--REIの映画感想--

全体的にネタばれがありますので、未見の方は注意して下さいませ
評価の★の内容は次の通りです
管理人の独断に基づいておりますのでご了承くださいませ
★★★★★:大好き!何度も観たい作品!
★★★★:好き!強く心に残る作品!
★★★:なかなか良い
★★:まあまあ損はしない
★:いまいちかも・・・
X:二度と観たくない


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spink.gif ギャラクシー街道(2015)   日本     [109分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ
監督 三谷幸喜
出演者 香取慎吾   (ノア)
綾瀬はるか  (ノエ)
小栗旬    (ハヤト隊員)
優香     (レイ)
西川貴教   (ズズ)
遠藤憲一   (メンデス)
段田安則   (ハシモト)
石丸幹二   (ムタ)
秋元才加   (マンモ隊員)
阿南健治   (トチヤマ隊長)
梶原善    (ババヒサゴ)
田村梨果   (イルマ)
浅野和之   (謎の男)
山本耕史   (ゼット)
大竹しのぶ  (ハナ)
西田敏行   (堂本博士)
コピー 西暦2265年。
広大な宇宙に浮かぶ
小さなハンバーガーショップで
起きた最高の奇跡。

宇宙人だらけの
ロマンティック
コメディ!!
あらすじ
西暦2265年。
木星と土星の間に浮かぶスペースコロニー“うず潮”と地球を結ぶスペース幹線道路ルート246666、通称“ギャラクシー街道”。
その片隅にひっそりと佇む小さなハンバーガーショップ“サンドサンドバーガー・コスモ店”。
店主はハンバーガー好きが高じて念願の店を持ったノア。
働き者の妻ノエもいて、幸せいっぱいかと思いきや、店の経営は上手くいかず、妻にも浮気の疑いが。
すっかりホームシックになって、秘かに地球へ帰りたいと思い始めていた。
そんな時、昔の恋人レイが夫を連れて店にやって来る。
感想
くすくす笑えるコメディ作品でした。
三谷ワールド全開で、小ネタ、小ネタの積み重ねです。

皆宇宙人ということで、私たちの常識では測れない出来事が沢山起こります。
宇宙人の脱皮とか、男性の妊娠とか、昔の思い出の実体化とか。
それぞれに面白いエピソードがあって、その度にくすくす笑えました。

一番くすくすしたのは、ピエ〜〜!!で切れる電気の天丼かな。
最後まで効いてましたもんね。

小笑いの連続で、なかなか中笑いにも行かなかったんですけど、印象的には悪くないです。
思い出そうとするんですけど、どれも薄味で思い出せない・・・。
あれ?印象悪くないはずなのにな。

印象深いのはメンデスさんかな。
衣装が特徴的で、見た目のいかつさとは裏腹に物腰は柔らかなんですよね。
しかし、妄想が行き過ぎる傾向のあるメンデスさんは、積極的にぐいぐい来るんです。
最終的に目標達成しちゃうし・・・これは完全にアウトですよね。

それぞれのキャラは良いし、小ネタも満載でそこそこ面白い作品です。
三谷作品を制覇したいので、こういう小物も仕方ないでしょう。
はまると大笑いになるんですけど、はまらないと評価が上がりません。
次の作品に期待したいと思います。
鑑賞日 2019.03.30

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spink.gif ギャラクシー・クエスト(1999)   アメリカ
  GALAXY QUEST  [102分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル SF/コメディ/アドベンチャー
監督 ディーン・パリソット
出演者 ティム・アレン      (タガート艦長(ジェイソン・ネズミス))
シガーニー・ウィーヴァー (マディソン中尉(グウェン・デマルコ))
アラン・リックマン    (ドクター・ラザラス(アレクサンダー・デイン))
トニー・シャルーブ    (技術主任チェン(フレッド・クワン))
サム・ロックウェル    (ガイ・フリーグマン)
ダリル・ミッチェル    (ラレド(トミー・ウェバー))
エンリコ・コラントーニ  (マセザー)
ロビン・サックス     (サリス)
パトリック・ブリーン   (クエレック)
ミッシー・パイル     (ラリアリ)
ジェド・リース      (テッブ)
ジャスティン・ロング   (ブランドン)
コピー Never Giveup! Never Surrender!
あらすじ
今日もある都市で、ファン集会が開かれていた。
が、招待された出演者の前に奇妙な4人組が現れ、“自分たちの星を侵略者から守って欲しい”と助けを求めてきた。
最初は冗談と思った出演者たちだったが、彼らは本当の異星人で、TVでの彼らの活躍を本物と思い込み番組そのままの宇宙船も用意していた。
感想
やっぱり面白いですね。
以前見た時、★4つだったので見直してみました。

昔流行ったTVドラマ「ギャラクシー・クエスト」。
キャストは今もその知名度を生かして営業を続けているんです。
でも、もうすっかりやる気を無くしていて、メンバーの仲もギスギスしていました。

そんな時に現れたサーミアン星人たち。
悪者宇宙人サリスとの戦争を打開するため、プロテクター号タガート艦長に助けを求めに来たのです。
ここのちぐはぐ具合も面白いんですよ。
ジェイソンはプロモーターの出演依頼と勘違いしてるので、すごく適当にあしらおうとするんですよね。
命令もいい加減で、彼の飛ばしたミサイルのせいで、ますますサリスを怒らせてしまう事に。

しかし、本当の宇宙を見て、これが現実だという事を実感したジェイソン。
すぐに仲間たちを集めて、サリスとの戦いに臨みます。
何も知らない仲間たちは、驚くばかりでとにかくアタフタ。
サーミアン星人たちは「ギャラクシー・クエスト」を隅々まで研究し、宇宙船を作り出したので、4年間演じた彼らなら使いこなせる仕様になっているのです。
何も知らないのに、TVのように演じれば出来てしまうのが、とても小気味良かったです。
まさか自分が宇宙を救う事になるなんてね。
しかも、嫌気がさしていた仕事でですよ。
皆活き活きしていてカッコ良かったです。

サーミアン星人たちも動きが面白くて可愛かったです。
歩く時に手と足が一緒に出るんですよね。
皆で移動する時、そこここでその動きをしているのが可笑しかったです。
笑い方も変わっていて、つられて一緒に笑ってしまいました。

いや〜、面白かった!
最後の演出も最高ですよね。
まさかクエスタリアンたちが待つイベント会場に乗り付けちゃうなんて。
オタクたちの知識は馬鹿に出来ません。
どこでどう役に立つか分かりませんからね。
私のちまちま積み上げてきた映画の知識もどこかで役に立たないかしら。
鑑賞日 2018.11.13

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spink.gif キャラクター(2021)   日本     [125分]  PG−12
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス
監督 永井聡
出演者 菅田将暉  (山城圭吾)
Fukase   (両角)
高畑充希  (川瀬夏美)
中尾明慶  (大村誠)
松田洋治  (辺見敦)
宮崎吐夢  (本庄勇人)
岡部たかし (加藤一郎)
橋爪淳   (山城健太)
小島聖   (山城由紀)
見上愛   (山城綾)
テイ龍進  (浅野文康)
小木茂光  (奥村豊)
中村獅童  (真壁孝太)
小栗旬   (清田俊介)
コピー 描いてはいけない、
主人公だった――
あらすじ
画力はあるものの悪役キャラクターを描くことができずに、万年アシスタントに甘んじていた山城圭吾。
アシスタントをしている先生に頼まれスケッチに向かった先で、一家殺人事件の現場に遭遇し、犯人の顔を目撃してしまう。
そのことを警察の取り調べで伏せた山城は、自分だけが知る犯人を基に生み出した殺人鬼のキャラクター“ダガー”を主人公にサスペンス漫画を描き、異例の大ヒットを飛ばして売れっ子漫画家となる。
感想
どこまでも見ていて痛い作品ですね。
四人家族の殺人現場もリアルで痛々しいし、犯人に刺される所も生々しく描かれており、思わず目をそらしてしまうほどの痛さです。
普通ならこういう痛い系は苦手なのですが、この作品は面白いと思える魅力が詰まっていました。

まず、それぞれのキャラが良かったと思います。
画力は高いが魅力的な悪役が描けない漫画家。
普通の絵も本当に上手くて惹き込まれました。
そんな彼が本物の殺人鬼を見てしまい、それを漫画にしてしまうという設定は面白いです!

そして、その漫画が自分だと気付き、その通りに殺人を犯す殺人鬼。
これが映画初出演とは思えないほど、狂気的な役を見事に演じたFukaseさん。
一見優男に見えて、残酷なまでの狂気を持っている両角を完璧に体現していました。

そんな犯人を追う刑事が清田刑事。
元暴走族という事もあり、型破りな独自の捜査をする刑事さんです。
すっかり彼の目線で見ていたから、急にアクシデントが起こって混乱しました。
彼が魅力的だったからこそ、この作品がより良いものになっていると感じます。

最後までとことん痛々しい展開でしたが、それが良いと思える作品です。
菅田将暉くんの常軌を逸した表情がインパクトありました。
自分で用意した結末だけあって、迫力満点でしたね。

思ったよりすごい沢山の人たちが殺されましたが、設定や物語が良かったので高評価になりました。
それに役者さんたちもそれぞれの役にぴったりで、総合的にもクオリティの高い作品だと思います。
怖くて痛かったけど、食わず嫌いしないで良かったと思える作品です。
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鑑賞日 2022.04.18

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spink.gif キャロル(2015)   イギリス/アメリカ/フランス
  CAROL  [118分]  PG−12
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 トッド・ヘインズ
出演者 ケイト・ブランシェット       (キャロル・エアード)
ルーニー・マーラ         (テレーズ・ベリベット)
サラ・ポールソン         (アビー・ゲルハルト)
ジェイク・レイシー         (リチャード)
カイル・チャンドラー        (ハージ・エアード)
ジョン・マガロ          (ダニー)
コーリー・マイケル・スミス      (トミー)
ケヴィン・クローリー        (フレッド)
キャリー・ブラウンスタイン      (ジュヌヴィエーヴ・キャントレル)
コピー このうえもなく美しく、
このうえもなく不幸なひと、キャロル。

あなたが私を変えた。
あらすじ
1952年、クリスマス目前の活気あふれるニューヨーク。
高級百貨店のおもちゃ売り場でアルバイトをしているテレーズ。
そんなある日、ゴージャスな毛皮のコートを着た女性キャロルが、娘のクリスマスプレゼントを探しに彼女の売り場へやって来る。
彼女が帰った後、手袋の忘れ物に気付いたテレーズは、プレゼントの送付先住所に手袋を郵送する。
それをきっかけに二人は、一緒にランチをする仲になる。
感想
女の私でもついつい見惚れてしまうほどの色気を放つケイト・ブランシェット
彼女が本気で女性を落とそうと思ったらたわいもない事なんでしょうね。
そう思わせるほど、彼女の魅力満載の作品でした。

男性の恋人がいるのに、会ったばかりのキャロルに惹かれてしまったテレーズ。
キャロルを見ているとそれも納得出来てしまうほどの魅力です。

裕福な家庭を持ち、一人娘もいるのですが、女性との肉体関係を止められないキャロル。
夫にもそれを指摘され、娘の親権も取られそうになっているのです。

その悲壮感さえも彼女の魅力となっているのが見事です。
自然と自分が癒してあげたいと思わせる、正に魔性の女。
キャロルも母親でいる事より、女性を好きな女として生きる事を選択しました。
この時代にその選択をして生きる事は大変な事だったでしょう。
しかし、ラストも前向きな未来を見せる展開で、とても良かったと思います。

お互いに気がありながらも、女友達として始まった車での旅行。
徐々に距離感が縮まっていく様子にドキドキさせられました。

アカデミー賞にノミネートされたのも納得の演技ですね。
二人の演技で物語にグイグイ引き込まれて行きました。
ケイト・ブランシェットと相対しても負けていないルーニー・マーラも素晴らしかったです。

LGBT関連作品。
鑑賞日 2023.07.28

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spink.gif ギャング・オブ・ニューヨーク(2001)  アメリカ
  GANGS OF NEW YORK  [160分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/ロマンス/犯罪
監督 マーティン・スコセッシ
出演者 レオナルド・ディカプリオ  (アムステルダム・ヴァロン)
キャメロン・ディアス    (ジェニー・エヴァディーン)
ダニエル・デイ=ルイス   (ビル・カッティング)
ジム・ブロードベント    (ウィリアム・トゥイード)
リーアム・ニーソン     (ヴァロン神父)
ヘンリー・トーマス     (ジョニー)
ブレンダン・グリーソン   (ウォルター・マクギン)モンク
ジョン・C・ライリー    (ジャック・マルレイニー)
ゲイリー・ルイス      (マックグロイン)
コピー この復讐が終われば、愛だけに生きると誓う。
あらすじ
1846年、ニューヨーク。縄張り争いを繰り広げる地元民の"ネイティブズ"と、アイルランド移民の"デッド・ラビッツ"。
彼らは白黒はっきりつける為に決闘し、"デッド・ラビッツ"のリーダー:ヴァロン神父を倒した"ネイティブズ"のリーダー:ビルが町を仕切る事になった。
この抗争の時、目の前で父親ヴァロンを殺された少年アムステルダムは、少年院に入れられる。
それから16年後、少年院から出たアムステルダムは、故郷ファイブ・ポインツに戻って来た。素性を隠し、父の仇であるビルの組織に入ったアムステルダムは、女スリのジェニーと出会い、恋に落ちる。
感想
最初から血みどろの戦いで、目を覆いたくなるシーンが多かったです。
斧やハンマーで相手をなぶり殺すのは観てて痛いですね。
銃でパンパンと殺すよりたちが悪いです。
でも、全体的に観るとこのシーンが一番熱かったです。
意味のある戦いのように感じられました。

アムステルダムが大きくなってからは、彼の行動が不自然に感じられて「どうして?なんで?」という疑問がいっぱい沸いてきました。
父の仇と思っている割には、ビルの事を憎んでいるように思えなかったし、ジェニーにしたってそれ程の思い入れがあるようには見えませんでした。
なんの前兆もないまま突然行動を起こすので、それがどういう意図なのかいまいち掴めませんでした。

最後の決闘もあまりにあっけなくて唖然としてしまいました。
今までの流れは何だったのでしょうか?
ノンフィクションを基にしているから、こういう最後しかないのかもしれませんが、映画を観終わっても何の感情も沸いて来ませんでした。

時間が長い割には普通で、訴えてくるものが弱いですね。
こういう歴史を経て今があるって事は分かりましたが、その中に含まれているであろうメッセージは読み取れませんでした。

レオもカッコ良かったし、ダニエル・デイ=ルイスも渋かった。
役者さんは良かったと思うのですが、脚本があんまりだったのかな〜。
ただビルのぴったり前髪は気になりました。
あんな所で可愛さアピールしなくても良いのに…。(^_^;)
義眼のアップは印象的です。

色々不満もありましたが、全体的には可もなく不可もなくですね。
悪くないんだけど、特に良い所もないって感じで…。
でも、もう少し短めにまとめられたんじゃないのかな。
無駄に長いわけじゃないけど、何となくそんな気もしました。

ジェニーの中国風西洋ドレスが可愛かったです。
胸元の開きはセクシーだけど、そんなにいやらしくない所が好感が持てました。
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鑑賞日 2003.09.16

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spink.gif 窮鼠はチーズの夢を見る(2019)   日本     [130分]  R−15+
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/ロマンス/BL
監督 行定勲
出演者 大倉忠義     (大伴恭一)
成田凌      (今ヶ瀬渉)
吉田志織     (岡村たまき)
さとうほなみ   (夏生)
咲妃みゆ     (大伴知佳子)
小原徳子     (井出瑠璃子)
小柳友      (今ヶ瀬のボーイフレンド)
中村久美     (たまきの母)
国広富之     (たまきの父)
コピー 好きで、好きで
苦しくて、幸せ
あらすじ
優柔不断で流されやすい性格の大伴恭一。
昔から受け身の恋愛ばかりを繰り返し、今も女性から言い寄られるままに不倫を重ねていた。
そんなある日、大学の後輩:今ヶ瀬渉と7年ぶりに再会した。
今ヶ瀬は大学の頃から秘かに恭一の事を想い続けており、不倫の証拠をちらつかせながら関係を迫る。
感想
完全に映画の世界に入り込んで、長さを微塵も感じないまま一気に見終わりました。
原作漫画の大ファンだったので、映画になると聞いた時から気になってはいたんです。
でも、かなりの厚さの2冊の原作を2時間の映画にしたら、魅力は半減するんだろうと決めつけていました。
今回、CS放送されたのをきっかけに見てみたら、原作の世界観がそのまま実写になっていて感動しました。

