--REIの映画感想--

全体的にネタばれがありますので、未見の方は注意して下さいませ
評価の★の内容は次の通りです
管理人の独断に基づいておりますのでご了承くださいませ
★★★★★:大好き!何度も観たい作品!
★★★★:好き!強く心に残る作品!
★★★:なかなか良い
★★:まあまあ損はしない
★:いまいちかも・・・
X:二度と観たくない


[ List ]
[ア行] [カ行] [サ行] [タ行] [ナ行] [ハ行] [マ行] [ヤ行] [ラ行] [ワ行][英語] [数字]
[ア] [] [] [] []

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spink.gif あゝ、荒野(2017)   日本     [314分]  R−15+
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/青春/スポーツ
監督 岸善幸
出演者 菅田将暉     (沢村新次/新宿新次)
ヤン・イクチュン (二木建二/バリカン建二)
木下あかり    (曽根芳子)
モロ師岡     (二木建夫)
高橋和也     (宮本太一)
今野杏南     (西口恵子)
山田裕貴     (山本裕二)
小林且弥     (立花劉輝)
山中崇      (福島)
河井青葉     (セツ)
川口覚      (石井(二代目)
でんでん     (馬場)
木村多江     (君塚京子)
ユースケ・サンタマリア (堀口/片目)
コピー 孤独をブチ壊せ(前篇)

振り向くな、後ろには夢がない。(後篇)
あらすじ
少年院上がりの新次は裏切り者の裕二に殴りかかり、逆にプロボクサー・デビューを果たした裕二に返り討ちにされてしまう。
吃音と赤面対人恐怖症に悩む建二が偶然居合わせ、倒れかかった新次を助け起こす。
その一部始終を目撃していた元ボクサーの堀口は、2人を自分の運営する歌舞伎町のジムにスカウトする。
こうして新次は自分を捨てた母へのやり場のない怒りと裕二への復讐を胸に、一方の建二は自分を無理やり韓国から連れてきた暴力的な父親に対抗するため、互いに切磋琢磨しながら厳しいトレーニングに打ち込んでいく。
感想
見た〜〜〜!!!
気合入れて見ましたよ!
私が見たのは全六話の「あゝ、荒野 完全版」。
なので、どこで前後編分かれているのか、わかりません!
後、どこらへんが足されたのかも・・・。

R−15+なだけあって、一人で見るのをオススメします。
決して家族で見ないように!
芳子と7回交わった夜なんて、良いんですか?と聞きたいぐらい交わってました。

314分もあるので、じっくりとこの世界に入り込めました。
お互い親に恵まれず、現状も最悪でボクシングに希望を見出した二人。
器用さと持ち前の勝負強さでメキメキ上達していく新次。
不器用だけど地道に努力し着実に力をつけていく健二。

そんな健二を演じたヤン・イクチュンさん。
吃音での日本語、怯える表情、地道なトレーニング。
どれをとっても素晴らしかったです。
あんなに虐げられていた父親に掴みかかった時の迫力が印象的でした。

長くて疲れたけど、達成感は凄いです!
菅田将暉くんのリングでキレた時のヤバイ表情が脳裏に刻みこまれました。

小説原作作品。
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鑑賞日 2021.09.03

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spink.gif アーティスト(2011)   フランス  白黒
  THE ARTIST  [101分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス/コメディ
監督 ミシェル・アザナヴィシウス
出演者 ジャン・デュジャルダン   (ジョージ・ヴァレンティン)
ベレニス・ベジョ      (ペピー・ミラー)
ジョン・グッドマン     (アル・ジマー)
ジェームズ・クロムウェル  (クリフトン)
ミッシー・パイル      (コンスタンス)
コピー 君と出会って、
世界は再び
色づきはじめる。
あらすじ
1927年、ハリウッド。
サイレント映画の大スター:ジョージ・ヴァレンティン。
彼は新作映画で、女優の卵ペピーと出会い、エキストラの役を手にした彼女に優しくアドバイスをおくる。
そんな中、時代はセリフのあるトーキー映画へと大きく変わっていく。
サイレント映画に固執するジョージに対し、トーキー作品で人気を得ていくペピー。
ジョージは瞬く間にスターの座から滑り落ちていった。
感想
アカデミー賞特集をやっていたので見てみました。
でも、あんまりでしたね。
最初は危うく寝そうになったし、盛り上がりにもあまり心が動かなかったし。
白黒、無声で昔の世界観は感じられましたが、それだけですね。

トーキーでスターの階段を駆け上ったペピー。
そんな彼女に魅力を感じられなかったのが原因かもしれません。
何をしても「何故彼女が人気者なんだろう」と思ってしまって、素直に受け入れられませんでした。
残念。

それに対し、無声映画のスタージョージは、良い味出してたと思います。
昔居たであろう俳優さんそのものですよね。

それより良い演技してたのが、ペットのアギー。
ジョージにピタッと寄り添って、いつも素晴らしい演技をしていました。
特に火事になったことを知らせる時は、大活躍でしたね!
そして、自殺を止めようとする時も・・・。

でも、それくらいしか良いと思えず。
改めて、無声で飽きさせないチャップリンの偉大さを再確認しました。

アカデミー賞作品賞、監督賞、主演男優賞受賞作品。
鑑賞日 2018.02.07

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spink.gif アート・オブ・ウォー(2000)  アメリカ
  THE ART OF WAR   [118分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション
監督 クリスチャン・デュゲイ
出演者 ウェズリー・スナイプス   (ニール・ショー)
リリアナ・コモロウスカ   (ジャナ・ノヴァク)
マイケル・ビーン      (ブライ)
マリエ・マチコ       (ジュリア・ファング)
ドナルド・サザーランド   (ダグラス・トーマス)
アン・アーチャー      (エレノア・フックス)
モーリー・チェイキン    (フランクリン・カペラ)
コピー 極秘任務を帯びた影のエキスパート
  闘いを極めた彼が見たもの---それは。
あらすじ
2000年、大晦日。
国連直轄の国際保安エキスパートチームは、香港で行われた新世紀記念式典で、国連の献金をミサイル開発につぎ込んだ香港の国防長官を脅し、もう一度和平交渉の席につかせる任務を遂行した。
その時、チームリーダーのニールが銃弾により負傷したが、任務は無事成功した。
それから半年後、国連所有の大型船から、夥しい数のベトナム難民の死体が詰まったコンテナが発見された。
新たな国連の危機にニールたちへ新たな任務が下った。
感想
最初の豪華な新世紀記念式典で一気に引き込まれました。
ウェズリー・スナイプスのアクションがカッコイイです。
機械のように正確な動きなんだけど、流れるようにしなやかで見ていて心地良いです。
そして、超高層ビルの屋上からパラシュートで飛び降りるシーン。
この映像はトリックなしだそうで、すごくリアルで迫力ありました。

とても印象に残ったのが、中国人通訳ジュリアを演じたマリエ・マチコ。
オリエンタルな雰囲気はもちろん、何か彼女には人を引き付ける魅力を感じました。
すごく美人って程ではないのに、素直に良いと思ってしまうんです。
今後に期待したい女優さんです。

段々とこの事件の裏が見えてくる辺りの演出は上手いですね。
予想も付かない意外な黒幕には驚きました。
まさかあの人が…っていう感じは「ユージュアル・サスペクツ」の時の驚きに似ていました。
でも驚きの度合いは向こうの方が断然上ですけどね。

最後の国連本部での「マトリックス」ばりのアクションシーンも良かったです。
明らかに意識してますよね。
でも、男と男の真剣勝負って感じが、すごく伝わってきて迫力ありました。

素直に楽しめる作品でした。
ウェズリー・スナイプスの戦闘モードに入る瞬間の表情には惚れてしまいそうです。
鑑賞日 2003.05.21

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spink.gif アーヤと魔女(2020)   日本
  EARWIG AND THE WITCH  [82分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/ファンタジー/ファミリー
監督 宮崎吾朗
出演者 <声の出演>
寺島しのぶ     (ベラ・ヤーガ)
豊川悦司      (マンドレーク)
濱田岳       (トーマス)
平澤宏々路     (アーヤ)
齋藤優聖      (カスタード)
シェリナ・ムナフ  (アーヤの母)
柊瑠美       (副園長)
コピー わたしはダレの言いなりにもならない。

私のどこが、
ダメですか?
あらすじ
1990年代のイギリス。
生まれてすぐに孤児院”子どもの家”に預けられたアーヤ。
ある日、10歳になったアーヤは、魔女のベラ・ヤーガに引き取られる。
持ち前の明るさとずる賢さで、ベラの人使いの粗さに耐えるアーヤ。
ベラを手伝う内に、自分でも魔法を作れるようになっていく。
感想
なかなか面白いお話でした。
でも、細かい点で分からない部分もあり、終わり方も唐突で「もっと見たい!」と思わせてくれる作品です。

アーヤは孤児院にいる時、大人には良い顔をして、子供たちの中ではいばる、典型的なずる賢い子。
でも、それは彼女の生きる為の知恵なんですよね。
両親のいない寂しさや孤独を、必要以上に感じない為の自己防衛。
それが彼女をここまで強くさせました。

それが魔女に引き取られてから大活躍!
普通の子だったら1日で逃げ出す家で、朝から晩まで懸命に働き、その中から良いヒントを見つけて行くのです。

この過程は見ていて小気味良かったです。
言われるがままに手伝っていた仕事が、魔法を作る時に役に立つ。
器用なアーヤならあっと言う間に、ベラの後継者になれる事でしょう。

使い魔のトーマスも良い仕事してましたね。
アーヤの良き友であり、アドバイスをくれる先輩でもありました。
どれくらいあのミミズの刑を受けたんだろう・・・。
怖がるのも無理はありません。

疑問なのは、アーヤの母親が言っていた12人の魔女たちの事。
どうして逃げたのか、どういう存在なのかが謎でした。
そして、アーヤの父親の事。
過去のシーンを見ると、マンドレークがそうなのかと思われますが、想像の域を出ませんね。

ジブリらしくない絵柄ですが、世界観はジブリそのもの。
あっと言う間に終わってしまったのが残念なくらいです。
原作だともっと色々なエピソードが描かれているんでしょうね。
そちらもチェックしたくなりました。

スタジオジブリ長編アニメ第23作目。
鑑賞日 2024.03.18

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spink.gif アーロと少年(2015)   アメリカ
  THE GOOD DINOSAUR  [93分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/アドベンチャー/ファミリー
監督 ピーター・ソーン
出演者 〈声の出演〉
レイモンド・オチョア    (アーロ)
ジャック・ブライト     (スポット)
サム・エリオット      (ブッチ)
アンナ・パキン       (ラムジー)
A・J・バックリー     (ナッシュ)
ジェフリー・ライト     (アーロのパパ)
フランシス・マクドーマンド (アーロのママ)
スティーブ・ザーン     (サンダークラップ)
コピー 初めて、誰かを守りたかった――。

大きいけれど弱虫な恐竜アーロと
小さいけれど勇敢な少年スポット
でも、見ている世界は一緒だった。
あらすじ
弱虫で甘えん坊の恐竜アーロ。
彼は激しい嵐の日に、最愛の父を亡くしてしまう。
失意のアーロは、食料泥棒を追って、川に落ちてしまい、見知らぬ土地で目覚める。
途方に暮れるアーロを救ったのは、彼が父の死の原因になったと恨みを抱く人間の少年だった。
しかし少年はアーロの側を離れようとはせず、やがて彼もひとりぼっちなのだと気づく。
少年をスポットと名付け、体は小さくとも勇敢な彼と少しずつ友情を育んでいく。
そしてアーロは、スポットと一緒に家族が待つ我が家を目指して、大冒険へと旅立つ。
感想
恐竜が話せて、人間が話せないという、面白い設定のお話でした。
出会いは最悪だったけど、一緒にいる時間が二人のわだかまりを取ってくれました。
ジェスチャーも出来ないのに、意思の疎通が出来てるのがすごいよね。
これが大自然で生きる者の力なんですね。

生きる力と言えば、ティラノサウルスが牛を飼っていたのも面白い設定です。
獰猛な恐竜のイメージですけど、この作品では優しくて頭が良い恐竜でした。
アーロも頑張って牛を追ってましたね。
彼の成長ぶりが目覚ましいです。

危険は沢山あるけど、やっぱり一番の敵は自然ですね。
父を奪った鉄砲水、行く手を塞ぐ岩山、恐怖の稲妻。
アーロとスポットは、それらを力合わせて乗り越えます。

スポットの家族と再会した時は、あんまりリアクションなくて本当に家族なのか戸惑いました。
白い髪も同じじゃなかったけど、その違いはどういう意図があったのかな。
だいぶ小さい時にはぐれちゃったのかな。

背景が実写かと思う程、細かくて本物に近かったです。
そんな中のアーロと少年は、ちょっと浮いた存在だったけど・・・。
いちいち綺麗な背景に、感動しながらの鑑賞でした。

子供たちはとても楽しめたようです。
小学生の娘は、早速感想を書いてました。
私の真似して映画の感想を書くようになっちゃったんです。
ほとんどあらすじですけどね。
このHP、受け継いでくれるかな。(笑)

ディズニーピクサー長編アニメ第16作目。
鑑賞日 2018.04.21

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spink.gif I am Sam/アイ・アム・サム(2001)  アメリカ
  I am Sam   [133分]
管理人評価   ★★★★★
ジャンル ドラマ
監督 ジェシー・ネルソン
出演者 ショーン・ペン      (サム)
ミシェル・ファイファー  (リタ)
ダコタ・ファニング    (ルーシー)
ダイアン・ウィースト   (アニー)
ロレッタ・ディヴァイン  (マーガレット)
リチャード・シフ     (ターナー)
ローラ・ダーン      (ランディ)
コピー いっしょなら、愛は元気。

いつも、一緒にいたい。それが何よりも大切なこと。
全米が涙した、無垢で純粋な愛の感動作。
あらすじ
サムは知的障害の為、7歳程度の知能しかない。
母親が出産後に子供をサムのもとに残していなくなったので、サムは一人で娘のルーシーを育てる事になった。
子育てなど何もわからないサムだったが、友達や近くに住んでいる唯一の女性アニー等に相談しながら、彼なりに一生懸命ルーシーを育てた。
愛情いっぱいで接した甲斐もあり二人は仲良しだったのだが、彼女が7歳の誕生日パーティーに施設職員がやってきてルーシーを保護すると言い出した。
感想
終始涙が止まりませんでした。
見終わったあとのすごいティッシュの山…、人様にはお見せできない顔になってました。(笑)

サムが父親としての資格を問われるシーンは本当に考えさせられますし、涙無しでは見られません。
リタが言った「子供への愛情に知能はまったく関係ありません」という台詞。
これがすごく心に響きました。
確かに親がエリート弁護士なら十分な教育を施す事はできるかもしれません。
しかし、子供が幸せかというとそうでもない事が多々ありますよね。
常にリタ親子の影がチラホラしていたので、彼女たちと比較しながらそう感じました。

