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--Diary--


.......2002年05月10日 (Fri) .......

 ■はじめての・・・
日記を公開するとは、古風で固定観念に縛られている私には
およそ想像もできないことでした。
ですが、これも良い機会と思い、日々頭によぎる由無しごとをそこはかとなく、書き連ねるとします。

P.S.誰かに読んでもらいたいような、読んで欲しくないような・・・。

No.(1)

.......2002年05月13日 (Mon) .......

 ■野球:タイガース城陥落
とうとう開幕以来保ってきた首位の座を5月12日、巨人に明渡してしまいました。
去る5月11日の対巨人戦において、85年のバックスクリーン3連発を彷彿とさせるアリアス、檜山、浜中の3ホーマーは、私に勝利を確信させるに十分な迫力とでも言いましょうか、勢いを感じさせました。しかし、昨年までの「打線は脆弱だが、密かな投手王国」と称された投手陣はどこへ行ってしまったのでしょうか?井川、ムーア、藪と先発陣の柱はよくやっています。ですが、中継ぎの伊達、伊藤、そして11日に登板した星野(伸)などは、いかにも頼りなく、結果は4点差の完敗。
思えば、12日の大敗劇への序章はあの時に始まっていたのです。結果として松井、高橋らを擁する巨星に、ルーキーの安藤は耐えれるべくもありませんでした。失策や度重なる野手のエラーなど、確かに選手側にも大きく原因はあります。ですがこの連敗には、選手を信頼し最後まで任せきる星野采配の悪い面がでてしまったと思います。
今年のタイガースが優勝およびAクラス入りを目指すのであれば、ここからが踏ん張りどころです。選手にも疲労の色は濃く故障者も続出していますが、貯金を減らさずに中盤戦を乗り切り、最後にはぜひ優勝してもらいたいと思います。

No.(2)

.......2002年05月14日 (Tue) .......

 ■今日の映画  陰陽師(ネタばれ)
今日は陰陽師を見ました。
野村萬斎さんの切れ長の目は魅力的でした。
納得いかなかったのは、萩原聖人演じる親王があっさり成仏してしまったことです。ものすごい悪霊だ!とか言ってたのになんでこんなにあっさり行くんだ!という感じです。真田広之の方が絶対怖いと思います。
やっぱり小説の方がおもしろいという壁は乗り越えられないのでしょうか。

No.(13)

.......2002年05月15日 (Wed) .......

 ■やっと手に入った!
やっとハリー・ポッターが手に入りました!
映画館に行こう行こうと思っている内に終わってて見に行けなかったので、ビデオが出るのを心待ちにしていました。
新作借りたのも久しぶりだし、心置きなく堪能しようと思います。

No.(3)

.......2002年05月16日 (Thu) .......

 ■今日の映画  みんなのいえ
ココリコの田中さんがいい味出してます。やっぱり田中邦衛のものまねしたくなりました!いろんな有名人がチョイ役で出ていて、誰か当てるのが楽しかったです。明石家さんまとか真田広之とかがいました。家を建てるということはとっても大変なことですね。もし、マイホームが持てるとしたら20畳の畳の部屋が欲しいな。と思いました。
No.(6)

.......2002年05月17日 (Fri) .......

 ■バイト:社会の歯車
やはり夜勤は辛いものです。給料もそれなりに払って貰えますが、最後には給料などいらないから早く開放してくれという気分になります。如何に普段の生活が平穏であるか、身をもって体験することができました。
とはいったものの昨日が短期バイト(全3日間)の初日であったため、残り2日間は馬車馬のようにこき使われなければなりません。私の体験しているアルバイトは、私の周囲において「避けては通れない道」、もしくは「社会の登竜門」的存在と言われています。先輩から後輩へその苦役について口伝がなされ、また一人その犠牲者がここに産まれました。
仕事を持続するために必要なことは、その労働の中にどのような目的、やりがい、楽しみを見つけ出せるかが鍵となってきます。そしてそのやりがいとは金銭的報酬と無関係に存在するものです。しかし今回の場合、私はどうしてもやりがいを見つけることができませんでした。一定の空間に10時間も拘束されるのですから、素人とはいえ仕事の意義を深く考えてしまいす。ですがどこにも救いはありませんでした。それは言いかえるならば、「社会の歯車」としての実感を味わった瞬間です。
さて、私はこれからまたバイトへと出かけていきます。そうそう。あの仕事にも唯一の救いがありました。それは不断の反復的労働を行っていると、恐らく脳内麻薬が分泌されるのでしょう。いわゆる「恍惚の人」になることができます。では肉体的苦痛と精神的快楽を堪能してくるとします。

No.(7)

.......2002年05月19日 (Sun) .......

 ■今日の映画  マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ
ラッセ・ハルストレム監督のスウェーデン映画です。
幼い頃のくすぐったいような思い出が甦ってきました。おませな子供達が主人公ですが、自分の子供の頃に重なる部分もありました。お母さんに迷惑をかけてはいけないとわかっているんだけど、良かれと思ってやった事が大事件になって怒られたりってありますよね。(ないかな?)好きな子にちょっかいだしたり、異性を気にしだしたりする時期ですしね。やっぱり監督の作品はあったかい気持ちになります。ピュアになりたい時におすすめです。

No.(8)

.......2002年05月20日 (Mon) .......

 ■今日の映画  いつも2人で
おもしろい作り方で繋がりを理解するまでけっこう時間がかかりましたが、分かってみれば、とっても素晴らしい映画だと思いました。
倦怠期の夫婦が旅をする内、昔の事を思い出して二人の関係を見直しはじめるというストーリーなんですが、突然昔に戻ったりするので、あれ?これはどの時代だ?ということが多々ありました。
「二人でいても話をしない人達は?」「夫婦。」という台詞が印象的です。私も結婚するとこうなってしまうのかしら?と考えさせれます。
オードリー・ヘップバーンはやっぱり美しいですね。少女時代から一児の母までを巧みに演じ分けていて見ごたえありです。

No.(9)

.......2002年05月21日 (Tue) .......

 ■今日の映画  ジョーズ・アパートメント
すごいのを見てしまいました。気分悪いです。深夜やっている映画を見ようと新聞を見ていて、時間が短いという理由で選んだのが間違いでした。
ゴキブリと超不潔な男の物語でした。ゴキブリの大群が、歌い踊るというおぞましい光景は目に焼き付いて離れません。コミカルなミュージカル調にしてあるのですが、茶色いあやつ達はかわいいなんて思えません。今日安眠できるかしら?見てしまった自分が許せません!

No.(10)

.......2002年05月22日 (Wed) .......

 ■今日の映画   アナザヘヴン(ネタばれ)
結局犯人の正体って何?エイリアンではなく悪霊でもない、でも姿は水。分からない。ラストで服に火が燃え移ってすごい燃えてたのに、軽傷で生きていた刑事には納得できないし、なぜ江口洋介に執拗に迫るのかも不明、脳みそシチューの意味も分からずじまい。なんか消化不良な感じです。
TVシリーズと一緒に見るとより一層楽しめるらしいので、一度試しに見てみようと思います。
しかし、松雪泰子は綺麗だった!血まみれでも、美しいものは美しいのですね。

No.(11)

.......2002年05月23日 (Thu) .......

 ■今日の映画   アリス
世間知らずのお金持ちの主婦アリスが、謎の医師ドクターヤンからもらったハーブを飲んで不思議な体験をするというお話です。私は楽しめました。
誰にでもある感情だとは思いますが、透明になって他人の秘密を覗いてみたり、友達の話を盗み聞きしてみたりってできたらいいなと思いませんか?それを体験してしまったアリスはだんだん自立していき、周りに流されていた今までの自分と別れを告げます。ちゃんと自分の為に不思議なハーブを使える人ってなかなかいないと思います。ウッディ・アレンらしい映画かも知れません。空を飛んだりするのは笑えました。結構おすすめかも。

No.(12)

.......2002年05月24日 (Fri) .......

 ■今日の映画  ナッシング・トゥ・ルーズ
ティム・ロビンスは、シリアスな役が結構多いのでコメディは意外でしたが、マーティン・ロレンスとの息もぴったりでおもしろかったです。
妻の浮気を目撃してしまい、自暴自棄になって車を走らせていたニック。そこへ強盗が現われたが、反対に誘拐してしまう。ニックの事情を知った強盗は、彼の復讐の手伝いをすることになるという話。
私はマーティン・ロレンスのファンなので、彼の作品はよくみますが、やっぱり天才ですね。"ハリウッド版ナイナイの岡村"とかテレビで紹介してましたが、確かに似てます。ママにいつも殴られて、泣き顔になるのですが、顔の筋肉柔らかいなと関心してしまいました。

No.(14)

.......2002年05月25日 (Sat) .......

 ■漫画:時代物に想う事
最近、頻繁に漫画喫茶に通いつめている私ですが、読むものは専ら時代物が中心です。これまでに「花の慶次」、「バガボンド」、「あづみ」などを読みましたが、いずれにも共通していることは非常に、あっさりと人が死ぬことです。平和な日常とはかけ離れた、しかし実際に過去に存在したであろう惨劇の数々は、恐怖の中にもどこかリアリティーのない非現実さを私に感じさせます。生命が希薄だった時代、人の死は日常的な出来事であり、私から見るところの「惨たらしさ」は現代の価値観に照らして感じたものでしょう。
ですが、漫画喫茶から外に出た時にいつも想うことは、自身があの時代、作品中の戦国時代に生きていたならば、この世の無常を嘆き、浄土信仰にすがりつつも侍に無礼打ちをされてしまう農民であっただろうということです。(或いは、私の潜在的な残虐性が表面化し、農民を切り捨て村娘を強姦する野武士にでもなっていたかもしれません。無意味な仮定ですが。)
漫画の作者が私達に対してどのようなメッセージを送りたかったのかは正直なところ分かりません。しかし、現代の平和(局地的かつ表面的な)な時代は確かに何事にも変えがたい貴重なものであることは確かです。過去からの警告であるのか、作家自身の残虐性を満足させただけか、はたまた生命倫理観の喚起か、様々に考えさせられる体験でした。ちょっと考えすぎ?

No.(55)

.......2002年05月26日 (Sun) .......

 ■今日の映画  独裁者
今まで見たチャップリンの映画はサイレントだったので、声が聞けて感動しました。短編ばかり見ていたので、2時間だとどういう映画になっているのかと楽しみにしていましたが、期待を裏切らないできでした。
1918年第一次世界大戦時、トメニアの独裁者ヒンケルにそっくりのユダヤ人理髪師がアーリア人の将校を助けた事で、二人に友情が芽生えた。しかし、ヒルケンはユダヤ人街を焼き払えという命令を出し、その命令に異議を唱えた将校は逮捕されてしまう。将校をかくまっていた家に突撃隊が乗り込んできて、大騒ぎに…という話。
チャップリンの一人二役で、笑いが満載です。ヒルケンがほんの少しの空き時間に肖像画と石像を作らせているところは大笑いでした。しかし、ラストは感動的でした。人生は自由であるべきだ!彼の演説が心に響きます。

No.(16)

.......2002年05月27日 (Mon) .......

 ■今日の映画  NY検事局
あまり面白くなかったです。盛り上がりもないし、ラストも淡々としていてあっさり終わったという感じでした。親子の微妙な関係もなんとなく軽いような気がして楽しめませんでした。
アンディ・ガルシアにはもっとハードボイルドな感じがあっているような気がします。新米検事という設定もわかるけど、いきなり地方検事ってあるんでしょうか?ちょっと納得できませんでした。

No.(17)

.......2002年05月28日 (Tue) .......

 ■今日の映画  ドクターコネリー・キッドブラザー作戦
一時間弱程の短い映画です。ショーン・コネリーの弟、ニール・コネリーが主役です。映画の中でもショーンの弟という設定で、「お兄さんを知ってるわ」とか「お兄さんに自慢できるな」とかいうせりふが出てきます。
ストーリーは、有名な整形外科医で催眠術も使いこなすドクターコネリーが、金属機械がすべて動かなくなってしまうウルトラマグネットという装置を使って世界征服しようとする悪の軍団と壮絶な戦いを繰り広げるという感じ。
いたって普通ですが、敵の美女軍団がお色気作戦で攻撃してくるので、そこが見所でしょうか…。

No.(18)

.......2002年05月29日 (Wed) .......

