--REIの映画感想--

全体的にネタばれがありますので、未見の方は注意して下さいませ
評価の★の内容は次の通りです
管理人の独断に基づいておりますのでご了承くださいませ
★★★★★:大好き!何度も観たい作品!
★★★★:好き!強く心に残る作品!
★★★:なかなか良い
★★:まあまあ損はしない
★:いまいちかも・・・
X:二度と観たくない


[ List ]
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spink.gif ドア・イン・ザ・フロア(2004)   アメリカ  R−15+
  THE DOOR IN THE FLOOR  [112分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ
監督 トッド・ウィリアムズ
出演者 ジェフリー・ラッシュ (テッド・コール)
キム・ベイシンガー (マリアン・コール)
ジョン・フォスター (エディ・オヘア)
ミミ・ロジャース (イヴリン・ヴォーン)
エル・ファニング (ルース・コール)
ビジュー・フィリップス (アリス)
レアナ・クルーム    (グローリー・マンチェスター)
ルイス・アルセーリャ  (エドゥエルド・ゴメス)
コピー 悲しみの扉を開けて、
私は、ゆっくり生まれ変わる。
あらすじ
海辺の家に住む著名な児童文学作家テッド・コールとその妻マリアン。
4歳の一人娘ルースとともに裕福で何不自由ない生活を送り、幸せに見える2人。
だが、マリアンは数年前のある悲しい事件以来、心を閉ざしていた。
夫婦はダウンタウンに新しく部屋を借り、その部屋と自宅を一日おきに交代で寝泊まりするという奇妙な別居生活を始める。
その夏、テッドは作家志望の高校生エディを助手として雇う。
憧れの作家に会えると期待に胸を膨らませてやって来たエディは、出迎えた美しいマリアンに一目惚れ。
彼女と関係を持つようになる。
感想
なるほど〜。なかなか面白いお話ですね。
最後はまるで小説を読み終わったかのような錯覚に陥りました。
これはやっぱりディティールに拘っているからなんでしょうね。
「床の上のドア」とかその下の世界とかには、かなり深い意味がありそうです。

でも、見所はやっぱり生々しいSEXシーンかな。
結構出てきたけど、どれも考え深かった。
あと、一人でこっそりお楽しみ中のエディに邪魔が入るシーンが印象的です。
そんな所でしている彼が悪いのか、たまたまタイミングが悪かっただけなのか・・・。
思わずこちらが顔を覆ってしまう恥ずかしさでした。(汗)

何といっても素晴らしいのは、マリアンを演じたキム・ベイシンガー。
エディの上に乗りながら恍惚の表情を浮かべるシーンは秀逸の一言。
こういう陰のある女性を演じさせたら、彼女の右に出るものはいない!
彼女の為にあるような役でした。

相手役のジョン・フォスターも良かったですね。
始めは真面目で初心な男性だったのに、一度寝てからは余裕が出てきて、ぐっと良い男になりました。
特に、お店で注文の内容を細かく書く時が素敵でした。
作家らしいメモの大作です。

細かい笑いも私好みで楽しめました。
フロントガラスに落ちてきたもの(!)とか、同行を断られルースと行くとか。

現実を受け入れて生きる。
これは本当に難しい事です。
マリアンと同じ状況になった時、私ならどうやって生きる道を見つけるか。
これが良い決断かは分からないけど、一歩前進した事は確かな事実。
どちらを取ってもどちらかにはマイナスがあるなら、自分の生きる道を選ぶのも仕方ないのかもしれません。
とにかくルースの今後が心配です。

そんなちょっと変わった女の子:ルースを演じたエル・ファニングちゃんも可愛かったです。
わがままっぷりが堂に入ってました。
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鑑賞日 2007.07.15

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spink.gif トイ・ストーリー(1995)   アメリカ
  TOY STORY  [81分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル アニメ/アドベンチャー/コメディ
監督 ジョン・ラセター
出演者 〈声の出演〉
トム・ハンクス       (ウッディ)
ティム・アレン       (バズ・ライトイヤー)
ドン・リックルズ      (ポテト・ヘッド)
アニー・ポッツ       (ボー・ピープ)
ウォーレス・ショーン    (レックス)
ジョン・ラッツェンバーガー (ハム)
ジム・ヴァーニー      (スリンキー・ドッグ)
R・リー・アーメイ     (セージ)
ローリー・メトカーフ    (アンディの母)
サラ・フリーマン      (ハンナ)
ジョン・モリス       (アンディ)
エリック・フォン・デットン (シド)
コピー 友情している場合じゃないぜ!!
あらすじ
カウボーイ人形のウッディは、アンディ少年の大のお気に入り。
だがそれも誕生日プレゼントでアクション人形バズ・ライトイヤーを手にするまでの事だった。
NO.1の座を奪われたウッディは何とかバズをこらしめようとするが、バズはバズで自分が本物のスペース・レンジャーだと思い込んでいる有り様。
そんな二人がふとしたいざこざから外の世界に飛び出してしまう。
なんとか我が家へ帰還しようとする二人だが、なんとアンディの隣に住む悪ガキのシドに捕まってしまった。
感想
何度見ても楽しめるディズニーピクサーの代表作ですね。
やっぱり「1」が一番面白いと思います。

アンディの一番のおもちゃであるウッディと、新しい人気のおもちゃであるバズ。
最初はウッディの嫉妬もあって、仲良く出来ない二人。
そんな中、ウッディのちょっとしたいたずらのせいで、バズが隣の悪ガキ:シドの家に落ちてしまったのです。
仲間から軽蔑され追い出されてしまうウッディ。
何とかバズと一緒にアンディの元へ帰ろうと、二人で力を合わせて帰還大作戦が実行されるのです。

自分をスペースレンジャーだと思っているバズは、現実に起こっている事が理解出来てないんですよ。
だから、ウッディはそんなバズを宥めて賺して、一歩ずつ前に進むしかありません。
何とかピザ屋に着いたのに、悪ガキのシドに捕まってしまって振り出しに逆戻り。
隣りの家なのに、仲間が信じてくれなくて、ゴールが遠いんです。
もう二人で力を合わせるしかない!
現実を知ってしまって生気の抜けてしまったバズが、ロケット花火で爆破されるのを防ぐため、シドの家にいたおもちゃたちとも力を合わせてシドをやっつけました。
見た目は酷いおもちゃたちですが、心は優しくておもちゃ思いなんですよね。
これからはシドが心を入れ替えて優しくしてくれる事でしょう。

助かったとホッとしたのもつかの間、アンディたちと引っ越しトラックが出発してしまいました。
そこから、二人はアンディたちを追って、大爆走を繰り広げるのです。
リモコンカーを使ったり、ロケット花火を使ったりして、目の回るようなカーチェイス。
ここはすごく迫力満点です。
手に汗握りながら、頑張れ〜〜!!と一生懸命応援しながらの鑑賞でした。

ああ、面白かった!
今度は子供たちと一緒に楽しみたいと思います。
絶対気に入ってくれるはず!
あと、ちょっとでもおもちゃを大切にしようと思ってくれたら嬉しいですね。


ディズニーピクサー長編アニメ第1作目。

《関連作品》
トイ・ストーリー2
トイ・ストーリー3
トイ・ストーリー4

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spink.gif トイ・ストーリー2(1999)   アメリカ
  TOY STORY 2  [92分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ファミリー/フルCG/コメディ
監督 ジョン・ラセター
出演者 <声優>
トム・ハンクス       (ウッディ)
ティム・アレン       (バズ・ライトイヤー)
ジョーン・キューザック   (ジェシー)
ウェイン・ナイト      (アル)
ケルシー・グラマー     (プロスペクター)
ドン・リックルズ      (ポテト・ヘッド)
アニー・ポッツ       (ボー・ピープ)
ウォーレス・ショーン    (レックス)
ジョン・ラッツェンバーガー (ハム)
ジム・ヴァーニー      (スリンキー・ドッグ)
ジョン・モリス       (アンディ)
コピー 2大スター、
ふたたび共演!
あらすじ
人気フルCGアニメ「トイ・ストーリー」の第二弾!
カウボーイのおもちゃ:ウッディーは、楽しみにしていたキャンプに行く前に、腕が破れてしまい持ち主のアンディとおでかけが出来なくなった。
仕方なく留守番をする事になったウッディーは、ママのヤードセールで仲間のおもちゃ:ウィージーが売られると知り、一人助けに行く。
しかし、そこでおもちゃ屋のアルに盗まれてしまう。
なんとウッディーはプレミア付きのおもちゃで、マニアには幻の逸品だった。
感想
これはやっぱり吹き替えで見ないとね。
所さんのバズが大好きなんですよ〜。
あ!良く考えたら字幕で見た事ないや。
ウッディーはトム・ハンクスなんですよね。
そっちも聞いて見ようっと。

やっぱりディズニーは、どこもかしこも細かいですね。
クスッと笑える小ネタから、大爆笑の大ネタ(!)まで、あちらこちらに散りばめてあって、最後まで全然飽きさせません。

個人的に、バズと入れ替わった新アイテム付きバズが良かったです。
あのハリキリ具合がGOOD!
皆を率いてウッディーを探す一生懸命ぶりは、大真面目なだけに笑えました。

そして、個々の表情がまた細かい!
ウッディーがアルから腕を取り戻そうをする時なんか、ドキドキ感が最高です。
ゲップ、臭そうだったな〜。(笑)

人形を直す職人さんの七つ道具の入った箱は楽しそうでした。
小さな帽子掛けまでついてるし。
ああいうマニアックな丁寧さが好きですわ。

ジェシーとエミリーのお話は切なかったけど、これが現実ですよね。
子供の頃に遊んだおもちゃなんて、今はどうなってるか全然分からないな。
捨てたのかな?取ってあるのかな?
おもちゃたちからしたら、死活問題なんだな。
それでもやっぱり美術館に入るより、子供達と直接遊べる方が良いというのがディズニーらしいですね。

この作品は「1」も「2」も同じくらい面白いです。
たぶん「3」を作っても同じ位面白い作品が出来ると思います。

最後の「パパ〜」で締め笑い!
本当に最後の最後まで手を抜きません!

エンドロールではNG集もありますよ。
バズのメットに落書きがお気に入りです!

ピクサー長編アニメ第3作目。

《関連作品》
トイ・ストーリー
トイ・ストーリー3
トイ・ストーリー4

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spink.gif トイ・ストーリー3(2010)   アメリカ
  TOY STORY 3  [103分]
管理人評価   ★★★
ジャンル フルCG/アドベンチャー/ファミリー
監督 リー・アンクリッチ
出演者 〈声の出演〉
トム・ハンクス       (ウッディ)
ティム・アレン       (バズ・ライトイヤー)
ジョーン・キューザック   (ジェシー)
ネッド・ビーティ      (ロッツォ)
ドン・リックルズ      (ミスター・ポテトヘッド)
マイケル・キートン     (ケン)
ウォーレス・ショーン    (レックス)
ジョン・ラッツェンバーガー (ハム)
エステル・ハリス      (ミセス・ポテトヘッド)
ジョン・モリス       (アンディ)
ジョディ・ベンソン     (バービー)
ボニー・ハント       (ドーリー)
ジョン・サイガン      (トゥイッチ)
ウーピー・ゴールドバーグ  (ストレッチ)
ティモシー・ダルトン    (ミスター・プリックルパンツ)
コピー 「さよならなんて、言えないよ…」
あらすじ
ご主人様のアンディと楽しい時間を過ごしてきたおもちゃたち。
しかし、17歳になったアンディは、すでにおもちゃで遊ぶこともなくなり、また大学へ進学するため引っ越しの準備をしていた。
そして、アンディの一番のお気に入りだったウッディだけが彼の引っ越し先へ持って行かれることとなり、バズや他のおもちゃたちは屋根裏部屋行きに。
だが、ある手違いで危うくゴミに出されるところだった彼らは、ウッディの説得もむなしく、サニーサイドと呼ばれる託児施設行きを決断する。
感想
今回も楽しかったです!
大人になってみると、子供の頃遊んでいたおもちゃって、どこに行ったか全然覚えてないですよね。
でも、こうして寄付に出されたり、捨てられたりするしかないですね。 今も家のどこかにあったりするのかな。
今度聞いてみよう。

家の子供たちも大きくなってくると、遊び方が変わって来て、遊ぶおもちゃも上手に使えるようになってきました。
もう口に入れる事もないから、小さめのおもちゃも増えてきて、無くさないようにするのが大変です。

その代わりに、大きな人形や赤ちゃんのおもちゃは倉庫の中へ。
あの子たちは倉庫の中で、こんな話をしているのかもしれないですね。

幼稚園に寄付されたおもちゃたち、大変な目に遭っちゃいましたね。
小さな子供たちはおもちゃの扱いがひどいから、大変です。
しかも、そこには幼稚園を仕切る悪いぬいぐるみがいて、囚人のような扱いを受ける羽目に。
バズもデモモードで悪者の仲間になっちゃうし!!
という、ドキドキの展開です。

今回もウッディが大活躍!
皆で協力して、この危機を脱出します。

お馴染みのメンバーに加え、新しい個性的なおもちゃも登場し、ますますパワーアップしてますね。
子供たちも楽しかったみたいです。
見終わった後、「か〜み〜さ〜ま〜」と真似してました。(笑)

ディズニーピクサー長編アニメ第11作目。

《関連作品》
トイ・ストーリー
トイ・ストーリー2
トイ・ストーリー4
鑑賞日 2017.09.01

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spink.gif トイ・ストーリー4(2019)   アメリカ
  TOY STORY 4  [100分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/アドベンチャー/コメディ
監督 ジョシュ・クーリー
出演者 <声の出演>
トム・ハンクス        (ウッディ)
ティム・アレン        (バズ・ライトイヤー)
アニー・ポッツ        (ボー・ピープ)
トニー・ヘイル        (フォーキー)
キーガン=マイケル・キー   (ダッキー)
マデリーン・マックグロウ   (ボニー)
クリスティナ・ヘンドリックス (ギャビー・ギャビー)
ジョーダン・ピール      (バニー)
キアヌ・リーヴス       (デューク・カブーン)
アリー・マキ         (ギグル・マクディンプルズ)
ジェイ・ヘルナンデス     (ボニーの父)
ジョーン・キューザック    (ジェシー)
ボニー・ハント        (ドーリー)
クリステン・シャール     (トリクシー)
ジョン・ラッツェンバーガー  (ハム)
ブレイク・クラーク      (スリンキー・ドッグ)
ウォーレス・ショーン     (レックス)
コピー あなたはまだ――
本当の「トイ・ストーリー」を知らない。
あらすじ
ある日、新たな持ち主の女の子ボニーを見守るウッディ、バズたちの前に、彼女が幼稚園の工作で作った手作りおもちゃのフォーキーが現れる。
しかし、フォークやモールでできた自分をゴミだと思い込むフォーキーは、ウッディが目を離した隙に逃走。
ボニーのお気に入りであるフォーキーを連れ戻すため、ウッディたちは新たな冒険へと踏み出す。
やがて、一度も愛されたことのないおもちゃとの出会いや、かつての仲間ボーとの再会を経て、初めて目にする新しい世界へとたどり着く。
感想
夏休みに帰省したので、子供たちと劇場に行ってきました。
大好きな「トイ・ストーリー」の最新作。
なのに、連日の外出による疲れからか、前半はウトウトしてあまり覚えていないという・・・残念な結果に。

まあ、良くも悪くもいつも通りの展開ですからね。
今回の新しい仲間フォーキーも個性的で楽しいキャラクターでした。
自分をゴミだと思い込んでいて、何度戻してもゴミ箱に入りたがるんですよ。
このやり取りは面白かったです。

おもちゃたちの大活躍もいつも通り!
子供たちはギャビー・ギャビーの部下ベンソンたちを怖がってました。
確かに絶妙なタイミングでババンと出てくるんですよね。

最後は意外な展開でビックリ!
そう来ましたか。
皆がハッピーになれる終わり方って難しいですよね。
今後の展開に注目です。

最後にヒカキンって書いてあったけど、どこで出て来たか分からず・・・。
エンドロールの後にもちょっとだけおまけがありますので、お見逃しなく。

ディズニー作品。
ピクサー長編アニメ第20作目。

《関連作品》
トイ・ストーリー
トイ・ストーリー2
トイ・ストーリー3
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鑑賞日 2019.07.31

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spink.gif トゥー・ウィークス・ノーティス(2002)   アメリカ
  TWO WEEKS NOTICE  [101分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/ロマンス
監督 マーク・ローレンス
出演者 サンドラ・ブロック   (ルーシー・ケルソン)
ヒュー・グラント    (ジョージ・ウェイド)
デヴィッド・ヘイグ   (ハワード・ウェイド)
アリシア・ウィット   (ジューン・カーバー)
ダナ・アイヴィ     (ルース・ケルソン)
ロバート・クライン   (ラリー・ケルソン)
ヘザー・バーンズ    (メリル・ブルックス)
ドリアン・ミシック   (トニー)
ジョナサン・ドクシッツ (トム)
ヴィエンヌ・コックス  (メラニー・コーマン)
コピー スキだと気づいたのは、奴のせいで辞表を出した時でした…
あらすじ
優秀で正義感が強く社会奉仕活動に熱心な女性弁護士ルーシー。
彼女は生まれ育ったここニューヨークの由緒ある公民館の取り壊しを阻止しようと懸命だった。
取り壊しを強行しようとするニューヨーク最大手の不動産会社ウェイド社へ直談判しに来たルーシー。
ウェイド社のトップは、GQの表紙を飾るほどハンサムな人気者ジョージ・ウェイド。
折しも優秀な顧問弁護士を探していた彼は、公民館存続を条件にキレ者のルーシーを雇い入れることを提案する。
感想
なかなか良かったです。
テンポの良いラブコメは大好きです。

サンドラが演じたルーシーが、とてもキュートで見ているだけで頬が緩みます。
確かに頑固で可愛げはないけど、いつも一生懸命で自然と応援したくなるんですよね。
真面目で真っすぐだから好感が持てます。
甲斐甲斐しくジョージの世話をする姿が、また良いんですよ。
彼女の軽妙なコミカル演技が光ります。

それとは逆に、決める時は決めるので、そのギャップにまたやられてしまいます。
グッと綺麗になった時は素直に驚きました。

いつもの如く、金持ちの軟派男を演じたヒュー・グラント。
もう彼はこういう役しか受け入れられません。
何度も見ている感じなのに、いつもその役にはまっているのがすごいです。

すっかりルーシーに頼りっきりのジョージ。
今まで一人でやって来たんだから出来るはずなのに、一度楽な環境に身を置いてしまうと戻れなくなっちゃうんですね。
これは私もそうだったから、痛い程わかります。

仕事上のパートナーは、きっちりわけない限り、公私混同になってしまうのは必至です。
いつものジョージなら体の関係から始めるのが常套手段。
でも、相手はあの堅物ルーシー。
一筋縄ではいきません。
社長と秘書ならわかるけど、弁護士ともこんなにあちこち出かけるものなの??
ルーシーがお気に入りだからかな。

細かいネタで笑わせてもらいました。
シャワー中にトイレを流して熱いお湯を出すやり取りが面白すぎました。
最後のジェスチャーも最高!
本当に最後の最後まで楽しめました。
鑑賞日 2005.08.29

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spink.gif トゥー・ブラザーズ(2004)   アメリカ
  TWO BROTHERS  [110分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/アドベンチャー
監督 ジャン=ジャック・アノー
出演者 ガイ・ピアース          (エイダン・マクロリー)
ジャン=クロード・ドレフュス   (ユージン・ノルマンダン)
フィリピーヌ・ルロワ=ボリュー  (マチルド・ノルマンダン)
フレディ・ハイモア        (ラウール)
マイ・アン・レー         (ナイ=レア)
ムーサ・マースクリ        (サラディン)
ヴァンサン・スカリート      (ゼルビーノ)
コピー その日、ジャングルに一発の銃声が轟いた。
あらすじ
1920年代、カンボジア。 この国のジャングルに双子のトラがいた。
しかし、人間に捕まってしまい、1匹はサーカスに売られ、もう1匹はノルマンダン長官の家へともらわれて行った。
その頃、冒険家のマクロリーは、ジャングルの寺院から石像を盗んでは、パリで売って稼ぐという商売をしていた。
それが地元の村長に見つかり捕まってしまうが、駐在している長官に助けられて釈放される。
その代わりにトラ狩を殿下にプレゼントしたいと相談を持ちかけられたマクロリーは、長官のためにトラを用意する。
感想
動物や自然を表情豊かに撮っていて、見ているだけで癒されます。
何と言っても、虎たちの表情の細かさがすごい!!
これには驚きました。
一体どんな演技指導したんでしょうね。(笑)

動物たちの生活は、人間と同じように思いやりがあったり、協力し合ったりしていて、とても親しみがもてますね。
言葉は無くても、きちんと意思の疎通が出来てるなって思えます。

それだけに、人間が動物を痛めつけているシーンは、痛々しくてまともに見れません。
あまりにひどいので気分が悪くなってきました。
あえてそういう見せ方をして、人間の嫌な部分を凝縮して見せてくるので、現実がいかにひどいかという事がずっしりと伝わります。

そんな中、唯一スッキリしたのが、二匹の虎が自由になって町で大暴れするところ。
バスを襲ったり、肉を積んだ車を襲ったり、お店の店番をしてたりもしてました。(笑)

最後はやっぱりうるうるしちゃいますね。
ありえないな〜とは思っても、溢れてくる涙を止められません。

耳に空いた穴に光がさす演出とか、憎いよね〜!