現実的にはサムがルーシーを育てる事は難しいでしょう。
ですが、虐待している訳でもないのに子供を施設に入れると会えなくなる。
溢れるほどの愛情を持ってしても知能が同レベルというだけで引き裂かれてしまう。
それが現実なのでしょうか。
そんな事を考えながら見ていると、良い親の定義について疑問を感じました。

ルーシー役のダコタ・ファニングが、とっても可愛くて愛らしかったです。
大きな目でサムを見つめるアップのシーンを写真に撮って引き伸ばし、パネルにして部屋に飾っておきたいくらいです。(笑)
ルーシーが妙に大人びている所も、リアルでサム親子の悲壮感を引き立てます。

全体的にブルーなライトで冷たい印象を受ける映像になっているのですが、サムとルーシー、周りの友達、リタやアニーなど個性的で明るいキャラクターのお陰で、重くなくかえって爽やかな印象さえ受けました。
ショーン・ペンは個人的にマフィアとか殺人鬼のイメージだったのですが、こういう役もはまりますね。
ルーシーの面会に遅れてやってきて、大胆に転ぶシーンが演技というのが見事です。
あんなにうまく転ぶのは結構難しいと思うんですけど…。(^_^;)

この映画は何回も見直したい作品にいれようと思います。
鑑賞日 2003.01.12

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spink.gif アイアン・ウィル/白銀に燃えて(1994)  アメリカ
  IRON WILL  [110分]
管理人評価   ★★
ジャンル 実話/動物/ファミリー
監督 チャールズ・ヘイド
出演者 マッケンジー・アスティン       (ウィル・ストーンマン)
ケビン・スペイシー          (ハリー・キングズリー)
デヴィッド・オグデン・スタイアーズ  (J・W・ハーパー)
オーガスト・シェレンバーグ      (ネッド・ドッド)
ブライアン・コックス         (アンガズ・マクティーグ)
ジョージ・ガーデス          (ボーグ・グラーソン)
ジョン・テリー            (ジャック・ストーンマン)
ペネロペ・ウィンダスト        (マギー・ストーンマン)
ジェフリー・アレン・チャンドラー   (デ・フォンテイン)
マイケル・ラスキン          (サイモン・ランバート)
コピー ひとりでは、たどりつけないゴールがある。
あらすじ
1917年、サウスダコタ。
犬ぞりが得意な17歳の青年ウィル。
小さな町に住む彼は、大学の試験に合格したが、学校に行くか父親の跡を継ぐかで迷っていた。
そんな時、父親が犬ぞりから川に落ちて死亡、母親は借金返済の為にやむを得ず犬を売ると言い出した。
ウィルは生前父親が話していた賞金1万ドルの犬ぞりレースの事を思い出し、無謀ながら出場する事に決めた。
大会までの1ヶ月間、家に住むインディアン:ネッドに特訓してもらい準備を整えたウィルは、カナダのウィニペグから840Kmを走破する過酷なレースに臨む。
実話を基にした作品。
感想
こういう動物感動物には滅法弱い私ですが、良い所まで行って目がうるうるするのに、ドバッと最初の一滴が出てこないという泣き押しの弱い作品でした。(^_^;)
もう既にウィルの父親ジャックが川に落ちる所からうるうるしてました。
なのに結局最後まで涙が流れる事はなく、うるうるし続けて終わったという、何とも消化不良気味でスッキリしない印象です。

しかし、犬ぞりのシベリアンハスキー軍団はめちゃめちゃ可愛かったです。
鋭い目付きで怖い面立ちですが、ウィルになついているカーリーなんかは、とっても愛くるしい表情をします。
ウィルの腕に抱かれて眠る彼女は、恋する乙女の表情でしたよ!
思わず「可〜愛〜い〜♪」と頬擦りしたくなりました。(笑)

ウィルと犬達の頑張りは、一緒に応援したくなります。
涙腺刺激エピソードも沢山あって、なかなか懐かなかった父親の犬ガスとの友情や、無謀なレースをして極寒の地で倒れていたアイルランド人を助ける話など、思わす「良い話だな〜♪」とうなる事必至です。

ネタ不足に悩んでいたハリーが、わざと大袈裟な記事を書いてウィルをヒーローに仕立て上げていきます。
その記事を読んだアメリカ国民は次第にウィル達に注目し始め、最後には"アメリカの英雄"と呼ばれるまでになりました。
その時のウィルの照れ臭そうにはにかんだ笑顔が印象的でした。
始めは母親が心配するから派手に書きたてるなと言っていたウィルも、知らない間に英雄になっていて、まんざらでもない様子でしたね。
とっても微笑ましかったです。

悪役で何かに付けて妨害を企てるスウェーデン・チャンピオンのボーグと戦いながら、ゴールを目指すウィル。
その後ろには国民全員が付いている…というアメリカ万歳的な描写がありました。
こういう熱狂的な国民性は良い所でしょうね。 冷めるのも早いけど…。(^_^;)

最初は出世の為だけにウィルを盛り立てていた新聞記者のハリーが、彼の優しく素直な人柄と熱い情熱に触れて、段々と変わって行く様子も上手く描かれていました。
こういう普通の役のケビン・スペイシーって珍しいですね〜。
でもそこは演技派の彼だけあって、普通は普通でも彼流のスパイスがピリリと効いた普通ぶりでした。(笑)

実話を基にしているだけあって、重みがあり説得力がありますが、どうも作り過ぎた感が拭い去れません。
最後も過剰な演出の性で、完璧に引いてしまいました。
もっとさらっとやってくれたら、号泣は確実だったのに…と思うと残念です。

動物物が大好きという方には良い作品かもしれません。
鑑賞日 2003.07.24

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spink.gif アイアン・ジャイアント(1999)   アメリカ
  THE IRON GIANT  [86分]
管理人評価   ★★
ジャンル アニメ/SF/ファミリー
監督 ブラッド・バード
出演者 〈声の出演〉
ジェニファー・アニストン    (アニー・ヒューズ)
ハリー・コニック・Jr     (ディーン・マッコーピン)
ヴィン・ディーゼル       (アイアン・ジャイアント)
イーライ・マリエンタール    (ホーガース・ヒューズ)
ジェームズ・ギャモン      (マーブ・ローチ/フロイド・タービュー)
クリストファー・マクドナルド  (ケント・マンズリー)
M・エメット・ウォルシュ    (アール・スタッツ)
ジョン・マホーニー       (ローガード司令官)
コピー 約束して、僕のことずっと忘れないって。
あらすじ
小さな村に飛来してきた、全身が鉄で出来た謎の巨人。
赤ん坊同様に記憶の無い鉄人はやがて1人の少年と出会い、暖かい友情を育んでいく。
だが彼の正体は異星人が戦争のために作り出した戦闘ロボットだった。
感想
ロボアニメは日本のものを見慣れているから、どうしても古臭く感じてしまいますね。
しかも、好きになれるキャラがいなかったので、見ているのが苦痛でした。(汗)

しかし、ロボが食事して睡眠をとるというのは斬新です。
となると、排せつもありそうなんですが、そこらへんはどうなっているのかな?

スーパーマンに憧れているアイアン・ジャイアント。
最後の『なりたい自分になれる』というメッセージは、すごく良かったと思います。
どんなにバラバラになっても直せるという事は不死身って事でしょ。
一歩使い方を間違えたら、本当に世界の終わりだ。
武器もすごいし、良い心を持ち続けてくれる事を祈るしかありません。

とにかくケントが好きになれず、終始イライラしながらの鑑賞になりました。
稀にみるアホキャラで、やる事なす事全部ダメ!
なので、感想は彼の悪口しか出てこず、評価も辛口になってしまいました。

ロボアニメは日本のものが良いなと再確認出来ました。
鑑賞日 2005.02.22

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spink.gif アイアンマン(2008)   アメリカ
  IRON MAN  [125分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル アクション/SF
監督 ジョン・ファヴロー
出演者 ロバート・ダウニー・Jr  (トニー・スターク)
ジェフ・ブリッジス     (オバディア・ステイン)
テレンス・ハワード     (ローディ)
グウィネス・パルトロー   (ペッパー・ポッツ)
ショーン・トーブ      (インセン)
レスリー・ビブ       (クリスティン)
ファラン・タヒール     (ラザ)
クラーク・グレッグ     (コールソン)
ジョン・ファヴロー     (ハッピー・ホーガン)
サミュエル・L・ジャクソン (ニック・フューリー)
〈声の出演〉
ポール・ベタニー      (J.A.R.V.I.S.)
コピー 装着せよ──強き自分
あらすじ
米国政府と契約を結ぶ巨大軍事企業スターク・インダストリーズの社長で、発明家としての顔も持つトニー・スターク。
彼はある日、自社新型兵器のデモ実験に参加するためアフガニスタンへ赴き、みごと実験を成功させる。
だがその直後、テロリスト集団の襲撃に遭い、胸に深い傷を負ったまま囚われの身となってしまう。
さらに、一味のために最強兵器の開発を強制されるトニー。
しかし、彼は一味の目を盗んで飛行可能なパワードスーツを開発。
それを身につけ、敵の隙をみて脱出し生還を果たす。
感想
結構面白かったです。
アメコミのスーパーヒーローだと、「スパイダーマン」が好きですけど、こちらの作品も同じくらい好きになっちゃいました。

失敗を重ねながら、試行錯誤を繰り返し改良されていくアイアンマン。
そこが親近感の沸くポイントでしょうね。
また失敗がいちいち派手なんですよ。
良く死なないなと感心しながらの鑑賞となりました。

自分の会社の兵器が引き起こしている悪夢を目の当たりにしたトニー。
兵器製造をやめたはずが、裏でテロリストに売られ続けている事を知り、自ら戦う事を決心します。

テロリストを退治した後、米軍機に追われるシーンが好きでした。
人VS戦闘機の構図が面白すぎです!!

ただのいい加減なエロオヤジと思っていたトニーが、天才科学者というギャップもプラス要素ですね。
しかも、彼しか作り出せないって・・・どんだけ天才なんですか!?
そんな希少な機器だからって・・・黒幕の大胆な行動には唖然です。

面白くて二時間があっという間でした。
続編があるようなので、制覇したいと思います。

ディズニー作品。

《関連作品》
アイアンマン2
アイアンマン3
鑑賞日 2017.08.21

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spink.gif アイアンマン2(2010)   アメリカ
  IRON MAN 2  [124分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/SF
監督 ジョン・ファヴロー
出演者 ロバート・ダウニー・Jr  (トニー・スターク)
グウィネス・パルトロー   (ペッパー・ポッツ)
ドン・チードル       (ローディ)
スカーレット・ヨハンソン  (ブラック・ウィドー)
サム・ロックウェル     (ジャスティン・ハマー)
ミッキー・ローク      (ウィップラッシュ)
サミュエル・L・ジャクソン (ニック・フューリー)
クラーク・グレッグ     (コールソン)
ジョン・スラッテリー    (ハワード・スターク)
ジョン・ファヴロー     (ハッピー・ホーガン)
レスリー・ビブ       (クリスティン)
ギャリー・シャンドリング  (スターン)
〈声の出演〉
ポール・ベタニー      (J.A.R.V.I.S.)
コピー ヒーローになった男、トニー・スターク。
次なる試練。
あらすじ
“アイアンマン”であることを自ら公表し、世間を騒然とさせたトニー・スターク。
彼の勝手なヒーロー行為は国家問題にまで発展し、パワード・スーツ没収を命じられるハメに。
一方、そんなトニーの報道を憎悪の目で見つめる男。
彼はトニーに対し、ある恨みを募らせていた。
そして、一撃で金属を真っ二つにできる武器を自在に操る“ウィップラッシュ”へと変身。
積年の恨みを晴らすべく、モナコのレース場でトニーの前へ姿を現わす。
感想
やっぱり「」は越えられないか。
今回はあんまり楽しめませんでした。

まず、アイアンスーツでパーティしてるのが信じられない。
しかも、シャンパンを撃ったりしてはしゃいでるし、家はボロボロになっちゃうし・・・。
自棄になっていたとはいえ、失望するには十分でした。

そんな混乱の中、アイアンスーツを取られてしまうトニー。
このせいで、アイアンマンVSアイアンマンになっちゃったんですよね。
その騒ぎで、街中がめちゃくちゃになってて、目も当てられません。

いよいよ“ウィップラッシュ”との対決。
ここから盛り上がると思ったんですけど、意外にあっさり終わってしまって拍子抜けでした。

その“ウィップラッシュ”もいかにも体力系な見た目なのに、研究者並みに機械に強い頭脳系というギャップが受け入れがたかったです。
何でこんなにガタイの良い人をキャスティングしたんだろう。
悪役としては良い味だしてたんですけどね。
ちぐはぐな感じが否めませんでした。

あと、新しい元素があっさり見つかるのも、急ぎ過ぎてついていけません。
前回は、失敗を繰り返して完成させる工程が楽しめたんですけどね。

そんな中、一人輝いていたのが、秘書のナタリー。
演じたのは、スカーレット・ヨハンソンです。
ただの秘書ではなく、腕っぷしも強い頼れる女性でした。
彼女の活躍は良かったですね。

まだ「3」があるようなので、そちらに期待したいと思います。

ディズニー作品。

《関連作品》
アイアンマン
アイアンマン3
鑑賞日 2018.03.22

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spink.gif アイアンマン3(2013)   アメリカ
  IRON MAN 3  [133分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/SF
監督 シェーン・ブラック
出演者 ロバート・ダウニー・Jr   (トニー・スターク/アイアンマン)
グウィネス・パルトロー    (ペッパー・ポッツ)
ドン・チードル        (ジェームズ・ローディ/ウォーマシーン)
ガイ・ピアース        (アルドリッチ・キリアン)
レベッカ・ホール       (マヤ・ハンセン)
ステファニー・ショスタク   (エレン・ブラント)
ジェームズ・バッジ・デール  (エリック・サヴィン)
ジョン・ファヴロー      (ハッピー・ホーガン)
ベン・キングズレー      (トレヴァー・スラッテリー/マンダリン)
ウィリアム・サドラー     (エリス大統領)
ミゲル・ファーラー      (副大統領)
〈声の出演〉
ポール・ベタニー      (J.A.R.V.I.S.)
コピー 「さらば――アイアンマン。」
あらすじ
“アベンジャーズ”の一員としてヒーローたちと手を組み、人類滅亡の危機を回避したトニー・スターク。
しかし、この戦いで彼は心に大きな傷を負い、不眠症になってしまった。
眠れぬ夜に彼は、新型アイアンマン・スーツの開発に没頭する。
そして最新の“マーク42”を完成させるものの、心身共に疲弊していくトニー。
一方、巷では凶悪テロリスト“マンダリン”による爆破テロが連続発生していた。
また、かつてトニーと対面した科学者キリアンが驚異的発明を手に再び姿を現わす。
感想
いや、良かった! 「」がダメだったから期待してなかったんですけど、「3」は良さが復活してました。
「アベンジャーズ」を見てないので、そこのところは分からないんですが、それでも「3」は楽しめました。

最後の今まで作ったアイアンスーツたちが皆揃う所はカッコ良かったですね。
どんだけ作ったんだよ!!
でも、そのおかげで助かりました。
敵と戦いながら、飛び回っているスーツを着たり脱いだり、忙しいです。
これだけのスーツ軍団を統括するJ.A.R.V.I.S.の活躍が素晴らしい!

