--REIの映画感想--

全体的にネタばれがありますので、未見の方は注意して下さいませ
評価の★の内容は次の通りです
管理人の独断に基づいておりますのでご了承くださいませ
★★★★★:大好き!何度も観たい作品!
★★★★:好き!強く心に残る作品!
★★★:なかなか良い
★★:まあまあ損はしない
★:いまいちかも・・・
X:二度と観たくない


[ List ]
[ア行] [カ行] [サ行] [タ行] [ナ行] [ハ行] [マ行] [ヤ行] [ラ行] [ワ行][英語] [数字]
[ハ] [] [] [] []



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spink.gif バラ色の選択(1993)   アメリカ
  FOR LOVE OR MONEY  [96分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ
監督 バリー・ソネンフェルド
出演者 マイケル・J・フォックス  (ダグ・アイアランド)
ガブリエル・アンウォー   (アンディ・ハート)
アンソニー・ヒギンズ    (クリスチャン・ハノーバー)
マイケル・タッカー     (ハリー・ウェグマン)
ボブ・バラバン       (エド・ドリンクウォーター)
アイザック・ミスラヒ    (ジュリアン・ラッセル)
ウド・キア         (ヒンメルマン支配人)
ダン・ヘダヤ        (ジーン・サルバトーレ)
サイモン・ジョーンズ    (アルバート)
パトリック・ブリーン    (ゲイリー・トービン)
ダイアン・ブリル      (グロリア)
フィヴァッシュ・フィンケル (ミルトン・グリックマン)
コピー 何より大事な夢があり
何より大事な彼女(ひと)がいる
あらすじ
ニューヨークの一流ホテルでコンシェルジェをしているダグ。
彼の夢は将来自分のホテルを経営すること。
そのための設計図も作らせ、建設予定地にも目星をつけている。
そんな中、友人がその話を聞いてくれるという実業家クリスチャンを紹介してくれた。
彼の愛人は、ダグが恋心を抱いていた香水売り場のアンディだった。
感想
う〜ん。
私の苦手なコメディでした。
残念!

こんなに誤魔化されているのに、正妻になれると思っているアンディが、見ていて辛いです。
そんな彼女の心を繋ぎ止める為に、良い様に使われるダグも、同じように痛々しいと思ってしまいます。
滑稽な姿が笑えるのかな?
ちょっと私の感覚だと苦笑いにしかなりません。

特にクリスチャンの結婚20周年パーティーが、一番滑稽でした。
妻と離婚し一人でいると思いクリスチャンの家に向かうアンディ。
そんな彼の家は、盛大なパーティーの最中で、彼女をどうにかして欲しいと頼まれたダグが、あたふたしながら彼女を外に連れ出すのです。

クリスチャンの友人は皆浮気している人たちばかりだから、「浮気相手が来てる」と聞くと身に覚えがあるんですよね。
それぞれが慌てている中、アンディを肩に担いで逃げるダグ。
夢の為とはいえ、そんな事に必死にならなくても良いのに・・・と思ってしまいました。

ダグがアンディに惹かれたのは何故なんでしょう。
香水売り場にいる可愛い子ぐらいだったのに、クリスチャンの頼みでお守をしていく内に、彼女の魅力に気付いたのでしょうか。
見ている限り、良い所は特に見当たらないので、腑に落ちませんでした。

唯一の癒しは、意地でも1回で荷物を運ぶという頑固なポーターお爺さん。
ダグが忙しく仕事をこなしている後ろで、沢山の荷物を運んでいる姿が可愛いんです。
仕事はとろくて鈍臭いけど、そのおかげで最高のスポンサーが見つかりました。

久しぶりにこういう苦手なコメディを見て、ある意味新鮮に感じました。
今時はないタイプですよね。
ちょっとお口直しに今時のコメディが見たくなりました。
鑑賞日 2023.06.08

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spink.gif パラサイト(1998)   アメリカ
  THE FACULTY  [104分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ホラー/SF/青春
監督 ロバート・ロドリゲス
出演者 イライジャ・ウッド     (ケイシー・コナー)
ジョシュ・ハートネット   (ジーク)
ジョーダナ・ブリュースター (デライラ・プロフィット)
ショーン・ハトシー     (スタン)
クレア・デュヴァル     (ストークリー)
ローラ・ハリス       (メアリー・ベス・ハチンソン)
アッシャー・レイモンド   (ゲイブ)
ロバート・パトリック    (ウィリスコーチ)
ファムケ・ヤンセン     (バーク先生)
サルマ・ハエック      (ハーパー先生)
ビビ・ニューワース     (ドレイク校長)
パイパー・ローリー     (カレン・オルソン夫人)
コピー 襲撃!寄生!同化!
あなたが知らない、人類の侵略が始まっている!!
誰がそれに魂と体を
乗っ取られたのか?
あらすじ
オハイオ州、ヘリントン高校。
いじめられっ子のケイシーは、ある日、グラウンドで奇妙な生き物を見つける。
その生き物を水槽に入れると、変形し攻撃的な本性を露にした。
やがて、ケイシーはやたらに水を欲しがる辺りの人達のおかしな行動に気づく。
「あの生物が人間に寄生しているかもしれない」と感じたケイシーは、仲間と共に学園の調査を開始する。
感想
こういう気持ち悪い系は苦手なのですが、豪華なキャストにつられて何回も見ています。

このエイリアンが本当に気持ち悪くて不気味です。
水がないと死んでしまう弱点は新しいかも。
薬で枯れてしまうってのも、面白い。
エイリアンがタコっぽいのはもはや定番ですが、ロッカールームで影がうごめいているのには苦笑い。
怖さと面白さは表裏一体なのか!?

そして、エイリアンにやられる描写もエグイです。
ブルンメル先生の頭皮が剥がれる所とか・・・本当に鳥肌ものです。

そんな中、唯一の癒しが可愛いイライジャ・ウッド。
いじめられっ子役が似合い過ぎです。
最後もハッピーエンドでめでたし、めでたし。
本当に彼の存在だけが救いでした。

救いがなくて気持ち悪いけど、それなりに楽しめてしまう作品です。

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spink.gif パラサイト 半地下の家族(2019)   韓国  PG−12
  PARASITE  [132分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル サスペンス/ホラー/コメディ
監督 ポン・ジュノ
出演者 ソン・ガンホ     (キム・ギテク)
イ・ソンギュン    (パク・ドンイク)
チョ・ヨジョン    (パク・ヨンギョ)
チェ・ウシク     (キム・ギウ)
パク・ソダム     (キム・ギジョン)
イ・ジョンウン    (ムングァン)
チョン・ジソ     (パク・ダヘ)
チョン・ヒョンジュン (パク・ダソン)
チャン・ヘジン    (キム・チュンスク)
パク・ソジュン    (ミニョク)
コピー 全員失業中の一家が目指す、高台の豪邸。
そこは、最高の就職(パラサイト)先――!?
あらすじ
失業中の父親キム・ギテクとその妻チュンスク、そして大学受験に失敗続きの息子ギウと美大を目指す娘のギジョンの4人が暮らしているのは半地下の薄暗い貧乏アパート。
しがない内職で糊口を凌ぐ日々だったが、ある日ギウのもとに家庭教師の話が舞い込む。
エリート大学生の友人から留学中の代役を頼まれたのだ。
さっそくギウは経歴を偽り、IT企業の社長パク・ドンイクとその家族が暮らす高台の大豪邸へとやって来る。
すぐに家族の信頼を得たギウは、今度は言葉巧みに妹のギジョンを美術の家庭教師として家族に紹介し、パク家に招き入れることに成功する。
こうして少しずつパク家の中に自分たちの居場所を確保していく。
感想
今回は「モノクロ版」で見ました。
噂通りの面白さでしたね。
最後までどうなるんだろうとハラハラドキドキでした。

金持ち夫人のヨンギョが鈍いからなのか、キム一家の技術が凄いのか、こんなに上手い事全員が就職できるのは映画だからかな。
家庭教師がすんなり出来るくらいなら他にも良いバイト出来そうですけどね。
ツッコミ所もありますが、そこも含めて楽しめました。

一番見応えあったのは、長年住んでいる家政婦を追い出す作戦。
アレルギーの桃を使うなんて卑怯極まりない!
目的の為には手段を選ばない所がキムさんたちらしいです。

成功に胡坐をかいて油断していたキム一家。
そこからの展開もホラーでしたね。
まさかまさかの結末に驚きました。

あと、印象に残ったのは臭いですね。
どんなに綺麗に繕っても臭いは隠し切れないというのが皮肉です。
そして、悲劇の決定打にもなってしまいましたしね。
確かに臭いが独特だと顔をしかめてしまいますから。
貧富の差の象徴になっていました。

「モノクロ版」で見たのが良かったのか、悪かったのか。
洪水の時やパーティーの時の過激さが薄まっているようにも感じます。
機会があれば、普通のカラー版も見てみたいと思います。

アカデミー賞作品賞、監督賞受賞作品。
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鑑賞日 2020.12.07

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spink.gif 薔薇のスタビスキー(1974)   フランス
  STAVISKY...  [118分]
管理人評価   ★★
ジャンル 伝記/ドラマ
監督 アラン・レネ
出演者 ジャン=ポール・ベルモンド (サシャ・アレクサンドル)
シャルル・ボワイエ     (ラウル)
アニー・デュプレー     (アルレット)
フランソワ・ペリエ     (アルベルト・ボンリ)
クロード・リッシュ     (ボニー)
ロベルト・ビサッコ     (ジャン・モンタルヴォ)
ジェラール・ドパルデュー  (発明家)
コピー 女は瞳に星を宿していた
男は心に野望を燃やしていた--
絢爛たる薔薇の日々よ
なぜ散る!なぜ帰らぬ!
あらすじ
30年代初頭のフランス。
実業家スタビスキーは、サギまがいの行為で大金を稼いでいた。
彼は政財界の大物と親交を結び、貴族よりも優雅な生活を送るが、やがて彼を怪しんだ当局の調べで、国外へ逃亡する羽目になる。
感想
大物詐欺師スタビスキーの人生を描いた伝記映画です。
しかし、彼の事を全く知らないので、特にこれと言って感想が沸いてきません。(汗)
1回では良く分からなかったので、もう1度見直しました。
でも、やっと人物と名前が一致したくらいで、事件については描かれている事しか分かりませんでした。(当たり前!?)

やっぱりある程度この事についての知識がないと、フランス人なら知っている事は省いてあるので、日本人には難しかったです。
あと、時代背景についても詳しい説明はないので、勉強してから見るべき作品でした。
というか、私が未熟なもので、全然ついていけてないだけなんですけどね。

画期的な医療器具を発明した青年役で、ジェラール・ドパルドゥーが出てました。
若くて今より線の細い美青年ですね。
惚れそうです。

もっと勉強して60歳代くらいで見直してみたい作品です。
鑑賞日 2005.09.20

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spink.gif 薔薇の名前(1986)  フランス/西ドイツ/イタリア  R−15+
  THE NAME OF THE ROSE  [132分]
管理人評価   ★★
ジャンル ミステリー/サスペンス
監督 ジャン=ジャック・アノー
出演者 ショーン・コネリー        (ウィリアム)
クリスチャン・スレーター     (アドソ)
ミシェル・ロンダール       (修道院長)
フェオドール・シャリアピン・Jr  (ホルヘ尊師)
フォルカー・プレシュテル     (マラキーア)
ロン・パールマン         (サルヴァトーレ)
F・マーレイ・エイブラハム    (ベルナール・ギー)
ウィリアム・ヒッキー       (ウベルティーノ)
マイケル・ハベック        (ベレンガー)
ウルス・アルサス         (ヴェナンツィオ)
イリア・バスキン         (セヴェリーノ)
ヴァレンティーナ・ヴァルカス   (少女)
コピー 中世は壮大なミステリー。
あらすじ
1327年、北イタリア。
会議のために人里離れた暗い修道院にやって来た修道士ウィリアムとその弟子で修道士見習のアドソ。
彼らは修道院長から、最近謎の死を遂げたアデルモと言う修道士の事件を解決して欲しいと頼まれる。
修道士たちの間では、彼は塔の上から悪魔に投げ落とされたのだと噂されていた。
事情を聞いたウィリアムたちはさっそく調査に乗り出すが、翌日にまた一人修道士が死亡する事件が発生する。
感想
事件の舞台となる修道院の陰鬱でじめじめした雰囲気はとても良かったと思います。
謎めいていて、悪魔がいてもおかしくない所ですね。
あと、いつも深い霧がけむっているのが印象的でした。

その中にいる修道士たちも不気味な人ばかりで、かなり異様な世界でした。
特に鼻が異様に大きいサルヴァトーレと、団子みたいに丸くて白いベレンガーのキャラは強烈でしたね〜。
昔の修道院ってこういう人ばかりだったのかな。
それとも特別ここに似たような人が集まったのかな。
いずれにしても、救いはウィリアムとアドソだけでした。

こういう不気味な人達に囲まれているからなのか、アドソ役のクリスチャン・スレーターがすごく綺麗でカッコ良く見えました。
かなりの美少年だったんですね〜。
貧しい村の少女に迫られる彼が、初々しくて可愛かったです。

ショーン・コネリーの全てを悟ったような師匠は、貫禄十分で一言一言に説得力がありました。
こういう役はぴったりはまりますね。

修道院で起こった事件を解決する推理物ですが、この犯人は私でも分かったので、普通の人なら物足りなく感じるのではないでしょうか。
でも、その犯人の意図する所は読めませんでした。
っていうかこの当時の宗教に詳しい人じゃないと分かりませんよね。

山奥の修道院という特殊な所が舞台だったので、そこは興味深く観る事が出来ました。
鑑賞日 2003.10.09

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spink.gif パラレルワールド・ラブストーリー(2018)   日本     [108分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ミステリー/ロマンス/SF
監督 森義隆
出演者 玉森裕太   (敦賀崇史)
吉岡里帆   (津野麻由子)
染谷将太   (三輪智彦)
筒井道隆   (小山内護)
美村里江   (桐山景子)
清水尋也   (篠崎伍郎)
水間ロン   (柳瀬礼央)
石田ニコル  (岡田夏江)
田口トモロヲ (須藤隆明)
奥野瑛太   (写真を撮る店員)
コピー 真実の世界は、
どっちだ?
あらすじ
大学院生の崇史は、通学途中の車窓からいつも見ていた女性に秘かな想いを寄せながらも、名前すら聞き出せないまま卒業してしまう。
最先端研究を行うバイテック社に入社した彼はある日、中学時代からの親友で同じ職場で働く智彦から恋人を紹介される。
しかし智彦の彼女として崇史の前に現われた女性・麻由子は、なんと学生時代の崇史が電車越しに心奪われた相手だった。
思いがけない再会で、激しい嫉妬に苦しめられる崇史。
ところがある朝、崇史が目を覚ますと、麻由子は彼の恋人になっていて、2人は幸せな同棲生活を送っていた。
感想
始めからワクワクする展開でどんどんこのお話に引き込まれて行きました。
電車ですれ違うだけの女性に一目惚れした崇史。
しかし、その女性を親友の彼女として紹介されてしまうなんて・・・。
なんて狭い世の中なんでしょう。

でも、目覚めるとなんとその女性が自分の彼女になっている!?
これはどういう事なんだ!
グイグイ引っ張ってくれるテンポの良い展開です。

女性が話し出さないと、今どちらの世界にいるのか分からないんです。
コロコロと世界が変わるので、常にどちらなのかアンテナを張っておく必要があります。
徐々に明かされる忘れていた情報。
点と線が繋がっていく過程が見応えありました。

「パラレルワールド」だと思って見始めたので、そうではない展開に驚きましたが、これはこれで楽しめますね。
イケメンの彼が一目惚れした親友の彼女に執着する理由は、やっぱり自分の方が先に好きだったのに・・・って思いなのかな。
彼女も親友の彼女として頑張ってたけど、想い人にこれだけ積極的に来られたら揺らいじゃうよね。

理解したつもりで見終わったけど、考えれば考えるほどあれ?って思う所が出て来て理解出来てないんじゃないかと不安になります。
それくらい難しいお話でした。
もっとこの世界を知りたいので、原作を読んでみたいと思います。

東野圭吾小説原作作品。
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鑑賞日 2021.10.02

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spink.gif ハリー奪還(1986)  アメリカ
  LET'S GET HARRY   [105分]
管理人評価   
ジャンル アクション
監督 アラン・スミシー(スチュアート・ローゼンバーグ)
出演者 ゲイリー・ビューシイ    (ジャック・スパイル)
ロバート・デュヴァル     (ノーマン・シュライク)
マーク・ハーモン      (ハリー・バーク)
マイケル・ショーフリング  (コーリー・バーク)
トム・ウィルソン      (ボブ)
グレン・フライ       (スペンス)
グレルモ・リオス      (カルロス・オチョバー)
エルピディア・キャリロ   (ベロニカ)
コピー 戦いのプロは誰もいなかった!
あらすじ
コロンビアのグアテケで、ダムを作っていた技術者ハリー。
彼は落成式前日、ダム視察に来ていたアメリカ大使と共に、コロンビアのテロリストに誘拐された。
テロリストは大使らと交換に、政治犯の仲間の釈放を要求してきた。
そんな事とは露知らず、ハリーの弟コーリーと3人の仲間たちはハリーの帰りを待っていた。
そこへハリー誘拐の知らせが入り、政府がテロリストの要求には応じないと分かると、コーリーは自分達だけでハリーを救出しに行こうと決意する。
戦争のプロ:シュライクも仲間に入り、不法入国でコロンビアに潜入する。
感想
本当にタイトルそのままの内容ですね〜。
素人だけで助けに行こうというのが無謀な気がしましたが、何故だか戦争のプロが手助けしてくれて、無事「ハリー奪還」の準備は整いました。

この戦争のプロ:シュライクが謎なんですよね。
どうして彼らに協力する気になったのでしょう。
名誉勲章ももらった優秀な兵士らしいのですが、裏情報に詳しく、怪しい人脈も広く、コロンビア通でもあります。
素人に協力するには何か訳がありそうだったのですが、結局最後までそれに関しては何も語られませんでした。(^_^;)
謎だ…。

全然関係ないはずなのに、一番やる気があるし、他が素人なので一番活躍するのも彼なんです。
だから彼が主役なのかな〜と思ってたんですよ。
そしたら意外にあっさりだったので、すごく驚きました!
彼の役割って戦争のコツを彼らに教えるだけだったんだ…。
それで何となく納得です。(汗)

そして仲買人ベロニカの存在も訳が分かりません。
あんなに簡単に敵のアジトを教えるなんて!
絶対怪しい!と思っていたのに…。(^_^;)
何の為に出てきたんだろう。
この作品の中で唯一出てきた女性だったのに、なんて扱いなんでしょう。
理解不能です。

訳が分からない事が多かったですが、最後の救出シーンだけは良かったと思います。
緻密に練られた計画というだけの事はあります。
でも腑に落ちない点もいくつかありました。(-_-;)

結局始めは何も出来ない素人だった彼らが、プロの手ほどきを受けながら成長し、最後は自分達だけで敵に立ち向かえるようになったという事が言いたかったのですね。
確かに最後の活躍ぶりは、始めからは想像が付きません。
でも、全てが中途半端で頭の中は???だらけです。
ダメだ、こりゃ。(笑)

監督名が『アラン・スミシー』と表示されていましたが、これは自分の名前を出したくない時に使う名前だそうです。
という事は自分の名前を出したくない程、自信がない作品だったって事かな?
それも納得の出来です…。(苦笑)
鑑賞日 2003.07.13

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spink.gif ハリーの災難(1955)  アメリカ
  The trouble with Harry   [99分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス/コメディ
監督 アルフレッド・ヒッチコック
出演者 エドマンド・グウェン     (アルバート・ワイルス)
ジョン・フォーサイス     (サム・マロー)
シャーリー・マクレーン    (ジェニファー・ロジャース)
ジェリー・マシューズ     (アーニー・ロジャース)
ミルドレッド・ナトウィック  (グレヴリー)
ローヤル・ダーノ       (カルヴィン)
コピー
あらすじ
バーモントの森の中、額に傷のあるハリーという男の死体が横たわっていた。
自分が殺したと思っている兎狩りに来ていたアルバート船長、いきなり襲われて靴でハリーを殴ったミス・ブレグリー、牛乳瓶でハリーの頭を殴った彼の妻ジェニファー、アルバート船長と一緒にハリーを埋めた絵描きのサムの4人は何とか死体が見つからないようにと試行錯誤する。
感想
ヒッチコックのサスペンスコメディです。
最近のこういう展開の作品は、この映画をお手本にしていたのですね。
出てくる人出てくる人が死体を前にしても全然動じず、当たり前のように振舞うのが面白いです。
しかもその死体を何回も埋めたり掘り起こしたりして、私が死体だったら目覚めて何してくれてんねん!!と一喝したいところですね。(笑)

