--REIの映画感想--

全体的にネタばれがありますので、未見の方は注意して下さいませ
評価の★の内容は次の通りです
管理人の独断に基づいておりますのでご了承くださいませ
★★★★★:大好き!何度も観たい作品!
★★★★:好き!強く心に残る作品!
★★★:なかなか良い
★★:まあまあ損はしない
★:いまいちかも・・・
X:二度と観たくない


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spink.gif となりの怪物くん(2018)   日本     [105分]
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス/コメディ
監督 月川翔
出演者 菅田将暉   (吉田春)
土屋太鳳   (水谷雫)
古川雄輝   (吉田優山)
山田裕貴   (山口賢二)
池田エライザ (夏目あさ子)
浜辺美波   (大島千づる)
佐野岳    (佐々原宗平)
志賀廣太郎  (科学の先生)
西田尚美   (三沢京子)
田口トモロヲ (雫の父親)
佐野史郎   (吉田泰造)
速水もこみち (三沢満善)
コピー この怪物に出会うまで、私たちはみんな独りだった。
あらすじ
高校1年生の水谷雫は、良い成績をとることに必死で、友達や生き物に対してまるで興味がないガリ勉&冷血女子。
そのとなりの席にいるはずだった吉田春は、入学早々上級生相手に暴力事件を起こしてそのまま不登校になっていた。
そんな問題児には関わりたくない雫だったが、先生に頼まれてしまい、たまっていたプリントを彼の家まで届けるハメに。
するとなぜか春に懐かれてしまい、勝手に“友達”認定されてしまう。
以来、迷惑に思いながらも行きがかり上春の世話を焼くうち、少しずつ彼の本当の人柄を知り、いつしか心惹かれていく。
感想
原作漫画のファンなので、どんな仕上がりか気になって見てみました。
主役の二人はとてもキャラに合っていて良かったと思います。
特に春の破天荒ぶりが、ダイナミックな効果を使って、上手く表現されてました。

雫役の太鳳ちゃんもクールで良いんですけど、ぱあっと明るい笑顔の時に、明る過ぎて素の太鳳ちゃんだ・・・って思っちゃうのが残念でした。

地味な大島委員長が、今人気の浜辺美波ちゃんではないですか!!
もちろん上手なんですけど、あまりに贅沢な使い方にビックリしてしまいました。

しかし、目がチカチカする制服ですね。
インパクトが強すぎて、違和感しかない!
それを着こなしてる俳優陣の凄さを改めて確認させられました。

やっぱり評価は伸びなかったけど、それなりに楽しめました。
しかし、久しぶりに映画を見たな。
新しい仕事を始めてから、なかなか見る暇がなくなってしまったので・・・。
またちょくちょく見れると良いな。
鑑賞日 2020.05.28

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spink.gif となりのトトロ(1988)   日本
  MY NEIGHBOR TOTORO  [88分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル アニメ/ファンタジー/ファミリー
監督 宮崎駿
出演者 〈声の出演〉
日高のり子   (サツキ)
坂本千夏    (メイ)
糸井重里    (とうさん)
島本須美    (かあさん)
北林谷栄    (ばあちゃん)
高木均     (トトロ)
丸山裕子    (カンタの母)
鷲尾真知子   (先生)
鈴木れい子   (本家のばあちゃん)
広瀬正志    (カンタの父)
雨笠利幸    (カンタ)
コピー このへんな生きものは、まだ日本にいるのです。たぶん。
あらすじ
昭和30年代。
大学で考古学を研究する学者のお父さん、小学6年生のサツキ、4歳のメイが引っ越してきたのは、田舎のお化け屋敷のような一軒家。
お母さんは病気で入院している為、近所のおばあちゃんの世話になりながら、新しい生活が始まった。
ある日、庭で遊んでいたメイは、不思議な生き物を見つける。
後を追いかけていくと、もっと大きな仲間がいた。
名前を聞くと「トトロ」と答えた。
感想
もう何回見たか分からないほど、繰り返し見ても楽しめる名作です。
子供が生まれてから、初めて一緒に見たので改めて感想を。
3歳の娘は初めて見るトトロ。
めいが真っ黒クロスケの逃げた穴に手を入れる場面で、びっくりして逃げて来るのが可愛くて悶絶。
驚くぞ〜と思って見ていたので、期待通りのリアクションで本当に嬉しかったです!
私なんか何回も見てるのに、毎回びくっとなっちゃいますからね。(汗)

そして、最後のネコバスが大好きで大好きで。
本当に一度で良いから乗ってみたい!
ふかふかの椅子。
気持ちよさそうだな。
ああ〜〜〜、触ってみたい!

OPの「さんぽ」と、EDの「トトロ」を一緒に歌って、今回も大満足!
改めて、世代を超えて楽しめる素晴らしい作品だと再確認しました。
今度見るときは孫と一緒かも。
それくらい、ずっとず〜〜っと愛される作品だと思います。

スタジオジブリ長編アニメ第3作目。
鑑賞日 2016.11.04

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spink.gif 隣のヒットマン(2000)   アメリカ
  THE WHOLE NINE YARDS  [99分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル コメディ/犯罪
監督 ジョナサン・リン
出演者 ブルース・ウィリス       (ジミー・チュデスキ)
マシュー・ペリー        (ニコラス・オゼラウスキー)オズ
ロザンナ・アークエット     (ソフィ・オゼラウスキー)
マイケル・クラーク・ダンカン  (フランキー・フィルズ)
ナターシャ・ヘンストリッジ   (シンシア・チュデスキ)
アマンダ・ピート        (ジル・セイントクレア)
ケビン・ポラック        (ヤンニ・ゴーゴラック)
コピー 平和な郊外に
心優しい殺し屋が越してきた。
あらすじ
カナダ。
歯医者のオズは、性格が最悪の妻:ソフィとの暮らしにうんざりしていた。
そんな時、隣の家に凄腕の殺し屋:ジミー・チュデスキが引っ越して来る。
彼の首に懸賞金がかかっていると知ったソフィは、悪知恵を働かせて、シカゴのマフィア:ヤンニに彼の居場所を教えて、手数料を取るという計画を立てる。
オズはソフィに言われるがままシカゴに行くが、ホテルに入ると既にヤンニの手下:フランキーが待ち構えていた。
感想
いや〜、これは予想以上に面白くて、お気に入りになっちゃいました!
実は勝手にシリアスなお話だと思い込んでいたので、ビデオ屋で映画を物色している時に、これがコメディの棚に置いてあるのを見て興味をそそられたんです。
そしたら、私の笑いのツボにガッツリはまって、終始笑いっぱなしでしたよ〜。
良い意味で裏切られました。

何が良いって、事件に巻き込まれてあたふたするオズが素晴らしい!
小心者の超ビビリで、何かが起こる度におどおどして、ドジばかり踏むんです。
その慌てぶりが天下一品!
ホテルの部屋に入って、殺し屋が待ち構えていたのに驚き、後ろのドアから逃げようとして大男にぶつかり、その反動で電気スタンドにぶつかる。
このシーンの一連の流れなんか完璧に計算されていて感心したくらいですよ!
まあ、一般市民がこんな事件に巻き込まれたら、こうなるのは仕方ないでしょうけどね。

オズを演じたマシュー・ペリー。
どっかで見たな〜と思って調べたら、海外TVドラマ「フレンズ」に出ている人でした。
どうりで上手いはずですね。

そんなオズが一目惚れしてしまうのが、ジミーの妻:シンシアです。
この人が美人過ぎて、絶対裏に何かあると思ってたんですよ〜。
だってあまりに綺麗過ぎるじゃないですか!
なのに、普通に良い人でした。
疑ってごめんなさい。(汗)

その他のキャラクターもみんな良かったです。
ブルース・ウィリスの殺し屋も良いし、アマンダ・ピートも…。
楽しそうに殺しの話をする表情が良いよね。
すごく活き活きしてたな〜。

ここまで書いといて何ですが、これが面白かったのは吹き替えだったからかな〜とも思うんですよ。 字幕だったら笑えたかな??
結構これって大きいんですよね。
会話のテンポとかも吹き替えの声優さんのテンポですからね。
まあ、参考までに…。
「俺は馬鹿なことはしない」「ソフィと結婚したろ」にはウケました。
あと「バーベキュー?」「バーベキュー」も。(笑)

って気付いたら、登場人物の話しかしてないですね。(汗)
まあ、ストーリーも無難で良いですよ。
コメディの割にはかなり人がバンバン死んでましたけど、軽〜いノリなので見ていて苦にはならなかったです。

笑えないと辛いかもしれませんが、結構おすすめです。
お試しあれ。
鑑賞日 2004.05.25

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spink.gif 隣のヒットマンズ/全弾発射(2004)   アメリカ
  THE WHOLE TEN YARDS  [98分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/コメディ/犯罪
監督 ハワード・ドゥイッチ
出演者 ブルース・ウィリス     (ジミー・チュデスキ)
マシュー・ペリー      (ニコラス・オゼランスキー)
アマンダ・ピート      (ジル・チュデスキ)
ケビン・ポラック      (ラズロ・ゴーゴラック)
ナターシャ・ヘンストリッジ (シンシア・オゼランスキー)
フランク・コリソン     (ストラボニッツ)
ジョニー・メスナー     (ゼヴォ)
タシャ・スミス       (ジュリー・フィグロア)
サイラス・ウェイア・ミッチェル (イェルモ)
コピー 狙ったはずが狙われて、
奴らが全員ターゲット!
あらすじ
2004年。あの事件から4年後。
殺し屋夫婦ジミーとジルは、メキシコに移り住み、人目につかない田舎でひっそりと暮らしていた。
そんな2人は子供が出来ない事に悩んでいた。
一方、前回命を狙われていたオズは、その経験から用心深くなり、自宅に何台もの防犯カメラを設置する徹底ぶり。
そんな中、妻シンシアが誘拐された。
感想
うん、やっぱり「1」の方が面白かった!
でも、これはこれで楽しかったです。
前も思ったけど、この作品は吹き替えの方が楽しめると思います。
結局、字幕と吹き替えで2回見ました。

今回もオズの小心者ぶりには大爆笑!
しかし、少々オーバーになりすぎて引く所も出てきました。
何事も程ほどが一番なのに、おしいな〜。
やり過ぎ注意!!
でも、これが彼の味か…。

そして、今回の一押しキャラは、ジミーの妻になったジル。
彼女のいかれっぷりがGOODです。
それに、彼女のやきもちを焼く様子が可愛いんです!
前妻シンシアからの贈り物である十字架のネックレスを大事に持っていると知ったジル。
やきもちから急ブレーキをかけてみたり、トランクをわざと締めてみたり、嫌味にOK〜と言ってみたり。
そんな事されても大人らしく我慢するジミーが、また渋い!

2つの夫婦が入り混じって面白い構成になっています。
元夫と現夫が友人なんて、滅多にないですもんね。
人殺しが大好きなジルも加わって、より一層複雑で捻りの利いた関係が出来あがってました。

そこに人質として入ってきたストロボも良い味出してます。
彼がいないかのように振舞うジミーたち。
でも、最後には彼がとばっちりを受けるんですよ。
この掛け合いがまた面白い!
しかし、本当に顔が長いな〜。

ラズロ役の人って誰なんだろう?と調べて見ると、前回ヤンニ役だったケビン・ポラックではありませんか!? 全然気がつかなったわ!

それぞれがみんな強烈だったけど、お互いがお互いの魅力を引き出し合ってました。
この連携の良さは「1」から変わってません。
でも、ちょっと物足りなかったと感じたのは、期待しすぎたせいでしょうね。
鑑賞日 2005.09.11

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spink.gif 隣のリッチマン(2004)   アメリカ
  ENVY  [99分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ
監督 バリー・レヴィンソン
出演者 ベン・スティラー      (ティム・ディングマン)
ジャック・ブラック     (ニック・ヴァンダーバーク)
レイチェル・ワイズ     (デビー・ディングマン)
エイミー・ポーラー     (ナタリー・ヴァンダーバーク)
クリストファー・ウォーケン (Jマン)
アリエル・ゲイド      (ルーラ・ディングマン)
サム・ラーナー       (マイケル・ディングマン)
コピー 劇場未公開
あらすじ
同じ工場で働き家もご近所のニックとティムは気心のしれた親友同士。
しかし、ニックがペットのフンを消してしまうスプレーを発明。
商品は瞬く間にバカ売れし、ニックはたちまち大富豪となる。
ニックの投資を断ったティムは嫉妬と後悔で大パニックに。
やがて妻にも別居され職まで失ったティムは、ニックの家庭を崩壊させようと思い立つ。
感想
普通に見れました。

”フンこらホイ”があまりにバカバカしくて面白かった!
確かに糞がスプレーで消えてくれたら便利ですよね。
皆の疑問
「糞は一体どこに消えたのか?」
まさか・・・になっていたとは!!!

ニックの豪邸が凄いです。
ボーリング場とプールのある部屋、9人寝れる超ビッグサイズベッド、回転木馬。
とにかく規模が違います。

ベン・スティラーは好きか嫌いか、両極端に分かれるんですけど、今回は嫌いな方に傾いちゃったな〜。
Jマンの胡散臭い誘いに乗っちゃうのがイライラさせられました。

そのJマンを演じたのはクリストファー・ウォーケン
大統領からヒッピーまでこなせる芸の幅が広い役者さんです。
やり手のように見えて、どこか抜けてるのが面白かったです。

のんきなドリーマー:ニックはジャック・ブラック
いつも何かを考えているんだけど、その事自体が楽しいって感じなんですよ。
無欲の勝利ですかね。

知らずに見ていたので、レイチェル・ワイズが出ていてビックリです!
ナイロビの蜂」の後に見ると、そのギャップに驚かされます。
ニックにコーキーの事を言わないでとせがむ所とか、体張ってて笑ってしまいました。
アカデミー女優は何でもこなせるのね。

こんなに豪華なキャストなのに、劇場未公開なんですね。
もったいないな〜。
鑑賞日 2007.08.25

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spink.gif ドニー・ダーコ(2001)  アメリカ  PG−12
 DONNIE DARKO   [113分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 青春/ミステリー
監督 リチャード・ケリー
出演者 ジェイク・ギレンホール     (ドニー・ダーコ)
ジェナ・マローン        (グレッチェン・ロス)
ドリュー・バリモア       (カレン・ポメロイ)
パトリック・スウェジ     (ジム・カニングハム)
ノア・ワイリー         (ケネス・モニトフ)
ジョリーン・パーディ      (シェリータ・チェン)
ペイシェンス・クリーヴランド  (ロバータ・スパロウ)
ジェームズ・デュヴァル     (フランク)
マギー・ギレンホール
コピー 死んでいるのか?
生きているのか?
世界の終りまで、あと28日6時間42分12秒
あらすじ
1988年、10月2日。
マサチューセッツに住む高校生ドニー・ダーコは、銀色のうさぎに
「世界の終わりまであと28日と6時間42分12秒」
と言われた。
そんな夢を見た彼は、寝ている間に夢遊病のように移動して、目が覚めると近くのゴルフ場に寝ていた。
彼の腕には"28:06:42:12"と刻まれていて、銀色のうさぎが夢ではないと気付く。
家に帰るとドニーの部屋に飛行機のエンジンが落下して、大騒ぎになっていた。
感想
予想していたより、悲しくて切ない映画でした。
世界の終わりの意味が分かった時は涙がこぼれました。
宣伝で"リバース・ムービー"って言ってましたけど、そのまま受けとっていいんでしょうか。
不思議な映画で、いろんなヒントが散りばめられているのですが、繋がりがなかなか見えてこないので、かなり混乱しました。

シリアスな話しですが、ドニーと転校生のグレッチェンがキスしようとした時に、本当に変なおじさんが見ていたのには爆笑しました。
私は、ここでそうくるか〜というのに、弱いんですよ。(笑)
しかも赤いジャージだし…。

これは超個人的な感想ですが、カップルで「死霊のはらわた」を見に行くのが信じられませんでした。
でもここが大事なシーンなので、そんな事気にしている人はいないんでしょうね。(^_^;)

謎が多いこの作品の中で一番気になったのは、水あめみたいにニュ〜ンと出る霊気みたいなエネルギーです。
これって何なんですかね?
人間はこれに従って動いているということなんでしょうか?
う〜ん、分からない。

ドニーの姉エリザベス役は、本当にジェイクの姉マギー・ギレンホールと知ってビックリしました。
似てなかったので、全然気付きませんでしたよ。

本当に何回も見ないと分からない映画です。
皆さんは分かりましたか?
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2003.04.28

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spink.gif 飛ぶ教室(2003)   ドイツ
  DAS FLIEGENDE KLASSENZIMMER  [114分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ファミリー/ドラマ/コメディ
監督 トミー・ヴィガント
出演者 ウルリヒ・ノエテン         (ヨーハン・ベク)
セバスチャン・コッホ        (ボブ)
アーニャ・クリング         (カトリン)
ピート・クロッケ          (クロイツカム校長)
ハウケ・ディーカンフ        (ヨナタン・トロッツ)
テレザ・ウィルスマイヤー      (モナ・エーガーランド)
フィリップ・ペータース=アーノルズ (マルティン・ターラー)
フレデリック・ラウ         (マッツ・ゼルプマン)
ハンス・ブロイヒ・ヴトケ      (ウリー・フォン・ジンメルン)
フランソワ・ゴシュケ        (ゼバスティアン・クロイツカム)
ニコラス・カントール        (テオ)
ヤイメ・クルスト          (ヴァヴェルカ)
ティルマン・ズース         (ハッケ)
コピー 勉強よりも大切なこと
あらすじ
ドイツ、ライプチヒ。
クリスマスまで3週間。
由緒ある音楽学校、聖トーマス校の寄宿舎に転校してきたヨナタン。
彼はルームメイトの4人組と仲良くなった。
その4人とは、ボクシングが強いマッツ、クラス一の秀才マルティン、研究熱心なゼバスティアン、いじめられっ子のウリーだ。
この学校の寄宿生は、通学生と仲が悪く、いつもいがみ合って顔を合わせては喧嘩していた。
ある日、楽譜とゼバスティアンが盗まれた。
ヨナタンたちは彼を助けるために、通学生と戦う。
感想
見終わった後、何だか心がポカポカして、こちらまで幸せを分けてもらったような気持ちになってました。
すごく優しさの詰まった作品です。
友情を大切にする優しさ、生徒を思いやる優しさ、先生を助けようとする優しさ、家族への優しさ等など。
世知辛い世の中に生きている私たちにとって、これは一服の清涼剤的な作品だと感じました。

本当に楽しそうな学校ですよね。
規則は厳しそうですが、学校ですもの多少は仕方ないと思います。
こんな先生がいたら、子供達の将来のためにも良いですよね。
私も中学校の時の先生が良い人で、今でも感謝していますもん。
なかなか生徒の気持ちを尊重してくれる先生っていないですよ。
頭ごなしに叱る事は誰でも出来るけど、きちんと事情を聞いてから、その上でちゃんと叱ってくれるという芸当はなかなか出来ないと思います。

しかし、ドイツの子供達はやる事が大人だよね。
12歳の女の子をタクシーで、しかもタダで送る腕を持っているとは!!
しかも、その時の彼がすごくカッコ良く見えちゃうんですよ。
これには、ズキュン!とやられました!

