--REIの映画感想--

全体的にネタばれがありますので、未見の方は注意して下さいませ
評価の★の内容は次の通りです
管理人の独断に基づいておりますのでご了承くださいませ
★★★★★:大好き!何度も観たい作品!
★★★★:好き!強く心に残る作品!
★★★:なかなか良い
★★:まあまあ損はしない
★:いまいちかも・・・
X:二度と観たくない


[ List ]
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[] [] [] [] [モ]

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spink.gif モ’・ベター・ブルース(1990)   アメリカ
  MO' BETTER BLUES  [129分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/音楽
監督 スパイク・リー
出演者 デンゼル・ワシントン    (ブリーク・ギリアム)
スパイク・リー       (ジャイアント)
ロビン・ハリス       (バタービン・ジョーンズ)
ウェズリー・スナイプス   (シャドウ・ヘンダーソン)
ジョイ・リー        (インディゴ・ダウンズ)
ビル・ナン         (ボトム・ハンマー)
ルーベン・ブラデス     (ピーティ)
ジャンカルロ・エスポジート (レフト・ハンド・レーシー)
ジョン・タトゥーロ    (モー・フラットブッシュ)
ニコラス・タートゥーロ   (ジョシュ・フラットブッシュ)
シンダ・ウィリアムズ    (クラーク・ベンタンコート)
サミュエル・L・ジャクソン (マドロック)
コピー もっと切ない ブルースを…
あらすじ
人気上昇中のジャズ・トランペッター:ブリーク・ギリアム。
彼は幼い頃から教育熱心な母親にトランペットを教えられ、順調にプロのトランペッターになった。
しかし、あまりに才能に恵まれている為、音楽に熱中しすぎてしまい、いつも自己中心的な考え方しかできない人間だった。
感想
音楽が好きな人には良いかもしれないけど、それが単調で長いと感じてしまいました。
ブリークのトランペットの技術が素晴らしいのは十分分かるので、もう少し演奏シーンが短くても良かったと思います。

音楽の事しか考えられない不器用な男:ブリーク。
歌手の卵であるクラークと、学校の先生であるインディゴ。
二股をかけた上に、同じ真っ赤なセクシードレスを二人にプレゼントしていたんです。
それを同じ日に二人が着てクラブに来たもんだから、さあ大変。
どうしてこういう馬鹿な事をするんでしょうね。
二人の女性が可哀想で同情しました。

そして、幼馴染のマネージャー:ジャイアント。
ギャンブル依存症で身の丈に合わない借金をし、首が回らなくなってしまいました。
こういう人は自分ではどうしようも出来ないのでしょうか。
巻き込まれたブリークが気の毒で仕方がありません。

新人時代に契約した安い条件を更新出来ないのは、この業界ではあるあるなのでしょうね。
最初は演奏出来る場所があるだけでも有難いと思って契約するけど、客が満席なのに昔の安い給料のままでは割に合わないと不満が出るのは当たり前です。
それを見越して、予め短めの契約期間にしておくのが正解かもしれません。

終わり方が最初と同じなのは面白かったです。
あんなに嫌だったのに、自分の子供にも同じ事をしてしまっているってありますからね。
成功も挫折も知っているブリークなら、良い教育が出来るのではないでしょうか。

3日かけてやっと全部見た感じです。
ジャズやブルースが好きな人にはお勧めの作品です。
鑑賞日 2023.09.26

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spink.gif モアナと伝説の海(2016)   アメリカ
  MOANA  [107分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/アドベンチャー/ファンタジー
監督 ジョン・マスカー
ロン・クレメンツ
出演者 <声の出演>
アウリイ・クラヴァーリョ  (モアナ)
ドウェイン・ジョンソン   (マウイ)
レイチェル・ハウス     (タラおばあちゃん)
ジェマイン・クレメント   (タマトア)
テムエラ・モリソン     (トゥイ)
ニコール・シャージンガー  (シーナ)
アラン・テュディック    (ヘイヘイ)
コピー 海に選ばれた少女――
彼女の名は、モアナ。
あらすじ
神秘的な伝説が息づく南海の楽園、モツゥヌイ島。
16歳の少女モアナは、幼い頃のある体験がきっかけで海と特別な絆で結ばれていた。
島では外洋に出ることが固く禁じられていたが、好奇心旺盛なモアナは、いつか外の海を見てみたいとの思いを募らせていた。
そんな中、島で不穏な出来事が起こり始める。それは、かつて半神半人のマウイが命の女神テ・フィティの“心”を盗んだために生まれたという暗黒の闇が、島にも迫っていることを示していた。
モアナは祖母タラに背中を押され、伝説の英雄マウイを見つけ出し、テ・フィティに“心”を返すために大海原へと飛び出していく。
感想
やっと見れました!
今回はディズニー3作まとめて借りて来たんです。
ディズニーチャンネルでもなかなかやらない3作。
まずはこの作品からです!

歌も良いし、絵も綺麗だし、迫力も満点で良いんですけど、やっぱり展開が同じで「またかぁ」という気持ちが勝ってしまいました。
禁断の地へ乗り込み、仲間を得て、敵と戦うアドベンチャー!
言う事なしに完璧なディズニー作品です。

意外だったのは旅の仲間が、阿保な鶏のヘイヘイだったこと。
子豚の方かなと思っていたので、まさかの展開にビックリしました!
しかも、阿保の子なりに役に立ってるし、海にまで突っ込まれてるし・・・。
立派なサブキャラだったと思います。

あと、マウイのタトゥーも面白かったですね。
感情を持っていてご主人であるマウイに異を唱えたりするんですよ。
モアナの1勝とかいう表現も細かくて笑っちゃいました。
こんな面白い使い方されちゃうと、タトゥーに対するイメージが変わりますね。
ナイスアイデアです!

そんなご主人マウイも良い奴でした。
色んなものに変身できる得意な能力の持ち主ですが、魔法の釣り針がないと自分に自信がないという一面も。
ポジティブなモアナに励まされ、少しずつ自分を見つけていくマウイ。
二人の心の交流も見所です。
なんせあの狭い船の中に二人でずっといるんですからね。
喧嘩もするし、嫌気がさすこともありますよ。
そこにヘイヘイや海の精のコミカルなやり取りが入って、心温まるシーンとなっていました。

良い所は沢山あるんですけど、なかなか★は伸びませんでした。
うんうん、いつもの展開ね。
という冷めた自分がいるもんでね。
あと2作はどうかな・・・。
期待してみたいと思います。

ディズニー作品。
ディズニー長編アニメ第56作。
鑑賞日 2019.10.10

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spink.gif 無問題(モウマンタイ)(1999)   香港/日本
  NO PROBLEM  [105分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/ロマンス/コメディ
監督 アルフレッド・チョン
出演者 岡村隆史       (川口大二郎)
佐藤康恵       (玲子)
ジェシカ・ソン    (リュウチン)
サモ・ハン・キンポー (本人)
フランシス・ン    (ハン)
吉田親彦       (阿部健一)
コピー ワタシにまかせなさい。
YES,I am Mr.MOUMANTAI.
あらすじ
大二郎の彼女・玲子が突然、別れを告げ香港へと渡った。
未練タラタラの大二郎は、彼女を追って香港へ。
友人のコネで映画の撮影所へと潜り込んだ彼は、ひょんなことからスタントマンとして抜擢される。
感想
良くも悪くも岡村さんの映画ですね。
彼は昔からジャッキーの真似とか上手かったし、それを思う存分活かしている作品です。
ジャッキーを意識しているだけあって、痛がるリアクションとかはそっくりだったと思います。
しかし、クオリティが低い。
スタントはすごいかもしれないけど、今一つそれが伝わってきません。

でも、後半はなかなか良かったと思います。
看病するくだりとか、性欲を抑えるくだりとか。
玲子に対しての態度は最後まで最低だったけどね。(笑)

あと、芝居があんまりですよね。
自分でいつも「ブルーリボン賞取った」と言ってたから、もう少しまともな演技が見れると思ってました。
まあ、コメディだと大袈裟な演技が必要だから難しいとは思うけど・・・。

電話を使っての同時通訳の手法は面白い。
玲子と健一。
二人もいるから助かるね。
また通訳がなくなってからのチグハグ具合もGOODでした!

もっとふざけた映画かと思ってたけど、きちんとしたロマンスとアクションで意外でした。
この撮影で岡村さんが骨折したんですよね。

雨の中、玲子に叫ぶシーンで矢部さんがカメオ出演しています。
本当に一瞬で笑いました。
鑑賞日 2006.11.12

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spink.gif 魍魎の匣(2007)   日本     [133分]
管理人評価   ★★
ジャンル ミステリー/サスペンス
監督 原田眞人
出演者 堤真一   (中禅寺秋彦(京極堂)
阿部寛   (榎木津礼二郎)
椎名桔平  (関口巽)
宮迫博之  (木場修太郎)
田中麗奈  (中禅寺敦子)
黒木瞳   (柚木陽子)
マギー   (鳥口守彦)
堀部圭亮  (青木文蔵)
荒川良々  (安和寅吉)
寺島咲   (柚木加菜子)
谷村美月  (楠本頼子)
大森博史  (寺田兵衛)
大沢樹生  (増岡則之)
右近健一  (雨宮典匡)
笹野高史  (今出川欣一)
清水美砂  (中禅寺千鶴子)
篠原涼子  (関口雪絵)
宮藤官九郎 (久保竣公)
柄本明   (美馬坂幸四郎)
コピー ハコの中には
何がある?
あらすじ
終戦から7年後の1952年。
“探偵”榎木津礼二郎は、元映画女優の柚木陽子から失踪した娘・加菜子の捜索を依頼される。
同じ頃、売れない作家の関口巽は、カストリ雑誌『月刊實録犯罪』の記者・鳥口から少女バラバラ連続殺人事件の記事を任され、若手記者・中禅寺敦子と共に事件との関係が疑われる新興宗教“深秘御筥教”への潜入取材に向かう。
一方その夜、謹慎中の木場刑事の後輩で、連続殺人事件を担当する青木刑事は、駅のホームで加菜子が電車にひかれ瀕死の重傷を負った現場に遭遇する。
やがて、難解な3つの事件は敦子の兄にして古書店“京極堂”主人・中禅寺秋彦のもとへと持ち込まれる。
感想
こういう怖い系は苦手なのですが、せっかくGYAOで無料配信していたので見てみる事にしました。
最初から戦場に沢山の死体の山で、止めようかとも思いましたが、何とか完走出来ました。

この作品は“京極堂シリーズ”の映画化第2弾なんですね。
せっかくなら「1」から見れば良かった・・・。(汗)
でも、それなりに分かったから親切な作りだったんでしょうね。

