幼いタイジは美しい母・光子が大好きだった。
しかし光子はいつも情緒不安定で、タイジに対して容赦なく苛立ちをぶつけてしまう。
17歳になり、光子の虐待に耐えかね、ついに家を飛び出した。
23歳になり、良い会社に入ったタイジに、突然光子から電話がかかる。
管理人評価
★★★
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ドラマ/実話 | |
御法川修 | |
太賀 (タイジ) 吉田羊 (光子) 森崎ウィン (キミツ) 白石隼也 (大将) 秋月三佳 (カナ) 小山春朋 (タイジ:幼少期) 斉藤陽一郎 (タイジの父親) おかやまはじめ (婆ちゃんの弟) 木野花 (婆ちゃん) |
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20年以上、母の愛をあきらめなかった息子の実話 | |
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現実はそんなに上手くは行かないよね、と思ってたから、ある意味実話で良かったです。
私も母親と上手くいってなかったもので、タイジの気持ちは痛いくらい分かりました。
大嫌いになりたいけどなれない大好きな人。
それが母親です。
今は仲良いので、あの頃なんであんなに嫌だったのか、あやふやになってますが、里帰り出産したくないくらい距離があったと思います。
結局、その里帰り出産で助けられ、普通の関係になったんですけどね。
タイジはぶたれたり、施設に入れられたりしたので、虐待の具合は全然ひどいです。
体には虐待の痣、先生に病院に連れていかれるほどの精神状態。
それでもそんな母親に寄り添い続け、相手の心を開かせたのです。
その陰には良い友人がいました。
大人になってからの友人で、ここまで親身になってくれるなんて、良い出会いに感謝ですね。
特にキミツなんて鼻持ちならないヤツだったのに、実は情に厚いなんてカッコ良過ぎます。
自分が母親になった今、子供たちに手をあげる事はなくても、イライラを表に出してしまう事は多々あり、反省の日々です。
24時間365日仏様のような人なんていないけど、出来るだけ健やかに穏やかに接したいとは思います。
やっぱり拒否されながらも母を思う姿に涙が出ました。
彼の一途な思いは母親に届いたけど、そう上手くはいかない事もあると思います。
そう思うと周りの母と仲良くしろというプレッシャーは辛いかな。
死ぬまで改心出来ない人もいるしね・・・。
漫画原作作品。