 ■時間:お金で買える!?
至極個人的な見解を述べさせて戴きます。それは時間についてです。ここで言う時間とは、歴史的、概念的時間ではなく、そこに普遍性などは存在すべくもありません。先にも述べましたが、個人的、主観的時間のことであります。
さて、前置きが長くなりましたが、ここから本題に入ります。私は日常的に電車を利用しています。徒歩だと20分はかかる区間を電車は5分160円の出費にて運んでくれます。そう。御察しの方も居られるかと思いますが、私は160円で凡そ15分を買ったことになるのです。15分あれば、喫茶店で寛ぐこともできますし、トイレに行くこともできてしまいます。話は次第に飛躍してまいりますが、15分160円。つまり電車に払う時給は極めて単純に計算した場合、640円になります。
卑近な例ですが、私は以前時給975円で働いていたことがあります。前述から申しますと、この975円の時給のうち640円は私の個人的時間の代償として支払われたお金であり、残りわずか335円のみが労働行為による付加価値なわけです。この場合、640円という高額を保証してくれているのが、人件費(人権費)ということになります。
さて、仮にこの一時間640円という人権費を基準として、下らない計算を続けてみたいと思います。
ご存じの通り一日は24時間です。平均的睡眠時間が7時間であるとしますと、ここにかかるお金は4480円となります。ホテルが一泊7000円であり、7時間滞在したとすると、通常の人は7時間の睡眠の対価として4480円は払うつもりがあるので(あくまで絵空事、実際は時間ごとにホテル代を払うわけではない)、差額の2520円が、ホテル側の提供する追加的価値となるのです。言い換えるならばこの2520円がホテル側の労働の対価となるわけです。人権費が如何に高いかお分かりでしょう。
そろそろ話も苦しくなってきました。しかし、ここで言いたいことは、時間はある程度お金と交換が可能であるということです。ただそれだけです。
私は今日もまた電車に乗って時間を購入しました。以上がその最中に浮かんだ由なしごとです。

No.(54)

.......2002年05月30日 (Thu) .......

 ■今日の映画  ゼイ・リブ
内容を全然知らなくて見たのでSFだと思いませんでした。ストーリーは、普通に人間として生活している異性人が見えるサングラスを手にしてしまった主人公が地球存亡の危機を救うため異性人と戦うというもの。
かっこいいヒーローを描いたというより、よりリアルに作ったと言った方がいいかもしれません。ラストがその後どうなったの?と思う終わり方だったので、本当にこうなったらあなたならどうする?みたいな意味があるのでしょう。私ならどうしようかな?

No.(20)

.......2002年05月31日 (Fri) .......

 ■食事:相乗効果について
今回も卑近な例から述べさせていただきます。それは食材の相乗効果についてです。私は昨日某ハンバーガーチェーン店にてオニオンリング等というものを食べました。あれは揚げたてが非常に美味であります。食べるとさくさくとした食感と玉ねぎの甘味が心地よく、多少の脂っこさも何のその、あっという間に食べ終えてしまいます。思えば、オニオンリングは中身が玉ねぎであるからこそ美味いのであって、あれが長ねぎであったり万能ねぎであったならば(そもそもリングではないが)美味くはありません。
オニオンリングは食べてみますと一目瞭然ですが、実際は玉ねぎが加熱により細くひょろひょろ、スカスカになってしまいメインの玉ねぎ自体はさほど美味くはありません。しかし、玉ねぎから出る旨みがフライの中に凝縮されており、それが私を惹きつけるのです。
さてその昔、私の幼少時代のことです。豚カツが私の好物でした。しかしある日の事、私は豚カツが美味いのはカツが美味いからであって豚肉自体は全然美味くないことに気づいてしまったのです。実際豚肉はスカスカ、淡白すぎて脂っこさを求める私には物足りなく感じられました。そこで愚かな私は考えました。そう。食べる際に衣だけを残しておけば、後で美味いカツだけが味わえるということにです。ですが、聡明な方々はもうお分かりでしょう。全く美味くありませんでした。それどころか油分が多く、ギトギトしているためあっという間に気分が悪くなってしまいました。また、気分を害するまで食べ続けたのは、私の美味いに違いないという思いこみ、そして衣とは卵、小麦粉、パン粉に油をまぶしたようなものであることを見抜けなかった創造力の欠如以外何物でもありません。
豚カツの美味さとはトンとカツの相乗効果であるということを私はその時知ったのであります。
先日、オニオンリングを食べた際、私はこの事を思い出しました。
以上近日の由無し事でした。

No.(21)

.......2002年06月04日 (Tue) .......

 ■サッカー:ワールドカップに思う事
普段は全くと言っていいほどサッカーは見ない私ですが、4年前のフランス大会に続いて今回の日韓共催大会は非常に興味深く拝見させて頂いております。それにしてもやはり日本代表が頑張っていると嬉しいものです。日常的には、日本、韓国、その他諸国に対して「国家」を意識するときは、専ら政治、国際情勢に関することに限られています。しかし、オリンピック、サッカーのワールドカップなど、世界が熱狂し、マスコミも盛大に盛り立てているイベントに遭遇しますと、普段はなりを潜めているナショナリズムとでも言いましょうか、首をもたげてきます。
そもそもグローバリティとは、国家間の垣根を取っ払ってしまおうという概念と理解しております。しかしオリンピックが4年に一度、そしてワールドカップもオリンピックの開催に続く事2年後に訪れていますので、実質は2年に一度グローバリティとは矛盾するような国際的、象徴的イベントが行われていることになります。まあ、グローバル云々というものは一部の先進国が、その傲慢さとエゴイズム、自尊心を満足させるために提唱されたようなものですから、ワールドカップは大変結構。どんどんやるべきです。
いずれにせよ、スポーツは楽しく、見るものを興奮させます。願わくば、野球のワールドカップがいつの日にか行われる事を。

No.(23)

.......2002年06月05日 (Wed) .......

 ■今日の映画  さよならゲーム
ワールドカップの影響で映画が見れなかったのですが、やっと見れました。
ケビン・コスナーが髪の毛フサフサでかっこ良かったですな。スーザン・サランドンも「ぼくの美しい人だから」に続き、妖艶な美女を熱演しています。
マイナーリーグの落ちこぼれチームに入ってきた新人ピッチャーと元メジャーリーガーのキャッチャーが一人の女性をめぐっていろいろあるというお話。(訳わからなくてごめんなさい!)
ラストにスーザン・サランドンが番傘さして歩いてたのにはびっくりしました!

No.(22)

.......2002年06月07日 (Fri) .......

 ■不満:飲み屋に思う事
サッカーワールドカップ最大の見せ場、イングランド対アルゼンチン戦はその前評判にふさわしく興奮させるゲーム内容でした。特にアルゼンチン一点ビハインドの後半、イングランドゴールに襲いかかるアルゼンチンの猛攻と、それをしのぐイングランドの守備は特筆に価します。非常に良い試合が見れたと嬉しく思いました。
しかしながらです。そんな好ゲームに熱狂していた一方で、私には大変不快な思いをする出来事がありました。それはある飲み屋でのことです。
私は友人と酒でも飲みながら試合を観戦しようと普段より利用している飲み屋へと出かけました。その店ではワールドカップ期間中に試合を見せてくれるばかりか店員は青くお揃いのサッカーTシャツに身を包み、飲み物も「Enjoy the world of football」と書かれた紙コップで、さらにメニューまでもが代表各国の酒をフォーメーションに配したレイアウトでなされており、まさにサッカー一色といった様相でした。そうなれば、そこを訪れる客が観戦を期待するのも無理はありません。むしろ店側がサッカーフィーバーに便乗していると考えた方がよろしいでしょう。当然私達も、誰しもが期待するようにサッカー観戦に訪れました。
ところがです。店に入るなりスーツを着た、あれは恐らくチェーン展開をするその店の社員だと思います。突然「サッカー観戦ですか?」と聞いてきました。すると、そうだと答える私達に対しその店員は、「当店はワールドカップ期間中も通常営業を行っていますので、観戦目的のお客様の席の占有はお断りしているんですよ」とのたまったのです。
それまで、2時間ばかりサッカーの試合開始に合わせて待ち続けてきたというこちら側の都合もありますし、何も注文せずにましてや占有などしようとは露程も思っていなかった私達は(私は)、即座に「カチン」ときてしまいました。この店は「サッカーフィーバーに便乗するだけしておいて、殿様商売をしてやがる」と思ってしまったのです。一気に酔いが醒めたといいますか、不快な気分になりました。
確かに、先方の言い分は至極もっともです。あちらは営利目的で営業をしているのですから、客の回転を良くしてそれだけ収益を上げたほうがいいに決まっています。しかしです(今日はこればっか)。もう少し言い方といいますかやり方があるのではないでしょうか。例えば一律に2千円を取り、2時間を飲み放題にするという方法でもかまいません。店は、客の自発性に訴えるような雰囲気作り、客と店側の双方の合意形成をはかる最適な手段をもっと探るべきでした。入り口で「長居されちゃあこまるんだよねー」と口頭で、無礼にも伝えるようなことは最低だと思います。馬鹿者!飲み屋は長居するもんだろうが!
少し取り乱してしまいましたが、私はそう感じました。今回の感想には多分に、私側の一方的かつ主観的、利己的な感情が入りすぎていますので、公平ではないかもしれません。ですがこの世知辛い世の中、せめて飲み屋ぐらいは気持ちよく利用したいものです。

No.(50)

.......2002年06月08日 (Sat) .......

 ■渡部さんLOVE日記
7月12日(金)から渡部篤郎さん主演の『愛なんていらねぇよ、夏』が始まります。
今からすごく楽しみなのは、渡部さんの丸刈りです。どんな感じになるのか想像もつきませんが、カッコイイ事に間違いはないので早くお目にかかりたいです。今度のドラマはホストということで、今まで見た事のない役なのも気になります。
共演が広末涼子というのが唯一の不満です。(ファンの方はすみません)
監督と演出の方が「ケイゾク」のゴールデンコンビなので、渡部さんの魅力を十二分に引き出してくれることでしょう!早く来ないかな7月…。

No.(49)

.......2002年06月09日 (Sun) .......

 ■今日の映画  愛されちゃってマフィア
ミシェル・ファイファーが綺麗でした。髪形が気になるけど…。私的には「レディ・ホーク」の方が好きですけど…。
しかし、この邦題なんとかなりませんかね。もっといいネーミングがきっとあるはず!!ある意味ひねってあるけどね。なんだか”けど”が続いてますが、そんな作品でした。(って訳わかんないですね…)
マフィアのボスに夫を殺された妻が、夫殺しの容疑者である妻を調査していたFBI捜査官とは知らずに恋をしてしまうというお話でした。(って訳わかんないですね…パート2)こういう展開はありがちですが、ボスの妻があんなに影響力を持っているってところは面白かったです。


No.(25)

.......2002年06月10日 (Mon) .......

 ■今日の映画  ウィズ・ユー
ティム・ロビンスが知能障害者役を演じています。かなりリアリティがあるので、見ているこっちがヒヤヒヤしました。
主人公の女の子がおませだけど、すごくかわいいです。本気でUFOがいると信じていたり、穴を掘って中国にいこうとしたり、風船で空を飛ぼうとしたりと一生懸命やっている姿がほほえましかったです。
いまひとつ盛り上がりには欠けましたが、全体的には良かったと思います。
しかし、怒らせると腕を折ってしまうなんて、怖いですね。

No.(26)

.......2002年06月11日 (Tue) .......

 ■今日の映画  背徳の囁き
リチャード・ギアの悪役は初めて見たのでなんか違和感ありました。
刑事がこんなにひどい事してるのに、今までわかんなかった管理状態は現実もそうなのかな?と疑問に思いました。ちょっとずつバレてはいますが、大半の事は揉み消されているんでしょうね。
アンディ・ガルシアは内務調査員の役でしたが、カッコ良かったです。エリートの役が似合いますね!

No.(27)

.......2002年06月12日 (Wed) .......

 ■今日の映画  クリスマス・バケーション
もしかして「ホリデー・ロード4000キロ」と「ベガス・バケーション」でチェビー・チェイス三部作なのかな?家族のドタバタ喜劇だし、音楽が一緒だし、子供はそれぞれ違うけど(ジュリエット・ルイスが出ていてびっくり!)、たぶんそうでしょうね。
こういう映画は苦手だったけど、今回はすんなり見れました。慣れてきたのかな?思いこみの激しい父親役のチェビー・チェイスは毎回イライラするけど、家族思いのところは憎めません。もしかしたら、四部、五部とあるかもしれないので、期待して待ちたいと思います。

No.(29)

.......2002年06月13日 (Thu) .......

