--REIの映画感想--

全体的にネタばれがありますので、未見の方は注意して下さいませ
評価の★の内容は次の通りです
管理人の独断に基づいておりますのでご了承くださいませ
★★★★★:大好き!何度も観たい作品!
★★★★:好き!強く心に残る作品!
★★★:なかなか良い
★★:まあまあ損はしない
★:いまいちかも・・・
X:二度と観たくない


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spink.gif コクリコ坂から(2011)   日本     [95分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/青春/ロマンス
監督 宮崎吾朗
出演者 <声の出演>
長澤まさみ  (松崎海)
岡田准一   (風間俊)
竹下景子   (松崎花)
石田ゆり子  (北斗美樹)
風吹ジュン  (松崎良子)
内藤剛志   (小野寺善雄)
風間俊介   (水沼史郎)
大森南朋   (風間明雄)
香川照之   (徳丸理事長)
コピー 上を向いて歩こう
あらすじ
1963年、横浜。
港の見える丘に建つ古い洋館“コクリコ荘”。
ここに暮らす16歳の少女:松崎海は、大学教授の母に代わってこの下宿屋を切り盛りするしっかり者。
あわただしい朝でも、船乗りの父に教わった信号旗(安全な航行を祈る)をあげることは欠かさない。
そんな海が通う高校では、歴史ある文化部部室の建物、通称“カルチェラタン”の取り壊しを巡って学生たちによる反対運動が起こっていた。
ひょんなことから彼らの騒動に巻き込まれた海は、反対メンバーの一人、風間俊と出会い、次第に惹かれ合っていく。
感想
前に一度見た事あると思うのですが、いつもの如く何一つ覚えてなくて新鮮な気持ちで鑑賞することが出来ました。
旦那が昔の学生運動ものが好きで(『反乱のボヤージュ』がお気に入り)、この作品も放送が決まってから録画してと頼まれていたので、一緒に見てみる事に。

旦那はカルチェラタンに興味があり、私はふたりの恋愛模様の方に興味津々でした。
この作品、男女で見方が違うのかもしれません。

こんな昼ドラみたいな展開だったんですね。
恋した人は自分の兄弟かもしれない・・・なんて!!!

戦争中ってこういうゴタゴタが多々あったんでしょうね。
皆で協力して何としてでも命を繋いでいくっていう。
そんな時代に放浪される若いふたりが、意外にたくましく自分たちの運命を受け入れようとしているのが、切なくも素敵だなと感心させられました。

カルチェラタンの方はコミカルパートとして、楽しく見せてもらいました。
住人たちが個性豊かで、プププと笑わせてくれます。
こんな素敵な部室があったら、我儘言ってでも残したいですよね。

ジブリ作品の中では地味な方かもしれませんが、私は結構好きでした。
また歌が良いんですよ。
手嶌葵さんの「さよならの夏〜コクリコ坂から〜」。
ふたりの事を思うと、胸がきゅ〜っと締め付けられます。

旦那としては、大円満で終わった事が物足りなかったみたいです。
前半は良かったのに、後半で急いじゃった印象で、何のひねりもなかったところが残念な部分らしい。
カルチェラタンも恋愛も上手く行っちゃうのがダメだったのか。
でも、総合的には★3.5〜4だそうです。

スタジオジブリ長編アニメ第18作目。
鑑賞日 2020.08.21

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spink.gif 地上(ここ)より永遠に(1953)   アメリカ   白黒
  FROM HERE TO ETERNITY  [118分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/戦争
監督 フレッド・ジンネマン
出演者 バート・ランカスター    (ミルトン・ウォーデン曹長)
モンゴメリー・クリフト   (プルーイット)
デボラ・カー        (カレン・ホームズ)
フランク・シナトラ     (マジオ)
ドナ・リード        (ロリーン)
アーネスト・ボーグナイン  (ファッツオ・ジャドソン)
フィリップ・オーバー    (ダナ・ホームズ)
ジョン・デニス       (ガロヴィッチ)
ハリー・ベルバー      (マジオリ)
クリスティン・ミラー    (ジョージェット)
バーバラ・モリソン     (キャプファー)
コピー 開戦前夜=パールハーバー
命をかけたロマンが閃光のようにきらめき
女の愛が男の友情が激動の朝に燃え上る。

世界映画賞を独占!
壮大なスケールで描かれた
史上最高の超大作
(R)
あらすじ
1941年の夏、ハワイ・ホノルル。
米軍スコフィールド兵営にラッパ隊から降格されたプルーイットが転隊して来た。
プルーイットはこの部隊に公正な待遇を期待してきたのだが、現実は彼の考えていた様にはいかなかった。
入隊早々、ボクシングの誘いを断った為、上官から執拗な嫌がらせを受ける事になった。
感想
そうだった!!
これは戦争映画だった!!
終了30分前までのんびりムードだったので、すっかり油断してました。(汗)

真珠湾への空襲シーンは、本当に怖くてずっと鳥肌が立ってました。
そして、ゼロ戦墜落シーン。
これは、何とも言えない複雑な気持ちになりました。
物語を楽しんでいたからウォーデンたちに対する思い入れもあったし、敵の日本人の心情も分かるだけに、どちらも悲しむ家族がいるのにな・・・と思って、歯痒かったです。

良いとか悪いとかそういう映画じゃないですね。
有無を言わさず、そのまま受け取るしかない。
それくらい力のある作品だと思いました。

2人の女優さんは、足元に縋りつきたいくらい完璧な美人さんで、見惚れるしかありません。
誰かと思ったら、大好きなデボラ・カーでした!
やっぱり彼女の造形美は世界一ですね。

戦争物は苦手だけどアカデミー賞受賞作品だという事で、見てみようと思ったんです。
身構えて見始めたのに、大半が兵営の中の恋愛が中心だったので、すっかり油断してたんですよね。
そして、最後の30分。
全てを破壊する戦争に突入。
正にこれが現実だったんですよね。
当時の痛みを心に叩き付けられた、そんな印象です。

さすがアカデミー賞受賞作品。
出会えて良かったです。
鑑賞日 2007.03.14

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spink.gif 心が叫びたがってるんだ。(2015)   日本     [119分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/青春
監督 長井龍雪
出演者 〈声の出演〉
水瀬いのり  (成瀬順)
内山昂輝   (坂上拓実/玉子)
雨宮天    (仁藤菜月)
細谷佳正   (田崎大樹)
村田太志   (三嶋樹)
吉田羊    (成瀬泉)
津田英三   (坂上八十八)
宮沢きよこ  (坂上シン)
野島裕史   (順の父)
河西健吾   (山路一春)
コピー ずっと、ずっと、
伝えたかった。
あらすじ
幼い頃に何気なく発した言葉によって、家族がバラバラになってしまった少女:成瀬順。
以来、言葉を発するとお腹が痛くなり、喋ることができなくなってしまった。
高校2年生になった順。
ある日、担任から年に一度のイベント“地域ふれあい交流会”の実行委員に任命されてしまう。
一緒に任命されたのは、まるで接点のない3人。
やがて担任の独断で出し物がミュージカルに決まると、順は歌うことなら自分にもできるかもと思い始める。
感想
う〜ん。
泣くほどの事はないですね。
青春映画はもう心に響かないくらいの年になってしまったのか・・・。
それが悲しくて泣けます。(汗)

というか、主人公が自分を見ているようで辛いが一番近いのかな。
私も心がお喋りで、たまには休みたいと自分で嫌になるほどです。

それにお腹が弱いのも同じで、何かある事にトイレに駆け込むので、あまりに同じで辛かったです。

それなら、最後に救われそうなものですが、そう簡単にはいかず。
若いって良いよね・・・という感想にしかなりませんでした。

私が同じくらいの学生だったら、もっと心に響いたかもしれませんね。
それくらい、あの頃の自分と似てました。

しかし、あの父親の一言。
最低最悪過ぎて悪夢を見そうです。
自分の事を棚にあげて、子供にあんな事いうなんて、信じられません。
順がこんなになってしまうのも仕方ないです。

最後のミュージカルは、良いんだけど中途半端なのが残念です。
とても良いものだから、もっと見たかったですね。
クライマックスの歌が素敵でした。

実写版があるみたいだけど、私はアニメ版で充分です。
子供もお喋りなので、年頃になったら一緒に見てみるのも良いかな。と思いました。
鑑賞日 2017.08.29

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spink.gif 心の旅(1991)   アメリカ
  REGARDING HENRY  [106分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 マイク・ニコルズ
出演者 ハリソン・フォード   (ヘンリー・タナー)
アネット・ベニング   (サラ・ターナー)
ビル・ナン       (ブラッドリー)
ミッキー・アレン    (レイチェル・ターナー)
ドナルド・モファット  (チャーリー・キャメロン)
レベッカ・ミラー    (リンダ)
アイーダ・リナレス   (ロゼラ)
コピー 失くした過去と真実の愛を求めて
ヘンリーの心のさすらいは始まった…
あらすじ
ニューヨーク屈指のエリート弁護士ヘンリー・ターナー。
毎日仕事で忙しい彼は、家庭を顧みず、家族とはあまり上手くいっていなかった。
そんなある日、彼はタバコを買いに行った近くの店で、偶然居合わせた強盗に撃たれてしまう。
感想
見ている時、ついつい微笑んでしまう。
そんな温かい作品でした。

人間変わりたいと思っても、実際に変わる事は難しいと思います。
でも、もしそんな機会が本当に手に入るなら・・・どうするだろう。
ヘンリーのように戸惑ってしまうのがリアルなのかも。

家に帰って来た時、あんなに嫌がっていた亀のような机を、
「あの机良いね。」
と言った時は笑ってしまいました。
あんなに嫌がっていたのに!!
こんなにも変わるものかと驚きました。

ブラッドリーと出会えたのも良かったんでしょうね。
いつも素敵なアドバイスで励ましてくれました。

バディちゃんが可愛いですね。
お座りして待っている姿が健気で癒されます。
最後の家族で抱擁の時も、私も入れて〜!!とばかりに参加しているのが微笑ましかったです。

バグジー」を見た直後だったので、アネット・ベニングの印象の違いに驚きました。
私は断然こちらの役の方が好きです。
彼が撃たれてからは良い奥さんでした。

正に”心の旅”ですね。
自分探しの旅。
3人の幸せを願わずにはいられません。
鑑賞日 2005.01.23

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spink.gif 心のままに(1993)  アメリカ
  MR.JONES  [114分]
管理人評価   
ジャンル ドラマ
監督 マイク・フィギス
出演者 リチャード・ギア     (ジョーンズ)
レナ・オリン       (エリザベス・ボーエン医師)リビー
アン・バンクロフト    (キャスリン・ホルランド医師)
デルロイ・リンドー    (ハワード)
リサ・マルキーウィッツ  (スーザン)
トム・アーウィン     (パトリック・シェイ医師)
ブルース・アルトマン   (デヴィッド)
ローレン・トム      (アマンダ・チャン)
コピー
あらすじ
ジョーンズは日雇い大工として一日働かせてくれと、頼み込み建設現場で働く事になった。
彼は空を飛べると思い込んでおり、建設途中の家の屋根から飛び下りようとして騒ぎを起こす。
彼を診察した女医のエリザベスは躁鬱病だと判断する。
ジョーンズは躁状態の時はエネルギッシュで天真爛漫のように見えるが、鬱状態になると自分を傷つけようとする為エリザベスは入院を勧める。
彼女は彼に接する内に、患者に抱いてはいけない想いを持つようになった。
感想
ストーリーが中途半端なような気がします。
そこで終わるの?と思ってしまって不満が残ります。

