--REIの映画感想--

全体的にネタばれがありますので、未見の方は注意して下さいませ
評価の★の内容は次の通りです
管理人の独断に基づいておりますのでご了承くださいませ
★★★★★:大好き!何度も観たい作品!
★★★★:好き!強く心に残る作品!
★★★:なかなか良い
★★:まあまあ損はしない
★:いまいちかも・・・
X:二度と観たくない


[ List ]
[ア行] [カ行] [サ行] [タ行] [ナ行] [ハ行] [マ行] [ヤ行] [ラ行] [ワ行][英語] [数字]
[ナ] [] [] [] []

spink.gif ナイスガイ(1997)  香港
 一個好人/MR. NICE GUY   [92分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション
監督 サモ・ハン・キンポー
出演者 ジャッキー・チェン        (ジャッキー)
リチャード・ノートン       (ジャン・カルロ)
ミキ・リー            (ミキ)
ガブリエル・フィッツパトリック  (ダイアナ)
カレン・マクリモント
ヴィンス・ポレット
サモ・ハン・キンポー
コピー 大変身!恋する男は強くなれる!!
あらすじ
ある日、料理番組で人気のタレント:ジャッキーは、マフィアに追われていたフリージャーナリストのダイアナと出会う。
彼女はマフィアの麻薬密売の証拠を収めたビデオテープを持っていた為に追われていたのだ。
しかしジャッキーが重要なテープを間違って持って帰ってしまった為に、彼もマフィアから追われるはめになってしまった。
香港からジャッキーに会いに来た恋人のミキをも巻き込んだマフィアとジャッキーの戦いが始まる!
感想
ジャッキー映画は、本当に時間を忘れて楽しめます。
笑い所とカンフーアクションがいっぱいで全然飽きません。
監督のサモ・ハン・キンポーも謎の(?)メッセンジャーとして出演してました。
監督も体張ってます。(笑)

ダイアナは仲間のカメラマンがマフィアに捕まっているのに平気な顔をしてましたね。
自分がマフィアから逃げる事で精いっぱいだったのかな。
そこの所がちょっと気になりました。
しかし下着一枚で街中を駆け抜ける姿はあっぱれの一言。
前の疑問なんてすっ飛んでしまいましたよ。(^_^;)

この映画に出てきた女性は皆タフでした。
馬車から振り落とされそうになっても馬にしがみ付いて乗りきったミキ・リーしかり、ビルの屋上に設置してある幅が10センチあるかないかの鉄骨を渡るダイアナ達しかり、普通の女性ならありえない技を披露していました。(映画だから作り物ですけどね…)

敵のマフィアのボス:カルロが超綺麗好きというのが笑えました。
家に入る時は靴の上から靴下を履かせ、車はもちろん土足厳禁と徹底した綺麗好きなんですよ。
彼の部下たちは疑問を感じないのだろうか…。
笑えたと言えば、さらわれた恋人のミキと証拠のビデオテープを受け渡す場面も笑えました。
隠れて警護するはずの警官たちが大勢でジャッキーの後ろついてくるのです。
さながらスターについてまわるファンのような構図でした。
相手に警察の存在がばれてはいけない真剣な場面だっただけによけい笑えました。
これにはやられましたよ〜!(>_<)

ジャッキーがナイスガイだったのはせいぜい前半までですね。
仮に彼をナイスガイだとすると、沈黙シリーズであらゆる施設を壊してまわっているスティーブン・セガールはジェントルマンです。(笑)
鑑賞日 2003.02.06

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spink.gif ナイスガイ・ニューヨーク(1963)  アメリカ
 COME BLOW YOUR HORN   [112分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ
監督 バッド・ヨーキン
出演者 フランク・シナトラ   (アラン)
バーバラ・ラッシュ   (コニー)
リー・J・コッブ    (ミスター・ベイカー)
モリー・ピコン     (ミセス・ベイカー)
ジル・セント・ジョン  (ペギー)
フィリス・マクガイア  (エクマン)
トニー・ビル      (パディ)
コピー
あらすじ
豪華マンションに住み美女を何人もかけもちし遊んで暮らしているプレイボーイのアラン。
実家から飛び出してきた弟がやってきてから彼の生活が変わっていくのだった。
感想
コメディとはいえ、この邦題すごいですね。
時代を感じずにはいれませんね。

フランク・シナトラの映画は初めて見ましたが、弟というよりは息子に見える兄弟の設定って原作がそうだったのかは分かりませんが、無理があるような気がしました。
ちょっと老けすぎ…(ファンの方すみません!)
でも、遊び人の放蕩息子という役にはぴったりでした。
地のままなのかな…違和感なしですよね。

女優陣の衣装や化粧がすごいです。
これまた時代を感じますね。

そんな中、シナトラの七三分けのキッチリ具合が、一番印象に残りました。
鑑賞日 2002.12.10

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spink.gif ナイト・アンド・ザ・シティ(1992)   アメリカ
  NIGHT AND THE CITY  [105分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ
監督 アーウィン・ウィンクラー
出演者 ロバート・デ・ニーロ (ハリー・フェビアン)
ジェシカ・ラング   (ヘレン・ナゼロス)
クリフ・ゴーマン   (フィル・ナゼロス)
アラン・キング    (アイラ・グロスマン:ブンブン)
ジャック・ウォーデン (アル・グロスマン)
イーライ・ウォラック (高利貸しのペック)
バリー・プリマス   (トミー・テスラー)
ペドロ・サンチェス  (サンチェス)
コピー 夢は眠らない、愛は眠らない、野望ふる街。
あらすじ
ニューヨークのしがない弁護士ハリーは、ボクサーの揉め事を仲介した事をきっかけに、ボクシングの興行をプロモートし、ひと花咲かせたいと願うようになる。
そこで、行きつけのバーの店主フィルに、金を貸してくれと頼みに行くが、彼の妻ヘレンの提案で、自分で7500ドル集められたら、残りの7500ドルを貸してくれることになった。
実はヘレンとハリーはデキていて、裏で協力しあっていたのだ。
興行の為に、NYの実力者ブンブンの兄で、元ボクサーのアルを仲間に引き込んだハリー。
その事で、ブンブンから目を付けられることになった。
感想
最初から無謀な計画で、出来る訳ないと思いながらの鑑賞でした。
急にボクシングの興行に目覚めるのも説得力がないし、あんなにこだわる理由が分かりませんでした。

お金が一つもないのに、あんなに自信満々なのも理解できない。
人の事も素直に信じちゃうし、本当に弁護士なの!?と疑いたくなるくらいのキャラです。

そんなバカで滑稽な男を、ロバート・デ・ニーロが見事に演じています。
表情がコロコロ変わる道化っぷりもはまってました。

ヘレンも新しい町でやり直せばいいのに、NYに拘った為に潰されてしまいました。
大人しく西海岸に行っておけば、損はしなくて済んだでしょうね。

よぼよぼのお爺さんまで巻き込んで、本当にどうしようもありません。
お金の為じゃないって言ってるし、だったら何のためにやってるんでしょう。
何をやっても滑稽にしか見えませんでした。

「街の野獣」という作品のリメイクみたいですね。
あらすじを読んだら、そちらの方が面白そうでした。
時代が合ってないのかもしれませんね。
とても残念な作品でした。

リメイク作品。

《関連作品》
「街の野獣」(1950)
鑑賞日 2018.01.29

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spink.gif ナイト&デイ(2010)   アメリカ
  KNIGHT AND DAY  [109分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション
監督 ジェームズ・マンゴールド
出演者 トム・クルーズ     (ロイ・ミラー)
キャメロン・ディアス  (ジューン・ヘイヴンス)
ピーター・サースガード (フィッツジェラルド)
ヴィオラ・デイヴィス  (イザベル・ジョージ長官)
ポール・ダノ      (サイモン・フェック)
ジョルディ・モリャ   (アントニオ・キンターナ)
マギー・グレイス    (エイプリル・ヘイヴンス)
フォーク・ヘンチェル  (ベルンハルト)
マーク・ブルカス    (ロドニー)
レニー・ロフティン   (ブレイセズ)
コピー ワイルドな誘惑。スイートな衝撃。
あらすじ
理想の男性を追い求める平凡な女性ジューン・ヘイヴンスは、ある日、妹の結婚式に向かうためのウィチタ・ミッド・コンティエント空港でハンサムな男性、ロイ・ミラーと運命的な出会いを果たす。
彼とは機内でも近くの席になり、そのハンサムな笑顔に胸をときめかせるジューン。
しかし、彼女が化粧室に入った瞬間、ロイは機内に潜んでいた敵一味と大乱闘を繰り広げる。
そして、何も知らず席に戻ってきたジューンにパイロットを殺したことを告げると、パニックに陥る彼女をあやしながら見事に飛行機を不時着させる。
感想
「バニラ・スカイ」のコンビが再びタッグを組んだ、気軽に見れるアクション映画でした。
本当にトム・クルーズはこういう役が得意ですね。

どんな時でも爽やかな笑顔のロイ・ミラー。
これだけ強くてカッコ良かったら誰でも惚れちゃいますよ。
どんなに危険な場面でも守ってくれるのとか憧れちゃいます。

ただ行き掛かり上、連れ歩かれていたジューン。
妹の結婚式に出るだけの用事だったのに、ヤバイ秘密を見てしまってあっという間に巨大組織から追われる身に。
何かあると寝かされて、知らない間に移動している。
生きて目覚めれてるから良いけど、その間に死んでるかもと考えると恐ろしいですね。

せっかく普通の生活に戻れるチャンスがあったのに、自ら危険な方に突き進みます。
しかも、危険な旅をしていく内に、持って生まれたセンスを発揮。
バイクに二人乗りしながら、アクロバティックに後ろの敵を倒すシーンは痺れました!
ただ守られるだけの姫から、自らも剣を持つ女戦士にレベルアップです。

スペインのお祭りの中、狭い街を猛スピードでカーチェイスするアクションがスリル満点でした。
車や人だけでなく、牛までも一緒に走ってて笑いを誘います。
この緩急の使い方もセンス良くて楽しめました。

しかし、目覚めてピチピチの水着に着替えてたら、さすがに嫌だな。
例え目を瞑って着替えさせてくれたとしても・・・。(笑)
鑑賞日 2021.11.16

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spink.gif ナイトウォッチ(1997)  アメリカ  PG−12
  NIGTHWATCH   [102分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス
監督 オーレ・ボールネダル
出演者 ユアン・マクレガー     (マーティン・ベルズ)
パトリシア・アークエット  (キャサリン)
ジョシュ・ブローリン    (ジェイムズ・クリスチャン・ガルマン)
ニック・ノルティ      (トーマス・クレイ)
ローレン・グレアム     (マリー)
アリックス・コロムゼイ   (ジョイス)
ジョン・C・ライリー    (ビル)
コピー 夜警(ナイトウォッチ)さん、誰かが屍体を動かしている…
あらすじ
大学院生のマーティンはお金を稼ぐ為に、検視施設の死体安置場で夜警のバイトをする事にした。
一晩中、読書をしていればいい楽なバイトだと思っていたが、人の居なくなった施設は異様に静かで、落ち着いて読書など出来なかった。
前任の老夜警の説明が嫌に意味ありげなのもあり、いろんな事が気になって仕方が無い。
そんな中、世間を騒がせている連続殺人事件の被害者が運ばれて来た。
検視施設で不安な夜を過すマーティン。
その時、鳴る筈の無い死体安置場直通の非常ベルが鳴り響く。
感想
主演がユアン・マクレガーという事だけで見ようと思った作品でした。
内容を全然知らなかったので、最初死体ごっこをしている男女のシーンから始まって驚きました。
それから検視施設の異様な雰囲気…私には怖過ぎます!!
夜警をしているマーティンが、かなりおどおどしてましたけど、この映画を見ている私のほうがおどおどして挙動不審だったと思います。(笑)
前任の夜警の人の説明が、ここで絶対何かが起きるという雰囲気をプンプン漂わせているんです。
何か隠しながら忠告している感じが、すごく良く出ていて怖かったです。
この人、顔も怖いしね。

でも怖いのは前半だけで、後半は人間の罪の擦り付け合いで雰囲気が盛り下がります。
怪しい不気味な雰囲気から、急に生々しくなるんですよ。
まあ、監督としては生々しい方を描きたかったんでしょうから、こうなるのは必然でしょうけどね。
この作品はオーレ監督自身の「モグル」という作品のリメイクだそうです。
オリジナルを見て無いので何とも言えませんが、リメイクする程かな?
確かに展開も面白いし、設定も良い。
でも何か足りない感じがするんです。
何かスッキリしない、そんな印象です。

期待のユアンは事件に巻き込まれる大学院生役でしたが、あまりに巻き込まれるだけでガッカリでした。
でもこういう主人公も有りかな。

キャサリン役のパトリシア・アークエットの髪が、取って付けたカツラみたいなのが気になりました。
絶対カツラだと思ってたから、いつ取るのかドキドキしてたのに、結局最後まで取りませんでした。(笑)
すんごい思わせぶりなのに関係無いのか!!
こういう所で目を引く理由って何?
ここは腑に落ちませんでした。