 ■今日の映画  クルーシブル
かなり怖い映画でした。実際にこんなことで罪もない人達が死刑になっていたかと思うと寒気がします。もとはといえば、少女達の秘密の集会で恋愛成就の儀式をしていたのだと正直に白状してさえいればこんな騒ぎにはならなかったのです。そう考えると彼女達の罪こそ死刑に値するのではないかと思います。個人では信じてもらえないから、集団になって憎い人達に復讐する。なぜ、大人達はあの少女たちのことをあんなに信じていたのが不思議でなりません。そういう時代だったということでしょうか?本当に怖い時代です。「ジャンヌ・ダルク」でも魔女狩りがありましたが、証拠なんて誰かのでっち上げた嘘ばかりでちゃんとした証拠なんて一つもないのに多くの人達が殺されたのです。権力者が無知だと言う事は恐ろしいことです。彼等の一存で人間の生死が決まってしまうのですから。悪魔の虚像を恐れるあまり分別がつかなくなってしまった弱い人間の心情も分からなくはないのですが、あまりにもお粗末で見ていてなんとも滑稽に思えて悲しくなりました。もう二度とこんな時代が来ませんように…。
No.(30)

.......2002年06月14日 (Fri) .......

 ■サッカー:呪術の効果
これは雑誌より仕入れた話題です。アフリカの各国代表チームには試合に勝つための特別な秘策があるそうです。♪それは何かと尋ねたら、あー呪術、呪術、呪術。そう。呪術です。現にフランス大会では、サウジアラビア、カメルーンなどの国が、心理ガイドと称して呪術師を連れて行っていたそうです。やることは当然決まっています。精霊に味方の保護を祈る場合もあったでしょうが、その大半は対戦国に呪いをかけることが目的でした。その甲斐もあり(?)、全大会ではナイジェリアの快進撃が起きたことは記憶に新しいことです。
ですが、今大会のアフリカ勢は非常に残念な結果に終わってしまった国が相次ぎました。初出場のセネガルは予想を覆す好成績でAグループを勝ち残りましたが、南アフリカ、カメルーン、ナイジェリアは予選を通過する事が出来ませんでした。この内カメルーンは今大会から呪術師を同行させることをやめ、自国チームの現実的な力を信じることにしていたそうです。呪術師復活の日を予感させます。また、本日行われるチュジニアも強敵(?)日本戦を迎え、非常に厳しい立場に立たされています。是非チュニジアには頑張ってもらいたいと思います。(ゆ)

No.(51)

.......2002年06月16日 (Sun) .......

 ■今日の映画  ラルフ一世はアメリカン
こういう映画はどうも苦手です。胸がムカムカするんですよね…。
ジョン・グットマンはとっても好きなんですけど、主役はどうでしょう?
脇役としてとってもいい味だしてるなと思ってたんですけど、がっかりしました。(ファンの方すみません!!) 
ストーリーは英国王室の方々が全員死亡し、後継者を探したがなんとアメリカのバーで働くジャズシンガーのラルフしかいなかった!庶民的なラルフを国王として育てるというドタバタコメディです。
英国王室全員がカメラのフラッシュで感電して全滅っていうのは笑えましたけどね。なんかありそうだし…。

No.(32)

.......2002年06月17日 (Mon) .......

 ■今日の映画  ハーフ・ア・チャンス
主役のJ・P・ベルモンドとアラン・ドロンがカッコ良くて惚れてしまいそうです。いい感じに年を取って、深い味わいが出てますね。若い頃のお二人はまだ見ていないので惚れる寸前ですが、若かりしお二人を見てしまったら終わりかも…。娘役のヴァネッサ・パラディもキュートでかわいいですね。
ストーリーは死んだ母親の残したテープにより、父親の可能性がある人が2人いることを知った娘がその二人に会いに行く。彼女は高級自動車窃盗の常習犯。ある日、マフィアの車に手を出してしまい追われる羽目に!お父さん2人は娘を守るために必死に戦うという感じです。
年を感じさせないアクションは見応えありです!

No.(33)

.......2002年06月18日 (Tue) .......

 ■サッカー:若者に思う事
日本サッカーの歴史に一応の終止符が打たれました。日本、トルコに惜敗(完敗)です。
対戦前、相手国がトルコと聞いて、楽勝と思った人が大半だったでしょう。かく言う私もその一人でした。
しかし、忘れてはならないことは、トルコ側も同じように思っていたことです。私は実際にテレビでトルコサポーターの取材を見ましたが、
若者:「楽勝。3ー0でトルコ!」または「2ー1でトルコ、余裕!」などと言ってました。私はトルコ語を解しませんし、悪意の和訳によるものかもしれませんが、日本を小バカにしたようなニュアンスは伝わってきました。私はこれを聞いて非常に残念に感じました。
思えば去る1904年の日露戦争のおり、東郷平八郎元帥率いる日本軍は、ロシアの当時無敵と称されたバルティック艦隊に対して日本海海戦大勝利の快挙を成し遂げました。折しもロシアの南下政策に苦しむトルコ国民は、日本のこの勝利に大喝采で答え、その時から日本とトルコは盟友になったのです。
物の本によりますと、日本人がかの地、トルコを訪れた際には、トルコの人々は「トーゴーは偉かった」と我々を称え、水パイプにシシカバブー、コーヒーのフルコースで迎えられたそうです(すみません。私の偏見です)。
しかし、今ではどうでしょう。トルコの若者は、宿敵ロシアをやぶった日本を 小バカにするだけでなく、恩を仇で返したのです。
時の流れは残酷です。昨日の友は今日の敵。今日の敵は明日の…?
何にせよくやしい限りでした。

No.(52)

.......2002年06月19日 (Wed) .......

 ■今日の映画  スイッチバック
デニス・クエイド主演のサスペンスアクションです。
正体不明の連続殺人犯に子供を誘拐されたFBI捜査官が、僅かな手がかりを頼りにたった一人で殺人鬼を追って捜査を続けるというお話。
中盤まで犯人が誰か全く気付きませんでしたが、意外にあっさり分かってしまって残念でした。どうせなら最後の最後まで引っ張ってくれた方が良かったのに…。しかし、ラストのアクションシーンは迫力ありました。まだまだデニス・クエイド健在です!子役の子も可愛かったなぁ。

No.(34)

.......2002年06月20日 (Thu) .......

 ■今日の映画  好奇心
雑誌の映画解説のところに近親相姦とか書いてあったのでドキドキしながらみました。しかし、真っ暗で何も見えず…。(ドキドキして損した)
'71のフランス映画なのですが、さすが水野晴郎おすすめだけあって見応え十分でした。フランス映画って訳わかんなくて途中で眠くなってくるんですけど、これは解説の力もあってか(??)終始「どうなるの〜!!」と画面に釘づけでした。(バカ丸出し)そして、☆を一つ付けたのでした…。
ストーリーは思春期の15歳の少年はママが大好き!ママは若くて美人なのです。しかし、彼はママの浮気を発見してしまい…ってな感じです。
比較的見やすいフランス映画です。興味のある方は見た方がいいですよ。

No.(35)

.......2002年06月21日 (Fri) .......

 ■こだわり:コーヒー通?
私が常々?思っていることです。それはコーヒーについてです。
何を隠そう私はコーヒー好きを自認してはや8年。一応のコーヒー
中級者です。(あっ、お年をめした方、申し訳ありません。8年等は
まだまだ序の口。十分に分かっています。ああっ、コーヒー嫌いの人、
申し訳ありません。中毒者を見るような目をしないで下さい。
でも私は好きです。)
さて、ここから私のとるに足らない持論を展開していきます。
それはコーヒー好きの分類についてです。それは以下の通り。
コーヒー好きは大別すると「美味いコーヒーを飲むコーヒー好き」派と
「とにかく量を飲みたいコーヒー好き」派に分かれます。
前者(派)はお分かりの通り、美味くて香ばしくコクのあるコーヒーを
好む、コーヒー通の方々です。彼らは豆にこだわり、豆の挽き方にこだわり、
水にもこだわり、そして入れ方にこだわります。きっと今日もどこかで
「ブルーマウンテンには飽きたから、今度はキリマンジャロにしてみようか」などと言っていることでしょう。
しかし、私は断然後者(派)のコーヒー好きです。例えそれがファミレスで
あっても、コーヒーチェーン店であっても、または缶コーヒーであっても
かまいません。とにかく一日に3杯は飲んでしまいます。(やはり中毒?)
そんな私は今日もどこかで「ネスカフェに飽きたから、今度はブレンディ
にしてみようか」などと言っていることでしょう。
これは別段どちらが偉いであるとか、趣味がいいであるとか、気取っているとか、嫌味であるとか、成金趣味であるとか言っているわけではありません。
兎にも角にも、あのコーヒーの味に惹かれ、心の安らぎを求めた結果、
このようなコーヒー好きになったということだけが言いたいのです。
コーヒーは低カロリーであるため、うれし恥ずかしダイエットにも効果
てきめんですし(私は必ずブラックで飲みます)、統計によると、コーヒー
愛飲者には自殺傾向が低いそうなのです。胃が荒れる、依存症になる
などという批判はどこ吹く風。至極の逸品と自負してやみません。
是非大量に摂取して頂きたいと思います。           (ゆ)

No.(53)

.......2002年06月22日 (Sat) .......

 ■今日の映画  スウィート・ノベンバー
久しぶりに新作見れました。一ヶ月ぶりだ。(しみじみ…)
ぶっちゃけちゃうとあんまりでした。前半は謎めいていて面白くなりそうな雰囲気だったんですけど、後半は普通のラブストーリーになっちゃいました。最後も切ない終わり方だったし…。
しかし、シャリーズ・セロンは絶品!!やっぱり綺麗だわ!可愛すぎです!!
今回はあまり肌の露出がなくて残念(私は女だけど…)でしたが、病気で顔色が青くても綺麗なんて罪な人!!ファン増えるよな、また。
キアヌ・リーブスもカッコ良かったな。私的には「スピード」のキアヌが好きですけどね。

No.(37)

.......2002年06月23日 (Sun) .......

 ■今日の映画  アニー・ホール
普通のラブストーリーにウディ・アレンのスパイスがピリリと効いた一品でした。過去の自分に今の自分が語りかけたり、身体から魂が抜けていたり、ウディがこちらに向かって話しかけたりと面白い作りになっていました。
ジャットコースターの真下に家があるっていうのも笑えましたしね…
他にもいろいろウディの作品を見てみてくなりました。今の所「ウディ・アレンの影と霧」が一番ですけどね。

No.(38)

.......2002年06月24日 (Mon) .......

 ■今日の映画  秘密の花園
自然の草花がとても綺麗で映像が素晴らしかった、さすがコッポラ監督!
大きなお屋敷が独特の雰囲気を持っていて惹きこまれました。すごく豪華なお城で部屋も何室あるんだろうというくらいだし、廊下もどこに繋がっているの?というくらいいっぱいあるし…。あんなお城に住んでみたいわ〜。
主人公のメアリーやコリン役の子達がとっても可愛かったです。メアリーにつられてどんどん元気になっていくコリンを見ているとこっちまで嬉しくなってきました。
花園も素晴らしく綺麗でした。草花が成長していく様子が早回しで映し出されていたり、いろいろな動物が歩き回っていたり、こんな場所があったら病気なんて吹っ飛んでしまうでしょう。
今まで亡くなった妻の事を思い出すのが嫌で寄り付かなかったコリンの父親が帰ってくるラストは感動です。広い草原をバックに流れる音楽が涙を誘います。
これも正しく親子愛映画です!!親子愛万歳!!

No.(45)

.......2002年06月25日 (Tue) .......

 ■今日の映画  蒲田行進曲
最初っから笑いっぱなしですよ!!
役者さんのハイテンションにつられてこっちもなんかテンション上がっちゃいました。Chakoさんの言っていた大袈裟過ぎる歓迎も笑えました。なんかすんごい田舎でしたけど、本当に京都なんですか??駅というには小さすぎるような…。すごい所があるんですね。
銀ちゃんの為にむりやり結婚してしまうなんて、大部屋ってそんなに師弟関係が厳しいんですね。しかも、そんな階段あり??って言うほどの高さからの階段落ちを志願するし…。死ぬよね、普通は。
やっさんの田舎でやっさんの母親が小夏に「裏切らないで!」って哀願するシーンはうるうるきちゃいました。☆2つにしました。見てない方にはおすすめです。

No.(42)

.......2002年06月26日 (Wed) .......