それにしても、皆可愛い子ばかりですね〜。
1番のお気に入りはいじめられッ子のウリー。
いじめられて落ち込んでいる表情がまた可愛いんですよ。
かと思っていたら、風船で男らしい所も見せてくれて、カッコ良かったです。

"飛ぶ教室"の曲には、すごく勇気をもらいました。
皆一人じゃない、自分のペースで良い、ってのに励まされたな。
ちょうどちょっと落ち込んでいた時だから、余計に響いたんだと思います。
稽古の時の宇宙バージョンも、もっと見てみたかったです。

あの"お前を見てるぞ"って決め台詞、どっかで聞いたことあるような気がするんだけど、どこだったかな〜?
鑑賞日 2005.03.05

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spink.gif 富江replay(1999)  日本   [95分]
管理人評価   ★★
ジャンル ホラー
監督 光石富士朗
出演者 山口紗弥加  (森田由美)
宝生舞    (川上富江)
窪塚洋介   (佐藤文仁)
松尾政寿   (武史)
菅田俊    (森田健三)
コピー 愛してくれたら、殺してあげる。
あらすじ
医師や看護婦が、次々と姿を消している森田病院。
その院長である森田健三もまた、謎の失踪を遂げていた。
父親の行方を探す娘:由美は、立花医師から父親の日記帳を渡される。
そこにはある少女のお腹から摘出された生きた女の首の観察記録が書かれてあった。
その女の名は富江。
その後、由美の周りで奇妙な事件が起り始める。
感想
全然怖くなかった…。
すごく覚悟して見たのに…。
夜に一人では見ない方がいいみたいだったから、真昼に見たのがいけなかったのか…。

宝生舞の富江は綺麗で男を魅了するというのはよく分かったけど、怖さというものは感じられなかったです。

由美の父親はかなり怖かったな。
「化け物、化け物、化け物おおおお」という叫び声には肝を冷やしました。

前作「富江」の管野美穂の方が怖いらしいのでそっちに挑戦してみようかな。

ホラーはどうも苦手で、特に邦画は…。
でもこれくらいならいけそうだな。
鑑賞日 2002.11.15

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spink.gif 共喰い(2013)   日本     [102分]   R−15+
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/文芸
監督 青山真治
出演者 菅田将暉   (篠垣遠馬)
木下美咲   (千種)
篠原友希子  (琴子)
岸部一徳   (刑事)
光石研    (円)
田中裕子   (仁子)
穴倉暁子   (アパートの女)
淵上泰史   (若い刑事)
コピー 母さん、なんで僕を生んだのですか?
あの男の血をひく僕を――。
あらすじ
昭和63年の夏、山口県下関市。
父:円とその愛人:琴子と暮らす17歳の青年:遠馬。
円にはセックスの時に暴力を振るう性癖があり、実の母:仁子はそれが耐えられずに、遠馬が生まれるとすぐに家を出ていった。
そして今は、川一本隔てた魚屋で一人暮らしをしていた。
やがて、遠馬は幼なじみの恋人:千種と何度も交わるうちに、嫌悪していたはずの父と同じ忌まわしき血が自分にも流れていることを思い知らされていく。
感想
R−15+だけあって性的な表現のシーンが多かったですが、暗いテーマながら興味深く見る事が出来ました。

まず、舞台が地元の県だという事。
方言が特徴的でしたが、私には懐かしい響きでいちいち嬉しかったです。
私も海辺の町で育ったので、あの汚い河とか、魚の臭いがする市場とか、懐かしくてすっと物語に入っていけました。

暴力的な性行為をする父:円。
こんな下半身が人格みたいな人が父親なんて、自分の運命を呪いたくなります。
主人公の高校生:遠馬は、自分もその父親のように暴力的な性行為をしてしまうのではないかと悩んでいます。
その割には恋人が痛いと言っても頻繁に性行為を求め、自分よがりで終わってしまうんです。
まあ、今ならスマホですぐに情報が手に入るけど、昭和63年の高校生にはそういう情報は手に入らなかったですもんね。

また出てくる女性が皆色っぽい!
遠馬目線だからかもしれないけど、皆性の対象にしてましたからね。
17歳男子はそんなものか。

またそれを20歳の菅田将暉くんが演じているというのが良いですね。
最近「アルキメデスの大戦」を見たばかりなので、余計に気になってました。
初々しくも荒々しく女性を求める姿が、あの父親の血を感じさせます。
でも、一番ドキドキしたのは手首を縛っての行為ですね。(照)
これなら安心。

女の敵である円の最期。
遠馬にとっては最悪な事だったかもしれないけど、見ているこちらはスッキリしました。
こんなに自業自得な最期あるんですね。
これでこの町の女性は安心して暮らせるのではないでしょうか。

暗いテーマで評価はあんまりかなと思いましたが、なかなか良かったと思います。
菅田将暉くんの魅力による所が大きいですけどね。
鑑賞日 2020.10.09

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spink.gif ドライビング Miss デイジー(1989)   アメリカ
  DRIVING MISS DAISY  [99分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ
監督 ブルース・ベレスフォード
出演者 ジェシカ・タンディ    (デイジー・ワサン)
モーガン・フリーマン   (ホーク・コバーン)
ダン・エイクロイド    (ブーリー・ワサン)
パティ・ルポーン     (フローリン・ワサン)
エスター・ローレ     (アデラ)
ジョー・アン・ハヴリラ  (ミス・マクラッチー)
ウィリアム・ホール・Jr (オスカー)
コピー ブルーのセダンにふたつの人生を乗せて
“夢”のように飛び去った25年…
あらすじ
1948年、夏。
長年勤めた教職を退いたデイジーは未亡人。
まだまだ元気いっぱいの彼女だったが、寄る年波には勝てず、ある日運転中にあやうく大事故を引き起こしかける。
亡くなった父の跡を継いで会社の社長となっていた息子のブーリーは、そんな母の身を案じ、専用の運転手を雇うことにした。
感想
最後はやっぱり泣いちゃいますね。
最初あんなに嫌がっていたのに、二人で何気ない日々を長く過ごす事で、かけがえのない友人になりました。
ホークがデイジーに親切だったのは、息子ブーリーに雇われていたからとはいえ、雇用人という枠を超えて接していたのも事実です。

お互いを尊重し合って、適度な距離感が保たれていたのも、二人の仲が長く続いた秘訣でしょう。
ホークは陽気で人当たりの良い性格なので、誰にでも好かれそうです。
プライドが高く、人を寄せ付けないデイジーでも、1週間とかからず車に乗せる事に成功しましたからね。
強引には行動せず、相手が自然と受け入れられるように仕向けるのは、かなりのテクニックが必要です。

デイジーが普段上品なだけに、時折口にする毒舌が面白かったです。
特に息子の嫁フローリンに対する言葉に笑ってしまいました。
クリスマスの派手な飾り付けを見て言った一言が最高です。

あと、ホークの笑い声にはつられて笑ってしまいます。
笑い上戸で、ちょっとした事でもユニークを交えて返すので、自然とこちらも笑ってしまいました。

まだ黒人差別の色濃く残る時代の南部のお話なので、悲しい差別や体験した悲劇も語られます。
それだけに二人の友情が、いかに尊く特別なものかが分かりますね。

役者さんたちは皆ベテランの方々ばかりなので、じっくりとお話を堪能する事が出来ました。
確かに白人目線の自己満足な友情なのかもしれません。
それでも、これは正真正銘の友情だと思いたいですね。
それくらい素敵な作品でした。

アカデミー賞作品賞、主演女優賞等4部門受賞作品。

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spink.gif ドライブ・マイ・カー(2021)   日本  PG−12
  DRIVE MY CAR  [179分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 濱口竜介
出演者 西島秀俊     (家福悠介)
三浦透子     (渡利みさき)
霧島れいか    (家福音)
岡田将生     (高槻耕史)
パク・ユリム   (イ・ユナ)
ジン・デヨン   (コン・ユンス)
ソニア・ユアン  (ジャニス・チャン)
アン・フィテ   (リュウ・ジョン・ユーイ)
ペリー・ディゾン (ロイ・ルセロ)
安部聡子     (柚原)
コピー この運命から、目を逸らさない――。
あらすじ
舞台俳優で演出家の家福悠介は、元女優の脚本家である妻の音と穏やかで満ち足りた日々を送っていた。
しかしある日、家福が帰宅する前にくも膜下出血で倒れ、そのまま帰らぬ人となってしまう。
2年後。
『ワーニャ伯父さん』の演出を任された演劇祭に参加するため愛車で広島へ向かう家福は、寡黙な女性みさきを専属ドライバーとして雇うことになった。
感想
アカデミー賞にノミネートされて話題の作品で、早く見たいと思っていました。
静かに時間の流れる作品ですが、込められたメッセージは強く深いものだと感じました。

色々な言語で演じられる舞台は、かなり斬新ですね。
後ろの字幕を読むのに忙しそうですが、その間にも日本語で直接耳に訴えかけるセリフもあり、楽しそうでちょっと見てみたいと思いました。

身近な人が亡くなったという経験がないので、今はピンと来ないけど、そういう経験をした時に、この言葉たちを思い出すと思います。
あの時こうすれば良かった、自分のせいで死んでしまった、そう後悔しながら生きている人は、結構いると思います。
でも、それをそう感じる自分を受け入れ、それでも生きて行こう、と背中を押してくれる作品です。

音が書いた前世がヤツメウナギの女子高生のお話には興味津々です。
こんなドラマあったら深夜枠でも話題になるでしょうね。
彼女が最後に残したものがどうなったのか。
めちゃくちゃ気になります。

宿と仕事場の送り迎えだけの関係から、ゆっくりお互いの事を話すようになり、より深い話をする関係になる過程が、丁寧に描かれていました。
話せば話すほど共通点があって、お互いに惹かれていくんです。
みさきは23歳には見えない程落ち付きがあって、若々しい家福とお似合いでした。

台詞の繊細さが村上春樹の作品だなと感じさせます。
アカデミー賞受賞出来るか、楽しみに待ちたいと思います。

村上春樹小説原作作品。
鑑賞日 2022.02.19

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spink.gif 映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生(2016)   日本
  36th DORAEMON THE MOVIE: NOBITA AND THE BIRTH OF JAPAN 2016  [104分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/SF/ファミリー
監督 八鍬新之介
出演者 〈声の出演〉
水田わさび  (ドラえもん)
大原めぐみ  (のび太)
かかずゆみ  (しずか)
木村昂    (ジャイアン)
関智一    (スネ夫)
三石琴乃   (のび太のママ)
松本保典   (のび太のパパ)
竹内都子   (ジャイアンのママ)
千秋     (ドラミ)
白石涼子   (ククル)
武田幸史   (クラヤミ族 族長)
家中宏    (ツチダマ)
大塚芳忠   (ギガゾンビ)
コピー むかしむかし、日本をつくったのは
勇気と友情でした。
あらすじ
家でも学校でも叱られてばかりで、ついに家出を決意したのび太。
同じ頃、ドラえもん、しずか、ジャイアン、スネ夫もそれぞれに家出をしようとしていた。
しかし今の日本には誰にも邪魔されずに家出できる場所がないと知り、途方に暮れる。
そこでのび太たち5人は、タイムマシンで7万年前の日本に家出することに。
原始時代の日本で自分たちだけのパラダイスをつくり、家出を十分満喫して現代へと戻ってきた一行。
ところが、時空乱流に巻き込まれてしまった原始人の少年ククルも一緒に現代に来てしまう。
感想
子供と一緒に鑑賞。
オリジナルは未見です。

家出するのに、7万年前まで行ってしまおうという発想がすごい!
しかも、すごい快適な家も作っちゃうし。
本当にドラえもんは万能ですね。

ククルの体を張った活躍も見所。
棒を折るだけと言ったら身も蓋もないけど、あんな高い所に登れるのは彼だけでしたからね。
野生の運動能力がすごいことを証明してくれました。

まさかドラえもんより未来の23世紀から来た未来人だとは!!
勝てる気がしなかったけど、まさか本物の槍が効くとはね。

ペットの3匹との別れは結構ぐっと来ました。
また会えると良いですね。

オリジナルはどうなんだろうと気になりました。
機会があったら、見比べてみたいと思います。
鑑賞日 2018.03.03

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spink.gif ドラキュラ(1992)   アメリカ
  BRAM STOKER'S DRACULA  [127分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ホラー
監督 フランシス・F・コッポラ
出演者 ゲイリー・オールドマン  (ドラキュラ)
ウィノナ・ライダー    (ミーナ・マーレン)
アンソニー・ホプキンス  (ヴァン・ヘルシング)
キアヌ・リーヴス     (ジョナサン・ハーカー)
サディ・フロスト     (ルーシー)
リチャード・E・グラント (ジャック・セワード)
ケイリー・エルウィズ   (アーサー・ホルムウッド)
ビル・キャンベル     (クインシー・モリス)
トム・ウェイツ      (アーウェン・レンフィールド)
モニカ・ベルッチ     (ドラキュラの花嫁の一人)
コピー 闇の中の愛を見たことがありますか。
あらすじ
15世紀中頃。
神のための戦いでトルコ軍を破ったドラクル伯爵。
しかし、敵の策略により、夫が死んだと知らされた妻エリザベータは、川に身を投げて自殺した。
妻が自殺という行為により、永遠に呪われると知ったドラコムは、自らも永遠に生きると誓った。
それから4世紀後の1897年、ロンドン。
不動産屋のジョナサンは、トランシルバニアのドラキュラ伯爵に依頼され、土地購入の仕事を請ける。
婚約者ミーナとの結婚を延ばしてまで、仕事に向かったのだが、一ヶ月経っても帰れなかった。
感想
何とも切ない愛の物語です。
良かったわ〜。
エンターテイメントとして水準が高いです!
さすが、コッポラ監督!

何といってもゲイリー・オールドマンの七変化が見物です。
こんな不気味な化け物を演じるのは大変でしょうね。
年取ったり、若返ったり、忙しいお方です。
でも、真の姿は愛に生きる熱い男なんですよね。
カッコいいわ〜。
特殊メイクがとにかくすごい。
でこっぱちもここまでくると芸術です。
あと、影の作り方が凝ってるね。
別行動を取る影がおどろおどろしくて不気味。

それに、色々な小道具が綺麗で怪しい!
ドラキュラの3人の花嫁がジョナサンを誘惑する時の仕掛けも、エロくて好きだわ。
股からぬん!と出てきたり、隣からわいて来たりして、男なら虜にならないわけがない!!

そんな花嫁の一人が、今をときめくモニカ・ベルッチだったのね!
最初見たときは全然気付かなかったわ!!
あと、いつも片乳出して頑張ってたのは、元ジュード・ロウ夫人のサディ・フロストだったんですね。
こちらも気付きませんでした。

時代劇といえば、素敵なコスチュームですが、今回はミーナの衣装より、花嫁たちの布だけの衣装が印象に残ってます。(笑)

キアヌの男前っぷりが際立つ逸品です。
ファンならずとも惹かれてしまう魅力いっぱい。
私もちょっぴりふらっときました。

ヴァン・ヘルシングってここにも出てるんですね。
最近ヒュー・ジャックマンの「ヴァン・ヘルシング」を見たのですが、ドラキュラになくてはならない人だとは知りませんでした。(恥)

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spink.gif トラックス(1997)  アメリカ
 TRUCKS   [99分]
管理人評価   ★★
ジャンル SF/ホラー
監督 クリス・トムソン
出演者 ティモシー・バスフィールド  (レイ)
ブレンダ・バーキ       (ホープ)
ブレンダン・フレッチャー
ジェイ・ブラゾー
コピー 劇場未公開
あらすじ
エリア51に程近い小さな田舎町で、オカルトショップを経営しているホープ。
彼女はお客をバス停まで迎えに行った帰りに、無人で暴走する大型トレーラーに襲われ車を壊されてしまう。
何とか知人のレイに迎えに来てもらって町に辿りついたのはいいのだが、その町でも無人のトラックが次々と暴走し人間を襲い始めた。
感想
最初はただのSFだと思って見ていたのに、段々苦手なホラーだと分かってきてぐったりしました。(^_^;)
予期してなかった残酷でグロテスクなシーンには、心の準備が不十分だった為に背筋が凍りました。
内容が分からないと、こういう事があるから怖いです。
しょうがないんですけどね。

妙にリアルで怖いなと思ったら、原作はスティーヴン・キングでした。
彼のホラーは超苦手!わざと見ないようにしてきたのに、油断したな…。
でも彼が原作の「ショーシャンクの空に」とか「グリーンマイル」は好きなんですよね。
こういうのだったら見れるのにな。

トラックが意思を持って暴走し、人間を襲うというストーリーなんですけど、その原因とか誰の仕業とかは全然解明されないんです。
だからいいのかもしれませんけど、個人的には何か消化不良気味です。

相手がトラックだけに、人間がどうやっても立ち向かえないというのが救い様がないです。
でも実際に起りえるかもしれない恐怖があって、ハラハラドキドキします。

この作品はスティーヴン・キングが監督した「地獄のデビルトラック」のリメイクみたいですね。

スティーヴン・キング原作作品。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2003.04.16

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spink.gif トラフィック(2000)   アメリカ
  TRAFFIC  [148分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/犯罪/群像劇
監督 スティーヴン・ソダーバーグ
出演者 マイケル・ダグラス      (ロバート・ウェークフィールド)
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ (ヘレーナ・アヤラ)
ドン・チードル        (モンテル・ゴードン)
ベニチオ・デル・トロ     (ハビエル・ロドリゲス)
ルイス・ガスマン       (レイ・カストロ)
デニス・クエイド       (アーニー・メッツガー)
スティーヴン・バウアー    (カール・アヤラ)
ジェイコブ・バルガス     (マノーロ・サンチェス)
エリカ・クリステンセン    (キャロライン・ウェークフィールド)
クリフトン・コリンズ・Jr  (フランシスコ・フローレス)
ミゲル・ファーラー      (エデュアルド・ルイス)
エイミー・アーヴィング    (バーバラ・ウェークフィールド)
トファー・グレイス      (セス)
トーマス・ミリアン      (アルトゥーロ・サラザール将軍)
ジェームズ・ブローリン    (ラルフ・ランドリー将軍)
ベンジャミン・ブラット    (ジュアン・オブレゴン)
アルバート・フィニー     (補佐係長)
コピー 闘わなければ、呑み込まれる
あらすじ
メキシコ、ティファナ。
麻薬密輸現場を監視する警官ハビエールは、サラサール将軍の密命を受け麻薬カルテル一味の壊滅に協力する。
アメリカ、オハイオ。
新しい麻薬取締最高責任者に任命されたロバートは、麻薬犯罪の摘発に邁進するが、同じ時期に娘のキャロラインがドラッグにはまっていく。
アメリカ、サンディエゴ。
仲間に裏切られ窮地に立たされた麻薬王カール。
彼を救うために妻ヘレーナは、殺し屋に協力を依頼する。
感想
アカデミー賞ウィークという事で、過去のアカデミー賞受賞作品を鑑賞です。

麻薬犯罪に関わる人々の群像劇でした。
売人を取り締まる人々、薬を売りさばく人々、薬を買う人々。
どんなに取り締まってもいたちごっこで、麻薬戦争を終わらせるのは無理だと感じてしまう作品です。

関わる気が無くても巻き込まれてしまう状況は怖かったですね。
メキシコの警察のいい加減さが一因のようですが、彼らも生き延びる為に必死なのです。
都合の良い様に使って、都合が悪くなると切り捨てる。
そんな事が平気で行われている世界では、裏切られたり裏切ったりが横行していました。

誰が敵で誰が味方なのかも曖昧で、本当に自分しか信じられないというヒリヒリした空気が堪りません。
特にメキシコの映像がセピア調だったのが印象的です。
法の力も弱く、正義が通用しない国。
薬にかける行動力が異常で、関わったら最後。
抜ける事は死を意味します。

そんな中で生き抜くハビエルを演じたベニチオ・デル・トロアカデミー賞助演男優賞を受賞。
これは納得の熱演でした。

やっぱりメキシコのパートが良かったと思います。
この部分が深くてどす黒い為、他のパートが活きてると感じました。

アメリカの若者が薬に溺れるシーンは、本当に痛々しくて胸が苦しかったです。
ここまで広まってしまった薬を止める事は難しいでしょう。
でも、親が改心してきちんと向き合ってくれて、少しだけ希望の光が見えました。

