--REIの映画感想--

全体的にネタばれがありますので、未見の方は注意して下さいませ
評価の★の内容は次の通りです
管理人の独断に基づいておりますのでご了承くださいませ
★★★★★:大好き!何度も観たい作品!
★★★★:好き!強く心に残る作品!
★★★:なかなか良い
★★:まあまあ損はしない
★:いまいちかも・・・
X:二度と観たくない


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spink.gif 亡国のイージス(2005)   日本     [127分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/サスペンス/アクション
監督 阪本順治
出演者 真田広之    (《いそかぜ》先任伍長・仙石恒史)
寺尾聰     (《いそかぜ》副長・宮津弘隆2等海佐)
佐藤浩市    (DAIS内事本部長・渥美大輔)
中井貴一    (FTG・溝口哲也3等海佐/ヨンファ)
勝地涼     (《いそかぜ》1等海士・如月 行)
チェ・ミンソ  (ジョンヒ)
吉田栄作    (《いそかぜ》船務長・竹中勇3等海佐)
谷原章介    (《いそかぜ》水雷士・風間雄大3等海尉)
豊原功補    (《いそかぜ》砲雷長・杉浦丈司3等海佐)
安藤政信    (FTG・山崎謙二2等海尉/ドンチョル)
真木蔵人    (第204飛行隊・宗像良昭1等空尉)
松岡俊介    (DAIS局員・小林政彦)
池内万作    (DAIS局員・服部 駿)
平泉成     (警察庁長官・明石智司)
岸部一徳    (内閣情報官・瀬戸和馬)
コピー
あらすじ
ある日、東京湾沖で訓練航海中のイージス艦“いそかぜ”が乗っ取られた。
それは、副長の宮津と某国対日工作員ヨンファが共謀して実行したものだった。
すでに艦長は殺害され、乗務員たちも強制的に退艦させられる。
さらに宮津は政府に対し、全ミサイルの照準を東京・首都圏内に合わせたことを宣言するのだった。
しかもその弾頭には、僅か1リットルで東京を壊滅させる特殊兵器“GUSOH(グソー)”が搭載されていた。
政府が対応に手間取る中、艦の構造を熟知している先任伍長の仙石が独り、艦を取り戻しに向かう。
感想
共感出来る所が一つもなくて、あまり楽しめませんでした。
仙石が一人で頑張っていたけど、あまり好きになれないまま終わってしまいました。

一番好印象だったのは、宮津でした。
「すまなかった。悪いのは父さんだ。」
と言った時は、グッときました。
自分の息子と重なったんでしょうね。
親子愛には激弱です。(泣)

こんな大事が怒っている割に緊張感が感じられないのが残念です。
しかし、このハイテクの時代でも、最後に役立つのはアナログなのね。

あんまり好きなタイプの作品ではありませんでした。
たまに苦手なものに挑戦したくなるんですけど、ことごとく失敗してます。(汗)
鑑賞日 2006.10.30

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spink.gif 抱擁(2002)  アメリカ
  Possession  [102分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ロマンス/ドラマ/文芸
監督 ニール・ラビュート
出演者 グウィネス・パルトロウ   (モード・ベイリー)
アーロン・エッカート   (ローランド・ミッチェル)
ジェレミー・ノーサム    (ランドルフ・ヘンリー・アッシュ)
ジェニファー・エール    (クリスタベル・ラモット)
トレヴァー・イヴ
トビー・スティーブンス
アンナ・マッセイ
レナ・ヘディ
コピー この愛に狂わぬために、綴り続けた恋人たち。
“私は炎の中で燃え尽きるだけです”
あらすじ
大英博物館で研究助手をしているローランドは、図書館にあるヴィクトリア時代の桂冠詩人ランドルフ・H・アッシュの蔵書から、彼直筆の恋文を発見する。
アッシュは生涯妻以外には目もくれなかったと言われている為、この他の女性へ宛てた手紙は歴史を覆す大発見だったのだ。
ローランドは手紙の相手である女性詩人のクリスタベル・ラモットについて詳しく調べる為、専門家のベイリー博士を紹介してもらう。
二人はアッシュとラモットの関係を調べる内に、自分たちも恋に落ちている事に気付く。
感想
現代の研究者たちとヴィクトリア時代の詩人たちの世界が交互に描かれていて、アッシュとラモットが交わした手紙をひも解く事で、隠されていた真実が見えてくるというセンスの良い構成が素敵です。
全体的には地味なんですけど、この世界にぐんぐん引き込まれる魅力がありました。

現代と昔のスイッチの仕方も上手いですね。
アッシュとラモットが泊まったホテルのドアが閉まり、次に開くとモードとローランドが入ってくるとか、昔の駅にいる二人から右にパーンしていくと車があって現代になるとかね。
この切り替えの絶妙さは、とっても私好みです。

詩人同士の手紙のやりとりがメインなので、その言葉一つ一つが額縁に入れて飾っておきたいくらい素敵です。
やっぱりこういう詩的で甘い言葉は、手紙という形が一番似合います。
メールや電話ではこの味わいは出せませんからね。
何百年経っても残っているその繊細なニュアンスは、現代の私たちにも感動をもたらしてくれます。
こんな素敵な恋文を、一生に一度くらいもらってみたいものですね。

多少強引だなと思う展開はあるものの、終わってみれば心地よい感動だけが残っていました。
特に最後なんかは号泣で洪水状態でした!(T_T)
久しぶりに「ええ話や〜!」の叫びがもれましたよ。

切ないな〜と思ってうるうるしていた所に、最高のエピソードが挿入されて、感動が爆発したって感じでした。
こういう良質な作品を沢山観て行きたいですね〜。
最近良い映画に出会ってないな〜と思っていた所だったので、余計に印象が良いのかもしれません。

ヴィクトリア時代のコスチュームが似合うアッシュ役のジェレミー・ノーサムがカッコ良かったです。
知的で魅力あふれる詩人役にぴったりでした!
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鑑賞日 2003.09.18

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spink.gif ボウリング・フォー・コロンバイン(2002)   カナダ/アメリカ
  BOWLING FOR COLUMBINE  [120分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドキュメンタリー
監督 マイケル・ムーア
出演者 マイケル・ムーア
チャールトン・ヘストン
マリリン・マンソン
マット・ストーン
コピー こんなアメリカに誰がした?
あらすじ
幼いころからライフルを操り、ライフル協会にも所属する監督のマイケル。
彼の育ったミシガンでは狩をするのが当たり前で、誰もが銃を持っているのだ。
そんな彼自ら、アメリカの銃社会に警鐘を鳴らし、ブッシュ政権を痛烈に批判したドキュメンタリー映画。
全米に大きな衝撃を与えたコロンバイン高校銃乱射事件を中心に、カナダとアメリカの国民性の違いなども浮き彫りにしていく。
感想
ここまで言い難いことをはっきりとぶつけてくる人も珍しいですね。
彼に怖いものなんてないのでしょうか?
その潔さには感動すら覚えます。

アメリカ人には当たり前の事でも、私たちには分かりにくいアメリカの歴史ってありますよね。
それが皮肉満載だけど、分かりやすくまとめてあるあのアニメは最高でした。
ガチガチ震えっぱなしの白人たち。
当時の人たちは必死に生き抜いて来たんだろうから、本当は笑っちゃいけないんだろうけど、こういう見せ方をされたら笑いが止められません。

こんなに洋画を見てるのに、アメリカという国のことを何も分かってなかったんだな〜と思い知らされました。
アメリカは自分たちが援助したお金や武器によって、敵国から攻撃を受けているんですね。
イラクで未だに発見されていない大量破壊兵器とやらも、アメリカが与えたお金で買われたものなんですもんね。
これが本当の自業自得なのか…。
頭が悪い私にも分かりやすい説明で、少しは賢くなった気がします。

このマイケルって人は、人のあげ足を取るのが非常に上手いです。
自信まんまんでインタビューに臨んでいる人も、次の言葉に詰まるくらい何も言えなくなるツッコミをしてくる。
頭が良いのか、性格が悪いのか、微妙な気もするけど、私は好きですね。

コロンバイン高校乱射事件の犯人が「銃弾はKマートで買った」というのは本当に衝撃的でした。
牛乳買う感覚で銃弾が買えるなんて、あまりにショックで唖然としました。
これで銃犯罪が減るわけないでしょう。
アメリカが銃国家だと言うのは知っていましたが、ここまでひどいとは…。
自分の認識の甘さに思わず笑ってしまうくらいです。

今までカナダとアメリカは同じような文化だと思っていたのに、こんなに違うとは驚きです。
本当に全然違うんですね〜。
ここでもまたちょっと賢くなったのでした。

すごく考えさせられる作品ですね。
アカデミー賞での「ブッシュよ、恥を知れ!」発言は有名で知っていましたが、ここまで面白い(というと語弊があるかも…)作品だとは思っていませんでした。
カンヌでパルムドールを取った「華氏911」にも期待しています。
鑑賞日 2004.03.23

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spink.gif ほえる犬は噛まない(2000)   韓国
  FLANDERS' DOG  [110分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/ドラマ
監督 ポン・ジュノ
出演者 ペ・ドゥナ   (パク・ヒョンナム)
イ・ソンジェ  (コ・ユンジュ)
コ・スヒ    (ユン・チャンミ)
キム・ホジョン (ペ・ウンシル)
キム・ジング  (ツバ吐きばあさん)
ピョン・ヒボン (ピョン警備員)
キム・レハ   (浮浪者)
コピー 絶対、あたしが
助けてあげる
あらすじ
中流家庭の住む閑静なマンション。
うだつの上がらない大学の非常勤講師ユンジュは、出産間近の妻ウンシルに養われながら教授を目指している。
だが最近、飼うことを禁止されているはずの犬の鳴き声がマンション内に響き渡り、なかなか出世できない彼をイラつかせていた。
そしてある時、彼はたまたま犬を見つけると地下室に閉じこめてしまう。
感想
いくら作り話だと分かっていても、犬の扱いの酷さに気が滅入りました。
首を吊られたり、切り刻まれて鍋にされたり、屋上から投げ落とされたり。
見るのを途中で止めようかと思うくらい残酷です。

犯人は最後に痛い目に遭うはずという一心で見続けましたが、大した罰も当たらずに希望の職にもありつけたって事ですか?
現実はこんなものなのか?
心底がっかりしました。

有名監督ポン・ジュノでも初劇場映画作品は、こういう作品だったのですね。
自らも脚本に関わっているし、納得の出来だったのでしょう。
彼のセンスとは合わなかったようです。

ワンちゃんは好きだけど、常に鳴いてうるさいと近所迷惑だし、飼うのも大変だから、たまに会う義実家のペットで十分。
飼った事がないとその大切さは分からないでしょうね。
でも、ユンジュみたいにうるさいからと盗んで地下に閉じ込めるのは論外。
一度ならず二度までも!
これが許されるというんだから信じられません。

いつも仕事をさぼってばかりのヒョンナム。
そのおかげで犬泥棒を見つけたり、迷子の犬を発見したりできました。
彼女の正義感は、この作品の唯一の癒しでした。
その正義感で最後に正体に気付いて成敗して欲しかったな。

腑に落ちない終わり方で残念でした。
ポン・ジュノ監督だから、少々過激なのは覚悟していましたが、すっきり終われるかと期待してしまいました。
そんな作風じゃないか。
韓国映画を侮っていたようです。
鑑賞日 2022.05.30

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spink.gif ボーイズ・オン・ザ・サイド(1995)   アメリカ
  BOYS ON THE SIDE  [117分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 ハーバート・ロス
出演者 ウーピー・ゴールドバーグ    (ジェーン・デルーカ)
メアリー=ルイーズ・パーカー  (ロビン)
ドリュー・バリモア       (ホリー・プルチク)
ビリー・ワース         (ニック)
ジェームズ・レマー       (アレックス)
エイミー・アキノ        (アナ)
アニタ・ジレット        (エレーン)
マシュー・マコノヒー      (エーブ)
ジュード・チコレッラ      (ジュリー)
コピー セックスがない分、
私たちはもっとわかりあえるはず。
あらすじ
しがないナイトクラブの歌手だったジェーンは、NYでの成功を諦め、ロスで人生をやりなおそうと決めた。
新聞広告でサンディエゴまで行く同乗者募集をしていたロビンと出会う。
彼女は潔癖症で、アレルギーを持っている。
明かにジェーンの苦手なタイプだったが、仕方なく一緒に旅をする事に。
ピッツバーグで友人のホリーを訪ねると、彼氏のニックが大暴れしていた。
ホリーを助けるために彼をバットで殴り、イスに縛り付けて、彼女も一緒に先を目指す。
感想
もっとコメディかと思っていたのですが、完璧にヒューマンドラマじゃないですか!?
最後は号泣でした。

ロビンが病気だと分かり、ジェーンが病室に入って2人で話すシーンからうるうる来てました。
「あなたはカーペンターズが好きだから、タイプじゃない」と言いながらも、彼女を抱きしめるジェーン。
「行く場所がない」とロビン。
彼女の悲壮感が何とも切ないです。

結局ロビンもジェーンの事好きだったのですね。
それは友情を超えて、愛情になったのかな?
ジェーンがレズという感じが薄いので、あんまりピンとこないですね。

ホリーの軽いキャラがちょっとイラッとするけど、ドリューのなりきりぶりがすごいです。
やっぱりさすがですね。
しかし、ホリーの子が産まれた時は「皮肉だな〜」と思っちゃいました。
本当に誰の子か分からないくらい男と寝てたんだな〜。
エーブもこれから苦労しそうですが、彼の決めた事だから頑張って欲しいですね。

そんなエーブ。
ずっと彼がマシュー・マコノヒーとは気付きませんでした。
どっかで見たことあるな〜とは思ってたけど…。(汗)
鑑賞日 2004.05.17

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spink.gif ボーイズ・ドント・クライ(1999)   アメリカ  PG−12
  BOYS DON'T CRY  [119分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル 実話/ドラマ
監督 キンバリー・ピアース
出演者 ヒラリー・スワンク       (ブランドン・ティーナ)
クロエ・セヴィニー       (ラナ・テイスデル)
ピーター・サースガード     (ジョン・ロター)
ブレンダン・セクストン三世   (トム・ニッセン)
アリソン・フォランド      (ケイト)
アリシア・ゴランソン      (キャンディス)
マット・マクグラス       (ロニー)
ロブ・キャンベル        (ブライアン)
ジャネッタ・アーネット     (ラナの母親)
シャイアン・ラッシング     (ニコール)
コピー 自分自身を
見い出すための
勇気を描いた
衝撃の実話。
あらすじ
1993年、ネブラスカ州リンカーン。
性同一性障害のブランドンは、女の子なのに少年の格好をし、町に出ては女の子をナンパして遊んでいた。
それでいつも問題を起こし、従兄でゲイのロニーが住んでいるトレーラーに逃げ込むのがパターンとなっていた。
ある日、ブランドンはバーでキャンディスという女性と出会い、その友人のジョンたちとつるむようになった。
彼らの住むフォールズシティに遊びに行き、そこで仲間のラナと出会い恋に落ちる。
感想
やっぱり見応えのある作品です。
最初はイライラさせられるけど、最後は決まって泣いてしまう。
切なさと憎しみで心の中がごちゃまぜになって、涙が止まらないんですよね。
これが実話というんだから驚きです。
見る度に「世の中にこんな残酷なことがあって良いのかな。」と思うのですが、何度も見たくなるんです。
それがこの作品の魅力でもあります。

ブランドンは何かを埋めるかのように嘘を重ねて生きてる人。
学も教養もないから嘘は薄っぺらくて、地名を間違えることもしばしば。
そんな状況だから、常にあの嘘がバレルんじゃないか!?ってこっちがビクビクしちゃってヒヤヒヤさせられます。
いつも自分を大きく見せるために嘘をついて、弱くて壊れそうな本当の自分を守っているみたい。
でも、それに必死になればなるほど、運命は悪い方悪い方に流れちゃって、自分では止められない状況になってしまっているんです。

ティーナの欠点は自分を受け入れられなかった事だと思うな〜。
自分が女だと受け入れられず、男になりきれると思い込んでしまった。
そして、それを嘘でごまかして隠し通せると思っていた。
でもそれは、こんな結末になるほど重い欠点じゃない。
それが辛すぎる。

ブランドンを演じたヒラリー・スワンクは、本当に素晴らしい女優さんですね。
アカデミー賞受賞は当たり前!くらいなもんで、その後の活躍もすごいし、大好きな女優さんになりつつあります。
でも、いつもこの作品を見る時は、彼女が女だって事を忘れちゃいます。
可愛らしいブランドンにやきもきさせられながら、ちょっとドキドキしてたりして。
それくらい男の子を完璧に演じてます。

だから、ティーナがブランドンになる過程には興味津々。
私より確実に大きい胸をさらし巻いてぺたんこに。
そして、こだわりは股間の大きさ。
ロニーにバケモノ級って怒られるくらい靴下詰めてます。
確かにジーパンの上から大きさ分かるくらい盛り上がってたら、さすがに引くね。(汗)

今まで散々差別されてきたブランドンだけに、人生で唯一人本気で愛した女性に全てを認められたとこは、この上ない喜びだったでしょう。
小屋でラナに甘えるブランドンが愛おしくて仕方なかったです。
ラナを演じたクロエ・セヴィニーも負けず劣らず素晴らしい!
ブランドンと顔を近づけたときに、顔の大きさが気になりますが、彼女の器の大きさは救いでした。
彼の全てを受け止めてくれてありがとう!ってお礼を言いたいくらいです。

辛くて切なくて痛い作品だけど、本当に素晴らしい作品です。
一生に一度は見ておいて損はないと思います。

アカデミー賞主演女優賞受賞作品。
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spink.gif ボーイズ・ライフ(1993)   アメリカ
  THIS BOY'S LIFE  [115分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ
監督 マイケル・ケイトン=ジョーンズ
出演者 ロバート・デ・ニーロ    (ドワイト)
エレン・バーキン      (キャロライン・ウルフ)
レオナルド・ディカプリオ  (トビー・ウルフ)
ジョナ・ブレックマン    (アーサー・ゲイル)
クリス・クーパー      (ロイ)
トビー・マグワイア     (不良A)
エリザ・ドゥシュク     (パール)
カーラ・グギーノ      (ノーマ)
キャシー・キニー      (マリアン)
コピー やがて少年は大人になる。
あの日のことを胸に残して…
あらすじ
1957年、米。
バツイチのキャロラインは、息子のトビーを連れてソルトレイクシティにやって来た。
そこでロイという恋人が出来るが、すぐに嫌になってしまい、さっさと町を去る。
半年後、シアトル。キャロラインは新しい町でもすぐに恋人を見つけた。
元海兵隊のドワイトだ。彼は紳士的でスマートな男性で、トビーにも優しくライフル大会に連れて行く約束もしてくれた。
彼の家があるコンクリートに行き、ライフル大会に参加。
しかし、ライフルが得意なキャロラインが優勝してしまい、面子を潰されたドワイトは態度を豹変させる。
感想
不良になるにはそれなりの理由があるんですよね。
母が男を次々と変え、転々と引越しするという環境で不良になってしまったトビー。
何となく気持ちは分かりますね。

それにしても、あんな偽の学歴で大学に受かってしまうなんてすごいです。
書類で落とされたから、あれはバレタって事かな?
でも、面接だけで奨学金まで受けられるとは、昔は甘かったんですね。

レオのエルビス並みのリーゼントが可愛いです。
クリクリとした前髪がポイントですよね。
しかし、見た目の可愛さだけでなく、演技力も素晴らしいです。
ドワイトの真似をするトビー。
下ネタでいきがるトビー。
上唇を歯に引っ付けて抵抗するトビー。
どれも皆上手くて感心します。
彼はただのアイドルではなく、れっきとした実力派俳優だと証明してますね。
まだ声変わり前で声が高いのが初々しいです。
ちょっと大声を出すと裏返っちゃうのよね。
こんな所も可愛いわ。

あと、男運のない母親キャロライン役のエレン・バーキンも上手いですね。
本当に幸薄そうで、かなり同情してしまいます。
でも、そんな不幸も自ら背負ってるのよね。
救いようがなく運がないんだわ…。

隠れた名役者として、アーサー・ゲイルのペット:ペッパーも忘れてはいけません。
「ホモ」と言われて殴り合いになった時も、一緒に喧嘩してましたよね。
あと、ピアノを弾いている時も音楽に合わせてほえてました。

全体の感想としては、あまり好きではありません。
理不尽な事が多いので、このお話自体が苦手でした。
ライフルとブルドッグを交換するとか…信じられないよ!
いい加減で嘘つきで、私の嫌いな要素が凝縮されてる感じ。
見てて良い気分がしませんでした。

レオの親友トビー・マグワイヤが、それから2年後の不良グループの一人で出演してました。
相変わらず可愛かったわ。

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spink.gif ポーズ! おしゃべりパソコン犬危機一髪!(1997)  イギリス/オーストラリア
  PAWS  [83分]
管理人評価   ★★
ジャンル ファミリー/アドベンチャー/動物
監督 カール・ズウィッキー
出演者 ネイサン・カバレリ   (ザック)
エミリー・フランソワ  (サマンサ)サミー
サンディ・ゴア     (アニヤ)
<声の出演>
ビリー・コノリー    (PC)
コピー 劇場未公開
あらすじ
オーストラリア、シドニー。 飼い主のアレックスに重要な秘密のフロッピーを託された犬PC。
彼はアレックスを殺した悪党のボス:アニヤが帰るのを確認して、アレックスの友人であるスージーのもとへと急ぐ。
しかし、彼は彼女の家の前まで来た時、車に撥ねられてしまった。
PCを撥ねたのは、スージーの向かいに住む家族で、彼らはPCを家に連れ帰り介抱してくれた。
この家の長男ザックがパソコン好きだと知ったPCは、パソコンの音声プログラムを使って彼に話しかけ、協力してもらう事にした。
感想
パソコンの音声プログラムを使って、犬の話している言葉を翻訳してしまう設定は面白いですね。
鳴き声で犬の気持ちが分かるという"バウリンガル"の進化型です。
将来こうやって犬と話が出来たら面白いでしょうね。

フロッピーをめぐる謎解きは、なかなか考えてあって良かったと思います。
その中であまり上手くいってなかったザックと継父スティーヴンとの関係だったり、ザックとサマンサの関係だったりが発展していくのも良いですね。

でも、皆アレックスが死んだ事にあまり触れないのが疑問でした。
一番可愛がってもらったはずのPCは、喋れるようになってもアレックスの事は言わなかったですからね。
まあ、ザックにフロッピーの事を隠していたから、仕方が無いのかもしれないけど…。
あっさり死んでしまったアレックスが話の重要な位置を占めているのに、意外と軽い扱いを受けていたので妙に気になりました。

PCが音声を入力している時に"スペインでは主に平地で雨が降る"って言ってました。
これって「マイ・フェア・レディ」ですよね〜。
最近見たばかりなので、すごく嬉しくなっちゃいました。
これは話し方の基本なんですね。
覚えとこ〜っと。

ワンちゃんは可愛いですが、話はそれなりです。
家族でワイワイ言いながら見るには良いと思いますよ。

何故アニヤはつるっぱげなのか。
とても気になります。(^_^;)

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spink.gif ホーム・アローン(1990)   アメリカ
  HOME ALONE  [102分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル コメディ/ファミリー
監督 クリス・コロンバス
出演者 マコーレー・カルキン   (ケビン・マカリスター)
ジョー・ペシ       (ハリー・ライム)
ダニエル・スターン    (マーヴ・マーチャント)
ジョン・ハード      (父ピーター・マカリスター)
ロバーツ・ブロッサム   (マーリー老人)
キャサリン・オハラ    (母ケイト・マカリスター)
デヴィン・ラトレイ    (バズ・マカリスター)
ジョン・キャンディ    (ガス・ポリンスキー)
クリスティン・ミンター  (ヘザー・マカリスター)
キーラン・カルキン    (フラー・マカリスター)
アンジェラ・ゴーサルズ  (リニー・マカリスター)
ヒラリー・ウルフ     (ミーガン・マカリスター)
ジェリー・バマン     (フランクおじさん)
ジェフリー・ワイズマン  (ミッチ・マーフィー)
マイケル・C・マロンナ  (ジェフ・マカリスター)
コピー ボク、どうしよう!
家族が留守中のファミリー・アドベンチャー!
あらすじ
大家族のマカリスター一家は、親戚も含め総勢15人でパリに行くことになった。
ところが末息子のケビンだけ、寝坊の為の出発のどさくさで、独り屋敷に取り残されてしまう。
初めての一人暮らしに浮きたつケビン。
そんな中、留守だと思った二人組の泥棒が屋敷を狙ってきた。
ケビンは家を守るため、男たちの撃退作戦に出る。
感想
クリスマスにぴったりの作品を鑑賞しました。
子供の頃、何度も繰り返し見た大好きな作品です。
子供の時は泥棒撃退の強烈なシーンが印象的でしたが、大人になって見るとまた違った良さを感じる事が出来ました。

寝坊して大慌てでパリへ出発したマカリスター一家。
あまりのごたごたで、大事な息子を忘れて行ってしまいました。

前日の寝る時に「いじわるな家族がいなくなりますように」とお願いしていたケビン。
自分の願いが叶ったと喜び、一人暮らしを満喫します。

マコーレ・カルキンくんの芸達者ぶりが素晴らしいです。
髭剃りローションを顔につけて叫ぶシーンの可愛い事。
下の子が今9歳ですけど、1人で残してもこんなに自分で出来ないと思います。
大家族の末っ子で、荷造りも出来なかったケビン。
いざとなるとこなせるカッコ良い男の子です。

一人で残されたのは1・2日と記憶してましたが、結構一人で頑張っていたんですね。
泥棒に狙われていると気付いてマネキンで大人がいるように装ったり、後を付けられていると気付いて教会で変装してまいたりと、最終決戦までの日々を健気にやりくりしているのが微笑ましかったです。

そして、大人気の泥棒撃退大作戦!
階段を凍らせ、ドアノブを熱々にし、窓際にはまきびしの役割のオーナメント。
次々に泥棒達を痛い目に遭わせる仕掛けが飛び出します。
特に頭を焼くバーナー攻撃と、ドアノブ熱々攻撃は秀逸です。
これだけくらってもめげない泥棒達。
この二人のキャラも良いんですよ。
リアクションも最高だし、最高のやられ役です。

そして、近所の殺人鬼として恐れられていたマーリーさんのお話も良かったです。
不愛想で無口な為、親切でやっている道の雪かきも、悪く言われてしまう不憫な人。
でも、ケビンのアドバイス通り、仲違いした息子と和解するシーンはぐっと来ました。

昨年は「1」今年は「2」を放送したんですね。
良い機会なので、続けて見てみようと思います。

《関連作品》
ホーム・アローン2(1992)
ホーム・アローン3(1998)
鑑賞日 2022.12.24

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spink.gif ホーム・アローン2(1992)   アメリカ
  HOME ALONE 2: LOST IN NEW YORK  [120分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/ファミリー
監督 クリス・コロンバス
出演者 マコーレー・カルキン   (ケビン・マカリスター)
ジョー・ペシ       (ハリー・ライム)
ダニエル・スターン    (マーヴ・マーチャント)
ジョン・ハード      (父ピーター・マカリスター)
ロバーツ・ブロッサム   (マーリー老人)
キャサリン・オハラ    (母ケイト・マカリスター)
ブレンダ・フリッカー   (鳩の婦人)
ティム・カリー      (ヘクター:ホテルの接客係)
ロブ・シュナイダー    (セドリック:ベルマン)
エディ・ブラッケン    (E・F・ダンカン)
ダナ・アイヴィ      (ストーン:ホテルのフロント係)
デヴィン・ラトレイ    (バズ・マカリスター)
ジョン・キャンディ    (ガス・ポリンスキー)
クリスティン・ミンター  (ヘザー・マカリスター)
キーラン・カルキン    (フラー・マカリスター)
アンジェラ・ゴーサルズ  (リニー・マカリスター)
ヒラリー・ウルフ     (ミーガン・マカリスター)
ジェリー・バマン     (フランクおじさん)
テリー・スネル      (レスリー叔母さん)
ジェフリー・ワイズマン  (ミッチ・マーフィー)
マイケル・C・マロンナ  (ジェフ・マカリスター)
コピー こんどはニューヨークで迷子になっちゃった。
夜も眠らぬ 大都会 今夜もボクは 起きてるゾ
あらすじ
前作から1年後のクリスマス休暇。
シカゴ在住のマカリスター家は、親戚一同でマイアミ旅行に行くことに。
しかし、またもや寝坊してしまい、大慌てで空港に到着。
今度はケビンだけNY行の飛行機に乗ってしまい迷子になってしまう。
ケビンは到着したNYで贅沢三昧。
そんなNYに、脱獄に成功した泥棒二人組、ハリーとマーヴが降り立った。
感想
せっかくなのでこちらも見てみました。
今回は前回と違って、見知らぬ街NYで大騒動を巻き起こします。
そこへ脱獄してきた泥棒達もやって来て、「2」に相応しいパワーアップを見せてくれました。

ただ10歳の子が、見知らぬ場所でこんな大胆な行動を取るかは疑問です。
まあ、いたずら好きなケビンだからという所が大きいですよね。
父親のカードを不正利用し、好き放題ルームサービスを頼むケビン。
大の大人相手に嘘をつきまくり、翻弄させるのはさすがです。

今回の相手はホテルマンたち。
子供だけでうろつく怪しいケビンに目を付けるのは良いけど、大人の目を誤魔化す技を得意とする彼には、到底太刀打ち出来ません。
いつものギャング映画を駆使する技が冴え渡ってましたね。
男性なのに弟と抱き合っていたとか暴露されて、あたふたしているのが面白かったです。

