--REIの映画感想--

全体的にネタばれがありますので、未見の方は注意して下さいませ
評価の★の内容は次の通りです
管理人の独断に基づいておりますのでご了承くださいませ
★★★★★:大好き!何度も観たい作品!
★★★★:好き!強く心に残る作品!
★★★:なかなか良い
★★:まあまあ損はしない
★:いまいちかも・・・
X:二度と観たくない


[ List ]
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[] [] [] [エ] []

spink.gif エア・バディ2(1999)  アメリカ
  AIR BUD:GOLDEN RECEIVER  [90分]
管理人評価   ★★
ジャンル 動物/スポーツ/コメディ
監督 リチャード・マーティン
出演者 ケビン・ゼガース       (ジョシュ・フラム)
シンシア・スティーヴンソン  (ジャッキー・フラム)
グレゴリー・ハリソン     (パトリック・サリヴァン)
アリソン・マクレーン     (アンドリア・フラム)
ロバート・コソタンゾ     (ファネリ監督)
ノーラ・ダーン        (ナターリャ)
ペリー・アンジロッティ    (ポポフ)
コピー 劇場未公開
あらすじ
バスケが得意なゴールデン・レトリバー:バディが帰って来た!
今回はアメフトに挑戦するバディの活躍を描く。
バディの飼い主で中学生のジョシュは、夫と死に別れた母親のジャッキーが再婚相手を探し始めたのが面白くなかった。
彼はその気を紛らわす為、厳しい練習で有名なアメフト部に入部した。
ジャッキーは色々な男性とデートを重ねた後、獣医のパトリックと出会い、良い仲へと発展して行った。
その頃、流行らないサーカスを経営しているロシア人のナタ―リャとポポフは、次の目玉スターになりそうな動物を誘拐してはロシアに持ちかえろうとしていた。
彼らの次の狙いは、なんとアメフトの得意なアイドル犬バディだった!
感想
バディも可愛いし、主役のジョシュ役ケビン・ゼガース君も可愛いし、可愛い物好きには堪らない作品ですね〜。
いっちょまえにプロテクターをつけて、ユニフォームを着たバディなんかは、可愛いの極地です。

それに細かい芸も沢山披露してました。皆と同じアメフトの練習に参加し、きちんと腕立てしたりしました。
ゴールデン・レトリバーならぬゴールデン・レシーバーとは上手い事言ったもんですね〜。
感心してしまいました。(原題の事です)

タッチダウンした後のバディダンスも微笑ましいです。
お腹を見せてうねうねと体を動かす大喜びの表現方法は必見です。

決勝戦での解説を担当したいい加減な解説者のキャラも良いですね。
最後に強烈な人を持ってきて、感動と笑いをバランス良く見せる所は上手いと思います。

ほろっと来るし、笑えるし、色々楽しめる一本です。
「エア・バディ」の時より大きくなったジョシュと、バスケだけでなくアメフトも出来るようになったスーパー犬バディに注目です。
家族皆で楽しめる作品だと思いますよ。

ディズニー作品。
鑑賞日 2003.09.02

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spink.gif エアフォース・ワン(1997)   アメリカ
  AIR FORCE ONE  [124分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/サスペンス
監督 ウォルフガング・ペーターゼン
出演者 ハリソン・フォード     (ジェームズ・マーシャル)
ゲイリー・オールドマン   (イワン・コルシュノフ)
グレン・クローズ      (キャサリン・ベネット)
ウェンディ・クルーソン   (グレース・マーシャル)
リーセル・マシューズ    (アリス・マーシャル)
サンダー・バークレイ    (ギブス)
ウィリアム・H・メイシー  (マシューズ)
ユルゲン・プロホニフ    (ラデク)
ディーン・ストックウェル  (ウォルター・ディーン)
フィリップ・ベイカー・ホール    (アンドリュー・ワード)
コピー 合衆国大統領 ハリソン・フォード
大統領専用機<エアフォース・ワン>
それは、最新のテクノロジーと
最高権力の象徴のはずだった…。
あらすじ
3週間前、モスクワのカザフスタン大使館にいたラディク将軍が逮捕された。
米国大統領マーシャルはこれを公の場で批判、マスコミは騒然とし、側近達をも慌てさせた。
そんな騒動の後、大統領専用機<エアフォース・ワン>がロシアのテロリストたちによってハイジャックされた。
機の中で銃撃戦が行われる中、マーシャルだけは特別緊急用のポッドで脱出した。
しかし、実はマーシャルは機に留まっており、姿は見せずに家族と仲間たちの救出を試みる。
感想
あまりにもカッコ付け過ぎているので、好きになれませんでした。
あれだけ情報を管理しているアメリカが、マスコミにリアルタイムの無線のやり取りを聞かせているのも腑に落ちないです。
あまりにもハリソン・フォードを英雄に描きすぎたのではないでしょうか。

衛星電話が電池切れになった時、配線を適当に繋いでガソリン排出に成功ってのは出来過ぎでしょ。
見てて「あ〜、また出た。ご都合主義…」と引いてしまった。
それでまた理由が「国旗の色は切れない」でしょ。
勝手にどうぞ〜!!って思っちゃいました。

大統領がこんなに動けるんだから、アメリカは強いはずだよ!
果たしてこれがブッシュに出来るのかって聞きたい所だけど、それは止めておきましょ。
そうそう、プーチンなら出来るよ!
なんてったって元KGBだからね。

しかし、エアフォース・ワンって外からの攻撃には強いけど、内側からの攻撃には激弱でした。
コックピットの扉が弱かったのが命取りですよ。

期待のゲイリー・オールドマンも意外にあっさりでビックリ!
準主役だと思ってたのに、扱いがひどくないですか??

アメリカ万歳映画は、度が過ぎると嫌味に感じます。
これはその典型でした。
TV放送で何回もやってるから、世間一般的には人気があるんでしょうね。
私はダメだったな〜。
残念だわ!
鑑賞日 2003.12.15

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spink.gif 永遠と一日(1998)  ギリシャ/イタリア/フランス
MIA AIWNIOTHTA KAI MIA MERA  [134分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/シリアス
監督 テオ・アンゲロプロス
出演者 ブルーノ・ガンツ         (アレクサンドレ)
アキレアス・スケヴィス      (少年)
イザベル・ルノー         (アンナ)
ファブリチオ・ベンティヴァリオ  (ソロモス)
コピー 真夜中、少年を乗せた大きな船は旅立っていった
明日ってなんだ、いつか君は教えてくれた、
明日の時の長さは?
懐かしい母の呼び声が聞こえる……
答えが声だけで返ってくる。永遠と一日。と……
あらすじ
北ギリシャの港町・テサロニキ。
作家のアレクサンドレは、重病を患い余命幾ばくもない体だった。
明日病院に行くと決め、犬の世話を頼もうと娘カテリーナの所へ行く。
しかし、夫が動物嫌いだからと断られ、思い出の海辺の家も売ったと聞かされた。
その帰りアレクサンドレは、前に一度助けたアルバニア難民の少年が車で連れ去られる所を目撃し、後を追い彼を助けに行く。
感想
う〜ん、難しい…。
私には難しかったです。
かなりぼんやりと言いたい事は伝わってくるけど、はっきり理解できた!とは言えません。
正直何のこっちゃ分かりませんでした。
そのせいか途中ぐっすりと眠れました。(汗)

しかし、先の長くない老人と難民の少年の交流は切なくも微笑ましく、台詞一つ一つが詩のようで綺麗でした。
台詞が少ない分、余計にその良さが引き立ちます。
でも哲学的で小難しいので理解するのは大変です。
ここら辺も熟睡ポイントかな。(笑)

時々アレクサンドレの思い出や想像イメージが入ります。
妻アンナの手紙、19世紀の詩人ソロモスが新しい言葉を買うエピソード、海辺の家の思い出など。
これは死ぬ前に見る人生の走馬灯的役割なのでしょう。

彼が崖の上から船に手を振っていたシーンが印象的でした。
子供の頃話していた古代都市を甦らす方法ですよね。
最初は何してるんだろうと思いましたが、ふと最初のシーンを思い出して納得しました。
こういう気持ちは忘れたくないですね。

あと忘れられないのが、アルバニアとの国境のフェンスにしがみ付いていた人影です。
一瞬死体かと思ってぞっとしましたが、良く見ると影の一つが動いていたのでほっとしました。
それにしても寒くて冷たい映像で、背筋が凍る思いでした。
逃げて正解ですね。

ギリシャの結婚式は面白いですね〜。
皆が各自椅子を持って、踊る新郎新婦の後を付いていくんです。
ふわふわ歩くような独特の踊りを踊る花嫁さんは、オルゴールの人形みたいでした。
3cmくらい宙に浮いてる感じがします。
これが一般的なのかは知りませんが、どこにでもそれぞれの風習があって面白いですね。

最後のバスのシーンも現実なのか幻想なのか、どちらとも取れる映像でした。
突然演奏を始める音楽隊や詩人ソロモス、黄色い合羽を来た3人のサイクラーも気になります。

「明日の時の長さは?」
「永遠と一日」
この台詞素敵ですよね〜。

良く分からなかったけど、印象的なシーンが多くて、いつまでも忘れられない作品になると思います。

カンヌ映画祭パルム・ドール受賞作品。
鑑賞日 2003.07.15

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spink.gif 永遠の0(2013)   日本     [144分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/戦争
監督 山崎貴
出演者 岡田准一  (宮部久蔵)
三浦春馬  (佐伯健太郎)
井上真央  (松乃)
濱田岳   (井崎)
新井浩文  (景浦)
染谷将太  (大石)
三浦貴大  (武田)
上田竜也  (小山)
駿河太郎  (海兵隊員)
矢柴俊博
吹石一恵  (佐伯慶子)
風吹ジュン (清子)
田中泯   (景浦(現代)
山本學   (武田(現代)
平幹二朗  (長谷川(現代)
橋爪功   (井崎(現代)
夏八木勲  (大石賢一郎)
コピー この空に願う、未来――壮大な愛の物語。
あらすじ
司法試験に落ちて進路に迷う青年、佐伯健太郎。
ある日、今の祖父とは血のつながりがなく、血縁上の祖父が別にいることを知る。
その実の祖父の名は、宮部久蔵。
太平洋戦争で零戦パイロットとして戦い、終戦直前に特攻出撃により戦死していた。
そこで宮部について調べ始めてみると、かつての戦友はみな口を揃えて宮部を臆病者と非難する。
感想
やっぱり戦争映画は悲しいです。
特に特攻隊員たちのお話は、悲劇でしかありません。
そんな隊員の生き様を、色々な人から聞き取り、本当の姿を浮かび上がらせていくというお話でした。

みんなから臆病者と言われても、死ぬのを嫌がった宮部。
故郷に残した妻と娘の為に絶対に生きて帰ると心に誓っていたのです。
しかし、そんな宮部が最期は特攻に志願して戦死。
果たして彼に何があったのか。

宮部の孫である健太郎が、祖父と関わりのあった人たちから彼の話を聞き、彼がどういう人物であったかを知っていきます。
妻と娘を心から愛していた事、生きて帰る為に無駄な戦闘はしなかった事、部下たちにも生き抜く努力をしろと教えていた事。
あの時代にそんな信念を持てる強い人だったと知れて良かったですね。
評判が悪かっただけに嬉しかった事でしょう。

そして、今の祖父の存在が重要でした。
彼こそ家族の未来を託された人物だったのです。
これは素直に驚きました。
でも、彼に託すくらいなら自分が帰れば良いのに・・・とも思いましたね。
しかし、もうその時には宮部は自ら特攻に志願する程、追い詰められていたのです。

人伝に聞いた話で進められるお話なので、宮部がそこまで追い詰められた理由があまり描かれていなかった為、少々消化不良と感じてしまいました。
そこが話の核だと思って見ていたので、そこを軽く流されてしまうと、お話自体を素直に受け入れる事が出来ません。
教え子たちを無駄死にさせている事は、自分が生きて帰る信念を捨てさせる程の苦しみだったのです。

同じようなお話だと「ホタル(2001)」の方が良かったです。
戦後はこういうお話が多かったんでしょうね。
未来の為に戦って散っていった人たちの思いをしっかりと受け継ぎ、今後絶対に戦争を起こしてはならないと伝えていく事が大事だと再確認出来ました。

百田尚樹小説原作作品。
鑑賞日 2022.06.04

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spink.gif 永遠のマリア・カラス(2002)   イギリス/フランス/イタリア/スペイン/ルーマニア
  CALLAS FOREVER  [108分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/音楽
監督 フランコ・ゼフィレッリ
出演者 ファニー・アルダン    (マリア・カラス)
ジェレミー・アイアンズ  (ラリー・ケリー)
ジョーン・プロウライト  (サラ・ケリー)
ジェイ・ロダン      (マイケル)
ガブリエル・ガルコ    (マルコ)
マニュエル・デ・バラス  (エステバン・ゴメス)
ジャスティノ・ディアス  (スカルピア)
ジェーン・ダルリック   (ジェラルド)
アンナ・レリオ      (ブルーナ)
コピー 神よ、
もういちど
声をください。
あらすじ
1977年。
音楽プロデューサーのラリーは、パンクバンドのコンサートでパリにやって来た。
古くからの友人であるオペラ歌手マリア・カラスの復活コンサートを考えていた彼は、パリに住む彼女に会いに行く。
しかし、彼女は日本公演での失敗に懲りて歌いたがらない。
彼女の友人サラから、荒れた生活を送る彼女を助けて欲しいと言われ、もう一度歌わせるための作戦を練ることに。
ラリーは日本公演の映像に、絶頂期の美しい声をかぶせるという案を思いつく。
感想
マリア・カラスの名前だけは知っていましたが、その歌声や偉大さは全然知りませんでした。
どんな人生を歩んだ人物なのだろう?という興味から見始めたのですが…、その期待には答えてくれませんでした。

蓋を開けて見ると、彼女の人生はちょこちょこ顔を出すものの、年老いて現役を引退しかかっている彼女が全面に出ているので、真の意味での彼女を知ることは出来ません。
確実な真実といえば、大富豪オナシスの妻だったことくらいでしょ。
今でも未練たらたらで夫を横取りしたジャクリーン・ケネディを恨めしく思っているとか、日本公演で大失敗したとかは、たぶん憶測や想像なのでしょう。
伝記だと思って見ていたので、最後に"これは空想です"って書いてあったのがすごくショックでした。
だって、空想でこういう描き方をしたら、マリアの良さなんて全然伝わってこないじゃないですか。
それとも、監督はマリアと仲悪かったのかな?

