--REIの映画感想--

全体的にネタばれがありますので、未見の方は注意して下さいませ
評価の★の内容は次の通りです
管理人の独断に基づいておりますのでご了承くださいませ
★★★★★:大好き!何度も観たい作品!
★★★★:好き!強く心に残る作品!
★★★:なかなか良い
★★:まあまあ損はしない
★:いまいちかも・・・
X:二度と観たくない


[ List ]
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spink.gif フライド・グリーン・トマト(1991)  アメリカ
  FRIED GREEN TOMATOES  [130分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ
監督 ジョン・アブネット
出演者 キャシー・ベイツ        (エブリン・カウチ)
ジェシカ・タンディ       (ニニー・スレッドグッド)
メアリー・スチュアート・マスターソン
                (イジー・スレッドグッド)
メアリー=ルイーズ・パーカー  (ルース)
シシリー・タイソン       (ジプシー)
スタン・ショウ         (ビッグ・ジョージ)
クリス・オドネル        (バディ)
コピー 友達は、自分をみつめる素敵な鏡。
あらすじ
更年期に入りうまくいかない現状に不満を抱く主婦のエブリンは、叔母の見舞いに訪れた老人ホームでニニーという不思議な老婆に出会った。
エブリンはニニーから1920年代のアメリカ南部にいたイジーとルースという二人の女性の話を聞くことになった。
ニニーの話に心打たれたエブリンは、自分の人生を見直し少しづつではあるが生活を変化させていくようになる。
感想
ニニーの所に通って来るエブリンが、イジーとルースの話が進むに連れて少しづつ変わっていくのが微笑ましかったです。
イジーに共感し憧れを抱いたのか、エブリンもだんだん解放されていく、こんなに人生観を変えるほどの影響力を持つ人にはなかなか出会えないですからエブリンは幸せ者ですね。

ニニーの話し方もうまいんですよ。
話を小出しにしながら次は?次は?と思わせるような話し方、あと独特な雰囲気のニニーが話すというのが味噌なんでしょうね。

何よりもイジーとルースの関係が興味深いです。
男勝りのイジーとお嬢様育ちのルース。
二人の関係は友情を越えて愛情の域に入っています。
イジーはルースの為なら体を張って守ってましたが、なかなかそこまでできる友達っていないですよ。
そこまで想える人がいる事も想ってもらえる人がいる事も羨ましいですね。

フライド・グリーン・トマトというのはアラバマにある郷土料理だそうで、一度食べてみたいです。
鑑賞日 2002.03.14

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spink.gif フライトプラン(2005)   アメリカ
  FLIGHTPLAN  [98分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス/アクション/ミステリー
監督 ロベルト・シュヴェンケ
出演者 ジョディ・フォスター    (カイル・プラット)
ピーター・サースガード   (カーソン)
ショーン・ビーン      (リッチ機長)
マーリーン・ローストン   (ジュリア)
エリカ・クリステンセン   (フィオナ)
ケイト・ビーハン      (ステファニー)
グレタ・スカッキ      (セラピスト)
マイケル・アービー     (オベイド)
クリスチャン・ベルケル   (モーチュアリ・ディレクター)
カーク・B・R・ウォーラー (グルニック)
ブレント・セクストン    (エリアス)
マシュー・ボーマー     (エリック)
コピー 彼女は航空機設計士。そして、一人の母。
高度1万メートルの上空で、幼い娘が失踪した・・・。

その時、最新鋭の旅客機は、史上最悪の《戦場》に変わる――。
あらすじ
愛する夫を突然の事故で亡くし、深い悲しみに暮れる航空機設計士のカイル。
彼女は夫の遺体を引き取り、6歳の娘ジュリアと共に最新型のジャンボジェット機で帰国の途上にあった。
ところが、飛行中の機内でジュリアが忽然と姿を消してしまう。
しかし乗客はおろか乗務員の誰一人としてジュリアを見た者はいなかった。
さらには搭乗記録すらも存在しなかったことが判明する。
それでも必死にジュリアの行方を捜すカイルに対し、乗務員がFAXで送られてきた情報を伝える。
それによると、ジュリアは夫と一緒に亡くなっていたのだった。
すべては精神的ショックが原因の妄想だったのか?
しかし、カイルはジュリアがいたことを改めて確信し、彼女を取り戻すため決然と立ち上がる。
感想
常にイライラさせられていたので、最後の15分はスッキリしました。
唯一良かった点を除いて、全然ダメでした。
私には合わなかったので、何回も見るのを止めようと思いました。

ジュディのキレ方がイラッと来るんですよね。
自分の都合で全てを正当化しようとする思い込みが凄いんです。
まあ、結局は彼女が全て正しかったんですけどね。

しかし、人の記憶何て当てにならないものです。
誰もジュリアを見てないなんて・・・。

何を書いてもネタばれになりそうなので、↓で思い切り語らせていただきます。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2008.09.06

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spink.gif プライベート・ベンジャミン(1980)   アメリカ
  PRIVATE BENJAMIN  [109分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ
監督 ハワード・ジーフ
出演者 ゴールディ・ホーン      (ジュディ・ベンジャミン)
アイリーン・ブレナン     (ドリーン・ルイス)
ハリー・ディーン・スタントン (ジム・バラード)
アーマンド・アサンテ     (クレイ・ソーンブッシュ)
サム・ワナメイカー      (テディ・ベンジャミン)
バーバラ・バリー       (ハリエット・ベンジャミン)
ハル・ウィリアムス      (L・C・ロス)
P・J・ソールズ       (ワンダ・ウィンター)
アルバート・ブルックス    (イェール・グッドマン)
クレイグ・T・ネルソン    (ウィリアム・ウルドリッジ)
コピー 愛とは・・・決して私を笑わないこと
あらすじ
二度の結婚生活に敗れて傷心のジュディ・ベンジャミンは、勧誘の口車に乗せられるまま軍隊入りを果たす。
しかしそこは思い描いていたところとは大違い、厳しい訓練と鬼のような女大尉に彼女はダウン寸前。
だが持ち前の明るさとオトボケで、彼女は軍隊に様々な騒動を巻き起こしていく。
感想
最後は目が覚めてくれて良かった!
これでスッキリ!!
後味は良かったです。

あんなに更生していたのに、何故最低男に騙されるんだ!とイライラしてしまいました。
軍にはいってなかったら、また同じ事を繰り返していたんだろうな。

ジュディたちのいたずらで真っ青にされたルイスが、翌日真っ白でバカ殿みたいになっていたのには爆笑です。

これはジュディの変化が見所でしょうね。
始めはチャラチャラして頭の悪そうな女だったのに、少しずつ強くなって立派な軍人さんになっていくんです。
でも、また元に戻ってしまって、今まで以上に爆発した髪になってました。

あのフワフワした髪は、どうやって作るのかな??

ジュディの成長過程は面白かったです。
この部分は良かったんですけど、後半にトーンダウンしてしまったんですよ。
おかしいなとは思っても、信じたくないって気持ちが働いたのかも。
失敗は認めたくないものですからね。

ゴールディ・ホーンは、見た目が全然変わらないです。
肌の張りが違うくらいで、可愛さがそのまんまというのが凄いですね。
鑑賞日 2005.04.21

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spink.gif プライベート・ライアン(1998)   アメリカ
  SAVING PRIVATE RYAN  [170分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/戦争
監督 スティーヴン・スピルバーグ
出演者 トム・ハンクス     (ジョン・H・ミラー大尉)
トム・サイズモア    (マイケル・ホーヴァス軍曹)
エドワード・バーンズ  (リチャード・ライベン二等兵)
バリー・ペッパー    (ダニエル・ジャクソン二等兵)
アダム・ゴールドバーグ (スタンリー・メリッシュ二等兵)
ヴィン・ディーゼル   (エイドリアン・カパーゾ二等兵)
ジョバンニ・リビシ  (アーウィン・ウエイド伍長)
ジェレミー・デイヴィス (ティモシー・E・アプム伍長)
テッド・ダンソン    (フレッド・ハミル大尉)
デニス・ファリナ    (アンダーソン中佐)
ポール・ジアマッティ  (ウィリアム・ヒル軍曹)
デイル・ダイ      (軍部の大佐)
マット・デイモン    (ジェームズ・フランシス・ライアン二等兵)
コピー 選ばれた精鋭は8人−−
彼らに与えられた使命は
若きライアン2等兵を救出する事だった…

ノルマンディ大激戦の陰に
選ばれた8人の兵士達による
たった一人の新兵を救出する作戦があった…
あらすじ
1944年6月。
連合軍によるフランス・ノルマンディ上陸作戦は成功に終わったものの、激戦に次ぐ激戦は多くの死傷者を出していた。
そんな中、オマハビーチでの熾烈な攻防を生き延びたジョン・ミラー大尉に新たな命令が下された。
ひとりの落下傘兵を戦場から救出せよ。
その兵士、ジェームズ・ライアン二等兵には3人の兄がいるが、この一週間の間に全員が死亡。
兄弟全てを戦死させる訳には行かないという軍上層部はひとり残されたライアンをなんとしてでも故国へ帰還させようと考えたのだ。
ミラーは中隊から7人の兵士を選び出し、生死も定かでないライアン二等兵を探すために戦場へと出発する。
感想
もう最初の30分で脱落者が出るほど見るのに覚悟がいる作品です。
私は2回目で分かってても辛かったので、映画館で初めて見たら途中退席していたと思います。
戦争映画が大の苦手な私ですが、20年前に1度見ているんです。
辛いけど見て良かったという微かな記憶を頼りに、2度目の鑑賞に入りました。

あれ?この作品R指定がないんですね。
最初に注意を促すテロップが流れたので、あるもんだと思い込んでいました。

これはやっぱり評価せざるを得ない作品です。
生々しく惨たらしい戦争を描き、その地獄のような状況の中で僅かな希望を持って戦っている兵士たち。
彼らが生きた証をこれでもかと見せつけられ、涙が止まらず胸が熱くなりました。

1週間で3人の息子が戦死したライアン家。
唯一生きているであろう末っ子を連れ戻す為、8名の兵士が任務にあたる事になりました。
1人を助ける為に犠牲になる兵士たち。
すごく理不尽で不満が出るのも当然です。
でも、ミラー大尉の思いを聞き、強い信念で困難な任務をこなしているのだと知り、胸が熱くなりました。

戦争に納得出来る理由なんてないですよね。
目的の為に最前線に突っ込み、簡単に死んでいく兵士たち。
本当に見ているのが辛かったです。
でも、これが現実で忘れていてはいけない事実だと受け止めました。

最後の橋での戦闘は本当に苦しくて、追い詰められた状況に逃げたくなりました。
でも、そこまで追い詰められたからこそ感じられるカタルシス。
ピストルで戦車を倒したような演出に痺れました。
スピルバーグ監督のアカデミー賞監督賞受賞も納得です。

20年前の微かな記憶を信じて良かったです。
見るのにかなりの精神力と体力を要するので、再見する機会があるか分かりませんが、未見の方にはぜひ見て欲しい作品です。

アカデミー賞監督賞受賞作品。

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spink.gif ブラウン・バニー(2003)   アメリカ/日本  R−15+
  THE BROWN BUNNY  [93分]
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス/ドラマ
監督 ヴィンセント・ギャロ
出演者 ヴィンセント・ギャロ  (バド・クレイ)
クロエ・セヴィニー   (デイジー・レモン)
マリー・モラスキー   (デイジーの母)
シェリル・ティーグス  (リリー)
アンナ・ヴァレスキ   (ヴァイオレット)
エリザベス・ブレイク  (ローズ)
コピー 愛にさすらう
バイクレーサー、バドの旅が終わるとき、デイジーは悲しみの彼方からやって来る。
あらすじ
バイクレースで各地を巡業するレーサーのバド・クレイ。
ニューハンプシャーでのレースを終えた彼は、黒いバンに自分のマシンを積み、次のレース開催地であるカリフォルニアへ向かう。
その道中である日、かつての恋人デイジーの母が住む家に立ち寄るバド。
そこでは、デイジーとの幸せな思い出の象徴だった茶色い子ウサギが今も変わらぬ姿で飼われていた。
動揺しながらも再びアメリカ横断の旅に出たバドは、それぞれ花の名を持つ女と出会っては立ち去ることを繰り返す。
やがて、デイジーと一緒に暮らしていたロスの小さな家に辿り着く。
感想
ほほう。そういうオチですか。
これには、しっかり騙されました。

しかし、あのシーンはどうなってるんですか!?
まさか本当にしてるんじゃないよね!?
・・・って本物ですか・・・。
R−18じゃなくて良いのか・・・。

しかも、モザイクは日本版だけって、すごいな。
何だか、急にすごいものを見た感が沸いてきました。(汗)

それらを含めて、ヒロインのクロエ・セヴィニーがすごいです。
体張っているというレベルではなく、人生かけて女優やってると言っても過言ではないでしょう。
この作品が吉と出るか凶と出るか。
すごい賭けだったんじゃないかな。
同じ女として簡単ではなかったという事だけは想像できます。

一度見た時は、同じ風景ばかりだし、強引な展開だし、★1つだなと思ってたんですけど。
色々調べて、もう一度見直したら、ちょっと見方が変わって、★2つになりました。

現実が受け入れられない、哀れな男の話。
そう思って見ると、切なさがぐっと胸に迫ってきます。
一度見て???で頭がいっぱいになった人こそ、もう一度見て欲しいと思いました。
自分もそうだったので、ちょっともったいない気がして・・・。
良い作品とは言えないけど、分かりやすくないけど熱い思いは詰まっていると感じさせられる作品でした。
鑑賞日 2005.04.28

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spink.gif フラガール(2006)   日本     [120分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/実話
監督 李相日
出演者 松雪泰子    (平山まどか)
豊川悦司    (谷川洋二朗)
蒼井優     (谷川紀美子)
山崎静代    (熊野小百合)
寺島進     (石田)
岸部一徳    (吉本紀夫)
富司純子    (谷川千代)
コピー 未来をあきらめない
あらすじ
昭和40年、福島県いわき市の炭鉱町。
時代は石炭から石油へと変わり、閉山が相次ぎ、町は先細りの一途をたどっていた。
そこで、起死回生のプロジェクトとして豊富な温泉を利用したレジャー施設“常磐ハワイアンセンター”が計画された。
そして、目玉となるフラダンスショーのダンサー募集が地元の少女たちに対して行われた。
この町から抜け出すチャンスだと考えた早苗は紀美子を誘って説明会へと向かう。
説明会では、セクシーな衣装で踊る姿に、大半の応募者が逃げ出し、残ったのは紀美子と早苗の他には初子と小百合のわずか4人だけだった。
感想
良いという評判を聞いていたので、期待して見たのですが、それに応えてくれる素敵な作品でした。
ことごとく感動シーンで泣いちゃいました。

早苗との別れ、さゆりの父の事を告知するシーン、電車で帰ろうとするまどかにフラで思いを伝えるシーン。
これは見事を全泣きです。
特にさゆりの父の事を伝えるシーンはやばかったですね。
さゆりの事をにこにこしながら応援していたのを思い出すと、余計に泣けました。
外を走って来いと言われた時も、すごく応援してましたもんね。
紀美子たちがプロになった瞬間でした。

そして、何と言ってもフラダンスが素晴らしい!
腰の使い方が物凄いです。
最後の大舞台は圧巻でした。

松雪さんは相変わらずカッコいいです。
落ちぶれているはずなのに品があって見ているだけで幸せな気分になれます。

豊川悦司さんのダメ兄貴も良かったです。
本当は家族思いの優しい人なんです。
母と妹に挟まれて大変そうだったけど、ちゃんと見守っているんですよね。

ハワイアンセンターって今でも本当にある施設なんですね。
そう思うと、パイオニアである紀美子たちのすごさが、より伝わってきます。

こういう成長物語って好きなんですよ。
見ていて元気になれますからね。
また一つ素敵な作品に出会えて良かったです。
鑑賞日 2007.10.14

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spink.gif ブラザーズ・グリム(2005)   アメリカ/チェコ
  THE BROTHERS GRIMM  [117分]
管理人評価   ★★
ジャンル ファンタジー/アドベンチャー/コメディ
監督 テリー・ギリアム
出演者 マット・デイモン   (ウィル・グリム)
ヒース・レッジャー   (ジェイコブ・グリム)
モニカ・ベルッチ   (鏡の女王)
ジョナサン・プライス (ドゥラトンブ)
レナ・ヘディ     (アンジェリカ)
ピーター・ストーメア (カヴァルディ)
コピー 伝説の兄弟がすべての謎に立ち向かう
あらすじ
19世紀のドイツ。
兄ウィルと弟ジェイコブのグリム兄弟は各地の村を旅して、その地に伝わる古い物語を集め回っていた。
その一方で、村人たちを苦しめている恐ろしい魔物がいればそれを退治し、賞金を手にしていた。
ところが、魔物の正体は兄弟とその助手たちがでっち上げたイカサマだった。
しかし、それがバレて将軍ドゥラトンブに捕まった兄弟は、ある村で起きている少女連続失踪事件の解明を命じられる。
感想
眠いのを我慢して最後まで見ました。
そんなこんなで、内容をほとんど覚えてません。
それくらいつまらなかったという事でしょう。

魔女役のモニカ・ベルッチは相変わらず綺麗でセクシー。
それくらいしか印象に残ってないな。(汗)

マットとヒース。
どちらが兄で弟か分からず仕舞いです。

世間的にもそんなに評判が良くないから、大した作品ではなかったはず。
感想もこれ以上は書けません。
あしからず。
鑑賞日 2007.06.01

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spink.gif ブラス!(1996)  イギリス
  Brassed Off  [107分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/音楽
監督 マーク・ハーマン
出演者 ユアン・マクレガー       (アンディ・バロー)
ピート・ポスルスウェイト    (ダニー・オーモンドロイド)
タラ・フィッツジェラルド    (グロリア・モリンズ)
スティーヴン・トンプキンソン  (フィル・オーモンドロイド)
ジム・カーター         (ハリー)
メラニー・ヒル         (サンドラ)
スー・ジョンストン       (ベラ)
フィリップ・ジャクソン     (ジム)
コピー 夢がある
誇りがある
音楽がある
あらすじ
イギリス、ヨークシャー。 政府の炭坑閉鎖政策により、この町のグリムリー炭坑も閉鎖されようとしていた。
それに伴って炭坑夫たちで編成された歴史あるブラスバンド:グリムリー・コリアリー・バンドにも存続の危機が迫っていた。
そんな時、この町の出身でプロ並の腕を持つフリューゲル奏者グロリアが、彼らの練習場に現れる。
基本的に男性のみのバンドだが、リーダーで指揮者のダニーは、彼女の腕を見込んで仲間に迎え、他のメンバーたちも若い女性の加入で盛り上がる。
そしてサドルワースで行われた予選大会に出場するが、みんな先の見えない将来が不安なのか、ほとんどやる気がなく、賞にはかすりもしなかった。
話し合いの結果、炭坑閉鎖と同時にバンドも解散する事に決まり、一人熱心だったダニーは肩を落とす。
そんな彼は炭坑夫の職業病で肺を患っていたのだ。実話を元にしたお話。
感想
炭坑閉鎖により失業者が続出した社会問題が取り上げられている話なので、私には難しいかなと思ったのですが、その他にもブラスバンドを通じての男女の恋愛や親子愛、男同士の友情、など色々なストーリーがあって、分かりやすく当時の雰囲気を味わう事が出来ました。

紫の渋い制服で、サドルワースの町中を颯爽と行進するバンドの面々はカッコ良かったです。
こういう制服を着ているとみんな良く見えるものですよね。
制服の魔力はあなどれません!
まぁ、ユアンが一番カッコイイんですけどね。(^_^;)

一番印象深いのは、ダニーの息子フィルの話です。
生活が苦しく、借金のかたに家財道具を持っていかれても、トロンボーンだけは手放さないんです。
それどころか新調しちゃうしね。(笑)
でも分かるな〜、こういう気持ち。
何は無くてもこれだけはこだわりたい!ってものは、そう簡単には諦められません。

でも、愛想つかした奥さんの気持ちも分かるから切ないです。
こういうやり切れない気持ちが、最後の感動に繋がるんですよね〜。
特にピエロの格好しているフィルを見ていると泣けてきます。

そしてダニーの病室の前の庭で「ダニー・ボーイ」を演奏するバンドの面々。
ここも涙無しでは見れません。
アンディの口笛、フィルの涙、炭坑用のライト、全てが良い雰囲気を出しています!
このシーンが一番好きです。

アルバート・ホールでの演奏や、2階建てバスの上での「威風堂々」は鳥肌が立ちます。
この曲大好きなんですよ〜!
荘厳な雰囲気が堪りません。

素晴らしい音楽と爽やか感動が味わえる作品です。
前見た時はそんなでもないと思ったのに、今回はすごく心に残る映画だと感じました。
大人になったんですかね。(笑)

ちなみにユアンは、最初のシャワーシーンで全裸を披露してます。

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spink.gif プラダを着た悪魔(2006)   アメリカ
  THE DEVIL WEARS PRADA  [110分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/コメディ/ロマンス
監督 デヴィッド・フランケル
出演者 メリル・ストリープ     (ミランダ・プリーストリー)
アン・ハサウェイ      (アンドレア・サックス)
エミリー・ブラント     (エミリー)
スタンリー・トゥッチ    (ナイジェル)
エイドリアン・グレニアー  (ネイト)
トレイシー・トムズ     (リリー)
サイモン・ベイカー     (クリスチャン・トンプソン)
リッチ・ソマー       (ダグ)
ダニエル・サンジャタ    (ジェームズ・ホルト)
ジェームズ・ノートン    (スティーヴン)
ティボー・フェルドマン   (ラヴィッツ)
コピー こんな最高の職場なら、死んでもいい!
こんな最悪の上司の下で、死にたくない!