リメイク作品。

《関連作品》
「モルグ」(1994)デンマーク
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2003.05.19

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spink.gif ナイト・ミュージアム(2006)   アメリカ
  NIGHT AT THE MUSEUM  [108分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/ファンタジー/アドベンチャー
監督 ショーン・レヴィ
出演者 ベン・スティラー      (ラリー・デリー)
カーラ・グギーノ      (レベッカ)
ディック・ヴァン・ダイク  (セシル)
ミッキー・ルーニー     (ガス)
ビル・コッブス       (レジナルド)
ジェイク・チェリー     (ニック・デリー)
ロビン・ウィリアムズ    (テディ・ルーズベルト大統領)
ミズオ・ペック       (サカジャウィア)
ラミ・マレック       (アクメンラ)
リッキー・ジャーヴェイス  (マクフィー博士)
アン・メアラ        (デビー)
キム・レイヴァー      (エリカ・デリー)
スティーヴ・クーガン    (オクタヴィウス)
オーウェン・ウィルソン   (西部のミニチュア人形)
コピー みんな みんな、動き出す!
あらすじ
ニューヨークに住む冴えないバツイチ男:ラリー・デリー。
現在は失業中で、最愛の息子ニッキーにも愛想を尽かされてしまう始末。
そこで新しい職探しを始めたラリーは、自然史博物館の夜警の仕事にありつく。
さっそく先輩の老警備員から仕事を引き継ぎ、夜の博物館で勤務初日を迎える。
ところが見回りを始めたラリーは、誰もいないはずの展示室から不思議な物音を聞く。
なんとティラノザウルスの全身骨格が吸水機から水を飲んでいるではないか。
しかも、モアイ像や原始人、動物たちなど、博物館の展示物が次々と生き返り、勝手気ままに動き出していた。
感想
ベン・スティラーの真面目系コメディですね。
博物館の展示物たちが毎夜動き出すなんて、面白い設定です。
しかし、毎日動いて、博物館が荒れ放題なのに、朝には綺麗になっているのが不思議です。
ゴミは夜警の皆さんで片づけるんですよね。
大変な仕事だ。(汗)

子供に良いとこ見せられて、父の威厳も守れたし、最高の職場に就職出来て良かったね。

私だったら一日で逃げ出してると思います。
動くんじゃないかと想像しただけでも怖いのに、本当に動いたら卒倒するでしょ、普通は!

そして、元気なお爺さん警備員たちも良かったです。
特に喧嘩っ早い小さいお爺さんね。
この人にベン・スティラーがやられっぱなしなのが、面白かったな。

ミニチュア人形たちの喧嘩も見応えあり。
ローマ帝国皇帝オクタヴィアヌスと米西部開拓時代の英雄スミスという、時代の全然違う二人がずっといがみ合ってるんですよ。
大勢のミニチュアたちがいつでもどこでもいがみ合っていたのに、最後はタッグを組んで敵を追い込んでいくんです。
ベン・スティラー作品ではお馴染みのオーウェン・ウィルソンが大活躍でした。

クスクス笑える小ネタが満載の作品です。
」もあるみたいなので、見てみたいと思います。

《関連作品》
ナイト・ミュージアム2
「ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密」
鑑賞日 2017.09.21

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spink.gif ナイト ミュージアム2(2009)   アメリカ
  NIGHT AT THE MUSEUM: BATTLE OF THE SMITHSONIAN  [105分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/ファンタジー
監督 ショーン・レヴィ
出演者 ベン・スティラー     (ラリー・デリー)
エイミー・アダムス    (アメリア・イヤハート)
ロビン・ウィリアムズ   (テディ・ルーズベルト)
オーウェン・ウィルソン  (ジェデダイア)
リッキー・ジャーヴェイス (マクフィー博士)
クリストファー・ゲスト  (イワン雷帝)
ハンク・アザリア     (カームンラー)
アラン・シャバ      (ナポレオン・ボナパルト)
ビル・ヘイダー      (カスター将軍)
スティーヴ・クーガン   (オクタヴィウス)
ジョン・バーンサル    (アル・カポネ)
ミズオ・ペック      (サカジャウィア)
ジェイク・チェリー    (ニック・デリー)
ラミ・マレック      (アクメンラ)
コピー この夏、世界最大の博物館が
動き出す!
あらすじ
ニューヨークの自然史博物館で起きた展示物たちの大騒動から数年後。
元警備員のラリーは息子との絆も取り戻し、多忙な日々を送っていた。
一方、自然史博物館の展示物たちも“魔法の石板”の効力で毎晩自由に動き回り、優雅に過ごしている。
そんなある日、自然史博物館の改装により、展示物たちはワシントンのスミソニアン博物館へ移送されることになった。
すると間もなくして、ラリーのもとにミニチュアのカウボーイ:ジェデダイアから助けを求める電話が掛かってくる。
移送の際、自然史博物館に残されるはずだった石板が一緒に運ばれてしまったため、スミソニアンの展示物も甦らせてしまったのだ。
感想
ナイト・ミュージアム」の続編です。
今回は、舞台をスミソニアン博物館に移して大暴れでした。

いつものメンバーに加えて、新しい仲間も増えました。
一番活躍したのは、女性で初めて大西洋単独横断飛行に成功したアメリア・イアハート。
冒険が大好きというだけあって、難しいミッションも難なくこなしていましたね。
演じたエイミー・アダムスがキュートで、とても魅力的なキャラクターになってました。

そして、お馴染みミニチュアカウボーイのジェデダイア。
敵に捕まった彼は、砂時計の中に閉じ込められるはめに!!
小さい彼にぴったりの生き地獄。
思わず感心してしまいました。(汗)

今回は絵の中にも入ってましたね。
終戦で賑わう街でのキスシーンの写真です。
本物の彼の代わりにキスまでしちゃって!
やりたい放題です。
もしそんな事が出来るなら、モナリザの絵の中に入って彼女とお話してみたいな。

最後は懐中電灯で真剣勝負。
彼の懐中電灯さばき、カッコ良かったですね。
こんなに万能な器具だとは思ってなかったです。

今回も前回同様面白かったです。
まだ続編があるみたいですね。
そちらも見てみたいと思います。

《関連作品》
ナイト・ミュージアム
「ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密」
鑑賞日 2018.04.04

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spink.gif ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993)   アメリカ
  THE NIGHTMARE BEFORE CHRISTMAS  [76分]
管理人評価   ★★★★★
ジャンル アニメ/ファンタジー
監督 ヘンリー・セリック
出演者 <声の出演>
クリス・サランドン    (ジャック・スケリントン)
キャサリン・オハラ    (サリー)
ウィリアム・ヒッキー   (フィンケルスタイン博士)
グレン・シャディックス  (町長)
ダニー・エルフマン    (バレル)
ポール・ルーベンス    (ロック)
エド・アイボリー     (サンタクロース)
ケン・ペイジ       (ウーギー・ブギー)
コピー いちばん大切なものは、
夢ですか、愛ですか。
あらすじ
祝日の国。
不気味なハロウィン・タウンに住むジャックは、毎年みんなを怖がらせてカボチャ王と呼ばれていたが、いつも同じ事の繰り返しに悩んでいた。
そんな時、迷った森の中で不思議なドアを発見。クリスマスツリーのドアの中に入ると、そこはクリスマス・タウンだった。
クリスマスに感動したジャックは、その素晴らしさをみんなの前で発表する。
しかし、実際に経験した事無い人達は、いまいち理解していないようだ。
ジャックは色々と悩んだ末に、自分達でクリスマスをやってみようと思い付く。
感想
これは面白かったです!っていうかこの独特な雰囲気が好き!
まず、祝日の国って発想が素晴らしいですよ。
他にもハート型のドアとか、七面鳥のドアとかあったから、そちらも覗いて見たくなります。
夢があって、将来は子供に見せたい映画ですね。

タイトルにティム・バートンのって書いてあったから、てっきり監督は彼だと思っていたのに、違うんですね。
でも、これはまさにティム・バートンワールドですよ!
本当に墓場が好きなんだな〜ってしみじみ思いました。

76分と短いけど、クレイアニメでここまでのものを作り上げるには、相当な時間がかかったはず!
っていうかどういう仕掛けか興味津々ですわ。

ミュージカル風で、とっても楽しい歌がいっぱい。
一番好きだったのは、オープニングのハロウィンの歌ですね。
久しぶりにサントラ欲しいと思う作品に出会いました。

不気味なキャラばかりだけど、すごくユニークで段々と愛着が沸いてきます。
主役のジャックの奮闘ぶりは涙ぐましいですね。
みんなにクリスマスを理解してもらうために、色々な実験をしたり、本を読み漁ったり。
頑張ってもどしても不気味なものを作ってしまう辺りが、切ないながらも笑えます。

一番のお気に入りは幽霊犬のゼロ。
布製でフワフワしてる所がGOOD!
霧の夜には鼻が光るトナカイ犬に大変身。
大活躍でした。

あと、フィンケルスタイン博士も密かにお気に入り。
彼はただ寂しかっただけなんですよね。
脳みそを分け合って作った奥さん、上手くいって良かったな。
彼が脳みそをぷにぷにかく所が可愛かったです。

今まで見た映画の中で一番気持ち悪いヒロイン:サリー。
自分の体をバラバラに出来る特技を活かし、博士の城から抜け出したり、ブギーを誘惑したりしてました。
博士には毒をもって逃げるけど、ジャックにはとっても優しい女性でしたね。

すっかりお気に入りになって、もう何回も見てしまいました。
たぶんこれからも、沢山見ることになるでしょう。
ハロウィンからクリスマスの時期にかけて(長いな!)、おすすめの一本です!!

ビデオにはおまけとして短編映画「フランケンウィニー」ついてました。
こちらも良かったですよ。

どうでも良い事、発見しちゃいました。
下の「ナイル殺人事件」とこのキャッチコピーが、なんと同じ!!
こんな事もあるんですね〜。
鑑賞日 2004.11.06

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spink.gif ナイル殺人事件(1978)  アメリカ
 DEATH ON THE NILE   [140分]
管理人評価   ★★
ジャンル ミステリー
監督 ジョン・ギラーミン
出演者 ピーター・ユスティニフ   (エルキュール・ポアロ)
ミア・ファロー       (ジャッキー・ベルポール)
ロイス・チャイルズ     (リネット・リッジウェル)
マギー・スミス       (バワーズ)
アンジェラ・ランズベリー  (サロメ・オッターヴォーン)
ジェーン・バーキン     (ルイーズ)
オリビア・ハッセー     (ロザリー・オッターボーン)
ジョージ・ケネディ     (ペニントン)
デヴィッド・ニーヴン    (レイス大佐)
コピー 華麗なロマンを秘めて、今世紀最大のミステリーが始まる!

いちばん大切なものは、夢ですか、愛ですか。
あらすじ
エジプトのナイル川を上る客船の中で金持ち令嬢リネットが殺された。
なんとこの船に乗っている客は、全員何かしら彼女に恨みを持つ者たちばかりだった。
偶然居合わせた名探偵エルキュール・ポアロが、この殺人事件の真相を解き明かす。
感想
この作品は、ご存知アガサ・クリスティーの「ナイルに死す」の映画化です。
前に「オリエント急行殺人事件」を見て、今まで見た事なかった結末に感動したので、この作品にも期待してました。

最初は登場人物が多過ぎて、誰が誰だか理解するまでにかなり苦労しました。
軸になるのは、リネットが友人のジャッキーから恋人のサイモンを奪い結婚した事ですね。
それを恨みに思っているジャッキーが、二人の周りをしつこくつけ回し、リネット殺しの容疑をかけられる。
と思いきや彼女には完璧なアリバイがあって……。
いや〜、良く出来たサスペンスだ!
最後まで全然犯人が読めませんでした。(いつもの事ですけどね)

ポアロと一緒に全員のアリバイを確認していく作りになっているので、全員の関係が分かりやすくなり、誰に犯行が可能だったかを一緒に推理できるんですよ。
実に面白い!でも分からない…。(-_-;)

キャストが豪華でミア・ファロー(ジャッキー)、マギー・スミス(元看護婦バワーズ)、ジェーン・バーキン(リネットの使用人ルイーズ)、オリビア・ハッセー(作家サロメの娘ロザリー)など層々たるメンバーです。

謎解き、真犯人とドキドキしながら見てましたが、この結末もかなりの衝撃でした。
期待は裏切りません!