全体的には何だか深いようで浅いような、面白そうで面白くないような、中途半端な印象です。
キャストが豪華なので、その魅力で無理やり引っ張ったという感じかな。
登場人物が沢山いる割には、ちゃんと分かりやすく3つにまとめられているので、迷子になることなく見る事が出来ました。

シリアスな中にもコミカルな部分も結構あって、緊張と緩和がこちらの心を揺さぶります。
新興宗教“深秘御筥教”のシーンは真面目に滑稽なお祓いをしていて笑っちゃいました。
心が弱っている人に漬け込んで、全財産を箱に入れさせるって!
そんな事に騙される人なんていないと思っちゃいますが、意外に被害者が多そうです。

最後の巨大な箱の中でのシーンもごちゃごちゃしてて観にくい!
美馬坂もあちこち歩き回って落ち着きないし、目が散っちゃって肝心の真相解説が頭に入ってこない・・・。
まあ、私の理解力が足りないだけなんですけどね。
難解だったからこそ、もっとしっかり聞きたかったなぁ。(大汗)
全部が血管であり神経だっていうんだから、ごちゃごちゃしてて当たり前なんですけどね。

こうなると「1」が気になりますね。
機会があれば、そちらも見てみたいと思います。

《関連作品》
第1弾「姑獲鳥の夏」(2005)

京極夏彦小説原作作品。
鑑賞日 2021.11.12

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spink.gif 燃えつきるまで(1984)  アメリカ
  Mrs.Soffel  [113分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/ロマンス/実話
監督 ジリアン・アームストロング
出演者 ダイアン・キートン      (ケイト・ソフル)
メル・ギブソン        (エド・ビドル)
マシュー・モディン     (ジャック・ビドル)
エドワード・ハーマン     (ピーター・ソフル)
トリニ・アルヴァラード    (アイリーン・ソフル)
ジェニー・ダンダス      (マーガレット・ソフル)
テリー・オクィン       (マクガヴァン刑事)
ピパ・パースリー       (マギー)
ダナ・ウィラー・ニコルソン  (ジェシー)
コピー 男は囚人。
女は人妻。
愛、狂おしく
命、果てるまで
あらすじ
1901年、ピッツバーグ。 刑務署長の妻ケイトは、病気で3ヶ月間寝込んでいたが、ある日、突然良くなり、刑務所での仕事に復帰した。
そこで彼女は、魅力的な若き囚人エドと出会う。
彼は弟のジャックと共に無実の罪で収監されていたが、不当な裁判で有罪となり、死刑が確定していた。
最初は悪態をついていたエドも、徐々にケイトの人柄を信用し始め、ケイトも彼の事が気になって頻繁に会いに行くようになる。
感想
極限状態で燃える恋。
でも特殊過ぎで、共感は出来ませんね。
これが実話だと言うから驚きです。
でも、全体を通じて何が言いたいのか分からず、あまり面白くありませんでした。

結局何が言いたいのかな〜?
愛を貫く男女の美しさか?
冤罪についての問題提起か?
神を信じる者による過ちを描いたのか?
ちょっと曖昧過ぎて分かりづらいです。って私が未熟過ぎて理解出来てないだけなんですけどね。
(^_^;)

大物俳優を使ってる割には、あまりぱっとしない作品ですね。
個人的にダイアン・キートンは好きなのですが、これではとても汚くて醜く見えてしまいます。
それが狙いなのかな?
つくづく私とは相性の悪い作品のようです。
でも、メル・ギブソンは若くてカッコ良かったな〜。
理想通りの美形兄弟でした。

昔の裁判はいい加減で、冤罪も多かったんでしょうね。
今でもあるくらいだから、法律が固まっていなかった頃なら、エドのような人々が山のようにいたでしょう。
それにしても彼らの脱走が、いとも簡単に成功したのに唖然としました。
のこぎり一本で出来てしまうんですね。

非常に残念なのですが、録画に失敗して残り10分が録画出来てなかったんですよ。
だから、分からないんでしょうね。(当たり前か…)
今度全部見た時に、感想を追記したいと思います。
鑑賞日 2004.01.09

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spink.gif 燃えよ剣(2020)   日本     [148分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 時代劇/アクション
監督 原田眞人
出演者 岡田准一  (土方歳三)
柴咲コウ  (お雪)
鈴木亮平  (近藤勇)
山田涼介  (沖田総司)
伊藤英明  (芹沢鴨)
尾上右近  (松平容保)
山田裕貴  (徳川慶喜)
たかお鷹  (井上源三郎)
坂東巳之助 (孝明帝)
安井順平  (山南敬助)
谷田歩   (永倉新八)
金田哲   (藤堂平助)
松下洸平  (斎藤一)
村本大輔  (山崎烝)
村上虹郎  (岡田以蔵)
阿部純子  (糸里)
坂井真紀  (佐藤のぶ)
ジョナス・ブロケ (ジュール・ブリュネ)
淵上泰史  (桂小五郎)
渋川清彦  (中島登)
マギー   (大沢逸平)
三浦誠己  (宮部鼎蔵)
高嶋政宏  (清河八郎)
柄本明   (丸十店主)
市村正親  (本田覚庵)
コピー 時代を追うな。夢を追え。
あらすじ
喧嘩に明け暮れていた武州多摩の“バラガキ”土方歳三は、武士になるという夢を追い、盟友の近藤勇、沖田総司らと京都へ向かう。
やがて元水戸藩士の芹沢鴨と手を組み、京都守護職を拝命した会津藩預かりとなり、市中を警護する新選組を結成する。
副長となった土方は組織を厳しく統率し、討幕派勢力の制圧に八面六臂の活躍を見せていく。
そんな中、絵師のお雪と出会い、恋に落ちる。
感想
久しぶりに劇場へ行ってきました。
旦那がどうしても行きたいという事で、前売り券まで買って行きましたよ。

正直、ブツブツ切れ過ぎていて、ダイジェスト版だなという印象です。
148分で多摩から五稜郭まで描くのだから仕方がないのですが、もう少しエピソードを厳選してしっかり描くというのが見たかったかなと思いました。

岡田准一くんの土方歳三は、さすがの一言です。
殺陣もキレが凄く負けないオーラに満ち溢れていました。
ただ、従来の”鬼の副長”という感じは薄かったと思います。
それはお雪さんの効果かな。
彼女とのエピソードが多かったから、鬼の部分が薄まっていたと感じます。

多摩のバラガキだった土方が、函館で武士として死ぬまで。
多摩の時代を結構しっかり描いてくれたのは良かったですね。
そこからどうのようにして武士らしくなっていったのかが分かりやすかったです。

山田涼介くんの沖田総司も良かったです。
中性的で柔らかい物腰だが、戦いになると一流の剣士。
土方にも軽口を叩く弟のような存在で、男臭い新選組の中で一服の清涼剤的な役割を果たしていました。

斬り合いの時も血しぶきが上がるリアルさで、臨場感のあるシーンになっていました。
特に芹沢鴨の暗殺と池田屋事件は、真っ赤な現場が痛々しく、戦いの激しさを物語ります。

ただ新選組の事を知らない人は、かなり置いてけぼりにされてしまうのではないでしょうか。
結構新選組の映画を見ている私でも、言ってる事の半分も理解出来ませんでした。
原作を読んでおいた方が、より楽しめると思います。
直前に原作を読み返した旦那は、すごく忠実に作られていると言っていました。

旦那の感想としては、
原作は絶対のもので、それを期待して見に来る映画である以上は、大幅に変更する事は出来ず、映画としての時間の制約を考えると、描き方としては100点だったと思う。
ただし、仮にそういった制約がなかったとすれば、原作を知っている読者が主にこの映画を見ると考えるならば、もっと土方自身の話を多く描き、山南や場合によっては池田屋のエピソードも削ってしまっても良かったのではないか。
との事でした。

司馬遼太郎小説原作作品。
鑑賞日 2021.10.18

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spink.gif 燃えよドラゴン(1973)  アメリカ
 ENTER THE DRAGON/龍争虎闘   [100分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション
監督 ロバート・クローズ
出演者 ブルース・リー      (リー)
ジム・ケリー       (ウィリアムズ)
ボブ・ウォール      (ローパー)
アーナ・カプリ      (タニア)
アンジェラ・マオ・イン  (スー・リン)
シー・キエン       (ハン)
サモ・ハン・キンポー
ジャッキー・チェン
コピー このもの凄さ!面白さ!映画の常識をはるかに超えた猛烈アクション!
巨大な悪の要塞島に挑む地上最強の男!
あらすじ
香港沖に浮かぶ要塞島ハンでは、武術大会が開催されており、その招待状が世界中の武術の名人にあてて送り出された。
麻薬密造の証拠を得るべくCIAの密命を受けていた少林寺のリーもこの大会に参加、妹の仇を取るべく、強豪たちとの戦いに挑む。
感想
やっと見ました!
いつか見ようと思ってたんですけど、なかなか機会がなくて2003年になってしまいました。(笑)
あの有名な「アチョ〜」が聞けて嬉しくなりました。
あの表情たまんないですね。
アップでスローモーションがかかるといやでも注目しちゃいます。
みんなが物まねしてるけど、本物見た事なかったので似ているのかどうか分からなかったのですが、これでみんな物まねが上手なんだと分かりました。(超遅い!!)
しかしハンの熊の爪の義手は安っぽいと思いました。
もうちょっと何とかなりそうな気がしたんですけどね。
あの義手のコレクションはすごかったです。
どこから見つけてきたんでしょうか。(^_^;)

終盤の鏡の間での決闘は訳がわからなくなってしまいました。
私が惑わされてどうするんだ!と自分でツッコミを入れつつ見てました。
どれが本物か見分けがつかないんですもの。

見るだけで自分も強くなったような気がする映画です。
ブルース・リーの人気が高い訳が分かったような気がします。
鑑賞日 2003.01.06

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spink.gif モーヴァン(2002)   イギリス
  MORVERN CALLAR  [97分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ
監督 リン・ラムジー
出演者 サマンサ・モートン       (モーヴァン)
キャスリーン・マクダーモット  (ラナ)
ダン・ケイダン         (Dazzer)
ドリー・ウェルズ       (スーザン)
ジェームズ・ウィルソン     (トム・ボディントン)
コピー ヘッドフォンをすれば現実はユメになる
あらすじ
荒涼としたスコットランドの港町。
クリスマスの朝、スーパーで働くモーヴァンはキッチンに横たわる恋人の死体を見つける。
彼のパソコンの中には、彼が書き上げた小説と遺書があった。
さらに部屋に残されていたプレゼントを開けると、中には“君のための音楽”と記されたミュージックテープが。
死体をそのままに親友のラナと一晩遊んで、再び部屋に戻ってきたモーヴァンは “僕の小説を出版社に送ってくれ。君のために書いた”
という彼の遺書を読み返すと、何を思ったか、著者名を自分の名前に書き換え、出版社に送る。
感想
う〜ん。
何が言いたい作品なんだろう。
全然楽しめませんでした。

サマンサ・モートンが出てるから借りてきたけど、彼女の役がムカつくからなぁ。
感情を表に出さない主人公って事だけど、どこにも共感出来なくて、何も伝わってこない。
バレなければ他人の金で人生楽しんでも良いって事??
あまりに理不尽で震えてきます。

モーヴァンは自分の罪についてはどう感じているんでしょうか。
彼女の行動の全てが理解できず、見ているのも苦痛でした。
彼氏の自殺で病んでしまったのか??