そして、脱走してきた泥棒たちとの対決。
大型おもちゃ店の売上金を狙う泥棒たちを、ひとり迎えうつケビン。
改装中の叔父さんの家で、前回より痛い仕掛けを用意するんですよね。
感電させたり、ペンキまみれにしたり、頭を焼いてみたり。
現実だったらどちらか死んでもおかしくないような仕掛けでしたね。

鳩おばさんとの交流も微笑ましかったです。
ケビンのピンチを助けてくれたおばさん。
鳩の飾りを渡す所はグッと来ました。

「1」よりは無理やり感が否めないものの、これはこれで楽しめました。
クリスマスにはぴったりの作品です。

《関連作品》
ホーム・アローン(1990)
ホーム・アローン3(1998)
鑑賞日 2022.12.24

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spink.gif ホーム・アローン3(1998)   アメリカ
  HOME ALONE 3  [103分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/ファミリー
監督 ラージャ・ゴスネル
出演者 アレックス・D・リンツ  (アレックス)
オレク・クルパ      (ポープレー)
リア・キルステッド    (アリス)
レニー・フォン・ドーレン (ジャーニガン)
デヴィッド・ソーントン  (アンガー)
ハヴィランド・モリス   (カレン)
ケヴィン・キルナー    (ジャック)
マリアン・セルデス    (ミセス・ヘス)
セス・スミス       (スタン)
スカーレット・ヨハンソン (モリー)
クリストファー・キュリー (スタッキー)
バクスター・ハリス    (警察署長)
コピー 準備はパーフェクト。
今度はもっとスゴいぞ。

新しい子がやってきた。
あらすじ
アメリカ国防省のトップシークレットを収めたマイクロチップが、国際的ハイテク犯罪集団に盗まれた。
彼らはチップを、オモチャのリモコン・カーに挿入。
しかしそれは、ふとした手違いから、ひとりで留守番していた8歳の少年のもとに渡ってしまう。
感想
ファミリーで楽しむには良い作品ですよね。
コメディの大道、気軽に楽しめる代表作です。

でも、個人的には「1」「2」の方が好きでした。
この犯人たちはリアル過ぎて、ちょっと本当に怖いです。
ラジー賞も受賞したようで、それも納得の出来です。

あと、盛り上がりも弱いです。
シリーズ物の宿命なのか。
「4」はどうなっているのか?
気になる所です。

コメディ色より犯罪の臭いが強すぎて、子供が心配になってしまいます。
コメディなのに素直に楽しめません。

そんな中でも見所は結構ありました。
アレックスの仕掛けです。
大人を翻弄する仕掛けの数々。
ドアの所だけでも5、6個の仕掛けがありました。
これが見事に犯人たちを追い詰めるから、今までのイライラもスッキリ!
家にエレベーターがあると便利ですね。(笑)

子役時代のスカーレット・ヨハンソンが出ていました。
出番は少ないけど可愛くて輝いてます。

もっとコメディ全開の方が好きだな。
せっかくだからシリーズ制覇してみたいと思います。

《関連作品》
ホーム・アローン(1990)
ホーム・アローン2(1992)

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spink.gif ホーム・オン・ザ・レンジ/にぎやか農場を救え!(2004)   アメリカ
  HOME ON THE RANGE  [76分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/ファミリー
監督 ウィル・フィン
ジョン・サンフォード
出演者 〈声の出演〉
ロザンヌ・バー        (マギー)
ジュディ・デンチ       (ミセス・キャロウェイ)
ジェニファー・ティリー    (グレイス)
キューバ・グッディング・Jr (バック)
ランディ・クエイド      (アラメダ・スリム)
チャールズ・ヘイド      (ラッキー・ジャック)
キャロル・クック       (パール)
チャールズ・デニス      (リコ)
コピー 劇場未公開
あらすじ
アメリカ西部。酪農場の楽園農場に、優しい未亡人の娘とその母親が暮らしていた。
だが借金の問題から、強欲なならず者に土地が奪い取られそうになる。
これを知った農場の牛ミセス・キャロウェイたちは一致団結し、何とかしようと奮闘する。
感想
ディズニー長編アニメ第45作目の作品です。
でも、日本では劇場未公開のようですね。

3頭の牝牛とちょっと間抜けな馬と不幸なウサギの冒険物語。
飼い主の土地を売らなくて済むようにと、牛泥棒を捕まえに行くんです。
牛が牛泥棒を捕まえるって、斬新な設定ですよね。
でも、内容は至って普通で、感想が難しいです。

キャラも特別可愛いわけでもなし、見応ある展開が待ってる訳でもなし。
可もなく不可もなくという事で★3つです。

ディズニー作品制覇の為に、頑張ってみました。
短いから良かったけど、これ以上長かったら辛かったかも。

劇場未公開の理由がわかりました。
鑑賞日 2017.07.04

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spink.gif ホームレス中学生(2008)   日本  [116分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/青春/実話
監督 古厩智之
出演者 小池徹平 (田村裕)
西野亮廣 (田村研一)
池脇千鶴 (田村幸子)
イッセー尾形 (田村一朗)
古手川祐子 (田村京子)
黒谷友香 (工藤夏美)
宇崎竜童 (川井正光)
いしだあゆみ (西村スミ子)
田中裕子 (川井道代)
コピー 「解散!!」その一言で始まった
人生で最高の夏休み。
あらすじ
大阪の中学2年生、田村裕は一学期を終え、夏休みを楽しみに帰宅。
ところが、玄関の前には“差し押さえ”のテープが貼られ、中に入れない状態となっていた。
あまりに突然の出来事に、大学生の兄・研一、高校生の姉・幸子と共に茫然自失となる裕。
すると、そこへ父親の一朗が自転車に乗って現われ、“これからは各々頑張って生きてください…解散!”とだけ言い残し、そそくさと去っていくのだった。
感想
徹平君の新作公開という事で、早速劇場に行ってきました。

22歳の徹平くんが14歳役に挑戦!?
どんな仕上がりになっているのか、多少の不安を抱えつつも、徹平君ならやってくれてるはず!と期待していました。
やってくれましたよ!徹平君!
見事に不運な中学生を演じ切ってくれました!
これも冗談交じりながらも、原作者の麒麟:田村さんが出演を熱望してくれたおかげですね。
ありがとうございます。

思っていたよりずっと良い出来で、とても満たされた気持ちで劇場をあとにする事が出来ました。
機会があれば原作の方も読んでみたいと思います。
鑑賞日 2008.10.24

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spink.gif ポーラー・エクスプレス(2004)   アメリカ
  THE POLAR EXPRESS  [100分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/ファンタジー
監督 ロバート・ゼメキス
出演者 <声の出演>
トム・ハンクス       (父親/車掌/ホーボー/サンタ)
ジョシュ・ハッチャーソン     (ヒーロー・ボーイ)
ノーナ・ゲイ          (ヒーロー・ガール)
ピーター・スコラーリ      (ロンリー・ボーイ)
エディ・ディーゼン       (知ったかぶりっ子)
マイケル・ジェッター      (スモーキー/スチーマー)
チャールズ・フライシャー    (エルフ隊長)
ジュリアン・レネ        (エルフ)
コピー クリスマスの夜、その機関車がキミを迎えにやってくる!
あらすじ
クリスマスイブの夜。
サンタなんて信じないと思った一人の少年。
しかし、真夜中目前の11時55分。
少年が窓辺から外を見ると、巨大な蒸気機関車が家の前で停まった。
外に出ると車掌は少年に、北極点行きの急行“ポーラー・エクスプレス”への乗車をすすめる。
感想
まさにクリスマス・イブに相応しい作品ですね。
去年、見る機会を逃してから1年寝かしておきました。
やっぱり今日見て大正解!
10歳になり、サンタの存在を怪しんでいる次女と一緒に見れば良かったです。

サンタはいないと思い始めた少年。
そんな彼の前に現れたのは、サンタのいる北極へと向かうポーラ・エクスプレス。
まるでジェットコースターのように上り下りの激しいこと!
次々と起こるトラブルを、少年たちと一緒に疑似体験出来ます。

電車の屋根にいた男性は誰なんでしょう。
少年の危機に現れては助けてくれる正義の味方なのですが、見た目はホームレスみたいです。
アメリカでは有名なキャラクターなのかな。

北極のサンタの街も素敵でしたね。
沢山のエルフで赤く染まる街の広場。
プレゼントの山に、世界の子供たちを写すモニター。
子供が想像するサンタの街そのものでワクワクが止まりません。

少年にだけ聞こえなかったサンタの鈴の音。
サンタを信じる心の無い人には聞こえないようです。
少年が穴の開いている右のポケットに鈴を入れたから、無くすのだろうなと思いましたが、こんなに粋な方法で届けられるとは!
最高のクリスマスプレゼントになりましたね。

最初は人間に似すぎているアニメに違和感があったのですが、時間が経つにつれて慣れていき、すっかりこの作品の世界に入り込んでいました。
本当に子供たちと一緒に観れれば良かったのに。
クリスマス・イブに風邪を引いてお留守番です。

なんとトム・ハンクスが4役も演じていたんですか!
私は吹き替えで見たので、唐沢寿明さんでしたが、同じく4役演じていたようです。
全然気が付きませんでした。

今日はクリスマス・イブ。
サンタが忙しく世界中を飛び回る日。
この日に本当にピッタリの作品です。
鑑賞日 2023.12.24

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spink.gif ホーリー・スモーク(1999)   アメリカ/オーストラリア  R−18+
  HOLY SMOKE  [115分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ロマンス/エロス
監督 ジェーン・カンピオン
出演者 ケイト・ウィンスレット  (ルース・バロン)
ハーベイ・カイテル    (P・J・ウォーターズ)
ジュリー・ハミルトン   (ミリアム・バロン)
ソフィー・リー      (イボンヌ)
ダン・ワイリー      (ロビー)
ポール・ゴダード     (ティム・バロン)
ティム・ロバートソン   (ギルバート)
ケリー・ウォーカー    (パス)
パム・グリア       (キャロル)
コピー 空に抱かれ太陽に愛され、
それでも私はひとりだった。
あらすじ
オーストラリア。
娘のルースがヒンズー教にはまり、インドから帰って来なくなった。
心配した母ミリアムは、自らインドへ行き彼女を連れ戻す。
そして、カルト会脱会請負人ウォーターズをアメリカから呼び寄せ、家から数分の別荘で3日間彼女を説得してもらう。
ルースはしぶしぶ了承し、反抗しながらも彼と一緒に3日間を過ごす。
感想
最後までルースの心がわからなくて、どうなる事かとドキドキしっぱなしでした。
まあ、救いのあるラストで良かったです。
あのままでは、あまりに可哀相で…。
完璧に同情してしまいました。

オシャレな感じの映像で、ちょっと不思議モードの惑わし系作品かと思ったら、完全に笑かす系小ネタ満載作品じゃないですか!?
お父さんのカツラを「ウソツキ!」と言いながら取る所では、大爆笑でしたよ!
あと、ルースの心の目が開く瞬間のCGとか、服を持ってきてくれと言われたイボンヌが出かける支度する様子も面白かったな〜。

この作品に登場する人々は、何かしら一癖あるヤツばかりでしたね。
特にルースの兄弟たちは要注意人物が揃ってました。

しかし、笑ってばかりもいられません。
宗教にのめり込んだ人間の目を覚まさせるには、心の奥の奥にまで踏み込まなければいけません。
それは非常に危険なことで、すごく慎重に行わなければならないのです。
なので、本当に危うい次元で物語は展開されます。
もう、ルースがおもらししちゃった時は、めちゃくちゃ怖かったです!
人の脳が壊れる瞬間を見ちゃった気がして…。

こんな衝撃なシーンが撮れたのも、脱ぎっぷりの良いケイトが体を張ったからなんでしょうね。
しかし、本当に良く脱ぐ女優さんです。
彼女は脱いでない作品の方が貴重だと思うわ。

途中から宗教とか関係なく、人間と人間との繋がりになっていきましたね。
187回(だったかな?)くらい実績があると言っていたけど、今までこうなった事はなかったのかな?
ルースは特別だったのかな?
まあ、PJもただの人だから、恋したのなら仕方ないかな。(汗)

宗教については良く分からないけど、キリスト教の人々から見たら、ヒンズー教もカルト教なんですね。
仏教とかもそうなのかしら??
鑑賞日 2005.02.27

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spink.gif ボーン・アイデンティティー(2002)   アメリカ
  THE BOURNE IDENTITY  [119分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/サスペンス
監督 ダグ・リーマン
出演者 マット・デイモン         (ジェイソン・ボーン)
フランカ・ポテンテ        (マリー・クルーツ)
クリス・クーパー         (テッド・コンクリン)
クライヴ・オーウェン       (教授)
ブライアン・コックス       (ウォード・アボット)
アドウェール・アキノエ=アグバエ (ニクワナ・ウォンボシ)
ガブリエル・マン         (ゾーン)
コピー 男は、彼らの
「武器」となる為に
訓練された筈だった…
あらすじ
ある嵐の夜、マルセイユ沖。
イタリアの漁船が洋上に漂う意識不明の若い男を発見。
引き上げられたその男の背中には弾痕があり、皮下にはマイクロカプセルが埋め込まれ、それにはスイスの銀行の口座番号が印されていた。
男はなんとか息を吹き返すが、記憶を失っており、自分の名前も分からない状態だった。
数週間後、彼は身元の唯一の手掛かりであるスイスの銀行に向かう。
その貸金庫にはジェイソン・ボーン名義を含め6ヵ国のパスポートや大金、そして拳銃が入っていた。
感想
アクションが苦手でなかなか見る気になれなかった作品ですが、思い切って見てみると、意外にもさらっと楽しめました。
完全無敵の男なので、安心して見ていられるというのが大きかったです。
また無意識で強いというのが気持ちいい!

主演のマット・デイモンがすごくカッコ良くて惚れちゃいます。
キレがあるアクション、スマートな行動、端正な顔立ち、こんな完璧な人なら誰でも好きになっちゃいますね。

特にパリの街でのカーチェイスはすごかったです。
思わず「カッコいい・・・」と口に出ちゃうほどでした。

ヒロインのマリーナが徐々にたくましくなっていく様も良かったです。
始めは放心状態で動けなかったり、死体を見て吐いちゃったりしてたのに、髪色髪型を変えてから一気に頼もしくなりました。

最後も意外にあっさりしていて、驚く感じではなかったですね。
でも、「」は見てみたくなりました。

《関連作品》
第2作「ボーン・スプレマシー(2004)
第3作「ボーン・アルティメイタム(2007)
第4作「ボーン・レガシー(2012)
第5作「ジェイソン・ボーン(2016)」
鑑賞日 2005.02.08

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spink.gif ボーン・スプレマシー(2004)   アメリカ
  THE BOURNE SUPREMACY  [108分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/サスペンス/ ミステリー
監督 ポール・グリーングラス
出演者 マット・デイモン   (ジェイソン・ボーン)
フランカ・ポテンテ  (マリー)
ジョアン・アレン   (パメラ・ランディ)
ブライアン・コックス (アボット)
ジュリア・スタイルズ (ニッキー)
カール・アーバン   (キリル)
ガブリエル・マン   (ダニー)
マートン・ソーカス  (ジャーダ)
ミシェル・モナハン  (キム)
クリス・クーパー   (コンクリン)
コピー 愛の終わりは、戦いの始まり。
あらすじ
ベルリン。
CIAの女性諜報員パメラ・ランディらは、内部で起きた公金横領事件を調べていた。
しかし、その作戦中に2名の男性諜報員が何者かに襲撃され、関係資料を奪われてしまう。
インド、ゴア。
2年前の壮絶な逃走劇から生き延びたジェイソン・ボーンは、その時に出会った恋人マリーと人目を避けて暮らし、新しい人生を歩んでいた。
だが、彼は未だ夢にまで出るほど過去の記憶に苛まれている。
同じ頃、CIA本部ではベルリンの事件で採取した指紋を照合し犯人を特定、そこにはボーンの名が浮上する。
感想
前作は何となくしか覚えていませんが、それでもそんなに問題ないと思います。
まあ、覚えてる方が楽しめるかもしれません。

任務も終わり恋人とゆっくりしていたのに、またしても犯罪に巻き込まれるボーン。
何故自分が追われているのか状況を知る為に、敵に近づき情報を仕入れていく。
このやり方がいつもながらスマートで見ていて小気味良かったです。

しかし、一方的に巻き込まれて、自分の潔白を証明するという内容なので、あまり楽しめなかったかな。
ゾーンが気付いた点についても、捜査員なら誰でも分かりそうな事でがっかり。
上層部にいる人が隠ぺいしようとすると、何でも出来てしまうのは現実にもありそうですね。

そんな中でも輝いていたのは、一人仕事熱心なパメラ・ランディ。
上司のアボットに何度窘められても、信念を曲げず捜査に取り組む姿勢が頼もしかったです。
こういう上司だと安心して仕事が出来ますよね。

今回も激しいアクションシーンは見応えがあります。
しかし、モスクワでのカーチェイスは、展開が早過ぎて酔いそうでした。
カットが細か過ぎてついていくのがやっとです。
これくらいでないと迫力が出ないのかもしれないけど、私には辛かったです。(汗)

最後の展開もちょっと個人的にしっくり来なくて評価が上がりませんでした。
彼の行動は良いと思うんですけど、その前の命懸けの行動との落差があり過ぎると思っちゃったんですよね。(汗)
ここの受け取り方で評価が分かれるかなと思います。

全部で5作あるんですね。
機会があれば制覇してみたいです。

《関連作品》
第1作「ボーン・アイデンティティー(2002)
第3作「ボーン・アルティメイタム(2007)
第4作「ボーン・レガシー(2012)
第5作「ジェイソン・ボーン(2016)」
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2021.08.10

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spink.gif ボーン・アルティメイタム(2007)   アメリカ
  THE BOURNE ULTIMATUM  [115分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/サスペンス
監督 ポール・グリーングラス
出演者 マット・デイモン   (ジェイソン・ボーン)
ジョアン・アレン   (パメラ・ランディ)
ジュリア・スタイルズ     (ニッキー・パーソンズ)
デヴィッド・ストラザーン   (ノア・ヴォーゼン)
スコット・グレン       (エズラ・クレイマー)
パディ・コンシダイン     (サイモン・ロス)
エドガー・ラミレス      (パズ)
ジョーイ・アンサー      (デッシュ)
コリン・スティントン     (ニール・ダニエルズ)
アルバート・フィニー     (アルバート・ハーシュ)
コピー ――ジェイソン・ボーンーー
世界最強のエージェント。
彼の「記憶」が、ついに蘇る!
あらすじ
CIAの極秘計画“トレッドストーン”によって過去の記憶を消され、究極の暗殺者にされたジェイソン・ボーン。
彼はその過去の断片を辿りながら、全てを明らかにしようと奔走していた。
そんなある日、イギリスの大手新聞ガーディアンにボーンの記事が載る。
その担当記者ロスが、CIAの内部告発に基づいて、トレッドストーンのアップグレードとなる“ブラックブライアー”という計画に関する取材を進めていたのだ。
ボーンはロスに接触するが、CIAの工作員に殺されてしまう。
感想
やっとボーンの誕生した秘密が明らかになりましたね。
その点ではすっきりしたのですが、映像の転換が早過ぎて、目が回りそうになりました。
特にNYの盗んだパトカーでのカーアクションは、あまりに早過ぎて脳みそを振り回されましたよ。
アクションが迫力あるのは良いのですが、人間の対応可能な速さでお願いします。

今回もパメラの行動が、孤独なボーンを助けました。
あまりにも暴走し過ぎたCIAの作戦を懸念し、一人独自にボーンに接触するパメラ。
彼女の正義が行き過ぎた行動を暴いてくれました。

そして、もう一人ボーンを助けてくれたニッキー・パーソンズ。
彼女の正体も興味深かったですね。
ボーンが自分が何者か知りたいと思っている事を知って、手助けしたいと命がけで行動してくれたのです。

そんな彼女も活躍したモロッコでの逃走劇が見応えありました。
暗殺者ディッシュから逃げるニッキー。
そのディッシュを追いかけるボーン。
ボーンを追いかけるモロッコ警察。
狭く入り組んだ住宅地を、人の家にズカズカ踏み込みながら逃げるんですよ。
住人もあまりの事に固まってしまう出来事。
この緊張感溢れるやり取りは素晴らしかったです。

やっと本当の自分を思い出したボーン。
これからどのような人生を歩むのか、とても気になります。
これですっきり解決のはずですが、続編があるようですね。
どのような内容なのでしょうか。
機会があったら見てみたいと思います。

《関連作品》
第1作「ボーン・アイデンティティー(2002)
第2作「ボーン・スプレマシー(2004)
第4作「ボーン・レガシー(2012)
第5作「ジェイソン・ボーン(2016)」
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2023.10.30

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spink.gif ボーン・レガシー(2012)   アメリカ
  THE BOURNE LEGACY  [135分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/サスペンス
監督 トニー・ギルロイ
出演者 ジェレミー・レナー      (アーロン・クロス)
エドワード・ノートン     (リック・バイヤー)
レイチェル・ワイズ      (マルタ・シェアリング博士)
ジョアン・アレン       (パメラ・ランディ)
デヴィッド・ストラザーン   (ノア・ヴォーゼン)
スコット・グレン       (エズラ・クレイマー)
アルバート・フィニー     (アルバート・ハーシュ)
ニール・ブルックス・カニンガム (ダン・ヒルコット博士)
パディ・コンシダイン      (サイモン・ロス)
ステイシー・キーチ       (マーク・ターソ)
オスカー・アイザック      (アウトカム計画 工作員 #3)
ドナ・マーフィ         (ディタ・マンディー)
マイケル・チャーナス      (アーサー・イングラム)
コリー・ストール        (ゼヴ・ヴェンデル)
ジェリコ・イヴァネク      (ドナルド・フォイト博士)
デニス・ボウトシカリス     (テレンス・ワード)
ルーイ・オザワ・チャンチェン  (LARX-03)
コピー ジェイソン・ボーンは
氷山の一角に
過ぎなかった。
あらすじ
記憶を失った最強暗殺者ジェイソン・ボーンの存在によって、CIAの極秘プログラム“レッドストーン計画”が暴かれようとしていた。
それはさらなる極秘計画“アウトカム計画”にも波及し、国家調査研究所のリック・バイヤーはCIAを守るため、すべてのプログラムを闇に葬り去るべく動き出す。
関係者が次々と抹殺されていく中、アウトカム計画の“最高傑作”アーロン・クロスは間一髪で逃げ延びる。
感想
ボーン・アルティメイタム」と続けて見たので、より身近に感じられて楽しめました。
あの事件の裏で、こんな物語もあったなんて・・・。
いつくも作戦がある所を見ると、もっと色々な物語が作れそうです。

主人公は変わりましたが、カーアクションの早さとか、最先端のテクノロジーを使った捜査とか、狭い住宅街での追いかけっことか、シリーズを踏襲する所も多々あり、ファンも楽しめる内容だったのではないでしょうか。
三つ巴の追いかけっこが始まった時に、これは前作のヤツだ!って嬉しくなりましたよ。

ボーンに匹敵する強さのアーロン。
しかし、彼の強さは特殊な薬剤によってもたらされたものだったのです。
ボーンより薬に頼っている所が大きい為、やや人間味が強いですね。
アーロンと比べると、よりボーンの凄さが分かります。
その為の作品と言っても過言ではないかもしれません。

薬によって関係者を抹殺するなんて、恐ろしい計画過ぎます。
今まで味方だったのに、都合が悪くなるとすぐに殺されるのですから。
それも含めての特殊任務なのだと、再確認させられます。

一番の見所は、山での狼との死闘ですね。
自分の発信機を狼に飲ますなんて、常人では思いつかない作戦です。
この大自然の中での命がけの攻防は見応えありました。

そして、科学者ながら、なかなかのアクションを見せてくれたシェアリング博士。
最後の活躍がなかったら、二人ともどうなっていたか・・・。
彼女の勇気とスマートさに助けられました。

まだ後1作あるみたいですね。
せっかくここまで見たので、5作目も見て制覇してみたいです。

《関連作品》
第1作「ボーン・アイデンティティー(2002)
第2作「ボーン・スプレマシー(2004)
第3作「ボーン・アルティメイタム(2007)
第5作「ジェイソン・ボーン(2016)」
鑑賞日 2023.11.02

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spink.gif ボーン・コレクター(1999)   アメリカ  PG−12
  THE BONE COLLECTOR  [117分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/犯罪/ミステリー
監督 フィリップ・ノイス
出演者 デンゼル・ワシントン    (リンカーン・ライム)
アンジェリーナ・ジョリー  (アメリア・ドナヒー)
クイーン・ラティファ    (セルマ)
エド・オニール       (ポーリー・セリット警部)
ルイス・ガスマン      (エディ・オーティス)
マイク・マッグローン    (ケニー・ソロモン警部)
リーランド・オーサー    (リチャード・トンプソン)
マイケル・ルーカー     (ハワード・チェイニー)
コピー ・・・・・・すぐには殺さない。
あらすじ
捜査中の事故によって全身麻痺となってしまった元刑事で犯罪心理学者のライム。
そんな彼のもとに、市民をタクシーに乗せて連れ去り、残虐に殺害するという事件の依頼が舞い込む。
ライムが捜査のパートナーに選んだのは、若き女性刑事アメリア。
彼女の行動力とライムの頭脳で、二人は古書「ボーン・コレクター」をなぞって犯罪を繰り返す真犯人を追い詰める。
感想
現場で捜査するアメリアと、経験と頭脳を生かして指揮するリンカーン。
この二人のコンビが見事でした。
二人の力が合わさると、一人では出来ない事が可能になるんです。

まあ、そんな設定の割には、ほとんど被害者を救えなかったし、関係者も死んじゃってますけど、サスペンスミステリーとしてはなかなかだったと思います。

謎解きは専門的な知識のいる難問ばかりで、ただただ成り行きを見守る系です。

しかし、現場の刑事たちの杜撰さは目に余りましたね。
チェイニーたちの失敗や、機動隊のやり方を見てたら、鑑識が嫌がるのも納得です。
現場保護の重要さを思い知りました。

やっぱりデンゼル・ワシントンがすごいです。
全身まひで顔の表情しか動かせないのですが、それだけでも十分に伝わってきます。

今回はアンジーがおとなしめでしたね。
セクシーは封印し、ひたすらリンカーンのサポートに徹していました。

一回見たはずなのに、全然覚えてなかったので、新鮮な気持ちで見る事が出来ました。

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spink.gif ホーンテッドマンション(2003)   アメリカ
  THE HAUNTED MANSION  [98分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル コメディ/ホラー/ファミリー
監督 ロブ・ミンコフ
出演者 エディ・マーフィ       (ジム・エヴァース)
ジェニファー・ティリー    (マダム・リオッタ)
テレンス・スタンプ      (ラムズリー)
ナサニエル・パーカー     (エドワード・グレイシー)
マーシャ・トマソン      (サラ・エヴァース)
ウォーレス・ショーン     (エズラ)
ディナ・ウォーターズ     (エマ)
マーク・ジョン・ジェフリーズ (マイケル)
アリー・デイヴィス      (メーガン)
コピー 夢のような豪華な屋敷――
52の寝室と67のバスルーム。
そして、999人のゴーストたち・・・。
1000人目は、あなたです――
あらすじ
不動産業を営むジム・エヴァースは仕事中毒で家族サービスもままならない。
それでもなんとか今度の週末に家族旅行に行こうと妻サラと約束を交わす。
ところが、旅行前日になって、かつてない大きな取引の話が舞い込んでくる。
それは、南北戦争以前に建てられた名家の豪華な屋敷を売りに出したいという依頼。
仕方なく翌日ジムは家族旅行の途中、一家でその屋敷に立ち寄ることに。
しかし、いざ屋敷に着いた途端一家は突然の嵐に見舞われてしまう。
感想
最後の爆笑で★をひとつ増やしちゃいました。
それくらい出来は良い作品でした。

ディズニーランドのアトラクションに乗ったことはあるけど、細かい所までは見ていられないので、単純にコメディホラーとして楽しめました。
マニアにはたまらないシーンとかもあるんでしょうね。

CGも良く出来ていて、違和感なくこの世界観に入り込むことが出来ました。
ゴーストたちの透け具合も、人魂の炎も、おどろおどろしくなくて、怖がりの私にはちょうど良かったです。
ゾンビだけはリアル過ぎて怖かったですけどね。(汗)

4人の銅像のハーモニーはウケました。
きっかけに合わせて歌ってくれるんですけど、間とかタイミングとかがベストで笑わせてもらいました。

とにかく、終わり間際の3分がめちゃめちゃ面白かったんです。
思わず巻き戻して見直しちゃいましたよ!
ここだけで★1つ献上です。

エディ・マーフィーのキレも健在でしたね。
気楽に楽しめて、適度に怖い作品。
こんな迷路みたいなお屋敷、怖いもの見たさで一度くらいは入ってみたいかも。
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鑑賞日 2005.06.18

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spink.gif 僕だけがいない街(2016)   日本     [120分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/ミステリー/SF
監督 平川雄一朗
出演者 藤原竜也    (藤沼悟)
有村架純    (片桐愛梨)
鈴木梨央    (雛月加代)
中川翼     (小学生の藤沼悟)
林遣都     (白鳥潤)
福士誠治    (小林賢也)
安藤玉恵    (雛月明美)
高橋努     (高橋店長)
及川光博    (八代学)
杉本哲太    (澤田真)
石田ゆり子   (藤沼佐知子)
コピー あの日をもう一度
生きることができたなら、
今度は手を離さない。
あらすじ
ピザ屋でアルバイトする売れない漫画家の藤沼悟。
彼は、事件や事故に遭遇すると、その原因が発生する直前の時点に時間が巻き戻る不思議な能力を持っていた。
しかし自ら“リバイバル”と呼ぶその現象はいつ起こるかも分からず、彼にとっては迷惑な能力でしかなかった。
ある日、リバイバルのせいでケガをした悟。
他人と距離を置いて生きてきた彼だったが、心配して病院に付き添ってくれたバイト仲間の愛梨と思いがけず距離が縮まっていく。
そんな中、悟が再びリバイバルに遭遇した時、一緒にいた母・佐知子が何かに気づく。
しかしその直後、佐知子は何者かに殺害されてしまう。
感想
漫画もアニメも見ていたので、最後がどうなるかだけ注目して見ました。
そうなんですね。
原作と違う最後に唖然としてしまいました。

それぞれの役を演じた俳優さんたちは、原作のキャラの良さをちゃんと演じていて素晴らしかったです。
特に子役の子たちが見事でした。
加代を演じた鈴木莉央ちゃん、悟役の中川翼くん。
本当に良くここまで表現してくれたと感激しました。

どう言ってもネタばれになるので、下で思いっきり語りたいと思います。
映画のネタバレだけでなく、原作のネタばれもしているので、未読の方はご注意ください。
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鑑賞日 2017.07.12

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spink.gif 僕達急行 A列車で行こう(2011)   日本     [117分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/ドラマ/青春
監督 森田芳光
出演者 松山ケンイチ  (小町圭)
瑛太      (小玉健太)
貫地谷しほり  (相馬あずさ)
ピエール瀧   (筑紫雅也)
村川絵梨    (日向みどり)
星野知子    (日向いなほ)
伊東ゆかり   (大空ふらの)
菅原大吉    (谷川信二)
三上市朗    (由布院文悟)
松平千里    (大空あやめ)
副島ジュン   (アクティ)
デイビット矢野 (ユーカリ)
戸谷公人    (日輪)
笹野高史    (小玉哲夫)
伊武雅刀    (早登野庄一)
西岡徳馬    (天城勇智)
松阪慶子    (北斗みのり)
鈴木亮平    (圭の同僚)
中村靖日    (融資担当の銀行員)
コピー ココから
世界のどこだって行ける!!