そして、敵と同じ再生する新薬を打たれたペッパーの活躍もすごい。
体が熱くなって物を溶かすくらいの力が放たれるんです。
守られるだけの弱い女性じゃありませんでしたね。
本当にカッコ良かったです。

あと、エアフォースワンから投げ出された人たちを数珠つなぎにして助けるシーンが印象的です。
大勢の人が投げ出された時、もう駄目だと諦めていて、全員助かるとは思いませんでした。
さすがアイアンマン!
最後が締まらない所も彼らしいです。

今回は、小さな男の子の助手が一人出来ましたね。
素敵なラボをプレゼントしてもらって、将来はアイアンマンの右腕となる科学者となるかもしれません。

胸の装置も外れて、アイアンマンはこれで終わりなんでしょうか。
ファンとしては続きを期待してしまいます。

ディズニー作品。

《関連作品》
アイアンマン
アイアンマン2
鑑賞日 2018.04.01

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spink.gif 藍色夏恋(2002)   台湾/フランス
  藍色大門  [83分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル 青春/ロマンス/ドラマ
監督 イー・ツーイェン
出演者 チェン・ボーリン   (チャン・シーハオ)
グイ・ルンメイ    (モン・クーロウ)
リャン・シューホイ  (リン・ユエチェン)
コピー 憶えていますか
初めての恋の痛みを。
あらすじ
女子高校生のモン・クーロウは、親友のリン・ユエチェンが片思いしているという水泳部のチャン・シーハオを紹介された。
ユエチェンはクーロウをつき合わせ、シーハオが練習している夜のプールを覗きに行く。
「彼女がいるか聞いてくれ」と頼まれ、シーハオに質問にしにいくクーロウ。
しかし、肝心な時にユエチェンは逃げ出して、シーハオは接触してきたクーロウに好意を持つようになる。
感想
爽やかだけど、面白くて、とっても好きな作品になりました!
クーロウやシーハオのキャラが良いよね。
特にいつも仏頂面のクーロウが、時折見せる笑顔が最高に可愛かった!
無理して強がってても、そこはまだまだ思春期の高校生。
優しくされると嬉しいし、告白されると心が揺れるのです。

また相手役のシーハオを演じたチェン・ボーリン君も良かったね。
彼のはにかんだ笑顔なんてとっても魅力的で、年頃の男の子の可愛さが全面に出てました。
学生時代って今考えると「何であんな事したんだろう?」と思うことを普通にやってましたよね〜。
ノートに片思いの相手の名前を沢山書いてみたり、彼に気付かれないように周りをうろちょろしてみたり、彼の使ったものをこっそり持ちかえってみたり…。
一歩間違えばストーカーだけど、好きな人に夢中な時ってそんな事気にもしなかったな〜。
友人に恋の相談をするけど、相手も同じ人を好きで…とか私も経験したな…。(ふふふ。懐かしい。)
思わず「あ〜、やってた、やってた」と共感できる所が多々あって、昔を思い出しながら楽しく見ることが出来ました。
でも、ユエチェン、運動靴まで盗むとはやり過ぎじゃない??
さすがに気付くでしょ。(汗)

クーロウがシーハオのお面を被らされて、ユエチェンとダンスを踊ってるのを見て「こんな所まで付き合うなんて大変だな〜」と思ってました。
これも友情なのか…と。
でも、まさかね。
こんな展開が待っているとは。
これにはやられました。

この作品にはいくつかツッコミ所があったので、ここで一気に紹介しましょう。

まず、クラスが975組とか968組まであること。
どんだけ人がいるんですか!?
それとも独特の数え方があるのか?
とても驚きました。

あと、自分で注文できないクーロウの母が経営する屋台。
シーハオが最初にギョーザを買った時のやり取りに大爆笑。
選ばせてくれ〜!!(笑)

そして、胸元に「魚」と書いてあるシーハオのシャツ。
どこで買ったんでしょう。
気になって仕方がなかった…。

最後の
「私はどんな大人になる?
目を閉じても浮かんでこない。
でも、あなたの姿は見えてくる」
というセリフがとても印象に残っている。
ロマンティックで素敵なセリフだな〜としみじみ思いました。
でも、あなたって…あの人の事で良いんだよね??

念の為書いておきますが、タイトルの読み方は「あいいろなつこい」です。
鑑賞日 2004.06.22

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spink.gif 愛唄 −約束のナクヒト−(2018)   日本     [126分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/青春
監督 川村泰祐
出演者 横浜流星  (野宮透)
清原果耶  (伊藤凪)
飯島寛騎  (坂本龍也)
中村ゆり  (小池妙子)
野間口徹  (副島浩一)
成海璃子  (相川比呂乃)
中山美穂  (橋野冴子)
奥野瑛太  (タコス屋オーナー)
富田靖子  (伊藤佐和)
財前直見  (野宮美智子)
コピー 駆けろ、想い
「今しか、ない」

手をつなぐ喜びも知らないまま大人になった。
そんな僕がはじめて出逢った、最期の恋――。
あらすじ
平凡で無気力な毎日を送り、恋を知らないまま大人になったトオル。
ある日突然、余命3ヶ月を告げられ自暴自棄になるも、元バンドマンの旧友・龍也との再会と、偶然出会った一編の詩によって生きる意欲が芽生え、恋する勇気を手にする。
やがてトオルはその詩を手掛けた少女・凪とめぐり会うが、ある事情から今は詩を綴ることをやめていた。
そんな凪には、誰も知らないある秘密があった。
感想
色々とツッコミ所は多かったですが、私はそこそこ良いなと思いました。
「愛唄」は知っているけど、詳しい歌詞とかは知らなかったので、どのような物語なのか興味深く見る事が出来ました。

あんなに病室に自由に行き来出来るのは、透も病院の患者だから??
自分の娘にこんな勝手な事されたら、親なら誰でも怒りますよ。
というか、病院の管理体制にクレーム入れまくる事でしょう。

主人公二人が重病人という、普通なら気が滅入るような話なのですが、透は末期癌だけど緩和ケアを選択しているので、比較的動けるんです。
だから、さらっと凪を連れだしてしまうんです。

いけない事だと分かっていても、制服を着て学校に侵入する所はドキドキして面白かったです。
23歳の透が制服着てるの、可愛かったなぁ。
凪の出した問題も、かなり遠回しな愛の告白でキュンキュンしちゃいます。

そんな凪が14歳の時に書いた詩「K」が何度も出てきます。
「毎日に夢中だから
『息してることさえ
忘れてるんだ』」
書いた人の背景とか分からなくても、この言葉自体に力があり、他の人の勇気になる事があるんですよね。
解釈の仕方は受け取り手次第。
比呂乃みたいに受け取れたり、透みたいに受け取れたり・・・。
より作者の気持ちに寄り添えた透は、ちゃんと凪の真意を受け取れたのではないでしょうか。

最後に完成した「愛唄」。
この流れで感動するはずだったのに、微妙な感じの歌に乗り切れず残念!!
下手うまぐらいが感情移入しやすいのか??
せっかくならもっと上手い人が良かったです。

個人的には「キセキ −あの日のソビト−」よりこちらの方が好きでした。
ツッコミ所はこちらの方が多いんですけど、それ以上に良い要素が多くて楽しめました。

《関連作品》
キセキ −あの日のソビト−
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2021.08.24

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spink.gif 愛がなんだ(2018)   日本     [123分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/ドラマ/ロマンス
監督 今泉力哉
出演者 岸井ゆきの (山田テルコ)
成田凌   (田中守)
深川麻衣  (坂本葉子)
若葉竜也  (仲原青)
江口のりこ (塚越すみれ)
片岡礼子  (銭湯掃除の先輩主婦)
筒井真理子 (葉子の母)
コピー 全部が好き。
でも
なんでだろう、
私は彼の
恋人じゃない。
あらすじ
28歳のOLテルコは一目惚れした男マモルを愛しすぎるあまり、全てがマモル最優先の日常を送っていた。
そのせいで仕事にも支障をきたし、会社もクビ寸前。
それほど尽くしているのに、実はマモルにとってテルコは恋人ではなかった。
感想
分かるようで分からない微妙な心理というか、それだけ好きになれる人がいるのは良いと思うけど、私にはそこまで尽くす事は理解出来ないかな。
どんなに好きでもこっちを好きになってくれないなら、私なら次に行くと思います。
だから、テルコに共感出来ないんでしょうね。

自分でもストーカーって言ってたけど、正に行動一つでそうなりうる気質がありますよ。
相手がどんなに言っても聞かなそうですもん。
マモちゃんの事を好きというより、自分が好き過ぎるから自分のやりたいように生きてるって感じがします。
すみれさんと遊ぶ時にマモちゃんを呼ぶもの、自分が会いたいからだし。
すみれさんはマモちゃんとは付き合わないと思っているから出来ている事ですしね。

仲原くんのは惚れた弱味という感じがします。
自分の事は犠牲にしても、都合の良い男で良いから側にいたいって。
だから、すみれさんに確信を付かれて目が覚めたんだと思います。
葉子も優しい仲原くんに甘えていたけど、会えなくなったら検索するくらいは気持ちがあった訳です。

マモちゃんは天然でやってるのかな。
テルコが呼んだらくるし、頼んだらやらせてくれる都合の良い女だから、彼女にはしたくないけど手元に置いておきたい的な・・・。
だから良くは思えないです。
自分でも言ってたから自覚あるはずなのに、やっぱり甘やかすテルコにも原因があるって事なんでしょう。

誰にも共感出来なかったので、評価も上がりませんでした。
片思いの切なさとかもう超越しちゃってるから、テルコクラスになると片思いのプロでしょう。
本人が良いと思っているならどうしようもありません。
この恋にゴールはあるのか。
早く幸せになれると良いね。

角田光代小説原作作品。
鑑賞日 2022.04.29

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spink.gif 愛されちゃってマフィア(1988)  アメリカ
  Married to the Mod  [103分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/犯罪
監督 ジョナサン・デミ
出演者 ミシェル・ファイファー   (アンジェラ)
マシュー・モディン     (ダウニー)
ディーン・ストックウェル  (トニー・ザ・タイガー)
マーセデス・ルール     (コニー)
アレック・ボールドウィン   (フランク“キューカンバー”・デ・マルコ)
ジョーン・キューザック    (ローズ)
ナンシー・トラヴィス   (カレン)
コピー 劇場未公開
あらすじ
ギャングのフランクが、マフィアのボス:トニーの情婦に手を出したために殺された。
残された未亡人アンジェラは過去を拭い去ろうと、新天地マンハッタンに引っ越すが、彼女にベタ惚れのトニーが追いかけてくる。
そんな折、FBI捜査官ダウニーが現れ、自分の追っている容疑者とは知らずに、アンジェラと恋に落ちてしまう。
感想
ミシェル・ファイファーがとっても綺麗でした。
少し髪形が気になりますけどね…。(^_^;)
個人的には「レディ・ホーク」の方が好きです。

しかし、この邦題!何とかならないかなぁ。
もっと良いネーミングがあるはずなんですけどね。
ある意味ひねってあるっぽいけど、そのひねり方がおかしいような気がしてなりません。(-_-;)

こういう展開はありがちですが、ボスの妻があんなに影響力を持っているってところは面白かったです。
鑑賞日 2002.06.09

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spink.gif 愛してる、愛してない・・・(2002)   フランス
  A LA FOLIE...PAS DU TOUT  [96分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス/ロマンス
監督 レティシア・コロンバニ
出演者 オドレイ・トトゥ     (アンジェリク)
サミュエル・ル・ビアン  (ロイック・ルガレック)
イザベル・カレ      (ラシェル・ルガレック)
クレマン・シボニー    (ダヴィッド)
ソフィー・ギルマン    (エロイーズ)
エリック・サヴァン    (ジュリアン)
エロディー・ナヴァール  (アニタ)
ミシェル・ギャレー    (クレール・ベルモン)
コピー あなたがバラをくれたから、
私は心にケガをした。
あらすじ
美大生のアンジェリクは、心臓外科医のロイックと不倫関係にあった。
彼に惚れこんでいる彼女は、花を贈ったり絵をプレゼントしたりと、あらゆる努力を惜しまない。
その夜に会う約束をして、彼が現れるのを楽しみに待つアンジェリク。
しかし、彼は現れなかった。
友人たちは実らない恋は諦めろと忠告するが、彼女はもっと彼に固執するようになる。
感想
確かに面白い構成で、上手い見せ方ですよね。
でも、私はあまり好きな話ではありませんでした。
いや、と言うよりは苦手なお話です。
映画の作りがどうこうじゃなくて、こういう理不尽なお話が苦手なんです。
だから、構成や役者さんはとっても良かったと思います。

すごくテンポが速くて、有無を言わせずどんどん進んで行くので、ついていくのがやっとです。
でも、何かあるんだろうな〜とは思わせる作りなんです。
例えばアンジェリクの事故。
あまりにあっさり終わってその後に全然触れないあたり、かなり怪しいですよね。
でもまあ、その裏が何かって事を想像して楽しむ系だろうと簡単に考えていたんです。
途中まではこの面白い作り方が気に入って「これは★4つかな」とか思ってたんですけど、あまりの後味の悪さに気分が落ち込み、★2つまで減りました。(-_-;)
最初の印象が良かっただけに、後からも落ち込みも激しかったですわ…。

唯一良かったのは、このキャッチコピー。
「あなたがバラをくれたから、私は心にケガをした。」には座布団10枚、ハワイ旅行プラス粗品をプレゼントしたいですね。
これを見た瞬間、「う、上手い…」とうなってしまいました。

理不尽に弱い方は十分注意して見てくださいね!
へこんで戻ってくるまでにかなりの時間を要しますから!!
とネタばれ無しで語れるのはこれくらいなので、↓で思いっきり思いの丈をぶちまけたいと思います。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2004.06.12

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spink.gif 哀愁しんでれら(2021)   日本     [114分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス
監督 渡部亮平
出演者 土屋太鳳  (福浦(泉澤)小春)
田中圭   (泉澤大悟)
COCO    (泉澤ヒカリ)
山田杏奈  (福浦千夏)
正名僕蔵  (亀岡)
中村靖日  (児童相談所の上司)
金澤美穂  (児童相談所の先輩:志乃)
銀粉蝶   (泉澤美智代)
石橋凌   (福浦正秋)
コピー シアワセすぎる。
あらすじ
児童相談所で働く小春は、母に捨てられたという過去を抱えながらも、自転車屋を営む実家で平穏な日々を送っていた。
ところがある夜、立て続けに不幸に見舞われ、一晩ですべてを失ってしまう。
そんな時、泥酔していた開業医の大悟と運命的な出会いを果たす。
やがて、8歳の娘ヒカリを男手ひとつで育てている彼の優しさに触れ、ヒカリにも懐かれた小春は、出会って間もない彼のプロポーズを受け入れる。
しかし、それは苦しい新婚生活の始まりだった。
感想
久しぶりに後味最悪の作品と出会いました。
自分はああいう親にはならないと思ってたんじゃないの?
その親より悪い親になるとは予想以上でした。