恋に仕事にがんばるあなたの物語。
あらすじ
大学を卒業し、ジャーナリストを目指してニューヨークへとやって来たアンディ。
ファッションセンスゼロの彼女が就いた職業は、一流ファッション誌“RUNWAY”の編集長ミランダ・プリーストリーのアシスタント。
ミランダは、その絶大な影響力に誰もが恐れおののくファッション界のカリスマだった。
仕事は無理難題な注文ばかりだが、アンディは頑張って少しずつ仕事を覚えていく。
感想
純粋に楽しかったです。
こういうシンデレラストーリーは、シンプルで展開が分かっていても、やっぱり面白いです。
ダサダサでダメダメだったアンディが、洗練された女性に成長していく様は、実に気持ちが良いです。
ハリポタを手に入れ、すでに双子に届けていた所なんで、完璧すぎて惚れそうでした。
そして、ファッションに目覚めた彼女の綺麗なこと!
サイズは6だけど、長身で手足が長いから、何着てもカッコ良かったです。

最後はどうなるかと思いましたが、丸く収まって良かったです。
アンディの人徳がなせる業でしょうね。
周りにも良い影響を及ぼしていて、幸せな気持ちを分けてもらえました。

ミランダの悪魔っぷりは、見事の一言に尽きます。
仕事は一流だからアンディも信じて付いていくことが出来たんですよね。
事故にあったエミリーもあんなに必死になってしがみついていたし。
多くの女性が憧れるカリスマのオーラがまぶしかったです。

仕事とプライベートのバランスって、とっても大事ですよね。
どっちかに偏っちゃうと、どっちかが疎かになってしまう。
何かを犠牲にしてまでやりたい仕事って、見つけられる人はほんの一握りだろうな。
ミランダはまさにそういう仕事についている女性ですよね。
そこまでの仕事につけるなんて憧れちゃいます。

すっかり入り込んでみてしまって、あっという間に終わってしまいました。
本当に素直に楽しめた証拠ですね。
鑑賞日 2007.08.08

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spink.gif プラチナデータ(2012)   日本     [134分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/ミステリー/SF
監督 大友啓史
出演者 二宮和也  (神楽龍平/リュウ)
豊川悦司  (浅間玲司)
鈴木保奈美 (水上利江子)
生瀬勝久  (志賀孝志)
     (白鳥里沙)
水原希子  (蓼科早樹)
遠藤要   (戸倉稔)
和田聰宏  (蓼科耕作)
中村育二  (那須真之)
萩原聖人  (神楽昭吾)
小木茂光  (昭吾の友人)
河井青葉
淵上泰史
コピー この愛さえも、DNAで決まるのか。

彼は天才科学者だった。
連続殺人犯のDNAが自分と一致するまでは――。
あらすじ
近い将来の日本。
政府は全国民のDNAデータを極秘裏に収集し、あらゆる事件の捜査に活用出来る“プラチナデータ”というシステムを作ろうとしていた。
警察庁の科学捜査機関“特殊解析研究所”に所属する神楽龍平は、この画期的なDNA捜査システムを開発した天才科学者。
ところがある時、このシステムが連続殺人事件の犯人として神楽を導き出してしまう。
感想
なるほど。
なかなか興味深いお話です。
これだけ科学技術が進めば、いずれはこういう事も現実になるかもしれません。
しかし、それが適切に運用されなければ意味がない。
その問題点を暴き出す作品です。

まあ、神楽の二重人格や自閉症の早樹が都合良く描かれてお話が作られている感じはしました。
そんな簡単に他の人格を操作出来るようになるのか疑問だし、自閉症の人がずっと難しいシステム開発の仕事が出来るのか怪しいなと思ってしまいました。

それでも、“プラチナデータ”のシステムは面白い発想で、これなら色々な事に活用できるのではないかと期待が持てました。
なので、”モーグル”の存在にがっかりです。
結局、そういう人種はいつでも特別扱いですよね。
現実にあり得そうなのが苛立ちを増幅させます。

監視カメラを使った捜査は、街中では威力を発揮しますが、犯人が郊外に逃げると途端に効力が無くなるのが欠点。
使えるようで使えないお粗末な感じがリアルですね。

DNAは同じなのに、何故異なる性格の人格が生まれるのか。
これはかなり深いテーマですね。
DNAで多くの事は決まるけど、未知の領域も多くあるという事かな。
そうなると完璧な“プラチナデータ”なんて夢のまた夢のお話です。

神楽と警察の追跡劇は迫力あって良かったです。
あれだけの警官に囲まれても振り切って逃げる神楽がカッコ良かったです。

原作小説とは結構違いがあるみたいですね。
機会があればそちらもチェックしてみたいです。

東野圭吾小説原作作品。
鑑賞日 2022.05.12

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spink.gif ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない(2009) 日本  [101分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/実話
監督 佐藤祐市
出演者 小池徹平  (大根田真男(マ男))
マイコ   (中西亜矢子)
池田鉄洋  (井出哲也)
田中圭   (木村翔太)
品川祐   (阿部道大(リーダー))
中村靖日  (上原学)
千葉雅子  (瀬古さだ子)
須賀貴匡  (柴田)
朝加真由美 (大根田佳子)
北見敏之  (大根田真次)
森本レオ  (黒井策士(社長))
田辺誠一  (藤田巧己)
コピー みんながいるから、 頑張れる…のか!?
あらすじ
いじめにより高校を中退し、8年間もひきこもりをしていたマ男。
彼は母の死をきっかけに就職活動を開始、何社も落ちた末にようやく小さなIT企業に入社する。
しかし喜びも束の間、そこは想像を絶する“ブラック会社”だった。
入社早々ありえない量の仕事を押しつけられ、サービス残業や徹夜は当たり前。
世間の常識が一切通用しないクセ者揃いの上司や同僚に囲まれ、奴隷のように働く日々が始まる。
感想
意外にさらっと見れる作品でした。
2ちゃんねるのスレが元の作品の割には、ネットとの繋がりが薄かったのが気になります。
普通に新入社員の成長物語ですね。
悪い上司にいじめられながらも、良い先輩社員に支えられて成長するという。
ネットの人たちは、主人公の書き込みに相槌打つだけ。
実際は、スレの住人に励まされながらとかじゃなかったのかな。
相談というよりは事実を書いていくだけの形式だったのかな?
そこはちょっと引っかかりました。

舞台がブラック会社だけあって、そこにいる社員たちもアクの強い人ばかりです。
口が悪く仕事の出来ないリーダー。
そんなリーダーの腰巾着でガンオタの井出。
コミュ障だが仕事は出来る上原。
腹黒いエリート新入社員の木村。
失恋して片足を引きずるようになってしまった派遣の中西。
社長の愛人:瀬古。

そんな中、唯一の味方で神のような存在だった藤田。
彼のような人が本当にいたというのが、とても信じられません。
映画では良く出てくるキャラだと思うのですが、実社会でしかもブラック会社にいるというのが奇跡です。
辛い経験した人ほど人に優しくなれると言いますが、現実的にそう出来る人ってほんの一握りだと思うんです。
だから、彼には転職して今度こそ幸せになって欲しい、と切実に思いました。

濃いキャラ陣の中で一番のお気に入りだったのは、ガリガリの上原さん。
普段はまともに話せないのに、めぐリズムしてる時は流暢に語ってて笑っちゃいました。
しかし、消臭力は切なくて泣けた。あんまりじゃないか。

そして、主人公を演じた我らが徹平くん。
彼が出てるからとっくに見たと思ってたのに、公開時は妊娠出産の時期で見逃してたみたいです。
どんなに汚しても清潔感が溢れてる所はさすがですね。
追い詰められて悲壮感漂うシーンは、胃がキリキリしましたが、最後の前向きな笑顔に癒されました。

こういう事は誰しも少なからず経験する事だと思うのですが、癖の強い人の集まりだった為、厄介度が増してました。
社会人なら共感してしまう作品だと思います。
エンドロール後の小ネタもピリリと効いてますね。
闇の深さを感じました。
鑑賞日 2016.11.06

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spink.gif ブラック・スワン(2010)   アメリカ  R−15+
  BLACK SWAN  [108分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/ドラマ
監督 ダーレン・アロノフスキー
出演者 ナタリー・ポートマン    (ニナ・セイヤーズ)
ヴァンサン・カッセル    (トーマス・ルロイ)
ミラ・クニス        (リリー)
バーバラ・ハーシー     (エリカ・セイヤーズ)
ウィノナ・ライダー     (ベス・マッキンタイア)
バンジャマン・ミルピエ   (デヴィッド)
クセニア・ソロ       (ヴェロニカ)
クリスティーナ・アナパウ  (ガリナ)
コピー 純白の野心は、
やがて漆黒の狂気に変わる…
あらすじ
ニューヨークのバレエ・カンパニーに所属するニナは、元ダンサーの母親の期待を一身に背負い、バレエに全てを捧げて厳しいレッスンに励む日々。
そんな彼女に、バレエ人生最大のチャンスが訪れる。
長年バレエ団の象徴的存在だったプリマ・バレリーナ、ベスの引退を受け、新作の『白鳥の湖』のプリマにニナが抜擢されたのだ。
しかし、白鳥の湖では純真な白鳥役と同時に、奔放で邪悪な黒鳥役も演じなければならない。
優等生タイプのニナにとって、魔性の黒鳥を踊れるかが大きな試練として立ちはだかる。
対照的に、官能的にして大胆不敵な踊りで、芸術監督のルロイに理想的な黒鳥と言わしめた新人ダンサーのリリー。
彼女の台頭によって、不安と焦りが極限まで高まってしまう。
感想
アカデミー賞を取ったという事で、ずっと見たいと思っていた作品です。
主演女優賞を受賞したナタリー・ポートマンの演技は圧巻でした。

もうどれが現実でどれが妄想なのか、訳が分からなくて二ナ混乱ぶりが嫌でも伝わってきます。
どうしてここまで追い込まれてしまったのか。
彼女の真面目な性格が仇になってしまったんでしょう。
新作の主役に抜擢されたプレッシャーや、子離れ出来ない母親の重圧もあったでしょうし、そのガス抜きが上手く出来ずに圧し潰されてしまったのです。

やっぱり一番印象に残ったのは、舞台初日のブラック・スワン。
今までの優等生という殻を破って、魔性をまとった踊りにはっとさせられました。
この演技を手に入れるのと引き換えに、あまりに大きな代償を払いましたけどね。

真面目な優等生が黒鳥を演じる為に必要なのはエロでしたか。
ルロイに言われて自慰を試みるシーンとか、リリーとの熱い夜とか、こういうのは縁がなさそうな人ほど萌えます。
しかし、実家住まいで自室に鍵がかからないとは、なかなか厳しい環境です。
自慰の最中に寝てる母親に気付くシーンは苦笑いでした。

ナタリー・ポートマンのバレエは素晴らしかったですね。
映画の大半はバレエシーンでしたから、その努力と負担は大変なものだったと思います。
完璧な白鳥と未熟な黒鳥、その演じ分けもしなければいけないなんてハードル高過ぎです。
そして、あの初日の大本番。
映画の盛り上がりと同じ振り幅でバレエも進化していて感動しました。

引退に追い込まれたプリマのべスを演じたのは、同じような存在になっているウィノナ・ライダー
元スターでという境遇が似ているので、すごく痛々しく見えました。

切なく悲しい結末ですが、そんなに後味が悪くないのが不思議です。
終わり方が抜群だからですかね。
混乱していたニナが全てを悟って、舞台をやり切ったという爽快感が、見ているこちらにも伝わったのかもしれません。

アカデミー賞主演女優賞受賞作品。
鑑賞日 2021.01.04

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spink.gif ブラックソウル(2016)   アメリカ
  Jerico  [97分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/ドラマ
監督 セケイタ・ルイス
出演者 ブランドン・ルイス   (ジェリコ・ウォーカー)
アンソニー・フォート  (ジャービス・クック)
ジョーマリエ・ペイトン (メイベル)
グレッグ・ダニエル   (トーマス・クック)
ヌマ・ペリエ      (スイート・ジョージア・パーキンス)
リチャード・ジャクソン (クラーク・マンソン)
イルマ・P・ホール    (グランマ)
ケヴィン・キンケード  (マルセル・エドワーズ)
テルヴィン・グリフィン (スキップ・パーカー)
コピー あばよ、不運な人生!
あらすじ
ミシシッピ州に暮らす黒人少年ジャービスとジェリコ。
ある日、ジャービスの兄が何者かにいたぶられ惨殺されてしまう。
その20年後。
公民権が制定されようとしていた時、ジャービスは製紙工場で管理者への昇進が決まろうとしていた。
翌朝、面接に急いでいたジャービスは、ジェリコに運転を頼み車で工場へと急ぐ。
感想
なるほど〜。
これはどう評価したら良いんだ!!

黒人差別という根の深い問題を扱いつつも、時にコミカルに問題にぶつかっていて、ある意味予想を裏切る展開でした。
そこがはまれば高評価になったのでしょうが、私は笑って良いのか戸惑ってしまって、乗り切れないまま終わってしまいました。

特にジェリコが変装したデイル・スティーブンス。
ここの部分も素直に笑えなくて、微妙な感情のままの鑑賞となりました。
黒人が白人に変装するというのは、相当屈辱的な事じゃないんでしょうか。
なのに、ジェリコは楽しそうだし、それで事態が好転するし・・・。
気軽に楽しんで良いって事なんですかね。

個人的には、もっとシリアスなドラマだと思っていたので、このコミカルなノリはしっくりきませんでした。
でも、小ネタは面白かったですよ。
ジェリコに潰された白人の黒猫とか、金網に取り残されたブリーフとか。(笑)

ネットで調べてもあまり情報が出てこない所をみると、劇場公開されていない作品なのかな??
たまたまGYAOで評判が良かったから見たけど、なかなかお目にかかれない掘り出し物だったかもしれません。
鑑賞日 2020.08.03

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spink.gif ブラックナイトパレード(2022)   日本     [108分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/ファンタジー
監督 福田雄一
出演者 吉沢亮    (日野三春)
橋本環奈   (北条志乃)
中川大志   (田中カイザー)
渡邊圭祐   (古平鉄平)
若月佑美   (赤井稲穂)
藤井美菜   (三春の母)
山田裕貴   (日野冬馬)
佐藤二朗   (吉川輝)
<声の出演>
玉木宏    (クネヒコ)
コピー サンタの舞台裏、
お見せします。
あらすじ
コンビニで3年間バイトしている冴えない若者:日野三春。
ある日、黒いサンタ服を着た男に連れ去られ、北極の“サンタクロースハウス”という会社でブラックサンタとして働くことになった。
個性的過ぎる同僚たちと共に、次々と激務をこなしていく。
感想
いつもの福田雄一節が炸裂したコメディ映画です。
役者さんたちは皆顔芸頑張ってます。
それなりに面白いんだけど、あまりハマって見れなかったです。

サンタさんたちの仕事ぶりは興味深かったですね。
子供たちに見られないように気を付けながら、普通にピッキングで鍵を開けて侵入するとか、現実的なのに笑いました。

普通のコンビニだと思っていたポーソン。
毎日深夜に暴動レベルの客が押し寄せるのが面白い!
絶対普通じゃないのに、いつもの事過ぎて普通にこなせるようになった三春。
サンタってこうやって育てるんですね。(笑)

暇さえあればズルしようとするカイザーくんのキャラも良かったです。
性質の悪い奴だと思っていたら、なかなか良い人でしたね。
誰だって5000個の苺大福を押し付けられたら絶望しますよ。
その時の恩を返す為に、体を張って三春を守ってくれました。

顔のない黒いサンタを、声だけで表現した玉木宏さん。
三春には見えてるっていうから、少しくらいは出演されるかなと思ったけど、最後まで声だけでしたね。
彼の良い声はダークな感じもいけるんです!
サンタのコスプレした玉木宏さんも見たかったな。

まあ、お話は子供っぽいというか何と言うか。
全力でサンタの裏側を描いてくれてるのは分かるのですが、全体的に身近過ぎて夢ある世界と思えませんでした。
笑いもクスクス程度で、惹き付けられる魅力に欠けました。

でも、原作は読んでみたくなりましたね。
三春のその後の活躍を知りたいです。

漫画原作作品。
鑑賞日 2023.05.25

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spink.gif ブラック・ビューティー/黒馬物語(1994)  アメリカ
  BLACK BEAUTY  [89分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/動物
監督 キャロライン・トンプソン
出演者 ショーン・ビーン      (グレイ)
ピーター・デイヴィソン   (ミスター・ゴードン)
アンソニー・ウォルターズ  (アルフレッド・ゴードン)
アンドリュー・ノット    (ジョー)
ジム・カーター       (ジョン)
アルン・アームストロング  (ルーベン・スミス)
デヴィッド・シューリス   (ジェリー・バーカー)
フレッディ・ホワイト    (ハリー・バーカー)
<声優>
アラン・カミング      (ブラック・ビューティー)
コピー 劇場未公開
あらすじ
イギリス。ある牧場に生まれた一頭のオスの黒馬。
その馬は額に白い模様があるのが特徴だった。
彼は3歳になり、人に使われる馬としての訓練を受けた。
その後、病気の奥方がいる上流階級のゴードン家にもらわれる。
彼はそこでブラック・ビューティーと名付けられた。
一頭の黒馬が歩んだ波乱万丈な人生(馬生か?)の物語。
感想
始めは馬が主人公の子供向け作品だと思って見てたんですけど、段々と引き込まれていって、最後は感動してました。
普段時代劇などの映画を見ていても、乗り物として出てくる馬の事までは考えないですよね。
でも、この作品はその乗り物としての馬を主人公にしているので、自然と馬の気持ちになって観る事が出来るんです。
馬だってムチで叩かれると痛いし、手綱を引っ張られると苦しい。
当たり前の事だけど、これを見る事で改めてその事に気付かされます。
そして、ひどい扱いを受けている馬たちに同情してしまいます。

そして、馬という生き物が、とても美しい動物だと言う事を思い知らさせました。
こんなに生き生きとした馬の姿はなかなか見る機会がないですからね。
オスが求愛のダンスのようにメスの回りを跳ねたり、普通サイズの馬と小さい馬が同じ動きをしてダンスしているように見えたりと、細かい芸も見せてくれます。
あと大草原を全速力で駆け抜ける姿は爽快で気持ち良いですね〜。
とっても癒されました。

今まで知らなかった(当たり前)馬の世界を体験できた気がします。
馬は馬なりに事情があって、恋もすれば風邪も引く。
飼い主を選ぶ権利もなく、本当に運任せな人生(馬生か?PART2)です。
結構厳しいですね。

まあ、これは人間が想像する馬の世界ですが、映画としてはかなり良い出来だと思います。
まさか馬が主人公で、こんなに感動するとは思ってなかったですからね。
その主人公の馬の声をアラン・カミングが入れてるのには驚きました。
っていうか終わるまで気付かなかったね。(^_^;)
でも、馬の感情を見事に表現した彼の演技はすごいです。
これには拍手を送りたいですね。
鑑賞日 2003.11.18

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spink.gif ブラックホーク・ダウン(2001)  アメリカ
  BLACK HAWK DOWN  [145分]
管理人評価   ★★
ジャンル 戦争/ドラマ/アクション
監督 リドリー・スコット
出演者 ジョシュ・ハートネット   (マット・エヴァーズマン)
ユアン・マクレガー     (ジョン・グライムズ)
オーランド・ブルーム    (トッド・ブラックバーン)
サム・シェパード      (ウィリアム・F・ガリソン)
トム・サイズモア      (ダニー・マクナイト)
ジェイソン・アイザックス  (マイク・スティール)
ユエン・ブレムナー     (ショーン・ネルソン)
ウィリアム・フィクトナー  (ジェフ・サンダーソン)
コピー あなたは この戦争に言葉を失う。
しかし、知るべき時が来た。

僕たちはもう、戦う前の僕たちには戻れない。
あらすじ
1993年、東アフリカ。内戦が続き30万人が餓死したソマリア。
敵対するアイディード将軍の支配から一般市民を救い、内戦を終結させるべく米軍が軍事介入した。
元々3週間の任務のはずだったが、6週間経っても事態は良くならなかった。
しかし、アイディード派の幹部達が秘密会合を開くという情報を知った米軍は、敵地モガディシオに乗り込み幹部を拉致する作戦を開始する。
1時間で終了するはずの作戦は、思わぬソマリア民兵の反撃により、予定通りに進まなくなった。
感想
これは本当にすごい作品です。
コピーの『あなたはこの戦争に言葉を失う。』の通り、見終わった後、言葉が出ませんでした。(-_-;)
その衝撃は、今まで経験した事がないくらい凄まじいものです。

最初はリアルな迫力や隊列を組んで飛ぶヘリコプターがカッコ良くて「いいかもしれない」と思ってました。
私はユアン中心で見ていたので、彼が演じるグライムズが危ない目に遭う度に、キャ〜キャ〜言いながら見てたんです。

でも、さすがに戦闘シーンが2時間強ずっと続くとうんざりします。
これが現実で実際こういう経験をした兵士達がいると思うと、胸を絞め付けられる思いがしますが、もう2度と見たくありません。
最後は頭が痛みました。こうなるとユアンがどうとか、ジョシュがどうとか、そういう問題ではないですね。(^_^;)

銃撃戦は本当にリアルで、自分も戦場に取り残されたような感覚でした。
そして周りで人が次々と死んでいく…。
正にこの世の地獄です。
こんな状況でも誰もそれを止める事は出来ない。
ただ黙って事の成り行きを見守るしかないんです。
ふう…すごく疲れる映画だなぁ。
気力、体力ともに万全な状態で臨む事をお勧めします。

テントの中の本部と生死の境で極限状況の戦場。あまりの温度差の違いに笑ってしまいましたよ。
でも、戦場に誰一人として残さない決まりだから、本部もこう言うしかないんですよね。
それも辛かったです。

もう見たくありませんが、1回は見ておいて良かったと思っています。
一方的で完璧にアメリカよりな作品ですが、戦争とはそういうものです。
少なくとも私は、この映画を見て「戦争万歳」とは思いません。(当たり前??)
あらゆる意味で警鐘を鳴らす"戒め作品"だと受け取りました。
ユアンの綺麗な瞳が印象的です。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2003.05.30

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spink.gif ブラック・レイン(1989)  アメリカ  PG−12
  BLACK RAIN  [125分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/犯罪
監督 リドリー・スコット
出演者 マイケル・ダグラス   (ニック・コンクリン)
高倉健         (松本正博)
アンディ・ガルシア   (チャーリー・ヴィンセント)
松田優作        (佐藤)
ケイト・キャプショー  (ジョイス)
若山富三郎       (菅井)
コピー アメリカから日本へ
あらすじ
偶然日本のヤクザがマフィアのボスを殺す現場に居合せた刑事のニックとチャーリー。
二人は犯人の佐藤を日本に護送するが、大阪空港で逃げられてしまう。
銃を所持しないという条件のもと、大阪府警の松本正博警部補の監視下に置かれることになったが、そんな二人の前にあの佐藤が現われた。
感想
松田優作さんは日テレでやってた「探偵物語」を見ていい役者さんだなと思って注目してました。(それまでは知りませんでした…)

どこかで読んだんですけど、「ブラック・レイン」の松田優作の演技が渡部篤郎さんを思わせるとか書いてあったので、ぜひ見てみたいと思ってたんです。

黒いロングコートに短髪、銃が似合ってまさに「ケイゾク」の真山さんじゃないですか!!
渋くて相手を挑発する芝居なんて惚れてしまいそうです。
声がいいですよね。
囁くようなというかぼそぼそっという感じがカッコ良かったです。
「ブラック・レイン」が松田優作さんの遺作だそうですが、もっと彼の演技を見たかったです。

吹き替えだったので、高倉健さんも別の方が吹き替えられていて残念でした。
この作品は字幕で見た方がいいですね。

アンディ・ガルシアが首をバサァと切られるシーンはびっくり!!
意外にあっさり逝ってしまって…もっと見たかった、私のアンディ…。
鑑賞日 2002.07.04

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spink.gif フラッシュダンス(1983)  アメリカ
  FLASHDANCE  [95分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/青春/音楽
監督 エイドリアン・ライン
出演者 ジェニファー・ビールス  (アレックス)
マイケル・ヌーリー    (ニック・ハーレー)
サニー・ジョンソン    (ジーニー)
カイル・T・ヘフナー   (リッチー・ブレイジック)
リリア・スカラ      (ハンナ)
コピー フラッシュは美 フラッシュは動
フラッシュは夢 フラッシュは愛
さあ、感覚のフラッシュ・アップ!
あらすじ
昼は製鉄所で溶接工として働き、夜はバーでダンサーをしている18歳のアレックス。
彼女の夢はプロのバレエダンサーになる事。
しかし、バレエ学校の願書をもらいに行った彼女は、場違いな雰囲気に絶え切れず逃げ出してしまう。
製鉄所の上司ニックから気に入られた彼女は、何度も食事の誘いを受けるが、ボスとは付き合わないと断る。
元バレエダンサーの老婆ハンナは彼女を応援してくれるのだが、自分に自信が持てなくてオーディションを受けるのが怖い。
感想
オープニングのアイリーン・キャラが歌う「What a Feeling」は有名なので知っていました。
でも、この映画を観るのは初めてです。
良くTV等でも流されるので有名なシーンが多い作品ですが、全体的にはどうなのか、とても興味がありました。

最初のバーでのステージ、家での練習風景など、彼女の楽しくてしょうがないという表情が印象的です。
水や汗で濡れた髪を振乱しながら踊り狂う姿は迫力があります。
でも、これは吹き替えなんですよね。
まぁ、プロのダンサーでないと、この迫力は出ないでしょう。
ダンスは見応えありでした。

アレックスの生活には、何でもダンスが関わっていていました。
街のストリートパフォーマーと盛り上がったり、交通整理のおじさんの真似をダンスで表現したり、毎日が楽しそうですね〜。
苦しくても、何かに夢中になって楽しめるのって素敵です。
落ち込んだりもするけれど、最後は夢を叶える為に、立ち直れる強さがありますよね。

でも、ティナのくねくねダンスや、TVをモチーフにした白塗りダンス、アレックスの背中全開タキシードなど、首をかしげる所も沢山ありました。(^_^;)
これは一体…と思いながらも、妙に納得しそうになっているのが不思議でした。
個人的にステージで水を浴びるシーンはOKです。(笑)

アレックスがニックに突っ掛かる所はあまり好きではありませんでしたが、それを乗り越えたオーディションでのダンスは鳥肌が立ちました。
このシーンは3人くらいの吹き替えダンサーが踊っているようですが、違和感無く1人の人間のダンスに見えますね〜。(当たり前…)
しなやかな動きと躍動感溢れる動きのバランスが良いです。
ちょっと涙出そうになりました。思わず拍手した審査員に共感です。

全体的なストーリーは期待したほどではなかったですが、ダンスシーンは素晴らしかったです。
やっぱり曲が良いですね〜。
「What a Feeling」が流行ったのも頷けます。
夢は諦めなければ叶うものだ!その通りですよ!
夢に向かって頑張っている人に観て欲しい作品です。
鑑賞日 2003.07.03

