--REIの映画感想--

全体的にネタばれがありますので、未見の方は注意して下さいませ
評価の★の内容は次の通りです
管理人の独断に基づいておりますのでご了承くださいませ
★★★★★:大好き!何度も観たい作品!
★★★★:好き!強く心に残る作品!
★★★:なかなか良い
★★:まあまあ損はしない
★:いまいちかも・・・
X:二度と観たくない


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spink.gif ラーゲリより愛を込めて(2022)   日本     [134分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/戦争/実話
監督 瀬々敬久
出演者 二宮和也    (山本幡男)
北川景子    (山本モジミ)
松坂桃李    (松田研三)
中島健人    (新谷健雄)
寺尾聰     (山本顕一(壮年期)
桐谷健太    (相沢光男)
安田顕     (原幸彦)
奥野瑛太    (鈴木信二)
金井勇太    (高橋良太)
渡辺真起子   (坂口)
三浦誠己    (佐々木)
山中崇     (片山)
朝加真由美   (松田静子)
酒向芳     (玉田船長)
市毛良枝    (山本マサト)
コピー あなたに、会いたい。
あらすじ
第二次世界大戦終了後。
シベリアの強制収容所(ラーゲリ)に抑留された山本幡男は、ほかの大勢の抑留者たちとともに飢えと寒さと重労働に苦しめられていた。
過酷な日々に耐えられず次々と仲間が死んでいく中、日本にいる妻や4人の子どもとの再会を信じ、懸命に生きていく。
感想
これが実話なんてあまりに悲劇で胸が引き裂かれる思いがしました。
戦争は終わっているのに、理不尽に強制労働を課せられる日本兵たち。
日本側も分っていながら、12年間も何も出来なかったなんて・・・。
戦後の混乱期に起こった悲劇にしては酷過ぎます。

過酷な状況の中でも、生きる事を諦めなかった山本さん。
博識な彼の言葉に救われた人が沢山いたのですね。
唯一の肉親である母親を亡くしたと知って絶望した仲間に、「希望が何も無くても生きろ!」と諭しました。
どんな状況でも率先して行動する山本さんの言葉は、それだけで説得力があったんでしょう。
彼の人徳が成せる業です。

収容所生活が長期化すると、自作の将棋とか手作りのボールで野球なども出来たのですね。
抜き打ち検査で没収されますが、監視達も多めに見ていたようです。
すっかり生きる気力を無くしていた原さんが、フラフラとバッターボックスに立って、生気が蘇って来る様子には感動しました。
やはりスポーツには人に希望を持たせる力が宿っているのですね。

そして、唯一の癒しだったクロの存在。
収容所の外に出てしまった球を取りに行ったり、誰かの危険を察して警告したり、ととても良い仕事をしていました。
こんな劣悪な環境なのに、皆を笑顔にさせるなんて、本当に天使のような存在でした。

そんな中、悪化する山本さんの病状。
見るからに死にそうで見ているのが辛かったです。
最後の力を振り絞って、家族あての遺書を書くのでした。

捕虜たちが帰国してからの展開も感動的でしたね。
一人一人が順々に山本さんの家族を訪ねていく展開に涙涙です。

これは後世に語り継いでいかなければいけないお話です。
戦後の混乱期に起こった最大の悲劇。
奇跡的に生き残った方々が、その後の人生を幸せに送られた事を願わずにはおれません。
苦手な戦争ものでしたが、見てみて良かったと思いました。

小説原作作品。
鑑賞日 2023.07.08

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spink.gif ライアーライアー(1997)  アメリカ
  LIAR LIAR  [86分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル コメディ
監督 トム・ジャドヤック
出演者 ジム・キャリー      (フレッチャー・リード)
ジャスティン・クーパー  (マックス)
モーラ・ティアニー    (オードリー)
ジェニファー・ティリー  (サマンサ・コール)
ケアリー・エルウィズ   (ジェリー)
アマンダ・ドノホー    (ミランダ)
アン・ヘイニー      (秘書グレタ)
スウォージー・カーツ   (デイナ検事)
コピー 嘘つきは?のはじまり...
あらすじ
弁護士のフレッチャーは、元妻オードリーと離婚したが、息子マックスを共同で養育している。
しかし、口の立つ敏腕弁護士として忙しい日々を送っているフレッチャーは、なかなかマックスとの約束を守れなかった。
そのマックスも、いつも仕事を理由に約束を破り、嘘ばかり付いている父親の行動に心を痛めていた。
5歳の誕生日を迎えたマックスは、一日だけフレッチャーが嘘を付けなくなるようにとお願いする。
すると、そのお願い事は現実となり、フレッチャーは嘘が付けなくなってしまう。
感想
最高に面白い! ジム・キャリーの作品では「マスク」の次に好きな作品です。
ジムがCGなしで挑んだファンタジーで、得意の顔芸をフルに活かして力の入った演技を披露してます。

今まで軽〜く付いて来た嘘が、突然一言も言えなくなってしまう弁護士という設定がジムにぴったり!
嘘を付こうとして、変な顔でもどかしさを表現する彼の表情が堪りません。
ムンクの叫びみたいにヌオォォ〜って伸びる顔は、爆笑必至です。

一番好きなのは、青いペンを赤いと言おうとして自分と格闘するシーンです。
これは思い出しただけでも爆笑しちゃいます。(^O^)
このパントマイムは天下一品で、ジムじゃないと成り立ちません。
大好きなシーンです。

アラン理事長に暴言を吐き、会議室に集まっている重役たちの悪口を言いまくるシーンは、息付く暇もないくらい一気にまくし立てて、見ているこちらもスッキリします!
迫力ある熱演で、ちょっと感動しちゃいましたよ。(^_^;)

肝心の裁判で嘘が付けずに窮地に立たされたフレッチャーが、トイレで大暴れする一人芝居も見応えありです。
何も知らずに入って来て、呆気に取られている男性の表情もGOODでした〜。(笑)

日本人としては、フレッチャー達の会話に大リーグに行った「野茂」の名前が出てくるのが嬉しかったです。
ジムも野茂の事知ってるんだね〜。
やっぱり野茂はすごい!(映画と関係ないな…)

散々笑った後には、ちゃんと感動も待っていて、2回目なのに涙が出ました。
こういう親子愛には弱いんですよね。
単純だな〜、私も…。

最後にNG集がありました。
そして、エンドロールの後にもメイキングが付いてます。
でも、個人的には本編だけで良かったかなと思いました。
メイキングは笑えなかった…。
なんでだろう〜。(^_^;)

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spink.gif ライアー×ライアー(2021)   日本     [117分]
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス
監督 耶雲哉治
出演者 松村北斗   (高槻透)
森七菜    (高槻湊)
小関裕太   (烏丸真士)
堀田真由   (野口真樹)
七五三掛龍也 (桂孝昭)
板橋駿谷   (川西純太)
竹井亮介   (高槻紀行)
相田翔子   (高槻ひとみ)
コピー 義理の弟が恋したのは、
JKのフリした私!?
あらすじ
恋愛経験ゼロの地味系女子大生・湊には、親同士の再婚でできた同い年の義理の弟・透がいた。
透は湊とは対照的にイケメンのモテ男で、しかも女癖が悪かったこともあり、互いにソリが合わなかった。
そんなある日、湊は親友の頼みで高校の制服にギャルメイクという格好をしているときに、運悪く街で透と遭遇してしまう。
恥ずかしさのあまり、とっさに“みな”という別人のフリをする湊。すると、それを信じた透に真剣に言い寄られ、本当のことを言いづらくなってしまう。
感想
これぞ少女漫画原作って設定ですね。
初めは恥ずかしい展開過ぎて見るの止めようかと思っちゃいました。
でも、見始めたら最後まで見るが信条な私は、我慢して見る事に。

収穫は爽やかを絵に描いたような烏丸くん!
彼が健気に湊の事を思っている姿が切なくて応援したくなりました。
愛知のホテルで悪役を演じた時は、そのギャップにドキドキさせられましたよ。
彼らしい身の引き方で良かった〜。

主役の二人は正直あんまりでした。
お姉さんの方はミラクルひかるさんにしか見えなかったし、弟の方もデレ方が私とは合わなくて残念としか思えません。
大嘘をついているせいで、すべてにおいて嘘に嘘を重ねる展開でうんざりでした。
烏丸くんがいなかったら★1つだったと思います。

弟も知ってて付き合ってると思ってたので、純粋に別人と思ってたとは意外でした。
烏丸くんに彼女の事を言われた時の反応がそうだと思ったんだけどな。

漫画原作作品。
鑑賞日 2021.09.14

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spink.gif ライアンを探せ!(2006)   アメリカ
  THE WILD  [82分]
管理人評価   ★★
ジャンル アニメ/ファミリー
監督 スティーヴ・“スパズ”・ウィリアムズ
出演者 〈声の出演〉
キーファー・サザーランド (サムソン)
ジェームズ・ベルーシ   (ベニー)
エディ・イザード     (ナイジェル)
ジャニーン・ガロファロー (ブリジット)
ウィリアム・シャトナー  (カザール)
リチャード・カインド   (ラリー)
グレッグ・サイプス    (ライアン)
コピー 迷子のライ(オ×)アン
知りませんか?
あらすじ
ニューヨーク動物園の人気者ライオンのサムソンとその息子ライアン。
動物園で唯一アフリカ生まれでワイルドなサムソンはみんなのヒーロー。
一方、ライアンはライオンらしい吠え方ができず、野生育ちの父にコンプレックスを持っていた。
そんなある日の夜、ライアンが何者かにさらわれ、朝には出航してしまう船へと運ばれてしまった。
最愛の息子を救出するため、サムソンは個性豊かな仲間たちと動物園を脱出し、サムソンの行方を追う。
感想
ちょっと私とは合わなかったですね。
ギャグもことごとく寒くて笑えなかったです。

あと、キャラクターが可愛くないのもはまらなかった理由です。
特に可愛いはずのコアラ。
彼が妙に人間臭くて気味が悪かったのがまずいです。
可愛い人形にコンプレックスがあるという設定だったので、わざと気味悪くしているんでしょうね。
それが合いませんでした。

サムソンの誰にも知られたくなかった嘘。
野生のジャングルには一度も行ったことが無い。
ライアンもそれを聞いてショックを受けてましたが、勇敢に戦う父親の姿を見て、彼のカッコよさを再認識していましたね。
息子の前で勇気を振り絞ったサムソン。
素敵でした。

ちょっとおとぼけなニシキヘビ:ラリー。
彼のキャラがちょっとした癒しでしたね。
ピンと伸びて突っ張り棒になったり、ビヨ〜ンと伸びてゴムになったり。
色々な場面で活躍してました。

物語も普通で、ライアンを探すだけのお話です。
前半は都会を後半でジャングルを探します。
もっと捻りがあると良かったですね。

ディズニー作品。
鑑賞日 2018.05.22

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spink.gif 雷桜(2010)   日本     [133分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 時代劇/ロマンス
監督 廣木隆一
出演者 岡田将生   (清水斉道)
蒼井優    (雷/遊)
小出恵介   (瀬田助次郎)
宮崎美子   (たえ)
和田聰宏   (瀬田助太郎)
須藤理彩   (お初)
若葉竜也   (榊原秀之助)
忍成修吾   (今泉鉄之助)
村上淳    (鹿内六郎太)
山本浩司
安藤玉恵   (瀬田村の若夫婦の妻)
河井青葉   (斉道の母)
柄本時生
高良健吾   (友蔵)
柄本佑    (茂次)
ベンガル   (早坂門之助)
大杉漣    (高山仙之介)
柄本明    (榎戸角之進)
斎藤工    (田所の手下)
池畑慎之介  (田所文之進)
坂東三津五郎 (徳川家斉)
時任三郎   (田中理右衛門)
コピー 女は、恋さえ
知らなかった。

男は、愛など
信じなかった。

美しくも奇妙なその桜が、二人の運命を変えた。
あらすじ
将軍家に生まれ、重い宿命を背負いながらも心に病を抱えて生きる孤独な若い殿様、清水斉道。
家臣・瀬田助次郎が語る“故郷の瀬田村には天狗がいる”という話に興味を持ち、静養のため瀬田村へと向かう。
道中、“天狗の棲む山”にさしかかると、家臣の制止を振り切り、ひとり山へと馬を走らせる斉道。
そこで出会ったのは雷という山育ちの若い娘だった。
感想
こちらは時代劇の形を借りた恋愛映画です。
でも、恋愛映画好きの私は、普通に楽しめましたよ。

将軍家の子息と山育ちの娘の恋。
あまりに身分の差があり過ぎて、二人の恋には障害しかありません。
しかし、会える少しの時間で愛を育み、一生の想い人となったのです。

身分の高さ故、心を開いて話の出来る人間がいなかった斉道。
そんな彼に何の遠慮もなくズケズケ入り込んでくる遊。
自分にはない彼女の自由さに惹かれたのではないでしょうか。
彼女との時間は僅かでしたが、一緒に過ごし愛した事は、それ以後の彼の人生を支える思い出になった事でしょう。

身分の差、山育ち、将軍家の子息としての生き方など、時代劇でなければ描けない障害が、これでもかと詰め込まれている作品ですね。
身分の高い人物があまりに一人で出歩き過ぎですが、そこはご愛嬌。
ツッコミ所も多いですが、恋愛模様は素直に楽しめました。

覚悟を決めて斉道をかどわかしに行く遊。
あの侍たちの行列にひとりで突っ込む勇気が凄いです。
それだけに彼女の泣きじゃくる後ろ姿が切なかったですね。
遊の命を守るという斉道の気持ちも分かる為、かなり重苦しいシーンでした。
悲恋ではあるものの、最後は希望のある前向きな終わり方で、後味は良かったです。

あと、チョイ役で名のある俳優さんが沢山出ているもの嬉しいですね。
分からなかった方もいるので、もう一度見て確認したいと思います。

小説原作作品。
鑑賞日 2022.06.14

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spink.gif LION/ライオン 〜25年目のただいま〜(2016)   オーストラリア
  LION  [119分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/実話
監督 ガース・デイヴィス
出演者 デヴ・パテル      (サルー)
サニー・パワール    (サルー:少年時代)
ルーニー・マーラ    (ルーシー)
デヴィッド・ウェナム  (ジョン)
ニコール・キッドマン  (スー)
アビシェーク・バラト  (グドゥ)
ディヴィアン・ラドワ  (マントッシュ)
プリヤンカ・ボース   (カムラ)
ディープティ・ナヴァル (ミセス・スード)
コピー 僕は5歳で迷子になった
それから25年間、ずっと探している
僕の人生の失われたカケラを――
あらすじ
優しい養父母のもと、オーストラリアで何不自由なく育った青年サルー。
友人や恋人にも恵まれ、幸せな日々を送る彼だったが、ひとつだけ誰にも言えない悲しい過去があった。
インドの田舎町に生まれたサルーは5歳の時、不運が重なり兄とはぐれ、たったひとり回送列車に閉じ込められて、遥か遠くの街コルカタに運ばれてしまう。
そして言葉も通じない大都会で過酷な放浪の末に、オーストラリア人夫婦に養子として引き取られたのだった。
ある時、サルーの脳裏にこれまで押しとどめていたそんな少年時代の記憶が強烈によみがえる。
インドの家族への思いが募り、わずかな記憶を頼りに、Google Earthで故郷の家を見つけ出すと決意する。
感想
こんな事ってあるんですね。
今の技術があるからこそ実現した奇跡です。
しかし、幼い頃の記憶だけで故郷を探し出すとは・・・。
本当に凄いです。

また時系列通りに描かれていたのも良かったです。
あらすじを全く知らずに見たので、どうなるんだろう・・・という緊張感を体験する事が出来ました。
本当に良く逃げ切ってくれましたよ。
悪い大人の手にかかりそうになったのに、頭の良いサルーは5歳で最善の選択が出来たんです。
あそこが人生の分かれ道だったと思います。

結局は国の施設に保護されるのですが、そこでも運良く養子先が見つかり、何不自由無い暮らしを送りました。
異国に連れてこられたのに良い子だったのは、生きる術だったのでしょうか。
マントッシュのような状況になるのも仕方がない事なのに、健気なサルーが愛おしかったです。

5歳のサルーを演じたサニー・パワールくんが人形のように可愛かった!
クリクリした瞳、均整の取れた顔、人を惹きつける魅力が全身から溢れていました。
そんな子だったから余計に応援したいと思えたんでしょう。

タイトルの「LION」にそんな意味があったとは!!
ずっと何でこのタイトルなんだろう?と疑問だったので、最後の最後にスッキリしました。
副題がなかったら、映画の内容は全く分かりませんからね。(汗)

やっぱり養子をもらうというのは大変なんですね。
同じ国の子でも大変なのに、異国の子となるとその過酷さは倍以上です。
スーの憔悴ぶりを見るのは辛かったですが、必死に自分は幸せだと言っているのを見て、彼女の芯の強さを頼もしく思いました。

最後の実際の人たちの映像は、胸に迫るものがありました。
こんな複雑な状況はなかなかないですよ。
この後はどうしているのでしょう。
皆が幸せになれている事を祈るばかりです。
鑑賞日 2021.04.25

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spink.gif ライオン・キング2 シンバズ・プライド(1998)  アメリカ
  THE LION KING II: SIMBA'S PRIDE  [81分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル アニメ/ロマンス
監督 ダレル・ルーニー
出演者 〈声の出演〉
ネーヴ・キャンベル   (キアラ)
マシュー・ブロデリック (シンバ)
ネイサン・レイン     (ティモン)
アーニー・サベラ    (プンヴァ)
アンディ・ディック    (ヌカ)
ロバート・ギローム   (ラフィキ)
コピー OVA
あらすじ
シンバの娘キアラ。
初めての狩りの練習で、トラブルに見舞われた所を助けてくれたのは、祖父を殺した敵の息子コブだった。
二人は次第に惹かれあうようになるが、それを周りは許してくれない。
感想
久しぶりに「ライオン・キング」を見たので、ついでに見てみた2。
これが予想以上に面白くて、感動的で、号泣しちゃいました。

物語は、まさに「ロミオとジュリエット」。
お互い身内を相手に殺された者同士。
でも、惹かれあってしまうのは運命だからなのか。
二人がラブラブで幸せそうな曲が大好きです。

だから、その後の離れ離れになってしまうシーンが切なくて寂しくて。
二人とは関係のない所でこじれてしまう糸。
複雑に絡み合った糸を解くには、それなりの試練が必要で。
はあ。思い出しただけでもうるうるしてしまうな。

本当に続編とは思えないほど、良く出来たお話で感動しました。

ディズニー作品。

《関連作品》
第1作「ライオン・キング(1994)」
第3作「ライオン・キング3 ハクナ・マタタ(2004)」
リメイク実写版「ライオン・キング(2019)
鑑賞日 2016.07.05

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spink.gif ライオン・キング(2019)   アメリカ
  THE LION KING  [119分]
管理人評価   ★★★
ジャンル フルCG/ファミリー/アドベンチャー
監督 ジョン・ファヴロー
出演者 <声の出演>
ドナルド・グローヴァー     (シンバ)
セス・ローゲン         (プンバァ)
キウェテル・イジョフォー    (スカー)
アルフレ・ウッダード      (サラビ)
ビリー・アイクナー       (ティモン)
ジョン・カニ          (ラフィキ)
ジョン・オリヴァー       (ザズー)
フローレンス・カサンバ     (シェンジ)
エリック・アンドレ       (アジジ)
キーガン=マイケル・キー    (カマリ)
ビヨンセ・ノウルズ=カーター  (ナラ)
ジェームズ・アール・ジョーンズ (ムファサ)
コピー 全人類の心ふるわす
キング・オブ・エンターテイメント