恭一の流され侍具合、今ヶ瀬の粘着ぶり、お互いが必要なのに素直になれずにやきもきする感じ。
本当にイメージのままで、原作ファンも納得の実写化でした。

大倉忠義くんはジャニーズなのに、体を張りまくっていて感心しました。
カッコ良いけど濡れ場は中途半端になる気がしていたんです。
でも、この作品には激しい本能のままに腰を振るような濡れ場が必要だから、残念な仕上がりになっているのではないかと危惧していました。

蓋を開けてみると、ギリギリを攻める生々しい濡れ場で驚きました。
そのおかげでお互いを心も体も求めていると感じる事が出来ました。

「好きな人が例外になる」という台詞が印象的です。
恭一も男性を好きな性癖になった訳じゃないんですよね。
今ヶ瀬だからここまでの関係になれたんです。
そう思い知りゲイバーで泣いているシーンが印象に残りました。

あまりに恭一の事が好き過ぎて詮索ばかりしてしまう今ヶ瀬。
自分でもそんな自分が嫌なんですよね、きっと。
少しでも女性の影を感じると嫉妬してしまう。
そんな苦しい時間に追い詰められる。
一緒にいるだけで幸せのはずなのに、どうしてこんなに苦しいのか。
恭一から逃げ出す気持ちも理解出来て切なかったです。

作品を見て、久しぶりに原作を読み返したくなりました。
一般的なジャンルではないけど、こんなに深く描いてくれた事が嬉しいです。

LGBT作品。

漫画原作作品。
鑑賞日 2023.08.28

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spink.gif キューティーハニー(2003)   日本
  CUTIE HONEY  [93分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/ファンタジー/コメディ
監督 庵野秀明
出演者 佐藤江梨子  (キューティーハニー/如月ハニー)
市川実日子  (秋夏子)
村上淳   (早見青児)
及川光博   (ブラック・クロー)
小日向しえ  (コバルト・クロー)
片桐はいり  (ゴールド・クロー)
新谷真弓   (スカーレット・クロー)
手塚とおる  (執事)
篠井英介   (シスター・ジル)
コピー 日本のハートをチュクチュクしちゃう。
あらすじ
普段は明るいだけが取り得のドジな派遣OL如月ハニー。
しかしそんな彼女の正体は、世界屈指の科学者:如月博士により創り出された無敵のパワーを持つアンドロイド“キューティーハニー”。
ある日、今は亡き如月博士の遺志を継ぎ、ハニーのパワーの秘密である“Iシステム”を研究する宇津木博士が誘拐されてしまう。 犯人は“Iシステム”を狙う秘密結社パンサークロー。
海ほたるに籠城した犯人に対して、秋夏子警部率いる警察は手も足も出ない。
その時、キューティーハニーが姿を現わし、犯人一味を一網打尽にする。
大人気TVアニメの実写化作品。
感想
出来が良いのはアニメーションの所だけでした。
アニメと実写の融合は、すごく上手くいっていると思うのですが、それ以外はサトエリのイメージビデオみたいで面白くありません。
セクシーな衣装で七変化して活躍するサトエリ。
それだけに衣装へのこだわりはすごかったです。
装飾も凝っていたし、髪型も良かった!
でも、それだけ!
まあ、サトエリの柔らかくしなやかな動きは、その後のとんでもない跳躍力をも納得させるくらい良かったと思いますけど。
それだけじゃぁなぁ。

あと、倖田來未の「キューティーハニー」は好きです。
カラオケでも良く歌ったなぁ。
ノリノリで盛り上がれるのが良い!

天井を這う女は、めちゃめちゃ怖かった。
これもCGですよね?
貞子並みにやばかったです。

う〜ん。
庵野監督だから期待していただけに、残念感が強いです。
監督の良さが見受けられない。
次回作に期待します。
鑑賞日 2005.01.12

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spink.gif キューティ・ブロンド(2001)   アメリカ
  LEGALLY BLONDE  [96分]
管理人評価   ★★★★★
ジャンル コメディ/ロマンス
監督 ロバート・ルケティック
出演者 リース・ウィザースプーン  (エル・ウッズ)
ルーク・ウィルソン     (エメット)
セルマ・ブレア       (ヴィヴィアン)
マシュー・デイヴィス    (ワーナー)
ヴィクター・ガーバー    (キャラハン教授)
ジェニファー・クーリッジ  (ポーレット)
アリ・ラーター       (ブルック・テイラー・ウィンダム)
ホーランド・テイラー    (ストロムウェル教授)
ラクエル・ウェルチ     (ウィンダム・ヴァンダーマーク夫人)
コピー 女は知性とハートで勝負する。
あらすじ
陽気でおしゃれ大好きな天然ブロンドのエル・ウッズ。
大学ではファッション販促を専攻し、成績も優秀で女性社交クラブの会長を務めるほどの人気者。
しかしある日、政治家志望の恋人ワーナーから別れ話を切り出される。
議員の妻にブロンドはふさわしくないというのだ。
悔しさをバネにワーナーと同じハーバードのロー・スクールに進学したエル。
彼を取り戻すため、勉強に恋に全力で取り組んでいく。
感想
ロマコメの最高峰と言っても過言ではない作品です!
本当に細かい所まで大好きで、小道具とかも可愛くて楽しめます。

この世で一番ピンクが似合う女性:エル。
彼女のキャラが好き過ぎて、何しても「かぁわぁいぃいぃ〜♪」で許しちゃいます。
天然で何かと紙一重なんですけど、その純粋で裏表のないキャラは、自然と応援したくなる魅力満載。
あまりに微笑ましくて気付くと目を細めて見ている自分が!!
こんなにも見ているだけで癒されるキャラも珍しいです。

大学入学の為のアピールビデオは最高に面白い!
セクシーさとおバカちゃんぶりを十二分に発揮した最高傑作!
本当に良くこれで受かったと感心しますが、可愛いのでオールOKです!

彼女のファッションはどれも可愛くて登場する度に楽しめました。
派手なものから法廷用のシックなものまで、より取り見取り。
小物も細かい所までこだわりを感じます。
なんと髪型は40種類もあるんですって!
全部チェックしたいくらい、どれもこれも可愛いです。

こんなにも愛くるしいエルをいじめるビビアン。
エルが好き過ぎて彼女の意地悪が本当にイライラします。
仮装パーティーの時なんかエルと一緒に泣けるくらい悔しかった!
でも、エルのバニーちゃん、かわいい・・・。

こういう分かり易いサクセスストーリーは大好物!
気楽に見れるのに癒されて楽しめて、最高です。
最後も痛快でスッキリ!
どこまでもおしゃれで攻めるエル。
カッコ良かったです!
まさかの決め手も、センスがあって笑えるなんて素敵。

何度見ても楽しめる大好きな作品。
堂々私のロマコメNO1に決定です!

関連作品
キューティ・ブロンド2/ハッピーMAX
「1」→「2」(感想)→「1」(感想)なので、「2」の感想が「1」と差があり過ぎますね。(汗)
あしからず。
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spink.gif キューティ・ブロンド2/ハッピーMAX(2003)   アメリカ
  LEGALLY BLONDE 2:RED,WHITE&BLONDE  [95分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル コメディ
監督 チャールズ・ハーマン=ワームフェルド
出演者 リース・ウィザースプーン  (エル・ウッズ)
サリー・フィールド     (ヴィクトリア・ラッド)
ボブ・ニューハート     (シド・ポスト)
ルーク・ウィルソン     (エメット・リッチモンド)
ジェニファー・クーリッジ  (ポーレット)
レジーナ・キング      (グレース・ロシター)
アラナ・ユーバック     (セレナ)
ジェシカ・コーフィール   (マーゴット)
ブルース・マッギル     (スタンフォード・マークス)
ダナ・アイヴィ       (リビー・ハウザー)
メアリー・リン・ライスカブ (リーナ・ギウリアニ)
コピー めげない !
逃げない !!
へこたれない !!!
これが私のハッピー・ルール
あらすじ
ハーバード法科を卒業後、大手法律事務所に就職した弁護士のエル。
恋人エメットとの結婚に当たり、愛犬ブルーザーの母親を探す事にした。
探偵を雇って調べると、母の居場所はすぐに発覚した。
彼女が動物実験に使われていると知ったエルは、相手がクライアントの会社だったにも関わらず訴えようとしてクビになる。
それなら母親を救える法律を作ってしまえと、知り合いのラッド議員のもとで働くため、一人ワシントンへと向かった。
オシャレでお茶目な新米弁護士エルが活躍する人気シリーズの第2弾!
感想
「2」ものだからとあまり期待してなかったのに、これは面白いじゃないですか!!
エルのキャラが完璧に出来あがっているので、「3」を作っても同じレベルの作品が出来ると思います。

ピンク大好きで周りを全てピンクに統一しているエル。
一見頭が弱い子に見えますが、信念はしっかり持っていて、彼女の人の良さにはとっても癒されます。
それに、彼女の一途さは感動ものですよ。
気分はすぐ顔に表れちゃうけど、常に前向きで姑息な手段は使わない。
基本的に誰にでも優しい、正義の味方です。

あと、何と言っても彼女のファッションが全て可愛い!
もちろんピンクが主で、キャピキャピしているものが多いのですが、大事な議会に出席する時は大人しめな黒のスーツでビシッと決めます。
この時の大きめのパールネックレスが、またキュートで、素敵なんですよ。
真似は出来ないけど憧れます。

そして、今回もう一人の主役と言っても過言ではない、愛犬ブルーザー。
彼の衣装も超可愛い!
小道具も細かい所まで凝っているんです。
ゲイと判明した時の黒いレザーが素敵でした!

あと、彼がエルとマークスの前でレズリー(マークスの愛犬)の背中をピョンピョン跳ねているのがめちゃくちゃ可愛い!!
あまりの可愛さにめまいがしましたよ。

今回の舞台は、すごく難しそうな政治の世界。
それをとっても分かりやすく描いているので、ややこしい法案成立までの流れが一目瞭然でした。
これだけ分かれば勉強も楽しいだろうな〜。

可愛くて、楽しくて、心優しい正義の味方:エル。
これで完璧に彼女のファンになっちゃいました!
リースはあまり好きではなかったけど、好き度がぐぐっと増しましたよ。

しかし、犬にもゲイってあるんですね。(笑)
鑑賞日 2005.05.15

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spink.gif 宮廷料理人ヴァテール(2000)   フランス/イギリス
  VATEL  [118分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ロマンス/実話
監督 ローランド・ジョフィ
出演者 ジェラール・ドパルデュー   (フランソワ・ヴァテール)
ユマ・サーマン        (アンヌ・ド・モントージェ)
ティム・ロス         (ローザン侯爵)
ジュリアン・グローヴァー   (コンデ)
ジュリアン・サンズ      (ルイ14世)
ティモシー・スポール     (グルヴィル)
マーレイ・ラクラン・ヤング  (オルレアン公フィリップ)
ハイウェル・ベネット     (コルベール)
コピー あなたが歴史に残すのは
愛なのか、
誇りなのか。
あらすじ
1671年4月22日。フランス。
現在は重職から外されている年老いた英雄コンデ公の居城に、太陽王ルイ14世が3日間訪問することになった。
このチャンスにぜひとも国王の信頼を回復したいコンデ公は、ベルサイユを上回る豪勢で贅沢な宴を料理長ヴァテールに託す。
感想
美味しそうなご馳走と、趣向を凝らした宴は、見ているだけで楽しくて参加した気分になれました。
やっぱり国賓級のゲストを持て成すのは、すごく大変な事なんですね。
失敗は死を意味する大仕事。
その裏側を知る事が出来て、とても興味深かったです。

初日の国王を迎える夕食の舞台装置が、かなり凝っていて凄かったです。
一人のためにここまでやるなんて・・・。
これには感動してしまいました。

あと、二日目の花火の余興も素敵でした。
天才料理人というのは、最高の演出家でもあるんですね。
自分の料理を引き立てる舞台、楽しめる工夫までも、一つの料理として考えてるなんて。
頭が下がります。

そんな中、ローザンのいやらしさがツボでした。
アンヌにぬめ〜っと絡みながら伝言を伝える所なんか、気持ち悪くてゾクゾク来ました。
こんな顔でしたっけ??

ユマ・サーマンの美しさも素晴らしかったですね。
こういうコスチュームが似合います。
危険な関係」での印象とは違って、すごくセクシーで大人の色香漂う女性を熱演してました。

時代背景が分からず、見終わってから公式HPで勉強しました。
やっぱりちゃんと分かっておかないと、混乱する部分が多かったです。

しかし、最後が何とも言えず・・・。
どうしてこんな事になってしまったのか。
ヴァテールは本当に命がけで仕事をしていたんだな・・・。
そんな仕事を見る事が出来て良かったです。
鑑賞日 2005.04.03

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spink.gif 凶悪(2013)   日本     [128分]  R−15+
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/犯罪/実話
監督 白石和彌
出演者 山田孝之      (藤井修一)
ピエール瀧     (須藤純次)
池脇千鶴      (藤井洋子)
小林且弥      (五十嵐邦之)
斉藤悠       (日野佳政)
米村亮太朗     (佐々木賢一)
松岡依都美     (遠藤静江)
ジジ・ぶぅ     (牛場悟)
村岡希美      (芝川理恵)
白川和子      (牛場百合枝)
吉村実子      (藤井和子)
リリー・フランキー (木村孝雄)
コピー それは、ある死刑囚の告白から始まった。
あらすじ
ある日、スクープ雑誌『明潮24』に死刑囚の須藤純次から手紙が届く。
それは、判決を受けた事件の他に、彼が関わった誰も知らない3つの殺人事件について告白するものだった。
須藤曰く、彼が“先生”と呼ぶ首謀者の男が娑婆でのうのうと生きていることが許せず、雑誌で取り上げて追い詰めてほしいというのだった。
最初は半信半疑だった記者の藤井修一。
しかし取材を進めていく中で、次第に須藤の告発は本物に違いないとの確信が深まっていく。
感想
すごい映画でした。
見終わった後の疲れが半端ないです。
手に力が入ってたみたいで、すごく肩が凝ってました。

とにかく怖いの一言。
実際にあった事件が描かれているので、本当に恐ろしいです。
こんなに簡単に人って殺されるもんなのですね。
とても信じられないです。

そりゃ、一緒にやった奴がのうのうと娑婆で生きてたら許せないでしょうね。
事件が明るみに出て、ちゃんと捕まったのが素晴らしい。
それまでの地道な取材が実を結んだ結果です。

でも、結局死刑にはできなかった。
それが現実なんですね。
最後の先生の勝ち誇ったような顔が忘れられません。

そんな黒幕の先生を演じたリリー・フランキー
彼の怪演が光っています。
楽しそうに被害者に酒を無理やり飲ませる所なんか、怖すぎて背筋が凍りました。

見終わった後に映画の基になった「上申書殺人事件」についても調べました。
本当にそのまま映画になってるんですね。
同じ世界での出来事というのが、受け止めきれずにいます。

ああ〜〜〜、疲れた〜〜〜!!
こういう重たい作品の後は、気楽なコメディ見ないと!
行ってきま〜す!
鑑賞日 2018.02.08

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spink.gif 今日から始まる(1999)   フランス
  CA COMMENCE AUJOURD'HUI  [118分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ
監督 ベルトラン・タヴェルニエ
出演者 フィリップ・トレトン    (ダニエル・ルフェヴェル)
マリア・ピタレシ      (バレリア)
ナディア・カシ       (サミア・ダムニ)
ヴェロニク・アタリー    (リエナール先生)
エマニュエル・ベルコ    (ティエヴォー先生)
フランソワーズ・ベットゥ  (ドラクール先生)
コピー 君たちの瞳が
勇気を教えてくれた
あらすじ
フランス北部の町エルナン。 かつては炭鉱町として栄えたが、今は見る影も無く、皆貧しい生活を強いられていた。
そんな町の幼稚園で園長をしているダニエル。
彼は厳しい状況に置かれている園児たちのために、福祉施設に抗議したり、町長に時下談判しにいったりと、出来る限り力を尽くしている。
そんな彼の奮闘とフランス北部の厳しい現実を描いた作品。
感想
地味映画推進委員会推薦の一本です。
理不尽に弱く、子供が苦手なわりには、比較的普通の精神状態で見る事が出来ました。
子供が苦手と言っても、これだけ可愛い子ばかりだと、自然と笑みがこぼれます。

これを見て、自分が保育園に通っていた頃の事を思い出しました。
優しい先生たちに面倒見てもらいながら、友達とただ遊ぶだけの日々。
同じようにボディ・ペイントで遊んだりしてましたからね。
結構やんちゃで先生にも迷惑かけたから、「このクソガキ」とか思われてたんだろうな〜なんて思ったりも。(笑)
自分達は遊ぶだけでしたけど、裏で大人たちはこんなに大変な思いをしてたんですね。
今ごろ有り難味が沸いてきましたよ。

そんな微笑ましい反面、フランスの厳しい現実も見せ付けられます。
失業率は30〜40%で、貧しい家庭では電気もつかない状態。
その事を福祉施設に相談しても、対応は後手後手でお話にならない。

