--REIの映画感想--

全体的にネタばれがありますので、未見の方は注意して下さいませ
評価の★の内容は次の通りです
管理人の独断に基づいておりますのでご了承くださいませ
★★★★★:大好き!何度も観たい作品!
★★★★:好き!強く心に残る作品!
★★★:なかなか良い
★★:まあまあ損はしない
★:いまいちかも・・・
X:二度と観たくない


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[] [ミ] [] [] []

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spink.gif 見えない目撃者(2019)   日本     [128分]  R−15+
管理人評価   ★★★★
ジャンル サスペンス
監督 森淳一
出演者 吉岡里帆   (浜中なつめ)
高杉真宙   (国崎春馬)
大倉孝二   (吉野直樹)
浅香航大   (日下部翔)
酒向芳    (高橋修作)
松大航也   (浜中大樹)
國村隼    (平山隆)
渡辺大知   (横山司)
柳俊太郎   (桐野圭一)
松田美由紀  (浜中満代)
田口トモロヲ (木村友一)
コピー 絶対に、取りもどす。

猟奇殺人鬼vs視力を失った元女性警官
あらすじ
警察官として歩き始めようとした矢先、交通事故を起こし同乗していた弟を亡くした浜中なつめ。
自身も視力を失い、警察官としての道も絶たれてしまった。
3年たった今も、深い心の傷を抱え、立ち直れずにいた。
そんなある夜、なつめは車の接触事故に遭遇し、慌てて立ち去る車の中から助けを求める少女の声を耳にする。
感想
かなりグロテスクな展開でしたが、なかなか面白かったです。
目が見えないハンデを持ちながら、警察官として訓練を受けた経験を発揮し、どんどん犯人を追い詰めていく様子に、ハラハラしながらも前のめりで見入ってました。

証拠不十分で事件にもしてもらえないような案件だったのに、なつめの直感と行動力のおかげで、4人もの少女が殺害された大事件の発見に繋がりました。
少女を助けたいという一心で、小さな情報を積み重ねた結果、重大な情報を探し当てる事が出来ましたね。

始めは適当に証言していたもう一人の目撃者:春馬も、事件と真剣に向き合っているなつめの姿に感化され、どんどん協力的になっていきました。
自分があの時もっと正しい行動をしていれば少女を助けられたかもしれないという思いにかられたのでしょう。
三者面談にも来ないような親の元で育ち、将来もまともに考えていない高校生だったのに、今回の経験を経て大きく成長したのも良かったです。

最後も電源をショートさせ真っ暗にする事で、皆同じ条件にした所が最高にハラハラする展開です。
暗闇で犯人が四苦八苦する中、仲間や拉致されている少女を助けるなつめ。
暗闇をホームとするなつめが、誰よりも頼もしかったです。

まあ、警察官でもあっという間に殺してしまう犯人がいる屋敷に、丸腰の二人が入っていく事が無謀過ぎるとか、ツッコミ所も多かったですけどね。
そういう点を差っ引いてもお話が良かったと思います。

この作品は韓国映画のリメイクなんですね。
しかも、中国でもリメイクされているとか!
確かに凄く見応えのあるサスペンス映画でした。
機会があればオリジナルも見てみたいと思います。

リメイク作品。

《関連作品》
「ブラインド(2011)」韓国
「見えない目撃者(2015)」中国
鑑賞日 2022.06.13

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spink.gif ミクロキッズ(1989)   アメリカ
  HONEY, I SHRUNK THE KIDS  [93分]
管理人評価   ★★
ジャンル SF/ファンタジー
監督 ジョー・ジョンストン
出演者 リック・モラニス        (ウェイン・サリンスキー)
マット・フルーワー       (ビッグ・ラス・トンプソン)
マーシャ・ストラスマン     (ダイアン・サリンスキー)
クリスティン・サザーランド   (メイ・トンプソン)
トーマス・ウィルソン・ブラウン (リトル・ラス・トンプソン)
ジャレッド・ラシュトン     (ロン・トンプソン)
エイミー・オニール       (エイミー・サリンスキー)
ロバート・オリヴェリ      (ニック・サリンスキー)
ルー・カテル          (ブレイナルド博士)
コピー HELP!早くみつけて!なんと子供たちが6mmになってしまった。
あらすじ
科学者のウェイン・サリンスキーは、長年自宅で「物体縮小装置(ミクロマシン)」の研究に励んできた。
だがその苦労の甲斐もなく、実験は失敗続きだった。
そんなある日、隣の家の次男ロンが屋根裏部屋に野球ボールを打ち込んでしまう。
そのボールがミクロマシンに当たって暴走、部屋に入った子供たちを6mmに縮小してしまった。
感想
昔見た事あると思うんですけど、全然忘れていて新鮮に見れました。
しかし、吹き替えが古くて時代を感じます。

父親の発明したミクロマシンで6mmになってしまった子供たち。
ゴミ袋から脱出し、自宅の裏庭を大冒険します。
スプリンクラーの水が水爆弾のように襲ってきたり、ハチに乗って飛行機のように飛んだりと、日頃はなんてことないことが大事になってるんですよね。
草刈り機が走りだした時は、もう駄目だと思いましたよ。
あんなのに巻き込まれたらひとたまりもありません。

でも、そんな困難を一つ一つ乗り越えて、家まで戻ります。
そこで出会ったアリさんとの友情は心温まるものがありました。
乗り物に使っておいて友達ってのも勝手な話ですけどね。(汗)

一般家庭の裏庭なのに、サソリが出てきたのはご愛嬌。
しかも、アリとそんなに大きさが変わらないし。
ここはツッコミ所満載でした。

危機的状況の中、苦楽を共にして心が通じ合ったエイミーとラス。
二人の恋が急速に進んだのは意外でした。
お隣りなのに、今まで交流がなかったがほとんどなかった二人。
数時間で恋人になってしまいました。
展開が早すぎるような気もするけど、それだけ強烈な体験したからね。

一緒にジャングルを冒険したような気になる作品です。

ディズニー作品。
鑑賞日 2018.03.06

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spink.gif ミザリー(1990)   アメリカ
  MISERY  [108分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス
監督 ロブ・ライナー
出演者 ジェームズ・カーン      (ポール・シェルダン)
キャシー・ベイツ       (アニー・ウィルクス)
ローレン・バコール      (マーシャ・シンデル)
リチャード・ファーンズワース (バスター保安官)
フランシス・スターンハーゲン (ヴァージニア)
コピー あなたが殺したミザリーを 私が生きかえらせてあげる。
あらすじ
人気のロマンス小説『ミザリー・シリーズ』の作者である作家のポール・シェルダン。
彼は新作を書き上げた後、雪道で滑って車ごと崖から落ち、瀕死の重傷を負ってしまう。
そんな彼を助けたのは、ポールの熱狂的なファンである中年女性アニー・ウィルクスだった。
元看護婦だった彼女は両足を骨折したポールを献身的に介護するが、次第にその狂気の片鱗を覗かせ始める。
感想
あまりに有名なサスペンス映画なので、前に見た事ある気がするほど、有名なシーンが満載です。
逃げられない状況で、あんな発狂されたら、生きた心地がしないですよ。
見ているこちらもポールと同じ恐怖を味わう事が出来るほどの臨場感です。

この作品でアカデミー賞主演女優賞を受賞したキャシー・ベイツ
これは誰もが納得の受賞でしょう。
気性の激しい彼女がいつキレるか、ずっとビクビクさせられましたからね。
あの緊張感は彼女ならではだと思います。

ポールの怪我が良くなり、部屋を行き来しているのがバレてしまった時の足をハンマーで折るシーンは、思い出しても鳥肌が立ちます。
あり得ない方向へ曲がった足・・・。
本当に衝撃的な映像でした。

ファンというのは有難い存在ですが、怖い存在にもなりえる紙一重なものかもしれません。
好き過ぎる為に自分の思い通りにしたいと言う歪んだ思いに囚われたアニーを止める人は誰もいません。
彼女に振り回されるポールが痛々しくて、こちらも胸が痛いです。

それだけに最後の直接対決は見応えありました。
重いタイプライターで腕を鍛えて来た甲斐がありましたね。
ファンにとって一番辛いやり方で復讐したのがさすがです。

スティーヴン・キングの原作作品は、合わない事も多いのですが、この作品は素直に受け入れられました。
食わず嫌いせず挑戦する事が大事なんですね。
彼の作品もどんどん制覇していこうと思います。

アカデミー賞主演女優賞受賞作品。
鑑賞日 2022.02.04

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spink.gif ミシェル(2001)  フランス
  DIEU EST GRAND, JE SUIS TOUTE PETITE  [100分]
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス/ドラマ/コメディ
監督 パスカル・バイイ
出演者 オドレイ・トトゥ     (ミシェル)
ジュリー・ドパルデュー  (フランソワ)
カトリーヌ・ジャコブ   (ヴァレリー)
マシュー・ドゥミ     (ベルトラン)
コピー 劇場未公開
あらすじ
恋人のベルトランと別れたばかりで傷心のミシェルは、翌日出会ったフランソワと一夜を共にした後、彼の家で自殺を図った。
命を取りとめた彼女は、精神の安定を求めて、仏教の瞑想や不仲のママとの仲直りを試すが、どれも上手く行かない。
そんな時、たまたま街でフランソワと再会し、二人は付き合い始める。
彼は自分がユダヤ人だと言う事を隠したがるが、大のナチ嫌いでユダヤを馬鹿にされると怒るというややこしい人だった。
ミシェルはそんな彼の為にユダヤ教に改宗しようと躍起になる。
感想
ユダヤ人のフランソワが、周りが思っている以上に自分がユダヤ人だと言う事を気にしているのが滑稽です。
ユダヤ人だと知られるのは嫌だ、でもユダヤ教の精神は素晴らしいと思っているのでしょう。
ミシェルは何とも思っていないのに、いやむしろ彼に近づこうとしているのに、勝手な思い込みで馬鹿にされているという被害妄想に取り付かれているフランソワが哀れです。
自分は悲劇の主人公だと浸っているようにも見えます。
こういう人と付き合っていくのは至難の業ですね。(^_^;)

純粋にフランソワの事が好きなミシェルは、彼を喜ばそうと色々なアイデアを絞り実行するのですが、それらが尽く彼の神経を逆なでしてしまうのです。
彼女の純粋ぶりが、返って彼を傷付けてしまう悪循環も良く出来ています。
このチグハグな所が笑い所なのかな…私はあんまり笑えなかったです。(-_-;)

ユダヤ教に改宗しようと、ミシェルがジョセフという家庭教師に付いて勉強する所で、私も一緒にユダヤ教の勉強をしました。
安息日は他の映画でも観た事があり知っていましたが、その日は電気を付けたり、電話をしてもいけないとは知りませんでした。
手紙を書き直してはいけないとか、車に乗ってはいけないとか、他にも色々あるみたいですね。
それに改宗する為には、週二回二時間の講習を一年半も受け続けなければならないのです。
相当な根性と熱い情熱がないと続かないでしょうね。
私には出来そうにないです。(^_^;)

暗転が多用されていて、変な所で切れるのが特徴です。
あと日記風のタイトルがチャプター事に付いていて分かり易いです。
でもそれが良いのかどうかは微妙ですね。(笑)
キスシーンがやたら多いのも特徴です。

ミシェルの爆発したような髪形はいただけません。
普通にしておけば可愛いのに、モデルという職業を表す為の髪形なのかな。
どうも目に付いて、ずっと変だな〜と気になりました。

アメリ」のノリで観ると裏切られるかもしれません。
宗教が絡むので日本人には難しいかな〜と思いましたが、その点はあまり気になりませんでした。
初心者の為に優しく教えてくれている印象です。

外国の笑えないコメディの部類だと思いました。
でもつまらない事もないです。
色々と勉強になりましたからね。
鑑賞日 2003.07.06

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spink.gif 三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020)   日本     [108分]
管理人評価   
ジャンル ドキュメンタリー
監督 豊島圭介
出演者 三島由紀夫 (アーカイヴ映像)
芥正彦
木村修
橋爪大三郎
篠原裕
宮澤章友
原昭弘
椎根和
清水寛
小川邦雄
平野啓一郎
内田樹
小熊英二
瀬戸内寂聴
コピー 圧倒的
熱量を、
体感。

禁断のスクープ映像、解禁! 自決1年前に何があったのか?
伝説の討論会を13人の証言者と紐解く衝撃のドキュメンタリー!!
あらすじ
1969年5月13日。
天皇主義者を自任する天才作家・三島由紀夫は、血気盛んな東大全共闘の若者が待ち受ける駒場キャンパスの900番教室に単身乗り込み、1000人を超える学生を前に真摯かつ白熱の討論を繰り広げた。
本作は、当時唯一取材を許されたTBSに残されていた貴重な映像をもとに、芥正彦をはじめとするその場にいた参加者へのインタビューと平野啓一郎や内田樹ら識者の解説を織り交ぜ、伝説の討論会の全貌を明らかにしたドキュメンタリー。
感想
三島由紀夫については割腹自殺した作家という事くらいしか知らないし、彼の小説も読んだ事ないのですが、旦那が興味あると言うので一緒に鑑賞することにしました。
結構丁寧に説明があったので、私くらいの知識でも三島の事は分かりました。
そして、東大全共闘の事も知る事が出来ました。
東大安田講堂事件は何度もテレビで見たので知っていましたが、そこまで詳しくは知らなかったので、この集会がどのような状況だったのかを説明を聞いて理解しました。

しかし、討論はチンプンカンプンで日本語なのに理解出来ないという状況に・・・。
東大の人たちとはこのような内容を日々考えているのですか。
それを理解して回答している三島氏が凄い事は分かりました。

いや、私が低能過ぎるのか。
旦那の解説を聞いたので、本当に少しだけ理解出来ました。

立場の違う三島氏と東大の学生ですが、討論を通して共通の敵がいるようだというのを感じました。
その為、激しく衝突する事はなく、微妙なバランスを保った討論が成り立っていたのではないでしょうか。
終始大人な対応の三島氏のおかげが大きいですが、血気盛んな若者たちも彼の言葉を受け入れているようでした。

そして、当時その場に参加していた人たちのインタビューがありました。
東大全共闘、楯の会、記者、それぞれの立場での感想は、非常に興味深かったです。
そこに加えて、三島に造詣の深い作家や教授の意見もあり、より分かりやすくなっていたと思います。

貴重な映像を基に作られたドキュメンタリーなので、三島氏に興味のある方には価値のある作品だと思います。
旦那も満足だったようです。
私は特に思い入れもないので、評価は上がりませんでした。
鑑賞日 2021.05.15

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spink.gif 見知らぬ乗客(1951)   アメリカ  白黒
  STRANGERS ON A TRAIN  [101分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス
監督 アルフレッド・ヒッチコック
出演者 ファーリー・グレンジャー (ガイ・ヘインズ)
ロバート・ウォーカー   (ブルーノ・アントニー)
ルース・ローマン     (アン・モートン)
レオ・G・キャロル    (モートン上院議員)
パトリシア・ヒッチコック (バーバラ・モートン)
ケイシー・ロジャース   (ミリアム)
マリオン・ローン     (ブルーノの母)
ロバート・ギスト     (ヘネシー刑事)
ジョン・ドーセット    (ハモンド刑事)
ハワード・セント・ジョン (ターリー署長)
コピー 誰でも殺したい程憎い
奴がいる!そこで殺人
の交換が計画された!
あらすじ
アマチュアのテニス選手ガイ・ヘインズ。
ある日、ガイは列車の中でブルーノという男性に声を掛けられる。
ブルーノはガイが浮気性の妻ミリアムと別れたがっているとなぜか知っており、彼の父親を殺してくれるなら自分がミリアムを殺そうと交換殺人を持ちかけてきた。
ガイはブルーノが冗談を言っていると思い、全く取り合わなかった。
しかし、ブルーノは勝手にミリアムを殺してしまった。
感想
久しぶりにヒッチコック監督の作品を鑑賞です。
しかし、あまりに理不尽な事ばかりで楽しむ事が出来ませんでした。

ガイは普通の人で、完全に巻き込まれた被害者です。
なのに、一方的に異常者に目を付けられて、事件の容疑者にされてしまいます。

何もしていないのに、犯罪者にされてしまう恐怖は、痛いほど伝わって来ました。
いくら無視しても執拗に姿を現すブルーノ。
何故ガイがブルーノの父を殺してくれると思い込んでしまったのでしょう。
そのせいで殺されてしまったミリアムが可哀想でなりません。

その異常者ブルーノの母も病んでいるようでした。
アンの言葉はまともに聞いてはもらえませんでしたからね。
あんなに殺したい父というのはどのような人なのか。
もしかしたら家族で唯一の真面な人なのかもしれません。

ガイの好青年ぶりが素敵だったので、ブルーノの異常さが際立っていましたね。
本当に話が通じなさ過ぎて恐ろしい。
思い込みが激しいという次元ではありません。
自分中心に世界が回っていて、みんな自分の言う通りにしないとおかしいと思っている人ですからね。
しかも、良かれと思って殺人まで代行しちゃうんですから。
この世で一番関わってはいけない人物です。

最後のメリーゴーランドが暴走するシーンは、「十年愛」というドラマを思い出しました。
もしかしてこの映画のオマージュだったのでしょうか。
異常者に相応しいお粗末な最期だったと思います。

今回監督はすごく分かりやすい映り込み方でしたね。
あまりに堂々と映っていたので驚きました。
たまにはこういうのも良いですね。
鑑賞日 2022.06.03

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spink.gif ミスター・アーサー(1981)  アメリカ
  ARTHUR   [97分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 スティーブ・ゴードン
出演者 ダドリー・ムーア      (アーサー・バック)
ジョン・ギールグッド    (ホブソン)
ライザ・ミネリ       (リンダ)
ジル・アイケンベリー    (スーザン・ジョンソン)
スティーブン・エリオット  (バート・ジョンソン)
バーニー・マーティン    (ラルフ・マローラ)
アン・デ・サルヴォ     (グロリア)
コピー こんな奇跡があっていい億万長者のボンボンが普通の女に恋をした…
あらすじ
7億5000万ドルもの大金を相続するどら息子のアーサー・バック。
何不自由無く暮らしていたアーサーだが、父親から強制された婚約者スーザンとの政略結婚だけはどうしてもしたくなかった。
しかし彼女と結婚しなければ、父親から勘当され大金を相続する権利も無くなってしまう。
そんな中、高級紳士服店で万引きをしていたリンダと出会い一目惚れ。
アーサーは本当の恋に目覚める。
感想
最初はバカ丸出しのアーサーと下らないジョークばかりでつまんない映画だと思いましたが、話が進むにつれて段々と面白くなってきて、ラストは始めからは想像できないくらい感動しました。

使用人で大親友のホブソンとアーサーの関係が面白くて素敵でした。
使用人なのに主人の事を平気でぶったりするし、主人のアーサーもあらゆる事をホブソンに相談するし、その答えとして説教もしていました。
本当にお互いがお互いのことを大好きなんだなと感じます。
本来は有り得ない関係だからこそ、二人の友情が強くて深いものだと伝わってくる見せ方がとても上手いと思いました。

リンダは貧乏で万引きするし、パンダメイクでちょっと不気味だけど、ユーモアがあって魅力的な女性。
スーザンはお金持ちで美人でスタイル抜群だけど、退屈でつまんない女性。
やっぱり私でもリンダを選ぶかな…。
貧乏になっても心の豊かな女性を選ぶとは、アーサーもただのボンボンじゃないね。
安心しました!