時々馬鹿をするけど、ラナが冷静な判断が出来るまともな人だったのは救いでした。
とにかくモーヴァンにイライラさせられっぱなしだったのでね。(汗)

★1つにしようかと思ったけど、イライラし通しの割には最後まで見れたので2つにします。
最後も納得できないし、後味悪すぎます。
絶対最後は痛い目見ると思って我慢して見たのに・・・何故。
スッキリ出来なかった。
鑑賞日 2005.02.21

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spink.gif モーガン夫人の秘密(2019)   ドイツ/イギリス/アメリカ
  THE AFTERMATH  [108分]  R−15
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/ロマンス
監督 ジェームズ・ケント
出演者 キーラ・ナイトレー       (レイチェル・モーガン)
アレキサンダー・スカルスガルド (ステファン・ルバート)
ジェイソン・クラーク      (ルイス・モーガン)
フィオン・オシェイ       (バーカー市長)
ケイト・フィリップス      (スーザン)
マーティン・コムストン     (バーナム)
アレクサンダー・シェーア    (ジークフリード・ライトマン)
コピー 劇場未公開
あらすじ
第二次大戦後間もない1946年の冬。
レイチェル・モーガンはドイツのハンブルクにやって来た。
レイチェルの夫、ルイスはイギリス軍の大佐であり、ハンブルクの復興の任と占領に反抗するゲリラへの対処に追われていた。
ロンドン大空襲で息子を亡くしたことは、夫婦関係にも暗い影を落としていた。
二人は軍が徴発した邸宅に滞在し、その間、家の元の持ち主であるステファン・ルバートとその娘は屋根裏部屋で暮らすこと。
レイチェルは息子の仇であるドイツ人と一緒に暮らす事を実に不快に思っていたが、ステファンの妻がハンブルク空襲に巻き込まれて亡くなったと知り、彼らの事を気にかけるようになる。
同じく戦争で家族を喪った傷を持つレイチェルとステファンは急速に惹かれ合っていく。
感想
日本劇場未公開作品でしたか。
映像が重厚な作りの割にお話が何とも言えず、微妙な気持ちになりました。

時代背景が終戦後すぐという事で、イギリス軍に占領された特殊な環境での生活でした。
徴発した邸宅に滞在し、そこの主人であるドイツ人と不倫する人妻レイチェル。
挑発的にキスされた事でその気になったのでしょうか。
二人が惹かれあうまでが唐突で、素直に受け入れるのに時間がかかりました。

家の主人を屋根裏部屋に住まわせて、メイドはそのまま使うというのも、なかなか神経図太くないとキツイ事でしょう。
ドイツ語は分からなくてもクスクスしていたら、嫌でも自分の事だと思いますしね。
ステファンは復讐の為に妻を寝取ったのかと思ったけど、純粋に恋に落ちたという事でしょうか。
そちらの方が意外でした。

レイチェルはロンドン大空襲で息子を亡くし、ステファンはハンブルク空襲で妻を亡くしています。
お互い敵同士でけん制していたのに、共通の悲しみを抱えているのを知って惹かれたのかな。
正面から息子の死に向き合おうとしない夫を良く思えてなかったから、素直に妻の死を受け入れているステファンを魅力的に感じたのかもしれません。

最後はあまりにあっさり付いてくなと思ったので、レイチェルの決断は評価したいです。
あと、気になったのがレイチェルが一緒に出て行くのを、娘のスーザンが素直に受け入れていた事。
絶対ここで一悶着あると思ったから、何もなくて唖然としました。
まあ、異国で見た幸せな夢から覚めて、現実を受け入れてくれて良かったです。

キーラ・ナイトレーのベッドシーンは意外に体張ってて良かったです。
そのせいなのかDVDはR−15みたいです。
まあ、結構リアルな遺体もあったし、総合してだとは思います。
鑑賞日 2021.01.24

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spink.gif モーターサイクル・ダイアリーズ(2003)   イギリス/アメリカ
  diarios de motocicleta  [126分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/青春/実話
監督 ウォルター・サレス
出演者 ガエル・ガルシア・ベルナル  (エルネスト・ゲバラ・デ・ラ・セルナ)
ロドリゴ・デ・ラ・セルナ   (アルベルト・グラナード)
ミア・マエストロ       (チチーナ)
メルセデス・モラーン     (セリア・デ・ラ・セルナ)
ジャン・ピエール・ノエル   (エルネスト・ゲバラ・リンチ)
グスタボ・ブエノ       (ヒューゴ・ペッシュ)
ジョージ・シアレラ      (ブレシアーニ)
アントネラ・コスタ      (シルヴィア)
カルロス・ソト・デ・ラ・コリーナ (パパ・カルリート)
コピー 遠い空の下、僕は世界がめざめる音を聞いた
あらすじ
1952年、アルゼンチン。 医学生のエルネストは、生化学者のアルベルトと南米8000キロを4ヶ月間で横断するという旅に出かける。
頼りは小さなバイク"怪力号(ボテローザ)"だけ。
まずは、601キロ地点のエルネストの彼女:チチーナの所へ寄る。
後に革命の指導者となるチェ・ゲバラの若き頃を描いた作品。
感想
壮大な規模のロードムービーですね。
人間一人の生き方を変えるには、十分な過酷さと素晴らしさを兼ね備えてました。
チェ・ゲバラって人のこの後の生き方がすごく気になったので、「チェ・ゲバラ&カストロ」も借りてきました。
こちらでもガエルくんがチェ・ゲバラを演じています。
この二つを合わせて見る事で、より詳しく知る事が出来ました。
南米についての知識が全くなかったので、とても勉強になりましたわ。

我らがガエルくんは、相変わらず素敵でした。
今回は過酷な極貧旅だったので、埃まみれで汚れてる事が多かったですが、笑顔はいつもの通りの輝きです。
ここでも脱ぐかと思ったけど、今回はさすがになかったですね。

喘息持ちのエルネストが、湖へ入って風邪をこじらせてしまった時には、本気で心配になりました。 彼の演技はすごくリアルで、ゲロも本物みたいなんだもん。 このまま死ぬんじゃないかと思いましたよ。(汗)

あと、サン・パブロでの彼のバースデイパーティーでスピーチするシーンは感動です。
この旅での思いが凝縮された素晴らしいスピーチでしたね。
なんと!アルベルトを演じたロドリゴ・デ・ラ・セルナは、チェ・ゲバラのはとこらしいです。
しかも、キャスティングされた後に発覚したらしい。
これは何か運命的なものを感じますね。

南米の観光地巡りが出来るのも良いです。
ペルーのクスコはインカ帝国時代の首都だったようです。
あと、先住民族の人々の暮らしぶりにも興味津々。
赤と黒の民族衣装で三つ編みがトレードマークらしい。
そして、マチュ・ピチュの遺跡も感動的でした。
これは子孫に自慢できるわ!

エンドロールの時に本物の"マンボ・タンゴ号"の写真が出てきてビックリです!
本当にそのまま再現したんですね!
きっと川も本当に泳いだんだろうな。
意思の強さはこのころからなのね。

しかし、あまり楽しくはなかったな。
ガエルくん見たさに頑張った感じ。
チェ・ゲバラをかけらも知らないのが痛かった…。
まあ、ただ勉強にはなりましたね。

マテ茶ってどんな味なのかな?
一度飲んでみたいです。
鑑賞日 2005.07.14

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spink.gif モーリス(1987)  イギリス
 MAURICE   [140分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/青春
監督 ジェームズ・アイヴォリー
出演者 ジェームズ・ウィルビー  (モーリス・ホール)
ヒュー・グラント     (クライヴ・ダーラム)
ルパート・グレイヴス   (アレック・スカダー)
マーク・タンディ     (リズリー)
デンホルム・エリオット  (バリー医師)
コピー 禁じられた愛、憂鬱の美学
あらすじ
1909年、ケンブリッジ大学。 母と姉、妹と自分しか男のいない上流階級の家庭で育ったモーリス。
大学に入り、一つ年上で同じ境遇のクライヴと出会い、二人は親友になった。
その親密さは日に日に増していき、友情を越えて愛情へと変化していく。
二人は大学を卒業し、モーリスは株の仲買人、クライヴは弁護士になりそれぞれの道を歩き出すが、お互い家族同士の付き合いは続いていた。
しかし同級生のリズリーが逮捕され、同性愛者である事が公表されて地位も名誉も失った事件をきっかけにクライヴは女性と婚約する。
感想
最初に出てくる子供時代のモーリスがめちゃくちゃ可愛いです。
いるんだよな〜こういうお人形さんみたいな男の子が…。
可愛いので、この子が登場するシーンを何回も見てしまいました。(^_^;)

なんと言ってもヒュー・グラントが若いです。
彼はモーリスに惚れるクライヴ役でした。
今まで垂れ目の良さが今一つわかりませんでしたが、この頃の目はとても色気があって良いですね。
モーリスにキスされてちょっと嫌がる感じの時とか、この目が憂いを帯びて良い感じに映えるんです。
でも、彼の髭面はいただけませんでした。
役柄上しょうがないのですが、つるつるの方が美しいです。
美青年たちが繰り広げる魅惑な世界が、とても美しく魅力的なのは間違いありません。
でも、寒いんですよ〜。
何故か背中に悪寒が走り鳥肌が立つんです〜。
見てるのが恥ずかしくて〜!!