 ■今日の映画  カーリー・スー
カーリー・スーがめちゃくちゃかわいい!!すんごい大食いするし、夜中にいきなりアメリカ国歌歌い出すし、タイツが痒いって床でゴロゴロするしね…。最後にビルと再会するシーンは感動しますね。絶対あの電車が関係してると思ってたらスーと一緒に私もびっくりしました!!あんまり書くとネタばれになるのでこの辺にしときますが、いいラストでした。
なんかある種のシンデレラストーリーです。エリート女弁護士の家に転がりこんだホームレス親子が最初は彼女の同情をかって住んでいたが、だんだん同情は愛に変わっていくというお話。おしゃれさせてもらったスーは本当にかわいかった。
こんなに人のいい女性も滅多にいないけど、ストーリーが良かったからそんなことは何の問題もないですね。
本当の親子じゃなくても親子愛は確実に育まれているんだなぁとしみじみ思っちゃいました。親子愛万歳!!

No.(41)

.......2002年06月27日 (Thu) .......

 ■言葉:コミュニケーション
私事です。最近、とある外国の方と親しく話しをする機会がありました。その方は英語の他に日本語を僅かばかり話しますが、その日本語力は本当に僅かなものです。それに対する私の語学力と言いますと、日本語と僅かな英語が話せる(?)にすぎません。詰まる所、双方が満足にコミュニケーションをはかることのできる言葉というものがないのです。会話は主にボディランゲージ、そして単語の羅列に終始しました。
さて、その外国人はワールドカップを見るために来日していました。彼はサッカーとなるとテレビに夢中になり、周囲が何をしていようとも一人で盛り上がり、一人で落胆する非常に面白い人間です。かく言う私もサッカーは嫌いではないので、彼と共に叫び、彼と共に罵倒しました。
その間の彼との会話は、「ウォー!」、「シュート!」、「アーー!」とこれだけです。その他は私が日本語で話し、彼が英語で何かを言うというすれ違いのコミュニケーション(?)であり、相手の言葉が半分も理解できてない状態でした。
しかし、サッカーはもちろんの事、日本の食事や文化に驚き、そして喜ぶ彼の姿に私はとても好感をもちました。また彼も、くだらない事に喜び、分からない言葉にも笑ってごまかす私に、それなりの好感を持っていてくれたようです。彼は帰国の際、私を称して「ボーン・トゥ・ビー・ファニー」と言ってくれました。私はこの言葉を好意に解釈して、そう思いました。
しばしば(特にこの時期)、サッカーは最上のコミュニケーションであると言います。サッカーをしている時、そして見ている時、そこに言葉はいりません。私は今回、この事を確かに実感することができました。

(ですが、次に会うときまでには人並みに英語が話せるようになっていたいと思います。だって日本で今後ワールドカップが行われる事は恐らく無いでしょうし、スポーツ以外にも話しをしたいじゃないですか。)

No.(44)

.......2002年06月29日 (Sat) .......

 ■野球:阪神の末路
阪神が、阪神がーーー!私がワールドカップなぞににうつつをぬかしていたばっかりに。君を忘れていたわけじゃないんだ。許してくれー!
さて。懺悔はこのくらいにして、阪神怒涛の8連敗です。開幕に7連勝しましたから、全てが帳消しになってしまいました。
この一ヶ月間、野球の試合数が少なかったこともあり、ついつい違う世界に行っていましたが、戻ってきてビックリ!あんなにあった貯金が僅かに1。そして順位がいつのまにか3位タイにまで下がっていました。
原因は様々ある事と思いますが、その最たるものはやはり投手陣の崩壊でしょう。過去にも述べましたが、阪神の投手陣はとにかくお粗末な状態です。思えば昨年(あれぇ?昨年だったっけ?)に活躍していた投手は、伊藤に葛西、遠山、弓長、成本と失礼ながらお年をめされた方々ばかり。外国人投手にしたところでカーライルにハンセルと、あの人は今どこ?と誰かに聞いて見たくなるような台所事情です。比較的若手の谷中、そして若手の福原、金沢、安藤も出れば打たれる。打たれるために出る!?出たから打たれた!!?出なければ打たれなかった!!!?少し混乱してきました。
ともかく今年は先発陣が好調で、井川、ムーア、藪を筆頭に前半の快進撃を支えてきました。なのに梅雨も半ばのこの時期、彼ら大黒柱にも疲労の色が濃く、頼りの中継ぎが前述のとおりですから、連敗もやむを得ないでしょう。
唯一の救いは、未だに打線が結果を残していることです。3割を超える打率の今岡、檜山に一発頼みのアリアス、浜中、ホワイト、そして代打の神様八木と、過去10年間を考えると頼もしい限りです。
今年こそはと何度も思ってきた私ですが、今年こそは例年の「今年こそは」とは違う「今年こそ」(ややこしいですね)の実現を今でも確信しています。
何とか連敗を脱し、首位を狙って結果3位という風に、最後には落ち着いて欲しいと思います。甦れ猛虎!!

No.(46)

.......2002年06月30日 (Sun) .......

 ■今日の映画  ジキル博士はミス・ハイド
前にもみた事あるような気もしますが、改めて見なおすと変身する時の顔がすんごい事になってます!!CGだけど、目が飛び出たり、口があり得ない形になったりと笑わせてくれます。
発想が面白いですよね!男が女になってしまうなんて。しかももう一人の自分は、女の武器は最大限使って周りの男を虜にし、自分の出世の為なら身体も与えてしまうという魔性の女なんて本当に面白い。
ヘレンが男性ホルモンを注射されて髭が生えてきた時、鼻の下をしきりに気にしている姿がかわいかったです。
私も二重人格かしら??と思う事もありますが、もう一つの人格が男だったらどうするだろう??毎日髭剃るのが面倒くさそうだし、戦争が起こったら行かなくてはいけないし(不謹慎な!!)って細かい事ばかり気になるけど、日頃経験できない事も体験できるし、結構楽しいかも!!
でも、映画でもそうだったけど他の人格になっている時の記憶はない訳だからそれは怖いですよね。殺人事件なんかおこされたりしたら私も終わりだ〜!!ってことだから、普通は精神状態がおかしくなって自殺ってことになってしまうんだろうな。
な〜んてこんな絵空事ばかり考えてる映画バカ野郎の戯言でした!

No.(47)

.......2002年07月01日 (Mon) .......

 ■今日の映画  メン・イン・ブラック
今まで何度も見る機会はあったはずなのに、全部見たのは初めてでした。
やっぱり2が製作されるだけあって、面白いですね。個人的には喋るブルドックはお気に入りです。2にも出てくるみたいでこっちも見なくては…。
トミー・リー・ジョーンズは前に見た古い映画で眉毛が繋がっているイメージがついちゃって、私の中では「一本眉」の人です。(クププ…)
でもこの映画では、かなりカッコ良かったです。ウィル・スミスとのコンビも息が合っていて面白かったです。ウィル・スミスも言っていたけど、赤ちゃんが生まれそうな宇宙人夫妻に話を聞く時に、後ろの方でJがタコの足みたいな触手で襲われてるのに、とっても冷静なKのリアクションは良かったです。その後の「とってもかわいい…イカちゃん。」っていうのもうけたし…。
しかし、ラストのゴキちゃんの大群には参りましたね。踏んじゃうし、身がビチャって飛び出るし、寒気がしました。
こんなに面白いなら早く見れば良かったな。2にも期待してます。

No.(56)

.......2002年07月02日 (Tue) .......

 ■今日の映画  奇人たちの晩餐会
勝手に晩餐会の映画なのだと思い込んでいたので、終わった時は「あれっ、もう終わり??」って感じでした。1時間半くらいの短い映画だからというのもあるんですけど、なんかピニョンさんのオオバカっぷりにはまっていたからでしょうか?意外に短く感じました。
「水曜日のバカの晩餐会」に呼ぶ為の客を探していた主人公は、友人が電車の中で出会ったすごいバカを紹介してもらう。その男はマッチ棒で橋や塔の模型を作るのが趣味で、電車の中でも自分のコレクションの写真を見せながら延々と説明してきたのだった。しかし、晩餐会当日主人公はぎっくり腰になってしまい動けなくなってしまう。そこに約束通りバカがやってきた。晩餐会に行ける状態ではなくなった彼に変わっていろいろ世話を焼いてくれるのはいいのだが、やる事なす事全部裏目に出てしまい、見事なバカっぷりが炸裂する!!というお話です。
こういう話は苦手だったけど、チェビー・チェイスシリーズで鍛えられたのか結構面白かったです。休憩入れながら見ようと思っていたけど、あっという間に終わりました。
こういう人って優しいだけなのにバカにされますよね。主人公の方が頭にきましたけどね、私は。
フランス映画にも関わらず眠気に襲われることもなく見れました。

No.(57)

.......2002年07月03日 (Wed) .......

 ■今日の映画  ヨーロピアン・バケーション
やっぱりあった〜〜〜!!チェビー・チェイスシリーズ第4弾!!(私が見た順番です。本当はこれが第二弾です)
今度はヨーロッパだったか〜。始め「ホリデーロォ〜〜ド♪」って歌が流れた時、TVの前で「やっぱりあったか〜!!」と叫んでしまいましたよ…。そして、何気に口ずさんじゃったりしてるし…。(キャー!いつの間に!!)
この家族いろんな所で大騒動起こしているのに、本当に懲りないですね。
最初の豚さんのかぶりものにはやられました。何気に可愛かったりして…。
やっぱり一番最初の「ホリデーロード4000キロ」が一番むかつきましたね。見る度に慣れてしまったからな〜。だんだん憎めなくなってくるんですよね、チェビーの魔力か??
まだまだ次がありそうな気がしてならないんですけど、今後のシネパラに注目しとかないとね!!

No.(58)

.......2002年07月04日 (Thu) .......

 ■今日の映画  ブラック・レイン
松田優作さんは日テレでやってた「探偵物語」を見ていい役者さんだなと思って注目してました。(それまでは知りませんでした…)
どこかで読んだんですけど、「ブラック・レイン」の松田優作の演技が渡部篤郎さんを思わせるとか書いてあったので、ぜひ見てみたいと思ってたんです。
黒いロングコートに短髪、銃が似合ってまさに「ケイゾク」の真山さんじゃないですか!!渋くて、相手を挑発する芝居なんて惚れてしまいそうです。声がいいですよね。囁くようなというかぼそぼそっという感じがカッコ良かったです。「ブラック・レイン」が松田優作さんの遺作だそうですが、もっと彼の演技を見たかったです。
吹き替えだったので、高倉健さんも別の方が吹き替えられていて残念でした。この作品は字幕で見た方がいいですね。
アンディ・ガルシアが首をバサァと切られるシーンはびっくりしました!!
意外にあっさり逝ってしまって…もっと見たかった、私のアンディ…。

No.(59)

.......2002年07月05日 (Fri) .......

 ■アニメーション:ジブリ美術館探訪記
先日、ジブリ美術館に行ってきました。かねてよりジブリ作品のフアンであり、「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」などは3回も映画館へと足を運んだ程のジブリ好きである私は、一度は行っておかなければならないといわば使命感から、かの地へと赴いたわけです。
結果、美術館はそこそこ楽しめる内容であったと思います。様々な作品に使用された原画、セル画、背景など、中野の店に行けば3万も4万も値がつくような品がそれこそ山のように展示されていました。特に背景画などは、今後、絵でも嗜もうかと思っている私にとって非常に興味深いものでした。
中でも、ジブリ作品の代名詞ともなっている樹木の描写は精緻を極め、細かに陰影をつけるその色使いには驚嘆しました。
これは背景色全般に共通して言える事ですが、色はどこまでもクリアに心地よく、先に述べた樹木の描写は言うに及ばず、使いこまれた建物の温かみのある色、空の色、海の色はさすがと、展示物に釘づけになること請け合いです。是非一度は行く事をおすすめします。
話は変わりますが、私はジブリ作品の中で「紅の豚」が最も好きです。単純明快なストーリーが好ましく、美しい映像と加藤登紀子の歌からは郷愁と旅愁が沸き起こり、見ている私は地中海へと十分に思いを馳せることができます。また、透き通る海の青と抜けるような空の青。そこに映える飛行機の赤は目が醒めるように、温暖で乾燥した地中海の空気までもが伝わってきます。こちらの作品もまだ見ていない人には是非おすすめします。
ジブリ作品は様々ありますが、やはり私は冒険物が好きです。次回作品の「猫の恩返し」は恐らく冒険物ではないと思いますのであまり興味が湧きませんが、一度ぐらいは見ておかねば、ジブリ好きの名がすたります。さて、どんな話やら。(結構楽しみかも)




No.(60)

.......2002年07月06日 (Sat) .......