何と言ってもアカデミー賞助演男優賞を受賞したホブソン役のジョン・ギールグッドの演技が最高でした。
一人で飴と鞭を使い分ける心優しい使用人を見事に演じて切っていました。
最後ホブソンが入院した時、アーサーが彼の為に用意したプレゼントを開けるシーン。
自分を一生懸命励まそうとしているアーサーを、ベッドに横たわったまま嬉しさと切なさが混じった何とも言えない表情で見つめているホブソン。
この表情は見るだけで涙が出てきます。(T_T)
あとは時々出てきたアーサーのおばあさんもいい味出してました。
お金持ちの冷淡さと孫が可愛い祖母の面をうまく使い分けてましたね。

それにしてもアーサーの洒落というかアメリカン・ジョークですか、あれは本当につまんなかったですね。
でも、あれがあったからこんなに感動したのかもしれません。
とても良い映画でした。
鑑賞日 2003.03.14

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spink.gif ミスター・グッドバーを探して(1977)  アメリカ
  LOOKING FOR MR.GOODBAR   [135分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ
監督 リチャード・ブルックス
出演者 ダイアン・キートン    (テレサ・ダン)
リチャード・ギア     (トニー・ルパート)
ウィリアム・アザートン  (ジェームス)
チューズデイ・ウェルド  (キャサリン)
トム・ベレンジャー   (カリー)
ウィリアム・アザートン  (ジェームズ)
コピー いま、あなた自身に鮮やかな衝撃==
マンハッタンでひとり
見知らぬ夜に抱かれて 性にさすらうテレサ……
あらすじ
1975年、処女の大学生テレサは、憧れの大学教授と一夜を共にした。
これまで真面目に大人しく生きてきたテレサだったが、教授の愛人になった事で少しづつ性格も大胆になっていく。
大学を卒業すると教授との関係も終わり、窮屈な家に嫌気がさていたテレサは、就職と同時に家を出て一人暮しを始める。
聾唖学校で真面目に働き、仕事に専念するあまり欲求不満になっている事に気付いた彼女は、近くのバーに男をあさりに出かける。
感想
いきなりダイアン・キートンのヌードでビックリしました。
彼女がこんなに露出している映画は初めて見ました。
かなりのナイスボディーです。

もう一つビックリしたのは、すご〜く若いリチャード・ギアです。
今はダンディでセクシーなおじ様キャラが定着していますが、この作品ではかなり軟派なダメ男役でした。
極め付けは、ブリーフの後ろが開いているパンツを履いている姿です。
お〜い、お尻丸見えですよ〜。(知ってるって…)
キャ〜、見てるこっちが恥ずかしい〜!!
でも若い彼はめちゃくちゃ可愛かったです。

男女の絡みのシーンが多いですが、自分の将来を考えるのが怖いテレサのやりきれなさが伝わってきて、いやらしいと言うよりは切ないです。
テレサは先天性の背中が湾曲している病気で、小学校までは歩く事も困難だったのです。
それを手術して普通に生活が送れるようになったけれど、あとどれくらい生きれるのかも分からない不安から、現実逃避する為に男をあさるのです。

その象徴である彼女の空想シーンが結構入ってきますが、いきなり出てくるので、あっ!これ現実じゃないんだと驚かされる事がしばしばありました。

そんな彼女の向かえるラストは、とても衝撃的です。
切な過ぎて言葉も出ません。
自業自得なのでしょうけど、このやりきれなさは他にどう処理すれば良かったのかと考えると、胸が絞め付けられます。

ちなみに"GOODBAR"は男性性器という意味もあるそうで…。
何も知らなかった私は、タイトルの感じからコメディかなとか思ってました。
アイタタタ…。(笑)
鑑賞日 2003.05.07

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spink.gif ミスター・ベースボール(1992)  アメリカ
   MR.BASEBALL   [110分]
管理人評価   ★★
ジャンル スポーツ/コメディ
監督 フレッド・スケピシ
出演者 トム・セレック     (ジャック・エリオット)
高倉健         (内山監督)
高梨亜矢        (内山ヒロ子)
塩谷俊         (西村洋次)
デニス・ヘイスバート  (マックス)ハマー
アート・ラフルー
コピー アメリカから日本、 日本からアメリカへ――夢が翔ける!
あらすじ
NYヤンキースの選手ジャック・エリオットは、成績不振とイメージダウンな新聞ネタが原因で、他の球団にトレードされる事になった。
新しい受け入れ先は、なんと日本の中日ドラゴンズ。
やる気のないまま、渋々日本に来たジャックは、日本の厳しい練習に付いていけない。
始めは態度が悪く、大きな口を叩いていたジャックだったが、変化球に弱くシュートが全然打てない為、日本での成績も悪かった。
慣れない日本でのカルチャー・ギャップにも戸惑いいら立つが、美人で魅力的な女性ヒロ子が唯一の心の癒しだった。
彼女と付き合う事で、自分勝手に振舞っていた彼も受け入れる事を学んでいく。
感想
始めから"5ストライク"で笑わせてくれます。
現実にあったら、本当に悪夢ですよ〜!(笑)
ヒットを打つまで増え続けるストライク、かなりのプレッシャーです。

掴みが良かったので面白いのかな〜と期待したのですが、あとはそれほどでもありませんでした。(^_^;)

でも日本ネタが満載なので、外人さんが日本のどういう所に戸惑いを感じるのかが分かって面白かったです。
靴を脱ぐ習慣、お風呂に入る習慣、お酌をする習慣、酒を飲んで上司の悪口を言う習慣(笑)などがコミカルに描かれています。

あとジャックが日本に到着したばかりの記者会見で、球団通訳が当たり障りのないようにさらっと変えて訳す所が日本人らしいな〜と思いました。
これで騙される日本人も情けないけど…。
今はTVで字幕が出るから誤魔化せないでしょうね。

ジャックの見ていたTVの番組に「ナイトライダー」があって驚きました。
この時代か〜なんて懐かしんだりして…私も観てましたよ〜。
あと電撃ネットワークの危険なネタの番組もありました。

中日ドラゴンズの相手が大洋ホエールズなのも時代を感じます。
観ていて、懐かしいな〜と思う所が沢山ありました。

段々ジャックも受け入れる事を学び、中日の選手たちと仲良くなってくるのですが、お互いに良い所は取り入れようという精神が良いですね!
この精神は大事だなと思いました。
ジャックに影響されてアメリカンスタイルを取り入れる選手たちが面白かったです。

監督の高倉健が、明らかに当時の星野監督を意識してるも笑えます。
すぐ物に当る所とか、審判に体当たりでぶつかっていく所とか、絶対意識してますよね。
ジャックと仲が悪い監督役でしたけど、もう少し頑固親父ぶりを発揮して欲しかったなと思いました。

一つ一つのネタは面白いのですが、全体的に見ると物足りない印象です。
やっぱり日本とアメリカのコラボは難しいのでしょうね。
どうも中途半端になりがちです。

でも「ラスト・サムライ」で革命が起る事を期待しています。
鑑賞日 2003.07.05

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spink.gif ミスター・ルーキー(2002)  日本   [118分]
管理人評価   ★★
ジャンル スポーツ/ドラマ
監督 井坂聡
出演者 長嶋一茂  (大原幸嗣)
鶴田真由  (大原優子)
橋爪功   (瀬川監督)
駒田徳広  (武藤秀吾)
國村隼   (楊)
山本未來  (小嶋典子)
宅麻伸   (江川常務)
さとう珠緒 (椎橋純子)
吹越満   (矢部)
神山繁   (成田社長)
竹中直人  (古賀和男)
コピー 時速150kmのサービス残業!?

昼間はただのサラリーマン。
夜は甲子園だけに現れる謎の覆面ピッチャー。
あらすじ
最近阪神タイガースにユニークなキャラクターが登場して大活躍している。
それは甲子園だけに現われる押えの覆面ピッチャー:ミスター・ルーキーだ。
実はその正体は、ごく普通のサラリーマンである大原幸嗣、32歳。
会社はもちろん、自分の妻や子供にまで内緒で臨時ピッチャーを勤める大原。
今年こそ阪神を優勝に導くと決心し、厳しい二足の草鞋生活の中、奮闘する。
感想
私は紋切り型といいますか、使い古された月並みな表現が大好きで、何度となく同じような言葉を文章に用いてしまいます。
かくしてそれは今回にも当てはまるわけですが(以下※)、とりあえずは、映画の話をします。

今日、「ミスター・ルーキー」を見ました。
この作品はまさに「阪神バカの、阪神バカによる、阪神バカのための(※)」映画です。
私は常々映画とはかくあるべしと思っています。
中には難解で、見る者を深い思索の森に誘う(※)映画や、何かしらの教訓、示唆を与えてくれる作品、または我が身を心を、内から奮わせてくるような感動の大作(※)など様々あります。

ですが映画は、特に娯楽映画の場合は、この「ミスター・ルーキー」のようにあって欲しいのです。
確かに、この映画は、論理性、現実性、迫真性などの要素は度外視。
構成はベタで、ストーリーも単純、見る人に次の展開を予測させ、しかもそれを裏切らないという(※)ひどい作品ではあるかもしれません。
出演者を見ても、彼らはそのオーバーアクトを恥じる事もなく、演技も(特に野球選手のセリフ)満足のいくものとは到底言えない代物です。
しかしです。

ところがです。
この映画を見終わった時、まるで闇夜に燈った灯火の如き(ちょっと否定的?)幸福感、暗い世相を吹き飛ばす爽快感(※)、
辛い日常に立ち向かう活性感といったものが感じられたではないですか。
(それは私が阪神ファンであるから?)

私は、阪神の優勝がかかった最終戦、本物の藪が出てきて強いショックを受けました。
また藪の球を受けるキャッチャーが矢野であると知った時、心が奮えました。
そして一時は、代打「神様」八木が凡フライに終わったとき「あー、やっぱりな」と意気消沈しました。
この映画に妙なリアリティーはいらないはずです。
ですがそれでも、檜山の超ファインプレーで優勝を決めた時、必ず阪神は、最後にはやってくれるチームであったと、私は歓喜の涙を流していました(※)。

何と心温まる映画でありましょうか(※)。
来年の阪神はきっと必ず優勝するに違いありません(※)。
そう思わせる魅力がこの映画には溢れています(※)。
そう感じました。
(しろつぐ)
鑑賞日 2002.11.19

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spink.gif ミスタア・ロバーツ(1955)   アメリカ
  MISTER ROBERTS  [123分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/戦争
監督 ジョン・フォード
出演者 ジェームズ・キャグニー  (キャプテン)
ヘンリー・フォンダ    (ダグラス・ロバーツ)
ジャック・レモン     (フランク・パルバー)
ウィリアム・パウエル   (ドク軍医)
ベッツィ・パルマー    (アン・ジラード)
ジェームズ・キャグニー  (モートン)
ロバート・ロアーク    (インシグニア)
フィリップ・ケリー    (マニオン)
ハリー・ケリー・Jr   (ステフ)
ケン・カーティス     (ドーラン)
パトリック・ウェイン   (ブックサー)
コピー
あらすじ
第二次大戦末期。
米海軍の輸送船が、激戦地を遠くはなれた南洋の小島に停泊していた。
ヤシの鉢植えに異常な愛情を注ぐ艦長は、無能なクセに部下に威張り散らし、乗組員全員から嫌われている。
度重なる艦長の癇癪にたまりかね、乗員の中でも冷静をもって知られるロバーツは、ヤシの鉢植えを海に放り投げてしまう。
感想
うん。これは女には分からない世界だな。
ほとんど共感出来ず、楽しめませんでした。

戦争物は苦手なので、恐る恐る見始めたのですが、コテコテのコメディでビックリです。

暑苦しさが画面からにじみ出ていて、こちらまで汗かいてしまいそうです。
男たちの汗がすごくて、灼熱の現場だというのが伝わります。

島に上陸した船員が、陸軍のパーティに乱入して、大騒ぎする所が苦手でした。
こういう所が女には分からない所ですね。
一年間も休みなしだったから羽目を外したいのは分かるけど、あまりにやり過ぎてて受け入れ切れません。

コメディなのに笑える所がないのも★の伸びない理由ですね。
良かったのは、スコッチを手作りするシーンと、パルバーのベッドの下がドラえもんのポケット並みに色々なものが出てくるところです。
他はほとんど笑えなかった・・・というか、腹立たしかった・・・。
これは本当に合わなかった!!
残念!!!!

アカデミー賞助演男優賞受賞作品。
鑑賞日 2006.02.20

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spink.gif ミスティック・リバー(2003)  アメリカ  PG−12
  MYSTIC RIVER  [138分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/ミステリー
監督 クリント・イーストウッド
出演者 ショーン・ペン         (ジミー・マーカム)
ティム・ロビンス        (デイブ・ボイル)
ケビン・ベーコン        (ショーン・ディバイン)
ローレンス・フィッシュバーン  (ホワイティ・パワーズ)
マーシャ・ゲイ・ハーデン    (セレステ・ボイル)
ローラ・リニー         (アナベス・マーカム)
エミー・ロッサム        (ケイティ・マーカム)
ケビン・チャップマン      (バル・サベッジ)
コピー もうひとつの「スタンド・バイ・ミー」を見るために、
あなたは大人になった。
あらすじ
1970年代後半のボストン。
路上で遊んでいた幼なじみの少年3人組ジミー、デイブ、ショーンの傍に、不審な車が停まった。
警察だと名乗る男は、もっともらしい事を言って、デイヴを連れ去ってしまう。
数日後、犯人の家から脱出したデイヴは、自力で家に帰ってくるが、3人の友情は終わってしまう。
それから25年後。
同地区で殺人事件が発生。
その被害者はジミーの娘ケイティだった。
この事件を担当するのは、刑事になったショーン。
彼が捜査を進めていく内、容疑者としてデイブの名が浮かんできた。
感想
劇場で見てきました。
思ったより面白くなかったというのが正直な感想です。
でも、悪い訳ではないんです。
特に心が揺さぶられる事もなく、また感心したり、目頭が熱くなる事もなく、最後まで淡々と普通に見ていたという状況でした。
こういう状況どっかで経験した事あるな〜と思ったら、同じクリント・イーストウッド監督の「真夜中のサバナ」でも同じ感想だったんですよね。
その時は『そんなに悪くありません。でもそんなに良くもありませんでした。』と書いたのですが、今回もそう書きたい気分です。(^_^;)(って書いてるし…)

演技派俳優を3人も使っている割には、パッとしない印象ですね。
それぞれの演技は素晴らしく、見応えがあるのに、全体的に見ると良さが引き出されていないような気がしてなりません。
見終わった後も何か物足りないという気持ちが残って、とっても複雑な心境に陥りました。

主演の3人の中だと、ショーン役のケビン・ベーコンがカッコ良くて好きでしたね。
いつも冷静で硬派な所が魅力的です。
でも、何も話さない妻との電話の効果が、いまいち理解出来ませんでした。
流れの中での彼の心の変化を表す為なのかな?
それとも、女心は複雑なのよって事かしら?

この作品の中で印象に残ったのは、デイヴの妻セレステ役のマーシャ・ゲイ・ハーデンです。
彼女が夫に疑いを持ち、悩み怯えている表情は素晴らしかったと思います。

個人的にあんまり11歳の時の誘拐事件は関係無かったように感じました。
もしあったんだとしても、そんなに訴えてくるものは感じられませんでしたね。
ずっと淡々と進んでいって、そんなに急展開もないまま終わったって感じです。

最後はこうなるんだろうな〜と思っていた事がそのまま起きて、やっぱりな〜と思ってその後の展開に期待していると、「それでいいのか?」という理由で終わっちゃったんです。
「なんだよ」と思う理由は、事件のキーであるべき犯人のオチが弱いからかな。
そこに特に理由がないというのが、今まで映画を見てきた意味までなくしてしまっている気がしました。
それが狙いか!?
だとすると恐るべしクリント・イーストウッド!

とにかく見終わった後に「う〜ん」と考え込んでしまう作品です。
これで良いのか、悪いのか?とあれこれ考えて、答えの出ないもどかしさに苦しめられる感じね。

アカデミー賞主演男優賞、助演男優賞受賞作。
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鑑賞日 2004.01.15

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spink.gif ミスト(2007)   アメリカ  R−15+
  THE MIST  [125分]
管理人評価   ★★
ジャンル ホラー/ミステリー
監督 フランク・ダラボン
出演者 トーマス・ジェーン      (デヴィッド・ドレイトン)
マーシャ・ゲイ・ハーデン   (ミセス・カーモディ)
ローリー・ホールデン     (アマンダ・ダンフリー)
アンドレ・ブラウアー     (ブレント・ノートン)
トビー・ジョーンズ      (オリー・ウィークス)
ウィリアム・サドラー     (ジム・グロンディン)
ジェフリー・デマン      (ダン・ミラー)
フランシス・スターンハーゲン (アイリーン・レプラー)
アレクサ・ダヴァロス     (サリー)
ネイサン・ギャンブル     (ビリー・ドレイトン)
クリス・オーウェン      (ノーム)
サム・ウィットワー      (ウェイン・ジェサップ)
ロバート・トレヴァイラー   (バド・ブラウン)
デヴィッド・ジェンセン    (マイロン)
ケリー・コリンズ・リンツ   (ステファニー・ドレイトン)
コピー この子と約束した
必ず守ると──
あらすじ
のどかな田舎町を襲った激しい嵐の翌日。
デヴィッドは湖の向こう岸に発生した異様に深い霧に懸念を抱きながら、息子と共にスーパーマーケットへ買い出しに出掛けた。
するとやはり、その濃い霧は間もなく買い物客でごった返すマーケットに迫り、ついには町全体を飲み込むように覆っていく。
人々がマーケットに缶詰状態となる中、霧の中に潜む不気味な触手生物を発見するデヴィッド。
彼を信じた者たちはただちに店のバリケードを作り始め、武器になる物もかき集める。
感想
救いのない映画で後味が最悪です。
何と書いたら良いのか・・・。

とにかく気持ち悪いんですよ。
霧の中にいる怪物もそうだし、ミセス・カーモディに惑わされた人たちもそうだし、デヴィッドたちの行動もそうだし。
特に人間から小さな蜘蛛の怪物がわさっと出てきた映像は、背筋が凍りましたよ。
だから、見ている時も、早く終わらないかなと思ってました。

私がホラーが苦手だというのが大きいのですが、見なきゃ良かったとさえ思ってしまいます。

原作がスティーヴン・キングなんですね。
なるほど。
トラックス」に通じる後味の悪さですね。
彼のホラーが苦手なの忘れてました。(汗)
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鑑賞日 2018.04.19

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spink.gif 水は海に向かって流れる(2022)   日本     [123分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 前田哲
出演者 広瀬すず   (榊千紗)
大西利空   (熊沢直達)
高良健吾   (歌川茂道)
戸塚純貴   (泉谷颯)
當真あみ   (泉谷楓)
勝村政信   (榊謹悟)
北村有起哉  (熊沢達夫)
坂井真紀   (高島紗苗)
生瀬勝久   (成瀬賢三)
コピー 私、一生
恋愛しないから――
あらすじ
高校進学を機に、親元を離れ叔父の家に居候することになった直達。
ところが、叔父が住んでいるのはシェアハウスで、他に3人の同居人がいると判明。
しかも、叔父の茂道は脱サラしてマンガ家となっていた。
戸惑う直達に更なる問題が待ち受けていた。
感想
気まずい関係の男女が、ゆっくりと人間関係を築いていくお話でした。
勝手に高校3年生と思い込んでいたので、あらすじを読んで初めて1年生だったと知り驚きました。
そうなると、ちょっと感じ方も変わってくるな。

親がW不倫していたという過去を持つ千紗と直達。
高校生の直達は、偶然その話を聞いてしまってから、千紗の事が気になって仕方がないのです。
何とか彼女の役に立ちたいと、彼なりに言葉を伝えたり、父をカツアゲしたりするのが微笑ましかったです。

26歳OLの千紗は、親の過去を許せず、恋愛しないと決めている様子。
そんな所へ、元凶の直達の父が現れて、ますます面倒臭い事になってしまいました。
その後も千紗の父と鉢合わせたりして、彼は気まずい空気を作る天才です。

後悔しきりの父のおかげで、少し前に進めた二人。
やっぱり人間、許す事が出来ないと、苦しいだけなんですね。
前に進む為には、共感してくれる人と、許して歩み寄るという工程が必要です。

広瀬すずちゃんが本当に綺麗で見惚れてしまいました。
高校生男子からしたら、こんな綺麗なお姉さんと仲良くなれたら、好きになっちゃうに決まってます。
でも、相手が未成年なので、直接的な接触は無かったですね。
それが返って初々しいドキドキを生み出していたと思います。

大西利空くんはほぼ実年齢だったんですね。
新人さんかなと思って調べたら、子役出身の方でした。
マッシュな髪型が可愛かったです。

個人的には普通に楽しめました。
原作の漫画も気になるので、チェックしてみたいと思います。

漫画原作作品。
鑑賞日 2024.01.31

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spink.gif ミス・ポター(2006)   イギリス/アメリカ
  MISS POTTER  [93分]
管理人評価   ★★★★★
ジャンル ロマンス/ドラマ/伝記
監督 クリス・ヌーナン
出演者 レネー・ゼルウィガー   (ビアトリクス・ポター)
ユアン・マクレガー    (ノーマン・ウォーン)
エミリー・ワトソン    (ミリー・ウォーン)
ビル・パターソン     (ルパート・ポター)
バーバラ・フリン     (ヘレン・ポター)
クリス・ミドルトン    (ソンダーズ)
マッティエロック・ギブス (ウィギン)
ロイド・オーウェン    (ウィリアム・ヒーリス)
アントン・レッサー    (ハロルド・ウォーン)
デヴィッド・バンバー   (フーリン・ウォーン)
コピー その恋が私を変え、私の絵が世界を変えた。
あらすじ
1902年、ロンドン。
裕福な家庭の娘であるビクトリア・ポター。
彼女は得意の絵を活かして、自作のキャラクターを使った絵本を書いていた。
ある日、その絵本を持って出版社の門をたたくが、担当は仕事を始めたばかりの末息子ノーマン。
彼自身はやる気マンマンだが、出版社は全く期待していなかった。
はじき者の2人は、周りを見返してやろうと、力を合わせてコストを抑えたこだわりの絵本を完成させる。
その絵本「ピーター・ラビット」は瞬く間に世間で人気を得た。
感想
すごく良かったです!早速、満点をつけさせて頂きました!
「ピーター・ラビット」は一度も読んだ事がないのですが、この作品を見て、是非とも読みたいと思いました!
全体的に童話のようでメルヘンチックな雰囲気でしたね。
それが現実と見事に調和していて、私好みの世界観が出来上がっていました。

何と言っても、ピーターのアニメが活き活きしていて、可愛いことこの上なし!
このコラボが完璧だから、彼女の想像力が豊かだって、上手いこと表現されているんですよね。暖かくて優しくて、本当に素敵な作品ですね。

この作品に携わった人々の「ピーター・ラビット」への愛情が伝わってきます。
見ている時、ずっと顔が緩みっぱなしだったんですよ。
それだけ感情移入していたって事なんでしょうね。

特にお気に入りは、パーティの夜にプロポーズを受けるシーン。
ビアトリクスの嬉し泣きに、私もつられて泣いちゃいました。
嬉しくて涙が出たのは久しぶりですわ。
あと、ホームでの別れ際のキスも良かったな〜。
蒸気の中で2人だけの世界が出来ていて、とってもロマンティックでした。
ノーマンの優しい笑顔が脳裏に焼きつきましたよ。

しかし、まさかこれが・・・になるとは・・・。
前半が幸せいっぱいなだけに、後半は辛かったです。

ビアトリクスの生き方、素敵ですね。
こんなに充実した人生は、なかなかないと思います。
物語を作る才能は、子供の頃から培われてきたものだったのかぁ。
私も子供に想像力豊かな人間になって欲しいな。
頭の固い人間はつまんないと思うから。
その為には、才能はもちろんの事、それなりの環境が必要って事ですよね。
ちょっと参考にしてみようっと。

そんなビアトリクスを演じたレネー・ゼルウィガー。
本当に素晴らしかったです。
彼女が嫌味なく可愛いから、ずっと好感を持って見守る事が出来たんだと思います。
彼女のほんわかした笑顔には、独特の癒し効果がありますね。
今回もたっぷり癒してもらいました!

