--REIの映画感想--

全体的にネタばれがありますので、未見の方は注意して下さいませ
評価の★の内容は次の通りです
管理人の独断に基づいておりますのでご了承くださいませ
★★★★★:大好き!何度も観たい作品!
★★★★:好き!強く心に残る作品!
★★★:なかなか良い
★★:まあまあ損はしない
★:いまいちかも・・・
X:二度と観たくない


[ List ]
[ア行] [カ行] [サ行] [タ行] [ナ行] [ハ行] [マ行] [ヤ行] [ラ行] [ワ行][英語] [数字]
[] [] [] [ケ] []

spink.gif 刑事ジョン・ブック/目撃者(1985)  アメリカ
 WITNESS   [113分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス
監督 ピーター・ウィアー
出演者 ハリソン・フォード       (ジョン・ブック)
ケリー・マクギリス     (レイチェル・ラップ)
ルーカス・ハース      (サミュエル・ラップ)
ダニー・グローバー       (ジェームス・マクフィー)
ジョセフ・ソマー      (ポール・シェイファー)
アレクサンダー・ゴドノフ  (ダニエル・ホッフライトナー)
ヴィゴ・モーテンセン       (モセス・ホッフライトナー)
コピー 大都会の刑事が
眩しいばかりに純粋な
母と子に出会った ……。
あらすじ
刑事のジョンは、殺人事件を目撃してしまったアーミッシュの少年とその母親を保護する為、姉の家にかくまっていた。
しかし、少年の証言から犯人が警察内部の者だと知ってしまった為、自分が追われるはめになってしまった。
感想
この映画で初めてアーミッシュという人々がいることを知りました。
アーミッシュとは、今でも18世紀の文化と精神を強く残した生活を当時と変わらず続けている人々のことです。
刑事アクションものだと思っていたので、最初昔風の衣装を着ている人が出てきてビックリしました。
実は映画よりそっちの方が気になったちゃったりして…。
構成がサスペンス・アクション・ラブストーリーを一本に凝縮した感じで見応えありました。
追っ手が来るのが遅かったのでまさか見つからないまま終わらないよね?
なんていらない心配もしたりして…。

いろいろな意味で勉強になった映画でした。
鑑賞日 2002.12.06

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spink.gif ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer(2000)  日本   [119分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/ミステリー
監督 堤幸彦
出演者 中谷美紀  (柴田純)
渡部篤郎  (真山徹)
鈴木紗理奈  (木戸彩)
徳井優     (近藤昭男)
生瀬勝久    (遠山金太郎)
泉谷しげる   (壺坂邦男)
竜雷太     (野々村光太郎)
小雪       (霧島七海)
大河内奈々子  (磯山章子)
泉ピン子    (野々村昭子)
田口トモロヲ  (瀧山吉弘)
片桐はいり   (長谷川裕子)
酒井敏也    (喜多一尋)
伊丹幸雄    (塩川正義)
矢島健一    (林田誠一)
有福正志    (長尾昇)
村井克行    (斑目重友)
天本英世    (金魚売り)
コピー 犯行予告。
あらすじ
迷宮入りした未解決事件を専門とする警視庁捜査一課弐係。
今まで研修中だった若手キャリアの柴田純が弐係の係長に就任した。
その頃、弐係に一通のパーティ招待状が届き、15年前に起きた第七神竜丸の海難事故を調査することになる。
迷宮入りして時効寸前になった今、事故で唯一亡くなった霧島夫妻の娘:七海が、残りの生存者7名を厄神島へ招いたことで、再び殺人が起こる。
トボけた東大出のキャリア柴田純が難事件を解決してゆく人気TVドラマシリーズの映画化。
感想
連続ドラマが映画化されたものですが、ドラマからのファンだった私には大満足の出来でした。
柴田と真山さんの独特のかけあいや、それぞれ個性的なキャラクターの捜査一課弐係の面々、もちろん巧妙な殺人事件と謎解きなど見所が満載です。

中でも幻の生き物"つちのこ"と真山さんの戦いが好きです。
いつもはクールでかっこいい真山さんも"つちのこ"に噛まれ、「俺の正露丸知らない?」なんて可愛い一面も…。
でもラストは一回見ただけでは理解出来ず、何回も見直しました。
それでも真の意味は理解してないのかも。結構難しいです。

ドラマを見てない人には分かりづらいと思いますので、是非ドラマをご覧下さい!
おすすめです(^○^)
鑑賞日 2000.11.16

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spink.gif ケイティ(2002)   アメリカ
  ABANDON  [99分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/ドラマ
監督 スティーヴン・ギャガ
出演者 ケイティ・ホームズ         (ケイティ・バーク)
ベンジャミン・ブラット       (ウェイド・ハンドラー)
チャーリー・ハナム         (エンブリー・ラーキン)
ゾーイ・デシャネル        (サマンサ・ハーパー)
ガブリエル・マン          (ハリソン・ホバート)
メラニー・ジェイン・リンスキー   (ムーシー・ジュリー)
マーク・フォイアスタイン      (ロバート・ハンソン)
ガブリエル・ユニオン        (アマンダ・ルトレル)
ウィル・マコーマック        (オーガスト)
トニー・ゴールドウィン       (デヴィッド・シェーファー)
コピー 愛しても、みんな消えてく…。
あらすじ
大学生のケイティは、卒論と就職活動に追われる毎日。
そんな彼女の元に、二年前失踪した恋人のエンブリーの事件を担当する刑事ハンドラーがやって来た。
実は二年前、ケイティはエンブリーと共にヨーロッパに行く予定だった。
しかし、そんな彼女を残して、エンブリーは失踪したのだ。
忘れかけていた彼との記憶を思い出すケイティ。
そのせいなのか、彼女は町のあちこちでエンブリーの姿を見るようになる。
感想
どんな話か分からなかったので、ただただ進む物語を見ていました。
しかし、ず〜っと見てても、どこらへんにサスペンスの要素があるのか分からず、何が言いたい映画なんだろう??ってずっと疑問に思ってました。
そしたら最後でビックリだ〜!!
そういう事か〜。
全てが分かった時は、思わずポン!と手を叩きましたね。
っていうか気付かなかった私に問題あり?(^_^;)

主人公のケイティ・ホルムズが飛び切り美人じゃないってのもちゃんと意味があったのね。
でも、こういう味のある顔立ちの女優さん好きだな〜。
それに、エンブリー役のチャーリー・ハナムもカッコ良かったです。
でも…でもね。この役にはちょっと合わなかったかな〜と思っちゃいました。
この役にはもっとミステリアスな雰囲気のある俳優さんの方が良かった気がするのです。
彼はちょっと小奇麗であっさりし過ぎるような…。

見ている時にすごく気になってもどかしかった事があったんです。
それは図書室に出没するふっくらした女性の正体。
映画の中の役柄も気になりますが、な〜んかどっかで見た気がしてずっと考えてたんです。
でも、思い出せなくてちょっとイラついてました。
後で調べてスッキリです!
彼女は「乙女の祈り」に出ていたメラニー・リンスキーでした。
しみじみ、大きくなったわね〜なんて思ったりして。
こういうのって分かるとすごくスッキリするんですよね。

色々疑問があったんですけど、最後にポンと解決したのでALL OKでしょう。
後から「あれはあの時の○○か〜」とか思い出して、一人で感心しております。
後からもう一度見直したくなる作品ですね。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2004.05.30

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spink.gif ゲート・トゥ・ヘブン(2003)   ドイツ
  TOR ZUM HIMMEL   [90分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス/ドラマ/コメディ
監督 ファイト・ヘルマー
出演者 マースミー・マーヒジャー  (ニーシャ・シャンカー)
ヴァレリー・ニコライエフ  (アレクセイ・ゼレズニアコフ)
ミキ・マノイロヴィッチ   (ダック)
ウド・キア         (ヨアヒム・ノヴァク)
ソティギ・クヤテ      (トーゴ)
バート・クウォーク     (ムキ)
アマン・ブシャン      (アシス・シャンカー)
アドリアナ・アルタラス   (デニス)
コピー ふたりの夢が 届く場所・・・
あらすじ
ドイツ。フランクフルト空港。
スチュワーデスに憧れる清掃婦のインド人ニーシャ。
彼女は女好きで有名な航空会社の社員ノヴァクに頼み込んで、講習が受けられるようにしてもらう。
一方、空港近くの収容所にいたロシア人のアレクセイは、空港の荷物係ダックの手引きにより、空港の地下にかくまわれた。
そんな2人が、夜の無人の飛行機の中で出会い、恋に落ちる。
感想
最初はあまりに底辺のお話だったので、共感できずに戸惑っていたんですけど、段々と良くなってきて最後は素直に祝福する事が出来ました。
子供取り違いから発展した事件には終始ドキドキさせられました。
こんな小さな子がどうなるんだろう〜と気をもまされました。
しかし、それはとってもきっちり気持ち良いくらいの終わり方だったので、後味はすごく良かったです。