 ■東京物語に感動!
フジテレビの27時間TVの中で小津安二郎監督の「東京物語」のリメイクドラマを放送すると聞いて前から楽しみにしていました。私はまだ映画を見ていないので、どんな内容なのかとても気になっていましたし、宇津井健さんと八千草薫さんが大好きで、お二人の演技には今までもかなり泣かされてきたので今回も号泣間違いなしだと確信していて絶対見ようと思っていました。
やはり期待を裏切らない素晴らしいドラマでした。時代背景は戦後から現代になっているので、東京まで新幹線で来たり、次男の死因がナイジェリアに行って病死だとかになっていますが、映画の雰囲気を堪能する事ができました。
せっかく両親が東京に来たのに実の子供達は自分たちの生活で忙しくかまってくれないどころか邪魔扱いしているのに、死んだ次男の嫁だけは優しく迎えてくれて東京の思い出を作る事ができた。ところが東京から帰って来た母が危篤状態に…というストーリーです。
特にラストの兄弟全員の思い出の品を渡すシーンは涙が止まりませんでした。まさに親子愛炸裂!!涙腺開っきぱなしですよ。やっぱり宇津井さん素敵です。最後にお花に水をあげているシーンでまた泣けました。
映画を見てない不届き者ですが、さっそく借りに行こうと思います。

No.(61)

.......2002年07月08日 (Mon) .......

 ■今日の映画  トワイライト・ランデブー
久しぶりに香港映画を見ました。とっても楽しい、ちょっとキュンとする映画でした。
出会ったその日から最悪の相性だったホンとコン。事件に巻き込まれて死んでしまったコンは幽霊となってホンの前に現われた。時空を超えて殺される前のコンに会って助けようとするが、なかなかうまくいかない。最初は犬猿の仲だった二人が力を合わせていくうちに恋に落ちてしまうというお話です。
いきなり2週間後の自分が現われたら、腰が抜けちゃうな…。手が伸びるのがすごくうそ臭くて笑えました。
主演のニッキー・ウーがカッコ良くて、魅入ってしまいました。後で調べたらよく金城武と共演しているみたいで、コメディータッチのものが多いみたいですね。私は「危険な天使たち」や「永遠の恋人たち」を見ているはずなのに気付きませんでした。最近お気に入りの俳優さんが増えてきて、見たい映画が更に増えて困ります。また大量に借りに行かなくては…。

No.(62)

.......2002年07月09日 (Tue) .......

 ■今日の映画  東京物語
さっそく「東京物語」を借りてきました。
TVドラマがほとんど同じに作っていたんだと分かりました。同じ台詞が多く使われていたり、杉村春子さんの髪型に似せた室井滋さんの髪型とか。
昔だから当たり前なことかもしれませんが、東京〜広島って15時間もかかったんですね。今はのぞみで4時間くらいだから、どれだけ東京に出てくるのが大変かとか、そこまでして出てくる意味とか今とは違った深い想いが感じられました。
この作品は昔の良さが凝縮されていて、例えば長男と長女が会話している場面で、二人が話し終わった後もしばらく無言の二人が写し出されていて次の場面へというように、間をとても大事にしているのが多々見受けられました。
今だとすぐ次へ次へという感じで、こういうゆっくりした間というのが無くなってきたような気がします。
あと美しい日本語というか台詞がとても丁寧で、私たちが忘れかけている本来の正しい日本語の使い方が聞いていてとても心地よかったです。
TVドラマの方で長男が父親に対する態度がなんかよそよそしいので義理の父親かと思っていたのですが、映画の雰囲気を出していたのですね。昔は父親にタメ口聞いたりしなかったのだからと納得しました。
私がTVドラマで号泣した最後のシーンはオリジナルだったのですね。
映画のほうは最後まで実の子供より他人の紀子の方がよくしてくれたという作りになっていました。映画のファンの方がTVドラマを見たらあのシーンは邪道だったのでしょうか?見る順番が違ったら私もどう感じたのか分からなくなってしまいます。
これを期に小津安二郎監督の作品をいっぱい見たいと思います。

No.(63)

.......2002年07月10日 (Wed) .......

 ■今日の映画  女房の殺し方教えます
ジャック・レモン主演のコメディーです。こんなに若い彼を見るのは初めてだったので、気付きませんでした。面白いおじいちゃんのイメージしかなくて…
自分で体験したことしか書かない漫画家が、ひょんなことから言葉の通じないイタリア人女性と結婚してしまった。彼女に振りまわされる事にうんざりした彼は粘密な殺人計画を立て、彼女を殺してしまおうと企むのだが…というお話です。
イタリア女性がとってもキュートでお人形さんみたいでした。彼女なりに一生懸命頑張っているんだけど、うまくいかなくて彼に迷惑かけてばかり!彼も今まで一緒に住んでいた執事の方がいいと思いだして面白いグッズで殺人計画を立てるのです。
自分で体験した事しか書かないっていう漫画家っていう設定が面白いです。
今そんな人が本当にいたら人気出るかな??実際に出来る事しか書けないから、SFなんかは無理だろうな。

No.(64)

.......2002年07月11日 (Thu) .......

 ■今日の映画  バンディッツ
久しぶりに新作見れました。
ブルース・ウィルスの長髪はちょっと笑える…。おとなしく短めにしといた方がいいと思うよ。
銀行強盗なんて重罪だけど、この二人がやるといいのかなと錯覚してしまうくらいいい感じの強盗です。映画では"お泊り強盗"というネーミングがついていましたが、前の日から泊まっておくっていうアイデアはいいですよね。よく聞くのは白昼堂々銀行に銃を持って押し入ってというバージョンですが、なんでわざわざそんな目立つ事するのかな?と思っていたんですよね。これなら目立たず、捕まりにくいし、人を殺さずに強盗できますね。
3人の三角関係が面白かったです。二人に恋してしまうと大変です。特に銀行強盗にはね(笑)ケイト・ブランシェットが派手なオレンジ色の髪が似合っていて、とっても魅力的でした。
ラストもさすが二人が「成功はかたい」と言っていただけあって、見事な仕事っぷりです。私は騙されました。爽やかで気持ちのいい映画でした。

No.(65)

.......2002年07月12日 (Fri) .......

 ■渡部さんLOVE日記〜いら夏スタート!の巻〜
ついに、ついに始まりました!待望のドラマ「愛なんていらねぇよ、夏」がスタートしました!既に6回は見ました。
いきなりバスローブ姿の渡部さん!!興奮です。続いて女性とからむセクシーな渡部さん。そしてなんとびっくり!松ちゃん似の渡部さん。坊主ってどんなものかと思っていましたが、こんなに坊主が似合う人も珍しいというくらいカッコ良かったです。ちょっと白髪混じりなのがまたいい!!
映像もさすが堤監督!刑務所での半年過ぎるシーンなんか独特でした。
あと、亜子の目が見えない世界を分かりやすく、斬新に描いたシーンも良かったです。暗闇と音の世界と亜子の顔が交互に描かれていて、目が見えない恐怖、緊張感が伝わってきました。
私的にはもっと悪い感じを期待したのですが、渡部さんも「台本では悪なんだけど肉体を通した映像になると変わってきますね。悲しみなんかが強く出ていると思います。」と言っておられましたように、悪だけど、どこか悲しげて、憂いを帯びているようなレイジでした。渡部さん以外の役者さんが演じるとただの悪になってしまうのかもしれません。これからが楽しみなドラマです。
第1話という表示ではなく、LAST10と始まったのが堤ワールドですね。最初も「堤」の字からなんて一本とられました!最後のクレジットの所で広末さんだけかと思いきや、暗闇の中にレイジが!!彼の心の闇を表現しているのでしょうか?素敵な映像でした。
これからどうやって亜子を騙すのか、どういう風に愛情に変わっていくのか、どうやって偽者だとばれるのか等いろいろ見所があって次の金曜日が待ちどうしいです。まだ見ていない方も来週はぜひご覧下さい!!

No.(66)

.......2002年07月13日 (Sat) .......

 ■今日の映画  チャタレイ夫人の恋人
もっとすごい過激かと思っていたのですが、そうでもありませんでした。ちゃんとモザイクもかかっていましたし、身体の繋がりより、心の繋がりに重点をおいた作品でしたね。
戦争で下半身付随になった夫を持つ若き妻コニーは、満たされない日々にうんざりしていた。ある日、野性味溢れる森番の青年に出会い、通っているうちに彼に惹かれてゆく。彼女は青年との情事に溺れ、毎日森へと出かけるようになる。彼女が旅行中に屋敷では青年の悪い噂が広がり、彼は自ら辞めたいと申しでて、彼女のもとを去ろうとしていた…というストーリーです。
森番の青年役ショーン・ビーンの肉体美に惚れない女はいないかも!というくらいいい身体ですね。かっこいいし、適役です。
私は夫人の決断を支持します。でも、私だったらもう少し悩むかも…。
'82年の方が過激なのでしょうか?そちらも見てみたいです。

No.(67)

.......2002年07月14日 (Sun) .......

 ■今日の映画  スターウォーズ エピソードU〜クローンの攻撃(ネタばれ)
とっても楽しかったです。シリーズの中で一番好きでした。
何と言っても謎だったクローン戦争が見物です。
オビ・ワンとアナキンとアミダラが捕まって処刑されそうになる場面の野獣との戦いでカウンターパンチをくらい、ジェダイ軍団の素晴らしく、華麗な戦いぶりにアッパーカットをあびせられ、ヨーダのかつて見た事の無いほどの俊敏な動きとフォースの強さにノックダウンでした。
ほんとにヨーダがあんなに動けるとは今まで杖ついてヨロヨロしてたのに!!
さすがジェダイ・マスター!恐れいりました。
クローンの製造工場ですごい数のクローン達が並んでいるシーンは首相もいっていましたが、壮観でした。どれだけ作ったの?!と思わずツッコミたくなるくらいでした。
ラブストーリーが主でしたがそれは普通というか、いけないとわかっていても愛さずにはいられない!若い男女の物語ですよ。意外にあっさり落ちたなというのが率直な感想です。
アミダラの衣装は期待以上に良かったです。場面、場面でいつも違ったので多すぎてどれが一番良かったかは分かりませんが、楽しめたのでそれで良しです。
おすすめ映画に入れちゃおっかな〜と思ってるくらいお気に入りな映画です。
ぜひ、ご覧あれ!!

No.(68)

.......2002年07月16日 (Tue) .......

 ■生活:夏本番
夏本番です。とは言っても、今だ梅雨明けはせずに毎日ジメジメと蒸し暑い日々が続いています。しかし「30度を超えたらもう夏」という環境で育ったものでこの暑さには、ほとほと参ってしまいます。
さて、話は変わりますが、夏といえば私にとって夏太りの季節です。巷には夏痩せなどという羨ましくも妬ましい言葉があります。ですが、そんなものは私に全く関係ありません。そもそも夏痩せの第1歩は、やはり夏バテでしょう。食欲が減退し、猛暑に発汗作用が高まり、気が付けばアラ不思議。体重が減っているのです。(らしいです)
ところが、私、生まれてこの方夏バテというものを経験したことがありません。経験者が言うところには、それなりに辛い症状であるこの夏バテ。だが、その結果が何とも羨ましい。一度はなってみたいものです。
私には昔から雰囲気にあこがれるところがあります。それは例えば、暮れなずむ夕暮れ。高層マンションのベランダから一人町並みを眺め、一服する。(毒ではありません)また卑近な例では、仕事を終えた心地よい疲労を感じながら街の居酒屋で、部下:「さあ、課長もう一杯」課長:「おっとっと、いやーどうも、どうも」などとやっている心温まる風景であったり、そこに漂うある種の満足感に惹かれてしまうのです。
話はここから先ほどの夏バテにつながっていくのですが、夏バテにも私なりの雰囲気があるのです。それはずばり「鰻」です。これは夏バテになる前に食べておくものですが、そこで夏バテ予備軍と、私のようなただの大飯食らいではやはり雰囲気に差がでてきてしまうのです。私の場合は「美味い」とこの一言に尽きてしまう一方で、予備軍連中には「美味い」の他にも「夏バテにはやっぱり鰻だね」という満足感があるに違いありません。うーむくやしい。
話も無駄に長くなってしまいましたのでここらで止めますが、何にせよ夏は暑く、ビールの美味い季節であって欲しいものです。

No.(69)

.......2002年07月19日 (Fri) .......