これは賛否両論あるんじゃないでしょうか。
子どもを助ける児童相談所にいた小春が、ここまで落ちてしまうとは・・・。
歪んだ愛情がそうさせたんでしょうか。
一種の洗脳なのか?
前妻が浮気相手と交通事故に遭ったというのも故意だったのかと思えます。

優しかった小春に降りかかる様々な災難。
それも立て続けに起こるので、それを一気に解決してくれた大悟が神様みたいに見えましたよね。
だから余計に彼にのめり込んでしまったみたいです。

一番怖かったのは、8歳のヒカリ。
あんなに懐いてたのに、手作りの筆箱をトイレに捨てたり、お弁当を捨てたりするのは何故?
出て行かせるのが目的ならば、出て行く小春に縋りついたのは何故?
行動と思考がちぐはぐで怖かったです。
そして、好きな男の子が好きな女の子を消すなんて、親からしたら絶望しかありません。
どうやったらこんな子になるんだろう。

そして、最後の展開へ。
これがモンペの最上級ですか。
どうしてこれで問題が解決すると思ったんだ・・・。
子どもにとって最悪のはずなのに、ヒカリは嬉しそうでこの親にしてこの子ありなんだと痛感させられました。

きっかけは淡い恋心だったのに、進む道が斜め上過ぎて理解不能です。
彼らが相応しい罰を受ける事を願います。
鑑賞日 2021.09.22

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spink.gif アイス・エイジ(2002)  アメリカ
  ICE AGE  [82分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ファミリー/アドベンチャー/アニメ
監督 クリス・ウェッジ
出演者 <声優>
ジョン・レグイザモ    (シド)
レイ・ロマノ       (マニー)
デニス・リアリー     (ディエゴ)
ゴラン・ヴィシュニック  (ソト)
ジャック・ブラック    (ジーク)
タラ・ストロング     (ロシャン)
コピー アイス・エイジがやってくる

心温まる笑いと感動の大冒険。
あらすじ
今から2万年前の氷河期。
動物たちが南に向かって移動を始める頃マンモスのマニーとナマケモノのシドは北に向かって歩いていた。
その途中に赤ん坊を抱えて川岸に流れ着いた人間の母親を発見した。
母親は息絶えたが、生き残った赤ん坊を父親の元に返すべくマニーとシドは人間の後を追う事にする。
その赤ん坊を狙うサーベルタイガーのディエゴも加わりおかしな関係の3匹が行動を共にする事になった。 赤ん坊の運命やいかに!!
感想
あまり期待してなかったのが良かったのか、純粋に感動しました。
キャラクターは全然可愛くないのに見ていく内に愛着が湧いてくる不思議な魅力があります。
ナマケモノのシドなんて下手したら下っ端の敵キャラですよね(^_^;)
全編通して要所要所に出てくるリスも良かったです。
どんぐりを命がけで追う姿に哀愁さえ漂っているように感じました。(そんな訳ないか…)
眼の下がピクピクするのが可愛かったです。
氷でできた自然のジェットコースターを3匹と1人で滑り降りるシーンはすごく迫力があって楽しめました。
滑り終えた後、いつも冷静なディエゴが「もう一回やろうぜ!」と拳を掲げていたのは笑えました。

マニーの両親の話からラストまでは涙涙でした。
こういう厳しい環境の中でも、優しさを失わず思いやる気持ちを持つ動物たちを見ていると、この映画が私たちに何を訴えかけているのかを考えさせられます。

ただの子供向け映画ではないと思いました。
鑑賞日 2002.12.08

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spink.gif アイス・ストーム(1997)   アメリカ
  THE ICE STORM  [113分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 アン・リー
出演者 ケビン・クライン      (ベン・フッド)
シガーニー・ウィーヴァー   (ジェイニー・カーヴァー)
ジョアン・アレン      (エレナ・フッド)
ジェイミー・シェリダン   (ジム・カーヴァー)
クリスティーナ・リッチ   (ウェンディー・フッド)
イライジャ・ウッド     (マイキー・カーヴァー)
アダム・ハン=バード    (サンディ・カーヴァー)
トビー・マグワイア     (ポール・フッド)
ケイティ・ホームズ     (リベッツ・ケイシー)
マイケル・カンパシー    (フィリップ・エドワーズ)
コピー 誰もが居場所をさがしていた。
あらすじ
米、ニューケーナン。
高校の寮に入っているポールは4人家族。
父:ベンは家族ぐるみの付き合いをしているカーヴァー家の奥さんと不倫中。
母:エレナはそんなベンと冷め切った夫婦生活を送っているせいで、精神を病み万引きに走った。
妹:ウェンディは政治的発言を繰り返し、たばこまで吸うませた子だった。
そんな家族と近所のカーヴァー家の奇妙な関係を描いた作品。
感想
これだけ豪華なキャストなのに、いまいちパッとしない作品です。
でも、テンポは良いので、最後まで飽きずに見ることが出来ました。

誰のせいって事もないんだよね。
でも、他の家族達は、自分達がこんな事している間に事故が起こった事に対して、後悔の念を抱かずにはおれないでしょう。
これから先もずっとついてまわると思うな。
大人達の罪がマイキーに降りかかったのかもしれないですね。

これを見て思ったのは、家族も案外もろいんだなって事。
家を離れれば各人それぞれの人間関係があって、そこで問題があったとしても家族だけには秘密にしておくものでしょう。
そんな些細な事の積み重ねが、大きな災いになってしまった悪い例です。

思っていたよりも生々しいシーンが多かったです。
いつもは大人しめの役が多いクリスティーナ・リッチが、かなり積極的な女の子で驚きました。
清純派の子役達を大胆に使った点は斬新かもしれません。
特にイライジャ・ウッドがパンツ下ろそうとしているのはかなりの衝撃でした!

結局、色々問題はあるけど、最後の最後に頼れるのは家族だけって事ですよね。
絶対に切れない関係だし、世の中で唯一絶対的な存在だしね。

終わり方は微妙だけど、ポールの何の事情も知らない笑顔が切な過ぎます。
これから事実を聞かされたら、どんな表情に変わるんだろう…。
鑑賞日 2003.12.03

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spink.gif アイ・スパイ(2002)   アメリカ
  I SPY  [96分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/コメディ/犯罪
監督 ベティ・トーマス
出演者 エディ・マーフィ     (ケリー・ロビンソン)
オーウェン・ウィルソン  (アレックス・スコット)
ファムケ・ヤンセン    (レイチェル・ライト)
マルコム・マクダウェル  (アーノルド・ガンダーズ)
ゲイリー・コール     (カルロス)
ヴィヴ・リーコック    (T・J)
フィル・ルイス      (ジェリー)
コピー もうひとつの視界を手に入れろ! 
指令:米国政府から盗まれた目に見えない
最新戦闘機を奪還せよ!
あらすじ
国家保安局BNSのエージェント:アレックスは、悪党ガンダースに盗まれたステルス機を取り戻すために、プロボクサーのケリーと組んでハンガリーへと乗り込んだ。
しかし、世界チャンピオンのケリーは、わがままで言う事を聞かない。
二人はいがみ合いながらも、協力して敵に立ち向かう。
感想
久しぶりにエディ・マーフィのアクションを見ました。
いつも通り、気楽に楽しめる作品でしたよ。

ファムケ・ヤンセンがすごくセクシーですね。
背がアレックスよりも高くて、足もすらっとしてるんです。
これで悪女なんて雰囲気合い過ぎ!

オーウェン・ウィルソンのおちょぼ口も相変わらずですね。
彼のコミカルな演技がツボです。
良くベン・スティラーとコンビ組んでますよね。
ズーランダー」はお気に入りです。

アレックスがケリーに、アドバイスをもらいながらレイチェルをくどく時は、気恥ずかしくて早送りしてしまいました。
まともに見れませんでしたよ。
いや〜、思い出しても恥ずかしい!!

スパイの持つ七つ道具には興味津々です。
コンタクト型カメラなんてとっても便利そうですよね。
実はスパイにもランクがあって、トップになるほど小道具も小型でおしゃれになるみたいです。
だから、ペイペイのアレックスには、超小型とは名ばかりの大きい追跡装置があてがわれてました。(笑)

最後は誰が敵で、誰が見方か分からず、かなり混乱しました。
まさかこんな展開になるとは!!
しかし、やっぱり女は怖いね。

これだけ混乱させといて、終わり方はしょぼいです。
設定は壮大だったのに残念ですね。

これはTVシリーズの映画化らしいです。
シリーズって事はこの二人で、他にも色々事件を解決していくって事??
そうすると毎回ケリーはどう絡んでくるのかな?
それはそれで見てみたいかも。
鑑賞日 2005.10.25

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spink.gif アイス・プリンセス(2005)   アメリカ
  ICE PRINCESS  [98分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/ファミリー
監督 ティム・ファイウェル
出演者 ミシェル・トラクテンバーグ  (ケイシー・カーライル)
ジョーン・キューザック    (ジョーン・カーライル)
キム・キャトラル       (ティナ・ハーウッド)
ヘイデン・パネッティーア   (ジェン・ハーウッド)
トレヴァー・ブルーマス    (テディ・ハワード)
コニー・レイ         (ニッキーのママ)
キルステン・オルソン     (ニッキー)
ジャクリーン・ライ      (ティファニー)
ベン・ギルバンク       (ブライアン)
コピー 劇場未公開
あらすじ
物理が得意な女子高生ケイシー。
彼女はハーバード大学入学の奨学金を得るためのレポートとして、フィギュア・スケートの回転の分析を研究テーマに選んだ。
そして、早速スケートリンクを訪れ、選手たちの練習風景をビデオカメラに収めていく。
一時スパイと間違われたケイシーだったが、分析を続けるうちに自らも滑ろうとスケートを習うことに。
すると、彼女はスケートの才能を見出され、やがて選手として成長する。
感想
始めはいつものディズニーものでしょうと軽い気持ちで見始めたんですけど、だんだん面白くなって評価も上がっていきました。

ケイシーもあんまり可愛くないなと思ってたのに、スケートを始めて恋をしてからぐっと色気が増して良い女性になりましたね。

物理オタクという設定が面白いです。
物理的に研究しても、実行するのは人間ですから。
「飛んだのは彼女よ」というセリフが印象的でした。
頭で理解してても、それを体現するのは至難の業ですからね。

そして、大好きな親子愛。
ケイシーの所もジェンの所も上手くいってくれて一安心です。
くるぞと分かっててももらい泣きしちゃいます。

冬季オリンピックでフィギアスケートも良く見ていたので、興味深く見ることが出来ました。

ディズニー作品。
鑑賞日 2006.08.27

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spink.gif 愛する(1997)  日本  [114分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ロマンス/ドラマ
監督 熊井啓
出演者 酒井美紀   (森田ミツ)
渡部篤郎   (吉岡努)
岸田今日子  (加納たえ子)
小林桂樹   (上條)
上條恒彦   (奥原院長)
三條美紀   (稲村看護婦長)
松原智恵子  (シスター山形)
宍戸錠    (知念)
岡田眞澄   (大学病院教授)
西田健    (西山医師)
コピー
あらすじ
町工場で働く森田ミツはクリスマスの日に、小児麻痺の後遺症を持つ吉岡努という青年に出会う。
悲しい別れと再会を繰り返し、二人はやっと真実の愛へと辿りついた。
その後、ミツの体に異変が起きた。
大学病院で「ハンセン病」と診断され、ミツは北アルプスの山麓にある療養所「信愛園」に隔離された。
感想
私が大ファンの渡部篤郎さん目当てに見たのですが、彼の魅力もさる事ながらストーリーにも感動しました。
この映画を見た時は、「ハンセン病」についてまったく知識がなくて、なぜ皆がこんなに怖がるのか分かりませんでした。
なぜ隔離されるのか、なぜ病院の医師達が珍しそうに見てくるのか等ということが全然分からなかったのです。

しかし、この映画を見て「ハンセン病」についても、患者さんの気持ちや思いについても、少しだけ理解することができました。
人権を無視した悪法や、この病気に対しての誤った偏見や差別、そのことで苦しんできた患者さん達の悲痛な思い等が淡々と語られています。

『愛する』という題名は簡単な一言のようですが、人の温かさ、人に対する慈しみが伝わってくるいろんな意味を含んだ奥の深い言葉だなと思いました。
人間としての生き方、人を愛するということについて、一緒に考えながら見れる内容になっていると思います。

ミツを演じる酒井美紀さんは、今までの清純、純粋のイメージを脱ぎ捨てるかのように体当たりの演技を披露しています。
渡部さんもカッコイイし、新生日活の第1回作品に相応しいと思います。
鑑賞日 2000.12.06

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spink.gif 逢いたくて(1996)   アメリカ
  To Gillian on her 37th Birthday  [92分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/ロマンス
監督 マイケル・プレスマン
出演者 ミシェル・ファイファー   (ジリアン・ルイス)
ピーター・ギャラガー    (デビッド・ルイス)
クレア・デインズ      (レイチェル・ルイス)
キャシー・ベイカー     (エスター)
ブルース・アルトマン    (ポール)
ローリー・フォーティア   (シンディ)
ウェンディ・クルーソン   (ケビン)
フレディ・プリンゼ・Jr  (ジョーイ)
セス・グリーン       (ダニー)
コピー 劇場未公開
あらすじ
2年前に愛妻ジリアンを亡くしたデビッド。
そんな彼を励まそうと、ジリアンの37回目の誕生日に、ジリアンの姉エスターと、その夫ポール、彼らの友人の女性ケビンが遊びに来てくれた。
実はエスターたちには密かな企みがあった。
いつまでも一人でいるデビッドとケビンをくっつけて、デビッドの娘レイチェルを引き取ろうと考えていたのだ。
それを知り衝突を繰り返すデビッドとエスター。
デビッドはまだジリアンの死を受け入れられず、彼女の幻と話をしていた。
感想
最後はちょっとほろっと来たけど、それ意外はすべて中途半端な印象です。
こう訴えてくるものが無いと言うか、押しが弱いと言うか。
私的にはもう一つです。

相変わらず綺麗過ぎるミシェル・ファイファー。
この神格化された幻であるジリアン役にはふさわしかったかな。

中途半端な要因となったのが、俳優さんたちの使い方。
フレディ・プリンゼ・Jrの役なんか本当にどうでも良いもんね。
もっと可哀相なのが、ケビン役の人。
散々この家族の問題に振り回されて、結局何の役にも立ってないんだもん。
彼女が重要なのかと思ったのに、全然関係なかったです。
この人達より、意外に巨大な鮫を作った"砂の城チャンピオン"のミーガンちゃんの方が印象に残るわ。(笑)

始めはエスターのお節介がやり過ぎだと思ったけど、自殺しようとしたデビッドを助けたり、成績の下がったレイチェルを本気で心配しているんだと分かって納得しました。
自分達に子供がいないから、余計レイチェルが可愛いんでしょうね。

シンディにあれだけセクハラしていたポールも、いざとなると本当に何も出来なかった。
もっと皆の関係がごちゃごちゃするかと思ったのに、皆寸止めって感じでやっぱり中途半端…。