最初のすごい山奥なのに町の人たちが次々と現れるシーンは面白かったです。
木陰から見ている船長が
「これじゃぁ町のメヌキ通りと変わらんじゃないか」
と言ったのには笑ってしまいました。
しかし一日であんなに何回も穴を埋めたり掘ったりしていたら、立てないくらい疲れると思うんですけど意外に皆元気でした。
この町の人達は皆タフなんですね。(^_^;)

皆自分が殺したと思っているので、何とか罪をかぶらないようにと知恵を寄せ合って考えてるのですが、その姿が真剣であればあるほど笑えました。
普通はもっと目立たないように行動するものなのに、顔は泥まみれで大きなシャベルを持って町をうろうろしてたらいつ見つかってもおかしくないですよね。
笑いながらもいつ見つかるのかが心配で、少しハラハラしながら見ていました。

今回初めてヒッチコック監督の作品を見ました。
有名なだけあってとても楽しんで見れました。
今月はTVであと9本ヒッチコック作品が放送されるので、そちらも見てみようと思います。
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鑑賞日 2003.02.06

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spink.gif ハリー・ポッターと賢者の石(2001)   アメリカ
  HARRY POTTER AND THE PHILOSOPHER'S STONE  [152分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ファンタジー/アドベンチャー
監督 クリス・コロンバス
出演者 ダニエル・ラドクリフ   (ハリー・ポッター)
ルパート・グリント    (ロン・ウィーズリー)
エマ・ワトソン      (ハーマイオニー・グレンジャー)
リチャード・ハリス    (アルバス・ダンブルドア)
マギー・スミス      (ミネルバ・マクゴナガル)
アラン・リックマン    (セブルス・スネイプ)
イアン・ハート      (クィレル)
ロビー・コルトレーン   (ルビウス・ハグリッド)
リチャード・グリフィス  (ヴァーノン・ダーズリー)
フィオナ・ショウ     (ペチュニア・ダーズリー)
ジョン・クリーズ     (ニック)
トム・フェルトン     (ドラコ・マルフォイ)
ハリー・メリング     (ダドリー・ダーズリー)
コピー 史上最強のファンタジーがやってくる。
あらすじ
叔父の夫婦の家でいじめられながら暮らしていたハリー。
ある日、彼宛てに大量の手紙が届けられる。それはなんと魔法学校からの入学のお知らせだった!
実はハリーの両親は魔法使いで、彼自身もその素質を備え持つ魔法使いだったのだ。
それを認めようとしない叔父たちは、手紙を無視して逃げようとする。
しかし、大男ハグリットが迎えに来てくれたおかげで、ハリーは晴れてホグワーツ魔法学校へと入学する事になった。
感想
ファンタジーの最高峰、と言っても過言ではないほど人気の作品です。
誰でもはまってしまう面白いさで、万人に受けると思います。

それぞれのキャラも良いし、ストーリーも面白いし、魔法を見せる映像も素晴らしい!
これは素直に楽しまなきゃ損です。

2」の時も感想に書いたと思うのですが、不思議な世界が映像になるのがとても楽しいですよね。
小説を読んで想像していた世界が現実に映像化される面白さ。
トロールやフラッフィ、ドラゴンやゴブリンたちが動いてるのが楽しいです。

あと、魔法や面白グッズの数々も興味深いですね。
百味ビーンズとか透明マントとか、こういう風になるのか〜といちいち感心してました。

あと、迫力満点のクイディッチの試合も見応え十分です。
こんなゲーム良く考えたよね。
魔法使いの力を活かせる見所をこれでもかと積め込んだゲームです。

それにしても、ハリー役のダニエル・ラドクリフくんは可愛いですね〜。
今見ると幼いな〜と思いますね。
時の経つのは本当に早いですわ。
他の2人も子供らしくてキュートです。

あと良かったのは、スネイプを演じたアラン・リックマン。 彼の怪しさは見事ですね。 原作を読んでいたので、だいたいは分かっていたのですが、彼の上手さにあれ?もしかして?なんて思いましたよ。

最初に見た時は、最後があまりにあっけなくてがっかりしたという記憶があるのですが、今回見直してみたらそうでもなかったです。
当時は小説を読み直したばかりで、本の世界を自分なりに想像していたから物足りなく感じたのだと思います。
小説の方が面白いのは仕方ないですね。

《関連作品》
ハリー・ポッターと秘密の部屋
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
ハリー・ポッターと炎のゴブレット
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
ハリー・ポッターと謎のプリンス
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2

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spink.gif ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002)  アメリカ
  Harry Potter AND THE CHAMBER OF SECRETS   [161分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ファンタジー/アドベンチャー
監督 クリス・コロンバス
出演者 ダニエル・ラドクリフ  (ハリー・ポッター)
ルパート・グリント   (ロン・ウィーズリー)
エマ・ワトソン     (ハーマイオニー・グレンジャー)
ケネス・ブラナー    (ギルデロイ・ロックハート)
アラン・リックマン   (セブルス・スネイプ)
リチャード・ハリス   (アルバス・ダンブルドア)
マギー・スミス     (ミネルバ・マクゴナガル)
フィオナ・ショウ        (ペチュニア・ダーズリー)
ジェマ・ジョーンズ     (マダム・ポンフリー)
コピー 2年目が始まる!
あらすじ
無事、魔法学校での一年を終え、親戚のダーズリー家で過した夏休みが終わる頃、ハリーのもとへ屋敷しもべ妖精のドビーがやってきた。
ドビーは「ホグワーツへ戻ってはならない」と忠告にきたのだ。
その意味を理解できないハリーは、迎えにきた同級生のロンと一緒にホグワーツへと戻る。
学校に戻ったハリーたちを待っていたのは、次々と起こる不気味な出来事だった。
超ベストセラー「ハリー・ポッター」シリーズの第2弾!
感想
前作よりかなりパワーアップしてますね〜。
私はこちらの方が好きでした。
2時間30分の長さも気にならないくらい集中して見れました。
前作は最後の見せ場が駆け足すぎて、全然物足りなかったのですが、今回は全体通してたっぷり堪能できたので大満足です。

友達から「ダイアゴンにょこちょう」と間違える所で爆笑したと聞いていたのですが、字幕ではちょっと分かりづらかったです。
っていうか間違えた事さえ気付かなかったし…。
吹き替えの方も見てみたくなりました。

原作の雰囲気そのままのクィディッチの試合は、迫力満点でハラハラしっぱなしでした!
でも集中して見過ぎたせいで、ちょっと酔いそうでした。
(乗り物に超弱いんです!でもそんなバカな…)

原作で読んだ不思議な物たちが、実写で見れるのってすごく面白いです。
「嘆きのマートル」や「書くと答えるトム・リドルの日記」が想像より面白く描かれていたのに感激しました。

相変わらず可愛いラドクリフ君たちも良かったですね〜。
3作目までとは言わず、ずっと出て欲しいなぁ。
個人的にはロックハート役のケネス・ブラナーが一押しです。
こういう役もこなせるなんて、やっぱり芸達者な方です。

エンドクレジットの後のおまけは見逃せません。
お忘れなく。

《関連作品》
ハリー・ポッターと賢者の石
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
ハリー・ポッターと炎のゴブレット
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
ハリー・ポッターと謎のプリンス
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
鑑賞日 2003.04.28

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spink.gif ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004)   アメリカ
  HARRY POTTER AND THE PRISONER OF AZKABAN  [142分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ファンタジー/アドベンチャー
監督 アルフォンソ・キュアロン
出演者 ダニエル・ラドクリフ   (ハリー・ポッター)
ルパート・グリント    (ロン・ウィーズリー)
エマ・ワトソン      (ハーマイオニー・グレンジャー)
アラン・リックマン    (セブルス・スネイプ)
マイケル・ガンボン    (アルバス・ダンブルドア)
マギー・スミス      (ミネルバ・マクゴナガル)
ゲイリー・オールドマン  (シリウス・ブラック)
ロビー・コルトレーン   (ルビウス・ハグリッド)
デヴィッド・シューリス  (リーマス・ルーピン)
エマ・トンプソン     (シビル・トレローニー)
フィオナ・ショウ        (ペチュニア・ダーズリー)
コピー 僕らは、変わる。
あらすじ
無事2年目も終えて、ダーズリー家で休みを過ごすハリー。
しかし、意地悪な叔母さんの態度に腹を立てた彼は、禁じられている魔法を使って仕返しをし、家を出て"漏れ鍋"へ逃げ込む。
そこで、ハリーの父を裏切って死に追いやった張本人シリアス・ブラックが、牢獄アズカバンから脱走したと聞かされる。
学校へ戻る途中、列車が止まり、シリウス・ブラックを追っている吸魂鬼ディメンターと鉢合わせしたハリーは、魂を吸い取られそうになり気絶してしまう。
超ベストセラー「ハリー・ポッター」シリーズの第3弾!
感想
劇場に行ってきました。

今回は監督も変わって雰囲気がガラリと変わりましたね。
全体的に抑えめで、コミカルさは省いたように思います。
これはハリーたちが成長したのに合わせて、落ちついた感じにしたのかもしれませんが、個人的にクリス・コロンバスの手法の方が好きでした。

しかし、カメラワークはすごく良かったと思います。
ぐぐっと迫るような映像は、視覚的にも気持ち的にも引き込まれました!
あとディメンターがやってくる事を表す、物が凍りつく様子の描写もGOODですね〜。
ドアップの赤い花がすごく印象に残ってます。

それから、それから、ヒッポグリフに乗って大空を駆けるシーンも、スピード感があって好きですね。
これは「素晴らしい〜!」と思って鳥肌立ちましたわ〜。

でも、原作を読んだはずなのに全然覚えていなくて、"夜の騎士バス"もこんなのあったっけ?って感じでした。(汗)
そうじゃなくてもかなり省略されているようで、あれ、これはどういうこと?もう休みは終わったの?などと戸惑う事も多々ありました。
原作全部を描くのは無理だとは思いますが、ある程度の説明は欲しいかな〜と思いました。
っていうか、子供にはこれで分かるのかが疑問です。

特に暴れ柳の下の部屋でのやり取り
(こう書いてる時点で理解してない事がバレバレですよね。あとからちゃんと理解しましたのでご心配無く)
などは全然分からないですよ。
私の理解力が乏しいのか、展開の早さについて行けませんでした。
せっかく大物俳優を使っているのにそれが活きてないというか、何というか…まあ、関係無いですかね〜。

でも、やっぱり豪華なサブキャラには目がいきますね。
シリウス・ブラック役のゲイリー・オールドマン、リーマス・ルーピン役のデヴィッド・シューリス、占い学のシビル・トレローニー役のエマ・トンプソン等など。
みんな登場回数は少ないけど、インパクトは十分でした。
特にエマ・トンプソンのガリ勉メガネが異様に似合っていてビックリ。
キャラ作りも完璧でただただ脱帽です。

今回も不思議グッズがたくさんあって楽しかったです。
"忍びの地図"は欲しいわ〜。
どこに誰がいるか一目瞭然だし、重宝すること間違いなし!
あと、ハーマイオニーの持ってた時計もいいですよね。
ただ、使い方がちょっと難しいかも…。

総合的には、前2作には及ばないなという印象です。
個人的にはコミカルタッチが好きなので、このような評価になりました。
悪しからず。
しかしエンドロール長かったな〜。
《関連作品》
ハリー・ポッターと賢者の石
ハリー・ポッターと秘密の部屋
ハリー・ポッターと炎のゴブレット
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
ハリー・ポッターと謎のプリンス
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
鑑賞日 2004.07.06

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spink.gif ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005)   アメリカ
  HARRY POTTER AND THE GOBLET OF FIRE  [157分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ファンタジー/アドベンチャー/アクション
監督 マイク・ニューウェル
出演者 ダニエル・ラドクリフ      (ハリー・ポッター)
ルパート・グリント       (ロン・ウィーズリー)
エマ・ワトソン         (ハーマイオニー・グレンジャー)
トム・フェルトン        (ドラコ・マルフォイ)
スターニスラフ・イワネフスキー (ビクトール・クラム)
ケイティ・ルング        (チョウ・チャン)
マシュー・ルイス        (ネビル・ロングボトム)
ロバート・パティンソン     (セドリック・ディゴリー)
クレマンス・ポエジー      (フラー・デラクール)
ロビー・コルトレーン      (ルビウス・ハグリッド)
レイフ・ファインズ       (ヴォルデモート卿)
マイケル・ガンボン       (アルバス・ダンブルドア)
ブレンダン・グリーソン     (マッドアイ・ムーディ)
ジェイソン・アイザックス    (ルシウス・マルフォイ)
ゲイリー・オールドマン     (シリウス・ブラック)
アラン・リックマン       (セブルス・スネイプ先生)
マギー・スミス         (ミネルバ・マクゴナガル先生)
ティモシー・スポール      (ピーター・ペティグリュー/ワームテール)
プレドラグ・ビエラク      (イゴール・カルカロフ)
フランシス・デ・ラ・トゥーア  (マダム・マクシーム)
ロジャー・ロイド=パック    (バーティ・クラウチ)
ミランダ・リチャードソン    (リータ・スキーター)
デヴィッド・テナント      (バーティ・クラウチJr.)
コピー ”ついに決戦の時だ、ハリー”
あらすじ
ハリーたち3人は無事にホグワーツ魔法学校の4年生に進級した。
その新学期の初日、ダンブルドア校長から重大発表がなされる。
100年の封印を破り、もはや伝説となった“三大魔法学校対抗試合”がホグワーツ主催で復活を遂げるというのだ。
それは世界の三大魔法学校の生徒が一堂に会するなか、各校から1名ずつ選ばれた代表選手3名が魔法の力を競い合う交流戦。
そしてその代表選手は立候補した生徒の中から“炎のゴブレット”が選び出す。
ところが、各校の代表3名が選ばれた直後、立候補もしていなければ17歳という年齢制限にも満たない14歳のハリーがなぜか4人目の選手として選ばれてしまう。
感想
シリーズ4作目の作品です。
“三大魔法学校対抗試合”を軸に、そこに仕組まれた罠や、ハリーの夢の謎など、バランスよく組み立てられていました。
しかし、原作を読んでいないと、ちょっと分かりづらいですね。
ついていくのがやっとです。

アクションや映像は迫力満点で楽しめました。
特にドラゴンとの戦いにはドキドキハラハラ、手に汗握って見てました。
水中での戦いも臨場感があって、息苦しいくらいです。
ハリーの活躍が頼もしいですね。

今回はハリーたちの成長に合わせて、作品のテイストも大人に合わせてあるようです。
私は「」のようなコミカルさが好きだったので、評価も上がらないのですが、ストーリー上こうしたテイストになっていくのは必然だと思います。

最後は悪い大人たちの陰謀に巻き込まれて、悲しい結果になってしまいました。
これには胸が締め付けられましたね。

あと、4作もありますが、どんな風になっているのでしょうか。
DVDは揃っているので、少しずつ制覇したいと思います。

《関連作品》
ハリー・ポッターと賢者の石
ハリー・ポッターと秘密の部屋
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
ハリー・ポッターと謎のプリンス
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
鑑賞日 2017.12.29

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spink.gif ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007)   イギリス/アメリカ
  HARRY POTTER AND THE ORDER OF THE PHOENIX  [138分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ファンタジー/アドベンチャー
監督 デヴィッド・イェーツ
出演者 ダニエル・ラドクリフ      (ハリー・ポッター)
ルパート・グリント       (ロン・ウィーズリー)
エマ・ワトソン         (ハーマイオニー・グレンジャー)
トム・フェルトン        (ドラコ・マルフォイ)
ケイティ・ルング        (チョウ・チャン)
マシュー・ルイス        (ネビル・ロングボトム)
ロビー・コルトレーン      (ルビウス・ハグリッド)
レイフ・ファインズ       (ヴォルデモート卿)
マイケル・ガンボン       (アルバス・ダンブルドア)
ブレンダン・グリーソン     (マッドアイ・ムーディ)
ジェイソン・アイザックス    (ルシウス・マルフォイ)
ゲイリー・オールドマン     (シリウス・ブラック)
アラン・リックマン       (セブルス・スネイプ先生)
マギー・スミス         (ミネルバ・マクゴナガル先生)
リチャード・グリフィス     (バーノン・ダーズリー)
フィオナ・ショウ        (ペチュニア・ダーズリー)
イメルダ・スタウントン     (ドローレス・アンブリッジ)
デヴィッド・シューリス     (リーマス・ルーピン)
エマ・トンプソン        (シビル・トレローニー)
ヘレナ・ボナム・カーター    (べラトリックス・レストレンジ)
コピー これからお前は[すべて]を失う
あらすじ
ホグワーツ魔法学校の5年生に進級したハリー。
ある日、人間界で魔法を使ってしまい、魔法界を追放されかねない立場に追い込まれる。
ヴォルデモート卿の復活が起因と証言したダンブルドア校長のおかげで処罰を免れたハリー。
しかし、魔法省は、ダンブルドアは魔法大臣の地位を横取りするために嘘の証言をしたと勘ぐり、防衛術を教える女教師を学校全体の監視役として送り込んでくるのだった。
一方、ヴォルデモートは仲間を集め、ハリーたちを陥れようと暗躍し始める。
その兆しを誰よりも早く察知していたハリーは、ロンやハーマイオニーたちと秘かに“ダンブルドア軍団”を結成する。
感想
シリーズ5作目の作品です。
今回も楽しませてもらいました。
ヴォルデモートとの距離も縮まって来て、直接対決も本格的になってきました。
”ダンブルドア軍団”の練習の成果もあり、迫力ある魔法対決でした。

厄介な相手アンブリッジ先生も良いキャラでしたね。
可愛い顔してやる事は非道でした。
決まり事もどんどん増えていって、学生たちの生活を縛りまくります。
だから、ウィーズリー兄弟の反撃は気持ちが良かったです。

原作を読んでいないので、所々分からない部分もありました。
死のアーチの所とか、チョウの裏切りとか。
でも、それを補ってもあまりある面白さだったので、問題ないです。

ハリーも良い青年になって来て、ちょっと色っぽいシーンもあったりして。
もう子供じゃないんですね。
」の頃の可愛いハリーが、ちょっと懐かしいです。

いよいよ後半戦ですね。
次も期待して見たいと思います。

《関連作品》
ハリー・ポッターと賢者の石
ハリー・ポッターと秘密の部屋
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
ハリー・ポッターと炎のゴブレット
ハリー・ポッターと謎のプリンス
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
鑑賞日 2018.01.24

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spink.gif ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008)   イギリス/アメリカ
  HARRY POTTER AND THE HALF-BLOOD PRINCE  [154分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ファンタジー/アドベンチャー/青春
監督 デヴィッド・イェーツ
出演者 ダニエル・ラドクリフ   (ハリー・ポッター)
ルパート・グリント    (ロン・ウィーズリー)
エマ・ワトソン      (ハーマイオニー・グレンジャー)
ジム・ブロードベント   (ホラス・スラグホーン)
ヘレナ・ボナム・カーター (べラトリックス・レストレンジ)
ロビー・コルトレーン   (ルビウス・ハグリッド)
ワーウィック・デイヴィス (フィリウス・フリットウィック)
マイケル・ガンボン    (アルバス・ダンブルドア)
アラン・リックマン    (セブルス・スネイプ)
マギー・スミス      (ミネルバ・マクゴナガル)
ティモシー・スポール   (ピーター・ペティグリュー)
デヴィッド・シューリス  (リーマス・ルーピン)
ジュリー・ウォルターズ  (ウィーズリー夫人)
ボニー・ライト      (ジニー・ウィーズリー)
マーク・ウィリアムズ   (アーサー・ウィーズリー)
ジェシー・ケイヴ     (ラベンダー・ブラウン)
トム・フェルトン     (ドラコ・マルフォイ)
イヴァナ・リンチ     (ルーナ・ラブグッド)
ヘレン・マックロリー   (ナルシッサ・マルフォイ)
フレディ・ストローマ   (コーマック・マクラーゲン)
デヴィッド・ブラッドリー (アーガス・フィルチ)
ジェマ・ジョーンズ     (マダム・ポンフリー)
コピー クライマックスは、ここから始まる!
あらすじ
ホグワーツ魔法学校の6年生に進級したハリー。
闇の帝王ヴォルデモートがマグルと魔法使い双方の世界で支配力を強め、その脅威はハリーたちのホグワーツ魔法学校にも及んでいた。
最終決戦が迫っていることを知っているダンブルドア校長は、ハリーに来たるべき戦いにむけての準備を施していく。
また、ヴォルデモートの防御を解く手掛かりにと、重要な情報を持つ元同僚の旧友ホラス・スラグホーンを魔法薬学教授として学校に迎え入れる。
感想
シリーズももう6作目になりました。
なんと前作を見てから4年も経ってしまいましたよ。
先日最終話となる「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」がテレビ放送され、そういえば録画したDVDがあったなと思い出したのです。

