--REIの映画感想--

全体的にネタばれがありますので、未見の方は注意して下さいませ
評価の★の内容は次の通りです
管理人の独断に基づいておりますのでご了承くださいませ
★★★★★:大好き!何度も観たい作品!
★★★★:好き!強く心に残る作品!
★★★:なかなか良い
★★:まあまあ損はしない
★:いまいちかも・・・
X:二度と観たくない


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spink.gif ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ(2007)   日本     [109分]  PG−12
管理人評価   ★★
ジャンル 青春/ロマンス/アクション
監督 北村拓司
出演者 市原隼人  (山本陽介)
関めぐみ  (雪崎絵理)
浅利陽介  (渡辺)
三浦春馬  (能登)
野波麻帆  (下宿の裕美さん)
板尾創路  (加藤先生)
新上博巳  (チェーンソー男)
コピー 誰でも一度は死にたがる…なんとなく
あらすじ
寮暮らしの高校生の山本陽介。
そんな彼の目の前で、ある時突然、チェーンソーを振り回す不死身の男と制服の美少女・絵理との激しいバトルが繰り広げられる。
何が何だか分からないながらも、このチェーンソー男を倒さないと自分たちに希望はない、と悟る陽介。
そして絵理を助けるため、彼女と2人でチェーンソー男に立ち向かっていく。
感想
チェーンソー男との戦いが少なくて、もっと見たかったという思いが残りました。
あと、何度も失敗している飛び道具を毎回使用し、跳ね返されて周りが危ない目に遭うというのは、学習してない印象を受けました。
でも、女子高生が悪と戦うという設定は面白いです。
その送り迎えや対戦後のお茶出しをする男子高生というのも斬新ですね。

チェーンソー男と戦っていた場所も、大切な意味があったのですね。
絵里の身体能力が上がった事も、彼女の妄想の中の話なら納得出来るけど、第三者の陽介が見てるという事は、現実で行われている事なんでしょう。

絵里も陽介も大切な人を亡くしたばかりで、それを受け入れられずに苦しんでいました。
その象徴としてチェーンソー男が現れたのです。
彼と戦う事で現実を受け入れるという意味があったのでしょうか。
一人では倒せなかったチェーンソー男を、陽介と協力する事で倒せた事は、二人が支え合って悲しみを乗り越えたという事なのでしょう。

チェーンソー男が登場する時の雪が降る映像は綺麗でしたね。
戦わなくてはいけない緊張感と綺麗で癒される映像のギャップが良かったです。

陽介の腰パンとウォレットチェーンが時代を感じさせます。
何でも中途半端の渡辺くんも良い味出してましたね。
とりあえず形から入る人っていますよ。
出番は少なかったけど、神秘性のある三浦春馬くんも、インパクトを残します。

ただこの世界観に入り込めなかった為、評価は上がりませんでした。
設定は面白いので、もっと良くなりそうな雰囲気はあるので残念です。

小説原作作品。
鑑賞日 2022.11.26

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spink.gif 猫の恩返し(2002)  日本   [75分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル アニメ/ファンタジー/ドラマ
監督 森田幸宏
出演者 <声の出演>
池脇千鶴   (吉岡ハル)
袴田吉彦   (バロン)
山田孝之   (ムーン王子)
前田亜季   (ユキ)
丹波哲郎   (猫王)
岡江久美子  (ハルの母)
斎藤洋介   (トト)
渡辺哲    (ムタ)
佐藤仁美   (ひろみ)
佐戸井けん太 (ナトリ)
濱田マリ   (ナトル)
大泉洋    (国語教師)
コピー 猫になっても、いいんじゃないッ?
あらすじ
17歳のハルは、いたって普通の女子高生。
ある日、彼女は偶然トラックに轢かれそうになった猫を助けた。
その猫が猫の国の王子ルーンだったことから、ハルはお礼として猫の国へと招待される事になった。
ハルは気ままな猫たちを見て「このまま、猫になってもいいかも…」と思った瞬間、徐々に猫の姿になって行く。
感想
久しぶりに劇場に行ってきました。
しかし、天下のジブリ作品にも関わらず、地元の映画館は私を入れてお客が5人でした。
もっと人気があると思っていたのに、こんなものなのかしらね。