でもね、正直あんまり好きにはなれませんでした。
動物が可哀相過ぎるので、もう二度と見ることはないと思います。
鑑賞日 2004.12.01

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spink.gif トゥームレイダー(2001)   アメリカ
  LARA CROFT: TOMB RAIDER  [101分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/アドベンチャー
監督 サイモン・ウェスト
出演者 アンジェリーナ・ジョリー  (ララ・クロフト)
イアン・グレン       (パウエル)
ダニエル・クレイグ     (アレックス)
レスリー・フィリップス   (ウィルソン)
ジョン・ヴォイト      (クロフト卿)
ノア・テイラー       (ブライス)
レイチェル・アップルトン  (ララの少女時代)
クリス・バリー       (ヒラリー)
ジュリアン・リンド=タット (ピムズ)
リチャード・ジョンソン   (イルミナーティの長)
コピー 世界の「謎」は私のモノ。
あらすじ
類い希な才能を持つ美しきトレジャー・ハンター=ララ・クラフト。
ある日、彼女は20年前に失踪してしまった父の隠し部屋で謎の星座表を発見する。
それは、“イルミナーティ=光の人々”という秘密結社が時空の扉を開ける鍵を見つけるためにはどうしても必要なモノだった。
感想
親子愛もあると思うけど、実際の親子が仲悪いって知ってるから、ちょっと引いた目で見ちゃいました。
まあ、そんな事は気にせず気楽に見るアクションなんですけどね。
どうしてもアンジーとジョンで見ちゃいました。(汗)

アクションの方は迫力満点で見応え十分です。
始めから飛ばす、飛ばす。
ワイヤーアクションがちょっとぎこちないけど、存分に楽しむ事が出来ました。

やっぱりアンジーはナイスバディですね。
タンクトップをここまでセクシーに着こなすとは!
ため息しか出ません!

最後もカッコ良かったぁ。
女性らしい白いドレスに麦わら帽子。
絵に描いたようなお嬢様!
そんな彼女に用意されたのは、男らしい銃とロボ。
ストップモーションで決まった凛々しいララの表情に惚れ惚れしました。

これだけ男性が揃っていても、ララが一番カッコ良かったですね。
ララのキャラがすごく良かったと思います。

ゲームは全然知らないけど、キャラもそのままなのかな??
純粋に楽しめたらよかったんですけど、引いた目により★は2つとなりました。

《関連作品》
トゥームレイダー2
鑑賞日 2006.03.21

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spink.gif トゥームレイダー2(2003)   アメリカ
  LARA CROFT TOMB RAIDER: THE CRADLE OF LIFE  [117分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/アドベンチャー
監督 ヤン・デ・ボン
出演者 アンジェリーナ・ジョリー  (ララ・クロフト)
ジェラルド・バトラー    (テリー・シェリダン)
クリス・バリー       (ヒラリー)
ノア・テイラー       (ブライス)
シアラン・ハインズ     (ジョナサン・ライス博士)
ジャイモン・フンスー    (コーサ)
ティル・シュヴァイガー   (ショーン)
サイモン・ヤム       (チェン・ロー)
テレンス・イン       (ジェン)
コピー カラダが欲しがる世界の刺激。
あらすじ
ある日、ギリシャのサントリーニ島で発生した大規模な地震の影響で、地中海海底に埋没していた“月の神殿”が2300年ぶりに姿を現わした。
トレジャー・ハンター、ララ・クロフトもこの情報を聞きつけて現場に急行。
神殿に入った彼女は、アレクサンダー大王像の胸に埋め込まれたメダリオンと鉄の檻に収められた黄金の珠を発見する。
だが彼女がそれらを取り出そうとした時、突然現われた一味に襲われてメダリオンと珠を奪取されてしまう。
その盗まれた珠には<パンドラの箱>の所在が示されていた。
感想
ツッコミ所満載で結構楽しんで見てました。
アクションは見応えあるけど、笑える技が多いので、そちらに気を取られてしまいます。
だって、鮫にパンチですよ!
その後は乗り物として活用とか、笑うしかない!

ジェラルド・バトラーは全然印象に残らない役でもったいなさ過ぎ!

最後は予想外で呆気に取られましたね。

とにかくララ・クロフトを堪能する作品です。
それにしては笑いに走り過ぎだけどね。

《関連作品》
トゥームレイダー
鑑賞日 2006.08.31

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spink.gif トゥモロー・ワールド(2006)   アメリカ/イギリス
  CHILDREN OF MEN  [109分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル SF/サスペンス/ドラマ
監督 アルフォンソ・キュアロン
出演者 クライヴ・オーウェン    (セオ・ファロン)
ジュリアン・ムーア     (ジュリアン・テイラー)
マイケル・ケイン      (ジャスパー・パルマー)
キウェテル・イジョフォー  (ルーク)
チャーリー・ハナム   (パトリック)
クレア=ホープ・アシティ  (キー)
パム・フェリス       (ミリアム)
ダニー・ヒューストン    (ナイジェル)
ピーター・ミュラン     (シド)
コピー 唯一の希望を失えば、人類に明日はない
あらすじ
人類に最後の子供が誕生してから18年が経過した西暦2027年。
原因がわからないまま子孫を生み出すことの出来なくなった人間には滅亡の道しかないのか。
希望を失った世界には暴力と無秩序が際限なく拡がっていた。
世界各国が混沌とする中、英国政府は国境を封鎖し不法入国者の徹底した取締りで辛うじて治安を維持している。
そんなある日、エネルギー省の官僚セオは、彼の元妻ジュリアン率いる反政府組織“FISH”に拉致される。
ジュリアンの目的は、ある移民の少女を“ヒューマン・プロジェクト”という組織に引き渡すために必要な“通行証”を手に入れることだった。
感想
どうなるのか、先が気になって一気に見てしまいました。
次々に人が死んでいくので、こんな状況で作戦は上手く行くのだろうかと、不安になりながらも、何とか危機を切り抜ける主人公と一緒に、ハラハラドキドキしながらの鑑賞でした。

まず、子供が生まれなくなった世界というのがユニークな設定です。
最年少の少年の死が世界的ニュースになるような世の中なんです。
そうなると、各地でテロが起こり、不法移民に厳しい取り締まりがされるようになるようです。

そんな中、移民の女性が妊娠。
反政府組織“FISH”が彼女を守りながら、“ヒューマン・プロジェクト”に届けるという作戦の為に、必死になっているんです。
いつしかその作戦に組み込まれていたセオ。
元妻ジュリアンから頼まれて、妊婦を届ける役を引き受けます。

SFの世界なのに、妙にリアルで、本当にありえそうな話に、のめり込んで見る事が出来ました。
妊婦をかかえて逃げる時、次々と危機が訪れるんです。
その中で大事な人たちも次々にやられてしまい、とうとう二人きりに。

陣痛が始まってからは、もう他人事と思えないほど感情移入しちゃって、大変でした。
あの激痛の中、バスに乗っとくなんて無理ですよ!
早く何とかしてあげて〜〜〜!!!と心の中で叫びまくりました。

そして、感動的な出産シーン。
どんな状況でも命の誕生は、本当に美しかったです。
泣き声を聞いた時は、心の底から安堵しました。

そこから、赤ちゃんには似つかわしくない銃撃戦へ。
戦場で生きる人たちは、こんな日常を過ごしているんでしょうね。
いつ銃撃戦に巻き込まれるか分からない日々。
臨場感いっぱいの映像に、背筋が凍るようでした。

改めてすごい作品です。
終わった後は、しばらくこの作品の事で胸がいっぱいになりました。
ここからまた始まってくれたら良いですね。
鑑賞日 2018.06.09

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spink.gif 同級生(1998)  イギリス
  get real  [110分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 青春/ロマンス
監督 サイモン・ショア
出演者 ベン・シルヴァーストン   (スティーヴン・カーター)
ブラッド・ゴートン     (ジョン・ディクソン)
シャーロット・ブリテン   (リンダ)
パトリック・ニールスン   (マーク)
ティム・ハリス       (ケヴィン)
ステイシー・A・ハート   (ジェシカ)
ケイト・マケナリー     (ウェンディ)
ジェームズ・D・ホワイト  (デイヴ)
コピー 思春期の地雷をかけ抜けて 目覚めよ 僕らの恋心
あらすじ
イギリス、ベイジングストーク。 16歳の高校生スティーヴンには、家族に言えない秘密がある。
それは彼がゲイだと言う事。
この事はお隣に住む友人リンダしか知らない。
ある日、いつものようにゲイのたまり場である公園の公衆トイレに行くと、隣の個室から手紙が渡された。
トイレの前のベンチで会う約束をし待っていると、そこに同じ学校の人気者ジョンが現われた。
感想
この主人公のスティーヴン君が大好きになりました。
今時の高校生には珍しく、真面目で純粋な男の子です。
自分はゲイだと自覚してるけど、そんなに積極的にはならず、公衆トイレで男をあさっている割には、純粋な反応もする。
そういう押さえた所に好感が持てました。
あと、真っ直ぐに相手を愛する潔さ、健気さも良いですね。
自分がゲイだと認めるのが怖くて悩むジョンの冷たい態度にも、我慢し待ち続ける彼の姿がカッコ良かったです。

内心では自分も悩んでいて、嘘だらけで本当の自分をさらけ出せないもどかしさに苛立っているんです。
表面的には冷静で何もないような顔をして、心の中では常に葛藤している。
そんな複雑な役を、実にスッキリと清潔感溢れる爽やかさで演じたベン・シルヴァーストーン。
将来有望の注目株ですね。
今後の活躍にも期待が持てます。

イギリスではジョンのようなスポーツマンタイプでがっちりした男性の方がモテルんですね〜。
個人的にはスティーヴンのような中性的な男性が好きなので、ジョンがカッコ良いと思えませんでした。
またジョンを見つめるスティーヴンのうっとりとした目が印象的なんです。
まるで恋する乙女の瞳ですよ。
とにかくスティーヴン君が可愛くて仕方がありません。

同じ同性愛ものでも「モーリス」は妙にリアルすぎてダメだったんですけど、これは直接的な触れ合いがソフトで気持ち悪いとは思いませんでした。

スティーヴンを支えるお隣さん役のシャーロット・ブリテンも良い味出してました。
恋はハッケヨイ!」の時よりは好感が持てますね。
唯一彼の秘密を知っている女性で、困った時に助けてくれる一番の親友です。
良いように使われている気もするけど、頼り甲斐のある姉さん的存在は、友達のいないスティーヴンにとっては重要な役割でした。

美少年の同性愛と言う事で、終始ドキドキ感があり、興味はつきません。
やっぱりイギリス人俳優に弱いんだな〜、私って。
自分でも気付かなかったけど、結構学園青春ものが好きなのかもしれません。
制服にも弱かったりして…。(^_^;)
鑑賞日 2003.11.10

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spink.gif 東京喰種 トーキョーグール(2017)   日本     [119分]  PG−12
管理人評価   ★★
ジャンル ホラー/アクション/SF
監督 萩原健太郎
出演者 窪田正孝  (金木研(カネキ)
清水富美加 (霧嶋董香(トーカ)
鈴木伸之  (亜門鋼太朗)
桜田ひより (笛口雛実(ヒナミ)
小笠原海  (永近英良(ヒデ)
白石隼也  (西尾錦(ニシキ)
相田翔子  (笛口リョーコ)
柳俊太郎  (四方蓮示)
坂東巳之助 (ウタ)
佐々木希  (入見カヤ)
浜野謙太  (古間円児)
古畑星夏  (小坂依子)
前野朋哉  (草場一平)
ダンカン  (小倉久志)
岩松了   (嘉納明博)
村井國夫  (芳村)
蒼井優   (神代利世(リゼ)
大泉洋   (真戸呉緒)
コピー 守るために、
闘う――
あらすじ
人の姿をして人間社会に潜み、時に人を襲ってその肉を喰らう怪人、喰種(グール)。
そんな喰種が密かに蔓延している東京。
ある日、平凡な大学生カネキは喰種のリゼに襲われ瀕死の重傷を負うも、直後に命を落としたリゼの臓器を移植され、一命を取り留める。
しかしそれによって半喰種となってしまったカネキは、人肉以外を受け付けない身体になってしまう。
やがて喰種が集まる喫茶店あんていくで働き始め、喰種である店長の芳村やバイトの女子高生トーカとの交流を重ねていく中で、喰種たちの事情や思いを知るとともに自身の葛藤も深まっていく。
そんなカネキたちの前に、喰種の駆逐を目指すCCGの捜査官・亜門と真戸が現われる。
感想
原作の漫画もアニメも未見で鑑賞しました。
勝手に喰種と戦う話かと思っていたのですが、喰種が仲間なんですね。
勘違いしてました。

そして、トーカ役の清水富美加ちゃんが芸能界を辞める時に「人肉を喰らう役が嫌だった」と言って話題になってましたよね。
確かにこれは結構キツイ仕事です。

あんまり面白いとは思えず評価も上がらなかったのですが、主役の窪田正孝くんは素晴らしかったです。
頼りない本好きな男の子からCCGと戦う半喰種への変化が見事でした。
友達を助ける為にニシキと戦ったのに、その友達を美味しそうに舐めてるシーンなんかゾッとしましたよ。

喰種の背中から出るものが、CCGにも使えるというのにビックリ。
どういう原理なんでしょう。
原作を読めば分かるのかな。

人を狩って食べる喰種と自殺した人間を食べる喰種をCCGに見分けろというのは無理があるかなと思いました。
CCGも危険を冒して任務に当たってる訳だしね。

というか、喫茶店あんていくにいた客が全員喰種なら、結構な割合でいるって事ですよね。
皆、どうやって生きてるんだろ・・・。

この作品は映画だけじゃ楽しめないと思います。
これで興味を持ったら、漫画やアニメを見て補完するって感じでしょうね。
」があるみたいなので、とりあえず録画したけど見るか迷います。(汗)

漫画原作作品。

《関連作品》
東京喰種 トーキョーグール【S】
鑑賞日 2021.09.21

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spink.gif 東京喰種 トーキョーグール【S】(2019)   日本     [101分]  R−15+
管理人評価   
ジャンル ホラー/アクション/SF
監督 川崎拓也
平牧和彦
出演者 窪田正孝  (金木研(カネキ)
松田翔太   (月山習)
山本舞香 (霧嶋董香(トーカ)
鈴木伸之  (亜門鋼太朗)
桜田ひより (笛口雛実(ヒナミ)
小笠原海  (永近英良(ヒデ)
白石隼也  (西尾錦(ニシキ)
木竜麻生  (西野貴未)
森七菜   (小坂依子)
新田真剣佑 (仮面の男)
知英    (イトリ)
マギー   (マーガレット)
相田翔子  (笛口リョーコ)
柳俊太郎  (四方蓮示)
坂東巳之助 (ウタ)
ダンカン  (小倉久志)
村井國夫  (芳村)
蒼井優   (神代利世(リゼ)
大泉洋   (真戸呉緒)
コピー 喰うか
喰われるか
あらすじ
人の姿をして人間社会に潜み、人を喰らって生きる喰種が跋扈する東京。
不慮の事故で半喰種となってしまったカネキだったが、喰種たちの憩いの場となっている喫茶店“あんていく”に居場所を見つけ、人間との共存を模索する芳村やトーカたちともに穏やかな日々を送っていた。
そんなある日、カネキの前に月山習という男が現われる。
トーカの忠告にもかかわらず、月山の招待を受け、“喰種レストラン”と呼ばれる謎めいた場所に足を踏み入れるカネキ。
しかし月山の正体は、美食家(グルメ)と呼ばれる、食に対して異常なこだわりを持つ喰種だった。
そして半喰種のカネキに対し、何としてでも食したいという恐るべき欲求を抱いていた。
感想
あちゃ〜!!
何ですか!これは!何を見せられてるんですか!
久しぶりに★1つです。

」を見たから義務感からこちらも見ましたが、これはひどいです。
まず残念ながらトーカ役の女優さんが全く合っていない。
前任の方が上手かっただけに差があり過ぎます。
やっぱりこういう漫画原作作品はオーバーにやり切らないと!
クールビューティーな役なのは承知してますが、棒読みとは違います。
美人度は上がっただけにもったいないですね。

同じくニシキの彼女役の方も棒読みが過ぎる!
トーカに言うセリフ・・・もっと感情込めて言ってよ。
最後の大事なシーンが台無しです。

その点、月山習を演じた松田翔太さんは素晴らしかったです。
★は彼にあげたようなものです。
こんな変態な役。
よく演じ上げましたね。
カネキの血の匂いを嗅いで身悶えしてる姿は、背筋がゾッとするほど気持ち悪かったです。

でも、どうしたってお話がダメ過ぎます。
これ原作で人気のお話なんじゃないんですか?
グルメな喰種が珍しい半喰種を食べたいってお話ですが、嫌悪感しか抱けなかったです。

あと、最後の戦いで眼帯を外されたカネキの眼がセキ眼じゃなかったのは何故?
原作通りならそれなりの説明が欲しかったです。
何も無しで元通りなのは違和感しかありません。

最後の最後で続編を匂わす展開でしたが、もう見ないと思います。

漫画原作作品。

《関連作品》
東京喰種 トーキョーグール
鑑賞日 2021.09.24

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spink.gif 東京ゴッドファーザーズ(2003)   日本
  TOKYO GODFATHERS  [90分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/コメディ/アニメ
監督 今敏
出演者 <声の出演>
江守徹     (ギン)
梅垣義明    (ハナ)
岡本綾     (ミユキ)
飯塚昭三    (太田)
寺瀬今日子   (石田幸子)
大塚明夫    (医者)
小山力也    (新郎)
こおろぎさとみ (清子)
屋良有作    (ミユキの父)
山寺宏一    (タクシー運転手)
コピー 私の「名づけ親(ゴッドファーザー)」は
3人のホームレスでした――。
あらすじ
東京、クリスマス。
3人のホームレスがゴミ捨て場で赤ちゃんを拾った。
一晩だけと言う約束で赤ちゃんの世話をするオカマのホームレス:ハナ。
しかし、翌日、ハナが実母に会って赤ちゃんを捨てた理由を聞くまで離さないと言い出し、3人は赤ちゃんの実母を探す旅に出る。
感想
これは面白い!!
最高のエンターテイメントです!
千年女優」も良かったけど、こちらの方が上だな。
やっぱり今敏監督って天才だわ!
もっと有名になっても良いのにな。
私だけでも押していこうと心に決めました!

