--REIの映画感想--

全体的にネタばれがありますので、未見の方は注意して下さいませ
評価の★の内容は次の通りです
管理人の独断に基づいておりますのでご了承くださいませ
★★★★★:大好き!何度も観たい作品!
★★★★:好き!強く心に残る作品!
★★★:なかなか良い
★★:まあまあ損はしない
★:いまいちかも・・・
X:二度と観たくない


[ List ]
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[マ] [] [] [] []

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spink.gif マスク(1994)  アメリカ
  THE MASK   [101分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル コメディファンタジー
監督 チャールズ・ラッセル
出演者 ジム・キャリー     (スタンリー・イプキス)
キャメロン・ディアス  (ティナ・カーライル)
ピーター・リーガート  (ミッチ・ケラウェイ)
ピーター・グリーン   (ドリアン)
エイミー・ヤスベック  (ペギー)
コピー 仮面の下の素顔を見せて、ほんとの恋を始めましょ。
あらすじ
エッジシティーの海中で見つかった謎の仮面。
人は良いが小心者の銀行員スタンリーは、たまたまその仮面を川で拾った。
彼が家に帰り、その仮面をつけてみると、突然竜巻がおこり、顔が緑色のもう一人の自分"マスク"が現われた。
マスクになると物事が思い通りになり、普通の自分では出来ない事も簡単にこなせてしまう。
一目惚れしたココ・ボンゴの歌姫ティナをも虜にしてしまえる程だ。
しかしその行動がもとで、警察とティナの恋人でマフィアのドリアンから目をつけられてしまう。
感想
何回見ても面白い映画です。
ジム・キャリーって本当に顔の筋肉が柔らかいですよね。
こんなに柔らかいのは、ものまねのコロッケかジム・キャリーくらいでしょう。(笑)
マスクになった時の高速で走る前の決めポーズや、仮面を付けた時のムンクの叫びのような顔とか、笑いの基本で古典的なんだけど、彼が演じるとどうしても笑ってしまいます。

パワフルなマスクが繰り広げるファンタジックな世界は、まるで魔法のようで、CGがふんだんに使われているけど、わざとらしくなく、自然に溶け込んでいるのが素晴らしいですね。
彼は最高のエンターティナーだと思います。

細かい所も笑いに凝っていて、長過ぎるリムジン、回り過ぎるティナ、マスクがエルビスに変身したり、突然偽○スカー像を授賞しちゃったりと休む暇がありません。

一番活躍するのは、スタンリーのペット:マイロです。
アカデミーペット賞をあげたいですね。
またマイロの使い方が上手いんですよ。
重要な役割を果たすワンちゃんに注目です!

ジム・キャリーの魅力がこれでもかという程詰まっている作品です。
まだ見てない方は、是非見てみてください!
鑑賞日 2003.04.21

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spink.gif マスク・オブ・ゾロ(1998)  アメリカ
    THE MASK OF ZORRO  [137分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション
監督 マーティン・キャンベル
出演者 アントニオ・バンデラス     (アレハンドロ)
アンソニー・ホプキンス     (ディエゴ・デ・ラ・ベガ)
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ   (エレナ)
スチュワート・ウィルソン    (ラファエル・モンテロ)
マット・レッシャー       (ハリソン・ラブ)
モーリー・チェイキン      (ワーデン)
トニー・アメンドラ       (ルイス)
コピー 20世紀最後のヒーローがやってくる!
あらすじ
メキシコの英雄として、スペイン軍をけちらした男ゾロ。
彼の正体は貴族のディエゴ・デ・ラ・ベガであった。
彼はカルフォルニア地区担当のモンテロ長官に正体を見破られ、逮捕しに来た彼らに家を焼かれた。
その時、愛妻エスペランザを殺され、赤ん坊だった一人娘のエレナも連れ去られてしまう。
それから20年後、あの事件でスペインに帰ったモンテロがメキシコに戻って来た。
ディエゴはチャンスとばかりにモンテロを殺そうとするが、彼に育てられ大人になったエレナを見て思いとどまる。
その後、モンテロ配下のラブ大尉に兄を殺され、自暴自棄に陥っていたお尋ね者のアレハンドロに出会ったディエゴは、彼を自分の後継者として育てる事にした。
感想
ド派手な大作らしく、スケールの大きさ、爆破の威力、演技派俳優の魅力など、色んな良い事満載で見応えありでした。

主役のアントニオ@ゾロもカッコ良かったけど、個人的には最初のアンソニー@ゾロの方が好きですね。
大人のヒーローらしい渋さオーラがプンプン出てましたよ〜。
スタントはいるとしても、立ち回りや剣さばきは貫禄がありました。

アントニオ@ゾロも師匠に近づく為に修行をするわけですが、私はこういうジャッキー並の修行シーンが大好きなんです。
まあ、ジャッキーみたいに汗臭くはなかったけど、スマートに強くなる方法が紳士らしくて良かったです。

ようやく形になってきた二代目ゾロが、初仕事とばかりにモンテロ邸に乗り込む所。
ここのドタバタぶりも面白いです!
大勢の雑魚兵士を相手に奮闘する二代目ゾロ。
初代が渋くカッコ良くだとしたら、二代目はコミカルに面白くがテーマのようです。(^_^;)
こっちのゾロも味があって良いかも。

しかし、後半はアクロバティックな馬乗りアクションで観る者を圧倒し、複雑な金鉱現場での迫力ある戦いなども披露、立派な後継者として成長した事を証明します。
ありがちで典型的な話なのに、最後まで飽きさせない作りになっているので、結構気楽に楽しめると思いますよ。
ここでの新旧復讐対決も見物です。

二代目ゾロとエレナのイチャイチャフェンシングは、観ているこっちが赤面しちゃいます。
これ必要だったかな…。
それまでの見事な戦いぶりもアホらしく見えてきます。
ここだけちょっと引っかかりました。

それにしても、キャサリン・ゼタ=ジョーンズってイギリス人には見えないほどラテン系ですね。

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spink.gif マスター・アンド・コマンダー(2003)   アメリカ
  MASTER AND COMMANDER:THE FAR SIDE OF THE WORLD  [139分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アドベンチャー/アクション/ドラマ
監督 ピーター・ウィアー
出演者 ラッセル・クロウ    (ジャック・オーブリー)
ポール・ベタニー    (スティーヴン・マチュリン)
ビリー・ボイド     (バレット・ボンデン)
ジェームズ・ダーシー  (トーマス・プリングス)
マックス・パーキス   (ブレイクニー)
マックス・ベニッツ   (ピーター・カラミー)
リー・イングルビー   (ホロム)
コピー あなたは教えてくれた――
愛する者のために、一人の戦士になることを…
あらすじ
1805年。
英国海軍の軍艦サプライズ号はブラジル沖を航行中。
海の上ではフランス軍が優勢を誇っていたため、劣勢のイギリス軍は幼い少年まで徴兵して戦闘に備えていた。
その中には、弱冠12歳の士官候補生ブレイクニーら数人の少年たちもいた。
彼らを率いるのは、伝説的な名艦長として有名なジャック・オーブリー。
彼の任務は、フランス軍の武装船アケロン号の拿捕だった。
しかし、そのアケロン号に後ろを取られ、ジャックたちは大きな痛手を負ってしまう。
感想
劇場に行ってきました。
もっと感動出来るかと思ったけど、最後の方にちょろっとしかウルウルこなかったです。
ドラマが薄かったからかな?
これはアクションとか友情とかも含めて、男性が好きな作品だと思いました。

要である友情は良かったですね。
友人だけど公私混同は絶対しない厳しい世界。
任務絶対のジャックに、唯一はむかえるのはマチュリンだけ。
しっかり意見してくれる人がいるって事は大切ですね。
「それでは独裁政権のナポレオンと一緒だ!」という台詞が印象的でした。
突き詰めれば、そうかもね。

そんな伝説的船長ジャック・オーブリーを演じたラッセル・クロウ。
今回は彼のカリスマ性も薄いように感じました。
なんでかな?
私が物語りに入り込めなかったからかな?

でも、副長のトーマスを演じたジェームズ・ダーシーはカッコ良かったです。
これから注目の俳優さんです。

この映画で一番苦しんだのが、現在ジャックたちが置かれている状況を把握しにくかった事。
何だか分からない内に戦闘が始まり、何だか分からない内に嵐に巻き込まれていたりして、あちこちで迷子になりました。
これで置いてけぼりにされたので、入り込めなかったんですよ。

でも、船同士の戦闘シーンは迫力満点で、思わず顔を背けてしまうくらいの衝撃がありました。
こちらにも木屑や瓦礫が飛んできそうな臨場感です。

宣伝で押していた少年達は、良家の子息だったんですね。
オーブリー自身もこれくらいの年から船に乗り、船長まで上りつめたんですもんね。
あんな可愛い少年がジャックみたいに男臭くなるのかと思うと、ちょっと複雑な気もするな〜。(笑)

しかし、士官候補生が自殺する所はかなり切なかったです。
しかも、彼が死んだら恵みの雨が降ったでしょ。
やっぱり彼は疫病神だったって事?
あまりに惨くて泣けてきます。

あと、マチュリンが鏡を見ながら自分で手術するシーンもまともに見れませんでした。
これは痛すぎでしょ!!
あまりに痛そうで、全身鳥肌立ちました。
普通なら気絶するんじゃないかな?

期待したよりは、あんまりでしたね。
やっぱりアクションは苦手なんだな。
鑑賞日 2004.03.10

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spink.gif マダガスカル(2005)   アメリカ
  MADAGASCAR  [86分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/アドベンチャー/コメディ/ファミリー
監督 エリック・ダーネル
トム・マクグラス
出演者 <声の出演>
ベン・スティラー         (アレックス)
クリス・ロック          (マーティ)
デヴィッド・シュワイマー     (メルマン)
ジェイダ・ピンケット・スミス   (グロリア)
サシャ・バロン・コーエン     (キング・ジュリアン)
セドリック・ジ・エンターテイナー (モーリス)
アンディ・リクター        (モート)
トム・マクグラス         (スキッパー)
クリス・ミラー          (コワルスキー)
コンラッド・ヴァーノン      (メイソン)
コピー 動物園から逃げ出してはみたものの・・・

たどりついたのはマダガスカル!?
あらすじ
ニューヨークのセントラルパーク動物園。
人間好きなライオンのアレックス、好奇心旺盛なシマウマのマーティ、心配性なキリンのメルマン、そしてみんなのまとめ役カバのグロリアの4頭は大の仲良し。
ある日、マーティがテロリストのペンギンたちと一緒に動物園を脱走してしまう。
慌てて連れ戻そうと後を追うアレックスたちだったが、結局4頭は街中で捕らえられ、船に乗せられてしまう。
おまけに航海中の思わぬハプニングで4頭は海に投げ出され、ついにはマダガスカル島へと流れ着く。
感想
玉木宏さんが声優をしているというので、録画しておいた作品です。
気軽に楽しむのに最適な作品ですね。
サブキャラたちも可愛いし、コミカルで面白いです。

特にペンギンたちの活躍が良かったです。
やっぱり本場の南極は、温室育ちの彼らには厳しかったようです。(笑)

あと、キング・ジュリアンの歌も最高!
♪踊るの好き好き!みんなも!スッキ!!♪
ってついつい口づさんでしまいます。

これ「うたばん」で石橋貴明さんがおぎやはぎが来た時に歌っていて、何の曲なんだろうって気になっていたんですよ。
この作品だったんですね。

あと、小さいメガネ猿も可愛かったです。
おバカっぽいけど愛くるしさだけはピカイチでした。
あんなウルウルした目をされたら、誰も食べれませんよ。

あちこちにパロディがありましたね。
「キャスト・アウェイ」に出てきたボールの友だち:スポルディングとか、「アメリカン・ビューティー」のパロディとか。

玉木宏さんがこんなに声優が上手いなんて意外でした。
高い声と低い声を上手く使い分けていたし、「わ!」「う!」と言う音もきちんと表現出来てました。
アレックスになりきる為に金髪にしたっていうだけありますね。

でも、ベン・スティラー版も見てみたいです。
彼の芸達者ぶりは天下一品ですからね。
機会があれば見てみたいと思います。

大自然のCGは細かくて凄かったです。
大きな木にメガネ猿が沢山集まっているシーンが特に好きでした。
隠れるのがお気に入りです。
鑑賞日 2008.09.20

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spink.gif 瞬 またたき(2010)   日本     [110分]
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス/ドラマ/ミステリー
監督 磯村一路
出演者 北川景子   (園田泉美)
大塚寧々   (桐野真希子)
岡田将生   (河野淳一)
史朗     (園田登)
永島暎子   (河野沙恵子)
深水元基   (園田ツカサ)
千崎若菜   (桐野涼子)
清水美沙   (堀川早紀)
田口トモロヲ (精神科医・小木啓介)
徳井優    (下平巡査)
森下能幸   (担当医師)
ジョニー吉長 (入院患者)
菅井きん   (老婦人)
コピー 私は、記憶を失った──
一瞬でもいい、もう一度会いたい。
あらすじ
ある日突然、最愛の恋人・淳一を失ってしまった泉美。
バイクで桜を見に行った2人は、交通事故に遭い、泉美だけが助かったのだった。
ショックで事故の瞬間の記憶のない泉美だったが、自分だけが助かったことに責任と悲しみを感じ、事故の記憶を忘れたままにはできないと誓う。
そして、偶然出会った弁護士・真希子の協力を得て、凄惨な事故の現実に苦しみながらも、淳一の最期の瞬間に向き合っていく。
感想
終始暗い雰囲気で、どんよりした空気が漂う作品です。
元気がない時に見ると、より気分が落ちると思います。

事故の時の記憶がない泉美。
自分だけが生き残り、恋人の淳一を失ってしまった悲しみから立ち直れない。
しかし、思い出せないだけで、淳一との最期の記憶は残っていると確信する泉美は、同じ診療所に通う弁護士:真希子の協力を得て、事故の事を調べ直す。

事故の事を詳しく知るのは辛い事だと思います。
客観的に見た事実が書かれているだけですが、それを見ると大事な人が負った傷、無くした指の事が思い起こされるのです。

自分を正常に保つ為に記憶に蓋をするという防御反応なんですね。
人間って本当に繊細に出来てるんだと再確認させられます。

でも、そのままでは前に進めないのも事実。
進む為には真実と向き合う作業が必要なのです。

丁寧に事故と向き合った結果、自分が守られ生かされたのだと知った泉美。
ようやく前に進む事が出来ました。
悲しい事故での心の傷、亡くなった恋人は戻らないけど、彼が守ってくれた命を大切に生きるという新しい道を歩きはじめる事が出来ますね。

大切な人を亡くす経験は、誰しもが通る道だと思います。
その時にどうやって乗り越えるかは、とても重要ですよね。
その一つの方法として参考になるのかもと思いました。

小説原作作品。
鑑賞日 2021.11.23

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spink.gif 間違えられた男(1956)   アメリカ  白黒
  THE WRONG MAN  [105分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/実話
監督 アルフレッド・ヒッチコック
出演者 ヘンリー・フォンダ    (マニー/クリストファー・バレストレロ)
ヴェラ・マイルズ     (ローズ・バレストレロ)
アンソニー・クエイル   (フランク・D・オコナー)
ハロルド・J・ストーン  (バワーズ警部補)
チャールズ・クーパー   (デット・マシューズ)
ネヘマイア・パーソフ   (ジーン・コンフォーティ)
チューズデイ・ウェルド  (アパートの少女)
エスター・ミンチオッティ (マニーの母親)
コピー
あらすじ
ニューヨークのクラブで働くミュージシャンのマニー。
妻ローズと息子2人と共に慎ましい生活を送っていた。
ある日、ローズの為に歯の治療費を借りようと、彼女の保険証書を持って保険会社を訪ねる。
しかし、そのオフィスに2度も強盗に入った男にマニーがそっくりだった為、警察により連行されてしまう。
さらに、目撃者たちによる目視確認と、犯人の残したメモと似た筆跡から、容疑者として逮捕される。
感想
昔はこういう誤認逮捕が多かったんでしょうね。
防犯カメラもないし、似ていると言われたら言い逃れは出来ません。
運悪く筆跡鑑定でも犯人と同じ間違いをしてしまい、ますます追い込まれるマニー。
あっさり留置場に入れられてしまいます。

それにしても、あまりにマニーがずっと言われるがまま従っていて、もっと抵抗したら良いのにとは思いました。
全く身に覚えのない事で、こんなにサクサク犯人として扱われたら、もう少し抵抗するのではないでしょうか。

それとも人間はあまりに有り得ない状況に追い込まれたら、正常な反応が出来ないという事なんでしょうか。
まあ、反抗しない事で無駄にダメージを受けてないので、マニーが正気を保てていたのかもしれません。

一方、理不尽に追い詰められて、妻ローズの方が精神に異常をきたしてしまいました。
私も夫が冤罪で捕まったら、正気を保つ自信はないですね。
本来なら協力して乗り越えるべき状況ですが、絶対に体調を崩すと思います。

アリバイを証言してくれる人たちが、皆亡くなっていたのは偶然だったんですかね。
ここまで不利な状況になったら心が折れてしまいそうです。

真犯人がまた事件を起こしてくれたから解放されましたけど、これで今までの事を無しにされるのは辛いです。
運が悪かったと思って泣き寝入りするしかないのが現実ですね。

監督はオープニングで堂々と登場してました。
この作品は実話を基に作られたそうで、自分の身にも降りかかりそうな身近さがより怖く感じます。
鑑賞日 2022.07.19

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spink.gif 街の灯(1931)   アメリカ  白黒
  CITY LIGHTS  [86分]
管理人評価   ★★★★★
ジャンル ロマンス/ドラマ/コメディ
監督 チャールズ・チャップリン
出演者 チャールズ・チャップリン  (放浪者)
ヴァージニア・チェリル   (花売りの娘)
フローレンス・リー     (花売り娘の祖母)
ハリー・マイアーズ     (百万長者)
アラン・ガルシア      (百万長者の執事ジェームス)
ハンク・マン        (強いボクサー)
コピー 街角に咲く一輪のバラがともした恋の灯!
笑いとペーソスに描くチャップリン名作!
(R)
あらすじ
放浪者のチャーリーは、住むところもなく路上生活の日々。
彼はある日、道で花を売る盲目の女性と出会い、一目惚れしてしまう。
ひょんなことから彼女に金持ちと勘違いされたチャーリーは、その後も金持ちとして彼女に接することになった。
その夜、チャーリーは川べりで身投げしようとしている男を助けた。
その男は近くに住む百万長者で、救ってくれたチャーリーにお礼がしたいと屋敷に招待した。
しかし、この男がやっかいな人で、酔っているときは良いのだが、シラフになるとチャーリーのことをすっかり忘れてしまうのだ。
散々2人で大騒ぎしてきたのに、屋敷にかえるとチャーリーだけ追い返されてしまった。
感想
すごい!やっぱりチャーリーはすごい!