アカデミー賞監督賞、助演男優賞受賞作品。
鑑賞日 2022.03.29

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spink.gif ドラムライン(2002)   アメリカ
  DRUMLINE  [119分]
管理人評価   ★★
ジャンル 青春/ドラマ/音楽
監督 チャールズ・ストーン三世
出演者 ニック・キャノン      (デヴォン・マイルス)
ゾーイ・サルダナ      (レイラ)
オーランド・ジョーンズ   (ジェームズ・リー監督)
レナード・ロバーツ     (ショーン・テイラー)
GQ            (ジェイソン)
ジェイソン・ウィーヴァー  (アーネスト)
アール・C・ポインター   (チャールズ)
コピー 未体験のビート、驚異のマーチング・バトル!!
あらすじ
高校卒業後、その天才的なドラムの腕を買われて、マーチングバンドで有名なA&Tに入学したデヴォン。
しかし、バンドの規則は厳しく、先輩たちは容赦なく新人達をしごいた。
自信過剰なデヴォンは、ドラムリーダー:ショーンと事ある事にぶつかり、反抗的な態度ばかり取る問題児として有名になる。
感想
ドラムラインは確かにすごく迫力があって見事だったけど、物語の展開がベタベタで評価がいまいち上がりませんでした。
本当に青春スポ根ものの典型です。
こういう作品はベタしかないのかな?
恋愛の部分もお粗末でつけたし程度にしか思えなかったです。

そして、どうしても主人公のデヴォンが好きになれません。
才能はあるけど協調性に欠ける問題児。
自分勝手な行動ばかりでどうしようもありません。
その才能を過信してすぐ調子に乗るし、私が一番嫌いなタイプなんですよね。
もう終始イライラして頭が痛かったです。

しかし、レイラ役の女優さんは魅力的な人でしたね。
細くてとっても綺麗だったわ〜。
そんな彼女がデヴォンに惚れる理由がわからない。
こればっかりは好みの問題だから、どうしようもないですね。

とにかくマーチング・バンドの演奏はどれも素晴らしかったです。
最後のドラムラインは優劣のつけ方の基準が分からなかったけど、どちらも良かったと思います。
どちらも見劣りする所はなかったのに、なんでA&Tが勝ったのかな?
相手を挑発するような技がダメだったのかな?
これでバンドを愛しているかどうかを見てたのかも。

主人公がもっと華のある人だったら見方も変わったかもしれません。
全然同情できなくて最後まで好きになれませんでした。
だんだん良い子ちゃんになるのも見え見えで嫌だったな〜。
って否定的な事ばかり書いちゃってすいません。
鑑賞日 2005.05.18

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spink.gif トラブルボックス/恋とスパイと大作戦(1994)   アメリカ
  DON'T DRINK THE WATER  [92分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ
監督 ウディ・アレン
出演者 マイケル・J・フォックス (アクセル・マッギー)
ジュリー・カヴナー    (マリオン・ホランダー)
ウディ・アレン      (ウォルター・ホランダー)
ジョセフ・ソマー     (ブラッドレー・マッギー)
エドワード・ハーマン   (ジョン・キルロイ)
メイム・ビアリク     (スーザン・ホランダー)
ドム・デルイーズ     (ドロブニー神父)
エド・ハーリー      (ナレーター)
コピー TVM
あらすじ
1961年。東ヨーロッパのとある国のアメリカ大使館。
そこを指揮しているのは、次期大統領顧問候補のマッギー大使。
その息子で失敗ばかりのダメ大使アクセル。
そんな彼がひょんな事から責任者に任命されてしまう。
任命から数日後。
スパイ容疑をかけられた夫婦が大使館に逃げ込んできた。
感想
面白いんだけど、ちょいちょいイラッとさせられるんですよね。
それがウディらしいんだけど、ツボにはまる時とはまらない時の差が激しいな。
今回は残念ながらはまらなかったです。

ピリリと効いた皮肉はいつも通り。
良くも悪くもアメリカ人を象徴するホランダー。
何かにつけて反抗し、アクセルを嫌うウォルター。
主婦の鏡のようにいつもアイロンをかけワックスがけをし、国王の足を折ったマリオン。
”ありえない状況で出会った相手と結婚する”という占いを信じている娘スーザン。
出てくる人たち全員、癖の強い人ばかりです。

また夫婦の会話が面白い。
まるで漫才のようなかけあいでした。

それに設定が面白いですね。
冷戦時代が舞台で、大使館から出られないんです。
そこでわがまま放題のアメリカ人たち。
食べ物がまずいとか、何とか言って、アラブの王様にも食ってかかるんです。
とにかくキャラの濃い人たちの宝庫です。

ウディ作品なのに、TVMなんですね。
驚きました。
最初はあんまりだなと思ってたんですけど、最後は「ああ、面白かった!」になったので、★は3つです。
鑑賞日 2006.04.01

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spink.gif どら平太(2000)   日本     [111分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 時代劇
監督 市川崑
出演者 役所広司   (望月小平太(どら平太)
浅野ゆう子  (こせい)
宇崎竜童   (仙波義十郎)
片岡鶴太郎  (安川半蔵)
石橋蓮司   (継町の才兵衛)
石倉三郎   (巴の太十)
うじきつよし (中井勝之助)
尾藤イサオ  (市川六左衛門)
大滝秀治   (今村掃部)
三谷昇    (落合主水正)
津嘉山正種  (佐藤帯刀)
神山繁    (本田逸記)
加藤武    (内山舎人)
江戸家猫八  (杢兵衛)
岸田今日子  (姉御風の女)
菅原文太   (大河岸の灘八)
コピー 「痛快」「愉快」「豪快」!
あらすじ
或る(小)藩の町奉行所に着任した望月小平太はその豪快振りから“どら平太”という仇名まで付く型破りな役人。
彼はこの藩の壕外と呼ばれる所で権力を握る三人の親分の不正を正すべく、思いも寄らない方法で彼らを取り込もうとする。
感想
時代劇の定番をこれでもかと詰め込んだ作品でした。
表では町奉行、でも裏でちょこまか動き回るどら平太。
藩にはスラム街のような場所があり、そこを仕切る親分たちと対峙するのです。
そして、壕外と通じている藩内の者もいて、それを一掃しようと奮闘するというお話。

暴れん坊将軍みたいな設定って人気ありますよね。
酒場で仲良くしていた人が、実は偉い人だったと正体を表すシーンが痛快です。
また仲良くなる方法も強引で、出会って間もないのに盃を交わすんですよ。
その行動力でどんどん使命を果たしていくどら平太は、カッコ良く見えました。

壕外の3人の親分も豪華な3人ですね。
菅原文太さんの渋さが爆発していました。
後の2人の腰巾着っぷりも面白かったです。

まあ、藩側の内通者は予測がつくし、物語は予想通りの展開です。
ただ1人対50人の殺陣は見応えありました。
峰打ちであの人数倒すのは至難の業です。

世間の評価はあまり高くないようですね。
私はそれなりに楽しめました。
浅野ゆう子さんの役も良いスパイスになっていたと思います。
出てくる度にクスクス笑えました。

ただ印象に残るシーンなどはなく、数か月後にはどんな映画だったか忘れてしまうかも。
最近、良い時代劇に出会えてないなぁ。
懲りずに見続けようと思います。
鑑賞日 2021.04.16

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spink.gif ドランクモンキー 酔拳(1978)  香港
 Drunken Master In The Tiger's Eye/酔拳   [103分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション
監督 ユエン・ウーピン
出演者 ジャッキー・チェン    (ウォン・フェイフォン)
ユエン・シャオティエン  (スー・フアチ)
コピー
あらすじ
小さなカンフー道場の息子フェイフォンは、町に出ては悪戯を繰り返し、カンフーの練習も真面目にしない放蕩息子だ。
それを見かねた道場主の父は、フェイフォンを厳しく指導しなおす事にした。
そして酔えば酔うほど強くなる酔拳の達人スーを呼び寄せ、個人特訓をしてもらう。
感想
スネーキーモンキー 蛇拳」の時と同じキャストが目白押しで、変わり映えしなかったのが玉に傷です。
しかし兄弟子のホクロ毛の長さは気になります。(笑)
自分でも気に入っていたみたいですね。
ジャッキーの声がおかしかったのは吹き替えなのでしょうか?
(私は字幕で見たんですよ)
違和感がありました。
でもこれだけ疑問に思う事が沢山あっても、結局面白かったという感想になるのが不思議です。

個人的には「酔拳2」の方が良かったですが、これもなかなかです。
毎回の事ながら、ジャッキーの修行はすごいです。
逆さ吊りで下の樽からおちょこで上の桶に水を運んだり、手の甲とひらを交互にひっくり返して腕立てをしたり、本当に力のある人でないと務まりませんからね。
これには感服しました。

ズボンのお尻が破ける十八番もあり、これぞジャッキー映画という感じです。
70%くらいがカンフーシーンですが、食い入るように魅入ってしまうのはジャッキーの魅力とカンフーの迫力なのでしょう。

酔拳は3まであるそうですね。
でも3はジャッキーではないです。
他の人がフェイフォンを演じるとどうなるのか、気になるので見てみたいと思います。
鑑賞日 2003.01.08

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spink.gif トランスアメリカ(2005)   アメリカ  R−15+
  TRANSAMERICA  [103分]
管理人評価   ★★★★★
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 ダンカン・タッカー
出演者 フェリシティ・ハフマン  (ブリー)
ケヴィン・ゼガーズ    (トビー)
フィオヌラ・フラナガン  (エリザベス)
エリザベス・ペーニャ   (マーガレット)
グレアム・グリーン    (カルヴィン)
バート・ヤング      (マレー)
キャリー・プレストン   (シドニー)
コピー スカートの下に何があるかより もっとだいじなこと。

世にもフクザツな親子が 愛を見つけた旅物語
あらすじ
性同一性障害のブリーは、長年待った末、やっと性転換手術が受けられる事になった。
しかし、そんな彼女に警察から電話が。
なんとブリーの息子が逮捕されたというのだ。自分に子供がいるなんて知らなかったブリーは、半信半疑ながら警察署を訪れ、息子:トビーと初対面した。
彼はブリーが大学の時に1回だけ寝た女性の子供だった。
あまりにすさんだ生活をしている彼を見て不憫に思ったブリーは、故郷のリクーンへ連れて行こうと思いつく。
感想
これは面白いです!
不思議な世界過ぎて、知らず知らずの内に入り込んで見てました。

とにかく、この変な関係の親子が良いんですよね。
敬虔なクリスチャンだと思っていたら男で、それを知った上で好きになったのに、実は父親だったなんて!!
正にどんだけ〜を地で行く人たち。大好きです!

基本、性に関してはフリーな人たちですよね。
息子は男娼なわけだし。
良い言い方をしたら理解あるだけど、一般的に言ったらダメ親子でしょ。
なのに、こんなに好感が持てるというのがすごいなと思うわけですよ。

まあ、単純にトビーがめちゃくちゃ好みのタイプって事なんですけどね。
可愛さがありつつもセクシーで、見ていると自然と笑顔になれる。
こういうタイプには滅法弱いです。

そして、そんなトビーと一緒に旅をするのが、オカマの父親ブリー。
この役でアカデミー賞にノミネートされたフェリシティ・ハフマンは本当に素晴らしい!
ずっと男にしか見えなくて、時々「この人は女優さんなんだ」と思い出し、その度にすごさを感じてました。
彼女はいつも「母親じゃない!」と言っていましたが、私はその都度「父親だけどね」とツッコんで楽しませて頂きました。

前に性に関してはフリーと書きましたが、ブリー自体はお堅いんですよね。
オカマさんは下ネタ大好き!という勝手なイメージがあったので、ブリーのようなオカマさんがいるというのは結構意外でした。
おしとやかなお嬢様系もいるんだな〜。
また1つ勉強になりましたわ。

しかし、ブリーに恋しちゃうトビーを見ているのは辛かったな。
もっと早く真実を言ってあげれば良かったのに。
これには同情してしまいました。
親子の愛情はお互い親子だって思っているから親子愛として成り立っているだけで、それを知らない関係で愛情を受ければ恋愛に発展するのは自然の流れですもんね。
そう思いつつも「いつバレるんだろう〜」と終始ドキドキしながら見る事が出来たからOKなんですけどね。

変な人ばかりが出てきたけど、もれなく皆好きでしたね。
それもかなり珍しいと思うな〜。
これから2人はどうなるんでしょうね。
もっと先まで見てみたいです。
鑑賞日 2007.07.24

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spink.gif トランスフォーマー(2007)   アメリカ
  TRANSFORMERS  [144分]
管理人評価   ★★★
ジャンル SF/アクション/ドラマ
監督 マイケル・ベイ
出演者 シャイア・ラブーフ    (サム・ウィトウィッキー)
ミーガン・フォックス   (ミカエラ・ベインズ)
ジョシュ・デュアメル   (レノックス大尉)
ジョン・ヴォイト     (ジョン・ケラー国防長官)
ジョン・タトゥーロ   (シモンズ)
レイチェル・テイラー   (マギー)
タイリース・ギブソン   (エップス軍曹)
アンソニー・アンダーソン (グレン)
ケヴィン・ダン      (ロン・ウィトウィッキー)
ジュリー・ホワイト    (ジュディ・ウィトウィッキー)
アマウリー・ノラスコ   (ホルヘ)
バーニー・マック     (ボビー・ボリビア)
W・モーガン・シェパード (ウィトウィッキー船長)
マイケル・オニール    (トム)
<声の出演>
ピーター・カレン     (オプティマス・プライム)
マーク・ライアン     (バンブルビー)
ヒューゴ・ウィーヴィング  (メガトロン)
コピー 未知なる侵略は
トランスフォーム<変身>から始まる!
あらすじ
ある日、中東カタールの米軍基地に未確認ヘリコプターが着陸、突然ロボット型へと変形し無差別に攻撃し始める。
また、飛行中の米国大統領専用機エアフォースワン内では何者かが侵入し、機密情報が驚異的なスピードでハッキングされる事態に。
ただならぬ状況と判断した政府は、内密に分析と対策に取り掛かる。
そんな中、高校生のサムは父親から車を買ってもらう。
そしてその車は、ある日ロボットへ変形し、やがて同じようなロボットたちがサムの目の前に姿を現わすのだった。
彼らとその対抗組織が地球に落ちた“キューブ”というものを探し求めており、どうやらサムがそのカギを握っているという。
感想
思っていた「トランスフォーマー」とは違ってました。
まさか彼らの正体がエイリアンとは!!
宇宙で戦争していたエイリアンたちが、地球で再会し再び相まみえるというお話です。
彼らの大事なものが地球の人間によって隠されていたので、それを取り返す為に、宇宙の善と悪が衝突するんです。

真面目な所はとことんカッコ良く、コミカルな所はセンス良く!
という感じで絶妙なバランスが取れていたので、すごく楽しめました。
特にお気に入りは天然気味のサムのお母さん。
自慰を「ハッピータイム♪」って!!
ニヤニヤが止まりませんでした。

違和感しかないはずなのに、トランスフォーマーたちが画面狭しと暴れまわる様子が、世界に溶け込んでるのが不思議な感覚でした。
特に「オートボット」のヒーローらしい出で立ちがカッコ良くて堪りません!
男の子は絶対に好きですよね。

反乱軍「ディセプティコン」のちょこまか動くフレンジーが、敵ながらあっぱれな奴なんですよ。
エアフォース・ワンに侵入し、ラジカセに姿を変えて国家機密データのハッキングに成功。
小さいくせにやる事がえげつない!
一番敵にしたくないタイプです。

主人公の冴えない高校生サムが、セクシー美女のミカエラと良いコンビになっていくのは小気味良かったです。
最初は転校生と間違えたくらい知られてなかったからね。
今回の件で二人とも一皮も二皮も成長しましたよ。

3週連続「トランスフォーマー」という事で第3作まで録画したので、一気に観ていきたいと思います。

《関連作品》
第2作「トランスフォーマー/リベンジ(2009)
第3作「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン(2011)
第4作「トランスフォーマー/ロストエイジ(2014)
第5作「トランスフォーマー/最後の騎士王(2017)
鑑賞日 2021.08.25

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spink.gif トランスフォーマー/リベンジ(2009)   アメリカ
  TRANSFORMERS: REVENGE OF THE FALLEN  [150分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/SF
監督 マイケル・ベイ
出演者 シャイア・ラブーフ    (サム・ウィトウィッキー)
ミーガン・フォックス   (ミカエラ・ベインズ)
ジョシュ・デュアメル   (レノックス)
タイリース・ギブソン   (エップス)
ジョン・タトゥーロ   (シモンズ捜査官)
ケヴィン・ダン      (ロン・ウィトウィッキー)
ジュリー・ホワイト    (ジュディ・ウィトウィッキー)
<声の出演>
ピーター・カレン     (オプティマス・プライム)
ヒューゴ・ウィーヴィング (メガトロン)
コピー 新たなるトランスフォーム<変身>は
リベンジから始まる!
あらすじ
金属生命体トランスフォーマーの正義の集団オートボットと悪の集団ディセプティコンの激闘から2年。
その渦中に巻き込まれたサムも大学生となり、親元を離れるばかりか恋人ミカエラともしばし離ればなれでキャンパス・ライフを始めることに。
一方、米政府は金属生命体の極秘研究機関だったセクター7を解体、レノックスをはじめディセプティコンと戦った兵士たちを集め、オートボットと連係しながら世界に散らばるディセプティコンを掃討する精鋭部隊“NEST”が組織されていた。
そんなある日、サムは、あらゆる金属物をトランスフォーマー化するパワーを持ち、トランスフォーマー同士の争いの元となった“キューブ”のかけらを発見する。
感想
やっぱり「1」を超えるのは難しいか。
「2」にも期待していたけど、相変わらずどれが敵か分かりづらいし、アクションも同じで目新しさはあまり感じられませんでした。

サムとミカエラの二人の仲は、今回の経験を経て更に深いものとなりました。
サムがセクシーなディセプティコンに誘惑されてましたけど、結果長い舌に首を絞められてて笑っちゃいました。

そして、今回もコミカルパートを担うのは、サムの両親。
サムの大学でマリワナ入りのお菓子を食べちゃってラリってしまうお母さん。
今回もかなりはっちゃけてました。

また小型のディセプティコンをチワワのように扱うミカエラも面白かったです。
彼も彼で素直に懐いて激しく腰振ってるし。(笑)

サムを守る為に犠牲となったオプティマス。
彼を再生させる為に、エジプトまで飛んでマトリックスを大捜索。
双子のトランスフォーマーが仲悪くて楽しませてくれました。

途中参加のシモンズ捜査官が、今回も良い味出してます。
セクター7が解体され、母親のお店で働いている姿が切なかった!
国から切り捨てられたのに、国の為に戦う姿はカッコ良かったです。

規模は大きいのに、戦う理由が弱い気がして、バランスが悪く感じてしまいます。
エジプトに行ったのもピラミッドに登る絵が欲しかったから?
もっと素直に受け入れられる理由だと良かったです。

「2」であまり面白くなくなりましたけど、「5」まであるんですよね。
大丈夫でしょうか。
心配になってきました。
とりあえず「3」は見てみようと思います。

《関連作品》
第1作「トランスフォーマー(2007)
第3作「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン(2011)
第4作「トランスフォーマー/ロストエイジ(2014)
第5作「トランスフォーマー/最後の騎士王(2017)
鑑賞日 2021.08.27