ポアロが言ったモリエールの言葉"女の大いなる野望とは男に愛をふきこむ事である"というのが、とても印象に残っています。

《関連作品》
リメイク作品「ナイル殺人事件」(2020)

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spink.gif ナイロビの蜂(2005)   イギリス
  THE CONSTANT GARDENER  [128分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/ドラマ
監督 フェルナンド・メイレレス
出演者 レイフ・ファインズ    (ジャスティン・クエイル)
レイチェル・ワイズ    (テッサ・クエイル)
ユベール・クンデ     (アーノルド・ブルーム)
ダニー・ヒューストン   (サンディ・ウッドロウ)
ビル・ナイ        (サー・バーバード・ペレグリン)
ピート・ポスルスウェイト (ロービア)
コピー 地の果てで、
やっと君に帰る。
あらすじ
ケニアのナイロビ。
ガーデニングが趣味の英国外務省一等書記官ジャスティン。
事なかれ主義の彼は、アフリカで精力的に救援活動を続ける妻テッサの行動には深く立ち入らず、見ない振りを通していた。
ところがそんなある日、テッサは救援活動中に何者かに殺されてしまう。
事件に不審なものを感じたジャスティンは、意を決して自ら調査に乗り出す。
感想
なるほど〜。
なかなか難しいテーマですね。

アフリカの悲惨な現状と、それを悪どいやり方で利用している製薬会社の実態が見えました。
普通の企業が利益も出ないのに何かやるって事はないのね。
でも、そのために命を懸けて戦っている人たちがいるんです。

テッサはずけずけと物を言う鬱陶しい人だから、上司からしたら目の上のたん瘤だけど、アフリカの人たちからしたら正に救世主。
テッサのこの原動力は何なんだろう。
人を助けたいという純粋な思いからなのか。

テッサを演じたレイチェル・ワイズは、アカデミー賞主演女優賞受賞。
確かに素晴らしい演技でした。
登場シーンは全て回想シーンでしたけどね。

そんな妻の信念を最後まで受け継いだ夫:ジャスティン。
本当の彼女を知ったのが死んでからというのが何とも切ない。
でも、これで二人は真の夫婦になれたんですね。

ドキュメンタリーのような映像は、生々しく見ていて喉が渇くような暑さと渇きを感じました。

アカデミー賞主演女優賞受賞作品。
鑑賞日 2007.07.18

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spink.gif ナインスゲート(1999)  フランス/スペイン
   The Ninth Gate   [133分]
管理人評価   ★★
ジャンル ミステリー/サスペンス
監督 ロマン・ポランスキー
出演者 ジョニー・デップ     (ディーン・コルソ)
フランク・ランジェラ   (ボリス・バルカン)
レナ・オリン       (リアナ・テルファー)
エマニュエル・セイナー  (女)
ジャック・テイラー    (ヴィクター・ファルガス)
バーバラ・ジェフォード  (ケスラー男爵夫人)
ホセ・ロペス・ロデロ   (パブロ/ペドロ・セニサ)
ジェームズ・ルッソ    (バーニー・アンスティン)
コピー 神に聖書があるように、
悪魔にも秘密の書があった
あらすじ
稀少価値の高い古書の専門家で本の探偵でもあるディーン・コルソ。
彼は悪魔研究家として名高い出版社の社長バルカンから、世界に3冊しか存在しないとされる伝説の悪魔祈祷書「影の王国への九つの扉」という本の真偽を確かめたいを頼まれる。
コルソは彼の依頼を受け、バルカンの持っている本と他の2冊を比べる為に、残りの本の持ち主のいるヨーロッパへと旅立つ。
感想
ホラーかと思って気合いを入れて観たのですが、怖い系ではなく謎がいっぱいのミステリーでした。
本についての謎は比較的早く解明するのですが、映画を見終わってもこの作品自体の謎がいまいち掴み切れませんでした。
結局どうゆう事なのかな〜。
推測の域を出ないまま、中途半端に納得している状態です。(^_^;)

白髪交じりで渋いインチキ詐欺師みたいなジョニー・デップの風貌が良い味出してました。
一癖ありそうな雰囲気は、古書探偵という特殊な職業に合ってます。
こういう仕事の人がピシッとスーツで決めていると、返って胡散臭いですからね。

彼はバルカンの依頼通り、伝説の本の鑑定をこなすのですが、その途中で何回も同じ女性に出会ったり、本の持ち主に異変が起ったりと、奇妙な出来事が多発するのです。
訳が分からないまま、事件に巻き込まれるコルソ。
それまでのただ見比べる作業から、その本の謎について興味を持ち始める過程は、なかなか良かったと思います。

シリアスなミステリーの中で、唯一コミカルな双子の古書店主パブロとペドロがお気に入りです。
はじけてるキャラという訳ではないのですが、交互に話す絶妙なタイミングがツボでした。
可愛いと言えるほどお茶目ではないですが、妙な怪しさが魅力の二人でした。
あと、何気ないシーンだったのですが、コルソが女に朝早く起こされた時に、時計をしてない腕を観て「今何時だ?」って言った所が笑えました。(特に意味はなし…)

最後は自分なりの解釈しか出来ませんけど、あの終わり方もありかな〜と思いました。
理解出来なくても、それぞれに色んな想像が出来ますからね。

一つ気になったのは、女が自分の鼻血をコルソにつける所です。
これは少々抵抗あるんじゃないのかしら。
だって、鼻血だよ、鼻血…。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します

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spink.gif 奈緒子(2008)   日本     [120分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/青春/スポーツ
監督 古厩智之
出演者 上野樹里   (篠宮奈緒子)
三浦春馬   (壱岐雄介)
笑福亭鶴瓶  (西浦天宣)
佐津川愛美  (吉澤結希)
柄本時生   (奥田公靖)
綾野剛    (黒田晋)
富川一人   (宮崎親)
タモト清嵐  (吉崎悟)
結城洋平   (藤本卓治)
五十嵐山人  (佐々木黙然)
佐藤タケシ  (五島伸幸)
兼子舜    (上原高次)
藤本七海   (12才の奈緒子)
境大輝    (10才の雄介)
嶋田久作   (診療所の医師)
奥貫薫    (壱岐和子)
嶋尾康史   (壱岐健介)
山下容莉枝  (篠宮加奈子)
光石研    (篠宮隆文)
コピー 君のために、走る
あらすじ
長崎県波切島。
喘息の療養のため島を訪れていた12歳の少女・奈緒子。
ある日、両親と船釣りに出た際、誤って海に落ちてしまい、彼女を助けた男性が命を落としてしまう。
それは島で出会った走る事が好きな少年:雄介の父だった。
6年後。
東京に戻っていた奈緒子は、天才ランナーとなった雄介と偶然の再会を果たす。
2人の複雑な因縁を知った波切高校陸上部の西浦監督は、奈緒子をマネージャーとして陸上部の夏合宿に迎え入れるのだった。
感想
爽やかなスポーツ青春映画です。
今は大活躍の役者さんたちも、皆初々しく幼さの残る頃の作品ですね。

特に主演の三浦春馬くんが、表情も少なく周りから浮いてるようにも見えました。
子役から活動している彼なら、もっと表情豊かに演じれると思うのですが、クールに演じているという事でしょうか。

そういう意味では上野樹里ちゃんも、険しい表情が多かった印象です。
のだめの印象が強いので、彼女と言ったら笑顔なのですが、こちらの作品では置かれた状況が複雑な為に、難しい表情が多かったです。

故意ではないとはいえ、奈緒子を助けて事故に遭ったのは事実なので、雄介としても怒りのぶつけ所にしてしまうのも仕方ないとは思います。
でも、成長していく上で、そのわだかまりを溶かしていくのも大事なこと。
そのきっかけを監督が作ってくれました。

最後の夏と分かっていた監督は、奈緒子を呼んで雄介と仲直りさせたかったし、それが雄介の走りに対する成長にも繋がると踏んでいた訳ですね。
監督の読み通り、厳しくする事でいざこざもあったけど、それぞれが成長してチームとしてまとまる事が出来ました。

お話としては良いと思うのですが、主役の二人に魅力が感じられなくて、評価が伸びませんでした。
どうしても表情が硬いって印象が拭えません。
今の活躍を知っているだけに、こんな時もあったのが意外です。

漫画原作作品。
鑑賞日 2022.09.16

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spink.gif 永い言い訳(2016)   日本     [124分]   PG−12
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 西川美和
出演者 本木雅弘   (衣笠幸夫(津村啓))
竹原ピストル (大宮陽一)
藤田健心   (大宮真平)
白鳥玉季   (大宮灯)
堀内敬子   (大宮ゆき)
池松壮亮   (岸本信介)
黒木華    (福永智尋)
山田真歩   (鏑木優子)
松岡依都美  (栗田琴江)
岩井秀人   (桑名秀人)
康すおん   (大下潤之介)
戸次重幸   (田原尚也)
淵上泰史   (甲斐くん)
ジジ・ぶぅ  (増田耕作)
小林勝也   (山本康三)
深津絵里   (衣笠夏子)
〈声の出演〉
木村多江   (安藤奈緒美)
コピー 妻が死んだ。
これっぽっちも泣けなかった。
そこから愛しはじめた。
あらすじ
人気作家の津村啓として活躍する衣笠幸夫。
長年連れ添ってきた妻との間に子どもはおらず、夫婦関係も最近はすっかり冷え切っていた。
ところがある日、その妻が旅先でバス事故に遭い、一緒に行った親友とともに亡くなってしまう。
間の悪いことに、そのとき幸夫は不倫相手と密会中だった。
後ろめたさは感じつつも、素直に悲しむことができない幸夫。
そんなある日、遺族への説明会で、幸夫とは対照的に激しく取り乱す妻の親友の夫・大宮陽一と出会う。
トラック運転手として働く陽一は、まだ手のかかる2人の子どもを抱え、途方に暮れていた。
すると幸夫は自分でも驚いたことに、子どもたちの世話を自ら買って出る。
感想
監督が原作も書いてる作品なんですね。
文章も書けて、映像も撮れるなんて、すごく多才な方だなぁ。

津村啓という人物が、良い感じにイラつく人で、冷めた目で見てしまいました。
子供と接していても、急に切れ始めるんじゃないかと冷や冷やするんです。
でも、その中で少しずつ、彼自身も変わっていって、冷静に自分を見つめる事が出来るようになっていきました。
妻の事も、仕事の事も、仲間の事も。
そうする事で、良い仕事が出来て、人間関係も改善し、大宮家の人たちとも仲直り出来たんですよね。

今、配偶者に死なれたら、どうなってしまうのか。
結構真剣に考えさせられました。
子供たちと残されて、今までの生活を維持するのは無理な事です。
何かを犠牲にしなくちゃ、前に進めないのかも。
過去にしがみつかずに、生活する事が出来るのか。
登場人物の葛藤がリアルで、身につまされる思いがしました。

子供も子供で悩みがあるんですよね。
特に自分の力では限界があるから、誰かを頼らないと生きれないし。
やりたい事が出来ない苛立ちをぶつける事が出来ない苦しさ。
まだ6年生なのに、自身の受験と妹の世話まであって、真平くんの頑張っている姿が切なかったです。

「人生とは他者である。」
というのは深すぎて、良く意味が分からないけど・・・。
人間は一人じゃ生きられないって事かな??

大人のどす黒い所を子供のピュアな心で浄化しているようですね。
見ている私たちも、子供たちの頑張りや無邪気さに触れて、違う感情が生まれて来るようです。
確かに、子供がいる事で犠牲にしなきゃいけない事もあるけど、それを補って余りある可愛さがあります。
津村みたいな偏屈で嫌味な人にも、この癒しが効いたみたいで、彼の変化が嬉しかったです。

監督の他の作品も気になったので、これを機会に見てみようと思います。
鑑賞日 2018.08.21

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spink.gif 長いお別れ(2019)   日本     [127分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 中野量太
出演者 蒼井優   (東芙美)
竹内結子  (今村麻里)
松原智恵子 (東曜子)
山崎努   (東昇平)
北村有起哉 (今村新)
中村倫也  (磐田道彦)
杉田雷麟  (高校生の今村崇)
蒲田優惟人 (小学生の今村崇)
不破万作  (萩原)
小市慢太郎 (医師)
コピー だいじょうぶ。
記憶は消えても、
愛は消えない。
あらすじ
かつて中学校の校長をしていた厳格な東昇平が認知症と診断される。
父の70歳の誕生日に、久々に顔を揃えた娘たちは、母・曜子からその事実を告げられ、動揺を隠せない。
近所に住む次女の芙美は、カフェを開く夢を抱いて奮闘しながらも、上手くいかない恋愛に思い悩む日々。
一方、夫の転勤でアメリカ暮らしの長女・麻里は、いつまでたっても現地の生活に馴染めず、思春期の息子のことも気がかり。
そんな中、徐々に記憶を失っていく昇平が引き起こす、いくつもの予測不能のアクシデントに振り回されていく。
感想
もう他人事とは言えない年になったなと思いながらの鑑賞です。
私の両親ももう70代。
いつこうなってもおかしくないと思っています。

校長まで務めた自慢の父の病気に戸惑いを隠せない娘たち。
今まで頼りにしていた存在が、急に守らなくてはいけなくなるのですから、その戸惑いも想像に難くありません。

体が元気だとすぐに家を出て行ってしまって大変です。
でも、今の時代はGPSという強い味方がいるので安心ですね。
遊園地で嬉しそうにメリーゴーランドに乗っている姿に目頭が熱くなりました。
家族の為に3本の傘を持って、お迎えに来たつもりなんです。
悲しくも心温まるエピソードでした。

いつも強面の山崎努さんが、認知症のお父さんという事でお茶目な所が多かったのが微笑ましかったです。
難しい漢字も知っていて、孫に”漢字マスター”と呼ばれるくらいなんです。
あの「エリザベス」は難しくてカッコ良かったです!