「忘れるな、シンバ――自分が何者なのか」
あらすじ
命あふれるサバンナの王国プライドランド。
動物たちの尊敬を集める偉大なライオンの王:ムファサに息子シンバが誕生する。
シンバはいつか父のような勇敢な王になりたいと夢みながら元気に成長していく。
しかしある日、王の座を狙う叔父スカーの謀略によって父を失い、自らも王国から追放されてしまう。
感想
実写かと思うほど丁寧に作られたフルCG作品です。
ただあまりに映像が綺麗で実写のようなので、日本語を話したり、歌ったりする事に違和感を覚えます。
それくらい映像が素晴らしいです。

物語はオリジナルとほぼ同じです。
父の死、故郷からの追放、新しい仲間との出会い、王の復活。
そして、お馴染みのミュージカルもあり、素直に楽しむことが出来ました。

やはり一番の盛り上がりは、最後のスカーとの対決です。
落雷から地上が火の海になり、その炎をバックにライオンたちの戦いが始まります。
ここの映像も大迫力でした。

最後のシンバが王の岩場にゆっくり進んでいくシーンは、感動的なBGMも相まって鳥肌ものです。
ここは本当にカッコ良くて大好きなシーンです。

スカ―の日本語吹き替えは江口洋介さんだったんですね。
普通に専門の声優さんだと思ってました。
とても合っていて意地の悪い感じが出ていました。
さすがベテラン俳優さんですね。

これを見て俄然オリジナルを見たくなりました。
良い機会なので見直してみたいと思います。

ディズニー作品。

リメイク作品。

《関連作品》
第1作「ライオン・キング(1994)」
第2作「ライオン・キング2 シンバズ・プライド(1998)
第3作「ライオン・キング3 ハクナ・マタタ(2004)」
鑑賞日 2023.01.08

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spink.gif ライジング・サン(1993)   アメリカ
  RISING SUN  [128分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス/ミステリー
監督 フィリップ・カウフマン
出演者 ショーン・コネリー      (ジョン・コナー)
ウェズリー・スナイプス    (ウェップ・スミス)
ハーベイ・カイテル      (トム・グレアム刑事)
ケイリー・ヒロユキ・タガワ  (エディ・サカムラ)
ケヴィン・アンダーソン    (リッチモンド)
マコ             (ヨシダ)
レイ・ワイズ         (ノートン議員)
スタン・エギ         (イシハラ)
ティア・カレル        (ジュンコ・アサクマ)
タチアナ・パティッツ     (シェリル・オースティン)
スティーブ・ブシェミ     (新聞記者)
コピー 東洋と西洋が
衝突するとき、
誘惑と殺人の
陰謀がまぐらされ、
伝統と権力が
闘いを繰り広げる。
ビジネスは戦争だ。
あらすじ
L.A。
日本企業の落成式パーティが行われていたビルで殺人事件が発生した。
その事件の担当になった刑事スミスは、上司の指示で日本びいきの警部コナーと組む事になった。
始めから日本企業の広報係とぶつかるが、コナーの機転で何とか捜査に進む事が出来た。
殺された美女は、首に絞められた跡があり、レイプされた形跡も残っている。
捜査を進めていったスミスたちは、事件の裏に潜む真相に近づき、命を狙われる。
感想
結構豪華なキャストなのでそれなりに楽しめますが、ストーリーはたいした事なかったです。
スミスの回想という進め方だったけど、それにはあんまり意味がないように思います。

やっぱり日本の描かれ方がひどいですね。
ちょっとずつ間違っているんですよ。
かなり趣味の悪い女体盛りには唖然としました。
日本のイメージって最悪なんでしょうね。(汗)

日本に精通しているベテラン刑事役のショーン・コネリー。
相変わらず渋くてカッコ良いのですが、字幕で見ると日本語がおかしくてかなり笑えるらしいです。
残念ながら私は吹き替えで見たので、至って普通の作品でした。

ジュンコ役の女優さん、どこかで見た事あるような、ないような…。
でも、日本人って設定は無理があるかも。

最後は何だかスッキリしない終わり方でした。
ジュンコの発言からもっと上に悪人がいそうな感じがしたのですが、そのままなんですよね。
あと、イシハラは真犯人を知らなかったのか?とか、なのにエディは殺害したのか?とか、良く分からない事が多々残りました。

TV放送で見たので、カットされて訳の分からない映画になってしまったのかも。
残念です。
鑑賞日 2004.02.10

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spink.gif ライフ・アクアティック(2005)   アメリカ
  THE LIFE AQUATIC WITH STEVE ZISSOU  [118分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/ドラマ/アドベンチャー
監督 ウェス・アンダーソン
出演者 ビル・マーレイ        (スティーヴ・ズィスー)
オーウェン・ウィルソン    (ネッド・プリンプトン)
ケイト・ブランシェット    (ジェーン・ウィンスレット・リチャードソン)
アンジェリカ・ヒューストン  (エレノア・ズィスー)
ウィレム・デフォー      (クラウス・ダイムラー)
ジェフ・ゴールドブラム    (アリステア・ヘネシー)
マイケル・ガンボン      (オセアリー・ドラコーリアス)
バッド・コート        (ビル・ユーベル)
ノア・テイラー        (ウォロダルスキー)
ロビン・コーエン       (アン・マリー・サコヴィッツ)
コピー 人生は、海だ。
広く、深く、そしてショッパイ。
荒れる日もあれば、穏やかな日もある。
永遠の謎を秘めた、美しいもの。
あらすじ
海洋博士で映画監督のスティーヴ・ズィスー。
彼はここ5年で発表した作品が全て不評で、世間の評価も落ち込んでいる。
そんな中、30年音信不通だった女性の子供ネッドと出会い、もしかしたら自分の子供かもしれないと思い込んだスティーヴは、彼を自分のチームに入れ、一緒に生活する事にした。
しかし、今回の旅には妊娠中の女性記者ジューンも同行しており、好奇心旺盛の彼女はスティーヴの周りを嗅ぎ回る。
感想
独特なテイストの作品でした。
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」の監督さんだそうで、確かに似た雰囲気だなとは思いました。
そうは言うものの内容は今一つ理解出来てません。
息子が出来たと思ったのに失ってしまった…、しかし、そこには父子愛が残ったのです。
最後はちょっと感動的でした。

全体的に地味な作品ですが、細かい所までこだわっていて、至るところでクスクス笑える作品でした。
それなりに楽しめましたよ。でも、★3つまではいかないな〜。

地味な割にキャストは結構豪華です。
これも「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」と一緒ですね。
その中でも特にケイト・ブランシェットが良かったです。
声色もいつもと違うし、ジェーンと言う女性がとても魅力的に見えました。
彼女、妊婦と言う設定でしたけど、実際のケイトも妊婦さんだったんですね。
ある意味冒険だわ。

あと、奇妙な海洋生物たちも見所の一つです。
七色のクレヨン・タツノオトシゴとか、メスの強いキャンディガニとか、CGで丁寧に作られてましたね。
あと、ケイコウ・フエダイの大群も迫力ありました。

舞台となったベラフォンテ号も大変興味深いです。
白イルカが偵察要員として働いています。
サウナも完備しているし、各部屋から海の様子も覗けます。
横から船全体を映すカットも面白いです。
あれワンカットっぽかったけど、全部セットですよね。
こんな船があったら楽しそうですよね。

チーム・ズィスーのユニフォームが面白いな。
赤いニット帽が特にツボでした。

息子が現れてもすぐに受け入れてたから、存在は始めから知っていたという事ですよね。
精子なしだったというのは本当かな?
そしたら似てないのも納得なんだけど…。
と言う事はネッドは全然関係ない人と言う事に……。(汗)
鑑賞日 2005.08.09

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spink.gif ライフ・イズ・コメディ!/ピーター・セラーズの愛し方(2004)   イギリス/アメリカ
  THE LIFE AND DEATH OF PETER SELLERS  [125分]
管理人評価   ★★
ジャンル 伝記/ドラマ
監督 スティーヴン・ホプキンス
出演者 ジェフリー・ラッシュ   (ピーター・セラーズ)
シャーリズ・セロン    (ブリット・エクランド)
エミリー・ワトソン    (アン・セラーズ)
ジョン・リスゴー     (ブレイク・エドワーズ)
ミリアム・マーゴリーズ  (ペグ・セラーズ)
スティーヴン・フライ   (モーリス・ウッドラフ)
スタンリー・トゥッチ   (スタンリー・キューブリック)
ピーター・ヴォーン    (ビル・セラーズ)
ソニア・アキーノ     (ソフィア・ローレン)
コピー 人生は、最高にドラマチック。
あらすじ
ラジオの役者だったピーター・セラーズ。
時代の流れに乗り、映画へと進出しようとするが、格好が良くないと断られた。
しかし、得意の変装と演技で役を獲得し、一気に映画俳優として花開いた。
彼は映画で共演したソフィア・ローレンに恋をして、家庭をかえりみなくなってしまった為、妻アンから愛想をつかされる。
感想
ピーター・セラーズの事をもっと知っていれば楽しめたかもしれませんね。
彼の作品は「博士の異常な愛情」しか見た事ないです。
「ピンクパンサー」は曲しか知らないし、その他の作品は全然分からない。
だから、こんな人だったんだなくらいの感想しか持てませんでした。

ピーター・セラーズになりきっていたジェフリー・ラッシュは見事でした。
さすがの一言につきます。
唯一知っている「博士の異常な愛情」の3役こなしていた彼を忠実に再現していました。

他にも"誰にでもなりきる男"の名の通り、身近な人々になりきるピーター。
父になり、妻になり、キューブリックになり。
正に七変化ですよ。
一瞬誰だか分からなかったしね。
というか、本物じゃないと分かるまで時間がかかりました。(汗)
特に父親はそっくりだったな。

彼は最後まで占いに頼っていたのですね。
ハリウッドスターには多いのかな?
私、占いとか全然信じてないので、こういう人が理解出来ないんですよ。
何を根拠に??とか思ってしまって…。

それだけでは飽き足らず、別れても元妻アンの所にも通うピーター。
最後まで彼女に頼ってましたもんね。
母の葬式の時もブリットよりアンに甘えて、ブリットが可哀相でした。

そして、我らがシャーリズ・セロン。
登場するのは1時間経ってからです。
もうお人形さんみたいで可愛すぎ!
衣装も60年代風で素敵でした。
特にプロポーズされる時の水玉のドレスが超プリティ!
惚れ直しました。
この彼女が見れただけでも満足です。

伝記だからおもしろおかしい事ばかりという訳にはいかないですよね。
もっとコメディタッチの作りかなと思っていたのですが、結構重くてシリアスなお話でした。
鑑賞日 2005.09.04

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spink.gif ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003)  アメリカ
  THE LIFE OF DAVID GALE  [131分]
管理人評価   ★★★★★
ジャンル ドラマ/サスペンス
監督 アラン・パーカー
出演者 ケビン・スペイシー    (デビッド・ゲイル)
ケイト・ウィンスレット  (ビッツィー・ブルーム)
ローラ・リニー      (コンスタンス・ハラウェイ)
ガブリエル・マン     (ザック・スティモンズ)
マット・クレイヴン    (ダスティ・ライト)
ローナ・ミトラ      (バーリン)
レオン・リッピー     (ベリュー弁護士)
エリザベス・ガスト    (シャロン・ゲイル)
メリッサ・マッカーサー  (ニコ)
コピー あなたはこの結末に納得できますか…
あらすじ
新聞記者のビッツィー・ブルームは、死刑囚デビッド・ゲイルの指名で、彼の死刑執行までの3日間でインタビューが出来る事になった。
デビッドは元同僚の女性コンスタンスをレイプし殺害した罪により死刑が確定していたが、それは彼が死刑制度反対を訴える活動家である為の不当な判決だと主張していた。
ビッツィーは見習い記者のザックを連れて、デビッドの収監されているエリス刑務所にやってきた。
一日2時間、3日間に及ぶインタビューを開始すると、デビッドは事件の真相を話し始めた。
感想
見終わった後、この物語の事を考えれば考えるほど、鳥肌が立ちました。
それは感動なのか、感銘なのか、恐怖なのか、憐れみなのか、断定できない複雑な感情なのですが、とにかく彼らの生き方が頭にこびり付いて、いつまでも離れませんでした。

こんな感情が沸いてくるなんて!
その事に感動してしまいました。
とても素晴らしい作品です。
テーマは死刑制度の是非を問うものなので、重いし人それぞれの考え方で感想も違うと思いますが、個人的には脚本もキャストも最高な満点の映画だと思います。
なので、久しぶりに★5つを付けました。

まず、登場人物それぞれのキャラが良かったです。
事件の真相を語るデビッドには、「ユージュアル・サスペクツ」のように、語らせたら世界一の俳優ケビン・スペイシー。
情熱を持って仕事をするキャリア・ウーマン:ビッツィーにケイト・ウィンスレット。
二人共、監督に「この役を自分に!」と頼み込んだだけあって、素晴らしい演技を披露しています。
でも、もっと素晴らしかったのが、デビッドに殺された元同僚コンスタンス役のローラ・リニーです。
この物語で一番重要と言っても過言では無い難しい役ですが、目立ち過ぎず押さえ過ぎずの絶妙な演技で、見る者に感動を与えてくれました。
本当に素晴らしかったです。

物語はデビッドの人生を回想していく形で進んで行くのですが、その理不尽さには胸をかきむしりたいようなやり切れない思いでいっぱいになります。
本当に最悪の人生ですね。
全ての発端は、ある学生に単位をあげなかったという些細な事なのに…。
そんな中での唯一の救いは、コンスタンスの存在です。
彼女の優しさがとっても温かくて、まだ世の中も捨てたもんじゃないなと思えました。

そんな中でのこの事件。
最後までハラハラドキドキする展開で、少しも飽きる暇がありませんでした。
キャッチコピーの『あなたはこの結末に納得できますか…』についてですが、私は納得できたと思います。
一言で言い切るには難しく、簡単には説明できないのですが、あえて一言でまとめるなら、納得できたになりました。

ここまでの信念を見せられると、言葉を失ってしまうものなんですね。
本当に素晴らしい作品でした。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2003.12.03

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spink.gif ライフ・イズ・ビューティフル(1998)   イタリア
  LA VITA E BELLA  [117分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ
監督 ロベルト・ベニーニ
出演者 ロベルト・ベニーニ     (グイド・オレフィチェ)
ニコレッタ・ブラスキ    (ドーラ)
ジョルジオ・カンタリーニ  (ジョズエ・オレフィチェ)
ジュスティーノ・デュラーノ (エリゼオ・オレフィチェ)
セルジオ・ブストリック   (フェルッチョ・パピーニ)
マリサ・パレデス      (ドーラの母)
ホルスト・ブッフホルツ   (レッシング医師)
コピー 人生は、たからもの。
あらすじ
1939年。
ユダヤ系イタリア人のグイドは、小学校の教師ドーラに恋をする。
彼の純粋さに惹かれた彼女は結婚を承諾。
やがて可愛い息子も生まれ、3人は幸せな日々を送っていた。
そんなある時、彼らに突然強制収容所への収監命令が下る。
感想
20年前に見た時は、父親のおふざけが過ぎて評価が上がらなかったと記憶してます。
松っちゃんの「シネマ坊主」でこの作品が最高評価だったのも納得いってなかったんです。
でも、今回見直して素晴らしい作品だと分かりました。
やっぱり年齢だったり、子供がいたりすると、映画を見る目が変わります。

前半はグイドとドーラの恋物語。
後半は親子3人が収容された強制収容所。
全然カラーの違うお話ですが、後半が分かっているので前半が楽しければ楽しいほど切なさが増します。

グイドは陽気でいつも冗談を言っているお調子者。
それが魔法のように随所で面白い効果を生んでいるのが素敵でした。
ドーラの心の箱を開ける鍵が空から降ってきたり、ずぶ濡れのグイドに乾いた帽子が届けられたり。
婚約者に不満のあったドーラは、そんな楽しい彼に惹かれていくんです。

そして、暗黒の強制収容所。
息子のジョズエに怖い所だと悟られないように、1000点取ったら本物の戦車がもらえるゲームだと信じ込ませるんです。
自分は強制労働でボロボロになりながらも、ジョズエの前では陽気に振る舞う健気さに涙が溢れました。

とにかく息子のジョズエが可愛いの何のって!
お目目がクリクリで本当にお人形さんみたいです。
厳しく残酷な現実の中で、彼の笑顔だけが癒しでした。

そして、アカデミー賞主演男優賞を受賞したロベルト・ベニーニ。
恋にも生き抜く為にも全力でふざける彼の姿に感動しました。
これを理解出来なかった昔の自分をぶん殴ってやりたいです。

ずっと苦手意識があり見直すのに時間がかかりましたが、今回勇気を出してみて良かったです。
これからもどんどん見直していきたいと思います。

アカデミー賞主演男優賞受賞作品。
鑑賞日 2021.11.09

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spink.gif ライムライト(1952)   アメリカ  白黒
  LIMELIGHT  [137分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 チャールズ・チャップリン
出演者 チャールズ・チャップリン   (カルヴェロ)
クレア・ブルーム       (テレーザ・アンブローズ)
バスター・キートン      (カルヴェロのパートナー)
シドニー・チャップリン    (ネヴィル)
ナイジェル・ブルース     (ポスタント)
ノーマン・ロイド       (ボダリンク)
マージョリー・ベネット    (オルソップ夫人)
ジェラルディン・チャップリン (オープニング・シーンの少女)
ウィーラー・ドライデン    (テレーザの医師)
レオナルド・ムディエ     (カルベロの医師)
コピー 美しきバレリーナに よせる心を秘めて 舞台に散った道化の恋… 
名優の至芸と 愛の名曲でうたい上げる 感動のチャップリン・シンフォニー
(リバイバル時)
あらすじ
人生への絶望から自殺を図った踊り子テリーを救った老道化師カルヴェロは、愛に溢れた笑顔をもって彼女を元気づけた。
今の彼には、かつての栄光はなく、生活も楽ではなかったが、何故かこの少女を見捨てることはしのびなかったのだ。
大切にしているバイオリンさえも質に入れ、彼女の回復を祈るカルヴェロ。
そして彼はそれまで気乗りしなかった舞台にも立つ決心をする。
感想
久しぶりにチャールズ・チャップリンの作品を鑑賞しました。
これで彼の有名な代表作はだいたい見たかな。
時代背景を調べるとかなり大変な時期に作られた作品なんですね。
素顔での出演も新鮮でした。

しかし、ネヴィルがチャップリンの次男とは驚きました。
すごいイケメンな俳優さんだなと思っていたので・・・。
オープニングにも彼の子供たちが出ていて、大規模なホームビデオ化してるのが面白い。

物語は落ち目の道化師が、若い踊り子を再生させるというもの。
生きる気力を失っているテリーにかけるカルヴェロの言葉一つ一つがどれも素晴らしいです。
これは現代の若者たちにも響く言葉だと思います。
時代は変わっても、人生を歩み続ける事は辛いんですよね。
この頃はもっと状況が悪かったでしょうから、そんな中で生きる事への情熱に溢れる言葉たちが輝いて見えました。