それでも、ダニエルは自分が出来る事は精一杯やるし、強い者にも堂々と立ち向かっていきます。
現場の人間は直接子供達と関わって問題を訴えているのに、お役所の人達は耳で聞くだけでほったらかしなんですよね。
いくら役所の人だって目の前で子供が苦しんでいたら、きっと重い腰も上げてくれるでしょ。

そんな正義の味方のような彼も家に帰ると、同棲してる彼女の息子に口聞いてもらえなかったりして、普通の男なんですよね。
いくら園長だからって、何もかも解決できるわけではないんだな〜。
それにしても、国内の現状がひどいとはいえ、あまりに問題が多くて、ダニエルの心が休まる暇がないですね。

全体を通して、今ある危機的状況を訴えるメッセージはすごく伝わってきました。
フランス上層部の方々が少しでも心を動かされて、何かしらの改善を実行してくれたらと願ってやみません。

最後のダニエルの詩にはうるうるさせられました。
今ある世界というのは、祖先の人々の積み重ねなんですよね。
誰一人欠けても成り立たない、それぞれが大事な存在なんだな。
そして、自分もまたその一人になるんだ。

結構深刻な内容でしたが、最後のお祭りで楽しい気分になったので、後味は悪くありません。
きゃははははっていう子供達の声がいつまでも耳に残りますね。
鑑賞日 2004.11.02

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spink.gif 今日、恋をはじめます(2012)   日本     [120分]
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス
監督 古澤健
出演者 武井咲   (日比野つばき)
松坂桃李  (椿京汰)
木村文乃  (菜奈)
山崎賢人  (長谷川西希)
新川優愛  (日比野さくら)
高梨臨   (山内有砂)
青柳翔   (花野井)
長谷川初範 (日比野庄一郎)
高岡早紀  (神崎京香)
麻生祐未  (日比野節子)
村上弘明  (椿圭汰)
コピー 最悪のファーストキスが、
運命の出会いだった。
あらすじ
女子高生の日比野つばきは、真面目だけが取り柄の地味でダサダサのガリ勉女。
おしゃれや恋とは無縁と思っていた彼女だったが、高校の入学式当日、成績トップのイケメン男子:椿京汰にクラスメイトの前でいきなりファーストキスを奪われ、“俺の女にする”と宣言されてしまう。
突然の出来事に混乱し、強引な京汰に激しく反発するつばき。
しかし、彼の意外な優しさに触れて、戸惑いつつも次第に京汰に惹かれていく。
感想
基本に忠実な少女漫画のお手本のような展開でした。

ダサい女子高生がイケメンに惚れられて綺麗になる。
付き合って1年、昔の女が現れる。
その女が原因で別れる。
約束の地で再会、仲直り。

これでもかと、少女漫画あるあるを詰め込んでましたね。
しかも、人気アーティストの楽曲をかけまくり。
盛り沢山すぎて、贅沢の極みですよ。

主役の二人は良かったと思います。
特に松坂桃李くんがカッコ良かったですね。
カッコ付けるのが様になってたし、秀才イケメンの品の良さもありました。
最後の約束の場所でのシーン。
椿を抱きしめている時の表情が綺麗で見惚れてしまいました。

武井咲ちゃんの変身ぶりも良かったですね。
ダサいおさげ姿も可愛いから、ダサメガネとかがあっても良かったくらいです。

万人受けする展開なので、気楽に見れるんですけど、評価はいまいち上がりません。

少女漫画原作作品。
鑑賞日 2018.03.11

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spink.gif 教祖誕生(1993)   日本     [95分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 天間敏広
出演者 萩原聖人     (高山和夫)
玉置浩二     (駒村哲治)
岸部一徳     (呉)
ビートたけし   (司馬大介)
下絛正巳     (初代教祖)
山口美也子    (洋子)
もたいまさこ   (政子)
国舞亜矢     (朋子)
南美江      (久栄)
コピー バチが当たって さあ大変。
神様出てきて こんにちは。
あらすじ
金儲けのインチキ新興宗教の布教活動に、興味本位で参加した高山和夫。
手伝いをしながら、新興宗教の裏側を知っていく。
そんなある日、言う事を聞かなくなった初代教祖が、教団から追い出されてしまった。
そして、新しい教祖として、和夫に白羽の矢が立つ。
感想
インチキな新興宗教の中にも、本気で信じている人と、金儲けしか考えていない人とがいるんですね。
金儲けと割り切ってやっている司馬は、ギャンブル狂いの女好き。
一番神様なんか信じてないタイプの人間です。
そんな彼が目を付けたのが、新興宗教という商売。
5000円で買った置物を10万で売りつけようというのです。
不幸な人の心の隙間に付け入る卑しいやり方は、最低な人間のする事です。

一方、純粋に信仰に力を注いでいる駒村。
司馬のやり方に反抗し、教祖に司馬を追い出すように進言します。
しかし、それを知った司馬に騙され、女に手を出してしまうのです。
どんな男性でも欲望には敵わないようです。

始めは興味本位だった青年:和夫。
しかし、自分が教祖に指名されると、自ら滝に打たれたり、断食をしたりと、修行に精を出すのです。
その事で心も変わり、どんどん表情も態度も変わり、教祖らしくなっていくのが分かりました。

環境が人を変える事ってありますよね。
例え祭り上げられたとしても、毎日信者たちから崇められる事で、自分には特別な力があると思い込む事になると思います。
それで誰かを治癒したり出来ると自信になるし、根拠のない自信にも繋がります。

それが行き過ぎると、世間を騒がす事件に発展してしまう怖さがあります。
小規模で済んでいれば良いのですが、人間とは欲深いものなので、もっともっとと欲しくなってしまうのです。

この作品では、教団内部でのいざこざだけしか描かれていませんでしたが、あの盛り上がり方は良くない未来の予兆に思えました。
こうしてあの事件は起きたと、語り継がれる序章になりそうです。

近くにもそういう信者さんがいますけど、自分が良い物を他の人にも勧めたいという人が多いんですよね。
そういう事に巻き込むから、どんどん嫌われていくんですよ。
自分だけが勝手に幸せになれば良いのに・・・。
それが宗教の怖い所です。

今は破天荒で有名な玉置浩二さんですが、こんな真面目な役も出来るんですね。
それが一番意外でした。

小説原作作品。
鑑賞日 2024.03.10

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spink.gif きょうのキラ君(2017)   日本     [109分]
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス/青春/学園
監督 川村泰祐
出演者 中川大志  (吉良ゆいじ)
飯豊まりえ (岡村ニノン)
葉山奨之  (矢部和弘)
平祐奈   (矢作澪)
岡田浩暉  (吉良幸平)
三浦理恵子 (岡村かのん)
安田顕   (岡村隆弘)
コピー わたし、365日、
キラ君と一緒にいます。

初めて恋に落ちたのは、学校一のイケメン“キラ君”。
しかし彼には、誰にも言えない秘密があった――。
あらすじ
他人と関わることが苦手な変わり者の女子高生“ニノ”。
彼女が初めて恋に落ちた相手は、隣に住む同級生“キラ”だった。
彼はニノとは対照的にクラスの人気者で学校一のモテ男。
しかしニノがキラのある重大な秘密を知ったことで2人は急接近。
キラが笑顔でいられるよう、365日ずっと一緒にいると決意するニノだった。
感想
なんだろう。
良い話っぽいけど素直に受け取れなくて評価が上がりませんでした。

あれ?
キラくんとニノってお隣さんだったの?
聞き逃したのか・・・。
お隣さんだったら、幼馴染みって事じゃないの?
それにしては他人行儀だったけど??

あと、キラくんのお誕生日会の後、ニノの誕生日だと気づいて駆けつけたシーン。
背中のタトゥー見せる為に服を脱いだんだけど、そのままキスするから大写しになった時に、上半身裸ですごく違和感を感じました。
せっかくの素敵なシーンが台無しです。

それと、教会でのシーンもちょっとな・・・。
高校生でウエディングドレスってリアリティが無さすぎませんか。
矢部くんの勘違いって事だけど、ここでも興醒めしてしまいました。

でも、何事にも一生懸命なニノに、芸達者な飯豊まりえちゃんがはまってました。
動物園で動物について詳しく説明する所とか、キラの誕生日会の準備に気合が入ってる所とか、ペットの先生に相談する所とか。
一途で鈍感なニノが、可愛くて仕方なかったです。

相手役のキラくんには、人気俳優の中川大志くん。
平祐奈ちゃんとのコンビに既視感が・・・と思ったら、同じ年に「ReLIFE リライフ」撮ってるんですね。

良いシーンも多かっただけに残念ですが、少女漫画原作という事で見れば良い方だと思います。

漫画原作作品。
鑑賞日 2021.08.30

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spink.gif 教授のおかしな妄想殺人(2015)   アメリカ
  IRRATIONAL MAN  [98分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/ミステリー/ロマンス
監督 ウディ・アレン
出演者 ホアキン・フェニックス      (エイブ・ルーカス)
パーカー・ポージー        (リタ・リチャーズ)
エマ・ストーン          (ジル・ポラード)
ベッツィ・アイデム        (ジルの母)
イーサン・フィリップス      (ジルの父)
ジェイミー・ブラックリー     (ロイ)
ソフィ・フォン・ハーゼルベルク  (エイプリル)
スーザン・プルファー       (キャロル)
トム・ケンプ           (スパングリー判事)
コピー プロフェッサーの
秘かな愉しみ
あらすじ
アメリカ東部ロードアイランド州ニューポート。
この小さな海辺の町の大学に赴任してきた哲学教授のエイブ・ルーカス。
彼は“人生は無意味である”との哲学的答えに至ってしまい、すべてのことに無気力となってしまっていた。
ところが、そんな悩める中年男に、教え子の優等生ジルは興味津々。 さらに夫婦生活に問題を抱える同僚リタからも猛アプローチを受けるが、彼の心は沈んだままだった。
そんなある日エイブは、ジルと立ち寄ったダイナーで悪徳判事の噂を耳にする。
その時、脳裏にある完全犯罪の企てをひらめき、人生の生きがいを感じ始める。
感想
ちょっと理解しがたいお話だったかな。
おかしな教授にもついていけないし、そんな教授に惚れる女学生にも共感出来なかったです。

タイトルからもしかして全てが妄想なのかな?と思ったけど、そうじゃないんですね。
全て現実で悪夢のような話だったと・・・。
だったら邦題はちょっと納得いかないな。

全く関係のない人の殺人を思いついてしまう教授。
神に代わって悪を打つという感覚が快感になって、イ〇ポも治ってしまうというのがウケます。
こういう人が殺人者になるんですね。
なんか変に納得してしまいました。

普通だったらそんな事で人生明るく変化なんかしないですよ。
思いついてしまった自分が嫌になるだろうし、反対に全てが嫌になってしまうのではないでしょうか。
マイナスに振り切っていた針が、一気にプラスになるきっかけがおかし過ぎます。

そのミステリアスな部分に惹かれたのが、同僚教授のリタと学生のジル。
ジルは彼の本性を知って離れて行ったけど、リタに至っては一緒に逃げようとしてましたからね。
恋は盲目とは良く言ったものです。

ラストの展開はウディらしかったですね。
キーアイテムがこんな所で役立つとは・・・自業自得です。

とってもあっさりで印象にも残らない作品です。
何も知らずに見て、クレジットにウディの名前を見つけて驚いたくらいですよ。
久しぶりに見たホアキン・フェニックス
相変わらず魅力的ですが、ビール腹のおじさんになってました。
私もおばさんになるはずです。(涙)
鑑賞日 2019.11.23

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spink.gif 虚栄のかがり火(1990)  アメリカ
  THE BONFIRE OF THE VANITIES   [125分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ
監督 ブライアン・デ・パルマ
出演者 トム・ハンクス      (シャーマン・マッコイ)
ブルース・ウィリス    (ピーター・ファロー)
メラニー・グリフィス   (マリア・ラスキン)
モーガン・フリーマン   (ホワイト裁判長)
キム・キャトラル       (ジュディ・マッコイ)
ソウル・ルビネック     (ジェド・クレイマー)
ジョン・ハンコック      (ベーコン牧師)
ベス・ボーデリック     (キャロライン)
キルステン・ダンスト   (キャンベル・マッコイ)
アラン・キング        (アーサー・ラスキン)
ドナルド・モファット     (ミスター・マッコイ)
F・マーレイ・エイブラハム (エイブラムス・ワイス)
コピー ウォール街の帝王。
5番街に住むその愛人。
そして名声に飢えたジャーナリスト。
ニューヨークの人生は、1メートル先が見えない。
あらすじ
ウォール街で働く証券マン:シャーマンは、妻子がある身で浮気をしている。
ある日、愛人マリアと熱い夜を過そうと二人でマンハッタンに向かっていた時、道を間違えて黒人スラム街ブロンクスに迷い込んでしまった。
そして危なそうな黒人少年二人に囲まれた時、マリアは誤って少年を轢いてしまう。
その少年が意識不明の重体に陥り、新聞がこの事を書きたてた為、車の所有者であるシャーマンは追い込まれてしまう。
一方、落ちこぼれ記者のピーターは、このネタを派手に書きたてる事で、敏腕記者として復活していく。
感想
天下無敵の証券マンが、面白い程見事に落ちていく様子は、かなり痛々しいですね〜。
これを見て真っ先に思い出したのがヒッチコックの「ダウンヒル」です。
これも人の罪を被って人生の階段を転げ落ちる話でした。
こういう作品は、イライラしてしょうがないんですよ!
"人の不幸は密の味"と言いますが、こんなモノを見ても楽しいとは思えません。

シャーマンとマリアがブロンクスに迷い込む辺りは、絶対何か起こるって匂いがプンプンしていてハラハラしっぱなしです!
ちょっと道を間違えただけで、すごい所に出ちゃうんですよね。
暗いから余計分からなかったのかもしれないけど、何故こんな所に?って場所に入ってました。
心臓に悪いよ〜!!

あと裁判での裁判長とクレイマー検事補のやり取りがやきもきさせられました。
裁判って傍聴席にいる人達の意見も聞くんですか?
検事がそこを強調してるのが気になりました。
傍聴しているブロンクスの住民たちの野次をいちいち間に受けてたらこの世も終わりだな〜と思いながら見てましたよ。(-_-;)
検事の得意げな表情も憎たらしいんですよね。
この人の演技は本当に上手いです。
あの顔を思い出しただけでも、腹が立つんですからね!!

そして極め付けがメラニー・グリフィス演じる愛人マリアです。
したたかでずる賢い悪女を熱演してますね〜。
彼女に振りまわされているシャーマンにどれだけ同情した事か…。
彼女が登場する度に私のイライラ指数は上昇し、ゲージはピークを向かえつつあります。(汗)

ここまでイライラされられて、どんな最後になるかと思ってましたが。
いくつか腑に落ちない点はあるにしろ、何とか納得出来る範囲で収まってくれたので、後味は良かったです。

ここまで書いて有名なトム・ハンクスとブルース・ウィリスについて何も書いて無い事に気付きました。(^_^;)
でも、それくらい印象が薄いって事ですね。(汗)

主役のトム・ハンクスの転落ぶりは見事でした。
情けない男がはまっています。
パーティーを開いている家で銃を乱射する切れっぷりは圧巻でした!