しかし、色々とツッコミたい事が多い作品ですね。
ここでまとめて書いとくか。
まず、ピーター・ギャラガーの眉毛が太すぎる!
毛虫二匹発見!って捕まえて見たい…。
そして、ジョーイの刈上げが変!これはいくらなんでもダサいだろう。
そういえば、彼の友人役でセス・グリーンがちょこっと出てました。
そして、レイチェルのTバックが強烈!
お尻丸出しだね。
セクシーだけど、結構驚いたわ。

キャストは結構豪華なのに、パッとしない作品です。
でも、それぞれのファンの方は見ても良いかもね。
鑑賞日 2003.12.14

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spink.gif “アイデンティティー”(2003)  アメリカ  PG−12
  IDENTITY  [90分]
管理人評価   ★★★★★
ジャンル サスペンス/ミステリー
監督 ジェームズ・マンゴールド
出演者 ジョン・キューザック       (エド)
レイ・リオッタ          (ロード)
レベッカ・デモーネイ       (キャロライン)
アマンダ・ピート         (パリス)
ジョン・ホークス         (ラリー)
クレア・デュヴァル        (ジニー)
ウィリアム・リー・スコット    (ルー)
ジョン・C・マッギンリー     (ジョージ・ヨーク)
ブレット・ローア         (ティミー・ヨーク)
レイラ・ケンズル         (アリス・ヨーク)
ジェイク・ビューシイ       (ロバート)
プルイット・テイラー・ヴィンス  (マルコム・リバース)
アルフレッド・モリナ       (医師)
コピー ここに集まったのではない。
ここに集められたのだ。
あらすじ
人里離れたモーテルに11人の男女が泊まる事になった。
大雨のせいで道路がふさがれ、皆身動きが取れなくなったのだ。
3人家族の母親を轢いてしまった運転手エドと同乗していた女優キャロライン。
エドに轢かれてしまった母親アリスとその夫ジョージ、その息子ティミー。
車が故障した娼婦パリス。
たまたま通りかかった新婚夫婦ルーとジニー。
囚人ロバートを護送中の警官ロード。
そして、このモーテルの店主ラリー。
この孤立したモーテルの中で、殺人事件が発生。
犯人は一体誰なのか??
感想
これは面白い作品ですね〜。
久しぶりに★5つ付けちゃいます!
いや〜、見応えあるわ〜。

始めの人物紹介的な所から、凝った映像で唸らされました。
何らかのきっかけによって、映像が過去にさかのぼり、その視点が次々に変わっていくという面白い手法が使われているんです。
始まって数分なのにグイグイ物語に引き込まれて、すっかりこのお話に夢中になってしまいました。

あと、人間が車に轢かれるシーンが、やけにリアルで、重量感たっぷりなのが印象的です。
その臨場感に思わず目をそらしてしまいます。

1時間半と短いのもあるのですが、本当にあっという間に見終わってしまいました。
少しも飽きる事なく、最後まで集中して見れました。
こんな事は久しぶりです。
こういう作品に出会えたって事自体が嬉しいですね。

何を書いてもネタばれになるので、↓で思いっきり感想書いてます。
とりあえずこの映画を見る事をおすすめ致します。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2004.04.16

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spink.gif アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017)   アメリカ  PG−12
  I, TONYA  [120分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/伝記/スポーツ
監督 クレイグ・ギレスピー
出演者 マーゴット・ロビー      (トーニャ・ハーディング)
セバスチャン・スタン     (ジェフ・ギルーリー)
ジュリアンヌ・ニコルソン   (ダイアン・ローリンソン)
ボビー・カナヴェイル     (マーティン・マドックス)
アリソン・ジャネイ      (ラヴォナ・ハーディング)
ポール・ウォルター・ハウザー (ショーン・エッカート)
ボヤナ・ノヴァコヴィッチ   (ドディ・ティーチマン)
ケイトリン・カーヴァー    (ナンシー・ケリガン)
マッケナ・グレイス      (トーニャの少女時代)
コピー 彼女は世界中から愛され
一瞬にして世界中から憎まれた
あらすじ
貧しい白人家庭に育った少女トーニャ・ハーディング。
母親のラヴォナは、娘のスケートの才能に気づくと、彼女を一流の選手にして貧困から脱しようと本格的にフィギュアスケートを習わせる。
しかし娘に愛情を示すことはなく、トーニャは罵倒と暴力が日常の少女時代を過ごしていく。
やがて15歳でジェフ・ギルーリーと出会い、恋に落ちるトーニャだった。
感想
トーニャとその事件については何となく記憶に残っていました。
あまりに薄い記憶だったので、彼女の恋人がライバル選手を襲ったと思っていました。
真相はこういう事だったのですね。
記者も言っていましたが、登場人物が皆バカでどうしようもありません。

とにかくトーニャの生い立ちが酷くて可哀想です。
毒親に虐待されて育ち、最悪なDVストーカー男と結婚し、その夫と仲間たちのせいで生き甲斐のスケートを奪われたトーニャ。

彼女の人生の唯一の癒しがスケートでした。
アメリカで初めてトリプルアクセルを決めた時の彼女は、最高に輝いていました。
まともな教育を受けいていない彼女は、審査員から嫌われているにも関わらず、スケートの実力だけでオリンピック代表まで上り詰めます。
ジェフと出会わなければ、もっと高みを目指せたかもしれませんね。

アカデミー賞助演女優賞を受賞したアリソン・ジャネイは確かに素晴らしかったです。
絵に描いたような毒親で、こんな奴に育てられたらこんな悲劇が起こるという教訓に満ちています。
トーニャに同情する人が多々いるのではないでしょうか。
私もその一人です。

エンドロールの実際のインタビュー映像で、この作品の再現率の高さを知りました。
特にショーンのヤバさが怖かったです。
本当にこんな人だったんですね。

見る前は事件に向かって行く背景を描いているのかと思って見るのを躊躇していたのですが、意外にも彼女やジェフはナンシーにそんなに固執してなくてビックリです。
あんな事件を起こすくらいだから、相当ナンシーの事を恨んでいると思っていたんです。
まさかバカな奴らの企みに巻き込まれただけとは・・・。
あまりにお粗末でため息しか出ません。

昔の出来事とはいえ、この作品を作った事はかなりトーニャにとって意味のある事だったのではないでしょうか。
少なくとも私の中の彼女の印象は大きく変わりました。
育つ環境は自分でどうする事も出来ないから、どうしてもトーニャに同情してしまいます。
今、少しでも幸せな人生を歩んでいると良いなと思いました。

アカデミー賞助演女優賞受賞作品。
鑑賞日 2020.11.29

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spink.gif 愛と哀しみの果て(1985)   アメリカ
  OUT OF AFRICA  [161分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ
監督 シドニー・ポラック
出演者 メリル・ストリープ        (カレン)
ロバート・レッドフォード     (デニス)
クラウス・マリア・ブランダウアー (ブロア)
マイケル・キッチン        (コール)
マリック・ボーウェンズ      (ファラ)
ジョセフ・シアカ         (カマンテ)
マイケル・ガフ          (デラメレ)
スザンナ・ハミルトン       (フェリシティ)
コピー 誰にも束縛されない
女がいる。
運命に挑む
男がいる。
神秘と悠々の地、アフリカ
燃えつきて……
あらすじ
1913年。南アフリカ・ケニア。
スウェーデン貴族と結婚し、ケニアに渡って来たデンマーク人の令嬢カレン。
男爵夫人になりたくて結婚したが、そこには幸せな結婚生活は無く、農場経営も思うように進まない状況だった。
そんな彼女の前に、サファリのガイドを務めている冒険家デニスが現れた。
感想
男運のなかったお嬢様のお話です。
彼女は自由を好む男性ばかりを好きになって、結局一人になってしまうという、悪循環を繰り返して苦しみました。
男性の方も強い彼女なら、一人でも大丈夫と思ってしまうんですよね。
でも、ちょっと共感出来なくて、集中して見る事が出来ませんでした。

最初から上手くいくはずのない結婚生活。
しかも、ケニアでの生活は、毎日がサバイバルでした。
いつライオンに襲われるか分からないなんて怖すぎます。
でも、自然いっぱいで空気は良さそうです。
カバ、牛など、野生の動物たちの楽園ですね。

そんな中、女ひとりで頑張るカレン。
頼りない夫には早々に見切りをつけて、自立していく姿はたくましかったです。
ライオンがいても牛を助けるために、鞭で叩けるようになりましたからね。
一人で頑張らなくちゃ!と気を張っている時に優しくされたら、ころっといっちゃうのも仕方ありません。
しかも、あんな美形の紳士なら尚更です。

デニスとカレンがセスナで空の散歩をするシーンが素敵でした。
アラジン」の空の散歩のシーンを思い出しちゃいました。
川には鳥の群れ、空には真っ白な雲。
夢のような世界でしょうね。

私はTV放送で見たのでカットされて短くなっていました。
でも、これ以上長いと退屈しそうだな。
これくらいでちょうど良かったかも。(汗)
鑑賞日 2005.05.30

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spink.gif 愛と死の間で(1991)  アメリカ
  DEAD AGAIN  [108分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス/サスペンス/ミステリー
監督 ケネス・ブラナー
出演者 ケネス・ブラナー    (マイク・チャーチ/ローマン・ストラウス)
エマ・トンプソン    (アマンダ・シャープ/マーガレット・ストラウス)
アンディ・ガルシア   (グレイ・ベイカー)
ロビン・ウィリアムズ   (コージー・カーライル)
デレク・ジャコビ    (フランクリン・マドソン)
キャンベル・スコット  (ダグ・オマリー)
コピー あなたは愛のために 何度死ねますか…
あらすじ
1949年。
作曲家のローマン・ストラウスが、ピアニストの妻マーガレット殺害の罪で死刑判決を受け、刑執行の時にはさみで目の前の女性を襲った。
そんな夢を見てうなされる記憶喪失の女性。
彼女はこの孤児院の壁をよじ登って入ろうとしていた所を保護されたのだ。
孤児院出身の警官マイケルは、院長に頼まれ彼女の家族を探す事になった。
新聞広告を出した翌日、彼女を預かるマイケルの家にフランクリンと名乗る催眠術師がやって来た。
感想
何気なく見始めたのですが、結構面白かったです。
輪廻転生が軸で、前世と現世が上手く絡み合った見応えあるサスペンスでした。

1948年の前世は白黒、現在はカラーなので、違いは一目瞭然で非常に分かり易いです。
でも入り方がいきなりなので、展開が読めずに迷子になりかけました。(^_^;)

最初白黒映像から始まって、エマ・トンプソン演じる記憶喪失の女性の叫び声。
いきなり変な催眠術師が現われる。
という具合に次々と進んで行くので、始めからしっかり付いて行くように心掛けましょう。

キーとなるアンクレットですが、アクセサリーに疎い私は、ブレスレットとアンクレットの違いが分かりませんでした。(汗)
手首にするからブレスレット、足首にするからアンクレットじゃないんですね…。
勉強不足でした。

しかし、体を分け合うアンクレットとはちょっと怖いですね。
実際分け合うほど想いが強くなければ意味が無いようですが、片方の想いだけ強かったら、分け具合も片寄るのか興味深々です。

かなり良い感じで進んでいたのに、ガツンと大きな壁にぶつかりました。
それはグレイ・ベイカーの現在です。
アンディ・ガルシアの老け特殊メイクがわざとらし過ぎます。
流れを止める程の衝撃でしたよ。
一気に現実に引き戻されました。(-_-;)
意図的なものなのかな…腑に落ちません。

でも終わってみれば、素直に面白かったと思いました。
豪華なキャストを贅沢に使った作品でもあります。
特にロビン・ウィリアムズの使い方は贅沢の極みかな…。

この作品のコピーも好きですね。
『あなたは愛のために何度死ねますか…』

う〜ん、何度も死にたくないけど、愛のためなら頑張ります!!
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2003.06.29

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spink.gif 愛と青春の旅だち(1982)  アメリカ
  AN OFFICER AND A GENTLEMAN  [124分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ロマンス/青春
監督 テイラー・ハックフォード
出演者 リチャード・ギア     (ザック・メイヨー)
デブラ・ウォンガー    (ポーラ・ポクリフキ)
ルイス・ゴセット・Jr   (エミール・フォーリー)
デビッド・キース     (シド・ウォーリー)
リサ・ブロント      (リネット・ポロメイ)
リサ・エイルバッチャー  (キャリー・シーガー)
トニー・プラナ      (エミリアーノ・デラ・セラ)
デビッド・カルーソー   (トッパー・ダニエルズ)
ロバート・ロジア     (バイロン・メイヨー)
コピー 愛は遊び、と男は思った。
愛は結婚、と女は信じた。
愛して、 愛して、 愛しぬいて――
女は、はじめて 幸せになれる!
あらすじ
ワシントン州、シアトル。
13歳のザックは母が自殺したため、会った事もない海軍に所属する父バイロンに引き取られ、マニラで少年時代を過ごした。
高校を卒業した彼は、子供の頃からの夢だったパイロットになるため、海軍航空士官養成学校に入る。
始めから鬼教官フォーリーの厳しい指導があり、彼を含め34人の士官候補生の厳しい制限のもとでの規律正しい生活が始まった。
数週間後、候補生は市民との懇親パーティーに出席する。
ザックと友人のシドは、ポーラとリネットという美女二人に出会い、ザックはポーラとシドはリネットと付き合うようになる。
感想
酒飲みで女にだらしない父から離れ、憧れだったパイロットになる為に士官学校へ行ったザック。
二度と父親の元に帰らないと、必死で訓練に耐える彼の姿には感動しました。
少しチャラチャラしているように見えたので、そこまで熱い思いがあるとは思わなかったんですよ。
「帰る所がない、ここしかいる場所がないんだ」
と言って涙する所にはもらい泣きしてしまいました。(T_T)
士官学校での厳しい訓練や友達との友情を通じて、彼が成長して行く姿も清清しくて良かったです。

あとパイロットになるまでの厳しい訓練が興味深かったです。
塀を登ったり、丸太棒を渡ったりする基本的なものや、墜落時の脱出訓練など、大変そうなものばかりでした。(当たり前か…)
パイロットの方々はこういう訓練を乗り越えたエリートばかりなんですね。
尊敬してしまいます。

そんな中でのポーラとの恋愛も、なかなか良かったですね。
士官候補生だった父に見捨てられた母を見ながらも、自分も同じ道を進もうとするポーラ。
自分は違うと思っていたのに、ザックから電話がかからなくなって、彼の元へいこうとするが、母に止められて思い直す。
この母の忠告がなかったら、上手くいかなかったんでしょうね。
やはり経験者の忠告は聞いた方が良いようです。

しかし、シドが可哀相過ぎて、素直に良かったとは言えません。
あまりに酷いじゃないですか。
何食わぬ顔のリネットが憎々しくて堪りません。
これは結構な衝撃でした。
何気に深い傷が残りますね。