一番有名なセリフは、「必要なのは、勇気と、想像力と、そして、少しのお金だけさ。」だと思うのですが、私が好きだったのは 「しかし、死と同じように避けられないものもある。それが人生さ、生きることさ。」です。
このセリフを聞いた時、本当にそうだと凄く納得させられました。
当たり前の事なんだけど”避けられない”という表現が妙にしっくりきたんですよね。

この作品にはこういうきらっと光るセリフが、各所に散りばめられています。
多くはカルヴェロがテリーを励ます言葉でした。
落ち込んでいる人、絶望している人に声をかけるのは難しいですが、カルヴェロはその豊富な経験から色々な言葉を紡ぎだすんです。
だから、テリーは彼をずっと思い続けたのだと思います。
不幸の底から立ち直ったのも、舞台で成功したのも彼の支えがあったからですからね。

しかし、大切な舞台の初日に、また足が動かなくなったと言うテリーを、思いっきり殴ったシーンは笑っちゃいました。
確かに足は動いたけど、そこまで振りかぶって殴らなくても・・・ってくらい殴ってましたもんね。

改めてチャップリンの偉大さを再確認させられました。
彼の作品は子供たちにも見て欲しいですね。
令和の子供たちはどう感じるんだろうとすごく興味があります。
全作品制覇するのは無理そうだけど、出来るだけ多くの作品を見たいと思います。
鑑賞日 2021.04.14

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spink.gif ライラの冒険 黄金の羅針盤(2007)   アメリカ
  THE GOLDEN COMPASS  [112分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ファンタジー/アドベンチャー/ドラマ
監督 クリス・ワイツ
出演者 ニコール・キッドマン     (コールター夫人)
ダコタ・ブルー・リチャーズ  (ライラ・ベラクア)
サム・エリオット       (リー・スコーズビー)
エヴァ・グリーン       (セラフィナ・ペカーラ)
クリストファー・リー     (第一評議員)
トム・コートネイ       (ファーダー・コーラム)
デレク・ジャコビ       (教権の密使)
ベン・ウォーカー       (ロジャー)
サイモン・マクバーニー    (フラ・パベル)
ジム・カーター        (ファー統領)
クレア・ヒギンズ       (マ・コスタ)
ジャック・シェパード     (学寮長)
マグダ・ズバンスキー     (家政婦ロンズデール)
チャーリー・ロウ       (ビリー・コスタ)
ダニエル・クレイグ      (アスリエル卿)
<声の出演>
イアン・マッケラン      (イオレク・バーニソン)
フレディ・ハイモア      (パンタライモン)
イアン・マクシェーン     (ラグナー・スタールソン)
クリスティン・スコット・トーマス (ステルマリア)
キャシー・ベイツ         (ヘスター)
コピー その針は教えてくれる。
あらすじ
われわれの世界と似ているけど多くの点で異なるパラレルワールドの英国オックスフォード。
その世界では人々は、それぞれの心が動物の姿で具現化したダイモンと呼ばれる守護精霊と片時も離れず行動を共にしている。
幼い頃に両親を亡くし、オックスフォード大学のジョーダン学寮に暮らす12歳の少女ライラも“パンタライモン”というダイモンと常に一心同体。
粗野で好奇心旺盛なライラは周囲の大人を困らせるほど元気いっぱいなお転婆娘。
そんな彼女の叔父、アスリエル卿はこの世界を支配する“教権”がひた隠しにするダストと呼ばれる謎の粒子の秘密を解明すべく北の地へと探検に向かう。
感想
壮大な世界観の作品が見たくて、まだ見ていなかったこちらの作品を見てみました。
こういうファンタジックな作品には、人間の美を超越したニコール・キッドマンが良く似合います。

主演のライラ役ダコタ・ブルー・リチャーズちゃんも、好奇心旺盛な気の強いライラにピッタリでした。
学長からもらった黄金の羅針盤を頼りに、友人を助ける為、冒険に挑むライラ。
特別な子だけあって色々な大人たちに助けてもらいます。
急に魔女が出てきたりして、原作を読まないと分からない所もありましたが、だいたいは理解できました。

話せる熊イオレクの迫力が凄くてカッコ良かったです。
路地裏で飲んだくれてた彼を、本来の姿に戻してあげたら、思った以上に素敵でした。
あんなに力のある彼でも国を追われてしまうなんて、敵の卑劣なやり方が腹立ちますね。

なので、敵との直接対決は小気味良かったです。
武器などは使わない力と力のぶつかり合い。
心も優しい彼が王になれば、もっと良い国になるでしょう。

無事に友人たちを助けたライラ。
両親の秘密や自分の背負った運命など、まだまだ謎が多いまま終わってしまいました。
2022年の現在も続編は出来ていないみたいですが、一応3部作なのかな。
続きが出たら見てみたいと思います。
鑑賞日 2022.07.30

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spink.gif 楽園(2019)   日本     [129分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス/ドラマ
監督 瀬々敬久
出演者 綾野剛   (中村豪士)
杉咲花   (湯川紡)
佐藤浩市  (田中善次郎)
村上虹郎  (野上広呂)
片岡礼子  (黒塚久子)
黒沢あすか (中村洋子)
根岸季衣  (藤木朝子)
石橋静河  (田中紀子)
柄本明   (藤木五郎)
コピー ひとすじの光を君にみた――
あらすじ
田園が広がるとある地方都市。
ある日、地域の顔役である藤木五郎の孫娘:愛華がY字路でこつ然と姿を消す事件が起きる。
必死の捜索もむなしく、愛華が発見されることはなかった。
それから12年後。
愛華の親友でY字路で別れる直前まで一緒だった湯川紡は、いまだに罪悪感を拭えずにいた。
彼女はひょんなことから地元の青年:中村豪士と知り合い、心を通わせていく。
ところがある夜、再びY字路で少女の失踪事件が発生し、住民たちは12年前にも怪しまれた豪士への疑 いを強めていく。
感想
聞いたことある事件が2つも織り込まれてて、何とも言えない嫌な気持ちになりました。
ひとつが私の地元の近くであった事件だから余計になんですけど・・・。
田舎のドス黒い部分を見せつけられて、結構落ち込みました。

自然が沢山ある田舎って都会の人からしたら魅力的なのかもしれないけど、田舎育ちの私からしたらもう帰りたくない場所ですからね。
人が少なくて人間関係が濃いと、煩わしい事も多くて逃げ出しました。

そんな場所でこんな事件が起こったら最悪ですよ。
まさにそれを映画にした作品で、終始気分が悪かったです。

被害者家族の方はお気の毒ですけど、だからって紡に対して会う度に嫌味を言うおじいさん、どうなんですか?
そりゃ東京に逃げ出したくなるよ。
紡が可哀想でこちらまで落ち込みました。

この作品は前半誘拐事件、後半村八分事件という構成です。
短編小説2つを描いたので、このような形になったのですね。
気分の落ち込む事件は1つで十分でしょう。
どうして2つも入れたの・・・。
しかもとびっきり濃いヤツ2つ。

世の中には顔を背けたくなる事件が多発してます。
そこには胸糞悪い背景があって、最悪な結末に終わった残酷さがあります。
それを丁寧に見せられるって辛いんですね。
すごく実感しました。
二度は見たくありません。

小説原作作品。
鑑賞日 2020.09.20

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spink.gif 羅生門(1950)   日本     [88分]  白黒
管理人評価   ★★★
ジャンル 時代劇/ドラマ
監督 黒澤明
出演者 三船敏郎  (多襄丸)
京マチ子  (真砂)
志村喬   (杣売)
森雅之   (金沢武弘)
千秋実   (旅法師)
本間文子  (巫女)
上田吉二郎 (下人)
加東大介  (放免)
コピー
あらすじ
都にほど近い山中で、貴族の女性と供回りの侍が山賊に襲われた。
そして侍は死亡、事件は検非違使によって吟味される事になった。
だが山賊と貴族の女性の言い分は真っ向から対立する。
検非違使は霊媒師の口寄せによって侍の霊を呼び出し証言を得るが、その言葉もまた、二人の言い分とは異なっていた。
感想
先日「戦火の勇気」を見た時、「羅生門」からヒントを得たという情報を聞いて見てみたいと思っていた矢先に、BSで放送してくれて運命を感じました。
なるほど〜。
こういうお話だったんですね。

話す相手によって同じ場面が全然違うという点が、ヒントを得た部分ですね。
3人の演じ分けが見事で、それぞれのパターンで印象が全然違います。
多襄丸は常にオーバーアクションなので代わり映えしないのですが。

真砂の豹変ぶりは素晴らしかったです。
女は泣くしか出来ないと言われるくらいオイオイ泣いていたのに、太刀を持った相手に唾を吐くとは!!!
その豹変ぶりに触発された男二人が、真砂の言う通り切り合いを始めてしまいます。
強そうに見えて、男は女の手のひらで転がされているものなのですね。

あと、霊媒師の演技も見応えありました。
本当に憑依しているように見えましたよ。
証人として死人を霊媒師に憑依させて話させるとは、昔はすごい事がまかり通っていたんですね。

音楽がまた効果的で、ボレロのような音楽が緊張感を高めてくれます。
大雨の音も追い立てられるような緊張感を保つのに使われているようです。

急に出てきた赤ちゃんはいつからいたんでしょうか。
あまりにも予想外の展開で、呆気に取られてしまいました。
嘘まみれの世界に差し込む一筋の希望。
それを赤ちゃんに託したのかな。
最後の木こりの表情は、柔らかく優しいもので、赤ちゃんがもたらした効果が、手に取るように分かりました。

今回、デジタル完全版で見たので、映像はとても綺麗でした。
昔の名作が綺麗な映像で見れるのは嬉しいです。

ヴェネチア映画祭金獅子賞受賞作品。
鑑賞日 2018.05.22

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spink.gif ラスト・アクション・ヒーロー(1993)   アメリカ
  LAST ACTION HERO  [131分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/ファンタジー
監督 ジョン・マクティアナン
出演者 アーノルド・シュワルツェネッガー (ジャック・スレーター)
オースティン・オブライエン    (ダニエル・マディガン)
アンソニー・クイン        (ビバルディ)
F・マーレイ・エイブラハム    (ジョン)
チャールズ・ダンス        (ベネディクト)
ロバート・プロスキー       (ニック)
アート・カーニー         (フランク)
トミー・ヌーナン         (リッパー)
マーセデス・ルール        (アイリーン・マディガン)
フランク・マクレー        (デッカー)
コピー 「T2」から2年。この夏、
シュワルツェネッガーが、やる!
1993年夏――ご1名様1回限り有効
あらすじ
映画が好きで、学校をさぼって劇場に通う少年ダニエル。
友人の映写師リックから魔法のチケットをもらい、大好きな映画の新作「ジャック・スレーター4」を見せてもらった。
すると、いきなり映画の中から爆弾が出てきて大爆発!
その拍子に、ダニエルは映画の世界に飛び込んでしまった!
感想
ツッコミ所満載の楽しい娯楽アクションムービーです。
そんなバカな事と自ら自覚しながらも「これは映画だから」というノリでさらっと乗り切ってしまう軽さが好きですね。
ダニエルが「映画の中にいるのに、良い所が見られない!」と言ったのには爆笑でした。

映画の中の人達が自分の事を役者だと知らないのは面白い設定ですね。
カイロの紫のバラ」でもそうだったけど、映画の中の登場人物と会えるというのは、映画ファンの永遠の夢ですからね。
例え本人と会えるとしてもそれは役者個人としてで、映画の役としては会えませんよね。
役者さんもあの役でお願いしますと言われても困るだろうな。(笑)
役の人物と、実際の役者がいるのも「カイロの紫のバラ」と一緒でした。

シュワちゃんはそのままのキャラで、まさにヒーローです!
彼の他にアクションヒーローで納得出きる人はいないだろうな〜。
ちょっととぼけた感じもぴったりですね。

ダニー役の子も可愛かったです。
この頃から映画に関する色んな事を知っていて、映画ファンとしては微笑ましい限りですね。

色んな人がカメオ出演しているのも見所の一つです。
シャロン・ストーンや、「ターミネーター2」の敵役の人がちらっと見切れて行きました。
あの赤い煙は「天国と地獄」へのオマージュなのかな?

監督は「閉ざされた森」を作った人でした。
こんな作品も作ってたのね〜。

最後の黒マントの男はイアン・マッケランか??

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spink.gif ラストエンペラー(1987)   イタリア/イギリス/中国
  THE LAST EMPEROR  [219分]   PG−12
管理人評価   ★★★
ジャンル 歴史劇/伝記
監督 ベルナルド・ベルトルッチ
出演者 ジョン・ローン    (愛新覚羅 溥儀)
ジョアン・チェン   (婉容)
ピーター・オトゥール (レジナルド・ジョンストン)
坂本龍一       (甘粕正彦)
デニス・ダン     (大李)
ヴィクター・ウォン  (陳宝チン)
高松英郎       (菱刈隆)
マギー・ハン     (川島芳子)
コピー 音もなく1万年王朝がゆれている
その時、最後の皇帝わずか3才。
栄華と衰退、巨匠ベルトルッチ監督が
時の流れを止めた。
あらすじ
1950年。満州。
第二次世界大戦の終結による満州国の崩壊と国共内戦の終結により、共産主義国である中華人民共和国の一都市となったハルビン駅の構内。
そこには、沢山の戦争犯罪者たちが集められていた。
そんな中、一人の男が駅のトイレで手首を切って自殺を図る。
かつての中国皇帝:溥儀であった。
感想
昔の華やかな生活と、収容所の生活が交互に描かれていて、溥儀の悲惨な人生がより強調されています。
徳川家もそうだけど、一つの時代が終わる時というのは、実に残酷で非情なものですね。

このスケールの大きさは、正に大作と呼ぶのに相応しい。
とにかくすべてにお金がかかっていると分かる作りで、絢爛豪華な衣装やセット、膨大なエキストラの数、荘厳な音楽など、目でも耳でも楽しませてくれます。

そして、溥儀を演じたジョン・ローが素晴らしい!
今まで当たり前だった事が全てなくなる戸惑いも、迫真の演技で見せてくれます。
ここまでの転落人生は、なかなか演じる機会もないでしょうね。
本当に彼のおかげで、この作品がより良いものになっていると思います。

あと、印象に残っているのが、アヘン中毒になった婉容が、溥儀の満州皇帝戴冠式で、泣きながら花を食べるシーン。
あまりに異様で、とても印象に残っています。

時々出てくるチラエロリズムがすごく効果的に使われているのも特徴ですよね。
すごく生々しくて、堪らなくエロイです。
こういう監督の業は、とても魅力的で惹かれます。

今回は219分のオリジナル全長版を見ました。
昔見た時は吹き替えだったのかな??
全編英語だったのにびっくり。

この時代の事を少しでも知っておいた方が楽しめるでしょうね。
私はちょうど溥儀の弟のドラマ「流転の王妃・最後の皇弟」を見た後だったので、より深く楽しむ事が出来ました。
というか、「ハッピー・フューネラル」を見て、無性にこの作品が見たくなったんですけどね。

アカデミー賞作品賞、監督賞受賞も納得の作品。
何度見ても楽しめる良作です。
鑑賞日 2005.03.08

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spink.gif ラスト・オブ・モヒカン(1992)   アメリカ
  THE LAST OF THE MOHICANS  [112分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 歴史劇/アクション/ドラマ
監督 マイケル・マン
出演者 ダニエル・デイ=ルイス    (ナザニエル・ポー)
マデリーン・ストー      (コーラ・マンロー)
ジョディ・メイ        (アリス)
ラッセル・ミーンズ      (チンガチクック)
スティーヴン・ウォディントン (ヘイワード少佐)
エリック・シュウェイグ    (アンカス)
ピート・ポスルスウェイト   (ビームス大尉)
パトリス・シェロー      (モントカーム将軍)
ウェス・ステューディ     (マグア)
テリー・キニー        (ジョン・キャメロン)
トレイシー・エリス      (アレクサンドラ・キャメロン)
コルム・ミーニイ       (アンブローズ少佐)
コピー 命は愛のためにある。
あらすじ
1757年、イギリスとフランスがアメリカで戦ったフレンチ・インディアン戦争のさなか。
コーラとアリスの姉妹は、イギリス軍指揮官の父マンロー大佐の元に向かっていたところを、フランス軍と同盟しているヒューロン族のマグアに襲撃される。
そこを救ったのが、モヒカン族首長のチンガチェックと2人の息子アンカスとナザニエルである。
ただし、アンカスは実の子だが、ナザニエルは白人の養子であった。
3人は姉妹を父のいる砦に送っていく事にする。
感想
なかなか見応えのある作品でした。
イギリスとフランスがアメリカで戦争をしていたとは初めて知りました。
そして、地元のインディアンたちを義勇兵として、招集していたのですね。

そんな最前線に何故か現れた姉妹。
父からの危険を知らせる手紙が届かず、最前線までやって来てしまったのでした。

いつも線の細い役が多い印象のダニエル・デイ=ルイス
今回はその細マッチョぶりを遺憾なく発揮し、2歳から森で育ったインディアンという役を演じています。

大佐の娘コーラを演じたのは、品のある美人マデリーン・ストー
男だらけの戦場で彼女たちだけが癒しでした。
クラシカルなドレスも良く似合ってましたね。

砦を受け渡し敗走するイギリス軍を襲うヒューロン族のマグアたち。
銃撃や斧での打撃で交戦する様子は、かなり迫力がありました。
こんな混乱の中で女性を守りながら戦うのは至難の業です。

最後も色々な駆け引きがあり、一筋縄ではいかない為、ハラハラさせられました。
村の長の言う事は絶対という時代だと痛感させられます。
インディアンたちはこうして厳しいアメリカを言う土地で生き抜いて来たんですね。
鑑賞日 2022.03.22

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spink.gif ラストキング・オブ・スコットランド(2006)   アメリカ/イギリス  R−15+
  THE LAST KING OF SCOTLAND  [125分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/サスペンス
監督 ケヴィン・マクドナルド
出演者 フォレスト・ウィテカー   (イディ・アミン)
ジェームズ・マカヴォイ   (ニコラス・ギャリガン)
ケリー・ワシントン     (ケイ・アミン)
ジリアン・アンダーソン   (サラ・メリット)
サイモン・マクバーニー   (ストーン)
デヴィッド・オイェロウォ  (ジュンジュ医師)
アダム・コッツ       (デヴィッド・メリット )
スティーブン・ルワンギエジ (ジョナ・ワスワ)
アビー・ムキービ      (マサンガ)
コピー 何よりも恐ろしいのは、人間の本性
あらすじ
スコットランドの医学校を卒業したニコラス・ギャリガンは、父への反発と冒険心に動かされ、ウガンダのムガンボ村にある診療所へとやって来た。
それはちょうど、軍事クーデターによってイディ・アミンが新大統領となった直後のことだった。
ニコラスはアミンの演説を聞いて、そのカリスマ性に強く惹きつけられる。
そして偶然にも、ケガをしたアミンを救ったことからアミンに気に入られ、彼の主治医に抜擢される。
感想
いや〜、心底恐ろしい話だと思いましたね。
実在の独裁者ウガンダのアミン大統領のお話です。
あまりに惨い内容なので、こういう青年医師がいたら嫌だなと思いましたが、彼は架空の人物のようで安心しました。