お別れまで7年ですか。
その間、母の網膜剥離の手術があったり、息子の不登校があったり、恋人との別れがあったりと、皆にも色々ありました。
時間がある分、ゆっくりとお別れが出来ましたね。
現実問題楽しいとは言えないだろうけど、急にいなくなるよりは良いのかな。

うちのひいおじいちゃんも認知症になったけど、最後はひいおばあちゃんが死んだひいおじいちゃんの物は全部捨てたいと言うくらい険悪になってました。
映画のように優しく寄り添えるのが理想でしょうけど、現実は我慢の連続だったんだと思います。

とても優しい丁寧な作りで好感が持てます。
認知症になってもこれくらい穏やかに逝けたら良いですね。

小説原作作品。
鑑賞日 2021.12.11

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spink.gif 眺めのいい部屋(1986)  イギリス   R−15+
  A Room with a View  [114分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ロマンス
監督 ジェームズ・アイヴォリー
出演者 ヘレナ・ボナム・カーター  (ルーシー・ハニーチャーチ)
マギー・スミス       (シャーロット・バートレット)
デンホルム・エリオット   (ミスター・エマソン)
ジュリアン・サンズ     (ジョージ・エマソン)
ジュディ・デンチ      (エレノア・ラビッシュ)
ダニエル・デイ=ルイス   (シシル・ヴァイス)
サイモン・カラウ      (アーサー・ビーヴ)
ファビア・ドレイク     (マリオン・ハニーチャーチ)
ルパート・グレイブス    (フレディ・ハニーチャーチ)
コピー 愛は、きよらかな光の発見。
あらすじ
1907年。 イギリス良家の令嬢ルーシーは、年上の従姉シャーロットと一緒に、イタリアのフィレンツェを訪れる。
しかし、予約したペンションは女将の言っていたアルノ川に面する眺めの良い部屋ではなかった。
二人が夕食の時にその部屋の事について揉めていると、一緒のテーブルにいた階級意識に束縛されない自由な考えのエマソン氏とその息子ジョージが、自分たちの眺めの良い部屋と交換しましょうと申し出てくれた。
お堅い考え方のシャーロットは一度お断りするが、結局その言葉に甘え部屋を交換してもらった。
この出会いからお互いを意識するようになり、情熱的なキスまで交わしたルーシーとジョージ。
しかし、ルーシーはイギリスに帰って、高い教養を持つ上流階級出身のシシルと婚約する。
感想
ほんわかとした気分になる美しいラブストーリーですね。
映像も風景も俳優も綺麗で、目の保養にはもってこいの作品だと思います。

あとチャプター事に"ジョージへの嘘"とか"シシルへの嘘"などと分けてあって、ルーシーの心の葛藤が分かり易く描いてある親切な作品でもあります。
ありがちなストーリーですが、ルーシーが古い考えを打ち破って、素直な自分に辿り着くまでが繊細に描かれています。

とにかく出てくる男優さんがみんなカッコ良いんですよ〜!
しかも私好みのイギリス人俳優ばかり!!(イギリス映画だから当たり前か…)
ダニエル・デイ=ルイスの恋愛に疎い紳士も初々しくて素敵だったし、ジュリアン・サンズの金髪サラサラ青年もうっとりするほど綺麗だし、ルパート・グレイブスの姉思いの弟も爽やかで好感触でした。
ちょっと彼の長い前髪は気になったけどね…。(^_^;)
やっぱりイギリス人男優さんって素敵だな〜。
美しい王子様系が多いです。堪らんね。(笑)

この作品の中で印象的なのが絵になるキスシーンです。
ルーシーとジョージの麦畑の中でのキスは、そのまま額に入れて飾っておきたいほど素敵です。
こんなシチュエーションが揃っても、主役が美男美女でなければ成立しないでしょうね。
本当に素敵なシーンです。
これだけでも一見の価値があるかも!

あと個人的に気に入ってるのがシシルとルーシーのヒヨコキスです。
女性の扱いに慣れてないシシルの緊張感が伝わってくるようで、こちらまでドキドキしてしまいます。
シシルの眼鏡がずり落ちる演出も上手いですね。

全体的には地味な作りですが、俳優さんたちが素敵なので、最後まで飽きる事なく見る事が出来ました。
これからも美しい王子様系を求めて、イギリス映画をチェックして行きたいと思います。
鑑賞日 2003.09.23

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spink.gif 凪待ち(2018)   日本     [124分]  PG−12
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/サスペンス
監督 白石和彌
出演者 香取慎吾     (木野本郁男)
恒松祐里     (昆野美波)
西田尚美     (昆野亜弓)
吉澤健      (昆野勝美)
音尾琢真     (村上竜次)
リリー・フランキー(小野寺修司)
三浦誠己     (蝦名政則)
奥野瑛太     (西條翼)
麿赤兒      (軍司知彦)
不破万作     (熊谷義則)
宮崎吐夢     (渡辺健治)
コピー 誰が殺したのか?
なぜ殺したのか?
あらすじ
ギャンブル依存症で、定職にも就かず無為な毎日を送る木野本郁男。
恋人でシングルマザーの亜弓とその娘で高校生の美波のためにもとギャンブルから足を洗い、亜弓の故郷・石巻に移り住み人生をやり直す決意をする。
ところがある日、亜弓と衝突した美波が夜になっても戻らず、心配のあまり亜弓に八つ当たりされた郁男は、彼女を車から降ろし、置き去りにしてしまう。
その後、亜弓は何者かに殺され、遺体となって発見される。
感想
やっぱりアイドルのイメージの強い慎吾ちゃんに、郁男という役は合ってなかったかなと思います。
ギャンブル依存症の悲壮感とか滑稽さが感じられないのは、私の中のイメージが強過ぎるから?

あと、亜弓が殺されたのも謎。
犯人はこの人かなという予想は当たりました。
しかし、動機が分かりません。
具体的な説明もなかったですよね。
ここがかなりのモヤモヤポイントでした。

これって周りの人たちが良い人だから成り立つお話ですよね。
ギャンブル依存症のろくでなしなんて、娘が死んで関係がなくなったらすぐに家から追い出されるでしょ。
それが大切にしていた船を売ってまで借金の肩代わりをしてくれるなんて、どこでそんな信頼を得ていたのか分かりませんでした。
亜弓が良いように言ってくれていたとしても、日頃を態度を見てたらそこまで交流があったようにも思えないし・・・。
美波が懐いていたのも大きかったのかな。

最後の展開もあまりに出来過ぎていて唖然。
おじいさんは一体どんな人なんですか!?
堅気になった人って事?
命を救ってもらったとは言っていたけど、詳しくは分かりません。
ここでもまたモヤモヤポイントが溜まりました。

慎吾ちゃんの役とのイメージギャップ、溜まりに溜まったモヤモヤポイントのせいで、評価は上がりませんでした。
人は失敗しても周りの人たちに支えられて再出発出来る(優しい人に限る)って感じですかね。
ちょっとリアリティに欠けますが、伝えたい事は分かります。

エンドロールの津波で流された家財道具の映像。
これが一番の衝撃でした。
あまりに重い現実。
気持ちがずしんと沈みました。
鑑賞日 2022.04.05

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spink.gif 泣き虫しょったんの奇跡(2018)   日本     [127分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/伝記
監督 豊田利晃
出演者 松田龍平   (瀬川晶司)
野田洋次郎  (鈴木悠野)
永山絢斗   (新藤和正)
染谷将太   (村田康平)
渋川清彦   (山川孝)
駒木根隆介  (畑中良一)
新井浩文   (清又勝)
早乙女太一  (加東大介)
妻夫木聡   (冬野渡)
上白石萌音  (真理子)
石橋静河   (南咲子)
板尾創路   (山口)
藤原竜也   (通りすがりの男性)
大西信満   (瀬川靖司)
奥野瑛太   (池田学)
遠藤雄弥   (山中徹)
山本亨    (中堅棋士)
桂三度    (関西棋士)
三浦誠己   (新條)
渡辺哲    (安田師匠)
松たか子   (鹿島澤佳子)
美保純    (瀬川千香子)
イッセー尾形 (工藤一男)
小林薫    (藤田守)
國村隼    (瀬川敏雄)
コピー 負けっぱなしじゃ、終われない。
あらすじ
中学生でプロ棋士になった谷川浩司棋士のニュースに触れて、プロ棋士を意識するようになった小学5年生の“しょったん”こと瀬川晶司。
隣に住む将棋好きの鈴木悠野と切磋琢磨し、メキメキと実力をつけていく。
そして中学3年生のとき、ついにプロ棋士への登竜門となる奨励会に入会する。
しかしその奨励会には、26歳までにプロになれなかった者は退会しなければならない、という年齢制限に関する厳しいルールが存在した。
やがてしょったんも、その厚い壁を打ち破ることができずに退会を余儀なくされ、会社員として新たな人生を歩み始める。
感想
ご自身の自伝が原作の作品なんですね。
将棋のプロになるのに年齢制限があるのも知らなかったし、アマからプロに挑戦出来なかったというのも知りませんでした。
まあ、将棋については何も知らないんですけどね。(大汗)

無知な私でも将棋の試合は緊張感があって手に汗握る展開でした。
見た目は静かな戦いだけど、棋士たちの頭の中は煮えたぎっているのでしょうね。
年齢制限に達してしまった人たちが奨励会を去る時の切ない表情が印象的です。

26歳になり奨励会を辞めたしょったん。
アマになって初めて将棋の面白さに気付いたのは意外でした。
将棋が大好きで奨励会に入ったはずなのに、いつの間にか勝ちに拘り、楽しむ事を忘れてしまったのです。
伸び伸び将棋を打ち始めたしょったんは、実力を遺憾なく発揮し、アマ名人にまでなりました。

確かにこんなに強いのに年齢制限でプロになれないというのは時代に合わないですよね。
プロ棋士全員の投票で賛成多数だったというのが素晴らしいと思いました。

こういう事実を知れて良かったです。
しょったんの功績のおかげで、2006年からプロ編入制度が正式に決まったそうです。
しかし、現在までで合格したのはしょったんともう一人だけ。
相当高いハードルだったんですね。

ちょい役で有名俳優さんがちらほら出てきて驚きました。
妻夫木聡くんとか早乙女太一くんは役名があったけど、藤原竜也くんなんかただの通りすがりですからね。
しょったんに「頑張って」と声をかけるだけの役。
とっても贅沢な使い方ですね。

本当に事実は小説より奇なり。
映画になった今、世間に広まって欲しい伝記です。

小説原作作品。
鑑賞日 2020.10.07

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spink.gif 泣くな赤鬼(2019)   日本     [111分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 兼重淳
出演者 堤真一   (小渕隆)
柳楽優弥  (斎藤智之)
川栄李奈  (斎藤雪乃)
竜星涼   (和田圭吾)
堀家一希  (斎藤智之(高校時代)
武藤潤   (和田圭吾(高校時代)
佐藤玲   (小渕佐知)
キムラ緑子 (斎藤智美)
麻生祐未  (小渕陽子)
コピー 俺の生徒になってくれて、
ありがとう。
あらすじ
高校教師の小渕隆は、かつては甲子園を目指す強豪校で、その熱血指導ぶりから“赤鬼先生”と呼ばれていた。
しかし今は進学校の野球部での指導に、以前のような情熱を持てずにいた。
そんなある日、病院でかつての教え子でゴルゴの愛称で呼ばれていた斎藤智之と思いがけない再会を果たす。
彼は末期ガンで余命半年の宣告を受けていた。
小渕は野球の素質はあるがこらえ性のないゴルゴに期待をするあまり、独りよがりの熱血指導で追い詰めてしまった過去を振り返り、改めて悔恨の念を強くする。
感想
ベタベタな泣かせる展開でしたが、案の定泣かされてしまいました。
誰しもこうしとけば良かったという後悔の念はありますよね。
普通は年をゆっくり重ねていく上で、徐々に納得していけるものです。

しかし、それが若くして余命宣告をされてしまったら・・・。
運命的にその恩師に再会してしまったら、ずっと後悔していた野球の事を思い出さずにはいられません。

確かに赤鬼のやり方は冷たかったですよね。
褒めて伸ばすやり方だったら、ゴルゴも野球を辞めてなかったかもな。
期待しているなら素直にそう言ってあげていれば良かったのに。
でも、そのやり方でも頑張っている子たちがいるのだから、ゴルゴに弱い部分があったのも事実です。

補導されて警察に迎えに行った時も分岐点でしたね。
忙しさのあまりゴルゴを邪険に扱ってしまった赤鬼。
高校生と言ってもまだ子供です。
カッコ付けてたけど助けて欲しかったように見えました。
切ないすれ違いです。

でも、死ぬ間際になって、後悔していた野球と向き合う事が出来ました。
その事が赤鬼の心にも影響を与えます。
今までの間違った指導に気付いたり、教え子の気持ちに気付いたり。
ゴルゴと関わる事で、新しい発見が沢山あったのです。
二人にとって短い間でも交流出来た事は、大きな財産になりました。

