精神科医のサミュエルはバレエを指導しているレベッカと5年付き合っている。
ある日彼女が妊娠したと聞いた彼は、まだ父親になる気は無いと彼女と現実から逃げ回る。
サミュエルの心の葛藤と精神的な成長をコミカルに描いた作品。
9か月(1995) アメリカ
NINE MONTHS [103分]
管理人評価
★★★★★
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ドラマ/コメディ | |
クリス・コロンバス | |
パトリック・ブラウデ | |
ヒュー・グラント (サミュエル) ジュリアン・ムーア (レベッカ) ロビン・ウィリアムズ (コソヴィッチ医師) トム・アーノルド (マーティ・ドワイヤー) ジョーン・キューザック (ゲイル・ドワイヤー) ジェフ・ゴールドブラム (ショーン) ミア・コテット (リリ) アシュレイ・ジョンソン (シャノン・ドワイアー) |
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覚悟はできてる? | |
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男は種を蒔くだけ蒔いて、女が妊娠したら騙されたとか騙した等とほざくなんて!!
しかも彼女の妊娠中に浮気しようとするし、腹が立ってしょうがなかったです。
それだけに後半、サミュエルがレベッカの超音波のビデオを見た時からは感動の連続でした。
やっぱり子供は宝物なんだなと痛感したと同時に、母親の偉大さも改めて身に沁みました。
正直、私自身も親になる責任というものはピンとこないので、子供が出来た時に心から愛せるかどうか自信がありません。
心の中ではサミュエルの事を最低だなと思いながら、どこか自分を見るかのような感覚を覚えたのも事実でした。
客観的に見る分には何とでも言えるけど、実際自分はどう思いどういう行動をとるのかと思うと人事ではないと感じました。
女性は誰でもレベッカのように強い意思で母親の自覚を持てるようになるものなのでしょうね。
父親がダメなら自分がやるしかないと思うと力が湧いてくるのでしょう。
ロビン・ウィリアムズ演じるロシア人医師がいい味出してました。
これまでは動物専門で初めて人間の患者を担当するという設定だったので、検診から出産までドタバタしていて大爆笑でした。
しかし、最後の分娩室のシーンはやり過ぎかなと思いました。
誰かが「出産は奇跡だ」と言っていたけど、せっかくの感動シーンも台無しでしたからね。
全体を通してコメディのはずなんですが、後半は泣きっぱなしでした。
お気に入りの映画に追加したいと思います。
リメイク作品。
《関連作品》
オリジナル「愛するための第9章(1994)」フランス