いよいよヴォルデモートとの決戦間近!
という事で、その時に備えて彼の弱味を知っている先生の招集に成功。
ダンブルドア先生と力を合わせて、着々と準備を進めます。

しかし、一番頼りになる先生との別れが・・・。
重要な存在を失って、ハリーたちはどうやってヴォルデモートと戦うのか!
という所まででした。

優秀な頭脳の持ち主:半純血の王子が、まさかの人物でビックリです!
味方だったらどんなに心強かったでしょう。
彼の作った呪文も強力でしたね。
彼の力があれば・・・と思わずにはいられませんでした。

ハーマイオニーとロンもやっとくっつきましたね!
お互い気持ちは分かっていたんでしょうけど、なかなか素直になれずズルズルとここまで来てしまいました。
やっぱり人間弱った時に本音が出ちゃいますね。

今回は最終話への繋ぎ的なお話で、盛り上がりが弱かった印象です。
それでも恋愛にスポーツに謎解きにと色々詰め込んでいるので、飽きる事無く見る事が出来ました。

さあ、いよいよ最終章ですね!
この勢いでシリーズを制覇しようと思います。

《関連作品》
ハリー・ポッターと賢者の石
ハリー・ポッターと秘密の部屋
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
ハリー・ポッターと炎のゴブレット
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
ハリー・ポッターと謎のプリンス
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
鑑賞日 2022.06.01

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spink.gif ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010)   イギリス/アメリカ
  HARRY POTTER AND THE DEATHLY HALLOWS: PART I  [146分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ファンタジー
監督 デヴィッド・イェーツ
出演者 ダニエル・ラドクリフ   (ハリー・ポッター)
ルパート・グリント    (ロン・ウィーズリー)
エマ・ワトソン      (ハーマイオニー・グレンジャー)
ヘレナ・ボナム・カーター (べラトリックス・レストレンジ)
ロビー・コルトレーン   (ルビウス・ハグリッド)
トム・フェルトン     (ドラコ・マルフォイ)
レイフ・ファインズ    (ヴォルデモート)
ブレンダン・グリーソン  (アラスター・“マッド-アイ”・ムーディ)
リチャード・グリフィス  (バーノン・ダーズリー)
ジョン・ハート      (オリバンダー老人)
ジェイソン・アイザックス (ルシウス・マルフォイ)
ヘレン・マックロリー   (ナルシッサ・マルフォイ)
ビル・ナイ        (ルーファス・スクリムジョール)
ミランダ・リチャードソン (リータ・スキーター)
アラン・リックマン    (セブルス・スネイプ)
マギー・スミス      (ミネルバ・マクゴナガル)
ティモシー・スポール   (ピーター・ペティグリュー)
イメルダ・スタウントン  (ドローレス・アンブリッジ)
デヴィッド・シューリス  (リーマス・ルーピン)
ジュリー・ウォルターズ  (ウィーズリー夫人)
ボニー・ライト      (ジニー・ウィーズリー)
ジェームズ・フェルプス  (フレッド・ウィーズリー)
オリヴァー・フェルプス  (ジョージ・ウィーズリー)
サイモン・マクバーニー  (クリーチャー)
ジョージ・ハリス     (キングズリー・シャックボルト)
イヴァナ・リンチ     (ルーナ・ラブグッド)
マシュー・ルイス     (ネビル・ロングボトム)
マーク・ウィリアムズ   (アーサー・ウィーズリー)
ハリー・メリング     (ダドリー)
フィオナ・ショウ        (ペチュニア・ダーズリー)
マイケル・ガンボン    (アルバス・ダンブルドア)
コピー ついに、完結へ。
あらすじ
ダンブルドア校長から託された使命を果たすべく、ヴォルデモートの不死の秘密である“分霊箱”を見つけ出し、破壊するための旅に出たハリーとロン、ハーマイオニー。
もはや誰の助けも受けられず、彼らはこれまで以上に互いを信頼し合い、助け合わねばならない。
しかし、思うようにいかない旅の中で、次第に3人の絆にも亀裂が生じ始める。
感想
遂にシリーズ最終章。
まずはPART1からスタートです。

大きな支えだったダンブルドア先生を失い、手助けしてくれる人も命を狙われてしまう為、3人だけで旅に出たハリーたち。
先生の遺品がヒントをくれ、それを頼りに少しずつ謎を解き、見事分霊箱を探し当てました。

魔法省の役人に変身し、省内に潜入する時は、スリル満点でしたね。
どこの誰に変身したかも分からない3人。
話しかけられたら終わりです。
周りの人の言葉をヒントにしながら、窮地を何とか回避し、ドローレスの胸にあった分霊箱を奪い取る事に成功しました。

しかし、魔法で壊す事の出来ない分霊箱。
ダンブルドア先生がハリーに託したグリフィンドールの剣が必要です。
力を合わせて乗り越えなければならない時に、仲間割れが起きロンが去ってしまいます。
不安と恐怖でストレスが極限まで溜まってしまったんでしょう。
若い彼らにあまりに過酷な試練ですからね。

剣を発見し窮地に立たされた時、ハリーを救ってくれたのは親友のロンでした。
この展開は結構グッとくるものがありました。
やっぱり3人の友情は誰にも壊せないですからね!

べラトリックスの手下に捕まってしまい、ついに最後の敵と対峙かと思いましたが、ここは次回に持ち越しですか。
次はいよいよ本当に最後です。
どんな展開が待っているのか。
期待して見たいと思います。

《関連作品》
ハリー・ポッターと賢者の石
ハリー・ポッターと秘密の部屋
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
ハリー・ポッターと炎のゴブレット
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
ハリー・ポッターと謎のプリンス
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
鑑賞日 2022.06.01

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spink.gif ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011)   イギリス/アメリカ
  HARRY POTTER AND THE DEATHLY HALLOWS: PART II  [130分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ファンタジー/アドベンチャー/アクション
監督 デヴィッド・イェーツ
出演者 ダニエル・ラドクリフ   (ハリー・ポッター)
ルパート・グリント    (ロン・ウィーズリー)
エマ・ワトソン      (ハーマイオニー・グレンジャー)
ヘレナ・ボナム・カーター (べラトリックス・レストレンジ)
ロビー・コルトレーン   (ルビウス・ハグリッド)
トム・フェルトン     (ドラコ・マルフォイ)
レイフ・ファインズ    (ヴォルデモート)
マイケル・ガンボン    (アルバス・ダンブルドア)
ワーウィック・デイヴィス (グリップフック(小鬼)
ジョン・ハート      (オリバンダー老人)
ジェイソン・アイザックス (ルシウス・マルフォイ)
ヘレン・マックロリー   (ナルシッサ・マルフォイ)
アラン・リックマン    (セブルス・スネイプ)
マギー・スミス      (ミネルバ・マクゴナガル)
ティモシー・スポール   (ピーター・ペティグリュー)
イヴァナ・リンチ     (ルーナ・ラブグッド)
エマ・トンプソン     (シビル・トレローニー)
デヴィッド・シューリス  (リーマス・ルーピン)
ジュリー・ウォルターズ  (ウィーズリー夫人)
ボニー・ライト      (ジニー・ウィーズリー)
ジェームズ・フェルプス  (フレッド・ウィーズリー)
オリヴァー・フェルプス  (ジョージ・ウィーズリー)
マーク・ウィリアムズ   (アーサー・ウィーズリー)
マシュー・ルイス     (ネビル・ロングボトム)
ゲイリー・オールドマン  (シリウス・ブラック)
キアラン・ハインズ    (アバーフォース・ダンブルドア)
ジョン・キー       (ボグロッド)
ケリー・マクドナルド   (ヘレナ・レイブンクロー)
ジョージ・ハリス     (キングスリー・シャックルボルト)
ジェラルディン・ソマーヴィル (リリー・ポッター)
エイドリアン・ローリンズ (ジェームズ・ポッター)
コピー これが、最後。
あらすじ
ヴォルデモートを滅ぼすべく“分霊箱”を破壊するための旅に出たハリー、ロン、ハーマイオニー。
数々の困難に直面し、またヴォルデモートが放つ死喰い人の追撃に苦しめられながらも数個の分霊箱を破壊する事に成功。
残る分霊箱の発見に奔走していた。
いよいよヴォルデモートとの直接対決がやって来る。
感想
本当に最後の最後。
長かったシリーズもこれで最後です。

もっと感動するかなと思ったのですが、結構淡々と見ちゃいましたね。
次々と明かされる真実もなるほど!としか思えず、大きな感情の波は生まれませんでした。

結構最後もあっけなかったですよね。
分霊箱を全部壊したら、本体はそんなに強くなかったという事かな。

でも、ホグワーツを戦場にしたアクションは見応えありました。
生徒も先生もみんな一丸となって戦う姿は、とても頼もしかったです。

ダンブルドア先生が亡くなってどうなる事かと思いましたが、彼の入念な準備のおかげで、ハリーたちはヴォルデモートと対等に戦う事が出来ました。
死の秘宝より彼の残したものの方が役に立ってましたからね。

7つの分霊箱が分かり辛かったけど、前作でいつくか壊していたという事ですか。
そして、壊せる道具はいくつかあったと・・・。
やはり仲間たちの協力なしでは成し遂げたられなかったですね。

スネイプ先生、彼の一途な思いには感動しましたよ。
こんな形でしか愛せなかったけど、想いの深さは本物だと証明されました。
彼は二つの勢力の間に挟まれて、一番苦しんだ人ですよね。
それを一人で抱えていたと思うと、切なくて胸が締めつけられます。

そして、19年後。
それぞれの子供たちがホグワーツ入学ですか。
また新しい章が始まるのですね。
でも、ハリーポッターはここまで。
時間がかかったけど制覇出来て良かったです。

《関連作品》
ハリー・ポッターと賢者の石
ハリー・ポッターと秘密の部屋
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
ハリー・ポッターと炎のゴブレット
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
ハリー・ポッターと謎のプリンス
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1
鑑賞日 2022.06.03

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spink.gif バリー・リンドン(1975)   イギリス
  BARRY LYNDON  [186分]
管理人評価   ★★
ジャンル 歴史劇/ドラマ
監督 スタンリー・キューブリック
出演者 ライアン・オニール   (バリー・リンドン)
マリサ・ベレンソン   (レディー・リンドン)
パトリック・マギー   (シェバリエ・ド・バリバリ)
スティーヴン・バーコフ ()
マーレイ・メルヴィン  (サミュエル・ラント牧師)
ハーディ・クリューガー (ポツドルフ大尉)
レナード・ロシター   ()
アンドレ・モレル    ()
コピー 《風雲児》バリーの華麗なる愛と冒険の大ロマン!
あらすじ
18世紀半ば。
レドモンド・バリーはアイルランドの農家に生まれた。
彼の父親は馬の売買上のトラブルに端を発した決闘で殺害され、未亡人となった彼の母親ベルは若い頃の美貌を覚えていた多くの男たちに求婚されたが拒否し続け、女手一つでバリーを育て上げた。
従姉のノラに初恋をしていたレドモンドは、ノラの婚約者に決闘を申し込み、相手を殺してしまった為、村から追放されてしまう。
ダブリンに向かう途中で追いはぎに遭い、イギリス軍の兵員補充に志願した。
感想
長かった〜〜〜!!!!!
なかなか進まなくて、合計5回くらいに分けて見終わりました。

もう途切れ途切れ過ぎて、全体が分からなくなってます。
レドモンド・バリーの一生なんですけど、山あり谷あり過ぎる怒涛の人生で、見応えはありました。

昔は決闘がまかり通っていたんですね。
でも、見つかったら警察に捕まるとか、危うい行為ではあったんです。
それで、村を追われて、兵に入隊。
そこも逃げ出して、賭博師になりました。

こんなに色々な事件の起きる人生も珍しいと思うのですが、この時代ではそうでもなかったのでしょうか。
身分の制度もあったでしょうに、あそこまで成り上がれるなんて凄いです。

レディ・リンドンと結婚してからは、今までの鬱憤を晴らすかのように遊びまくるレドモンド。
彼女から愛想をつかされても仕方ない振る舞いなのに、つなぎ留めておく術も見事なんですよ。
それを苦々しく見ていたのが、前夫との子ブリンドン。

彼との決闘の時、選択を間違えてなかったら、彼の運命も変わっていたんでしょうか。
そこまで憎まれていたとは思っていなかったのかもしれませんね。
彼の憎しみは、とても深く殺すまで納得できなかったのでしょう。
慈悲の心が、破滅を導いてしまいました。

可愛い我が子ブライアンも可哀想でしたね。
大好きな馬を買ってもらって嬉しかったから乗ってしまって・・・。
これもなかったら、また別の人生があったかもしれません。

18世紀の雰囲気は完璧に再現されていました。
照明もろうそくの火だけで撮られてようですね。
確かにろうそくの印象がとても強く残っています。

婦人方のドレスも小物も、男性の衣装も、こだわりが感じられました。
さすが完璧主義者の監督だけあります。

しかし、ちょっと長すぎるなぁ。
単調な訳じゃないんですけど、長時間惹きつける魅力は足りなかったです。
私に合わなかっただけなんですけどね。

今はやっと見終わってほっとしてます。
見始めてから本当に時間がかかったんですよ!!!
感想もまとめられるか不安だったけど、何とか書けて良かったです。
鑑賞日 2018.10.19

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spink.gif ハリウッド的殺人事件(2003)  アメリカ
  HOLLYWOOD HOMICIDE  [115分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション/コメディ
監督 ロン・シェルトン
出演者 ハリソン・フォード     (ジョー・ギャヴィラン)
ジョシュ・ハートネット   (K・C・コールデン)
レナ・オリン        (ルビー)
マスターP         (ジュリアス・アーマス)
ブルース・グリーンウッド  (ベニー・マッコ)
コラプト          (K・ロー)
プラディス・ナイト     (K・ローのママ)
マーティン・ランドー   (ジェリー・デュラン)
キース・デヴィッド     (レオン)
アラン・デイル       (ブランドン署長)
ルー・ダイアモンド・フィリップス (ワンダ)
コピー ハリウッド――それは、すべての《夢》を叶える街…
この街の主役は、二人の刑事!
あらすじ
ロサンゼルス市警、殺人課の新人刑事K・C・コールデンは、本職の合間に副業としてヨガのインストラクターをしている。
しかも、プロの役者になる為に、劇団にも所属していた。
同じく、殺人課のベテラン刑事ジョー・ギャヴィランは、副業として不動産仲介業をしていた。
彼らはコンビを組んで、ライブハウスで人気ラップ・グループの4人が射殺された事件を担当する事になる。
しかし、調査を開始した二人の元に、ジョーを目の敵にしている内部調査官マッコがやって来て、捜査の邪魔をし始める。
感想
劇場に行ってきました。
細かい所は結構笑えたんですけど、全体的にはそんなに面白くないんですよね。
所謂普通な映画でした。
★としては2.4くらいかな。

でも、ハリソン・フォードがかなり体張ってます。
これなら「インディ・ジョーンズ」の続編も大丈夫そうですね。
鼻血を流しながら、携帯で買い手の人に不動産の話をしてる所は、かなり笑わせて頂きました。

それと比べるとジョシュ・ハートネットは、もう少し弾けても良かったかな〜と思います。
刑事で俳優志望でヨガのインストラクターというキャラ設定が面白いのに、あと一歩の所でなりきれていない印象なんですよね〜。
何だか違和感を感じちゃったのは私だけでしょうかね…。(^_^;)
でも、「ステラ〜〜!!」って裸で叫ぶ所は良かったな。

一番面白かったのは、ジョーとK・Cが隣合わせの部屋で取調べを受ける所です。
K・Cは一言も話さずに、担当の女性捜査官も巻き込んでヨガに熱中。
隣ではジョーの携帯が何度も鳴り、まともに話が出来ない状態に。
ジョーの着メロが『マイガール』で、すごく耳につく音なんですよ。
最後までこの携帯が効果的に使われていましたね。
ここのやり取りは、とってもテンポが良く、かなり楽しめました。

あと、最後のカーチェイスも良かったです。
かなりリアルな臨場感があり、自分が事故ったような感覚を味わえました。
思わず手に力が入って、汗かいちゃいましたよ。

でも、ストーリーが中途半端ですね。
K・Cの父親が殺された事件も関係あるみたいですけど、思い出したようにチラチラとしか出てこないので重い話なのか何なのか、中途半端で説得力がなかったです。
他にも色々理由が弱い設定が多くて、全体的にも説得力に欠けてました。
そこがあんまり面白くなかった原因でもあります。

K・ローのおもらししちゃうのが十八番っていう可哀相なキャラ設定は斬新ですね。(笑)
鑑賞日 2004.01.26

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spink.gif パリ3区の遺産相続人(2014)    アメリカ/イギリス/フランス
  MY OLD LADY  [107分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/ドラマ
監督 イスラエル・ホロヴィッツ
出演者 ケビン・クライン         (マティアス・ゴールド)
クリスティン・スコット・トーマス (クロエ・ジラール)
マギー・スミス          (マティルド・ジラール)
ステファーヌ・フレス       (フランソワ・ロワ)
ドミニク・ピノン         (ルフェーヴル)
ノエミ・ルヴォフスキー      (フローレンス・ホロウィッツ医師)
コピー セーヌのほとり
人生はめぐり逢う

父の遺したアパルトマンに住む見知らぬ母娘。
そして明かされる秘密とは――
あらすじ
疎遠だった父親が亡くなり、パリの高級アパルトマンを相続することになったマティアス。
これで借金生活からオサラバできるとニューヨークからやって来た彼だったが、アパルトマンにはなんとイギリス生まれの老婦人マティルドが住んでいた。
元の所有者マティルドとマティアスの父は、“ヴィアジェ”というフランス独特の不動産売買契約を結んでいた。
それによってマティルドは亡くなるまでここに住み続けることができ、毎月、買主から2,400ユーロの支払いを受け続けることになっていた。
相続した不動産を売れないばかりか、自分に支払い義務まであると知り、目論見が大きくはずれてしまったマティアス。
持ち金もない彼は、マティルドの好意で逆にアパルトマンの一室を借りることに。
おまけに、仕事から帰ってきたマティルドの娘クロエには、月末までに支払いが行われないと、不法侵入で訴えると脅される始末。
感想
う〜ん。あんまりかな。
フランス独特の“ヴィアジェ”という文化がどうも受け入れがたいです。
住人が死ぬまでお金を払って支えて、死んだら相続出来るというシステムです。
住人の寿命が長いか短いか、それを賭けにしているなんて、なんて不謹慎なんだと思ってしまいます。
でも、今でも行われているという事は、それなりに需要があるという事なんでしょう。

その結構理不尽なシステムに捲き込まれてしまったマティアス。
父から相続したアパートを売って金を手に入れようと、パリまで来たのにね。
しかし、待っていたのはもっと理不尽な現実。
住人のおばあさんは父親の愛人だったのです。
ずっと父親から愛されていないと感じていたマティアスは、彼女に当たり散らしてしまいます。
お酒飲んで絡みまくる姿はみっともないながらも、彼の苦しみの体現と感じられ胸が締め付けられました。

ただおばあさんの娘クロエと惹かれあうのは早過ぎたかな。
同じ境遇という事で、急速に仲を深めたのかもしれないけど、あまりに切り替えが早くないですか。
クロエは不倫相手と別れたばかりだし。 マティアスのどこに惹かれたかも分かりません。

おばあさんは見た目と反して、かなり自由な生き方をしてきたんですね。
好きな人とは別れたくないけど、貧乏だから結婚は金持ちとするって・・・。
そんな事して良いんだったら、世界の不幸人口が一気に跳ね上がりますよ。
好きな人とだから貧乏でも我慢できるんじゃないのか。
しかも、それを責められたら悪びれることなく「どうしたら良かったの?」って。
普通に好きな人と結婚してたら良かったんじゃないですか。
そしたら、少なくてもこんなに悲しむ子供たちは生まれなかったはずです。

かなり寝そうになったのを我慢して見たって感じです。
旦那のパリ反芻の旅はまだまだ続いていて、彼に付き合って見たのに、彼の方が早く寝てました。(汗)
パリの街並みは結構堪能できましたね。
セーヌ川沿いの場所で寝てた時は、落ちるんじゃないかとヒヤヒヤしましたよ。
財布と携帯を取られたくらいで良かった。
鑑賞日 2019.06.20

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spink.gif パリで一緒に(1963)   アメリカ
  PARIS-WHEN IT SIZZLES  [110分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ
監督 リチャード・クワイン
出演者 ウィリアム・ホールデン  (リチャード・ベンソン)
オードリー・ヘプバーン  (ガブリエル・シンプソン)
ノエル・カワード     (アレクサンドル・マイアハム)
グレゴワール・アスラン  (ジレー)
マレーネ・ディートリッヒ
トニー・カーティス
コピー 永遠の妖精
オードリー!
世界の恋人
ヘプバーン
パリ中のおしゃれと花と香水が
オードリーをつつみます
最高にステキなロマンティック・コメディ
あらすじ
人気脚本家リチャード・ベンソンに雇われた、タイピストのガブリエル。
下書きもなにもしてない映画の構想を聞きながら、2日間で完成させなければいけないと聞かされる。
作品のタイトルは「エッフェル塔を盗んだ娘」。
リチャードは、ああでもない、こうでもないを繰り返し、脚本を仕上げて行く。
感想
エンターテイメントが満載の作品でした。
映画界をユーモラスに描いています。
高額スターの顔が近づいてキスするなんて、すごい皮肉ですよね。
そして、本当に映画も終わるのです。
劇場で見ている客たちは、脚本そのままに楽しむことが出来る仕掛けになっていました。

設定がコロコロ変わって、何度も変更した通りに変わって行くのが面白いです。
物語や設定もそうでしたが、細かい所では車とかも「いや、これじゃない!」って言ったら、次のシーンには変わっているんです。
小さな事まで徹底的にこだわってました。

あと、主演のオードリー自身の映画のパロディも入ってます。
「ティファニーで朝食を」のラストシーンとか、「マイ・フェア・レディ」とか。
どこにどんな風に入っているか探すのも楽しいと思いますよ。

そんなオードリーがとにかく美しい!
本当に信じられないくらい綺麗です!
衣装もとっても可愛いんです。
特に黄緑色のスーツが好きでした!

