--REIの映画感想--

全体的にネタばれがありますので、未見の方は注意して下さいませ
評価の★の内容は次の通りです
管理人の独断に基づいておりますのでご了承くださいませ
★★★★★:大好き!何度も観たい作品!
★★★★:好き!強く心に残る作品!
★★★:なかなか良い
★★:まあまあ損はしない
★:いまいちかも・・・
X:二度と観たくない


[ List ]
[ア行] [カ行] [サ行] [タ行] [ナ行] [ハ行] [マ行] [ヤ行] [ラ行] [ワ行][英語] [数字]
[] [] [] [] [ノ]

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spink.gif ノア 約束の舟(2014)   アメリカ
  NOAH  [138分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/アドベンチャー
監督 ダーレン・アロノフスキー
出演者 ラッセル・クロウ      (ノア)
ジェニファー・コネリー   (ナーマ)
レイ・ウィンストン     (トバル・カイン)
エマ・ワトソン       (イラ)
アンソニー・ホプキンス   (メトシェラ)
ローガン・ラーマン     (ハム)
ダグラス・ブース      (セム)
レオ・マクヒュー・キャロル (メトシェラ)
マディソン・ダヴェンポート (ナエル)
<声の出演>
ニック・ノルティ      (シェムハザ)
マーク・マーゴリス     (マゴグ)
コピー その舟に、その舟に、
すべての希望は託された。
あらすじ
創世記の時代。
メトシェラの孫であるノアは、ある夜に恐ろしい夢を見た。
堕落した人間たちを一掃する為、地上を大洪水が飲み込んでいた。
これを神の啓示と悟ったノアは、妻と3人の息子たちと共に方舟の建設を開始する。
感想
ノアの方舟のお話は、「天地創造」でちらっと見た事がありましたが、こちらの作品は現代風に描かれた映画でした。
神の使いのウォッチャーという泥の巨人が、大活躍するんです。
あの巨大な方舟も、彼らがいなければこんなに早くは完成しなかったでしょう。

天地創造」の時も思いましたが、神のお告げって酷いものが多いですよね。
悪が増えすぎたから一回無しにしようとか、生まれて来るのが女だったら子孫を増やすから殺そうとか。
本当に何様かと疑ってしまう内容が多過ぎます。
全ては神様のお導き通り…と洗脳されているノアは、神のお告げ通りに行動しないと済まないのです。

それが良い時もあれば悪い時もある。
どうしても妻が欲しいハムは、自分で女を見つけてくるが、追手に迫られ見殺しにしてしまいます。
嫁が欲しいのは性欲ももちろんあるでしょう。
でも、心の支えも求めているはずです。
肉親では代わりの出来ない癒し。
それも頑ななノアにしてみれば、性欲に支配された卑しい男となってしまうのです。

百歩譲ってそれは分かったとしても、イラの娘を殺すは、完全に意味不明です。
動物たちを活かす為だけにノアを活かしたのか?
まあ、結果を見れば、どんなに良い人間だけからスタートしようが、現在を見れば悪が滅びない事は明らかです。

堅苦しい聖書の物語を、現代の人でも受け止め易いように描かれていました。
これくらいポップな方が若い人には良いですよね。
お勉強もこれくらいエンターテインメントにしてくれたらやりがいがありますね。

評価はそこそこでしたが、普通に楽しめました。
野イチゴを血眼で探すメトシェラが印象的。
最後に食べられて良かった、良かった。

《関連作品》
天地創造(1966)
鑑賞日 2024.03.17

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spink.gif ノイズ(2022)   日本     [128分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/犯罪
監督 廣木隆一
出演者 藤原竜也   (泉圭太)
松山ケンイチ (田辺純)
神木隆之介  (守屋真一郎)
黒木華    (泉加奈)
伊藤歩    (青木千尋)
渡辺大知   (小御坂睦雄)
酒向芳    (横田昭一)
迫田孝也   (野毛二郎)
諏訪太朗   (鈴木賢治)
飯島莉央   (泉恵里奈)
菜葉菜    (横田洋子)
波岡一喜   (酒井義昭)
大石吾朗   (山下伸介)
鶴田真由   (守屋仁美)
寺島進    (岡崎正)
余貴美子   (庄司華江)
柄本明    (横田庄吉)
永瀬正敏   (畠山努)
コピー 殺した。埋めた。
バレたら終わり。
あらすじ
周囲から孤立した小さな島“猪狩島”に妻子とともに暮らす泉圭太。
農園を営む彼が栽培する“黒イチジク”が評判を呼び、過疎に苦しむ島の復興に大きな期待が高まっていた。
そんなある日、怪しげな男が働き口を求めて島にやって来る。
ところが、圭太とその親友・田辺純、2人の後輩で島に赴任したばかりの新米警官・守屋真一郎の3人は、男ともみ合った末、誤って殺害してしまう。
3人は島の未来のために死体の隠ぺいを決意する。
感想
なるほど〜。
そういう事でしたか。
3人が事故で人を殺してしまって、嘘に嘘を重ねて、被害者と共犯者が増えて行ったので、どうやって終わらせるんだろうと思っていましたが、なるほどの展開になりました。

最初に警官がいたんだから、適切に処理しておけば、こんなに複雑な事件にはならなかったですよね。
でも、先輩警官の「かさぶたになれ」という言葉を間違って実行してしまったのです。
イノシシと人間は一緒にしちゃダメだよ。
それも彼が真面目過ぎるが上の間違いだから切ないです。

印象に残ったのは、町長の余貴美子さん。
人ってこんなに人の事煽れるんだというほどの究極の煽り。
誰もがこいつは生きて帰れないと思うシーンだったと思います。

畠山は全てを分かっていたようですが、彼がいながら警察は全てを解決する事は出来なかったんですね。
それが現実なのかな。
返す返すも初手の判断ミスが悔やまれます。

どんどん気になる展開になり、一気に見せる魅力がある作品でした。
最後もドキッとさせる一捻りがあり、正直いうと後味は微妙なのですが、なかなか良かったという印象が残っています。
原作の漫画も読みたくなりました。

