--REIの映画感想--

全体的にネタばれがありますので、未見の方は注意して下さいませ
評価の★の内容は次の通りです
管理人の独断に基づいておりますのでご了承くださいませ
★★★★★:大好き!何度も観たい作品!
★★★★:好き!強く心に残る作品!
★★★:なかなか良い
★★:まあまあ損はしない
★:いまいちかも・・・
X:二度と観たくない


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spink.gif 12人の優しい日本人(1991)   日本     [116分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル コメディ/ドラマ
監督 中原俊
出演者 塩見三省   (1号)
相島一之   (2号)
上田耕一   (3号)
二瓶鮫一   (4号)
中村まり子  (5号)
大河内浩   (6号)
梶原善    (7号)
山下容莉枝  (8号)
村松克己   (9号)
林美智子   (10号)
豊川悦司   (11号)
加藤善博   (12号)
コピー
あらすじ
陪審員制度がある日本。
21歳で子持ちの女性が、夫をトラックの前に突き倒して、故意に殺したとする事件の裁判。
この事件の陪審員になった12人は、一室に集まり話し合いをする。
始めは全員無罪で一致したが、一人がもう少し議論したいと言い出したため、何故無罪と思ったのかを一人ずつ話して行く。
感想
もう大分前に一度見た事があって、その時はすごく面白かった!と記憶してたので★は4つにしてました。
でも、今回見なおしてみると、そこまで良くは感じないんですよね。
こういう時、評価はどうしたらいいのやら…一応前のままにしておきます。
1度目の衝撃は、2度目には味わえませんからね。

これは元祖の(私はリメイクしか見てないですけど…)「12人の怒れる男/評決の行方」とは逆で、無罪を有罪に説得していくのですね。
次々と皆が意見を変えるけど、それにそれほどの意味があるとは思えなかったです。

でも、その適当な所が面白いですね。 ダヨ〜ンのおじさんのラクガキには受けました。

舞台が一つの部屋から動かないけど、飽きる事無く見る事が出来ます。
個性的な12人が作り出す物語は、面白く次は誰がどんな事を言い出すのかと楽しみでした。
やっぱり群像劇は好きだな〜。

オレンジのスーツの女性が持っていた手帳が、ドラえもんの四次元ポケット並みに何でも書いてあるんですよ。
最年少横綱の情報からドミソピザの番号まで。
彼女の興味って幅広いですね。
尊敬です。

若貴兄弟のどちらが先に横綱になるかって話題で盛り上がってるのを聞いて、時代を感じちゃいました。
もう二人とも引退してますもんね。

最後に11号が主導権を握り、一つ一つの疑問を解決していくくだりは、とても小気味良いです。
でも、それが唐突なので、少し違和感を感じますね。

また機会があったら見て、3回目の感想の違いを楽しみたいと思います。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します

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spink.gif 十二単衣を着た悪魔(2019)   日本     [112分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 時代劇/ファンタジー/ドラマ
監督 黒木瞳
出演者 伊藤健太郎  (伊藤雷)
三吉彩花   (弘徽殿女御)
伊藤沙莉   (倫子)
田中偉登   (春宮)
沖門和玖   (光源氏)
MIO      (藤壺女御)
YAE      (桐壺更衣)
手塚真生   (六条御息所)
細田佳央太  (伊藤水)
LiLiCo    (山下元子)
村井良大   (木村)
兼近大樹   (責任者)
戸田菜穂   (伊藤明子)
ラサール石井 (右大臣)
伊勢谷友介  (帝)
山村紅葉   (梅命婦)
笹野高史   (良喬)
コピー 千年前の世界で
見つけた俺の未来
あらすじ
優秀な弟に劣等感を抱いているフリーターの伊藤雷は、『源氏物語』のイベント会場でのバイトの帰り道、突然雷に打たれ、気づいたら『源氏物語』の世界にトリップしていた。
不審者扱いされ牢に閉じ込められた雷は、口から出まかせで陰陽師・伊藤雷鳴を名乗る。
そしてたまたま持っていた頭痛薬で皇妃を救い、本当に陰陽師として登用されることに。
仕えることになった弘徽殿女御は、どこまでも合理的な切れ者で、その辣腕ぶりに誰もが恐れおののく最強美女だった。
彼女は息子の一宮を帝にしようとの野心に燃えていた。
しかしその前には、一宮の異母弟にして全てが超一流の光源氏が立ちはだかっていた。
感想
ひょんな事から源氏物語の世界にタイムスリップしたお話です。
あまり期待してなかったのですが、なかなか良いお話でした。

特に倫子のお話は涙涙ですね。
雷と同じく劣等感を持っている倫子ですが、せっかくなら自分を好きになって生きたいという前向きな性格なんです。
この言葉には私もハッとさせられました。
同じ時間を生きるなら自分を好きな方が良いに決まってます。
とても良いセリフでした。

彼女と出会って前向きになれた雷。
倫子と過ごす時間は本当に幸せそうでした。
それだけに後半はかなり辛い展開です。
でも、それを乗り越える事で更に成長する事が出来ましたね。

源氏物語は『あさきゆめみし』で読みました。
なので、お話の流れはなんとなく分かりました。
でも、弘徽殿女御の事はそこまで知らなかったので、今回とても勉強になりました。
本来は悪役である女性を、現代の目線で逞しい才女として描いています。
雷の情報にも頼っているとはいえ、物の見方や捉え方は、彼女の生まれ持っての才能。
その生き方も潔くカッコ良いと感じました。

監督は女優の黒木瞳さんなんですね。
後から知って驚きました。 監督としての才能もあるなんて素晴らしいです。

やっぱり映画は食わず嫌いしてはいけませんね。
タイムスリップものなんて・・・とスルーしていたら、この素敵なお話に出会えてなかったです。
これからもどんどん貪欲に映画を見て行こうと思いました。

小説原作作品。
鑑賞日 2021.09.27

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spink.gif 十二夜(1996)   イギリス
  TWELFTH NIGHT:OR WHAT YOU WILL  [134分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 歴史劇/コメディ/ロマンス
監督 トレヴァー・ナン
出演者 ヘレナ・ボナム・カーター     (オリヴィア)
イモジェン・スタッブス      (ヴァイオラ)
トビー・スティーヴンス      (オーシーノ)
リチャード・E・グラント     (アンドルー・エギュデーク)
ナイジェル・ホーソーン      (マルヴァーリオ)
ベン・キングズレー        (フェステ)
スティーヴン・マッキントッシュ  (セバスチャン)
ニコラス・ファレル        (アントニオ)
メル・スミス           (サー・トービー)
イメルダ・スタウントン      (マライア)
コピー 恋は突然やってくる
シェイクスピアのロマンティック・コメディの傑作
ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの巨匠
トレバー・ナンがついに完全映画化!
恋する男と恋する女。愛する人には愛されず…
運命にふりまわされる人々のファンタスティックな恋物語。
あらすじ
1890年。身寄りのない双子の兄妹ヴァイオラとセバスチャン。
2人が乗っていた船は大嵐に巻き込まれ、難破してしまった。
海に投げ出されたヴァイオラは、何とか生き残る事が出来たが、セバスチャンとははぐれてしまう。
彼女は生きる為に男セザリオになりすまし、イリリアの領主であるオーシーノ公爵の従事となった。
セザリオは公爵に気に入られ、兄を亡くして引きこもっていたオリヴィアの元へと使いに出された。
感想
面白い設定で、それを最大限に活かして楽しませてくれる作品です。
複雑に絡んでる人間関係、恋愛関係が最大の見所でしょうね。

最初は男装したヴァイオラが全然男に見えなくて苦しんだけど、それも徐々に解消され彼は男性だと思えるようになりました。
自分でも段々感覚がつかめてくるんでしょうね。
特に初めてオリヴィアと会った時の強引さは、カッコ良かったです。

あと、ヴァイオラが惚れてしまうオーシーノ公爵も良い男です。
顔良し、性格良し、お金持ち。完璧でしょ。
好きになるのも分かるわ。

しかし、後半は段々と事が複雑になってきて、頭が混乱してしまいました。
兄のセバスチャンがセザリオと間違えられた所からの急展開には、置いて行かれそうになりましたよ。

しかしそこは原作シェークスピアの作品なので、地盤がしっかりしているのはちゃんと伝わってきました。
最後の再会は感動して、うるうるきましたね。
そして、その後自然と笑みがこぼれてました。

やっぱりヴァイオラたちが結ばれたのが一番嬉しかったですね。
だって、オリヴィアたちは何も知らないまま結婚しちゃった訳でしょう。
これはちょっと強引でした。

かなり強引な所もあるけど、それは大作を2時間でまとめたからだと思います。
でも、マルヴォーリオに対する仕打ちはちょっとむごすぎますね。
真面目なだけなのに…トービーが憎憎しいわ。

タイトルの「十二夜」についてですが、調べた所、クリスマスからの12日目、1月6日はキリスト教の公現節だそうです。
その日にエリザベス女王の前で公演された演目なので、このタイトルがついたとか。

でも、一応ヴァイオラたちが嵐に巻き込まれたのは、この日でしたよね。
関係あるのかな??
鑑賞日 2004.02.10

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spink.gif 13デイズ(2000)   アメリカ
  THIRTEEN DAYS  [145分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/サスペンス/実話
監督 ロジャー・ドナルドソン
出演者 ケビン・コスナー    (ケネス・オドネル大統領特別補佐官)
ブルース・グリーンウッド (ジョン・F・ケネディ大統領)
スティーヴン・カルプ   (ロバート・ケネディ司法長官)
ディラン・ベイカー    (ロバート・マクナマラ国防長官)
ルシンダ・ジェニー    (ヘレン・オドネル)
ビル・スミトロヴィッチ  (テイラー統合参謀本部議長)
ケイトリン・ワックス   (キャシー・オドネル)
ピーター・ホワイト    (ジョン・マコーンCIA長官)
レン・キャリオー     (ディーン・アチソン元国務長官)
エリヤ・バスキン     (アナトリー・ドブルイニン駐米ソ連大使)
ジョン・フォスター    (ケニー・オドネル・ジュニア)
マイケル・フェアマン   (アドレー・スティーブンソン国連大使)
ケリー・コネル      (ピエール・サリンジャー大統領報道官)
コピー 若き3人の男たちはいかにして「キューバ危機」を乗りきったのか
ロバート・ケネディ36才
ジョン・F・ケネディ45才
補佐官ケネス・オドネル38才

「キューバ危機」それはアメリカが震えた13日間
あらすじ
1962年10月16日。
ケネディ大統領の寝室に衝撃の知らせが届く。
カストロ将軍による社会主義政権下の隣国キューバ上空から撮影された写真から、ソ連が弾道ミサイルを運び込んでいることが確認されたのだ。
ミサイルを取り除くことは絶対に必要だが、対応をひとつでも間違えれば第三次世界大戦に発展しかねない。
大統領は重大な決断を迫られる。
感想
「キューバ危機」という言葉は聞いた事ありますが、詳細は知らなかったので緊張感を持って見る事が出来ました。

ほとんどが会話で成り立っているお話で、しかも専門用語が飛び交う為、前半はかなり眠くなってしまいました。
しかし、だんだんと登場人物の関係性や危機的状況が理解出来ると、ぐいぐい引き込まれる展開にのめり込んで行きました。

一つ問題をクリアしたと思ったら、すぐに次の問題が出てきてくる危機的状況。
その一つでも対応を間違えれば、第三次世界大戦、すなわち核戦争を引き起こすという重要な局面です。

ソ連側との駆け引きも常に緊張感があって、連日眠れないであろう関係者が体調を崩さないか心配になるほどでした。
これだけのストレスを受けたら、不調をきたしてもおかしくない状況です。
13日間緊張を切らさず、全力で問題解決にあたり、平和的解決に成功した彼らに敬意を表したいです。

5人の子供の父親でもある補佐官のケネス・オドネル。
この13日間で何度も絶望を味わい、戦争という最悪の展開に突入する覚悟を決めていたと思います。
無事に解決し、いつもの朝を迎えた彼の涙に、目頭が熱くなりました。

気になったのは、時々モノクロの映像になる事。
何か意味がありそうなんですけど、結局分からず仕舞いでした。

難しそうと食わず嫌いしていましたが、見てみて良かったです。
歴史はほとんど映画からの知識で成り立っている私。
間違いや脚色も多いですが、分かりやすいし覚えてるもんなんですよ。
また一つ知識が増えました。
鑑賞日 2022.07.31

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spink.gif 十三人の刺客(2010)   日本     [141分]  PG−12
管理人評価   ★★
ジャンル 時代劇/アクション/サスペンス
監督 三池崇史
出演者 役所広司  (島田新左衛門(御目付七百五十石)
山田孝之  (島田新六郎(新左衛門の甥)
伊勢谷友介 (木賀小弥太(山の民)
沢村一樹  (三橋軍次郎(御小人目付組頭)
古田新太  (佐原平蔵(浪人)
高岡蒼甫  (日置八十吉(御徒目付)
六角精児  (大竹茂助(御徒目付)
波岡一喜  (石塚利平(足軽)
石垣佑磨  (樋口源内(御小人目付)
近藤公園  (堀井弥八(御小人目付)
窪田正孝  (小倉庄次郎(平山の門弟)
伊原剛志  (平山九十郎(浪人)
松方弘樹  (倉永左平太(御徒目付組頭)
吹石一恵  (お艶(芸妓)/ウパシ(山の女)
谷村美月  (牧野千世(采女の嫁)
斎藤工   (牧野采女(靭負の息子)
阿部進之介 (出口源四郎(明石藩近習)
内野聖陽  (間宮図書(明石藩江戸家老)
光石研   (浅川十太夫(明石藩近習頭)
岸部一徳  (三州屋徳兵衛(落合宿庄屋)
平幹二朗  (土井大炊頭利位(江戸幕府・老中)
松本幸四郎 (牧野靭負(尾張家木曽上松陣屋詰)
稲垣吾郎  (松平左兵衛督斉韶(明石藩主)
市村正親  (鬼頭半兵衛(明石藩御用人千石)
コピー 命を、燃やせ。
あらすじ
江戸時代末期。
将軍・家慶の弟で明石藩主・松平斉韶(なりつぐ)の暴君ぶりは目に余った。
斉韶は近く、老中への就任も決まっている男。
幕府の存亡に危機感を募らせる老中・土井利位は、かねてより良く知る御目付・島田新左衛門に斉韶暗殺の密命を下す。
さっそく、甥の新六郎をはじめ十一人の腕に覚えある男たちを集めた新左衛門は、少数精鋭の暗殺部隊を組織、入念な計画を練り上げていく。
感想
何か素直に良かった!とは言いづらい作品です。
極悪非道な君主を討つ刺客たち。
その極悪非道ぶりも凄くて、これは殺されても仕方がないという域に達していました。
地位の高さから護衛も多くて、これぞ正に多勢に無勢。
勝てる見込みの薄い途方もない戦いでした。

公開当初、吾郎ちゃんの役の非道っぷりが話題でしたよね。
それを私も聞いた事あったのですが、噂に違わぬ極悪ぶりに驚きました!
無表情で次々と人を殺める姿に背筋が凍ります。

それを聞き、君主暗殺の決意をする島田新左衛門。
近々行われる参勤交代に狙いを定め、着々と準備を進める刺客たち。
相手の数も不明、狙い通りに動くかも不明、そんな手探り状態での暗殺は、正に大博打ですね。
しかも勝つしかない勝負。
プレッシャーがえぐいです。

最後の戦いも見応え十分!
十三人対数百人でただただ斬り合うのですが、それぞれにそれぞれの戦いがあって、食い入るように見ていました。
斬っても斬っても出てくる敵に、見ているこちらが諦めかけてましたよ。
でも、彼らは最後まで戦い抜きました。

お話としてはすごく素直に物語が進んだので、その事に戸惑ったくらいです。
何か仕掛けがあるかな?と構えていたので、裏切られたと言っても良いのかな。
極悪人にふさわしい惨めな最期でした。

最後に出てきた山の民を演じた伊勢谷友介さん。
彼がコミカルパート担当だったのは意外でした。
まさか自慢のイチモツで庄屋まで手にかけるとは!!
苦笑いしか出来ません。

白塗りだったので良く見えなかったのですが、何となくお艶が吹石一恵さんかなと思ったんです。
でも、その後で出てきたウパシが彼女だったので、何ださっきのは違う人かと思っていたら、結局同じ人でした。(汗)

141分もありますが、そんなに長いとは感じませんでした。
それくらい魅力ある作品だと思います。

小説原作作品。
リメイク作品。

《関連作品》
オリジナル「十三人の刺客」(1963)
鑑賞日 2021.10.28

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spink.gif 14の夜(2016)   日本     [114分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 青春/コメディ
監督 足立紳
出演者 犬飼直紀      (大山タカシ)
濱田マリ      (大山佳子)
門脇麦       (大山春子)
和田正人      (前田)
浅川梨奈      (西野メグミ)
健太郎       (金田)
青木柚       (多田ミツル)
中島来星      (岡田サトシ)
河口瑛将      (竹内剛)
稲川実代子     (タカシの祖母)
後藤ユウミ     (ケメ子)
駒木根隆介     (ビデオ屋の男性店員)
内田慈       (ビデオ屋の女性店員)
坂田聡       (ミツルの父親)
宇野祥平      (脇田先生)
沖田杏梨      (よくしまる今日子)
ガダルカナル・タカ (屋台のマスター)
光石研       (大山忠雄)
コピー 呆れる程に、馬鹿だった。
あらすじ
1987年8月の田舎町。
一日中おっぱいのことばかり考えて悶々とした日々を送る中学生3年生のタカシ。
ずっと家にいてうじうじしている父にイライラさせられ、幼なじみのメグミには巨乳にばかり目が行ってしまう。
そんなある日、町に一軒だけあるレンタルビデオ屋でAV女優のよくしまる今日子がサイン会を開くという噂を耳にし、仲間たちとともにソワソワするタカシ。
婚約者を連れて帰ってきた姉との会食を抜け出し、レンタルビデオ屋に行くことにした。
感想
こういう作品って★つけるのが難しいな。
ツッコミ所が満載で馬鹿馬鹿し過ぎて沢山笑わせてもらったけど、★3つかと言われるとそうでもない気がするんです。
かと言って★2つのつまらなさかというと、それも違って2.897くらいというか何というか。(汗)
まあ、四捨五入して★3つですかね。

一番性に興味がある14歳の男の子。
こんなにおっぱいの事ばかり考えてるの?
真剣に「この先おっぱいを揉みしだく事が出来るかどうか」で悩んでるとか・・・。
うちは女の子しかいないからこういう問題は起こらないけど、お母さんとしては理解不能で笑えました。

そして、人気AV女優のよくしまる今日子(笑)のサイン会の噂ね。
夜12時になったらおっぱい吸えるとか、本気で信じてるのが可愛いです。
本当にサイン会があるなら、もっとチラシとかで宣伝すると思うけど、そういう疑問は浮かばないのかな。
希望と欲望に燃える男子たちは、何も疑わずにレンタルビデオ屋を目指すのでした。

しかし、14歳にしては濃厚な夜になりましたね。
自分より弱いと思っていた友達の真の姿。
明日からどうなるんだろう・・・とこちらが心配になってしまいました。

そして、暴走族との死闘。
喧嘩の原因が「おっぱい揉ませろ!」なのが最高にダサい!!!
死闘中のタカシの表情が必死過ぎて失笑必至です。

14歳の頃は自分の事でいっぱいいっぱいで、他の男子の事とか良く見てなかったけど、女子の前ではこんな感じは微塵も見せなかったですよね。
裏では皆こんな感じだったのかな??
鑑賞日 2020.10.02

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spink.gif 15歳、アルマの恋愛妄想(2011)   ノルウェー
  FA MEG PA, FOR FAEN  [76分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 青春/コメディ/エロス
監督 ヤンニッケ・シースタ・ヤコブセン
出演者 ヘレーネ・ベルグスホルム     (アルマ)
マーリン・ビョルホフデ      (サラ)
ベアテ・ステフリング       (イングリット)
マティアス・ミーレン       (アルトゥール)
ヘンリエッテ・ステーンストルプ  (アルマの母)
コピー 小さな世界でくすぶっている、
ちょっとエッチな女の子の物語
あらすじ
ノルウェーの片田舎に住む15歳の少女アルマ。
日常が退屈すぎるせいで、性に対する興味と妄想は増すばかり。
目下の夢は、学校の人気者アルトゥールとこの町を出てセックスすること。
そんなある日、アルマはアルトゥールとの間に起きたあるエッチな出来事を友人に話したところ、たちまち町中に広まり、笑い者になってしまう。
感想
この映画チラシは結構過激なものだったけど、R指定がないのが示す通り、いたって健全な内容でした。
女の子だったら、心の中であるあると何度も頷いてしまうのではないでしょうか。
ただ共感できる事は大声で言えないのが、この作品の特徴かもしれません。
まだまだ自分の感情を上手く表現できないし、性欲の発散方法も確立できてない。
そんな不安定な年頃の性事情が赤裸々に描かれていました。