そして、とにかく最高なのが、我らがユアン・マクレガー!
やっぱり彼は完璧ですね!
今回も魅力的な男性をこれでもかと演じて見せてくれました。
特にプロポーズのOKをもらった時の泣きそうな表情がたまらなく良かった!
これにはうっとり魅入ってしまいました。

ヒルトップ・ファームは本物の風景なんですね。
ピーター・ラビットの世界そのままで感動しちゃいました!

至る所に癒しの要素が詰まっていて、見るだけで元気になれる作品です。
繰り返し見たいお気に入り作品に、登録決定!
鑑賞日 2008.10.10

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spink.gif ミスミソウ(2017)   日本  R−15+
  LIVERLEAF  [114分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/ホラー/ドラマ
監督 内藤瑛亮
出演者 山田杏奈    (野咲春花)
清水尋也    (相場晄)
大谷凜香    (小黒妙子)
大塚れな    (佐山流美)
中田青渚    (橘吉絵)
紺野彩夏    (加藤理佐子)
櫻愛里紗    (三島ゆり)
遠藤健慎    (久賀秀利)
大友一生    (真宮裕明)
遠藤真人    (池川努)
森田亜紀    (南京子)
戸田昌宏    (野咲和生)
玉寄世奈    (野咲祥子)
片岡礼子    (野咲花菜)
寺田農     (野咲満雄)
コピー 最も切なくて、最も美しく残酷なトラウマ・サスペンス
あらすじ
家族で東京から過疎の町に引っ越してきた野咲春花。
転校早々、よそ者として壮絶なイジメを受け始める。
それでも春花は同じ転校生で、彼女のことを唯一気に掛けてくれる相場晄を心の支えに、学校に通い続ける。
ところがある日、何者かに家を放火され、両親は焼死、可愛い妹までも瀕死の重傷を負うという事件が発生。
ついに心が崩壊した春花は、復讐を開始する。
感想
これだけ真っ赤な血だらけの作品は、「地獄でなぜ悪い」以来ですね。
このレベルまで来ると、どれだけ酷い死に方をするのか、楽しみになる程です。
その期待に応えるように、色々なバージョンの死に様が用意されていました。
まさにトラウマ級の作品です。

他の山田杏奈ちゃんの出演作品の感想で「ミスミソウ」という名前を良く目にしていたので気になっていたんです。
確かにこれは名前を出したくなるほどの作品ですよ。

冷静にこれだけの復讐をやり遂げた春花。
雪で死体が発見されないのを良い事に、次々と仇を討っていくのです。
その姿は実に頼もしく、厳しい表情でも魅力を感じる演技でした。

相場くんも出てきた時から胡散臭いと思ってました。
清水尋也くんが癖のない良い人な訳ないという大偏見に支配されてしまっていたんです。(大汗)
でも、大当たりで嬉しかったです。

あまりの内容なので、★をいくつにするか迷います。
もう一度は見たくないけど、見ている時は最後まで展開が気になってぐいぐい引き込まれてました。
やっぱり★3つが良いのかな。

とりあえず、精神的に安定している元気な時に見た方が良いと思います。
それくらい衝撃的な作品なのは間違いないです。

漫画原作作品。
鑑賞日 2023.08.10

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spink.gif ミセス・ダウト(1993)   アメリカ
  MRS.DOUBTFIRE  [126分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル コメディ
監督 クリス・コロンバス
出演者 ロビン・ウィリアムズ  (ダニエル・ヒラード/ミセス・ダウトファイアー)
サリー・フィールド   (ミランダ・ヒラード)
ピアース・ブロスナン  (スチュアート)
ハーヴェイ・ファイアスタイン  (フランク)
リサ・ジャクブ     (リディア・ヒラード)
マシュー・ローレンス  (クリス・ヒラード)
マラ・ウィルソン    (ナタリー・ヒラード)
ロバート・プロスキー  (ジョナサン・ランディ)
ポリー・ホリデイ    (グロリア)
コピー 料理 洗濯
何でもござれ
子供も任せて安心
今時めずらしいお手伝いさん…
でも何かヘン。
あらすじ
声優をしているダニエルは、子供と一緒にバカ騒ぎするくらい子供っぽい大人。
3人の子供たちには好かれているが、妻のミランダには呆れられている。
さすがの彼女もついに彼に愛想をつかし、きっぱり離婚を言い渡たす。
最悪のタイミングで無職になり、住む所もなくなったダニエルには、養育権が認められなかった。
毎週土曜にしか子供たちに会えなくなった彼は、毎日でも会える方法を考える。
そして、特殊メイクと得意の声色を使って、老婦人の家政婦としてミランダの家に入り込む作戦を思いついた。
感想
これは何回見ても楽しめてしまう作品の一つです。
そして、何回見ても最後はうるうる来ちゃいます。

一番の見所はダニエルの変身ぶりでしょう。
彼の器用さには感心させられます。
これが本当のエンターティナーではないでしょうか。
演技もバッチリ、声色も自由自在に変えられて、誰もが楽しめるユーモアの持ち主。
素晴らしい芸人さんですね。(違うか…笑)

そして、外見の特殊メイクもすごいです。
太めに見せるためのボディ・スーツもかなりリアルでした。
かなり大きなおばあさんだけど、見のこなしは女性なんですよね。
焦って変身したため、未完成のまま出なきゃいけない時とか笑い転げてましたよ。
セルナーさんに見つからないように誤魔化すケーキパックのアイデアも最高!
本当に楽しい作品です!

そんな楽しいおとうさんを持つ子供たちも可愛かったな。
特にナタリーちゃんが大好きです。

ダニエルの兄:フランク役の人って「ジキル博士はミス・ハイド」でもおかま役でしたよね。
ひょっとして素もそちらの方なのかな??

そして、色男のピアース・ブロスナン。
彼が良いスパイスになってますね。
彼に対するダニエルの嫉妬の仕方もまた笑えます。
果物投げたり、唐辛子スパイスをいれたりね。

クリス・コロンバス監督らしい作品で大好きです。
やっぱり監督の作品は良いわ〜。
ビデオに撮ってるから後から見ようと思ってたのに、途中で止められなくなって、結局最後まで見ちゃいました。
鑑賞日 2003.12.30

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spink.gif 魅せられて(1996)   アメリカ/イギリス/イタリア/フランス
  STEALING BEAUTY  [118分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 ベルナルド・ベルトルッチ
出演者 リヴ・タイラー        (ルーシー・ハーモン)
シニード・キューザック    (ダイアナ・グレイソン)
ジェレミー・アイアンズ    (アレックス・パリッシュ)
ジャン・マレー        (ギヨーム)
ドナル・マッキャン      (イアン・グレイソン)
D・W・モフェット      (リチャード・リード)
カルロ・チェッキ       (カルロ・リスカ)
ステファニア・サンドレッリ  (ノエミ)
レイチェル・ワイズ      (ミランダ・フォックス)
レベッカ・ヴァルピー     (デイジー・グレイソン)
ジョセフ・ファインズ     (クリストファー・フォクス)
ロベルト・ジベッティ     (ニコロ・ドナチ)
イグナチオ・オリヴァ     (オズヴァルド・ドナチ)
コピー ルーシー、19歳。
大人へのめざめ――
あらすじ
詩人サラの娘ルーシーは、4年ぶりに母の友人が沢山集うイタリアの別荘を訪れた。
ここには芸術家が沢山いて、景色も空気も最高だ。
しかし、彼女のお目当ては、4年前に出会い恋をしたクリストファー。
彼は母の友人であるイアンノ息子だった。
彼に会えるのを楽しみにしてやって来たのに、彼はトルコ旅行に行ったきり帰ってこないらしい。
やるせない思い一人涙を流す。
そんな夜に、隣の部屋を借りている病気の作家アレックスと出会う。
感想
お話は面白い!って程ではないのに、何故かじっくり見入ってしまいました。
リヴの可愛さに参ったのかしら??

そう思うのも無理はないほど、リヴ・タイラーの可愛さが全面に押し出されています。
監督はリヴのことが大好きなんでしょうね。
彼女の長い手足が惜しみなく映し出され、舐めまわすような映像で彼女の魅力を最大限引き出しています。

ルーシーが「マムシを殴り殺した事ある?」とか「オリーブの葉を食べた事ある?」とか聞いていたのは、あの手紙の主を探すためだったんですね。
これは予想通りでした。

ニコロだと思っていた手紙が、実は違ったという展開はとても素敵ですね。
初体験の話題の時にはぐらかしていたのは、まだだったからなのか〜!
可愛いじゃないですか!
好きです、こういう男の子。

ルーシーの初めての絡みのシーンは、あまりに大胆で驚きました。
危うくおまたが見えそうでしたよ。
危ない、危ない。
でも、ここが一番の見せ場なので、これくらい見せてくれれば説得力があります。
最初はやっぱり自分を本当に愛してくれて、自分も愛している相手じゃないと!
「こんなにも幸せなのよ〜!私〜!」というのが、彼女の表情ににじみ出てました。
ここでも上手いリヴには拍手喝采です。

ダイアナが「もうこんな所は嫌だ!」と言ったのに、食卓に皆が集まると自然に料理を作ろうとしてしまうのが、切なくも微笑ましかったですね。
彼女はやっぱりここが好きなんだな。

モザイクなしで、色んな人の色んなものがポロポロ見えますが、そんなにエロエロしてなくて綺麗でした。
鑑賞日 2004.04.01

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spink.gif 道(1954)   イタリア  白黒
  LA STRADA  [115分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ
監督 フェデリコ・フェリーニ
出演者 アンソニー・クイン     (ザンパノ)
ジュリエッタ・マシーナ   (ジェルソミーナ)
リチャード・ベースハート  (サーカスの男)
アルド・シルヴァーニ
マルセーラ・ロヴェーレ
コピー
あらすじ
旅芸人の姉が亡くなったため、代わりに妹のジェルソミーナが家族を養うために、怪力が自慢の旅芸人ザンパノに買われていった。
ザンパノは芸に厳しく、女好きだが、ジェルソミーナには冷たく興味を持たなかった。
自分に関心のない彼に嫌気がさしたジェルソミーナは、一人で家に帰ろうとする。
しかし、知らない土地で迷子になり、結局迎えに来たザンパノと行動を共にする。
感想
アカデミー賞外国語映画賞にも輝き、名作と名高いこの作品。
一度は見ておかなければと挑戦して見たのですが、私にはまだ早かったようです。(汗)
どこら辺が感動するポイントなのか分からず、え?これで終わり??という内に終了。
やっぱり名作は難しいわ〜。

私はただただジェルソミーナが可哀相で、というより可哀相過ぎて、それ意外の感情が沸いてきませんでした。
というか、あとからこの映画の事を調べていて知ったのですが、ジェルソミーナには障害があったんですね?
いつも驚いたような顔をしているのは、気になっていたのですが、その理由が障害ゆえだとは思いませんでした。

極悪非道冷酷人間のザンパノ。
やっぱり彼は好きになれませんね。
この時代、生きるためにはこれくらい図太くないと生き抜けないかもしれません。
しかし、理不尽に弱い私には、すんなり受け入れる事は出来ませんでした。
救いようのないお話は苦手です。

しかし、もちろん良い所もありました。
サーカスの男が言った「どんなものだって、必ず何かの役に立っている」という言葉です。
ジェルソミーナが落ち込んだ時、あの石ころを見て頑張ろう!と思っているのを見て、そんな心の支えになるものがあったら良いな〜と思いました。

あと、サーカスの男が持っていたすっごく小さいヴァイオリンが気になりました。
本当にちゃんと音が出るのかな?

もっと人生経験を積んだら、見方も変わるのかもしれませんね。
50年後くらいにもう一度見てみたいと思います。
鑑賞日 2005.02.21

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spink.gif 未知との遭遇(1977)   アメリカ
  CLOSE ENCOUNTERS OF THE THIRD KIND  [135分]
管理人評価   ★★
ジャンル SF
監督 スティーブン・スピルバーグ
出演者 リチャード・ドレイファス  (ロイ・ニアリー)
フランソワ・トリュフォー  (クロード・ラコーム)
テリー・ガー        (ロニー・ニアリー)
メリンダ・ディロン     (ジリアン・ガイラー)
ボブ・バラバン       (デヴィッド・ローリン)
ケリー・ギャフィ      (バリー・ガイラー)
ランス・ヘンリクセン    (ロバート)
フィリップ・ドッド     (ジェーン)
コピー We are not alone.
宇宙にいるのは われわれだけではない。
あらすじ
ある砂漠で1945年に行方不明になった飛行機が発見された。
科学者のラコームは、その現場に呼ばれて行き、信じられない光景を目にする。
一方、インディアナで停電が発生。電気工のロイは、修理の為に依頼を受けた民家へと向かうが、その途中で不思議な光を浴びて火傷を負ってしまう。
感想
すごく有名な作品なのに、今回初めて見ました。
こういうお話だったんですね〜。
一般的には人気のある作品なんですよね?
私にはその良さが分かりませんでした。(汗)

UFOものってあんまり好きじゃないのかも。
なんかチャチさが目立ってつまらないと思ってしまいました。
これは今のCGと比べてしまうからですよね。
慣れちゃったんだよな、すごい特殊効果に。
今から25年も前のこの当時には斬新だったんでしょうね。

とにかくまぶしい映画です。
この光を浴びた人はみんな火傷してたけど、それも納得の強い光でした。
UFOが光を放つってイメージはここから来てるのかな?

ずっとUFOの目的が分からなかったので、何故バリーに執着するのか、分かりませんでした。
あと、みんながデビルズタワーの絵を書いてたけど、何故図ったように上手いのか?と不思議に思いました。

これが宇宙人か〜!!光でごまかしてるけど、普通に見るととんでもなくお粗末な人形なんだろうな〜。 でも、そんなに関心持てませんでした。

なんだろう、テンポが遅い気がするな〜。
この間が大切なのかもしれないけど、私には合いませんでした。
もっと物語を楽しむべき映画なのかも。
ビジュアルにこだわりすぎると、私みたいにテンション下がっちゃいますよ。
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鑑賞日 2004.06.27

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spink.gif ミックス。(2017)   日本     [120分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/ロマンス/スポーツ
監督 石川淳一
出演者 新垣結衣  (富田多満子)
瑛太    (萩原久)
広末涼子  (吉岡弥生)
瀬戸康史  (江島晃彦)
永野芽郁  (小笠原愛莉)
佐野勇斗  (佐々木優馬)
森崎博之  (張)
平澤宏々路      (幼少期の富田多満子)
蒼井優   (楊)
真木よう子 (富田華子)
吉田鋼太郎 (山下誠一郎)
生瀬勝久  (ジェーン・エスメラルダ)
田中美佐子 (落合美佳)
遠藤憲一  (落合元信)
小日向文世 (富田達郎)
コピー 偶然の出会い(ミックス)が、わたしの人生を変えた。
あらすじ
幼い頃の母のスパルタ指導がトラウマとなっている元天才卓球少女の富田多満子。
母の死後は平凡な人生を送っていた彼女だったが、会社の卓球部のイケメンエース・江島に告白され付き合い始める。
しかし喜びも束の間、新入社員の美人卓球選手・愛莉に江島を寝取られてしまい、逃げるように田舎に帰った多満子。
その実家ではひとり暮らしの父が、赤字続きの卓球クラブを畳もうか悩んでいた。
そんな中、江島と愛莉のラブラブな姿を見せつけられ、復讐心に火が付いた多満子。
2人を見返すべく、全日本選手権のミックス・ダブルス部門への出場を決意する。
そんな多満子がパートナーに選んだのは、新入部員で妻子に見捨てられた卓球ド素人の元プロボクサー・萩原だった。
感想
卓球好きなので、ちょっと期待していたのですが、安いラブロマンス映画でした。
展開もありきたりだし、卓球も迫力なかったし。

それでも見れたのは、サブキャラたちの魅力でしょうね。
一番気に入ったのは、中華料理屋の楊ちゃん。
蒼井優ちゃんが片言の日本語で熱演してました。
しかも、卓球も上手いし、髪型が可愛いし。
こんなちょい役なのが信じられないくらいです。

共演者はすごく豪華なんです。
一回だけの対戦相手で、生瀬勝久さんがドラッグクイーンで出て来たり、鈴木福くんと谷花音ちゃんが出て来たり。
パーティーのシーンでは、本物の卓球選手:水谷さんと石川佳純ちゃんまで登場。
そういう驚きは嬉しかったです。

卓球始めて1年で、決勝まで行っちゃうのも、現実的じゃないし。
15年のブランクがある選手が、企業のスポンサーがついてる選手と、あんな接戦になるのもありえない。
卓球が好きなだけに、こんなはずないという気持ちが拭えず、楽しむ事が出来ませんでした。

ミックスダブルスに目を付けた所は良かったのになぁ。
付き合っちゃうと、結局こうなるしかないですよね。
主役の二人にもあんまり魅力を感じなかったのは、周りのサブキャラが個性的だったからかな?
鑑賞日 2018.10.31

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spink.gif ミッション:インポッシブル(1996)   アメリカ
  MISSION: IMPOSSIBLE  [110分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/アクション
監督 ブライアン・デ・パルマ
出演者 トム・クルーズ          (イーサン・ハント)
ジョン・ヴォイト         (ジム・フェルプス)
エマニュエル・ベアール      (クレア・フェルプス)
ヘンリー・ツェーニー       (ユージーン)
ジャン・レノ           (フランツ)
ヴィング・レイムス        (ルーサー)
クリスティン・スコット・トーマス (サラ)
ヴァネッサ・レッドグレーヴ    (マックス)
インゲボルガ・ダクネイト     (ハンナ)
エミリオ・エステヴェス      (ジャック)
アンドレアス・ウィズニュースキー (マックスの手下)
デイル・ダイ           (フランク・バーンズ)
マルセル・イウレス        (ゴリツィン)
イオン・カラミトル        (ゾジモフ)
コピー 不可能を可能にする
あらすじ
プラハで行われたスパイ組織IMFの作戦は、情報漏れのために失敗に終わる。
実はこれはIMF内の裏切者を見つけ出すための作戦だったのだ。
多くの仲間を失った中、生き残ったイーサン・ハント。
自分に疑いがかかっていると知った彼は、真実を暴くために、武器商人マックスから得た情報を元にCIA本部への潜入を試みる。
感想
久しぶりに見直してみました。
覚えていると思ったシーンは無く、違うシリーズだったみたいです。

やっぱりCIA本部への侵入は、緊張感があって見応えありました。
床にもセンサーがある為、天井から吊られての作業。
成人男性をロープ一本で何分も支えておくのは重労働ですよ。
落してしまうのではないかとヒヤッとするシーンは、分かっていながら手に汗握っていました。

パソコンやネットがあるものの、データがフロッピーディスクでやり取りされてるのを見ると古さを感じます。
この時代は最先端だったんですよね。
スパイものは常に時代の最先端が詰め込まれていて面白いです。

最後のトンネルでの攻防も迫力ありました。
立っているのも困難な環境で、死闘を繰り広げるアクションが見事です。
TGVからヘリで脱出しようという計画に、無理があるような気がしなくもないですが・・・。
スパイなら行けるのか?