漫画原作作品。
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鑑賞日 2022.10.10

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spink.gif ノウイング(2009)   アメリカ
  KNOWING  [122分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス/SF
監督 アレックス・プロヤス
出演者 ニコラス・ケイジ      (ジョン・ケストラー)
ローズ・バーン       (ダイアナ・ウェイランド)
チャンドラー・カンタベリー (ケイレブ・ケストラー)
ララ・ロビンソン      (ルシンダ・エンブリー/アビー・ウェイランド)
ベン・メンデルソーン    (フィル・ベックマン)
ナディア・タウンゼンド   (グレース・ケストラー)
コピー 地球消滅
その時、人類は何を残せるだろうか。
あらすじ
MITの宇宙物理学者ジョンの息子ケイレブが通う小学校では、50年前に埋められたタイムカプセルを掘り起こす記念式典が執り行われた。
そして当時の生徒たちが想像する未来図が在校生に配られ、ケイレブは数字だけが羅列された一枚の紙を持ち帰ってくる。
それに興味を抱いたジョンは、数列に意味があるのではないかと調べ始める。
すると、彼の妻が亡くなった2年前のホテル火災の日付や犠牲者数など、過去に起きた大惨事にまつわる数字と一致していることに気づく。
さらにその紙には、未来の大惨事を思わせる数字も残っていた。
そしてその予想通り、予言された大惨事が現実のものになり、確信を持ったジョン。
彼はさらなる大惨事を食い止めるべく、残された数列の謎の解明を試みる。
感想
これだったら、最近見た「2012」の方が好きだな。
2012」の金持ちだけが生き残れたの方が現実味があります。

50年前の小学生ルシンダが書いたメッセージをめぐるサスペンスは面白かったです。
数字の羅列の中には、阪神大震災も入ってました。
他の事故も実際あった事故なんでしょうね。

そして、ジョンの目の前で起きる飛行機事故。
この迫力は凄かったです。
いつどこで爆発が起こるか分からない事故現場で、救助をしているジョン。
ハラハラドキドキしながら見てました。

ケイレブくんが可愛かったです。
容姿でも合格したのかも。
耳が聞こえにくく補聴器をつけているのですが、囁く声は聞こえているんです。

ジョンたちを監視している怪しい男たち。
まさかと思っていたけど、予想通りで拍子抜けでした。
黒いつるつるした石も重要なメッセージがあるのかと思ったら、集合場所に落ちてるってだけですか。
何だか最後が盛り上がりにかけました。
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鑑賞日 2018.05.04

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spink.gif 脳内ポイズンベリー(2015)   日本     [121分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル コメディ/ロマンス
監督 佐藤祐市
出演者 真木よう子   (櫻井いちこ)
西島秀俊    (吉田)理性/議長
古川雄輝    (早乙女)
成河      (越智さん)
吉田羊     (池田)ネガティブ
桜田ひより   (ハトコ)衝動
神木隆之介   (石橋)ポジティブ
浅野和之    (岸さん)記憶
コピー 恋する?恋しない?ただいま脳内会議中!
あらすじ
ケータイ小説のライターをしているアラサー女子の櫻井いちこ。
飲み会で知り合った7つ年下のアート系イケメン男子:早乙女と偶然遭遇。
さっそくいちこの脳内では、話しかけるかどうかで議論が紛糾。
“理性”を司る議長の多数決の提案に対し、“ポジティブ”の石橋と“衝動”のハトコが真っ先に賛成する。
一方、“ネガティブ”の池田は当然のように反対。
“記憶”の岸さんは記録係に徹して議論には加わらず、結果、勇気を振り絞って話しかけたいちこ。
そして紆余曲折を経て、めでたく交際へと至るのだった。
感想
期待してなかったけど、なかなか面白かったです。
原作の漫画は、前半だけ読んだことあったんです。
だから、映画化されたって聞いて、見たいと思ってました。

頭の中がごちゃごちゃうるさいって、すごく良く分かります。
私の場合もネガティブがかなり出しゃばってるから、最終的な考えは暗くなりがちです。
いちこもその会議に結構振り回されてるのが面白いですね。

好きという感情を最優先して、ポジティブが眠りについてしまう表現も秀逸です。
確かに、誰かに合わせるという事は、どこかを犠牲にする事でもありますからね。
でも、やっぱりそうして無理すると、長くは続かないものです。
ありのままの自分で付き合える人が一番良い!

「誰と一緒にいる時の自分が好きか」
なるほどね。
すごく良い言葉ですね。
思わずうんうんと頷いてしまいました。

脳内のキャラたちも、それぞれの個性が生きているキャスティングで良かったです。
ポジティブな神木隆之介くん。
ネガティブな吉田羊さん。
二人の白熱したバトルは見応えありました。

それに、ハトコちゃんの素直な「早乙女〜、好き〜〜!!」には癒されました。

そんな全てが集約されたいちこ。
真木よう子さんがはつらつと演じてくれました。
30才には見えない若々しい彼女にぴったりの役でしたね。
脳内で色々あったけど、最後は彼女がびしっと決めてくれました。
これから仕事も忙しくなりそうだし、幸せになれたら良いなぁと思いました。

いや〜、結構楽しめました。
脳内と現実のバランスも良かったし、お話も面白かった。
漫画も最後まで見てみたいと思います。
鑑賞日 2018.03.29

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spink.gif ノーウェイ・アップ(2005)   アメリカ
  No Way Up  [87分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/アクション
監督 ジェームズ・シール
出演者 グレイソン・マッコーチ    (トム・ウィーバー)
エイドリアン・ポール     (ギャビン)
エイミー・ロケイン      (モリー・ウィーバー)
ダン・マンデル        (エディ)
ミシェル・ベイズナー     (レベッカ)
ジェファーソン・アルカ    (ヴィクター)
マレ・トレヴサン・フィリポット(ベス)
コピー 劇場未公開
あらすじ
上司にそそのかされ、会社の金を横領する計画に加担してしまった証券担当者のトム・ウェーバー。
しかし、上司のやり方に納得いかなかった為、この件から抜ける事にした。
仕事が終わり、地下5階の駐車場に降りてきたトムは、自分の車が故障している事に気づく。
その直後、一台の四駆が猛スピードで襲い掛かって来た。
感想
終始ドキドキさせる展開で、最後まで一気に駆け抜けるスピード感のある作品でした。
有名人は一人も出てないし、特別な設定とかある訳じゃないんだけど、すごく見せる力があるんですよ。
たまに入る回想が休憩時間みたいなもので、あとは休む暇なくトラックに襲われます。
しくこくしつこく襲われるから、「これどうやって終わるんだろう」と、それが気になって見ちゃったようなものですな。(汗)