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spink.gif トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン(2011)   アメリカ
  TRANSFORMERS: DARK OF THE MOON  [154分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/SF
監督 マイケル・ベイ
出演者 シャイア・ラブーフ     (サム・ウィトウィッキー)
ジョシュ・デュアメル    (ウィリアム・レノックス)
タイリース・ギブソン    (ロバート・エップス)
ジョン・タトゥーロ    (シーモア・シモンズ)
ケヴィン・ダン       (ロン・ウィトウィッキー)
ジュリー・ホワイト     (ジュディ・ウィトウィッキー)
ロージー・ハンティントン=ホワイトリー (カーリー・スペンサー)
パトリック・デンプシー   (ディラン・グールド)
ジョン・マルコヴィッチ   (ブルース・ブラゾス)
フランシス・マクドーマンド (シャーロット・メアリング)
グレン・モーシャワー    (モーシャワー将軍)
アラン・テュディック    (ダッチ)
ケン・チョン        (ジェリー・ワン)
ブレット・スタイムリー   (ケネディ大統領)
ジョン・トービン      (ニクソン大統領)
パトリック・パンクハースト (NASA長官)
キャスリーン・ギャティ   (女バーテン)
ドリュー・ピルスバリー   (国防長官)
ビル・オライリー      (ビル・オライリー)
ドン・ジーンズ       (ニール・アームストロング)
<声の出演>
ピーター・カレン      (オプティマス・プライム)
ヒューゴ・ウィーヴィング  (メガトロン)
レナード・ニモイ      (センチネル・プライム)
コピー 人類は 今 立ち上がる
あらすじ
1969年7月20日、アポロ11号が月面着陸に成功した。
しかしこの歴史的偉業の陰には、NASAとアメリカ政府がひた隠しにしていた衝撃の事実があった。
月の裏側には、未知の金属生命体であるトランスフォーマーの宇宙船が不時着していたのだった。
しかしその後、彼らが知り得た事実が公表されることはなかった。
現代のアメリカ、シカゴ。
社会人となったサムの前に、再びあの悪夢が甦る。
オフィス機器に姿を変えたトランスフォーマーの侵略者が、人間たちを襲い始めたのだ。
そして、政府が40年間隠し続けてきた事実が最悪の事態を招くことに。
感想
う〜ん。
これも「」は超えられないかな。
今回はオプティマスの前任者が登場し、月が舞台になるのか!?と期待しましたが、結局シカゴをぶち壊しただけでした。

まあ、月が舞台になったら米軍が活躍出来ないし、人間が行く為に世界観が変わってしまうか。
時間をかけてアポロ計画の説明があったから、歴代の大統領のそっくりさんが沢山出てきました。
まさかあの歴史的偉業の裏で、こんな発見をしていたとは・・・。
面白い展開になりそうな入りなだけに残念です。

前作までのヒロインは退場し、新たな彼女が登場。
モデル体型のスラっと美人さんは、サムのどこら辺に惚れたんでしょうか。
ミカエラみたいに一緒に戦って惹かれた訳じゃないから、素直に受け入れられません。

前任者のセンチネルが復活し、まさかの裏切り行為!
テレポーテーション出来る柱を使い、サイバトロン星をそのまま地球に転送しようと画策。
それをサムとオートボットたちチームが、計画を阻止する為に戦いを挑むのです。

相変わらずトランスフォーマーたちは誰が誰か分からず、アクションシーンも代わり映えしないので、ちょっと長いなと思ってしまいます。
でも、ビルの中で右往左往するシーンは緊張感があって良かったです。
ビルが倒れるなんてありえない状況で、中の人間たちはこうして生き延びたのですね。

今回もサムの両親のコミカルパートは健在!
新しい彼女の為に、性の教科書を授けようとするママ。
これは親から一番もらいたくない品物ですよね。

それなりに楽しめたけど、「4」「5」は見るかどうか迷います。

《関連作品》
第1作「トランスフォーマー(2007)
第2作「トランスフォーマー/リベンジ(2009)
第4作「トランスフォーマー/ロストエイジ(2014)
第5作「トランスフォーマー/最後の騎士王(2017)
鑑賞日 2021.08.31

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spink.gif トランスフォーマー/ロストエイジ(2014)   アメリカ
  TRANSFORMERS: AGE OF EXTINCTION  [165分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/SF/ロボット
監督 マイケル・ベイ
出演者 マーク・ウォールバーグ (ケイド・イェーガー)
ニコラ・ペルツ     (テッサ・イェーガー)
スタンリー・トゥッチ  (ジョシュア・ジョイス)
ジャック・レイナー   (シェーン・ダイソン)
リー・ビンビン     (スー)
<声の出演>
ピーター・カレン    (オプティマス・プライム)
フランク・ウェルカー  (ガルバトロン)
ジョン・グッドマン   (ハウンド)
渡辺謙         (ドリフト)
ロバート・フォックスワース (ラチェッット)
ジョン・ディマジオ   (クロスヘアーズ)
マーク・ライアン    (ロックダウン)
レノ・ウィルソン    (ブレインズ)
コピー 共に戦うか、滅びるか。
あらすじ
地球征服を目論むディセプティコンから人類を守った正義の軍団オートボット。
しかし時代の流れと共に、政府からの迫害は激しさを増していた。
テキサスの片田舎で年頃の娘テッサを育てながら廃品業を営むシングルファーザーのケイド。
ある日、偶然手に入れた中古トラックがオプティマスだと気づく。
しかしそこに、オプティマスを回収しようとする謎の組織KSIが現われる。
感想
今回も目が疲れるほどの情報量で、頭がこんがらがってしまいました。
テキサスの田舎から始まり、中国・北京、香港まで巻き込んで、大乱闘が繰り広げられました。

宇宙船の中なんてごちゃごちゃ過ぎて状況が分かりません。
良く人間たちが生きて帰れましたね。
もう流れに身を任して観るしかありません。

一番ヒヤヒヤしたのは、ケイドが中国のアパートで戦う所です。
色々足場となる所があるのですが、人が乗るようには出来てないので、いつ落ちてしまうかとヒヤヒヤさせられましたよ。
トランスフォーマー同士の戦いより見応えありました。

ケイドが娘のテッサに口うるさいのも微笑ましかったです。
2年も付き合っているのに、今更イチャつくな!とか言ってて滑稽です。
自分も偉そうに言える過去でもないのに、子供には強く言ってしまうのは共感出来ます。
自分の経験から言ってしまうんですよね。
今回の厳しい体験を共にして、シェーンとの絆も強まったみたいで良かったです。

今回は日本の鎧を着たトランスフォーマーも登場。
声は渡辺謙さんが担当。
日本人としては嬉しい演出ですね。

あと、恐竜型のロボットに馬みたいに乗っていたのも斬新でした。
山深い所から直接街まで乗って行きましたからね。
これには驚きました。

街中が宇宙船の巨大磁力に翻弄され、どこもかしこもぐちゃぐちゃにされているのに、主人公たちが無傷で切り抜けるのは出来過ぎです。
巨大ロボットたちからしたら、人間みたいな小さな標的に当てる方が難しいのかな。

とにかく上映時間が長い!
盛り上がりが5・6回あったでしょ。
戦えば良いってものじゃないんですよ。
ただでさえ情報量が多くて目が追い付かないのに、それを長時間やられたらぐったりしてしまいます。
そのせいで評価も上がりませんでした。

《関連作品》
第1作「トランスフォーマー(2007)
第2作「トランスフォーマー/リベンジ(2009)
第3作「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン(2011)
第5作「トランスフォーマー/最後の騎士王(2017)
鑑賞日 2022.09.29

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spink.gif トランスフォーマー/最後の騎士王(2017)   アメリカ
  TRANSFORMERS: THE LAST KNIGHT  [149分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/SF
監督 マイケル・ベイ
出演者 マーク・ウォールバーグ   (ケイド・イェーガー)
ローラ・ハドック      (ヴィヴィアン・ウェンブリー)
ジョシュ・デュアメル    (ウィリアム・レノックス)
イザベラ・モナー      (イザベラ)
ジェロッド・カーマイケル  (ジミー)
ジョン・タトゥーロ    (シーモア・シモンズ)
スタンリー・トゥッチ    (マーリン)
アンソニー・ホプキンス   (エドマンド・バートン)
<声の出演>
ピーター・カレン      (オプティマス・プライム)
エリク・アーダール     (バンブルビー)
ジョン・グッドマン     (ハウンド)
渡辺謙           (ドリフト)
ジョン・ディマジオ     (クロスヘアーズ)
ジム・カーター       (コグマン)
オマール・シー       (ホット・ロッド)
レノ・ウィルソン      (スクィークス/モホーク)
トム・ケニー        (ホィーリー)
スティーヴ・ブシェミ    (デイトレーダー)
フランク・ウェルカー    (メガトロン)
コピー 我々の星を救うため、
全人類を滅ぼす
あらすじ
地球に秘められたエネルギーを求めて、トランスフォーマーの故郷サイバトロン星が地球に急接近し、衝突まであと12時間と迫っていた。
しかも人類の守護神オプティマス・プライムまでもが敵側に堕ち、人類は絶体絶命の危機を迎える。
その頃、TRFから逃亡中のケイドは、廃棄物工場に身を隠していた。
地球の危機的状況を知った彼は、地球の運命をかけた戦いに身を投じていく。
感想
いつも通り、情報量が多過ぎて、現状が把握出来ない状態に陥りました。
トランスフォーマーたちが戦い、残骸や爆弾が飛び交う中、主人公たちが傷一つ負わないのは、もう違和感無くなって来ました。
普通なら絶対死亡する状態ですが、舞台が海の中でも空の上でも、関係なく無傷でした。
でも、そこまでの展開は、なかなか面白かったです。

アーサー王と円卓の騎士が本当の話で、魔術師マーリンはトランスフォーマーの杖を使って戦っていたのです。
突然自分がマーリンの子孫だと知らされた教授のヴィヴィアン。
ケイドと杖を探す冒険を経て、自分にしか伝説の杖が使えないと確信するのです。
軍人たちが戦場から離脱する中、杖を発動させる為、危険な前線に戻るヴィヴィアンがカッコ良過ぎました。

ケイドも彼女を守る騎士として、タリスマンの保護の元、勇敢に敵と戦います。
タリスマンがどういうものか良く分からなかったのですが、ケイドの体の中を自在に動き回っていましたね。
この奇妙なものに守られながら、無謀な戦いに身を投じていきます。

今回は盛り上がりを1・2回に抑えていたおかげで、時間の長さを気にせずに鑑賞出来ました。
アクションはごちゃごちゃして観難いですが、人間たちのドラマ部分は結構見応えありました。

続編がありそうな終わり方だったのに、未だに新作が作られていないのですね。
あまり興行的に振るわなかったのかな。
「4」よりは「5」の方が良かったと思います。

《関連作品》
第1作「トランスフォーマー(2007)
第2作「トランスフォーマー/リベンジ(2009)
第3作「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン(2011)
第4作「トランスフォーマー/ロストエイジ(2014)
鑑賞日 2022.10.27

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spink.gif トランスポーター(2002)   アメリカ/フランス
  THE TRANSPORTER  [115分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/サスペンス/犯罪
監督 ルイ・レテリエ
コリー・ユン
出演者 ジェイソン・ステイサム  (フランク・マーティン)
スー・チー        (ライ)
マット・シュルツ     (ウォール・ストリート)
フランソワ・ベルレアン  (タルコーニ警部)
リック・ヤング      (ミスター・クワイ)
ディディエ・サン・メラン (ボス)
ヴィンセント・ネメス   (パイロット)
エイドリアン・ディアネル (ジャーナリスト)
コピー プロの運び屋、依頼品はいつもワケあり。
あらすじ
南仏に暮らすフランクはプロの運び屋。
“契約厳守”“名前は聞かない”“依頼品は開けない”という3つのルールの下、高額な報酬と引き換えにワケありの依頼品であろうが正確に目的地まで運ぶ。
この日も依頼品である3人の強盗犯を愛車に乗せ、追走する警察を見事に振り切って目的地に送り届けた。
そんなフランクにある組織から新たな仕事が入る。
いつも通り車のトランクに依頼品のバッグを積み、目的地へと向かう。
しかし、道中でバッグに不審を感じたフランクは、自らのルールを破って開けてしまう。
すると、そこには手足を縛られた中国人美女が入っていた。
感想
ちょっと期待し過ぎていたかもしれません。
もっと面白いかと思ってました。
予告の感じからもっと手の込んだ謎があると思ってたのにな。

意外とあっさり裏もばれたし、ライの秘密も浅かったです。
アクションが主だったから、そんなに楽しめませんでした。
なんか同じようなシーンの繰り返しで、途中から飽きちゃいました。

フランクの型通りが好きなお堅い男のキャラは良かったと思います。
筋肉ムキムキで構えた時の型もバッチリ決まってカッコ良かったです。

タールを使った戦いとかも面白かったですね。
ヌルヌルを利用したアクション。
最後はそのぬめりを利用してスイ〜〜っと弾を避けてて笑っちゃいました。

あと、カーチェイスが凄かったですね。
フランスの狭い路地を縦横無尽に走りまわるテクニックは見事です。
あまりにすごくて、ちょっと酔いそうになっちゃいました。(汗)

しかし、マフィアも無茶するよね。
ランチャーロケットで家を爆破するとかさ。
準備万端のフランクは、酸素ボンベとか用意していて無事だったけど。

どんどん敵が出てきて追い詰められるけど、やられるというドキドキ感があまりないんですよね。
これはまずいでしょう。

期待した分、評価が伸びませんでした。
残念です。

《関連作品》
第2作「トランスポーター2
第3作「トランスポーター3 アンリミテッド(2008)
リブート作品「トランスポーター イグニション(2015)
鑑賞日 2007.07.06

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spink.gif トランスポーター2(2005)   フランス/アメリカ
  TRANSPORTER 2  [88分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/サスペンス
監督 ルイ・レテリエ
出演者 ジェイソン・ステイサム  (フランク・マーティン)
アレッサンドロ・ガスマン (ジャンニ)
アンバー・ヴァレッタ   (オードリー・ビリングス)
ケイト・ノタ       (ローラ)
マシュー・モディーン   (ジェファーソン・ビリングス)
ジェイソン・フレミング  (ディミトリ)
キース・デヴィッド    (ステイプルトン)
ハンター・クラリー    (ジャック・ビリングス)
シャノン・ブリッグス   (マックス)
フランソワ・ベルレアン  (タルコーニ警部)
コピー あの子を必ず守る

依頼品の6歳の少年が、誘拐された。
危険のない、依頼のはずだった…。
あらすじ
危険な仕事から足を洗い、コート・ダ・ジュールからアメリカのマイアミへと移ってきたフランク・マーティン。
今は、裕福なビリングス家の6歳になる一人息子ジャックの送り迎えという仕事を受け持っていた。
徐々にジャックとも打ち解けていき、平凡ながらも楽しく仕事をこなすフランク。
そんな矢先、思いもよらない事件が起こる。
2人の前に突如冷徹な女殺し屋が現われ、ジャックが奪われてしまう。
感想
コンパクトにまとまったアクション映画でした。
」の事は全く覚えてないけど、これはこれで見れる作品です。

預かっていた子供の予防接種に行った時、いきなり襲われるフランクたち。
悪党どもの狙いは、その子供の誘拐。
脅されたフランクは、子供を奪われてしまう。

まずはド派手なカーアクションから始まりました。
子供が乗っているのに、グイングイン飛ばして、ギュインギュイン言わして、逃げまくりです。
ビルからビルへのジャンプはスリル満点でしたね。
生きた心地がしませんでした。

今度は囚われた子供の奪還作戦。
悪党グループの一人を見つけ、街中での追いかけっこが始まります。
ジェットスキーでバスを追いかける斬新な方法。
乗ってた女性も一緒にというのがまた新しい!!

子供は戻ってきたものの、怪しいものを注射され、特殊な病気にかかってしまいます。
今度は解毒剤を探す事に。
次から次へ問題が出てきて、その度に奔走するフランク。
本当に万能な人です。

刀や鉈を持った敵との攻防、消化ホースを使った戦い、落下する飛行機でのやり合いなどなど。
色々なバージョンの戦い方が楽しめました。
特に落下する飛行機の中は、天地が分からなくなる程グルグル回っていて、見ているこちらも目が回りそうでした。

まだ「3」もあるようなので、機会があれば見て、制覇したいと思います。

《関連作品》
第1作「トランスポーター(2003)
第3作「トランスポーター3 アンリミテッド(2008)
リブート作品「トランスポーター イグニション(2015)
鑑賞日 2018.10.21

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spink.gif トランスポーター3 アンリミテッド(2008)   フランス
  TRANSPORTER 3  [103分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/サスペンス
監督 オリヴィエ・メガトン
出演者 ジェイソン・ステイサム    (フランク・マーティン)
ナタリア・ルダコーワ     (ヴァレンティーナ)
フランソワ・ベルレアン    (タルコニ警部)
ロバート・ネッパー      (ジョンソン)
ジェローン・クラッベ     (レオニード・ヴァシーレブ)
アレックス・コボルド     (レオニードの補佐官)
エリック・エブアニー     (アイス)
ポール・バレット       (船長)
セミー・シュルト       (ザ・ジャイアント)
デビッド・アトラッキ     (マルコム・マンヴィル)
コピー 手首に罠、依頼品は赤い代物
あらすじ
ある日、運び屋フランクの家に車が突っ込んでくる。
それは以前彼が断った仕事を請け負った知人のマルコムだった。
彼の腕にはあるブレスレットがはめられており、救急車で運び出された直後、突然爆発してしまう。
その後、何者かに襲われ、拉致されたフランクの腕には、あのブレスレットがはめられていた。
感想
前2作の事は全然覚えていませんが、この作品だけでも不便はありませんでした。
お話も途中までは良かったと思います。
でも、後半急に二人がイチャつき始めてから、一気にトーンダウンしてしまいました。

車から離れると爆発するブレスレットは、良く出来たアイテムでしたね。
トイレに行きたくてもたどり着けないとか、湖に沈んでも離れられないとか、電車に乗る為に車ごと突っ込むとか。
その縛りがあるから導かれる展開が新鮮でした。

パンクなメイクで不愛想なヴァレンティーナ。
フランクと一緒のブレスレットをして、助手席に座っている謎の女。
でも、下品で自分勝手だし、あまり魅力的ではありません。
極めつけは、首の後ろに「安」のタトゥー。
だから、フランクが惹かれる理由が分からず、素直に受け入れられませんでした。

アクションは良かったんですけどね。
片輪走行でトレーラーの間を抜けたり、自転車で逃げる車を追いかけたり。
特に最後の電車でのアクションが凄かったです。
上に乗せた車から離れられないから、その範囲で戦うんですけど、次々と敵を倒していくのが小気味良かったです。

それだけに急に恋愛方向にハンドルを切ったのが残念過ぎます。
一緒に命がけの体験をして、吊り橋効果が発生したのでしょうか。
まあ、女性に翻弄されているフランクは貴重かもしれませんね。
しかし、評価は上がりませんでした。

《関連作品》
第1作「トランスポーター(2002)
第2作「トランスポーター2(2005)
リブート作品「トランスポーター イグニション(2015)
鑑賞日 2023.10.22

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spink.gif 鳥(1963)  アメリカ
 THE BIRDS   [120分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス/パニック
監督 アルフレッド・ヒッチコック
出演者 ロッド・テイラー      (ミッチ・ブレナー)
ティッピ・ヘドレン     (メラニー・ダニエル)
ジェシカ・タンディ     (リリア・ブレナー)
スザンヌ・プレシェット   (アニー)
ヴェロニカ・カートライト  (キャシー)
コピー 恐怖映画の巨匠ヒッチコックの最高傑作
鳥たちが、人間を食いちぎる このショック!
凄まじい恐怖が、あなたを襲う!
あらすじ
悪ふざけが好きで人を驚かす事に喜びを見出しているメラニー。
ペットショップで弁護士のミッチにからかわれたメラニーは、彼を驚かす為に住所を調べて彼の家に行き、欲しいと言っていた"ラブバード"をこっそり家に置いてくるという計画を立てた。
彼女が置いた鳥を見つけたミッチは、彼女を家に招待し夕食をご馳走する。
しかし彼女がこの町に来てから、町中の鳥たちが人を襲ったり、尋常ではない数の大群を組んで集結したりと異常な行動を取るようになった。
感想
今回はヒッチコック映画第4弾「鳥」です。
(私が見た順番です)
この映画はかなりおぞましく、かなり気持ち悪い映画でした。
何回も目を覆ってしまって、同時に何度も背筋が凍りました。

鳥の大群が暖炉からわいてくる様は寒気がして、まともに直視する事が出来ませんでした。
一匹なら可愛い鳥もここまで大群になると、おぞましい以外の何者でもありません。
更に入ってきた鳥たちが部屋の中を飛びまわり、人間を攻撃する時もキキキキキィー、ピピピピピィーという凄まじい鳴き声がしてより一層背筋が凍ります。(-_-;)

あと学校のジャングルジムにカラスが100羽くらいウヨウヨ群がっている様子に至っては失神寸前です。
極めつけは映画のラストシーンでのミッチの家の前の光景。
ここまで来ると圧巻の一言です。
こんなにいるともうどうでもいいやと思ってしまいました。

今回初めて若い時のジェシカ・タンディを見ました。
私が知っているのは「白い犬とワルツを(TVM)」、「ドライビング・MISS・デイジー」の彼女です。
この頃は可愛いおばあちゃんですけど、やっぱり昔は美人女優だったんですね。
全然違ったので始めはまったく気づきませんでした。
ちょっと意地悪な継母役でしたが、綺麗なので許せます。(^_^;)

この手の映画は原因とか考えても出てこないと思うのですが、自分なりにいろいろ考えてました。
でもそんな事はどうでもいい感じです。
ただ怖かった……それだけです。
鑑賞日 2003.02.12

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spink.gif ドリーマーズ(2003)   イギリス/フランス/イタリア  R−15+
  THE DREAMERS  [117分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/青春/エロス
監督 ベルナルド・ベルトルッチ
出演者 マイケル・ピット       (マシュー)
エヴァ・グリーン       (イザベル)
ルイ・ガレル         (テオ)
ロバン・ルヌーチ       (父)
アンナ・チャンセラー     (母)
ジャン=ピエール・カルフォン
ジャン=ピエール・レオ
コピー 1968年、パリと愛し合った…。
あらすじ
1968年、フランス。
留学中のアメリカ人マシューは、映画同好会でイザベルとテオの姉弟と出会う。
フランスで初めて出来た友達だった。
マシューは2人に夕食に招待され、両親にも紹介された。
次の日から、イザベルたちの両親が旅行で1ヶ月家を留守にする事になり、マシューはここで居候する事にした。
感想
エロティックコーナーにあったので、手を出すのが躊躇われた作品です。
しかし、勇気を出して見てみて良かったですよ!