誰が裏切り者か、複雑に仕組まれた展開です。
しかし、思ったよりコンパクトにまとまっていて意外でした。
シリーズがアクションに次ぐアクションなので、それに慣れてしまったのでしょう。
CSでシリーズの連続放送をしているので、この機会に全部見直してみたいと思います。

《関連作品》
第2作「M:I-2(2000)
第3作「M:i:III(2006)
第4作「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011)
第5作「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション(2015)
第6作「ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018)
第7作「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023)」

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spink.gif M:I−2(2000)   アメリカ
  MISSION: IMPOSSIBLE 2  [124分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/サスペンス
監督 ジョン・ウー
出演者 トム・クルーズ        (イーサン・ハント)
ダグレイ・スコット      (ショーン・アンブローズ)
タンディ・ニュートン     (ナイア・ホール)
ヴィング・レイムス      (ルーサー)
リチャード・ロクスバーグ   (ヒュー・スタンプ)
ジョン・ポルソン       (ビリー・ベアード)
ブレンダン・グリーソン    (マックロイ)
レイド・セルベッジア     (ドクター・ネロルヴィッチ)
ウィリアム・R・メイポーサー (ヴァリス)
ドミニク・パーセル      (ウールリッチ)
アンソニー・ホプキンス    (司令官)
マシュー・ウィルキンソン   (マイケル)
コピー
あらすじ
休暇中のイーサンのもとに、緊急指令が下った。
それはテロ集団に奪われた致死細菌“キメラ”の奪回。
早速新チームが編成されるが、そこには見知らぬ女泥棒ナイアの名があった。
不審に思いながら、イーサンは彼女に接近を図る。
感想
今回は迫力満点のアクション満載です。
絵になるシーンが沢山あって見応え抜群ですね。

やはり終盤のバイクでのチェイスシーンが凄かったです。
煙で目くらまししたりして、攻撃をかわしながら逃げるテクニックが詰め込まれたシーンでした。
ポスターにもなっている炎をバックにしたバイクのシーンは、本当に絵になります。

今回はイーサンだけでなく、敵のアンブローズも変装が得意なので、どこで変装が駆使されているかがポイントでした。
またイーサンの変装が得意というのが憎いですね。
私もころっと騙されました。

ただ出会ったばかりのナイアに、イーサンがここまで入れ込むのはどうかなとは思いました。
プロのスパイとして活躍するイーサンは、もっとクールな印象ですが、すっかりナイアに心を奪われてしまって、普通の男という印象になってしまいます。
まあ、それくらいナイアは魅力的な女性ですけどね。

これだけのアクション映画なのに、最後は地味に殴り合いというのは残念ポイント。
途中の波のシーンとかもお寒く感じてしまいました。

アクションは抜群に良かったのに、物語があんまりだったという印象です。
イーサン・ハントはもっとクールじゃないといけませんよ。
そこら辺は他の作品に期待です。
新作も含めて、少しずつ制覇していこうと思います。

第1作「ミッション・インポッシブル(1996)
第3作「M:i:III(2006)
第4作「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011)
第5作「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション(2015)
第6作「ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018)
第7作「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023)」

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spink.gif ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011)   アメリカ
  MISSION: IMPOSSIBLE - GHOST PROTOCOL  [132分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/サスペンス
監督 ブラッド・バード
出演者 トム・クルーズ      (イーサン・ハント)
ジェレミー・レナー    (ウィリアム・ブラント)
サイモン・ペッグ     (ベンジー・ダン)
ポーラ・パットン     (ジェーン・カーター)
ミカエル・ニクヴィスト  (ヘンドリクス)
ウラジミール・マシコフ  (シディロフ)
ジョシュ・ホロウェイ   (ハナウェイ)
アニル・カプール     (ナス)
レア・セドゥ       (サビーヌ・モロー)
ミラジ・グルビッチ    (ボグダン)
サムリ・エデルマン    (ウィストロム)
トム・ウィルキンソン   (IMF長官)
ヴィング・レイムス    (ルーサー)
ミシェル・モナハン    (ジュリア)
コピー 不可能を超えろ。
あらすじ
ある罪状でモスクワの刑務所に収監されていたイーサン・ハント。
IMF(米国極秘諜報機関)チームの手引きで脱獄を果たし、核テロを目論むコードネーム“コバルト”という人物の情報を入手するという新しい任務に就く。
そして、ロシアの中枢クレムリンへ侵入するが、突然爆破事件が発生。
何者かの陰謀によってその容疑がイーサンのチームにかけられる。
感想
「5」を先に見て、イーサンが結婚していた事も忘れている状態で見ましたが、普通に楽しめました。
今回も緊張感のある展開でグイグイ惹き付けてくれます。

最初のロシア刑務所から、ハラハラさせてくれます。
早く逃げなくてはいけない状況で、恩人を一緒に脱獄させようとするイーサン。
彼がこの後の鍵を握る人物だった訳です。
本当にどこにも無駄のない作品ですね。

一息つけるかと思いきや、長官を暗殺され一気にIMFの危機に!
どこからの援助も協力もない状態ながら、残された数名のチームで任務に臨みます。

ドバイの超高層ビル“ブルジュ・ハリファ”でのアクションも迫力満点でした。
100階超えの超高層階で外側からの侵入作戦。
頼りは強力な吸引力を持つグローブのみ。
そのグローブも片方が機能しなくなり、左手一本と自力での勝負になってしまいました。
本当にヒヤヒヤさせられましたね。

ただ最強の女性暗殺者が、意外にあっさりやられてしまったのに唖然としました。
もっと良い仕事をしてくれると思ったのに、残念でした。

あと、核爆弾の発射装置と発射コードが奪われたのに、イーサンたちのチームしか仕事してないのは疑問です。
もっと大事になっても良いのに、緊張感が薄かったかなとは思います。

クレムリンを爆破したり、核戦争を引き起こそうとするテロリストとの戦いは、どれもさすがのアクションでした。
個人プレーも凄いけど、今回はチーム力を見せつける作品でしたね。
チームそれぞれの個性があって良かったです。

まだまだ続きそうなので、新作を追って行きたいと思います。

《関連作品》
第1作「ミッション:インポッシブル(1996)
第2作「M:I−2(2000)
第3作「M:i:3(2006)
第5作「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション(2015)
第6作「ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018)
第7作「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023)」
鑑賞日 2023.01.12

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spink.gif ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション(2015)   アメリカ
  MISSION: IMPOSSIBLE ROGUE NATION  [131分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/サスペンス
監督 クリストファー・マッカリー
出演者 トム・クルーズ         (イーサン・ハント)
ジェレミー・レナー       (ウィリアム・ブラント)
サイモン・ペッグ        (ベンジー・ダン)
レベッカ・ファーガソン     (イルサ・ファウスト)
ヴィング・レイムス       (ルーサー・スティッケル)
ショーン・ハリス        (ソロモン・レーン)
アレック・ボールドウィン    (アラン・ハンリー)
サイモン・マクバーニー     (アトリー)
チャン・チンチュー       (ローレン)
トム・ホランダー        (英国首相)
イェンス・フルテン       (ヴィンター)
ハーマイオニー・コーフィールド (レコードショップ店員)
コピー 絶対不可能に挑め。
あらすじ
イーサン・ハントと彼のチーム“IMF”は、各国の元エリート・スパイたちによって結成され、国際的な陰謀をめぐらす謎の組織“シンジケート”を追っていた。
しかしその矢先、IMFはCIA長官によって解散を命じられ、メンバーはバラバラになってしまった。
その後、単身でシンジケートの実体解明を進めていたイーサンは囚われの身に。
その窮地を救ったのは、なんと敵側のスパイと思われた謎の美女イルサだった。
やがて秘かにベンジーらチームのメンバーを再集結したイーサンは、敵か味方か分からないイルサをも、その能力を買ってチームに加える。
感想
「4」を見る前に「5」を見ちゃいました。
でも、これだけでも全然楽しめる作品です。

まずオペラ『トゥーランドット』の舞台裏での攻防が素晴らしいです。
美しい音楽を聴きながら、迫力のアクションも楽しめるという、一粒で二度美味しい展開なんです。
しかも、複数の暗殺者が首相を狙っている状態。
一体どうなるの!?とドキドキしました。

謎の美女スパイは、敵なのにイーサンの命を何度も助けてくれます。
普通なら裏切った女スパイは始末されるはずですが、何度も怪しい行動をしているのに殺されません。
ここの辺りの説得力がもう少し欲しかったですね。
単なるご都合主義になってしまっています。

でも、アクションは流石の迫力です。
最初の飛行機のハッチの外に腕力だけで捕まっているシーンから、凄いアクションの連続です。
超高速のバイクチェイスも良かったのですが、個人的には水中にある装置の中でのシーンがお気に入りです。
あんなに活動していて3分も息を止めておくのは緊張感が半端ないです。
しかも、データのカードをぶちまけてしまうし、出口の扉は開かないし。
ここは手に汗握る展開でした。

最期のボスの捕まえ方も粋な演出でしたね。
イーサンって意外と根に持つタイプなんだな。

このシリーズも制覇してみたい作品です。
「1」「2」も見直さなきゃいけないのか。
少しずつ見て行こうと思います。

《関連作品》
第1作「ミッション:インポッシブル(1996)
第2作「M:I-2(2000)
第3作「M:i:III(2006)
第4作「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011)
第6作「ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018)
第7作「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023)」
鑑賞日 2022.06.24

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spink.gif ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018)   アメリカ
  MISSION: IMPOSSIBLE - FALLOUT  [147分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/サスペンス/アドベンチャー
監督 クリストファー・マッカリー
出演者 トム・クルーズ       (イーサン・ハント)
ヘンリー・カヴィル     (オーガスト・ウォーカー)
ヴィング・レイムス     (ルーサー・スティッケル)
サイモン・ペッグ      (ベンジー・ダン)
レベッカ・ファーガソン   (イルサ・ファウスト)
ショーン・ハリス      (ソロモン・レーン)
アンジェラ・バセット    (エリカ・スローン)
ヴァネッサ・カービー    (ホワイト・ウィドウ)
ミシェル・モナハン     (ジュリア)
アレック・ボールドウィン  (アラン・ハンリー)
ウェス・ベントリー     (パトリック)
フレデリック・シュミット  (ゾラ)
コピー 究極の不可能へ
あらすじ
何者かによってプルトニウムが盗まれ、その奪還を命じられたイーサンだったが、作戦は失敗に終わる。
3つの都市を標的にした同時核爆発テロの危機が迫り、IMFと共にそれを阻止する任務に就いたイーサンたちチーム。
CIAから送り込まれたのは、イーサンに疑惑の目を向ける最強のエージェント、オーガスト・ウォーカー。
監視役として一緒に任務に就く事になり、お互い相手の動向を探り合う。
感想
やっぱりこのシリーズは、スピード感と迫力が命ですね。
今回も空に陸にと、必死について行かないと置いて行かれそうなほどのスピード感が体験できます。
特にフランスでのロードチェイス。
カシミールでの空中戦。
どちらも物凄い見応えあるアクションでした。

いつも通り、誰が敵で誰が味方かの見極めも大切です。
仲間と思わせておいて裏切り者や、監視役と思わせて別の任務に就いているなんて、良くある話。
こんな疑心暗鬼の中、命懸けの任務をこなすイーサンには頭が下がります。

お得意の変装も大活躍でしたね。
敵を欺くには、まず味方から。
私もすっかり騙されてしまいました。

何よりも仲間を大事にするイーサン。
至る所でその優しさが垣間見れました。
また敵には厳しいですが、関係のない人たちには気を配ります。
ガレージの外にたまたま居たフランス人の女性警官。
彼女に対する対処が、とても印象的でした。

そして、一番の見所のヘリでの空中戦。
操縦方法もあまり知らないヘリを、自由自在に操るイーサン。
ヘリが墜落してもあまり傷を負ってないのはご愛嬌。
崖での攻防戦は、正に手に汗握る展開でした。

まだまだ続く人気シリーズ。
新作もTV放送を楽しみに待ちたいと思います。

《関連作品》
第1作「ミッション:インポッシブル(1996)
第2作「M:I-2(2000)
第3作「M:i:3(2006)
第4作「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011)
第5作「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション(2015)
第7作「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023)」
鑑賞日 2024.04.04

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spink.gif ミッドサマー(2019)   アメリカ/スウェーデン
  MIDSOMMAR  [147分]  R−15+
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス/ホラー/ドラマ
監督 アリ・アスター
出演者 フローレンス・ピュー         (ダニー)
ジャック・レイナー          (クリスチャン)
ウィル・ポールター          (マーク)
ウィリアム・ジャクソン・ハーパー   (ジョシュ)
ヴィルヘルム・ブロムグレン      (ペレ)
アーチー・マデクウィ         (サイモン)
エローラ・トーチア          (コニー)
ヘンリク・ノーレン          (ウルフ)
グンネル・フレッド          (シヴ)
イサベル・グリル           (マヤ)
ハンプス・ハルベリ          (イングマール)
ビョルン・アンドレセン        (ダン)
コピー 祝祭

はじまる
あらすじ
妹が両親を道連れに心中してしまったアメリカ人女子学生ダニー。
失意の彼女を心配した恋人のクリスチャンは、男だけで行くはずだったスウェーデン旅行に彼女も誘った。
彼らが向かったのは、スウェーデンの奥地で90年に一度開かれるという特別な夏至祭。
ダニーたち一行は、白い衣装の村人たちと、9日間にわたって行われる奇妙な祝祭を体験していく。
感想
あまり良くない噂を聞いていたタイトルでしたが、ちょっと挑戦してみようという好奇心に勝てず鑑賞しました。
想像通りの怖さで評価は上がりませんでしたが、最近ホラー慣れしていたせいか、そこまでダメージは受けませんでした。

こういう保守的で閉鎖的な団体が一番怖いですよね。
風習とか伝統という昔の考えに支配され、新しい考えに耳を貸さない感じが、本当に恐ろしいと思います。

そんな奇祭に巻き込まれてしまったダニーたち。
親切な友人と思っていた人物は、自分たちを外部の人間として招き入れただけでした。

簡単には逃げられない偏狭な地に追い込み、勝手な言い分で人間を粗末に扱う人々。
普通の日常にこんな恐怖が紛れ込んでいるかもしれないと思うとぞっとします。

私たちから見たら異常に思える事でも、産まれた時からこの集団の中にいると、これが普通になってしまうんですよね。
それは外部に出ても変わらないというのが恐ろしいです。
正に洗脳という事なんでしょう。

前情報が無い状態で見ていたら、かなりのダメージを受けていたかもしれません。
今回はかなり構えて観たのと、黒沢清監督作品を連続で観ていたのが、功を奏したと思います。

「進撃の巨人」ファンからしたら、”ユミル”の名前が出たのが嬉しかったです。
鑑賞日 2024.04.17

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spink.gif ミッドナイト イーグル(2007)   日本     [131分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル サスペンス/アクション
監督 成島出
出演者 大沢たかお  (戦場カメラマン・西崎優二)
竹内結子   (週刊「WISE」記者・有沢慶子)
玉木宏    (東洋新聞記者・落合信一郎)
吉田栄作   (三等陸佐・佐伯昭彦)
袴田吉彦   (内閣危機管理監・冬木利光)
坂本爽    (週刊「WISE」カメラマン・青木誠)
金子さやか  (チヘ)
波岡一喜   (工作員・平田俊夫)
佐原弘起   (西崎優)
濱田岳    (朝倉)
大森南朋   (三等陸佐・斉藤健介)
石黒賢    (週刊「WISE」編集長・宮田忠夫)
藤竜也    (内閣総理大臣・渡良瀬隆文)
コピー もう、誰も失いたくない。
あらすじ
かつて世界中の戦場で生と死の現実を写真に収めてきたカメラマンの西崎。
人生を見失ってしまった彼は独り厳冬の北アルプスに登り、星空を撮り続ける日々を送っていた。
そんなある時、赤い光が西崎の上空を飛来する。
やがて間もなく、米軍の戦略爆撃機“ミッドナイトイーグル”が北アルプス上空で消息を絶った、との極秘情報が政府に入り、ただちに自衛隊を現場へ向かわせるのだった。
一方、東京では、週刊誌記者で西崎の亡き妻の妹・慶子が姉の息子を引き取り育てていた。
また、仕事で家庭を顧みず妻の病に気付かなかった西崎を憎しみ続けている。
そんな彼女はある日、一人の工作員と接触し、北アルプスで起こりつつある、恐るべき事態の真相を聞き出す。
感想
あまり良い評判を聞いてなかったので、全然期待してなかったのですが、とても良く出来た作品で驚きました。
やっぱり期待してない方が楽しめるんですね。

最後は号泣しちゃいましたよ。
落合の死からトマホーク投下まで涙が止まりませんでした。

交互に判明していく謎。
そのパズルがカチカチとはまっていくのが小気味よかったです。
まあ、あれだけ撃たれても一発も当たらないのは、ご愛嬌という事で。

アクション部分も迫力がありました。
盛り上げ方も上手い!
なぜ評判が悪かったんだろう??

竹内結子さんもカッコ良かった!
子供を守る時ね。
その子も言いつけをちゃんと守って良い子にしているのが愛おしい。
一人で寂しいはずなのに、健気で泣けてきます。

今作は玉木さんが出ていたから、初回限定DVDBOXで買ったんです。
高かったけど買って良かったと思いました。

今から考えると、ぷくぷくの玉木さんは貴重ですからね。
髭も生えててカッコイイです。
先輩に「一人で行って、遭難して死んじゃいますからね」
とか、かまってちゃんかよ!と突っ込みたくなるような可愛さも持ち合わせてました。

まあ、玉木さん中心に見てたから楽しかったのかもしれません。
でも、最後まで惹き込まれて見入っていたのも事実。
素直に面白かったです。
鑑賞日 2008.06.06

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spink.gif ミッドナイト・イン・パリ(2011)   スペイン/アメリカ
  MIDNIGHT IN PARIS  [94分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/ファンタジー/ロマンス
監督 ウディ・アレン
出演者 オーウェン・ウィルソン   (ギル)
レイチェル・マクアダムス  (イネズ)
キャシー・ベイツ      (ガートルード・スタイン)
エイドリアン・ブロディ   (サルバドール・ダリ)
カーラ・ブルーニ      (美術館ガイド)
マリオン・コティヤール   (アドリアナ)
マイケル・シーン      (ポール)
ニナ・アリアンダ      (キャロル)
カート・フラー       (ジョン)
トム・ヒドルストン     (F・スコット・フィッツジェラルド)
ミミ・ケネディ       (ヘレン)
アリソン・ピル       (ゼルダ・フィッツジェラルド)
レア・セドゥ        (ガブリエル)
コリー・ストール      (アーネスト・ヘミングウェイ)
コピー 真夜中のパリに
魔法がかかる
あらすじ
ハリウッドで売れっ子脚本家のギル・ペンダー。
しかし、脚本の仕事はお金にはなるが満足感は得られず、早く本格的な小説家に転身したいと処女小説を執筆中。
そんな彼は、婚約者イネズの父親の出張旅行に便乗して、憧れの地パリへとやってきた。
ところが、スノッブで何かと鼻につくイネズの男友達ポールとそりが合わず、ひとり真夜中のパリを彷徨うことに。
するとそこに一台のクラシック・プジョーが現われ、誘われるままに乗り込むギル。
辿り着いたのは、パーティで盛り上がる古めかしい社交クラブ。
彼はそこでフィッツジェラルド夫妻やジャン・コクトー、ヘミングウェイといった今は亡き偉人たちを紹介され、自分が1920年代のパリに迷い込んでしまったことを知るのだった。
感想
面白い設定ですね。
何度も”黄金時代”というワードが出て来たので、私も自分にとっての”黄金時代”はいつだろうと考えさせられました。

今の自分に満足できない時、何かのせいにしたいって気持ちは分かります。
ギルの場合は、時代のせいにしたいみたい。
そんな不満が爆発した時、彼に不思議な現象が起こるんです。

タイムスリップの仕方もカッコ良いんですよ。
黄色のクラシック・プジョーがやって来て、今は亡き偉人たちが車に誘うんです。
婚約者のイネズの前には現れなかったけど、探偵には見えてたんですよね。
また、そのオチが面白過ぎました!!

