1969年、ブロンクス。
嗜眠性脳炎のため、30年間も半昏睡状態のレナード。
新しく病院にやってきた医師セイヤーはこの難病に興味を示し、普段は何にも反応しない患者がボールを投げるとキャッチすることに気付く。
いろいろ試した結果パーキンソン病の為に開発された新薬がこの病気にも効くのではないかという結論にいたり、レナードに投与した。
数時間後、なんと彼は奇跡的に目覚めたのだった。
レナードの朝(1990) アメリカ
AWAKENINGS [120分]
管理人評価
★★★★★
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ドラマ/実話 | |
ペニー・マーシャル | |
スティーブン・ザイリアン | |
ロバート・デ・ニーロ (レナード・ロウ) ロビン・ウィリアムズ (マルコム・セイヤー) ジョン・ハード (カフマン医師) マックス・フォン・シドー (ピーター・イングハム医師) ジュリー・カブナー (エレノア) ペネロープ・アン・ミラー (ポーラ) ルース・ネルソン (ミセス・ロウ) |
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―実話には、本物の感動がある― | |
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どれって決められないくらい複雑な感情です。
色んな事を考えて、頭がパンクしそうでした。
今こうやって普通に生きているけど、これってすごく幸せな事なのかもしれない!と改めて思いましたね。
そして、今この一瞬一瞬を大切にしたいなとも。
奇跡的に回復したレナードが母親と抱き合うシーンから涙がとまらなくなってしまいました。
鏡を見て、若かったはずの自分が、すっかりおばさんになっていたら…と考えると怖くてたまりません。
本当にこんな状況に陥ったら、私が想像できるような恐怖ではないでしょうけどね…。
レナードが回復してからが明るい感じで描かれていたので、後半は胸が張り裂けそうでした。
特に仲良くなった女性に「会うのはこれが最後だ」と言って、ダンスを踊るシーンは感動というか、切なすぎて涙が溢れました。
一瞬でも生きた証を残そうとして、発作で痙攣している自分を「ビデオに撮ってくれ」というレナード。
思い出すだけで泣きそうになります。
本当に考えさせられる作品でした。