これを見る限り、マリアって人は、昔の栄光にしがみついて、妄想に取り付かれ、老いて行った可哀相な人。
周りが助けようとしても、最後はわがままで全てを台無しにしてしまうなんて印象悪過ぎるでしょ。
ここは彼女が立ち直った事を表わしているのかもしれないけど、素直に「良かったね」とは思えません。

個人的にラリーの考えたアイデアはすごく良いと思いました。
マリアの絶頂期の美声を、今の映像にかぶせるってやつ。
私みたいに当時を知らない人達にアピールできるし、企画としても面白いでしょ。
でも、本人的には納得いかないものみたいです。

そんなマリアも最初はノリノリで頑張っていました。
是非とも「カルメン」の完全版を見てみたいですね。
有名な曲が沢山あって、とても親しみが沸きます。
あの曲もあの曲も「カルメン」の曲だったんだと知りました。

この作品はマリア・カラス生誕80年を記念して作られたようです。
それなのに何故なの?
どういう意図で作られたのか、すごく疑問です。
鑑賞日 2006.01.10

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spink.gif 永遠のプリンセス・ダイアナ/愛に散った白いバラ(1998)  アメリカ
  DIANA:A TRIBUTE TO THE PEOPLE'S PRINCESS  [TVM]  [100分]
管理人評価   
ジャンル 伝記
監督 ガブリエル・ボーモント
出演者 エミリー・クレア・セコム  (ダイアナ)
ジョージ・ジャコス     (ドティ)
フレディ・セイヤーズ    (ウィリアム)
ロリー・ジェニングス    (ハリー)
アンソニー・バレンタイン  (リード)
リサ・エイクホーン     (レイチェル)
コピー TVM
あらすじ
1996年、イギリスの皇太子チャールズと離婚したダイアナ元皇太子妃。
彼女は子供達と時々会いながら、地雷廃止を訴える慈善事業の為に世界中を飛びまわっていた。
皇太子との離婚後、細かく彼女の行動をチェックするマスコミは、どこへでも付いてきて所構わず写真を撮り続けた。
そんなパパラッチの行動に心を痛めつつも、彼女は気丈な態度で彼らに接していた。
夏休みに子供達と一緒にアラブの富豪ドティの別荘に行った時も、パパラッチは容赦なく邪魔をしてきた。
その過熱ぶりにダイアナは、恐怖を感じるようになる。
感想
TVMだけあって、かなり安っぽい作りで、全然面白くありませんでした。
しかし、有名なダイアナ妃の伝記という事で、そこの興味だけで見てみました。
でも、それだけじゃあダメみたいですね…。

ダイアナ妃役のエミリー・クレア・セコムがかなり本人に似ていました。
それに息子のウィリアム役のフレディ・セイヤーズも次期皇太子にそっくりでした。
そうなるように選んだのだとは思うのですが、それにしてもそっくりでした。

彼女を死に追い込んだと言われるパパラッチの過熱報道ぶりが、かなりリアルに描かれていました。
これを見るだけで、彼女がどんな状況だったか体験する事が出来ます。
普通の人がこんな状況にいたら、平常心を保つのは無理でしょうね。
彼女の苦労が手に取るように分かりました。
かなり悲惨で残酷な生活を見ているだけで、頭痛がしてきます。

イギリスってここまでプライバシーが守られないものなんですね〜。
本当にどこにいても追いかけて来て、休める所は家の中だけですよ!
これじゃどこにもいけません。
人権問題うんぬんだけではすまない扱いでした。
これじゃ生きるのが辛いでしょうね。

ダイアナ妃のあまりに悲惨な人生。
とりあえず彼女の辛さは分かりました。
でもかなりお粗末で、全然楽しめません。

ダイアナ妃のご冥福をお祈り致します。
鑑賞日 2003.08.31

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spink.gif 英国王のスピーチ(2010)   イギリス/オーストラリア
  THE KING'S SPEECH  [118分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/伝記
監督 トム・フーパー
出演者 コリン・ファース      (ジョージ6世)
ジェフリー・ラッシュ    (ライオネル・ローグ)
ヘレナ・ボナム・カーター  (エリザベス)
ガイ・ピアース       (エドワード8世)
ティモシー・スポール    (ウィンストン・チャーチル)
デレク・ジャコビ      (大司教コスモ・ラング)
ジェニファー・イーリー   (ローグ夫人)
マイケル・ガンボン     (ジョージ5世)
コピー 英国史上、
もっとも内気な王。
あらすじ
英国王ジョージ5世の次男ジョージ6世は、幼い頃から吃音というコンプレックスを抱え、人前に出ることを極端に恐れる内向的な性格となり、成人してからも自分を否定し続ける人生を送っていた。
吃音を克服すべく、何人もの言語聴覚士の治療を受けるものの一向に改善の兆しは見られない。
そんな夫を心配する妻エリザベスが最後に頼ったのは、スピーチ矯正の専門家というオーストラリア人のライオネル・ローグ。
彼は王子に対しても遠慮のない物言いで、次々と風変わりな治療法を実践していく。
感想
アカデミー賞特集という事で、こちらの作品も見てみました。
地味と言えば地味だけど、質の良い良作で間違いないです!

何といってもジョージ6世を演じたコリン・ファースが素晴らしい。
こういう障害って程度が難しいと思うんですよ。
やり過ぎるとわざとらしいし、さりげなさ過ぎると下手に見えるし。
彼のどもりは絶妙で、どんどん引き込まれていきました。

また、ローグとの掛け合いも良かったですね。
緊張感もありつつ、少しずつ近づいていく過程は、見応えがありました。

お城で育った王子と一般家庭のオーストラリア人では、共通点が少なすぎますからね。
心を開くのに時間がかかるのは仕方がありません。
しかし、ローグの詩の朗読録音作戦は功を奏し、無事治療にこぎつける事が出来ました。
このローグの吃音治療は、どれくらい本当なのでしょうか??
調べてみたいですね。

心優しい妃を演じたヘレナ・ボナム・カーター。
気弱な夫を支える強く頼もしい妻ですが、心から夫を愛し、尊敬しているのが伝わってきて、本当にお似合いの夫婦だと感じました。
それに比べて、人妻ばかり追いかける兄エドワード8世を演じたガイ・ピアース。
見た目が若い彼が兄だと思えなくて苦労しました。
まあ、自由に生きる兄と、苦労が耐えない弟で、キャスティング的にはぴったりなんですけどね。

最後の国民へ向けたスピーチは、それまでの努力が見事に実った素晴らしいもので感動しました。
始めこそローグに頼ってのスタートでしたが、徐々に波に乗り、最後は堂々と自分の言葉で語りかけていましたね。
終った後の自信に満ちた表情が、誇らしく清々しくて微笑ましかったです。

王と言えども一人の人間。
怖いし、辛いし、寂しいものです。
それを少しでも感じる事が出来て、より王室への関心が増しました。

やっぱりアカデミー賞受賞作ですね!
最近の受賞作は、あまり見ていなかったので、これを期に沢山見てみようと思います。
鑑賞日 2017.02.27

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spink.gif エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事(1993)  アメリカ
  The Age Of Innocence  [138分]
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス/ドラマ
監督 マーティン・スコセッシ
出演者 ダニエル・デイ=ルイス     (ニューランド・アーチャー)
ミシェル・ファイファー     (エレン・オレンスカ)
ウィノナ・ライダー       (メイ・ウェランド)
ジェラルディン・チャップリン  (ウェランド夫人)
リチャード・E・グラント    (ラリー・レファツ)
メアリー・ベス・ハート     (ミンゴット老婦人)
ジョナサン・プライス      (リビエール)
ジョアン・ウッドワード     (ナレーション)
コピー この恋の本当の結末は、あなたの心の中にある。
あらすじ
1870年代、NY。
若き弁護士ニューランド・アーチャーは、NY社交界の大物ミンゴット老婦人の孫メイ・ウェランドと婚約した。
しかし彼は、結婚に失敗し夫から逃れてヨーロッパから帰国したメイの従姉エレン・オレンスカ伯爵夫人に惹かれ始める。
彼女は社交界の人々から冷ややかな目で見られており、それに同情したニューランドは、密かに彼女をかばい手助けをする。
しだいに彼女へと傾く想いを押さえ切れなくなったニューランドは、メイとの結婚を早め自分を納得させようとする。
感想
花びらが開く連続のオープニングがとても印象的でした。
でも、どういう意味なのか分かってないので、書いても意味ないんですけど、インパクトが強かったので書いちゃいました。
てへへ(^_^;)

当時の上流階級の人々の生活や習慣を細かく説明してくれるナレーション付きで、小説を読んでいる感覚に近かったですね。
その説明が難しい漢字の連続で長いため、読むのに一生懸命になり目が疲れました。
頭の中を文字がグルグルと回っている感じがします。
いや〜、我ながら情けないですね、はい。(-_-;)

あとテーブルに並ぶ豪華な食事が目を引きます。
綺麗に取り分けられた料理は、ある種の芸術作品ですね。
味だけではなく、見た目にもとことんこだわりを感じます。
って味がわかんないから見た目にこだわったのか…。
とりあえず、空腹時に見るとよだれが出ちゃうと思いますよ。

許されない恋に身を焦がす男女の切ない愛を描いた作品でした。
ダイエル・デイ=ルイスの本当の愛に突き進めない悩める青年が美しかったです。
ミシェル・ファイファーも綺麗なんですけど、彼女の役回りが微妙な気がして共感出来ませんでした。
彼女は好きな女優さんなのに、今回はあまり魅力を感じません。
これは好みの問題だと思いますけど、私はメイよりの目線で見てしまいました。

そのメイ役ウィノナ・ライダーの純朴な少女から大人の女性への変身は見事でした。
最初の世間知らずのお嬢様だった初々しい表情がとても印象に残っています。
それだけに結婚して急に成長した姿にはちょっと驚きました。
女性って守るものがあると強くなるんでしょうね。
夫が浮気していると知っていても、それを黙って見守り、誰も傷付けない方法で家庭を守ろうとしたんですよね。
この彼女の心意気には感動してしまいました。

メインは主人公二人の忍ぶ恋なんでしょうが、どうしてもメイよりの感情を抱いてしまい、二人の関係を素直に受け入れられませんでした。
映画の見方がちょっとずれてたかも…。
でも大好きな綺麗で華やかなドレスが堪能できたので、個人的にはきっちり楽しめました。

いきなり日本の浮き絵が出てきたのには驚きましたね。
NYの人々にも人気があったのかな〜。
結構嬉しかったです。
鑑賞日 2003.10.03

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spink.gif エイプリルの七面鳥(2003)   アメリカ
  PIECES OF APRIL  [80分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 ピーター・ヘッジズ
出演者 ケイティ・ホームズ      (エイプリル・バーンズ)
パトリシア・クラークソン   (ジョーイ・バーンズ)
オリバー・プラット      (ジム・バーンズ)
デレク・ルーク        (ボビー)
アリソン・ピル        (ベス・バーンズ)
アリス・ドラモンド      (ドッティ)
ジョン・ギャラガー・Jr   (ティミー・バーンズ)
ショーン・ヘイズ       (ウェイン)
リリアス・ホワイト      (イベット)
イザイア・ウィットロック・Jr(ユージーン)
コピー 初めての料理は
ママのために作る
最後のディナー
あらすじ
サンクス・ギビングのニューヨーク。
アパートで恋人ボビーと暮らすエイプリルは、いつもの感謝祭とは違う特別な日を迎えようとしている。
自由奔放な彼女は、典型的な中流家庭である家族を嫌い、中でも母ジョーイとは何かと衝突、やがて家を飛び出し現在に至っていた。
だがある日、ジョーイが癌で余命わずかと知ったエイプリル。
そこで彼女は、郊外に住み、もう何年も会ってない家族全員をディナーに招待して、母の好物である七面鳥のローストを振る舞おうと決意する。
感想
最後がすごく良かったです。
思わず泣きそうになりました。
こういうのがあると良い映画見たなぁって、心地よい余韻を味わえますね。

嫌がりながらもNYへと向かう一家、七面鳥を作るために四苦八苦するエイプリル、家族を迎える為におめかしするボビー。
この3組がかわるがわる描かれています。

エイプリルはすごい悪い子って言っていたけど、これを見る限りでは、そこまで悪くは見えません。
髪が赤くて首にタトゥーがあるので、見た目は派手だけど、中身は良い子です。
不器用なエイプリルが作る料理、結構美味しそうに見えました。
2Bの夫妻の手助けがなかったら、もっとひどい事になってたな。

ボビーも良い人だったね。
エイプリルの家族の為に色々揃えてみたり、ドアにウェルカムって張り紙したり。
そんな苦労も結局怖がられて可哀想でした。(汗)

あと、おばあちゃんのキャラも良かったです。
意識があるのかどうかも不安な表情ながら、
「娘は優しい子だ。そうじゃない人は知らない。」
とか、気の利いた事を言ったりする重要な役割でした。

いくら喧嘩してたって親子なら分かり合えると信じたい。
憎しみや怒りは長く続かないと思うな。
エイプリルも少し成長したんだよね。

80分と短い作品だけど、ぎゅっと中身が詰まった濃い内容です。
これくらいが丁度良いな。
鑑賞日 2005.08.27

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spink.gif エイプリルフールズ(2015)   日本     [118分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル コメディ/サスペンス/群像劇
監督 石川淳一
出演者 戸田恵梨香       (新田あゆみ)
松坂桃李        (牧野亘)
ユースケ・サンタマリア (接客係)
小澤征悦        (オーナーシェフ)
菜々緒         (麗子)
戸次重幸        (ある夫)
宍戸美和公       (ある妻)
大和田伸也       (髭の紳士)
寺島進         (宇田川勇司)
高橋努         (舎弟)
浜辺美波        (江藤理香)
山口紗弥加       (江藤絵里子)
千葉真一        (暴力団幹部)
高嶋政伸        (小野刑事)
りりイ         (老婆)
岡田将生        (救急隊員の男)
生瀬勝久        (大島達宏)
小池栄子        (パンクの女)
千葉雅子        (安田好恵)
窪田正孝        (松田)
矢野聖人        (梅田)
浦上晟周        (野沢遥人)
古田新太        (ハンバーガー店マスター)
木南晴夏        (アルバイト女子)
滝藤賢一        (運転手)
富司純子        (櫻小路文子)
里見浩太朗       (櫻小路佑麻呂)
コピー 7つの嘘が奇跡を起こす!
あらすじ
対人恐怖症の清掃員:新田あゆみは、一夜限りの相手である天才外科医の牧野亘に電話で妊娠の事実を告げる。
ところが牧野はエイプリルフールの冗談だと思い込んで取り合ってくれない。
埒があかないと、牧野のもとへと向かうあゆみ。
当の牧野は、美人キャビンアテンダントとイタリアンレストランで暢気にランチデート。
責任感が強すぎる接客係とホラ吹きなオーナーシェフは、この後に起こる大事件を予期できるわけもなく、いつものようにテキパキと業務をこなしていた。
そこへ、切羽詰ったあゆみが現われ、鞄にあった拳銃を使って牧野に認知を迫る。
感想
大好きな群像劇という事で、前から見たいと思っていた作品です。
その期待通り、面白い作品でした。

一番好きだったのは、チンピラに連れまわされる小学生のお話。
本当にバカだというチンピラの行動が、後から泣けてきました。
タクシー運転手の父親が駆け付けたところで、さらに号泣。
完全に入り込んで見てしまっていました。

あと、少しの出番だったのに、強烈な印象を残した親友同士の松田と梅田。
まさかの展開にドキドキが止まりません!!

一番大きなエピソードだった妊婦のお話も、面白かったです。
まさか、タオルをそっちのごまかしに使っていたとはね。
これには完全に騙されました。(笑)
大嘘つきの牧野だけど、これからは家族3人、幸せになってくれる事を祈ります。

群像劇の醍醐味、伏線回収も細かく張り巡らされていて楽しめました。
みんなどこかで繋がっているんですね。
まさか成功するとは!!
ドラマチックな終わり方に驚かされました。

私のツボに合っていたので、どのお話も楽しめました。
やっぱり群像劇は面白いなぁ。
鑑賞日 2018.03.28

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spink.gif 英雄の条件(2000)  アメリカ
  Rules of Engagement  [130分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス/ドラマ
監督 ウィリアム・フリードキン
出演者 トミー・リー・ジョーンズ   (ヘイズ・ホッジス大佐)
サミュエル・L・ジャクソン  (テリー・チルダース大佐)
ベン・キングズレー      (モレイン大使)
ブルース・グリーンウッド   (ウィリアム・ソーカル)
アン・アーチャー       (モレイン夫人)
ガイ・ピアース        (マーク・ビッグス少佐)
フィリップ・ベイカー・ホール     (H・ローレンス・ホッジス大佐)
コピー 殺人者か、英雄か?
あらすじ
1968年、ベトナム、カールー。
敵の奇襲攻撃に遭い、重傷を負った海兵隊員のホッジスは、帰国後第一線から離れ、軍の弁護士として働いた。
それから28年後、ホッジスは2週間後に退役する事になった。
その頃、中東イエメンのアメリカ大使館で、大規模なデモが発生。
その知らせを受けたアメリカ政府は、優秀な海兵隊のチルダース大佐に、大使とその家族の救出を命じた。
現場へ到着した大佐は大使たちを無事救出するが、暴徒と化した民衆が銃で攻撃し始めたため、一般市民に向けて銃撃するように命令した。
その結果、女性や子供を含む83人の民間人が死に、その責任を問われた大佐は軍法会議にかけられる。
不利な状況のチルダース大佐は、唯一頼れるベトナム戦争時以来の友人ホッジスに弁護を頼む。
感想
前見た時はもっとドキドキしたと思うのですが、今回はすごくあっさり終わったという印象です。
しかし、後から昔のメモを見てみると前の時も「もう少し盛り上がりがあると良かった…」と書いてありました。(^_^;)

法廷ものは不利な状況を段々と覆していくのが面白いですよね。
この作品にはこれと言った謎はないのですが、ホッジスが少ない証拠を頼りに、じりじりと検事や証人を追い込んでいく所がカッコ良かったです。

ガイ・ピアースが演じた若い検事も頑張って健闘していましたが、トミー・リー・ジョーンズの渋さにはかないません。
ホッジスの最終弁論は迫力があって素晴らしかったです。
これを聞いた軍の人たちの表情が、何かを確信したように見えたのは私だけでしょうか。
それが最終的な判決にも繋がったんだと思います。

最初のベトナム戦争の時のエピソードとイエメンでの銃撃戦は、思いっきりリアルに描かれていて激しいのですが、その後の法廷が静かに淡々と描かれるので盛り上がりがないと感じてしまうのでしょうね。あえてドラマティックにならないように、より現実的に描いた作品だと思います。