いきなりインド風のミュージカルが始まったので驚きましたが、これが楽しかった!
やっぱりインドはこういうミュージカルが人気なのですね。
あと、2人でそれぞれ歌を歌って大騒ぎする所も好きでした。

ニーシャ役のマースミー・マーヒジャーがとても綺麗。
いかにもインド〜って感じですが、すごく美人なのです。
でも、ニーシャはちょっと抜けてる所もあって憎めないタイプ。
そこで親しみやすくなっているようです。
彼女のコレクションしていた世界中のスチュワーデスの制服は圧巻でした。
ミュージカルの時に役立ってましたね。
これで衣装レンタルやったら儲かりそう。(笑)

しかし、空港の裏側ってこんな風になっているのですね〜。
とっても複雑で熱気がすごい。
下っ端は荷物のコンベアーに乗って移動してるし…。
これでどこでも行けちゃうのね。
結構楽しいかも。

空港だけあって出てくる人がとっても多国籍。
インドにロシア、アフリカにドイツ…。
場所を活かした面白い設定ですね。

ツボにはまったのは、要所要所に出てくるトーゴ。
ちょくちょく出てきては2人と関係ない所で少しずつ成功してるんですよ。
木彫りの置物が日本人観光客に売れるという皮肉が笑える。
あと、トーゴが航空券を失敬したスコットランド人らしき男性、彼は寝過ぎじゃないの?
死んでるのかと思ったわ。
鑑賞日 2005.05.29

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spink.gif ケープ・フィアー(1991)   アメリカ
  CAPE FEAR  [127分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス/ミステリー
監督 マーティン・スコセッシ
出演者 ロバート・デ・ニーロ  (マックス・ケイディ)
ニック・ノルティ    (サム・ボーデン)
ジェシカ・ラング    (リー・ボーデン)
ジュリエット・ルイス  (ダニエル・ボーデン)
ジョー・ドン・ベイカー (クロード・カーセック)
マーティン・バルサム  (裁判長)
イリアナ・ダグラス   (ローリ・デイヴィス)
グレゴリー・ペック   (リー・ヘラー)
ロバート・ミッチャム  (エドガード警部)
コピー 裁くは天にあらず
罰するは我なり!
あらすじ
出所したマックスは、自分を救えなかった弁護士サム・ボーデンに復讐の念を燃やしていた。
当初は軽い嫌がらせ程度であったが、次第に嫌がらせはエスカレートしていく。
恐怖を感じたサムは家族を守ろうと奔走するが、マックスの力を押しとどめることはできず、やがてその恐ろしい本性に打ちのめされていく。
感想
とにかく怖い作品でした。
今ならストーカー規制法とかで逮捕できそうですね。
しかし、こんな奴に恨まれたら、殺すまで諦めなさそうだから、本当にたちが悪いです。

車の下に隠れてついてきているのが分かった瞬間、「ヒっ!!」と声が出ちゃいましたよ。
これは本当に怖かったです。

徐々に追い詰められる過程は、実に上手い進め方ですね。
ちらちら影を見せておいて、妻に接触、娘に接触。
仕事を失う罠まで用意して、サムの物を奪おうとするマックス。

最後の船での対決は、手に汗握る展開の連続でした。
嵐で船も転覆しそうなのに、その中で殺人鬼と戦わなければならないなんて!
画面もぐるぐる回っていて、今どうなっているのか、把握するのも大変でした。

そして、あの川に沈む寸前の表情。
怖すぎて夢に出てきそうです。

弁護士さんってこういう逆恨みが多そうですね。
どんなに卑劣で残酷な奴でも弁護士ないといけませんからね。
サムの気持ちも良く分かります。

やっぱりロバート・デ・ニーロが凄かったですね。
執拗に追いかけてくるストーカーが似合い過ぎて恐ろしいです。
絶対関わったらダメな人物ですよ。
こういう役をやらせたら、彼の右に出る者はいません。

こういうのはやっぱり苦手だな。
最後はそれなりにスッキリするけど、これから幸せになれると思えなくて、後味はあまり良くないです。
この一件で家族の絆は深まったのかな。
そうだと良いな。

これは「恐怖の岬」という作品のリメイクだそうです。
そのオリジナルのキャストの人が出てるんですね。
そちらの方もチェックしてみたいと思います。

リメイク作品。
オリジナル「恐怖の岬」(1962)
鑑賞日 2018.05.10

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spink.gif 劇場(2020)   日本     [136分]
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス/ドラマ/青春
監督 行定勲
出演者 山崎賢人  (永田)
松岡茉優  (沙希)
寛一郎   (野原)
伊藤沙莉  (青山)
井口理   (小峰)
三浦誠己  (飲み会にいた記者)
浅香航大  (田所)
コピー 一番会いたい人に会いに行く
こんな当たり前のことがなんでできなかったんだろう
あらすじ
中学からの友人と劇団“おろか”を立ち上げた永田だったが、上演した舞台はことごとく酷評され、劇団員たちも離れていってしまう。
そんなある日、偶然同じスニーカーを履いていた沙希に思わず声をかける永田。
女優を目指して上京し、服飾の学校に通う沙希は、生きることに不器用な永田と一緒に暮らすようになり、彼の夢のために公私にわたって懸命に支えていく。
感想
あまりに主人公が不器用過ぎて、頑張っている彼女がいたたまれなかったです。
出て行ったかと思えば夜に帰ってきたり、元通りかと思ったら怒って出ていったり。
クリント・イーストウッドを褒めて機嫌が悪くなったら、どんな話をしたら良いのか分からなくなってしまうと思います。

脚本家は才能がものをいうお仕事だから、こういう気難しい人が多そうですね。
劇団員たちも大変そうでした。
本人も不安定でコントロールが出来ないみたいだし、彼女ひとりではどうしようも出来ないのも仕方がありません。

永田とは幸せになれなかったけど、これだけ出来る沙希ちゃんなら、きっと幸せを掴む事が出来るはずです。
彼女の幸せを願わずにはいられません。

何も知らずに見たので、最後に原作があの又吉先生と知って驚きました。
このもの暗い雰囲気にも納得です。

いつも明るい役を演じる事の多い山崎賢人ですが、今回はもっさりと暗くて不器用な男を見事に演じていました。
ぐちゃぐちゃの髪と無精ひげで、キラキラオーラを消せるもんなんですね。

そして、どこまでも健気で明るい沙希ちゃんを演じたのは松岡茉優ちゃん。
暗い夜道で何度も無視されながらもおちゃらける姿が印象に残っています。
ああ、思い出したら本当に腹立たしい。

自分が大好き過ぎて他の人を気遣えない最低男を好きになった健気な彼女。
こんな人とは関わりたくないけど、世の中に沢山ある話なのかなとも思いました。
鑑賞日 2021.06.02

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spink.gif GEKICHIN 撃沈(2000)   アメリカ
  ELITE  [104分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/サスペンス
監督 テリー・カニンガム
出演者 ジェイソン・ルイス     (ジェイソン)
マキシン・バーンズ     (リナ)
ユルゲン・プロフノウ    (アビ)
ロビン・ギヴンズ      (アッシュ)
ジョエル・ウエスト     (ジョエル)
スティーヴン・ウィリアムズ (マッケイ)
コピー 劇場未公開
あらすじ
オーストラリア。
軍の基地からミサイルを盗んだテロリスト:レオナルドが事故死した。
彼を死に追い込んだのは、英才教育を受けて育ったエリートコマンドー5人組だった。
そんな彼らの元に、新しい任務の知らせが届く。
カンボジアから盗まれた地雷の回収だ。
感想
てっきかりTVMと思っていたんですけど、アメリカでは劇場公開されていたんですね。
有名な人は誰も出ていないけど、皆かなりのイケメン揃いでした。

エリートコマンドーの5人は、13年前に親をテロリストに殺された子供たち。
復讐心を大人に上手く利用され、テロリストを始末するシークレット・コマンドーとして訓練されたのでした。

といっても、そんなに派手な技とかは無くて、ルパンのような身のこなしで、次々にテロリストを始末するという感じです。
5人にはそれぞれ役割が合って、双子はハイテク機器に強いとか、ジョエルはヘリのプロフェッショナルとか。
相手の弾が全然当たらないのは、この手の作品ではお約束。
最後にモリが刺さったくらいです。

B級テイスト満載の割には、見応えもあって楽しめました。
ルークが至近距離から大砲でぶっとぶ所なんて最高でしょ!