もうオープニングから素敵です。
ネオンの看板や大きな広告に、それぞれの名前が書かれているんです。
ホームレスの3人が歩く町に、沢山の名前が…。
おしゃれで面白く、センスの良さが伺えます。

背景が実写のようでしたが、これはどういう技術なのかな?
これ全部アニメーションだったら、本当にすごい技術ですよ!

行く先行く先で奇跡が起こって、色んな人と再会する。
これが最後まで徹底されていて、最後の最後まで楽しませてくれました。
ギンちゃん、本当にアクション映画のスターみたいだったな。

3人のキャラがまた良いんです!
父と喧嘩して家出してきた15歳のミユキ。
家族と借金を捨てて世捨て人になったギンちゃん。
私は特にオカマのハナちゃんがお気に入りです。
顔はかなり怖いけど、心は優しいのよね。
声優さんたちも上手くて感心します。
ハナ役の梅ちゃんは、お得意の"ろくでなし"を披露してました。

そして、3人のコンビネーションが完璧です。
ボケとツッコミのテンポが素晴らしい!
3人漫才を見ているような感覚でした。
実際側にいたらかなり臭そうですが、ちょっと会ってみたいなと思いました!

最後はポロポロ泣けました。
親子愛、万歳!!
親も子供もどんなに離れていたって、お互いを忘れる事なんて出来ないのよね!
それぞれ事情があるけど、上手くまとまって良かったです。
鑑賞日 2004.10.03

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spink.gif 東京タワー(2004)   日本
  tokyo tower  [123分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス
監督 源孝志
出演者 黒木瞳   (浅野詩史)
岡田准一  (小島透)
松本潤   (大原耕二)
寺島しのぶ (川野喜美子)
宮迫博之  (川野)
平山あや  (吉田)
加藤ローサ (由利)
半田健人  (橋本)
余貴美子  (小島陽子)
岸谷五朗  (浅野)
コピー 恋はするものじゃなくて、 落ちるものなんだ。
あらすじ
売れっ子CMプランナーを夫に持つ41歳の詩史は、自身も青山の一等地でセンスのよいセレクトショップを経営している。
そんな彼女は3年前、この店を訪れた友人の息子で当時高校生だった透と一瞬にして惹かれ合い、恋に落ちた。
そして現在も、東京タワーを見渡せる透のマンションで、大学生になった彼と愛し合っている。
既に2人は、互いにかけがえのない存在となっていた。
一方、透の高校時代からの友人・耕二も、同年代の恋人がいながら最近、35歳の人妻・喜美子と関係を持ち始めた。
感想
年下の男の子も良いなぁと思わせる魅力は十分あったと思います。
あと、名台詞が印象に残る作品でもありました。
「君はちょっと高級なおもちゃだったんだ」とか。
「壊れたおもちゃはいらないの」とか。
「きっと恋はするものじゃなくて、落ちるものなんだ」とか。
この時の岡田君の姿が可愛くて笑っちゃった。

詩史的には途中まで本気ではなかったんでしょうね。
とおるの熱い思いに突き動かされて、心が本気になったと感じました。

でも、キャラでは寺島しのぶの演じた喜美子が良かったですね。
だんだんバージョンアップする所とか、フラメンコを情熱的に踊る所とか。
ギャップが素敵でした。

歯の浮くようなセリフの連続にどうしようかと思いましたが、2時間見てると慣れてきました。
でも、聞いてるこちらが照れちゃうんですよね。
一人で見るのが良いかもです。

ノラ・ジョーンズの「スリープレス・ナイト」が心地よかったな。
すごく作品に合っていました。

江國香織小説原作作品。
鑑賞日 2006.02.13

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spink.gif 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(2007)   日本     [142分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/親子愛
監督 松岡錠司
出演者 オダギリジョー (ボク)
樹木希林    (オカン)
内田也哉子   (若い頃のオカン)
松たか子    (ミズエ)
小林薫     (オトン)
伊藤歩     (タマミ)
勝地涼     (平栗)
平山広行    (磯山)
荒川良々 (えのもと)
辻修      (ホセ)
寺島進     (ハイカラな男)
光石研     (小料理屋の客)
柄本明     (笹塚の診療所の医者)
田中哲司    (東京の病院の医者)
松田美由紀   (中目黒の大家)
コピー オカン、ありがとうね。
あらすじ
1960年代、オトンに愛想を尽かしたオカンは幼いボクを連れ、小倉から筑豊の実家に戻ると、妹の小料理屋を手伝いながら女手一つでボクを育てた。
1970年代、15歳となったボクは大分の美術高校に入学、オカンを小さな町に残し下宿生活を始めた。
1980年代、ボクは美大生となり憧れの東京にやって来るが、仕送りしてくれるオカンに申し訳ないと思いながらも学校へもろくに行かず自堕落な日々を送ってしまう。
感想
一回見たと思って見始めたら、全然見た事ない映像で、勘違いが判明しました。
あれはTVMの方だったのか。
大泉洋が主人公の。
あと、TVシリーズも見てたんだった。
すっかり忘れてました。

それでもやっぱり最後の手紙は涙が出ます。
母親の愛情がこれでもかと詰まっていて、心が温まりました。

抗がん剤治療の壮絶な様子は見るのが辛かったです。
途中だけど治療を止めると決めてくれてほっとしました。
あれは本人も付き添う方も辛いですよ。
苦しい決断だけど、先が決まってしまっても、安らかに過ごしている方が良いと思います。

まあくんが小さい頃からのオカンを見てるから、最後が余計辛いんですよね。
あんなに元気で明るかったのに・・・って。
どんなにまあくんが堕落した生活していても、頑張って支えていたオカン。
ちゃんと更生してくれて良かったです。

至る所にちょい役の有名人が出ていて楽しめます。
アイドルDJの宮崎あおい
不動産屋の小泉今日子。
飲み屋の客で板尾創路。
その他にも色々出ているので、その度に「お!」と驚きました。

覚えてないわりに、TVMの方が良かったという思いが拭えず、今一つ入り込めませんでした。
なんかTVMの方は、ずっと泣いてたような記憶が薄っすらあるんですよね。
そちらの方をもう一回みたいな。
鑑賞日 2018.02.25

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spink.gif 東京暮色(1957)   日本     [140分]  白黒
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 小津安二郎
出演者 原節子      (沼田孝子)
有馬稲子     (杉山明子)
笠智衆      (杉山周吉)
山田五十鈴    (相島喜久子)
高橋貞二     (川口登)
田浦正巳     (木村憲二)
杉村春子     (竹内重子)
山村聡      (関口積)
信欣三      (沼田康雄)
藤原釜足     (下村義平)
中村伸郎     (相島栄)
宮口精二     (判事和田)
須賀不二夫    (富田三郎)
浦辺粂子     (「小松」の女主人)
三好栄子     (女医笠原)
田中春男     (「小松」の客)
山本和子     (前川やす子)
長岡輝子     (家政婦富沢)
コピー
あらすじ
2歳の娘を連れて実家に帰って来た沼田孝子。
妹の明子も夜遅くまで帰って来ず、銀行員の父:周吉は、娘たちの事を心配し気をもむ日々。
周吉の妹:重子の所に明子がお金を借りに行ったと聞き、明子に問い詰めるが困っている友達がいるとはぐらかされる。
実は明子は、自分だけでは解決出来ない問題を抱えていた。
感想
何とも切なく悲しいお話です。
人生ってタイミングが大事なんだって痛感させられます。

3歳の時に母が出て行った学生の明子。
純粋に好きになった人との子を妊娠。
しかし、学生の彼氏は明子から逃げてばかりです。
誰にも相談出来ずに苦しみ、段々と自暴自棄になっていく姿が切ないです。

そんな矢先に母だという人が現れるんです。
母も少しくらいは、家族が自分を受け入れてくれるのではないかと思ったんでしょう。
だから、家族のいる東京に戻って来たんだと思います。

しかし、それは最悪のタイミングでした。
追い詰められた明子が、母に「自分は誰の子?」と迫るシーンがまた辛いです。
自分の子にそんな疑いをかけられるなんて・・・。
それもこれも母のしでかした事が原因です。
結局、誰からも許されず、東京を去る母。
見送りに来るのを期待している姿が、また切ないの何のって。
取り返しのつかない事をしたと、再確認した事でしょう。

最悪な亭主に愛想を尽かして実家に帰っていた孝子。
娘のためにした判断は、良かったのか悪かったのか。
どんな形でも両親揃っている方が良いという価値観の時代ですからね。
更に明子の事もあって、考え方が変わったようです。

一番辛いのは父親でしょうね。
仕事で忙しい中、男手ひとつで三兄妹を育てたのに・・・。
明子は寂しかった、母が必要だったと言われても、どうしようもない事です。

小津安二郎監督作品の中では、かなりシリアスな作品です。
明子にどうしてあげるのが正しかったのか。
考えれば考えるほど切なく悲しくなってきます。
鑑賞日 2023.12.23

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spink.gif 東京物語(1953)  日本   [136分]  白黒
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 小津安二郎
出演者 笠智衆   (平山周吉)
東山千栄子 (平山とみ)
原節子   (紀子)
杉村春子  (金子志げ)
山村聡   (平山幸一)
コピー
あらすじ
尾道から20年ぶりに東京へ出てきた老夫婦:周平ととみ。
二人は成人した子供たちの家を訪ねるが、皆それぞれの生活が精一杯で、二人にかまってられなかった。
せっかくやって来た二人は、東京見物も出来ず、長男:幸一の家で過す事になる。
そんな中、戦死した次男の未亡人:紀子だけが優しい心遣いを示すのだった。
感想
私はフジテレビの27時間TVの中で放送されたリメイクドラマを見て感動したのがきっかけで、映画を見た不届き者ですが、TVドラマがほとんど同じに作っていたんだと分かりました。
同じ台詞が多く使われていたり、杉村春子さんの髪型に似せた室井滋さんの髪型とか。

昔だから当たり前なことかもしれませんが、東京〜広島って15時間もかかったんですね。
今はのぞみで4時間くらいだから、どれだけ東京に出てくるのが大変かとか、そこまでして出てくる意味とか今とは違った深い想いが感じられました。

この作品は昔の良さが凝縮されていて、例えば長男と長女が会話している場面で、二人が話し終わった後もしばらく無言の二人が写し出されていて次の場面へというように、間をとても大事にしているのが多々見受けられました。

今だとすぐ次へ次へという感じで、こういうゆっくりした間というのが無くなってきたような気がします。
あと美しい日本語というか台詞がとても丁寧で、私たちが忘れかけている本来の正しい日本語の使い方が聞いていてとても心地よかったです。
TVドラマの方で長男が父親に対する態度がなんかよそよそしいので義理の父親かと思っていたのですが、映画の雰囲気を出していたのですね。
昔は父親にタメ口聞いたりしなかったのだからと納得しました。

私がTVドラマで号泣した最後のシーンは、ドラマのオリジナルだったのですね。
映画のほうは、最後まで実の子供より他人の紀子の方がよくしてくれたという作りになっていました。
映画のファンの方がTVドラマを見たらあのシーンは邪道だったのでしょうか?
見る順番が違ったら、私もどう感じたのか分からなくなってしまいます。
鑑賞日 2002.07.09

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spink.gif 東京リベンジャーズ(2021)   日本     [120分]  PG−12
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/アクション/SF
監督 英勉
出演者 北村匠海  (花垣武道[タケミチ])
山田裕貴  (竜宮寺堅[ドラケン])
杉野遥亮  (橘直人[ナオト])
今田美桜  (橘日向[ヒナ])
鈴木伸之  (清水将貴[キヨマサ])
眞栄田郷敦 (三ツ谷隆[ミツヤ])
清水尋也  (半間修二[ハンマ])
磯村勇斗  (千堂敦[アッくん])
間宮祥太朗 (稀咲鉄太[キサキ])
吉沢亮   (佐野万次郎[マイキー])
コピー 運命を変えろ。
あらすじ
いつも謝ってばかりの冴えない人生を送る27歳のフリーター:タケミチ。
ある日、テレビのニュースで高校時代の恋人ヒナタが殺されたことを知る。
翌日、駅のホームから転落した彼は、気づくと10年前にタイムリープしていた。
そこは彼の負け犬人生を決定づけた暗黒の高校時代だった。
感想
世間で人気の作品という事でずっと気になっていました。
思ったよりありきたりで、思った以上に喧嘩ばかりです。

タイムリープしても未来は変わらないという場合が多いかなと思うのですが、こちらの作品はどんどん未来を変えて行きます。
沢山知り合いの死ぬ現在だと、変えれるもんなら変えたいでしょう。
ヘタレだったタケミチは、死んだ人たちを死なせない為に戦うのでした。

その未来を変える方法というのが、主に喧嘩です。
タケミチは映画の半分以上血まみれだったという印象です。
あれだけやられても数日後にはピンピンしてるから、かなり体が頑丈なんでしょうね。

しかし、これだけ喧嘩が続くと飽き飽きしてきます。
不良の日常だから仕方ないのですが、個人的にあんまり好きじゃありません。

2時間の映画で綺麗にまとめられているものの、現在のマイキーの参謀であるキサキが活躍しないとか、なんか訳アリそうなハンマが結局何にもしないとか。
描き切れなかったんだろうなという所も多々見受けられました。

でも、これで漫画見ようとは思わなかったです。
どうせ喧嘩ばっかりなんでしょ。
映画でお腹いっぱいです。

漫画原作作品。
鑑賞日 2021.12.22

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spink.gif 峠 最後のサムライ(2019)   日本     [114分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/時代劇
監督 小泉堯史
出演者 役所広司     (河井継之助)
松たか子     (おすが)
香川京子     (お貞)
田中泯      (河井代右衛門)
永山絢斗     (松蔵)
芳根京子     (むつ)
坂東龍汰     (小山正太郎)
榎木孝明     (川島億次郎)
渡辺大      (花輪求馬)
AKIRA (EXILE)  (山本帯刀)
東出昌大     (徳川慶喜)
佐々木蔵之介   (小山良運)
井川比佐志    (月泉和尚)
山本學      (老人)
吉岡秀隆     (岩村精一郎)
仲代達矢     (牧野雪堂)
コピー ニッポンが震えた、熱き心。
あらすじ
慶応3年(1867年)。
大政奉還により江戸幕府は終焉を迎え、諸藩は旧幕府軍と新政府軍に二分されていく。
慶応4年。
ついに戊辰戦争が始まると、越後の小藩、長岡藩の家老:河井継之助は、どちらの軍にも属さない武装中立を目指し、近代兵器の購入を進めながらも、民の暮らしを守るために戦争を回避しようと尽力する。
感想
大きな時代の流れを読めず、何とか衝突を回避しようと奮闘した人物らしいですが、結果が分かっているだけに虚しい行動にしか思えず、盛り上がりに欠けると感じてしまいました。
この混乱期には裏切りも多く、作戦通りに事を運ぶことは難しかったでしょう。
抵抗するにもあまりに敵が大きく、成す術もないというのが本音だったはずです。

そんな中でも出来る限りの抵抗をした河井。
嘆願書を持っていって粘ったり、ガトリング砲で抵抗したり。
しかし、エピソードが弱くて凄さや大変さが伝わり辛かったですね。
榎峠での攻防や八丁沖での移動も、長岡城奪還で盛り上がりますが、たった4日しか持たなかったとなると、一気に盛り下がってしまいます。

それを補う為なのか、説明臭い台詞のオンパレードで、情報を聞き取るだけでも一苦労でした。
この時代の背景が分かっていた方が、お話が分かりやすいと思います。

この時代の小国は、例外なくこのような選択を迫られたのでしょうね。
その一つが河井たちの長岡藩。
負けると分かっていても戦わなければいけない絶望感。
そこがもう少し伝わって来たら、評価も上がったかもしれません。

司馬遼太郎原作で、役所広司さん主演なら間違いないだろうと、旦那と一緒に鑑賞しましたが、お互いあんまりだったねという評価でした。
期待が高すぎたのかもしれません。
残念でした。

司馬遼太郎小説原作作品。
鑑賞日 2023.10.14

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spink.gif 透光の樹(2004)   日本     [121分]  R−18+
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス/ドラマ/エロス
監督 根岸吉太郎
出演者 秋吉久美子   (山崎千桐)
永島敏行    (今井郷)
高橋昌也    (山崎火峯)
吉行和子    (まつ子)
平田満     (千桐の元夫)
唯野未歩子   (千桐の娘まゆ)
松岡俊介    (まゆの夫)
村上淳     (河合)
うじきつよし  (熊谷)
マギー     (編集マン)
寺田農     (寿司屋の親方)
コピー 買われた女と、買った男。
25年ぶりの再会は、枯れることのない愛の始まりだった。
一気に来た春は、大人を狂わせる。
いのちが、欲しがっている。
あらすじ
昭和63年。
CM制作会社を経営する今井郷は、仕事のついでに思い出のある金沢の鶴来町に立ち寄った。
25年前に取材した刀鍛冶:山崎火峯のもとを訪れた彼は、そこで火峯の娘:千桐と再会する。
高校生だった頃の面影そのままの千桐に、当時くすぶっていた彼女への想いがわき上がる郷。
千桐は借金に追われながら、寝たきりとなった火峯を介護し、娘と3人で細々と暮らしていた。
そんな千桐に対し、郷は金銭の支援を申し出る。
感想
なるほど。
とっても深い大人の恋愛物語ですね。

R−18らしい、激しい濡れ場は凄かったです。
秋吉さんって今、何歳なのかな?
この体を維持するのは、並大抵の努力じゃないでしょうね。
すごいの一言に尽きます。

とても生々しく痛々しい生き方ですよね。
女を愛する事を選んだって言えばカッコいいですけど、結局は命よりも性の喜びの方を選んだって感じです。
本能と言えばそれまでですが、素直に良いとは思えないな。

あと、食べ物の事を女の味って言うのが、たまらなく嫌だった・・・。
あそこの味に似ているエビとか、女の人の味がするかたくりとか。
千桐は「スケベ」って笑ってたけど、私には無理だわ。

でも、上手いなって思う所もありました。
お金が雲の役割だったというのは、上手な表現ですね。
あと、Gという二人にしか分からない暗号。
あの杉までも佇まいがエロく見えるのは、秋吉さんの力ですね。

全体的には共感する所がなくて、全然入り込めませんでした。
もっと年を重ねたら理解出来るようになるのかなぁ。
鑑賞日 2005.06.08

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spink.gif 塔の上のラプンツェル(2010)   アメリカ
  TANGLED  [101分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/ファンタジー/アドベンチャー
監督 ネイサン・グレノ
バイロン・ハワード
出演者 〈声の出演〉
マンディ・ムーア     (ラプンツェル)
ザカリー・リーヴァイ   (フリン・ライダー)
ドナ・マーフィ      (ゴーテル)
ブラッド・ギャレット   (フックハンド)
ジェフリー・タンバー   (ビッグノーズ)
M・C・ゲイニー     (警護隊長)
ポール・F・トンプキンス (ショーティー)
ロン・パールマン     (スタビントン兄弟)
リチャード・キール    (バルド)
コピー その、”塔”に近づいてはならない・・・。
その、”秘密”を知ってはならない・・・。
その、”少女”を見つけてはならない・・・。
あらすじ
驚くほど長い魔法の髪を持つ少女ラプンツェル。
深い森に囲まれた高い塔の上に住む彼女は、外は恐ろしい世界だから絶対に出るな、と言う母親の教えを守り、18年もの間、一度も外に出ることなく生きてきた。
しかし、好奇心旺盛なラプンツェルは、いつか外の世界へ出て、毎年誕生日になると夜空に現われる神秘的な“灯り”の正体を確かめることを夢見ていた。
そんな彼女の18歳の誕生日前日。
王冠を盗み追っ手から逃れようと塔に迷い込んだ大泥棒フリンと遭遇。
その魔法の髪で彼を捕らえた。
そして、自分を塔から連れ出し、“灯り”の場所まで案内させることを約束し、ラプンツェルは初めて塔の外へ出る。
感想
ソフィアのプリンセスとして先にラプンツェルを見ていたので、ずっと映画が見たいと思ってたんです。
ようやく本編を見る事が出来て、ソフィアで歌っていた「あの人は盗賊〜♪」の彼が分かりました!!