恋と仕事と好きなコト――森田芳光監督からのラストエール
あらすじ
大手不動産ディベロッパー“のぞみ地所”の社員:小町圭。
一方、小さな町工場“コダマ鉄工所”の二代目・小玉健太。
二人とも無類の鉄道好き。
そんな2人は、鉄道旅行先で出会い、東京で再会、すぐに打ち解ける。
ほどなく小町はマンションを追い出されたのを機に、コダマ鉄工所の寮に転がり込み、2人は友情を育んでいく。
感想
ほのぼのとした鉄道オタク用作品です。
登場人物の名前がみんな電車の名前だし、主人公二人の趣味が鉄道。
電車が好きな人には堪らない作品ではないでしょうか。

しかし、鉄道に興味がないと、あまり楽しめません。
かなり独特のテンポで進むので、そこに入り込めないと置いてけぼりになります。

コミカルなノリも古いというか、懐かしいというか、コントみたいな感じがします。
カメラワークも独特で、カットしないでカメラがパーンして台詞というシーンがあって驚きました。
これは森田芳光監督ならではの技なのでしょうか。

鉄道好きが縁で仕事が上手く行くというのも、出来過ぎています。
今まで頑張って営業していた支社の人が可哀想になるほどの出来レース。
しかも、1件大きな仕事が決まっただけで、東京にとんぼ返り。
地方の使い方が酷いです。

あと、女性も結構な扱われ方ですね。
お見合いして良い感じだったのに、良い人過ぎて良心が痛むという理由で破断にする女性。
九州の田舎駅まで追いかけて来ておいて、イケメンのサンダーバートJrと二股していた女性。
お互いそんな女性にフラれて、結局男友達と趣味が一番という持って行き方に唖然としてしまいました。

森田芳光監督の遺作という事ですが、私には合いませんでした。
男性の方が共感出来ると思います。
鑑賞日 2022.10.21

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spink.gif 僕たちのアナ・バナナ(2000)  アメリカ
  KEEPING THE FAITH  [129分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス/コメディ
監督 エドワード・ノートン
出演者 エドワード・ノートン  (ブライアン・フィン)
ベン・スティラー    (ジェイク・シュラム)
ジェナ・エルフマン   (アナ・ライリー)
アン・バンクロフト   (ルース・シュラム)
イーライ・ウォラック  (ラビ・ルイス)
ロン・リフキン     (ラリー・フリードマン)
ミロシュ・フォアマン  (ハヴェル神父)
レナ・ソファー     (レイチェル・ローズ)
ホランド・テイラー   (ボニー・ローズ)
ケン・ラング      (ドン)
ブライアン・ジョージ  (ポウリー)バーテンダー
コピー 幼なじみ――眠っていた恋が目を覚ます。
あらすじ
ブライアンとジェイクは子供の頃からの幼なじみで、小学時代には男勝りな女の子アナ・ライリーと出会い、3人で仲良く遊んでいた。
しかし、アナは父親の転勤で突然カルフォルニアへ引越してしまう。
それから十数年後。ブライアンはカトリックの神父に、ジェイクはユダヤ教のラビになった。
今でも二人の友情は続いており、お互い現代的な説教が受け信者に人気があった。
そんな時、ブライアンの元にアナからNYへ戻るという連絡が入った。
二人で空港に迎えに行くと、魅力的な大人の女性になったアナが現われた。
二人はそんなアナに恋心を抱き始める。
感想
ありがちな三角関係の話ですが、設定が面白いので、ありきたりになっていない所が良いですね。
厳しい戒律のあるカトリックとユダヤ教だから、ここまでユニークな関係に発展したんでしょうね。
ラビは結婚やセックスが出来るけど異教徒と結婚出来ない、カトリックの神父は禁欲の誓いの為セックスが出来ない。
これを上手く使った設定は拍手ものです。

設定だけではなく、3人のキャラも良かったと思います。
お互いがお互いを大切に思っている事が伝わってきたし、皆良い人なのがわかるから温かい目で見守ろうって気になりました。
こういう男女の友情って素敵ですよね、憧れるな〜。

個人的にエドワード・ノートンって掴み所がなくて危ない人ってイメージだったんですけど、こういうラブコメもいけるんですね。
意外でした。
アメリカン・ヒストリーX」のようなクールなカッコ良さも良かったけど、こういうお茶目な彼も素敵です。

こんなにコミカルな作品だと思ってなかったので最初は戸惑いましたが、だんだんとこの世界に入り込んで見ていました。
ブライアンの勘違いは情けなかったけど、あんなにも彼女の事を思っていたんだと分かって、ちょっと感動してしまいました。
あそこまで思ってもらえるってすごい事ですからね。

始めはジェイクとアナの身長差が気になっていたのですが、それもだんだんどうでも良くなってきました。
小さくてもジェイクが男らしくて魅力的な男性だから成り立つのだと思います。
ベン・スティラーってこんなにカッコ良かったけ?と思うくらい魅力的な男性に描かれていました。
イメージ的にはブライアンの役割は彼の担当だと思うのですが、この作品に関しては彼のラビで無いと成り立たないでしょうね。

予想以上に面白くて、結構気に入ってしまいました。
俳優さんが監督でも良い作品はあるんですよね〜。
あなどれません。
今後も期待したいと思います。
鑑賞日 2003.10.02

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spink.gif ぼくたちの家族(2013)   日本     [117分]
管理人評価   ★★★★★
ジャンル ドラマ
監督 石井裕也
出演者 妻夫木聡          (若菜浩介)
原田美枝子         (若菜玲子)
池松壮亮          (若菜俊平)
長塚京三          (若菜克明)
黒川芽以          (若菜深雪)
ユースケ・サンタマリア   (会社の先輩)
鶴見辰吾          (医師)
板谷由香          (女性医師)
市川実日子         (京子)
佐々木勝彦         (深雪の父)
梅沢昌代          (深雪の母)
コピー ある日告げられたお母さんの余命。
その日から、ぼくたちは奇跡を信じて動き出した――。
あらすじ
郊外の一軒家に暮らす自営業の若菜克明とその妻:玲子。
大手電機メーカーに勤める長男の浩介は、結婚をし妻が三か月の身重だ。
一方、大学生の次男:俊平は、都内でひとり暮らしをし、時々お金をせびりに来た。
そんなある日、母に脳腫瘍が見つかり、医者からあと1週間という余命宣告を受けてしまう。
感想
とても身近で今後起こりそうな事柄の為、すごく感情移入して見れる作品でした。
なのに、TV録画が最後の5分を取り損ねていて、わざわざYouTubeでレンタルしちゃいましたよ。
でも、どうしても最後まで見たかったので、すぐに借りれて良かったです。

私は子供たちに「何かあっても自然に任せるから、専門的な治療はしなくて良いからね」と言っています。
きっとこの玲子さんもそうで、子供たちに迷惑はかけたくないって思っていたんでしょう。
サボテンの下の手紙が物語っています。

でも、実際にそういう状況になった時、大事なお母さんがあと1週間の命と言われた家族は、何もしないでいられないと分かりました。
お金が無くても、打つ手が無いと言われても、あらゆる手を使って助けようと動くのです。

これだけ子供たちが自分の為に病院周りをしてくれるって知ったら、お母さん、嬉しいでしょうね。
健気に頑張る息子たちの姿に涙が止まりませんでした。

そんなシリアスな物語の中でも、占いを信じて黄色い服を着たり、ラッキナンバーを信じたりと、コミカルな一面もあるのが良いですね。
真っ黄色のタクシーが待っていた時には、「これでお母さんは助かる!」って思えて、また泣けました。

頭部の手術前のお母さんも「お父さん、似合ってる?」と頭部に付けられた器具をさしてユーモアを言って見たりするんです。
少しでも心配を和らげようと、家族が皆助け合っていて、本当に素敵な家族だなと感心しきりでした。

最初は冷たかった長男のお嫁さんも、夫の姿を見て惚れ直したようです。
セカンドオピニオンをしてくれる病院を探して徹夜し、父親の借金を返す為に転職まで考えていたなんて・・・。
学生時代に引きこもりしていたとは思えないバイタリティーです。
家族の危機を頑張る力に変えれる頼もしい男性になりましたね。
それもそうしたいと思えるお母さんだったからでしょう。

何気なく録画した映画で、消す前に始まりだけでも見ておくかと見たのですが、あっさり消さなくて正解でした。
どこに最高の映画が落ちてるか分からないと、教えてくれた作品です。
久しぶりに★5の作品に出会えました。
おすすめです。

小説原作作品。
鑑賞日 2023.12.08

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spink.gif 僕の彼女はサイボーグ(2008)   日本     [120分]
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス/ファンタジー
監督 クァク・ジェヨン
出演者 綾瀬はるか (サイボーグ)
小出恵介  (北村ジロー)
桐谷健太  (サトーケンタ)
吉高由里子 (22世紀の学生)
阿井莉沙  (女友達)
田口浩正  (銃を乱射する男)
伊武雅刀  (プリティ・ナカノ)
遠藤憲一  (オークションの司会者)
小日向文世 (TVリポーター)
竹中直人  (大学講師)
吉行和子  (ジローの祖母)
コピー ねぇ、ジロー。
あなたと過ごした大切な一日。
私は、何度生まれ変わってもあなたに恋をするよ。
あらすじ
20歳の誕生日をたった一人で過ごす大学生のジロー。
そんな彼の前に突然現われた一人の美女。
予測不能の言動でジローを振り回し、あっという間にいなくなってしまった“彼女”。
それはジローの心に深く刻まれる輝かしくかけがえのない数時間となった。
それから1年後、21歳の誕生日に再び“彼女”が現われる。
しかし、1年前に一目惚れした“彼女”とそっくりではあったが、どことなく違和感を覚えるジロー。
それもそのはず、今度の“彼女”は未来の自分が現在の自分を守るために送り込んだサイボーグだったのだ。
感想
思ったよりは面白くなかったかな。
途中で寝ちゃいました。(汗)

でも、綾瀬はるかちゃんのサイボーグは、綺麗で強くて素敵でした。
本当に誰かこういうサイボーグを作ってくれたら良いのにね。
凄惨な事件の現場がリアルで、胸が苦しくなりました。
本当は何人もの犠牲者が出てるんですよね。
彼女の存在のおかげで、小気味の良いシーンになりました。

ジローは将来そんなすごいサイボーグを作れるようになるとは思えないくらい頼りない感じです。
事件だったり、災害だったり、彼の身に起こる事から守ってくれるのが、サイボーグの彼女でした。
でも、そんな彼女をちょっと疎ましく思ってしまったりして、冷たくあしらってしまいます。
そこで心のすれ違いが起こってしまうのでした。

そんな二人の生活は、微笑ましくちぐはぐな感じが良かったんですけどね。
なんで眠くなってしまったんでしょう。

あと、各所にちょろっと俳優さんが出てきてましたね。
TVの中のデザイナーで伊武雅刀さん、駄菓子屋の店主で蛭子さん、オークションの司会者で遠藤憲一さんなどなど。
それを見つけるのは楽しかったです。

韓国の監督さんなんですね。
猟奇的な彼女」も「僕の彼女を紹介します」も観てますけど、今回のが一番評価が低いです。
強い彼女という設定は同じですけど、やっぱり差が出ちゃいますね。
好みの差なんでしょうけど、だんだん下がっていってるのは残念です。
鑑賞日 2018.07.29

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spink.gif 僕の彼女を紹介します(2004)   韓国
  WINDSTRUCK  [123分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス/コメディ
監督 クァク・ジェヨン
出演者 チョン・ジヒョン  (ヨ・ギョンジン巡査)
チャン・ヒョク   (コ・ミョンウ)
キム・テウク    (キム・ヨンホ)
チャン・ホビン   (シン・チャンス)
チャ・テヒョン   (駅のホームの男)
オ・ジョンセ    (チョ署長)
コピー 韓国発、『ゴースト ニューヨークの幻』とも
『シティ・オブ・エンジェル』とも違う至上の愛が
2004年の「純愛」を完結する!
あらすじ
街角でひったくりが発生。
居合わせた婦警のヨ・ギョンジンは走り去る男を猛然と追いかけ、鮮やかに取り押さえる。
しかしこの男性コ・ミョンウは、実際には犯人を追いかけていた善意の市民で、女子高で教師をしているまじめな青年だった。
なんとか誤解が解けて解放されたミョンウだったが、後日、生徒の非行防止のため相談に訪れた交番で再びギョンジンと遭遇してしまう。
逃げる間もなく夜間パトロールに付き合わされたミョンウは、何にでも首を突っ込むギョンジンのせいで命懸けの一夜を過ごすハメに。
感想
前半は良かったけど、後半があんまりだったのが残念です。
落石事故で助かって、誤射で死ぬまでがめちゃめちゃ早かったので違和感を感じたんだと思います。
これはカットされちゃったからなのかな。

でも、人工呼吸している時は泣けました。
迫真の演技でしたからね。

X−JAPANの「tears」が流れててびっくり。
本当に日本語で使われているんですかね??

ちょくちょくあったグルグル回るシーンは、目が回って気持ち悪かったな。
校庭での車グルグル、ギョンジンの部屋での風グルグル。

死んでも良いくらいの覚悟で犯人と戦うギョンジンは、めちゃくちゃカッコ良かったです。
特に車が爆破してるのをバックに犯人を踏んづけているシーンがGOOD!

最後はちょっとファンタジックになり過ぎて、完全に冷めてしまったのが残念です。
風だけで表現しても良かったんじゃないかな〜。

一番の盛り上がりは、やっぱり湖のほとりでの人工呼吸でしたね。
個人的には「猟奇的な彼女」の方が断然良かったです。
鑑賞日 2007.10.23

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spink.gif ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール(2001)   フランス
  MA FEMME EST UNE ACTRICE  [95分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/ロマンス
監督 イヴァン・アタル
出演者 シャルロット・ゲンズブール  (シャルロット)
イヴァン・アタル       (イヴァン)
テレンス・スタンプ      (ジョン)
ノエミ・ルボフスキー     (ナタリー)
リュディヴィーヌ・サニエ   (ジェラルディーヌ)
ローラン・バトー       (ヴァンサン)
リオネル・アブランスキー   (ジョルジュ)
キース・アレン        (新作の監督)
コピー みんなの君、
そして、僕だけの君。
あらすじ
イヴァンは35歳のスポーツ記者。
妻は有名女優のシャルロット・ゲンズブール。
彼はいつもファンからサインを求められたり、写真撮影を求められる事にうんざりしていた。
しかし、得なこともある。
有名なお店の予約も100%取れるし、交通違反をしても大目に見てもらえる。
そんな中、シャルロットは新作映画の撮影の為に、ロンドンに行ってしまった。
その作品で共演の男優とベッドシーンがあると聞き、イヴァンは嫉妬心にかられる。
感想
女優の夫も楽じゃないのね。
特に普通の一般人だとこの特殊な世界を理解するのは、かなり難しいと思います。
万が一私が男優さんと結婚したとしても、やっぱりベッドシーンは気になると思うし、いつもいつもサインを求められたら、うんざりすると思います。
ただでさえ不思議なベールに包まれた世界だから、疑ってしまうのも仕方ないかな。
理解しろって方が無理ですよね。

あのラブシーンの時に撮影スタッフまで全員裸には参った!
もろ見えやん。(笑)
一人で爆笑しちゃいました。

シャルロットって日本で言うとどれくらい有名なんだろう?
子役からって事は杉田かおるか?!
いや、映画が主だからな〜。
例えが見つからないわ…。(じゃあ書くなって突っ込まないでね…笑)

しかし、イヴァンが怒った理由がいまいち良く分かりません。
シャルロットがジョンの事をかばう→彼が好きなのか?→彼と寝たのか?は、あまりにも強引だと思います。
シャルロットが妙な間をあけるから、誤解を招くんですよね。
ココら辺がもどかしくてイライラしました。
でも、何があってもおかしくない業界だという頭があるから、そのちょっとの間も疑ってしまうんでしょうね。
う〜ん、分かるような、分からないような…。

悩みは有名人特有だけど、あとは普通の夫婦のいざこざって感じで、特に目新しい事はなかったです。
まあ、これが本当のシャルロット・ゲンズブールではないでしょうが、スターの生活を垣間見れたのは面白かったと思います。
シャルロットは綺麗だけど、いつもあごのしゃくれ具合が気になるわ…。
鑑賞日 2004.08.17

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spink.gif 僕の初恋をキミに捧ぐ(2009)   日本     [122分]
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス
監督 新城毅彦
出演者 井上真央   (種田繭)
岡田将生   (垣野内逞)
杉本哲太   (垣野内稔)
森口瑤子   (垣野内涼子)
細田よしひこ (鈴谷昂)
原田夏希   (上原照)
堀内敬子   (鈴谷良美)
窪田正孝   (杉山律)
寺田有希   (田村結子)
山本學    (鈴谷隆三)
志賀廣太郎  (中学校の英語教諭)
仲村トオル  (種田孝仁)
コピー 僕たちの恋愛には、
タイムリミットがある。
あらすじ
少女・繭は父の勤める病院で入院生活を送る8歳の少年・逞と出会い淡い恋心を抱く。
やがて2人は“大人になったら、結婚しよう”とまで約束する。
しかし、逞は重い心臓の病のために20歳まで生きられない運命にあった。
やがて高校生となった逞は、繭への愛ゆえに彼女を遠ざけようとしてしまう。
感想
これでもかというほど、色々な要素が詰まった少女漫画らしい映画でした。
運動が出来ないほど心臓の悪い青年:逞。
そんな逞にベタ惚れの幼馴染:繭。
いつもくっつきもっつき歩いて、見てるこっちが恥ずかしいくらいの仲の良さです。

井上真央ちゃんが元気で明るい性格の繭を好演してます。
でも、その明るい笑顔の裏では、いつ死ぬか分からないという恐怖に怯えているという面もあるんです。
そこを上手く演じていて、繭という女性が魅力的な人物に描かれていました。

逞を演じるのは、岡田将生くん。
ちょっと頼りない感じが、病気で体が弱い役どころにぴったりです。

それにしても、鈴谷昂というキャラクターが特殊でしたね。
臭すぎるくらい気障な男で、学園のアイドル的存在。
繭に惚れていて、いつも馴れ馴れしく接してくるんです。
父親が逞と同じ病気で、誰よりも彼の病気の事を知っていて、何かと二人に絡んでくる人でした。
その時はうざいなと思っていたけど、その後の展開が残酷で驚かされました。
まさかそんな姿になってまで絡んでくるなんて・・・。

最後もきっちり遊んだ後に体調が悪化したりして、ご都合主義だなと思ってしまいました。
細かいネタの数々がことごとくそういう感じで、総合的に評価は★2つです。
少女漫画原作はこんなものだと分かっているけど、俳優さんにつられてついつい見ちゃうんですよ。
いつか期待以上の作品に出逢えたら良いな。
鑑賞日 2018.07.28

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spink.gif ぼくの瞳の光(2001)   イタリア
  LUCE DEI MIEI OCCHI  [113分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/ロマンス
監督 ジュゼッペ・ピッチョーニ
出演者 ルイジ・ロ・カーショ     (アントニオ)
サンドラ・チェッカレッリ  (マリア)
シルヴィオ・オルランド   (サヴェーリオ・ドナーティ)
バルバラ・ヴァレンテ    (リーザ)
トニ・ベルトレッリ     (アントニオの上司)
コピー
あらすじ
ローマ。
運転手のアントニオは、夜道で女の子をひきそうになった。
しばらくその女の子と話していると、母親が迎えに来て帰って行った。
その母親マリアに一目惚れしたアントニオは、彼女の営む冷凍食品の店に通って仲良くなる。
彼女に借金があると知ると、借金取りのドナーティに掛け合い、運転手として働き始めた。
感想
「チャオ!チネマ・イタリアーノ イタリア映画祭傑作選」の中の一つです。
地味映画推進委員会のお友達REXさんからオススメ頂いた作品でもあります。

最後はほっとする展開で安心しました。
あのままアントニオが不幸になっていたら、後味悪くて最悪だったと思います。
彼がマリアにボロクソに言われた時は、かなりイライラしましたよ。
「どういう神経でそんな事言えるの?!」ってね。

でも、マリアはこんな優しさに慣れてなかったみたい。
確かに世の中にこんな善人はそうそういませんからね。
彼は奇跡みたいな人ですよ。
彼の良い人ぶりにはとっても癒されます。
今まで何一つ良い事のなかったマリアも、同じく癒されたのでしょう。

ただアントニオは何故マリアに惹かれたんでしょうか?
綺麗だから??
そこら辺がいまいち理解出来ませんでした。

だって一生懸命尽くしても全然報われないんですよ。
頑張っている彼が可哀相になってきました。
だんだんやつれてくるし、危ない世界に入っていくしで、心配は募るばかりです。

本当に大切な人の存在とは、いなくならないと分からないのは世の常ですね。
いつも頼りきりなのに、いつも当たり前のようにいてくれると空気のような存在になって、ありがたさにも気づかないようになってしまうのです。

マリアはアントニオと出会って一皮むけたのかな?
彼女の役に立ったと知ったら彼は喜ぶでしょうね。

主役のルイジ・ロ・カーショは、ロバート・デ・ニーロの若い頃に似てると思いました。
またはブノワ・マジメルをイタリア風にしたって感じもするな。
とにかくカッコ良い人です。

この作品は2001年ヴェネチア映画祭で男・女優賞を受賞しているようです。
確かに2人とも良かったもんね。
鑑賞日 2005.07.12

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spink.gif 僕のワンダフル・ライフ(2016)   アメリカ
  A DOG'S PURPOSE  [100分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ファミリー/ファンタジー/動物
監督 ラッセ・ハルストレム
出演者 ブリット・ロバートソン     (10代のハンナ)
K・J・アパ          (10代のイーサン)
ジョン・オーティス       (カルロス)
ペギー・リプトン        (大人のハンナ)
デニス・クエイド        (大人のイーサン)
ブライス・ガイザー       (8歳のイーサン)
ジュリエット・ライランス    (エリザベス)
カービー・ハウエル=バプティスト (マヤ)
プーチ・ホール         (アル)
ルーク・カービー        (ジム)
マイケル・ボフシェヴァー    (ビル)
ガブリエル・ローズ       (フラン)
ローガン・ミラー        (トッド)
ニコール・ラプラカ       (ウェンディ)
<声の出演>
ジョシュ・ギャッド       (ベイリー/バディ/エリー)
コピー 僕の愛は不死身なのだ。
あらすじ
ゴールデン・レトリーバーの子犬ベイリーは、暑い夏の日、車に閉じ込められているところを8歳の少年イーサンに助けられ、彼の家族に引き取られる。
高校生となったイーサンは将来有望なアメフト選手として活躍するモテ男に。
ある日、ベイリーは遊園地でイーサンと美少女ハンナの出会いを演出する。
感想
何度も生まれ変わって、自分の所へ戻って来てくれるなんて、愛犬家にはたまらないお話です。
しかも、犬種や性別は違っても、毎回犬に転生するのです。
とても夢のあるお話ですね。

ワンちゃんは可愛くて買いたいけど、絶対に別れがあるので躊躇してしまいます。
義理の実家でも数年前愛犬が亡くなって、身近にいた私たちもかなり悲しかったので、ご本人たちはもっと辛かったと思います。
ペットロスという言葉の通り、かなりのストレスがかかりますよね。
それでも、こうして何度も犬生を繰り返していると思えれば、少しは気持ちが楽になるかもしれません。

ベイリーも色々な飼い主の所でお世話になりました。
孤独な人、大家族の人、世話をしない人。
これが動物たちの現実を映していましたね。
大切にしてくれる人ばかりではありません。
この作品はそうした事も訴えてくる作品でした。

ベイリーは何度も転生しているだけあって、色々な人間の特性も分かっています。
恋をする人は汗の匂いがするとか、仲が良いとペロペロするとか。
その為のアシストも出来る万能犬なのです。

やはりお別れの時は目頭が熱くなります。
寿命を全うした時も、警察犬として仕事を全うした時も、お別れは辛いものです。
でも、彼の場合はすぐに次がありますから、あまり悲しんでもいられません。
前の犬の時の記憶を持っているのは大きいですね。

久しぶりにラッセ・ハルストレム監督の作品を見ました。
やはり監督の作品は優しくて癒されます。
今度地上波で第二弾の「僕のワンダフル・ジャーニー」を放送するそうなので、そちらも見てみたいと思います。

《関連作品》
僕のワンダフル・ジャーニー(2019)
鑑賞日 2022.11.02

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spink.gif 僕のワンダフル・ジャーニー(2019)   アメリカ
  A DOG'S JOURNEY  [109分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ファミリー/ファンタジー/動物
監督 ゲイル・マンキューソ
出演者 デニス・クエイド        (イーサン)
キャスリン・プレスコット    (大人のCJ)
マージ・ヘルゲンバーガー    (ハンナ)
ベティ・ギルピン        (グロリア)
ヘンリー・ラウ         (トレント)
アビー・ライダー・フォートソン (子供のCJ)
イアン・チェン         (子供のトレント)
<声の出演>
ジョシュ・ギャッド       (ベイリー/モリー/マックス)
コピー みんなの笑顔が、
僕の幸せなのだ。

家族をひとつにするため、何度も生まれ変わる犬のベイリー。
幸せな涙があふれ出す、犬と人間のラブストーリー!
あらすじ
3回も生まれ変わりようやくイーサンと再会した犬のベイリー。
今は田舎の農場でイーサンと彼の初恋の人ハンナとのんびり過ごしていた。
そこへ、ハンナの亡くなった息子の妻グロリアと幼い娘CJが新たな家族に加わる。
しかし幸せな日々は長くは続かず、グロリアは突然CJを連れて家を出て行ってしまう。
そんな中、再び犬生が終わろうとしていたベイリーは、彼の生まれ変わりを知っているイーサンから、CJを守ってくれと重大な使命を託される。
感想
今回も素敵なお話でした。
転生を繰り返し、CJの事を守るベイリー。
このパッケージなら何作続いても、良い作品になると思います。

転生したベイリーも守ってくれたけど、CJもかなり我慢強い子です。
小学生の頃から夜男と遊び歩いている母親がいなくて、一人でお留守番しているんです。
雷が怖い夜はひっそり飼ったモリーと抱き合って乗り越えました。
側にトレントがついてくれていたから、こんな環境でもグレずにすみましたね。

歌手の母の影響もあって、シンガーソングライターを目指すCJ。
人前で歌うのが怖くて、NYでも犬の散歩が本業になってしまうくらい・・・。
ここでも転生犬マックスが大活躍!
NYに引っ越して来たトレントとの再会に一役買いました。

トレント役の役者さんが韓流アイドルのようなイケメンでしたね。
ずっとCJを応援してくれていて、本当に優しい人です。
マックス同様、早くペロペロすれば良いのにと思ってました。(笑)

マックスが転生犬だと証明する後半は、涙が止まらなくなってしまいました。
今回は別れても、また転生する。
そう分かっていても、やはり別れは辛いものです。

今回も沢山のワンちゃんが登場しましたが、どの子もみんな芸が達者です。
特にマックスはCJに会う為に、その他の人には噛みつくんですよ。
そして、CJの関係者には、一切噛みつかないんです。
芸の基本なんでしょうけど、いちいち感心してしまいました。

ベイリーの旅はまだまだ続くのかな。
監督が代わってどうかなと心配しましたが、このパッケージなら問題は無いようです。
続編が出たら絶対に見たいと思います。

《関連作品》
僕のワンダフル・ライフ(2016)
鑑賞日 2022.11.07

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spink.gif ぼくは明日、昨日のきみとデートする(2016)   日本     [110分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ロマンス/ファンタジー/SF
監督 三木孝浩
出演者 福士蒼汰    (南山高寿)
小松菜奈    (福寿愛美)
東出昌大    (上山正一)
山田裕貴    (林)
清原果耶    (福寿愛美:中学時代)
野間口徹    (たこやき屋の店主)
大鷹明良    (南山たかもり)
宮崎美子    (南山えいこ)
コピー たった30日
恋するために
ぼくたちは
出会った
あらすじ
京都の美大に通う20歳の学生:南山高寿は、電車の中で出会った女性:福寿愛美(ふくじゅえみ)に一目ぼれしてしまう。
勇気を出して声をかけると、振り返った彼女の頬はなぜか涙で濡れていた。
やがて親友の上山の後押しもあって晴れて交際にこぎつけた高寿。
愛美のやたらと涙もろいところを少し不思議に思いながらも、運命と直観した女性と恋人になれた幸せを実感していく。
感想
切な〜〜〜〜〜い!!!!
なんて切ない映画なんでしょう。

