小さな田舎町ウォーター・タウンのバーでバーテンとして働いているステラ。
彼女はバーに来る男たちに人気があり、その日も客の要望に答えて得意のダンスを披露していた。
そのダンスを見て、NYの病院でインターンをしているスティーヴンという男が声をかけてきた。
ステラはデートを重ねる内に彼と関係を持ち子供を宿したが、彼女は彼からのプロポーズを断り、一人で子供を育てる決意をする。
母娘二人での生活は苦しいながらも楽しいものだったが、娘のジェニーが大きくなるにつれ、ステラは彼女の将来についてこのままでいいのかと悩むようになる。
ステラ(1990) アメリカ
STELLA [109分]
管理人評価
★★★★★
|
|
ドラマ | |
ジョン・エアマン | |
ロバート・ゲッチェル | |
ベット・ミドラー (ステラ) トリニ・アルバラード (ジェニー) ジョン・グッドマン (エド) スティーヴン・コリンズ (スティーヴン・ダラス) ベン・スティラー (ジム) アイリーン・ブレナン (ウィルカーソン夫人) リンダ・ハート (デビー・ウィットマン) |
|
私の最高の親友は、母です。 | |
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します |
中卒のバーテンダーと大卒の医者の卵。
結婚したくても周囲に反対されるし、自分とは釣り合わないと考え、自ら別れを告げるステラ。
そこから、最後まで苦悩の連続です。
自分で選んだ道とはいえ、涙が止まりませんでした。
別れてすぐ、まさかの妊娠発覚。
出産ぎりぎりまで、一人で育てる決心が出来ません。
しかし、赤ちゃんを抱いた瞬間、愛情のこもった温かい笑顔の母親の顔になるんですよね。
彼女のあの優しい表情が、とても印象的でした。
最初は誰でも、子供を産むという事に不安を抱き、怖気づいてしまうものなのでしょうね。
しかも、一人で育てると決めたのだから、その不安はより一層強いものだったと思います。
彼女の複雑な心情を思うと、涙が出てしょうがなかったです。
ステラが娘のジェニーにいろいろ口うるさく言っていましたが、私も学生時代には親が口うるさく言う事をわずらわしいと思っていました。
でも、親からしたら自分が失敗した経験を子供に繰り返して欲しくない、と思うからこその言葉なんですよね。
二人が口論するシーンは、学生時代の自分を思い出しながら見ていました。
心温まる親子愛映画を探している方におすすめしたいです。
今度は母と一緒に見てみたいな、って思いました。
リメイク作品。
オリジナル「ステラ・ダラス」(1937)