--REIの映画感想--

全体的にネタばれがありますので、未見の方は注意して下さいませ
評価の★の内容は次の通りです
管理人の独断に基づいておりますのでご了承くださいませ
★★★★★:大好き!何度も観たい作品!
★★★★:好き!強く心に残る作品!
★★★:なかなか良い
★★:まあまあ損はしない
★:いまいちかも・・・
X:二度と観たくない


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[ハ] [] [] [] []

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spink.gif パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々(2010)   アメリカ
  PERCY JACKSON & THE OLYMPIANS: THE LIGHTNING THIEF  [121分]
管理人評価   ★★
ジャンル ファンタジー/アドベンチャー
監督 クリス・コロンバス
出演者 ローガン・ラーマン     (パーシー・ジャクソン)
ピアース・ブロスナン    (ブルナー先生/ケイロン)
ユマ・サーマン       (メドゥーサ)
アレクサンドラ・ダダリオ  (アナベス・チェイス)
ブランドン・T・ジャクソン (グローバー・アンダーウッド)
ショーン・ビーン      (天上の最高神ゼウス)
キャサリン・キーナー    (サリー・ジャクソン)
ケヴィン・マクキッド    (海の神ポセイドン)
ジェイク・アベル      (ルーク:ヘルメスの息子)
スティーヴ・クーガン    (冥界の神ハデス)
ロザリオ・ドーソン     (冥界の女王ペルセポネ)
ジョー・パントリアーノ   (ゲイブ・アグリアー)
コピー ギリシア神話が現代によみがえる!
あらすじ
未だ父親の存在を知らずに母親サリーと暮らしてきた17歳のパーシー・ジャクソンは、学校に溶け込めない落ちこぼれ。
そんな彼も何故か水の中にいる時だけは心を落ち着かせることが出来た。
だがある日、パーシーは、“ゼウスの稲妻”を返せ!と叫ぶ恐ろしいクリーチャーに襲われ、母がさらわれる信じがたい事態に遭遇する。
また、学校のブルナー先生や親友グローバーらがそれぞれ“デミゴッド”というギリシャ神話の神々と人間のハーフであること、そして自分自身も海の支配者ポセイドンを父に持つデミゴッドだという衝撃の事実を知らされる。
感想
ギリシャ神話に馴染みがないので、お話に入り込むことが出来ませんでした。
人間界に来て子供だけ作って帰るというのが、どうも受け入れがたいです。
そこを素直に楽しめたら良かったのに残念です。

海の神の子という事で使える技は水にまつわるものでした。
水を使って傷を治すとか、水を操って攻撃したり。
あと、古代文字が読めるという能力もありましたね。
なのに、物足りないと感じてしまうくらいの活躍しかなかったのは残念です。

オリンポスに行く為の真珠を探す旅は、なかなか面白かったです。
メドゥーサにヒュドラー、最後はカジノで薬漬け!?
仲間3人で力を合わせて真珠を探すのは、ゲーム感覚で楽しめました。

神々をテーマにしている割に、全体的に軽いという印象です。
神々は人間の3倍くらい大きいだけで、特に能力とかが見れる訳ではありません。
些細な兄弟喧嘩に巻き込まれるだけなのに、稲妻を返さないと戦争とか訳が分かりません。
パーシーは無実なのに運命を受け入れてこんな事に付き合って、良く出来た子ですよ。

でも、脇を固める俳優陣は結構豪華です。
ケンタウロスにピアース・ブロスナン、メドゥーサにユマ・サーマン、ゼウスにショーン・ビーン
それぞれの役に合ってましたね。
特にメドゥーサの使い方が秀逸です。
エンドロール後の映像もお見逃しなく。

こちら「2」もあるみたいですけど、キャストを見るとだいぶスケールダウンしてる模様。
どんなものか確認してみたいと思います。

《関連作品》
パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海
鑑賞日 2021.01.16

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spink.gif パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海(2013)   アメリカ
  PERCY JACKSON: SEA OF MONSTERS  [106分]
管理人評価   ★★
ジャンル ファンタジー/アドベンチャー
監督 トール・フロイデンタール
出演者 ローガン・ラーマン     (パーシー・ジャクソン)
アレクサンドラ・ダダリオ  (アナベス・チェイス)
ブランドン・T・ジャクソン (グローバー・アンダーウッド)
レヴェン・ランビン     (クラリサ・ラ・ルー)
ジェイク・アベル      (ルーク・キャステラン)
ダグラス・スミス      (タイソン)
スタンリー・トゥッチ    (ミスターD)
パロマ・クワイアトコウスキー (タレイア・グレース)
アンソニー・スチュワート・ヘッド (ケイロン)
ネイサン・フィリオン    (ヘルメス)
ミッシー・パイル      (グレイシスター)
イヴェット・ニコール・ブラウン (グレイシスター)
メアリー・バードソング   (グレイシスター)
ロバート・ネッパー     (クロノス)
コピー 世界は<ギリシャ神話>に飲み込まれる
あらすじ
ポセイドンと人間のハーフゴッドであるパーシーは、他のハーフゴッドの仲間たちと修行に励む日々を送っていた。
そんなある日、ハーフ訓練所を結界で守っていた大木が枯れ始め、ハーフゴッドたちに危機が迫る。
木を再生し結界を修復するためには、“金の羊毛”が必要だった。
そこで、仲間たちとともに“金の羊毛”を求めて危険な魔の海へと旅立つ。
感想
前作から俳優の豪華さはスケールダウンしたものの、物語やCGは変わりない世界観で製作されていました。
ただ魔の海は通り道であって、最終的な対決は遊園地キルケランドのある孤島でしたね。
海中ならパーシー・ジャクソンは無敵だと思っていたので、予想が外れてしまいました。

魔の海での冒険も見応えありました。
彼らがカリュブディスというシーモンスターに飲み込まれてしまい、消化される前に攻撃して吐き出してもらうというアナログな方法が面白かったです。
消化されてしまったら、どこに吐き出されるのかも興味津々ですけどね。

あと金の羊毛が死んだ者も生き返らせる事が出来る無敵アイテム過ぎます。
今死んだ者から数年前に死んだ者まで生き返らせる事が可能なんです。
これが可能なら、今後どんな問題が起きても大丈夫でしょう。

それにヘルメスに貰ったアイテムが、パーシーたちの行動とリンクし過ぎているのも都合が良過ぎますね。
まるで何が起こるか分かっているかのようです。
まあ、神だからそれも可能なんでしょう。

今回の見所は、ポセイドンと妖精の子であるキュプロクス:タイソンとの掛け合いだと思います。
パーシーの事を兄弟と知って喜ぶタイソン。
しかし、パーシーは複雑な心境のようです。
自分が話しかけても返信がないのに、タイソンが呼びかけるとすぐに海馬を寄越してくれたりした事がわだかまりとなっているのかな。
それも一緒に冒険をした事で、彼の優しさや勇敢さを目の当たりにして、紛れもなく兄弟だと認める結果となりました。

この終わり方だと続きがあるのかな?
今の所は「2」までのようですね。
色々とツッコミ所は満載ですが、ハーフゴッドという設定は面白いので、また続編が出たら見てみたいと思います。

《関連作品》
パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々(2010)
鑑賞日 2022.05.13

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spink.gif バースデイ・ガール(2002)  アメリカ
  BIRTHDAY GIRL   [94分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス/ロマンス/コメディ
監督 ジェス・バターワース
出演者 ニコール・キッドマン   (ナディア)
ベン・チャップマン    (ジョン・バッキンガム)
マチュー・カソヴィッツ  (ユーリ)
ヴァンサン・カッセル   (アレクセイ)
コピー 騙されてはいけない…
彼女の"誕生日"の微笑みに。
あらすじ
イギリスに住む真面目な銀行員ジョンは、ネットの結婚相手を紹介する"ロシアより愛を込めて"というHPで花嫁を注文した。
そして、彼のもとにやって来たのは、英語の話せないロシア人美女ナディアだった。
英語が話せるという条件付きのはずなのに、何かの手違いだと思ったジョンは、"ロシアより愛を込めて"の事務所に電話をするが、何回かけても返事が無い。
話は出来ないが、夜ベッドでの彼女の魅力に取り付かれたジョンは、そのまま彼女と暮らす事にした。
しかし、彼女の誕生日にやって来たロシア人男性2人の登場で、事態は一変してしまう。
感想
はっきり言うと、あまり面白くありませんでした。
でも役者さん達の魅力で、最後まで押して行ったという印象です。
ちょっと期待し過ぎたかもしれません。

ニコール・キッドマンは、髪を黒く染め、英語が話せないロシア人役を好演していました。
前半は表情やしぐさだけで表現しなければいけない状況でしたが、それがすごく上手くて何とか伝えたいという雰囲気が全面に出てました。
それがまさかね…。(^_^;)
こんな美しく可愛い女性だったら、誰だってジョンのように虜になってしまいますよ!
とことん罪な人だ…。

そして私が一番気に入っているキャラクターは、ベン・チャップマン演じるジョンなんです!
良い人過ぎて「お前はアホか〜!!」とツッコミたくなる人なんですけど、それがとても良い味出してるんです。
特にジョンが、自分の許容範囲外の事態が起きた時の、自分の殻への閉じこもり方が好きです。
この時の表情が、何とも可愛いんです。
あと微妙な間(ま)が得意なようで、彼独特の間が笑えます。
こんな顔して(!)"緊縛マニア"って所も何か憎めません。(笑)
すっかりお気に入りキャラになってしまいました。

ヴァンサン・カッセルの切れ方も結構良かったし、マチュー・カソヴィッツも悪くなかった…。
なのに何で面白くなかったんだろう。
展開が読めたからか?
淡々と進み過ぎたからか?
ここが悪いって事は感じなかったのですが、あんまり面白くなかったと思ったのは確かなんですよね。(^_^;)
でもジョンというキャラに出会えただけでも良かったかなと思いました。
鑑賞日 2003.05.24

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spink.gif バーチュオシティ(1995)  アメリカ
  VIRTUOSITY   [106分]
管理人評価   ★★★
ジャンル SF/サスペンス
監督 ブレット・レナード
出演者 デンゼル・ワシントン    (パーカー・バーンズ)
ラッセル・クロウ      (シド6.7)
ケリー・リンチ       (マディソン・カーター)
ウィリアム・フォーサイス  (コクラン本部長)
スティーヴン・スピネラ   (カーター・ダリル)
ウィリアム・フィクトナー   (ウォレス)
ルイーズ・フレッチャー   (エリザベス・ディーン所長)
コスタス・マンディロア   (ジョン・ドノヴァン)
クリストファー・マレー   (マシュー・グライムズ)
コピー シド6.7/バーチャル空間からの逃亡者
パーカー/現実空間でシドに挑む追跡者
あらすじ
リテック(司法警察技術開発センター)でのバーチャルシュミレーターのモルモットとして実験に参加した囚人パーカー。
その実験中に仲間の囚人がバーチャルキャラクター:シド6.7に殺された。
パーカーは危険な状況から生還したが、シドは自分で殺人プログラムを取り入れられるようになっていた。
そんなシドがバーチャルから抜け出し、アンドロイドとなって現実の世界に現われた。
そして次々と殺人を犯しながら逃亡を続けているのだ。
困った警察は、唯一シドと対等に戦った実績のあるパーカーを釈放し、シドを抹殺する事にした。
感想
始めから面白い日本食レストランが出てきて、いきなり画面に引き付けられました!
白塗りの女中さんがミニスカート風の着物を来て静々と歩いているのが笑えます。
間違ってるよな〜と思いながらも、ラッセル・クロウの頭の鉢巻に「あきら」と書いてあるのが嬉しかったりして…。(^_^;)

バーチャルと現実の境が分からず頭が混乱しましたが、分かるととても面白く良く出来た仕掛けだと感心しました。
最初から最後まで飽きさせない作りになっていて、これは現実と思っているとバーチャルだったり、これバーチャル?と思うと現実だったりと展開が読めませんでした。

今回悪役シドにラッセル・クロウでしたが、彼の怪演は素晴らしいです。
顔の肌つやからしてアンドロイドですし、冷酷で堅い表情を終始崩さず、真っ裸で踊っています。(笑)
お尻がセクシーだったなぁ。
こういう役も経て、今の彼があるんですよね。
納得かも…。

デンゼル・ワシントンもアンドロイドと戦う囚人を熱演してました。
それにしても、パーカーの過去が悲惨過ぎます。
その過去を聞くだけで目がうるうるしてしまいそうです。
でも、シドを見てるとそれもどうでも良くなるから不思議です。
それくらいこのシドというキャラクターが濃いんですよ〜。
一度見たら脳裏に焼き付いて離れないし…。

前に一度見た事があるので、何となく覚えてはいたのですが、最後のシドVSパーカーの屋上決戦はハラハラドキドキです。
アンドロイドVS生身の人間って構図が有り得ないと思いながら、いけ!そこだ!と応援してる自分が悲しかったです。(^_^;)

これB級映画っぽいですけど、私は気に入りました。
でも、結局開発者ダリルが何をしたかったのかが謎として残りましたけどね。
鑑賞日 2003.05.01

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spink.gif バーディ(1984)   アメリカ
  BIRDY  [119分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 アラン・パーカー
出演者 マシュー・モディン    (バーディ)
ニコラス・ケイジ     (アル・コロンバート)
ジョン・ハーキンス    (ワイス博士)
カレン・ヤング      (ハンナ・ルーク)
ブルーノ・カービイ    (ルナルディ)
クリスタル・フィールド  (アルの父)
コピー 窓の向うに青春があった。無限に
広がる自由があった。僕とあいつの未来があった。
あらすじ
アメリカ・南フィラデルフィア。
高校生のアルは、ひょんな事から鳥好きのバーディと仲良くなり、一緒に伝書鳩の飼育を始める。
それ以来彼らは大親友になるが、ベトナム戦争が始まり二人とも召集される。
それから数年後、爆破に巻き込まれ顔に負傷を負ったアルは、バーディの担当医から呼び出される。
バーディは戦線で行方不明となり、発見された時には精神に異常をきたしていたのだ。
アルは昔話をしてバーディの心に問いかけ始める。
感想
なんかじーっと見入ってしまうね。
バーディはどうなるんだろうと思って、先が気になって仕方が無かったです。
ハイスクール時代の思い出と、現在の病室が交互に描かれているだけなのに、見せ方の上手さと役者の良さでこの世界に入り込んで見ることが出来ました。

究極の鳥マニア(というか鳥?)を演じたマシュー・モディンは、不思議な雰囲気いっぱいだったけど、とてもカッコ良かったです。
やたらと全裸のシーンが多かったけど、すらっと背が高くて綺麗な裸体でした。

何で鳥になりたいと思うと裸になるんでしょう?
鳩の時はちゃんと羽で作った服をきていたのに…。
やっぱりあれですか、パータ(カナリア)には性的興奮を感じちゃうからですか。
恋人ですもんね。
しかし彼、鳥好きという次元を通り越して完全に愛しちゃってますよね。
この時点で普通の精神じゃないと思うんですけど。
そこらへんどうなんでしょう。(汗)

バーディだけではなく、アル自身も爆破の後遺症で頭がおかしくなりかけている。
みんな正気を失ってもおかしくない状況。
それだけベトナム戦争が悲惨だったってことですよね。
本当に戦争は嫌なものです。

そんな中、必死にバーディを助けようとするアル。
彼はバーディが正気に戻れば自分も救われると信じたかったんだと思いました。
セリフの中でも言ってたけど、
「このまま世間に放り出されるのが怖い」
というのが本音でしょう。
爆破によるひどい火傷で、見れない顔になってしまった自分に自信をなくしてましたからね。
でも、バーディさえ元に戻ってくれれば、助け合って生きていけると希望を持っていたのです。
だけど、彼は気付いてしまったんですね。
バーディのように殻に閉じこもることで身を守るという方法に。
ここに至るプロセスはかなり切ないものがありました。
そういう結論を出しちゃうのか〜!!ってね。

この映画の見せ場は最後にあると言っても過言ではないでしょう。
私はこれを見て★を一つ増やしました。
ここで「今までのシリアスさは何だったんだ〜!!」とツッコミを入れましょう。(笑)
いや〜、でも顔はにやついて仕方ないですね。
そう来るか〜という驚きと、上手いね〜とうならされる事間違い無しです!

気になる方は是非映画を見て下さい。
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鑑賞日 2004.07.01

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spink.gif バーティカル・クライシス(1999)  アメリカ
  FIRST DAUGHTER  [TVM]   [95分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション
監督 アーマンド・マストロヤンニ
出演者 マリエル・ヘミングウェイ  (アレックス・マクレガー)
ダグ・サヴァント      (グラント)
グレゴリー・ハリソン    (ヘイズ大統領)
モニカ・キーナ       (ジェス・ヘイズ)
コピー TVM
あらすじ
ビバリーヒルズに住む映画監督のパーティーに出席したアメリカ大統領ヘイズが何者かに襲撃された。
女性シークレット・サービスのアレックスはとっさの機転により、何とか無傷で大統領を守り切った。
しかしそれが上司の命令を無視した判断だった為に、彼女は大統領警護の特別任務からはずされる事になった。
その後、大統領暗殺計画を企てたマイケル・スミスが逮捕され、一件落着と思われたが、サマーキャンプに行っていた大統領の娘ジェスが誘拐された。
それに同行していたアレックスは、サマーキャンプのインストラクター:グラントと犯人の跡を追う。
感想
初めから激しい銃撃戦で一気に引き込まれました。
大統領専用車はかなり頑丈なようですけど、どんな性能があるのでしょうか。
"バットモービル"並なのかな。(笑)

大統領も大変、その娘も大変なのは分かりますが、真の意味で一番大変なのは彼らを守るシークレット・サービスのようです。
チョロチョロ動き回る年頃の女の子を、いつも監視しておかなければならず、しつこいが為にその娘からは嫌われる。
良い事ないね…。(^_^;)
でもジェスが隠れてキスしてる所を、皆に探されてた所は真剣に可哀相だと思いました。
隠れて恋も出来ないなんてね。
その相手の男の子マイロ役の男の子がカッコ良かった…(惚れたかも)

最初に出てきたアイテムが、後半もう一度出てくるパターンが多かったです。
だから、2回目はどうするんだろうとかここで役に立つのか〜!など新鮮な驚きが目白押しでした。

でも、最後はメリル・ストリープの「激流」を見ているかと思うほど似てました。
最後が良かったら、おすすめアクションにしようかと思ったのに!
残念だな…。

しかし、最後の自動車教習が笑える。
ここにこれを持ってくるとは!
激しいアクションの後、気を抜いてる所を狙ったピンポイント攻撃にやられました。(笑)

ツッコミ所は満載でしたが、よく出来た作品でした。
アレックス役のマリエル・ヘミングウェイの男っぷり(笑)はカッコ良いです。
こういうアクションなら楽しんで見れるんですよね〜。
でも、楽しいアクションって結構珍しいかも…。
鑑賞日 2003.05.12

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spink.gif バーティカル・ターゲット/大統領狙撃計画(2000)   アメリカ
  FIRST TARGET  [94分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/サスペンス
監督 アーマンド・マストロヤンニ
出演者 ダリル・ハンナ        (アレックス・マグレガー)
ダグ・サヴァント       (グラント・コールマン)
アーロン・グレイン      (エバン)
コピー TVM
あらすじ
大統領を警護するSPの主任アレックスは、部下達の訓練の為に日々演習を行っていた。
しかし、ちょっとした油断から大統領を守れず、その教訓を生かしてもう一度警護を強化する。
今SPには何者からか脅迫状が送りつけられており、一層警備に力をいれなければならなかったのだ。
そんな中、大統領の側近であるウィンズローが殺された。
それでもシアトルで行われる式典に参加する為、大統領は通常どおりに行動し、アレックスは彼の警護のため同行する。
感想
TVMのわりには良かったです。
最後がもう一つ盛り上がらなかったけど、なかなか良かったと思います。
普通に暮らしていたら絶対知り得ないシークレット・サービスの裏側が見れたようで、とても興味深かったです。

中でも注目は色々なハイテク機器。
ケータイみたいなやつが便利そうでしたね。
ボタンが少なかったけど、操作方法は簡単なのかな?