しかし、リチャ−ド・ギアの演技は一見の価値有りです。
躁鬱病というナイーブな役ですが、両方の面を見事に演じ分けその苦しみややりきれなさが切々と伝わってきます。

医者と患者の恋愛というタブーを描いた作品ですが、躁鬱病という重い病気の患者が相手なので、何とも複雑な気持ちになってしまいました。
見ていて痛々しいというか苦々しいというか、重苦しい印象しか持てませんでした。
ちょうど『五番目のサリー』を読み終わった所だったというのもあると思います。
精神科の医者と患者の関係は、深い部分に触れるだけに、恋愛感情と勘違いしてしまう場合があるんでしょうね。
しかし、少なくても私は、医者は医者としての役目を遂行して欲しいと思う気持ちが強いです。
なので、医者と患者の恋愛が、悪い事だとは思いませんが、快くは思えないというのが正直な感想です。

ラブストーリーとしては、特に盛りあがりもなく淡々と描かれていたので、頑張って最後まで見たという感じです。
鑑賞日 2002.12.19

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spink.gif ゴシカ(2003)   アメリカ  PG−12
  GOTHIKA  [98分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ホラー/サスペンス
監督 マチュー・カソヴィッツ
出演者 ハル・ベリー       (ミランダ・グレイ)
ロバート・ダウニー・Jr  (ピート・グレアム)
ペネロペ・クルス      (クロエ・サバ)
チャールズ・S・ダットン  (ダグラス・グレイ)
ジョン・キャロル・リンチ  (ボブ・ライアン)
バーナード・ヒル      (フィル・パーソンズ)
ドリアン・ヘアウッド    (テディー・ハワード)
キャスリーン・マッケイ   (レイチェル・パーソンズ)
マイケル・ペロン      (ジョー)
コピー WHY Me?

『リング』『呪怨』…
怨念のD.N.A.は
世界で増殖する
あらすじ
精神科医のミランダは、義父を殺したクロエという受刑者を担当していた。
彼女との接見の後、家に帰る道が冠水のため別の道へと迂回するように誘導される。
そこで血まみれの少女に出会い、気を失う。
翌日、目覚めると夫殺しの罪で牢屋に入っていた。
感想
ホラーだからかなり尻込みしてたのですが、思い切って見て良かったです。
なかなか面白かったですよ。
とにかくハル・ベリーの怖がる表情が怖い、怖い!
ざんばら髪みたいで見た目も怖いし、全身から悲壮感が漂ってました。
怯えさせたらハリウッド一じゃないでしょうか。
ノーメイクでもこんなに綺麗なんてすごいですね。

もう一人、印象的なのが、同じくノーメイクのペネロペ・クルス。
出番は少なかったけど、強烈なインパクトがありました。
ノーメイクなので今までのイメージと違いますが、とっても可愛かったです。

昨日まで収容所の外側にいたのに、一日で壁の中の人間になるって設定が面白いです。
その事によりクロエの気持ちが分かるのです。

しかし、ホラーという点ではダメかもしれません。
全然怖くなかったもん。
これくらいのスリラーなら大丈夫です。
それよりドラマの方が良かったな。

しかし、最後はどうだろう。
普通に歩いてて良いのか…。

ところで"ゴシカ"ってどういう意味なの??
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2005.09.20

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spink.gif ゴスフォード・パーク(2001)  アメリカ
  GOSFORD PARK  [137分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/サスペンス
監督 ロバート・アルトマン
出演者 マギー・スミス       (コンスタンス・トレンサム)
マイケル・ガンボン     (ウィリアム・マッコードル)
クリスティン・スコット・トーマス  (シルヴィア・マッコードル夫人)
ライアン・フィリップ   (ヘンリー・デントン)
ジェレミー・ノーサム    (アイヴォー・ノヴェロ)
ジェームズ・ウィルビー   (フレディ・ネスビット)
ケリー・マクドナルド    (メアリー・マキーシュラン)
クライヴ・オーウェン    (ロバート・パークス)
ヘレン・ミレン       (ミセス・ウィルソン:メイド頭)
アイリーン・アトキンス  (ミセス・クロフト:料理長)
エミリー・ワトソン     (エルシー:メイド)
アラン・ベイツ       (ジェニングス:執事)
デレク・ジャコビ      (プロバート)
リチャード・E・グラント  (ジョージ:従者頭、金庫係)
コピー お茶は4時、ディナーは8時、
真夜中には殺人を…
あらすじ
1932年、イギリス郊外。
ウィリアム・マッコードル卿が所有するカントリーハウス"ゴスフォード・パーク"に招かれた彼の親戚や友人達。
優雅にパーティを楽しむ「上の階」の貴賓たちと、その準備で大忙しの「下の階」の使用人たち。
そんな中、主人のウィリアムが殺される事件が発生。
上流階級の人々も使用人も入り乱れての大騒ぎになった。
感想
とにかく登場人物が多いです。
尋常じゃ無い程多いです。
映画を一回見ただけで全ての人を把握できる人はかなり少ないと思います。
なんせ"ゴスフォード・パーク"に招待された人だけで10人、ホスト家族が3人、その人達それぞれに使用人が付いている(いない人もいますが…)のでその倍です。
よくこれだけ俳優を集めましたよね。
さすがアルトマン監督です。
そのほとんどはイギリス人俳優のようで、私が最近見た「モーリス」に出演していたジェームズ・ウィルビーもフレディ・ネスビット役で出てました。
あと「グリーンフィンガーズ」のクライヴ・オーウェンもロバート・パークス役で出ていました。

しかも唯一実在の人物"アイヴォー・ノヴェロ"も最近「ダウンヒル」で実物を見たばかりなんですよ!
こういう偶然もあるんですよね〜。
驚きでした。

しかしこれだけの大人数を完璧にまとめ上げていて、それぞれがうるさくない程度に個性があるというのが素晴らしいです。
みんな生き生きしていて、思う存分表現していると感じました。
もちろん人間には一人一人の物語が存在しますが、それを一つの映画でこれだけ上手く見せるには相当の技術と才能がいるはずです。
群像劇が得意なアルトマン監督ならではの作品だと思います。

何も知らずに見ていたので、スタートから1時間30分くらい経った時に殺人事件が起って驚きました。
後から予告編を見ると、この殺人事件がメインになってましたね。
それも驚きました。(笑)
でもサスペンスはそんなに重要ではないようです。
この事件をめぐる人間模様の方が面白かったですからね。

個人的には大好きな映画になりました。
結構長いのですが、最後には、ええ〜、もう終わるのと思ってしまうのほど入り込んで見てました。
最後はほろっとさせられて後味も良いし、見終わった後に癒された気分になっているのが不思議でした。
ゴチャゴチャした映画は苦手という方にこそ見て欲しい作品です。
鑑賞日 2003.05.08

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spink.gif 五線譜のラブレター(2004)   アメリカ
  DE-LOVELY  [126分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 伝記/ドラマ/ミュージカル
監督 アーウィン・ウィンクラー
出演者 ケビン・クライン     (コール・ポーター)
アシュレイ・ジャッド   (リンダ・ポーター)
ジョナサン・プライス   (ガブリエル)
ケヴィン・マクナリー   (ジェラルド・マーフィ)
サンドラ・ネルソン    (サラ・マーフィ)
アラン・コーデュナー   (モンティ・ウーハー)
ピーター・ポリカープー  (L・B・メイヤー)
キース・アレン      (アーヴィング・バーリン)
ジェームズ・ウィルビー  (エドワード・トーマス)
ケヴィン・マクキッド   (ボビー・リード)
リチャード・ディラン   (ビルー・ラザー)
ジョン・バローマン    (ジャック)
エドワード・ベイカー・ドゥリー  (ボリス)
コピー 音楽の女神(ミューズ)に、恋をした

作曲家コール・ポーターと
妻リンダの不滅の愛と音楽を描いた
感動のミュージカル・ドラマ
あらすじ
1920年代、パリ。
作曲家のコール・ポーターは、パーティで知り合ったリンダに一目惚れ。
実は彼はバイセクシャルで、男性とも関係を持っていたが、リンダは全てを受け入れてくれ結婚することになった。
その後、ベネチアに移り住んだ2人。スランプに陥った彼に、リンダが有名な作曲家バーリンを引き合わせ、彼の才能を認めさせた。
そのおかげでハリウッドでの仕事が舞い込んできた。
感想
先日見た「ライフ・イズ・コメディ!/ピーター・セラーズの愛し方」は、その人を知らなかったからあまり楽しめなかったのですが、この作品はその人を知らないのに結構楽しめました。
大好きなミュージカルだったからかな?

あと、このコール・ポーターという人物が特殊だというのもあります。
バイセクシャルの人も普通に結婚出来るんですね。
まあ、相手の寛容さによると思いますが。
相手がリンダだったから保たれていた関係でしょう。
身勝手なコールを見捨てる事無く支えた彼女がすごいです。
それだけ彼の事を愛していたと言う事ですよね。
相手が男だと、感情も複雑になります。
私だったら許せないと思うけどな…。

コールは知らなかったけど、彼の作曲した曲はちょっと知ってました。
ハリウッドでの舞台「パリ」で使われた『Let's Do It、Let's Fall In Love』です。
この曲を作った人だったんですね。
あと、『エニシング・ゴーズ』も聞いたことあるな〜。

始まりがとても不思議な入り方だったので、色々と想像力をかき立てられました。
コール本人が自分の人生が演じられている舞台を見るという設定。
しかも、彼の声はみんなに聞こえないらしい。
どんな風に展開して行くんだろうと、どんどん引き込まれて行きました。

全体的にも雰囲気の良い作品で、コールという人物も憎めないキャラだったので、かなりお気に入りになりました。
浮気はし放題、決して良い人じゃないのに何でだろう?
こういうのを人徳っていうのか?
才能がある人は、それだけで魅力的に見えますもんね。

最後までコール・ポーターは、若い時と老人の時とで2人が演じていると思っていたんです。
でも、ケビン・クラインが1人で演じていたんですね!
ビックリしました!
メイクの技術はすごいな〜。