それはそれで良いと思いますが、個人的にはもう少しハラハラドキドキの展開も欲しかったな〜と感じました。

印象的なのは親父同士の激しい殴り合いです。
お互い軍人だから殴り合いも半端ではありません。
男同士の友情って、やっぱり殴り合いの喧嘩が必要なんですね。
いくつになっても変わらないんだな〜と、しみじみ考えてしまいました。

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spink.gif 影裏(2020)   日本     [134分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/ミステリー
監督 大友啓史
出演者 綾野剛   (今野秋一)
松田龍平  (日浅典博)
筒井真理子 (西山)
中村倫也  (副島和哉)
平埜生成  (清人)
國村隼   (日浅征吾)
永島暎子  (鈴村早苗)
安田顕   (日浅馨)
コピー 突然消えた親友。

哀しみも、過ちも、
失って初めて知る本当の姿。
彼の“真実”は、何を照らすのか?
あらすじ
岩手県の盛岡に転勤してきた30歳の独身男・今野秋一。
慣れない土地で心細さを感じていた彼は、同い年の同僚・日浅典博と言葉を交わすようになる。
やがて一緒に渓流釣りに行くなど交流を重ね、いつしかすっかり心を許すまでの存在に。
ところが日浅は何も言わぬままいきなり会社を辞め、姿を消してしまう。
日浅と音信不通となり、大きな喪失感を抱えて日々を過ごす。
感想
何とも切ないお話です。
男性同士だとあれこれ理由を聞かないものなんでしょうか。
私だったら疑問に思ったらすぐに聞いてしまうので、何故仕事を辞める時言ってくれなかったのかとか、突然抱きついた事をどう思ったのかとか、問い詰めていると思います。
そういうのをわざわざ聞かない人だから友人でいれたのかな。

震災で沿岸部に仕事で行っていた為行方不明になった親友。
いなくなって初めて知る彼の行動。
自分には見せていなかった姿。
自分が見ていたのは表面だけだったのか・・・。

大事な人であるほど相手の事を知りたいと思うものですが、お互い良い所だけ見せたがるものですよね。
日浅も今野には弱くてカッコ悪い部分は隠していたのです。
お互いにお互いの事を大切に思っていたのは間違いないでしょう。

二人で過ごした時間が楽しかった分、いなくなった後は喪失感で気分が落ちました。
また彼の知らなかった顔を知って複雑な気持ちです。
そういう人だったのか・・・と。

暗い雰囲気の中でも二人の友情を育むシーンは微笑ましかったです。
これが彼の一部分だったとしても、それは間違いなく彼の一部なのですから。

いやに今野のパンツ姿が多かったのが気になりました。

小説原作作品。
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鑑賞日 2021.10.10

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spink.gif エイリアンVS. プレデター(2004)   アメリカ
  ALIEN VS. PREDATOR  [100分]
管理人評価   ★★
ジャンル SF/ホラー/アクション
監督 ポール・W・S・アンダーソン
出演者 サナ・レイサン     (アレクサ・ウッズ)レックス
ラウル・ボヴァ     (セバスチャン・デ・ローサ)
ランス・ヘンリクセン  (チャールズ・ビショップ・ウェイランド)
ユエン・ブレムナー   (グレーム・ミラー)
コリン・サーモン    (マックス・スタッフォード)
トミー・フラナガン   (ヴァーヘイデン)
カーステン・ノルガード (クイン)
サム・トルートン    (トーマス)
ジョセフ・ライ     (コナーズ)
アガト・ドゥ・ラ・ブライユ  (アデル・ルソー)
コピー ――どちらが勝っても…人類に未来はない。
あらすじ
2004年。
ある日、南極大陸に熱反応を確認したウェイランド社。
社長のチャールズは、各所から専門家を集めて、南極へと向かった。
問題の現場では、地上から800m下にピラミッドにも似た建物が確認された。
一行は1904年に従業員が忽然と消えたという捕鯨基地から、謎の建物を目指す。
感想
思ったより笑えるところが多くて意外でした。
しかし、やっぱり苦手ですね。
ドロドロネチャネチャの気持ち悪い卵がずらっと並んだシーンは、悪寒が走りましたよ。

あと、エイリアンのチュルチュルした動きもヤバイ!
背中がゾクゾクしました。(汗)

私、「エイリアン」も「プレデター」も見た事ないんです。
でも、話は分かるし、これだけで完結している作品だから、それなりに楽しめました。
シリーズと繋がっている所も、もちろんあるんでしょうね。
そういう所は全然分からなかったです。

へんてこりんな事を真面目にやっているだけに、ツッコミ所は多いです。
プレデターがウェイランドの内臓を見通して「病人は殺らない主義」とでもいうように助ける場面とか、面白いよね。(笑)
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鑑賞日 2005.09.14

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spink.gif ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007)   日本     [98分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/SF/アクション
監督 総監督:庵野秀明
摩砂雪
鶴巻和哉
出演者 <声の出演>
緒方恵美   (碇シンジ)
三石琴乃   (葛城ミサト)
山口由里子  (赤木リツコ)
林原めぐみ  (綾波レイ)
立木文彦   (碇ゲンドウ)
清川元夢   (冬月コウゾウ)
結城比呂   (日向マコト)
長沢美樹   (伊吹マヤ)
子安武人   (青葉シゲル)
麦人     (キール・ローレンツ)
関智一    (鈴原トウジ)
岩永哲哉   (相田ケンスケ)
岩男潤子   (洞木ヒカリ)
石田彰    (渚カヲル)
コピー
あらすじ
内向的な14歳の少年:碇シンジは、父ゲンドウと3年ぶりの再会を果たす。
彼はそこで、ゲンドウから極秘裏に開発された巨大な人型兵器“人造人間エヴァンゲリオン初号機”を見せられ、謎の敵“使徒”との戦いを強要される。
最初は反発するものの、女性パイロット綾波レイの重傷を目のあたりにして、ついに自ら出撃を決意する。
そして、何の訓練も受けないまま初号機に乗り込み、いきなり使徒と対峙するのだった。
感想
元々あるアニメを“REBUILD(再構築)”という形で劇場版にした作品です。
総集編だと思って見始めたけど、見せる角度が全然違って、とても楽しめました。

時代が変われば電話も携帯からスマホに変わるし、テレビもブラウン管から液晶に変わりますからね。
出来る技術が増えれば使いたくなるのは当たり前です。

あの当時でもすごいと思っていたアニメーションが、更に精度を増して見応えある映像になってました。
特に第五使徒ラミエルは、攻撃する時に色々な形に変化して、躍動感が生まれてましたね。

大好きなヤシマ作戦も、スケールアップしていて、感動的な展開が際立ってました。
敵が強力な方が、戦い甲斐があるというものです。

時間が経った今見るからこそ、こういう感想になるのかもしれません。
確か、上映された当時は、なんだ総集編かと思った気がします。

オリジナルの良さは残しつつ、進んだ技術でコーティングし直す。
この先がますます楽しみになりました。

《関連作品》
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」
「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」
鑑賞日 2019.01.14

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spink.gif ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009)   日本     [108分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/SF/アクション
監督 総監督:庵野秀明
摩砂雪
鶴巻和哉
出演者 <声の出演>
緒方恵美   (碇シンジ)
宮村優子   (式波・アスカ・ラングレー)
坂本真綾   (真希波・マリ・イラストリアス)
三石琴乃   (葛城ミサト)
山口由里子  (赤木リツコ)
山寺宏一   (加持リョウジ)
林原めぐみ  (綾波レイ)
立木文彦   (碇ゲンドウ)
清川元夢   (冬月コウゾウ)
結城比呂   (日向マコト)
長沢美樹   (伊吹マヤ)
子安武人   (青葉シゲル)
麦人     (キール・ローレンツ)
関智一    (鈴原トウジ)
岩永哲哉   (相田ケンスケ)
岩男潤子   (洞木ヒカリ)
石田彰    (渚カヲル)
コピー
あらすじ
第3使徒がネルフの北極施設に出現。
真希波・マリ・イラストリアスの搭乗したエヴァンゲリオン仮設5号機が迎え撃つ。
一方、日本では、母の墓参りを終えたシンジがミサトの車での帰途、第7使徒に遭遇。
そこへエヴァンゲリオン2号機が出撃し、鮮やかに殲滅するのだった。
そして、2号機の搭乗者、式波・アスカ・ラングレーはシンジたちの中学校に転入し、シンジが暮らすミサトのマンションの新たな同居人になる。
やがて、ネルフ本部へ直接落下を企む第8使徒が襲来。
エヴァ零号機、初号機、2号機は連係して落下を食い止め、殲滅を成功させた。
感想
今回は新しいキャラクター:真希波・マリ・イラストリアスも登場し、新作という感じがしますね。
アスカの苗字も惣流から式波に変更。
シンジが「式波」って呼んでるのに、ちょっと違和感が・・・。

前回同様、オリジナル本編に新たな肉付けがされた迫力ある映像になってました。
第8使徒サハクイエルも全体的にパワーアップしていて、コアがルーレットのように不規則に回るというオプションが追加されてましたね。
監督、使途をドレスアップさせたかったみたい。
その価値はありましたよ。
より手強くなって、こちらの緊張感も増しました。

そして、第9使徒バルディエル。
参号機を乗っ取った使徒ですね。
こちらの変更点は、パイロットがトウジからアスカになった事。
ここで消えたアスカの代わりがマリだったという訳ですね。

前に見たときは、惨たらしいシーンに合わせて、歌を重ねてくる演出がわざとらしいと思った記憶があります。
でも、今回はあまり抵抗なく受け入れることが出来ました。
音楽が気にならないほど、映像に見惚れていたからかな。

流れは同じものの、これだけ変わっていたら印象が全然違ってきます。
この後はどう変化していくのか。
違いを楽しみつつ、進化を見守りたいと思います。

《関連作品》
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」
「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」
鑑賞日 2019.01.15

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spink.gif エヴォリューション(2001)  アメリカ
  EVOLUTION   [103分]
管理人評価   ★★★
ジャンル SF/アクション/コメディ
監督 アイヴァン・ライトマン
出演者 デヴィッド・ドゥカヴニー      (アイラ・ケイン)
ジュリアン・ムーア        (アリソン・リード)
オーランド・ジョーンズ      (ハリー・ブロック)
ショーン・ウィリアム・スコット  (ウェイン・グレイ)
ダン・エイクロイド        (州知事)
コピー 人類へ、よい終末を。

この進化、阻止出来るか?!
今、人類のファイナルアンサー。
あらすじ
アリゾナ州の砂漠で消防士試験の為の練習をしていたウェイン。
彼の愛車をめちゃめちゃにして、空から隕石が落ちてきた。
砂漠近くにあるグレン・キャニオン短期大学の生物学教授アイラと地質学教授ハリーは、その噂を聞きつけ"国際地質調査部"と偽って隕石からサンプルを取り、大学内研究所に持ち帰った。
するとその隕石から取ってきたサンプルは、猛烈な勢いで細胞分裂し、一夜の内に単細胞から多細胞生物へと進化した。
感想
これを見るは2回目ですが、1回目よりもかなり笑えました。
っていうか爆笑してしまった…。
確か初めて見た時は、そんなに笑えなかったと思うんだけどな。
あの隕石から進化したグロテスクな生き物達に嫌悪感を感じて、あんまり良い印象ではなかったんですよね。
しかし今回は、気持ち悪い生き物達にキャーキャー言いながらも、すっかり楽しんでしまいました。(笑)

あのヒルのような"うねうね"したヤツが一番苦手です。
見る度に寒気がするんですよ。
しかもそれが大量に"うねうね"してるから、尚更寒い!!
それから始まり、様々な地球外生物たちが登場します。
小さいのから大きなモノまで、細かい所まで凝っていてすごい作りです。
妙なリアル感があるんですよね。
…あぁ、また寒気が…。
でも一番の見所です。

「Xファイル」でお馴染みのデビッド・ドゥカヴニーが、今までのイメージと少し違うのも面白かったです。
車に乗ってお尻出してるのにはビックリしたな。(笑)

あとジュリアン・ムーア演じるアリソンのドジぶりも良かった!
常にドジ踏んでばかりなんです。
次は何仕出かすんだろうというのも、楽しみの一つでした。

しかし一番私から爆笑を引き出したのは、オーランド・ジョーンズ演じるハリーです。
体の中に"虫"が入った時のやり取りは爆笑でした。
あの目の剥き出し方は「マスク」の特殊効果を思い出させます。(笑)
確か彼は「タイムマシン」でホログラム人格のボックスを演じていましたね。
とても印象に残る俳優さんで、これから注目したいと思います。

私でも初めと2回目では、かなり印象が違った作品です。
これはかなり好き嫌いが分かれそうですね。
私は最後も大爆笑でしたけどね。

特にアイラの「友達返せ!」には涙を流して笑いました。
意外におすすめかも…。

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spink.gif エージェント:ライアン(2014)   アメリカ
  JACK RYAN: SHADOW RECRUIT  [106分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/サスペンス
監督 ケネス・ブラナー
出演者 クリス・パイン   (ジャック・ライアン)
ケビン・コスナー (ハーパー)
ケネス・ブラナー  (チェレヴィン)
キーラ・ナイトレー (キャシー・ミューラー)
コピー 巨大な謎を《解析》せよ。
あらすじ
海兵隊員としてアフガニスタンの戦場に赴き重傷を負った青年ジャック・ライアン。
彼はリハビリを支えてくれた医学生キャシーと恋に落ちる。
キャシーとの愛を育む一方、彼は秘かにCIAにスカウトされ、不審な経済活動を監視するアナリストとして活躍していく。
そんなある日、彼はモスクワの投資会社チェレヴィン・グループの不穏な動きに気づき、上司のハーパーに報告する。
するとハーパーは、デスクワーク専門だったライアンを現地へと送り込むことに。
現場経験のないライアンは戸惑いつつもモスクワへと向かう。
感想
有名なジャック・ライアンの初めての現場を描いた作品のようです。
007の「007/カジノ・ロワイヤル(2006)」みたいなものですね。

それだけに襲われてもキレが悪いというか、若さゆえに熱くなってしまうんですよ。
最初なんで仕方ないんですけど、いつものジャック・ライアンを期待すると物足りなく感じてしまうと思います。

しかし分析力はピカイチなので、アメリカに潜伏中のチェレヴィンの息子の消息を次々に言い当てていきます。
ライアンの能力を発揮する重要なシーンなのですが、あまりにすいすい当たり過ぎるので面白みに欠けます。

そうは言っても、最後のテロを阻止する為の攻防は迫力ありました。
敵のちょっとしたミスを見逃さない観察眼は、さすがジャック・ライアンです!