最初から最後まで、完全に駐車場だけが舞台です。
その割には緊張感を切らさず、飽きずに見せる手法は、なかなかのものだと思いました。

犯人かな?と思うとあっさり死んだりするもんだから、あれも違うこれも違うで結局最後まで見ちゃう構造です。

これ劇場未公開なんですよね。
その割には本当に良く出来た作品だと思います。
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鑑賞日 2007.07.07

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spink.gif ノー・エスケイプ(1994)  アメリカ
 NO ESCAPE   [117分]
管理人評価   
ジャンル アクション/SF
監督 マーティン・キャンベル
出演者 レイ・リオッタ    (ジョン)
ランス・ヘンリクセン
スチュアート・ウィルソン
ケヴィン・ディロン
ケヴィン・J・オコナー
ドン・ヘンダーソン
コピー 恐怖の監獄島からの
脱出なるか!!
あらすじ
2022年。
脱出不可能な監獄島アブソロムに送られたジョンは、その島を牛耳る凶悪軍団に手荒い歓迎を受ける。
そこで腕を見込まれ仲間にならないかと誘われるが、それを拒否した為に崖まで追い詰められ突き落とされてしまう。
何とか助かって気がついた所は、凶悪軍団と対立しているファーザーが率いる集団の村だった。
ジョンはファーザーの味方につき、島から脱出する方法を模索する。
感想
近未来の話のはずなのに、歴史物を見ている感覚でした。
監獄島だから何も無くて、原始人並の生活を送っているのは当然ですけどね。
でも、小道具は凝っているみたいで、ファーザー軍の囚人達が着けていた防具は、日本の戦国武将の鎧兜の形をしていました。
材料は竹とダンボールでしたけどね…。

ストーリーにも登場人物にもあまり魅力はなく、淡々と見ただけという感じです。
こんな所に連れて行かれたらおしまいです。
悪い事はしちゃいけないよという事でしょうね。(^_^;)
鑑賞日 2002.12.13

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spink.gif ノーカントリー(2007)   アメリカ  R−15+
  NO COUNTRY FOR OLD MEN  [122分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/犯罪/サスペンス
監督 ジョエル・コーエン
イーサン・コーエン
出演者 トミー・リー・ジョーンズ  (エド・トム・ベル保安官)
ハビエル・バルデム     (アントン・シガー)
ジョシュ・ブローリン    (ルウェリン・モス)
ウディ・ハレルソン     (カーソン・ウェルズ)
ケリー・マクドナルド    (カーラ・ジーン)
ギャレット・ディラハント  (ウェンデル)
テス・ハーパー       (ロレッタ・ベル)
バリー・コービン      (エリス)
スティーヴン・ルート    (ウェルズを雇う男)
ロジャー・ボイス      (エル・パソの保安官)
ベス・グラント       (カーラ・ジーンの母)
アナ・リーダー       (プールサイドの女)
コピー 世の中は計算違いで回る
あらすじ
人里離れたテキサスの荒野。
取引が失敗し銃撃戦が行われた麻薬取引現場に出くわしたベトナム帰還兵モス。
複数の死体が横たわる現場の近くで、200万ドルの大金を発見し持ち帰ってしまう。
その後、現場に戻ったモスは、事件関係者に見つかってしまい、冷血非情な殺人者シガーに追われる身となる。
感想
以前もアカデミー賞受賞作品だから見たのですが、あまり良い印象では無かったと記憶していました。
感想が無かったので見直しましたが、やはりその印象に間違いは無かったです。

ハビエル・バルデムの無表情な殺し屋の怖さが印象的です。
強力な空気銃を操り、狙った獲物は逃さない執着心が異常で、絶対に逃れられない絶望感が、作品全体から漂っています。

モスを追う中で、次々と殺人を重ねるシガー。
たまたまモスと同じモーテルにいた人、車の故障を助けてくれた老人、シガーを探す為雇われた暗殺者。
心を持たないシガーは、邪魔になる者は誰であろうと消していくのです。

そんな中、大金を持って必死に逃げ回るモス。
何とかシガーからの追跡は免れたものの、結果は同じなのが非常に現実的です。
本当に欲に目がくらむと、ろくな事がないですね。
こうして見せられると、再認識させられます。

この異常な事件を追う保安官のエド。
多くの事件を見て来た彼でも、この事件は特に異常だったでしょう。
錠の吹き飛ばされたモーテルへ入る時の緊張感。
犯人と鉢合わせなかった安堵感。
このシーンでエドと同じ体験をした気がしました。

ただあまりに残酷で評価は上がりませんでした。
アカデミー賞で数々の賞を獲得したので、世間的には評価は高いと思います。
入り込んで見る事が出来たし、人間の欲に溺れた果てをリアルに描いていて、見応えはあるのですが楽しめませんでした。

アカデミー賞作品賞、監督賞、助演男優賞、脚色賞作品。

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spink.gif ノートルダムの鐘(1996)   アメリカ
  THE HUNCHBACK OF NOTRE DAME  [90分]
管理人評価   ★★
ジャンル アニメ/ミュージカル/文芸
監督 ゲイリー・トルースデール
カーク・ワイズ
出演者 〈声の出演〉
トム・ハルス            (カジモド)
デミ・ムーア            (エスメラルダ)
トニー・ジェイ           (クロード・フロロー)
ケビン・クライン         (フィーバス)
デヴィッド・オグデン・スタイアーズ (司祭)
メアリー・ウィックス        (ラヴァーン)
ジェイソン・アレクサンダー     (ユーゴ)
チャールズ・キンブロー       (ヴィクトル)
コピー
あらすじ
醜いカジモドは彼を引き取った最高裁判事のフロローによって、ノートルダム大聖堂の鐘楼に閉じ込められて暮らしていた。
だがある日、彼は下界での祭りに我慢できなくなり、抜け出してしまう。
カシモドはそこで、美しいエスメラルダに出会った。
感想
ディズニー長編アニメ第34作目の作品です。

ディズニーの割には、シビアな内容で、大人向きの映画ですね。
子供にはちょっと怖いと思います。

ビクトル・ユゴーの「ノートルダムのせむし男」が原作。

その為、ハッピーエンドでも、後引く怖さが残ります。

歌はどれも良かったです。
見応え、聴きごたえ、それぞれ十分ですね。
それだけに怖さも倍増。
大人でもぞっとするので、子供と見るのにはおすすめできません。

そんな中でも、石像3人組のキャラは、唯一癒される存在で好きでした。
理不尽な展開にイライラしていても、彼らが出てくると和むんですよ。

あと、魅力的なヒロイン:エスメラルダ。
彼女の強くて凛とした姿勢は憧れるものがありますね。
最後の火あぶりから助けられるシーンが、一番印象に残っています。

でも総合すると、★2つなんですよね。
ディズニー作品は、見て癒されたい、楽しみたいという気持ちが強いので、いまいち乗り切れませんでした。
最後も何だかなぁという終わり方で、盛り上がりません。