さてさて、映画の方ですが、私の予想に反してかなり笑えました。
私のツボは猫王です。
ハルが猫の国の王子を助けてくれたので、そのお礼にやってきた猫王が一言。
「ありがとね」。
なんてフレンドリーなんだ〜!!
猫王の声優:丹波哲郎が良かったのかな。

とにかくちょっとずつちょこちょこ笑い所があって、見ていて全然飽きませんでした。
猫の国に行く時の、猫の動く絨毯に乗ってる3人組の掛け合いも見ものです。
バロンがカッコ良いんですよ。
最後に小さいバロンと元の大きさに戻ったハルがアップになったアングルとかもなんかドキドキしました。
ちょっとキザだけどね。

とりあえずジブリ好きの人は見ても損はありません。
っていうか本当に楽しいです。
笑いに走っている所もかなりありますが、基本はラブストーリーです。
気に入ったので、コミックも買いました。
是非是非ご覧あれ〜。

(追記)
2022年。中2と小3の娘と一緒に再見しました。
皆、楽しみながら見ていて、当時の興奮がよみがえって来たようでした。

「どうなるの?助かるよね?元に戻れるよね?」
と心配そうにしながら見ていた中2の長女。
「大丈夫だから、続きみよ!」と一緒に最後まで楽しめました。

今回、アナログ放送の時に録画したDVDを発掘。
取っておくものですよね〜。
ちゃんと見れたのも驚きました。

スタジオジブリ長編アニメ第13作目。

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spink.gif 猫は抱くもの(2018)   日本     [109分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ
監督 犬童一心
出演者 沢尻エリカ   (大石沙織)
吉沢亮     (良男(猫)
峯田和伸    (後藤保(ゴッホ)
コムアイ    (キイロ(猫)
岩松了     (老猫)
コピー 自分を人間だと
思い込む猫が、彼女に
恋をした…
あらすじ
元アイドルで今はスーパーで働く妄想好きのアラサー女子の沙織。
思い通りにならない人生に、すっかりこじらせてしまった彼女が、唯一心を開くのは、ロシアンブルーの猫・良男だけだった。
毎日、沙織の妄想混じりの話を聞かされていた良男は、いつしか自分を彼女の人間の恋人と思い込むようになる。
感想
すごく不思議な作りの作品です。
自分を人間だと思っている猫を人間が演じ、セットはまんま舞台のセットです。

吉沢亮くんはこういう現実味の無い役が良く似合います。
本物の猫もカッコ良くて、人間だったら吉沢亮くんだろうと思わせてくれるキャスティングが素晴らしいです。

主人公は元アイドルの沙織。
グループの中でも端の方にいる目立たないメンバーだった彼女は、歌の為に好きでもないプロデューサーと付き合ったり、やりたくない仕事も引き受けたりして頑張って来たのです。

しかし、そんな努力も虚しく、グループは3年で解散。
今はしがないスーパーのレジ打ちなのでした。

こんなはずじゃないのにいう思いは、誰しも持っているものでしょうね。
しかも、中途半端に名前が売れているから、一般社会では目立ってしまいます。
第一線で活躍出来なくて、夢を諦めたアイドルたちは、こうしてでも生きて行くしかないですからね。

芸能界なんて見栄の張り合いでしょうから、自分を素直にさらけ出す事なんか出来ません。
1日限りの再結成で出たバラエティが、とにかく痛々しくて見ているのが辛かったです。

そんな辛い現実と戦う彼女の癒しが、猫の良男な訳です。
愛情たっぷりで育てられた為、良男は自分を人間だと思い込んでしまいました。

しかし、ある日迷子になってしまい、野良猫の集団に助けられるのです。
自分が猫だという現実を突き付けられる彼の姿が切なかったです。

猫が好きな人には堪らない作品でしょうね。
そっけなく自由気ままなイメージの猫ですが、本当は人懐っこくて愛情深い生き物なのかもしれません。

ただあまり共感は出来ず、評価も上がりませんでした。
人間、一人で生きて行くには厳しい世の中ですから。
ペットだったり子供だったり、癒しになる存在は大切です。
そんな事を想わせてくれる作品でした。