途中まで「楽しいけど、まあ★3つくらいだな〜」って思っていたのに、最後のシーンだけで一気に★5つに昇格です。

このシーンの殺傷度がすごかった!
あっという間に秒殺されました。

前半はいつも通りの小技満載です。
身投げしようとした男性の代わりに川に落ちちゃうシーンで大爆笑!
この落ちっぷりがプロなんですよね。
身の任せ方が超自然でおかしいの!!
あ〜、思い出しただけでも笑いが止まらない!

あと、お股にワインとかもツボでした。
そこで飲んでも酔っちゃうのね。(笑)

そして、笛を飲んでしまってピーピー止まらないチャーリー。
一体どこに引っかかってるんだ!!
その効果でタクシーとか犬とか呼んじゃってるし、楽しすぎです。

でも、一番のお気に入りは、ボクシングかな。
このちぐはぐ具合が堪りません。
対戦相手と審判を交えた3人の動きが最高!

また、酔っ払った時とシラフの時の態度が違う百万長者のキャラが良いですね。
この設定が100%活かされている上手い構成にはうならされました!
こんな主人に振り回されてる執事のジェームスはもっと大変だろうな。

でも、唯一、その百万長者の屋敷で間違われてしまうくだりが苦手だったんですけど、これがないとあの感動は生まれないので仕方ありません。
なんでこんなに理不尽に弱いんだろう。
それだけ入り込んで見ちゃってるんですよね。ふう。

そして、感動のラストシーン。
もうガラス越しのチャーリーの表情見たら、涙がぶわっと出てきちゃいましたよ。
もう最後の部分は涙で良く見えてません。
久しぶりに「ええ話や〜〜!!」の雄叫びが出ました。

また見終わった後の爽快感が半端じゃない!
チャーリーの嬉しそうな顔を思い出したら、また涙がこぼれてきました。
鑑賞日 2006.08.17

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spink.gif マッチスティック・メン(2003)  アメリカ  PG−12
  MATCHSTICK MEN  [116分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/サスペンス/犯罪
監督 リドリー・スコット
出演者 ニコラス・ケイジ    (ロイ・ウィラー)
サム・ロックウェル   (フランク)
アリソン・ローマン   (アンジェラ)
ブルース・アルトマン  (クライン医師)
ブルース・マッギル   (チャック)
コピー その男、潔癖症の詐欺師。
あらすじ
潔癖症のロイは、仲間のフランクと2人で詐欺を働き、生計を立てている。
彼の潔癖は病的で、いつも同じ行動を取らないと気が済まない。
ある日、いつも飲んでいる薬を無くしてしまったロイは、新しい分析医クラインのもとを訪れ、治療を受けるようになる。
そこで忘れていた妻や生まれているはずの子供の事を思いだし、彼女たちの行方が気になり始める。
自分で電話できなかったロイは、クラインに連絡を取ってもらい、14歳になっていた娘のアンジェラと会う事になった。
感想
騙される映画だと始めから知っていたので、かなり用心して見ていたつもりだったのですが、その甲斐もむなしく完璧に騙されてしまいました!

何とってもアンジェラ役のアリソン・ローマンちゃんの演技力が素晴らしいです。
ホワイト・オランダー」の時から注目してたけど、今回もその才能を思う存分堪能させて頂きました!
絶対将来は大物になりますよ。
これからも彼女の活躍に注目して行きたいと思います。

そして、神経質な男を演じたニコラス・ケイジも良かったです。
いつも何かにイライラしピクピクする目元とか、困った時に「ア〜〜〜」とか「ウ〜〜〜」とか言って間を取る所、それから「1,2,3」と言いながらドアを開け閉めする癖もGOODで、かなりクスクス笑えました。

あと印象に残っているのが、アンジェラに書いてもらった手のひらの電話番号を見てにやついている顔ですね。
今までが嘘のように可愛い表情になるんですよ〜。
これには和まされました。

最後は全速力で突っ走った感じで、一気に見終わりました。
見終わった後は複雑な心境でしたけど、後味は悪くないです。
「え〜、どう言う事なの??」と唖然としたのち、後から色々考えてしまう作品でした。

皆さんはどうでしたか?
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鑑賞日 2004.04.05

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spink.gif マッチポイント(2005)   イギリス/アメリカ/ルクセンブルク
  MATCH POINT  [124分]  PG−12
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/ロマンス/ドラマ
監督 ウディ・アレン
出演者 ジョナサン・リース・マイアーズ (クリス・ウィルトン)
スカーレット・ヨハンソン    (ノラ・ライス)
エミリー・モーティマー     (クロエ・ヒューイット・ウィルトン)
マシュー・グード        (トム・ヒューイット)
ブライアン・コックス      (アレックス・ヒューイット)
ペネロープ・ウィルトン     (エレノア・ヒューイット)
コピー ボールがネットの上に当たってはずんで
ツイてる時は向こう側に落ちて、勝つ
ツイてない時はこっち側に落ちて、負ける

勝敗は運が決め
人生はコントロール出来ない
あらすじ
イギリス、ロンドン。
元プロテニス・プレイヤーのアイルランド人青年クリスは会員制テニスクラブのコーチとして働き始める。
英国の上流階級に憧れる彼は、やがて実業家の息子トムと親しくなり、その妹クロエと付き合い始める。
ところがそんなある日、クリスは女優を目指すアメリカ人女性ノラと出会い、彼女の官能的な魅力に溺れていく。
感想
こんな事ってあって良いの。
見終わった後、当分胸の中のモヤモヤが消えませんでした。
でも、そこまで後味が悪くないのは、ウディ・アレンの手腕が見事だったからかもしれません。

確か以前見た事があるはずなのですが、全く覚えてなくて先が全然読めませんでした。
ただコピーにもあるように、運が良い方に作用するか、悪い方に作用するのか、それがキーだと思いながらの鑑賞です。
それがまさかの方向に作用するとは・・・。
まさに唖然という言葉がぴったりの作品ですね。

金持ちの男たちに振り回されるアメリカ人女性:ノラには、相変わらず魅力たっぷりのスカーレット・ヨハンソン
男たちが夢中になるのも納得のセクシーさです。
でも、結局は運の悪さを全部かぶる形になってしまいました。
彼女が魅力的であればあるほど、その悲しみや切なさも倍増していきますね。

最低のクズ男:クリスには、どこまで行っても男前なジョナサン・リース・マイアーズ
義兄トムの婚約者に手を出すし、クロエと結婚しても浮気するし、ノラに子供が出来たら・・・。
どうしてこんな奴に運が味方するのか。
本当に皮肉な話です。

やっぱり世の中、勝ち組と負け組っているんでしょうね。
それが現実なんだと突き付けられたような気がしました。
私は大きな勝ちはいらないから、大きな負けもないような平凡な人生を歩きたいなと、つくづく思いましたよ。

自分の運なんてそんなに気にした事なかったけど、知らない間に色々な場面でそういう作用が働いているのかも。
当たり前の事が当たり前に出来ているって、結構運の良い事なのかもしれないな。
まあ、自分自身の受け取り方次第なんでしょうけど、そんな事を考えさせられる作品でした。

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spink.gif マディソン郡の橋(1995)   アメリカ
  THE BRIDGES OF MADISON COUNTY  [135分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ロマンス/ドラマ
監督 クリント・イーストウッド
出演者 クリント・イーストウッド    (ロバート・キンケイド)
メリル・ストリープ       (フランチェスカ・ジョンソン)
アニー・コーレイ        (キャロライン・ジョンソン)
ヴィクター・スレザック     (マイケル・ジョンソン)
ジム・ヘイニー         (リチャード・ジョンソン)
サラ・キャスリン・シュミット  (若き日のキャロライン)
クリストファー・クルーン    (若き日のマイケル)
ミシェル・ベネス        (ルーシー・レッドフィールド)
コピー 永遠の4日間。
どんなに離れていても、あなたを感じる。
あらすじ
家族が4日間遠くの街で行われる子牛の品評会に出かけ、一人留守番をする事になった主婦のフランチェスカ。
道に迷った写真家のロバート・キンケイドは、フランチェスカに道を尋ね、目的の屋根付きの橋まで付き添ってもらう。
家でお茶を飲みながら、話が盛り上がった二人は、徐々に距離を近めていく。
感想
久しぶりに鑑賞しましたが、やはり泣けました。
人生でこんな奇跡のような時間が存在するなんて・・・。
倫理的には勿論ダメな事でしょう。
でも、二人の人生において、あの4日間は大事な宝物だったのです。

自然な会話の中で、意外な共通点を見つける二人。
フランチェスカの故郷を知っていたロバートと、話がはずみます。
そして、素の自分を受け入れてくれる相手に、お互い惹かれていくのです。

始めは普通の田舎のお母さんという見た目だったフランチェスカが、恋に落ちてからどんどん魅力的になっていくのが分かります。
思い切って買った胸元の大きく開いたドレス。
本当に綺麗でした。

また、これをフランチェスカが亡くなった後に、子供たちが日記を読みながら明らかになっていくという手法が素晴らしいのです。
それぞれに問題を抱えていた子供たち。
母の奇蹟のような出会いと最高の4日間の出来事を知り、自分たちの人生も見つめ直すのです。

老後にロバートから届いた荷物。
「4日間」という写真集に綴られた「Fに捧げる」という言葉と、挟まっていたあの日橋に張り付けたメモ。
これを見た時に涙がぶわっと溢れました。

これは母になった今の方が感情を理解出来ると思います。
20年前に観た時の感想も残っていたら、比較して楽しかっただろうな。
見直してみて良かったと思えた作品です。

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spink.gif まともじゃないのは君も一緒(2020)   日本     [98分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/ロマンス
監督 前田弘二
出演者 成田凌   (大野康臣)
清原果耶  (秋本香住)
山谷花純  (君島彩夏)
倉悠貴   (柳雄介)
大谷麻衣  (食器屋の女店主)
泉里香   (戸川美奈子)
小泉孝太郎 (宮本功)
コピー 普通を 知れば知るほど こんがらがる。

普通(まとも)な恋愛って、なに?
あらすじ
予備校講師の大野は、数学以外にはまるで無頓着なばかりにコミュニケーション能力がほぼ皆無で、そこそこの外見にもかかわらず恋愛とは無縁の日々を送っていた。
それでもずっと一人は嫌だと、普通の結婚を夢見つつも、普通が分からず一人悩んでいた。
そんな時、予備校の生徒で、自分を恋愛上級者と思い込んでいる、実は恋愛初心者の女子高生・香住と出会う。
そして、ひょんな成り行きから香住の恋愛指南を受けることに。
すると、自分のアドバイスを真面目に実践する大野の姿を見て、香住はあるよこしまな作戦を思いつく。
感想
気軽に見れるコメディでした。
まだ高校生で男子と付き合った事もないのに、普通の恋愛はこうだ!と語る香住。
それを鵜呑みにして普通になる為、香住から恋愛指南を受ける大野。
二人のちぐはぐなのに、妙に波長の合っている掛け合いが面白かったです。

確かに会話をいちいち繰り返されたらイラっとしちゃいますね。
あと気持ちの悪い笑い方。
あれだけでもお付き合いはお断りしたいです。
私も人付き合いは苦手ですが、大野先生よりはマシだなと思っちゃいます。

そんな二人が青年実業家の宮本とその婚約者:美奈子の仲を壊そうと試行錯誤するお話。
自分たちの都合でこんな事されたら怖過ぎます。
本当に順番を間違えてたら、確実にストーカーですよ。

青年実業家の宮本役には小泉孝太郎さん。
「警視庁ゼロ係」の印象が強くて、ホテルに行っても性欲と結びつかなくて困りました。
役のイメージが強過ぎるのも問題ですね。

へんてこな二人が繰り広げるへんてこな作戦が、意外と上手くいくのはご愛嬌。
成田凌くんがちょっとカッコ良いよゐこの有野さんに見えるのは、私がよゐこチャンネルを見過ぎている性でしょうか・・・。
鑑賞日 2021.09.12

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spink.gif マトリックス(1999)  アメリカ
  THE MATRIX   [136分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル SF/アクション/サスペンス
監督 アンディ・ウォシャウスキー/ラリー・ウォシャウスキー
出演者 キアヌ・リーヴス        (ネオ)
ローレンス・フィッシュバーン  (モーフィアス)
キャリー=アン・モス      (トリニティー)
ヒューゴ・ウィーヴィング    (エージェント・スミス)
ジョー・パントリアーノ     (サイファー)
マーカス・チョン        (タンク)
ベリンダ・マクローリー     (スウィッチ)
コピー なぜ 気づかない
あらすじ
1999年。
一流ソフトウェアー会社のプログラマー:トーマス・アンダーソン。
彼には、凄腕ハッカー:ネオという裏の顔があった。
ある日、彼のパソコンに謎の人物から「白いウサギを追え」というメッセージが届く。
それに従いウサギのタトゥーを追いかけクラブに行くと、トリニティーという女性が現われた。
ネオは彼女にモーフィアスという男の元へ連れて行かれ、赤と青のカプセルを選べと言われる。
彼は"MATRIX"とは何かを知る為に、迷わず赤いカプセルを飲み込んだ。
感想
アクションは苦手な私ですが、この作品は大好きです。
元々ワイヤーアクションが好きなのですが、元祖香港映画よりハリウッド版はレベルが高いな〜と感心しました。
こういう使い方があるべき姿ではないかとまで感じてしまいます。(^_^;)

最初のトリニティーのアクションシーンから、グイグイ引きつけられます。
スローモーションの使い方も上手いですね。
こういう撮り方だったら、私でもカッコ良く見えたりしないかな〜。(笑)
やっぱり無理か…。

ネオの口が無くなって、おへそから虫(?)が入ってしまうシーンは、キャ〜キャ〜騒ぎながら見てました。
だって気持ち悪いんだも〜ん!
怖かったしね。
でもネオのギャランドゥ(死語?)がフサフサなのはバッチリ見ているのでありました。

私は2回目なので大体分かりましたが、1回では仮想空間と現実の区別と見極めが難しいです。
虫がいたのは現実なのか?
口が無くなったのは夢なのか?
理解するには何回も見る必要がありますね。

一番のお気に入りは仮想空間でのカンフー対決です。
キアヌの空手着姿、似合ってました。
しかし10時間で覚えたってのがすごい。(劇中でね)
ここでもワイヤーアクション炸裂です!
出来る技は全部つぎ込んだって感じがして、このシーンだけでも大満足です。

そして見せ場の後半は大迫力シーンの連続です。
ヘリ大爆破のシーンも、ビル一階の銃撃シーンも、スミスとの地下鉄のシーンも、本当に全てがすごい!!
アクション超大作って言葉がぴったりだと思います。

いや〜、2回目なのにめいっぱい堪能しちゃいました。
しびれますね〜。
こういう作品は劇場で見ると、より一層楽しいでしょうね。
後半だけでも劇場で見せてくれないかな〜。
なので「マトリックス リローデッド」は劇場で見たいと思います!