トニー・カーティスのそっくりさんという設定だったフィリップですが、あとから調べたら本人じゃないですか!?
知らずに見ていたので、カーティスってこの人に似てるんだなくらいにしか思ってなかったんです。
知ってる人から見たら「本人じゃないか!」という笑いがあったんですね。(遅い…)
あと、マレーネ・ディートリッヒのそっくりさんも本物だったようです。
確認のしようがないのが痛いわ。

いちいちわざとらしいのが鼻についたけど、それが狙いですよね。
結構楽しめたと思います。

しかし、堂々とヌーベルバーグを否定してましたね。
"ゲームをしない"って映画、つまんなそう…。(笑)
鑑賞日 2004.10.19

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spink.gif パリ、テキサス(1984)   西ドイツ/フランス
  PARIS, TEXAS  [147分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ
監督 ヴィム・ヴェンダース
出演者 ハリー・ディーン・スタントン (トラヴィス)
ナスターシャ・キンスキー   (ジェーン)
ハンター・カーソン      (ハンター)
ディーン・ストックウェル   (ウォルト)
オーロール・クレマン     (アン)
ベルンハルト・ヴィッキ    (ウルマー医師)
サム・バリー         (ガソリンスタンドの親父)
コピー 原風景のさすらいから、男は、愛を求めて帰ってきた――
カンヌを、全世界を感想の涙につつんだ愛の傑作!
あらすじ
看板屋のウォルトの元に一本電話が。
四年間行方不明だった兄のトラヴィスが生きていると言う内容だった。
ロスからわざわざテキサスまで迎えに行くが、トラヴィスは一言も口を聞いてくれない。
その後も何度も逃げ出そうとし、やっと話をしたかと思いきや、「パリへ行こう」と言ってきた。
感想
最後はちょっと泣きそうになったけど、他はあんまりだったな〜。
色々と車で移動するロードムービーです。

パリってフランスのじゃなくて、テキサス州のパリという地名の事なんですね。
父親が妄想でフランスのパリだと言いふらした、ってエピソードが何度か出てきたけど、これはどういう意味があるのかな??

あと、砂しかない土地、トラヴィスの始まりの地には住まないのかな?
4年間彼はどうしてたの?
結局最後まで分からなかったですよね。
ここら辺がいまいち理解出来てません。

それにしても、ナスターシャ・キンスキーは美しいですね。
BOXテレクラ(そんな名前か?)でも、NO1だったでしょうね。
旧姓がセキーネだから日本人かと思ったわ。
「関根」かと思ったのよ。
スペイン系だった…。(恥)

年の差があるカップルなのか。
その釣り合いの悪さが素直に受け入れられなくて、何だか腑に落ちません。

少しでも父親らしくと頑張るトラヴィスは微笑ましいです。
2人で歩いて帰る所とかね。
またハンターがめちゃめちゃ美形なんですよ。
金髪サラサラだし…。
トラヴィスの息子と言われても信じられんな。
お母さんに似て良かったね。

しかし、ジェーンとトラヴィスが過去を振り返り、本音を語る所は長かった〜!
絶対必要なシーンなんだけど、長すぎて途中で飽きちゃいました。(汗)

ああ〜、妻を愛しすぎて家庭が崩壊したのか…。
今分かったわ。(遅!)

私にはちょっと難しかったな〜。
共感できる所がなかったし、主人公にいまいち思い入れが生まれなかったのも、あんまり入り込めなかった原因です。

でも、ギターは良かったですね!
クインクイ〜〜ン♪ってカントリー風で好きです。
あと、8mmで撮った5年前の映画は良かったと思います。

そういえば、シェプロンのガソリンスタンドにあった恐竜のレプリカは、他の映画でも見た事あるぞ!
スウィート・ロード」だったかな??

カンヌ映画祭パルム・ドール受賞作品。
鑑賞日 2004.07.18

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spink.gif パリの灯は遠く(1976)  イタリア/フランス
  Mr.KLEIN  [122分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス
監督 ジョセフ・ロジー
出演者 アラン・ドロン      (ロベール・クライン)
ジャンヌ・モロー     (フロランス)
ジュリエット・ベルト   (ジャニンヌ)
ミシェル・ロンダール   (ピエール)
フランシーヌ・ベルジュ  (ニコル)
シュザンヌ・フロン
ミシェル・オーモン
コピー
あらすじ
1942年、ナチス占領下のパリ。
美術商のロベールは、戦時中ながらユダヤ人から安く絵を買って、裕福な暮らしをしていた。
ある日、そんな彼のもとに、ユダヤ通信という新聞が届く。
生粋のフランス人のロベールは、新聞社や警察に行って、どうして新聞が届いたのか調べた。
その結果、どうやら同姓同名のユダヤ人がいるようだと気付くのだが、警察はロベールに疑いの目を向けてくる。
感想
すっごく重い話で、見終わった後、当分放心状態でした。
これはかなり精神的ダメージの大きい作品ですね。
サスペンス風で謎解きするものだとばかり思っていたので、衝撃のラストは予想もしてませんでした。(-_-;)

見えない影を追い続け、自ら最悪の道を選んでしまったロベール。
何度も違う道を進む機会はあったはずなのに、好奇心の方が勝ってしまい、そちらの方へそちらの方へと行ってしまったんですね。
世の中に救い様のない作品は多いですが、これもTOP5には入ってると思います。

アラン・ドロンが相変わらず渋くてカッコ良いです。
でも、個人的にはもう少し若い頃が好きかな。

アラン・ドロンと並んで、ジャンヌ・モローの名前が押されてたので、もっと出番があると思っていたのですが、予想に反して少ししか出てきませんでした。
重要な役所ではあるんですけどね。
残念です。

ロベールと同姓同名の人物がいるのは分かるのですが、それがあいまいなまま進むので、本当に彼は存在するのか?とか、彼と関わりのある人々の繋がりが良く理解出来ませんでした。
ユダヤ人ロベールと関係のある女性たちも、何だか複雑で全てを一つに繋げるのが大変です。
そこが面白い所でして、一回では良く分からなかったので後からもう一度見ようと思っていたのです。
途中まではね。

でも、最後があまりに衝撃的だったので、見直すのは止めました。
それくらいショックが大きかったです。

ああ〜!!後味が悪いな〜!!
何の音もないエンドロールで、また余計に重さが増してきます。
こういう作品は苦手なんですよね。

でも、こういう作品は最後まで観てみないと分からない所が痛いです。(-_-;)
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鑑賞日 2003.11.13

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spink.gif (ハル)(1996)   日本     [118分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ロマンス
監督 森田芳光
出演者 深津絵里   (ほし(藤間美津江))
内野聖陽   (ハル(速見 昇))
山崎直子   (ハルの元恋人)
竹下宏太郎  (戸部正午)
鶴久政治   (ローズの婚約者)
宮沢和史   (山下博幸)
戸田菜穂   (ローズ)
平泉成    (ほしの父親)
コピー まだ見ぬあなたに、恋してる。
あらすじ
サラリーマンの速見昇は、“ハル”というハンドル名で、パソコン通信の映画フォーラムにアクセスする。
仕事も恋もうまくいかず鬱屈していた(ハル)に、励ましのメールを送ってきたのは(ほし)という人物だった。
互いの実像をわからないまま二人は次第に本音を伝え合うようになる。
やがて、青森に出張になった(ハル)は、(ほし)の住む盛岡を通る時に、そこで会おうと提案する。
感想
時代を感じずにはおれない、そんな90年代が詰め込まれた作品です。
まだまだインターネットは普及しておらず、パソコン通信をしていた時代のお話です。

顔は見えないけどお互いが支えなんて、素敵な関係です。
その関係を作ったのは、毎日のようにやり取りしていたメール。
嘘と本当を織り交ぜながら、相手の事を探って、自分の本音も書いて。
そうする事で、現実での辛さを紛らわしていたのかもしれませんね。

新幹線で盛岡を通る時、ハンカチを振ってお互いを確認するというのも、アナログで素敵。
今なら写メ送ってで済んじゃう事ですからね。

またローズの存在も面白いです。
何であんなに下ネタばかり言ってるのか。
でも、実際にお触りはダメなんですよね。
(ハル)だから紳士的に付き合ってくれたけど、普通ならアウトでしょ。
おっさんばりのネタの数々をローズに言わせる所が面白かったです。

しかし、(ほし)に付きまとうストーカーの戸部は、気持ち悪かったですね。
あんなに写真を撮って、付きまとって、嫌われるって気付かないのかな。
(ほし)も職業を変えまくって逃げてましたけど、私ならノイローゼになってると思います。
亡くなった恋人の友人だから無下にも出来ないし。
そういう所に付け込んでいるのも嫌でした。

(ほし)は職業を変える度に制服が変わって可愛かったです。
特に着物は良く似合ってましたね。
新幹線待ち合わせの時の赤いワンピースも良かったです。
白い車の赤い女。
分かり易い目印でしたね。

初めて会ってこれからスタートする二人。
幸せな関係を作れると良いですね。
そんな前向きな余韻の残る作品でした。
鑑賞日 2018.07.31

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spink.gif 遥かなる大地へ(1992)   アメリカ
  FAR AND AWAY  [140分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/ロマンス
監督 ロン・ハワード
出演者 トム・クルーズ      (ジョセフ・ドネリ)
ニコール・キッドマン   (シャノン・クリスティ)
トーマス・ギブソン    (スティーブン)
ロバート・プロスキー   (ダニエル・クリスティ)
バーバラ・バブコック   (ノーラ・クリスティ)
コルム・ミーニイ     (マイク・ケリー)
アイリーン・ポロック   (モリー・キー)
ミシェル・ジョンソン   (グレイス)
ウェイン・グレイス    (ダンシーバーグ議員)
コピー それぞれの夢を追い求めて
二人は旅立った…
あらすじ
1892年、アイルランド。
貧しい小作人の息子:ジョセフは、殺された父と焼かれた家の復讐のために、地主ダニエルの家に忍び込む。
すると、そこでダニエルの娘:シャノンと出会う。
慌てた彼は銃を撃つが、使い方を間違えて暴発。気絶してしまった。
結局、ダニエルの家で介抱されたジョセフ。
シャノンはそんな彼に目をつけ、「一緒にアメリカに行こう」と誘う。
感想
う〜ん。ダメだ!!
私の苦手なタイプのお話でした。

何がダメかって書くと切りがないけど、一番は理不尽が多いって事ですね。
理不尽は世の常ですけど、世の常だけに映画で見たくないというか、映画くらいは楽しく見たいというか。
そんなお子ちゃまな理由で、理不尽系は苦手です。

世間知らずなお嬢様が、自分は何でも出来ると思って、外の世界へ飛び出した。
しかし、世間は甘くなく、ことごとく挫折してしまう。
何かね、頑張っている姿が滑稽に見えて、すごく辛いんです。
自分を見てるような感覚なのかな。
とにかく、異国に行くという人生の一大転機を、かなり甘く考えているんですよね。
それが目に見えていたので、一文なしになった時は「あ〜、やっぱりな」と思いました。

まあ、そんな挫折から色々な経験を経て成功するというお話だから、当たり前といえば当たり前なんですけど、やっぱり苦手です。
それくらい、この時代の人は大変だったって事ですよね。
あいまいな情報だけを頼りに国を捨てるって、今考えるとありえないな〜って思うけど、その人たちは苦しい生活から何とか脱却したいと必死なんですよね。
でも、そういう弱味につけこんで、上手い話でカモにしている人たちもいて、結局辛い道を歩く事になると・・・。

こうして見ると、彼らは本当に2人で1つなんだな〜って思います。
シャノンの情報がなかったらジョセフはアメリカに行けなかっただろうし、ジョセフがいなければシャノンはアメリカでは生きて行けなかった。
2人でいたから、困難に負けない強さを持ち続けられたんですよね。
そういうメロドラマは大好きなんですけど、この雰囲気には結局馴染めませんでした。

でも、ニコールは相変わらず綺麗ですね。
いつでもキラキラしてて、それを見てるのはすごく楽しかったです。
鑑賞日 2004.12.26

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spink.gif バルセロナ、天使のセックス(2012)   スペイン/ブラジル
  EL SEXO DE LOS ANGELES  [102分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ/青春
監督 ハビエル・ビリャベルデ
出演者 アストリッド・ベルジュ=フリスベ (カルラ)
アルバーロ・セルバンテス     (ライ)
ヨレンス・ゴンサレス       (ブルーノ)
ソニア・メンデス         (マルタ)
ルイーザ・カステル        (カルラの母)
ジュリエッタ・マロッコ      (マリア)
コピー 劇場未公開
あらすじ
スペイン・バルセロナ。
地元誌の編集部でカメラマンとして働くカルラは恋人のブルーノと同棲している。
ある日、ブルーノはふとしたことから知り合ったストリートダンサーの青年ライと親しくなる。
実はライはバイセクシャルで、ライにキスされたことをきっかけにブルーノはライと肉体関係を結び、離れがたい仲となる。
ブルーノはライを友人としてカルラに紹介していたのだが、ある日、カルラはブルーノとライがジムのシャワールームで愛し合っている姿を目撃してしまう。
激しいショックを受けたカルラがブルーノを部屋から追い出すと、ブルーノはライと暮らすようになる。
感想
恋人を男性に取られたら・・・。
なかなか想像しづらい関係ですが、カルラも最初はその関係に悩んでいます。

しかし、徐々にライの人柄に触れ、恋に落ちていくカルラ。
こうしてまさかの三角関係が出来上がってしまいました。

ライはバイセクシャルで、始めはブルーノと関係を持ち、その内カルラとも関係を持ってしまうんです。
彼の存在のせいで、関係はより複雑になってしまっています。

一番考えづらいのは、ブルーノがライになびいた事ですよね。
ノンケの彼がライと関係を持ってしまったのが、間違いの元でした。
それだけライが魅力的だという事でしょうか。
ダンスが上手くて、セクシーで、性格の良い彼。
誘惑されたとは言え、断る事は出来たのに・・・。

カルラの時は、彼女の方からライに近づいて行ったので、据え膳くわずは男の恥じゃないけど、ライと関係を持つのも仕方ないかなと。
でも、ライもこの関係に悩んでいて、自ら身を引こうと考えます。
それを引き留める2人。
これからは3人で幸せになれそうですね。

普通はちょっと考えられない関係だけど、3人を見ていると良い関係を続けられそうな気がします。
体の相性が抜群に良いし、お互いを大切に思えてるしね。

でも、まあ、劇場未公開らしい作品だと思います。
やけに彼らの肌の色がまぶしかったです。

LGBT関連作品。
鑑賞日 2018.10.29

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spink.gif 春にして君を想う(1991)   アイスランド/ドイツ/ノルウェー
  BORN NATTURUNNAR  [85分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ファンタジー
監督 フリドリック・トール・フリドリクソン
出演者 ギスリ・ハルドルソン    (ゲイリ・キリストムンドソン)
シグリドゥル・ハーガリン  (ステラ)
ルーリク・ハラルドソン   (ハルドゥール)
ブルーノ・ガンツ      (天使)
ワルゲルドゥル・ダーン・ソウルラウクル
コピー 楽園へ、二人は旅立った。
アイスランドからの珠玉の贈りもの。
あらすじ
アイスランド。
羊を売り、写真を焼き、愛犬まで始末して、家を後にする老人ゲイリ。
田舎の生活を捨てた彼は小さな鞄一つを持ち、首都レイキャヴィクに住む一人娘の家を訪ねる。
しかし、その家には年頃の娘リリヤがおり、激しく嫌がられたため、老人ホームへと入れられる事に。
そこで偶然にも幼馴染のステラと再会。
故郷で死にたいという彼女と一緒に、車を盗んで老人ホームを抜け出す。
感想
地味映画推進委員会推薦の一本です。

これは確実に地味映画ですね。
台詞も少なく、流れる音楽も必要最小限の聖歌だけ。
(ちょっとロックも流れたけどね)
でも、その映像の美しさからは目が離せません。
見終わるまで舞台がどこだか全然分からなかったけど、ここはアイスランドだそうです。
どこだっけ?(笑)

幻想的な雰囲気に重要な役割を果たす深い霧。
これがとても印象的です。
風の動きを見せる効果もあるし、周りの風景を隠してしまう効果もあります。
それは自然が作り出す魔法のようでした。

単純に老人のカップルが故郷を目指す物語ですが、その端々にファンタジックな仕掛けがあって、時々あっ!と驚かされました。
警官に追われていたジープがパッと姿を消す所とか、裸の女性幽霊が手を振る所とか、ゲイリの最期とかね。
全体的に地味で静かなので、突然そんな仕掛けを出されると、ビクっとしてしまいます。
でも、ここが面白い刺激になるんですよね。

しかし、気になる所もいくつかありました。
盗んだ車は鍵がないから、いつも銅線を接触させて発進させる訳ですよね?
ガソリンスタンドにも寄っていたから、かなり怪しまれたんじゃないでしょうか?
あと、故郷に帰ってから過ごした家も、ずっと無人だったのに綺麗過ぎるな〜なんて思ったり。
そんな事を気にしたのは、私だけかな?

一心に故郷を目指す二人には強い意思が感じられて、ただ寄り添って歩いているだけなのに、その姿に強く引きつけられました。
死に向かって歩いているのに、何でこんなに前向きなのだろう。
ここまで来ると悟りの境地です。

そして、あの最期。
これが二人の目的だったんだから、ハッピーエンドなのかな。
あまりに静かな終わり方で、スッキリはしてないけど、その後何度も見なおしてしまいました。
それだけインパクトがあるって事でしょうね。
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鑑賞日 2004.10.31

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spink.gif 春の日は過ぎゆく(2001)   韓国/日本/香港
  ONE FINE SPRING DAY  [113分]
管理人評価   
ジャンル ロマンス/ドラマ
監督 ホ・ジノ
出演者 ユ・ジテ      (イ・サンウ)
イ・ヨンエ     (ハン・ウンス)
ペク・ソンヒ    (サンウの祖母)
パク・イナン    (サンウの父)
シン・シネ     (サンウの叔母)
ペク・チョンハク  (音楽評論家のイさん)
コピー 僕には君の心が聴こえなかった。
あらすじ
録音技師のサンウは、父と叔母と痴呆気味の祖母の4人暮らし。
ある日、カンヌンでラジオのDJ兼プロデューサーをしているウンスという女性と仕事をした。
それは自然の音を採集するという仕事。
山にこもって過ごすうちに、2人は打ち解け合い、恋に落ちていた。
ウンスはバツイチで年上の女性。
自分から誘って、サンウと男女の仲になった。幸せな2人は忙しい中、時間を作っては愛を重ねていく。
そんな中、ウンスは魅力的な音楽評論家イさんと出会う。
感想
うわ〜、久しぶりにめちゃめちゃ後味の悪い作品に出会っちゃいました。

最近、結構韓国映画を観ていて、案外面白いんじゃないかと認識を改めた所だったんですけど、まんまと罠にはまっちゃいました。(汗)

観終わった後は、あまりの衝撃に耐え切れず笑ってしまいましたよ。
「はあ?何これ?」が正直な感想です。

しかし、前半はすごく好感触だったんです。
バツイチ年上姉さんと奥手で真面目な青年の恋。
これがすごくドキドキさせられて、どうなるの〜って興味津々で画面に釘付けです。
姉さんは年上らしく「ラーメン食べる?」と部屋に招き入れることに成功。
続いてさりげなく「泊まってく?」攻撃で様子伺い。
しかし、奥手の青年は先に寝てしまい、姉さんのベッドを占拠。
自分のアホぶりに気付いた青年は、リビングで寝ていた姉さんの傍に添い寝してみる。

ここからが姉さんの本領発揮ですよ!
ここまで誘っておいて「まだダメよ」と寸止め技を繰り出した!!
「はい、はまった〜!!」
カンカンカ〜〜ン。
後から考えると、ここが一番の山場だったのね。

あと、サンウの家族の話が良かったです。
特におばあちゃんね。
ちょっとボケちゃってて昔の事しか覚えてないんだけど、それにはちゃんと理由があって、この救いようの無い物語の唯一の癒し要素となっています。

この映画で思わず泣いてしまったのが、サンウとおばあちゃんのシーンでした。
いつものようにスセク駅に死んだ夫を迎えに行くおばあちゃん。
傷心のサンウは、そんな祖母を見て「しっかりしてくれよ」と強い調子で責めてしまいます。
それを受けておばあちゃんはカバンから飴ちゃんを取り出し、そっとサンウにあげるんです。
その優しさがすごく嬉しくて、思わずぶわっと涙がこみ上げて来ました。
傷付いている時って、人の優しさがすごくありがたいですよね。
何だか私まで癒されちゃいました。

これでどっぷりサンウに肩入れしちゃったもんだから、最後があまりに後味の悪すぎて大ショック!
何なんだよ〜!!
私のドキドキ返せ〜!!

