--REIの映画感想--

全体的にネタばれがありますので、未見の方は注意して下さいませ
評価の★の内容は次の通りです
管理人の独断に基づいておりますのでご了承くださいませ
★★★★★:大好き!何度も観たい作品!
★★★★:好き!強く心に残る作品!
★★★:なかなか良い
★★:まあまあ損はしない
★:いまいちかも・・・
X:二度と観たくない


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spink.gif デアデビル(2003)   アメリカ
  DAREDEVIL  [103分]
管理人評価   ★★
ジャンル SF/アクション/ファンタジー
監督 マーク・スティーヴン・ジョンソン
出演者 ベン・アフレック       (マット・マードック/デアデビル)
ジェニファー・ガーナー    (エレクトラ)
コリン・ファレル       (ブルズアイ)
マイケル・クラーク・ダンカン (キングピン/フィスク)
ジョン・ファヴロー      (フランクリン・ネルソン)
ジョー・パントリアーノ    (ベン・ユーリック)
デヴィッド・キース      (ジャック・マードック)
スコット・テラ        (少年時代のマット)
リーランド・オーサー     (ウェズリー)
エレン・ポンピオ       (カレン・ペイジ)
レニー・ロフティン      (マノリス)
コピー レーダーセンス覚醒!
彼には、見えない悪が見える。

昼は盲目の弁護士
夜は正義の使者=デアデビル
あらすじ
少年マット・マードックは、事故で放射性廃棄物の液体を目に浴びてしまう。
それ以来、視力を失ったマット。
代わりに聴力など他の感覚が研ぎ澄まされ、さらに普通の人間にはない超感覚<レーダー・センス>を獲得し、周囲の詳細を把握出来るようになる。
そして父の死をきっかけに悪を懲らしめることを心に誓うマット。
成長したマットは弁護士として活躍する一方、夜になると<デアデビル>に変身し、法では裁けない悪者に正義の鉄槌を浴びせる。
感想
最近のマーベル作品になれてしまっているので、どうしても地味な印象を受けてしまいます。
しかし、超能力は<レーダー・センス>のみなのに、スパイダーマンのように街を飛び回るのは凄いです。

デアデビルは結構色々な人に正体がバレているのも興味深い点です。
教会の神父、父の仇と思って襲いかかって来たエレクトラ、伝説の記者・・・。
でも、みんな彼の行動を支持していて、黙って見守っているのです。

昼間は弁護士として活躍し、夜は法など無視して悪人を懲らしめるマット。
盲目なのに悪徳警官の高級車に乗り込み、他の車にぶつけまくるのが面白かったです。
でも、この時は素のマットのままでしたね。
悪人にはどんな時も容赦ありません。

アクションも派手さは少なめで、肉弾戦が主なので地味さに拍車がかかります。
特に大ボスとの戦いは地味の極致ですね。
その前のブルズアイとの戦いの方が良かったと思います。

愛した女性も武芸の達人で、出会いから公園で手合わせをするほど。
彼女の顔が雨に打たれた状態だと、はっきり確認出来るというのはロマンティックでしたね。
しかし、葬式の時も雨で彼女の曇った表情が見えるのは切なかった・・・。
この演出は上手い小技だなと思いました。

マーベルには色々なタイプのヒーローがいるのですね。
アイアンマン」や「スパイダーマン」は続編がありますが、こちらはスピンオフしかないようです。
機会があれば、そちらも見てみたいと思います。

《関連作品》
「エレクトラ(2005)」
鑑賞日 2022.10.26

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spink.gif ティアーズ・オブ・ザ・サン(2003)   アメリカ
  TEARS OF THE SUN  [118分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/アクション/戦争
監督 アントワーン・フークア
出演者 ブルース・ウィリス    (A.K.ウォーターズ大尉)
モニカ・ベルッチ     (リーナ・ケンドリックス)
サミー・ロビチ      (アーサー・アズーカ)
コール・ハウザー     (レッド)
イーモン・ウォーカー   (ジー)
ニック・チンランド    (スロー)
チャールズ・イングラム  (シルク)
ポール・フランシス    (ドク)
トム・スケリット     (ビル・ローズ)
コピー “命令違反”
それでも私は、あなたたちを守りたかった――。
あらすじ
ナイジェリアでクーデターが起き、反乱軍によって大統領一家が殺され、同国は深刻な内戦状態に突入する。
アメリカ政府は、まだナイジェリア国内に残るアメリカ人全員の速やかなる救出を決定。
ジャングルの奥深くで難民の治療に当たっていた女医リーナ・ケンドリックスの救助には、米海軍特殊部隊シールのウォーターズ大尉が向かうことになった。
任務遂行率100%を誇るウォーターズは、7人の精鋭とともにリーナのもとに到着する。
ところがリーナは、地元民70人も一緒でないとその場を離れないと言い出した。
ウォーターズは上司の命令に背き、地元民全員を連れていくことにする。
感想
やっぱり最後は泣いちゃったわ。
ブルース・ウィリスが良いんですよ!
渋くて大人の男オーラだしまくり。
始めは淡々と仕事をこなす軍人さんだったのに、避難民たちと触れ合うにつれて人間らしさが出てきました。
そういう人間ドラマの描き方が上手かったと思います。

いつもゴージャスなモニカ・ベルッチも、今回は品のある泥だらけで働く医師を熱演してます。
いくら泥まみれでも彼女のアップは、ハッとさせられる美しさがありますね。
やっぱり大好きな女優さんです。

ジャングルの中でのシーンが多かったですが、何故か清潔感があって癒されます。
それだけに戦闘シーンはハラハラドキドキの連続でした。
圧倒的に不利な状態での戦闘シーンは、手に汗握る展開ですっかり入り込んでいました。
何度も「もうダメだ〜〜!!」って力入っちゃってたみたいで、すごく肩こりましたよ。

内戦だからそれぞれに言い分があるだろうけど、村でのやり方はあんまりだったと思います。
例え命令違反でもウォーターズの判断は正しかった!
村でゆっくりとその現状を映し出すシーンが印象的でした。

最後、部下のシルクが逃げ遅れた女性を助けようとするシーン
これは、特にグッときました。
これが男なのね。
素直に感動です。(泣)

アズーカに子供がいたのにはびっくり。
それで追われてたのか。

戦争映画は苦手で★が伸びにくいのですが、この作品は珍しく★4つです!
私と同じく苦手な方も、比較的手にしやすい作品だと思います。
良かったらぜひ。
鑑賞日 2007.08.06

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spink.gif デイ・アフター・トゥモロー(2004)   アメリカ
  THE DAY AFTER TOMORROW  [124分]
管理人評価   ★★★
ジャンル SF/パニック
監督 ローランド・エメリッヒ
出演者 デニス・クエイド     (ジャック・ホール)
ジェイク・ギレンホール  (サム・ホール)
セーラ・ウォード     (ルーシー・ホール)
エミー・ロッサム     (ローラ・チャップマン)
イアン・ホルム      (テリー・ランプソン)
ジェイ・O・サンダース  (フランク)
アージェイ・スミス    (ブライアン)
タムリン・トミタ     (ジャネット)
オースティン・ニコルズ  (J・D)
ダッシュ・ミホク     (ジェイソン)
コピー あなたはその時 どこにいますか?

守りたい愛がある 救いたい未来がある
あらすじ
南極で調査中の古代気象学者ジャック・ホールは、地球温暖化で南極の氷が異常な速さで溶けていることを知り、国際会議である仮説を発表する。
ジャックの仮説、それはこのままでは地球が氷河期に突入するというもの。
しかし、米国副大統領をはじめ、誰も深刻に受け止めてはいなかった。
ところが、ジャックの仮説は予想以上に早く現実のものとなり、各地で異常気象が発生し始める。
そんな中、ジャックの息子サムは高校生クイズ大会のために、遠く離れたNYを訪れていた。自然の脅威は彼の息子をも襲い始める。
感想
劇場に行ってきました。

冒頭からいきなり迫力のある映像で引き込まれ、すぐに物語に入り込むことが出来ました。
とにかく自然の現象が迫力満点で、瞬時に物が凍る様子や巨大竜巻によって物が吹き飛ぶ様子、NYに津波が押し寄せるシーンなんかは本当にすごい映像で、ずっと鳥肌がたってましたよ〜。

この迫力のシーンのほとんどはCGのようですが、サムが逃げ込んだ図書館の前のセットは、巨大な水槽に組み込まれたセットでかなり大掛かりなもののようです。
このセットでの撮影の時は誰もトイレに行くなといわれて、水槽の中でおしっこをさせられたそうです。
しかも、ジェイクはその水を飲んでしまったそうな…お気の毒に。(^_^;)
(たしか何かの雑誌のインタビューで言ってました)

こういう親子愛ものには弱いので、色んなとこでウルウルさせられましたが、号泣とまではいきませんでした。
一番グッときたのは、スコットランドの気象研究所にいた黒人の研究員が「せめて息子の成長を見守りたかった」というシーンです。
その後のイアン・ホルムのセリフもよかったな〜

それから、ショッピングモールでの出来事も涙が出そうになりました。
ソリを落とした時に嫌な予感はしたのよね〜。
クリフハンガー」か「バーティカル・リミット」でもこんなシーンがあったような気が…。
でも、わかって涙腺が緩むんですよね。(^^)ゞ
そしてやっぱり最後のシーン。
絶対こうなるって分かっていても、親子愛には弱いんですよね。
でも、最後のひと押しが足りなかったかな。

こんな泣かせ所もある一方、変だな〜って首をかしげる所も結構ありました。
やっぱりあの日本の描き方には異議ありですよね。
何でタカは日本語片言なの?
気の強い奥さんは普通だったのにね…。
それで、あの後日本はどうなったのでしょう。(涙)

後、狼のエピソードも頂けなかったな〜。
これ必要でしたか??

人間ドラマの方で一番印象に残っているのは、サムとローラの初々しい恋。
ジェイクはそんなにカッコ良くないのに、役がカッコ良いからそう見えますよね。
ってこんな事書いてるけど、ジェイク君は好きですよ。
ローラ役のエミー・ロッサムちゃんも可愛かったな〜。
彼女がクイズマニアってのも好感度大です。

★は4つにしようかとも思ったんだけど、「インデペンデンス・デイ」の方が良かったから。
★は3つにします。
本当は3.5ぐらいかな。
(厳密には比べられないんですけどね)
鑑賞日 2004.06.07

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spink.gif ディア・ドクター(2009)   日本     [127分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 西川美和
出演者 笑福亭鶴瓶 (伊野治)
瑛太    (相馬啓介)
余貴美子  (大竹朱美)
松重豊   (波多野行成)
岩松了   (岡安嘉文)
笹野高史  (曽根登喜男)
井川遥   (鳥飼りつ子)
キムラ緑子 (迫田圭子)
滝沢涼子  (北岡咲子)
高橋昌也  (高畑弘三)
安藤玉恵  (妊婦)
中村勘三郎 (勅使河原恭平)
香川照之  (斎門正芳)
八千草薫  (鳥飼かづ子)
コピー その嘘は、罪ですか。
あらすじ
山あいの小さな村。
数年前、長らく無医村だったこの地に着任して以来、村人から絶大な信頼を寄せられている医師、伊野治。
そんな彼のもとに、東京の医大を卒業した青年・相馬が研修医としてやって来る。
最初はへき地の厳しい現実に戸惑い、困惑する相馬だったが、村の人々に親身になって献身的に接する伊野の姿に次第に共感を覚え、日々の生活にも充実感を抱き始めていく。
そんなある日、一人暮らしの未亡人かづ子を診療することになった伊野。
病気のことを都会で医師をしている娘に知られたくないからと、かづ子から一緒に嘘をついてほしいと頼まれる。
しかし、それを引き受けたばかりに、伊野は次第に追い込まれていく。
感想
感想が難しい映画です。
田舎の医者ってみんなから有難られている存在ですよね。
お年寄りが多いから、いつも病院がいっぱいで、賑わっているイメージです。
偽医者でもお年寄りのあっちが痛いこっちが痛いくらいは何とか出来るんでしょう。
良く3年ももったとは思いますけどね。

その人が癌を患うおばあちゃんをきっかけに行方をくらませてしまう過程が丁寧に描かれています。
彼にも最後の良心が残っていたんでしょうね。
それまでも必死に胃癌について勉強していたし、何とかしたいという思いがあったんでしょう。
しかし、偽医者の彼にはどうする事も出来ず、結果逃げ出してしまいました。

笑福亭鶴瓶さんが偽医者の役、すごくはまってました。
手に負えない患者を前にした死にそうな顔が、鬼気迫るものがあって手に汗握りましたよ。

余貴美子さんが演じた看護師さんは分かっていたみたいですね。
それでもこの山奥の村では、彼の存在が大事だったんだと思います。

最初に医者が行方不明になったと見せておいて、だんだんその理由を描いていくのが、小さい穴がだんだん広がって向こうの風景が見えるような感覚でした。
先が気になる描き方が上手いですね。

何だか今もどこかで起こっていそうなお話で興味深かったです。
こんな事いうと語弊があるけど、田舎のおじいちゃんを騙すのは難しくないというのが手に取るように分かります。
刑事さんが村人に話を聞いていたけど、まともな答えはあまりありませんでしたからね。
言った事も聞いた事も半分も残っていないのが現実なのかなと。

収入が多いから嘘ついていた訳でしょうけど、そんな純粋な人たちを騙すのは良くないです。
自業自得と言ってしまえばそれまでですが、今回の件は良い機会になった事でしょう。
鑑賞日 2020.12.08

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spink.gif ディア・ハンター(1978)   アメリカ  PG−12
  THE DEER HUNTER  [183分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/戦争
監督 マイケル・チミノ
出演者 ロバート・デ・ニーロ     (マイケル)
クリストファー・ウォーケン  (ニック)
メリル・ストリープ      (リンダ)
ジョン・サヴェージ      (スティーヴン)
ジョン・カザール       (スタンリー)
ジョージ・ズンザ       (ジョン)
コピー 美しい青春の日々を
ともに過ごしたふるさとの山
帰らぬ友をもとめ
男はまた戦場へ旅立つ・・・
あらすじ
ある鉄鋼所で働く5人の男達。
その中のマイケルとニック、スティーヴンは軍に入隊しベトナムに行くことになった。
スティーヴンは入隊の前日に結婚式を開き、皆多いに盛りあがった。
そして、3人は戦場へ。
そこは思った以上に過酷で、捕虜になった3人は生き地獄を味わう事になる。
感想
え〜っと、これはどう受け入れれば良いんでしょうか??
疑問というか、理解できない事が多すぎて、感想すら書けません。
しかし、ここで疑問に思った事、理解できなかった事を書いてしまうとネタばれになってしまうので、↓で思いっきり吐き出したいと思います。

とりあえず、ロバート・デ・ニーロはすごかった!
下手に触ると切れそうな危うさがピリピリ伝わって来るんですよ〜。
常に緊張感がありましたね。
これは拍手物ですわ。
しかし、この一風変わった雰囲気はどこから来るのでしょう?
結局女とは寝てなかったようですが、やっぱりあちらのけがあったと言う事ですか?
リンダともキス止まりだったような…。
ここは微妙な所ですが、作り方はどうぞ勝手に想像して下さい的な突き放し方ですね。

183分ととてつもなく長い作品ですが、始めの1時間はスティーヴンたちの結婚式に費やされてます。
これが長過ぎやしませんか?!
後半とのギャップが激しいのもこの効果なのでいらないとは言えません。
でも、どうでも良いようなシーンがじっくり描かれている嫌いがありますね。

そして、本当にいきなり戦地へ飛びます。
しかも、状況が飲み込めないまま、ロシアン・ルーレットが始まるので、置いてけぼりの私は呆然とするしかないのです。
それにしてもベトコンの描かれ方があんまりですね。
悲しくなりました。

その後の反撃&逃亡でちょっとすっきりです。
(なんか矛盾してますが、これ見てると複雑な感情が次から次へと沸いてくるんですよ。一定の感情で言い表すのは難しいですので、予めご了承下さい。)

ここに来てマイケルの強さがカッコ良く見えてきます。
先日見た「バーディ」でもベトナム戦争で傷ついた兵士の苦悩が描かれてましたけど、こんな状況で頭がおかしくならない方がおかしいですよ。
スティーヴンやニックのような反応が普通じゃないかな。

唯一良かったと思うのは音楽です。
前半で出てきた「君の瞳に恋してる」と有名なテーマソング「カヴァティーナ」は好きですね〜。
この綺麗な曲が、より一層悲しさを演出しているのが切ないけど。

分からない事が多いので、この作品が良いのか悪いのかさえ自分の中で整理が出来ない…と言うのが本音です。
私には難しかったな。
もっと修行を積んでから、もう一度見てみたい作品でした。

アカデミー賞作品賞、監督賞、助演男優賞受賞作品。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2004.07.04

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spink.gif ディーヴァ(1981)  フランス
  DIVA   [118分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/ロマンス
監督 ジャン=ジャック・ベネックス
出演者 フレデリック・アンドレイ      (ジュール)
ウィルヘルメニア・フェルナンデス  (シンシア・ホーキンス)
チュイ・アン・リュー        (アルバ)
リシャール・ボーランジェ      (ゴロディシュ)
ジャック・ファブリ         (ジョン・サポルタ)
アニー・ロマン           (ポーラ)
ドミニク・ピノン          (スキンヘッド)
コピー あこがれが女神[ディーバ]の歌声を盗んだ!
あらすじ
オペラが大好きな郵便配達員の青年ジュール。
彼は、レコードを出さないオペラ歌手シンシア・ホーキンスの大ファンで、各地で開かれるコンサートへ足しげく通っていた。
あまりに彼女が大好きな為、彼の地元でのコンサートで自分用にこっそり歌を録音したりもした。
そんな彼がひょんな事から、"カリブ海"という組織の秘密を吹き込んだカセットを手にし、国際マフィアから命を狙われる事に!
困ったジュールは、知り合いのベトナム人少女アルバと彼女と一緒に住むの男ゴロディシュに助けを求める。
警察もジュールに目を付け、事件は3つ巴の様相を呈してきた。
感想
最初、歌劇「ラ・ワイリー」の中のアリアから始まります。
オペラは良く分からないけど、シンシアの美しいソプラノに鳥肌が立ちました。
すごく心地よくて聞いてるだけで、幸せな気持ちになれます。
シンシア役のウィルヘルメニア・フェルナンデスは本物のオペラ歌手です。
じゃないとこの高音は出ないよな〜。素晴らしいの一言に尽きます。

彼女のファン:ジュールですが、彼女の衣装を盗んだり、彼女の歌を隠れて録音したり、彼女の滞在しているホテルの部屋に入ったり、と普通に見れば確実にストーカーですよ。(^_^;)
でもシンシアの態度は、予想に反して意外なものでした。
ジュールが可愛い顔してるからかな…。
ラブ・ストーリーかと思いきや、サスペンスも交錯してくるのです。
普通なら一本で二度おいしい所なんですが、個人的にはどっちかにして、一つを掘り下げた方が良かったのでは?と思いました。
どちらも面白い設定だし、微妙に絡んではいるんですけど、どっちも押されると何か違うような気がするんだよな…。

役者さんがそれぞれ個性があって魅力的な人ばかりでした。
特に一押しはアルバ役のチュイ・アン・リュー。美人じゃないけど、とても引き付ける力が強い顔とでも言いましょうか、ついつい見入ってしまう顔なんですよ。
結構幼く見えたけど何歳なのかな?でもすごく色気があるんです。
目を閉じてヘッドホンでオペラを聞いている時の表情にジュールが見とれていましたが、私も一緒に見とれてました。(笑)

必要な物は完璧に揃っているのに、全体的に見ると何か足りない印象です。
すごく勿体無い気がしてなりません。
でも見る人が見れば素晴らしい作品かもしれないです。
私も一人一人が魅力的なので、飽きませんでしたからね。
鑑賞日 2003.05.22