好きな人との妄想は、誰しも経験がある事だと思いますが、アルマのようにバイト先でやっちゃうのは強者過ぎてびっくりです。
でも、目の前の人と所かまわず妄想は・・・共感できたりして・・・。

今は娘の親になったから、これからの事にも思いをはせました。
「こんな男の子連れてきたらどうしよう・・・」とか。
「こういう状況になったら、どういう話をしたら良いのかな・・・」とか。

ラストはテンポ良くスカッと終わって好きです。
アルトゥール、勇気出したね!
しかし、好きな子の足を突くってどういう事なの!?
男の子あるあるなの!?
あのモザイクの所は・・・興味津々。
丸く収まったから良かったけど、かなりヒヤヒヤさせられました。

このアルトゥール役の男の子は、ギャスパー・ウリエルくんを思わせる雰囲気で、幼さの中にもセクシーな目線とかにドキッとさせられました。
この先楽しみなお気に入り、一人増えた〜。

こんなに共感できるのは、女性監督ならではでしょうね。
こういう事に関しては、世界共通なのかもしれないです。
年頃の女の子の気持ちが知りたい男の子は、この作品を見てみるといいかも。
赤裸々過ぎて引くかもしれないけどね。(汗)

しかし、隣のおばあさんの情報収集能力はすごいね。
彼女のおかげで丸く収まりました。
鑑賞日 2017.05.25

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spink.gif 15ミニッツ(2001)   アメリカ
  15 MINUTES  [121分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 犯罪/サスペンス/アクション
監督 ジョン・ハーツフェルド
出演者 ロバート・デ・ニーロ   (エディ・フレミング)
エドワード・バーンズ   (ジョーディ・ワーソー)
ケルシー・グラマー    (ロバート・ホーキンス)
エイヴリー・ブルックス  (リオン・ジャクソン)
オレッグ・タクタロフ   (ウルグ・ラスグル)
メリーナ・カナカレデス  (ニコレット・カラス)
カレル・ローデン     (エミル・スロバク)
ヴェラ・ファーミガ    (ダフネ・ハンドロワ)
キム・キャトラル   (カサンドラ)
シャーリズ・セロン    (ローズ)
コピー 全米メディア震撼!
刑事か犯人か、スターは15分のテレビ中継でつくられる
あらすじ
TVの取材を受けるほど人気の刑事:エディ。
彼は火災のあったビルで、消防士のジョーディと出会う。
ジョーディが現場で証拠を鋭く見ぬく才能があると気付いたエディは、彼を連れて事件現場に向かう。
その頃、米国内に怪しい外国人2人組が入国していた。
彼らは銀行強盗で、裏切り者を始末に来たのだ。
その殺しの現場に居合わせたダフネは、必死で逃げ出したが、2人に気付かれて命を狙われるはめに。
その事件を担当する事になったエディは、またジョーディを連れて捜査を開始する。
感想
最後まで飽きずに見れたけど、疑問・腑に落ちない点が結構ありました。
まず、ジョーディがエディと一緒に行動する意味が分かりません。
最初の動機はわかるけど、その後まで一緒に行動する意味は??
ダフネの似顔絵を描いたのがジョーディだからかな?
これがかなり引っかかりました。

あと、ダフネの存在もあんまり意味無かったんじゃ…。
どうせ捕まる気だったんなら、証人なんて関係ないもんね。
でも、まあいないと話が始まらないか。

エミルとウルグは軽い感じのキャラなのに、やる事は残酷極まりない事ばかり。
このギャップは面白いですね。

あと、エディの扱いも斬新で驚きました。
彼が主役だと思ってたから、最後はかなりビックリですよ!
まさか本当に…フリかと思ってました。

エミルとウルグの考え方は間違ってないですよね。
アメリカは犯罪者が儲けられる国だと思います。
最近だと「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」とか「モンスター」とか、実在の犯人を映画にした作品もヒットしてますしね。
それで得られたお金も犯罪者の懐に入るのかな。

最後は結構良かったですね。
「なんだよ〜!早くやれば良いのに!」と思ったけど、ふっとエディの言葉を思い出して「そうか〜!!」と感動してしまいました!
これで★3つ決定です。

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spink.gif 100回泣くこと(2013)   日本     [116分]
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス/ドラマ
監督 廣木隆一
出演者 大倉忠義   (藤井秀一)
桐谷美玲   (沢村佳美)
ともさかりえ (中村夏子)
忍成修吾   (ムース(武藤圭介)
波瑠     (バッハ(小川恵子)
角替和枝   (大家さん)
村上淳    (南雲)
宮崎美子   (藤井和代)
大杉漣    (沢村康彦)
コピー ずっと、ずっと、好きと誓った――
あらすじ
4年前にバイク事故に遭い、事故以前1年間の記憶を失った青年、藤井秀一。
いまでは彼の記憶からは、当時の恋人・佳美の存在がすっぽりと消えてしまっていた。
そんなある日、藤井は友人の結婚式で佳美と運命の再会を果たす。
初めて出会ったはずの佳美に、自然と心惹かれていく藤井。
ほどなく2人は再び付き合うようになるが、なぜか佳美は自分が4年前に恋人だった事実を教えようとはしなかった。
感想
色々詰め込まれている割に、狭い範囲での話なので、バランス悪いと思ってしまいました。
記憶喪失に、癌に、奇跡の再会・・・。
組み合わせ次第で良くなりそうなのに、残念な仕上がりになってます。

4年前に付き合っていた二人。
しかし、彼女の病気の事を知って逃げた後、事故に遭って記憶喪失に。
都合良く病気の彼女の事を忘れたので、無かった事にして付き合い直そうというお話。

彼女側の身内は彼女の味方だろうけど、彼の親もそれに協力したって言うのは違和感があります。
夏子も言っていたけど、彼は彼女の為に存在している訳じゃないんだから。
彼女の都合を押し付けるのは、ちょっと違うかな。

始めから無理があった嘘だから、結局すぐにバレるんです。
彼女も病気の事は知られたくないと言いながら、彼に側にいて欲しいと思っていたんですね。

病気ものでは絶対に泣いてしまう私ですが、この作品では泣けませんでした。
あんまり感情移入出来なかったからかな。
結婚しようって言ってくれてる人に、こんな大事なことを言わないなんて・・・。
あまりに自分本位じゃないかな。

藤井くんの愛犬ブックは良い仕事してました。
服の中に入ってバイクに乗ったり、静かに座って二人を見守ったり。
病院に来た時には、良いのか?と戸惑ったけど・・・。(汗)

小説原作作品。
鑑賞日 2021.11.03

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spink.gif 101匹わんちゃん(1960)   アメリカ
  ONE HUNDRED AND ONE DALMATIANS  [80分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/ファミリー
監督 ウォルフガング・ライザーマン
ハミルトン・S・ラスケ
クライド・ジェロニミ
出演者 〈声の出演〉
ロッド・テイラー    (ポンゴ)
リサ・デイヴィス    (アニータ・ラドクリフ)
ケイト・バウアー    (パディータ)
ベン・ライト      (ロジャー・ラドクリフ)
ベティ・ルー・ガーソン (クルエラ・ド・ビル)
コピー 2つの愛が、
99の助け合うやさしい心を育てた。
(R)
あらすじ
ロンドン。
作曲家のロジャーは、飼っているダルメシアン:ポンゴの導きによって、公園に犬の散歩に来ていたアニタと出会い、恋に落ち結婚した。
そして、アニタのメス犬パーディが妊娠し、15匹の子犬を産む。
アニタの大学の同級生で毛皮収集家のクルエラが家にやって来て、生まれた子犬を売ってくれと言ってきた。
二人はいくらお金を積まれても売る気はないと断るが、クルエラの野望はおさまらず、チンピラを使って子犬たちを盗んでしまう。
感想
実写版の方は見た事あるのですが、オリジナルは未見でした。
こういうお話だったんですね。
沢山の仔犬たちに癒される作品でした。

ロジャーが作曲した「町のクルエラ」が当分耳について離れませんでした。
ついつい口ずさんでしまう曲調ですよね。
怪しいクルエラにぴったりな曲だと思います。

同級生だからって話の通じないクルエラと友達のアニタが良い人過ぎます。
ロジャーは犬泥棒の犯人と決めつけていたのに、彼女だけはかばっていましたからね。
今回彼女の本性が分かって、やっと縁が切れるでしょう。
これで安心して暮らす事が出来ますね。

犬たちには独特の情報網があって、遠吠えで情報のやり取りをしているんです。
それを使って、仔犬たちの居場所を突き止めるポンゴたち。
二匹は犬たちに誘導され、クルエラの屋敷に辿り着きます。

とにかく99匹の仔犬たちが可愛い!
可愛い子たちがいっぱいいるので、それを見ているだけでも顔がにやけてしまいます。
しかし、沢山いるのは良い事だけじゃないんです。
囚われていたクルエラの屋敷から逃げる時も、99匹もいるもんだから大量の足跡でばれてしまうんです。
そこで、灰で体を汚して黒犬に化けるんですよ。
黒犬になっても、もちろん可愛い仔犬たち。
皆で協力して、トラックに乗り込んでロンドンを目指します。

最後のクルエラとのカーチェイスは、結構迫力ありました。
山道でいきなり絡まれたトラックの運転手は災難ですよ。
後ろに犬を乗せてるなんて知らないんですから。
あんな目の血走ったおばさんに追いかけられたら、怖くて普通に運転なんて出来ません。

クルエラのビジュアルのインパクトがすごいですね。
これを見ると、実写版「101」の再現率の高さが分かります。

ディズニー作品。
ディズニー長編アニメ第17作目。
鑑賞日 2018.05.14

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spink.gif 101(1996)  アメリカ
  101 DALMATIANS  [102分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/動物/ファミリー
監督 スティーヴン・ヘレク
出演者 グレン・クローズ       (クルエラ・デ・ビル)
ジェフ・ダニエルズ      (ロジャー)
ジョエリー・リチャードソン  (アニタ・キャンベル・グリーン)
ジョーン・プロウライト    (ナニー)
ヒュー・ローリー       (ジャスパー)
マーク・ウィリアムズ     (ホーレス)
ジョン・シュラプネル     (スキンネル)
コピー いま、夢が現実になる。
あらすじ
ロンドン。
ファッションデザイナーのアニタと、ゲーム会社に勤めるロジャーは、お互いに飼っているダルメシアンの導きによって出会い、相思相愛の犬たちのように二人も恋に落ち結婚した。
そして、アニタもメス犬パーディも妊娠し、ロジャーもオス犬ポンゴも父親になる。
その後、パーディは15匹の子犬を産むが、アニタの会社の社長で毛皮収集家のクルエラが家にやって来て、子犬の毛皮でコートを作るから売ってくれと言ってきた。
二人はいくらお金を積まれても売る気はないと断るが、クルエラの野望はおさまらず、チンピラを使って子犬たちを盗んでしまう。
感想
ファミリー映画の代表的な作品ですね。
ディズニーの総力を結集した力作です。
犬、犬、犬のオンパレードなので、ワンちゃん好きには堪らない作品でしょう。
ロンドンを舞台に、犬たちが大活躍するアドベンチャー。
とっても好きな映画です。

とにかくダルメシアンたちが可愛いです。
子犬たちが重なり会って寝ている所なんか、身悶えしてしまうほどの可愛さです。(笑)
そしてお利口さんなパパ:ポンゴが芸達者ですね。
ロジャーの朝の支度を手伝う所が微笑ましいわ〜。

そして、犬だけではなく、多種多様な動物たちの活躍も見逃せません。
アライグマから馬、キツツキ、カラス、スカンク等など。
皆が力を合わせて子犬たちの救出に取組むんです。
ネズミまで尻尾で入り口を教えてくれる芸の細かさ。あっぱれです!
どこで誰が活躍するのか。
色んな所にお楽しみがありますよ。

あと、犬たちの連携プレイで、子犬たちの居場所を探す技もすごいです。
どんなハイテクマシーンより効率良くて、安上がり(当たり前か…)ですね〜。
こういう繋がりは、人間も見習いたい所です。

動物と同じくらい張り切っているのが、悪役クルエラを演じるグレン・クローズ。
彼女の派手な衣装も見所です。
これだけの物を着こなせる人はなかなかいませんよ。
そして、体を張った演技も素晴らしいですね。
あんなにドロドロになっても、最後まで強気なすごい人でした。(そういうキャラですけどね)

動物映画の中の動物映画ですね。
登場する動物の数は、NO1ではないでしょうか。
ダルメシアン101匹の大行進は圧巻です。
これだけの数が動くと何処でも大騒ぎですな。

とにかく可愛いワンちゃん大集合の楽しい映画です!
犬好きなら一度は見ておきたい作品ですね♪

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spink.gif 102(2000)  アメリカ
  102 DALMATIANS  [102分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/動物/ファミリー
監督 ケヴィン・リマ
出演者 グレン・クローズ      (クルエラ・デビル)
アリス・エヴァンス     (クロエ・サイモン)
ティム・マッキナリー    (アロンゾ)
ヨアン・グリフィズ     (ケヴィン・シェパード)
ベン・クロンプトン     (イワン)
ジェラール・ドパルデュー  (ジャン・ピエール・ルペル)
キャロル・マクレディ    (アグネス)
コピー "102匹目"には、ブチがない!?
あらすじ
パブロフ博士の行動療法によって、別人に生まれ変わった毛皮マニアのクルエラ・デビル。
改心して動物愛護派になった彼女は、晴れて仮釈放となる。
彼女の保護監察官クロエは、以前彼女にペットのダルメシアンを誘拐された被害者だった。
クロエは彼女を信用できなかったが、仕方なく仕事を引き受ける。
クルエラは奉仕活動の手始めとして、立ち退きを迫られていた動物保護施設"セカンド・チャンス"を買い取る。
しかし、ビッグ・ベンの鐘の音を聞き、クルエラの悪の心が目覚めてしまった。
感想
ダルメシアンのブチブチ模様が宙に舞うオープニングから可愛さ爆発です!
時々横切るワンちゃんが堪りません。
こういう動物物は、単純だけど絶対楽しめるから好きです。

自分を犬だと思っているオウム:ワドルスワースが良い演技してます。
子守唄で看守を眠らせてしまう大技も飛び出し、小さい体を活かして大活躍でした!

悪の心が目覚めたクルエラが、ロンドン中全てブチブチ模様に見えてしまう映像は凝ってましたね〜。
人間、バス、建物、極めつけはハトに至るまで、全てブチブチ模様でした。

あとブチのないダルメシアン:オッドボールちゃんがキュートです。
自分でインクを体にこすり付けたり、人形劇で使われていたブチ模様のセーターに飛びついたりと、ブチ模様にこだわっている様子は微笑ましいです。

犬たちが観ている『ワンワン物語』と、クロエとケヴィンのデートがシンクロするシーンも面白いです。
ストーリーは漫画チックで、そんな馬鹿な〜とツッコミを入れたい所が多々ありますが、そこはディズニーのファンタジーという事で、最後なんかは美味しそうだな〜という感想に収まります。(笑)

しかし、グレン・クローズは体張ってますね〜。
ヨダレまみれ、粉まみれ。
クルエラ役は彼女しか出来ないってくらいはまってます。
そして、嫌味なまでの派手な衣装も着こなして、女王ぶりを発揮しています。
彼女がパーティーで着ていた燃えるような真っ赤なドレスが素敵でした。
これをきっちり白黒ヘアと合わせて着こなせるのは、彼女くらいでしょうね。(^_^;)

もう1度「101」が観たくなりました。
同じような感じだとは思うのですが、あんまり覚えてないんですよね。
102匹のダルメシアン大集合のシーンは圧巻でした。

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spink.gif 1735km(2005)   ベトナム
  1735KM JACKFRUIT THORN KISS  [110分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス/コメディ
監督 グエン・ギエム・ダン・トゥアン
出演者 ズーン・イエン・ゴック (チャムアン)
ホー・カイン・チン   (キエン)
コピー 劇場未公開
あらすじ
ハノイ。
サイゴン行きの列車で偶然隣同志になったチャムアンとキエン。
気の強いチャムアンは、気安く話しかけてくるキエンに冷たく接するが、徐々にその優しい人柄に好意を持ち仲良くなる。
フエ駅についた時、親に電話してトイレに行きたいからといって、キエンを連れ出す。
近くのホテルから戻ってみると、もう列車は出発していた。
仕方なく二人は、サイゴンへ自力で行く方法を考える。
感想
NHK BS Hiで「アジア・フィルム・フェスティバル」特集の中で放送された1本です。
ベトナム映画って初めて見たかも。
そんなに期待してなかったけど、なかなか良かったですね。

物語はありきたりなロードムービーなんだけど、地味は地味なりに良いです。
最後はクリーニング屋のチェックが書いた小説になっているのも憎い演出です。

2人が観光するベトナムの名所が美しいです。
私も一度は行ってみたいな。

その中で伝説の再現をする手法も美しいです。
セピア色の風景に映える美しいドレスが、インパクト大でした。
ティンユン姫とチューとかね。

ラム・チュン・ファンの中に日本語を話す人がいたのは皮肉なのかな。
「カラオケどうぞ!」って言ってた人は日本人??
でも、ありそうな話で笑えました。

♪ダダンダン〜♪ダラディラン♪
という軽快なBGMが耳に残ります。

ベトナムにも折り鶴があるんですね。
”自由な象徴”だそうです。

気が強かったチャムアンは、のんびり屋のチェンに影響されて、物語を柔軟に見る事が出来るようになりました。
そして、自分で選ぶ勇気を得たんですよね。

自由人のキエンは、責任をもって選ぶという事を学び、仕事に生きがいを見つけたようです。
逃げてばかりの人生を止め、立ち向かう勇気を得たのが大収穫だと思います。

この旅を通して、二人とも大きく成長しましたよね。
人生を変える出会い、正に運命と呼べる出会い。

「1735km」ベトナムのハノイからサイゴン(現ホーチミン市)を結ぶ鉄路の総距離だそうです。
鑑賞日 2008.09.21

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spink.gif 10万分の1(2020)   日本     [112分]
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス
監督 三木康一郎
出演者 白濱亜嵐  (桐谷蓮)
平祐奈   (桜木莉乃)
優希美青  (橘千紘)
白洲迅   (比名瀬祥)
奥田瑛二  (桜木春夫)
コピー 全てが初めてだった。恋も、両想いも、
そしてALSという病も――
あらすじ
女子高生の桜木莉乃は同級生の桐谷蓮に恋心を抱きながらも、学校一人気者の蓮に告白することは諦めていた。
ところがある日、思いがけず蓮のほうから告白してきて、2人は恋人同士に。
幸せをかみしめる莉乃だったが、そんな矢先、突然難病のALSと診断されてしまう。
感想
ALS(筋萎縮性側索硬化症)という病気の女子高校生のお話です。
少女漫画原作という事で、重い病気を描きながらも爽やかな作品となっています。

人気者で学校一のイケメンである蓮くんが、今時の高校生とは思えないくらい好青年です。
顔も良い、性格も良いという漫画の中にしかいないキャラクターなので現実味はありませんが、白濱亜嵐くんはそんな役にはまっていて好印象です。
付き合いたての彼女がそんな重い病気になったら、普通の高校生には荷が重すぎますよ。

主演の女優さんが苦手だったのですが、今回は大人しめで難病という設定を上手く体現されていて、普通の印象でした。
こちらが見慣れてきたというのもあると思います。

若い年代の方にもALSという病気が認知される為には、こういう作品も重要だと思います。
この作品を見た時、一番に「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」が思い浮かんだのですが、こちらは【筋ジストロフィー】なんですね。
症状が似ていても、原因や仕組みが違うこと、とても勉強になりました。
鑑賞日 2021.05.07

