放浪者のチャーリーは、住むところもなく路上生活の日々。
彼はある日、道で花を売る盲目の女性と出会い、一目惚れしてしまう。
ひょんなことから彼女に金持ちと勘違いされたチャーリーは、その後も金持ちとして彼女に接することになった。
その夜、チャーリーは川べりで身投げしようとしている男を助けた。
その男は近くに住む百万長者で、救ってくれたチャーリーにお礼がしたいと屋敷に招待された。
しかし、この男がやっかいな人で、酔っているときは良いのだが、シラフになるとチャーリーのことをすっかり忘れてしまうのだ。
散々2人で大騒ぎしてきたのに、屋敷にかえるとチャーリーだけ追い返されてしまった。
管理人評価
★★★★★
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ロマンス/ドラマ/コメディ | |
チャールズ・チャップリン | |
チャールズ・チャップリン | |
チャールズ・チャップリン (放浪者) ヴァージニア・チェリル (花売りの娘) フローレンス・リー (花売り娘の祖母) ハリー・マイアーズ (百万長者) アラン・ガルシア (百万長者の執事ジェームス) ハンク・マン (強いボクサー) |
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街角に咲く一輪のバラがともした恋の灯! 笑いとペーソスに描くチャップリン名作! (R) |
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途中まで「楽しいけど、まあ★3つくらいだな〜」って思っていたのに、最後のシーンだけで一気に★5つに昇格です。
このシーンの衝撃度がすごかった!あっという間に秒殺されました。
前半はいつも通りの小技満載です。
身投げしようとした男性の代わりに川に落ちちゃうシーンで大爆笑!
この落ちっぷりがプロなんですよね。
身の任せ方が超自然でおかしいの!!
あ〜、思い出しただけでも笑いが止まらない!
あと、お股にワインとかもツボでした。
そこで飲んでも酔っちゃうのね。(笑)
そして、笛を飲んでしまってピーピー止まらないチャーリー。
一体どこに引っかかってるんだ!!
その効果でタクシーとか犬とか呼んじゃってるし、楽しすぎです。
でも、一番のお気に入りは、ボクシングかな。
このちぐはぐ具合が堪りません。
対戦相手と審判を交えた3人の動きが最高!
また、酔っ払った時とシラフの時の態度が違う百万長者のキャラが良いですね。
この設定が100%活かされている上手い構成にはうならされました!
こんな主人に振り回されてる執事のジェームスはもっと大変だろうな。
でも、唯一、その百万長者の屋敷で間違われてしまうくだりが苦手だったんですけど、これがないとあの感動は生まれないので仕方ありません。
なんでこんなに理不尽に弱いんだろう。
それだけ入り込んで見ちゃってるんですよね。ふう。
そして、感動のラストシーン。
もうガラス越しのチャーリーの表情見たら、涙がぶわっと出てきちゃいましたよ。
もう最後の部分は涙で良く見えてません。
久しぶりに「ええ話や〜〜!!」の雄叫びが出ました。
また見終わった後の爽快感が半端じゃない!
チャーリーの嬉しそうな顔を思い出したら、また涙がこぼれてきました。