ジョージは、いつも何処かでツキに見放され、逆境にばかり立ち向かう運命にあった。
自分のミスではないのに大金を失った彼は、全てに絶望して自殺を図る。
ところが、12月の冷たい河に飛び降りようとした時、彼より先に一人の男が身を投げて救けてくれと叫んでいた。
あわてて救けたジョージに、男は、自分は見習い天使だと告げる。
管理人評価
★★★★★
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ドラマ | |
フランク・キャプラ | |
フィリップ・ヴァン・ドレン・スターン | |
ジェームズ・スチュワート ドナ・リード ライオネル・バリモア ヘンリー・トラヴァース トーマス・ミッチェル ボーラ・ボンディ フランク・フェイレン ウォード・ボンド グロリア・グレアム |
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ゴールデングローブ賞(1946年) 監督賞 フランク・キャプラ |
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最後は号泣してしまいました。
何だろう。
こんなに幸せな気分で泣いたのは初めてかもしれないな。
感動とはちょっと違う。
別次元での感激というか、単純に嬉し泣きって事かな。
人間の優しさ、温かさが素直に嬉しくて涙が止まらない。
この心地よい余韻にしばらく浸っていたい。
そんな気持ちになりました。
途中まで一人の男の人生を描いているだけなのかな、★3つだな〜、なんて思ってたんです。
そしたら、最後の最後でやられた〜〜〜!!!!
思い返せば、色々な所に伏線が張られていたんですよね。
人間が一人いないだけで、何人もの人の人生が変わる。
友人は財産とは良く言ったものです。
私がいなくなったら、どれくらいの人の人生が変わるのかな?
あまり影響はないと思ってしまうのが悲しい所ですが・・・(汗)。
家族の大切さ、今ここで生きている事がすごく大切な事だなと思えてきました。
印象に残っているのは、メアリーとジョージがサムからの電話を二人で聞くシーン。
あと、ホテルでの初夜もロマンティックで素敵でした。
外でレコードのかわりに歌ってくれる警官とタクシードライバーも良い味出してたな。
粋な演出に心が温まります。
それと、いつも取れる階段の飾りも良い効果を生んでましたね。
こういう細かい所の好印象が、最後の最後で爆発した感じですね。
こういうお話は大好きです!
この出来過ぎくらいの感じが心地良くて良いんですよ。
もっとフランク・キャプラの作品を見なければ!
正に”素晴らしき哉、人生!”。
この邦題の上手さにもうならされます。