キャシーとの出会いも素敵ですね。
厳しいリハビリの中で芽生えた恋。
怪しい行動の真相が諜報活動だと知って喜んでいたのが印象的です。
曲者チェレヴィンとの会食もそつなくこなすキャシー。
CIA諜報員の妻に相応しい人物です。

やはり他の作品と比べるとやや物足りなさを感じてしまいます。
ここから色々な経験を積み、更に活躍すると考えるとちょうど良いのかもしれません。

《関連作品》
第1作「レッド・オクトーバーを追え!(1990)
第2作「パトリオット・ゲーム(1992)
第3作「今そこにある危機(1994)
第4作「トータル・フィアーズ(2002)
鑑賞日 2021.11.25

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spink.gif エール!(2014)   フランス
  LA FAMILLE BELIER  [105分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/コメディ/音楽
監督 エリック・ラルティゴ
出演者 ルアンヌ・エメラ      (ポーラ・ベリエ)
カリン・ヴィアール     (ジジ・ベリエ)
フランソワ・ダミアン    (ロドルフ・ベリエ)
エリック・エルモスニーノ  (トマソン)
ロクサーヌ・デュラン    (マチルデ)
イリアン・ベルガラ     (ガブリエル・チェヴィニョン)
コピー 届け! 心のまんなかに。
あらすじ
フランスの田舎町で酪農を営むベリエ一家。
高校生のポーラ以外、両親も弟も全員耳が聴こえない。
それでもポーラが通訳係をすることで、特段の不便も感じることなく、明るく楽しい家庭を築いていた。
そんな中、ポーラは音楽教師に歌の才能を見出され、パリの音楽学校のオーディションを受けることを勧められる。
感想
アカデミー賞作品賞を受賞した『コーダ あいのうた』のオリジナル作品ということで、鑑賞してみました。
なるほど。
微笑ましい心温まる作品でした。

主演はフランスの人気オーディション番組から歌手デビューを果たし、本作が女優デビューとなる新人のルアンヌ・エメラ。
初めてとは思えないほど落ち着いた演技で、デビュー作と知って驚きました。
もちろん歌も素晴らしく、心のこもった歌声と手話での表現力も見事です。

彼女の存在と歌ありきの作品なので、この作品のリメイクアカデミー賞を受賞した『コーダ あいのうた』が、ますます見たくなりました。

耳の聞こえない家族のキャラも良かったです。
聾唖でも村長選に立候補する頼もしい父。
陽気でグラマラスで美人の母。
生意気だけど可愛い弟。
みんなハンデを持っていても明るくて好感の持てる家族です。

でも、健常者のポーラに頼っている部分も多くて、彼女が歌手になりたいという夢を素直に応援する事が出来ません。
また歌と言う聾唖の人には分からない分野なのが悩ましいですよね。
それを体感出来るコーラス部の発表会も印象深かったです。

微笑ましい作品なのですが、そこはフランス映画らしく生々しい所も多かったです。
両親が性交のし過ぎで、母親の膣の病気が治らないとか。
その診察を子供に訳してもらうとか。
ポーラの親友のマチルデは、誰とでも寝る女の子で、弟にも手を出しちゃうとか。
その際の弟のゴムアレルギーには苦笑いでした。

最後のオーディションで歌った「青春の翼」が、今のポーラの心情と状況にぴったりで、本当に素晴らしかったです。
親から離れるんじゃなくて、羽ばたくんだという歌詞。
素敵ですね。
子供たちの独り立ちもこういう風に受け入れられたら良いなと思いました。

《関連作品》
コーダ あいのうた(2021)
鑑賞日 2023.01.20

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spink.gif 駅 STATION(1981)   日本     [132分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ロマンス
監督 降旗康男
出演者 高倉健     (三上英次)
倍賞千恵子   (柳田桐子)
いしだあゆみ  (直子)
烏丸せつこ   (吉松すず子)
古手川祐子   (冬子)
根津甚八    (吉松五郎)
名古屋章    (高田)
大滝秀治    (相馬)
八木昌子    (相馬夫人)
池部良     (中川)
潮哲也     (三竹)
寺田農     (力石)
宇崎竜童    (木下雪夫)
北林谷栄    (三上昌代)
藤木悠     (三上一郎)
永島敏行    (三上道夫)
田中邦衛    (菅原)
小松政夫    (菅原義二)
小林稔侍    (辰巳)
橋本功     (島田)
室田日出男   (森岡茂)
阿藤海     (本庄良介)
佐藤慶     (対策本部長)
コピー 雪の駅に
人生を乗り換えて
青葉の駅で
愛とすれ違った
不可思議にゆれ動く
四つの女ごころ
あらすじ
1967年。
警察官の英次は、過酷な仕事とオリンピックの射撃選手として練習が続いた事が原因で、妻:直子と離婚する。まだ小さい息子とも、別れる事となった。
1976年。
オリンピック強化コーチのかたわら、連続通り魔を追う英次。
犯人として浮かんだ吉松五郎を捕まえる為、妹のすず子の尾行を開始する。
1979年。
故郷の雄冬に帰る為、増毛駅に降り立った英次。
しかし、連絡船が欠航となった為、駅前の居酒屋“桐子”に入る。
感想
何の偶然か、八代亜紀さんが亡くなった今、この作品を見る事になるとは・・・。
だいぶ前に録画しておいた映画だから、本当にたまたまで驚きました。
30日、大晦日の紅白、年明けの歌番組。
この年は毎日のように八代亜紀さんの歌が流れていたんですね。
とても印象的な効果を生んでいました。

北海道の駅を中心に、警察官:三上と関わる3人の女性とのお話を描いた作品です。
三上の妻:直子、連続強姦魔の妹:すず子、犯罪者の女:桐子。
犯罪者と関わった女性は、皆不幸になってしまいますね。
間接的に関係のある警察官の妻も例外ではありません。

この時代の警察官の苦労が凄まじかった事が伺えます。
犯人たちが平気で銃を持っているのですが、この時代は当たり前だったのでしょうね。
なので、射撃でオリンピックに出場するほどの腕前の三上は重宝されています。
立てこもり犯の元へ、出前を装って乗り込み、一人で犯人たちを倒してしまう三上。
そのあまりに正確な銃さばきに唖然とさせられます。

たまたま出会った桐子とのひと時の幸せな時間が印象的です。
コメディ映画で笑い、ホテルに行って国後島まで聞こえるかと思うほど大きな声を出す桐子に驚き、イチャイチャしながらお店で紅白歌合戦を見る二人。
こんな平凡な日々を送りたいと、退職願まで書いた三上。
しかし、現実はそう簡単に彼を辞めさせてはくれないのです。

やっぱり彼は根っからの警察官ですね。
事件と聞くとじっとしてはいられないのです。
そして、世の中も彼の銃の腕前を必要としているのです。

今は警察官が銃を撃つと、使うタイミングの事で色々とうるさく言われる時代です。
それを思うと、本当に時代を感じる作品です。
駅がタイトルになっていますけど、印象に残るのは”銃”でしたね。
鑑賞日 2024.01.13

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spink.gif 駅馬車(1939)  アメリカ   白黒
  STAGECOACH   [99分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 西部劇
監督 ジョン・フォード
出演者 ジョン・ウェイン      (ヘンリー・リンゴー)
クレア・トレヴァー     (ダラス)
トーマス・ミッチェル    (ジョサイア・ブーン医師)
ジョージ・バンクロフト   (カーリー・ウィルコックス保安官)
ルイーズ・プラット     (ルーシー・マロリー)
ジョン・キャラダイン    (ハットフィールド)
ドナルド・ミーク      (サミュエル・ピーコック)
コピー 「モロッコ」以來---諸君を唸らせる映畫が來た!
あらすじ
1880年代、西部開拓時代のアリゾナ。
この町からローズバーグに行く駅馬車が出発しようとした時、御者が騎兵隊に呼びとめられた。
脱獄した先住民族アパッチのジェロニモの襲撃の危険がある為、騎兵隊が護衛に付くというのだ。
危険な状況と知りながらも駅馬車に乗り合わせた人々は、それぞれの事情でこのままローズバーグへ向かう事で意見が一致した。
ドライフォークで騎兵隊が町へ引き返す事になるが、それぞれの事情からやはりローズバーグを目指す事で一致した。
感想
今まで見たジョン・フォード監督の作品とは、一味違った作品でした。
騎兵隊が中心ではなく、駅馬車に乗り合わせた人々の群像劇が軸となっています。

心優しい娼婦ダラスにも、レディとして優しく接する脱獄囚リンゴーがカッコ良く写るような作りになっていて、見事その思惑にはまってしまいました。(笑) 私ってどこまで単純なんでしょう…。
今までジョン・ウェインがカッコイイと思った事は無かったんですけどね。
スクリーンマジック恐るべし!

駅馬車でドライフォークからアパッチ・ウェルズまで、たった7時間と言える当時の人の強さが素晴らしいです。
あんな乗り心地の悪い物に乗ったら、10分でギブアップですよ。
根本的な根性が違いますね〜。

一番の見所、アパッチとの戦いのシーンは迫力満点です。
こういう映像を撮らせたら、ジョン・フォードの右に出る人はいないでしょう。
特に駅馬車の先頭馬に飛び乗ったインディアンが、落馬して馬車の下を通過するシーンはすごいです。
あれ本当に人間で撮ったんでしょうね。
CGなんてない時代ですから、命懸けだった事でしょう。

今回は馬が荒野を疾走する迫力のシーンが少なかったですが、これはこれで良く出来たお話しでした。
マロリー大尉夫人の出産で、今までバラバラだった人達が、協力して一致団結するシーンなんかは結構感動しました。
監督は群像劇もいけるんですね。

アカデミー賞助演男優賞受賞作。
鑑賞日 2003.04.30

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spink.gif エクスペンダブルズ2(2012)   アメリカ  PG−12
  THE EXPENDABLES 2  [102分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション
監督 サイモン・ウェスト
出演者 シルヴェスター・スタローン    (バーニー・ロス)
ジェイソン・ステイサム      (リー・クリスマス)
ジェット・リー          (イン・ヤン)
ドルフ・ラングレン        (ガンナー・ヤンセン)
チャック・ノリス         (ブッカー)
テリー・クルーズ         (ヘイル・シーザー)
ランディ・クートゥア       (トール・ロード)
リアム・ヘムズワース       (ビリー・ティモンズ)
ジャン=クロード・ヴァン・ダム  (ジャン・ヴィラン)
スコット・アドキンス       (ヘクター)
ユー・ナン            (マギー)
ブルース・ウィリス        (チャーチ)
アーノルド・シュワルツェネッガー (トレンチ)
コピー 最強無敵の、その先へ。
あらすじ
軍用銃のエキスパートであるバーニー・ロス率いる少数精鋭の凄腕傭兵軍団“エクスペンダブルズ”。
今回CIAのチャーチが彼らに持ち込んできたミッションは、バルカン半島アルバニア領の山脈に墜落した輸送機に積まれていたデータボックスの回収というもの。
エクスペンダブルズにとっては簡単な仕事だったが、ミッション完了の直前、残忍なヴィラン率いる謎の武装組織が現われ、データボックスを横取りされた上、大切な仲間の命も奪われてしまう。
怒りに燃えるバーニーたちエクスペンダブルズの面々は、仲間の仇をとることだけを胸にヴィランの行方を追い始める。
感想
ヤバイ!勢いで「2」から見てしまいました。
なんか映画が始まったぞ・・・始めっからクライマックスみたいな迫力!!!
そのまま流れで最後まで見ちゃいました。

本当に今から始まるのか?というほど、最初から飛ばしてましたね。
人質にされた仲間を助けるために、街も人も木っ端微塵にしながら大暴れ!
誰が捕まっているのかと思ったら、シュワちゃんですか!
予想外の人質に思わず「おお!!」と声が出ました。

とにかくキャストが豪華ですね。
アクションスターのオンパレードです。
でも、やっぱりリーダーのシルヴェスター・スタローンがおいしい所は全部持っていきます。
紅一点のマギーは、後ろで待機している時の表情が気になってしまって・・・。
なんか締まらないだらっとした印象がするんですよ。
特に口元が締まらないんですよね。
アクションはカッコ良くて決まっていたので、その点だけ残念でした。

最後は空港を舞台にやりたい放題!
この空港、もう使い物にならないでしょ。
ただそれだけ迫力あるアクションシーンになっていました。

これは「1」を観なくても「2」だけで楽しめるようになってます。
でも、やっぱり順番に見た方が良いですよね。
どこかで「1」やらないかな〜。
早い内に出会える事を期待してます。
鑑賞日 2019.05.14

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spink.gif エグゼクティブ・デシジョン(1996)   アメリカ
  EXECUTIVE DECISION  [132分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/パニック
監督 スチュアート・ベアード
出演者 カート・ラッセル       (デヴィッド・グラント博士)
スティーブン・セガール    (オースティン・トラヴィス中佐)
ハル・ベリー        (ジーン)
ジョン・レグイザモ      (ラット)
オリバー・プラット      (デニス・ケーヒル)
ジョー・モートン       (キャピー)
デヴィッド・スーシェ     (ナジ・ハッサン)
B・D・ウォン        (ルーイー)
J・T・ウォルシュ      (マヴロス上院議員)
レン・キャリオー       (チャールズ・ホワイト)
ウィップ・ヒューブリー    (ベイカー)
アンドレアス・カツーラス   (エル・サイード・ヤファ)
メアリー・エレン・トレイナー (アリソン)
コピー その怖さ、
ファーストクラス。

「そのジャンボ機の乗客ごと爆破せよ」
史上最悪の大統領決定が下された…!
あらすじ
アテネ発ワシントン行きの旅客機がテロリストによってハイジャックされた。
機内にガス兵器が持ち込まれている事を憂慮した国防省は、特殊部隊を空中から機に潜入させる作戦を取るが、予期せぬトラブルが隊員たちを窮地に立たせる事になった。
感想
最後までハラハラドキドキさせられました。
着陸の時なんか「まだあるんかい!?」ってくらいの難問があったでしょ。
も〜〜う。心臓に悪いよ。
でも、その分楽しめました。

また、カート・ラッセルの焦り方が上手い!!
落ち着いてるようで、目が完全にヤバイ状態でした。

その他にも有名な俳優さんが目白押し。
ドラビスの部下の一人にジョン・レグイザモがいました。
ムーラン・ルージュ」ファンにはお馴染みのあの人です。

ドキドキのアクションが次から次へとやってきて、息つく暇もありません。
わ〜〜〜!!ヤバイ〜〜〜!!
と絶叫の連続でした。

アクションやパニック系は苦手なんですが、これは楽しんで見る事が出来ました。
スティーブン・セガールの贅沢な使い方に驚愕です。
鑑賞日 2005.08.28

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spink.gif エクソシスト トゥルー・ストーリー(2000)  アメリカ
  POSSESSED  [TVM]   [110分]
管理人評価   ★★
ジャンル ホラー
監督 スティーブン・デ・スーザ
出演者 クリストファー・プラマー
ティモシー・ダルトン
ヘンリー・ツェーニー
ジョナサン・メイレン
マイケル・ローデス
シャノン・ローソン
コピー TVM
あらすじ
1949年に実際に起きた「メリーランド悪魔憑依事件」を忠実に再現した作品。
素直で大人しかった14歳の少年が叔母の死をきっかけに強暴になってしまった。
彼の周りではポルターガイストが起り、彼も人が変わったように汚い言葉を吐くようになった。
彼の変貌ぶりに戸惑う両親は、イエズス会のボウダン神父に相談する。
少年に悪魔が憑依したと読んだボウダン神父は、悪魔払いの儀式を行う事にした。
感想
元祖の「エクソシスト」は首が180度回ったり、ブリッジして歩き回るなど、おぞましいけど楽しい映像があって面白かったけど、この作品は事実を忠実に再現したというだけあって見た目の派手さはありません。

悪魔が憑依する子供も女の子から男の子に変わっています。
演技力で言うならやっぱり元祖の子役の方がすごいと思います。
でもこの映画の男の子も凄みがあって怖かったです。

実際にあったというのが一番怖いですけど、悪魔がいるなんて信じられないです。
悪魔と戦った神父さんが結構冷静だったのがまた怖い…。
私だったら逃げ出しますね。(^_^;)

馬鹿らしい疑問ですけど、悪霊と悪魔の違いは何なのでしょう?
日本とアメリカの違いなのかな。
ふっと頭をよぎったもので…。(-_-;)
鑑賞日 2003.02.27

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spink.gif エジソンズ・ゲーム(2019)   アメリカ
  THE CURRENT WAR  [108分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/伝記
監督 アルフォンソ・ゴメス=レホン
出演者 ベネディクト・カンバーバッチ  (トーマス・エジソン)
マイケル・シャノン       (ジョージ・ウェスティングハウス)
ニコラス・ホルト        (ニコラ・テスラ)
トム・ホランド         (サミュエル・インサル)
キャサリン・ウォーターストン  (マーガリート・ウェスティングハウス)
タペンス・ミドルトン      (メアリー・エジソン)
スタンリー・タウンゼント    (フランクリン・ポープ)
マシュー・マクファディン    (JPモルガン)
コピー 未来を照らすのは、誰だ。

勝つためならルールは無用、究極のビジネスバトル
あらすじ
白熱電球の事業化を成功させた天才発明家トーマス・エジソン。
その後、電気の普及の為に送電システムの構築に力を入れていく。
そんな彼の前にカリスマ実業家ジョージ・ウェスティングハウスが立ちはだかる。
ウェスティングハウスはエジソンが進める“直流”に対し、より安価な“交流”こそ本命と考え、エジソンに対抗していく。
そんな中、エジソンのもとで働いていた若き天才ニコラ・テスラも“交流”を主張し、“直流”に固執するエジソンの元を去る。
感想
吹き替えで見たんですけど、情報量が多過ぎて難しかったです。
テンポが良過ぎて付いていくのがやっとです。

エジソンの事も発明家くらいしか知らないので、こんな電流を巡る対立があったとは知りませんでした。
登場人物で有名なのはエジソンなので、彼が有利なゲームかと思っていましたが、意外な結末でしたね。

しかし、テスラは名前を聞いた事がありました。
何度も「テスラ エジソンが恐れた天才」を見ようか迷った事があるんです。
でも、良く知らないので、ここまで見ずに来ていました。
これは見ろって事でしょうね。
たまたま明後日放送されるようなので、早速見てみようと思います。

発明家も発明だけしていれば良い訳ではないようです。
常に誰かにアイデアを盗まれる心配があり、発明しても商売にするにはパートナーが必要な訳です。
あれだけの名声を得ているエジソンも、交流の危険性を大袈裟に明言しなければいけないほど追い込まれました。