あと、全然気付かなかったけど、有名な歌手の方々が沢山出ていたようです。
結婚式の時に唄っていたのがロビー・ウィリアムス、仮装パーティの時にはエルビス・コステロ、『エニキング・ゴーズ』はキャロライン・オコナー、『ビギン・ザ・ビギン』はシェリル・クロウ、ハリウッドのスタジオで唄っていたのはダイアナ・クラール、ゲイクラブで唄っていたのはビビアン・グリーンだそうです。
このゲイクラブの時は、長回しの映像でビビアンの服が3回も変わるんですよ。
すごく凝った演出ですので、お見逃しなく!
鑑賞日 2005.09.13

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spink.gif 午前0時、キスしに来てよ(2019)   日本     [115分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス
監督 新城毅彦
出演者 片寄涼太    (綾瀬楓)
橋本環奈    (花澤日奈々)
眞栄田郷敦   (浜辺彰)
八木アリサ   (内田柊)
岡崎紗絵    (磯山光)
鈴木勝大    (中条充希)
酒井若菜    (花澤陽子)
遠藤憲一    (高橋茂雄)
コピー わたしが恋をしたのは、
学校イチのイケメンでも、
憧れの先生でもなく、
スーパースターでした。
あらすじ
ごく普通の女子高生:花澤日奈々は、まじめな性格で周囲からも優等生と見られていたが、秘かにおとぎ話のような恋に憧れていた。
そんなある日、国民的スーパースターの綾瀬楓が、映画の撮影で日奈々の学校にやって来る。
エキストラとして参加することになった日奈々は、思いがけず楓と急接近。
やがて楓からデートに誘われ、夢見心地の日奈々。
しかし相手は国民的スーパースター。
決して世間にバレてはいけない秘密の恋だった。
感想
ザ・少女漫画な作品ですね。
普通の女子高生とスターの恋。
とっても微笑ましかったです。

今回は普通の女子高生役の橋本環奈ちゃん。
でも、コメディエンヌの印象が強過ぎて、いつ「おっふ」(参照「斉木楠雄のΨ難」)って言うんだろうって思っちゃうんです。(笑)
こんなに可愛いのに、そっちのイメージが先行するって切ないですよね。

あと、スーパースターの男性より普通の女子高生の方が華があるのもどうかなと思いました。
もう少し主演二人のバランスが取れる男性が良かったかな。
まあ私があまり彼の事を知らないからだと思いますが・・・。

物語は少女漫画要素が沢山詰め込まれていました。
幼馴染からの告白、元カノの女優、女子高生とのスキャンダル。
秘密の恋には障害が付き物ですからね。

気になる点としては、良いシーンで橋本環奈ちゃんのハスキーボイスが邪魔というのもありました。
やはり囁くようなか細い声がかすれてしまうと、繊細なシーンが台無しです。
これはどうしようもない事なだけにもったいないと思ってしまいました。

何だかんだ言いましたが、結構楽しめました。
スターとの恋って誰でも一度は憧れるものではないでしょうか。
私も昔は渡部篤郎さんと〜とか、玉木宏さんと〜とか想像してましたもん。
実際に隠れて付き合うというのは大変な事でしょうけど、遊園地貸し切りとか憧れちゃうな〜。

少女漫画原作作品。
鑑賞日 2020.10.15

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spink.gif ゴッドファーザー(1972)   アメリカ
  THE GODFATHER  [175分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/犯罪
監督 フランシス・F・コッポラ
出演者 マーロン・ブランド    (ドン・ヴィトー・コルレオーネ)
アル・パチーノ      (マイケル・コルレオーネ)
ジェームズ・カーン    (サンティノ・“ソニー”・コルレオーネ)
ジョン・カザール     (フレデリコ・“フレド”・コルレオーネ)
ダイアン・キートン    (ケイ・アダムス・コルレオーネ)
ロバート・デュヴァル   (トム・ヘイゲン)
リチャード・カステラーノ (クレメンザ)
タリア・シャイア     (コニー・コルレオーネ・リッジ)
スターリング・ヘイドン  (マクラスキー)
ジョン・マーリー     (ジャック・ウォルツ)
コピー
あらすじ
1947年。
マフィアのボス:コルレオーネの屋敷で、娘コニーの結婚式が行われる日。
そんな日でも、ドン・ビトー・コルレオーネの所には、友人たちが相談に訪れる。
彼は相手が貧しく微力であっても助けを求めてくれば、親身になってどんな問題でも解決してやっていた。
彼への報酬と言えば、ささやかな友情の証と、“ドン”あるいは“ゴッドファーザー”という尊称だけ。
そしていつなりとも彼の呼び出しに応じ、恩を返せばよかった。
そんなある日、麻薬を商売にしている危険な男ソロッツォが仕事の話を持ちかけてきた。
感想
やっと超有名な作品を見る事が出来ました。
前々から見たいと思っていたのですが、一度見ると3作全部見たくなると思って、揃うのを待っていたんです。

長年人気があるのも納得ですね。
全てがカッコ良くてしびれました。

大学出の坊ちゃんだったマイケルが、跡を継いでマフィアのボスになるまでを描いた作品。
物語が進むにつれて、主演アル・パチーノの表情が、徐々に厳しくなっていくんです。
それがまさにマフィアのボスになっていく様を現していて、冷酷で残酷なドン・コルレオーネが完成したラストは、鳥肌が立つほどでした。
彼のクラスが上がる節目節目のエピソードが良かったです。
あの病院の入り口で、たった一人、他のギャングを威嚇する所なんて、ドキドキが止まりませんでした。

この非道さが「II」でどうなっていくのか。
すごく気になります!!

175分という超大作ですが、時間の長さは気になりませんでした。
すっかりこの世界に入り込んでいたので、時間が経つのが早くて、もう終わり!?くらいの気持ちです。

私、勘違いしていて、ロバート・デ・ニーロが出てくると思い込んでたんです。
だから、いつ、どんな役で出てくるんだろうって待ってたのに出てこないから、余計にもう終わり!?って感じたんですよね。
調べたら、「?」には出てなくて、最低限の情報の確認の重要さを思い知りました。

血で血を洗う抗争の中、ギリギリで生きているギャングたち。
そのボスは、頂点に君臨する器に相応しい人物でないと、簡単に次の座を狙う奴にやられてしまいます。
この世界でしか生きられない奴らの生きざまを、これでもかと見せつけてきますね。
本当に見応えのある作品です。
続きが気になって、仕方がありません!
早速、「II」を見たいと思います。

アカデミー賞作品賞、主演男優賞受賞(受賞拒否)作品。
鑑賞日 2005.06.19

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spink.gif ゴッドファーザーPART II(1974)   アメリカ  PG−12
  THE GODFATHER: PART II  [200分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/犯罪
監督 フランシス・F・コッポラ
出演者 アル・パチーノ      (マイケル・コルレオーネ)
ロバート・デュヴァル   (トム・ヘイゲン)
ダイアン・キートン    (ケイ・アダムス・コルレオーネ)
ロバート・デ・ニーロ     (若き日のドン・ヴィトー・コルレオーネ)
ジェームズ・カーン      (サンティノ・“ソニー”・コルレオーネ)
ジョン・カザール       (フレデリコ・“フレド”・コルレオーネ)
リチャード・カステラーノ   (クレメンザ)
タリア・シャイア       (コニー・コルレオーネ・リッジ)
スターリング・ヘイドン    (マクラスキー)
ジョン・マーリー       (ジャック・ウォルツ)
リー・ストラスバーグ     (ハイマン・ロス)
マイケル・V・ガッツォ    (フランキー・ペンタンジェリ)
マリアンナ・ヒル       (フレドの妻)
ハリー・ディーン・スタントン (FBI捜査官)
ダニー・アイエロ     (トニー)
コピー 巨大な組織を
若い新しいゴッドファーザーが
受け継いだ――
あらすじ
1958年。
新しくドン・コルレオーネになったマイケルの所にも、相談に訪れる人たちが沢山いた。
父親の時のように、一つずつ問題を解決していくマイケル。
そんな中、何者かがマイケルの屋敷に襲撃をかけてきた。
マイケルは明日の朝早く、ここから出ていくことを決める。
感想
今回はとても父子愛にあふれた作品でした。
親子愛映画にめっぽう弱い私は、ずっと涙目での鑑賞となりました。
どうも子供が出てくると、センサーがついてるのかって程、正確に泣いてしまいます。
ロバート・デ・ニーロの優しいパパぶりにも泣かされました。

しかし、それと反比例するように、どんどん鋭く怖くなっていくマイケル。
公聴会の時は、殺される!!と思うくらいヤバかったです。
あと、ケイが密かに子供たちと会っていた時も、めちゃくちゃ怖かった!

彼の若い頃の話と現在の話が交互に描かれているので、その落差が際立ってましたね。
また、この過去と現在が交互にくるごとに、彼への愛着も深まっていく憎い演出が見事です。

前作で勘違いしていたロバート・デ・ニーロは、ヴィトーの若い頃役だったんですね。
話し方もマーロン・ブランドそっくりのかすれた声で、あの年老いた姿がちらちらと脳裏をかすめます。
でも、有名になり過ぎて、私みたいな勘違いしている人もいるんじゃないかな。
それで「I」「?」「?」と見ちゃう訳だ!
完全に思惑通りに動いてしまってる!

マイケルの苦悩は、深く孤独なものですね。
ヴィトーもこれを乗り越えたのかな。
でも、ヴィトーは家族から尊敬されていたし、愛されてもいた。
ただ怖いだけの存在ではなかったんですよね。

これは俄然「?」も見なくては!!!
次でついに制覇です。

アカデミー賞作品賞、監督賞、助演男優賞受賞作品。
鑑賞日 2005.06.19

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spink.gif ゴッドファーザーPART III(1990)   アメリカ  
  THE GODFATHER: PART III  [162分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/犯罪
監督 フランシス・F・コッポラ
出演者 アル・パチーノ       (マイケル・コルレオーネ)
ダイアン・キートン     (ケイ・アダムス・コルレオーネ)
アンディ・ガルシア    (ビンセント)
タリア・シャイア     (コニー)
ソフィア・コッポラ    (メアリー・コルレオーネ)
フランク・ダンブロシオ  (アンソニー・コルレオーネ)
リチャード・ブライト   (アル・ネリ)
ジョン・サヴェージ    (アンドリュー・ヘーゲン)
ジョージ・ハミルトン   (ハリソン弁護士)
ブリジット・フォンダ   (グレース・ハミルトン)
イーライ・ウォラック      (ドン・アルトベッロ)
コピー 史上初のシリーズ全作品アカデミー賞獲得なるか!
全米の熱い視線は今この一作に・・・
あらすじ
1979年。NY。
ファミリーのドンとなったマイケルは、バチカンの加護を得て一切の犯罪から手を引くことを宣言した。
しかし、後継者に甥:ビンセントを立てたことから、内部抗争に火がついてしまう。
自身も病に蝕まれるマイケルは、何とか事態の収拾を図ろうとする。
感想
ついに三部作、全て制覇する事が出来ました。
三作品とも同じくらいの水準で面白いってすごいですね。

