寂れた漁港の町、日無町。
両親の離婚で東京からここに移り住み、いまは父と祖父との3人暮らしをしている中学生のカイ。
鬱屈した毎日を送る彼にとって唯一の楽しみが、自作の曲を匿名でネットにアップすること。
そんなある日、正体を知ったクラスメイトの国夫と遊歩に彼らのバンド“セイレーン”に誘われる。
仕方なく練習場所の人魚島へ向かったカイは、そこで3人の音楽に合わせて楽しそうに踊る不思議な人魚の少女ルーと遭遇する。
やがてそんなルーとの交流が、カイの閉ざされていた心に変化をもたらしていく。
管理人評価
★★★★
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アニメ/ファンタジー/青春 | |
湯浅政明 | |
<声の出演> 谷花音 (ルー) 下田翔大 (カイ) 寿美菜子 (遊歩) 斉藤壮馬 (国夫) 篠原信一 (ルーのパパ) 鈴村健一 (照夫) 伊藤静 (伊佐木) 新谷真弓 (ワン魚) 大悟 (江曽島) ノブ (髭反大) 柄本明 (爺さん) |
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君の“好き”は僕を変える | |
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この作品見たら『歌うたいのバラッド』が好きになりますね。
今も聴きながら感想書いてます。
ルーがとにかく可愛くて良いキャラなんです!
音楽が大好きで、歌が上手くて、ダンスが上手な人魚の女の子。
太陽の光が苦手だから、活動するのは主に夜。
人魚が噛むと、犬でも人間でもみんな人魚になっちゃうんです。
おっきなお父さん人魚も子供思いの優しい男。
人間の恰好をして町民に成りすましたりして、町のために働いてるんです。
彼なりに人間と上手くやりたいと思ってるんですよね。
そんな人魚と仲良くなるのが、町の中学生バンド3人組。
中でもルーに懐かれてるのが、東京から転校してきた無口なカイ。
音楽が好きな共通点で心を通わせる二人。
見た目は子供のルーも、心はカイたちと同じくらいなのかな。
意外にもチューとか積極的だし。
そして、来て欲しい時に良い曲が来てくれるのが、この作品の素敵な所。
灯篭祭りの時のダンスの曲、頑張り時の『fight』、ラストで盛り上がる時の『歌うたいのバラッド』。
一緒に踊れて、一緒に歌えて、盛り上がれるんですよ。
しみじみ「音楽って良いよな〜」って浸れます。
お話も良いし、キャラも良いし、音楽も良いし、とっても大好きな作品になりました。
今度は子供たちと一緒に見たいな。
きっとルーを気に入ってくれると思います。