また、交流を押しているウェスティングハウスも、その膨大なパワーを上手く使えていないのです。
広域に電気を通す事に成功しても、ミシンさえ動かせないなんて。
そんな中、交流の危険を唱えるエジソンが、交流電気によって馬を感電死させる事に成功。
何とも皮肉な話です。

そこへ現れたのが、交流電気を安全に動かすモーターを発明したテスラ。
少ししか出てきませんでしたが、かなりの変わり者のようです。
ますます彼に興味が湧きました。

私にはかなり難しい話ではありましたが、お話としては楽しめました。
文明はこうして前進していったのですね。
エジソンの発明した映画を見ている事が感慨深いです。
鑑賞日 2023.04.22

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spink.gif エターナル・サンシャイン(2004)   アメリカ
  ETERNAL SUNSHINE OF THE SPOTLESS MIND  [107分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ロマンス/ファンタジー
監督 ミシェル・ゴンドリー
出演者 ジム・キャリー       (ジョエル・バリッシュ)
ケイト・ウィンスレット   (クレメンタイン・クルシェンスキー)
キルステン・ダンスト    (メアリー・スベーボ)
マーク・ラファロ      (スタン・フィンク)
イライジャ・ウッド     (パトリック)
トム・ウィルキンソン    (ハワード・ミュージワック)
トーマス・ジェイ・ライアン (フランク)
ジェーン・アダムス     (キャリー)
デヴィッド・クロス     (ロブ)
コピー “さよなら”の代わりに
記憶を消した――
恋の痛みを知るすべての人へ。
6人の豪華スターが贈る、
たくさんの"切ない"がつまったスパイラル・ラブストーリー
あらすじ
2004年、バレンタインデー。
無口で真面目な青年ジョエルは、突発的に会社を休み、いつもと違う電車に乗ってロングアイランドのモントーク駅に降り立った。
そこで奇抜な色の髪をしたクレメンタインという女性に出会う。
2人は付き合うようになり、デートを重ねる。
しかし、次のバレンタインの日に、彼女の勤める本屋に行くと、彼女が若い男といちゃついているではないか。
しかも、ジョエルには他人のような態度だ。
友人のロブに相談すると、一枚の紙を渡される。
"クレメンタイン・Kは記憶からジョエル・Bを消去しました。
今後、彼との過去について絶対触れないようにお願いします。ラクーナ社。"
そのショックから立ち直れないジョエルは、自分の記憶からも彼女の記憶を消してもらうため、ラクーナ社を訪れる。
感想
これ、途中までは★3つかな〜と思っていたのですが、最後のセリフがいたく気に入り、★4つに上がりました。
とにかく時間軸が複雑で、正しく組み立てるのがとても大変でした。
これを一回で理解するのは難しいと思いますよ。
見直して「あそこはああいう事情だったのか!」と納得するのが、この作品の楽しみ方でしょう。

また、忘れたい人に関する記憶だけ消すという設定が面白い!
ファンタジックな設定を見事に映像化し、リアリティを残しつつ突き抜けた次元に連れて行ってくれる見せ方が素晴らしいです。
人の顔がゆがんでいたり、ぼんやりと霧のかかったような絵だったり、部屋の中に雨が降ったり、大人の顔のまま子供に戻ったり、どれもすごく面白くて魅了されました。

とにかく映像が綺麗ですよね。
一番気に入ったのは、凍ったチャールズ川に寝転び夜空を見上げるシーン。
ひび割れた氷の線が画面を締めてくれます。
勢いあまって、このシーンを壁紙にしちゃいました。

いつもはおふざけっぱなしのジム・キャリーが、すごく真面目でびっくりしました!
無口で堅物の青年って役が、信じられないほどはまっていて、精悍な顔つきの好青年に見えるんですよ。
彼にこんな力があったなんて、本当に驚きました。
しかし、いつものジムもちょこっと顔を見せています。
過去に戻って4歳児になるところでは、彼の本来の持ち味が楽しめますよ。

そして、相手役のケイト・ウィンスレットも魅力的な女性を演じていて、好印象です。
積極的でずうずうしく、ちょっとうっとおしそうだけど、そこが可愛いと思えるので、嫌味がなくすんなりと受け入れられます。
表情が豊かで、正直に感情を出す裏表のない性格が良いと思いました。あと、奇抜な色の髪がイパクト大ですね〜。
複雑な時間軸を整理するのに役立つ彼女の髪の色。追って説明すると、現在は青色、出会いは緑色、付き合っている最中はオレンジ色、彼女がいないはずの過去は赤、でした。
でも、ちょっと気を抜くと迷子になりそうで、ついていくのに一生懸命です。

それにしても、ラクーナ社の社員たちは勤務態度が非常に悪いですね。
これは今の若者たちを皮肉っているのか?
仕事中にも関わらず、彼女のところへ行ってしまったり、酒を飲んで服を脱いで大騒ぎしたり。
その常識のなさには閉口しました。

最初にも書きましたが、この映画は最後が良いんですよ。
最後の一言って本当に大事ですね。

何も知らずに見ていたので、いきなりイライジャ・ウッドが出てきてびっくりしました。
しかも、人間失格級の最低なヤロウ。
嫌われて当然だね。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2006.04.12

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spink.gif 悦楽晩餐会 −または誰と寝るかという重要な問題−(1996)  ドイツ
  ROSSINI ODER MORDERISCHE FRAGE,WER MIT WEM SCHLIEF[114分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ
監督 ヘルムート・ディートル
出演者 ゲッツ・ゲオルグ        (ウフ)
ハイナー・ロイターバッハ    (オスカー)
グートルン・ラントグレーベ   (ヴァレリー)
ヴェロニカ・ファレス      (白雪姫)
ゲッツ・ゲオルグ
メレト・ベッカー
マリオ・アドルフ
コピー レストラン"ロッシーニ"に迷い込んだ女優志願のブロンド娘。
彼女がそこで出会ったのは、終わらない恋愛ゲーム。
私を召し上がれ。
あらすじ
ドイツのミュンヘンにある高級レストラン「ロッシーニ」で繰り広げられる様々な人間模様を描いた作品。
ドイツで300万部も売れたベストセラー「ローレライ」の映画化にあたり、原作者とその友人の映画監督、プロデューサー、それぞれを取り巻く人々の思惑と誘惑が交錯する。
感想
登場人物が多過ぎてかなり混乱しますが、分かってくるととても面白い作品です。
詩人ホリーと映画プロデューサーのオスカーが、魅惑的な女性ヴァレリーを取り合う三角関係や、「ローレライ」の主役を勝ち取る為には手段を選ばない白雪姫と名乗る金髪美女、友人から良いように使われている店主など、個性的なメンバーが揃っています。
それぞれが異性を求め、いろいろな口説き文句で落とそうとするのですが、その口説き文句がすごくオシャレでとっても素敵です。
そんな所がある一方、全体的には滑稽で痛々しい場面が多いのです。
ここのギャップがこの映画の面白さかもしれませんね。

殆どレストランのシーンでしたが、何百本というロウソクに火が灯っているシーンは幻想的でとても美しかったです。
自称"白雪姫"が足を止めたのも頷けます。(目的は違ったけど…)
しかし実際に室内にいた人達は相当熱そうでしたね。
見るだけの方がいいみたいです。(^_^;)

タイトルとビデオのパッケージはいかにもエロティックという感じですが、殆どそんなシーンはありませんでした。
エロティックを期待して見ると、完璧に期待はずれですので気をつけて下さい。(笑)
中心は複雑に絡み合う人間模様です。
しかし、これが大ヒットしたドイツってすごいですね。
鑑賞日 2003.03.04

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spink.gif エディット・ピアフ 〜愛の讃歌〜(2007)   フランス/イギリス/チェコ
  LA MOME  [140分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/音楽/伝記
監督 オリヴィエ・ダアン
出演者 マリオン・コティヤール    (エディット・ピアフ)
シルヴィー・テステュー    (モモーヌ)
パスカル・グレゴリー     (ルイ・バリエ)
エマニュエル・セニエ     (ティティーヌ)
ジャン=ポール・ルーヴ    (ルイ・ガション)
ジェラール・ドパルデュー   (ルイ・ルプレ)
クロチルド・クロ       (アネッタ)
ジャン=ピエール・マルタンス (マルセル・セルダン)
カトリーヌ・アレグレ     (ルイーズ)
マルク・バルベ        (レイモン・アッソ)
カロリーヌ・シロル      (マレーネ・デートリッヒ)
マノン・シュヴァリエ     (エディット・ピアフ(5歳)
ポリーヌ・ビュルレ      (エディット・ピアフ(10歳)
コピー そして「愛」は歌い継がれる──

愛を生きた世界の歌姫 涙と喝采の物語
あらすじ
1915年、フランス・パリ。
貧しい家庭に生まれたエディット・ジョヴァンナ・ガション。
母は路上で歌を歌い、日銭を稼ぐ毎日だった。
その後、祖母が経営する娼館に預けられた彼女は、娼婦ティティーヌたちに可愛がられ束の間の安らぎを得る。
やがて兵役から戻った父に引き取られると、路上で大道芸をする父の手伝いをする中で、自らも人前で歌うことを覚える。
そして1935年、路上で歌を歌い日銭を稼いでいた彼女は、パリ市内の名門クラブのオーナー、ルイ・ルプレにスカウトされ大きな転機を迎えた。
感想
以前見た事あるのですが、感想がなかった為、再見しました。
その時は★2だったようですが、今回見て★3になりました。

壮絶なエディット・ピアフの人生。
貧乏で失明の危機もあり、良く生き延びたと言って良いほど、過酷な少女時代です。
クラブのオーナーに見出されるものの、彼も殺されてしまい、彼女の周りには常に闇が付きまといます。

極めつけは恋人の事故死。
早く会いたかった彼女は、恋人に早く飛行機に乗るように頼むのです。
そしてその飛行機が墜落。
こんな悪夢、本当にあるんですね。
精神的に病んでしまうのも仕方がない出来事でした。

またリウマチの為、体が自由に動かないというのもあったようです。
歩くのも大変そうで、良くそんな状態で歌っていたなと感心しました。

そんなエディット・ピアフを演じたのは、フランスの演技派女優マリオン・コティヤール
彼女の原型はほぼ留めてないと言っても過言ではないでしょう。
それくらいエディット・ピアフになりきっていました。
特に晩年の彼女は、病気の為顔色も悪く、体も自由に動かない為、それを表現するのが大変だったと思います。
アカデミー賞主演女優賞受賞も納得です。

初めて見た時は、時系列がバラバラで流れが分かり辛かった為、評価が上がらなかったようです。
でも、今回はそんな事もなく、時代時代でピアフの風貌が面白いほど違うので、それも含めて良かったと思えました。

劇中で歌われた歌のほとんどは、実際にピアフ本人の音源から使用されているのですね。
その力強い歌声が耳に残ります。
間違いなく偉大な歌手であったと再確認出来ました。

アカデミー賞主演女優賞受賞作品。

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spink.gif エディ・マーフィのホワイトハウス狂騒曲(1992)  アメリカ
  THE DISTINGUISHED GENTLEMAN  [112分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ
監督 ジョナサン・リン
出演者 エディ・マーフィ      (トーマス・ジェファーソン・ジョンソン)
レイン・スミス       (リチャード・ドッジ)
ジョー・ドン・ベイカー   (アンダーソン)
ノーブル・ウィリンガム   (ジーク・ブリッジス)
ジェームズ・ガーナー    (ジェフ・ジョンソン)
グラント・シャウド     (アーサー・ラインハート)
シェリル・リー・ラルフ   (ロレッタ・ヒックス)
ヴィクトリア・ローウェル  (シリア・カービー)
チャールズ・S・ダットン  (イーライ・ホーキンス)
ケヴィン・マッカーシー   (コリガン弁護士)
コピー 金儲けなら、ビバリーヒルズより、ホワイトハウスだぜ。
あらすじ
詐欺師のトーマスは、お金儲けのために、愛人の秘書との浮気中に腹上死したジョンソン議員の名前を利用し、フロリダ州の議員選挙に立候補した。
ジョンソン夫人から選挙活動に必要なものを貰い受けたトーマスは、名前だけを押す風変わりな選挙で見事当選した。
ワシントンに乗り込んだトーマスと仲間たち。
彼らは下院議員のドッジなどから、お金を稼ぐ為の政治のイロハを教えてもらう。
そして議員たちの汚いやり方を目の当たりにするのだった。
感想
前半はトーマスたちの面白いテクニックで笑いを誘い、後半は結構シリアスなドラマでしんみりさせられました。
全体的にはバランスが取れていて良かったと思います。

やっぱりエディのお調子者ぶりは天下一品ですね〜。
あの大口を開けた笑顔を見るだけで和みます。

あと設定も面白いです。
名前が同じだとそれが誰だと確かめずに投票してしまう…っていうのがありそうで笑えます。
結構いい加減なもんですけどね。
アイデアだけで議員になれる!
というアメリカの大らかさもツボをついています。

私は吹き替えで観たのですが、エディ役の山寺宏一さんがまた上手いんですよ〜!
特にジョンソン夫人にジェフの遺品を寄付してくれと頼みに行くくだりは最高です。
どこかの教授を気取った喋り方には爆笑でした。

トーマスの仲間達のキャラクターもそれぞれ面白かったです。
彼のいとこ:ロレッタの派手な衣装はインパクト大ですね。
原色が目に染みます。(汗)

最後はホワイトハウスに寄生する悪徳議員たちを、きっちりすっきりまとめてくれて後味も良いです。
コメディとしては、なかなかの作品だと思います。

あの流れで皆が首をかしげるとは!!
やられました。
鑑賞日 2003.09.06

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spink.gif エデンの東(1954)   アメリカ  PG−12
  EAST OF EDEN  [115分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル 青春/ドラマ
監督 エリア・カザン
出演者 ジェームズ・ディーン   (キャル・トラスク)
ジュリー・ハリス     (エイブラ)
レイモンド・マッセイ   (アダム・トラスク)
リチャード・ダヴァロス  (アーロン・トラスク)
ジョー・ヴァン・フリート (ケート)
ロイス・スミス      (アン)
アルバート・デッカー   (ウィル・ハミルトン)
バール・アイヴス     (サム保安官)
コピー 永遠にきらめく青春の孤影! 若きジミーの愛の詩!(R)
あらすじ
1917年、カリフォルニア州サリナス。
ここで農場を営むアダム・トラスクには2人の息子がいた。
兄アーロンが真面目で心優しい性格から父に可愛がられる一方、気むずかしく反抗的な弟キャルは父に疎まれていた。
そんなキャルは、漁港のバーで自分の母親が生きていると聞き、バーのオーナー:ケートに会いに行く。
感想
有名すぎる為、なかなか手が出せなかった作品です。
何で早く見なかったんだと後悔してます。
本当に良い作品でした。

父から愛されないキャルの反抗が痛々しく切ないですね。
なのに、父は向き合うことをせず、ただ許すと言うのです。
それが父親なりの愛情なんでしょうけど、肝心の息子には届いていません。

そんな夫に愛想をつかし出て行った妻ケート。
自由人な彼女は、本当にキャルと似てますね。
この役でアカデミー賞助演女優賞を受賞したそうです。
確かに、夜の女王といった感じがすごく醸し出されてました。

最後、こんな状態になって初めて欲しい言葉が聞けたというのが皮肉です。
でも、キャルはこれでやっと満足出来たんでしょうね。
お兄さんの事を考えると簡単には言えないんですけど、少なくともキャルにとっては前向きになれるラストです。

久しぶりに切なさが良いと思える作品でした。
やっぱり名作と呼ばれる作品は、一度見ておいた方が良いですね。
ジェームズ・ディーンの3作は、制覇してみたいと思いました。
鑑賞日 2018.02.20

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spink.gif エデンより彼方に(2002)  アメリカ
  For From Heaven  [107分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ロマンス
監督 トッド・ヘインズ
出演者 ジュリアン・ムーア     (キャスリーン・ウィテカー)キャシー
デニス・クエイド      (フランク・ウィテカー)
デニス・ヘイスバート    (レイモンド・ディーガン)
パトリシア・クラークソン  (エレノア・ファイン)
ヴィオラ・デイヴィス    (シビル)
コピー 永遠に輝く地を探して…
あらすじ
1957年、コネティカット州ハートフォード。
一流企業マグナテック社の重役夫人キャシーは、理想的な妻として地元紙の取材を受けるほど、誰もが認める完璧な主婦だった。
しかし、そんな彼女も悩みを抱えており、最近働きすぎで良くお酒を飲むようになった夫フランクの事で胸を痛めていた。
毎晩遅い彼が心配になり、会社にお弁当を届けに行ったキャシーは、そこで夫の秘密を目撃してしまう。
傷付いた彼女を慰めてくれたのは、黒人の庭師レイモンドだった。
感想
かなり地味な部類の作品だと思いますが、とっても品があって、暗くて重い話の割には、清潔感さえ感じます。
全ては美しい映像の効果でしょうね。
あとジュリアン・ムーアの美しさも作用していると思われます。