実はLINE漫画かなんかで、ちょっと見た事あったので、二人の不思議な関係については知っていたんです。
それでも切なさで涙が溢れてきましたね。
二人が泣く度に私ももらい泣きしちゃいましたよ。(泣)

まあ、タイトルが全ての作品です。
非現実的なありえない話なのに、その設定が切なすぎて受け入れちゃう(?)みたいな、不思議な現象が起こりました。
原作は小説なんですね。
出会いが漫画だったから、少女漫画原作かと思ってました。

これは何を書いてもネタバレになってしまうので、下のコーナーで思いっきり感想を書きたいと思います。
興味ある方はどうぞ。
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鑑賞日 2020.08.26

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spink.gif 僕は妹に恋をする(2006)   日本     [122分]  PG−12
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス/青春
監督 安藤尋
出演者 松本潤   (結城 頼)
榮倉奈々  (結城 郁)
平岡祐太  (矢野 立芳)
小松彩夏  (楠 友華)
渡辺真起子 (保健室の先生)
浅野ゆう子 (結城 咲)
コピー その時、世界は残酷なほど美しく見えた。
あらすじ
双子の兄妹、頼と郁は同じ学校に通う高校3年生。
幼い頃は結婚を約束するほどの仲良しだったふたり。
しかし最近の頼は、郁に冷たい態度を示すようになる。
そんなある夜、頼は郁に対し“ずっと好きだった”と自らの想いを打ち明ける。
郁は戸惑いながらも頼の気持ちを受け入れる。
感想
少女漫画が原作の割に、なかなか生々しい作品でしたね。
まさか一気に関係が進むとは思いませんでした。
学校でもキスしてたし、バレるのも時間の問題ですね。

しかし、お話は2人の関係を目撃した友華が、頼に嫌いな間だけ付き合って欲しいという、 斜め上の展開に。
頼も他の女で、郁の事を忘れるつもりだったのか、そんな誘いに乗ってしまうなんて・・・。
どこにも共感出来ませんでした。

そして、郁の事が好きだと思っていた頼の友人:矢野くんの本命が・・・。
この時代からこの手の矢印があったなんて、なかなか攻めた展開です。

全体的に時間がゆっくり流れる感じで、それが告白の夜は良い感じなんですけど、全部そのテンポだとちょっとダレて来ちゃいます。
最後もこれで終わり!?って感じで、完全に消化不良。
告白の夜だけは良かったけど、ここがピークでしたね。

まず高校3年生の男女が同室というのがどうかと思うな〜。
いくら双子でも分けてあげた方が良いですよね。
こういう間違いも起こってしまいますから。

この原作漫画持ってたと思うから、久しぶりに読み直そうかなと思います。

漫画原作作品。
鑑賞日 2022.02.13

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spink.gif 僕等がいた 前篇(2011)   日本     [123分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 青春/ロマンス
監督 三木孝浩
出演者 生田斗真    (矢野元晴)
吉高由里子   (高橋七美)
高岡蒼甫    (竹内匡史)
本仮屋ユイカ  (山本有里)
小松彩夏    (山本奈々)
柄本佑     (アツシ)
須藤理彩    (竹内文香)
麻生祐未    (矢野庸子)
コピー それでも、
永遠だと
信じたかった――。
あらすじ
北海道の釧路。高校2年の新学期。
天真爛漫でごく平凡な女子高生・高橋七美は人気者の矢野元晴と出会う。
最初は意識していなかった七美だったが、時折見せる優しさと、ふとした瞬間に浮かべる物憂げな表情に、いつしか他の女子たち同様心惹かれていく。
ある時彼女は、矢野の幼なじみで親友の竹内匡史から、矢野が死別した恋人・奈々のことが忘れられずにいると打ち明けられる。
それでも矢野への想いが抑えきれなくなっていく七美は、ついに自分から告白し、そんな七美に矢野も少しずつ心を開いていく。
感想
少女漫画原作の作品だけあって、少女漫画あるあるが満載でした。
忘れられない昔の彼女の存在。
いつも助けてくれる男の子。
ライバルの女の子。
彼との喧嘩、仲直り。
そして、彼との別れ。

これでもかというほど、少女漫画あるあるが詰め込まれていて、見応えありました。
高校生の恋愛にしては、結構ドロドロしていて、問題が多いカップルです。
特に亡くなった元彼女の奈々の存在が原因で起こる喧嘩。
これが二人に不信感を植え付け、仲違いの大元になってました。
そこに矢野と体の関係を持った事のある奈々の妹:有里が絡んで来て、更に複雑な人間関係になちゃってます。

確かに亡くなった人にはかなわないって思います。
良い思い出も悪い思い出も、強い思い入れのある物になっていて、普通の愛情じゃあ太刀打ち出来ないですもん。
いくら目の前で「好きだよ」って言っても、一瞬で思い出にかっさらわれてしまう彼の脳内。
絶望してしまうのも仕方ないです。
それでも、諦めきれない恋心。
七美の粘り勝ちでした。

それなのに、突然の別れが・・・。
それからどうなったのか、という所で前篇が終わりです。

続きが気になるので、早速後篇を見てみようと思います。

《関連作品》
僕等がいた 後篇
鑑賞日 2018.08.12

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spink.gif 僕等がいた 後篇(2011)   日本     [121分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 青春/ロマンス
監督 三木孝浩
出演者 生田斗真    (矢野元晴)
吉高由里子   (高橋七美)
高岡蒼甫    (竹内匡史)
比嘉愛未    (千見寺亜希子)
本仮屋ユイカ  (山本有里)
小松彩夏    (山本奈々)
柄本佑     (アツシ)
須藤理彩    (竹内文香)
麻生祐未    (矢野庸子)
コピー あの頃、
私たちは
確かにここにいた。
あらすじ
東京の大学を卒業し、出版社に就職して忙しい日々を送る七美。
かつて遠距離恋愛をしていた矢野とは突然連絡が途絶えて以来、再会の叶わぬまま。
そんな七美を矢野に代わって支えていたのは彼女を見守り続けてきた竹内だった。
しかし矢野への想いを断ち切れない七美のもとにある日、その消息を伝える情報がもたらされる。
感想
後篇は矢野に次々と不幸が襲い掛かって、一気に暗い展開になりました。
大事な彼女と別れて頑張ろうとしていたのに、母親が失業。
しかも、癌が見つかり、精神的にも追い詰められ、矢野を縛り付けるようになってしまいました。
だんだん七美とも疎遠になっていき、ついに決定的な事件が起きてしまいます。
強そうに見える矢野だってまだ18歳の未成年。
一人で抱えるには重すぎます。

そこへ、追い打ちをかけるようにやってくる過去の女:有里。
好きな女性を二人も失った矢野は、危うい有里を見捨てる事が出来ませんでした。

矢野にそんな事が起こっているとは知らない七美は、五年も待ちぼうけをすることになりました。
それでも気持ちは変わらず、どこかに矢野を探し続ける七美。

一番可哀想なのは、そんな七美に寄り添い続けた竹内ですよ。
こんなに思い続けて側にいたのに、プロポーズを断られるとは・・・。
あまりに可哀想で、本当に切なかったです。
でも、そんな竹内にもちゃんと良い人がいたみたいで一安心。
あのままじゃ、あまりにも可哀想でしょ。
作者さんも救いの道を用意してくれていたんですね。

世の中は狭いもので、偶然出会ってしまう関係者たち。
それもまた運命と言えばそうかもしれません。
でも、原作ではまた違った感じの出会い方みたいで、そっちの方も気になります。

最後は丸く収まるんだけど、やっぱりこれだけの時間が必要だったという事でしょうね。
矢野の事を信じ思い続けた七美の勝ちでした。

これはじっくり少女漫画の原作を読んでみたいです。
かなりもだもだイライラさせられそうだけど、最後を知っているから落ち着いて見られそうです。

《関連作品》
僕等がいた 前篇
鑑賞日 2018.08.12

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spink.gif ぼくらの7日間戦争(2019)   日本
  SEVEN DAYS WAR  [88分]
管理人評価   ★★
ジャンル アニメ/ドラマ/青春
監督 村野佑太
出演者 <声の出演>
北村匠海   (鈴原守)
芳根京子   (千代野綾)
宮沢りえ   (中山ひとみ)
潘めぐみ   (山咲香織)
鈴木達央   (緒形壮馬)
大塚剛央   (本庄博人)
道井悠    (阿久津紗希)
小市眞琴   (マレット)
櫻井孝宏   (本多政彦)
コピー 自分らしく生きると決めた。
あらすじ
2020年、北海道。
いつもひとりで本ばかり読んでいる高校2年生の鈴原守は、幼なじみの千代野綾に秘かな想いを寄せていた。
ところがその綾が、親の都合で急きょ東京へ引っ越すことになった。
この街に残りたいという綾の本音を聞いた守は、思わず“一緒に逃げよう”と口走ってしまう。
結局、綾の親友・山咲香織をはじめクラスメイトたちも2人の逃避行に加わり、一行は廃工場を拠点にちょっとしたひと夏の冒険気分の家出計画を実行に移す。
感想
宮沢りえの「ぼくらの七日間戦争」は、学生の頃見たと思うのですが、その感覚で見るとガッカリする仕上がりだと思います。

大人になったからなのか、どうしても子供たちに感情移入する事が出来なくて、しっくりこないままの鑑賞となってしまいました。

まず、マレットの存在ですよね。
高校生で彼の為にここまで出来るというのが、現実味がないというか、何というか。
こんな事いうと語弊があるかもしれないけど、自分が高校生の時は人の事なんて考えられませんでしたからね。
そこが引っかかって入り込めませんでした。

でも、設定を現代にしたので、スマホとかSNSとか、今時にありがちな事が仲間割れのきっかけとなったのは上手いと思いました。
本当にすぐ身元ってバレちゃいますよね。
これが怖い現実です。
そこを自分たちの力で乗り越えたのは見応えありました。

お口直しで実写版が見たいな。
そんな感想です。

リメイク作品。

《関連作品》
「ぼくらの七日間戦争」(1988)
「ぼくらの七日間戦争2」(1991)
鑑賞日 2020.03.21

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spink.gif ぼくを葬る(おくる)(2005)   フランス  R−15+
  LE TEMPS QUI RESTE  [81分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 フランソワ・オゾン
出演者 メルヴィル・プポー           (ロマン)
ジャンヌ・モロー            (ローラ)
ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ     (ジャニィ)
ダニエル・デュヴァル          (父)
マリー・リヴィエール          (母)
クリスチャン・センゲワルト       (サシャ)
ルイーズ=アン・ヒッポー        (ソフィー)
アンリ・ドゥ・ロルム          (医師)
ウォルター・パガノ           (ブルーノ)
ウゴ・スーザン・トラベルシ       (ロマン(少年時代))
アルバ・ガイア・クラゲード・ベルージ (ソフィー(少女時代))
コピー 余命3ヶ月――。 あなたには何が残せますか?
あらすじ
パリで活躍する人気ファッション・フォトグラファー:ロマン。
彼はある日撮影中に突然倒れてしまう。
診断の結果は、末期のガン。
医師の勧める化学療法を拒んだ彼の余命は3ヶ月と告げられる。
その事を誰にも言えず、姉や恋人に当たり散らしてしまうロマン。
そんな中、唯一心を許す祖母にだけは自分の苦しみを素直に打ち明けるのだった。
感想
短い作品だけど、中身はぐっと濃いですね。
余命3か月で残せるもの。
それが簡潔に、しかし十分に描かれています。
ロマンが残したもの。
本当に少数精鋭というか、この世に思い残すことが無いほど完璧だと思えました。
もし化学治療をしていたら、こんなにも的確には残せなかったでしょうね。

その中でも、一番の宝物は”心の変化”かもしれません。
それが原動力になり、ここまで行動出来たと思うから。

こういう最後が理想ですけど、なかなか生への執着を捨てきれないのが普通じゃないかな。
死の恐怖に怯え、未来に絶望し、本当に大切な事には気付けずに死んでしまう。
私だったら、パニックで周りに当たり散らして終わりだろうな。
良い最期なんて夢のまた夢です。

時々出てきたロマンの子供時代の子役ちゃんが可愛くて良かったです。
あのクリクリ頭、触ってみたいな。

オゾン監督の作品は、良く分からないという感想のものが多かった印象ですが、この作品は非常に簡潔で分かり易かったです。
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鑑賞日 2007.07.21

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spink.gif 北北西に進路を取れ(1959)  アメリカ
  NORTH BY NORTHWEST   [137分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス
監督 アルフレッド・ヒッチコック
出演者 ケリー・グラント      (ロジャー・ソーンヒル)
エヴァ・マリー・セイント  (イヴ・ケンドール)
ジェームズ・メイスン    (フィリップ・ヴァンダム)
マーティン・ランドー    (レナード)
レオ・G・キャロル     (教授)
コピー
あらすじ
広告代理店に勤めるロジャー・ソーンヒルは、ひょんな事から「ジョージ・キャプラン」という男に間違われ、怪しい男達に銃で脅されながら車に押し込まれた。
訳の分からないまま、"タウンゼンド"の家に連れて行かれたロジャーは、訳の分からないまま泥酔状態で車に乗せられ殺されそうになる。
危機一髪の所で怪しい連中から逃げ出し、警察に保護されたのだが、酒気帯び運転していた上、車が盗難車だった為に裁判になってしまった。
無実を証明しようと"タウンゼンド"の家に行くが、対応に出た女は嘘を付き余計にロジャーの立場が悪くなった。
ロジャーは無実を証明する為に、警察に追われながらも真犯人探しに奔走する。
感想
実はこの作品、最初の30分が見れないまま最後まで見てしまったんです。
ヒッチコックということで興味があったのと、自分の不注意で最初を消してしまったのも悔しかったので…。
しかしその後、最初が無いと訳わからない(当たり前!)という事でビデオ借りてきました。
これでスッキリ!

それで感想ですが、とてもヒッチコックらしい面白い作品でした。
最初「ジョージ・キャプラン」の存在が大事なキーワードですが、ホテルの部屋から服、くしに至るまでよく仕込んであって、まさかまさかの展開に驚きました。
そして怪しい魅力のイヴの存在。
これも予想のつかない結末でまたまた驚きです。
後半はちょっと複雑だったので単純な私は混乱しましたが、知恵の輪を解くように一つ一つ確認して行くと、なるほど!
良く出来たお話です。

ロジャーが、トウモロコシ畑の広がる平野で農薬散布のセスナに襲われるシーンは秀逸です。
迫る恐怖感、かなうはずの無い相手に必死で抵抗する姿、すごくリアリティがあって迫力がありました。
その後のトラックの大爆発もすごかったです。

しかしロジャーで言えば、泥酔状態で車に乗せられ逃走するシーンは腹が立ちました。
設定がどうのとか、役柄がどうのとかでは無く、純粋にケイリー・グラントの演技に腹が立ったのです。
わざとらし過ぎるんですよね。
もっとナチュラルで良いと思うんだけどな…。(-_-;)

一番の見所、ラシュモア山でのくだりは素晴らしい!
こんな所を舞台に選ぶ所が良いですね。
歴代大統領の顔をこんな間近で見られるのは、この映画くらいでしょうか。
ここだけでも見る価値ありですよ!

今回ヒッチコックは、冒頭で緑のバスに乗り遅れるお客として出演してました。
鑑賞日 2003.05.10

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spink.gif 星ガ丘ワンダーランド(2015)   日本     [117分]
管理人評価   ★★
ジャンル ミステリー/ドラマ
監督 柳沢翔
出演者 中村倫也   (瀬生温人)
新井浩文   (瀬生哲人)
佐々木希   (清川七海)
菅田将暉   (清川雄哉)
      (大林津奈子)
市原隼人   (楠仁吾)
木村佳乃   (清川爽子)
松重豊    (瀬生藤二)
嶋田久作   (中尾刑事)
コピー 笑顔と喜びにあふれたこの場所で、母さんは死んだ。
あらすじ
さびれた小さな駅“星ガ丘駅”で駅員として働く温人。
20年前、彼の母は、夫と2人の子どもを置いて突然去っていった。
ある日、その母が亡くなったという知らせが届く。
警察の話では、この町にある小さな遊園地“星ガ丘ワンダーランド”の観覧車から飛び降りて自殺したという。
納得のいかない温人の元に、母の再婚相手の娘:七海が現れる。
感想
出てくる人が主役級の役者さんばかりで驚きました。
特に後半の菅田将暉くんの使い方が贅沢ですね。

その割に物語はスケール小さめという印象です。
高所恐怖症の母が観覧車から飛び降りたという事が信じられない温人。
だからと言って、色々行動して証拠を集めるとかはないんです。
普通に仕事をしていたら、向こうからやって来てくれるという展開です。

しかも、今の家族の方が警察から情報を聞けて、母の事件に関する事を詳しく知っているんです。
それは実の息子としては悔しい点ですよね。

一緒にいるけど、血の繋がらない娘。
会えないけど、血の繋がった息子。
子連れ再婚の難しい点です。

落とし物がそんな二人を繋いだと思っていましたが、娘の方が温人の正体を知っていたという事は、わざと落としたという事なのでしょうか。
どちらも素直に会いに行くというのは難しかったのかな。

何か色々なイベントがあったけど、その繋がりがあまり感じられないんです。
落とし物カードの似顔絵とか、ゴミ収集所でのやり取り、咳き込む主人公など・・・。
何か重要な事があるのかと思いきや、回収される事なく終了。
その点がかなり残念でした。

これだけのキャストなら、もっと良い作品が撮れそうなだけに、もったいない感が凄いです。
最後も変に引っ掛かってしまって、素直に受け入れられなかったし・・・。
あまり評価は上がりませんでした。
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鑑賞日 2023.04.27

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spink.gif 星になった少年(2005)   日本
  Shining Boy&Little Randy   [113分]
管理人評価   ★★
ジャンル 実話/ドラマ
監督 河毛俊作
出演者 柳楽優弥   (小川哲夢)
常盤貴子   (小川佐緒里)
高橋克実   (小川耕介)
蒼井優    (村上絵美)
倍賞美津子  (藤沢朝子)
コピー 彼は、生きました。
夢に向かって急ぐように。

僕は、夢に生きる。
あらすじ
家族で小さな動物園を営んでいる小川家。
ある日、家に象が来る事になり、長男のテツは興味津々。
その後、サファリ・パークの岩本さんからタイの象使いの話を聞き、タイに修行に行こうと決心する。 家族も賛成してくれて、無事タイに行ける事になったテツ。
しかし、現実は厳しく、象はすぐにはなついてくれず、他の象使いの子供たちからはいじめられ、苦しい日々が続く。
感想
やっぱりいたって普通の作品でした。
感動もなく、笑いがあるわけでもなく、全てが中途半端。
正直、期待はずれだったな〜。

カンヌで賞を取った柳楽くんも少し大きくなって、普通の兄ちゃんになってたし。
「誰も知らない」の時は子供の良さとでも言いましょうか、自然がリアルというのにはまっていたのですが、今回は自然が下手に見えてしまって良さが感じられません。
まず、表情が堅いですよね。
特に目の表情がなかったと思うな。
あれはまぐれだったのか…。

ちょっとキツイ言い方になりましたが、それなりに良い所ももちろんありますよ。
タイでの映像はなかなか良いです。
川で沢山の象が水浴びしているのとかすごかったし、大自然を堪能できました。
見ていると楽しそうだけど、実際の修行は辛そうですね。
まず、恵まれた環境に浸り切っている日本人には、全てがアナログなジャングルがキツイと思います。

あと、ファーとテツが仲良くなる過程なんかは、ありがちなパターンながらなかなかでした。
ちっともなついてくれないファーに、手を焼いていたテツ。
川に落ちそうになった事故をきっかけに仲良くなります。
それを見て、今まで冷たかったタイの子供達もテツを受け入れてくれるのです。

それに大自然にぴったりと合っていた坂本龍一の音楽が良かったです。
すっかり聞き惚れてしまいました。

せっかく実話を基にしているのに、テツのすごさが伝わってきません。
日本初の象使いというのが売りのはずなのに、そこは全然押してないんですよ。

でも、一般的な評価は良いみたいで驚きました。
私はTV放送で十分だと思いましたけどね。(汗)
鑑賞日 2005.10.28

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spink.gif 星の王子ニューヨークへ行く(1988)   アメリカ
  COMING TO AMERICA  [117分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ
監督 ジョン・ランディス
出演者 エディ・マーフィ         (アキーム・ジョッファ王子)
アーセニオ・ホール        (セミ)
シャーリー・ヘドリー       (リサ・マクドーウェル)
ジェームズ・アール・ジョーンズ  (ザムンダ国王)
ジョン・エイモス         (クレオ・マクドーウェル)
マッジ・シンクレア        (エオリオン王妃)
ポール・ベイツ          (オーハ首相)
アリソン・ディーン        (パトリス・マクドーウェル)
エリック・ラ・サール       (ダリル・ジェンクス)
ルーイ・アンダーソン       (モーリス)
ヴァネッサ・ベル         (イマニ・イジー)
サミュエル・L・ジャクソン    (強盗)
キューバ・グッディング・Jr   (床屋の客の少年)
コピー 皆の者、楽しい正月は余が与えよう。

ニューヨークは変身エディで花盛り!
あらすじ
アフリカにあるザムンダ王国の若き王子アキーム。
彼は国王が決めた女性ではなく、自分自身で結婚相手を探すため、友人で世話役のセミとともにニューヨークを訪れた。
クイーンズの安ホテルに滞在することを決めたアキームは、チャリティーイベントで出会ったリサに一目惚れする。
彼女の父親が経営するハンバーガーショップに、留学生と身分を偽りアルバイトとして働くことにした。
感想
お正月は気軽に見れるコメディが良いですね。
大爆笑とまではいきませんが、クスクス笑える作品でした。

芸達者なエディ・マーフィが特殊メイクで、何役もこなしていたんですね。
お話好きな床屋のおじいさんたちが何度も出てくるから、何でだろうと思っていたんです。
まさか彼らがエディ・マーフィだったとは!?
全然気が付きませんでした。

しかも、チャリティーイベントで歌った歌手も彼でしたか!
アメリカ的有名な人なのかと思っていました。
演技も歌も上手い多才な人ですね。

しかも、個性的なブラウン牧師は、セミ役のアーセニオ・ホールでしたか!
これも全然気が付きませんでした。
本当にみんな芸達者です!

物語の方は至って普通でした。
小国の王子が、身分を隠してニューヨークに花嫁を探しに来たというお話。
王子が謙虚なのに腕っぷしは強くて優しいという絵に描いたような人物。
エディ・マーフィが自分の為に考えた原案と思うと、ちょっと・・・と思ってしまいますが、ヒーローはこういう描き方になりますよね。

リサもダリルと好きで付き合っているのかと思ったら、家族が喜ぶから付き合っていたとか・・・。
最後も電車で別れてから、ザムンダ王国での結婚式に急に飛ぶので、どういう経緯でリサの心が動いたのか分からず、ハッピーエンドと言われてもモヤモヤが残ります。

王族が歩く所にバラを撒くとか、お尻を拭く係がいるとか、特殊な王族生活も面白かったです。
そんな環境で21年も育ったのに、普通の女性と結婚したいと思うかな?
人間な無いものねだりの生き物だから有り得るのか・・・。
ご都合主義が多くて冷める所も結構あるのですが、お話としてはそこそこ面白いとは思います。
貧乏だと思っていた恋人が、実は王子だったなんて、夢のようなお話ですからね。

なんと「2」が作られたのは2021年なんですね!
どのような内容なのか気になるので、機会があれば見てみたいと思います。

《関連作品》
「星の王子ニューヨークへ行く2(2021)」
鑑賞日 2023.01.04

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spink.gif ほしのこえ(2002)   日本
  THE VOICES OF A DISTANT STAR  [25分]
管理人評価   ★★
ジャンル アニメ/SF/アクション
監督 新海誠
出演者 篠原美香  (長峰美加子)
新海誠   (寺尾昇)
コピー 私たちは、たぶん、宇宙と地上にひきさかれる恋人の、最初の世代だ。
あらすじ
長峰美加子と寺尾昇は仲の良い同級生。
中学3年の夏、美加子は国連宇宙軍の選抜に選ばれたことを昇に告げる。
翌年、美加子は地球を後にし、昇は普通に高校へ進学。
地球と宇宙に引き裂かれたふたりはメールで連絡を取り続ける。
しかしメールの往復にかかる時間は次第に何年も開いていくのだった。
美加子からのメールを待つことしかできない自分に、いらだちを覚える昇だった。
感想
随分前に弟から進められてDVDをもらっていた作品です。
今となってはそんなにすごいとは思えないけど、この時代に見ていたら感動していたでしょうね。

君の名は。」の監督が世に出るきっかけとなった作品。
その才能の片鱗が見える良作だとは思います。

ロボットとかは良いんですけど、人物が雑過ぎて違和感が拭えません。
まあ、これをMac一台で全て作ったというんですから、凄い事には間違いありません。

メールが8年かかるとか、発想が素敵です。
恋人たちの距離を時間で表しているんですね。

DVDもらってからすぐに見れば良かったな。
その時にしか味わえない感動ってありますよね。
残念、無念・・・。
鑑賞日 2007.06.30

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spink.gif 星降る夜のリストランテ(2000)   イタリア/フランス
  LA CENA  [115分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/群像劇
監督 エットレ・スコーラ
出演者 ファニー・アルダン     (フローラ)
マリー・ジラン       (チュチリア)
ヴィットリオ・ガスマン   (ペズッロ)
ジャンカルロ・ジャンニーニ (ジュリオ・ディ・フォンツィ)
ステファニア・サンドレッリ (イザベッラ)
コピー 五つ星のお席空いてます
あらすじ
ローマの街角にあるリストランテ“アルトゥーロの店”。
いまは病気療養中の夫に代わって女主人フローラが切り盛りしている。
冬の夕暮れ、いつものように店先に明かりが灯り開店を告げる。
やってくる客たちは十人十色。
今夜も大盛況で満席だ。
感想
大好きな群像劇でした。
とりあえず一回見て、もう一度見直すと、関係性が分かって、また良しです。

すごく色々詰め込んでいるのに、全部が上手くかみ合っていて、とても楽しんで見れました。
リストランテならではの、料理が美味しそうなものばかりでおなかが空いてきます。

舞台はリストランテのみだけど、そこに集う客がそれぞれに問題を抱えていて興味がつきません。

親子の問題、男女の問題、5股、魔法使い、演出家、何でもあり。
位置関係も重要なポイントですね。
前の人が話している後ろで他の人が動いていたりするから、字幕を読めない事が結構ありました。

顔がぐちゃぐちゃのイザベッラと優しいフローラの会話はほろっとさせられました。

あと、若い人と年寄りの感覚の違いとかもありましたね。
ウリアーノが鬱陶しいディオメーデ。
頭の弱い生徒を迷惑がる教授。
でも、常連の教授は「それはお互い様だろ」と一言。
説得力があります。

イタリア人という国民性も面白さに厚みを持たせているのかもしれません。
時々入る心霊師の特殊能力が良い笑いとなってました。
鑑賞日 2007.06.29

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spink.gif ポストマン(1998)  アメリカ
  THE POSTMAN   [177分]
管理人評価   ★★
ジャンル SF/ドラマ
監督 ケビン・コスナー
出演者 ケビン・コスナー      (ポストマン)
オリヴィア・ウィリアムズ   (アビー)
ラレンズ・テイト      (フォード)
ウィル・パットン      (ベスリヘム将軍)
ジェームズ・ルッソ     (アイダホ)
トム・ペティ        (ブリッジシティ市長)
ジョバンニ・リビシ     (バンディット)
コピー 崩壊した人々の未来に"希望"という名の手紙を届けた男。
あらすじ
2013年、大規模な世界大戦後。
無政府状態になったアメリカではテロが横行し、人々は脅えながら暮らしていた。
近隣と連絡も取れないまま、絶望的な毎日を送っていたパインヴューの人々の前に、テロ集団ホルニストから脱走してきた1人の男が現れる。
彼はかつて存在した郵便配達夫ポストマンと名乗って、食事と宿泊場所を求めた。
感想
ケビンコスナー不作だなという評判は聞いておりましたので、あまり期待せずに見たのが良かったのか、なかなか見応えのある映画でした。

私的にはこういう設定が好きなのもありますが、郵便屋サンが世界を救うという一見ばかばかしいテーマも、時代設定によってここまで美化されるのかという意外性が、より印象的な感動をもたらしてくれたのかもしれません。

やっぱりケビンコスナーはヒーローが似合うなとしみじみ思ってしまいました。
郵便屋サンの制服もカッコ良かったし、馬の乗りこなし方が素晴らしい!