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spink.gif ブラッド&ワイン(1996)  アメリカ
  BLOOD and WINE  [101分]
管理人評価   
ジャンル サスペンス
監督 ボブ・ラフェルソン
出演者 ジャック・ニコルソン    (アレックス・ゲーツ)
スティーブン・ドーフ    (ジェイソン)
マイケル・ケイン      (ヴィクター)
ジェニファー・ロペス    (ガブリエラ)
ジュディ・デイビス     (スーザン)
ハロルド・ペリーノ・Jr  (ヘンリー)
コピー 男X男。欲望と憎しみ――
殺意が香る男たち。
あらすじ
ポーカーで破産したワインディーラーのアレックス。
彼は仲間のヴィクターと、顧客の富豪リーセスの家に150万ドル相当の宝石を盗みに入る計画を立てる。
作戦決行の日、彼らは警備員に見つかりながらも、無事宝石を手に入れる事に成功した。
アレックスがNYに宝石を売りに行く為、家を出る支度をしていると、妻スーザンが帰って来た。
夫の行動に不満のあったスーザンと言い争いになり、アレックスがスーザンに殴られて気絶している間に、宝石の入った鞄ごと持って逃げられた。
何も知らないスーザンは、息子のジェイソンと一緒に知り合いの所へ身を寄せる。
感想
う〜ん、主役の悪者2人が苦手なので、結構イライラさせられました。
役者さんが苦手なのではなく、この役の設定が苦手なんですよ〜。
特にマイケル・ケインのヴィクターという役は悪の中の悪!って感じで、度々こめかみに怒りのマークが…。(^_^;)
ここまでなりきっているお二人の熱演ぶりには拍手ですが、見ているのが結構辛かったです。

あとガブリエルがアレックスに惚れるっていうのも納得出来ません。
これはしょうがない事ですけど、どうも違和感があるんですよね〜。
お金目当てなのか?とか、破産してるって知っているのか?とか、変に勘ぐって見てしまいました。
まぁ好みは人それぞれですけどね。

スーザンとジェイソンが乗った車が、トラックを追い越そうとして事故に遭った時のアレックスの対応もどうだろう。
血まみれの女性、しかも自分の妻ですよ!
その彼女を助けようともせず、体をあちこち触って宝石を捜すなんて!ただのセクハラでは?と思いました。
何となくムキになってしまいます。(^_^;)(映画なんですけどね…)
あそこに宝石入れると思っているのかな〜。疑問です。

小ネタですが、死体役の人の開いた目が瞬きするというシーンがありました。
どうやら水が目に入ったようですね。
我慢出来なかったんだな〜。
一瞬なので分かり難いですが、よかったら確認してみて下さい。

最後は思わず「痛〜〜い!」と叫んでしまって、母が飛んで来たくらいです。(笑)
これは私が叫んだ気持ちが分かって頂けるはずです。
あまりに痛々しくて、まともに見ていられませんでした。

丸く収まって良いとは思うのですが、みんながガブリエルに甘いのが気になります。
彼女の存在が中途半端でしたね。
男は美女に弱いって事で全てOKなのかしら。
どうも腑に落ちません。

個人的にはあんまり面白くありませんでした。
前見た時はどうだったかな〜。
それも思い出せないくらい印象の薄い作品です。

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spink.gif プラトーン(1986)  アメリカ
  PLATOON  [120分]
管理人評価   ★★
ジャンル 戦争/ドラマ
監督 オリバー・ストーン
出演者 チャーリー・シーン     (クリス・テイラー)
トム・ベレンジャー     (バーンズ軍曹)
ウィレム・デフォー     (エリアス軍曹)
キース・デヴィッド      (キング)
コーリー・グローバー    (フランシス)
フォレスト・ウィッテカー  (ビッグ・ハロルド)
フランチェスコ・クイン   (ラー)
ジョン・C・マッギンレー  (オニール)
レジー・ジョンソン     (ジュニア)
ケビン・ディロン      (バニー)
マーク・モーゼス      (ウルフ少尉)
ジョニー・デップ      (ラーナー)
コピー 戦争で傷つくのは、いつも、青春。
あらすじ
1967年、カンボジア。
大学を中退して軍に志願した新兵のクリス・テイラーは、いきなり戦場の最前線に送られ地獄のような日々を過ごす事になった。
新人であろうと誰も何も教えてくれず、ただ敵を倒し生き延びる事だけで精一杯だった。
そんな中で垣間見る厳しい現実と、極限状態での人間関係を描いた作品。
感想
激しい戦闘シーンは、目を覆いたくなるほど惨くて生々しいものでした。
夜の森の中での戦闘では、真っ暗で敵も味方も分からない恐怖がリアルに伝わってきます。
少し前なら絶対見なかったジャンルなのに、段々慣れてきた自分が怖かったりして…。

エリアスがベトコンに追われるシーンは鳥肌が立ちましたよ。
あまりに恐ろしくて、全身に震えまできました。
絶対に殺されてる状況にしても、最も最悪なシチュエーションですからね。
久しぶりに救いようのない絶望感を感じる作品を見てしまいました。
あの有名なパッケージの両手をあげた人は彼だったんですね〜。
たぶんこれを見る度に、あの嫌な感覚を思い出すと思います。(-_-;)

こんな極限状況の中で、段々成長していくクリスの姿が、頼もしくもあり、悲しくもあります。
普通に大学に行っていたら、人の殺し方なんて知らなくても良かったのにね。
国の為にという考えは立派かもしれないけど、ベトナム戦争で死んだ数え切れないほどの人達のことを考えると、それに意味があるのかどうか疑問です。

ジョニー・デップが通訳の役で少しだけ出演していました。
すごく若くてビックリです。

やっぱりベトナム戦争は、いくつもの映画が出来るくらいひどい戦争だったんですね。
この作品を見て、また色々と考えさせられました。

アカデミー賞作品賞、監督賞受賞作品。
鑑賞日 2003.09.25

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spink.gif プラトニック・ゲーム(1996)   アメリカ
  I LOVE YOU,I LOVE YOU NOT  [88分]
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス/ドラマ
監督 ビリー・ホプキンス
出演者 クレア・デインズ         (デイジー)
ジャンヌ・モロー         (ナナ)
ジュード・ロウ          (イーサン)
ジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク (トニー)
クリス・パーク          (セス)
ローレン・フォックス       (アリソン)
エミリー・バークス=ノシター   (ジェシカ)
キャリー・スラザ         (ジェーン)
コピー 劇場未公開
あらすじ
本が大好きで内気な高校生デイジー。
彼女の祖母ナナはユダヤ人で、あの地獄のような収容所を経験している。
デイジーはナナが大好きで、毎週のように彼女の家に行って大好きな本を読んでいた。
そして、片思いしているイーサンについて話すのだ。
犬の散歩を口実に、いつも彼の家の前を通り、彼の登校する姿を見守るのが日課だった。
彼がどんなに完璧で素晴らしいかを力説し、自分の思いを素直に出す事が出来る唯一の場所だった。
授業で彼に宛てた詩を読んだことがきっかけで、デイジーとイーサンは急速に仲良くなる。
感想
う〜ん、これは感想が難しいな〜。
最初からユダヤ人収容所の話しで結構重いし、ジュードの美しい姿が見たいという不純な動機で見始めると痛い目に遭います。

人種差別も入ってるけど、ただそれだけが理由って訳でもないもんね。
イーサンからしたら、それが直接の問題ではなくて、もっと気楽に付き合える子が良かったって事じゃないかな。
彼にはデイジーが真面目過ぎるのが重かったのだと解釈しました。
だって、彼女の話しはしたけど、いじめてたわけじゃないし…。
ってどうしても、ジュードを贔屓に見てしまうわ。

そんな結構複雑な気持ちに揺れる品行方正の生徒会長こそ、我らがジュード・ロウです。
今回はかなりナルシストな役ですね。
だから、デイジーがいつ裏切られるかと気が気じゃなかったです。
しっかし、本当に王子様という表現がぴったりですな〜。
彼はこの時24歳。なのに、こんなにも高校生役がはまるなんて…。
ある意味罪だわ。

ジュードも美しかったけど、主役のクレア・デインズも可愛いです。
今回はユダヤ人の祖母を持つ高校生デイジーと、祖母ナナの若かりし頃の2役を演じていました。
イーサンについて語る時のデイジーなんて、目がキラキラしてて恋する乙女そのものです。
そんな訳でこっちが赤面しちゃうシーンも多かったですね。
彼女が鏡に向かってキスする所とか、全身かゆくなっちゃったので指の隙間から見てました。(笑)

もう一人、注目すべき人物が。
ナナ役のジャンヌ・モローです。お年を召しても上品で可愛らしいですね〜。
時折昔を思い出して、切なそうに遠くを見つめる表情が素敵でした。

しかし、あのろくでなしたちは最悪ですな。
こういう奴はどこにでもいるのね。
気分が悪くなったわ。

何だか俳優さんの事ばかり語って、内容に触れてないな〜。
まあ、それくらい語ることがないと言う事で…。(汗)

ところで、この邦題はどういう意味なのかな?
私が理解できてないだけで、何か深い意味でもあるのかしら?

あと、しくこく言っていた"悲しい目"にも疑問が…。
そっと優しく説明してくれる方、お待ちしてます。
鑑賞日 2004.06.25

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spink.gif フランケンウィニー(1984)   アメリカ  白黒
  FRANKENWEENIE  [27分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ファンタジー/ファミリー
監督 ティム・バートン
出演者 バレット・オリヴァー  (ビクター・フランケンシュタイン)
シェリー・デュヴァル  (ベン・フランケンシュタイン)
ダニエル・スターン   (スーザン・フランケンシュタイン)
コピー
あらすじ
手作りで映画を撮るのが趣味のビクター。
彼は愛犬スパーキーを溺愛しており、自分の映画にも度々登場させた。
ある日、ボールで遊んでいたスパーキーは、道路に出て車に轢かれて死んでしまう。
悲しみにくれるビクターだったが、電気でショックを与えてスパーキーを生き返らせることを思いつく。
感想
これは「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」についていた短編映画です。
とっても短いですが、ちゃんと見応えのある作品でした。
おまけにしては出来が良いですね。
後のティム・バートン作品に繋がる映像やセットが満載なのも楽しむポイントです。
ミニ・ゴルフ場にあった城は、「シザー・ハンズ」のお城でしょ。

フランケンシュタインをモチーフに、人間を犬に、博士を子供に、置き換えたようです。
最後の時計台のシーンとか「ヴァン・ヘルシング」と一緒だったから、まんまフランケンシュタインなんでしょうね。
フランケンシュタインは釘が刺さっているのかな?と思っていたのですが、これで疑問が解決されました。

しかし、10歳の子が作ったとは思えないくらい凝っている装置にはびっくり!
あそこだけは素直に納得出来なかったな〜。
ガラクタだけでこんなすごいものを作れる年ではないと思ってしまったんです。

あとこれを見て、ティム・バートンって本当にお墓が好きなんだな〜としみじみ思いました。
鑑賞日 2004.11.06

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spink.gif フランケンシュタイン(1994)   アメリカ
  FRANKENSTEIN  [123分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ホラー
監督 ケネス・ブラナー
出演者 ロバート・デ・ニーロ   (怪物)
ケネス・ブラナー     (ヴィクター・フランケンシュタイン)
トム・ハルス       (ヘンリー・クラーヴァル)
ヘレナ・ボナム・カーター (エリザベス)
エイダン・クイン     (ロバート・ウォルトン)
イアン・ホルム      (ヴィクターの父)
ジョン・クリーズ     (ウォールドマン)
シェリー・ルンギ     (キャロライン・フランケンシュタイン)
コピー なぜ造った。
それは想像を絶する恐怖。もう誰も止められない。
あらすじ
スイス・ジュネーブ。
大学生のヴィクターは、新しい医学を学ぶ為、風変わりなウォールドマン教授に教えを乞う。
彼は中国の針をヒントに、電流で肉体を動かす装置を開発していたのだ。
そんなある日、教授が治療中の患者に刺されて死亡してしまう。
ヴィクターは教授の研究を受け継ぎ、別々の人間の体をつなぎ合わせたものを動かそうとしていた。
感想
有名なお話なのに、細かい所までは知らなかったです。
たまにはこういう時代ものも良いですね。

怪物役のロバート・デ・ニーロが素晴らしいです。
特に目の演技が見事ですね。
感情豊かな彼の事を、ほぼ目だけで表現してましたからね。

友達が欲しかった怪物。
しかし、優しかった人たちに誤解され、復讐に目覚めてしまう。
元はと言えば、ヴィクターが起こした災いなのにね。
何とも惨い話です。

エリザベスの最期は壮絶の極みです。
どうやって撮影したんだろう。
頭にこびりついてはなれません。
悪い夢みそうだわ。(汗)

最後は涙が出ちゃいました。
怪物の笑顔が印象的です。
満足できたのかな。

これくらいのホラーなら見れますね。
分かり易いし、見易いし、ドレスも楽しめました。
鑑賞日 2007.03.18

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spink.gif フランス式十戒(1962)  フランス  白黒
  LE DIABLE ET LES DIX COMMANDEMENTS  [144分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/オムニバス
監督 ジュリアン・デェヴィヴィエ
出演者 ミシェル・シモン       (ジェローム・シャンバール)
ルシアン・バレー       (司教エクトール)
フランソワーズ・アルヌール  (フランソワーズ)
ミシュリーヌ・プレール    (ミシュリーヌ)
メル・ファーラー       (フィリップ・アラン)
シャルル・アズナヴール    (ドゥニ・マイユー)
リノ・ヴァンチュラ      (ガリニュイ)
モーリス・ビロー       (ルイ刑事)
フェルナンデル        (神)
アラン・ドロン        (ピエール)
ダニエル・ダリュー      (クラリス・アルダン)
マドレーヌ・ロバンソン    (ピエールの母)
ジョルジュ・ウィルソン    (ピエールの父:マルセル)
ジャン・クロード・ブリアリ  (ディディエ・マラン)
ルイス・ド・フュネス     (バイヤン)
コピー
あらすじ
キリスト教の十戒にまつわる8つのエピソードを、人間の愚かさを交えて皮肉たっぷりに描いたオムニバス形式の作品。
?《なんじ神の名をみだりに呼ぶなかれ》
修道院で雑用係をして働いている老人シャンバールは、口が悪くついつい口癖で「まったく神もクソもねえや」と連発してしまう。
それを聞いた修道院長は、彼をクビにしようとするが、たまたまやってきたシャンバールの幼なじみの司教が間に入り、十戒を暗記するという罰を科す事で許そうと提案する。
感想
8話のオムニバス形式の作品です。
登場人物が多いですが、それぞれの個性が強いので、誰が誰だか分からなくなる事はありませんでした。
私が知っているのはアラン・ドロンだけでしたけど、皆有名な俳優さんで豪華なキャスティングだそうです。
でも、私が見たのは全7話に編集してあるタイプだったらしく、【ダンクール青年とタニア】の話がなかったです。
十戒がモチーフなのだから、一つでも欠けたら映画としての意味がないじゃないですか!!
BSひどいよ〜!!(泣)

チャプターの区切り事に悪魔の化身である蛇が出てきて、そのストーリーに一言毒を吐くのですが、それがすごい皮肉が効いていてキュッと物語を引き締めます。
「人間が好きだから…」と永遠に死なない悪魔の存在が意味深で後を引きますね。

一番印象的なのは、《なんじ殺すなかれ》のエピソードです。
虫も殺せない男の復讐劇には感動してしまいました。
麻薬漬けにされた挙句に売春を強要されて自殺した妹の仇は取りたい、でも神学校に通っていたドゥニは十戒の教えには背けない。
彼は始めからこうするつもりで、学校を退学したんですね。
その信念の強さには、やっぱりぐっと来るものがありました。

あとは《なんじ人の持物を欲するなかれ》などを含んだ人妻の話も強烈でしたね。
「ええ〜!!それで良いのか〜!!」と思いながらも、女って宝石に弱いのね〜と変に納得させられたり…。
やっと手に入れたと思ったら、それが友人の首にかかってたんだから、皮肉も皮肉、大皮肉ですよ!
これにはちょっと興奮してしまいました。(笑)

十戒がテーマなので、それぞれに教訓があって、それゆえに人間の滑稽さ、愚かさが浮き彫りになっています。
一つ一つが本当に上手い作りで、思わず「あっぱれ」とうなってしまいますね。

フランス式は堪能したので、今度は正統派の「十戒」も見てみたいと思います。
鑑賞日 2004.02.16

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spink.gif フリーキー・フライデー(2018)   アメリカ
  FREAKY FRIDAY  [90分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ミュージカル/コメディ
監督 スティーヴ・カー
出演者 コージー・ズールスドーフ    (エリー・ブレイク)
ハイディ・ブリッケンスタッフ  (キャサリン・ブレイク)
リッキー・ヒー         (アダム)
アレックス・デザート      (マイク・ハーパー)
ジェイソン・メイバウム     (フレッチャー・ブレイク)
ドーラ・レニー         (サヴァンナ)
コピー TVM
あらすじ
16歳のエリーは、最愛のパパが5年前に亡くなったこともママが再婚することも、いまだに受け入れられないでいた。
明日の結婚式の準備で忙しいママと言い争いの最中、パパが遺した大切な時計が壊れてしまう。
その瞬間、不思議なパワーで二人の中身が入れ替わってしまった。
感想
同じオリジナルの「フォーチュン・クッキー」は、大人の中に子供が入っているというのが受け入れられなかったのですが、こちらの作品は大丈夫でした。
子供っぽい演技が上手かったのかな。

あと、ミュージカルパートが楽しくて素直に楽しめたというのもあります。
自然とリズムを刻むことが出来て、一緒に盛り上がれました。

再婚相手が黒人のマイクというのも特徴的ですね。
受け入れられない相手が、結婚相手という地獄のような状況。
それを大人になった事で、事実を知ることが出来、マイクの人柄の良さに気づく事が出来た。
中身が入れ替わった事で理解できた事が多かったです。

片思いだったアダムとの仲を深めることが出来たのも大きな収穫ですね。
今、私が小学生の娘と入れ替わったとしても、彼女の恋を成就させてあげることは出来ないでしょう。
まあ、小学生はまだ早いか。

手品オタクの弟フレッチャーも良い味出してましたね。
母親からしたら可愛い末っ子も、姉から見たら鬱陶しい存在でしかないんですね。
うちもお姉ちゃんが妹の事をかなり鬱陶しがってます。
母親から見たら、どちらも可愛い娘なんですけどね。
本当に難しいです。

キーになった砂時計も素敵でした。
ハントで探すという設定も斬新で、とても良かったと思います。
亡き父の思い出と共に、亡き夫の思い出でもある砂時計。
キーになるのにふさわしい品でした。

ディズニーオリジナルムービーのわりに良い作品でした。
これはますますオリジナルの「フリーキー・フライデー」が見たくなりました。
機会があればチェックしたいと思います。

<関連作品>
フォーチュン・クッキー
鑑賞日 2019.04.04

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spink.gif フリーダム・ライターズ(2007)   アメリカ
  FREEDOM WRITERS  [123分]
管理人評価   ★★★★★
ジャンル ドラマ/実話
監督 リチャード・ラグラヴェネーズ
出演者 ヒラリー・スワンク      (エリン・グルーウェル)
パトリック・デンプシー    (スコット)
スコット・グレン       (スティーブ)
イメルダ・スタウントン    (マーガレット・キャンベル教科主任)
マリオ            (アンドレ)
エイプリル・リー・エルナンデス (エバ)
ジェイソン・フィン      (マーカス)
ハンター・パリッシュ     (ベン)
クリスティン・ヘレラ     (グロリア)
ディーンス・ワイアット    (ジャマル)
ガブリエル・チャバリア    (ティト)
アントニオ・ガルシア     (ミゲル)
ヴァネッタ・スミス      (ブランディ)
コピー 昨日までの涙が、インクになる。

それは、一人の新米教師と、一冊のノートが起こした奇跡の実話。
あらすじ
1994年、ロサンジェルス郊外のウィルソン公立高校。
ここに理想と情熱を持って赴任してきた若い国語教師エリン・グルーウェル。
しかし、生徒たちはラティーノ、アフリカン・アメリカン、アジア系など、人種ごとに徒党を組み一触即発の状態。
銃やドラッグがはびこり、その日を生きるのに精一杯で誰も将来のことなど考えようともしなかった。
そんな生徒たちを相手に授業の進め方に苦心するエリンは、生徒全員に日記帳を配り、何でもいいから毎日書くようにと提案する。
感想
素晴らしい映画でした。
単一民族が暮らす安全で平和な日本では考えられない危険な日常を生き抜く生徒たち。
そんな彼らに本や日記を通して、勉強する事の大切さ、自分を大切にする事を教えたエリン先生。
事あるごとに涙が溢れて止まりませんでした。

皆、言いたい事が山ほどあるのに、誰にも聞いてもらえない苛立ちが溜まっていたのですね。
そのはけ口になった日記が、これほどの効果をもたらすとは、エリン本人でも想像できなかったのではないでしょうか。

そこで「アンネの日記」を教材に選ぶのがまた秀逸。
ホロコーストを知らない生徒たちは、アンネが若くして死んだ事も知りません。
出発はそんな所からだったんです。
社会科見学でホロコーストミュージアムへ行き、アンネを実際に援助していたミープさんを高校に招待する。
こんな経験はなかなか出来ませんよ。
実際に見て学ぶ事で、生徒たちの中でも大きな変化が生まれたのです。

誰もがエリンのような行動が出来る訳ではありません。
学校に勤めながらバイトも2つ掛け持ちして、良く体が持ちましたね。
あまりに忙し過ぎて夫からも見放される始末。
でも、生徒たちの成長は、そんな事を忘れさせてくれる程の喜びだったと思います。

若い先生が一人でここまで戦ったというのがまた凄いです。
人は長いものに巻かれやすいし、大きな壁を乗り越える勇気がありません。
ダメなら全部自分で何とかするという行動力の賜物です。

また、あれだけ分裂していた生徒たちを一つにまとめた功績は大きいです。
小さなコミュニティで成功したのなら、いつかは理想の人種差別のない国だって現実になる可能性があるという希望になります。
まずはお互いを理解し認め合う事。
彼らはそれを教えてくれました。

最高に素晴らしい映画に出会えて嬉しいです。
久しぶりの★5つ。
これは文句なしの満点映画です。
鑑賞日 2022.06.15

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spink.gif ブリジット・ジョーンズの日記(2001)  アメリカ/イギリス  R−15+
  BRIDGET JONES'S DIARY  [97分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス/ドラマ/コメディ
監督 シャロン・マグアイア
出演者 レニー・ゼルウィガー    (ブリジット・ジョーンズ)
コリン・ファース      (マーク・ダーシー)
ヒュー・グラント      (ダニエル・クリーヴァー)
ジム・ブロードベント    (コリン・ジョーンズ)
ジェマ・ジョーンズ     (パメラ・ジョーンズ)
サリー・フィリップス    (シャザ)
シャーリー・ヘンダーソン  (ジュード)
ジェームズ・キャリス    (トム)
エンベス・デイヴィッツ   (ナターシャ)
コピー 月曜の朝、
ブリジットは頭痛と
二日酔いで目覚めた。
そして
隣には上司が……
あらすじ
32歳のブリジットは、彼氏もなく淋しい生活を送っていた。
ママのターキーカレーパーティーで紹介された幼なじみのマークとも上手く行かず、また一人淋しい夜を過ごす事に。
今年こそはと新年の誓いをたて、知的な男性と付き合うと決めたのだが、会社の上司でプレイボーイのダニエルとメールをきっかけに仲良くなる。
その頃、実家の母がTVショッピングのホストと付き合いはじめ、家を出て行ってしまう。
感想
ぷりぷりと太ったレニーが可愛いですね〜。
大きなお尻がインパクト大です。
体を張って現場のレポーターを務める彼女が、一生懸命で素敵だと思いました。

レニーはたばこもプカプカ吸って、お酒もグビグビ飲んで、本当に普通のどこにでもいそうなブリジットをあっけらかんと演じていましたが、やはり彼女のキュートさはそこかしこに散りばめられていて、ドジばかり踏んではいるけど魅力的な女性が出来あがっていますね。
彼女のドジっぷりには、大いに笑わせてもらいました。

そして、ヒュー・グラントはまたきっちりダメ男を演じてました。
本当にこういう役をやらせたら、彼の右に出る人はいないです。
涼しい顔して平気で嘘が付けるカッコ良い男には気をつけましょうね。

しかし、30代で独身だとあんなに嫌味を言われるものなのでしょうか。
イギリスの人って結構キツイんですね。
日本でも同じかな〜?向こうはパーティーが多い分、パートナーがいるいないがはっきり分かるから、チクチクと言われてしまうのかもしれないですね。

いくら着飾っても、本当の自分を愛してくれる人じゃないと、真の信頼関係は生まれませんよね。
いつまで経ってもうわべだけの関係で終わりです。
いつもドジばかりでカッコ良くなくても、そこも含めて好きと言われたら最高に嬉しいですよ!
遠回りしても、こんな素敵な恋が出来たら素晴らしいですね。

あの青いスープはどんな味がするんだろう…。
怖い物見たさで一度試食してみたいわ。(笑)

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spink.gif ブリジット・ジョーンズの日記/きれそうなわたしの12か月(2004)   アメリカ
  BRIDGET JONES:THE EDGE OF REASON  [107分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/ロマンス
監督 ビーバン・キドロン
出演者 レネー・ゼルウィガー      (ブリジット・ジョーンズ)
コリン・ファース        (マーク・ダーシー)
ヒュー・グラント        (ダニエル・クリーバー)
ジム・ブロードベント      (ブリジットの父親)
ジェマ・ジョーンズ       (ブリジットの母親)
ジャシンダ・バレット      (レベッカ・ギリース)
サリー・フィリップス      (シャザ)
シャーリー・ヘンダーソン    (ジュード)
ジェームズ・キャリス      (トム)
ジェシカ・スティーヴンソン   (ロビン)
ニール・ピアソン        (リチャード・フィンチ)
コピー 完璧な恋人
完璧な人生
これで悪いはずがない

変わらないブリジット、新しい日記の始まり
あらすじ
ジャーナリストのブリジットは、弁護士のマークとラブラブ交際中。
これ以上の幸せはないと思っていたのに、彼の仲間のパーティに出たことがきっかけで喧嘩が絶えなくなってしまう。
その上、美人秘書レベッカがマークの周りをうろつき始め、彼女は気が気でない。
そんな状態に嫌気がさしたブリジットは、マークとの別れを決意する。
そんな時、彼女は元恋人のダニエルが司会を務める旅番組のパートナーに抜擢された。
感想
面白いけど、ちょっとイライラ。ブリジットのドジぶりは、相変わらず健在でした。
この憎めないキャラが大好きで、彼女の笑顔を見ていると自然と元気をもらってます。

今回も始めからパワー全開!インストラクターなしでスカイダイビングなんてすごすぎる!
大きいお尻のアピールも忘れてなかったですね。
でも、やっぱり彼女の行動には、いちいちハラハラさせられます。
次は何をやらかすんだろうと、心配で落ち着きません。
こういう女性に男は弱いのかな〜??

