック」の乗りですね。
この映画の曲だと言う事を知らなかったので、チキチキバンバンが車の音だとは思いませんでした。(恥ずかしながら…)
「バン!バン!」という爆発音をさせながら、皆が車に乗って歌っているシーンは、楽しくて何回も見てしまいました。

後半はポッツの想像の世界でしたが、そう気づくまでは水上を走ったり、空を飛んだりする車を発明したなんてすごいなと思ってました。
いきなり想像に入ったから変わり目が分からなかったんですよね。(笑)
しかもそのシーンが長いから、空想だと言う事を忘れてました。

お決まりのように車ごと沼にはまるトルーリー。
3回目はさすがに読めました。
でもこれ重要なシーンですよね、繰り返す事で、更に印象深いシーンになってました。

夢のある素敵なお話ですが、少し眠くなりました。
本当に夢の世界に誘う映画なんでしょうか。(^_^;)
鑑賞日 2003.03.01

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spink.gif 地球は女で回ってる(1997)   アメリカ
  DECONSTRUCTING HARRY  [96分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル コメディ
監督 ウディ・アレン
出演者 ウディ・アレン       (ハリー・ブロック)
エリザベス・シュー     (フェイ・セクストン)
ジュディ・デイヴィス    (ルーシー)
キャロライン・アーロン   (ドリス)
エイミー・アーヴィング   (ジェーン)小説の人物
カーティス・アレイ     (ジェーン)現実の人物
エリック・ロイド      (ヒリー・ブロック)
リチャード・ベンジャミン  (ケン)
ヘイゼル・グッドマン    (クッキー)
ビリー・クリスタル     (ラリー)
デミ・ムーア        (ヘレン)
ロビン・ウィリアムズ    (メル)
トビー・マグワイア     (ハーベイ)
マリエル・ヘミングウェイ  (ベス)
コピー 知人・愛人の私生活・性生活を書きまくる
ベストセラー作家ハリー
彼の愛した女たちは、果たしてそれを許してくれるのか?
毎日 誰かを 愛したい…
あらすじ
自分の私生活を小説にしている作家のハリー。
彼は自分のネタを元に小説を書いていたため、自分の書いた小説の内容と現実の区別が付かない状況に陥ってしまう。
それが原因でスランプ状態に陥り、小説が書けなくなって悩んでいた。
彼は精神科医の元に通って、現実と空想の境が分からないと相談する。
そんな中、母校の大学からハリーを表彰したいという申し出があるが、その表彰式に出てくれる友人もいなかった。
孤独に耐えきれないハリーは、また娼婦を買って欲求を満たしてしまう。
感想
いや〜、これは面白かったです。
最初からかなり皮肉たっぷりなんですけど、私のツボにはまって大爆笑でした。
目の見えないおばあさんと情事の真っ最中の男女のちぐはぐな会話。
これは下ネタ好き嫌いで、評価真っ二つだと思いますが…ごめんなさい。爆笑でした。(笑)
ここから画面に食いついて、目が離せなくなってしまって大変でしたよ〜。

なんと言ってもキャストが豪華!トビー・マグワイアにデミ・ムーア、ビリー・クリスタルにロビン・ウィリアムズ、エリザベス・シューにマリエル・ヘミングウェイと層々たる顔ぶれです。
これらの人々が本当に少ししか出てないんだから、本当に贅沢ですよ。

特に1人だけピンボケの俳優を演じたロビン・ウィリアムズが最高です!!
結局最後までピンボケで最後の最後まで笑わせてくれました。
こんな贅沢な使い方ないですよ〜。
ウディのセンスの良さにうならされました!

あと、女に目が無い男の役を演じたトビー・マグワイアも良かったです。
口元がくっと上がるあの可愛らしい笑顔の中に、妙ないやらしさが見え隠れしてるのが堪りません。
彼はこういう使い方しても面白いんだな〜と感心しきりです。

キャストが豪華なのも見所だけど、お話もとっても良かったです。
良い話と言うよりは、良い話が上手く入り混じったって感じですね。
ウディの才能を思う存分堪能させて頂きました。
小説家が自分の作った人物達の幻を見てしまうという設定自体が、最高に面白いと思います。
また、自分の回りにいる人達をモデルにしているから、イメージしやすいってのがリアルで素晴らしいですね。
この登場人物達が複雑なので、現実に存在するのは誰で、どんな職業なのかを把握するのが大変でした。
でも、ちょっとずつそれが見えてくると「彼女と彼女が合体してるのか〜」と興味深いですね。

あと奪われた恋人を地獄まで取り戻しに行くというエピソードも面白かったです。
ありふれた話も見方によってはこんなに変化するんですね〜。
エレベーターの中のアナウンスにも笑わせて頂きました。
本当に細かい芸が光りますね。

これも一種の群像劇でしょうね。
登場人物が沢山いますからね〜。
出てきた人達はほとんどがハリーの創作した人物でしたが、皆個性的で面白いんですよ〜。
間にはさまれる小話が全部面白いなんて…奇跡だわ。(大袈裟?)

一風変わった性癖や浮気・不倫などが描かれているので、好き嫌いが分かれると思うけど、センスの良い笑いがあちらこちらに散りばめられているので、是非多くの人に見て頂きたい作品です。
ウディ作品にまた一つお気に入りが増えましたわ!
鑑賞日 2004.06.27

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spink.gif チキン・リトル(2005)   アメリカ
  CHICKEN LITTLE  [81分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル アニメ/ファミリー/アドベンチャー
監督 マーク・ディンダル
出演者 〈声の出演〉
ザック・ブラフ      (チキン・リトル)
ゲイリー・マーシャル   (バック・クラック)
ドン・ノッツ       (ターキー・ラーキー)
パトリック・スチュワート (ウォーレンズワース先生)
エイミー・セダリス    (フォクシー・ロクシー)
スティーブ・ザーン    (ラント)
ジョーン・キューザック  (アビー)
ウォーレス・ショーン   (校長)
ハリー・シェアラー    (犬のアナウンサー)
フレッド・ウィラード   (メルビン)
キャサリン・オハラ    (ティナ)
コピー 「お願い、ボクに一度だけチャンスを下さい」
あらすじ
平和な町オーキー・オークスに暮らすニワトリの少年チキン・リトル。
ある時、上から落ちてきたドングリを空のカケラと勘違いして大騒ぎしてしまった。
この一件で町中に迷惑をかけて以来、やることなす事ヘマばかり。
今ではすっかり町の笑いもので、父親からもすっかり諦められてしまっていた。
そんなある日、一人で夜空を眺めていたチキン・リトルの前に、またしても空のカケラが落っこちて来た。
感想
何度も何度も繰り返し見ている作品です。
子供たちも大好きで、「おぴっこ」の所で毎回爆笑してます。

物語としては、はっきり言って訳わからないのですが、テンポとノリが好きなんです。
歌も良いし、何度見ても飽きません。

特に好きなのは、チキン・リトルが登校するまでの歌ですね。
ドジなチキン・リトルが色々失敗しながら登校するんですけど、毎回面白くて一緒に歌って楽しんでます。

最後の宇宙人との対決も、今までのノリのまま乗り切ってOK!
風変わりな話ですが、これが受け入れられるのも、みんなの魅力あってですね。

感想書いてたら、また見たくなってきました。
ちょっと見てきます。(笑)

ディズニー長編アニメ第46作目。

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spink.gif 地上最大のショウ(1952)   アメリカ
  THE GREATEST SHOW ON EARTH  [152分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ロマンス/ファミリー
監督 セシル・B・デミル
出演者 チャールトン・ヘストン   (ブラッド・ブレイデン)
ベティ・ハットン      (ホリー)
ジェームズ・スチュワート  (バトンズ)
コーネル・ワイルド     (グレート・セバスチャン)
ドロシー・ラムーア     (フィリス)
グロリア・グレアム     (エンジェル)
ヘンリー・ウィルコクソン  (FBI捜査官グレゴリー)
ライル・ベトガー      (クラウス)
ローレンス・ティアニー   (ヘンダーソン)
ジョン・ケロッグ      (ハリー)
ウィリアム・ボイド     (ホパロング・キャシディ)
コピー 全世界の家庭の皆さんに贈る・・・豪壮けんらん!
地上最大のお楽しみ!!
あらすじ
サーカス公演監督のブラッド・ブレイデンは、空中ブランコの大スター:セバスチャンを新たに迎えることを条件に、経営陣に巡業を許可される。
サーカス団員たちは公演できることに大喜びするが、ブラッドの恋人で空中ブランコの花形ホリーは主役を奪われがっかりする。
豪快なプレイボーイでもあるセバスチャンは、早速ホリーと親しくなり、主役を譲ろうとするがブラッドは認めない。
ホリーは何としても実力で主役を勝ち取ろうと奮起し、サーカス本番でセバスチャンとスリル満点の競演をする。
華やかな衣装、ムードたっぷりの音楽、道化師のユーモアな演技、そして出演者たちの迫力満点の技やダンスに、観客たちは魅了される。
感想
ほとんどがサーカスのシーンでした。
家でサーカスを疑似体験出来るのはスゴイですね。
相当な規模での撮影だったのでしょう。

サーカスは子供の時に1回見たきりなので、とても新鮮な気持ちで見る事が出来ました。
しかも、規模がアメリカサイズなんですよね。
大きな円形ステージが三つ、それが一つのテントの中に設営されているのが迫力満点です。

印象としてはサーカスの間にちょっと人間模様が描かれているという感じです。
でも、それも結構良いお話なんですよ。
特にピエロのバトンズが良かったです!
最後までピエロメイクを取りませんでしたからね。
刑事が持っていた写真で、「あれどこかで見た事あるぞ!」って気付きました。

そして、大規模な脱線事故。
普通の電車でも大事なのに、サーカス団の列車が事故ると一層悲惨です。
猛獣が脱走してるのを見てゾッとしましたよ。
でも、そこはちゃんと調教された動物たち。
改めてサーカスの凄さを感じました。

サーカスのシーンがたっぷりあるので、それがちょっと長いなと思いましたが、こんなに贅沢な時間はなかなか無いですからね。
そこを楽しみましょう。

アカデミー賞作品賞受賞作品。
鑑賞日 2020.11.26

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spink.gif 父、帰る(2003)   ロシア
  VOZVRASHCHENIYE  [111分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ
監督 アンドレイ・ズビャギンツェフ
出演者 イワン・ドブロヌラヴォフ   (弟イワン)
ウラジーミル・ガーリン    (兄アンドレイ)
コンスタンチン・ラヴロネンコ (父)
ナタリヤ・ヴドヴィナ     (母)
コピー なぜ父親は12年ぶりに家に帰ってきたのか?
なぜふたりの息子を湖への旅に連れ出しのか?
どうして何も語らないのか?
なぜ息子たちに辛く厳しく当たるのか?
島で掘り出したあの箱には何が入っているのか?
12年もの間どこで何をしていたのか?
あらすじ
ロシアの片田舎。
アンドレイとイワン兄弟、は母と3人暮らし。
父親は12年前に家を出て行ったきり音信不通だ。
そんなある夏の日、父が突然家に帰ってきた。
寡黙な父はこれまでのことを何も語ろうとはせず、母も事情を説明しようとはしない。
兄弟の戸惑いをよそに、翌朝父は彼らを小旅行に連れ出す。
感想
これはダメでした。
私の苦手な要素がてんこ盛りで、見ているのが苦痛でした。

疑問も謎もすっきりしないままで、全部中途半端なのは狙いですかね?
父は何故帰ってきたのか?
何故、今なのか?
何している人なのか?
小さい箱の中身は??
コピーの問い、答えなしって・・・予想外でした。(汗)

とにかく???が沢山あるのに、これと言って答えはなく、曖昧なまま終わります。
それが味で、それが現実だという事かもしれません。
だとしても、私はこのモヤモヤが残る感じがダメでした。

映像は特徴的で、少し長めに見せて余韻を残す手法でした。
車が去り、ビニール袋が舞うのを追う映像。
こだわりのシーンが変わる前の間は好きです。

ワーニャ役のイワンくんは、ハーレイ・ジョエル・オスメントくんにそっくり。
特に顎の感じとかね。
彼の反抗は最もだし、理解したいけど、見ていて気持ちの良いものではなかったです。