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spink.gif 二ツ星の料理人(2015)   アメリカ
  BURNT  [101分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/コメディ/料理
監督 ジョン・ウェルズ
出演者 ブラッドリー・クーパー  (アダム・ジョーンズ)
シエナ・ミラー      (エレーヌ)
オマール・シー      (ミシェル)
ダニエル・ブリュール   (トニー)
マシュー・リス      (リース)
ユマ・サーマン      (シモーネ)
エマ・トンプソン     (ロッシルド医師)
リリー・ジェームズ     (サラ)
コピー 本当の最高は、ひとりじゃできない。
あらすじ
パリの一流レストランでミシュランの二ツ星を獲得した伝説のシェフ、アダム。
腕は確かだが私生活に難ありで、ついには突然姿を消して店を潰してしまう。
3年後、死んだと思われたアダムがひょっこり姿を現わし、かつて散々迷惑をかけたオーナー親子に自分をシェフとして雇うよう迫る。
当然最初は拒絶されるも、少々強引な策を巡らし、まんまとロンドンの新レストランでシェフの座を手にする。
さっそくパリ時代の同僚や才能溢れる料理人たちをスカウトし、三ツ星目指して念願のレストランをオープンさせる。
感想
とにかく料理が美味しそう!
こんな料理、高すぎて食べられないけど、しっかりと目で楽しませてもらいました。

性格と素行が悪すぎて、パリで店を潰してしまったアダム。
酒を断ち、薬を断ち、女を断って心機一転三つ星シェフを目指そうと決めました。
自分の事を好きなレストランオーナー:トニーに擦り寄り、ロンドンで新しいレストランをオープンさせることに成功。
昔の仲間と目を付けた腕利きの女シェフ:エレーヌで初日を迎えるが、連携がうまく取れず大失敗してしまいます。

アダムは口も悪いし人使いも荒いし、良いのは料理の腕だけなんですけど、そんなにイライラはしなかったです。
ブラッドリー・クーパーだったからかな。
仲間たちに助けられながら、徐々に人を頼る事が出来るようになるんですよね。
精神科医の「強いから人を頼る事が出来る」という言葉は胸に刺さりました。
なるほどね〜。
確かに人を頼るって、結構勇気がいるものですもんね。
上に立てば立つほど、部下に頼るというのが出来なくなるのでしょう。
でも、やっぱり人間ひとりでは出来ないんです。
この作品のコピー『本当の最高は、ひとりじゃできない』は見事ですよ。
一言で映画の本質をずばっと現しています。

だからこそ、仲間の裏切りはかなりショックでした。
やっぱりそんなに簡単に許してもらえる訳ないですね。
でも、ちゃんと見てくれている人はいるんです!
ライバルのリースとのシーンは、とても感動しました。

きっと彼らのチームならミシュラン三ツ星も夢ではないでしょう。
そんな希望の残る終わり方でしたね。
とても後味の良い作品でした。

おなかがすいた状態で見ると、完全にやられてしまいますので、適度に満たされた状態で見る事をおすすめします。
鑑賞日 2019.10.24

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spink.gif 20歳のソウル(2022)   日本     [136分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 青春/ドラマ/音楽/実話
監督 秋山純
出演者 神尾楓珠  (浅野大義)
尾野真千子 (浅野桂子)
福本莉子  (宮田夏月)
佐野晶哉  (佐伯斗真)
前田航基  (秋田豪)
若林時英  (田崎洋一)
佐藤美咲  (ユッコ)
宮部のぞみ (ミナ)
松大航也  (滝沢翔)
塙宣之   (消防隊員)
菅原永二  (浅野正義)
池田朱那  (浅野千鶴)
石崎なつみ (黒木まどか)
平泉成   (浅野忠義)
石黒賢   (木村貴教)
高橋克典  (星野拓朗)
佐藤浩市  (高橋健一)
コピー 俺の音楽は生き続ける
あらすじ
市立船橋高校吹奏楽部でトロンボーンを担当する明るく元気な高校生、浅野大義。
部員たちと切磋琢磨しながら青春を謳歌する彼は、野球部のためのオリジナル応援曲の作曲に挑戦。
苦心の末『市船soul』を書き上げ、会場を大いに盛り上げた。
しかし、大学生になった大義は、病魔に冒され入退院を繰り返すようになった。
感想
実話という事で、大義くんの生き様を描きたいという思いが伝わってくる作品です。
ただその思いから色々詰め込んでいるので、エピソードが細切れになっているなという印象を受けました。
でもそのおかげで、彼の音楽に対する思いが強い事、時間を惜しんで音楽と向き合った事、病気から逃げずに戦い続けた事は、しっかり伝わりました。

やはり音楽には、とてつもないパワーが宿っていますね。
音楽が無かったら彼はこんなに頑張れなかったかもと思いました。
そして、こんなにも人の心を動かす音楽を残してくれて、素晴らしい贈り物を受け取ったという思いでいっぱいになりました。

最後は辛いシーンが多かったですが、最後まで諦めない彼の姿に、こちらが勇気付けられました。
若者が病魔に倒れる姿は、涙無しには見る事が出来ません。
ただ泣かされてるなと思ってしまう時もあって、なかなか評価に繋がりませんでした。

見終わった後に『市船soul』が耳に残って、ついつい口づさんでしまうくらい脳裏に刻まれます。
特に最後のお葬式での『市船soul』が印象に残りますね。
思いを込めて作った曲に包まれるシーンに涙涙です。

これからも彼の音楽は、後輩たちによってずっと受け継がれていくのですね。
甲子園で『市船soul』が聴けると良いな。
きっとこの作品と彼の事を思い出す事でしょう。
鑑賞日 2022.11.05

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spink.gif 20世紀少年(2008)   日本     [142分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/アドベンチャー/サスペンス
監督 堤幸彦
出演者 唐沢寿明   (ケンヂ)
豊川悦司   (オッチョ)
常盤貴子   (ユキジ)
香川照之   (ヨシツネ)
石塚英彦   (マルオ)
宇梶剛士   (モンちゃん)
宮迫博之   (ケロヨン)
生瀬勝久   (ドンキー)
小日向文世  (ヤマネ)
佐々木蔵之介 (フクベエ)
佐野史郎   (ヤン坊・マー坊)
森山未來   (漫画家・角田)
津田寛治   (諸星)
ARATA     (田村マサオ)
片瀬那奈   (敷島ミカ)
池脇千鶴   (アルバイトの店員・エリカ)
平愛梨    (カンナ)
藤井フミヤ  (池上正人)
及川光博   (ロックバンドのボーカル)
石井トミコ  (遠藤チヨ)
竹中直人   (ピエール一文字)
光石研    (ヤマさん)
石橋保    (ケンヂの同級生)
徳井優    (コンビニの本部教職員)
入江雅人   (ケンヂの同級生)
竹内都子   (市原節子)
洞口依子   (木戸美津子)
遠藤憲一   (血まみれの男)
布川敏和   (ケンヂの同級生)
ベンガル   (オリコー商会の社長)
研ナオコ   (ジジババ)
竜雷太    (チョーさん)
吉行和子   (諸星の母)
石橋蓮司   (万丈目胤舟)
中村嘉葎雄  (神様)
黒木瞳    (キリコ)
コピー 世界が終わろうとしています。
ぼくらの“ともだち”によって──。
あらすじ
1969年。
小学生のケンヂは、同級生の仲間たちと原っぱに秘密基地を作り遊んでいた。
彼らは、20世紀の終わりに人類滅亡を企む悪の組織とそれを阻止する正義の味方といった物語を空想しては、それを“よげんの書”に書き記し、楽しんでいた。
1997年。
大人となったケンヂはコンビニを経営しながら、失踪した姉キリコの赤ん坊カンナの面倒を見ていた。
その頃、巷では謎の教団を率いる正体不明の教祖“ともだち”が出現、各地で不穏な事件が起き始める。
感想
かなり有名な作品だったので、3部作もあるし、なかなか手が出なかったのですが、この度一挙放送すると知って挑戦してみる事にしました。
始まりとなる第1作は、ともだちによる攻撃の始まり、ケンヂたちが自分たちのよげんの書に気付き結束するという所までですね。

子供の頃の何気なく書いた物語が、そのまま現実に起こってしまったら・・・。
怖いけど他人事ではいられないし、子供の頃の仲間が事件を起こしているとしたら、止められるのは自分しかいない!と自らを奮い立たせる事が出来るかなと思いながらの鑑賞です。

テレビのニュースだった出来事が、だんだん自分の身の回りにも関係してきて、どんどん追い込まれるケンヂ。
亡くなった同級生ドンキーからの手紙が、彼の正義感を呼び戻した印象を受けました。
相手が名指しで攻撃を仕掛けてくる度に、矢面に立って戦うケンヂがカッコ良かったです。

同級生の仲間たちも豪華な俳優さんばかり。
特に中盤で登場したオッチョは、外国でも危険な仕事をしていたみたいだし、2015年では牢獄に入れられていて、謎の多い人物です。
他のみんなは普通の人たちだけど、力を合わせてケンヂの後押しをする事に。
化学兵器を使った攻撃をしてくる大型ロボットは、間抜けに見えて攻撃力は高いので侮れません。

ケンヂの姪のカンナは、小さいながらも不思議な力を持っているみたいで、今後どのような活躍をしてくれるのか楽しみな存在。
小さいのに一人でケンヂの元へ戻って来た事に意味があるのかと思ってたけど、結局ホームレスの人たちと見守るだけだったのかな。

私は結構第2作への期待値が高まった1作目だったけど、旦那はそれほどでもなかったみたいです。
一緒に見るかも微妙かも・・・。(苦笑)
とりあえず2作目までは見てみたいと思います。

漫画原作作品。

《関連作品》
第2作「20世紀少年<第2章> 最後の希望(2008)
第3作「20世紀少年<最終章> ぼくらの旗(2009)
鑑賞日 2022.09.10

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spink.gif 20世紀少年<第2章> 最後の希望(2008)   日本     [139分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/サスペンス
監督 堤幸彦
出演者 豊川悦司   (オッチョ)
常盤貴子   (ユキジ)
平愛梨    (カンナ)
香川照之   (ヨシツネ)
石塚英彦   (マルオ)
藤木直人   (蝶野刑事)
宇梶剛士   (モンちゃん)
小日向文世  (ヤマネ)
佐々木蔵之介 (フクベエ)
山寺宏一   (DJ)
森山未來   (漫画家・角田)
古田新太   (春波夫)
小池栄子   (高須)
木南晴夏   (小泉響子)
ARATA     (13番)
前田健    (マライア)
荒木宏文   (ブリトニー)
六平直政   (仁谷神父)
佐藤二朗   (ホクロの巡査)
光石研    (ヤマさん)
西村雅彦    (七龍の店主)
石丸謙二郎   (歌舞伎町警察署長)
佐々木すみ江  (山根邸の隣人)
梅津栄     (オデオン座の老人)
ユースケ・サンタマリア (サダキヨ)
西村和彦    (斉木刑事)
手塚とおる   (漫画家・金子)
田鍋謙一郎   (漫画家・氏木)
甲本雅裕    (カンナの担任)
田中要次    (東野刑事)
はなわ     (スクリーン映像の男)
研ナオコ    (ジジババ)
竜雷太     (チョーさん)
石橋蓮司   (万丈目胤舟)
中村嘉葎雄  (神様)
黒木瞳    (キリコ)
唐沢寿明   (ケンヂ)
コピー さあ、みんな
“つづき”を
始めよう──。
あらすじ
2000年に起こった“血のおおみそか”から15年。
いまや“ともだち”は、悪魔のテロリスト、ケンヂとその仲間たちによる人類滅亡計画を阻止した救世主として崇められていた。
行方不明になったケンヂに代わりユキジに育てられたカンナ。
今の世の中に反発し、問題児とみなされた彼女は、洗脳のための施設“ともだちランド”での研修を命じられてしまう。
感想
今回は「1」で亡くなったケンヂの代わりに、高校生になった姪のカンナが活躍する物語です。
スプーンは曲げていましたけど、そこまで特殊能力があるようには見えません。
それでもサダキヨの元に現れたり出来たので、何かしらの能力はあるのでしょうね。

そんなカンナを演じた平愛梨ちゃん。
本当に可愛くて、若干表情が硬いのも気にならないくらい魅力的です。
特に大きなキラキラした瞳で、睨みつける表情が素敵でした。
この役に大抜擢されたのも納得ですね。

気になるのは、ともだちランドのスタッフたち。
妙にキビキビハキハキしていて、作り笑顔が怖すぎます。
張り切りスキップしたり、皆で声を合わせたりするのが、滑稽ながら狂気も感じさせました。

その代表である高須さんが一番印象に残ります。
小池栄子さんはこういう役をやらせたら、右に出る者がいないほどはまっていますね。

血の大晦日でますます知名度をあげた”ともだち”が、ともだちランドを使って人々を洗脳し、復活する事によって日本を牛耳るようになるまでが描かれた第2作。
繋ぎにしては良く出来た作品だと思います。

次はいよいよ最終章。
ここまで大風呂敷を広げた物語が、どのように着地するのか、最後まで見届けたいと思います。

漫画原作作品。

《関連作品》
第1作「20世紀少年(2008)
第3作「20世紀少年<最終章> ぼくらの旗(2009)
鑑賞日 2022.09.19

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spink.gif 20世紀少年<最終章> ぼくらの旗(2009)   日本     [155分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/サスペンス
監督 堤幸彦
出演者 唐沢寿明   (ケンヂ)
豊川悦司   (オッチョ)
常盤貴子   (ユキジ)
香川照之   (ヨシツネ)
平愛梨    (カンナ)
藤木直人   (蝶野刑事)
石塚英彦   (マルオ)
宮迫博之   (ケロヨン)
佐々木蔵之介 (フクベエ)
山寺宏一   (DJ)
古田新太   (春波夫)
高橋幸宏   (ケンヂのバンドのギター)
佐野史郎   (ヤン坊・マー坊)
森山未來   (漫画家・角田)
小池栄子   (高須)
木南晴夏   (小泉響子)
ARATA     (13番)
六平直政    (仁谷神父)
福田麻由子   (サナエ)
竹内都子    (市原節子)
竹中直人    (ピエール一文字)
片瀬那奈   (敷島ミカ)
光石研    (ヤマさん)
石橋保     (ケンヂの同級生)
津田寛治   (諸星)
手塚とおる   (漫画家・金子)
田鍋謙一郎   (漫画家・氏木)
研ナオコ    (ジジババ)
竜雷太     (チョーさん)
高嶋政伸    (地球防衛軍)
田村淳     (地球防衛軍)
神木隆之介   (ケンヂの中学生時代のともだち)
岡田義徳    (集会場の裏方)
斎藤工     (ライブ客)
石橋蓮司   (万丈目胤舟)
中村嘉葎雄  (神様)
黒木瞳    (キリコ)
コピー もうひとつの 結末。
もうひとりの ともだち。
あらすじ
西暦2017年にあたる“ともだち暦3年”。
世界は“ともだち”に支配されていた。
殺人ウィルスが蔓延し、東京は巨大な壁で分断されていた。
やがて“ともだち”は来たる8月20日に人類が滅亡すると宣言する。
そんな中、行方が分からなくなっていたケンジがついに姿を現わし、いよいよ東京へ向け行動を開始する。
感想
なるほど〜。
上手い所に着地しましたね。
原作とは違う結末のようですが、映画の中では違和感なくまとまっていたと思います。

”ともだち”の正体は予想していた人物だったのですが、その真相までは想像出来てなかったです。
”ともだち”がケンヂに固執していた理由も、ここまでこじらせてしまった理由も、まずまず納得出来る内容でした。
中途半端な事はせず、きちんと全てを解決して終わってくれて良かったです。

今観ると万博でのライブは、すごい規模の動員数ですね。
ここで「春波夫」コンサートを5部もやったなんて勇気あり過ぎです。(笑)
そりゃ、観客も怒って帰っちゃいますよ。

しかし、その裏ではケンヂたちが、”ともだち”の放った大型ロボットとの死闘を繰り広げていた訳です。
徹底して子供の頃とリンクさせる所が良かったですね。
どんなに大きい相手でもバランスを崩せれば倒せる!
いざという時に覚えておきたいと思います。

それと、エンドロールの後が長い最長記録が出ましたね!
でも、個人的にはここが一番お気に入りです。

長かった3部作、全て制覇出来ました!
大きなお祭りに遅ればせながら参加出来て良かったです。
色んな場面で色々な人がちょこちょこ出ていたのも楽しめました。

漫画原作作品。

《関連作品》
第1作「20世紀少年(2008)
第2作「20世紀少年<第2章> 最後の希望(2008)
鑑賞日 2022.09.21

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spink.gif 21グラム(2003)   アメリカ  PG−12
  21 GRAMS  [124分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/サスペンス
監督 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演者 ショーン・ペン       (ポール・リヴァース)
ナオミ・ワッツ       (クリスティーナ・ペック)
ベニチオ・デル・トロ    (ジャック・ジョーダン)
シャルロット・ゲンズブール (メアリー)
メリッサ・レオ       (メリーアン)
クレア・デュヴァル     (クラウディア)
ダニー・ヒューストン    (マイケル・ペック)
ポール・カルデロン     (ブラウン)
クリスティーン・デント   (アナ)
テレサ・デルガド      (ジーナ)
コピー 誰もがいつか失う重さ。
あらすじ
余命一ヶ月と宣告され、心臓移植を待ちわびる大学教授のポール。
それを知った妻は、彼が死ぬ前に子供が欲しいと申し出てくる。
昔はヤクザな生活をしていた前科者のジャック。
今は改心し信仰に篤く、クジで当たったトラックも神からの授かり物と信じ、貧しくも懸命に働きながら妻と2人の娘を養っている。
かつてドラッグに溺れていたクリスティーナ。
今ではその依存も絶ち、優しい夫と2人の娘と共に幸せに暮らしていた。
感想
重い話のはずなのに、とても面白いと言ったら語弊があるかも。
でも、苦手な理不尽系ではなく、心地の良い痛みとでも言うのか。
ちょっと新しい感覚のサスペンスでした。

皆がそれぞれ苦しんでいて、誰もが助け合っている。
一人ではとても耐えられない事も、それぞれが何かしらの力で支え合っている。
そう感じられたから、心地よい痛みと感じたのだと思います。

この件についての神の意図とは何だったのでしょうか。
誰に対する罰なの!?
そこは腑に落ちない点でしたね。

時間軸が度々入れ替わるので、少しずつ整理しながら見ないと、すぐに混乱してしまいます。
3人が関係あるような映像で、ああかなこうかなと想像していた斜め上の展開でびっくり!
少しずつ情報が足されて、なるほどね!と納得する事が出来ました。

とっても複雑な関係です。
それと同じように作品の展開も複雑になっていきます。
不思議と誰にも感情移入は出来なかったんですけど、飽きずに見る事が出来ました。
先が気になる作品なので、ずっと引き付けられたままなんですよね。
こういうのを力のある映画っていうんだと思いました。

色々な事が起こるけど、それでも人生は続いていく。
出会えて良かった作品です。
鑑賞日 2005.09.29

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spink.gif 21日間(1937)  イギリス  白黒
 21Days  [100分]
管理人評価   
ジャンル ドラマ
監督 ベイジル・ディーン
出演者 ヴィヴィアン・リー    (ワンダ)
ローレンス・オリヴィエ  (ラリー)
レスリー・バンクス    (ダラント・キース)
コピー
あらすじ
結婚の約束をしていたワンダとラリーの前に、ワンダの夫だと名乗る男が現われ金をせびりに来た。
ラリーとその男はもみ合いになり、争っている内にラリーは誤って男を殺してしまった。
遺体を人気の無い道に放置しておいたが、犯人として全く関係の無い放浪者が逮捕されてしまった。
しかし、ラリーが自首する事が出来ないでいる内に、放浪者の裁判が始まってしまった。
感想
昔はTVがないからでしょうか、事件の事が書いてある看板が至る所にありました。
映画だからか、事実なのかは分かりませんが、この看板がとても印象的でした。
他に情報を知るすべがない時代ですから、とても重要な役目を担っています。
それにしても多いですけどね。

しかし老いた放浪者が心配だと言っているわりに、二人がおもいっきり遊びまわっているのが少し不自然に感じました。
ただの偽善者なら話しは分かるのですが、話しの流れはそうでもないんですよね。
老人の判決が出るまでの3週間で30年分の人生を楽しもう、一緒に居れる残りの日々を楽しもうというのは分かりますが、その間の老人の事はお構い無しです。
この点がちょっと納得出来ませんでした。