日本語吹き替えで見たので、ラプンツェルはしょこたんでした。
彼女はオタクなだけあって、声優さんも上手いですね。

物語も歌も映像も、普通に良かったです。
ラプンツェルが大好きな子供たちと一緒に楽しめました。

長い髪の使い方が自由自在で面白いですね。
髪を使うとすごく痛そうに思っちゃいますけど、あれだけ長いと自分についてるというだけの紐ですね。
まとまって使えるのが、さすが魔法の髪!
動物のしっぽくらい使えます。

塔から出た直後の、情緒不安定なラプンツェルが面白い!
はじけて、落ち込んで、はじけて、落ち込んで。
18年間分の感情が爆発してました。

それに付き合うフリンの表情もGOOD!
何だかんだで相性バッチリなんですよね。
運命の出会いってこういうことだよなぁ。

アナと雪の女王」に髪を切ったラプンツェルとフリンが、ちらっと映っているらしいので、今度チェックしてみたいと思います。

ディズニー作品。
ディズニー長編アニメ第50作。
鑑賞日 2017.03.11

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spink.gif 逃亡者(1993)  アメリカ
  THE FUGITIVE  [130分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/サスペンス
監督 アンドリュー・デイヴィス
出演者 ハリソン・フォード     (リチャード・キンブル)
トミー・リー・ジョーンズ  (サミュエル・ジェラード)
ジェローン・クラッベ    (チャールズ・ニコルズ)
ジョー・パントリアーノ   (コスモ)
アンドレアス・カツラス   (フレデリック・サイクス)
ジュリアン・ムーア     (アン・イーストマン)
セーラ・ウォード      (ヘレン・キンブル)
コピー 逃げる。追う。愛と無実をかけた追跡が、いま始める。
あらすじ
シカゴで小児科医をしているリチャード・キンブルは、妻ヘレン殺しの罪で有罪になり死刑を言い渡された。
しかし、これは冤罪で彼は無実を主張するが、その訴えは聞き入れられなかった。
ある日、別の刑務所に移動する途中に、護送車が崖から転落し列車とぶつかる大事故が発生。
その事故で生き残ったキンブルは、手錠を外して逃亡する。
事故現場に駆け付けた連邦保安官補ジェラードは、非常線を張りキンブルを追いかける。
感想
大作らしく、スケールも大きいし、役者も素晴らしい、見応えのある作品でした。

やっぱりハリソン・フォードとトミー・リー・ジョーンズの追いつ追われつの攻防が良いですね〜。
頭の良いキンブルが、器用な方法で警察の目をくぐり抜けるのが小気味良いです。
髭を剃って、髪の色を変えるだけで、別人のようになってしまうんですよね。
確かに分からないからすごいな〜。
逃亡者の緊張感が常にあって、ハラハラドキドキの連続でした。
捕まらずに逃げるだけでも大変なのに、その中で真犯人を自分で見つけようとする執念もすごいです。

まあ普通なら死んでるような場面でも、何だかんだで生き残るしぶとさ。
これも逃亡者には必要なようですね。
正に不死身です。
あの巨大ダムからのダイブは迫力ありました。

渋い役者対決は甲乙つけ難いですが、個人的には必死で逃げるハリソン・フォードの方が好きかな。
彼は戦う男が似合います。
でもトミー・リー・ジョーンズは追う男がぴったりはまってるんですよね〜。
う〜ん、決められないから、どちらもはまり役だと言う事で、一件落着です。(^_^;)

最後の激しいアクションも良かったです。
飽きる事なく一気に見たという印象でした。

今度はジェラードを主人公にした「追跡者」の方を見てみたいと思います。
鑑賞日 2003.09.12

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spink.gif 透明人間(1992)  アメリカ
 MEMOIRS OF AN INVISIBLE MAN   [99分]
管理人評価   ★★
ジャンル SF/コメディ
監督 ジョン・カーペンター
出演者 チェビー・チェイス       (ニック・ハロウェイ)
ダリル・ハンナ         (アリス・モンロー)
サム・ニール          (ジェイキンス)
マイケル・マッキーン      (ジョージ)
パトリシア・ヒートン      (エレン)
スティーヴン・トボロウスキー  (ウォーレン)
コピー 愛に不便な逃亡者
あらすじ
ハイテク施設の事故が原因で透明人間になってしまったニック。
彼を執拗に追って来る秘密警察との攻防と、唯一信用できる女性アリスとの恋を描く。
感想
有名な透明人間という話ですが、チェビー・チェイスが主役だったのでてっきりコメディだと思っていました。
確かにコミカルな所もありますが、全体的に見るとシリアスたっだので意外でした。

透明人間って一度は憧れると思いますが実際なると大変そうですね。
人から見えないからどんどんぶつかられるし、下手すると車にひかれるし、命は狙われるし…。
元に戻れないというのが救い様の無い所です。
理解者が現われない限り一生孤独なわけですからね。

煙草を吸ったら煙が肺の中を通るのが見えたり、食べ物が胃の中にあるのが見えたりするのが面白かったです。
それと透明な顔に化粧したニックの顔は、気持ち悪かったけど笑えました。
鑑賞日 2002.12.17

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spink.gif トゥルー・クライム(1999)   アメリカ
  TRUE CRIME  [127分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/犯罪/親子愛
監督 クリント・イーストウッド
出演者 クリント・イーストウッド    (スティーブ・エベレット)
イザイア・ワシントン      (フランク・ルイス・ビーチャム)
ジェームズ・ウッズ       (アラン・マン)
デニス・リアリー        (ボブ・フィンドレイ)
ダイアン・ヴェノーラ      (バーバラ・エベレット)
リサ・ゲイ・ハミルトン     (ボニー・ビーチャム)
ディナ・イーストウッド     (ウィルマ・フランシス)
ルーシー・アレクシス・リュー  (トイショップ・ガール)
シドニー・タミーア・ポワチエ  (ジェーン・マーチ)
コピー 人である前に、男でいたい。
あらすじ
北カリフォルニア・オークランド。
地元の新聞記者エベレットは服役中の死刑囚に死刑執行前の最後のインタビュー取材を行うことになる。
自分の“カン”を何よりも信じるエベレットは彼が無実であることを確信。
ひとり事件の洗い直しを始めるが、死刑執行まで残された時間は既に12時間を切っていた。
感想
やっぱり親子愛映画に弱いわぁ。
始めからグイグイ引き付けられて、最後まで一気に見ちゃいました。

特にフランクとゲイルの別れには泣かされました。
まだ小さいゲイルだけど、父親が立たされている立場は、ちゃんとわかっているんですね。
「邪魔する人達は殺して、家に帰ろう」
というセリフがストレートで胸に突き刺さりました。

本当にこんな簡単な事件で冤罪なんて、どこまで警察は頼りないんでしょうか?
こうなる前にもっと何とかできなかったのかと思っちゃいます。

最後はいつ命令が下るのかとドキドキの連続。
手に汗握ってこの作品に入り込んでました。
最後は分かっていても、その過程を楽しむ事が出来ました!

でも、最後の最後があっさりし過ぎていて、感動の余韻を残さなかったのが残念!
そこがしっかりしてたら★5つだったと思います。
鑑賞日 2006.06.12

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spink.gif トゥルーマン・ショー(1998)   アメリカ
  THE TRUMAN SHOW  [103分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 ピーター・ウィアー
出演者 ジム・キャリー       (トゥルーマン・バーバンク)
エド・ハリス        (クリストフ)
ローラ・リニー       (メリル・バーバンク)
ノア・エメリッヒ      (マーロン)
ナターシャ・マケルホーン  (ローレン・ガーランド/シルヴィア)
ホーランド・テイラー       (トゥルーマンの母)
ピーター・クラウス        (ローレンス)
ポール・ジアマッティ      (ディレクター)
フィリップ・ベイカー・ホール   (ネットワーク・エグゼクティヴ)
コピー DO YOU KNOW ME?!
全世界に放映中、知らぬは・・・
あらすじ
保険会社に勤めるトゥルーマン。
彼はいたって普通の生活を送る普通の一般人、のはずだった。
しかし、最近不思議なことが立て続けに起こっていた。
空から照明が落ちてきたり、自分の所にだけ雨が降ったり、行方不明の父親が現れたり。
その変化をおかしいと思い始めたトゥルーマンは、これが全て仕組まれている事だと気付いた。
感想
これはコメディもドラマも中途半端で、あまり★は上がりませんでした。
こういう面白い設定なら、コメディでもドラマでもどちらでも良いから、もっと思いっきり突き抜けて欲しかったです。

でも、この発想は良いですよね。
こういう番組があったら、私もきっと見ますもん。
しかし、しかし、見られてる方はたまったもんじゃありません!!

これを見るのは2回目で、内容はだいたい分かってると思っていたのですが、所々抜けていてちょっと驚くところもありました。
あの地下室からの脱出方法とかね。

いつもコミカルさ全開のジム・キャリーは、今回真面目で普通の役でした。
変幻自在の顔芸も、かなり控えめです。
決め台詞は「会えない時のための"こんにちは""こんばんは"」でした。

クリストフがトゥルーマンに持つ愛情にも似た感情は本物だと思うけど、基本的には間違ってるよね。
これって人権問題とかに引っかかるでしょ。
しかし、メリルもたいした役者だよな〜。
何年も芝居で男性と暮らすなんてさ。
これも役者魂なのか。

終わり方がとってもあっさりしていて良いと思います。
もっとその後があるような気がしてたのに、完璧な覚え違いでした。

そういえば、途中に出てきたアジア人系の家族は日本人ぽかったですね。
後ろの掛け軸に日本語が書いてあったし。
ちょっと親近感。

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spink.gif トゥルー・ロマンス(1993)   アメリカ
  TRUE ROMANCE  [121分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス/犯罪
監督 トニー・スコット
出演者 クリスチャン・スレーター   (クラレンス・ウォリー)
パトリシア・アークエット   (アラバマ)
デニス・ホッパー       (クリフォード・ウォリー)
ヴァル・キルマー       (助言者エルビス)
ゲイリー・オールドマン    (ドレクセル・スパイビー)
ブラッド・ピット       (フロイド)
クリストファー・ウォーケン  (ヴィンセンツォ)
サミュエル・L・ジャクソン  (ビッグ・D)
マイケル・ラパポート     (ディック・リッチー)
ブロンソン・ピンチョット   (エリオット・ブリッツァー)
ソウル・ルビネック      (リー・ドノヴィッツ)
クリス・ペン         (ニッキー・ダイムス)
トム・サイズモア       (コーディ・ニコルソン)
コピー 1994―――どう猛な愛だけが生き残る。
あらすじ
ビデオショップに働く青年クラレンス。
ある日の誕生日、店長の差し向けたコールガール、アラバマと出会う。
互いに一目で恋に落ちた二人はさっそく結婚。
彼女の元ヒモの所に出向いたクラレンスだが、そこでヒモの男に殺されかけ、逆に男を殺害。
しかも彼女の衣装ケースと思って奪ってきたカバンには、大量のコカインが入っていた。
感想
何だか見終わった後、どっと疲れが押し寄せてきました。
激しい銃撃戦で全身に力が入っていたので、終った瞬間にそれが緩んで、疲労感となって押し寄せたようです。

あれよあれよという内に、色々な人が集まって来て、最後の銃撃戦へとなだれ込んでいきました。
もうどこもかしこも血の海で、いかにもタランティーノという感じ。

ヒロインのパトリシア・アークエットが良かったです。
ギャングとタイマン張った時のカッコ良さは、言葉で言い尽くせないほどきまってました。
あれを火事場のクソ力というのかも。
キュートなだけじゃない、強く魅力的な女性でした。

ちょこちょこと色々な人が出ています。
ゲイリー・オールドマン、サミュエル・L・ジャクソンなど。
すごく贅沢な使い方で楽しませてくれますね。

一番贅沢なのは、顔を見せないエルビス役のヴァル・キルマーでしょう。
これを知った時は驚きました。

こういう血生臭い映画は苦手なのですが、この作品は大丈夫でした。
でも、ちょっと激しすぎて疲れちゃいましたけどね。(汗)

脚本はクエンティン・タランティーノ。
ソニー千葉が大好きなのが痛い程伝わってきます。
ここまで使ってくれるなんて、すごく愛されてますね。

良かったけど二度目は辛い。
そんな作品です。
鑑賞日 2005.06.09

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spink.gif 遠い空の向こうに(1999)  アメリカ
  October Sky   [108分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/青春/実話
監督 ジョー・ジョンストン
出演者 ジェイク・ギレンホール    (ホーマー・ヒッカム)
クリス・クーパー       (ジョン・ヒッカム)
クリス・オーウェン      (クエンティン・ウィルソン)
ウィリアム・リー・スコット  (ロイ・リー・ピック)
チャド・リンドバーグ     (シャーマン・オーデル)
ローラ・ダーン        (フリーダ・ライリー)
ナタリー・キャナディ     (エルシー・ヒッカム)
コピー 未来を見つめる少年
過去の栄光に生きる父
それぞれに夢を求めて…
あらすじ
1957年、ソ連が人類最初の人口衛星"スプートニク"を打ち上げた。
ウェストヴァージニア州炭坑の町コールウッドに住む高校生ホーマーは、人口衛星"スプートニク"が星空を移動するのを見てから、宇宙に興味を持ち出した。
そして自分でロケットを作ろうと決心する。
何の知識も無いゼロからのスタートだったので、色んな事に詳しい嫌われ者のオタク:クエンティンに声をかけ、ロケットの基礎を教えてもらう。
ホーマーは仲間4人で、試作品を作り飛ばしてみるが、失敗の連続でなかなか上手く行かない。
NASAのエンジニア:ホーマー・ヒッカムの自伝を基にした作品。
感想
これを観るのは2回目ですが…号泣です。(T_T)
前もそうだったけど、最後は涙が止まらなくなるんですよ〜。(T_T)
少年たちの一途な思いが、この感動を倍増し、しばらく余韻を残しながら涙腺を刺激し続けるのです。
良い映画を観た後は、何とも言えず清清しい気分になりますね〜。
でも夜観ると明日の朝が怖いな…目が腫れそうで…。(^_^;)
でも大好きな作品です。

始めからかなりテンポ良く進み、すっと話に入っていけるのが良いです。
いきなりロケットを作ると言い出すので、唐突過ぎると感じるかもしれませんが、私はホーマーがそれくらい"スプートニク"を見て衝撃を受けたという事が伝わってきたので納得出来ました。
その後、あれだけ熱中するのも頷けます。

結局ロケットは何台作ったのでしょう?
映像に映ってるだけでも15回くらいは爆発してました。
これだけ作るには、かなりの労力とお金が費やされたんでしょうね。
でも失敗を繰り返しても、確実にバージョンアップして適切に改良されているのがすごいです。
正に失敗は成功のもとです。
この過程が一番大切なんですよね〜。
繰り返す事で学ぶ事も沢山あるし、試行錯誤する事で新しい発見も生まれるわけですからね。
それに結果がついて来た時の喜びは計り知れないと思います。

だから初めて打ち上げに成功した時は、自分の事のように嬉しかったです。
ホーマーのキラキラと輝く目が印象的でした。

ホーマー役のジェイク・ギレンホールは、美形ではないけど愛嬌のある顔立ちです。
母性本能をくすぐるというのでしょうか…好感触です。

厳格な炭坑夫の父親ジョン役のクリス・クーパー。
彼はこういう役がぴったりですね〜。
最近「アメリカン・ビューティー」を観直したばかりなので、余計にそう感じてしまいます。
心の中では少しずつ認めてやりたいと思いながらも、喋り出すと説教してしまう所も憎めません。
見た目は結構怖い顔なのに、何故か親しみを感じてしまいます。

彼で言えば、家の中でいばっているだけではなく、ホーマーの友人ロイ・リーを助けるシーンからも分かるように、生き方に筋が通ってるのが良いです。
こういう男らしい人って少ないですよね〜。
このシーンは涙腺開放ポイントです。(T_T)

あと、ホーマーが炭坑のエレベーターから見上げた星空に"スプートニク"が見えるシーン。
これも切ないです。
諦めようと思ってる時に、スーっと通り過ぎていくんですよね〜。
ああ〜!!切ない!!

これが実話というので、尚更説得力ありますね〜。
自分の好きな事を突き詰められる人は、ほんの一握りしかいません。
それに憧れるけど、普通はそれだけの情熱を持ち続けられないものですよね。
嫌いだった数学も、大学院レベルまで独学でマスターしてしまう程の根性は、並大抵なものじゃないです。 とても素敵なお話です。

何度も繰り返してみたい映画です。
何かに挫折しそうになった時に観ると良いかもしれませんね。
まだまだ頑張るぞ〜!!という気になってきます。
すごくお勧めの映画です!