ベタベタな展開でも良いなと思えましたよ。
役者さんたちの演技が素晴らしかったのもあります。
特に堤真一さんの赤鬼は、厳しい時と気の抜けた時のギャップが良かったです。

重松清小説原作作品。
鑑賞日 2022.06.25

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spink.gif 殴者 NAGURIMONO(2005)   日本     [93分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/サスペンス
監督 須永秀明
出演者 玉木宏        (暗雷)
水川あさみ      (月音)
陣内孝則       (ピストル愛次郎)
虎牙光揮       (虎走六)
篠井英介       (皮舌雨舌)
桜庭和志       (銀閣)
高山善廣       (鉄風)
マギー       (男)
ヴァンダレイ・シウバ (モルテ)
ドン・フライ     (メイソン)
コピー 殴り合いも、愛も、生きる痛み。痛みが過ぎれば、死になる。
あらすじ
時代は明治初期。“殴合”と呼ばれる地下賭博があった。
それは、ならず者や格闘家など“殴者”たちを集めて行なう闇試合。
そしてそれを取り仕切るのが、やくざ世界の顔役、ピストル愛次郎率いる雷一家だった。
ここで世話役を務める暗雷。
彼は自分の父を殺した愛次郎に育てられていた。
そんな異常な世界に身を置く暗雷が唯一心を開けるのは、同じく愛次郎のもとで一緒に育てられた月音だけだった。
愛次郎のもとを離れ月音と2人で生きていきたいと願う暗雷。
そこへ、対立する組織、蟷螂一家と雷一家の抗争という千載一遇のチャンスが訪れる。
感想
やっと見れました!
内容はともかく玉木さんだけで★3つ付けちゃいました。
という事は・・・って事なんですけど。
中身は無くても、玉木さんが見れれば良い私にとっては、なかなかの作品でした。

とにかく暗雷がカッコイイ!
着物がよく似合ってます。
ミスドの緑色の着物も良かったけど、こちらの着物も素敵でした。

またドMな設定も萌えますね。
いつも愛次郎に殴られ蹴られ。
愛する月音がレイプされてる時も「そこで見とけ」ですからね。
あんまりです。
この時の前かがみの暗雷がまた良いんだわ。
「ご法度」を玉木さんで見たいと、本気で思いました。

あと、月音をかばってボコボコにされた時の二人ね。
蔵に残され、静かに目覚め、見つめ合う二人。
まさに「美」という言葉がふさわしい!
血まみれのキスもロマンティックでした。

先がないと悟った月音は、二人で永遠になる事を選んだ。
切なく哀しいエンディングだったけど、とっても良かったです。

とにかく格闘シーンは早送り。
長すぎて見てられません。
映画館で見なくて良かったと心から思ったのは秘密です。(笑)
鑑賞日 2008.04.09

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spink.gif ナショナル・トレジャー(2004)   アメリカ
  NATIONAL TREASURE  [131分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アドベンチャー/アクション/ミステリー
監督 ジョン・タートルトーブ
出演者 ニコラス・ケイジ      (ベン・ゲイツ)
ハーベイ・カイテル     (ピーター・セダスキー)
ジョン・ヴォイト      (パトリック・ヘンリー・ゲイツ)
ダイアン・クルーガー    (アビゲイル・チェイス)
ショーン・ビーン      (イアン・ハウ)
ジャスティン・バーサ    (ライリー・プール)
クリストファー・プラマー  (ジョン・アダムス・ゲイツ)
デビッド・ダヤン・フィッシャー (ショー)
コピー 目覚めよ!!
歴史を揺るがす《伝説の秘宝》
その封印を解く最初の鍵は、
アメリカ独立宣言書にあった…
あらすじ
小学生のベンは、祖父から代々伝わる宝の地図の話を聞かされ、それに魅せられる。
彼の興味は尽きる事無く、大人になるとトレジャー・ハンターになった。
スポンサーのイアンに協力してもらい、宝のヒントであるパイプを発見。
次ぎのヒントは、国家の宝である独立宣言書に書かれてあると知り、宣言書を盗む出そうというイアン。
それに反対したベンは、イアンに殺されそうになり、彼より先に宣言書を盗む計画を立てる。
感想
なかなか面白かったです。
私もトレジャー・ハントがしたくなりました!
一緒に謎解きというよりは、流れを見ているだけって感じですね。
だって、全然分からないんだもん!
100ドル札がどんなものかも知らないから、ヒントといわれてもふ〜んとしか思えません。
アメリカ人にとっては「あれがこんな使われ方を!」見たいな驚きが沢山あるんでしょうね。
私には難しかったな。
日本でいうと国会議事堂にある何かが宝探しのヒントになってる感じかな?

そう言っても、ドキドキハラハラの展開には手に汗握りました。
独立宣言書を盗む攻防戦なんか特にすごかった!
すれすれで逃れたりするので、ヒヤヒヤして目が離せません。
でも、展開としては良くあるパターンです。

ニコちゃんはいやしい感じに見えちゃうので、良い子ちゃん作ってるのがちょっと違和感あるな〜。
ずっと金が目的だと思ってみてたけど、そうでもなかったって事なのね。

チェイス女史を演じたダイアン・クルーガーは、やっぱり可愛いですね。
学者としての品の良さも備わってるし、適役だと思います。

しかし、イアンはあんまりインパクトなかったな〜。
そこまで悪者に見えないです。
というか、浅過ぎて魅力が感じられないわ…。
もっと勉強してから出なおして来い!って事でしょ。
何も知らずに銃で脅してヒントをもらったって、お宝が手に入るわけがないじゃん!

やっぱりアメリカ史に詳しくないと難しいね。
でも、それなりに楽しめたのでOKです。
最後はライリーと一緒に感動しちゃった!
ゲイツ家の汚名が晴れて良かったね。
おじいちゃんも天国で喜んでるでしょう!!

ディズニー作品。
鑑賞日 2005.07.02

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spink.gif 涙そうそう(2006)   日本     [118分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/ロマンス
監督 土井裕泰
出演者 妻夫木聡   (新垣洋太郎)
長澤まさみ  (新垣カオル)
麻生久美子  (稲嶺恵子)
塚本高史   (島袋勇一)
中村達也   (金城昭嘉)
平良とみ   (新垣ミト)
森下愛子   (みどり)
大森南朋   (医者)
船越英一郎  (亀岡)
橋爪功    (稲嶺義郎)
小泉今日子  (新垣光江)
コピー 泣いても、泣いても──
溢れ出す、君への想い。
あらすじ
2001年、沖縄。
いつか自分の飲食店を持ちたいと夢見る心優しい青年、稲垣洋太郎。
この日、高校に合格した妹のカオルが、オバァと暮らす島を離れ、洋太郎のいる本島へとやって来る。
2人は、洋太郎が8歳の頃に、洋太郎の母・光江とカオルの父が再婚し兄妹となった。
だが、カオルの父は間もなく姿を消し、光江も幼い2人を残して他界してしまう。
以来、どんなことがあってもカオルは自分が守る、と心に誓った洋太郎。
そんなカオルと今日からは洋太郎のボロアパートで一緒に暮らすことになっていた。
やがてカオルと久々の再会を果たした洋太郎は、成長した妹の姿にかすかなとまどいを覚える。
感想
う〜〜ん。
あんまりでしたね。
カオルの大袈裟なリアクションがあまり良い印象じゃありませんでした。

でも、兄妹が仲良さそうには見えたので、その点は良かったです。
特に最後の台風の日に、真実を語る所は、男女の艶めかしさも出ていて、血のつながらない兄妹が見事に表現されていたと思います。
洋太郎に次々と不幸が襲い掛かるんだけど、それがあまり苦に思えなかったのも痛かったですね。
借金、詐欺、恵子との別れ、母の死、自分の病気。
これだけあったらもっと悲壮感が漂っても良さそうなのに・・・。
何がダメだったんだろう。

泣くのを我慢する為に鼻をつまむというのもあざとく見えてしまったんですよ。
思いっきり泣けばいいのに、何故我慢するの??って。
泣いた方が精神衛生上も良いと思います。
それも原因かな。

やっぱり脚本に難があったのかな。
作りが大雑把で思い入れが感じられません。

主役の二人は良い演技してたのにね。
それに沖縄の日常風景も素敵でした。

TV用にカットされていたようで、時間が飛び飛びになっていたので、上手くはまれなくて、いまいち入り込めませんでした。
タイトルの割に涙は一滴も出ず。
期待していただけに残念です。
鑑賞日 2008.10.05

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spink.gif ナチョ・リブレ 覆面の神様(2006)   アメリカ
  NACHO LIBRE  [92分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ
監督 ジャレッド・ヘス
出演者 ジャック・ブラック   (イグナシオ(ナチョ))
エクトル・ヒメネス   (スティーブン(ヤセ))
アナ・デ・ラ・レゲラ  (シスター・エンカルナシオン)
リチャード・モントーヤ (ギレルモ)
ピーター・ストーメア  (ジプシー・エンペラー)
セサール・ゴンサレス  (ラムセス)
ダリウス・ロセ     (チャンチョ)
モイセス・アリアス   (フラン・パブロ)
トロイ・ジェンティル  (ナチョの少年時代)
コピー 子供たちにはおいしい食事を!
シスターには愛を!!
そして自分には生きていく自信を!!!
あらすじ
幼くして両親を亡くし、修道院で孤児として育てられたナチョ。
大人となった今はその修道院で料理番として孤児たちの面倒を見る日々。
しかし、お金のない修道院では子どもたちに満足な食事を与えることもできない。
そんなある日、街でルチャ・リブレのスター、ラムセスの豪華な暮らしぶりを目にしたナチョは、自分もレスラーになってお金を稼ぎ、子どもたちにおいしい食事をあげようと決意する。
感想
おバカだね〜〜。
これが本当のおバカ映画です。
あまりにバカバカしくてイライラさせられたけど、最後は慣れて笑ってました。

とにかくジャック・ブラックの怪演につきます。
何から何まで彼の妙技で成り立ってますからね。
変な姿勢で真面目に話しているのがツボでした。

まずナチョの見た目が面白い!
色合いも絶妙なんですよ、これが。

子供たちの為に戦い、お金は全て食費にしている素晴らしい男。
それをここまでのコメディに出来るのは、ある意味すごいですね。

肝心のプロレスは大したことなかったです。
当たってないのが見え見えだし・・・。

だんだん小奇麗になっていくスティーブンも見所。
最初は原始人みたいでしたからね。
まともになれて良かったです。

最後の試合で歌った「エンカルナシオンへの歌」には爆笑です。
妙に上手いんですよ。

そんなエンカルナシオンは無駄に綺麗でした。
この作品がハリウッドデビューだそうですが、これからに期待出来そうです。

実話をヒントにって・・・そんな話が実際あったんですか!?
事実は小説より奇なりですね。
鑑賞日 2007.08.27

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spink.gif ナッシング・トゥ・ルーズ(1997)  アメリカ
 NOTHING TO LOSE   [98分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ
監督 スティーブ・オーデカーク
出演者 ティム・ロビンス       (ニック・ビーム)
マーティン・ローレンス     (テレンス・ポール)
ジョン・C・マッギンレー   (リグ・ランロウ)
ジャンカルロ・エスポジート  (チャーリー・ダント)
ケリー・プレストン      (アン)
マイケル・マッキーン     (フィリップ・バロウ)
レベッカ・ゲイハート     (ダニエル)
コピー アイツと出会って、大迷惑が止まらない。
あらすじ
順風満帆な人生を歩む大手広告会社の重役ニック。
ある日彼は、妻アンと自分の上司フリップが不倫している現場を目撃してしまう。
あまりのショックに家を飛び出したニック。
自暴自棄になって車を走らせていた彼の前に強盗が現われた。
しかし、ひょんな事から反対に強盗を誘拐してしまう。
ニックの事情を知った強盗テレンスは、彼の復讐の手伝いをすることになる。
感想
ティム・ロビンスは、シリアスな役が結構多いのでコメディは意外でしたが、マーティン・ロレンスとの息もぴったりでおもしろかったです。
私はマーティン・ロレンスのファンなので、彼の作品はよくみますが、やっぱり天才ですね。
"ハリウッド版ナイナイの岡村"とかテレビで紹介してましたが、確かに似てます。
ママにいつも殴られて、泣き顔になるのですが、顔の筋肉柔らかいなと関心してしまいました。
鑑賞日 2002.05.24