とにかく相性の悪い作品でした。
ロシア映画ってこんな感じなのが多いですよね。
気を付けないと・・・。

ヴェネチア映画祭金獅子賞受賞作品。
鑑賞日 2005.07.10

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spink.gif 父と暮せば(2004)   日本     [99分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/戦争
監督 黒木和雄
出演者 宮沢りえ  (美津江)
原田芳雄  (竹造)
浅野忠信  (木下正)
コピー おとったん、ありがとありました。
あらすじ
昭和20年8月6日、午前8時15分、広島に原子爆弾が投下された。
それは一瞬にして多くの命を奪った。
3年後の広島。
図書館に勤める美津江も、愛する人たちを原爆で失い、自分だけが生き残ったことに負い目を感じながらひっそりと暮していた。
そんな彼女はある日、図書館で一人の青年、木下と出会う。
2人は互いに惹かれるものを感じるが、美津江は自分は恋をしてはいけないと思っており、その恋に踏み出せずにいた。
その思いは、父という形になって現れた。
娘と木下の恋を応援する竹造。
毎日現れては、彼との恋をすすめた。
感想
90%くらい娘と父の会話で成り立っている作品でした。
映画というより舞台に向いているお話ですね。

幽霊の竹造が、生きている美津江より活き活きしているのが印象的です。

惨たらしい原爆を語るのは全てセリフ。
映像は本当に最小限しかありませんでした。
それでも、当時の悲惨さは十分伝わってきます。
今まで見てきた映像が、脳内でフラッシュバックしてくるようです。
それを狙った演出なんでしょうね。
こんな伝え方があるなんて、静かな衝撃でした。

最後の父と娘のやり取りも、炎の中で行われたやり取りそのものを感じ取ったようです。
死んだ方も生き残った方も辛すぎる現実。
あまりに惨い別れ。
ニ度とあってはいけない、これを忘れてはいけないと強く思いました。

広島弁が良いですね。
「おとったん」という呼び方が可愛いです。
方言はあったかくて好きです。
特に自分の故郷に近いので、親近感を感じます。

《関連作品》
母と暮せば(2015)
鑑賞日 2007.08.17

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spink.gif 父の祈りを(1993)  イギリス/アメリカ
  IN THE NAME OF THE FATHER  [133分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/実話
監督 ジム・シェリダン
出演者 ダニエル・デイ=ルイス   (ジェリー・コンロン)
ピート・ポスルスウェイト  (ジュゼッペ・コンロン)
エマ・トンプソン      (ギャリス・ピアース)
ドン・ベイカー       (ジョー・マクアンドリュー)
ジョン・リンチ       (ポール・ヒル)
ビーティ・エドニー     (キャロル・リチャードソン)
マーク・シェパード     (パディ・アームストロング)
コリン・レッドガヴェ    (ロバート・ディクソン)
トム・ウィルキンソン    (上告検事)
コピー 父さん
僕はあなたの息子である事を
心から誇りに思います…
あらすじ
北アイルランドのベルファストに住む青年ジュリーは、IRAの言う事を聞かずに盗みを繰り返していたため、駐屯しているイギリス軍相手に騒ぎを起こし、町を出ていくように言われる。
息子を庇いきれなくなった父ジュゼッペは、心配しながらもジェリーを叔母の住むロンドンに行かせる事にした。
その頃ロンドンではIRAによる爆弾テロが多発しており、ジェリーと友人のポールら4人は、IRAメンバーと間違われて逮捕されてしまう。
警察に何を言っても信じてもらえず、おまけに息子を心配してロンドンにやって来た父やジェリーを泊めてくれていた叔母までも逮捕されてしまい、全員に有罪の判決が下される。
感想
こんな事ってあって良いんでしょうか!
人を人とも思わない警察のやり方はひどすぎます!
あまりの理不尽さに終始胸がムカムカして、胃がキリキリと痛みました。
無実の罪で15年も投獄されるなんて信じられません。
これが実際にあった事件だなんて…。
泣くに泣けないです。(-_-;)

正義感の強いピアース弁護士に出会わなければ、彼は無期懲役のまま日の目を見る事はなかったんでしょうね。
こういう過ちは報道や映画によって後世にまで語り継がれるべきだと思います。
二度と同じ間違いを繰り返さない為の教訓として知っておくべきですよね。
でも結局愚かな人間はまた繰り返してしまうんでしょうけど…。
(あ〜、思考がマイナス方向に…)

盗みを繰り返していたジェリーたちが捕まるのは自業自得のような気もしますけど、全然関係ないジュゼッペや叔母のアニーまでも逮捕されるのが納得出来ません。
っていうか何故逮捕できたんでしょう?
まあこの事件に関しては根本が間違っているから?(ハテナ)だらけなんですけどね。

本当に何の罪もないジュゼッペの事を思うと、理不尽過ぎてやりきれません。
あまりに辛くて、しばらくは怒りが収まりませんでした。
しかし、息子の側にいて力になれるから良いという彼の気持ちには感動しました。
こんな極限の状態でも息子を思えるなんて、父親って素晴らしいです。

そんなジュゼッペを演じたピート・ポスルスウェイト、やっぱり良い味持ってますよね。
悲運ながらも勇気ある父親を熱演してました。
特徴的な顔立ちからは、優しさや厳しさなど色々な雰囲気が感じ取れて、複雑な役所も見事にこなしています。

ジェリー役のダニエル・デイ=ルイスは、今までのイメージとは全然違う役で驚きました。
かなり切れているチンピラで、ワイルドさが爆発しています。
個人的には紳士的な彼が好みですけど、こういう一面も見れて良かったと思います。

とにかく最後までイライラムカムカする映画でした。
見終わった後に疲れがどっと沸いて来ます。
でもその感情が大事なんでしょうね。
こういう過ちがあってはいけない!と強く感じました。
一度は観ておきたい作品だと思います。

ベルリン映画祭金熊賞受賞作品。
鑑賞日 2003.10.04

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spink.gif チチを撮りに(2012)   日本     [74分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 中野量太
出演者 柳英里紗    (東村葉月)
松原菜野花   (東村呼春)
渡辺真起子   (東村佐和)
滝藤賢一    (西森徹二)
二階堂智    (西森正高)
小林海人    (西森千尋)
コピー 感動の再会と思ったら
そこは修羅場でした。
あらすじ
フリーターの姉:葉月と女子高生の妹:呼春は母との3人暮らし。
父親は14年前に女をつくって家を出て行ったきり。
そんなある日、その父親が余命わずかとの連絡が入る。
知らせを受けた母親は娘たちに会いに行くよう告げ、ついでにその顔をカメラで撮ってきてと頼む。
父に対してあまり特別な想いを持たない葉月と呼春は乗り気しないながらも、どうにか父の暮らす田舎までやって来る。
感想
短いながらも微笑ましい良い映画でした。

余命いくばくもない父のお見舞いに行く姉妹が、数時間早く亡くなってしまった父の葬式に出席する事になったお話。
洋服も立場も場違い感半端ない姉妹が可哀そうでしたね。
でも、故人の実の娘なんですから、堂々としてれば良いんです。

呼春の「お父ちゃんを恨んでない!お母ちゃんはそういう風に育ててくれた!言えなかったのが悔しい!」という言葉が印象に残っています。
これは母親冥利に尽きるというもんでしょう。
娘にこう言ってもらえたら本望です。

腹違いの弟:千尋くん、可愛かったです。
これから姉たちと交流出来ると良いですよね。
小学4年生で天涯孤独なんて早すぎますよ。
明るい希望の持てるやり取りにほっとしました。

ちょくちょく乳を触るのは、タイトルのチチにかけてるって事でしょうか?
唐突に出てくるので、せっかくの流れが台無しです。

湯を沸かすほどの熱い愛」の監督でしたか。
小ネタを積み重ねる手法は、この頃から健在ですね!
今後の作品にも期待したいと思います。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2020.10.04

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spink.gif 地中海殺人事件(1982)   イギリス
  EVIL UNDER THE SUN  [117分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ミステリー
監督 ガイ・ハミルトン
出演者 ピーター・ユスティノフ  (エルキュール・ポアロ)
ジェーン・バーキン    (クリスティン・レッドファーン)
ダイアナ・リグ      (アリーナ・マーシャル)
ロディ・マクドウォール  (レックス・ブルースター)
マギー・スミス      (ダフネ・カースル)
ニコラス・クレイ     (パトリック・レッドファーン)
ジェームズ・メイソン   (オーデル・ガードナー)
シルヴィア・マイルズ   (マイラ・ガードナー)
コリン・ブレイクリー   (ホレス・ブラット卿)
デニス・クイリー     (ケネス・マーシャル)
エミリー・ホーン     (リンダ・マーシャル)
コピー 結末は
紺碧の海だけが
知っている――。

《愛》は《女》を殺してしまう。

それは、果てしない波間に白昼の光が投げ込まれたときに始まった。

華麗で劇的なシリーズ最大のトリック!
《最後の謎》はポアロさえも寄せつけない!
あらすじ
地中海の小島にある閑静なリゾート・ホテルで、人気舞台女優のアリーナが殺された。
そこには偶然アリーナに関係した人間ばかりが、様々な思惑を抱いて集まっていた。
別件の調査でたまたまこのホテルに来ていたポアロが、この事件を担当する事になる。
しかし、滞在客には全員完璧なアリバイがあった。
感想
CSでポアロ特集を放送していたので、感想を書いてなかったこの作品を再見しました。
前回見たのが20年前なので全く覚えてないし、TVシリーズのポアロの回も覚えていなかったので、新鮮な気持ちで推理する事が出来ました。
一緒に見た旦那はTVシリーズのポアロで犯人を知っていたようです。

地中海の綺麗な景色が目に癒しを与えてくれます。
ここに行くまでがかなり不便なようですが、行ってしまえば最高の環境ですね。
日光浴に海水浴、豪華なホテルでゆったり出来て、最高級の料理も揃っているなんてパーフェクトです。

しかし、傲慢な舞台女優アリーナが来てから、かなり険悪な雰囲気になってしまいます。
邪魔者扱いされる義理の娘や、彼女に舞台復帰して欲しい劇場のオーナーたち、アリーナにイケメン夫を取られそうな妻、暴露本を出版させてもらえない記者など。
彼女が傲慢な振る舞いをすればするほど、緊張感が高まり、見ているこちらも手に力が入りました。

犯人は全然分かりませんでしたよ。
まさかそんな猫を被っていたなんて!!
ポアロがここにいなかったら犯人は、まんまと逃げおおせていたのではないでしょうか。
それくらい練られたトリックでした。

印象に残ったのは、ポアロの水着姿。
あんな立派な水着を来て、意気揚々と海岸に降りて来たのに、泳ぐ振りしか出来なくて笑いました。
製作陣の遊び心でしょうか。

ポアロはやっぱり面白いですね。
旦那はTVシリーズとの違いも気になったようです。
そちらもチェックしてみたいと思います。

《関連作品》
ナイル殺人事件(1978)
「死海殺人事件(1988)」

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spink.gif ちはやふる -上の句-(2016)   日本     [111分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 青春/ドラマ
監督 小泉徳宏
出演者 広瀬すず   (綾瀬千早)
野村周平   (真島太一)
真剣佑    (綿谷新)
上白石萌音  (大江奏)
矢本悠馬   (西田優征)
森永悠希   (駒野勉)
清水尋也   (須藤暁人)
久家心    (千早:少女時代)
山田瑛瑠   (太一:少年時代)
加部亜門   (新:少年時代)
坂口涼太郎  (木梨浩)
松田美由紀  (宮内妙子)
國村隼    (原田秀雄)
コピー 強くなる――
青春ぜんぶかけて
あらすじ
小学校時代、転校生の綿谷新から“競技かるた”を教わり、その魅力の虜になった綾瀬千早。
幼なじみの真島太一を巻き込み、3人は競技かるたを通して強い絆で結ばれていく。
しかし小学校卒業とともにバラバラとなってしまい、家の事情で故郷の福井に戻った新とは遠く離ればなれに。
かるたを続けていれば新と再会できると信じる千早。
高校に入るとすぐに“競技かるた部”の創設に乗り出し、高校で再会した太一を再び巻き込み、2人で部員集めに奔走する。
感想
とりあえずの上の句です。
カルタ部創設から東京予選大会まで。

一応アニメ版の「ちはやふる」を見てたので、流れは分かっていました。
みんなキャラにはまっていて、アニメ版とそんなに変わらないという印象です。

特に主役の千早は、元気で天真爛漫な雰囲気がすずちゃんにぴったりでした。
袴もすごく似合っていて綺麗でしたね。
カルタになると鬼気迫る表情になって迫力満点。
一手一手にすごいエネルギー使うんでしょうね。
みんなの汗から競技の過酷さがうかがえます。

カルタ部部長でイケメンの太一。
千早に対する思いも伝わって来て、こちらの恋愛模様にもドキドキしちゃいます。
しかし、鈍感な千早を振り向かせるのは至難の業でしょうね。

今回はまだ新の出番は少なかったです。
次作での活躍に期待します。

この作品見ると、百人一首覚えてみようって思うんですよね。
この影響で3つくらいは覚えたんです。
でも、実際やってみると、それじゃ全然ダメなんですけどね。
とりあえず、「ちはやぶる〜」だけは、ちゃんと覚えました!