やっぱり善悪がはっきりしていて、単純なお話だから気軽に楽しめたんでしょうね。
そんな中、意表をつく演出なんかもあって、脚本の良さを感じます。

ちなみに、私がTVで見た時は、「エリートコマンドー/GEKICHIN 撃沈」というタイトルでした。
鑑賞日 2005.11.08

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spink.gif 激突!(1971)   アメリカ
  DUEL  [89分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス
監督 スティーヴン・スピルバーグ
出演者 デニス・ウィーヴァー     (デヴィッド・マン)
キャリー・ロフティン     (トラックの運転手)
エディ・ファイアストーン   (カフェの主人)
ルー・フリッゼル       (バスの運転手)
ルシル・ベンソン       (蛇屋の女性)
ジャクリーン・スコット    (マン夫人)
アレクサンダー・ロックウッド (車の老人)
コピー 40トンの殺人トラックに戦慄が走る!
凄まじい迫力で追いまくられる車 500マイルのデッドヒート!
かつてなき恐怖と衝撃!
あらすじ
デヴィッドは仕事の為、知人のもとへ車を走らせていた。
その道中、前方を走るタンク・ローリーを何気なく追い抜く。
だがその直後、タンク・ローリーはデヴィッドに迫り、また前方をふさぐのだった。
デヴィッドは再び抜き返し、その距離を広げてガソリン・スタンドへ。
すると間もなく、タンク・ローリーがまたしても姿を現わし、デヴィッドを煽りにかかる。
感想
この時代から煽り運転の恐怖があったんですよね。
しかも、相手は何倍も大きいタンクローリー。
そんな大きい鉄の塊が、時速145キロで迫って来たら、命の危険を感じてしまいます。

相手の殺意が何故こんなにも高まってしまったのか。
それが全然見えないのは恐怖ですね。
遅い車に追い抜かされたのがそんなに腹が立ったんでしょうか。
殺そうと思う程だというのが、本当に怖い。
そんなサイコパスがタンクローリーに乗っているのが、またまた怖い。

でも、それも何度もそればかり繰り返されると、眠くなってしまいました。
テレビ放送のサムネも、当時の映画ポスターも、最後の一番良い所を切り取って見せているので、赤い車の最後はこうなるんだと思っての鑑賞です。

一番のとばっちりを受けたのは、食事休憩したカフェで、間違えられて殴られた男性ですよね。
いきなり因縁つけられて、サンドイッチを投げ飛ばされたんですから。
彼がかなり可哀想で同情しました。

評価の高い作品だったので、結構期待していたのですが、あまり楽しめずに終わってしまって残念でした。
まあ、録画していた中で一番上映時間が短いってだけで選んだんですけどね。(汗)
鑑賞日 2022.09.14

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spink.gif 解夏(2003)   日本     [113分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ
監督 磯村一路
出演者 大沢たかお (高野隆之)
石田ゆり子 (朝村陽子)
富司純子 (高野聡子)
田辺誠一 (松尾輝彦)
古田新太 (清水博信)
石野真子    (れい子)
柄本明     (黒田寿夫)
林隆三     (朝村健吉)
松村達雄    (林茂太郎)
コピー あなたが、失明するとしたら
最後に見たいものは 何ですか

その日、すべてが消える。そして、始まる。
あらすじ
東京で小学校の教諭をしている隆之。
ある日、目の痛みを見てもらう為、幼なじみの医者:博信の診察を受ける。
そして、徐々に視力を失っていくベーチェット病と診断された。
隆之は恩師の朝村へ挨拶に行き、自らの病気を告白すると共に、朝村の娘で隆之の恋人である留学中の陽子とは別れる事にしたと告げる。
職を辞して長崎へ帰郷した隆之は、家族や友人に支えられ、懐かしい故郷の光景を目に焼き付けていく。
そんな彼のもとに、モンゴルから帰国した陽子がやって来た。
隆之は陽子の将来を思い悩むが、彼女は病気の事を勉強し支えになると決心していた。
感想
見終わった後に、とても穏やかで優しい気持ちになれる作品でした。
切なく辛い最後のはずなのに、こんな気持ちになるなんて不思議です。
全ては”解夏”という教えのおかげなんですよね。
そう思うと、宗教というものについて、改めて考えさせられます。

失明の恐怖から開放された日。
それが隆之の”解夏”。
もうこれは「なるほど」と受け入れるしかありません。
いや、そう思って救われたい素直な気持ちですよね。

あの語呂合わせの歌。
母が豆の筋を取りながら涙を流すシーンが印象に残ります。

雨に打たれながら隆之が陽子にヤツ当たりする所も泣けますね。
優しさがかえって人を追い詰める事もあるんですよね。
でも、自分でもそれを分かっていながらどうしようも出来ないイライラ。
2人とも優しいから、余計に辛かったです。

主役の二人の人柄や雰囲気が良くて、温かい気持ちで作品を見る事が出来ました。
陽子の包容力、心の広さがあったから、こんな気持ちが持てたんだと思います。
出てくる人、みんなが優しい作品でした。

長崎には小さい頃に一度行った事があるのですが、今回もう一度旅行した気分が味わえました。
また行きたいなぁ。
鑑賞日 2005.05.01

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spink.gif ゲゲゲの鬼太郎(2007)   日本     [103分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ホラー/アドベンチャー/ファミリー
監督 本木克英
出演者 ウエンツ瑛士  (ゲゲゲの鬼太郎)
井上真央    (三浦実花)
田中麗奈    (猫娘)
大泉洋     (ビビビのねずみ男)
間寛平     (子泣き爺)
橋本さとし   (空狐)
YOU     (ろくろ首)
小雪      (天狐)
内田流果    (三浦健太)
神戸浩     (百々爺)
中村獅童    (大天狗裁判長)
谷啓      (モノワスレ)
室井滋     (砂かけ婆)
西田敏行    (輪入道)
コピー お待たせ。

鬼太郎史上、最大のピンチ!
あらすじ
妖怪世界でのんびり暮らしていた鬼太郎。
そんなある日、事件が起きた!地下深く厳重に保管されていた"妖怪石"が盗まれたのだ。
その石はひょんな事から人間世界へ紛れ込み、小学生の三浦健太が父から誰にも言うなと約束させられて持つ事になった。
強大な力を持つ"妖怪石"を取り戻すべく人間界へやって来た妖怪たち。
健太から助けを求められた鬼太郎は、人間と仲間たち、妖怪世界を守るために、敵との戦いに挑む。
感想
ついに「ゲゲゲの鬼太郎」公開!
という事で、公開初日のレイトショーを見に劇場に行ってきました。
この作品についてはWaTファンの贔屓目100%の感想となりますので、予めご了承くださいませ。

映画、とっても面白かったです!
オープニングで徹平くんの「ゲゲゲの歌」がかかった時は、思わず一緒に歌いそうになっちゃいましたよ。
あまりに聞きすぎてるんで、口が勝手に動いちゃうんですよね。(汗)
本当に可愛い歌声です!