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spink.gif マトリックス リローデッド(2003)  アメリカ
  THE MATRIX RELOADED   [138分]
管理人評価   ★★★
ジャンル SF/アクション/サスペンス
監督 アンディ・ウォシャウスキー/ラリー・ウォシャウスキー
出演者 キアヌ・リーヴス        (ネオ)
キャリー=アン・モス      (トリニティー)
ローレンス・フィッシュバーン  (モーフィアス)
ヒューゴ・ウィーヴィング    (エージェント・スミス)
モニカ・ベルッチ        (パーセフォニー)
ジェイダ・ピンケット=スミス  (ナイオビ)
ハロルド・ペリーノ・Jr    (リンク)
エイドリアン・レイメント    (ザ・ツインズのどっちか…)
ニール・レイメント       (ザ・ツインズのどっちか…)
コピー 予言がほんとうなら戦いのない未来が来る。
だから戦える。
だからこそ、死ねるのだ。
あらすじ
2203年。
人類の救世主として覚醒したネオ。
いよいよ本格的な人類VSコンピューターの戦いが始まる。
人類最後の都市ザイオンが、ついにコンピューターに発見されてしまった。
正確な位置を捉えられ総攻撃が開始されるまで、人類に残された時間はあと72時間。
ネオたちは人類存続の為に、再びマトリックスに侵入する。
感想
劇場に行ってきました。

すごい!とにかくすごい!!
アクションがすごい!ネオがすごい!!
始めから全速力でぶっ飛ばすぜ〜とばかりにテンションが上がって、終わりまで持つかな〜と心配してたけど、劇場を出る時はぐったりしてました。(^_^;)
なんだろう、すごく疲れました。

アクションは迫力満点で、手に汗握りながら肩に力が入って、疲労度レベル1。
謎が謎を呼ぶ(!)ザイオン救出の説明の字幕を、一生懸命読んでて目が疲れ、疲労度レベル4。
これの繰り返しが2時間半続いて、少し飽きてきた事による疲労で、レベル7。
…って感じですね。(-_-;)

正直まだ終わらないの?と思ってしまいました。(汗)
全体的に前回より色んな所がしつこくなってます。
でも、純粋にワイヤーアクションを観に行ったんだと思えば★4つです。
これは大画面で見る価値有りです。
っていうか大画面で観ないと本当の意味での迫力を味わった事にはならないかもしれません。

エージェント・スミスが今回は笑いに走ったのか、すごい増殖してました!
次から次に出てくるスミスは笑ってくれとばかりにおいしい顔をしているので、思わず笑ってしまいました。
笑って良かったよね…。

しかし、ネオがスーパーマンのように空中を高速移動するシーンはカッコ良かったな〜。
正に人間ジェット機!
呼吸出来てる??っていらない心配しちゃいましたよ。(^_^;)
でも、スーパーマンより確実にカッコ良いので許せます。

一番の見所は、高速道路でのカーチェイスでしょう。
これは本当に心臓に悪いくらい、臨場感たっぷりでヒヤヒヤし通しでした。
画面の展開に合わせて、自分もよけるくらいの勢いですよ。(^_^;)

個人的には、トリニティーがバイクで逆走するシーンが一番心臓に悪かったです。(汗)
キャリー=アン・モスもこのシーンは怖かったみたいですが、その緊張感は確実に観客にも伝わってきます。
観るのも命懸けだなぁ。(大袈裟ね…)

賛否両論ありますが、私の意見をまとめると…「アクションは良い!」ですね。(^_^;)
個人的には「マトリックス」の方が好きでした。
ビデオが出たらまた観たいけど、もう一回劇場で観たいとは思いません。
でも一回は大画面で観るべきでしょうね。
グッと溜めて飛び立つネオは必見ですよ。

エンドロールの後に次回作「マトリックス レボリューションズ」の予告がありますので、お見逃しなく!
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鑑賞日 2003.06.25

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spink.gif マトリックス レボリューションズ(2003)  アメリカ
  THE MATRIX REVOLUTIONS  [129分]
管理人評価   ★★★
ジャンル SF/アクション/サスペンス
監督 アンディ・ウォシャウスキー/ラリー・ウォシャウスキー
出演者 キアヌ・リーヴス        (ネオ)
ローレンス・フィッシュバーン  (モーフィアス)
キャリー=アン・モス      (トリニティー)
ヒューゴ・ウィーヴィング    (エージェント・スミス)
モニカ・ベルッチ        (パーセフォニー)
ジェイダ・ピンケット=スミス  (ナイオビ)
ハロルド・ペリーノ・Jr    (リンク)
メアリー・アリス        (オラクル)
ノーナ・M・ゲイ        (ジー)
コリン・チャウ         (セラフ)
クレイトン・ワトソン      (キッド)
コピー 始まりが あるものには すべて 終りがある
あらすじ
マトリックスで超人的な力を発揮したネオは、現実世界でもその力を使えるようになった。
しかし、その後、昏睡状態に陥ってしまう。
その頃、ザイオンにいる人間たちは、莫大な数のセンティネルで襲ってくる人工知能を相手に、圧倒的に不利な戦いに挑もうとしていた。
刻々と迫る時間の中、一般の人たちは避難を始め、反乱軍の指揮官たちはセンティネル攻略の作戦をたてる。
そして、ついに人間VS機械の決戦が始まった。
感想
疲れた〜。
それが見終わっての第一声でした。
難しい事が沢山書いてある字幕を読むのに疲れたし、手に汗握るシーンが多くて精も根も尽き果てた状態です。(^_^;)

私は見たままにしか受け取れませんでしたけど、色々と深い意味がありそうですね。
小難しい事は理解しきれていませんが、それでもこの世界観を堪能する事は出来ました。

一番凄かったのは、やっぱりザイオンでの死闘でしょう。
ここはすんごい力が入っちゃって、一気に肩がこりました。
何と言ってもミフネ船長の活躍がすごい!!
死をも恐れず、先頭に立って戦う勇敢さは、感動に値します。
劇場だったから我慢したけど、ビデオで見てたら泣いてたと思います。
それくらい素晴らしかったです。
あと、銃弾の嵐の中、弾を補充に行くキッドもカッコ良かった。
その後、ミフネの後を受け継ぎ、第3ゲートを開けるエピソードでも目がうるうるしてました。

今回はネオやトリニティーよりも、サブキャラたちが大活躍しています。
前に書いたミフネ船長とキッドもそうだけど、リンクが帰って来る事を信じて志願兵になったジーらの活躍も見逃せません。
女性二人で機械軍団にミサイルかます所なんてカッコ良過ぎです!
あと、おっさんだらけの船の中で紅一点だったナイオビも良いです。
誰にも通れないと思われていた補助パイプの中を、器用に通り抜けるテクニックには惚れてしまいそうでした。
強力なキャラたちの活躍は、どれもこれも絶品です。
素晴らしい!!の一言に尽きますね。

それに比べると、今回のネオの存在感は薄いですね。
最後のスミスとの戦いも、パワーダウンしたような感じが否めません。
大雨の中、悟空並の空中戦を繰り広げていましたが、その後の展開があまりに地味でがっくりきました。
これはちょっと期待ハズレかな。

とにかくザイオンでの戦いで力が入りまくり、ここで気力を使い果たしてしまったので、その後が長く感じてしまいました。
ここからが重要なのにね。(^_^;)

でも、総合的には満足しました。
もう終わってしまうと思うと淋しいですが、ここまで楽しませてくれたウォシャウスキー兄弟にはありがとう!と言いたいです。
マトリックス、万歳!
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鑑賞日 2003.11.12

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spink.gif 真夏の方程式(2013)   日本     [129分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ミステリー/サスペンス
監督 西谷弘
出演者 福山雅治  (湯川学)
吉高由里子 (岸谷美砂)
北村一輝  (草薙俊平)
     (川畑成実)
山崎光   (柄崎恭平)
西田尚美  (三宅伸子)
田中哲司  (柄崎敬一)
塩見三省  (塚原正次)
白竜    (仙波英俊)
綾田俊樹  (鵜飼継男)
筒井真理子  (米山先生)
根岸季衣  (塚原早苗)
神保悟志  (中川雅人)
永島敏行  (多々良管理官)
風吹ジュン (川畑節子)
前田吟   (川畑重治)
コピー 解いてはいけない、
愛が閉じ込めた謎。
あらすじ
風光明媚で普段は静かな海辺の町、玻璃ヶ浦。
しかし今は、海底鉱物資源の開発を巡り、賛成派と反対派が激しい対立を繰り広げていた。
湯川はそんな玻璃ヶ浦で開かれる地元説明会にアドバイザーとして招かれ、川畑夫妻とその一人娘、成実が営む小さな旅館“緑岩荘”に滞在することに。
彼はそこで、親の都合で夏休みの間だけ親戚の川畑家に預けられていた少年、恭平と出会う。
そんな中、緑岩荘の宿泊客で、元警視庁の刑事である塚原の変死体が海岸で発見される。
感想
今回も複雑に作り込まれた事件で、絡み合っていた事件を一つ一つ丁寧に紐解いていく湯川の繊細な仕事ぶりにうならされます。

宿で仲良くなった少年の為に、200メートル先の海の中を陸にいながら見るという難題も、さらっと解いて少年に見せてあげるんです。
子供が嫌いだと公言しているのに、せっせとホームセンターに行って道具を準備している姿が微笑ましかったです。

解決済みと思われた事件の悲しい真相。
それに気付いてしまった元刑事。
真実を嘘で塗り固めていた家族。
湯川は事件の真相に迫り、関係者に仮説を聞かせるのです。

いつもと違うのは全てを暴くのではない点ですね。
か弱き共犯者を守る為、あえて事件に寄り添うという形を取ったのは意外でした。

見終わった後のグレーな気持ちが、評価を少し下げました。
でも、一番現実的で適切な結末なんですよね。
それが少し悲しかったです。

《関連作品》
第1作「容疑者Xの献身(2008)
第3作「沈黙のパレード(2022)

東野圭吾小説原作作品。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2022.10.15

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spink.gif マネーボール(2011)   アメリカ
  MONEYBALL  [133分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/スポーツ/実話
監督 ベネット・ミラー
出演者 ブラッド・ピット        (ビリー・ビーン)
ジョナ・ヒル          (ピーター・ブランド)
フィリップ・シーモア・ホフマン (アート・ハウ監督)
ロビン・ライト         (シャロン)
クリス・プラット        (スコット・ハッテバーグ)
ケリス・ドーシー        (ケイシー・ビーン)
スティーヴン・ビショップ    (デヴィッド・ジャスティス)
ニック・ポラッツォ       (ジェレミー・ジアンビ)
コピー 常識を打ち破る理論で
野球を変えた
ひとりの異端児の闘い。
あらすじ
プロで大成することなく引退したビリー・ビーン。
その後、若くして弱小球団アスレチックスのゼネラルマネージャーに就任する。
しかし、長らく低迷を続けるアスレチックスは財政的にも厳しく、選手の補強すらままならない状態だった。
そんな体たらくに喘ぐ2002年、名門イェール大の経済学部を卒業し、インディアンズのスタッフとして独自に選手のデータ分析を行っていた青年ピーター・ブランドと出会う。
自らのチーム強化ヴィジョンに不可欠と見込んですぐさまピーターを引き抜き、彼のデータを重視した斬新な選手評価を基に、安い選手を買って勝てるチームをつくる独自の経営戦略を打ち立てていく。
感想
なかなか面白かったです。
データ野球で20連勝なんて夢がありますね。
まだ優勝は出来ていないってオチもリアルです。

主力選手を引き抜かれ、その穴を埋めるために試行錯誤するビーン。
そこで出会ったデータ命のピーター・ブランド。
全面的に彼の事を信用して、彼の計算通りにチームを作り、新記録の20連勝を勝ち取る。

その過程は実に小気味よかったです。
作戦がビシビシっと決まって、ピーターのデータが正しい事を証明しました。
主力選手一人の穴を、3人で埋めるという発想が斬新です。
キャッチャーだった選手をやった事ないファーストに据えてまで使うとは、普通の野球関係者なら思いもつかないでしょう。
その選手の活躍は、何よりも嬉しいでしょうね。

テンポ良くグイグイ惹き込まれて行きました。
野球が好きなのもあるけど、裏側の駆け引きもこんなに面白いんですね。
監督が使えないように、調子の良いファーストをトレードに出すなんて、正気の沙汰とは思えません。
上手くいったから良かったけど、本当に一世一代の賭けですよ。

最後の試合も11点を追いつかれて、どうなるんだろうってハラハラが止まりません。
この盛り上げ方は上手かったですね。
20連勝した時の興奮が、ひしひしと伝わってきました。

これが全て事実というのが凄いです。
本当に野球って面白いですよね。
良く野球は9回裏ツーアウトからと言いますけど、ここまでのシナリオはなかなか書けませんよ。
色々なドラマが詰まっている、それが野球ですね。
鑑賞日 2018.05.24

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spink.gif マネートレイン(1995)  アメリカ
  MONEY TRAIN   [110分]
管理人評価   
ジャンル アクション
監督 ジョゼフ・リーベン
出演者 ウェズリー・スナイプス  (ジョン)
ウディ・ハレルソン    (チャーリー)
ジェニファー・ロペス   (グレース・サンチアーゴ)
ロバート・ブレイク    (ドナルド・パターソン)
クリス・クーパー
コピー 誰も想像しなかった興奮が、
ニューヨークの地下深くで動き出す。
あらすじ
NYの鉄道公安局でおとり捜査官をしている黒人のジョンと白人のチャーリー。
2人は義兄弟で、捨て子だったチャーリーをジョンの母親が拾ってから一緒に育ち、今は同じ職についてコンビを組んでいる。
そんな2人の所へ、美人捜査官グレースが加わり、3人で仕事をする事になった。
借金で首が回らなくなったチャーリーは、各駅を集金してまわる"マネートレイン"に目をつけた。
感想
ダメでしょう!
この映画。
意味の無い究極の自己完結映画じゃないか!
見終わって「ああ、楽しかった」なんて思えるはずもなく、悶々とした気分が当分残ってました。

黒人の家族が白人を引き取って育てるという設定は、斬新で珍しいと思うのですが、どうしてそれが黒人に劣等感を感じる白人っていう構図になるのかしら。
それなのに同じ職業について、コンビ組んでるし…。
義兄弟の兄弟愛が熱くて強い事は十分伝わってきましたが、ただそれだけなんですよ。
それだけを描きたかったんだよね、きっと。(-_-;)

ウェズリー・スナイプスとジェニファー・ロペスがサルサを踊るシーンは、カッコ良かったです。
ジェニファーが上手いのは分かるけど、ウェズリーも上手いのは意外でした。
リズム感が良ければ、何でも踊れちゃうんでしょうね。
羨ましい…。

他にも火だるまの男を巴投げしたり、バイクで地下鉄を走る列車の前を走ったりと、迫力のアクションシーンは満載ですが、ストーリーがまずいんです。
お金の事しか考えて無いパターソン局長より、彼らの方が人間失格だと思ったのは私だけでしょうか。
それでいいんだ…と思うとため息が出ます。

俳優さんの演技は良いんです。
みんなそれぞれに役にはまって、上手い事表現しています。
全て脚本が悪いんですよ。
久しぶりにTVに向かって、「何だ、それ〜」とツッコミ入れちゃいました。
見る価値なしとは言いませんが、もし見るならストーリーは気にせずに、ひたすら俳優さんの演技だけ見る事をおすすめします。
それって見る価値ないか…。
鑑賞日 2003.04.25

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spink.gif マネートレーダー/銀行崩壊(1998)  イギリス
  ROGUE TRADER   [104分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/実話
監督 ジェームズ・ディアデン
出演者 ユアン・マクレガー    (ニック・リーソン)
アンナ・フリエル     (リサ・リーソン)
アイリーン・ング     (ボニー・リー)
ピップ・トレンズ     (サイモン・ジョーンズ)
トム・ウー        (ジョージ・ソウ)
ダニエル・ヨウ      (ヘンリー・タン)
ナイジェル・リンゼイ   (ロン・ベイカー)
サイモン・シェパード   (ピーター・ノリス)
クリスチャン・ソリメノ  (スティーヴ)
リー・ロス        (ダニー)
コピー 20世紀最大の金融サスペンス
1995年2月27日、全世界に衝撃のニュースが流れた――
あらすじ
1763年に創業された最古の民間銀行"ベアリングズ銀行"に勤める28歳のニック・リーソン。
彼はジャカルタに転勤になり、そこで出会った事務員リサと結婚する。
ジャカルタでの功績が認められたニックは、シンガポールで先物取引を任され、異例の出世を遂げた。
順調に行くように思われたが、部下が新人ばかりの為、彼一人ですべてこなさなければならなかった。 部下が出した損失2万元を補う為に、ごまかした帳簿が発端となり、彼はとんでもない大事件を引き起こしてしまう。
実話の映画化。
感想
金融業界の事は全く分かりませんが、その場の雰囲気は十分に感じる事が出来ました。
特にサイメックス(シンガポール国際金融取引所)の熱気はすごかったです。
何を言っているのかは聞き取れないのですが、みんなの必死な形相を見てると、こちらまで手に汗握って見てしまいます。
これはある意味"戦場"と呼ぶに相応しい仕事場ですね。

そこでニック達が着ていた黄色と黒の縦縞ジャケットがダサイです。
ニックは「目立つように」って言ってたけど、その後で部下が「運が逃げるかも…」と言っていたのに、私も一票!(笑)
それくらいの代物です。(^_^;)

ビジネスマンらしく、スーツに七三分けのニック。
結構おっさん化していますが、家に帰ると妻リサにべっとりの甘えん坊です。
新婚だから当たり前か。この時の"甘えん坊ユアン"が可愛くてしょうがないです!
あと、こんなシリアスな作品で、ユアンの全裸が拝めるとは!
棚からぼた餅でした。(笑)
ぷくぷくしたお腹が気になったけど、可愛い笑顔でALL OKです!