テンポが良くてさくさく見れるので、この調子で下の句も行っちゃいましょう!

《関連作品》
ちはやふる -下の句-
ちはやふる -結び-
鑑賞日 2018.03.18

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spink.gif ちはやふる -下の句-(2016)   日本     [102分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 青春/ドラマ
監督 小泉徳宏
出演者 広瀬すず  (綾瀬千早)
野村周平  (真島太一)
新田真剣佑 (綿谷新)
上白石萌音 (大江奏)
矢本悠馬  (西田優征)
森永悠希  (駒野勉)
清水尋也  (須藤暁人)
松岡茉優  (若宮詩暢)
松田美由紀 (宮内妙子)
國村隼   (原田秀雄)
コピー きみがくれた情熱
今、きみのために戦う
あらすじ
創部一年目にして強豪北央学園に勝利し、東京都大会優勝を成し遂げ、全国大会への切符を手にした瑞沢高校競技かるた部。
千早はさっそく新に優勝の報告をするが、「もうかるたはやらん」という新の告白に動揺を隠せない。
それでも、太一やかるた部の仲間たちとともに、全国大会に向けて練習に励む千早。
そんな時、自分と同い年でありながらクイーンに君臨する孤高の絶対王者:若宮詩暢の存在を知り、頭から離れなくなっていく。
感想
今回は暴走した千早を仲間の力で目覚めさせる回でしたね。
そのおかげで、個人戦でも仲間の力をもらえて、底力を出す事が出来ました。

高校生クイーンの若宮詩暢役には、松岡茉優。
なんか高校生の中に一人だけOLさんがいるってくらい大人びているのが違和感。
でも、それくらい別格だという表現なんでしょうか。
あまりに出来上がっていて、落ち着きも大物の風格です。
それが良いのか。
そんな彼女が、スノーマン(?)のTシャツ来て水筒を斜め掛けにしているのが、合わな過ぎて笑いそうでした。

新も今回は少し出番が増えました。
早く彼の腕前を見てみたいものです。
イケメンはダサい恰好していてもイケメンですね。
黒髪メガネも似合ってます。

こんな仲間なら楽しく部活が出来そうですね。
高校生なのにみんな人間が出来てます。
自分たちの時は、こんなに純粋に仲間を応援できなかったな・・・。

いよいよ最終章ですね。
でも、まあTV放送で十分です。

《関連作品》
ちはやふる -上の句-
ちはやふる -結び-
鑑賞日 2018.03.18

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spink.gif ちはやふる -結び-(2017)   日本     [128分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 青春/ドラマ
監督 小泉徳宏
出演者 広瀬すず   (綾瀬千早)
野村周平   (真島太一)
新田真剣佑  (綿谷新)
上白石萌音  (大江奏)
矢本悠馬   (西田優征)
森永悠希   (駒野勉)
清水尋也   (須藤暁人)
優希美青   (花野菫)
佐野勇斗   (筑波秋博)
清原果耶   (我妻伊織)
志賀廣太郎  (解説者)
松岡茉優   (若宮詩暢)
賀来賢人   (周防久志)
松田美由紀  (宮内妙子)
國村隼    (原田秀雄)
コピー 絶対に忘れない――
今、この瞬間が私たちの全て。

最後の戦い、ここに完結。
あらすじ
離ればなれになってしまった幼なじみの新にもう一度会いたいと願う千早が、もう一人の幼なじみ・太一を巻き込み創設した瑞沢高校かるた部。
史上最年少クイーン若宮詩暢と千早の激闘から早2年が経ち、新入部員に振り回されながらも、最後の全国大会目指して奮闘する瑞沢かるた部の面々。
しかし、予選を前に太一のある決断が千早を激しく動揺させる。
一方、これまで団体戦に興味を示してこなかった新は、千早への思いを胸に、ついに団体戦への出場を決意する。
感想
シリーズ完結となる3作目の作品です。
前作鑑賞から結構日にちが経って忘れてしまったのですが、これはこれで楽しめました。

高校3年生になって、皆が受験に向けて忙しくなる中、相変わらずカルタ漬けの千早。
進路希望にも『クイーン』と書いてしまうくらい、受験には興味なしです。
一方の太一は、東大の医学部を目指せる成績で、カルタを辞めようかと悩んでいます。
確かにどちらも両立するのは、気力も体力も大変ですよね。

そんな彼にアドバイスをくれるのは、孤高の名人:周防。
目が悪いため、それを補うように鋭く研ぎ澄まされた耳を持つ周防は、強すぎる為に誰も寄り付かないという伝説の名人です。
彼自身も若い太一たちから刺激を受け、内に秘めていた思いを太一にぶつけてくれたんです。
ずっと小声で話していた彼が、マイクで太一へ向けて送ったメッセージには胸が熱くなりました。

メインは決勝戦の瑞沢高校VS藤岡東高校。
いつもながら手に汗握る緊張感で、かなり肩に力が入ってました。
競技かるたの見せ方は本当に見事です。
緊張からの素早い攻撃、攻撃と見せかけて守るとか。
初めての人でも思わずのめり込んでしまう面白さを上手く表現しています。

しかし、超ニブイ千早を落とすのは至難の業ですね。
告白してもあんな風に真っすぐにカルタへの愛を語られたら、もうそれ以上は何も言えません。
三人の関係はまだまだ見守っていく必要がありそうですね。

完結編としては良く出来ていたのではないでしょうか。
原作漫画はまだ続いているようなので、その内映画も作られるかもしれませんね。
楽しみに待ちたいと思います。

《関連作品》
ちはやふる -上の句-
ちはやふる -下の句-
鑑賞日 2019.11.05

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spink.gif チャーリー(1992)  アメリカ/イギリス
 CHAPLIN   [145分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル 伝記/ドラマ
監督 リチャード・アッテンボロー
出演者 ロバート・ダウニー・Jr     (チャーリー・チャップリン)
アンソニー・ホプキンス     (ジョージ・ヘイドン)
ジェラルディン・チャップリン  (ハンナ・チャップリン)
ダン・エイクロイド       (マック・セネット)
モイラ・ケリー         (ヘティ・ケリー/ウーナ・オニール)
ケビン・クライン        (ダグラス・フェアバンクス)
ダイアン・レイン        (ポーレット・ゴダード)
ポール・リス          (シドニー・チャップリン)
ジョン・ソウ          (フレッド・カルノー)
マリサ・トメイ         (メイベル・ノーマンド)
ペネロープ・アン・ミラー    (エドナ・パーヴィアンス)
ミラ・ジョヴォヴィッチ     (ミルドレッド・ハリス)
ケビン・ダン          (J・エドガー・フーバー)
デボラ・マリア・ムーア     (リタ・グレイ)
ナンシー・トラヴィス      (ジョアン・バリー)
ジェームズ・ウッズ       (ジョセフ・スコット)
コピー みんなが、きっと 幸せになれる…。
あらすじ
高名な喜劇王チャーリー・チャップリンの生涯を描いた作品。
年老いたチャップリンが、伝記作家に自分の生い立ちから現在に至るまでの過程を語り始める。
感想
始まりが白黒で、チャップリンがメイクを落とすとカラーになるという入り方からして、この映画に対する力の入れようが伺えました。
キャストも超豪華で、私が知っているだけでも、ダイアン・レイン、ミラ・ジョボビッチ、マリサ・トメイ等、そうそうたる顔ぶれがチョイ役で出演しています。

そんな中でも一番目を惹かれるのは、やっぱりロバート・ダウニー・Jr演じるチャップリンです。
独特でコミカルな動きから、お決まりの格好(放浪者)まで、まさに彼そのものです。
本物を見ているのではないか、という錯覚にさえ陥りました。
主人公チャップリンがあまりに有名なので、彼に対するイメージを壊さずに演じるという事は、とても難しい事だと思います。
そんな中でのロバート・ダウニー・Jrの演技力には感服しましたね。

チャップリンの生い立ちや母親の病気の事、アメリカ追放、子供の認知裁判など、知らなかったことがいっぱい分かって、とても勉強になりました。
結構波乱万丈な人生ですよね。
ラストのアカデミー賞授賞式に出席したチャップリンのシーンは、涙無しでは見られません。
思い出しただけでもうるうるしてしまいますよ〜。(T_T)

チャップリンの主な代表作は、「独裁者」しか見ていないのですが、他の作品も色々と見たくなりました。
彼の魂の叫びとも言える作品たちを見て、それをしっかりと受けとめたいと思います。
鑑賞日 2002.12.31

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spink.gif チャーリーズ・エンジェル(2000)  アメリカ
  CHARLIE'S ANGELS   [98分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/アクション/アドベンチャー
監督 マックG
出演者 キャメロン・ディアス  (ナタリー・クック)
ドリュー・バリモア   (ディラン・サンダース)
ルーシー・リュー    (アレックス・マンデイ)
ビル・マーレイ     (ボスレー)
サム・ロックウェル   (エリック・ノックス)
ケリー・リンチ     (ヴィヴィアン・ウッド)
ティム・カーリー    (ロジャー・コーウィン)
ジョン・フォーサイス  (チャーリー・タウゼント)声のみ
コピー それは美しく、危険な任務。
あらすじ
無敵の凄腕美人探偵助手のエンジェル達。
ナタリー・ディラン・アレックスの3人は、タウンゼント探偵事務所所長チャーリー・タウンゼンの部下として、危険な仕事をこなしていた。
今回の任務は、誘拐されたノックス・テクノロジーの創設者エリック・ノックスを救出する事。
まずは、怪しいと目を付けたライバル会社社長のコーウィンに近づき情報収集を始める。
1970年代後半にアメリカで人気のあったTVシリーズの映画化。
感想
冒頭の飛行機から高速落下するシーンから迫力満点で、グイグイ引き付けられます。
3人のエンジェル達がカッコ良過ぎ!!
しびれますね〜。(^O^)
常識では考えられないすごい任務でも、「アハハハ〜」って豪快に笑いながら軽いノリでこなしてしまう所が素敵です。

見所は3人のコスプレでしょう。
日本風のおかっぱ&着物っぽい服とか、セクシーなレーシングスーツとか、極めつけはスーツ姿のサラリーマンまで!
これだけでも一見の価値有りだと思います。
ファンには堪らないお楽しみが沢山詰まってますね〜。
個人的には、アレックスの女王様仕様の講師がお気に入りです。(笑)

日本風のパーティーで、相撲とかフグとか日本色満載なのがちょっと嬉しいですね。
でも、相変わらず何か違うな〜と感じる所も無きにしもあらず。
日本は面白く描け!っていうのがハリウッドの法則なのか否か…。
気になる所です。(笑)

私の超個人的な一番のツボは、日本語の会話でした。
「コンニチ〜ハ」「ニホンゴ、シャベルノ、スゴイネ〜」これだけなんですけど、面白くて何回も見直してしまいました。(^_^;)
日本語を頑張って喋る外人さんってなんか可愛い…。

そして、アクションは大好きなワイヤーアクション炸裂!!
スローモーションを多様して、風を切る音まで聞こえてきます。
銃は一切使わないというこだわりも良いと思います。

単純に楽しめる娯楽映画ですが、観ているとあっと言う間に時間が過ぎる作品って意外に少ないです。
大抵時間が気になるのですが、これはあれもう終わり?って思っちゃいましたよ。(^_^;)
今回2回目なので内容は知っているはずなのにね…思いっきり楽しめました。
きっちり復習も済んだし、「チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル」が楽しみです。