ダメだ。
もうマイナスな事しか書けないから、ここら辺で止めておこう。
賛否両論ある作品だと思いますが、私は"徹底的にごめんなさい派"です。

この思いの丈は↓のコーナーでたっぷりと語らせて頂きます。
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鑑賞日 2006.07.09

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spink.gif ハルフウェイ(2008)   日本
  halfway  [85分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 青春/ロマンス
監督 北川悦吏子
出演者 北乃きい   (紺野ヒロ)
岡田将生   (篠崎修)
溝端淳平   (田代祐)
仲里依紗   (目黒恵)
成宮寛貴   (シュウの担任の高梨先生)
白石美帆   (保健室の松浦ナオコ先生)
大沢たかお  (書道の平林先生)
コピー だけど、
それは まだ
物語の途中…
あらすじ
大学受験を控えた女子高校生のヒロ。
秘かに想いを寄せるシュウに告白できず、その辛さを親友に打ち明け慰めてもらう日々。
そんなある日、ヒロは思いがけずシュウから告白される。
すっかり有頂天のヒロ。
ところが、地元北海道の大学に進学するつもりのヒロに対し、シュウの志望校は東京の早稲田大学だった。
その事実を付き合い出してから知らされたヒロはすっかり拗ねてしまい、シュウと口もきかなくなってしまう。
感想
正直、最初見るのを止めようと思ったんです。
あまりにヒロインが自己中過ぎてイタイ女子だったので・・・。
でも、一度見始めたらどんな映画でも完走するがモットーの私は、その信念を守りたい一心で見続けることを決めました。

そしたら、どうでしょう。
見終わった今は「なかなか良かった」という感想にまで昇格しているではありませんか!
これは本当に自分でもビックリです。

自己中なヒロのストレートな物言いに、いつシュウがキレるかなと思いながら見ていたのですが、彼はすごく忍耐強い男子で猛獣ヒロを手懐けていくんですよ。
保健室でヒロの告白を一足早く聞いてしまったから、男らしく自分から告白したのかなと思っていたけど、シュウもヒロと同じくらい好きだったって事でしょうね。
じゃなきゃすぐに別れてると思いますよ。

あんなに苦手だったヒロがだんだん可愛く見えてきて、カッコいいシュウとお似合いだなって感じるようになりました。
だから、頭を突き合わせて寝転ぶところなんて、2人のやり取りが可愛い過ぎてドキドキ。
これぞ青春だぁ〜!!

勝因は主人公二人を演じた俳優さんの魅力に尽きると思います。
いや、出てきた俳優さん、皆良かった!

魅力ある二人の恋愛模様だったから、こんなにも余韻に浸れるんだと思います。
素に近い演技でしたもんね。
タイトルの『ハルフウェイ』も北乃きいちゃんがガチで読み間違えたみたいだし・・・。
それをタイトルにされるって、彼女にしたら黒歴史になるんじゃないのかな。

これ、★どうしよう。
始め久しぶりの★1つキター!って思ってたのに、終わってみたら★4くらいの心地良さ。
何ならもう1回見たいとか思ってるからね。(笑)
我慢して見続けて良かったよ。
こんな事もあるって貴重な体験が出来ました。
鑑賞日 2020.09.13

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spink.gif パルプ・フィクション(1994)   アメリカ
  PULP FICTION  [154分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル アクション/犯罪
監督 クエンティン・タランティーノ
出演者 ジョン・トラボルタ      (ビンセント・ベガ)
サミュエル・L・ジャクソン  (ジュールス・ウィンフィールド)
ユマ・サーマン        (ミア・ウォレス)
ハーベイ・カイテル     (ザ・ウルフ)
ティム・ロス         (パンプキン)
アマンダ・プラマー      (ハニー・バニー)
マリア・デ・メディロス    (ファビアン)
ヴィング・レイムス      (マーセルス・ウォレス)
エリック・ストルツ      (ランス)
ロザンナ・アークエット    (ジョディ)
クリストファー・ウォーケン  (クーンツ大尉)
クエンティン・タランティーノ (ジミー)
スティーブ・ブシェミ     (バディ・ホリー)
ブルース・ウィリス      (ブッチ・クーリッジ)
アンジェラ・ジョーンズ    (エズメラルダ・ヴァラロボス)
ピーター・グリーン      (ゼッド)
コピー クエンティン・タランティーノ監督
時代にとどめをさす。
あらすじ
ギャングのビンセントとジュールスは、組の中で不正を働いたヤツを始末する役目を担っていた。
ある日、ボス:マーセルスの情婦ミアと一晩のデートをするハメになったビンセントは、彼女と意気投合。
それをきっかけに、ボスの留守中、ミアの世話をする事になってしまう。
そんな中、ボクシングの八百長試合で、マーセルから金を受け取る約束をしていたボクサーのブッチが、誤って相手を死なせて勝ってしまう。
感想
なるほど。
なかなか面白いですね。
関係のなかった人たちが、最後に全て繋がる形式の作品です。
最後はいやにあっさりで意表をつかれましたが、これが良さであり味でしょうね。

そして、これでもかと豪華な面々があちらこちらで登場します。
なのに、あっさり殺されたり、カマ掘られちゃったり。
本当に役者さんの使い方が贅沢です。

その中でも一番印象に残ったのは、ミア役のユマ・サーマン。
オカッパがこんなにもセクシーに感じるなんて、彼女の魅力は天井知らずですね。
しかも、ヤクでぶっ飛んでからは、すごい顔面に!!
役者魂、しかと受け取りました。

バイオレンスは苦手なはずなのに、段々見慣れてきて、理不尽もすんなりと受け入れられるようになってきました。
色々つめ込んでいるのに、きちんとまとまっているのがすごいです。

そんな中でも、一番良かったのは、ミアとビンセントの奇妙な一夜かな。
すっかり彼女の美しさに見惚れてしまいました。

しかし、小難しい会話の内容は、半分も理解出来なかったです。
聖書は馴染みがないので難しいですね。

それに考えれば考える程、時系列がどうなっているのか、分かりません。
結局、一番最初はどこなのかな?

そういう点を含めて、総合的に楽しめる作品です。
一度では理解できない所が多いので、何度も見て楽しむのが正しい見方でしょうね。

カンヌ映画祭パルム・ドール受賞作品。
鑑賞日 2005.06.12

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spink.gif 春待つ僕ら(2018)   日本     [109分]
管理人評価   ★★★
ジャンル 青春/ロマンス/スポーツ
監督 平川雄一朗
出演者 土屋太鳳   (春野美月)
北村匠海   (浅倉永久)
小関裕太   (神山亜哉)
磯村勇斗   (若宮恭介)
杉野遥亮   (多田竜二)
稲葉友    (宮本瑠衣)
泉里香    (柏木ナナセ)
佐生雪    (山田レイナ)
緒川たまき  (神山ユーコ)
コピー 大事なものなんて、
見つからないと思ってた。
あらすじ
いつもひとりぼっちだった春野美月は、高校入学を機に“脱ぼっち”を目指すが、なかなか上手くいかなかった。
そんな時、美月のバイト先に浅倉永久をはじめとするバスケ部のイケメン四天王が入り浸るようになる。
いかにもチャラそうな彼らに最初は距離を取ろうとしていた美月だったが、永久たちのバスケに対する真剣さに心打たれ、次第に友情を育むようになる。
その一方で、幼なじみの神山亜哉と思いがけない再会を果たす美月。
亜哉はバスケの名門校のエースとして、全国大会出場を目指す永久たちの前に大きく立ちはだかる。
しかも、そんな亜哉から積極的にアプローチされてしまう。
感想
え!?
亜哉ちゃんが小関裕太くん????
全然違う人でビックリしました!

実は最初にHDDに録画していたこの作品を見ようとしたのですが、子供たちに邪魔されて断念し、GYAOで無料配信していた似てるキャストの「覆面系ノイズ」を先に見たんですよ。
だから、モモと亜哉ちゃんの違いに驚いてしまいました。

こちらも少女漫画原作の王道と言った作品ですが、なかなか良かったと思います。
きらきらした土屋太鳳ちゃん。
青空エール」でも思ったけど、本当にこういう役が似合います。

そして、イケメン軍団には今旬な若手俳優たちが勢ぞろい!
先に「覆面系ノイズ」を見てたので、それぞれの違いを楽しみながら見る事が出来ました。
やっぱり北村匠海くんはちょっと陰のある役がはまりますね。
でも、もう少し美月が好きな感情が出てても良かったかも。
イケメン度が一番なだけにおしい!と思っちゃいました。

男子たちのバスケシーンは迫力あってドキドキしました。
真剣に向き合っているから負けると悔しい!
ここら辺の熱さも伝わって来て、最初のチャラい人たちっていうイメージは完全に無くなりました。

男女グループ内では自然とカップルが生まれますよね。
この作品では恋愛も友情もこれでもかってくらい爽やかに描かれています。
正に漫画の中の世界。
映画でくらいこういう綺麗なものを見たいんですよ。
そういう夢を叶えてくれる作品です。

漫画原作作品。
鑑賞日 2020.09.29

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spink.gif パルムの僧院(1947)   フランス  白黒
  LA CHATREUSE DE PARME  [147分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル ドラマ/群像劇
監督 クリスチャン=ジャック
出演者 ジェラール・フィリップ  (ファブリス・デル・ドンゴ)
マリア・カザレス     (ジーナ・サン・セベリナ)
ルイ・サルー       (エルネスト4世)
アルダ・シルヴァン    (ファビオ・コンティ将軍)
ルネ・フォール      (クレリア・コンティ)
エンリコ・グロリ     (ジレッティ)
チュリオ・カルミナチ   (モスカ首相)
リュシアン・コエデル   (ラシ警視総監)
マリア・ミキ       (マリエッタ)
ルイ・セニエ       (グリヨ)
アッチリオ・ドッテジオ  (フェランテ・パッラ)
コピー
あらすじ
1815年。
ワーテルローの英雄ファブリスは、叔母であるジーナを頼ってパルムにやって来た。
美人の未亡人であるジーナは、国王エルネストと首相モスカから求愛を受けているが、実は若くて美青年のファブリスに夢中だった。
しかし、そのファブリスは、舞台女優のマリエッタに熱を上げている。
そんな中、ファブリスとマリエッタの関係を知った情夫ジレッティが大激怒し、ファブリスに襲いかかるが、反対にジレッティを殺してしまう。
感想
今回、完全版で見ました。
僧院っていうタイトルだから、お坊さんのお話かと思ってました。
そしたら、貴族達の恋愛物語でした。

すごく複雑で何角も男女の関係があって、見応え十分です。
これはクラシックの群像劇ですね。
かなり好きなお話でした!
メロドラマ大好き!!
いくら高貴な身分の人だって同じ人間。
恋をすれば皆それしか見えなくなるのね。

しかし、いくら恋に狂っているとはいえ、皆あまりにわがままじゃないですか!?
ジーナが可哀相です。
どうもファブリスに同情出来なかったので、彼には冷たい印象しかありません。
確かに顔は良いけど、それだけではダメだと思うな〜。

一番共感したのはジーナです。
何でかすごく同情してしまったわ。
綺麗な人です。
彼女は本当にファブリスの事が好きだったんですね。
せっかく救ったのにまた戻って来るあんな男のために身を売るなんて…。
また、その女の為に命をかけたパッラはもっとすごいけど…。

あと、クレリア役の人も綺麗でした。
ヴィヴィアン・リーを思わせる美しさです。

かなり長かったけど、そんなに時間は気になりません。
どこらへんが完全版なのか?
普通のとはどこが違うのか?
気になるところです。

ただ見つめ合うだけで大きく育って行く恋心。
命をかけるまでの深い思いになるのに時間はかかりません。
あっという間に恋に落ちました。
マリエッタから乗り返えは早かった!!

誰も本当に好きな人とは結ばれないという悲しい運命。
最後の『幸せの探求は難しい』というのを凝縮した作品でした。
しかし、『命をかけるに値する』。
素晴らしい締めの言葉ですわ。
鑑賞日 2005.08.02

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spink.gif パルメット(1998)  アメリカ
  PALMETTO   [114分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス
監督 フォルカー・シュレンドルフ
出演者 ウディ・ハレルソン   (ハリー・バーバー)
エリザベス・シュー   (レア・マルルー)
ジーナ・ガーション   (ニーナ)
マイケル・ラパポート  (ドネリー)
ロルフ・ホッペ     (フェリックス・マルルー)
コピー 劇場未公開
あらすじ
市長の汚職をかぎつけた為、罪をなすり付けられ、無実の罪で2年間服役していた元新聞記者のハリー。
晴れて無実が立証され釈放されたハリーは、怪しい雰囲気を持つ美女レアと出会う。
ハリーは彼女の金を盗んだが、すぐに見つかり弱みを握られてしまった。
そんな彼にレアはある仕事を持ちかけた。
それは資産家のレアの夫マルルーの連れ子で義理の娘オデットを誘拐し、身代金を要求するという仕事だった。
感想
この映画、終始イライラしてました。
主人公ハリーのアホさ加減に呆れて、何も言えない状態です。(^_^;)

でも段々複雑に入り組んだ真相が見えてくると、すごい手の込んだサスペンスだと言う事に気付かされました。
また騙されちゃいましたよ!
ていうかこの手の映画で推理が当った事無いんですけどね。(汗)

最後の仕掛けは頭をフル回転させて、どういう事なのか把握するまでにかなりの時間がかかりましたが、犯人の説明を聞いてハリーと一緒に納得しました。
作り手の思惑通りに騙される私って……単純です。

こういう情けない男がピタッリはまるハリー役のウディ・ハレルトン。
最近「マネートレイン」を見たばかりですが、髪形が違うので同一人物とは気付きませんでした。
オデットを狂言誘拐した後、検事に呼び出されて、顔から汗が噴き出し挙動不審状態になっているハリーは実にリアルでした。
見事な表現力だと感心しました。
でも、それだけイライラされられましたけどね。(笑)

怪しい魅力を持つレア役エリザベス・シューの官能的な身体は、はちきれんばかりでちょっとピチピチし過ぎかな。
下手するとおデブに見えてしまうギリギリの線ですね。
ここで品を求めるのもおかしいですけど、もう少し押さえた方がリアルかも。

私が見た時は「レア-魔性の肉体-」というタイトルでした。
このタイトルの方がイメージにはあってますが、どちらがいいんでしょうね。
個人的には「レア〜」に一票。
鑑賞日 2003.04.29

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spink.gif はるヲうるひと(2019)   日本     [113分]  R−15+
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ
監督 佐藤二朗
出演者 山田孝之    (真柴得太)
仲里依紗    (真柴いぶき)
今藤洋子    (柘植純子)
笹野鈴々音   (村松りり)
駒林怜     (近藤さつみ)
太田善也    (ユウ)
大高洋夫    (義雄)
兎本有紀    (清美)
向井理     (三田)
坂井真紀    (桜井峯)
佐藤二朗    (真柴哲雄)
コピー 笑え、殺したいほど憎くても。
あらすじ
色々な“置屋”がある小さな島。 本土とは日に二度出る連絡船で結ばれ、客が行き来する。
その置屋のひとつ、真柴家が仕切る“かげろう”。
長男の哲雄が暴力的に支配しており、腹違いの弟:得太は客引きと遊女たちの世話をしていた。
得太の妹:いぶきは病気がちで、部屋にこもる事が多かった。
そんな中、島に原発建設の案が持ち上がる。
感想
風俗を生業とする人々の悲喜こもごもを描いた作品です。
あまりに扱いが悪かったので、哲雄と得太が実の兄弟とは思いませんでした。
過去にあった親同士のいざこざが、子供たちまで影響を及ぼしていたんですね。
あまりに理不尽で悲しい現実です。

風俗嬢もそれぞれにキャラがあって、物悲しさが増し増しになっております。
年季の入ったベテランから、天然で明るい性格の可愛い子、そして新人の素朴な子。
哲雄に「鼻くそ」と蔑まれる従業員たちが、本当に可哀想でした。

腹違いの弟妹にも暴力を振るう哲雄。
正妻の子の自分は、身分が違うと言わんばかりの振舞です。
綺麗な妻と可愛い娘を手に入れ、”真っ当”になったと威張る姿が、何とも滑稽でした。

そんな中明かされる、親たちの死の真実。
これには驚かされました。
まさかの組み合わせだったんですね。
これにはさすがの哲雄もダメージを受けたようで、ざまあみろの展開でした。

「辛くても笑え」は自分に言い聞かせる言葉でもあったんでしょうね。
自分と同じく不遇な環境の兄妹にも、強く生きて欲しいとの深い思いを感じます。

原作も監督も務める佐藤二朗さん。
今回はいつものコミカルは一切封印して、ひたすらムカついて理不尽な哲雄を演じていました。
こういう怖い役もはまるんですね。
さすがです。

ワンシーンだけ出演の向井理さんは、ゲスト出演という感じでしょうか。
もっと物語に絡んで来るかと期待してしまっただけに、これっきりで残念でした。

舞台が舞台だけに、人の汚い欲望が渦巻いていて、ずっと重い空気でした。
人は底辺で生まれてしまうと、なかなかそこから這い上がれないです。
その苦しみでもがいている得太といぶきを見ていると、こちらの気分も落ち込んで来ました。
最後に微かな希望も見えましたが、評価を上げるまではいきませんでした。
鑑賞日 2024.04.08

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spink.gif バレット(2012)   アメリカ  R−15+
  BULLET TO THE HEAD  [91分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/犯罪
監督 ウォルター・ヒル
出演者 シルヴェスター・スタローン    (ジミー・ボノモ)
サン・カン            (テイラー・クォン)
サラ・シャヒ           (リサ・ボノモ)
アドウェール・アキノエ=アグバエ (ロバート・ヌコモ・モレル)
クリスチャン・スレーター     (マーカス・バプティスト)
ジェイソン・モモア        (キーガン)
コピー 40年間
生きるために撃ってきた
あらすじ
裏社会で非情な殺し屋として生きてきた元海兵隊員のジミー・ボノモ。
ある時、唯一心を許した相棒のルイスを何者かの陰謀で殺されてしまう。
復讐に燃えるジミーの前に、ワシントン警察のテイラー刑事が現われる。
彼はジミーが殺し屋と知りながらも、背後に潜む巨悪を捕まえるため捜査への協力を要請する。
感想
苦手なジャンルだと思って挑戦したけど、意外に楽しんで見れました。
あまりに簡単に人が殺されるので、感覚が麻痺してしまったのかもしれません。
結局、全部で何人死んだ??
まあ、全員悪人だからって事で、丸く収まってしまいました。

殺し屋スタローンが年老いてもカッコ良かったです。
ハイテク刑事のテイラーと組んで、相棒を殺した黒幕を追います。

元傭兵の敵の殺し屋も容赦なく殺していくので、死人カウンターが二倍で増えていくんです。

とにかくテンポよくどんどん進むので、そのリズムに乗って最後まで見ちゃったんですよね。
最後の元傭兵との斧対決は見応えありました。

ハイテク刑事のテイラーを演じたサン・カン。
スマートで清潔感もあって、暑苦しいスタローンとは正反対の印象です。
逮捕に拘る真面目な刑事が、容赦なく殺しまくるスタローンに振り回されながら奮闘するのが面白かったです。