小説原作作品。
鑑賞日 2023.07.14

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spink.gif ネスト(2009)   アメリカ
  THE NEW DAUGHTER  [108分]
管理人評価   
ジャンル サスペンス/ホラー
監督 ルイス・ベルデホ
出演者 ケビン・コスナー         (ジョン・ジェームズ)
イバナ・バケロ          (ルイーサ・ジェームズ)
ノア・テイラー          (エヴァン・ホワイト教授)
サマンサ・マシス         (カサンドラ・パーカー)
ガトリン・グリフィス       (サム・ジェームズ)
ジェームズ・ギャモン       (ロジャー・ウェイン)
エリク・パラディーノ       (エド・ロウリー巡査)
サンドラ・エリス・ラファーティ  (アムワース夫人)
マーガレット・アン・フローレンス (アレクシス・ダネラ)
クリストファー・ハーヴェイ    (リック・ロス)
コピー それは“奴ら”の巣窟(ネスト)だった…。
あらすじ
妻と離婚後、思春期の娘ルイーサと7歳になる息子サムと3人で新天地に引っ越し、心機一転を図る小説家のジョン・ジェームズ。
やって来たのは自然に囲まれた古い一軒家。
周囲を散策していたルイーサは小さな塚を見つけ興味を惹かれる。
以来、ルイーサは夜になると家を抜け出し、泥だらけになって帰ってくるようになる。
娘の異常行動を心配し独自に調査を始めたジョンは、やがて、その屋敷のかつての住人と、側にある謎の塚に秘められた恐るべき事実に辿り着く。
感想
う〜ん。何なんだ、これは・・・。
後味も悪いし、面白くないし、グロいだけ。
あの気持ち悪い奴らは地底人??
家の売り主の言う通り、実行してしまう結末は切なすぎます。

ケビン・コスナーが出てるから良いかなと思ったのが間違いの元。
こんな作品にも出てるんですね。(汗)

いきなり妻に捨てられ子供二人と新天地で暮らすのは、それだけでもかなり大変なのに、奇妙な事件にまで巻き込まれててんやわんやです。
しかし、そのせいなのか全然仕事してないけど、大丈夫なのか?と心配になります。

毎夜泥だらけで帰って来る娘の謎解きもあっさりしたものでしたね。
ちょいちょいおかしくなるけど、大抵は普通なんですよ。
電波かなんかで操られていたのかな??

おかしな状況の中、唯一の癒しが7歳の息子サム。
授業でもらった蟻の巣の模型を気に入って、いつも持っているんだけど、これが今起きている状況を表していたなんて・・・。

はぁ。
これは久しぶりの1つかな。
苦手なホラーを我慢して見た甲斐が無さ過ぎる!!!
こんな日もあるよね、と自分を慰めつつ、また素敵な映画との出会いを求めて彷徨いたいと思います。(涙)
鑑賞日 2020.03.23

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spink.gif ネットワーク(1976)  アメリカ
 NETWORK  [121分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/サスペンス
監督 シドニー・ルメット
出演者 フェイ・ダナウェイ    (ダイアナ)
ウィリアム・ホールデン  (マックス)
ピーター・フィンチ    (ハワード・ビール)
ロバート・デュヴァル   (フランク・ハケット)
コピー 全米テレビ界の恐るべき全貌を抉る衝撃の大作!
あらすじ
UBS局のニュースキャスター:ハワード・ビールが番組降板にあたり、生放送中に「来週自殺する」と予告した。
会社は大騒ぎになり彼をクビにしようとしていたのだが、その日の視聴率は跳ね上がり、視聴者からのものすごい数の反響が寄せられた。
企画部長のダイアナはそんなハワードに目をつけ、彼をメインにした新しい企画で番組に出演させた。
ハワードは精神に異常を来していたが、彼の切れ具合が反対に受けて視聴率はうなぎ上りだ。
しかし、段々と彼の発言は過激になっていき、新たな混乱を招く。
感想
ハワードのTVを見た人たち皆が、彼の言う通りに窓から顔を出して
"僕は怒っている、もう耐えられない"
と叫ぶシーンは有名なのかどうかは知りませんが、何となく知っていました。
これだけでもいかにTVの影響力が強いかという事をしっかりと示しています。

ハワードの発言が過激になっていくに連れて、まわりの反応もおかしくなっていく様が面白かったです。
彼だけが壊れたのではなく、それに関わった人たちも普通の精神状態では無くなってしまったのです。
TVを鵜のみにしてしまう怖さと感覚が麻痺してしまったTV業界の人間の滑稽さを、シリアスだけどコミカルに皮肉って描いています。

