作家になることが夢のビバリーは、誰もが認める文才を生かしてすんなり大学に入れると思っていた。
しかしパーティーで出会ったドラック漬けのレイの子供を妊娠。
15歳で一児の母になってしまった。
高校を辞め、レイと結婚したが、彼は子供が出来ても真面目に働かない。
ビバリー・ドノフリオの自伝小説の映画化。
サンキュー、ボーイズ(2001) アメリカ
RIDING IN CARS WITH BOYS [131分]
管理人評価
★★★★★
|
|
ドラマ/実話/親子愛 | |
ペニー・マーシャル | |
ビバリー・ドノフリオ | |
ドリュー・バリモア (ビバリー・ドノフリオ) アダム・ガルシア (ジェイソン) スティーブ・ザーン (レイ・ハセック) ブリタニー・マーフィ (フェイ・フォレスター) ジェームズ・ウッズ (レオ・ドノフリオ) ロレイン・ブラッコ (ミセス・ドノフリオ) マギー・ギレンホール (アメリア・フォレスター) |
|
よいことも、悪いことも、 みんな私の幸せの素。 |
|
|
親子愛に弱い私は、この手の映画を見て泣かない方が難しいのですが、しみじみ泣けるというよりは、切なくて泣けるという感じでした。
15歳で母親になったビバリーが悪いわけじゃない、息子のジェイソンが生まれてきたのが悪いわけじゃない、だけどみんな何かに苦しんでもがいている。
その姿が切なくて涙が止まりません。
特に幼いジェイソンが歯ブラシを持って、レイを追いかけるシーンなんか涙でまともに見れませんでした。
と言っても真面目でシリアスなストーリーではなく、笑い所もいっぱいあるのです。
妊娠した事が分かって、友達のフェイから中絶にはお金がかかるから階段から落ちて流産したらというアドバイスをもらい、一生懸命階段から落ちようとするんだけど、怖くてへっぴり腰になってるビバリーがすごく可愛いです。
ドタバタして両親に気付いてもらおうとするんだけど、二人はTVを見て大笑いしていて全く気付かない。
やっと気付いてもらっても、「別に…」と言うしかない。
可哀相なんだけど、笑ってしまいますね。
あと自分が生んだ子が男の子だったと知った時の悲しみ方が良かったです。
本当は可愛い女の子を産む予定だったんですよね。
この映画は良いシーンが多過ぎて、それをあげていると全部書いちゃったという事態に陥るのでこの辺で止めときましょう。
一番切ないのは、自分が生まれた事で母親の人生を壊してしまったと思っている息子ジェイソンを見ている事です。
こんなに良い子なのに…と思うと涙が溢れてきます。
まぁ涙もろい私の意見は参考にならないとは思いますが、良かったどうぞ。
きっと胸が熱くなるはずです。