最後は娘のリサと良い仲になっちゃって、新しい関係が出来てしまった二人。
その後はどうなったんでしょうね。
意外に3人仲良くやってそうですけどね。

期待してなかっただけに、楽しめてラッキーでした。
鑑賞日 2018.02.07

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spink.gif パワー・ゲーム(2013)   アメリカ
  PARANOIA  [106分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/サスペンス
監督 ロバート・ルケティック
出演者 リアム・ヘムズワース   (アダム・キャシディ)
ハリソン・フォード    (ジョック・ゴダード)
ゲイリー・オールドマン  (ニコラス・ワイアット)
アンバー・ハード     (エマ・ジェニングズ)
リチャード・ドレイファス (フランク・キャシディ)
ルーカス・ティル     (ケヴィン)
エンベス・デイヴィッツ  (ジュディス・ボルトン)
ジュリアン・マクマホン  (マイルス・ミーチャム)
ジョシュ・ホロウェイ   (エージェント・ギャンブル)
アンジェラ・サラフィアン (アリソン)
コピー お前の会社を潰す!
IT企業の二大カリスマCEO VS 産業スパイとなった若手社員――
勝のは権力か?野心か?
あらすじ
巨大IT企業ワイアット社に勤めるアダムは、その野心とは裏腹に成功から見放されていた。
ところがある日、CEOのワイアットに弱みを握られ、断ることの出来ない恐るべき命令を受けてしまう。
それは、ワイアットの宿敵ゴダードが経営するアイコン社に潜入し、新製品の極秘情報を盗み出せというあまりにも危険すぎる犯罪行為だった。
それでも選択の余地のないアダムは、どうにかアイコン社の正社員として採用されると、やがてゴダードに接近し、その信頼を勝ち取っていく。
感想
可もなく不可もなくという感じでした。
サスペンスの割にはドキドキ感がなくて、あまり楽しめませんでしたね。
でも、さらっと見れたので★は3つにしました。

主演のアダムを演じたリアム・ヘムズワース。
彼はなかなかの好青年ですね。
他の作品も見たくなりました。

大物が出てる割には、話が小さかったですね。
ハリソン・フォードの丸刈りは新鮮でした。

やっぱり楽に進む道はないんだな。
地道に一歩ずつが確実で安心な方法です。
鑑賞日 2018.01.26

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spink.gif ハワーズ・エンド(1992)   イギリス/日本
  HOWARDS END  [143分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/文芸
監督 ジェームズ・アイヴォリー
出演者 アンソニー・ホプキンス   (ヘンリー・ウィルコックス)
ヴァネッサ・レッドグレーヴ (ルース・ウィルコックス)
ヘレナ・ボナム・カーター  (ヘレン・シュレーゲル)
エマ・トンプソン      (マーガレット・シュレーゲル)
エイドリアン・ロス・マジェンティ (ティビー・シュレーゲル)
ジェームズ・ウィルビー   (チャールズ・ウィルコックス)
ジョゼフ・ベネット     (ポール・ウィルコックス)
ジェマ・レッドグレイヴ   (イヴィー・ウィルコックス)
サミュエル・ウェスト    (レナード・バスト)
ニコラ・デュフェット    (ジャッキー・バスト)
スージー・リンデマン    (ドリー・ウィルコックス)
プルネラ・スケイルズ    (ジュリーおばさん)
サイモン・キャロウ     (講演者)
コピー 愛が騒ぐ。自由の風が吹く。
あらすじ
知的中産階級で理想主義的なシュレーゲル家と、現実的な実業家のウィルコックス家は旅行中に親しくなり、シュレーゲルの次女ヘレンはウィルコックスの別荘ハワーズ・エンドに招かれる。
美しい田園風景の中、当家の次男坊ポールに一目惚れしたヘレンは、姉に婚約の意志を書き送る。
それを読んで結婚と早とちりした叔母が飛んでくるが、ポールにそのつもりはなく姉マーガレットは逆上。
やがて時あって、運悪く、ロンドンのシュレーゲル家の真向かいに越すウィルコックス家。
ヘレンは頑なだが、大らかな姉は夫人ルースと親しくなり、現実一点張りの一族の中で一人、詩を理解する彼女と深い友情で結ばれる。
感想
すごく狭い範囲で起こった事なのに、色々な事が起こってドラマがこれでもかと生まれてます。
友情、恋愛、嫉妬、憎悪と様々な関係が渦巻く3家族。
これだけ人がいれば歪んだ人間関係になるのも仕方ないです。

始まりは最悪だったけど、それをマーガレットとルースが美しい友情で繋いでくれるんです。
とにかくマーガレットの性格が凄く良い!
物腰も柔らかいし、理解があるし、元々の頭が良い。
長女としてとても頼もしい存在です。

しかし、ヘンリーの嘘情報で転職し失敗したレナードの事を好きなヘレンは、ヘンリーの事を恨んで態度に表してしまいます。
これは気の毒ですが自業自得の所もあると思います。
自分の仕事なんですから、人に言われたからって簡単に辞めてしまうのは、あまりに責任感がないではありませんか。
貧しい妻がいるなら尚更です。

9月からマーガレットたちの住む家が無くなるという話を聞いて、生まれ育った家”ハワーズ・エンド”をくれると言ってくれたルース。
しかしヘンリーたちはその優しい気持ちを踏みにじり、その話を無かった事にしてしまいます。
まあ、結局マーガレットはヘンリーと結婚するんですけど、いつからお互い好きだったんでしょう。
住居を確保する為に結婚したって訳ではなさそうだけど、この展開には驚きました。

”ハワーズ・エンド”を巡って、二転三転するドラマは見応えありました。
ヘンリーも言っていたけど、何の関係も無いのに”ハワーズ・エンド”にこだわるマーガレットたちが少々図々しいとは思いました。
いくら空き家とは言え、他人の物ですからね。

ただ”ハワーズ・エンド”の結果を見ると、成るように成ったのかなとは思います。
こんな狭い範囲でこれだけのドラマが書けるのは素晴らしいです。
男と女、家柄、暮らしぶりなどイギリスらしさが伝わって来て、興味津々でした。

アカデミー賞主演女優賞受賞作品。
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鑑賞日 2021.04.17

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spink.gif 半落ち(2003)   日本     [121分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ/ミステリー
監督 佐々部清
出演者 寺尾聰    (梶聡一郎)
柴田恭兵   (志木和正)
原田美枝子  (梶啓子)
樹木希林   (島村康子)
吉岡秀隆   (藤林圭吾)
鶴田真由   (中尾洋子)
伊原剛志   (佐瀬銛男)
國村隼    (植村学)
高島礼子   (植村亜紀子)
奈良岡朋子  (高木医師)
西田敏行  (検事正:小国鼎)
石橋蓮司   (岩村肇)
奥貫薫   (藤林澄子)
コピー 私は、最愛の妻を殺しました。
あらすじ
元捜査一課警部の梶が、妻を殺したと警察に自首してきた。
しかし、それは殺人から3日後で、彼は"空白の2日間"については堅く口を閉ざした。
この事件はマスコミにも大きく取り上げられ、その2日間について色々な推測が飛び交った。
事件の担当になった志木刑事は、梶に尋問するが犯行についてしか話さなかった。
検事の佐瀬は供述書がでっち上げだと読み、独自の調査を始める。
感想
なんかバランスが悪いですね。
良いお話なのに作りがもったいない作品でした。
あと、ちょっとした謎解きのはずなのに、緊迫感が全然感じられない。
"空白の2日間"についても、周りが騒ぎ過ぎでこっちは冷めてしまいました。
いったんそう感じてしまうと、そこからなかなか抜け出せず、物語に入り込む事が出来なかったです。

俳優さんの差もバランスの悪さの要因じゃないかな。
寺尾さんや原田美枝子さん、樹木希林さんはとっても良かったと思います。
しかし、警察官関係者、裁判関係者の方々はちょっとな…。

特に吉岡秀隆さんが気になりました。
彼が喋ると流れが止まるんですよね。
これは同情で済まされる問題ではないという戒め的役割だと思うのですが、あまりにとって付けたような台詞回しで流れがぴたっと止まりました。
もう少しだけでも流れをつけて欲しかったなと思いましたね。

などと不満な点を書き連ねましたが、最後の裁判シーンではボロ泣きでした。
様々な壁があったにも関わらず、こんなに号泣出来たのはお話が良かったからでしょう。

人がどんなに足掻こうと、どうしようもない病気アルツハイマー。
治らない病気は沢山あるけど、こんなにも皆が辛い病気もないですよね。
本人も自分が壊れて行くのが怖い。
家族は壊れて行く愛する人を見るのが辛い。
どんな事情があろうとも殺人は絶対に犯してはならない罪です。

でも、そんな罪も許したいと思う真実ってあるんですね。
私も「生きて下さい」と言いたいです。

前半はかなり眠かったのに、最後は号泣でした。
しかし、そこにも釘をさす流れが加わって、全体的に評価は伸びなかったですね。
しっかり泣いといて言える立場じゃないですけど、ちょっと素直に良かったと言えない壁があります。

とにかく私の中では"バランスの悪い作品"となってしまいました。

横山秀夫小説原作作品。
ここからはネタばれです。ボタンをクリックで開閉します
鑑賞日 2004.10.07

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spink.gif ハンガー・ゲーム(2012)   アメリカ  PG−12
  THE HUNGER GAMES  [143分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/アクション/SF
監督 ゲイリー・ロス
出演者 ジェニファー・ローレンス   (カットニス・エバディーン)
ジョシュ・ハッチャーソン   (ピータ・メラーク)
リアム・ヘムズワース     (ゲイル・ホーソーン)
ウディ・ハレルソン      (ヘイミッチ・アバナシー)
エリザベス・バンクス     (エフィー・トリンケット)
レニー・クラヴィッツ     (シナ)
スタンリー・トゥッチ     (シーザー・フリッカーマン)
ドナルド・サザーランド    (スノー大統領)
ウェス・ベントリー      (セネカ)
トビー・ジョーンズ      (クラウディウス)
アレクサンダー・ルドウィグ  (ケイトー)
イザベル・ファーマン     (クローヴ)
アマンドラ・ステンバーグ   (ルー)
ウィロウ・シールズ      (プリムローズ・エヴァディーン)
ポーラ・マルコムソン     (カットニスとプリムローズの母)
コピー 生存率1/24
それは究極のサバイバル。
戦うことでしか、生き残れないのか――?
あらすじ
強大な権力を一手に握る独裁者が君臨する国家パネム。
そこはエリート階層が暮らす最先端都市キャピトルとそれに隷属する12の貧困地区で構成されていた。
独裁者は反乱の抑止を目的に毎年、全12地区からそれぞれ12〜18歳の男女一人ずつを選出して、最後の一人になるまで殺し合いをさせ、それを完全生中継するイベント“ハンガー・ゲーム”を開催していた。
そのプレイヤーの抽選会で、第12地区からは12歳の少女プリムが選ばれてしまう。
そこで姉のカットニスは、身代わりを志願する。
感想
何とも悪趣味なイベントですが、その行方をドキドキしながら見守りたくなるゲームです。
子供たちが殺し合うというと日本でも「バトル・ロワイヤル」がありますが、それよりももっと質の悪いゲームとなっています。

戦場の範囲外に出そうになったら、山火事を起こして追い回したり、ハイテク機器を使用し、猛獣を創って子供たちを襲わせたり。
それを中継して大人たちが楽しんでいるというのが、もっとも悪趣味な点ですね。

その大人たちも独裁者のご機嫌を伺うので必死なのです。
そんな事の為に犠牲になった子供たちが不憫過ぎます。

究極に追い詰められた状況の中、お互いをかばいながら戦うカットニスとピータ。
大人たちが喜ぶようにと、悲劇の恋人を演じるなんて、そこらへんの大人よりよっぽど大人ですよ。
生きる為なら手段を選ばないという事ですが、どちらか一人を選べと言われた時の選択には感動です。
プライドの高い独裁者なら、どういう選択をするか読んでいたという所でしょうか。

不思議な世界観ですが、素直に入り込む事が出来ました。
恋愛リアリティショーのように、リアルな殺し合いを楽しむゲーム。
しかも、プレイヤーは18歳以下の子供たち。
主人公のカットニスも無敵という訳ではなく、得意の弓も緊張で上手く打てなかったり、仲間から助けてもらったりする普通の女の子です。
だから、余計に応援したくなるんでしょうね。

この続きが3作もあるのが気になります。
最近、一挙放送があったので残りも全部録画しました。
少しずつ見て行こうと思います。

《関連作品》
第2作「ハンガー・ゲーム2(2013)
第3作「ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス(2014)
第4作「ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション(2015)
鑑賞日 2023.06.14

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spink.gif ハンガー・ゲーム2(2013)   アメリカ
  THE HUNGER GAMES: CATCHING FIRE  [147分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/アドベンチャー/SF
監督 フランシス・ローレンス
出演者 ジェニファー・ローレンス     (カットニス・エバディーン)
ジョシュ・ハッチャーソン     (ピータ・メラーク)
リアム・ヘムズワース       (ゲイル・ホーソーン)
ウディ・ハレルソン        (ヘイミッチ・アバナシー)
エリザベス・バンクス       (エフィー・トリンケット)
レニー・クラヴィッツ       (シナ)
フィリップ・シーモア・ホフマン  (プルターク)
ジェフリー・ライト        (ビーティー)
スタンリー・トゥッチ       (シーザー・フリッカーマン)
ドナルド・サザーランド      (スノー大統領)
ウィロウ・シールズ        (プリムローズ・エバディーン)
サム・クラフリン         (フィニック・オデイル)
リン・コーエン          (マグス)
ジェナ・マローン         (ジョアンナ・メイソン)
アマンダ・プラマー        (ワイレス)
メタ・ゴールディング       (エノバリア)
ブルーノ・ガン          (ブルータス)
アラン・リッチソン        (グロス)
ステファニー・リー・シュルント  (カシミア)
コピー 覚悟はいいか

歴代勝者による、
壮絶なバトルの幕が開ける!
あらすじ
第74回“ハンガー・ゲーム”で奇跡の優勝を遂げたカットニス。
圧政に苦しむ彼らは、カットニスの戦いに勇気を得て、政府に対する反乱の機運がかつてないほどに高まっていた。
しかし独裁者スノー大統領は、この状況を危惧しカットニスを抹殺しようと、ある秘策を用意する。
それは、次回の第75回記念大会に歴代優勝者24名による史上初の“グランドチャンピオン・バトル”を開催するというものだった。
感想
今度は今までの優勝者を集めた“グランドチャンピオン・バトル”ですか。
一度優勝すれば、一生安泰と思っていたのに、再び地獄へ戻されるとは・・・。
一度経験しているからこそ、その苦しみは倍増する事でしょう。

前回の展開をなぞりながら、前回の不備を改良したり、前回より豪華な衣装にしたりして盛り上げていきます。
ゲーム開始までのパフォーマンスが長いのも前回と一緒。
今回も司会のスタンリー・トゥッチが良い味出してます。

ゲームもプレイヤーたちを追い込む仕掛けがパワーアップ。
触れると死ぬ毒霧や凶暴な猿たちに巨大な波。
いくらプレイヤーたちが同盟を組もうが、仕掛けで死んでしまいますよ。

そんな中、どんどん高まっていく政府に対する憎悪。
それが爆発したカットニスの一撃で終わりましたね。
ここからどうやって政府と戦っていくのか。
続きも見て行こうと思います。

《関連作品》
第1作「ハンガー・ゲーム(2012)
第3作「ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス(2014)
第4作「ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション(2015)
鑑賞日 2023.06.18

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spink.gif ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス(2014)   アメリカ
  THE HUNGER GAMES: MOCKINGJAY - PART 1  [122分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/アドベンチャー/SF
監督 フランシス・ローレンス
出演者 ジェニファー・ローレンス     (カットニス・エバディーン)
ジョシュ・ハッチャーソン     (ピータ・メラーク)
リアム・ヘムズワース       (ゲイル・ホーソーン)
ウディ・ハレルソン        (ヘイミッチ・アバナシー)
エリザベス・バンクス       (エフィー・トリンケット)
ジュリアン・ムーア        (アルマ・コイン)
フィリップ・シーモア・ホフマン  (プルターク・ヘブンズビー)
ジェフリー・ライト        (ビーティー)
スタンリー・トゥッチ       (シーザー・フリッカーマン)
ドナルド・サザーランド      (スノー大統領)
ウィロウ・シールズ        (プリムローズ・エバディーン)
サム・クラフリン         (フィニック・オデイル)
ジェナ・マローン         (ジョアンナ・メイソン)
コピー 世界の運命は、
一人の少女に託された――
あらすじ
“ハンガー・ゲーム”記念大会の闘技場から、間一髪助け出されたカットニス。
彼女が収容されたのは、滅亡したはずの第13地区の地下に建設された反乱軍の秘密基地だった。
反乱軍を率いるコイン首相は、独裁者スノー大統領に反旗を翻す革命のシンボルとしてカットニスを迎えようとしていた。
感想
いよいよ反撃の狼煙があがりました。
奴隷のように扱われていた市民たちが、独裁者スノーを倒す為に団結するのです。

そのシンボルとして、闘技場という舞台を壊したカットニスが選ばれました。
殲滅された第12区を目の当たりにし、言葉を失うカットニス。
彼女がお見舞いに行った野戦病院も空襲され、ますます怒りが溜まっていきます。
最初はシンボルになる事を拒んでいた彼女も、現実と向き合い、自分の使命を全うしようと立ち上がるのです。

独裁者から身を隠しながら、地下にこんな巨大な組織を作り上げてしまうなんて、第13区の市民たちの執念を感じます。
反撃する為の準備を入念に整え、好機を待ち続けてきたのです。

捕虜としてキャピタルに捕らえられ、都合の良い時だけ登場させられるピータ。
出てくる度に痩せ細り、彼の受けている拷問の酷さを見せつけてきます。
毒を利用して洗脳するなんて、人間の所行とは思えません。

そんな捕虜たちの奪還作戦は、物凄い緊張感でした。
キャピタルが停電なのを利用して、暗闇に紛れて侵入成功。
不気味なほど無人で真っ暗なので、無駄に手に汗握りました。

なのに、作戦はあっさり成功。
こんなにすんなりと捕虜を奪還させるなんて、何か裏があるに決まっています。
反乱軍が帰路に就く後を尾行して、秘密基地の場所を特定したのかもしれません。
次回作にも期待です。

《関連作品》
第1作「ハンガー・ゲーム(2012)
第2作「ハンガー・ゲーム2(2013)
第4作「ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション(2015)
鑑賞日 2023.06.19

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spink.gif ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション(2015)   アメリカ
  THE HUNGER GAMES: MOCKINGJAY - PART 2  [137分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/アドベンチャー/SF
監督 フランシス・ローレンス
出演者 ジェニファー・ローレンス     (カットニス・エバディーン)
ジョシュ・ハッチャーソン     (ピータ・メラーク)
リアム・ヘムズワース       (ゲイル・ホーソーン)
ウディ・ハレルソン        (ヘイミッチ・アバナシー)
エリザベス・バンクス       (エフィー・トリンケット)
ジュリアン・ムーア        (アルマ・コイン)
フィリップ・シーモア・ホフマン  (プルターク・ヘブンズビー)
ジェフリー・ライト        (ビーティー)
スタンリー・トゥッチ       (シーザー・フリッカーマン)
ドナルド・サザーランド      (スノー大統領)
ウィロウ・シールズ        (プリムローズ・エバディーン)
サム・クラフリン         (フィニック・オデイル)
ジェナ・マローン         (ジョアンナ・メイソン)
コピー 『ハンガー・ゲーム』、ここに完結!
あらすじ
独裁者スノー大統領への怒りに燃えるカットニス。
ついに第13地区の反乱軍を率いてキャピトルへの進軍を開始する。
しかし、そんなカットニスたちの前に、ゲームメイカーが仕掛けた数々のトラップが立ちはだかる。
感想
遂に決着の時です。
今回は最終決戦の地キャピタルでの攻防が見所です。
手当たり次第に置いてあるトラップを無効化しながらしか進めず、また新設されたトラップは分からない為、正に命がけのミッションです。

そんな彼らを嘲笑うかのように、次々と襲ってくるトラップ。
犠牲者が増える中、最後まで戦い抜くカットニス。
最前線で戦いながら、洗脳の後遺症に苦しむピータ。
そんな二人の関係を知りながら、カットニスへの思いを持ち続けるゲイル。
敵と戦いながらも、それぞれに葛藤があって見応えありました。

しかし、地下水道で襲ってきたバケモノは何だったのでしょう。
急に出てきたから驚きました。
ピータが「僕はミュットだ」と言っていましたよね。
それと何か関係があるのかな。
ちょっとここの辺りが理解出来ませんでした。

その割に終わり方は、意外とあっさりだったのが残念です。
目覚めたら戦争が終わってるし、まあ処刑は別日に用意されていたから、そこはサクサク進んで正解だったのかな。
本当の仇は誰なのか。
その辺りの緊張感の作り方はさすがでした。