超個人的な事なのですが、前観た時の日にちを調べてちょうど一年前と一日違いだったのには驚きました。
何の偶然??(^_^;)

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spink.gif トーク・トゥ・ハー(2002)   スペイン
  HABLE CON ELLA  [113分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/ロマンス
監督 ペドロ・アルモドバル
出演者 ハヴィエル・カマラ       (ベニグノ・アルティン)
ダリオ・グランディネッティ   (マルコ・ステアガ)
レオノール・ワトリング     (アリシア・ロンセロ)
ロサリオ・フローレス      (リディア・ゴンザレス)
ジェラルディン・チャップリン  (カタリナ・ビロヴァ)
パス・ベガ           (サイレント映画のヒロイン)
コピー 深い眠りの底でも、女は女であり続ける。
あらすじ
新聞記者のマルコは、有名闘牛士に利用され捨てられた女性闘牛士リディアの記事を書くために、彼女のいる闘牛場へ向かう。
彼女には取材を断わられたが、その後ひょんな事から付き合う事になった。
ある日、試合の後に話があると言われるが、彼女はその試合中に事故にあい、意識不明の重体に陥ってしまう。
マルコはリディアの入院した病院で、看護士のベニグノに声をかけられた。
彼はリディアと同じく意識不明の状態の女性アリシアの看護を担当している。
マルコはベニグノからアリシアについての話を聞く。
感想
これは感想が難しい作品です。
良かったのか、悪かったのか、断定するのが難しいわ。
誰に共感するかによって、見方や感じ方が分かれるのではないかと思われます。

ベニグノは一途にアリシアを愛しただけですが、あまりにも一方的過ぎて、恋愛が成立していません。
だから、彼がいくら彼女の事を好きでも、彼がした事は許せないと思います。

しかし、そこに至るまでの過程が、急な展開で驚きました。
彼がアリシアに対して行っていたストーカーまがいのことです。
だって、陽気で活き活きした人だったから、こんなに陰気な部分が隠されてるとは思わなかったんですもの!
とても温厚で優しい人が、こんなに思いこみの激しい人だったとは…。
人間、見た目では判断できませんね。
でも、出会いの経緯を知って、何故目が輝いていたのかが、やっと分かりました。

そしてこの映画で一番衝撃的なのが「縮みゆく恋人」というサイレント映画。
女性性器があんなにも堂々と大写しになるなんて、今までの常識は意味を成さなくなります。
まあ大きすぎていやらしさも何もないのですが、その衝撃は結構レベル高いです。
これにモザイクかけたら、全然意味が無いからね。
普通に成立させてるのが、ある意味すごい。

全てがあいまいな感じで終わったので、少し消化不良気味です。
でも、最初と最後の舞台は、とっても綺麗でした。
意味は理解出来なかったけど…。(汗)
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鑑賞日 2004.02.24

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spink.gif トータル・フィアーズ(2002)   アメリカ
  THE SUM OF ALL FEARS  [124分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル サスペンス/ドラマ/アクション
監督 フィル・アルデン・ロビンソン
出演者 ベン・アフレック      (ジャック・ライアン)
モーガン・フリーマン    (ウィリアム・キャボット)
ジェームズ・クロムウェル  (ロバート・ファウラー米大統領)
リーヴ・シュレイバー    (ジョン・クラーク)
マイケル・バーン      (グルシュコフ露政治顧問)
シアラン・ハインズ     (ネメロフ露大統領)
アラン・ベイツ       (リチャード・ドレスラー)
ブリジット・モイナハン   (キャシー・マラー)
フィリップ・ベイカー・ホール     (ベッカー国防長官)
コピー ――核ミサイル発射までのカウントダウン開始!!
あらすじ
イスラエルの核弾頭を積んだ戦闘機が墜落。
無事だった核はそのまま砂漠に埋もれてしまう。
それから29年後。
ロシア大統領ゾルキンが急死し、新大統領として無名のネメロフ氏が就任した。
彼が次期大統領候補だとレポートに書いていたCIAのアナリスト:ジャック・ライアンは、CIA長官キャボットに呼び出され、新大統領への面会と核工場の査察の為に一緒にロシアへと向かう。
その頃、イスラエルではあの核が掘り起こされ、アメリカとロシアを戦わせようと企むテロリストへと売られていた。
感想
正直良かったと思います。
これはありそうでなかった話ですよね。
アメリカとロシアに核戦争をさせようとは!
よほどの悪にしか思いつかない芸当ですね。
設定が壮大で、話しの規模が世界レベルなので、どうなる事かとドキドキの連続です。
アクションは嫌いと言いながら、こういうドラマは大好きなんですよね。

まさか本当にアメリカで核を爆発させるとは!!
これにはマジで驚きました!
たばこの販売機に埋め込む発想もすごい。
いちいち設定にうならされました。

ネメロフの「無能と思われるより、悪人と思われた方がまし」というセリフにはドキッとしました。
世界のトップに立つ人たちはそういう風に思ってるのかな〜なんて考えて複雑な気持ちに…。

ベン・アフレックは苦手だったけど、今回ちょっとだけカッコ良く見えました。
あと、裏方のクラークを演じたリーヴ・シュレイバーが良かったですね。
クールでスマートな役にぴったりだったと思います。

でも、あれ??と首をかしげるシーンも結構ありました。
核のあったスタジアムと近い所で被爆したのに、一緒の車に乗っていたキャボットは瀕死の重傷で、米大統領はおでこに傷くらいというのはどうでしょう。
あと、ヘリが墜落したのにほとんど無傷のジャックもしかり。
まあ、後半に必要な人達だから仕方ないんですけど、あまりのあっさりさにちょっと拍子抜けです。
他にも設定が荒いな〜と思うところはありました。

この作品はトム・クランシーの"ジャック・ライアン"シリーズの第4弾なんですね。
前作は1つも見てないので何とも言えませんが、4弾を見る限りでは期待できそうです。

最後までドキドキハラハラで、画面にかぶりついて見てました。
意外にあっさり終わりましたが、そこまでの上手さの方が印象に残って、評価は変わりません。
前の関連作品も見てみたいと思います!

《関連作品》
第1作「レッド・オクトーバーを追え!(1990)
第2作「パトリオット・ゲーム(1992)
第3作「今そこにある危機(1994)
第5作「エージェント:ライアン(2014)
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2004.08.16

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spink.gif トータル・リコール(1990)   アメリカ  R−15+
  TOTAL RECALL  [113分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/SF
監督 ポール・ヴァーホーヴェン
出演者 アーノルド・シュワルツェネッガー (ダグ)
レイチェル・ティコティン     (メリーナ)
シャロン・ストーン        (ローリー)
マイケル・アイアンサイド     (リクター)
ロニー・コックス         (コーヘイゲン)
マーシャル・ベル         (ジョージ)
メル・ジョンソン・Jr      (ベニー)
マイケル・チャンピオン      (ヘルム)
ロイ・ブロックスミス       (エジェマー)
レイ・ベイカー          (ボブ・マクレーン)
コピー 見たこともない!
いま、新しい大冒険映画をハリウッドは創り上げた。
あらすじ
西暦2084年。
火星の夢を良く見るダグは、夢による疑似体験を受けようリコール社を訪れる。
しかし、それをきっかけに何者かに命を狙われ始める。
今の記憶は何者かに植え付けられた物である事を知ったダグ。
仲間だという男からの情報を元に、本当の自分を探すため火星へ飛び立つ。
感想
なんとこの作品、最初にリメイクの方を見てしまったんです。
CGなども最新版の方が良い訳で、どうしてもオリジナルのこちらが劣化版と思ってしまいます。
特に近未来型の車が張りぼてにしか見えず残念です。

でも、舞台が火星になってからは、独自の展開でしたね。
有名なおばさんの顔が割れて、シュワちゃんが出てくるシーン。
これはこの作品のものだったんですね!
知らなかったので素直に嬉しかったです。

これはリコール社の夢なのか現実なのか。
曖昧な状況の中、真実を見極める緊張感のあるシーンも良かったです。
夢の割にはあまりに不利な状況が多過ぎます。

誰が味方で誰が敵なのか。
元の自分であるハウザーが思ったようには動かなかったダグ。
自分でも自分をコントロール出来ないという真理が、この作品の肝ですよね。
正義を貫いたダグの行動がカッコ良かったです。

組織が牛耳っている空気。
それを生成する装置の存在こそが、組織が消したがっている情報でした。
あっという間に火星が空気で満たされるのは苦笑いでしたが、それだけ凄い装置をエイリアンが作っていたという事ですね。

今観ると作り物感満載の世界も、シュワちゃんやクリーチャーという力技で、説得力のあるものにしているのが凄いです。
リメイクが出来るほど、人気があるのも納得です。
ただ見る順番を間違えたのが痛かった!
まさかこんな良いタイミングで、オリジナルが放送されるとは思わなかったので、先にリメイクを見ちゃったんですよ。
まあ、どちらも良い所はあったので良しとしましょう。

《関連作品》
トータル・リコール(2012)
鑑賞日 2022.04.13

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spink.gif トータル・リコール(2012)   アメリカ
  TOTAL RECALL  [118分]
管理人評価   ★★★
ジャンル SF/アクション
監督 レン・ワイズマン
出演者 コリン・ファレル     (ダグラス・クエイド/カール・ハウザー)
ケイト・ベッキンセール  (ローリー)
ジェシカ・ビール     (メリーナ)
ブライアン・クランストン (コーヘイゲン)
ジョン・チョー      (マクレーン)
ウィル・ユン・リー    (マレック)
ビル・ナイ        (マサイアス)
コピー なりたい自分になれる記憶、
あなたは買いますか?
あらすじ
大きな戦争によって荒廃した近未来。
生き延びた人類は、裕福な人々とそれ以外の貧しい労働者という二極化が進んでいた。
工場労働者のクエイドは、希望のない単調な毎日に嫌気が差し、巷で評判の人工記憶を試してみたいと思い立つ。
そんな人工記憶を扱う“リコール社”を見つけ出し、憧れの“スパイ”を選んだクエイド。
しかし記憶を植え付けようとした瞬間、突如警官隊の襲撃を受け、取り囲まれてしまう。
感想
シュワちゃんのオリジナルは未見です。
同じ原作ですが、こちらの方が忠実に作られているんですね。
あらすじを見ても結構違うので、見比べてみたいです。

地球の真ん中を通る”ホール”が画期的です。
どうやって核を貫いたんだという常識はちょっと置いておいて、面白い設定を楽しみました。
核を通る時に重力が反転するのですが、そこを上手く使った戦い方がカッコ良かったです。

結構中盤まで「これはリコール社の機械の中の話?」と疑って見ていたのですが、ド迫力のアクションの連続に、それを段々と忘れて見ちゃってました。
エレベーターが縦横無尽に動く中、追ってから逃げるシーンなんか、展開が目まぐるしくて迫力満点でした。

妻を演じていたケイト・ベッキンセールが、敵の幹部で大活躍です。
重要な役割のはずなのに、相手が誰か知らずに妻を演じてたのか。
大真面目な割には、結構ツッコミ所も多い作品ですね。

記憶を書き換えられて、自分が何者か忘れてしまった主人公をコリン・ファレルが熱演しています。
自分の記憶が信じられないって、かなり絶望的な状況です。
そんな中、仲間の誘導を頼りに、真実に近づいていきます。

普通の人間だと思っていたら、あっという間に警官隊を制圧してしまう戦闘能力を持っていたなんて、憧れのシチュエーションですよね。
常に追われていて気が休まる暇がないですが、本当の自分が一番良いに決まってます。
二重スパイなのか、テロリストなのか、救世主なのか。
最後までどうなるのか分からず、やきもきさせられました。
これはこれでなかなか良かったと思います。

リメイク作品。

《関連作品》
オリジナル「トータル・リコール(1990)
鑑賞日 2022.02.17

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spink.gif ドーン・オブ・ザ・デッド(2004)   アメリカ  R−15+
  DAWN OF THE DEAD  [100分]
管理人評価   ★★
ジャンル ホラー/アクション
監督 ザック・スナイダー
出演者 サラ・ポーリー       (アナ)
ヴィング・レームズ     (ケネス)
ジェイク・ウェバー     (マイケル)
メキー・ファイファー    (アンドレ)
タイ・バーレル       (スティーブ)
マイケル・ケリー      (CJ)
ケヴィン・ゼガーズ     (テリー)
リンディ・ブース      (ニコール)
ジェイン・イーストウッド  (ノーマ)
ボイド・バンクス      (タッカー)
インナ・コロブキナ     (ルダ)
R・D・レイド       (グレン)
キム・ポイリアー      (モニカ)
マット・フルーワー     (フランク)
ジャスティン・ルイス    (ルイス)
ハンナ・ロックナー     (ヴィヴィアン)
コピー それは、8歳の少女から始まった。
感染するまで、終わらない――。
あらすじ
アメリカ、ワシントン州。看護士のアナは、夫:ルイスと2人暮し。
ある日、目覚めると近所の子供ヴィヴィアンが部屋の中に立っていた。
異様な雰囲気のヴィヴィアンは、いきなりルイスの首を食いちぎり彼を殺した。
しかし、彼はしばらくして息を吹き返し、アナに襲いかかってきた。
何とか逃げ延びた彼女は、近くにいたまともな人達と一緒に近くのショッピングモールに逃げ込む。
感想
もう最初っから怖い人達が出てきて、苦手そうってな雰囲気が満載ですね〜。
ゾンビ関係とか絶対見れないのに、"アクション・ホラー"というふれ込みを聞いて、挑戦する気になったのです。
しかし、それは失敗でした。(汗)

やっぱりホラーはダメだった。
ドラマに期待する方が悪いのかもしれないけど、中身が薄くて入り込めないな〜。
だって、アナとマイケルの恋っていつ生まれたの?その過程がないままだったので、唐突過ぎて冷めた目で見てしまいました。

途中からはゲームみたいになってきて、緊張感がなくなりました。
人間の緊張感は長くは続かないものなんでしょうね。
この状況を楽しむ余裕が出てくるんです。
しかし、それを楽しむ余裕のない私は、彼らの行動が理解できず、ずっと置いてけぼり。

でも、良い男だけはきっちりチェック!テリー役のケヴィン・ゼガーズがお気に入りです。
どうもこういう系の顔に弱いんですよ。
ウェス・ベントリーに似てるよね。
彼の毛をちょっと薄くした感じでした。

エンドロールは面白い作りですね。
ビデオカメラで撮ったその後って感じ。やっぱりな〜。
ご愁傷さまです。

「ゾンビ」をリ・エンビジョニング(再想定)した作品のようですが、オリジナルを知らないので何とも言えません。
でも、ゾンビはのそのそ歩くイメージだったのに、今回は猛スピードでダッシュしてましたよね。
そこの違いだけは分かりました。
鑑賞日 2004.09.05

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spink.gif トキワ荘の青春(1996)   日本     [110分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/実話
監督 市川準
出演者 本木雅弘   (寺田ヒロオ)
鈴木卓爾   (安孫子素雄)
阿部サダヲ  (藤本弘)
さとうこうじ (石森章太郎)
大森嘉之   (赤塚不二夫)
古田新太   (森安直哉)
生瀬勝久   (鈴木伸一)
翁華栄    (つのだじろう)
松梨智子   (水野英子)
北村想    (手塚治虫)
安部聡子   (石森の姉)
土屋良太   (つげ義春)
柳ユーレイ  (棚下照生)
きたろう   (編集者・丸山)
原一男    (学童社編集長)
向井潤一   (学童社編集者・本多)
広岡由里子  (学童社事務員)
内田春菊   (娼婦)
時任三郎   (寺田の兄)
桃井かおり  (藤本の母)
コピー まじめだけど、ヘンだった。
こっけいだけど、真剣だった。
かなしい時も、あたたかだった。
映画になった漫画家達の青春。
あらすじ
昭和30年代。
漫画の神様、手塚治虫が住み、彼に憧れ明日を夢見る若い漫画家たちが青春時代を過ごした実在のアパート“トキワ荘”。
そこに集まった若き漫画家志望者たちは、寺田ヒロオをリーダーに新漫画党を結成する。
だが、売れっ子漫画家となった石森章太郎・藤子不二雄らと、中々芽が出ない赤塚不二夫・森安直哉等、個々での差から若者達の明暗は分かれる。
そして寺田も、自身が理想とする漫画と、雑誌編集者が要求する商業主義との間で、深く思い悩んでいく。
感想
思ったより現実的で、漫画家のお話の割に、描かれている漫画がほとんど出てこないのが残念でした。
著作権とかの問題でしょうか。
皆、連日徹夜して漫画を描き続けている辛い状況は伝わってくるんですけどね。
その結果生まれた楽しい漫画も見たかったな。

登場人物は誰かに呼ばれる事で少しずつ分かるので、一緒に見ていた旦那と「これって誰?」「赤塚じゃない?」と確認しながらの鑑賞でした。
勝手なイメージで赤塚不二夫さんって破天荒だと思っていたから、全然漫画を描いてない古田新太さんがそうだと思ってました。
途中、バカボンのパパみたいな格好もしてたしね。
今思えば、彼をイメージしてバカボンのパパを描いたんですね。
沢山の漫画家さんがいたから、誰かが誰かに影響を与えていたんでしょうね。

漫画家は売れても売れなくても大変な職業のようです。
連日締め切りと戦い、一つ終わっても次の締め切り。
トキワ荘にひっきりなしにやってくる編集者さんたちも大変そうでした。

そんな中、皆の頼れる兄貴的な存在だった寺田ヒロオさん。
優しくてお金に困っている人がいたら、すぐに用立ててくれる神様のような人。
いきなりやって来た藤子不二雄の二人にも、食事を振舞い泊めてくれましたよね。

でも、漫画に対しては自分の描きたいものだけを描くという信念を持っているんです。
根強いファンもいるけど、大ヒットとはいかなくて、ひっそりとトキワ荘を離れるのでした。

大成功している天才たちと一緒に暮らすのは辛かったんでしょうね。
一つの時代の終わりを見た気がして、切ない気持ちになりました。

あまり評価は上がりませんでしたが、有名なトキワ荘の事を知れて勉強になりました。
ここで成功した先生たちの漫画が読みたくなる作品だと思います。
鑑賞日 2021.12.23

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spink.gif 時をかける少女(1983)   日本     [104分]
管理人評価   ★★★
ジャンル SF/ファンタジー
監督 大林宣彦
出演者 原田知世    (芳山和子)
高柳良一    (深町一夫/ケン・ソゴル)
尾美としのり  (堀川吾郎)
上原謙     (深町正治)
内藤誠     (芳山哲夫)
津田ゆかり   (神谷真理子)
岸部一徳    (福島利男)
根岸季衣    (立花尚子)
入江たか子   (芳山紀子)
入江若葉    (深町たつ)
コピー 「だれ!?……誰なの。」

いつかどこかで
出逢うはずの彼に、
会ってしまった。
あらすじ
高校2年生の芳山和子は、理科室でラベンダーの香りを嗅いでから不思議な体験をするようになった。
紅茶が急に入っていたり、時計が変な時間をさしていたり。
そんなある日、大地震に襲われる。
悪夢から目覚めると、また同じ4月18日だった。
感想
古めかしくて、セリフ回しが微妙だけど、そんなに悪くはないと思います。
原作が良いから悪くなりはしないですけどね。