ディズニー作品の中では、かなり異色の作品だと思います。

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spink.gif ノー・マーシイ/非情の愛(1986)   アメリカ
  NO MERCY  [108分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/犯罪
監督 リチャード・ピアース
出演者 リチャード・ギア    (エディ・ジレット)
キム・ベイシンガー   (ミシェル・デュヴァル)
ジェローン・クラッベ  (ロサド)
ジョージ・ズンザ    (ステンコウスキー)
ゲイリー・バサラバ   (ジョーイ・コリンズ)
ウィリアム・アザートン (アラン・デヴェニュー)
テリー・キニー     (ポール・デベノー)
コピー あなたとなら自由になれる。
あらすじ
シカゴの刑事エディは、かつて相棒だったジョーイを殺した犯人のいる麻薬組織を追ってニューオリンズへやって来た。
敵の情報を得る為、関係者に話を聞きに行くが、誰にも相手にされなかった。
ようやく組織のボスの情婦ミシェルを捕らえる事に成功するが、彼女を取り戻そうとする組織から命を狙われる。
感想
物語もありきたりで展開が読めるし、キャラに魅力もないから、あまり面白くありませんでした。
エディのやり方が強引過ぎてついていけないのも、入り込めない理由の一つですね。
刑事なら何でもありなのか!?ってほど、やりたい放題。
牛さんたちは罪もないのに撃たれて可哀想だし、敵討ちだからって10人も殺して罪にならないのはやり過ぎのような気がする。

手錠に繋がれて逃げただけで恋に落ちるのも、早すぎて感情移入する暇もないです。
牢獄から救い出してくれてた王子様に見えたのか?
異常な環境によるつり橋効果なのか?
どっちにしてもドキドキ感がなくて盛り上がれません。

しかし、キム・ベイシンガーの美しさは健在です。
哀しい過去を持った女性が良く似合います。
泥まみれになっても綺麗でセクシーですね。

良くも悪くも型通りの作品ですね。
私はキムの美しさを堪能出来たので、良しとします。

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spink.gif ノーマ・レイ(1979)   アメリカ
  NORMA RAE  [119分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/伝記
監督 マーティン・リット
出演者 サリー・フィールド    (ノーマ・レイ)
ロン・リーブマン     (ルーベン・ワショフスキー)
ボー・ブリッジス     (ソニー・ウェブスター)
パット・ヒングル     (ヴァーノン・ウィチャード)
バーバラ・バクスレー   (リオナ・ウィチャード)
ゲイル・ストリックランド (ボニー・メイ・バファム)
モーガン・ポール     (ウェイン・ビリングス)
ロバート・ブロイルズ   (サム・ボーレン)
ジョン・カルヴィン    (エリス・ハーパー)
ブース・コルマン     (Dr.ワトソン)
リー・デ・ブロー     (ルーハン)
ジェームズ・ルイジ    (ジョージ・ベンソン)
ギルバート・グリーン   (アル・ランドン)
ボブ・マイナー      (ルシウス)
コピー 愛・結婚・・・たくましく生きる女性の姿を鮮明に描いた感動の名作!
あらすじ
アメリカ南部。
紡績工場に勤める女工ノーマは、だらしの無い性格の低所得者だった。
そんな彼女の家にルーベンと言う男がやってくる。
彼は全米繊維組合から派遣された労働組合作りの活動家で、彼女の働く工場に組合を結成するためにやってきたと言う。
何とは無しに彼との交友を深めて行くノーマだったが、彼に感化され次第に組合結成に協力していく。
しかし組合を作られては困る会社側は、汚い手を使って圧力をかけて来る。
感想
男にだらしなく、仕事も低賃金の紡績工場というシングルマザーが、労働運動に感化され、自立していくお話でした。
てっきりルーベンとくっつくと思っていたら、最後まで良き同志のままでしたね。
男にだらしなかった性格までも変えてくれたルーベン。
彼の影響力は、彼女の人生を大きく変えるほどだったようです。

読み書きも下手で、会社が張り出した”組合は黒人の組合だ”という嘘の張り紙を書き写す時のたどたどしい感じが微笑ましかったです。
そんな彼女が、ルーベンの勧めるディラン・トマスの本を買って読むまでになるんです。
そんな男性に惚れない訳ないですよね。
でも、ルーベンが出来た男なんですよ。
だからこそ、ここまでの信頼関係が出来たんですよね。
普通だったら、二人が裸で泳いだあの川で一線超えていた事でしょう。

一番グッと来たのは、やっぱり”UNION”と書かれたボードを掲げるシーンです。
クビを覚悟で起こした行動に、他の工員たちもやっと重大さに気づいたようです。
徐々に機械が止まっていき、あれだけうるさかった工場が、シーンと静かになるんですよね。
何かが変わる!という希望に満ちたシーンで、とても良かったです。

画面から熱気が伝わってくるようで、皆の汗染みが印象に残ってます。
エアコンがない時代だし、お風呂に入る暇もないくらい忙しいという状況が伝わってきます。
あと、サリー・フィールドのスタイルの良さも印象的でしたね。
いつもぴちぴちの服を着てたから、羨ましいほど細い腰が魅力的に映りました。

アカデミー賞主演女優賞受賞も納得です。
芯の強い女性を情熱的に演じていました。
まだ幼い子供たちに、別々の父親の写真を渡すシーンも良かったですね。
未熟だった自分と決別する為の行動に思えました。