後半の追い込まれていくニックは、かなり切ないです。
あの可愛い顔の裏に秘められた嘘を隠しきれていない微妙な表情が良かったです。

金融業界の話が面白いわけないと思っていたのですが、意外に楽しめました。
結果は分かっているけど、どういう風に彼が追い込まれていったのか、彼がどうやってこの状況を乗り切ろうとしたのか等、ハラハラさせられて飽きずに見る事が出来ました。

しかし怖いですね〜。
数字だけを相手に仕事していると、感覚が麻痺してくるのでしょうか。
いちいち自分がどれだけの大金を扱っているか、などと考えて仕事をしていると身が持たないでしょうね。
それが一番怖いかも…。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2003.05.29

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spink.gif 招かれざる客(1967)   アメリカ
  GUESS WHO'S COMING TO DINNER  [108分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 スタンリー・クレイマー
出演者 スペンサー・トレイシー (マット・ドレイトン)
キャサリン・ヘプバーン (クリスティーナ・ドレイトン)
シドニー・ポワチエ   (ジョン・プレンティス)
キャサリン・ホートン  (ジョアンナ(ジョーイ)・ドレイトン)
セシル・ケラウェイ   (ライアン神父)
ビア・リチャーズ    (ジョンの母親)
ロイ・グレン      (ジョンの父親)
イザベル・サンフォード (ティリー)
コピー その人は 招かれざる客− けれど 私の愛した ただ一人のひと
あらすじ
世界的にその名を知られる黒人医師ジョンは、ハワイで知り合った白人女性ジョーイと人種の壁を越えて結婚を誓い合う。
そして、互いの両親の許しを得るためサンフランシスコのドレイトン家を訪れる。
最初戸惑っていた母も、娘の喜ぶ様子を見て次第に祝福する気になるが、だが父マットはそうはいかなかった。
感想
これはかなり考えさせられるお話です。
子供を持つ人なら誰しも起こりうる問題で、うちだったらどうするだろうと考えながらの鑑賞となりました。

この時代から55年経っている令和の世の中でさえ、まだまだ偏見は残っています。
うちだって日本人以外の男性を結婚相手として紹介されたら・・・。
素直に賛成とは言えないと思います。

ジョンは評判の良い医師で、世界を飛び回って仕事をする優秀な黒人です。
8年前に事故で妻と息子を亡くしており、ジョーイより15歳年上。
しかも、ハワイで出会ってまだ2週間というではありませんか。
いくら条件が良くても、この結婚は早すぎると思います。

なのに、今夜10時にはジュネーブに立つので、それまでに返事が欲しいと。
そんな1日のお話です。
父:マットの行動が一般的でしょうね。
本人たちは恋が始まったばかりで燃え上っていて、結婚以外の選択肢はありません。

母は可愛い娘の味方で、一緒に喜んであげたいという方でした。
でも、一人で涙を流している姿を見ると、心の内は穏やかではないはずです。
母:クリスティーナを演じたのは、アカデミー賞主演女優賞を受賞したキャサリン・ヘプバーン
いつも涙目で自分の感情を必死に抑えているように見えて切なかったです。

やはり最後の父の演説はグッと来ますね。
確かに自分が旦那と出会った時の情熱は忘れていません。
出逢って2週間で結婚とは思わなかったけど、この人だと思った気持ちは間違いではなかった。
娘たちもそうだとしたら賛成するしかないですね。

賛成するという事は、すぐに離婚になったとしても、自分たちが協力するという覚悟も決めるという事かな。
やっぱりと思っても自分で決めた事なんだから納得出来るだろうし、親としてはそれ以上出来る事はないですね。
子供は育てたようにしか育たないというし、そういう選択をしたというのが子供の選択なら応援してあげたいと思いました。

アカデミー賞主演女優賞受賞作品。
鑑賞日 2022.05.30

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spink.gif 魔法使いの弟子(2010)   アメリカ
  THE SORCERER'S APPRENTICE  [110分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/ファンタジー/アドベンチャー
監督 ジョン・タートルトーブ
出演者 ニコラス・ケイジ        (バルサザール・ブレイク)
ジェイ・バルシェル       (デイヴ・スタットラー)
アルフレッド・モリナ      (マクシム・ホルヴァート)
テリーサ・パーマー       (ベッキー・バーンズ)
モニカ・ベルッチ        (ヴェロニカ)
トビー・ケベル         (ドレイク・ストーン)
オマー・ベンソン・ミラー    (ベネット)
アリス・クリーグ        (モルガナ・ル・フェイ)
ニコール・インガー       (アビゲイル・ウィリアムス)
ジェームズ・A・スティーヴンス (マーリン)
コピー この夏、ディズニーが贈るNY魔法大戦争!
あらすじ
太古より人間の知らないところで魔法使い同士の戦いが繰り広げられていた。
今は亡き善なる魔法使いマーリンの弟子バルサザールは、恋人の魔法使いヴェロニカの犠牲により、1000年以上に渡りどうにか幽閉している邪悪な魔法使い“モルガナ”にとどめを刺し、戦いを終わらせることができるマーリンの後継者となる“選ばれし者”を探していた。
ところが現代のニューヨークで、ついに見つけた“選ばれし者”は、テスラコイルの研究に没頭する気弱な物理オタクの大学生、デイヴだった。
バルサザールは混乱するデイヴを強引に自分の弟子にして、彼の秘めたる力を覚醒させるべく特訓を開始する。
感想
ファンタジア」を見て、魔法使いの弟子は知っていました。
有名なモップの掃除が実写で再現されていてうれしかったです。

思ったより、本格的なアクションで見応え十分でした。
大きな鳥や闘牛のオブジェ、中華街のドラゴンが動き出すのも良いですね。
身近なものが魔法で動き出す夢が現実になっていてワクワクします。

地味なオタク青年が主人公なのも好感がもてます。
普段は冴えない男の子が選ばれし者なんて!!
最初は指輪の力で魔法が使えていたけど、最後は魔法を自分の物にして使いこなしてました。

そんな彼の師匠が、魔法使いバルサザール。
ニコラス・ケイジの魔法使いも、意外に合ってました。
手から電気の球が出る様は、かめはめ波みたいでしたね。

久しぶりに見たモニカ・ベルッチも、色気が爆発してました。
彼女は本当に年取らないですね。
魅力的な魔女役が似合い過ぎです。

魔法使いたちが使う魔法も楽しい物ばかりでした。
車を全部タクシーにして紛れ込んだり、鏡の世界に閉じ込めたり、作り物の動物を動かしたり。
攻撃魔法も迫力満点!
最後の連続かめはめ波、カッコ良かったです。

ディズニー作品。
鑑賞日 2018.03.29

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spink.gif 魔法にかけられて(2007)   アメリカ
  ENCHANTED  [108分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/ファンタジー
監督 ケヴィン・リマ
出演者 エイミー・アダムス   (ジゼル)
パトリック・デンプシー (ロバート・フィリップ)
スーザン・サランドン  (ナリッサ女王)
ジェームズ・マースデン (エドワード王子)
レイチェル・カヴィ   (モーガン・フィリップ)
ティモシー・スポール  (ナサニエル)
イディナ・メンゼル   (ナンシー・トレメイン)
サマンサ・アイヴァース (アンジー)
コピー それは、ディズニー史上最も”アリエナイ”魔法。
あらすじ
魔法の王国“アンダレーシア”に暮らす心優しいプリンセス、ジゼル。
彼女はある日、エドワード王子と運命的な出会いを果たし、晴れて結婚することに。
だがその一方、彼らの結婚によって王位を手放すことになるナリッサ女王は一計を案じる。
実は彼女の正体は魔女だったのだ。そして結婚式当日、老婆に化けたナリッサはジゼルに接近し、彼女を井戸に突き落としてしまう。
やがて、ジゼルが辿り着いた場所は、現実の世界、現代のニューヨークだった。
感想
アニメが実写になるって今までも沢山あったけど、こんなに完璧に上手くいっている作品は珍しいのではないでしょうか。
始めはわざとらしくて苦手な感じだと思い込んでて、少しだけ見てダメだったら止めようと思ってたんです。
結局、面白くて一気に見ちゃいました。

ロバートがいたって普通の人というのも、夢の世界のプリンセスとのギャップが際立って良かったです。

一番衝撃だったのは、ネズミとゴキブリのダンス。
これは正直怖くて全身がこわばってしまいました。(汗)
最後はハトがゴキブリ食べちゃうし・・・。
アニメだから成立していたんだって、再確認させてもらいました。

実写のリスが一人芝居で、王子にジゼルの危機を知らせるシーン。
あまりにリスが芸達者で笑ってしまいました。
しかし、肝心のエドワードには伝わらず・・・。
あまりの鈍さにこっちがイライラ。
このバランスが絶妙です。

公園でのフラッシュ・モブのようなディズニー・パレードも見応えあり!
エイミー・アダムスが、本当にアニメから出てきたプリンセスみたいで可愛いんです。
この説得力があるかないかが、この映画の生命線ですよね。
彼女の演じるプリンセスが魅力的だからこそ、この世界観が出来上がっていたんでしょうね。

ナンシーに花飾りを届けたハトが仕事出来過ぎて笑った。

しかし、キングとクイーンのダンスパーティーで、急に現代人になったジゼルは、オーラが無くなって普通の女性になってしまったのが残念です。
個人的にはプリンセス仕様のジゼルが好きでした。

ラストは結構なアクションで、ロバートを助けるために体を張るジゼルがカッコ良かったです。

やっぱり食わず嫌いはいけませんね。
人生、損しちゃいます。
鑑賞日 2017.04.13

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spink.gif まほろ駅前多田便利軒(2011)   日本     [123分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 大森立嗣
出演者 瑛太     (多田啓介)
松田龍平   (行天春彦)
片岡礼子   (ルル)
鈴木杏    (ハイシー)
本上まなみ  (三峯凪子)
柄本佑    (山下)
横山幸汰   (由良)
大森南朋   (囲炉裏屋亭主 山田)
梅沢昌代   (山下の母)
松尾スズキ  (シンちゃん)
麿赤兒    (岡)
高良健吾   (星)
岸部一徳   (早坂)
コピー お困りごとは
アフターケアも
万全の
多田便利軒へ。
あらすじ
東京のはずれ、まほろ駅前で便利屋を営むしっかり者の青年、多田啓介。
ある日、中学時代の同級生、行天春彦と出会う。
見るからに風来坊然とした行天は、いきなり“今晩泊めてくれ”と言い出す。
一晩だけと渋々了承した多田だったが、結局そのまま居座られ、奇妙な共同生活が始まってしまう。
感想
多田と行天の微妙な関係がミソですかね。

中学生の同級生で、その頃に行天の小指を切る怪我をさせた多田。
事ある事にその話題を出すあたり、結構根に持っているんでしょうね。

同性愛カップルに精子提供した行天には、会った事のない娘がいるんです。
そんな事する感じに見えなかったから、これは意外でした。

そして、多田も前妻との間に子供が生まれたんですけど、その子を亡くしているんです。
その事にずっと心を支配されてしまっているんですよね。
誰のせいでもない事だけに、心の着地点が見つからず迷っているのです。
彼の独白は胸に迫るものがありました。

そんな二人が、便利屋の仕事で行く先々で癖のある人たちを相手にするのも見所。
チワワを引き取ってくれた夜の商売をしているルルとハイシー。
ルルの恋人だったヤクの売人シンちゃん。
口の悪い子供えらこう。
バスの間引き運転を疑っているハゲオヤジ。
彼らに仕事を頼んでくる人たちは、普通の人が一人もいないですね。

ハイシーのストーカー山下から、飄々と逃げまわる行天が印象に残ってます。
手がぶらんぶらんして独特の走り方なんですよ。
彼のキャラクターにぴったりの役ですね。

色々ありながらも、ふたりは良いコンビです。
TVシリーズの「まほろ駅前番外地」はちょこちょこ見てました。
もう一つ映画もあるようなので、機会があれば見てみたいと思います。

三浦しをん小説原作作品。
《関連作品》
まほろ駅前狂騒曲
鑑賞日 2018.06.07

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spink.gif まほろ駅前狂騒曲(2014)   日本     [124分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 大森立嗣
出演者 瑛太    (多田啓介)
松田龍平  (行天春彦)
高良健吾  (星良一)
真木よう子 (柏木亜沙子)
麿赤兒   (岡)
本上まなみ (三峯凪子)
奈良岡朋子 (曽根田菊子)
新井浩文  (飯島幸三)
三浦誠己  (吉村刑事)
古川雄輝  (澤田刑事)
横山幸汰  (由良)
岩崎未来  (三峯はる)
市川実和子 (西島さき)
松尾スズキ (シンちゃん)
大森南朋  (山田)
岸部一徳  (早坂刑事)
永瀬正敏  (小林)
コピー 俺たち、パパになってもいいですか?
あらすじ
東京の郊外まほろ市で便利屋を営む多田啓介のもとに、同級生の行天春彦が転がり込んできてから3年。
2人で行う便利屋仕事もすっかり板についてきたある日、多田はある難題を抱え込んでしまう。
行天に内緒で、彼の実の娘はるの子守りを引き受けてしまったのだ。
多田は子ども嫌いの行天にちゃんと伝えられず四苦八苦。
そんな中、いつもアブない依頼を持ち込む裏社会の男・星良一に頼まれ、無農薬野菜の栽培&販売をする“家庭と健康食品協会(HHFA)”という団体の調査を始めた。
感想
今回は行天の娘はるちゃんを巡っての騒動です。
1か月半も預かる事になってしまった多田。
それを行天に言えずに、とうとう預かる当日になってしまいます。
そして、さらっとはるちゃんの正体がバレてしまい、二人は言い合いに。
そこははるちゃんの可愛さで無事解決。

このはるちゃんが可愛いんですよ。
いくら行天でもはるちゃんを殴るなんて出来っこないです。

そんな中、頼まれた星さんからの仕事。
かなり堂々と敷地に入っててびっくり!
あんな状態で見つからないなんてコントですよ!
バッチリ写真を撮って逃げていて笑っちゃいました。

最後はいきなりおじいちゃんたちのバスジャック。
とにかく間引き運転にこだわってるんですよね。
そこには、行天たち、HHFAの会長、ヤクの売人が乗り合わせていて、てんやわんやです。