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spink.gif ディープ・インパクト(1998)   アメリカ
  DEEP IMPACT  [121分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル SF/パニック/ドラマ
監督 ミミ・レダー
出演者 ロバート・デュヴァル     (スパージェン・タナー)
ティア・レオーニ       (ジェニー・ラーナ)
イライジャ・ウッド      (リオ・ビーダーマン)
モーガン・フリーマン     (大統領)
ジェームズ・クロムウェル   (アラン・リッテンハウス)
ヴァネッサ・レッドグレーヴ  (ロビン・ラーナ)
マクシミリアン・シェル    (ジェイソン・ラーナ)
リーリー・ソヴィエスキー   (サラ・ホッチナー)
メアリー・マコーマック    (アンドレア・ベイカー)
ブレア・アンダーウッド    (マーク・サイモン)
ジョン・ファヴロー      (ガス・パテンザ)
ロン・エルダード           (オーレン・モナッシュ)
チャールズ・マーティン・スミス    (マーカス・ウルフ博士)
リチャード・シフ           (ドン・ビーダーマン)
デニース・クロスビー         (ヴィッキー・ホッチナー)
アレクサンダー・バルエフ       (ミハイル・タルチンスキー)
ローラ・イネス            (ベス・スタンレー)
ダグレイ・スコット          (エリック・ヴェネカー)
ゲイリー・ワーンツ          (チャック・ホッチナー)
ブルース・ウェイツ          (スチュアート・ケイリー)
ベッツィ・ブラントリー        (エレン・ビーダーマン)
オニール・コンプトン         (モーテン・エントレキン)
リア・キルステッド          (クロエ・ラーナー)
ウナ・デーモン            (マリアンヌ・デュクロス)
マーク・モーゼス           (ティム・アーバンスキー)
デレク・デ・リント          (テオ・ヴァン・セルテマ)
W・アール・ブラウン         (マクロード)
カートウッド・スミス         (オーティス・ヘフター)
キンバリー・ヒューイ         (ウェンディ・モージェル)
アリミ・バラード           (ボビー・ルー)
コピー 天と地が
今まさに
激突する
あらすじ
高校生のリオは、今までに見た事の無い星を発見し、研究者のウルフ博士に鑑定を依頼する。
ウルフ博士はそれが地球に衝突する彗星だと付きとめ、報告のために急いで研究所に向かうが、その途中に交通事故に遭い死亡した。
それから1年後。TVレポーターのジェニーは、突然辞任した財務長官の取材をする事になった。
「ELE」というのがキーワードだと付き止め、それが絶滅の可能性という意味だと知り驚愕する。
その後、政府は巨大な彗星が地球に衝突すると発表、たちまち世界中が大混乱に包まれる。
感想
様々なジャンル人を主人公に持ってくる事で、色々な角度から見た地球滅亡の危機にあるアメリカを描く事に成功してます。
大統領、マスコミ、彗星の発見者、宇宙飛行士などなど。登場人物は多いですけど、それぞれの人物像がしっかりしているので、物語に深みが増し、普通のSFにはない重みが加わっています。
それぞれの感動エピソードに素直に感動し、号泣でした。
どこまでも私の泣きツボを押さえた作品です。

選ばれる人、選ばれない人。
命の重みは同じなのに、愛する人たちなのに、別れを告げなければならない。
現実にこういう状況になっても、やっぱりこうなるのかな??
絶対、私は選ばれないだろうな〜。

何回も見ているはずなのに、やっぱり最後の家族との別れでは泣いてしまいます。
ギリギリで駆け付けたウォーレンの妻と息子が、彼と話すシーンなんかボロ泣きですよ!!
ロケットのおもちゃを持つ息子の可愛い事!
これが見えてないんだと思うと、泣けて泣けて仕方がないわ〜。(泣)
ここだけで★一つ増やしました。

同じ時期に公開された「アルマゲドン」を比較されますが、私はどちらも同じくらい好きです。
両方とも感動的だし、大好きな親子愛が描かれてますしね。

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spink.gif ディープエンド・オブ・オーシャン(1999)   アメリカ
  THE DEEP END OF THE OCEAN  [108分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 ウール・グロスバード
出演者 ミシェル・ファイファー   (ベス・カッパドーラ)
トリート・ウィリアムズ   (パット・カッパドーラ)
ウーピー・ゴールドバーグ  (キャンディ・ブリス)
ジョナサン・ジャクソン   (ビンセント)
コリー・バック       (少年期のビンセント)
ライアン・メリマン     (ベン)
ジョン・カペロス      (ジョージ・カラス)
アレクサ・ヴェガ      (ケリー)
コピー 僕たち、もういちど「家族」になれるの?
あらすじ
1988年、ウィスコンシン州。
リンカーン高校の同窓会でシカゴにやって来たベス。
3人の子供と一緒に会場となるホテルのロビーにいたのだが、ちょっと子供たちから離れたすきに、次男のベンが行方不明になっていた。
友人の警官ジミーや友人のエレンが協力してくれて、大掛かりな捜索がなされたが、結局ベンは見つからなかった。
それから、9年後のシカゴ。近所の男の子がベスの家の草刈のバイトにやって来た。
それは紛れもなく12歳になったベンだった。
感想
やっぱり最後は泣けたわ〜。
いくら大人たちがあくせくしたって、子供たちは子供たち同士で解決しちゃうものなんだな。
ビンセントだって自分に見向きもされないのが寂しかったんだよね。
親を嫌いな子供なんていない!
ただ皆不器用なだけなんだよ。
素直に"愛してる"というだけとは思っても、それがなかなか出来ないのが現実です。

ジョージたちのおかげで、ベン(サム)が真っ直ぐで良い子育ったのは感謝ですね。
自分の子供じゃないけど、愛情のかけ方は血の繋がり以上でした。
100%の愛情をかけるって当たり前のようで、結構難しい事なのかな。
一番上手かったのはジョージだったようです。

分かるようで分からないのは、これがあまりに特殊なケースだからでしょう。
誰を責めても切ないだけで、最後は仕方ないで片付けたくなってしまう。
今まで9年もベン(サム)と一緒にいた父親変わりのジョージにしたって、降って沸いたような話な訳でしょ。
彼の気持ちを思うとやり切れないです。
でも、そのことで本来の被害者が苦しまなければいけない理不尽な状況になってしまう。
ああ〜、考えれば考えるほど辛くなりますわ…。

あと、子供たちの演技が上手かったですね。
特殊なケースだけに演じるのも難しかったと思います。
一番難しかったのはベン(サム)かな。
今まで父親だったと思っていた人は赤の他人で、母だと思っていた人は犯罪者。
自分は誘拐された被害者だった訳ですからね。
自分だったらどうだろう。…どうなるかの想像も付かないな。(汗)

一人の突発的な犯罪で、多くの人が苦しんだ悲しい事件です。
でも、その中で一人一人が成長し、家族について考える事が出来たのも事実。
色々あったけど、最後は丸く収まって良かったです。
家族なんだから、いつかは分かり合えますよね。

しかし、ミシェル・ファイファーは髪型一つで印象が全然違うな〜。
鑑賞日 2003.12.17

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spink.gif ディープ・ブルー(1999)  アメリカ
  DEEP BLUE SEA  [104分]
管理人評価   ★★★
ジャンル パニック/SF
監督 レニー・ハーリン
出演者 トーマス・ジェーン      (カーター・ブラック)
サフロン・バロウズ      (スーザン)
サミュエル・L・ジャクソン  (ラッセル・フランクリン)
LL・クール・J       (プリーチャー)
ステラン・スカルスガルド   (ジム)
マイケル・ラパポート     (スコギンス)
ジャクリーン・マッケンジー  (ジャニス・ヒニング)
コピー 恐怖、絶叫、そして…絶望。
あらすじ
太平洋上にある油田施設を再利用して、巨大な海洋医学研究施設として使われているアクアティカ。
そこでは凶暴なサメの脳組織から、アルツハイマーが治る画期的な新薬を作る研究が進められていた。
しかし、出資者たちから早く結果を出して欲しいと急かされた研究者のスーザン博士は、違法なDNA操作を行い、高度な知能を持つ鮫たちを作ってしまう。
そんな中、アクアティカに嵐がやって来て、飼育員のカーターや、出資者のラッセル、そしてスーザンたち研究員が、人間を襲う鮫たちが野放しになった施設の中に閉じ込められてしまった。
感想
まずアクアティカの構造が面白いです。
油田施設を改良して、鮫の研究所にしたみたいですけど、海の中とは思えないくらいカッコ良い作りで、ちょっと近未来的でした。
迷路のように入り組んだ廊下や、大きなエレベーター用の穴が、とても効果的に使われていたのも良かったです。

しかし、とてつもなく大きな鮫でしたね〜。
それが賢くて、動きが機敏だと、正に生きた殺戮兵器ですよ〜!!
狙われたら一溜まりもありませんからね。

でも、この鮫たちのお茶目な部分も好感が持てます。
鮫に腕を食いちぎられて、救助に来たヘリに乗せられた男性が、海の中に落ちて鮫にくわえられ、硝子にぶつけられるなんて細かい芸当も楽しめますからね。
遊び心いっぱいで、怖いだけのパニック映画とは一味違います。

これほどあっさり人が食べられると、不思議と怖いとは思わないですね。
反対に笑っちゃいましたよ!
そういう点ではリアリティはないです。
単純にこういうのがいたら怖いよね…という目線で楽しむ方が無難ではないでしょうか。
本気で観ると裏切られるかも。

明るいコックさん:プリーチャーが良い味出してました。
一人で騒いでるわりには、何だかんだで危機を脱するんですよ。
常に十字架を手に祈りを捧げてたのが、こうをそうしたのかな。
彼の活躍はなかなかでしたよ。

パニック映画が苦手な私から見ると、結構面白い作品でした。
これくらいあっさりすっきり描いてある方が好みです。
そんなにグロテスクでもないし、比較的見易いパニック映画ではないでしょうか。

それにしてもラッセルの最後は衝撃的でした。(^_^;)
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鑑賞日 2003.09.08

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spink.gif ディープ・ブルー(2003)   イギリス/ドイツ
  DEEP BLUE  [91分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドキュメンタリー
監督 アラステア・フォザーギル
アンディ・バイヤット
出演者 マイケル・ガンボン  (ナレーション)
コピー 誰も見たことのない世界を見せてあげよう
あらすじ
自然・動物ドキュメンタリー製作において、長年に渡り世界的に高い評価を受けるイギリスBBCが、かつてないスケールのプロジェクトとして取り組んだ驚異の海洋ドキュメンタリー。
感想
海に興味ないので、眠くて仕方なかったです。(汗)
神秘的な映像には目を奪われましたが、大半はぼ〜っと見ていたら、他の事を考えてしまっていて見てなかったという事が多々ありました。
疲れてた時に見たからダメだったのかな。
それとも癒し映画だから、それでいいのかな??

集中して見るには、α波ですぎでしょ!!!
眠らそうとしているとしか思えない・・・。
というと、語弊があるかもしれませんが、それくらい癒されます。(汗)

おぼろげに覚えているのは、小魚が鮫やアホウドリから逃げる様子。
敵からスルスル避ける様がすごかったです。

あと、シャチがアザラシの赤ちゃんをもてあそぶシーン。
まるで人形と戯れているかのように遊んでいて、衝撃的でした。
こういうショッキングなシーンも多くて、眠い上に落ち込みました。

海の中は、想像以上に厳しい世界。
常に弱肉強食、生きるか死ぬかなのですね。
それは改めて認識させられました。

どうやって撮ったんだろうという映像のオンパレード。
撮影期間はなんと4年半!!!
すごい根気のいる撮影だったんですね。
おかげでぐっすり眠れそうです。
鑑賞日 2005.10.17

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spink.gif 帝一の國(2017)   日本     [118分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ
監督 永井聡
出演者 菅田将暉   (赤場帝一)
野村周平   (東郷菊馬)
竹内涼真   (大鷹弾)
間宮祥太朗  (氷室ローランド)
志尊淳    (榊原光明)
千葉雄大   (森園億人)
永野芽衣   (白鳥美美子)
岡山天音   (佐々木 洋介)
木村了    (堂山 圭吾)
榎木孝明   (野々宮 幸四郎)
真飛聖    (赤羽桜子)
吉田鋼太郎  (赤場譲介)
コピー 野心が、
とまらない!!!
あらすじ
800人の天才エリート学生が通う超名門校、海帝高校。
その生徒会長を務めた者は、将来の内閣入りが確約されているという。
そんな海帝高校に首席で入学を果たした新1年生の赤場帝一。
彼には総理大臣になるという明確な目標があった。
つまり、彼は必ず海帝高校の生徒会長にならなければならなかったのだ。
ライバルを全員蹴落とし、2年後の生徒会長選挙で勝利するためには、周到な戦略の下に、今から巧みに立ち回っていく必要がある。
こうして帝一は、彼に負けず劣らず強烈な個性を持つライバルたちとの激しい学園権力闘争へと身を投じていく。
感想
仕事が忙しくなって見終わるのに1ヶ月かかってしまいました。(大汗)
でも、前半のインパクトが強かったので、こんなに間が空いたのにちゃんと覚えていて見直さずに済みました。

原作の漫画をちらっと見たのですが、すごく実写向きな絵柄でした。
それぞれのキャラもそのままで、そっくり過ぎて笑ったくらいです。

とにかく生徒会長になる為に全てを捧げる帝一が、滑稽で面白かったです。
何に対しても真っすぐで一生懸命な帝一。
弾との入学試験対決を勝手に盛り上がる所なんて、滑稽の極み。
またそれに付き合う父親も父親です。
正にこの親にしてこの子あり。
二人の掛け合いが見事でした。

帝一の右腕で、色々な小道具を駆使する頭脳派の光明。
彼のキャラも良かったです。
中性的な男性で物腰柔らかで、帝一への思いが人一倍なのは、友情なのか、恋なのか。
自然にイチャつき、屈託なく抱き合う姿にキュンキュンしました。

そんな強烈なキャラの中で、一番普通だった大鷹弾。
周りに引っ張られず、この冷静さを貫くのは、結構大変だったのではないでしょうか。
竹内涼真は爽やかで好青年で人望の厚い弾役にぴったりでした。

大笑いするというよりは、終始クスクス笑うという部類の作品だと思います。
でも、「マイムマイム作戦」は大笑いしました。
まさか「マイムマイム」を「錦の御旗」に見立てるとは!!
あっぱれでした。

★の数をつけるのにかなり迷ったのですが、作品のまとまりが良かったので★3つにしました。
帝一自身の会長選があっさりだったのは、意外でしたけどね。

コメディではあるけど世界のどこかではこんな戦いが繰り広げられている所がありそうですよね。
そう思うと更に面白く感じます。

漫画原作作品。
鑑賞日 2021.03.09

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spink.gif テイキング・ライブス(2004)   アメリカ  R−15+  PG−12
  TAKING LIVES  [103分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス/犯罪
監督 D・J・クルーソー
出演者 アンジェリーナ・ジョリー   (イリアナ・スコット)
イーサン・ホーク       (ジェームズ・マッキーン・コスタ)
キーファー・サザーランド   (クリストファー・ハート)
ジーナ・ローランズ      (レベッカ・アッシャー)
オリヴィエ・マルティネス   (パケット)
チェッキー・カリョ      (レクレア)
ジャン=ユーグ・アングラード (デュバル)
ポール・ダノ         (少年時代のマーティン)
コピー キミノカワリニ
イキテアゲル
あらすじ
モントリオール。
建設現場で他殺体が発見された。
顔面はぐちゃぐちゃにされており、両手首が切断されている。
この怪事件にFBIからスコット捜査官が派遣された。
目撃者ジェームズの証言から、マーティン・アッシャーという男が浮かび上がる。
感想
これはにぶい私でも犯人がすぐに分かったから、大抵の人は簡単に分かるはずです。
ずっと怪しいと思っていたから、イリアナに色目使っても、おとり捜査でびくついてても、わざとだと思って冷めて見てました。
サスペンスなのに全然ドキドキしないし、あんまりでしたわ。

アンジーは相変わらず綺麗です。
セクシーなFBI捜査官という役がぴったり。
先日見た「ツイステッド」のジェシカとは対照的な感じです。
あちらは男っぽくてサバサバしてて、精神的に追い詰められてる女性だったけど、こちらは女性らしくて全てに余裕がある姉さんタイプ。

一番可哀相な扱いだったキーファ・サザーランド。
すごくあっけなくて唖然としました。
しかも、TVシリーズ「24」のジャックにしか見えないから、尚更痛い!!
逃げてる時も犯人を追っかけているのかと錯覚するくらい、ジャックでした。(汗)

しかし、いつの間にイリアナはコスタに恋をしてたの?全然気付かなかったわ。
だから、突然の事で多少戸惑ってしまいました。
二人のセックスシーンは大胆でびっくり!
イリアナが脱いでる分だけ、コスタが完璧に着込んでるのがちょっと笑えた。
イリアナはただの女になった時の方が可愛かったです。

フランス語を使ってイリアナに嫌味をいう所がカナダらしいですね。
実は全部理解されてたけど…。(笑)
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鑑賞日 2005.09.22

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spink.gif デイズ・オブ・サンダー(1990)   アメリカ
  DAYS OF THUNDER  [108分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/ドラマ/スポーツ
監督 トニー・スコット
出演者 トム・クルーズ    (コール・トリクル)
ロバート・デュヴァル (ハリー・ホッジ)
ニコール・キッドマン (クレア・ルイッキー)
ランディ・クエイド  (ティム・ダランド)
マイケル・ルーカー  (ロウディ・バーンズ)
ケイリー・エルウィズ (ラス・ウィラー)
フレッド・トンプソン (ビッグ・ジョン)
ジョン・C・ライリー   (バック・ブレザトン)
コピー この夏、稲妻(サンダー)のように−−
あらすじ
才能がありながら、父親が事件を起こした関係で、表舞台から消えていたドライバー:コール・トリクル。
ストックカードライバーとしての才能を見出され、晴れて仕事復帰を果たす。
ベテランのクルー・チーフ:ハリーと意見を衝突させながらも、才能を認め合い、友情を深めていく。
感想
カーレースの迫力が凄くて酔いそうになりましたが、なかなか良かったと思います。
あんな高速スピードでのレースなんて、一瞬のミスが命取りです。
一回事故を経験してしまうと、それがトラウマになってしまうのも仕方ありません。
常に緊張感のあるシーンの連続で、結構疲れました。

ライバルのロウディとは犬猿の仲で、事故で入院した病院の車いすでもレースしているのには笑わせてもらいました。
技術や才能が拮抗していると、常に競ってしまうんでしょうね。
事故をきっかけに、ライバルから代わりを任せられる友人になった二人。
彼らの友情には胸が熱くなりました。

そして、こちらも反発し合っていたクルー・チーフ:ハリーとの関係。
ドライビング・テクニックは一流でも、乗っている車の性能を知らないって事あるんですね。
素直にハリーに告白してから、歯車がかみ合って結果を残していく過程は小気味良かったです。

大好きなニコール・キッドマンが初々しいこと!
また、女医の役というのが似合い過ぎますね。

彼女は彼女が出演する自国作品を鑑賞したトム・クルーズに見出されて、この作品で共演したんですね。
見る目があり過ぎて尊敬しかありません。

まあ、彼女が身長180cmという事で、電話で気にしている所もちらっと見受けられましたね。
トムはスター性でそれをカバー出来るから、お似合いのカップルだったと思います。

トップガン」のカーレース版と揶揄される作品のようですが、私はそこそこ楽しめました。
鑑賞日 2022.10.28

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spink.gif ディストラクション・ベイビーズ(2016)   日本     [108分]  R−15+
管理人評価   
ジャンル ドラマ
監督 真利子哲也
出演者 柳楽優弥  (芦原泰良)
菅田将暉  (北原裕也)
小松菜奈  (那奈)
村上虹郎  (芦原将太)
池松壮亮  (三浦慎吾)
岡山天音  (裕也の友人)
北村匠海  (健児)
三浦誠己  (河野淳平)
でんでん  (近藤和雄)
コピー ほとばしる
剥き出しの魂
あらすじ
愛媛県松山市西部の小さな港町、三津浜。
高校生の芦原将太は両親を早くに亡くし、兄の泰良と2人暮らし。
しかし、喧嘩に明け暮れていた泰良はある日突然、三津浜から姿を消してしまう。
その後、泰良は松山の中心街に出没するようになり、強そうな相手を見つけては喧嘩をふっかけ、打ちのめしたり、逆に打ちのめされたりを繰り返していた。
高校生の北原裕也はそんな泰良に魅了され、泰良と一緒になってこの危険なゲームにのめり込んでいく。
感想
これは全然ダメでした。
内容がバイオレンスだけ。
柳楽優弥くんと菅田将暉くんの名前に惹かれて見たけど、ストレスしか感じませんでした。