しかし、アミンが大量虐殺していたのは事実なので、映画には出来ないようなおぞましい事件が多々ある事でしょう。
それを想像出来る内容に結構ダメージを受けました。

優秀な医師である父への反発から、ウガンダにやって来た青年医師ニコラス。
結構やんちゃな彼は、派遣先の人妻に手を出したり、大統領夫人に手を出したりと、自業自得な面もあるんです。
まだまだ世間知らずで自制心の弱い彼ですが、関わった相手が悪過ぎました。
極悪非道なアマンの優しい面に油断したニコラス。
絶対に悪い事が起きる展開しか見えず、軽率な行動にハラハラさせられました。
最後の拷問なんて見てられませんでしたよ。
しかし、救いのある最後で良かったです。

そして、アカデミー賞主演男優賞受賞したアミン役のフォレスト・ウィテカー
彼のいつ爆発するか分からない不気味さが、常に緊張感ありましたね。
血走った目で激怒する彼の迫力に圧倒されます。
これは納得の受賞です。

最初は正義感や使命感でクーデターを起こすものの、いざ国のトップになったら独裁者になるというのはお決まりの事。
常に命を狙われている極限の状態では、思った通りに国を動かすというのは難しいのかもしれません。
そこを主治医という観点から見て描いたのは、なかなか良かったのではないかと思います。

残酷で辛いシーンも多いですが、テンポ良く見応えある内容で、映画としてはなかなかの出来でした。
人間的に未熟ながらもニコラスが魅力的な人物だったのも好感持てました。

アカデミー賞主演男優賞受賞作品。
鑑賞日 2022.08.06

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spink.gif ラストコンサート(1976)   日本/イタリア
  DEDICATO A UNA STELLA  [94分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ロマンス/音楽
監督 ルイジ・コッツィ
出演者 リチャード・ジョンソン (リチャード・ラスキー)
パメラ・ヴィロレッジ  (ステラ)
リカルド・クッチョーラ (ステラの父)
マリア・アントニエッタ (シモーヌ)
コピー だれかに生きる勇気を与えたとき、天使って涙を流すのですね…
あらすじ
病院で父親の役をさせられた事で知り合ったステラとリチャード。
ステラは白血病を患い、余命いくばくもないという状況だった。
彼女に懐かれたリチャードは、一晩泊めてあげる事に。
そして、彼女の父親を捜す旅に付き合う事にした。
感想
良い話じゃないですか。
後半はぐぐっと一気に引き込まれました。

しかし、残念なのはステラを演じた女優さんです。
はっきり言うと、大根過ぎて目も当てられません。
見た目がどう見てもおばちゃんで、17歳って言われても納得できません。
でも、やる事はガキなので、そのギャップに苦しませられるんです。
これが最後まで改善されず、感情にストップがかかってしまいました。

お話は二人が結ばれた所から、一気に良くなっていくんです。
ウェディング・ドレスも花の付いた可愛らしいドレスで微笑ましい。
二人の関係も素敵だし、残り短い人生をすべてリチャードにかけたステラには、すごく感動しました。

でも、女優さんが残念で評価が上がりません。
本当は★2つにしたいけど、脚本が良かったので★3つにしときます。
女優さんが良かったら、4つくらいつけたかもしれないだけに、ただただ残念です。
鑑賞日 2006.07.07

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spink.gif ラスト・サムライ(2003)  アメリカ
  THE LAST SAMURAI  [154分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/時代劇
監督 エドワード・ズウィック
出演者 トム・クルーズ      (ネイサン・オールグレン大尉)
ティモシー・スポール   (サイモン・グレアム)
渡辺謙          (勝元盛次)
ビリー・コノリー     (ゼブロン・ガント軍曹)
トニー・ゴールドウィン  (ベンジャミン・バグリー大佐)
スコット・ウィルソン   (スワンベック大使)
真田広之         (氏尾)
小雪           (たか)
小山田シン        (信忠)
中村七之助        (明治天皇)
池松壮亮         (飛源)
菅田俊          (中尾)
福本清三         (寡黙なサムライ)
原田眞人         (大村)
コピー
あらすじ
19世紀末。
かつて南北戦争の英雄と呼ばれたネイサン・オールグレン大尉は、戦争の残酷さに押しつぶされ、今では心のない抜け殻のようになり、酒浸りの日々を過ごしていた。
そんな彼が、近代化を目指す日本政府に軍隊の教官として招かれる事になった。
日本にやって来たネイサンは、さっそく徴収された日本兵たちの訓練を引き受ける。
その後、まだ統率も取れていないのに出陣しろと言われたネイサンたちの隊は、刀一本で戦う侍:勝元盛次の隊にあっさりと負け、ネイサン自身も敵の手に捕らえられてしまった。
感想
劇場で泣くと鼻が詰まってズルズルとうるさくしてしまうので、周りに迷惑をかけないようにするのが大変です。
この作品でも泣いてしまって、かなりズルズルしてしまいました。(^_^;)

始めは勝元の息子が身を呈して敵につっこむ所で泣き、次にたかの息子がネイサンに「行かないで」と言う所で泣き、そして最後の合戦で大泣きという流れですね。
特に最後の合戦はすごい迫力で、監督の「グローリー」を思い出しました。
まだ行くのか!そこまでするのか!という感動ですね。
馬に跨り、颯爽と敵に立ち向かう戦う男たちが、最高にカッコ良かったです。

やっぱりエドワード・ズウィック監督の作品は感動作が多いですね。
今回はちょっとうん??と首をかしげる所もありましたが、全体的にはかなり満足出来ました。
外国人が作った日本が舞台の映画にしては、日本人が見てもそんなに違和感はない(全然じゃない所がミソかな…)です。
って言うか今までで一番まともな作品でしょうね。
日本と言う国が、とても綺麗に描かれていました。

俳優ではやっぱり渡辺謙が最高です。
これはアカデミー賞狙えるかもしれないですね〜。
トム・クルーズより彼の方が強く印象に残りました。

最後なんか号泣しちゃいましたよ〜。
ええ芝居や〜!!の雄叫びが出ました。

しかし、明治天皇は頂けなかったな〜。
天皇らしい神々しさって言うか、重みが足りないんですよね。
それが狙いなのかな?
これにはちょっと引いてしまいました。
それ以外に、あともう一箇所おかしいな??と思う所があるのですが、それは下のネタばれの所に書きますね。

予想通りの素晴らしい作品で、とっても嬉しかったです。
ただ残念なのは、ちょっとトイレに行ってる間に大事な所を見逃した事ですね。
帰ってきたら忍者がうようよいるシーンで、ちょっと流れが分からなくなっちゃいました。(^_^;)
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します

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spink.gif ラスト・ショット(2004)   アメリカ
  THE LAST SHOT  [93分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル 実話/コメディ
監督 ジェフ・ナサンソン
出演者 マシュー・ブロデリック    (スティーヴン・シャッツ)
アレック・ボールドウィン   (ジョー・ディヴァイン)
トニ・コレット        (エミリー・フレンチ)
トニー・シャルーブ      (トミー・サン)
キャリスタ・フロックハート  (ヴァレリー・ウェストン)
ティム・ブレイク・ネルソン  (マーシャル・シャッツ)
レイ・リオッタ        (ジャック・ディヴァイン)
バック・ヘンリー       (ロニー・ボスコ)
コピー 劇場未公開
あらすじ
1985年、12月。ヒューストン。
FBI捜査官のディヴァインは、このまま地方にいてはダメだと悟り、兄に頼んでプロヴィデンスへと移る事にした。
3か月後、マフィアのボスを暗殺した犯人を捕まえる為、おとり捜査で映画を作る事になったディヴァイン。
しかし、この映画製作がめちゃくちゃで、捜査どころではなくなってしまう。
感想
期待してなかったのに、結構面白かったです。
しかし、これが実話とは驚かされますね。
正に事実は小説より奇なり。です。

役者さんがイキイキしていて雰囲気がとても良いんです。
今までマシュー・ブロデリックの情けない役は、正直苦手な部分も多かったけど、この役はお人好しさに好感が持てました。

オープニングから凝りに凝っていて、これから始まる物語に期待を持たせてくれます。
キャストの名前が机の傷だったり、椅子の模様だったり、ギブスのいたずらだったり。
素直にすご〜い!と感激したままスタート。
すんなりこの世界に入り込むことが出来ました。

エミリー役のトニ・コレットが、安定の上手さを発揮!
レストランでお〇っこしちゃうのすごかったな。(汗)
自殺のシーンも思わず力が入ってしまったし、何度も上手いな〜とうならされました。

何といっても、この作品の間がすごくツボなんですよ。
ボケの後に入るFBIの人の無表情とか、エミリーに圧倒された二人の行動とか。
その度にクスクス笑ってしまいました。

これだけ膨らませておいて、ファーストシーンしか撮れてないとはね〜。
2人でそのシーンを見る所が良いな。
本当はこうやって見る予定だったもんね。
最後の最後まで笑いが散りばめてあって、「あ〜面白かった!」と素直に思える作品でした。

実話が基になっているから、その情報が知りたかったのに全然ないんですよね。
こんなに豪華キャストで面白いのに残念です。

出番は少なかったけど、いつも可愛い犬を人質に取るヴァレリーが好きでした。
鑑賞日 2005.05.02

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spink.gif ラストベガス(2013)   アメリカ
  LAST VEGAS  [105分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ
監督 ジョン・タートルトーブ
出演者 マイケル・ダグラス        (ビリー)
ロバート・デ・ニーロ        (パディ)
モーガン・フリーマン       (アーチー)
ケビン・クライン        (サム)
メアリー・スティーンバージェン  (ダイアナ)
ジェリー・フェレーラ       (ディーン)
ロマニー・マルコ         (ロニー)
ロジャー・バート         (モーリス)
ジョアンナ・グリーソン      (ミリアム)
マイケル・イーリー        (エズラ)
ブレ・ブレア           (リサ)
コピー 大人の遊びを見せてやる!
58年の友情で結ばれた、チョイ悪オヤジ4人組の
「最後」のゴージャス・パーティー!?
あらすじ
ビリー、パディ、アーチー、サムは悪ガキ時代からの大親友4人組。
ある日、4人の中で唯一独身を貫いていたビリーが、若い恋人とついに結婚を決意。
ラスベガスで独身最後のバチェラー・パーティーをしようと他の3人に久々の招集をかける。
感想
超豪華な4人の俳優さんが勢ぞろいした作品です。
この豪華さならシリアスな大作が撮れそうなのに、贅沢にコメディを作るというのが、ハリウッドらしい遊び方です。

愛妻ソフィーの葬儀に来てくれなかった事を根に持ち、ビリーに冷たくあたるパディ。
そんなソフィーは、ふたりの愛する人だったのです。
彼女の心は彼女にしか分からないけど、パディの言うように誰かに言われたからって、好きな人は変えられないですよね。
一緒に歩んだ数十年がそれを証明しています。

そんなビリーが本当の愛に目覚めるのが、2日では早過ぎる気がしますが・・・。
恋に落ちる時はそんなものかもしれません。
仕返しにプールに突き落とされたのには笑いました。

妻から一夜の遊びはOKと許可をもらったサム。
しかし、いざとなると妻の事が一番と気付いてしまうんです。
それまでイケイケだっただけに、拍子抜け感が半端なかったです。

発作が起きる危険をかかえたアーチー。
心配する息子に嘘をついてラスベガスに来たのに、GPSで居場所がバレちゃいましたね。
近くの教会にいると思った父が、遠いラスベガスにいると知った息子の驚きようが見たかった!
心配も分るけど、楽しい時間も大切ですよね。
良い機会になって良かったです。

贅沢な面子がコミカルな演技でも魅せてくれるコメディでした。
皆、さすがに年を取りましたね。
でも、そこも笑いに昇華して、楽しませてくれるなんて素敵です。
鑑賞日 2023.08.27

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spink.gif ラスト・ボーイスカウト(1991)   アメリカ
  THE LAST BOY SCOUT  [105分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション
監督 トニー・スコット
出演者 ブルース・ウィリス   (ジョー・ハレンベック)
デイモン・ウェイアンズ (ジミー・ディックス)
ハル・ベリー     (コリー)
チェルシー・フィールド (サラ・ハレンバック)
ノーブル・ウィリンガム (シェルドン・マルコーネ)
テイラー・ネグロン   (マイロ)
ダニエル・ハリス    (ダリアン・ハレンバック)
ブルース・マッギル   (マイク・マシューズ)
コピー こいつは、また命の限界を越える!
あらすじ
しがない私立探偵のジョー・ハレンベックは、昔身を呈してカーター大統領の命を救った事もある元シークレット・サービスだ。
しかし今では、妻子から軽蔑されるほど落ちぶれて、負け犬人生を送っていた。
一方、元プロフットボール選手のジミー・アレクサンダー・ディックスは、賭博でフットボール界を追い出され、妻も子も亡くして麻薬に溺れながら負け犬人生を送っていた。
そんな中、ジミーの恋人でダンサーのコリーの身辺警護を、仕事仲間がジョーの元へ持ち込んできた。
その後、女房のサラと密通していた仕事仲間は、ジョーの家の前で車ごと爆死。
コリーの警護に就いたジョーも何者かに襲われ、コリーは何者かに殺されてしまう。
いま、二匹の負け犬が共通の敵に向かってがっちりとスクラムを組み、強力なチームになった。
感想
ブルース・ウィリスのアクションは、これでもかってほど殴られて、顔もボコボコです。
見てるこちらも思わず顔を背けるくらい。
でも、やられてもやられてもへこたれないのが彼の特徴ですかね。

一方、ハル・ベリーはあっさり殺されてビックリです。
しかも、セクシーダンサー役。
こんな役もやっていたんですね。

コリーが殺されて、自然とタッグを組むことになったジョーとジミー。
荒らされていたコリーの家から、大物政治家とアメフトオーナーの会話が録音されたテープを見つけ、事件に巻き込まれてしまいます。

何度も殺し屋から襲われ、何度も警察の世話になる二人。
全部ジョーの仕業にしようと企む奴らの陰謀で、警察にマークされるジョー。
最後は、娘のダリアンまで巻き込んで、大騒ぎになりました。

このダリアンが口の悪いクソガキなんですよね。
彼女の言葉を聞いてるだけで腹が立ってきます。
それもこれもジョーたち夫婦が仲悪いからなんですけど、あまりに酷くて可愛いとは思えませんでした。

最後、オーナーの家が爆発して大笑いしてましたけど、そんな感じで良いんですか!?
少なくても私は笑えませんでした。

まあ、負け犬だった二人が、人助けして悪を成敗したってお話です。
こういう作品は、男性の方が楽しめるでしょうね。
鑑賞日 2018.05.10

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spink.gif ラストマン・スタンディング(1996)  アメリカ
 LAST MAN STANDING   [101分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション
監督 ウォルター・ヒル
出演者 ブルース・ウィリス         (ジョン・スミス)
クリストファー・ウォーケン     (ヒッキー)
ブルース・ダーン          (エド)
デイヴィッド・パトリック・ケリー  (ドイル)
カリーナ・ロンバード        (フェリーナ)
アレクサンドラ・パワーズ      (ルーシー)
コピー 誰が最後に残るのか?
7秒で13人=0.5秒のエクスタシー
あらすじ
二大マフィアが対立する街に一人現われたジョン・スミス。
イタリア系マフィア流の歓迎を受け、車をめちゃめちゃにされたジョンは、マフィアのアジトに殴りこみに行く。
そこで銃の腕を見込まれ用心棒として雇われる。
感想
黒澤明監督の「用心棒」をハリウッドリメイクした作品です。
「用心棒」は未見ですが、かなり楽しめました。

2つのマフィアの間を行き来して金を稼ぐ腕利きの用心棒を、ブルース・ウィリスが熱演しています。
久しぶりに二枚目の役を見たような気がするな。
(ダイハードもかっこよかったけど…)

うまくいきすぎると思ったけど、結果的に彼の目論み通り事が運んでスカッとしました。
これは「用心棒」も見ないといけないな…。

リメイク作品。

《関連作品》
オリジナル「用心棒(1961)」日本
鑑賞日 2002.11.09

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spink.gif ラストミッション(2014)   アメリカ
  3 DAYS TO KILL  [115分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/サスペンス
監督 マックG
出演者 ケビン・コスナー      (イーサン・レナー)
アンバー・ハード      (ヴィヴィ)
ヘイリー・スタインフェルド (ゾーイ)
コニー・ニールセン     (クリスティン)
リヒャルト・サメル     (ウルフ)
トーマス・レマルキス    (アルビノ)
マルク・アンドレオーニ   (ミタット)
ブルーノ・リッチ      (グイド)
コピー 職業、スパイ。
弱点、16歳の娘。
あらすじ
ベテランCIAエージェントのイーサンはある日突然、余命数ヵ月と宣告されてしまう。
そこで危険な仕事から足を洗い、残された時間を別れた家族と過ごしたいと願い、パリへと向かう。
ところが、思春期の娘ゾーイとの溝は深まるばかり。
そんな時、女エージェントのヴィヴィが延命を可能にする試験薬をエサに新たな仕事を持ちかける。
ターゲットは世界の命運を左右する超大物テロリスト。
こうして、困難な暗殺計画に臨む凄腕エージェントと、良きパパとなり娘の信頼を勝ち取るために奮闘するパパという、2つの顔を同時に遂行するという過酷なミッションに挑むことになった。
感想
リック・ベッソンの原案・脚本なんですね。
どうりでテンポが心地良いわけだ。

アクションも爆風を受けて意識が朦朧とする映像とか、自分が疑似体験しているような感覚になるので、臨場感が半端ないです。
でも、いざとなるといつもこのパターンだったので、最後らへんは飽きてました。

娘との交流は、どのエピソードも良かったです。
これまでの時間を取り戻すかのように、娘に寄り添う普通のパパの姿と、冷酷で残酷な暗殺者の顔。
惨い尋問のさなかに娘からの電話に出るとか、人質にパスタのレシピを聞くとか。
このギャップにやられました。

特に自転車の練習をするエピソードが好きでした。
ゾーイも良い子だから、余計に微笑ましいんですよ。

ケビン・コスナーがカッコ良かったです。
イケメンは年をとってもスーツを着ると決まるね。
惚れ惚れするほど似合ってました。
鑑賞日 2017.06.06

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spink.gif ラストレター(2019)   日本     [120分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス/ドラマ/ミステリー
監督 岩井俊二
出演者 松たか子     (岸辺野裕里)
広瀬すず     (遠野鮎美/遠野未咲(回想)
庵野秀明     (岸辺野宗二郎)
森七菜      (岸辺野颯香/遠野裕里(回想)
小室等      (波戸場正三)
水越けいこ    (岸辺野昭子)
木内みどり    (遠野純子)
鈴木慶一     (遠野幸吉)
豊川悦司     (阿藤陽市)
中山美穂     (サカエ)
神木隆之介    (乙坂鏡史郎(回想)
福山雅治     (乙坂鏡史郎)
コピー 君にまだずっと
恋してるって言ったら
信じますか?
あらすじ
図書館司書の岸辺野裕里。
彼女は姉:未咲の葬儀の場で、彼女の娘:鮎美から未咲宛てに届いた同窓会の案内と、未咲が鮎美に残した手紙の存在を告げられる。
後日、姉の死を知らせるために出席した同窓会で、姉と勘違いされてしまい、スピーチまでしてしまう裕里。
さすがに気まずくて途中退席彼女は、バス停に追いかけてきた初恋の相手で今は小説家をしている乙坂鏡史郎と再会する。
感想
身近な土地でのお話で、馴染みのバス、馴染みの地名が出て来て、親近感を覚える作品です。
監督が仙台市出身なんですね。
知りませんでした。

同窓会で姉妹を間違えられる程似ているってあるのかな??とは思いましたが、やはり関係のあった人はさすがに分かっていましたね。
それなのに黙って文通するなんて意地悪な人です。