ブルース・ウィリスも落ちぶれ記者のダメ男という役にはまってましたね。
でも、それくらいの印象しかありません。(-_-;)

子役時代のキルステン・ダンストが可愛かったです。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2003.06.04

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spink.gif 局部麻酔 ノボケイン(2001)  アメリカ
 NOVOCAINE   [95分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス
監督 デヴィッド・アトキンス
出演者 スティーブ・マーティン   (フランク・サングスター)
ヘレナ・ボナム・カーター  (スーザン・アイヴィー)
ローラ・ダーン       (ジーン・ノーブル)
イライアス・コティーズ   (ハーラン・サングスター)
スコット・カーン      (ドゥエイン・アイヴィー)
キース・デヴィッド     (ラント)
リン・シグペン       (パット)
コピー 小さなウソが、虫歯のように
歯科医の完璧な人生を蝕んでいく。
あらすじ
歯科医のフランクの所へスーザンという魅力的な美女が治療にやってきた。
彼女は薬目当ての患者だったので普通なら追い返す所だが、フランクは彼女の誘惑に負けて処方箋を書いてしまった。
処方箋にはデメロンを5錠と書いたのに、薬局からの電話で彼女が50錠もの薬を手にした事を知ったフランクは、翌日現われた彼女に事の真相を尋ねる。
しかし、彼は反対に誘惑され、彼女と関係をもってしまった。
このあやまちをきっかけに彼は事件に巻き込まれていく。
感想
映画全体に監督のこだわりを感じる手法が使われていました。
よく出てくる顔のレントゲンや場面転換の時のピンクのバーなど、サスペンスだけに何かのヒントになるのかなとか思いながら魅入ってしまいました。
しかし、男というのは美女に弱いんですね。(笑)
たった一つの嘘をついた事から始まった事件ですが、スーザンとの浮気を隠すために、次から次へと嘘をつかなくてはならなくなってしまった。
情けないというか不甲斐無いというか、浮気一つで人生を狂わされてしまうなんてバカらしいですけどね。
相手が悪かったのでしょう。
美人と危険はセットみたいなものですからね。

そんなフランクにイライラしながら前半を見ていただけに、後半のスピード感は爽快でした。
ラストを一気に駆け抜けるシーンには妙なリアリティがあって、ドキドキしながら手に汗を握って見ていました。

スティーヴ・マーティンはコメディのイメージが強いですが、サスペンスでも情けない男を演じさせたらピタリとはまりますね。
ヘレナ・ボナム・カーターも悪女になりきれない女という微妙な役でしたが、さすがきっちりと演じていました。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2003.01.25

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spink.gif 潔く柔く きよくやわく(2013)   日本     [126分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス
監督 新城毅彦
出演者 長澤まさみ  (瀬戸カンナ)
岡田将生   (赤沢禄)
波瑠     (川口朝美)
中村蒼    (真山稔邦)
古川雄輝   (小峰清正)
平田薫    (千家百加)
田山涼成   (バーのマスター)
和田聰宏   (柳原)
MEGUMI    (野原チカコ)
大滝愛結   (桜場睦実)
池脇千鶴   (桜場(柿之内)愛実)
高良健吾   (春田一恵)
コピー 大切な人を失っても、
人はまた愛することが
できるのでしょうか。
あらすじ
幼なじみのカンナとハルタは高校で真山と朝美と仲良くなり、4人でかけがえのない青春を謳歌していた。
ところが、真山がカンナを2人だけで花火大会に誘い出した夜、ハルタは交通事故に遭い、命を落としてしまう。
以来、心を閉ざしたまま、恋も出来ずに大人となったカンナ。
映画宣伝会社に勤める彼女はある日、出版社で働く赤沢禄と出会う。
デリカシーのない彼の無神経な言動に最初は反感を覚えるカンナ。
しかし、徐々に気になる存在になっていく。
感想
少女漫画を原作にした映画を得意とする新城毅彦監督の作品です。
主人公たちは過去に大事な人を亡くした経験を持ち、それぞれその死に囚われたまま、時が止まってしまっているんです。
自分の責任だという後悔の念にかられていて、前に進むことが出来ません。
そんな二人が出会い、お互いに支え合いながら、その死を乗り越えるというお話でした。

少女漫画の定番。
第一印象が最悪の相手と恋に落ちるパターン。
これが大好物でして、徐々に心を開く過程も丁寧に描かれていて良かったと思います。

お互いに同じような経験があるから、相手の言葉がストレートに刺さって、時に傷付き、時に助けられ、距離が近づいていくんです。
私はまだそういう経験がないから、そうなった時の乗り越え方として参考に出来るかなと思いながら見てました。

ただ言葉を話さなかったむっちゃんのエピソードは、ちょっと強引な感じは受けましたね。
まあ、そこに意味を持たせたいのは分かるのですが・・・ちょっとね。
ここだけは頂けないな。

あと、ハルタの髪型か。
おかっぱみたいで、良い男が台無しです。
ハルタって名前なのかと思ってたら、春田って苗字だったんですね。
勘違いしてました。

それ以外は、少女漫画原作の割には良いなという印象です。
配役も良いし、豪華だし。
純粋に楽しんで見る事が出来ました。
鑑賞日 2018.07.28

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spink.gif 漁港の肉子ちゃん(2021)   日本
  FORTUNE FAVORS LADY NIKUKO  [97分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/ドラマ/コメディ
監督 渡辺歩
出演者 <声の出演>
大竹しのぶ     (肉子ちゃん)
Cocomi       (キクリン)
花江夏樹      (二宮)
中村育二      (サッサン)
石井いづみ     (マリア)
山西惇       (ゼンジ)
八十田勇一     (水族館のおじさん)
下野紘       (トカゲ/ヤモリ)
マツコ・デラックス (ダリシア)
吉岡里帆      (みう)
コピー “普通が一番ええのやで”
肉子ちゃんが幸せを届けます。
あらすじ
天真爛漫で惚れっぽく、いつもダメ男にだまされてきた母の肉子ちゃん。
彼女には対照的にしっかり者の小学5年生の娘キクコがいる。
肉子ちゃんの恋が終わるたびに各地を転々としてきた2人。
売れない小説家の彼氏を探している時、北の小さな港町に流れ着く。
そして焼き肉屋“うをがし”で働きながら、店主のサッサンが所有す船に寝泊まりするようになった。
感想
明石家さんまさんがプロデュースする作品として有名な作品だったので、製作過程の様子もテレビで見た事があります。
新人声優のオーディション風景とか下野紘さんの密着とか。
なので、NHKでいち早く放送されると知って、楽しみにしていました。

あまり評判が高くないと聞いていましたが、思ったより全然良かったですよ。
明るく少し抜けてる所のある肉子にぴったりの大竹しのぶさんの声。
声優初挑戦とは思えないしっかりしたCocomiちゃんの声。
どちらも活き活きとしていて、複雑な生い立ちとは思えない明るい家庭が表現されていました。

この原作を実写で撮ると、結構生々しいと思うんです。
キャバレーとかストリッパーとか夜のお仕事も出てくるし、似てない親子の真相もそうです。
でも、柔らかい絵のアニメだと、それが良い感じにまろやかになって、厳しい現実を底抜けに明るい性格で乗り越える肉子の世界観が、より伝わりやすくなっていると思います。
まあ、肉子を実写で再現するのは、かなり難しい事ですけどね。

さんまさんが気に入った理由って、やっぱり肉子親子の関係性なんでしょうね。
男に騙されやすい肉子は、自分の世話だけでも精一杯なのに、キクリンのために一生懸命働いて生活しています。
彼女はどんな事情があろうが、どんな状況だろうが、きっと同じように接しているでしょうね。
不器用でおっちょこちょいだけど、情に厚い肉子ちゃんは、憎めないキャラクターです。

最後は分かっていても泣いちゃいました。
誰が聞いてもひどい話なのに、相手をかばって泣いている肉子ちゃんを見て、もらい泣きさせられましたよ。
こんなにキクリンが良い子に育ったのは、紛れもなく肉子ちゃんに育てられたからですからね。

個人的には結構楽しめました。
西加奈子さんの原作小説では、どんな感じで描かれているのだろうというのが気になりましたね。
機会があったら読んでみたいと思います。

西加奈子小説原作作品。
鑑賞日 2022.09.25

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spink.gif 清須会議(2013)   日本     [138分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 時代劇/コメディ/サスペンス
監督 三谷幸喜
出演者 役所広司   (柴田勝家)
大泉洋    (羽柴秀吉)
小日向文世  (丹羽長秀)
佐藤浩市   (池田恒興)
妻夫木聡   (織田信雄)
浅野忠信   (前田利家)
寺島進    (黒田官兵衛)
でんでん   (前田玄以)
松山ケンイチ (堀秀政)
伊勢谷友介  (織田三十郎信包)
鈴木京香   (お市様)
中谷美紀   (寧)
剛力彩芽   (松姫)
坂東巳之助  (織田信孝)
戸田恵子   (なか)
梶原善    (小一郎)
浅野和之   (明智光秀)
中村勘九郎  (織田信忠)
天海祐希   (枝毛)
西田敏行   (更級六兵衛)
コピー これは、
会議という名の戦である。
あらすじ
天正10年(1582年)。
天下統一を目前にした織田信長が、本能寺の変で命を落とす。
長男の忠信も討ち死にし、にわかに織田家の後継争いが勃発する。
筆頭家老:柴田勝家と明智討伐の功労者・羽柴秀吉が後見に名乗りを上げ、それぞれ三男の信孝と次男の信雄を推して激しく対立する。
そんな中、2人が共に秘かな思いを寄せるお市様は、秀吉への恨みを晴らすべく勝家に加勢、一方の秀吉は軍師:黒田官兵衛を使って様々な奸計を巡らせていく。
互いに一歩も引かぬまま、いよいよ決戦の清須会議へと臨む。
感想
長さを感じさせない見応えある作品でした。
豪華キャストに負けないくらい内容も良かったです。

大泉洋さんの羽柴秀吉が良い味出してますね。
薄めの頭、申し訳程度のちょんまげ、大きな耳。
その風貌が面白くて、出てくる度にぷぷぷと笑いそうになってしまいました。

また、その策士ぶりも良かったです。
彼が次の天下取りに積極的で、どんどん仲間を増やしていく様子は、小気味よかったです。
お市様からの嫌われっぷりも見事でしたね。
こんなに嫌われてたら堪りません。

そんなお市様に熱を上げているのが、親父様こと柴田勝家。
政よりお市様で、楽しそうにさざえ焼いてる時は、本当にがっかりさせられました。
そんな事してるから、秀吉に出し抜かれちゃったじゃないですか。

本当に豪華キャストで、登場人物は多いけど、迷子にはなりませんでした。
ちょっとだけしか出番がないのに、松山ケンイチとか、天海祐希とか、使ってる所がさすが三谷作品だなと思わせます。

歴史に疎いもので、名前は知っていても、誰が誰の部下だったか知らなかったので、この作品で勉強させてもらいました。
コメディタッチで見易いので、歴史に興味を持ったら、子供にも見せたいなと思います。
鑑賞日 2018.03.20

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spink.gif 去年の冬、きみと別れ(2018)   日本     [119分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル サスペンス/ミステリー
監督 瀧本智行
出演者 岩田剛典   (耶雲恭介)
山本美月   (松田百合子)
斎藤工    (木原坂雄大)
浅見れいな  (木原坂朱里)
土村芳    (吉岡亜希子)
矢島健一   (編集長)
利重剛    (尾崎栄作)
小林且弥   (加谷保)
山田明郷   (沢田幸吉)
堀内正美   (武田徹)
円城寺あや  (西田清美)
でんでん   (西田)
北村一輝   (小林良樹)
コピー すべての人が
この罠にハマる。
あらすじ
最愛の女性との結婚を控えるフリーライターの耶雲恭介。
彼は天才カメラマン木原坂雄大が容疑者となった猟奇殺人事件を巡るスクープ記事を狙っていた。
耶雲が真相に迫るべく木原坂に接近し、取材に没頭していく中、婚約者の百合子が木原坂の危険な罠に落ちてしまう。
感想
見事に騙されました。
こんな自業自得の極みがあるなんて・・・。

これは何の情報も無く見た方が楽しめますね。
という事で、ネタバレ全開の感想は↓のコーナーで語りたいと思います。
興味のある方はどうぞ。

小説原作作品。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2021.10.19

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spink.gif キラー・エリート(2011)   オーストラリア/アメリカ  PG−12
  KILLER ELITE  [117分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/サスペンス/実話
監督 ゲイリー・マッケンドリー
出演者 ジェイソン・ステイサム    (ダニー・ブライス)
クライヴ・オーウェン     (スパイク・ローガン)
ロバート・デ・ニーロ     (ハンター)
ドミニク・パーセル      (デイヴィス)
エイデン・ヤング       (マイアー)
イヴォンヌ・ストラホフスキー (アン・フレイザー)
ベン・メンデルソーン     (マーティン)
ラッキー・ヒューム      (ハリス)
グラント・バウラー      (クレッグ)
マイケル・ドーマン      (ジェイク)
コピー 彼らは、実在する。
あらすじ
1981年。
殺し屋稼業を引退し、オーストラリアで恋人アンとともに静かに暮らしていたダニー。
ある日、かつての師匠ハンターがミッションに失敗し、クライアントに拘束されてしまったことを知る。
ハンターを人質に取られ、ミッションを引き継がねばならなくなったダニー。
そのミッションとは、“オマーンの長老の息子を殺したSASを、事故に見せかけて殺せ”というものだった。 しかし、そんなダニーの前に、謎の組織“フェザー・メン”によって送り込まれた元SAS隊員スパイクが立ちはだかる。
感想
今回のジェイソン・ステイサムは、SASよりも腕の立つ殺し屋。
でも、今は引退して、田舎で恋人とゆったり暮らしている。

そこへ入った師匠の危機という情報。
見捨てる訳にいかず、師匠が囚われている地へと向かう。

長老の息子たちを殺したSASを、次々と事故に見せかけて始末していくダニーたち。
事故に見せかけて殺す方法って色々あるんですね。
風呂のタイルで作ったトンカチ、薬を飲んで特殊部隊の練習、そして交通事故。
これらを殺しと見抜くには、相当な証拠がないと無理ですよ。

しかも、相手はSASで訓練した強者たち。
ダニーたちのチームは、こういう難しいミッションを数多くこなしてきたんでしょうね。
すごいチームワークでした。

そんな彼らにSASの方からも、刺客が送られてくるから、さあ大変。
仕事をこなしながら、SASとも戦わなくてはいけません。
カーチェイスに病院での肉弾戦。
ジェイソン・ステイサムの見せ所、満載です。

ダニーの師匠ハンターの活躍も見所です。
年は取ってもやっぱりデ・ニーロ
アンを警護する姿がカッコ良かったです。

最後の3つ巴の戦いは、誰が誰と戦ってるのか、目まぐるしく変わって、ついて行くのがやっとでした。
ダニーとスパイクとSASの裏切り者と。
3人とも皆敵だから、面白い事になってました。

これが実話だって言うんだからびっくりですよね。
元SAS隊員で探検家のラナルフ・ファインズの、自身が暗殺されかけたエピソードを元にした冒険小説『The Feather Men』が原作だそうです。
鑑賞日 2018.06.02

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spink.gif 映画 キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!(2017)   日本     [65分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/ファンタジー/ファミリー
監督 土田豊
出演者 <声の出演>
美山加恋  (宇佐美いちか/キュアホイップ)
福原遥   (有栖川ひまり/キュアカスタード)
村中知   (立神あおい/キュアジェラート)
藤田咲   (琴爪ゆかり/キュアマカロン)
森なな子  (剣城あきら/キュアショコラ)
水瀬いのり (キュアパルフェ/キラ星シエル/キラリン)
かないみか (ペコリン)
コピー 街(パリ)が、スイーツになっちゃった!?
あらすじ
スイーツショップ“キラキラパティスリー”でパティシエをしている宇佐美いちかたち。
ひょんなことから、フランスのパリで開催されるスイーツコンテストに出場することになってしまった。
しかし、シエルがなぜか絶不調で、スイーツ作りもプリキュアの変身も大苦戦。
そんな時、彼女たちは偶然コンテスト会場に来ていたシエルのパリ修行時代の師匠ジャン=ピエールと出会い、スイーツ作りのヒントを得る。
その矢先、謎の怪物が現れてパリの街を本物のスイーツに変えてしまい、いちかたちの戦いが始まる。
感想
劇場に行ってきました。

子供たちには光るスティックが渡され、これを振って応援するという形みたいです。
始める前から、スティックを光らそうとそわそわしていて、可愛かった!