そして、一気にゲゲゲの世界へ。
監督もおっしゃってましたけど、本当に妖怪たちが町を歩いててもおかしくない世界観がきちんと作り上げられてます。
無料メイキングで初めて映画のシーンを見た時には、かなりの違和感を感じてたんですけど、本編では全くそんな事は感じず心から楽しむ事が出来ました。
なんと言っても主役の鬼太郎がカッコ良い!
度々アップになる表情が100%カッコ良かったです。大画面で見ると顔の美しさがより一層引き立ちますよね。
いちいちうっとりしてしまいました。

そして、各所に散りばめられている小ネタが面白い!
電池の切れた鬼太郎、確認しました!ここは一押しの笑い所ですね。
あと、笑いといえばねずみ男!
勝手に足されたおならは最後の1発かな?彼の登場シーンではことごとく笑わせて頂きました!
でも、一番のツボは輪入道かな。
なんかぶつぶつつぶやく一言一言が面白いんですよ。
顔だけなんでその限定された中であれだけ面白く出来るのはすごいな〜って感心しちゃいました。

期待していた"禁断"の恋。
こちらもなかなかのドキドキ感でしたよ。
CMにもなっている列車でのやり取りが可愛かった〜♪
鬼太郎の写メ、私も欲しいな。

一番のお気に入りは、やっぱり皆でダンスですね。
これ、めちゃめちゃ可愛かった〜〜!!!
鬼太郎のダンス見るのでいっぱいいっぱいだったんですけど、ちらっと目に入る猫娘のキュートなダンスも凄かった!
かなり細かく打ち合わせしたって言ってましたもんね。
ここだけもう1回見たいな〜。ってか早くDVD欲しい!
パンフレットも買いました!
鬼太郎の基礎知識が少ないのでこれで勉強したいと思います!
鑑賞日 2007.04.28

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spink.gif ゲゲゲの女房(2010)   日本     [119分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ
監督 鈴木卓爾
出演者 吹石一恵   (武良布枝)
宮藤官九郎  (武良茂)
村上淳    (金内志郎)
坂井真紀   (田所初枝)
宮崎将    (安井庄治)
柄本佑    (佐久間弦太)
夏原遼    (飯塚正夫)
平岩紙    (飯塚只子)
鈴木慶一   (都筑睦夫)
宇野祥平   (川男)
徳井優    (ぬらりひょん)
南果歩    (武良琴江)
コピー お見合いから5日後の結婚。夫婦になる──
あらすじ
昭和36年、出雲の安来。
大家族の中で育った布枝は、東京に住む貸本漫画家のしげるとお見合いをし、その5日後には結婚、慌ただしく上京することに。
そんな布枝を待っていたのは、大都会・東京での甘い新婚生活にはほど遠い、想像を絶する貧乏暮らしだった。
ひたすら妖怪漫画ばかりを描き続けるぶっきらぼうな夫とのぎこちない生活の日々。
戦争で左腕を失ったことと貸本漫画というものを描いているということ以外、しげるのことを何も知らず、困惑ばかりが募っていく。
感想
NHKの朝ドラを見ていたのですが、すっかり内容を忘れていました。
お見合い、結婚から壮絶な貧乏暮らし。
講談社での連載が決まるまでを描いた作品です。

とにかく家にあるものを質に入れてしのいだんですね。
茂一人でもやっとの生活だったのに、なんで結婚したんでしょう。
そこが謎でした。
親が心配して進めた話なのかな。

妖怪たちの出し方も雑と言うか、ちゃちいというか。
独特のおどろおどろしさがなくて、とても残念な仕上がりになってしまっています。

あと、周りの風景がいきなり現代のパルコだったり、高層マンションだったりが映り込んでいて混乱しました。
あえてなのかもしれないけど、昭和の雰囲気を大事にして頂きたかったです。

水木しげるの漫画は暗くて怖くて不思議なのが魅力ですが、時代を先取りし過ぎていたのか、貸本の時代にはさっぱり人気がなかったようです。
あの時代の漫画で今現在も残っているのは、本当に数が少ないですから、時代の変化に対応する「ゲゲゲの鬼太郎」は最強のコンテンツでしょう。

どんなに貧乏でも苦手な宇宙物には手を出さなかった芯の強さが生き残りに必要だったようです。
普通大手からの仕事は喉から手が出るほど欲しい訳ですから。
得意分野での絶対の自信があったからこその選択です。

とにかく貧乏な生活に終始したので、ずっと重苦しい空気で気分も上がりません。
その後の活躍はご存知の通りという事なのかもしれないけど、もう少し明るい活躍部分も見たかったです。
鑑賞日 2021.11.29

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spink.gif 結婚の条件(1988)  アメリカ
 SHE'S HAVING A BABY   [106分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス
監督 ジョン・ヒューズ
出演者 ケビン・ベーコン      (ジェイク・ブリッグス)
エリザベス・マクガヴァン  (クリスティ・ブリッグス)
アレック・ボールドウィン  (デイビス)
イザベル・ロルカ
ウィリアム・ウィンダム
キャスリン・ダモン
コピー 憧れ、不安......
そして、恋に揺れているあなたへ。
あらすじ
作家志望のジェイクは、結婚式の当日になってもこれで良かったのかと悩んでいた。
結局早まったかもしれないと思いながらも無事結婚した彼は、生活費の為に腰掛けのつもりで広告代理店に勤め始めた。
ジェイクは幸せなはずなのに何故か今の生活に満足できずに悩んでいた。
そんな中、両親に催促された事もあって妻のクリスティが子供欲しいと言い出し、二人は衝突しながらも子作りに励む。
感想
シリアスな中にも笑い所が沢山あって面白かったです。
中でも満たされない生活に悩んでいるジェイクが見る幻覚が面白かったですね。
芝刈りしている近所の人々がいきなり踊り出したり、クリスティに「3ヶ月前にピルを止めたの」と言われた時は、拘束具をつけてトロッコに乗り壁に激突して大爆発してました。(笑)
この表現は男の人にしてみたら大袈裟でもないんでしょうかね。

幻想だけではなく、真剣に悩んでるからこそ面白い所もありました。
子供を作る為に体温もきちんと計って受精しやすい体勢がとれるようにしてベッドで待っている妻に呼ばれたジェイクが一言
「愛の巣も今や種付け牧場に…」
と言ったのも笑えました。
いざ子作りとなると、女の方がはりきってしまうのでしょうか。
二人のやり取りが良かったです。

あとクリスティの陣痛が始まってからの、ジェイクの慌てぶりも大爆笑でした。
慌て過ぎて、一番肝心のクリスティを車に乗せ忘れるんだもん。
その上、冷静な彼女に「慌てなくていいから」とか言ってるから、慌ててるのはあなたでしょ!ってツッコミたかったです。

最後のエンドロールに、いきなりマイケル・キートンやマジック・ジョンソンが出てきてビックリしました。
皆さんジョン・ヒューズ組の俳優さんみたいですね。
最初から最後までこだわりがあって、とても楽しめました。
笑える映画だとは思わなかったので、得した気分です。
鑑賞日 2003.02.17

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spink.gif 決算!忠臣蔵(2019)   日本     [125分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 時代劇/コメディ
監督 中村義洋
出演者 堤真一   (大石内蔵助)
岡村隆史  (矢頭長助)
濱田岳   (大高源五)
横山裕   (不破数右衛門)
妻夫木聡  (菅谷半之丞)
荒川良々  (堀部安兵衛)
小松利昌  (貝賀弥左衛門)
沖田裕樹  (三村二郎左衛門)
大地康雄  (奥野将監)
西村まさ彦 (吉田忠左衛門)
寺脇康文  (間瀬久太夫)
木村祐一  (原惣右衛門)
橋本良亮  (武林唯七)
近藤芳正  (進藤源四郎)
波岡一喜  (河村伝兵衛)
芦川誠   (小山源五右衛門)
宮本大誠  (奥田孫太夫)
上島竜兵  (早川惣介)
鈴木福   (大石松之丞:のちの主税)
鈴鹿央士  (矢頭右衛門七)
桂文珍   (祐海和尚)
板尾創路  (戸田権左衛門)
村上ショージ (前田屋茂兵衛)
千葉雄大  (磯田武太夫)
山口良一  (井上団右衛門)
笹野高史  (落合与左衛門)
滝藤賢一  (戸田采女正)
竹内結子  (大石理玖)
西川きよし (大野九郎兵衛)
石原さとみ (瑤泉院)
阿部サダヲ (浅野内匠頭)
コピー 討ち入り、
やめとこか!
あらすじ
18世紀初頭、江戸・元禄年間。
赤穂藩藩主の浅野内匠頭は、江戸城内で幕府の重臣・吉良上野介に斬りかかるという刃傷沙汰を起こし、幕府より即日切腹と藩のお取り潰しという厳しい裁定が下る。
筆頭家老の大石内蔵助は、幼なじみで勘定方の矢頭長助の力を借りて残務整理に追われる日々。
そんな中、一部の藩士が仇討ちを口にして勝手な行動に出たり、討ち入りを期待する世間のプレッシャーも日増しに高まっていく。
ところが、いざ討ち入りするにも相当のお金が必要なことが判明する一方、どうにか工面した予算800両(約9500万円)はみるみる減ってしまい、いよいよ追い詰められていく。
感想
徹底的にお金にこだわる演出がとても面白くて、あっという間に見終わりました。
そして、まさかのオチ!
最後がどうなるんだろうとワクワクしていただけに、ここは残念でした。