この作品見て、改めて女の子ってこういう事で悩んでいるんだって気付かされました。
常に恋人から愛されているか不安で、それを確かめられずにはいられない。
自分に自信がないから、他の女の子は皆綺麗に見えて、すぐに恋人が心変わりするって思い込んじゃっているんですよね。
それってまだ相手を信用してないって事だと思うんですけど、気になる人は気になるんでしょうね。
たぶん婚約しようが、結婚しようが、ずっとこのままなんだろうな〜。

それにしてもレニーの小太りぶりはすごいですね!
さすが女優さんです。
太るのも大変だけど、また戻すのが至難の業ですよ。

そして、ヒュー・グランドの軽々男ぶりもパワーアップ。
もう開き直ってセックスさえ出来れば良いってストレートに出している所が笑えます。
前回より痩せて若返ってますよね。
かっこ良かったわ〜。

それに引き換え、コリン・ファースはますます地味になってましたね。
ヒーローなはずなのに存在感が薄いと感じてしまったわ。
でも、前回に続き、ケンカし慣れてない男の戦いは良かったです。
あのダルダルな感じがツボなんです。

しかし、タイって怖い所ですね。「ブロークダウン・パレス」でも描かれていたけど、こんなコメディでも取り上げられるなんて、本当に多いって事ですよね。
少し前にニュースでもこういう事例を見て、絶対ここには行きたくないって思っちゃいました。

「1」と比べると、やっぱりちょっと劣るかな〜。
これはこれで楽しめる作品ですけどね。
単純な人間なので、恋のライバルの正体にも素直に驚かされました。
こんなオチだとは…やられたわ〜。
鑑賞日 2005.12.19

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spink.gif プリシラ(1994)    オーストラリア
  THE ADVENTURES OF PRISCILLA,QUEEN OF THE DESERT   [103分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 ステファン・エリオット
出演者 テレンス・スタンプ     (ベルナデット・パッセンジャー)
ヒューゴ・ウィーヴィング  (ティック)
ガイ・ピアース       (フェリシア・グッドフェロー)
ビル・ハンター       (ボブ)
サラ・チャドウィック    (マリオン・バーバー)
マーク・ホームズ      (ベンジー)
ジュリア・コルテス     (シンシア)
コピー アタシの愛は、アタシのもの。
あらすじ
ティック、ベルナデット、フェリシアは、派手な衣装で飾り立てた魅惑のドラッグ・クイーン。
彼女たちは砂漠にあるアリス・スプリングへ巡業に行くため、1万ドルでバスを買った。
ベルナデットとフェリシアは仲が悪く、旅の途中もいがみ合いが絶えない。
そんな中、立ち寄った町でひどい言葉を浴びせられ、3人は厳しい現実に傷心し旅を続ける。
実はこの巡業先は、ティックの妻マリオンが経営するホテルで、6年ぶりに連絡を取ったのがきっかけで決まった仕事だった。
感想
すごく良い!ってほどではないのですが、良い所が多い作品でした。
私は最初の「愛はかげろうのように」が大好きで、ここだけ何十回も聞きました。
娼婦の心情を歌った曲だと思うのですが、その悲壮感が何とも言えず大好きで、もうカラオケの十八番に入りそうです。(笑)

あとABBAの「MANMA MIA」も好き〜!っていうかABBAが好き…。
映画にABBAの歌が使われてると、無条件で好きになるきらいあり。(笑)

やっぱりどうしても同じような内容の「3人のエンジェル」と比べてしまいますね。
でも、個人的には同じレベルだと思います。
ただこちらの方が歌が良いって事で、わずかに軍配は「プリシラ」に…かな。

エージェント・スミス(byマトリックス)がドラッグ・クイーンという時点で、かなりのインパクトがあります!(こちらの方が先だけどね)
それだけではとどまらず、あの男臭いガイ・ピアースが一番似合ってたってのも衝撃的。
でも、3人の中では陽気なフェリシアちゃんがお気に入りです。

化粧なんかで言えば「3人のエンジェル」の方が本格的ですね。
あちらは小奇麗で女性らしく、こちらはもろオカマって感じ。(^^;)
ベルナデットはどう見ても親父だし、ティックは頭薄いしね。
でも、3人のステージ衣装はすごかったですね。
ダチョウやカメレオン(エリマキトカゲか?)の衣装、綺麗でしたわ。

この作品には3人以外にも強烈なキャラクターが沢山出てきます。
ピンポン玉をあそこからポンポン飛ばしちゃう女とか、変なカートを引きながら走る女とか。
ほんとにそんな奴ばっかりね。
よくいえば個性的なのかな。

ティックが父親としてどう子供と接したら良いのか、という複雑な問題も、ありのままの姿を見せれば良いんだって方法で一件落着。
ベルナデットも新しい恋に踏み出して、万事OK。
清清しい終わり方が良いですね。

最後のエンドロール後もお見逃しなく!
あのダッチワイフが…。(笑)

しかし、フェリシアの宝物"ABBAのウ○チ"はきつかった…。(-_-;)
鑑賞日 2003.12.14

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spink.gif ブリッジ・オブ・スパイ(2015)   アメリカ
  BRIDGE OF SPIES  [142分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル サスペンス/ドラマ
監督 スティーヴン・スピルバーグ
出演者 トム・ハンクス      (ジェームズ・ドノヴァン)
マーク・ライランス    (ルドルフ・アベル)
エイミー・ライアン    (メアリー・ドノヴァン)
アラン・アルダ      (トーマス・ワッターズ)
スコット・シェパード   (ホフマン)
セバスチャン・コッホ   (ウルフガング・ヴォーゲル)
オースティン・ストウェル (フランシス・ゲイリー・パワーズ)
ウィル・ロジャース    (フレデリック・プライヤー)
ミハイル・グリヴォイ   (イワン・シーシキン)
コピー その橋を踏み外せば世界が終わる。
冷たい戦争を止めたのは、
ひとりの男のやさしさだった。
あらすじ
米ソ冷戦下の1957年、ニューヨーク。
ルドルフ・アベルという男がスパイ容疑で逮捕される。
国選弁護人として彼の弁護を引き受けたのは、保険を専門に扱う弁護士ジェームズ・ドノヴァン。
ソ連のスパイを弁護したことでアメリカ国民の非難を一身に浴びるドノヴァンだったが、弁護士としての職責をまっとうし、死刑を回避することに成功する。
5年後、アメリカの偵察機がソ連領空で撃墜され、アメリカ人パイロットのパワーズがスパイとして拘束されてしまう。
アメリカ政府はパワーズを救い出すためにアベルとの交換を計画、その大事な交渉役として白羽の矢を立てたのは、軍人でも政治家でもない一民間人のドノヴァンだった。
感想
番組欄の説明からスティーヴン・スピルバーグトム・ハンクスがタッグを組んだスパイ映画と思って録画した作品です。
こんな見応えあって良いのかというくらい内容の濃いお話でした。

しかも、これは実話なんですか!
まさに事実は小説より奇なり。
冷戦時代にただの弁護士がスパイ交換の交渉に挑むって、無謀としか思えない作戦で終始ハラハラの展開でした。

内容を全然知らずに見たから、ただスパイの弁護をして終わりかと思っていたら、後半に超重要な任務が待ってました。
政府の手助けもなく、一人東ドイツに行き、コートを盗まれながらも冷静に交換交渉。
彼の使命感だけでここまで行動したという事ですよ。
これこそ映画にすべき題材。
本当に感動しました。

一見無茶苦茶に思える交渉でした。
ソ連とは”アベルとパワーズの交換”、東ドイツとは”アベルとプライヤー”の交換を約束したのですから。
それでも強気に交渉するドノヴァンが、本当に頼もしくカッコ良く見えました。

そして、スパイのアベルも良い味出してました。
飄々としていながら目の奥に深い闇を持つ男。
全てを諦めていた彼に差したドノヴァンという希望の光。
絵を描く才能を活かした仕事に付きたかっただろうなと思うと、胸が締め付けられます。
「不安ではないか?」との問いに「役に立つか?」と返すやり取りが、最後まで良いスパイスになってました。
アカデミー賞助演男優賞受賞も納得です。

見終わった後、「良い映画見た〜!」と声に出して言ってました。
それくらい充実感でいっぱいになりました。
しかも、その後カストロの元へも交渉しに行ったんですか!?
その映画も見てみたいです!

アカデミー賞助演男優賞受賞作品。
鑑賞日 2022.06.29

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spink.gif ブリッツ(2011)   イギリス  PG−12
  BLITZ  [97分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション
監督 エリオット・レスター
出演者 ジェイソン・ステイサム (トム・ブラント)
パディ・コンシダイン  (ポーター・ナッシュ)
エイダン・ギレン    (バリー・ワイス:ブリッツ)
ゾウイ・アシュトン   (エリザベス・フォールズ)
デヴィッド・モリッシー (ハロルド・ダンロップ)
マーク・ライランス   (ロバーツ)
ルーク・エヴァンズ   (クレイグ・ストークス)
コピー この刑事、凶暴。
ゆえに天職。
あらすじ
サウスロンドン警察の刑事トム・ブラント。
犯罪者への容赦のない暴力がたびたびマスコミで非難の的となっているが、正義感と仲間を思う気持ちは人一倍で、同僚たちとは揺るぎない絆で結ばれていた。
そんな中、警官ばかりを狙った狡猾な殺人鬼“ブリッツ”による連続殺人事件が発生する。
ブラントは新任のナッシュ巡査とコンビを組み捜査に当たる。
やがてブリッツの正体が、バリー・ワイスという男であることが判明。
逮捕するが証拠が出てこず釈放する事になってしまう。
感想
今回のジェイソン・ステイサムは、暴力警官でした。
正義感が強すぎて、悪党をボコボコにしてしまうんですね。
やり過ぎて反感を買ってしまったようです。

ゲイの相棒ナッシュのキャラも良かったですね。
物腰柔らかだけど、やる時はやる男。
ブラントとの掛け合いも面白かったです。

警官ばかりを狙う殺人鬼ブリッツ。
意外にあっさり正体がわかるので、推理とかは必要ないです。
その残忍さが強烈ですね。
至近距離から首や頭を狙って撃つんです。
ブラントの友人ロバーツは金づちでめった打ちでした。

今回はジェイソン・ステイサムの独り舞台という訳ではありません。
唯一頑張ったのは、ブリッツを逮捕する時の追いかけっこですね。
見てるこっちが息が切れそうなくらい走ってました。
そして、追い詰めた所を他の警官たちが逮捕。
良い所を取られちゃいました。

最後はスカッと終われました。
やっぱりステイサム作品はこうでなくっちゃね!
鑑賞日 2018.06.01

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spink.gif プリティ・ウーマン(1990)   アメリカ  PG−12
  PRETTY WOMAN  [119分]
管理人評価   ★★★★★
ジャンル ロマンス
監督 ゲイリー・マーシャル
出演者 リチャード・ギア       (エドワード・ルイス)
ジュリア・ロバーツ      (ビビアン・ウォード)
ローラ・サン・ジャコモ    (キット・ド・ルカ)
ラルフ・ベラミー       (ジェームス・モース)
ジェイソン・アレクサンダー  (フィリップ・スタッキー)
ヘクター・エリゾンド     (バーニー・トンプソン支配人)
エリノア・ドナヒュー     (ブリジット)
アレックス・ハイド=ホワイト (ディビッド・モース)
エイミー・ヤスベック     (エリザベス・スタッキー)
コピー いつもの街角に別れを告げて
 女は“夢”に逢いました。
 男は“愛”を知りました。
あらすじ
ウォール街きっての実業家エドワード・ルイス。
仕事でビバリーヒルズに来ていた彼は、ホテルへの帰り道に迷い、客引きをしていた娼婦ビビアンと出会う。
彼女の明るい人柄に惹かれた為、一週間のアシスタント契約を結ぶ。
カードを自由に使って良いと言われた彼女は、彼に相応しいエレガントな女性に変身。
その美しさと勝気な性格にルイスは次第に心魅かれていく。
感想
昔見た事があってあらすじも知っていたけど、テレビで視聴者の人気リクエスト放送をすると聞いて録画していました。
まさかこんなに泣ける映画だったとは!
人気があるのは知っていたけど、★5つだとは思っていませんでした。

下品な見た目で、その衣装もボロボロの娼婦ビビアン。
たまたま道に迷った実業家エドワードと出会います。

そこからは王道のシンデレラストーリー。
ハイブランドの洋服に品のあるメイク。
彼の付き添いで仕事相手との食事会、ポロやオペラを鑑賞。
今までそんな環境を経験した事のないビビアンは、夢のような体験に有頂天です。

しかし、エドワードの弁護士スタッキーは、ビビアンが娼婦だと知ると、彼女を下心丸出しで誘ってくるのでした。
自分が娼婦だという現実を、嫌と言う程突き付けられるビビアン。
彼女が傷付けられる度に、涙が溢れて止まりません。
真面な扱いをされる経験が無ければ、こんなにも苦しくはないんですよね。
その描き方がとても効果的で、純粋に感情移入していました。

またビビアンの愛くるしい事!
嬉しい事には素直に喜び、ペントハウスでも気取る事なく過ごすビビアン。
その自然体の彼女に魅力を感じたエドワードに共感しまくりです。

何とか彼のパートナーとして繕いたい彼女は、ホテルの支配人にお願いしてテーブルマナーを教えてもらうんです。
しかし、その知識が役に立たないメニューに困り果てるビビアン。
エスカルゴを飛ばしてしまう所が微笑ましかったです。

最後まで事あるごとに泣いてましたね。
自分でもこんなに泣くとは想定外でした。
テレビ版だとエドワードがピアノを弾くシーンがカットされているようです。
リチャード・ギア本人が弾いているというピアノを見る為に、完全版を見てみたいと思います。

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spink.gif プリティ・プリンセス(2001)  アメリカ
  THE PRINCESS DIARIES  [115分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/ロマンス/ファミリー
監督 ゲイリー・マーシャル
出演者 アン・ハサウェイ       (ミア・サーモポリス)
ジュリー・アンドリュース   (クラリス・レナルディ女王)
ヘクター・エリゾンド     (ジョセフ)
キャロライン・グッドオール  (ヘレン・サーモポリス)
ヘザー・マタラッツォ     (リリー・モスコヴィッツ)
ロバート・シュワルツマン   (マイケル・モスコヴィッツ)
マンディ・ムーア       (ラナ・トーマス)
コピー 内気な女の子が、ある日突然プリンセスに!
あらすじ
15歳のミアは、内気でドジで見た目も冴えない女子高生。
そんな彼女のもとに15年間音沙汰のなかった祖母クラリスが現われ、
「あなたはジェノヴィア国のプリンセスです」と告げられる。
なんとミアの父は皇太子で、祖母は女王様だったのだ。
翌日からミアが住む安アパートにはリムジンが乗り付け、学校への送り迎えをしてくれた。
そんな待遇に戸惑いながら、ミアはプリンスとしてのお姫様修行を受ける事になってしまう。
感想
ごめんなさ〜い。 これは苦手なタイプの映画です。
全体的にわざとらしくて、説教クサイ所がダメでした。

ヒロインのアン・ハサウェイは可愛いんだけど、ちょっとクドイと思っちゃいました。
似たような話なら、もっとあっさりしたレイチェル・リー・クックの「シーズ・オール・ザット」の方が断然好きですね。

しかし、話が分かり易く、展開が読めるとしても、ダサイ子が綺麗に生まれ変わるという所は好きなんです。
女の子ならこういう変身ストーリーは興味がありますよね。
あんなに冴えなかったミアも、すごく素敵に変身しました。

あと、久しぶりにジュリー・アンドリュースを見れたのも嬉しかったです。
サウンド・オブ・ミュージック」や「メリー・ポピンズ」は良く見てましたからね〜。でも、今回は彼女の歌声が聞けないのが残念です。

登場人物のキャラがみんな中途半端で、あまり魅力を感じませんでした。
マイケルやジョシュが、もう少し良い男だったら良かったのにな〜。
あくまで個人的な意見ですので、あしからず。(^_^;)

ファミリー向けの割には、結構悲惨な事件もあって、ちょっと生々しいと感じるんです。
そこでもわざとらしさが目立ってしまって、見ている方は引いてしまいます。
それが狙いなのかな〜。
どちらにしろ私には向いてませんでした。

エンドロールの途中に、ミアの赤っ恥映像がありますので、そこもお見逃しなく!
鑑賞日 2003.11.06

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spink.gif プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング(2004)   アメリカ
  THE PRINCESS DIARIES 2: ROYAL ENGAGEMENT  [113分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス/コメディ
監督 ゲイリー・マーシャル
出演者 アン・ハサウェイ      (プリンセス・ミア)
ジュリー・アンドリュース  (クラリス・レナルディ女王)
ヘクター・エリゾンド    (ジョー:ジョゼフ)
ヘザー・マタラッツォ    (リリー・モスコヴィッツ)
クリス・パイン       (ニコラス・デヴロー卿)
カラム・ブルー       (アンドリュー・ジャコビー公爵)
キャスリーン・マーシャル  (シャーロット)
ジョン・リス=デイヴィス  (メイブリー子爵)
トム・ポストン       (パリモア卿)
レイヴン          (アサナ)
ラリー・ミラー       (パオロ)
キャロライン・グッドオール (ヘレン:ミアの母)
コピー 30日以内に結婚しないと、
女王になれません。
ごく”フツー”の高校生から、ヨーロッパのプリンセスになったミア。
超セレブな生活に、思わぬピンチが訪れる・・・!
あらすじ
あれから5年。
大学を卒業し、ジェノヴィア国へとやってきたミアは、夢のような豪華な暮らしに心浮かれていた。
ところが、21歳となった彼女は、王位を継承するために、30日以内に結婚しなければならないと言う。
さっそく、戸惑うミアをよそに、婿選びは急ピッチで進められていく。
感想
この作品は「2」の方が良かったです。
」があんまりだったので、期待せずに見たのが良かったのかもしれません。

ミアとニコラスがだんだん恋に落ちていく過程も良いですね。
単純にこういう分かり易い話が好きなんです。
始めは仲が悪かったのに、喧嘩していくうちに好きになってるみたいなやつ。

ニコラス役のクリス・パインがイケメンだったのが大きいかもしれません。
前作の彼は好みじゃなかったので、それだけで評価が上がらなかったんです。
そんなものですよね。

アン・ハサウェイも前回より魅力的で可愛かったです。
ミアのロイヤルな生活も素直に楽しめました。
プリンセスだけのパジャマパーティー、楽しそうだったな。
私もマットレスサーフィンしてみたい!
あのクローゼットも欲しいなぁ。
いや、中身込みですよ!
もちろん!!

そして、前回はなかったジュリー・アンドリュースの歌が聴けたのも良かったです。
やっぱり素敵でした!

メイドのブリギッテとブリギッタのコンビが可愛かったな。
あのメイド服でコスプレパーティーしてみたいです。
鑑賞日 2005.07.03

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spink.gif プリティ・リーグ(1992)  アメリカ
  A LEAGUS OF THEIR OWN  [125分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/スポーツ
監督 ペニー・マーシャル
出演者 トム・ハンクス    (ジミー・ドゥーガン)
ジーナ・デイビス   (ドティ・ヒンソン)
マドンナ           (メイ・モーダビート)
ロリ・ペティ         (キット・ケラー)
ロージー・オドネル      (ドリス・マーフィ)
ジョン・ロヴィッツ      (アーニー・キャパディーノ)
デヴィッド・ストラザーン   (アイラ・ローウェンスタイン)
ゲイリー・マーシャル     (ウォルター・ハーヴェイ)
ビル・プルマン        (ボブ・ヒンソン)
ティア・レオーニ       (ラシーンの一塁手)
アン・キューザック      (シャーリー・ベイカー)
ミーガン・カヴァナー     (マーラ・フーチ)
アン・ラムゼイ        (ヘレン・ヘイリーアン)
ポーリン・ブレイスフォード  (ミス・カスバート)
コピー スカッと感動!
世界初!女性だけの大リーグ映画誕生!
あらすじ
1943年、第2次世界大戦が始まり、男たちが戦地に出兵した為、娯楽である野球の存続が危機的状況に負い込まれた。
そこで女子プロ野球リーグを立ち上げる為に、オーナーのハービー・バーの部下達が選手探しに各地を回っていた。
そのスカウトの目にとまったのが、地元のアマチュアリーグで活躍していた主婦ドティ。
妹キットに説得されて、シカゴで行われる入団テストを二人で受けに行く。
見事合格し、揃って"ピーチズ"に入団した。
戦争中に実在したアメリカの女子プロ野球リーグのお話。
感想
とにかくこの映画に出てくる女性が全員カッコイイです。
女性が最高に輝いていて、清清しく、たくましい!
そして何より美しいんです。
客を喜ばす為のパフォーマンスとして、大開脚を披露するドティが素敵過ぎます。
私のジーナのイメージは「ロング・キス・グッドナイト」のサマンサなので、ここでもまた彼女のカッコ良さを再確認しました。
女が憧れる女性役がぴったりはまる女優さんです。

一応学生時代にソフトボールをしていた私としては、その頃の事を思い出させてくれる作品にもなりました。
形振りかまわずボールを追いかけた日々は、とても貴重で意義のある経験だったと再確認しました。

でもこの女子プロ野球リーグは、ただ野球を楽しむだけでは無く、容姿、見た目にこだわるんです。
だから、思いきりスライディングしなければいけないのに、ユニフォームはミニスカートだし、全員ビューティー教室に通って、女に磨きをかけなくてはいけないのです。
こういうくだりも、コミカルに楽しく描かれています。
でも私が学生時代、普通のジャージでスライディングしても、ズボンが破れ青あざが出来たのだから、素足でスライディングはかなりきつかったと思いますよ。

これだけ魅力的な女性たちに囲まれているダメ監督ジミー役トム・ハンクスの、情けないアル中男も良かったです。
すごく長い放尿シーンは爆笑でした。
この人がとことんダメ人間を演じたから、女性たちがすごく映えたんですよね。
うん、やっぱりすごい役者さんだ!