ラストシーンもカッコ悪いけど正義の使者らしいというか、ポストマンらしいというか、とても好感が持てました。

ウォーターワールド」は残念でしたが、ポストマンはなかなか良かったと思います。

よかったら元祖(個人的に)ヒーローの世界へ… 。
鑑賞日 2002.10.19

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spink.gif ホスピタル(1971)  アメリカ
  THE HOSPITAL   [103分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ
監督 アーサー・ヒラー
出演者 ジョージ・C・スコット  (ハーバード・ボック)
ダイアナ・リグ      (バーバラ)
バーナード・ヒューズ   (ドラモンド)
ナンシー・マーチャンド
リチャード・A・ダイサート
フランセス・ハーゲン
ストッカード・チャニング
コピー 権力の壁に囲まれた大総合病院! 人違いの手術・誤診……
想像を絶するその内面が、 華麗な人間ドラマと交錯する。
あらすじ
とある総合病院で連続して医師が不可解な死を遂げるという事件が起った。
病院では医療ミスが多発しており、医師達はいずれもそれが原因と見られる致命傷で死んでいた。
この事件を不信に思った院長のボック医師は、事件を調べて行く内にこの病院のずさんな管理体制に驚愕する。
感想
あまりにずさんな病院でビックリしました。
本物はこんなにひどくないと信じたいです。
今日本でも医療ミスは大きな問題になっていますが、アメリカでは30年前から注目されていたんですね。
大きい病院でありがちな患者の取り違え、投薬ミスは当たり前のように起っていて、一人一人の患者を把握していない為に間違えに気づく体勢が全く無い。
こんな事では安心して病院になんて行けません。

この映画は、そういう総合病院に警鐘を鳴らすべく作られたものだと思います。
次々に死んで行く医師や看護士、それに気づかない病院。
原因は正にこの病院にあるのに、誰も気づかない。
こんな所で死んだんじゃ、浮かばれないですよね。
それに鉄鎚を下す神の使者。ここら辺から流れが変わってきます。
この病院に潜んでいた殺人鬼とは一体誰なのかに注目ですね。

医療ミスについての裁判を起こしても、なかなか一般人が勝てないようになっているようです。
専門的な事なだけに、現場に居る人しか分からない、裏付けられない事が多いですからね。
そんな中でこの映画を見ると、すっきりするかもしれません。
自分の変わりに仇を討ってくれたような気がして気が晴れます。

最後、理事長と院長が事実上崩壊した病院に戻って行くというシーンは良かったと思います。
こんなになっても見捨てられない、立て直したいという希望を残す終わり方でこの映画も見ている方も救われています。

あまりのずさんさに飽きれてしまう事は多々ありましたが、映画自体はとても面白いです。
勉強にもなりますので、入院する前に確認の為見ておいたほうがいいかもしれませんね。(^_^;)
(余計怖いかも…)
鑑賞日 2003.03.15

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spink.gif ボス・ベイビー(2017)   アメリカ
  THE BOSS BABY  [98分]
管理人評価   ★★
ジャンル アニメ/コメディ/ファミリー
監督 トム・マクグラス
出演者 <声の出演>
アレック・ボールドウィン (ボス・ベイビー)
マイルズ・バクシ     (ティム・テンプルトン)
ジミー・キンメル     (テッド・テンプルトン)
リサ・クドロー      (ジャニス・テンプルトン)
スティーヴ・ブシェミ   (フランシス・フランシス)
ヴィヴィアン・イー    (ステイシー)
コンラッド・ヴァーノン  (ユージーン・フランシス)
ジェームズ・マクグラス  (ウィジー)
エリック・ベル・Jr  (三つ子)
デヴィッド・ソーレン   (ジンボ)
トビー・マグワイア    (ティム(大人)
コピー 赤ちゃんなのに、
おっさん!?
あらすじ
優しいパパとママの愛情を独占してきた7歳のティムのもとに、ある日弟がやって来た。
しかしその赤ちゃんは、黒いスーツにネクタイをビシッと締め、ブリーフケースを手にした“ボス・ベイビー”だった。
両親の前ではかわいい赤ちゃんを演じる一方、ティムと2人だけのところではおっさんの本性を現わし、口が悪く人使いの荒いボスとして振る舞うのだった。
そんなボス・ベイビーには、上司から課された重要な任務があった。
早く家から出て行ってほしいティムは、任務を無事に終えれば会社に戻れるというボス・ベイビーに協力する。
感想
正直あんまりでした。
今まで一人っ子で親の愛情を一心に受けてきたティムが、急に弟に両親の愛情を奪われ、妄想でビジネスマンにしているのかなと思ったら、本当におっさんで極秘任務中だったというお話。

犬猿の仲だった二人が、任務を遂行する中で友情を育んでいくというのは、そこそこ良かったと思います。
ボス・ベイビーは中身おっさんの割に、7歳の子供と張り合ってると思うと苦笑いですが・・・。

赤ちゃんと子犬で勢力争いしたりするのが何とも言えないというか。
そんなの比べる物じゃないとか変に冷静に思ってしまうんです。
子供からみたら楽しめる内容かもしれませんが、あまりに子供だましだなと思っちゃうんですよ。
私がひねくれてるからでしょうか。

キャラクターたちは皆可愛いけど、媚びていると感じて素直に愛でられなかったのが残念です。
一旦距離を作ってしまうと、それを埋めるのはなかなか難しかったです。

救いは最後の締め方が良かった事。
ティムがボス・ベイビーとの冒険で成長し、お兄ちゃんとしての自覚が芽生えた結果、ボス・ベイビーに手紙を送るんです。
これには目頭が熱くなりました。

やっぱり急にはお兄ちゃんにはなれない。
赤ちゃんと毎日接して、少しずつお兄ちゃんになるんです。
それを子供に分かりやすく描いた作品って事ですね。

総合評価は低かったですが、後味は悪くないです。
終わり良ければ・・・と言うのは、ちょっと抵抗があるなぁ〜。
「2」もあるとの事。
機会があれば見るかもしれません。

《関連作品》
「ボス・ベイビー ファミリー・ミッション(2021)」
鑑賞日 2021.12.21

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spink.gif 母性(2022)   日本     [115分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ミステリー/ドラマ
監督 廣木隆一
出演者 戸田恵梨香   (ルミ子)
永野芽郁    (清佳)
三浦誠己    (田所哲史)
中村ゆり    (佐々木仁美)
山下リオ    (田所律子)
吹越満     (神父)
高橋侃     (中谷亨)
深水元基    (黒岩克利)
落井実結子   (清佳(幼少時)
高畑淳子    (ルミ子の義母)
大地真央    (露木華恵)
コピー 母の愛が、
私を壊した。
あらすじ
お嬢様育ちのルミ子は実母の愛情を一身に受け、ルミ子もそんな実母を溺愛していた。
絵画教室で出会った田所と結婚したルミ子。
ほどなく娘の清佳が生まれたが、ルミ子は何でも母親を優先してしまい、上手く娘に愛情を注げずにいた。
そんな環境で育った清佳は、母からの愛情を欲し、彼女を守る為、父親側の祖母に口答えする。
しかし、そのせいで母親への風当たりは、余計に強くなってしまった。
感想
私も母親で娘だけど、なかなか共感するのは難しかったです。
仲の良い母娘に憧れていたけど、仲が良過ぎても歪んでしまうんですね。
母から受けた愛情を素直に娘に向けられないとは・・・。
意外でした。

母親が好き過ぎて、自分の娘が疎ましいという現象は特殊ですよね。
きっと。

でも、あんな女神様みたいな女性が母親で、何を言っても肯定してくれて、何をしても褒められて、という環境で育ったら、そうなってしまうのかな。
どっちかというと否定されながら育って来たから、ちっともわかりません。

また大好きな母親との別れがターニングポイントでしたね。
自分の行動のせいで母親が最悪の選択をしてしまった。
この事が後々にまで影響を及ぼしました。

義母にいじめられても、懸命に耐える母。
彼女を助けようと口を出すと、余計に母がいじめられる。
そんな母はいじめる義母より、助けようとした自分を責めるのです。
これはなかなか辛いですね。

その鬱憤を晴らすかのように、口の達者な清佳。
いじめられているクラスメイトを救ったり、父の不倫相手に口撃したりする姿が頼もしかったです。

これはどう言ったら良いのか。
理解は出来ないけど、物語としては見応えがありました。
さすが湊かなえさんの小説が原作なだけはあります。

湊かなえ小説原作作品。
鑑賞日 2023.05.10

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spink.gif 墓石と決闘(1967)  アメリカ
  HOUR OF THE GUN   [102分]
管理人評価   ★★
ジャンル 西部劇
監督 ジョン・スタージェス
出演者 ジェームズ・ガーナー   (ワイアット・アープ)
ジェーソン・ロバーズ   (ドク・ホリデイ)
ロバート・ライアン    (アイク・クラントン)
フランク・コンヴァース  (バージル・アープ)
サム・メルヴィル     (モーガン・アープ)
ジョン・ヴォイト     (ブローシャス)
コピー
あらすじ
1881年、10月26日。
トゥームストーンのOK牧場の決闘から始まり、その後のワイアット・アープの生涯を描いた作品。
OK牧場での決闘は裁判で無罪になったアープだったが、その後宿敵クラントンに次々と弟たちを殺される。
しかし、この確固たる証拠が掴めず、彼らの罪を立証できない。
アープは保安官として彼らを逮捕すると言う名目で、復讐を開始する。
感想
前にケビン・コスナーの「ワイアット・アープ」を見ていたので、内容は知っていました。
前回はどこがOK牧場か分からずに終わってしまいましたが、今回はきちんと「OK」と標識が立っていたので、すぐに分かりました。

ケビン・コスナーのワイアットも決まっていましたが、ジェームズ・ガーナーのワイアットもカッコ良かったです。
特に銃を抜く早業に惚れてしまいました。
伝説のヒーローだけあって、結構リメイクされているようですが、OK牧場の後のみというのは、これだけみたいですね。
それでもちゃんとヒーローが成り立っているのがすごいです。

前「宮本武蔵」の感想に書いたのですが、一年に一本、五年かけても映画にしておきたい人材に、ワイアット・アープがいましたね。

あの時は他に思いつかなかったのですが、彼ならその価値があります。
日本では「宮本武蔵」、アメリカでは「ワイアット・アープ」。
それぞれの国に一人ずつはいるんでしょうね。

ここまで見たら、本家の「OK牧場の決斗」を見ないといけませんね。
いや、彼に関する映画は制覇しないと!
今年の目標にしようかな。
鑑賞日 2003.04.26

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spink.gif ホタル(2001)   日本     [114分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ
監督 降旗康男
出演者 高倉健   (山岡秀治)
田中裕子  (山岡知子)
夏八木勲  (竹本)
原田龍二  (鉄男)
水橋貴己  (藤枝真実)
小林綾子  (大塚久子)
中井貴一  (中嶋医師)
奈良岡朋子 (山本冨子)
井川比佐志 (藤枝洋二)
小林稔侍  (緒方成文)
石橋蓮司  (山崎)
小澤征悦  (金山文隆)
田中哲司  (記者の鈴木)
高杉瑞穂  (若い頃の山岡)
今井淑未  (若い頃の藤枝)
笛木夕子  (若い頃の知子)
コピー 時代が残した心の傷跡
あなたに会えたからその痛みを越えて生きてこられた。
あらすじ
桜島を望む鹿児島の小さな港町で静かに暮らす山岡と妻の知子。
漁師をしていた山岡は、知子が14年前に肝臓を患い人工透析が必要になったのを機に沖合での漁をやめカンパチの養殖を始めた。
時代が“平成”に変わったある日、山岡は藤枝という男が青森の冬山で亡くなったことを知る。
藤枝は山岡と同じ特攻隊の生き残りだった。
山岡は再び“昭和”という時代を見つめることになる。
感想
これは気軽に見てはいけない作品でした。
もう泣き過ぎて明日、目が腫れるの確定です。

山岡と妻:知子の関係。
山岡と藤枝と金山。
皆、戦争という時代に翻弄された人々なんです。
特攻隊員の許婚を亡くした知子と結婚した山岡。
だから子供を作らなかったのですね。
仲良い二人にこんな切ない過去があったなんて、胸が苦しくなります。

一番泣かされたのは、食堂のお母さん。
数多くの特攻隊員を送り出した彼女は、どれだけの悲しみを背負って生きて来たんでしょう。
特攻隊員がホタルとなって戻ってきた話、送る会で溢れ出した後悔の念。
彼女の姿に涙が溢れて止まりませんでした。

戦争後の混乱期にはこういう話が沢山あるんでしょうね。
改めて普通に生きるという幸せがあるのは、彼らの犠牲の上にあると再確認しました。

高倉健さんは寡黙な元特攻隊員の漁師を渋く熱演。
多くは語らないものの、妻を愛し慈しんでいる事が伝わって来て素敵でした。
雪山で鶴の真似してはしゃいでる姿が印象に残りました。

決して忘れてはいけない戦争の現実。
こうして語り継ぐ事でいつまでも平和な日々が続くのだと思います。
真正面っからぶつかるのは辛いですが、目をそらさず見て良かったです。
多くの人に見て欲しい作品です。
鑑賞日 2021.11.08

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spink.gif 火垂るの墓(1988)   日本
  Grave of the Fireflies  [88分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/ドラマ/戦争
監督 高畑勲
出演者 〈声の出演〉
辰己努     (清太)
白石綾乃    (節子)
志乃原良子   (母)
山口朱美    (未亡人)
コピー 4歳と14歳で、生きようと思った。
あらすじ
昭和20年の神戸。
急な空襲で母が入院した、14歳の清太と4歳の節子兄妹は、叔母のもとを頼りに訪れる。
だがふたりの母が亡くなったのを機に叔母は彼らを邪険にしはじめ、清太は節子を連れて誰もいない防空壕へ。
ふたりだけの自炊生活をはじめる。
感想
あまりに悲しいお話なので、もう二度と見れないと思っています。
なので、今の時点で覚えてる所の感想を書きたいと思います。

どうしても節子が亡くなる所が悲しすぎて、もう一度見る事が出来ないんです。
子供がいる今、一緒にちゃんと見たいと思うんですけどね。
TVでやっていても、避けてしまいます。

それくらい衝撃的な作品です。

節子の声が忘れられないのも辛いですね。
あの独特な声。
思い出しただけでも目頭が熱くなります。

先日、高畑勲監督が亡くなられて、また放送すると聞いたので、感想を書いておこうと思いまして。
本当にすごい作品を作られましたね。
私はもう見れないかもしれませんが、後世に受け継いでいきたい大事な作品だと思います。

スタジオジブリ長編アニメ第3作目。
鑑賞日 2018.04.13

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spink.gif 墨攻(2006)   中国/日本/香港/韓国
  A BATTLE OF WITS  [133分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル アクション/歴史劇
監督 ジェィコブ・チャン
出演者 アンディ・ラウ   (革離)
アン・ソンギ    (巷淹中)
ワン・チーウェン  (梁王)
ファン・ビンビン  (逸悦)
ウー・チーロン   (子団)
チェ・シウォン   (梁適)
コピー 10万人の敵にたった1人で挑む。
あらすじ
中国。紀元前370年頃の戦国時代。
大国:趙に狙われた小国:梁は、最後の頼みの綱として"墨家"に助けを求めた。
"墨家"とは戦わず守る事だけで敵を退けるという信念を持った集団の事。
しかし、10万の大群に迫られた梁城に現れたのは、墨者:革離ただ一人であった。
誰もが諦め、降伏を考える中、革離は城を守る為の作戦を形にしていく。
その作戦はことごとく成功し、趙軍を退けた。
感想
旦那に「原作を読んだから見に行きたい」と誘われて行ってきました。
かなり嫌々だったし(私は他に見たい映画があったんです。)、知識もないまま、期待せずに見に行ったんです。
そしたら、そしたら、な〜〜んて素晴らしい映画なんでしょう!
感動しました!
今回ばかりは誘ってくれた旦那に感謝感謝です。

エンドロールの時は目をつぶって感動に浸っちゃいましたよ。
久しぶりに劇場に見に来て良かった〜!と、心から思いましたね。

とにかく主人公の革離がカッコ良い!男前で礼儀正しくて紳士で・・・ってマイナスな面が一つもないな〜。
あるとしたら、ちょっと頑固な所くらい?
それほど完璧な男性です。
墨家の"兼愛"という思想を常に守っているので、心が優しいですしね。
敵の死まで悲しんでしまうくらいに・・・。

そんな彼と逸悦との恋はドキドキでした。
逸悦から積極的にアプローチするんですけど、革離は距離を置こうとするんです。
それがお礼を渡し続けている内に、少しずつ変化していって、お互いを意識するようになって・・・。
とってもお似合いの美男美女ですわ〜。

私はそんな恋模様の方に気を取られてしまいましたが、舞台は戦国時代。
敵との攻防戦が一番の見所です!
"墨家"の信念は、徹底的に守って敵を退ける“非攻”。
なので、守る事に関しては、ものすごい知識と戦術を持っているんです。
いかにして城を守るか。
それが全てです。

革離は神の目でも持っているのか?というほど、相手の動きを的確に読んで防御作戦を考えるんですよね。
これはとても小気味良かったです。
もう、最初の作戦が成功した時は、ほっとしちゃって涙が出そうでした。
命からがら助かった革離が、力尽きて倒れた時に思わず「良かったね〜!!」とか言いそうになりましたよ!(汗)
それくらい入り込んで見てました。

革離に影響されて変わっていく梁適。
彼がこれからの梁を支えて行ってくれると思ったのに・・・残念です。
最後まで変わらなかった梁王。
彼の一人勝ちって事ですか。そうですか。(涙)

子団役の人、どこかで見たことあるな〜と思っていたら、ニッキー・ウーでした!
お懐かしい!!
あと、巷淹中はアン・ソンギだし、梁王は「北京ヴァイオリン」の人だし!
音楽は「イノセンス」の川井憲次さんだし!
見終わった後は、アンディ・ラウしか知らないなって思っていたのに、結構皆知ってる人でした。

しかし、原作(小説)を読んだ旦那に聞くと、原作とは全く違うようです。
人物像とか、人物の相関図とか、ラストの展開も全然違うんですよね。
それはそれでどうかと思いますけど、この作品はとっても良かったと思います!
鑑賞日 2007.02.03

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spink.gif ホット・チック(2002)  アメリカ
  THE HOT CHICK  [104分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ
監督 トム・ブラディ
出演者 ロブ・シュナイダー     (マクストーン・クライブ)
アンナ・ファリス      (エイプリル)
レイチェル・マクアダムス  (ジェシカ・スペンサー)
マシュー・ローレンス    (ビリー)
ミーガン・クールマン    (ヒルデンバーグ)
マリッツア・マーレイ    (キーシア・リンリン・ジャクソン)
アンジー・ストーン     (マンブザ)
アダム・サンドラー     (怪しい店の店員)
コピー 劇場未公開
あらすじ
学校でチアリーダーをしている可愛い女子高生ジェシカ。
彼女は友達と入った怪しげな雑貨屋さんで、売り物ではないと言われたピアスを盗んでしまう。
彼女はピアスの片方をガソリンスタンドに落としていて、そのスタンドに強盗に入っていた泥棒マクストーンが偶然にもそれを拾ってしまった。
実はそのピアスには不思議な力があって、片方ずつピアスを付けると、お互いの体が入れ替わってしまうのだ。
翌朝、何も知らないジェシカが目覚めると、見知らぬ中年おやじに変身していた!
感想
非常に分かり易いおバカ映画ですけど、結構面白くて楽しめました。
見た目が完璧におやじなので、絶対女子高生には見えないと思っていましたが、可愛いパンツを履いて健気に頑張る彼を見ていると、段々と女子高生だなと思えてくるから不思議です。
単純に笑えるだけでなく、両親の冷め切った仲を取り持ったり、男子更衣室にビリーの本音を聞いたりと、男になった特典を活かしたエピソードはちょっと感動的だったりもします。
おバカ映画に感動はいらないかもしれませんが、私はこういう作りも好きでした。

おやじになったジェシカが、初めて男子トイレで立っておしっこをしようと大騒ぎする所は笑えました。
女の子が本当にこういう状況に陥ったら、すごく困ると思います。
要領を得るまでが大変そうですからね。
どんな感覚なのかな〜。
初心者はあんなに飛び散らしてしまうもんなんですかね〜。
気になります。(笑)

ジャシカの友人エイプリル役のアンナ・ファリスが可愛いです。
親身になっておやじになったジェシカの相談に乗ってくれる優しい子で、あまりにも一緒にいすぎた為、おやじジェシカに恋をしてしまうんですよね。
この恋をした彼女の表情が、また飛びきりキュートなんです。
将来有望かも!

ジェシカの恋人ビリー君が、もう少しカッコ良かったら良かったな〜と思いました。
なんか口のあたりがゴツゴツしてて、そればっかり気になってしまいました。(^_^;)

製作総指揮のアダム・サンドラーが怪しい店の店員として出演しています。
お店の商品を説明する時は、いつもハッパの隠し場所を教えてくれるんです。
あと話が盛り上がって来ると、後ろで太鼓を叩いて雰囲気作りを担当してました。

そんなに下品でもなく、気楽に見れるおバカ映画となっています。
終わった頃には、ロブ・シュナイダーの女子高生可愛かったな〜と思ってました。
結構やみつきになる魅力がありましたよ。

女装が趣味の弟プーガーも良かったです。
鑑賞日 2003.11.05

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spink.gif ホット・ロック(1972)  アメリカ
  THE HOT ROCK   [105分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/犯罪
監督 ピーター・イエーツ
出演者 ロバート・レッドフォード  (ジョン・アーチボルド・ドートマンダー)
ジョージ・ルーガル     (ケルプ)
ロン・リーブマン      (マーチ)
ポール・サンド       (グリーンバーグ)
ゼロ・モステル       (アラン)
モーゼス・ガン       (アムーザ博士)
コピー ニューヨークの〈黄金の腕〉ビッグ4!
盗みは――さわやかに!デラックスに!
  ブツは――世界に一つのアフリカ・ダイヤ!
  手口は――バツグンのカッコよさ!
  ヤマは――博物館・刑務所・警察・銀行を連続襲撃!
あらすじ
刑務所から出たばかりのジョンは、迎えに来た妹の夫ケルプから仕事を持ちかけられ、ブルックリン博物館にある“サハリ・ストーン"と呼ばれるアフリカの高価なダイヤを盗む仕事をする事になった。
ジョンは仲間たちと練習を重ね、完璧な作戦を練り上げたのだが、計画は思い通りには行かなかった。
感想
ありがちな物語ですが、展開がテンポよくてとても見やすい映画でした。

巧妙に練られた計画もうまくいかなかったり、折角手に入れたダイヤがあるはずの所から消えていて、なかなか手元に戻ってこなかったりと、見ててイライラするのですが、笑い所も多々あって見応えありでした。

ロバート・レッドフォードは、やっぱりカッコイイです!!
追憶」でちょっと惚れましたが、今回の作品でまたちょっと惚れました。(笑)
鑑賞日 2002.11.14

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spink.gif ホッファ(1992)   アメリカ
  HOFFA  [140分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/伝記
監督 ダニー・デヴィート
出演者 ジャック・ニコルソン  (ジミー・R・ホッファ)
ダニー・デヴィート   (ボビー・チアロ)
アーマンド・アサンテ  (カルロ・ダリ)
J・T・ウォルシュ   (フランク・フィッツ)
ジョン・C・ライリー  (ピート・コネリー)
ポール・ギルフォイル  (テッド・ハーモン)
ケヴィン・アンダーソン (ロバート・ケネディ)
ロバート・プロスキー  (ビリー・フリン)
ナタリア・ノグリッチ  (ジョー・ホッファ)
コピー 正義のために
勇敢に立ち向かった男と、
彼を支えた男の
伝説的な物語。
あらすじ
30年代の不況時代に全米トラック運転手組合を組織したジェームズ・R・ホッファ。 カリスマ性をそなえた魅力で権力の座を手に入れ、ケネディ兄弟にも比べられる程の政治力を持った男だ。
しかし、マフィアとの黒い関係も噂され、強引なやり口も相まって、運命は次第に良くない方へと向かっていく。
感想
すごくつまらなくて、見ているのが辛かったです。
久しぶりにがっかり映画に出会ってしまいました。

最初から訳の分からないままで、成り行きを見守るしか出来ないので、しばらくは我慢して見ていたのですが、一時間たっても分からないままだったので、いい加減腹が立ってきました。

しかも、主人公も口では人の為と言いながら、私腹ばかり肥やしていて、どうしようもありません。
苦労して作った組合なのに、足元がぐらつくと一気に滑り落ちていったホッファ。
全てはやりたい放題だった彼の自業自得なので、やっぱりなというかんじです。
人生ってプラスマイナスゼロで終わるようになってるのかな。

唯一、過去に行くきっかけは面白かったです。
車から出ようとしたら昔の事だったり、ドンというビール樽の倒れた音が裁判官の木槌の音だったり、雪がゴルフボールになったり。

ジャック・ニコルソンはそっくりさんかと思うほど華がなくて、最後の最後まで本人と思ってませんでした。(苦笑)
役によってオーラを出したり消したり出来るみたいです。


★一つにしようと思ってたけど、最後にすっきりしたので★をひとつ増やしました。
しかし、ホッファの最後はいまだに未解決なんですね。
そうなると、この作品の最後は感慨深いものがあります。

アメリカでは有名な人だから、知っている前提で作られているみたいで、全然知らないと本当に置いてけぼりを食らいます。
でも、こういう人がいたというのが知れたのは良かったです。
調べてみると、なかなか興味深い人物で、最期もミステリアスですからね。
一期一会とは良く言ったものです。
鑑賞日 2005.07.19

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spink.gif 鉄道員(ぽっぽや)(1999)   日本     [112分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 降旗康男
出演者 高倉健   (佐藤乙松)
大竹しのぶ (佐藤静枝)
広末涼子  (セーラー服の少女)
吉岡秀隆  (杉浦秀男)
安藤政信  (加藤敏行)
志村けん  (吉岡肇)
奈良岡朋子 (加藤ムネ)
田中好子  (杉浦明子)
小林稔侍  (杉浦仙次)
山田さくや (小学生の少女)
谷口紗耶香 (小さな少女)
大沢さやか (杉浦由美)
松崎駿司  (小学生の加藤敏行)
中本賢   (飯田)
石橋蓮司  (町長)
コピー 雪の夜、やさしい奇蹟が舞い降りる

一人娘を亡くした日も、
愛する妻を亡くした日も、
男は駅に立ち続けた・・・
あらすじ
北海道のローカル線、幌舞線の終着駅・幌舞。
駅長・佐藤乙松は筋金入りのぽっぽや。
職務に忠実なあまり、生後2ヵ月で死んでいった娘や思いがけない病で死んだ妻を見取ることさえできなかった。
佐藤は近く廃線になる幌舞線とともに定年を迎えようとしていた。
感想
前に見た事あるんですけど、全く忘れていたので新鮮な気持ちで見る事が出来ました。
でも、広末涼子ちゃんが出てきたシーンとか、前見た時も確かこう思ったなとか思い出したりして、不思議な体験が出来ましたよ。

古い人形を持った女の子の正体は何となく分かったので、現実的な毎日の繰り返しと、時々挟まれる過去の映像とは、合わなそうだなって思ったんです。
そこだけ異質な感じがするので・・・。
それを確か前も感じたな・・・って思い出しました。

でも、そこが一番泣けるんですよね。
頭のどこかで違和感を感じながらも、目から涙が止まらないという現象が起こりました。
健さんの涙にもらい泣きです。

そして、今は亡き志村けんさん。
このシーンは有名だからTV番組で見た事ありました。
どう考えても日本一千鳥足が上手い人でしょ。
彼らしいコミカルな演技に笑わせてもらいました。

大事な時に休みがもらえないなんて、今なら考えられないですね。
超々ブラック企業ですよ。
これを良しとする風潮は終わりました。
そう考えると本当に最後のぽっぽやです。

悲しい最期だけど、乙松さんは本望だった事でしょう。
素敵な夢も見れたし、大好きな幌舞線と共にぽっぽやとして終われたんだから。

浅田次郎小説原作作品。

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spink.gif ポテチ(2012)   日本     [68分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 中村義洋
出演者 濱田岳  (今村忠司)
木村文乃 (大西若葉)
中林大樹 (落合修輔)
松岡茉優 (ミユ)
桜金造  (堂島監督)
阿部亮平 (尾崎選手)
中村義洋 (中村親分)
大森南朋 (黒澤)
石田えり (今村弓子)
コピー 同じ生年月日の2人の運命は――

僕、凄いことに気づいちゃったんです・・・
あらすじ
空き巣を生業とする青年・今村忠司とその恋人・大西若葉は、とあるマンションの一室に忍び込む。
そこはプロ野球のスター選手・尾崎の自宅。
今村はなぜか尾崎にご執心で、尾崎の話になるとつい熱くなってしまう。
すると突然、若い女性の声で尾崎に助けを求める電話がかかってくる。
放っておけず、尾崎の代わりに女性を助けに向かう。
感想
68分と短い作品ですが、そこに良さがギュギュッと凝縮されている作品でした。
馴染みのある仙台が舞台で、楽天らしき球団の選手もいて、グイグイ引き込まれて行きました。

最初は苦手系の作品かなと思ったんです。
空き巣に入ってるのに、呑気に筋トレしてたりしたから・・・。
でも、そこにはなかなか深い意味があって、最後には涙が止まりませんでした。

登場人物が個性的なメンバーばかりで、何かおかしいけど、この人たちなら仕方ないのかと思ったり・・・。
重力や三角形の内角の和を知らない忠司。
凄い事発見しちゃった!!という表情が可愛くて微笑ましかったです。

そんな彼が本当に発見しちゃった凄い事。
急に母親に健康診断を勧めたり、同じ生年月日のプロ野球選手の代わりに女性を助けたり、という行動にそんな意味があったなんて・・・。
この辺りの伏線回収が小気味いいんです。

そして、最後の試合観戦。
母親に尾崎を見せたい気持ちが溢れ過ぎてて笑っちゃいました。
でも、尾崎選手に向けて、大声で手を振る滑稽な姿に、涙が溢れて止まりません。
人を想う気持ちってこんなにも人の心を動かすんですね。

出来過ぎな展開も本当に気持ち良くて、手放しで拍手を送りたい気持ちになりました。
思い出しただけでも顔がにやけてしまいます。

そして、大オチの場外編。
まさか彼のトラウマまで解消してしまうなんて、完璧過ぎて笑ってしまいました。

ああ、良い作品に出会えて嬉しいなぁ!
個性的なメンバーを演じた役者さんたちも、それぞれの役にぴったりで素晴らしかったです。
中村親分は監督自ら演じていたんですね。
ダメ親父な雰囲気が良かったです。

伊坂幸太郎小説原作作品。
鑑賞日 2022.03.19

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spink.gif ホテル・ニューハンプシャー(1984)   アメリカ
  THE HOTEL NEW HAMPSHIRE  [109分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 トニー・リチャードソン
出演者 ジョディ・フォスター    (フラニー・ベリー)
ロブ・ロウ         (ジョン・ベリー)
ポール・マクレーン     (フランク・ベリー)
ボー・ブリッジス      (ウィン・ベリー)
ナスターシャ・キンスキー  (スージー・ザ・ベア)
リサ・ベインズ       (ベリー夫人)
ジェニファー・ダンダス   (リリー・ベリー)
セス・グリーン       (エッグ・ベリー)
ウォーリー・アスペル    (ホテル・マネージャー)
ジョエリー・リチャードソン (ウェイトレス)
ウォーレス・ショーン    (フロイト)
マシュー・モディン    (ダブ)
ウィルフォード・ブリムリー (アイオワ・ホブ・ベリー)
コピー 「開いている窓は気にするな」って何だ?
――この映画、
ひと筋縄では、いかないよ!
あらすじ
念願のホテル経営に乗りだしたウィン・ベリー夫妻とその子供たち5人家族。
いつも喧嘩が絶えないが、みんなで仲良く暮らしている。
そんな中、長女のフラニーが同級生にレイプされる事件が発生。
弟のジョンはボロボロになった姉を見て落ち込んでしまう。
感想
何だ!この作品は!
何が言いたいのか理解できない。

不幸なことが次々と起こるのに、あまり感情に訴える事もなく、淡々と進むので、人生の重みを感じられません。
それが狙いなのか?
そうなら、私とは合わない作品ですね。

どのエピソードもテンポが早過ぎて、説明も少ないし、状況が理解出来なくて、置いてけぼりになってしまいました。
だから、感情移入する時間がないし、余韻にひたる余裕もないので、何の感情も残らず終わったという状況です。
その割には、内容がハードだし、どう受け取るのが正解なんでしょうか。
そこが一番気になります。

”Keep Passing The Open Windows”
これを「生き続ける」と解釈するみたいです。
なかなかの名言ですな。

ジョディ・フォスターはこの時22歳。
若いけど男を惑わす色気がすごくて、とても魅力的でした。

いつもおならをする犬ソロー。
あまりにこき過ぎて、病気じゃないかと心配になってしまいます。

外から見たらごくごく普通の家族なのに、実際はドロドロで普通の事が一つもないなんて…。
人は見た目じゃ分からないものですね。
鑑賞日 2005.07.25

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spink.gif ホテル ビーナス(2004)   日本
  THE HOTEL VENUS  [125分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 タカハタ秀太
出演者 草なぎ剛    (チョナン)
中谷美紀    (ワイフ)
香川照之    (ドクター)
市村正親    (ビーナス)
パク・ジョンウ (ガイ)
コ・ドヒ    (サイ)
チョ・ウンジ  (ソーダ)
イ・ジュンギ  (ボウイ)
コピー あなたは どの部屋で泣きますか?