内容はテレビのままなので、わざわざ映画館で見る事ないと思うけど、子供たちは一生懸命スティックを振って楽しんでました。

まあ、プリキュアたちが違うタイプのプリキュアになるのは、面白かったかな。

次も行こうと言われたけど、今度はお父さんに任せようっと。
鑑賞日 2017.11.11

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spink.gif 嫌われ松子の一生(2006)   日本  PG−12
  MEMORIES OF MATSUKO  [130分]  
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/ドラマ/ロマンス
監督 中島哲也
出演者 中谷美紀    (川尻松子)
瑛太      (川尻笙)
伊勢谷友介   (龍洋一)
香川照之    (川尻紀夫)
市川実日子   (川尻久美)
黒沢あすか   (沢村めぐみ)
柄本明     (川尻恒浩)
木村カエラ   (超人気シンガー)
蒼井そら    (スカウトされた女の子)
柴咲コウ    (明日香)
片平なぎさ   (片平なぎさ)
本田博太郎   (『女弁護士篇』の犯人)
ゴリ      (大倉修二)
榊英雄     (めぐみのボディガード・リーダー)
マギー     (刑事)
竹山隆範    (教頭)
谷原章介    (佐伯俊二)
甲本雅裕    (修学旅行先の売店の男)
キムラ緑子   (松子の母・川尻多恵)
角野卓造    (校長)
阿井莉沙    (アイドル歌手)
宮藤官九郎   (八女川徹也)
谷中敦     (「白夜」マネージャー・赤木)
劇団ひとり   (岡野健夫)
大久保佳代子  (岡野の妻)
BONNIE PINK   (綾乃)
濱田マリ    (紀夫の妻)
武田真治    (小野寺)
木野花     (婦警)
荒川良々    (島津賢治)
山下容莉枝   (女囚B・家族)
土屋アンナ   (女囚C・プライド)
山田花子    (女囚D・思い出)
あき竹城    (係官)
嶋田久作    (牧師)
木下ほうか   (ひかり荘一階の住人)
奥ノ矢佳奈   (子供時代の松子)
渡辺哲   (刑事)
コピー 松子。人生を100%生きた女。
あらすじ
昭和22年、福岡県大野島に生まれた川尻松子。
お姫さまのような人生を夢みる明るい少女時代を過ごし、やがて中学校の教師となる。
しかし、同僚からお金を盗んでクビになってしまう。
その後、愛を求めて男性遍歴を重ねるたびに、ますます不幸になってゆく松子。
いつしかソープ嬢に身を落とし、果ては同棲中のヒモを殺害して刑務所に服役してしまう。
感想
色々盛り込みまくっている作品なので、目も脳も疲れました。
不幸な女性の一生を描いた見応えある作品です。

せっかく教師になったのに、小さな嘘のせいで大事になり、クビになってしまう松子。
ここから驚くほど連続して、人生を転がり落ちて行きました。
お金問題でクビになったから、もう表の職業には就けないですからね。
ソープ嬢としてお金は稼げるものの、出会う男がクソばかり。
男運の無さも相まって、ますます過酷な人生になってしまいました。

それでも、彼女的には一人よりは良いんですよね。
殴られてもお金取られても、クズな男を選ぶんです。
そんな状況で幸せになれるはずもなく、更なる不幸が襲い掛かります。

でも、要所要所で明るく楽しいミュージカルがあるので、そんなに重たい雰囲気ではありません。
他人から見たら不幸な人生に見えるけど、松子の中ではこんなに楽しい時間もあったんです。
しかも、その歌を歌うのは、木村カエラやAI、BONNIE PINKなど、有名な歌手ばかり。
寂しいはずの松子の人生に、ひと時の華やかさを与えてくれています。

また中谷美紀さんが不幸な女が似合うんですよ。
どんな環境でも健気に生きいている松子。
こんなにひたむきなのに、どうしてこう不幸ばかりが降りかかるのか。
真面目な教師からソープ嬢、デブで小汚い晩年まで、体を張って演じていました。

生徒だった龍くんと結ばれる展開にはドキドキさせられました。
あの頃から好きだったんですね。
彼のせいでクビになったようなものだけど、行くも地獄、行かぬも地獄ならと、彼の胸に飛び込んでいきました。
あの時に拒否されなければ、彼と一緒になれたんですかね。
まあ、彼の目が覚めるまでは無理だったか。

どこまでも救いのないお話ですが、そんなに暗くならず軽く見れるのが良かったです。
俳優陣も豪華だし、とても見応えありました。
鑑賞日 2018.12.27

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spink.gif 桐島、部活やめるってよ(2012)   日本     [103分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 青春/群像劇
監督 吉田大八
出演者 神木隆之介   (前田涼也)映画部
橋本愛     (東原かすみ)バドミントン部
東出昌大    (菊池宏樹)野球部
大後寿々花   (沢島亜矢)吹奏楽部
清水くるみ   (宮部実果)バドミントン部
山本美月    (梨紗)
松岡茉優    (沙奈)
落合モトキ   (竜汰)
浅香航大    (友弘)
前野朋哉    (武文)映画部
太賀      (風助)バレー部
コピー 全員、他人事じゃない。
あらすじ
金曜日の放課後。
バレー部ではキャプテンを務め、成績も優秀な学園の“スター”桐島が、突然退部したらしいとの噂が校内を駆け巡る。
学内ヒエラルキーの頂点に君臨する桐島を巡って、バレー部の部員はもちろん、同じように“上”に属する生徒たち。
いつもバスケをしながら親友である桐島の帰りを待つ菊池宏樹たち帰宅部のイケメン・グループ。
桐島の恋人で校内一の美人:梨沙率いる美女グループにも動揺が拡がる。
感想
なるほど〜。
なかなか面白い青春群像劇ですね。

下のグループだった自分は、神木君たちの気持ちが良くわかりました。
それだけじゃなく、映画が好きって部分で、だいぶ偏った見方になりますよね。

あと、憧れの男の子をこっそり屋上から見ている吹奏楽部の部長。
彼女の行動も理解出来て、胸が痛いです。
こっそり見るくらいいいじゃないか。
わざわざ見せつけてくれちゃって!!
こっちまで泣きたくなっちゃったよ。

登場人物が多いので、誰かには感情移入出来るのではないでしょうか。
青春のあるあるを詰め込んだ作品ですね。

肝心の桐島君がいないままってのが面白いです。
イメージだけ勝手に膨らみます。
イケメンでスポーツが出来て友達も多くて・・・。
結局、何があったんでしょうね。

急にグロテスクなスプラッターシーンが出てきてビックリ!
心臓に悪いので、苦手な人は気を付けましょう。

些細な事件も大事件になってしまう高校生たち。
自分たちが高校の時も、小さな事で一喜一憂してたなと懐かしく思いました。

日本アカデミー賞作品賞、監督賞受賞作品。
鑑賞日 2018.01.30

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spink.gif ギリシャに消えた嘘(2014)   イギリス/フランス/アメリカ
  THE TWO FACES OF JANUARY  [96分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/ミステリー
監督 ホセイン・アミニ
出演者 ヴィゴ・モーテンセン      (チェスター・マクファーランド)
キルステン・ダンスト      (コレット・マクファーランド)
オスカー・アイザック      (ライダル・キーナー)
デイジー・ビーヴァン      (ローレン)
イジット・オツセナー      (ヤーヒャ)
デヴィッド・ウォーショフスキー (ポール・ヴィットーリオ)
オミロス・ポールアキス     (ニコ)
コピー 人を殺めた男。美しい妻。目撃した青年。
危険な秘密と欲望を内に秘めて逃亡する三人。
罠か、それとも愛か――。
あらすじ
1962年、ギリシャのアテネ。
この地でツアーガイドをしているアメリカ人青年ライダル。
ある日、アメリカ人紳士チェスターと年の離れた美貌の妻コレットと知り合う。
彼らのガイドを務め、夕食も共にしてすっかり打ち解けた。
ところがその夜、夫婦の宿泊するホテルに一人の探偵が現われ、チェスターはもみ合いの末に探偵を殺害してしまう。
実はチェスターは、投資家を騙して大金を奪った詐欺師だった。
感想
いつ捕まるか、ハラハラドキドキの展開です。
関係のないガイドのライダルも、美しい妻コレットに惹かれている内に、いつの間にか共犯にされてしまいました。
ネットなどがないこの時代でも、すぐに包囲網が迫って来るのですね。
土地勘のない場所でここまで逃げられたのは、全てライダルのおかげです。

嘘に嘘を重ねてどんどん罪が重くなっていく詐欺師チェスター。
騙し取った大金が入った鞄を、後生大事に抱えて逃亡を続けます。
クレタ島に渡ったのは良いけど、パスポートがない為、宿に泊まれない3人。
やけ酒をあおり海辺のベンチで眠ってしまった時は、鞄が盗まれるのではないかとハラハラしました。

偽造パスポートが出来るまでの間に、身元がわれ顔写真が新聞に載ってしまった二人。
急にコレットが長距離バスを降りてしまって、こちらも困惑しました。
ギリシャでアメリカ人は目立つから、顔を見られてしまったとパニックになってしまったのです。
当てのない逃亡は、精神的にも参ってしまうのでしょう。
目立つ行動は自分の首を絞めかねない行為です。

完全に巻き込まれた形のライダル。
学者だった父に多言語を教えてもらったおかげで、どこに行っても言葉には困らないのです。
しかし、父とは仲が悪く、葬式にも出なかったライダル。
チェスターに良い父親じゃないかと言われ、少しは考え方が変わったでしょうか。
親子には親子にしか分からない問題がありますよね。

大金を手にしたチェスターですが、幸せな人生は送れませんでした。
何よりも大事だったものも無くし、最悪の結果を迎えてしまいました。
どんなに遠くに逃げても、犯罪を見逃してくれる訳がありません。
何もかも考えが甘かったですね。

せっかくのギリシャの綺麗な景色や街並みも、楽しい気分では見れません。
遺跡も昼間にしっかりと見たかったです。
鑑賞日 2023.09.25

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spink.gif キリング・フィールド(1984)   イギリス  R−18+
  The Killing Fields  [141分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/戦争
監督 ローランド・ジョフィ
出演者 サム・ウォーターストン  (シドニー・シャンバーグ)
ハイン・S・ニョール   (ディス・プラン)
ジョン・マルコヴィッチ  (アル・ロッコフ)
ジュリアン・サンズ    (ジョン・スワイン)
クレイグ・T・ネルソン  (リーブス)
コピー
あらすじ
1973年、8月。
現地取材のため、カンボジアに入国した記者のシドニー。
その直後、アメリカ軍がニェクロンを誤爆したという大ニュースが飛び込んでくる。
早速、彼はガイドのプランと一緒に、秘密ルートでニェクロンに潜入した。
敵に見つかり捕虜にされながらも、しぶとく取材を続けるシドニー。
しかし、命からがら書き上げた記事も、本国に届ける事が出来ない状況に追い込まれる。
さすがに身の危険を感じた彼は、プラン一家も連れてアメリカ大使館へ逃げ込む。
感想
戦争物だったので、ギリギリまで見ようかどうしようかと迷ったのですが、名作という評判を信じて見てみる事にしました。
これは正に名作!噂に違わぬ素晴らしさでした。
凄まじい戦争を描きながらも、その中で死に物狂いで生きている人々の絆、たくましさ、優しさを見せ付けてくれました。

しかし、戦争に付き物の辛いシーンが連続してあり、私的にはかなり頑張っての鑑賞となりました。
やはり、プランがフランス大使館から去るシーンは辛いです。
シドニーも成すすべがなく、背中を見送ることしか出来ない。
でも、ずっと心にとめていて、探し続けているんです。
それなのに、ロッコフから責められたら、余計に落ち込みますよね。
ここは辛かった〜!!

そして、後半プランが辿った道が辛すぎる!
正に地獄です。
特に彼がはまった屍だらけの沼は本当に惨かった!
これはこの世なのか?と疑いたくなるような映像でした。
見ている間、ずっと胃が痛かったです。
「どうか助かって!生き延びて!」ただそれだけを一心に祈りながらの鑑賞です。
それだけに長の子供の死は辛かった・・・。
もうこのくだりは涙越しに見てました。

この作品を見て、改めて戦争への憎しみがわいてきました。
戦争と恋愛にルールはない。って言うけど(あれ?言わない?)、あまりにやり方が汚すぎる!
いたいけな子供たちを洗脳して、人間失格な行為を平気で出来るように教育するなんて・・・。
またその子供たちの無邪気な残酷さが惨いんです。
これには相当な精神的ダメージを受けました。

そんな中でも優しさは失わず、生き残ったプランだけが救いでした。
彼のこの優しさこそが奇跡を生んだんですよね。
もう赤十字が見えた時の嬉しさったらないです!!
完璧に入り込んで見てました。

最後は号泣です。
涙が枯れるんじゃないか?!って程、号泣です!
これが実話だって聞いて、また泣けてきました。

プランを演じたハイン・S・ニョールは、アカデミー賞助演男優賞を受賞。
これも納得の素晴らしい演技でした!

辛かったけど、それに耐えた分、見て良かった!という気持ちが半端じゃないです!
これは一生に一度は見ておきたい名作だと思います。
鑑賞日 2006.09.06

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spink.gif キリング・ミー・ソフトリー(2001)  アメリカ  R−18+
 KILLING ME SOFTLY   [101分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス/エロス
監督 チェン・カイコー
出演者 ジョセフ・ファインズ    (アダム・タリス)
ヘザー・グラハム      (アリス)
ナターシャ・マケルホーン  (デボラ・タリス)
ジェイソン・ヒューズ    (ジェイク)
エイミー・ロビンズ     (シルヴィー)
コピー 覗いてはいけない愛の果て
あらすじ
恋人ジェイクと同棲中のウェブデザイナー:アリスは、街で偶然出会った男性と目が合った。
その射抜くような視線に惹かれた彼女は、彼に導かれるまま付いて行き、何も語らぬままに激しい愛を交わす。
その後、彼女は彼が有名な登山家アダム・タリスだと知る。
彼の虜になった彼女は、ジェイクと別れアダムと結婚する。
しかし、それからアダムの過去を暗示するような謎のメッセージが、彼女のもとへ届くようになり、アリスはアダムを疑い始める。
感想
最初の展開が急過ぎてビックリしました。
ヘザー・グラハムって顔に似合わず、胸が大きいんですね。
これにも驚き!それに足も超細い。
こういう体型って有り得るんですね。
二人の絡みのシーンは、とても美しくて、エロティックでした。
ムーディーな照明や、部屋の雰囲気も良かったです。

前半は官能シーン満載で、後半サスペンスに突入するって感じでした。
そのサスペンスも、いつもは絶対当らない私の推理が、見事的中したくらいですから、全然難しくないはずです。
っていうかわざとバレバレで作ったのかな?
それくらい犯人、犯人してました。(笑)

今回はやっぱりジョセフ・ファインズに注目ですね。
一回見つめられたら、絶対に目をそらせない熱い視線。堪りません!!
なんて男らしいんだ〜。
鍛えられている体も綺麗でした。
相変わらず濃いですけど、あんまり気にはならなかったです。
マーサ・ミーツ・ボーイズ」を見ておっと思ってましたが、この作品で完全にはまるまで、あともう一押しの所まで来ましたよ〜。
他にも色々見ているはずなんですけど、その時は眼中になかったんですよね。

チェン・カイコー監督が自国では描けなかったテーマというだけありますが、もう少しサスペンス部分に力を入れてもらいたかったな。
そこが残念です。
鑑賞日 2003.04.21

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spink.gif 麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜(2011)   日本     [129分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ミステリー/ドラマ
監督 土井裕泰
出演者 阿部寛   (加賀恭一郎)
新垣結衣  (中原香織)
溝端淳平  (松宮脩平)
松坂桃李  (青柳悠人)
菅田将暉  (吉永友之)
山崎賢人  (杉野達也)
柄本時生  (横田省吾)
竹富聖花  (青柳遥香)
聖也    (黒沢翔太)
黒木メイサ (青山亜美)
向井理   (ポスターの役者)
山崎努   (加賀隆正)
三浦貴大  (八島冬樹)
劇団ひとり (糸川肇)
秋山菜津子 (吉永美重子)
鶴見辰吾  (小竹由紀夫)
松重豊   (小林)
田中麗奈  (金森登紀子)
中井貴一  (青柳武明)
コピー 人は最後に何を願うのか
あらすじ
ある日、日本橋の翼のある麒麟像の下で男性の刺殺体が発見される。
被害者である青柳武明は死の直前、腹部を刺されながら誰に助けを求めることもなく、8分間も歩き続け、縁もゆかりもない日本橋までやって来るという不可解な行動をとっていた。
一方容疑者には、青柳のバッグを持って現場から逃走中に車に轢かれて意識不明に陥った若者・八島冬樹が浮上。
しかし、それに疑問を持った日本橋署の刑事・加賀恭一郎は、コンビを組む松宮脩平とともに独自の捜査を進めていく。
感想
TVドラマは見た事ありませんが、東野圭吾小説原作作品という事で見てみる事にしました。

これだけ見ても加賀の父が刑事だった事、相棒の松宮とはいとこだという事、おせっかいの看護師がいる事などは分かりました。
ちょっとしたヒントで日本橋にあるお店の商品だと分かるのは、所轄の刑事ならではで面白かったです。

そして、すぐに解決しそうな事件の裏側にあった真実が、かなり考え抜かれていて感心してしまいました。
お父さんなりに色々考えて行動していたけど、それが余計な回り道になってしまい、最悪の結果を招いてしまいました。
あの時こうしていればというターニングポイントが結構ありましたからね。

犯人は想像もしていなかった人で、すっかり騙されました。
加賀が関わっていなければ、被害者の鞄を持っていた八島が犯人として終わっていたでしょうね。

しかし、若手の俳優さんが今主役級の人ばかりで驚きました。
キャスティングが優秀過ぎます!!