有名な俳優さんはダリル・ハンナしかいないけど、他の役者さんも活き活きしていてそれぞれが魅力的でした。
だから、飽きる事無く、最後まで見れたのだと思います。

何と言ってもSPのアレックスがカッコイイです。
長身で知的なお顔の彼女にはぴったりの役ですね。
彼女がいつもグラントに「通行証は表向きにして」と言っていたから、何か後から重要になってくるかもと思っていたのですが、結局全然関係無かったみたい。
注目して損した…。(汗)

せっかく良い感じだったのに、最後の山頂でのレイチェルVSグラントの対決が、わざとらしくて見てられなかったです。
もう少し何とかならなかったのかな〜。
決められた型が見え見えですよ!!(怒)

最初の入りが上手かったですよね。
本物さながらだったんで、てっきり現実だと思ってました。
まあ、訓練でこれだけ本格的なら、事件が起きても安心でしょう。
さすがですね。

ちなみに、私がTVで見た時は「ファースト・ターゲット」というタイトルでした。
鑑賞日 2004.02.06

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spink.gif バーティカル・リミット(2000)  アメリカ
  VERTICAL LIMIT  [124分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション
監督 マーティン・キャンベル
出演者 クリス・オドネル        (ピーター・ギャレット)
ロビン・タニー         (アニー・ギャレット)
スコット・グレン        (モンゴメリー・ウィック)
ビル・パクストン        (エリオット・ヴォーン)
イザベラ・スコルプコ      (モニク・オーバーティン)
ロバート・テイラー       (スキップ・テイラー)
ニコラス・リー         (トム・マクラレン)
アレクサンダー・シディグ    (カリーム)
スティーヴ・ル・マルクアンド  (シリル・ベンチ)
ベン・メンデルソーン      (マルコム・ベンチ)
コピー 予測不能――すべてがクライマックス!
不可能に挑む、決死の救出劇が今始まる。

タイムリミットは、22時間――
あらすじ
登山家のピーターは、父ロイス、妹アニーと一緒にロック・クライミングをしていたとき事故に遭い、父を亡くしていた。
彼はその辛い事故をきっかけに、山登りをやめた。
それから3年後、アニーはドキュメンタリー番組のレポーターとしてK2に登る事になった。
資産家のヴォーンは自分の会社の宣伝のために、無謀な日程を組んで登山に出発した。
そのため彼らは、嵐に遭い、氷の亀裂に落ち、なだれに襲われて、アニー、ヴォーン、プロの登山家トムの3人しか生き残ってなかった。
アニーが生きていると知ったピーターは、仲間を集めてアニーたちの救出に向かう。
感想
3人を助ける為に、彼らを救出に向かった人たちが次々と死んでいくとは、何とも効率の悪い話ですね〜。
ピーターはアニーを助けるために一生懸命ですけど、他の人達が良く行ってくれたなと感心します。
背中にいつ爆発するか分からないニトロを背負っての救出ですからね。
私なら完璧にパスします。(^_^;)

しかし、そんな話でも私は最初からうるうる来てしまいました。
あのお父さんとのシーンですね。
こういう分かり易い話に弱いんですよ〜。
究極の選択を迫られたピーターの苦悩を思うと、やり切れない気持ちになります。

そしてアニーたちの救出劇は、ハラハラドキドキの連続でした。
ヘリから降りる所だけでも、かなり手に汗握りましたよ。
これでもかと言わんばかりに次々と危険にさらされるので、こちらも休む暇がありません。
キャッチ・コピーの「すべてがクライマックス!」というのは当ってますね。

ピーターたちは良いのですが、アニーたちがいる亀裂の中の様子が暗くてほとんど見えなかったので、何をしているのか理解出来ませんでした。
リアリティを追究したのかもしれませんが、何をしているのかが見えないと意味ないですね。

危険な所だと分かっていても山に登りたい人たちの気持ちは分かりませんが、妹を助けたいというピーターの熱意は伝わってきました。
でも、それで仲間を巻き込むのはどうだろう。
そんなに助けたいなら一人でいけばいいのに…と思ってしまいます。

これに関しては、ストーリーうんぬんよりも、単純に雪山サバイバル・アクションを楽しむ方が良いでしょうね。
私はそれだけで★3つにしました。
参考にならなくて、本当にすみません。(^_^;)
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鑑賞日 2003.10.08

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spink.gif ハート・オブ・ウーマン(2000)  アメリカ
  WHAT WOMEN WANT  [127分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/ロマンス
監督 ナンシー・メイヤーズ
出演者 メル・ギブソン      (ニック・マーシャル)
ヘレン・ハント      (ダーシー・マグワイヤー)
アシュレー・ジョンソン  (アレックス)
マリサ・トメイ      (ローラ)
マーク・フュアスタイン  (モーガン)
ジュディ・グリーア    (エリン)
ローレン・ホリー     (ジジ)
アラン・アルダ      (ダン)
ベット・ミドラー     (精神科医パーキンス)
コピー 男には聞こえないと思ってた。
スーツを脱いだ私の心。
あらすじ
男性向け商品の広告に毎回ビキニの女性を使い、実績を上げてきた広告代理店のクリエイター:ニック。
しかし、会社は女性向け広告に力を入れ始め、他社から引き抜いて来た優秀な女性クリエイター:ダーシーを、ニックが狙っていたポストに据えてしまう。
しぶしぶ彼女の下で働く事になったニック。
そんな時、彼は事故で感電し、そのショックにより女性の心の声が聞こえるようになってしまう。
始めはその能力に戸惑いノイローゼ気味になるが、知り合いの精神科医にその能力を上手く使えば良いというアドバイスをもらい、仕事でも女性の心を読んで実績を上げていく。
感想
女性の心が読めるという特殊能力を持つ主人公を演じるメル・ギブソン。
彼のお茶目でコミカルな演技が、とても面白かったです。
男臭い男が似合う彼だからこそ、そのギャップが面白いんでしょうね。

男性に女性の心が読めたら…という発想が良いです。
ああして欲しい、こうして欲しい、と思っている事が理解してもらえると、女性なら誰でも嬉しいですからね。
正に理想の男性像です。
でも、ここまで女性の気持ちが分かったら、ゲイじゃないかと怪しまれても不思議じゃないですよね。(^_^;)

男性でも女性でも人の心が読めるというのは、便利なようで辛い事も多そうです。
誰にも分からないと思っているから、人の悪口や悪態をついてる事が多いですからね。
サトラレ」とは反対の設定ですが、こちらの方がありそうですね。
一人が聞こえてる分には周りは気付かないから、現実にいてもおかしくないです。

ダーシーの心を読んで、ちゃっかり仕事をものにしてしまう過程も面白かったです。
ここまで同じ事を考えてたらちょっと怪しいと思ってもおかしくないのに、同じ感性の持ち主だと思い恋に落ちてしまう所が、素直なダーシーの人柄を表してますね。

コミカルで思わず笑ってしまう動きの連続なのでかなり楽しめました。
ラブコメとしてはなかなかの出来だと思います。

しかし、最後はちょっとあいまいで中途半端だと感じました。
でも、本当の事を言っても誰も信じてくれないだろうから、これで良かったのかもしれませんね。

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spink.gif ハート・オブ・ジャスティス(1992)  アメリカ
  The Heart of Justice  [TVM]   [88分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス
監督 ブルーノ・バレット
出演者 ジェニファー・コネリー     (エマ・バージェス)
デニス・ホッパー        (オースティン・ブレア)
エリック・ストルツ       (デヴィッド・リーダー)
ウィリアム・H・メイシー    (ブース)
ダーモット・マローニー     (エリオット・バージェス)
ブラッドフォード・デイルマン  (ミスター・バージェス)
ジョアンナ・マイルズ      (ミセス・バージェス)
ヴィンセント・プライス     (レジー・ショウ)
キース・レディン        (サイモン)
ハリス・ユーリン        (キーリー・スー)
フェリシティ・ハフマン     (アニー)
コピー TVM
あらすじ
作家のオースティン・ブレアが、白昼堂々アーツ・クラブという店の前で射殺された。
犯人はその場で自殺した。
この事件の記事を担当する事になった記者のデヴィッドは、さっそく詳しい情報を得る為の取材に出かけた。
警察や家政婦の話から、犯人が有名な弁護士の息子でエリオット・バージェスという男だと判明する。
この事件の裏には、エリオットの姉エマが絡んでいるようだ。
彼女は男遊びが激しく悪い噂が絶えなかったらしい。
だがそれ以上詳しい情報が得られず、デヴィッドは行き詰まっていた。
そんな時、彼の元にエリオットの声が吹き込まれたカセットテープが送られてきた。
感想
結構有名な人達が出演しているのにTVMだと知って驚きました。
個人的にデニス・ホッパーが久しぶりに見れた事が嬉しかったです。
ジェニファー・コネリーの怪しい雰囲気はいつもながら素晴らしいです。
誘惑の恋人たち」の精神を病んだ女性も良かったけど、男を惑わす悪女ぶりも冴え渡っています。
危ういフェロモンを出す女性を演じさせたら、ぴったりはまって怖いくらいですね〜。
見事です。

始めはデヴィッドが取材した情報から、段々事件の裏が見えてくる作りだったので、記者が事件を解明するパターンかなと思っていました。
でも途中から、エリオットのカセットテープによって全てが明らかになる作りになりました。
なので一緒に推理するというよりは、エリオットの心の動きと事件に至るまでの過程を一緒に辿っていく感覚です。

その中でエリオットとデヴィッドの接点があって、思わず巻き戻して見たくなりました。
絶妙にすれ違ったり、同じお店にいたりするんですよね。
これには驚きました。

しかし最後はどうなんだろう。
後味が悪いですね〜。
ここまでの物語がどうでも良くなってしまいました。(^_^;)

男の愚かさと女のしたたかさが上手く(?)組み合わさると、こういう結末になるんでしょうね。
どちら側から観るかによって印象は違うでしょうけど、私はどちらも好きではなかったので、後味悪かったです。
デヴィッドのあまりのお粗末さに唖然としました。

エリオット役のダーモット・マローニーが、若いシルベスター・スタローンに見えて仕方がありませんでした。
最初は誰かに似てるな〜くらいに思っていたのですが、一瞬スタローンの顔が浮かんでからはスタローンにしか見えなくなったんですよね〜。(^_^;)
困った、困った。(汗)
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鑑賞日 2003.07.03

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spink.gif バード・ケージ(1996)  アメリカ
  THE BIRDCAGE   [119分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ
監督 マイク・ニコルズ
出演者 ロビン・ウィリアムズ     (アーマンド)
ネイサン・レイン       (アルバート)
ダン・ファターマン      (ヴァル)
ジーン・ハックマン      (ケビン・キーリー)
キャリスタ・クロックハート  (バーバラ・キーリー)
コピー 話さずにはいられない この面白さ…
愛さずにはいられない この家族たち
あらすじ
フロリダ、サウスビーチにある「バードケージ」というオカマバーを経営するアーマンドは店の看板スター:アルバートと一緒に住んでいた。
しかし一人息子のヴァルが結婚すると言い出した為、二人はてんやわんやの大騒ぎ。
相手は堅物で有名なキーリー上院議員の一人娘。
両家はお互いに秘密を抱えたまま対面する事になった。
感想
素直に楽しめました。
ゲイにも男役、女役がいるんですね、やっぱり。ネイサン・レインのおねえぶりが最高です。
すごく濃い顔だからどう見ても男なんだけど、動きや喋り方は普通の女性より女っぽいんですよ。
彼の演技力には感服しました。

彼女の両親が訪問してくる事になった為、一生懸命に男を演じようとするアルバートの姿がいじらしく、不覚にも可愛いと思ってしまいました。(^_^;)
どうしても立ってしまう小指とかどうしても内股になる足とか可愛いですよね…。

議員の娘とゲイバーの経営者の息子の組み合せはとってもおもしろいです。
一番似合わなくて、あってはならない繋がりですからね。
部屋にある怪しい像や絵をかたずけるドタバタぶりや一人息子の為に奮闘するゲイ二人が滑稽で笑えます。
最後はホロっときて後味もいいです。
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spink.gif ハード・コア(2018)   日本     [124分]  R−15+
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/ドラマ
監督 山下敦弘
出演者 山田孝之        (権藤右近)
佐藤健         (権藤左近)
荒川良々        (牛山)
石橋けい        (水沼多恵子)
首くくり栲象      (金城銀次郎)
康すおん        (水沼)
松たか子        (バーの女)
フランシス・カララング (シルビア)
コピー 家族なんていらねぇ。
俺たちは空だって飛べるんだ――。

謎のロボットが彼らの未来を変える――不器用だけど真っ直ぐ生きる男たちの人生活劇
あらすじ
あまりにも純粋で信念を曲げることができずに世間からはみ出してしまった権藤右近。
今は怪しげな活動家:金城銀次郎の下で埋蔵金探しを手伝う日々。
唯一の友は一緒に働く精神衰弱気味の牛山だけ。
そんなある日、その牛山が謎の古びたロボットを発見し、2人は“ロボオ”と名付けて奇妙な友情を育んでいく。
そこへ、いつも右近の尻ぬぐいをしているエリート商社マンの弟:左近がやって来て、ロボオが見た目とは裏腹に、現代の技術をはるかに凌ぐ性能を有していることが明らかになる。
感想
意外や意外、面白かったです。
ロボオのポテンシャル、凄かったですね。
その技術があるなら見た目もっとスマートに出来そうなもんですけど・・・。

そんな夢のロボットを手に入れたのが、右近たちのような純粋な人間で良かったです。
水沼のような腹黒い人間だったらテロ行為に使うに決まってます!

黒い街宣車、埋蔵金、怪し過ぎる会頭・・・とまともな人なら近寄らない組織に入ってる右近。
その兄の尻拭いをしているエリート商社マンの弟:左近。
もう登場人物たちが個性あり過ぎで休む暇がありません。

特に口数の少ない純粋な牛山を演じた荒川良々さん。
こういう役をやらせたら彼の右に出る者はいません。
現在46歳ですか、全然見えませんね。
さすがです。

っていうか、いきなり松たか子が出てきたから豪華な作品だ〜!!って思ってたら、それきり出てこない!!!
なんて贅沢な使い方してるんですか!
キスまでしてるし、ビックリしました。

R−15+なんで山田孝之くんも結構脱いでいるんですけど、一番ドキドキしたのは着衣で腰振ってる佐藤健くんでした。(照)

不思議なお話ですけど、キャラの魅力と俳優さんたちの上手さで、見応えのある作品となっていました。
漫画原作なんですね。
そちらにも興味が湧きました。
鑑賞日 2020.10.09

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spink.gif バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014)   アメリカ PG−12
  BIRDMAN OR (THE UNEXPECTED VIRTUE OF IGNORANCE)  [120分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/ドラマ
監督 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演者 マイケル・キートン      (リーガン・トムソン)
ザック・ガリフィナーキス   (ジェイク)
エドワード・ノートン     (マイク・シャイナー)
アンドレア・ライズブロー   (ローラ・オーバーン)
エイミー・ライアン      (シルヴィア)
エマ・ストーン        (サマンサ(サム)・トムソン)
ナオミ・ワッツ        (レズリー・トルーマン)
リンゼイ・ダンカン      (タビサ・ディッキンソン)
コピー もういちど輝くために、
もういちど愛されるために、
すべてを手放し、羽ばたこう。
あらすじ
かつて主演した大人気映画「バードマン」のイメージが払拭できずに、鳴かず飛ばずの俳優人生を送るリーガン・トムソン。
私生活でも離婚したり、娘サムが薬物中毒だったりと、良い事なしだ。
そこで再起の為に、レイモンド・カーヴァーの『愛について語るときに我々の語ること』を原作とする舞台を自ら脚色・演出・主演で製作し、ブロードウェイに打って出ることにした。
ところが、大ケガをした共演者の代役に起用した実力派俳優マイクの横暴に振り回され、余計にごたごたしてしまう。
感想
素直に面白かったです。
思わず吹き出してしまう所が2,3か所ありましたよ。
これにはすっかりやられました。

全編1カットに見える映像は、評判通り見応えありました。
こうして綺麗に全部繋げるのは、相当な技術と大変な作業だったでしょうね。
すごいの一言に尽きます。

そんな中に、いきなり爆破とか戦闘とか始まって、良い刺激になってます。
かつての「バードマン」のように空を舞う姿が印象的でした。

リーガンの超能力は本物だったんでしょうかね。
最初の浮いてるのからインパクト大でした。
最後のサムの表情を見ると、本当だったら良いなと思わせます。

そんなリーガンを演じたマイケル・キートン。
パンツ一枚で街を歩いたり、自由に空を飛んだりと、色々な姿で魅せてくれましたね。
何とか昔の栄光を取り戻したいともがく姿は痛々しく、舞台での迫真の演技も切なかったです。
自身も「バットマン」で一世を風靡した人だから、その姿も重なって、より説得力のある演技になっていたと思います。

そして、かなりの曲者役者マイクを演じたエドワード・ノートン。
こういう役が本当にぴったりはまる人ですね。
舞台の本番で大きくしてた姿にお茶吹き出しそうになりましたよ。(笑)