街を歩いてていきなり殴りかかられるなんて恐怖以外の何者でもありません。
ただただそれの繰り返しで、チンピラには何度も繰り返し攻撃してたし、本当に意味が分かりません。
こういう奴こそ病院に行くべきでしょ。

またそんな狂人:泰良に魅せられて、彼に喧嘩をさせるゲームを始めた高校生:裕也。
ネットに自分たちの悪行をアップしたりして楽しんでいる様子が気分悪かったです。
正に虎の威を借りる狐。
滑稽の極みですね。

万引きを繰り返すキャバ嬢:那奈。
たまたま裕也たちが強奪した車に乗っていた為、人質に取られてしまいました。
それまでの行動などを見ていると、あまり同情は出来ませんでした。

出てくる奴出てくる奴、ろくでもない奴らばかりで、その中でやってやられては好きにしてって感じだったけど、通りがかりの女性にまで殴りかかっていった時には、さすがに見るのを止めようかと思いました。
一度見た作品は最後まで見るが信条の私は、その一心で完走しました。

地元の祭りとかこんな映画に使われて喜べないでしょ。
皆で和気あいあい見る作品じゃないしね。

この作品は監督がMV撮影のために愛媛県松山市を訪れた際、バーのマスターから聞いた実話に着想を得ているらしい。
こんな事あってたまるかと思ったけど、実話が元なんだ・・・。
事実は小説より奇なりですね。
鑑賞日 2021.01.29

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spink.gif ディセンダント(2015)   アメリカ
  DESCENDANTS  [112分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ミュージカル/コメディ/ファンタジー
監督 ケニー・オルテガ
出演者 ダヴ・キャメロン         (マル)
キャメロン・ボイス        (カルロス)
ブーブー・スチュワート      (ジェイ)
ソフィア・カーソン        (イヴィ)
クリスティン・チェノウェス    (マレフィセント)
ウェンディ・ラクエル・ロビンソン (クルエラ・ド・ビル)
マズ・ジョブラニ         (ジャファー)
キャシー・ナジミー        (イーヴィル・クイーン)
ミッチェル・ホープ        (ベン)
コピー TVM
あらすじ
ディズニーの英雄たちはアダム国王の統治するオラドン合衆国に、悪役たちはロスト島と呼ばれる場所に住んでいる世界。
島に隔離されて育ったマレフィセントの娘マル、イーヴィルクイーンの娘イヴィ、クルエラ・ド・ビルの息子カルロス、ジャファーの息子ジェイの仲良し四人組。
ある日、本土にあるオラドン高校へ通うように言い渡される。
直に王位を継ぐアダム国王の息子ベンが「悪役たちの子供にチャンスを」と彼らを招いたのだった。
嫌がるマルだったが、彼女に「フェアリー・ゴッドマザーの魔法の杖」を手に入れさせようと企む母マレフィセントに諭され、渋々了承する。
感想
ディズニーのキャラクターたちの子孫のお話なんて、面白い設定ですね。
それぞれ親の影響もあるけど、違う人格だから、悩みもつきません。
親が悪者だけど、良い人になりたい!
そんな面白いお話でした。

始めは親に言われた通り、フェアリーゴッドマザーの魔法の杖を盗もうとするんですが、学校での生活に楽しさを見出していくと、考え方も変わってくるんです。
やっぱり環境と教育が大事なんですね。

マレフィセントの娘マルがキュートで魅力的なキャラクターでした。
他の3人もヴィランズの子供らしくありながらも、素直に環境に溶け込む所もあり、憎めない存在です。

最後は王子とヴィランズの「ロミオとジュリエット」という感じですね。
ありがちなお話になりそうな所を、ディズニーらしく上手くまとめてありました。

秋には「2」も放送するようなので、今から楽しみです。
鑑賞日 2017.09.05

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spink.gif ディック・トレイシー(1990)  アメリカ
 DICK TRACY   [105分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/サスペンス/犯罪
監督 ウォーレン・ビーティ
出演者 ウォーレン・ビーティ  (ディック・トレイシー)
アル・パチーノ     (ビック・ボーイ)
マドンナ        (ブレスレス・マホーニ)
グレン・ヘドリー   (テス・トゥルーハート)
チャーリー・コスモ   (キッド)
ダスティン・ホフマン   (ブツクサ)
コピー これが今世紀最大のムービー・エンターテインメントだ!!
悪がはびこる犯罪都市に 心優しきタフな刑事と
みなしごキッドが立ちあがる。
あらすじ
刑事のディック・トレイシーは、街を牛耳るギャングのボス:ビックボーイを逮捕する為に仕事中心の生活を送っていた。
しかしずる賢いビックボーイは、なかなかしっぽを出さず、小さい罪で逮捕してもすぐに釈放になってしまう。
ホームレスだったキッドを助手にして、ディックVSビックボーイの戦いが始まる。
感想
コミックからそのまま出てきたような登場人物たち。
一人一人の特殊メイクが凝っていてすごいと思うんですけど、ちょっと気持ち悪いですね。
顔がごつごつだったり、すごい大きく膨らんでいたりして、一見で悪役と分かる作りになってます。
あとビックボーイの手下の名前が"ブツクサ"とか"平頭"とか"しわ顔"とか見たままなんですよね。
分かり易いですけど、あまりに単純で笑えます。

街並はアニメーションだと思うんですけど、ディックたちは違和感無く溶け込んでいるんですよね。
全体が漫画チックです。

小物も面白いものが沢山あって、腕時計型トランシーバーとか熊の形の給水機とかに興味をそそられました。(笑)

あと時間短縮する時のミュージカル風の映像が楽しいです。
大活躍か大失敗の時に出てきます。

キャストが豪華で、ビックボーイ役にアル・パチーノ、ビックボーイの女ブレスレス役にマドンナ、ビックボーイの手下ブツクサ役にダスティ・ホフマンと層々たるメンバーです。
アル・パチーノは分かったけど、ダスティ・ホフマンは最後まで分かりませんでした。

6原色をふんだんに使った目のチカチカするような色使いが特徴ですが、一番似合っていたのはやっぱり黄色いコートや帽子を着こなしていたディック・トレイシーですね。
これを着れば誰でもディック・トレイシーになれる!…わけないかぁ。(^_^;)
鑑賞日 2003.04.17

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spink.gif ディナーラッシュ(2001)   アメリカ
  DINNER RUSH  [99分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/サスペンス/群像劇/料理
監督 ボブ・ジラルディ
出演者 ダニー・アイエロ    (ルイス・クローパ)
エドアルド・バレリーニ (ウード・クローパ)
カーク・アセヴェド   (ダンカン)
ヴィヴィアン・ウー   (ニコーレ)
サマー・フェニックス  (マルティ)
マイク・マッグローン  (カーメン)
ジョン・コーベット   (ケン)
マーク・マーゴリス   (フィッツジェラルド)
サンドラ・バーンハード (ジェニファー・フリーリー)
ポリー・ドレイパー   (ナタリー)
ジェイミー・ハリス   (ショーン)
テッサ・ガイリン    (パイパー)
コピー キッチンより愛を込めて
あらすじ
冬のニューヨーク、トライベッカ。
イタリアン・レストラン“ジジーノ”のオーナー:ルイスは、長年のビジネスパートナーで親友のエンリコがギャングに殺害されたことを知り、気分が滅入っていた。
もう一つルイスを悩ませていたのは、彼の息子ウードの存在。
イタリア帰りのこのチーフ・シェフは、ルイスの反対を押し切り、伝統的な家庭料理で街の人々に愛されてきたこの店を、おしゃれな人々が集うトレンディ・レストランへと変えてしまったのだった。
やがて日が沈み、今日もまた厨房もフロアも様々な思惑が錯綜する<ディナーラッシュ>の時間がやって来た。
感想
昨日の「二ツ星の料理人」に続き、今日も料理映画を鑑賞です。
でも、こちらはサスペンス風味の群像劇で、料理というよりはドラマの方が見応えありました。

登場人物は多いですが、キャラクターにそれぞれ個性があるので、誰が誰か分からなくなるような事はありませんでした。
嫌でも注目せざるを得ないのは、ギャンブル依存症のダンカン。
仕事なんかそっちのけで、女とイチャイチャしたり、賭けに夢中になったり。
後でギャングに痛い目に遭わされるんだろうなと思えるから我慢できたけど、彼の登場シーンではイライラが止まりませんでした。

ダンカンのおかげでちょっと影が薄くなってるけど、なかなかの女ったらしであるウード。
料理の腕前が見れたのは、エビの料理だけでしたけど、センスがあるのは分かりました。
あれでどれだけの女性を落としてきたのか。
危険は承知で食べてみたいですね。

まあ、流れからそうなるのかなという予想は出来ましたね。
関係なさそうな証券マンとか、偶然居合わせた警官夫婦とか。
いつから仕組まれてたのかな?
始めからか。

何かスッキリしないのは、しかるべき人がしかるべき仕打ちを受けなかったからなのか。
でも、久しぶりに大好きな群像劇を堪能出来て嬉しかったです。
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鑑賞日 2019.10.25

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spink.gif ディパーテッド(2006)   アメリカ   R−15+
  THE DEPARTED  [152分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/ドラマ/犯罪
監督 マーティン・スコセッシ
出演者 レオナルド・ディカプリオ   (ビリー・コスティガン)
マット・デイモン       (コリン・サリバン)
ジャック・ニコルソン     (フランク・コステロ)
マーク・ウォールバーグ    (ディグナム)
マーティン・シーン      (クイーナン)
レイ・ウィンストン      (ミスター・フレンチ)
ヴェラ・ファーミガ      (マドリン)
アレック・ボールドウィン   (エラービー)
アンソニー・アンダーソン   (ブラウン)
コピー 男は、死ぬまで正体を明かせない。
あらすじ
マサチューセッツ州ボストン。
犯罪組織との繋がりを持つ自らの生い立ちと決別すべく警察官を志したビリー・コスティガン。
一方、マフィアのボス、コステロによって育てられ、スパイとなるべく警察に送り込まれたコリン・サリバン。
同じ警察学校に学んだ2人は、互いの存在を知らぬまま、共に優秀な成績で卒業する。
やがて、コリンはマフィア撲滅の最前線に立つ特別捜査班に抜擢され、コステロを標的とした捜査活動に加わる。
一方ビリーは、その優秀さを買われ、マフィアを内部から突き崩すべくコステロのもとへ潜入するという極秘任務を命じられるのだった。
こうして、それぞれに緊張の二重生活を送るビリーとコリンだったが、ついに警察、マフィア双方ともに内通者の存在をかぎつけ、いよいよ2人は窮地に追い込まれていく。
感想
TV放送の吹き替えで見たので、だいぶカットされてたみたいです。
だから、物足りなく感じてしまったのかな??
大好きな「インファナル・アフェア」のリメイクという事で、すごく期待していたのですが、良くも悪くもハリウッドナイズされた「ディパーテッド」は、どこもかしこも大味でオリジナルの良さが無くなってしまいました。

それぞれのキャラクターも、自分を表現するのが上手いアメリカらしく、苦悩が分かり易いのは良いのですが、それが外に向かってしまうと、すごく安っぽくなっちゃいますよね。
コスティガンが精神的に追い詰められて、上司とつかみ合いの喧嘩をしてしまう辺りが、一番の違いだと思います。
オリジナルの静かな抑圧と葛藤に惹かれるものとしては、どうしても比べてしまって物足りなく感じてしまいますね。

サリバンの方もあんなに覆面刑事の情報くれ!と騒いでたら、自分がネズミだと言ってるようなものだと思うんですけど、どうして皆気付かないんだろうと違和感を感じてしまいます。
ここら辺は新しいシナリオのせいかもしれませんが、どちらも人間的に軽くなってしまった印象が強いです。

そして、一番残念だった女性の存在。
オリジナルでは2人だった女性が、こちらではマドリン医師一人で2つの役をまかなっているんですよね。
だから、出番は増えるけど、何だかおかしな事になってしまっています。
オリジナルのリー医師は、出番は少ないけど、非常に重要なポジションにいて、すごく印象に残るんですよね。
しかしマドリン医師は、サリバンの恋人で、コスティガンの担当医師という役割だけで、印象が薄まってしまっています。
どうしてこういう形になってしまったのか・・・。
非常にがっかりしました。

ジャック・ニコルソンは良かったですね。
コステロの存在感ある演技は見応えありました。

オリジナルの印象的なシーンは取り入れられているのですが、それがことごとく安っぽくなっているのも気になります。
ビルからの落下シーン、屋上でのシーン、最後の対決のシーン。
特に屋上のシーンは、あまりに陳腐で笑いそうになってしまいました。

オリジナルと比べて色々と否定的な事ばかり書いてしまいましたが、それだけオリジナルが完璧だったという事なんですよね。
どうやったって劣ってしまうのは仕方がないと思います。

でも、作品としては面白かったし、最後まで楽しめたので★3つにしました。
アカデミー賞作品賞、監督賞受賞作品です。

リメイク作品。
オリジナル「インファナル・アフェア」(2002)香港
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鑑賞日 2017.02.22

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spink.gif ティファニーで朝食を(1961)  アメリカ
 BREAKFAST AT TIFFANY'S   [114分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス
監督 ブレーク・エドワーズ
出演者 オードリー・ヘプバーン  (ホリー・ブライトリー)
ジョージ・ペパード    (ポール)
ミッキー・ルーニー    (ユニシオ)
コピー
あらすじ
NYで独り暮しをしているホリーは一風変わった女性。
いろんな男性と付き合うものの、彼女の言う事が全部嘘だったり、食事の途中に化粧室に行ったまま姿を消したりという行動を取っていたので、常にアパートにはホリーに逃げられた男性がやってくるのであった。
ある日、ホリーのアパートに売れない小説家のポールが引っ越してきた。
玄関の鍵が無くてホリーの部屋を訪ねたポールは、妖精のように美しく不思議な魅力を持った彼女に惹かれていく。
感想
冒頭のティファニーの前でクロワッサンを食べるシーンはすごく有名ですが、それに意味があったというのは初めて知りました。
その意味を知ってからあのシーンを見るとまた違った趣があります。
ホリーの切なさと孤独感を感じ取る事ができて、一層素敵なシーンに思えました。

オードリーの歌う「ムーン・リバー」は心に響きました。
頭にタオルを巻いてラフな格好なのに、ドレスを着て着飾っている彼女より美しく見えるのは何故なのでしょう?
それだけ素顔が綺麗だという事と内面の美しさが滲み出ているという事なのでしょうね。

ホリーという女性にはあまり同情はできませんが、不思議な魅力と愛らしさに魅了され、幸せになって欲しいと真剣に思いました。

ラストの雨の中のシーンは感動しました。
「CAT!CAT!」と叫ぶ彼女の表情がとても悲しく切なかったので、つられて泣いてしまいましたよ。
「自分で作った檻の中にいるんだ」と説得する言葉はとても胸を打ちました。
なんだか私に言われているみたいで、臆病な人間にはぐっと来る言葉だと思います。

名無しの猫ちゃんが重要な意味を持っていましたが、とてもうまい演出ですよね。
自分と重ね合わせて慰めあったり、心の傷を癒してくれたりときちんと役割りを果たしてくれる猫ちゃん。
私も欲しいな…。

さすが名作!楽しませていただきました。
オードリーの事が一層好きになりました。
鑑賞日 2003.01.18

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spink.gif ディボース・ショウ(2003)   アメリカ
  INTOLERABLE CRUELTY  [100分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/ロマンス
監督 ジョエル・コーエン
イーサン・コーエン
出演者 ジョージ・クルーニー       (マイルズ・マッシー)
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ   (マリリン)
ジェフリー・ラッシュ       (ドノヴァン・ドナリー)
セドリック・ジ・エンターテイナー (ガス・ペッチ)
エドワード・ハーマン       (レックス・レックスロス)
ポール・アデルスタイン      (リグレー)
リチャード・ジェンキンス     (フレディ・ベンダー)
ビリー・ボブ・ソーントン     (ハワード・D・ドイル)
ジュリア・ダフィ         (サラ・ソーキン)
コピー 結婚――この世で最も危険な約束。
あらすじ
マイルズ・マッシーは、ロサンゼルスで活躍する離婚訴訟専門の弁護士。
いかなる不利な状況に立たされても必ず逆転勝訴を獲得する敏腕ぶりを見せつけている。
そんな彼のもとにある日、妻マリリンから離婚訴訟を起こされた不動産王レックスロスが訪ねてくる。
浮気現場を撮られているにもかかわらず、1セントも払わずに済ませたいと要求。
この無理難題を受けて立ったマイルズは、さっそく行動に出る。
感想
苦手なブラックコメディの割には笑えました。
これくらいソフトな方が私は好きです。
皮肉もそんなにキツくないし、俳優陣がキャラにぴったりで、見せ方が上手かったのも良かったですね。

脇役も豪華でした。
ジェフリー・ラッシュにビリー・ボブ・ソーントン・・・って改めて見てもすごいな。

しかし、やっぱり一番はヒロインのキャサリン・ゼタ・ジョーンズ。
相変わらず綺麗で、見ているだけで癒されます。
今回はお金目当ての小悪魔でしたが、彼女が演じるとキュートで憎めない女性に見えるから不思議です。
ビーズのあしらわれたゴールドのドレスがすごく似合ってました。

ジョージ・クルーニーのコメディアンぶりも良かったです。
にかっと自慢の歯を見せながら話すしぐさが笑えます。
作り笑顔もこれでもかってくらい決まってました。
ドタバタコメディもいけるのね。

マイルズの事務所の社長のキャラがすごかったですね。
もう死にかけているのに、機械で生かされているのですが、仕事は現役バリバリなんです。
しかも、やり手ってどんだけよ。

マリリンの飼っていたド―ベルマンが大活躍!
あれくらい働いてくれれば、安心して暮らせますね。

しかし、女にはこんな稼ぎ方もあるんですね。
すごく勉強になりました。
婚前協約書って日本でもあるのかな?
まあ私の場合は、離婚しても全然儲けられないけどね。(汗)

これってコーエン兄弟の作品だったんですね。
今まで彼らの作品は相性悪くて、評価も低かったんですけど、これは大丈夫でした。
ハッピーエンドだったからかな?

