1963年、横浜。
港の見える丘に建つ古い洋館“コクリコ荘”。
ここに暮らす16歳の少女:松崎海は、大学教授の母に代わってこの下宿屋を切り盛りするしっかり者。
あわただしい朝でも、船乗りの父に教わった信号旗(安全な航行を祈る)をあげることは欠かさない。
そんな海が通う高校では、歴史ある文化部部室の建物、通称“カルチェラタン”の取り壊しを巡って学生たちによる反対運動が起こっていた。
ひょんなことから彼らの騒動に巻き込まれた海は、反対メンバーの一人、風間俊と出会い、次第に惹かれ合っていく。
管理人評価
★★★
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アニメ/青春/ロマンス | |
宮崎吾朗 | |
<声の出演> 長澤まさみ (松崎海) 岡田准一 (風間俊) 竹下景子 (松崎花) 石田ゆり子 (北斗美樹) 風吹ジュン (松崎良子) 内藤剛志 (小野寺善雄) 風間俊介 (水沼史郎) 大森南朋 (風間明雄) 香川照之 (徳丸理事長) |
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上を向いて歩こう | |
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旦那が昔の学生運動ものが好きで(『反乱のボヤージュ』がお気に入り)、この作品も放送が決まってから録画してと頼まれていたので、一緒に見てみる事に。
旦那はカルチェラタンに興味があり、私はふたりの恋愛模様の方に興味津々でした。
この作品、男女で見方が違うのかもしれません。
こんな昼ドラみたいな展開だったんですね。
恋した人は自分の兄弟かもしれない・・・なんて!!!
戦争中ってこういうゴタゴタが多々あったんでしょうね。
皆で協力して何としてでも命を繋いでいくっていう。
そんな時代に放浪される若いふたりが、意外にたくましく自分たちの運命を受け入れようとしているのが、切なくも素敵だなと感心させられました。
カルチェラタンの方はコミカルパートとして、楽しく見せてもらいました。
住人たちが個性豊かで、プププと笑わせてくれます。
こんな素敵な部室があったら、我儘言ってでも残したいですよね。
ジブリ作品の中では地味な方かもしれませんが、私は結構好きでした。
また歌が良いんですよ。
手嶌葵さんの「さよならの夏〜コクリコ坂から〜」。
ふたりの事を思うと、胸がきゅ〜っと締め付けられます。
旦那としては、大円満で終わった事が物足りなかったみたいです。
前半は良かったのに、後半で急いじゃった印象で、何のひねりもなかったところが残念な部分らしい。
カルチェラタンも恋愛も上手く行っちゃうのがダメだったのか。
でも、総合的には★3.5〜4だそうです。
スタジオジブリ長編アニメ第18作目。