しかも、行天が指を切られたり、撃たれたりして、大騒ぎに!!
もう駄目だと思ったくらいの重傷だったので、生きててくれて良かったです。

こんな事に巻き込まれちゃって、はるちゃんたちのトラウマにならなきゃ良いですね。
お父さんとの思い出がこんな事件って、なかなかない体験ですけど・・・。

多田と柏木さんとの恋愛も、大人な急展開でしたけど、やっぱり時間が必要って結論で落ち着きました。
ゆっくりで良いんですよ。
お互い前の傷も深いしね。

ドラマもちょこちょこ見てたはずなんですが、すっかり忘れていました。
でも、見てなくても忘れてても、大丈夫な内容でしたね。
いつもの雰囲気そのままに、二人の活躍が描かれています。

でも、まあ最後はあんまりでした。
いきなり関係ないのに撃たれるし、怪我人がいるのに誰も慌ててないし。
急な終わり方で違和感が生まれたようです。
それまでが良かっただけに残念でした。

三浦しをん小説原作作品。
《関連作品》
まほろ駅前多田便利軒
鑑賞日 2018.06.20

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spink.gif まぼろし(2001)  フランス
  SOUS LE SABLE  [95分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ
監督 フランソワ・オゾン
出演者 シャーロット・ランプリング   (マリー・ドリヨン)
ブリュノ・クレメール      (ジャン・ドリヨン)
ジャック・ノロ         (ヴァンサン)
アレクサンドラ・スチュワルト  (アマンダ)
ピエール・ヴェルニエ      (ジェラール)
アンドレ・タンジー       (シュザンヌ・ドリヨン)
コピー あなたは
万物となって
わたしに満ちる
あらすじ
久しぶりの休暇に、別荘があるランドへやって来た中年夫婦のマリーとジャン。
二人は人気のない海岸に行き、それぞれくつろいでいた。
うとうとしていたマリーが目覚めると、海に入ったはずの夫ジャンが戻ってこない事に気付く。
慌てた彼女は、近くの海岸の監視員に連絡し、ヘリまで呼んで探してもらうが、とうとう彼は見つからなかった。
感想
切ないお話ですね〜。
すごく悲しくて、やるせないんですけど、そこがすごく良いんです。
特に最後が素晴らしいですね!
久しぶりに素敵なフランス映画に出会っちゃいました。
しかし、これ「焼け石に水」と同じ監督が撮ったとは思えないですね。 驚きです。

とにかくマリーという人物の描き方が素晴らしいです。
すごく普通で、品があるし、どこからどう見てもまともそうなのに、ジャンの事になるとおかしな事を口走ってしまうんです。
他の人から見たら変ですけど、マリー自身は当たり前の事なんですよね。
だって彼は一緒にいるんですから。
普通に「彼に聞いてみるわ」という彼女。
そんな姿は痛々しくもありますが、どこか人事だとは思えなかったです。

私が大切な人を亡くした時、まともでいる事が出来るのか。
そう思うと涙が止まりません。
だから、マリーがジャンのまぼろしと朝食を食べる何気ないシーンでも涙が溢れてきました。
こんな日常的な生活の一コマだって、もう二度と彼と過ごす事は出来ないんです。
今書きながら思い出しても、また涙が出ちゃいましたよ。(T_T)
どこまで涙もろいんだか…。

マリーが友人のアマンダと話す時に、英語で話しているのが妙に印象に残っています。
最初は英語で始まって、最後にはフランス語になってるんですけどね。
意味は分からないんですけど、すごくオシャレだと思いました。

最初に出てきた海の緑色も、鮮明に脳裏に焼き付いてますね。
綺麗だな〜と思う反面、何だか怖いなとも感じたんです。
そういう暗示的なものも含んでいたんでしょうね。
すごく印象的でした。

最初にも言いましたが、この作品は最後が素晴らしいんです。
このシーンはいつまでも忘れないと思いますね。
それくらい感動しました。

素直に見て良かったと思える作品でした。
今でも十分好きですけど、もう少し年を重ねたら、もっと好きになると思います。
だから、その時のために★をひとつ取っておく事にします。
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鑑賞日 2003.11.21

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spink.gif ママレード・ボーイ(2018)   日本     [127分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス/青春
監督 廣木隆一
出演者 桜井日奈子  (小石川光希)
吉沢亮    (松浦遊)
佐藤大樹   (須王銀太)
優希美青   (秋月茗子)
藤原季節   (三輪悟史)
遠藤新菜   (鈴木亜梨実)
竹財輝之助  (名村慎一)
寺脇康文   (三輪由充)
筒井道隆   (小石川仁)
谷原章介   (松浦要士)
壇れい    (小石川留美)
中山美穂   (松浦千弥子)
コピー 本気の恋は
甘いだけじゃない
あらすじ
高校3年生の小石川光希はある日突然、両親から離婚を告げられる。
なんと旅行先で出会った松浦夫妻とお互いのパートナーを交換して再婚するのだという。
しかもシェアハウスでみんな一緒に暮らすことも決まっていた。
その中には松浦夫妻の一人息子で光希と同い年の遊もいた。
そんな型破りな両親に困惑しながらも、学業もスポーツも優秀でイケメンの遊に次第に心惹かれていく。
感想
小学生の頃、「りぼん」で読んでましたよ、『ママレード・ボーイ』。
こんな複雑なお話だったんですね。
小学生には少々ハードな内容です。

でも、それだけ内容が濃いのでお話に入り込んで見ちゃいました。
展開的には「え!?」「嘘!?」「マジで!?」の連続なんですけど、その少女漫画全開の展開を楽しんでいました。
保健室で遊がいきなり光希にキスするとか、そんな素振りなかったから驚きましたし、銀太がテニスの試合中に皆の前で告白するとかありえなさ過ぎて呆気にとられました。

しかも、両親はお互いのパートナーを交換して一緒に住むという荒技を使いこなす人たち。
光希の反応が一番自然でしょうね。
そして一番近くにいる人を好きになるのも自然の流れです。
そこにもしかしたら二人は付き合えない関係かもという問題が勃発。
このテンポの良さが引き込まれた要因かもしれません。

そして見覚えのある俯瞰での撮影。
良いから表情見せてくれよ!って「オオカミ少女と黒王子」での記憶が甦りましたよ。
やっぱり同じ廣木隆一監督ですね。
なるほどです。

とにかく主役の二人が良い!
純粋で可愛い役がはまりまくりの桜井日奈子ちゃん。
一見チャラそうに見えて、実は悩みを抱え苦しんでいるという役を華麗にこなす吉沢亮くん。
美男美女はそれだけで目の保養になりますね。

エンドロール見てたら見覚えある地名が!
なんと近くでロケしていたんですね!
これが一番ビックリしました。

少女漫画原作
鑑賞日 2021.01.13

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spink.gif 間宮兄弟(2006)   日本     [119分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/ドラマ
監督 森田芳光
出演者 佐々木蔵之介 (間宮明信:兄)
塚地武雅 (間宮徹信:弟)
常盤貴子 (葛原依子)
沢尻エリカ (本間直美:姉)
北川景子 (本間夕美:妹)
戸田菜穂 (大垣さおり)
岩崎ひろみ (安西美代子)
佐藤隆太 (浩太)
高嶋政宏 (大垣賢太)
中島みゆき (間宮順子)
コピー だって間宮兄弟を見てごらんよ。
いまだに一緒に遊んでるじゃん。
あらすじ
東京の下町のとあるマンション。
30代の現在も仲良く同居を続ける間宮兄弟。
兄:明信はビール会社の商品開発研究員。
弟:徹信は小学校の校務員。
恋人の欲しい二人はカレーパーティを企画。
弟は同じ小学校の葛原依子先生を、兄は行きつけのビデオ店でバイトする女子大生:本間直美をそれぞれ招待する。
感想
30代になっても兄弟で楽しく遊んでいる間宮兄弟。
姉妹ならあるかもしれないけど、男兄弟では珍しいですよね。
しかも、遊びというのが、ボードゲームとか飛行機飛ばしとか。
子供の遊びが中心です。

そこへ招待される小学校の先生とビデオ屋の大学生。
私だったら早々に頭かいちゃいそうです。(汗)

二人だけなら楽しんでても害はないけど、巻き込まれると困っちゃいそうです。
一目惚れされた大垣さおりさんの態度がそれを物語ってます。

女性陣もそれぞれに男性が居ながら、間宮兄弟の誘いにも乗っているのが疑問です。
いきなりお客さんに誘われて、家に行くかな・・・。
ちょっと小ばかにしている感じがダメでした。

唯一良かったのは、田舎で大型高級車を乗りまわす母親を演じた中島みゆき。
時に可愛らしく、時に大胆に、そういう型破りな母親役が良く似合ってました。

ほのぼのコメディを期待していただけに、テイストの違う作品で評価が上がりませんでした。
エンドロールの後におまけがあるので、お見逃しなく。

江國香織小説原作作品。
鑑賞日 2018.02.12

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spink.gif 護られなかった者たちへ(2021)   日本     [134分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ミステリー/ドラマ
監督 瀬々敬久
出演者 佐藤健     (利根泰久)
阿部寛     (笘篠誠一郎)
清原果耶    (円山幹子)
林遣都     (蓮田智彦)
永山瑛太    (三雲忠勝)
緒形直人    (城之内猛)
吉岡秀隆    (上崎岳大)
倍賞美津子   (遠島けい)
岩松了     (楢崎肇)
波岡一喜    (鈴木将)
奥貫薫     (笘篠紀子)
井之脇海    (菅野健)
宇野祥平    (宮原)
黒田大輔    (支倉)
西田尚美    (宮園真琴)
千原せいじ   (国枝)
石井心咲    (カンちゃん)
原日出子    (春子)
鶴見辰吾    (東雲)
三宅裕司    (櫛谷貞三)
コピー 10年目の殺人――罪を犯してまで、護りたかったものとは。
あらすじ
東日本大震災から10年目の仙台。
全身を縛られた状態で放置され餓死させられるという殺人事件が、二件続けて発生する。
その残忍な殺し方から怨恨の線が有力視された。
事件を担当する笘篠刑事は、被害者がかつて同じ福祉保健事務所に勤務していた事実を突き止める。
捜査を進めていくと、刑務所から出所したばかりの利根という男が捜査線上に浮上して来た。
感想
流れに身を任せて見入っていたので、最後の展開は素直に驚きました。
人にここまでさせるとは、恨みのパワーは恐ろしいです。
震災の苦難を乗り越え、親族の死も乗り越え、それでも消えない恨みの傷。
あの大震災は、どれだけの人の人生を変えてしまったのでしょう。

震災と生活保護。
これが二大テーマでしたね。
本当に必要な人が生活保護を受けられない現状を描いています。
これだけ物が溢れる裕福な日本で、餓死してしまう人たちがいるなんて・・・。
本当に衝撃的です。

その一方で不正受給が深刻な問題なのも事実。
厳しい予防線を張っても、無理やり突破する不埒な者。
その予防線に弾かれるか弱き者。
手続きを行う役所もこのジレンマに苦しんでいるようです。

本当に難しい問題だと思います。
正しく調査する為には、受給希望者の身元や環境を丁寧に調べなくてはいけない。
一人一人にそれをする時間は限られています。
また、本人の意志が必要というのも、ひとつのハードルとなっています。
ご高齢の世代では、生活保護は恥だと思う人も多いようです。
問題解決にはまだまだ時間がかかりそうですね。

殺人は絶対にいけないと分かっていても、犯人に同情してしまうお話です。
怒りのやり場が無かっただけに、全ての矛先が被害者に向いてしまったという事ですね。
けいさんの最期の言葉、犯人に届いて良かったです。

悲しいお話ですが、素直に良かったと思えました。
この問題提起が少しでも反映されると良いですね。

小説原作作品。
鑑賞日 2024.02.01

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spink.gif 真夜中乙女戦争(2022)   日本     [113分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/青春
監督 二宮健
出演者 永瀬廉    (“私”)
池田エライザ (“先輩”)
柄本佑    (“黒服”)
篠原悠伸   (田中)
安藤彰則   (松本)
山口まゆ   (カナ)
佐野晶哉   (佐藤)
成河     (高橋)
渡辺真起子  (教授)
コピー 絶望は、光になる。

東京破壊計画と、たったひとつの恋。
この夜、どちらかしか選べない。
あらすじ
東京で一人暮らしを始めた無気力な大学生の“私”。
退屈な日常にいら立ちを覚え、謎めいた“かくれんぼ同好会”というサークルに入る。
そこで魅力的な“先輩”と出会い、たちまち心惹かれる。
退屈な日常が変わり始めた“私”の前に、カリスマ的な魅力にあふれた謎の男“黒服”が現れる。
やがて“黒服”に導かれるように、“真夜中乙女戦争”と名付けられた壮大な東京破壊計画に巻き込まれていく。
感想
不思議な雰囲気の作品です。
自分の中の価値観を堂々と教授にぶつける変わり者の私。
それをSNSで拡散されたおかげで、憧れの先輩に認識されました。

そして、大学構内でいたずらを繰り返していた黒服と親しくなる私。
小さないたずらが、やがて大規模なテロになっていくのが恐ろしいです。
黒服の目的は何だったのでしょう。
謎が多い人物でした。

綺麗で色気のある先輩と、ホテルに入った時はドキドキの展開でした。
真面目な私も男の子だなと思っていたのに、話している内に先輩の方が大人で、彼氏がいてもワンナイトOKだと・・・。
若い男の子だったらヤレたらラッキーって思うシチュエーションだろうけど、私は1番でない事に落ち込んで何も出来ない純粋な子でした。

先輩を演じた池田エライザがとても魅力的で素敵でした。
私が惹かれるのも納得です。

最後はかなりシュールでした。
キス、ナイフ、爆発、東京タワー。
あまりに怒涛の展開に驚きました。
壮大な計画を実行してしまうとは・・・。

想定外の事が起こっても不思議ではない世界観があって、魅力のある作品だと思いました。
SFでもないのにこんな雰囲気が作れるのは凄いです。
なかなか良かったです。

小説原作作品。
鑑賞日 2022.08.22

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spink.gif 真夜中の五分前(2014)   日本/中国
  Five Minutes to Tomorrow  [129分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ミステリー/ロマンス
監督 行定勲
出演者 三浦春馬         (リョウ)
リウ・シーシー      (ルオラン/ルーメイ)
チャン・シャオチュアン  (ティエルン)
コピー 僕は美しい双子の姉に恋をした。
一年後、再び“彼女”は秘密をかかえて現れた――。
あらすじ
時計修理工のリョウは、プールで美しい女性ルオランと出会い、心惹かれる。
ルオランにはルーメイという双子の妹がいて、彼女にはティエルンという婚約者がいた。
ところがそのティエルンと最初に出会ったのはルオランで、今でも秘かに愛しており、ルーメイに対して嫉妬心を募らせていた。
リョウは、そんなルオランを優しく受け止め、少しずつ距離を縮めていく。
感想
結局どっちなんだ〜!!!
と叫ばずにはいられない作品です。

後から後から疑問が湧いてきて、どちらという決め手に欠けるんです。
それが面白いと思えるのは、それだけ魅力のある作品という事でしょうね。

最初はつまらなそうな雰囲気がムンムンしていて、見るのが苦痛だったんです。
でも、それはこの後半の為の長い長いフリだった訳です。

こちらがルオランだと思っていた人は、本当にルオランだったのか。
いつ二人が入れ替わっていてもおかしくない状況なので、彼女たちが言ったエピソードも誰が言った事なのか確証がないんです。

そして、変わろうと思っていない時に、相手から間違われる事もあるでしょう。
そこがますますこの状況をややこしくしているんです。

映画の情報を調べるまで、本当に双子の女優さんが演じていると思っていたので、一人二役だったのには驚きました。
映像的にも二人いて違和感が全くなかったですからね。
これは二役の女優さんも周りの俳優さんも凄い演技力です。