久しぶりに野球がしたくなりました。
興奮の試合を体験したあとで、爽やかな感動を持ってくるあたりの構成も良いです。
実際に存在したという点が一番感動します。
男達が帰ってくるまでの繋ぎだとしても、彼女達は最高に輝いていました。
彼女たちにありがとうと言いたくなる作品です。
鑑賞日 2003.05.24

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spink.gif プリデスティネーション(2014)   オーストラリア  R−15+
  PREDESTINATION  [97分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル SF/サスペンス
監督 マイケル・スピエリッグ
ピーター・スピエリッグ
出演者 イーサン・ホーク      (バーテンダー)
セーラ・スヌーク      (ジョン/ジェーン)
ノア・テイラー       (ロバートソン)
クリストファー・カービイ  (マイルズ)
クリス・ソマーズ      (ミラー)
クニ・ハシモト       (フジモト医師)
ケイト・ウルフ       (ベス)
コピー 時空(どこ)へ逃げても
追い詰める――

最後の任務は、爆弾魔の阻止。
あらすじ
1970年11月6日、ニューヨーク。
場末のバーでひとり飲んでいた青年ジョンは、バーテンダーの男に自らの数奇な人生を聞かせる。
青年の告白を聞いたバーテンダーは、彼に復讐のチャンスを与えると提案し、2人で7年前へとタイムスリップする。
なんと、バーテンダーは未来から来た時空警察のエージェントだった。
感想
考えれば考えるほど混乱するお話です。
バーテンダーが言っていた「卵が先か鶏が先か」が正に物語の核でした。

始め爆弾魔を追っていたはずなのに、次はしんみりと男性の人生を聞く展開になるんです。
でも、そのお話も面白くて、じっくり聞き入ってしまいました。
なんせ始まりが「俺が少女だった頃・・・」ですからね。

後半は怒涛の展開。
あれよあれよと真実が描かれていくのですが、一気に頭の中が混乱します。
一回見ただけだと良く分からないので、もう一度見たくなる事間違いなしです。

短い時間の中に、一切無駄のない映像が詰め込まれていて、一気に見終えてしまいました。
ネタバレなしでは語れないので、下のコーナーで思い切り語りたいと思います。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2023.09.11

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spink.gif プリンセスと魔法のキス(2009)   アメリカ
  THE PRINCESS AND THE FROG  [97分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル アニメ/ファンタジー/ファミリー/ミュージカル
監督 ジョン・マスカー
ロン・クレメンツ
出演者 <声の出演>
アニカ・ノニ・ローズ      (ティアナ)
ブルーノ・カンポス       (ナヴィーン王子)
ピーター・バートレット     (ローレンス)
キース・デヴィッド       (ドクター・ファシリエ)
ジェニファー・ルイス      (ママ・オーディ)
マイケル=レオン・ウーリー   (ルイス)
ジム・カミングス        (レイ(レイモンド)
ジェニファー・コディ      (シャーロット)
ジョン・グッドマン       (ビッグ・ダディ)
テレンス・ハワード       (ジェームズ)
オプラ・ウィンフリー      (ユードラ)
コピー そのキスを、してはならぬ…。
あらすじ
貧しい家庭に生まれたが、自分のレストランを持つという夢を叶えるため懸命に働く少女ティアナ。
友人の家で行われた仮装舞踏会の夜。
プリンセスの格好をした彼女の前に、一匹のカエルが現われる。
そのカエルにキスをすると、なんとティアナはカエルの姿になってしまった。
感想
前に一度見た事があって、その時に感動して★4つ付けたのを覚えています。
しかし、何故か感想を書いておらず、鑑賞日も分からないという謎の状況です。

そんな中、TV放送してくれて有難い!
やっと見直す事が出来ました。

やっぱり素晴らしい作品でした。
最初と最後以外、ほぼカエルの物語ですが、表情が豊かでコミカルなシーンも楽しいし、シリアスなシーンは迫力もあるし、ミュージカルも一緒にリズムを取ってしまうくらいノリノリです。

特にティアナが人間に捕まってしまった時、親子3人にお互いを叩かせるシーンはお気に入り。
ピョンピョン飛び回って、余裕の表情で、敵をやっつけてしまうのが小気味良かったです。

そして、やっぱり蛍のレイの活躍が印象的です。
一番星エヴァンジェリーンを恋人と思い込み、懸命に求愛するレイ。
いつしか仲間たちもエヴァンジェリーンに話しかけたり、相談したりするようになるのです。
仲間のために体を張って戦い、エヴァンジェリーンの隣に輝いているレイを見た時は、たまらず涙が溢れてきました。
一緒になれて良かったね。

本当の幸せを見出したカエルの二人。
王道の展開ですが、それを素直に受け入れられる素敵なお話でした。

ディズニーでは珍しい黒人のプリンセスですが、ほぼカエルの姿なので、あまり印象に残っていないのが残念です。
しかし、そのカエルたちが良い味出していたから、これだけ素晴らしい作品になっているので、バランス的には良かったと思います。

ディズニー作品。

ディズニー長編アニメ第49作目。
鑑賞日 2023.12.02

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spink.gif フルーク/生まれかわったパパ(1995)  アメリカ
  FLUKE  [96分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル 動物/ドラマ/ファンタジー
監督 カイロ・カルレイ
出演者 マシュー・モディン      (トム・P・ジョンソン)フルーク
ナンシー・トラヴィス     (キャロル・ジョンソン)
エリック・ストルツ      (ジェフ・ニューマン)
ビル・コッブス        (バート)
マックス・ポメランク     (ブライアン・ジョンソン)
ジョン・ポリト        (ボス)
<声優>
サミュエル・L・ジャクソン  (ランボー)
コピー 劇場未公開
あらすじ
交通事故で死亡したトム・ジョンソンは、生まれ変わって犬になった。
野良犬の子として生まれた為、保健所で処分されそうになったが、何とか逃げ出して命を取りとめた。
その後、ホームレスの老婆に飼われフルークと名付けられるが、その老婆が死亡し、テレパシーの通じる犬ランボーと行動を共にするようになる。
時々人間の時の記憶を思い出していたフルークは、人間の時に家族だった人達を探そうと決意する。
感想
また母が選んできたつまらない動物ものだと全然期待せずに見始めたら、これがビックリ!
涙腺緩みっぱなしの超感動作でした。(T_T)

交通事故で死んでからすぐに犬として生まれ変わるので、最初はほとんど言葉がありません。
犬たちの行動だけで状況を伝えてきます。
もうここから目はうるうる状態!
保健所で淋しそうな表情を浮かべるフルークを見ていると、切なくて仕方がありませんでした。

その後、老婆に拾われて胡桃の中の石を当て人気者になっていく様子は微笑ましいです。
ホームレスの彼女のお金稼ぎに一役買っているフルーク。
かなり可愛いです!

しかし、ランボーに話しかけられて、いきなり喋り出したのにはウケました。
なんで今まで喋らなかったの?と思ったら、前世が人間だった犬しかテレパシーで話せないという重要な理由があったんですね〜。
笑ってる場合じゃなかったな。
反省、反省。(^_^;)

一つ一つのエピソードに全て泣ける事情が隠されていて、私の涙腺は閉じる暇がありませんでした。
特に何かとフルークの世話をやいてくれるランボーと、彼が通っていたお店の店主バートとの関係には号泣です。
思わず「ええ話や〜〜!」と叫びたくなりましたよ。

後半のブライアンやキャロルを見つめるフルークの表情が、子供を思う父親、愛する妻を見つめる夫の表情に見えて、その物悲しく切なそうな目を見ていると胸を絞め付けられる思いでした。
このフルーク役のワンちゃんは、表情豊かな天才犬です。

唯一事故の原因だけは「?」と思いましたが、あとは文句無しで良かったと思います。
動物ものの中ではトップクラスの作品ではないでしょうか。
ああ〜切ない!
久しぶりに号泣してしまいました。

最後のリスのオチも最高です!
これが劇場未公開なんてもったいないな〜。
隠れた名作に出会えて、得した気分でした。
鑑賞日 2003.08.07

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spink.gif ブルークラッシュ(2002)   アメリカ
  BLUE CRUSH  [104分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/青春/スポーツ
監督 ジョン・ストックウェル
出演者 ケイト・ボスワース   (アン・マリー)
ミシェル・ロドリゲス  (エデン)
サノー・レイク     (レナ)
マシュー・デイヴィス  (マット)
ミカ・ブレーム     (ペニー)
クリス・タロア     (ドリュー)
カラー・アレクサンダー (ケアラ)
ルーベン・テハダ    (JJ)
フェイゾン・ラヴ    (レスリー)
コピー この夏、史上最強のサーファーガールになる ! !
あらすじ
ハワイのオワフ島ノースショア。
そこはサーファー達の聖地。
子どもの頃からここの波に親しみ、天才サーファーと呼ばれているアン・マリー。
彼女は妹のペニーの面倒を見ながら、友人二人と共同生活を送っている。
1週間後にここで開かれる世界最高峰の大会“パイプライン・マスターズ”での優勝を目指し、練習に励むアン。
しかし、未だ以前サーフィン中に遭った大事故の恐怖心を克服できずにいた。
そんな時、彼女はバイト先でフットボールのスター選手マットと知り合い、恋に落ちる。
感想
爽やかな青春映画ですね。
主演のケイト・ボスワースが、すごくキュートで好感度の高い女優さんでした。
何となく苦手な女優さんかなと思っていたのですが、この作品で一気に好きになっちゃいました。

とにかくサーフィンの映像が素晴らしいです。
こんなに波がイキイキして見えるなんて、その事自体に感動しちゃいました。
すごく近くて臨場感ある角度からの映像とか、どうやって作り上げたのでしょうか。
とにかくサーフィンが楽しそうと思える映像で、波に乗っているアンが輝いて見えます。
あのパイプを完璧に制覇する事は、大会で優勝するより価値がある事なんですね。
本当に素晴らしかったです。

でも、危険とも隣り合わせなのがサーフィン。
そのスリルが魅力なのかもしれませんね。

物語自体は至って普通ですが、映像美とアンの可愛さと、サーフィンの楽しさを味わえる事が、この作品の魅力です。

しかし、あちらの清掃係は、こういう事ばかりしているのかな。
メイド・イン・マンハッタン」の時も、客の服を勝手に着ていたような・・・。
気持ちは分かるけど、実際着られたら嫌だなぁ。(汗)
鑑賞日 2005.06.07

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spink.gif ブルージャスミン(2013)   アメリカ
  BLUE JASMINE  [98分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 ウディ・アレン
出演者 ケイト・ブランシェット    (ジャスミン)
アレック・ボールドウィン   (ハル)
ルイス・C・K        (アル)
ボビー・カナヴェイル     (チリ)
アンドリュー・ダイス・クレイ (オーギー)
サリー・ホーキンス      (ジンジャー)
ピーター・サースガード    (ドワイト)
マイケル・スタールバーグ   (ドクター・フリッカー)
マックス・カセラ       (エディ)
オールデン・エアエンライク  (ダニー)
コピー 虚栄という名の花
あらすじ
ニューヨークでのセレブ生活が崩壊し、妹の住むサンフランシスコへとやって来たジャスミン。
質素な生活を送る妹の厄介になりながらも、虚栄心が捨てられずに周囲にまるで馴染めない。
華やかな生活を諦めることができず、再びセレブな舞台への返り咲きを期して、外交官の彼とお付き合いを始める。
感想
ウディの作品、久しぶりに見ました。
今回のはとても見易かったです。

セレブな生活を忘れられずに、何かと「ハルが〜。」「ハルは〜。」と口にしてしまうジャスミンが痛々しくて切ないです。
アカデミー賞主演女優賞受賞のケイト・ブランシェットはさすがの一言。
独り言言わせたら右に出る者はいないってほどはまってました。
こんな人が隣りに来たら怖すぎる!

そんな姉とは正反対の妹ジンジャー。
好みの男性も全然違うタイプなので、姉からは文句ばかり言われています。
それでも、姉妹だから我慢して一緒にいてあげてるんですよね。
元々里子同士という事で、全く似ていないのですが、病んでいる姉を心配する妹が健気でした。

現在と過去が突然変わるのですが、人や会話で分かり易くなっているので、置いて行かれることはありませんでした。
セレブな頃と転落した今、交互に見ていくと、より一層悲壮感が際立ちますね。

新しい彼氏と上手くいくのかと思いきや、そうは簡単に行きません。
妹にも嘘をついてしまい、彼女の今後が心配です。
ちゃんと病院に行って、相談した方がよさそうです。

ウディらしい皮肉たっぷりの作品ですね。
でも、そんなに後味悪くないのが不思議です。
彼女なら何とかなると思えるからかな。

アカデミー賞主演女優賞受賞作品。
鑑賞日 2018.02.27

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spink.gif ブルー・ジュース(1995)  イギリス
  Blue Juice  [97分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/青春/スポーツ
監督 カール・プレチェザー
出演者 ショーン・パートウィー      (JC)
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ   (クロエ)
ユアン・マクレガー        (ディーン・レイモンド)
スティーブン・マッキントッシュ  (ジョシュ・タンビーニ)
ピーター・ガン          (テリー・コルコット)
ミシェル・チャドウィック     (サラ)
コレット・ブラウン        (ジュニア)
ケイス・アレン          (マイク)
コピー 一度きりの人生、刺激的でなくちゃ面白くない。
UK発 サーフシティ ロマンス
あらすじ
イギリス、コーンウォール。
レストランを経営するJCは、サーフィンで腰を痛めてしまい、恋人クロエと6週間夜の営みがなかった。
今夜こそと思った夜、JCは腹筋王のプライドをかけて記録に挑戦し、またまた腰を痛めてしまう。
がっかりするクロエを横に、彼はロンドンから来た昔の仲間3人と一緒に、またサーフィンに出かけてしまう。
彼らは嵐の時に出現する大波に、岩肌が剥き出しになっている"ボーン・ヤード"という危険地帯で挑もうとしていた。
ヤクの売人ディーンは、伝説のサーファーJCが"ボーン・ヤード"に挑む事を新聞社に売り、就職しようと企んでいた。
感想
いや〜、やっと観る事が出来ました。
探した甲斐がありましたよ〜!
スト−リー自体は至って普通ですが、個人的にはチンピラユアンが観れて大満足です!という事で、またユアン中心で観てしまったので、全然参考にならないと思いますが、それを踏まえて続きをご覧下さい。(笑)
とにかくユアンのはじけっぷりが可愛いです。
髭面なのに、お調子もので軽〜い感じが堪りません!
彼のサーフィンしている姿が見れるかと思ったけど、あのカットの仕方を見ると明らかにフリなのでちょっとガッカリでした。でもこれは仕方ないです。
こんなにダメ男なユアンは初めてかな〜。「トレインスポッティング」のレントンも結構ひどいけど、友達を売ろうとする辺りは、こっちの方が上かしら。
かなりいい加減なディーンを熱演しています。
大きな口を開けて、派手に笑うユアンが沢山見れます。
すいません。私、ユアンの事しか言ってないですね。(汗)

30を目前にした男達が、そろそろ大人にならなきゃいけないと思いながらも、それぞれに悩みを抱え苦しんでいる。
久しぶりに集まった仲間達は、お互いの人生を見つめ直す機会を得て、一皮むけて大人になる。
という話をコメディタッチで爽やかに描いた作品です。
それぞれのキャラが面白くて、最後まで飽きずに観れました。
しかし、最初のJCあそこにソックスはビックリしたな〜。(笑)
本当にやっているとは思わなかった…。(^_^;)

あとお気に入りは「勝手にFM」のジングルです。
これが出る度に笑ってました。
タラタッタンというリズムで、真面目に言ってるのがツボでした。

忘れてはいけないのが、クロエ役のキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。
JCに何度も裏切られ、ほったらかしにされる彼女の役でしたが、魅力的に好演してました。
下着姿で冷蔵庫を覗いている所なんか、すごくたくましかったです。(笑)
この頃から女王様ぶりは健在ですね〜。

色んな所に小ネタが散りばめられていて、個人的には笑いっぱなしでした。
地図を見ながら、逃げたテリーの行方を占う3人の図もGOODです。
サーフィンもそこそこ良いですが、私は笑いで★を付けました。(あとユアンも…)
なので、参考にはならないかも。ごめんなさい。(>_<)
鑑賞日 2003.07.20

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spink.gif ブルース・オールマイティ(2003)  アメリカ
  BRUCE ALMIGHTY  [101分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル コメディ/ファンタジー/ロマンス
監督 トム・シャドヤック
出演者 ジム・キャリー         (ブルース・ノーラン)
モーガン・フリーマン      (神)
ジェニファー・アニストン    (グレース・コネリー)
フィリップ・ベイカー・ホール  (ジャック・ケラー)
スティーヴン・カレル      (エヴァン・バクスター)
キャサリン・ベル        (スーザン)
リサ・アン・ウォルター     (デビー)
コピー もし一週間だけ神様になれるとしたら
――あなたは何をしますか?
あらすじ
バッファローの地方テレビ局のレポーター:ブルース・ノーランは、天性のユーモア感覚の持ち主で、人を笑わせる能力はピカイチだった。
定年を迎えたアンカーマンの後釜を狙っていたブルースは、ライバルのエヴァンにその座を奪われてしまい、あまりのショックで生放送中に大失敗をしてしまう。
会社もクビになり、たちの悪い少年達に絡まれ、交通事故まで起こした彼は、神に向かって怒りの言葉をぶちまける。
すると、ポケベルに見知らぬ番号が表示され、その番号に電話し、指定された倉庫に行くと、なんと神様本人が現われた!
感想
今年一発目の劇場鑑賞作品はこれ!
いや〜、面白かった〜!!
ライアーライアー」が好きな方なら、この作品も気に入ると思いますよ。
やっぱりジム・キャリーは、コメディで光る俳優さんですよね。
思いっきり笑えるし、ほんのり泣けるし、私の好きなストーリー展開でとっても満足出来ました。

特に良かったのは、ブルースがライバルのエヴァンがアンカーマンになったのを恨んでわざと喋れないようにいたずらする所ですね。
エヴァンは「*★×◆%○△■…」って思うように言葉が出ないので、その思いを顔芸で表現するんですけど、それがジムに負けず劣らず素晴らしいんですよ。
彼以外にこの芸が出来る人がいるんですね〜。
これには爆笑でした!
この場面は結構長かったですけど、ずっと笑ってましたよ。
ばっちりツボにはまりました。

あと、スプーンが口からヌウンと出てくる所とか、一瞬でブルースの服が脱げる所とか、犬がトイレでおしっこする所とか、至る所に爆笑ネタが仕込んでありました。

もし一週間だけ神様になれるとしたら…ってすごく夢がある設定ですよね。
でも、彼の行動のせいで各地に暴動が起ったり、異常気象が発生したりして、いくら神様だって、自分の為だけに特殊能力を使うと、その弊害が出るって事が描かれています。
そこがただのファンタジーとは一味違って、ほんのり現実味があるんですよ。
個人的にはそんな所に好感が持てました。
あと、皆の祈りをパソコンで処理する辺りが今風ですよね。(笑)

ブルースの恋人グレース役のジェニファー・アニストンも良い味出してます。
何か不思議な事が起った時の唖然とする表情はバッチリ決まってました。
笑えるだけではなく、最後「彼の事を忘れさせて下さい!」と祈る所ではうるうるさせられたわ〜。
彼女の事もかなり好きになりました。

あとモーガン・スリーマンのお茶目な神様も良かったですね。
全知全能のわりには近所のおじさん的親近感があって、普通にしているけど本当はすごいっていう特別なオーラを醸し出していて、やはりすごいなと感心しきりでした。
神様って役もなかなか難しいと思うんですけど、納得できてしまうからすごいです。

ブルースの口癖「B・E・A・U・ティフル」って流行るかも…。私の中でね。(笑)
エンドロールにはNG集もあって、最後まで楽しませてくれます。
これもかなり笑えましたよ。お見逃しなく!!
鑑賞日 2004.01.07

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spink.gif ブルースカイ(1994)   アメリカ
  BLUE SKY  [101分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 トニー・リチャードソン
出演者 ジェシカ・ラング     (カーリー・マーシャル)
トミー・リー・ジョーンズ (ハンク・マーシャル)
パワーズ・ブース     (ジョンソン大佐)
キャリー・スノッドグレス (ヴェラ・ジョンソン)
エイミー・ロケイン    (アレクサンドラ・マーシャル)
クリス・オドネル     (グレン・ジョンソン)
ミッチェル・ライアン   (レイ・スティーヴンス)
デイル・ダイ       (アンワルト大佐)
アニー・ロス       (リディア)
コピー 私は、奔放な女。夫は、堅物な軍人。
ふたりの愛が離れはじめたとき、「事件」は起きた・・・
あらすじ
1962年。
ハワイの基地で軍務に就いていたハンク・マーシャル少佐に、アラバマ州への転属命令が下った。
それは、近くネバダ州の砂漠で行われる“ブルースカイ”という暗号名の核実験プログラムに、科学の専門家として加わるというものであった。
だが、彼には一つの大きな問題があった。
それは他ならぬ彼の妻カーリーが、自らをコントロール出来ないという情緒上の問題を持っていることだった。
感想
始めは、情緒不安定なカーリーにハラハラさせられっぱなしで、どうなる事かと思ってました。
真面目な夫がついてるから何とかなっているけど、一人になったら生きていけない女性だと。
でも、後半はそんな彼女が非常に頼もしく思えるからすごいです。
アカデミー賞主演女優賞も納得の演技でした。

でも、まあ、そんな危機に追い込まれたのは、彼女が嘘を鵜呑みにしたせいなんですけどね。
誘われたら簡単に寝ちゃうし、本当に困った人です。
誤解されやすいと言っていたけど、そういう次元じゃないですね。

一方の堅物夫ハンクは、奔放な妻に振り回されながらも、彼女を宥めてすかして落ち着かせる手はプロ並みです。
本当に愛し合っているんだなと思える熱々ぶりです。
そんな中、仕事である事件が起こり、離れ離れになってしまいます。
病院にいた時の廃人ぶりは凄かったですね。
かなり胸が痛くなりました。

最後はスッキリして後味が良いです。
カーリーの奔放さに救われたハンク。
これからは家族で幸せに暮らせそうで良かったです。

アカデミー賞主演女優賞受賞作品。
鑑賞日 2018.03.13

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spink.gif ブルー・ストリーク(1999)  アメリカ
  BLUE STREAK  [94分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル アクション/コメディ
監督 レス・メイフィールド
出演者 マーティン・ローレンス     (マイルズ・ローガン)マローン
ルーク・ウィルソン       (カールソン)
ピーター・グリーン       (ディーク)
ウィリアム・フォーサイス    (ハードキャッスル)
デイヴ・チャペル        (タリー)
ニコール・アリ・パーカー    (メリッサ・グリーン)
リチャード・C・サラフィアン  (ルー)
コピー ワケあって、元ドロボー、今、刑事?
運んだダイヤはデッカイが、
隠した所が警察署だった!?
全米大ヒットのアクション・コメディ!
あらすじ
宝石泥棒のプロ:マイルズは、2千万ドルもの価値がある巨大なダイヤモンド"ブルー・ストリーク"の強奪に成功するが、泥棒仲間だったディークの裏切りにより逮捕されてしまう。
しかし彼は逮捕される前に、盗んだ宝石を建築中のビルの通気孔の中に隠しておいたのだ。
それから2年後。晴れて出所した彼は、早速宝石を隠した建物に向かう。
しかし、そこに到着したマイルズはビックリ!!
なんと当時建築中だったビルは、よりにもよって警察署になっていたのだ!
考え抜いた末に、彼は新任刑事に成りすまして署内に潜入する方法を思い付く。
感想
やっぱりこれは面白い!!
前は字幕で、今回は吹き替えだったんですけど、どちらも申し分なく笑わせて頂きました。
これは結構珍しいと思いますよ。
この作品自体がすごく面白いから成せる技でしょうね。
まず設定が良いですよね。あらすじ聞いただけで、これは面白い!って確信しましたもん。
そして、本当に面白かったですからね。
なかなかこういう作品にはお目にかかれません。

ダイヤを隠したのはいいけど、まさかそこが警察署になってるとは!
そして、泥棒の手口を知り尽くしたマイルズが、新任刑事に成りすまして署内に潜入、大活躍をしてしまうんです。
やっぱり上手いな〜。笑いながらも、その上手さには感心してました。

何と言っても主役のマーティン・ローレンスが面白いです。
今は一番好きなコメディ俳優さんです。
顔の筋肉が柔らかくて、色んな表情が出来るんですよ。
あと、小柄で小回りがきく所もGOODです。
でも、最初のピザ屋の扮装は面白くしすぎてましたね。(汗)
小太りで出っ歯のレゲエ好きの男。もう原型が分からなくなってます。
笑えたからギリギリセーフだけど…。(^_^;)

彼と泥棒仲間:タニーの会話がまた面白いんです。
たまたまタニーがコンビニ強盗をした現場に居合わせてしまったマイルズ。
同僚刑事たちには分からないようにタニーを説得しようと奮闘するやり取りが最高だったな〜。
タニーのキャラも良かったです。

あと、新人刑事カールソン役のルーク・ウィルソンも良かったですね。
いつもマローンを自慢気に紹介したり、何にでも素直に感心したりと、初々しいキャラでマイルズの面白さを引き立ててました。

テンポが良く、次々に事件が起きるので、あっという間に時間が過ぎた印象でした。
気楽に見れて、いっぱい笑える、大好きな作品です。

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spink.gif ブルース・ブラザース(1980)   アメリカ
  THE BLUES BROTHERS  [133分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/音楽/アクション
監督 ジョン・ランディス
出演者 ジョン・ベルーシ     (ジェイク・ブルース)
ダン・エイクロイド    (エルウッド・ブルース)
キャリー・フィッシャー  (謎の女)
キャブ・キャロウェイ   (カーティス)
ジョン・キャンディ    (バートン・マーサー)
ヘンリー・ギブソン    (ヘッド・ナチ)
チャールズ・ネイピア   (タッカー・マッケルロイ)
ジェフ・モリス      (ボブ)
レイ・チャールズ     (レイ)
アレサ・フランクリン   (マーフィ夫人)
ジェームズ・ブラウン   (ジェームズ)
ツイッギー        (給油所に来た粋な女性)
キャスリーン・フリーマン (シスター)
ポール・ルーベンス    (ウェイター)
チャカ・カーン      (聖歌隊ソロ)
スティーヴン・スピルバーグ  (税務署職員)
コピー 黒いソフトにサングラス!
弱いものにはめっぽう弱く
強いものには、すこぶる強い―
遂に出現スーパー・ロック・ヒーロー!