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spink.gif チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル(2003)  アメリカ
  CHARLIE'S ANGELS:FULL THROTTLE   [106分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/アクション/アドベンチャー
監督 マックG
出演者 キャメロン・ディアス  (ナタリー・クック)
ドリュー・バリモア   (ディラン・サンダース)
ルーシー・リュー    (アレックス・マンデイ)
バーニー・マック    (ボスレー)
デミ・ムーア      (マディソン・リー)
ロバート・パトリック  (レイ・カーター)
ロドリゴ・サントロ   (エマーズ)
ジャスティン・セロー  (シーマス)
ルーク・ウィルソン   (ピーター)
ジョン・フォーサイス  (チャーリー・タウゼント)声のみ
コピー
あらすじ
無敵の凄腕美人探偵助手のエンジェル達。
ナタリー・ディラン・アレックスの3人は、タウンゼント探偵事務所所長チャーリー・タウンゼンの部下として、体を張って危険な仕事をこなしていた。
今回の仕事は、北モンゴルに誘拐された連邦捜査官カーターを救出する事。
モンゴル人のアジトに侵入し、無事カーターを救い出す事に成功した。
しかし、肝心なリングは盗まれたままだった。
このリングは二つあり、それを組み合わせると政府が証人保護プログラムでかくまっている最重要証人リストにアクセス出来るのだ。
エンジェル達はさっそく調査に乗り出す。
1970年代後半にアメリカで人気のあったTVシリーズの映画化の第2弾。
感想
劇場に行ってきました。

やっぱりすごく面白かったです!
期待を裏切らない出来でした。
ツッコミ所は沢山ありますが、これが"チャーリーズ・エンジェル"の醍醐味でしょう!
細かい事には(大きな事にも…)目を瞑り、単純に楽しめれば最高!な作品です。

今回もエンジェル達のコスプレが見所です。
セクシーなビキニサーファー、モトクロスの派手派手ライダースーツ、キャバレーのセクシーダンサー、マッチョでダサイ科学捜査官など、お楽しみが盛り沢山です。
一番インパクトがあったのは、港のキャバレー"秘宝館"で踊った時のセクシー衣装かな。
細いブーメランのように小さいパンツ姿には、男性でなくてもドキドキです!

大好きなワイヤーアクションも満載です!
今回も反則技(笑)のオンパレードですが、個人的にはカッコ良ければ全てOKです。
特に始めのダムから落下するシーンとモトクロス・レースのアクションは迫力ありました。
ダムから落下する時に"悟空"のごとく飛ぶエンジェル達にしびれました〜。(笑)
これもほとんど反則技。(^_^;)

あと路上でリュージュのような乗り物に乗っているアレックスも好きです。
どういう仕組みなのか気になりますが、私も乗ってみたいです。

噂のデミ・ムーアも好演してました。
40万ドルもの大金をかけたという自慢の体は、さすがに綺麗でした。
伝説のエンジェルという雰囲気も十分伝わって来ました。

軽〜い下ネタも結構あり、笑えて仕方がありません。
特にアレックスの父親が娘の職業を勘違いしているのがおかしかったです。
娘が仕事の話をする度に、目を丸くしていたのがツボでした。
「マイ・フェレット…」とつぶやくお父さんに哀愁さえ漂う…。(笑)

この作品にはデミ・ムーアの元夫ブルース・ウィリスがカメオ出演しています。
あっさりですけどね。

最後のNG集&エンドロールの後の映像もお見逃しなく!!
鑑賞日 2003.07.09

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spink.gif チャーリーとチョコレート工場(2005)   アメリカ/イギリス
  CHARLIE AND THE CHOCOLATE FACTORY  [115分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル コメディ/ファンタジー
監督 ティム・バートン
出演者 ジョニー・デップ     (ウィリー・ウォンカ)
フレディ・ハイモア    (チャーリー・バケット)
デヴィッド・ケリー    (ジョーじいちゃん)
ヘレナ・ボナム・カーター (バケット夫人)
ノア・テイラー      (バケット氏)
ミッシー・パイル     (ボーレガード夫人)
ジェームズ・フォックス  (ソルト氏)
ディープ・ロイ      (ウンパ・ルンパ)
クリストファー・リー   (ドクター・ウォンカ)
アダム・ゴドリー     (ティービー氏)
アナソフィア・ロブ    (バイオレット・ボーレガード)
ジュリア・ウィンター   (ベルーカ・ソルト)
ジョーダン・フライ    (マイク・ティービー)
コピー さあ、世界一オカシな工場見学へ!
あらすじ
失業中の父、母、そして2組の寝たきり祖父母に囲まれ貧しいながらも幸せに暮らしている少年チャーリー。
彼の家のそばには、ここ15年間誰一人出入りしたことがないにもかかわらず、世界一のチョコレートをつくり続ける謎に包まれた不思議なチョコレート工場があった。
ある日、工場の経営者ウィリー・ウォンカ氏は、全商品のうち5枚だけに入っている“ゴールデン・チケット”を引き当てた者にだけ、特別に工場の見学を許可する、と驚くべき声明を発表した。
感想
すご〜〜く優しい映画ですね。
家族愛に弱いので、ポロポロと涙がこぼれ落ちました。
あの年で親が子供を叱る気持ちを理解しているなんて・・・。
教育のたまものだな。
心の綺麗なチャーリーには、心の底から癒されました。

大人が子供から教わる事ってありますよね。
また一つ勉強になっちゃったなぁ。

家族のキャラも良かったですね。
地味だけど優しさに溢れている人たちでした。
チャーリーはその中で愛され、真っすぐに育ったんですね。
彼があまりに良い子で、チョコを分けるシーンとか、チケットを売ろうとするシーンで、早くも泣いてしまいました。

不思議な装置の数々には、無条件で楽しませてもらいました。
たまには目で楽しむ作品も良いですね。
遊び心の大切さを実感しました。
一番やってみたいのは、自由自在なエレベーター。
高所恐怖症だけど、一度は試してみたいです。
慌てて頭をぶつけないように気をつけなくちゃ。

でも、それだけじゃなく、人生の教訓も盛り込まれています。
楽しみながら学べる教科書みたい。
子供たちと一緒に見たいと思います。

そして、ウンパ・ルンパね。
一人一人にあったミュージカルが楽しかったです。
完璧じゃない、どこか素人っぽい動きのダンスがツボでした。

ウォンカの不思議キャラも完璧に仕上がってましたね。
人形みたいな見た目。
うさん臭い喋り方。
どれも作り込まれていてこだわりを感じました。
鑑賞日 2007.03.13

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spink.gif チャーリーと14人のキッズ(2003)   アメリカ
  DADDY DAY CARE  [92分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/ファミリー
監督 スティーヴ・カー
出演者 エディ・マーフィ        (チャーリー・ヒントン)
ジェフ・ガーリン        (フィル)
スティーブ・ザーン       (マービン)
レジーナ・キング        (キム・ヒントン)
カーマニ・グリフィン      (ベン・ヒントン)
アンジェリカ・ヒューストン   (グウィネス・ハリダン園長)
ケヴィン・ニーロン       (ブルース)
ジョナサン・カッツ       (ダン・キュービッツ)
シオバン・ファロン・ホーガン  (ペギー)
リサ・エデルスタイン      (クリスピンの母)
レイシー・シャベール      (ジェニー)
コピー たったひとつだけの宝物を見つけた…
あらすじ
健康食品の開発を担当していたチャーリー。
しかし、会社の方針転換で彼の部署が閉鎖になり、友人のフィル共々リストラにあってしまう。
チャーリーは妻:キムの弁護士の仕事をサポートするため、家で一人息子ベンの世話をする事に。
周りの主婦から「良い保育所がない」という声を聞き、チャーリーはフィルと2人で自宅を保育所にしようと思いつく。
感想
最後が嫌にあっさりだったけど、全体的にはとっても楽しかったです。
子供が苦手なわりには、最後まで至って穏便に見る事が出来ました。

久しぶりにエディ・マーフィの作品を見ましたけど、やっぱり彼のコメディは好きですね。
気楽に見れるし、自虐とか皮肉とかブラックな要素も少なくて、さらっと見れますからね。

チャーリーとフィルが、ニンジンくんとブロッコリーくんの着ぐるみを着て、プロレスするのが堪りません!
ついつい本気になっちゃうみたいで、子供達そっちのけで熱のこもった試合になっちゃいました。(笑)

それにお堅いキャリアウーマンのアンジェリカ・ヒューストンもすごく役にはまってました。
あのすました感じは、ちょっと「アダムス・ファミリー」を匂わせますね。
こういう敵役の彼女は初めて見たかも…。

それぞれの子供達のキャラも面白かったです。
おませなジェイミーに、いやに細かいベッカ、自分をフレッシュだと思い込んでいるトニーに、言葉遣いの汚いクリスピンなどなど。
あと、マックスのウンチの時の踏ん張る仕草が可愛かったです!
彼がトイレを使った後の惨劇は、チャーリーの表情で嫌って程伝わってくるしね…。(笑)
子供達の中で一番のお気に入りは、「赤の二番」と言う時に小さいお手手で可愛く"2"を作るベッカでした。

それに負けないくらいのキャラだったのが、"スター・トレック"に詳しいマーヴィン。
ニッキーと専門用語で話してるのとか、会話の端々にSFチックな言動が入ってしまうなど、クスクス笑える小ネタが沢山ありましたよ。

専門知識がないのに、子供の世話をしようと思っても、なかなか上手くはいかないものなんでしょうね。
一人二人は自分の子供で慣れてるからと思っても、人の子供を10人近くとなると話しは別でしょう。
飽き易い子供達を集中させるテクニックが必要のようです。
あちらでは自宅でデイ・ケアってのも認められているのですね。
日本ではどうなのかな??
チャーリーたちの保育園は理想的ですね。
私も子供が出来たら、こういう所に入れたいです。

エンドロールにはメイキングやNG集もありましたよ。
お見逃しなく!

個人的にチャップマン学園のきっちりした制服を着ている子供達がツボでした。
鑑賞日 2005.02.15

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spink.gif チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密(2015)   アメリカ
  MORTDECAI  [107分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/アドベンチャー
監督 デヴィッド・コープ
出演者 ジョニー・デップ      (チャーリー・モルデカイ)
グウィネス・パルトロウ   (ジョアンナ・モルデカイ)
ユアン・マクレガー     (アラステア・マートランド)
オリヴィア・マン      (ジョージナ・クランプ)
ジェフ・ゴールドブラム   (ミルトン・クランプ)
ポール・ベタニー      (ジョック・ストラップ)
ジョニー・パスヴォルスキー (エミル・ストラーゴ)
マイケル・カルキン     (グレアム・アーチャー卿)
ウルリク・トムセン     (ロマン・ロマノフ)
ガイ・バーネット      (モーリス)
ポール・ホワイトハウス   (スピノザ)
マイケル・バーン      (アッシャーボロードン公爵)
コピー この“ちょびヒゲ”に、気をつけろ!
あらすじ
イギリス、ロンドン。
貴族にして美術商のチャーリー・モルデカイは、郊外に大きな屋敷を構え、優雅な暮らしを送っている。
しかし、その実態は火の車で破産寸前。
そんなモルデカイのもとに、大学の同級生でMI5のマートランド警部補が現われ、修復中に盗まれたゴヤの幻の名画を捜索して欲しいと要請する。
高額な報酬につられ、最強の用心棒ジョックと共に名画追跡に乗り出す。
感想
世間的にはあまり評判が良くないようですが、笑いのツボの浅い私には丁度良い作品でした。
大好きなユアンも出てるし、性欲の怪物ジョックのキャラも面白かったし、旦那の口髭で吐き気をもよおしてしまう妻も、それに貰いゲロしてしまう旦那もツボでした。

世界の色々な場所を舞台に、盗まれた名画を探す大冒険。
大きな屋敷に住んでいるのに、一文無しのモルデカイが滑稽で、夫婦の会話も漫才みたいにテンポが良いし、すっかり入り込んで見てました。