映画を見てない旦那にいちから説明して、ああでもないこうでもないと言って無理やりまとめました。
彼女たちは二人で一つだったのだというのが結論です。

小説原作作品。
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鑑賞日 2022.06.26

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spink.gif 真夜中のサバナ(1997)  アメリカ
  MIDNIGHT IN THE GARDEN GOOD AND EVIL   [155分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス/実話
監督 クリント・イーストウッド
出演者 ケビン・スペイシー     (ジム・ウィリアムズ)
ジョン・キューザック    (ジョン・ケルソー)
ジュード・ロウ       (ビリー・C・ハリソン)
ジャック・トンプソン    (ソニー・サイラー)
アリソン・イーストウッド  (マンディ)
イルマ・P・ホール     (ミネルバ)
ザ・レディ・シャブリ    (シャブリ)
ポール・ピップ       (ジョー・オドム)
ジェフリー・ルイス     (ルイス)
コピー アメリカでいちばん美しい町でほんとうにあった殺人事件
あらすじ
アメリカ南部、ジョージア州サバナ。
記者のジョンは、この町で行われる上流階級の人々が集う豪華なクリスマス・パーティーの取材の為に、主催者で美術商のジム・ウィリアムズの家を訪ねる。
そしてジムに案内され取材をし、豪華なパーティーを満喫した。
その夜、ジムが作業場のバイト:ビリーを撃ち殺して大騒ぎになった。
ジョンは取材を終えたらすぐに帰る予定だったが、不思議な町の人達とこの事件を取材して本を書こうと思い付き滞在を延ばす事にする。
ジムは正当防衛を主張し無実を訴えるが、裁判では不利な状況になっていた。
ビリーが男娼でジムと性的関係があると聞いて、町の人達の反応は冷たくなった。
実話を基にした作品。
感想
観終わった後、これが実話だと知って驚きました。
しかも実際の事件現場で撮影が行われたと聞いて、2度ビックリ!
更に実際の事件に関わった人物が出演していたと聞いて、3度目のビックリ!ですよ。(^_^;)
徹底的にリアリティを追究するとこういう映画になるんですね〜。
確かに説得力はありました。

それで映画の感想ですが、正直そんなに悪くありません。
でもそんなに良くもありませんでした。(^_^;)

一番印象に残っているのは、美しい男娼役のジュード・ロウですね。
かなり切れてる役でしたが、最初から強烈なインパクトで脳裏に焼き付きます。

最初にあっさり殺されますが、その後も裁判でずっと彼の事を争うので、存在感が消える事はありませんでした。
その中で映っていない彼の裏の顔などが暴かれると、改めてジュードだから少し出ただけでも納得出来るんだな〜と感心してしまいます。
一目見たら忘れられないような役者さんじゃないと成り立たない設定だからです。
実際のビリーっていう人物はどれだけ魅力的だったのか、すごく興味が湧いてきました。

しかし、この町は変な人が多いですね〜。
首輪だけで死んだ犬の散歩をしている人、毒薬を常に持ち歩きアブを紐で縛って顔の周りで飼っている老人、夫の自殺を自慢する夫人、等など。
この町で"変人さんいらっしゃい"とう企画をやったら強豪が集う事、間違いなしです。(笑)
でも自覚して無いみたいだから集まらないか…。(-_-;)

ビデオ・パッケージにも載っていた両手に皿を持った少女の像がとても印象的です。
公平を表しているのかな?
どういう意味なのか定かではありませんが、物悲しい雰囲気で切なくなります。

始めに書いた実際の事件に関わった人物とは、シャブリ役のザ・レディ・シャブリです。
彼女がかなり笑わせてくれたので、役者さんだと思ってました。
ある意味素人ではないけど、これだけの存在感は素晴らしいです。

成金美術商ジム役ケビン・スペイシーの金髪混じりの髪と髭&眉毛の黒さがアンバランスで個性的です。
ずっと違和感を感じてましたが、この不思議な町には相応しいと思うと納得出来ました。

全体的には意外にあっさりしているので、さらっと観る事が出来ます。
それだけに印象もさらっとしています。(^_^;)
所謂普通ですね。

しかし「実際の事件」という方に興味が湧きました。
この作品の基になったベストセラーの原作を読んでみたいです。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2003.06.27

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spink.gif マリー・アントワネット(2006)   アメリカ
  MARIE ANTOINETTE  [123分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/ロマンス/歴史劇
監督 ソフィア・コッポラ
出演者 キルステン・ダンスト     (マリー・アントワネット)
ジェイソン・シュワルツマン  (ルイ16世)
リップ・トーン        (ルイ15世)
ジュディ・デイヴィス     (ノアイユ伯爵夫人)
アーシア・アルジェント    (デュ・バリー夫人)
マリアンヌ・フェイスフル   (マリア・テレジア女帝)
ローズ・バーン        (ポリニャック公爵夫人)
モリー・シャノン       (ヴィクトワール内親王)
シャーリー・ヘンダーソン   (ソフィー内親王)
ダニー・ヒューストン     (ヨーゼフ2世)
スティーヴ・クーガン     (メルシー伯爵)
ジェイミー・ドーナン     (フェルゼン伯爵)
クレマンティーヌ・ポワダッツ (プロヴァンス伯爵夫人)
オーロール・クレマン     (シャール公爵夫人)
メアリー・ナイ        (ランバル公妃)
コピー 恋をした、朝まで遊んだ、
全世界に見つめられながら。

14歳で結婚、18歳で即位、
豪華なヴェルサイユ宮殿に暮らす孤独な王妃の物語
あらすじ
14歳のオーストリア皇女アントワーヌは、母マリア・テレジアの意向によりフランス王太子のもとへと嫁ぐことに。
フランスへ渡り、王太子妃マリー・アントワネットとして、ヴェルサイユ宮殿での結婚生活に胸をふくらませるマリーだったが、その実態は朝から晩まで大勢のとりまきに監視され、悪意に満ちた陰口に傷つく日々だった。
さらに、15歳の夫ルイはまるで彼女に興味を示さず、世継ぎを求める声がプレッシャーとなってマリーにのしかかる。
感想
ドレスも宮殿も豪華で見応えありました。
ロケーションも最高!
贅沢を極めたゴージャスな雰囲気は、たっぷり楽しめました。

しかし、いまいち盛り上がりがなく、尻切れトンボだったのが残念。
もっとこの人の事を知りたいと思えなかったのは痛いです。
鑑賞日 2009.11.28

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spink.gif マリー・アントワネットの首飾り(2001)   アメリカ
  THE AFFAIR OF THE NECKLACE  [118分]
管理人評価   ★★
ジャンル 歴史劇/ドラマ/サスペンス
監督 チャールズ・シャイア
出演者 ヒラリー・スワンク      (ジャンヌ)
サイモン・ベイカー      (レトー)
エイドリアン・ブロディ    (ニコラ)
ジョナサン・プライス     (ロアン枢機卿)
ブライアン・コックス     (ブルトゥイユ男爵)
ジョエリー・リチャードソン  (マリー・アントワネット)
クリストファー・ウォーケン  (カリオストロ伯爵)
コピー 私の野望が、あらゆる悪と手を結ぶ

ルイ王朝最大のスキャンダル――
それはたった一つの首飾りから始まった。
仕掛けたのは、一人の女と192億円のダイヤモンド。
あらすじ
かつて王位にもついていた名門ヴァロア家は、政敵の罠によって消滅してしまう。
わずか9歳にして、ジャンヌは頼る者のない孤児となる。
すべてを失った彼女は再び名誉を取り戻し、ヴァロア家を再興することだけを人生の目的として生きていく。
15年後、美しく成長したジャンヌは、爵位を得るためだけに愛のない結婚をし、宮廷に取り入るチャンスをうかがう。
晩餐会で知り合ったジゴロのレトーがジャンヌの野望を知り、協力を買って出る。
やがて、二人はある壮大な企みを思いつくのだった。
感想
「ベルサイユのばら」でも描かれている有名なお話なので、結末は分かっていたのですが、理不尽に弱い私が、一番苦手なお話だったので、ずっと避けていたんです。
でも、BSで放送されたので、ちょっと頑張って見てみました。

自業自得だからジャンヌには一切同情できず、ずっと「仕方がない」という感想しか出てきません。
傷付けるつもりはなかったと言ったけど、それはあまりに理不尽で無責任。
アントワネットの日頃の行いが悪かったせいで、結果は予想をはるかに凌ぐ最低なものになったけど、ジャンヌが許される余地は一切ないです。
家名に異常に執着する心が、彼女を歪めてしまったんですね。

大物を騙すのは訳ないですね。
信用だけが頼みの綱って危うすぎます。
最後に「家名より心が大事」と言ってくれて、やっとわかったんだと救われた気持ちになったんです。
でも、回想録を書いたって聞いて、結局何も変わってなかったと愕然としました。
孤独に生きてきたジャンヌは可哀想だけど、だからって人を騙したり欺いたりして良いという法はないです。

唯一楽しめたのは、貴族たちのドレスですね。
特にマリーのドレスは綺麗でした。
鑑賞日 2007.07.04

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spink.gif マルコムX(1992)  アメリカ
 MALCOLM X   [202分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/伝記
監督 スパイク・リー
出演者 デンゼル・ワシントン   (マルコムX)
アンジェラ・バセット   (ベティ)
アル・フリーマン・Jr  (イライジャ・モハメッド)
アルバート・ホール    (ベインズ)
デルロイ・リンドー    (アーチー)
ケイト・ヴァーノン    (ソフィア)
カレン・アレン      (ミス・ダン)
クリストファー・プラマー (ギル牧師)
コピー
あらすじ
黒人解放運動の指導者マルコムXの生涯を描いた作品。
感想
こういう人がいたという事を知れた事は勉強になりましたが、これについての感想となると何も書けません。
あまりに知らなすぎるからです。
その当時の時代背景やそれまでの黒人差別の歴史、彼らの受けてきた苦痛や苦悩、彼らの生活環境など映画を1本見たから分かる程軽いものではないですからね。
でも、出会えて良かったと思える作品でした。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2003.01.03

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spink.gif マルチュク青春通り(2004)   韓国  PG−12
  SPIRIT OF JEET KEUN DO  [118分]
管理人評価   ★★
ジャンル 青春/ドラマ
監督 ユ・ハ
出演者 クォン・サンウ  (キム・ヒョンス)
ハン・ガイン   (カン・ウンジュ)
イ・ジョンジン  (ウシク)
イ・ジョンヒョク (チャ・ジョンフン)
パク・ヒョジュン (ハム・ジェボク)
キム・イングォン (チョン・チュンシク)
コピー 君のために強くなる
あらすじ
1978年、軍事政権下の韓国。
ブルース・リーに憧れる高校2年生のヒョンスは、江南(カンナム)のマルチュク通りにある男子高校に転校してきた。
彼が転入したクラスは問題児ばかりが集まる所で、初日から散々な目に遭ってしまう。
やがて、番長格の生徒ウシクと仲良くなったヒョンスは、ディスコやタバコ、あるいはケンカといった初めての経験ばかりの刺激的な学園生活を送る。
そんなある日、ヒョンスとウシクは不良に絡まれていた美少女ウンジュを助ける。
近くの女子高に通う彼女に、ヒョンスは以前から秘かな想いを寄せていた。
しかしほどなく、彼女はウシクと付き合い始めるのだった。
感想
ラストの屋上での決闘はカッコ良かったです。
これは見応えありました。

でも、何かあるとすぐに喧嘩の暑苦しい映画で、ちょっと苦手でした。

また、汚らしい所が前面に出ていて、気持ち悪くなるシーンも多々あり。
唾を弁当に入れたりするのは・・・こちらまでオエってなっちゃうよ。(汗)

ウシクとヒョンスが友達なのが不思議なくらい水と油。
仲良くなるのに大層な理由なんてないかもしれないけど、あまりに相性悪くてつるんでる意味が分からない。

そんな中、一服の清涼剤なのが、ヒロインのウンジュ。
とても可愛らしくてウンジュ役にぴったり!

ラジオで告白とかバスでの出会いとか、ベタ中のベタなんだけど、私は結構好きでした。
また、分かり易い訓練も良いよね。
ヒョンスのヌンチャクの使い方には惚れ惚れしました。

一人で悪ガキグループを一網打尽にするのは小気味よかったです。
でも、クォン・サンウ自体をカッコいいとは思えないんですよね。
もっと違う人なら入り込めたのかな?
制服は似合ってたけど、誰でも似合うような気がする・・・。
これは完全に好みの問題。
顔だけならウシクの方が好きかな。

教師の体罰当たり前、生徒も喧嘩上等な奴らばかり。
とりあえず、こんな学校には死んでも入りたくないです。
一番の感想は、それですね。

ブルース・リーって本当に男子に人気ありますね。
その良さを理解出来ないのが悔しいです!!
笑っちゃうことはあっても、憧れる事は・・・・・・・ないです。
鑑賞日 2007.10.29

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spink.gif マルホランド・ドライブ(2001)  アメリカ
 Mulholland Dr.   [146分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/ミステリー
監督 デビッド・リンチ
出演者 ナオミ・ワッツ       (ベティ・エルムス他)
ローラ・エレナ・ハリング  (リタ)
アン・ミラー        (ココ)
ジャスティン・セロー    (アダム・ケシャー)
ダン・ヘダヤ
マーク・ペルグリノ
コピー わたしのあたまはどうかしている。
あらすじ
L.A.の北部を通るマルホランド・ドライブで車の衝突事故が発生。
ただ一人生き残ったブルネットの女性は記憶を亡くし、有名女優ルースの留守宅に忍び込んだ。
しかし、彼女は女優を目指し田舎からやってきたルースの姪ベティに見つかってしまう。
彼女はベティに事情を話し、リタという仮の名前を付けて、自分探しの調査を始める。
感想
一回見ただけでは意味がさっぱりわかりませんでした。
前半後半の二部構成なのですが、前半ベティだった人が、後半はダイアンになっていたり、後半に前半とは違う役割で登場する人がいたりと頭で整理することができませんでした。

一回で理解するのは諦めて、何度も見直し細かい所に注目すると、この映画の面白さが分かってきました。
正に噛めば噛むほど味のある映画です!

いろんなところに共通している人物がいるのを探すのが面白かったです。
鑑賞日 2002.11.01

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spink.gif マレーナ(2000)  イタリア/アメリカ
  MALENA   [92分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/戦争
監督 ジュゼッペ・トルナトーレ
出演者 モニカ・ベルッチ      (マレーナ・スコルディーア)
ジュゼッペ・スルファーロ  (レナート・アモローソ)
ルチアーノ・フェデリコ   (レナートの父)
ガエタノ・アロニカ     (ニコ・スコルディーア)
コピー あの頃、あなたが世界のすべてだった
あらすじ
1940年、ムッソリーニの独裁政権の時代、イタリアは連合軍との戦争に突入した。
12歳のレナートは、27歳の町一番の美女マレーナに一目惚れした。
彼女は結婚してすぐに出兵した夫ニノを、一人で待つ身だった。
しかし、ニノの戦死通告が届き、未亡人になったマレーナの動向は、町の人の好奇の目にさらされる事になった。
感想
今日は重い映画が2本目で、ダブルの精神的ダメージをくらいました。
普通に少年が大人の女性に憧れる話しだと思っていたので、その衝撃は倍増してしまったのです。 あ痛たた〜!
もっと余裕のある時に見れば良かったなぁ。

でも少年の思春期特有の行動は、妙に共感できちゃって、久しぶりにあの頃のときめきを思い出しました。
自分の都合の良いように想像してしまう所とか、好きな人をずっと見つめていたとか、誰しもが通る道ですよね。
でも、盗んできたマレーナの下着を被って寝てたのにはビックリしました。
アホだな〜。(^_^;)
少年の空想シーンに白黒映像が多かったけど、数回あったカラーの空想との違いが分かりませんでした。
でももう一回見る勇気がありません…。

それにしても町の噂はひどすぎませんか?
それが元で裁判にまで発展するなんて!
本当に有り得るのでしょうか。
とても疑問です。
人の妬みとは恐ろしいものですね。
こういう国には住みたく無いです。

全てマレーナが美し過ぎたのが原因なんですよね。
裁判でも「美しいのが罪だ」と言われてましたけど、確かにそれも納得してしまう程の美しさです。
この役はモニカ・ベルッチでなくては成り立ちません。
「世界一の美女」と表される彼女ならではの雰囲気が必要ですからね。
彼女の女優魂、とくと拝見させて頂きました!