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spink.gif ナッティ・プロフェッサー2/クランプ家の面々(2000)   アメリカ
  NUTTY PROFESSOR II: THE KLUMPS  [107分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/ファンタジー
監督 ピーター・シーガル
出演者 エディ・マーフィ        (シャーマン・クランプ)他8役
ジャネット・ジャクソン     (デニース・ゲインズ)
ラリー・ミラー         (ディーン・リッチモンド)
ジョン・エルス         (ジェイソン)
リチャード・ガント       (デニースの父)
アンナ・マリア・ホースフォード (デニースの母)
メリンダ・マックグロー     (リアン・ギルフォード)
ジャーマル・ミクソン      (アーニーの息子)
ガブリエル・ウィリアムズ    (アイザック)
コピー エディ・マーフィの面々、面々、また面々!
あらすじ
大学教授のシャーマンは、同僚のデニースが好きで、告白の機会を狙っている。
しかし、彼は遺伝子異常から生まれたもう一つの人格バディ・ラブの存在に悩まされていた。
時々ラブが出てきては、下品で汚い言葉を吐き、相手を傷付けてしまうからだ。
心配した通り、プロポーズの日にラブのせいで大失敗してしまう。
必死のシャーマンは、若返り薬の開発に成功。
その技術を応用して、体内のラブ遺伝子を取り出す事に成功した!
感想
いや〜、面白かったです。
「2」ものはあんまりなものが多い中、大健闘の作品だと思いますよ。
面白さも下品さもグレードアップしていて、多いに楽しめました。
あのクランプ家の面々は、全員エディ・マーフィが一人で演じているんですね。
全部で9役演じてるみたいです。
それぞれが個性的で全く違う人だったので、かなり驚きました。
芸達者なエディならではの作品です。

そして、そのクランプ家の面白い事!
あの下品さにはバカ受けです!
特に食べ放題のお店でのやり取りが最高!
密かにバァちゃんの恋人アイザックのキャラがツボでした。
あのヒョロヒョロ具合が良いです。
あと、バァちゃんとクリータスの口喧嘩も面白い!
フニャ○ン発言に大爆笑!(本当にどこまでも下品です…苦笑)

笑かすばかりではなく、締める所はちゃんと締めます。
真面目なシャーマンは、自分の気持ちを分かってもらおうと、憧れのデニーズに思い切ってプロポーズ。
蛍を使った演出は、ロマンティックで素敵でした!
あと、薔薇をひき詰めて2階に誘う方法にもうっとり。
こんな演出、私も一度受けてみたいわ〜。

でも、やっぱりもう一人の人格、バディ・ラブに邪魔されてしまうのです。
この下品さは結構きつかったけど、まあ笑えるから良しとします。

ジャネット・ジャクソンは女優としてもいけてますね。
この作品でしか見た事ないけど…。
この主題歌「ダズント・リアリー・マター」が大好きです。
これ日本では島谷ひとみが「パピヨン」というタイトルで歌ってましたよね。

最後はちょっと泣きそうになっちゃいましたよ。
「私は誰?」「綺麗な人」ってやり取りが、悲しくて切なくて目頭が熱くなりました。
単純な私にはこれくらいの作品が調度良いみたい。
そう言えばスター・ウォーズのパロディもあったな。
強烈なフォースとはおならの事だった?!(笑)
鑑賞日 2005.08.21

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spink.gif 夏の終り(2012)   日本     [115分]
管理人評価   
ジャンル ロマンス/ドラマ
監督 熊切和嘉
出演者 満島ひかり  (相澤知子)
綾野剛    (木下涼太)
小林薫    (小杉慎吾)
赤沼夢羅   (鞠子)
安部聡子   (小杉ゆき)
コピー だって、愛してるの。
あらすじ
8年にもわたって妻子ある年上の作家:小杉慎吾との愛人生活を送る相澤知子。
慎吾は妻のいる家と知子の家を、きっちり週に半分ずつ行き来しており、不倫でありながらも知子にとっては穏やかで安定した日々だった。
ところがある日、帰宅した知子は、慎吾から木下涼太という男の来訪があったことを告げられ、心のざわつきを覚える。
涼太はかつて、結婚していた知子が恋に落ち、夫と子どもを捨てて駆け落ちした相手だった。
感想
かなり眠い作品でした。
絵が単調で、テンポも悪く、危うく寝る所でしたよ。

主人公の知子に嫌悪感しか沸かず、何を言っても共感出来ず。
年下の男:涼太が、正論を言ってくれる度にスッキリしました。

ずるずると続いてしまった関係を終わらせるのは大変だろうけど、全然共感出来ません。
元々夫と子供を捨てて、涼太と関係を持った知子。
それを聞くと、登場人物の誰にも好感が持てません。

途中何度も見るのを止めようと思ったけど、ここまで見たのに諦めるのは悔しいという思いだけで完走しました。
結果、1つですけどね。(汗)
鑑賞日 2018.02.11

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spink.gif 何者(2016)   日本     [98分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 青春
監督 三浦大輔
出演者 佐藤健    (二宮拓人)
有村架純   (田名部瑞月)
二階堂ふみ  (小早川理香)
菅田将暉   (神谷光太郎)
岡田将生   (宮本隆良)
山田孝之   (サワ先輩)
コピー 恋愛、友情、就活、裏切り。
これが僕たちのリアル。
あらすじ
大学の演劇サークルに情熱を注ぎ、周囲を冷静に観察・分析する拓人。
拓人のルームメイトで、バンド活動をしている天真爛漫な光太郎。
その元カノで拓人が秘かに思いを寄せ続ける真面目女子の瑞月。
瑞月の友人で、偶然にも拓人たちの部屋の上に住んでいた意識高い系女子の理香と、その同棲相手で画一的な就活に否定的な隆良。
彼らは、ひょんなことから理香の部屋を“就活対策本部”と名付け、情報交換のために定期的に集まるようになる。
感想
就活した事ないから分からない事だらけでした。
すごく大変なんでしょうね。
情報が命って感じで、そこに乗り遅れたら置いて行かれるみたいで怖いな。
私なんて友達いないから、簡単に置いてけぼりにされちゃうんですよ。(涙)

誰でも拓人のように妬んでやっかむ心はあるんじゃないかな。
友達が内定取ったら焦るだろうし、素直に喜んであげられないかもしれない。
それを、SNSに載せるのはまずかったね。

明るい光太郎がモテるのも納得です。
今回の男子の中だったら、断然光太郎が一番良いですもん。
やりたい事は大学生のうちに、って割り切っているのも潔くて好きでした。
そして、やりたい事ないという割には、ちゃんと出版業界に就職を決めるし、決断力もあり頼りがいあるしね。

拓人の裏アカウントがバレたシーン。
今見てきた同じシーンが舞台のセットになっているのは面白かった。
確かに、誰かのツイッターとか見てると、その人の舞台を見せられている感覚と似てますよね。
これには上手いな〜と唸らされました。

若手の豪華キャストがそれぞれのキャラに合っていて良かったと思います。
特に、天真爛漫な光太郎を演じた菅田将暉が良いですね。
ライブシーンも歌が上手くてビックリ!!
歌手としても活動しているんでしょうか。
多才なんですね。

就活を経験した人の方が共感できる作品でしょうね。
就活未経験の私もちょっとだけ就活気分が味わえました。
大変そうなので、疑似体験だけでおなかいっぱいです。
鑑賞日 2018.03.17

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spink.gif なのに、千輝くんが甘すぎる。(2023)   日本     [98分]
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス/青春/コメディ
監督 新城毅彦
出演者 高橋恭平    (千輝彗)
畑芽育     (如月真綾)
板垣李光人   (手塚颯馬)
莉子      (小原知花)
曽田陵介    (山田太郎)
中島瑠菜    (花咲美結)
箭内夢菜    (ヒナ)
鈴木美羽    (モモ)
コピー これは、
世界一しあわせな
片想い。
あらすじ
人生初の告白でこっぴどくフラれてしまった高校2年生の如月真綾。
落ち込んでいた彼女に、陸上部のエースで学校一のイケメン男子:千輝彗が、自分を好きになる“片想いごっこ”を提案してくる。
絶対に好きにならないことが条件だったのに、千輝くんが甘すぎるせいでどんどん好きになってしまう。
感想
主人公の女の子は表情が豊かで可愛いのですが、男の子の方がイケメンだけど表情が硬くて棒読み 過ぎるのが気になります。
あまりに感情が無さ過ぎて、女の子がひとりで盛り上がっているように感じてしまいました。

とにかく少女漫画のあるあるを、これでもかと詰め込んだ展開です。
片想いごっことか、本当に意味が分からない。
失恋した女の子に新しい恋をというのは理解出来るけど、自分に片想いしろって・・・イケメンじゃなかったら絶対に成立しないお話です。

でも、それが・・・それこそが少女漫画ですから!
誰が見ても可愛い主人公はブスと言われますし、男の子は校内ファンクラブがあるくらいの人気者な訳です。

主人公を好きな手塚くんに対しても「千輝くんの事が好きなんだね!」と言うとか、悪者のいない少女漫画特有過ぎて苦笑いです。
でも、それで壊れていた友情も、仲直りさせちゃうんだから、好きのパワーは凄いです。

この令和の時代に、怪我をした千輝くんの為にお百度参りをする真綾。
何でも思い込んだら突っ走る素直な性格です。
だから、千輝くんも惹かれちゃったんでしょうね。

キュンキュンポイントも沢山あったはずですが、どれも全然響いてきません。
後からハグして首にキスとか、公共の場所で何してるんだ!としか思えず。
案の定、写真撮られてるし・・・。
良い所が見当たらないです。

正直、全然楽しめませんでした。
私が年を取り過ぎたのか。
原作漫画を読みたいとも思わないし、余韻に浸る要素もないし・・・。
そろそろ少女漫画原作作品を卒業する頃かも。(涙)

漫画原作作品。
鑑賞日 2023.11.24

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spink.gif なまいきシャルロット(1985)  フランス
  l'effrontee  [97分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ロマンス/青春
監督 クロード・ミレール
出演者 シャルロット・ゲンズブール   (シャルロット・キャスタン)
ジャン=クロード・ブリアリ   (サム)
ベルナデット・ラフォン     (レオーヌ)
ジャン=フィリップ・エコフェ  (ジャン)
クロチルド・ボードン      (クララ・ボーマン)
ジュリー・グレン        (ルル)
コピー
あらすじ
13歳のシャルロットは、思春期を向かえ、いつも何かにイライラしていた。
せっかくの夏休みなのに、頑固な父や仲間と楽しそうに遊ぶ兄、お手伝いのレオーヌを見ていると、ついついあたってしまう。
そんなある日、学校でシャルロットと同じ年の天才ピアニスト:クララ・ボーマンのビデオを見て、彼女に憧れるようになる。
数日後、父に頼まれた用事で鉄工所に向かっていると、なんと憧れのクララが道に迷ったとシャルロットに声をかけて来た。
感想
誰にでも"何でも自分の思い通りになる"と思い込んでいる時期ってありますよね。
本当は何も出来ないのに、強がり言って見栄を張るというのも、お年頃の少女に良くある事だと思います。
私にも後から思い返すと恥ずかしくなる事が沢山ありますよ〜。
思春期特有のピリピリ感もきちんと描かれていて、すごく共感出来ました。

主役のシャルロット・ゲンズブールがとっても可愛らしいですね。
手足がスラッと長くて、お人形さんのようです。
何かに夢中になると口が半開きになって、何とも言えず無防備な表情になるんですよ。
それがすごく魅力的で、思わずこちらも見入ってしまいました!

あとシャルロットの友人で体の弱いルルもキュートでしたね。
体は小さいけど立派に女の子で(当たり前か…)、クララのコンサートで叫ぶ所なんか、彼女のシャルロットに対する強い思いが感じられて、胸にぐっと来ました。
でも、「1、2、3、太陽」と言ってお尻を道路につける遊びは理解不能です。(^_^;)

母のいないシャルロットに母親のように接してくれたお手伝いさんのレオーヌ。
シャルロットにとって、自分の娘のように叱ってくれたり、悩みを一緒に考えてくれたりした彼女の存在は、とても大切で重要だったと思います。
いくら親子だからって父親には分からない女の子の悩みってありますよね。
お年頃な少女の脳の仕組みは、同性じゃないと分からないでしょう。

こういう色々な経験を積んで大人になるんですよねぇ。
恵まれた環境の人に憧れるって気持ち、すごく分かります。
私も友達の家に色々なおもちゃがあるのが羨ましくてたまらない時期とかありましたよ。
それで、その家にばかり遊びにいって、その家の子になろうとか考えたりして…。(笑)

何度も流れていたポップス調の曲が、とても耳に残っています。
有名な曲なのかな?この作品にぴったりで、楽しい気持ちになる曲でした。
鑑賞日 2004.02.27

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spink.gif 波も涙も暖かい(1959)  アメリカ
 A Hole in the Head   [120分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ
監督 フランク・キャプラ
出演者 フランク・シナトラ      (トニー)
エレノア・パーカー      (ロジャース)
エドワード・G・ロビンソン  (マリオ)
キャロリン・ジョーンズ    (シャール)
セルマ・リッター       (ソフィー)
コピー
あらすじ
妻に先立たれたトニーは、一人息子をかかえて潰れる寸前のホテル"エデンの園"を経営していた。
明日までに借金を返さないとホテルを手放さなければならない状態にまで追いこまれたトニーは、お金持ちの兄に力を貸してもらおうと兄夫婦をマイアミに呼んだ。
しかし、兄はお金を貸す気はなく、代わりに多額の遺産を相続した未亡人との縁談を持ち掛けてきた。
感想
フランク・シナトラ主演の映画を見るのはこれが二本目ですが、前見た映画の役とそっくりでビックリしました。
厳密に言えば違うのですが、いい加減さやだらしなさ、女好き、お金に困っている、地に足のついた生活を拒絶し、自身過剰など前と同じ設定が多かったのでそんな感じを受けたのかもしれません。
彼はこういう役が多いのかな?他の作品も興味があります。