 ■生活:二日酔い?の観察
あまり暴飲をしない私にしては珍しく飲みまくった結果、翌日まで酔いを持ち越してしまいました。今朝は飲みすぎには頭痛が、空腹には胃痛が、吸いすぎで喉痛(造語です)がそれぞれお迎えに来たもので、強い日差しの中、身も心もボロボロになりながら這って帰宅をしました。
その後も大変で、下を向いても横になってもすぐにもどしてしまいそうになり、空腹なのに水しか口に出来ず、身体からは嫌な汗がでてくる始末に、家でも苦しみ悶えていました。
いつも、暴飲をした翌日はなるべく胃に負担をかけない食い物は何だろうと迷い、コンソメスープがいいか、それとも思いきってうどんでも食べようかと思案します。今日は大胆にも梅おにぎりを、しかしながらソロソロと胃に送りこみ、初めは「梅干は美味い」、「疲れた胃に染み渡るな〜」などと喜んでいましたが、やはり刺激が強過ぎたようで、その後非常に気持ち悪くなってしまいました。
分かっていた事ですが、二日酔いにいきなりの梅おにぎりはいけません。やはり定石通り、汁物で胃を落ちつけ、それからはじめて固形物を送り込むべきでした。これからは気をつけます。
最近とみに思う事なのですが、まだ若いはずの私の胃や肝臓、すい臓などにも疲労が蓄積してきているのではないかと感じます。勢いに任せての暴飲暴食からはそろそろ卒業し、休肝日を考え、摂生しなければならないということなのでしょう。今からこれでは先が思いやられるなぁ〜

No.(70)

.......2002年07月24日 (Wed) .......

 ■今日の映画  猫の恩返し(ネタばれ)
久しぶりに映画館に行ってきました。しかし、天下のジブリ作品にも関わらず地元の映画館は私を入れてお客が5人でした。ある意味怖いですよね・・・。
さてさて、本題に入りましょうかね。
最初の「ギブリーズ エピソードU」はさっぱり意味が分かりませんでしたが、ちょっとハートが暖かくなりました。下半身魚の大阪弁を喋る人の足があった事に驚きつつ、何が何だかわからない内に終わったという感じでした。15分くらいあったでしょうか?適当に作ったっぽいのに、声優は西村雅彦とか鈴木京香でなかなか豪華でした。
次に「猫の恩返し」ですが、かなり笑えました。私のつぼは猫王です。ハルが猫の国の王子を助けたので、そのお礼にやってきた猫王の一言。「ありがとね」なんてフレンドリーなんだ−!!丹波哲郎が良かったのかな。とにかくちょっとずつちょこちょこ笑い所があって見ていてあきませんでした。
猫の国に行く時の、猫の動く絨毯に乗ってる3人組の掛け合いも見ものです。
バロンがカッコ良いんだ、これが!最後に小さいバロンと元の大きさに戻ったハルがアップになったアングルとかもなんかドキドキしました。ちょっとキザだけどね。
とりあえずジブリ好きの人は見ても損はありません。っていうか本当に楽しいです。笑いに走っている所もかなりありますが、基本はラブストーリーだと思うのでドキドキしながら見てください。

No.(71)

.......2002年07月28日 (Sun) .......

 ■今日の映画  トレーニング・デイ
結構期待して見たのですが、普通でしたね。デンゼル・ワシントンもイーサン・ホークも好きなので楽しみにしていました。ようやく見れたのですが、確かにアカデミー賞取っただけあって、デンゼル・ワシントンの演技は迫力もあったし、悪のカリスマ!!って感じはバンバン伝わってきて滅多に見れない悪役を堪能できたし、イーサン・ホークも正義感溢れる熱血君!って感じで二人の掛け合いは見ごたえありました。しかし、ストーリーに盛り上がりがなくてあっさり終わったという印象です。不覚にも途中で寝てしまいました。
ベテラン麻薬捜査担当刑事のアロンゾの新しい相棒として新人刑事のジェイクが配属された。初めて会ったその日はジェイクの腕が試されるトレーニング・デイだ。ジェイクは自分の能力を照明しようと躍起になる。しかし、モラルが通用しない無法地帯では、正義だけではやっていけないとアロンゾにいろいろな難題を言いつけられ戸惑う。ジェイクは腐敗した現実と立ち向かう為には、違法なことをしてでも売人を逮捕する現状に疑問を覚えながらも元のつまらない部署に戻りたくないと必死に我慢していく。というお話。
濃縮された一日ですが、なんか物足りません。どんでん返しがあるかなと思ったんですけどね。期待はずれでした。

No.(73)

.......2002年07月29日 (Mon) .......

 ■生活:殺虫剤
夏も本番。毎日暑い日が続きます。さて。寒冷地で育った私としましては、かの地には少なく、こちらの夏場にこそ多く見かける怖ーいものがあります。それは光輝く黒衣をまとい、その身は強靭で軽やか、血統も由緒正しいあの方。もうお分かりでしょう。しかし、その名を口にすると、あの方の地獄耳に触れてしまうやもしれませんので、この場では控えさせてもらいます。ともかく、今回はみなさまもご懸念のあの方関連のお話です。
先日、是非とも彼ら(彼女ら)に我が家からご退去願いたく、恒例となりました殺虫剤撒布を行いました。アパートで暮らしている我が家では、あまり盛大に煙がでる殺虫剤は、火事と誤解される心配があるので使用できません。そこで使ったのがその名も「ノンスモーク霧タイプ」という、目には見えない霧状の殺虫成分がバラ撒かれる優れもの。これを愛用しております。結果、ここに越してきてから今まで、一度たりともあの方を拝見した事がありません。大変な効き目だと嬉しく思っています。
しかし、いつも問題となるのがその事後処の件であります。霧タイプとはいえ、家中に殺虫成分が拡散されるのですから、PCのような精密機械は故障の心配がありますし、食器類、洗面用具、衣類、食品など人体に触れるものは隔離しておかないと、私が殺虫されてしまいます。また、外出中に殺虫を行うもので帰宅時には息を止めながら家中の窓を開け、換気をしなければなりません。これはとても苦しく、いつも我慢できずに多少なりとも吸ってしまいます。
そして今年はと申しますと、どうやら少々多目に摂取してしまったようで、喉が痛く、殺虫されかかってしまいました。私が敬遠して止まないあの方のためとはいえ、大きな犠牲、痛み分けでありました。
しかしながら、年に一度の大仕事を済ませたわけですから、今も大威張りでPCに向かっているわけであります。では殺虫剤に感謝しつつも、あの方の再来に怯えつつ筆(?)を置きたいと思います。

No.(72)

.......2002年07月30日 (Tue) .......

 ■今日の映画  MIB2(ネタばれ)
やっと見れました。実は最近1の方を見たばかりでして、よくCMで「MIB2」をやってますから気になってたのです。1の時はあまり出番のなかったパグのフランクが大活躍です。あの短い出演ではありましたが、あまりのかわいさにノックアウトされていた私的には2での活躍は嬉しい限りです。
1同様笑いがふんだんに盛り込まれていて、特にフランクが絡むと大爆笑でした。縄でグルグル巻きにされていたり、黒いお決まりの制服を着たり、サングラスをかけたり可愛さ爆発です。
さて物語のほうはというと、新たに地球を脅かす宇宙人が飛来します。前回ラストで例の”ピカッ”というやつで記憶を消され引退したKの記憶の中に地球を救う手がかりがあると知ったJはKを復帰させるためいろいろな手段を試みますが、敵に阻まれなかなか記憶を蘇らせることができません。果たしてKの記憶は戻るのか?宇宙人は倒せるのか?というお話です。
前回にも増してウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズのコンビはいい味出してます。前半はというか結構時間かかってKの記憶を戻すのですが、その中でトイレに流されるみたいに水に飲み込まれるシーンは笑いました。どうつながってるの?と思いましたけどね。
結局ローラはKの娘ということでしょうか?よく分からなかったのですが、ビデオが出たらもう一度見てみようと思います。

No.(74)

.......2002年08月01日 (Thu) .......

 ■今日の映画  オセロ
シェークスピアの映画は「ロミオとジュリエット」しか見たことなかったのですが、最近BS2でシェークスピア特集なのでしょうか、それ関連の作品をやっていたので、いい機会だと思い、制覇することにしました。その一番手が「オセロ」です。確かシェークスピアの三大悲劇だったと思ったんですけど(間違っていたらごめんなさい)、悲しい終わり方なのは予想ができたので覚悟ができて見やすかったです。原作を読んだこと無いので分かりませんが、オセロは黒人の方でした。シェークスピアのイメージから勝手に白人と思っていたので意外でしたが、説得力はありました。忠実だと思っていた家臣に騙されて、無実の妻を殺してしまったオセロ。一回疑いだすと全てが嘘のように思い込んで、妻の主張する事実を確かめようとしまいまま最悪の結果を迎えてしまう。
あまり悲劇は好きではありませんが、見入ってしまいました。台詞も美しくて、比喩や感情表現の仕方が小説を読むように堪能できました。原作がいいからでしょうね。(って読んだ事ないですけど・・・)
これからもどんどんシェークスピア作品を見ていこうと思います。

No.(75)

.......2002年08月03日 (Sat) .......

 ■今日の映画  マクベス
前回に引き続きましてシェークスピアを見ました。
自分の欲望のために次々と殺人を犯し、その亡霊に苦しめられ、最後は自分の首をしめてしまったマクベスという男の話ですが、私的には「オセロ」の方が好きですね。どんどんみんなが一人の男の思惑通りに行動して、それぞれ自滅していくみたいな壮大感というか奥深さというものがあったので個人的には「オセロ」派です。
マクベスがおかしくなっていくにつれて、悪巧みを考えた妻までもが、夢遊病に侵されて壊れていく。結局悪事を働けば、それだけ自分に帰ってくるという教訓でしょうね。頭に叩き込んでおきます。
よーし、これからもどんどん見ていくぞ!!

No.(76)

.......2002年08月06日 (Tue) .......

 ■旅行:仙台七夕
仙台七夕を見てきました。通常七夕と言えば7月7日なのですが、仙台では毎年8月に行っています。全国各地で七夕祭りをやるようになった今日では、一種の差別化といったところでしょうか。
今年は約3千本もの吹流しが仙台市の中心街を飾りました。聞く所によると昔は商店街で独自に作っていた吹流しも、最近では業者に依頼するところが多く、街ごとの特色が希薄になった七夕になりつつあるそうです。
また、業者に頼むと吹流し一本で10万前後はするそうで、単純に考えると総額3億円はする計算になります。そのすごい額に、仙台市の経済効果を考えるとそれも無駄ではないのかなと思う反面、商店街の売上も伸びがいまいちとの情報に、やっぱり無駄なのか〜などと、無責任に思ってしまいました。
実際に行ってみると、かつては七夕期間中、あまりの人ごみに鑑賞どころではなかった市街地も、今年度は余裕をもって回る事ができました。その点からすると、本来的には落ちこむ世相を吹き飛ばす祭り、日常を忘れる「ハレ」の場であるはずの祭りにも、「ケ」に属する不況は暗い影を落としているのかもしれません。まあ来年に突然中止されるということはないでしょうが、規模は縮小の一途を辿り、将来的にはどうなることやらと少々不安に思います。
何にせよ、七夕祭りは仙台の夏の風物詩、仙台の文化ですから、それを受け継いでいく事こそが私達の責任でしょう。来年も行かなくちゃ!

No.(77)

.......2002年08月13日 (Tue) .......

 ■生活:暮らすって物要り
来年の春から、まあ、遅くとも夏前までには新居を構えたいと思っている私ですが、改めて住宅情報誌を見て愕然としました。都会からの離脱を試み、地方で気ままな暮らしでもと、気楽に考えていたのが大間違い。地方には古臭い慣習が根強く残っているのでしょうか。何と敷金がどこをみても3ヶ月なのです。この状態では、敷3礼1前家賃1仲介手数料1で家賃の5倍は事前に用意しなければなりません。これではいくら家賃が安いとはいったものの、私の薄給では相当な負担になり得ません。今のうちから貯金、貯金と倹約生活に入るのも一計ですが、従来の浪費癖がどうにも抜けきれないので、後は一発当てるしかないでしょう。
まあ、儚い夢は片隅に置いておいて、暮らすとは本当に物要り、金要りです。どうせ引っ越すならば、家の中は好きな家具で揃えたいですし、14インチのテレビともお別れしたいところです。また、できる事ならば景色のよい場所に新居を構え、夜景なぞ見ながら豪奢に暮らしたい願望もあります。おっと、いつのまにか儚い夢の続きになっていました。
兎にも角にも今できる事は倹約生活に入り、でき得る限り貯金をする事ぐらいでしょう。これからは吝嗇家でいきたいと思います。以上今日の戯言でした。

No.(78)

.......2002年08月31日 (Sat) .......