オープニングの天使たちのアニメーションが可愛かったです。
ここにも皮肉がてんこ盛り。
鑑賞日 2005.07.16

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spink.gif ティモシーの小さな奇跡(2012)   アメリカ
  THE ODD LIFE OF TIMOTHY GREEN  [104分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/ファンタジー/親子愛
監督 ピーター・ヘッジズ
出演者 ジェニファー・ガーナー  (シンディ・グリーン)
ジョエル・エドガートン  (ジム・グリーン)
CJ・アダムズ      (ティモシー・グリーン)
ロン・リヴィングストン  (フランクリン・クラドスタッフ)
ダイアン・ウィースト   (バーニス・クラドスタッフ)
オデイア・ラッシュ    (ジョニ)
ローズマリー・デウィット (ブレンダ・ベスト)
リン=マヌエル・ミランダ (レジー)
M・エメット・ウォルシュ (バブおじさん)
ロイス・スミス      (メルおばさん)
デヴィッド・モース    (ビッグ・ジム)
コピー 劇場未公開
あらすじ
医者から子供ができないことを告げられたジムとシンディ。
悲しみの中にもあきらめがつかない夫婦は、自分たちの理想の子供について書き留めたメモを庭に埋め、子供への思いを断とうとする。
ところがその夜“ティモシー”と名乗る泥だらけの少年が二人の前に現れた。
三人の温かく幸せな毎日が始まるが、ティモシーはただひとつ、普通の子供とは違う“くるぶしに葉が生えている”という特徴を持っていた。
感想
劇場未公開ディズニー作品です。
もっと前の作品と思って見始めたんですけど、結構最近なんですね。
心温まる癒し映画でした。

子供のいない夫婦の元に現れた理想の息子。
それがティモシーでした。
始めはぎこちないながらも、すでに懸命にお互いを思い合っているんです。
その気持ちは徐々に大きくなっていき、無くてはならないものになっていました。

不妊で悩んでいる方が多い現在。
色々な方法で子宝に恵まれる機会が多い分、もうあきらめなくてはいけないというのは、相当辛い状況だと思います。
そんな深い闇の中にいる時、こんな光が差して来たら・・・と思うと、胸が締め付けられます。

親だから失敗しない。
自分が子供の頃は、純粋にそう信じていました。
親もそう振る舞っていたし、頼りがいもあったし。
でも、実際それを演じるのは、すごく大変でしんどい事だと知りました。

うちの子供たちがどう感じているのか分かりませんが、私は早々に強い親を演じるのはあきらめました。
「お母さんは失敗が多いから、忘れてたら教えてね」
子供たちもそれを受け入れてくれてます。
うちはそういう形で行こうともがいている最中です。(汗)

一つ一つのエピソードが優しくて癒されますね。
嫌な事があっても、その都度ティモシーに癒されるグリーン夫妻。
ティモシーのピンチには夫妻が奮闘して3人で乗り越えます。

子供って本当にそういう存在ですよね。
子供の笑顔ってすごい不思議な力があるんだよなぁ。
日頃からお世話になってます。

嬉しいも悲しいも分け合って助け合う。
それが家族ですね。
改めてそう思わせてもらいました。

色っぽい女の子ジェニとのお話も良かったです。
二人で作った秘密基地、素敵でした。
鑑賞日 2017.07.05

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spink.gif ティンカー・ベル(2008)   アメリカ
  TINKER BELL  [79分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/ファンタジー/ファミリー
監督 ブラッドリー・レイモンド
出演者 〈声の出演〉
メイ・ホイットマン      (ティンカー・ベル)
クリスティン・チェノウェス  (ロゼッタ)
レイヴン・シモーネ      (イリデッサ)
ルーシー・リュー       (シルバーミスト)
アメリカ・フェレーラ     (フォーン)
ジェーン・ホロックス     (フェアリーメアリー)
ジェシー・マッカートニー   (テレンス)
ジェフ・ベネット       (クランク)
ロブ・ポールセン       (ボブル)
パメラ・アドロン       (ヴィディア)
アンジェリカ・ヒューストン  (クラリオン女王)
コピー 小さな体に大きな秘密を抱えて、彼女は誕生した。
あらすじ
ネバーランドにある妖精の谷“ピクシー・ホロウ”には様々な妖精たちが暮らしていた。
メインランド(人間界)の赤ちゃんが初めて笑うとピクシー・ホロウにも妖精が一人誕生する。
そしてここにまた一人、かわいい女の子の妖精が誕生した。
彼女はもの作り(ティンカー)の才能が認められ、ティンカー・ベルと名付けられた。
そして、他の妖精たちが使う道具の製作や修理の仕事を任されることに。
外の世界に興味津々のティンカー・ベルだったが、もの作りの仕事をする妖精はメインランドに行けないと知り大ショック。
そこで、何とかしてメインランドに行く方法はないかと、その方策を考える。
感想
ピーター・パンに出てくるキャラとして有名なティンカー・ベル。
そんな彼女が主人公の作品の第1弾です。

子供が大好きで、何度も見ている作品です。

赤ちゃんの初めての微笑みから生まれる妖精。
そして、みんな何かしらの特技を持っているんです。
ティンカー・ベルが得意なのは物作り。

でも、その才能ではメインランドに行けないと知り、他の才能が羨ましくて、色々な仕事に挑戦するんです。
頑張ってはいるけど、毎回挑戦しては失敗の繰り返し。
おかげでピクシー・ホロウは大騒ぎに!!

一番面白かったのは、ホタルに光を上げる仕事。
失敗して自分のお尻が光っちゃうのが可愛かったです。

やっぱり得意なのは物作り。
メインランドの迷いものをちょちょいのちょいと直してしまいます。

台無しにしてしまった春の準備も、早く出来る発明品で解決。
テントウ虫早塗り機、絵の具早作り機、木の実早集め機。
皆で力を合わせて、春の準備を間に合わせる事が出来ました。

自分の仕事に誇りを持つ。
人生にとって、とても大切なことを学べましたね。
これからのティンクの仕事ぶりが楽しみです。

ディズニー作品。

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spink.gif ティンカー・ベルと妖精の家(2010)   アメリカ
  TINKER BELL AND THE GREAT FAIRY RESCUE  [77分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/ファンタジー/アドベンチャー
監督 ブラッドリー・レイモンド
出演者 〈声の出演〉
メイ・ホイットマン     (ティンカー・ベル)
ローレン・モート      (リジー・グリフィス)
マイケル・シーン      (グリフィス博士)
パメラ・アドロン      (ヴィディア)
ルーシー・リュー      (シルバーミスト)
クリスティン・チェノウェス (ロゼッタ)
レイヴン・シモーネ     (イリデッサ)
ジェシー・マッカートニー  (テレンス)
ジェフ・ベネット      (クランク)
ロブ・ポールセン      (ボビー)
アンジェラ・バーティス   (フォーン)
フェイス・プリンス     (パーキンス夫人)
コピー OVA
あらすじ
初めて夏のメインランドを訪れたティンカー・ベルとヴィディア。
そこでとても素敵な“妖精の家”を見つけた。
一人で“妖精の家”に入ったティンカー・ベルは、家を作った少女リジー・グリフィスに捕らえられてしまう。
仕事が忙しく相手をしてくれない父親に寂しさを感じていたリジー。
次第にティンカー・ベルと心を通わせていく。
感想
ティンカー・ベルシリーズの3作目です。
今回からOVAになったようです。

でも、内容は変わらず面白かったですよ。
リジーと一緒に妖精たちの生態を知る事が出来るのが楽しかったです。
赤ちゃんの微笑みと共に生まれる妖精たち。
季節を変える仕事の事。
蝶々に模様をつけるのも妖精の仕事だったんですね。

捕まってしまったティンカー・ベルを助ける為、一致団結して進む妖精たち。
人間にとっては小さな事も、彼らにとっては大冒険でしたね。
ハラハラドキドキさせられました。

そして、お父さんを説得するリジーと妖精たち。
いくら頭の固い大人だって、こんな風に言われたら信じるしかありませんね。
皆が仲良くお茶しているラストシーンは素敵でした。

子供たちも大好きなシリーズ。
少しずつ感想をUPしたいと思います。

ディズニー作品。

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spink.gif ティンカー・ベルと流れ星の伝説(2014)   アメリカ
  TINKER BELL AND THE LEGEND OF THE NEVERBEAST  [76分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル アニメ/ファンタジー/ファミリー/アドベンチャー
監督 スティーヴ・ロター
出演者 <声の出演>
坂本真綾    (フォーン)
深町彩里    (ティンカー・ベル)
宇乃音亜季   (ニックス)
高橋理恵子   (シルバーミスト)
園崎未恵    (イリデッサ)
豊口めぐみ   (ロゼッタ)
朴路美     (ヴィディア)
コピー OVA
あらすじ
ある日、怪しい緑の光が、ピクシーホロウの夜空を流れていった。
次の日、好奇心旺盛な妖精フォーンは、森で不気味な唸り声をきく。
声をたどって森に入ると、毛むくじゃらの大きなモンスターを見つけた。
観察を続けるうちに、だんだんその行動が気になり、手伝いをするようになった。
しかし、謎のモンスターは、ピクシーホロウに災いをもたらすネバービーストとして、退治されることになってしまう。
感想
ティンカー・ベルシリーズの第6弾となる作品。
6作品、全部見ている私が一番気に入っている作品です。

とにかく泣けて泣けて仕方がないんですよ。
子供と一緒に見ていたもんで、泣くのは我慢していたのですが、最後は心配されるほど泣いてました。
子供は意外にあっさりしてるんですよね。
まだ意味がいまひとつわかっていないのかな。

自己犠牲に弱い私。
戦争ものとか、ラストが辛くなるのがわかってる物は、なるべく避けたいのですが、
これは予想外で当たってしまって。
だからと言って、嫌な犠牲ではなく、だからこそ感動したというか、意外な展開に持っていかれました。

さすがディズニー
OVAでも侮れません!

謎のモンスター:グラフと仲良くなるフォーン。
その過程が楽しくて、歌も何度も歌いたくなる楽しい曲で、ついつい繰り返し見てしまいます。
グラフは石で高い塔を作っているのですが、それを手伝う内に仲良くなるんです。
話の出来ないグラフですが、積極的なフォーンとは相性が良いみたいで、次第に息が合っていきます。

気持ちを言葉に出来ないため、誤解が誤解を招き、敵と見なされてしまうグラフ。
はあぁ、思い出してうるうるしてきちゃいました。
隠れた名作だなと思ってます。
鑑賞日 2016.05.05

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spink.gif 手紙(2006)   日本     [121分]
管理人評価   ★★★★★
ジャンル ドラマ/犯罪
監督 生野慈朗
出演者 山田孝之   (武島直貴)
玉山鉄二   (武島剛志)
沢尻エリカ  (白石由美子)
吹石一恵   (中条朝美)
尾上寛之   (寺尾祐輔)
田中要次   (倉田)
山下徹大     (嘉島孝文)
石井苗子     (神山裕子)
松澤一之     (バーのマスター)
螢雪次朗     (アパートの管理人)
小林すすむ    (ケーズデンキ店長)
鷲尾真知子    (食堂のおばちゃん)
高田敏江     (緒方忠夫の母)
吹越満      (緒方忠夫)
風間杜夫     (中条)
杉浦直樹     (平野)
コピー 兄貴、元気ですか?
これが最後の手紙です。
あらすじ
直貴は殺人犯の兄のせいで、これまで3回仕事を変え、3回引っ越ししている。
新しい職場で、直貴に好意を寄せてくれる由美子。
彼女に兄の事を話し、もう近づくなと諭す。
この職場でも居場所のなくなった直貴は、お笑い芸人になり徐々に頭角を現していく。
原作は東野圭吾『手紙』。
感想
はぁ、泣いたわぁ。
これは明日、目が腫れてヤバイやつだ。
今年最後の映画にふさわしい一本だったと思います。

どこへ行っても逃げられない。
無間地獄のような世の中も、まだまだ捨てたもんじゃない。
理不尽に胸をかきむしられ、人の優しさに触れて感動し、決して生きる事を諦めない強さに勇気づけられました。

ただこの作品が素晴らしいと書くと加害者擁護になりかねないのが、難しい所ですよね。
一度犯した罪は一生消えない。
では、その現実の中でどう生きるか。
それが一番のメッセージだったように思います。

やあ、エリカ様、すごいな。
ダサい娘から華麗な変身にも驚きましたけど、そこからマダムへの変身もなかなかのものでした。
手紙の真相が明らかになる辺りから涙が止まりませんでした。
彼女も辛い道を歩んできたから、彼の心に寄り添う事が出来たんだな。
人を動かす原動力って、本当に尊くて愛しいなと思いました。

実際問題、殺人犯が身内にいるって聞いたら、私も避けてしまうと思います。
でも、そこにも自分と家族を守りたいという気持ちが働くからなんですよね。
だから、やるせなくて切なくて苦しいんです。
それが救われて心が軽くなりました。

色々な心の葛藤はありますが、見終わった後、優しい気持ちになれる作品です。
文句なしで★5つ。
今年最後に出会えて良かったです。

東野圭吾小説原作作品。
鑑賞日 2007.12.30

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spink.gif 出口のない海(2006)   日本     [121分]
管理人評価   ★★
ジャンル 戦争/青春
監督 佐々部清
出演者 市川海老蔵  (並木浩二)
伊勢谷友介  (北勝也)
上野樹里   (鳴海美奈子)
塩谷瞬    (伊藤伸夫)
柏原収史   (佐久間安吉)
伊崎充則   (沖田寛之)
黒田勇樹   (小畑聡)
平山広行   (剛原力)
尾高杏奈   (並木幸代)
永島敏行   (馬場大尉)
田中実    (戸田航海長)
高橋和也   (剣崎大尉)
平泉成    (佐藤校長)
嶋尾康史   (「ボレロ」のマスター柴田)
香川照之   (鹿島・イ号潜水艦艦長)
古手川祐子  (並木光江)
三浦友和   (並木俊信)
コピー 1945年、夏――それでも青春だった。

あなたに知ってほしい。
二度と帰れないと知りながら
最後の秘密兵器「回天」に乗った若者たちのことを。
あらすじ
1945年4月、1隻の潜水艦に極秘任務を帯びた4人の若者が乗り込んでいた。
敗戦が色濃くなった日本は、最後の秘密兵器“回天”に戦況挽回の望みをつないでいた。
それは定員1名、脱出装置なしの小型潜水艦。
そこに大量の爆薬とともに乗員が乗り込み自ら操縦、敵艦への自爆攻撃を仕掛けるというもの。
4人の若者のうちの一人、並木浩二は、甲子園の優勝投手。
周囲の期待を背に大学へ進学したものの、肩を壊してエースの座を手放してしまう。
艦内で出撃命令を待つ並木の脳裏に、そんな野球に打ち込んだ青春の日々、そして大切な人たちのとの別れの日の思い出が静かに甦る。
感想
ちょっと終わり方が中途半端でスッキリしなかったけど、これが実話という事ですかね。
何とも切ない終わり方です。
戦争物だと覚悟を決めて見ていたので、このラストに拍子抜けでした。

でも、要所要所の感動シーンはやっぱり泣けました。
列車での美奈子との別れのシーンはグッときます。
CMでもあった「俺、美奈ちゃんの事、好きだ」 で泣きそうになっちゃいました。
もう帰って来れないと思うと尚更辛いです。

そして、いよいよ出撃の時。
佐久間が出撃し時は涙が出てきました。
結局、回天で敵を倒して死んだのは、佐久間だけだったんですね。
実際もエンジン不良とか多かったようです。

海老蔵さんの演技は、歌舞伎調でちょっと違和感があります。
でも、だんだん慣れてきて、後半は素直に見る事が出来ました。

あと、北役の伊勢谷さんが素敵でした。
本当に綺麗なお顔してますよね。
並木のライバルで常に敵対してたけど、ちょこちょこ見せる弱さが良かったです。

回天の操縦ってこんなに難しかったんですね。
死を目の前にして、こんな複雑な操作をしなきゃいけないなんて、どれほど凄い事か思い知りました。
事故を起こすか、敵に突っ込むか、究極の選択を迫られていたんですね。

横山秀夫小説原作作品。
鑑賞日 2007.09.03

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spink.gif デスノート Light up the NEW world(2016)   日本     [135分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス/ホラー
監督 佐藤信介
出演者 東出昌大   (三島創)
池松壮亮   (竜崎)
菅田将暉   (紫苑優輝)
川栄李奈   (青井さくら)
藤井美菜   (七瀬聖)
青山草太   (松田桃太)
竹井亮介   (黒元晋)
大迫一平   (浦上衛)
金田明夫   (須加原順郎)
松山ケンイチ (L・竜崎)
藤原竜也   (夜神月)
戸田恵梨香  (弥海砂)
船越英一郎  (御厨賢一)
<声の出演>
沢城みゆき  (アーマ)
阪口大助   (ニア)
中村獅童   (リューク)
松坂桃李   (ベポ)
コピー あの事件から10年――
これで、すべてを終わらせる。
あらすじ
キラとLという2人の天才の対決から10年。
警視庁には、夜神総一郎が立ち上げた<デスノート対策本部>が今も存続していた。
すでに亡くなった総一郎に代わり、キラ事件に精通する“デスノートオタク”の三島が特別チームを率いてノートの謎を追い続けていた。
やがて本部にLの後継者である世界的名探偵:竜崎が加わり、地上に6冊のデスノートがバラまかれたことが判明する。
6冊すべてを回収してデスノートを封印しようとする三島。
そんな彼の前に、キラを“神”と崇め、その復活を目論むサイバーテロリスト:紫苑がたちはだかる。
感想
菅田将暉くんが出てるからという理由で鑑賞しました。
でも、私「DEATH NOTE デスノート(2006)」の前編しか見てないんですよ。
だから、10年前の事件の結末がスルスル話されて、いちいち「そうなんだ!」「こうなるのか!」と驚かされました。
Lの使った技というのも、今回のカギになるし、これは完全に見る順番を間違えてしまいました。(号泣)

一応原作を最後まで読んだと思うんですけど、それもちょっとおぼろげな記憶しかないので、新鮮な気持ちで見れました。
Youtube大学のあっちゃんの授業でも見て保管したいと思います。(笑)

どうしても10年前の事件と比べてしまって、見劣りするなと感じてしまいます。
改めて夜神月とLの凄さを再確認させられました。

デスノートのルールって色々あるんですね。
改めて見てその面白さに気付きました。
これはやっぱり全部制覇するしかないかな。
10年前の事件の方が絶対面白いですもん。
何年かけてでも追って行きたいと思います。

漫画原作作品。

《関連作品》
DEATH NOTE デスノート」(2006)
「DEATH NOTE デスノート the Last name」(2006)
「L change the WorLd」(2008)
「Death Note/デスノート」(2017)ハリウッド実写版
鑑賞日 2021.06.17

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spink.gif デスペラード(1995)   アメリカ
  Desperado  [104分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル アクション
監督 ロバート・ロドリゲス
出演者 アントニオ・バンデラス     (マリアッチ)
サルマ・ハエック        (カロリーナ)
ヨアキム・デ・アルメイダ    (ブチョ)
チーチ・マリン         (バーテンダー)
スティーブ・ブシェミ      (ブシェミ)
クエンティン・タランティーノ  (集金屋)
アルバート・ミシェル・Jr   (キーノ)
カルロス・ガラルド       (カンパ)
アブラハム・ヴェルデュスコ   (ニーニョ)
ダニー・トレホ         (ナイフ使い)
コピー タランティーノを殺した
スゴイ奴。
10秒に1人を葬る
復讐のショータイム。
あらすじ
メキシコのサンタ・セシリア。
ブチョという名の男が仕切る街。
荒くれが集う酒場で、1人の男が語りだす。「あのブチョを狙っている奴がいる」と。
色めき立つ店内。男は続ける。
「そいつはギターケースを片手に入ってきた。その後は皆殺しさ…」
扉が開き、ギターケースを持った男がゆっくりと入ってきた。荒くれ共に囲まれる男。
持ち物はケースに入ったギターのみ。
だが次の瞬間、ギターの中から鈍い光が放たれる。
感想
やべ〜っす。カッコ良すぎます!
黒い衣装の皆さんがカッコ良すぎるんですよ。
特にバンデラス、あんたは最高だ!
髪を掻き上げる仕草、セクシーです〜。

そして、もっとセクシーだったのが相手役のサルマ・ハエック。
天国の口、終りの楽園。」という映画で主人公達が「サルマ・ハエックってエロいよね」って言ってたのを思い出します。
ムチムチでスタイル抜群、本当にエロティックな姉さんです。

人がガンガン殺されて、血がドバドバ出るんだけど、そんな事は気にならないくらいカッコ良さにしびれます。
一番好きなのは、カロリーナの店が爆破された時。
豪快な爆破をバックに、渋い顔で歩いている二人がもだえるほどカッコ良い!
これにはやられましたね。

ただカッコ良いだけじゃなくて、随所にセンスの良い笑いが散りばめられているとこもツボでした。
笑いと書くと語弊があるかもしれませんが、見ていると思わず顔がほころんでしまうんです。
彼らが真面目であればあるほど笑えてきちゃうんですよね。
ロケットランチャーを武器にしていた男性の最期には大爆笑でした。