クライヴはあんまり露出しなかったけど、モーリスとアレック(クライヴの家の猟場番)は全開ですからね〜。(^_^;)
早く履けよとツッコミ入れときました。(笑)
特殊なのは同性愛という事だけで、相手を想う気持ちは普通の乙女心と変わらないですね。
最後は、好きなものは好き!そう貫こうとするモーリスが素敵に見えました。

美青年好きな方にはおすすめの一本です。
鑑賞日 2003.05.06

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spink.gif 殯(もがり)の森(2007)   日本/フランス     [97分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ
監督 河瀬直美
出演者 うだしげき   (しげき)
尾野真千子   (真千子)
渡辺真起子   (和歌子)
ますだかなこ  (真子)
斉藤陽一郎   (真千子の夫)
コピー
あらすじ
奈良県北部の山奥にあるグループホーム。
ここでは、軽度の認知症を患った老人たちが、介護スタッフと共同生活を送っている。
そこに新しく赴任してきた介護福祉士の真千子。
彼女は患者のしげきと思うように打ち解けられず、何かにつけて嫌がらせを受けていた。
しかし、苦労の甲斐あって、次第に通じ合っていった2人。
ある日2人は、しげきの妻の墓参りへ出掛けることになった。
感想
こ、これはすごい作品です!
途中までは完璧★5つコースと確信していました。
しかし、最後の最後で置いて行かれて困惑しています。
どう受け取れば良いんだ〜〜!!!!

とにかく主役のお二人が素晴らしいです。
熱演というか、自然体というか。
魂のこもった演技というのはこういうもんだと見せつけられたような気がします。
思わず前のめりで見てしまう。
そんな力のある作品でした。

特にしげきがすごかった!
彼が寂しそうな表情をすると泣けてくるし、彼が笑うと素直に嬉しくなりました。
特に印象に残っているのは、お坊さんに「奥さんは仏さんになるから、この世に戻ったりされません」と言われた時。
その言葉を受け取った時、彼が全身で悲哀を表現していて、本当に切なくなりました。
それは生きていく上で、少しでも楽になる為の考え方だけど、何だかすごく惨いような気もしてきて。
しげきの誕生日。
プレゼントは何が良い?「真子」
ダメだ〜〜〜!!!真子が出る度に、涙も出てくるよ〜!!

そして、そんなしげきと向き合う真千子。
彼女も色気のある魅力的な女性でした。
しげきの本能が目覚めてもおかしくないくらい魅力的な女性だと思います。
2人が人肌で温め合うシーンは、すごく印象的でした。

前半で怒涛の盛り上がりを見せつけられたので、気分的にもノリに乗っていたんです。
なのに、ラストで一気に失速。
いや、個人的に「まさかこれで終わるとは・・・」という戸惑いで、受け止めきれなかったのが大きいと思います。
このふり幅について行けない自分にがっかりです。


しかし、腑に落ちなかった私は、旦那に作品を見てもらい、彼の感想を聞いてやっと納得出来ました。
この理解力が欲しかった〜〜!!!
その結果はネタばれで。
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鑑賞日 2008.05.24

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spink.gif 目撃(1997)  アメリカ
 ABSOLUTE POWER   [121分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス
監督 クリント・イーストウッド
出演者 クリント・イーストウッド  (ルーサー・ホイットニー)
ジーン・ハックマン     (アラン・リッチモンド)
エド・ハリス        (セス・フランク)
スコット・グレン      (ビル・バートン)
ローラ・リニー       (ケイト・ホイットニー)
ジュディ・ディビス     (グロリア・ラッセル)
E・G・マーシャル     (ウォルター・サリヴァン)
メロラ・ハーディン     (クリスティーン・サリヴァン)
コピー その目撃は、命がけ。
あらすじ
バージニアの高級住宅街にある大統領の後援者サリバンの豪邸に、大泥棒ルーサーが盗みに入った。
隠し金庫の中を物色している時に、留守のはずのサリバン夫人が浮気相手と共に家に帰って来た。 その浮気相手とは、なんとアメリカ大統領のリッチモンドだった。
そしてルーサーは隠し金庫の中から、大統領のシークレット・サービスがサリバン夫人を射殺する現場を目撃してしまう。
感想
最初おじ様ばかり出てきて画面に活気がないなと思っていたのですが、段々ストーリーにひかれて行きおじ様の渋さにやられてました。(笑)
でもちょっとアップの時は、しわしわ過ぎて痛々しかったです。

サスペンスだと思って見たのですが、親子愛がふんだんに盛り込まれていて泣けました。
派手なアクションは無く、終始落ち着いた雰囲気で進むのですが、見せ方が上手く静かな中に緊張感が漲っていました。
特に最初のサリバン邸でのシーンは、ハラハラドキドキです。

有名な大泥棒だけど、本当は娘想いの優しい父親ルーサー役に監督&主役のクリント・イーストウッドです。
「彼は良い人よ、あんなことさえしなければね」みたいな台詞がありましたけど、正にその通りでした。
前科者ゆえ娘からも嫌われ、一人で生きてきたルーサーが、ずっと娘の姿を追っていた事が分かるシーンはすごく感動しました。
ほとんどストーカーですけど、親子だと感動になるんですよね。(笑)
あと彼の変装七変化も拝めます。
警官、髭の老人、医者、運転手と制服のコスプレみたいですけど、大泥棒に変装は付き物ですからね。(^_^;)

事件担当捜査官セス役エド・ハリスが、ルーサーの娘ケイトに何回も「一人身ですから」とアピールする所は面白かったです。
「ああ、言い忘れた事が〜」と去り際に言う所で大爆笑でした。
エド・ハリスも渋くてカッコ良かったです。

全体的に私が好きな雰囲気で進み、とても楽しめました。
最後はある意味意外で驚きましたが、なんか納得出来ませんでした。
「それでいいのか?」と思いましたけど、個人的に親子愛で感動したので満足です。(^_^;)

本格的なサスペンスを期待してみると裏切られるかもしれませんね。
鑑賞日 2003.05.09

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spink.gif 木曜組曲(2001)   日本
  SUITE DE JEUDI  [113分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ミステリー
監督 篠原哲雄
出演者 鈴木京香    (絵里子)
原田美枝子   (静子)
富田靖子    (尚美)
西田尚美    (つかさ)
竹中直人    (刑事)
加藤登紀子   (えい子)
浅丘ルリ子   (重松時子)
コピー みんなで、  殺した?
あらすじ
耽美派大女流作家・重松時子は4年前、謎の薬物死を遂げた。
それから毎年、時子を偲び、時子の館に集う5人の女たちがいた。
今年も例年にならい、木曜日を挟んで3日間集まることとなった。
5人はそれぞれ、まだ時子の死に割り切れないでいた。
その日、彼女たちのもとに花束が届いた。
花束に添えられていたカードには、“皆様の罪を忘れないために、今日この場所に死者のための花を捧げます”というメッセージが。
時子の死を他殺と受け取らせるような内容に、各自が4年前に立ち返って推理し始める。
感想
なるほど。
そのまま素直に受け取って良いのかな。
ほぼ舞台はリビングだけなので、舞台っぽい作品ですね。

作家4人に編集者という5人なので、話す内容がどれだけ本当なのかと推理しながらの鑑賞です。
どんどんあの日の真相が語られていき、時子さんの死の真相に迫っていきました。
でも、絵里子の推理は、予想できませんでしたね。
そんな偶然、起きるもんですかね。
何だか腑に落ちません。
やっぱり”書き直し!”ですね。

皆上手い女優さんばかりで、とても見ごたえがありました。
特にえい子さんの重厚な雰囲気がすごかったです。
絶対に何か知っているだろうなとは思ってました。
その秘密は、墓場まで持って行くんでしょうね。

そして、えい子さんの作った食事が美味しそうでした。
それを食べる皆も、すごく美味しそうに食べるんですよ。
見てるだけでよだれが出そうでした。

この作品は原作小説に忠実に作られているようです。
どんな風に書かれているのか、とても興味が出てきました。
機会があれば、見てみたいと思います。

恩田陸小説原作作品。
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鑑賞日 2018.08.28

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spink.gif もしも昨日が選べたら(2006)   アメリカ
  CLICK  [107分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル コメディ/ファンタジー
監督 フランク・コラチ
出演者 アダム・サンドラー     (マイケル・ニューマン)
ケイト・ベッキンセール   (ドナ・ニューマン)
クリストファー・ウォーケン (モーティ)
デヴィッド・ハッセルホフ  (エイマー)
ヘンリー・ウィンクラー   (テッド・ニューマン)
ジュリー・カヴナー     (トゥルーディ・ニューマン)
ショーン・アスティン    (ビル)
ジョセフ・キャスタノン   (ベン・ニューマン)
テイタム・マッキャン    (サマンサ・ニューマン)
コピー 失くしたハッピーを、
探しに行こう。

人生なんて、自由に操れる。と、信じていた。
あらすじ
建築士のマイケル・ニューマンは、美しい妻ドナと2人のかわいい子どもたちのためにと懸命に働く日々。
いつしかそれは、仕事優先で大切な家族を顧みない生活となっていった。
そんな時間に追われてばかりのマイケルは、煩わしいリモコン操作に嫌気がさし、どんな電化製品も一台で操れる“万能リモコン”を求めて街に出る。
そして、怪しげな従業員モーティから、人生さえも早送りや巻き戻しできる不思議なリモコンを手に入れる。
感想
とっても良い作品でした。
コメディとして楽しめるし、SFとしても楽しめるし、ドラマとしても泣けました。
アダム・サンドラーの人柄が良く出ていますね。
巻き込まれる男がこんなに似合う人はいません。

最初は単純に万能リモコンを楽しめます。
顔色も好きに変えられるし。(笑)

SEX3分(早!!)を早送り。
渋滞も早送り。
病気も早送り。
音量もついていて、音声切り替え(英⇔日)も可能。
過去ものぞけちゃいます。
これって人間一度は出来たら良いなと思う事ですからね。

サンダンスとアヒルがお気に入り。
本当に仲良しで微笑ましいです。

そんな便利なリモコン、捨てても捨ててもリモコンが手元に戻って来るんです。
最後にも確認するんですよね。
細かい所まできちんとこだわっていて面白かったです。

普通のコメディだと思っていたけど、最後は泣ける物語で感動しました。
特にお父さんと最後に会った日ね!
それにベンの結婚式。
病院での最後の時も!!
涙なしには見れませんでした。

こんな便利なリモコンがあったら良いですね。
でも、使い方を間違えると怖いな〜。
鑑賞日 2007.08.30

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spink.gif モダン・タイムス(1936)   アメリカ   白黒
  MODERN TIMES  [87分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 チャールズ・チャップリン
出演者 チャールズ・チャップリン (放浪者)
ポーレット・ゴダード   (娘)
アラン・ガルシア     (社長)
ヘンリー・バーグマン   (キャバレーの店主)
コピー
あらすじ
ジェットソン製鉄工場で働くチャップリン。
時間に追われ忙しく仕事をこなすが、あまりの忙しさに精神を病んでしまった。
無事退院したが、無職になってしまったチャップリン。
ひょんな事から共産党のリーダーとして逮捕されてしまう。
感想
始めはちょっと退屈そうだと思ったんですけど、段々面白くなってきて一気に見ちゃいました。
見終わった後、素直に良い映画だったなぁと言える素敵な作品でした。

