遺伝子レベルで優劣を決める近未来。
"不適合者"として自然分娩で生まれたヴィンセントは、心臓に疾患を持っている為、憧れの宇宙飛行士にはなれない。
しかし、夢を諦めきれないヴィンセントは、優秀な遺伝子を持っているが事故で下半身不随になってしまったジェロームの力を借りて、なんとか「ガタカ」に入社し宇宙飛行士への道を手に入れた。
そんな矢先、社内で殺人事件がおき、不適合者が犯人だと判明する。
ガタカ(1997) アメリカ
GATTACA [106分]
管理人評価
★★★★★
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SF/ドラマ/サスペンス | |
アンドリュー・ニコル | |
アンドリュー・ニコル | |
イーサン・ホーク (ヴィンセント・アントン・フリーマン) ユマ・サーマン (アイリーン) ジュード・ロウ (ジェローム・モロー)ユージーン アラン・アーキン (ヒューゴ・コールドスプリング) ローレン・ディーン (アントン・フリーマン) ゴア・ヴィダル (ジョセフ) アーネスト・ボーグナイン (シーザー清掃課長) ザンダー・バークレイ (レイマー医師) イライアス・コティーズ (アントニオ(ヴィンセントの父) ジェイン・ブルック (マリー(ヴィンセントの母) ブレア・アンダーウッド (遺伝学者) メイソン・ギャンブル (ヴィンセント(ヴィンセントの幼児期) トニー・シャルーブ (ジャーマン) |
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アカデミー賞 1997年 美術賞:ナンシー・ナイ ジャン・ロールフス |
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残酷なまでに美しい未来…愛だけでは君に届かない | |
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そうなれば、私なんて即"不適合者"ですけどね。
(いろんな意味で…)
6本指のピアニストには驚きました。
多けりゃ良いって事でもないんでしょうけど。
「あれは12本のための曲よ」という台詞が印象的でした。
その後の車が走る道路を渡るシーンも迫力満点です。
ヴィンセント目線のぼやけた視界の映像で、とてもリアリティがあって良かったと思います。
しかし、差別(というか区別)もここまでくると、もはや人が人である意味なんてないですね。
よくできたクローンやロボットに全部任せてしまうようになれば、どうしたって人間は太刀打ちできっこない訳です。
なら、こっちも遺伝子操作して完璧な人間を作ってしまおうってのは、安易なようですが理に適った考え方なのかもしれません。
この映画を見ていると本当にいろんなことを考えさせられます。
特に最後のシーンなんかは、何時見てもうるうるしちぃます。
悲しくて切ないけど、素敵なシーンだと思います。
それぞれが悩みながらも、自分の生きる道を求めて助け合い、夢に向かって挑戦する。
人間の尊厳や威厳なんて通用しない時代をどう切りぬけるか!?
なんて見応えのある映画なんでしょう!
主役の3人の役者さんもそれぞれいい味出していて、どんどん感情移入してしまいました。
映像も不思議な世界観が広がっていて、近未来的な建物などはとても美しかったです。