なかなか面白くて入り込んで見ちゃいました。
あの始まりからまさかの終着点。
さすが東野圭吾と言ったところでしょうか。

続編の「祈りの幕が下りる時」も録画しているので、早速見てみようと思います。

東野圭吾小説原作作品。

《関連商品》
祈りの幕が下りる時(2017)
鑑賞日 2021.12.26

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spink.gif ギルバート・グレイプ(1993)  アメリカ
  WHAT'S EATING GILBERT GRAPE  [117分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/青春
監督 ラッセ・ハルストレム
出演者 ジョニー・デップ         (ギルバート・グレイプ)
ジュリエット・ルイス       (ベッキー)
メアリー・スティーンバージェン  (ベティ・カーバー)
レオナルド・ディカプリオ     (アーニー・グレイプ)
ダーレン・ケイツ         (ボニー・グレイプ)
ローラ・ハリントン        (エミー・グレイプ)
メアリー・ケイト・シェルハート  (エレン・グレイプ)
ジョン・C・ライリー       (タッカー)
クリスピン・グローヴァー     (ボビー)
ケヴィン・タイ          (カーバー)
コピー あなたに会えてよかった。
あらすじ
アイオワ州エンドーラ。
小さなスーパーで働くギルバートは、太り過ぎで7年間外出した事ない母親ボニーと、知的障害を持つ弟アーニー、そして姉エミーと妹エレンの5人で暮らしていた。
ギルバートは常にアーニーと一緒に行動し、いつも手のかかる弟の世話をしている。
そんな中、彼はお店の常連であるカーバー夫人と不倫をしていた。
グレイプ一家は1週間後にアーニーの18歳の誕生日をひかえていて、家族が集まると準備の話で盛り上がった。
その頃、ギルバートは町にトレーラーでやって来た女性ベッキーと出会い、恋に落ちる。
感想
やっぱりラッセ・ハルストレム監督の作品は良いな〜。
ほんわかした雰囲気の中にも、説得力のあるパンチがあって、最後には心地よい感覚が残るという素晴らしい作品だと思います。

それに役者さんも演技派揃いで、悪い所をあげる方が難しいですよ。
特に良いのがアーニー役のレオナルド・ディカプリオです。
彼のキャラがしっかりしていないと、物語が成り立ちませんからね〜。
最初見た時は、本当に知能障害の方なのかな〜と思うほど、自然に力が抜けていて驚きました。
それくらいリアルで、完璧な演技だったと思います。

家族の世話におわれて、自由のない暮らしを余儀なくされているギルバート役のジョニー・デップも素晴らしいです。
いつもは普通にこなしていることなのに、ストレスが溜まり耐え切れなくなって家を飛び出してしまう彼の葛藤がすごく伝わってきました。
あと、彼のさりげない優しさが好きですね。
アーニーが給水塔に登った時に歌った「ガス・ボン・ボン」が妙に耳に残っています。

印象に残っているのはアーニーを家族皆で迎えにいく所です。
最初は傾いて走る車が笑えたんだけど、その後のエピソードを見て、同じシーンでも笑えませんでした。
きっと私がこの町にいても、その他大勢と同じような目で見てしまうんだろうなと思うと悲しくなりました。

後半はいつ見ても泣いてしまいます。
家族って良いよな〜としみじみ思えますね。
すごく切ないけど、その思いやりには心が温まりました。
皆良い人だから余計に切ないんだろうな。

ちなみに、これがラッセ・ハルストレム監督作品の中で一番最初に見た作品です。
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spink.gif キル・ビル(2003)  アメリカ  R−15+
  KILL BILL:VOL.1  [113分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/サスペンス
監督 クエンティン・タランティーノ
出演者 ユマ・サーマン        (ザ・ブライド)
デヴィッド・キャラダイン   (ビル)
ダリル・ハンナ        (エル・ドライバー)
ルーシー・リュー       (オーレン・イシイ)
千葉真一           (服部半蔵)
栗山千明           (GOGO夕張)
ヴィヴィカ・A・フォックス  (ヴァニータ・グリーン)
ジュリー・ドレフュス     (ソフィー・ファンタル)
マイケル・マドセン     (バド)
コピー 許せない。 許さない。
あらすじ
凄腕の殺し屋だったザ・ブライドは、結婚式のさなかに暗殺集団の襲撃に遭い、意識不明の重体で4年半も目覚めなかった。
その後、奇跡的に目を覚ました彼女は、かつてのボスであるビルと元仲間の殺し屋4人への復讐を果たす為、日本へと旅立つ。
沖縄についた彼女は、日本刀職人の服部の元を訪れ、復讐に必要な日本刀を作ってもらいたいと依頼する。
感想
劇場に行ってきました。
とにかく皆の日本語が変で笑いが止まりませんでした。
ルーシー・リューの「ヤッチマイナー」は知ってたけど、こんなに沢山出てくるとはね。
誰かが日本語を喋る度に笑えました。
でも、誰も笑ってないので、その笑いをかみ殺すのが大変でしたよ〜。
ビデオで見てたら思いっきり笑えたのにな。(^_^;)

特にオーレン・イシイ役のルーシー・リューの日本語は良かったですね。
一生懸命練習したんだろうなと思える分、笑っちゃうんですよ。
アニメの時は日本語上手かったのに、大人になったら下手になっているんだもん。
繋がってないじゃん…。
笑わそうとは思ってないんでしょうけど、至る所に散りばめられている日本語で沢山笑わせて頂きました。
これが、全編英語だったら、笑う所のない映画なんですけどね。

でも、アクションはかなりすごいです。
手が飛び、足が飛び、首が飛び!色んな体の一部が飛びまくってますが、不思議とそんなに気持ち悪いとは思いませんでした。
こんなに気持ち良く斬れるなら、もっと斬ってくれ〜と思っちゃいましたよ。
普通ならこれだけ人を斬ると刃がボロボロになり、曲がってしまうと思うんですけど、そこはタランティーノ映画なので適当に流しておきましょう。(笑)
あと、普通に飛行機に日本刀を持ち込んでいるのも笑えます。

料亭の青葉屋は新選組の池田屋っぽいな〜と思いました。
ちょっとは意識したのかな?
日本と言えばこういう料亭だったのかな。なかなか面白くて、カッコ良い作りでした。

あと音楽も良かったですね。
オーレン・イシイが部下達を引き連れて、青葉屋の廊下をカッコ良く歩く所の音楽が好きです。
あと、結婚式の時の記憶とリンクして、標的の顔を確かめる時の音楽もお気に入りです。

全ては「2」を観てみないと分かりませんが、始めとしてはかなり良いパスが出せていると思います。
早く「2」を見たいと思いましたもん。

ザ・ブライドの名前がピー音で消されてるのは、何か意味があるんでしょうね。
すごく気になりました。

《関連作品》
キル・ビル Vol.2(2004)
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spink.gif キル・ビル Vol.2(2004)  アメリカ
  KILL BILL: VOL. 2  [136分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/サスペンス
監督 クエンティン・タランティーノ
出演者 ユマ・サーマン       (ザ・ブライド)
デヴィッド・キャラダイン  (ビル)
ダリル・ハンナ       (エル・ドライバー)
マイケル・マドセン     (バド)
ゴードン・リュウ      (パイ・メイ)
コピー KILL is LOVE
あらすじ
凄腕の殺し屋だったザ・ブライドは、結婚式のさなかに暗殺集団の襲撃に遭い、意識不明の重体で4年半も目覚めなかった。
その後、奇跡的に目を覚ました彼女は、かつてのボスであるビルと元仲間の殺し屋4人への復讐を心に誓う。
3人目の仇:バドのトレーラーを付きとめたザ・ブライドは、彼が帰ってくるまで暗闇に潜んでいたが、勘の鋭いバドに見抜かれて、胸を撃ち抜かれてしまう。
感想
劇場に行ってきました。

今回もちょこちょこと笑える所があったけど、個人的には「1」の方が良かったと思います。
「1」の時は変な日本語がツボにはまって、かなり笑わせていただいたんですけど、今回はいたって普通に進んでいくので笑い所が少なかったです。(笑えるのがポイントではないのですが、それくらいしか楽しみがないので…)
でも、元々は「1」「2」を合わせて一つの作品な訳ですから、前半は面白かったというのが正しい感想かもしれませんね。

そんな中から、唯一というか唯ニ(?)笑えたのは、キドーが墓地からカフェにやって来る所と、BBが「子連れ狼見たい」って言う所です。
カフェのマスターの表情がGOODなんですよね〜。
BBの一言は気を抜いていた時だったので、思いの他笑えました。(笑)

師匠であるパイ・メイはどっかで見たな〜と思っていたのですが、あとで調べると「1」のクレイジー88でした。
一瞬、千葉真一にも見えたんですよ。
似てません?(私だけか…)
そういえば、彼が髭を触り過ぎなのも面白かったですね。
髭フェチか?ってほど触ってましたもん。
確かに触り心地良さそうですね。

相変わらず、ツッコミ所満載でタランティーノワールド全開です。
またまた好き嫌いが別れそうですね。
でも、アクションは迫力あって良かったですよ。
トレーラーの中でのザ・ブライドとエルの対決は見物です。
半蔵ソードを鞘から抜こうとするけど、天井が低くてなかなか抜けないとか、細かい所までこだわりが見受けられました。
一つ気になったのは、二人が対決している間のブラック・マンバの行方。
ちゃんと大人しくしてたなんて、結構しつけが行き届いてるんですね。(笑)

途中はそこそこテンポ良かったですが、最後がとにかく長かったです。
まだかな、まだかな、と思っている内に眠気が襲って来ました。
まあ、その後はちゃんとメリハリが付いてましたけどね。

ユマ・サーマンは今回もカッコ良かったです。
血まみれでも泥だらけでも、この美しさは損なわれませんね。
最後のウィンク、最高にキュートでした!
エンドロールの後の特典もお見逃しなく!!

それにしても、エルの手帳には他にどんな情報が書かれているんでしょう。
気になる、気になる…。

《関連作品》
キル・ビル(2003)
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鑑賞日 2004.04.30

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spink.gif きれいなおかあさん(2001)  中国
 漂亮媽媽   [90分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ
監督 スン・チョウ
出演者 コン・リー    (リーイン)
ガオ・シン    (ジョン・ダー)
シー・ジンミン  (ファン・ズピン
リュ・リーピン  (ジアオ校長)
ユエ・シウチン  (ダー・ホー)
リン・チン    (ルオおばさん)
コピー 母から生まれた子供たち。
みんな、あなたが大好きです。
あらすじ
聴覚障害を持つジョン・ダーを女手一つで育てているリーイン。
夫と離婚して養育費200元を貰っているものの、生活は苦しく仕事をいくつも掛け持ちして何とか暮らしていた。
聴覚障害はあるものの他は普通の子と同じだと考えるリーインは、ジョン・ダーを普通の小学校へ行かせてやろうと一生懸命言葉を教えていた。
しかし彼はたどたどしい喋り方のせいで入学試験に落ちてしまった。
リーインは子供の将来を思い、何とか小学校に入れようと仕事も勉強もより一層力を入れてやるようになるのだが、親子の前に現実の厳しさが立ちはだかる。
感想
子供の為にひたすら頑張るリーインの姿は涙無しでは見れません。
これぞ親子愛!感動しました。(T_T)

どんなに苦しくても、どんなに腹がたってもくじけない強さはとても心を打ちます。
昨今の若者は我慢を知らないと言われますが、正にその通り。(私はです…)
自分には出来ないなと思うと、情けなくなってまた泣けました。(何か違うけど…)
着たきりの服で髪も乱れたままなのに、一生懸命生きているリーインはとても綺麗でした。
美人女優コン・リーだからという理由だけでは無く、内面から醸し出される美しさが輝いていました。

間違いかもしれませんが、ジョン・ダーと方先生がローラースケートで遊んでいたのが氷上に見えました。
私から見たらかなり危険な事してるなと思ったのですが、母親はにこやかに笑って見てましたね。
中国では氷上ローラースケートが当たり前なんでしょうか?
ちょっと気になりました。

ジョン・ダーが書いた絵がドラえもんやケロケロケロッピだったので、日本人として少し嬉しかったです。
中国でも人気があるんですね。
私も好きです、ドラえもん。(^○^)
鑑賞日 2003.02.11

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spink.gif 銀河英雄伝説外伝/わが征くは星の大海(1988)   日本     [60分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/SF/ドラマ
監督 石黒昇
出演者 〈声の出演〉
堀川亮  (ラインハルト・フォン・ミューゼル)
富山敬  (ヤン・ウェンリー)
広中雅志 (ジークフリード・キルヒアイス)
井上和彦 (ダスティ・アッテンボロー)
森功至  (ウォルフガング・ミッターマイヤー)
徳丸完  (パエッタ)
若本規夫 (オスカー・フォン・ロイエンタール)
コピー 宇宙歴567年。
人類は銀河帝国と自由惑星同盟にわかれ
終りのない戦いを続けていた。そして――

時代は英雄を求めていた
あらすじ
遙か未来において、銀河系に進出した人類は銀河帝国と自由惑星同盟という2つの陣営に分かれ、約150年間という長きに渡って戦争を繰り返していた。
宇宙歴795年、帝国軍の若き大将、19歳のラインハルト・フォン・ミューゼルは、遠征艦隊を率いて自由惑星同盟との戦いに向かっていた。
常勝の天才ラインハルトと、不敗の魔術師ヤンの初対決である第4次ティアマト会戦を中心に展開する。
感想
OVAシリーズ「銀河英雄伝説」の発売に先駆けて作られた劇場版。
原作を読んでないので、これを見てこの壮大な物語の形が少し理解出来ました。

私は今の所ラインハルト派なので、どうしてもそちらよりで見てしまいます。
だから、ヤン・ウェンリーの活躍が疎ましいですね。

今、CSで放送されている新しいTVシリーズを見ているのですが、これが進んでいくと見方も変わってくるのでしょうか。
それを楽しみにしています。
鑑賞日 2018.05.01

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spink.gif 銀河英雄伝説外伝/新たなる戦いの序曲(オーヴァチュア)(1993)   日本     [90分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/SF/ドラマ
監督 清水恵蔵
出演者 〈声の出演〉
堀川亮    (ラインハルト・フォン・ミューゼル)
富山敬    (ヤン・ウェンリー)
広中雅志   (ジークフリード・キルヒアイス)
潘恵子    (アンネローゼ)
田中秀幸   (ラップ)
小山茉美   (ジェシカ)
コピー
あらすじ
遠い未来、人類は宇宙に進出し、銀河帝国と自由惑星同盟の2つの陣営にわかれて、いつ終わるとも知れない戦いをくり返していた。
銀河帝国の若き大将ラインハルト・フォン・ミューゼルは、第4次ティアマト会戦を勝利に導いた功績で、名門ローエングラム伯爵家を継ぐことに決定。
しかし、彼をこころよく思わない門閥貴族たちは、ラインハルトを戦場で殺してしまおうと企むのだった。
感想
OVAシリーズ「銀河英雄伝説」の外伝として作られた劇場版。

ラインハルトVSヤンの戦いは、見応えある攻防戦でした。
どちらも戦術の才能があるので、才能VS才能のぶつかり合いは、見ていてとても面白いです。

CS放送で始まった新しいシリーズを見て、やっと銀英伝の魅力にはまりました。
これからどんどんはまりそうで怖いです。
鑑賞日 2018.05.01

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spink.gif 銀河ヒッチハイク・ガイド(2005)   アメリカ
  THE HITCHHIKER'S GUIDE TO THE GALAXY  [109分]
管理人評価   ★★★
ジャンル SF/コメディ/アドベンチャー
監督 ガース・ジェニングス
出演者 マーティン・フリーマン  (アーサー・デント)
サム・ロックウェル    (ゼイフォード・ビーブルブロックス)
モス・デフ        (フォード・プリーフェクト)
ゾーイ・デシャネル    (トリリアン)
ビル・ナイ        (スラーティバートファースト)
ジョン・マルコヴィッチ  (ハーマ・カヴーラ)
ワーウィック・デイヴィス (マーヴィン)
〈声の出演〉
アラン・リックマン   (マーヴィン)
スティーヴン・フライ    (ナレーション)
ヘレン・ミレン       (ディープ・ソート)
トーマス・レノン      (エディ)
コピー 「地球の皆さん、こんにちは。
銀河バイパス建設の、今から地球を取り壊します。
では、よい一日を・・・」
(銀河系超空間・開発審議会――ジェルツ大尉)
あらすじ
ある日突然、地球の上空に無数の宇宙船が出現した。
なんと、運悪く地球が太陽系を通る銀河バイパスの建設用地に位置していたために、爆破されることになってしまったのだった。
そしてあまりにもあっけなく我らが地球は消滅してしまう。
運命のイタズラか、冴えない英国人アーサー・デントだけが地球人としてただ一人生き延びることに。
彼を助けたのは15年来の親友フォード。
実は、彼は宇宙でのサバイバルを指南する銀河系最大のベストセラー『銀河ヒッチハイク・ガイド』の編集を務める異星人だった。
感想
最初からユーモアあふれるオープニングで、一気に引き込まれちゃいました。
イルカの「さようなら 魚をありがとう」の軽快な音楽が耳に残ります。

それぞれのキャラも最高です。
一番気に入ったのは、いつもネガティブなロボット:マーヴィン。
常にブツブツぼやきながら、やる気のない歩き方が哀愁を誘います。
良い作戦がないかと聞かれたら、
「色々ありますが、どれも死が待っています。」って!!(笑)
どんだけネガティブなんだよ!!