TVでのハワードの演説やハワードに対してのCCA局会長の説教はすごい迫力でした。
頭ごなしに押さえつけるような物言いですが、人間を思い通りに動かす為にはとても効率的なやり方ですよね。
政治家のスピーチってこんな感じです。
それに加えて、CCAの会議室の机に並んでいる緑色のライトの奥に、会長の鬼のような形相があるもんだから、効果は倍増していました。
そりゃハワードでなくても、怯えちゃいますよ…。

確かに私達はTVで育った世代なので、ニュースで流れた事を鵜のみにしてしまいがちです。
簡単に人を殺したり、物を盗んだりしてしまうのも、TVで感覚が麻痺してしまったせいかもしれませんね。
この作品には、その怖さを再認識させ、その愚かさに警鐘を鳴らすという意味が、多分に含まれていると思います。

今、本当に世界で戦争は起こっているのでしょうか?
これもマスコミの作った虚構の世界なのでは??と思いたい今日この頃です。(-_-;)
(笑えないね…)

アカデミー賞主演男優賞、主演女優賞、助演女優賞受賞作品。
鑑賞日 2003.03.20

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spink.gif ネバーエンディング・ストーリー(1984)   西ドイツ
  THE NEVERENDING STORY  [95分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ファンタジー/アドベンチャー
監督 ウォルフガング・ペーターゼン
出演者 ノア・ハサウェイ     (アトレーユ)
バレット・オリヴァー   (バスチアン)
タミー・ストロナッハ   (幼ごころの君)
モーゼス・ガン      (カイロン)
パトリシア・ヘイズ    (ウルグル)
ジェラルド・マクレイニー (バスチアンの父親)
トーマス・ヒル      (カール・コンラート・コリアンダー)
ディープ・ロイ      (ティーニー・ウィーニー)
アラン・オッペンハイマー (ファルコン/グモルク/ロックバイター)
シドニー・ブロムリー   (エンギーウック)
コピー いま、限りなく壮大な物語が宇宙を駆けぬける――。

かつて誰も見たことのない世界
そして、人類が初めて出逢う
もっとも美しい物語
85年春、驚異のSFXで描く
<オメガ・ファンタジー>ついに誕生!
あらすじ
小学生のバスチアンはいじめられっ子で、母を亡くしてからは父親と2人だけの寂しい生活を送っていた。
そんなある日、いじめっ子から逃げるために飛び込んだコレアンダー書店で彼は不思議な本「ネバーエンディング・ストーリー」と出会う。
どうしても読んでみたいバスチアンは、こっそりとその本を盗んでしまった。
それは空想の国を舞台にした冒険物語だったが、いつしか不思議な力に導かれバスチアンは本の中の世界に入っていく。
感想
小学生くらいの時に初めて見て、すごくはまった作品です。
確かその影響で原作も見て、より詳しく冒険が描かれていたり、文字に色がついていたりして感動したのを覚えています。

オープニング曲の「ネバーエンディング・ストーリー」がまた懐かしい!
何度も聞いて英語の歌詞を覚えたものです。

ファンタ―ジェンの奇妙な住人達が、こんなに安っぽい被り物だったというのは時代ですね。
やっぱり一番のお気に入りは、ファルコンです。
でも、思ったより下半身がウロコに覆われていて、フワフワしてなかったのが記憶と違う所でした。

アトレーユと幼ごころの君が、これでもかってくらい美男美女ですね〜。
このキャスティングが映画の成功に貢献してると言っても過言じゃないでしょう。
そんなアトレーユが沼でドロドロになりながら、危険な冒険をこなしていく様子に、本当にハラハラさせられます。
猛獣に襲われそうな所をギリギリのタイミングでファルコンに助けられるシーンは、思わず「いやっほ〜い!」と声が出ちゃう爽快感。
これは子供にはたまらない展開です。

本が好きな子には、自分がその世界に入れるというのは、最高のシチュエーションですよね。
その気持ちがダイレクトに伝わってくるのもこの作品の良い所。
バスチアンは本を読んでるだけなのですが、それを色々な表現で見せてくれて、本当に上手いなとうならされます。