●ニトロとグリセリンのダイナマイト・コンビ以来の破壊力で
暴れまくる爆発コンビ!!
あらすじ
全身黒づくめのジェイク・ブルースとエルウッド・ブルースは、ちぎりを交わした兄弟分。
そのブルース兄弟が昔世話になった孤児院が、5000ドルの固定資産税を払えないため立ち退きの瀬戸際にあることを知る。
彼らは孤児院を救おうと、かつての仲間を集めて“ブルース・ブラザース・バンド”を再結成し、そのコンサートの利益を孤児院に寄付する計画を立てる。
感想
有名歌手が沢山出演し、歌を楽しむ作品かなと思ったら、後半は警察とのカーチェイスで車を壊しまくるアクション映画でもありました。
楽しいと言えばそうなんですけど、あまりにもまとまりがなくて、映画としてはどうなんでしょう。

物語はあってないようなもので、高い税金が払えなくて困った養護施設の為にライブを行うのですが、行った先でトラブルを起こし警察に追われるはめになるというもの。
無名のバンドのライブに5000人もの人が集まるのも謎です。
TV放送だったからカットされたのかな?
そんな大した罪を犯した訳でもないのに、パトカーが30台くらい連なって追跡してくるのも、この時代ならではでしょうか。

そして、この時代の有名人が多数出演しているのも見所。
歌手はもちろん、モデルのツイッギーや映画監督のスティーヴン・スピルバーグまでチョイ役で出演していました。
ちょっとしたお祭りみたいな感覚の作品なのかな?

この作品はアメリカのNBCの人気番組『サタデー・ナイト・ライブ』の、同名の人気コーナーのキャストとバンドをベースに、ストーリーをつけて映画化したものだそうです。
当時の人たちにとっては堪らない作品だったのでしょうね。
確かにその凄さは少し感じられました。

ただあまり評価は伸びませんでした。
昔は飲み屋で演奏するバンドの前に金網が張ってあるのが普通なのかな?
この映画での演出なのか?
こんな環境で演奏しなくちゃいけないなんて大変です。
鑑賞日 2022.05.22

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spink.gif プルートで朝食を(2005)   アイルランド/イギリス
  BREAKFAST ON PLUTO  [127分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 ニール・ジョーダン
出演者 キリアン・マーフィ   (パトリック・“キトゥン”・ブレイデン)
リーアム・ニーソン   (リーアム神父)
ルース・ネッガ     (チャーリー)
ローレンス・キンラン  (アーウィン)
スティーブン・レイ   (バーティ・ヴォーン)
ブレンダン・グリーソン (ジョン・ジョー・ケニー)
ギャヴィン・フライデー (ビリー・ハチェット)
イアン・ハート     (PC・ウォリス)
エヴァ・バーシッスル  (アイリー・バーギン)
コピー 神は、彼にほんの少しの試練を与えた
あらすじ
アイルランドの小さな町に生まれた赤ん坊パトリック。
生みの親は彼を教会の前に置き去りにして行方をくらまし、パトリックは近所に住むブレイデン家の養子として育てられる。
幼い頃から綺麗なドレスやお化粧に興味を示し、周囲からは“変わり者”のレッテルを貼られるパトリック。
やがて自らを“キトゥン”と名乗り、美麗な青年へと成長した彼は、居心地の悪い田舎町を飛び出し、実の母を探してロンドンへと向かう。
感想
面白いとは思えなかったけど、それなりに良い作品だとは思います。

私だったら、こんなに不幸が続く人生、すぐにくじけて放棄してしまいそう。
キトゥンの強さに憧れます。

IRAは本当にやっかいだ。
当事者たちも訳の分からないまま巻き込まれているようです。

ロンドンへ行ってからは、ハラハラドキドキしっぱなしですよ。
世間知らずなのか、本当におバカなのか、誰にでもついていくキトゥンの事見てられません。

あまりに辛い事ばかり起こるので、見ていて気分が落ち込んできました。
でも、それは人生を生き抜くための知恵なんですよね。
涙を隠すための笑顔。
笑顔の裏にこんな人生が隠れているなんて・・・。
本当に人は見た目だけでは判断できません。
いつもニコニコしている人ほど、そういう人なのかもしれませんね。

無謀に見えるキトゥンの生き方だけど、全て自力で生き抜いているのがすごいです。
真似は出来ないけど、とても参考にはなります。

キトゥンの母が似ているという”ミッツィー・ゲイナー”。
ついこの間、「魅惑の巴里」を見たばかりだったんで、あのグラスを拭くシーンを見て驚きました。
こんな偶然ってあるんですね。

LGBT関連作品。
鑑賞日 2007.04.20

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spink.gif ブルーベルベット(1986)   アメリカ
  BLUE VELVET  [121分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス
監督 デビッド・リンチ
出演者 カイル・マクラクラン    (ジェフリー・ボーモンド)
イザベラ・ロッセリーニ   (ドロシー・バレンズ)
デニス・ホッパー      (フランク・ブース)
ローラ・ダーン       (サンディ・ウィリアムス)
ホープ・ラング       (サンディの母)
ジョージ・ディッカーソン  (サンディの父)
フレッド・ピックラー    (ゴードン)
ディーン・ストックウェル  (ベン)
ブラッド・ドゥーリフ    (レイモンド)
コピー ブリリアントな悪魔 まさにセンセーション……
あらすじ
ノースキャロライナ州ランバートン。
脳溢血で倒れた父を見舞ったジェフリーは、病院の帰りに森で人の耳を発見する。
それを友人の刑事ウィリアムスに届けるが、その後耳については何も教えてもらえなかった。
気になって仕方の無いジェフリーは、ウィリアムスの娘サンディから、事件の関係者だという歌手ドロシーのアパートを教えてもらい、害虫駆除を装い部屋に入る。
その作戦で彼女の部屋の鍵を手に入れたジェフリーは、留守を狙って部屋に侵入した。
感想
事件としてはたいした事無い気がして、あんまり楽しめませんでした。
かなり特殊で変態的な世界なので、見る人を選ぶ作品だと思います。
変人による変態的な事件。
これが所謂デビッド・リンチの世界観なんでしょうね。

まず、ジェフリーが事件に入り込んで行く過程が、すごく無理やりな気がして首をかしげるばかり。
「なんでそんなに気になるの?」という疑問ばかりがポコポコ沸いてきます。
まあ、こんな閉鎖的な世界には、無理やり入り込むしかないんですけどね。(汗)

ブルーベルベットが好きで、「ママ〜、ママ〜」と叫びながらHする男フランク。
勝手に部屋に侵入していた男にいきなりFしちゃうドロシー。
そのドロシーに惚れて事件を解決しようとするジェフリー。
出てくる人、出てくる人が変態なので、その度に唖然としてました。
ド変人を演じたデニス・ホッパーの怪演は、ある意味素晴らしいと言って良いでしょうね。
かなりいっちゃってて、思わず引いてしまう凄みは見事の一言。
あと、体を張っていたイザベラ・ロッシーニもすごい。
彼女、イングリット・バーグマンの娘さんなんですね〜。知らなかったわ。

唯一まともな存在であるサンディ。
彼女を演じたローラ・ダーンが初々しくて可愛かったです。
でも、ちょっと不気味さも感じたりして…。
やっぱり真面な人は一人もいなかったのかも。

長閑な町で起こった異様な事件という観点だと、確かにセンセーションではありますよね。
一見普通に見えても、裏では信じられないような事が起こってるかもよ…というメッセージが込められているのかな?
鑑賞日 2004.02.23

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spink.gif フル・フロンタル(2003)   アメリカ
  FULL FRONTAL  [101分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 スティーヴン・ソダーバーグ
出演者 デヴィッド・ドゥカヴニー   (ガス・デラリオ)
ジュリア・ロバーツ      (キャサリン/フランチェスカ・デイヴィス)
ニッキー・カット       (ヒトラー役の人)
キャサリン・キーナー     (リー・ブライト)
メアリー・マコーマック    (リンダ・シャープ)
デヴィッド・ハイド・ピアース (カール・ブライト)
ブレア・アンダーウッド    (ニコラス/カルヴィン・カミングス)
エンリコ・コラントーニ    (アーサー・ディーン/エド)
エリカ・アレクサンダー    (ルーシー・モーガン)
マイク・マローン       (マイク)
トレイシー・ヴィラー     (ヘザー)
テレンス・スタンプ
ブラッド・ピット
コピー ロサンゼルス、ハリウッド。
裸(フル・フロンタル)の心を抱えて
誰もが少し誰かと
つながっている。
あらすじ
人事部長のリーと脚本家兼記者のカールは、完全に夫婦関係が冷め切っていた。
リーが別れを切り出そうとした矢先、カールが会社をクビになってしまう。
実はリーはカールが脚本を書いた「ランデヴー」の主役の役者カルヴィンと不倫したていた。
リーの妹リンダは、ネットで22歳の画家と知り合い、トゥーリンで会う約束をした。
感想
これは面白い手法ですね。
内容も最後にぽっとなれて後味が良いです。
豪華なキャストを贅沢に使って、細かい所までこだわっている味のある作品です。
アドリブも結構あるみたいだし、良くここまでまとめたな〜ってのが素直な感想です。

まず映画の中の映画「ランデヴー」が、実際の生活と微妙に重なっている所が面白いです。
赤い手紙とか、隣のドラキュラ男の話とか、悪夢の話とか。
また、ここだけ映像がクリアなんですよね。
他の人の日常は手持ちのデジカメっぽい映像なのに。
この手法で境目が分かり易くなっているわけです。

細かいこだわりは製作段階でも発揮されていたようです。
この作品には10つのルールがあって、俳優達は自分で衣装を選んだり、自分でメイクをしなくてはいけなかったのです。
何もかもが豪華でスケールの違うハリウッドで、こんな学校の学芸会レベルのルールが成立したっていうのが嬉しいな。

群像劇はやっぱり好きです。
沢山出てくる登場人物が色々なところで絡んで行くのが本当に面白い。
特にネットで知り合ったリンダとアーサーの話が好きでした!
偶然が重なった映画のような恋。上手くいくと良いな〜。

不可解な部分もあるけど、きっちりした関係や道筋もあるから、合わせるとちゃんとバランスが取れていました。
ブラッド・ピットがカメオ出演してます。しかも、自分役。
エンドロールのあともお見逃しなく!!
鑑賞日 2004.11.17

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spink.gif フル・モンティ(1997)  イギリス
  THE FULL MONTY  [93分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 ピーター・カッタネオ
出演者 ロバート・カーライル    (ギャズ)
マーク・アディ       (デイブ)
トム・ウィルキンソン    (ジェラルド)
スティーヴ・ヒューイソン  (ロンパー)
レスリー・シャープ     (ジェーン)
エミリー・ウーフ      (マンディ)
ウィリアム・スネイプ    (ネイサン)
コピー 男6人。失うものは何もない。やるっきゃない…
あらすじ
セフィールドの田舎町。
鉄鋼所が閉鎖された為に失業したギャズとデイブは、鉄鋼所の鉄を盗んだり、デパートで万引きしたりとだらだらした日々を送っていた。
しかし離婚した妻から一人息子ネイサンの共同親権を得る為には700ドルが必要だと知ったギャズは、仲間を集めストリップ・ショーで一儲けしようと思いついた。
感想
始めはだらしがない人だなと思っていたけど、息子の為に何をしてでもお金を作りたいという彼の姿勢は、男らしくカッコ良く見えてきました。
ストリップをして儲けようというのは奇抜な発想ですが、何も出来なかった彼らがそれなりに完成されたショーが出来るようになっていく様子は結構感動しました。

全体的にはコミカルな調子で進むのですが、最後はちゃんと締めていてホロっときました。
特にデイブと妻が浮気したと言い合いになるシーンは印象的です。

ラストのダンス「帽子だけは取らないで」は爆笑でした。
確かにその場にいたら「取らないで〜!!」と叫んでいたかも…。(笑)
冴えない男の人ばかりで、イケメンとか筋肉ムキムキの人がいないのが良かったと思います。

コミカルな中にもちゃんと色気があって、初めてあのような感動が出来あがるのでしょうからね。
鑑賞日 2003.01.07

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spink.gif プレイス・イン・ザ・ハート(1984)  アメリカ
  Place In The Heart  [112分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ
監督 ロバート・ベントン
出演者 サリー・フィールド    (エドナ・スポールディング)
リンゼイ・クローズ    (マーガレット・ローマックス)
エド・ハリス       (ウェイン・ローマックス)
ダニー・グローバー    (モーゼス・ハドノット)
ジョン・マルコヴィッチ  (ウィル)
エイミー・マディガン   (ヴィオラ・キースリー)
テリー・オクィン     (バディ・キースリー)
ヤンクトン・ハットン   (フランク・スポールディング)
ジェニー・ジェームズ   (ポッサム・スポールディング)
コピー 幼い子供たちのために、愛しい大地のために、そして、未来――
その大きな夢にむかって、彼女は闘いをはじめた。
あらすじ
1935年、テキサス州ワクサハチ。
ある日、酔っ払った黒人少年が、白人保安官のロイスを銃で撃ち殺してしまう。
ロイスの妻エドナは、夫を亡くし二人の子供と借金を抱えて途方に暮れる。
そんな彼女のもとに、仕事と食事を求めて黒人のモーゼスがやって来た。
彼女はモーゼスの助言により、ほったらかしだった裏の畑で綿花を育て、その儲けで借金を返す方法を思いつく。
感想
この感じをどう言い表したら良いのか分からないのですが、とりあえず★は4つだとすぐに決まりました。
子育てと家事しかした事のない女性が、夫の死により全てを支えなければいけなくなった。
そんな彼女に手を差し伸べて、一緒に苦労してくれる仲間達。
それを認めようとしない世間の目。
黒人差別の激しい時代を生き抜いた人々の強さと、彼らの結束の硬さを見せられて、彼らの生きざまにいたく感動しました。

モーゼスが出ていくと言った時は「どうしても出ていかなくてはいけないの〜?!」と思って号泣しちゃいました。(T_T)
理不尽でやりきれないけど、こういう時代があった事実。
それはきちんと受けとめて、もっと改善していかなくてはいけないという教訓だと思います。

あと印象に残ったのは、盲目のウィル。
「あなたの顔がどんな風か教えて下さい」。
照れながらも自分の事を話すエドナが可愛くて微笑ましかったです。
それを嬉しそうに聞くウィルの表情も好きでした。

そんなウィル役のジョン・マルコヴィッチは、この作品が映画デビュー作品だそうです。
それでアカデミー助演男優賞ノミネートとは素晴らいですね。
それも納得の存在感でした。

ただ、こんな良いお話の中に、ウェインとヴィオラの不倫話は意味がないような気がするんですけど…。
いや、意味ないって事はないんですけど、後でエドナたちに絡んでいくのかな〜と思っていたもので、何もなかった事に唖然としたというか、何と言うか。
緩急の使い分けかな。(^_^;)
そのおかげなのか、とにかくラストが素晴らしい。
すごく驚いただけに、強烈に印象に残って「良い作品だったな〜」と思ったんですよね。
これはおすすめの作品です!

アカデミー賞主演女優賞受賞作品。
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鑑賞日 2004.04.25

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spink.gif ブレイブ -群青戦記-(2021)   日本     [115分]  PG−12
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/SF/時代劇
監督 本広克行
出演者 新田真剣佑  (西野蒼)
山崎紘菜   (瀬野遥)
鈴木伸之   (松本考太)
渡邊圭祐   (不破瑠衣)
濱田龍臣   (吉元萬次郎)
鈴木仁    (黒川敏晃)
飯島寛騎   (成瀬勇太)
福山翔大   (福山翔大)
市川知宏   (佐野亮)
水谷果穂   (鈴木あさみ)
宮下かな子  (今井慶子)
長田拓郎   (高橋鉄男)
草野大成   (小暮サトシ)
足立英    (藤岡由起夫)
三浦春馬   (徳川家康)
高橋光臣   (本多正信)
池田純矢   (木下藤吉郎)
松山ケンイチ (織田信長)
コピー 次の対戦相手
織田信長って、マジ?
あらすじ
全国屈指のスポーツ強豪校“星徳学院高校”。
その弓道部に所属する西野蒼は、才能はありながらも消極的な性格から成績には恵まれていなかった。
そんなある日、突然の落雷の後、学校の周囲が見慣れない風景に変わり、野武士の格好をした男たちが現れる。
感想
ごめんなさい。
この世界に全然入り込めませんでした。(汗)

戦国時代にタイムスリップした高校生たちが、部活を活かして戦うというのは面白い設定だと思うんですけど、実写映画だとかなりチープに見えてしまいます。
相手は刀を持って殺しに来ているのに、野球のボールでは立ち向かえないでしょ。

こちらは殺傷能力のあるものは一切使わないんです。
たぶん現代のインターネットを使えば、爆弾とか殺傷能力の高い武器も作れると思うんですけど、さすがに高校生にそれはさせられないか。

大した武器もないのに敵陣に突っ込むなんて、犬死に行くようなものなんです。
だから、いくら感動的に描かれても、そりゃそうでしょってなってしまいます。
しかも、終始大真面目でシリアスな展開だから、最初にこの設定に入り込めなかった時点で完璧に置いてけぼりです。

役者さんたちは皆頑張っていたんですけどね。
特に主演の新田真剣佑くんは、キレのある殺陣や凛とした弓を引く姿に惚れ惚れしました。
さすがお父さんの血を受け継いでるだけあります。

敵役の高校生は一体何がしたかったの?
自分が徳川家康みたいになりたかったのかな?
1年もあったのにこんな所でこんな事しか出来ないなら、絶対天下統一なんか出来ないでしょ。
本当にツッコミ所が満載です。
漫画の実写映画はとても難しいですね。
これは完全に失敗だと思います。

漫画原作作品。
鑑賞日 2022.04.18

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spink.gif ブレイブ ストーリー(2006)   日本
  BRAVE STORY  [111分]
管理人評価   ★★★★★
ジャンル ファンタジー/アドベンチャー/アニメ
監督 千明孝一
出演者 <声の出演>
松たか子    (三谷亘)ワタル
ウエンツ瑛士  (芦川美鶴)ミツル
大泉洋     (キ・キーマ)
常盤貴子    (カッツ)
斉藤千和    (ミーナ)
田中好子    (三谷邦子)
高橋克実    (三谷明)
柴田理恵    (ユナ婆)
石田太郎    (ダイモン司教)
伊東四朗    (ラウ導師)
今井美樹    (運命の女神)
コピー これは、ボクの勇気のハナシ。
あらすじ
小学5年生のワタルは、今日まで平凡な毎日を普通に過ごしていた。
しかし、いきなり父親に家を出て行くと言われ、そのせいで母が心労の末倒れてしまい、今までの平凡は一気に崩れ落ちる。
そんな時、ワタルは転校生ミツルを見た幽霊ビルの"運命を変える扉"の事を思い出す。
家族を取り戻したい彼は、思い切ってその扉の中に飛び込んだ。
そこは不思議な生物たちが住み、5つの宝玉を集めた者の願い事を一つだけ叶えてくれる“ヴィジョン”という世界だった。
感想
いや〜、劇場で号泣しちゃいました。
アニメでこんなに泣かされたのは初めてですよ。
まさか泣く映画とは思わなかったな〜。

そして、見終わった後の爽快感が半端じゃない!!
私もすっかりワタルたちと一緒に冒険した気分なんです。
帰りの車の中では怖いくらい笑顔が止まらないんです。
正直、旦那は怖がってました。(笑)

これは文句なしで満点です!
もう褒め言葉しか浮かんでこないよ。

このテンションで感想書いたら、100%贔屓目の偏りまくった内容になる!
・・・と思ったので、思いのたけは全てネタバレのコーナーで語ってます。
良ければ、どうぞ。

宮部みゆき小説原作作品。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2006.07.11

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spink.gif ブレイブハート(1995)   アメリカ
  BRAVEHEART  [177分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/歴史劇
監督 メル・ギブソン
出演者 メル・ギブソン      (ウィリアム・ウォレス)
ソフィー・マルソー    (イザベル王女)
パトリック・マクグーハン (エドワード1世)
キャサリン・マコーマック (ミューロン)
ブレンダン・グリーソン  (ハミッシュ・キャンベル)
アンガス・マクファーデン (ロバート・ザ・ブルース)
デヴィッド・オハラ    (スティーヴン)
イアン・バネン      (ブルース卿)
ジェームズ・ロビンソン  (ウィリアム・ウォレス(少年)
トミー・フラナガン    (モリソン)
ジェームズ・コスモ    (キャンベル)
ドナル・ギブソン     (ステュワート)
ジェラルド・マクソーリー (シェルサム)
ショーン・ローラー    (マルコム・ウォレス)
サンディ・ネルソン    (ジョン・ウォレス)
ショーン・マッギンレイ  (マククラノー)
ブライアン・コックス   (アーガイル・ウォレス)
ピーター・ハンリー    (エドワード/プリンス・オブ・ウェールズ)
スティーヴン・ビリントン (フィリップ)
バリー・マクガヴァーン  (王の助言者)
ジョン・カヴァノー    (クレイグ)
アラン・アームストロング (モーネイ)
ジャンヌ・マリーヌ    (ニコレット(イザベル王女の侍女)
コピー 彼の情熱が彼女の心を奪い、
彼の勇気が国を奮い立たせ、
彼の信念が王をくつがえした。
あらすじ
13世紀末のスコットランド。
残虐で冷酷なイングランド王エドワード1世の侵略によって家族を皆殺しにされた為、叔父に連れられ故郷を離れ成長したウィリアム・ウォレス。
成人して故郷に戻り、そこで幼なじみのミューロンと恋に落ち、結婚する。
しかし、彼女は無残にもイングランド兵の手によって殺害されてしまう。
イングランドへの怨念と復讐に燃えるウォレスは、仲間を集め反抗軍を組織。
愛国心に溢れ、現状打破を求めるスコットランドの民衆は、彼のカリスマ性と指導力にひかれ続々と集まってくる。
感想
かなり前に見た事あるのですが、感想が無かったので見直してみる事にしました。
177分の長編大作の為、見終わるのに3日間もかかってしまいました。

国王や貴族のやりたい放題の状態で、国民の不満が爆発しそうな状況に、ぴったりあったヒーローが生まれたという印象です。
結婚初夜を領主が奪える権利とか、あり得なさ過ぎて腹立たしいですからね。
虐げられる生活を受け入れ我慢していたのに、妻を理不尽に殺されたウォレス。
もう誰も彼の怒りを止める事は出来ません。

とにかく戦闘シーンが迫力満点でした。
派手な武器はないのに、人間と人間のぶつかり合いが生々しく、手や足が飛び、頭が潰される描写がインパクト大です。
数で圧倒してくるイングランド軍に、少数で立ち向かうスコットランド反抗軍がとてもカッコ良く映りました。

ただ王女との恋はいらなかったと思います。
恋に恋する王女が、イングランド側の情報を流して、ウォレスの味方をするのですが、そこに至るまでの課程が急過ぎて受け入れられません。
しかも、彼の子を妊娠してしまうなんて・・・。
史実とも違うみたいだし、余計なエピソードだと思ってしまいました。

こんなに国の為に戦っているのに、仲間に裏切られるのは絶望しかないです。
仲間と言っても貴族なので、下級のウォレスより英国王との取引に応じてしまったのです。
その報復に次々と裏切った貴族を始末していくウォレス。
なのに、どうして簡単に自分の首を差し出してしまったのでしょう。
その辺りが腑に落ちません。

拷問を見守る仲間を見つけた時、助けてくれるのかと思いましたが、現実はそう甘くはありませんでした。
彼が活躍した時期はそんなに長くないという事なのかな。
最期まで自由を求めて戦った彼の生き様に胸が締め付けられました。

ただやっぱり長いですよね。
もう少しカットして短くコンパクトになっていると、観易く評価も上がるかなと思います。

アカデミー賞作品賞、監督賞受賞作品。

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spink.gif ブレードランナー(1982)   アメリカ/香港
  BLADE RUNNER  [117分]
管理人評価   ★★★
ジャンル SF
監督 リドリー・スコット
出演者 ハリソン・フォード         (リック・デッカード)
ルトガー・ハウアー         (ロイ・バティー)
ショーン・ヤング          (レーチェル)
エドワード・ジェームズ・オルモス  (ガフ)
ダリル・ハンナ           (プリス)
ブライオン・ジェームズ       (リオン・コワルスキー)
ジョアンナ・キャシディ       (ゾーラ)
M・エメット・ウォルシュ      (ブライアント)
ウィリアム・サンダーソン      (J・F・セバスチャン)
ジョー・ターケル          (エルドン・タイレル)
ジェームズ・ホン          (ハンニバル・チュウ)
モーガン・ポール          (ホールデン)
コピー
あらすじ
2019年、地球。
植民惑星から4体のレプリカントと呼ばれる人造人間が脱走した。
彼らの捕獲を依頼された“ブレードランナー”デッカードは、地球に潜入したレプリカントたちを追う。
感想
近未来の2019年が舞台というのが、2023年に生きている私たちから見ると、何とも言えない気持ちになります。
さすがに車は空中走行出来ませんでしたね。