そして、ちょこちょこ入るヒッチハイク・ガイドも面白いです。
丁寧に解説してくれるのは良いのですが、私たちの理解を超えてくるんですよね。
突然、超時空移動で発生したクジラの気持ちはウケました。

あと、宇宙船に備わっている人工知能エディの陽気さも良かった!
脱出ポッドも「とても楽しい乗り物だよ!」って・・・。

唯一ダメだったのは、大統領のゼイフォード。
何も考えずに地球破壊の命令書にサインしちゃうし!
トリシアが怒っていたのも頷けます。

それぞれのネタは良かったけど、ちょっとまとまりに欠けるのが玉に瑕。
気持ちが持続しなかったのが残念でした。

タオルがすごく重要なアイテムでしたね。
エンドロールの
「素敵なタオルのしじ。もうどこにも行けない」
の一件も笑えます。
鑑賞日 2006.01.25

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spink.gif キンキーブーツ(2005)   アメリカ/イギリス
  KINKY BOOTS  [107分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/ドラマ
監督 ジュリアン・ジャロルド
出演者 ジョエル・エドガートン  (チャーリー・プライス)
キウェテル・イジョフォー (ローラ)
サラ=ジェーン・ポッツ  (ローレン)
ジェミマ・ルーパー    (ニコラ)
リンダ・バセット     (メル)
ニック・フロスト     (ドン・バートン)
ユアン・フーパー     (ジョージ)
ロバート・パフ      (ハロルド・プライス)
コピー 幸せへと導くブーツ、お作りします。
あらすじ
田舎町ノーサンプトンの伝統ある靴工場の跡取り息子チャーリー・プライス。
優柔不断な彼は、婚約者のロンドン転勤を機に、田舎を飛び出して羽を伸ばそうと考えていた。
ところが、ロンドンに到着早々、父親の訃報が届く。
4代目社長としてあまりにも突然に工場を引き継ぐこととなったチャーリーだったが、工場の実情は倒産寸前と判明。
どうにか工場を救おうと悪戦苦闘するチャーリーは、ひょんなことから知り合ったドラッグクイーンのローラの悩みをヒントに、男性向けセクシーブーツの開発に活路を見出す。
感想
まず、これが実話という事に驚かされます。
どこまで本当か分からないけど、それにしてもすごいお話です。

男用の女性ブーツに目をつけたチャーリー。
マニアックな趣味だけど、確実に需要のある所ですからね。
ローラとの出会いから生まれた発想。
ある意味、運命の出会いだわ。

もっとコミカルな作品かと思っていたけど、意外にも真面目なヒューマンドラマでした。
夜中に従業員が戻って残業してくれるシーンは泣けました。
気持ちはちゃんと届いていたんですね。

ローラのキャラが最高です。
綺麗だし、センス良いし、性格も良いしね。
こんなド派手な衣装が似合うのは、彼女しかいません!
最後のミラノでのステージも盛り上がりましたね。
とっても素敵でした。

人との繋がり、思いやりの心、偏見に対する考えなど、色々な事が描かれていました。
ロマンスはまあ付けたしみたいなものですね。

「赤こそセックスの色」というのは妙に納得。
ブーツは75センチの筒状のセックス。
意外に名言かもしれません。
鑑賞日 2007.07.14

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spink.gif 近キョリ恋愛(2014)   日本     [118分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス
監督 熊澤尚人
出演者 山下智久  (櫻井ハルカ)
小松菜奈  (枢木ゆに)
水川あさみ (滝沢美麗)
小瀧望   (的場竜)
佐野和真  (佐藤咲)
古畑星夏  (吉田芽衣)
利重剛   (教頭先生)
矢柴俊博  (科学の先生)
山本美月  (名波菊子)
新井浩文  (明智数馬)
コピー 近くて遠い
先生に恋をした――
あらすじ
いつもクールな天才女子高生:枢木ゆには、常に学年トップの優等生。
しかし英語だけが苦手で、赴任してきたばかりの英語教師:櫻井ハルカに、放課後の特別補習授業を言い渡されてしまう。
自信家で冷たい物言いのハルカに反発するゆには、毎日続く2人きりの補習に困惑する。
ゆにのいとこで、今は親代わりでもある数学教師の明智数馬は、ゆにの戸惑いを察して補習を強制的に中止させる。
嫌だった補習がなくなったのに寂しさを覚えたゆには、先生に恋していると気付き動揺する。
感想
山Pのちょいチャラ先生、かっこ良い!!
英語の先生ってのがまた良いよね。
山Pが本当に得意な分野だから、自信家な先生にぴったりです。

そんな先生に初めて恋するのが、クールビューティーのゆにちゃん。
感情表現は苦手だけど、照れたら耳を触ったり、言いたい事を我慢している時はスカートを握りしめたりと、コツを掴むと結構分かりやすいです。
勉強が出来る子が、恋愛でダメダメになるというのが大好物なので、にやにやしながらの鑑賞となりました。

特にキュンキュン来たのが、教卓下のキス。
ゆにちゃんどこに行ったのかと思ったら、まさかまさかの教卓の下。
その上、大胆に告白までしちゃって!!
それだけでもビックリしてたのに、更に先生からのキス!
あまりの大胆さにリアルキャ〜〜〜!!!が出ました。

ただ原作漫画とは全然違うみたいですね。
気になったからチェックしてみようと思ったのに、映画で満足しておいた方が良いようです。
鑑賞日 2018.12.27

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spink.gif キング・アーサー(2004)   アメリカ
  KING ARTHUR  [126分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル アクション/歴史劇
監督 アントワーン・フークア
出演者 クライヴ・オーウェン    (アーサー)
キーラ・ナイトレー     (グウィネヴィア)
ヨアン・グリフィズ     (ランスロット)
ステラン・スカルスガルド  (セルディック)
スティーヴン・ディレイン  (マーリン)
マッツ・ミケルセン     (トリスタン)
ジョエル・エドガートン   (ガウェイン)
ヒュー・ダンシー      (ガラハッド)
レイ・ウィンストン     (ボース)
レイ・スティーヴンソン   (ダゴネット)
ティル・シュヴァイガー   (シンリック)
イヴァノ・マレスコッティ  (ゲルマヌス)
コピー すべての英雄は彼より生まれ、
すべての伝説はこの戦いから生まれた。
あらすじ
最強を誇るローマ帝国の支配下にあったブリテン。
帝国からの独立を求めるブリテンの原住民ウォードと、残虐な侵略者であるサクソン人との間で激しい戦闘が繰り返されていた。
そこへローマ帝国の指揮官アーサーが、無敵を誇る円卓の騎士を率いて参戦。
三つ巴の戦いが始まった。
円卓の騎士たちが15年の兵役を終えるという日に、ローマから非情な命令を持った司教がやって来た。
その命令とは、敵に囲まれている地域に行き、ローマ教皇の教え子であるローマ人一家を救出せよというものだった。
感想
劇場に行ってきました。
全然期待していなかったのが良かったのか、めちゃくちゃ感動してしまいました!!
何から何までカッコ良くて、すっかりこの世界に魅了されました。

アーサーは始めから王だと思っていたのですが、そうではなくて彼が王になるまでを描いた作品ですね。
ローマVSサクソンVSブリテンの三つ巴は、迫力があって見応えアリ!!
有名な伝説は何一つ知らなかったですが、分かりやすくて入りやすかったです。

もう、最初に幼少時代のランスロットが「うぉ〜〜!!」(何て言ったのかは不明)という雄叫びで送り出される所から涙が…。
あと、地下牢にいた少年とダゴネットのエピソードでもウルウル。
ついでにアーサーが一人丘の上でお出迎えにもウルウル。
とにかく「ここで泣いてね」というポイントははずさずにウルウルしてました。
本当に涙腺ゆるいですよね。
でも、感動したから仕方ない!

一番印象に残ったシーンは、やはり氷上での戦いですね。
「もう太鼓の音を聞くのも嫌だ」と言い、サクソン隊を迎え撃つアーサーたち。
ランスロットが「あいつらは女に飢えている」というと、グウィネヴィアが「私が守ってあげる」という。どこまでもカッコ良い人たちだわ。
参りました!

基本的にこういう自己犠牲の精神に弱いです。
誰かの為に!と戦う男達を見ていると、自然と手に力が入って一生懸命応援してるんです。
完璧に入り込んでますね。(笑)

唯一アーサーにカリスマ性が感じられないのが残念だったけど、それ以外は良かったと思います。
カッコ良さもここまで徹底したら納得出来る良い例ではないでしょうか。
普通ここまでカッコ付けてたら、クッサ〜と一笑する所ですが、設定・背景・俳優も言うことなくいちいち「お〜!すげ〜!」と感動してました。

伝説の人ですが、今回はリアリティを追及したようで、あのエクスカリバーも父の墓から抜いたという設定でした。
一人の人間としてのアーサー。
こういう描き方もありですね。

登場人物ではランスロットがお気に入り。
彼の上目遣いがいちいちセクシーでクラクラしました。
どこかで見た顔だと思ったら、「102」の彼ですね!
印象が全然違う!
これからの注目株ですね。
鑑賞日 2004.08.20

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spink.gif キングダム(2019)   日本     [134分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/アドベンチャー/歴史劇
監督 佐藤信介
出演者 山崎賢人   (信)
吉沢亮    (エイ政/漂)
長澤まさみ  (楊端和)
橋本環奈   (河了貂)
本郷奏多   (成キョウ)
満島真之介  (壁)
大沢たかお  (王騎)
阿部進之介  (バジオウ)
深水元基   (朱凶)
六平直政   (里典)
一ノ瀬ワタル (タジフ)
阿見201    (ランカイ)
大内田悠平  (敦)
マメ山田   (黒長老)
TERU   (白長老)
高嶋政宏   (昌文君)
要潤     (騰)
橋本じゅん  (ムタ)
坂口拓    (左慈)
宇梶剛士   (魏興)
加藤雅也   (肆氏)
石橋蓮司   (竭氏)
コピー すべて、
奪還する。
あらすじ
紀元前245年、春秋戦国時代の秦。
戦災孤児の少年:信と親友の漂は、天下の大将軍になることを夢みて剣術の鍛練に励んでいた。
そんなある日、漂だけが王宮に召し上げられ、2人は別々の道を歩み始める。
しかしその後、致命傷を負った漂が信の前に姿を現わし、地図を信に託して落命する。
悲しみに暮れる信が地図の示す小屋にたどり着くと、そこには漂と瓜二つの男が静かに佇んでいた。
男はクーデターを起こした弟:成キョウによって玉座を追われた秦の若き王:エイ政だった。
漂がエイ政の身代わりで命を落としたことを知り、一度は激高した信だったが、エイ政の中華統一に懸ける信念と漂から託された遺志を受け止め、エイ政と行動を共にすることを決意する。
感想
やっと見れました!
確かアニメの1話と2話くらいは見た事あったんです。
でも、長過ぎて見るのに気合がいるんですよ。
こうしてまとめてもらえると助かります!

みんなキャラに合ってて、カッコ良かったです。
評判が良いのも頷けます。
特に主役の信を演じた山崎賢人くんが素晴らしかった!
鼻っ柱が強く粗野な信を、生き生きと演じていましたね。
アクションシーンもキレがあり、見応えありました。

そして、二役演じた吉沢亮くん。
王に相応しい品のある凛とした表情にドキッとさせられました。
綺麗な顔だとは思ってたけど、色気も加わると最強ですね。

そして、何と言ってもインパクト大だったのが、天下の大将軍:王騎を演じた大沢たかおさん。
癖のある笑い方が耳について離れません。
真面目であればあるほど、ニヤニヤしてしまう存在で、原作の王騎がどんな人なのか、確認したくなりました。

これが物語の序章なんですね。
パート2の制作も決定したようですし、そちらにも期待したいと思います。

漫画原作作品。

《関連作品》
キングダム2 遥かなる大地へ(2022)
「キングダム3(2023)」
鑑賞日 2020.06.01

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spink.gif キングダム2 遥かなる大地へ(2022)   日本     [134分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/アドベンチャー/歴史劇
監督 佐藤信介
出演者 山崎賢人   (信)
吉沢亮    (エイ政/漂)
橋本環奈   (河了貂)
清野菜名   (羌カイ)
満島真之介  (壁)
岡山天音   (尾平)
三浦貴大   (尾到)
濱津隆之   (澤圭)
真壁刀義   (沛浪)
山本千尋   (羌象)
田中美央    (渕)
豊川悦司   (ヒョウ公)
高嶋政宏   (昌文君)
要潤     (騰)
加藤雅也   (肆氏)
高橋努    (宮元)
渋川清彦   (縛虎申)
平山祐介   (蒙武)
玉木宏    (昌平君)
小澤征悦   (呉慶)
佐藤浩市   (呂不韋)
大沢たかお  (王騎)
コピー 命をたぎらせ、生きろ。
あらすじ
王宮奪還を果たしてから半年後。
隣国の魏が国境を越え秦への侵攻を開始した。
秦軍は決戦の地・蛇甘平原で迎えうつ。
天下の大将軍を夢見る戦災孤児の若者・信は、歩兵として初陣に臨むため戦場へと向かう。
その道中で同郷の尾平・尾到と再会した。
頼りない伍長の澤圭と無口な女戦士・羌カイとともに伍(五人組)を組む。
しかし信たちが戦場に着く頃には、戦の天才・呉慶将軍率いる魏軍が圧倒し、秦国は存亡の危機を迎えてしまう。
感想
今回も大迫力の戦闘シーンと壮大なスケール感が素晴らしいです。
莫大な数の魏軍を前に絶望感漂う中、一人気を吐く信。
大将軍になると常々口にしているだけあります。

そして、今回大活躍するのは、新キャラの女戦士・羌カイ。
「とーんとんとん」と言い始めた時は何かと思いましたが、そこからのスピードとキレが素晴らしかった!
一定時間戦うと息が切れてしまうのも、人間らしくて良かったです。
信はバケモノ級の持久力ですからね。

そんな羌カイの悲しい過去。
せっかくの強い戦士たちが、一人になるまで殺し合うって、その後は組織の戦力が下がるし、非効率的過ぎるでしょ。
まあ、そんな事言っても仕方がないか・・・。

生き残った数名で魏軍に挑んでいく信たち。
一匹狼だった羌カイも、この戦いを通して成長し、仲間を助け協力する事を学びます。
信の言葉が彼女の心に響いた証拠ですね。
仲間の敵討ちだけしか見えてなかった彼女に、新しい志を与えてくれました。
いくら強い信でも一人では限界があります。
そんな絶望的な状況で、彼女の存在はすごく心強かった事でしょう。

ただやっぱり一兵卒の信の活躍はここまで。
大将軍同士の戦いがあっけなく終わってしまうのはもったいなかったですね。
力と力がぶつかるとこういう結末になるのがリアルなのかな。

最後にまた手ごわそうなキャラが登場し、続編への期待を募らせます。
ますます原作漫画が読みたくなりました。
人気のある理由が良く分かります。
早く次回作が見たいです。

漫画原作作品。

《関連作品》
キングダム(2019)
「キングダム3(2023)」
鑑賞日 2022.12.21

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spink.gif キング 罪の王(2005)   アメリカ  R−15+
  THE KING  [105分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ
監督 ジェームズ・マーシュ
出演者 ガエル・ガルシア・ベルナル  (エルヴィス・バルデレス)
ウィリアム・ハート      (デイヴィッド・サンダウ)
ペル・ジェームズ       (マレリー・サンダウ)
ローラ・ハリング       (トゥワイラ・サンダウ)
ポール・ダノ         (ポール・サンダウ)
コピー 懺悔しよう、愛のために。
あらすじ
テキサス州南部の小さな町コープス・クリスティ。
海軍を退役した青年エルヴィスは、亡き母から聞かされていた牧師の父親に会うため、この町へとやって来た。
そんな父デイヴィッドは、美しい妻トゥワイラ、息子ポール、娘マレリーと幸せな家庭を築いていた。
デイヴィッドにとって、突然現われたエルヴィスは平穏な家庭を脅かす厄介者。
「家族に近づくな」と冷たく突き放す。
そんな扱いを受けたエルヴィスは、マレリーに近づき、異母兄妹であることを知らない彼女を巧みに誘惑していく。
感想
宗教の矛盾をスッキリ描いてくれていると感じました。
これだけ罪を犯しても懺悔したら天国へ行ける?
何だかおかしい。
神様って・・・一体・・・。
本当に凄いえぐり方してます。

こういう禁断ものは大好物です。
それを大好きなガエルくんが演じるとか、堪りません!!

しかし、エルヴィスの復讐がエグいの何のって。
この世にある全ての罪を一人でやり遂げちゃったよ。(汗)
始めにデイヴィッドがきちんと受け入れてたら、こんな最悪な事態にはならなかったはず。
拒否されてからバイトについてるから、あのクラブで決心したんですよね。
きちんと制服着て会いに行ったのに、「家族に近づくな」って言われたら、憎しみに拍車がかかってしまうのも仕方がないか。
だからって、彼のした事が許される訳じゃないけど、きっかけは父に拒否された事ですからね。
巻き込まれた家族が不憫でなりません。

恋人が兄だった可哀想な妹を演じたのは、27歳のペル・ジェームス。
16歳??とは思ったけど、まさかそんな歳行ってたとは!!
これが一番の衝撃だった!!!