設定されている町や家が、全て嘘のように作り物っぽいですね。
今ある生活は、何もかも偽りの世界なんだと強調されているようで、非常に分かり易い。
キャシーは確かに絵に描いたような理想的な妻ですが、生活感が微塵も感じられないんです。
一番最初に完璧な城を見せられるので、それがどんどん崩れて行く様子は、痛々しくて切なさを際立たせていました。

それと、パステルカラーをふんだんに使った美しい映像が素晴らしいです。
キャシーのドレスの色や、散歩した森の落ち葉のオレンジ…。
どれも目に飛び込んでくるインパクトが強いです。
普通にイメージすると不自然のような気もしますが、この作り物的な世界の中ではぴったりなんですよね。

俳優さんでは、自分の性癖に悩む夫フランク役のデニス・クエイドが良かったです。
いつも男らしいというイメージだったので、彼のこういう役をはじめて見て驚きましたが、かなりの熱演でガッツリ見せてくれました。

キャシーが夫の秘密を知ってしまっても、腹を割って相談出来たのは、黒人のレイモンドだけだったっていうのも淋しいです。
あれだけ「相談して。あなたの事を心配しているのよ。」としつこく言っていたエレノアも、結局は彼女を見捨ててしまうんですからね。
まあ、キャシーが抱えている悩みが、エレノアの許容範囲を超えていたから無理もないんでしょうけど…。

まだ黒人差別があった時代のお話で、白人と黒人はレストランも居住区も分けられていました。
そんな中で見つけた、肌の色に捕われず、本質だけで繋がり合える関係。
体の結びつきはなくても、自分を犠牲にしてお互いを支えた二人の思いは、本物の愛かもしれませんね。
二人は違う世界に関わってしまった為に辛い目に合い、それなりの代償を払わなければいけなくなったけど、それ以上に差別という厚い壁を超えて、この世に一つだけの愛を手に入れたのではないでしょうか。
最後も、また再会出来るかもしれない…という希望が感じられる終わり方で、ほっとする余韻を残してくれました。
鑑賞日 2004.02.28

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spink.gif エド・ウッド(1994)  アメリカ   白黒
  ED WOOD   [124分]
管理人評価   ★★
ジャンル 伝記
監督 ティム・バートン
出演者 ジョニー・デップ      (エド・ウッド)
マーティン・ランドー    (ベラ・ルゴシ)
サラ・ジェシカ・パーカー  (ドロレス・フラー)
ビル・マーレイ       (バーニー・ブレッキンリッジ)
パトリシア・アークエット  (キャシー・オハラ)
コピー 世界で最低の映画監督の世界で一番素敵な夢
あらすじ
オソーン・ウェルズに憧れている三流映画監督のエド・ウッド。
次の新作で彼の実生活を元にした「グレンとグレンダ」を撮る事になり、エドは昔の大スター:ベラ・ルゴシを起用する事にした。
完成した映画を大手映画会社に持ち込んだが、「最低の映画だ」と言われ失敗。
しかし、彼はめげる事無く、次の作品に取りかかる。
感想
史上最低の映画監督と呼ばれたエド・ウッドを描いた作品ですが、再現されて劇中に出てくる彼の映画もかなり下らなそうです。
不思議な事に、本当の彼の作品を見たいとは思いませんでした。(笑)
しかしどんな状況になろうとも、決して屈しない、決して諦めない、彼の信念には感服しました。
言葉にするのは簡単だけど、その通り行動というのは、そう易々と出来る事ではありませんからね。

人それぞれ好みがあると思いますが、個人的に女装したジョニー・デップが気持ち悪かったです。
っていうか彼がこんなに女装が似合わないとは、予想外でした。
美形の男性は化粧も映えると思っていたのですが、デップはとことん男性的なんですね。
気持ち悪さを出す為に、わざと変なメイクにしたのかもしれません。
そうだ、そうに違いない!

しかし類は共を呼ぶとは、よく言ったもので、エドの周りに集まってくる曲者軍団は強烈でした。
ここに一人くらいまともな人物を置いて、ちゃんと仕切らせたら、結構良い作品が出来たと思うんですけどね。
こんなのばっかりだと、使い様がないです。(^_^;)

エドの新作「怪物の花嫁」初日の観客の荒れ方は尋常じゃなかったですが、あんなにも客を怒らせる映画ってどういう代物なんでしょう。
日本人なら黙って見たんだろうなぁ。(映画館であからさまに怒っている人見た事ないです)

でも最後は少ししんみりさせられて、後味は良いです。
ちょっと眠りかけたけど、何とか最後まで見れたのは、ジョニー・デップの魅力だったな。
彼の表現力の豊かさには驚かされます。
特にオーソン・ウェルズと出会った時の表情が好きです。

全編白黒で好き嫌いがあるかと思いますが、何かに迷った時に見ると、彼の真っ直ぐさに背中を押されるはずです。
アカデミー賞助演男優賞受賞作。
鑑賞日 2003.04.23

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spink.gif エニイ・ギブン・サンデー(1999)  アメリカ
  Any Given Sunday   [164分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/スポーツ
監督 オリバー・ストーン
出演者 アル・パチーノ      (トニー・ダマト)
キャメロン・ディアス   (クリスティーナ・パグニアーチ)
デニス・クエイド     (ジャック・ルーニー)
ジェームズ・ウッズ    (ハービー・マンドレイク)
ジェイミー・フォックス  (ウィリー・ビーメン)
LL・クール・J     (ジュリアン・ワシントン)
マシュー・モディン    (オリー・パワーズ)
コピー 笑いたければ、勝ち続けるしかない。

無駄に生きるな。熱く死ね。
あらすじ
トニーがコーチをつとめるアメフトチーム:マイアミ・シャークスは、全盛期には大きな大会を連覇するほど強かった。
しかし、今シーズンはプレーオフ進出も危うく、クォーターバックが重傷を負い、抜擢された無名のビーメンは萎縮しまさかの4連敗。
さらにトニーはチームの売却を考えるオーナーとも対立していた。
そんな時、ビーメンの活躍がチームに勝利をもたらし、彼はスター選手となる。
感想
アメフトのルールが分からなくて楽しめなかったです。
試合のシーンは迫力があってそれなりにいいんだけど、みんながなぜ一喜一憂しているのかが分からず、置いてけぼりになってしまいました。
オリバー・ストーン監督らしさが散りばめられてるんだなとは思うのですが、あまり伝わってこず残念です。

キャストは豪華だから、私にはそれを見て楽しむくらいしかできませんでした。
鑑賞日 2002.11.09

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spink.gif エネミー・ライン(2001)   アメリカ
  BEHIND ENEMY LINES  [106分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/戦争
監督 ジョン・ムーア
出演者 オーウェン・ウィルソン          (クリス・バーネット大尉)
ジーン・ハックマン            (レスリー・レイガート司令官)
ガブリエル・マクト            (スタックハウス)
チャールズ・マリック・ホイットフィールド (ロッドウェイ軍曹)
ヨアキム・デ・アルメイダ         (ピケット)
デヴィッド・キース            (オマリー特務曹長)
オレク・クルパ              (ローカー)
ウラジミール・マシコフ          (サシャ:追跡者)
マルコ・イゴンダ             (バズダ)
エイアル・ポデール            (ケネディ)
コピー 生き延びることが、彼のたったひとつの武器。
あらすじ
アラビア海に浮かぶ米海軍の原子力空母USSカールヴィンソン。
兵士たちは民族紛争が終結したボスニアの平和維持活動に当たっていた。

そんなある日、いつものように偵察飛行に向かったクリスは、突然セルビア人民軍からミサイル攻撃を受け、敵陣のど真ん中に不時着してしまう。
彼らは軍が民間人を惨殺している現場を撮影したため、命を狙われたのだ。
セルビア人民軍は、目撃者であるクリスを捕まえるため、執拗な追跡を始めた。
感想
苦手な戦争物にしては、最後まで飽きずに見る事が出来ました。
設定が面白かったからかな?

絶望的な状況にも関わらず、前向きに進み続けるバーネット。
彼のサバイバルに一喜一憂しながら、一緒にゴールを目指しているような感覚になりました。
最後はちょっと出来過ぎで臭かったけど、単純な私はこれくらいが好きです。

クリス役のオーウェン・ウィルソンがカッコ良かったです。
今までコメディでしか見た事なかったけど、シリアスでもこんなに映える人だったんですね。
ベン・スティラーの脇で笑わせてくれるだけじゃないんだ!!

今は衛星を使ってここまで位置を正確に把握できるんですね。
そこから逃げ切るなんてすごすぎる!
何で見つからなかったのか不思議だったけど、まさかの方法で隠れていてびっくり!
クリスがセルビア軍に囲まれた映像だけでもかなりのドキドキ感です。

この当時の戦争事情が理解できてなくて、誰がどういう状態なのか、ほとんどわかりませんでした。
なので、ひたすらバーネットだけを応援する状態です。(汗)

しかし、クリスはワイアット・アープ並みに銃弾・地雷をよけてましたね。
最後に撃たれる以外は、無傷って…。
まあ、これくらいじゃないと面白くありません!

戦争物で★3つは、かなり良い方です。
探せばまだ相性のいい戦争物はありそうですね。
苦手克服のためにも良い作品に出会いたいものです。
鑑賞日 2005.07.21

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spink.gif エビータ(1996)  アメリカ
  EVITA   [135分]
管理人評価   
ジャンル ミュージカル/ドラマ/伝記
監督 アラン・パーカー
出演者 マドンナ         (エバ・ペロン)エビータ
アントニオ・バンデラス  (チェ・ゲバラ)
ジョナサン・プライス   (フアン・ペロン)
ジミー・ネイル      (アウグスティン・マガルディ)
ヴィクトリア・サス    (ホアナ)
ジュリアン・リットマン  (ブラザー・ホアナ)
オルガ・メレディス    (ブランカ)
ローラ・パラス      (エリーサ)
ジュリア・ウォスリー   (エルミンダ)
コピー 短くも激しく 夢を生きた ひとりの女――
1997年 アメリカは愛を語り始めた…
あらすじ
アルゼンチンの田舎で生まれた私生児のエバ・ペロン。
彼女は15歳の時、歌手のパトロンを捕まえ、無理やりブエノスアイレスに付いて行った。
ついに念願の都会へとやって来た彼女は、モデルの仕事を始める。
色々な男を利用して、どんどんのし上がって行くエバ。
ついにはアルゼンチン大統領夫人の地位を手に入れる。
"アルゼンチンの聖母エビータ"のサクセスストーリーを、ミュージカルで描いた作品。
感想
最初の大規模な葬式シーンは、ちょっと鳥肌が立ちました。
すごい人、すごい装飾品、すごい豪華さに圧倒されて、感動してしまったのです。
でも、感動したのはそこだけでした。(^_^;)

アントニオ・バンデラスの歌はとても良かったと思います。
彼がこんなに歌が上手いとは知りませんでした。
初めは神出鬼没な彼の存在に戸惑いましたが、彼の目線で物語が進んでいるんだと分かってからは落ちついて観れました。

台詞は一切なく、全て歌で表現されています。
休みがないので、映像のついた音楽を聴いている感覚ですね。
それがエバの生涯を表しているという受け取り方です。
シリアスな場面でも、陽気な曲に乗って見せられるので、真剣な重みというものが無いです。
これが狙いなのでしょうか。
もう少しシリアスさを出す曲があっても良かったんじゃないかなと思いました。

とにかく135分間、ず〜っと歌の連続なので、これに飽きてしまうとかなり辛くなってきます。
いくらマドンナに魅力があっても、同じような曲調が続くと眠くなってしまいます。
と言う事で、私にはちょっと退屈な作品でした。(-_-;)

エバが倒れた理由も、政治に手を出した事が悪いという表現だったけど、末期癌が原因だとは受け取れませんよね。
親切な説明が欲しい訳ではないのですが、ある程度理解出来るくらいの情報は欲しいなと思いました。

最後の方はあいまい過ぎて、言いたい事が分かりませんでした。
結局エバ・ペロンをどういう風に描きたかったのでしょうか。
肯定的なのか、否定的なのか、どっちつかずで中途半端な印象です。

救いはアントニオ・バンデラスの熱唱くらいかしら…。
美声を発揮した評価は高いと思います。
鑑賞日 2003.07.10

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spink.gif エブリデイ・イズ・バレンタイン(2001)   香港
  情迷大話王  [100分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス/コメディ
監督 バリー・ウォン
出演者 レオン・ライ    (OK・ライ)
セシリア・チャン  (ワンダフル)
ン・マンヤン    (ウィッチ)
ユン・シウイー   (ビッチ)
チョン・ダッメン  (ピュア)
コピー 劇場未公開
あらすじ
嘘が得意な不動産屋OK。 彼女にフラレタ夜に、コンビニで綺麗な女性に出会う。
後日、取引先の社長からネパール人の僧侶を紹介され会いに行くと、そこでコンビニの彼女ワンダフルと再会。
さらに翌日、社長の会社に行くと、なんとワンダフルはその会社の社員と判明!
運命を感じたOKは、彼女をランチに誘うが、彼女の方はOKを社長の従兄弟と勘違いしていた。
感想
なかなか面白いですね!
いささか笑いの間が古い気がしますが、それが味となってツボを刺激してきます。
ボケた後の間が絶妙ですよね。
カメラの前で動きを止める所が一昔前(いや、二昔前か…)のコントを連想させます。

そんな絶妙なオモシロネタが、惜しみなく各所に散りばめられています。
特にセリーヌに薬を飲ますのを失敗し、ワインボトルで思いっきり殴る所は爆笑でした。
人間追いこまれると大胆になるんですよね。(笑)

あと、セリーヌを他の男にバトンタッチする時の「やった〜!!」という映像が面白い!
スローで「ヤットゥワァ〜!」と聞こえて来そうで笑えます。

男女それぞれのサブキャラたちも見逃せません!
OKを助けるために、ピュアが守り続けてきた操を捨てたのには笑い涙が…。
その他、明るくてノリノリのビッチ(すごいあだ名だな)や、ワンダフルの良き相談相手ウィッチも、可愛くて良い味出してました!

個人的にチャン社長夫人もお気に入り。
疑い深いが騙されやすい、憎めないキャラでしたね。

ワンダフルのお父さんもはじけてましたが、どうもやり過ぎなのが鼻について受け入れられませんでした。
この人絶対どこかで見たことあるんだけど、どこだったかな??
思い出せそうで出てこない…。
誰か知っている方がいたら教えて下さい。

ヒロインのセシリア・チャンがとっても綺麗で可愛いですね。
若い頃の(今も十分若いけど…)マギー・チャンにそっくりです。
苗字が一緒だから、関係あるのかと思いました。(ないみたいですね)
ワンダフルが顔を隠しながら見せる表情が最高に可愛い!
特にOKが行った後の「どうしよう!?」という照れてる表情が良かったな。
彼の前では強気だけど、本当はドキドキして仕方ない!ってがすごく伝わってきました。

でもね、最後はちょっと強引でしたね。
あの流れでセリーヌがあんな申し出しても、OKが流されるなんて思えません。
反対に「なんでこんな流れなんだ?」という疑問が頭の中を駆け巡って、一気に冷めてしまいました!
ここまで良かったのに台無しだな〜。
舞台をネパールに持って行く為の設定でしょうけど、もっと自然な流れはなかったのかと思ってしまいます。
これは本当に残念でした。

最後にNG集がありますよ。
香港映画って結構NG集多いですよね。
ジャッキー映画の影響か!?