彼女をモデルに小説を書くほど惚れ込んでいたのに、何故別れたのでしょうか。
フラれたような事を言っていましたが、あまり詳しくは描かれていませんでしたよね。
他の男と駆け落ちのように結婚したというのが理由でしょうか。
きちんと別れた後でじゃないと、さすがに年賀状は出せませんよね。
なので、そこだけ気になりました。

美しい姉妹の娘たちが、学生時代の姉妹に瓜二つなのは神秘的ですよね。
古びた校舎から彼女たちを見たら、自分がタイムスリップしたような気がしたでしょう。
その演出は素敵だと思いました。

令和の時代にアナログな文通がテーマになるのが新しいです。
LINEだと夫にばれてしまうから、住所を書かずに一方的に手紙を送り、更には義母の先生の住所を借りて文通を続けるという手の込んだ方法。
それくらい初恋の人との再会が嬉しかったんです。

その後、実家の住所を知っている事に気が付いた乙坂が、実家宛てに手紙を送ったから、更に関係は複雑化してしまいます。
実家に住む未咲の娘:鮎美が、手紙に返事を書き始めたのです。
彼女は本の作者だって分かっていたんですね。
もっと早く迎えに来てくれたら・・・これは心からの想いだったでしょう。

とにかくキャストが豪華で、それだけでも見ていて楽しかったです。
最近、福山さんの印象は、湯川教授になっているので、人間らしい役柄が逆に新鮮でした。
鑑賞日 2023.10.02

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spink.gif ラスベガスをやっつけろ(1998)  アメリカ
   FEAR AND LOATHING IN LAS VEGAS   [118分]
管理人評価   
ジャンル ドラマ
監督 テリー・ギリアム
出演者 ジョニー・デップ     (ラウル・デューク)
ベニチオ・デル・トロ   (ドクター・ゴンゾー)
トビー・マグワイア
キャメロン・ディアス
クリスティーナ・リッチ  (ルーシー)
コピー
あらすじ
1971年、ラスベガスにオートレース"ミント400"の取材に来たスポーツ記者デュークと弁護士ドクター・ゴンゾー。
しかし二人は仕事もそこそこに、一流ホテルでドラッグ漬けの日々を送っていた。
フラフラになりながらもラスベガスの街を満喫する二人。
幻覚と現実が入り乱れるジャンキーの視点を覗いてみよう!
感想
かなりハイテンションな作品でした。
普通に見始めると最初から置いてけぼり…。(T_T)
何が何やら、どれが本当でどれが嘘かと思っているうちに先へ先へ行ってしまうんです。
途中でついて行くより流された方が楽だと気が付き、そこからは軽〜く見てました。(笑)

でも、細かい所でかなり笑えます。
まずは、ジャンキー特有の幻覚が面白い!
始めから砂漠にコウモリが飛んでて、それをデュークが蝿叩きで攻撃。
これを真剣な顔つきでやっているから、なお笑えるんです。
そして、その幻覚を見ている男達の行動が面白い!
超キレてる二人の演技は素晴らしいの一言。
完全にイッちゃってるあの目は最高です。
デュークは常にやっさんばりのガニ股歩きだし、ゴンゾーはお風呂で獣になるし…。

一番爆笑したのは、凄く強いドラッグ:アドレノクロムを数滴舐めたデュークの行動。
最初は静かだったので、後ろで大騒ぎしていたゴンゾーに気を取られて気付かなかったのですが、よ〜く見ると「アババババ」とか「ヒーーー!」とか言ってめちゃくちゃラリってるんです。
この演技が出来るのは、業界広しと言えどもジョニー・デップくらいではないでしょうか。(笑)
彼は本当にこういう役がはまります。
ここは見応え有りでした。

でも、目を覆いたくなるようなシーンや、こっちまで気分が悪くなる映像も多いですね。
笑って、気分が悪くなって、また笑って、気分が悪くなっての繰り返し。
これが精神的にも肉体的にも結構疲れました。(-_-;)

スマートな印象のベニチオ・デル・トロが、この役の為に20キロ近くも太ったそうです。
はじめ、すごい出っ張ったお腹は特殊メイクだと思いましたよ!
役者魂ですね〜。

あと印象的なのが、うっすらハゲのヒッチハイカー役トビー・マグワイア。
彼の怯え方がとても良かったです。
っていうか最初誰だか気付かなかったわ…。

話の流れだとか、目的だとかそんな事を考えていた私がバカでした。
この作品には最後に「笑えたからいいか」と思わせるパワーがあります。
でも、もう見たくないんです……そんな作品でした。
鑑賞日 2003.05.13

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spink.gif ラスムスくんの幸せをさがして(1981)   スウェーデン
  RASMUS PA LUFFEN  [105分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ファミリー
監督 オル・ヘルボム
出演者 エリック・リンドグレーン  (ラスムス)
アラン・エドワール     (オスカル)
エミー・ストーム      (ミス・ホック)
パル・スティーン      (グンナル)
レナ・ブログレン      (マルティナ)
コピー どんなにつらい道だって
歌とちょっとの勇気があれば
歩いていける、どこまでも!
あらすじ
スウェーデンにあるヴェステルハーガ孤児院。
ここにいるいたずらっこのラスムスは、自分をもらってくれる大人を探すために孤児院を脱走した。
一晩眠った小屋で、ひょんな事から風来坊のアコーディオン弾きオスカルと出会う。
しばらく、彼と行動を共にし、一緒に当てのない旅に出た。
彼と一緒にいる内に、ラスムスも小銭の稼ぎ方を覚えて行く。
感想
PTA推薦作品という事もあり、ほのぼのしていて良いお話でした。
しかし、途中は退屈であくびが出そうでした。
どうもこういうテンポは苦手ですわ。

でも、でも、やっぱり最後は泣いちゃいましたね。
私なんかは、これは子供ならではの選択だなと思ったんです。
すれた考え方かな。
私だったら……金を選ぶかも。(笑)
という訳で、途中までは★2つと思っていたのですが、最後が気分良いから★一つ増やしました。

ラスムスくん役のエリック・リンドグレーンがとっても愛くるしいです。
サラサラの金髪に、クリクリとした大きな目。将来が楽しみだわ〜。
ははは。
"ラスムス"という名前は、スウェーデン国王と同じだそうです。
名前だけは立派なのね。

そして、彼と旅するオスカル。
彼もなんで肝心なことを隠してたのかね。
ラスムスの将来は、彼と出会った時点で決まっていたようなものじゃないですか。
まあ、そんな事言ったら映画にならないけどね。

彼らが旅の中で歌う歌が面白いですね。
日本語だったら「くだらな〜い」という歌詞でも、スウェーデン語だと立派に聞こえるから不思議です。

ボロは着てても心は錦。
PTAが推薦するだけあって、ちょっと説教臭さもありますが、ピュアな気持ちになりたい時にはおすすめです。
鑑賞日 2004.06.23

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spink.gif ラヂオの時間(1997)   日本  [103分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル コメディ/ドラマ
監督 三谷幸喜
出演者 唐沢寿明  (工藤学)
鈴木京香  (鈴木みやこ)
西村雅彦  (牛島龍彦)
戸田恵子  (千本のっこ)
井上順   (広瀬満俊)
細川俊之  (浜村錠)
奥貫薫   (永井スミ子)
梶原善   (大田黒春五郎)
モロ師岡  (バッキーさん)
田口浩正  (辰巳真)
梅野泰靖  (古川謙十郎)
小野武彦  (野田勉)
市川染五郎 (斎明寺公彦)
遠藤久美子 (一之瀬弥生)
渡辺謙    (大貫雷太)
桃井かおり (中浦たか子)
佐藤B作  (鴨田巌)
宮本信子  (山崎ルミ子)
コピー
あらすじ
生放送のラジオドラマを控え、緊張気味のスタジオ。
初めて書いた脚本が採用された主婦のみやこも、直前のリハーサルを見学していた。
そんな中、突然主演の人気女優が設定を変えたいと文句を言い始める。
困り果てたプロデューサーは、みやこに脚本の書き直しを依頼。
だが他の出演者も口々に不満を漏らしはじめ、メロドラマだった物語は次第にアクションへと変貌してゆく。
感想
三谷幸喜監督の初監督作品です。
笑の大学」はあんまりだったんですけど、こちらは大好きな作品なんです。
今のところ、当たりはずれは五分五分ですね。

とにかくキャラ作りが完璧なのが、三谷作品の特徴と言っても過言ではないでしょう。
皆それぞれに味が合って、もれなく面白いのがすごいです。

どんどん変わっていく脚本。
設定も日本から外国に変わったり、主人公も律子からメアリージェーンへ。
それによって詰めが甘くなり、後へのしわ寄せがものすごい事に!!

こんな混乱の中、腕を見せるのがプロデューサー。
上司の顔色も伺いながら、役者の我儘も聞く。
下からの愚痴も聞きながら、スポンサーにも気を遣う。
時間に追われて切羽詰まっている中で、これだけアイデアが出れば合格でしょう。

ちょい役で豪華な面々が出演していました。
トラックの運転手に渡辺謙、掃除のおばちゃんに宮本信子、警備の人に市川染五郎などなど。

やっぱり群像劇は楽しいですね。
思いがけず地味だった人が飛んで入ってきたりして。(笑)
みやこの旦那さんもちゃっかりジョージとして出演してるし・・・。
SEを手作りする元技術者の警備のおじさんの花火には笑わせてもらいました。

でも、これは「運命の女」じゃないよね。
オリジナルと一緒なのはハッピーエンドだけになってるし。
本当に最後まで楽しめました。
鑑賞日 2006.02.14

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spink.gif 落下する夕方(1998)   日本     [106分]
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス
監督 合津直枝
出演者 原田知世  (坪田リカ)
渡部篤郎  (薮内健吾)
菅野美穂  (根津華子)
国生さゆり (涼子)
大杉漣   (中島)
木内みどり (正枝)
日比野克彦 (重藤)
初瀬かおる (亜紀子)
岡本信人  (和菓子屋の主人)
阿知波悟美 (美容師)
浅野忠信  (弁当屋にいた男性)
中井貴一  (柴田)
コピー 好きになることは、
なんだか哀しい――。
あらすじ
リカは4年間共に暮らした健吾から、他に好きな人ができたと突然別れを告げられる。
健吾が出て行き、ひとりには広い部屋を持て余すリカの元に、健吾が好きになった相手:華子が突然現れ、そのまま住み着いてしまう。
あまりの事に混乱するリカだが、華子は気にする様子もない。
そこへ、華子を求めて健吾もやってくるようになる。
感想
渡部さんを好きになった頃見た作品です。
すっかり忘れていたので、新鮮な気持ちで見れました。

誰にも共感出来なかったけど、リカが優しいのは伝わって来ます。
恋人を取られた相手と一緒に住むなんて、私だったら到底無理な話です。
そこに遊びに来ちゃう健吾も健吾ですよ!
ここで怒っちゃうと自分だけが悪者になってしまうし、仲良くしておけば健吾にも会えるから、嫌だけど我慢してるって始まりですよね。

だけど、華子も魅力的な女性で、まるで猫のように自由気ままに生きている人なんです。
懐いたかと思うとすぐにどこかへ行ってしまう。
飽きたのかと諦めかけると帰ってくる。
嫌な人なら良かったのに、一緒にいると楽しいというのが厄介です。
健吾もそんな華子に惹かれちゃったですよね。

引っ掻き回してぐちゃぐちゃにした後、あっさり去ってしまった華子。
しかし、彼女の存在は、二人の中に強烈なインパクトを残していったのでした。
彼女がいなくなったから元通りという訳にはいかない変化がありましたね。
そのくらい華子は特別な存在でした。

印象に残ったは、リカが健吾を襲うシーン。
積りに積もった感情が爆発して、健吾にぶつけるしかなかったリカ。
しかし、華子が好きなのに、自分の事も受け入れてしまう健吾にビンタ。
健吾にとっては踏んだり蹴ったりだっただろうけど、リカの複雑な感情は理解出来て印象に残るシーンとなりました。

江國香織小説原作作品。

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spink.gif ラッシュアワー(1998)   アメリカ
  RUSH HOUR  [97分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/コメディ
監督 ブレット・ラトナー
出演者 クリス・タッカー       (カーター刑事)
ジャッキー・チェン      (リー捜査官)
エリザベス・ペーニャ     (タニア・ジョンソン)
トム・ウィルキンソン     (グリフィン/ジュンタオ)
フィリップ・ベイカー・ホール (ディール警部)
マーク・ロルストン      (ラスFBI捜査官)
ツィ・マー          (ハン中国領事)
ケン・レオン         (サン)
クリス・ペン         (爆弾犯クライブ)
ジュリア・スー        (スーヤン領事令嬢)
コピー コイツらをハリウッドは待っていた!!
あらすじ
ロサンジェルス在駐の中国領事ハンの娘スー・ヤンが誘拐されるという事件が発生。
ハンは香港からエリート刑事リーを呼び出すが、捜査を進めるFBIにとって彼は邪魔な存在だった。
そこで、彼におもり役を付けて捜査から遠ざけようというものだった。
その役を押しつけられたのがロス市警のお騒がせ刑事カーター。
最初は反目し合っていたリーとカーターだったが次第に二人は結束し、やがて意外な黒幕を突き止めるのだった。
感想
ジャッキーアクションの割には、見せ場がやや少なくて残念です。
銃撃戦よりカンフーの方が見たい方には物足りないかも。
主役が二人なので、見せ場が半分半分になっているのも物足りない原因かな。

でも、やっぱり「1」の方が良いです。
カーターも大人し目でイライラしませんでした。
しかし、苦手なのには変わりなく、最後まで好きにはなれません。

カーターとリーの凸凹コンビも相性抜群。
最初のやり取りが特に好きですね。
英語がわからないと思ってバカにしてるんだけど、ジャッキーは全部分かっていてさらっと反撃。
ここは吹き替えより字幕の方が楽しめそうです。

あと、「How Deep Is Your Love」に合わせて、ダンスや銃の取り方の練習をするシーンはお気に入り。
見ていて思わずリズムをとってしまいます。

一回見た事あると思って見始めたのに、全然知らない内容でした。
最後にはNG集もありますよ。

面白さではちょっと落ちるけど、真面目なアクションとしては普通に楽しめました。
「2」と差をつけたかったけど、★的には同じ2になっちゃいました。

《関連作品》
ラッシュアワー2(2001)
鑑賞日 2005.09.09

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spink.gif ラッシュアワー2(2001)   アメリカ
  RUSH HOUR 2  [90分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/コメディ
監督 ブレット・ラトナー
出演者 ジャッキー・チェン   (リー捜査官)
クリス・タッカー    (カーター捜査官)
ドン・チードル     (ケニー)
ジョン・ローン     (リッキー・タン)
チャン・ツィイー    (フー・リー)
アラン・キング     (スティーブン・レイン)
ロゼリン・サンチェス  (イザベラ・モリーナ)
ハリス・ユーリン    (スターリング)
コピー 全世界待望の続編!
ついにあの最強コンビが帰ってくる!!
あらすじ
休暇を利用して香港に行く事になった刑事ジェームズ。
相棒であるリーに連れられて、マフィアのクラブに入るが、調子に乗って目立ってしまい、お目当てだった爆破犯フー・リーを逃がしてしまう。
人気アクション映画「ラッシュアワー」の第2弾!
感想
最後は良かったのにな〜。
前半があんまりで、ノルのに時間がかかりましたわ。

でも、一般的にダメなものが多い他の「2」ものよりは良いと思います。
今度はNYで「3」も…な感じですね。

ジャッキーのアクションは相変わらずキレてますね〜。
でも、あまりに変わり映えなしなので、ワクワクもしません。
良い意味では安心して見れますね。

そして、相方のジェームズですが、あまりにアホ過ぎてイライラしちゃいます。
こんなにバカで何故刑事になれたんだ…。
そこが面白い所なんでしょうが、個人的にほぼ全てにおいて笑えませんでした。
あれ??「1」の時もこんな奴でしたっけ?
ここまで来ると演じているクリス・タッカーまで苦手になりそうだわ。(汗)

女優陣では、イザベラを演じたロセリン・サンチェスが一番綺麗でした。
大好きなチャン・ツィイーに期待していたのですが、美と言う点では負けてたな〜。
でも、悪役は良かったと思います。
とことん悪い奴で、死に様も見事でした!

この映画、吹き替えには限界がありますね。
英語と中国語なのに、吹き替えだと全部日本語でしょ。
例えば、フー・リーがイザベラに林檎をあげるシーンもあんまり意味がなくなってますよね。
あと、始めのマフィアのクラブでのマイクパフォーマンスも…。

まあ、色々書きましたが、最後は好きなんです。
カジノでのやり取りは面白かった!
爆破ボタンをめぐっての追いかけっことか、女同士の戦いとか。
なのに、なんでもっと前半にも力を入れなかったのかな〜。
もったいないな〜。

エンドロールにはお決まりのNG集もありました!
やっぱりジャッキー、体張ってるね。
銃を上手く出せなかったチャン・ツィイーの笑顔が可愛かった。
今回は厳しい表情ばかりだったから、とっても新鮮でした。

《関連作品》
ラッシュアワー(1998)
鑑賞日 2004.05.26

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spink.gif ラテン・アメリカの旅(1944)   アメリカ
  SALDOS AMIGOS  [43分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/コメディ
監督 ジャック・キニー
ハミルトン・S・ラスケ
ウィルフレッド・ジャクソン
出演者 〈声の出演〉
クラレンス・ナッシュ  (ドナルドダック)
ジョゼ・オリヴェイラ  (ホセ・キャリオカ)
ピント・コルヴィッグ   (グーフィー)
フレッド・シールズ   (フランク・グラハム)
コピー
あらすじ
ディズニーのスタッフが南米に渡り、その風俗をスケッチする実写パートと、そのスケッチから生まれる4つのアニメパートからなる作品。
『ドナルドのアンデス旅行』
『小さな郵便飛行機ペドロ』
『グーフィーのガウチョ』
『ブラジルの水彩画』
感想
ディズニー長編アニメ第6作目だそうです。
ディズニーを制覇しようと決めてから、一覧表を作りましたが、少しずつ埋まっていくのが嬉しいな。

作品は実写とアニメが交互に来る構成で、短編アニメが4本入っていました。
どれもラテン・アメリカの良さが堪能できるアニメでしたね。
新しいアニメを作る為に、実際に旅をしてみて、それをそのままアニメにするって、斬新すぎます。
昔はこういう作風が良くあったのかな??