面白かったんだけど、★が思ったほど伸びませんでした。
アカデミー賞受賞作という事、期待値がかなり上がってたみたいです。

アカデミー賞作品賞、監督賞受賞作品。
鑑賞日 2018.02.19

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spink.gif ハート・ロッカー(2008)   アメリカ  PG−12
  THE HURT LOCKER  [131分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/サスペンス/戦争
監督 キャスリン・ビグロー
出演者 ジェレミー・レナー    (ウィリアム・ジェームズ二等軍曹)
アンソニー・マッキー   (J・T・サンボーン軍曹)
ブライアン・ジェラティ  (オーウェン・エルドリッジ技術兵)
レイフ・ファインズ    (請負チームリーダー)
ガイ・ピアース      (マット・トンプソン軍曹)
デヴィッド・モース    (リード大佐)
エヴァンジェリン・リリー (コニー・ジェームズ)
クリスチャン・カマルゴ  (ケンブリッジ大佐)
コピー 永遠を思わせる戦場。
刹那を生きる男たち──。
あらすじ
2004年夏、イラクのバグダッド郊外。
アメリカ陸軍ブラボー中隊の爆発物処理班では、任務中に殉職者が出たため、ジェームズ二等軍曹を新リーダーとして迎え入れることに。
こうして、サンボーン軍曹とエルドリッジ技術兵を補佐役とした爆弾処理チームは、任務明けまで常に死の危険が孕む38日間を共にしていく。
しかし、任務が開始されると、ジェームズは遠隔ロボットを活用するなど慎重を期して取るべき作業順序や指示を全て無視し、自ら爆弾に近づいて淡々と解除作業を完遂。
任務のたび、一般市民かテロリストかも分からない見物人に囲まれた現場で張り詰めた緊張感とも格闘しているサンボーンとエルドリッジには、一層の戸惑いと混乱が生じる。
感想
戦争物は苦手ですが、アカデミー賞受賞作品という事で頑張って挑戦してみました。
確かに見応えある作品でした。

米軍の爆発物処理班で任務にあたる3人。
戦場では自分勝手な行動は命取りになるはずなのに、ジェームズは自分の事しか考えてなくて冷や冷やさせられました。
映画を見ているだけの私でもそうなのだから、一緒に仕事している仲間たちは、もっとイライラしたでしょうね。
だから、彼は殴られても仕方ないと思ってしまいます。

人間爆弾にされた少年を米軍敷地内にいる少年と勘違いして暴走してしまうジェームズ。
あんな危険を冒してまで行方を追うなんて、そんな思い入れがあるように思えなかったですけどね。
それだけ、衝撃的な出来事だったという事でしょうか。

始めは勇気のある人だなと思っていたけど、段々本当に何も考えてないのかもと思えてきました。
爆弾を処理するという目的だけにとらわれ過ぎていて、仲間を危険に巻き込んでしまいましたからね。
でも、これくらいじゃないと、こんな危険な戦場ではやっていけないのかもしれません。

戦争に行って精神をやられてしまう軍人さんが多いというのも納得です。
こんな緊張感が続く毎日なんてやってられませんよ。
始めに「戦争は麻薬だ」って言ってましたけど、こういう状況にも慣れとかあるんですかね。
生か死かの連続が、気持ちよくなって来るのかもしれません。

爆発物処理班の任務は多岐にわたり、色々な場面での危険が描かれていました。
それを命をかけて任務遂行する3人。
街に仕掛けられた爆弾の処理、大使館横に置かれた車内爆弾の処理、爆弾の回収に行って人間爆弾を発見、体に爆弾を巻かれた男性の救出。
どこの現場も危険と隣り合わせで、本当にドキドキさせられました。

女性監督の作品だったんですね。
そうとは思えないほど骨太な作品で驚かされました。
他の作品にも興味が出てきました。
機会があれば見てみたいと思います。

アカデミー賞作品賞、監督賞受賞作品。
鑑賞日 2018.10.19

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spink.gif バーバー吉野(2003)   日本     [96分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 荻上直子
出演者 もたいまさこ   (吉野良子)
米田良      (吉野慶太)
大川翔太     (矢島真之介)
村松諒      (川口貴弘)
宮尾真之介    (山口修平)
石田法嗣     (坂上洋介)
岡本奈月     (上杉真央)
森下能幸     (ケケおじさん)
たくませいこ   (吉野香苗)
三浦誠己     (北野先生)
浅野和之     (吉野武雄)
桜井センリ    (三河盛平)
コピー その町の少年は皆、同じ髪型をしていた…
あらすじ
誰もが顔見知りで、夕方には町内放送が響きわたるのどかな小さな田舎町。
この町の少年たちは、村の風習にならって全員同じおかっぱ頭。
町に一軒しかない床屋“バーバー吉野”のおばちゃんによって、前髪をきれいに統一されていた。
しかし、そんな町に東京からカッコいい髪型の少年が転校してくる。
感想
何だか自分の中学校時代を思い出しました。
うちの地域の中学校は、男子は坊主、女子はショートカットと決まっていたんです。
入りたての時は、それが当たり前で気にしてなかったのですが、中学3年生の時に、生徒総会で髪型の自由についての議題が出たのです。
話し合いの結果、次の年から髪型が自由になりました。
自分たちは恩恵にあずかれなかったけど、達成感だけはいまだに覚えていますね。
あれも時代の流れだったと思います。

今でも甲子園に出る球児たちは、坊主の所が多いですよね。
今年は髪型自由な慶応高校が優勝して、時代の流れを変えた年でした。

色々な場所で色々なルールがありますが、時代に合わせて変わって来ましたよね。
だから、誰しもがそういう思い出と共に、共感出来る内容なんだと思います。

おかっぱ頭を一手に引き受ける吉野のおばちゃんが、良い味出してます。
伝統ある自分の仕事に誇りを持っていて、なかなか吉野刈りにしない転校生にお説教する時の迫力は、なかなかのものでした。
でも、子供たちの事を思う気持ちも人一倍で、優しい人柄が体からにじみ出ていました。

また男の子だけ決まった髪型というのも斬新ですね。
女子の自由さを見て、もっと早くにおかしさに気付いても良さそうですけど・・・。

最初は早く吉野刈りにして仲間に入れと言っていた子たちも、転校生のあまりの反発ぶりに触発されます。
その心の変化や大胆な行動までの動きを丁寧に描いていて、自然と応援したくなりました。

神社に奉納する歌が、讃美歌のハレルヤって、へんてこにもほどがありますよ。
しかも、変なおかっぱ頭でしょ。
こんな変わった風習のある町には、正直住みたくないです。(汗)

でも、物語としては面白かったです。
子供たちのお話ですが、家族で見ると少々気まずいのでご注意を。
容赦なくエロ度強めのエロ本が出てきます。
この頃の男子たちは、そういう事に興味津々ですからね。
小学生男子あるあるも沢山詰め込まれていると思います。
鑑賞日 2023.11.01

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spink.gif ハービー/機械じかけのキューピッド(2005)   アメリカ
  HERBIE:FULLY LOADED  [101分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/ファンタジー
監督 アンジェラ・ロビンソン
出演者 リンジー・ローハン   (マギー・ペイトン)
マイケル・キートン   (レイ・ペイトン・シニア)
マット・ディロン    (トリップ・マーフィ)
ブレッキン・メイヤー  (レイ・ペイトン・ジュニア)
ジャスティン・ロング  (ケヴィン)
シェリル・ハインズ   (サリー)
ジミ・シンプソン    (クラッシュ)
ジル・リッチー     (カリスマ)
トーマス・レノン    (ラリー・マーフィ)
ジェレミー・ロバーツ  (クレイジー・デイヴ)
コピー アクセル全開で、
マジ恋モード!?
イタズラなワーゲンが、
あなたの願いを
叶えます!

彼の名は、ハービー。
人の心を持った魔法のクルマ。
愛するオーナーに幸せを運ぶ…。
あらすじ
大学を卒業したマギーは、父から卒業祝いとして車を買ってもらう事に。
スクラップ工場でボロボロのフォルクスワーゲンを買うが、マギーの言う事聞かず暴走してしまう。
実はこの車、意思を持つ車だったのだ!
マギーはひょんな事からレース界のカリスマ:トリップからレースを申し込まれる。
レースチームを持つ父からレースを禁止されているにも関わらず、それを引き受けてしまう。
感想
まあ、想定の範囲内ですね。
良くも悪くも思った通りでした。
ファミリー向けってこのくらいの出来が限界なのかしら?
「ラブ・バック」という映画シリーズのリメイクだそうです。

意思のある車ハービーは可愛いです。
ライトの所が目になっていて、ここが一番豊かに表情を表わしています。
悲しそうな目とか、恋してる目とか、コロコロ変わりました。
そして、嫌な奴にはオイル攻撃!
シュシュっと出して追っ払います。こんな車あったら良いですよね。
仲良くなりたいわ。

そんなハービーは、天性の才能を持ったドライバー:マギーと手を組んで、無敵のコンビとなります。
8割方ハービーの力だと思うけど、マギーも才能はあるのよね。
ちょっとそこらへんが弱かったのが気になるけど…まあ、良しとします。

マギーの恋の行方もあんまりだったな。
もっとかっこいい人だと盛りあがりもするけど、私的にはいけてなかったです。
どっかで見た事あると思ったら「ドッジボール」に出ていた人じゃないですか!?
三の線の方があっている方だと思います。

敵役のマット・ディロンは良かったですね。
いつからかこんな役が板についちゃいましたよね。
ハービーを潰そうと躍起になっている時のあくどい顔がが何とも憎憎しい!

展開はとっても分かりやすい良くあるパターン。 勝って、負けて、反省して、最後は…みたいな。ディズニーには一度このパターンを打ち破って欲しいな〜。
え?そんな展開、初めてじゃない?みたいなさ。
まあ、期待するだけ無駄かな。
鑑賞日 2005.10.27

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spink.gif ハーフ・ア・チャンス(1998)  フランス
  UNE CHANCE SUR DEUX   [109分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション
監督 パトリス・ルコント
出演者 ジャン=ポール・ベルモンド  (レオ・ブラサック)
アラン・ドロン        (ジュリアン・ヴィニャル)
ヴァネッサ・パラディ     (アリス)
ヴァレリー・ガタエフ     (アナトーリ)
エリック・デフォス      (キャレラ)
アレクサンドル・ヤコヴレフ  (レインコートの男)
ヴァレリ・ガタエフ      (シャルコフ)
ミシェル・オーモン      (ルドウィニャン)
ジャック・ロマン       (ヴァリノ弁護士)
コピー 伝説は1/2の確率。
賭けてみるか、もう一度。
あらすじ
死んだ母親ジュリエットの残したテープにより、父親の可能性がある人が2人いることを知った娘アリスは、その2人に会いに行く。
1人は表向きレストランのオーナーだが、実は名うての宝石泥棒というジュリアン。
そしてもう1人は中古高級車販売業者でかつては外人部隊でエリート軍人だったレオ。
実はアリスは高級自動車窃盗の常習犯。
ある日、マフィアの車に手を出してしまい追われる羽目に!
お父さん2人は娘を守るために必死に戦う。
感想
主役のJ・P・べルモンドとアラン・ドロンがカッコ良くて惚れてしまいそうです。
いい感じに年を取って、深い味わいが出てますね。
若い頃のお二人はまだ見ていないので惚れる寸前ですが、若かりしお二人を見てしまったら終わりかも…。

娘アリス役のヴァネッサ・パラディもキュートでかわいいですね。
年を感じさせないアクションは見応えありです!
鑑賞日 2002.06.17

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spink.gif パーフェクト ストーム(2000)   アメリカ
  THE PERFECT STORM  [130分]
管理人評価   ★★
ジャンル パニック/サスペンス/アドベンチャー
監督 ウォルフガング・ペーターゼン
出演者 ジョージ・クルーニー          (ビリー・タイン)
マーク・ウォールバーグ         (ボビー・シャットフォード)
ダイアン・レイン            (クリスティーナ・コッター)
ジョン・C・ライリー          (デイル・マーフィー)
ウィリアム・フィクトナー        (デイヴィッド・サリヴァン)
カレン・アレン             (メリッサ・ブラウン)
ボブ・ガントン             (アレキサンダー・マカナリー3世)
メアリー・エリザベス・マストラントニオ (リンダ・グリーンロー)
ジョン・ホークス            (バグジー)
コピー 地球がゆがむ
この夏、史上最大の嵐
パーフェクト・ストーム
あらすじ
1991年、ある漁師たちに降りかかった大嵐“グレイス”。
彼らの運命を実話に沿って描いてゆく。
感想
パニック映画としてはまずまずだと思います。
こういう作品は苦手なのですが、もう2回も見ちゃってますからね。
それだけ魅力のある作品だと思います。

津波級の波の応酬には、こちらも息苦しくなってしまうほどでした。
あれだけ水をかぶっていたら、相当体力を奪われてしまいますよ。
色々な災難に遭っても助け合って船にしがみついていたのに、あの最後。
これが現実と分かっていても残念でなりません。

こういう海難事故のニュースは、たびたび報じられます。
私たちは結果を聞くだけですが、それぞれの事故でこういう壮絶な物語があるという事。
そう考えると、本当に胸が締め付けられます。

これ、一度目は劇場で見たんですよ。
でも、期待より面白くなかったし、最後も後味悪くてしっくりこなかったというような感想だったと思います。
ただただ前代未聞の同時発生した3つの大型ハリケーンに巻き込まれた人々の話です。

でも、今回もう一度見てみて、ちょっと見方が変わりました。
いつも喧嘩ばかりしていたサリーとマーブ。
しかし、いざという時には一番に助けに行くんですよね。
こういう男の友情にはうるっと来てしまいました。

苦手なパニック映画なので、感想が難しいんですが、それなりに楽しめました。
また苦手分野にも挑戦してみたいと思います。

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spink.gif パーフェクト・センス(2001)   イギリス  R−15+
  PERFECT SENSE  [92分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス/ドラマ/SF
監督 デヴィッド・マッケンジー
出演者 ユアン・マクレガー     (マイケル)
エヴァ・グリーン      (スーザン)
ユエン・ブレムナー     (ジェームズ)
スティーヴン・ディレイン  (スティーブン)
デニス・ローソン      (スーザンの上司)
コニー・ニールセン     (ジェニー)
コピー 五感が
消えていく
あらすじ
ある日突然、人々の間で嗅覚が失われる不思議な症状が多発する。
“SOS”と名付けられたこの原因不明の感染症は、瞬く間に全世界へと蔓延していく。
しかも、感染した者は嗅覚ばかりか味覚や聴覚など五感の全てが順次奪われてしまうのだった。
人類存亡の危機に直面し、SOSの原因究明に奔走する感染症学者のスーザン。
そんな中、近所のレストランのシェフ:マイケルと出会い、恋に落ちる。
しかし、彼らもまた、感染症の脅威から逃れることは出来なかった。
感想
何とも不思議な作品です。
感情が爆発した後、五感の一つがなくなる奇病が蔓延する世界。
そこで出会った男と女。
人間の基となる五感を失って残るものとは…。

ユアンが出てるから見ようと思ったんですけど、想定以上に不思議SFでした。
耳が聞こえなくなってからは、映画も無音になるし。
圧迫感がすごくて、改めてこの奇病の恐ろしさを体験させられました。

スクリーンで見たらどうなるのか、興味津々です。

ユアンもエヴァも相変わらずの脱ぎっぷりで気持ちが良いですね。
2人が揃うと、AVの域へ入ってしまいそうですよ。(苦笑)
でも、R−15ならもう少し大胆でも良かったかも。
猟人日記」の監督なので、期待し過ぎてしまいました。

皆が同じように五感が無くなったらどうなってしまうんだろう。
旦那と娘二人。
どうやって生きていくんだろう。
そんな事を真剣に考えさせられました。

あの後の世界は、どうなったんでしょうね。
そちらも色々考えてしまいます。
絶望しかなさそうだけど、作品は希望に満ちて終わったんですよね。
この作品について、誰かと語り合ってみたい気分になりました。
鑑賞日 2017.06.22

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spink.gif パーフェクト・ワールド(1993)   アメリカ
  A PERFECT WORLD  [138分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/犯罪
監督 クリント・イーストウッド
出演者 ケビン・コスナー       (ブッチ・ヘインズ)
クリント・イーストウッド    (レッド・ガーネット)
T・J・ローサー        (フィリップ・ペリー)
ローラ・ダーン         (サリー・ガーバー)
キース・ザラバッカ       (テリー・ピュー)
レオ・バーメスター       (トム・アドラー)
ブラッドリー・ウィットフォード (ボビー・リー)
ジェニファー・グリフィン    (グラディス・ペリー)
コピー もしこの世の中が
完璧な世界(パーフェクト・ワールド)だったら、
犯罪も
恐怖も
刑務所もなかっただろう。
しかし、遅かれ早かれ
皆、気が付くはずだ。
パーフェクト・ワールドなど
どこにもないことを――
あらすじ
刑務所を脱走したブッチと相棒は、フィリップという八歳の少年を人質にとって逃避行をつづけていた。
だが相棒が少年に危害を加えようとしたとたん、ブッチは相棒を射殺してしまう。
そこから、二人だけの旅が始まった。
感想
逃走型ロードムービーです。
何台もの車を乗り継いで、出会った人を脅しながら、アラスカを目指すブッチ。
良い人なのか、悪い人なのか。
まあ、子供に酷い事していると切れるんですね。
自分に重ね合わせているのか。
でも、切れ方が尋常じゃないので、怖いです。

そんなブッチと旅をする人質のフィリップくん。
彼が可愛くて仕方ありません。
キャスパーのパジャマを着てからは、可愛さも二倍です。

そんな二人のやり取りも良かったですね。
父のいない二人。
ブッチは理想の父親を演じているように見えました。
フィリップもブッチに懐いていて、大事な友達だと思っていたのかも。

彼らを追うのが、署長のレッドと犯罪学者のサリーたち。
最新のトレーラーに乗って追いかけるのですが、途中でブッチたちとすれ違って、そこへ急行した為、オーバーヒートを起こして使い物にならなくなってしまいました。
こちらのレッドとサリーも、徐々に関係が良くなっていくんですよね。
最後、「あなたは最善を尽くしたわよ」
と言われた時、グッときました。

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spink.gif パーマネント野ばら(2010)   日本     [100分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ロマンス
監督 吉田大八
出演者 菅野美穂  (なおこ)
小池栄子  (みっちゃん)
池脇千鶴  (ともちゃん)
本田博太郎 (みっちゃんの父)
加藤虎ノ介 (ヒサシ)
山本浩司  (ユウジ)
ムロツヨシ (まさ子の新しい男)
霧島れいか (若い頃のまさ子)
畠山紬   (もも)
宇崎竜童  (カズオ)
夏木マリ  (まさ子)
江口洋介  (カシマ)
コピー 「ずっと好き」はどこにもないから
私は毎日、小さな嘘をつく──。
あらすじ
海辺の町に佇む美容院“パーマネント野ばら”。
そこは、離婚して一人娘を連れて出戻ったなおこと、その母まさ子が切り盛りしている小さなパーマ屋さん。
町の女たちはここに集っては、甲斐性なしの男たちへの不満やグチをぶちまけ合うのだった。
そんな中、なおこは高校教師のカシマとの静かな恋を大切に育んでいた。
感想
コミカルなお話でテンポ良く進むのでのほほんと見ていたら、結構重めのオチが待っていました。
こういうお話だったんですね。
結構驚きました。

田舎の小さな町は、人間関係が狭くて濃いので、色々な問題がありそうです。
パーマ屋でち〇この話ばかりするおばさんたち、面白かったですね。
男の人は集まったら女のはなしばかりすると聞きますが、田舎のおばさんも男の話ばかりのようです。

離婚し娘を連れて出戻ってきたなおこ。
親友のみっちゃんも浮気性の夫と離婚。
もう一人の親友:ともちゃんも旦那が野垂れ死んで未亡人に。
出てくる女性たちがみんな男運が悪くて、この町には真面な男がいないのか!と思ってしまうくらいです。

そんな中、異質なのが高校教師のカシマ。
こんな優しいイケメンが独り身なんて珍しい・・・と思っていたら、なおこを旅館に置き去りにしたりして。
酷い扱いをしてきたから、不倫なのかなと思ってました。

そしたらまさかの展開。
周りも知っていてそっとしておいたのですね。
日常の中に潜む病気の怖さが、ジリジリと感じられました。

西原理恵子漫画原作作品。
鑑賞日 2022.06.06

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spink.gif パーム・スプリングス(2020)   アメリカ  PG−12
  PALM SPRINGS  [90分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/ロマンス/SF
監督 マックス・バーバコウ
出演者 アンディ・サムバーグ   (ナイルズ)
クリスティン・ミリオティ (サラ)
ピーター・ギャラガー   (ハワード)
J・K・シモンズ     (ロイ)
メレディス・ハグナー   (ミスティ)
カミラ・メンデス     (タラ)
タイラー・ホークリン   (エイブ)
コピー 2人なら、永遠に
“今日”でも構わない!?