アカデミー賞主演女優賞受賞作品。
鑑賞日 2019.04.17

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spink.gif ノー・マンズ・ランド(2001
 フランス/イタリア/ベルギー/イギリス/スロヴェニア
 NO MAN'S LAND   [98分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/戦争/コメディ
監督 ダニス・タノヴィッチ
出演者 ブランコ・ジュリッチ      (チキ)
レネ・ビトラヤツ        (ニノ)
フィリプ・ジョヴァゴヴィッチ  (ツェラ)
カトリン・カートリッジ     (ジェーン・リビングストン)
サイモン・キャロウ       (ソフト大佐)
ジョルジュ・シアティディス   (マルシャン軍曹)
サシャ・クレメール       (ミシェル)
セルジュ=アンリ・ヴァルック  (デュボワ大尉)
ムスタファ・ナダレヴィッチ   (セルビア老兵士)
コピー for Peace 平和こそすべて
この戦争は、 何のため?
あらすじ
ボスニアとセルビアが激しい戦争を繰り広げている正に最前線。
その両国の中間地帯に敵の爆撃に合いながらも、唯一生き残ったボスニア兵士のチキと、塹壕偵察に来たセルビア兵士のニノが取り残された。
さらに、死体だと思われセルビア兵士に地雷を仕掛けられたボスニア兵士のツェラも息を吹き返し、事態は更に複雑になった。
この奇妙な事態に困惑した両国は、国連防護軍に三人の救出を要請した。
感想
重く根の深いテーマを背景にしているものの、ちょっとコミカルなシーンや和める場面があって、重苦しいだけの映画ではなかったけれど、救い様のない作品である事は間違いないです。(^_^;)
作品自体に問題があるのではなく、現実に問題があるのだと思います。
この映画には狂っている現実を皮肉って描いた上で、人間の醜さや愚かさに対する強烈なメッセージが込められているのです。
それだけに戦争に対する虚しさや理不尽さを痛感させられました。

国連の人たちのあたふたぶりや対応の悪さは現実なんでしょうね。
国連は人道的援助を掲げているけど、どこら辺が人道的なのかと疑問を感じました。
この映画だけ見て判断できるものではないですが、皆のヒーローじゃないですよね。
中立的な立場って何なのか?
傍観している事が中立なのか?
と更に疑問が増えていきました。

この映画は本当に考えさせられる事が多いです。
皆も本気で考えてみようよというメッセージが頭の中から離れずに、しばらく考え込んでしまいました。(-_-;)

これはとりあえず一回は見ておくべき映画だと思います。
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鑑賞日 2003.01.24

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spink.gif ノーラ・ジョイス 或る小説家の妻(2000)  イギリス/イタリア/ドイツ/アイルランド
  Nora   [107分]  R−18+
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/ロマンス/文芸
監督 パット・マーフィー
出演者 ユアン・マクレガー    (ジェイムズ・ジョイス)
スーザン・リンチ     (ノーラ・バーナクル)
ピーター・マクドナルド  (スタニー・ジョイス)
エディン・モロニー    (イーヴァ・ジョイス)
イグナジオ・オリバ    (アレッサンドロ・フランチニ)
ロベルト・シトラン    (ロベルト・プレツィオーゾ)
コピー 全裸のふたりがここにいる――。
あらすじ
1904年、アイルランド。
感情豊かで開放的な考えを持つ娘ノーラは、西部の田舎町ゴールウェイを出て首都ダブリンにやって来た。
街に着いたばかりのノーラは、ジェイムズ・ジョイスという青年に声をかけられる。
そして、すぐにデートの約束を交わし、二人は情熱的な恋に落ちて行く。
この土地の閉鎖的で古い考えを嫌うジェイムズに賛同したノーラは、彼と一緒に自由を求めてイタリアのトリエステに移り住む。
小説家志望のジェイムズの収入は少なく、喧嘩の絶えない二人だったが、夜はお互いの身体を求め合い、常にお互いを必要としていた。
感想
近くのビデオ屋に無くて諦めかけていたのですが、やっと観る事が出来ました!
正直ストーリーは良く分からなかったのですが、ある意味(!)では期待を裏切らない作品となりました。(^_^;)
という事で、またまたユアン中心で鑑賞した為、普通の方には全然参考にならない感想となっております。
ご了承下さい!
その点を踏まえて、続きをご覧下さい。(笑)

まず嬉しかったのは、ユアンの歌声が聴けた事です!
アイルランドの歌だと思うのですが、とても美しいメロディーにユアンの素晴らしい歌声が乗って、聴く者(私のか?)の心を癒してくれます。
つくづくユアンの歌の上手さに、うっとりしてしまいますね〜。
個人的に、ジェイムズとノーラがトリエステの酒場でハモっていた曲が一番好きです。(曲名は分からず…)
今回は髭面が多かったユアンですが、その髭もコロコロ変わっているので見所の一つだと思います。
髭が生えていても可愛い男性って、ユアンくらいではないでしょうか。
いい大人なのに、やきもち焼きで子供っぽいジェイムズには、ぴったりだと思います。
丸い眼鏡も良く似合ってます。

そして触れない訳にはいかない(!)ジェイムズとノーラの情熱的な絡みのシーンですね。
コピーの『全裸のふたりがここにいる−−』の言葉通り、「えっ!いいの!」というくらい大胆に見せてくれます。(^_^;)
相変わらずユアンはプヨプヨしてますが、その肉感が余計にエロティックでした。
しかも、それだけでは飽き足らず、離れ離れになった二人は、お互いを興奮させる手紙をやり取りし、それを手に自分を慰めてしまうから驚きです!
ユアン熱演してますね〜。
でも、ちょっと鳥肌が立ってしまいました。(-_-;)

ってここまで書いといて何ですが…こんなに情熱的な二人を見せる事によって何を伝えたかったのでしょう??
ノーラは身体で大作家になるジェイムズを支えたって事?
う〜ん、いまいち理解し難いですね。

あと話しの流れが急なので、今どういう状態にあるのか全然分かりませんでした。
何故彼は牛や雷が怖いのか、母親の亡霊に取り付かれているのは何故か、など疑問が多過ぎて置いてけぼりです。(-_-;)
私が大作家ジェイムズ・ジョイスを知らないからでしょうか…。
う〜ん、どうも腑に落ちない点が多いです。

印象的なのは、ノーラが汽車に乗る時に映し出される淡い感じの白い煙と澄み切った青い海と空の映像です。
数回出てきただけですが、すごく脳裏に焼き付いています。
これには自由という象徴的な意味合いがあるのかなと感じました。