とにかくボディーガード謙執事のジョックのキャラが最高なんですよ。
隙あらば女性と肉体関係を持つ彼ですが、モルデカイを体を張って守る時は、強くてカッコイイんです。
痒い所に手が届く存在で、マネージャーの役割もこなすし、妻のケアも完璧なんです。
本当に一家に一人欲しい人材です。
モルデカイが誘拐された時、荷物室で凍えながら飛行機に乗っていた姿がツボでした。

そして、妻ジョアンナに大学生の時から片思いのマートランド。
機密情報も色気作戦に負けてすぐに漏らしてしまうし、彼女の誘惑にはことごとくかかってしまうんです。
完全に都合の良い男なんですけど、夫のモルデカイは彼の依頼を受けているという関係。
この三人のやり取りも面白かったです。

気軽に楽しめるコメディで、ちょっとお下品なので、見る人を選ぶとは思いますが、個人的には良かったです。
鑑賞日 2023.08.20

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spink.gif チャイナタウン(1974)   アメリカ
  CHINATOWN  [131分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ミステリー/サスペンス
監督 ロマン・ポランスキー
出演者 ジャック・ニコルソン  (ジェイク・ギテス)
フェイ・ダナウェイ   (イヴリン・モーレイ)
ジョン・ヒューストン  (ノア・クロス)
バート・ヤング     (カーリー)
ペリー・ロペス     (エスコバル)
ジョン・ヒラーマン   (イェルバートン)
ダレル・ツワリング   (ホリス・モーレイ)
ダイアン・ラッド    ()
ブルース・グローヴァー (ダフィ)
ロイ・ジェンソン    (マルヴィヒル)
リチャード・バカリアン (ローチ)
ジョー・マンテル    (ウォルシュ)
ジェームズ・ホン    (イヴリン家の執事)
ベリンダ・パルマー   (キャサリン)
コピー できることなら
そっと秘めておきたかった・・・
忘れ難い過去の傷におびえながら
アメリカの異郷チャイナタウンに
最後の愛を賭ける憂愁の女イブリン!!
あらすじ
1937年のロスアンゼルス。
私立探偵ジェイク・ギテスはモーレイ夫人からダム建設技師である夫の浮気調査を依頼される。
だが、盗み取りした写真がなぜか新聞に掲載され、それを見たもうひとりのモーレイ夫人が現れる。
実は彼女こそ本物で、名をイヴリンという。
ジェイクはこれがダム建設をめぐる疑惑と関係ありと睨んで調査を開始するが、モーレイは溺死体で発見され、ジェイクもまた謎の男たちに暴行を受ける。
感想
さすが名作と名高いだけあって、重厚な物語でした。
イヴリンの事を思うと胸が締め付けられます。

元検事の探偵ギテスが、偽モーレイ夫人に依頼を受ける所から始まります。
良いように使われ、プライドを傷つけられたギテスは、この件を詳しく調べていくのです。
最初は浮気調査だったものが、どんどん闇の深い問題になって行く展開が見事でした。

この時代は水がすごく価値のあるもので、その利権を巡ってトラブルもあったようです。
身体を張ったやり方で調査を進めるギテスは、チンピラにナイフで鼻を切られてしまいます。
これが痛そうで痛そうで・・・。
それでもめげることなく調査を行うギテス。
この事件に対する思いの強さを感じます。

真実が明らかになる度に、その闇の深さに驚かされました。
アカデミー賞を受賞したというオリジナル脚本が本当に素晴らしいです。

また主演のジャック・ニコルソンフェイ・ダナウェイが、危うい雰囲気をまとう役を見事に演じていました。
特にイヴリンが真実を吐露するシーンは迫真の演技です。

またイヴリンの父親を演じるのは、「黄金(1948)」や「天地創造(1966)」の監督ジョン・ヒューストン
普通の俳優さんだと思っていたから調べて驚きました。

90年に続編「黄昏のチャイナタウン」がニコルソン監督・主演で作られたようなので、そちらも見てみたいと思います。

《関連作品》
黄昏のチャイナタウン
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鑑賞日 2021.07.17

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spink.gif チャイナ・ムーン 魔性の女・白い肌に秘められた殺意(1994)  アメリカ
 CHINA MOON   [99分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス
監督 ジョン・ベイリー
出演者 エド・ハリス      (カイル・ボティーン)
マデリーン・ストー   (レイチェル・モンロー)
ベニチオ・デル・トロ  (ラマー・ディッキー)
チャールズ・ダンス   (ルパート・モンロー)
コピー 劇場未公開
あらすじ
殺人課の刑事カイルは、バーで魅惑的な美女に一目惚れ。
彼女の名前はレイチェルと言い、銀行の社長である夫ルパートの家庭内暴力に悩んでいた。
いつものように夫に暴力を振るわれたレイチェルは、警察に通報。
近くにいたカイルは、相棒のディッキーと一緒に現場に急行した。
ついに我慢できなくなった彼女は、家を出てマイアミに逃げた。
しかし、荷物を取りに来た彼女を見つけたルパートが、また暴力を振るってきた為、彼女は事前に手に入れておいた銃で夫を殺してしまう。
感想
今回もまた私の推理ははずれました。
そして、また素直に騙される私。(^_^;)
サスペンスで推理が当ったためしはないですけど、やっぱりはずれるとガックリ来ますね。

結構面白かったと思いますが、最高に良いという決め手には欠けてました。
展開も読める人には読めてしまうのかもしれないですね。
私はすっかり騙されましたが…。(しつこいって!!)

カイルの相棒ディッキー役の人、どこかで見た事あるなと思っていたら「誘拐犯」や「ユージュアル・サスペクツ」に出ていたベニチオ・デル・トロですね。
今まで見た作品と雰囲気が違っていたので、全然分かりませんでした。
確か今までは、結構野性的な雰囲気の役が多かったですよね。
今回はお坊ちゃん系の頼りない刑事役でしたが、こういう情けない感じの役もはまってました。
まだ渋みが無く初々しい感じで、カッコイイというよりは可愛い感じでした。

夫を殺した美人妻の魅力に負けて、殺人の共犯になってしまった刑事。
何とも情けないですが、男なんてこんなものなのでしょうね。
男たちを翻弄して、自分の思うがままにしてしまうなんて正に魔性の女!
女はしたたかな生き物です。

でも、まだその後ろに黒幕が…。
ということは実は彼女ってただの操り人形だったって事?
じゃあ魔性でも何でもないじゃん。(^_^;)

今回はそれほどイライラせずに見れました。
これくらいソフトな方が好きですね。
もっといっぱいサスペンスを見て推理が当るようになりたい!
、と切実に思いました。(笑)
鑑賞日 2003.02.20

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spink.gif チャタレイ夫人の恋人(1995)  イギリス
 LADY CHATTERLEY   [115分]
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス/文芸
監督 ケン・ラッセル
出演者 ジョエリー・リチャードソン   (コニー)
ショーン・ビーン        (メラーズ)
ジェームス・ウィルビー     (クリフォード・チャタレー)
シャーリー・アン・フィールド  (ボルトン夫人)
ケン・ラッセル         (リード卿)
ヘッティ・ベインズ       (ヒルダ)
コピー
あらすじ
戦争で下半身付随になった夫を持つ若き妻コニーは、満たされない日々にうんざりしていた。
ある日、野性味溢れる森番の青年メラーズと出会い、通っているうちに彼に惹かれてゆく。
彼女はメラーズとの情事に溺れ、毎日森へと出かけるようになる。
彼女が旅行中に屋敷ではメラーズの悪い噂が広がり、彼は自ら辞めたいと申し出て、彼女のもとを去ろうとしていた。
感想
もっとすごい過激かと思っていたのですが、そうでもありませんでした。
ちゃんとモザイクもかかっていましたし、身体の繋がりより、心の繋がりに重点をおいた作品でしたね。

森番の青年役ショーン・ビーンの肉体美は素晴らしいですね〜。
これに惚れない女はいないかも!というくらい、とても良い身体でしたわよ。(キラキラ)
顔は文句なしにかっこ良いし、この役にぴったりだと思います。

私は夫人の決断を支持します。
でも、私だったらもう少し悩むかも…。

'82年の方が過激なのでしょうか?
そちらも見てみたいです。
鑑賞日 2002.07.13

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spink.gif チャップリンのゴルフ狂時代(1921)   アメリカ  白黒
  THE IDLE CLASS  [20分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ
監督 チャールズ・チャップリン
出演者 チャールズ・チャップリン (夫)
エドナ・パーヴァンス   (妻)
コピー
あらすじ
ゴルフのためにこの町にやって来たチャップリン。
同じ時間に、夫に会いに来たエドナも駅に降り立った。
彼女の夫は、10時に迎えに来てと言っていたのに、まだベッドの中。
怒った彼女は、別室に移ってしまう。
一方、ゴルフ場についたチャップリンは、人のボールを使ってゲームをしようと、いたずらをして回っていた。
感想
今回も楽しい作品でした。
最初のチャップリン登場から楽しませてくれます。
どこに乗ってたんだよ!ってツッコミからスタート!
ちゃんとゴルフ道具は持っている用意周到ぶり。
さすがです。
こういう技の元祖はチャップリンですよね。
本当に業の宝庫で、いちいち感心させられます。

昔のゴルフって自分で土を盛って打っていたんですね。
道具さえ持って行ったら、金持ちも貧乏人も関係なくゴルフ場を使えたみたいで、こういう昔の日常を知れる事に感動しちゃいます。

チャップリンの一人二役は「独裁者」が有名ですが、短編でもやって来たんですね。
ちょっと抜けてる金持ち役と小狡い貧乏人の二役を演じてます。
放浪者以外の役はあまり見た事がないので新鮮ですね。
またこれが良いキャラなんですよ。
上半身はきっちり決まっているのに、ズボンを履いてないお金持ち。
これを上手い具合に隠しながらご婦人に挨拶。
これがめちゃめちゃツボでした。
オースティン・パワーズ」のオープニングは、これのオマージュだったんですね。
新聞盗んで小さくなって歩いてるのも面白い!

その後のゴルフ場でのドタバタも最高です。
次々とボールを吐き出すおじさん、すごいな。
あと、エドナのお父さんもかなりのキャラでした。
スコットランド出身なので、伝統のスカートを履いているのですが、ドタバタしている間にずり上がっちゃって、パンツが見えちゃってる!!
それをさりげなくチャップリンが直してあげる所がツボでした。
こうやって、ちょこちょこ濃いキャラの人たちが出てきて楽しませてくれます。

終わりは短編らしく結構あっさりです。
今回もチャップリンらしさを堪能できました!
鑑賞日 2006.08.22

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spink.gif チャップリンの冒険(1917)   アメリカ  白黒
  THE ADVENTURER  [20分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ
監督 チャールズ・チャップリン
出演者 チャールズ・チャップリン (脱走犯)
エドナ・パーヴィアンス  (令嬢)
エリック・キャンベル   (婚約者)
ヘンリー・バーグマン   (判事)
コピー
あらすじ
刑務所を脱走したチャップリンは、警官を振り切って、海を泳いで逃げていた。
すると、橋のたもとで溺れている人たちと遭遇。
それは近くに住む令嬢とその母、令嬢の婚約者だった。
彼女らを助けた後、疲労困憊で動けなくなった所を、令嬢の運転手に助けられ屋敷に運ばれる。
感想
始めは警官との追いかけっこから。
砂浜に隠れたチャップリンが出てくる映像がとても興味深いです。
あれ、どうやって撮ったんですかね?
上に上がってくるのに砂が全然ついてないんですよ。
逆回しか??