バカンス満喫型タイムループ・ラブコメディ
あらすじ
砂漠のリゾート地、パーム・スプリングス。
妹の結婚式に参加したサラは、そこで知り合ったナイルズと意気投合。
2人で式場を抜け出し、砂漠の岩山付近でいい雰囲気になる。
しかし突然、ボーガンの矢が飛んできてナイルズを直撃。
負傷し逃げ出したナイルズを追って、奇妙な洞窟に入ったサラは謎の光に包まれる。
次にサラが目覚めると、それは結婚式の朝だった。
感想
面白いお話でした。
タイムリープものは結構ありますが、そこに新しくキャラクターが入って来て、しかも記憶も共有しているというのは、珍しいのではないでしょうか。

永遠に繰り返される妹の結婚式。
もう思いつく限りの行動は取って来たナイルズ。
彼について洞窟に入ってしまい、タイムリープの中に入ってしまったサラ。
嫌と言う程、今日を繰り返して来たナイルズは、色々と試してみるサラに、「時間の無駄だよ」と冷めた目で言い放ちます。
彼が絶望を何度も味わい、死の痛みも知っているので、同じ目に遭わせないように忠告していました。
何度も同じ今日を繰り返す中で、お互いの心だけは変化していくのです。

どうやってこの流れを断ち切るのかと思っていましたが、行動力があったのはサラでした。
毎朝、量子力学について勉強して、タイムリープを解明していきます。
現実的なのか分かりませんが、ただ巻き込まれているだけでは済まさず、自分の足で答えを求めるとは意外でした。
元の世界にいた時は、何事にも無気力でしたからね。

ナイルズもサラのそんな所に惹かれたのでしょう。
二人は相性も良いし、最高のパートナーになれそうです。

色々な格好で突然現れるロイは、良い味出してました。
ハンターだったり、警察官だったり。
犬の糞にお水をあげる息子、何気に可愛かったです。

最後のナイルズの言葉も良かったです。
ほとんどプロポーズですよ。
これからを一緒にする人に言われたら最高に嬉しいと思いました。
鑑賞日 2022.10.05

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spink.gif パール・ハーバー(2001)   アメリカ
  PEARL HARBOR  [183分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 戦争/ドラマ/アクション
監督 マイケル・ベイ
出演者 ベン・アフレック        (レイフ・マコーレー)
ジョシュ・ハートネット     (ダニー・ウォルカー)
ケイト・ベッキンセール     (イブリン・ジョンソン)
ユエン・ブレムナー       (レッド)
アレック・ボールドウィン    (ドゥーリトル中佐)
ジェームズ・キング       (ベティ)
ジョン・ヴォイト        (ルーズベルト大統領)
キューバ・グッディング・Jr  (ドリー・ミラー)
ダン・エイクロイド       (サーマン)
コルム・フィオール       (キンメル)
ジェニファー・ガーナー      (サンドラ)
ウィリアム・フィクトナー    (ダニーの父)
スコット・ウィルソン      (ジェームズ・マーシャル)
コピー 全世界の心に捧ぐ、世紀のドラマ。
1941年、現地時間12月7日6時、ハワイ諸島――
海と空の青が一瞬にして深紅に染まったその日、
ただ愛だけが、若者たちに残された最後の楽園だった…。
あらすじ
1914年。
テネシーで育ったレイフとダニーは、陸軍海兵隊のパイロットになった。
レイフはパイロットの適性検査の時に出会った看護婦イブリンと付き合い始める。
しかし、レイフはイギリス軍のパイロットに志願し、戦地に赴く事に。2人は離ればなれになっても手紙を出し合って愛を繋いでいた。
そんなある日、ダニーにレイフ戦死の訃報が入る。
この事をイブリンにも伝え、2人で彼の死を悼んだ。
その3ヶ月後。
映画館で再会したダニーとイブリンは、恋に落ち結ばれる。
感想
悪い評判ばかり聞いていたけど、そこまで悪くはないですね。
前半は恋愛映画、後半は戦争映画って感じの構成でした。
最後は泣くまではいかなかったけど、うるうるは来ました。
あれって日本のどこを想定しているんでしょうね?

さすがは巨額の制作費をかけた大作ですね。
戦闘機同士の撃ち合いも、爆破のシーンも迫力満点です。
一番の見所、パールハーバーへの奇襲は、息をするのを忘れるくらい真剣に見入ってました。
しかし、「おお!すごい!」と思ったのもそこまでで、その後のひどいありさまには、さすがに胸が痛みました。

この頃は爆撃機のB25を戦闘機のように飛ばしていたんですね。
今はハイテク先進国のアメリカも、こんな地道な減量をして命を懸けていたんですね。

戦争に良いも悪いも無いけど、この作品には、もう2度とこんな事を繰り返してはいけないという戒めの要素はないように思います。
所謂アメリカ万歳映画ですね。

そして、恋愛の方ですが、これってどっちが悪いって言えませんよね。
戦争と言う時代の性で起こってしまった悲劇です。
いつも戦争に翻弄されて不幸になる人々が出てしまうんですよね。
彼が戦死したと聞かされて、ショックを受けた者同士が慰め合った結果、恋に発展してしまったのです。
まあ、時期が早すぎたって事はあるかも…。

★は3つにしたけど、物語自体はそこまで誉められたものではないです。
CGのすごさを評価した感じ。
しかし、本当にいろんな所で酷評されてますよね。
ちょっと楽しんでしまった自分が情けなく感じるくらいですよ。
でも、最初にも言いましたが、そこまで悪くもありません。
まあ、映画なので楽しめる分には良いですよね。
鑑賞日 2004.03.28

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spink.gif ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey(2020)   アメリカ   [109分]
BIRDS OF PREY (AND THE FANTABULOUS EMANCIPATION OF ONE HARLEY QUINN)  PG−12
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/アドベンチャー
監督 キャシー・ヤン
出演者 マーゴット・ロビー          (ハーレイ・クイン)
メアリー・エリザベス・ウィンステッド (ハントレス)
ジャーニー・スモレット=ベル     (ブラックキャナリー)
ロージー・ペレス           (レニー・モントーヤ)
クリス・メッシーナ          (ビクター・ザーズ)
エラ・ジェイ・バスコ         (カサンドラ・ケイン)
アリ・ウォン             (エレン・イー)
ユアン・マクレガー          (ブラックマスク)
コピー 極悪をもって極悪を制す。
あらすじ
悪のカリスマ=ジョーカーと別れたことがゴッサム中に知れ渡り、たちまちあらゆる悪党どもから命を狙われる立場となってしまったハーレイ・クイン。
そんな彼女が、ひょんなことから謎のダイヤを盗んだ少女カサンドラを守るために立ち上がる。
相手は悪の世界を牛耳る残忍な極悪野郎ブラックマスク。
ハーレイ・クインは、ハントレスやブラックキャナリー、レニー・モントーヤら自由を求めて覚醒した女性たちとチームを結成し、ブラックマスクとの壮絶な戦いに身を投じていく。
感想
たまたま昨日「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」を見たばかりだったので、またマーゴット・ロビーの作品に当たるなんて運命ですね。
こういう強烈なキャラがはまり過ぎてます!

そして、我らがユアン・マクレガー登場。
珍しい悪役キャラですが、さすがはユアン
何の役でも見事にこなしています。

女の子チームが極悪男軍団をこてんぱんにやっつけるのは小気味良かったです。
女性陣の立ち回りがカッコ良く様になってました!

全然ジョーカーとハーレイの関係を知らなくても、ちゃんと説明してくれるので迷子にはなりません。
ハーレイの生い立ちから真っ白フェイスになるまでも、かなり切ないお話です。
医学部出てるなら他に潰しが利きそうですけど、彼女は悪の道で生きていくのがお似合いです。

この作品は主人公やその周りの登場人物、監督や脚本など制作に関わる全てで女性が核を担っているそうです。
映画の内容を地で行く作品だったんですね。
男性が悪い訳じゃないけど、たまにはこういう作品も良いんじゃないでしょうか。

これだけでも十分楽しめますが、ジョーカーとハーレイの関係を描いた「スーサイド・スクワッド」という作品があるそうなので、そちらも見てみたいと思います。

《関連作品》
スーサイド・スクワッド
鑑賞日 2020.11.30

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spink.gif バーン・アフター・リーディング(2008)   アメリカ  PG−12
  BURN AFTER READING  [93分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/犯罪
監督 イーサン・コーエン
ジョエル・コーエン
出演者 ブラッド・ピット       (チャド・フェルドハイマー)
ジョージ・クルーニー     (ハリー・ファラー)
ジョン・マルコヴィッチ    (オズボーン・コックス)
フランシス・マクドーマンド  (リンダ・リツキ)
ティルダ・スウィントン    (ケイティ・コックス)
エリザベス・マーヴェル    (サンディ・ファラー)
リチャード・ジェンキンス   (テッド)
J・K・シモンズ       (CIA上官)
コピー 衝撃の結末!

アカデミー賞受賞監督コーエン兄弟×5大キャスト共犯!
超豪華
クライム・エンターテインメント!!
あらすじ
アル中が原因でCIAを辞めさせられたオズボーン・コックス。
今までの仕事の暴露本を執筆中だ。
一方、財務省連邦保安官ハリーと不倫中の妻ケイティは、秘かに計画している離婚を有利に進めるべく、オズボーンのパソコンをまるまるCD−ROMにコピーする。
ところが、ひょんなことからそのCD−ROMがジムで働く能天気男チャドの手に渡ってしまった。
彼は整形費用が欲しくてたまらない同僚のリンダと共謀し、CD−ROMをネタにオズボーンを脅迫しようと浅はかな計画を立てる。
感想
やっぱり苦手なコーエン兄弟でしたか。
途中でこの嫌な展開は、苦手な彼らか・・・と。

おバカな奴らが浅はかな事を思いついてしまった為に、最悪な事件が次々と起こってしまったというお話。
誰か一人でも冷静な常識人がいれば防げたと思うと、非常に残念です。

でも、現実に起こっている事件でも、こういう事が往々にしてあるんでしょうね。
全身整形のお金が欲しいリンダ。
謝礼に目がくらむチャド。
オズボーンが相手にしてくれないと分かると、ロシア大使館にCD−ROMを持ち込むとか性質が悪過ぎるでしょ!
ロシア側も追い返してくれて良かった。

しかし、おバカな二人は、もっと情報があれば相手にしてもらえると、オズボーンの自宅に忍び込むのでした。
もうここからの展開は目も当てられないですよ。
天罰が当たったとしか言いようのない最期。
こんな人生だけは嫌だなと思いました。

あと、もっと可哀想だったジムオーナーのテッド。
リンダの事が好きだったばかりに、ろくでもない事に巻き込まれてしまって・・・。
彼は唯一の常識人だと思っていたのに、恋が判断を鈍らせてしまったのか。
本当に残念です。

キャストは豪華なのに、物語はあまり面白くありません。
どうもコーエン兄弟の作品は苦手なんですよね。
アメリカン・ブラック・ジョークというやつがダメです。

しかし、エロ親父ハリーの手作りした椅子・・・最低でしたね。
その技術を別の事に使えば良いのに。
使われなくて良かったです。
鑑賞日 2023.08.13

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spink.gif バイオハザード(2001)  アメリカ/イギリス/ドイツ  PG−12
  RESIDENT EVIL   [101分]
管理人評価   ★★★
ジャンル SF/ホラー/アクション
監督 ポール・W・S・アンダーソン
出演者 ミラ・ジョヴォヴィッチ  (アリス)
ミシェル・ロドリゲス    (レイン)
エリック・メビウス     (マット)
マーティン・クルーズ    (カプラン)
ジャームズ・ピュアフォイ  (スペンス)
コピー 生き残る たとえ一人でも
あらすじ
時は近未来、ラクーン・シティにある巨大企業アンブレラ社の地下研究所が、人工知能"レッドクィーン"の暴走により機能停止に陥るという事故が発生。
特殊なガスにより、地下にいた研究員たちは全員死亡した。
その知らせを受けて出動した特殊部隊は、地下研究所の非常用入口がある古い洋館から、ガスによって記憶喪失になったセキュリティ係のアリスを無理やり連れて、地下研究所の調査に向かう。
なんとそこには、特殊なT‐ウィルスに感染した死体が、ゾンビとして生き返り歩き回っていたのだ。
感想
怖そうなので見ないでおこうと思ったのですが、友人から面白いと勧められたので見てみました。
確かに良い所もありますが、ゲームをした事無い私には少し分かり難かったです。
友人はゲームが好きで内容を良く知っていたので面白かったようです。

一番ビックリしたのは、レーザー光線で人がサイの目切りになるシーンです。
気持ち悪い〜!!(T_T)
見てるだけで全身痛くなりましたよ…。
こんな死に方だけはしたくないなぁ。(絶対無いって!)

あと、ゾンビの皆さんが怖過ぎます。
絶対、今日夢に出てくるよ〜。
溶けかけの犬とか、まともに見れなかったです。
こういうのは一番苦手だ〜。
私は特に弱いだけなので、普通にホラーが大丈夫な方は平気だと思いますよ。

しかしミラ・ジョボビッチはカッコ良かったですね〜。
特に、壁を蹴ってゾンビ犬に蹴りを食らわす所なんか、しびれちゃいましたよ。
記憶は無くしてても、体は覚えてるって事でしょうね。
猛特訓しただけの事はあります。

グロテスクなシーンが多いので、そういうのが苦手な人には結構辛いかも。
でもゲームを知ってる方は楽しめるみたいですよ。

《関連作品》
バイオハザード II アポカリプス(2004)
鑑賞日 2003.03.27

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spink.gif バイオハザード2 アポカリプス(2004)   カナダ/イギリス
   RESIDENT EVIL: APOCALYPSE [93分]
管理人評価   ★★★
ジャンル SF/ホラー/アクション
監督 アレクサンダー・ウィット
出演者 ミラ・ジョヴォヴィッチ   (アリス)
シエンナ・ギロリー     (ジル・バレンタイン)
ジャレッド・ハリス     (アシュフォード博士)
オデッド・フェール     (カルロス・オリヴェラ)
トーマス・クレッチマン   (ケイン少佐)
サンドリーヌ・ホルト    (テリ・モラレス)
マイク・エップス      (L・J)
ザック・ウォード      (ニコライ・ソコロフ)
ソフィー・ヴァヴァスール  (アンジー・アシュフォード)
ラズ・アドティ       (ペイトン・ウェルズ)
イアン・グレン       (アイザックス博士)
コピー タイムリミットは4時間、少女を救って脱出せよ。

泣かない。
すべてが終わるまで。
あらすじ
巨大企業アンブレラ社の地下研究所“ハイブ”での死闘から36時間後。
何者かに捕えられ病院で目を覚ましたアリス。
本能的に逃げ出した彼女は、“T-ウィルス”がラクーンシティ中に蔓延していることを知る。
アリスは特殊部隊の女性隊員ジルらわずかに生き残った者たちと脱出を試みる。
しかし、街は生ける屍と化した凶暴なアンデッドたちで埋め尽くされ、事態の隠蔽を目論むアンブレラ社が送り込んだ最強のバイオ・モンスター、ネメシスまでもが彼らの行く手を阻んでいた。
さらに、アンブレラ社は核兵器による街全体の消滅をも実行に移そうとしていた。
感想
今回もアクションが凄かったです。
なんせアンデッドが相手ですから、倒し方にも一工夫いるんですよ。
バッサバッサと敵を倒していく様が小気味よかったです。

教会のステンドグラスをぶち割って、バイクで乗り込んでくるアリスがカッコ良かったです。
あと、色々な身の守り方がGOOD!
ネメシスが穴めがけて撃って来たは、ゴミ置き場の受け皿でカバー。
犬のアンデッドをやっつける時も銀の耐火シートでカバー。
逃げずに身を守るのが凄いです。

マット、あんな姿にさせられてしまったのね。
でも、武器を持ってないと攻撃されないとか、人間味あふれる所もあったりして、敵だと恨むことも躊躇われました。

内容はあってないようなものですが、ますます「?」が気になる終わり方でした。
TVで見たので「?」の冒頭7分も見れたのですが、アリスがいっぱいですぐにでも見たくなるような内容です。
でも、映画館で見るには怖すぎるので、早くTVで見れるようにならないかな〜と待ってます。