いつもヴィヴィアンの役は私の苦手な女性役が多いのですが、今回は比較的大人しめであまりイライラしませんでした。
というよりあまり目立つ役ではなかったですね。
ラリーの遊びまわる為の相手という程度でした。
彼女はあくが強いから、この位のほうがいいのかもしれません。

短い映画であっという間に終わってしまいました。
いろんな意味で見易い映画ですね。
でも、2回目は無いです。(-_-;)
鑑賞日 2003.03.04

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spink.gif 22年目の告白-私が殺人犯です-(2017)   日本     [117分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/ミステリー
監督 入江悠
出演者 藤原竜也   (曾根崎雅人)
伊藤英明   (牧村航)
夏帆     (岸美晴)
野村周平   (小野寺拓巳)
石橋杏奈   (牧村里香)
竜星涼    (春日部信司)
早乙女太一  (戸田丈)
平田満    (滝幸宏)
岩松了    (山縣明寛)
岩城滉一   (橘大祐)
仲村トオル  (仙堂俊雄)
コピー すべての国民が、
この男に狂わされる。
あらすじ
1995年。
東京で5人の命が奪われる連続殺人事件が発生。
担当刑事・牧村の必死の捜査もむなしく、ついに事件は時効を迎えてしまう。
すると突然、曾根崎雅人という男が自分が殺人犯だと名乗り出て、告白本の出版を大々的に発表する。
メディアは曾根崎の大胆不敵な行動を追い続け、瞬く間に本はベストセラーとなった。
遺族がそんな曾根崎に対して憎悪を剥き出しにする中、事件を追い続けてきたジャーナリストの仙堂が曾根崎を自身の番組に出演させる事になった。
感想
なるほどね。
テンポの良い展開に、ぐいぐい引き付けられて、あっという間に見終わっていました。
皆が納得出来る終わり方になっているのではないでしょうか。

役者さんたちの上手さが際立つお話でもありましたね。
私もすっかり騙されてましたよ。

特に牧村刑事役の伊藤英明さんは見事でしたね。
先輩を無残なやり方で殺されているのに、仇である犯人を守らなければならない屈辱。
その無念さが表情からにじみ出ていました。

そして、殺人鬼:曾根崎を演じた藤原竜也さん。
彼はこういう役をやらせたら右に出る者はいませんね。
藁の楯」でも憎らしい殺人鬼を生き生きと演じてました。
今回はそれに加えて、もう一つの要素も演じ分けなくてはいけなかったので、より演技力が求められる訳です。
それに関しては、さすがの一言。
彼の気持ちが痛い程伝わってきました。

これは韓国の作品のリメイクなんですね。
そちらの作品も機会があれば見てみたいと思います。

良く出来たお話で、結構楽しむ事が出来ました。
物語については、↓で思いっきり語りたいと思います。

リメイク作品。

《関連作品》
「殺人の告白」(2012)韓国
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2018.06.10

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spink.gif 28日後・・・(2002)   イギリス/アメリカ/オランダ  PG−12
  28 DAYS LATER  [114分]
管理人評価   ★★
ジャンル ホラー/SF
監督 ダニー・ボイル
出演者 キリアン・マーフィ      (ジム)
ナオミ・ハリス        (セリーナ)
クリストファー・エクルストン (ヘンリー・ウェスト少佐)
ミーガン・バーンズ      (ハナ)
ブレンダン・グリーソン    (フランク)
レオ・ビル          (兵士ジョーンズ)
リッチ・ハーネット      (ミッチェル伍長)
スチュワート・マッカリー   (ファレル軍曹)
ノア・ハントレー       (マーク)
コピー わずかな未来は始まっている
あらすじ
新薬を開発中のケンブリッジ霊長類研究所。
ある夜、動物愛護団体の活動家3人が研究所に侵入し、実験用のチンパンジーを檻から逃がした。
すると"凶暴性"に感染していたチンパンジーが、女性活動家に噛み付き、"凶暴性"が人間にも感染してしまった。
彼女は豹変し、仲間に襲い掛かる。
それから28日後。
とある病院で目覚めた男性ジム。
彼は病院内を見まわすが誰もおらず、外に出ても誰一人見当たらない。
一体、何が起こったのか!?
感想
結局何が言いたかったのかな?
軍の人間はろくな奴じゃないって事?
いまいち理解できません。

作品自体、あまり好きな部類の映画ではないので、終始イライラしてしまって、楽しむ事は出来ませんでした。
でも、感染者たちの動きは面白かったな。
早送りっぽい素早さで、人間らしさのかけらもない怪しげな動き。
異様な感じが良く出てました。

なんだかな〜。
この人達は自分で自分の首を締めてばかりじゃないですか。
少佐の言う通り、感染する前から人間は殺し合いをしていた生き物なのよね。
そして、また仲間が数少ないのに、同じ事を繰り返してしまう。
本当に人間はおろかで情けないものです。
しかし、自分がこういう状況に陥った時、果たして利口に立ち回る事が出来るだろうか。
はあ……ダメだ。
見てるだけで気持ちが落ち込んでくるわ。(汗)

唯一ぐっと来たのは、ジムが両親に宛てた手紙です。
ジムは交通事故にあって植物状態だった。
だから、そのままにしておいたんだね。

最後は2パターンの終わり方がありました。
個人的にはハッピーな方が良いな〜。
ここまで気分が悪くても、後味は良いでしょ。

これって映画館ではどうやって公開されたのかな?
2パターンとも見れたのかな?
(どうやら劇場では、エンドクレジットが終わってから、もう一つのエンディングが始まったそうです。)
鑑賞日 2004.04.19

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spink.gif 200本のたばこ(1998)  アメリカ
  200 CIGARETTES  [100分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ロマンス/群像劇
監督 リサ・ブラモン・ガルシア
出演者 ベン・アフレック        (バーテンダー)
クリスティーナ・リッチ     (ヴァル)
ケイシー・アフレック      (トム)
コートニー・ラヴ        (ルーシー)
ギャビー・ホフマン       (ステフィ)
マーサ・プリンプトン      (モニカ)
ブライアン・マッカーディー   (エリック)
ポール・ラッド         (ケヴィン)
ケイト・ハドソン        (シンディ)
ジェイ・モーア          (ジャック)
アンジェラ・フェザーストーン  (ケイトリン)
ジャニーン・ガロファロー     (エリー)
ニコール・アリ・パーカー    (ブリジット)
キャサリン・ケルナー      (ヒラリー)
デヴィッド・チャッペル     (タクシー運転手)
エルヴィス・コステロ      (エルヴィス・コステロ)
コピー 新しい恋 見つけましょう
ニュー・イヤーズ・イヴ 23:59
夜明け前のラヴ・ストーリーズ
あらすじ
1981年、大晦日。
NYにあるモニカの家のパーティーに行く男女が繰り広げる恋愛群像劇。
一人も来ない客を待ち続けるモニカとヒラリー。
バーテンダーとその店に飲みに来た5年来の友人ルーシーとケヴィン。
モニカと半年前に別れたエリックとその彼女ブリジット、その友達ケイトリン。
派手なタクシーを運転するドライバーとそのタクシーに乗った奥手のシンディ、彼女のデートの相手ジャック。
モニカの従妹ヴァルと友人ステフィ、その二人を追いかけてきたバンドマンのトムとデイヴ。
それぞれがモニカのパーティーに行くまでを描いた作品。
感想
最近自分が「群像劇愛好家」だと自覚しました。(笑)
今まで意識した事なかったですけど、どうやらこういうタイプの作品に引かれる傾向があるようです。
というわけで、この作品も大好きな作品になりました。

始めは出てくる人出てくる人がみんな知らない人ばかりで、誰が誰だが分からない、いつものパターンは一緒です。
でも、そこから全体が見えてくると、もうこっちの物!!
それぞれのストーリーが、みんな楽しくて面白いんです。
だから次々に色んな所へ話が飛んでも、飽きる事無く最後まで楽しめました。
話のテンポが良くて、男女の心の動きも分かりやすいです。

みんな大晦日は一人で過したく無いと必死なんですよね〜。
そういう感覚はちょっと分からないけど、楽しい時間が過せたので全然問題なしです。
最後のまとめ方もすごくセンスが良いし、演出が斬新でカッコイイです。

一番好きなストーリーは、ルーシーとケヴィンかな。
今までずっと友達として付き合ってきたけど、彼女エリーにフラれたケヴィンを励ますうちに、ルーシーはケヴィンを男として意識し始めるんです。
でも、5年も友達だったから素直になれない…みたいな二人がとても可愛かったです。

あとは、客が来るのを待つモニカとヒラリーですね。
ヒラリーが眠ったまま持っていたたばこが、全然落ちないでフィルター寸前まで灰になっていたシーンは笑えました。
器用だな〜。(笑)
モニカが「自分は嫌われているから誰も来ない」とふくれているのも可愛かったな。
その後、彼女が荒れまくって迎えるエンディングのオチも面白かったです。

これからは群像劇をガンガン見て行くぞ!
久しぶりに見つけたツボにはまるジャンルですので、大切に育てて行こうと思います。
鑑賞日 2003.05.22

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spink.gif 2012(2009)   アメリカ
  2012  [158分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル パニック/サスペンス
監督 ローランド・エメリッヒ
出演者 ジョン・キューザック    (ジャクソン・カーティス)
キウェテル・イジョフォー  (エイドリアン・ヘルムズリー)
アマンダ・ピート      (ケイト・カーティス)
オリバー・プラット     (カール・アンハイザー)
タンディ・ニュートン    (ローラ・ウィルソン)
ダニー・グローバー     (トーマス・ウィルソン大統領)
ウディ・ハレルソン     (チャーリー・フロスト)
トム・マッカーシー     (ゴードン・シルバーマン)
リアム・ジェームズ     (ノア・カーティス)
モーガン・リリー      (リリー・カーティス)
ズラッコ・ブリッチ     (ユーリ・カルポフ)
ベアトリス・ローゼン    (タマラ)
アレクサンドル・ハウスマン (アレク)
フィリップ・ハウスマン   (オレグ)
ヨハン・アーブ       (サシャ)
ジョン・ビリングスレイ   (ウェスト教授)
チン・ハン         (テンジン)
コピー 2012年12月21日
マヤの予言通り、世界は終わる──。
あらすじ
ロサンゼルスでリムジン運転手をしている売れない作家ジャクソン・カーティス。
今日は別れた妻ケイトのもとに暮らす子供たちと久々に再会し、イエローストーン公園までキャンプにやって来た。
彼はそこで怪しげな男チャーリーから奇妙な話を聞かされる。
それは、“地球の滅亡”が目前に迫っており、その事実を隠している各国政府が密かに巨大船を製造、ごく一部の金持ちだけを乗せ脱出しようとしている、という俄には信じられない内容だった。
しかし、その後ロサンゼルスをかつてない巨大地震が襲い、チャーリーの話が嘘ではないと悟るジャクソン。
そして、大津波や大噴火など、あらゆる天変地異が世界中で発生、次々と地球を呑み込んでいった。
そんな中、ジャクソンはケイトと子供たちを守るため、巨大船のある場所を目指して必死のサバイバルを繰り広げる。
感想
パニック映画は苦手ですが、この作品は良かったと思います。

あまりに大きすぎる自然を相手にしながら、命辛々危機を切り抜けるジャクソンたち。
その切り抜け方が尋常じゃないんですよ。
うねりながら迫ってくる地面を背に爆走する車。
大規模噴火の中、ギリギリで飛び立つ小型機。
大津波に巻き込まれ、エベレストに衝突しそうになるノアの箱舟。
などなど。
ありえない大災害の連続で、息つく暇もありません。

この引っ張り方が上手いんですよね。
「あぁ、もうダメかも!!」
と思うほど、スレスレまで危機を引っ張るんですよ。
一人、二人と犠牲になりながら、ノアの箱舟までたどり着きます。
これが本当にすごいんです。
手に汗握りながらも、前のめりになって見てました。

また子供たちが可愛いんです。
7歳になっても夜のオムツが取れないリリー。
帽子も大好きで、いつも沢山の帽子を持ってるんです。
危機的状況でも帽子を見つけて被ってるのが可愛いです。
最後は軍の帽子被ってましたよね。
そこにも注目です。

ここまでじゃなくても、自然災害は毎年のようにどこかしらで起こっています。
その時に生き残れるのは、諦めない気持ちと、信じる力なんですかね。
飛行機を飛ばすことも、地学の勉強も出来ませんが、それくらいは持っていたいと思いました。
鑑賞日 2018.05.03

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spink.gif 3D彼女 リアルガール(2018)   日本     [115分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス/コメディ
監督 英勉
出演者 中条あやみ (五十嵐色葉)
佐野勇斗  (筒井光)
清水尋也  (高梨ミツヤ)
恒松祐里  (石野ありさ)
上白石萌歌 (綾戸純恵)
ゆうたろう (伊東悠人)
荒木飛羽  (筒井薫)
三浦貴大  (間淵慎吾)
濱田マリ  (筒井紀江)
竹内力   (筒井充)
<声の出演>
神田沙也加 (えぞみち)
コピー 美女とオタク 違う世界のふたりが恋に落ちた!?

恋して世界は輝きだす
あらすじ
2次元を愛するオタクの高校3年生、筒井光。
オタク仲間の伊東悠人以外ほとんど誰とも交友がなく、当然恋愛経験もゼロ。
そんなある日、学園一の美女・五十嵐色葉から突然の告白を受ける光。
半年間限定の彼氏という条件もあり、新手のイジメではないかと疑いながらも、ひとまず交際をスタートさせた光。
しかしリアルな女子にどう接していいかまったく分からず混乱するばかり。
おまけに、色葉と光というあり得ない組み合わせに、周囲もザワつき始める。
感想
とにかく中条あやみちゃんが超可愛い!
彼女の可愛さが余すことなく活かされている事が素晴らしい!
ファンには堪らない作品でした。

主人公がアニオタなので、可愛いアニメキャラが心の友として話し相手になっているんです。
このキャラの声が神田沙也加さんなんですね。
こんなに素敵な演技がもう聞けないなんて残念です。

佐野勇斗くんのオタ具合も凄かったです。
本当に同じ日本語とは思えないほど、意味不明の言葉の羅列で面白かったですね。
この才能はどこかで役に立ちそう・・・。

全然病気に見えなかった彼女が、上手くいくか分からないほどの手術を受けるというのは、いきなりで驚きました。
半年限定というのはこういう事だったのですね。
まあ、漫画原作なので仕方ないのかな。

コミカルなテンポと世界観は上手く作られていて、素直に受け入れられました。
中条あやみちゃんが出ているというだけで、ハードルはめちゃくちゃ下がってますから、何の参考にもならないと思います。(汗)

漫画原作作品。
鑑賞日 2021.01.09

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spink.gif 三度目の殺人(2017)   日本     [125分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/ミステリー
監督 是枝裕和
出演者 福山雅治   (重盛朋章)
広瀬すず   (山中咲江)
満島真之介  (川島輝)
市川実日子  (篠原一葵)
松岡依都美  (服部亜紀子)
蒔田彩珠   (重盛結花)
井上肇    (小野稔亮)
根岸季衣    (アパートの大家さん)
橋爪功    (重盛彰久)
斉藤由貴   (山中美津江)
吉田鋼太郎  (摂津大輔)
役所広司   (三隅高司)
コピー 犯人は捕まった。真実は逃げつづけた。

弁護士、殺人犯、被害者の娘。ある殺人が、彼らをつないだ。
あらすじ
勝ちにこだわるエリート弁護士の重盛朋章。
今回、同僚がサジを投げた依頼人・三隅高司の弁護を渋々ながらも引き継ぐことになった。
三隅の容疑は、解雇された工場の社長を殺害し、遺体に火をつけたというもの。
30年前にも殺人を犯した前科があり、自白もしているため死刑は確実と見られていた。
さっそく重盛は無期懲役に持ち込むべく調査を始める。
ところが、肝心の三隅は証言をコロコロ変え、味方であるはずの重盛にも決して本心を語ろうとしない。
そんな中、三隅と被害者の娘・咲江との意外な接点を突き止める。
感想
なるほど。
そういう事でしたか。

何と言ったら良いのか。
こういう生き方もあるのか・・・というのが正直な感想です。

30年前に殺人事件を起こした前科のある男:三隅。
その男がまたもや殺人事件を起こしたのですが、証言を二転三転させる為、凄腕弁護士の重盛が呼ばれたのです。
重盛もまた三隅のあやふやな証言に惑わされ、事件の本質を掴めないまま、裁判が進んでしまいます。

そんな中出てくる新事実。
ここからまた物語が複雑になっていくんです。
皆分かっているけど、事実を曲げてでも守りたいものを大切にしたって事ですよね。
本人が命をかけてでもそうしたい理由が弱い気もしますが、それなりに納得は出来ました。

飄々としていて嘘にまみれた男:三隅を演じた役所広司さんが素晴らしかったです。
悪びれる様子もなく、「どうだったかな」ととぼける演技が良かったです。
そして、重盛とのやり取りですね。
直接言葉を交わさないのに、お互いを理解して裁判を終わらせました。
この時の、アクリル板に映った二人の映像も印象的です。

丸く収まった割には、もやもやが残ってスッキリしない作品でした。
良い話で終わらせたくないというか、もっと他にやり方があったんじゃないかって思ってしまいます。
本人が望んだことだし、悪人はいなくなったし、皆幸せになれたんですけどね。
何だかスッキリしません。

でも、現実ってそういうものかもしれませんね。
理不尽が横行する世の中にあって、真実だけが正しい訳じゃないというか。
黒白はっきりしないグレーが一番心地良いというか。
それを表した映画なのかもしれないです。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2018.08.09

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spink.gif 3人のエンジェル(1995)アメリカ
  TO WONG FOO, THANKS FOR EVERYTHING! JULIE NEWMAR  [100分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/ドラマ
監督 ビーバン・キドロン
出演者 パトリック・スウェジ   (ヴィーダ・ボエーム)
ウェズリー・スナイプス   (ノグジーマ・ジャクソン)
ジョン・レグイザモ     (チチ・ロドリゲス)
クリス・ペン        (シェリーフ・ドラード)
ジェイソン・ロンドン    (ボビー・レイ)
ストッカード・チャニング  (キャロル・アン)
アーリス・ハワード     (バージル)
ジェニファー・ミルモア   (ボビー・リー)
アリス・ドラモンド     (クララ)
ル・ポール         (レイチェル・テンションズ)
ブライス・ダナー       (ベアトリス)
ロビン・ウィリアムズ    (ジョン)
コピー みた目じゃないわ 心よ…
あらすじ
NYのドラッグ・クイーン地区予選で優勝したヴィーダとノグジーマ。
2人はハリウッドで行われる全国大会に出場する事になった。
その帰りに階段で泣いているファッションセンスのない落ちこぼれのおかま:チチに出会う。
彼女を美しく改造する手助けをするしながら、3人はボロ車でハリウッドを目指す。
感想
3人のドラック・クイーンが保守的な田舎町に迷い込み、町民たちとの交流で一皮むけるまでを描いたハートフル・コメディでした。
たくましい3人のおかまっぷりが面白かったです。

まず男から女に変身していくオープニングで心を掴まれました。
ヴィーダは有閑マダムみたいで、本当に女性に見えました。
ウィズリー・スナイプスの女装なんて想像も付かなかったけど、結構イケテルじゃないですか!
きっちり鍛えたナオミ・キャンベル風のモデルに見えました。
(ちなみにナオミ・キャンベルがカメオ出演しています)

そして見た目が一番気持ち悪かったジョン・レグイザモの女装。
しかし、彼が一番セクシーでリアルな女性に近かったですね。
かなりもててたし…。

格好は超ダサイ:チチですが、モーテルに堂々と乗り込んだり、人気のない夜道でヒッチハイクしたりと、2人よりも良い度胸で役に立ちます。
格好ばかりで情けない2人と合わせて一人前のようです。
元々磨けば光る原石だったんですよね〜。 3人の掛け合いも面白いです。

しかし、ボビー・レイがチチに惚れるというのは、どうも納得行きません。
というか結構美形の男の子だったので、見ていて辛かったですね。
気の毒で泣けてきます。(笑)

3人と町民たちとの交流はとても微笑ましかったです。
特に今まで口をきかなかった映画マニアの老婆クララと、ハリウッドで女優になりたいと思っているノグジーマとの交流が素敵でした。
きょとんとした表情でボケをかますクララがツボにはまりました。
変なUターンには爆笑です。

