天正四年(1576年)。
熱田の宮番匠:岡部又右衛門は、ある日突然織田信長から安土城の築城を命じられる。
しかしその後、城造りを指揮する総棟梁になるには、名だたる番匠たちとの指図(図面)争いに勝たなければならない事態に。
信長は巨大な吹き抜けという前代未聞の注文を出していたが、指図争いの席で、又右衛門だけがただ一人、確固とした信念のもと、その要望をはねつける。
当然のごとく激昂する信長を前にしてもその信念は揺るがず、ついには信長を納得させ総棟梁の座を勝ち取る又右衛門だった。
管理人評価
★★★
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時代劇/ドラマ | |
田中光敏 | |
西田敏行 (岡部又右衛門) 福田沙紀 (岡部凛) 椎名桔平 (織田信長) 大竹しのぶ (岡部田鶴) 寺島進 (平次) 山本太郎 (熊蔵) 石田卓也 (市造) 上田耕一 (弥吉) ペ・ジョンミョン (太助) 福本清三 () 前田健 (留吉) 熊谷真実 (ふさ) 水野美紀 (うね) 西岡徳馬 (丹羽長秀) 渡辺いっけい (木村次郎左衛門) 河本準一 (羽柴秀吉) 遠藤章造 (堺の豪商) 田口浩正 (中川左内) 内田朝陽 (中井孫太夫) 石橋蓮司 (池上五郎右衛門) 笹野高史 (木曾義昌) 夏八木勲 (戸波清兵衛) 緒形直人 (大庄屋甚兵衛) |
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天を衝く安土城。 それは、織田信長の天下統一、最後の野望── |
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こんなにも沢山の人が命を懸けて作ったのに、わずか3年で燃えてしまったとは・・・。
最初にこの事実が知らされたので、何をしてても「3年・・・」と思ってしまって、すべてが虚しく見えてしまいました。
蛇石の時の大事故は史実なんですね。
でも、ここでのいきなりの忍者出現は、あまりに違和感があり受け入れられませんでした。
この時の活躍で、うねがアクション得意な水野美紀だった事に気付かされます。
そういう主題だったらカッコいい!で済むんですけどね。
今回は使い所があんまりでした。
あと、木曽の大檜ですよね。
会ったばかりの岡部のために、命まで懸けた大庄屋。
この関係がもう少し説得力のあるものだと良かったと思います。
どこまでか史実か分からないので何とも言えませんが、それが率直な感想です。
不満点ばかりを挙げてしまいましたが、前代未聞の大きな城を作るという工程は、とても興味深く見る事が出来ました。
岡部が地道に足で稼いだ建材、岡部を慕ってくれる仲間たち、岡部を支える家族。
そういったものに支えられて、この大偉業が成し遂げられたのでしょうね。
俄然、安土城跡地を見に行きたくなりました。
今はどのくらい残っているのでしょうか。
ここから見る琵琶湖、綺麗でしたよね。
いつか訪れてみたいと思います。
小説原作作品。