しかし、全体的にはとても良い作品だと思います。
青春映画の中ではトップクラスの作品でしょう。

リチャード・ギアの白い制服姿は、カッコ良かったです。

アカデミー賞助演男優賞受賞作品。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2003.10.14

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spink.gif 愛と追憶の日々(1983)   アメリカ
  TERMS OF ENDEARMENT XXX  [132分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ
監督 ジェームズ・L・ブルックス
出演者 デブラ・ウォンガー   (エマ・グリーンウェイ)
シャーリー・マクレーン (オーロラ・グリーンウェイ)
ジャック・ニコルソン  (ギャレット・ブリードラヴ)
ジョン・リスゴー    (サム・バーンズ)
ジェフ・ダニエルズ   (フラップ・ホートン)
リサ・ハート・キャロル (パッツィ・クラーク)
ダニー・デヴィート   (バーノン・ダラート)
ベティ・R・キング    (ロージー・ダンロップ)
ケイト・チャールソン  (ジャニス)
コピー 姉妹のようにはしゃぎ
親友のように涙を分けあった
母と娘――会いに包まれた33年。
あらすじ
一家の主人を早くに亡くしたものの、その辛さを微塵も感じさせない、まるで友達同士のような母娘。
そんな中、隣に元宇宙飛行士のギャレット・ブリードラヴが引っ越してくる。
やがて娘のエマは母の反対をよそに、大学助教授のフラップと結婚した。
一人になった母親オーロラは、型破りで自由奔放なお隣さんを初めは嫌っていたが、次第に心惹かれて行く。
感想
以前見た事ある作品なのですが、すっかり忘れていたので、普通にオーロラとエマのお話を楽しんでいたら、後半で号泣です。
喧嘩しながらもいつも電話をしている仲良し母娘。
そんな彼女たちにまさかの病魔が襲うなんて・・・。

エマがとっても魅力的な女性です。
笑顔が可愛くて明るくて、子供たちに厳しい所もあるけど素敵な女性でした。
だから、後半のやつれていく姿が辛かったです。
可愛い子供たちを3人も残して逝かなくてはいけない悲しみは計り知れません。

それまでは本当にオーロラとギャレットの変わった恋の話も楽しんでました。
高飛車なオーロラは、自分から誘っておいて、ギャレットにツレナイとか。
付き合わされるギャレットが気の毒でしたが、二人のやり取りが面白かったです。

エマも子供がどんどん増えていき、旦那は浮気で家に帰らず。
生活費にも困るくらいなのに、新しく子供を作って浮気もしてるって・・・。
計算出来ないとしか思えない所業です。

しかし、エマもやられっぱなしではありません。
銀行員のサムと浮気してお金も援助してもらってたのかな?
相手もやってるからこちらもやってしまうのは頂けませんけどね。

本当に色々ある母娘だなとお話を楽しんでいたら、突如病気になってしまうのです。
まだ33歳と若い為、病気の進行も早く、あっという間でした。
エマの最期の表情が切なくて悲しくて頭にこびりついています。

これからオーロラと子供たちはどうなってしまうんだろう。
それが気になっていたら、続編があると知って嬉しいです!
これは絶対機会があったら見てみようと思います。

アカデミー賞作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞受賞作品。

《関連作品》
「夕べの星(1996)」続編

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spink.gif 愛に関する短いフィルム(1988)   ポーランド
  Krotki film o mitosci  [87分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ロマンス/ドラマ
監督 クシシュトフ・キエシロフスキ
出演者 オルフ・ルバシェンク    (トメク)
グラジナ・シャポロフスカ  (マグダレナ)
ステファニア・イバンスカ  (友人の母)
アルトゥル・バルチシ    (旅行者)
スタニスワフ・ガヴリク   (郵便配達人)
コピー 「あれは久しぶりに聞く言葉だったわ」
「――愛してる」
「愛なんかないわ」
「ある」
「愛なんか……」
あらすじ
郵便局員のトメクは、向かいのアパートに住む女性マグダレナの部屋を覗くのが趣味だった。
彼は彼女の部屋を覗いては、男との情事の邪魔をしたり、無言電話をかけては楽しんでいた。
しかも、偽の為替通知証を送って、彼女を郵便局に来させる小細工までしていた。
しかし、それがばれてしまい、犯人は自分だと白状した。
それをきっかけに二人は度々会うようになる。
感想
どう言い表したら良いのかな。
ストーカーが良いとは言えないけど、これは彼女が救われてハッピーエンドを迎えられた、珍しい例だよね。
素直に良いとは言えないけど、すごいと認めざるを得ない作品だと思います。
最後の見せ方なんて「ほほう」とうなされましたよ。

ストーカー繋がりで「仕立て屋の恋」と比べてしまいます。
覗きをしている奴が、おっさんか美青年かでこんなにも結末が違うのね。

愛情の示し方を知らないって恐ろしい事ですよね。
これは完璧にストーカーでしょ。
しかも、友人のお母さんもちょっとおかしいよね。
彼女も覗いていた時は、かなり驚きました。
実はこのお母さん、トメクのこと好きなのかな〜と思ってたんですよ。
これは男女の愛情じゃなくて、息子みたいなものだって事かな。

★の数は結構悩んだのですが、やっぱり3つでは少ないと思い、思い切って4つにしました。
でも、どうしてもストーカーや覗き屋が受け入れられないんですよ。
だから、そこは激しくマイナスにしたいです。

トメクの一途な愛は、未熟だけど気持ちがこもっていて、孤独で軽薄だった熟女を救ったんですね〜。
この部分が一番押したい所です。
見せ方も素晴らしかったです。
鑑賞日 2004.12.05

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spink.gif 愛についてのキンゼイ・レポート(2004)   アメリカ/ドイツ  R−15+
  KINSEY  [118分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/伝記
監督 ビル・コンドン
出演者 リーアム・ニーソン    (アルフレッド・キンゼイ)
ローラ・リニー      (クララ・マクミレン)
クリス・オドネル     (ワーデル・ポメロイ)
ピーター・サースガード  (クライド・マーティン)
ティモシー・ハットン   (ポール・ゲブハルト)
ジョン・リスゴー     (アルフレッド・シークイン・キンゼイ)
ティム・カリー      (サーマン・ライス)
オリバー・プラット    (ハーマン・ウェルズ)
ディラン・ベイカー    (アラン・グレッグ)
リン・レッドグレーヴ   (最後にインタヴューを受けた女性)
ジュリアンヌ・ニコルソン (アリス・マーティン)
ウィリアム・サドラー   (ケネス)
ジョン・マクマーティン  (ハンティントン)
ヴェロニカ・カートライト (サラ・キンゼイ)
コピー その“愛”に満足してますか?
YES 18%  NO 82%
あらすじ
インディアナ大学の動物学の助教授:アル・キンゼイは、父の希望した工業系の大学を辞め、大好きな生物学の研究をする為に大学を変えた。
そのせいで父との関係は悪化するが、タチバチの研究で成功したキンゼイは、生徒だったクララと結婚。
彼の人生は順風満帆に思えた。
しかし、二人とも初めてだった為、夜の営みが上手くいかずに悩むようになる。
考えた末、専門家に性交のやり方を教わる事にした。
結果は無事成功。
この事がきっかけで性の研究に目覚めたキンゼイは、自分の授業でも性を教える事になる。
感想
うん。私は素直に楽しめました。
性に対しては誰しも少なからず興味はありますからね。
特に異性の事については未知の世界で、謎が多い分、興味津々でございます。
まあ、私の場合は多少興味があり過ぎて、かなり前のめりで見た感じにはなりましたけどね。(笑)
何が良いって、本当に勉強になったところ。
なるほど〜、なるほど〜、と感心しきりでした。

これって今ではどうなんでしょうね。
人間についての調査だから根っこの部分は変わってないのかな?
少なくてもキンゼイの本が影響を与えて変化させている部分はあるはずですよね。
女性版は結局出版されたってことで良いんですよね?
この分野の研究は奥が深そうだから、とことん突き詰めて、どんどん広げていって欲しいです。

ちょっとびっくりしたのは、モザイクなしの陰部の写真。
確かに学問にモザイクかけたら勉強になりませんからね。
でも、オブラートくらいには包んでほしかったかも。(汗)
これR−15でOKなんですね。なるほど。

大好きなローラ・リニーは、やっぱり素晴らしかった!
学生から初老まで見事に演じ切ってます。
彼女の自然な優しい雰囲気が大好きです。

そして、主役のリーアム・ニーソン。
この役には彼の清潔感が絶対に必要だったと思いました。
研究者としての品がないと、ただの変態にしか見えず、受け入れがたい作品になっていたかもしれません。
あと、キンゼイのキャラが面白かったです。
同性愛者と初めて面接する時の
「情報の宝の山だぞ!」
って興奮具合が笑えました。

しかし、いくら旦那の了解を得たからって、奥さんと関係を持つって本当なんですか?!
これは画期的過ぎて理解が追いつきません。
自分の浮気はくどくど言い訳して正当化していたのに、妻の浮気には嫉妬していたのが可愛かったです。
まあ、人間、そんなもんだよね。

結構いい作品なのに、この邦題のせいでちょっと損しているように感じました。
ちょっとでも興味を持ってもらえるように、という意図は分かるのですが、的外れ過ぎて残念です。
だからって、それに代わるものを思いつけるはずもないのですが、もう少し何とかならなかったかと思ってしまいました。
鑑賞日 2007.03.10

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spink.gif 愛に囚われて(1994)   イギリス
  CAPTIVES  [100分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ロマンス
監督 アンジェラ・ポープ
出演者 ティム・ロス       (フィリップ・チェイニー)
ジュリア・オーモンド   (レイチェル・クリフォード)
キース・アレン      (レニー)
コリン・サモン      (タウラー)
ショバン・レッドモンド  (スー)
ピーター・キャパルディ  (サイモン)
リチャード・ハウリー   (セクストン)
マーク・ストロング    (ケニー・イングリッシュ)
コピー
あらすじ
イギリス、ロンドン。
歯科医のレイチェルは、夫サイモンに浮気されたため、離婚して一人暮しを始めた。
そして、今の仕事に加え、週二回刑務所で歯科診療する事になった。
彼女は模範囚で週一回大学に通う囚人:フィリップと仲良くなり、しだいに恋に落ちて行く。
二人は肉体関係をもつまでになるが、レイチェルはフィリップのことを何も知らない。
彼が何故服役しているのかも…。
感想
うん、好き。
こういうドキドキ感、好きだわ。
主役の二人が上手いから、こんな良い雰囲気が出てるんでしょうね。
立場上、二人は禁断の恋に落ちて行くのですが、人目を盗んで交わすアイコンタクトとか、普通に会えないもどかしさとかが、何とも言えずたまんないですね〜。
二人のやり取りや隠れての情事などは、いかにも女性目線っていうか女性好みだと思います。
女性監督ならではですね。

特に良かったのが囚人フィリップを演じたティム・ロスです。
つい最近「フォー・ルームス」見たばかりだったので、そのギャップに驚かされました。
今回はちょっとミステリアスでカッコイイ役でしたね。
そして、何といってもセクシーなのです!
診察台の上での上目遣いとか、ぞくぞく〜っとしましたよ。
あと、診察してもらってる時に、レイチェルの指を舐めちゃうシーンもすごかった!
ついつい口を開けたまま、ぽ〜っとして見入ってました。(笑)

そして、相手役のジュリア・オーモンドも良かったですね。
一見医者らしくお堅い女性なんですけど、一回心を許してからは、情熱的で積極的になるんです。
そんな彼女になされるがままのフィリップがまた良い…。
(ああ、思考がサドチック…笑)
周りに関係者が沢山いるにも関わらず、診察台の死角を使ってすっとキスする時の彼女の表情が可愛かったな〜。
明らかに「すごく彼がいとおしいの〜!」と言いたげで、恋する乙女でした。
そして、その行動に驚いた表情のフィリップ。
こういう時、溢れる思いは止められないのよね〜。
なんか分かるわ。

イギリスって囚人でも模範囚だと一人で外出できて、大学にも通えるんですね。
初めて知りました!
これで脱走した人とかいないんですかね〜。
誘惑もいっぱいあるだろうし、このままどこかへ〜って気になりそうなもんですけどね。
レイチェルも始めは驚いてたから、世間にもあんまり知られてないんでしょうね。

最後はあまりにあっさりでビックリしました。
でも、というと語弊がありますね。
あまりにあっさり事件が起こったのでビックリしました、が正しいかな。
まあ、こうするしかなかったんでしょうけどね。
彼に裏があるのかな〜?と勘ぐっていたので、色々考えて見てたんですけど、そこまで捻りは無かったです。
物語自体はそこそこですね。
鑑賞日 2004.07.11

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spink.gif 愛に迷った時(1995)   アメリカ
  SOMETHING TO TALK ABOUT  [105分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 ラッセ・ハルストレム
出演者 ジュリア・ロバーツ    (グレイス・ビション)
デニス・クエイド     (エディ・ビション)
ロバート・デュヴァル   (ワイリー・キング)
ジーナ・ローランズ    (ジョージア・キング)
キーラ・セジウィック   (エマ・レイ・キング)
ブレット・カレン     (ジェイミー・ジャクソン)
ヘーリー・オール     (キャロライン・ビション)
ミューズ・ワトソン    (ハンク・コリガン)
アン・シュロスフィア   (レイ)
デボラ・ホバート     (ローリン・トゥティル)
デヴィッド・ハドルソトン (ジャック)
コピー 終らない愛を教えて。
ジュリアが選んだ新しい「結婚」のカタチ。
あらすじ
夫エディ、娘キャロラインと、3人暮らしのグレイス。
ある日、彼女はエディが浮気しているところを目撃してしまう。
夜になっても帰宅しないエディに怒ったグレイスは、彼のいたバーで大喧嘩。
浮気をごまかすばかりのエディに業を煮やし彼女は、キャロラインを連れて姉エマの家に転がり込む。
やがてエディは謝りに来たものの、やはり浮気を認めようとはしなかった。
グレイスは彼に、結婚のせいで夢が果たせなかったと不満をぶちまける。
感想
やっぱり上手いわ〜。
さすがラッセ・ハルストレム監督。
最後は微笑ましく、心地よい感動で気分良く終わるのが好きです。

人に優しくというのが、監督の作風ですよね。
この温かい雰囲気が大好きです。

娘と踊る父親という図を、二世代で見せる辺り、うるうる来ちゃいました。

最初は夫の浮気にブチぎれて、色々な人に八つ当たりしているグレイス。
確かに怒るのは当然だけど、だからって関係ない人に当たるのはダメだよね。
集会で皆の秘密をばらすとか、最低過ぎて落ち込みます。

でも、そこから変わろうとするまでの過程が上手いんですよ。
人生はこうした哀しみをいかに乗り越えるかで変わってくるんでしょうね。
今回の事件で、皆が少しずつ成長して、お互いへの理解を深めた結果、丸く収まりました。
グレイスとエディの関係も気になるけど、個人的にはワイリーとジョージアの方が気になります。
こちらの喧嘩もすごかった。
あんなに威張っていたワイリーが何も言えなかったですからね。