ヴィーダのお金の相談役としてロビン・ウィリアムズがカメオ出演していました。
結構こういう役がはまります。

この作品は良く「プリシラ」と比較されるようなので、そちらの方も観てみたいと思います。

LGBT関連作品。
鑑賞日 2003.08.04

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spink.gif 三人の騎士(1944)   アメリカ
  THE THREE CABALLEROS  [70分]
管理人評価   ★★
ジャンル ファミリー
監督 ノーマン・ファーガソン
出演者 オーロラ・ミランダ     (ヤヤー)
カーメン・モリーナ
ドラ・ラッツ
〈声の出演〉
スターリング・ホロウェイ  (ホロウェイ教授)
クラレンス・ナッシュ    (ドナルドダック)
ジョゼ・オリヴェイラ    (ホセ・キャリオカ)
ホアキン・ガライ      (パンチート)
コピー
あらすじ
ドナルドダックにラテンアメリカの友人から3つの誕生日プレゼントが届いた。
1つめの箱からは映写機が飛び出し、不思議なお話をドナルドに見せる。
2つめのプレゼント、飛び出す絵本からはブラジルの友人ホセ・キャリオカが飛び出し、ドナルドをバイーアに誘う。
3つめの箱を空けると、中からメキシコの友人パンチートが登場。
一緒に出てきたピニャータと呼ばれる壺を割ると、たくさんのプレゼントが飛び出す。
感想
ラテン・アメリカの旅」においてウォルト・ディズニーが旅したラテンアメリカでの経験をもとに制作されたオムニバス作品だそうです。

南極から始まり、ブラジル・バイア、メキシコ、アカプリコ、メキシコシティとラテン・アメリカを巡りながら、歌とダンスで楽しませてくれました。
アニメと実写が合わさって、面白い映像になってしましたね。
ドナルドダックが大勢の女性たちと海辺で遊んでいるのが楽しかったです。

南極のペンギンのお話も良かったです。
寒いから色々な温かい恰好で出かけようとするんですけど、ことごとく失敗するんです。
最終的にお家の下を切って、船にして出発。
これで赤道まで行っちゃうんだから、すごいです。
でも、ここの熱さで氷の船が溶けちゃって、沈没。
小島でようやく腰を落ち着けましたとさ。

あとは、歌とそれに合わせた映像の連続で、物語は少なかったです。
少しずつ制覇していきたいと思います。

ディズニー長編アニメ第7作目。
鑑賞日 2018.04.12

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spink.gif 3人のゴースト(1988)  アメリカ
  SCROOGED  [101分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/ドラマ/ファンタジー
監督 リチャード・ドナー
出演者 ビル・マーレイ      (フランク・クロス)
カレン・アレン      (クレア・フィリップス)
ジョン・マーレイ     (ジェイムズ・クロス)
デヴィッド・ヨハンセン  (過去のクリスマスのゴースト)
キャロル・ケイン     (現在のクリスマスのゴースト)
ジョン・フォーサイス   (ルー前社長)
ボブ・ゴールドウェイト  (エリオット・ラダーミルク)
ロバート・ミッチャム   (プレストン会長)
アルフレ・ウッダード   (グレース)
ニコラス・フィリップス  (カルビン)
コピー "視聴率の鬼"フランク・クロスは、
IBCテレビの若きエリート社長――。
ある日、彼のもとに
"3人の訪問者が現われる"という
不思議な予告が…!?
あらすじ
IBCテレビの若き社長フランクは、意地悪で思いやりがない性格の為、社員から反感を買っていた。
そんな彼の前に、7年前死んだ前社長ルーがゾンビとなって現われ、「今の生活を改めないと、オレと同じ目に会うぞ」と忠告してきた。
そして、「明日3人のゴーストがやってくる」という予言を残して消えていった。
その後、フランクは半信半疑ながらいつものように過ごしていると、不気味な男が現れ、タクシーで過去のクリスマスの旅に連れていかれる。
感想
とっても模範的な作品でした。
非常に分かり易くて、清く正しい道徳的なお話なんですが、単純な私は結構感動してしまいました。

3人のゴーストが、思いやりのないフランクを連れまわして巡るクリスマスの旅が良いですね。
彼が少しづつ優しい気持ちを取り戻していく様子も上手く描かれていました。
クリスマスという特別な日だけを振り返る事で、その人の人間性がすごく良く見えるのにも感激しました。
彼の歩んできた道が、いかに非道で周りの人達を傷つけてきたかが、一目瞭然で分かります。

でも、最後はちょっと頂けませんね。
クサ過ぎで、やり過ぎで、あざとすぎます。(^_^;)
ここまで取って付けたような作品も珍しいですね。
とは言うものの、カルビンのエピソードでは涙が出たんですけどね。
ハハハ…。

フランクを導く3人のゴーストたちのキャラクターが面白いです。
不気味ななりなのに、結構優しい過去のクリスマスのゴースト、可愛いなりなのに、気が強くて暴力的な現在のクリスマスのゴースト、近未来的な外見なのに、お腹に人を飼っている未来のクリスマスのゴースト。
それぞれが魅力的なゴーストさんでした。

あと、フランクにクビにされたエリオット役のボブ・ゴールドウェイトは、「ポリスアカデミー3/全員再訓練!」に出ていた人ですよね。
あの独特な甲高い声に聞き覚えがあったのでピンときました。

見終わった後、すごくピュアになれたような気がしました。
大人になって忘れていた事を思い出したような、フランクと同じ気持ちになったんでしょうね。

詳しい事は分かりませんが、宗教的にクリスマスに見るにはもってこいの作品だと思います。
罪を悔い改めて、新しい年を迎えようって気になりますからね。
そういう意味では、日本人にはあまり共感は出来ないかも…。(^_^;)
鑑賞日 2003.11.09

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spink.gif 3人の信長(2019)   日本     [106分]
管理人評価   ★★
ジャンル 時代劇
監督 渡辺啓
出演者 TAKAHIRO (信長・甲)
市原隼人 (信長・乙)
岡田義徳 (信長・丙)
相島一之 (瀬名信輝)
前田公輝 (半兵衛)
奥野瑛太 (朔太郎)
坂東希  (朽木ハル)
高嶋政宏 (蒲原氏徳)
コピー 命がけの
嘘つき合戦はじまる。
あらすじ
金ヶ崎の戦いにより敗走中の信長が、今川軍の残党に捕まってしまう。
ところが捕らえられた信長は3人もいた。
しかも3人とも本物を守ろうと、我こそは本物の信長だと猛アピールする始末。
万が一影武者の首を討ち取るようなことがあれば、今川家はいい笑いものになってしまうと、一味を束ねる蒲原氏徳は、本物の信長を見定めようと、あの手この手で3人に迫っていく。
感想
旦那と一緒に見ていたのですが、彼が序盤で結末を言い当ててしまい、その思考のまま見たので全然楽しめませんでした。(汗)
彼が分かるという事は、見てるほとんどの人が分かるオチなのでしょうね。
でも、私だけだったらもっと後半まで楽しめたのではないかと思うので、とても残念です。

コミカルな部分はなかなか良かったと思います。
猫の鳴き声がうるさくて話声が聞こえないとか、カブトムシの幼虫を食べる食べないとか。
追い詰められた状況で緊張が続く中、良い息抜きになっていました。

ただある程度の予測が立ってしまうと、全てが茶番に見えてしまってあまり楽しめませんでした。
ヒントは良いんですけど、もっと上手く出して欲しいものです。
猫アレルギーとか色盲とかどれくらい本当の事なのでしょうか。

あと、3人の首を切れないという理由も弱かったですよね。
3人を殺しておいて、あとから信長の顔を知ってる人に確認してもらっても良い訳ですから。
何かと理由を付けてトロトロしている時点で、今川側の負けは確定しているようなものです。

発想が面白いので期待したのですが、評価が上がらなかったですね。
こういう事もあるので、映画は一人で見るのが良いのかもしれません。(涙)
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鑑賞日 2021.11.11

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spink.gif 30年後の同窓会(2017)   アメリカ
  LAST FLAG FLYING  [127分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 リチャード・リンクレイター
出演者 スティーヴ・カレル      (ラリー・“ドク”・シェパード)
ブライアン・クランストン   (サル・ニーロン)
ローレンス・フィッシュバーン (リチャード・ミューラー牧師)
J・クィントン・ジョンソン  (チャーリー・ワシントン)
ユル・ヴァスケス       (ウィリッツ大佐)
シシリー・タイソン      (ミセス・ハイタワー)
リチャード・ロビショー    (アノラック)
リー・ハリントン       (ジェイミー)
ケイト・イーストン      (ジャッキー)
ディアーナ・リード=フォスター (ルース・ミューラー)
グラハム・ウルフ       (ジョン・レッドマン)
テッド・ワッツ・Jr      (リーランド)
コピー 家族を失くしたとき、頼れる友はいますか?
リチャード・リンクレイターが描く“50才のスタンド・バイ・ミー”

妻に先立たれ、
更に息子が戦死した父は、
息子を故郷に連れ帰る旅に
30年前の友を誘った
あらすじ
2003年12月。
ドクは旧知のサル・ニーロンがノーフォークでバーを経営している事を調べ訪れる。
ドク(元海軍衛生兵)とサル(元海兵隊員)は、ベトナム戦争に従軍したときの仲間だった。
2人はもう一人の旧友、今は牧師として暮らすリチャード・ミューラー(元海兵隊員)の家を訪ねることに。
ディナーの席で、ドクは妻と一人息子を亡くしたことを明かす。
ドクがサルとミューラーに会いたがったのは、イラクで戦死した海兵隊員の息子ラリー・ジュニアの遺体を引き取りに行くのに同行して欲しかったからだった。
感想
旦那がたまたま見たいと言ったので、題名も知らないままの鑑賞となりました。
初めはどうして二人を頼ったのか分かりませんでしたが、徐々に彼らの過去が分かり、一番辛い時に頼りたかった理由が分かりました。
とても一人ではこのように送ってあげる事は出来なかったでしょう。

アメリカの地名が分からないので、どの距離感で移動しているのか不明でしたが、最初に車でかなりの距離移動したって事なんですね。
見終わった後、ネットで地図を見て、彼らの足取りを確認しました。
バージニア州ノーフォークから北上して行ったんですね。
こういうのがロードムービーの醍醐味ですよね。

政府や宗教についてはっきりと悪い所は悪いと言っているのが印象的です。
キリスト教の色が強い作品を見た時、「神がいるなら何故悲しい事件や戦争が無くならないのだろう」と思っていました。
やっぱりアメリカにもそう思っている人がいるんですね。
キリスト教を信じている人が信仰する神は、私たちが思うような神とは違うのかもしれないけど、同じように感じていると知れて嬉しかったです。

ベトナムでの後悔を引きずっていた三人は、見殺しにしてしまった仲間の実家を訪れます。
事実を正直に伝えようと決意して訪れたのですが、息子の美談を信じている母親にそれを伝える事は出来ませんでした。
それで良かったんですよ。
この事がある意味で良い着地点になったようでした。

遺体をポーツマスまで移送する電車の中で、ベトナム時代の昔話をし大笑いする4人。
この時のドクの笑顔を見て、本当にこの二人に頼って良かったねと思えました。
苦楽を共にした仲間だからこその絆です。

旦那は非常にこの映画が気に入ったようで、★は4.5だな!と言ってます。
私も思わぬ拾い物で良い出会いだったと思えるので、★4つにしておきます。
鑑賞日 2021.06.23

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spink.gif 31年目の夫婦げんか(2012)   アメリカ  PG−12
  HOPE SPRINGS  [100分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 デヴィッド・フランケル
出演者 メリル・ストリープ  (ケイ・ソームズ)
トミー・リー・ジョーンズ (アーノルド・ソームズ)
スティーヴ・カレル (バーナード・フェルド医師)
ミミ・ロジャース      (キャロル)
エリザベス・シュー     (カレン)
ジーン・スマート     (アイリーン)
ベン・ラパポート     (ブラッド)
マリン・アイルランド   (モリー)
コピー 全部吐き出したら、
愛だけが残った。
あらすじ
結婚31年目、子供たちは独立し、夫婦ふたりで毎日同じ生活を繰り返すだけのアーノルドとケイ。
寝室は別で、一緒に寝たいと伝えてもあっさり拒絶されてしまったケイは、夫婦関係を見直すべく結婚生活のカウンセリング本を購入。
嫌がるアーノルドを説き伏せ、著者のバーナード・フェルド医師が主催する“カップル集中カウンセリング”に参加することに。
バーナードが提示する課題に挑む二人。
最初こそ上手くいかなかったが、徐々に相手と向き合っていく。
感想
なかなか興味深い作品でした。
子供たちが独立して、また夫婦二人になった時、こうした問題が起こるのかも。

いつも同じ退屈な毎日。
これから幸せは一つもないと感じた時、不安にかられ絶望してしまう。
そこで、声を上げたケイの勇気がすごいです。
大抵の人は、諦めてただ時間をやり過ごしてしまうのに。

問題を意識してなかったアーノルドも課題に取り組む事で考え方が変わりました。
何が問題かを知り、解決方法を探そうと力を注ぐようになるんです。

さすが評判の良いカウンセラー。
導き方が素晴らしいです。
見ているこちらも考えさせられました。

いつかこうした問題が起こった時、参考になるかな!?
自問自答するには良い刺激になりそうです。
鑑賞日 2018.01.30

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spink.gif 39 刑法第三十九条(1999)   日本     [133分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル サスペンス
監督 森田芳光
出演者 鈴木京香   (小川香深)
堤真一    (柴田真樹)
岸部一徳   (名越文雄)
江守徹    (草間道彦)
杉浦直樹   (藤代実行)
吉田日出子  (小川祐子)
山本未來   (工藤実可子)
勝村政信   (砂岡明)
國村隼    (柴田利光)
樹木希林   (長村時雨)
土屋久美子  (劇団員の野上頼子)
笹野高史   (ホームレスの手塚)
入江雅人   (畑田修)
春木みさよ  (畑田恵)
コピー あなたは誰。
あらすじ
殺人容疑で逮捕された犯人:柴田真樹には、事件当時の記憶がない。
やがて裁判が始まると弁護側は心神喪失を主張、精神鑑定により、被告人が多重人格と認定される。
ところが鑑定を行った教授の助手:小川香深は、被告人の精神障害は詐病と直感し、独自の調査で柴田の内面に迫って行く。
感想
20年前くらいに見た事あると思うんですけど、全然覚えてなかったので、とても新鮮に見る事が出来ました。
特に最後の展開は見応えありましたね。
最後はもう正体が分かっている状態で見る事になるのですが、それをどうやって崩すのかが見所です。
名優たちの演技のぶつかり合い。
これだけでも見る価値あると思います。

そこに至るまでも、柴田と真剣に向き合い、丁寧に紐解いていくので、ぐいぐい引き込まれていくんです。
詐病なのか、本当なのか。
これが本当に上手いんですよ。
導かれるまま乗っていくと、大きな落とし穴に落ちてしまうんですからね。

動の演技の堤真一と、静の演技の鈴木京香
この対極も物語に厚みを持たせる効果がありました。
改めて上手いなぁと唸らされます。

良かったという印象は間違いじゃなかったです。
昔見た作品を再見するのも良いですね。
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鑑賞日 2018.08.29

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spink.gif 300 <スリーハンドレッド>(2007)   アメリカ  R−15+
  300  [117分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル アクション/アドベンチャー/歴史劇
監督 ザック・スナイダー
出演者 ジェラルド・バトラー     (レオニダス)
レナ・ヘディ         (王妃ゴルゴ)
デヴィッド・ウェンハム    (ディリオス)
ドミニク・ウェスト      (セロン)
マイケル・ファスベンダー   (ステリオス)
ヴィンセント・リーガン    (隊長)
トム・ウィズダム       (アスティノス)
アンドリュー・プレヴィン   (ダクソス)
アンドリュー・ティアナン   (エフィアルテス)
ロドリゴ・サントロ      (クセルクセス)
コピー 300人VS1,000,000人、真っ向勝負!
あらすじ
紀元前480年。
いくつもの国々を征服してきた大帝国ペルシア。
次なる標的をスパルタに定め、ペルシア大王クセルクセスに服従の証を立てるよう迫ってきた。
これに対し、戦士の国スパルタの王レオニダスは、その要求を一蹴した。
そして、100万の軍勢を持つペルシアに、300人の兵士で戦う事を決意する。
感想
徹底して作られた世界観が見事で見応えのある歴史劇でした。
100万の相手に対して、たった300人で戦った戦士たちの物語です。

防具は鉄仮面と鉄の盾だけ。
筋肉隆々な上半身に赤いマント。
この男たちが戦いに臨む姿がカッコ良過ぎます。

そんな300人を束ねるのは、常に厳しい表情の王レオニダス。
リーダーに相応しい分厚い胸板。
威厳を称える立派な顎鬚。
兵士たちが死を前にしても付いて行こうと思える本物の王です。

R−15+だけあって、首が飛んだり腕が切れたりするんですが、そんなにグロテスクだとは思いませんでした。
常にセピア色の画面が、そのリアリティを消していたのかもしれません。

このお話は伝説的な史実“テルモピュライの戦い”を基に作られたそうです。
昔は神の存在が絶対で、神の「戦ってはいけない」という言葉により、危機的状況にも関わらず、自分の大軍を動かせなかったのです。
苦肉の策として、屈強な300人で敵の大軍を迎え撃つという方法を取ったのです。

狭い山道での戦いは、本当に迫力満点で素晴らしかったです。
雨のように降り注ぐ矢の恐怖。
それを盾一つで防いでしまう兵士たち。
武器は槍だけ。
それでもここまで描けるとは、感心しきりでした。

また最後がカッコ良過ぎるでしょ。
ずっと語り部がいるのを不思議に思っていたんです。
彼は一体どういう立場の人なんだろうと。
それが明らかになるラスト。
あまりのカッコ良さに鳥肌が立ちました。

続編があるんですね。
どんなお話なのでしょうか。
来週放送されるそちらの作品も楽しみです。

《関連作品》
300 <スリーハンドレッド> 〜帝国の進撃〜(2014)
鑑賞日 2024.04.24

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spink.gif 4月の君、スピカ。(2019)   日本     [99分]
管理人評価   
ジャンル ロマンス/青春
監督 大谷健太郎
出演者 福原遥   (早乙女星)
佐藤大樹  (宇田川泰陽)
鈴木仁   (大高深月)
井桁弘恵  (天川咲)
夏目かな  (須藤瑠衣)
南山あずさ (鴻池鈴)
大原優乃  (立花楓)
大谷亮平  (購買のお兄さん)
酒井美紀  (七瀬)
コピー 友達から恋人へ
親友から恋敵へ
この想いは止められない
あらすじ
地味で平凡な女子高生・早乙女星は、親の都合で東京から長野の高校へ転校してきた。
しかし、無難なデビューに失敗し、クラスに馴染めないでいた。
そんな矢先、乙女座の星・スピカが縁で天文好きの無口な好青年・大高深月と親しくなり、部員2人だけの天文部に誘われる。
天文部のもう一人、宇田川泰陽は深月の親友でチャラめだけど学年トップの秀才男子。
最初は入部に反対していた泰陽だったが、3人で過ごすうちに星への恋心を自覚していく。
感想
これは久しぶりに★1つだな。
うわっ!とかゲッ!とか嫌な感情ばかりが生まれてきました。
普通、少女漫画原作だと、ちょっとでもドキドキとかキュンキュンするはずなんですけどね。

泰陽とのシーンが多いから、深月が星の事を好きと言われても、そうだったんだと冷めた目で見てしまいます。
最後に対決させるなら、もう少し二人の配分を考えてあげて下さい。

でも、泰陽も全校集会の場での行動は頂けません。
あれ両思いだったら良いけど、好きでもない人にやられたら最悪です。
絶対断れない空気しかないからね!

