サムは知的障害の為7歳程度の知能しかない。
だがある日、サムの子供を宿した女性が出産後すぐに子供を残して蒸発してしまう。
その為サムは、一人で娘のルーシーを育てる事になった。
子育てなど何も分からないサムだったが、障害者の友人や近所で唯一の知人アニーに相談しながら、彼なりに一生懸命ルーシーを育てる。
愛情いっぱいで接した甲斐もあり、サムとルーシーはとても仲良し。
しかし彼女が7歳の誕生日パーティーの日、施設職員が彼の元を訪れ、ルーシーを保護すると告げた。
I am Sam/アイ・アム・サム(2001) アメリカ
I am Sam [133分]
管理人評価
★★★★★
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ドラマ | |
ジェシー・ネルソン | |
ジェシー・ネルソン | |
ショーン・ペン (サム) ミシェル・ファイファー (リタ) ダコタ・ファニング (ルーシー) ダイアン・ウィースト (アニー) ロレッタ・ディヴァイン (マーガレット) リチャード・シフ (ターナー) ローラ・ダーン (ランディ) ブラッド・アラン・シルヴァーマン (ブラッド) ジョセフ・ローゼンバーグ (ジョー) スタンリー・デサンティス (ロバート) ダグ・ハッチソン (イフティ) |
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いっしょなら、愛は元気。 いつも、一緒にいたい。それが何よりも大切なこと。 全米が涙した、無垢で純粋な愛の感動作。 |
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見終わったあとのすごいティッシュの山…、人様にはお見せできない顔になってました。
サムが父親としての資格を問われるシーンは、本当に考えさせられますし、涙無しでは見られません。
リタが言った「子供への愛情に知能はまったく関係ありません」という台詞が、とても印象に残りました。
確かに親がエリート弁護士なら十分な教育を施す事はできるかもしれません。
しかし、子供が幸せかというとそうでない事も多々あるのです。
常にリタ親子の影がチラホラしていたので比較しながら見ていてそう感じました。
現実的にはサムがルーシーを育てる事は難しいでしょう。
ですが、虐待している訳でもないのに子供を施設に入れると会えなくなる。
溢れるほどの愛情を持ってしても知能が同レベルというだけで引き裂かれてしまう。
それが現実なのでしょうか。
そんな事を考えながら見ているといい親の定義について疑問を感じました。
ルーシー役のダコタ・ファニングが、とっても可愛くて愛らしかったです。
大きな目でサムを見つめるアップのシーンを写真に撮って引き伸ばし、パネルにして部屋に飾っておきたいくらいです。
ルーシーが妙に大人びている所もリアルで、サム親子の悲壮感を引き立てます。
全体的にブルーなライトで冷たい印象を受ける映像になっているのですが、サムとルーシー、周りの友達、リタやアニーなど個性的で明るいキャラクターのお陰で、重くなくかえって爽やかな印象さえ受けました。
ショーン・ペンは個人的にマフィアとか殺人鬼のイメージだったのですが、こういう役もはまりますね。
ルーシーの面会に遅れてやってきて大胆に転ぶシーンが演技というのが見事です。
あんなにうまく転ぶのは結構難しいと思うんですけど…。(^_^;)
この映画は何回も見直したい作品にいれようと思います。