O(オー)は、恋人ルネに連れてこられた館で囚われの身となり、男に奉仕する生活を送る。
そこで男たちに犯され、鞭打たれるうち、Oはより一層ルネと結ばれた充足感を感じるようになる。
やがてその館を出たOは、ルネと兄弟同然に育ったステファン卿を紹介され、二人のものになるよう強要される。
Oはルネの為ステファン卿に隷属し、遂には彼との愛の証を欲しいと思うまでのめり込む。
管理人評価
★★
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エロス/ドラマ/文芸 | |
ジュスト・ジャカン | |
コリンヌ・クレリー (O) ウド・キア (ルネ) ジャン・ガヴァン (ピエール) アンソニー・スティール (ステファン卿) クリスティアーヌ・ミナッツオリ (アンヌ・マリー) マルティーヌ・ケリー (テリーズ) リ・セルグリーン (ジャクリーヌ) アラン・ヌーリー (アイヴァン) ロール・ムートゥサミー (ノーラ) |
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“O”は愛のめざめ…“O”は女のあかし… | |
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それはちょっと意外でした。
共感出来る人がいなかったので、裏の世界を覗き見感覚での鑑賞ですが、Oの気持ちが特に理解不能だったので、最後まで何故?が付きまといました。
SMの事は全然分からないのですが、お互いが求め合うから成り立つ世界ですよね。
という事は、Mの人が重要というか、Mの質でこの世界は様々な形に変わりそうです。
船上で仮面を付けたOは、天性のMを体現したような神々しさで周りの人々を圧倒してました。
それを見てようやく少しだけOの行動が腑に落ちました。
そして、最後の最後でステファン卿にOの焼き印を入れるシーン。
ここは唯一素敵だなと思わせるシーンでした。
散々、物として扱われたOが、自分の所有物に印を入れる。
そんな風に受け取れてスッキリしました。
こういう世界には縁がないと思っていたけど、彼らを見ていると自分の意志とは関係なく巻き込まれる事があると思い知らされます。
Oは素質があったからどんどんのめり込んでいったけど、ジャクリーヌはどんな運命を辿るのか・・・。
彼女の行く末が気になります。
映倫区分新設記念鑑賞でしたが、見進めるのに結構苦労しました。
合い過ぎるのも危険な気がしますが、これくらいソフトでちょうど良かったのかも。
どちらの才能もないなと実感出来てほっとしました。