悪戦苦闘していた小説をガートルード・スタインに批評してもらうなんて、どんだけ贅沢なんですか!
的確な指摘を受けて、素直に直したおかげで傑作が生まれたようですね。
どんな作品になったのか、読んでみたいです。

出てくる人は5割くらいしか分からなかったけど、後で調べてみると皆有名な人たちばかりでした。
やっぱりこの時代はギルにとっての”黄金時代”だったんですね。
アドリアナにとってはベル・エポックがそうであったように、誰にでも憧れる時代というものがあるんでしょうね。
結果がどうなったのか、気になる所です。

パリの風景がこれでもかと詰め込まれた映像が見応えありました。
パリ大好きな旦那は、じっくりパリが堪能できるオープニングが大好きになったようです。
私も行ってみたいなとしみじみ思いました。
鑑賞日 2020.02.20

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spink.gif ミッドナイトスワン(2020)   日本     [124分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 内田英治
出演者 草なぎ剛   (凪沙)
服部樹咲   (桜田一果)
田中俊介   (瑞貴)
吉村界人   (キャンディ)
真田怜臣   (アキナ)
上野鈴華   (桑田りん)
佐藤江梨子  (桑田真祐美)
平山祐介   (桑田正二)
根岸季衣   (武田和子)
水川あさみ  (桜田早織)
田口トモロヲ (洋子ママ)
真飛聖    (片平実花)
コピー 最期の冬、
母になりたいと思った。
あらすじ
新宿のニューハーフショークラブで働くトランスジェンダーの凪沙。
ある日、育児放棄にあっていた親戚の少女・一果を預かることに。
待ち合わせ場所に現れた一果に“好きで預かるわけじゃない”と言い放ち、一方の一果も叔父だと思っていた凪沙の姿に戸惑いを隠せない。
互いに理解し合えないまま始まった奇妙な共同生活。
そんな中、街で偶然バレエのレッスンを目にして強く惹かれる一果だった。
感想
評判の良い作品と聞いて、早く見たいと思っていました。
つよぽん、噂に違わぬなりきりっぷりで魅せてくれますね。

なりたい自分でいると気味が悪いと笑われて、夜の街で生きるしかないトランスジェンダーの凪沙。
いつもは気丈にしている彼女も、ホルモン注射で情緒不安定になると「なぜ自分だけこんな目に遭うのか」と号泣するのでした。
自分が一番分かっているし苦しんでいるんですよね。
彼女の魂の叫びが胸を締め付けます。

そんな彼女が母親から虐待を受けている中学生の一果を預かる事に。
無表情で愛想のない一果に、凪沙もそっけない態度を取っていたけど、一緒に暮らす内にお互い孤独で深い傷を持っているという共通点を感じ、支え合う関係になっていくのです。

実家は凪沙が健二だと思って預けてるんですよね。
いくら親戚だからって男性の所へ年頃の女の子を預けるって普通?
何かそこが終始気になってしまって、あまり入り込めなかったんです。

偶然出会ったバレエにのめり込んでいく一果。
そんな彼女にお古のウェアやバイト先を紹介してくれたりん。
どんどん成長してバレエが上手くなっていく一果とは対照的に、足に致命的な怪我をしてバレエを辞めざるを得ないりんが可哀想でした。
平気でタバコを吸ったり違法なバイトをしたりしてたから、神経も図太い子かと思っていましたよ。
彼女のラストダンスが印象的でした。

一果が評価され鼻高々な凪沙の表情が良かったですね。
一時的とは言え、普通なら経験出来ない母親という立場を疑似体験出来た訳ですから。
自分の子供が褒められるというのは、心から嬉しい事ですからね!
凪沙の嬉しそうな顔が印象に残りました。

最後は悲しい結末になってしまって残念でした。
これから本当の自分で生きれるはずだったのに・・・。

つよぽんの迫真の演技に魅了されっぱなしです。
短髪にしたって目が凪沙のままで、彼女だって分かるのが凄かった!
日本アカデミー賞主演男優賞受賞も納得の演技です!

あの引っ掛かりがなかったら、もう少し評価が上がったと思うと残念です。
もっと世間一般にトランスジェンダーに対する理解が深まると良いですね。

LGBT作品。
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鑑賞日 2021.11.05

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spink.gif ミッドナイト・ラン(1988)  アメリカ
  MIDNIGHT RUN   [126分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/コメディ
監督 マーティン・ブレスト
出演者 ロバート・デ・ニーロ   (ジャック・ウォルシュ)
チャールズ・グロディン  (ジョナサン・マデューカス)
ヤフェット・コットー   (アロンゾ・モーズリー)
ジョン・アシュトン    (マーヴィン)
デニス・ファリナ     (ジミー・セラノ)
ジョー・パントリアーノ  (エディ)
ロイス・スミス      (ネルソン夫人)
フィリップ・ベイカー・ホール   (シドニー)
コピー かつてない男の友情が、アメリカを駆けぬける!
あらすじ
元警察官のジャックはある事情でシカゴを出て、今では賞金稼ぎとして生計を立てている。
彼はある日マフィアのボスから横領した金を慈善団体に寄付して逃げた会計士をロスに連れ戻すという依頼を受けた。
"デューク"と呼ばれるその男を見つけたはいいが、マフィアを逮捕する為の証人として彼を確保したいFBIと彼の命を狙うマフィア、ライバルの賞金稼ぎ達から追い回され、容易に自分の仕事をこなすことができない。
いろんな敵から逃げながら二人は珍道中を繰り広げる。
感想
素直に楽しめる映画です。
対象的なジャックとマデューカス(デューク)の掛合いはコミカルで面白かったです。

健康に異常に気を使ってたり、会計士として頭もいいはずなのに罪悪感はさらさら持ち合せていない横領犯のマデューカスのキャラは憎めない魅力があり、対象的に不器用で堅物のジャックがそんな彼と友情を深めていくことによって心を開いていく様子は不思議と和みました。

アクション、笑い、感動、友情といろいろな要素が盛り込まれているので飽きることなく最後まで一気に駆け抜けるという感じですね。

とにかく二人(狙いはマデューカス)を追ってくる敵が多くて誰が誰と繋がっているかが混乱したりしましたが、最後にはしっかり理解でき気分もスカッとして後味の良い作品です。
鑑賞日 2002.12.23

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spink.gif 蜜のあわれ(2016)   日本     [105分]
管理人評価   ★★
ジャンル ファンタジー/ロマンス/文芸
監督 石井岳龍
出演者 二階堂ふみ  (赤井赤子)
大杉漣    (老作家)
真木よう子  (田村ゆり子)
韓英恵    (丸田丸子)
渋川清彦   (バーテン)
上田耕一   (小沢医師)
岩井堂聖子  (酌婦)
高良健吾   (アクタガワ)
永瀬正敏   (辰夫)
コピー 人を好きになるということは、
愉しいことでございます。
あらすじ
老作家を“おじさま”と呼び、一緒に暮らしている赤い服の美少女、赤子。
その正体は、尾ひれをひらひらさせて水の中を泳ぐ真っ赤な金魚だった。
気が向けば少女の姿で外にも繰り出すが、ある時、野良猫にバレてお尻を引っ掻かれ、尾ひれをケガしてしまう。
そんな赤子の前にある日、真っ白な着物の女性が現われる。
彼女は老作家への想いを断ちがたく、この世を彷徨う幽霊だった。
感想
ファンタジー過ぎてついていけませんでした。
金魚も幽霊も老作家の作り出した妄想という事でしょうか。
皆、老作家に恋焦がれている設定に違和感しかありません。

俳優の皆さんの熱演で、不思議な世界はリアルに描かれていました。
特に赤子役の二階堂ふみちゃんがキュートで魅力的でした。
お尻フリフリするダンスが印象的です。
また自分の事を「あたい」というのも可愛かったです。

金魚の赤子は幽霊のゆり子とおじさまの後をつけ、囲っている女性がいる事を知りショックを受けます。
こういうのも老作家が自分で書いていたって事ですよね。
その世界観が理解しきれません。
男性の方が共感出来そうです。

老作家が交流のあったアクタガワもインパクトありました。
高良健吾くん、カッコ良過ぎです。
老作家に酒をすすめ、断られるとその手に酒をかけるんですけど、その目が鋭くてセクシーでゾクゾクしました。

幻想小説の映像化らしいですが、これは小説を読んでいた方が楽しめそうです。
機会があったら読んでみたいと思います。

小説原作作品。
鑑賞日 2021.01.11

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spink.gif 蜜蜂と遠雷(2019)   日本     [118分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/青春/音楽
監督 石川慶
出演者 松岡茉優   (栄伝亜夜)
松坂桃李   (高島明石)
森崎ウィン (マサル・カルロス・レヴィ・アナトール)
鈴鹿央士   (風間塵)
臼田あさ美  (高島満智子)
ブルゾンちえみ (仁科雅美)
福島リラ   (ジェニファ・チャン)
眞島秀和   (ピアノ修理職人の男)
片桐はいり  (コンクール会場のクローク係)
光石研    (菱沼忠明)
平田満    (田久保寛)
アンジェイ・ヒラ (ナサニエル・シルヴァーバーグ)
斉藤由貴   (嵯峨三枝子)
鹿賀丈史   (小野寺昌幸)
コピー 私はまだ、
音楽の神様に
愛されている
だろうか?
あらすじ
3年に一度開催され、若手ピアニストの登竜門として世界から注目を集める芳ヶ江国際ピアノコンクール。
母親の死をきっかけに表舞台から消えていたかつての天才少女・栄伝亜夜は、復活を期してコンクールに挑もうとしていた。
そんな彼女の前に立ちはだかるのは、楽器店勤めで年齢制限ギリギリのサラリーマン奏者・高島明石、亜夜の幼なじみで名門ジュリアード音楽院に在籍する優勝候補最右翼のマサル・カルロス・レヴィ・アナトール、そして今は亡き“ピアノの神様”ホフマンに見出され、コンクールに波乱を巻き起こす謎に包まれた無名の少年・風間塵という、バックボーンもピアノとの向き合い方も三者三様のコンテスタントたち。
亜夜はそんなライバルたちとコンクールを通して刺激しあい、悩みながらももう一度自分の音を取り戻そうと苦しんでいた。
感想
音楽の事がよく分からないのでぼーっと見ちゃいました。
みんなピアノが上手過ぎて、その差が全然分かりません。
悩んでいた所が解決するシーンも何がどうなって解決したのかさっぱりです。

それでもそれぞれに苦しんでいて戦いが簡単ではない事は分かりました。
コンクールなんてもっとライバル同士バチバチしてるのかと思ってましたが、案外和気藹々としているんだと驚いたくらいです。

謎の天才少年:風間塵を演じた鈴鹿央士がキラキラしていて可愛かったです。
新人さんとは思えない堂々とした演技で、これからが楽しみな俳優さんだと思いました。
特に明石さんのピアノ演奏に刺激を受け、倉庫のピアノを亜夜と連弾するシーンは、彼の可愛さが存分に発揮されていて良かったです。

言葉で語るより抽象的な映像で見せるシーンが多かったですね。
これは原作小説を読んでないと分からないのかもしれません。
亡くなった母親との思い出とか、失った喪失感とか・・・。
かなり分かり難かったです。

男性陣はピアノを弾く俳優さんの手元が一緒に映っているシーンが多くて、相当練習したんだろうなと覗わせる映像でした。
このレベルの演奏の手元なんて速さが半端ないですからね。
これには感心させられました。

原作小説はかなり濃い内容のようですね。
このピアノコンクールを小説でどう表現しているのか、すごく気になります。
機会があれば読んでみたいと思います。

恩田陸小説原作作品。
鑑賞日 2021.09.30

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spink.gif 緑の街(1997)  日本   [118分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ
監督 小田和正
出演者 渡部篤郎   (夏目草介)
中島ひろ子  (一ノ瀬信子)
尾藤イサオ  (田村)
河相我聞   (和泉)
林泰文    (真下)
角替和枝   (松井)
武田鉄矢   (朝妻)
泉谷しげる  (しげさん)
大友康平   (滝川)
津川雅彦   (坂本)
大寶智子   (小町)
大江千里   (三沢)
時任三郎   (スカイジム従業員)
コピー 忘れられない人がいる 傷つけた人がいる
届けこの想い  あの日の君に
届けこの想い  今の君に
あらすじ
ミュージシャンとして成功をおさめた夏目は、コンサートの打ち上げ会場でいきなり映画を作りたいと発表した。
とりあえず映画を撮り始めたものの全然経験の無い分野の為、周りのスタッフとは折り合いが悪くなったり、事務所が用意した大物女優の起用を断り、昔は売れていたが今は小さな劇団の事務をやっている一之瀬という女優を使いたいと言い張ったりして周りを困らせる。
夏目の頑固なまでのこだわりの理由は何なのか…。
感想
小田和正監督の第2作目です。
1作目は未見ですが、音楽だけではなく映画監督の才能も素晴らしいと思います。

始めは現実のストーリーと劇中劇のストーリーの切り替わりがうまく理解出来ず混乱しましたが、ラストに近づくにつれて真実が見えてくるとこれまでの演出がこんな効果を生むんだという新鮮な感動が味わえました。
始めはよく分からなくても、ぐっと我慢して最後まで見て下さい。

渡部さんの歌声にも注目です。
なかなかお目にかかれませんからね(^○^)
鑑賞日 2000.11.29

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spink.gif ミナ(1993)  フランス
  MINA TANNENBAUM   [130分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/青春
監督 マルティーヌ・デュゴウソン
出演者 ロマーヌ・ボーランジェ     (ミナ)
エルザ・ジルベルスタン     (エテル)
ジャン=フィリップ・エコフェ
ニルス・タヴェルニエ
ステファン・スリマ
エリック・デュフォス
コピー
あらすじ
同じ日、同じ病院で生まれた二人の女の子ミナとエテル。
ある日、二人はモンマルトルにあるベンチで偶然出会い意気投合、仲の良い親友になった。
そんな二人の友情とそれぞれの恋を描いた作品。
感想
前半はミナとエテルの子供時代から苦い初恋の話までが、ファンタジックなシーンを織り交ぜながら描かれています。
空におじいさんが浮かんで話していたり、幽体離脱した二人の影が喧嘩したりと、思春期独特の感性を思わせる映像でした。

好きな人の前では気に入らない横顔を見せない様に正面ばかり向けて歩くとか、変な髪形を見せるのが嫌で前髪が伸びるまで会わない等、自分なりに気を使っていたつもりのに、あまりにも奥手すぎて振られてしまったなんて二人には苦い想い出でしょうが、私は可愛いエピソードだなと思いました。

それに対し後半は厳しい現実に悩む大人になった二人の物語です。

お互いに悩みを相談しながらも、人の話は聞かないで自分の話ばかりしたいという女性の感情を皮肉っているような描き方ですが、誰にでもそういう面はあるし女性なら分かる分かると頷いてしまうと思います。
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鑑賞日 2002.12.08

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spink.gif みなさん、さようなら(2003)   カナダ/フランス  PG−12
  LES INVASIONS BARBARES  [99分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 ドゥニ・アルカン
出演者 レミー・ジラール     (レミ)
ステファン・ルソー    (セバスチャン)
マリ=ジョゼ・クローズ  (ナタリー)
マリナ・ハンズ      (ガエル)
ドロテ・ベリマン     (ルイーズ)
ルイーズ・ポルタル    (ディアーヌ)
ドミニク・ミシェル    (ドミニク)
イヴ・ジャック      (クロード)
ピエール・キュルジ    (ピエール)
コピー 偏屈パパの素晴らしき人生
あらすじ
モントリオールの病院に入院しているレミ。
彼の息子セバスチャンは、母ルイーズに呼ばれて、忙しいなか病院にかけつけた。
病院の環境の悪さを見て、セバスチャンはアメリカの病院に移ろうと提案するが、レミは頑固にこれを拒否。
医者からもう先は長くないと聞いたセバスチャンは、出来るだけ父の望み通りにしてあげようと、病院の一室を借り切り、父の古い友人を呼び寄せる。
感想
不思議なほどに何の感情も沸いて来なかった作品です。
泣けないし、笑えないし、怒れないし、喜ばしい事もない。
ただ淡々と見ていただけです。

会話の内容が政治の話、思想の話、宗教の話、高度な(?)下ネタだったりで、共感できる所がなかったんですよ。
それも無感情の原因でしょうね。

しかし、レミの言われようはすごいですね。
相当なエロ親父だったんでしょう。
それでも笑ってる彼はたくましいのか、頭が弱いのか。はたまたこちらでは普通のことなのか。
とにかくあまりの言われように、こっちが落ち込みました。

お父さんのために病室を楽しくしようとして、愛人2人を呼んでしまうなんて大らかなお国柄ですね。
夫人も含めて楽しく過ごしている所を見ると、しごく自然な事なんでしょう。

唯一笑えたのが、フェリックス・フォールの話。
"おしゃぶり天使"とは上手い事言うな〜。

あと、カナダでは安楽死は合法なのでしょうか?
皆泣いていたけど反対する人はいませんでしたよね?
あまりにあっさりで違和感を感じずに通りすぎそうでした。

登場人物で気になったのは、セバスチャン役のステファン・ルソー。
彼はXファイルのデビッド・ドゥカブニーに似てました。
あと、別荘でレミが話した考古学者のグオ・ジン。
彼女はとても綺麗な人でした。
本当に少ししか出てなかったけど、すごく印象に残りました。

アカデミー外国語映画賞を始め、様々な賞を受賞している作品のようですが、私にはその良さが分かりませんでした。
インテリの方々はこういうお話をしてるのね〜という程度です。
私には早かったんだな〜。
鑑賞日 2005.05.18

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spink.gif ミナリ(2020)   アメリカ
  MINARI  [116分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 リー・アイザック・チョン
出演者 スティーヴン・ユァン  (ジェイコブ)
ハン・イェリ      (モニカ)
ユン・ヨジョン     (スンジャ)
ウィル・パットン    (ポール)
スコット・ヘイズ    (ビリー)
アラン・キム      (デビッド)
ノエル・ケイト・チョー (アン)
ダリル・コックス    (ミスター・ハーラン)
エスター・ムーン    (ミセス・オー)
コピー そして、明日が始まる――。
あらすじ
1980年代のアメリカ。
農業での成功を夢見てアーカンソー州の高原に土地を買い、家族で引っ越してきた韓国系移民のジェイコブ。
しかしそこは、誰も手を付けようとしなかった荒れ果てた土地。
農業で生計を立てるためには想像を絶する困難が待っていた。
妻のモニカは不便な生活に苛立ちを募らせ、夢ばかり追うジェイコブとの溝は深まるばかり。
そして子供たちの世話を頼む為、韓国から母を呼び寄せる。
感想
最初から最後まで苦しい場面の連続なので、観ているのが結構辛かったです。
だから、実際の人々はそれ以上に苦しんだのだと想像できます。
それでも、韓国の生活よりは良かったのかな。
頑張っている人は自然と応援したくなりますね。

子供たちの世話をする為、慣れない土地に来てくれたモニカの母スンジャ。
料理も出来ないし、おばあちゃんらしくない彼女ですが、憎めない魅力が沢山ありました。
花札の時の口の悪さは面白かったですね。
デビッドにも移っちゃってるし・・・。
この作品でアカデミー賞助演女優賞受賞したのも納得です。

お金を稼ぐ為、農業の事で頭がいっぱいの父ジェイコブ。
成功より家族を最優先で考える母モニカ。
いつも喧嘩ばかりで、常にいつ空中分解してもおかしくない状態です。
それをギリギリで繋ぎとめているのは、健気な子供たち。
そこへハチャメチャな祖母が入って、事態はますます複雑になって行くのです。

やっぱり人間余裕がないと、人に優しく出来ないですよね。
なのに、状況はどんどん悪い方に向かって行って、終わらせるには最悪な結末しかないと思いながらの鑑賞でした。

結果、ほぼほぼその通りの結末なんですけど、終わった後の感情は悪くありません。
いや、かえって清々しいくらいです。
絶望的な状況下での僅かな希望の光が、こんなにも力を持っているとは思いませんでした。

アカデミー賞助演女優賞受賞作品。
鑑賞日 2022.10.04

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spink.gif ミニオンズ(2015)   アメリカ
  MINIONS  [91分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/コメディ
監督 ピエール・コフィン
カイル・バルダ
出演者 〈声の出演〉
サンドラ・ブロック      (スカーレット・オーバーキル)
ジョン・ハム         (ハーブ・オーバーキル)
マイケル・キートン      (ウォルター・ネルソン)
アリソン・ジャネイ      (マージ・ネルソン)
スティーヴ・クーガン     (フラックス教授)
ジェニファー・ソーンダース  (エリザベス女王)
ピエール・コフィン      (ミニオンたち3人)
スティーヴ・カレル      (グルー)
ケイティ・ミクソン      (ティナ・ネルソン)
マイケル・ビーティ      (ウォルター・ネルソン・ジュニア)
コピー ところで、
ミニオンてナニモノ?
あらすじ
人類が誕生する遥か以前から存在していたミニオンたち。
彼らの生きがいは、最強最悪のボスに仕えること。
これまでにも、様々な時代で様々な歴史的悪党たちに仕えてきた。
しかしある時、ついに仕えるボスがいなくなり、すっかりやる気をなくしたミニオンたち。
そこでリーダーのケビンは、新たなボスを探して旅に出ることに。
こうしてケビン、スチュアート、ボブの3人は初めてのニューヨークへとやって来る。
折しも、オーランドでは“大悪党大会”が開かれようとしていた。
感想
「2」が劇場公開するという事で、TV放送されたのを見ました。
ミニオンズを初めて知ったのですが、これを見てシリーズを制覇してみたくなりましたよ!

