創世記の時代。
メトシェラの孫であるノアは、ある夜に恐ろしい夢を見た。
堕落した人間たちを一掃する為、地上を大洪水が飲み込んでいた。
これを神の啓示と悟ったノアは、妻と3人の息子たちと共に方舟の建設を開始する。
ノア 約束の舟(2014)
アメリカ
NOAH [138分]
管理人評価
★★★
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ドラマ/アドベンチャー | |
ダーレン・アロノフスキー | |
ラッセル・クロウ (ノア) ジェニファー・コネリー (ナーマ) レイ・ウィンストン (トバル・カイン) エマ・ワトソン (イラ) アンソニー・ホプキンス (メトシェラ) ローガン・ラーマン (ハム) ダグラス・ブース (セム) レオ・マクヒュー・キャロル (メトシェラ) マディソン・ダヴェンポート (ナエル) <声の出演> ニック・ノルティ (シェムハザ) マーク・マーゴリス (マゴグ) |
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その舟に、その舟に、 すべての希望は託された。 |
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神の使いのウォッチャーという泥の巨人が、大活躍するんです。
あの巨大な方舟も、彼らがいなければこんなに早くは完成しなかったでしょう。
「天地創造」の時も思いましたが、神のお告げって酷いものが多いですよね。
悪が増えすぎたから一回無しにしようとか、生まれて来るのが女だったら子孫を増やすから殺そうとか。
本当に何様かと疑ってしまう内容が多過ぎます。
全ては神様のお導き通り…と洗脳されているノアは、神のお告げ通りに行動しないと済まないのです。
それが良い時もあれば悪い時もある。
どうしても妻が欲しいハムは、自分で女を見つけてくるが、追手に迫られ見殺しにしてしまいます。
嫁が欲しいのは性欲ももちろんあるでしょう。
でも、心の支えも求めているはずです。
肉親では代わりの出来ない癒し。
それも頑ななノアにしてみれば、性欲に支配された卑しい男となってしまうのです。
百歩譲ってそれは分かったとしても、イラの娘を殺すは、完全に意味不明です。
動物たちを活かす為だけにノアを活かしたのか?
まあ、結果を見れば、どんなに良い人間だけからスタートしようが、現在を見れば悪が滅びない事は明らかです。
堅苦しい聖書の物語を、現代の人でも受け止め易いように描かれていました。
これくらいポップな方が若い人には良いですよね。
お勉強もこれくらいエンターテインメントにしてくれたらやりがいがありますね。
評価はそこそこでしたが、普通に楽しめました。
野イチゴを血眼で探すメトシェラが印象的。
最後に食べられて良かった、良かった。
《関連作品》
「天地創造(1966)」