しかし重い。
ひどく重い!
さっき見た「暗黒街の弾痕」と並んでひどい!
今日はきっと厄日なんだわ。
でも「マレーナ」には、ちゃんと救いがあるから、徹底的に打ちのめされずに済みました。
マレーナの真実を見つめ続けた少年と、真実の夫婦愛に救われました。

明日は良い日でありますように…。
鑑賞日 2003.04.30

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spink.gif 真夜中のカーボーイ(1969)   アメリカ  PG−12
  MIDNIGHT COWBOY  [113分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/青春
監督 ジョン・シュレシンジャー
出演者 ジョン・ヴォイト    (ジョー)
ダスティン・ホフマン  (ラッツォ)
シルヴィア・マイルズ  (キャス)
ジョン・マッギーヴァー (オダニエル)
ブレンダ・ヴァッカロ  (シャーリー)
ギル・ランキン     (ウッジー・ナイルズ)
バーナード・ヒューズ  (タウニー)
ルース・ホワイト    (サリー・バック)
ジェニファー・ソルト  (アニー)
ゲイリー・オーウェンズ (リトル・ジョー)
コピー 大ニューヨークの華麗な顔に隠された孤独!
強烈なタッチであばく問題の秀作!
あらすじ
金持ち女の相手ハスラーとして金を稼ごうと、テキサスの片田舎からニューヨークへやって来たジョー。
しかし現実の壁は厳しく、カウボーイを気取る彼の夢は遠のいていくばかり。
そんなジョーが知り合ったのがラッツォと呼ばれる男。
始終咳き込み足を引きずって歩くその小男と大都会のはみだし者同士、次第に友情を深めていく。
冬になり暖房もないボロアパートで暮らすラッツォの病状は日増しに悪くなっていた。
感想
何も考えずふらっとNYにやって来たジョーは、カウボーイを気取り、道端で金持ち夫人をナンパして稼ごうとするおバカ野郎。
しかし、事あるごとに差し込まれる祖母とのエピソードや、元恋人アニーと遭った強姦事件など、彼が地元から離れた理由を物語っています。

そんな中、スリで足の悪い小男ラッツォと出会いました。
仲介人を紹介すると言って金を騙し取られるジョー。
でも、再会してラッツォの置かれた状態を見た彼は、一緒に行動するようになるんです。

良くここまで生きてこれたよねというほど劣悪な状況で生活しているラッツォ。
食べ物は全て万引き、寝床は廃墟、風呂も入らず着替えもしない。
ジョーはカウボーイの恰好をしているけど、金持ち夫人を相手にしようと考えているくらいだから、清潔感もあり男性としての魅力も十分です。
そんなちぐはぐなコンビは、浅はかな知恵を使って金を稼ごうと奮闘。
もう滑稽過ぎて笑っちゃうくらいダメダメでしたね。

そんな事をしている内に本格的な冬がやって来て、ラッツォの体調がどんどん悪くなっていきました。
ここまでが滑稽であればあるほど、最後の切なさが強まっていきますね。
正直、「これがアカデミー賞?」って思ってました。
でも、最後の15分で評価が上がりました。

なるほどね。
若気の至りって誰しも経験する事だけど、こんな強烈な経験ってなかなかないです。
でも、だからこそ、これからジョーが歩く道は、しっかりと地に足をつけた正しい道だって思うことが出来ました。
最初と最後の顔が全然違いますよね。
本当、最後は良い顔してました。

ちなみに「カウボーイ」ではなく「カーボーイ」。
当時のこだわりみたいですね。

アカデミー賞作品賞、監督賞受賞作品。
鑑賞日 2020.03.31

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spink.gif マルサの女(1987)   日本     [127分]  PG−12
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/ドラマ/犯罪
監督 伊丹十三
出演者 宮本信子    (板倉亮子)
山崎努     (権藤英樹)
津川雅彦    (花村)
大地康雄    (伊集院)
桜金造     (金子)
麻生肇     (姫田)
志水季里子   (剣持和江)
松居一代    (鳥飼久美)
室田日出男   (石井重吉)
渡辺まちこ   (誘惑する看護婦)
竹内正太郎   (袴田利兵衛)
清久光彦    (権藤の運転手)
汐路章     (不動産屋)
佐藤B作    (リネンサービス社長)
橋爪功     (大谷銀行営業課長)
伊東四朗    (パチンコ屋の社長)
大滝秀治    (露口)
マッハ文朱   (秋山)
山下容莉枝   (花のような少女)
山下大介    (権藤太郎)
高橋長英    (取引課長)
芦田伸介    (蜷川喜八郎)
小林桂樹    (査察部管理課長)
岡田茉莉子   (杉野光子)
コピー
あらすじ
税務署の調査官:板倉亮子。
真面目で仕事熱心な彼女は、脱税を徹底的に調べ上げるやり手。
ある日、一軒のラブホテルに目をつける。
しかし、オーナーの権藤にのらりくらりとはぐらかされ、決定的な証拠を掴む事が出来なかった。
そんな時、亮子は国税局査察部に抜擢される。
感想
以前見た事あると思うのですが、やっと見直す事が出来ました。
やはり脱税している人が隠しているお金や金塊、通帳や判子を見つける所が小気味良かったです。
子供のランドセルにまで隠してるなんて、凄過ぎです!

いかにも怪しい権藤ですが、脱税のベテランだけあって、やり口も豊富です。
情婦に見られてはまずい書類を捨てさせ、判子を隠し持たせる技は、目から鱗でした。
家でも隠し部屋があって、夫婦がグルになって、脱税に精を出しているのです。

巧妙に隠されたお金を見つけるのも一苦労。
査察までに絶対的な証拠を確保しなければ、ガザ入れが無駄に終わってしまいます。
刑事張りに張り込みもするし、バイクで追跡もするんですよね。
しかも、ヘルメットには隠しカメラを装着。
ここまでやって、やっと証拠が掴めるのです。

やっぱり俳優さんは凄いですね。
作品によって表情がまるで違うので、以前見た映画の影響なんか皆無ですよ。
特にマルサの女を演じた宮本信子さん。
いつも寝癖がついてるお茶目な人ですが、嫌がらせに来たヤクザの組長に、塩入りコーヒーを出して啖呵切る所なんてカッコ良過ぎました。

今見るとやはり時代を感じますね。
携帯電話が肩掛け鞄くらい大きいし、パソコンもカタカナと数字だけ。
この時代でもこれだけの事をやっていたんだから、今のデジタルな時代は脱税ももっと巧妙になっているんでしょうね。
そんなニュースが毎日のようにテレビで流れてきます。

馴染みのなかった国税局査察部を、世の中に知らしめた作品です。
有名なテーマソングがかかると、来た来た〜!!とテンションが上がります。
せっかくなので機会があれば「2」も見てみたいと思います。

《関連作品》
マルサの女2(1988)
鑑賞日 2024.02.09

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spink.gif マルサの女2(1988)   日本     [127分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/ドラマ/コメディ
監督 伊丹十三
出演者 宮本信子    (板倉亮子)
津川雅彦    (花村)
丹波哲郎    (佐渡原)
大地康雄    (伊集院)
益岡徹     (三島)
桜金造     (金子)
新富重夫    (守衛)
寒川直人    (守衛)
マッハ文朱   (秋山)
加藤善博    (山田)
岡本麗     (ホステス)
浅利香津代   (毛皮屋女主人)
笠智衆     (元僧侶)
上田耕一    (猫田)
不破万作    (チビ政)
きたろう    (サダオ)
佐藤昇     (ハカセ)
市村昌治    (奈々の父親)
神林泰子    (マリちゃん)
中村竹弥    (漆原)
小松方正    (猿渡)
柴田美保子   (受口繁子)
洞口依子    (奈々)
加藤治子    (赤羽キヌ)
三國連太郎   (鬼沢鉄平)
コピー あの板倉亮子がマルサカットの寝癖頭を振り立てて帰って
きた!狙うは日本最強の地上げ集団鬼沢一家。マルサ危し!
あらすじ
国税局査察部のやり手査察官:板倉亮子。
今回の調査対象は、「天の道教団」の管長である鬼沢。
鬼沢は宗教を隠れ蓑に、風俗業などのビジネスを展開していた。
さらにヤクザを従えて、地上げも請け負っていた。
亮子は地道に鬼沢の身辺調査をし、脱税の証拠を集めていく。
感想
早速「2」も見てみました。
こちらも「1」同様、見応えのある作品でした。

新興宗教で荒稼ぎしながら、裏稼業もこなす鬼沢。
金儲けの為なら手段を選ばない所が、現実的で恐ろしいです。

特に地上げのやり口が汚い事。
なかなか出て行かない住人へ嫌がらせのオンパレード。
仕舞にはトラックをお店に突っ込ませようとするし、こんなやり方されたら出て行くしかありません。

政治、建設、銀行、宗教、そして裏稼業。
このしがらみは、どんなに時代が変わっても、切っても切れない関係なんでしょう。
本当にこんな厄介な世界には、巻き込まれたくないですね。

そんな悪の巣窟に切り込んでいく査察官の板倉亮子。
今回も地道に対象者を調査し、時に税務署職員に同行して教団施設に入ったり、DV被害者を装い教団に入り込んだりして、見事隠し部屋の存在を発見しました。

しかし、彼女たちの努力も虚しく、着々と建設が進む高層ビル。
残念ながら今の世の中の現実は、権力を持つ者の思い通りに事が進むという事なのです。

なかなか踏み込むのが難しい世界を、あえて選んで描いていく伊丹十三監督の行動力が素晴らしいですね。
もっと監督の作品を見たくなりました。
少しずつ制覇していこうと思います。
《関連作品》
マルサの女(1987)
鑑賞日 2024.02.10

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spink.gif マン・オン・ザ・ムーン(1999)   アメリカ
  MAN ON THE MOON  [119分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/伝記
監督 ミロス・フォアマン
出演者 ジム・キャリー        (アンディ・カウフマン)
ダニー・デヴィート      (ジョージ・シャピロ)
コートニー・ラブ       (リン・マーグリーズ)
ポール・ジアマッティ     (ボブ・ズムダ)
ヴィンセント・スキャヴェリ  (メイナード・スミス)
ジェリー・ローラー      (ジェリー・ローラー)
ピーター・ボナーズ      (ウェインバーガー)
ジェリー・ベッカー      (スタンリー・カウフマン)
レスリー・ライルズ      (ジャニス・カウフマン)
シドニー・ラシック      (クリスタル・ヒーラー)
ボブ・ズムダ         (ジャック・バーンズ)
コピー 誰よりも人間が好き。
あらすじ
売れないコメディアンとしてライブハウスを転々としていたカウフマン。
ある日、ベテランマネージャー:シャピロの目に留まった彼は、あるチャンスを掴む。
ゴールデンタイムのコメディドラマにキャスティングされたのだ。
やがて人気者となった彼は、その成功とは裏腹に自虐的になってゆく。
感想
どうしても彼の笑いが理解出来なくて、素直に楽しめませんでした。
人を怒らせる事が笑いになるはずないのに、彼が信じている笑いとは何だったのでしょうか。

女性とプロレスをして悪役になるのが、最高の笑いというのも理解に苦しむところです。
女性を侮辱して怒らせて向かってくる姿が滑稽という事でしょうか。

しかし、そんな中で素敵な出会いもありました。
一番最初にプロレスをした女性リン。
後から連絡して二人は付き合うようになりました。
今まで孤独だった彼が、初めて癒しを手に入れたのです。
誰にも理解されなかっただけに、無条件で受け入れてくれる存在は、とても大きかったでしょうね。

若くして癌に冒され、35歳という若さで亡くなったカウフマン。
最後に行ったライブステージは、やっと私でもくすっと笑えるものでした。
しかし、高齢の女性を躍らせて、死んだ後に生き返るって、アメリカ人の普通の笑いなのでしょうか。
最後までついていけなくて残念です。

吹き替えで見たから、山ちゃんの芸達者ぶりが堪能出来ました。
それだけにイライラさせられる事も多かったですけどね。(汗)

カウフマンは人気があったんでしょうか。
自らヒール役をやっていた事で、かなり嫌われていたようですが、映画になるくらいだから、それなりに評価されていたんでしょう。

でも、国が違うからなのか、性別が違うからなのか、分かりませんが、彼について一つも好きになれる所が無いので、評価が上がりませんでした。
鑑賞日 2023.12.20

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spink.gif マンダレイ(2005)   デンマーク/フランス/スウェーデン/ドイツ/オランダ/イギリス
  MANDERLAY  [139分]  R−18+
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 ラース・フォン・トリアー
出演者 ブライス・ダラス・ハワード  (グレース)
イザック・ド・バンコレ    (ティモシー)
ダニー・グローバー      (ウィレルム)
ウィレム・デフォー      (グレースの父)
ジェレミー・デイヴィス    (ニールス)
ローレン・バコール      (女主人)
クロエ・セヴィニー      (フィロメナ)
ジャン=マルク・バール    (ロビンソン)
ウド・キア          (カープス)
ジニー・ホルダー       (エリザベス)
ジェリコ・イヴァネク     (ヘクター)
モナ・ハモンド        (ウィルマ)
ジョン・ハート        (ナレーション)
コピー 美しき救世主があらわれ、
そして、自由が消えた。
あらすじ
1933年。
ドッグヴィルをあとにしたグレースは、父親らと共に新たな居住地を求めてアメリカ深南部へとやって来る。
やがて“マンダレイ”という名の大農園にたどり着いた彼らは、そこで奴隷の女性に助けを求められた。
ここには70年以上も前に廃止されたはずの奴隷制度が残っていた。
白人の女主人が亡くなり、奴隷の彼女らは自由になったが、自由を持て余し身動きが取れないというのだ。
話を聞いたグレースは、この地に残り彼らが自立できるように手助けしようと決心する。
感想
う〜〜〜ん。
これは何といったら良いのでしょうか。
さすがラース・フォン・トリアーだな、かな。
いつもの如く、お得意の皮肉たっぷりです。
でも、そんな暗い気持ちにはなりませんでした。
ちゃんと覚悟して見たからなんでしょうか。

監督のアメリカ三部作の第二弾。
今回は全八章で構成されています。
あまりに偏った内容だから、受け入れるか、拒否するか、究極の二択になりそうな気がします。
簡素な舞台は「ドッグヴィル」より形があったので、受け入れやすかったです。

保守的な思考の団体って、そうならざるを得ない環境だったり、身を守る為に追い詰められたりして、視野が狭くなっているんですよね。
その狭い視野の中で、長年かけて出来上がった独自の決まりがあって、それを守る為に行う事が本末転倒って事が良くあると思います。
だから、それを不満に思う者が反乱を起こし、闘って追放され、また新しい決まりが出来る、みたいな。
その究極がマンダレイなんでしょうね。
そんな所に、広い視野のものが一人で来たって太刀打ちできません。
彼女もマンダレイに飲み込まれボロボロになってしまいました。

黒人たちは自ら奴隷になる事で生きる最低限の保証を確保しているんです。
白人への罰が顔を黒く塗る事って・・・不謹慎極まりないんですが、思わず笑っってしまいました。(汗)
こんな真面目な話なのに、いきなりこれやられちゃうと堪りません。

グレースを演じたブライス・ダラス・ハワードがとにかく素晴らしかったです。
始めは近寄りがたい程の美女だったけど、マンダレイでは小汚い恰好で働いていて、より身近に感じられるようになりました。
優しい女神のように見えたり、凶悪な悪魔のように見えたり。
その幅のある演技は見応え十分です。
グレースの自慰や性行為が、かなりリアルでビビリました。
体張ってるな〜。
今後も追いかけていきたい、そう思わせる将来が楽しみな女優さんです。

最後の最後、エンドロールの写真も強烈ですね。
とりあえず第三弾が出たら見てみようかな。
鑑賞日 2007.08.27

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spink.gif マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016)   アメリカ
  MANCHESTER BY THE SEA  [137分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ
監督 ケネス・ロナーガン
出演者 ケイシー・アフレック  (リー・チャンドラー)
ミシェル・ウィリアムズ (ランディ)
カイル・チャンドラー  (ジョー・チャンドラー)
グレッチェン・モル   (エリーズ・チャンドラー)
ルーカス・ヘッジズ   (パトリック)
ベン・オブライエン   (パトリック(幼少時代))
C・J・ウィルソン   (ジョージ)
カーラ・ヘイワード   (シルヴィー)
ヘザー・バーンズ    (ジル)
マシュー・ブロデリック (ジェフリー)
アンナ・バリシニコフ  (サンディ)
ルイボ・チアン     (ベセニー先生)
コピー 癒えない傷も、
忘れられない痛みも。
その心ごと、生きていく。
あらすじ
アメリカのボストン郊外でアパートの便利屋をしているリー。
兄ジョーの突然の死を受けて、北の港町マンチェスター・バイ・ザ・シーへと帰郷する。
すると、ジョーの遺言を預かった弁護士から、16歳の甥パトリックの後見人に指名されていることを告げられる。
何も知らされてなかった為、戸惑いを隠せないリー。
色々と考えた末パトリックにボストンで一緒に暮らそうと提案するが、友だちも恋人もいるからここを離れたくないと激しく拒絶され途方に暮れてしまう。
なぜならばリーには、この町で暮らすにはあまりにも辛すぎる過去があった。
感想
はぁ〜、泣いたぁ。
泣き疲れました。