やっぱりチャップリンはすごいです。
動きの一つ一つにキレがあって、見ていて気持ちが良い!
ヘマばかりしているけど、その小気味良さで飽きさせないのはすごい業ですよね。

特に、自動食事機の性能の良さに驚かされました。
きちんと口元に食事を運んでくれるし、キュキュッと綺麗に拭いてくれるし。
でも、お約束通り、壊れちゃって大騒ぎ。
こちらも楽しくしっちゃかめっちゃかしてくれます。
あと、チャップリンと娘が夢の家庭生活を想像するシーンが良かったかな。
ご飯の時に牛を呼んでピューッと搾乳。
これはウケました。(笑)

娘役のポートレット・ゴダートが綺麗で見惚れてしまいます。
ヴィヴィアン・リー系のクール・ビューティですね。

そして、ジェットソン工場での機械技師とのやり取りね。
お弁当を食べさせようとするんだけど、ことごとく駄目で笑っちゃいます。
油さしでコーヒー飲まそうとするし。 めちゃくちゃです。

シリアスに見ると本当に辛い時代です。
普通の生活より刑務所の中の方が居心地良いって皮肉っていたけど、正にそういう時代だったんですよね。
その中に笑いを取り入れて、辛い事も楽しんで乗り越えようってメッセージが胸に刺さります。
この作品で、笑いの象徴チャップリンの偉大さを再認識させられました。

今回は珍しく社長の声やレコードの音がはいっている作品です。
あと、”ティティナ”を歌った時は驚きました。
それまで一言も言葉を発してなかったのに!

ラストシーンでかかるのは、有名な”スマイル”。
正に名曲ですね!
「笑って」という仕草がぐっと来ます。
前向きなラストには感動させられました。
鑑賞日 2006.07.24

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spink.gif モナリザ・スマイル(2003)   アメリカ
  MONA LISA SMILE  [119分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/コメディ/ロマンス
監督 マイク・ニューウェル
出演者 ジュリア・ロバーツ       (キャサリン・ワトソン)
キルステン・ダンスト      (ベティ)
ジュリア・スタイルズ      (ジョーン)
マギー・ギレンホール      (ジゼル)
ジニファー・グッドウィン    (コニー)
ドミニク・ウェスト        (ビル)
ジュリエット・スティーヴンソン (アマンダ)
マーシャ・ゲイ・ハーデン    (ナンシー)
コピー ジュリア・ロバーツが全ての女性に贈る“愛”の物語
あらすじ
1953年、ニューイングランド地方。
名門女子大ウェルズリー大学に、カリフォルニアから赴任してきた美術史教師のキャサリン。
彼女は、優秀だが米国一保守的といわれるこの大学に、自立心を育てるなどの教育方法で新しい風を吹き込もうと意気込んでいた。
しかし、先輩教師は学生にとって重要で価値あるものは、教育よりもエリートの恋人からもらう婚約指輪だ、とキャサリンの考えを一蹴する。
そんな中、期待を持って初日の授業に臨むキャサリンだったが、早速したたかな優等生ベティたちの反発に遭い、格の違いを見せつけられた。
感想
家族を持つのが女性の最高の幸せ。
日本でもこういう考えが当たり前の時代がありましたよね。

舞台になった学校が、保守的でそういう意識の高い所だったので、それ以外の考えが必要以上に疎まれたようです。
自分の進むべき道を自分で決めたい生徒にとって、キャサリンはとても心強く頼もしい存在でした。
ただ現代人がタイムスリップしたように見えて、周りと同じ時代に生きている感じがしないので、そこに違和感を感じてしまったのが残念です。

最初は作品の時代設定を知らなくて、主婦大学と言われても頭が追いついていかなかったんです。
やっぱり最低限の情報は知ってみた方が良いな・・・失敗、失敗。(汗)
1953年、戦後すぐの頃ですね。
それでやっと納得して見る事が出来ました。

しかし、ベティの性格の悪さには閉口です。
どこまでも嫌な奴でした。
自分に都合の悪い人、気に入らない奴は、新聞に実名を乗せて批判。
こんな事までして、人を貶めるなんて、本当に信じられません。
それは結婚しても変わらなかったですね。

タブーな相手とばかり関係を持つジゼル。
彼女がベティに罵られながらも、彼女を強く抱いて受け入れた時は、うるうる来ちゃいました。
ジゼルの器の大きさに感動しました。

60年代ファッションは、質素だけどおしゃれで素敵なものばかりでした。
髪型も皆キュートだし、それを見ているのも楽しかったです。

ただポールは可哀想でしたね。
5000キロも旅してやって来たのに、プロポーズを断られるなんて・・・。
相手が悪かったんだな。
次は頑張れ!ポール!

何だかんだ言いましたが、全体的には良かったと思います。
保守的だった時代に、新しい道を切り開く女性たち。
皆イキイキしていて綺麗でした。
鑑賞日 2005.06.22

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spink.gif モネ・ゲーム(2012)   アメリカ
  GAMBIT  [90分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル コメディ/犯罪
監督 マイケル・ホフマン
出演者 コリン・ファース    (ハリー・ディーン)
キャメロン・ディアス  (PJ・プズナウスキー)
アラン・リックマン   (ライオネル・シャバンダー)
トム・コートネイ    (ネルソン少佐)
スタンリー・トゥッチ  (マーティン・ザイデンベンバー)
アンナ・スケラーン   (シャバンダーの秘書)
コピー なぜ、盗めない!?
あらすじ
印象派の巨匠モネの代表作《積みわら》の連作には、消えた1枚が存在した――。
英国の美術鑑定士ハリーは、自分を無能呼ばわりする雇い主の億万長者シャバンダーに仕返しすべく、《積みわら》の贋作を使った完璧な詐欺計画を練り上げる。
そして話に真実味を持たせるため、名画の持ち主役としてテキサスの天然系カウガール、PJを相棒にスカウトする。
ところが、自由奔放で怖い者知らずのPJはハリーの指示を完全無視、完璧だったはずの計画は早々に綻びを見せてしまう。
感想
騙された〜〜〜!!!
そういう事か!!
何だか、その事実がショックで、見終わった後の気分が複雑です。(汗)

とにかくそれまでは、とても楽しくて、特にホテルのくだりとか、大笑いしてたんですよ。
起こるハプニングがすべて面白くて、完全に笑いのトリックに飲み込まれてました。
この事ですっかりドジなハリーに愛着が沸いたので、何だかがっかりしちゃったんですよね。

とにかくコリン・ファースがすごいです。
ドジな男を演じさせたら、右に出る物はいないんじゃないかってほど、はまってます。
そして、クールな男も完璧なんですよね。
同じ顔のはずなのに、何でこんなに違うんでしょう。
本当に上手くて感心してしまいます。

そして、犯罪の片棒を担いでしまうテキサス娘に、キャメロン・ディアス。
ノリが軽いのでおつむの方も軽いのかな?と思ったら、意外と頭の切れる魅力的な女性でした。
ドレスを着ると一気にセクシーな美女に変身。
ここらへんはさすがです。

考えれば考える程、どこが本当でどこが嘘なのか、謎が深まります。
作品全体がミステリー。
あんなに気楽に笑っていた時間っていったい・・・。

「泥棒貴族」(1966)のリメイクという事なので、こちらの作品も見てみたくなりました。
こちらも謎だらけなのかな?

リメイク作品。
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鑑賞日 2016.10.26

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spink.gif ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011)   アメリカ
  EXTREMELY LOUD & INCREDIBLY CLOSE  [129分]
管理人評価   ★★★★★
ジャンル ドラマ
監督 スティーヴン・ダルドリー
出演者 トム・ハンクス       (トーマス・シェル)
サンドラ・ブロック     (リンダ・シェル)
トーマス・ホーン      (オスカー・シェル)
マックス・フォン・シドー  (賃借人)
ヴィオラ・デイヴィス   (アビー・ブラック)
ジョン・グッドマン     (スタン)
ジェフリー・ライト     (ウィリアム・ブラック)
ゾー・コードウェル     (オスカーの祖母)
コピー あの日父を失くした少年の、喪失と再生のものがたり
あらすじ
9.11アメリカ同時多発テロで、最愛の父を失った少年オスカー・シェル。
ある日、父の遺品の中から一本の鍵を見つける。
それが入っていた封筒には“ブラック”の文字。
オスカーはこの鍵に父のメッセージが託されていると確信し、母親に内緒でニューヨークに住むブラックという名字の人をしらみつぶしに訪ねる事を決意する。
感想
切なくて切なくて涙が止まりませんでした。
幼い少年には重過ぎる現実。
誰のせいでもないのに、生きるのが辛いほどの後悔を抱えてしまったオスカー。
それを忘れる為なのか、許してもらいたいが為なのか。
必死に鍵の事を知っているブラックさんを探すのです。

とにかくオスカー役のトーマス・ホーンが可愛過ぎます。
可愛いと言うより綺麗が適切かな。
青い瞳に爽やかな金髪。
しかし、アスペルガー疑いという事で、こだわりが凄くて、扱うのはかなり面倒なタイプの子供です。

母親も手を焼いていて、あえて見守るタイプの教育方針かと思っていましたが、彼女は彼女なりに彼に近付こうと努力していました。
やっぱり親子ですから、子供の事は誰よりも分かっていますよね。
彼女の愛情の深さにも、だいぶ泣かされました。

そして、一緒にブラックさんを探してくれた間借人。
話せない為、筆談で意思疎通を取るのですが、時に突き放したり、時に導いたりと、オスカーにとってとても重要な人物でした。
手に”YES”と”NO”が書いてあるのは便利ですね。

鍵の本当の持ち主、ブラックさん探しの裏側、留守番電話の内容、第6回調査探検の結果。
これらが明らかになる最後の展開は見事です。
この辺りはずっと泣きながら見てました。

父の死を受け入れる事が出来ず、一人苦しんでいた少年が、今回の冒険を通して成長し、少しずつ現実を受け止められるようになりました。
一緒に彼の行動を追ってきた私も、何だか救われたような気分になったのが不思議です。

これは文句なしの★5つです。
結構辛いお話なので見返すのは時間がかかると思いますが、出会えた事に感謝したい作品です。
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鑑賞日 2023.09.25