本当に久しぶりに見たけど、今でも十分に楽しめました。
これは是非子供たちにも見て欲しいです。
鑑賞日 2021.03.23

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spink.gif ネバーセイ・ネバーアゲイン(1983)   アメリカ
  NEVER SAY NEVER AGAIN  [133分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/サスペンス
監督 アーヴィン・カーシュナー
出演者 ショーン・コネリー    (ジェームズ・ボンド)
キム・ベイシンガー    (ドミノ・ペタチ)
クラウス・マリア・ブランダウアー (マキシミリアン・ラルゴ)
バーバラ・カレラ     (ファティマ・ブラッシュ)
マックス・フォン・シドー (エルンスト・スタヴロ・プロフェルド)
バーニー・ケイシー    (フェリックス・ライター)
アレック・マッコーエン  (Q)
ギャヴァン・オハーリー  (ジャック・ペタチ大尉)
エドワード・フォックス  (M)
パメラ・セイラム     (マニーペニー)
ローワン・アトキンソン  (ナイジェル・フォーセット)
コピー ショーン・コネリー主演007最新作
あらすじ
犯罪組織スペクターによるNATOの核ミサイル強奪事件が発生。
特命を受けたジェームズ・ボンドはバハマに急行し、スペクター幹部・ラルゴの愛人との接触を図るが、そこにはスペクターの罠が待ちかまえていた。
感想
007/サンダーボール作戦」をアメリカ映画界がリメイクした作品です。
主人公が同じショーン・コネリーなので、リメイクという感じがしませんね。

それでもやっぱり女好きのジェームズ・ボンド。
女性を見ると手を出さずにはいられないみたいです。
しかし、それはスペクターの罠。
鮫に襲われて危機一髪です。
これ本物に見えましたけど、船の隙間をぬって追いかけてくるの怖かったです。

ラルゴの愛人ドミノ役にはキム・ベイシンガー
似てるなと思っていたけど、まさか本人とは!
彼女がボンドガールだったんですね。
タンゴを踊ったり、馬と一緒に海に落ちたり、ボンドとイチャイチャしたりと見せ所が多かったです。

ラルゴとの直接対決が世界征服ゲームだったのは面白かったです。
しかも、ゲームで不利になると、コントローラーに電流が走り、手を離したら負け。
最後はいかに電流に耐えるかって勝負になっていて、これには苦笑いでした。
こんなの良い大人がするゲームじゃないでしょ。

まあ、核弾頭があるのに銃を撃ちまくったり、石像の頭を落石させたりして、扱いが荒いのが気になりましたが、それが007ですよね。
おとぼけキャラでローワン・アトキンソンも登場していました。

007を制覇する為に見ましたが、これはなかなか良かったと思います。
カーアクションや海中での攻防、遺跡での攻防と見所もありました。
ショーン・コネリーは結構なお年みたいですが、やっぱりジェームズ・ボンドが似合いますね。

リメイク作品。

《関連作品》
007/サンダーボール作戦(1965)」オリジナル
鑑賞日 2022.03.01

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spink.gif ネフュー(1998)   アイルランド
  The Nephew  [105分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ロマンス/ドラマ
監督 ユージーン・ブレイディ
出演者 ピアース・ブロスナン   (ジョー・ブレイディ)
ドナル・マッキャン    (トニー・イーガン)
シニード・キューザック  (ブレンダ・オボイス)
ヒル・ハーパー      (チャド・イーガン・ワシントン)
アイシュリン・マッグキン (アイシュリン・ブレイディ)
ニール・トビン      (ショーン)
フェリム・ドリュー    (パッツィ)
ルーク・グリフィン    (ピーター・オボイス)
ロレイン・ピルキントン  (レイチェル)
デヴィッド・クイン    (ダーモット・オボイス)
ウィリアム・クレメンツ  (コナー・オボイス)
コピー 彼は、過去をつれて来た 時が忘れさせたものを
あらすじ
アイルランド、イニシュダラ島。
農場を営む頑固もののトニー。
彼のもとに20年間連絡のなかった妹カレンから手紙が届く。
彼女は病気のために死亡、死の直前に書かれた手紙には息子を頼むとあった。
数日後、NYから甥のチャドがやって来た。
彼は黒人とのハーフで、頭はロックヘアといういでたち。
何も知らされてなかったトニーは驚きを隠せず、保守的な村の人々は、物珍しそうに彼を見つめる。
感想
久しぶりにおすすめしたい地味映画に出会いました。
作品の雰囲気の良さがはまってしまって、ずっとウルウル状態が続き、ちょっとしたきっかけでもすぐに涙が出てきます。
やっぱり家族愛って美しいよね。
このジャンルには激弱で、すぐに泣いてしまいます。