あまりに辛過ぎるリーの過去。
ここじゃ、何をしても思い出してしまって辛過ぎるよ。
仕舞には葬式に赤ちゃんがいるだけで号泣でした。(涙)

最初は愛想が無くていつも不機嫌なリーが苦手でした。
仕事でも苦情が多くて嫌われ者なのも納得の暗さ。

でも、少しずつ昔の明るかったリーが差し込まれて、今との差に違和感を覚えていきました。
何故こんなにも人が変わってしまったのか。
そこにはあまりにも辛過ぎる悲劇が隠されていたのです。

そこからはどっぷりリーに感情移入してしまって、彼の行動ひとつひとつに共感してしまいました。

愛する兄の子供が可愛い。
でも、この地で生きるには辛過ぎる過去がある。
しかし、甥っ子を見捨てる事は出来ない。
頑張ってここで暮らそうとするけど、事ある事にあの思い出が心を押しつぶす。

もうどうしたらいいんでしょうか。
彼と一緒に悩み過ぎて髪の毛抜けそうでした。

最後は一人で抱えきれなくなって、ちゃんと人を頼る事が出来ましたね。
やっぱり人って一人じゃ生きていけないんだよな。
ちゃんと助けてくれる人はいるし、自分を必要としてくれる人も、愛してくれる人もいるんです。
リーが救われて私も楽になりました。

良い映画だったなぁ。
しみじみそう思える作品でした。
アカデミー賞も納得です。
是非ご覧ください。

アカデミー賞主演男優賞受賞作品。
鑑賞日 2020.03.29

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spink.gif マンハッタン(1979)  アメリカ  白黒
  MANHATTAN  [96分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 ウディ・アレン
出演者 ウディ・アレン       (アイザック・デイビス)
ダイアン・キートン     (メアリー)
マリエル・ヘミングウェイ  (トレイシー)
メリル・ストリープ     (ジル・デイビス)
アン・バーン        (エミリー)
マイケル・マーフィ     (エール)
カレン・ルドウィグ     (コニー)
マイケル・オドノヒュー   (デニス)
コピー 霧の中から
ラプソディ・イン・ブルーが
流れ
ウディ・アレンの
愛の詩が
聞こえてくる……
あらすじ
42歳の放送作家:アイザックは、17歳の高校生:トレイシーと同棲中。
そんなアイザックは、友人の大学教授エールから、「魅力的な女性に出会い、深い関係になった」と相談を受ける。
つまりエールは妻帯者で、不倫をしているというのだ。
アイザックは後日、その不倫相手メアリーに会うが、彼女のインテリぶった口ぶりに腹がたち、食事の誘いを断って帰って来てしまう。
しかし数日後に、あるパーティーで再会したアイザックとメアリーは、意気投合しデートをする事になった。
感想
話自体は、皆が浮気をして他の人に心変わりしちゃう、どうぞ勝手にやって下さいという展開なのですが、一つ一つの台詞にウディ独特の皮肉が盛り込まれていて、テンポのある楽しい会話になっているのが好きでした。
あと1979年の映画なのに、白黒で描かれているのも、オシャレだと思います。

そんな訳で、あんまり好きじゃない性格の人達なんだけど、どこか憎めなくて魅力を感じてしまうんですよ。
インテリぶって批判をするメアリーなんて、一番苦手なタイプの筈なんですけどね。
結構好きです。(^_^;)

不倫や浮気というドロドロした関係の中で、唯一の救いが素直で純粋なトレイシーちゃん。
最後に、全てを許した上で「信じて」と言える優しさに惚れました。
何処となくジョシュ・ハートネットに似てると思ったのは私だけでしょうか。(笑)
このマリエル・ヘミングウェイは、文豪アーネスト・ヘミングウェイの孫娘だそうです。
おじいちゃんに似てるのかしら?

メアリーが何度も「私はフィラデルフィア出身なの」と言っていましたが、これは信仰深いって意味なんですか?
ここらへんは日本人(私だけ?)に分かり難い所ですよね。
ウディ映画にはこういう疑問が多々ありますが、わからない時はそのまま受けとって覚えて行くしかないようです。

アイザックの妻役メリル・ストリープがちょこちょこ出てきては、おいしい所を持って行ってました。
レズに目覚めて離婚をし、アイザックとの結婚生活を暴露する本を出したのですが、一般人の結婚生活を暴露した本なんて売れるんですか?
彼らって思ってるよりも有名人の設定なのかな?
放送作家も人気番組を担当してれば、有名人なのかもしれませんね。

普通に見れば、自分勝手すぎるエールが一番ひどいと思います。
妻も友人も裏切ったわけですからね。
でも、この作品の登場人物はみんな身勝手だから、彼の腹黒さも薄まって見えるんですよ。
これもウディが得意な皮肉って事でしょうね。

全体的には好きな部分、嫌いな部分を総合して、★3つに落ちつきました。

密かに、NYで上映されていた「稲垣の忠臣蔵」という映画が気になっています。
鑑賞日 2004.03.29

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spink.gif マンハッタン・ラブ 女と男のいい関係(1991)  アメリカ
  MARRIED TO IT   [111分]
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス
監督 アーサー・ヒラー
出演者 ボー・ブリッジス
シビル・シェパード
ロバート・ショーン・レナード
ロン・シルヴァー
メアリー・スチュアート・マスターソン
ストッカード・チャニング
コピー 劇場未公開
あらすじ
豪華な家に住み年頃の娘を連れて再婚した夫婦、普通の家に住み二人の子供を持つ中年夫婦、引っ越してきたばかりの若い新婚夫婦という年齢も生活環境も違う3組の夫婦の友情とそれぞれの夫婦愛を描いた作品。
感想
一見幸せそうに見える夫婦も、それぞれに何かしらの問題を抱えていているものだと思います。
それを二人で力を合わせて乗り越える事で、愛情が増していくものですよね。
いろんな事情があるにしろ、夫婦愛の再確認とか夫婦関係の見直しは、長い夫婦生活において必要不可欠なものだなと思いました。

3組の夫婦が、それぞれの問題に関わりながら、励まし合い協力していい関係を築いていく様子がコミカルに描かれていて、最後には見ている者の心を暖めてくれる所が魅力の作品だと思います。
鑑賞日 2002.12.12

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spink.gif マンハッタン・ラプソディ(1996)  アメリカ
  THE MIRROR HAS TWO FACES   [126分]
管理人評価   ★★★★★
ジャンル ロマンス/ドラマ
監督 バーブラ・ストライサンド
出演者 バーブラ・ストライサンド  (ローズ・モーガン)
ジェフ・ブリッジス     (グレゴリー・ラーキン)
ローレン・バコール     (ハンナ・モーガン)
ミミ・ロジャース      (クレア)
ピアース・ブロスナン    (アレックス)
コピー プラトニックな関係を求める男――
情熱的な愛を探している女――
あらすじ
美女を見るとめまいがして腰砕けになってしまう数学教授のグレゴリー。
自分をブスだと思い化粧もせず地味な文学部教授のローズ。
二人は同じ大学にいながらもお互いを知らなかった。
しかし、SEX抜きでの知的な関係を求めるグレゴリーが出した広告に、ローズの妹クレアが姉の名前で応募したことにより、二人は出会う事になった。
ローズの知的さに感動したグレゴリーは、自分の思い描く関係が築ける相手だと喜びローズにプロポーズする。
感想
大人の純情な関係っていいですよね、とても憧れます。
必ずと言っていいほどSEX描写があるアメリカ映画ばかり見ていたので、すごく新鮮に感じました。
大学の教授と話しの会う人って同業者くらいしかいないと思うなぁ。
普通は知的すぎてついて行けないと思います。

自分はブスだと思っているローズが大変身した姿は驚きました。
すごい変貌ぶりでした。
化粧した顔は見た事ありましたが、スッピンの時は誰だか分かりませんでした。
本当に女って化粧で変わりますよね。
でもバーブラ・ストライサンドはスッピンでも可愛かったです。

変わり者のグレゴリーは問題ありだけど、こういう真面目で頭のいい男性は好みかも。
でも、話しを聞いてても飽きない程度のユーモアがないときついかな。

美人の母親とローズの会話が感動しました。
「私、赤ちゃんの時可愛かった?」と切なそうに聞くローズの表情を見たら涙が出ました。
いつも意地悪ばかり言っている母親も、やっぱり子供はかわいいものなんですよね。
二人の心温まる会話を聞いて安心しました。

ほんわかしていて心が和む映画でした。
お気に入りです。
鑑賞日 2003.02.18

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spink.gif 万引き家族(2018)   日本
  SHOPLIFTERS  [120分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 是枝裕和
出演者 リリー・フランキー (治)
安藤サクラ     (信代)
松岡茉優      (亜紀)
池松壮亮      (風俗の客)
城桧吏       (祥太)
柄本明       (やまとやの店主)
高良健吾      (刑事)
池脇千鶴      (婦警)
樹木希林      (初枝)
山田裕貴      (北条保)
コピー 盗んだのは、絆でした。
あらすじ
高層マンションの谷間にポツンと取り残されたように建つ古びた平屋の一軒家。
そこに治と妻・信代、息子・祥太、信代の妹・亜紀、そして家の持ち主である母・初枝の5人が暮らしていた。
治は怠け者で甲斐性なし。
彼の日雇いの稼ぎは当てにならず、一家の生活は初枝の年金に支えられていた。
そして足りない分は家族ぐるみで万引きなどの軽犯罪を重ねて補っていた。
そんなある日、治は団地の廊下で寒さに震えている女の子を見つけ、彼女を家に連れ帰る。
ゆりと名乗るその女の子は、両親のともに戻ることなく、そのまま治たちと暮らし始めるのだった。
感想
世間の評判が良いので見てみました。
う〜ん。
良いけどそこまででもなかったかな。
血のつながりより絆だっていうけど、犯罪者に言われてもって感じしか受けなかったな。

みんなのキャラは良かったですね。
万引きしてるから仕事ないのかと思ったら、一応工事現場で仕事している治。
元風俗嬢で今はクリーニング屋で働いている妻の信代。
良い家に住んでるのに、わざわざ貧しい家にいて、風俗で働いている亜紀。
言われるがまま万引きしているが、今のままではいけないと思っている祥太。
虐待母から逃れて、治たちの家に居候しているリン。
そして、この家の持ち主で年金受給者の初枝。

誰一人として血のつながりがない家族たち。
みんな孤独で寂しい人たち。
家族ごっこの中にも、確実に絆は出来ていて居心地が良かった事に間違いはなかった。
貧しくて万引きや強盗で生計を立てていたけど、仲間にはみんな優しくて良い人なんですよ。

うちの子供たちはうちに生まれて良かったって思ってくれてるかな。
そう思って思えるように、親としての責任を全う出来れば良いかなと思います。
カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2018.03.27

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spink.gif マンマ・ミーア!(2008)   イギリス/ドイツ/アメリカ
  MAMMA MIA!  [108分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ミュージカル/コメディ/ロマンス
監督 フィリダ・ロイド
出演者 メリル・ストリープ      (ドナ)
アマンダ・セイフライド    (ソフィ)
ピアース・ブロスナン     (サム)
コリン・ファース       (ハリー)
ステラン・スカルスガルド   (ビル)
ドミニク・クーパー      (スカイ)
ジュリー・ウォルターズ    (ロージー)
クリスティーン・バランスキー (ターニャ)
コピー どんなことがあっても、笑っていよう。 自分の人生がもっと好きになる。
あらすじ
ギリシャの美しいリゾート地、カロカイリ島。
小さなホテルを営む母ドナと2人暮らしのソフィは、恋人スカイとの結婚式をいよいよ明日に控えていた。
またそんな彼女には、“父親と結婚式のヴァージン・ロードを歩きたい”という密かな夢があった。
しかし、母子家庭で育ったソフィは未だに父親が誰なのかを知らない。
そこで母の昔の日記から、父親であろう3人の男性、建築家のサム、銀行マンのハリー、冒険家のビルを探り当て、ドナに内緒で結婚式の招待状を送ってしまっていた。
やがて、道中鉢合わせた3人が揃って到着。
ソフィは結婚式のサプライズのため、ドナの目が届かない場所に彼らを匿うことに。
ところが、ドナが偶然3人を目撃してしまった。
感想
大好きなABBAのヒットナンバー満載で、めちゃくちゃ楽しかったです!
昔ABBAの曲を使ってヒットしたドラマがあってですね。
それにドはまりした私は、ABBAを聴きまくっていたんです。
歌詞も覚えてカラオケで歌ってたりしてたな〜。
だから、もう懐かしい思い出の歌だらけで、2時間があっという間でした。

またそれぞれの曲が場面にぴったりしっくりくる歌詞なんですよ。
この構成はファンには堪りませんね!

始めから「Money, Money, Money」「Mamma Mia」と超ヒットナンバーで盛り上げます。
もう懐かしい曲のオンパレードで、体が勝手にリズムを刻んでました。
これ映画館で見たら最高だったでしょうね。

そして、結婚式の準備をする時に歌った「Slipping Through My Fingers」では号泣です。
今学校に通っている娘たちがお嫁に行く日が来るかと思うと、ドナに感情移入しまくりですよ!
一人娘なら尚更ですよね。
ああ、ABBAは本当に良い曲ばっかり!
この作品で再確認出来ました。

まあ、ストーリーはABBAの曲を繋げて作ったものなのであってないようなものですが、それなりにまとまっていたと思います。
この作品はABBAの曲を楽しむ事が出来なければ、結構辛いかもしれませんね。

久しぶりにABBAのアルバム聴きたくなりました。
でも、この作品のサントラも良さそうですね。
何度も見て楽しめそうです。

《関連作品》
マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー
鑑賞日 2020.12.13

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spink.gif マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー(2018)   アメリカ
  MAMMA MIA! HERE WE GO AGAIN  [114分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ミュージカル/コメディ/ロマンス
監督 オル・パーカー
出演者 アマンダ・セイフライド    (ソフィ)
ピアース・ブロスナン     (サム)
コリン・ファース       (ハリー)
ステラン・スカルスガルド   (ビル)
ドミニク・クーパー      (スカイ)
ジュリー・ウォルターズ    (ロージー)
クリスティーン・バランスキー (ターニャ)
リリー・ジェームズ      (若きドナ)
アレクサ・デイヴィーズ    (若きロージー)
ジョシュ・ディラン      (若きビル)
ジェレミー・アーヴァイン   (若きサム)
ヒュー・スキナー       (若きハリー)
ジェシカ・キーナン・ウィン  (若きターシャ)
アンディ・ガルシア      (フェルナンド・シエンフエゴス)
シェール           (ルビー)
メリル・ストリープ      (ドナ)
コピー すべての人を笑顔にする、最高にハッピーなミュージカル!
あらすじ
エーゲ海に浮かぶギリシャの美しい島“カロカイリ島”。
ソフィは母ドナとの夢だった新築ホテルをついに完成させ、それを祝うオープニング・パーティの準備に奔走していた。
しかし夢を叶えた一方で、ニューヨークに滞在中の夫スカイとのすれ違いにかつてない不安を抱えていた。
1979年、オックスフォード大学を卒業した若き日のドナは、見聞を広めたいとひとりで旅に出る。
やがて宿泊先のホテルで若き日のハリーと出会う。
感想
今回は母ドナを亡くしひとりでホテルを切り盛りするソフィと、若き日のドナが3人の男性と出会った夏の思い出が交差する展開でした。
若き日の物語も「」の時に聞いていた通りで、正解を確認する感じで楽しめました。
そういう順番で出会ったんですね。
皆キャラにあっていて違和感はなかったです。

今回は知らない曲が多かったですが、新しい曲を知れて嬉しかったです。
でも、やっぱり知ってる曲の盛り上がり方は違いますよ!
お馴染みのナンバーが流れると、「来た〜〜〜!!」って興奮しました。

楽しい感じで見ていたら、ドナの登場で大号泣です!
現在と過去の新しい命の誕生は涙なしでは見れません。
「 My Love, My Life」素晴らしい曲ですね。
映画館で見てたらヤバイってくらい泣かされました。

しかし、シェールは若いですね!
当時は72歳ですか!!
おばあちゃん、いやひいおばあちゃんとは思えない肌の張り。
また歌声も素敵でした。

「1」と比べるとどうしても差がついてしまいますが、「2」も合格点ではあると思います。
ABBAの曲を沢山堪能出来る素晴らしい作品をありがとう!
これから何度も見る作品だと思います。

《関連作品》
マンマ・ミーア!
鑑賞日 2020.12.14

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