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spink.gif もののけ姫(1997)  日本   [135分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/アニメ
監督 宮崎駿
出演者 <声の出演>
松田洋治   (アシタカ)
石田ゆり子  (サン)
田中裕子   (エボシ御前)
小林薫    (ジコ坊)
西村雅彦   (甲六)
上條恒彦   (ゴンザ)
島本須美   (トキ)
渡辺哲   (山犬)
佐藤允   (タタリ神)
名古屋章  (牛飼いの長)
美輪明宏  (モロの君)
森光子   (ヒイさま)
森繁久彌  (乙事主)
飯沼彗   (病者の長)
コピー 生きろ。
あらすじ
遥か東の果て。平穏な村を襲ったタタリ神は、青年アシタカの身に呪いの刻印を残した。
定めに従い村を去ったアシタカは、呪いの元凶、タタリ神の体内より取り出された石のつぶての足跡を辿り、遠く西のタタラ場へと行きつく。
だが、山を崩し森を開くタタラ場は、犬神の娘”もののけ姫”に脅かされていた。
感想
もう何度見た事か。
それでも毎回楽しめてしまうのが、ジブリ作品の良い所です。
見るたびに新しい発見があって飽きる事なく楽しめます。
これはジブリ作品の中では、比較的大人向けの作品だと思います。
子供と一緒に楽しむというよりは、大人を対象としている真剣に考える為の作品ですよね。
初めて見た時はちょっと難しくて理解しきれなかったのですが、何回も見ることによってこの映画に込められた深い意味を、少しづつではありますが理解する事が出来きるようになってきたと思います。

冒頭からタタリ神の激しいアクションで観客を引きつけ、惨たらしい環境破壊を示唆するラストシーンまで、一気に駆け抜けるスピード感は爽快です。
アカシカのヤックルや犬神のモロ一族が野山を駆け抜ける姿も、ストーリー展開同様にスピード感があり、自分が獣たちに跨っているかのような錯覚を覚えます。
そして、人間VS動物の壮絶な戦いは、迫力があって手に汗握ります。
並外れた能力の持ち主たちばかりなので、いちいちスピード感があって画面に目が釘漬けです。

あと、珍しくグロいシーンもありましたね。
弓矢一本で両手を切断したり、首を切断したりするのには驚きました。
テーマとして自然との共存、環境問題があるんですよね。
綺麗な自然を荒らす事で人間の愚かさがあらわになります。
沢山の深い森や綺麗な湖がある時代設定だからこそ、真の意味が見えてくるのだと思います。
今私たちが住んでいる環境はあまりにも自然が無い為、自然の本当の大切さは見えにくくなっています。
大自然を壊す事で、観客に環境破壊は大変罪深い事だと素直に気づかせてくれます。
生命の生と死を司るシシ神の存在は、自然の厳しさを表していて、偉大な神という存在だけではなく、身近に感じられる獣の姿でリアリティを持たせるという意味合いも含んでいると思いました。
最後、シシ神がひどい姿になり、森が枯れて行く様子は、見ているだけで心が痛いです。
素直に自然は大切にしなければならないと思える作品だと思います。

出てくるキャラ、出てくるキャラ、皆カッコイイですね。
特にアシタカは完璧なヒーローです。
一本芯の通った男って素敵ですね。
しかも、誰にでも平等に優しいジェントルマンだし。
ひたすら走る姿も良いな〜。

アシタカもカッコ良いけど、実は一番のお気に入りキャラはヤックルなんです。
密かにすごく美人でしょ。あのつぶらな瞳が堪りません。
お尻に矢が刺さっても、健気についてくる所なんかうるうるものですよ〜!(泣)

一つだけ気になるのが、サン役石田ゆり子さんの声です。
どうしても好きになれないんですよ。
いつも見る度に「やっぱりダメだな〜」って思ってしまいます。
でも、これもいつもなのですが、見ている内に慣れてくるんですよ。
そろそろ始めから慣れても良いと思うんだけどな〜。

そして、この作品の主題歌が流行りましたよね。
頭に響く高音の歌声は、ついつい物まねしてしまいます。
"もののけ〜たち〜だけ〜♪"

私のジブリ作品で好きな映画ランキング上位の作品です。
(ちなみに1位は「風の谷のナウシカ」です。)

スタジオジブリ長編アニメ第10作目。

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spink.gif 模倣犯(2002)   日本     [123分]
管理人評価   
ジャンル サスペンス/ドラマ/犯罪
監督 森田芳光
出演者 中居正広   (網川浩一)
藤井隆    (高井和明)
津田寛治   (栗橋浩美)
木村佳乃   (前畑滋子)
山崎努    (有馬義男)
伊東美咲   (古川鞠子)
田口淳之介  (塚田真一)
藤田陽子   (高井由美子)
コピー ナゼ、
人ヲ殺シテハ
イケナイノ?
あらすじ
豆腐屋を営む有馬義男。
彼の孫:鞠子が行方不明になって10ヶ月である。
その頃、一家惨殺事件の唯一の生存者である少年:塚田真一が、犬の散歩中に女性の片腕を発見した。
ある日、有馬の家に犯人から電話があり、指定されたホテルに行くとそこに鞠子の腕時計が置かれていた。
その後、また犯人から電話があり、英語でヒントが知らされた。
すると、今度は彼女の遺体の一部が発見された。
感想
なんだ、これ?
コメディなの?
ファンタジーなの?
突拍子ない割に笑えないな〜。
私たちは、この怒りをどこにぶつければ良いのでしょう。

話そのものは面白そうだから、原作に問題があるって事ではないでしょう。
小説の雰囲気を出そうとして、失敗した口かな。
模倣犯ってわりには、これも違う、これは僕のオリジナルだって言ってたよね。
設定が活かされてないと思うのは、私の理解力不足でしょうか?
訳分からなくて理解できてないから、的外れな事言ってたらごめんなさい!

中居正広が主役だと思って見始めたのに、最初の1時間は全く出てきませんでした。
これは前半が被害者の目線で事件を追っていて、後半から犯人目線になるからなんです。
この方法も見る側をやきもきさせる手法の一つなのかな?

この作品は苦笑出来る台詞がてんこ盛りです。
中でも「頭がナルトなんだ」はピカイチでした!
意味深なカットが多かったり、台詞が英語、フランス語、中国語などを使っていたり、台詞回しがゆっくりだったりしてたけど、これらにはどういう意図があるのでしょう。
全然意味が分からないわ。
変に作り込まれているので、皆演技が下手に見えます。
ここまで来ると山崎努さんまで下手に感じるからすごいですね。

色んな芸能人がカメオ出演しています。
爆笑問題、山田花子、パフィー、サトエリなどなど…。
あと、日本テレビのアナウンサーも沢山見切れてました。
でも、好きな演出ではないな〜。

ごめんなさい。
何を書いても否定的になってしまいます。
原作読んだら分かるのかな?
挑戦してみようっと。

宮部みゆき小説原作作品。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2003.12.26

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spink.gif 百瀬、こっちを向いて。(2013)   日本     [109分]
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス/青春
監督 耶雲哉治
出演者 早見あかり   (百瀬陽)
竹内太郎    (相原ノボル)
石橋杏奈    (神林徹子)
工藤阿須加   (宮崎瞬)
ひろみ     (田辺真治)
西田尚美    (ノボルの母)
中村優子    (大人の神林徹子)
きたろう    (ノボルの恩師)
向井理     (大人の相原ノボル)
コピー 15年前、僕の初恋は
切ない嘘からはじまった。
苦しくて、いとおしい、
忘れられない記憶たち
あらすじ
高校卒業ぶりに故郷を訪れた30歳の相原ノボル。
彼の脳裏に、高校時代の切ない初恋の思い出が甦る。
冴えない高校生活を送る15歳のノボルは、幼なじみの先輩・宮崎瞬から思いも寄らない頼み事をされる。
それは、隣のクラスの女子・百瀬陽と付き合っているフリをしてくれというものだった。
感想
この原作小説は、乙一さんが中田永一名義で書いた作品だそうです。
いつもの雰囲気とは全く違う恋愛小説ですね。
でも、ちょっと百瀬のキャラクターが苦手で、評価は上がらなかったです。

まあ、学生時代なんて自分の事が一番で、他の人の事まで考えられない事も多々あったと思います。
それにしても、あまりに百瀬が、相原の事を下に見ていて、あまり気分が良くなかったです。
自分たちの命令に従って当たり前のような振る舞いが多かったですよね。
それは全てお芝居で、浮気を隠す為のものなのに、初心な相原はいちいち嬉しくて、本当に恋をしてしまうんです。
ダブルデートの時も、百瀬は悲劇のヒロインぶっていて、彼女に翻弄されている相原に同情しかありません。

でも、一番性質が悪いのは、二人の女の子の間で優柔不断な宮崎先輩です。
いくら百瀬に押し切られたからって、相原まで巻き込むのは違うでしょ。
幼馴染だったら尚更です。
ヘラヘラした態度がかなり腹立たしかったです。

高校生のつたないお芝居なんて、バレるに決まってますよね。
全てを知っていながら、手のひらで泳がせている神林先輩もかなりの曲者です。
結局、現実は全て彼女の思いのままになりましたからね。

変な恋愛のいざこざに巻き込まれてしまった相原。
初恋がこれとは堪らないですよね。
終始、彼に同情する目線で見てしまいました。

一番大事な学生時代と大人になってからの俳優さんの似てる度が見事でした。
特に相原の高校時代の俳優さん、向井理さんにも似てるし、お芝居も良い味出してました。
ここが似てないと、素直にお話に入れませんからね。
そこは素晴らしかったと思います。

中田永一小説原作作品。
鑑賞日 2022.10.13

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spink.gif 燃ゆるとき(2006)   日本
  THE EXCELLENT COMPANY  [114分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 細野辰興
出演者 中井貴一   (川森潔)
大塚寧々   (川森隆子)
長谷川初範  (小田島武史)
中村育二   (西村一郎)
津川雅彦   (高木療太郎)
伊武雅刀   (大村薫)
鹿賀丈史   (深江光司)
木下ほうか  (山口展人)
鈴木英介   (金子陽太郎)
佐藤一平   (室賀幸雄)
奈良橋陽子  (ヨシコ・クレイトン)
矢島健一   (河本明)
サマンサ・ヒーリー (キャサリン・マクナフ)
ジョン・ギブソン  (マルケス社長)
スティーヴン・グライヴス (チャールズ・ライアル弁護士)
コピー 守りたいんだ! 信じてくれた人たちを…
あらすじ
築地の小さな食品会社としてスタートした“東輝水産”は、即席麺を主力商品としてマーケットを拡大、大企業へと成長、アメリカへも進出するまでになった。
しかしアメリカでの業績は安価なアジア企業に押されて低迷、工場の再生が急務となっていた。
その大役を任されたのは資材担当の営業マン・川森潔。
言葉の不安を抱えながらも単身渡米した川森は、旧態にしがみつく幹部や古株社員と対立しながらも、次々と対策を打ち出していく。
次第に工場が軌道に乗り始めた矢先、アメリカならではの様々なトラブルが川森を襲う。
感想
展開は先が読めるので、とても見易かったです。
でも、実際経験した人たちは大変だったでしょうね。
描かれていない上手くいかなかった事も多々あったと思います。