最後はまさかの展開で驚かされました。
マイケルとケイの迫真の演技が、胸に迫ります。

あと、マイケルがランベルトに懺悔してむせび泣く所も、もらい泣きしそうになりました。
苦渋の選択でしたからね。
あの子供のころの映像が頭に浮かんで、涙がこみ上げてきました。

そして、マイケルとケイが二人で父の村へ向かう所も良かったです。
かつて愛し合った二人には、まだよりを戻す可能性もあったんですよね。
しかし、またしても事件が起こってしまうんです。
神父が近づいてきた時、思わず「ああ!!来た〜!!」って声に出ちゃいましたよ。(汗)

始めはただのチンピラかと思っていたビンセントが、だんだんしっかりしていくのが、かつてのマイケルを見ているようで良かったです。
特殊な世界で生きる事で、徐々に自分の見せ方を掴んでいく。
顎の青さなんか気にならないくらい、カッコ良かったです。

ただ、メアリー役のソフィア・コッポラが、素直にメアリーに見えなくて苦労しました。
監督として活躍する今の姿を見ているので、「娘にこんな事させて!」という思いの方が強く出ちゃいました。
でも、本当はウィノナ・ライダーの予定だったと聞くと、ソフィアも良かったような気がしてくるから不思議です。
まあ、成るようになった結果ですね。

ついに終わってしまいました。
本当に素晴らしい三部作でした。
出会えて良かったです。
鑑賞日 2005.06.21

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spink.gif コッホ先生と僕らの革命(2011)   ドイツ
  DER GANZ GRO?E TRAUM  [114分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/スポーツ
監督 セバスチャン・グロブラー
出演者 ダニエル・ブリュール        (コンラート・コッホ)
ブルクハルト・クラウスナー     (グスタフ・メアフェルト)
ユストゥス・フォン・ドナーニー   (リヒャルト・ハートゥング)
カトリン・フォン・シュタインブルク (クララ・ボーンシュテッド)
トマス・ティーマ          (ローマン・ボッシュ)
テオ・トレブス           (フェリックス・ハートゥング)
アドリアン・ムーア         (ヨスト・ボーンシュテッド)
ティム・ブロッホヴィッツ      (クラーセン)
レナルト・ベッツゲン        (エマニュエル)
ヨーゼフ・ドラグス         (ザンブリンク)
ファビオ・セイディング       (ハンス)
ヘンリエッテ・コンフリウス      (ロザリー)
コピー あきらめることに慣れてしまった、
すべての大人たちへ――

イギリスから、
自由の風が吹いてきた。
あらすじ
1874年、ドイツ。
イギリスに留学していた青年コンラート・コッホが、名門カタリネウム校にドイツ初の英語教師として赴任してくる。
しかしすぐに、生徒たちのイギリスに対する強い偏見と階級による露骨な差別意識に直面する。
そこでコッホは授業にまだドイツでは知られていないサッカーを採り入れ、生徒の自主性を引き出すとともにフェアプレーの精神とチームワークを学ばせることを思いつく。
感想
実在の人物を扱っているのですが、物語はだいぶ創作が入っているようです。
それでも今は大人気のサッカーが、初めてドイツに取り入れられたという題材は、とても新鮮で面白く見る事が出来ました。

ドイツに限らず、保守的な組織に新しい風を入れる時は、どうしても衝突が起きるものです。
教師の体罰も当たり前だった時代ですから、理不尽な事も多いのです。
今まで上からの圧力に耐えてきた子供たちが、コッホ先生の影響でサッカーに夢中になっていく様子は微笑ましかったです。

サッカーを通じて英語やフェアプレーを学び、労働階級の子をいじめていた子たちもお互いを認めて仲良くなりました。
スポーツがこんなにも良い影響を与えるなんて意外でした。
まだまだ素直な子供たちには、スポーツから学ぶ事が沢山あるのですね。

唯一労働階級の生徒だったボーンシュテッドくんが可愛かったです。
勉強もスポーツも出来る優秀な子なのに、子供も大人も寄ってたかって彼を退学にしようと躍起になっているんです。
そんな自分の立場を理解し、常に我慢をしている健気な子なんです。
サッカーを通じてクラスメイトと仲良くなれて、観ているこちらも嬉しかったです。

権力者の父を持つハートゥングくんも良かったです。
最初こそ父の悪影響を受け、いじめをしていた彼ですが、サッカーの魅力には勝てず、父へ反抗してでもサッカーを選びました。

最後の政府の教育委員が視察に来たイギリスの子たちとの試合は大盛り上がり!
点が入る度に一緒に拍手して喜んでました。
人気にあやかって、ちゃっかりボールを売ってる商売人の親子が面白かったです。
素直にスポーツって良いなと思わせてくれる良作でした。
鑑賞日 2022.11.18

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spink.gif 言の葉の庭(2013)   日本     [45分]
管理人評価   ★★
ジャンル アニメ/ロマンス
監督 新海誠
出演者 <声の出演>
入野自由   (秋月孝雄)
花澤香菜   (雪野由香里)
平野文    (タカオの母)
前田剛    (タカオの兄)
寺崎裕香   (タカオの兄の彼女)
井上優    (松本)
潘めぐみ   (佐藤)
小松未可子  (相沢)
早志勇紀   (森山)
コピー ”愛(あい)”よりも昔、”孤悲(こい)”のものがたり。
あらすじ
学校をサボり、公園の日本庭園で靴のスケッチを描く高校生のタカオ。
靴職人を目指すタカオはそこで、缶ビールを飲む女性、ユキノと出会う。
ユキノはタカオに「また会うかもね。雨が降ったら」と告げ、その場を後にした。
こうして二人は約束もないまま、雨の日の公園で逢瀬を重ねるようになる。
歩き方を忘れたというユキノのため、タカオは靴を作ろうとするのだった。
感想
う〜ん。
映像は綺麗だけど、物語は中途半端で煮え切らない印象です。

靴職人という夢に向かって希望に満ち溢れているタカオと、仕事で疲れ切って身動きの取れなくなったユキノ。
対照的な二人が、お互いの魅力に惹かれて逢瀬を重ねていきます。

ユキノの方はタカオが誰か知っていたんですね。
それでも惹かれるって事は、やっぱり運命だったのかな。

雨の日にしか会えないというのは面白い設定ですね。
ユキノは毎日仕事に行けなかったんじゃないのかな?
タカオは雨の日にしか学校をさぼらなかったのかな?
少々の疑問点はありますが、約束しなくても会えるシステムが良いですね。

ユキノが電話していた男性は家庭があるように見えたけど、不倫してたって事ですかね。
別れた後も迷惑かけちゃって・・・みたいな事を言っていた気がするな。
仕事の事もあったけど、そちらでも疲れちゃったのかもしれません。
それか、別れた後に結婚したのかな。
どうとでも取れるシーンでした。

大人なユキノが心動かされた純粋なタカオの言葉。
ストレートでごちゃごちゃになっていたユキノの心にズバッと刺さったのが見えた気がしました。 ちゃんと相手に伝わって良かったね。

45分と短いから物足りないまま終わってしまいました。
この後はご想像にお任せしますって事なんでしょうけど、想像するには材料が足りない感が・・・。
もう少し色々と味わいたかったです。
鑑賞日 2019.08.05

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spink.gif 子供はわかってあげない(2020)   日本     [138分]  PG−12
管理人評価   ★★★
ジャンル 青春/ドラマ
監督 沖田修一
出演者 上白石萌歌  (朔田美波)
細田佳央太  (門司昭平)
千葉雄大   (門司明大)
古館寛治   (朔田清)
斉藤由貴   (朔田由起)
豊川悦司   (藁谷友充)
高橋源一郎  (善さん)
湯川ひな   (ミヤジ)
中島琴音   (じんこちゃん)
坂口辰平   (水泳部の顧問)
兵藤公美   (じんこのお母さん)
品川徹    (門司くんのおじいちゃん)
きたろう   (阿堀先生)
コピー あの夏の出会いが
私を変えた
あらすじ
アニメオタクの高校2年生、朔田美波。
水泳部に所属する彼女は、アニメがきっかけで書道部男子のもじくんと仲良くなっていく。
そしてひょんなことから、探偵をしているもじくんの兄に、幼い頃に別れた実の父親捜しを依頼することに。
やがて元教祖だったという父の居場所を突き止め、海辺の町まで会いに行く。
感想
なんて爽やかで気持ちの良い作品なんでしょう。
綺麗な海と空に相応しい内容で、早く夏にならないかなと楽しみになる作品です。

優しくノリの良い両親に育てられ、高校2年なのに純粋な美波。
父親が同じアニメを好きで見てくれるってなかなかないですからね。
しかし、この父は義理の父で、実の父は消息不明なのです。

たまたま同じオタク仲間のもじくんの家で、御札を見つけた美波は、実の父親が新興宗教関係者だと知って探す事にしました。
珍しい苗字の為、ネット検索ですぐに見つかるとか、今時らしいです。

宗教の継承者問題とか複雑な事に巻き込まれなきゃ良いけどと思っていたのに、いざ会いに行くと何の変哲もない普通のお父さんでした。
別れた原因は宗教かもしれないけど、それも今はクビになって、鍼灸整骨院で働く整体師になってました。

変に誤解されたままでなく、一緒に夏を過ごす事で、親子としての関係を築けた二人。
頭の中が読めると言うので、それを活かしてくるかなと思ったけど、普通に会話の中から、娘の好きな物を取り入れていて、可愛いお父さんでした。

頭の中をミルフィーユにして相手の意識に入ると、頭の中が読めるのか。
分かるような、分からないような・・・。

とにかく登場人物がみんな良い人!
そしてキャスティングも最高で、それぞれの役にぴったりなので、傍から見たら気味が悪いほどニコニコしながら鑑賞していたと思います。

そして、最後の屋上でのシーン。
これが身悶えするほど可愛かった!
これぞ青春!
娘たちにもこんな青春を送って欲しいものです。

漫画原作作品。
鑑賞日 2022.04.11

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spink.gif コニー&カーラ(2004)   アメリカ
  connie&carla   [98分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル コメディ/ミュージカル
監督 マイケル・レンベック
出演者 ニア・ヴァルダロス     (コニー)
トニ・コレット       (カーラ)
デヴィッド・ドゥカヴニー  (ジェフ)
スティーヴン・スピネラ   (ロバート/ピーチ)
アレック・マパ       (リー/&クリーム )
クリストファー・ローガン  (ブライアン/ブリアナ)
ロバート・カイザー     (ポール)
ボリス・マクギバー     (ティボー)
ロバート・ジョン・バーク  (ルディー)
イアン・ゴメス       (スタンリー)
ダッシュ・ミホク      (マイキー)
ニック・サンドウ      (アル)
デビー・レイノルズ     (デビー・レイノルズ)
コピー キラキラしてる?
あらすじ
幼なじみのコニーとカーラは、売れないショーガール。
ある日、2人は世話になっているバーの主人フランクが殺される現場を目撃してしまう。
しかも、知らずにコカインも持ち逃げしてしまい、殺人犯のヤクの売人に追われるハメに。
2人は考えた挙句にロサンジェルスへと逃亡する。
ヤケになってゲイクラブで飲んでいると、新人のドラッグクイーンを募集すると耳にする。
2人は身を隠すためにドラッグクイーンのオーディションを受けることにした。
感想
とっても楽しかったです!
最後はちょっと出来過ぎで、ダラダラもしたけど、終わらせるためには仕方ないですね。

設定が最高に面白いですよね。
女性がドラッグクイーンになるだなんて!
良くこんな発想が生まれたな〜って感心してしまいます。

とにかくコニーとカーラのステージが最高です!
ドラッグクイーンらしく化粧はドギクツ、衣装は派手派手だけど、楽しくて見てるだけでテンション上がります!
最高のエンターテイメント!