もうチャドがトニーに家にやって来て、母の部屋の箪笥にあった衣服に触れるだけのシーンで泣きです。
その後も、島の老人の葬式で歌を歌うシーンで泣き、その歌がアイリッシュ民謡だと知って泣き、ポイント、ポイントでことどとく泣かされました。

舞台が小さな村なので、ものすごく狭い範囲で物語が繰り広げられます。
今も昔もこうなるのは運命とでもいうように、禁じられた相手と恋に落ちるのです。
まあ、ありがちな話と言えばそうでしょうけど、チャドの設定とかが面白くて、他の作品とは違う色が出せていると思います。

何も知らずに見ていたので、トニーと同じくチャドの登場には驚かされました。
こういう可能性もあったのに、なぜ1?も考えなかったのか。
ここから面白い事になりそうだと期待が膨らみます。

始め、閉鎖的な村人たちは、チャドを物珍しい動物でも見るような目で見てました。
しかし、彼と交流を重ねるにつれ、彼の性格の良さ、頭の良さ、アイルランド人としての誇り、を感じ取り、皆に認められていくのです。
この過程はとても小気味良かったです。

チャドを始めとする登場人物たちが、それぞれの役にはまっていて見事に自分の役割を果たしてくれてます。
堅物のトニー、優しいブレンダ、初恋の相手を忘れられず苦しむジョー、父の愛を感じれずに禁じられたチャドとの恋に落ちてしまうアイシュリンなどなど。

その他の脇役たちの活躍も光ってました。
ちょっと抜けているけど男らしいパッツィ、何でも真似したがる双子の悪ガキなど。

あと、常に流れていたアイルランドの音楽も印象的です。
ケルト音楽っていうのかな?幻想的で優しい癒しの音楽でした。

全然期待してなかっただけに、良い物拾ったというお得感で大満足です。
チャドは閉鎖的な村へ新しい風を吹き込み、凍っていた皆の心を溶かしたんですね。
そんな良い子を育てたのは、まぎれもなくカレンなのです。
彼女は大好きなジョーとは結ばれなかったけど、仲直りした皆の笑顔を見て天国で微笑んでいると思います。
鑑賞日 2006.03.13

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spink.gif 眠れる森の美女(1959)   アメリカ
  SLEEPING BEAUTY  [75分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/ファンタジー
監督 クライド・ジェロニミ
出演者 〈声の出演〉
メアリー・コスタ     (オーロラ姫/ブライア・ローズ)
ビル・シャーリイ     (フィリップ王子)
ヴェルナ・フェルトン   (フローラ/リア王妃)
バーバラ・ジョー・アレン (フォーナ)
バーバラ・ルディ     (メリーウェザー)
エレノア・オードリー   (マレフィセント)
テイラー・ホームズ    (ステファン王)
ビル・トンプソン     (ヒューバート王)
コピー オーロラ姫は16才―――
いま、愛の予感につつまれています。
あらすじ
ヨーロッパのある国に待望の王女が誕生し、オーロラと名付けられた。
国中の人々がお祝いに訪れる中、生まれたばかりのオーロラに3人の妖精から贈り物が与えられる。
ところが、その場に現れた魔女マレフィセントが、パーティーに呼ばれなかった腹いせに
「16歳の誕生日の日没までに糸車で指を刺して死ぬ」という呪いをかけてしまう。
感想
有名な作品をやっと見る事が出来ました。

全部捨てたはずの糸車が何故あったのか、疑問だったのですが、なるほど、マレフィセントが糸車だったんですね。
これだったら、何でもありですね。
でも、ハサミとか包丁ではなく、糸車という所がポイントなんでしょうね。

あと、結構長い間眠っているというイメージだったんですけど、正味数時間の話なんですね。
妖精がみんなを眠らせていたから、もう少し長いかもしれませんが、王子を助けてマレフィセントを倒すまでなので、そんなに時間はかかってないですよね。
ここが誤解していた所でした。