映画としては★一つですが、超個人的に楽しめたので★二つにしました。
本当に全然参考にならないですね…。
ごめんなさい。(-_-;)
鑑賞日 2003.06.08

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spink.gif ノスタルジア(1983)   イタリア/ソ連
  NOSTALGHIA  [126分]
管理人評価   
ジャンル ドラマ
監督 アンドレイ・タルコフスキー
出演者 オレグ・ヤンコフスキー    (アンドレイ・ゴルチャコフ)
エルランド・ヨセフソン    (ドメニコ)
デリア・ボッカルド      (ドメニコの妻)
ドミツィアーナ・ジョルダーノ (エウジェニア)
コピー タルコフスキーが
21世紀に遺した至宝(R)
あらすじ
イタリア、トスカーナ地方。
ロシア人詩人のアンドレイとイタリア人通訳のエウジェニア。
二人はアンドレイの次作の題材である作曲家パヴェル・サスノフスキーにゆかりのある教会を訪れた。
翌朝、近くにある寒村の湯治場に行き、そこで狂人扱いされている老人ドメニコに出会う。
彼はアンドレイに“ロウソクの火を消さずに広場を渡るように”と謎めいた依頼をする。
それが“世界の救済”に結びつく、と言うのだ。
感想
ダメだ〜〜!!!
全く意味不明です。
何一つ分かりませんでした。
私には難しすぎます。

まず最初の30分が訳わからず、二回ほど挑戦したけど寝てしまった・・・。
彼らが何者か分かってから、ようやくきちんと見れるようになってきました。
だけど、最後のろうそくの火を消さないように歩く所もかなり長くて寝そうでした。

こののんびりゆったりの雰囲気は、私をすぐに夢の世界へと誘います。
常にそれに耐えながらの鑑賞でした。

一度目が覚めたのは、エウジェニアが片乳出してアンドレイに告白するシーン。
全然予想してない展開だったので、こちらのアンドレイ同様ドギマギしてしまいました。

そして、もう一度目が覚めたのが、ドメニコの最期のシーン。
これは衝撃でした。
第九の使われ方が実に切ない。

結局「世界の救済」とは何だったのか。
???ばかりが頭の中を駆け巡ります。

という事で、久しぶりに1つです。
鑑賞日 2007.01.25

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spink.gif 望み(2020)   日本     [108分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ミステリー/サスペンス/ドラマ
監督 堤幸彦
出演者 堤真一   (石川一登)
石田ゆり子 (石川貴代美)
岡田健史  (石川規士)
清原果耶  (石川雅)
加藤雅也  (寺沼俊嗣)
市毛良枝  (織田扶美子)
松田翔太  (内藤重彦)
竜雷太   (高山毅)
三浦貴大  (作業療法士)
渡辺哲   (与志彦の祖父)
コピー 愛する息子は、殺人犯か、被害者か。それとも――
あらすじ
一級建築士の石川一登は、妻の貴代美と高校1年の息子:規士、中学3年の娘:雅と幸せな日々を送っていた。
しかしある日、規士が家を出たまま帰らす、連絡もつかなくなってしまう。
やがて規士の友人が遺体で発見され、次第に規士を含む少年グループ内でのもめ事が原因の可能性が高まってくる。
当初は規士は加害者の一人ではないかと思われていたが、まだ発見されていない被害者がもう一人いるのではないかとの噂が広まり、規士がどのような形で事件に関わっているか判然としなくなる。
感想
何と言って良いのか。
この結末が良かったとは言えないけど、台詞の通り家族は救われたでしょうね。

何を言ってもネタバレになりそうなので、下のネタバレコーナーで語りたいと思います。
興味のある方はそちらをご覧ください。

小説原作作品。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2021.06.12

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spink.gif のだめカンタービレ 最終楽章 前編(2009)   日本     [121分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/青春/コメディ
監督 武内英樹
出演者 上野樹里   (野田恵)
玉木宏    (千秋真一)
瑛太     (峰龍太郎)
水川あさみ  (三木清良)
小出恵介   (奥山真澄)
ウエンツ瑛士 (フランク)
ベッキー   (ターニャ)
山口紗弥加  (並木ゆうこ)
山田優    (孫Rui)
谷原章介   (松田幸久)
なだぎ武   (テオ)
福士誠治   (黒木泰則)
吉瀬美智子  (エリーゼ)
伊武雅刀   (峰龍見)
竹中直人   (フランツ・シュトレーゼマン)
コピー この冬、映画館がコンサートホールに変わる

待っててくださいね先輩。
今すぐ追いつきますから。
あらすじ
プラティニ国際音楽コンクールでみごと優勝に輝いた千秋は、かつてシュトレーゼマンも指揮を務めた“ルー・マルレ・オーケストラ”の常任指揮者となる。
しかし、マルレ・オケを偵察した千秋は、まるで覇気のないオケの現状に愕然。
近年資金不足のためにリハもままならず多くの団員が辞め、集客率も低下しているという、老舗のオケとは思えない散々な有様だった。
感想
公開当時、劇場に見に行った作品です。
CSでドラマから映画まで一挙放送していて、家にDVDがあるのを思い出して、やっと再見する事が出来ました。

前編はマルレオケ再生のお話です。
千秋との初共演で大盛り上がりののだめの描写は、このシリーズらしさが満載でしたね。
ぷりごろたの面々に変態の森の住人たちも揃ってお祝いしてくれました。
このしっかりとした長さが大切なんですよ。
オチのフリとして最高の出来でした!

そして、のだめのカレー事件。
ヤバイ事が一目で分かるどす黒さ、その後を示す直接的な漢字の数々。(笑)
この表現には笑わせてもらいました。

コミカルな中にも真剣にマルレを立て直そうとする千秋の葛藤が描かれています。
犬猿の仲だったコンマスとも、次第に気が合い出し、固い絆で結ばれていくのです。
最後の『1812年』は本当に感動しました。

今回も完璧にカッコ良い千秋先輩。
特に弾き振りの時は、カッコ良さの極みでした。
こんな才能の塊なだけでも魅力的なのに、顔面偏差値も極高なんて完璧過ぎます!