そのドアを開ける時
やさしさにあふれ
そのドアを閉める時
涙があふれる
あらすじ
ある最果ての街。
片足が不自由な謎の老オカマ“ビーナス”がオーナーを務める“ホテル ビーナス”には、ワケありな人々が住んでいた。
0号室の屋根裏部屋に住むカフェのウェイター兼ホテルの世話係“チョナン”は、ある過去のために生きる希望を持てずにいた。
1号室には、酒に溺れる元腕利きの医者“ドクター”とホステスで元ヤミの名看護長“ワイフ”。
3号室は花屋開業を夢見る娘“ソーダ”、4号室は幼い頃このカフェに置き去りにされ、いつもピストルを携える少年“ボウイ”が住んでいる。
感想
なかなか良かったと思います。
かなりくさい展開ですが、良くも悪くも分かり易く、心に響きました。

クズなんて一人もいない。
皆、一生懸命生きてるんだ!って勇気をもらった気がします。
印象に残る台詞も多く、素直に受け入れる事が出来ました。

特に好きだったのは、ビーナスの台詞。
「生きてても死んでても良いなら、生きるって決めろ」
すごく説得力がありましたね。
あと、「重いものを背負っているヤツほど高く飛べる」
というのも良かったな。
こういうグッとくる台詞が多かったです。

ただ剛くんの全編韓国語は、
「チョナンカン、使っちゃいましょう!」
が透けて見えて白けちゃいました。
異国情緒を出す為かな?
彼自身はすごく良かったし、全編韓国語はすごいんですけどね。

印象に残るガイとサイ親子の話。
そして、ワイフとドクターの再会。
仲直りって良いよね。
素直に出来ない分、そこに至る過程には、良いエピソードが満載です。
鑑賞日 2005.10.21

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spink.gif 炎の人ゴッホ(1956)   アメリカ
  LUST FOR LIFE  [122分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 伝記/ドラマ
監督 ヴィンセント・ミネリ
出演者 カーク・ダグラス    (ヴィンセント・ゴッホ)
ジェームズ・ドナルド  (テオ・ヴァン・ゴッホ)
アンソニー・クイン   (ポール・ゴーギャン)
パメラ・ブラウン    (クリスティーン)
ジル・ベネット     (ウィレミーン)
エヴェレット・スローン (ガシェ医師)
ニオール・マッギニス  (ルーラン)
ノエル・パーセル    (アントン・モーブ)
ミッキー・マガ     (ヤン)
コピー
あらすじ
伝道の道を志したゴッホだったが、貧しい炭坑で坑夫と共に生活した廉で破門、故郷に帰り、弟テオの保護を受け絵に専従する。
30をすぎてパリに出てゴーギャンと出合い、アルルで共同生活を送るが、豪放磊落な彼とは次第に折り合いを悪くし、遂に発狂し精神病院入り。
それも快方に向かうが、大作『鴉のいる麦畑』を描いた後、短銃で自殺する。
感想
とても見ごたえのある作品でした。
すごく有名なゴッホだけに知っている作品も沢山出てきましたね。
しかし、彼の人生については、全然知らなかったので、驚きの連続でした。
元々は伝道師になりたかったんですね。

結局、彼が生きている間に売れた作品は、
「赤い葡萄畑」
の一枚だったそうです。
値段は400フラン。
まさか死後にこんなに高額な値段で取引されるようになるとは、夢にも思わなかったでしょうね。

この作品だけを見ると、ゴッホはゴーギャンと喧嘩別れをして病気になったように思えます。
まあ、それまでの孤独も要因になっているのでしょうが、唯一の友人を失って、心のバランスを一気に壊したように思えてなりません。

弟テオからの仕送りで生活していたゴッホ。
なのに、自分勝手な事ばかり言っていて腹立たしかったです。
良い絵を描く為には仕方がないのかもしれないけど、売れない画家には関わりたくないと、強く思いましたね。

ゴッホを演じたカーク・ダグラスが、自画像の彼にそっくりで驚きました。
言動や性格までもイメージ通りでしたね。
きっと頑固でプライドが高くて偏屈者だったんだろうなと思ってました。

彼は自然が大好きでその色を大切にしていた事、働く人々の観察に熱心で彼らを称えていた事。
それだけは知れて良かったです。

画風も作風も性格も全然違う2人が一緒に住んで上手くいくはずないよなぁ。
画家同士ってだけでダメな気がしますもんね。
友人であると共にライバルだし、芸術家は気性が激しいしね。

その時に描いた絵が出てくるので、とっても分かり易いです。
これは全て本物だそうで、映画の冒頭に各美術館への謝辞が出てきてました。

これは一度は見ておくべき作品ですね。
出会えて良かったです。

アカデミー賞助演男優賞受賞作品。
鑑賞日 2006.02.22

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spink.gif 炎のランナー(1981)   イギリス
  CHARIOTS OF FIRE  [124分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 青春/ドラマ/実話/スポーツ
監督 ヒュー・ハドソン
出演者 ベン・クロス        (ハロルド・エイブラハムス)
イアン・チャールソン    (エリック・リデル)
イアン・ホルム       (サム・ムサビーニ)
ナイジェル・ヘイヴァース  (アンドリュー・リンゼイ)
ナイジェル・ダヴェンポート (バーケンヘッド卿)
シェリル・キャンベル    (ジェニー・リデル)
アリス・クリーグ      (シビル・ゴードン)
デニス・クリストファー   (チャールズ・パドック)
ブラッド・デイヴィス    (ジャクソン・ショルツ)
ニック・ファレル      (オーブリー・モンタギュー)
ダニエル・ジェロル     (ヘンリー・スタラード)
ジョン・ギールグッド    (トリニティの学長)
リンゼイ・アンダーソン   (キースの学長)
パトリック・マギー     (キャドガン卿)
コピー 心に希望を、踵に翼を持った若者たち・・・・・・
あらすじ
1919年、ケンブリッジ大学に入学したハロルド・エイブラハムス。
彼はユダヤ系の為、周囲から差別と偏見を受けており、それを見返す為に陸上競技にのめりこむ。
同じ時スコットランドには、牧師の家に生まれたエリック・リデルがいた。
彼は妹に反対されながらも、陸上に熱中し、素晴らしい成績を収めていく。
そんな二人が1924年のパリ五輪の英国代表選手に選ばれる。
感想
第32回目のオリンピック開催中に、第8回オリンピックを描いた作品を見る映画オタクです。
この頃は、スコップを使ってスタートの足の位置に穴を掘っていたんですね。
ライバルが先の尖ったものを持っていたから、スタート前に刺されるのかと無駄にビクビクしちゃいました。(汗)

競技に対するモチベーションはそれぞれですが、主人公たちの人種と宗教という違いも興味深かったです。
ユダヤ系の為、イギリス人と認めてもらえない悔しさ。
伝道師として、日曜日に走れないもどかしさ。
それぞれに悩みがありながらも、陸上というスポーツにのめり込んでいく若者たちが、爽やかに描かれています。

生まれ持っての天才であるリデルと地道な努力型のエイブラハムス。
色々ありましたが、結果としては最高の結果だったんですね。
いきなり種目を変更しても実力を発揮出来るなんて、生まれながらの天才っているんですね。

優勝してもエイブラハムスが素直に喜べなかったのは、リデルの事があったからでしょうか。
プロのコーチであるムサビーニとの特訓で、どれくらい記録が伸びたのかな。
まあ、結果が物語っていますけど、訓練を積んだエイブラハムスがリデルと再戦する所も見たかったです。

帰国してからの対照的な二人も印象的です。
大歓声に迎えられ車で手を振るリデル。
ひっそりと恋人と喜びを分かち合うエイブラハムス。
人種の問題は根深く、簡単にはいかない事が痛い程伝わってきました。

また有名な音楽が、最初から雰囲気を盛り上げてくれます。
良い映画には良い音楽の見本のような作品です。

しかし、本番にメモを持って走るとは、時代を感じます。
今なら失格ではないでしょうか・・・。(大丈夫だったりする?)
実話を元にしているとは言っても、色々脚色されているという事でしょうね。

アカデミー賞作品賞受賞作品。
鑑賞日 2021.07.24

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spink.gif 仄暗い水の底から(2001)  日本  [101分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ホラー/ドラマ
監督 中田秀夫
出演者 黒木瞳    (松原淑美)
菅野莉央   (松原郁子)
小日向文世  (浜田邦夫)
小木茂光   (岸田)
徳井優    (太田)
小口美澪   (河合美津子)
谷津勲    (神谷)
水川あさみ  (浜田郁子)
コピー ずっとずっと いっしょだよね、ママ。
あらすじ
離婚調停中の松原淑美は、幼稚園生の娘:郁子と一緒に古いアパートに引っ越してきた。
部屋を見に来た時から奇妙な事が起きていたのだが、早く住む所を確保したかった淑美はここに決めたのだった。
しかし引っ越し早々、天井から水が滴り始めたので、アパートの管理人に言うが取り合ってもらえない。
仕方なくそのまま生活をするが、その頃から淑美の周りで奇妙な事が起こり始める。
感想
これはホラーというより親子愛ドラマだと思います。
全然怖くなかったので、またハズレホラー引いちゃったなと思っていたのですが、最後で泣いてしまいました。(T_T)

全体的に暗いトーンの映像で、おどろおどろしい雰囲気は伝わってきます。
でも、ぞっとするような怖さは薄いですね。
怖いというより、気持ち悪いと思ってしまいます。
そういう意味では、赤い鞄が何度も出てくる所や、水の中に髪の毛が混入している所は気持ちが悪かったです。

黒木瞳のヒステリックな演技は迫力ありました。
今まで優しい顔をしていのに、いきなり「来ちゃダメ!」と叫ぶ表情は怖かったです。
これだけ奇妙な事が立て続けに起れば、情緒不安定になってもおかしくないですね。
何もかも一人でやらなければいけないというだけでも大変なのに、心霊現象にまで付き合ってられるか!という心境でしょう。
彼女の心中を察すると、かなり切なくなりました。

ホラーの部分ではかなり期待ハズレでしたが、物語的には良いと思います。
最後、郁子の「ママ〜、ママ〜!」という切ない叫び声に涙が出ました。
子役の菅野莉央ちゃんは将来有望です。

これハリウッドでリメイクするみたいですけど、ハリウッド的に作ったらどうなるのでしょう。
今から楽しみですね。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2003.10.23

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spink.gif ぼのぼの(1993)   日本     [103分]
管理人評価   ★★
ジャ ンル アニメ/コメディ
監督 いがらしみきお
出演者 <声優>
藤田淑子    (ぼのぼの)
馬場澄江    (シマリスくん)
屋良有作    (アライグマくん)
大塚周夫    (アライグマくんのお父さん)
熊倉一雄    (クズリくんのお父さん)
雨蘭咲木子   (クズリくん)
佐々木優子   (ヒグマさん)
熊谷真弓    (コヒグマくん)
いがらしみきお (ぼのぼのくんのお父さん)
田中真弓    (ショーねえちゃん)
佐々木真奈美  (ダイねえちゃん)
玄田哲章    (ヒグマの大将)
大塚芳忠    (スナドリネコさん)
コピー
あらすじ
人気ほのぼのアニメ「ぼのぼの」の劇場版。
アザラシのぼのぼのは、いつものように親友のシマリスくんと遊んでいた。
そこへ意地悪なアライグマくんがやって来て「大きな生き物が森にやって来る」という噂を教えてくれた。
ぼのぼのは大きな生き物に興味を抱き、真相を知っているグズリの父親とヒグマの大将に話を聞きに行く。
感想
前から「ぼのぼの」は好きで、TV放送も毎週見てました。
あの独特な間とか、シマリスくんの「いぢめる?」が大好きです!

しかし、この映画はその良さが半分も感じられませんでした。
大好きだったシマリスくんとアライグマくんの声優さんが違ったのも、違和感を感じた要因です。
あの甲高い声じゃない"シマリス"なんて、"シマリス"じゃないのよ〜!!
慣れひたしんでいる声がいかに大事かと思い知りました。

しかし、個性的なキャラたちは相変わらずで良かったです。
定番の笑い所も少ないながら、きっちり心を掴んでくれました。
アライグマくんの鼻くそにずっと⇒がついているのとかセンスを感じます。(笑)

ぼのぼのの思い込みの激しさは、何だか人事とは思えません。
シマリスくんがどう思うかとか、先に考えて勝手に落ち込んだりする所に、すごく共感してしまった私。
すぐ泣く所も同じだわ。
彼に共感してるのって私くらいでしょうね…。(汗)

アライグマくんのお父さんの口癖「〜が嫌いなら、〜も嫌いだし、〜はもっと嫌いだ!だけど、一番嫌いなのは〜」というのがツボでした。
あと、ダイねえちゃんの「拾いなさい。保持しなさい。」と難しく言い直すもの好きです。

今回はテーマが真面目で、笑い所が少なかったです。
楽しい事は何故終わってしまうのか…哲学的ですよね。
それついて考えて2人で汗を飛ばす所は、何とも微笑ましいです。

あと、スナドリネコさんの「生き物は同じ問題を繰り返す」というのも哲学的でしたね。
子供たちにもこういう事を考えて欲しいって事かな〜。
私でも考えさせられる内容だったから、子供達にはちょっと難しいかも。でも、それを噛み砕いて、かなり分かり易くした最後ではありました。
「楽しい事が終わるのは、苦しい事も終わるため」か。
なるほど〜。こんな所で感心させられたわ。

でも、どうしても「ぼのぼの」には適度な笑いを求めてしまいます。
TVシリーズの方が面白かったな。

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spink.gif ボビー・フィッシャーを探して(1993)   アメリカ
  INNOCENT MOVES  [110分]
管理人評価   ★★★
ジャ ンル ドラマ/実話
監督 スティーヴン・ザイリアン
出演者 マックス・ポメランク    (ジョシュ・ウェイツキン)
ジョー・マンテーニャ    (フレッド・ウェイツキン)
ジョアン・アレン      (ボニー・ウェイツキン)
ベン・キングズレー     (ブルース・パンドルフィーニ)
ローレンス・フィッシュバーン (ヴィニー)
マイケル・ニーレンバーグ  (ジョナサン・ポー)
ロバート・スティーヴンス  (ジョナサンのコーチ)
ハル・スカーディノ     (モーガン・ペーム)
デヴィッド・ペイマー    (カレフ・ペーム)
ローラ・リニー       (学校の担任)
オースティン・ペンドルトン (エイサ・ホフマン)
ウィリアム・H・メイシー  (ピートの父)
ダン・ヘダヤ        (トーナメントのディレクター)
トニー・シャルーブ     (チェスクラブのメンバー)
コピー お父さんの夢を
叶えるために・・・
あらすじ
心優しい野球好きの少年ジョシュ・ウェイツキン。
彼は7歳の時、公園で大人たちがやっているチェスを見て、チェスの魅力に取りつかれた。
公園に住むヴィニーとの交流などを通じて、ジョシュの並外れた才能に気づいた父親のフレッド。
すぐにかつてのチェスの名手ブルース・パンドルフィーニに息子のコーチを依頼する。
感想
先日「完全なるチェックメイト」を見て、ボビー・フィッシャーの事を知っていたので、とても入り込み易かったです。
でも、ボビーの変人ぶりも分かる為、彼を持ち上げ過ぎているのに、少々違和感は覚えました。

チェスはのめり込み過ぎて精神が不安定になる人もいるくらい、世界で愛される特別なゲームです。
それだけにライバルも多く、1位になるのは難しい世界です。

そんな中、若いボビー・フィッシャーだと言われる才能を発揮するジョシュ。
本人はチェスは得意だけど、そこまでのめり込んではいません。
周りの大人たちが彼の才能を活かそうと、躍起になっている状態です。

大会に出ては優勝し、数々のトロフィーを手にするジョシュ。
しかし、強力なライバルが出現し、初めて負ける怖さを知るのでした。

やっぱり本人が自分でやる気にならないと強くはなれないですよね。
父親やコーチが怖さから逃げるジョシュを怒るのに対し、一人で息子の事を守る母ボニーが頼もしかったです。
才能を捨てて良いって決断するのも勇気がいる事ですよ。
愛情深い両親のおかげで、ジョシュも優しい子になったんですね。

1位になる為にはチェスの事だけ考えて練習を重ねなければいけません。
でも、ジョシュのように野球や釣りを楽しんで気分転換が出来れば、もっとチェスが伸び伸び出来るという事もあるようです。
チェスしかしてない子がそんなジョシュに負けるのは悔しいでしょうね。
人それぞれだとは思いますが、適度に息抜きするのは必要な気がします。

こんな優しい子が厳しい世界で活躍出来るのかは疑問です。
子供の才能を伸ばす事と、のびのび育てる事は、相容れない関係だと思うので、同じような状況になった時、子供の立場になって考えたいものです。
そう出来る自信はありませんが・・・。(汗)

なかなか面白かったです。
ボビー・フィッシャーを知っていた方が、素直に楽しめる作品でしょうね。
見る順番が運良く上手く行って良かったです。
鑑賞日 2022.06.11

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spink.gif ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016)   イギリス
  A STREET CAT NAMED BOB  [103分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/伝記
監督 ロジャー・スポティスウッド
出演者 ルーク・トレッダウェイ    (ジェームズ・ボーエン)
ルタ・ゲドミンタス      (ベティ)
ジョアンヌ・フロガット    (ヴァル)
アンソニー・ヘッド      (ジャック・ボーエン)
キャロライン・グッドオール  (メアリー)
ベス・ゴダード        (ヒラリー)
ダレン・エヴァンス      (バズ)
コピー 野良猫を助けたつもりが
救われたのはストリートミュージシャンの青年だった
あらすじ
イギリス、ロンドン。
ミュージシャンへの夢破れ、ホームレスとなったジェームズ・ボーエン。
薬物依存からも抜け出せず、その日の食事にも困るどん底の日々だった。
そんなある日、茶トラの野良猫が部屋に迷い込んできた。
その猫をボブと名付け、肩に乗せてス路上ライブをすると、今まで誰も立ち止まってくれなかったジェームズの周りに人だかりが出来るようになる。
感想
BSで「2」を放送したタイミングで、ABEMAで「1」が無料公開されて見る事が出来ました。
「2」が出来るくらいだから、子供向けの作品かと思っていたら、結構重い内容で驚きました。

ホームレスや薬物依存の人を手助けする団体のヴァルが、ジェームズに部屋を与えてくれたのが、人生好転への始まりでしたね。
あのままだったら、ジェームズも友人バズのようになっていた事でしょう。

その部屋で出会ったジェームズとボブ。
これは運命としか言えない出会いでした。
どこまでが事実かは分かりませんが、とても素敵な出会いだと思います。

ある日、ジェームズが乗ったバスに付いてきてしまったボブ。
仕方なく一緒に路上ライブをしていると、猫につられてお客さんが集まって来たのです。
また肩に大人しく乗っているというスタイルが面白いです。
普通ギターを弾いて歌ったら、振動や動きでどこかに行ってしまいそうなものです。
それが珍しかったんでしょうね。
どんどん人気になっていきました。

しかし、ジェームズはまだ薬物治療の途中。
自らの意志で薬を止めないと、新しい人生には進めません。
ボブに見守られながら、薬からの離脱に伴う苦痛に耐えたジェームズも素晴らしかったです。

彼の周りの人も良い人が多かったですね。
殻に閉じ籠っていては見えなかった優しさが、周りを良く見渡す事でクリアになってきました。
一人ではこの困難を乗り越える事は出来なかったでしょうね。
相棒のボブに、何かと手助けをしてくれたベティ、ソーシャルワーカーのヴァル、頼りなかったお父さん。
みんなの少しずつの力が、ジェームズの背中を支えてくれた気がします。

何と言っても主役は、猫のボブでしたね。
毎回ジェームズの肩の上でしっかり演技してました。
彼は本物のボブなんですか!?
これには驚きました。

この勢いで一気に「2」も観ちゃおうと思います。
今度はどんなお話なんでしょう。
気になります。

《関連作品》
ボブという名の猫2 幸せのギフト(2020)
鑑賞日 2024.02.25

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spink.gif ボブという名の猫2 幸せのギフト(2020)   イギリス
  A CHRISTMAS GIFT FROM BOB  [92分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/伝記
監督 チャールズ・マーティン・スミス
出演者 ルーク・トレッダウェイ       (ジェームズ・ボーエン)
クリスティーナ・トンテリ=ヤング  (ビー・チャン)
ファルダット・シャーマ       (ムーディー)
アレサ・アイエ           (ジャービス)
ティム・プレスター         (レオン)
エラ・ジャービス          (リリ)
ステファン・レース         (ベン)
ニーナ・ワディナ          (アニカ)
シーナ・バッテッサ         (ジェーン)
ティム・マクドネル         (チャーリー)
コピー 最強の
ハイタッチ!
あらすじ
部屋に迷い込んで来た茶トラの猫ボブと、どん底のホームレス生活から立ち直り、ベストセラー作家となったストリート・ミュージシャンのジェームズ・ボーエン。
そんな彼らの数年前のクリスマス。
ジェームズはボブとともに路上でストリート・ミュージシャンとして日々を送っていた。
ある日、動物福祉担当職員に目を付けられ、ジェームズが飼い主としてふさわしいか疑い、彼からボブを取り上げようとする。
感想
ひどい生活を送っていたジェームズには、まだまだこういった辛い話があるんでしょうね。
精一杯生きようと思っても、厳しい現実が、彼の更生を邪魔してくるのです。

確かにペットを飼う余裕がある訳ではないジェームズ。
でも、怪我をすれば無料の診療所を受診するし、体調が悪くなれば何とかしようと行動します。
猫だって自分の身が危ない所に、こんなに大人しくいる訳ないじゃないですか。
それを証明しようにも、悪い条件が揃ってしまっているのが辛いです。

今回、ジェームズの味方になってくれたのは、慈善団体のビーと近所のお店の店主ムーディ。
何かとジェームズの事を心配して部屋を訪れてくれる優しいビー。
アジア系という事もあり親しみが持てました。

そして、動物福祉団体にボブを取り上げられそうになった時、ネットで嘆願書を集めてくれたムーディ。
自分も愛する息子を亡くした辛い過去があり、ジェームズの事を理解してくれている友人です。
3人の旅人のお話は興味深かったですね。
前に進む為には、袋に穴を開けて、悪い出来事を道に落とすしかない。
確かに全てを抱えたままでは、悲しみのやり場な無くて前向きにはなれないかも。
追い詰められていたジェームズの心に、彼の言葉は響いたようです。

驚いたのは、イギリスの電気がチャージ制という事。
チャージしたお金がなくなると電気が止まり、お店でカードにチャージしてもらって電気をつける仕組みのようです。
面白いけどシビアな制度ですよね。
お金に困っているジェームズが、ヒーターをつけっぱなしにしてしまって、チャージしたお金がなくなってしまう所は切なかったです。

今回も落ち着いた演技で見る者を魅了したボブ。
不幸にも車の事故で亡くなったと知ってショックを受けました。
もう元気な姿は、映画の中でしか見れないのですね。
本当に残念です。

《関連作品》
ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016)
鑑賞日 2024.02.27

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spink.gif ボヘミアン・ラプソディ(2018)   アメリカ
  BOHEMIAN RHAPSODY  [135分]
管理人評価   ★★★★
ジャ ンル 伝記/音楽
監督 ブライアン・シンガー
出演者 ラミ・マレック     (フレディ・マーキュリー)
ルーシー・ボーイントン (メアリー・オースティン)
グウィリム・リー    (ブライアン・メイ)
ベン・ハーディ     (ロジャー・テイラー)
ジョー・マッゼロ    (ジョン・ディーコン)
エイダン・ギレン    (ジョン・リード)
トム・ホランダー    (ジム・ビーチ)
アレン・リーチ     (ポール・プレンター)
マイク・マイヤーズ   (レイ・フォスター)
アーロン・マカスカー  (ジム・ハットン)
ダーモット・マーフィ  (ボブ・ゲルドフ)
コピー 伝説のバンド<クイーン>
その生き様が世界を変えた
感動の物語。
あらすじ
複雑な生い立ちや容姿へのコンプレックスを抱えた孤独な若者フレディ・マーキュリー。
小さなライブハウスでブライアン・メイ、ロジャー・テイラーたちと出会い、バンド“クイーン”を結成する。
この個性的なメンバーの集まりは、互いに刺激し合うことで音楽的才能を開花させていき、常識にとらわれない革新的な名曲を次々に生み出していく。
そしてついに、ロックとオペラを融合させた型破りな楽曲『ボヘミアン・ラプソディ』が完成する。
しかし6分という当時としては異例の長さに、ラジオでかけられないとレコード会社の猛反発を受ける。
感想
有名なバンド”クイーン”の伝記映画です。
私でも知っている曲が沢山使われていて、ノリノリでの鑑賞となりました。

フレディ・マーキュリーについては、ゲイだという事と口ヒゲ、白タンクトップのイメージしかなかったので、複雑な生い立ちとか容姿にコンプレックスがあったというのも初めて知って驚きました。
名前も芸名だったんですね。

そして、結婚してたというのもビックリ!!
結婚した後に自分の性癖に気づくという場合もあるんですか。
あまりに不幸な事でショックだったろうと思います。

”クイーン”はとんとん拍子にデビューが決まったんですね。
まあ、デビュー曲から強いインパクトを与える楽曲だから、当たり前の事だったんでしょう。
そこから次々とヒット曲を連発するのも素晴らしい。
あのドンドンパンは観客も一緒に演奏するという意味があったんだぁ。
自然発生的に生まれたのかと思っていたけど、ちゃんとした狙いがあったのですね。

そんな中、ひとり孤独にさいなまれるフレディ。
悪いパートナーのせいで、ますます周囲から敬遠されてしまいます。
自分で気付いてくれて良かった!