《関連作品》
バイオハザード(2001)
鑑賞日 2007.11.09

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spink.gif はい、泳げません(2022)   日本     [113分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 渡辺謙作
出演者 長谷川博己  (小鳥遊雄司)
綾瀬はるか  (薄原静香)
伊佐山ひろ子 (笹木ひばり)
広岡由里子  (葦野敦子)
占部房子   (橘優子)
上原奈美   (英舞)
小林薫    (鴨下教授)
阿部純子   (奈美恵)
麻生久美子  (美弥子)
コピー 泳げない僕に、人魚のようなコーチが教えてくれた
たくさん泣くこと、笑うこと。
あらすじ
大学で哲学を教える小鳥遊雄司は水が大の苦手。
水に顔をつけるだけでも恐怖を抱いてしまうほどで、泳ぐことなどもってのほかだった。
しかし、思い切って水泳教室の初心者コースに入会することに。
熱心な女性コーチ薄原静香に丁寧な指導を受けながら、水に慣れるところから必死の思いで挑戦していく。
感想
もっとコミカルなテイストの作品かと思っていましたが、思ったよりも深い人間ドラマでした。
特に小鳥遊先生が泳ぎたいと思った理由や泳げない理由が泣かせます。

私も小学4年生までは全く泳げなかったです。
でも、小学生の担任が熱心な先生で、泳げない子を泳げるまで粘り強く指導してくれたおかげで、代表選手になる事が出来ました。

だけど、長女が全然泳げなくて、プールに行って蹴伸びの練習から始めても、全然上達しなかったという苦い経験があります。
水が怖い人に泳ぎを教えるのは至難の業です。

子供でも大変なのに40過ぎの大人の男性となると、その難易度は格段に上がると思います。
しかし、静香先生は根気強く、厳しく優しく、小鳥遊先生に向き合ってくれました。

幼い子供の事故は、本当に辛いです。
その辛さを乗り越えるには、色々な人々の支えが必要ですね。
ともやくんの事になると、自然と涙が零れました。
自分だったらと思うと、胸が押しつぶされそうになります。

泳げるようになる事で自信がつき、ともやくんの事も受け入れることが出来た小鳥遊先生。
素直に応援出来て、前を向けた事を一緒に喜べました。

こうなると、静香先生の道を普通に歩けないトラウマの克服も見てみたいです。
私の高校の先生で追突事故に遭ってから、30キロくらいしかスピードが出せないという人がいました。
でも、生活の為に車には乗らないといけないと苦労してましたね。
今は克服出来てると良いな。

小説原作作品。
鑑賞日 2022.12.06

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spink.gif ハイ・クライムズ(2002)  アメリカ
  HIGH CRIMES  [116分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/犯罪
監督 カール・フランクリン
出演者 アシュレイ・ジャッド    (クレア・キュービック)
モーガン・フリーマン    (チャーリー・グライムス)
ジェームズ・カヴィーゼル  (トム・キュービック/ロン・チャップマン)
アダム・スコット      (テリー・エンブリー)
アマンダ・ピート      (ジャッキー)
マイケル・ガストン     (ルーカス・ウォルドロン)
ファン・カルロス・ヘルナンデス  (ヘルナンデス)
ブルース・デヴィソン    (マークス准将)
ジュード・チッコレラ    (ファレル審問長)
マイケル・シャノン     (トロイ・アボット)
コピー あなたが信じているもの、
知っていること…そのすべてが
嘘かもしれない。
あらすじ
弁護士のクレアは、夫のトムと子作りに励む中、レイプ事件の担当をしていて、TVでも注目されていた。
ある日、二人の家に強盗が入り、クレアはすぐ警察に通報する。
その時取ったトムの指紋が、12年間逃亡中だった海兵隊の特殊工作員ロン・チャップマンのものと一致したとして、彼はFBIに逮捕されてしまう。
この事態が理解出来ないクレアは、真相を確かめる為に、カルフォルニアにある海兵隊基地に向かう。
感想
最後の展開はどうだろう〜?と思ったけど、テンポが良くてどんどん進んでいく中盤は良かったですね。
本当にガンガン進むので、すごく気分が良いんです。
すごくシリアスで重い話のはずなのに、元アル中のチャーリーやクレアの妹ジャッキーという力の抜けたキャラがピリリと効いていて、良いアクセントになっていました。

今まで愛していた夫が、全然知らない顔を持っていたと知らされる妻を演じたアシュレイ・ジャッド。
知的でたくましい女性弁護士という役がぴったりはまっています。
騙されていたと分かっても、一途に夫を信じる健気な姿には、何度もうるうるさせられました。
彼女の泣きの演技に弱いんですよね〜。
本当に上手いです。

モーガン・フリーマンが演じた元アル中のだらしない弁護士というキャラは面白いです。
髪もボサボサで、今までのイメージと違いますね。
一見頼りないように見えて、妙に深い味わいがあるのは、ベテランの貫禄ですな。

軍事法廷は普通の法廷とは違うようですけど、何処ら辺が違うのか、いまいち分かりづらかったです。
審問長が絶対!って所なのかな?軍に不利な証拠は認めないとか?出来れば、もう少し違いが見たかったです。

全体的には好きな展開なんですけど、最後は腑に落ちないんですよね。
本当は★2つの所ですが、迷った末に3つにしました。
中盤のテンポの良さは捨てがたいですからね。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2003.11.17

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spink.gif ハイスクール・ミュージカル(2006)   アメリカ
  HIGH SCHOOL MUSICAL  [97分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ミュージカル/コメディ/青春
監督 ケニー・オルテガ
出演者 ザック・エフロン        (トロイ・ボルトン)
ヴァネッサ・アン・ハジェンズ  (ガブリエラ・モンテス)
アシュリー・ティスデール    (シャーペイ・エヴァンス)
ルーカス・グラビール      (ライアン・エヴァンス)
モニク・コールマン       (テイラー・マッカーシー)
コービン・ブルー        (チャド・タンフォース)
アリソン・リード        (ダーバス先生)
バート・ジョンソン       (ジャック・ボルトン コーチ)
コピー TVM
あらすじ
転校してきたガブリエラは、大みそかに出会った男の子トロイと再会した。
二人は学校で行われるミュージカルの主役に選ばれ、一緒に練習する内に、お互い惹かれ始める。
しかし、トロイはバスケ部のリーダーで、父であるコーチに歌う事を反対されていた。
感想
ディズニーTVMです。
TVで良く取り上げられているから気になってました。
TVMなのに、すごい良い!

主人公二人の歌が最高です!
綺麗なハーモニー。
曲も素敵だし、二人の雰囲気にピッタリです。

特に最後のオーディションの曲「We're All in This Together」が好きです。
サントラ欲しくなっちゃいました。

歌で出会って恋に落ちた二人。
文科系の少女とスポーツ系の少年だから、普通なら出会わない環境だけど、歌という共通点で意気投合するんです。
これが私の大好きなお話でね。
すっかりはまってしまいました。

勉強とスポーツとエンターテイメントという3つのジャンルが楽しめるんです。
特に最後は3つが交錯する作りで、更に楽しむ事が出来ました。

ディズニーらしく分かり易いお話だけど、押しつけがましくないのが良いですね。
自分らしくというのがテーマで、文化部だからスポーツ部だからミュージカルなんて似合わないじゃなくて、やりたい事をやりたいって言おう!というのが分かり易い。
ミュージカルが好きだから、何度も聞いて一緒に歌ってます。

《関連作品》
ハイスクール・ミュージカル2
ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー

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spink.gif ハイスクール・ミュージカル2(2007)   アメリカ
  HIGH SCHOOL MUSICAL 2 [104分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ミュージカル/コメディ/青春
監督 ケニー・オルテガ
出演者 ザック・エフロン        (トロイ・ボルトン)
ヴァネッサ・アン・ハジェンズ  (ガブリエラ・モンテス)
アシュリー・ティスデール    (シャーペイ・エヴァンス)
ルーカス・グラビール      (ライアン・エヴァンス)
モニク・コールマン       (テイラー・マッカーシー)
コービン・ブルー        (チャド・タンフォース)
アリソン・リード        (ダーバス先生)
バート・ジョンソン       (ジャック・ボルトン コーチ)
コピー TVM
あらすじ
待ちに待った夏休み。
恋もバイトもと最高の思い出作りに胸膨らますトロイとガブリエラたち。
そんなトロイのもとに、シャーペイの父親が経営する豪華カントリークラブの支配人から、アルバイトの誘いが来る。
喜ぶトロイだったが、すべてはトロイをガブリエラから引き離そうとシャーペイが仕組んだ計画だった。
感想
ディズニーTVMの2です。

やっぱり「2」は「」を越えられないですね。
どうしても比べてしまいます。

野球のミュージカルは良かったですけど、やっぱり「」の時のように繰り返し聞いてみたいとまではいきませんでした。

今回は、夏休みにちなんだミュージカルが多かったですね。
今の季節にぴったりでした!

何をしてもシャーペイに邪魔されるトロイとガブリエラ。
奨学金に目がくらんで、仲間をないがしろにしてしまうトロイ。
最後は正気を取り戻してくれたから良かったけど、ちょっと頼りなく感じてしまいました。

なんやかんやありながらも、楽しい夏休みになったみたいで良かったです。
まだ映画版もあるみたいなので、制覇してみたいと思います。

《関連作品》
ハイスクール・ミュージカル
ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー
鑑賞日 2017.09.08

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spink.gif ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー(2008)   アメリカ
  HIGH SCHOOL MUSICAL 3: SENIOR YEAR  [112分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ミュージカル/青春
監督 ケニー・オルテガ
出演者 ザック・エフロン     (トロイ・ボルトン)
ヴァネッサ・ハジェンズ  (ガブリエラ・モンテス)
アシュリー・ティスデール (シャーペイ・エヴァンス)
ルーカス・グラビール   (ライアン・エヴァンス)
コービン・ブルー     (チャド・ダンフォース)
モニク・コールマン    (テイラー・マッカーシー)
アリソン・リード     (ダーバス先生)
コピー さようなら。
たとえ道は分かれても、僕らは共に歩いていく――。
あらすじ
イースト高校の最上級生となったトロイとガブリエラ。
卒業を控え、トロイはバスケットチームに内定したアルバカーキ大学、ガブリエラはスタンフォード大学とそれぞれ進学先も決まっていたが、1600キロも離れることになる2人の心境は複雑。
また、この進路は父親の念願でもあったことから、人生のレールが敷かれているようで素直に喜べないトロイ。
さらには密かに演劇の道も模索し、葛藤していた。
感想
いよいよ卒業!!
高校生活は3年しかありませんからね。
あっという間に時間は経ってしまいます。

進学したら1600キロも離れるなんて、もう別れを意味しているようなものです。
二人もそれは意識していて、プロムや卒業ミュージカルが最後だと覚悟を決めています。

今回もミュージカルが元気いっぱいで、思わず体が動き出すほど、ノリノリで見ちゃいました。
やっぱりプロムの歌が一番良かったかな。
女の子は楽しみだし、男の子は不安だし、その気持ちが良く表現されていて面白かったです。

スタンフォード大学の特別講習を受ける為、ミュージカルに出られなくなったガブリエラ。
せっかく2週間かけてこっちに慣れたのに、アルバカーキに帰るのが辛いと、プロムに帰らないと言うんです。
それを聞いたトロイは、ボロ車をかっ飛ばし、1600キロも離れた彼女の元へ駆けつけました。
これには見ているだけの私もキューーンと来ちゃいました。
こんな事されたら、惚れ直しちゃうでしょう。
二人だけのプロムだったけど、めちゃくちゃ素敵なシーンでした。

急いでミュージカル本番に駆けつける二人。
シャーペイショウも良いけど、やっぱりこの二人がいなくちゃね!
ミュージカルは大盛り上がりで大成功。
最後に相応しい終わり方でした。

やっと制覇出来ました。
結構時間がかかったな。
最高に熱い3年間でした。

《関連作品》
ハイスクール・ミュージカル
ハイスクール・ミュージカル2
鑑賞日 2018.11.01

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spink.gif 背徳の囁き(1989)  アメリカ
  Internal Affairs   [115分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス
監督 マイク・フィギス
出演者 アンディ・ガルシア       (レイモンド・アヴィラ)
リチャード・ギア        (デニス・ペック)
ナンシー・トラヴィス       (キャスリーン)
ローリー・メトカーフ      (エイミー・ウォーレス)
リチャード・ブラッドフォード  (グリフ)
ウィリアム・ボールドウィン   (ヴァン・ストレッチ)
フェイ・グラント        (ペニー)
イライジャ・ウッド
コピー この夏 女たちを 妖しくときめかせる男の対決…
あらすじ
ロス市警にやって来た内務捜査官のレイモンド。
さっそくパートナーのエイミーと調査に乗り出すが、それは大学時代の友人ヴァンについての調査だった。
彼が麻薬依存で悪に手を染めている事を付きとめるが、その裏で糸を引いている黒幕が存在する事を知る。
そこでレイモンドは、職権を濫用しマフィアと通じている警官デニスを追い詰める。
感想
リチャード・ギアの悪役は初めて見たのでなんか違和感ありました。
刑事がこんなにひどい事してるのに、今までわかんなかった管理状態は現実もそうなのかな?と疑問に思いました。
ちょっとずつバレてはいますが、大半の事は揉み消されているんでしょうね。
アンディ・ガルシアは内務調査員の役でしたが、カッコ良かったです。
エリートの役が似合いますね!
鑑賞日 2002.06.11

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spink.gif パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち(2003)  アメリカ
  PIRATES OF THE CARIBBEAN: THE CURSE OF THE BLACK PEARL    [143分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル アクション/アドベンチャー
監督 ゴア・ヴァービンスキー
出演者 ジョニー・デップ     (ジャック・スパロウ)
オーランド・ブルーム   (ウィル・ターナー)
キーラ・ナイトレー    (エリザベス・スワン)
ジェフリー・ラッシュ   (キャプテン・バルボッサ)
ジョナサン・プライス   (スワン総督)
ジャック・ダベンポート  (ノリントン提督)
コピー その呪いを解くのは、愛――
あらすじ
18世紀、カリブ海の港町ポートロイヤル。
総督の美しい一人娘エリザベスは、子供の頃、海で助けられ意識が朦朧としていたウィルという少年に出会う。
彼が身に付けていた髑髏マークの黄金のメダルを見て、海賊だと察した彼女はメダルを隠し、そのまま今日まで持ち続けていた。
ある日、町の港に奇抜な格好の海賊ジャック・スパロウが降り立った。
部下の裏切りにあって以来、一匹狼になったジャックは、誤って海に落ちたエリザベスを助けたにも関わらず、海賊という事で海軍に追いかけられた。
鍛冶屋に逃げ込んだ彼は、見習として働いていたウィルと戦い、結局牢屋に入れられる。
その頃、キャプテン・バルボッサ率いる冷酷な海賊たちに町が襲われ、メダルを持っていたエリザベスが連れ去られた。
感想
劇場に行ってきました。

いや〜、面白かったですね〜。
素直に楽しめました。
2時間半とは思えないくらい、あっという間に時間が過ぎました。

とにかく一匹狼の海賊ジャック・スパロウを演じたジョニー・デップが最高です!
今までそんなに良いとは思わなかったけど、この作品の彼はめちゃめちゃ良かったです。
目をむいてキョロキョロする表情だったり、何度も平手打ちをくらっておかしな顔をしたりと、笑い所が盛り沢山。
あと目の下のペインティングや三つ編みされた顎ひげもキュートでした。
本当にこんな海賊がいたら、自ら「さらって〜!」と志願してくる女性が後をたたない事でしょう。

彼の登場シーンも笑えます。
マストの頂上に登り、カッコ良く颯爽と登場するジャック。
しかし、その船は小さく沈みかけているのです。
彼が大真面目な表情をすればする程、笑いがこぼれてしまいます。
常にとぼけた感じで、他の人達は完全に彼のキャラに食われていました。

真面目なヒーロー:ウィルを演じたオーランド・ブルーム。
彼も確かに可愛かったけど、やっぱりジョニーには負けます。
というか個人的に彼の印象は薄〜いです。(^_^;)

あと演技派といえば、お猿のジャックですね〜。
彼の骸骨姿は怖かったけど、ちょこまか動いて活躍する様は微笑ましかったです。

不死身の骸骨軍団と戦うアクションシーンも見応えありです。
相手が絶対死なないため、いくらやっても終りはないのですが、船の上での男達の戦いは迫力がありました。

あと「アステカの金貨」がある洞窟の中のシーンもすごいです。
呪いをかけられた海賊たちは、月の光を浴びると骸骨になってしまうんです。
だから、少しだけ光が射し込む洞窟内では、骸骨になったり、人間に戻ったりと、交互に変化しまくってました。
その変わりようを見て「あ!また変わった!お!こっちも変わった!」と童心に返って満喫しちゃいました。

印象的だったのが、バックに流れるカッコ良い音楽です。
特に戦うシーンの曲がお気に入りです。
だから結構長かったエンドロールの時も音楽聴いて楽しめました。

大人から子供まで楽しめる夏休みに相応しい一本でした。
こういう娯楽大作は気楽に見れるのが一番ですよね〜。
ビデオが出たら、もう一度見たいです。
エンドロールの後の映像もお見逃しなく!!
ディズニー作品。

《関連作品》
第2作「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト(2006)
第3作「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド(2007)
第4作「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉(2011)
第5作「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊(2017)
鑑賞日 2003.08.13

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spink.gif パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト(2006)   アメリカ
  PIRATES OF THE CARIBBEAN: DEAD MAN'S CHEST  [151分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アドベンチャー/アクション/コメディ
監督 ゴア・ヴァービンスキー
出演者 ジョニー・デップ      (ジャック・スパロウ)
オーランド・ブルーム    (ウィル・ターナー)
キーラ・ナイトレー     (エリザベス・スワン)
ビル・ナイ         (デイヴィ・ジョーンズ)
ステラン・スカルスガルド  (ビル・ターナー)
ジャック・ダヴェンポート  (ノリントン)
ケヴィン・マクナリー    (ギブス)
ナオミ・ハリス       (ティア・ダルマ)
ジョナサン・プライス    (スワン総督)
マッケンジー・クルック   (ラゲッティ)
トム・ホランダー      (ベケット卿)
リー・アレンバーグ     (ピンテル)
ジェフリー・ラッシュ    (バルボッサ)
デヴィッド・スコフィールド (マーサー)
アレックス・ノートン    (キャプテン・ベラミー)
デヴィッド・ベイリー    (コットン)
コピー さらば、ジャック・スパロウ――
あらすじ
呪われた海賊バルボッサとの壮絶な闘いを乗り越え、再びブラックパール号の船長となったジャック・スパロウ。
しかし彼は、幽霊船フライング・ダッチマン号の船長デイヴィ・ジョーンズに魂を奪われようとしていた。
13年前にブラックパール号を手に入れるためジョーンズと“血の契約”を交わしており、その契約の刻限が迫っていたのだ。
それでもジャックはその事態を打開するべく、命運を握るある鍵の行方を追い始める。
感想
ようやく「2」を見る事が出来ました。
「3」の感想が面白くないと書かれているけど、これは「2」を見てないから分からなかっただけじゃないかな。
ジャックがどうやってクラーケンにやられたのを知らないと、続き物として楽しめないでしょ。