短い作品なので、あっという間に終わってしまいました。
感想らしい感想が出てこないです。(汗)
まあ、完全制覇の為の一本という事で・・・。

ディズニー長編アニメ第6作目。
鑑賞日 2017.06.26

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spink.gif ラ★バンバ(1987)   アメリカ
  LA BAMBA  [108分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 伝記/音楽
監督 ルイス・ヴァルデス
出演者 ルー・ダイアモンド・フィリップス (リカルド・バレンズエラ)
イーサイ・モラレス        (ボブ・モラレス)
ロザンナ・デ・ソート       (コニー・バレンズエラ)
ダニエル・フォン・ゼルネック   (ドナ・ルドウィック)
エリザベス・ペーニャ       (ロージー・モラレス)
ジョー・パントリアーノ      (ボブ・キーン)
ブライアン・セッツァー      (エディ・コクラン)
ジェフリー・リヴァス       (ルディ)
マーシャル・クレンショー     (バディ・ホリー)
ハワード・ハントベリー      (ジャッキー・ウィルソン)
スティーヴン・リー        (ビッグ・ボッパー)
コピー 恋する人に、兄に、母に、すべての友に、僕の心の歌を贈ろう。
あらすじ
1957年。カリフォルニア。
ロックが大好きな高校生リッチーは、家が貧乏な為、果樹園に住み込みで働く母と暮らしながら、学校へ通っていた。
そんな苦しい生活の中、夢を諦めきれないリッチーは、地元のバーで歌手としてデビューする。
評判が評判を呼び、大手レコード会社からのデビューも決まった。
自分の音楽に自信が持てない彼は、夜の町でマリアッチが唄う民謡“ラ・バンバ”を耳にする。
リッチーは“ラ・バンバ”のR&Rアレンジを思い付き、これが'58年に全米で大ヒット。
一躍彼をスターダムに押し上げる。
感想
まさか、こんな結末が待ってるなんて・・・。
久しぶりにすごいショックな最後で、動揺してしまいました。
何も知らずに見たので、「こんな脚本良くかけるなぁ」なんて思いながら、情報を調べて、またびっくり!
彼が実在の人物で、本当にこんな人生だったなんて・・・。
これには本当に驚きました。

すっかり入り込んで見ていたので、リッチーが成功して、母コニーに新居を買ってあげた時は、素直に感動してしまいました。
自分の息子のように誇らしかったです。

昔は、売れていても新人の扱いはひどかったみたいですね。
リッチーが可哀想で、かなり同情してしまいました。

そんな弟とは違い、荒れに荒れていた兄のボブ。
実子じゃないから余計に疎外感があったのでしょうね。
自分にもかまってほしいという欲求が素直に出せず、荒れた行動につながってしまったようです。
出来る弟がいると、余計に辛いのかも。
最後の電話で「兄弟だからな」と言われた時は、泣きそうでした。

リッチーの見る悪夢が本当に怖かったですね。
あんな事故を見たら、飛行機には乗れませんよ。
しかも、この最後。
あの夢はやっぱり暗示だったのね。
私まで飛行機嫌いになりそうです。(汗)
鑑賞日 2005.04.11

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spink.gif ラブ・アクチュアリー(2003)  アメリカ  PG−12
  LOVE ACTUALLY  [135分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ロマンス/コメディ
監督 リチャード・カーティス
出演者 ヒュー・グラント      (英国首相デヴィッド)
マルティン・マカッチョン  (ナタリー)
リーアム・ニーソン     (ダニエル)
トーマス・サングスター   (サム)
コリン・ファース      (ジェイミー)
エマ・トンプソン      (カレン)
アラン・リックマン     (ハリー)
ハイケ・マカッシュ     (ミア)
ローラ・リニー       (サラ)
ロドリゴ・サントロ     (カール)
キーラ・ナイトレー     (ジュリエット)
マーティン・フリーマン   (ジョン)
ローワン・アトキンソン   (宝石店員)
ビル・ナイ         (ビリー)
ビリー・ボブ・ソーントン  (米国大統領)
コピー 19人が織り成すそれぞれの愛のカタチ――
それはあなたの物語(ストーリー)。
あらすじ
クリスマス直前のロンドン。
誰もが特別な日を前に、色々な準備に追われつつ、幸せな日を迎えようと愛を求める時期。
そんな中での男女19人が織り成す愛にまつわる物語を綴った群像劇。

お茶汲みの秘書に恋をした英国首相の話、妻の死を乗り越え義理の息子の初恋を応援する義父の話、言葉の通じないお手伝いさんに恋をした作家の話などなど。
9つの愛のカタチを同時進行で描く。
感想
劇場に行ってきました。
自称『群像劇愛好家』(笑)である私の期待に、見事に答えてくれた素晴らしい作品です!
イギリス人俳優さんを贅沢に使った豪華なキャストは、さすが言う事なしの完璧さですわ〜。
これだけ登場人物が多いに、全く混乱せずに見れましたからね。
積め込み過ぎず、空き過ぎず、丁度良いバランスで、9つの愛の物語を見せてくれました。

何が良いって、最初の空港のシーンから、すでにうるうる状態です!
再会を喜び合う人々の表情だけで、こちらまで幸せな気持ちになりました。
日本の空港ではあまり見れない光景ですが、そんなお国柄の違いも含めて、素直に良いな〜と思えましたよ。

うるうる系も良かったのですが、小さな笑いがいちいちツボにはまって、常ににやけている状態でした。
今まで気付かなかったけど、私には英国的笑いが合っているのかも…。
特に笑えたのは英国首相の腰振りダンス!
これには爆笑でした!
あと、ローワン・アトキンソンのコミカルな演技もウケタな〜。
空港での粋な活躍もGOODでした。

コミカルかつ雰囲気の良さで印象に残ったのは、首相と秘書のお話ですね。
一国の首相なのに親近感のあるデヴィッドと、首相の前なのに下品な言葉を連発してしまう太めのナタリー。
この二人のキャラが大好きだったので、何をしても微笑ましくて、こちらの恋の展開にも興味深々でした。
あと、デヴィッドがナタリーの家を探して、一軒一軒ドアを叩いていた時、子供達に歌をせがまれて仕方なく歌ってあげた時も笑えましたね。
一緒に歌ったボディガードが予想以上に歌が上手いんですよ。
良い声のボディーガードに驚くデヴィッドの表情は必見です!(笑)

切なくて印象に残ったのは、2年と7ヶ月も片思いしているOL:サラのお話です。
パーティーの後で、大好きなカールに部屋まで送ってもらって、あんなに大喜びしてたのに、やっぱり病気の弟の方を優先してしまうんですね。
これはこれからも変わらないだろうから、仕方ないと言えば仕方ない事ですけどね。
切ないストーリーも良かったのですが、カール役のロドリゴ・サントロが、私の好きなガエル・ガルシア・ベルナル君に似ていたのも印象に残っている一因なんです。
私の目は彼のカッコ良さに釘付けになってました。
こういうタイプに弱いのよね〜。(^_^;)

最後は、初恋の女の子を追いかけて空港内を走りまわるエピソードと、作家が家族を含んだ大人数でレストランにプロポーズに行くエピソードで、泣きそうになりました。
クリスマスに相応しいロマンティックなお話ですからね〜。
女心をくすぐる上手い演出だと思いました。

他にも沢山言いたい事があるのに、書き切れなくて困ってしまいますね。
ここが良い、あそこが良い、って所が盛り沢山でした。
でも一つだけ贅沢を言わせてもらえば、やっぱりこれはクリスマスの時期に見た方が良かったかな〜とは思います。
今思えば、ポルノ映画のスタンド・インのカップルも妙に気になったな〜。(笑)
鑑賞日 2004.03.08

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spink.gif ラブ・アンド・ウォー(1996)   アメリカ
  IN LOVE AND WAR  [116分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 実話/戦争/ロマンス
監督 リチャード・アッテンボロー
出演者 サンドラ・ブロック     (アグネス・フォン・クロウスキー)
クリス・オドネル      (アーニー・ヘミングウェイ)
マッケンジー・アスティン  (ハリー・ビラード)
エミリオ・ボヌッチ     (ドメニコ・カラッチョロ)
イングリッド・レイシー   (エルシー・マクドナルド)
イアン・ケリー       (ジミー・マクブライド)
マーゴット・スタインバーグ (マーベル・ローズ)
タラ・ヒューゴ       (キャサリン)
コピー 二度と会えなくても。
あらすじ
第一次世界大戦中のイタリア。
赤十字記者のアーニーは、上官の指示を無視して、戦場の最前線へと入る。
そこで敵の襲撃に遭い、仲間の軍人たちが重傷を負う。
アーニーも逃げる途中で足を撃たれ病院に運ばれた。
そこで、看護師のアグネスに一目ぼれしたアーニー。
しかし、彼女はなかなか相手にしてくれなかった。
感想
最後がどうなったのかと気になって、かぶりついて見ちゃいました。
戦争物は苦手ですが、こういうロマンスものなら大丈夫です。
また、私の好きな年下の男性との恋という設定もはまって、一気に見れました。

ヘミングウェイのイメージは、いつも不満げな表情の人だったので、こんな青年時代だったのが意外でした。
というか、これが原因だったんですね。

アグネスの裏切りは、純粋だったアーニーにはあまりにも深い傷になったんですね。
まさかの結末で、彼の中にはそんな選択肢は存在すらしてなかったんでしょう。
しかし、その怒りが彼の中の才能を開花させたというのが、何とも皮肉な話です。

切ないラストでしたね。
アーニーのあまりの変わりように、こちらも悲しくなりました。
取り返しのつかない過ち。
もう彼の心は戻ってこないのですね。

アグネスの「愛してる」で揺らぐかと思ったんですけどね。
あんなストレートな告白されたら、ぐっと来ちゃいます。

素敵な恋愛だと思っていたので、このラストは結構重かったです。
男の誇りや威厳が邪魔して許せなかったんでしょうね。
彼はその後も生涯彼女を愛し続けたと聞いて、そんな愛もあるんだなぁと考えさせられました。
鑑賞日 2007.05.25

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spink.gif ラブ&ピース(2015)   日本     [117分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ファンタジー
監督 園子温
出演者 長谷川博己   (鈴木良一)
麻生久美子   (寺島裕子)
渋川清彦    (稲川さとる)
奥野瑛太    (Revolution Qメンバー)
マキタスポーツ (良一の会社の課長)
深水元基    (田中透)
手塚とおる   (科学者)
波岡一喜    (向かいのアパートの住人)
松田美由紀   (松井)
西田敏行    (謎の老人)
<声の出演>
星野源     (PC-300)
中川翔子    (マリア)
犬山イヌコ   (スネ公)
大谷育江    (カメ)
コピー 愛は、激しくて、切なくて、デカい
あらすじ
ロックミュージシャンを目指すも夢破れて、今は楽器の部品会社でしがないサラリーマンをしている鈴木良一。
職場ではいじめられ、想いを寄せる同僚の寺島裕子ともまともに話すこともできない冴えない日々を送っていた。
そんなある日、一匹のミドリガメと出会い、“ピカドン”と名付けて飼い始める。
しかしピカドンが同僚たちに見つかりバカにされた良一は、彼を泣く泣くトイレに流してしまうのだった。
やがて良一はピカドンとの出会いから生まれた新曲が評判となり、念願のメジャーデビューを果たすことになった。
感想
かなり不思議でツッコミ所満載ですが、夢のある面白いお話でした。
地味で駄目でいじめられっ子の男が、ペットの亀に助けられ夢を叶えるお話。
助ける亀は不思議な力を持つ老人から特殊な飴をもらい、主人の夢を叶える度に体が大きくなるんです。

まずはへなちょこないじめられっ子からスーパースターになった良一ですよね。
始めの弱弱しく情けなさMAXの顔の気持ち悪い事!
長谷川博己さんのなりきりぶりが素晴らしいです。
「ラブ&ピース」の歌が売れていくごとに、自信に満ち溢れる表情に変化していくんですよ。
この変貌ぶりも見事でした。

そんな彼を見守る元同僚の裕子。
彼女の扱いがあんまりでしたね。
でも、彼女はどんな状況になっても変わらないというのが重要なんですよ。
それだけにあまり印象に残らないのが残念です。

不思議な力を持つ老人の話も、結構切なくて考えさせられました。
皆1年生ってどういう事だろうと思っていましたが、そういう事でしたか。
どんなに毎年繰り返しても同じように流れてくる物があるというのが深いですよね。
家にも捨てようかなと思ってるものが沢山ありますもん。
子供の成長と共に必要なおもちゃは変わりますからね。

これどう評価したら良いんだろう。
園子温監督作品だから、もっとド派手かと思ったけど、派手なのは最後の特撮くらいですか。
そんなに悪くないけど、期待した程ではなかったな。
まあ、★3つで良いかな。

これ見た後、「ラブ&ピース」の歌が耳から離れないです。
「全力歯ぎしりレッツゴー」もどこかで聴いた事あるな〜。
また歌詞の作り方も面白かった!
「茶」とか「操作」も見事に歌詞にしてて笑いました。
鑑賞日 2020.11.29

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spink.gif ラブ・オブ・ザ・ゲーム(1999)  アメリカ
  FOR LOVE OF THE GAME   [138分]
管理人評価   
ジャンル ドラマ/ロマンス/スポーツ
監督 サム・ライミ
出演者 ケビン・コスナー    (ビリー・チャペル)
ケリー・プレストン   (ジェーン・オーブリー)
ジョン・C・ライリー  (ガス・シンスキー)
ジェナ・マローン    (ヘザー・オーブリー)
ブライアン・コックス  (ウィラー)
コピー 全てはこの日のため---
精いっぱい生きて来た
自分なりのやり方で...
あらすじ
デトロイト・タイガーズのベテランエースピッチャー:ビリー・チャペル。
彼は球団オーナーが変わる事で、トレードさせられるか、引退するかの瀬戸際に立たされていた。
しかも、今日は恋人のジェーンに別れを告げられたばかりで、彼は傷心のまま試合に臨んでいたのだ。
試合中もジェーンとの思い出が走馬灯のように駆け巡る。
古傷も痛みだし、ビリーは最悪な状況で負けられない試合を戦い抜く。
感想
う〜ん、正直面白くないです。
野球とラブストーリーがきっちり半分ずつという作りですが、内容もきっちり半分になってますね〜。(^_^;)
ジェーンとの思い出と野球の試合が交互に描かれていて、その状況で思い出される事が関連しているので、先が読めて新鮮味がありません。
あとスポーツ要素が入っているのも関わらず、ドキドキ感がないってどうなんでしょう。
最悪か…。
野球は大好きなので、結構期待していたのですが残念です。
でもビリーの「雑音は消えろ」という自己暗示で、すっと周りの音が聞こえなくなる所は好きでした。
すごい集中力を持った人って事ですよね。
本当にこれが出来れば怖いものなしです!

気になったのがヘザーのTシャツです。「平和〜」って漢字で書いてありました。
というかまたまたジェナ・マーロンですね〜。
彼女良く見かけるな〜。
演技は上手いし、可愛いから言う事なしですけど、おいしい役ばかりなのでちょっと嫉妬モード…。(笑)
いやいや、好きですよ。
今後の活躍も楽しみです。

ジェーンが戸惑うのは、イライラするけど分かります。
相手が有名人だと身構えてしまいますよね、きっと…。(^_^;)

私が万が一、ユアンと出会って付き合う事になっても(夢のまた夢だな)、やっぱり遊び相手だと思うだろうし…って私じゃ遊び相手にもならないか…。

この作品に入り込めなかった一番の理由は、ビリーが試合中にピッチャーマウンドで独り言を言う所です。
これがおかしくて、引いてしまいました。
確かにこれが無かったら、彼の心の動きも、置かれている状況も、観ているものには分かりません。
だからしょうがないとは思うのですが、私は受け入れられませんでした。(-_-;)
鑑賞日 2003.06.29

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spink.gif ラブ&デス(1997)  イギリス
  LOVE AND DEATH ON LONG ISLAND  [93分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ
監督 リチャード・クウィートニオースキー
出演者 ジョン・ハート        (ジャイルズ・デアス)
ジェイソン・プリーストリー  (ロニー・ボストニック)
フィオナ・ロウイ       (オードリー)
シーラ・ハンコック      (バーカー夫人)
ゴーン・グレインガー     (ヘンリー)
モーリー・チェイキン
コピー 恋は人を少年にする。
あらすじ
堅物なイギリス人作家ジャイルズは、マスコミ嫌いで有名だった。
しかし、友人の誘いもあって初めてラジオに出演する。
そこで話題になった敬愛する作家E・M・フォースターの原作を映画化した『エターナル・モーメント』を観に行くが、彼は間違えて同時上映中の『ホット・パンツ大学2』という低俗な映画を観てしまう。
間違いに気付き会場を出ようとしたその時、彼はスクリーンに映った若いアメリカ人アイドルに目を奪われ動けなくなる。
その後も彼の事が頭から離れず、女子高校生が買うような雑誌を買い、そのアイドル:ロニー・ボストックのきり抜きを集め始める。
感想
最初はかなり面白かったんですけど、物語が進むにつれてあんまり面白くなくなってきました。
というより、最初はコメディかと思う程はじけていたのに、後半はシリアスな恋愛(?)になっていきました。
まあそこが悲しくもおかしい所かもしれませんが、作家先生が大真面目なだけにこちらも寒気が…。(^_^;)

本当に最初は面白かったです。
今までTVもビデオも使った事がないという生きた化石のような人が、突然アイドルのおっかけに目覚め、彼の作品を見まくり、切抜きを集め始めるんです。
私も同じような経験があるので、彼の気持ちはすごく良く分かりました。
初老の男性が若い男性アイドルにはまるというありそうでなかった組み合わせが斬新ですね。
しかし、ビデオはTVに繋げないと見れない事を知らない人がいるとは…驚きです。

またジャイルズが嬉しそうにロニーの映画を見ている所が可愛いんですよ。
すごく下らない内容なのに、彼の笑顔を見てとても嬉しそうな表情をするんです。
よ〜く考えたら気持ち悪いのですが、あまりに楽しそうなので温かく見守ろうという気持ちになりました。

しかし、後半は苦手です。
ジャイルズの行動が恥ずかしくて、まともに見れませんでした。
人が恥をかく所を見るのが苦手なんですよ。
最初に一途な彼を見て共感していただけに、見るのが辛かったです。

これは真面目なラブストーリーなんでしょうね。
設定は面白いけど、真面目な同性愛にはついていけませんでした。

面白くなりそうだっただけに、残念です。

LGBT関連作品。
鑑賞日 2003.10.23

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spink.gif ラブ★コン(2006)   日本     [100分]
管理人評価   ★★★★★
ジャンル ロマンス/コメディ
監督 石川北二
出演者 小池徹平  (大谷敦士)
藤澤恵麻  (小泉リサ)
玉置成実  (石原信子)
山崎雄介  (中尾平吉)
工藤里紗  (田中千春)
水嶋ヒロ  (鈴木涼二)
谷原章介  (舞竹国海)
山崎静代  (小泉理恵 )
田中要次  (人力車のアニキ)
温水洋一  (臼井先生)
寺島進   (海坊主)
森下能幸  (カフェの店長)
コピー 胸キュン
始めました。
あらすじ
170cmの小泉リサと159cmの大谷敦士は、クラスメイトから“学園のオール阪神・巨人”とあだ名されるほど、息の合った名コンビ。
喧嘩しても漫才みたいな掛け合いで、お笑いコンビが組めそうな勢いだ。
しかし、リサはしだいに大谷に惹かれていき、異性として意識し始める。
思い切って告白するが、大谷は冗談としか受け取らず、リサはあっさり振られてしまった。
感想
すみません。
この作品に関しては、冷静に映画感想なんて書けません!!
という事で、ヲタ全開ドン引き必至の変態感想は、ネタばれコーナーで思いっきり叫びたいと思います。
その事をご了承して頂けた方のみ、ネタばれコーナーにお進み下さい。

しかし、まあ、こんな素敵な作品作られたら、何回も見に行くしかないですよ!
もう何もかもが可愛くて、何回もキュン死にしました!
これはもう徹平ファンの贔屓目全開よろしく!という事で、評価は★5です。

もともと原作が大好きだったので、、本当に忠実に作られるな〜と感心しました。
漫画のヒトコマヒトコマが、そのまま実写になってるんですよね。
大谷がリサに告白されて考えるところとか、そのままで驚きました。
あの頭から煙が出るような考え方が好きだったんで、めちゃめちゃ嬉しかったです!