その後、傾斜60度くらいの崖を駆け上るシーンが、まるで漫画のよう。
本当に面白いです。

海のくだりは結構大変そう。
いちいち救助する人の周りを1周するから、3人助けた後は疲労困憊で動けなくなってしまいました。
そりゃ、そうだ〜!
この時、チャップリンを助けた人が日本人みたいだったな。
有名な高野虎市さんみたいです。

最後は警官隊との追いかけっこ。
ここでもチャップリンの機敏な動きが堪能できます。
ドアを使って追っ手2人をやり込める技がお気に入りです。
手錠まで上手に使っているけど、あの左右に動くドアじゃ意味ないです。
最後は非常にあっさりとした終わり方でした。

まあ、短編らしい短編とでも言いましょうか。
至って普通です。

この作品で使われてた、アイスクリームを下の婦人に落とすギャグが有名のようです。
鑑賞日 2006.09.09

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spink.gif 菊豆(チュイトウ)(1990)   中国/日本
  菊豆  [94分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 チャン・イーモウ/ヤン・フォンリャン
出演者 コン・リー      (チュイトウ)
リー・パオティエン  (ティエン)
リー・ウェイ     (ヤン)
チェン・チェン    (ヤン・ティエンチン)
チャン・イー     (幼少期のティエンチン)
コピー 二人の愛を 許して下さい。
あらすじ
1920年、中国のある田舎の村。
染物屋を営むヤンは、町で若くて綺麗な嫁チュイトウを買ってきた。
ヤンの甥ティエンは、3カ月ぶりに家に帰ってきてチュイトウに一目惚れしてしまう。
密かにチュイトウを思いつづけるティエン。
ヤンに暴力を振るわれ、全身に痣を作っているチュイトウを助け、二人は段々とお互いを思うようになる。
そして、ヤンが家を開けた日、二人は結ばれる。
感想
皮肉な話だな〜。
でも、愛を貫き通したチュイトウとティエンの人生は好きでした。

始めのティエンがチュイトウの風呂を覗いて見つかるシーンが何とも初々しくて好きなんです。
こんな純粋な人達って今時珍しいでしょ。
40歳にしてこの純粋さ。
なかなか出せませんよ。

そんな二人が一線を超えてからも面白かったです。
ヤンVSチュイトウたちの攻防戦は、かなり楽しんで見てしまいました。
やられるだけだったチュイトウが、段々強くなってとってもたくましい女性になっていきます。
このコン・リーの演技が素晴らしいね。
まだ顔がプクプクしてて垢抜けてないのに、この頃から演技は一級品です。

ティエン役の人は全然カッコ良くなくて頼りないけど、後半はたくましく妻子を守ってました。
なのにあの最後…切ないね。

また息子のティエンチンが絵に描いたような分かりやすいゴリラ顔で笑っちゃいました。
ガレッジセールのゴリを五厘刈りにした感じって想像できます?
ほんとにそっくりだわ!(笑)
また彼の冷酷さが顔に象徴されてるんです。
本当に怖い顔です。

中国に伝わる"棺止め"という儀式が興味深かったです。
「行かないで〜!!」と叫びながら、棺を引きとめる。これを49回繰り返すそうな。
そして礼服は白です。
日本とは逆ですね。

あと、印象に残るのは染物が高く伸びる絵ですね。
干し場をうめている染布なんですけど、この風景の色が目に焼き付くんです。
だからこの映画を思い出す時は、この絵が浮かんできます。

最後まで二人がどうなるのか気になって目が離せませんでした。
とても面白いお話でした。
しかし、あまりに独特というか特殊な話だから、好き嫌いがはっきり分かれそうですね。
私は好き派です。
鑑賞日 2003.12.20

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spink.gif 超高速!参勤交代(2014)   日本     [119分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル 時代劇/コメディ
監督 本木克英
出演者 佐々木蔵之介  (内藤政醇)
深田恭子    (お咲)
伊原剛志    (雲隠段蔵)
寺脇康文    (荒木源八郎)
上地雄輔    (秋山平吾)
知念侑李    (鈴木吉之丞)
柄本時生    (増田弘忠)
六角精児    (今村清右衛門)
市川猿之助   (徳川吉宗)
石橋蓮司    (松平輝貞)
陣内孝則    (松平信祝)
西村雅彦    (相馬兼嗣)
コピー このミッション、
インポッシブル(不可能)です!
あらすじ
享保二十年、八代将軍・徳川吉宗の治世。磐城国。
湯長谷藩藩主の内藤政醇はじめ藩士たちは1年の江戸詰めを終えて、やっと故郷に帰って来た。
しかし、そこへ再度参勤せよとの命令が下される。
終ったばかりの参勤で金を使い果たし、急な事で人も足りない中、自国の民を守る為、5日で江戸を目指す。
感想
あぁ、笑った〜。
とっても面白かったです。
テンポも良いし、アクションも迫力ありました。

笑いのツボが合っていたのか、細かいネタでもことごとく笑わせてもらいました。
特に、西村雅彦さんが演じた相馬さんのキャラが大好きで、彼のネタがある度に大爆笑です。
井戸に落ちるネタは最高ですね。
井戸のヘリに腰かけた時に「何か起こるぞ」とは思ったけど、こんなにも笑えるとは!!
その後の吊り橋で、もうひと笑い!!!
これが想像以上でお腹痛いです。(笑)

ちょっとわざとらしい所もあるので、いつもなら苦手になるキャラなんですけどね。
今回はぴったりはまって良かったです!

そして、主役の蔵之介さん。
お人好しの優しい大名が似合い過ぎです。
人の痛みも分かる人なので、言うべき時は将軍にもびしっと言う!
頼もしいお殿様なのです。
民の事も一番に考えてくれるし、折檻を受けるお咲の事も見捨てられない、男らしい所が素敵でした。

久しぶりに気分悪くなるくらいの悪役だった陣内さん。
彼の極悪非道っぷりも良かったと思います。
あれくらい悪いと反対にリアリティありますよね。
昔の悪人って本当にこれくらいはやってそう。
メイクも悪役レスラーみたいで分かり易いです。(笑)

困難に直面した湯長谷藩の人たちが、一つ一つ難題をクリアしていく様子が小気味よかったです。
大きな宿場で少ない人数を誤魔化すために、急いで二週目に行く姿が笑えます。
他にもピンチを乗り切ったふんどし姿とか、ミラクル起こした鐘の音とか、切腹できない竹光とか・・・。
書き出したらきりないくらい良いエピソードが多いです。

湯長谷産のお漬物、本当に美味しそうでした。

〈関連作品〉
超高速!参勤交代 リターンズ
鑑賞日 2017.02.11

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spink.gif 超高速!参勤交代 リターンズ(2016)   日本     [119分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 時代劇/コメディ
監督 本木克英
出演者 佐々木蔵之介  (内藤政醇)
深田恭子    (お咲)
伊原剛志    (雲隠段蔵)
寺脇康文    (荒木源八郎)
上地雄輔    (秋山平吾)
知念侑李    (鈴木吉之丞)
柄本時生    (増田弘忠)
六角精児    (今村清右衛門)
古田新太    (大岡忠相)
近藤公園    (瀬川安右衛門)
渡辺裕之    (諸坂三太夫)
中尾明慶    (森極蔵)
市川猿之助   (徳川吉宗)
石橋蓮司    (松平輝貞)
陣内孝則    (松平信祝)
西村雅彦    (相馬兼嗣)
コピー 金なし!人なし!
時間なし!
おまけに帰る
城もなし!?
あらすじ
磐城国の湯長谷藩。
藩の金山を狙う幕府老中:松平信祝の陰謀にもめげず、無事に“参勤”を果たし、胸をなで下ろす藩主:内藤政醇と家臣たち。
しかし参勤交代は江戸への“参勤”だけでなく、江戸から国元に帰る“交代”が終わって初めて完結するもの。
さっそく帰路についた政醇一行だったが、その道中、湯長谷で一揆が発生したとの知らせが入り、彼らは往路の倍の速さで帰るハメに。
ところが、命からがら辿り着いた時には、城は乗っ取られた後だった。
感想
やっぱり「2」は「」を越えられませんね。
どうしても比べてしまいます。

今回は前半で湯長谷まで高速で帰って、後半は城を取り返す戦いでした。

高速で帰る中、またまた関所が難関なんですよね。
人形を使って大勢に見せたり、棺桶に入って死人の振りをしたりと、大忙しです。
死体の顔が緑がかっていたのは、時間があり過ぎて暇だったので、色々試していたらどんどん緑になっていったらしいです。
舌も真っ黒で、完璧に死体になりきってましたもんね。

やっと湯長谷に帰ってきたのに、今度はお城を乗っ取られて帰る所がなくなってしまいました。
一揆のせいで田畑も荒れ放題。
やる事は沢山あるのに、お城がない!!
そんな中でも民の為に懸命に働く内藤。
農民から人気があるのも頷けます。

7VS1000の戦いに臨む内藤たちは、7人の侍みたいでカッコ良かったです。
勝ち目がない中でも、煙幕を使ったりして勝つ気でいるのが素敵です。
大立ち回りのアクションは、どれも見応えありました。

コミカルな部分は、やっぱり「」の方がキレがありましたね。
今回も井戸に落ちてしまう相馬。
それだけで終わってしまったのが残念。
何かあるのではと期待してしまいました。

個人的には、前作の方が良かったですね。
でも、頑張っていた彼らが、ちゃんと幸せになれたのを見届けられて良かったです。
個性的なキャラの面々は、今回も良い味出してました。

〈関連作品〉
超高速!参勤交代
鑑賞日 2018.03.26

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spink.gif 長州ファイブ(2006)   日本     [119分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/伝記
監督 五十嵐匠
出演者 松田龍平    (山尾庸三)
山下徹大    (野村弥吉:井上勝)
北村有起哉   (志道聞多:井上馨)
三浦アキフミ  (伊藤俊輔:伊藤博文)
前田倫良    (遠藤謹助)
原田大二郎   (大村益次郎:村田蔵六)
榎木孝明    (毛利敬親)
寺島進     (高杉晋作)
泉谷しげる   (佐久間象山)
コピー 幕末の世、日本の未来のために刀を捨てた、サムライがいた
あらすじ
ペリー率いる黒船の来航以来、尊皇攘夷の気運が勢いを増す幕末の日本。
そんな中、西欧に人材を派遣し見聞を広め学問や技術を習得することが必要と説く佐久間象山の言葉に深く心を動かされた長州藩の若者、志道聞多。
見つかれば死罪という国禁を犯してまでもイギリスへ渡りたいという聞多の情熱は、藩主の毛利敬親にも聞き入れられ、藩は密航を黙認するのだった。
こうして、志道聞多と彼の情熱に突き動かされた山尾庸三、野村弥吉、伊藤俊輔、遠藤謹助の5人は、日本の未来のため、遥かなる異国の地、イギリスを目指して危険な航海に旅立つ。
感想
地元のお話という事で、興味津々だったんですけど、後に活躍した人がこんなにもいたなんて知りませんでした。
皆、本当に”生きた機械”として、日本の役に立ったのですね。

事前に知っていたのは、伊藤博文と井上馨のみ。
その二人も早々に帰ってしまって、本物の技術者となったのは残りの人たちでした。

一人は紙幣、一人は造船、一人は鉄道と、近代化に必要な技術を持ち帰ってくれたおかげで、日本は一気に近代化していたんですね。
それぞれの分野できちんと活躍出来たと知って、本当に嬉しかったです。

しかも、山尾は工業大学と聾唖学校の設立にも尽力したんですよね。
教育が大事というのは、先進国で一番重要な要素だと思うので、実際に行動した功績は素晴らしいと思います。

地元の私でも知らなかったのですから、一般的にはあまり知られていないでしょうね。
こうして知る事が出来て良かったです。

エミリーが暴漢に襲われた時、ボコボコにやられた山尾が、木の棒でやり返した時はカッコ良かったです。
刀を捨てたからって剣の腕まで鈍る訳ないですもんね。
ここは気分がすっとしました。

でも、まあ伝記なので、そこまで面白くはなかったです。
淡々と事実を描いた作品ですね。
ただ、この時代に命を懸けて勉強しに渡英した若者たちの熱心さは、痛い程伝わってきました。
鑑賞日 2018.05.09

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spink.gif チョコリエッタ(2014)   日本     [158分]  PG−12
管理人評価   ★★
ジャンル 青春
監督 風間志織
出演者 森川葵   (宮永知世子)
菅田将暉  (正岡正宗)
市川実和子 (宮永香世子)
村上淳   (宮永周一)
須藤温子  (宮永霧湖)
地曵豪   (辻さん)
岡山天音  (三橋智)
三浦透子  (ユキ先輩)
クノ真季子 (向日葵畑の女)
渋川清彦  (森の住人)
宮川一朗太 (岡見)
中村敦夫  (爺さま)
コピー 少女と先輩は
ちょっぴり不思議な旅に出る。
あらすじ
幼い頃、事故で母親を亡くした宮永知世子。
高校生になり、愛犬のジュリエッタも死んでしまい、ついつい進路調査票に「犬になりたい」と書いてしまった。
そんな知世子は、映画研究部の先輩:正岡政宗と映画を撮る事に。
海に行きたいと思い立った二人は、正宗の爺さまが残したバイクで旅に出る。
感想
いがぐり頭の森川葵ちゃん。
イケメンの男の子に見えました。
白いワンピース着てるから、かろうじて女の子って感じ。
美人が坊主にするとイケメンになるんだね・・・。