しかし、いつ見ても幽霊船の奴らは気味が悪いですね。
魚介類を模したゾンビで、常にヌメヌメしているので、臭いそうだし近寄りたくない不気味さが満載です。

ウィルのお父さんは幽霊船の呪縛のおかげで息子と再会する事が出来ました。
しかし、もっと別の形で会いたかったでしょうね。
ウィルも父の為に呪縛を解く方法を模索します。
家族の為に家族を捨てなくてはいけないなんて・・・。
海賊になる男たちは、悲しい過去を背負った奴が多いです。

今回、大暴れするのは巨大怪物クラーケン。
今まで何艘の船を沈めて来たのでしょう。
彼の腕にかかると、ブラックパール号でも一瞬で沈められてしまいます。
人間など成す術もなく飲み込まれ、1ミリも太刀打ちできません。

そんなシリアスな展開の中、水車で転がりながら鍵を巡って戦うというコミカルなシーンもありました。
骨で作られた空中の檻で転がるというのもあったし、緩急を付けながらのアドベンチャーは見応えがありました。

せっかく3作連続で放送されたから「3」も見直せば良かった!
今見たらまた感想が違ったかもしれません。
またの機会に見直したいと思います。

ディズニー作品。

《関連作品》
第1作「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち(2003)
第3作「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド(2007)
第4作「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉(2011)
第5作「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊(2017)
鑑賞日 2023.02.08

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spink.gif パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド(2007)   アメリカ
  PIRATES OF THE CARIBBEAN: AT WORLD'S END  [170分]
管理人評価   ★★
ジャンル アドベンチャー/アクション/コメディ
監督 ゴア・ヴァービンスキー
出演者 ジョニー・デップ     (キャプテン・ジャック・スパロウ)
オーランド・ブルーム   (ウィル・ターナー)
キーラ・ナイトレイ    (エリザベス・スワン)
ジェフリー・ラッシュ   (キャプテン・バルボッサ)
ジョナサン・プライス   (スワン総督)
ビル・ナイ        (デイヴィ・ジョーンズ)
チョウ・ユンファ     (キャプテン・サオ・フェン)
ステラン・スカルスガルド (ビル・ターナー)
ジャック・ダヴェンポート (ジェームズ・ノリントン)
トム・ホランダー     (ベケット卿)
ナオミ・ハリス      (ティア・ダルマ)
コピー 世界の果てまで《制覇》する――。
あらすじ
デイヴィ・ジョーンズの心臓を手中に収め、強大な支配力を得た東インド会社のベケット卿。
世界制覇を目論み次々と海賊たちを撃破し、ついに海賊の時代は終焉を迎えようとしていた。
そこで海賊たちは、最後の望みである“伝説の海賊”9人を招集し、世界中の海賊たちによる全面対決に挑むことになる。
感想
話が長い割には分かりづらく、見ているのが辛かったです。
戦闘シーンもごちゃごちゃして見づらいし、正直つまらなかったです。

そんな中、エリザベスとウィルの結婚式。
ここで今やるんだ!?という驚きと、あまりに取ってつけたような展開に唖然とするしかない状態。
十年後には子供も出来ているし、ここは展開早いのよね。

良いのは、ジャックの存在だけでしたね。
彼が出てくると、コミカルな演技に癒されました。

」はあんなに面白かったのに、どうしてしまったんでしょう。
まだ「」もあるみたいなので、次に期待してみたいと思います。

ディズニー作品。

《関連作品》
第1作「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち(2003)
第2作「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト(2006)
第4作「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉(2011)
第5作「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊(2017)
鑑賞日 2017.12.28

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spink.gif パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉(2011)   アメリカ
  PIRATES OF THE CARIBBEAN: ON STRANGER TIDES  [141分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アドベンチャー/アクション/コメディ
監督 ロブ・マーシャル
出演者 ジョニー・デップ     (キャプテン・ジャック・スパロウ)
ペネロペ・クルス      (アンジェリカ)
ジェフリー・ラッシュ   (キャプテン・バルボッサ)
イアン・マクシェーン    (黒ひげ)
サム・クラフリン      (フィリップ)
アストリッド・ベルジュ=フリスベ  (シレーナ)
ケヴィン・R・マクナリー  (ギブス)
キース・リチャーズ     (ティーグ・スパロウ)
スティーヴン・グレアム   (スクラム)
グレッグ・エリス      (グローブス)
リチャード・グリフィス   (ジョージ王)
ジュディ・デンチ      (上流階級の婦人)
コピー その泉をみつけし者は、
”永遠”を手に入れる。
あらすじ
相棒ギブスを救うべくロンドンに降り立ったジャック・スパロウ。
彼はそこで、かつて愛した女海賊アンジェリカと思わぬ再会を果たす。
彼女は父親である最恐の海賊“黒ひげ”のために、永遠の生命をもたらすという“生命(いのち)の泉”を目指そうとしていた。
ただ一人、泉の場所を知るジャックは、そんなアンジェリカと黒ひげの泉探しの旅に無理やり協力させられるハメに。
しかし、泉を目指していたのは彼らだけではなかった。
ライバル心を燃やすスペインとイギリスの両海軍も泉の発見を巡り、激しい争いを繰り広げていた。
しかも英国海軍を率いるのは、なんと英国王に忠誠を誓い、海軍将校となったジャックの宿敵:バルボッサだった。
感想
監督が変わり、また面白くなっていて一安心です。
物語も分かり易くて、アクションも見応えあり!
これなら子供とも一緒に楽しめます。

今回は、ジャックが大活躍だったので、いう事なしです。
絶壁から落とされたり、灯台から大ジャンプしたりと、アクションもド派手でした。
しかし、縛られながらヤシの木を登っていくのは笑ったわ。
本当、何でも出来るのね。
元恋人のアンジェリカとイチャイチャ喧嘩しながらも、締める所は締める男らしさ。
細かい所まで見所満載でした。

そのアンジェリカを演じたペネロペ・クルスも魅力的な女海賊ぶりでした。
父親の黒ひげの為に健気に頑張ってましたね。
コロコロ変わる表情は、峰不二子みたい。
これくらいじゃないと海の男と渡り合っていけないのかな。

バルボッサも足を取られた復讐のために、男らしい戦いっぷりでした。
その為に王様の部下にまでなったんですからね。
しっかり仇が取れて良かった、良かった。

」がつまらなかったので、どうなる事かと思ってましたが、持ち直してくれてうれしいです。
まだまだ「5」もあるみたいなので、こちらも楽しみにしたいと思います。
ディズニー作品。

《関連作品》
第1作「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち(2003)
第2作「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト(2006)
第3作「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド(2007)
第5作「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊(2017)
鑑賞日 2017.12.28

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spink.gif パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊(2017)   アメリカ
  PIRATES OF THE CARIBBEAN: DEAD MEN TELL NO TALES  [129分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アドベンチャー/アクション/コメディ
監督 ヨアヒム・ローニング
エスペン・サンドベリ
出演者 ジョニー・デップ      (ジャック・スパロウ)
ハビエル・バルデム     (サラザール)
ブレントン・スウェイツ   (ヘンリー・ターナー)
カヤ・スコデラーリオ    (カリーナ・スミス)
ケヴィン・R・マクナリー  (ギブス)
ジェフリー・ラッシュ    (キャプテン・バルボッサ)
ゴルシフテ・ファラハニ   (シャンサ)
デヴィッド・ウェンハム    (スカーフィールド)
スティーヴン・グレアム   (スクラム)
オーランド・ブルーム    (ウィル・ターナー)
キーラ・ナイトレー     (エリザベス・スワン)
ポール・マッカートニー   (ジャックおじさん)
コピー ジャックVS海の死神

ジャック・スパロウ――
今度はお前が死ぬ番だ。
あらすじ
かつてジャック・スパロウにハメられ、海の地獄“魔の三角海域”に幽閉されていた“海の死神”サラザール。
彼がついに解き放たれ、残忍な手下を率いて海賊の絶滅とジャックへの復讐へと動き出す。
そのサラザールの脅威から逃れる道は、どんな呪いも解くことができるという“ポセイドンの槍”を手に入れることだった。
かつてジャックと冒険を共にしたウィル・ターナーの息子ヘンリーも、呪いをかけられた父を助けるために“ポセイドンの槍”を探していた。
そんな彼の前に、“槍”の謎を解く鍵を握る天文学者カリーナが現われる。
感想
このシリーズも第5弾まで来ましたね。
オリジナルメンバーの子供たちが主人公になるほど、時間が経ったという事です。
しかし、お話はなかなか良かったと思います。

呪いにより幽霊船に閉じ込められてしまったウィル・ターナー。
その息子:ヘンリーは父を助ける為に、かつての友ジャック・スパロウを探すのでした。

また彼の登場が派手派手で楽しかったですね。
絶対に開けられないという金庫の中で酔っぱらっているジャック。
子分たちが金庫を引っ張ると、銀行の建物ごと付いてきちゃって大騒ぎに!
やっぱり彼はこれぐらいの規模じゃなくちゃ映えませんよね。

魔女だという疑いをかけられ、処刑されそうになったカリーナ。
彼女は天文学者で父からもらった”誰にも読めない地図”を頼りに、“ポセイドンの槍”を探しているのでした。
彼女と父の親子の物語が素敵でしたね。
「もしかして私は・・・」
「俺の宝だ」
これには目頭が熱くなってしまいました。

今回のアクションも見応え十分です。
幽霊たちとの戦いは毎回迫力がありますね。
こういう場面を見ると、劇場の大画面で見たかったと思います。

新キャラのヘンリーとカリーナもそれぞれのキャラにあっていて魅力的でした。
特にカリーナの頭が良くて気の強い感じが、瞳の強さに現れていて素敵です。

まだまだ続いて欲しいシリーズですが、今後の展開が気になります。

ディズニー作品。

《関連作品》
第1作「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち(2003)
第2作「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト(2006)
第3作「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド(2007)
第4作「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉(2011)
鑑賞日 2023.08.27

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spink.gif ハウルの動く城(2004)   日本
  HOWL'S MOVING CASTLE  [119分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル アニメ/ファンタジー/ロマンス
監督 宮崎駿
出演者 <声の出演>
倍賞千恵子  (ソフィー)
木村拓哉   (ハウル)
美輪明宏   (荒地の魔女)
我修院達也  (カルシファー)
神木隆之介  (マルクル)
大泉洋    (かかしのカブ)
伊崎充則   (小姓)
大塚明夫   (国王)
原田大二郎  (ヒン)
加藤治子   (サリマン)
コピー ふたりが暮らした。
あらすじ
父の遺した帽子屋を継ぎ、細々と地味に生活している18歳の少女ソフィー。
ある日、祭りで賑わう町の裏道で兵隊に絡まれている所を、美貌の青年に助けられる。
なんと彼は人々が怖れる魔法使い:ハウルだった。
しかし、彼女は彼の優しさに触れ、心を奪われてしまう。
その夜、ソフィーは荒地の魔女に呪いをかけられ、90歳の老婆にされてしまった。
感想
劇場に行ってきました。
とっても楽しかったです!
見ている間、ずっと顔がにやけっぱなしでどうしようもありません。

何が楽しいって、それぞれのキャラクターが可愛い!可愛い!
一番のお気に入りは、ブサイク犬ヒンです。
王宮の階段を登れなくてお荷物になってる時は爆笑でした!
お前は迎えに来たんじゃないのか〜!(笑)
でも、声優が原田大二郎さんと聞いてかなり驚きました!
というかショックを受けました。
何を隠そう私は、原田さんが大の苦手で、TVで出てたらチャンネルを変えるくらいなんです。(ファンの方、ごめんなさい)
しかし、このキャラには合ってたと思いますよ。

そして、今回の目玉と言えばハウル役のキムタクですよね。
どんなものかと思ってましたが、とっても良いじゃないですか!?
キザな所なんかはちょっと鳥肌立つけど、後からそれも意外と合ってるな〜と思いました。
なかなかキムタクが「良い娘だ」とか言わないでしょ。
まあ、ハウルというよりキムタクだと思って見ちゃいますね。
一転して臆病な所も上手かったし、声優デビューとしては成功ですね。

そんな彼に恋をするソフィーおばあちゃん。
ちゃきちゃきしていて、どこから沸いてくるのか分からないけど、いつも自信満々でした。
しかし、唯一気になったのが若い時のソフィーの声です。
これは別の若い声優さんを使った方が良かったんじゃないかな。
無理してるな〜と感じてしまって、現実に引き戻されてしまいました。

一口にソフィーと言っても見た目は4パターンくらいあるんですよね。
ヨボヨボでしわくちゃな時と、ヨボヨボに近いけどちょっと若さの入った時と、若い要素が強いけど少しヨボヨボの時と、若いソフィーです。
これが何かのきっかけで変わるんだけど、そこは1回では分かりませんでした。
もう1回見に行きたくなる映画です。

あと、マルクルも可愛かったですね〜。
おじいさんになった時の「わしは魚が嫌いじゃ」は良かったな。
無理してる声が好きです。

あと、カルシファーも可愛かった!
我修院さんは「千と千尋の神隠し」でも良い味出してたけど、今回は大活躍でした。
悪魔なのに憎めないし、頑張りやさんで好感持てました。

ついつい、主なキャラについて熱く語ってしまいました。
でも、今回はキャラの勝利でしょ。

物語もなかなか良かったですよ。
恋愛と戦争が絡むストーリーが好きなのもあると思いますが、相手を思いやる行動に目頭が熱くなりました。
しかし、さっきも少し触れましたが、ちょこちょこ分からない所がありました。
荒地の魔女がソフィーに呪いをかけた理由とか、同じく荒地の魔女がハウルにかけた呪いとか。
私の理解力が足りないせいかもしれないな。
やっぱりもう1回見たいです!!

ソフィーの呪いはどうやって解けたのかも疑問だったのですが、これは公式HPを見て分かりました。
カルシファーとの約束ですよね。
俺とハウルの契約の謎を解いたら、元の姿に戻してやるって言ってましたもんね。

期待通りの出来で、大満足です!
でも、一緒に見に行った旦那はあんまりだったと言ってました。
もののけ姫」が大好きという方には不評かもしれません。
でも、個人的には良かったと思います!

あの後、原作本を買って読みました。
それで細かい設定まで分かりました。
読んだ後、改めてこの作品が上手い事まとめてある事に感心しましたよ。

スタジオジブリ長編アニメ第14作目。

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spink.gif バウンティフルへの旅(1985)   アメリカ
  THE TRIP TO BOUNTIFUL  [106分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 ピーター・マスターソン
出演者 ジェラルディン・ペイジ    (キャリー・ワッツ)
ジョン・ハード        (ルディ・ワッツ)
レベッカ・デモーネイ     (テルマ)
カーリン・グリン       (ジェシー・メイ・ワッツ)
リチャード・ブラッドフォード (保安官)
ケヴィン・クーニー      (ロイ)
メアリー・キー・マーズ    (ロゼラ)
コピー ふりかえれば、甘く、せつなく、美しい。
――人はいつか故郷へ帰る。
あらすじ
ヒューストン。息子ルディ、その嫁ジェシーと3人暮らしのキャリー。
しかし、彼女とジェシーは仲が悪く、毎日喧嘩がたえない。
孤独な生活の中、彼女は故郷バウンティフルへ帰りたいと願うようになる。
しかし、ルディは再就職したばかりでお金がなく、母の要求は却下される。
もう限界のキャリーは一大決心をし、密かに隠していた年金を手に家出する。
感想
これは私が地味映画推進委員会に推薦した一本です。
かなり地味ですが、ジェラルディン・ペイジがアカデミー賞主演女優賞を受賞してます。
ずっとおばあさんが話しているだけなのに、すごく情景が浮かんでくるんですよ。
今はすっかりおばあちゃんだけど、昔は若くて綺麗だったんですよね。最初に子供を追いかけていたのが彼女ですからね。
「昔はこうで…」と話すたびに、あの花畑の映像がふっと浮かんできました。

でも、このおばあさんも変わり者ですね。
いきなり大声で賛美歌を歌いだしたり、興奮してお喋りが止まらなくて泣き出したり。
私だったら、こんな人とバスで一緒になりたくないかも。(汗)
こういうちょっと天然な所が、ジェシーの気に触ったのかもしれませんね。

ジェシーはすごく口うるさくて嫌な奴だけど、彼女だって走ると発作が起きて困ると思うから「走らないで下さい」って言うんですよね。
ただ意地悪なだけじゃないんだな。
最後のキャリーの行動で、一気に涙が溢れてきました。
15年ものわだかまりも、我が家に戻ったことで全てを許せる余裕が出来たんでしょうね。
見るだけで満足できたとは、実家はすごい力を持っていたんですね。
20年間も見てないと、想像もかなり膨らんでいたんだな。

バスに乗った時のキャリーの嬉しそうな顔が印象的です。
エンドロールで流れた賛美歌がとても美しくて、緑の大地にぴったりでした。
これで3人は大丈夫でしょう。

テルマ役のレベッカ・デモーネイは「“アイデンティティー”」に出ていた人ですね。
昔はこんなに美しくて品のある人だったんだな〜。
鑑賞日 2004.04.26

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spink.gif 博士と彼女のセオリー(2014)   イギリス
  THE THEORY OF EVERYTHING  [124分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ロマンス/伝記
監督 ジェームズ・マーシュ
出演者 エディ・レッドメイン   (スティーヴン・ホーキング)
フェリシティ・ジョーンズ (ジェーン・ホーキング)
チャーリー・コックス   (ジョナサン・ヘリヤー・ジョーンズ)
エミリー・ワトソン    (ベリル・ワイルド)
サイモン・マクバーニー  (フランク・ホーキング)
デヴィッド・シューリス  (デニス・シアマ)
コピー 車椅子の天才物理学者ホーキング博士。
その知られざる愛の物語。
あらすじ
1963年、イギリス。
名門ケンブリッジ大学大学院で理論物理学を研究する天才学生スティーヴン・ホーキング。
彼は、パーティで出逢った女性ジェーンと恋に落ちる。
ところが、ある日スティーヴンが倒れ、病院へと運ばれた。
そこでALSと診断され、余命2年と宣告されてしまう。
将来を悲観し、ジェーンとの未来も諦めるスティーヴンだったが、ジェーンはひるむことなく、周囲の反対を押し切ってスティーヴンと結婚する。
結婚2年目には長男ロバートも誕生し、当初の余命を越えて生き続けるスティーヴン。
妻のジェーンに支えられ、研究者としても着実に実績を上げていく。
感想
私でも名前を知っている有名な方です。
彼の生活は、とても興味深く、入り込んで見る事が出来ました。