エマ・レイとグレイスがそっくりで本物の姉妹みたいでした。
エマ・レイは母親とも似ていたし、配役が完璧だったと思います。

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spink.gif アイネクライネナハトムジーク(2019)   日本     [119分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス/ドラマ
監督 今泉力哉
出演者 三浦春馬   (佐藤)
多部未華子  (本間紗季)
貫地谷しほり (美奈子)
原田泰造   (藤間)
矢本悠馬   (織田一真)
森絵梨佳   (織田由美)
恒松祐里   (織田美緒)
萩原利久   (久留米和人)
成田瑛基   (ウィンストン小野)
八木優希   (亜美子)
こだまたいち (斉藤さん)
MEGUMI    (板橋香澄)
柳憂怜    (久留米邦彦)
濱田マリ   (久留米マリ子)
コピー あの時、あの場所で
出会ったのが君で
本当に良かった。
あらすじ
劇的な出会いを待つ会社員の佐藤だったが、駅前で街頭アンケートに答えてくれた本間紗季と恋に落ちる。
そんな佐藤と大学時代からの友人・織田一真は、学生時代のマドンナ・由美を射止めた経験から、佐藤に上から目線で恋愛論を熱く語る。
一方、佐藤の職場の上司・藤間は愛する妻子に去られ、途方に暮れていた。
由美の同級生で出会いがないと嘆く美容師の美奈子は、いつしか声しか知らない男に恋心を抱き始める。
感想
仙台が舞台と聞いて見てみたいと思いました。
なんと身近な所もロケ地だと知りビックリ!!!
旦那も驚いてました。

そして、旦那は好きで良く聞いていた「ベリー ベリー ストロング〜アイネクライネ〜」の歌詞がそのまま映画になっていると興奮気味。
私も何気なしに聞いてはいたけど、そこまで歌詞を覚えてなかったので、その感動は味わえませんでした。

なるほど。
伊坂幸太郎さんが書いた短編小説を斉藤和義さんが曲にしたんですね。
そこを理解してなかったから、普通の恋愛映画だと思って見ちゃいました。

前に言ったセリフが後から効いてくるというパターンが多かったですね。
特に印象的なのは「こちらのお嬢様を〜」というやつ。
ああいう状況で本当に効くのかな?
試す勇気はないけど面白かったです。

出会いについてを描いた作品だったので、自分たち夫婦の出会いについて考えましたね。
あの時出会ったのが私で良かったのか。
自信が無くて聞けないけど、そうだと良いなと思いました。

セコンドのサンドウィッチマン、良い味出してました。
おいしい役でしたね。

群像劇って好きなんですけど、今回のはあんまりだったかな。
身近な人たちばかりで繋がっていたのが、ちょっと不自然だったかも。
まあ、仙台が舞台だからこじんまりまとまっていると言えばそうなんですけどね。

伊坂幸太郎小説原作作品。
鑑賞日 2020.12.05

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spink.gif 愛の渦(2014)   日本     [123分]  R18+
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ロマンス/エロス
監督 三浦大輔
出演者 池松壮亮  (ニート)
門脇麦   (女子大生)
新井浩文  (フリーター)
滝藤賢一  (サラリーマン)
三津谷葉子 (OL)
中村映里子 (保育士)
駒木根隆介 (童貞)
赤澤セリ  (常連)
柄本時生  (カップル男)
信江勇   (カップル女)
窪塚洋介  (店員)
田中哲司  (店長)
コピー 笑っちゃうほどむきだしの欲望
あらすじ
閑静な住宅街にある豪華マンションの一室。
そこは、男2万円、女千円、カップル5千円で参加できる秘密クラブ主催の乱交パーティ会場。
集まってきたのは暗い顔のニートや真面目そうなサラリーマン、地味なメガネの女子大生など、ごく普通のセックスがしたくてたまらない男女8人。
全員バスタオル1枚の姿で、いかにも気まずい空気が漂う。
それでも所詮彼らの目的は一つだけ。
ぎこちない会話を重ねながら徐々に相手を見つけていく。
感想
松坂桃李の「娼年」が気になって調べている内に、三浦大輔監督のことが気になって、彼の作品を見てみる事にしました。

R18+の作品の感想を堂々と書くのが恥ずかしいので、ネタバレで大いに語りたいと思います。
興味のある方はどうぞ。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2018.12.17

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spink.gif 愛の選択(1991)  アメリカ
  DYING YOUNG/THE CHOICE OF LOVE  [111分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス/ドラマ
監督 ジョエル・シューマカー
出演者 ジュリア・ロバーツ  (ヒラリー・オニール)
キャンベル・スコット (ビクター)
ビンセント・ドノフリオ   (ゴードン)
コリーン・デューハースト  (エステル)
デヴィッド・セルビー    (リチャード)
エレン・バースティン    (ミセス・オニール)
コピー 涙が枯れても、あなたを愛し続けたい。
あらすじ
新聞の広告を見て面接に行ったヒラリーは、お金持ちの息子で白血病のビクターの看護をする事になった。
はじめは抗癌剤の副作用で激しい拒絶反応に苦しむビクターをどう扱っていいのか分からず、看護人を辞めようと思っていたが、彼を介抱するうちに看護資格を持たなくてもできる自分なりのやり方で必死に介護するようになった。
抗癌剤の投与期間も終わりビクターはヒラリーに「一緒に旅行しよう」と持ち掛ける。
感想
最初は「どうなの?そのミニスカート!」と思う派手な服を着たジュリア・ロバーツが出てきたので、どんな映画なのか想像がつきませんでした。
こんなに感動する映画だなんて…。
まさに愛の選択です。

好きな相手がもう先が長くないと分かっていても愛してしまったのだから、最後を看取りたいと思うのは、自然な事かもしれませんがとても辛い事ですよね。
薬の副作用で苦しむという一番辛い経験を一緒に乗り越えられれば、二人は幸せになれるんだと思うしかないですね。
ラストの二人のやりとりは涙涙でした。

ビクター役のキャンベル・スコットがトビ―・マグワイアに似てると思ったのは私だけでしょうか…。
鑑賞日 2002.12.10

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spink.gif 愛の奴隷(1976)  ソビエト
  RABA LYUBVI  [93分]
管理人評価   
ジャンル ドラマ/シリアス
監督 ニキータ・ミハルコフ
出演者 エレーナ・ソロヴェイ  (オリガ)
ロジオン・ナハペトフ  (ヴィクトル)
コピー
あらすじ
ロシア革命の混乱期の映画界を舞台に、有名女優オルガとカメラマン:ヴィクトルの恋と、革命に身を投じ、時代に翻弄されながら過酷な運命に散って行った革命家たちを描いた作品。
感想
重いです。かなり重いです。
この映画見終わったあとは少し放心状態でした。

最後のオルガを乗せた列車が遠ざかって行くシーンなんか、彼女の行く末を考えると目を背けたくなりました。
主人公の有名女優オルガのアイメークが、パンダみたいで少し笑えたのが唯一の救いでした。 (そんな所で救われても…)

この当時の時代背景が良く分からなかったので、情けないですが悲惨な時代だったんだなという感想しか書けません。

ロシア革命に興味のある方は楽しめると思われます。
鑑賞日 2002.12.30

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spink.gif 愛のまなざしを(2020)   日本     [102分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/サスペンス
監督 万田邦敏
出演者 仲村トオル    (滝沢貴志)
杉野希妃     (水野綾子)
斎藤工      (内山茂)
中村ゆり     (滝沢薫)
藤原大祐     (滝沢祐樹)
万田祐介     (斎藤)
松林うらら    (水野菜々子)
ベンガル     (内山修二)
森口瑤子     (水野百合子)
片桐はいり    (池田)
コピー 救いを求め、堕ちてゆく
あらすじ
精神科医の貴志は、6年前に亡くなった妻を忘れられず、精神安定剤を手放せない日々を送っていた。
そんな彼の前に、恋人との関係に疲弊しきった女・綾子が患者として現れる。
やがて2人は医師と患者という立場を超えて、互いに求め合っていく。
感想
主役の二人が精神的に不安定なので、見ているこちらも不安になってしまいます。
死んだ妻の幻影と会話をする貴志。
口から出まかせばかりの綾子。
唯一普通の人:茂が出てくると安心したくらいです。

嘘ばかりついている綾子が哀れでなりません。
実家が貧乏でいじめられていたのかな。
それで自分が好きになった人には、その人に見合う身分である為に嘘を並べていたのか。
本当の自分で接すると、皆拒絶するとも言っていたから、嘘で自分を守っていたという事なんでしょうね。

でも、嘘は必ずバレてしまいます。
嘘を付く人を信用出来ないですよね。
それは綾子も分かっていて、これ以上嘘を付くのは死ぬくらい嫌だったのでしょう。
嘘で自分を固めないと生きていけないなんて辛い人生です。

貴志も妻を亡くして心を病んでしまいました。
精神科医が妻のうつ病を治せなかったというのは、かなりのダメージだったでしょう。
精神を病んでしまった精神科医の事は、誰が助けてくれるのか。
そこで元患者に救いを求めてしまったのは軽率でしたね。

お互いに深い傷を持っている二人は、お互いに傷つけ合い、最悪の結果になってしまいました。
綾子のような女性は、男性に依存してしか生きれないので、貴志を自分だけのものにする為に、更に嘘を重ねていくのです。
それが全てバレた時、自殺してやると大量の薬を取り出す綾子。
こういう人は死ぬアピールしか出来ないと思っていたのに・・・。

終始鬱々とした展開で、評価は上がりませんでした。
大人のいざこざに巻き込まれる息子さんが可哀想ですね。
優しい祖父母がいてくれて本当に良かったです。
鑑賞日 2023.09.06

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spink.gif 愛のむきだし(2008)   日本  R−15+
  LOVE EXPOSURE  [237分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 実話/ドラマ/ロマンス
監督 園子温
出演者 西島隆弘    (本田ユウ)
満島ひかり   (ヨーコ)
安藤サクラ   (コイケ)
渡辺真起子   (カオリ)
渡部篤郎    (本田テツ)
堀部圭亮    (ヨーコの父)
松岡茉優   (百合:ヨーコの親戚)
板尾創路     (コイケの父)
尾上寛之    (タカヒロ)
岩松了   (BUKKAKE社の社長 )
綾野剛    (暴走族幹部)
吹越満    (救済会の神父)
コピー 237分の衝撃――。
実話をベースに描く、無敵の”純愛”エンタテインメント
あらすじ
敬虔なクリスチャンの家に生まれた青年:本田ユウ。
母を早くに亡くし、神父の父テツと2人暮らしの彼は、理想の女性“マリア”に出会う日を夢見て毎日を送っていた。
ところが、ある女性をきっかけに優しかった父は、ユウに懺悔を強要するようになる。
父の期待に応えねばと、懺悔のための罪作りに励むうち盗撮の世界に没入していくユウ。
そんなある日、彼は仲間とのゲームに負けて罰ゲームで女装している最中に、運命の女性ヨーコと出会い、一瞬で恋に落ちる。
感想
なが〜〜〜〜い!!
ながい、ながい、ながい!!
とにかく長いです。

でも、そんな237分を一気に見せてくる凄さがあります。
途中で止めたくなかったですからね。
この長い時間興味を引き続けるのは見事です。

しかも、これが実話と言うから二度ビックリです。
こんな事あってたまるかって話ですからね。
正に事実は小説より奇なりです。

終った後に残ったのは、白いパンツと勃起と真赤な血ですね。
女性陣はこれでもかというくらいパンツを見せてきます。
ヨーコ役の満島ひかりなんて映画の半分はパンツ見えてたでしょ。
それくらい目に焼き付いてます。

そして、ヨーコに絶対反応してしまうユウの勃起ね。
ひとつの映画でここまで何回も見せられたのは初めてです。

役で印象に残ったのは、やっぱりコイケですね。
この事件の黒幕で全てを仕切っていた女。
ユウへの絡み方は、実にエロティックで女性らしかったです。
そして、壮絶な最期がかなり強烈でした。

しかし、疲れたぁ!!
内容も力の入る展開だったので、終った後の疲労感が半端ないです。
二人はちゃんと向き合えたみたいだし、前向きな終わり方で後味は良いです。

園子温監督の他の作品も見たくなりました。
ちょっとずつ挑戦してみようと思います。
鑑賞日 2018.02.23

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spink.gif 愛は静けさの中に(1986)   アメリカ
  CHILDREN OF A LESSER GOD  [119分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ロマンス
監督 ランダ・ヘインズ
出演者 ウィリアム・ハート      (ジェームズ・リーズ)
マーリー・マトリン      (サラ・ノーマン)
パイパー・ローリー      (サラの母)
フィリップ・ボスコ      (カーティス・フランクリン校長)
アリソン・ゴンフ       (リディア)
ジョン・F・クリアリー    (ジョニー)
ジョン・ベイシンガー     (アラン・ジョーンズ)
ジョージア・アン・クライン  (シェリル)
リンダ・ボブ         (マリアン・レッサー)
コピー 愛は
宿命(さだめ)を超えて
あらすじ
小さな港町の聾唖学校に赴任して来たジェームズ・リーズ。
そこで雑用係として働いていた25歳のサラと出会い、恋に落ちる。
彼女もこの聾唖学校の元生徒で、自分の殻に閉じこもり、手話以外のコミュニケーションを拒否していた。
ジェームズはそんなサラを根気強く説得していく。
感想
確かに聾唖の方が一般社会で働く事は難しいですよね。
厳しい現実の中で生活するには、怒りで自分を守るしかなかったサラ。
誰にでも敵意むき出しの彼女は、学校の中でも厄介者扱いされていました。

辛く暗い過去の経験から、読唇術や声を出す事を止めてしまったサラ。
健常者とのコミュニケーションを取りやすくする為、もっと心を開いて欲しいジェームズ。
どちらの思いも理解出来て、とても胸が痛かったです。

あんなにツンツンしていたサラが、恋をして活き活きとした笑顔を見せてくれると、それだけでほっと安心する事が出来ました。
でも、付き合って一緒に暮らしていても、些細な不満が積み重なって喧嘩になってしまいます。
これは健常者でも起こる事ですが、彼らの場合は違う悩みも多かったです。

大好きな音楽を一緒に楽しめなとか、自分の名前を呼んで欲しいとか。
聾唖の人にはどうにも出来ない事なだけに、悩みも深くなっていきます。

この作品でデビューし、当時最年少でアカデミー賞主演女優賞を受賞したマーリー・マトリン。
殻に閉じこもって、怒りに身を任せていた姿から、徐々に心を開き、柔らかい雰囲気になっていく様子が、素晴らしかったと思います。

二人のロマンスも良かったのですが、印象に残ったのは、11年生の父兄会での発表です。
流行りの曲に乗って歌いながらダンスする生徒たち。
本当に活き活きしていて、心から音楽を楽しんでいるのが伝わって来ました。

ただ最後の展開は、あまりにあっさりしていて残念でした。
喧嘩別れし、実家へ戻ったサラが、一般社会で働いてみて、初めてジェームズの言っていた事を実感出来たという事でしょう。
しかし、頑なに会いたくないと言っていた彼女の変化が見られないままだったので、少し違和感を覚えてしまいました。
もう少しその辺りの描写があると良かったと思います。