この当時は、玉木宏さんにはまっていて、ファンクラブにも入ってましたからね。
本当に素敵でした。

まだ赤ちゃんだった長女を旦那に預けて一人で見に行ったんだよな〜。
そんな彼女ももう13歳。
そりゃ、年取るはずだよね。(号泣)

漫画原作作品。

《関連作品》
のだめカンタービレ 最終楽章 後編

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spink.gif のだめカンタービレ 最終楽章 後編(2010)   日本     [123分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/青春/コメディ
監督 川村泰祐
出演者 上野樹里   (野田恵)
玉木宏    (千秋真一)
瑛太     (峰龍太郎)
水川あさみ  (三木清良)
小出恵介   (奥山真澄)
ウエンツ瑛士 (フランク)
ベッキー   (ターニャ)
山口紗弥加  (並木ゆうこ)
山田優    (孫Rui)
谷原章介   (松田幸久)
なだぎ武   (テオ)
福士誠治   (黒木泰則)
吉瀬美智子  (エリーゼ)
伊武雅刀   (峰龍見)
竹中直人   (フランツ・シュトレーゼマン)
<声の出演>
蒼井優   (ヤドヴィ)
コピー fin?
あらすじ
離れ離れに暮らすことになった、のだめと千秋。
やがて千秋には孫Ruiとの共演話が持ち上がる。
一方、オクレール先生のもとでレッスンに励むのだめは、どんどん先に行ってしまう千秋に焦りを感じてしまう。
そんな中、コンクールに出場する清良を応援するため、峰や真澄ら昔の仲間たちと会場へと向かったのだめ。
ピアノ部門で聴いた『ラヴェル ピアノ協奏曲』に心奪われ、いつか千秋と共演するときに演奏したいと強く願う。
感想
公開当時、劇場に見に行った作品です。
発売すぐに買ったDVDがやっと日の目を見ました。

今回はのだめの成長物語ですね。
音楽学校の先生に課題ばかりやらされて、コンクールに出る事を禁止されているのだめ。
そんな中、周りの友人たちはコンクールやコンサートで活躍して、どんどん先に行ってしまうのです。
やっとやりたい曲が見つかったのに、Ruiにあっさり超えられて落ち込んでしまいます。

原作で人気だったこたつキスやのだめプロポーズも忠実に再現されていて感激です!
こんなにものだめの事を思ってくれる千秋先輩が素敵過ぎる!
料理は出来るし、音楽の才能もあり、誰もが認めるイケメン!
完璧過ぎます!

落ち込んでいたのだめは、勧められるままにシュトレーゼマンとのコンサートに出演。
最高の演奏が出来たのは良かったが、それ以上の演奏は出来ないと姿をくらましてしまうのです。

のだめが成長するための苦しみにもがいている姿は、こちらも見ていて胸が苦しくなります。
そんな時に助けてくれるのは、やっぱり音楽なんですよね。
千秋先輩との2台ピアノでの演奏は本当に素晴らしかったです!

これで終わりなんて寂し過ぎる!
まだまだ続いて欲しかった!
ドラマもTVSPも映画もDVDを持っているので、これから何度も見返すと思います。
それくらい大好きな作品です!!

漫画原作作品。

《関連作品》
のだめカンタービレ 最終楽章 前編

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spink.gif ノック・ノック(2015)   チリ/アメリカ  R−15+
  KNOCK KNOCK  [99分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス/ホラー/エロティック
監督 イーライ・ロス
出演者 キアヌ・リーヴス    (エヴァン)
ロレンツァ・イッツォ  (ジェネシス)
アナ・デ・アルマス   (ベル)
アーロン・バーンズ   (ルイス)
イグナシア・アラマンド (カレン)
コリーン・キャンプ   (ヴィヴィアン)
コピー 訪れたのは快楽と地獄――
あらすじ
愛する妻と子どもたちに囲まれ、誰もが羨む理想的な家庭を築き上げたエヴァン。
ある日、家族旅行の予定が仕事の都合で一人留守番をすることに。
するとその夜、玄関をノックする音が聞こえ、彼がドアを開けると、土砂降りの中にずぶ濡れの美女2人が立っていた。
ジェネシスとベルと名乗った2人は、道に迷い途方に暮れていると助けを求めてきた。
家族の留守中に若い女性を家の中に入れることに抵抗を覚えつつも、人助けのためと2人を招き入れる。
感想
なんだ、この作品は。
気分悪いし、後味悪いし、良い所なしです。

まあ、エヴァンも流されちゃってヤッた事は悪いけど、ここまでされるほどじゃないと思うな。
しかも、今までも色んなところで同じ事やってるみたいだし。
なのに、何のお咎めもなしですか。
あり得ません。

元々盗聴してたみたいだし、どういう手口を使ったんだろう。
狙った家を徹底的に調べて攻撃するのかな。

お金とかは興味ないみたいだし、本当にクイズをして楽しみたいだけなのかな。
だとしたら、本当にどうしようもない作品だと思います。(汗)

キアヌ・リーヴスが出てるから、ちょっと期待してたんですけど、見事に裏切られました!
彼はこの作品の製作総指揮も担当してるし、脚本とか気に入ってたって事ですよね。
どこらへんを楽しんだら良いのか、分かりやすく教えて欲しいよ!!

調べたら「メイクアップ 狂気の3P」という作品のリメイクみたいですね。
オリジナルはもっと面白いのかな。
でも、内容知っちゃったから確かめる勇気はないや。(苦笑)

リメイク作品。

《関連作品》
「メイクアップ 狂気の3P」(1977)
鑑賞日 2019.10.22

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spink.gif ノッティングヒルの恋人(1999)  アメリカ
  NOTTING HILL  [123分]
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス/コメディ
監督 ロジャー・ミッチェル
出演者 ジュリア・ロバーツ     (アナ・スコット)
ヒュー・グラント      (ウィリアム・タッカー)
リス・エヴァンス      (スパイク)
ジーナ・マッキー      (ベラ)
エマ・チャンバーズ     (ハニー)
ティム・マナキリー     (マックス)
ヒュー・ボネヴィル     (バーニー)
ジェームズ・ドレイファス  (マーティン)
コピー 世界一の映画スターが、街角で本屋さんとぶつかった…
あらすじ
ロンドンで旅行本専門店を営む独身のウィリアム。
ある日、彼の店に世界的に有名な大女優アナ・スコットがやって来た。
どぎまぎしながらも何とか接客し、とりあえず彼女と別れた。
その後、近くの店にオレンジジュースを買いに出たウィリアムは、また彼女と出会い、ジュースをひっかけてしまう。
彼は近くにある自宅に彼女を招き、服を着替えてもらった。
突然別れ際に彼女からキスをされ、忘れられない思い出となった。
それから数日後、彼女から電話があったと聞かされたウィリアムは、彼女が泊まっているホテルに向かう。
感想
まあまあのラブコメです。
ちょっと展開が無理やりな感じもしますが、笑えたから良しですね。

特にウィリアムのルームメイト:スパイクのキャラが面白いです。
ぷくっと出た下っ腹がトレードマークで、やる事なす事全て笑えました。
水中眼鏡の中にタバコの煙をはく所なんか最高です!
あと、強烈なTシャツも良いですね〜。
かなり露骨なので、デートにあんなの着てこられたら引いちゃいますけど、スパイクなら許せそうです。