大学生までは普通に生活していたんですね。
その時に出会ったのが、同じ学生であったジェーン。
彼女は彼の病気を知っても、諦めず一緒に生きていく道を選んでくれました。

子供が3人もいるとは驚きました。
劇中でも「別の現象」と言ってましたけど、ちゃんと出来るのね。
しかし、この生活を続けられたのは、ジェーンの努力の賜物でしょう。
子供の世話もして、夫の介護もして、自分の勉強もして。
とても一人で抱えきれる状態じゃありません。

そんな時に出会った聖歌隊で指揮をしていたジョナサン。
妻に先立たれたばかりの彼は、ジェーンたちの力になりたいと、家族のように過ごすようになります。
そんな中、生まれる友達以上の思い。
もうこの状況になったら、いつそうなってもおかしくないと思って、ドキドキしながらの鑑賞でした。
やっぱりな結果になってしまいました。

ホーキンス博士の研究については、難しい言葉が並んでいて、理解が追いつきません。
とりあえず、女王から勲章をもらうほどすごい事なんだという程度の認識です。(恥)
それでもこの作品は、彼と家族の物語が大きなテーマなので、興味深く見ることが出来ました。

やはり特筆すべきは、アカデミー賞主演男優賞を受賞したエディ・レッドメイン。
言葉が話せなくなってからは、特に表情での演技が素晴らしかったですね。
目は口ほどに物を言うと言いますが、彼の目と表情から、悲しみや切なさが痛い程伝わってきました。

残念ながら、今年の3月にホーキンス博士は亡くなられました。
ご冥福をお祈りいたします。

アカデミー賞主演男優賞受賞作品。
鑑賞日 2018.09.05

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spink.gif 博士と狂人(2018)   イギリス/アイルランド/フランス/アイスランド
  THE PROFESSOR AND THE MADMAN  [124分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/伝記
監督 P・B・シェムラン
出演者 メル・ギブソン      (ジェームズ・マレー)
ショーン・ペン      (ウィリアム・チェスター・マイナー)
ナタリー・ドーマー    (イライザ・メレット)
エディ・マーサン     (マンシー)
ジェニファー・イーリー  (エイダ)
ジェレミー・アーヴァイン (チャールズ・ホール)
ヨアン・グリフィズ    (ヘンリー・ブラッドリー)
ローレンス・フォックス  (フィリップ・リッテルトン・ジェル)
スティーヴン・ディレイン (リチャード・ブレイン)
スティーヴ・クーガン   (フレデリック・ジェームズ・ファーニヴァル)
コピー 歴史はこの2人から始まった――。
あらすじ
19世紀中ごろ。
貧しい家に生まれ、独学で言語学者となったマレー博士。
彼はオックスフォード大学で進められていた新たな辞書編纂プロジェクトの中心を担うことになった。
そのあまりにも壮大な計画は困難を極めるが、謎の協力者から送られてくる大量の資料が大きな力となる。
協力者の正体は、南北戦争で精神を病み、殺人を犯して精神病院に収監されているアメリカ人の元エリート軍医マイナーだった。
感想
とても引き込まれる素晴らしい作品でした。
見終わった後に、素直に「良い映画見た〜!!」と言葉がもれるほどです。

まず、マレーがメル・ギブソンという事に、エンドロールで気付きました。
それくらい彼はマレーになり切ってましたね。

独学で多くの言語を習得し、歴史的プロジェクトの責任者に選ばれたマレー。
そんな彼でもあまりに膨大な資料と、文献の量に追い詰められていきます。
そこに送られて来たのが、精神病院に収監されている元軍医のマイナーからの大量の単語メモでした。
精神に病を抱えていても、その頭脳は驚異的な能力を持っていたのです。
そのおかげで難航していた作業も進み始めます。

この作品の魅力は、辞書作りだけではなく、マイナーの罪とその後も描かれているという所です。
幻覚に襲われ間違って無実の人を殺めてしまったマイナー。
せめてもの償いにと、犠牲者の家族へ自分の年金を送るも断られてしまいます。

マイナーに変わって年金を届ける看守のマンシー。
また彼が良い仕事をするんですよ。
クリスマスに塩漬け肉を届けて、ようやく受け入れられ、家族と一緒に食卓を囲んでいる光景に涙が溢れました。
これで一歩前に進めたんだと実感出来た瞬間です。

マイナーとイライザの関係も、自然と応援したくなりました。
許されない罪を犯した彼が、自分の出来る誠心誠意を尽くし、その思いが被害者の妻であるイライザの心を動かしたのです。
しかし、それが返って彼の病気に拍車をかけてしまったのは切ない限りでした。

辞書制作の苦悩と、殺人犯と被害者家族との交流のお話のバランスが丁度良くて、グイグイ入り込んで見る事が出来ました。
とても良い作品なのに、あまり知られていないのがおしいなと思います。
久しぶりに皆さんにおすすめしたい作品です。
鑑賞日 2022.09.18

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spink.gif 博士の愛した数式(2005)   日本     [106分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/ロマンス
監督 小泉堯史
出演者 寺尾聰   (博士)
深津絵里  (杏子)
齋藤隆成  (ルート)
吉岡秀隆  (先生)
浅丘ルリ子 (未亡人)
井川比佐志  (家政婦紹介所所長)
頭師佳孝   (少年野球の監督)
茅島成美   (家政婦)
観世銕之丞  (能楽師)
コピー 博士と過ごしたひとときは
私とルートにとって本当に大切な時間でした
あらすじ
家政婦の杏子が新たに派遣された先は、交通事故に遭って以来80分しか記憶が持たなくなってしまったという天才数学博士の家。
杏子は最初に博士の義姉から説明を受け、博士が住む離れの問題を母屋に持ち込まないようクギを差される。
80分しか記憶が続かないため、毎日初めましてからやり直し。
しかし、そんな中でも少しずつ博士との交流を深めていく。
ある日、10歳の息子が一人で留守番していると知った博士は、息子も連れてくるよう杏子に約束させる。
そして博士は息子がやって来ると彼のことを(ルート)と呼んだ。
感想
何だか気持ちがふわふわして癒される作品です。
数学博士が主人公だというので、堅苦しくて私は苦手かもと思って見始めたけど、反対にすごく数学に興味が沸いてきました。
考え方ひとつなんですよね、何事も。
それをすごく教えてもらった気がします。
あと、江夏の背番号「28」ね。(笑)

私、本当に数学が苦手で大嫌いなんです。
だから、知らなことだらけですごく勉強になりました。
確実に『28は完全数』『友愛数』『i』『e』などの公式は覚えちゃいましたからね。
あとで『i』の概念(√‐1)について、数学の得意な旦那に聞いて、馬鹿な私でも分かるように説明してもらったので、より良く理解する事が出来ました。

正直いうと博士の事は面倒くさいと思っちゃいます。
でも、彼のポジティブな考え方は好きなんです。
「製造番号2311、君を素数と認定」には笑っちゃいました。
博士、可愛すぎます。

あと、そんな彼に接する家政婦さんとのやり取りが大好きです。
√との親子関係も好きだなぁ。
子供にも素直に謝る事の出来る、素敵なお母さんです。

「なんで博士に子供を任せたんですか!?」
って言った時の博士の表情。
これがツボ過ぎてやばかった!!
あまりに上手い切り返しに思わず笑ってしまいました。
しかし、その後の博士の落ち込み方を見て、一緒に反省。
本当にごめんなさい。(汗)

相手を思いやる優しい気持ちが沢山溢れている作品で、本当に癒されます。
「メメント」とか「50回目のファーストキス」とか、同じような病気を扱った作品は、良いものが多い印象です。
特異な設定な分、感情や状況も様々で、素敵なドラマが出来るんでしょうね。

大好きな加古隆さんの曲も、素敵なお話との相乗効果により、癒しを倍増させてくれました。
また、疲れた時に見て癒されたいと思います。
鑑賞日 2007.05.22

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spink.gif 博士の異常な愛情(1964)  イギリス/アメリカ  白黒
  Dr.STRANGELOVE:OR HOW I LEARNED TO STOP WORRYING AND LOVE THE BOMB   [93分]
管理人評価   ★★★★★
ジャンル サスペンス/コメディ
監督 スタンリー・キューブリック
出演者 ピーター・セラーズ    (マンドレイク等)1人3役
ジョージ・C・スコット
スターリング・ヘイドン  (リッパー将軍)
キーナン・ウィン
スリム・ピケンズ
コピー
あらすじ
米国空軍のリッパー将軍が突如発狂し独断でソ連への核爆弾投下の作戦を発令した。
命令を受けた空軍パイロット達は最初は疑い戸惑っていたが、司令官からの確認をもらい任務遂行の為ソ連に向かう。
この緊急事態を受けて集まった大統領をはじめとする米軍上層部の面々は対処法を模索するが、発狂したリッパー将軍とは通信が取れない。
一度発令された命令の取消しにはリッパー将軍しか知らない暗号が必要だった。
感想
テーマは冷戦と核戦争の脅威というかなり重いものなのに、こんなに笑えるのが素晴らしいです。
ピーター・セラーズが英国将校、大統領、ストレンジラブ博士の一人三役を見事に演じているのが見所です。
と言っても私は全然気が付かなかったんですけどね…^_^;
本当に言われてみないと分かりません。
彼無しではここまで素晴らしい映画にはならなかったんじゃないでしょうか?
かなりのブラックコメディですが意外と素直に笑えました。

この手の映画はどうも苦手で絶対笑えないため極力避けてきたのですが、キューブリックの作品ということで挑戦する気持ちで見ました。
こんなに構えていたのに良い意味で裏切られましたね。

地球が滅亡するかもしれないという緊迫した状況なのにまるで友達と話しているような米国大統領と、ソ連首相の会話やストレンジラブ博士の右手の発作など、思いっきり皮肉っているのが面白かったです。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2002.12.19

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spink.gif 白鯨(1956)   アメリカ
  MOBY DICK  [116分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/アドベンチャー/動物
監督 ジョン・ヒューストン
出演者 グレゴリー・ペック    (エイハブ船長)
レオ・ゲン        (スターバック副司令官)
リチャード・ベースハート (イシュメイル)
フレデリック・レデバー  (クイクエグ)
オーソン・ウェルズ    (マップル神父)
ハリー・アンドリュース  (スタッブ)
ローヤル・ダーノ     (イライジャ)
タンバ・アレンビー    (ピップ)
ジョーン・プロウライト  (スターバックの妻)
ジェームズ・ロバートソン・ジャスティス (ブーマー船長)
コピー 画期的色彩壮大な感動と迫力に銀幕を圧して迫るスペクタクル
あらすじ
1841年。
漁師のイシュメイルは、鯨を取るためにニューベドフォードへとやって来た。
彼は同室に泊まることになったインディアンのクイクエグと仲良くなり、捕鯨船ピークォグに一緒に乗船する。
その船は悪名高いエイハブ船長が仕切っており、他の船とは雰囲気が違っていた。
エイハブは「我々が捕まえるのは白鯨だ。私の左足を持っていたモービィ・ディックを捕まえる。」と宣言し、ひたすら白鯨の行動を分析し航路を決めていく。
せっかく鯨の大群を見つけても、白鯨の目撃情報を聞くやいなや、大群には目もくれずビキニ沖へと向かった。
稼ぐ機会を失った船員たちは、そんな自分勝手なエイハブに反感を抱き始める。
感想
これは有名な作品ですよね。 他の映画でもこの名前は何度も聞きました。
だから、頑張って観てみたんですけど、途中で何度も寝てしまって、結局最後まで見終わるのに3日もかかってしまいました。
それくらい退屈でイライラしてしまう作品でした。

男性の方が共感できる作品なんでしょうね。
私は全然共感出来なくて、どこが良いのか分かりませんでした。

とにかくボービィが頑張ってくれて助かりましたよ。
彼はただ泳いでいただけなのにモリで刺されて、それに抵抗したら逆恨みされて、自分勝手な人間たちに追い掛け回されて・・・。
踏んだり蹴ったりじゃないですか!?
あれくらい暴れないとストレスたまって10円ハゲが出来ちゃうよ!!

グレゴリー・ペックはいつ出てくるんだろう?と思ってたら、エイハブ船長だったんですね。
噂されてたようなイメージがなかったもんで、これには正直ビックリしました。
これが売りだったとは・・・。

またこのエイハブが必要以上に最悪の人間で、終始イライラさせられましたよ。
正に自分勝手な冷血野郎です。
彼は彼なりに言い分があるんでしょうけど、私には理解できませんでした。

だって船員のことなんて、これっぽっちも考えてないんだもん。
まあ、それを承知で乗ったんだろと言われれば何も言い返せないけど、スターバックには幼い子供たちもいたのに、これからどうするんだよ。
ふう、また悲しくなってきたわ。

だから、最後のモービィが大暴れする所はすごくすっきりして、今までのストレスが一気に解消されました。
エイハブにふさわしい最期でしたね。

しかし、昔はこんなやり方で漁をしていたんですね。
小さな船とモリだけで鯨に向かっていくとは・・・。
誰が思いついたんだろう。

見終わった後に色々と調べて、マップル神父がオーソン・ウェルズだったと知りました。
そう分かって見ても全然分からないぞ!
わざと分からないようにしてるんだな、きっと。
彼が説教していた教会の教壇はカッコ良かったですね。
船の舳先の形をしてるんです。
漁師の教会って感じが好きだな〜。

あと、相部屋で他人と一つのベッドに寝るって言うのが驚いた!
昔はこんなの当たり前だったんだよね。
今の日本に生きられて良かったわ。

本当は★1つにしようかと思ったけど、最後のすっきり感と細かい良い所を評価して2つに増やしました。(って偉そうだけど・・・)

名作はどうも相性が悪いな〜。
ここまで悪いと、単に私の感受性の問題ってことになるんだよね、たぶん。
でも、良いの良いの。
映画は見た人それぞれ意見があるんだから。
だから面白いんだから・・・と言い聞かせてみるのでありました。(汗)
鑑賞日 2006.04.09

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spink.gif バグジー(1991)   アメリカ
  BUGSY  [136分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/伝記
監督 バリー・レヴィンソン
出演者 ウォーレン・ビーティ     (ベンジャミン・“バグジー”・シーゲル)
アネット・ベニング      (ヴァージニア・ヒル)
ハーベイ・カイテル      (ミッキー・コーエン)
ベン・キングズレー      (メイヤー・ランスキー)
エリオット・グールド     (ハリー・グリーンバーグ)
ジョー・マンテーニャ     (ジョージ・ラフト)
リチャード・C・サラフィアン (ジャック・ドラグナ)
ビビ・ニューワース      (フラッソ伯爵夫人)
コピー
あらすじ
30年代NY。
暗黒街にその名を轟かせていた殺し屋バグジー。
縄張り拡張の為、ハリウッドに乗り込んだ彼は、そこで駆け出しの女優ヴァージニアと出会い恋に落ちる。
やがて、ネヴァダ州の小さな町ラスベガスを訪れたバグジーは、この地に自分たちの街を作ろうと思い立つ。
そして、カジノ付きの大ホテルを建設する事を決意する。
感想
やっぱりマフィアものは苦手だわ。
この理不尽ぶりが受け入れがたいんですよね。
しかし、こういう裏話があってラスベガスが出来たっていうのは興味深かったです。
砂漠の街が成功すると夢見た一人の犠牲の上に成り立っているんだな。
たまにはイカレタ奴も役に立つんですね。

あんなに頭が切れる人なのに、はまった女が悪かったですね。
これが恋は盲目って奴なのか・・・。
本当に信じられません。

バグジーは刑務所の中でも特別扱いで面白かったです。
電話もかけ放題だし、外とあんまり変わらないような・・・。

ベンが繰り返し言っていた
「子供が20人、絨毯の上で変わりばんこに逆立ちしていた」
というのはどういう意味なんだろう?
合言葉?おまじない?
とても気になります。

主演の二人は、この作品で出会って結婚したんですね。
おめでとうございます。
鑑賞日 2005.01.23

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spink.gif 麥秋(1951)   日本     [124分]  白黒
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 小津安二郎
出演者 原節子     (間宮紀子)
笠智衆     (間宮康一)
淡島千景    (田村アヤ)
三宅邦子    (間宮史子)
菅井一郎    (間宮周吉)
東山千栄子   (間宮しげ)
杉村春子    (矢部たみ)
二本柳寛    (矢部謙吉)
井川邦子    (安田高子)
高橋豊子    (田村のぶ)
高堂国典    (間宮茂吉)
宮口精二    (西脇宏三)
志賀真津子   (高梨マリ)
村瀬禅     (間宮実)
城澤勇夫    (間宮勇)
伊藤和代    (矢部光子)
山本多美    (西脇富子)
谷よしの    (“多喜川”の女中)
寺田佳代子   (看護婦)
長谷部朋香   (病院の助手)
山田英子    (会社事務員)
谷崎純     (写真屋)
佐野周二    (佐竹宗太郎)
コピー
あらすじ
北鎌倉に住む間宮家では、適齢期を過ぎた28歳の娘:紀子の結婚が何より気がかり。
当の紀子は大手の会社で秘書として働き、大いに独身生活を楽しんでいる。
そんな中、会社の専務から紀子に縁談の話が持ちかけられる。
感想
久しぶりに小津安二郎監督の作品を見ました。
やっぱり良いですね。
落ち着いた雰囲気、優しい人々、そんな中で起きる家族の問題。
淡々と日常を描くスタイルなのに、決して退屈はしないのが不思議です。
テンポが良いからでしょうね。
とんとんお話が進んで、良いタイミングで風景を挟んだりして。
少しだけ見ようと思って見始めたのに、最後まで一気に見終わってしまいました。

28歳のキャリアウーマン紀子。
秘書としての仕事も充実しているようで、仕事が終わると友達と過ごし、夜は家族の待つ実家へ帰る生活。
長男は医者、次男は兵隊に行ったまま消息不明。
でも、次男の友人である医者の矢部さんとは、良いお友達です。

間宮家の現状をじっくり描き、幸せな生活を楽しんでいる事が伝わって来ます。
この時代の若い女性は「ねえ〜」というのが流行っていたのかな。
何かにつけて最後に「ねえ〜」を付けていたのが面白かったです。
「そんな事、既婚者には分からないわよ。ねえ〜」といった具合です。