大谷のにぶさにはことごとく呆れさせられますが、男気あふれる性格は大好き!
小さいけど男前です!
あと、リサの前向きさも大好き。
一旦はダメだ〜って落ち込んじゃうけど、最後はきちんと自分と向き合って前進する強さに憧れます。

はあ〜、すごく楽しくて見終わった後の癒され方がハンパない!!
正にこれは「ハンパない映画だぜ!!」

少女漫画原作
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します

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spink.gif ラブ×ドック(2017)   日本     [113分]
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス/コメディ
監督 鈴木おさむ
出演者 吉田羊     (剛田飛鳥)
野村周平    (花田星矢)
大久保佳代子  (細谷千種)
篠原篤     (権田健一)
唐田えりか   (上田美咲)
成田凌     (桜木美木)
広末涼子    (冬木玲子)
大友康平    (CMのシンガー)
川畑要     (卓球バーの店長)
山田純大    (飛鳥の元カレ)
音尾琢真    (飛鳥の元同僚)
大鶴義丹    (熱帯魚屋の店長)
大島優子    (町の観光課の女性)
今田耕司    (刑事)
吉田鋼太郎   (淡井淳治)
玉木宏     (野村俊介)
コピー 運命の恋、
遺伝子で診断します
あらすじ
人気パティシエの剛田飛鳥はふとしたことから失敗ばかりの自らの恋愛遍歴を顧みて、暗澹たる気持ちになる。
そんな時、冬木玲子と名乗る年齢不詳の女性と出会い、彼女が運営する怪しげな恋愛専門クリニック“ラブドック”に足を運ぶ。
そこでは遺伝子を調べることで恋愛診断ができるという。
そして飛鳥は危険な恋愛を抑制する高価な薬を処方される。
その薬のおかげで、もう恋愛で失敗はしないと安心するが、恋はまたしてもやって来る!
感想
吉田羊さん好きだけど、コメディエンヌとしてはあんまり魅力ないな〜。
とにかくツッコミが下手。
ただ言わされてる感が半端なかった!
比較するのは申し訳ないけど、橋本環奈ちゃんの凄さが分かりました。

あと年下星矢くんとの恋も、ただ女の友情を描きたかっただけの駒にしか見えなくて冷めました。
あまりに不自然で物語に入っていけません。

優秀な俳優さんが揃っているはずなのに、このお寒い感じは何なの?
脚本のせい?監督のせい?
とても残念ですが、そう思わざるを得ません。

恋愛相手3人とのきっかけのキスを断る妄想がありましたが、あちらの方がリアルで良かったというのがまた残念。
それでも続きがあって、初めて恋愛が転がり出すんじゃないですかね。

って恋愛経験のあまりない私が言うのもなんですが、このお話はあまり好きではありませんでした。
鑑賞日 2020.10.28

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spink.gif ラブファイト(2008)   日本     [126分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル 青春/ロマンス/スポーツ
監督 成島出
出演者 林遣都    (立花稔)
北乃きい   (西村亜紀)
大沢たかお  (ジョー大木)
桜井幸子   (三杉順子)
波岡一喜   (タケ)
藤村聖子   (奥田恭子)
鳥羽潤    (芹沢学)
建蔵     (瀬戸)
三田村周三  (八幡)
コピー 世界でいちばん、
痛い恋。
あらすじ
稔と亜紀は幼なじみの高校生一年生。
稔は幼い頃からいじめられっ子で、逃げ足だけは速いヘタレ男子。
一方の亜紀は、成績優秀、容姿端麗でありながら、実は得意技は回し蹴りという男勝りのケンカ大好き少女。
昔から亜紀に助けてもらってばかりで頭が上がらない稔は、偶然出会った大木が経営するジムに通い、亜紀に内緒でボクシングを習い始める。
自分で自分を守れるようになって亜紀の呪縛から解放されたいと、真剣にボクシングに打ち込む稔だったが、ほどなく亜紀の知るところとなる。
すると、亜紀もボクシングにハマってしまい、結局2人は一緒にジムに通い始める。
感想
面白かったです!
ボクシングの映画って苦手だな〜と思って見るのを迷っていたんですけど、たまたまGYAOで「ハルフウェイ」を見て北乃きいちゃんに興味を持ったので、こちらも見てみる事にしました。

喧嘩も回し蹴りもボクシングも超さまになってて驚きました。
北乃きいちゃんって何でも出来るんですね。
回し蹴りの時に見える白いパンツが脳裏に焼き付いてます。(笑)

ヘタレ男子の稔もだんだん強くなっていく様子が小気味よかったです。
周りからあれだけ言われてたのに亜紀を好きだって自覚なかったんですね。(汗)
亜紀も会長好きかもとか言ってたし、鈍感な二人にはこれくらいの回り道が必要だったみたいです。

ことごとく泣かされたのは貧乏ジムの会長ですよ!
お金のために生意気な俳優相手に八百長させられる所とか、亜紀たちと一緒に怒り泣きです。
順子との関係も不器用な二人のやりとりにやきもきさせられ、最後はまんまと泣かされました。
どれだけ涙もろいんですか、私!!

最後の幼稚園での決闘もカッコ良かったな〜。
本気で殴りあっても対等な関係って男前過ぎる!!

とにかく思ってた以上に面白くカッコいい映画でした。
へんてこな部分も多いけどそこも味があるというか、私にはすごく合ってました。
食わず嫌いしてるとこういう逸品を見逃してる可能性があるという事ですよね。
これからは苦手分野にも挑戦していきたいと思います。

小説原作作品。
鑑賞日 2020.09.16

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spink.gif ラブ・フィールド(1992)  アメリカ
 LOVE FIELD   [104分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ
監督 ジョナサン・キャプラン
出演者 ミシェル・ファイファー  (ルリーン・ハレット)
デニス・ヘイズバート   (ポール・カーター)
ベス・グラント      (ハゼル)
ブライアン・カーウィン  (レイ・ハレット)
コピー 劇場未公開
あらすじ
1963年、熱狂的J・F・ケネディファンのルリーンは、ダラスで起きたケネディ暗殺事件をTVで知り愕然とする。
ルリーンは彼の葬儀に出ようと夫レイの反対を押し切り、長距離バスに飛び乗った。
彼女はそのバスの中でジョンソンと名乗る黒人親子と乗り合わせ、彼らと世間話をしながらワシントンを目指していた。
しかし、無謀運転する車の事故に巻き込まれ、警察に事情聴取を受ける事になった。
ジョンソンが連れていた娘のジョエルの身体のあざを見つけたルリーンは、彼には怪しい節があると思いFBIに通報した。
しかし、それが原因で彼女は奇妙な事件に巻き込まれたのだった。
感想
ミシェル・ファイファーがマリリン・モンローを思わせるようなプラチナブロンドで、とても新鮮味を感じました。
しかもかなり可愛い子ぶっている演技が、プリティ過ぎて身悶えしてしまいます。

かなり熱狂的なケネディファンという設定が面白かったです。
私も芸能人にはまると彼女に近い状況に陥るので、他人事とは思えずかなりの親近感を覚えました。
ファンだった人があんな悲惨な最期を向かえたら、すごくショックだと思います。
それだけに彼女がワシントンまで葬儀に行くというのは素直に納得できました。

ただジョンソン親子の問題があまり注目されていなくて、警察からの逃亡劇が中心となっていたのが残念でした。
確かに当時はタブーだった白人と黒人の恋というのが、一番のテーマだとは思いますが、もう少しこのことに触れても良かったのではないかと思います。

結構重いテーマですが、テンポが良く、ミシェル・ファイファーのぶりっ子演技もあって、かなり見やすかったです。
こういう人達には幸せになって欲しいと思います。
鑑賞日 2003.01.20

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spink.gif ラプラスの魔女(2018)   日本     [115分]
管理人評価   ★★
ジャンル ミステリー
監督 三池崇史
出演者 櫻井翔       (青江修介)
広瀬すず      (羽原円華)
福士蒼汰      (甘粕謙人)
志田未来      (奥西哲子)
佐藤江梨子     (水城千佐都)
TAO         (桐宮玲)
玉木宏       (中岡祐二)
高嶋政伸      (武尾徹)
壇れい       (羽原美奈)
リリー・フランキー (羽原全太朗)
豊川悦司      (甘粕才生)
コピー 凶器は知性×動機は愛×殺人を証明せよ
あらすじ
ある日、初老の男性が若い妻と訪れた温泉地で、硫化水素中毒で死亡する。
警察の依頼で現場を調査した地球化学の専門家:青江修介教授は、妻による計画殺人を疑う中岡刑事に対し、屋外で意図的に致死量のガスを吸引させることは不可能と説明し、事故と断定する。
ところが数日後、別の場所でまたしても硫化水素による死亡事故が発生。
しかも被害者は、前回の男性と顔見知りだった。
そんな青江の前に、事件を調べる怪しげな女性:羽原円華が現われ、これから起こる自然現象をみごとに言い当ててしまう。
そして動揺する青江に対し、事件の鍵を握る青年:甘粕謙人の行方を一緒に探してほしいと協力を要請する。
感想
う〜〜〜ん。
いまいち良く分かりません。
予測が出来るからって都合よく竜巻が起こるってどういう事??
予測が出来るから、竜巻が起きる所に誘導したって事か??
最後の展開がいまいち理解出来ないんですよね。

死にかけて脳の手術をした事で特殊能力を身につけたっていうのは面白い設定だと思うけど、それを上手く使えてないというか、期待したほどの効果が見られないんですよね。
「え?なんで?」「え!それだけ?!」って展開が多かったです。(汗)
凄い能力なのにそうでもなく見えるって、残念としか言いようがありません。

ただ映画に憑りつかれた男:甘粕才生を演じた豊川悦司さんの演技は見応えありました。
こんな奴には絶対関わりたくありません!
正に地球は自分を中心に回っているを地で行く狂人。
少しでも子供の気持ちが伝わったのかな??
まあ、無理でしょうね。(涙)

という事で、総合的にいまいちな作品という感想になりました。
原作小説読んだら少しはスッキリするのかな。
機会があれば読んでみたいと思います。

東野圭吾小説原作作品。
鑑賞日 2020.02.22

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spink.gif ラブリー・オールドメン/釣り大将LOVELOVE日記(1995)  アメリカ
  Grumpier Old Men   [101分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/ドラマ
監督 ハワード・ドゥイッチ
出演者 ウォルター・マッソー  (マックスウェル・ゴールドマン)
ジャック・レモン    (ジョン・ガスタフソン)
ソフィア・ローレン   (マリア・ソフィア・コレッタ・ラゲッティ)
ケビン・ポラック    (ジェイコブ・ゴールドマン)
ダリル・ハンナ     (メラニー・ガスタフソン)
コピー 劇場未公開
あらすじ
お隣同士のジョンとマックスは、いつも張り合って喧嘩ばかりしている。
二人の趣味は釣りで、いつも一緒に湖へ出かけて行っては、また喧嘩を始めるのだ。
しかし、その湖の側にイタリアンレストランがオープンすると聞いて、人が集まってくると魚が釣れないと思った二人は、力を合わせて妨害作戦を立てる。
レストランの美人女主人マリアは、二人の老人の妨害に遭いながらも、母親フランチェスカと一緒に開店準備をしていた。
にらみ合いを続ける3人だったが、マックスは徐々にマリアに惹かれていく。
感想
前はこのコンビの笑いについていけなかったけど、今回は結構笑えて自分でも驚きました。(^_^;)
前見たのは「カリブは最高!」だったかな。
これもウォルターとジャックのコンビが大暴れする映画だったけど、そんなに面白いと感じなかったんですよね。
やっぱり少しずつ笑いのツボが成長しているのかも!

でもかなりのご老体の二人が中年の女性と恋に落ちるというのが、ちょっと痛々しく感じてしまいます。
確かに年相応な女性(70代くらいか…)との恋愛だと盛り上がらないですけどね。
確か「カリブは最高!」を見た時もこう思ったんだよな…。
この感覚は成長せず。

話がすごい狭い範囲で複雑に絡んでいるので、整理するのが大変でした。
ジョンの父親(95歳)とマリアの母親(推定65歳くらい)の恋、ジョンの娘メラニーとマックスの息子ジェイコブの恋、ジョンとすごく年下の再婚相手アリエル、そしてマックスとマリアの恋ですね。
ふう…まとめてみるとすごいなぁ。
世代関係無く入り混じっているので、見た目では判断できないんですよ!
結構ややこしいです。(^_^;)

前半は笑って気楽に見ていたのですが、ジョンが父親に言った「神様は忘れてなかったね」という台詞で号泣です。(T_T)
この台詞、額に入れて飾っておきたい程良い言葉です。
思い出しただけでも、目頭が熱くなります。
この時のジャック・レモンの表情がまた素晴らしいです。
ここだけでも見る価値がありました。

あまりにふざけたタイトルで全然期待していなかったのに、終わってみれば結構楽しんで満足してました。
ソフィア・ローレンって初めて見ましたけど、綺麗な人ですね〜。
でも終わるまで年のわりに胸を強調する人だな〜としか思ってませんでした。(^_^;)
名前見て、聞いた事あるぞ…と思ったんですよ。
彼女の若い時の映画も観てみたいと思いました。

あと最近観た「ア・フュー・グッドメン」にも出ていたケビン・ポラックが出ていて嬉しかったです。
優しそうな所が好きなんですよね。

最後にNG集がありました。
ちなみに私最近NG集のある映画を3作連続で観てます。(^_^;)
何の偶然?
鑑賞日 2003.06.23

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spink.gif ラ・ラ・ランド(2016)   アメリカ
  LA LA LAND  [128分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス/ミュージカル
監督 デイミアン・チャゼル
出演者 ライアン・ゴズリング   (セバスチャン)
エマ・ストーン      (ミア)
ジョン・レジェンド    (キース)
ローズマリー・デウィット (ローラ)
ソノヤ・ミズノ      (ケイトリン)
J・K・シモンズ     (ビル)
フィン・ウィットロック  (グレッグ)
コピー 夢をみていた
あらすじ
夢を追う人々が集う街、ロサンゼルス。
女優志望のミアは映画スタジオのカフェで働きながら、いくつものオーディションを受ける日々。
なかなか役がもらえず意気消沈する彼女は、場末のバーから流れてくるピアノの音色に心惹かれる。
弾いていたのは、以前フリーウェイで最悪な出会いをした相手セブだった。
彼も自分の店を持って思う存分ジャズを演奏したいという夢を持ちながらも、厳しい現実に打ちのめされていた。
そんな2人はいつしか恋に落ち、互いに励まし合いながらそれぞれの夢に向かって奮闘していく。
感想
アカデミー賞受賞してから、ずっと見たかった作品です。
それで期待し過ぎていたのかな。
あんまり★が伸びませんでした。

ミュージカルが大好きな私。
始めからノリノリのミュージカルパートから始まって、ワクワクドキドキ。
でも、いまいち乗り切れなかったんですよね。
何でだろう。

主演のミアにあまり魅力を感じなかったからかな。
目が大きな人だなくらいしか、感想がないんです。(汗)

セバスチャンは良かったですね。
しがないジャズピアニストだけど、魅力的で惹かれるものがありました。

二人とも夢を叶るために頑張っているんです。
ミアは女優になりたい。
セバスチャンは自分の店を持ちたい。
お互いがお互いの夢を応援していて、どんどん仲良くなっていきます。
でも、それが原因で喧嘩もしてしまって、別れの危機もやってきます。

とっても単純といえば単純な物語ですね。
まあ、最後はぴりっと切ない感じで終わってますけど・・・。
期待した程じゃなかったなというのが、素直な感想です。

アカデミー賞監督賞、主演女優賞受賞作品。
鑑賞日 2019.02.11

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spink.gif ラリー・フリント(1996)   アメリカ
  THE PEOPLE VS. LARRY FLYNT  [129分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 伝記/ドラマ
監督 ミロシュ・フォアマン
出演者 ウディ・ハレルソン      (ラリー・フリント)
コートニー・ラヴ       (アルシア)
エドワード・ノートン     (アラン・アイザックマン)
ブレット・ハレルソン     (ジミー・フリント)
ドナ・ハノーヴァー      (ルース・カーター・スタップレトン)
ジェームズ・クロムウェル   (チャールズ・キーティング)
クリスピン・グローヴァー   (アルロ)
ヴィンセント・スキャヴェリ  (チェスター)
リチャード・ポール      (ジェリー・フォルウェル)
ジェームズ・カーヴィル    (リーズ検事)
コピー ポルノに『表現の自由』は許されるのか?
あらすじ
1952年、米・ケンタッキー。
酒を売り歩いていたラリーと弟のジミー。
ぐうたら親父に悩まされながらも、兄弟は力を合わせて生計を立てていた。
そんなラリーは20年後、シンシナティで流行らないパブを経営していた。
一向に売上が伸びない事に頭を悩まし、アイデアを振り絞って店の会報を作ってみる事にした。
それが次第に評判を呼んだ為、ラリーは自ら出版社を創設して、本として売り出し始める。
感想
世の中にはすごい人がいるんですね〜。
これで精神を病んでないとは…無敵です。
ある意味では革命家だと思います。
彼の人生は波乱万丈で全然飽きませんでした。
裁判ばかりの人生ですが、法廷でこんなにも自由に発言する人を今まで見た事ありません。
アランの苦労をお察しします!
これじゃ体がいくつあっても足りないよな〜。

昔『ハスラー』では女性の性器を堂々と見せてたんですね。
今より過激じゃないですか!
これは逮捕されても仕方ないです。
アルシアのヌードも撮ってたけど、あれも雑誌に載ったのかしら?

戦争とSEXとどちらが悪いかという演説には、ちょっと考えさせられました。
確かに人殺しよりはSEXの方が罪は軽いですよね。
無茶苦茶な事を言っているのに、いちいち説得力のある人です。
どこか憎めないキャラクターって得ですね。
彼が「変態が許される町に引っ越すさ」と言った後にハリウッドが出た時は爆笑でした。
確かにね…。(笑)

エドワード・ノートンの初々しさがとっても素敵です。
始めはいかにもお坊ちゃまって感じ。
段々と変わっていく過程も彼らしさが存分に堪能できます。

あと、アルシア役のコートニー・ラブが脱ぎっぷりが良くて、セクシーで魅力的に映ります。

最後の裁判でのアランの演説には、思わず聞き入ってしまいました。
今までバカばかりやって来たラリーだけど、アルシアを失って初めて正気に戻ったんですね。
その意味は大きかったと思います。
ビデオの中で裸になるアルシアを見て涙ぐむラリー。
そんな彼を見て、私ももらい泣きしちゃいました。

本当にすごい人生です。
これは映画にするだけの価値がありますよ!
一般人には想像も出来ない世界。
それでも信念はあったはず。
良い友人や仲間に恵まれたのは、無茶をしててもラリーに魅力があったからですよね。
半身不随になろうが、ヤク中になろうが、夫婦がきちんと助け合っているのもすごいです。
極端かもしれないけど、お互いがお互いを必要としている理想の夫婦像かも…。

判事役でラリー・フリント本人が出演してたみたいです。
全然分からなかったわ。

ベルリン映画祭金熊賞受賞作品。
鑑賞日 2004.01.19

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spink.gif ラルフ一世はアメリカン(1991)  アメリカ
 King Ralph   [97分]
管理人評価   
ジャンル コメディ
監督 デヴィッド・S・ウォード
出演者 ジョン・グッドマン   (ラルフ・ジョーンズ/ラルフ一世)
ピーター・オトゥール   (セドリック・ウィリンガム卿)
ジョン・ハート    (パーシヴァル・グレーヴス卿)
カミーユ・コドゥリ   (ミランダ・グリーン)
リチャード・グリフィス   (ダンカン・フィリップス)
ジェームズ・ヴィリアーズ   (イギリス首相)
ジョエリー・リチャードソン  (アンナ王女)
ジュリアン・グローヴァー   (フィンランド国王)
コピー 親愛なるエリザベス女王様---
ご不満でしょうが、私が新しいキングです!
あらすじ
写真撮影の時、事故で英国王室の方々が全員死亡。
慌てた英国が急いで後継者を探したが、王室の血筋を引く者はアメリカのバーで働くジャズシンガーのラルフしかいなかった!
そんな庶民的なラルフを国王として育てるドタバタコメディ。
感想
こういう映画はどうも苦手です。
胸がムカムカするんですよね…。

個人的にジョン・グットマンはとっても好きなんですけど、主役はどうでしょう?
脇役としてだと、とってもいい味だしてるなと思ってたんですけど、少しがっかりしました。
(ファンの方すみません!!)