妖精3人がオーロラの誕生日の準備をする様子を見ていると、良く16年無事に育ったなと思ってしまいます。
こんな不器用な3人に赤ちゃんの世話ができたんでしょうか。
そんなくだりでしたね。

でも、魔法があれば百人力。
フィリップ王子と協力しながら、4人でマレフィセントに戦いを挑みます。
ドラゴンになったマレフィセントとの戦いは、迫力ありましたね。
圧倒的不利な戦いでも、果敢に挑むフィリップ王子はカッコ良かったです。

こういうお話だったんですね。
ディズニー特有の滑らかな動きも、この頃から健在です。
シュッとした美人のオーロラ。
可愛らしいプリンセスのイメージとはちょっと違います。

少しずつ攻略してきたディズニー長編アニメ。
完全制覇に向けて頑張りたいと思います。

ディズニー長編アニメ第16作目。
鑑賞日 2018.03.19

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spink.gif ネバーランド(2004)   イギリス/アメリカ
  FINDING NEVERLAND  [100分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/伝記
監督 マーク・フォースター
出演者 ジョニー・デップ    (ジェームズ・マシュー・バリ)
ケイト・ウィンスレット (シルヴィア・ルウェリン・デイヴィズ)
ジュリー・クリスティ  (デュ・モーリエ夫人)
ラダ・ミッチェル    (メアリー・アンセル・バリ)
ダスティン・ホフマン  (チャールズ・フローマン)
フレディ・ハイモア   (ピーター・ルウェリン・デイヴィズ)
ニック・ラウド     (ジョージ・ルウェリン・デイヴィズ)
ジョー・プロスペロ   (ジャック・ルウェリン・デイヴィズ)
ルーク・スピル     (マイケル・ルウェリン・デイヴィズ)
イアン・ハート     (アーサー・コナン・ドイル卿)
ケリー・マクドナルド  (ピーター・パン)
コピー ピーター、
そこは
夢がかなう場所なんだ。
信じれば、
必ず行ける。
あらすじ
1903年のロンドン。
新作『リトル・メアリー』の不評で気落ちしていたジェームズ・バリ。
そんな中、散歩に向かった公園で、若い未亡人のシルヴィアとその4人の幼い息子たちと出会う。
少年たちとすぐに打ち解けていくジェームズは、中でもどこか冷めた物言いで少年らしさの見られない三男のピーターを気に掛けるようになる。
やがてジェームズとシルヴィア親子との交友が深まっていく一方、ジェームズの妻メアリーは疎外感を強め、夫婦の仲は悪化していく。
早く大人になろうと無理をしているピーターに、次第に自分の少年時代を重ねて見るようになったジェームズは、その思いを新作劇に投影していく。
感想
とても良いお話でした。
最後はやっぱり泣いちゃいました。

シルヴィアが子供たちを思う心、子供たちが母を思う心、そして、ジェームズが一家を思う心に感動しました。
至る所に思いやりが沢山あって、とても癒されました。

また子供たちが可愛いんですよ。
素直で良い子。
終始微笑ましくって、ほのぼのした気持ちになる事が出来ました。

こういう形で改めて「ピーター・パン」は本当に感動的で胸を締め付けられます。
空想と現実が入り混じっている世界を、交互に見せる方法が面白いです。
純粋な子供たちと触れ合う事で、ジェームズは物語を発展させ、ここまで壮大な冒険物語を完成させたんですね。

最後の家で「ピーター・パン」の上映は素敵でした。
ティンカー・ベルが瀕死の状態になって、信じる力で元気になる所ね。

そのままネバーランドへシルヴィアが旅立つという演出も素晴らしいです。
初日に孤児たち25名を招待するのもナイスアイデア。 子供たちの素直な反応が重要だったんですね。

ジョニー・デップも今回は優しい普通の男を素直に演じていて好印象です。
大物スターになると、その輝きが邪魔になる事があるけど、彼は器用に変身してました。

それは、ケイト・ウィンスレットも同様でした。
心優しい母親そのものでしたよ。

こういう心が穏やかで温かくなる作品は大好きです。
辛い現実と上手く付き合うために、多少の空想も大切ですよね。
信じる力の大事さを私も教えられました。
鑑賞日 2007.10.28

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