作品の中で多く語られていたフェデリコ・フェリーニの「」は、見た事あるのですが理不尽であまり良い印象ではありません。
2005年時点で「私にはまだ早かった」と書いているので、20年後の今なら少し違った感想になるかもしれません。
これを機会に見直してみたいと思いました。

幼い頃に事故で母親を亡くした知世子は、その時に知世子は死に、今はチョコリエッタという存在だと言っていました。
なかなか現実が受け入れられず、ずっと苦しんでいるようです。
長年精神安定剤的な役割を果たしてくれていた愛犬ジュリエッタも死に、ますます不安定になってしまった知世子。

そんな知世子に振り回されながら旅をする政宗先輩。
何回「先輩、嫌い」って言われたでしょう。
私ならさっさと置いて行きますけどね。
我儘をきちんと受け止めてくれる優しい先輩で良かったね。

政宗先輩も思春期特有の不安定さを経験していたので、知世子に寄り添えたのでしょう。
彼を支えてくれたのは爺さまでした。
恩人の一言で心から救われる事ってありますよね。
他人の何気ない一言で簡単に傷つくけど、救われた一言で耐えられる事ってあると思います。
爺さまの愛情を受けて成長した今の姿を見たら、爺さまも喜ぶでしょうね。

海を目指した二人旅で成長した知世子。
すっかり先輩に影響されて、日頃からカメラを回すようになってました。
彼女がどんな作品を作るのか楽しみです。

しかし、何故PG−12なんでしょう。
まさか旅で激しいラブシーンでもあるのかとドキドキしたのですが、何もなく終わりました。
無駄なドキドキを返せ〜!!

そして158分という長さ。
もう少し短く出来たはずです。
100分くらいでこの内容なら、もう少し評価が上がったかもしれません。

最初、黒板に「2021年4月12日」って書いてあったから、最近の映画か〜って思っていたら「2014年」の作品でした。
しかも、教室に3人の遺影とお花があって、その説明が何もなかったんですよ。
調べたら震災後の放射能汚染を意識した設定なんですね。
そんなの全然分かりませんでした。
私、途中寝てたのかな??(笑)
この作品をたまたま2021年に見た私・・・運命?

小説原作作品。
鑑賞日 2021.10.23

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spink.gif チョコレート(2001)  アメリカ  R−18+
 MONSTER'S BALL   [113分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/ロマンス
監督 マーク・フォースター
出演者 ハル・ベリー        (レティシア・マスグローヴ)
ビリー・ボブ・ソーントン  (ハンク・グロトウスキ)
ヒース・レッジャー       (ソニー・グロトウスキ)
ショーン・コムズ      (ローレンス・マスグローヴ)
コロンジ・カルフーン    (タイレル・マスグローヴ)
コピー たかが愛の、代用品。
あらすじ
アメリカ南部ジョージア州に住む人種差別主義者のハンクは、父が勤務していた刑務所の看守をいう職業を受け継ぎ、自分の息子と共に3世代続いて看守の仕事をしていた。
黒人の死刑囚ローレンスの死刑にあたり、息子のソニーが大きなミスを犯した為、彼はその責任について厳しくソニーを責め立てた。
するとソニーは初めて父親に刃向かい、その場で自殺した。
そんな悲劇のあと、ハンクはそうとは知らずにローレンスの妻レティシアと出会い恋に落ちる。
人種主義者だった彼が、息子の死をきっかけに段々と変わって行く。
感想
ハル・ベリー、アカデミー賞主演女優賞受賞、おめでとうございます!
すごい快挙ですよね。
アカデミー賞74年の歴史の中で、初めて主演女優賞を受賞した黒人女優です。
この映画を見て、改めて彼女の素晴らしさを確認しました。
体当たりで迫真の演技を披露しています。
さすがアカデミー賞女優!
すっかりファンになってしまいました。

一番迫力があったのは、ビリー・ボブ・ソーントン演じるハンクとの絡みのシーンです。
演技とは思えない程、リアルな絡みに口が開きっぱなしです。
身体を張った演技に天晴れの一言を送りたいと思います。

そして、何と言っても最後の複雑な表情!
真実を知ってしまって、どうしたらいいのか分からない微妙なニュアンスが、こちらに痛いほど伝わってきて静かに涙がこぼれました。
思わず「良い芝居するなぁ」と独り言までこぼれてしまったわ。
本当に素晴らしい女優さんです。

気づくとハル・ベリーの話ししかしてないですね…。
あっ!一番胸が痛んだシーンについて書かないと!
やっぱりソニーが自殺するシーンは、堪らないものがありました。
でも、あんまり書くと感動が半減するので、下に書いときますね。

この作品、とても気に入ってしまいました。
皆さんにオススメしたいと思います。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2003.03.29

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spink.gif ちょっと今から仕事やめてくる(2017)   日本     [114分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 成島出
出演者 福士蒼汰   (ヤマモト)
工藤阿須加  (青山隆)
黒木華    (五十嵐美紀)
森口瑤子   (青山容子)
池田成志   (青山晴彦)
小池栄子   (大場玲子)
吉田鋼太郎  (山上守)
コピー 僕に勇気をくれたのは、
得体の知れないヤマモトでした。
あらすじ
ブラック企業で働く青山隆は上司のパワハラに苦しめられ、極度の疲労から思い余って電車に飛び込んでしまう。
そのとき寸前の所で彼を救ったのは、幼なじみだというヤマモトだった。
しかし青山はどうしてもヤマモトのことを思い出せない。
それでも、陽気なヤマモトと過ごすうちに、青山は本来の明るさを取り戻し、仕事でも成果をあげるようになった。
感想
ブラック企業で苦しめられている青山を見ていると、観ているこちらまで鬱になりそうでした。
普通にしてても怒鳴られるのに、失敗したら皆の前で土下座させられる地獄のような会社。
そんな中でも必死で頑張っているのに、身近に裏切り者がいたら本当に針の筵です。

そんな時に救ってくれたのが、謎の多い男ヤマモト。
追い詰められていた青山に、希望の光を見せてくれた彼は、本当に救世主のような存在でした。
彼と出会えた事で、狭くなっていた視界が、ぱあっと開けたのです。

死を考えるほどの状態の時は、なかなか他人の声が届きにくいと思います。
自分を大事に思ってくれている家族がいるという事も忘れてしまうくらい・・・。
そんな時に寄り添って話を聞いてくれると、どんなに気持ちが楽になるでしょう。
死ぬくらいなら仕事を辞めた方が良い。
こんな当たり前の事を受け入れる心の余裕がなくなっているのです。

ヤマモトの正体は薄々そうかなとは思ってました。
脚があるし、フットサルしてるし、幽霊というのは無理がありますからね。
神出鬼没なのは青山に寄り添った結果でしたね。
本当に彼のおかげで青山は救われました。

ストレスが重かった分、解放されたスッキリ感はかなり爽快です。
またバヌアツの青い海と空が、視界も爽快にしてくれるので、前半のストレスを開放してくれます。

今まさに青山と同じ状況の人が見たら、心に刺さる作品だと思います。
現代社会で転職はそんなに珍しい事でもなくなっています。
死ぬ事を考えるくらい追い込まれているなら、会社を辞める選択肢がある事も視野に入れて欲しいですね。

小説原作作品。
鑑賞日 2022.12.02

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spink.gif ちょっと思い出しただけ(2021)   日本     [115分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス/ドラマ
監督 松居大悟
出演者 池松壮亮  (佐伯照生)
伊藤沙莉  (野原葉)
河合優実  (泉美)
大関れいか (さつき)
屋敷裕政  (康太)
尾崎世界観 (ミュージシャンの男)
渋川清彦  (タクシーの客)
成田凌   (フミオ)
市川実和子 (牧田)
高岡早紀  (タクシーの女性客)
國村隼   (中井戸)
永瀬正敏  (ジュン)
コピー “ある1日”で遡る、ふたりの6年間――
あらすじ
ダンサーの夢を絶たれ、今はステージの照明スタッフをしている佐伯照生。
そんな彼と付き合っていた、タクシー運転手の葉。
今は別れてしまった2人の6年にわたる愛の軌跡を、照生の誕生日である各年の7月26日を遡るかたちで描き出していく。
感想
照生の誕生日でどんどん過去に遡っていく作品です。
最初はどういう事か分からずに、あれ?同じ日だぞ?と戸惑ったのですが、周りの人との関係性から遡っている事が分かりました。

なので、見終わった後は、最初を見返したくなるんです。
今どういう状況だったか、確認したくなりました。
色々な人と付き合っていると、思い出深い人の事は、ちょくちょくこうして思い出したりするのでしょうね。

また彼の誕生日で振り返るというのも面白いです。
普通にお祝いされる年もあれば、彼女と喧嘩してしまう年もあるのです。
誰にとっても誕生日は特別な日ですから、思い出を振り返るには最適な日ですね。

脚が悪くてダンサーを諦めた照生。
あまり踊っている所が見れていなかったので、後半で怪我する前の彼の姿が見れて嬉しかったです。

ずっと公園のベンチで妻を待っているジュンも印象的な人物。
葉たちがこんなに関係があったとは意外でした。
過去の思い出では幸せそうだっただけに、切なさも増してきます。

現在では初めて出て来て分からなかった事も、時間を遡ると関係のある場所や映画が出て来て、答え合わせをしている感覚で見る事が出来ました。
ウィノナ・ライダー主演の「ナイト・オン・ザ・プラネット」も、これをきっかけに見直したくなりました。

結構有名な俳優さんもちょい役で出ていましたね。
特に國村隼さんのお店にいる常連客の成田凌くんの使い方が贅沢でした。
鑑賞日 2022.11.24

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spink.gif 散り椿(2018)   日本     [112分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 時代劇
監督 木村大作
出演者 岡田准一  (瓜生新兵衛)
西島秀俊  (榊原采女)
黒木華   (坂下里美)
池松壮亮  (坂下藤吾)
麻生久美子 (瓜生篠)
緒形直人  (篠原三右衛門)
新井浩文  (宇野十蔵)
柳楽優弥  (平山十五郎)
芳根京子  (篠原美鈴)
駿河太郎  (坂下源之進)
渡辺大   (千賀谷政家)
石橋蓮司  (田中屋惣兵衛)
富司純子  (篠原滋野)
奥田瑛二  (石田玄蕃)
コピー ただ、愛のために――
あらすじ
享保15年。
かつて故郷の扇野藩で平山道場・四天王の一人と謳われた剣豪・瓜生新兵衛は、藩の不正を糺そうとして失敗し、放逐された過去を持つ。
そんな浪人となった新兵衛に連れ添い続けた妻・篠が病に倒れてしまう。
篠は新兵衛に対して“采女様を助けてほしい”と最期の願いを託す。
采女は新兵衛にとってのかつての親友にして恋敵であり、不正事件をめぐる因縁の相手でもあった。
篠の願いを受け、扇野藩へと戻ってきた新兵衛は、不正事件の真相を突き止めるべく奔走する。
感想
映像が綺麗で、自然と四季を感じられる作品でした。
部屋の中から見える外の風景が、まるで絵画のようで心現れます。
あまりに雪が降り過ぎていて、役者さんの表情が見えない時もありましたけどね。

余命幾ばくもない妻:篠に、思い人がいる、その人を助けて欲しいと頼まれた新兵衛。
二人の故郷に帰るも、彼の事を良く思っていない人ばかり。
そんな中、8年前に起こった問題に再び挑む。というお話です。

最初、こんな仲睦まじい様子なのに他に好きな人がいるなんて・・・と唖然としました。
それには彼に対する深い思いがあったからなんですね。
まあ、彼女の思惑通りになったから、終わり良ければ総て良しかな。