ミニオンたちが話しているのはスペイン語ですか!?
それが可愛くて癖になりそうです。

でも、彼らが探しているのは、世界一悪いボス。
そのギャップがまた笑えます。

次から次に出てくる困難をナイスなアイデアでこなしていくミニオンたち。
人間の女性に変装して宮殿へ侵入したり、不思議な呪文で警備兵を躍らせたり。
色々な能力があって、頼りになるのも、彼らの魅力ですね。

まだ彼らの活躍の序盤編しか見てないので、グルーに仕える作品も見たいと思います。

《関連作品》
第1作「怪盗グルーの月泥棒 3D(2010)」
第2作「怪盗グルーのミニオン危機一発(2013)
第3作「怪盗グルーのミニオン大脱走(2017)」
第4作「ミニオンズ フィーバー(2020)」
鑑賞日 2017.08.15

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spink.gif ミニミニ大作戦(2003)   アメリカ
  THE ITALIAN JOB  [111分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル アクション/犯罪/ドラマ
監督 F・ゲイリー・グレイ
出演者 マーク・ウォールバーグ  (チャーリー・クローカー)
エドワード・ノートン   (スティーヴ・フレゼリ)
シャーリズ・セロン    (ステラ・ブリジャー)
セス・グリーン      (ライル)
ジェイソン・ステイサム  (ハンサム・ロブ)
ドナルド・サザーランド  (ジョン・ブリジャー)
モス・デフ        (レフト・イヤ)
フランキー・G      (レンチ)
コピー 盗め!

小さいヤツほど、華麗に決める。
あらすじ
窃盗のプロ:チャーリーをリーダーとする盗みのプロ集団。
今回もベニスで見事に3500万ドルもの金塊をまんまと手に入れた。
しかし、仲間だったスティーヴが裏切り、チャーリーの父親代わりだった金庫破りのプロ:ジョンが殺された。
そして、金塊も全て奪われてしまう。
それから1年後。
ロスにいるスティーヴを見つけたチャーリーたちは、ジョンの娘:ステラを仲間にして、彼への復讐計画を立てる。
感想
これはとっても面白いアクションだね。
スリル満点だし、ドキドキの展開に手に汗握りました。
最後の計画なんて、一気に全速力で駆け抜けたようで、あっという間の2時間でした。

テンポが良くて見やすいのも特徴ですね。
ヒップホップな音楽がGOODです。
リズミカルな展開に合っていて、もっと楽しめるように工夫されてますね。

チャーリーをリーダーとする窃盗チームも、それぞれに個性的なキャラクターで見せてくれます。
特にライルが可愛かったですね。
"俺がナップスターだ"って言い張ってるし、ヨロヨロしながらもわざわざバイクで集合場所に現れるし。
天才的技術の持ち主なのに、何だか手を差し伸べたくなる人でした。

そして、何と言ってもシャーリズ姉さんがカッコイイ!!
マジで惚れました!
セクシーなだけではなく、こんなカッコイイ決め方も出来るなんて、素敵過ぎ!
ますますファンになっちゃいました。

唯一残念なのが、エドワード・ノートンのいけてなさ。
こんなに髭の似合わない悪役も珍しいですよ。
彼なら髭なしでも十分怪しいのに、どうして取って付けたような髭生やしたのかな?
何か背伸びして大人ぶっている子供みたいだわ。(汗)

ロスを疾走する3台のミニクーパー。
カッコ良くて可愛いけど、こんなに目立つと意味がないんじゃ…。
強盗は出来るだけ目立たないようにというのが常識だと思うのですが…。
でも、ミニクーパーVSバイクとか、VSヘリとかのチェイスはカッコ良かったです。
どうして無茶な運転してる人ってカッコ良く見えるんでしょうね。
実際に出くわしたら、絶対ぶちぎれると思うけど。

原題が良いですよね。
意訳すると「イタリアで使った技」って事でしょ?(違う?)
これがロスでも使えるとは思いませんでした!
この驚きで最終評価がぐぐっと上がったんですよ。
ふふふ。

これはリメイクなんですね。
オリジナルの「ミニミニ大作戦」も見てみたいと思いました。

リメイク作品。
鑑賞日 2004.10.21

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spink.gif 壬生義士伝(2003)  日本   [137分]
管理人評価   ★★★★★
ジャンル ドラマ/時代劇
監督 滝田洋二郎
出演者 中井貴一  (吉村寛一郎)
佐藤浩市  (斉藤一)
三宅裕司  (大野次郎右衛門)
夏川結衣  (しづ)
中谷美紀  (ぬい)
コピー まっすぐに泣ける生き方がある
あらすじ
南部盛岡脱藩の咎(とが)に甘んじ、守銭奴と蔑まれながらもなお家族の為に命を賭して尽くした幕末新選組の志士、吉村寛一郎。
武士である以前に人であることを望み、誠の”義”を貫くために精一杯に生きた彼こそが、江戸の終わりに花開いた最後の武士、新選組最強の男であった。
年老いた元新選組隊士、斉藤一と吉村寛一郎を知る元南部藩士、大野千秋が語る吉村寛一郎の生涯。
感想
半年ぶりに劇場に行きました。
TVで9時間放送した「壬生義士伝」に感動し、どうしてもこれだけは見ておかなくては!と思い行ってきました。
映画館でこんなに泣いたのは、あの「タイタニック」以来です。
私が感動した9時間ドラマの良い所をギュギュッと2時間に凝縮した感じです。
でもストーリーを知らない人が見たら分かりにくいのではないかと思いました。
場面がいろんな所に飛んで行って順番通りではないので、原作を読んでから見る事をおすすめします。

劇中に流れる音楽がとても良かったです。
さすが久石譲!彼の音楽にオープニングから心を鷲掴みにされました。
ドンドンッドンというドラムの重低音が本当にしびれるくらい心に響きます。

吉村寛一郎という人物は飄々としていて憎めない性格なのですが、日頃が穏やかでひょうきんなだけに彼が怒ったり泣いたりするとすごく説得力があるんですよ。
だからスクリーンの中で彼が泣く度に私も泣いてしまいました。(^_^;)

あと泣かされたのは子役の演技ですね。
寛一郎の娘みつ役の少女の演技は見事でした。
唇を震わせて泣く芸当は芸歴何十年の貫禄がありました。

兎にも角にも私は浅田次郎さんの原作が大好きなので、これを元にしている映画なら何でも大好きになれるのです。
という訳で星は5つ!!
今日はいっぱい泣いてすっきりしました。
浅田次郎さんとこの映画の製作者の皆様に素敵な作品を作って下さってありがとう!と心から言いたいです。
鑑賞日 2003.01.19

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spink.gif 耳に残るは君の歌声(2000)  イギリス/フランス
  THE MAN WHO CRIED   [97分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/音楽
監督 サリー・ポッター
出演者 クリスティーナ・リッチ     (フィゲロ/スージー)
ジョニー・デップ        (チェーザー)
ケイト・ブランシェット     (ローラ)
ジョン・タトゥーロ       (ダンテ・ドミニオ)
ハリー・ディーン・スタントン  (フィリックス・パールマン)
オレグ・ヤンコフスキー        (父)
クローディア・ランダー=デューク   (幼少のフィゲレ)
コピー 私の旅は終わらない
あらすじ
1927年、ロシア。
幼いフィゲルと年老いた祖母を残して、歌手である父親アブラモヴィッチはアメリカに渡った。
それから間もなくフィゲルの町が暴徒に襲われた。
何とか逃げ出したフィゲルは父を追って船に乗るが、その船が着いた先はイギリスだった。
そのイギリスでキリスト教徒の家にもらわれたフィゲルは、スージーと名付けられた。
学校に通うも言葉が分からず、何も喋らなかったスージーだったが、学校の前を通りかかったジプシーの歌声を聞いてスージーは父親との思い出の曲を歌い始める。
感想
フィゲルの父親が歌ってくれた思い出の曲を聴くと、感動して鳥肌が立ちました。
全体を通して歌が重要な映画でした。

詩の意味が分からなくても、良いものは良いんですよね〜。
特にダンテ・ドミニオの吹き替えを担当したサルヴァトーレ・リチートラの歌声は素晴らしいです。
巻き戻してこの曲を何回も聴き直しました。(笑)

役者さんの台詞が少なく、状況を把握するのに時間がかかりました。
みんな目でお芝居をして何かを訴えてくるのですが、それが何なのか読み取るのが難しかったです。
最初ジョニー・デップが演じたジプシーのチェーザーは喋れないのかと思いましたよ。
それくらい台詞が少ないです。

反対に良く喋るダンサー:ローラ役のケイト・ブランシェットも見逃せません。
ケバイ化粧でオバQかと思うほどすごい唇でしたが、男を誘う色っぽい目には女の私も引き込まれるほど強烈な力があります。
エリザベス」を演じた時とは全然違いますね。
でも彼女はこっちの方がはまっていると思います。

一番印象に残っているのは、スージーとチェーザーが焚き火の前で愛を交わすシーンです。
二人の肌は見えてないのに、息遣いと表情だけで見せる絡みはすごくエロティックでした。
二人を少しだけ照らす焚き火の明かりも怪しくて、何とも艶めかしいです。

でも最後があっさりし過ぎていて、呆気にとられました。
よくよく考えるとこれで良かったと思えましたが、第一印象はこれでおしまい?でした。
この余韻が大事なんですよね、きっと。

綺麗な歌声は良いですよね〜。
本当に心が癒されます。
サントラが欲しくなりました。
鑑賞日 2003.05.03

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spink.gif 耳をすませば(1995)   日本
  WHISPER OF THE HEART  [111分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/青春/ロマンス
監督 近藤喜文
出演者 〈声の出演〉
本名陽子   (月島雫)
高橋一生   (天沢聖司)
小林桂樹   (地球屋主人:西司朗)
露口茂    (バロン)
立花隆    (月島靖也)
室井滋    (月島朝子)
山下容莉枝  (月島汐)
高山みなみ  (高坂先生)
岸部シロー  (担任の先生)
笛吹雅子   (数学教師)
江川卓    (野球解説)
中村晴彦   (夕子の父)
コピー 好きなひとが、できました。
あらすじ
本が大好きな中学生の少女・雫。
彼女はある時、図書カードに何度も連ねられた男子の名を見つける。
その男子・天沢聖司の名に、淡い恋心を抱く雫。
だが実際の天沢は、ぶしつけで粗野なヤツだった。
感想
原作はリボンで見て知ってました。
でも、ジブリの手にかかると、こんなにもファンタジックな作品になるんですね。
バロンのお話が素敵で、雫の書いた小説を読んでみたいと思わせます。

地球屋のあった大きな掛け時計に隠されていたドワーフ族の王とエルフの王女の話も素敵でした。
何回も見てるはずなのに、今回初めて気付いたわ。

中学生の時なんて、将来の事考えてたかなぁ。
本当にいつもただ何となくしか生きてなかった気がする。

だから、きちんとした夢のある二人が凄いと思っちゃいますね。
こういう経験は貴重です。

大人は勉強しない事に否定的になっちゃうけど、熱中できるものがあるという事は喜ばしい事だと思うな。
まあ、自分の子供が勉強もしないで、小説ばかり書いてたら怒っちゃうんですけどね。(汗)

若い二人の初々しい恋がくすぐったくて可愛いです。
2人が顔を赤らめて下を向いちゃうところで、こちらまで赤面しちゃいます。

ただお父さん役の声優さんの声が悪目立ちして気になります。
他の声優さんが上手いだけに、目立っちゃうんですよね。
残念。

この作品を見ると、当分「カントリー・ロード」を口ずさんじゃいますね。
耳について離れません。

あと、丘の上から見下ろす町並みが素敵です。
雫が「空に浮かんでいるみたい」って言っていた町並み。
そこまで行く坂は大変そうですけどね。

スタジオジブリ長編アニメ第9作目。

《関連作品》
耳をすませば(2020)」(実写)

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spink.gif 耳をすませば(2020)   日本     [114分]
管理人評価   ★★
ジャンル 青春/ドラマ/ロマンス
監督 平川雄一朗
出演者 清野菜名   (月島雫)
松坂桃李   (天沢聖司)
山田裕貴   (杉村竜也)
内田理央   (原田夕子)
安原琉那   (月島雫(中学生)
中川翼    (杉村竜也(中学生)
荒木飛羽   (天沢聖司(中学生)
住友沙来   (原田夕子(中学生)
音尾琢真   (堀内部長)
松本まりか  (津田みどり)
中田圭祐   (高木洋輔)
小林隆    (月島靖也)
森口瑤子   (月島朝子)
田中圭    (園村真琴)
コピー 夢にまっすぐな
君を好きなまま
大人になりました。
あらすじ
本が大好きな中学生の月島雫は、図書貸出カードでよく見かける天沢聖司という名前が気になっていた。
その後“最悪の出会い”を果たした2人だったが、雫は大きな夢を持つ聖司に少しずつ惹かれていく。
やがて聖司はチェリストになる夢を叶えるためにイタリアへと旅立つ。
それから10年、児童書の編集者として出版社で働きながら夢を追い続ける雫だったが、なかなか思うようにいかず悩んでいた。
感想
有名なジブリのアニメと同じ原作の実写作品です。
アニメだと素直に受け入れられた事も実写になると出来なくなる事もあるんですね。
どれもこれもこれじゃない感が満載で楽しむ事が出来ませんでした。

主人公:雫の悩みが立て続けに襲ってくる感じも、イタリアに行く為に用意しました感が凄いです。
自作の児童小説が落選、担当の先生から担当を下ろされる、友人の結婚。
相談したい恋人は、10年間遠いイタリアで夢を追っている。

分かりやす過ぎるくらいの悩みを抱える雫。
心の癒しは【地球屋】のバロンという猫の人形。
店主のおじいさんに愚痴を聞いてもらって、心の音に耳をすますというアドバイスをもらいます。
このアドバイスもタイトル回収したいとしか思えないんですよ。
大人が大人にするアドバイスじゃないですもんね。

役者さんたちの演技も、何となく大げさで古臭い感じが・・・。
時代設定が古めだから、それに合わせているのかな?
懐かしいテレフォンカードとか出て来て、数字が秒で減っていくのとか、私世代には懐かしかったです。

わざわざイタリアまで行ったのに、彼氏には親しげにする外国女性が!!
しかも、彼氏の事が好きだとまで宣言されてしまっては、遠く離れて思う事しか出来ない自分が、引き下がるしかないと思ってしまいます。

アニメでも描かれたシーンは、実写でも懐かしく思えるのですが、安いメロドラマっぽくされた10年後がどうしても受け入れ難かったです。
これならわざわざ見なくて良かったと思ってしまいます。

《関連作品》
耳をすませば(1995)」(アニメ)
鑑賞日 2023.05.09

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spink.gif 宮本から君へ(2019)   日本     [129分]  R−15+
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/青春
監督 真利子哲也
出演者 池松壮亮    (宮本浩)
蒼井優     (中野靖子)
井浦新     (風間裕二)
一ノ瀬ワタル  (真淵拓馬)
柄本時生    (田島薫)
星田英利    (小田三紀彦)
古館寛治    (岡崎部長)
松山ケンイチ  (神保和夫)
佐藤二朗    (大野平八郎)
ピエール瀧   (真淵敬三)
螢雪次朗    (中野靖邦)
梅沢昌代    (中野静江)
小野花梨    (中野瑞穂)
新井英樹    (宮本武夫)
工藤時子    (宮本秀子)
コピー 負けてたまるか
あらすじ
文具メーカーで働く宮本浩は、営業マンなのに営業スマイルもお世辞も苦手。
そんなある日、飲み会の席で会社の先輩・神保の仕事仲間の女性・中野靖子と出会い、心惹かれる。
やがて靖子の家に押しかけてきた遊び人の元恋人・風間裕二の前で“この女は俺が守る”と宣言し、ついに靖子と相思相愛の仲となる。
感想
TVドラマの続きなのかな。
宮本と靖子の出会いは描かれていませんでした。
原作漫画もドラマも未見です。

とにかく痛そうで血まみれで、歯がない主人公が頑張る映画です。
何故歯が無くなるような激しい喧嘩をしたのかが、時系列バラバラに描かれていきます。
元カレが相手かと思ったら、違う角度から意外な敵が出現。
呑気に寝ていた宮本を、画面の前から一生懸命起こしたかったです。

不器用なのは分かりますが、仕返しのやり方が正当過ぎて心配になります。
絶対敵わない相手なんだから、もっと計画とか戦略とか考えれば良いのに、真正面からかかっていくなんてね。
上手く行ったから良いけど、熱いだけじゃどうにもならない事もあると思うよ。

怒鳴り合いも多いし、喧嘩も多いし、ちょっと私には合いませんでした。
俺が守る!と宣言してから、それを有言実行する姿は、男らしくて良かったと思います。
男性はこういう熱い物語が好きかもしれません。
あと、非常階段での戦いは見応えありました。
ブチッって何がどうなったんでしょう。

しかし、歯が抜けてるからセリフもハフハフしてるのがリアルでした。
歯がない入れ歯だと思うけど、役者さんは大変ですね。
殴り方も殴られ方も凄くて、演技なのが驚きです。

ただやっぱり犯罪は警察に行って欲しかったし、靖子の会社に乗り込んで大声上げるのはどうかと思いました。
これは熱さや不器用じゃ済まされないでしょ。
こんな人が良い父親になるって豪語されても信用出来ません。

そんな中、印象に残るのは宮本と靖子のベッドシーン。
お尻は丸見えでも乳首はダメなのね。

漫画原作作品。
鑑賞日 2021.01.25

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spink.gif 宮本武蔵(1961)  日本    [110分]
管理人評価   ★★
ジャンル 時代劇
監督 内田吐夢
出演者 中村錦之介  (宮本武蔵)
入江若葉   (お通)
木村功    (本位田又八)
浪花千栄子  (お杉)
阿部九州男  (淵川権六)
三国連太郎  (宗彭沢庵)
コピー
あらすじ
内田吐夢監督が剣豪宮本武蔵の活躍を一年に一本、全部で5部作、作り上げた傑作。
この作品は、その第1部で関が原の戦いでの負け戦より帰ってくる所から、禅僧の沢庵に連れられて姫路城の天守閣に篭るまでを描いてある。
感想
NHKの大河ドラマ「武蔵」を見出してから興味が湧いたので、それまで武蔵の事は本当に何も知りませんでした。
かろうじて巌流島での戦いくらいは知ってましたけどね。

この映画の原作と大河の原作が一緒なのかもしれませんが、流れはほとんど一緒です。
あまりにも有名だから、大胆に設定を変えたりは出来ないですもんね。
細かい所まで同じだから、崩し様がないんでしょう。

三國連太郎が若くてカッコ良かったのが、とても意外でした。
(若いのは当たり前なんだけどね)
こうして見ると、息子の佐藤浩市はそっくりなんですね。
知らなかったなぁ。

武蔵が姫路城の狭い屋根裏部屋にいる時に、赤い血が柱から流れ出て、昔の合戦の時の音や馬の鳴き声が聞こえてくるシーンはとても印象的でした。
武蔵のご先祖様の血がこの身体に流れていると実感する場面ですが、今まで暴れ猿のように手の付けられなかった武蔵が、冷静な心を持つようになる大事なシーンでもあります。
この時の武蔵の表情は、少し怯えているようで母性本能をくすぐられました。

武蔵が吊るされた千年杉は手作りだそうで本物の木ではないんですって。
本物かと思ってました。
見事な出来映えです。

それにしても武蔵の暴れっぷりはすごかったなぁ。
暴れ猿意外の例えが見つかりません。
錦之介さんの映画は初めて見るので、こういう人なのかとビックリしました。
でもとても魅力的な人で、彼の動きから目が離せません。
あと4本あるそうですが、残りも大河と同じかな?