最後の水泳で対決も意味が分かりません。
男たちの勝手な対決で、星の気持ちはないがしろにされてると感じました。
本当に良い所どこ!?ってくらい、愚痴しか出てきません。(汗)

これ原作ファンの人は激オコなんじゃないでしょうか。
きっと人気があるから映画化されたんですよね。
お気の毒としか言いようがありません。

若い俳優さんたちはこのクソ脚本の中、精一杯頑張っていたと思います。
特に泰陽役の佐藤大樹くんが明るく一途なキャラクターを爽やかに演じていました。

漫画原作作品。
鑑賞日 2021.09.16

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spink.gif 四月は君の嘘(2016)   日本     [122分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 青春/音楽/ロマンス
監督 新城毅彦
出演者 広瀬すず  (宮園かをり)
山崎賢人  (有馬公生)
石井杏奈  (澤部椿)
中川大志  (渡亮太)
板谷由夏  (瀬戸紘子)
壇れい   (有馬早希)
コピー それは、最も切ない嘘でした
あらすじ
かつて、その正確無比な演奏で天才少年ピアニストと注目を集めた有馬公生。
しかし母の死をきっかけに自分の弾く音が聞こえなくなってしまい、以来ピアノからすっかり遠ざかっていた。
高校2年生となった4月のある日、公生は幼なじみの澤部椿と渡亮太を通じてヴァイオリニストの宮園かをりと出会う。
勝気で天真爛漫なかをりは、イケメンの亮太との仲を取り持ってほしいと公生に協力を求め、彼を振り回し始める。
感想
アニメを見ていたので、物語は知ってました。

元気で自由奔放なヴァイオリニスト宮園かをり役を、広瀬すずちゃんがはつらつを演じていました。
ヴァイオリンを弾く姿も様になってましたね。
相当練習したのではないでしょうか。

暗くて卑屈な天才ピアニスト有馬公生役は、イケメン若手の代名詞:山崎賢人くん。
このキャスティングには違和感あったんですが、見てみるとなかなかどうしていけてるじゃないですか。
指が長くて綺麗なので、ピアノ弾く姿もカッコ良かったです。

前半の明るさから、一気に暗くなる後半。
この落差が作品の特徴でしょうね。
そんな素振りは微塵も見せなかったかをりちゃんが、まさか死を間近にした病人なんて・・・。
アニメの時は、最終回で泣いてしまった展開ですが、こちらは落ち着いて見れました。
そんなに重くは描かれてなかったですよね。
彼女の明るい性格なら、こんなお別れが正解だと思います。

まあ、いつも漫画原作の実写化は、さらっと見ちゃいますね。
展開を知っているから、役者さんのなりきり具合が気になります。
今回は、なかなか良かったと思いました。

漫画原作作品。
鑑賞日 2018.03.28

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spink.gif 四月物語(1998)   日本     [67分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ロマンス
監督 岩井俊二
出演者 松たか子     (楡野卯月)
田辺誠一     (山崎先輩)
留美       (佐野さえ子)
加藤和彦     (画廊の男性:加藤)
藤井かほり    (北尾照子)
光石研      (サラリーマン風の男)
江口洋介     (織田信長)
石井竜也     (明智光秀)
伊武雅刀     (斎藤利三)
松本幸四郎    (卯月の父)
藤間紀子     (卯月の母)
市川染五郎    (卯月の兄)
松本紀保     (卯月の姉)
塩見三省     (駅員:庄司)
津田寛治     (深津先輩)
コピー
あらすじ
北海道から東京の武蔵野大学に通う為に上京した楡野卯月。
慣れない土地で独り暮らしを始め、近所の本屋に良く立ち寄るようになる。
実はこの大学を志望したのには、ある理由があった。
感想
67分と短い作品なのですが、引っ越しの様子やサークルの様子は結構時間が割かれていて、ゆっくりと時間が流れている印象です。
だから、終わり方が唐突だと感じてしまいました。

東京の春の桜が、これでもかと映されていましたね。
トラックもワイパーで花びらをよけないと、前が見えないくらい降ってました。
寒い北海道から来た女の子からしたら、カルチャーショックを受けるくらいの環境の変化でしょう。

そして、大学の入学式。
クラスでの自己紹介、初めての学食で初めての友達。
初々しいスクールライフが疑似体験出来る作りになっていました。

卯月が頻繁に通う本屋「武蔵野堂」。
始めは目的が分からなかったのですが、徐々に明らかになっていきます。

このくらいの年だと、恋愛が志望動機という事も多いのかな。
しかも、はるばる遠い東京まで追いかけてくるなんて・・・。
付き合ってるようなはっきりした関係性なら、まだ理解出来るけど、片思いでここまで行動出来るのは、ある意味凄いです。

両親はどのように説得したんでしょう。
笑顔でお見送りしていたから円満に行ったんでしょうね。
最初に実際の家族が総出演していてビックリしました。

とにかく松たか子さんが初々しくて可愛いです。
それだけに映画館での出来事がショッキングでした。
これが東京か・・・。

上映されていた「生きていた信長」、見てみたいです。
鑑賞日 2023.10.03

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spink.gif 四日間の奇蹟(2005)   日本     [118分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/ファンタジー/ロマンス
監督 佐々部清
出演者 吉岡秀隆   (如月敬輔)
石田ゆり子  (岩村真理子)
尾高杏奈   (楠本千織)
西田敏行   (倉野順次)
松阪慶子   (倉野和枝)
中越典子   (長谷川未来)
鳥羽潤    (萩原誠)
西村和彦   (後藤則幸)
小林綾子   (後藤小夜子)
平田満    (長谷川隆)
石橋蓮司   (藤本正造)
コピー 伝わるはずのなかった想い
生きるはずのなかった時間

君と過ごした四日間を
僕はずっと、忘れない
あらすじ
ある島の療養センターで働く真理子。
彼女は次の慰問演奏会を心待ちにしていた。
招待されているのは、天才的なピアノの才能を持つ少女・千織と、ピアニストとして将来を嘱望されていた青年・敬輔。
真理子にとって敬輔は、12年ぶりに再会する初恋の人だった。
感想
正直、この映画の世界観に上手く入り込めませんでした。
どうも違和感を覚えてしまって、素直に見れなかったですね。

真理子たちが事故に遭ってしまう時。
天候が怪しくなっていく事に、部屋の中にいる人たちが気付いているのに、外で遊んでいる真理子たちが気付いていない事に違和感がありました。
ちょっと無理がある設定だと思います。

あと、事故後に千織が真理子になっている件。
事故前の千織と全然違うのに、皆がそれに疑問を持たない事に違和感がありました。
事故のショックで話せないという事で、皆納得していたのか。
ここも素直に受け入れられませんでした。

でも、死ぬ前に少しでも自由に出来る猶予があったら・・・。
というのは、素敵な発想だと思います。
思い残す事が少しでも減るように、お世話になった人には感謝を伝えたいし、愛する人には思いを伝えたいと思うはずです。

ただ高校時代から敬輔が好きだった真理子ですが、付き合った訳ではないので、彼の内面は良く知らないと思うんです。
お互いそれぞれの人生を歩んで、12年ぶりに再会した訳ですが、敬輔の方は彼女を覚えてもなかったんです。
それで好きだとか言われても、4日間で思い入れが生まれますかね。

まあ、真理子目線が主軸ですから、彼女の悔いがないように4日間を過ごす事に重点が置かれている作品です。
そこを受け入れられないと、完全に置いてけぼりにされてしまいます。

ファンタジーは無理がある設定を、いかに観客に受け入れてもらえるかだと思うんです。
だから、大きな無理を受け入れる為に、小さな無理を丁寧に描いて欲しかったという思いになりました。

小説原作作品。
鑑賞日 2022.11.19

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spink.gif 48時間(1982)  アメリカ
 48 HRS.  [100分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション
監督 ウォルター・ヒル
出演者 ニック・ノルティ   (ジャック・ケイツ)
エディ・マーフィ   (レジー・ハモンド)
コピー タイム・リミットは48時間!
あらすじ
脱走した凶悪犯ガンツと脱走を助けたインディアンのビリーが、彼らの仲間の1人と警察官2人を殺して逃走した。 彼らが潜伏していたホテルでの銃撃戦で生き残った刑事ジャックは、この事件の捜査を担当する。
ジャックはガンツらに殺されたチンピラの仲間である、服役中のレジーという男に目をつけ、彼に捜査協力させるために、48時間釈放することにした。
2人は喧嘩しながらも、協力してガンツの行方を追う。
感想
エディとニックの掛合いは面白いのですが、もう一つ物足りない感じがしました。
もう少しアクションっぽい盛りあがりが欲しかったなと思いました。

彼女を人質に取られて脅されていたルーサーが、レジーの車を勝手に持ち出し、ガンツとの待ち合わせ場所に向かう時の、ジャックたちの派手な追跡はやり過ぎかなと思いました。
あんなあからさまに目立つ運転してたら、いくら何でもルーサーに気づかれるよ!
と思いながら見てたんですけど、全然気づかれませんでしたね。(^_^;)
普通は気づくと思うんだけどな…。

エディ・マーフィーが、ガンツたちの馴染みのバーで警官のフリをして彼らの情報を聞き出そうと暴れた時だけ、元気に見えたのは私だけでしょうか?
全体的にあんまりやる気なさげだったのが印象的です。

結構TVで放送されていたのに、全部見たのは初めてでした。
いつかTV放送されるであろう2に期待したいと思います。
鑑賞日 2003.02.03

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spink.gif 50回目のファースト・キス(2004)   アメリカ
  50 FIRST DATES  [99分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ロマンス/コメディ
監督 ピーター・シーガル
出演者 アダム・サンドラー   (ヘンリー・ロス)
ドリュー・バリモア   (ルーシー・ホイットモア)
ロブ・シュナイダー   (ウーラ)
ショーン・アスティン  (ダグ・ホイットモア)
ダン・エイクロイド   (Dr.キーツ)
ルシア・ストラス    (アレクサ)
エイミー・ヒル     (スー)
ブレイク・クラーク   (マーリン)
コピー 記憶をなくしてしまう自分に、
絶対伝えたいこと。

失恋よりせつない――彼女が毎日味わう恋の始まり。
あらすじ
常夏の島ハワイ。
水族館で獣医として働くプレイボーイのヘンリーは、ある日カフェでルーシーという女性と出会い、一目惚れ。
意気投合した2人だったが、翌日また同じカフェで再会すると、彼女は冷たく他人行儀になっていた。
実はルーシーは1年前に交通事故に遭い、その後遺症から一晩で前日の記憶を全てなくしてしまう短期記憶喪失障害を抱えていたのだった。
家族や周囲の努力で、ルーシーはそうとは知らず同じ一日を繰り返していた。
それでもヘンリーは毎日、初対面から始め、愛を告白する。
感想
いや〜、最後が良かったね。
グッときて泣きそうになっちゃいました。

朝になると記憶がリセットされ、毎日同じ父の誕生日に戻ってしまうルーシー。
そこへ現れた男ヘンリー。
彼は毎日ルーシーの元へ通い、何とか仲良くなろうと頑張っています。

これ、すごく面白い設定ですよね。
毎日同じだと付き合う方が精神的に参りそうですけど、愛が成せるわざなんでしょうね。

サブキャラの人々が良い味出してるんです。
特にウーラが面白かったです。
その子供たちもまた面白い!
皆出来る子達で、ゴルフも水泳も上手いんです。

あと、男か女か分からないアレクサとか、弟ダグも個性的でした。

★は結構迷ったんですけど、4つにします!
細かいネタがすごくはまったんですよ。
総合的に4つで決定!!
鑑賞日 2006.02.14

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spink.gif 50回目のファーストキス(2018)   日本     [114分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス/コメディ
監督 福田雄一
出演者 山田孝之   (弓削大輔)
長澤まさみ  (藤島瑠衣)
ムロツヨシ  (ウーラ山崎)
勝矢     (味方和彦)
太賀     (藤島慎太郎)
山崎紘菜   (高頭すみれ)
大和田伸也  (名取医師)
佐藤二朗   (藤島健太)
コピー 君を絶対、幸せにする。
君が明日、
僕を覚えていなくても――

記憶が1日で消えてしまう彼女と一生に一度の恋をした――
あらすじ
ハワイのオアフ島でツアーガイドのバイトをしながら天文学の研究をしているプレイボーイの弓削大輔。
ある日、カフェで藤島瑠衣という美女と出会い、一目で恋に落ちる。
しかし翌日、再会した彼女は大輔のことをまるで覚えていなかった。
実は瑠衣は交通事故に遭って以来、新しい記憶が1日で消えてしまう短期記憶障害という後遺症を患っていた。
しかし父親と弟の努力で、瑠衣は同じ一日を何の疑いもなく平穏に暮らし続けていた。
父親からそうした事情を告げられてもなお、毎日、初めて会うところから繰り返し、あの手この手で愛を告白し続ける。
感想
オリジナル作品が大好きだったので、こちらの作品も期待していました。
ストーリーはやっぱり最高です!
切なくて悲しい病気の中、愛を育む二人。
それを支える仲間たち。
だけど、やっぱりちょっとコメディ部分とのバランスが微妙でした。

コメディに振り切っている時は気にならない部分が、悪目立ちしてしまっているのがもったいない!
オリジナル作品はコミカルな部分とのバランスが素晴らしかったんです。
いつも好きで見ている福田雄一監督の作品と比べると、そのバランスの悪さが気になってしまいます。

キャラは良かったと思います。
特に瑠衣の弟:慎太郎がツボでした。
筋肉バカでゲイ?なのかな。
いつもヘマしてはお父さんにビンタされてて、その度に笑わせてもらいました。

しかも、しっかり泣かされてるんですけどね。
最後の病院でのやり取りとか、涙なしでは見れません。

実際、こういう病気の人と暮らすのは大変だと思います。
大輔が作った朝のDVDは発明ですね。
数分で自分の置かれている状態が分かる上、愛に溢れているのですぐに受け入れる事が出来るのでしょう。
二人の愛の深さにも感動です。

これを見るとオリジナル作品も見返したくなりますね。
本当に素敵なお話で大好きです!

リメイク作品。

《関連作品》
オリジナル「50回目のファースト・キス(2004)」アメリカ
鑑賞日 2020.11.23

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spink.gif 6才のボクが、大人になるまで。(2014)   アメリカ  PG−12
  BOYHOOD  [165分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/青春
監督 リチャード・リンクレイター
出演者 パトリシア・アークエット  (オリヴィア)
エラー・コルトレーン    (メイソン)
ローレライ・リンクレイター (サマンサ)
イーサン・ホーク      (メイソン・Sr)
リビー・ヴィラーリ     (キャサリン)
マルコ・ペレラ       (ビル・ウェルブロック)
ブラッド・ホーキンス    (ジム)
コピー すべての瞬間に、「大切」が宿っている。
あらすじ
テキサスの田舎町に住む6歳の少年メイソンは、母のオリヴィアと姉サマンサとの3人暮らし。
父親のメイソン・シニアは、離婚してアラスカに放浪の旅に出てしまった。
シングルマザーとなったオリヴィアは、キャリアアップを目指して大学への入学を決意。
メイソンとサマンサを連れてヒューストンに移り住む。
そこで多感な思春期を送り始めたメイソン。
やがて母の再婚や風来坊の父との交流、そして初恋と、様々な経験を重ねていく。
感想
実際に12年間をかけて撮影するという斬新な撮影方法が話題となった作品です。
一番変化が大きい12年間なので、本当に貴重な映像が撮れてましたね。
これだけでも見る価値がある作品だと思いました。

内容的には、ごく普通の家庭の12年間という所です。
男運のない母親オリヴィアが、苦労しながら子供を育てている姿を、子供目線で見る感じ。
新しい父親は、来る人来る人問題のある奴ばかりで、子供からしたらたまったものではありません。
そんな中でも、健気に頑張りながら、自分と向き合っている子供たちが可愛らしかったです。

ダメ親父だったメイソン・シニアとも、ずっと付き合っていて、良い関係を築いてました。
子供たちの成長と共に、彼も成長しているのが印象的です。
オリヴィアとは学生時代に結婚して子供が生まれたので、まだ覚悟が出来てなくて逃げちゃったんですよね。
帰って来てからは、ちゃんと父親していて頑張ってるなと思えました。

お姉ちゃん役は、監督の実の娘さんだったんですね。
彼女も12年間、今どきの女の子らしい成長の仕方でした。

子供たちはありのままで良いですけど、大変なのは大人の方でしょう。
両親役の二人は、他の仕事をしながら12年も同じ役を演じ続けてるんですよね。
映画の続編にしたって、12年連続で撮るって事はないでしょうし。
そういう意味でも、パトリシア・アークエットアカデミー賞助演女優賞受賞は納得です。

普通の生活の中でも、小さな事件は日々起きていて、どんな些細な出来事も良い経験なんですよね。
メイソンが家を出ていく日に、オリヴィアがわっと泣き出したのを見て、急に私も怖くなったんです。
今は小さい子供たちも、あっという間に大きくなるんだろうな・・・と。
「もっと長いと思ってた・・・」
この言葉の意味を知る日も近いんだろうな。

アカデミー賞助演女優賞受賞作品。
鑑賞日 2018.09.13

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spink.gif 64-ロクヨン-前編(2016)   日本     [121分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ミステリー/サスペンス/ドラマ
監督 瀬々敬久
出演者 佐藤浩市   (三上義信)
綾野剛    (諏訪)
榮倉奈々   (美雲)
夏川結衣   (三上美那子)
窪田正孝   (日吉浩一郎)
金井勇太   (蔵前)
筒井道隆   (柿沼)
鶴田真由   (村串みずき)
赤井英和   (望月)
菅田俊    (漆原)
小澤征悦   (御倉)
菅原大吉   (石井)
坂口健太郎  (手嶋)
宇野祥平   (山科)
嶋田久作   (梓)
三浦誠己   (芦田)
芳根京子   (三上あゆみ)
瑛太     (秋川)
椎名桔平   (辻内欣司)
滝藤賢一   (赤間)
烏丸せつこ  (日吉雅恵)
奥田瑛二   (荒木田)
仲村トオル  (二渡真治)
吉岡秀隆   (幸田一樹)
永瀬正敏   (雨宮芳男)
三浦友和   (松岡勝俊)
コピー 犯人は、まだ
昭和にいる。
あらすじ
わずか7日間でその幕を閉じた昭和64年。その間に管内で発生した少女誘拐殺人事件。
いまも未解決のその事件を県警内部では“ロクヨン”と呼んでいた。
刑事部で長く活躍しロクヨンの捜査にも関わったベテラン刑事の三上義信。
私生活では高校生の娘が家出失踪中という大きな問題に直面していた彼だったが、この春から警務部の広報室に異動となり、戸惑いつつも広報室の改革に意欲を見せていた。
折しも県警ではロクヨンの時効まで1年と迫る中、警察庁長官の視察が計画される。
そこで、長官と被害者の父親・雨宮芳男との面会を調整するよう命じられた三上だったが、なかなか雨宮の了承を得られず困惑する。
そんな中、ある交通事故での匿名発表が記者クラブの猛烈な反発を招き、長官の視察が実現できるかも不透明な状況に陥ってしまう。
感想
1週間しかなかった昭和64年に起こった少女誘拐事件”ロクヨン”。
未だ犯人は捕まっておらず、事件に関わった人たちは、その悲しみを引きずったまま14年を過ごしてきました。

その間に一人娘が家出をし行方不明になったベテラン刑事の三上。
身元不明遺体の情報があると、その都度妻と確認に行っているようです。
新しく就いた広報官としての仕事では、匿名報道を巡って記者クラブと対立。
”ロクヨン”の遺族には警察庁長官の視察を断られ、八方塞がりの状態でした。

それをこの前編で少しずつ解決していき、後編に繋げるという形です。
前編の核は、”ロクヨン”で隠されていた秘密と記者クラブとの対立ですね。
幸田メモが発端で発覚した秘密。
ここに重要なカギが隠されていそうです。

そして、匿名報道に反発する記者クラブとの和解。
上から言われるまま行動していた三上が、板挟みで追い詰められた結果出した答えには目頭が熱くなりました。
新聞に書かれていても読み飛ばしてしまうような事でも、その人にとっては大事な事ですよね。
やっぱり人を動かす為には、まず自分が動かないとダメなんだな。