トニ・コレットなんて本当にオカマに見えましたよ。
メイクだけでこんなにも変身してしまうのね〜。
「ラスト・ショット」の時の女優オーラは消してましたよ。(笑)

ジェフ役のデビッド・ドゥカブニー。
彼はおいしい役でしたね。
嫌でもカッコ良く見えますよ。
ロバートとジェフの仲直りのシーンではホロッとさせられました。

ヤクの売人ティボーが、全米を回ってショーを堪能するのが面白いですね。
段々とショーの魅力にはまっていき、最後には自分も入りたいって言ってましたもんね。

一番好きなミュージカルは、"レッツ・エンターテイナー・ユー"です。
白黒のゴージャスな衣装と大きなカツラがとっても可愛い!
あと、新装開店記念で踊った時のピンクの衣装も好きです。
それに、実は最初の安っぽいメドレーも良かったと思います。
脱いでいくと最後はキャッツですよ!
良い所てんこ盛り!

ミュージカル好きには堪らない作品だと思います。
コニーとカーラの素敵な舞台を堪能して見て下さい!

デビー・レイノルズがあんまり分からなかったけど、有名な人みたいですね。
雨に唄えば」見なきゃ…。
鑑賞日 2005.05.26

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spink.gif この世界の片隅に(2016)   日本     [129分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/ドラマ/戦争
監督 片渕須直
出演者 <声の出演>
のん   (北條(浦野)すず)
細谷佳正 (北條周作)
稲葉菜月 (黒村晴美)
尾身美詞 (黒村径子)
小野大輔 (水原哲)
潘めぐみ (浦野すみ)
岩井七世 (白木リン)
牛山茂  (北條円太郎)
新谷真弓 (北條サン)
コピー 昭和20年、広島・呉。
わたしは ここで 生きている。
あらすじ
1944年(昭和19年)2月。
絵を描くことが好きな18歳のすずは、急に縁談話が持ち上がり、あれよあれよという間に広島市から海軍の街・呉に嫁にやってくる。
彼女を待っていた夫・北條周作は海軍で働く文官で、幼い頃に出会ったすずのことが忘れられずにいたという一途で優しい人だった。
こうして北條家に温かく迎えられたすずは、見知らぬ土地での生活に戸惑いつつも、健気に嫁としての仕事をこなしていく。
戦況が悪化し、配給物資が次第に減っていく中でも、すずは様々な工夫を凝らして北條家の暮らしを懸命に守っていく。
感想
期待が高すぎたのか、感動するとまではいかなったです。

戦争中でもいつもと同じ日常があったんですよね。
丁寧に描かれるご飯の様子などが良かったです。
あるもので工夫して作ってたんですね。
すみれの味噌汁とか、どんな味なんでしょうか。
興味津々です。

のんちゃんの優しい声がすずさんに合っていて、彼女を活き活き演じているのが伝わってきました。
彼女がふにゃあと笑う姿に、何度も癒されました。
10代でお嫁に行って、家事にいそしむ姿は、健気で愛おしくなります。
片腕を失った後は、ちょっと雰囲気が変わるけど、段々元気になって元のように元気になってくれて良かったです。
これからは育児も大変になりそうですね。
北條家のみんななら、仲良くやっていけそうです。

日常がゆったり流れていたから、戦火が近づいてきた時の緊張感は倍増しました。
こんな田舎までも攻撃の手は迫っていたのですね。
それ以上に、空襲警報が多くて大変だったみたいです。
間違ってても良いとはいえ、毎日となると精神的にも参ります。

監督が実際の天気に拘って作ったと聞いて驚きました。
当時も本当にこの映画のような天気だったんですね。
そう思って見ると、雨も天気も意味のあるものに感じられます。

広島が舞台だったので、原爆が大きく取り上げられていると思っていたけど、その前にすずたちが被害にあってしまって驚きました。
しかも、原爆は光と爆風、きのこ雲くらいでしたしね。
呉の大空襲を知らなかったので、8月まではそんなに攻撃はないんじゃないかと油断してました。

戦争物は苦手なので、結構頑張ってみました。
頑張ってでも見る価値ありますね。
拘りの細かい描写の数々が見応えあります。
でも、そこまで感動出来なかったんです。
やっぱり評判が良くて期待が高すぎたのかな。
普通に見終わってしまって残念です。
鑑賞日 2018.03.19

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spink.gif この胸いっぱいの愛を(2005)   日本     [130分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/ファンタジー/SF
監督 塩田明彦
出演者 伊藤英明   (鈴谷比呂志)
ミムラ    (青木和美)
勝地涼    (布川輝良)
宮藤官九郎  (臼井光男)
吉行和子   (鈴谷椿)
愛川欽也   (青木保)
富岡涼    (ヒロ)
臼田あさ美  (布川靖代)
坂口理恵   (ハル)
ダンカン   (ヤクザの兄貴)
金聖響    (間宮浩介)
古手川祐子  (吉原園子)
中村勘三郎  (花を愛する男)
倍賞千恵子  (角田朋恵)
コピー もし、人生でひとつだけ
やり直すことが
できるなら…
あらすじ
2006年、百貨店に勤める鈴谷比呂志は、出張で小学生時代を過ごした北九州・門司を訪れた。
そこで郷愁に浸る比呂志だったが、その時ふと一人の少年に出くわす。
彼はなんと、“ヒロ”と呼ばれていた20年前の自分だった。
比呂志は知らぬ間に1986年にタイムスリップしていたのだった。
感想
どうもダメでした。
話としては好きなジャンルなんですけどね。

原因は登場人物がことごとく合わない事。
誰にも感情移入出来なくて、この世界に入り込むことが出来ませんでした。

あと、テンポも私には合わなかったですね。
全然集中して見れなかったです。

なんか怒鳴り合いが多くて、嫌な印象しか残ってないです。
不思議さで言ったら「いま、会いにいきます」のテイストなのに、脚本や俳優さんの違いで、ここまでクオリティが違ってくるんですね。

TVサイズで見たから、かなりカットされていたというのもあると思います。
でも、TV放送で十分ですね。(汗)
鑑賞日 2007.04.10

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spink.gif 御法度(1999)   日本     [100分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 時代劇
監督 大島渚
出演者 松田龍平    (加納惣三郎)
ビートたけし  (土方歳三)
武田真治    (沖田総司)
浅野忠信    (田代彪蔵)
崔洋一     (近藤勇)
的場浩司    (菅野平兵衛)
トミーズ雅   (山崎烝)
伊武雅刀    (伊東甲子太郎)
神田うの    (錦木太夫)
吉行和子    (おまつ)
田口トモロヲ  (湯沢藤次郎)
桂ざこば    (輪違屋)
坂上二郎    (井上源三郎)
コピー わたしが狂っているのか?
あらすじ
幕末の京都。
血気盛んな男たちの集団―新選組―にひとりの美少年:加納惣三郎が入隊する。
彼の妖しいまでの美貌をめぐって、男たちの中を駆け巡る嫉妬とうわさ、そして憶測。
「局中法度」「軍中法度」という厳しい戒律の下、抗争と殺戮に明け暮れていた新選組が、狂気を帯びた混乱に陥っていく。
感想
何十年ぶりに見たはずのに、この次どうなるって覚えているところが多くて驚きました。
特殊な演出だからでしょうね。
演者さんたちも独特だし。

でも、前に見た時はあまり理解できてなかったように思います。
新選組のことや衆道のこと。
今見るとちゃんと理解出来るから、面白いと感じることが出来ました。

だって、前見た時は「惣三郎が美青年??」って思ってましたもん。
今見ると、クールビューティな小悪魔ちゃんだって思えちゃうから、あら不思議。
何も知らないねんねのフリして、やることやってるし。
新選組という特殊な環境の中での身を守る方法だったのでしょうが、恐ろしい化け物になってしまいましたね。

全体的に実際の新選組より年取ってる新選組でしたけど、それぞれがキャラにマッチしていて良かったと思います。
井上源三郎なんて完全におじいちゃんですからね。
40代には見えません。

オチは何となく覚えていましたが、あの時何と言ったのかは気になります。
殺そうとしている相手を許してしまいそうになる一言。
何だったんだろう・・・。

確か旦那の本棚に「新選組血風録」があったはずだな。
ちょっと原作を読んでみたいと思います。

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spink.gif 小早川家の秋(1961)  日本  [103分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ
監督 小津安二郎
出演者 中村鴈治郎 二代目  (小早川万兵衛)
原節子        (小早川秋子)
司葉子        (小早川紀子)
新珠三千代      (小早川文子)
小林桂樹       (小早川久夫)
森繁久彌       (磯村英一郎)
浪花千栄子      (佐々木つね)
団令子        (佐々木百合子)
杉村春子       (加藤しげ)
加東大介       (北川弥之助)
コピー
あらすじ
小早川家の長男に嫁いだ秋子は、夫に先立たれて6年、御堂筋の画廊で働きながら一人息子の稔を育てていた。
そんな時、叔父の北川に磯村という男性を紹介され、再婚しないかと持ちかけられる。
一方、小早川家の末っ子:紀子も、お見合いを勧められていた。
そんな話が進む中、造り酒屋を営む小早川の本家では、隠居した当主の万兵衛が最近良く出歩くようになったため、家の者が心配して彼の跡をつける事になった。
すると、万兵衛は19年前に縁が切れたはずの元愛人:つねの所に通っている事が判明する。
感想
私が見た小津作品の中では、初めてのカラー作品です。
しかも初めての関西弁作品でもあります。
(他に関西弁バージョンがあるかは不明です)

いい年したご老人が、今更愛人の元に通うとは、何とも言えませんね。
残り少ない人生だから好きにしたら良いと思うけど、娘からしたら許せないでしょうね。
文子がチクチクと嫌味をかます所は、気持ちを代弁してくれているようでスッキリしました。

でもこのダメ親父:万兵衛さんのキャラは嫌いじゃないです。
かなりイライラさせられるけど、憎めない存在なんですよね。
そこは上手いと思いました。

しかし、結局何が言いたかったのか分かりませんでした。
父の自由奔放な生き方を見て、娘達も自分の好きなように生きた方が良いと学んだって事かな?
後悔するくらいなら、好き勝手やって死んだ方が良いって事?
人生経験の未熟な私には、理解出来ない境地なのかもしれません。