 ■生活:自動車教習所
地方都市では、車が生活には欠かせない移動手段です。といいますか、ないと生きていけません。そして私は現在の所、自動車の免許なるものの必要性を強いられて、教習所に通っている身であります。どうも、私には協調性といいますか、団体生活に不適応な面があるようで、18、19才のティーンエイジャー達との学校生活からは精神的に物凄く苦痛を感じてしまいます。そもそも短期で一気に免許取得をしてしまおうなどと画策したのが間違いのはじまりで、朝っぱらから夕方まで、むんむんする若者の熱気と、彼らのやり場のないエネルギーをこの身に当てられますと、一日でゲンナリしてしまいます。
また教習所の噂はかねがね、人生の先輩方及び、私よりも年下ながらクルマに対する情熱に突き動かされ、すでに取得してしまっている後輩達からも聞き及んでいましたが、そこは聞きしに勝る非日常的な場所でした。
学校ある以上ある程度は仕方がないのかもしれませんが、警察上がりの教官の方々は愛想のかけらもなく、しかも田舎の教習所に入校してしまったため、方言が理解できない不都合に見まわれています。
これは私の甘えですが、人間、モラトリアムなどというぬるま湯に長く浸かっていると、社会性が無くなるとでも言いましょうか、早い話が一方的なご指導(お前バカじゃないの等の発言)に堪えきれず、即座にカチンときてしまいます。普段は穏健派で通っている私にも、短気の虫は住みついているようで、思わず暴走したくなることもしばしばです。
ともかく、一時でも早くここから脱出するためにも、日々絶え凌ぐ現在は受難の時と自分に言い聞かせ何とか通っている状況です。ゲッ、まだ後10日もあるや。早いところ取るものは取ってしまって、さっさとおさらばしたいものです。以上、単なるグチでした。

No.(79)

.......2002年09月26日 (Thu) .......

 ■生活:黒光りするあの方再び
先月、私は木造の我が家に巣くう害虫を駆除すべく、バルサン系の薬品を室内に撒布しました。その結果、私が多少なりとも薬品を摂取してしまい体調を崩してしまった他はには虫を一切見なくなり、「万事O.K.!」ってな具合で、我が家の春を謳歌していたことは以前に書いた通りです。
ところがです。昨日私は何と、よりにもよって黒光りするあの方の、それも比較的抵抗力が弱いであろう子供を発見してしまったのです。古来よりあの方は「一匹見れば数匹はいる」などという格言(?)とともに親しまれ、私達と共存してきました。その格言の別バージョンに、「子供を一匹見れば数十匹はいる」などといったものがあるか否は分かりませんが、現在はあの方の襲撃に怯える日々を送っています。
幸いにも見つけてしまった虫は我が手で捕獲し、空き缶一つ握り締められない私のどこにそんな力が!と驚くほどのパワーで、捕獲に用いたティッシュ、そしてその中にいるあの方を握りつぶしました。その日の内に燃えるゴミにだしてしまったので、哀れあの方は灼熱地獄のチリと消える運命におちたわけですが、一族郎党の復讐を招くだけの愚かな行為だったかもしれません。
あっ!部屋の片隅にうごめく黒影が!ぎゃー!・・・・。

No.(80)

.......2002年10月19日 (Sat) .......

 ■今日の映画  ポストマン
ケビンコスナー不作だなという評判は聞いておりましたので、あまり期待せずに見たのが良かったのか、なかなか見応えのある映画でした。
私的にはこういう設定が好きなのもありますが、郵便屋サンが世界を救うという一見ばかばかしいテーマも時代設定によってここまで美化されるのかという意外性がより印象的な感動をもたらしてくれたのかもしれません。
やっぱりケビンコスナーはヒーローが似合うなとしみじみ思ってしまいました。郵便屋サンの制服もカッコ良かったし、馬の乗りこなし方が素晴らしい!
ラストシーンもカッコ悪いけど正義の使者らしいというか、ポストマンらしいというかとても好感がもてました。
ウォータワールドは残念でしたが、ポストマンはおすすめできると思います。
よろしかったら元祖(個人的に)ヒーローの世界へ…

No.(81)

.......2002年10月20日 (Sun) .......

 ■今日の映画  モンスターズ・インク
表情やしぐさの細かさはさすがディズニーという感じでした。
ギョロ目ちゃんの表情を細かく見ていたら字幕が読めなくて何回も見直ししなくてはなりませんでしたが、その価値は有りですね。
私は井筒監督のようには泣けませんでしたが、ぐっときました。
ブーの身のこなしには目を見張るものがあり、ヨーダに勝るとも劣らないその技を称して忍者と名づけたいくらいです。
サニーの毛並みが気持ち良さそうなので、触ってみたいですな。


No.(82)

.......2002年10月21日 (Mon) .......

 ■今日の映画  死刑執行人もまた死す(ネタばれ)
ドイツ占領下のチェコスロバキアでナチスの高官ハイドリッヒが暗殺された。
ゲシュタポは犯人探しの為に罪もない市民を無差別に連行し、24時間に数人ずつ処刑すると宣言した。暗殺者であるズボバダは追い詰められ、たまたま事件現場に居合わせ、ズボバダを救ってくれたマーシャのもとへ転がり込む。マーシャもまた疑われ、父親をゲシュタポに連行されてしまう。
裏切り者をチェコ人たちが一致団結して犯人に落としこむラストは見ごたえありですね。チェコ人の誇りにかけて戦い続ける、今の私にはこの頃の人達の気持ちは分かりませんが、それでも感動しました。
最後の最後でのマーシャの父親の終わり方に綺麗ごとでは終われない真実があるのだという重みを感じずにはいられません。
いろんなことを改めて考えさせられる映画でした。

No.(83)

.......2002年10月22日 (Tue) .......

 ■今日の映画  パニック・ルーム
かなり期待して見たのが悪かったのか私的には物足りませんでした。
パニック・ルームという設定は面白いのですが、活用しきれていないというか、あまりに普通というか活かしきれていない印象です。
犯人の一人がいい人というのも面白くありませんでしたね。まあ、3人がそれぞれ違うキャラというのはいいのですが、ラストに行くにつれてちょっとがっかりしました。
しかし、ジョディー・フォスターの演技は見応えあります。彼女の表情だけでリアルな恐怖感が伝わってきます。「ハンニバル」を断って、力を入れただけのことはあるなと感じました。
デビット・フィンチャー監督のカメラワークなどはカッコ良かったのに何が物足りなかったのかな??
映画館で見た方が良かったのかもしれませんね。

No.(84)

.......2002年10月23日 (Wed) .......

 ■今日の映画  コラテラル・ダメージ
テロによって妻子を殺された消防士はそのテロリストに復讐を誓う。だが、そのテロリスト、ウルフもかつてのアメリカ合衆国コロンビア侵攻によって最愛の娘を失っていた。身をよじる苦悩と、やり場のない怒りをそれぞれに抱える消防士とテロリスト。大国のエゴによって翻弄された二人が今、ワシントンで対決する。
もっとシュワちゃんのアクションを見たかった。しかし、年には勝てないのかしら。今回は体力勝負というより知能戦という感じですね。
微妙な二人の心情が錯綜して、お互いの苦悩は分かるけど分かりたくないというような心理描写は見応えありました。

No.(85)

.......2002年10月24日 (Thu) .......

 ■今日の映画  ビューティフル・マインド
久しぶりに名作に出会いました。今日は他の映画を見る気になれません。
心に残る余韻をずっと感じていたい、そんな感じです。
マイベストにも書きましたが、安心感で涙がでました。本当に良かったと心から思える映画です。
ほとんどフィクションでゲーム理論を完成させた事とノーベル賞を取った事くらいしか本当のことじゃなかったとしても完成された脚本だから映画としては大成功だと思います。
総合失調症という病気をリアルに体験する事ができ、彼の苦悩と絶望感が痛いほど伝わってきます。
まだ見ていない人には、是非見ていただきたい一本です。

No.(86)

.......2002年10月25日 (Fri) .......

 ■今日の映画 シッピング・ニュース
やっぱりラッセ・ハルストレム監督はいい!!
期待は裏切りませんでした。独特の映像美はいつ見ても心があらわれるようです。最後には前向きに生きていこうという余韻を残し、見て良かったと思える素晴らしい作品でした。ちょっと意外な前向きエンディング(?)にはびっくりしましたが…。
ケビン・スペイシーがかなり情けない男を演じていましたが、彼の祖先の故郷に帰って、自分の祖先の秘密や叔母の秘密を知って、自身の生き方についても考えながら少しずつ変わっていく。何気に考えさせられる映画でした。

No.(87)

.......2002年10月26日 (Sat) .......

 ■今日の映画  アメリ
細かいところまで凝っている映画でした。
登場人物を好き嫌いなもので紹介したり、前半はナレーションばっかりとか始めから観客をぐいぐい引き込む演出ですね。
彼女の起こす奇跡は可愛くて微笑ましいのですが、いきなりリアルなお店(?)が出て来たり、今街で何組のカップルがいったかとかちょっと気を抜いて見ていると驚かせてくれる場面もあってただ可愛いだけでは留まらないのも魅力でしょうね。
出てくる人出てくる人何か癖のある人ばかりで、アメリが変わっているという印象はあまりないんですが、あの中で一番変わっていたのは誰なのでしょうか?
一番好きなのはドワーフが世界一周する奇跡です。

No.(88)

.......2002年10月27日 (Sun) .......

 ■今日の映画  アトランティスのこころ
ほのぼのと言う感じと不思議な感じが入り混じった面白い映画でした。
幼馴染みの訃報とともに送られてきたグローブ。そこから昔の不思議な体験を思い出すという入り方は好きです。
アンソニー・ホプキンスは今までとはイメージが違う役でしたが、さすがどんな役でもはまりますね。追われている緊張感と特別な能力を持つオーラみたいなのがにじみ出ていました。
おすぎがおすすめするだけのことはあります。

No.(89)

.......2002年10月28日 (Mon) .......

 ■今日の映画  少林サッカー
久しぶりに大笑いしました。真剣に(?)面白かったです。
監督が「キャプテン翼」を見てこれを作ろうと思ったというのは納得しました。
私的には面白い半分、かっこいい半分ですね。お得意のワイヤーアクションをふんだんに使って、CGを駆使して実写版「キャプテン少林翼」を完成させた監督に敬礼!!です。
一癖も二癖もある登場人物達もそれぞれの必殺技がバシッと決まってさすが少林寺という感じです。パンツ被っててもかっこよく見えました。
真剣に火星人みたいじゃないか!っていう台詞にはバカ受けでした。
大人しく地球はまかせて火星に帰ろうかな?!

No.(90)

.......2002年11月06日 (Wed) .......

 ■今日の映画  初恋のきた道
きました!!きましたよ〜!!心にぐぐっときましたよ〜!!
見終わった後のティッシュの山に自分で驚きました。途中から涙が止まらないんですよ!!
ストーリーはシンプルなんですが、それでここまで感動するなんて衝撃的でした。原題の我的父親母親はとても素敵なタイトルだと思います。
自由恋愛が珍しかった頃の中国の山奥に新しい先生が赴任してきた。18歳のディはルオ先生に一目惚れ。それ以来先生の為においしい料理を作ったり、毎日授業を聞きに行ったり、家の遠い子を送っていくと聞けば道で待ち伏せしたりと彼の姿を追っていた。しかし、ある日いきなり「町に帰る」と言われてしまう。
一生懸命先生の事を想い続ける健気な姿がとってもかわいいディ。台詞が少なくて表情だけの演技が多いのですが、これがまた泣かせる表情をするんですよ!チャン・ツィイーが!!走り方が可愛すぎる!!もこもこの服を着てるからなのでしょうが、純粋さが象徴されていると思います。
この映画は3回見ましたが、見るごとに泣けてきます。最初見た時、学校の前に老いたディが座っている所はなんとなく見て流してましたが、次に見た時は想いの深さが伝わってきて胸が絞めつけられました。
現在が白黒で過去がカラーというのもディ的に先生がいる世界、いない世界という感じがせつせつと伝わってきて素晴らしい演出だと思います。
こういう恋愛って今は滅多にできないと思います。だからこそ憧れるのでしょうか。こんなに想える人がいるなんて幸せな事ですよね。
見てない方は是非見てください!!

No.(95)

.......2002年11月09日 (Sat) .......