前編の最後には、新たな大事件が発生。
後編への期待が俄然高まりました。
この感情のまま、後編へ突入しようと思います。

横山秀夫小説原作作品。

《関連作品》
64-ロクヨン-後編
鑑賞日 2021.01.21

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spink.gif 64-ロクヨン-後編(2016)   日本     [119分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ミステリー/サスペンス/ドラマ
監督 瀬々敬久
出演者 佐藤浩市   (三上義信)
綾野剛    (諏訪)
榮倉奈々   (美雲)
夏川結衣   (三上美那子)
緒形直人   (目崎正人)
窪田正孝   (日吉浩一郎)
金井勇太   (蔵前)
筒井道隆   (柿沼)
鶴田真由   (村串みずき)
赤井英和   (望月)
菅田俊    (漆原)
小澤征悦   (御倉)
菅原大吉   (石井)
柄本佑    (落合)
坂口健太郎  (手嶋)
宇野祥平   (山科)
渡辺真起子   (目崎睦子)
三浦誠己   (芦田)
芳根京子   (三上あゆみ)
瑛太     (秋川)
滝藤賢一   (赤間)
烏丸せつこ  (日吉雅恵)
奥田瑛二   (荒木田)
仲村トオル  (二渡真治)
吉岡秀隆   (幸田一樹)
永瀬正敏   (雨宮芳男)
三浦友和   (松岡勝俊)
コピー 犯人は、まだ
昭和にいる。
あらすじ
平成14年12月。
時効まであと1年と迫った“ロクヨン”の捜査員激励と被害者家族・雨宮の慰問を目的とした警察庁長官の視察が翌日に迫る中、管内で新たな誘拐事件が発生する。
しかも犯人は“ロクヨン”と同じように身代金2000万円をスーツケースに入れ、父親が一人で運転する車で運ぶよう要求する。
事件の性質上、広報室の三上は記者クラブと報道協定を結ぶ必要に迫られるが、肝心の捜査情報はほとんど提供されず、記者たちは一斉に反発、各社が独自に動き出しかねない危険な状況に。
そんな中、一向に情報が出てこないことに自らも業を煮やした三上は、ロクヨン捜査にも関わった刑事部時代の上司・松岡が指揮を執る捜査車両に単身乗り込んでいく。
感想
後編は”ロクヨン”と全く同じ要求の誘拐事件の行方と、”ロクヨン”のその後ですね。
模倣誘拐事件の犯人は想像付きましたが、事件の展開は意外でした。

誘拐事件の記者会見は皮肉たっぷりに描かれていましたね。
匿名の上、何一つ情報がないというお粗末ぶり。
既に三上から情報を聞いている記者クラブ。
全く情報の出ない事に苛立つ東京の記者たち。
怒号の飛び交う中、必死に耐える県警捜査二課長。
そんな中、最前線の現場から情報を伝える三上。
このやり取りが緊迫感あってグイグイ引き込まれました。

やはり前後編で事件について丁寧に描かれていたので、この世界に入り込んで見る事が出来ました。
この時代だったからこそ解決出来た事件ですね。
でも、その執念は熱い思いがあったからこそ。
決して簡単に真似出来る事ではありません。

ツッコミ所も多かったですが、前後編を一気に見せるだけの力のある作品でした。

横山秀夫小説原作作品。

《関連作品》
64-ロクヨン-前編
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鑑賞日 2021.01.21

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spink.gif 7月4日に生まれて(1989)  アメリカ
  BORN ON THE FOURTH OF JULY  [145分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/戦争/実話
監督 オリヴァー・ストーン
出演者 トム・クルーズ       (ロン・コヴィック)
レイモンド・J・バリー   (ロンの父)
キャロライン・カヴァ    (ロンの母)
キーラ・セジウィック    (ドナ)
フランク・ホエーリー    (ティミー)
ジェリー・レヴィン     (スティーヴ・ボイエル)
ウィレム・デフォー     (チャーリー)
トム・ベレンジャー     (ヘイズ軍曹)
トム・サイズモア      (退役軍人)
スティーヴン・ボールドウィン(ビリー・ヴォルソヴィッチ)
ジョン・ゲッツ       (海兵隊少佐)
リリ・テイラー       (ジェイミー・ウィルソン)
ジョン・C・マッギンレー  (職員)
コピー トム・クルーズとオリバー・ストーン監督のコンビが
アカデミー賞に挑む!
あらすじ
アメリカ独立記念日である7月4日が誕生日のロンは、ニューヨーク・ヤンキースが好きな普通の少年だった。
高校卒業後、海兵隊に入隊したロンは、ベトナム戦争の最前線に送られる。
そこで下半身不随の重傷を負い、アメリカに帰還する。
過酷な入院生活を経て、家に帰ったロンは、反戦運動が過熱するアメリカの現状、車椅子の自分への差別的な扱いに苦悩する。
感想
ベトナム帰還兵の苦悩は色々な作品で描かれていますね。
本当に酷く悲しい現実です。
それがこれでもかと痛々しく描かれている作品です。

目をそらしてはいけない現実なのは分かっているつもりですが、映画として評価が上がりませんでした。
アカデミー賞受賞作品だから見たのですが、やっぱり戦争映画は苦手だなとしか思えません。

ロンが子供の頃のパレードでも両手を失った軍人さんもいました。
戦場に行くという事は当然、そういう可能性もある訳です。
それを見て軍への道を選ばないという事も出来たなと思ってしまいます。

またベトナム戦争が意味のない酷い戦争というのが拍車をかけます。
最前線の村には一般人が普通に暮らしていて、敵はそれを盾に攻撃をしかけてくるのです。
こんな無駄死にが横行する戦争が正しい訳がありません。

帰還し入院した病院も酷かったですね。
自由の利かない体になっただけでもショックなのに、人間扱いされない日々。
精神を病んでしまう人が多いのも仕方ない事です。
死なずに生き抜いた先がこんな酷い現実なんて、想像もしていなかった事でしょう。

そんな生活の中、反戦運動にはまっていくロン。
無駄な犠牲者をこれ以上増やさない為に、声を上げて抗議する事で、やっと前を向いて生きる事が出来るようになりました。
メキシコで自堕落な生活をしていた時は、どうなる事かと思いましたよ。

この作品はロン・コヴィックの自伝的小説を基にした作品だそうです。
ロンの髪の毛が気になっていたのですが、これは本人に近づけた演出という事なんですね。

戦争映画が苦手なので、評価は上がりませんでしたが、忘れてはいけない現実だとは思います。

アカデミー賞監督賞受賞作品。
鑑賞日 2022.07.07

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spink.gif 七つの会議(2018)   日本     [119分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ミステリー/ドラマ
監督 福澤克雄
出演者 野村萬斎   (八角民夫)
香川照之   (北川誠)
及川光博   (原島万二)
片岡愛之助  (坂戸宣彦)
音尾琢真   (三沢逸郎)
藤森慎吾   (新田雄介)
朝倉あき   (浜本優衣)
岡田浩暉   (佐野健一郎)
木下ほうか  (田部)
吉田羊    (淑子)
土屋太鳳   (三沢奈々子)
小泉孝太郎  (奈倉翔平)
溝端淳平   (星野)
春風亭昇太  (飯山孝実)
立川談春   (江木恒彦)
赤井英和    (前川)
勝村政信   (加茂田久司)
役所広司   (加瀬孝毅)
世良公則   (村西京助)
鹿賀丈史   (梨田元就)
橋爪功    (宮野和広)
北大路欣也  (徳山郁夫)
<声の出演>
松平定知   (ナレーション)
コピー 正義を、語れ。
あらすじ
都内にある中堅メーカーの東京建電。
定例の営業会議では営業部長:北川の激しい檄が飛び、厳しい叱責にみなが震え上がる中、のんきにイビキをかいている万年係長のぐうたら社員:八角民夫。
そんな彼が年下のエリート課長・坂戸をパワハラで社内委員会に訴えた。
すると委員会が下した裁定は意外にも左遷という厳しいものだった。
北川の信頼も厚いエースへの思いがけない処分に、社員たちの間に動揺が広がる。
そんな中、新課長に着任した原島は、一連の不可解な人事の裏に何があったのか、その真相を探り始める。
感想
社会派ドラマだからあまり期待していなかったのに、こんなに面白いなんて!!!
良い意味で裏切られました。
一人ずつ社員をクローズアップして、どんどん謎へと導かれる手法にはまり、飽きることなく最後まで見る事が出来ましたよ。

「半沢直樹」とか見てないけど、こういう面白さなのかな?
会社勤めした事ない私でも全然楽しめます。

今回の萬斎さんは、ぐうたら社員という役回りで、一癖ある雰囲気が抜群でとてもはまっていました。
演技も現代劇風に抑えめでしたね。

この手の作品には欠かせない香川照之さんも、さすがの演技で見応え十分!
上からも下からもヤイヤイ言われる管理職の辛さを体現してくれています。

どこの会社でも起こりうる事例ですが、それをここまでエンターテインメントに昇華できるのが素晴らしいです。
皆自分が可愛いですからね。
ノルマをこなす為に何を犠牲にするのか。
人によってそれぞれでしょうが、楽な方へ逃げた結果は、必ず自分に返ってくるという教訓が描かれてましたね。
こういう時、最初に切られるのは弱い者です。
でも、八角さんみたいな上司がいてくれたら、救われる人が沢山いるはずです。
現実には難しいでしょうが、映画でくらいこういうヒーローの活躍が見たいですよ。
完全にすっきりとはいかないのがまた現実的ですよね。

この作品で良い味出していた女性社員の浜本さん。
彼女の存在がすごく大事だったように思います。
正義感はあるが気の弱い原島さんだけでは、ここまでの行動を起こせなかったですからね。
彼女の持ち込んだドーナツも良い仕事してました!

こんなに楽しめるなんて本当に意外でした。
食わず嫌いしてたら出会えなかった作品。
これからも好き嫌いなしで行きたいと思います。

池井戸潤小説原作作品。
鑑賞日 2020.10.01

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spink.gif 七人の侍(1954)   日本     [207分] 白黒
管理人評価   ★★★★
ジャンル 時代劇/アクション/ドラマ
監督 黒澤明
出演者 三船敏郎   (菊千代)
志村喬    (勘兵衛)
津島恵子   (志乃)
藤原釜足   (万造)
加東大介   (七郎次)
木村功    (勝四郎)
千秋実    (平八)
宮口精二   (久蔵)
小杉義男   (茂助)
左卜全    (与平)
稲葉義男   (五郎兵衛)
土屋嘉男   (利吉)
高堂国典   (儀助)
コピー
あらすじ
野武士に襲われる村が、何とか彼らに対抗出来ないかと、浪人侍を集める為、町に出かけた。
何とかリーダー格の勘兵衛を仲間にする事に成功。
そこから5人の浪人と、菊千代という武士になりたい男が揃い、皆で村へと向かった。
感想
やはり何度見ても素晴らしい作品です。
上映時間207分で休憩も挟む長丁場ですが、全然そんな長さは感じさせません。
特に最後の雨の中での戦いは、迫力満点で息をのむシーンの連続です。

前半の七人の侍を集める所から、ずっとのめり込んで見ていました。
入口に立っていきなり襲いかかり、相手の技量を見るというのが、コミカルな要素も含んでいて面白かったです。
また七人のキャラもそれぞれ良いんですよね。
リーダーの勘兵衛、凄腕の久蔵、若侍の勝四郎、侍に憧れる百姓出の菊千代。
やはりコミカルな役割の菊千代に目が行ってしまいます。

全く侍には見えないけど、村では子供たちの人気者だったり、皆のムードメーカーだったり、七人には欠かせない人物です。
士気をあげる為の旗にも、彼は「△」として描かれていましたね。
そして、最後も大活躍!
彼の命知らずの行動は、村の皆を助けました。

あと、勝四郎と志乃の恋も素敵でした。
髪を切って男になりすましていた志乃。
正体がバレてからは、二人でこっそり会って関係を深めて行きました。
決戦の前日、ついに結ばれた二人。
しかし、身分の差がある二人は、これまでの関係なんでしょうね。
そこが切なくて良かったです。

後半の野武士との戦いは、本当に見応えがありました。
一騎ずつ村に誘い込み、確実に相手の数を減らす作戦。
こちらも仲間が犠牲になり、ますます戦況は不利な状況に。

最終局面は大雨の中での決戦へ。
馬に乗った野武士十三人を一気に相手にする大勝負。
本当に手に汗握る展開で、あと何人、あと何人と固唾を飲んで見守りました。

正に世界で一番有名な日本映画の名に相応しい作品です。
後世の人たちにも沢山見て欲しいと思います。

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spink.gif 七年目の浮気(1955)   アメリカ
  THE SEVEN YEAR ITCH  [104分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ
監督 ビリー・ワイルダー
出演者 トム・イーウェル      (リチャード・シャーマン)
マリリン・モンロー     (ブロンド美女)
イヴリン・キース      (ヘレン・シャーマン)
ソニー・タフツ       (トム・マッケンジー)
ロバート・ストラウス    (クルフリック)
オスカー・ホモルカ     (ブルベイカー博士)
マルグリット・チャップマン (ミス・モリス)
コピー あふれるユーモアと鋭い機智で描いた名匠の傑作喜劇!
あらすじ
雑誌社に勤めるリチャードの妻子が、バカンスで家を空けることになった。
折り良く、同じアパートの階上に素敵な美人がやってくる。
仕事柄、空想癖のある彼は、早速、彼女との浮気を考え始める。
感想
私が苦手なコメディでした。
主人公に空想癖があるのですが、それが本当だと思ってしまうというのが滑稽過ぎます。
しかも、それで親切に家まで伝言を届けに来てくれた人にも暴力振るうし・・・。
笑える所は無かったです。

唯一良かったのは、大好きなラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」が頻繁に使われていた事。
ロマンティックな雰囲気の時も不安に駆られた時もラフマニノフがムードを盛り上げてくれます。
こんなにこの曲が使われている作品って初めて見ました。

そして、有名なマリリン・モンローのスカートが地下鉄の風で舞い上がるシーン。
これはこの映画でのシーンだったのですね。
でも、ここだけ取って付けたようなシーンだったので、あまり必要性が感じられません。
彼女の魅力を見せつける為だけのシーンでした。

そんなマリリン・モンローは、とてもキュートでセクシーで魅力的でした。
男を誘う気はないけど、皆私に惚れてしまってどうしようという小悪魔的な可愛さです。
本当に生きている人形のようでした。

物語はいまいちだけど、マリリン・モンローとラフマニノフで★2つです。
ビリー・ワイルダーのコメディは、私と相性悪いのかな。
有名な作品なだけに残念です。
鑑賞日 2022.03.03

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spink.gif 8月の家族たち(2013)   アメリカ
  AUGUST: OSAGE COUNTY  [121分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 ジョン・ウェルズ
出演者 メリル・ストリープ      (バイオレット)
ジュリア・ロバーツ      (バーバラ)
ユアン・マクレガー      (ビル)
クリス・クーパー       (チャールズ)
アビゲイル・ブレスリン    (ジーン)
ベネディクト・カンバーバッチ (リトル・チャールズ)
ジュリエット・ルイス     (カレン)
マーゴ・マーティンデイル   (マティ・フェイ)
ダーモット・マローニー    (スティーブ)
ジュリアンヌ・ニコルソン   (アイビー)
サム・シェパード       (ベバリー)
ミスティ・アッパム      (ジョナ)
コピー 愛しいからこそ
憎らしい
あらすじ
8月のある暑い日。
父親が失踪したとの知らせに、滅多に顔を合わせない三姉妹がオクラホマの実家に集まる。
長女のバーバラは反抗期の娘に手を焼き、夫との関係にも問題を抱えていた。
自由奔放な三女カレンは、怪しげな婚約者を同伴。
ひとり地元に残る次女アイビーは、いまだに独身のまま。
そんな娘たちを迎えた母バイオレットはガンで闘病中ながら、相変わらずの歯に衣着せぬ毒舌ぶりで、いつしか家族の間に不穏な空気が漂い始める。
感想
う〜ん。
豪華なキャストで期待してたけど、あまり好きな感じじゃなかったです。

仲が悪い家族なので、どこかで誰かが喧嘩していて、いつも怒号が飛び交っているんです。
特にひどいのが、母親のバイオレット。
彼女が口を開くと、いつも喧嘩腰で、誰かれ構わず傷付けまくります。
バーバラがバイオレットに掴みかかった時は、胸がすっとしましたね。
癌の薬の飲み過ぎで、こんな態度になっているらしいのですが、元々仲の良い家族ではないようです。

三姉妹も三姉妹で、久しぶりに顔を合せたのに、嫌味のぶつけ合い。
家の姉弟も特別仲が良いわけじゃないけど、こんな言い合いなどはしないです。
でも、親の介護とかが関わってくる時になったら、こんな感じになるのかしら?

あと、バーバラとビルも喧嘩ばかり。
その言い合いの中で、彼らの状況が分かるのですが、喧嘩ばかりで嫌気がさしてきます。
娘のジーンも14歳と反抗期の真っただ中。
そこへチャラいカレンの婚約者が目をつけて、余計厄介な事に。

家族だから喧嘩する事もあるけど、この映画はずっと何で段々気分が悪くなってくるんです。
癒しは、唯一仲の良いチャールズとリトル・チャールズ。
彼らがお互いを思い合って、慰める姿は、映画の中の数少ない癒しでした。

父親の失踪で集まった家族。
その言い合いの中で、ポロポロと秘密が出てくるんです。
それがまた悲しく切ない秘密で、ぐっと気分が落ち込みました。
何だか刺々しかった空気は、そういう事だったのかと。

有名な舞台の映画化みたいですね。
どういう所が評価されたんでしょうか。
私には合いませんでした。
残念。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2018.09.19

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spink.gif 8人の女たち(2002)  フランス
     8femmes  [111分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ミステリー/ドラマ/ミュージカル
監督 フランソワ・オゾン
出演者 カトリーヌ・ドヌーヴ     (ギャビー)
イザベル・ユペール      (オーギュスティーヌ)
ダニエル・ダリュー      (マミー)
ファニー・アルダン      (ピエレット)
エマニュエル・ベアール    (ルイーズ)
ヴィルジニー・ルドワイヤン  (シュゾン)
リュディヴィーヌ・サニエ   (カトリーヌ)
フィルミーヌ・リシャール   (シャネル)
コピー 一家の主を殺したのは誰…?
あらすじ
1950年代のフランス。
クリスマスを祝うため、雪に閉ざされた大邸宅に家族が集う事となった。
メイドのルイーズは、一家の主マルセルの寝室に朝食を持っていった時、背中をナイフで刺されて死んでいる彼を発見した。
警察を呼ぼうとしたが電話線は切られており、外は大雪で助けを呼びに行く事も出来ない。
犬が吠えなかった事を考えると、外部からの侵入者ではないらしい。
では犯人はこの中の誰かなのか?
家に閉じ込められた家族とメイド合せて8人の女たちは、それぞれに疑心暗鬼を募らせていく。
感想
軽いノリのように見えて、重く生々しいテーマが盛り沢山の作品でした。
渋いコメディとでも言うのでしょうか、笑わそうとしているというより、重い雰囲気を出来るだけ軽く見せようとしているのかなと思いました。
いや、前半を軽く見せる事で後半の重みとのギャップを生む事が狙いかもしれません。
とにかく、全体的には全てが絶妙なバランスで噛み合っている作品だと思いました。

ミュージカル映画は、いきなり歌い出すのがお決まりですが、この作品の変わっている所は、ミュージカルシーンが終わった後で歌を歌った事に触れている点だと思います。
普通は歌は歌、芝居は芝居で分かれている事が多いですよね。
歌を歌っているのが現実という解釈が面白いです。
常に歌う場面では客観的に見ている人がいるので、厳密に言うとミュージカルではないのかもしれませんね。
それぞれの歌と踊りが素人っぽいのも好感が持てます。

登場人物の衣装がそれぞれのテーマカラーになっているのが可愛いです。
エレガントなマダム:ギャビーには青、妖艶な女性:ピエレットには赤、嫌味な性格のオールドミス:オーギュスティーヌは赤茶色など。
舞台となるドールハウスのような家で、お人形みたいな女性たちが醜い争いを繰り広げると……これ自体が既に皮肉たっぷりですね。(^_^;)

あとギャビーの、興奮して「殺してくれ〜!」と叫ぶマミーを、ビンで殴って気絶させ、納戸に入れる手際の良さには感心しました。
そして大爆笑です。
涼しい顔してやってのけたギャビーに座布団一枚。

8人の女たちの中で一番好きなのは、ギャビーの妹であるオーギュスティーヌです。
口は悪いけど、彼女が一番純粋な女性でした。
まあ、他の人達がかわいい顔してえげつない事やってるから、彼女の純粋さが際立つんでしょうね。

最後はいつもの事ながら全然予想が出来ませんでした。
何とも切なく悲しい終わり方ですが、気持ちは分からないでもないですね。
「この世に幸せはない」「幸せな愛はない」という歌詞の歌が追い打ちをかけます。
それが言いたい事だったのかな〜。