紀子役の司葉子さんがめちゃくちゃ美人で驚きました!
妖精みたいです!
日本にもこんな綺麗な人がいたんですね〜。

原節子さんは白黒映画の方が好きですね。
熟年の魅力も十分ありますけど、個人的には白黒の方が映える顔立ちなのではないかと思います。

小津作品にしては大人しめで感動はなかったです。
落ちついた大人の作品って所なのかな。
最後のカラスは不気味で印象に残っています。
鑑賞日 2003.10.16

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spink.gif コラテラル・ダメージ(2001)  アメリカ
  Collateral Damage  [108分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/サスペンス
監督 アンドリュー・デイヴィス
出演者 アーノルド・シュワルツェネッガー  (ゴーディー・ブルーアー)
イライアス・コティーズ       (ブラント)
フランチェスカ・ネリ        (セリーナ)
クリフ・カーティス         (クラウディオ)ウルフ
ジョン・レグイザモ         (フェリックス)
ジョン・タトゥーロ        (アームストロング)
コピー 氏名:ゴードン・ブルーアー
職業:消防士
妻子:国際テロのビル爆破に巻き込まれ死亡
アメリカ合衆国は"目的のための犠牲(コラテラル・ダメージ)"
という大儀によりその事実を、黙殺。
あらすじ
テロによって妻子を殺された消防士はそのテロリストに復讐を誓う。
だが、そのテロリスト、ウルフもかつてのアメリカ合衆国コロンビア侵攻によって最愛の娘を失っていた。
身をよじる苦悩と、やり場のない怒りをそれぞれに抱える消防士とテロリスト。
大国のエゴによって翻弄された二人が今、ワシントンで対決する。
感想
もっとシュワちゃんのアクションを見たかったな〜。
しかし、年には勝てないと言う事でしょうね。
今回は体力勝負というより知能戦という感じでした。

微妙な二人の心情が錯綜して、お互いの苦悩は分かるけど分かりたくないというような心理描写は見応えありました。
誰が悪いって言えない状況が、切ないです。
鑑賞日 2002.10.23

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spink.gif ゴリラ(1986)  アメリカ
  RAW DEAL  [106分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/犯罪
監督 ジョン・アービン
出演者 アーノルド・シュワルツェネッガー  (マーク・カミンスキー)
サム・ワナメイカー         (ルイージ・パトロビータ)
ポール・シナー           (パウロ・ロッカ)
スティーヴン・ヒル         (マーティン・ラマンスキー)
キャスリン・ハロルド        (モニク)
ジョー・リーガルブート       (バクスター検事)
エド・ローター           (ベイカー)
ロバート・ダビ           (マックス)
コピー ビー・パワー・ハードボイルド
炸裂連弾!
あらすじ
シカゴを牛耳るマフィアのボス:パドロビータ。
警察は彼を監獄へ送る情報を持つ証人を、人気のない湖畔で保護していたが、マフィアに居場所がばれて警官もろとも殺されてしまう。
その中にFBIのハリーの息子もいた。
ハリーはある事件がもとで地方に飛ばされた元部下カミンスキーを呼び戻し、FBI復帰を条件にパトロビータへの復讐を依頼する。
地方でちまちま仕事をしていたカミンスキーは、大きな仕事に復帰するチャンスを受け入れ、さっそくパトロビータの後釜を狙っているラマンスキーに接触する。
感想
実は私、シュワルツェネッガーの昔のアクションって苦手なんですよ〜。
何となく暑苦しいでしょ。
でも、いざ観てみると、結構面白かったりするんですよね。
大胆なカミンスキーの復讐の手助けは迫力満点でした。
八百長カジノで大暴れした後、大型トラックで乗り込んで、店ごとめちゃめちゃにしちゃうんですからね。
怖や、怖や。
この「ゴリラ」というタイトルは、やっぱりシュワちゃんの見た目から来たのかしら。
確かに活きの良いゴリラって感じですよね。(笑)
まだ若いシュワちゃんは、お肌がツヤツヤしてました。
いつもながらすごい筋肉!
さすがボディビルダー出身です!

でも、ストーリー的には平凡で、あまりにすんなり組織に入り込めちゃう辺りは、出来過ぎかな〜と感じました。
今まで一人も成功した事がないって割にはあっさりでしたよね。
まぁ個人的な依頼だから誰も密告せず、内部に裏切り者がいるって事に繋がるのかもしれませんが、それにしてもチェックが甘いと思いました。

でも、最後の最後の号泣するシーンが待ってました。
一通りアクションを堪能した後に、このリハビリシーンを持ってくるなんて…意外にやりおるな〜。
こんな所に泣き所があった事が驚きでした!
油断していただけに、余計泣けました。(T_T)

全体的には普通のシュワちゃん映画でした。
最後は何故シュワちゃんには弾が当らないの?という疑問も吹き飛ばしてくれるほど、気持ち良く倒れていく敵に胸がスッキリします。
こういう展開は分かっていても面白いですね。

人類で一番ゴリラに近い男、アーノルド・シュワルツェネッガー。(笑)
彼の活躍を堪能するには良い作品だと思います。
鑑賞日 2003.07.10

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spink.gif コレリ大尉のマンドリン(2001)   アメリカ
  CAPTAIN CORELLI'S MANDOLIN  [123分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 戦争/ドラマ/ロマンス
監督 ジョン・マッデン
出演者 ニコラス・ケイジ     (アントニオ・コレリ)
ペネロペ・クルス     (ペラギア)
ジョン・ハート      (イアンニス)
クリスチャン・ベール   (マンドラス)
デヴィッド・モリッセー  (グンター・ウェーバー)
イレーネ・パパス     (ドロスーラ)
コピー 彼は弾き続ける――
人生の喜びを伝えるために。
あらすじ
1940年、ギリシャ、ケファロニア島。
この島に住むマンドラスは、恋人のペラギアにプロポーズするが、彼女の父イアンニスに反対され、戦争が終わるまで結婚はお預けとなった。
その頃、イタリア軍がギリシャに侵攻してくるという情報が入った。
これにより、島の男たちは次々に戦地へと出征した。
ペラギアは出征したマンドラスに100通以上の手紙を書くが、返事は一つも返ってこない。
そんな中、島はイタリア軍に占領され、イアンニスの家も敵軍将校コレリの宿舎にされてしまった。
感想
戦争物は苦手だけど、これは最後の数分だけしか激しい戦闘シーンがないので、比較的見易い映画でした。

戦争に行く前の決起集会でのいたずらは頂けないな〜。
花嫁を小バカにしたような行為は、女として許せないね。
どこが楽しいの?と疑問だけが残りました。

戦争なのに歌を歌って不謹慎というのは、世間一般的に普通の意見だと思います。
実際、私もそう思いましたもん。
でも、コレリの言い分を聞いて、そうなのか…と教えられました。
つらい時だからこそ歌う。
生まれる時、死んだ時、結婚した時、それぞれにふさわしい歌があるんだな〜。
戦争時にふさわしい歌は、軍歌などではなく、心の安らぐ、こんな歌なのかもしれない。

コレリが村の人たちに優しく接しただけ、彼らも恩を返してくれました。
人間の本質は極限状況の時にこそ発揮されるんですよね。
だから、日頃の行いがいかに大切かって事です。
ウェーバーが思いとどまったのも、コレリの人柄あってこそでしょう。

最後の奇跡の演出も粋で好きです!
しかし、ペラギアのわき毛は気になるな。
当時のリアルさを追及したのよね。
分かるけど、気になる。

どうでもいい事だけど、1回目に見た日と同じだ!
奇遇ね。

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spink.gif 殺したいほどアイ・ラブ・ユー(1990)  アメリカ
  I LOVE YOU TO DEATH  [93分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ
監督 ローレンス・カスダン
出演者 ケビン・クライン     (ジョーイ・ボーカ)
トレーシー・ウルマン   (ロザリー・ボーカ)
ジョーン・プローライト  (ナージャ)
リヴァー・フェニックス  (ディーボ)
ウィリアム・ハート    (ハーラン)
キアヌ・リーヴス     (アーロン)
ジェームズ・ギャモン   (ラリー)
コピー 寄ってたかって 必死になって
殺そうとはしてみたが…
信じようと 信じまいと これは アメリカで
実際に あった お話。
あらすじ
妻ロザリーとその母親ナージャが、浮気した夫ジョーイを殺してしまおうと計画する。
しかし、自分たちにはできないと知り、次々と周りの人たちを巻き込んでいく。
感想
なかなか死なない夫の人間業とは思えない生命力に感服しました。
普通なら死ぬけどね。(^_^;)

今だからなんですけど、こういうコメディ映画にリバー・フェニックスとキアヌ・リーブスって豪華すぎる!って思っちゃいました。
まぬけな麻薬中毒者役でしたけど、キアヌ・リーヴスってこういう役もやっていたんですね。
驚きです!!

愛しすぎると殺したいという感情になってしまうのでしょうか?
究極の愛ってことですかね?
こういう相手にめぐり逢うって怖いけど幸せなのでしょうね。
鑑賞日 2002.12.05

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spink.gif コン・エアー(1997)  アメリカ
  CON AIR  [114分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/サスペンス
監督 サイモン・ウェスト
出演者 ニコラス・ケイジ       (キャメロン・ポー)
ジョン・マルコヴィッチ    (サイラス・ブリッソム)
ジョン・キューザック     (ビンス・ラーキン)
ヴィング・レイムズ      (ダイヤモンド・ドッグ)
ミケルティ・ウィリアムソン  (ベビー・オー)
モニカ・ポッター       (トリシア・ポー)
レイチェル・ティコティン   (シャリー・ビショップ)
コルム・ミーニイ       (ダンカン・マロイ)
スティーブ・ブシェミ     (ガーランド・グリーン)
コピー 雲の上に、地獄はあった。
あらすじ
些細な喧嘩で妻とお腹の子供を守る為とはいえ、誤って人を殺してしまった元軍人のキャメロン。
彼は8年間の刑期を終え、7月14日の愛娘ケーシーの誕生日に仮釈放で家に帰れる事になった。
連邦保安局の空輸機に乗り込み、家族の元へと向かっていたのだが、一緒に乗り合わせた凶悪犯のサイラスを主犯格に、囚人たちが飛行機を乗っ取ってしまった。
キャメロンは自分も囚人になりすまし、反撃の機会をうかがうことにした。
感想
爆破や銃撃戦のシーンは大迫力で見ていて気持ちが良かったです。
心の中ではもっとやれ〜と思ってました。(^_^;)