お互いに依存し合っていて離れられない双子の姉弟。
そこへ迷い込んだアメリカ人青年。
そんな彼らの青い性が欲望のままに絡み合う…という何ともなまめかしいお話です。

エロエロシーンはまともに見れないシーンの連続でしたね〜。
罰ゲームで壁のポスターに向かって○○○ーさせられる時なんて、見ちゃいけないものを見た感覚で、一人で騒いでしまいました。
すごくリアル(!)でただただ唖然とするばかりです。
フランスの罰ゲームは強烈だわ〜。

あと、あそこにイザベルの写真を隠しているのが見つかるシーンもかなりヤバイ!
モザイクで消しきれてないから、思いっきり見ちゃったよ!
俳優さんって大変な仕事ですよね。

でも、あっさりとしたエロさというか、全体的にも爽やかな印象で、結局は若いって良いよね!という感想に落ちつきました。

それだけではなく、混乱期にあった政治事情も重なって、ちょっと難しい話もありました。
時代は5月革命の真っ只中で、その時代背景が分かっていないと難しいと思います。
正直あまり分からなかったのですが、見るべき所はそこじゃないと言い聞かせて次へ進む事にしました。(大恥)

主人公たちが映画マニアという設定だったので、古い映画が沢山出てきました。
見た事ない作品ばかりだったけど、これを見て一気に興味が沸いてきました。
中でもルーブル美術館を9分半で走り抜けるというのが面白そうです。

アメリカ人青年マシューを演じた人、どっかで見た事あるな〜と思っていたら、「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」に出てた人ですね!
あ〜、スッキリした。

この映画、全体的に「何か履け!!」ってツッコみたいシーンが多かったです。
テオがゴミを漁るシーンとかは、完璧にツッコミポイントでしょ。
1ポイント獲得〜!
鑑賞日 2005.11.22

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spink.gif ドリームガールズ(2006)   アメリカ
  DREAMGIRLS  [130分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/音楽/ロマンス
監督 ビル・コンドン
出演者 ジェイミー・フォックス  (カーティス・テイラーJr.)
ビヨンセ・ノウルズ    (ディーナ・ジョーンズ)
エディ・マーフィ     (ジェームス・“サンダー”・アーリー)
ジェニファー・ハドソン  (エフィー・ホワイト)
アニカ・ノニ・ローズ   (ローレル・ロビンソン)
ダニー・グローバー    (マーティー・マディソン)
キース・ロビンソン    (C.C.ホワイト)
シャロン・リール     (ミシェル・モリス)
ヒントン・バトル     (ウェイン)
ジョン・リスゴー     (ジェリー・ハリス)
ロバート・チッチーニ   (ニッキー・カッサーロ)
コピー 夢は永遠に生き続ける
あらすじ
1962年、アメリカの自動車産業の中心地、デトロイト。
エフィー、ローレル、ディーナの3人は音楽での成功を夢見て“ドリーメッツ”というグループを結成し、新人オーディションへの挑戦を繰り返していた。
中古車販売会社のカーティスはそんな彼女たちに大きな可能性を見出し、マネジメントを買って出る。
そして、地元で抜群の人気を誇るジェームズ・アーリーのバック・コーラスに抜擢されると、彼らのパワフルなステージはデトロイトのみならず全米中の注目を集め、一躍スター街道を歩み始める。
感想
前に見た事あるので、ちょっと寝かせておいた作品です。
でも、寝かせ過ぎたみたいで、内容を全然覚えていませんでした。(汗)

ドリームガールズって順風満帆だったと勘違いしていました。
体調が悪くて周りに当たってしまったエフィ。
病院に行き反省しているのに、全然許してもらえないのは同情しちゃいました。
また彼女の心の叫びのような歌が切なさを増長させます。

アカデミー賞助演女優賞を受賞したジェニファー・ハドソンの力強い歌声は、脳に響くような迫力です。
リードボーカルをディーナにしても、やはりオーラがあるのはエフィでしたね。

色々な楽曲がありましたが、一番のお気に入りは「ワンナイト・オンリー」。
バラードも良かったけど、ディスコバージョンは一緒に踊りたくなるような楽しい曲でした。
他の曲たちも魅力的な音楽ばかりで、登場人物たちの心情を表した曲を聞くと、より感情移入出来たように思います。

しかし、この時代は曲の乗っ取りが横行していたようでビックリ!
似てるとかいう問題じゃないですよ。
しかも、オリジナルのバラードよりアップテンポなダンスミュージックの方が、金がかかっている分良くなっているのが皮肉なものです。
ディーナのおかげで権利は守られたけど、あの協力がなかったら泣き寝入りですか?
こんな時代もあったと勉強になりました。

最後の解散コンサートは感動的でした。
色々あったけど、こうして皆で集まれて良かった、良かった。
再出発が上手くいくと良いですね。

「ダイアナ・ロス&ザ・スプリームス」がモデルだそうで。
調べてみると知ってる曲が沢山ある有名な人たちでした。
メンバーの入れ替えとか、リードボーカルが売れるとか、音楽業界には良くありそうな事柄が多く、モデルになったというのも納得です。

アカデミー賞助演女優賞受賞作品。

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spink.gif ドリームランド(2019)   アメリカ  PG−12
  DREAMLAND  [101分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/犯罪/ロマンス
監督 マイルズ・ジョリス=ペイラフィット
出演者 フィン・コール       (ユージン・エバンズ)
マーゴット・ロビー     (アリソン・ウェルズ)
トラヴィス・フィメル    (ジョージ・エバンズ)
ケリー・コンドン      (オリヴィア・エバンス)
ダービー・キャンプ     (フィービー・エバンス)
ギャレット・ヘドランド   (ペリー・モントロイ)
ハンス・クリストファー   (ジョン・ベイカー)
<声の出演>
ローラ・カーク       (大人になったフィービー)語り手
コピー ここではない、どこかに
“夢見る場所”があると信じた
ふたりの運命とは――
あらすじ
1930年代半ばのテキサス。
子供の頃出て行った実父が送って来たメキシコの絵ハガキに憧れ、田舎暮らしに嫌気がさしている17歳のユージン。
ある夜、納屋に怪我負って隠れている女性を発見する。
彼女の正体は、銀行を襲い5人の命を奪ったとして指名手配されていた強盗犯アリソン・ウェルズだった。
彼女に興味を持ったユージンは、危険と知りつつも彼女を匿うことにする。
感想
雨が降らない為農作物が育たず、砂嵐にも襲われる、最悪な地域に住んでいるユージン。
子供の頃に出て行った父親が送ってくれた、メキシコの美しい風景に憧れています。

そんな時に出会ったのは、銀行強盗犯のアリソン。
脚に怪我をしていた彼女の治療をしてあげて、事件の詳細を聞いたユージンは、彼女の魅力にも惹かれて創作話を信じてしまうのです。

メキシコに逃げたいという彼女の話を聞き、自分もここから逃げようと心に決めるのでした。
憧れはあるけど一人では行動出来なかったユージン。
そんな所に思いがけず降って来た話を、好機だと思い込んでしまったのです。

まだ17歳の少年には刺激が強過ぎましたね。
アリソンの甘い言葉は、彼の思考力を止めてしまいました。
車を用意してメキシコに逃がしてくれたら2万ドルあげる。
懸賞金の倍の値段だった事、アリソンが魅力的な美人だった事。
色々な誘惑に目がくらんでしまいました。

印象的なのはホテルでのシャワーを浴びるシーン。
一緒に入ろうと誘うアリソン。
戸惑うユージン。
経験のない彼は、積極的に行動出来ないのです。
また彼だけ映すカメラワークも上手かったですね。
彼のドキドキが伝わって来るようでした。

元々は小さな種火だったのに、アリソンというガソリンを注いで、大火事にしてしまったという印象です。
お互いにとってこの出会いは良かったのか、悪かったのか。
アリソンも元々ユージンのように苦しんでいたと考えると、こうなるのも時間の問題だったのかもしれません。

なかなか見応えのある作品でした。
ユージンの心が揺れる様が丁寧に描かれていて、アリソンにどうしようもなく惹かれる気持ちを抑えられず、悪い道へ進んでしまう過程が良く分かりました。
純粋な少年にマーゴット・ロビーは刺激が強過ぎますよ。
私でもついて行っちゃうと思います。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2023.10.20

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spink.gif トリコロールに燃えて(2004)   アメリカ/イギリス/スペイン/カナダ
  HEAD IN THE CLOUDS  [121分]  R−15+
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ロマンス/戦争
監督 ジョン・ダイガン
出演者 シャーリズ・セロン   (ギルダ・ベッセー)
ペネロペ・クルス   (ミア)
スチュアート・タウンゼント (ガイ・マリオン)
トーマス・クレッチマン   (フランツ・デートリッヒ)
スティーヴン・バーコフ   (チャールズ・ベッセー)
カリーン・ヴァネッサ    (リセッテ)
デヴィッド・ラ・ムイエ   (ルーチェン)
ピーター・コケット     (マックス)
ガブリエル・ホーガン    (ジュリアン)
コピー 「そして、私に残ったのは愛だけでした」
あらすじ
1933年、ケンブリッジ。
イギリスの貧しい学生ガイは、上流階級の美しい娘ギルダと出会い、一夜を共にする。
だが、彼女はガイの求愛を受け止めることなく、新たな人生を求めて単身パリへ旅立って行った。
そして3年後、ギルダからの手紙に導かれてパリに降り立ったガイは彼女と再会。
しかしカメラマンとして華やかな生活を送るギルダは、パトロンとの関係を止めようとはしなかった。
それでも彼女の本当の願いは、スペインの内戦を逃れてきた友人ミア、そしてガイの3人で暮らすこと。
はたして、3人は同居を始め、戦争の現実に背を向け享楽的な日々を送る。
感想
何とも切ないお話ですね。
ぐっと来たのですが、あまりに切なかったので★が伸びませんでした。(汗)

前半が楽しい恋模様だったので、後半の戦争部分ががくっと重くなりました。
これはかなりの効果ですよね。
見終わった後の喪失感が結構きついです。

主人公の3人は、それぞれ活き活きして魅力的でした。
奇妙につながるギルタとガイの関係も面白かったです。
これが後々効いてきます。
こういう大河ドラマは好きなので、入り込んで見る事が出来ました。

ギルダの七変化は見物です。
時代によって髪型もメイクも変わってましたからね。
衣装も素敵なものばかりで、目でも楽しめました。

ギルダがガイを助けた時は泣きそうになってしまいました。
彼女も国を守っていたんですね。
彼女なりのやり方で・・・。
始めの学校での事を思い出すと、より泣けます。

彼女の最後の手紙、感動しました。
2人を失って本当の大切さが身に染みたんですね。
くしくもあの占い師の予言は当たってしまいました。
寿命が分かってたら、思い通りに生きていたのかもしれないですね。
鑑賞日 2007.09.27

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spink.gif トリック 劇場版(2002)  日本  [119分]
管理人評価   ★★
ジャンル ミステリー/コメディ
監督 堤幸彦
出演者 仲間由紀恵  (山田奈緒子)
阿部寛    (上田次郎)
生瀬勝久   (矢部謙三)
野際陽子   (山田里見)
伊武雅刀   (長曾我部為吉)
根岸季衣   (菊姫)
芳本美代子  (南川悦子)
山下真司   (神崎明夫)
石橋蓮司   (神003番)
コピー 全ての奇蹟にはタネがある。はず。
あらすじ
自称売れっ子マジシャンの山田奈緒子は、糸節村から来たという男女に、自分達の村に来て神様を演じてくれと依頼された。
大金を見せられた山田は、あっさりと承諾し、糸節村に向かう。
その頃、山田の友人で大学教授の上田次郎は、エリート揃いの同級生と久しぶりに会っていた。
そこで、同級生の一人がトイレで殺される事件が発生。
ダイイングメッセージを元に、徳川の埋蔵金を探す。
二人は糸節村で合流し、村に隠される謎に迫る。
人気TVシリーズ「トリック」の映画化。
感想
う〜ん、それほど面白くないな〜。
このTVドラマは好きで「1」も「2」も見てたんですけど、この映画が一番面白くないかも…。
ギャグもトリックも冴えてないし、内容も薄っぺらい印象です。
スリルもサスペンスもロマンスもドラマも全てが中途半端で見応えがなかったです。
期待していただけに、残念でなりません。

でも、相変わらず山田と上田の掛け合いや、矢部刑事と部下のコント、矢部のカツラネタなどは面白かったです。

あと村の人たちのキャラも良いですね。
不気味なおばあさんが亀の甲羅を割っちゃう所は痛かったな〜。
裸の亀って初めて見た…。(^_^;)

細かい設定も面白いです。
TVで暴れん坊将軍しか放送してないとか、山田と上田にしか分からない暗号とか。

なのに何で面白くないんだろう。原因としては、見せ場となる自称神様たちが安っぽいマジックしかしないからでしょうね。
新鮮な驚きが少なかったので、TVドラマと比べてしまって、物足りなく感じてしまったのだと思います。

呪術は存在せず、全ては奇術で説明できるというリアリズムを追究したドラマなはずなのに、最後がファンタジックな展開になったのも納得出来ませんでした。

わざわざ映画にするほどのお話ではなかったですね。

《関連作品》
第1作「トリック 劇場版2(2006)
第3作「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル(2010)
第4作「トリック劇場版 ラストステージ(2013)
鑑賞日 2003.10.19

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spink.gif トリック 劇場版2(2006)   日本     [111分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ミステリー/コメディ
監督 堤幸彦
出演者 仲間由紀恵       (山田奈緒子)
阿部寛         (上田次郎)
生瀬勝久        (矢部謙三)
野際陽子        (山田里見)
片平なぎさ       (筐神佐和子)
堀北真希        (西田美沙子)
平岡祐太        (青沼和彦)
綿引勝彦        (赤松丑寅)
上田耕一        (佐伯周平)
北村有起哉       (伊佐野銀造)
大島蓉子        (池田ハル)
アベディン・モハメッド (ジャーミーくん)
池田鉄洋        (秋葉原人)
瀬戸陽一朗       (照喜名保)
コピー 推理活劇感動必至大(人×)入希望
あらすじ
関東沖合に浮かぶ小さな島、筐神島。
山の頂上には巨大な岩。
それは、この島を支配する霊能力者・筐神佐和子が、たった一人で一晩のうちに持ち上げたものだという。
そんなある日、上田次郎のもとに青沼という青年がやって来て、10年前に筐神佐和子に連れ去られた幼なじみの美沙子を連れ戻してほしいと相談を持ちかける。
山田は当然のように奈緒子を巻き込み、2人はいざ筐神島へと乗り込む。
感想
やっぱり内容は大したものじゃないけど、今回はなかなか良かったと思います。
細かい芸はいつもながらツボを付いていて面白かったです。

「よろしくね!」(byユートピア)押しが徐々に笑えてきました。
さだ・・・ウケたわ〜。(笑)
前の劇場版で免疫が出来ていたから、案外良く思えたのかもしれません。

あと、モザイクもかなりのツボ。
ツチノコか??

上田のゴム人間化もバカバカしくて良い!
「ワンピース」ですよね??
ファンタジックでダイナミック!
実に爽快なシーンでした。

それに上田の白ブリーフね。
はみ出していたのは噂のブツかな?

と、細かい所は上げ始めたら終わりがないですね。
しかし、映画にするほどじゃないです、はい。

《関連作品》
第1作「トリック 劇場版(2002)
第3作「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル(2010)
第4作「トリック劇場版 ラストステージ(2013)
鑑賞日 2007.11.26

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spink.gif 劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル(2010)   日本     [119分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/ミステリー
監督 堤幸彦
出演者 仲間由紀恵  (山田奈緒子)
阿部寛    (上田次郎)
生瀬勝久   (矢部謙三)
野際陽子   (山田里見)
松平健    (鈴木玲一郎)
佐藤健    (中森翔平)
夏帆     (高階美代子)
藤木直人   (伏見)
片瀬那奈   (杉尾園子)
戸田恵子   (相沢天海)
平泉成    (宇田川八兵衛)
池田鉄洋   (秋葉原人)
三浦理恵子  (松宮佐和子)
大島蓉子   (池田ハル)
瀬戸陽一朗  (照喜名保)
コピー 霊能力、出血大サービス!
まるっとお見通せない謎!!
あらすじ
山奥にある万練村では、村を災厄から守ってきたという霊媒師“カミハエーリ”が亡くなり、100日以内に新たなカミハエーリを選定しなければならなくなる。
方法は、全国から霊能力者を募り、互いに戦わせて、最後に生き残った一人をカミハエーリとするのが古くからの習わしだった。
そんな中、上田は村の青年からこの風習を止めさせるよう頼まれ、霊能力の存在を否定するため万練村へと向かう。
一方、ステージの仕事をクビになり、お金に困っていた奈緒子は、興行主から聞きつけた万練村の話に飛びつき、霊能力者のふりをしてカミハエーリとなり、村人から貢物をせしめようと、万練村へ向かう。
感想
久しぶりに「トリック」シリーズ見ました!
「トリック」は本当に小ネタが本業ってくらい詰め込んで来ますよね。
いちいちそれに笑わせてもらいました!