とりあえず見てみましょう。
鑑賞日 2003.04.06

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spink.gif 宮本武蔵 般若坂の決斗(1962)  日本    [106分]
管理人評価   ★★
ジャンル 時代劇
監督 内田吐夢
出演者 中村錦之介  (宮本武蔵)
入江若葉   (お通)
木村功    (本位田又八)
浪花千栄子  (お杉)
阿部九州男  (淵川権六)
三国連太郎  (宗彭沢庵)
コピー
あらすじ
内田吐夢監督が剣豪宮本武蔵の活躍を一年に一本、全部で5部作、作り上げた傑作。
この作品は、その第2部で姫路城に篭って3年後、心身ともに大人になった武蔵が武者修業の旅に出る所から、奈良の宝蔵院での戦い、般若坂の決斗までを描いている。
感想
前作では暴れ猿のようだった武蔵が、屋根裏部屋に篭り書物を読むことで落ちついている立派な男に生まれ変わりました。
またこの変わり様がすごい。
人間こんなにも変われるものなんですねぇ。(しみじみ)

武蔵に欠かせないのがお通さんですが、この作品のお通さんは声が細くてひそひそと話すおしとやか女性です。
比べる必要はないんですけど、大河のイメージでもっと気の強い女性かと思ってました。
原作ではどういう女性で描かれているのでしょうか?
気になる所です。

やっぱり流れは大河と一緒ですね。
こうなると早く先が見たいな。
次行ってみよう!
鑑賞日 2003.04.06

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spink.gif 宮本武蔵 二刀流開眼(1963)  日本   [104分]
管理人評価   ★★
ジャンル 時代劇
監督 内田吐夢
出演者 中村錦之介  (宮本武蔵)
高倉健    (佐々木小次郎)
入江若葉   (お通)
木村功    (本位田又八)
浪花千栄子  (お杉)
阿部九州男  (淵川権六)
竹内満    (城太郎)
木暮実千代  (お甲)
コピー
あらすじ
内田吐夢監督が剣豪宮本武蔵の活躍を一年に一本、全部で5部作、作り上げた傑作。
この作品は、その第3部で柳生一族の里へと向かう所から、京都の蓮台寺野での吉岡清十郎との決斗までを描いている。
感想
今回やっと佐々木小次郎が登場しました。
小次郎はなんと若かりし頃の高倉健!
これが惚れ惚れするほどの男前でビックリです。
かなりクールでカッコイイのですが、かなり天狗になっていて生意気なのがむかつきます。
それが小次郎なんですけどね…。(笑)

二刀流になったきっかけは様々ですが、この武蔵は柳生の弟子に囲まれ窮地に追い込まれた時に、お通の笛の音を聞き、気を取られている所に斬り込まれた為、とっさに二刀流でかわした事がきっかけとなっていました。
ちなみに私は武蔵が二刀流だったという事を最近まで知りませんでした。(-_-;)

武蔵が柳生石舟斎のきった茎の切り口を見て、「これを切ったのは凄腕の剣豪に違いない」と読んだという話が好きです。
凡人では絶対に気付かない所も気付いてしまう武蔵の凄さが浮き彫りにされる重要なシーンです。
自分が一番強いと傲慢になっていると絶対に分からない所ですもんね。

残りはあと2つ。
さあ、ドンドン見ていきましょう!
鑑賞日 2003.04.07

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spink.gif 宮本武蔵 一乗寺の決斗(1964)  日本   [128分]
管理人評価   ★★
ジャンル 時代劇
監督 内田吐夢
出演者 中村錦之介  (宮本武蔵)
高倉健    (佐々木小次郎)
入江若葉   (お通)
木村功    (本位田又八)
浪花千栄子  (お杉)
江原真二郎  (吉岡清十郎)
平幹二朗   (吉岡伝七郎)
コピー
あらすじ
内田吐夢監督が剣豪宮本武蔵の活躍を一年に一本、全部で5部作、作り上げた傑作。
この作品は、その第4部で三十三間堂での吉岡伝七郎との決斗、本阿弥光悦や吉野太夫との出会い、一乗寺下り松での吉岡一門73人との決斗までを描いている。
感想
今回の見所は何と言っても、一乗寺下り松での壮絶な戦いのシーンです。
何もない原っぱに大きな下り松や水田、畦道などを作ったそうで、その風景は見事な完成度です。
水田が凍ったように見えるのは蝋をまいたんだそうです。
("映画の中の武蔵"という番組で解説してました)

このシーンだけ白黒だったのですが、本当に素晴らしく、残酷なシーンにも関わらず、綺麗だとさえ感じました。
迫力も緊迫感も十分感じられて、息をするのを忘れて見入っていました。
その戦いが終わった後、真っ赤な羊歯に埋もれ横たわる武蔵の姿が、強烈に頭の中に焼きついています。
本当にすごい!
手の込んだ映像に感動しました。

次はいよいよ最後だな!
気合を入れて見てみよう。
鑑賞日 2003.04.07

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spink.gif 宮本武蔵 巌流島の決斗(1965)  日本   [121分]
管理人評価   ★★
ジャンル 時代劇
監督 内田吐夢
出演者 中村錦之介   (宮本武蔵)
高倉健     (佐々木小次郎)
入江若葉    (お通)
木村功     (本位田又八)
浪花千栄子   (お杉)
丘さとみ    (朱美)
金子吉延    (三沢伊織)
河原崎長一郎  (林吉次郎)
田村高廣   (柳生但馬守)
三国連太郎  (宗彭沢庵)
コピー
あらすじ
内田吐夢監督が剣豪宮本武蔵の活躍を一年に一本、全部で5部作、作り上げた傑作。
この作品は、その第5部で比叡山を降りる所から、後に武蔵の養子となる庵との出会い、宿敵佐々木小次郎との巌流島での決斗までを描いている。
感想
一番印象に残っているのは、箸で蝿を捕まえるシーンです。
これって武蔵の技だったんですね。
知らなかった…。
昔何かのコントで見たような記憶があります。
これを真似してたんでしょうね。

そして有名な巌流島での戦い。
巌流って小次郎の名前だったんですね。
これも初めて知りました。
本当に何も知らない私…。
情けない(-_-;)

いつも決斗の時は、遅れて来て、一撃で相手を倒す武蔵。映画としては何ともあっけないです。
勝負はあっという間についてしまうので、そこに行くまでが長く描かれています。

これで全部見終わりました。
一人の主人公の生涯を映画5本で見るというのは初めての経験でしたが、とても良い勉強になりました。
映画をこういう形で作る価値がある人物って本当に貴重だと思います。
他にいるかな?ちょっと思いつきませんね。
彼の事をもっと知りたくなりました。
もう少し勉強したいと思います。
鑑賞日 2003.04.11

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spink.gif ミュージック・オブ・ハート(1999)  アメリカ
  MUSIC OF HEART   [123分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/音楽
監督 ウェス・クレイヴン
出演者 メリル・ストリープ    (ロベルタ・ガスパーリ)
アンジェラ・バセット   (ジャネット・ウィリアムス)
エイダン・クイン     (ブライアン)
グロリア・エステファン  (イザベル)
クロリス・リーチマン
キーラン・カルキン
コピー いま 聞こえる――
50人の子どもたちが弾く
50挺のヴァイオリンの奇跡
あらすじ
NYのイースト・ハーレムにある小学校の臨時教員として、子供達にバイオリンを教える事になった白人女性のロベルタ。
最初は臨時教員という事と、必修科目ではない音楽という事もあり、あまり相手にされなかったが、彼女の熱血指導が徐々に実り、生徒たちも本気で取組むようになってきた。
それから10年後、すっかり人気になったロベルタのバイオリン教室は、くじ引きをして生徒を決める程になった。
しかし財政難に苦しむ教育委員会は、彼女の教室を閉鎖すると言ってきた。
感想
あんなに荒んでいた子供たちが、バイオリンを通じて心を開き、段々一つにまとまっていく様はとても感動的でした。
日本では考えられないような問題や悩みを持つイースト・ハーレムの子供たち。
その一人一人と真剣に向き合う事で、ロベルタ自身も一緒に成長していました。
最初の生徒たちは、行儀が悪いし、バイオリンの事もよく知らない、何よりもロベルタの実績が無いという事で一番大変だったけど、それだけにみんなの絆は一番強いですね。
こんな厳しい状況の中、一人で戦いを始めた彼女は、素晴らしく勇気のある女性だと思います。
こうありたいと思っても、なかなか出きる事ではないですからね。

このお話が実話だということで説得力が違います。
離婚したばかりで、傷心の中生きる為に働き出したロベルタでしたが、自分の家庭をかえりみない程、仕事に明け暮れるようになっていきます。
彼女の中で仕事が生きる為から、生き甲斐に変化していったんでしょうね。
そういう仕事に就けたら幸せですよ。羨ましいなぁ。

コンサートの時のバイオリンの演奏は、本当に心に響く美しい音色でした。
一回でいいからカーネギーホールで聞いてみたいものです。
あの豪華さ、広さには唖然としました。
最後のコンサートの時には、本物のバイオリニストが沢山でていたんですね。
通りでうまいと思った。(当たり前…)
吹き替えでも腕の動きを合わせるだけで、かなり大変そうですもんね。

メリル・ストリープが気の強い女教師を熱演していて、かなり怖い先生&女性になっていましたが、これくらい根性がないと成し得なかった事でしょうから、見事に演じきったと思います。

閉鎖されていたバイオリン教室が、この映画を作る時に完全に復活したようで良かったですね。
イースト・ハーレムの子供達の将来を開く為にも、続いて行く事を願っています。

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spink.gif ミュージック・フロム・アナザー・ルーム(1999)   アメリカ
  MUSIC FROM ANOTHER ROOM  [105分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ロマンス/ドラマ
監督 チャーリー・ピータース
出演者 ジュード・ロウ      (ダニー・コワルスキー)
グレッチェン・モル    (アンナ・スワン)
ジェニファー・ティリー  (ノーナ・スワン)
ブレンダ・ブレシン    (グレース・スワン)
ジェーン・アダムス    (アイリーン・スワン)
ジェレミー・ピヴェン   (ビリー・スワン)
マーサ・プリンプトン   (カレン)
ジョン・テニー      (エリック)
ヴィンセント・ラレスカ  (ジーザス)
ケビン・キルナー     (ハンク・コワルスキー)
コピー ジュードの魔法が、みんなを幸せにする
あらすじ
幼くして母親を亡くしたダニー。
そんな彼が5歳の頃、医者の父とともに、母の友人であるグレースの家の感謝祭に招かれた。
その夜、臨月のグレースが急に産気づき、彼女の出産に立ち会うことになる。
ダニーはその小さな手で、へその緒が絡まった赤ちゃんを助けた。
無事に誕生した可愛い赤ん坊アンナを見て、ダニーは彼女との結婚を宣言する。

やがて時がたち、故郷に戻ったダニーはアンナと偶然再会。
美しく成長した彼女に運命を感じる。
感想
数多くのジュード出演作品を見てきましたが、この作品のジュードが一番美しいと思います。
たぶん一番最初に見たジュード作品だったと思うのですが、その衝撃が強かったせいか、今でもこの作品は別格扱いになってしまっています。

今回、改めて見直してみた訳ですが、もう完璧!いう事なし!
本当にカッコ良いわぁ〜。
しかし、これジュードじゃなかったら、完璧にストーカーですよね。(汗)
こんなストレートな愛情表現は、はまるかダメかの究極の2択しかないと思います。
不器用な愛し方しか出来ないけど、言葉は繊細で器用さを感じさせるから不思議です。
イケメン限定でOKな恋の仕方。
「僕に惹かれるだろ?」って!!
自信がある奴しか言えないセリフ。
本当にジュードの為に用意された役なんだな。

ニーナとジーザスのエピソードは、いつもうるうるしながら見ちゃいます。
特に自転車!
これもダニーが連れ出してくれたからだよね。
スワン家はダニーの影響を受けて、みんな少しずつ変わっていきました。
そんなダニーは、ただただアンナが好きで突っ走ってただけなんだけどね。(汗)

恋の駆け引きには、イカサマコインが使えるのか!
機会があったら使ってみたいな。

モテモテのアンナは、一目惚れしちゃうのも納得に美人さんです。
豚の恰好でトボトボ歩くダニーを見つめる表情には、女の私もクラッときました。

ED曲はサヴェージ・ガーデンの「TRULY MADLY DEEPLY」。
大好きな曲です!作品にもぴったりだったと思います。

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spink.gif 未来のミライ(2018)   日本
  MIRAI  [98分]
管理人評価   ★★
ジャンル アニメ/SF/アドベンチャー
監督 細田守
出演者 <声の出演>
上白石萌歌   (くんちゃん)
黒木華     (ミライちゃん)
星野源     (おとうさん)
麻生久美子   (おかあさん)
役所広司    (じいじ)
福山雅治    (青年)
吉原光夫    (謎の男)
宮崎美子    (ばあば)
神田松之丞   (遺失物係)
本渡楓     (ミライちゃん:赤ちゃん)
畠中祐     (くんちゃん:男子高校生)
真田アサミ   (ひいばあば:若い女性)
雑賀サクラ   (おかあさん:少女)
コピー ボクは未来に出会った。
あらすじ
ある日、甘えん坊の男の子くんちゃんに初めての妹ミライちゃんができる。
それまで両親の愛情を独占してきたくんちゃんはどうにも納得いかない。
そんな時、庭でくんちゃんを“お兄ちゃん”と呼ぶセーラー服の少女と出会う。
彼女はなんと、未来からやってきたミライちゃんだった。
そんなミライちゃんに導かれ、時を超えた家族の物語へと旅立つ。
感想
これはあんまりだな〜。
どうもくんちゃんが苦手で、何をしてもイラっとしてしまう自分がいました。
確か前見た時もそういう理由で見るのを止めたと思います。

若いお父さんとお母さんが手探りながら「お父さん・お母さん」の務めを果たそうと頑張っているのは好感が持てました。
何にでも最初があるってセリフもありましたけど、私も正にその真っ最中です。
子供の成長と共に悩みも変わるし、求められるものも変わりますしね。
ほどほどのお母さんになれているかな。

赤ちゃんにおもちゃ投げようとするの、もっと叱らないとダメじゃないですか?
それがくんちゃんの為だし、家族の為だし。

家族の歴史が積み重なって今の自分がいる。
改めて自分のルーツについて思い返したくなりました。
私の祖父も戦争で辛い目に遭ったって聞いた事あります。
祖父が生きて帰って来てくれたから、祖母と結婚して父が生まれたんです。
今を生きている私たちには、誰にでもそういう物語があるんですよね。

未来のミライちゃんとのエピソードが、どれもどうでも良い話で面白くありません。
特に時間をかけていた雛人形をしまうというエピソード。
何ですか?これは。
40歳の未来さんが「こんなに婚期が遅れてるのは雛人形を仕舞忘れているせい!!」と言ってやってるなら、まだ説得力があると思うんですけど・・・。
学生がそんなに気にするという事に違和感しかないです。

本当に偶然ですが、うちも上の子が4歳の時に下の子が生まれたんです。
だけど、うちは上の子の世話が大変過ぎて、赤ちゃんの方をほったらかしにしていたんですよ。
赤ちゃんはミルク飲んでオムツが綺麗だったら大抵は寝てますからね。
上の子は小児喘息持ちだったので、赤ちゃん抱っこしていつも病院にいた印象です。
だから、くんちゃんみたいな赤ちゃんに対する嫉妬は無かったですね。

色々考えさせられる作品だとは思いますが、面白くないし楽しくないです。
4歳の子供が主人公というのが無理あるのかな。
もう少し大きくないと色々理解するのは難しいでしょう。
鑑賞日 2020.09.06

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spink.gif ミラクル(2004)   アメリカ
  MIRACLE  [136分]
管理人評価   ★★★
ジャンル スポーツ/実話
監督 ギャヴィン・オコナー
出演者 カート・ラッセル       (ハーブ・ブルックス)
パトリシア・クラークソン   (パティ・ブルックス)
ノア・エメリッヒ       (クレイグ・パトリック)
エリック・ペーター・カイサー (マーク・ジョンソン)
ケネス・ウェルシュ      (ドク)
エディ・ケイヒル       (ジミー・クレイグ)
ショーン・マッキャン     (ウォルター・ブッシュ)
コピー 劇場未公開
あらすじ
1979年、コロラド州、コロラド・スプリングス。
レークプラシッド・オリンピックを翌年に控えたアイスホッケーのアメリカ代表は、大学でホッケーを教えるハーブ・ブルックスをチームの監督に任命した。
彼が編成したチームは学生たちの寄せ集めだった為、選考委員から非難が集中する。 それでもブルックスは、無敵を誇る世界最強のソ連代表から金メダル奪取を決意し、無謀と思われながらも熱血指導に励んでいく。
そして1980年、オリンピックが開幕。
いよいよ強敵ソ連チームとの激闘が始まる。
感想
スポーツものは最後が決まっているのであまり好きではないのですが、この作品は結構感動させられました。
金メダルを取ったチームも、始めから完璧な訳じゃないんですよね。
厳しい練習に耐え、チームとしてもまとまった時、初めて力を発揮できる。
本番で最高の力を出し切る事が出来た結果が金メダルなんですね。

その過程が丁寧に描いてあって、私たちも一緒にオリンピックを目指しているような感覚が味わえました。

鬼監督だって一人の人間。
悩みに悩んで一人を切る時は泣きそうでした。
そして、オリンピック会場裏の廊下で一人むせび泣く姿には、素直に感動しました。

ノルウェーとの試合の後、会場の電気が落とされてもダッシュを続けるハーブ。
あまりに過酷で見ているだけのこちらまで息が上がってきます。(汗)

そして、締め方がまた上手いんですよ。
こんなに青春臭い演出でも拍手できるくらい、はまってしまっていました。
ありがとう!!
アメリカ合衆国選抜チーム!!!!

試合に迫力があって、ルールとか知らなくても十分楽しめました。
ホッケーの試合って、途中で選手が入れ替わるんですね。
勉強になりました!