さすがに凶悪犯たちの数が多いので直接対決は終盤までありませんでしたが、なんとか地上に知らせようと死体にメッセージを書いて飛行機から落とすシーンや囚人の替わりに降ろされた連邦職員のポケットにレコーダーを入れておいたりする作戦を見て、こんな状況なのに冷静で頭がいいなと素直に感心してました。
私ならあたふたしてじっとしてるだけだろうな…(そんな映画だったら意味無いか(-_-;))

ニコラス・ケイジの長髪が少し気になりましたが、ジョン・マルコヴィッチの相変わらずの見事なスキンヘッドに目を奪われ、途中からはどうでも良くなってました。(笑)
家族の為に何としても家に帰るという執念が暖かい感動を生んで、最後はほろりとさせてくれました。
男は家族の為に生きる!という心意気がかっこいいです。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2003.01.31

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spink.gif コンスタンティン(2005)   アメリカ
  CONSTANTINE  [121分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/サスペンス/ファンタジー
監督 フランシス・ローレンス
出演者 キアヌ・リーヴス        (ジョン・コンスタンティン)
レイチェル・ワイズ    (アンジェラ・ドッドソン/イザベル・ドッドソン)
シャイア・ラブーフ       (チャズ・クレイマー)
ジャイモン・フンスー      (パパ・ミッドナイト)
マックス・ベイカー       (ビーマン)
プルイット・テイラー・ヴィンス (ヘネシー神父)
ティルダ・スウィントン     (天使ガブリエル:ハーフ・ブリード)
ギャヴィン・ロズデイル     (バルサザール:ハーフ・ブリード)
ピーター・ストーメア      (サタン:ルシファー)
コピー 天国と地獄のエージェント
あらすじ
異界に属する者を見分けることができる特殊な能力を持つ孤独な男コンスタンティン。
彼はその能力を使い、人間界に侵食しようとする悪を退治し地獄へと送り返すため戦い続けていた。
一方、ロサンジェルス市警の女刑事アンジェラは、双子の妹イザベルが謎の飛び降り自殺を遂げた事実を受け入れることが出来ず、真相を究明しようと独自の調査を始めていた。
やがて、アンジェラはコンスタンティンに接触を図る。
感想
う〜ん、私はあまり面白いとは思いませんでした。
やっぱりこういう世界観は、宗教が大きく関係するので、無宗教の私には分かりません。

水を媒介してこの世と地獄を行き来できるという発想は面白いです。
ジョン曰く、水はどことでも繋がっているとのこと。
確かに水の中は何か神秘的なものがありますもんね。

十字架を水に入れたら聖水になるとか、ゲームの世界ですよ。
そんなに簡単に聖水って作れるんだ!

自殺した人は絶対地獄行きだけど、他人を殺した人は悔い改めれば天国へ行ける、というのがどうしても理解できないんです。
人殺しの方が罪が重そうだけど、宗教が違うと解釈も違うんでしょうね。

この作品は、キリスト教の人たちから見た感想を聞いてみたいです。
鑑賞日 2006.06.22

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spink.gif コンタクト(1997)   アメリカ
  CONTACT  [150分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/SF
監督 ロバート・ゼメキス
出演者 ジョディ・フォスター    (エリー・アロウェイ)
マシュー・マコノヒー    (パーマー・ジョス)
ジョン・ハート       (S・R・ハデン)
ジェームズ・ウッズ     (マイケル・キッツ)
トム・スケリット      (デビッド・ドラムリン)
デビッド・モース      (テッド・アロウェイ)
ウィリアム・フィクトナー  (ケント・クラーク)
ロブ・ロウ         (リチャード・ランク)
アンジェラ・バセット    (レイチェル・コンスタンティン)
ジェイク・ビューシイ    (ジョセフ)
ジェナ・マーロン      (少女時代のエリー)
コピー それは、宇宙の声から始まった。
あらすじ
幼い頃から無線にはまり、いつか大きなアンテナを立てて宇宙の生物とコンタクトを取りたいと思っているエリー。
大きくなり科学者となった彼女は、その夢を実現させようと研究に没頭する。
誰もが無駄だと思う研究だったが、彼女は根気強く数百億ある星を一つ一つ調査した。
しかし、スポンサーから資金を打ち切られ、新しいスポンサーを探すはめに。
何とか援助してもらえる企業を見つけ、研究を続ける。
それから4年後。
また資金不足から研究続行の危機に陥った時、エリーは宇宙からの信号を受信した。
感想
宇宙に行くまでの過程は入り込んで見れたけど、最後はあんまりだったな〜。
結局何が言いたかったのか…不明です。
今まで何十億年もこうして来たから、何もなかった事にしようって事??
すんごく意味がないような気がしてならないんですけど…。(汗)

エリーとパーマーの恋も中途半端ですよね。
4年前に一回関係を持った二人が、再会して恋に落ちる。
そんなに思い続けていたようには見えなかったな。
どうだろう??
個人的には思い入れが生まれなかったです。

結局★3つにしたけど、最後が良かったら★4つにしようと思ってたんです。
せっかく良い感じだったのに、残念だな〜。

すごく壮大なスケールの作品です。
宇宙人との接触、装置の建設に、乗組員の選考。
この過程も実際にありえそうで面白かったです。
日本人から見ると、神を信じない人を選考から落とすのは理解しがたいですね。
そんなに大切な事か?

何だか腑に落ちなかったのが、エリーの証言が信用されなかった事。
ビデオの映像がないから仕方ないのかな。
それにしたって彼女の責任じゃないよね。
裁判で彼女が責められた意味が分かりません。

ポッドの中でペンダントが取れたから、席から外れたけど、彼女自体は全然衝撃を受けてなかったな。
椅子はグチャとなるくらい圧力がかかったのに、何故…!?

まあ、彼女は証拠がないものは信じないと言っていたのに、自分がすごい体験をしても証拠がなくて信じてもらえなかったと言うのがかなりの皮肉ですよね。
でも、やっぱり最後が良く分からないわ。

大統領の演説は本物のクリントンでしたよね!
映画に出たのか、すごい国だ…。

あと、日本人としては、移動装置が北海道に建設されたのにかなり驚いた!!
すごすぎる!!
鑑賞日 2003.12.13

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spink.gif コンテイジョン(2011)   アメリカ
  CONTAGION  [106分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/パニック
監督 スティーヴン・ソダーバーグ
出演者 マリオン・コティヤール     (レオノーラ・オランテス)
マット・デイモン        (ミッチ・エムホフ)
ローレンス・フィッシュバーン  (エリス・チーヴァー博士)
ジュード・ロウ         (アラン・クラムウィディ)
グウィネス・パルトロー     (ベス・エムホフ)
ケイト・ウィンスレット     (エリン・ミアーズ)
ブライアン・クランストン    (ライル・ハガティ海軍少将)
ジェニファー・イーリー     (アリー・ヘクストール)
サナ・レイサン         (オーブリー・チーヴァー)
コピー 【恐怖】は、ウイルスより早く感染する。
あらすじ
ある日、香港の出張から帰国するや体調不良を訴えていた女性が、その2日後に突然はげしい痙攣を起こして意識不明に陥り、そのまま死亡してしまう。
同じような事例が世界各地で相次ぎ、世界保健機関(WHO)が動き出す。
さらには、アトランタの疾病予防管理センター(CDC)や各国の衛生当局も未知のウイルスの特定とワクチン開発に乗り出すとともに、感染者の隔離と感染ルートの解明に奔走していく。
感想
淡々とウィルスが広まっていく様子と、ワクチンが出来るまでを描いています。
これを見ると新型インフルエンザの時の混乱を思い出します。

あの時もワクチンが足りなくて、子供が0歳だった家は、打つ資格がなかったんです。
それで見事に感染して大変な思いをしました。
あれから、毎年ワクチンは打つようにしてます。

この作品のウィルスは死亡率の高いものなので、もっと危険です。
なので、混乱も倍増してます。
どれも現実に起こりそうなことばかりで身につまされます。

キャストが豪華ですが、主役級の人たちがあっさり死んでしまってビックリです。
これが誰が死んでもおかしくない恐怖に拍車をかけてます。

そして、人気ブロガーのジュード・ロウも不気味に動き回ります。
レンギョウが特効薬という情報を拡散し、世の中に混乱を巻き起こすんです。
彼みたいに、ネットを使ってまことしやかに情報を操作する事例も沢山ありましたよね。
気を付けたいところです。

これだけ高い致死率のウィルスでも、ワクチンで抑えられるという希望はありますね。
それが分かっていれば時間がかかっても、パニックを乗り越えて、生き残れるかも。

なかなか見応えのある作品でした。
鑑賞日 2018.02.27

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spink.gif コンテンダー(2015)   アメリカ
   THE RUNNER [90分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス
監督 オースティン・スターク
出演者 ニコラス・ケイジ    (コリン・プライス)
サラ・ポールソン    (ケイト・ハーバー)
コニー・ニールセン   (デボラ・プライス)
ウェンデル・ピアース  (フランク・レジェンド)
ブライアン・バット   (マーク・ラヴィン)
ピーター・フォンダ   (レイン・プライス)
コピー その日から、世界の全てが敵になった――。
あらすじ
BP社による原油流出事故に苦しむルイジアナの沿岸住民救済のために立ち上がった下院議員コリン・プライス。
無名だった彼は一躍注目を集め、次の選挙では念願の上院への進出が現実味を帯びてくる。
俄然やる気を見せるコリンだったが、不倫スキャンダルが発覚。
一夜にしてキャリアも妻も失い、政治家生命の危機を迎える。
感想
なかなか面白かったです。

住民の為に立ち上がり、注目度がアップした直後に、スキャンダル発覚。
という、一番恥ずかしい展開で、人生の階段を転がり落ちたコリン。
しかし、自力でじわじわ持ち直し、一度は彼を見放した人たちも、もう一度一緒にやっていこうと戻ってくる。
というお話です。

これと言って、良い所もないんですけど、さらさらっと見易いんですよね。
落ち目の時は、頑張れ〜!って素直に応援してたし。
徐々に這い上がってくる時は、良いよ良いよ〜って喜べたし。
浮気してる最低な男なんだけど、何か憎めなくて見届けたくなる魅力がありました。

ただ実際にあったメキシコ湾原油流出事故を題材にしている割に、扱いが軽いのが気になります。
最後のオチの為に使われたと思うと、あまり気分の良い物じゃないですね。

何が良かったんだろうな〜。
全体のテンポが良くて、飽きることなく見れた事かな。
政治サスペンスと銘打ってたから、あんまり期待してなかったんですよね。
総合的に★3つという所です。
鑑賞日 2018.02.07

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spink.gif こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018)   日本     [120分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/コメディ/伝記
監督 前田哲
出演者 大泉洋   (鹿野靖明)
高畑充希  (安堂美咲)
三浦春馬  (田中久)
萩原聖人  (高村大助)
渡辺真起子 (前木貴子)
宇野祥平  (塚田心平)
韓英恵   (泉芳恵)
竜雷太   (鹿野清)
綾戸智恵  (鹿野光枝)
矢野聖人  (城之内充)
中田クルミ (加奈)
古川琴音  (由美)
大友律   (大沢)
宮澤秀羽  (島田亘)
佐藤浩市  (田中猛)
原田美枝子 (野原博子)
コピー あなたと過ごした日々は宝物でした――