キャストも本当に豪華で驚きました!
特に松平健さんがコメディに出るなんてビックリ!
鈴木が唱えてた呪文『バンサンケツマ』ってマツケンサンバですよね?
一緒に見てた旦那が築いて爆笑でした。
あと、森を抜けるのに白馬を用意してるって暴れん坊将軍じゃん!!
決め台詞の「さらばじゃ」が似合い過ぎです。

そして、もう一人コメディに不釣り合いな佐藤健くん。
こんなコミカルな感じもいけるんですね!
まあ、彼は比較的シリアスな場面が多かったですが、頼りない感じが見事でした。

密かに大好きな矢部刑事も洞窟の牢屋で大活躍!
今回もやっぱりカツラが!!!
最後首も伸びててお腹痛いです。
毎回ご苦労様です!

コミカルな割に事件はシビアなのが「トリック」です。
今回もかなり衝撃的な事件でした。
私の好みではなくて、あまり評価は上がらなかったのが残念です。

ここまで見たら「4」も見て制覇したいと思います。

《関連作品》
第1作「トリック 劇場版(2002)
第2作「トリック 劇場版2(2006)
第4作「トリック劇場版 ラストステージ(2013)
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2021.09.22

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spink.gif トリック劇場版 ラストステージ(2013)   日本     [112分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/ミステリー
監督 堤幸彦
出演者 仲間由紀恵   (山田奈緒子)
阿部寛     (上田次郎)
生瀬勝久    (矢部謙三)
東山紀之    (加賀美慎一)
北村一輝    (谷岡将史)
水原希子    (呪術師)
吉田鋼太郎   (山本支社長)
中村育二    (川島治道)
石丸謙二郎   (有田雄一)
池田鉄洋    (秋葉原人)
大島蓉子    (池田ハル)
瀬戸陽一朗   (照喜名保)
アベディーン・モハメッド (ジャーミー)
野際陽子    (山田里見)
コピー トリックシリーズ14年間の集大成!
本当に最後です!
あらすじ
ある日、天才物理学者・上田次郎のもとに、村上商事の加賀美慎一からある依頼が持ち込まれる。
それは、とある海外の秘境にあるレアアースの採掘に協力して欲しいというもの。
村上商事が採掘権を獲得した場所で、地元部族の妨害に遭っているというのだ。
彼らを扇動しているのは謎めいた呪術師の女とのこと。
上田は不思議な力を披露して人心を掌握する呪術師のトリックを見破る必要があると考え、自称超売れっ子天才美人マジシャンの山田奈緒子を旅に同行させることに。
感想
「トリック劇場版」制覇しました。
最後まで小ネタ満載でしたね。

今回は村上ショージさんとダチョウ倶楽部押し!
徹底した経費削減の村上商事。
社員たちが皆床で仕事してて笑いました。
ムッシュムーラ村でも村人がダチョウ倶楽部のネタを練習してるし、最後にはご本人たちも登場!
こんなに彼らを押すのは「トリック」くらいですよね。

村で絶大な影響力を持つ女呪術師。
ただのトリックではなく、膨大な知識の賜物だったんですね。
そんな万能な人だったら、もっと違うやり方で活躍出来たでしょうに・・・。

今回も矢部刑事たちは健在。
事件が起きても現地のおまわりさん呼んでるし・・・。
オラウータンにカツラ取られてるし・・・。
最後までご苦労様です。

今回は最後!という割にはあっさりしていたなという印象です。
エンドロール後に結構長い映像があって、終わりなんだなと再確認させられました。

《関連作品》
第1作「トリック 劇場版(2002)
第2作「トリック 劇場版2(2006)
第3作「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル(2010)
鑑賞日 2021.09.25

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spink.gif トレインスポッティング(1996)  イギリス  R−15+
  Trainspotting   [93分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/青春/犯罪
監督 ダニー・ボイル
出演者 ユアン・マクレガー    (マーク・レントン)
ロバート・カーライル   (フランシス・ベグビー)
ケリー・マクドナルド   (ダイアン)
ジョニー・リー・ミラー  (シック・ボーイ)
ユエン・ブレムナー    (スパッド)
ケビン・マクキッド    (トミー)
ピーター・ミュラン    (スワニー修道院長)
ジェームズ・コスモ    (ミスター・レントン)
コピー 未来を選べ。
あらすじ
スコットランド、エディンバラ。
ヘロイン中毒のレントンは、今度こそ禁ヤクしようと準備を整える。
こもる為の食べ物、嘔吐用のバケツ、暴れてた時の為の戸締り。
しかし、またヤクを求めて街に出てしまい、今回もまた失敗に終わる。
友達もヤク中ばかりだが、彼らは楽しく自由に毎日を過していた。
そんな中、ようやくレントンは仕事を見つけ、立ち直ろうとするが、やっかいな友人たちが彼のアパートにやってきて居座ってしまった。
感想
いや〜、これは何回見ても面白いですね〜。
でも好き嫌いが激しく分かれる作品ではないでしょうか。
目を覆いたくなるようなシーンも結構ありますからね。
普段なら私も気持ち悪いのは嫌なんですけど、この作品に関しては楽しく思えるから不思議です!

オープニングのスピード感は堪りません。
ひたすら走るレントン、カッコイイですね〜。
(やっぱりユアン…)

そして最初の禁ヤクする為の準備が面白いです。
準備は完璧なのにな〜。
肝心の主役がこれじゃ…もったいない。(笑)
ユアンのヤバイ形相もツボです。

 "スコットランドで最悪なトイレ"って世界でもかなりランク高い汚さだと思いますよ。
このシーンはちょっとキツイです。
いつ見ても吐き気がします。(^_^;)
でもそんな事、レントンには関係なし。(笑)

今回も全裸のユアンが登場!
ダイアンとのリアルなシーンはドキドキです。
すごく痩せているユアンの裸は、この作品くらいでしょうね。
すごく新鮮に感じました。

ヤク中のレントン目線で、様々な幻覚が見れます。
一番印象的なのは、汚い便器の中に入り、座薬を見つけ喜ぶレントンです。
印象的というより、衝撃的の方が適切かもしれませんね。

このヤク中役のユアンは、本当にクスリやってる??と思う程リアルな演技をしています。
幻覚と戦う時のキレ方は最高です。
彼の出世作と言われるのも頷けますね。
これで注目されない方がおかしいですよ!

痩せているユアンが見たいなら、この作品をどうぞ!!

《関連作品》
T2 トレインスポッティング(2017)

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spink.gif T2 トレインスポッティング(2017)   イギリス  R−15+
  T2 TRAINSPOTTING  [117分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 ダニー・ボイル
出演者 ユアン・マクレガー       (マーク・レントン)
ユエン・ブレムナー       (スパッド)
ジョニー・リー・ミラー     (サイモン(シック・ボーイ)
ロバート・カーライル      (ベグビー)
ケリー・マクドナルド      (ダイアン)
シャーリー・ヘンダーソン    (ゲイル)
ジェームズ・コスモ       (レントンの父)
アンジェラ・ネディヤルコーヴァ (ベロニカ)
アーヴィン・ウェルシュ     (マイキー・フォレスター)
ポーリーン・リンチ       (リジー)
コピー 彼らが選んだ―20年後の「未来」。
あらすじ
スコットランド、エディンバラ。
仲間を裏切り、大金を持ち逃げしたマーク・レントンは、オランダから20年ぶりに帰郷した。
一方、ジャンキーのスパッドは妻子に愛想を尽かされ、孤独に押しつぶされようとしていた。
シック・ボーイことサイモンは、パブを経営する裏で、売春やゆすりに手を染めていた。
そして、もっとも血の気の多い男ベグビーは殺人を犯して服役中。
20年経っても大人になりきれず、相変わらずな人生を歩んでいた4人。
そんな彼らが再び顔を合わせる。
感想
前作をほぼ覚えていない状態で見たので、作品の中で思い出しながらの鑑賞です。
4人ってどんな関係だっけ?
最後、どうなったんだっけ?
そんな状態でも、結構丁寧に説明してくれるので大丈夫でした。

やっぱり皆老けましたね。
自分も人の事言えないくらいおばさんになったけど、20年という時の重さを感じます。
大好きなユアン。
相変わらずキュートでおじさんになっても素敵です。

あと、スパッドも結構当時のまんまです。
当時から年齢不詳な所、ありましたもんね。(笑)

今回はそんな彼の存在が重要でした。
彼の意外な才能が開花し、それによって最悪だった流れも変わります。
今まではクスリの性で底辺の生活だったけど、その経験を文字に起こして大成功を収める事でしょう。
あの経験がなかったら、この展開はなかったというのが皮肉ですが、それも彼らしい人生です。

でも、彼が例外なだけで、底辺にいる奴が浮上出来る可能性なんてほんの一握りです。
サイモンだって未だに人を脅して金を取ってた訳だし、ベグビーは刑務所暮らし。
類は友を呼ぶの最下層版が彼らです。

そんな彼らの滑稽な姿を、カッコ良い映像とBGMで描くのが、この作品の良さですね。
プロテスタントの子孫の集まるパブで歌った即興の唄が、最高にダサかった!
でも、何故か客の心を掴み、大盛り上がり!
このくだりは面白かったです。

やっぱり前作を見たくなりますね。
まさか彼らの20年後が見れると思っていなかったから、それだけでも嬉しいです。
もっとこの作品を楽しむ為に前作を見直したいと思います。

《関連作品》
トレインスポッティング(1996)
鑑賞日 2023.05.04

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spink.gif トレイン・ミッション(2018)   アメリカ/イギリス
  THE COMMUTER  [105分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/アクション/ミステリー
監督 ジャウマ・コレット=セラ
出演者 リーアム・ニーソン      (マイケル・マコーリー)
ヴェラ・ファーミガ      (ジョアンナ)
パトリック・ウィルソン    (マーフィー)
ジョナサン・バンクス     (ウォルト)
エリザベス・マクガヴァン   (カレン・マコーリー)
フローレンス・ピュー     (グウェン)
サム・ニール         (ホーソーン警部)
コピー この謎が、
解けるか?
あらすじ
10年間勤めてきた保険会社を突然リストラされた元警官のマイケル・マコーリー。
ショックを受けつつも、いつもの通勤電車で帰宅しようとした時、彼の前に見知らぬ女が現われる。
その女は乗客の中からある人物を捜し出せたら10万ドルを与えるという奇妙なゲームを持ちかけてきた。
ヒントは、馴染みの乗客ではなく、終着駅で降りる人物、そして通称はプリンという3つ。
警戒しながらも高額な報酬に魅力を感じたマイケルは、とりあえず捜索を開始する。
感想
なかなか面白いサスペンスアクションでした。
普通のサラリーマンかと思いきや、元警官のマイケル。
そんな彼にいつもの通勤電車であるミッションが課せられるというお話。
10年も同じ電車に乗っていると、顔見知りも出来るのかな。
ツッコミ所も多いですが、気軽に楽しめる作品だと思います。

こんなに沢山の乗客の中から、どうやって一人の目撃者を探すのか、興味津々です。
アメリカ特有の切符を座席に挿すというシステムで、まずは7区間の終点で降りる客を絞り込みます。
しかし、その中には怪しい乗客が沢山いて、一人に絞り込むのは至難の業。
何かある度に謎の女ジョアンナから電話がかかってきて、どこで監視しているのか、恐怖でしかないです。

それでもだんだん条件が絞られてきて、緊張感も高まってきます。
謎の組織がその目撃者を探している意図が分かって来て、マイケルもその目撃者を守る事に意識を向けるようになります。
ただ言いなりになっていたマイケルが、元警官の能力を最大限に発揮し、後半大活躍するのが見所です。
特別強い訳ではないんだけど、鋭い洞察力と警察官としての経験を活かして事件を解決していきます。

電車のブレーキが効かなくなった時には、どうなる事かと思いましたよ。
あれだけの大事故の後も、冷静に対処して窓に紙を貼らせるとか、マイケルにしか出来ない芸当です。
アクションもド派手で見応えありました。

リーアム・ニーソンとジャウマ・コレット=セラ監督は、これが4度目のお仕事なんですね。
アンノウン(2011)」も結構良かったので、あと2作も見てみたいと思いました。
鑑賞日 2023.08.14

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spink.gif トレーニング・デイ(2001)  アメリカ
 Training Day   [122分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/サスペンス/犯罪
監督 アントワ・フークア
出演者 デンゼル・ワシントン  (アロンゾ・ハリス)
イーサン・ホーク    (ジェイク・ホイト)
スコット・グレン    (ロジャー)
エヴァ・メンデス    (サラ)
シャーロット・アヤナ  (リサ・ホイト)
トム・ベレンジャー   (スタン)
コピー ロス市警伝説の刑事は、[怪物]だった!
あらすじ
ベテラン麻薬捜査担当刑事のアロンゾの新しい相棒として、新人刑事のジェイクが配属された。
初めて会ったその日は、ジェイクの腕が試されるトレーニング・デイだ。
ジェイクは自分の能力を証明しようと躍起になる。
しかし、モラルが通用しない無法地帯では正義だけではやっていけないと、アロンゾにいろいろな難題を言いつけられ戸惑う。
ジェイクは腐敗した現実と立ち向かう為には、違法なことをしてでも売人を逮捕する現状に疑問を覚えながらも、元のつまらない部署に戻りたくないと必死に我慢していく。
感想
結構期待して見たのですが、普通でしたね。
デンゼル・ワシントンもイーサン・ホークも好きなので楽しみにしていました。
ようやく見れたのですが、確かにアカデミー賞取っただけあって、デンゼル・ワシントンの演技は迫力もあったし、悪のカリスマ!!って感じはバンバン伝わってきて滅多に見れない悪役を堪能できたし。
イーサン・ホークも正義感溢れる熱血君!って感じで二人の掛け合いは見ごたえありました。

しかし、ストーリーに盛り上がりがなくてあっさり終わったという印象です。
不覚にも途中で寝てしまいました。

濃縮された一日ですが、なんか物足りません。
どんでん返しがあるかなと思ったんですけどね。
期待はずれでした。
鑑賞日 2002.07.28

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spink.gif トレジャー・プラネット(2002)   アメリカ
  TREASURE PLANET  [96分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/SF/アドベンチャー
監督 ロン・クレメンツ
ジョン・マスカー
出演者 〈声の出演〉
ジョセフ・ゴードン=レヴィット (ジム・ホーキンス)
ブライアン・マーレイ      (ジョン・シルバー)
エマ・トンプソン        (アメリア船長)
デヴィッド・ハイド・ピアース  (ドップラー博士)
マーティン・ショート      (ベン)
ロスコー・リー・ブラウン    (アロー)
ローリー・メトカーフ      (サラ)
マイケル・ウィンコット     (スクループ)
パトリック・マクグーハン    (ビリー)
コピー 父よ、少年よ、男たちよ――
帆を上げろ!舵を取れ!!
あらすじ
15歳の少年ジムは惑星モントレッサで母と2人暮らし。
彼の父は、ジムがまだ幼い頃に家族を捨てて宇宙へと旅立ってしまった。
ジムはその影響からか、トラブルばかり起こして母を困らせている。
そんなある日、彼の家の近くに宇宙船が不時着。
ジムは船内にいた瀕死の男を救出する。
この時、男からある箱を渡されたジムは、男を追ってきた海賊の追跡を逃れ、宇宙物理学者ドップラー博士のもとへ辿り着く。
そしてその箱を調べてみると、莫大な財宝が眠るという伝説の“トレジャー・プラネット”への地図が入っていた。
感想
冒険小説「宝島」を基にしたディズニー作品です。

でも、冒険の舞台は、宇宙という果てしなく広い世界。
出てくる人たちも、宇宙人と人間で、色々な生命体がいる世界になってます。

やっぱり一番のお気に入りは、スライム状の生き物モーフ。
物まねが得意で、いつもその人に化けて楽しませてくれます。
ジムの顔になって、もぐら叩きみたいに何回も出てきてたのが楽しかったな。

悪役のジョン・シルバーが、だんだん良い人になっていくのが、いつもの展開と違いますね。
素直なジムと関わる事で、次第に改心したみたいです。
見た目は手足がサイボーグの極悪人なのに、結構物腰柔らかだったのが意外でした。

父親が出て行って以来、素行不良で母親に面倒かけているジム。
宝の地図を手に入れて、船に乗ると、新人乗組員としてこき使われる日々。
でも、最後は皆を助けるために、得意のボードを使って、かっこ良く決めてくれました。

途中から出てきたベンは、ちょっとうるさくて浮いた存在でした。
大事な記憶をなくしていたから仕方ないんですけどね。

物質的な宝は手に入らなかったけど、大事な仲間や大切な思い出は一生の宝物になりました。

広い宇宙で宝さがしなんて夢があって楽しいです。
子供が好きそうなお話なので、今度は一緒に見たいと思います。

ディズニー長編アニメ第43作目。
鑑賞日 2018.03.31

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spink.gif トロイ(2004)   アメリカ
  TROY  [163分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 歴史劇/アクション/アドベンチャー
監督 ウォルフガング・ペーターゼン
出演者 ブラッド・ピット     (アキレス)
エリック・バナ      (ヘクトル)
オーランド・ブルーム   (パリス)
ダイアン・クルーガー   (ヘレン)
ショーン・ビーン     (オデュッセウス)
ブライアン・コックス   (アガメムノン)
ピーター・オトゥール   (プリアモス)
ブレンダン・グリーソン  (メネラウス)
ジュリー・クリスティ   (テティス)
ローズ・バーン      (ブリセイス)
コピー 史上最大の愛のための戦い
あらすじ
今から3200年前の紀元前12世紀。
ギリシャ。その当時の強豪国トロイとスパルタは、話し合いの末、ようやく和平を合意させた。
しかし、トロイの若き王子パリスは、スパルタの王メネラオスの妻ヘレンを寝取り、トロイへと連れ帰ってしまう。
これに怒ったメネラオスは、兄のアガメムノンの協力を仰ぎ、ギリシャ最強の戦士アキレスも連れて、千隻の船でトロイへと向かう。
感想
なるほど。
「トロイの木馬」の事は何も知らなかったけど、とっても分かりやすくて、普通に見る事が出来ました。
トロイ戦争って一人の女性をめぐって起きた戦争なんですね。
パリスたちの罪はかなり重いと思うな。

何にしても数の多さにビックリです。
船の数、兵士の数、弓矢の数等など。
これだけいると人間って感覚がなくなって、蟻の軍団を見ているようです。
武器が原始的な分、戦闘の派手さには欠けますが、それを数の多さでカバーした感じですね。

戦士たちの大きな盾を上手に使った戦い方には感心しました。
風の抵抗とか考えるとかなりの腕力が必要でしょ。
それを軽々と使って、技を繰り出す妙は見事でした。
空からの目線で見る映像が多かったですが、これが神の目線って事なんですよね。
たぶん。

どうも苦手な俳優さんが出ているので(誰とは言いませんが…)、始めから冷めた目で見てしまいます。
でも、それも前半だけで、段々となかなか良いじゃないと思えてきました。

皆が伝説になるとか、後世に名を残すって事にこだわっていたけど、そこが妙に引っかかりました。
当時の人がそんな事考えてたのかな〜と疑問だったもんで。
でも、それがこの物語のテーマでもあるんですね。
その為に戦い、その為に命を懸けたようです。

戦って引き、戦って引き、の繰り返しで、テンポは良かったですね。
でも、ちょっと単調だと感じる事もありました。
それが見やすい工夫なのでしょう。
長時間の割にはそれを感じさせませんからね。

筋肉隆々の戦士、頭脳明晰な王子、愛に生きる王子とかも良かったけど、一番すごいなと思ったのは、プリアモス役のピーター・オトゥールです。
息子達の戦いを見物するしかない老王の最後の仕事には感動です。
彼の行動が一番勇気がいるんじゃないかと思いました。

ちょっと疑問だったのが、アキレスがブリセウスに優しかった訳。
一目惚れだったのかな?
髪の毛を匂いをしきりに嗅いでたけど、もしかして匂いフェチですか?
王族は特別なシャンプーを使ってたのかな?