やはりアメリカは一筋縄ではいかない所ですね。
あんなに仲良かった人にも、こんな形で裏切られるなんて・・・。
改めてお金の怖さを感じました。

それにも関わらず、ちゃんと守ってくれた会社。
大企業なら一人切るくらい痛くも痒くもないと思いますが、社員は家族という社風を守り、見限ることなく信じてくれました。
今はコンプライアンスに厳しくなりましたが、この時代ならクビもあり得ると思ってたんです。
信用していた人に裏切られ、会社にまで見捨てられたら、社会復帰出来なかったのではないでしょうか。
まともな会社で良かったです。

しかし、あの手この手で会社を潰そうとしてくる輩がいるのが怖いです。
しかも、質が悪いことにしつこいんですよ!
企業というのはこういう敵と戦いながら、持続させていくものなのですね。
私なんか何も知らな過ぎて、いつ騙されてもおかしくありません。

会社も色々な人の知恵を結集して、この難局を乗り切っていました。
三年前、濡れ衣を着せられた川森に、名誉挽回の機会が与えられて良かった!
最終的には人なんですよね。
顔と顔を向き合わせて話せば、きっと分かり合えるはず。
これはアメリカでも通用したようです。

中井貴一さんが熱血社員を熱演していました。
アミーゴオイル社の社長とお酒の飲み比べをするなんて、漫画みたいなお話です。
でも、そういう絆もあるんでしょうね。
オイル切れの危機を救ってくれた時のスリリングな展開も良かったです。

小説原作作品。
鑑賞日 2021.11.10

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spink.gif モリー先生との火曜日(2000)  アメリカ
  TUESDAYS WITH MORRIE  [90分]  [TVM]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ
監督 ミック・ジャクソン
出演者 ジャック・レモン     (モリー・シュワルツ)
ハンク・アザリア     (ミッチ・アルボム)
ウェンディ・モリツ     (ジャニーン・アルボム)
キャロライン・アーロン  (コニー)
ボニー・バートレット   (シャーロット)
ジョン・キャロル・リンチ (ウォルター)
ブルース・ノジック    (モリーの父親)
コピー TVM
あらすじ
デトロイトに住むスポーツライターのミッチは、TVのインタビューに出ていた大学時代の恩師モリー先生を見て、難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)で余命幾ばくもない事を知る。
忙しい彼は卒業以来16年間もモリー先生と連絡を取っていなかったが、それから彼の事が頭から離れず、迷った挙句に1100kmも離れたボストンまで先生に会いに行く。
感想
いや〜、参りました。
私はこういう話に弱い為、ずっと泣きっぱなしだったんですよ。
作品自体が良い話だというのもありますが、個人的にはジャック・レモンの演技にやられました。
彼が涙もろい設定だった為、彼が泣く度に一緒に泣く状態ですね。
悲しくない所でも条件反射的に涙がこぼれました。
泣き過ぎで鼻が痛いです。(^_^;)

実話を基にしただけあって、モリー先生の言葉一つ一つに重みがありました。
私もミッチと一緒に"生について"学んだ感覚です。
肩に鳥を飼うというお話が素敵だな〜と思いました。
まあ冷静に考えればちょっと危ないヤツになりますが、それくらいの余裕を持てってことでしょうね。
肩の鳥に相談しながら、落ちついて考える。
なんか役に立つ助言のような気がする…。
気のせいかな?

あと「死に方が分かると、生き方が分かる」というのも名言だと思います。
私には当分分かりそうにもないけど、いつかの時まで覚えていたですね。
忙しさにかまけて大事な事をおろそかにしていたミッチが、久しぶりに再会した恩師に導かれ、素直な自分を取り戻していく様が繊細に描かれています。
生きる上でこんな素敵な先生がいるなんて素敵ですよね。
最後に誰かに伝えたかった思いを、一番助けのいる教え子に受け継いでもらえて、モリー先生も満足だったのではないでしょうか。

ミッチが先生の家に通う中で、段々と介護に慣れていく所も泣き所でした。
っていうかほとんど泣いてたんですけどね。(^_^;)
ちょっと説教くさいと感じる方にはくどい作品かもしれませんが、素直に受け入れるととても為になる作品だと思います。
これがTVMだなんてもったいないですよ〜。
こんな素敵な先生がいるなんて羨ましいですね。
鑑賞日 2003.09.23

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spink.gif モンスター(2003)   アメリカ/ドイツ  R−15+
  MONSTER  [109分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル 実話/ドラマ/犯罪
監督 パティ・ジェンキンス
出演者 シャーリズ・セロン       (アイリーン・ウォーノス)
クリスティーナ・リッチ     (セルビー・ウォール)
ブルース・ダーン        (トーマス)
アニー・コーレイ        (ドナ)
リー・ターゲセン        (ヴィンセント)
スコット・ウィルソン      (ホートン)
マーク・マコーレー       (ウィル)
プルイット・テイラー・ヴィンス (ジーン)
マルコ・セント・ジョン     (エヴァン)
ブレット・ライス        (チャールズ)
コピー なぜ、愛を知ってしまったんだろう。
あらすじ
1986年、フロリダ。
娼婦のアイリーンは、ゲイバーでセルビーと出会う。
息投合した2人。
セルビーは居候しているドナの家にアイリーンを泊めた。
翌日、また会う約束をして別れた。
しかし、アイリーンはヒッチハイクした客にレイプされかけた為、とっさに相手を撃ち殺してしまう。
感想
見応えのある映画は、見終わった後の満足感が違うね。
すごく良かったです。

とにかくシャーリズ・セロンの変貌ぶりにはびっくり!
体重を13キロも増やしてブヨブヨ体型に、義歯もつけて顔つきも変え、態度もでかく殺人モンスター:アイリーンになりきってました。
これはアカデミー賞主演女優賞受賞も納得です。
彼女の演技を見てるだけでも、かなり楽しめました。

そんな彼女とセルビーのぶつかり合いは本当にすごい!
怒号がぶつかって、お互いの本音が見えてくる。
アイリーンの追い詰められた表情は、ピリピリした緊張感で強張り、モンスターと呼ぶにふさわしい醜さです。
それが素晴らしいと思える事に感動しました。
シャーリズと比べるとクリスティーナは弱い印象ですが、2人が合わせると強力な力を発揮していました。

アイリーンは心からセルビーを愛していたんですね。
初めて自分を認めてくれた人だったから、人を殺してでも守りたいと思ったのです。
彼女のためなら何でも出来たんだろうな。
彼女がセルビーといて幸せそうな表情がとっても素敵でした。
それだけにセルビーが他の友人と遊園地で遊んでいる時の寂しそうな表情が切なかったです。

彼女は確かに沢山の男たちを殺したけど、彼女だけが悪いとは言えない背景があったと分かりました。
最初は本当に正当防衛だったんですね。
しかし、最後のおじいさんが殺された時は心が痛みました。
もう自分を正当化する理由もなくなり、わが身を守るためだけに人を殺すようになってしまったのです。
だんだん落ちてすさんで行く様子も見事でした。

これを見た後は、やっぱり本当のアイリーンを追ったドキュメンタリーを見たくなりますね。
今度借りてこよっと。
鑑賞日 2005.09.08

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spink.gif モンスターズ・インク(2001)  アメリカ
 Monsters.Inc   [92分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ファンタジー/コメディ/アニメ
監督 ピート・ドクター
出演者 <声の出演>
ジョン・グッドマン    (サリー)
ビリー・クリスタル    (マイク・ワゾウスキー)
メアリー・ギブス     (ブー)
ジェームズ・コバーン   (ヘンリー・J・ウォーターヌース)
スティーブ・ブシェミ   (ランドール・ボッグス)
ジェニファー・ティリー  (セリア)
ボニー・ハント      (フリント)
コピー 扉の向こうには、見たこともない世界と
なぜか懐かしい思い出が、待っています。
あらすじ
モンスターズ株式会社の動力源は子供の悲鳴。
彼らは所有する無数のドアを使って人間界に行き、子どもたちの悲鳴を集めていた。
そんなある日、2歳の人間の女の子ブーが、モンスターたちの工場内に迷い込んでしまう。
それに気付いたサリーとマイクのコンビは、初め毒があるという人間の子供を怖がっていたが、やがて愛情を抱き、何とかブーを人間界に返そうと奮闘し始める。
感想
やっぱり面白いですね。
時間があっという間に経ってしまいます。

まず設定が最高に面白いです。
子供の悲鳴がエネルギー源だなんて!!
しかも、回収の仕方がまた斬新過ぎる!
いちいち一人一人脅かせて悲鳴を採取するんですからね。
なんて原始的なんでしょう。
そりゃ、エネルギー不足になる訳だ。

しかも、実はその子供が一番怖いんですよね。
子供のものがモンスターズ・シティに入り込んだら、特殊部隊が乗り込んでくる大騒ぎ。
そこへ本物の子供が入り込んでしまったから、さあ大変!!!
ここから俄然面白くなっていくんです。

ブーとサリーたちの掛け合いが面白いの何のって。
触られたら死ぬと言われているから、触らないように、でも、泣かせないように接しなくてはいけません。
お菓子をあげる時も、遠くから離れてポイポイ口に投げ込んだり。
これはNG集で何度も失敗してましたね。
いちいち大袈裟に扱っていて、ついつい笑ってしまいます。
しかし、ブーの身のこなしには目を見張るものがありましたね。
「SWEP?」のヨーダに勝るとも劣らないその技を称して、"忍者"と名づけたいくらいです。

とにかくドアに戻そうとするのですが、ライバルのランドールが何か良からぬことを考えている事が発覚。
ここからは、ランドールVSサリーたちの戦いに。
ドアの沢山あるフロアでの追いかけっこは迫力ありました。

表情やしぐさの細かさは、さすがディズニーという感じでした。
ギョロ目ちゃんの表情を細かく見ていたら、字幕が読めなくて、何回も見直ししなくてはなりませんでした。
しかし、その価値は有りですね。
ブーとの別れではほろっとさせられました。
暗闇を怖がる子供と一緒に見たい作品です。
どんな反応するんだろう。
楽しみです。