尾道の風景は素晴らしいです。
瓦屋根、漆喰の壁が特徴的です。
そして、階段の多さも印象的。
高台から見下ろす景色が最高でした。

CGはやっぱりちゃちい感じですね。
時空を飛ぶ時も緊張感が感じられません。

昔は白いブルマだったんですね。
ブリーフみたいで笑ってしまいました。

とにかく原田知世が可愛かったです。
ぽちゃぽちゃしていて初々しい事この上ない。

最後のシーンの表情も良かったです。
別れのセリフの時の彼女の演技が印象に残りました。

そして、エンドロールが面白かった!
和子が各シーンで歌を歌うんです。
シーンを撮るごとに、歌も撮っていたんですね。
すごく斬新な演出に思えました。

「桃栗三年柿八年。柚は九年で成り下がり。梨の馬鹿めは十八年。」
の歌は忘れないと思います。

筒井康隆小説原作作品。

《関連作品》
時をかける少女(1997)
時をかける少女(2006)
「時をかける少女(2010)」
鑑賞日 2007.08.16

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spink.gif 時をかける少女(1997)   日本     [106分]  白黒
管理人評価   ★★
ジャンル ファンタジー/青春/ロマンス
監督 角川春樹
出演者 中本奈奈  (芳山和子)
中村俊介  (深町一夫)
浜谷真理子 (神谷真理子)
山村五美  (遠藤梢)
伊武雅刀  (芳山雅刀)
早見城   (浅倉五郎)
野村宏伸  (福島先生)
早見優   (大原先生)
榎木孝明  (星先生)
倍賞美津子 (芳山有紀子)
久我美子  (芳山ミチエ)
渡瀬恒彦  (骨董屋主人)
コピー ラベンダーの香りと共に、
少女の忘れられない放課後が今始まる!
あらすじ
昭和40年4月。
高校3年生の芳山和子のクラスに、イギリスに住んでいた20歳の深町が転校してきた。
不思議な雰囲気の深町が気になる和子。
そんなある日、先生に頼まれて理科室の片づけをしていた時、隣の理科実験室で謎の液体を嗅ぎ倒れてしまう。
大事を取って家に帰った次の日、友人に昨日あった地震と火事の話をするが、友人はどちらも無かったと応える。
感想
何度もリメイクされる人気の原作小説を基にした作品です。
今回は舞台を長野にしていて、最初の灯籠流しや「森将軍塚古墳」が幻想的で印象に残りました。

しかし、深町くんが転校生なので、いくらイケメンだからと言って、出会って2・3日の和子が、ここまで思い入れ深くなる事に違和感を覚えます。
また深町くん役の中村俊介さんの髪型が変過ぎて残念です。
せっかくの美青年が台無しになっています。
普通とは違う雰囲気を出したかったのかもしれないけど、頑張る方向を間違えてる感が否めないです。

そして大事な主役の和子が、あまりに棒読み過ぎて魅力を感じられません。
表情も硬いし、お人形さんにしか思えません。
とても綺麗で雰囲気のある女優さんなので、主演に抜擢されたのでしょうが、演技があまりにお粗末でした。

あと、浅倉くんが和子の大事な時計を持っている事も、少々強引で首をかしげるエピソードです。
本人から返してと言われているのに、「俺が持っていてはダメか?」っていうのはあまりに自分勝手過ぎますよね。
そりゃ、和子から怖いと思われちゃいますよ。
浅倉くんを登場させたいが為の無理やり感が否めません。

ただ全編白黒映像にしたのは良かったと思います。
後半のノスタルジックな雰囲気は、舞台も相まって白黒ならではの良さが発揮されていました。

同じ原作でもこんなに違う作品になるのですね。
これからも色々な形でリメイクされるのでしょう。
それくらい魅力的な原作だと思いました。

筒井康隆小説原作作品。

リメイク作品。

《関連作品》
時をかける少女(1983)
時をかける少女(2006)
鑑賞日 2022.09.24

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spink.gif 時をかける少女(2006)   日本     [100分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル アニメ/青春/ファンタジー
監督 細田守
出演者 <声の出演>
仲里依紗  (紺野真琴)
石田卓也  (間宮千昭)
板倉光隆  (津田功介)
原沙知絵  (芳山和子)
谷村美月  (藤谷果穂)
垣内彩未  (早川友梨)
関戸優希  (紺野美雪)
コピー 待ってられない
未来がある。
あらすじ
男勝りな性格の女子高校生:真琴。
いつもつるんでるのは千昭と功介という男子2人。
彼らは男女関係なく普通の友人として遊んでいた。
ある日、真琴は理科実験室で不思議な装置に触り、特殊な能力を身に付けてしまう。
それは時間をさかのぼる事が出来る能力:タイムリープ。
彼女はこの能力をめいっぱい利用して、毎日を楽しむようになる。
感想
原作も読んだし、内田有紀の連ドラも見てたから、どうなるかは分っているんだけど、今回もきっちり楽しめました。
千昭と功介、どっちがどっちか(どちらがキーかって事ね)分らなかったですからね。
素直に面白かったです。

真琴は千昭のこと少しは気になってると思ってたんですけど、全然そういう目では見てなかったんですね。
まだまだお子ちゃまなんだな。
まあ、タイムリープの能力もカラオケ10時間とか一昨日の鉄板焼きとかにしか使ってないもんね。
しかも、自分から避けといて、千昭に彼女が出来たからヤキモチ焼くとか・・・。
青春だな〜。
あまりにもどかしくてちょっとイライラしちゃいました。
だって!!あまりにも不器用過ぎるでしょ!!
鈍感力もここまで来ると罪ですよ!

でも、よくよく考えたら、学生時代は自分もかなり恥ずかしい行動してたんですよね〜。
勘違い甚だしい事とか、人の迷惑顧みずとかね。
人の事は言えないや。(汗)
真琴独特のタイムリープの使い方は面白かったですね!
そこで使うか〜!みたいなのもあったりして、その発想が真琴らしいなと。
スカートはいてても関係ないくらい大胆に行動してましたよね。
これがかなり清清しかったです。(笑)

あと、タイムリープがチャージ制というのは新しいですね。
でも、これが一番現実的なのかも。何事も無制限って事はないですからね。

やっぱり最終的にはタイムリープの使い方が要です。
これがどうなるんだろうと期待していましたが、パズルがカチカチと気持ち良くはまっていってスッキリ終わってくれました!

1つ気になったのは、千昭が見ていたあの絵のこと。
彼とあの絵の関係性にはどういう意味があったんでしょうか?
説明ありましたっけ??
理解力が足りないせいで見逃してるのかもしれませんけど、ちょっと疑問に残りました。

映画「時をかける少女」で主人公だった芳山和子が真琴の叔母として登場しています。
唯一タイムリープの事を知っている人物。
なかなか憎い演出ですね。

お子ちゃまだった真琴もこの出来事を経て一皮むけましたね。
正に♪大人の階段登る〜♪です。

世間の評判が良かったので結構期待していたんですけど、見事にその期待に答えてくれました!
題材が良いものはどう加工しても良い事が多いですよね。
原田知世の映画も見てみたいと思いました。

筒井康隆小説原作作品。

リメイク作品。

《関連作品》
時をかける少女(1983)
時をかける少女(1997)
「時をかける少女(2010)」
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2007.07.21

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spink.gif 独裁者(1940)  アメリカ  白黒
 THE GREAT DICTATOR   [126分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/ドラマ
監督 チャールズ・チャップリン
出演者 チャールズ・チャップリン  (ヒルケン/床屋)
ポーレット・ゴダード    (ハンナ)
ジャック・オーキー     (ナパロニ)
レジナルド・ガードナー   (シュルツ)
モーリス・モスコヴィッチ  (ジャッケル)
コピー 爆笑も最高!感動も最高! 世界映画史上、永遠に輝く
チャップリン最大の傑作!
(R)
あらすじ
1918年、第一次世界大戦時。
トメニアの独裁者ヒンケルにそっくりのユダヤ人理髪師が、アーリア人の将校を助けた事で、二人に友情が芽生えた。
しかし、ヒルケンはユダヤ人街を焼き払えという命令を出し、その命令に異議を唱えた将校は逮捕されてしまう。
将校をかくまっていた家に突撃隊が乗り込んできて大騒ぎになる。
感想
今まで見たチャップリンの映画はサイレントだったので、声が聞けて感動しました。
短編ばかり見ていたので、2時間だとどういう映画になっているのかと楽しみにしていましたが、期待を裏切らない作品でした。

チャップリンの一人二役で、笑いが満載です。
ヒルケンがほんの少しの空き時間に肖像画と石像を作らせているところは大笑いでした。

しかし、ラストは感動的でした。
人生は自由であるべきだ!
彼の演説が心に響きます。
鑑賞日 2002.05.26

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spink.gif ドクターコネリー/キッドブラザー作戦(1967)  イタリア
 OPERATION KID BROTHER   [106分]
管理人評価   
ジャンル コメディ/アクション
監督 アルベルト・デ・マルティーノ
出演者 ニール・コネリー    (ニール・コネリー)
ダニエラ・ビアンキ   (マヤ)
バーナード・リー    (カミンガム)
アンソニー・ドーソン  (アルファ)
アドルフォ・チェリ   (ベータ)
ロイス・マクスウェル  (マックス)
コピー
あらすじ
有名な整形外科医で催眠術も使いこなすドクターコネリーが、金属機械がすべて動かなくなってしまうウルトラマグネットという装置を使って世界征服しようとする悪の軍団と壮絶な戦いを繰り広げる。
感想
一時間弱程の短い映画です。
ショーン・コネリーの弟、ニール・コネリーが主役を務めています。
映画の中でもショーンの弟という設定で、「お兄さんを知ってるわ」とか「お兄さんに自慢できるな」とかいう台詞が出てきて笑えます。
笑えると言っても、ははは…という失笑ですね。

ぶっちゃけ、ストーリーはどうでも良い感じでした。
全体的にいたって普通なのですが、敵の美女軍団がお色気作戦で攻撃してくるので、そこが見所かもしれません…。(-_-;)
鑑賞日 2002.05.28

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spink.gif ドクター・ストレンジ(2016)   アメリカ
  DOCTOR STRANGE  [115分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/アドベンチャー/ヒーロー
監督 スコット・デリクソン
出演者 ベネディクト・カンバーバッチ  (ドクター・ストレンジ)
キウェテル・イジョフォー    (モルド)
レイチェル・マクアダムス    (クリスティーン・パーマー)
ベネディクト・ウォン      (ウォン)
マイケル・スタールバーグ    (ニコデマス・ウエスト)
ベンジャミン・ブラット     (ジョナサン・パングボーン)
スコット・アドキンス      (ルシアン/ストロング・ゼロッツ)
マッツ・ミケルセン       (カエシリウス)
ティルダ・スウィントン     (エンシェント・ワン)
コピー その男、上から目線の天才外科医。
――すべてを失い、彼は目覚める。
あらすじ
ニューヨークの病院で働く天才外科医、スティーヴン・ストレンジ。
ある日交通事故に遭い、両手に外科医としては致命的な負傷をしてしまう。
一瞬にしてその輝かしいキャリアを失った彼は、あらゆる治療法を試し、最後にカトマンズの修行場カマー・タージに辿り着く。
感想
交通事故で両手に大怪我を負った天才外科医ストレンジ。
それを治すために魔法を習うというのが斬新な設定です。

魔法も上下左右をグルグル回してしまったり、氷の剣を手から作り出したり、どこでもドア的な穴をあけたり、様々でした。
この魔法VS魔法の戦いが、目まぐるしく展開され迫力の映像となっています。

ただたまたま身に着けたマントが強かったり、どこでもドアみたいな空間に敵を放りだしたり。
自分の力というより、目の前の敵に合った方法を見つけ退治したという感じもありましたね。

あと、幽体で戦うのも面白かったですね。
たまに現実世界にも影響が出たりして。
そんな中、ストレンジの手術を行うクリスティーンがたくましかった!
いきなり現れるのは心臓に悪そうです。(汗)

最後の台湾での戦いも凄かったですね。
めちゃめちゃに壊された街が再生されていく中をかいくぐるストレンジたち。
逆再生だからどこから何が飛んでくるか分からない状況です。

そして、真の敵との戦い。
上手い魔法の活用方法を見つけましたね!
何度も現れるストレンジ。
本当に色々な死に方してました。

これってアベンジャーズも絡んでるんですか?
TV放送では分からなかったな。
私が見逃しているだけかな??

どうだろう。
素直に大迫力の映像は素晴らしかったです。
でも、お話は正直あんまりでした。
魔法に関する難しい専門用語が多くて、あんまり理解出来なかったからな。(恥)

ディズニー作品。
鑑賞日 2019.06.30

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spink.gif ドクター・ドリトル(1998)  アメリカ
  DOCTOR DOLITTLE  [84分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル コメディ/ファンタジー
監督 ベティ・トーマス
出演者 エディ・マーフィ     (ドクター・ドリトル)
オリバー・プラット    (マーク・ウェラー)
リチャード・シフ     (ジーン・レイス)
ピーター・ボイル     (キャロウェイ)
クリステン・ウィルソン  (リサ・ドリトル)
カイラ・プラット     (マヤ・ドリトル)
レイヴン・シモーネ    (シャリース・ドリトル)
オシー・デイヴィス    (アーチャー・ドリトル)
ジェフリー・タンボー   (ルイス・フィッシュ)
コピー
あらすじ
ジョン・ドリトルは、小さい頃から犬と話す事が出来た。
しかし、それがエスカレートし、不気味に思った両親は、ジョンの愛犬を保健所へ連れて行ってしまう。
この悲しい出来事をきっかけに、ジョンは動物と話すのを止めた。
やがて大人になリ、医者になったジョンは、妻リサと二人の娘に囲まれ、幸せに暮らしていた。
しかしある日、彼は誤って野良犬を轢いてしまい、それがきっかけで、また動物たちの声が聞こえるようになってしまった!
感想
やっぱり「2」より「1」の方が面白いです。
エディのはじけ方も良いし、ギャグも冴えてるし、素直に笑えるネタが沢山ありました。

何より、なにかにつけて野次ってくるドブネズミのコンビが好きなんです。
小さいのに何故か自信満々で、口が悪く、恩もすぐ忘れるくらい最悪なキャラなんですけど、憎めないんですよね〜。
自殺しようとするトラをあおって、ジョンを慌てさせるやり取りなんかは爆笑でした。

あとヤブ獣医(?)の所でお尻に体温計を入れられてしまったラッキーの歩き方が最高です。
ああいう演技はどうやって教えるんだろう。
ただただ感心して、笑い転げてました。(笑)

他にもユニークな動物たちが目白押しです。
アル中のサルとか、自殺しそうなトラ、スペイン語を喋るオラウータンなどなど。
マヤが飼っているモルモットのロドニーも良いキャラしてたな〜。
車の上に乗せられてわめいたり、電話に出てジョンをびびらせたり、結構活躍してました。

確かこれはリメイクだと思うのですが、元祖にも出ていた二匹がくっついて一匹のラマみたいな生き物もいましたね。
元祖も見てみようかな。

最初から卵が孵る最後まで、大いに笑わせてもらいました。
こういう気楽に見れるコメディって良いですよね。
見るだけでストレス解消になります。

動物と喋れたら面白いだろうな。
良い事ばかりじゃないかもしれないけど、彼らとの間に友情が芽生えたら素敵ですよね。
ドブネズミに人工呼吸したジョンに拍手を送りたいです。

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spink.gif ドクター・ドリトル2(2001)  アメリカ
  DR. DOLITTLE 2  [82分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/ファンタジー
監督 スティーヴ・カー
出演者 エディ・マーフィ     (ジョン・ドリトル)
クリステン・ウィルソン  (リサ・ドリトル)
レイヴン・シモーネ    (シャリース・ドリトル)
カイラ・プラット     (マヤ・ドリトル)
ジェフリー・ジョーンズ  (ポッター社長)
ケビン・ポラック     (ライリー弁護士)
リル・ゼーン       (エリック)
<声の出演>
スティーブ・ザーン    (アーチー)
リサ・クドロー      (エバ)
ジェイコブ・ヴァーガス  (ペピート)
コピー ドリトル先生が帰ってくる。
あらすじ
動物と話せる獣医ドクター・ドリトルが帰って来た。
彼の元には相変わらず沢山の動物たちが押しかけ、毎日てんやわんやの大騒ぎだ。
そんな時、森のボス:ビーバーの使いだというアライグマとポッサムやって来て、至急森に来て欲しいと頼まれる。
翌日、ビーバーに会いに行くと、人間の自然破壊が進み、動物たちの住みかが失われて困っていると相談された。
ドリトル先生は、この森に絶滅寸前の熊のメスが一頭いる事を知り、サーカスで育った同じ種類の熊のオスを野生に返す事で森を守るという案を実行する。
感想
エディ・マーフィの動物と話せる獣医のコメディ第二弾です。
結論から言うと「ドクター・ドリトル」の方が数倍面白かったです。
やっぱり「2」は「1」を超えられないんでしょうね。

しかし、この作品だけで見るとそれほど悪くはありません。
最新のアニマトロニクスを駆使して作られた動物たちの表情は、本当に話しているように見えて、とても表情が豊かです。
サーカスで育った熊アーチーなんて妙に人間臭くて笑えます。
熊なのに冬眠できないと嘆く所も可愛かったです。
マシュマロが好きな熊も珍しいですよね。

あと狼に恋をしてしまう雑種犬のラッキーのキャラも良かったです。
彼は前回に続いての出演だと思いますが、今回も細かい所で良い味を出してました。

ストーリーが平淡で盛り上がりに欠けるため、特に書き出す事はないのですが、82分と短いので飽きずに観る事が出来ました。
細かいギャグはクスクスと笑えるけど、大爆笑とまではいきません。
テーマが環境破壊と堅かった影響もあるのかな?

