ナポレオンは優れた軍事的・政治的手腕、革命的思想によって全ヨーロッパを席巻したが、各所で敗北を重ね、1814年4月、オーストリア・ロシア軍をはじめとする同盟軍のパリ入城を許していた。
ネイ元帥たちはナポレオンに退位を迫り、やむなく退位文章に署名する。
フォンテーヌブロー宮殿を後にしたナポレオンは、放流先のエルバ島へ向かった。
しかし10ヶ月後の1815年3月、ナポレオンはエルバ島を脱出し、フランスへと上陸。
ルイ18世を追放して再び皇帝の座に着いた。
管理人評価
★★★
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戦争/歴史劇 | |
セルゲイ・ボンダルチュク | |
ロッド・スタイガー (ナポレオン一世) クリストファー・プラマー (ウェリントン) オーソン・ウェルズ (ルイ18世) ジャック・ホーキンス (ピクトン将軍) ヴァージニア・マッケンナ (リッチモンド公爵) ダン・オハーリヒー (ネイ元帥) セルゴ・ザカリアズ (ブリュッヘル元帥) アイヴォ・ガラーニ (スルト元帥) |
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ナポレオンはそのすべてをこの戦にかけた!世界の歴史を変えたこの戦いに! | |
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この作品は、その戦いを丁寧に描いているので、とても勉強になりました。
とにかくすごい人の数。
人の奥に人、また奥に人、奥に人、奥に人で、はてしない数の兵士がいました。
この映像が本当にすごい迫力で、戦場にいるような臨場感が味わえました。
騎兵隊もものすごい数で、それが一斉に駆ける映像は壮観の一言。
最後の戦闘シーンは手に汗握る映像の連続でした。
ソ連正規軍が2万人も参加しているそうです。
あの綺麗な隊列は、本物の軍人さんだから成せる業なんですね。
撮影期間は2年。
それも納得の重厚な映像の数々です。
大雨の日、その翌日で地面がぬかるんでいる日。
この天候が戦いに重要な影響を与えたんですね。
ウェリントンとの戦いには勝ったけど、敵の援軍が来て負けてしまったナポレオン。
戦いの前日から終戦まで、丁寧に描かれていました。
本当に壮絶な戦いで、戦場に迷い込んでしまったような錯覚さえ覚えました。
見終わった後の疲労感が半端ないです。
手に汗握って見ていたようで、かなりぐったりしてしまいました。
やっぱり戦争物は、見るのに気合がいります。
でも、見て良かったと思いました。