あと気になったのが、男たちの腰布の位置が異常に低い事。
股間ギリギリラインで責めてたでしょ。
誰一人ギャランドゥがないのは計算か!?(笑)
鑑賞日 2004.11.15

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spink.gif 泥棒成金(1955)  アメリカ
  TO CATCH A THIEF   [106分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス/ロマンス
監督 アルフレッド・ヒッチコック
出演者 ケリー・グラント       (ジョン・ロビー)
グレイス・ケリー        (フランシス・スティーヴンス)
ブリジット・オーベール     (ダニエル)
シャルル・ヴァネル       (ベルタニ)
ジョン・ウィリアムズ      (ヒュースン)
ジェシー・ロイス・ランディス  (ミセス・スティーヴンス)
コピー
あらすじ
避暑地リビエラで連続宝石強盗事件が発生。
警察は"大泥棒キャット"ことジョン・ロビーに目を付け、彼の家を捜査しに行くが、まんまと彼に逃げられた。
しかし、この事件はジョンの仕業ではなかった。
彼は自分と同じ手口を使う"にせ猫"に罠をしかけ、自分で捕まえる為に待ち伏せする事にした。
この作戦のカモフラージュの為にジョンが選んだのは、金持ちのスティーヴン母娘。
一見大人しそうに見えた娘のフランシスは、ジョンの正体を見破り、彼の仕事の手伝いがしたいと言い出す。
感想
最初、ピンクのネグリジェを着た婦人の叫び声から始まって驚きました。
これが結構インパクトあって印象的です。
そして黒猫を犯人に見立てたシーンなど、ヒッチコックワールド全開で迎えてくれました。(笑)

今回監督はジョンが乗ったバスの隣に座っている乗客役で出演してます。
この時の顔が良い具合にイラっとする表情です。
お見逃しなく!!

フランシス役のグレイス・ケリーが本当に美しいです。
黒い水着で白いレースの腰巻を付けている姿には、ホテルのロビーにいた人達も振り返って見惚れてました。
そりゃ見惚れますよ!!
こんな美人には滅多にお目にかかれませんからね。
あとホテルから花火を見る時の純白のドレスも素敵でした。
うっとりしてしまう美しさですね〜。
妖精という言葉がぴったりです!

もう一人、若いボーイッシュな娘ダニエル役のブリジット・オーベールも可愛いです。
こちらは健康的な肉体で爽やかな印象の女の子という感じです。
白い水着で寝そべる姿は、幼く見えるものの色気は十分に伝わってきました。

グレースVSブリジット=煌びやかな美女VS可愛い魅力の小悪魔ですね。
こんな二人に好かれるジョン!何て幸せ者なんでしょう。
どっちを選ぶか究極の選択です!
…でも彼はそんな事より"にせ猫"探しに忙しいみたい。(^_^;)

フランシスがするどい質問ばかりするので、只者では無いなと思っていたら…やっぱりね!!
彼女が付けて来る警察を撒くシーンは、「北北西に進路を取れ」を思い出しました。
ヒッチコックってこういう手法で車を走らすのが好きみたいですね。
何回も見た気がします。

サンフォード邸での仮装パーティーは楽しそうでお気に入りのシーンです。
こういう豪華な"ベルばら"ドレスに憧れているんです!
一生に一度でいいから着てみたいな〜。
きつそうだけどね。(^_^;)

一番のお気に入りはミセス・スティーヴンが着ていた紺のドレスです。
カツラまでブルーっぽくて素敵でした!
フランシスの全身ゴールドドレスはちょっと悪趣味だったな…。
やり過ぎの感が否めない。

最後は全然読めなかったので、素直に驚きました。
まぁ、犯人が読めないのはいつもの事ですけどね。(汗)

サスペンスとロマンスとコメディが一緒に楽しめるオイシイ作品です。
ヒッチコックの中では、比較的気軽に見れる作品だと思います。
鑑賞日 2003.06.02

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spink.gif どろろ(2007)   日本     [138分]  PG−12
管理人評価   ★★★
ジャンル アドベンチャー/アクション/ファンタジー
監督 塩田明彦
出演者 妻夫木聡   (百鬼丸)
柴咲コウ   (どろろ)
瑛太     (多宝丸)
杉本哲太   (鯖目)
土屋アンナ  (鯖目の奥方)
麻生久美子  (お自夜)
菅田俊    (火袋)
劇団ひとり  (チンピラ)
きたろう   (占い師)
寺門ジモン  (飯屋の親父)
山谷初男   (和尚)
中村嘉葎雄  (琵琶法師)
原田芳雄   (寿海)
原田美枝子  (百合)
中井貴一   (醍醐景光)
コピー 物語が、動き出す。

運命を超える旅へ。
壮大なエンターテインメントが、アジアを、世界を、呑み込んでいく。
あらすじ
とある時代のとある国。
戦乱が続き、荒廃が進む世を憂う武将・醍醐景光は、国を治める力を手に入れるため、生まれてくる我が子の体48箇所を48体の魔物に差し出した。
醜い姿で生まれ、そのまま捨てられた赤ん坊・百鬼丸は医師・寿海に拾われる。
寿海は百鬼丸に失われた部位の代わりとなる作り物の体と護身の妖刀を与え大切に育てるのだった。
立派な青年に成長した百鬼丸は、魔物を倒すごとに失われた部位を一つずつ取り戻すことを知り、魔物退治の旅に出る。
やがて、そんな百鬼丸と出会ったコソ泥・どろろは百鬼丸の不思議な妖刀を手に入れたくて彼の後を追い始める。
感想
うん。普通かな。
もっとひどいかと思ってたけど、最後は上手くまとめていたと思います。
まあ、手塚治虫原作だから、間違えようがないんですけどね。
面白い方に飛びかけてたから、どんな風に終わるのかと思っていたけど、至極まっとうな終わり方でした。

妖怪たちはちょっと安っぽく感じてしまいましたね。
怖くないし、気持ち悪くもない。
作り物丸出しです。
でも、アクションはまあまあでした。
特に最後の殺陣は見応えありました。

途中、妖怪と戦うダイジェストは、戦隊もののドラマを見ているかのようでした。
これは実にアニメっぽくて、これはこれなりに世界観として成立しているなと思わせてくれます。

結局は親子のお話です。
天下統一の為に自分の子供を魔物に売った父。
憎いけどどろろと付き合っていく上で、許す心をもつようになった百鬼丸。
自分の体を取り戻すと共に、人間としても成長していくんですね。

始めは柴田コウのどろろがちょっと浮いてると思ったけど、物語が進むにつれて百鬼丸とのコンビが面白くなっていきました。
クールな百鬼丸が良かったですね。
心の変化も良く伝わってきたと思います。

これは是非とも原作を読んでみたいです。
あと、アニメも見てみたいですね。
その方が良さが出そうな気がします。
鑑賞日 2008.08.30

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spink.gif トロン(1982)   アメリカ
  TRON  [98分]
管理人評価   
ジャンル SF/ファンタジー/アドベンチャー
監督 スティーヴン・リズバーガー
出演者 ジェフ・ブリッジス      (ケヴィン・フリン/クルー)
ブルース・ボックスライトナー (アラン・ブラッドリー/トロン)
デヴィッド・ワーナー     (エド・デリンジャー/サーク/MCP)
シンディ・モーガン      (ローラ/ヨーリ)
バーナード・ヒューズ     (ウォルター・ギブス博士/デュモント)
ダン・ショア         (ラム)
ピーター・ジュラシック    (クロム)
コピー いま、エレクトロンの宇宙
あらすじ
ソフトウェアメーカー・エンコム社に在籍するケヴィン・フリン。
ゲーム「スペースパラノイド」を開発したものの、その全データを同僚のデリンジャーに盗まれてしまう。
デリンジャーが自身の作として発表した「スペースパラノイド」は大ヒットし、たちまち彼はエンコムの社長に出世する。
その一方でフリンは場末のゲームセンターのマスターへと追いやられてしまう。
怒ったフリンはデリンジャーが盗作した証拠を掴むべく、夜な夜なエンコムへのハッキングを始める。
感想
世界で初めて全面的にコンピューターグラフィックスを導入した映画だそうです。
でも、今見ると全てが安っぽくて、偽物っぽくて、笑ってしまいます。

プログラムの擬人化というのは面白い発想です。
全身タイツのプログラムが頑張っている姿は、子供向けアニメの虫歯が口の中で暴れているような感覚です。
そのプログラムたちがいる世界が、抽象的な描かれ方をしているので、今どこにいるのかが非常に分かりづらいです。

迷子にならないようについて行こうと一生懸命見ていたので疲れてしまいました。
それくらい終始意味不明でした。

ディズニー作品という事で、かなり頑張って最後まで見ました。
じゃなかったら、たぶん途中でギブアップしてたと思います。
それくらいひどい作品でした。

なのに、続編があるんですね。
続きを作ろうと思った人、すごいですね。
怖いもの見たさで見ちゃうかもしれません。

《関連作品》
「トロン:レガシー」
鑑賞日 2018.04.12

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spink.gif トワイライト ささらさや(2014)   日本     [114分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ファンタジー
監督 深川栄洋
出演者 新垣結衣   (サヤ)
大泉洋    (ユウタロウ)
中村蒼    (佐野)
福島リラ   (エリカ)
寺田心    (ダイヤ)
つるの剛士  (義男)
山下容莉枝  (お夏の嫁)
小松政夫   (師匠)
波乃久里子  (久代)
藤田弓子   (珠子)
石橋凌    (ユウタロウの父)
富司純子   (お夏)
コピー “ささら”
そこは大切な人に
会える町
あらすじ
売れない落語家のユウタロウは、愛する妻サヤと生まれたばかりの息子ユウスケを残して事故で他界。
しかし、両親を早くに亡くし、頼れる親戚もいない孤独で気弱なサヤが心配で成仏できない。
そんなサヤの前に、絶縁状態だったユウタロウの父が現われ、孫を強引に引き取ろうとする。
ユウタロウはたまらず師匠の体に乗り移り、サヤにユウスケと一緒に逃げろと伝える。
その言葉に背中を押されて辿り着いたのは、ちょっと不思議な田舎町ささら。
ユウスケと2人で途方に暮れるサヤの前に、再びユウタロウが他人の姿で現われる。
どうやら、彼のことが見える人間には、一度だけ乗り移ることができるらしい。
こうして、いろいろな人の体を借りて現われるユウタロウと優しいささらの人々に支えられ、母親として少しずつ逞しさを身につけていくサラだった。
感想
幽霊のユウタロウが、色々な人の体を借りるという設定が面白かったです。
落語の師匠だったり、お婆さんだったり、口がきけない男の子だったり。
みんながユウタロウのように芝居をするんですけど、これがまた面白い。
芸達者な人たちばかりだから、ユウタロウのあの調子が上手く表現されているんです。

ささらの人たちが皆優しくて、身寄りのないサヤには、温かく感じられたでしょうね。
飲み屋のホステス:エリカも、取っつきにくい感じがしたけど、付き合って見ると良い人でした。
息子とのエピソードもほろっとさせられましたね。

そして、家庭を省みなかったユウタロウの父親。
一方的に孫のユウスケを跡継ぎにしようとしているんです。
そんな彼から逃げる為に、ささらにやって来たのでした。

でも、その父親も父親で子供を思っていたんです。
最後の回想シーンでは、思わず涙がこぼれそうになりました。
何だかんや言っても、やっぱり息子は可愛いんですよね。
それがちゃんと伝わって良かったです。
死ぬ前だったら、もっと良かったんでしょうけど・・・。

大泉洋の作品が見たくて選んだんですけど、本人はあんまり出てきませんでしたね。
でも、落語家という役どころは、彼にピッタリでした。
高座の上で滑りまくっている所とか、何であんなに絵になるんでしょうか。
落語家なのに顔芸するし・・・。
やっぱり良い役者さんですね。

心温まる作品でした。
頼りない母親だったサヤが、ささらで色々な経験をして、一人前の母親になっていく様は、小気味よかったです。
鑑賞日 2018.08.16

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spink.gif トワイライト・ランデブー(1995)  香港
 LOVE IN THE TIME OF TWILIGHT/花月佳期   [105分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ロマンス/ファンタジー
監督 ツイ・ハーク
出演者 チャーリー・ヤン  (ホン)
ニッキー・ウー   (コン)
エリック・コット
ラウ・シュン
コピー
あらすじ
出会ったその日から最悪の相性だったホンとコン。
事件に巻き込まれて死んでしまったコンは、幽霊となってホンの前に現われた。
時空を超えて殺される前のコンに会い、何とか助けようとするが、これがなかなかうまくいかない。
最初は犬猿の仲だった二人も、力を合わせていくうちに段々恋に落ちてしまう。
感想
久しぶりに香港映画を見ました。
とっても楽しい、ちょっとキュンとする映画でした。

いきなり2週間後の自分が現われたら、腰が抜けちゃうな…きっと。
手が伸びるのがすごくうそ臭くて笑えました。

主演のニッキー・ウーがカッコ良くて、見入ってしまいました。
後で調べたらよく金城武と共演しているみたいで、コメディータッチのものが多いみたいですね。
私は「危険な天使たち」や「永遠の恋人たち」を見ているはずなのに、全然気付きませんでした。
鑑賞日 2002.07.08

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spink.gif 永遠に美しく・・・(1992)  アメリカ
Death Becomes Her  [104分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/SF
監督 ロバート・ゼメキス
出演者 メリル・ストリープ    (マデリーン・アシュトン)
ゴールディ・ホーン    (ヘレン・シャープ)
ブルース・ウィリス    (アーネスト・メンビル)
イザベラ・ロッセリーニ  (リスル・フォン・ルーマン)
シドニー・ポラック
ミシェル・ジョンソン
トレイシー・ウルマン
コピー ゼメキス監督が、最新SFXを駆使した
ドラマチック・コメディ!

時を止める  神秘の小瓶――
あらすじ
1978年、ブロードウェイ。
舞台女優マデリーンは、友人のライター:ヘレンから、彼女の婚約者だった美容整形医アーネストを奪い取り結婚した。
ヘレンはそのショックから過食症になり、7年後には激太りの為に見れない体になっていた。
しかし、あるアドバイスがきっかけで、マデリーンへの復讐を誓ったヘレンは、ある作戦を実行する。
マデリーンは、ヘレンに招待された出版記念パーティーへ行ってびっくり!
彼女は20代の若さを取り戻し、完璧にスマートな体型へと戻っていたのだ。
マデリーンも負けじと美容クリニックで紹介された施設に行き、あっという間に若返る秘薬を手に入れる。
感想
この作品は何度も観ていますが、いつ観ても面白いですね〜。
何かにつけて張り合う大女優2人の掛け合いが楽しいです!

何をしても死なない不死身の女たちのバトルも見所でしょう。
首がぐにゃぐにゃに曲がったり、亀のように埋まったり、ぐるっと180度回転したりと、常識ではありえない事のオンパレードです。
お腹にドデカイ穴の開いたヘレンの青白い顔なんて、背筋が凍るほど怖いのに、あまりの滑稽さに大笑い出来ます。
コメディアンヌとしてのメリル・ストリープも素晴らしいですね。
2人でアーネストに補修してくれと頼む時の「プリーズ」という表情は死人より怖いです。(汗)

こんな気持ち悪い女性2人に振り回される情けない男を演じるのが、良い味出しているブルース・ウィリスです。
主張し過ぎず、地味な立場であたふたしている様が良かったと思います。
こんな環境にもめげず、生き抜いた彼は偉いですね〜。
最後のオチも上手いです。

始めはツヤツヤして美しかった肌も、段々作り物っぽくなってきて、最後には粘土細工かと思う程凸凹してました。
結構キツイ皮肉が込められてますが、永遠の美は女性の永遠の夢ですからね。
長生きも問題ありのようです。

実は最初のマデリーンの舞台、結構好きです。拍手するのは、私とアーネストくらいかな…。(^_^;)

ヘレンがマデリーンにあっさりアーネストを取られる展開が早くて爆笑でした。
「マデリーンなんかに興味ない」とか言ってたのにね。
その後のゴールディのデブメイクも可愛くて好きです。
大きい目が際立ちますね〜。

それにしても71歳だというルーマンの、大胆セクシー衣装はやり過ぎなのでは…。(笑)
鑑賞日 2003.07.18

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spink.gif とんかつDJアゲ太郎(2020)   日本     [101分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/音楽
監督 二宮健
出演者 北村匠海   (勝又揚太郎)
山本舞香   (服部苑子)
伊藤健太郎  (屋敷蔵人)
加藤諒    (室満天)
栗原類    (白井錠助)
前原滉    (平積タカシ)
浅香航大   (夏目球児)
池間夏海   (勝又ころも)
片岡礼子   (勝又かつ代)
ブラザートム (勝又揚作)
伊勢谷友介  (尾入伊織(DJオイリー)
不破万作   (しぶかつの客)
新田真剣佑  (クラブの客)
伊藤沙莉   (クラブの客)
パパイヤ鈴木 (DJ大会の司会)
DJ KOO    (DJ KOO)
コピー 豚肉もハートもアゲたい。
あらすじ
渋谷のとんかつ屋“しぶかつ”の三代目・アゲ太郎は、跡取り息子ながらとんかつ屋の見習い修行に身が入らず、冴えない毎日を送っていた。
そんなある日、たまたま訪れたクラブで衝撃を受けDJになると決意する。
まったくの初心者で何も分からないにもかかわらず、DJになって憧れの美女・服部苑子を射止めるとの思いは止まらず、実力はありながらいい加減な性格で極貧生活を送るDJオイリーに弟子入りする。
感想
うん。楽しくて良いんだけど、なかなか評価に繋がりません。
主人公がDJに憧れているんだけど、そのDJの良さを伝えきれてない気がします。
私がクラブとは縁遠い人種だからかもしれませんが、良さを感じる事が出来ませんでした。

最後の大会の時の曲も、これじゃない感が凄かったです。
サビは有名でテンポも良いけど、Aメロとかちょっと大人し過ぎませんか?
これがキメの曲なのかとがっかりしちゃいました。

まあ、それは個人差あるから仕方ないんでしょうね。
音楽って人生だから、思い出と紐づいて価値が出るものですからね。
あのフロアにいた人たちにとっては、あれが思い出の一曲となるはずです。

登場人物はどれもキャラが濃くて良かったです。
おバカっぽく見える跡取り息子たちですが、ちゃんと家の仕事を継いでいて偉いです!
クラブに入る時に身分証明書として、皆自慢の資格を見せてるのに笑いました。

とんかつ屋とDJは共通点があるんですかね。
とんかつもフロアも”あげる”には音が決め手!とか・・・。
俺もまんまと”あげられ”ちまったとか・・・。
ダジャレは頻繁に出てましたけど、共通点とは言えません。
もう少し関連性があると、とんかつDJという個性が出てきそうですけどね。

主役は北村匠海くん。
いつものナイーブな感じは捨てて、ちょっとおバカで陽気な揚太郎を好演していました。
ファンとしてはこれが見れただけでも十分ですよ。
これからも色々な表情を見せて欲しいです!