最後のライブ・エイドの舞台は、本当に素晴らしかったです。
アカデミー賞主演男優賞受賞したラミ・マレックのなり切り具合がぶっ飛んでましたね。
体のキレも良いし、姿勢も良いし、目が離せない魅力が詰まってました。
これがエイズという病魔に侵されていた時だというのが信じられません。

映画を見たというより、ライブの後と言った方が良い後味の良さです。
心地よい疲れと満足感。
ロングランヒットした理由が良く解りました。
これは絶対サントラが欲しいです。

アカデミー賞主演男優賞受賞作品。
鑑賞日 2019.06.17

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spink.gif 微笑みをもう一度(1998)   アメリカ
  HOPE FLOATS  [112分]
管理人評価   ★★★
ジャ ンル ドラマ
監督 フォレスト・ウィッテカー
出演者 サンドラ・ブロック     (バディ・プルーイット)
ハリー・コニック・Jr   (ジャスティン・マティス)
ジーナ・ローランズ     (ラモーナ・カルバート)
メイ・ホイットマン     (バニース・プルーイット)
マイケル・パレ       (ビル)
キャメロン・ファインリー  (トラヴィス)
ロザンナ・アークエット   (コニー)
コピー 人生がこわれたとき…
愛は居場所を見つける
あらすじ
主婦のバディは、親友だと思っていたコニーに、TV番組で夫:ビルと不倫をしていると告白を受ける。
全米に恥をさらした上で、離婚する事になったのだ。
行く所のない彼女は、母:ラモーナの家に居候し、娘のバニース共々お世話になる。
そこへ同級生のジャスティンがやって来た。心配したラモーナがこっそり呼んでおいたのだ。
しかし、立ち直れないバディは、部屋にこもって出てこなくなった。
感想
全体的に私の好きなタイプの作品です。
それぞれのキャラがしっかりしていて味がありますよね。
テーマも親子愛がベースにあるので、私が感動しないわけないんですけど…。
そうは言っても、ちょっと繋ぎ方の悪さが目に付きました。
でもそれも、TV放送で見たから大幅にカットされて、こんな結果になったのかもしれません。

サンドラ・ブロックが、一見強そうに見えて、実は弱くてもろい女性を好演してました。
学生時代にスターだったというのも辛い原因の一つでしょうね。

あと、バニース役のメイ・ホットマンちゃんが良いですね。
分厚い眼鏡が良く似合ってます。
そして、いとこのトラヴィスも面白いですね!
かなりの変わり者だけど、私は好きでした。

いじめっこのドロレスに殴られて落ち込んでいるバニースを、面白い格好と楽しい歌で励ましてくれるバディとラモーナ。
このシーンも楽しくて好きです。
お歯黒バディ最高!

そんな中、すでにバディが父親とダンスするシーンでうるうる来てました。
とっても綺麗で素敵なシーンですよね。
ちゃんと分かってるんだな〜ってまた感動したわ!

そして、後半はそんな感動の連続でした。
こういう親子愛には激弱です!!
ラモーナとバディ、バディとバニースという2つの親子愛です。
ラモーナがバニースに聞かせていたアリ塚のお話が素敵でした。
家族って良いよな〜としみじみ思っちゃいました。

それだけに、ビルとバニースのお別れのシーンは、かなり冷めた目で見てました。
あまりに可哀相で涙も出ません。
所詮は口先だけの男なんだよね。
本当に最悪です!

あと印象に残っているのが、他の写真が真っ黒なのに、ジャスティンの写真が一枚あった時。
「またママの仕業だわ」というバディが可愛かったです。
親にとって子供はいくつになっても子供なんですよね。
世話を焼きたいお年頃なのかも。(笑)
鑑賞日 2004.01.15

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spink.gif ポリスアカデミー(1984)  アメリカ
  POLICE ACADEMY  [96分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ
監督 ヒュー・ウィルソン
出演者 スティーヴ・グッテンバーグ   (チャリー・マホーニ)
G・W・ベイリー        (ハリス警部補)
ジョージ・ゲインズ       (エリック・ラサード校長)
キム・キャトラル        (カレン・トンプソン)
ババ・スミス          (モーゼス・ハイタワー)
マイケル・ウィンスロー     (ラーベル・ジョーンズ)
デヴィッド・グラフ       (ユジーン・タックルベリー)
ブルース・マーラー       (ダグラス・ファクラー)
レスリー・イースターブルック  (キャラハン)
マリオン・ラムジー       (フックス)
ドノヴァン・スコット      (レスリー・バーバラ)
アンドリュー・ルービン     (ジョージ・マーティン)
スコット・トムソン       (チャド・コープランド)
コピー 伝統ある我が警察学校は
創立いらい最悪の新入生を迎えてしまった!!
あらすじ
アメリカのある大都市で、女性市長が警察官採用の際のすべての制限を撤廃するという画期的な方針をうち出した。
その結果、一癖も二癖もある曲者が警察学校に殺到することに!!
ハリス警部は伝統を守るため、厳しくしごいて早いうちに志望者を追い出そうとするが、連中もなかなかしぶとかった。
中でも元駐車場係員で起訴しない代わりに警察学校に入れられたマホーニは、かなりの問題児だった。
警察学校を舞台に、警官の卵たちのハチャメチャな行動を描くコメディの第1弾。
感想
やっぱりこの「1」が一番面白いですね〜。
特にお気に入りはゲイバー「ブルー・オイスター」です。
マホーニの偽情報を聞いて、ここに乗り込んでしまったブランクスとコープランド。
厳つい顔のゲイのお兄様たちと、ぎこちなく踊る二人の姿が切ないわ〜。
その後のかぶせも良かったな。
ここで出てくるか〜!!という嬉しい驚きとなりました。

あと、バーバラの部屋に居た娼婦にナニされるラサード校長の名演説も爆笑でした。
その後、台の下からマホーニが出てくるタイミングも良いですね。

ハリスの「Move it!Move it!」という口癖が耳に残ります。
全体通して何回言ったかな?かなり連発してました。

最後はそれぞれの弱点が改善されていて、とても微笑ましかったです。
はたから見れば間抜けに見えて笑える事が多かったけど、本人たちにとっては大きな力になっていたんですね〜。
フックスの決め台詞、良かったです。

個性的な面々が揃っていますが、それぞれ皆良い味出してます。
特に銃マニアのタックルベリーが好きです。
ついつい本気になってしまう所なんか可愛いですよね。
あと人間効果音のジョーンズも素晴らしいです。
昔見た時の記憶では、彼が一番強烈な印象で残っていました。

今回は字幕で見たのですが、このシリーズは吹き替えの方が良いかもしれません。
こっちが本家本元なのに、吹き替えのフックスの声がインパクトありすぎて、こちらの声に違和感を感じました。
今度は吹き替えで見たいと思います。
鑑賞日 2003.08.25

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spink.gif ポリスアカデミー2/全員出動!(1985)  アメリカ
  POLICE ACADEMY2:THEIR FIRST ASSIGNMENT  [96分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ
監督 ジェリー・パリス
出演者 スティーヴ・グッテンバーグ  (チャリー・マホーニ)
アート・メトラーノ      (マウザー)
ジョージ・ゲインズ      (エリック・ラサード校長)
ババ・スミス         (モーゼス・ハイタワー)
マイケル・ウィンスロー    (ラーベル・ジョーンズ)
デヴィッド・グラフ      (ユジーン・タックルベリー)
ブルース・マーラー      (ダグラス・ファクラー)
マリオン・ラムジー      (フックス)
ボブ・ゴールドスウェイト   (ゼッド)
ランス・キンジー       (プロクター)
コピー 悪党諸君!気をつけろ
あらすじ
全米で最悪の犯罪地区にある16分署。
この事態を重く見た本部長は、30日以内に事態が改善されなければ、署長を入れかえると言って来た。
現署長のピートは、兄でポリスアガデミーの校長であるエリックに電話し、卒業生を派遣してもらう事にする。
そのメンバーは、マホーニ、ハイタワー、フックス、ファクラー、ジョーンズ、タックルベリーの6人。
スカリオン団というギャングがはびこる町で、彼らの初仕事が始まる。
シリーズ第2弾。
感想
今回は無事ポリスアカデミーを卒業したメンバーたちの初仕事です。
これもなかなか面白かったです。

敵役がハリス教官から、次期署長を狙うマウザーになりました。
そして彼の間抜けな部下プロクターも登場します。
彼のキャラも味があって良いと思います。

瞬間接着剤で髪に手がくっついてしまったマウザー。
髪が散切り頭になってしまったためにカツラを被るのですが、そのカツラが全然似合わなくて爆笑してしまいました!
もっと他になかったのかな〜。

前回に引き続き登場した「ブルー・オイスター」。
やっぱりこのお店良いですね〜。
大好きです。
今回の餌食はマウザーとプロクター。
敵役の登竜門的役割を果たしています。

そして、今回はタックルベリーの初恋も描かれています。
何と彼、28歳にしてチェリーくんだったんですね〜。
衝撃の事実です!
女性の扱いが超ぎこちない所が可愛いです。

そのお相手のキャスリーンも只者ではないです。
彼女は比較的まともですが、家族が濃いですね。
かなり暴力的なのに皆当たり前のように笑ってるんです。
さすがのタックルベリーも固まってました。

やっぱり吹き替えの方が楽しめるのかもしれません。
面白いことは面白いのですが、いまひとつ乗り切れない所もありました。
鑑賞日 2003.08.26

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spink.gif ポリスアカデミー3/全員再訓練!(1986)  アメリカ
  POLICE ACADEMY3:BACK IN TRAINING  [83分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ
監督 ジェリー・パリス
出演者 スティーヴ・グッテンバーグ   (チャリー・マホーニ)
アート・メトラーノ       (マウザー)
ジョージ・ゲインズ       (エリック・ラサード校長)
ババ・スミス          (モーゼス・ハイタワー)
マイケル・ウィンスロー     (ラーベル・ジョーンズ)
デヴィッド・グラフ       (ユジーン・タックルベリー)
ブルース・マーラー       (ダグラス・ファクラー)
レスリー・イースターブルック  (キャラハン)
マリオン・ラムジー       (フックス)
ボブ・ゴールドスウェイト    (ゼッド)
ランス・キンジー        (プロクター)
ショーン・ウェザリー      (カレン・アダムス)
コピー 避難せよ!
あらすじ
財政が厳しくなった州は、二つあるポリスアカデミーを一つにすると発表した。
マウザー校長とラサード校長は、お互いやる気十分で、評議委員の審査に臨む。
ラサード校長は方々に散らばっていた卒業生を呼び寄せ、新入生の指導に当ってもらう。
しかし、またしても新入生が曲者揃い。
問題を起こして、評価は下がる一方だった。
一方のマウザー校長は、敵の生徒に情報を流してもらう作戦で好調に点数を稼ぐ。
シリーズ第3弾。
感想
私の好きなハリス教官がいないので淋しかったですが、まあまあ楽しめました。
今回は新入生として「2」で出てきた人達がアカデミーに入学してくるなど、面白い設定になっていました。
前回店をめちゃめちゃにされた店主スイチャと、そのめちゃめちゃにしたギャングのボス:ゼッドの関係も面白いです。
ゼッドはここでもその破天荒ぶりを発揮して、スイチャをいじめ抜きます。
そのスイチャのいじめられっぷりも見応えあり!
良い味出してます。

敵役のマウザーもすごいやられっぷりで笑わせてくれました。
今回はマホーニの仕返しで、眉毛を失ってました。
そして、極太眉を装着。
漫画に出てきそうなほどのゲジ眉でした。

そして、またまた「ブルー・オイスター」が登場!!
待ってましたよ〜!
今回の餌食はプロクター。
しかも、こんな所に真っ裸で入ったもんだから、さあ大変!
その後どうなったのかしら…。

「1」に出てきたナニの上手い娼婦も復活!
その業を使って活躍してましたね〜。
今回はプロクターが散々な目にあってました。

今回のメインは水上でのチェイスシーンですね。
結構長くて迫力ありました。
でも、ちょっとしつこ過ぎた感も否めません。

フックスの決め台詞も決まり、一件落着!
時間が短いので、あっという間に終わりました。
鑑賞日 2003.08.26

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spink.gif ポリスアカデミー4/市民パトロール(1987)  アメリカ
  POLICE ACADEMY4:CITIZENS ON PATROL  [88分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ
監督 ジム・ドレイク
出演者 スティーヴ・グッテンバーグ   (チャリー・マホーニ)
G・W・ベイリー        (ハリス警部補)
ジョージ・ゲインズ       (エリック・ラサード校長)
シャロン・ストーン       (マットソン記者)
ババ・スミス          (モーゼス・ハイタワー)
マイケル・ウィンスロー     (ラーベル・ジョーンズ)
デヴィッド・グラフ       (ユジーン・タックルベリー)
レスリー・イースターブルック  (キャラハン)
マリオン・ラムジー       (フックス)
ボブ・ゴールドスウェイト    (ゼッド)
ランス・キンジー        (プロクター)
コピー 笑市民諸君!全員武装せよ!
あらすじ
ポリスアカデミーのラサード校長は、新しく"市民応援パトロール"略してCOPを発足させると発表した。
これには警官と市民をより良い関係にする目的があり、州知事や市長も賛成、計画は実行される事になった。
さっそく一般市民から参加者を募るが、またしても曲者が沢山集まった。
その中には、スケボーで町を暴走し有罪になった悪ガキのカイルとアーニーもいた。
彼らはマホーニの機転で、実刑を免れる代わりに、この市民プログラムに参加する事になったのだ。
シリー第4弾。
感想
久しぶりにお気に入りのハリス警部が帰ってきました!
しかも、間抜けな部下にあのプロクターを引き連れてました。
久しぶりに「Move it!Move it!」を聞けて嬉しかったな〜。

そして新しいゲストには、今やセクシー大物女優のシャロン・ストーン!
初々しかったけど、相変わらず綺麗でした。
マホーニと良い感じの仲になる新聞記者の役でした。

今回はスケボーシーンが長かったです。
ショッピングモールで暴走する少年たち。
大技連発でポリアカと言う事を忘れちゃうほど、普通に上手かったです。

そして、またまた登場の「ブルー・オイスター」!
今度の餌食はハリスとプロクター。
ご愁傷様です…。(^_^;)
これが出てくる度に爆笑ですよ〜!
完全にツボにはまりました。

毎回敵役のやられっぷりが楽しみな作品ですが、今回のハリスとプロクターも良かったです。
メガホンが口から取れなくなったり、簡易トイレに入ってたら競技場に移動させられてたりと、散々な目にあってました。

そして後半の見所は空での戦いです。
気球やセスナを使った大空でのチェイスシーンが楽しめます。
アクションに力を入れるのはいいのですが、ちょっとしつこいのが気になります。
見せ場だから仕方ないかな。

オープニングやエンディングに使われていた曲が、テンポが良くて印象に残る音楽でした。
でも安っぽい雰囲気が何とも言えません。
鑑賞日 2003.08.26

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spink.gif ポリスアカデミー5/マイアミ特別勤務(1988)  アメリカ
  POLICE ACADEMY5 ASSICNMENT:MIAMI BEACH  [90分]
管理人評価   
ジャンル コメディ
監督 アラン・マイヤーソン
出演者 ジョージ・ゲインズ       (エリック・ラサード校長)
G・W・ベイリー        (ハリス警部補)
ババ・スミス          (モーゼス・ハイタワー)
マイケル・ウィンスロー     (ラーベル・ジョーンズ)
デヴィッド・グラフ       (ユジーン・タックルベリー)
レスリー・イースターブルック  (キャラハン)
マリオン・ラムジー       (フックス)
ランス・キンジー        (プロクター)
マット・マッコイ        (ニック・ラサード)
ジャネット・ジョーンズ     (ケイト)
コピー やったぜ!5年連続《日本の夏》を制覇!
あらすじ
去年定年だったと言う事が発覚し、ラサード校長は今年で引退する事になった。
その前にマイアミ・ビーチで行われる警察署長大会に出席し、最高警察官賞をもらう為、一同はマイアミに向けて出発した。
同じ頃、マランキー・ダイアモンド展が開かれている美術館から大量のダイヤが盗まれる事件が発生。
たまたまその犯人3人組と同じ飛行機に乗ったラサード校長は、ひょんな事から犯人のダイヤが入った鞄と自分の鞄を取り違えてしまい、犯人たちから追われるはめになってしまった。
シリーズ第5弾。
感想
いつもと舞台になる場所が違う為、今までのお決まりがほとんど出てきませんでした。
今回も「ブルー・オイスター」が出てくる事を期待してたのにな〜。
残念です。

そして今回から今までの主役マホーニがいなくなりました。
その性かどうか分かりませんけど、今回は全然面白くなかったです。
マホーニの代わりの良い男キャラは、ラサードの甥ニックでした。彼も悪くないんですけど、あまり目立つキャラではありませんでした。

今までから考えると、かなり大人しめの印象です。
いつものはじけ方じゃないんですよね〜。
どうしたのかしら…。
やっぱりツッコミ役のマホーニがいて初めて良さが出るメンバーたちなのかもしれません。

今回は後半のアクションシーンが良かったと思います。
笑いよりアクションに力を入れたのかな。
湿地帯を駆け抜ける大きなプロペラのついた乗り物が大活躍です。
これ何ていう名前なのかな。
スピードも速くて、スリル満点そうです。
乗ってみたいな〜。

今回のやられ役はハリスとプロクター、そして強盗3人組でした。
相変わらず彼らのやられっぷりはすごかったです。
でも、今回は小ネタが多くて、これといったものはありませんでした。

あとはラサード校長の天然ぶりでしょうか。
今までも彼だけは同じ水準の笑いを提供してくれています。
その天然ぶりには磨きがかかってるようですね。
彼が校長だというだけで、ポリスアカデミーがいかにすごいかが分かります。

今回は一気にパワーダウンしてしまいましたね〜。
さすがに「5」まで来るとなあなあになってしまうのでしょうか。
面白水準維持は大変なようです。
鑑賞日 2003.08.27

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spink.gif 新ポリスアカデミー/バトルロイヤル(1989)  アメリカ
  POLICE ACADEMY6 CITY UNDER SIEGE  [90分]
管理人評価   
ジャンル コメディ
監督 ピーター・ボナーズ
出演者 ジョージ・ゲインズ       (エリック・ラサード校長)
G・W・ベイリー        (ハリス警部補)
ババ・スミス          (モーゼス・ハイタワー)
マイケル・ウィンスロー     (ラーベル・ジョーンズ)
デヴィッド・グラフ       (ユジーン・タックルベリー)
レスリー・イースターブルック  (キャラハン)
マリオン・ラムジー       (フックス)
ブルース・マーラー       (ダグラス・ファクラー)
ランス・キンジー        (プロクター)
マット・マッコイ        (ニック・ラサード)
コピー 気分一新!パワー充電!新時代へ……
前進!前進!また前進!!
あらすじ
ギャングが町を牛耳る治安の悪い部署に配属されたハリスとプロクター。
お手上げ状態を打破すべく、ポリスアカデミーの卒業生が派遣される事になった。
ラサード校長を中心として結成されたギャング対策本部の面々は、さっそく最近起きた銀行強盗の調査に乗り出す。
基本に戻って似顔絵による聞き込み捜査を行うが、思うように成果が上がらない。
そんな中、こちらから罠を仕掛け、ギャングをおびき寄せる作戦に出るが、どこからか情報が漏れたらしく、まんまと囮のダイヤモンドを持って行かれた。
シリーズ第6弾。
感想
今回は初めてタックルベリーの息子が登場しました!
父親に似て、彼も銃マニアになりそうな予感が…。
そういえば奥さんのキャスリーンは、「2」にしか出てきませんでしたね。
ちなみにキャスリーンの弟は「3」で警官になりました。

また舞台が違うので、今回もお気に入りの「ブルー・オイスター」は登場せず。
もう出ないのかな…残念です。

今回は眼鏡の似合うファクラーに、知らず知らずの内に周りに迷惑をかけて歩くという新しいキャラが付いてました。
今までそんなに目立つ役じゃなかったけど、ここで一気に新キャラ開拓に乗り出したんですね〜。
でも、このキャラはラサード校長の得意分野なので、ファクラーは彼を超えられそうにありません。
この設定は失敗みたいね…。(^_^;)

最後のハイタワーVSオックスの大男対決、ジョ−ンズとギャングの1人のカンフー対決、タックルベリーとエースの銃対決は、それぞれ見物でした。
1人1人の個性を生かした技での戦いで面白かったです!
特にタックルベリーの"HAVE A NICE DAY"は爆笑でした。

黒幕の正体は薄々気付いていましたが、犯人があんなに変装が上手いとは思いませんでした。
そういう意味では驚かされましたけど、全体的にはパッとしない印象です。

やっぱりもうそろそろ限界かな〜。
「6」まで作っただけでもすごい事ですよね〜。
いよいよ次で最後です。
鑑賞日 2003.08.27

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spink.gif ポリスアカデミー'94/モスクワ大作戦!!(1993)  アメリカ
  POLICE ACADEMY:MISSION TO MOSCOW  [83分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ
監督 アラン・メッター
出演者 ジョージ・ゲインズ       (エリック・ラサード校長)
G・W・ベイリー        (ハリス警部補)
ババ・スミス          (モーゼス・ハイタワー)
マイケル・ウィンスロー     (ラーベル・ジョーンズ)
デヴィッド・グラフ       (ユジーン・タックルベリー)
レスリー・イースターブルック  (キャラハン)
クリストファー・リー      (ラコフ本部長)
ロン・パールマン        (コンスタンティン・コナーリ)
チャーリー・シュラッター    (カイル・コナーズ)
クレア・フォラーニ       (カタリーナ・セルゲイブナ)
コピー 冷戦は終わったけれど…
代わりにヤツらが乗り込んできた!!
ロシア中が大混乱。
何とかしてくれムリン!
あらすじ
ポリスアカデミーの卒業生は、ロシアマフィアのボス:コナーリを捕まえるべく、ロシアの地に降り立った。
さっそくラサード校長が違う車に乗り込み行方不明になってしまう。
それを目撃したロシアのタリンスキー警部は、自分の責任にならないように何とか誤魔化そうと奮闘する。
その頃コナーリは、専門家のアダムを使い、新ゲームの開発に取組んでいた。
表向きは普通のゲームだが、実は世界の情報を手に入れる事の出来る"キー"が組み込まれているゲームなのだ。
コナーリを逮捕する為、メンバーたちは潜入捜査で彼らに近づく作戦に出る。
シリーズ第7弾。
感想
ロシアを舞台に大暴れするポリスアカデミーの面々。
段々数が少なくなってますね〜。
今回のオリジナルメンバーは、ハイタワー、ジョーンズ、キャラハン、タックルベリー、ハリス、ラサードの6人です。
新しく良い男キャラで高所恐怖症の劣等生コナーズが登場。
ちょっとこの作品には可愛過ぎるかも…。

そして、ロシア側も個性的なメンバーで出迎えてくれます。
特に本部長のラコフは強烈でした。
始めからラサードへの熱烈なキスでの出迎え。
あいたた…。
そして今回の良い女キャラ:カタリーナ。
彼女もこの作品には勿体無いくらいの美人でした。

今回の敵役はハリス1人。
異国の地でも、そのやられっぷりは健在でした。
いや、今までの中で一番ひどかったかもしれませんね。
それくらい1人で全部の災いを背負い込んでました。
バレエダンサーに扮したハリスが面白かったな〜。
あんな大舞台に乗り込むなんて、かなりの度胸がいるはずです!
化粧が肌に馴染んでなくて、お面みたいになってました。
似合わなさ過ぎ〜!!

今回は舞台がロシアと言う事で、ゼムコフ・ファミリーの曲芸や、ボリショイ劇場でのバレエも取り入れられてました。
これは普通にすごかったです。

あとはコナーリの通う船上カジノでの変装が見所でしょうか。
それぞれ自分のあった変装でコナーリに近づくメンバーたち。
キャラハンのセクシージャズシンガーは綺麗でした。
今回彼女は着せ替え人形にように色々な服を着てました。
グリーンのセクシーランジェリーが可愛かったです。

しかし、終わってみればオイシイ所は全部ラサードが持っていっちゃいました。
結局ずっとロシア人家族の所にいたんですよね〜。
やっぱり彼の天然ぶりが一番面白いです。

最後の馬の曲乗りもすごかったですね〜。
このいかにもメンバーが乗っているかのような編集が、わざとらしくて笑えます。

これで最後か〜と思うと名残惜しいですが、これが限界でしょうね。
ここまで作った事がすごいです。
楽しませてくれてありがとうございました!

何だかんだで全部制覇してしまった自分が悲しい今日この頃です…。(^_^;)
鑑賞日 2003.08.28

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spink.gif ポリス・ストーリー/香港国際警察(1985)  香港
  警察故事/POLICE STORY   [106分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション
監督 ジャッキー・チェン
出演者 ジャッキー・チェン  (チェン・カクー)
ブリジット・リン   (サリーナ)
マギー・チャン    (メイ)
トン・ピョウ
コピー 香港映画 50周年 記念作品
あらすじ
香港国際警察のチェンは、特訓を終え特捜隊に配属になった。
彼の初めての任務は麻薬ディーラー:チュウを逮捕する作戦だった。
麻薬取引の現場を張り込み作戦は順調に進むように思われたが、途中でチュウの手下が作戦に気付き、狭く入り組んだ密集地で銃撃戦が始まってしまう。
チェンは一人でチュウを追いかけ逮捕に成功。
一躍有名になり、理想の警官としてポスターにまで採用された。
警察は完全にチュウを追い込む為に、彼の女サリーナを検察側の証人にする作戦を立てる。
そしてチェンが彼女の護衛に付く事になった。
感想
「そうそう、これがジャッキー映画よね〜」と思わずしみじみしてしまう程懐かしいオープニングの音楽。
小学校の頃、ジャッキーの映画を繰り返し見ていたのを思い出します。

この何でもあり!な所が見所ですよね〜。
始めのチュウ逮捕作戦の時、あばら家が密集する村に車で突っ込み、丘を駆け下りるシーンは唖然としました。
やり過ぎじゃないの〜!とツッコミを入れたい所ですが、ジャッキー映画なので我慢我慢…。
車はボロボロだけど、乗ってる人は無傷なのも、ジャッキー映画なので我慢我慢。
この映画はリアリティを求めると観るのが辛いです。
あっ!誰も求めてない!?
失礼しました。(^_^;)

もちろんジャッキーのカンフーは惜しみなく展開され、スタント無しの迫力あるアクションが堪能できます。
特にチュウを逮捕する二階立てバスでのシーンとデパートで大暴れするシーンがすごいです。
でも何で上階から一階に電飾付きのポールをつたって降りるシーンが3回もリピートされたのでしょう。
一番の見せ場だから?
それは分かるけど、思わず笑ってしまいました。

香港の裁判は、昔のヨーロッパみたいに白髪でクルクルパーマのカツラを被って行われるんですね〜。
知らなかったなぁ。
返還されてからはどうなんでしょう。
ちょっと気になりました。

香港女優の体を張った演技には驚かされます。
ブリジット・リンとマギー・チャンの女優魂を見ました。
特にサリーナ役のブリジットはデパートの戦いで、かなり派手に痛めつけられてましたからね。

デパートの戦いで割られたガラスはどれくらいだったのでしょう。
割って、割って、割りまくってましたよ。
半端じゃないです!!
でも全然血が流れないので、あっさり見れるんですよね。
これぞジャッキーマジック!

お決まりのNG集もあります。
最後のジャッキーのガッツポーズが印象的でした。
これを見ると3回流したい気持ちも分かるね。
鑑賞日 2003.06.23

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spink.gif ポリス・ストーリー/レジェンド(2013)   中国
  警察故事2013  [110分]
管理人評価   ★★★
ジャ ンル アクション/サスペンス
監督 ディン・シェン
出演者 ジャッキー・チェン  (ジョン・ウェン)
リウ・イエ      (ウー・ジアン)
ジン・ティエン    (ミャオ)
クーリー・ナザー   (シャオウェイ)
リュウ・ハイロン   (ファイター)
シュウ・シャオオー  (ウェイ・シャオフー)
ユー・ロングァン   (隊長)
コピー そして、伝説へ――。

自ら刑事人生(ポリス・ストーリー)に決着をつけるため、
ジャッキーが帰ってきた!
シリーズ最新作にして最高傑作
あらすじ
クリスマス・シーズンの北京。
真面目で仕事熱心な刑事ジョン・ウェンは、半年も会っていない愛娘ミャオに呼び出され、繁華街にあるナイトクラブ「ウー・バー」を訪れる。
仕事一筋で家庭を顧みなかった父を許せないミャオは、いきなりクラブのオーナー、ウー・ジアンを恋人だと紹介し、ジョンを当惑させる。
そんな中、突然店内でもめ事が起こり、仲裁に入ったジョンは背後から何者かに殴られ気を失ってしまう。
意識を取り戻したジョンは椅子に拘束され、ミャオを含む10余人の客とともに人質となっていた。
感想
ポリス・ストーリー」というタイトルですが、過去の作品とは関係がないようです。
この作品だけで十分楽しめます。

娘に呼び出されたナイトクラブで拘束されてしまったジョン。
何とか逃げ出し、建物内を調査すると、どうやら5年前の事件が関係しているらしい・・・というお話。

年は取ってもやっぱりジャッキーのアクションは健在です。
強者とのタイマンでの対決も互角の戦いをして楽しませてくれました。
ただ、建物の構造が複雑過ぎて、どこで何をしているのか分かりづらいのが残念でした。

警察が屋根や壁に穴を開けて慎重に作戦を実行していると思ってたのに、結局壁をぶち壊して突入して来たのには笑いました。
あの細かい作業は何だったの!?