刺客に襲われても斬りつけはしなかったのは、最後の戦いを際立たせる為だったようです。
新兵衛の怒りを表すかのような土砂降りの中、飛び散る血しぶきが印象的です。

いつも良い演技で印象を残す池松壮亮くんが棒読みに感じたのは演出のせいなのか、時代劇だからなのか。
最近「宮本から君へ」を見たばかりだったので、そのギャップに驚きました。

その点、主役の岡田准一くんはいつも通り渋い表情とキレのある殺陣で見せてくれました。
こういう物静かな陰のある役がはまりますね。
監督も殺陣は彼に任せたというくらい、見応えのあるシーンとなっていました。

旦那と一緒に見ましたが、黒澤映画や三船敏郎を連想させたと言っていました。
確かに監督が黒澤組のカメラマンだった影響が随所に見られましたね。
映像にもこだわりが沢山あり、見応えは十分でした。
鑑賞日 2021.01.27

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spink.gif 沈黙 −サイレンス−(2016)   アメリカ/イタリア/メキシコ
  SILENCE  [162分]  PG−12
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/時代劇
監督 マーティン・スコセッシ
出演者 アンドリュー・ガーフィールド   (セバスチャン・ロドリゴ神父)
アダム・ドライヴァー       (フランシス・ガルペ神父)
浅野忠信             (通辞)
キアラン・ハインズ        (ヴァリニャーノ)
窪塚洋介             (キチジロー)
笈田ヨシ             (イチゾウ)
塚本晋也             (モキチ)
イッセー尾形           (井上筑後守)
小松菜奈             (モニカ)
加瀬亮              (ジュアン)
片桐はいり            (切支丹の村人)
青木崇高             (看守)
洞口依子             (キチジローの母:ナカ)
リーアム・ニーソン        (クリストヴァン・フェレイラ神父)
コピー なぜ弱きわれらが苦しむのか――
あらすじ
17世紀、江戸初期。
日本で布教活動を行っていた高名なポルトガル人宣教師フェレイラが、キリシタン弾圧を進める幕府の拷問に屈して棄教したとの知らせがローマに届く。
さっそく弟子のロドリゴとガルペが、フェレイラを救出すべく日本へと向かう。
途中のマカオで出会った日本人キチジローに出会い、彼の手引きで長崎の隠れキリシタンの村に潜入する。
感想
想像異常に過酷な迫害の様子が描かれていて衝撃が大きかったです。
学生時代に切支丹が迫害されたと習いましたが、その内容までには想像が及んでいませんでした。
まさか神父に棄教させる為に、切支丹たちに残酷な拷問を課し、それを見せる事で転ばせていたとは・・・。

切支丹たちへの拷問が本当に酷かったです。
踏み絵が出来なかった切支丹たちは、海岸に十字架でさらされ、満潮になると海に沈むように設定されているんです。
すぐに死ねたらまだマシな方で、酷い人だと死ぬまでに4日もその状況に置かれてしまうんです。
これは隠れてみていたパードレたちにも、相当なストレスを与えたと思います。

あとは、ゴザで巻かれて海に突き落とされるとか、逆さ吊りにして首を切り、頭に血が上らないようにするという拷問もありました。
この時代の拷問は多種多様で、罪人にストレスを与える事に命を懸けているようです。

普通の精神の人間なら、自分のせいで切支丹たちが拷問を受けていると言われたら耐えきれませんよ。
日本側もパードレを殺すと殉教者として、ますます信仰の対象になる事が分かっているので、尊敬しているパードレも信仰を捨てて日本人になりましたよ、というのが一番効果があると分かっているんです。

シリアスで残酷なシーンが多い作品ですが、そんな中で唯一コミカルな存在なのがキチジローです。
簡単に踏み絵をし、十字架にも唾を吐いて、解放されるのですが、度々パードレの元に舞い戻って来くるんです。
今度こそ改心したのかなと思うと、平気で裏切ってまた去っていくのです。
笑う程ではないですが、その滑稽さに憐れみを覚え、どこか癒しになっている事に気付きました。
監督もそういう効果を狙っていたのでしょうか。
とても不思議な存在でした。

時間が長いので、その分拷問のシーンも長くて、見ているのが辛かったです。
こんなに辛い目に遭っているのに、信じている神は沈黙したまま。
いくら信仰心があっても、やはり祈るだけでは、辛い現実には立ち向かえないようです。

日本人の俳優さんたちも、沢山出演されていて、とても身近な作品と感じました。
しかし、やはり無宗教の私が、棄教したパードレの気持ちを理解する事は難しいです。
分からないなりに事実と向き合って、こうした歴史があった事を忘れないようにしたいと思います。

小説原作作品。
鑑賞日 2023.09.03

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spink.gif 沈黙の戦艦(1992)  アメリカ
 UNDER SIEGE   [103分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション
監督 アンドリュー・デイヴィス
出演者 スティーブン・セガール   (ケイシー・ライバック)
トミー・リー・ジョーンズ  (ストラニクス)
パトリック・オニール    (アダムス大佐)
ゲイリー・ビジー      (クリル中佐)
エリカ・エレニアック    (ジョーダン・テイト)
コピー ハイテク戦艦「ミズーリ」が危ない!
あらすじ
戦艦ミズーリの艦長アダムス大佐のバースディパーティーを船上で開催する為、バンドや雑誌で有名な美女ジョーダン・テイトを戦艦に呼び寄せた。
しかし、バンドに扮して乗り込んできたのは、戦艦乗っ取りを企む元CIAのテロリスト:ストラニクスだった。
艦長について戦艦に乗っていたコックのライバックは船の異変に気づき、たった一人でテロリストたちに戦いを挑む。
感想
相変わらずセガールが大暴れしてます。
今回の舞台は戦艦ミズーリ。
セガールはコックと見せかけて、特殊訓練を受けた戦闘のエキスパートです。

そして敵役は、渋いトミー・リー・ジョーンズ。
彼は本当に悪役がはまってます。
彼と組んでいるクリル中佐役のゲイリー・ビジーは、見るからに悪い顔してますね。
始めからこいつは悪役って分かるのもすごいですよ。

いつもながら迫力の爆破シーンやセガールのアクションは見応え十分です。
潜水艦にミサイルを打ち込むシーンは、ゲームみたいで楽しいです。
本当はなかなか当らないものなのでしょうね。

彼の作品は、何を見ても同じように思えるのが難点です。
今まで見た作品が重なって、どれがどういう映画だったか混乱してしまいます。
今度の舞台はどこかいな〜。
鑑賞日 2003.02.24

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spink.gif 沈黙のパレード(2022)   日本     [130分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ミステリー/サスペンス
監督 西谷弘
出演者 福山雅治    (湯川学)
柴咲コウ    (内海薫)
北村一輝    (草薙俊平)
飯尾和樹    (並木祐太郎)
戸田菜穂    (並木真智子)
田口浩正    (戸島修作)
酒向芳     (増村栄治)
岡山天音    (高垣智也)
川床明日香   (並木佐織)
出口夏希    (並木夏美)
村上淳     (蓮沼寛一)
吉田羊     (宮沢麻耶)
檀れい     (新倉留美)
椎名桔平    (新倉直紀)
コピー 沈黙は、連鎖する――それは罪か、愛か。
あらすじ
ある日、天才物理学者:湯川学のもとを警視庁捜査一課の刑事:内海薫が訪ね、捜査協力を依頼する。
発端は行方不明の女子学生:並木佐織が、数年後に遺体で見つかった事件。
容疑者は湯川の親友である刑事:草薙俊平が、かつて担当した少女殺害事件で完全黙秘を貫き無罪となった男:蓮沼寛一だった。
今回も黙秘のまま証拠不十分で釈放され、佐織が住んでいた町に戻ってきた蓮沼だったが、夏祭りのパレードの当日、何者かに殺害されてしまう。
感想
容疑者となる関係者が多いという点が、「オリエント急行殺人事件」を連想させます。
この中で蓮沼を死なせる致命的な行動を取ったのは誰なのか。
そこが見所の作品でした。

関係者全員が怪しい為、なかなか容疑者を絞り込む事が出来ません。
湯川や警察の捜査で、徐々に事件の詳細が判明していきますが、私の推理は全然当たりませんでした。
事件はいくつもの因縁が重なって、複雑に絡み合っているようです。
「見方を変える」必要がある事に気が付いた湯川。
さすが知識と経験が豊富な先生は、違う視点もすぐに見つけてしまいます。

お祭りのパレードは、どれも派手派手で見応えありましたね。
特に宝島の小道具は良く出来ていました。
1回しか使用しないのに、こんなにお金かけて作るんだと思ったら、やっぱり色々な使い道がありました。

湯川先生と内海刑事の掛け合いは、相変わらずの相性の良さですね。
皆、歳を取られましたが、まだまだ若くて、素晴らしいです。
特に事件に深く関わって来た草薙刑事の苦悩が、繊細に描かれていて、自分を責めている姿が切なかったです。

前2作に比べると物足りなさを感じてしまいましたが、2時間を一気に見せる魅力はありました。
始めの脚本の段階では4時間を超える内容だったようですね。
原作はもっと複雑で詳しく描かれているんでしょうね。
機会があれば、そちらも見てみたいと思います。

《関連作品》
第1作「容疑者Xの献身(2008)
第2作「真夏の方程式(2013)

東野圭吾小説原作作品。
鑑賞日 2023.09.17

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spink.gif 沈黙の要塞(1994)  アメリカ
 ON DEADLY GROUND   [102分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション
監督 スティーブン・セガール
出演者 スティーブン・セガール   (フォレスト・タフト)
マイケル・ケイン      (ジェニングス)
リチャード・ハミルトン   (ヒュー・パルマー)
ジョアン・チェン      (マース)
ジョン・C・マッギンレー  (マクグルーダー)
コピー 「沈黙の戦艦」に続く、シリーズ第2弾!
あらすじ
石油炎上事故消火の専門家フォレスト・タフト。
彼は石油採掘権を巡り、アラスカの先住民族イヌイット族を迫害している石油会社の陰謀を知ってしまい、環境と先住民族を守る為に、私利私欲にまみれる悪党共と戦う。
感想
大抵のアクションは見る前にかなりの覚悟がいるんですけど、スティーブン・セガールが出ていると安心して見れます。
絶対最後はスカッとさせられますもんね。

ハリウッドの火薬の量は半端じゃないです!
どれだけ爆破したら気がすむの!
なんて思いながら、心のどこかではもっとやれ〜!とか思ってたりして…。

自分の利益のみ考えて、平気で自然破壊を繰り返している悪徳企業に警鐘を鳴らすという意味では大変良い作品だと思います。
私達の代わりにセガールがやっつけてくれたという気分が味わえました。
鑑賞日 2002.12.22

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spink.gif 珍遊記(2016)   日本     [100分]
管理人評価   
ジャンル コメディ
監督 山口雄大
出演者 松山ケンイチ (山田太郎)
倉科カナ   (玄奘)
溝端淳平   (龍翔)
田山涼成   (じじい)
笹野高史   (ばばあ)
温水洋一   (中村泰造)
ピエール瀧  (山田太郎:変身前)
松尾諭    (珍珍亭の主人)
板尾創路   (王仙)
コピー 絶対に観ろ!バカヤローッ!!!
あらすじ
天竺へ向け旅をしていた坊主の玄奘。
ある日、偶然立ち寄った家で老夫婦の悩みを聞き、2人が手を焼いているという天下の不良少年:山田太郎の更正を請け負ってしまう。
こうして恐るべき妖力を封印された太郎と玄奘は一緒に天竺を目指す。
感想
久しぶりに★1つの作品に出会ってしまいました。
こんなにコメディでつまんないのは、初めてかもしれません。

始まりから嫌な予感はしてたんです。
じじいとばばあのコントが全然笑えない。
これはやばいかも。
と思っていると、もう引き返せない所まで見てしまっていました。

でも、松山ケンイチが出てきたら、少しだけマシになりました。
彼のなりきり具合は、なかなか良かったと思います。

しかし、溝端淳平の龍翔はダメでした。
コメディのセンスがないとしか、言いようがないのですが・・・。
脚本が悪いのか、演出が悪いのか。
彼の魅力が台無しにされてしまってます。

唯一良かったのは、武道の達人:中村泰造との対決ですね。
ここのアクションは、ちょっとだけ良かったです。

それ以外は、本当に笑えなくてただただ辛かったです。
ただそれだけです。
鑑賞日 2018.03.21

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