漫画原作作品。
鑑賞日 2021.12.15

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spink.gif 敦煌(1988)   日本/中国     [143分]
管理人評価   ★★
ジャンル 文芸
監督 佐藤純彌
出演者 西田敏行   (朱王礼)
佐藤浩市   (趙行徳)
中川安奈   (ツルピア)
新藤栄作   (段茂貞)
原田大二郎  (尉遅光)
三田佳子   (西夏の女)
柄本明    (呂志敏)
綿引勝彦   (漢人の無頼漢)
蜷川幸雄   (没蔵嗣文)
鈴木瑞穂   (野利仁栄)
田村高廣   (曹延恵)
渡瀬恒彦   (李元昊)
大滝秀治   (ナレーター)
コピー 時を超えて語れ いま限りないロマンを

野望は戦乱となってシルクロードに燃え、
永遠の愛はオアシスに謎の微笑を映した
あらすじ
科挙を目指す趙行徳は、未知の国・西夏の文化に興味を持ち、現地へと旅立った。
そしてその道中、西夏の漢人部隊を率いる朱王礼に徴用され、書記として同行することに。
やがて、唯一生き残ったウイグルの王女ツルピアと出会い、互いに惹かれ合っていく。
感想
完全に勘違いしてました。
中国にいる日本人のお話かと思って見始めたら、皆中国人でビックリ。
キングダム」と同じ方式でした。(汗)

期待していたからなのか、それほどでもないなという印象です。
昔の多くの馬と人を使った合戦シーンは、迫力がありましたし、衣装や武器などもリアルで見応えありました。
果てしない砂漠の怖さとか、セットの豪華さとか、各所に良さもあるのですが、理解出来ない所が多々ありました。

まず行徳がツルピアを助ける理由です。
漢人だからウイグルの姫を助けたというのが、素直に理解出来ず、単純に美人だからと思えました。
だから、どんどん彼女にのめり込んでいくのも、情けなくしか思えなくて困りました。
戦いにしか興味のなさそうな朱王礼まで惚れるとは、余程魅力のある女性だったのでしょう。

あと西夏文字ね!
西夏文字も本当にあるのですね。
エンドロールに実際に発見された書物や絵画などが映って驚きました。
900年後に発見される書物に、こんな物語があったなんて・・・。
日本人が中国人を演じる絵空事だと思っていたので、実際の歴史を描いていた衝撃は相当でした。

字の書ける行徳は、辞書を作る学者として生き、戦闘能力の高い朱王礼は、最前線の戦場で数々の勝利を収めていきます。
最後に裏切られた敦煌の味方になり、朱王礼が西夏の李元昊に戦いを挑む中、燃えそうになっている貴重な書物を洞窟へと運ぶ行徳の対比は、なかなか面白かったと思います。
それぞれに大切なものを守るために戦う姿は素敵でした。

良い所も多かっただけに、全体的にあんまりだったのが残念です。
多くの騎馬隊も壮大な砂漠にいると物足りないんですよね。
迫力が大事なシーンなだけにがっかり感がすごいです。

俳優さんたちは日本人が中国人を演じるという難しい役所を見事にこなされていたと思います。
特に西夏の漢人部隊を率いる朱王礼を演じた西田敏行さんは素敵です。
ただ最後惚れた女の為に無謀な戦いに挑むのは興醒めでした。(汗)

第12回日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞等受賞作品。(1989年)
鑑賞日 2021.08.18

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spink.gif ドン・サバティーニ(1990)   アメリカ
  THE FRESHMAN  [102分]
管理人評価   ★★
ジャンル 犯罪/コメディ
監督 アンドリュー・バーグマン
出演者 マーロン・ブランド    (カーマイン・サバティーニ)
マシュー・ブロデリック  (クラーク・ケロッグ)
ブルーノ・カービイ    (ビクター・レイ)
ペネロープ・アン・ミラー (ティナ・サバティーニ)
フランク・ホエーリー   (スティーヴ)
B・D・ウォン      (エドワード)
リチャード・ガント    (ロイド・シンプソン)
ケネス・ウェルシュ    (ドワイト・アームストロング)
ジョン・ポリト      (グリーンウォルド)
コピー 「おまえ、俺の息子になれ」
あらすじ
NY大学の映画科入学のため、バーモントから上京してきたクラーク君は、いかにも田舎の好青年でお人好しといった風貌だった。
生き馬の目を抜く都会で、駅を降りた途端、男に騙され荷物と全財産を奪われた彼が紹介されたのは、自称“輸入業者”のサバティーニ。
頼まれた仕事は空港の税関から全滅保護種のコモドオオトカゲを引き取ってくることだった。
好条件に目がくらんで、その仕事を引き受けたのだが、とんでもない事件に巻き込まれていく。
感想
わ〜〜!!
これはダメだ!!
苦手な理不尽系で、イライラが止まりません。
途中から見るのやめようかと思いましたが、意地で乗り切りました。(汗)

苦手なマシュー・ブロデリックが出ている時点で嫌な予感はしてたんですよね。
あの時、止めておけば良かったのか・・・。

でも、少しは楽しめる所もあったんです。
好きだったのは、マーロン・ブランドがセルフパロディしている点。
なんと「ゴッドファーザー」に似ている設定!
クラークの通う学校でも「ゴッドファーザー」について取り上げていました。
この映画を見る前に「ゴッドファーザー」を見ておくことをお勧めします。

あとは、いつもの如く、マシュー・ブロデリックが巻き込まれる役を演じています。
ことごとく「アホだな」と思うほど騙されるクラーク。
そこが憎めないのが彼の持ち味なんでしょうけど、私は憎めてしまいました。(苦笑)

それとビクターもイライラに拍車をかけてくれます。
お調子者でチャラい風貌。
私の苦手要素満載で、見た目から心をザワザワさせてくれました。

しかも、最後、何!?
あの二人を捕まえる為だけに使ったって事!?
呆れて開いた口が塞がりません。

我慢して乗り切ったのに、この仕打ち。
頑張って損した。

ゴッドファーザー」の設定を上手く使っていたという事だけに★2つ献上です。
鑑賞日 2005.09.25

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spink.gif 翔んで埼玉(2018)   日本     [106分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ
監督 武内英樹
出演者 二階堂ふみ   (壇ノ浦百美)
GACKT      (麻実麗)
伊勢谷友介   (阿久津翔)
ブラザートム  (菅原好海)
麻生久美子   (菅原真紀)
島崎遥香    (菅原愛海)
成田凌     (五十嵐春翔)
中尾彬     (壇ノ浦建造)
間宮祥太朗   (埼玉県人の青年)
加藤諒     (下川信男)
益若つばさ   (おかよ)
武田久美子   (壇ノ浦恵子)
岡山天音     (猿橋)
麿赤兒     (西園寺宗十郎)
竹中直人    (神奈川県知事)
京本政樹    (埼玉デューク)
コピー 空前絶後の
ディスり合戦開幕!
あらすじ
埼玉県民は東京都民からひどい差別を受けており、東京へ入るのにも通行手形が必要で、手形がなければ即強制送還という屈辱の日々を送っていた。
東京の超名門校・白鵬堂学院でも、都知事の息子で生徒会長の壇ノ浦百美によって埼玉県人は容赦ない迫害にあっていた。
そんなある日、アメリカからの帰国子女・麻実麗が転校してくる。
容姿端麗で洗練された立ち居振る舞いの彼だったが、実は隠れ埼玉県人で、埼玉解放戦線のメンバーだった。
しかし、そんな麗にいつしか心惹かれてしまった百美は、正体がバレて追われる身となった麗と行動を共にしていく。
感想
ここまで徹底的にディスってくれると笑うしかないですね。
私も一時期埼玉に住んでいたので、細かいネタも分かってクスクス笑えました。

一番気に入ったのは、流山でのご当地有名人対決!
千葉も埼玉もこれぞ!という有名人で戦っていて爆笑しましたよ。
やっぱり強かった市川悦子!!
写真も良い味出してました。

バカバカしいけど役者陣の本気を見せつけられ、こちらも本気モードで鑑賞。
伊勢谷さんとガクトの絡みなんて、魔性の力がありましたからね。
混ぜるな危険!レベルの威力です。

二階堂ふみちゃんも頑張ってたけど、やっぱりあの役は男性が演じた方が良かったかなと思います。
麗に恋するのも女の子だから違和感ないし、男同士の禁断感が足りなかった!!
でも、あのレベルで可愛い男子っていないかぁ。

面白いんだけど手放しで高評価付けれない壁があるんですよね。
総合すると★2つかな。
あしからず。
鑑賞日 2020.03.15

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spink.gif 曇天に笑う(2018)   日本     [94分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/ファンタジー
監督 本広克行
出演者 福士蒼汰  (曇天火)
中山優馬  (曇空丸)
若山耀人  (曇宙太郎)
古川雄輝  (安倍蒼世)
大東駿介  (鷹峯誠一郎)
小関裕太  (永山蓮)
市川知宏  (武田楽鳥)
加治将樹  (犬飼善蔵)
桐山漣   (金城白子)
池田純矢  (迅影)
若葉竜也  (霧生)
奥野瑛太  (雷牙)
東山紀之  (岩倉具視)
コピー 笑え。
運命なんて、
バカ野郎だ。
あらすじ
文明開化が進む明治初期の琵琶湖のほとり。
数百年にわたって地元・大津の町の治安を守ってきたのが曇神社。
お調子者の快男児・曇天火はその第14代当主。
次男・空丸と三男・宙太郎、そして10年前に天火が助けた金城白子と4人で暮らしていた。
そんな中、町では曇り空が続き人々が不安を募らせていく。
それは、“三百年に一度、曇天が続くとき、すべてを滅ぼすオロチが復活する”という言い伝えがあったからだった。
そして政府転覆を狙う忍者集団・風魔一族がオロチの力を利用しようと動き出す。
感想
あまり面白くありませんでした。
原作の漫画は未見です。

皆カッコ良く決めてるんですけど、決めきれてないように見えるんです。
だから、この世界に入り込んで見れなかったです。

特に犲の5人とか、もっと漫画っぽくキメキメにしてくれれば良いのに。
なんか中途半端に見えて興醒めです。

音楽とかは良かったと思います。 最初の祭りのシーンとか、これから始まる物語を盛り上げてくれてます。
しかし、それから物語部分になるとテンポが良くない気がして、乗り切れませんでした。

銀魂」くらい振り切ってくれないと、漫画を実写化する意味がないと思います。
やっぱりコメディじゃないと難しいのかな。
振り切った演技するのって。
でも、「キングダム」はギャグなしでも大成功だった訳だし、やっぱりやり方次第ですね。

主演の福士蒼汰くんも頑張ってたけど、役に入り込んでいたかというと疑問が残ります。
お調子者だけど決める時は決める、メリハリがもうちょっと欲しかったですね。

何も知らずに見ていたので、エンドロールの最後に本広克行監督の名前が出てきた時驚きました。
まあ、誰にでも当たりはずれはあるよね。うん。(大汗)

漫画原作作品。
鑑賞日 2020.11.13

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spink.gif とんび(2021)   日本     [139分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ
監督 瀬々敬久
出演者 阿部寛    (市川安男)
北村匠海   (市川旭)
      (由美)
安田顕    (照雲)
大島優子   (幸恵)
濱田岳    (広沢)
宇梶剛士   (尾藤社長)
尾美としのり (萩本)
吉岡睦雄   (葛原)
宇野祥平   (トクさん)
木竜麻生   (泰子)
井之脇海   (健介)
田辺桃子   (美月)
田中哲司   (島野昭之)
豊原功補   (編集長)
嶋田久作   (出版社守衛)
村上淳    (村田)
麿赤兒    (海雲)
麻生久美子  (美佐子)
薬師丸ひろ子 (たえ子)
コピー 父のめいっぱいの愛と、皆の暖かい手で、僕は大人になった――

これは、
僕の<家族>の物語。
あらすじ
昭和37年、瀬戸内海に面する備後市。
運送会社に勤めるヤスは武骨で不器用な男。
やがて最愛の妻・美佐子との間に、愛らしい男の子アキラが生まれた。
しかしアキラが3歳の時、美佐子が突然の事故で亡くなってしまう。
喪失の悲しみと、アキラを一人で育てることへの戸惑いで途方に暮れるヤス。
しかし、町の人々の優しさと励ましに支えられ、懸命にアキラを育てていく。
感想
TBSドラマを見ていたので、だいたいの流れは知っていたのですが、やっぱり親子愛には激弱です。
不器用ながらも愛情たっぷりで子供に接する彼の姿に、何度も泣かされました。

不慮の事故で最愛の妻を亡くし、幼子を抱えて途方に暮れるヤス。
そんな彼に息子を抱かせ、海風が寒い中、皆で背中を暖めてやると言った和尚の言葉に涙涙です。
一人じゃないという心強さは、この時のヤスにとって、何よりも有難い事だったはずです。
とても心に残る良いシーンでした。

そして、夕なぎの女将さんと離婚した元夫のもとに残して来た娘さんのお話。
居酒屋の常連たちは、ヤスの連れて来た女の人が娘さんだって分かってて、他人行儀な女将さんに話を合わせてあげるんですよね。
腕によりをかけたご馳走を振る舞ってあげて、お互いに目が合った時、こちらも我慢していたものがぶわっとこみ上げましたね。
娘役の女優さんも、演技が凄く上手かったです。

ヤスは不器用過ぎて素直じゃないから、息子のアキラも大変そうです。
でも、それを周りの友人たちが上手くフォローしているのが微笑ましいんですよ。
アキラも皆で育てたし、地元の人たちがいてくれたから、道を間違えずに歩いてこれました。
本当に素敵な関係ですね。

親子で衝突した時は、素直になるというのが、ひとつのキーワードかもしれません。
いくら家族だからって、ただ怒ったりどなったりしても、心なんて伝わらないですよね。
二人の事を見ていると、そう思えて仕方がありません。

人間関係が希薄になっている現代。
こうした家族なような地元の暖かい人間関係に憧れてしまいます。
うちも田舎ですが、こんな関係性の人たちは、親戚くらいのものです。

やはり原作が良いので、映画も楽しむ事が出来ました。
いつか原作小説も読んでみたいと思います。

重松清小説原作作品。
鑑賞日 2022.10.11

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spink.gif ドンファン(1995)   アメリカ
  DON JUAN DEMARCO  [98分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/ドラマ
監督 ジェレミー・レヴィン
出演者 マーロン・ブランド     (ジャック・ミックラー)
ジョニー・デップ      (ドンファン・デマルコ)
フェイ・ダナウェイ     (マリリン・ミックラー)
ジェラルディン・ペラス   (ドンナ・アナ)
ボブ・ディッシー      (ポール・ショウウォルター)
レイチェル・ティコティン  (ドンナ・イネス)
タリサ・ソト        (ドンナ・フリア)
コピー あなたの爪痕は、女の勲章。
あらすじ
1000人の女性と愛を交わしたという伝説のプレイボーイ:ドンファン。
彼は唯一愛した女性ドンナ・アナへの恋に破れたため、自ら死を選んだ。
その頃、精神科医ジャックのもとに、屋上から飛び降りようとしている男がいると連絡が入る。
何とか彼を説得し、病院で保護するが、担当医のビルの手には負えず、引退10日前のジャックが担当医になる。
自分の事をドンファンだと言うその男は、自分の生い立ちを語り始めた。
感想
不思議な雰囲気の作品です。
こういうのは割と好きです。
最後もどっちにも取れる曖昧な終わり方でしたね。
これは最後をはっきり決めなくても良いと思える作品でした。

"ロマンス病"なんてキザな病名だけど、ドンファンにはぴったりですね。
ふふふ、こう言い切れてしまう自分にも赤面…。
彼には回りの人たちをロマンティストにしてしまう不思議な魅力があるようです。
また黒い目もとのマスクが良く似合うのよ!
視線がエロスの塊。
彼に熱い眼差しで見つめられたら、それだけで妊娠してしまうのでは!?それくらいセクシーでした。

そんなドンファンになり切っているすまし顔も嫌味にならないのは、ジョニー・デップだからでしょうね。
彼のカッコ良さが爆発してます。
赤ちゃんの頃から男の色気があるとは、本当に罪作りなお人です。
正に伝説の人物なのです。

この時代にはあり得ないメキシコでの決闘や、アラブのハーレムでのお話が面白かったです。
嘘だとは思っていても、ついつい聞き入ってしまうのよね。
彼ならもしかして…という思いから抜け出せないの!
あと、ドンナ・アナの話の時は、結構リアルで笑えました。
「1502人だ」と言った時のアナの呆れ顔もGOOD!

そんなドンファンの話しを聞いて、段々とロマンティックで優しくなって行くジャックの変化が微笑ましいです。
しかし、マーロン・ブランドのおデブ具合には驚いたわ!

確かにドンファンは、単純に頭のおかしい人で片付けたらもったいない人材です。
他に被害が及ぶわけじゃないしね。
ちょっとずつ周りも幸せにしてくれる素敵な人。
見ているこっちもその幸せを少し分けてもらいました。

しかし、"愛の貴公子"って肩書きがすごいね。(笑)
鑑賞日 2003.12.16

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spink.gif トンマッコルへようこそ(2005)   韓国
  WELCOME TO DONGMAKGOL  [132分]
管理人評価   ★★★★★
ジャンル ドラマ/コメディ/戦争
監督 パク・クァンヒョン
出演者 シン・ハギュン      (ピョ・ヒョンチョル)
チョン・ジェヨン     (リ・スファ)
カン・ヘジョン      (ヨイル)
イム・ハリョン      (チャン・ヨンヒ)
ソ・ジェギョン      (ムン・サンサン)
スティーヴ・テシュラー  (スミス)
リュ・ドックァン     (ソ・テッキ)
チョン・ジェジン     (村長)
チョ・ドッキョン     (キム先生)
クォン・オミン      (ドング)
コピー 笑顔が一番つよいのです。
あらすじ
朝鮮戦争真っ只中の戦場。
そこから山奥に避難した北朝鮮の兵士3名。
道中、不思議な少女に出会い、彼女に導かれるままついていくとある村に辿り着いた。
そこは戦争も銃も知らない平和な村トンマッコル。
しかし、そこには先に辿り着いていた韓国の兵士が2名!
しかも、連合軍の兵士も1名いるではないか!
兵士たちは銃を向け合い威嚇するが、村民たちは無反応。
争いの中、大事な食物倉庫を爆破してしまった兵士たちは、村の農作業を手伝う事になった。
感想
これは素晴らしい!
コピー通り、大いに笑い大いに泣かせて頂きました。
旦那が原作を読んで面白かったから映画も見たいと言ったので見たんですよ。
(最近このパターン多い)

墨攻」と良い、これと良い、本当に悔しいくらい良い作品を持ってくるんですよね。
普通の私なら絶対見ないジャンルの作品だから、余計に感動しちゃうみたいです。

とにかく後半はずっと号泣。
もうね。少しでも人の優しさ・温かさに触れると涙が噴出してくるんですよ。
完全にツボに入ってたんだな〜。涙腺のスイッチがバカになった!ってくらい泣いてたわ。

これには前半のほのぼのした笑いの部分が大きな影響を与えてますね。
敵同士が鉢合わせし銃を向け合う緊張感溢れるシーン。
しかし、銃を知らない村民たちは間の抜けた会話ばかり。
こういうブラックな笑いがすごく面白かったです。
たぶん間が良かったんでしょうね。
少なくても私には合ってました。
韓国の笑いの間は、日本人と共通する部分がのかも。

意外と気に入ってるのが、野○ソでお見合い。
これは笑っちゃったな〜。
気まずいにもほどがある!!!(笑)
あと、イノシシの話の時、
「殴られたらどうする?」「俺なら殴り返しにいく」「じゃあダメだ」も良かった。

村民は全員キャラが立ってる!というくらい、個性派ぞろいですからね。
どこをとっても微笑ましくて、何かある度に笑っちゃいました。
一番のお気に入りは、やっぱりヨイル。
彼女の笑顔には何度も癒されました。

これを経ての後半ですよ。
ピョが脱走した理由とか、あまりに惨くて辛かった!
でも、これが戦争なんですよね。
たった5人で戦争を引き受けた兵士たち。
最後の笑顔は本当に晴れやかでした!
ここで改めて「笑顔は本当にすごい力を持っているんだ」と実感しました。

音楽が慣れ親しんでいる久石譲さんだったから、余計に入り込んで見る事が出来たんだと思いますね。
若干「トトロだ〜〜!」と思う部分もありましたけど。(汗)
これは多くの人におすすめしたい作品ですね!
まだの方は是非ご覧あれ!
鑑賞日 2007.06.06

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