日本人として嬉しいのは、そこここに映される日本人女性の広告。
日本語のネオンは、何だかへんてこですが、近未来に日本を押してくれた監督は、センスがあると思います。

作品で重要なレプリカントという存在。
他人の過去の記憶を埋め込まれており、自分を人間だと思っているのです。
その方が思い通りに扱い易かったのでしょう。

しかし、奴隷のように扱われる事に反旗を翻した最新機種のロイ。
4年しか生きれないと知り、どうにか寿命を延ばしてもらおうと奔走します。
産みの親のタイレルと対峙し、現実を突き付けられた時。
彼の絶望が伝わって来るようでした。

やはり印象に残るのは、最後のロイですね。
最期は悟りの境地だったのか・・・。
切なくも胸に来るものがありました。

途中までは何故この作品が人気なのか疑問でした。
普通のSFアクションくらいの感じです。
でも、見所は最後の最後だったのですね。
この余韻が多くのファンの心を掴んだのだと実感しました。

私が見たのは「ブレードランナー ファイナル・カット」という再編集されたもののようです。
どこら辺が変わっているのか、機会があれば見比べてみたいです。

《関連作品》
第2作「ブレードランナー 2049(2017)
鑑賞日 2023.10.08

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spink.gif ブレードランナー 2049(2017)   アメリカ  PG−12
  BLADE RUNNER 2049  [163分]
管理人評価   ★★
ジャンル SF
監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演者 ライアン・ゴズリング       (K)
ハリソン・フォード        (リック・デッカード)
アナ・デ・アルマス        (ジョイ)
マッケンジー・デイヴィス     (マリエット)
シルヴィア・フークス       (ラヴ)
レニー・ジェームズ        (ミスター・コットン)
カーラ・ユーリ          (アナ・ステリン)
ロビン・ライト          (ジョシ)
ショーン・ヤング         (レイチェル)
デイヴ・バウティスタ       (サッパー)
ジャレッド・レトー        (ニアンダー・ウォレス)
ウッド・ハリス          (ナンデス)
デヴィッド・ダストマルチャン   (ココ)
ヒアム・アッバス         (フレイサ)
エドワード・ジェームズ・オルモス (ガフ)
バーカッド・アブディ       (ドク・バジャー)
コピー 知る覚悟はあるか――。
あらすじ
荒廃が進む2049年の地球。
労働力として製造された人造人間“レプリカント”が人間社会に溶け込む中、危険なレプリカントを取り締まる捜査官“ブレードランナー”が活動を続けていた。
LA市警のブレードランナー“K”は、捜査の過程でレプリカンの重大な秘密を知ってしまう。
感想
ブレードランナー」の続編という事で期待していましたが、長くてあまり面白くはありませんでした。
しかし、「1」のオリジナルキャスト:ハリソン・フォードが出て来てからは、結構見応えがありました。
さすが往年のスターは貫禄が違います。

前作を受け継ぐように、日本語やカタカナが用いられているのは嬉しかったです。
Kが住んでいた部屋の屋上のカタカナ、なんて書いてあったんだろう・・・。
気になります。

この時代には、レプリカントが利用するデジタルな恋人がいるのも興味深かったですね。
直接触れる事が出来ない為、娼婦のレプリカントと同期して、間接的に触れ合うしかないのです。
人間もレプリカントも一人では生きていけないのですね。

前作から30年後の世界は、荒廃が進み、普通には暮らせない地域が増えていました。
デッカードの隠れ家であるラスベガスの家は、砂嵐のせいで他に何もなさそうでしたね。
どうやって食べ物とか入手していたのでしょう。
ウィスキーだけは凄い数あるみたいだったので、他に保存食もあったのかな。

テーマは良いアイデアだと思うのですが、暗くて長い為、かなり眠たくなりました。
今回出てきた人間ってデッカードだけなのかな。
それくらいほとんどがレプリカントでしたね。
近い将来、そんな未来が待っているのかな。
2049年もそんなに遠い未来じゃないですからね。

《関連作品》
第1作「ブレードランナー(1982)
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2023.10.27

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spink.gif プレーンズ(2013)   アメリカ
  PLANES  [92分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/アドベンチャー/ファンタジー
監督 クレイ・ホール
出演者 <声の出演>
デイン・クック     (ダスティ)
ステイシー・キーチ   (スキッパー)
ブラッド・ギャレット  (チャグ)
テリー・ハッチャー   (ドッティ)
ヴァル・キルマー    (ブラボー)
ダニー・マン      (スパーキー)
コピー 「ボクだって、できるはず!」

高所恐怖症の飛行機、ダスティ。
夢は世界一周レースで優勝すること…。
あらすじ
田舎の農場で働く農薬散布用のプロペラ飛行機:ダスティ。
彼の夢は、有名な世界一周レースで優勝すること。
しかし、彼はレース用の機体でなく、更に高所恐怖症というハンデもあった。
無謀な彼の夢を誰も相手にしない中、親友のチャグとドッティだけは応援してくれていた。
それでも夢を諦めないダスティは、世界各国のトップレーサーがしのぎを削る大舞台に挑む。
感想
ディズニーの教科書みたいな作品だと思いました。

挫折して、チャンスが舞い込み、調子に乗る。
意地悪されて、叩かれて、だけど最後に正義は勝つ!
男の子が大好きな展開ですね。
テンポもいいし、気楽に楽しめる作品だと思います。

日本向けに「さくら」とか「つばさ」とか、変更しているのが、さすがディズニー。

しかし、マリオカートでも車酔いしてしまう私には、結構辛い作品でした。
臨場感を体験すると共に、酔いも回ってきてしまう始末。(汗)
極力薄目での鑑賞となりました。(涙)
堂々と大空の中のスピード感、体感したかった・・・。
という事で、感想も短めで。あしからず。
鑑賞日 2016.09.27

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spink.gif ブレス・ザ・チャイルド(2000)   アメリカ
  BLESS THE CHILD  [107分]
管理人評価   ★★
ジャンル ホラー/サスペンス
監督 チャールズ・ラッセル
出演者 キム・ベイシンガー     (マギー・オコナー)
クリスティーナ・リッチ   (シェリー・ポスト)
ルーファス・シーウェル   (エリック・スターク)
ジミー・スミッツ      (ジョン・トラヴィス)
ホリストン・コールマン   (コーディー)
アンジェラ・ベッティス   (ジェンナ)
マイケル・ガストン     (フランク)
ディミトラ・アーリス    (ダーニャ)
ユージン・リピンスキー   (スチュワート)
イアン・ホルム       (グリソム司教)
ルミ・カバゾス       (シスター・ローザ)
コピー 恐怖なのか?感動なのか?未体験の涙にあなたは驚愕する。
ねぇママ…
わたしは 世界を
ほろぼす ために
うまれたの…?
あらすじ
クリスマス・イヴ。NYの病院で働く看護士マギーのもとに、ずっと音信不通だった妹ジェンナが会いに来た。彼女はヤク中で、産まれたばかりの娘コーディーを置いて逃げてしまう。
それから、6年後。コーディーは小学生になった。マギーは彼女が不思議な能力を持っている事に気付く。その頃、巷では6歳児ばかりを誘拐し殺害する事件が多発していた。
感想
わ〜〜!!気持ち悪い!
何これ!?
サスペンスだと思って見始めたのに、カルト系だったのね。
悪魔崇拝とは、また古い。

本当にツッコミ所の多い作品です。
言っている事がめちゃくちゃで「何だ!それ〜!!」って何回ツッコンだ事か…。
神を信じるか?悪魔を信じるか?ってそんな状況じゃないじゃん!!

これはキリスト教を知らないと難しいと思いますよ。
結局、悪魔VS天使の戦いだったんですけど、それまでは悪魔やゴーストみたいなものが出てきて、どういう事?の連続です。
それに幼児虐待も平気でするし、イライラして仕方がありませんでした。
色々な情報からもしかしてそうなのかな??と思っていたけど、最後の光が出てきた時は「やっぱりそうかい!」って本気でツッコミました。

目玉のデカさが半端じゃないルーファス・シーウェルが怖い、怖い!
存在感自体、迫力ありますね。
あの顔の濃さもその迫力に拍車をかけてます。

ジェンナ役のアンジェラ・ベッティスも強烈なインパクトを残します。
あのやつれ方は半端じゃなかった!
見所はそれだけなのに、なくてはならない女優さんでした。

もう一人触れずにいられない、クリスティーナ・リッチ。
本当に少ししか出てなかったですね。
最後は惨い事になってたし…ご愁傷様です。

この作品にはもったいない美しさのキム・ベイシンガーも痛々しい。
きっとどこか惹かれるものがあったから出演したんですよね。
それどこ??

正直、私には向いてなかったわ。
くだらな過ぎてお話になりません。
★1つにしようかと思ったけど、コーディーが可愛かったから★2つにしました。
鑑賞日 2005.05.29

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spink.gif プレタポルテ(1994)  アメリカ   R−15+
  PRET−A−PORTER  [133分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/群像劇
監督 ロバート・アルトマン
出演者 マルチェロ・マストロヤンニ  (セルゲイ)
ソフィア・ローレン      (イザベラ・デ・ラ・フォンティーヌ)
ジャン=ピエール・カッセル  (オリヴィエ・デ・ラ・フォンティーヌ)
キム・ベイシンガー      (キティ・ポッター)
キアラ・マストロヤンニ    (ソフィ)
スティーブン・レイ      (マイロ・オブラニガン)
アヌーク・エーメ       (シモーヌ・ロウ)
ルパート・エヴェレット    (ジャック・ロウ)
リリ・テイラー        (フィオナ・ウルリンチ)
ウテ・レンパー        (アルベルティーヌ)
フォレスト・ウィッテカー   (サイ・ビアンコ)
リチャード・E・グラント   (コート・ロムニー)
ジュリア・ロバーツ      (アン・アイゼンハワー)
ティム・ロビンス       (ジョー・フリン)
ローレン・バコール      (スリム・クライスラー)
トレイシー・ウルマン     (ニーナ・スカント)
サリー・ケラーマン      (シシー・ワナメイカー)
リンダ・ハント        (レジーナ・クラム)
テリー・ガー         (ルイーズ・ハミルトン)
ダニー・アイエロ       (メジャー・ハミルトン)
コピー 全員、服の下にかくし事がある。
あらすじ
パリで行われる世界的に有名なファッションショーの為に、世界各国からショーに関わる様々な人たちがやって来た。 TVリポーターのキティは、空港に下り立った有名人達にインタビューをする。 ショーで街が盛り上がる中、プレタポルテ協会の会長オリヴィエが車の中で殺されるという事件が発生。 それぞれがショーの準備に追われながら、オリヴィエの死をきっかけに舞台裏は一層混乱を増していく。 パリコレの裏で錯綜する人間模様を描いた作品。
感想
登場人物が多過ぎます。(-_-;)
誰が誰だかさっぱり分かりません!
しかし、そこは群像劇には付き物の現象で、いつもの通り慣れてしまえばこっちのものです。
今まで観た監督の作品の中では、大人しめかな〜と思いますが、ちゃんと楽しめました。

パリコレの取材に来たはずなのに、ずっとホテルの部屋で抱き合っているアンとジョーが印象的です。
こんな有名人を使っておいて、ただ寝るだけなんて!
贅沢な使い方ですよね〜。
二人のシーンが良いアクセントになっていたと思います。

本当に1994年のパリコレにカメラを持ち込んだというだけあって、独特な雰囲気が伝わってきます。
もちろんリアリティもあるし、ごちゃごちゃ込み入っている感じも良いですね。
しかし、これだけ入り混じっていても、無駄に混乱させないのが監督のすごい所です。
色んな所で色んな事が起こって、一本で沢山楽しめるおいしい作品でした。

サイ・ビアンコの、地下鉄をモチーフにした舞台でのショーが素敵でした。
ちょっと暑そうでしたけど、芸術へのこだわりには環境も大切な要素ですからね。
それにしてもモデルさん、細過ぎ〜!
折れそうでした。(^_^;)

そして最後のシモーヌのショー。これは衝撃的でした。
開いた口が塞がらない状況です。
でも、言いたい事は何となく伝わってきたので、これが究極の表現方法なのかな〜と無理やり納得しました。

しかし、全体的に皆ウ〇コ踏み過ぎ…。
もっと気をつけて歩きましょう。(笑)
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2003.07.21

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spink.gif フレンチ・キス(1995)   アメリカ
  FRENCH KISS  [111分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/ロマンス
監督 ローレンス・カスダン
出演者 メグ・ライアン     (ケイト)
ケビン・クライン   (リュック・ティシエ)
ティモシー・ハットン  (チャーリー・リプトン)
ジャン・レノ      (ジャン=ポール・カルドン)
フランソワ・クリュゼ  (ボブ)
スーザン・アンベー   (ジュリエット)
レニー・ハンフリー   (リリー)
コピー パリに行けば
アメリカの恋は忘れられる
あらすじ
パリでフランス美人と恋仲になってしまった婚約者を取り戻す為、極度の飛行機恐怖症と闘いながらパリへ飛んだアメリカ女性ケイト。
途中でちょっとセクシーだが何やら怪しげなフランス人男性リュックと出会う。
性格もなにもかも違う2人は、最初はお互いを牽制し合っていたが、ひょんなことから一緒に婚約者を探し始めることになる。
感想
気楽に見れるラブコメですね。
吹き替えで見たので、セリフがあちこち古くて、時代を感じました。

前に一回見た事あるはずなのに、全然覚えてなかったな。
新鮮な気持ちで見れました。

リュックのうさん臭さが良い味出してましたね。
彼の作った自由研究という、地面に生える匂いの元箱が面白い!
スグリ、カシス、ラベンダー。
その匂いを嗅いでからワインを飲むと、味の表現し嗅ぎ分ける事が出来るんですって。
どんな風に感じるのか、一度試してみたいです。

ワイン畑の話も嘘なんじゃないかと、途中までハラハラしてしまったわ。
でも、根っからの悪じゃなくて良かった。

そして、いつでも可愛いメグ・ライアン。
この時代のラブコメ女王ですよね!
ちょっと抜けてる所はイラッと来る事もあったけど、素直に可愛いと思います。

チャーリーの優柔不断さが情けないな。
二兎追う者は一兎も追えず・・・だと思ったのに、意外に丸く収まったみたいです。
自分が捨てた女なのに、あんなにも急に変わられると、心が揺れてしまうのか。

忘れていたので、急にジャン・レノが出てきてビックリしちゃいました。
彼もちょいちょいおいしい所を持って行ってましたね。

彼の命の恩人という時点で、リュックの人柄の良さが分かっていたんですね。
人は落ち込んでいる時に本性が出るものだから、そこに芽生えた恋は本物って事か。
まあ、相手には違う目的があったんですけどね・・・。(笑)

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spink.gif フレンチ・コネクション(1971)   アメリカ
  THE FRENCH CONNECTION  [105分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/犯罪
監督 ウィリアム・フリードキン
出演者 ジーン・ハックマン     (ジミー・ドイル〈ポパイ〉)
ロイ・シャイダー      (バディ・ルッソ 〈クラウディ〉)
フェルナンド・レイ     (アラン・シャルニエ)
トニー・ロー・ビアンコ   (サル・ボカ)
マルセル・ボズフィ     (ピエール・ニコリ)
フレデリック・ド・パスカル (アンリ・デヴロー)
エディ・イーガン      (シモンソン)
ソニー・グロッソ      (クライン)
コピー 獲物を見つけた猟犬は決して振返らない
それを捕まえるか 心臓が破れるまでは……
あらすじ
NY、ブルックリン。
麻薬捜査官のポパイと相棒のルッソは、裏でヤクの売人をしているレストラン店主サルを尾行していた。
1週間張り込んだ結果、近々大規模な売買が行われるという情報を入手。
取引相手はフランス人。
尾行に気付いたフランス人に上手くかわされ、捜査は振り出しに。
しかも、尾行がばれた為、今度は命を狙われる事になってしまった。
感想
う〜〜ん。
私はいまいち楽しめませんでした。
もともとこういうジャンルが苦手だから、仕方ないと言えば仕方ないのですが。

アクションが好きな人には堪らないであろうシーンも、ハラハライライラさせられただけで終わってしまいました。

主役のポパイにあまり好感が持てなかったのも原因かも。
自分の感情だけで突っ走っているから、滑稽に映ってしまって入り込めません。
犯人に夢中になり過ぎて、他の人にもひどい対応になってるしね。
乳母車押してた女性が可哀想だったな。
あまりに視界が狭くなって、もう仕事じゃなくなってるし・・・。

アカデミー賞作品賞、監督賞、主演男優賞の3部門も受賞している作品だから、かなり期待していたんですが、合わなくて残念です。
鑑賞日 2006.02.18

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spink.gif プロヴァンスの休日(2014)   フランス
  AVIS DE MISTRAL  [105分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/ドラマ
監督 ローズ・ボッシュ
出演者 ジャン・レノ     (ポール)
アンナ・ガリエナ   (イレーネ)
クロエ・ジュアネ   (レア)
ユゴー・デシュー   (アドリアン)
ルーカス・ペリシエ  (テオ)
オーレ・アティカ   (マガリ)
トム・リーブ     (チアーゴ)
コピー 幸せに出逢えた、
あの夏を忘れない!
あらすじ
アドリアン、レア、テオの3兄姉弟は、祖父のポールに会いに南フランスのプロヴァンスへと向う。
彼ら3兄姉弟の母と祖父ポールとの間には確執があった為、ずっと疎遠な関係が続いており、彼らにとっては今回が初めての対面だった。
頑固で気難しいポールに、なかなか馴染めなかった3兄姉弟だったが、末っ子で生まれつき聴覚障害のあるテオが、徐々に懐いたのをきっかけに、ポールと3兄姉弟の距離は縮まって行った。
感想
フランスの大自然が堪能出来る作品です。
南フランスのプロヴァンスが舞台で、夏休みの2ヶ月間を過ごす3兄姉弟と祖父母の交流が見所です。

親子の間に確執があった為、十数年交流がなかったポールと孫たち。
初めて会ったのに険悪なムードで、これから2ヶ月も一緒に過ごすなんて先が思いやられるスタートです。

笑顔が可愛いテオくんが皆の癒しになってますね。
頑固者のポールも彼には優しくせざるを得えません。
兄や姉もテオくんには甘々で、可愛くて仕方がないのが伝わって来ます。

たぶん親子の確執の原因は、ポールのアルコール依存症でしょうね。
立てなくなるまで飲んで、周りに当たり散らしていたのではないでしょうか。
彼自身も何とか頑張ろうとはしているのですが、周りの環境に飲み込まれて止める事は出来ません。

そんな中、孫たちも田舎での恋を楽しみ始めます。
ピザ屋のチアーゴ、カッコ良かったですね!
闘牛や乗馬する姿が男らしくて素敵でした。
しかし、裏の顔があったとは・・・残念です。

田舎だからと油断していると、色々な落とし穴がありますね。
昔のバイカー仲間とレアを救出に行くポールが渋くてカッコ良かったです。
さすがはジャン・レノ
素敵な歳の重ね方で、まだまだ魅力満載です。

色々あったけど3兄姉弟にとっては、最高の夏休みになったのではないでしょうか。
私も少しだけプロヴァンスに旅行に行った気分が味わえました。
鑑賞日 2022.05.17

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spink.gif ブロークバック・マウンテン(2005)   アメリカ  PG−12
  BROKEBACK MOUNTAIN  [134分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ
監督 アン・リー
出演者 ヒース・レッジャー       (イニス・デル・マー)
ジェイク・ギレンホール     (ジャック・ツイスト)
ミランダ・ウィリアムズ     (アルマ)
アン・ハサウェイ        (ラリーン・ニューサム)
ランディ・クエイド       (ジョー・アギーレ)
リンダ・カーデリーニ      (キャシー)
アンナ・ファリス        (ラショーン・マローン)
スコット・マイケル・キャンベル (モンロー)
ケイト・マーラ         (アルマ・ジュニア・デルマー)
コピー はじまりは、純粋な友情の芽生えからだった―――
あらすじ
1963年、ワイオミング。
ブロークバック・マウンテンの農牧場に季節労働者として雇われ、運命の出逢いを果たした2人の青年、イニスとジャック。
彼らは山でキャンプをしながら羊の放牧の管理を任される。
寡黙なイニスと天衣無縫なジャック。
対照的な2人は大自然の中で一緒の時間を過ごすうちに深い友情を築いていく。
そしていつしか2人の感情は、彼ら自身気づかぬうちに、友情を超えたものへと変わっていく。
感想
男同士の友情、愛情には共感出来なかったけど、俳優さんたちの魅力に★4つつけちゃいます。
ドキドキし過ぎちゃうシーンも多かったしね。

次は11月にしか会えないとイニスが言った時、あまりの切なさにもらい泣きしてしまいました。
本当に愛する人がいるのに、他の人と暮らさないといけないのは辛いでしょうね。
タブーとされる同性愛だから尚更辛い。
でも、その辛さを乗り越えて、再会出来た時の喜びは、何にも代えがたいものだったんだと思います。

こういう禁断の愛もあるんだねぇ。
二人のラブシーンにキュンと来て、いけない世界に足を踏み入れてしまった感覚に陥りました。(汗)
危ない、危ない。

私はジャック派ですね。
時に愛おしく、時に頼もしく、魅力的な人物に思えました。
その好奇心の多さが仇になってしまうんですけどね。

大自然と羊の群れの映像には癒されました。
あと、綺麗な湖も良かったです。
こんな空気の良い所に住んでみたいなぁ。

最後はうるっと来ました。
大事に取ってあったんだねぇ。
これだけでも愛情の深さが分かりました。

LGBT関連作品。
アカデミー賞監督賞受賞作品。
ヴェネチア映画祭金獅子賞受賞作品。
鑑賞日 2007.07.09

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spink.gif ブロークン・アロー(1996)   アメリカ
  BROKEN ARROW  [108分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/サスペンス
監督 ジョン・ウー
出演者 クリスチャン・スレーター  (ライリー・ヘイル大尉)
ジョン・トラボルタ    (ヴィック・ディーキンス少佐)
サマンサ・マシス      (テリー・カーマイケル)
ジャック・トンプソン    (参謀本部議長)
ハウイー・ロング      (ケリー)
フランク・ホエーリー    (ジャイルズ・プレンティス)
ボブ・ガントン       (プリチェット)
カートウッド・スミス    (ベアード国防長官)
クリス・マルケイ      (ハント少佐)
デルロイ・リンドー     (マックス・ウィルキンス大佐)
コピー 核弾頭、紛失。誰が世界の危機を救うのか。
あらすじ
二基の核弾頭を搭載したステルス戦闘機の訓練飛行中。
突然、少佐ヴィクターによって機外へ放り出されるヘイル大尉。
全ては核を強奪するためのヴィクターの企みであった。
砂漠に落下したヘイルは、公園監視員のテリーの協力を得て、ヴィクターと核の跡を追う。
感想
とにかくすごいアクションシーンの連続です。

ステルス戦闘機から核弾頭が盗まれ、追いついたヘイルがカーアクションで見せてくれます。
そのまま、核弾頭を炭鉱跡へと持ち込み、地下道での撃ち合いへ。
タイマーセットしてあった核弾頭が爆破。
強力な電磁波によりヘリも墜落してしまいます。
最後は、列車での戦い!
冒頭のボクシングの決着とばかりに、二人で打ち合います。

最初から最後まで息もつかせぬアクションの連続で、すごく見応えありました。
でも、同時に疲れもしましたね。
それくらいずっと撃ちあい、殴り合いです。

たまたま巻き込まれただけのパークレンジャー:テリー。
ついつい危険な事に首を突っ込んでしまう性格が災いしましたが、ヘイルの危機を救う大活躍でついてきちゃったことも許せます。