一番印象に残っているのは、ストライキでお乳を出さなかった乳牛です。
お乳って牛の意思で出なくなるものなんですね〜。
あっぱれな仕事ぶりでした!(笑)

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spink.gif ドクター・ドリトル(2020)   アメリカ
  DOLITTLE  [101分]
管理人評価   ★★
ジャンル アドベンチャー/ファンタジー/ファミリー
監督 スティーヴン・ギャガン
出演者 ロバート・ダウニー・Jr  (ジョン・ドリトル先生)
アントニオ・バンデラス   (ラソーリ)
マイケル・シーン      (ブレア・マッドフライ)
ジム・ブロードベント    (バッジリー卿)
ハリー・コレット      (トミー・スタビンズ)
ジェシー・バックリー    (ヴィクトリア女王)
カシア・スムートニアック  (リリー・ドリトル)
<声の出演>
エマ・トンプソン      (ポリネシア/ポリー(オウム)
ラミ・マレック       (チーチー(ゴリラ)
トム・ホランド       (ジップ(犬)
オクタヴィア・スペンサー  (ダブダブ(アヒル)
ジョン・シナ        (ヨシ(シロクマ)
マリオン・コティヤール   (チュチュ(キツネ)
セレーナ・ゴメス      (ベッツィ(キリン)
レイフ・ファインズ     (バリー(トラ)
クメイル・ナンジアニ    (プリンプトン(ダチョウ)
クレイグ・ロビンソン    (ケヴィン(リス)
コピー 世界一の名医のヒミツ、
それは動物と話せること。
あらすじ
イギリスの名医ドリトル先生は、大の人間嫌い。
今は、森の奥の広大な敷地で動物たちに囲まれ気ままに暮らしている。
なんとドリトル先生は、動物たちと話ができるのだ。
そんなある日、先生に重い病に倒れた女王を助けてほしいとの依頼が舞い込む。
感想
どうしてもエディ・マーフィの「ドクター・ドリトル(1998)」の印象が強いので、それと比べてしまい面白くないなと感じてしまいました。
こちらの方が原作に近い時代設定なんでしょうけど、時代の古さに合わない動物たちのCGが悪目立ちしてしまっている印象です。

しかし、動物たちのキャラは、それぞれ特徴があって良かったです。
大きな体の割に小心者のゴリラ。
頭が良くしっかり者のオウム。
仲の悪いシロクマとダチョウ。
それ以外のアリやトンボとも話せるので、色々な所で重宝してました。

動物と話せるというファンタジーは、受け入れられるのですが、宝物を守るドラゴンは異質感が否めません。
しかも、彼女の胃腸が悪いのを治す手段が、お下品で笑えないというのが頂けません。
これ子供たちにはウケたんでしょうか?
甚だ疑問です。

吹き替えで見たのが良かったのか悪かったのか。
まあ、どっちにしてもあまり面白いと思えなかったでしょうけど・・・。
最初に見たもののイメージって強く残りますよね。
鑑賞日 2023.07.10

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spink.gif ドクトル・ジバゴ(1965)   アメリカ/イタリア  PG−12
  DOCTOR ZHIVAGO  [194分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ロマンス/文芸
監督 デヴィッド・リーン
出演者 オマー・シャリフ       (ユーリー・ジバゴ)
ジュリー・クリスティ     (ラーラ)
トム・コートネイ       (パーシャ)
アレック・ギネス       (エフグラフ)
ジェラルディン・チャップリン (トーニャ)
ロッド・スタイガー      (ヴィクトル・コマロフスキー)
コピー 凍てつく大雪原をはるか
動乱のちまたをくぐり
ひたむきに愛し
誠実に生きた
一つの魂がよびおこす
美しき感動の結晶--
(R)
あらすじ
時はロシア革命前後の動乱期。
詩人で医者のジバゴは、クリスマス・イブの日に、女性が銃で男性を撃つ現場に居合わせた。
その女性はラーラ。
彼女とは後に、戦場で従軍している時に再会する運命の女性だった。
ジバゴはトーニャという妻がいたが、ラーラへの思いを断ち切れず、関係を持ってしまう。
ラーラとトーニャという2人の女性への愛を通して、波瀾に満ちたジバゴの生涯を描いてゆく。
感想
ユーリ・ジバゴの人生を綴った物語でした。

トーニャのという妻がありながらも、ラーラに惹かれ愛人にしてしまうユーリ。
動乱の時代にも翻弄され、幸せな日々は長く続きません。
別れと出会いを繰り返し、二人の女性を愛した人。
冷静に考えると自分勝手な男なんですけど、混乱した時代だった事もあって、仕方ないかと思ってしまうマジックがかかってますね。

しかし、壮絶な人生です。
本来なら裕福な家庭で、開業しながら幸せに暮らせるはずだったのですが、家も革命軍の人たちに占拠され、医者だからとパルチザンに拉致されたりして、家族から切り離されてしまいます。
そこから、脱走した時も、豪雪地帯を歩きで彷徨うという強行手段しかなくて、死にかけてましたからね。
よく町まで生きて戻れたものです。

田舎の別荘に行く列車もすごい環境でした。
当時はあれが当たり前だったんでしょうけど、かなりの衝撃でした。

正妻のトーニャがひたすら可哀想で同情してました。
ラーラも魅力的な女性でしたけど、やっぱり愛人は愛人。
お互い子供もいるW不倫だから、切なさも二倍です。
二人の子供を抱えて、夫不在の中、頑張っているであろうトーニャを思うと、本当に胸が痛くなります。

ユーリは心臓発作で、ラーラはどこかの収容所で亡くなったみたいですが、トーニャたちはどうなったんでしょう。
パリで元気に暮らしているのでしょうか。
そちらもちょっと気になりました。

ロシアの凍てつく大地の映像は壮大で素晴らしかったです。
田舎の別荘の隣にあった家が、雪で丸々埋まってしまいそうなフォルムが可愛らしかったです。
見た目は可愛いけど、住んでる方はたまったもんじゃないですよね。
きっと。

それに、家のすぐ近くに狼がいるというのも怖い。
ラーラがすごく怖がってましたけど、私もそんな所には住みたくないです。

194分もあったので、休み休み見ましたが、それでも結構疲れましたね。
時代や環境のひどさに、いたたまれない気持ちでいっぱいになりました。
でも、不思議と楽しめているのが意外です。
映画としては素晴らしい出来だと思います。
鑑賞日 2018.04.15

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spink.gif ドク・ハリウッド(1991)  アメリカ
  DOC HALLYWOOD   [104分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 マイケル・ケイトン=ジョーンズ
出演者 マイケル・J・フォックス       (ベンジャミン・ストーン)ベン
ジュリー・ワーナー          (ルー)
ブリジット・フォンダ         (ナンシー・リー)
ウディ・ハレルソン          (ハンク・ゴードン)
デヴィッド・オグデン・スタイアーズ  (ニコルソン町長)
バーナード・ヒューズ         (ドクター・ホーグ)
コピー マイケルは名ドクター!?そっと貴女に教えます。素敵な恋の処方箋。
あらすじ
ワシントンの総合病院に勤めていた外科医のベンは、給料が安くて忙しいこの病院を辞め、ビバリーヒルズにある金持ち相手の美容整形病院に乗り換える事にした。
真っ赤なベンツでロスに向かっていたベンだが、道を間違えてとんでもない田舎町グレイディに迷い込む。
そして道路の真ん中を歩いていた牛を避けようとして、民家のフェンスをぶち壊してしまった。
運悪くそこはこの町の判事の家で、判決は有罪。
罰として24時間の医療奉仕を命じられた。
感想
マイケル・J・フォックスの映画、久しぶりに観ました。
彼の映画は気楽に観れる所が良いですね。
基本的にはコメディですが、ベンと田舎の人達との交流には胸が熱くなりました。
しかし残念な事に、この作品を吹き替えで観たので、つまらないダジャレのオンパレードにテンションが下がりました。(^_^;)
字幕で観ても同じかな?
アメリカン・ジョーク満載の作品なのかしら?
無駄にダジャレが多いんですよ。
デーヴ・スペクターがいっぱい…って感じで…。(笑)

どこかで見た顔だ!と思ったら、ブリジット・フォンダに、ウディ・ハレルソンじゃないですか!!
ちょっと得した気分です。(^_^;)
二人の田舎者ぶりもはまってました。
つまらない田舎を出たくて堪らないナンシー・リーといつも保険のセールスをして歩いているハンク。
二人共ちょっと変わっている人の役でしたが、適度に田舎臭くて人情味溢れる雰囲気が良い味出してて好印象です。

こういう田舎町って見ているだけで落ち付きます。
豚とエンジンポンプを物々交換出来る町だなんて、ほのぼのしてて癒されます。(笑)
あと地方ならではのカボチャ祭りも憧れるな〜。
町全体で盛りあがれるイベントって日本には少ないですよね。
大規模なものは盛りあがるけど、小さな町での小さなイベントは子供と老人の集まりになっちゃいますからね。(^_^;)
若い人からお年寄りまで、皆で楽しめるこういう祭りって良いな〜。
すごく楽しそうでした!

しかし、いきなり良い大人が森の中で自分の匂いをマーキング(!)し始めたのには驚きました。
こんな女いる??変わってるのは良く分かるけど、ちょっとやり過ぎでは?と思いました。
しかもルーとベンが二人で尿をし合うし…。
これはちとキツイですな。(^_^;)

でも最後はほろりとさせられて、心が温まる作品でした。
情に厚いグレイディの人達が良いですね〜。
最初は傲慢な態度だったベンも、この町で段々と変化していくのです。
ストーリーは読めますが、素直で優しい町民たちのほのぼのした雰囲気が心地よい作品です。
鑑賞日 2003.06.15

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spink.gif 閉ざされた森(2003)   アメリカ
  BASIC  [98分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/サスペンス/ミステリー
監督 ジョン・マクティアナン
出演者 ジョン・トラボルタ      (トム・ハーディ)
コニー・ニールセン      (ジュリー・オズボーン大尉)
サミュエル・L・ジャクソン  (ネイサン・ウエスト軍曹)
ジョバンニ・リビシ     (リーヴァイ・ケンドル)
ブライアン・ヴァン・ホルト  (レイモンド・ダンバー)
テイ・ディグス        (パイク)
ティム・デイリー       (ビル・スタイルズ大佐)
ダッシュ・ミホク       (ミュラー)
ロゼリン・サンチェス     (ニュニエズ)
ハリー・コニック・Jr   (ピーター・ヴィルマー)
クリスチャン・デ・ラ・フエンテ  (カストロ)
コピー 真実ほど、疑わしきものはない。
あらすじ
パナマの米軍クレイトン基地から訓練に出たレンジャー部隊が、17時間後に嵐の森で行方不明になったと連絡が入る。
救出に向かったヘリは、隊員同士が撃ち合いしている現場を目撃した。
救助されたのは二人。
一人は将軍の息子で重傷を負ったケンドル、もう一人はダンバーという兵士で、彼は警務隊長であるオズボーン大尉の尋問に対してかたくなに黙秘を続けていた。
一向に事件の真相が分からない状況に困った大佐スタイルズは、尋問のプロ:トム・ハーディーを呼び寄せて、ダンバーから事情を聞き出す。
森の中で一体何が起こったのか?!
感想
「なんだ、これ〜!」というのが見終わってすぐの感想です。
その後かなり考えた挙句に「結局どういうことだったんだ??」という疑問が残って、あまりすっきりしてません。
頭の中がぐちゃぐちゃで、整理しようにも難し過ぎてお手上げ状態…。
一応大まかには分かってるんですよ。
でも、細かい所であの話は本当だったのか?この話は嘘だったの?とか、疑問が沢山残ってます。
個人的には、最後が二転三転する似たような話だったら「“アイデンティティー”」の方が良いと思いました。

さっき結末が二転三転と言いましたが、これは五、六転する勢いですよ。
これも違う、あれも違うで、何が本当なのか分からなくなってしまったんです。
こういう展開のお話は大好きなので、基本的には良いと思うんです。
でも、きっちり理解出来ない難解さが、★を下げる原因となってしまいました。
これが理解出来ないのは、私の頭の悪さが原因でして、こういう難解さが良い!という方にはぴったりの映画ですよ。

生き残った二人のレンジャー隊員から話を聞くが、お互いの話が食い違い真実が見えてこない。
軍が舞台で事件の真相を調べるって内容から「ア・フュー・グッドメン」を思い出しました。
こちらの方は謎と言う謎はないのですが、段々と事件が解決していく過程が面白かったです。
ジョン・トラボルタの尋問のプロと、サミュエル・L・ジャクソンの鬼軍曹は、それぞれにぴったりの役だったと思います。
お調子者のように見えても、決める所はきっちり決めるトム。
生きているのが嫌になるほどの言葉で愚弄するウエスト軍曹。
まあ、ウエスト軍曹の人物像は、隊員たちの証言からのイメージなんですけどね。

難しい、難しいと連呼しましたが、あくまで私にとってなので、普通の方ならすんなり理解できるんだと思います。
是非ともお試しあれ。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2004.05.03

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spink.gif 年下のひと(1999)  フランス
 LES ENFANTS DU SIECIE   [138分]
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス/ドラマ
監督 ディアーヌ・キュリス
出演者 ジュリエット・ビノシュ     (ジョルジュ・サンド)
ブノワ・マジメル        (アルフレッド・ミュッセ)
ステファノ・ディオニジ     (ピエール・パジェロ)
ロヴァン・ルヌーチ       (フランソワ・ビュローズ)
カリン・ヴィアール       (マリ・ドルヴァル)
ヴィクトワール・ティヴィソル  (ソランジュ)
コピー 愛されるよりも、愛したい
あらすじ
1832年、男爵の夫と別居する事に決め、幼い2人の子供と共に暴動に揺れるパリへとやってきたジョルジュ。
彼女は作家としての道を進む為に朗読会を開くが、先進的な彼女の文章は批評家達の酷評を受け、激しく罵られる。
その時、傷付いた彼女を優しく慰めてくれたのが、初めて合った詩人のミュッセだった。やがて二人は戯曲を一緒に制作し、親密さを増していく。
ミュッセは家族から6歳も年上のジョルジュとの交際を反対された為、家を飛び出し彼女の元へ向かう。
感想
最近ブノワ・マジメルにはまっているので「スズメバチ」に続いて借りてきました。
ブノワだと思って見たから何とか耐えましたが、彼じゃなかったら途中で見るのを止めていたかもしれません。(-_-;)
それくらい退屈でした。
というよりイライラして、精神的ダメージを受けたという方が正しいかも…。

いつまでもはっきりしない男女のいざこざが延々と続き、仲直りしたかと思えばまた喧嘩し、喧嘩したかと思うとまた仲直りしの繰り返しでした。
こういう話は超苦手です。
二人がイタリアに行ってからず〜っとイライラしてました。
しかも結構長いんですよ。
途中で「勘弁して…」と言いたくなりました。

なので私はブノワだけを見るようにしました。
今までの印象とは全然違う風貌で、一瞬本当に彼なのか疑いましたが、素敵で美しい笑顔は間違いなく彼でした。
例えぼうぼうの髭にクリクリパーマで、趣味の悪い色の服装を着て、超節操無しでも、彼はカッコ良かったです。
心の中では、極度のイライラと彼を見ていたい欲望がせめぎ合っていました。
だからでしょうか、見終わった後にどっと疲れが沸いてきましたよ。(^_^;)

でも二人の官能シーンは綺麗でした。
最初は露出少ないなと思っていたのですが、後半ドキッとするようなセクシーヌードが!
美しい…(笑)

この作品は実在の女性作家ジョルジュ・サンドと天才詩人ミュッセの真実の愛の物語です。
一般的にジョルジュは作曲家ショパンとの恋が有名みたいですが、私は全然知りませんでした。
真実の愛とは本人たちはいいけれど、見ている人にとっては、とてつもなく退屈なものだと思ってしまいました。
鑑賞日 2003.05.09

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spink.gif 図書館戦争(2013)   日本     [128分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/ロマンス/コメディ
監督 佐藤信介
出演者 岡田准一  (堂上篤)
榮倉奈々  (笠原郁)
田中圭   (小牧幹久)
福士蒼汰  (手塚光)
西田尚美  (折口マキ)
橋本じゅん (玄田竜助)
鈴木一真  (武山健次)
嶋田久作  (平賀警部補)
栗山千明  (柴崎麻子)
石坂浩二  (仁科巌)
相島一之  (尾井谷元)
波岡一喜  (進藤)
児玉清   (稲嶺和市)
コピー 本のために、あの人のために。
あらすじ
2019年(正化31年)に制定された“メディア良化法”による検閲とそれを実行するための武装組織“メディア良化隊”に対抗すべく、図書館が創設した防衛組織“図書隊”。
高校時代に大切な本を目の前で守ってくれた図書隊員を“王子様”と慕い、図書隊に入隊した笠原郁。
ところがそんな彼女を待っていたのは、鬼教官・堂上による地獄の特訓の日々だった。
それでも男子顔負けの身体能力だけが取り柄の笠原は、堂上の過酷な訓練にも音を上げず、ついには女性初の図書特殊部隊(ライブラリータスクフォース)に大抜擢される。
感想
やっぱり面白いですね。
いつもながら本の為に命を懸けて戦う姿が、本当に素敵です。

また笠原には”チビ”と揶揄される堂上ですが、ビジュアルがめちゃくちゃカッコ良いです。
何度が本当に見惚れちゃいましたよ。
特に笠原の面接の時とかカッコ良過ぎて、この世のものかと疑うレベル。
たぶん制服効果も発動されていると思われます。

そんな王子様に彼とは知らずに自分の王子様の話をする笠原との掛け合いがコミカルでしたね。
堂上は自分の事だって知ってるから、バツが悪そうで面白かったです。

平和な日常から一転、戦闘シーンは緊張感の連続です。
情報歴史図書館で良化隊に押されて、ジリジリ後退させられる攻防は手に汗握って見てました。

更に葬儀場から図書隊司令と笠原が誘拐されて、一気に追い詰められる展開に!
彼女の為に手帳まで置いて行くとは、想いの深さに感動です。
笠原も笠原で厳しい訓練に耐えてるだけあって、数年前のか弱い女の子ではありません。
最後にビシッと決めてくれて痺れました!

図書館戦争 THE LAST MISSION」を見て「1」を見直したいなと思っていたので、このタイミングで見れてラッキーでした。
何度見ても楽しめる作品です。

有川浩小説原作作品。

《関連作品》
図書館戦争 THE LAST MISSION
鑑賞日 2021.12.19

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spink.gif 図書館戦争 THE LAST MISSION(2015)   日本     [120分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/ロマンス/コメディ
監督 佐藤信介
出演者 岡田准一  (堂上篤)
榮倉奈々  (笠原郁)
田中圭   (小牧幹久)
福士蒼汰  (手塚光)
西田尚美  (折口マキ)
橋本じゅん (玄田竜助)
土屋太鳳  (中澤毬江)
松坂桃李  (手塚慧)
栗山千明  (柴崎麻子)
石坂浩二  (仁科巌)
相島一之  (尾井谷元)
波岡一喜  (進藤)
児玉清   (稲嶺和市)
コピー 守り抜く。すべての希望を。
あらすじ
“メディア良化法”が制定され、国家による思想検閲やメディア規制が横行する近未来の日本。
大事な本を守ってくれた図書隊員に憧れ、図書隊に入隊した笠原郁は、その類い希な身体能力で鬼教官・堂上篤の厳しい指導にも耐え、女性では初の図書特殊部隊(ライブラリータスクフォース)所属となる。
その後も優しい上官・小牧や同期の手塚、柴崎とともに厳しい訓練と苦手な図書館業務を必死にこなし、少しずつ図書隊員として成長していく郁。
そんな中、“自由の象徴”と呼ばれこの世に1冊しか現存しない貴重な『図書館法規要覧』が一般展示されることになり、堂上率いるタスクフォースに会場となる芸術展の警備が命じられる。
感想
確か前作でも思ったと思うんですけど、本の為にここまでやる!?
今回はそれを作品の中でも問いかけてくれて、登場キャラクターたちも根本的な問題に立ち向かう形なのが斬新です。

普通は国の為とか宗教の為とか大義名分があると思うのですが、この作品はそれが本の為なんですよね。
あれだけ激しい戦いの末、入荷した本を普通に子供たちが取り合っている姿を見ると、大真面目なコメディか!?と錯覚してしまいます。

でも、この規模で大真面目にやられると感動しちゃうんですよ。
そういう意味でやり抜いてるこの作品の勝ちですね。

今回は『図書館法規要覧』を守り抜く為の戦いです。
こんな抗争にしたのは、タクスフォース隊員:手塚光の兄:慧。
隊員に焚書をさせたり、笠原に濡れ衣を着せたり、様々な手を使って弟を辞めさせようとするんです。
それもこれも水戸図書館総攻撃を見越した作戦だった訳です。

この水戸図書館として登場したのは、宮城県図書館なんですね。
なんか見た事あると思った!