体は不自由、心は自由!
車いす人生を駆け抜けた男の
笑いと涙の感動実話
あらすじ
北海道札幌市。
34歳の鹿野靖明は幼い頃から難病の筋ジストロフィーを患い、今では体で動かせるのは首と手だけ。
24時間体制の介助が必要な体にもかかわらず医師の反対を押し切り、病院ではなく市内のケア付き住宅で、大勢のボラ(ボランティア)に囲まれながらの自立生活を送っていた。
ボラたちはワガママ放題の鹿野に振り回されることもしばしばだったが、誰もが彼の人間的な魅力の虜になっていた。
医大生の田中もそんなボラの一人。
そんな中、田中の恋人:美咲がたまたま鹿野宅を訪れたところ、いきなりボラとして手伝いをさせられる。
しかし、鹿野のわがまま過ぎる振る舞いに、たちまち衝突してしまうのであった。
感想
生きるのに手伝いが必要な人は、遠慮せず手を借りたら良い。
言うのは簡単だけど、実際補助する人の負担は大変で、患者が申し訳ないと思うのは自然な事でしょう。
でも、それをずっと続けるのはお互いにストレスがかかってしまうのが問題ですよね。
そこを大胆に乗っかかるという形で貫いたのが、この鹿野さんだった訳です。
あまりに我儘過ぎて辞める人も多そうだけど、延べ500人がボラとして関わったというんですから、鹿野さんにそれだけの魅力があったという事でしょう。

そんな鹿野さんに関わった美咲と田中。
美咲は教育大生と嘘をついてるフリーター。
田中は患者と向き合うのが怖い医学生。
それぞれ悩みを抱えていましたが、鹿野さんの助言を受けたり彼の生き方を見て、自分の人生と向き合う事が出来ました。

誰かに無償で尽くすというのは、家族なら当たり前ですが、他人にとなるとハードルがぐっと上がります。
しかも、24時間介護が必要となると尚更です。
それを実行していたというのは、本当に凄い事ですね。

最初は鹿野さんの物言いにイラっとしてましたけど、段々とこうしてくれる方がボラもやりやすいと分かってきました。
関係が対等ならいちいち遠慮してるのもやり辛いですからね。
でも、夜中にバナナは遠慮して頂きたいものです。

難病の筋ジストロフィーを患う鹿野という難しい役を大泉洋さんが好演しています。
本当に表情豊かで振舞いだけ見てると障害があるという事を忘れてしまうくらい明るいキャラクターでした。
その裏で辛い闘病をしているけれど、懸命に生きている姿に感動しました。

この映画を見て”人生を懸命に生きる”という事を考えさせられました。
20歳までしか生きられないと言われた命を、懸命に生きている鹿野さん。
私は本当に1日1日を適当に生きてるなと・・・。
昨日よりは少しそんな風に考えて生活してみたくなりました。
鑑賞日 2020.10.19

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spink.gif コンフェッション(1999)  アメリカ
  A MURDER OF CROWS  [101分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス/犯罪
監督 ローディー・ヘリントン
出演者 キューバ・グッディング・Jr    (ローソン・ラッセル)
トム・ベレンジャー         (警官)
マリアンヌ・ジャン=バプティスト
マーク・ペルグリノ
エリック・ストルツ
カルメン・アルジェンツィアノ
レネ・エステヴェス
コピー 小説が、人を殺す。
あらすじ
弁護士という職業に嫌気がさし、裁判中に暴言を吐いた為に免許剥奪になってしまった弁護士のラッセル。
彼は弁護士を辞めて物書きになったが、作業は思うようには進まない。
そんな時、マーローという老人が現れ、自分の書いた小説を読んで欲しいと言ってきた。
その小説は面白く、傑作と呼ぶに相応しい作品だった。
マーローが急死した事を利用して、魔がさしたラッセルは自分の名前で作品を発表した。
本はベストセラーになったが、物語の殺人が実際に起きており、彼は犯人として逮捕されてしまった。
感想
いや〜、騙されました! まさかこんな展開が待っているとは!
全然予想が付きませんでしたよ。
こういうのもありですね。

キューバ・グッティング・Jrはコメディの印象が強いので、今回は新境地を切り開いたという印象を受けました。
シリアスなサスペンスで、最後までドキドキしっぱなしです。
徐々に追い詰められる悲運な男を柔軟に演じていたと思います。

老人の小説を盗作した為に、犯人にされてしまったなんて運が悪いとしかいいようがないよね、なんて思っていたら、これが全部仕組まれた罠だったというんだから、驚かない訳にはいかないんですよ。(^_^;)
でも犯人の気持ちもわかります。
自分が彼と同じ立場、境遇に置かれたら、同じ事をしてしまうかもしれません。
世間には悪徳弁護士が多いようですからね。

一回では確認しきれなかったので、最後の所はもう1度見たいと思います。
見事な変装を確認しておかないとね。
鑑賞日 2003.03.04

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spink.gif コンフェッション(2002)  アメリカ  PG−12
  CONFESSIONS OF A DANGEROUS MIND  [113分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/サスペンス/コメディ
監督 ジョージ・クルーニー
出演者 サム・ロックウェル   (チャック・バリス)
ドリュー・バリモア   (ペニー・パチーノ)
ジョージ・クルーニー  (ジム・バード)
ジュリア・ロバーツ   (パトリシア)
ルトガー・ハウアー   (キーラー)
マギー・ギレンホール  (デビー)
コピー 残したものは、視聴率と死体
あらすじ
1981年、NY。
TVプロデューサーのチャック・バリスは、人目を避けて安ホテルに身を隠していた。
追い込まれた彼は、自分の人生を告白した教訓本を作ろうと思い立ち、これまでを振り返る。
1961年、大手TV局ABCに入社した彼は、"デート・ゲーム"という企画を思いつくが、重役会議で没にされてしまう。
その頃、チャックは性に対して発展的な女性ペニーと出会い、お互いに引かれ合った二人は付き合い始めた。
ある日、仕事が上手くいかなくて落ち込んでいたチャックは、ジムという謎の男に声をかけられる。
ジムは1週間チャックを付回した上で、彼の才能を見込み、スパイにならないかと持ちかけてきたのだった。
感想
あんまり良い評判を聞かなかったので、全然期待してなかったのですが、そんなに悪い作品ではなかったです。
ただ豪華なキャストの割には、地味な作品だなという印象ですね。

実際にこういう特殊な二重生活を送っていた人達がいるんですね〜。
しかもそれを告白するなんて!
二度びっくりですよ!
アメリカだけって事はないでしょうけど、世の中にはすごい世界があるんだな〜と思い知らされました。

実話というだけあって、実際に当時のチャックを知っている人達が出演していたりして、ちょっとしたドキュメンタリー風な作りにもなっています。

主人公のチャックを演じたサム・ロックウェル。
やたらと彼の全裸が多かったのが気になります。(彼もユアン系か?…笑)
雁字搦めの生活に疲れた彼が、家にいる時くらいは何もかもから解放されたいって事を表しているのかもしれませんね。
表の顔と裏の顔の間で苦しみながら、どちらも辞められない複雑な心情を表した表情は、さすがに上手かったです。
あと、暗殺者の時の緊張感あるきりりとした顔が、とってもカッコ良かったわ〜。

そして、珍しく魔性の女を演じたジュリア・ロバーツも印象的です。
無表情で冷酷な女スパイをパリッと演じてました。
でも、あまりに無表情で人形みたいです。
それが狙いでしょうけどね。
衝撃だったのは彼女の舐めっぷり。
犬かと思ったわ…(笑)

一番印象的だったのは、チャックが絶望感に襲われ頭がおかしくなりそうな時の"ゴング・ショー"です。
現実が上手く把握できなくなって不安定にぼやけた感じが、彼の苦悩や憤りを痛いくらいに訴えかけてきました。
それをストレートに感じられた見事なシーンだと思います。

しかし、その後チャックがどうなったのか、とても気になります。
殺人の罪は償ったのかしら??
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2004.02.23

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spink.gif 今夜、ロマンス劇場で(2018)   日本     [109分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス/ファンタジー/コメディ
監督 武内英樹
出演者 綾瀬はるか (美雪)
坂口健太郎 (牧野健司)
本田翼   (成瀬塔子)
北村一輝  (後藤龍之介)
中尾明慶  (山中伸太郎)
石橋杏奈  (吉川天音)
西岡徳馬  (成瀬社長)
柄本明   (本多正)
加藤剛   (病室の老人)
コピー 運命なんて飛び越えて、
私はあなたに逢いにいく。
あらすじ
映画会社で助監督として働く真面目な青年・牧野健司。
映画監督を夢見る彼は、馴染みの映画館“ロマンス劇場”に通い詰め、そこで見つけた古いモノクロ映画を夜ごと鑑賞しては、劇中のお姫様・美雪への恋心を募らせていく。
そんなある日、美雪がいきなりスクリーンから飛び出してきた。
突然の奇跡に混乱しつつも、成り行きから憧れの美雪と奇妙な同居生活を送ることとなった健司。
お姫様である美雪のワガママに振り回されながらも、色のない世界しか知らなかった彼女にカラフルな現実世界を案内していく。
感想
始めは映画から出てきた美雪が、映画の役柄のままだと言うのが違和感あったんです。
演じている女優さんならまだ理解出来るけど、お転婆お嬢様という役柄が現実世界にいるという世界観が受け入れられなかったんです。

そして、あまりにお嬢様が暴力的で、健司が可哀想に見えてしまうのもマイナスポイント。
そこには触れられるのを阻止するという大きな理由があるので、ある程度は仕方ないとは思うのですが、ギリギリを攻めていて結構ヒヤヒヤしました。

でも、段々慣れて来たのか、後半は2人の選んだ意外な選択に感動してました。
ファンタジーの割に現実的というか、そこに至った健司の深い愛情が、凝り固まっていた私のわだかまりを溶かしてくれた気がします。

あと、意外にお気に入りだったのがハンサムガイ:後藤龍之介。
どこまでもキザを貫くスタイルと、後輩に優しい人柄が素敵でした。
あれだけナルシストだと普通は嫌な奴だと思うのですが、ペンキかけられても、爆破をくらっても、全てを許す前向きな所が、バカを通し越して神々しい域に達していました。
人気があるのも納得です!

スタートでつまずいた分、後半の追い上げも及ばず、評価は上がりませんでしたが、そこそこ楽しめました。
健司の一方的な片思いではなく、ちゃんと美雪にも現実に出て来てしまうくらいの想いがあって、2人でずっと一緒にいるという選択をする所が良かったですね。
切ない終わり方ですが、後味は良かったです。
物語の中でずっと幸せに暮らしている事でしょう。
鑑賞日 2021.12.25

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