ジョン・トラボルタの悪役も良かったですね。
予定通りいかなくてイライラすると、核弾頭のタイマーを短縮しちゃう究極の悪党です。

たまにはこんなアクションも良いかな。
鑑賞日 2018.02.25

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spink.gif ブロードウェイと銃弾(1994)   アメリカ
  BULLETS OVER BROADWAY  [99分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 ウディ・アレン
出演者 ジョン・キューザック      (デビッド)
ダイアン・ウィースト      (ヘレン・シンクレア)
ジェニファー・ティリー     (オリーブ・ニール)
チャズ・パルミンテリ      (チーチ)
メアリー=ルイーズ・パーカー  (エレン)
ジャック・ウォーデン      (ジュリアン)
トレイシー・ウルマン      (イーデン)
ジム・ブロードベント      (ワーナー)
ロブ・ライナー         (シェルドン・フレンダー)
ハーヴェイ・ファイアスタイン  (シド)
ジョー・ヴィテレッリ      (ニック・バレンティ)
コピー とってもアーティストなギャングと、
落ちめだけどオチャメな大女優と、
夢だけいっちょまえのアーパー娘と、
フツーすぎるほどフツーの脚本家による、
華やかなブロードウェイを舞台にした、
楽しいおかしい、せつない物語。
あらすじ
1928年。
理想主義者の劇作家であるデビッドは、やっと自分の戯曲『God of Our Fathers』をブロードウェイの舞台にかけることに成功し張り切っている。
しかし、出資者はマフィアの親玉ニックで、ろくに台詞もいえない自分の愛人オリーブを主演に据えろと要求したり、プライドの高い主演女優ヘレンは脚本を書き換えろと色仕掛けで要求し、オリーブのボディガードのチーチは演出に口を挟んでくる。
感想
ウディ・アレンらしいブラックコメディでした。
聞いた事あるタイトルだから録画したんですけど、アカデミー賞取ってる作品だったんですね。
何も知らなかったのに、録画した私グッジョブ!(笑)

デビッドの戯曲『God of Our Fathers』がどんどんチーチの助言によって書き換えられ、皆に好評で大成功していく様子が面白かったです。
こういうちょっとしたきっかけで才能って開花するんですね。
チーチも白紙の状態から芝居を書くことは出来ないと思うんです。
デビッドの作品があってこそのチーチの活躍でしょう。
そのやり取りが好きでした。

そして、その舞台に立つ個性豊かなキャラクターたち。
プライドの高い大女優、ダイエット中なのに爆食いが止まらない俳優、ギャングのボスの愛人等々・・・。
これだけのキャラが渋滞したらトラブルが起きますよね。

特にアカデミー賞助演女優賞を受賞したダイアン・ウィーストが素晴らしかったです。
デビッドに「何も言わないで」と言って口を塞ぐ仕草で何度笑ったか。
何も言えないデビッドの所在なさげな背中も良かったです。

あと、過食症のジム・ブロードベントも最高でした。
最初はちょこちょこつまむくらいだったのに、火がついてからはコソコソ盗んで食べ始めて、最後の方は堂々と爆食してましたからね。
舞台で大きなおなかでカッコつけてる姿が滑稽過ぎました。

本当にウディ・アレンはこういうコメディが得意ですよね。
複雑に入り組んだ人間関係が、どんどん綺麗に繋がっていって、最高に面白く完成される。
いつも見応えがあります。
久しぶりに彼の作品を見たけど、やっぱり面白かったです。
ちょこちょこ見てはいるけど、いつかコンプリートしたい監督の一人です。

アカデミー賞助演女優賞受賞作品。
鑑賞日 2021.01.28

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spink.gif ブローン・アウェイ 復讐の序曲(1994)  アメリカ
  BLOWN AWAY  [121分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション
監督 スティーブン・ホプキンス
出演者 ジェフ・ブリッジス     (ジミー)
トミー・リー・ジョーンズ  (ギャリティ)
スージー・エイミス     (ケイト)
ロイド・ブリッジス     (マックス)
フォレスト・ウィッテカー  (フランクリン)
コピー アメリカは眠れない――
あらすじ
ボストン警察の爆破物処理隊員ジミーは、処理班内でもずば抜けた技術と度胸の持ち主。
彼の活躍がテレビで放送され一躍マスコミの英雄となる。
その後、ジミーは結婚の為に第一線を退き、爆破物処理の教官として新しい生活を始めようとしていた。
しかし、わざと隊員を狙った爆破事件が頻発、ジミーの同僚たちが次々に犠牲となった。
現場に駆けつけたジミーは、近くに落ちていた携帯電話から聞き覚えのある声を聞く。
それはかつてジミーが工作員だったIRAの仲間で、近頃刑務所から脱獄してきたギャリティの声だった。
感想
爆破、爆破また爆破!
最初から最後まで爆破のオンパレードでした。
かなりの迫力がありましたね。
これだけ爆破に力を入れられていると…。
それとどこに爆弾が仕掛けられているか分からない状態の時の、クローズアップが効果的に、しかもふんだんに使われていました。
ここか?あそこか?
これを捻ると爆発するのか?
そんな状況が(不謹慎ですが)ワクワクしました。

さすが元仲間だっただけあって敵の罠は見事に見切っていましたが、そんなに何でも分かってしまったらいつ正体がばれてもおかしくないですよ。
そっちの方がヒヤヒヤしました。

トミー・リー・ジョーンズの悪役いいですね。
最初の脱獄シーンはカッコ良かったです。
鑑賞日 2002.12.12

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spink.gif プロジェクトA(1983)   香港
  A計劃 PROJECT A  [105分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション
監督 ジャッキー・チェン
出演者 ジャッキー・チェン   (ドラゴン)
ユン・ピョウ      (ジャガー)
サモ・ハン・キンポー  (フェイ)
ディック・ウェイ    (サン)
イザベラ・ウォン    (パール)
コピー 全世界待望の《ジャッキー10周年記念超大作》堂々完成
あらすじ
20世紀初頭のイギリス植民統治下の香港。
いつもヘマばかりして海賊を捕まえられない海上警察。
彼らは陸上警察と仲が悪く、酒場で乱闘し大騒ぎになってしまう。
その翌日、出港前の警察船が爆破される事件が発生。
不祥事続きの海上警察は解散し、陸上警察に吸収されることになった。
感想
懐かしすぎて、思い出があり過ぎて、何を書いていいのやら。
小学生のころ、何度も繰り返し見ていた作品です。
久しぶりに『ごっつええ感じ』を見てたら、今田さんがこのテーマソングを歌っていて、急に見たくなっちゃいました。

海上警察が陸上警察に吸収されて、一緒に訓練を受ける所が大好きです。
10秒シャワーとか、夜中にわざわざ小便タイムとか、手榴弾の対処とか。
本物の手榴弾の時、合図で示し合わせたようにドラゴン以外は後ろに下がる動きが、完璧すぎて面白い!

あと、自転車での追いかけっこも良いですね!
竿を上手い事使ったり、サドルが取れてお尻に刺さったり。
ここはいつ見ても笑ってしまう鉄板シーン!

そして、超有名な時計台からの落下シーン。
本当に致命傷にならなくて良かった!!
ここは何度見てもヒヤヒヤしちゃいます。

最後の有名な曲は、ジャッキー本人が歌っているんですね。
知らなかったわ。(汗)

お決まりのメイキングもちょっとだけあります。

私の中のジャッキー作品と言えば、この作品なんです。
何度見ても楽しめる大好きな作品です。
鑑賞日 2004.12.22

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spink.gif プロジェクトA2/史上最大の標的(1987)   香港
  A計劃: 續集 PROJECT A II  [105分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション
監督 ジャッキー・チェン
出演者 ジャッキー・チェン   (ドラゴン)
マギー・チャン   (サンサン)
ロザマンド・クワン (パク・マーリン)
リッキー・ホイ   (長官)
チャーリー・チャン (タイガー)
デヴィッド・ラム  (チン署長)
カリーナ・ラウ   (ソウリン)
イザベラ・ウォン  (パール)
コピー 撮影 最高潮
あらすじ
プロジェクトAでの功績を認められたドラゴンは、卑劣なやり方で悪名高いチン署長がいる西地区の新署長を任されることになった。
腐りきった現状を打破する為、警察とマフィアの癒着を断ち、犯罪組織の一掃に成功する。
その後、警視総監邸で行われる舞踏会の警備についたドラゴンたち。
しかし、彼の活躍に恨みを抱くチンの陰謀により、ドラゴンは宝石泥棒の冤罪をきせられてしまう。
感想
プロジェクトA」と合わせて、何度も見た作品です。
最初に「1」のダイジェストが流れるんですよね。

今回は3人の女性が花を添えます。
マギー・チャンの可愛いこと。
コメディアンヌとしての実力もさることながら、可憐さ、可愛さを持ち合わせる、正にヒロインにふさわしい女優さんです。
昔風のドレスも良く似合ってました。

サンサンの家でマフィア、マン、ドラゴン、長官、チンが一斉に鉢合わせするシーンが最高です。
皆が絶妙にすれ違って、段々と形になっていき、ドラゴンたちにも気付かれないように反撃しようとするんですよ。
ジェスチャーだけで色々と伝えようと奮闘する姿が面白かったです。

最後の戦いは、本当に息をするのも忘れるくらい手に汗握る展開です。
ジャッキーが休みなしで走り続け、敵と格闘するので、こちらも息つく暇がありません。
あのすり鉢みたいな機械で滑りながら落ちてくる杵をよける所は、本当にヒヤヒヤものです。

今回もメイキングがありますよ。
本当に痛くて辛い撮影なんですね。
毎回、体を張って楽しませてくれるジャッキー。
次回作にも期待です。
鑑賞日 2004.12.23

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spink.gif フロッグ・プリンス(2001)  アメリカ
  Prince Charming  [91分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/童話
監督 アラン・アーカッシュ
出演者 マーティン・ショート      (ロドニー)
ショーン・マグワイア      (ジョン・アンウィン)
クリスティナ・アップルゲイト  (ケイト・ロス)
バーナデッド・ピーターズ    (マーゴ)
ビリー・コノリー        (ヘイミッシュ)
コピー 劇場未公開
あらすじ
15世紀頃のイギリス・アンウィン王国。
この国の王子ジョンは、明日隣のロジアン国の王女グウェンドリンとの婚礼を控えた身でありながら、町の女と一夜を過した。
そして翌日、ロジアン城に着いて間もなく、また他の女に手を出してしまう。
それに怒ったロジアン国の王は、ジョンと家庭教師のロドニーに魔法で呪いをかけ、醜いカエルにした。
その呪いは乙女のキスで解けるが、次の満月までにその乙女と結婚しなければ、またカエルに戻ってしまうというものなのだ。
乙女は現われないまま500年が過ぎた。
彼らは人間に戻れるのか?!
感想
母親が選んできた作品だったので、つまんないだろうな〜と思って観始めたら、意外や意外!結構面白かったです。
童話が基になっていますが、全体的にコミカルで素直に笑えるファンタジーでした。

特に好きなのがカエルの時の二人です。
CGですが、表情も細かく愛嬌があります。
カエルだけど喋れたり、カエルだけど酔っ払ったり、普通の人間と変わりないですね。
(もちろん中身は人間ですけど…)
彼らがカエルの姿で交通量の多い道路を横切るシーンは、本気でヒヤヒヤしました。
引かれそうで怖いんですもん!
無事に渡れてホッとしている自分が、少し情けなかったですね。(^_^;)

魔法使いの家柄に生まれながら魔法が下手なロドニーは、いつも王子の役に立てません。
でもとても一生懸命なので、ついつい応援したくなります。
ロドニーが王子の為に一生懸命裏工作する所は涙ぐましいです。
こんなに魔法で苦労していたのに、現代でマーゴの付き人セリーナが持っていた魔術書をお手本にすると、あっさり成功してしまうんですよね。
こういう繋がりも面白かったです。

しかし、ジョン達にかけられたこの呪いは、すごく一方的で勝手な呪いですよね。
キスしてくれた乙女が、結婚したくないって言ったらどうするんでしょう。
やっぱりカエルのまま?
ああ!だから呪いなのか〜。(笑)

それぞれの恋の行方も、結構凝っていて単純ではなかったのが良いですね。
ジョンはキスをしてくれたマーゴ、本当に愛しているケイト、どちらと結ばれるのか!
結果は決まっているようで、呪いが邪魔をするんですよね〜。
さすが呪い!(笑)

私はロドニーとセリーナのコンビがお気に入りです。
お人良しカップルって素敵です。
最後まで楽しませてくれる作品でした。

個人的に気になったのは、ヘイミッシュの黒いキルトです。
こんな所でスコットランド衣装に出会えるとは思いませんでした!
彼もスコティッシュなんですね〜。
何だか嬉しいな。ふふふ(^^)

自分では絶対借りない分野だけど、こういう出会い方もあるんですよね。
どこでどんな出会いが待っているか分かりません。
だから映画を観るのを止められないんですよね。
そんな事を再確認した作品でもありました。
鑑賞日 2003.06.30

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spink.gif プロデューサーズ(2005)   アメリカ
  THE PRODUCERS  [134分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ミュージカル/コメディ
監督 スーザン・ストローマン
出演者 ネイサン・レイン    (マックス・ビアリストック)
マシュー・ブロデリック (レオ・ブルーム)
ユマ・サーマン     (ウーラ)
ウィル・フェレル    (フランツ・リーブキン)
ゲイリー・ビーチ    (ロジャー・デ・ブリー)
ロジャー・バート    (カルメン・ギア)
コピー 〈最低〉のはずが、〈最高〉の傑作に――
それはブロードウェイの神様のイタズラ。
あらすじ
1959年、ニューヨーク。
かつてはブロードウェイで栄光を極めたものの今やすっかり落ち目のプロデューサー、マックス・ビアリストック。
製作費を集めるため、今日も有閑老婦人のご機嫌とりに悪戦苦闘。
そんな彼のもとにやって来たのは、異常に神経質な小心者の会計士レオ・ブルーム。
さっそく帳簿の整理を始めた彼は、ショウが失敗したほうがプロデューサーは儲かる場合もあるという不思議なカラクリを発見する。
それを聞いたマックスは、大コケ確実のミュージカルを作り出資金を丸ごといただいてしまおうとレオに協力を持ちかける。
感想
始めはあまりにドぎついコメディだったので、受け入れ難かったけど、後半はそれも楽しくなってきました。

”春の日のヒトラー”のド派手な舞台も面白かったです。
人間の慣れとは怖いものですね。
あんなに嫌だと思っていたのに・・・。(汗)
基本的にミュージカルは好きなので、これも普通に楽しめました。

一番印象に残ったのは、レオが事務所で踊った妄想。
これぞ、ブロードウェイミュージカル!
とても素晴らしかったです。

あと、マックスが出資者からお金を集める奴も圧巻でした。
ある意味ラインダンスですよね。

ゲイの人たちのクネクネ具合も良い。
ロジャーとカルメンのやり取りが面白かったです。

お話は何とも皮肉たっぷりですね。
ブロードウェイに対しても、ヒトラーに対しても、ゲイに対しても。
ヒットしてしまった為に逮捕されるなんて。

もっと面白い事になるんじゃないかと期待していたので、はまれなくて残念です。
エンドロールの後におまけありなので、見逃さないように!
鑑賞日 2007.07.22

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spink.gif プロフェシー(2002)  アメリカ
  THE MOTHMAN PROPHECIES  [119分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス
監督 マーク・ペリントン
出演者 リチャード・ギア   (ジョン・クライン)
ローラ・リニー    (コニー・パーカー)
ウィル・パットン   (ゴードン・スモールウッド)
アラン・ベイツ    (リーク博士)
デブラ・メッシング  (メアリー・クライン)
コピー 次は誰だ?
あらすじ
クリスマス・イヴにワシントン・ポストの人気記者ジョン・クラインは、妻メアリーと一緒にマイホームの下見に出掛けた。
その帰り、突然メアリーがハンドルを切った為事故に遭い、彼女は入院する事となった。
それから彼女はおかしな事を口走ったり、不気味な絵を書いたりするようになり、間もなく死亡した。
それから2年後、仕事の為ワシントン.D.Cからリッチモンドに向かっていたはずのジョンは、知らぬ間に600キロも離れたポイントプレザントという町にいた。
この町で最近多発している怪奇現象と、妻の死に関係があると気付いたジョンは、その調査に乗り出す。
感想
この映画は細かい所まで気をつけて、舐めるように見倒す事をオススメします。
何故なら、この私がそれで失敗して後悔したからです。
でもそんな失態を侵してしまうのは、お馬鹿な私くらいかな…。
フフフ(-_-;)

メアリーや町の人たちが「謎の何か」を見てしまう時の映像と効果音は、出る度にドキドキして、夜一人で見ていた私は、かなりヤバイ状態に追い込まれました。
こういうのは苦手なんですよね。
絶対夢に出てくる〜!
これって蛾だったんですね。
怖くて直視出来なかった為、説明があるまで気付きませんでした。

色んなものがアップになって、これか?これか?と思わせる作りになっています。
しかし、意味深なカットが多すぎて、どれに注目して良いのか分からなかったです。
そんな中でも見逃しているシーンがいっぱいあり、公式HPを見て「えっ、そうだった?」と思う事が多い多い!
この映画は2回、3回と見る事で、新しい発見が出来る作品ですね。

これが1967年に実際起きた「シルバー橋の惨事」を取り上げたものなだけに、リアリティがあり、説得力があると思います。
でも映画としては、はっきりしない感じが物足りないと感じるかもしれませんね。

とりあえず私としては、何としてももう一回見ない事にはスッキリ出来ません。
借りに行ってこよ〜っと。
鑑賞日 2003.04.08

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spink.gif プロポーズ(1999)  アメリカ
  THE BACHELOR  [102分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス/コメディ
監督 ゲイリー・シニョール
出演者 クリス・オドネル      (ジミー・シャノン)
レニー・ゼルウィガー    (アン・アーデン)
アンティ・ラン       (マルコ)
マリー・シェルトン     (ナタリー・アーデン)
ジェームズ・クロムウェル  (神父)
コピー 全てのプロポーズに失敗
花嫁候補1000人
1億ドルの遺産
タイムリミットは24時間
でも結婚したい人は一人だけ
あらすじ
気楽な独身生活が捨て切れず、最愛の恋人アンへのプロポーズに失敗したジミー。
そんな時、祖父が死に1億ドルもの遺産を相続する事になったのだが、なんとその条件が"30歳の誕生日までに結婚する事"だった。
期限の誕生日まであと24時間。
しかし、肝心のアンはアテネへ3週間の出張に出かけてしまった。
感想
この映画を見て、男性ってそんなに結婚するのが嫌なの?って思いました。
幸せに結婚するカップルを、すっごい皮肉って描いてあります。
でもそんなものなのかな?
男性の前で「将来」って言うのはダメなんだと学びました。(笑)
最も恐ろしいのは、ブーケ投げらしいと言う事も…。

頻繁に出てくる馬が草原を走る映像と蹄の音が印象的です。
未練の残る独身生活の象徴として出てくるのですが、そんなに大袈裟に考えなくてもいいのになと思いました。

プロポーズにも色々あるとは思いますが、ジミーの最初のプロポーズは酷過ぎますね。
「君の勝ちだ」って言って、女性が喜ぶと思ったんですかね。
ちょっと信じられませんでした。
そのおまけが「たまった糞は出せ」でしょう?
最悪だ。(-_-;)

ジミーの昔の彼女役でマライア・キャリーやブルック・シールズが出ていました。
私の一番のお気に入りは神父役のジェームズ・クロムウェルです。
昔の彼女を探して色々な所に移動していくのに、一日中黙って普通に付いて来る神父さんがかなり面白いです。
気付いたらいるって存在感がたまりません。

何と言ってもこの映画の一番の見せ場は、1000人の花嫁軍団でしょう!
尋常では無い数の花嫁にビックリしました。
ジミーと花嫁軍団との追いかけっこはすごい迫力です。
是非ご覧あれ!

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spink.gif ブロンクス物語/愛につつまれた街(1993)   アメリカ
  A BRONX TALE  [121分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ
監督 ロバート・デ・ニーロ
出演者 ロバート・デ・ニーロ   (ロレンツォ・アネロ)
チャズ・パルミンテリ   (ソニー)
リロ・ブランカトー    (カロジェロ・アネロ)
タラル・ヒックス     (ジェーン・ウィリアムズ)
キャスリン・ナルドゥッチ (ロジーナ・アネロ)
クレム・カセルタ     (ジミー・ウィスパー)
ジョー・ペシ       (カーマイン)
エディ・モンテナロ    (エディ・マッシュ)
ジョー・ドノフリオ    (スリック)
デイヴ・シャレーノ    (コーヒーケーキ)
コピー 憧れた男と愛する父、そして彼女への届かぬ想い――。
運命を変える出会いがあった…この街で。
あらすじ
1960年代、ブロンクス。
マフィアの溜まり場"チェズ・ビピー"の近くに住む少年カロジェロ。
街を牛耳るマフィアのボス:ソニーが人を殺す現場を目撃した彼は、ソニーの為に嘘をつき彼を助けた。
それがきっかけとなり、ソニーはカロジェロを可愛がるようになる。
感想
これは環境が悪すぎるよね。
こんな町で育って真面目になれって言う方が無理でしょう。
ソニーはカロジェロの事を本当の息子みたいに思ってくれたんだね。
それが唯一の救いでした。
現実はそうはいかないだろうけど、2人の友情は素敵だなと思いました。
ブロンクスではイタリア系と黒人系がこんなに仲悪いんですね。
知らなかったな〜。

でも、こういう理不尽系は苦手です。
特にスリックやマリオたちの調子に乗ってるいきがり方がどうも苦手。
滑稽で見てるこっちが恥ずかしくなるしね。
だからって、カロジェロを責める気にはなれない。
彼は環境が悪すぎたから…と贔屓目で見てしまって。
でも、それを言ったらマリオたちも一緒か…。
とにかくこういう点が好きになれません。

そうは言っても良い所ももちろんあります。
オープニングがすごく楽しかった!『ワッワッワワワ』の音楽に合わせての映像(馬飛びしてる人とバッティングしてる人)では笑わせてもらいました。
あと、悪ガキ共のバスでのやり取りも微笑ましいですね。

もう一つおまけに、たちの悪いバイヤーがボコボコにされる時、暴力満載の映像とは全然合わない心地の良い音楽がかかっていたのが印象的。
この時トニーがカツラを取られるのも笑えたわ!

カロジェロ役のリロ・ブランカートが、デ・ニーロにそっくり!
そして、木村一八にそっくり!
ガラの悪いイメージが彼とかぶったのもありますね。
そう言えば、最近見ないな〜。

大好きな親子愛映画のはずなのに、どうもダメでした。
感動作って程ではないですね。

車のドアのテストは興味津々。
私なんて絶対気付かないと思うね。
鑑賞日 2004.07.21

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spink.gif ブロンド・ライフ(2002)   アメリカ
  LIFE OR SOMETHING LIKE IT  [103分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/ロマンス
監督 スティーヴン・ヘレク
出演者 アンジェリーナ・ジョリー  (レイニー)
エドワード・バーンズ    (ピート)
トニー・シャルーブ     (ジャック)
クリスチャン・ケイン    (カル)
ジェームズ・ギャモン    (レイニーの父)
メリッサ・エリコ      (アンドレア)
ストッカード・チャニング  (デボラ)
コピー キャリアあり。オトコあり。
水曜日までは、完璧な人生だった。
あらすじ
米、シアトル。
TVレポーターのレイニーは、綺麗なブロンドの髪がトレードマークの美人。
上司のデニスに有名なTV局のキャスターに推薦すると言われ、犬猿の仲のカメラマン:ピートと嫌々組んだ。
ケンカを繰り返し、子供のように意地を張り合う2人。
そんな中レイニーは、道端にいた預言者に「君は来週の木曜日に死ぬ」と言われてしまう!
感想
泣ける所もあったけど、3つまではいかないな〜。
正確には2.7くらい。

アンジーは好きだけど、このレイニーというキャラは好きになれませんでした。
彼女はブロンドより黒髪の方が似合っていると思います。
相手役のピートを演じたエドワード・バーンズもいまいちかな。
登場人物に好感が持てないと、物語自体に入って行けませんからね。

レイニーのお父さんが、彼女のTV番組を全部録画していて、赤いテープを見る所では涙が出ました。
なんかドラマの「ムコ殿」を思い出したわ。
こういう分かりやすい親子愛に弱いのです。

一番良かったのは預言者のジャックです。
一見頭のおかしい人に見えるけど、その目には力があって妙な説得力がある。
この核となる役にぴったりだと思いました。

"あと1週間で死ぬ"と言われたら、あなたは残りの日をどう過ごしますか?
普通は冷静になれないですよね。
私も考えて見たけど、これって事が思いつかないです。
レイニーの場合で見てみると、地味に家族愛に目覚めたり、本当に大切な人に気付いたりと、追い詰められて初めて見えるものがあるようです。
そのエピソード自体は良いんだけど、どこかで見たような趣向ばかりで、新鮮味がないんですよね。
そこにパンチがあったら、おっ!!と思えるんでしょうけど、どうも派手さに欠けました。

思ったよりシリアスだったのも入り込めなかった原因かも。
パッケージとかはちょっとコメディっぽいですもんね。
鑑賞日 2003.11.28

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