小柄な堂上教官と大柄な笠原のコンビは、今回も相性抜群。
オシャレした笠原がハイヒール履いて更にビッグになってるのには笑いました。
最後の二人でのミッションもハラハラドキドキ。
図書館を出て銃器を使えない中、銃を持っている敵との戦いを強いられる二人。
圧倒的不利な中、命懸けで戦う姿に感動しました。

これが全て本の為というのが本当に凄い!
まあ、一言で本と言ってもそこには色々な意味や思いがあるんですけどね。
二人の恋も一歩前進したみたいだし、上手くいくと良いですね。

有川浩小説原作作品。

《関連作品》
図書館戦争
鑑賞日 2021.10.01

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spink.gif トスカーナの休日(2003)   アメリカ/イタリア
  UNDER THE TUSCAN SUN  [113分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/ロマンス
監督 オードリー・ウェルズ
出演者 ダイアン・レイン     (フランシス・メンズ)
サンドラ・オー      (パティ)
リンゼイ・ダンカン    (キャサリン)
ラウル・ボヴァ      (マルチェロ)
ヴィンセント・リオッタ  (マルティニ)
アニタ・ザガリア     (フィオレラ)
パウェル・スザダ     (パヴェル)
バレンティノ・ペルカ   (イェルジ)
マッシモ・サルチェリ   (ニーノ)
コピー 新しい生活、
新しい出会い、
新しい“私”…。
10日間の休日はいま、
永遠になる――。
あらすじ
夫トムに浮気された上、家まで取られて離婚した本の批評家フランシス。
傷心の彼女は、ゲイの妹グレースに進められて、ゲイと行くイタリア・トスカーナへのツアーに参加した。
現地で古い家を見つけ、運命的なお告げを受けたフランシスは、その家を購入し住み始める。
感想
見終わった後、ぽっと心が温かくなる、そんな作品でした。
でも、それまでに結構苦手なところが多くて困った、困った。
小説の映画化だから、沢山盛り込もうとして失敗した感じかな。
私、この映画の真の意味は分かってないと思います。
だから上手く説明できないと思います。
支離滅裂ですいません!!
でも、2回見たいとは思わなかったです。

というか、寝るまでの展開が早くないですか?
フランシスも欲求不満の絶頂だったから、イタリア人の来るもの拒まず精神と一致した結果、速攻プレイに繋がったのでしょうね。
また、フランシスのはじけっぷりがすごい!
そんなに良かったのか…。(汗)

なんだか見ているのが恥ずかしくて、ちょこちょこ早送りしてしまいました。
どうしても苦手なんですよ!
こういう話が!!
速攻プレイから北イタリアに会いに行くまではまとも見れませんでした。

印象的なのは、動物なめの家の映像です。
ふくろうとかリスとかを上手に使ってました。

良い男は結構いたけど、はまるってほどではなかったですね。
マルチェロはイタリア風ガエルくんって感じじゃない?
何となく似てるな〜と思いました。あと、パヴェルも美形でしたね。
ちょっと色素が薄い印象だけど。
鑑賞日 2004.10.01

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spink.gif ドッグヴィル(2003)   デンマーク  R−15+
  DOGVILLE  [177分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/サスペンス
監督 ラース・フォン・トリアー
出演者 ニコール・キッドマン     (グレース)
ポール・ベタニー       (トム・エディソン・ジュニア)
クロエ・セヴィニー      (リズ・ヘンソン)
ローレン・バコール      (ジンジャー夫人)
パトリシア・クラークソン   (ヴェラ)
ベン・ギャザラ        (ジャック・マッケイ)
ジェームズ・カーン      (大きな男)
ステラン・スカルスガルド   (チャック)
フィリップ・ベイカー・ホール (トム・エディソン・シニア)
ジョブハン・ファロン     (マーサ)
ハリエット・アンデルソン   (グロリア)
ウド・キア           (コートを着た男)
ジョン・ハート        (ナレーション)
コピー 美しき逃亡者があらわれ、一つの村が消えた。
あらすじ
ロッキー山脈にある小さな村ドッグヴィル。
そこに住む物書き志望のトムは、ある晩、ギャングに追われて村に迷い込んだ美女:グロリアと出会う。
彼女から事情を聞いたトムは、村人を集めて彼女を村に置いてやろうと提案した。
結局、皆の意見を聞いて、とりあえず2週間置いて、彼女の人柄を見ようという事になった。
グロリアは村人たちに気に入られようと各家を奉仕して回る。
始めは冷たかった人達も次第に打ち解けて来るのだが、それが思わぬ方向に動いていく。
感想
すごく重い作品だと言う噂を聞いていたし、監督の今までの作品からもかなり辛い作品だろうと身構えて見始めたんですけど、それが功を奏したのか、なかなか面白い作品でした。
いや、面白いというとかなり語弊がありますが、見終わった後の爽快感は予想もしてなかった感情でして、そのギャップに感激したってのが正しい感想だと思われます。
あと、段々とひどい状況になって行く時も「もっと落ちるはずだ、もっと残酷な事が待っているに違いない!」と決めつけていたので、この展開がそこまで重いとは感じませんでした。

今までにない斬新な舞台セット。
見えないドアの音。姿なくほえる犬。
などなど、観客の想像力を最大限に刺激する設定は始めこそ違和感がありますが、しだいにすんなりと受け入れられるようになっています。
白い線と最小限の家具しかないので、主人公たちの後ろにも普通に生活している人々が見えるんですよ。
この効果がまたすごい!!
ある家の中でグレースがレイプされてても、周りの人達は普通に生活している訳です。
この映像には息を呑みましたね。
そして、このセットの意味にも「なるほど〜」とうならされます。

どんなに惨めな状況に陥っても、相変わらず美しいニコール・キッドマン。
彼女の演技は素晴らしいの一言です。
最後の献身的に尽くす女性からの変化もあっぱれでした。 素敵過ぎる!!

3時間という時間の長さ全然気になりません!!
プロローグから第9章まで、たっぷり堪能させて頂きました。
メイキングもあるようなので、そちらも見てみようと思います。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2004.07.28

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spink.gif ドッグヴィルの告白(2003)   デンマーク
  DOGVILLE CONFESSIONS  [52分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドキュメンタリー
監督 サミ・マーティン・サイフ
出演者 ラース・フォン・トリアー
ニコール・キッドマン
ポール・ベタニー
ステラン・スカルスガルド
クロエ・セヴィニー
ベン・ギャザラ
コピー 伝説と化したラースの現場が遂に明らかに!!
あらすじ
2002年の1月。スウェーデン。
大きな倉庫の中に作られたセット。
その中での監督と俳優の葛藤と悩みを映し出す。
「ドッグヴィル」のメイキング。
感想
ポール・ベタニーのイライラしている様子が新鮮でした。
見る方も色々と複雑な心境だったけど、演じる方も相当ストレスが溜まってたんですね。
彼のたばこを吸う量が半端じゃなかった!
他の人も結構吸ってたけど、やっぱり彼がダントツでした。

ニコール・キッドマンもかなり追い込まれているようでした。
やっぱりあの壮絶なレイプシーンは落ち込みますよね。

ラース・フォン・トリアー監督がイメージと全然違って驚きました。
耳にする強気な言葉から、もっと攻撃的で怖い人かと思ってました。
至って普通と言うか、もっと言えば大人しい方かも。

これを見て記者会見を見ると、その気まずさが良く分かるね。
何だかピントが合ってない映像で見難かったです。
意図的になのかな?
手作り感を出すためとか??
鑑賞日 2004.07.29

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spink.gif ドッグマチック〜犬になるのも最高さ〜(1996)  アメリカ
  DOGMATIC  [94分]  [TVM]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/動物
監督 ニール・フィアンリー
出演者 マイケル・ライリー    (デニス・ウィンズロー)
レイラ・ケンズル     (エイミー・ジョーンズ)
デヴィッド・レジャー   (パル・エーカーズ)
ピーター・ワイルドマン  (ノーム・ウッドコック)
コピー TVM
あらすじ
広告代理店に勤めるエリート社員デニスは、仕事が忙しく、婚約者エイミーとの結婚を控えているにも関わらず、仕事仕事の毎日だった。
あまりに仕事ばかりで相手をしてもらえないエミリーは、彼に婚約解消すると言い放つ。
傷心のデニスは大雨の中、ダメ犬ロッキーの散歩に出かけた。
すると彼らに雷が落ち、人間デニスと犬ロッキーの心が入れ替わってしまった。
感想
犬と人間の中身が入れ替わるという発想は面白いです。
本当の犬が人間役をやっているようなもので、人間になった犬にてきぱきと人間らしい作法を教えるんですよ。
始めは犬が話しているようには見えなかったので、冷めた目で見ていたのですが、徐々に中身は人間かも…と思えてくるから不思議です。

反対に人間になった犬も同じです。
最初はただお馬鹿なだけで犬らしくないと思っていたんですけど、雌犬と真剣にコミニュケーションを取っている彼を見て、中身は犬だ!と思えました。

お互いがお互いらしく生活する上での行儀作法を、交代で教え合う所は面白かったです。
デニス@ロッキーは人間らしくナイフとフォークを使った食事の仕方を、ロッキー@デニスは犬らしい遊び方を教えてました。

このワンちゃんも芸達者ですね〜。
かなり作り物の前足が出てきましたが、面白いのでOKです。
恋人のワンちゃんも可愛くて、犬好きには堪らないですよ。

最後も斬新な終わり方ですね。
これでお互い幸せになれるなら良いのかな。
ちょっと驚きました。

★は3に近い2って感じですね。
正確には2.7くらいですか。
良い所もあるけど、もう一つ押しが弱いかな。

日本料理屋が出てくる作品って多いですね。
これにも出てきました。
鑑賞日 2003.11.20

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spink.gif ドッジボール(2004)   アメリカ
  DODGEBALL: A TRUE UNDERDOG STORY  [93分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/スポーツ
監督 ローソン・マーシャル・サーバー
出演者 ヴィンス・ヴォーン      (ピーター・ラ・フルール)
ベン・スティラー       (ホワイト・グッドマン)
クリスティーン・テイラー   (ケート・ヴィーチ)
リップ・トーン        (パッチーズ・オフーリハン)
ジャスティン・ロング     (ジャスティン・リットマン)
スティーヴン・ルート    (ゴードン)
ジョエル・デヴィッド・ムーア (オーウェン)
クリス・ウィリアムズ     (ドワイト)
アラン・テュディック     (スティーブ)
ミッシー・パイル       (フラン)
ゲイリー・コール       (コットン・マクナイト)
コピー 負け犬たちが
ボールで人生を
つかみとる!
あらすじ
地域密着の零細スポーツジムを経営するピーター。
道路を挟んだ向かい側に、最新設備を擁するフィットネスジムが出来てから、客を奪われ経営難に陥っていた。
そして、30日以内に滞納している5万ドルを支払わないとピーターのジムは潰され、フィットネスジムの駐車場になってしまう事態にまで追い込まれた。
途方に暮れるピーターは、ラスベガスで開催されるドッジボール大会の優勝賞金5万ドルに最後の望みを託し、優勝目指して特訓を開始する。
感想
爆笑連発とまではいかないまでも、なかなか面白い作品でした。
とにかくホワイトのキャラがツボでした。
今どきの意識高い系勘違い男。
股間を大きくするための小ネタはウケタ!
彼のキャラ作りは、いつでも完璧ですね。

他のキャラクターたちも面白かったです。
特にドッジボールが国技という国から来た彼女は強烈です。

私たちの知っているドッジボールのルールとは違っていました。
ボールを6つ使って、外側の人はいません。
相手にノーバンで取られても失格にはならない。
これが世界ルールなのかな??
日本の学校でやっているのは、子供たちが楽しめるように改良したものかもしれませんね。

今回はいつものように下品ネタがなくて残念でした。(笑)
エンドロールの後のおまけもお見逃しなく!!

個人的には「ズーランダー」の方が面白かったです。
鑑賞日 2005.08.23

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spink.gif トッツィー(1982)   アメリカ
  TOOTSIE  [116分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ
監督 シドニー・ポラック
出演者 ダスティン・ホフマン  (マイケル・ドーシー/ドロシー・マイケルズ)
ジェシカ・ラング    (ジュリー・ニコルズ)
テリー・ガー      (サンディ・レスター)
ダブニー・コールマン  (ロン・カーライル)
チャールズ・ダーニング (レス・ニコルズ)
ビル・マーレイ     (ジェフ・スラッター)
シドニー・ポラック   (ジョージ・フィールズ)
ジョージ・ゲインズ   (ジョン・ヴァン・ホーン)
ジーナ・デイヴィス   (エイプリル・ペイジ)
ドリス・ベラック    (リタ・マーシャル)
コピー 彼は トッツィー・・・彼女は ダスティン・ホフマン

イチかバチか
彼は
女優になり、
そして
スターに
なった。

でも、愛する女性(ひと)には告白できない。
あらすじ
実力はあるも演技への執着から役に恵まれない俳優マイケル・ドーシー。
あるオーディションに女装して参加したところ、見事に合格。
それから女性ドロシーとして、昼メロ『病院物語』の婦長役でデビューを飾る。
しかし、共演女優のジュリーに恋をしてしまい、ドロシーとして友達になる。
感想
ダスティン・ホフマンの達者ぶりが大いに発揮されている作品です。
ドロシーの時も違和感がないのがすごいです。
その完成度の高さに、男性陣が次々と引っかかるんです。
そのやり取りが面白かったですね。

ジェシカ・ラングがアカデミー賞助演女優賞を受賞したそうですが、普通の演技に見えました。
まあ、相手役が特殊過ぎるので、誰でも普通に見えちゃいますけどね。

先輩女優のドロシーに色々相談して、実家にも連れて行って、子守りもしてもらって、仲を深めていく二人。
ドロシーのファンだという父親と仲良くなって欲しかったのかな?
レズビアンかもと思われる複雑な状況に、居ても立ってもいられないマイケル。
ついに自分の正体をばらそうと決意します。

最後の暴露シーンは、ドキドキハラハラ。
生放送なのにアドリブでまくしたてるドロシー。
ここでもダスティン・ホフマンの見事な演技が光ります。

なかなか面白かったです。
でも、同じ女装ものなら「ミセス・ダウト」の方が好きかな。

アカデミー賞助演女優賞受賞作品。
鑑賞日 2018.05.31

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spink.gif 突入せよ!「あさま山荘」事件(2002)  日本
  THE CHOICE OF HERCULES  [133分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル 実話/ドラマ
監督 原田眞人
出演者 役所広司 (佐々淳行)
宇崎竜童 (宇田川信一)
伊武雅刀 (野間長野県警本部長)
串田和美 (丸山参事官)
山路和弘 (石川警視正)
矢島健一 (大久保第九機動隊長)
豊原功補 (内田第二機動隊長)
椎名桔平 (白竜組社長)
天海祐希 (佐々幸子)
藤田まこと (後藤田正晴警察庁長官)
コピー 人質を必ず生きて救出すること・・・。
1635人の男たちにとって、
それは絶対の使命だった。
あらすじ
1972年2月19日、警察に追われた連合赤軍のメンバー5人が、“あさま山荘”に侵入、管理人の妻・小雀真理子さんを人質に立てこもった。
山荘は雪と氷に閉ざされ、外はマイナス10度を超える極寒の地。
警察側は多数の警官を動員して周囲を包囲するものの、人質と大量の武器を抱えた犯人相手に容易に近づくことが出来ずにいた。
この時、現場のNo.2として指揮を執る佐々淳行は後藤田正晴警察庁長官より「人質の救出」「犯人の生け捕り」など6項目からなる指示を受ける。
しかし、銃器の使用に関して佐々が求めた現場の判断に任せるとの意見は却下される。
感想
夫婦で大好きな作品です。
事件については実際知っている訳ではないのですが、当時の緊張感がリアルに再現されているので、こちらもついつい手に汗握って見てしまいます。
実際の事件をリアルタイムで見守っていたりすると、また印象が違うのかもしれませんね。

徹底して警察側の視点で事件を描いているので、赤軍って何?というくらいの知識しかなくても、一つの事件として当時の混乱ぶりを知る事が出来ます。
前代未聞の事件で右往左往する警官たち。
そんな状況を複雑にする本庁VS県警のいざこざ。
最後の突入時の混乱ぶりは、何回見ても緊張してしまうくらい、すごい映像だと思います。
生きた心地がしないとは、正にこのこと!
建物の中の情報がない状況で、銃弾の雨の中を進む恐怖。
思い出しても鳥肌立ちます。(汗)

初めて尽くしで指揮系統も混乱する中、本庁のやり方に噛みつく県警。
最悪な状況にも関わらず、かなりコミカルな感じで描かれているので、テンポ良く見れて私は好きでした。
コミカルな中にも厳しさは非情なまでに突き付けてくるギャップが、この作品の魅力ですよね。
現実の厳しさを受け入れ切れない警察の滑稽さが際立って、事件がリアルに伝わってきます。
実際の現場にいた人たちの証言を基に作られただけあります。
でも、この描き方に賛否両論あるのも頷けますね。

また役所さんが上手いんですよね。
シリアスもコメディも絶妙なバランスで見せてくれます。
電話から手が離れなくなるシーンがすごく印象に残ってます。
軽いようでとても重いシーンです。
その後のクラッシックを熱唱するシーンもすごい迫力!
忘れられない名シーンです。

でも、一番のお気に入りは、
「間違い!勘違い!ミス!ご苦労さん!」
ここはいつ見ても笑ってしまいます。

たまに無性に見たくなる作品。
また旦那と一緒にみたいと思います。

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spink.gif トップガン(1986)   アメリカ
  TOP GUN  [110分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/青春
監督 トニー・スコット
出演者 トム・クルーズ      (マーヴェリック)
ケリー・マクギリス    (チャーリー)
ヴァル・キルマー     (アイスマン)
アンソニー・エドワーズ  (グース)
トム・スケリット     (ヴァイパー)
マイケル・アイアンサイド (ジェスター)
ジョン・ストックウェル  (クーガー)
バリー・タブ       (ウルフマン)
リック・ロソヴィッチ   (スライダー)
ティム・ロビンス     (マーリン)
ジェームズ・トルカン   (スティンガー)
メグ・ライアン      (キャロル)
コピー ベスト・オブ・ザ・ベストの
若者たちが愛と青春の
全てを賭けて
遥かな大空へ飛び立つ!
激しくも甘く切なく・・・
あらすじ
カリフォルニア州ミラマー海軍航空基地。
そこにF-14トムキャットを操る世界最高のパイロットたちを養成する訓練学校、トップガンがある。
問題児の若きパイロット:マーヴェリックも、パートナーのグースとともに、トップガンで講習を受ける事を許された。
日々繰り返される厳しい訓練も、マーヴェリックはグースとの絶妙なコンビネーションで、次々と課題をクリアしていく。
そんな中、クラブでナンパした美人が、新任の女性教官チャーリーだと判明。
次第に惹かれあった二人は、恋に落ちる。
感想
有名すぎてなかなか手を出せなかった作品です。

最後の空中戦は、やっぱりすごかった!
あまりのスピードに目が回りそうでした。
でも、引きの絵になると、どれがミグでどれがマーヴェリックか分からなかった…。
凄い技の凄さが分からなかったのは痛かったです。
無念。(汗)

トム・クルーズはやっぱりアップが一番良いという事が分かってしまったのも、この作品。
背が低く、手足が短いわりに胸板が厚い。
全体的に見ると、バランスが悪くてちぐはぐ感がすごいです。

良い作品には良い音楽という、正にお手本のような組み合わせですね。
何度聞いても「デンジャー・ゾーン」がカッコイイです。

お話は”ザ・青春映画”なので、見ているこちらが照れてしまう展開ですが、爽やかなキャストのおかげで、見応えある作品になっているのが、長く愛される理由のような気がします。

また機会があったら見てみたいと思います。
鑑賞日 2005.07.04

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