4作かけてじっくりとこの世界に入り込む事が出来ました。
アメリカで人気があるのも納得です。
日本でももっと広まると良いですね。

アカデミー賞俳優のフィリップ・シーモア・ホフマンは、こちらの作品が遺作だそうです。
ご冥福をお祈りいたします。

《関連作品》
第1作「ハンガー・ゲーム(2012)
第2作「ハンガー・ゲーム2(2013)
第3作「ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス(2014)
鑑賞日 2023.06.21

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spink.gif バンガー・シスターズ(2002)   アメリカ
  THE BANGER SISTERS  [98分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ/ドラマ
監督 ボブ・ドルマン
出演者 ゴールディ・ホーン    (スゼット)
スーザン・サランドン   (ラヴィニア)
ジェフリー・ラッシュ   (ハリー)
エリカ・クリステンセン  (ハンナ)
エヴァ・アムッリ     (ジンジャー)
ロビン・トーマス     (レイモンド)
マシュー・ケリー     (ジュールス)
コピー 金パツ
独身、借金アリ
茶パツ
弁護士の妻
2人には、
隠してる過去がある。
あらすじ
LA。
酒の盗み飲みでクラブをクビになったスゼット。
昔はグルーピーでミュージシャンとやりまくっていた彼女だが、もう50過ぎのおばさん。
自分は若いつもりで派手な格好をしているが、年には勝てないのだ。
落ちこんだ彼女は、昔の写真を見て楽しかったあの頃を思い出す。
そして、弁護士と結婚してフェニックスに住む元相棒のヴィニーに会いに行こうと思いつく。
その途中、神経質な作家のハリーと出会い、自分の父を殺しに行くという話を聞く。
そんな彼をホテルに送り、ヴィニーに会いに行くと、彼女は普通に地味な母親になっていた。
感想
とっても楽しかったです!
私も彼女たちと一緒になって笑ってました。
大きな口を開けて豪快に笑うスゼットが最高です。
本当に楽しそうで、こちらも自然に笑みがこぼれてました。
アカデミー賞俳優が3人も集まると、こんなに楽しい作品になるんですね。

まずは、ゴールディ・ホーンの若さにビックリ!
本当に昔と全然変わってないですね!
また口角がくっと上がる笑い方が可愛い!
とても50代後半とは…もうおばあちゃん(孫がいるって事)だとは思えません。

始めは自分勝手でわがままなスゼットにイライラさせられたけど、ハンナを介抱してあげる所くらいから見る目が変わりました。
自由奔放だけど心根は優しい人なのね。

次にコメディアンヌとしてのスーザン・サランドンのはじけ方にビックリ!
"ベージュの女"だったヴィニーが急変する所がかなり面白かったです。
それまで大人しく話しを聞いてたのに、娘達にバカにされて昔の血が一気に甦って来たのです。

まずはスゼットのタトゥーの意味を語りだし、次にディナーの胸肉を夫に浴びせ、仕舞にはワインをラッパ飲み。
姉さん、カッコ良すぎます!
その後のミュージシャンのナニ(!)の写真を見て大ハシャギする2人も愉快だったな〜。
それと、ぶつぶつ言ってるハリーをあっさりひいちゃう所も。(笑)
とにかくここら辺は爆笑の連続でした。

あとクラブ仕様のセクシーな衣装も似合ってましたね。
足が長くてカッコ良かったです。

大笑いも出来るんだけど、ちゃんと友情や家族再生、父親からの解放などのドラマも描かれていて、見終わった後には心がポカポカしてました。

ちょっと(じゃないか…笑)お下品ネタもあるので、好き嫌いはあると思いますが、ベテラン俳優のコミカルな演技だけでも見る価値あると思いますよ。

ヴィニーの娘ジンジャー役のエヴァ・アムッリは、スーザン・サランドンの実娘だそうです。
そういえば似てるか。
でも、全然気付かなかったわ…。
鑑賞日 2004.08.13

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spink.gif 阪急電車 片道15分の奇跡(2011)   日本     [119分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル 群像劇/ドラマ/ロマンス
監督 三宅喜重
出演者 中谷美紀   (高瀬翔子)
戸田恵梨香  (森岡ミサ)
南果歩    (伊藤康江)
谷村美月   (権田原美帆)
有村架純   (門田悦子)
芦田愛菜   (萩原亜美)
小柳友    (カツヤ)
勝地涼    (小坂圭一)
玉山鉄二   (遠山竜太)
宮本信子   (萩原時江)
相武紗季   (マユミ)
鈴木亮平   (羽田 健介)
大杉漣    (披露宴の会場係)
コピー 終着駅は、きっと笑顔。
あらすじ
宝塚から西宮北口までを約15分でつなぐレトロな雰囲気の阪急今津線。
そこには、様々な事情を抱えた男女が、束の間乗り合わせていた。
純白のドレスに身を包んだOL翔子。
かわいい孫を連れた老婦人の時江。
彼氏のDVに悩む女子大生のミサ。
庶民的な主婦、康江。
地方出身の大学生の権田原美帆と小坂圭一。
年上の会社員と付き合う女子高生の悦子。
感想
ほんわかした気分になれる作品でした。
大好きな群像劇だから、どう繋がっていくのか興味津々で、どんどんのめり込んでいきました。

人と人との出会いのお話ですが、それが電車というのが面白いです。
一期一会のはずなのに、不思議と誰かとつながっている。

「どこかに自分の事をカッコいいと思ってくれる人がいる」
これがキーワードですね。

恋人に復讐する女。
いじめに抵抗する女。
おばちゃんに注意する女。
皆、誰かが認めてくれる。
これがすごい力になるんですね。

やっぱり軍オタの権田原さんの恋のパートが一番好きでした。
友人にゲームと騙されてゴムを広げる権田原さん。
まさかの使ってみるという展開が良かった!
可愛すぎる!
見た目は正反対のようだけど、中身が似ていて、相性ばっちりです。

久しぶりに質の良い群像劇に出会えました!

有川浩小説原作作品。
鑑賞日 2017.06.20

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spink.gif ハンコック(2008)   アメリカ
  HANCOCK  [92分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アクション/SF/コメディ
監督 ピーター・バーグ
出演者 ウィル・スミス     (ジョン・ハンコック)
シャーリズ・セロン   (メアリー・エンブリー)
ジェイソン・ベイトマン (レイ・エンブリー)
エディ・マーサン    (レッド・パーカー)
ジェイ・ヘッド     (アーロン・エンブリー)
トーマス・レノン    (マイク)
ジョニー・ガレッキ   (ジェレミー)
ダエグ・フェアーク   (マイケル)
コピー スーパーヒーロー、始めるぜ。
あらすじ
ロサンゼルスに暮らす酒浸りの自堕落な男ハンコックは、実は不死身で空も飛べ、しかも驚異的なスーパー・パワーの持ち主。
その類い希な能力を使い、事件が起きればすぐさま現場に駆けつけて解決してくれるが、事件の度に周囲へ大損害を与える乱暴なやり方と何一つ反省しないぶっきらぼうな態度が災いし、人々から非難されてばかり。
そんなある日、踏切内で身動きがとれなくなり列車に轢かれそうになった1台の車をいつもの強引さで救う。
その車を運転していたPR会社勤務のレイにとって命の恩人となったハンコックはやがて、彼から正義のヒーローとしてのイメージ・アップ計画を持ちかけられる。
感想
なかなか面白い設定ですね。
力を持て余している不良な力持ちを、紳士的に振る舞うヒーローに仕立て上げるなんて!!

確かに能力者がみんな紳士的な訳じゃないですよね。
でも、人を助ける意思はあるし、非難されてる現状は不満に思っている。
レイのアドバイスは正にハンコックに必要なものだった訳です。

いつでも逃げれるのに、我慢して刑務所に入ってるのが面白い。
ボールが刑務所の外へ出た時も、飛んで取りに行けちゃうんです。
ちょっと迷うけど、結局檻の中へ。
そんなコミカルな感じも良かったです。

でも、吹き替えで見たから、レイ役の声優さんがキャラと合わな過ぎて違和感が凄かった!
俳優さんじゃなくて普通の声優さんだよね?
と思ったら・・・EXILEの方でしたか。
個人的な感情で本当に申し訳ないですけど、すごく残念でした。

あと、メアリーがシャーリズ・セロンとなかなか気付けなかったんですよ。
似てるけどもっとオーラがあるはず・・・って思ってたら、普通の人に馴染むためにオーラ消してたんですね!
なるほど〜。
まあ、吹き替えだったから分からなかっただけかもしれないけど。

アクションシーンは迫力あって良かったです。
ちょっと早過ぎて迷子になりそうな時もありましたけどね。(苦笑)
バビューーンと飛んで行っちゃう技が好きです。
こんな事出来たら良いだろうなと思うけど、二人の話を聞いてるとかなり大変そうで、不死身で長生きも楽じゃないと思っちゃいます。

総合的には面白く見れました。
ハンコックのキャラが相性良かったから、素直に見れたんだと思います。
字幕で見た方がもっと楽しめたかもしれないな〜。
機会があれば見直してみたいと思います。
鑑賞日 2019.06.03

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spink.gif ハンサム★スーツ(2008)   日本     [115分]
管理人評価   ★★★
ジャンル コメディ
監督 英勉
出演者 谷原章介  (光山杏仁)
塚地武雅  (大木琢郎)
北川景子  (星野寛子)
佐田真由美 (來香)
池内博之  (狭間真介)
大島美幸  (橋野本江)
本上まなみ (谷山久恵)
佐々木希  (玲美)
山本裕典  (大沢勇気)
伊藤明賢  (沢田)
住田隆   (山田隆夫)
ブラザー・トム (米沢明)
温水洋一  (社長)
中条きよし (白木)
コピー 人生を変える夢のスーツ、あります!
あらすじ
亡き母が切り盛りしていた定食屋“こころ屋”を営む33歳の大木琢郎は、料理上手で心優しい店の人気者。
しかし、その肥満でブサイクな容姿からこれまで全く女性に縁がない。
一目惚れした新人アルバイトの寛子に思い切って告白するもあっさりとフラれ、店を出て行かれる始末。
そんな琢郎はある日、スーツの新調に訪れた紳士服屋で、着るだけでハンサムになれる“ハンサム・スーツ”と出会い、そのお手軽ながら夢のようなスーツを購入する。
そして、琢郎はそのスーツに袖を通すと、絵に描いたようなハンサム男へ変身を遂げるのだった。
感想
思ったよりも真面目で素敵な作品でした。
もちろんコミカルな部分も楽しいし面白いけど、今のままで良いんだよという優しいメッセージがとても印象に残りました。

不細工な琢郎はその醜さのせいで、いつも嫌な目に遭っているんです。
この描き方は極端だとしても、やっぱり見た目って人を判断するのに大事な要素ですよね。
カッコ良い人を見かけるとついつい目で追ってしまいます。

それと同じように、美人な人も見た目で判断されるのに抵抗があるんですね。
寛子ちゃんの秘密には、結構序盤で気付きましたが、そこまでして彼に好かれたいというのが意外でした。
心から彼の中身に惚れていたんですね。

また心優しい琢郎の周りの人たちも良い人ばかりで泣かせます。
なのにそれを捨てようとするなんて・・・。
そんなに追い詰められていたんですね。
彼にしか分からない苦悩があると思うと切なかったです。

とにかく谷原章介さんの弾け具合が最高でした!
変顔もダサいギャグも全力で振り切っていて小気味良かったです!
でも、真面目な表情は本当にイケメンでクラクラします。
このギャップが良いんですよね。
本当に素敵でした。

しかし、「洋服の青山」がそのままなのは驚きました。
全面協力って事なんでしょうね。
TGCも会場で撮影したんでしょうか。
すごい規模で驚きました。

超絶美人の世界ってどんななんでしょう。
私も試着で良いんで一度試してみたいです。
鑑賞日 2021.11.19

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spink.gif 晩春(1949)  日本  [108分]  白黒
管理人評価   ★★★★★
ジャンル ドラマ
監督 小津安二郎
出演者 笠智衆   (曽宮周吉)
原節子   (曽宮紀子)
月丘夢路  (北川アヤ)
杉村春子  (田口まさ)
青木放屁  (田口勝義)
宇佐美淳  (服部昌一)
三宅邦子  (三輪秋子)
三島雅夫  (小野寺譲)
坪内美子  (小野寺きく)
コピー
あらすじ
鎌倉に住む作家の曽宮周吉と27歳の娘:紀子。
今まで周吉が病気を患っていた為、紀子の世話が必要で彼女は嫁に行かなかったが、周吉が元気になると周りからそろそろ嫁に出したらどうだと勧められるようになった。
紀子は自分がいなくなると父が困ると思い、一生独身でも良いと思っていた。
それを知った周吉は、自分は再婚するから心配ないと紀子に告げる。
感想
ああ〜、ダメだ〜!!
こういう親子愛に激弱です!
号泣、号泣、号泣の嵐ですよ〜!!(T_T)

父の事が心配でお嫁に行きたくない娘の気持ちも分かるし、結婚して幸せになって欲しい父の気持ちも分かります。
お互いが相手を思いやっているのが伝わってくるので、余計に切ないですね〜!

父が後妻をもらうと紀子に告げる時、口元がピクピクと動いてるんですよ。
これには感動しました。
娘の事を思う親心で変わらぬ表情を作ろうとしているのでしょうね。
お父さんの名演技でした。

いつもながら会話のテンポがリズミカルで面白いです。
「そうかね」「そうよ」の繰り返しは、慣れて来るとすごく心地が良いものですね。
周吉とまさが、紀子の見合い相手:佐竹熊太郎をどう呼ぶかという話をしている所なんか爆笑でした。

しかし、紀子が後妻をもらった小野寺に対して
「おじ様、汚らしいわ、不潔よ」
と笑顔で言う所はインパクトありました。
面と向かってこんな毒を吐くなんて、純粋な彼女から出た言葉でも結構キツイと思います。

後半、小野寺が紀子にしつこくこの事を言っていたのを見ると、相当根に持っていたんでしょうね。
おじ様の顔は笑っていたけど、裏の顔が見えるような気がして怖かったです。

海辺をサイクリングする紀子の笑顔がとても綺麗で、すごく印象に残っています。
それだけに父の縁談話を聞いて怒った紀子の表情は怖いですね。
そのギャップが激しいです。
それだけ父への思いが強いって事でしょうね。

やっぱり小津監督の作品は良いですね〜。
最後まできっちりと泣かせてくれます。(私が勝手に泣いてるんだけどね…笑)
リンゴの皮をむいた後の淋しそうな父の背中が堪りません!!(T_T)
これは素晴らしい名シーンです。

周吉がしきりに鼻にあてがってこすっていた物は何でしょう。
すごく気になりました。
鑑賞日 2003.10.14

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spink.gif ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018)   アメリカ
  SOLO: A STAR WARS STORY  [135分]
管理人評価   ★★★★
ジャンル SF/アクション/アドベンチャー
監督 ロン・ハワード
出演者 オールデン・エアエンライク      (ハン・ソロ)
ウディ・ハレルソン          (トバイアス・ベケット)
エミリア・クラーク          (キーラ)
ドナルド・グローヴァー        (ランド・カルリジアン)
タンディ・ニュートン         (ヴァル)
フィービー・ウォーラー=ブリッジ   (L3-37)
ヨーナス・スオタモ          (チューバッカ)
ポール・ベタニー           (ドライデン・ヴォス)
エリン・ケリーマン          (エンフィス・ネスト)
レイ・パーク             (ダース・モール)
<声の出演>
ジョン・ファヴロー          (リオ・デュラント)
リンダ・ハント            (レディ・プロキシマ)
コピー すべての男(ヒーロー)に、
はじまりの物語がある――
あらすじ
惑星コレリアで生まれた青年ハン。
銀河帝国の支配が増す中、自由を求める彼は、幼なじみのキーラと故郷からの脱出を試みる。
しかし、寸前の所で作戦は失敗し、2人は離ればなれになってしまった。
一人になったハンは、帝国軍のパイロットを目指す事に。
3年後。
彼は帝国フライト・アカデミーを追放され、歩兵として戦場に送られる。
そこでウーキー族の戦士チューバッカと出会った。
感想
スターウォーズ」で有名なハン・ソロの若き日を描いた作品です。
うっすらしか本編を覚えていなくても、この作品だけで楽しめました。

離れ離れになってしまった恋人を取り戻す為に、パイロットになったハン・ソロ。
しかし、その恋人は帝国の支配下の人物となってしまっていたのです。
頭が良く、行動力もあった為、組織のボスに気に入れたキーラ。
そこから簡単に抜け出す事は出来ません。

ハン・ソロの相棒チューバッカ。
彼とは檻の中で出会ったのですね。
彼と力を合わせて牢屋から抜け出すシーンは小気味良かったです。
そして、パイロットとしても有能なチューバッカ。
190歳だったんですね。(汗)
人は見目によらないとはこのことです。

手に汗握るアクションの連続で、映画館で見たら楽しかっただろうなと羨ましくなりました。
最初の列車からの強奪作戦に始まり、ケッセル鉱山での攻防、巨大宇宙生物との戦いと、色々な舞台が目白押しです。

特に巨大宇宙生物との戦いの時、不安定な宇宙空間から抜け出す為、コアクシウムを注入して動力源にするタイミングが、切羽詰まっていてドキドキさせられました。
これだけ追い詰められた状況化で、落ち着いて行動出来る能力の高さに感動です。

印象的なのは、アンドロイドのL3。
いつもツンケンした態度のプライド高め女子という性格だけど、鉱山で仲間たちを助けた事で、自分の使命に気付き行動した事には感動でした。
最後までハン・ソロたちの役にたっていて、彼女も本望だった事でしょう。

世間ではあまり評判が良くないようですが、個人的にはしっかり楽しめました。
これを見て、オリジナルが見たくなりましたよ。
またスピンオフ作品があるようなので、そちらも見てみたいと思います。

《関連作品》
スターウォーズ(1977)
鑑賞日 2024.04.15

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spink.gif ハンター(1980)   アメリカ
  THE HUNTER  [98分]
管理人評価   ★★
ジャンル アクション
監督 バズ・キューリック
出演者 スティーブ・マックィーン (ラルフ・ソーソン (パパ))
イーライ・ウォラック   (リッチー・ブルメンタル)
ベン・ジョンソン     (ストロング保安官)
キャスリン・ハロルド   (ドティ)
レヴァー・バートン    (トミー・プライス)
リチャード・ヴェンチャー (スポッタ)
トレイシー・ウォルター  (ロッコ・メイソン)
テディ・ウィルソン    (ウィンストン・ブルー)
レイ・ビッケル      (ルーク・ブランチ)
ボビー・バス       (マシュー・ブランチ)
トム・ロザレス      (ベルナルド)
コピー 獲物は人間!!
あらすじ
ラルフ・ソーソン、通称“パパ”は、今どき珍しい賞金稼ぎ。
指名手配者を追っては西へ東への毎日だが、家に帰れば8年前から同棲していて、今は妊娠中の女教師ドティが待っていた。
だが、ある日、彼に恨みを持つ何者かから脅迫電話が掛かってくる。
感想
実在の賞金稼ぎの話を基に作られた作品だそうです。
賞金稼ぎって西部劇のイメージでしたけど、最近まで存在していたんですね。

警察の仕事とは違って、いつも危ない奴らが相手なので、苦労が絶えなそうです。
毎回すごいアクションの連続でした。

しかし、ともろこし畑での追いかけっこはどういう事!?
全然追いつけないし、自由に逃げられてるし。
と思ったら、その大きさを利用した逆襲が待っていました!

すごい爆発だったから犯人死んだと思ったのに、次のシーンではすごい軽傷でビックリ!
しかも、ボロボロのレンタカーをそのまま返すって!?
それで良いのか。

そして、電車での戦い。
パンタグラフにぶら下がってるシーンは無駄に長かったですね。
あの間にやられてもおかしくなかったけど・・・。
撃たれなくて良かったね。(汗)

最後はヤク中のヤツにドティを人質に取られ、学校での戦い。
ドティを置いて、さっさと逃げたから、どうするのかと思ったけど、そういう作戦でしたか。

ツッコミ所が多かったけど、アクションは見応えありました。
本物はここまで派手ではなかったでしょうけどね。

スティーブ・マックィーンの遺作だそうです。
長い間、お疲れさまでした。
良い作品を沢山ありがとう!
鑑賞日 2018.06.17

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spink.gif パンチドランク・ラブ(2002)   アメリカ
  PUNCH-DRUNK LOVE  [95分]
管理人評価   ★★
ジャンル ロマンス/コメディ
監督 ポール・トーマス・アンダーソン
出演者 アダム・サンドラー        (バリー・イーガン)
エミリー・ワトソン        (リナ・レナード)
ルイス・ガスマン         (ランス)
フィリップ・シーモア・ホフマン  (ディーン・トランベル)
メアリー・リン・ライスカブ    (エリザベス)
ジョージア・バラホナ       (ジョージア)
コピー やがて衝撃は、陶酔に変わる。
あらすじ
小さな事務所に勤めるバリー。
姉が7人もいて皆気が強いため、ずっとノイローゼ気味だ。
そんな気を紛らわせようと、プリンを大量に買ってマイルを貯めたり、テレクラで女性と話したりしていた。
ある日、姉の紹介でリナという女性と会う。
彼女は積極的で、奥手のバリーも順調に愛を育んでいく。
感想
間が独特で絶妙な作品です。
静かな町の風景の後のクラッシュ事故、ピアノをじっと眺めているとトラックの轟音とか。

そんな雰囲気にぴったりの主人公バリー。
ドジでイライラするけど憎めないキャラですね。
こういう役はアダム・サンドラーの専売特許ですな〜。

チンピラを秒殺したシーンはすごくカッコ良かったですね!
こんなに強いのに、暴力は必要最小限しか使わない。
その代わり、問題にぶち当たると物に当たって発散します。
これで収まってれば問題ないけど、いつ狂暴になるか分からない危険性は大ですね。

終わり方がとってもあっさりで拍子抜け。
あんだけ大口叩いていていたディーンもあれでおしまい??てっきり店のガラスを叩き割ってくれると思ってたのに!

