昭和33年、東京下町の夕日町三丁目。
ある日、小さな自動車修理工場:鈴木オートに、集団就職で青森から上京した六子がやってくる。
しかし、彼女は工場の小ささに少しがっかりした様子だ。
同じ頃、鈴木オートの向かいにある駄菓子屋の店主で、売れない小説家:茶川竜之介は、一杯飲み屋のおかみ:ヒロミから身寄りのない淳之介という少年を預かってくれと頼まれる。
管理人評価
★★★★★
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ドラマ/ファミリー/コメディ | |
山崎貴 | |
西岸良平 『三丁目の夕日』 | |
吉岡秀隆 (茶川竜之介) 堤真一 (鈴木則文) 小雪 (石崎ヒロミ) 堀北真希 (星野六子) もたいまさこ (大田キン) 薬師丸ひろ子 (鈴木トモエ) 須賀健太 (古行淳之介) 小清水一揮 (鈴木一平) 温水洋一 (自転車屋:吉田) 小日向文世 (川渕康成) 奥貫薫 (古行和子) |
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携帯もパソコンもTVもなかったのに、 どうしてあんなに楽しかったのだろう。 |
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★5つ、満点の映画です!
後半は感動の雨あられ。
見終わった後、心がポカポカして温かかくなりました。
人の優しさ、思いやりって本当に素敵で感動してしまいます。
今回は、吉岡さんが凄く良かった!
彼の演じた茶川という人物が本当に良かった!
今まであまり印象に残らない俳優さんだったんですけど、この作品で一気に好感度が上がりました。
あと、淳之介が本当に良い子で泣ける。
素直で純粋でまっすぐで。
厳しい現実の中にいても、こんな良い子に育っているなんて奇跡みたい。
サンタさんのシーンは、素直に感動しちゃいました。
その他のキャラたちも皆良い人ばかりで、一気にこの世界に引き込まれました。
淳之介と一平が迷子になった時が号泣ポイントでした。
何気ない所も細かくツボにはまって、終った頃には顔が涙でぐちゃぐちゃです。
赤の他人だからこその温かさ。
本当の父親は冷たかったですからね。
余計にその温かさが沁みました。
TVが珍しい時代。やっと冷蔵庫や洗濯機が来て、皆大喜びしてました。
世の中が目まぐるしく変わろうとも、人の温かさと夕日だけは変わらないんですね。
昭和30年代の風景が本当に細かい所まで凝っていて驚きました。
たまに入るCGも効果的に使われていましたね。
父ちゃんが怒って一平を振り回しちゃうシーン、面白かったです。
家族で楽しめて心が温かくなる素敵な作品。
良い所が多すぎて、いちいち書くとキリがないくらいです。
疲れた時、迷った時、元気が欲しい時に見たい作品だと思います。
《関連作品》
「ALWAYS 続・三丁目の夕日」
「ALWAYS 三丁目の夕日'64」