1862年、メリーランド州アンティタム・クリーク。
北軍大尉として戦場の指揮を取っていた23歳の白人ロバートは、南軍の激しい抵抗に遭い、戦場の真っ只中で気絶してしまう。
奇跡的に助かった彼は、黒人のローリンズに起こされて意識を取り戻した。
その後、ロバートは国内初の黒人だけの連隊54連隊の指揮官に任命される。
ロバートは右と左の区別もつかない黒人達に、一から戦い方を教え込む。
彼は自分たちとは何もかも違う黒人の扱い方に戸惑いながらも、黒人のリーダー的存在ローリンズの意見を取り入れ、徐々に一致団結していく。
グローリー(1989) アメリカ
GLORY [122分]
管理人評価
★★★★★
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ドラマ/戦争 | |
エドワード・ズウィック | |
リンカーン・カースティン/ ロバート・グールド・ショー /ピーター・バーチャード |
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マシュー・ブロデリック (ロバート・グールド・ショウ) モーガン・フリーマン (ローリンズ) デンゼル・ワシントン (トリップ) ケイリー・エルウィズ (フォーヴス少佐) |
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第62回アカデミー賞 1989年 助演男優賞:デンゼル・ワシントン 撮影賞、録音賞も受賞 |
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愛する人のために、 自らのために、 夢を賭けて、男たちは戦う。 |
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素晴らしい作品です!!
最初から最後まで鳥肌が立ちっぱなしでしたよ!
戦争ものは嫌いだと言い、これを観なかった自分を激しく後悔しました!!
何で今までこんな良い作品を見逃していたんだ〜!!
食わず嫌いはいけませんね〜、この事を痛感しましたよ。
いや、本当…(しみじみ)
戦争下での人間ドラマを描かせたら、ズウィック監督の右に出る者はいないのではないでしょうか。
それくらい監督の作品は素晴らしいと思います。
そしてコンビを組んでいるジェームズ・ホーナーの音楽も良いんですよ!
「レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い」もそうでしたけど、この音楽で気持ちが高ぶってきます。
色んな相乗効果でこの感動を作り出しているんでしょうね。
お見事!!世界一!
感動はすぐにやってきました。
黒人連隊が結成されて間もなく、南部同盟からの表明文を読むシーンからです。
「南部に敵対した黒人は即刻奴隷の地位に引き戻し、それを指揮した白人は銃殺する」
これを読み上げただけでも鳥肌が立ちました。
南北戦争の背景を全く知らなかった為、こういう状況で集まっている人達だと思わなかったんです!
その後、ロバートが「除隊したい者はすぐに許可する」と言って解散するのですが、雨の中一人残ってローリンズが行進の練習をしているのです。
これは涙無しでは見れません!
こんなに静かなシーンなのに、彼の熱い思いが画面から飛び出してきそうでしたよ。(T_T)
この映画の良いシーンを上げてたら、全部書かなくちゃいけなくなるので、とりあえず観て下さい!と言うしかないです。
人に勧めたくなる映画だと思います。
何と言っても俳優陣が素晴らしいです。
まず主人公ロバート役のマシュー・ブロデリックが素晴らしい。
23歳で黒人連隊を指揮する事になったロバートですが、マシューの童顔がこの役にぴったりです。
若くて優男な見た目ですが、戸惑いながらも全身全霊で黒人達と接する姿がとても頼もしく思えました。
色んな重圧に耐えながら、黒人達と共に戦うロバート。
実際に彼が両親に宛てた手紙がハーバード大学に残されているそうです。
そして黒人俳優陣も素晴らしい。
デンゼル・ワシントンとモーガン・フリーマンの存在感からは目が離せません。
目にすごく力があって、全てを物語る目とはこの事だ!という見本が見れます。
特にトリップが靴欲しさに脱走した時、罰として鞭打ちの刑を受けるのですが、その時の彼の目は絶品ですよ!
静かに流れる一筋の涙…。
ここで何も感じない人はいない、と言っても過言ではないでしょう。
それほど心を打つシーンでした。
好きな監督にズウィック監督の追加を決定しました。
これからも彼の作品を観ていこうと思います。
こんな作品あるんですね。
本当に力強くて感動しました。
出会えて良かったです。