そんな彼の恋人リナには、エミリー・ワトソン。
今回は結構普通の役ですね。
いや、こんな変なヤツに恋をするんだから、やっぱり変わってるか。(笑)

2人の恋は初々しくて良かったです。
ハワイのホテルでのキスシーンも綺麗でした。
恋をして強くなったバリー。
恋によって変わる事が出来るというのは、すごく共感しちゃいました。
自分の好きな人から愛されるって、すごく自信になるんですよね。
分かるわ〜。

この作品には気になるアイテムがいつくかありました。

一つはハーモニウム。
これ初めて見たんですけど、ピアノの仲間ですか?
音楽学校に通ってる義妹ちゃんに聞いて見ようかな。

2つ目はバリーの工場にあったスッポン。
"ツマラナーイ"でしたっけ?
あれどういう商品なんだろう?
普通のと違う点を見てみたいわ。
鑑賞日 2004.06.11

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spink.gif バンディッツ(2001)  アメリカ
  BANDITS   [124分]
管理人評価   ★★
ジャンル コメディ/犯罪/ドラマ
監督 バリー・レヴィンソン
出演者 ブルース・ウィリス      (ジョー・ブレイク)
ビリー・ボブ・ソーントン  (テリー・コリンズ)
ケイト・ブランシェット   (ケイト・ウィーラー)
トロイ・ギャリティ     (ハーヴィー・ポラード)
ブライアン・F・オバーン  (ダリル・ミラー)
ステイシー・トラヴィス   (クロエ・ミラー)
コピー 史上最強の痛快犯罪劇!

2人は恋人、3人は犯罪の始まり。
あらすじ
オレゴン州立刑務所で知り合った、タフガイのジョーと心気症に悩まされるテリー。
正反対のタイプながら強い友情で結ばれた二人は、ジョーの従兄弟ハーヴィーを仲間に加え、お泊り強盗という新テクニックで銀行強盗を続けていく。
そんなある日、彼らの前に平凡な主婦生活に飽きたケイトが現われ、仲間入りした事で、ジョーとテリーの友情が傾き始める。
感想
ブルース・ウィルスの長髪はちょっと笑える…。
おとなしく短めにしといた方がいいと思うよ。

銀行強盗なんて重罪だけど、この二人がやるといいのかなと錯覚してしまうくらい、良い感じの強盗です。
映画では"お泊り強盗"というネーミングがついていましたが、前の日から泊まっておくっていうアイデアはいいですよね。
よく聞くのは白昼堂々銀行に銃を持って押し入ってというバージョンですが、なんでわざわざそんな目立つ事するのかな?と思っていたんですよね。
これなら目立たず、捕まりにくいし、人を殺さずに強盗できますね。

3人の三角関係が面白かったです。
二人に恋してしまうと大変です。
特に銀行強盗にはね。(笑)

ケイト・ブランシェットが派手なオレンジ色の髪が似合っていて、とっても魅力的でした。

ラストもさすが二人が「成功はかたい」と言っていただけあって、見事な仕事っぷりです。
私は騙されました。
爽やかで気持ちのいい映画でした。
鑑賞日 2002.07.11

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spink.gif ハンナとその姉妹(1986)   アメリカ
  HANNAH AND HER SISTERS  [108分]
管理人評価   ★★★
ジャンル ドラマ
監督 ウディ・アレン
出演者 ウディ・アレン      (ミッキー)
マイケル・ケイン     (エリオット)
ミア・ファロー      (ハンナ)
ダイアン・ウィースト   (ホリー)
キャリー・フィッシャー  (エイプリル)
バーバラ・ハーシー    (リー)
ロイド・ノーラン     (エヴァン)
モーリン・オサリヴァン  (ノーマ)
ダニエル・スターン    (デイビッド)
マックス・フォン・シドー (フレデリック・ソーホー)
J・T・ウォルシュ    (エド)
コピー ウッディ・アレンの最新作…
おんな(女)三人寄れば…愛が見えてくる。
あらすじ
舞台女優のハンナは3人姉妹の長女。
彼女の夫エリオットは、こともあろうにハンナの一番下の妹リーに恋をしている。
そんなリーは年の離れた画家フレデリックと同棲中。
2人の仲はちょっと微妙な関係になっており、エリオットに告白されてリーもその気になってしまう。
もう一人の妹ホリーは、女優をしながら仕出屋を始めたばかり。
そんな3姉妹の日常を描いた作品。
感想
かなり地味な作品です。
映像のトーンも薄暗いし、あまりぱっとしない印象です。

ウディの割には台詞に洒落っ気もなく、これは!というものが皆無でした。
期待しただけに残念です。

でも、ミッキーが神を信じる事で生きがいを見つけたいと、いろいろさ迷う所はちょっと面白かったです。
あのキリスト教に改宗した時に買ってきた白い液体は牛乳ですか?
それを神聖なキリストの絵の上に乗せたって所が皮肉なのかな?

一家揃って役者の割には、舞台とか仕事の場面はなかったですね。
それよりは、家庭の裏側って感じ。
でも、表舞台に立つ人も、裏では普通の人間なので、そんなに面白くないですね。

ホリーがハンナより年上に見えて苦労しました。
何だかダイアン・ウィーストは、最近の印象が強いので、お母さんキャラがちらつくんですよ。
これには参りました。
しかし、彼女はこの作品でアカデミー賞助演女優賞を受賞してます。
こんな現象は私だけなんでしょうね。(汗)

やっぱりエリオットは好きになれないな〜。
自分勝手さに腹が立ちます。
自分が浮気しておいて、それを追及されるとハンナにやつ当たりするなんて!
あまりに理不尽で彼女が可哀相です。

しかし、しかし、彼もアカデミー賞助演男優賞を受賞してます。
こんなにイライラしたのも私くらいのものなんでしょうね。
いや、これだけの感情を引き出した彼の演技は、アカデミー賞ものだと言う事ですね。

アカデミー賞助演男優賞、助演女優賞受賞作品。
鑑賞日 2004.05.09

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spink.gif ハンニバル(2001)  アメリカ  R−15+
  Hannibal   [131分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス/ホラー
監督 リドリー・スコット
出演者 アンソニー・ホプキンス     (レクター)
ジュリアン・ムーア       (クラリス・スターリング)
ゲイリー・オールドマン     (メイスン・バージャー)
レイ・リオッタ         (ポール・クレンドラー)
ジャン・カルロ・ジャンニーニ  (リナルド・パッツィ)
フランチェスカ・ネリ      (アレグラ・パッツィ)
コピー 「羊たちの沈黙」から10年……沈黙は、悲鳴で破られる。
あらすじ
バッファロー・ビル事件から10年。
人食い殺人鬼レクター博士とFBI特別捜査官クラリスの奇妙な関係を描いた「羊たちの沈黙」の続編。
行方不明になったレクター博士を追い続けているクラリス。
そんな彼女に目を付けたメイスン・バージャーは、レクターの被害者で唯一の生き残り。
彼はレクターに復讐する為のおとりとして、彼女を使おうと企んでいた。
そんな中、イタリアにいたレクターを発見した刑事パッツィが、金に目がくらみバージャーに情報を売りにきた。
感想
これは見れないと思っていましたが、あっさり見れました。
しかしそんなはずはないと思ったら、案の定TV放送版は「脳みそディナー」のシーンがばっさりカットされてたのです。
最後なんか全然意味が分からなかったですよ。
これって映画を見たとは言わないと思うのですが、そのおかげで私にも見れたんですよね。
複雑だわ…。(-_-)

だからそれ意外で感想を。
バージャー役のゲイリー・オールドマン、誰だか全然分からないほどの特殊メイクだったので、顔の表情は分からなかったです。(-_-;)
ただ見れば見るほど気持ちが悪い顔でした。
っていうか彼じゃなくても分からないですね。

今回一つ腑に落ちない事がありました。
なんでレクターは、あんなにあっさりバージャーの手下に捕まったのでしょう?
今まであんなに無敵だったのに…。なんか拍子抜けしてしまいました。
そこだけらしくないと思ったものですから。

あとは、劇中に出てくる凶悪犯罪者リストの中に"ウサマ・ビン・ラディン"が入っていたのがリアルでした。

最後の「脳みそディナー」を見ないと、この作品を見た事にはならないと思いますが、レンタルする勇気がありません。
トホホ…

《関連作品》
羊たちの沈黙
レッド・ドラゴン
ハンニバル・ライジング
鑑賞日 2003.04.02

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spink.gif ハンニバル・ライジング(2007)   アメリカ/イギリス/フランス  R−15+
  HANNIBAL RISING  [121分]
管理人評価   ★★★
ジャンル サスペンス/ドラマ/犯罪
監督 ピーター・ウェーバー
出演者 ギャスパー・ウリエル     (ハンニバル・レクター)
コン・リー          (レディ・ムラサキ)
リス・エヴァンス       (グルータス)
ケヴィン・マクキッド     (コルナス)
スティーヴン・ウォルターズ  (ミルコ)
リチャード・ブレイク     (ドートリッヒ)
ドミニク・ウェスト      (ポピール警視)
チャールズ・マックイグノン  (肉屋のポール)
アーロン・トーマス      (ハンニバル(子供時代))
ヘレナ・リア・タコヴシュカ  (ミーシャ)
コピー すべてが沈黙への序曲となる。
あらすじ
1944年のリトアニア。
戦禍で両親を亡くしたハンニバル少年は、幼い妹ミーシャと2人で山小屋に隠れ住んでいた。
ある日、残忍な逃亡兵グループが山小屋を乗っ取り、か弱いミーシャは彼らに殺されてしまう。
その後、心を閉ざしたまま孤児院で成長したハンニバルは、やがて脱走し唯一の親類を求めてパリの叔父のもとへと向かう。
しかし、すでに叔父はこの世を去り、未亡人の日本人女性レディ・ムラサキが、ハンニバルを温かく迎える。
ハンニバルは彼女のもとで高度な教育を受けると共に、次第に心の奥底に封印されていた復讐の情念を目覚めさせていくのだった。
感想
ハンニバル・レクターシリーズ第4弾です。
ハンニバルの子供時代ですね。

なるほど。
妹を食べられたトラウマから猟奇殺人犯になったんですか。

ギャスパーくんの狂気に満ちた目が凄くてちびりそうでした。
殺す時の活き活きとした表情が素晴らしかったです。

いや〜、今回も身悶えするほど、グロイ展開の連続です。
殺し方がどれもこれも惨すぎる!!!
縄でぐるぐる巻きにして馬にひかせるとか、死体を洗う水槽で溺死とか、顎から串刺しとか。
どれも絶対にやられたくない死に方。
今日は悪夢見そうで怖いです。
さらし首って相当惨い殺し方なんだなって改めて思いました。

レディ・ムラサキが日本人という事で、随所に日本的なものが散りばめられていました。
どれも苦笑いするものばかりでしたが。

コン・リーの色気ある未亡人は、ハンニバルじゃなくても惹かれるよね。
いや、ハンニバルの方が惹き付けられてるのかな。

もっとすごい展開があるのかなと思ってましたが、意外とあっさりでしたね。
まあ、全てはここから始まったというのには、これくらいの方が無難なのかも。

しかし、えらいもので、最近はこういうグロい映画も、何とか見れるようになってきました。
医龍」で慣れたのかな?

《関連作品》
羊たちの沈黙
ハンニバル
レッド・ドラゴン
鑑賞日 2008.06.08

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spink.gif ハンネス、列車の旅(1998)   ドイツ
  Zugvogel...einmal nach Inari  [87分]
管理人評価   ★★
ジャンル ドラマ
監督 ペーター・リヒテフェルト
出演者 ヨアヒム・クロール    (ハンネス・ウェーダー)
オウティ・マエンパー   (シルパ・サローネン)
ペーター・ローマイヤー  (ファンク刑事)
コピー 君と、たくさん、まわり道。
あらすじ
1994年、ドイツ、ドルトムント。
鉄道マニアのハンネスは、フィンランドで行われる"第1回時刻表競技会"に参加するために、1週間仕事を休む手はずを整えていた。
しかし、その当日になって社長が変わり、新社長リーフケから「1週間も休むなら、もう戻らなくて良い」とクビを言い渡される。
怒り沸騰のハンネスは、社長を殴って旅に出発した。しかし、不幸なことにその後リーフケが死亡。
刑事のファンクは、最後に面接したハンネスが怪しいと、彼を追跡し始める。
感想
設定が面白かったので、結構期待していたんですけど、後半の伸びに欠けてました。
時刻マニアっているんですよね。
時々、タモリ倶楽部とかで見かけた事あります。
電車に興味があったら、もっと楽しめたのかもな〜。
"時刻表競技会"ってどんな事するんだろうと思ったら、最速ルートを割り出す競技なのね。
これは世界規模で把握してないといけないから、相当な知識が求められます。
でも、実際はない競技だそうで。
そりゃそうだよね。
これは無理だと思うわ。

まず、ハンネスが地味すぎて興味が沸いてこないんです。
周りにいる個性的な面々に、ただ巻き込まれるだけ彼があんまり良く思えなかったんです。

それにシルパとの恋愛もそこまで深い愛を感じられず、たいした思い入れも生まれないまま終わってしまいました。
でも、どこかで見たことあるな〜とは気になってました。
後で調べたら「暗い日曜日」のラズロでした。
あと、「ラン・ローラ・ラン」にも出てるみたい。
ドイツでは有名な俳優さんなんでしょうね。

あと、刑事の執拗な追跡も、なんか空回りのような気がして、ずっと違和感を感じてました。
だって、彼が犯人じゃないって始めから分かってるようなもんじゃないですか!
だから、刑事が一生懸命になればなるほど、嘘付けよ!と思っちゃってたな。
まあ、映画だからそんな事言うのはアホなんだけど、そう思わせる構成はまずくないですか??

地味な映画は地味なりに良い所があるんですけど、これはすべてが中途半端な気がして楽しめませんでした。

実はこの作品、ビデオタイトルが「逃走特急 インターシティ・エキスプレス」というらしいです。
これじゃ、迫力のアクションとか期待して借りちゃう人が出てきちゃうでしょ!
それで裏切られたって非難浴びるに決まってるじゃん!!
あまりに内容と違うタイトルは、罪だと思いますよ。
鑑賞日 2006.08.23

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spink.gif 万能鑑定士Q −モナ・リザの瞳−(2014)   日本     [119分]
管理人評価   ★★
ジャンル サスペンス/ミステリー
監督 佐藤信介
出演者 綾瀬はるか  (凜田莉子)
松坂桃李   (小笠原悠斗)
初音映莉子  (流泉寺美沙)
ピエール・ドゥラドンシャン (リシャール・ブレ)
橋本じゅん  (荻野甲陽)
村杉蝉之介  (山田聡)
児嶋一哉   (喜屋武友禅)
角替和枝   (江来佳織)
村上弘明   (朝比奈尚幸)
榮倉奈々   (莉子の元同僚)
前野朋哉   (小笠原の同僚)
相島一之   (医師)
コピー 彼女の瞳に
世界が惑わされる。
あらすじ
万能鑑定士の凜田莉子は、多種多様な鑑定を請け負うのが仕事。
そんなある日、ルーヴル美術館が所蔵する“モナ・リザ”が40年ぶりに来日することになり、莉子はルーヴルのアジア圏代理人を務める朝比奈から、警備強化のための臨時学芸員候補として推薦される。
そこで莉子は、彼女の密着取材を続ける気弱な雑誌記者・小笠原悠斗と共にパリへ飛ぶ。
感想
何かツッコミ所しかない作品ですね。
万能鑑定士って面白い設定なのに、全然活かせてないです。

この特異な能力を使って活躍するかと思いきや、変な合宿があったり、怪しいテストがあったりと、違和感しかありません。
最後のテストだって「本物の“モナ・リザ”をこんな使い方して良いのか?」ってツッコんでましたよ。

そしたら、案の定の展開で盛り上がりに欠けました。
燃やす理由も弱過ぎるし、記者の頑張りも絵の助けにはならず、完全に白けモード。
何見せられているんだ感がMAXでした。

唯一楽しめたのは、パリの観光ですかね。
1回行った事のある旦那と、ここ行った!とかここはどこそこだ!と盛り上がりました。
しかも、旦那は本物の“モナ・リザ”を当ててたのでビックリ!
それはないでしょと呑気に見ていたので驚きました。

あと、フランス語を1日で覚えるというのも、あり得なさ過ぎてズッコケましたよ。
具合悪くなったのも徹夜で寝不足だからかと思っちゃうくらいです。
どこもかしこもおかしな点ばかりで、素直に見る事が出来ませんでした。

で、「Q」の意味って何なんですか?

小説原作作品。
鑑賞日 2022.02.23

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spink.gif バンビ(1942)   アメリカ
  BAMBI  [72分]
管理人評価   ★★★
ジャンル アニメ/ファミリー
監督 デヴィッド・ハンド
出演者 <声の出演>
ジョン・サザーランド    (バンビ:大人)
ハーディー・オルブライト  (バンビ:青年)
ドニー・ドゥナガン     (バンビ:少年)
ボビー・スチュワート    (バンビ:子供)
ティム・デイヴィス     (とんすけ:大人)
ピーター・ベーン      (とんすけ:子供)
スターリング・ホロウェイ  (フラワー:大人)
ティム・デイヴィス     (フラワー:青年)
スタン・アレクサンダー   (フラワー:子供)
アン・ギリス        (ファリーン:大人)
カミー・キング       (ファリーン:子供)
フレッド・シールズ     (森の王様)
ポーラ・ウィンスロー    (森の女王)
コピー 森の貴公子バンビの
たくましい成長をつづる――
ディズニー動物アニメの最高傑作!
(1983年R)
あらすじ
大鹿グレート・スタッグの子として生まれたバンビ。
兎のとんすけやスカンクのフラワー、牝鹿のファーリンらと楽しく遊びながらすくすく成長する。
冬が終わりかけたある日、母を人間に捕らわれ、父に育てられる事になる。
逞しい牡鹿となった彼は、キャンプに来た人間の不注意から起きた森の大火の中、森の仲間たちを安全な所へと誘導する。
感想
バンビの可愛らしい印象が先行していましたが、こんなお話だったんですね。
確かに「ライオン・キング」と似ています。
これが大元になっていたんですね。

ファンタジア」のように、動きと音楽がリンクしているのが特徴的ですね。
バンビが飛び跳ねる時、冬の湖でスケートする時、春が来て”うかれ頭”になる時。
それぞれに合った音楽で、それぞれのシーンを盛り上げてくれました。

可愛かったバンビも成長し、父親譲りの風格を備えた立派な青年になります。
辛い別れを乗り越えて成長したバンビのカッコいいこと!
可愛いとカッコいいの両方の萌えを体感できるお得な作品でした。

春が来て、皆が”うかれ頭”になるシーンも可愛いが満載です。
自分だけは”うかれ頭”にならないと決めた3人が、それぞれパートナーと出会い、あっという間に”うかれ頭”になる単純さ。
女の子の方が積極的で、純粋な男の子たちは、その誘惑にあらがう事が出来ないんです。
”うかれ頭”カップルの幸せそうな事。
恋って良いな〜と再認識させられる印象的なシーンでした。

ほんわかしているとやって来る厳しい現実。
再び人間たちが森に襲来するのです。
この大火のシーンは迫力満点で、ハラハラドキドキが止まりません。
緩急の使い方が素晴らしいですね。

物語としては王道だけど、時代を考えると、すごいとしか言えません。
ツムツムでキャラクターは知っていたけど、こういう関係性があったとは意外でした。
とんすけはマイツム獲得数が少なくてもスキルが発動できるのでお気に入りだったし。
これからはちょっと違った目線で使えると思います。

ディズニー作品。
ディズニー長編アニメ第5作。
鑑賞日 2019.04.20

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