一人息子のアニーのどんな時も健気に父親を信じかばっている姿や叔父に預けられそうになって泣いてすがる姿が目頭を熱くさせました。
頼りない父親なのにこんなに子供に好かれているのは、やっぱり心からの愛情をいつも注いであげているからなのでしょうね。
ラストの親子二人が海辺で戯れるシーンも綺麗で印象的でした。
幸せの形は人それぞれあると思いますが、こういうのもありですよね。
鑑賞日 2002.12.11

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spink.gif ナミヤ雑貨店の奇蹟(2017)   日本     [129分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/ファンタジー
監督 廣木隆一
出演者 山田涼介   (矢口敦也)
村上虹郎   (小林翔太)
寛一郎    (麻生幸平)
林遣都    (松岡克郎)
成海璃子   (皆月暁子)
門脇麦    (セリ)
鈴木梨央   (セリ:少女時代)
山下リオ   (川辺映子)
手塚とおる  (刈谷)
PANTA     (皆月良和)
小林薫    (松岡健夫)
萩原聖人   (浪矢貴之)
根岸季衣   (松岡加奈子)
吉行和子   (田代秀代)
尾野真千子  (田村晴美)
西田敏行   (浪矢雄治)
コピー それは手紙がつなぐ、
たった一夜の優しい奇蹟
あらすじ
2012年のある夜。
悪事を働き一軒の廃屋に逃げ込んだ幼なじみ3人組の敦也、翔太、幸平。
すると突然、シャッターの郵便口から一通の手紙が落ちてくる。
日付は1980年。そこはかつて店主が客の悩み相談に親身に応じていた“ナミヤ雑貨店”だった。
店内に落ちていた雑誌でそのことを知った3人は、戸惑いながらも手紙に返事を書くことに。
やがて彼らは、過去からの手紙と自分たちとのあいだに不思議なつながりがあることに気づき始める。
感想
感動作という割に感動する所は全くなし。
強盗3人組の行動も何だかちぐはぐで、物語に入っていけなかったなぁ。
隠れてなきゃいけない身なのに、いきなり手紙に返事書こうとかなるかな??
不思議な事に捲き込まれていると分かったら、そういう行動を起こしてみたくなるの?

そして、その3人組からの手紙通り生きて大成功を収める晴美。
その素直な性格が成功への手助けになったんだろうな。
本当だったら愛人になって不幸のどん底を経験する人生だったのに・・・。
彼女の成功と丸光園の未来がつながっているのが、この物語のミソなんでしょうね。

ただファンタジーだから仕方ないのですが、死ぬ前に不思議な空間が出来るというご都合主義的な展開がどうもしっくりきませんでした。
一晩のごく僅かな時間なのに、必要な人に皆情報が行き渡ってるのもなぁ。
こんな事がひっかかるなんて、私がこの映画の世界に全然入り切れていない証拠ですね。

こういう群像劇が大好きなはずなのに、素直に楽しめなくてとっても残念です。
段々物語が繋がっていく展開とか、大好物ですよ!
出会い頭の強盗3人組への違和感が全ての原因でしょうね。
ああ、残念!

東野圭吾小説原作作品。
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鑑賞日 2019.07.14

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spink.gif 名も無き世界のエンドロール(2021)   日本     [101分]
管理人評価   ★★
ジャンル ミステリー/サスペンス
監督 佐藤祐市
出演者 岩田剛典  (キダ)
新田真剣佑 (マコト)
山田杏奈  (ヨッチ)
中村アン  (リサ)
石丸謙二郎 (安藤)
大友康平  (宮澤社長)
柄本明   (川畑)
コピー ラスト20分の真実。
この世界の終わりに、あなたは心奪われる――。
あらすじ
複雑な家庭環境で育った幼なじみのキダとマコト。
ある日、同じ自動車修理工場で働いていた2人の前に、リサという令嬢が現れ高級スポーツカーの修理を依頼する。
するとマコトは彼女に入れあげ、政治家の娘で、モデルとしても活躍する彼女にふさわしい男になると決意する。
その後、マコトからある計画を打ち明けられたキダも協力することを誓い、キダは裏社会での交渉屋として、一方のマコトは輸入ワイン会社の社長として、それぞれの世界でのし上がっていく。
感想
もう少し最後まで謎を引っ張ってくれても良かったんじゃないかな。
あと最後の山場の盛り上げが、リサのせいで台無しです。
大きな声出せば良いってもんじゃないよね。
久しぶりに残念な演技に出くわしました。

真剣佑くんの無邪気な高校生時代は可愛かったですね。
3人でじゃれてる所とか海で楽しそうに石投げしてる姿とかたまらなかったです。
しかし、彼のドッキリにそんな悲しい理由があったなんて・・・。
子供には辛過ぎます。

ヨッチの親がろくでもなかったというのが、髪の毛で表現されているのも面白いです。
引っ越してその影響がなくなったのか、プリン状態になっていくんですよね。
髪の色が彼女の自由を表しているようでした。

罪深い人間へのプロポーズ大作戦。
もっと鬼気迫るシーンになるはずなのに、本当に残念です。
リサ役が違う人だったら、きっと評価も上がった事でしょう。

ネタバレの感想は↓のコーナーで語りたいと思います。
興味のある方、こちらへどうぞ。

小説原作作品。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2021.12.09

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spink.gif ナラタージュ(2017)   日本     [140分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス/ドラマ
監督 行定勲
出演者 松本潤    (葉山貴司)
有村架純   (工藤泉)
坂口健太郎  (小野怜二)
大西礼芳   (山田志緒)
古舘佑太郎  (黒川博文)
神岡実希   (塚本柚子)
駒木根隆介  (金田伊織)
金子大地   (新堂慶)
市川実日子  (葉山美雪)
瀬戸康史   (宮沢慶太)
コピー 壊れるくらい、
あなたが
好きでした。
あらすじ
大学2年生の春。
工藤泉のもとに高校の演劇部で顧問だった教師・葉山から突然の電話がかかってくる。
それは、部員が足りない後輩のために、卒業公演に助っ人で参加しほしいというものだった。
戸惑い動揺する泉。
葉山は泉にとって自分を孤独から救い出してくれた恩人であり、特別な存在だった。
そんな葉山との再会で、思い出として封印したはずの感情が再び呼び起こされていく泉。
しかし葉山は、そんな泉の気持ちを受け止めることができないある事情を抱えていた。
今度こそ、葉山先生とのことは終わりにしようと決意した泉は、同じ演劇部のOB黒川博文が連れてきて一緒に稽古に励んでいた大学生・小野怜二の真摯な告白を受け入れる。
感想
長いですけど、それを感じさせないくらい入り込んで見れる作品でした。
もう先生と泉の関係が、もだもだもだもだしていて、じれったいんですよ。
それを楽しむ映画でしょうね。

届きそうでなかなか手が届かない先生という存在。
それがとても上手く表現されてました。
卒業式にキスしてくれたのに、受け入れてくれないとか、先生酷いですよ!
思いは届いているというのがポイントですよね。
優しさはくれるけど、愛情は返してくれない。
本当にもどかしい関係です。

それでも、一方的に愛情を与え続ける泉。
先生もそれに甘えて、困った時には頼ってくるんです。
だから、また淡い期待を抱いてしまうんです。
酷い奴と分かっていても止められない感情。
それがすごくリアルで切なかったです。

そんな泉に好意を寄せる小野くん。
彼もまた優しい好青年で、報われない恋に疲れた彼女の心を癒してくれる存在でした。
しかし、付き合った途端に急変。
先生との間を疑い、束縛するようになってしまいます。
この急変がやばいくらい怖くてね。
ずっと「お願いだから、殴らないで!」と祈りながら、鑑賞してました。
なんか勢いで手を出しそうな雰囲気がしたんですよ。
ああ、怖かった。

最後まで切ない展開なんですけど、何だかスッキリしているのが印象的です。
報われない恋なりに決着がついたからですかね。
先生も本当に魅力的な人物で、責める気にならないんです。
泉がぞっこん(死語!?)なのも納得です。

これは俄然原作を読んでみたくなりました。
もっと二人の事を知れるかもしれないですからね。
それくらい入り込んで見る事が出来る作品でした。
鑑賞日 2018.08.09

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spink.gif ナロー・エスケイプ(1997)  アメリカ   [92分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/群像劇
監督 マーカス・コール
出演者 リチャード・トーマス    (ヒュー・バド・キーナン博士)
ジェラルド・マクレイニー  (ジョン・チック・ヘイワード大尉)
ジョナサン・バンクス    (オライリー神父)
ドリス・ロバーツ      (フィロメナ)
キース・マックケクニー   (ジョーイ・カメリーニ)
マイケル・ウールソン    (クレマー)
トレイ・トーマス      (ルイス)
コピー TVM
あらすじ
韓国の米軍基地に捨てられていた孤児は軍人に発見され、軍医に預けられた。
その赤ん坊はダニーと名づけられ、海軍の軍艦に乗ってアメリカに行く事になった。
しかし、ダニーが韓国人と米国人のハーフの為、法律によりアメリカに入国する事ができない。
軍医と海軍の兵士たちは何とかしてダニーをアメリカに入国させようと奮闘する。
感想
赤ちゃんの可愛さに海軍の兵士たちが夢中になってるのが微笑ましかったです。
ダニーをあの手この手で喜ばせようとして医務室に通う内に兵士全員が自分の子供のように思い、法律という概念に捕われず一致団結して救おうとする姿は感動しました。
軍規には「現役軍人は外国人の養子を持ってはいけない」というのがあるんですね。
初めて知りました。(軍規は何一つ知らないですけどね…)

この物語はお爺さんになった軍医が孫たちに昔話を聞かせるという形だったのですが、大人になったダニーが韓国人と米国人のハーフなのに思いっきり米国人だったのがちょっと納得できませんでした。
ハーフの役者さんいなかったのかな?
それともアメリカで長い事暮らしてたから顔も変わったとか…(^_^;)
鑑賞日 2002.02.28

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spink.gif 何かいいことないか子猫チャン(1965)  イギリス
 WHAT'S NEW,PUSSYCAT?   [108分]
管理人評価   
ジャンル コメディ/群像劇
監督 クランブ・ドナー
出演者 ピーター・オトゥール  (マイケル・ジェームス)
ロミー・シュナイダー  (キャロル・ヒルデガード)
ウディ・アレン     (ビクター)
ピーター・セラーズ   (フリッツ・ファスベンダー)
キャプシーヌ      (ルネ)
ポーラ・プリンティス  (リズ)
ウルスラ・アンドレス  (リタ)
コピー
あらすじ
性的問題を抱える患者を診察している精神分析医ファスベンダーのもとに、女好きで結婚したいが他の女性も捨てきれなくて困っているというマイケルが診察にやってきた。
診察を受けているにも関わらず、マイケルは次々と女に手を出し、肉体関係のある女性は増えるばかり。婚約者のキャロルからは、耳にタコが出来るほど結婚したいと言われ、彼は不眠症に悩まされるようになってしまった。
感想
とにかくハチャメチャで面白い映画です。
しかしハチャメチャ過ぎて最後は訳がわからなくなってました。(^_^;)

とにかく登場人物が多いので、誰が誰とどういう関係かを把握するのが大変でした。
最後のシャトーシャンテルのホテルでの大騒動の時なんかは、それぞれの関係を考える事を諦めました。
だって多すぎるんだもん!!
全員個性が強いからよく見れば分かるはずなんですけど、全員あくが強いと返って分かりづらいんですよね。
とにかくドタバタコメディをただ楽しむという事に専念すれば、かなり本格的でただのドタバタではないと言う事が分かります。
でも最後の皆でゴーカートに乗っての鬼ごっこは意味不明です。
紳士淑女が大股広げて、ゴーカートで駆け回る様子は滑稽で笑えましたけどね…。

「本当に人間的なふれあいっていうものは、肉体関係とはまったく別のものだ。
やっぱり長い付き合いの中から自然と生まれてくるものだ」という台詞の時に"Author's Message"(ここが重要!)と出てくる文字がいいですね。
結局何が言いたかったの?と思う映画が多い中、非常に分かりやすく、一番伝えたい事がストレートに伝わってきて良かったと思います。

ウディ・アレンが自分の作品以外に役者として出ている映画は今回初めて見ました。
主役ではなかったけど、何か目がいってしまいます。
いつものように情けない冴えない男でしたけど、図書室で好きな人を馬鹿にされて本気で追いかけごっこをする彼の姿が印象的でした。
鑑賞日 2003.02.04