とにかく何をするにもお金はかかる!
勘定方は常にそろばんをはじいて、帳簿とにらめっこです。
討ち入りには総額七百両もかかったとか!
どこでどれだけかかったのかを映画にしているので、とても分かりやすく面白かったです。

綿密な計画の基に討ち入りしたかと思いきや、結構な行き当たりばったり。
選りすぐりの47人ではなく、お金をかけない為に人数を減らしたというのも新しい。
目立つ赤い着物を全員分ではお金がかかり過ぎるから、元々持っている火消し装束にしたとか。
最後の討ち入り会議の時、全員分用意する!という事に金額が増えていって、どれだけお金が必要なのか再確認させられました。
しかし、ここが一番の山場だったとはね!!

お金がかかった事には金額が出るので、人にお金が付いて回って本当に分かりやすい!
江戸までの旅代は片道36万円。
これを人数分だとあっという間に予算が減っていきます。
歩く人に36万円の文字がついていくのがクスクス笑えました。

この映画は旦那も面白かったようです。
でも、人によっては金遣いが荒い人もいるんじゃない?
と値段が一律だったのが気になった様子。
確かになぁ。
でも、帳簿にはそれを一人ずつ書く訳にはいかなかったんだろうな。

岡村さんの真面目な勘定方、はまってました。
息子が長身のイケメンだったのには笑いましたが・・・。

何度も映画化された「忠臣蔵」なので、たまにはこんな見方もありですね。
次回から普通の「忠臣蔵」を見る時、お金の計算してしまうそうで怖いです。ww
鑑賞日 2021.04.24

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spink.gif 決戦は日曜日(2022)   日本     [105分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ
監督 坂下雄一郎
出演者 窪田正孝   (谷村勉)
宮沢りえ   (川島有美)
赤楚衛二   (岩渕勇気)
内田慈    (田中菜々)
小市慢太郎  (濱口祐介)
音尾琢真   (向井大地)
小林勝也   (川島昌平)
たかお鷹   (後援会長:渡辺)
原康義    (池田代議士)
コピー 私に清き一票を…入れないでください!
あらすじ
谷村勉は地元の選挙区のベテラン衆議院議員:川島昌平の私設秘書。
その川島が病に倒れた時期に、運悪く解散総選挙が行われる事になった。
陣営は急遽、後継候補として娘の有美に白羽の矢を立てる。
しかし、お嬢様育ちの有美は政治の素人で、予想以上の世間知らずでもあった。
谷村はそんな有美の自由奔放な言動に振り回されていく。
感想
政治ものですが、お堅い雰囲気は一切なく、コミカルに振り切った作品です。
政治に無関心のお嬢様が、無理やり候補者に押されて立候補したものの、世間知らずが故の行動でスタッフたちを振り回していくお話。
雨でぬかるんだ道をおんぶしてもらうとか、過去のSNSでの発言を掘り起こされるとか、現実でも問題になった事例をふんだんに取り入れているのは、皮肉の極みですね。

全然思い通りにいかなくて、屋上で自分の主張を声高に宣言し、主張が通らないなら飛び降りるとごねて、わざわざマットの上に落とされるのは衝撃でした。
いくら3階建てで低いとはいえ、あんなマットじゃ怪我するでしょ。
無表情で自らも飛び降りる谷村君が怖かったです。

あまりにも自分をないがしろにされて怒った有美は、谷村にわざと落選する為に協力して欲しいと頼むのです。
先輩秘書官に小型カメラをしかけて、密会の様子を撮影したり、誤解されるような映像をSNSで流したりと、マイナスになるような仕掛けをしました。
しかし、運が良いのか、悪いのか、あらゆる事情が有美に有利に働くのです。

落ちる為の小ネタも選挙あるあるも、滑稽でバカバカしくて面白かったです。
これを大の大人たちが大真面目にやっているのが、余計に哀愁を感じさせます。

宮沢りえさんはコメディ作品もいけるなんて意外でした。
いかにもお嬢様で世間知らずという役がはまりまくっています。
「大人だから批判も受け入れますよ」と余裕の表情だったのに、谷村にズバズバ痛い所を付かれてブチ切れる所が特に良かったです。

どんなに個人で抗っても、組織の大きな流れには逆らえない、しがらみの怖さも感じました。
親の存在が大きければ大きいほど、そのしがらみも大きく身動きが取れないのでしょう。
政治家となった有美は、これからどのような行動を取るのか、気になる所です。
鑑賞日 2023.09.24

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spink.gif ゲット・ア・チャンス!(2000)   アメリカ
  WHERE THE MONEY IS  [88分]
管理人評価   
ジャンル ドラマ/犯罪
監督 マレク・カニエフスカ
出演者 ポール・ニューマン     (ヘンリー・マニングス)
リンダ・フィオレンティーノ (キャロル・マッケイ)
ダーモット・マローニー   (ウェイン・マッケイ)
スーザン・バーンズ     (フォスター)
アン・ピトニアック     (テトロー)
ブルース・マックヴィッティ (カール)
ダイア・アモス       (キティ)
コピー 人生は、終わりが始まり
あらすじ
老人ホームで看護婦として働いているキャロル。
夫と二人暮らしなのだが、最近、倦怠期に陥っている。
そんなある日、老人ホームに元銀行強盗のボケ老人ヘンリーが護送されてきた。
なぜか、ヘンリーが気になる彼女は、ある日ヘンリーがボケのふりをしているだけと知る。
やがて彼に魅了されてしまったキャロルは、自分を変えるため、ある決意をする。
感想
全然共感出来なくて後味が悪かったです。
ヘンリーなんか巻き込まれただけでしょ。
なのに、最後の扱いがあまりにひどい!

本当の悪人って天使の顔してるんでしょうね。
その典型がキャロルだと思いました。

あまりに冷や冷やさせられるので、全編薄目で見たってくらい真剣に見る事を脳が拒否してました。
集金車を襲う時も、ヘンリーを護送車から助ける時も、あまりに無謀すぎるんです。
もちろんご都合主義で全て上手くいくんですけど、危う過ぎる展開とのギャップに白けてしまいます。

製作にリドリー・スコット、総指揮はトニー・スコットという布陣でしたが、私には合いませんでした。
久しぶりに1つです。
鑑賞日 2006.03.14

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spink.gif 月曜日に乾杯!(2002)   フランス/イタリア
  LUNDI MATIN  [127分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 オタール・イオセリアーニ
出演者 ジャック・ビドウ        (ヴァンサン)
アンヌ・クラヴズ=タルナヴスキ (ヴァンサンの妻)
ナルダ・ブランシェ       (ヴァンサンの母)
ラズラフ・キンスキー      (ヴァンサンの父)
ダト・タリエラシュヴィリ    (ヴァンサンの息子ニコラ)
アドリアン・パショー      (ヴァンサンの息子ガストン)
アリーゴ・モッツォ       (カルロ)
オタール・イオセリアーニ    (エンゾ・ディ・マルテイーノ)
ジェレミー・ロシニュー     (司祭)
ヤニック・カルパンティエ    (郵便配達人)
マニュ・ド・ショヴィニ     (トイレ番)
コピー ちょっとヴェニスへ行って来ます。
あらすじ
フランスの小さな村。
ヴァンサンは毎朝5時に起き、1時間半かけて勤務先の工場に通っている。
単調な仕事の連続で、帰宅しても4人の家族には相手にもされない。
ある週の始まりの月曜日。
いつものように出勤した彼は、工場には向かわずふらっと丘に登る。
そこで仕事をサボりながら煙突の煙を眺めているうち、突然旅に出ることを思いつく。
そして、ヴァンサンはワイン片手にヴェニスヘと向かう。
感想
なるほど。
最後になって、やっと心がぽかぽかする作品ですね。
黙って家を出て、世界を旅して来た父。
それを帰ってきてくれただけで良いと迎えてくれる家族。
最後の最後にこの家族の絆を知れて、とても微笑ましく心地よく終わる事が出来ました。

