海辺の家に住む著名な児童文学作家テッド・コールとその妻マリアン。
4歳の一人娘ルースとともに裕福で何不自由ない生活を送り、幸せに見える2人。
だが、マリアンは数年前のある悲しい事件以来、心を閉ざしていた。
夫婦はダウンタウンに新しく部屋を借り、その部屋と自宅を一日おきに交代で寝泊まりするという奇妙な別居生活を始める。
その夏、テッドは作家志望の高校生エディを助手として雇う。
憧れの作家に会えると期待に胸を膨らませてやって来たエディは、出迎えた美しいマリアンに一目惚れ。
彼女と関係を持つようになる。
管理人評価
★★★★
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ドラマ | |
トッド・ウィリアムズ | |
ジェフリー・ラッシュ (テッド・コール) キム・ベイシンガー (マリアン・コール) ジョン・フォスター (エディ・オヘア) ミミ・ロジャース (イヴリン・ヴォーン) エル・ファニング (ルース・コール) ビジュー・フィリップス (アリス) レアナ・クルーム (グローリー・マンチェスター) ルイス・アルセーリャ (エドゥエルド・ゴメス) |
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悲しみの扉を開けて、 私は、ゆっくり生まれ変わる。 |
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最後はまるで小説を読み終わったかのような錯覚に陥りました。
これはやっぱりディティールに拘っているからなんでしょうね。
「床の上のドア」とかその下の世界とかには、かなり深い意味がありそうです。
でも、見所はやっぱり生々しいSEXシーンかな。
結構出てきたけど、どれも考え深かった。
あと、一人でこっそりお楽しみ中のエディに邪魔が入るシーンが印象的です。
そんな所でしている彼が悪いのか、たまたまタイミングが悪かっただけなのか・・・。
思わずこちらが顔を覆ってしまう恥ずかしさでした。(汗)
何といっても素晴らしいのは、マリアンを演じたキム・ベイシンガー。
エディの上に乗りながら恍惚の表情を浮かべるシーンは秀逸の一言。
こういう陰のある女性を演じさせたら、彼女の右に出るものはいない!
彼女の為にあるような役でした。
相手役のジョン・フォスターも良かったですね。
始めは真面目で初心な男性だったのに、一度寝てからは余裕が出てきて、ぐっと良い男になりました。
特に、お店で注文の内容を細かく書く時が素敵でした。
作家らしいメモの大作です。
細かい笑いも私好みで楽しめました。
フロントガラスに落ちてきたもの(!)とか、同行を断られルースと行くとか。
現実を受け入れて生きる。
これは本当に難しい事です。
マリアンと同じ状況になった時、私ならどうやって生きる道を見つけるか。
これが良い決断かは分からないけど、一歩前進した事は確かな事実。
どちらを取ってもどちらかにはマイナスがあるなら、自分の生きる道を選ぶのも仕方ないのかもしれません。
とにかくルースの今後が心配です。
そんなちょっと変わった女の子:ルースを演じたエル・ファニングちゃんも可愛かったです。
わがままっぷりが堂に入ってました。