後味は前半の面白さと後半の重さを合わせて、プラスマイナスゼロという所ですね。
でも雰囲気が好きなので★は3つにしました。

最後に腑に落ちない点が一つ。
何故ギャビーとピエレットの喧嘩がキスに発展したのか。
理解出来ない謎として残りました。

関係ないですけど、「8人の女たち」を「8月8日」に見た…末広がりでめでたいな。
鑑賞日 2003.08.08

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spink.gif 8Mile(2002)  アメリカ  PG−12
  8Mile  [100分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/青春
監督 カーティス・ハンソン
出演者 エミネム           (ジミー・スミス・Jr)バニー・ラビット
ブリタニー・マーフィ     (アレックス)
キム・ベイシンガー      (ステファニー・スミス)
マイケル・シャノン      (グレッグ)
メキー・ファイファー     (フューチャー)
エヴァン・ジョーンズ     (チェダー・ボブ)
アンソニー・マッキー     (パパ・ドック)
タリン・マニング       (ジャニーン)
ユージン・バード       (ウィンク)
クロエ・グリーンフィールド  (リリー・スミス)
コピー あらゆる瞬間にチャンスがある――
あらすじ
1995年、デトロイト。
シェルターで行われているラップ・バトルに出場した白人のラビット。
周りが黒人ばかりの中、彼はプレッシャーに押しつぶされ、ステージの上で一言も発する事が出来なかった。
元恋人ジャニーンに車をあげてしまい寝床がなくなったラビットは、無職の母ステファニーと幼い妹リリーが住むトレーラーに戻った。
彼は昼間働いているプレス工場で、モデル志望のアレックスと出会い、彼女と恋に落ちる。
感想
友人に誘われて、劇場に見に行きました。

エミネムって全然知らなかったですが、すごくカッコイイですね〜。
目に力があります!
何かイライジャ・ウッドの目に似ていると思いました。(私だけ?)
ラップにも興味なかったけど、ノリノリで楽しんでしまいました!
1VS1のラップ・バトルは迫力あって圧倒されました。
何言ってるのかは分からなくても、カッコイイものはカッコイイんですよ!(笑)
まぁ相手の悪口をカッコ良く言っているだけのような気もしますが、それもかなりのボキャブラリーがないと出来ない芸当だから、尊敬の眼差しで見てしまいます。
全然期待してなかったので、楽しめたのかもしれません。

ストーリーは典型的なアメリカ青春映画の流れで、車で街を徘徊し、友達とバカやって警察に追われるみたいな。
そんな映画の至る所に、ラップがふんだんに盛り込まれているんです。
ラップが生活に根付いてるという描写でした。
工場の人達もラップやってましたからね。

私が唯一期待していたアレックス役のブリタニー・マフィ。
彼女を活かし切れていないのが残念です。
彼女、何の為に出てきたのか分からなかったです。
若い女の子入れたかっただけ?
そう受け取れるエミネムと彼女の絡みのシーンは、すごくリアルで驚きました。

あと母親ステファニー役のキム・ベイシンガーも、登場が過激なシーンからでビックリ!
彼女のダメ母ぶりは良かったと思います。
それとリリー役のクロエ・グリーンフィールドちゃんは可愛かったですね。
こんな環境でも素直に育ってくれる事を祈りながら見てました。(^_^;)

ストーリーというより、音楽で押して行く作品ですね。
ラップに盛り込まれるシャレの利いたゴロの良い言葉が、クスクス笑えて結構楽しめます。
しかし白人ラッパーって珍しいんですね。
そんな事も知らなかった…。(^_^;)
鑑賞日 2003.06.04

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spink.gif 8mm(1999)   アメリカ  PG−12
  8MM  [123分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス
監督 ジョエル・シューマカー
出演者 ニコラス・ケイジ        (トム・ウェルズ)
ホアキン・フェニックス     (マックス)
ジェームズ・ギャンドルフィニ  (エディ・プール)
ピーター・ストーメア       (ディーノ・ベルベット)
アンソニー・ヒールド      (ロングデール)
クリス・バウアー        (ジョージ・ヒギンズ)
キャサリン・キーナー      (エミー・ウェルズ)
マイラ・カーター        (クリスチャン夫人)
コピー 怖い。
本能を
破壊する
幅8ミリの
フィルム。
あらすじ
探偵のトムは、豪富のクリスチャン夫人から依頼を受け、亡くなった主人が持っていた本当の殺人を収めたフィルム(スナッフビデオ)の調査を始める。
まずは被害者の少女を探すために、クリーブランドへと飛んだ。
被害者メアリー・アンの実家を付きとめ、警察も見つけられなかった手帳を発見したトムは、彼女の家出の真相を知る。
次の情報を得るためにハリウッドへとやって来たトムは、アダルトショップの店員マックスから裏事情を聞き出し、調査に協力してもらう。
感想
すごく気持ち悪くて胸が悪くなるシーンもあるけど、なかなかどうして良かったと思います。
最後の"マシーン"の家での攻防は、ドクドキハラハラしっぱなしでスリル満点です!
でも、最後の犯人が誰だか分からないわ。
見覚えある顔か?
見逃してるのかな?
これだけには未だにスッキリしてません!(じゃあ意味ないじゃん…汗)

最後にトムがジャネットの手紙を読む所はうるうるきました。
素直に良かったな〜と思えます。
彼の行いは間違いじゃなかったよね!
うんうん。ズズズ…(泣)

しかし、金持ちって悪趣味ですね。
これでイケルとは…尋常じゃないよ。
彼が死んだ後でスナッフビデオを見つけてしまった夫人も気の毒でした。

ホアキンの着ていた刺青のデザインのTシャツが気になるわ。
どこで売ってるんだろう。
ぽっこり出たおなかも笑える!
でもそこが可愛い!
と思えるのはファンの贔屓目??

しかし、彼の最期はすごかった!!
何とも言えずグロイです。
後半はこういうグログロなシーンの連続ですが、見応えはかなりあります。

トムはただ依頼を受けて調査していただけなのに、段々と巻きこまれて、最後は自分も復讐の鬼と化してしまう姿が痛々しくて切ないです。
クリスチャン夫人の決断が引き金となったんですね。

怖くて不気味だけど、最後は良かったと思えている。
自分でも意外でしたが、映画の魅力のおかげでしょう。
お目当てのホアキンも良かったし、とても満足できました。
鑑賞日 2003.11.29

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spink.gif 八日目の蝉(2011)   日本     [147分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/サスペンス
監督 成島出
出演者 井上真央   (秋山恵理菜)
永作博美   (野々宮希和子)
小池栄子   (安藤千草)
森口瑤子   (秋山恵津子)
田中哲司   (秋山丈博)
渡邉このみ  (薫(少女時代)
市川実和子  (沢田久美(エステル)
余貴美子   (エンゼル)
平田満    (沢田雄三)
風吹ジュン  (沢田昌江)
安藤玉恵   (女性信者)
徳井優    (タクシー運転手)
吉田羊    (女性警官)
劇団ひとり  (岸田孝史)
田中泯    (タキ写真館・滝)
コピー 優しかったお母さんは、
私を誘拐した人でした。
あらすじ
生まれてすぐに誘拐され、犯人の女によって4歳になるまで育てられた秋山恵理菜。
両親のもとには戻ったものの、もはや普通の家庭を築くことは出来なくなっていた。
やがて21歳となった彼女は、封印していた記憶と向き合うべく逃亡生活を辿る旅に出る。
感想
テレビドラマを見ていたので、どんなお話かは知っていました。
なので、映画も見たかったのですが、ドラマのイメージが強いままだと、ちゃんと評価は出来ないと思い、ここまで寝かせていました。
やっとドラマの記憶も薄れて来たので、改めて見てみました。

やっぱり最後は涙無しには見られません。
悪い事だと分かっていても、こうなると分かっていても、感情が溢れて来てしまいます。
希和子と薫の凝縮された4年間は、彼女たちにとってかけがいのない思い出になっている事でしょう。

その後を考えれば、最悪の結果でしかないのですが、希和子に同情してしまう自分もいます。
元々不倫していたのが悪いし、そんな相手と子供を作る事もダメだし。
それでも授かった命に罪はない。
本当に考えさせられる作品です。

あの時こうしていれば・・・という後悔って誰しもあると思いますが、恵津子の後悔は取り返しがつかないもので、見ているこちらも胸が痛かったです。
まあ、毎日電話をかけたり、家に押しかけたりして、追い詰めてしまった彼女にも原因はあるんですけどね。

この作品は感情が複雑に動いて、色々な思いが沸いてくる素晴らしい作品だと思います。
良いとか悪いとか一言で表せないけど、心に残る素敵な作品なので、多くの方々に見てもらいたいです。

角田光代小説原作作品。
鑑賞日 2022.01.12

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spink.gif 80日間世界一周(1956)   アメリカ
  AROUND THE WORLD IN EIGHTY DAYS  [169分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アドベンチャー
監督 マイケル・アンダーソン
出演者 デヴィッド・ニーヴン  (フォッグ)
カンティンフラス    (パスパルトゥー)
シャーリー・マクレーン (アウダ姫)
ロバート・ニュートン  (フィックス刑事)
コピー 二度と実現しない
まさに、これが超豪華娯楽大作!
あらすじ
時は1872年、まだ飛行機も出現していない時代。
イギリスはロンドンの社交クラブで、会員である紳士フォッグが“80日あれば世界一周できる”という賭けにのった。
2万ポンドを賭けて、従者になったばかりのパスパルトゥーと共に出発するフォッグ。
だが二人の行く手には、幾多の困難と様々な事件が待ち受けていた。
感想
ジャッキー・チェンのリメイク映画を先に見ていたので、いつかオリジナルも見てみたいと思ってました。
こちらも壮大なスケールで作られた大作ですね。

スペインでのタンゴや闘牛もたっぷり時間を取っていました。
ここをもう少しカットしたら、2時間ちょっとの作品に出来たと思いますよ。(汗)

パスパルトゥーの女好き具合が前のめり過ぎて苦手でした。
いつか犯罪犯しそうなくらい女の事ばかり。
主人の紳士ぶりが輝いて見えました。

でも、本当に世界一周したような気分にしてくれる作品です。
日本は江戸末期のようで、みんな丁髷に着物でした。
この頃から富士山は日本の象徴だったんですね!
船から見える富士山に感動しました。

まあ、あんな簡素な気球で山を越えてスペインまで飛ぶなんてあり得ないですが、飛行機が無い時代に世界一周するという夢のあるお話は面白かったです。
まだ全線開通してない機関車や象、気球に船。
ありとあらゆる移動手段を駆使して、世界一周をやり遂げたフォッグたち。
色々な困難を乗り越えていくのが、スリルあって楽しかったです。

色々な人がカメオ出演していたみたいですね。
でも、私は全然分かりませんでした。
アメリカのサロンにいた色っぽい女性はマレーネ・ディートリッヒでしたか!
いやに絡んでくると思ったんですよ。
同じサロンでオルガンを弾いていたのはフランク・シナトラ。
名前の知っているのはそれくらいかな。

そして、楽しいエンドロールも素敵でした。
80日間世界一周を振り返るアニメーションで、最後まで楽しませてくれますよ。

アカデミー賞作品賞受賞作品。

《関連作品》
リメイク「80デイズ(2004)
鑑賞日 2021.11.14

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spink.gif 80デイズ(2004)   アメリカ
  AROUND THE WORLD IN 80 DAYS  [121分]
管理人評価   ★★
ジャンル アドベンチャー/コメディ
監督 フランク・コラチ
出演者 ジャッキー・チェン        (パスパルトゥー)
スティーヴ・クーガン       (フィリアス・フォッグ)
セシル・ドゥ・フランス      (モニク)
ジム・ブロードベント       (ケルヴィン卿)
ユエン・ブレムナー       (フィックス警部補)
ロブ・シュナイダー        (ホームレス)
カレン・ジョイ・モリス      (ファン将軍)
イアン・マクニース        (キッチュナー総監)
キャシー・ベイツ         (ヴィクトリア女王)
アーノルド・シュワルツェネッガー (ハピ王子)
ジョン・クリーズ         (巡査部長)
オーウェン・ウィルソン      (ウィルバー・ライト)
ルーク・ウィルソン        (オービル・ライト)
マーク・アディ          (蒸気船の船長)
サモ・ハン・キンポー       (ウォン・フェイフォン)
ダニエル・ウー          (バク・メイ)
マギー・Q            (黒サソリの女刺客)
カレン・モク           (ファン将軍)
コピー 何でもアリの
世界一周アドベンチャーが始まる!
あらすじ
19世紀末の英国ロンドン。
その突飛な発想でいつも王立科学アカデミー会員たちの物笑いの種になっていた発明家のフォッグ氏。
彼はある日、「80日間で世界一周できる」と口走ったことから、意地悪なアカデミー長官、ケルヴィン卿とその成否を巡って大きな賭けをするハメに。
いまだ飛行機すら発明されていないこの時代に、とんでもない冒険の旅に出ることになったフォッグ氏のお供をするのは、ひょんなことから彼の使用人となったパスパルトゥーこと中国人のラウ・シン。
ところが彼はフォッグ氏には内緒のある目的を持ってこの旅に同行していた。
感想
何年ぶりかにジャッキー・チェンの映画を見ました。
懐かしいとさえ感じるジャッキーのカンフーアクション。
今回も彼の良さを詰め込んだ作品となっていました。

もちろんコメディパートも充実。
最初からフォッグの発明した機械でグルグル回されてぶっ飛ばされていました。

ベースは有名な「80日間世界一周」。
オリジナルを見てないのでどれくらいなぞっているのか分かりませんが、これを見てオリジナルが見てみたくなりました。
ツッコミ所は多々ありますが、それを楽しむ映画でしょうね。
蒸気船を壊して作った飛行機が海を渡れるとは思えませんもん。

見所の一つは大物俳優たちのカメオ出演。
インドのハピ王子にはあのアーノルド・シュワルツェネッガー
ロダンから送られたシュワちゃんの考えるひとは笑いました。

そして、ヴィクトリア女王はキャシー・ベイツ
威厳もありながらお茶目な女王がはまっていました。

一番印象に残ったのは、ライト兄弟を演じたオーウェン・ウィルソンルーク・ウィルソン
こんな短い出番なのに、本物の兄弟をキャスティングするとは笑いをわかってますね。

ただカンフーアクションとこの物語が、上手く融合していたかというと疑問が残ります。
世界を舞台に戦うジャッキーは相変わらずカッコ良かったですけどね。

リメイク作品。

《関連作品》
オリジナル「80日間世界一周(1956)
鑑賞日 2021.02.03

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spink.gif 9か月(1995)  アメリカ
 NINE MONTHS  [100分]
管理人評価   ★★★★★
ジャンル ドラマ/コメディ
監督 クリス・コロンバス
出演者 ヒュー・グラント     (サミュエル)
ジュリアン・ムーア    (レベッカ)
ロビン・ウィリアムズ   (コソヴィッチ医師)
トム・アーノルド     (マーティ・ドワイヤー)
ジョーン・キューザック  (ゲイル・ドワイヤー)
ジェフ・ゴールドブラム  (ショーン)
ミア・コテット      (リリ)
コピー 覚悟はできてる?
あらすじ
精神科医のサミュエルは、バレエを指導しているレベッカと5年付き合っている。
ある日、彼女が妊娠したと聞いた彼は、まだ父親になる気は無いと彼女と現実から逃げ回る。
サミュエルの心の葛藤と精神的な成長をコミカルに描いた作品。
感想
女からしたら最初のサミュエルは最低です。
男は種を蒔くだけ蒔いて、女が妊娠したら騙されたとか騙した等とほざくなんて!!
しかも、彼女の妊娠中に浮気しようとするし・・・。 正にゲスの極み。
腹が立ってしょうがなかったです。
それだけに後半、サミュエルがレベッカの超音波のビデオを見た時からは感動の連続でした。
やっぱり子供は宝物なんだなと痛感したと同時に、母親の偉大さも改めて身に沁みました。

正直私自身も親になる責任というものはピンとこないので、子供が出来た時に心から愛せるかどうか自信がありません。
心の中ではサミュエルの事を最低だなと思いながら、どこか自分を見るかのような感覚を覚えたのも事実でした。
客観的に見る分には何とでも言えるけど、実際自分はどう思いどういう行動をとるのかと思うと人事ではないと感じました。

女性は誰でもレベッカのように強い意思で、母親の自覚を持てるようになるものなのでしょうね。
父親がダメなら自分がやるしかないと思うと力が湧いてくるのでしょう。

ロビン・ウィリアムズ演じるロシア人医師がいい味出してました。
これまでは動物専門で初めて人間の患者を担当するという設定だったので、検診から出産までドタバタしていて大爆笑でした。
しかし、最後の分娩室のシーンはやり過ぎかなと思いました。
誰かが「出産は奇跡だ」と言っていたけど、せっかくの感動シーンも台無しでしたからね。

全体を通してコメディのはずなんですが、後半は泣きっぱなしでした。
お気に入りの映画に追加したいと思います。
鑑賞日 2003.01.04

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spink.gif 9デイズ(2002)   アメリカ
  BAD COMPANY  [117分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル 犯罪/アクション/コメディ
監督 ジョエル・シューマカー
出演者 アンソニー・ホプキンス  (オークス)
クリス・ロック      (ジェイク・ヘイズ)
ガブリエル・マクト    (シール)
ガーセル・ボーヴァイス  (ニコール)
アドニ・マロピス     (ドラガン・ヘンチマン)
ケリー・ワシントン    (ジュリー)
ピーター・ストーメア   (アドリク・ヴァス)
ジョン・スラッテリー   (ローランド・イエーツ)
ブルック・スミス     (スワンソン)
ラネット・ワレ      (パム)
ドラガン・ミカノビック  (ミッシェル・ペトロフ)
コピー <世界最大の脅威>はついに、プラハからニューヨークへ――
カウントダウンは、もう始まっている・・・・・・。
それは、人類史上最悪の9日間。
あらすじ
CIAは秘密任務中だったケビン・ポープを失い、双子のジェイクを代役に立てるという作戦を思いついた。
そのジェイクという男は、スラム出身のダフ屋で、ろくでもないチンピラだった。
ある日、突然CIAに呼び出され、双子の兄がいた事、その兄が任務中に殉職した事を聞かされたジェイク。
しかも、その兄の変わりにCIAの秘密任務についてくれとまで頼まれた。
大金に目がくらんだ彼は、これをあっさり承諾。
しかし、その日から彼にはきつく辛い日々が待ち受けていた。
感想
全然期待してなかったのでゆる〜い感じで見始めたら、何ですか?この面白さ!
めちゃめちゃ気に入ってしまいました!

何と言ってもジェイクのキャラが良い!
どんなに緊迫した場面でもユーモア満点で楽しい!
特にイエーツに向けての罵倒が最高でした。
女だったらフセインをすぐに見つけて「私の男に手を出すな!」と言ってるってのがツボ。
確かに!!
女の執念ほど怖いものはないからね。
あと、グランドセントラル駅で「そんな装置が今反応しちゃってるの?」っていうのも良かったな〜。
まあ、これは吹き替えならではの面白さかもしれませんね。

とにかく、冷静なオークスとはっちゃけてるジェイクのコンビネーションは素晴らしかったです。
この作品は面白いだけではなく、私の大好きな親子愛も含まれているんです。
親子と言っても、ジェイクの母は里親という立場の人なんですけど、そのお母さんがめちゃめちゃ良い人で泣かされました。
ろくでもないジェイクをここまで信用してくれてるなんて・・・。
その気持ちは一生の宝物ですよ。
確かにジェイクは愛されキャラだけど、それだけでは片付けられないこのお母さんの人柄ね。
そこに感動しちゃいました。
金と言えばすぐに出してくれて、見捨てる所か希望まで持っていてくれて。彼女の存在はかなりの癒しです。

そして、これに加えて、きちんと緊迫感溢れるシーンもあるんですよね。
このメリハリの付け方はさすがです。
ジェイクが爆弾処理を試みるシーンの緊迫感は半端じゃなかった!
「も〜〜う!!どうなるの〜〜!!」って手を合わせて祈りながらの鑑賞です。
って私、入り込みすぎ??

あと、草原での小型爆弾争奪戦とか、森の中での死闘とか、要所要所のアクションも見応えありでした。
最後のエピソードにも泣かされて、すっかりこの映画の世界の虜になってましたわ。
CIAの真面目なアクションなのに、ジェイクのキャラで適度にコメディ色も入ってて、アクション苦手な私にとっては、とっつき易い作品だったんだと思います。

これって世間的にはあんまりなんですよね。
アクション好きな人には物足りないんだろうし、コメディ好きな人には中途半端だろうし。
私みたいな中途半端な人間には、がっちりはまる作品だったって事ですね。(笑)

あ〜、だからか。
こういうB級テイスト満載の映画、結構好きですわ。
鑑賞日 2006.09.04

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