やっぱりガエルくんは禁断が良く似合います。
ブエノスアイレスの夜」も良かったですが、こちらも本当に素敵でした。
事件を起こす前の思い詰めてる表情とか最高ですよ。
カッコよすぎます。

R−15指定ですので、見る人を選ぶと思います。
私は結構好きでした。
ガエルくんが。・・・ですけどね。(汗)
鑑賞日 2007.08.26

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spink.gif 銀魂(2017)   日本     [124分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/アクション/時代劇
監督 福田雄一
出演者 小栗旬    (坂田銀時)
菅田将暉   (志村新八)
橋本環奈   (神楽)
柳楽優弥   (土方十四郎)
新井浩文   (岡田似蔵)
吉沢亮    (沖田総悟)
早見あかり  (村田鉄子)
ムロツヨシ  (平賀源外)
長澤まさみ  (志村妙)
岡田将生   (桂小太郎)
佐藤二朗   (武市変平太)
菜々緒    (来島また子)
安田顕    (村田鉄矢)
中村勘九郎  (近藤勲)
堂本剛    (高杉晋助)
〈声の出演〉
山田孝之   (エリザベス)
山寺宏一   (吉田松陽)
コピー 宇宙一バカな侍だ、
コノヤロー!!
あらすじ
宇宙からやって来た天人(あまんと)が実権を握り、侍が衰退の一途を辿っていた江戸時代末期。
便利屋“万事屋(よろずや)銀ちゃん”を営む坂田銀時は、かつては“白夜叉”と恐れられた元攘夷志士。
今なお侍魂を内に秘めながらも、普段はダラダラとやる気のない日々を送っていた。
そんなある日、かつての同志・桂小太郎が行方不明になったとの知らせに、志村新八、神楽とともに調査に乗り出した銀時。
やがて事件の背後に、恐るべき陰謀を画策する高杉晋助の影が浮かび上がってくるのだった。
感想
有名な漫画の実写映画化は、厳しいのが現実ですが、この作品は良く出来ていたと思います。
一癖あるキャラクターたちを、忠実に再現していて、漫画の世界観を上手くまとめています。

特に天人の神楽ちゃんは、可愛くて生意気で魅力的なキャラが、完璧に再現されてました。
変顔も様になってたし、パンツの染みを連発するも、可愛さは失われてません。
橋本環奈ちゃん、可愛いだけじゃなく、こんな難しい演技も出来るなんて、将来が楽しみですね。

そして、出番は少ないながらも、インパクトを残す新八の姉:妙さん。
日頃ははんなりした話し方なのに、ストーカーの近藤には暴言を吐きまくり。
ドラゴンボールを真剣に読んでる姿も面白可愛かったです。

いつも適当で飄々としている銀時。
しかし、昔”白夜叉”と言われた通り、戦闘中はカッコ良いんですよ。
強い奴が相手なほど、彼の素敵さもアップしてます。

エリザベスの着ぐるみ感、確かに凄かったですね。
定春はCGだったので、CGにしようと思ったら出来たはずですけど。
これはこれで正解だったかも。
最後、ズラが持っていたエリザベスの足が、中の人感すごくて面白かったです。

コメディとアクションとドラマが、絶妙なバランスで描かれていて、上手くまとまっていました。
原作の良さはそのままに、実写の良さもプラスされていて、「2」が作られたのも納得です。
機会があれば、「2」も見てみたいと思います。

《関連作品》
銀魂2 掟は破るためにこそある
鑑賞日 2018.08.08

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spink.gif 銀魂2 掟は破るためにこそある(2018)   日本     [135分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/アクション/時代劇
監督 福田雄一
出演者 小栗旬   (坂田銀時)
菅田将暉  (志村新八)
橋本環奈  (神楽)
柳楽優弥  (土方十四郎)
三浦春馬  (伊東鴨太郎)
窪田正孝  (河上万斉)
吉沢亮   (沖田総悟)
勝地涼   (徳川茂茂)
夏菜    (猿飛あやめ)
長澤まさみ (志村妙)
岡田将生  (桂小太郎)
ムロツヨシ (平賀源外)
キムラ緑子 (お登勢)
佐藤二朗  (キャバクラ店長)
中村勘九郎 (近藤勲)
堂本剛   (高杉晋助)
堤真一   (松平片栗虎)
コピー 宇宙一バカな夏にするぜ、コノヤロー!!
あらすじ
地球人と宇宙人“天人(あまんと)”が共に暮らす幕末の江戸、かぶき町。
“万事屋(よろずや)”を営む銀時とその仲間の新八、神楽たちは仕事もなく、お金に困る日々を送っていた。
仕方なくバイトを始めるが、行く先々でお忍びの将軍・徳川茂茂に遭遇してしまう。
その頃、真選組では伊東鴨太郎が近藤勲の暗殺計画を企てる一方、副長の土方十四郎はひょんなことからヘタレオタク“トッシー”という第二の人格に支配されてしまい、真選組を追われてしまう。
やがて真選組の危機を悟った土方は、犬猿の仲の銀時に助けを請う。
感想
あまりに前半と後半との温度差が違うなと思ったら、原作の“将軍接待篇”と“真選組動乱篇”をベースして作られた映画だからなんですね。
監督の思惑通り、前半で笑いまくり、後半で泣かされてました。

もう無表情の将軍:茂茂が面白すぎます!
王様ゲーム弱すぎだし、ちょんまげ結う時に顔変わり過ぎだし。
彼の完全受け身のキャラが素晴らしかったです。

そして、お馴染みの3人もお見事です。
ムキムキしゃくれのキャバ嬢、ハゲヅラの髪結い、オバQメイク。
いつも全力でとことん振り切ってますよね。
コメディはこうでなくちゃ!
前半は本当に笑わせてもらいました。

そして、後半の真選組パート。
今は亡き三浦春馬さんだからなのか、余計な思いが色々乗っかってしまって泣けました。
すごく孤独に苛まれている人物でしたね。
最後の絆が具現化するシーンなどは泣かされてるな〜と思いつつ、素直に良かったと思えました。

アクションも様々な場所の戦闘シーンが行ったり来たりして面白い構成になっていましたね。
列車から江戸城までネ〇バス・・・いやアライグマバスでひとっ飛びとはウケました。
今回はパクリが多かったですよね。
エヴァとかジブリとか踊るとか、大物ばかりなのが監督らしい。

「2」も「1」と同じくらい面白かったです。
これは「3」もあるのか?
期待して待ちたいと思います。

《関連作品》
銀魂
鑑賞日 2020.12.11

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spink.gif 禁断の木の実(1952)   フランス   白黒
  LE FRUIT DEFENDU  [105分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ロマンス
監督 アンリ・ヴェルヌイユ
出演者 フランソワーズ・アルヌール (マルティーヌ)
フェルナンデル       (シャルル・ペルグラン)
クロード・ノリエ      (アルマンド)
レイモン・ペルグラン    (オクターブ)
シルヴィー         (シャルルの母)
ピエレット・ブリュノ    (トワネット)
ジャック・カステロ     (ボケー)
コピー
あらすじ
妻に先立たれた産婦人科医のシャルルは、未亡人のアルマンドと再婚する。
しかし、夜の誘いを断られ続けたシャルルは、出張先で知り合ったマルティーヌと浮気する。
しかも、助手として雇い、下宿先に通って情事を重ねるシャルル。
アルマンドも二人の関係に気付くが、何も言わずにいた。
すると、シャルルはアルマンドがバーの店主ボケーと付き合っていると勘違いし、嫉妬し始める。
感想
ほほう、なるほど。
フランス映画だから最後まで気が抜けなかったけど、ハッピーエンドで良かったです。

この手の話だと、どろどろの愛憎劇になりそうなんですけど、女性が体裁を気にする妻、あっさりした性格の愛人、だったので、一番理想的な形で落ち着きました。
この二人の女性に対して、一番年上のシャルルが一番子供っていうのが滑稽ですね。
勝手に愛人にしといて、他の男といたら嫉妬して、いちいち文句言って。
相手が離れていくと知ったら、あっさり家族を捨てちゃうなんて。
本当にゲスい男です。
まあ、愛人を堂々と家に連れ込む時点でありえないけどね。(汗)

それに比べて、マルティーヌはすごくキュートで魅力的。
なんでシャルルにひっかかったんだ!?
彼女にもぜひ幸せになってもらいたいです。

最後は、火遊びを経験し家族の大切さを知ったシャルル。
体裁を気にせず、心から夫を愛する事が出来るようになったアルマンド。
これ以上ないハッピーエンドで大満足です。

シャルルとマルティーヌが話していた所は、サン・トロフィーム教会かな?
すごく素敵な建物で印象に残りました。
鑑賞日 2006.09.27

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spink.gif 金の国 水の国(2022)   日本
  GOLD KINGDOM AND WATER KINGDOM  [117分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル アニメ/ファンタジー/ロマンス
監督 渡邉こと乃
出演者 <声の出演>
賀来賢人      (ナランバヤル)
浜辺美波      (サーラ)
戸田恵子      (レオポルディーネ)
神谷浩史      (サラディーン)
茶風林       (ピリパッパ)
てらそままさき   (オドゥニ・オルドゥ)
銀河万丈      (ラスタバン三世)
木村昴       (ジャウハラ)
一柳みる      (ばあや)
沢城みゆき     (ライララ)
コピー 国が、動いた――
2人だけの“小さな嘘”から。
あらすじ
水以外は何でも手に入る裕福な“金の国”。
貧しいけれど水に恵まれた“水の国”。
この二国は、長年いがみ合い戦争を繰り返して来た。
そんな中、両国は友好の印に花嫁と花婿を送り合うことになった。
“金の国アルハミド”の第93王女サーラの元には子犬。
“水の国バイカリ”に住む頭の良い建築士の青年ナランバヤルの元には子猫が届く。
お互い優しい性格の二人は、事実が分かると戦争が起こると考え、偽りの夫婦を演じることにした。
感想
敵対し合う両国の男女が恋に落ち、国交を成立させる為に奔走するというお話です。
王女と王子じゃない所が新しいですよね。
お互いに優しい性格の二人は、思いやりの心で行動するので、見ていて心が温まりました。

自分が事実を言うと戦争になると思った二人は、お互いに婚約者のフリをするのです。
サーラの姉の無理難題に応えるナランバヤル。
族長とのワイン飲み対決を受けて立つサーラ。
お互い相手の役に立ちたいと、知らない隣国で頑張る姿は、とても頼もしかったです。

お城の人たちも友好派と敵対派に分かれていて、ナランバヤル達の水路建設を阻止しようと、右大臣ピリパッパの部下がナランバヤルの命を狙ってくるのです。
お城での逃走劇はハラハラドキドキの展開でした。
目だけで全てを語る凄腕侍女ライララが良い味出してました。

お飾りと思われていた美男子左大臣サラディーン。
チャラいだけの人かと思ったら、芯は一本筋の通った人で、ますます惚れてしまいます。
また、神谷浩史さんのイケメンボイスがぴったり過ぎて素敵でした。

真剣に国の未来を考え、両国の平和を願うサーラとナランバヤル。
彼らの思いを国王ラスタバン三世に力説するシーンは感動的でした。

映画でも十分物語を堪能できましたが、漫画原作の方も気になります。
機会があれば、そちらもチェックしてみたいと思います。

漫画原作作品。
鑑賞日 2024.03.14

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spink.gif 金融腐蝕列島 〔呪縛〕(1999)   日本     [115分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/サスペンス
監督 原田眞人
出演者 役所広司   (北野浩)
椎名桔平   (片山昭雄)
矢島健一   (石井卓也)
中村育二   (松原秀樹)
遠藤憲一   (大野木)
仲代達矢   (佐々木英明)
根津甚八   (中山公平)
本田博太郎  (陣内)
石橋蓮司   (中澤正雄)
風吹ジュン  (北野今日子)
若村麻由美  (和田美豊)
もたいまさこ (一条弁護士)
多岐川裕美  (青木伸枝)
黒木瞳    (佐藤弘子)
佐藤慶    (久山隆)
木下ほうか  (永山)
大高洋夫   (西田)
本宮泰風   (見つめる青年)
村上淳   (危険な通行人)
遊人     (クリス・ゴタンダ)
光岡湧太郎  (伊場)
田口トモロヲ  (気の弱い守衛)
三浦春馬   (北野浩一)
丹波哲郎   (川上多治郎)
コピー 誰もやれなかったことを
俺たちは、やる
あらすじ
総会屋への多額の利益供与が発覚し、朝日中央銀行に東京地検特捜部の捜査が入ることになった。
経営陣はパニックに陥り、政財界の大物でもある佐々木取締相談役の顔色ばかり窺う有様だった。
そんな上層部の態度に奮起したミドル層と呼ばれる男たちは、銀行の悪しき因習を断ち切るべく再建のための戦いを開始する。
感想
金融業界の話は難しいかなと思って食わず嫌いしていましたが、思ったよりも分かりやすく描かれていて見応えありました。
自分たちの銀行を守る為、上層部と真っ向から対峙し、総入れ替えを実現させたミドル4の面々がカッコ良かったです。

やはり一番活躍したのは、佐々木取締相談役の娘婿でありながら、義父に引導を渡した北野。
彼を演じた役所広司さんは、コミカルな演技から迫真の演技までさすがの上手さです。

不正を一掃するというのは、色々なしがらみが絡まりまくっていて至難の業のようです。
命を狙われる危険もあり、相当な覚悟がいる仕事だったのですね。
しかし、そんな脅しには屈せず、徹底的に大掃除をする新体制陣。
同じ方向に向かって進む姿が、とても頼もしかったです。

最後の株主総会も何が起こってもおかしくない緊張感が半端なかったです。
それだけに新体制陣の苦労を分かってくれる株主さんの言葉が嬉しかったですね。
信念を持って行動すれば報われる。
ずっと気が張っていただけに胸がすく思いがしました。

すごくイケメンの子役さんがいるなと思ったら、三浦春馬くんでしたか。
この頃からオーラがあります。

重い腰をあげて思い切って見てみて良かったです。
TVMの続編もあるようですね。
機会があれば見てみようと思います。

小説原作作品。

《関連作品》
金融腐蝕列島 〔再生〕(2002)
鑑賞日 2022.06.07

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spink.gif 金融腐蝕列島 〔再生〕(2002)   日本     [104分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 佐藤純彌
出演者 村上弘明  (竹中治夫)
益岡徹   (杉本勝彦)
細川俊之  (斉藤弘)
伊武雅刀  (佐藤明夫)
渡辺文雄  (鈴木一郎)
鈴木瑞穂  (速見由紀夫)
小野武彦  (永井卓郎)
清水こう治 (松村雄一)
モロ師岡  (沖田始)
中川安奈  (竹中知恵子)
コピー TVM
あらすじ
協立銀行で不良債権処理を担当している竹中治夫。
彼はある日、頭取の斎藤から呼び出され、鈴木会長が大手銀行との合併を画策していると知らされる。
それでは全て吸収され、協立銀行は消滅してしまうと危機感を募らせた斎藤は、地方銀行連合で新銀行を作る作戦を立てた。
その推進本部の代表として竹中に白羽の矢が立ったのだ。
大役を任された竹中は、多額の不良債権を抱える産立ファイナンスの調査に取り掛かる。
感想
映画が良かったので続きがあると知って見てみました。
TVMながら、なかなか緊張感のある重厚な作品でした。

映画とは別の銀行のお話ですが、裏で反社会的勢力が絡んでいるのは同じ展開ですね。
そして、何か変革を起こそうとすると、人が死んでしまうのも悲しい現実です。

バブル期のいい加減な仕事のせいで会社が立ち行かなくなり、立て直そうとすると反発してくる勢力がある。
今回もそこを如何にして切り抜け、会社を再生させるかというお話です。

映画では逮捕者が沢山出ましたが、今回は検察が出てこないようにする為の画策がなされています。
頭取が暴力団関係者と会ったり、鈴木会長の娘の不正融資があったり。
しかし、松村さんが命を懸けて持っていた不正融資の証拠も、会長職から辞任してもらう為の切り札にしかなりませんでした。

それだけ会社の名前を汚さない事が重要なんですよね。
今回のように内々で手を打ち、犯罪を隠ぺいするというのは多々ある事のようです。
竹中は自分たちの計画通り事が運んで良かったでしょうけど、見ているこちらは全然すっきり出来ません。
このグレーな部分で世の中周っているので、仕方がないんですけどね。

続きが気になって見てみましたが、また違う角度から会社の内情が見れて面白かったです。
普通のサラリーマンがこんなに命懸けで仕事をしているなんて・・・。
色々なドラマが生まれる訳ですね。

小説原作作品。

《関連作品》
金融腐蝕列島 〔呪縛〕(1999)
鑑賞日 2022.06.08

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