サニーの毛並みが気持ち良さそうなので、一度触ってみたいものです。

ピクサー長編アニメ第4作目。

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spink.gif モンスターズ・ユニバーシティ(2013)   アメリカ
  MONSTERS UNIVERSITY  [103分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/ファンタジー/コメディ
監督 ダン・スカンロン
出演者 <声の出演>
ビリー・クリスタル   (マイク(マイク・ワゾウスキ))
ジョン・グッドマン   (サリー(ジェームズ・P・サリバン))
スティーブ・ブシェミ  (ランディ(ランドール・ボッグス))
ヘレン・ミレン     (ハードスクラブル学長)
アルフレッド・モリナ  (ナイト教授)
デイヴ・フォーリー   (テリー)
ショーン・P・ヘイズ  (テリ)
ジョエル・マーレイ   (ドン(ドン・カールトン))
ピーター・ソーン    (スクイシー(スコット・スクイブルズ))
チャーリー・デイ    (アート)
ネイサン・フィリオン  (ジョニー)
ボビー・モナハン    (チェット)
ジュリア・スウィーニー (ママ(ミセス・スクイブルズ))
オーブリー・プラザ   (チャーリー)
タイラー・ラビーン   (ブロック)
ジョン・クラシンスキー (フランク)
ボニー・ハント     (ミセス・グレイブス)
コピー モンスターよ、大志を抱け。
あらすじ
身体が小さくいじめられっ子だった少年マイク。
彼の夢は、モンスター界一の“怖がらせ屋”になること。
そのために誰よりも努力し、ついに超難関大学モンスターズ・ユニバーシティの“怖がらせ学部”への入学を果たす。
怖がらせるための知識と理論は誰にも負けない自信のあったマイクだが、見た目がかわいいという致命的な欠点に悩んでいた。
そんなマイクは、自分とはまるで対照的な“怖がらせ屋”の名門一族に生まれたエリート学生サリーと出会い、ライバル心を募らせる。
ところがマイクの必死の努力も虚しく、“恐くない”彼はとうとう学部を追放されてしまう。
感想
「2」もなかなか面白いですね。
あの名物コンビがどのようにして出来上がったのか、という大学時代のお話でした。

元々はライバル関係だったのですね。
それが怖がらせ大会で同じチームになった事で、友情が芽生えたと。

同じウーズマ・カッパの仲間たちのキャラがどれも良かった!
怖がらせ屋には向いてない面々ですが、優しさなら誰にも負けません。
特に元セールスマンで大学に入りなおしたおじさん:ドン・カールトンがお気に入り。
若者の中に入っても、元気に頑張っている姿が好きでした。

見た目が可愛いマイクが、誰よりも勉強して頑張っていたのに、誰にも認められないのは悲しいですね。
その理解者になってくれるのが、怖がらせ屋のサラブレットだったサリー。
一緒に学部を追放された仲間だからなのか、一緒に力を合わせて問題を解決していくうちに、どんどん仲良くなっていきました。
マイクの努力を一番知っているから、ズルしてでも勝ちたいと思ったんだよね。
二人の友情には胸が熱くなりました。

ランドールは大学生の時、こんなキャラだったんですね。
ロアー・オメガ・ロアーに入ったことで、キャラを変更したんだな。
まあ、元々その素養があったんでしょうけど、元の性格の方が良いな。

これを見ると「1」を見直したくなりますね。
その後の活躍は知っての通り。
両方見る事で、より二人の関係性が理解できます。

ディズニー作品。
ピクサー長編アニメ第14作。

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spink.gif モンスター・ハウス(2006)   アメリカ
  MONSTER HOUSE  [90分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/アドベンチャー/コメディ
監督 ギル・キーナン
出演者 〈声の出演〉
ミッチェル・ムッソ   (DJ)
サム・ラーナー     (チャウダー)
スペンサー・ロック   (ジェニー)
スティーブ・ブシェミ  (ネバークラッカー)
マギー・ギレンホール  (ジー)
ジェイソン・リー    (ボーンズ)
ケヴィン・ジェームズ  (ランダーズ)
ニック・キャノン    (リスター)
キャサリン・オハラ   (ママ)
フレッド・ウィラード  (パパ)
キャスリーン・ターナー (コンスタンス)
ジョン・ヘダー     (スカル)
コピー 食べられたくなければ、
近づくな。
あらすじ
12歳の少年DJの家の向かいには、怪しげな古い家が建っていた。
そこに一人で住むネバークラッカーは、近づく子どもたちをいつも大変な剣幕で怒り追い払う。
ところがハロウィン前日、ネバークラッカーは心臓発作で倒れ、家が無人になってしまう。
その家の不気味な気配に怯えるDJは、親友のチャウダーに助けを求め、一緒に探検する事に。
やがて、チャウダーがその家のチャイムを鳴らすと、なんと家が口を開けて彼らに襲いかかってきた。
感想
見た目があまり可愛くない主人公たちで、子供にも人気がありそうには思えません。
でも、最後の戦いなんかは、本格的なアクションで、迫力満点でした。
★は2つかなと思っていたけど、最後の良さで★を1つ増やしました。

家のお向かいさんを怪しんで見張っているDJ。
友人のチャウダーも変わった少年で、相性はばっちりです。

ベビー・シッターのジーは、ファンキーな姉さんで、留守中の他人の家に恋人を呼んじゃうような人です。
アメリカのシッターさんってどんな基準で選ばれるんでしょう。
日本じゃ考えられない人選ですよ。

お向かいのお爺さんが倒れちゃて、無人のはずの家から電話がかかってくるんです。
これを確かめに行こうとするDJたち。
男の子はこういう肝試し的な事が好きですね。

家に食べられそうになりながら、ギリギリで逃げかえったDJたち。
次の日、お菓子を売りに来たジェニーが、お向かいに入っていくのを見て、助けに向かいます。
たまたまこの事件に巻き込まれてしまったジェニー。
初めて会った二人と、協力しながらモンスター・ハウスに立ち向かいます。

モンスター・ハウスが動き始めてからのアクションが凄かったです。
テンポも良いし、迫力もあるし、子供たちの働きも良かったです。
ここの盛り上げ方が本当に上手かった!
眠気が一気に冷めました。

さすがスティーヴン・スピルバーグとロバート・ゼメキスが製作総指揮を務めたフルCGアニメーションですね。
もう少し主人公たちが可愛ければ言う事なしだったんですけど。
鑑賞日 2018.03.26

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spink.gif モンディアリート(2000)   スイス/フランス
  MONDIALITO  [90分]
管理人評価   
ジャンル スポーツ/ドラマ/コメディ
監督 ニコラ・バディモフ
出演者 ムーサ・マースクリ   (ジョルジュ)
エマ・ドゥ・コーヌ   (ルイザ)
アントワーヌ・モリーニ (アブドゥー)
アントン・クズネゾフ  (オレグ)
コピー 劇場未公開
あらすじ
ガソリンスタンドで働くジョルジュ。
側で商売をしていた少年アブドゥーと仲良くしていた。
ある日、アブドゥーが店主に罵られるのを聞いたジョルジュは、店の金を盗んで逃亡する。
アブドゥーの里親の家にも押し入った為、警察に追われることになった。
感想
すみません!!
これ見るのに3日もかかっちゃいました。
見ている内に眠くなってしまうので、一回で見るのは諦めて、ちょこちょこ分けてやっと完走出来ました。

主人公のジョルジュが好きになれないので、どこにも共感出来なかったんですよね。
それだけでなく、ついに登場人物誰も好きになれずに終了。
残念です。

ただただイライラさせられる映画でした。
たまにはこういうのもあるよね、うん。(汗)
鑑賞日 2006.09.22

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spink.gif モンパルナスの灯(1958)   イタリア/フランス   白黒
  LES AMANTS DE MONTPARNASSE  [108分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル 実話/ドラマ
監督 ジャック・ベッケル
出演者 ジェラール・フィリップ  (モジリアニ)
リノ・ヴァンチュラ    (モレル)
アヌーク・エーメ     (ジャンヌ・エビュテルヌ)
レア・パドヴァニ     (ロザリー)
ジェラール・セティ    (レオポルド・ズボロフスキー)
マリアンヌ・オズワルド  (ベルト・ウェイル)
アレッテ・ポリエ     (ルル)
リノ・ヴァンチュラ    (画商モレル)
コピー
あらすじ
1917年の春、モンパルナス。
売れない画家モジリアニは、肺結核に冒され、麻薬と飲酒の中毒でどん底の生活を送っていた。
女性記者ベアトリスのヒモとなり、細々と絵を描いていたが、その絵は全然売れなかった。
ある日彼は、ジャンヌという画学生に出会い、激しい恋に落ちる。
しかし、彼女の父の反対で二人は引き裂かれ、そのストレスと絶望から倒れてしまうモジリアニ。
療養のため南仏ニースへと引っ越した。
感想
モジリアニはどうなりたかったのかな?
ずっとその疑問が頭の中にありました。
絵が売れるという時でも全然乗り気じゃなかったり、個展を開いて大盛況でも不満そうな態度だったり。
何をしても満足出来ないようでした。

そんな面倒くさい性格の男を支える二人の女性。
まずは、売れない画家のモジリアニをずっと面倒見てきたベアトリス。
明るく振る舞っていたけど、彼女も悩んで苦しんで彼を愛していたと思います。
彼の命があと半年と言われた時の表情が全てを物語っていました。
彼女を毛嫌いしていたカフェの女主人も、彼女の涙に黙ってしまうくらいでしたからね。
ベアトリスが言った「酒を飲んだら、私を思い出して」というセリフがカッコ良すぎます。

そして、モジリアニに愛されるジャンヌ。
裕福な家のお嬢様で世間知らずっぽいわりには、結婚後にちゃんと家計の管理をしたり、自分も絵葉書を書いて家計の足しにしたりと、しっかりダメ夫を支える妻になってましたね。

支えてくれる2人の女性が強いので、ますますモジリアニの頼りなさ、ダメ男ぶりが際立ちます。
もともと体が弱くて病気がちだったんですよね。
アル中なのはそれから逃れる為??

そんなダメ男モジリアニを、ジェラール・フィリップが好演してます。
セーヌのほとりでジャンヌに当たり散らすあたりが一番切なかったな。
なんでそんな不器用にしか生きられないの。

しかし、モレルって人は最初から狙ってたんですね。
先見の明があったのはそうなんだけど、何だか腑に落ちない。
人間としては最低だけど、画商としては超一流って事か・・・。

何とも壮絶な人生です。
妻ジャンヌの最後もあまりに悲しくて、気分が落ち込みました。
でも、作品は見応えがあり、見て良かったと思います。
鑑賞日 2006.03.28

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