しかし、疑問なのは応援に来たカンパとキーノの余裕ぶり。
これでもかというほどの銃弾が乱れ飛ぶ中で、隠れる気ゼロのお二人さん。
そりゃ、ギターケースの武器はすごいけどさ〜。
あまりにも無謀だよね。
でも、この時の決めポーズは好きでしたわ。

こんなに面白いのに、最後のオチは「ふ〜ん」という程度ですね。
そんなに驚きはありませんでした。
それなりです。

カッコ良いのに、きっちり笑える!とっても最高に楽しい作品です。
ツボにはまるとやめられなくなること間違いなし!
これは「レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード」が楽しみになりましたわ。
騙されたと思って、一度お試しあれ〜。
鑑賞日 2004.06.14

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spink.gif テスラ エジソンが恐れた天才(2020)   アメリカ
  TESLA  [103分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/伝記
監督 マイケル・アルメレイダ
出演者 イーサン・ホーク      (ニコラ・テスラ)
イヴ・ヒューソン      (アン・モルガン)
エボン・モス=バクラック  (シゲティ)
ジム・ガフィガン      (ジョージ・ウェスティングハウス)
ハンナ・グロス       (ミーナ・エジソン)
ブレイク・デロング     (ウィリアム・ケムラー)
イアン・リスゴー      (アルフレッド・ブラウン)
ジョシュ・ハミルトン    (ロバート・アンダーウッド・ジョンソン)
レベッカ・デイアン     (サラ・ベルナール)
ドニー・ケシュウォーズ   (J・P・モルガン)
カイル・マクラクラン    (トーマス・エジソン)
コピー 彼がいなければ
世界は100年遅れていた――。
あらすじ
1884年。
移民としてニューヨークへやって来たニコラ・テスラ。
憧れのエジソンのもとで働き始めたが、直流システムにこだわるエジソンに対し、交流を主張して対立。
袂を分かつ事になった。
その後、実業家ウェスティングハウスと手を組み、シカゴ万国博覧会で交流システムを大成功させる。
こうして電流戦争に勝ったテスラは、時代の寵児となった。
感想
エジソンズ・ゲーム」を見て、テスラに興味が出たので、こちらも見てみる事にしました。
でも、あまりテスラの凄さが伝わって来ませんね。
あまりに時代を先取りし過ぎてしまっていたのかもしれません。

ただテスラの人生を描くのではなく、ネットでテスラを検索して出てくる件数とか、現在の情報も随所に取り入れられていました。
クライマックスには彼の心情とリンクする歌を熱唱。
素直に受け入れる事が出来ませんでした。

でも、彼の発明は普通に語るには難しいのも確かです。
万人にウケるエンターテイメントにして見易くしたという工夫は伝わって来ます。
その方が彼の凄さが伝わっているのかもしれません。

彼が自由に発明出来るお金があったら、もっと早く今のような世界が来ていたのでしょうね。
頭の中では壮大な発明がいくつも生まれていたでしょうから。
それくらい彼は、ずば抜けた天才だったのです。

正直、もっと彼の事が知りたかったです。
電流戦争に勝った事、テスラコイルを発明した事、サラ・ベルナールに恋していた事くらいしか描かれていません。
それを語るのは、テスラの事が好きだった資産家令嬢アン・モルガン。
積極的な彼女と相性が良さそうでしたけど、彼はサラに心奪われていたようです。

理想が高かったからなのか、生涯独身だったテスラ。
最期はホテルで孤独死したそうです。
享年86歳。
亡くなった時はほぼ無一文だったとか。
いくら天才でもお金を稼げないと、悲しい生涯になってしまいますね。

ライバルのエジソン視点で描かれた「エジソンズ・ゲーム」の方が、テスラが魅力的に描かれていたのは、何とも皮肉な話です。
鑑賞日 2023.04.28

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spink.gif テッセラクト(2003)   イギリス/タイ/日本
  THE TESSERACT  [96分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス/犯罪
監督 オキサイド・パン
出演者 ジョナサン・リース・マイアーズ  (ショーン)
サスキア・リーヴス       (ローザ)
アレクサンダー・レンデル    (ウィット)
カルロ・ナンニ         (ロイ)
レナ・クリステンセン      (殺し屋リタ)
コピー 解けるか!?運命の映像(パズル)。
逃げ出せない
あらすじ
タイ、バンコクのとあるさびれたホテル。
午後5時47分、突然停電する。
この時、303号室に泊まるイギリス人の運び屋ショーンは、タイ・マフィアのボス、シア・トウを緊張の面もちで待っていた。
シア・トウが対立する組織から奪ったブツを受け取る手はずになっているのだ。
同時刻、203号室では、ブツの奪還を目論みシア・トウを襲撃した殺し屋リタが腹部に傷を負いながら潜んでいた。
同じ頃、停電した客室ではベルボーイのタイ人少年ウィットが盗みを開始する。
感想
ごめんなさい。
私には合いませんでした。
一番苦手な理不尽系だったので、イライラが止まりません。

謎を解く感じかと思っていたけど、それとも違うみたいだし、女殺し屋もあっさり逝っちゃったし。
壁から人が銃を撃つシーンが、かなりカッコ良かったので期待したのですが、残念です。

音楽と言い、映像と言い、「マトリックス」に似ています。
しかし、内容はないので、ただの真似事が失敗した見本のようです。

でも、構成や見せ方は上手いと思います。
同じ場面でも視点を変えて交差させると、奥行きが出て面白い映像になりますね。
ただ物語がいただけません。

間抜けなイギリス人、どこかで見た事あるなと思ったら、ジョナサン・リース・マイアーズじゃないですか!
相変わらず綺麗な人ですね。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2005.10.09

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spink.gif テッド(2012)   アメリカ  R−15+ PG−12
  TED  [106分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ
監督 セス・マクファーレン
出演者 マーク・ウォールバーグ   (ジョン・ベネット)
ミラ・クニス        (ロリー・コリンズ)
ジョエル・マクヘイル    (レックス)
ジョヴァンニ・リビシ    (ドニー)
パトリック・ウォーバートン (ガイ)
マット・ウォルシュ     (トーマス)
ジェシカ・バース      (タミ=リン)
エイディン・ミンクス    (ロバート)
ビル・スミトロヴィッチ   (クランク)
ノラ・ジョーンズ      (本人役)
サム・ジョーンズ      (本人役)
セス・マクファーレン    (テッド)
〈声の出演〉
トム・スケリット
コピー 世界一ダメなテディベア、出没。
動いて、喋って、オヤジになった。
あらすじ
1985年、クリスマス。
友達のいない8歳の少年ジョン。
彼はプレゼントにもらったクマのぬいぐるみと話せるように、お空にお願いをした。
その願いは天に届き、テッドと名付けられたぬいぐるみと話せるようになる。
喋れるぬいぐるみテッドは、すぐに全米で知られる有名人になった。
それから27年後。
親友としてずっと一緒の二人は、ジョンの恋人のロリーと3人で暮らしをしていた。
しかし、やりたい放題の二人に迷惑かけられ通しのロリーは、ジョンからテッドに出ていくよう説得してくれと頼んだ。
感想
もっと笑えるコメディかと思ってましたが、予想以上に下品でつまらない作品でした。
可愛いテディベアの中身が不良中年オヤジというだけなので、女と見ればセクハラするし、発言は下品だし、楽しい要素がありません。
ツッコミ所しかないと言っても過言ではないでしょう。
ホテルの部屋での殴り合いとか、ノラ・ジョーンズの野外コンサートとか、時間を割いてる割につまんないし。
ここそんな見所ある!?と疑問に思うイベント発生に戸惑うばかりでした。

友達のいない少年は、テディベアを親友とし、心が少年のままの情けない大人になってしまいました。
何でもクマの言う事に流されて、上手くいかなかったらクマのせいにして。
本当にしっかりしてよ!!!と説教したくなります。
クマもクマで常識外れの事ばかりしでかすので、恋人のロリーは迷惑ばかりかけられて怒り心頭です。
最後は良い感じに締めてたけど、何だろうこの消化不良感。
バランス悪くて上手く呑み込めない感じです。

とにかく共感できるところが一つもない。
あちらでは有名なんでしょうが「フラッシュ・ゴードン」ネタとか、ゲーム中にリビングでう〇こをするデリヘル嬢とか、セクハラ全開ダンスに大ウケのレジ娘とか。
開いた口が塞がらないネタのオンパレードに悪酔いしてしまいました。
あと、自転車王アームストロングの睾丸もあったね。
なんてもん集めてんだ!!意味不明過ぎて怖いわ!
唯一、顔射NGでホッとしました。

これR15+で大丈夫なんですね。
下品過ぎてダメだと思いました。

しかし、こんな奴とは住みたくないね。
いつ大きなトラブルに見舞われてもおかしくないもの。
最後も自業自得とは言いたくないけど、そんな可哀想とも思えないくらいには、私の心も荒んでました。

テッドの声は監督なんですね。
良い具合にやさぐれオヤジでぴったりでしたよ。

色々詰め込んで、がちゃがちゃ振り回して出来たような作品なので、美味しくなりそうな要素は各所に見られます。
誘拐犯とのカーチェイスとか、「フラッシュ・ゴードン」とのランデブーとか。
でも、そこだけ良くてもバランス悪いとしか思えなくて残念です。
ノラ・ジョーンズやサム・ジョーンズ、トム・スケリットと、有名人が本人役で出演してます。
みんな本当に本人役で出て良かったの?
大いに疑問だわ。

色々言いましたが、それなりに楽しめたので★は3つにします。
これに「2」があることが驚きです!
怖いもの見たさで手を出してみようかな。
鑑賞日 2016.10.21

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spink.gif デッドゾーン(1983)   カナダ
  THE DEAD ZONE  [103分]
管理人評価   ★★★
ジャンル SF/サスペンス
監督 デヴィッド・クローネンバーグ
出演者 クリストファー・ウォーケン (ジョニー・スミス)
ブルック・アダムス     (サラ・ブラックネル)
マーティン・シーン     (グレッグ・スティルソン)
ニコラス・キャンベル    (フランク・ドッド)
トム・スケリット      (バナーマン保安官)
アンソニー・ザーブ     (ロジャー・スチュアート)
ハーバート・ロム      (サム・ウェイザク博士)
コリーン・デューハースト  (ヘンリエッタ・ドッド)
ショーン・サリヴァン    (ハーブ・スミス)
ジャッキー・バロウズ    (ヴェラ・スミス)
ゲザ・コヴァックス     (ソニー・エリマン)
ロバータ・ウェイス     (アルマ・フレチェット)
コピー 未来を見るな。未来を変えろ。
あらすじ
交通事故に遭い5年の昏睡状態から覚めた時、手に触れるだけで相手の未来を予知出来るようになった男ジョニー。
ある議員がやがて世界を破滅に導くと知った時、男は自分の使命を感じとる。
感想
なるほど!
なかなか深いお話ですね。
原作はスティーヴン・キングですか。
こういう話が苦手なので、恐る恐る挑戦したのですが、これは全然大丈夫でした。

誰も悪くないのに、思った通りに行かない複雑な現実。
デニーを見て、とても優しい表情を浮かべるジョニー。
父が
「家族で食事をするのは良いもんだ」
と言った後の切なそうな表情を見て、こちらまで胸が痛くなりました。

ヒトラーを殺せるとしたら、命を懸けてでも殺すかどうか。
これってスティーヴン・キングの願望なんですかね。
かなり強いメッセージを感じました。

主役のクリストファー・ウォーケンがカッコ良かったです。
哀愁漂う姿が素敵でした。
特殊能力を手に入れ、戸惑うジョニー。
しかし、徐々に力の使い方を見出し、最後は使命を遂げるのです。

サラとの悲恋も切なくて良いですね。
最後まで結ばれない運命だったけど、彼女とその家族、そして人類の未来を救えたジョニー。
彼も本望だったと思うしかないです。

とにかく良かったのに、それを言葉で表現するのは難しいですね。
切なさが良いという、珍しいタイプの作品です。

色々なエピソードが詰め込まれているのに、上手くまとまっていて、素晴らしい作品になっています。
最後の囁きに、涙が一筋流れました。

スティーヴン・キング原作作品。
鑑賞日 2005.06.08

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spink.gif 鉄ワン・アンダードッグ(2007)   アメリカ
  UNDERDOG  [82分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/ファミリー/動物
監督 フレデリック・デュショー
出演者 アレックス・ニューバーガー (ジャック)
ジム・ベルーシ         (ダン)
ピーター・ディンクレイジ (バーシニスター博士)
パトリック・ウォーバートン   (チャド)
ジョン・スラッテリー      (市長)
テイラー・モンセン       (モリー)
〈声の出演〉
ジェイソン・リー        (アンダードッグ/シューシャイン)
エイミー・アダムス       (ポリー)
ブラッド・ギャレット      (リフ・ラフ)
コピー 劇場未公開
あらすじ
警察犬として働くものの失敗ばかりの一匹のビーグル犬。
そんなある日、街なかで保健所の車に捕まり、とある実験室へ運ばれるハメに。
そこは、マッド・サイエンティスト:バーシニスター博士の研究室だった。
そして、逃げ出そうとしたビーグル犬は、ふとした手違いでバーシニスター博士が密かに作った実験薬を浴びてしまう。
すると、スーパーパワーと高速飛行を兼ね備え、さらに人間の言葉も喋れるという超能力犬に大変身。
偶然拾ってくれた警備員ダンの家で飼われることになった彼は、シューシャインと名付けられ、街のヒーロー“アンダードッグ”として次々と悪を退治していく。
感想
往年の人気TVシリーズを実写映画化した作品だそうです。
最初に出てきたアニメの雰囲気そのままの映像ですね。
悪役もシューシャインも良い味出してます。

犬と話せたら楽しいだろうな、というのは、誰しも一度は思う事。
しかも、強靭なパワーも持っていて、空も飛べるスーパードッグ。
一家に一匹は欲しいですね。

あまりに力が強すぎて、色々な物を壊してしまうのが玉に瑕。
一応片づけようと頑張っているのが可愛かったです。

ユニフォームがお父さんの大学の時のセーターというのも面白かった!
洗濯して縮めて犬用にしちゃうんです。
アンダードッグにぴったりのユニフォームになりました。

あと、「わんわん物語」を意識したシーンもありましたね。
スパゲッティのミートボールをあげる所のパロディでしょう。
本物の犬でやるとこうなるのね。

マッドサイエンティストのパートナーがちょっと間抜けというのも面白い。
二人のやり取りのコミカルさが良かったです。

悪者をやっつけるワンちゃん。
とってもカッコ良かったです。
スーパードッグはどんなにやられても無傷です!
銅像とかなぎ倒しても血が一滴も流れないのはさすがディズニー
ファミリーで楽しんで見れると思いますよ。

ディズニー作品。
鑑賞日 2018.06.12

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spink.gif デブラ・ウィンガーを探して(2002)   アメリカ
  SEARCHING FOR DEBRA WINGER  [97分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドキュメンタリー
監督 ロザンナ・アークエット
出演者 パトリシア・アークエット
ロザンナ・アークエット
エマニュエル・ベアール
ローラ・ダーン
ウーピー・ゴールドバーグ
メラニー・グリフィス
ダリル・ハンナ
サルマ・ハエック
ホリー・ハンター
ダイアン・レイン
グウィネス・パルトロウ
メグ・ライアン
シャロン・ストーン
マーサ・プリンプトン
ロビン・ライト・ペン
ヴァネッサ・レッドグレーヴ
アルフレ・ウッダード
サマンサ・マシス
ジェーン・フェンダ
テリー・ガー
カトリン・カートリッジ
ケリー・リンチ
デブラ・ウィンガー
コピー 女優たちの、ここだけの話
あらすじ
仕事と家庭は両立出来ないというメッセージを含んだ映画「赤い靴」。
それを見て疑問を抱いた女優のロザンナ・アークエットが、同じ職業の女優達にインタビューをしていき、仕事と家庭を両立出来るかというテーマで語り合ってもらう。
34人もの女優達が、仕事とは、人生とは、女とは、について語る。
感想
皆、女優として、戸惑い、悩みながら仕事を続けているんですね。
華やかな表舞台で活躍している彼女たちしか見てないけど、裏では大変な苦労があるようです。
そんな彼女たちの本音が聞けた事が大変興味深いです。
監督のロザンナ自身も戸惑いながら、答えを探している所が、とても好感が持てました。

さすがに34人もいると知らない人もいたけど、結構知っている人が多かったですね。
サマンサ・マシスは最近「アメリカン・サイコ」で見たぞ。

普通の仕事じゃないから私には理解出来ない事が多かったです。
しかし、普通の女として勉強になる話も沢山ありましたよ。
すっかり入り込んで見てました。

やっぱりプロデューサーと寝るとかいう話もあるのね〜。
綺麗な人ばかりだし、ナイスバディー揃いだから、体が目当てってのは多そうだな。

最後のジェーン・フェンダの話は良かったですね。
役になりきる瞬間の話ね。
普通に生きてたら経験できないもんな〜。
ちょっと羨ましいと思いました。

あと、エンドロールの口紅で鏡に名前を書くアイデアはGOOD!

ただカメラのブレや、焦点の合ってない映像は見づらかったです。
鑑賞日 2004.08.29

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spink.gif デルタ・フォース(1985)   アメリカ
  THE DELTA FORCE  [118分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション
監督 メナハム・ゴーラン
出演者 チャック・ノリス     (スコット・マッコイ少佐)
リー・マーヴィン     (ニック・アレクサンダー大佐)
マーティン・バルサム   (ベン・カプラン)
ハンナ・シグラ      (イングリッド)
ボー・スヴェンソン    (キャンベル機長)
ジョージ・ケネディ    (オマリー神父)
ロバート・フォスター   (アブドゥル)
スーザン・ストラスバーグ (デブラ・レヴィン)
シェリー・ウィンタース  (エディ・カプラン)
ジョーイ・ビショップ   (ハリー・ゴールドマン)
レイニー・カザン     (シルヴィア・ゴールドマン)
ロバート・ヴォーン    (ウッドブリッジ将軍)
ウィリアム・ウォレス   (ピート・ピーターソン)
キム・デラニー      (シスター・メアリー)
コピー 緊迫!攻撃!救出!
世界最強の
コマンド部隊
《デルタ・フォース》
ついに、出撃!
あらすじ
ある日、アテネを発ったアメリカの旅客機が、中東系ゲリラにハイジャックされた。
これを受け、特殊コマンド部隊デルタ・フォースに出撃命令が下る。
旅客機はベイルートに降りて乗客数人をゲリラ本部へ連れて行き、そしてアルジェリアで女子供を解放したあと再びベイルートへ戻る。
アレクサンダー大佐やマッコイ少佐たちデルタ・フォースは、本部と機内に監禁された人質の救出作戦を開始。
熾烈な攻防戦の末、まずは本部の人質たちを救い出す。
感想
アクション映画の感想って、いつも難しいんですよね。
苦手だというのが一番なんですけど、これと言って感想が生まれないから、書くことが無い!
正にこれがその典型的な作品です。

1回見た事あるはずなんだけど、全然覚えてなかったです。
最初にハイジャックされて、手榴弾のピンが落ちる所の緊張感とか。
暑苦しい映像が、余計に臨場感を醸し出します。

アメリカ万歳作品なので、イスラム系のテロリストが憎々しく描かれ、虫けらのように殺されていきます。
とにかくデルタ・フォースが強いので、ギリギリの攻防などはなく、圧倒的な力の差を見せつけます。
バイクのロケットランチャーも、前後についていて無敵ですね。
最後の木っ端みじんもスカッとする作戦でした。
わざわざあんな事までするとは…スコットさんも人が悪い。

とにかく暑苦しい映画です。
汗の臭いが鼻をつくような湿度の高さ。
テンションの上がる音楽も良かったです。
でも、かけ過ぎ注意!(笑)

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spink.gif テルマ&ルイーズ(1991)  アメリカ
 THELMA&LOUISE   [128分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ
監督 リドリー・スコット
出演者 スーザン・サランドン      (ルイーズ)
ジーナ・デイビス       (テルマ)
マイケル・マドセン        (ジミー)
ブラッド・ピット            (J.D.)
クリストファー・マクドナルド   (ダリル)
スティーヴン・トボロウスキー   (マックス)
ティモシー・カーハート      (ハーラン)
ハーベイ・カイテル       (ハル)
ルシンダ・ジェニー        (ウェイトレスのレナ)
ジェイソン・ベギー        (ステートトルーパー)
コピー 男たちよホールド・アップ!
すべてが快感。女たちのルネッサンス!
あらすじ
亭主に反抗できず冴えない主婦テルマと勝気ではっきりとした性格のルイーズ。
二人は週末に女だけの気ままな旅に出た。
しかし途中に寄ったバーの駐車場でテルマが店にいた男にからまれ無理やり押し倒されるという事件が起った。
テルマを助けようとしたルイーズがその男を殺してしまった事で状況は思わぬ展開に進んでしまう。
迫力満点の爽快ロードムービー。
感想
始めは普通の女性たちだったのに、ひょんな事から殺人事件を起こしてしまい次々と罪を重ねていく様はすごく衝撃的です。
スケールの大きさと二人の飛び抜けた発想にただただ笑ってしまいました。
こんな重犯罪を犯しつつも二人はお気楽に楽しんで喜んでいるんですもんね。
今まで我慢して押し込めていた感情が一気に爆発したのでしょうけど…限度があるでしょうが!!(笑)

面白かったのは罪を重ねていくに連れて二人の関係が逆になっていく所です。
最初は強気だったルイーズがお金を盗まれてただ泣き喚くことしかできなくなっていくのに対し、最初は冴えなかったテルマがお金がないなら盗めばいいのよと言って平気で強盗をするようになっていくのです。
後半テルマが生き生きしてすごく素敵な女性に見えるから不思議です。^_^;

ラストは少し悲しかったけど、彼女たちの潔さに気持ちがスカッとして後味はとても良かったです。
見ているだけで元気になれる映画です。
鑑賞日 2002.03.14

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spink.gif テルマエ・ロマエ(2012)   日本     [108分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/ファンタジー
監督 武内英樹
出演者 阿部寛   (ルシウス)
上戸彩   (山越真実)
北村一輝  (ケイオニウス)
竹内力   (館野)
宍戸開   (アントニヌス)
勝矢    (マルクス)
キムラ緑子 (山越由美)
笹野高史  (山越修造)
市村正親  (ハドリアヌス)
コピー ひとっ風呂、
タイムスリップしませんか。
あらすじ
古代ローマ帝国。
浴場設計技師のルシウスは生真面目な性格が災いし、流行に乗り遅れて職場をクビになってしまう。
気分転換にと友人に誘われ、公衆浴場(テルマエ)にやってきたルシウス。
突然そこで溺れてしまった彼は、なぜか現代日本の銭湯にタイムスリップする。
感想
とにかくテンポが良くて、最後まで楽しめました。
タイムスリップして日本の良い所を取り入れるって発想がすごい!