そんな紀子が結婚相手に選んだのは意外な相手でした。
今までそんなそぶりが一切無かったので驚きました。
でも、紀子が「40過ぎまでプラプラ一人でいる人より、子供がいるくらいの人の方が信頼できる」と言ったのが印象的です。
しっかりとした考えがあっての選択だったのですね。

家族が心配するのも理解出来ます。
専務のお話の方が年は取っていても良いお話でしたからね。
でも、東京でバリバリ働いていた女性ですから、先妻の娘がいる人の元へお嫁に行っても上手くやっていく事が出来るでしょう。
彼女の表情には、そんな説得力がありました。

やっぱり小津安二郎監督の作品は良いですね。
心がほっこりして優しい気持ちになれます。
勇ちゃんの存在が癒しでしたね。
みんなが「勇ちゃん勇ちゃん」って呼ぶから、妙に耳に残るんですよ。

BS松竹東急で小津安二郎監督特集をやるようなので、まだ未見の作品を制覇したいと思います。
鑑賞日 2023.12.15

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spink.gif バグズ・ライフ(1998)   アメリカ
  A BUG'S LIFE  [94分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル アニメ/コメディ/アドベンチャー
監督 ジョン・ラセター
出演者 <声の出演>
デイヴ・フォーリー       (フリック)
ケビン・スペイシー       (ホッパー)
ジュリア・ルイス=ドレイファス (アッタ王女)
デニス・リアリー        (フランシス)
ボニー・ハント         (ロージー)
マデリーン・カーン       (ジプシー)
ヘイデン・パネッティーア    (ドット)
リチャード・カインド      (モルト)
デヴィッド・ハイド・ピアース  (スリム)
ジョナサン・ハリス       (マニー少佐)
ブレッド・ガレット       (デイム)
ジョン・ランフト        (ハイムリック)
フィリス・ディラー       (女王アリ)
ジョン・ラッツェンバーガー   (P・T・フリー団長)
コピー アリの国があぶない!
今、フリックとその仲間たちが立ちあがった。
あらすじ
アリの発明家フリックは、いつもドジをして皆に迷惑をかけまくるおっちょこちょい野郎。
今回もアリたちがせっせと集めたバッタたちへの貢物を川に落としてしまい、バッタのボス:ホッパーの怒りを買ってしまう。
次の雨期までに2倍の貢物を用意しろと脅され、アリたちの負担は更に重くなってしまった。
責任を感じたフリックは、自ら町へ行って大きな虫の用心棒を連れてくると提案した。
町についたフリックは、バーで悪人と戦って大活躍した団体を見つけて大喜び。
戦士だと勘違いして彼らにアリの国を救ってくれと頼む。
しかし、その団体はサーカスをクビになった奴らで、ディナーショーにスカウトされたと勘違いし、フリックについていった。
感想
面白い!最初から最後まで楽しめて、元気にさせてくれる作品です!
小さな小さなアリの世界を覗き見ている感覚が楽しくて仕方ありません。
私たちにはあまり影響のない雨も、あんなに脅威だなんて!
まあ、アリたちには自然の全てが脅威でしょうね。

あと、虫たちの町も面白いです。
一応、車があって道路を走っているし、信号もちゃんとあって蛍が赤と青に入れ替えてるんです。
バスもあるし、細かい所までこだわりがうかがえます。
お気に入りは玉ビール。
何気においしそうでしょ。

それに、アリたちの表情もすごく細かくて、不自然なくらい大きな目が表情豊かなんですよ。
アリたちだけではなく、それぞれのキャラも個性的です。
悪役のホッパーから、女に間違われるてんとう虫のフランシス、木の枝そっくりのナナフシのスリム、プニプニで気持ちよさそうなイモムシのハイムリックなどなど。
その中でも一押しは、何語を話しているか分からないダンゴムシのタックとロール。
あの太い眉毛がたまりません!
ジェスチャーも面白いし、私の中のベストキャラでした!

そんな濃いキャラたちがサーカスで見せるおもしろ芸がまた楽しい。
こんなにまとまっているのに、クビになるなんてもったいないよね。

これはピクサーアニメの中でも、かなり好き好きランキング上位の作品です。
ディズニーらしく、助け合いの精神が大切というメッセージもさらりと織り込んでいます。
キーとなる小石も上手く使われていて、くすっと笑えました。

エンドロールにはおまけ特典のNG集がありますので、お見逃しのないように!
私、これ大好きなんですよ!

悪役のホッパーがセリフ間違えて優しい顔になるのがツボでした。
やっぱりアニメは吹き替えに限るな〜。

ピクサー長編アニメ第2作目。

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spink.gif 幕末純情伝(1991)  日本   [105分]
管理人評価   ★★
ジャンル 時代劇/コメディ
監督 薬師寺光幸
出演者 牧瀬里穂  (沖田総司)
渡辺謙   (坂本竜馬)
杉本哲太  (土方歳三)
伊武雅刀  (近藤勇)
木村一八    (岡田以蔵)
石丸謙二郎   (大久保利道)
榎木孝明    (松平容保)
柄本明      (桂小五郎)
津川雅彦    (岩倉具視)
コピー はじめにラブありき、ぜよ。
あらすじ
新撰組の沖田総司は女だったという奇想天外な発想で、幕末の動乱をコミカルに描いた作品。
感想
本当に女だったらすごいよな…。
あんな男ばっかりの所にいて平気な訳ないですもんね。(笑)
時代が時代だけにあれだけ強くても女が隊長になれるわけないよな…
なんて真面目に考えちゃいましたよ!

始めからテンポ良く進んで楽しく見れたけど、最後の辺りがちょっと物足りないように感じたのが残念です。
しかし、全体的には良かったと思います。
激しい殺陣のシーンや大規模な"ええじゃないか"の様子など見応のあるシーンが多かったです。

それにしても渡辺謙が演じる坂本竜馬のはじけぶりはすごいです!
本当にこんな人が世の中を動かしていたら…と思うとある意味怖いです。(^_^;)
反対にはじけた所が人情味あってリアルに感じたのも怖かったりして…。

私は新撰組の映画といえば「御法度」なんですけど、こっちの方が健全であるとは思いますが、やっぱり好きなのは「御法度」になりますね。
武田真治の沖田総司…好きです。フフフ
鑑賞日 2002.12.21

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spink.gif バクマン。(2015)   日本
  BAKUMAN  [119分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/青春
監督 大根仁
出演者 佐藤健       (真城最高)
神木隆之介     (高木秋人)
染谷将太      (新妻エイジ)
桐谷健太      (福田真太)
新井浩文      (平丸一也)
皆川猿時      (中井巧朗)
宮藤官九郎     (川口たろう)
山田孝之      (服部哲)
小松菜奈      (亜豆美保)
田中洸希      (最高の少年時代)
リリー・フランキー (佐々木編集長)
コピー 描く。
ジャンプの頂点へ。

友情、努力、勝利、そして、恋。
目指せ、ジャンプの頂点。
あらすじ
高校生3年生の真城最高。
ジャンプで漫画を描いていた叔父:川口たろうの影響で、漫画家を目指していたが、叔父の死をきっかけに目標をなくし、普通に高校生活を過ごしていた。
そんなある日、ひょんなことから秀才のクラスメイト高木秋人に「俺と組んで漫画家になろう」と誘われる。
最初は渋っていた最高だったが、声優を目指す片想いのクラスメイト亜豆美保と「お互いの夢が叶ったら結婚する」という約束を交わす事に成功、漫画家になる決意をする。
こうして秋人が原作、最高が作画を担当して漫画家コンビを結成した2人。
日本一売れている漫画雑誌:週刊少年ジャンプの連載目指しての奮闘が始まる。
感想
漫画もアニメも全く見た事ないまま、映画を見ました。
とても面白く、最後まで楽しんで見る事が出来ました。
最近、NHKの「漫勉」とか見て、漫画家さんの仕事ってすごい!と興味津々だったので、すごくタイミングが良かったんです。
しかも、ジャンプにこだわり、その裏側も見れるので、個人的には大満足でした。

どうしても地味になりがちな漫画を描く作業も、斬新な手法で脳内を視覚化して楽しませてくれます。
ライバルとの連載バトルも、巨大ペンで攻撃するゲームの形を取り、熾烈な戦いの熱気を感じる事が出来ました。

ただ、漫画家も編集も読者も男の人だらけで、女の私が入り込む事を拒んでいるように感じてしまうというか。
なんで私この世界に参加してしまっているんだろう、的な感覚に襲われる瞬間がありました。
それは唯一登場する女性:亜豆美保の登場シーン。
美人でスタイル抜群で夢も叶っちゃうリア充JK。
男性の理想の女性像なんでしょうけど、なんか清潔過ぎて、人形みたいで、生身の人間を感じられず。
自分を顧みて、「あ、パジャマでお邪魔してすみません!!」と土下座したくなりました。(汗)

でもそれは、墨で真っ黒になって、寝不足で病気になって、命を削ってボロボロになっている最高との対比なんですよね。
別次元での憧れがあるから頑張れる。
その強さが羨ましいです。

コピーにもありますが、正に『友情、努力、勝利』な展開は、小気味よく、見終わった後の満足感も十分です。
原作漫画は20巻あるみたいなので、機会があれば読んでみたいと思います。
鑑賞日 2016.10.03

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spink.gif バケモノの子(2015)   日本
  The Boy and The Beast  [118分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/ファンタジー/青春/アドベンチャー
監督 細田守
出演者 <声の出演>
役所広司      (熊徹)
宮崎あおい     (九太:少年期)
染谷将太      (九太:青年期)
広瀬すず      (楓)
山路和弘      (猪王山)
宮野真守      (一郎彦:青年期)
黒木華       (一郎彦:少年期)
山口勝平      (二郎丸:青年期)
大野百花      (二郎丸:少年期)
長塚圭史      (九太の父)
麻生久美子     (九太の母)
津川雅彦      (宗師)
リリー・フランキー (百秋坊)
大泉洋       (多々良)
コピー キミとなら、強くなれる。
あらすじ
この世界には人間界とは別に、バケモノが暮らすもうひとつの世界があった。
渋谷の街にありながら、決して交わることのないバケモノの世界、それが“渋天街(じゅうてんがい)”だった。
ところがある日、ひとりぼっちの少年:蓮がバケモノの熊徹と出会う。
少年は強さを求めてバケモノの世界へ行くことを決意、熊徹の弟子となって九太という名前をもらう。
熊徹は一二を争う強さを誇りながら、粗暴な性格ゆえに誰からも慕われることない渋天街のはぐれ者だった。
九太はそんな熊徹にことあるごとに反発しながらも、強くなるために懸命に修行に励む。
感想
素直に弟子になるのではなく、喧嘩しながらもお互い認めているという関係が良いですね。
とにかく足の運びを真似してみる所から始めて、どんどん強くなっていく九太。
そんな九太の影響を受け、自らの技も強くしていく熊徹。
普通の弟子と師匠の関係では収まらない面白さがありました。

強さを手にした九太は、人間世界で勉強する事に目覚めます。
この展開は意外でした。
楓と出会った事が大きかったですね。
純粋に勉強を楽しむ九太は、どんどん吸収して大学受験を目指せるほどの学力になるのです。

強さも賢さも手に入れたら、どこでも生きていけますよ。
でも、心にある闇を制御するのは難しく、苦労することに。
バケモノに育てられた人間はもう一人いて、師匠の代理戦争が勃発。
渋谷を舞台にした戦いは迫力ありました。

優しい顔して闇を抱えてそうだなと思っていたので、この展開は予想出来ました。
人間は誰しも闇を抱えて生きてますからね。
その表現の仕方も上手かったです。

熊徹の九太に対する思いの強さには目頭が熱くなりましたね。
それに答える九太もまたしっかりと受け止め、自分の人生を歩きはじめました。
心の強さまで手に入れた九太なら、きっと自分らしい道を切り開ける事でしょう。

声優を担当するのは、「おおかみこどもの雨と雪」に関わっていた方々が多いですね。
九太を宮崎あおいさんが演じていたとは意外でした。

細田監督は人間の成長を描くのが得意ですよね。
自然と応援したくなるキャラクターたちが魅力的です。
また新作が公開されるようなので、機会があれば見てみたいと思います。
鑑賞日 2021.07.10

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spink.gif ハケンアニメ!(2022)   日本     [129分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 吉野耕平
出演者 吉岡里帆   (斎藤瞳)
中村倫也   (王子千晴)
工藤阿須加  (宗森周平)
小野花梨   (並澤和奈)
前野朋哉   (根岸)
高野麻里佳  (群野葵)
古館寛治   (越谷)
徳井優    (前山田)
六角精児   (関)
柄本佑    (行城理)
尾野真千子  (有科香屋子)
コピー 好きを、つらぬけ。
あらすじ
連続アニメ「サウンドバック 奏の石」で監督デビューが決まり気合が入る斎藤瞳。
しかし、彼女を大抜擢してくれた敏腕プロデューサー行城理は、ビジネス最優先で理不尽な要求ばかり。
アニメに集中したい瞳は、不満を募らせていく。
一方、そんな瞳が土曜夕方アニメの覇権を争うことになるライバルが、瞳が目標にしている天才・王子千晴監督の「運命戦線リデルライト」。
王子を尊敬するプロデューサー、有科香屋子が彼の復帰作として用意した企画だった。
しかしこちらも、有科がワガママな王子の気まぐれに振り回されていた。
感想
アニメ制作の現場を描いた作品なんだろうとは思いましたが、ここまで分かりやすい対決物だとは想像していませんでした。
新人監督VS天才監督が同じ時間帯で視聴率を競うというもの。
お互いに有能なプロデューサーがついているのですが、何事も思い通りとはいかなくて、それぞれのドラマが面白かったです。

飄々と仕事をこなす行城さん。
新人監督の作品を一人でも多くの人に届ける為、様々なジャンルの企業とコラボしていきます。
単なる営利目的かと思いきや、こんな熱い思いを胸に秘めていたなんて・・・。
これには泣かされました。
散々理不尽な仕事をさせられて不満爆発だった所に、こんな言葉をかけられたら誰でもコロっといっちゃいますよ。

一方、自由な天才監督に振り回される有科さん。
彼女の「私に局に勝てるだけの武器を下さい」という台詞にはシビレました。
こんな事言われたら、全力出して最強の武器を授けたいと思うはずです!
王子監督の思いの詰まった最終話に注目です。

覇権をかけた戦いだけに、多くの人が作品に関わっています。
それだけドラマも生まれやすくなっているという訳です。
それぞれの事情も相まって、心を揺さぶる展開となっていました。

原作辻村深月さんが、両方のアニメのプロットを24話分書いたそうです。
確かに劇中アニメのクオリティも素晴らしかったですね。
もっと見たいと思わせる内容で、必要最小限しか使われてなかったのが残念なくらいです。

どちらの現場も魅力的に描かれていて、対戦相手として相応しい描き方だったのが好印象です。
普通は主人公の方が贔屓目に描かれそうですからね。
そういう所も現実的で物語とリンクしているのが憎い演出です。

「ハケン」って「派遣」かと思ってました。(大汗)
まさか「覇権」の方とは・・・。
カタカナじゃない方が良かったのではないでしょうか。

辻村深月小説原作作品。
鑑賞日 2023.06.30

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spink.gif 箱入り息子の恋(2013)   日本  [105分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/ロマンス/コメディ
監督 市井昌秀
出演者 星野源   (天雫健太郎)
夏帆    (今井奈穂子)
平泉成   (天雫寿男)
森山良子  (天雫フミ)
穂のか   (船越)
古館寛治  (健太郎の上司)
大杉漣   (今井晃)
黒木瞳   (今井玲子)
コピー 恋をすれば傷を負う。
いつだって僕らは傷だらけだ。
あらすじ
市役所に勤める35歳の独身男性、天雫健太郎。
人付き合いが苦手で、友だちも恋人もはなから諦め、自宅と職場を行き来するだけの退屈な人生を送っていた。
そんな健太郎を見かねた両親は、親同士が子どもたちの相手を見つけ合う“代理見合い”に参加する。
そこで裕福な今井夫妻と知り合い、その一人娘・奈穂子と正式にお見合いするチャンスを得る。
実は奈穂子は、病気のために今ではまったく目が見えなくなっていた。
そんな奈穂子と思いがけず生まれて初めての恋に落ちてしまった健太郎。
ところが奈穂子の父は、役所勤めの健太郎ごときに大事な娘をあげる気などなかった。
感想
今、人気の星野源さん。
私が彼を初めて見たのは、ドラマ「11人もいる」で、浅田美代子ばりにドラマで歌う人ってイメージでした。
でも、後から調べたら、「タイガー&ドラゴン」にも出てたんですね。
写真の坊主姿見て驚きました。
あれが源さんだったんですね。(汗)

ということで、初主演の映画を見たんですが、これが予想を裏切る面白さでした。
融通のきかない不愛想な35歳、童貞。役ですが、難しい役なのに元からこういう人でしたっけ??ってくらい上手く演じられています。
今、出ている「逃げ恥」は見た事ないのですが、見た目は似てますね。
彼はこういう役がはまり役なのかもしれません。

思ったより裸率が高かった印象ですが、星野さんの体を張った演技はインパクト大です。
しかし、こんなHの度にトラブルが起こると、トラウマになって出来なくなりそうですよね。
そして、事故に遭い過ぎです。
あれだけの目に遭っても生きてる生命力は、G並と言っても過言ではないと思います。

ヒロイン役の夏帆さんも、セクシーで可愛くて、目が見えない演技も上手くて素晴らしかったです。

所々に泣かせポイントがあって、それがまたツボをついてくるので、悉く泣いてしまいました。
でも、そこもただじゃ転ばないというか、同時に笑わせポイントでもあって。
吉野家で向かい合って泣くシーンは、本当に名シーンでもらい泣きしていたんですが。
その後の展開に爆笑。
こんなん、ずるいわ!!!

この忍者みたいに消えるのも結構ツボでして。
人を上手く使って消えるんですよね。
思わず巻き戻して見直しちゃいました。

始めのカチコチ人間から恋を知って表情が豊かになっていく様が、すごく心地よくて一緒に恋を応援したくなりました。
初めての恋でここまでトラブル続きなのもついてないけど、どれだけ不器用で傷付いても、決して前に進むのをやめない主人公が頼もしくてカッコ良く見えます。
体の傷は心の傷を表現しているのかな??

監督さんは元お笑い芸人さんなんですね。
だから、ああいう笑いが作れるんだ!
蛙の鳴き真似がキーになるとか、その発想はなかったわ!
今後が楽しみな監督さんです。
鑑賞日 2016.11.21

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