高地でのキスに息継ぎは必要か?
いつか私も確かめてみたいです。(笑)
鑑賞日 2004.08.21

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spink.gif エリザベス(1998)  イギリス
   ELIZABETH   [124分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/歴史劇
監督 シュカール・カプール
出演者 ケイト・ブランシェット     (エリザベス1世)
ジョセフ・ファインズ      (ロバート・ダドリー)
リチャード・アッテンボロー   (ウィリアム・セシル)
クリスタファー・エクルストン  (ノーフォーク卿)
ジェフリー・ラッシュ      (フランシス・ウォルシンガム)
ファニー・アルダン       (メアリー・オブ・ギーズ)
ヴァンサン・カッセル      (アンジュー)
キャシー・バーク        (メアリー女王)
コピー その瞳が、唇が、その存在が革命。
<ヴァージン・クィーン>25歳。
あらすじ
1554年、イングランド。
ヘンリー8世が崩御して、旧教VS新教の戦いが起こり、国が分裂し始めた。
熱烈な旧教徒の長女メアリーが女王即位。
国は異教徒であるプロテスタントの人々を処刑していた。
メアリーの義妹エリザベスは新教徒で、旧教徒勢力の脅威であった。
メアリーは彼女に言い掛かりを付け、ロンドン塔に幽閉した。
しかし、良心の呵責に耐えかねたメアリーはエリザベスを保釈、それから間もなく崩御した。
エリザベスは25歳でイングランドの女王となった。
感想
前観た時は、時代背景が全然分からず、話しの流れがほとんど理解出来なかったのですが、今回は色々映画を観てきたお陰で、かなり理解できるようになってました。(^_^;)

始めの火あぶりのシーンや戴冠式のシーン等、随所に真上から見下ろすような映像があるのが印象的です。
これは神の目線らしいですね。
普通の人からでは見れない角度なので、少々違和感を覚えますが、神の目線だと思ってみれば結構面白いです。

エリザベスの戴冠式は、荘厳な雰囲気と豪華絢爛な衣装に鳥肌が立ちました。
正に別世界ですよね〜。
こういう環境に囲まれて生活してたら、自然に品や威厳が備わるのは当然です。
エリザベスの緊張と自信が入り混じった表情も良かったと思います。

時代劇の楽しみと言えば、豪華なコスプレ衣装!(私だけ?)
さすが女王だけあって、エリザベスのドレスはどれも素敵でした〜!
私の一押しドレスは、議会の時に着ていた真っ赤なドレス。
あっ、でも2回目にヴォルタを踊った時の黒いドレスも良かったな〜。
この時の豪華なティアラも綺麗でした。
一度で良いから付けてみたい!!(>_<)

終始綺麗で美しい映像に圧倒されっぱなしです。
オープニングでの説明部分の燃えるような映像から引き込まれます。
その中でイングランドの国旗が二つに分裂するシーンがあるのですが、これがカッコ良くて何回も巻き戻して観てしまいました。
ここも好きな所です。

最後の白塗りには息を呑みました。
仮面という表現が一番ぴったり来ますね。
無表情での威圧感、圧迫感がすごいです。
皆が声が出ないのも分かります。
ケイト・ブランシェットのあっぱれな演技でした。

始めは少し戸惑いを見せていたエリザベスが、徐々に威厳を持ち、自ら輝き出す様子がセンス良く描かれています。
しかし、時代背景が分からないと難しいかもしれませんね。

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spink.gif エリザベスタウン(2005)   アメリカ
  ELIZABETHTOWN  [123分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/ロマンス
監督 キャメロン・クロウ
出演者 オーランド・ブルーム   (ドリュー・ベイラー)
キルステン・ダンスト   (クレア・コルバーン)
スーザン・サランドン   (ホリー・ベイラー)
アレック・ボールドウィン (フィル・デヴォス)
ブルース・マッギル    (ビル・バンヨン)
ジュディ・グリア     (ヘザー・ベイラー)
ジェシカ・ビール     (エレン・キスモア)
コピー すべてを失った僕を、待っている場所があった――
あらすじ
シューズ会社に勤務するデザイナー:ドリュー。
彼は長年開発に打ち込んできた画期的なシューズが10億ドルもの大損害を招き、会社をクビになってしまう。
恋人にも捨てられ生きる望みを失った矢先、故郷を訪れていた父親が心臓発作で亡くなったという報せが届く。
父の葬儀のためにケンタッキー州の小さな街、エリザベスタウンへと向かうドリュー。
失意の彼は飛行機の中で、陽気でお節介焼きのフライト・アテンダント、クレアと出会う。
感想
はっきり言っちゃうと、意味が良く分かりません。
告別式での母のパフォーマンス、火事、ミッチとの旅。
それぞれにユニークな意味が隠れているのは感じられるのですが、それがあまりに突飛なため、素直に受け取る事が出来ませんでした。
しかし、クレアの特別な地図は素晴らしかったです。
42時間と11分の旅のガイドブック。
これは本当に深い愛情がないと出来ない芸当だと思います。

キング牧師が泊まった部屋とか、大きな白い像とか、見る人が見ればわかるメッセージがあるんでしょうね。
その意味は理解できなかったけど、一緒に小旅行気分が味わえて面白かったです。

ここには落ち込んだ時に立ち直れる何かが隠されているんでしょうね。
何かがあった時には、参考にしたいと思います。

この作品で、出会いの大切さについて考えさせられました。
自殺までしようと思い詰めていたのに、新しく出会った女性によって、生きる力をもらったんですからね。
この出会いが彼の人生を変えたんです。
人生何が起きるか、どこに幸せにがあるか、分からないものです。
鑑賞日 2007.12.26

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spink.gif エリジウム(2013)   アメリカ  PG−12
  ELYSIUM  [109分]
管理人評価   ★★
ジャンル SF/ドラマ/アクション
監督 ニール・ブロムカンプ
出演者 マット・デイモン       (マックス・ダ・コスタ)
ジョディ・フォスター     (デラコート高官)
シャールト・コプリー     (クルーガー)
アリシー・ブラガ       (フレイ)
ディエゴ・ルナ        (フリオ)
ワグネル・モウラ       (スパイダー)
ウィリアム・フィクトナー   (ジョン・カーライル)
ファラン・タヒール      (パテル大臣)
ブランドン・オーレ      (ドレイク)
ジョシュ・ブラッカー     (クロウ)
エマ・トレンブレイ      (マチルダ)
ホセ・パブロ・カンティージョ (サンドロ)
コピー 彼の余命は、あと5日――。
あらすじ
2154年。
人口増加と環境破壊で荒廃が進む地球。
その一方、一握りの富裕層だけは、400キロ上空に浮かぶスペース・コロニー“エリジウム”で何不自由ない暮らしを送っていた。
そこには、どんな病気も一瞬で完治する特殊な医療ポッドがあり、美しく健康な人生を謳歌することが出来た。
そんなエリジウムに憧れを抱きながら地球で暮らすマックスは、ロボットの組み立て工場で過酷な労働に従事していた。
ある時彼は、工場で事故に遭い、余命5日と宣告されてしまう。
生き延びるためにはエリジウムで治療する以外に道はない。
そこでマックスはレジスタンス組織と接触し、決死の覚悟でエリジウムへの潜入を図る。
感想
設定は面白いですね。
お金さえあれば行ける、天国のようなエリジウム。
どんな病気でも治せる医療ポッド。
余命5日だが、エリジウムの再起動データを持っている男。
クーデターを企む女防衛長官。
それぞれの思惑が絡まって、エリジウムでの戦いが始まる。

何だか一つ一つのパズルが上手くはまっていないような感じがするんです。
上手く言えないんですけど、現実味がないっていうか。
SFに現実味がないっていうのも何なんですけど、世界観がまとまってない気がします。

クルーガーが顔面ぐちゃぐちゃになったのに、医療ポッドで完治しちゃいましたよね。
息も出来ないし、出血多量なのに、死なないって・・・。
それなのに、首を刺されたデラコートはあっさり逝っちゃいました。
訳が分かりません。

それに不法入国の船を止める方法が、地上からミサイル打ってもらうしかないというのもおかしくないですか。
意外なくらい簡単に侵入出来て拍子抜けです。

あと、ジョディ・フォスターの扱い方が雑なのも気になりますね。
クーデターを企む女防衛長官ですが、活躍のし所がなくて、何だったんだという印象です。

終わり方も医療ポッドが全てって事でしょう。
大量生産出来るポッドなんだったら、別に出し惜しみする必要なかったんじゃない?
本当にツッコミ所が多いお話です。

唯一良かったのは、マット・デイモンです。
丸刈りで体張って頑張ってました。
薬のおかげで普通と変わりないし、余命5日の人には見えません。
パワースーツ同士のバトルは、結構迫力ありました。

設定を活かしきれていないもったいない作品ですね。
それなりに楽しめたけど、なんだかなぁという所も多くて、どこまでも中途半端な印象です。
鑑賞日 2018.05.23

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spink.gif エリン・ブロコビッチ(2000)   アメリカ
  ERIN BROCKOVICH  [131分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル 実話/ドラマ
監督 スティーヴン・ソダーバーグ
出演者 ジュリア・ロバーツ     (エリン・ブロコビッチ)
アルバート・フィニー    (エド・マズリー)
アーロン・エッカート    (ジョージ)
マーグ・ヘルゲンバーガー  (ドナ・ジェイセン)
チェリー・ジョーンズ    (パメラ・ダンカン)
ピーター・コヨーテ     (カート・ポッター)
コピー 最近、いつ燃えた?
全米史上最高額の和解金を手にした女。
あらすじ
交通事故の訴訟に敗訴したエリン・ブロコビッチ。
彼女は3人の子供を抱えるシングル・マザーで、明日食うにも困るくらい貧乏だった。
追いこまれた彼女は、訴訟を担当した弁護士エドに頼み込んで事務所で働かせてもらう事に。
資格の無いエリンは雑用担当だったが、事務所で公害に関する書類を見つけ、自ら調査に乗り出す。
PG&E社の工場の近くに住むドナ・ジェイセンを訪ね、人体に有害なクロムの存在を知る。
感想
とっても素敵な実話ですね。 こんなにも熱心に仕事が出来たのは、彼女が3人の子持ちであり、お金の無い追い詰められた生活を余儀なくされていたからでしょう。
彼女の一生懸命さに心を強く打たれました。
そんなに号泣したって程でもないのですが、★4つの価値は十分にあると判断し決定しました。

これを見るとやっぱり正義は勝つのかなと思えますね。
大手企業を相手にしても物怖じしない強さ。
これも大切な勝因の一つだったはずです。
口の悪さは程ほどに…とは思うけど、ここでは強い武器でした!

しかし、エリンの服はいちいちすごいですね。
派手派手のムチムチでいかにも軽そうです。
でも、中身は頑固で一途!
これに騙された人も多かった事でしょう。
全財産が16ドルしかなかったエリン。
そんな彼女が地道に調査を進めていくことで、自分にも自信がついてきたのか、徐々にキラキラと輝いてくるんですよね。
やりがいのある仕事というのは、人間を活き活きさせるんだなあ。

それもこれもエリン・ブロコビッチを演じたジュリア・ロバーツの頑張りの賜物ですよね。
すごく魅力的で勝利のオーラが出てました。
口の悪さも一級品!
アカデミー賞主演女優賞受賞も納得です。

唯一気になったのは最後の終わり方ですね。
フェードアウト気味で盛り上がりに欠けたけど、そこが和解金ってポイントです。
勝訴な訳じゃないからな。

でも、それまでに涙腺解放ポイントが何ヶ所かあったので、感動はきっちりやってきます。
ベスが初めて「ボール」と言ったお話にはうるうる来ちゃいました。
あと、ドナの家で「あなたの取り分は〜」と告げると事も良いですね。

この作品にはエリン・ブロコビッチ本人もウェイトレス役で出演しているそうです。

アカデミー賞主演女優賞受賞作品。
鑑賞日 2003.12.17

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spink.gif エル ELLE(2016)   フランス  PG−12
  ELLE  [131分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/ドラマ
監督 ポール・ヴァーホーヴェン
出演者 イザベル・ユペール    (ミシェル・ルブラン)
ロラン・ラフィット     (パトリック)
アンヌ・コンシニ     (アンナ)
シャルル・ベルリング   (リシャール・カサマヨウ)
ヴィルジニー・エフィラ   (レベッカ)
ジュディット・マーレ    (イレーヌ・ルブラン)
クリスチャン・ベルケル   (ロベール)
ジョナ・ブロケ      (ヴァンサン)
アリス・イザーズ     (ジョジー)
ヴィマーラ・ポンス    (エレーヌ)
アルチュール・マゼ    (ケヴィン)
ラファエル・ラングレ    (ラルフ)
リュカ・プリゾ      (キュルト)
コピー 犯人よりも危険なのは“彼女”だった――。
あらすじ
新鋭ゲーム会社で女社長を務めるミシェル。
彼女はある日、ひとり暮らしをしている自宅で覆面をした男に襲われる。
男が去ると、何事もなかったかのように振る舞うミシェル。 幼い時のトラウマから、警察を全く信用していない彼女は、自ら犯人探しを始める。
感想
同じ女としては、かなり複雑な気持ちになる作品でした。
レイプされても、その犯人に嫌がらせを受けても、誰にも頼らずに一人で戦うミシェル。
でも、隣の家の旦那に色目を使ったり、その旦那を望遠鏡で覗きながら自慰をしたりと、理解出来ない部分も多々ありました。
親友の旦那から肉体関係を強要されたり、会社でも性的な嫌がらせを受けたり、理不尽な事が多いんですよ。
フランスってこんな事が日常的に起こる国なの!?
と勘違いしてしまうくらいの衝撃です。

レイプ犯が判明してからも、その関係が続くのが想定外でした。
事故で友人たちが連絡つかないからって犯人呼ぶ?
その辺りの割り切り具合が、大人過ぎて理解が追いつきませんでした。

ミシェルの壮絶な過去も彼女の人生に大きな影を落としていましたね。
隣の旦那に笑い話のように気軽に、父親の事件を語っている姿に、心の闇の深さを見た気がします。
若い男と再婚しようとする母親も、かなり変わっているようだったし、ミシェルの性格が歪んでいるのも仕方がない事なのかもしれません。

何度もレイプされ、体を張りまくったイザベル・ユペール
孫がいるおばあちゃんには見えません。
色々な映画賞で評価されたのも納得です。

最後までどうなるのか気になる展開で、お話としては良かったと思います。
久しぶりにフランス映画を見ましたが、なかなか刺激的で、もっと見たいと思わせてくれる作品でした。
鑑賞日 2023.08.02

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spink.gif エルマー・ガントリー(1960)   アメリカ
  ELMER GANTRY  [145分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 リチャード・ブルックス
出演者 バート・ランカスター    (エルマー)
ジーン・シモンズ      (シャロン)
ディーン・ジャガー     (ビル・モーガン)
アーサー・ケネディ     (ジム・レファーツ)
パティ・ペイジ       (レイチェル)
シャーリー・ジョーンズ   (ルル・ベインズ)
ジョー・マロス       (フィリップ・ガリソン)
エドワード・アンドリュース (ジョージ・バビット)
コピー 文豪ハリー・シンクレア・ルイスが全世界に大波紋を投じた名作
を得て、最高のスタッフが放つ 文芸映画の最高峰
ここに登場!
あらすじ
口が達者で女の扱いも巧みなセールスマン:エルマー・ガントリー。
彼はある時、美しい女性伝道師シャロンと出会う。
そして、彼女に惹かれたことを機に、その宗教団体へ入会してしまう。
始めはシャロンの気を引くため目立とうとしたエルマーだが、弁が立つ上、その強烈な個性で団体を代表する伝道師として台頭していく。
またシャロンとの関係も深まる中、自らを売り出そうと今度は売春撲滅を訴え始めるエルマー。
しかし、そんな彼にかつて身を持ち崩された挙げ句、娼婦となったルルが現われる。
感想
奥が深いからか、宗教に慣れ親しんでないからか。
私にはいまいち共感出来ませんでした。
でも、画面から目が離せない力はあります。

調子の良いエルマーがどうも苦手でした。
笑顔が嘘くさいというか、見ているとイライラしちゃうんです。
私もビルの意見に賛成。
どうも苦手です。
しかし、口のうまさは天下一品!
あの入り込み方は怖いくらいです。

宗教はどこでも田舎の方が熱心なんですね。
私は無神論者だけど、ゼニスでの集会は感動してしまいました。
思わず膝まづいてしまいたくなるくらいです。
ならず者だちが静められたのも頷けます。

熱心な信者のシスター・シャロン。
でも、やっぱり彼女も一人の女性でした。
ずっと誤魔化していたけど、本当はエルマーに惹かれていたんです。
彼と密かに作っている神の家の前で交わり、すっかり女性の顔に。