あと、時代背景も分かり易く入れられているので、ソ連との試合がいかに深い意味を持つのかが分かります。
ここら辺は、さすがディズニー作品という所でしょう。

劇場未公開なのがもったいないくらい良い作品でした。
しかし、カート・ラッセルの髪型は、ずっとカツラみたいで気になったな・・・。
鑑賞日 2005.03.22

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spink.gif ミラベルと魔法だらけの家(2021)   アメリカ
  ENCANTO  [102分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/ミュージカル/ファンタジー
監督 バイロン・ハワード
ジャレド・ブッシュ
出演者 <声の出演>
ステファニー・ベアトリス     (ミラベル)
ジョン・レグイザモ        (ブルーノ)
マリア・セシリア・ボテーロ    (アルマおばあちゃん)
ダイアン・ゲレーロ        (イザベラ)
ジェシカ・ダロウ         (ルイーサ)
アンジー・セペダ         (フリエッタ)
ウィルマー・バルデラマ      (アグスティン)
カロリーナ・ガイタン       (ぺパ)
マウロ・カスティーリョ      (フェリックス)
アダッサ             (ドロレス)
レンジー・フェリズ        (カミロ)
ラビ・カボット=コニャーズ    (アントニオ)
マル―マ             (マリアーノ)
コピー 魔法の世界を救えるのは
――魔法の使えない女の子。
あらすじ
南米コロンビアの奥地にある「エンカント」。
そこには魔法の力に包まれた不思議な家に暮らすマドリガル家があった。
マドリガル家では、5歳の誕生日を迎えると、家族の誰もが特別な個性を持つ“魔法のギフト”を家から与えられていた。
ところがミラベルだけは、家族の中で唯一魔法が使えない普通の少女として成長した。
感想
もっと壮大な冒険物語かと思っていたけど、舞台は魔法の家だけでしたね。
でも、その中は魔法の家だけあって、普通の家ではないので、広い森だったり、お花だらけだったり、洞窟の中だったりと、まるで冒険しているようなんです。

魔法一家の中で唯一魔法を使えないミラベル。
劣等感を抱えながらも、魔法を使う家族の事は、本当に誇りに思っています。
それが何とも切ないのですが、根は明るい子で、明るい歌とダンスで気分を盛り上げてくれます。

ある日、魔法の家が壊れそうな事を発見したミラベルは、失踪中の叔父ブルーノのビジョンを見て、自分がその鍵を握っている事を知るのです。

このブルーノが良い味出してました。
魔法の家の壁の裏に潜んでいて、いつも家族を見守っていたのです。
ダイニングの壁の裏には、彼のテーブルがあって、ブルーノと書かれた皿を手作りしているんです。
本当は一緒にテーブルを囲みたいはずなのに、本当に泣ける話です。

彼はビジョンという未来を見る才能を持っているのです。
そのせいで家族を不幸にしたと思い、壁の裏に失踪したのでした。

皆が使える魔法も役に立つような立たないような魔法なんです。
作った食べ物で傷を癒せるとか、天気を操れるとか、力持ちで何でも運べるとか。
一人ひとつの技に特化しているのが特徴ですね。

何の魔法も持っていないと思われていたミラベルにも、やはり特別な才能がありました。
積極的な効果はないけど、縁の下の力持ちとして、必要不可欠な存在でしたね。

魔法の家カシータも素敵でした。
ミュージカルに乗ってダンスするカシータとミラベルの相性は抜群!
三階にある魔法のろうそくの所へ行く為、ミラベルを手すりを梯子にして手助けしたり、崩壊する家からミラベルを守ったり、最後まで家族の為に尽くしてくれました。

久しぶりにディズニー作品を見ましたが、やっぱり良いですね。
最新作の「ウィッシュ」も早く観たいです。

ディズニー作品。

ディズニー長編アニメ第60作目。
鑑賞日 2023.11.18

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spink.gif ミリオンダラー・ベイビー(2004)   アメリカ  PG−12
  MILLION DOLLAR BABY  [133分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/スポーツ
監督 クリント・イーストウッド
出演者 クリント・イーストウッド  (フランキー・ダン)
ヒラリー・スワンク     (マギー・フィッツジェラルド)
モーガン・フリーマン    (エディ・デュプリス)スクラップ
アンソニー・マッキー    (ショーレル・ベリー)
ジェイ・バルチェル     (デンジャー)
マイク・コルター      (ビッグ・ウィリー)
ブライアン・オバーン    (ホーヴァク神父)
マーゴ・マーティンデイル  (アーリーン・フィッツジェラルド)
マイケル・ペーニャ     (オマー)
ベニート・マルティネス   (ビリーのマネージャー)
ブルース・マックヴィッティ (ミッキー・マック)
ネッド・アイゼンバーグ   (サリー・メンドーサ)
コピー 愛を、教えて。
あらすじ
LAにある小さなボクシング・ジム。 そこのオーナーであり、トレーナーであるフランキー・ダン。 彼はあっという間に血を止める技を持つ名カットマンでもある。
しかし、自分の選手を大切に育ててしまうため、優秀なボクサーは彼のもとを去って行く。

そんなある日、31歳になる女性マギーがフランキーに弟子入りを志願してきた。
幼い頃からウェイトレスで生計を立て、家族はトレイラーハウス暮らしと、不遇の人生を送ってきた彼女。
何度フランキーに断られても諦める事無く、ジムに通ってきた。
フランキーの親友でジムの雑用係であるスクラップは、そんなマギーの素質と根性を見抜き、彼女を支持した。
感想
劇場に行ってきました。
泣いた〜!!最後は号泣でした。
マギーの強さ、潔さは卑怯なくらいカッコイイですね。彼女の生き様に感動しました!
また、ヒラリー・スワンクが素晴らしいですね。
アカデミー賞受賞も納得です!

そして、クリント・イーストウッドも渋くてカッコ良かったです。
彼の涙にも泣かされました。
私はマギーの事を愛していたのかと思っていたのですが、そうでもないみたいですね。
だって、愛がないとあそこまで出来ないでしょ。
娘に対する愛情ともちょっと違うような気がしたんだけどな〜。

そしてそして、もう一人のアカデミー賞受賞者モーガン・フリーマン。
彼ももちろん素晴らしかった!
ボクサーだからこそ分かる苦しみ、喜びを理解して、人に優しく出来るのって素敵だな〜。
デンジャーに接する時の彼が好きでした。

ボクシングには全然興味ないんですけど、この作品の試合は入り込んで見れました。
マギーの試合の時には、思わず劇場で拍手しそうになったからね。
我慢して足で小さく拍手(って言わないか…笑)しました。

しっかし、マギーの家族はひどかったね。
本当の娘じゃないの??
あまりの扱いに頭に血が上りました。
マギーが良い子だから余計に腹が立つんですよ。
本当に気の毒で…。
でも、彼女はどんな時でも前向きでしたね。
それが救いでした。

マギーのボクシングが段々と上手くなって行く過程は、見応えありです。
「ロッキー」は見た事ないけど、こんな感じなのかな?
体がどんどん締まって行って惚れ惚れします。腹筋もばっくり割れてムキムキでした。

こうやってあげて行くと、良い所ばかりなのですが、ちょっと気になる所も少々。
結局フランクが23年間教会に通い続けた理由は何だったのでしょう?
ただ信仰深いって事を示すため??
あと、娘と疎遠だったというのは、まんまの意味でとって良かったの?
手紙が帰ってくるのも意味があるんじゃないの?
ここらへんがいまいち良く分かりませんでした。

今までのイーストウッドの作品は中途半端でいまいちなのが多かったけど、やっと当たりに出会えました。
彼の作品では、今のところこれが一番良いですね。
でも、最後ちょっとすっきりしなかった気持ちが残ったので、★は4つにしました。
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鑑賞日 2005.06.17

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spink.gif ミルク(2008)   アメリカ  PG−12
  MILK  [128分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/伝記
監督 ガス・ヴァン・サント
出演者 ショーン・ペン      (ハーヴィー・ミルク)
ジェームズ・フランコ   (スコット・スミス)
ジョシュ・ブローリン   (ダン・ホワイト)
エミール・ハーシュ    (クリーヴ・ジョーンズ)
ディエゴ・ルナ      (ジャック・リラ)
アリソン・ピル      (アン・クローネンバーグ)
ルーカス・グラビール   (ダニー・ニコレッタ)
ヴィクター・ガーバー   (モスコーニ市長)
デニス・オヘア      (ジョン・ブリッグス)
ジョセフ・クロス     (ディック・パビック)
ハワード・ローゼンマン  (デヴィッド・グッドスタイン)
ブランドン・ボイス    (ジム・リヴァルド)
ケルヴィン・ユー     (マイケル・ウォン)
スティーヴン・スピネラ  (リック・ストークス)
ジェフ・クーンズ     (アート・アグノス)
テッド・ジャン・ロバーツ (デニス・ペロン)
コピー 「ミルク」は、
希望のはじまりだった。

1970年代のアメリカ。マイノリティのために戦った政治家
ハーヴィー・ミルク…人生最後の8年間
あらすじ
1972年、ニューヨーク。
金融業界で働いていたハーヴィー・ミルクは、20歳も年下の青年スコット・スミスと出会い、恋に落ちる。
2人は変化を求めてサンフランシスコに移住し、同性愛者も多く住む“カストロ地区”でカメラ店を開き、新生活をスタートさせる。
陽気なミルクの人柄が多くの人を引き寄せ、いつしか店は同性愛者たちの社交場となっていく。
それにつれてミルクは、同性愛者をはじめとした社会的弱者が抱える問題を改善するために積極的に活動するようになり、次第に政治に目覚めていく。
そして、市の行政に直接関わるべく、ついには市政執行委員選挙にも立候補する。
感想
勘違いしてました。
政治家がゲイだってカミングアウトした話だと思ってたんです。
ゲイが政治家になった話なのですね。
それは普通より価値が高いわ。

やっぱり今ほど開かれていなかった時代に、ゲイだとカミングアウトして生きる事は、本当に大変だったと思います。
ただバーで飲んでいるだけでも逮捕されたりするんですからね。
しかも、堂々とゲイの教師を追放するとか、人権侵害も甚だしい事を宣言してたなんて・・・。
こんな世の中では、誰にも知られない様にクローゼットの中に隠れていたいと思うのは自然なことでしょう。

そんな中、ゲイ丸出しで政治の世界に殴りこんでいくハーヴィー。
すごい勇気だし、強い信念を感じます。
ただ政治にのめり込むと、周りの人間は熱量が違うから置いてけぼりになっちゃうこともありますね。
20歳年下の恋人スコットとも、仕事の事で仲違いしてしまい別れることになりました。
良いカップルだったのにね。

あちこちから脅迫を受けていたから、てっきり反対勢力に撃たれたんだと思ってたんです。
まさかまさかの敵でしたね。
完璧な逆恨み。
自分で勝手に転落したのに、関係ないミルクたちが巻き添えになってしまいました。
はあ、思い出したらまた落ち込むわ・・・。

このマイノリティが生きづらい時代に、自信を持って生きているミルクという人物を魅力的に演じていたショーン・ペン
アカデミー賞主演男優賞受賞も納得です。
彼に周りに自然と人が集まって来るという人望の厚さも、人柄として醸し出されていました。
せっかくこれからだったのに・・・本当に残念です。

今のアメリカはどうなんですかね。
性的嗜好をカミングアウトしている人が政治活動しやすい状況になったのでしょうか。
日本でもちらほら聞きますけど、風当たりは強そうです。
知らないだけで私たちの周りにもマイノリティの人たちがいるんでしょう。
みんなが自分に自信を持って生きれる世の中になれば良いですね。

アカデミー賞主演男優賞受賞作品。

LGBT関連作品。
鑑賞日 2019.06.24

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spink.gif ミルドレッド・ピアース(1945)   アメリカ  白黒
  MILDRED PIERCE  [109分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/犯罪/サスペンス
監督 マイケル・カーティス
出演者 ジョーン・クロフォード  (ミルドレッド・ピアース)
アン・ブライス      (ヴィーダ・ピアース)
ジャック・カーソン    (ウォリー・フェイ)
ザカリー・スコット    (モンティ・ベラゴン)
イヴ・アーデン      (アイダ・コーウィン)
ブルース・ベネット    (バート・ピアース)
バタフライ・マックイーン (ロッティ)
コピー 劇場未公開
あらすじ
女性企業家ミルドレッドの夫モンティ・ベラゴンが殺された。
殺人事件の捜査を始めた警察は、事情を聞く為にミルドレッドに署まで同行してもらった。
容疑者として連行されたのは、彼女の元夫バート・ピアース。
事件で使われた銃が彼の持ち物だったのだ。
しかし、ミルドレッドは彼が犯人ではないと反論。
理由を問い詰められた彼女は、これまでの経緯を話し出す。
感想
アカデミー賞受賞作品という事で、見る機会に恵まれました。
日本では劇場未公開なんですね。

もう完全に犯人を決めつけていて、まんまと騙されました。
でも、後味は良いんですよね。
自業自得というか、なるようになったというか。
ある意味そのままの結末だったんですね。

とにかくヴィーダが我儘過ぎて、いちいち頭にくるんです。
懸命に働いている母親を小バカにしている態度が許せない!
親からもらったもので贅沢をしているのに、油臭いとか良く言えるな。

そんなダメ娘を溺愛しているミルドレッドが情けない。
一度は見捨てようと旅に出てみるけど、どうしてもダメで今まで以上に贅沢を与えてしまうんです。
ダメな子ほど可愛いとは言うけど・・・。
下の子が病気で死んでしまって、余計に愛情の向け方が極端になってしまいました。

やっぱりミルドレッドにも責任があるんでしょうか。
一生懸命に働いて、愛情をかけて、その結果がこれ。
あまりに可哀想です。
すっかり同情してしまいました。

そんなミルドレッドを演じたジョーン・クロフォードがアカデミー賞主演女優賞を受賞しました。
演技はとても良いと思うんですけど、やるせなさで胸がいっぱいで、評価が上がりません。

印象に残るのは、甲高い声の黒人家政婦ロッティ。
ピンクの電話のよっちゃんみたいで、話の内容が頭に入ってきませんでした。(汗)

アカデミー賞主演女優賞受賞作品。
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鑑賞日 2018.04.08

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spink.gif 魅惑の巴里(1957)   アメリカ
  LES GIRLS  [114分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ミュージカル/コメディ
監督 ジョージ・キューカー
出演者 ジーン・ケリー      (バリー・ニコルズ)
ミッツィ・ゲイナー    (ジョイ・ハンドルソン)
ケイ・ケンドール     (シビル・モーガン)
タイナ・エルグ      (アンジェル)
ジャック・ベルジュラック (ピエール・デュクロ)
レスリー・フィリップス  (ジェラルド・レン)
コピー
あらすじ
ロンドン。
元踊り子で現在はジェラルド・レン卿の夫人となったシビルが、かつての仲間だった元踊り子アンジェルに名誉毀損で訴えられる。
理由は、シビルが自分の踊り子時代を綴った暴露本に、アンジェルについて事実無根の内容が書かれているからというもの。
裁判でシビルとアンジェルの主張は真っ向から対立する。
感想
構成が面白くて、一気に見ちゃいました。

3人の話はことごとく食い違っていたから、どれが真実なのか本当に分かりません。
始めはアンジェルの自業自得だと思って、裁判なんておかしいと感じていたんです。
でも、だんだんこれには裏があるのではと思い、違う目線で見る事が出来ました。

3人とも魅力的な女優さんですね。
始めは見分けが付かなかったんですけど、物語が進むにつれ、良い女優さんたちだと評価が上がりました。

ミュージカルパートは豪華で素敵でしたね。
フランス王室を皮肉ったミュージカルが良かったです。
お尻がぷりっと見えるドレスが気に入りました。
あの水色のリボンは、お手付きになった印かな。

バリーは美味しい役ですね。
美女とキスしまくり、踊りまくりのやり放題。
彼が魅力的じゃなかったら成立しないですからね。
ジーン・ケリーがはまり役です。

まあ、終ってみれば裁判するほどの事じゃないと思うけど・・・どうなんでしょう。
それを言っちゃおしまいか。
鑑賞日 2007.04.13

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spink.gif みんなのいえ(2001)  日本   [115分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 三谷幸喜
出演者 唐沢寿明   (柳沢英寿)
田中邦衛   (岩田長一郎)
田中直樹   (飯島直介)
八木亜希子  (飯島民子)
伊原剛志   (荒川の息子)
松本幸次郎  (永井:左官屋)
野際陽子   (飯島セツ子:直介の母)
吉村実子   (岩田光代:長一郎の妻)
清水ミチコ   (青沼実栄子:長一郎の長女)
山寺宏一    (青沼菊馬:実栄子の夫)
中井貴一   (彼自身)
梶原善      (ケントちゃん)
戸田恵子   (バーの客)
小日向文世  (エプロンのマスター)
松重豊     (背の高い男)
コピー おーい、家が建つぞー
あらすじ
脚本家の飯島直介は、念願のマイホームを建てることになった。
妻:民子の知り合いで、新進気鋭のインテリア・デザイナーの柳沢に設計を依頼し、オシャレな家にしようと夢を膨らませる。
しかし、施工を昔気質の大工である民子の父:長一郎に任せた事から、柳沢と長一郎が対立してしまい、夢のマイホームに暗雲が立ち込める。
感想
ココリコの田中さんが、俳優として良い味出してました。
気の弱いお人良しさが雰囲気にあっていて、どちらも立てたい彼のもどかしさが、笑いを誘います。
やっぱり田中邦衛のものまねしたくなりました!
どうしても「北の国から」の五郎のイメージが付きまとうのですが、これはこれで面白いキャラになっていたと思います。

いろんな有名人がチョイ役で出ていて、誰か当てるのが楽しかったです。
思いがけない所で、明石家さんまとか真田広之とかを見付けて、嬉しくなっちゃいましたよ。
家を建てるということはとっても大変なことですね。

もし、マイホームが持てるとしたら20畳の畳の部屋が欲しいなと思いました。
鑑賞日 2002.05.16

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spink.gif ミンボーの女(1992)   日本     [123分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/サスペンス
監督 伊丹十三
出演者 宮本信子    (井上まひる)
宝田明     (総支配人)
大地康雄    (鈴木勇気)
村田雄浩    (若杉太郎)
大滝秀治    (プールの老人)
三谷昇     (フロント課長)
結城美栄子   (総支配人夫人)
関弘子     (総支配人秘書)
鶴田忍     (経理部長)
三宅裕司    (百万ドルの笑顔のフロントマン)
伊東四朗    (入内島)
中尾彬     (伊場木)
小松方正    (花岡)
不破万作    (伊場木の子分)
小木茂光    (入内島の子分)
六平直政    (ロビーのヤクザ)
柳葉敏郎    (鉄砲玉)
渡辺哲     (明智刑事)
矢崎滋     (裁判長)
矢野宣     (力石執行官)
河西健司    (警察課長)
津川雅彦    (外務省高官)
柳生博     (総支配人のゴルフの連れ)
佐古雅誉    (保健所長)
きたろう    (おどかされる男)
コピー 弁護士の井上まひるです。専門はミンボー。
ヤクザのことなら私にまかせて!
あらすじ
ヤクザにゆすられ続けるホテル・ヨーロッパ。
ヤクザに屈して簡単に金を出してしまう為、ホテルには引っ切り無しにヤクザが訪れていた。
そこでヤクザ対策部門に2名のホテルマンが指名される。
しかし、一般人の彼らでは、どうやってもヤクザに歯が立たなかった。
そこで専門家の弁護士:井上まひるが雇われる事になった。
感想
ミンボーがテーマな作品だけあって、最初から最後までヤクザ・ヤクザ。
ヤクザ対策部門に指名された鈴木さんと若杉さんが可哀想で、同情しながらの鑑賞です。
鈴木さんなんかストレスで血尿が出てましたからね。
最初で徹底的にヤクザの悪行に追い詰められました。

そこへ現れるヒーローが、民事介入暴力を専門とする弁護士の井上まひる。
法を基にヤクザと徹底的に戦います。
元々学の無いヤクザたちは、脅す事でしか虚勢を張れず、「被害届を出せば良い」「裁判所に訴えれば良い」という正論には反論出来ません。
それまでやられっ放しだっただけに、ここで一気にストレスが解放されました。

しかし、ヤクザも悪知恵を働かせて、建設中の新館工事にケチをつけたり、監視カメラを覗き見だと騒ぎ立てたりして、ホテルの営業を妨害してきます。
一度目を付けたら、とことん追い込むのがヤクザの手口。
いくらまひるが強くても、一筋縄ではいきません。

そこから今までやられっ放しだった鈴木さんや若杉さんが、毅然とした態度で交渉出来るように成長しているのも見所ですね。
会長も総支配人もホテル一丸となって立ち向かう姿が印象的でした。

これだけヤクザの事をコケにした作品を作ったら、監督も危ないのではないかと思ったら、やはり色々なゴタゴタがあったみたいですね。
それでも自分を通して作品を作り上げた監督には、相当な深い思いがあった事でしょう。
後世に少しでもその思いが届いている事を願います。
鑑賞日 2024.04.18

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