何気なく生活しているようでも、ヴァンサンの中にはストレスが積もり積もっていたんですよね。
本人も気付かない内に満タンになって爆発してしまった・・・って事かな。
どこもかしこも金銭で喫煙者には辛い世の中になりましたよね。
私も禁煙した身なのですごく良く分かります。

ヴェニスで出会った父の友人の小細工が面白いです。
誰が来てもあれを繰り返してるのかな?
見栄って怖いわ。
窓から手を振るとか・・・見てるこちらが恥ずかしい。

ヴァンサン役の人は、この作品がデビューなんですね!
そうとは思えないくらい自然な演技でした。
ずっと財布をすられた事にいつ気付くんだろうって、ドキドキしながら見てたんです。
カルロと別れてからやっと気付きましたけど、それまで気が気じゃなかったです。

いなくなって初めて気付く大切さ。
みんながそれに気付くことが出来て、前以上に絆も深まって、全てが丸く収まりました。
ついでに、向かいのお宅とも仲良くなって、万々歳ですな。
良いお話でした。
鑑賞日 2005.01.30

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spink.gif ゲド戦記(2006)   日本
  TALES FROM EARTHSEA  [115分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/ファンタジー/ドラマ
監督 宮崎吾朗
出演者 〈声の出演〉
岡田准一   (アレン)
手嶌葵    (テルー)
菅原文太   (ハイタカ)ゲド
田中裕子   (クモ)
風吹ジュン  (テナー)
香川照之   (ウサギ)
小林薫    (国王)
夏川結衣   (王妃)
内藤剛志   (ハジア売り)
倍賞美津子  (女主人)
コピー 見えぬものこそ。
あらすじ
魔法や竜が存在する世界:アースシー。
ある日、人間の住む東海域に二匹の竜が現われ、お互いを殺しあうというを異常な行動が目撃された。
それをきっかけとするかのように、世界ではさまざまな異変が起こり始める。
それはエンラッド国にも影響し、国王は事態の収拾に追われていた。
そんな中、彼は息子のアレンにナイフで刺され重傷を負う。
一方、世界の均衡が崩れつつあると悟った大賢人ハイタカは、災いの源を探る旅に出た。
その先で父を刺して逃亡中のアレンと出会い、一緒に旅をすることに。
アレンは自分の中のもう一人の自分に怯え、言いようの無い恐怖で自暴自棄になっていた。
感想
見る前に悪い評判ばかり聞いていたので、全く期待せずに、というより旦那に連れられて無理やり劇場に行って来ました。
でも、見たら結構良かったです。

アニメ&ファンタジーが好きってのもありますが、言うほど悪いところは感じませんでした。
なんか言ってる事とか、くわっと目を見開いている感じが「エヴァ」に似てますね。
「エヴァ」がこの原作に影響されて作られたのかも知れませんが、映像としてはやはり意識してしまいます。
「ゲド戦記」という割にはアレンに焦点が当てられていて、「アレン脳内戦記」とかにした方がしっくり来ます。
まあ、長い原作の一部を切り取った作品なので仕方が無いとは思いますが、ちょっと気になる部分ではあります。

それでも要所要所にぞくぞくっと感動するシーンがあり、徐々に作品の世界に入り込んでいきました。
きっかけはテルーの歌でしょうね。
アカペラでここまで聴かせてくれるとは、素晴らしい新人さんが発掘されましたね。
私もアレンと一緒に泣きそうになりました。
2人が心を通わせるに相応しいシーンです。
こんなシンプルなのにこんなにも心に染みるなんて、その演出自体に感動しちゃいました。

アレンは影の自分におびえ、本当の自分と向き合うことが出来ない。
それを知ったテルーは彼のために力を貸し、ようやく戦える状況が整った。
物には表向きの名前と、本当の名前というのがあるんですね。
私の本当の名は何だろう??
ちょいちょいはしょり過ぎで気になった部分がありました。

一番残念だったのは、テナーさんの墓所の話です。
「ゲドが助け出してくれた」とか言ってましたが、あこそをもう少しでも詳しく説明してくれたら、もっとテナーさんにも思い入れが出来たかもしれないです。

声優さんたちはみんな良かったです。
雰囲気を壊すことなく、無難にこなされていて、「これはちょっと・・・」とツッコミたくなるような人はいません。
それが結果的に「みんな無難で面白みがない」という意見になってしまうのがもったいないですけどね。
個々の印象が薄くて後々残らないんですよ。
残ったのは唄くらいですかね。

最後の盛り上げ方はさすがです。
後半はすっかりこの物語に入り込んでいたので、起こる事すべてに素直に一喜一憂し、わくわくしながら楽しんでました。
でもまあ、同じファンタジーなら「ブレイブ ストーリー」の方が良かったな。
私のようなお子ちゃまには、子供向けの方が向いてるみたいです。(恥)

ネタばれのコーナーには、密かに旦那の感想があります。
興味のある方のみどうぞ。

スタジオジブリ長編アニメ第15作目。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2006.08.01

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spink.gif ケラーマン(1971)   アメリカ
  WHO IS HARRY KELLERMAN AND WHY IS HE SAYING THOSE TERRIBLE THINGS ABOUT ME?  [98分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス
監督 ウール・グロスバード
出演者 ダスティン・ホフマン  (ジョージー・ソロウェイ)
バーバラ・ハリス    (アリスン・デンズモア)
ジャック・ウォーデン  (ソロモン・F・モーゼス)
ドム・デルイーズ    (アーウィン・マーシー)
ガブリエル・デル    (シドニー・デル)
エミー・レビット    (スーザン)
ロゼ・グレゴリオ    (グロリア)
レジーナ・バフ     (ルーシー・トレッシュ)
ジョセフ・R・シカリ  (マーティン)
エド・ジムメーマン   (ピーター・ハロラン)
コピー 劇場未公開
あらすじ
売れっ子作曲家のジョージーは、もう1週間も不眠症に悩まされている。
7年間通っている精神科医のモーゼスに相談するが、薬で済まそうとされたため、怒って帰ってしまう。
彼の眠れない原因は、ハリー・ケラーマンという男だった。
奴はジョージーの付き合う女の所に電話して悪口を吹き込んでいるのだ。
感想
何だか落ち込んでしまって評価が上がりませんでした。
共感できるから良い映画って訳ではないと実感させられた作品です。
分かってるけど、そこで救いを求めたいのよ!!

最初からすごい展開で、どこまでが現実でどこまでが妄想なのか分かりません。
それがすごく不安になるんですよ。
そして、悲しくなりました。
変に共感しまくって、ますます不安になってしまう…そんな悪循環を繰り返しました。

これじゃやっぱり治らないって事でしょ。
最後は究極の選択しかないじゃない!
現実はこうだ…と言われればそれまでだけど、そこにこそ希望が欲しかったです。

いつも何かに集中している時は、友人との付き合いが面倒くさいなと思ってしまいがちです。
でも、そこをおろそかにしていると、ふと孤独を感じて寂しくなった時に、頼る友人がいなくなってしまいます。
当分連絡を取っていない人にいきなり「ちょっと相談が…」なんていっても嫌がられるだけ。
そんな時、気軽に相談できたり、たわいもない話に付き合ってくれる友人って、本当に大切だなと思うのです。

実は最初っからケラーマンの正体について推理がついていたので、真実が分かった時もあまり驚きませんでした。
共感してたから、早めに答えが分かったのかも。
それも何だかな…。(汗)
鑑賞日 2004.10.23

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spink.gif ゲロッパ(2003)   日本     [112分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 井筒和幸
出演者 西田敏行   (羽原大介)
常盤貴子   (かおり)
山本太郎   (太郎)
岸部一徳   (金山)
桐谷健太    (晴彦)
長塚圭史    (岡部)
ラサール石井  (高井)
木下ほうか   (木下)
田中哲司   (村山)
塩見三省   (緒方)
根岸季衣   (佐藤和子)
篠井英介   (美容室のミツ&寿司屋のタツ)
寺島しのぶ  (藤沢香織)
奥貫薫   (羽原(上原)ひとみ)
コピー 踊るタマシイ、ここに集うもの也。