英国王室全員が、カメラのフラッシュで感電して全滅っていうのは笑えましたけどね。
なんかありそうだし…。
鑑賞日 2002.06.16

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spink.gif 乱(1985)   日本/フランス
  RAN  [162分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル 時代劇/ドラマ
監督 黒澤明
出演者 仲代達矢   (一文字秀虎)
寺尾聰    (一文字太郎孝虎)
根津甚八   (一文字次郎正虎)
隆大介    (一文字三郎直虎)
原田美枝子  (楓の方)
宮崎美子   (末の方)
野村武司   (鶴丸)
植木等    (藤巻信弘)
井川比佐志  (鉄修理)
ピーター   (狂阿弥)
コピー
あらすじ
過酷な戦国時代を生き抜いてきた武将、一文字秀虎。
70歳を迎えた彼は、家督を3人の息子に譲り、自分は隠居して静かに余生を過ごす決心をする。
皆を集め、長男:太郎には家督と一の城を、次郎には二の城を、三郎には三の城をそれぞれ守り協力し合うように命じた。
しかし、三郎はこれに反対し、秀虎を怒らせた為、国を追放されてしまう。
そこから、壮絶な骨肉の争いが始まってしまった。
感想
これは何といって表現したら良いのか。
胸が締め付けられて苦しくなってしまうほど、やりきれない悲劇。
でも、見応え十分で、嫌というほど見せつけられた人間の負の面に、目が覚める思いがしました。

正に因果応報。
ここまできっちり帰ってくる様を見ると、心して生きなければと感じずにはいられません。

しかし、楓の悪女ぶりがすさまじいですね。
全ての諸悪の根源は、この人ですからね。
まさか女一人に一つの国が揺さぶられるとは・・・。
本当に女の恨みは恐ろしいです。

役者陣はみんな素晴らしいですね。
仲代さんの発狂ぶりが夢に出てきそうなくらい強烈です。
道化がピーターさんだと全然気付きませんでした。
狂阿弥になりきってましたね。

長男次男軍が三の城を攻めるシーンは、すごい迫力でした。
統率のとれた兵たちの戦いが見事です。
音もなく崩れ落ちる人々が、一層痛々しく、地獄絵図のようでした。
この時の秀虎のメイクが、死神みたいで怖かった!
忘れられないシーンです。

しかし、長くて重いですね。
あまりに無情で気分が重いですが、★3つでは少ない気がするので、4つにしました。
シェイクスピアの「リア王」が基になっているんですね。
そちらの作品も気になるので、見てみたいと思います。
鑑賞日 2005.02.01

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spink.gif 乱気流/タービュランス(1997)   アメリカ
  TURBULENCE  [101分]
管理人評価   ★★★
ジャンル パニック/アクション/ホラー
監督 ロバート・バトラー
出演者 ローレン・ホリー     (テリー・ハロラン)
レイ・リオッタ      (ライアン・ウィーバー)
ベン・クロス       (ボウエン機長)
ヘクター・エリゾンド   (ハインズ)
ブレンダン・グリーソン  (スタッブス)
キャサリン・ヒックス   (マギー)
レイチェル・ティコティン (レイチェル・テーパー)
ジェフリー・デマン    (ブルックス)
グランド・L・ブッシュ  (アル・アークエット)
コピー L.A.のド真ん中にジャンボ機墜落の危機!
あらすじ
クリスマス・イヴ。
わずかな乗客しかいないジャンボ機で、四人の保安官は二人の囚人を護送していた。
ところが囚人のひとりスタッブスが保安官の銃を奪い取り、銃撃戦が発生。
その結果、スタッブスと保安官全員、それに機長と副機長が死亡するという事態に陥った。
生き延びた囚人ライアンはスチュワーデスのテリーに自分の無実を主張し、協力する事を提案。
だが、自動操縦で飛行を続けるジャンボ機が嵐に突入した頃から、ライアンは殺人鬼の正体を現す。
感想
すごい迫力ですね。
操縦士がいない状況で、飛行機を着陸させないと撃ち落とされる危機。
その機内では、殺人鬼に命を狙われる危機。
こんな地獄みたいな状況の中、ひとりで頑張るCAさん。
私だったら、パニックであんなに冷静になんて出来ませんよ!

とにかく極限状態で頑張るCAテリーがカッコイイです。
殺人鬼と対峙した時も、対等にやり合って、相手にダメージを与えます。
人にも運にも助けられながら、飛行機を着陸させるテリー。
あんな難しい計器を冷静に操作していくのがすごい。
油断を許さない状況の中で、良くパニックにならずにこなす事が出来ました。

そして、殺人鬼のライアンがまたすごい迫力なんですよ。
墜落して良いと思ってるから、せっかく自動操縦で着陸しようと思っているのに、電子機器を壊してしまうから、さあ大変。
その上、斧を振り回し、テリーを追いかけまわしていくんです。
この狂気に満ちた表情が、何とも言えずぞっとします。

飛行機のパニック映画って久しぶりに見ました。
もともとパニック映画が苦手なので、なかなか手が出ないんですけど、挑戦してみて良かったです。
貴重な体験が出来ました。
後味も良く、最後は達成感でいっぱいになりました。
鑑賞日 2018.05.27

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spink.gif ランダム・ハーツ(1999)  アメリカ
  RANDOM HEARTS   [132分]
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス/ドラマ
監督 シドニー・ポラック
出演者 ハリソン・フォード         (ダッチ・バンデンブロック)
クリスティン・スコット・トーマス  (ケイ・チャンドラー)
チャールズ・S・ダットン      (アルシー)
ボニー・ハント           (ウェンディ)
ポール・ギルフォイル        (ディック)
シドニー・ポラック         (ブローマン)
コピー 愛が謎を呼び、謎がもう一つの愛を生む。
あらすじ
ワシントン警察内務捜査官のダッチは、美しい妻ペイトンと何不自由の無い暮らしをしていた。
ある日、留守電に「出張でマイアミへ行く」と伝言を残して消えたペイトンの事が気になり、彼女の勤める会社に確認に行く。
すると「そんな事実は無い」と言われ、ペイトンがダッチに嘘を付いて出かけた事を知る。
その頃起きた航空機墜落事故のニュースを聞いて、それに乗っていたかもしれないと思ったダッチは、航空会社に確認を取る。
すると彼女は浮気相手のチャンドラーという男と一緒に夫婦として飛行機に乗り、墜落事故で死亡した事が判明した。
浮気していた二人の関係を突き詰めたいダッチは、チャンドラーの妻で下院議員のケイに会いに行く。
感想
これはラブストーリーで良いんですよね?
サスペンスやミステリーは全然ないですもんね。
ビデオ・パッケージからは、この内容は想像出来ないかもしれないです。
始めから何も知らずに観ると、特殊な関係のカップルの話だけど、平淡で煮え切らなくて中途半端なラブストーリーという印象です。

特殊な関係とは、二人共航空機事故で大切な伴侶を亡くしていて、そのお互いの伴侶同士が不倫していた仲なのです。
残酷な結果だけを聞かされて、取り残されてしまった者同士…までは同じですが、男の方は妻の浮気の真相を知ろうとして躍起になり、女は真実を知らされても何とか誤魔化して隠そうとするのです。
二人は反発しながらも恋に落ちる…う〜ん、話だけ聞くと面白そうな内容ですね〜。(^_^;)
結構ややこしい設定ですが、これは比較的すぐに飲み込めます。

これにハリソン・フォードとくれば、観ないわけにはいかない感じですが、私は特に観なくても良かったかな〜と思ってしまいました。
熟年男女の熱愛ってどうも苦手で、キスシーンもラブシーンもあちこち痒くて仕方がないです。
妙にリアルで生々しい(一緒か…)です。

特にマイアミから戻ってくる時の二人は、歩いているだけでエロティックでした。
熱〜い視線を交わしながら、付かず離れずの状態で出口に向かう二人。
そんなに気になるなら、早くやっちゃってよ!とイライラしてしまいました。(^_^;)
(お下品ですみません…)

色んな所に凝っているようで、どこもかしこも中途半端な印象なのは何故でしょう。
二人共大人なので、現実を見据えてあまり深く突き進もうとしないからかもしれません。
二人の恋が軸なのに、主人公がここに入り込めないので、観る方も物語に入っていけず、一歩引いてしまうのかも…。

しかし飽きずに観る事が出来ました。
終始感じていたあいまいさが、この複雑な状況を分かりやすくしているのかもしれませんね。
特別な思いは湧いてきませんでしたが、可も無く不可も無くな作品でした。
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鑑賞日 2003.06.27

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spink.gif ランボー(1982)   アメリカ
  FIRST BLOOD  [94分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/ドラマ
監督 テッド・コッチェフ
出演者 シルヴェスター・スタローン (ジョン・J・ランボー)
リチャード・クレンナ    (サミュエル・トラウトマン大佐)
ブライアン・デネヒー    (ティーズル保安官)
ジャック・スターレット   (アーサー)
デヴィッド・カルーソー   (ミッチ)
ビル・マッキーニー     (デイヴ・カーン)
マイケル・タルボット    (ナルフォード)
クリス・マルケイ      (ウォード)
デヴィッド・クローリー   (シングルトン)
ドン・マッケイ       (プレストン)
コピー ハイウェイを埋めつくす
700台のパトカー!
押しよせる1000人の警察隊に
たった1人で立ち向かう男<ランボー>
いま、その壮絶な戦いが始まる!
あらすじ
1981年12月のワシントン州。
ベトナム帰還兵ジョン・ランボーは、ベトナム時代の戦友を訪ねて山間の田舎町を訪れる。
しかし戦友は、既にこの世を去っていた。
戦友宅からの帰り道、食事をとるため街へ入ったランボーに、保安官ティーズルが声を掛ける。
ティーズルはランボーがトラブルを起こしそうな身なりや顔つきだと判断し、偏見から街を出ていけと高圧的な態度で告げ、ランボーをパトカーに乗せて市街地の外れへと追い出す。
少し反抗的な態度を取ったランボーを逮捕し、警察署に連行するが、ランボーはあまりの扱いに耐え兼ね脱走し山へと逃げ込んだ。
感想
先に第2作の「ランボー/怒りの脱出」から見ちゃってたみたいです。
完全にこちらの「1」も見た事あると思って見始めたら、全然知らない内容でした。(汗)

最初はこんな始まりだったんですね。
不当な仕打ちを受けたランボーは、山でゲリラ戦の技術を駆使して縦横無尽に戦います。
あまりの手際の良さに圧倒されました。
その強さに対抗する為、1人に対してあり得ない数の警官隊を投入。

命からがら逃げたランボーは、今まで鬱憤を晴らすかのように街で大暴れ。
あまりに大胆な行動に呆気に取られました。
バカ警官たちのせいで街の人は良い迷惑ですよね。

結果的にティーズルの言った通り「トラブルを起こした」ランボー。
まあ、火をつけたのは完全にティーズルですけどね。

最後のランボーの独白には、胸を締め付けられました。
親友の手足をかき集めたなんて、辛すぎる体験です。
彼も好きで戦っている訳ではないんですよね。
最後にぐっと引き締めるシーンがあって評価も上がりました。

大佐は何しに来たんだろうと思うほど、事態を静観しているのですが、最後にランボーを受け止める為に来たんですね。
あんなに忠告したのに聞かなかった保安官たちが無謀でした。

とにかく終始「無茶するなぁ」という連続なのですが、人気があるのも納得です。
ランボーの徹底したプロとしての戦い方は、見ていて清々しいとさえ感じます。
この勢いに乗って、来週の「2」も見たいと思います。

《関連作品》
第2作「ランボー/怒りの脱出」(1985)
第3作「ランボー3/怒りのアフガン」(1988)
第4作「ランボー 最後の戦場」(2008)
第5作「ランボー ラスト・ブラッド」(2019)
鑑賞日 2021.06.07

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spink.gif ランボー/怒りの脱出(1985)   アメリカ
  RAMBO: FIRST BLOOD PART II  [96分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/戦争
監督 ジョルジ・パン・コスマトス
出演者 シルヴェスター・スタローン (ジョン・J・ランボー)
リチャード・クレンナ    (サミュエル・トラウトマン大佐)
チャールズ・ネイピア    (マードック司令官)
ジュリア・ニクソン     (コー・バオ)
スティーヴン・バーコフ   (ポドフスキー中佐)
マーティン・コーヴ     (エリクソン)
ジョージ・チェン      (タイ軍曹)
アンディ・ウッド      (バンクス)
ウィリアム・ジェント    (ヴィン大尉)
ダナ・リー         (キン大佐)
コピー 壮大な《謎》の彼方に…2500名の戦士が消えた!

ランボーに刃向かう者は知る
その愛の激しさを…
ランボーを怒らせる者は見る
その極限の哀しみを…
いま戦慄のMIAゾーンへ
現代最強の戦士の死闘が始まる
あらすじ
服役中のジョン・ランボーを訪ねた元上官であるサミュエル・トラウトマン大佐は、特赦と引き換えに極秘任務をランボーに依頼する。
その任務とは、戦時中ランボーが脱走したベトナムの捕虜収容所付近に潜入し、戦後10年以上が経過した今なお囚われている戦争捕虜の証拠写真を撮影して帰ることであった。
任務を承諾したランボーは、CIA所属のマードックの支援のもとタイの米軍基地からベトナムへ潜入。
アクシデントからカメラを始めとする装備の大半を失うも、女性情報員コー・バオと落ち合い、MIA(戦闘時行方不明者)を探す為に収容所へ向かう。
感想
こういう映画はツッコミを入れつつ、やいのやいの言いながら見るのが楽しいです。
旦那と一緒にああだこうだ言いながら見てたら、あっという間に終わりました。

誰もいないと思われたキャンプに1年ぶりに部隊が返って来ていたから、さあ大変!
ランボーの本領発揮です。

しかし、これは軍の想定外。
慌てて作戦を中止する上層部。
せっかく捕虜を救出したのに、置いてけぼりをくらったランボーは、怒り狂い敵を皆殺しにするという物語です。

やはりジャングルでのランボーは無敵ですね。
第1作を彷彿とさせるゲリラ戦で一人また一人と倒していくランボー。

人数が増えてくると近くの村ごと爆破し大暴れ!
ロシア軍のヘリを乗っ取ると、キャンプに戻りここでももう一暴れ!
捕虜まで爆破してしまうのではないかと思うほどの暴れっぷりでヒヤヒヤしました。

とにかくランボーの暴れっぷりが見事です。
特に後半の怒涛の展開は目を離せません。
敵の攻撃が一切当たらないとか、攻撃を受けたヘリが活躍し過ぎとか、ツッコミ所満載ですが、それをも受け入れてしまえるのが、ランボーの魅力でしょう。

今回は女性情報員コー・バオとの淡い恋もありましたね。
かなり活躍してくれましたが、結果、ランボーの怒りの起爆剤となる切ない展開。
ランボーに心の休まる暇などありません。

あまり評判は良くない2作目のようですが、私は楽しめたので良かったと思います。
全部で「5」まであるんですね。
機会があれば制覇してみたいと思います。

《関連作品》
第1作「ランボー」(1982)
第3作「ランボー3/怒りのアフガン」(1988)
第4作「ランボー 最後の戦場」(2008)
第5作「ランボー ラスト・ブラッド」(2019)

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spink.gif ランボー3/怒りのアフガン(1988)   アメリカ
  RAMBO III  [100分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/戦争
監督 ピーター・マクドナルド
出演者 シルヴェスター・スタローン (ジョン・ランボー)
リチャード・クレンナ    (サミュエル・トラウトマン大佐)
カートウッド・スミス    (グリッグス)
マーク・ド・ジョング    (ザイセン大佐)
スピロス・フォーカス    (マソード)
サッソン・ガーベイ     (モーサ)
ドウディ・ショウア     (ハミド)
マームド・アサドラル    (ラヒム)
ジョセフ・シアグ      (カリド)
シャビー・ベン・アロヤ   (ウーリ)
ハロルド・ダイアモンド   (賭け試合の対戦相手)
コピー 1979年12月27日、アフガニスタン侵攻作戦開始!
それから9年…地獄の戦場にやつはいた!

15万のソ連軍最強師団の中へ!
あらすじ
タイの仏教寺院で暮らしながら、賭け試合に参加し日銭を稼いでいたランボー。
そこへランボーの唯一人の理解者であるトラウトマン大佐がやってきて、アフガニスタンでの任務を依頼する。
静かに暮らしたいランボーは、依頼を断る。
しかし、アフガニスタンでの作戦行動中にトラウトマン大佐が捕らえられたと知り、彼を救出する為、現地に向かう。
大佐を救うために侵攻するソ連軍と死闘を繰り広げる。
感想
今回も無茶しまくるランボー。
「3」にもなると、どこへ行ってもどんな敵でも大丈夫という安心感さえあります。

タイで賭け試合の格闘家として暮らしていたランボー。
理解者であるトラウトマン大佐がソ連軍に捕らえられたと聞き、すぐにアフガニスタンへと向かいます。
ソ連軍基地へ行く途中、アフガンのゲリラ部隊の町へ寄り、そこの戦士たちと交流を深めます。
ヤギがボール代わりのゲームに参加するランボー。
馬に乗りながらヤギを奪い合う激しい試合でも、彼は地元民に負けない活躍ぶりでした。

そこにソ連軍のヘリがやって来て、町を攻撃し皆殺しにしてしまいます。
ここからランボーらしいアクション満載です。
ソ連軍基地での大佐奪還作戦、暗い洞窟の中での攻防、アフガンの騎馬隊とソ連軍の衝突。
特にクライマックスの戦車とヘリの一騎打ちは、無茶するレベル最高値を叩き出しましたよ。
どれもド派手で前2作に負けないアクションシーンでした。

印象に残るのは、わき腹に空いた傷口を焼くシーン。
こんな止血の仕方があるなんて驚きです。
痛々し過ぎて見ているこちらも手に力が入りました。

ランボーも「3」まで来ました。
こんな無茶出来るのも若さあってこそと思うのですが、「4」「5」はどんなお話なんでしょうか。
機会があれば制覇してみたいと思います。

《関連作品》
第1作「ランボー」(1984)
第2作「ランボー/怒りの脱出」(1985)
第4作「ランボー 最後の戦場」(2008)
第5作「ランボー ラスト・ブラッド」(2019)
鑑賞日 2021.07.14

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