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spink.gif ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女(2005)   アメリカ
  THE CHRONICLES OF NARNIA: THE LION, THE WITCH AND THE WARDROBE  [140分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ファンタジー/アドベンチャー/ファミリー
監督 アンドリュー・アダムソン
出演者 ウィリアム・モーズリー   (ピーター・ペベンシー)
アナ・ポップルウェル    (スーザン・ペベンシー)
スキャンダー・ケインズ   (エドマンド・ペベンシー)
ジョージー・ヘンリー    (ルーシー・ペベンシー)
ティルダ・スウィントン   (白い魔女)
ジェームズ・マカヴォイ   (タムナスさん)
ジム・ブロードベン    (カーク教授)
キラン・シャー       (ジナーブリック)
ジェームズ・コスモ     (サンタクロース)
ジュディ・マッキントッシュ (ヘレン・ペペンシー)
エリザベス・ホーソーン   (マクレディ夫人)
パトリック・ケイク     (オレイアス)
シェーン・ランギ      (オトミン将軍)
〈声の出演〉
リーアム・ニーソン     (アスラン)
ルパート・エヴェレット   (キツネ)
コピー ナルニア暦1000年――
《その国》は春を奪われ、
100年の冬に凍えていた…。
あらすじ
第二次世界大戦下のイギリス。
ペベンシー家の子どもたち、ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシーの4人は、ロンドンの空襲を逃れ、田舎のカーク教授のもとに預けられる。
古くて広い教授の屋敷を探索していた末っ子のルーシーは、空き部屋で大きな衣装だんすを見つけ、何かに導かれるようにその奥へと進んでいく。
そして、ふと気づくとルーシーは雪に覆われた森の中に立っていた。
そこは、言葉を話す不思議な生きものたちが暮らす魔法の国“ナルニア”。
偉大な王アスランが作った美しいこの国は、冷酷な白い魔女によって100年もの間冬の世界に閉じ込められていた。
ナルニアの住人たちはひたすらにアスランの帰還を祈り続けていた。
やがてペベンシー家の4人の幼き子どもたちは、この国の運命が自分たちの手に託されたことを知る。
感想
劇場に行ってきました。

やはり戦闘シーンは大迫力です。
これだけでも劇場に見に来た甲斐がありました。
「アスランの為に!」
と言われてると、どうしても
「フロドの為に!」
が思い浮かびます。
これ言われるたびにうるっとしちゃいました。
どうも自己犠牲の精神に弱いです。

最後はさすがの盛り上がり。
興奮が収まりません。

白い魔女を演じたティルダ・スウィントン。
この悪女が物凄くカッコ良かった!
悪役だけど一番共感できたのは彼女でした。
というか、一番好きなキャラです。

4兄妹の中では、ルーシーが好きでした。
アスランの思い詰めた表情にいち早く気付いた複雑な表情とか、アスランの危機に駆けつける時とか。
とにかく表情が良いですね。
彼女の一喜一憂に、こちらも揺れ動かされました。

全体的には、子供だましだなぁと引いたり、感激して胸が熱くなったり、すごくふり幅の大きい作品でした。
テンポが良く、波が大きいので、ついていくのがやっとです。
途中、ツッコミ所も多く、白けてしまうのが残念です。
エドの裏切りに対する罰について、二人で話しただけで決めちゃうとか、良いんですか!?

そのエドの態度もイライラの元。
簡単に裏切るし、チクるし。
それは後でちゃんと報いを受けるから良いんですけど、こういう見方で良いのか、良心が痛みました。(汗)

第二章も気になる終わり方ですね。
今からすごく楽しみです。

ディズニー作品。
鑑賞日 2006.03.22

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spink.gif ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛(2008)   アメリカ
  THE CHRONICLES OF NARNIA: PRINCE CASPIAN  [150分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ファンタジー/アドベンチャー/ファミリー
監督 アンドリュー・アダムソン
出演者 ウィリアム・モーズリー       (ピーター・ペベンシー)
アナ・ポップルウェル        (スーザン・ペベンシー)
スキャンダー・ケインズ       (エドマンド・ペベンシー)
ジョージー・ヘンリー        (ルーシー・ペベンシー)
ティルダ・スウィントン      (白い魔女)
ベン・バーンズ           (カスピアン王子)
ピーター・ディンクレイジ      (トランプキン)
ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ (グロゼール)
セルジオ・カステリット       (ミラース)
ワーウィック・デイヴィス      (ニカブリク)
コーネル・ジョン          (グレン・ストーム)
ヴィンセント・グラス        (コルネリウス博士)
ダミアン・アルカサル        (ソペスピアン卿)
シェーン・ランギ          (アステリウス)
〈声の出演〉
リーアム・ニーソン     (アスラン)
ケン・ストット           (松露とり:トリュフハンター)
エディ・イザード          (リーピチープ)
コピー 魔法vs人間──引き裂かれる心。
あらすじ
偉大な王アスランと“伝説の四人の王”ペベンシー4兄妹によって平和と繁栄をもたらしたナルニア国。 だが、あれからナルニア暦にして1300年経った今、かつての美しい国の姿は見る影もなく、戦闘民族テルマール人に支配されていた。
生き残ったナルニアの民は、深い森の奥に追いやられ、ひっそりと暮らしていた。
また先王亡きあと摂政を務める弟のミラースは王位を奪おうと、正統な王位継承者であるカスピアン王子の暗殺を画策。
一方、小さな象牙の角笛を手にミラースの追っ手を逃れるカスピアン。
その笛の音は、ナルニアに危機が迫る時、“伝説の四人の王”を呼び戻すと信じられていた。
やがて追い詰められたカスピアンがついにその角笛を吹き、それは時を越えて鳴り響く。
感想
C・S・ルイス原作のファンタジー・アドベンチャーの第二作目。

個人的には前回より面白かったです。
相変わらずツッコミ所は多いものの、見応えある展開に魅了されました。

今回は華のある美男子カスピアン王子が登場。
作品に爽やかな風を吹かせてくれましたね。

杜撰な城攻め作戦や、王子の勝手な行動で、復活をかけるナルニア国がピンチに陥ります。
所詮子供の考えた事・・・って訳なのか。
これで軍が半減してしまうし、ここはツッコミ所が多かったです。

しかし、ここから後半に向けては、怒涛の盛り上がり。
ミラースとピーターの1対1の戦いから、大規模な戦闘へ。
最後はまさかの助っ人も入り、あっという間に終結しました。

ここでも「おいおい!」とツッコミたい事があるんですけど、戦闘シーンはカッコ良くて見応えありました。
特に弓使いのスーザンが良かったですね。
接近戦でもバシバシ敵をやっつけていて、しびれました。

今回も「第1章」の時のように劇場で見れば良かったなぁ。
この迫力は劇場の方が楽しめますからね。
せっかくなので、第三章も制覇したいと思います。

ディズニー作品。
鑑賞日 2017.07.09

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spink.gif 南極料理人(2009)   日本     [125分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/コメディ/料理
監督 沖田修一
出演者 堺雅人  (西村淳(調理担当)
生瀬勝久 (本さん(雪氷学者)
きたろう (タイチョー(気象学者)
高良健吾 (兄やん(雪氷サポート)
豊原功補 (ドクター(医療担当)
西田尚美 (西村の妻・みゆき)
古館寛治 (主任(車両担当)
小浜正寛 (平さん(大気学者)
黒田大輔 (盆(通信担当)
小野花梨 (西村の娘・友花)
小出早織 (KDDIインマルサットオペレータの清水さん)
宇梶剛士 (スズキ)
嶋田久作 (船長)
コピー おいしいごはん、
できました。

氷点下54℃、
家族が待つ日本までの距離
14,000km
究極の単身赴任。
あらすじ
日本からはるか14,000キロの彼方、平均気温マイナス57℃という過酷な場所に建つ南極ドームふじ基地。
ここに、観測隊の一員としてやってきた西村淳の任務は、総勢8名の男たちの食事を用意すること。
日本に残してきた妻と8歳になる娘、そして生まれたばかりの息子のことが気に掛かりながらも、腕によりをかけた料理で男たちの胃袋を満たしていく。
とはいえ、食材は豪華でも新たな調達のきかない最果ての地で、日々のメニューに変化を付けるのは至難のワザ。
おまけに、想像を絶する過酷な生活で隊員たちの疲労とフラストレーションもピークに達していく。
感想
夫がおすすめ映画があると見せてくれた作品です。
あまり映画を見ない彼ですが、単身赴任中の今は時間が有り余っているらしく、私のHDDを順番に見ているようです。
その中で一番良かったのが、この作品だったのです。

確かに過酷な環境の割に、ほのぼのしていて面白い作品でした。
実際のお話なんですね。
南極での生活は興味深く見る事が出来ました。

やっぱり一番面白かったのはおトイレ。
あんな申し訳程度の扉しかない中、皆に見られながら用を足すなんて信じられません。
いくら男性しかいないとはいえ、こんな環境じゃ出る物も出ないですよ。
あと、こんなに開放的なのに使う時、白と赤の旗を挿しているのも不思議でした。
見れば分かるでしょ。
それとも他に何か大切な意味があるのでしょうか。

あと印象に残ったのは、大きなエビフライ。
大きな伊勢海老があると聞いた隊員たちは、口を揃えて「エビフライ」と言うんです。
仕方なくリクエストに応え、巨大なエビフライをこしらえたのに、全員微妙な反応。
一斉に豪華なお頭をどけたのには苦笑いでした。

あんなに豪華で美味しい料理が毎日食べられるのに、人はどうしてラーメンに惹かれるのでしょうか。
タイチョーのラーメンに対する熱意が、美味しいラーメンを生んだんですね。
夜に見ていたので、無性にラーメンが食べたくなりました。

基地からどこにも行けないですが、登場人物がみんな個性的で話題がつきません。
ついつい長風呂をしてしまう主任、度々恋人に1分740円の国際電話をかける兄やん、夜中にバターをむさぼり食う盆さんなどなど・・・。
そんな大きな事件は起きないのですが、どこにも行けない環境なだけに、些細な事が大事になるんですよ。
そんな所も南極ならではですよね。

夫程はまれなかったのですが、それなりに面白かったです。
みんなキャラに合っていて、見易かったのが良かったと思います。
鑑賞日 2021.02.06

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spink.gif ナンニ・モレッティのエイプリル(1998)  イタリア/フランス
  Aprile  [78分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/ドラマ
監督 ナンニ・モレッティ
出演者 ナンニ・モレッティ    (ナンニ・モレッティ)
シルヴィア・ノーノ    (シルヴィア・モレッティ)
ピエトロ・モレッティ   (ピエトロ・モレッティ)
シルヴィオ・オルランド
シルヴィア・ボヌッチ
コピー あのモレッティ、
遂に父親に!?
あらすじ
イタリア、1994年、3月。
今回の大統領選挙では、いつも通り右派ベルルスコーニが勝利した。
次の日、フランス人記者に「そろそろ市民の目線からイタリアを撮るべきだ」と言われた映画監督のナンニは、いつかイタリアについての記録映画を撮ろうと心に決める。
それから一年半後、ナンニは9年前に中止したミュージカル映画を撮る事にした。
しかし、急に自信がなくなり、初日で製作は中止された。
1996年、3月。
また選挙の季節がやって来た。
本格的にイタリアの記録映画の製作に乗り出したナンニは、新聞や雑誌をかき集め、選挙運動にも取材に向かう。
感想
78分とかなり短い作品ですが、中身のギュっと詰まった内容の濃い映画だと思います。
でも、結局何が言いたかったのかは理解し切れませんでしたけどね。(^_^;)

この記録映画を作る時の彼の心の動きはどうだったか、それと同じ時期に父親になる気持ちも体験したナンニの変化などが、コミカルにテンポ良く描かれていていました。

監督のナンニ・モレッティが本人役で主役を務めるドキュメンタリータッチの作品です。
でも、自己満足で終わってない所がさすがです。
決してわざとらしくなく、彼の世界にすっと入っていける親しみ易さが良いですね。

ここで描かれている事が本当かどうか知りませんが、本当の息子も出演させてる所を見ると、溺愛しているのは間違いないでしょうね。
確かにかなり可愛いです。

ナンニが生まれて来る息子の為に、10足くらい赤ちゃん用の靴を用意しているのが笑えました。
しかも、バスケ用やテニス用もあるらしい…。
それが出来るようになる頃には、その靴じゃ小さ過ぎるでしょ。
あと、「ストレンジ・デイズ」を見て、「お腹の子供にあんな映画を見せて、悪影響はないだろうか」と真剣に悩む所も良かったです。
親バカもここまで来ると微笑ましいですね。

臨月に入った妻を抱えて落ちつかないナンニ。
男性としては何も出来ないわけですから、余計にそわそわしちゃうんでしょうね。
妻に「はげましてね」と言われ、「僕の事は誰がはげます?」と真剣に聞いているし…。(^_^;)

記録映画の進行と妻の出産が交互に出てきて、それぞれについて思い悩む葛藤がユーモラスかつシリアスに描かれていました。
しかし、結局どういう事なのか…選挙で左派が勝利した、初めて父親になった、記録映画は完成したのか……。
う〜ん、何か心に伝わって来たのは事実なのですが、これを上手くまとめる事が出来ませんでした。
未熟ですみません!!
鑑賞日 2003.08.30

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