それに、細かいギャグまでこだわっていて面白かったです。
特におじいちゃんがシャンプーハットして白目むいて髪洗ってるのが面白すぎる!

あと、ウォシュレットで夢の世界に行ってしまった恍惚の表情もツボでした。
阿部寛、コメディを極めましたな。

上戸彩ちゃんも良かったです。
漫画家として頑張っている時は、男勝りの女の子。
ローマでは色気たっぷりの女性らしいセクシーさでした。

ローマ人役の日本人俳優さんが、みんな顔の濃い人ばかりでナイスキャスティングです。
その中でも一番はやっぱり阿部寛さんですね。
というか、阿部さんありきの作品です。

お話も面白いので、原作漫画も見たくなりました。

漫画原作作品。

《関連作品》
テルマエ・ロマエ II(2014)
鑑賞日 2017.05.15

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spink.gif テルマエ・ロマエ II(2014)   日本     [112分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディファンタジー
監督 武内英樹
出演者 阿部寛    (ルシウス)
上戸彩    (山越真実)
北村一輝   (ケイオニウス)
竹内力    (館野)
宍戸開    (アントニヌス)
笹野高史   (山越修造)
市村正親   (ハドリアヌス)
キムラ緑子  (山越由美)
勝矢     (マルクス)
曙      (アケボニウス)
琴欧洲    (コトオウシュヌス)
松島トモ子  (峰子)
白木みのる  (ラーメン屋店主)
菅登未男   (浪越徳三郎)
コピー 世紀のSF(すごい風呂)超大作
あらすじ
古代ローマ帝国。
タイムスリップした日本で、平たい顔族のアイデアをもらい、それを採り入れた斬新な浴場を作って評判となった、真面目な浴場設計技師ルシウス。
今度はハドリアヌス皇帝から、コロッセオにグラディエイターたちを癒す浴場を建設するよう命じられる。
しかし、まったくアイデアが浮かばず悩むルシウスは、またしてもお風呂を通じて現代日本へとタイムスリップしてしまう。
感想
「1」よりもテンポが良く、次々に新しい浴場を作るよう命じられるルシウス。
バスクリンを入れたお風呂や、子供用のウォータースライダー、草津の温泉施設を真似るなど、規模の大きい浴場のあるユートピアが出来上がりました。

今回もルシウスの中の奴隷の仕事が面白かったです。
特におならの臭いを頑張って吸っている奴隷たちには爆笑です。
今回はマッサージ椅子にさせられたり、子供たちの為にお湯をバケツリレーしたり、各所で良い仕事をしていました。

途中まで字幕で進行していたのに、途中から全部日本語になるというのは、「のだめカンタービレ」でも使われた手法です。
コメディと言えば武内英樹監督!
この世界観は突き抜けなければ成立しないですからね。
今回も不思議なテルマエ・ロマエ・ワールドを堪能出来ました。

ただテンポが良過ぎて、タイムスリップし放題になってるのが残念です。
一回一回の価値が下がっている気がします。
でも、それだけ色々なパターンが増えたから、楽しめたのも事実。
ファンタジーコメディにリアリティを求めるのは野暮ですかね。

今回はお相撲さんが沢山活躍していました。
特にグラディエーターの曙さんが素晴らしかったです。
最後のエンドロール見るまで、彼って気付かなかったくらい、彼はグラディエーターでした。

「1」に比べると少し評価は下がりますが、こちらもちゃんと楽しめました。

漫画原作作品。

《関連作品》
テルマエ・ロマエ(2012)
鑑賞日 2022.10.31

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spink.gif 天外者(てんがらもん)(2020)   日本     [109分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/伝記/青春
監督 田中光敏
出演者 三浦春馬  (五代友厚(才助)
三浦翔平  (坂本龍馬)
西川貴教  (岩崎弥太郎)
森永悠希  (伊藤博文(利助)
森川葵   (はる)
蓮佛美沙子 (五代豊子)
生瀬勝久  (五代秀尭)
迫田孝也  (大久保利通)
宅間孝行  (西郷隆盛)
丸山智己  (勝海舟)
徳重聡   (島津久光)
榎木孝明  (島津斉彬)
筒井真理子 (五代やす)
内田朝陽  (五代徳夫)
八木優希  (きく)
ロバート・アンダーソン (トーマス・グラバー)
かたせ梨乃 (料亭女将)
コピー 時代を超え、志は未来に生き続ける――
あらすじ
動乱の幕末。
薩摩藩士・五代才助(後の友厚)は長崎の海軍伝習所に学び、その類まれな才能で天外者(てんがらもん)と呼ばれ将来を嘱望される。
やがて坂本龍馬、岩崎弥太郎、伊藤博文ら志を同じくする若者たちと出会い親交を深めていく。
そんな中、文字を学び本を読みたいと語る遊女のはると出会い、誰もが自由に夢をみることができる国をつくると改めて心に誓う。
感想
五代友厚という人物が日本を本気で変えようと思っていたのは伝わるのですが、エピソードが細切れで凄さがいまいち感じられないのが残念です。
何だか分からない内に状況が変わっていて、その説明もセリフで一言って感じなので、あっという間に置いてけぼりになってしまいます。

自信満々で才能あふれる才助にぴったりな三浦春馬くん。
刀を持っていても決して真剣では戦わないのですが、刀を棒として武器にする戦い方がカッコ良かったです。

魅力的なキャラクターなだけに、全体の仕上がりが残念なのが悔やまれます。
熱く夢を語っていた若者が、海外留学などの経験を経て、実際に経済を動かしていくというスケールの大きい話のはずなのに、後半地味に活動していたという感じにしか受け取れません。
実際の五代友厚もそうだったから、いまいち有名になれなかったのかな。

遊女はるとのエピソードは結構時間をかけていたのに、妻:豊子とのエピソードが少なく、いつの間にか結婚して子供もいたのに驚きました。
その時期は仕事が忙しくて、家族を顧みなかったという表現なのかな。

もっとやりようによっては良い作品になりそうなだけに、もったいないと感じました。
確かにもっと有名になってもおかしくない人物ですからね。
こうして作品になって知れただけでも意味があると思います。
鑑賞日 2021.11.27

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spink.gif 天気の子(2019)   日本
  WEATHERING WITH YOU  [114分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/青春/ファンタジー
監督 新海誠
出演者 <声の出演>
醍醐虎汰朗  (森嶋帆高)
森七菜    (天野陽菜)
本田翼    (夏美)
吉柳咲良   (天野凪)
平泉成    (安井刑事)
梶裕貴    (高井刑事)
倍賞千恵子  (冨美)
小栗旬    (須賀圭介)
コピー これは―― 僕と彼女だけが知っている、世界の秘密についての物語
あらすじ
天候が不順で雨が降り続く夏の東京。
離島の実家を家出した高校生の森嶋帆高は、未成年の為なかなかバイト先を見つけられず、東京の厳しさに打ちのめされかけていた。
そんな時、東京行の船で出会った須賀圭介に拾われ、小さな編集プロダクションを経営する会社で働くことになった。
さっそく事務所で働く女子大生の夏美とともに、怪しげなオカルト雑誌のための取材を任された帆高。
やがて彼は、弟とふたりで暮らす明るい少女、天野陽菜と出会う。
彼女には祈るだけで雨空を青空に変えるという不思議な能力があった。
感想
前回のテレビ放送を見逃して悔しい思いをしましたが、新海誠監督の新作公開に合わせて再放送されました。
しかし、期待していた程では無かったというのが、素直な感想です。

未成年の学生が東京で働くのは、かなり無理がある設定ですね。
家族から捜索願も出されるだろうし、少年と関わった大人たちは皆逮捕されてしまう可能性がありますから。

穂高が実家に帰りたくない理由は、親からのDVでしょうか?
顔に怪我をしていましたが、その詳細は明らかにされませんでした。
そこの理由が弱いので、色々な人に迷惑かけてまで東京にいるのが我儘に思えてしまいます。
そんな風に感じてしまったので、なかなか素直に物語に入っていけません。

一方の陽菜も、1年前に母親を亡くして、幼い弟と二人暮らし。
お葬式などで親戚が集まったら、子供たちの事も話題になると思いますし、弟は変わらず小学校へ行っているのも違和感があります。
ファンタジーはそういう細かい設定も緩くて良いのかな。
全てを陽菜が天気を操れるという大元に合わせて作ったかのようなぎこちなさを感じてしまいます。

しかし、空や雲、雨といった自然の描写はさすがの一言。
消えてしまった陽菜を取り戻す為、小さな神社から大空へ飛んだ穂高。
陽菜と共に空中を落下するシーンは、鳥肌ものでした。
またここでかかるBGMも素晴らしかったです。
ただ前作ほど映像と音楽がマッチしていないのは残念でした。

あれだけの大作の後ですから、どうしても比べてしまいますね。
世間知らずで無謀な少年の恋に、大人が振り回されたという所でしょうか。
主人公に好感が持てず、共感も応援も出来なかったので、評価は上がりませんでした。

それでも映像美は心躍る物がありました。
もっとそこを活かせる物語だと良かったです。
新作「すずめの戸締り」は、期待出来るのかな。
見るのが楽しみです。
鑑賞日 2022.11.07

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spink.gif 天空の城ラピュタ(1986)   日本
  LAPUTA: CASTLE IN THE SKY  [124分]
管理人評価   ★★★★★
ジャンル アニメ/アドベンチャー/ファンタジー
監督 宮崎駿
出演者 <声の出演>
田中真弓   (パズー)
横沢啓子   (シータ)
初井言榮   (ドーラ)
寺田農    (ムスカ)
常田富士男  (ポムじい)
永井一郎   (将軍)
糸博     (親方)
鷲尾真知子  (おかみ)
神山卓三   (シャルル)
安原義人   (ルイ)
亀山助清   (アンリ)
槐柳二    (老技師)
TARAKO    (マッジ)
コピー ある日、少女が空から降ってきた・・・
あらすじ
スラッグ峡谷に住む見習い機械工のパズーはある日、空から降りてきた不思議な少女を助ける。
その少女・シータは、浮力を持つ謎の鉱石“飛行石”を身につけていた。
やがてパズーは、飛行石を狙う政府機関や海賊たちの陰謀に巻き込まれ、かつて地上を支配したという伝説の天空島「ラピュタ帝国」に誘われてゆく。
感想
もう何回見た事か。
しかも、今は破滅の言葉祭りもあるくらい、大人気の作品です。
今回は5年生の娘と一緒に見ました。

初めて見る娘は、物語に一喜一憂。
「どうなるの?」「助かるよね?」
それに「大丈夫、大丈夫。」と言いながらの鑑賞となりました。

名場面だらけで、ここが良い!あそこも良い!が止まりません。
出会いのシーン、朝のラッパ、ラピュタパン、炎の城からの救出・・・。
本当に息もつかせぬ展開ですよね。
これぞジブリの代表作!

そんな事を言ってたら、あっという間にあの時間に。
パズーの腕力に感心しながら、今か今かとあの言葉を待ちます。
外野が勝手に盛り上がっているだけで、本編は意外にあっさりしたものなんですよね。
でも、今回もネットは大盛り上がりでした。

そして、最後は名曲「君を乗せて」を歌って終了。
またまた心行くまで堪能出来ました。
娘もとても楽しめたようで、寝る前まで感想を話してました。

今からも何回見るか分かりませんが、その度に楽しめる最高の作品だと思います。
★は文句なしの5つです!

スタジオジブリ長編アニメ第2作目。
鑑賞日 2019.08.30

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spink.gif 天空の蜂(2015)   日本     [139分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル サスペンス/アクション
監督 堤幸彦
出演者 江口洋介    (湯原一彰)
仲間由紀恵   (赤嶺淳子)
綾野剛     (雑賀勲)
光石研     (佐久間)
佐藤二朗    (今枝)
カゴシマジロー (山下)
やべきょうすけ (根上)
永瀬匡     (上条)
松田悟志    (植草)
柄本明     (室伏周吉)
國村隼     (中塚一実)
竹中直人    (芦田警察庁長官)
石橋蓮司    (筒井炉燃理事長)
本木雅弘    (三島幸一)
コピー 標的は原発。
やり抜けるのか。
あらすじ
1995年8月8日。
その日、完成した最新鋭超巨大ヘリ“ビッグB”の自衛隊への引き渡しの日。
開発者のヘリコプター設計士・湯原は妻子とともに式典に参加していた。 すると突然、ビッグBが勝手に動き出し、息子の高彦を乗せたまま福井県にある原子力発電所“新陽”の真上でホバリングを始めた。
ビッグBは、“天空の蜂”と名乗るテロリストによって遠隔操作でハイジャックされてしまったのだ。
犯人は政府に対し“日本全土の原発破棄”を要求し、従わなければ、大量の爆発物を搭載したビッグBを原子炉に墜落させると宣言する。
感想
アクションはとても良かったと思います。
モールス信号を足でやっていた所でまず1GOOD!
タカヒロくんが救出される所で1ヒヤット。
湯川がビッグBを少しずらす作戦で2ヒヤット。
落下するビッグBをスレスレでよけるので3ヒヤット。
三島の息子の「お父さん」で2GOOD!でした。

タカヒロくんが有能過ぎてビックリします。
お漏らししながらも良く頑張りました。
落下した時は気を失ったと思ったのですが、しっかりしがみついていて助かりました。

モッくんの悪役、はまってましたね。
ラストの自分の目に銃を押し付ける所とか、鬼の形相でした。

仲間由紀恵さんは良く分からない役でした。
ただ使われただけなのか。
子供は想定外なの??

江口さんは急に良い人になってビックリ。
始めのやり過ぎが違和感になっちゃいましたよ。

全体通して福島の事を言っているのはひしひしと伝わってきました。
でも、全て分かっているから出来る事なんじゃないかと思ってしまいます。

見せる力はすごくあって、最初はしぶしぶだった旦那も最後まで見ちゃってました。

東野圭吾小説原作作品。
鑑賞日 2017.06.02

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spink.gif 天国の口、終りの楽園。(2001)  メキシコ  R−15+
  Y TU MAMA TAMBIEN  [106分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/青春/エロティック
監督 アルフォンソ・キュアロン
出演者 ディエゴ・ルナ        (テノッチ・イトゥルビデ)
ガエル・ガルシア・ベルナル  (フリオ・サパタ)
マリベル・ベルドゥ      (ルイサ)
コピー もう、会うこともない。
あらすじ
父親が国務次官のテノッチは、高校を卒業した春休みを、自由気ままに楽しんでいた。
しかし、彼女のアナが欧米旅行に出かけてしまい、友人フリオと暇を持て余す。
そんな時、親戚の結婚式でテノッチの従兄ハノの妻ルイサと出会い、二人はありもしない"天国の口"というビーチに行かないかと誘う。
その時は、二人の誘いを軽くあしらったルイサだったが、ハノが浮気を告白したのがきっかけで、彼らと"天国の口"に行く事にした。
SEXの事で頭がいっぱいの男の子2人と、年上の人妻という奇妙な3人組は、ありもしないビーチを目指し、南アメリカを南下する。
感想
始めからリアルなSEXシーンの連続でビックリしました。
しかし、これは最初だけではなく、最後まで性描写の連続でした。
なので、軽〜い感じで見ていたのに、最後にずっしり重い真実が隠されていました。
後味が悪いというか、最後を見るまでの気持ちと見終わった後の気持ちのギャップが激しい作品でした。
スーっと引いていくのが分かるくらい、一気に冷めて行きましたからね。

上手いと言えば上手いけど、こんなに沈ませてどうする!(^_^;)
でも、全体はこのオチに対する長〜いフリだったんですよね〜。
やられました。(汗)

なので、全体的にはコミカルで軽〜い感じで進みます。
『チャロラストラの宣言』が面白かったな〜。
「米国好きはホモ」というのが2回あったり、いい加減な事も真面目に宣言してたりしているんです。
車の中の馬鹿な会話が、下らないけどテンポが良くて、結構楽しかったです。
年上人妻ルイサの過激発言に驚く2人、それと同時に車が壊れる、というようなタイミングも見事でした。

独特のテンポがツボにはまって、笑いっぱなしでした。
特に3人が何かにつけて乾杯するシーンなんか良かったです。
彼女の事であんなに喧嘩してたのに、最後は「お前の母親と寝た」と言われても乾杯してました。(笑)

下ネタというか、性に関する事ばかりが話題の中心でしたけど、その割には下品にならずに爽やかな印象さえ感じる作品でした。
主演のディエゴ・ルナとガエル・ガルシア・ベルナルがカッコ良かったからでしょうね。
公式HPにガエルの事を「メキシコのキムタク」って書いてあったのには苦笑いしました。
でも、そういう書き方が一番分かり易いのかも…。(^_^;)