エルマーも布教活動をするうちに、心を入れ替えたんですね。
まあ、彼の場合は恋の力が大きかったですけど。

「この作品には賛否両論ある」
って冒頭に出てましたけど、私的にはありでしたよ。

アカデミー賞主演男優賞、助演女優賞受賞作品。
鑑賞日 2006.02.23

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spink.gif エレファント・マン(1980)   アメリカ/イギリス
  THE ELEPHANT MAN  [124分]  白黒
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/伝記
監督 デヴィッド・リンチ
出演者 ジョン・ハート       (ジョン・メリック)
アンソニー・ホプキンス   (フレデリック・トリーヴス)
アン・バンクロフト     (ケンドール夫人)
ジョン・ギールグッド    (カー・ゴム院長)
ウェンディ・ヒラー     (寮母)
フレディ・ジョーンズ    (バイツ)
マイケル・エルフィック   (夜警ジム)
ハンナ・ゴードン      (トリーヴス夫人)
ヘレン・ライアン      (アレクサンドラ妃)
ジョン・スタンディング   (フォックス)
デクスター・フレッチャー  (バイツの少年)
レスリー・ダンロップ    (ノーラ)
フィービー・ニコルズ    (メリックの母)
フレデリック・トレヴェス  (アルダーマン)
キャスリーン・バイロン   (レディ・ウォディントン)
ジェラルド・ケイス     (ウォディントン卿)
ケニー・ベイカー      (小人)
コピー 真実は――語りつくせないドラマを生んだ。
あらすじ
19世紀末のロンドン。
21歳の青年ジョン・メリックは、無数のコブに覆われた特異な容姿から“エレファント・マン”と呼ばれ、見せ物小屋で生活していた。
ある日、小屋を訪れた外科医フレデリック・トリーヴスは、メリックの姿を見て言葉を失う。
そして、研究のためにメリックを病院へ呼び寄せる。
感想
これが実話だというのが驚きです。
今の医学だとどういう病名が付くのでしょうか。(プロテウス症候群が原因と推測されているようです。)
いくら説明を受けていたとしても、メリックの姿を目の当たりにしたら、目を背けてしまうと思います。
それくらい酷い症状なのです。

知能が低く、会話も出来ないと思われていたメリック。
しかし、聖書を暗唱出来るほど、知能が高い事が判明。
人間らしくスーツを着て過ごすようになりました。
本当に彼の人生を思うと切なくて胸が痛いです。

医師のトリーブスは、ずっと研究対象としてメリックを見ていました。
人間以下の扱いを受けいていた見世物小屋よりは良い環境ですが、病院でも上流階級の面会者を受け入れていて、確かに扱いは同じです。

気になったには、メリックが「友よ」と言っても、トリーブスは決して「友」とは返さなかった事。
やはり彼にとって、メリックはどこまで行っても研究対象なんでしょうね。
良い人ぶっていてもその程度なんだとがっかりしました。

実際のメリックの写真も見ましたが、本当にそっくりで特殊メイクが良く出来ていた事に驚きました。
あれだけ口が歪んでいては、話す事も食べる事も困難だったでしょう。
知能が正常ならば、尚更精神的に苦しんだはずです。

最期は「普通に寝てみたい」という夢を叶えたメリック。
今までの人生を思えば、自分の意志で決めれて良かったと思ったくらいです。
それくらい彼の人生は壮絶でした。

全編白黒映像だったのも、この時代に入り込めた大きな要素でしょうね。
そして、彼の容姿を少しマイルドに受け取れた事も、良い効果になっていると思います。
夜な夜なメリックを見世物にしていた奴らは酷いけど、どうしても同じ人間だと思えない限り、私たちも彼らと同等という事でしょう。

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spink.gif エンド・オブ・トンネル(2016)   アルゼンチン/スペイン
  AL FINAL DEL TUNEL  [120分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/犯罪
監督 ロドリゴ・グランデ
出演者 レオナルド・スバラーリャ (ホアキン)
パブロ・エチャリ     (ガレリト)
クララ・ラゴ       (ベルタ
フェデリコ・ルッピ    (グットマン
ワルテル・ドナード    (カナリオ
コピー 最大の武器は、
動かない”下半身”―――
あらすじ
事故で妻子を失い、自分も車椅子生活を送るホアキン。
ある日、家の二階部分を一人娘のいるストリッパー:ベルタに貸すことになった。
二人との交流を通して少しずつ明るさを取り戻していく中、地下室でトンネルを掘っているような作業音と話し声を耳にする。
やがて、犯罪者たちが銀行に押し入るための地下道を掘っていると知ったホアキンは、犯罪者たちが奪った金を横取りしようと計画する。
感想
2017年1月より開催の<未体験ゾーンの映画たち2017>で上映された作品だそうです。
なかなかスリルのある映画でした。
どんどんお話にのめり込んでいって、目が離せなくなりました。

またチンピラ共が悪そうな奴なんですよ。
良くこんな奴らから金を横取りしようなんて考えたよね。
この車いすの人も、相当命知らずのチャレンジャーです。

ベティちゃんが話さなくなった理由が悲し過ぎるよ。
本当に最悪!!!
それを聞いたベルタが、目を覚ましてくれて良かったです。
世の中にはそれでも男が大事って母親がいるからね。

いつもギリギリでピンチをすり抜けるホアキン。
見つかっちゃうよ〜!!って何回声をあげた事か!
ついでにベティちゃんもピンチを迎えて、本当に心臓が疲れました!
後半はそんなドキドキの連続でしたね。

ただ最後のじいさんの行動は、すごい違和感ありました。
大好物だったのか??

結局、欲しかったものは手に入れられたから、ハッピーエンドですね。
これからの3人には幸せが待ってるはずです。
全てをやり直すのにふさわしい事件だったのかもしれません。
鑑賞日 2020.06.20

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spink.gif エンド・オブ・ホワイトハウス(2013)   アメリカ  PG−12
  OLYMPUS HAS FALLEN  [120分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/サスペンス
監督 アントワーン・フークア
出演者 ジェラルド・バトラー   (マイク・バニング)
アーロン・エッカート   (ベンジャミン・アッシャー大統領)
モーガン・フリーマン   (アラン・トランブル下院議長)
アンジェラ・バセット   (リン・ジェイコブス長官)
ロバート・フォスター   (エドワード・クレッグ陸軍参謀総長)
コール・ハウザー     (ローマ)
フィンリー・ジェイコブセン (コナー)
アシュレイ・ジャット   (マーガレット・アッシャー大統領夫人)
メリッサ・レオ      (ルース・マクミラン国防長官)
ディラン・マクダーモット (フォーブス)
ラダ・ミッチェル     (リア・バニング)
リック・ユーン      (カン)
コピー 必ず、救出する
あらすじ
1年半前、大統領付きシークレット・サービスのマイク・バニングは、事故に巻き込まれた大統領を救う為、大統領夫人を見殺しにしてしまう。
以来、大統領付きを外され、しがないデスクワークに甘んじる日々を送っていた。
そんなある日、ホワイトハウスがアジア系テロリスト集団の奇襲攻撃によって占拠され、大統領を人質にとられてしまう。
警備に当たっていたシークレット・サービスも全滅し、万事休すと思われたその時、異変に素早く反応し、たったひとり潜入に成功したマイクから連絡が入る。
感想
徹底的にホワイトハウスが攻撃されて絶望的な中、ひとり敵と戦うシークレットサービスのマイク。
こんなに一方的な展開に追い込まれると思って無かったから、物語にグイグイ入り込んでいけました。

ホワイトハウスにいる人たちが容赦なく殺されて、正に血の海。
敵がアジア人というのは新しいのかな。
テロリストが韓国政府内部にいて、アメリカを訪問したタイミングで韓国大統領が暗殺されるという衝撃の展開です。
敵の思惑通り、ホワイトハウスの核シェルターに一緒に入り込み、そこでアメリカ大統領を人質に取るのです。

絶体絶命の中、ひとり活躍するマイクがカッコ良過ぎます。
ホワイトハウス内を熟知しており、大統領の息子コナーとも仲良い関係だったので、敵の裏をかく作戦で次々と救出に成功。
彼だからこんな働きが出来たんですよね。
反撃の攻防が見応えありました。

人質が次々と殺される中、簡単には屈しない国防大臣も凄かった!
「墓に戦わずに死んだと書かれたくない」という心意気がカッコ良いです。
このシーンには思わず目頭が熱くなりました。

テンポも良く一気に見せる展開にハラハラさせられました。
続編が作られたのも納得の面白さです。
アメリカの象徴を徹底的に壊してしまうので、見てるこちらが大丈夫と心配になる程の過激ぶりです。
それだけに見応えも十分!
この勢いで続編も制覇したいと思います。

《関連作品》
エンド・オブ・キングダム(2016)
「エンド・オブ・ステイツ(2019)」
鑑賞日 2022.05.18

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spink.gif エンド・オブ・キングダム(2016)   アメリカ  PG−12
  LONDON HAS FALLEN  [99分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/サスペンス
監督 ババク・ナジャフィ
出演者 ジェラルド・バトラー   (マイク・バニング特別捜査官)
アーロン・エッカート   (ベンジャミン・アッシャー大統領)
モーガン・フリーマン   (アラン・トランブル副大統領)
アロン・モニ・アブトゥブール (アーミル・バルカウィ)
アンジェラ・バセット   (リン・ジェイコブス長官)
ロバート・フォスター   (エドワード・クレッグ将軍)
ジャッキー・アール・ヘイリー (DC・メイソン次席補佐官)
メリッサ・レオ      (ルース・マクミラン国防長官)
ラダ・ミッチェル     (レア・バニング)
シャーロット・ライリー  (ジャクリーン・マーシャルMI6捜査官)
ワリード・ズエイター   (カムラン・バルカウィ)
ショーン・オブライアン  (レイ・モンロー国家安全保障局副長官)
コリン・サーモン     (ケビン・ハザード総監)
ガイ・ウィリアムズ    (レイトン・クラークソン後任首相)
マハディ・ザハビ     (スルタン)
アデル・バンシェリフ   (ラザ)
ブライアン・ラーキン   (デイヴィスSAS隊長)
コピー 『エンド・オブ・ホワイトハウス』待望の続編!
今度の標的は、“世界”
あらすじ
ホワイトハウス陥落の悪夢から2年。
英国首相が亡くなった為、ロンドンで執り行われる葬儀に出席する米大統領はじめ世界各国の首脳がロンドンに集結した。
ところが、厳戒態勢のロンドンで同時多発テロが勃発してしまう。
西欧諸国の首脳が次々と犠牲となる中、米大統領はシークレットサービスを務めるマイク・バニングの素早い対応で、辛うじて現場から避難することに成功。
その後非常事態宣言が発令されたロンドンで、100人を超えるテロリストの攻撃から大統領を護り、ここから脱出させるために決死の戦いを繰り広げる。
感想
第二弾でスケールダウンしたら嫌だなと思っていましたが、今回はロンドンを徹底的にぶっ壊してくれました。
しかも、標的は世界の首脳陣。
日本の首相も早々に犠牲になってしまいました。

前作同様、テンポ良く進むので、逃げる大統領たちと一緒に息つく暇がありません。
車で逃げてもヘリで逃げても、テロリストは執拗に追いかけてきます。
この徹底具合がこの作品の醍醐味ですね。

今回の舞台はロンドンですが、マイクは自分の庭のごとく動き回っていましたね。
ここにも土地勘があるのでしょうか。
そのおかげで大統領を守り抜く事が出来ました。

世界一命を狙われている米国大統領だから、もっと警備が必要なんじゃないかな。
いくらマイクが無敵でも、こんな多数のテロリストに狙われたらお終いです。
まあ、マイクを活躍させる為と言えばそうなんだけど、今回はちょっとそこが気になっちゃいました。
この作品は派手なアクションと徹底的なぶっ壊し具合を楽しむ作品ですね。

大統領の拷問を全世界配信するという今の時代ならではの展開。
処刑寸前で反撃してきたマイクのカッコ良さは凄かったです。
もうここしかないってタイミングで鳥肌ものでした。

調べたら第3弾もあるじゃないですか!
これは見るしかないですね。
次回はどこをぶっ壊すのか。
期待したいと思います。

《関連作品》
エンド・オブ・ホワイトハウス(2013)
「エンド・オブ・ステイツ(2019)」
鑑賞日 2022.05.20

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spink.gif 映画 えんとつ町のプペル(2020)   日本
  POUPELLE OF CHIMNEY TOWN  [100分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル アニメ/ファンタジー/ ファミリー/ アドベンチャー
監督 廣田裕介
出演者 <声の出演>
窪田正孝  (プペル)
芦田愛菜  (ルビッチ)
立川志の輔 (ブルーノ)
小池栄子  (ローラ)
藤森慎吾  (スコップ)
野間口徹  (レター15世)
伊藤沙莉  (アントニオ)
宮根誠司  (トシアキ)
大平祥生  (デニス)
飯尾和樹  (スーさん)
山内圭哉  (アイパッチ)
國村隼   (ダン)
コピー 信じぬけ。

煙に覆われ、見上げることを忘れたえんとつ町の
誰も知らない大きな秘密。
『星』を信じた少年とゴミ人間の物語。
あらすじ
厚い煙に覆われ、空を見上げることを禁じられた“えんとつ町”。
ただ一人、煙の向こうに“星”があると信じていた少年ルビッチは、ゴミから生まれたゴミ人間プペルと偶然出会い、2人は友だちになる。
しかしそんな2人の前に、町の治安を守る異端審問官が立ちはだかる。
感想
カジサックが大好きな私は、町人Aをいつまでも引っ張るミニコントが好きで、早く本編を見たいと思ってました。
見てみたら言われないとカジサックだって分からないくらい馴染んでいて驚きました。

思ったより音楽ベースのダイジェストが多かったですね。
3回くらいあったのかな。
最初からHYDEさんの「HALLOWEEN PARTY-プペルVer.-」で大盛り上がり!
すっと物語に入り込む事が出来ました。

プペルの健気な行動に涙涙ですよ。
毎日洗っているのに臭くなる理由・・・。
そのお目当てのものの見つけ方・・・。
さすが人気があるだけありますね。

一番印象に残ったのは、何故かスコップ!
おしゃべりな彼のキャラに藤森慎吾さんの声がぴったり過ぎて、お気に入りキャラになりました!
聞いてもないのにペラペラ喋りまくって、ルビッチたちの要望を3つ叶えてくれるって良い人でしかないでしょ!!

そしてブルーノの語り。
西野さんが宣伝の時に「プペルは自分の物語でもある」と言っていたので、言葉一つ一つの重さが凄かったです。
夢を語れば笑われて、行動すれば叩かれる。
でも、震える足を隠して前に進む。
平気だから強気で行動している訳じゃないんですね。
怖いけどそれを押し殺して前に進んでいたんですね。
これは泣くって・・・。

映画を見て改めて絵本を見たくなりました。
どこの部分だったんだっけ?
絵本は無料公開しているので、誰でも見れますよ。
まだ見てない方は是非ご覧ください。
鑑賞日 2021.11.06

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spink.gif エントラップメント(1999)   アメリカ
  ENTRAPMENT  [113分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/犯罪
監督 ジョン・アミエル
出演者 ショーン・コネリー       (マック)
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ  (ジン・ベイカー)
ヴィング・レームズ       (ティボドー)
ウィル・パットン        (ヘクター・クルーズ)
モリー・チェイキン       (コンラッド・グリーン)
テリー・オニール        (クイン)
コピー 罠は仕掛けられた。
あらすじ
2000年まであと16日。
ニューヨークの高層ビルに入った会社から高価な絵画レンブラント盗まれた。
あらゆる証拠が凄腕の美術品泥棒マックの仕業であることを示していた。
そんな中、保険会社の優秀な女性調査員のジンは、マックの見張り役に抜擢される。
しかし、マックの方が一枚上手で、ジンの泊まっているホテルの部屋にやって来て、後をつけるなと忠告する。
ジンは予定通り中国の黄金の仮面を盗んでくれと依頼し、彼の信頼を得る。
感想
これを観るのは2回目だけど、最後のオチはやっぱり驚かされます。
もちろん1回目の方が驚いたけど、ほとんど忘れてたからね。(汗)

誰が誰を裏切っていて、誰が誰と組んでいるのか。
何が嘘で何が本当かもわからない。
最後まで結末が予想できず、緊張感が続きます。
2000年のコンピューター問題を上手く使ったナイスなアイデアですね。

キャサリン姉さんが色っぽいのなんのって!
こんな美人に恋しない男はいないでしょ!

彼女が赤い糸をレーザーに見立てて、体を華麗にくねらせながらすり抜ける姿はため息ものです!!
この美しい動きは素晴らしいですね。
柔らかさはもちろんの事、しなやかさもあいまって、すごく綺麗でした!

あと、"黄金のマスク"を盗む時のスリルが堪らんね。
ジンの震え方がリアルで、こっちまで緊張してしまいました。

ショーン・コネリーも年の割には、かなり頑張ってらっしゃいました。
結構動けるんですね〜。
しかし、彼と姉さんのキスシーンは、ちょっとサブイボ立ちました。(汗)

単純にこういうお話が好きなのよね〜。
実写版ルパンみたいで、ワクワクドキドキするわ。
ということはキャサリンは不二子か。
ナイスボディは女泥棒の必須条件か!?

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