踊るゴッドファーザー、参上。
あらすじ
ものまね芸人が所属する事務所の社長をしている:かおり。
彼女は一人娘のあゆみを育てながら、忙しい日々を送っている。
彼女の悩みは、いつもうなされている悪夢。
子供の頃に体験した銭湯での銃撃戦の夢だ。
いつも父の顔だけ思い出せない。
そんなある日、タレントのモノマネショーのために名古屋のテーマパークに行くことになった。
その頃、ヤクザの組長である大介は、組の借金を清算するために自ら刑務所に入ろうとしていた。
その結果、組は解散。
子分たちはせめて最後に組長を喜ばせようと、大介の大好きなジェームス・ブラウンを誘拐する。
感想
ちょっとだけ見ようと思って見始めたのですが、どんどん面白くなっていくので途中で止められず、最後まで一気に見てしまいました。
様々なエンターテイメントがぎゅっと詰めこまれた良作です。
ヤクザのチンピラ3人組のキャラが最高!
私は特別こういう種類の人たちが苦手なのですが、彼らは全然嫌じゃなかったんですよ!
これは私の中では画期的な出来事です。
これをクリアしたことによって、作品自体も素直に受け入れられたんだと思います。

色々な人がゲスト出演しているので、それを見ているだけでも楽しめます。
一番のお気に入りキャラは、昼は美容師、夜は寿司職人のオネエ様。女と男の使い分け方がツボでした!
ものまねの人たちも、すごく似てましたね。
あの方たちはプロなんでしょうね。
岡村も言ってたけど、森進一、似てたわ〜。

ただジェームス・ブラウンのすごさがいまいち良く分からなかったので、そこがもう少し分かればもっともっと楽しめるんでしょうね。
あのものまねタレントはどれくらい似ているんでしょうか??
でも、「ゲロッパ」の歌は知ってましたよ。
有名ですからね。あんな歌詞だったとは知らなかったので、そこは驚きましたけど。

西田さんは相変わらず上手いです。
かおりの家を見つけて、家政婦の佐藤さんと話すシーンが面白い面白い!
勘違いなのにどんどん押してく大介と、誤解を解けずにおろおろしている佐藤さんの掛け合いは必見です。

最後のお決まりのシーンは、分かっていても泣かされてしまいます。
親子愛で涙流し続けてる記録、更新かな。
もう条件反射的に出てくるんで、ごはんの後のお茶のような存在になってます。(笑)

全体のテンポも良いし、会話も一つ一つ面白いし、楽しめる要素が満載です!
エンドロールまで凝っていて、最後まできっちり笑かしてくれますよ。

しかし、岡村はおいしいな〜。
結局、何だったの??
鑑賞日 2006.07.12

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spink.gif 検察側の罪人(2018)   日本     [123分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ミステリー/サスペンス
監督 原田眞人
出演者 木村拓哉  (最上毅)
二宮和也  (沖野啓一郎)
吉高由里子 (橘沙穂)
平岳大   (丹野和樹)
大倉孝二  (弓岡嗣郎)
八嶋智人  (小田島誠司)
音尾琢真  (千鳥)
芦名星   (運び屋の女)
山崎紘菜  (最上奈々子)
大場泰正  (前川直之)
谷田歩   (青戸公成)
田中美央    (小池孝昭)
三浦誠己  (船木賢介)
酒向芳   (松倉重生)
矢島健一  (高島進)
キムラ緑子 (桜子)
松重豊   (諏訪部利成)
山崎努   (白川雄馬)
コピー 一線を、越える。
あらすじ
東京地検刑事部のエリート検事・最上のもとに、彼に心酔する若手検事・沖野が配属されてくる。
さっそく2人で都内で発生した老夫婦殺人事件を担当することに。
すると最上は、被疑者の一人である松倉という男に激しく反応する。
松倉はすでに時効を迎えている未解決殺人事件の重要参考人だった。
最上は今回の事件も松倉の犯行と確信し、なんとしても松倉を有罪にしなければならないとの強い思いに囚われていく。
そんな最上の意を汲み、松倉から自白を引き出すべく取り調べに力が入る。
感想
娘が検事という職業に憧れているので、こんなお仕事だよと教えるのに良いかと思って見てみました。
しかし、これを見たら絶対なりたいとは思わなくなりますね。(汗)
やっぱり同じキムタクの「HERO」をおすすめしようと思います。

いくら悪者だからって恨みを理由に冤罪にしてはいけません。
法律家が私利私欲に走ったら恐ろしいですね。
一般人は成す術がありませんよ。

実際、悪人が法律の隙間をすり抜け、野放しになっているのは悔しいです。
でも、法治国家である以上、ルールに従わなければなりません。
タイトルの意味ってそういう事だったんですね。
まさかの展開でした。

最上の同級生の議員:丹野の話が良く分からなかったです。
死んだおじいさんの書いた小説が心の支えになっているという事かな。
もっと大きな事をする為に自分は生かされているという言い訳かな。
ここがいまいち理解出来ずすっきりしませんでした。

キムタクがこういう役というのは珍しいですね。
段々泥沼に足を突っ込んでいく様子がスリリングでした。
一方のニノも、凄い怒鳴り散らし方でしたね。
松倉もすごく憎々しいキャラで、良い感じに苛つく人物なんですよ。
このやり取りが迫力あって見応えありました。

でも、最後がすっきりしないんです。
そこで終わり!?という感じだったので、呆気にとられました。
原作小説ではすっきり終わっているようなので、そこまで描いて欲しかったですね。

小説原作作品。
鑑賞日 2020.12.17

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spink.gif 現実の続き 夢の終わり(2000)   日本/香港
  想死趁現在/A CHANCE TO DIE  [93分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション
監督 チェン・イーウェン
出演者 水野美紀     (加奈子)
柏原崇      (高橋)
ヤン・チャンクオ
レオン・ダイ
コピー A CHANCE TO DIE
あらすじ
ヤクの取引現場でマフィア同士の抗争が勃発。
そこから現金500万ウォンがなくなった。
その事件で、唯一死亡した日本人:伊藤の恋人:加奈子は、真相を調べようと独自に動き出す。
感想
かなりぬるい感じで何回も見るのを止めようと思ったけど、激しい銃撃戦に惹かれてズルズルと最後まで見ちゃいました。
街中で撃ちあって通行人が倒れる所は、現実にありえそうでゾクッとしました。
物語は復讐ってだけで内容は薄いです。

水野美紀の銃さばきが上手くて、思わず魅入ってしまいました。
キレもあってカッコ良く決まってます。
アサンを殺す時なんて思わず「カッコいい〜」と声に出てました。

かなり苦手なジャンルで、★1つにしようと思ったけど、後半ぶり返したので一つ増やしました。
やってやられての攻防は見応えあったしね。

エンディングはイエローモンキー。
この曲はとても合っていて良かったです。
鑑賞日 2005.11.06

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spink.gif 原始のマン(1992)  アメリカ
 ENCINO MAN   [88分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/青春
監督 レス・メイフィールド
出演者 ブレンダン・フレイザー  (リンク)
ショーン・アスティン   (デビッド・モーガン)
ポーリー・ショア     (ストーニー・ブラウン)
ミーガン・ウォード    (ロビン・スウィニー)
ロビン・テニー
マイケル・デルイーズ
キー・ホイ・クァン
コピー 友情は、氷河期を越えてやってくる。
あらすじ
卒業間近の高校生デビッドは、最後に何か大きな事をしたいと思いつき、裏庭にプールを作ろうと穴を掘り始めた。
すると地下から謎の氷の塊が出現、それを溶かしてみると、中には原始人が冷凍保存されていた。
デビッドは友達のストーニーと一緒に、リンクと名付けた原始人を高校へ連れてく。
リンクは、その野性味溢れる性格から、たちまち学校の人気者になってしまう。
感想
ブレンダン・フレイザーってこういう普通じゃない役がはまります。
人間は人間でも、原始人ですからね。
でも下品にならないで、むしろカッコイイという芸当は、彼にしか出来ないのではないでしょうか。
とても貴重な役者さんだと思います。
彼が主演の「タイムトラベラー きのうから来た恋人」も良かったですよ。