アカデミー賞主演女優賞受賞作品。
鑑賞日 2023.09.08

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spink.gif 逢びき(1945)   イギリス 白黒
  BRIEF ENCOUNTER  [86分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス/ドラマ
監督 デヴィッド・リーン
出演者 セリア・ジョンソン    (ローラ・ジェッソン)
トレヴァー・ハワード   (アレック・ハーベイ)
シリア・レイモンド    (フレッド・ジェッソン)
スタンリー・ホロウェイ  (アルバート・ゴドビー)
ジョイス・ケアリー    (マートル・バゴット)
エヴァリー・グレッグ   (ドリー)
マーガレット・バートン  (バリル・ウォルターズ)
マジョリー・マーズ    (メアリー・ノートン)
コピー
あらすじ
平凡な主婦のローラは、数週間前、医者のハーベイと目に入ったすすを取ってもらったのをきっかけに仲良くなる。
後日再会した二人は、一緒に食事をし、映画を見に行く。
ハーベイからまた来週も会えないかと誘われ、迷った挙句にOKしてしまうローラ。
お互い結婚しているにも関わらず、逢瀬を重ねて禁断の恋に落ちてしまう。
感想
なるほど〜!!!
上手い見せ方ですね。
最初の何気ないシーンは、二人にとっては大事な時間だったのですね。

二人がどうやって出会い、恋に落ちたのか。
興味津々で入り込んで見ちゃいました。

しかし、近場でデートしてたら、知人に目撃されるのは予想できると思うんですけどね。
恋は盲目。
逢える事だけで頭がいっぱいになっちゃって、周りは目に入らなくなっちゃうんでしょうね。
今度はいつ見つかるのかと、こっちがハラハラしちゃいましたよ。

カフェの女主人が良い味出してましたね。
キツめの性格なんだけど、愛嬌もあって好感が持てました。
この女主人に好意を寄せる駅員の話でも、良い作品が作れそうです。

あと、お茶のシーンがとっても印象的ですね。
ちょっとでも時間があると、5分でもカフェによるんですよね。
それが本当に好きなのね〜とほっこりして癒されます。

最後は落ち着く所に落ち着いたけど、それが邪魔者と思っていたドリーのおかげのような気がして、素直に良かったねとはいきません。
結果オーライだけど・・・ね。
その過程を物思いにふけって出会いから振り返る構成は上手いと思いました。

昔は映画館でパイプオルガンの演奏があったんですね〜!!
しかも、貸本屋と薬局が一緒になってるし。
当時のイギリスの雰囲気に触れる事が出来て面白かったです。
鑑賞日 2005.01.24

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spink.gif 愛より強く(2004)   ドイツ/トルコ  R−18+
  GEGEN DIE WAND  [121分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス/ドラマ
監督 ファティ・アキン
出演者 ビロル・ユーネル       (ジャイト・トムルク)
シベル・ケキリ        (シベル・グネル)
カトリン・シュトリーベック  (マレン)
グヴェン・キラック      (セレフ)
メルテム・クンブル      (ゼルマ)
コピー 泣かないで
君の嘆きが天に届いて
悲しみは去る
あらすじ
愛する妻を失った40歳のジャイトは、人生に絶望して自殺を図るが未遂に終り、一層の苦悩を背負い込む。
若くて美しいトルコ系ドイツ人女性シベルは、保守的なイスラム教徒の家族から逃れたい一心で自殺未遂を図る。
精神科のクリニックに入院したシベルは、家族から自由になるには結婚しか道はないと、クリニックで出会った同じトルコ系ドイツ人のジャイトに偽装結婚を願い出る。
感想
★が難しいけど、別に退屈はしなかったので、★3つにしました。

トルコ人というのが一つの大きなキーワードですね。
これは戒律が厳しいという意味で受け取って良いのでしょうか。
それで身動きが取れない事が嫌で結婚したと。

しかし、イカれたおじさんですね。
妻が死んでこんなイカレ野郎になったんでしょうか。
その一方で可愛い面もあるんです。
シベルが他の男と寝にいったら、部屋で大暴れして、一通りやったら片づけて、彼女のベッドで臭いを嗅ぎながら寝るとか。
いい歳して何やってんの!とツッコミたい人です。

セフレの人柄に惚れそうですね。
トルコ行きのお金までくれるし。
涙が出てきました。
かなりおかしい友人を真剣に心配し、涙にぬれる女の子を陽気な歌で慰める。
マリオなのに良い人です。
彼には幸せになって欲しいですね。

何とも奇妙な関係だけど、お互いがお互いの支えになって、生きる力を得たんですね。
二人にしか分からない絆があるんでしょう。

イスタンブールへ行ってからのシベルの豹変ぶりに驚かされました。
同一人物とは思えません!

シベルはこの作品がスクリーンデビューだそうです。
そうとは思えない貫禄がありました。

合間合間に入る歌が良いアクセントになってましたね。

ベルリン映画祭金熊賞受賞作品。
鑑賞日 2007.08.04

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spink.gif アイランド(2005)   アメリカ
  THE ISLAND  [136分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル SF/アクション/サスペンス
監督 マイケル・ベイ
出演者 ユアン・マクレガー      (リンカーン・6・エコー/トム・リンカーン)
スカーレット・ヨハンソン   (ジョーダン・2・デルタ)
ジャイモン・フンスー     (ローレント)
スティーブ・ブシェミ     (マッコード)
ショーン・ビーン       (メリック)
マイケル・クラーク・ダンカン (スタークウェーター)
コピー 生きのびろ、
地上でもっともピュアな魂。

生命がオーダーメイドされる場所。
あらすじ
2019年。
大気汚染から守られ、管理体制万全の施設で暮らすリンカーン。
その施設の住人にとっての一番の夢は、地上最後の楽園といわれる“アイランド”へ行くこと。
みんな毎日行なわれる抽選会を何よりの楽しみにしていた。
しかし、リンカーンはこの施設や管理されすぎている生活に疑問を覚えていた。
ある日、彼は換気口で絶滅したはずの虫を発見し、外の世界に興味を抱く。
感想
やっと劇場に見に行けました!
かなり長く待ったので、期待も膨らんでいたのですが、それでも大満足の出来でした。
とにかく主役の二人が魅力的なので、すっかりこの世界に入り込んで見てました。

アクションも大迫力でしたね。
特に高速道路でトラックから車輪型の鉄筋がゴロゴロ落ちてくるシーンは、かなり痛そうで車にぶつかる度にびくついてました。

またこの時の必死なユアンが素敵なんですよ〜。
もう頑張れ〜!!って本気で応援してました。(笑)

物語も分かりやすく、単純に楽しめる作品でした。
だってもうCMで8割くらいは内容がわかるでしょ。
それでもこれだけ楽しめたんだから、見せ方が上手くて俳優さんがみんな魅力的だったって事だと思います。
最後はあの後どうなったのかな〜とは思いますが、とりあえずめでたし、めでたしで納得しました。

ユアンの魅力については、↓でたっぷり語りたいと思います。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2005.08.24

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spink.gif アイリス(2001)  イギリス/アメリカ
  Iris  [91分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/実話
監督 リチャード・エアー
出演者 ジュディ・デンチ      (アイリス・マードック)
ジム・ブロードベント    (ジョン・ベイリー)
ケイト・ウィンスレット   (若き日のアイリス・マードック)
ヒュー・ボネヴィル     (若き日のジョン・ベイリー)
ペネロープ・ウィルトン   (ジャネット・ストーン)
ジュリエット・オーブリー  (若き日のジャネット・ストーン)
ティモシー・ウェスト    (モーリス・チョップ)
サミュエル・ウェスト    (若き日のモーリス・チョップ)
エレノア・ブロン      (サマヴィル・カレッジ校長)
コピー 幾千の言葉を失って、私たちはやっと愛に辿り着いた。
あらすじ
哲学者で作家のアイリスは、新作の小説を書きながら昔を思い出していた。
夫ジョンとの出会い、自由奔放に生きた青春時代。
しかし、彼女は段々と物覚えが悪くなり、簡単な単語さえ思い出せなくなってしまった。
そして病院で検査をすると、アルツハイマーだと判明した。
アイリスの病気は進行し悪くなる一方だが、ジョンは彼女を手放そうとはしなかった。
実在の英国の女性作家アイリス・マードックの生涯。
感想
始め夫のジョンは、ジム・ブロードベントが一人二役してるのかと思いました。
それくらい瓜二つです。
いや、違う人だったって事に驚いています。(^_^;)
全然気付かなかった…(情けない)
そんな彼がアカデミー賞助演男優賞受賞だそうで、おめでとうございます。

アイリスは現在をジュディ・デンチが、若い頃をケイト・ウィンスレットが演じていますが、全然似ていないので、始め少しだけ抵抗がありました。
でも慣れて来ると、これが自由奔放で頭脳明晰だった魅力的な彼女の熟れの果ての姿だと思えてきて、痛々しく一層残酷に思えてきます。
「言葉」を自在に操る能力に長けていたアイリスが、命とも言える「言葉」を失ってしまう悲惨さは、簡単な言葉で言い表せません。
その悲壮感を際立たせるジュディ・デンチの演技は素晴らしいですね。
ボケたアイリスが、子供のように無邪気に笑う表情がとても切ないです。
彼女は笑っているにも関わらず、何も感じていないと分かるからです。
目の焦点は定まらず、虚ろで何も見ていない…。
この表情を見るだけで、アルツハイマーの恐ろしさを感じました。

それに対して、若くはちきれんばかりの肉体を披露するケイト・ウィンスレット。
威圧感があります。(笑)
やっぱり少しは痩せた方が良いかも…。(^_^;)
まぁそれは大目に見るとして、表情豊かで目をキラキラと輝かせる魅力的な女性を演じた彼女の演技は良かったです。
皆の注目を集めていたという設定にも頷けるし、男が選り取りみどりだったのも納得です。

アイリスとジョンの二人が言葉にこだわる夫婦なので、字幕を付けるのが大変だったのではないかと思います。
イギリス人のジョークとか、英語特有の美しい言い回しだとか、その国の人にしか分からないものですからね。
でも雰囲気は伝わっていたと思います。

後半は泣けるシーンが多かったですが、自分で泣きながらも冷静に泣かされていると感じました。 なので素直に良い映画とは言い切れません。
実話を基にしているので、本当にあったエピソードかもしれませんが、作り方がちょっとわざとらしいかなと感じました。
でもしっかり泣いてるんですけどね。(^_^;)
ジョンの切なそうな表情を見ると、自然に涙が溢れてくるのでしょうがないです。(笑)

う〜ん、号泣したけどいまいちの作品って珍しいですね〜。
どう捉えたら良いのか迷う所ですが、★は2つという事で落ちつきました。

英国を代表する演技派女優二人の素晴らしい演技と、ジョン役の男優の瓜二つ加減は見る価値あるかも!!(爆)
鑑賞日 2003.06.28

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spink.gif アイリスへの手紙(1990)  アメリカ
  STANLEY AND IRIS  [104分]
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス
監督 マーティン・リット
出演者 ロバート・デ・ニーロ   (スタンリー)
ジェーン・フェンダ    (アイリス)
スウォージ・カーツ    (シャロン)
マーサ・プリンプトン   (ケリー)
ハーリー・クロス     (リチャード)
ジェイミー・シェリダン  (ジョー)
コピー 電話ではなくて 手紙を下さい…
そう言って、アイリスは微笑んだ。
あらすじ
製菓工場で働くアイリスとその工場内にある社員食堂のコック:スタンリー。
ある日、アイリスがバスに乗っていると強盗が鞄を持って逃げてしまった。
たまたまバスに乗り合わせたスタンリーは、彼女と一緒に強盗を追いかけたがまんまと逃げられてしまう。
それから2人は仲良くなったが、スタンリーが文盲を理由にコックの仕事をクビになってしまった。
このままではいけないと思った彼、はアイリスに読み書きを教えてもらう事にする。
感想
今の社会で読み書きができないということは致命傷です。
そんな事考えた事もなかったけど、文字が読み書きできないと言う事はこんなにも辛い事なんですね。
文盲な方でも出来る仕事ってほとんどないですからね。
この映画を見た事で、改めて読み書きできると言う事に感謝しました。

スタンリーは男のプライドが許さないのか、アイリスに読み書きを教えて欲しいと頼む事にかなり躊躇していました。
確かに今更そんな事を頼むのは女の私でもためらうと思います。
頼む人が好きな人だとよけい悩みますよね。
そんな彼の苦悩に歪む表情が悲しくて、胸を締め付けられるようでした。

ロバート・デ・ニーロは一般人の役を演じていても、何かやらかすのではないかと思わせる雰囲気があります。
それだけにドキドキしながら見ていたのですが、今回は結局最後まで普通の人でした。(^_^;)

どうでも良い事なんですが、製菓工場の人達がみんな頭のネットから前髪を出していたのが気になりました。
しかもチョコの中に唾入れちゃったし…。
日本だったら考えられないですよね。
鑑賞日 2003.02.10

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spink.gif アイ,ロボット(2004)   アメリカ
  i,ROBOT  [115分]
管理人評価   ★★★
ジャンル SF/アクション/サスペンス
監督 アレックス・プロヤス
出演者 ウィル・スミス      (デル・スプーナー)
ブリジット・モイナハン  (スーザン・カルヴィン)
ブルース・グリーンウッド (ランス・ロバートソン)
シャイ・マクブライド   (ジョン・バーギン)
アラン・テュディック   (サニー)
ジェームズ・クロムウェル (アルフレッド・ラニング)
シャイア・ラブーフ    (ファーバー)
コピー ルールは破られた、未来は守れるか。
あらすじ
2035年、シカゴ。
街中では家庭用ロボットが普及し、人間の生活に必須なものとなっていた。
ある日、巨大企業USロボティックス社に勤務するロボット工学の第一人者アルフレッド・ラニング博士が謎の死を遂げる。
ロボットを毛嫌いするシカゴ市警のデル・スプーナー刑事は、博士が開発したNS-5型ロボットの“サニー”に疑いの目を向ける。
研究室で暴走したサニーを逮捕するが、USRの社長がすぐに釈放の手続きを取る。
釈然としないスプーナーは、ラニングの家を調べなおすが、またもやロボットに邪魔をされてしまう。
感想
素直に良かったと言えないのは、何故だろう。
スプーナーがあんまり好きになれなかったからかな?
ロボットの説明がややこしくて理解しきれてないからかな?
どちらにしろ、手放しでは褒められないひっかかりがありました。

物語は良かったし、あのウィンクが効いていたのも好きでした。
サニーの表情が細かくて、特に目の演技が見事でしたね。
青い瞳がうるうるしていると、思わず同情してしまいます。

スプーナーの秘密も徐々に明かされていきました。
始めから気にしていたし、悪夢がどんな意味をもっているのか、興味津々です。
いつも追われている彼には、平穏な日なんてないですね。
その繰り返しだったのも、ひっかかりの原因かも。

最後の戦いは入り込んで見る事が出来ました。
360度回転する映像も迫力満点。
NS−5の蜘蛛みたいな動きが不気味で気持ち悪い!
一つでも気味が悪いのに沢山いるから、背筋がぞくぞくしちゃいましたよ。

ロボット三原則は、現実的にきちんと機能するんでしょうか。
遠くない未来の為に、みんなで考える必要がありそうです。
鑑賞日 2005.05.12

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