 ■今日の映画  ラストマン・スタンディング
黒澤明監督の「用心棒」を洋画リメイクした作品です。
「用心棒」は未見ですが、かなり楽しめました。
二大マフィアが対立する街に一人現われたジョン・スミス。イタリア系マフィア流の歓迎を受け、車をめちゃめちゃにされたジョンはマフィアのアジトに殴りこみに行く。そこで銃の腕を見込まれ用心棒として雇われる。
2つのマフィアの間を行き来して金を稼ぐ腕利きの用心棒をブルース・ウィルスが熱演しています。久しぶりに二枚目の役を見たような気がするな。(ダイハードもかっこよかったけど…)
うまくいきすぎると思ったけど、結果的に彼の目論み通り事が運んですかっとしました。「用心棒」も見ないといけないな…

No.(94)

.......2002年11月10日 (Sun) .......

 ■今日の映画  冷静と情熱のあいだ
原作は読まずに見たのですが、とっても良かったです。
イタリアの風景がとっても綺麗で行ってみたいと思わせる魅力がありました。
順正と葵の一人の人を思いつづけ、離れていても変わらない強い絆が心に響きます。
お互い新しい恋人がいながらも心ではあの人でなくではだめなんだと思っている。しかし、ひどい別れ方をした為なかなか素直になれない。それでも絶対に守りたい、あの日二人で決めた10年後の大事な約束。
二人の学生時代のピュアな感じがとっても素敵でした。ケリー・チャンの髪の結び方とか肩にかけるカーディガンとかとっても可愛かったです。
竹野内さんのおしりもカッコ良かったです。

(ネタばれ)
10年後に二人が出会った後、一夜を共にしてむかえた朝。
「会わなければ良かった」と言った順正の言葉があまりに残酷で涙が出ました。それでも笑顔で「私は会えて良かったよ」と言った葵の言葉が切なくて涙がでました。個人的にはこのシーンが一番印象に残りました。

No.(93)

.......2002年11月11日 (Mon) .......

 ■今日の映画  インディ・ジョーンズ 最後の聖戦
実は今まで一回も見た事なかったんですよね。インディ・ジョーンズシリーズ。なんかあまりに何回もTVで放送されてたのでいつか見るだろうと思ってそのままという感じでした。
今回そろそろ見てみるかと鑑賞したのですが、なんで早く見なかったんだ!!と後悔しました。面白いですね。少年期がリバー・フェニックスというのもびっくりしました。大量の蛇や鼠の群れには肝を冷やしましたが、どんどん引き込まれていきました。やっぱり何回も放送されるには訳があるんだなと改めて思いました。
これは3部作の3作目だそうで1・2も見てみます。


No.(92)

.......2002年11月12日 (Tue) .......

 ■今日の映画  山の郵便配達
時間がゆっくりと流れている世界にとても心が癒されました。とても綺麗な緑色の山々や人がやっと歩けるような細い道。今の日本ではいくら田舎に行っても見れない風景かもしれませんね。
そんな中国の山奥で3日かけ歩いて郵便配達をしていた父親が足を患い、息子に仕事を引き継ぐ為に一緒に郵便配達に出かけた。そこで息子は父の仕事に対する情熱を知り、父は大きくなった息子に目頭を熱くする。
今まであまり家にいなかった父親に嫌悪感を抱き、お父さんと呼んだ事がなかった息子も一緒に郵便配達をしてみて、父の苦労や偉大さを知って心を開いていく。
ずっと歩くという行為によってスピード感は手紙を追って走る父親くらいだが、独特の雰囲気に飲みこまれる感覚が心地よかったです。
息子が「道が悪いね」というと父親が「良い道もあるさ」と言う。親子の想いがこの言葉にいろんな意味で集約されていると思います。
なんといっても大活躍の「次男坊」が可愛かったです。いろんな所でとっても大事な意味を持つキーパーソン!ならぬキー犬ですね!しかし、中国だから分かるけど犬の名前で初めて聞きましたね、次男坊…
最近中国映画がツボにはまっています。癒されたいのかしら…

No.(98)

.......2002年11月13日 (Wed) .......

 ■今日の映画  GO
「めっちゃウンコしたい」と連発する教室でのやりとりは頭から離れません。どうしよう…。
テーマが在日朝鮮人の男の子の苦悩という結構重いものだと思って今まで見てなかったのですが、なんでもっと早く見なかったのかと後悔しました。
なんといってもオープニングがかっこいい!!いきなりホームから飛び降りて電車と追いかけっこ!これぞ、青春って感じですね。
いつから恋の話が始まるんだろうと思っていたけど、主人公が思い出してくれて良かったです。
原作を読んでみようと思います。

No.(91)

.......2002年11月14日 (Thu) .......

 ■今日の映画  ホット・ロック
刑務所から出たばかりの主人公が迎えに来た妹の夫から仕事を持ちかけられ博物館にある高かなダイヤを盗むというありがちな物語ですが、展開がテンポよくてとても見やすい映画でした。
巧妙に練られた計画もうまくいかなかったり、折角手に入れたダイヤがあるはずの所から消えていてなかなか手元に戻ってこなかったりと見ててイライラするのですが、笑い所も多々あって見応えありでした。
ロバート・レッドフォードはやっぱりカッコイイです!!「追憶」でちょっと惚れましたが、今回の作品でまたちょっと惚れました。(笑)

No.(102)

.......2002年11月15日 (Fri) .......

 ■今日の映画  富江replay
全然怖くなかった…。すごく覚悟して見たのに…。夜に一人では見ない方がいいみたいだったから、真昼に見たのがいけなかったのか…。
宝生舞の富江は綺麗で男を魅了するというのはよく分かったけど、怖さというものは感じられなかったです。
由美の父親はかなり怖かったな。「化け物、化け物、化け物おおおお」という叫び声には肝を冷やしました。
前作「富江」の管野美穂の方が怖いらしいのでそっちに挑戦してみようかな。
ホラーはどうも苦手で、特に邦画は…。でもこれくらいならいけそうだな。

No.(97)

.......2002年11月16日 (Sat) .......

 ■今日の映画  誰が為に鐘は鳴る
これぞラブストーリー!!ですね。最近の映画で慣れてしまっていた私には原点に戻ってみるいい機会でした。
スペイン内戦で敵の陣地にある橋を爆破するために送り込まれた米軍工作員と内戦で家族を殺されゲリラと行動を共にする女性との恋の物語。
前半の二人のシーンが未来に対する希望に満ちていただけに、ラストはとても切なかったです。でもこれが現実なんでしょうね。戦争中では明日生きてるかどうかなんてどこにも補償はないんですからね。
たまたま今日読んでいた本の中に「橋を爆破する」「そしてイングリッド・バーグマンと恋に落ちる」という一節がありました。因果なものだなと一人でニヤニヤしてしまいました。(笑)

No.(103)

.......2002年11月17日 (Sun) .......

 ■今日の映画  乙女の祈り
前にも見た事あると思ったんですけど、ストーリーをすっかり忘れてしまったのでもう一度見てみました。
ケイト・ウィンスレットってこんなにオーバー・リアクションだったかなというのが第一印象でしたが、見るにつれてこの役の少女にあった演技なんだと思い直しました。
空想癖のあるポウリーンとイギリスから転校して来たジュリエットはお互いに似た雰囲気を持つ相手に興味を示し仲良くなっていく。二人は自分たちで作ったファンタジーの物語にのめり込み、空想の世界を行き来して遊んでいた。やがて二人の親密さは異常だと感じたジュリエットの両親はカウンセリングを受けるように勧め、同性愛だという診断から二人は引き離されてしまう。「母親さえいなければ私達は二人でいられるのに!」と思い込んでしまったポウリーンはある恐ろしい計画を思いついた。
実話というのが恐ろしいですね。本当に実行しちゃダメ!!
思春期にはこういう空想とか女友達と親密(ここまでじゃないけど…)だなと思われるくらい遊ぶとかって結構あるような気がしますが、何がここまで思い込ませちゃったのでしょうか?やはりそこには「愛」があったんでしょうかね。
2回目なのにかなりの衝撃作でした。

No.(104)

.......2002年11月19日 (Tue) .......

 ■映画:ミスター・ルーキー
私は紋切り型といいますか、使い古された月並みな表現が大好きで、
何度となく同じような言葉を文章に用いてしまいます。
かくしてそれは今回にも当てはまるわけですが(以下※)、とりあえずは
映画の話をします。
今日、「ミスター・ルーキー」を見ました。この作品はまさに
「阪神バカの、阪神バカによる、阪神バカのための(※)」映画です。
私は常々映画とはかくあるべしと思っています。中には難解で、見る者を
深い思索の森に誘う(※)映画や、何かしらの教訓、示唆を与えてくれる
作品、または我が身を心を、内から奮わせてくるような感動の大作(※)
など様々あります。
ですが映画は、特に娯楽映画の場合は、この「ミスター・ルーキー」の
ようにあって欲しいのです。確かに、この映画は、論理性、現実性、
迫真性などの要素は度外視。構成はベタで、ストーリーも単純、
見る人に次の展開を予測させ、しかもそれを裏切らないという(※)
ひどい作品ではあるかもしれません。出演者を見ても、彼らはその
オーバーアクトを恥じる事もなく、演技も(特に野球選手のセリフ)
満足のいくものとは到底言えない代物です。しかしです。
ところがです。この映画を見終わった時、まるで闇夜に燈った灯火の如き
(ちょっと否定的?)幸福感、暗い世相を吹き飛ばす爽快感(※)、
辛い日常に立ち向かう活性感といったものが感じられたではないですか。
(それは私が阪神ファンであるから?)
私は、阪神の優勝がかかった最終戦、本物の藪が出てきて強いショックを
受けました。また藪の球を受けるキャッチャーが矢野であると知った時、
心が奮えました。そして一時は、代打「神様」八木が凡フライに終わった
とき「あー、やっぱりな」と意気消沈しました。この映画に妙な
リアリティーはいらないはずです。ですがそれでも、檜山の超ファインプレーで優勝を決めた時、必ず阪神は、最後にはやってくれるチームであったと
私は歓喜の涙を流していました(※)。
何と心温まる映画でありましょうか(※)。来年の阪神はきっと必ず優勝する
に違いありません(※)。そう思わせる魅力がこの映画には溢れています(※)。そう感じました。

No.(101)

.......2002年11月20日 (Wed) .......

 ■今日の映画  レナードの朝
悲しい、切ない、喜び、怒り、いろんな感情でいっぱいになりました。
今こうやって普通に生きているけど、これってすごく幸せな事なのかもしれない!と改めて思いました。そして一瞬一瞬を大切にしたいなとも思いました。
嗜眠性脳炎のため、30年間も半昏睡状態のレナード。新しく病院にやってきた医師セイヤーはこの難病に興味を示し、普段は何にも反応しない患者がボールを投げるとキャッチすることに気付く。いろいろ試した結果パーキンソン病の為に開発された新薬がこの病気にも効くのではないかという結論にいたり、レナードに投与した。数時間後、なんと彼は奇跡的に目覚めたのだった。

奇跡的に回復したレナードが母親と抱き合うシーンから涙がとまらなくなってしまいました。鏡を見て、若かったはずの自分が、すっかりおばさんになっていたら…と考えると怖くてたまりません。本当にこんな状況に陥ったら、私が想像できるような恐怖ではないでしょうけど。
レナードが回復してからが明るい感じで描かれていたので、後半は胸が張り裂けそうでした。特に仲良くなった女性に「会うのはこれが最後だ」と言って、ダンスを踊るシーンは感動というか、切なすぎて涙が溢れましたね。
一瞬でも生きた証を残そうとして、発作で痙攣している自分を「ビデオに撮ってくれ」というレナード。思い出すだけで泣きそうになります。
本当に考えさせられる作品でした。
見てない人は必ず見るべし!!

No.(100)

.......2002年11月27日 (Wed) .......

 ■涙の一日
今日は3本続けて「親子愛」映画を見て、毎回泣かされてしまいました。
別に親子愛だと思って見たのではないので、たまたまそうだったという感じですね。
まずは「ビヨンド・サイレンス」で父親と娘の愛に感動し、次に「シーズ・ソー・ラブリー」で本当の父親に会った娘の複雑な気持ちに悶絶し、最後に「ファイアーライト」でどうしても娘に会いたくて家庭教師として会いにいく母親の愛の深さにハンケチを濡らすのでありました。
それぞれの映画に出てくる子役の女の子がみんな超可愛い!!素晴らしい演技も共通してました。私は子供に弱いのか…。

No.(105)
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