メキシコ映画は初めて見ますが、監督はハリウッドでも活躍している方のようですね。
監督の「大いなる遺産」は大好きな作品です。
鑑賞日 2003.07.22

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spink.gif 天国の本屋〜恋火(2004)   日本     [111分]
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス/ファンタジー
監督 篠原哲雄
出演者 竹内結子  (翔子/香夏子)
玉山鉄二  (健太)
香里奈   (由衣)
新井浩文  (サトシ)
香川照之  (瀧本)
香川京子  (幸)
原田芳雄  (ヤマキ)
根岸季衣   (太田)
コピー 大切な人を失ったあなたと、
大切な人を残してきたあなたへ。
あらすじ
ピアノを弾く意味を見失い、オーケストラをリストラされたピアニストの健太。
ヤケ酒で酔いつぶれ、つぎに目覚めた時、彼はたくさんの本が並ぶ見知らぬ部屋にいた。
そこはアロハシャツの怪しげな男ヤマキが店長を務める“天国の本屋”。
健太は死んだわけでもないのに、ここで短期アルバイトをさせられることに。
そして、そこで彼は翔子という若くして亡くなった元ピアニストの女性と出会う。
彼女は、健太が幼い頃に憧れ、ピアニストを志すキッカケになった人だった。
感想
天国が舞台の割には、現実味満載で、地球との差が感じられません。
それが狙いなのかな??
あと、非現実的な世界が舞台だから、どこまで自由に出来るかという設定が見せ所だと思うんです。
ピアノが弾けなくなる理由とか、本を人に読んでもらいたい理由とか。
そこが曖昧で説得力が弱かったんですよ。
だから、唯一の泣き所であろう、由衣と弟の話もぐっとこなかったです。

一番良かったのは、最後のピアノ「永遠」と恋する花火のコラボ。
これは素直に素敵で感動しました。

さすが、竹内結子の二役は上手かったです。
瀧本にビンタする所は笑ったわ。

作品自体はツッコミところが多くて、何だか白けてしまいました。
もう少し深みのある理由が欲しかったです。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2005.10.16

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spink.gif 天使と悪魔(2009)   アメリカ
  ANGELS & DEMONS  [138分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/ミステリー/アドベンチャー
監督 ロン・ハワード
出演者 トム・ハンクス           (ロバート・ラングドン)
アイェレット・ゾラー        (ヴィットリア・ヴェトラ)
ユアン・マクレガー         (カメルレンゴ)
ステラン・スカルスガルド      (リヒター隊長)
ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ (オリヴェッティ刑事)
ニコライ・リー・コス        (暗殺者)
アーミン・ミューラー=スタール   (シュトラウス枢機卿)
コピー ヴァチカンを光と闇が包み込む―――
あらすじ
ハーバード大学の宗教象徴学者ロバート・ラングドン教授は、教皇が亡くなって慌ただしいはずのヴァチカンから協力要請を受ける。
秘密結社イルミナティが次期教皇候補の枢機卿4人を誘拐し、ヴァチカンを爆破すると脅迫してきたというのだ。
イルミナティはかつてガリレオを中心とする科学者によって組織されるも、ヴァチカンの激しい弾圧で消滅したものと思われていた。
しかし秘かに復讐の機会を待ち続け、次期教皇を決めるコンクラーベに乗じて、ついに復活を果たしたのだ。
彼らはそのためにスイスのCERN(欧州原子核研究機構)から恐るべき破壊力を秘めた“反物質”をも盗み出していた。
そこでCERNの生物物理学者ヴィットリア・ヴェトラも駆けつけ、ラングドンと協力して事件解決に乗り出す。
感想
初めから犯人を決めつけた上で見ていたので、全てがおままごとのようであまり楽しめませんでした。
その割には、簡単に人が死ぬし、殺し方も残酷で、見ていて心が痛かったです。
テンポは良いので飽きることはないのですが、早足すぎて置いてけぼりにされる事は多々ありました。

まあ、ローマのロケ地巡りはしたくなりますね。
どこの施設にも隠し部屋や隠し通路があって、一旦入り込むと出てこれなさそうです。
ただ結果的に、死体が発見される場所巡りになっちゃいますけどね。(汗)

反物質の大爆発は迫力満点で、不気味な色の空が印象に残ります。
カメルレンゴのヘリの使い方とかは、カッコ良かったな。

一番良かったのは、トム・ハンクスが活躍した空気の切れた保管所でのシーン。
小さな1つ1つが効果あって良かったです。

しかし、全部見て残ったのは、
「コンクラーベ」が「根比べ」に聞こえて仕方がない。
だった事が全てを物語っているのかも。
それくらい物語に入っていけませんでした。
大好きなユアンが出ていただけに残念です。

関連作品は、
ダ・ヴィンチ・コード(2006)
インフェルノ(2016)
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2016.11.01

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spink.gif 天使にラブソングを・・・(1992)   アメリカ
  SISTER ACT  [100分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル コメディ/ドラマ/音楽
監督 エミール・アルドリーノ
出演者 ウーピー・ゴールドバーグ  (デロリス・バンカルチェ)
マギー・スミス       (院長)
ハーベイ・カイテル     (ビンス・ラ・ロッカ)
キャシー・ナジミー     (マリー・パトリック)
ウェンディ・マッケナ    (マリー・ロバート)
メアリー・ウィックス    (マリー・ラザラス)
ビル・ナン         (エディ・サウザー)
ロバート・ミランダ     (ジョーイ)
リチャード・パルトロウ   (ウィリー)
コピー 神様はいつだって、迷える女性の味方です。
あらすじ
ナイトクラブで歌手をしているデロリス。
彼女はそのクラブのオーナーで恋人のビンスが、裏切り者のアニーを始末する現場を見てしまい、自分も命を狙われる身になってしまう。
何とか警察に駆け込み、証人として保護してもらう事になったが、なんとそこは修道院!
デロリスは修道女になりすまして暮らすはめに。
感想
何度も見ているはずなのに、毎回しっかりと楽しめる作品です。
ウーピー・ゴールドバーグは、コメディ&感動ドラマが得意ですよね。
彼女の作品は好きな作品が多いです!
その筆頭がこれ。「2」も大好き!

しかし、このドリフコントの爆発後みたいなパーマは相変わらずすごいですね。
あまりにデカ過ぎやしませんか!?
シスターになってあの帽子(あれ何ていうのかな?)の中に収まっているかと思うとプププと笑いが…。(爆)

修道院のシスターたちのキャラも良いですよね。
みんなの人柄が大好きで、普通に天然な所もGOODです!
特にマリー・パトリックのキャラが最高!
あのテンションの高さには、こちらも自然と笑顔になってしまう程の力があります。
プクプクしたお顔でにぱっと笑う表情が素敵過ぎ。

聖歌が何曲か出てきますが、私は初めて上手く歌えた曲が好きなんです。
「セ〜ラ〜ピ〜ム〜♪」ってやつですね。
この時の初々しいマリー・ロバートがとっても可愛い!
これは聞く度に感動して鳥肌が立ちます。

そして、最後も決まってウルウル来ますね〜。
皆デロリスの事が好きだから、危険もかえりみずクラブに乗り込んだのよね。
大勢でビンス達の目をかく乱させる作戦は面白い上に効果的!
みんな必死なのに大勢で動いちゃってバレバレなのがまた面白い!

ビンス役がハーベイ・カイテルとは知りませんでした。
何度も見てるはずなのにな〜。
沢山映画を見るようになったから、分かるようになったんでしょうけどね。
鑑賞日 2004.08.06

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spink.gif 天使にラブ・ソングを2(1993)   アメリカ
  SISTER ACT 2: BACK IN THE HABIT  [107分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 音楽/コメディ/ドラマ
監督 ビル・デューク
出演者 ウーピー・ゴールドバーグ     (デロリス)
マギー・スミス          (修道院長)
キャシー・ナジミー        (マリー・パトリック)
ウェンディ・マッケナ       (シスター・メアリー・ロバート)
メアリー・ウィックス       (マリー・ラザラス)
バーナード・ヒューズ       (モーリス神父)
ジェームズ・コバーン       (クリスプ)
ローリン・ヒル          (リタ)
ジェニファー・ラヴ・ヒューイット (マーガレット)
コピー ウーピーで、ハッピー。

泣かせる面白さ、さらに2倍。
ハッピー・ソウルの楽しさも、ぐ〜んと2倍。
やっぱりウーピーはクセになる!
あらすじ
前回、この修道院に救われた歌手デロリス。
院長に頼まれて、つぶれかけた教区の高校の音楽教師をする事に。
そこの音楽クラスは、いう事を聞かない反抗的な生徒ばかり。
デロリスはシスターとして学校に入り、いちから改革に取り組む。
感想
やっぱり何回見ても面白い!!
このシリーズは「」も「2」も同じくらい好きです。

とにかく出てくるシスターのキャラが良い!
デロリスのマリークラレンスも、赤毛のマリーロバートも、おデブのマリーパトリックも。
本当に皆おもしろいですね。

単純だけど、皆が更正していく過程は、感動的です。
型破りな熱血教師マリークラレンス。
彼女の行動は、想定外過ぎていつも驚かされます。
一発目の黒板ギ〜〜〜〜っは、耳をふさがないと鳥肌立つよ。

そして、一番の見所の歌!
聖歌隊のステージはどれも圧巻です。
ララララララ〜〜♪ってデロリスのきっかけを聞くと、一緒に唄い出したくなりますね。
「オ〜、ハッピーデイズ!」

そして、ローリン・ヒルの美声にうっとり。
心地の良いビブラートが大好きです。

最後の「ジョイフル、ジョイフル」のダンスと聖歌の融合も見事。
ここもいつ見ても感動です。

感想を書いていたら、また見たくなっちゃいました。
それくらい魅力的な作品です。
鑑賞日 2005.11.18

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spink.gif 天使のいる図書館(2017)   日本     [108分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ロマンス
監督 ウエダアツシ
出演者 小芝風花  (吉井さくら)
横浜流星  (芦高幸介)
香川京子  (芦高礼子)
森本レオ  (田中草一朗)
内場勝則  (吉井満彦)
森永悠希  (吉井いつき)
コピー あなたの想い、伝えたくて。
あらすじ
奈良県葛城地域にある図書館。
地元の図書館に就職した新人司書の吉井さくら。
人とのコミュニケーションが苦手な彼女は、レファレンスサービスという慣れない仕事にとまどいながら日々を過ごしていた。
ある時、図書館に訪れた芦高礼子と名乗る老婦人から、神社を背景に2人の男女が写る1枚の古い写真を見せられる。
この土地の地理に詳しいさくらは、礼子にお構いなしにその写真の場所へ連れて行く。
感想
なかなか良い作品でした。
奈良の美しい自然と鳥居(笑)を愛でながら、心もほっこりする素敵な映画です。

また豊富な知識を披露する時のさくらの話し方がツボでした。
機械みたいで無表情ながら、何となく憎めないキャラなんですよね。
”泣ける本”という相談を受けて『西洋拷問器具辞典』をおすすめした時は爆笑しちゃいましたよ。
こんな鈍感で純粋な彼女がイケメンと恋したらどうなるんだろうと思うと、目が離せなくなってしまいました。

結果、さくらの恋愛はなかったのですが、礼子さんの恋には涙涙でした。
恨まれてるってそういう事だったんですね。
「私の人生を小説にするなら、幸せな結末に書き換える」
って言ってましたけど、希望通りの最期になって良かったです。

出番は少なかったですけど、幸介役の横浜流星くんがカッコ良かったです。
彼とさくらの恋も見てみたかったですね。

図書館司書って良いですよね。
好きな本に囲まれて仕事が出来るなんて最高じゃないかなって思います。
さくらも今回の経験を経て、人との関わり方を学んだので、どんどん良い司書さんになりますよ。
今の彼女に”泣ける本”を相談したら、今度はどんな本をおすすめしてくれるのでしょうか。
気になります。
鑑賞日 2019.11.23

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spink.gif 天使のくれた時間(2000)   アメリカ
  THE FAMILY MAN  [125分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ロマンス/ファンタジー
監督 ブレット・ラトナー
出演者 ニコラス・ケイジ      (ジャック・キャンベル)
ティア・レオーニ      (ケイト・レイノルズ)
ドン・チードル       (キャッシュ・マネー)
ジェレミー・ピヴェン     (アーニー)
ソウル・ルビネック     (アラン・ミンツ)
ジョセフ・ソマー      (ピーター・ラシッター)
ジェイク・ミルコヴィッチ   (ジョシュ・キャンベル)
ライアン・ミルコヴィッチ   (ジョシュ・キャンベル)
リサ・ソーンヒル      (エブリン・トンプソン)
マッケンジー・ヴェガ     (アニー・キャンベル)
ハーヴ・プレスネル     (エド・レイノルズ)
フランシーヌ・ヨーク     (ロレイン・レイノルズ)
メアリー・ベス・ハート    (アデル)
アンバー・ヴァレッタ     (ポーラ)
コピー あの時「YES」とこたえていたら、
ふたりは、どこにいたのだろう。
あらすじ
成功を夢見てロンドンへ旅立ったジャック。
空港で恋人のケイトに引き留められたが、それを振り切って自分の将来を選択した。
13年後。
ジャックは大手投資会社の社長として、優雅な独身生活を満喫していた。
クリスマス・イブの日。
久しぶりにケイトから電話があったが、かけ直すことはしなかった。
その夜、自宅で眠りについたジャックが目覚めると、ケイトと我が子2人に囲まれた家庭人ジャックになっていた。
感想
誰でももしあの時、違う選択をしていたら・・・という経験はありますよね。
この作品はまさにそれを具現化した作品です。

ニューヨークで大手投資会社を経営する独身のジャック。
何よりも仕事を最優先にしてきた彼は、大金を手にし、大成功を収めていた。
そんな彼に訪れた【もし昔の恋人と結婚していたら・・・】という世界の体験。
最初こそ初めての事に戸惑うジャックだったけど、可愛い子供たちの世話をし、すっかりママになったケイトと生活する内に、家庭の良さに目覚めていくのです。

長女のアニーがいつものパパと違うと気付いて、宇宙人パパにあれこれ教えてくれるのが微笑ましかったです。
あんなに小さいのにおませさんで、色々な事を正確に理解しているんですよね。
右も左も分からないジャックにとっては、まさに救世主でした。

贅沢な生活をしていた独身男性が、郊外に住む安月給のパパになるというのが面白いです。
能力のある人はどんな状況からでも成功する事が出来るんでしょうね。
子供たちとの別れを惜しむシーンでは涙が溢れてきました。

もし旦那と結婚してなかったら・・・。
何の能力もない私が一人で生きて行ける訳がありません。
考えただけでも恐ろしいです。
違う世界に飛ばされませんように・・・。
鑑賞日 2023.07.27

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spink.gif 天使の卵(2006)   日本     [114分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス/ドラマ
監督 冨樫森
出演者 市原隼人   (一本槍歩太)
小西真奈美  (五堂春妃)
沢尻エリカ  (斉藤夏姫)
戸田恵子   (一本槍幸恵)
北村想    (一本槍直規)
鈴木一真   (長谷川)
三浦友和   (渋沢)
キムラ緑子  (斎藤彰子)
コピー ぼくは、ちゃんと愛せていましたか?
あらすじ
美大を目指して浪人中の一本槍歩太は、一足先に大学生となった斉藤夏姫と恋人同士。
しかしある日、満員電車の中で出会った年上の女性に一目惚れしてしまう。
以来、その女性のことが忘れられずにいた歩太だったが、思わぬかたちで再会する。
精神を病んで入院している歩太の父・直規の新たな担当医として彼女が現れたのだ。
彼女の名は、五堂春妃、なんと夏姫の姉だった。
次第に春妃への秘めたる想いを抑えきれなくなる歩太。
しかし、春妃には、ピュアで一途な歩太の気持ちを受け止めることができないある理由があった。
感想
私の好きな年上姉さんと年下くんのお話だったので、一気に見る事が出来ました。
でも、まあ普通ですね。
最後は展開が早くてあっという間に終わってしまいました。
テンポが早いと言えばそうなんだけど、もう一つ盛り上がりに欠けたかな。
涙もウルウルくらいしか出なかったです。
現実味が薄かったからかな。

夏姫がセーターあげた後、甘えてキスをねだるのが好きですね。
このシーン、可愛くて良かったです。
でも、その後の展開にびっくり!
やり逃げかよ!!!

歩太の不器用だけど一生懸命な優しさは良かったです。
あと、春妃と歩太のラブシーンは綺麗でうっとり。
小西さんは本当に顔が小さいな。

エリカ様の夏姫も可愛かったです。
歩太に一途な所が伝わって来て、とても切なかったです。
また一人救ったんだもんね。
小学生の時は五堂の後を追おうとした春妃を引き留め、今回は引きこもった歩太を現実に引き戻したんです。
カッコ良かったな。

エンドロールに出てた「天使の卵」の絵に鳥肌が立ちました。
優しくて綺麗な絵です。
出てくる絵はどれも良かったと思います。
心がすごくこもっているものばかりでした。
鑑賞日 2008.06.13

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spink.gif 天使の涙(1995)   香港
  堕落天使  [96分]
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス
監督 ウォン・カーウァイ
出演者 レオン・ライ   (殺し屋)
ミシェール・リー (エージェント)
金城武      (モウ)
チャーリー・ヤン (失恋女性)
カレン・モク   (金髪の女)
コピー もう、天使の恋はとまらない。
あらすじ
殺し屋のパートナーであるエージェント。
実は殺し屋に惚れていて、部屋に行ってはごみを漁っていた。
何も知らない殺し屋は、いつも通り仕事をこなす毎日。
そんな中、店で出会った女に惚れられ、一夜を共にする。
一方、失恋した女は、前の恋を忘れるまでの“期限”つきで、口のきけない男モウと付き合う。
感想
もともと「恋する惑星」の第三話として予定されていた物語だそうです。
なるほど!
それでモウさんなんですね。
パイナップルの食べ過ぎで口がきけないとか、CAさんの制服とか、細かい設定が「恋する惑星」を感じさせます。

しかし、これは無くて正解でしたね。
あの2話で終わらせた方が良かったと思います。
殺し屋にもストーカーがいたなんて、ちょっとくどすぎるでしょう。
しかも、気付いてないなんて、殺し屋失格です。

何故か口がきけなくなって、暴力的になったモウさん。
いつも被害に遭う長髪のお兄さんは可哀想でしたね。
ただモウさんとお父さんのお話は、ほのぼのして好きでした。
ビデオに残っているお父さんの笑顔、二人の寝顔、良い思い出になりましたね。

この映画見てると、たばこ吸いたくなって仕方がないです。
あと、どこかについて火事にならないかと心配になります。
火の始末は慎重に!!