5年前の事件はちょっと弱い気がします。
ウー・ジアンは自分の行動のせいで妹が悲しい決断をしてしまったとは想像も出来なかったでしょうね。
事件の当事者を集める為に、収監中のウェイ・シャオフーを重装備にしたのも面白かったです。
地雷処理班くらいの装備でしたよ。

最後の地下鉄での攻防は泣けましたね。
娘の為に自分の頭に銃を向けるジョン。
彼の思いに胸が締め付けられました。

エンドロールにはお馴染みのNG集もあります。
ジャッキーほどのベテランでもこんなにNG出しちゃうんですね。
しかし、感動的なラストの余韻も欲しかった!
どうしても笑っちゃいますからね。
鑑賞日 2022.06.19

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spink.gif ホリック xxxHOLiC(2022)   日本     [110分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ファンタジー/ドラマ/サスペンス
監督 蜷川実花
出演者 神木隆之介   (四月一日君尋)
柴咲コウ    (壱原侑子)
松村北斗    (百目鬼静)
玉城ティナ   (九軒ひまわり)
趣里      (美咲)
DAOKO      (マルダシ)
モトーラ世理奈 (モロダシ)
西野七瀬    (猫娘)
大原櫻子    (女性客A)
てんちむ    (女性客B)
橋本愛     (座敷童)
磯村勇斗    (アカグモ)
吉岡里帆    (女郎蜘蛛)
コピー 願いを叶えるには、代償が必要。
さあ、あなたの願いは?
あらすじ
人の心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が視える孤独な高校生、四月一日。
“アヤカシ”が視えることで辛い日々を送る彼は、不思議な蝶に導かれ、どんな願いも叶えるという【ミセ】の妖しく美しい女主人・侑子と出会う。
普通の生活を送りたいと願う四月一日に、侑子は対価としていちばん大切なものを差し出すよう囁く。
同級生の百目鬼やひまわりと過ごす中で大切なものを探していく四月一日。
しかし、そんな彼に“アヤカシ”を操る妖艶な悪女・女郎蜘蛛の魔の手が忍び寄る。
感想
これぞ蜷川実花監督!という世界観満載の作品です。
とことん不思議ワールドを描いていて、原作漫画を読んだ事ないですが、本の中に入ったような錯覚さえ覚えました。

それぞれのキャラも美男美女で構成されていて、この世ではない感が完璧に作り込まれています。
特に【ミセ】の女主人を演じた柴咲コウさんは、怪しさ抜群で一目で虜になってしまう魅力を凝縮したようなキャラクターでした。

また、主人公を色っぽく誘う女郎蜘蛛も、女主人とは対照的なキャラですが、陰の女王という名が相応しい艶っぽさでした。

物語も逃げてばかりだった主人公が、何もない平穏な毎日を過ごす事で、それではダメだと気付き、本当の自分を取り戻すという葛藤をファンタジックに描いています。
現実に戻るような隙がひとつも無かったので、この世界に没頭する事が出来ました。

私は結構好きな作品でした。
すごく原作漫画を読んでみたくなりました。
【ミセ】を引き継いだ主人公が、どんな仕事をするのか、そこも見てみたいです。

漫画原作作品。
鑑賞日 2022.10.09

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spink.gif ボルケーノ・インフェルノ(1997)   アメリカ
  VOLCANO: FIRE ON THE MOUNTAIN  [91分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/パニック
監督 グレアム・キャンベル
出演者 ダン・コルテス     (ピーター・スレーター)
シンシア・ギブ     (ケリー・アダムス)
ブライアン・カーウィン (バック・アダムス)
ドン・S・デイヴィス  (ボブ・ハート)
リンダ・ボイド     (モーリン)
タシャ・シムス     (オズボーン部長)
ケンドール・クロス   (ベス・アダムス)
エイプリル・テレク   (ブレンダ・ウェブ)
ミーシャ・ガーデナー  (ジェイソン)
コピー TVM
あらすじ
スキー・リゾート地でもある故郷のエンジェル・レイクに戻ってきた地質学者のピーター。
彼は、異常な地震波を計測し、間もなく大地震が発生することを察知する。
ピーターは上司や市長に報告するが、地元の利権のからみから、誰も動こうとはしない。
そんな中、ついに地震が発生。
さらに、火山が噴火してしまう。
感想
どこかで見た事ある展開ばかりで、あまりに型通り過ぎて先が読めます。
こういう映画は感想が難しいですね。
全体的なB級の雰囲気からTVMかなと思ってましたが、やっぱり当たってました。

パニック映画はやっぱり苦手です。
展開は同じだし、理不尽に翻弄されるのがダメなんですよね。
群像劇も中途半端で、どこにも好きになれる所がありません。

最近は日本でも地震が多いから他人事ではないですね。
それくらいしか、感想が思い浮かびませんでした。
あしからず。
鑑賞日 2005.04.06

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spink.gif ポルターガイスト(1982)  アメリカ
  POLTERGEIST  [115分]
管理人評価   ★★
ジャンル ホラー
監督 トビー・フーパー
出演者 クレイグ・T・ネルソン  (スティーヴン)
ジョベス・ウィリアムズ  (ダイアン)
ドミニク・ダン      (ダナ)
オリバー・ロビンス    (ロビー)
ヘザー・オルーク     (キャロル・アン)
ベアトリス・ストレイト  (レス博士)
リチャード・ローソン   (ライアン)
ゼルダ・ルビンスタイン  (タンジーナ)
マイケル・マクマナス   (ベン・タットヒル)
コピー この恐怖=次は、あなたの家を襲う!!
あらすじ
郊外の宅地開発で整備されたクエスタベルデに住む不動産会社の営業マン:スティーヴン。
彼は妻ダイアンと3人の子供達と一緒に幸せに暮らしていた。
ある日、末っ子のキャロル・アンが砂嵐のTVに向かって話しかけたのがきっかけで、次々と奇妙な現象が起り始める。
スティーヴンは心理学者で超常現象の専門家レス博士に相談し、家の調査をしてもらう事になった。
感想
怖いのが苦手な私は、昼間の明るい日差しの中、この作品を見ました。
それが原因か分かりませんけど、あまり怖くありませんでした。
暗い劇場で観るとかなり怖そうですが、かなり気合いを入れて観始めただけに拍子抜けしてしまいました。

最初の隣とリモコンが一緒だという入り方から予想を裏切られました。
こんなにコミカルな作品だとは露知らず、せっかく入れた気合いのやり場に困りました。
でも、死んだ小鳥をトイレに流そうとしたダイアンは怖かったですね。
すごい神経の持ち主だな〜。
一応子供が可愛がっていたペットなんだから、もう少し丁重に扱ってもいいんじゃないかしら。

そして、次々に起こるポルターガイスト現象。
ベッドが勝手に揺れたり、コップの底が割れたり、椅子が一瞬で積み上げられたり…。
まあ、これは可愛いものですね。
ダイアンたちもあまり驚かず、楽しんでいたのが印象的でした。
なので、私も全然怖くなかったです。

あと、ポルターガイストは当たり前になっていて、ただ娘を取り戻したい一心のダイアン達と、自分たちの超常現象に対する実績をひけらかしていたのに、ポルターガイストにビビリまくりの専門家達という絶妙なバランスの対比が面白かったですね。
ダイアンが専門家に助けて下さいって言ってるけど、彼女が一番タフでしっかりしている感じがしました。

超常現象もあまりに現実離れし過ぎていて、恐怖感は沸いてきませんでした。
SFを観ている感覚ですね。
クローゼットからの青白い光もチカチカして観難かったです。

う〜ん、怖いのだめだと思っていたけど、結構いけるかもしれないな〜。
邦画のホラーの方が断然怖いと思います。

この作品で唯一怖かったのは、アシスタントの男性が自分の顔をむしる所でした。
鑑賞日 2003.08.19

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spink.gif ボルト(2008)   アメリカ
  BOLT  [96分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/コメディ/アドベンチャー
監督 バイロン・ハワード
クリス・ウィリアムズ
出演者 ジョン・トラボルタ  (ボルト)
マイリー・サイラス   (ペニー)
スージー・エスマン   (ミトンズ)
マーク・ウォルトン   (ライノ)
マルコム・マクダウェル (ドクター・キャリコ)
ジェームズ・リプトン  (ディレクター)
グレッグ・ジャーマン  (マネージャー)
コピー 「ずっと家族だって、信じてる」
あらすじ
白い犬のボルトはハリウッドのスタジオで育ったスター犬。
TVドラマの中で、飼い主の少女ペニーを守るために改造されたスーパードッグとして無敵のスーパーパワーを発揮し、悪党たちを次々と退治していた。
人間たちは、ボルトからリアルな演技を引き出すため、ドラマの中の出来事を現実と思い込ませていた。
そんなある日、ひょんなことからボルトはハリウッドから遠く離れたニューヨークへと運ばれてしまう。
そこで初めて遭遇した外の世界。
ボルトはここにきてようやく、全てはドラマの中のことだったと知る。
感想
自分がスーパーパワーを持っていると思い込んでいるボルト。
彼が普通の犬として訓練する様子が面白かったですね。
木の棒を追いかけるとか、土を掘るとか。
そこから勉強しないといけなかったんですね。

すごい勘違いから、ボルトと共に旅をする事になった猫ミトンズ。
唯一真面だった彼女は、思い込みの激しい犬と、その犬のファンのハムスターに振り回されて苦労するんです。
沢山危険な目にもあって、踏んだり蹴ったり。
しかし、その中で友情が生まれ、強い絆も出来ました。
だんだん仲良くなっていく様子は、見ていて微笑ましかったです。

途中から参加したハムスターのライノ。
彼のコミカルな演技が、良いアクセントになってましたね。
丸いボールに入ったまま、自由自在に動けるのが面白いです。

物語としては、ありきたりで目新しい事はないんですが、結構面白かったです。
最後も自分でペニーを助けるんじゃなくて、スーパーボイスが役に立つというのが良かったと思います。

ディズニー作品。
ディズニー長編アニメ第48作目。
鑑賞日 2018.03.13

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spink.gif ホワイト・アウト(2000)  日本   [129分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス/アクション
監督 若松節朗
出演者 織田裕二   (富樫輝男)
松嶋菜々子  (平川千晶)
佐藤浩市   (宇津木弘貴)
石黒賢     (吉岡和志)
吹越満     (笠原義人)
中村嘉葎雄  (奥田勲)
平田満      (岩崎吉光)
橋本さとし   (青嶋聡)
工藤俊作   (戸塚信吾)
古尾谷雅人  (藤巻謙介)
コピー 俺がやる、おまえたちの好きにはさせない。
あらすじ
新潟県の奥遠和ダムに務める富樫と吉岡は凄まじい吹雪の中遭難者の救助に向かった。
しかし1メートル先も見えない猛吹雪に遮られ作業は困難を極め、吉岡は命を落とした。
悲しい事故から2ヶ月後。
吉岡の恋人平川千晶がダムを訪れようと向かっている途中に謎の男達に遭遇、車に同乗していたダムの職員は殺され、千晶も人質をして連れ去られた。
彼らはテロリストで遠和ダムを占拠し、50億円の身代金を要求、ダムを爆破すると脅しをかけていたのだ。
異変を察知した富樫はたった一人でテロリスト軍団との戦いに挑む。
感想
久しぶりにこんなにあっさり人殺す邦画を見ました。
「バトル・ロワイアル」以来かな…いや「BROTHER」以来かも。
そういう爽快さは好きです。

どんな時でも警視庁VS県警はあるんですよね。
どうしても力を合わせて解決しようと思えないんでしょうね。
こういう現実が虚しいと感じます。

富樫が最初はガタガタ震えながら人を殺す事を拒んでいるのに、一人殺してしまってからは残虐なまでの殺しっぷり。
そんな姿がリアルで現実的にはこんなものなのかもと妙に納得してしまいました。

しかしちょっと、いや大分しぶといですな。
そこはリアリティが無く、納得がいかなかったです。
奴のしぶとさは日本版「ダイハード」ですね。
ブルース・ウィリスといい勝負しています。(笑)

一番納得いかなかったのは放水されたダムの水に乗って流されても生きていた所です。
死ぬよね、普通は…。

テロリストが仲間同士殺し合うのとかは連合赤軍の総括を意識しているのかなと思いました。
まともな団体じゃないからよくある事なのかもしれません。
裏切ったり、裏切られたりの連続で誰を信じていいのか分からなくなりますよね。

最後にヘリが大爆発したのにも関わらず、あまりダメージがなかったのはなぜなのでしょう?
いろいろと疑問が湧いてくる映画です。
鑑賞日 2003.01.04

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spink.gif ホワイト・オランダー(2002)  アメリカ
  WHITE OLEANDER  [109分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ
監督 ピーター・コズミンスキー
出演者 ミシェル・ファイファー      (イングリッド・マグヌセン)
レニー・ゼルウィガー       (クレア・リチャーズ)
アリソン・ローマン        (アストリッド・マグヌセン)
ロビン・ライト・ペン       (スター)
ビリー・コノリー         (バリー)
スヴェトラーナ・エフレモーヴァ  (レナ・グラシェンカ)
パトリック・フュジット      (ポール・トラウト)
ノア・ワイリー          (マーク・リチャーズ)
コピー あなたの愛が、私を壊す
あらすじ
15歳のアストリッドは、いつまでも若くて綺麗なアーティストの母イングリッドが自慢だった。
しかし、母は付き合っていた男性バリーを殺して有罪になり終身刑を言い渡される。
その後アストリッドは福祉事務局に預けられ、紹介された里親のもとで暮らす事になった。
母に面会に行くと、里親の影響を受けたことを指摘され、母だけを信じろと叱られた。
アストリッドは母に言われた事を信じ、自分の人生を見つめ直す。離れていてもアストリッドの心は、母の独善的な愛に縛られていた。
感想
こんなに極端ではないけど、私も色々あった時期に見たので、すごくアストリッドに共感してしまって、普通の時に見るより評価が高くなりました。
これから先もこの作品を見る度に、「これを見た時はこんな事があったな〜」と思い出すんでしょうね。
そういう意味では、見る時期、見る時の気分も、作品の評価に繋がる大きな要素なると思います。

あれだけひどい目にあっていながらも、そんなに落ちぶれていないのがアストリッドの強さですね。
たぶん絵が好きだと言う事が、自分の自信になり、心の支えになっているのでしょう。
自分に自信がないと、他人にすがるようになり、落ちる所まで落ちてしまうと思います。
そんな強い主人公アストリッドを演じたアリソン・ローマンの演技も素晴らしいです。
共演の有名女優たちに負けない存在感で、強烈なインパクトを残してくれました。
新人とは思えないくらい堂々としてますし、将来有望な女優さんです。

塀の中にいても娘を縛る母親を演じたミシェル・ファイファー。
囚人とは思えない程、綺麗で余裕がありました。
あまりに綺麗過ぎて、リアリティはないですね。
外で世間の波にもまれるアストリッドの変化で時間の経過が分かるけど、イングリッドだけ見てたら何も変わらないので分からないですね。

話の流れが急で、今どういう状況なのか分かりづらい部分があったのが残念です。
ちょっとはしょり過ぎな嫌いがありますね。

どんな母親であっても、唯一の存在だから嫌いになれないし、捨てられない。
例えそれが殺人犯であっても…。
そんなアストリッドの心の葛藤は伝わってきました。
色々な里親のもとで暮らすたびに、母親の存在が浮き彫りになってきて、段々自分と言うものを確立していく。
彼女の成長ぶりはたくましく、見ているこちらも勇気付けられました。

この時期じゃなかったら★3つくらいだったと思うのですが、今はやっぱり★4つ付けたいですね。
個人的な事情で左右する★の数。
全然参考になってませんね〜。
はははは…(^_^;)
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鑑賞日 2003.11.15

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spink.gif ホワイトハウスの陰謀(1997)  アメリカ
  MURDER AT 1600   [108分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス
監督 ドワイト・H・リトル
出演者 ウェズリー・スナイプス  (リージス)
ダイアン・レイン     (ニーナ・チャンス)
ダニエル・ベンザリ    (スパイキングス)
デニス・ミラー      (ステンゲル)
アラン・アルダ      (ジョーダン)
テイト・ドノヴァン    (カイル)
ロニー・コックス     (大統領)
ダイアン・ベイカー    (大統領夫人)
コピー 大統領でも、許さない。
あらすじ
ホワイトハウスで殺人事件が発生した。
殺されたのは25歳の美しい女性カーラ・タウン。
しかし、それ以外の詳しい情報は極秘事項とされた。
現場に呼ばれた殺人課の刑事リージスはさっそく捜査に乗り出すが、重要な証拠は全部官邸内部の警備員が握っている。
事件が起きた場所が場所だけに、リージスの捜査は困難を極める。
リージスはシークレット・サービスのニーナと二人で官邸内に渦巻く陰謀に立ち向かう。
感想
ストーリーがよくあるパターンなので、先が読めてしまうのが残念です。
しかし、アクションシーンや銃撃戦は見応えありです。
ニーナが元射撃の金メダリストなので、面白いほどの命中率で敵を倒す様は気分爽快です。(^_^;)

犯人に行きつくまでにいろんな複線があるのですが、明らかにダミーですよという感じがして素直には見れませんでした。
昔ならもっと素直に見れていたはずなのに、映画を見過ぎるというのもどんなものかなと疑問を感じてしまいました。

ウェズリー・スナイプスはとってもカッコ良く熱血刑事という感じが出ていましたが、密かに真ん中分けしてあるのが気になってアップになる度に口元が緩んでしょうがなかったです。(^^ゞ

客観的に見れば良く出来たサスペンスアクションだと思います。
個人的に最近良くウェズリー・スナイプスを見てるような気がします。
これは制覇しなさいという暗示なのかしら…。(-_-;)
鑑賞日 2003.02.11

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spink.gif 香港国際警察(2004)   香港
  NEW POLICE STORY  [124分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル アクション/ドラマ
監督 ベニー・チャン
出演者 ジャッキー・チェン   (チャン・クォウィ)
ダニエル・ウー     (ジョー・クアン)
ニコラス・ツェー    (フランク・シウホン)
チャーリー・ヤン    (ホウイ)
シャーリーン・チョイ  (ササ)
デイヴ・ウォン     (サム・ウォン)
ココ・チャン      (スー・チョー)
アンディ・オン     (ティンティン・ロウ)
コピー 返還から7年――香港を震撼させる最も冷酷な事件発生。
あらすじ
ある日、アジア銀行に5人の強盗が押し入った。
わざと警察を呼び寄せて殺しを楽しむという残虐な犯人たち。
これを受けた香港警察のチャンは、TVで3時間以内に逮捕すると宣言した。
チャンの発言を聞いた犯人たちは、彼らの部隊を罠にはめ、皆殺しにする。
一人命からがら生き残ったチャンだったが、そのあまりの残虐さにショックを受けた彼は、酒びたりになり仕事が手につかない状態になってしまう。
感想
久しぶりに「ええ話や〜!!」の雄叫びが出ました。
そんな裏話があったなんて〜!!
最後のエピソードに号泣です。

なんかいつものジャッキー映画とは一味違いますね。
こんなに人が残虐に殺されるってのはないような気がします。
らしくないけど、それが良かった!という珍しいパターンの作品です。

いつもみたいなパターンだったら、またかとか思って見るのを止めていたかも。
「あれ?今回はなんか違う?」と思って、一気に引きつけられました。

しかし、無茶するな〜。無茶するわ〜!
壊し放題、やり放題!
ありえないな〜と思っても、やっぱりこれだけ派手にやられたら見入っちゃいます。
見てて気持ち良かったです。

ピヨコちゃんを選ぶセンスも最高!これぞ、ジャッキーよね。

あの屋上からする〜〜っと降りるシーンも、もちろんスタントなしでこなしたんでしょうね。
本当にすごい技です。

アクションもさることながら、今回はドラマ部分が良かったです。
きちんと作りこまれていて、こっちも入り込みやすかったと思います。

ジョーたちだって育った環境が悪かっただけなんだよね。
金持ち息子と貧乏息子の対比が上手く組み込まれてました。
捻じ曲がった犯人たちの卑劣さが、親たちの無能さを露呈していて、すごい皮肉になっていました。

全然期待してなかったのに、ものすごく感動してしまったわ。
一味違うジャッキー映画。
あなたもご堪能あれ!

しかし、シウホンのコートって絶対”青島を意識したコート”ですよね?
狙いか?
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2006.10.12

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spink.gif ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ(1998)  イギリス
  HILARY AND JACKIE  [121分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ
監督 アナンド・タッカー
出演者 エミリー・ワトソン    (ジャクリーヌ・デュ・プレ)
レイチェル・グリフィス  (ヒラリー・デュ・プレ)
ジェームズ・フレイン   (ダニー・バレンボイム)
デヴィッド・モリセイ   (キーファ・フィンジ)
チャールズ・ダンス    (ダレク・デュ・プレ)
セリア・イムリー     (アイリス・デュ・プレ)
ビル・パターソン     (ウィリアム・プリース)
コピー 妹はチェロの天才だった。
でも人生の天才ではなかったのです。
あらすじ
音楽好きの母の方針で、小さい頃から姉ヒラリーはフルート、妹ジャッキーはチェロを習い始める。
始めは優秀なヒラリーが注目されていたが、その後ジャッキーが天才的なチェロの才能を開花させ、世界中で活躍するチェリストになった。
ヒラリーは自分の才能に見切りをつけ、大学の同級生キーファと結婚する。
華やかな世界に進んだジャッキーと、ごくごく普通な道に進んだヒラリー。
別々の道を歩き始めた姉妹のそれぞれの苦悩を描いた作品。
感想
これはとても切ないお話ですね。
始めはわがままで自分勝手なジャッキーにイライラさせられましたが、彼女の孤独とやり切れなさが分かってくると、すごく切なくなって涙が込み上げて来ました。

特にチェロをベランダに置いたり、タクシーに忘れたりするくらい嫌っていたのに、パーティーで会った男性ダニーを、引き止める手段がチェロしかないという所が切なかったです。
だから、ジャッキーとダニーが一緒に演奏する所は涙目うるうる状態でした。(T_T)

この天才チェリストを演じるエミリー・ワトソンの怪演も光ります。
一目見ただけでどこか病んでいるなと感じる目の輝き、怪しさ満点の微笑み、普通とはどこか違う天才らしい表情が印象的です。

それに対する姉ヒラリー役のレイチェル・グリフィスの押さえた演技も良いですね。
何とか妹を救いたいという優しさが滲み出ています。

かなり衝撃的な話もあって、抗議運動が起ったのも頷けますが、そのエピソードが彼女の苦悩を更にリアルに引きたてます。
大勢に囲まれていながら、常に孤独でその辛さに押しつぶされそうになるジャッキー。
始めにヒラリーを中心とした話を持ってくる事で、ジャッキーの苦悩や孤独が痛いほど伝わってきました。

あまりに短く、切ない人生。
彼女は幸せだったのか…そう考えると涙が止まりませんでした。

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spink.gif ポンヌフの恋人(1991)   フランス  PG−12
  LES AMANTS DU PONT-NEUF  [125分]
管理人評価   ★★★
ジャ ンル ドラマ/ロマンス
監督 レオス・カラックス
出演者 ドニ・ラヴァン           (アレックス)
ジュリエット・ビノシュ       (ミシェル)
クラウス・ミヒャエル・グリューバー (ハンス)
クリシャン・ラルソン        (ジュリアン)
マリオン・スタレンス        (マリオン)
コピー 愛はひとを裸にする
あらすじ
フランス、パリ。
夜、浮浪者のアレックスは、道に寝そべり足を轢かれた。
彼は浮浪者仲間につれられて、安い病院に担ぎ込まれた。
一応ギブスをしてもらい、寝床のポンヌフ橋へと戻る。
すると、アレックスの持ち場に見知らぬ女が寝ていた。
浮浪者のボス:ハンスは、彼女を追い出そうとするが、アレックスは画家である彼女の絵が欲しいと言い、自らモデルになって絵を描いてもらう。
感想
アレックスの深い愛が切ないですね〜。
不安定な二人の関係にハラハラして、目が離せませんでした。
上手くいかないのではないかと思って、最後までヒヤヒヤさせられました。
結局は二人が幸せになってくれたようで、一安心です。

前見た時は、集中して見てなかったから、訳の分からない内に終わってしまったんです。
これはじっくり見ないとダメですね。
とても雰囲気の良い作品だと思います。

アレックスがミシェルに惚れて行く過程は、切なくてほろ苦いけど、微笑ましい所も沢山ありました。
大量の花火が打ち上げられて、川が花火で埋め尽くされるシーンはとっても素敵でした。
しかし、あんなに上手く水上スキーが出来るとは、ミシェルは只者ではないですね。(笑)
あと、船の舳先で「タイタニック」立ちしてたけど、良く考えたらこっちの方が先ですね。
元祖は角度がかなり鋭角です。

ハンスの話しを聞いて、切なくてウルウルしました。
幼い娘を亡くしてホームレスになり、妻と一緒に生活するために、守衛の仕事を捨ててホームレスになったってやつ。

ミシェルを演じたジュリエット・ビノシュ。
ショコラ」でほんわかほのぼのキャラだった彼女も、この作品では別人のように汚くて誰だか分からないくらいです。
でも、最後に近づくにつれて、本来の美しさが見えてきました。

しかし、やっぱりフランス映画。
分からない所もちょこちょこ出てきます。
結局ミシェルはアレックスの事を愛していたんですよね。
でも、そこに自信が持てなかったのが気になります。
あと、すぐには解決できない問題って何だったんでしょう?
ジュリアンを殺したというのは幻だったのかな?
う〜ん、分からん。

これは「ボーイ・ミーツ・ガール」と「汚れた血」に続くアレックス青春三部作のようです。
あと一つ見てないけど、気になるからいつかは制覇したいです。
鑑賞日 2004.04.06

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spink.gif 本能寺ホテル(2017)   日本     [120分]
管理人評価   ★★★
ジャ ンル コメディ/ミステリー
監督 鈴木雅之
出演者 綾瀬はるか  (倉本繭子)
堤真一    (織田信長)
濱田岳    (森蘭丸)
平山浩行   (吉岡恭一)
佐戸井けん太  (島井宗室)
平岩紙    (加奈)
宇梶剛士   (繭子が予約を間違えるホテルの支配人)
加藤諒    (チラシを配る男)
田口浩正   (大塚)
高嶋政宏   (明智光秀)
近藤正臣   (吉岡征次郎)
風間杜夫   (本能寺ホテル支配人)
<声の出演>
中井貴一   (ナレーション)
コピー 私が過ごした一日は、
信長の最後の一日だった
あらすじ
恋人の両親に会うために京都へとやって来た倉本繭子。
彼女の勤めていた会社が倒産してしまい、流されるままに恋人のプロポーズを受け入れ、結婚する事になったのだ。
しかし、ふとした手違いから路地裏にあるレトロなたたずまいの“本能寺ホテル”にチェックインすることに。
するとなんと、ホテルのエレベーターは1582年の本能寺に繋がっていた。
感想
最近、綾瀬はるかちゃんの作品が続いてます。
ICHI」「映画 ひみつのアッコちゃん」「ハッピーフライト」そして、この作品です。
それぞれ全然違う役柄で、色々な表情のはるかちゃんが見れますね。

今回は不思議な現象に巻き込まれる女性。
流されるまま結婚を決めたけど、それで良いのか、悩んでいます。
色々な人から「やりたい事は?」と聞かれ、自問自答する繭子。
織田信長と会う事で、色々な経験をして、自分の中の答えを見つけていきました。

タイムスリップするきっかけや戻るきっかけが面白いですね。
金平糖を噛んでオルゴールが動くとタイムスリップ出来るんです。
でも、帰る時は誰かがカウンターのベルを鳴らしてくれないと帰れないんです。
これがまたすごく良いタイミングでなるんですよ。
それがいつも楽しみでした。

想像と違うと言われてしまった森蘭丸。
彼と繭子の掛け合いも面白かったです。

それなりに楽しめたので、★は3つにしました。
この世界観が上手くはまれば、楽しめると思います。
鑑賞日 2018.02.10

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spink.gif ポンペイ(2014)   アメリカ/カナダ/ドイツ
  POMPEII  [105分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/歴史劇/パニック
監督 ポール・W・S・アンダーソン
出演者 キット・ハリントン         (マイロ)
キャリー=アン・モス        (アウレリア)
エミリー・ブラウニング       (カッシア)
アドウェール・アキノエ=アグバエ  (アティカス)
ジェシカ・ルーカス         (アリアドネ)
ジャレッド・ハリス         (セヴェルス)
キーファー・サザーランド      (コルヴス)
コピー たとえ世界が滅びても
生きて、守る。
あらすじ
西暦79年。
ローマ帝国が誇る一大都市ポンペイ。
かつてローマ人に一族を虐殺されたケルト人騎馬族の生き残りであるマイロ。
奴隷として売られた彼は、復讐を胸に秘め、無敵の剣闘士として成長する。
そんなある日、ポンペイの有力者の娘カッシアと出会い、2人は身分の違いを超えて惹かれ合う。
感想
やっぱり結末が分かっているだけに、どんなに懸命に戦っていても、最後は火山の爆発で死ぬんだろうなと思ってしまいます。
そんな想像より大迫力のパニックシーンでしたが、巨大な噴石を不死身の如くすり抜けて逃げる姿は、ちょっと出来過ぎかなとは感じました。

バイオハザード(2001)」の監督だけあって、CGは素晴らしかったです。
巨大なコロッセオでのグラディエーターの戦い、火山活動による大地震により倒壊するコロッセオ、火山噴火で大量に降り注ぐ噴石、街を襲う巨大津波。
様々な場所でスケールの大きな自然災害が次々と起こって、逃げ惑う群衆や港に押し寄せる市民たちの混乱ぶりがリアルに描かれていました。

主要キャストたちもそれぞれのキャラにはまっていて、すんなりこの時代の世界に入り込めました。
特に主役のケルト人グラディエーターを演じたキット・ハリントンは、渋いイケメンで筋肉もカッコ良く魅力的でした。
最初は牽制しあっていたポンペイのグラディエーター:アティカスとの友情も感動的です。

ただキーファー・サザーランドは一人だけ現代人に見えて、ちょっと残念でしたね。
重要な悪役だっただけに、もう少し髪型とか古代風にして欲しかったです。

ポンペイの歴史が知れるかなと思って見始めたのですが、この作品はただ火山噴火によって滅びたという所だけ利用したようです。
パニック娯楽作品としては、普通に楽しめました。
物語は親を殺された復讐劇、身分違いの恋、巨大な天災と、かなり色々な要素が詰め込まれています。
でも、やっぱり最後には・・・と思ってしまいます。
鑑賞日 2023.06.11

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