一番お気に入りなのは、リンクが冷凍保存から目覚めて外に出た時、デビッドのペットのワンちゃんと遊ぶシーンです。
犬の真似をして交互にお手をする姿は思わず「可愛い〜!」と叫んでしまいます。

大笑いとまではいかないけど、イライラする事もあまりなく、すんなり見れるコメディだと思います。
まぁ、ツッコミ所は満載ですけどね。

インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」のショーティー役で出ていたキー・ホイ・クァンが、少し大きくなって出ていました。
ちなみに主人公のデビッド役ショーン・アスティンとクァンは「グーニーズ」で共演しています。
あと全然気付かなかったけど、ショーン・アスティンは「ロード・オブ・ザ・リング」のサムなんですよね。
大きくなったな…。
鑑賞日 2003.04.14

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spink.gif 原色パリ図鑑(1997)  フランス
 LA VERITE SI JE MENS!   [100分]
管理人評価   ×
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 トマ・ジル
出演者 リシャール・アンコニナ   (エディ・ビュイベール)
アミラ・カサール      (サンドラ・ベンザケム)
ヴァンサン・エルバズ    (ドーヴ)
リシャール・ボーランジェ  (ビクトール・ベンザケム)
エリー・カクー       (ラフィ)
ジョゼ・ガルシア      (セルジュ)
アントニー・ドロン     (モーリス・アフラロ)
コピー ボク達はいつでも真剣です
あらすじ
無職で宿代も払えない天涯孤独の男エディ。
道端でいかさま賭博師ともめている所をユダヤ人のビクトールに助けられ、エディを同胞と勘違いした彼に仕事まで与えてもらった。
パリのサンティエ地区で衣料品会社の商品発送の仕事に就いた彼は、ユダヤ人だと偽って一生懸命働いた。
社長ビクトールの娘サンドラに恋をするが、彼女はエディの上司モーリスと付き合っていた。
仕事を上手にこなし、波に乗っていたエディは、ビクトールの会社を辞め一人立ちする事に決めた。
感想
イライラするな〜!
エディがイライラしてしょうがないんですよ!
主役に魅力が無いってどういう事でしょうか!
ふぅ〜(とりあえず落ち着く…)

助けてもらったビクトールに恩を仇で返すなんて、理不尽過ぎて腹が立ちました。
全く理解出来ないし、共感もできませんでした。

あと社長の娘サンドラも苦手でした。
なんであんなにあっさり??と言うほど、男を乗り換えるのが早かったですね〜。
大人の嫌な部分を凝縮した映画という表現がしっくりくるかと思います。

宗教は全然詳しくないので、異教徒とは結婚できない宗教があるという事が驚きでした。
異教徒は改宗すれば結婚できるのですが、外国の人々は自分の宗教が一番と思っているから、改宗は簡単な事ではないようです。
日本人には分かりませんね、少なくても宗教に縛られる事はないですから。
全然知らなかったユダヤ人の日常生活を、異教徒エディの視点を通して体感できました。
食事の前は喋らないとか、まわされたワインは少しだけ飲むとか。
でも、ユダヤ人だと言い張っているわりには、勉強不足なんですよ!
それで良くごまかせると思ったな〜。
すみません。思い出すとフツフツと怒りが込み上げてくるので…。(-_-;)

久しぶりに見る価値無しマークつけようかな。
あくまで個人的な意見ですけど、この作品面白くないですよ。(^_^;)

でも、最後の霧のかかったエッフェル塔は綺麗でした。

ちなみにサンドラ役のアミラ・カサールは昨日見た「アデュー、ぼくたちの入江」にも少しだけ出演してました。
どこかで見た顔だなと思ったんですよね。
鑑賞日 2003.05.09

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spink.gif ケンタとジュンとカヨちゃんの国(2010)   日本     [131分]
管理人評価   ★★
ジャンル 青春/ドラマ
監督 大森立嗣
出演者 松田翔太   (ケンタ)
高良健吾   (ジュン)
安藤サクラ  (カヨちゃん)
宮崎将    (カズ)
柄本佑    (洋輔)
洞口依子   (洋輔の母)
多部未華子  (ゆみか)
美保純    (スナックのママ)
山本政志   (二郎)
新井浩文   (裕也)
小林薫    (闘犬の男)
柄本明    (菊ちゃん)
コピー 三人なら、生きられる。
あらすじ
同じ施設で兄弟のように育ったケンタとジュン。
工事現場でひたすら壁を壊す解体の仕事をしている。
低賃金と劣悪な労働条件に加え、職場の先輩:裕也からの理不尽ないじめに苦しめられていた。
ある日、2人は街でブスな女の子のカヨちゃんと出会う。
以来、ジュンはカヨちゃんの部屋を度々訪れるようになった。
そんな中、ケンタとジュンは日頃の怨みを晴らすべく、裕也の愛車を破壊し、逃亡する。 そして、カヨちゃんも連れ3人で、ケンタの兄カズのいる網走へと旅立つ。
感想
環境が特殊過ぎて、共感は出来なかったです。

女の子に対して執拗に「ブス」「バカ」って言うのは頂けない。
そんなジュンにのめり込んでいるカヨちゃんも好きになれない。

全てをぶち壊したら新しい世界が待ってると信じ、網走まで兄に会いに行ったケンタたち。
でも、その兄には「そんなものない」とそっけなく返され絶望してしまいます。
そんな時に、ヤンキーにからまれ、相手をボコボコにしてしまうケンタ。
やっぱりそういうやり方でしか、現実を壊せないんだね。

ジュンもジュンで理由もなくケンタについてきてしまった。
いつも一緒だから。
それだけの理由だけど、それこそが一番大事な事。
幼い頃から一緒に育ってきた彼らにしか分からない絆で繋がっているんでしょうね。

で、カヨちゃんは何でいるんだっけ??

良く分からないまま終わってしまいました。

網走に行くまでの青春ロードムービーとしては、結構楽しめたんですけどね。
こんな結末の為に、一生懸命やって来たのかと思うと、後味が悪いです。
鑑賞日 2018.04.03

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spink.gif 県庁の星(2006)   日本 [131分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 西谷弘
出演者 織田裕二    (野村聡)
柴咲コウ    (二宮あき)
佐々木蔵之介  (桜井圭太)
和田聰宏    (浜岡恭一)
紺野まひる   (篠崎貴子)
益岡徹     (浅野卓夫)
ベンガル    (来栖和好)
矢島健一    (北村康男)
渡辺哲     (根岸男作)
酒井和歌子   (小倉早百合)
奥貫薫  (佐藤浩美)
石坂浩二    (古賀等)
コピー カイカクするのは、ココロです★
あらすじ
K県庁のキャリア公務員、野村聡。
プライドが高く、組織の中でいかに出世するかが人生の目的のすべてという極端な上昇志向の持ち主。
ある時彼は、県政の目玉プログラムである民間企業との人事交流研修のメンバーに選出される。
ところが、派遣されたのは田舎の三流スーパー“満天堂”。
しかも、野村の教育係となった二宮あきは自分より年下のパート店員。
それでも出世のためと意気込む野村だったが、書類とマニュアル優先の仕事しか知らない野村はまるで役に立たず、現場主義で実戦派の二宮ともことごとく衝突してしまう。
感想
これは好きなお話だわ。
こういう落ちぶれていた人が、頑張って這い上がってくるドラマは、分かっていても胸が熱くなります。

頭カチカチのエリート野村のキャラが良かったです。
言ってる事は至極まともでどれも正しい。
でも、客商売ではそう簡単にいかないのよね。

それを監督するパートの二宮さん。
一見キツそうに見えるけど、人情に厚い良い人です。
店長も二宮さんに頼り切りだし、ぶつぶつ文句言いながらも、完璧にこなす所が素敵です。

そして、徐々に整理され、綺麗に使いやすくなっていくお店。
バックヤードに採用したのは、”トヨタ式”っていうやり方なんですね。
野村の書類つくりのノウハウが役に立つのも良かった!
各国の言葉で企画書作ってるのにウケました。
やりおるな〜、県庁さん。

必要とされるとやる気もやりがいも全然ちがうでしょうね。
頭カチカチだった県庁さんが、だんだんスーパーに馴染んでいくのが小気味よかったです。

最後はきっちりブラックも入れていて、「前向きに検討」って所がまたおかしい。
で、結局何も変わらないのね。(汗)

小説原作作品。
鑑賞日 2007.06.12

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