The Flying Picketsの「Only You」の「パラララン〜♪」が耳について離れません。
これぐるナイの矢部さんキノコ克服企画の時にかかっていてお気に入りの曲だったんです。
まさかここで出会えるとは!!
この作品の曲だったんですね。
嬉しいです。
鑑賞日 2018.06.09

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spink.gif 電車男(2005)   日本     [101分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 実話/ロマンス
監督 村上正典
出演者 山田孝之   (電車男)
中谷美紀   (エルメス)
国仲涼子   (りか)
瑛太     (ひろふみ)
佐々木蔵之介 (ひさし)
木村多江   (みちこ)
岡田義徳   (よしが)
三宅弘城   (たむら)
坂本真    (むとう)
西田尚美   (エルメスの友人)
大杉漣    (電車の中の中年おじさん)
コピー めしどこか たのむ
年齢=彼女いない歴。鈍行系22歳。
あらすじ
彼は実家に暮らす22歳のシステムエンジニア。
一目でオタクと分かる彼はある日、電車の中で中年のオヤジにからまれていた若い女性を助ける。
美しい彼女にすっかり心奪われた彼だったが、後日彼女からお礼にとエルメスのティーカップをもらっても、恋愛経験のない彼はどうしていいか分からず混乱する。
彼は途方に暮れた末、インターネットの掲示板に助けを求める。
感想
TV版も結構良かったので、もっと面白いと聞いて期待してました。
まあ、短い分、テンポは良いですね。

電車男のアキバ系のカミカミなのに早口な話し方はツボでした。
でも、「マトリックス」とか「パソコン」とか得意分野になると、流暢にしゃべり始めるんですよね。
これがまたツボ。

またオタク3人組のキャラも良かったです。
実際に戦場で闘っている姿も面白い!
爽やかに鬱になりました。(笑)

そして、重要なネット住人との会話。
これもテンポが良くて、ネットの特徴を良く表していたと思います。
絵文字も微妙に表現してたりして・・・。

電車男の変身ぶりもTV版とは全然違いました。
前が気持ち悪すぎたというのがあるとしても、変身後のカッコ良さにはびっくり!!
きりりとした眉が印象的です。

エルメスは誰が演じてもこんな感じなんですね。
ただのお人形さんというか、特徴のないただの綺麗なお嬢さんというか。
その透明な心が重要なんですけどね。

最後のキスも素敵だったな。
確かにあの泣き方だと、自分への告白だとしても、応援したくなるな。
大人なリードがカッコ良かったです。

しかし、振り返ると、電車男のにぶさにイライラしますね。
あれだけ女性からアプローチがあったら、普通気が付くもんでしょ。
ここまで言わせるんじゃないよ!!
経験値がなさ過ぎて、色恋の何たるかを知らなすぎるのもまた罪ですね。

エンドロールの後に、TV版へとつなぐバトン的なシーンがありました。
お見逃しなく!
鑑賞日 2005.10.02

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spink.gif デンジャラス・ビューティー(2001)  アメリカ
  MISS CONGENIALITY  [110分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル コメディ/サスペンス
監督 ドナルド・ペトリ
出演者 サンドラ・ブロック    (グレイシー・ハート)
マイケル・ケイン     (ビクター・メリング)
ベンジャミン・ブラット  (エリック・マシューズ)
ウィリアム・シャトナー  (スタン・フィールズ)
キャンディス・バーゲン  (キャシー・モーニングサイド)
コピー これぞ、新世紀の美人道。
あらすじ
オシャレに全く興味がなく、色気ゼロのFBI捜査官グレイシー。
彼女は上司の命令に背いたとして聴聞会にかけられる事になった。
そんな中、"シチズン"と名乗る爆弾魔から犯行予告が届き、グレイシーの同僚であるマシューズが指揮官に任命された。
犯人からの手紙を解読した結果、サンアントニオで行われる「ミス・アメリカ・コンテスト」が標的であると判明。
グレイシーを候補者として送り込み、潜入捜査をする事になった。
男勝りでがさつなグレイシーは、カリスマ指導員ビクターを紹介され、ミスに相応しい女性へと変身する。
感想
やっぱり面白いですね〜。 これを見るのは2回目ですけど、今回もきっちり堪能させて頂きました。

とりあえず、グレイシーの豚鼻笑いがツボにはまりました。
彼女がふがふが言いながら笑う度に、私も笑い転げてしまうんです。
しかも、これが上手いんですよ〜。
なかなかこう上手く豚鼻笑いが出来る人もいないと思います。

ストーリーは分かり易くて、展開も読めるんですけど、女としては美しく生まれ変わるっていう設定だけで見入っちゃいますね。
倉庫の中で、美容エステからムダ毛処理、ヘアメイクまで、ありとあらゆる美容テクニックを使って、グレイシーをミス・アメリカ仕様にしていく過程が面白かったです。
髪にアルミホイルを巻かれた状態で「このアルミ頭で交信するわ」っていうのにはウケました。

グレイシーとエリックの掛け合いがまた良いんですよ。
男同士の友人みたいに冗談を言い合うし、子供のようにじゃれ合うので、男と女だと言う事を忘れてしまいます。
二人の会話は漫才のようにテンポが良いし、見ていて微笑ましかったです。

がさつで男っぽい女性から、キュートで色気たっぷりの女性に変身するグレイシー役はサンドラ・ブロック。
今回の彼女のはじけっぷりも見事です。
甘い物を禁止されてるグレイシーが、胸やあそこ(!)にドーナツを隠してたのには驚きました。
こんな大胆な彼女見た事ないかも…。
しかも、それを犬に発見されてるしね。(^_^;)

あと、おかまの美の達人を演じたマイケル・ケインも良かったですね。
彼のキャラも好きでした。彼とグレイシーの会話も、テンポが良くて面白いんですよ。
さすが大御所です!

全体的に好きなんですけど、一番好きなのが最後の王冠争奪戦です。
グレイシーの暴れっぷりを見ていると、こちらまでスッキリします。

とにかくグレイシーというキャラが好きなんですよね。
彼女の明るさから、元気を分けてもらえた気になります。
サンドラ・ブロックの作品の中では、これが一番好きですね。

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spink.gif デンジャラス・ビューティー2(2005)   アメリカ
  MISS CONGENIALITY 2: ARMED & FABULOUS  [115分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ
監督 ジョン・パスキン
出演者 サンドラ・ブロック    (グレイシー・ハート)
レジーナ・キング     (サム・フラー)
ウィリアム・シャトナー  (スタン・フィールズ)
ヘザー・バーンズ     (シェリル)
アーニー・ハドソン    (マクドナルド)
ディードリック・ベーダー (ジョエル)
エンリケ・ムルシアーノ  (ジェフ・フォアマン)
トリート・ウィリアムズ  (コリンズ)
エリザベス・ローム    (ジャネット)
コピー 美人道2005
今度は、セレブ界がデンジャラス!
あらすじ
爆破予告の標的にされたミス・アメリカ・コンテストに潜り込み、みごと事件を解決したFBI捜査官グレイシー。
あれから3週間。
すっかり有名になった彼女は、本来の潜入捜査に支障を来すようになり、結局FBIの顔としてPR活動に従事するよう命じられてしまう。
10ヶ月後、美しく変身し、テレビ出演や自伝の出版と忙しく活躍するグレイシー。
そんな彼女のもとにある日、親友のミス・アメリカがラスベガスで何者かに誘拐されたとの情報が入る。
じっとしていられないグレイシーは、彼女に敵意剥き出しの新パートナー:サムを巻き込み、独自の捜査を開始する。
感想
相変わらずの変身ぶりとフガフガ笑いでしたが、面白さは半分になってしまいました。
やっぱり「2」はダメですね。
」が大好きだったので、期待して見たのですが駄目でした!

とにかくフラーのキャラが苦手でした。
すぐに暴力をふるって、相手を威嚇するし。
FBIだからって許される訳ないよね。
こんな人が社会人としてやっていけてるのが腑に落ちないわ。

そんな彼女とグレイシーの掛け合いもテンポが悪いし、暴力ばかりなので見ていて気分が悪いです。
せっかくキュートなグレイシーが全然活きてません!

唯一良かったのは、最後のNG集ですね。
あと、エンドロールのネオンね。

SINGという護衛術は為になるかも。
(S:みぞおち、I:足の甲、N:鼻、G:股間)

ああ〜〜〜!!!
駄目だ。
事件も生ぬるいし、相変わらず上司はぼんくらだし、前回の面白さはどこに行ったの!?
とにかく残念な作品でした。
鑑賞日 2006.04.15

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spink.gif 天井棧敷の人々(1945)   フランス  白黒
  LES ENFANTS DU PARADIS  [195分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ロマンス
監督 マルセル・カルネ
出演者 アルレッティ        (ガランス)
ジャン=ルイ・バロー    (バチスト)
マリア・カザレス      (ナタリー)
マルセル・エラン      (ピエール・フランソワ・ラスネール)
ピエール・ブラッスール   (フレデリック・ルメートル)
ルイ・サルー        (モントレー伯爵)
ピエール・ルノワール    (古着商ジェリコ)
ガストン・モド       (盲人“絹糸”)
エチエンヌ-マルセル・ドゥクルー (アンセルム・ドビュロー)
マルセル・ペレ       (フュナンビュール座座長)
ジャンヌ・マルカン     (エルミーヌ夫人)
ファビアン・ロリス     (アヴリル)
ジャン=ピエール・ベルモン (バチストの息子)
コピー
あらすじ
1820年代、パリの犯罪大通り。
女たらしで無名の俳優フレデリックは、パリの街角で美女ガランスに一目惚れ。
パントマイム役者バチストや犯罪詩人ラスネールも、彼女に夢中になってしまう。
仕事を探していたガランスは、フレデリックやバチストが在籍するフュナンビュール座に入る。
公演を見たモントレー伯爵はガランスの虜になり、財力で彼女を口説く。
感想
フランス映画の最高傑作と名高い作品です。
確かに長い時間を感じさせない魅力のある作品でした。
キャラクターたちが個性的で、どんな展開になるのか気になります。

お話としてはかなり切ない物語ですね。
私はバチストの妻ナタリーに同情してしまいました。
ガランスに惚れていた事は知っていたけど、子供も生まれ6年も一緒に生活して来たのだから大丈夫と思うのも頷けます。

しかし、久しぶりに現れたガランスを見て飛び出してしまうバチスト。
あまりに勝手すぎませんか。
勇気がなくて何も出来なかった自分をずっと後悔していたのかもしれません。
でも、もう家庭がある身でしょ。
そう思ってしまいました。

バチストからしたら忘れられない女性が、再び自分の前に現れた事で舞い上がってしまっているのです。
しかも、以前は叶えられなかったガランスへの愛情表現も、大人になって出来るようになった訳です。
男なら行動しない訳にはいきません。

その後が描かれていないですが、ガランスは伯爵の元へ戻ったので、バチストも家庭へと戻ったのでしょう。
ナタリーはそれでも彼を同じように愛するのでしょうね。
それが想像出来るので、彼女に同情してしまうのです。

何人もの男性から言い寄られる美女ガランス。
しかし、本当に愛した男性とは結ばれないのです。
こういう展開も人々を惹きつける魅力なのでしょうね。

天井桟敷でワイワイ言いながらお芝居を見るのは楽しそうです。
舞台裏では人々の悲喜こもごもがあり、それを隠して役を演じているのです。
バチストのパントマイムは素晴らしかったですね。
キレがあって華があって、舞台に釘付けになりました。
鑑賞日 2022.12.07

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spink.gif 天地創造(1966)   アメリカ/イタリア
  THE BIBLE...IN THE BEGINNING  [175分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/歴史劇
監督 ジョン・ヒューストン
出演者 マイケル・パークス     (アダム)
ウラ・ベルグリッド     (エヴァ)
リチャード・ハリス     (カイン)
フランコ・ネロ       (アベル)
ピーター・オトゥール    (3人の天使たち)
ジョージ・C・スコット   (アブラハム)
エヴァ・ガードナー     (サラ)
スティーヴン・ボイド    (ニムロデ)
ジョン・ヒューストン    (ノア)
エレオノラ・ロッシ=ドラゴ (ロトの妻)
ガブリエル・フェルゼッティ (ロト)
プペラ・マッジオ      (ノアの妻)
ゾーイ・サリス       (ハガル)
アルベルト・ルカントーニ  (イサク)
コピー 今世紀最大のスケール と感動で描く 堂々3時間の 超スペクタクル巨篇!
(リバイバル時)
あらすじ
旧約聖書のエピソードから、天地創造に始まり、ノアの方舟に至る物語を描いたスペクタクル巨編。
禁断の木の実を口にしたアダムとイブは、知恵を得た代わりに楽園を追放される。
そして地に悪徳がはびこった時、神は世界を水で洗い流すことを告げる。
神に選ばれしノアは方舟を作り、家族と動物たちを連れて船に乗り込む。
感想
旧約聖書のお話など全然知らなかったので、とても興味深く見る事が出来ました。
私でも知っていたのは、アダムとイブ、禁断の果実、ノアの方舟、ソドムとゴモラも名前は聞いたことありました。
率直な感想は、神ってこんなに人間の世界に口を出していたんだな・・・です。
自分の思う通りにならなくなったら洪水を起こしたり、爆破したりして人間を滅ぼしていたんですね。
またアブラハムを試すような事もするし、すごく人間臭い神様だなという印象です。

色々なエピソードが詰め込まれているので、それぞれがあまり深堀されていないので、関連作品を見てみたいなと思いました。
特にバベルの塔での出来事はあっさりだったので、このエピソードが気になりました。

じっくり描かれていたのは、ノアの方舟。
色々な動物が集められていて、とても見応えありました。
ライオンとシロクマが同じ土地に住んでるのは無理があるような気がしますが・・・。(汗)

ノアは監督自身が演じていたんですね。
重厚な演技でベテランの俳優さんだと思ってました。

最後のイサクの燔祭は、受け入れ難いエピソードですね。
神様って何でもありなのか・・・。
これでめでたしめでたしって言われても、全然スッキリしません。
自分を殺そうとした父親を、今後信じる事が出来るのか。
大いに疑問の残る終わり方でした。

無宗教の私には、あまりしっくり来ませんでしたね。
知識として知っておいて損はないでしょう。
関連作品を見て、各エピソードを深堀したいと思います。
鑑賞日 2021.06.01

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spink.gif 天地明察(2012)   日本     [141分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル 実話/時代劇/ドラマ
監督 滝田洋二郎
出演者 岡田准一   (安井算哲:渋川春海)
宮崎あおい  (村瀬えん)
佐藤隆太   (村瀬義益)
市川猿之助  (関孝和)
横山裕    (本因坊道策)
笹野高史   (建部伝内)
岸部一徳   (伊藤重孝)
渡辺大    (安藤有益)
白井晃    (山崎闇斎)
徳井優    (弥吉)
矢島健一   (堀田正俊)
染谷将太   (四代将軍家綱)
市川染五郎  (宮栖川友麿)
中井貴一   (水戸光圀)
松本幸四郎  (保科正之)
コピー 江戸時代の天文学者・安井算哲、
800年の歴史をひっくり返す。
あらすじ
将軍に囲碁を教える名家に生まれた安井算哲。
出世に興味が無く、大好きな星の観測と算術の問題解きに夢中になっていた。
将軍:徳川家綱の後見人である会津藩主:保科正之は、そんな算哲に興味を示す。
折しも、800年にわたって使われていた中国の暦のズレが大きな問題になり始めていた。
そこで保科は、新しい暦をつくるという大計画のリーダーに算哲を大抜擢する。
それは星や太陽の観測に途方もない労力が必要なばかりか、暦を権威の象徴と考える朝廷をも敵に回す困難で壮大な事業だった。
感想
後に夫婦となる二人の共演作ですね。
前に見た時に感想を書き損なってしまって、1年越しで再放送を見る事が出来ました。

囲碁の先生で、算術が好きで、星の観測が好きで・・・と一人で盛り沢山の人物:安井算哲。
確かにこれだけ色々な事が出来る人物には興味が沸きますね。
それを生かして、新しい暦を作るとは、正に天職。
様々な問題もありましたが、時差に気付き、大和歴を完成させる事が出来ました。

昔は人々に知らせる為に、暦対決などで興味を引いていたんですね。
誰も手を出すことが出来ない対決で、結果が出るまでかなりハラハラさせられました。
この盛り上げ方は上手かったです。

しかも、最後の最後ではずれてしまうというおまけつき。
ここからまた算哲の苦労が始まります。
とことんまで落ちて、皆から見放される算哲。
復活する為に、必要な試練だったんですよね。

最後まで試練と対決という図が楽しませてくれました。
今では当たり前の暦も、こういう苦労があって定着したのですね。
とても見ごたえのある作品でした。

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spink.gif 天然コケッコー(2007)   日本     [121分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 青春/ドラマ/ロマンス
監督 山下敦弘
出演者 夏帆     (右田そよ)
岡田将生   (大沢広海)
夏川結衣   (右田以東子)
佐藤浩市   (右田一将)
柳英里沙   (田浦伊吹)
藤村聖子   (山辺篤子)
森下翔梧   (右田浩太郎)
本間るい   (田浦カツ代)
宮澤砂耶   (田浦早知子)
斉藤暁    (篤子の父)
廣末哲万   (シゲちゃん)
コピー もうすぐ消えてなくなるかもしれんと思やあ、
ささいなことが急に輝いて見えてきてしまう
あらすじ
山と田んぼが広がる島根県木村町。
中学2年の右田そよは、小中学生合わせても全校生徒たった6人という小さな分校に通っていた。
そんなある日、東京からイケメンの男子生徒:大沢広海が転校してくる。
そよにとっては初めての同級生。
都会の匂いをまとったかっこいい男の子の登場に、そよの心が波立つ。
感想
初々しい二人の青春物語に、こちらもほっこりさせられました。
カッコ良いアウターが欲しいから、ちゅーして良いよって!!
可愛過ぎる!!

また東京から転校して来た広海くんも、そんなにませてなくて可愛いんですよ。
友達に神社でちゅーしたとか嘘付いてるし。
アウターをあげる代わりのちゅーも、したかしてないか分からないくらいだったから、あれで納得してしまうのが微笑ましかったです。

田舎って閉鎖的で保守的で嫌なイメージしかないけど、こんな仲良い集落だったら理想的ですね。
子供たちも良い子だし、ご近所さんも良い感じ。
しかし、線路を横切ったり、自殺の名所があったりと、子供たちだけで海に行くのは危険な気がしました。
いくら中学生って言っても子供ですからね。

でも、そこで恋が生まれたから、必要な過程だったんですよ。
この時期に二人になりたかったとか言われたら、そりゃ気になっちゃいますよね。

東京に修学旅行に行く二人。
広海は友達と会えて嬉しそうです。
しかし、そよは人の多さに目が回り、疲れ果ててしまったみたい。
ここでも色々あって二人の仲は、より深まったのでした。

本当に二人が可愛くて癒されました。
田舎の風景、全校7人の学校、初々しい恋愛。
どのシーンからもマイナスイオンが出ている気がします。

特に夏帆ちゃんが話す方言が良いんですよ。
うちの地元に近いから、聞き馴染みのある方言で、心地良かったのもあると思います。
でも、「おおきに」は関西弁なのが不思議です。
地方によって特色がありますよね。

思ったより全然楽しめました。
原作の漫画が気になります。
結構、古い作品なのかな。
機会があったら、そちらも読んでみたいと思います。

漫画原作作品。
鑑賞日 2024.01.18

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spink.gif 天の茶助(2015)   日本     [124分]  PG−12
管理人評価   ★★★
ジャンル ファンタジー/コメディ/ロマンス
監督 SABU
出演者 松山ケンイチ (早乙女茶助)
大野いと   (新城ユリ)
大杉漣    (種田潤一)
伊勢谷友介  (彦村ジョー)
田口浩正   (チャーリー・ポン)
玉城ティナ  (早乙女茶子)
今野浩喜   (康夫)
オラキオ   (白塗り警官)
寺島進    (黒木)
コピー 運命を、書き直す。
あらすじ
天界では、数え切れないほど多くの脚本家が下界の人間一人ひとりの“人生のシナリオ”を書いていた。
下界の人々はそのシナリオ通りに人生を送っていたのだった。
茶助は、そんな脚本家たちに茶を配る天界の茶番頭。
ある日、茶助が気に掛けていた口のきけない可憐な女性・新城ユリが、彼の不用意な発言が原因で交通事故死する運命に陥ってしまう。
そこで自ら下界に舞い降り、ユリを助けてしまおうと大胆不敵な行動に出る茶助だった。
感想
面白い設定でした。
私たちの人生は、天にいるシナリオライターたちが書いているシナリオ通りに進んでいるというのです。
しかも、ちゃんと連動しているので、ちょっとした変化で、死に至る可能性もあるんです。

天国にもお茶運びの仕事をあるのが良いですよね。
しかも、ちょっとシナリオに関わってしまったものだから、自ら変えに行く羽目に。
あれよあれよという間に、病気を治す特殊能力がある事が広まってしまい、茶助の元に病人がわんさか集まって来てしまいました。

特殊能力で沢山の患者さんを治した事で、命を狙われる茶助。
地上に降りてきてから、色々あり過ぎててんやわんやです。
ちょこっと気になる女性を助けたら終わるはずだったのに。
ただでさえ命を狙われているのに、地元のやくざにも敵が増えてしまうんです。
元々やくざだったという茶助の過去も皮肉なもんですね。

沖縄の祭りが沢山出てくるのが印象的です。
どういう意味があったんでしょうか??
ちょっと無駄な時間が長かったという感じで残念でした。

祈りの力で人生を変えられるというのも斬新な考え方ですね。
特殊能力をも超える強い思い。
この力強い思いのおかげで、前向きな終わり方になっていました。

コミカルな中にもオフィス北野らしい血生臭さもあって、PG−12になっています。
血が苦手な方は、お気をつけて!
鑑賞日 2018.09.16

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