アナが忘れ物を取りにウィリアムの家に戻って来た時に、彼女がいきなり彼にキスした意味が分かりません。
衝動的な行動だったのかもしれないけど、あまりに唐突過ぎて唖然としてしまいました。
それに慌てふためくウィリアムのわざとらしい態度がどうも苦手です。
有名人が目の前にいると思うと、こういう慌て方が自然なのかもしれませんが、イライラして仕方なかったです。(-_-;)

ウィリアムが市場を歩く時に、次々と季節が変わるのがとてもユニークです。
その間に妊婦さんから赤ちゃんが生まれてたりして、細かい所で笑わせてくれました。

結構ヒュー・グラントのしわが気になりました。
アップの時は特に目立ちますね。
でも、カッコ良い事に変わりはありません。
一般市民のヒューは、それなりに良い味出していたと思います。
あれくらいあたふたするのがリアルなんでしょうね。

「フルータリアン」って初めて聞きました。
死んだ物や木から落ちた物だけ食べる人の事らしいです。
こだわりは人それぞれですね〜。

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spink.gif 野のユリ(1963)   アメリカ  白黒
  LILIES OF THE FIELD  [94分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ
監督 ラルフ・ネルソン
出演者 シドニー・ポワチエ     (ホーマー・スミス)
リリア・スカラ       (マザー・マリア)
リサ・マン         (シスター・ゲルトルード)
アイサ・クリノ       (シスター・アグネス)
フランチェスカ・ジャービス (シスター・アルベルティネ)
スタンリー・アダムス    (ホアン・アキリート)
ダン・フレイザー      (マーフィー神父)
ラルフ・ネルソン       (ハロルド・アシュトン)
コピー 野に咲く
ユリの白さに似て
さわやかに胸をうつ
珠玉の名作・・・
あらすじ
黒人青年のホーマー・スミスはアリゾナの砂漠を気ままに放浪していたが、車の故障で一軒家にたどり着く。
そこには東ドイツからの亡命者である5人の修道女が住んでいた。
ホーマーを見たマリア院長は、ホーマーを「神が遣わした者」と信じ込み、この砂漠の荒れ地に教会を建てるのを手伝うように頼みだした。
感想
シドニー・ポワチエが黒人として初めてオスカーに輝いた作品という事で見てみました。
予想以上に面白くてあっという間に見終わってました。

色々とツッコミ所はあるんですよ。
何故お金をくれないのに奉仕するんだろう?とか、院長は全部神のおかげと思い込みお礼を言わないのは何故だとか。
でも、「神が遣わした者」と言われ悪い気はしなかったホーマーが、無一文のシスターたちの為に教会を作る姿は素直にカッコ良かったです。

またホーマーが重機を扱えたり、建築をやってみたかったというのも、偶然にしては出来過ぎています。
こんな優秀な人が放浪の旅に出ているのが、神の思し召しだったのかな。

地元の建設会社の社長は監督自らが演じていたんですか!
普通に俳優さんだと思ってました。
結構出番も多かったですよね。
これはビックリしました。

黒人霊歌“Amen”が心地良く耳に残るんですよ。
聖歌しか知らないシスターたちも、すぐに参加して歌える歌で、随所に使われていました。

欲を言えば、完成した教会でのミサまで見たかったけど、それを言うのは野暮ですよね。
この作品はこれで終わりが一番だと思います。

79年には、続編TVムービー“CHRISTMAS LILIES OF THE FIELD”が、同じR・ネルソン監督によって製作されているそうですね。
やっぱり私と同じように思った人が多かったから、反響に答えた形なんでしょう。
いつか見てみたいです。

アカデミー賞主演男優賞受賞作品。
鑑賞日 2021.03.12

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spink.gif のぼうの城(2011)   日本     [145分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 時代劇/アクション
監督 犬童一心
樋口真嗣
出演者 野村萬斎  (成田長親)
榮倉奈々  (甲斐姫)
成宮寛貴  (酒巻靭負)
山口智充  (柴崎和泉守)
上地雄輔  (石田三成)
山田孝之  (大谷吉継)
平岳大   (長束正家)
前田吟   (たへえ)
中尾明慶  (かぞう)
尾野真千子 (ちよ)
芦田愛菜  (ちどり)
ピエール瀧 (留)
中村靖日  (雑賀の狙撃兵)
西村雅彦  (成田氏長)
中原丈雄  (北条氏政)
鈴木保奈美 (珠)
平泉成   (成田泰季)
夏八木勲  (和尚)
市村正親  (豊臣秀吉)
佐藤浩市  (正木丹波守利英)
コピー この男の奇策、
とんでもないッ!
あらすじ
天下統一を目前にした豊臣秀吉は、最後の敵となった北条勢への総攻撃に乗り出す。
包囲された小田原城を残し、支城が次々と陥落していく中、周囲を湖に囲まれ“浮き城”の異名を持つ“忍城”にも危機が迫る。
ところが、小田原城の援軍に向かった城主・成田氏長に代わって城を任された従弟の長親は、のんびり屋で何を考えているか分からず、武将としての器も到底あるようには見えなかった。
そんな長親に対し、秀吉の命を受けた石田三成が総勢2万の大軍を率いて開城を迫ってきた。
感想
この作品は野村萬斎さんありきの作品ですね。
あの舞踊がこの作品の肝ですから、完璧に舞える野村萬斎さんじゃないと成立しません。

またのぼう様に使える部下たちも、キャラが濃い人たちで楽しませてくれました。
頼もしい参謀に、怪力の持ち主、イケメンの自信家。
それぞれに見せ場があって、戦場での活躍が見応えありました。

戦場では役に立たないのぼう様も、敵をも巻き込んで虜にしてしまう魅力満載。
確かに見ているだけで笑顔になってしまう人柄です。

そんなバランスの取れたチームワークがあったからこそ、北条氏の支城で唯一落城しなかったのでしょう。
大規模な水攻めを受けても諦めない精神力は、のぼう様くらい図太くないと持ちませんよ。
水上での滑稽な踊りが、頼もしくカッコ良く見えたのが印象的です。

また史実が元になっているという事で、エンドロールで現存する史跡が紹介されたのも良かったです。
本家が聖地巡礼をしてくれたって感じでした。

珠が鈴木保奈美さんだとはエンドロール見るまで気づきませんでした。
女性陣の中で異彩を放たれていたのに、白塗りに騙されました。

小説原作作品。
鑑賞日 2022.05.05

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